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2015年(平成27年)2月
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2015年2月1日(日 2552
統合に向けた融合の第一弾として
合同で新年賀詞交歓会
超硬工具協会・日本工具工業会切削業界300名が一堂に

 超硬工具協会(理事長=増田照彦氏・三菱マテリアル常務執行役員)と日本工具工業会(理事長=掘功氏・不二越常務取締役)は1月8日午後零時15分より、東京・千代田区の銀行倶楽部において平成27年合同新年賀詞交歓会を開催した。両会は現在、統合に向けた作業を進めており、その取り組みの一環として行われ、超硬工具協会から62社115名、日本工具工業会から39社71名、そのほか来賓、OB、報道などを合わせて総勢300名が参加し盛会となった。会場では両会の活動と会員各社が映像によって紹介された。
 冒頭、両理事長から挨拶があり、超硬工具協会の増田理事長は「同じ言葉でも、使う人によって、聞く人によって、まったく意味合いが変化します。『柵』は『しがらみ』と読むのだと教わりました。断るに断れない腐れ縁などマイナスのイメージが臭いたちます。もうひとつの意味は、『雨風によって大木が流れくることがあり、その流木から橋を守る上流の杭のこと』だそうです。平時のときは、穏やかな流れの中でいかにも役立たない木偶の坊。せいぜい藻が絡みつく程度の杭でしょう。ところが、ひとたび嵐になりますと木除け杭になり、身体を張って橋を守る、とても頼りになる蔭の力となります。伊勢神宮の五十鈴川をまたぐ全長100mの宇治橋をφ50cmの8本が『柵』となってお守りしています。リスクヘッジの一種ですね。すごい仕掛けだと思います。『柵』にはそれがプライドでしょうし、宇治橋の橋げたはその存在をよく承知していて常に感謝をしているのでしょう。互いに敬愛しあって、生かされている。だから何千年も歴史が、伝統が繋がっているのでしょう。ものにも心ありて、まして人。新しい年2015年はそういった橋の命を預かるという柵の気持ちで、相手になにも求めず、しかも思わず手を差し伸べたいという気持ちで、ものごとを進めたいと願っています。当然ながら、相当な覚悟が必要になると思われます。それぞれが備えを万全にして、『流るゝ雲のごとく』の自然体で、『天にも地にも我一人、他にかわるものなし』のプライドをもって取り組むとしたら、それは、それは大きな流れになりましょう。本年6月には日本工具工業会との統合を是非とも実現したいと願っています。二つの組織、会員各位が融合し、学び合い、教え合って情報を補完し合い、それに日本ならではのこだわりをきめ細かく発揮しMade in Japanのものづくり力を国内外に発信していければと思っています。大きなうねりを起こしたいと思っています。慌てることなく、汗をかき、また汗を拭き取り、果て無き頂上に向かって共に一歩一歩登っていきたいと思います。どうか皆様にとりましても大いに羽ばたく一年にしていただきたいと存じます。共に夢を見ましょう」と挨拶。
 日本工具工業会の堀理事長は「今回初めて、超硬工具協会との合同の賀詞交歓会をこの様に盛大に行うことができましたのも、両会の統合推進委員会をはじめとした関係各社、各位のご努力のお蔭とこの場を借りて御礼申し上げます。今回、統合を推進するにあたって、情報発信力の強化が最も大きな目標となっております。ISOを牛耳っているのは残念ながらヨーロッパの企業が多いですが、それに伍した力を付けるということが、統合ができた暁には、我々としては日本の産業界が一丸となって向かって行けるのではないかと思っております。今回、統合をした暁には、それらの魅力を十分発揮できるような工業会になれればと私自身は感じております。未年の『未』は、未熟の未です。未熟かもしれませんが、将来大きくなった工業会で、世界に情報発信をして行けるように成長することを祈念いたします」と挨拶した。
 来賓祝辞では経済産業省製造産業局の佐脇紀代志産業機械課長が、政府の経済施策などについて述べた後、「今年の正月2日の箱根駅伝の往路で五区の選手が低体温症でふらふらになりながら襷をつなぐ、そのようなところに私たち日本人の、個々の力もそうですが、組織に対する思いというものがあると思います。統合のご承認を現時点では両会で得られたわけではありませんが、もう既にスタートのランナーは襷を持って走っている。本日、お集まりの300名の方々には、その襷をそれぞれの会社、組織、お客様のところに繋いでいただきたいという思いを込めて乾杯したい」と述べて高らかに乾杯の音頭をとった。
 祝宴では参加者が和やかに年始の挨拶を交わして歓談。超硬工具協会の木下徳彦副理事長(冨士ダイス社長)の中締めで午後1時30分前、賀詞交歓会を終了した。
超硬工具協会賞
表彰式開催

 平成26年度超硬工具協会賞の表彰式が同日午前11時15分より銀行倶楽部4階中ホールであり、業界功労賞2名、技術功績賞17件、環境活動賞8件が表彰された(受賞者は弊紙2545号に既載)。
 受賞者を代表して業界功労賞を受賞した鴻野雄一郎氏(前副理事長、前アライドマテリアル社長・会長)より「このたびは業界功労賞という名誉ある賞をいただきありがとうございます。超硬工具協会は、お互いに切磋琢磨し新製品・技術の開発をするという良き伝統を持った協会です。これからも発展をして行っていただきたい」と、同じく業界功労賞の大山徹氏(元理事、マコトロイ工業会長)からは「協会の皆様からその都度、時に応じた助言と励ましをいただいたお蔭と感謝いたします」と謝辞が述べられた。

機械工具業界の活性化で
ものづくりを支える
遠州機工会 賀詞交歓会を開催

 遠州機工会(会長=児玉宏氏・コダマキカイ社長)は1月6日午後6時より、浜松市中区のオークラアクトシティホテル浜松にて賀詞交歓会を開催した。来賓はじめ組合員、賛助会員(商社・メーカー)ら約90名が参加した。
 杉浦一暢総務幹事(三賀社長)による司会進行のもと、児玉会長が年頭の挨拶。「皆様、新年あけましておめでとうございます。本日は、この様な盛大な賀詞交歓会が開催できますことを喜ばしく思います。昨年4月から会長を仰せつかり、大変心細く思っておりましたが、会員の皆様方による委員会を通じての活動や役員の皆様のご協力によりまして、何とか9か月運営できてまいりました。昨年9月に青年部が主催した全国機工商若手交流会・浜松大会は、大変盛大かつ有意義な会となりました。青年部の活躍として皆様にご報告いたします。全国に遠州機工会の青年部の活動を知らしめたと思っており、大変喜ばしいことと存じます。おめでたいというのはノーベル賞のことで、1月2日に私の母校(静岡県立浜松西高校)の全体の同窓会が開催されまして、皆様ニュースでもご存知だとは思いますが、天野浩名古屋大学教授がいらっしゃいました。私の4年後輩になります。共通点は同じ学校に通ったということだけですが、いつもの同窓会よりも沢山の人が集まりまして、浜松市長をはじめ、市議会議長、商工会議所の会頭もいらっしゃいました。ご当地ゆるキャラの家康くんも参加して、大変盛大なお祝いをいたしました。ノーベル賞の受賞者は大変少ないのですが、それがわが母校から出たことが喜ばしく、それに続けと校長先生も非常に力を入れてお話しをされた。天野教授は気さくな方で、ノーベル賞受賞の色々な話しをされ、とても素晴らしい方だと感じました。天野教授は最後に、来年の同窓会にも来ると約束をして帰られました。ノーベル賞の受賞者が浜松から出たことは、めでたいことだと思います。今年も色々と前向きに考えていきたいと存じます。一年、よろしくお願いいたします」と述べた。
 続いて来賓の紹介があり、来賓を代表して石川晃三浜松商工会議所副会頭(ソミック石川会長)より祝辞が述べられた。その中で同氏は「ものづくり大国日本の復活が期待されている。そのためには、ものづくりの土台である設備投資の活性化、機械工具業界の繁栄がなくてはなりません。貴業界におかれましては、製造、卸、販売を担う会員の皆さんが三位一体となって、機械工具業界の活性化、ひいては日本のものづくり大国を担う、遠州地域のものづくりの発展にご尽力していただくように強く期待いたします」と話した。
 賛助会員を代表して稲葉秀樹宇野中部ブロック次長が「こんなことは有り得ない、考えられないということが現実に起きております。今までの固定観念にとらわれずに、我々がそれに対して即座に対応できるかが試されていると思っております。今後は、色々な専門力が重要になってくる。チャレンジ、チェンジ、チャンスの3Cが大切。皆で力を合わせて2015年、お客様のために努力していきたい」と挨拶した。
 鈴木充正静岡県中小企業団体中央会西部事務所副所長が乾杯の発声を行い、祝宴に移った。
 賛助会員の母店からの参加者や青年部員の紹介が行われ、会場では参加者同士にこやかに年始の挨拶を交わす姿が見られた。午後8時前、賛助会員の加藤享二やまわエンジニアリングサービス中部シニアコンサルタントの中締めで盛会のうちに終了した。

メカトロテックジャパン(MECT)2015
満小間で出展申し込み受付終了
最終規模は前回を上回る1800小間に

 メカトロテックジャパン2015(MECT2015)を主催するニュースダイジェスト社(社長=樋口八郎氏)は、MECT2015の出展申し込み小間数が予定した募集定数に達したため、2015年4月30日の出展募集受け付け期間を前倒し、同年1月13日をもって出展募集の受け付けを締め切った。今回展の最終小間数は2013年10月に開催した前回展(1747小間)を約50小間上回る1800小間規模となる見込み。小間数の最終確定は9月中旬となる。
 今年10月に名古屋市で開催されるMECT2015は、2年に一度東京で開催される日本国際工作機械見本市(JIMTOF)に次ぐ国内で2番目の規模の工作機械・技術の専門見本市。通算14回目となった前回のMECT2013では、464社・団体(1747小間)が出展し、9万3741人が来場した。2015年展は、昨年10月1日に出展募集を開始して以来、過去最速のペースで出展申し込みが進んでいた(2013年展の同時期の申し込みは116社、365小間)。 
MECT2015概要

●会場=ポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)
●開催期間=2015年10月21日〜24日の4日間
●開場時間=10時〜17時※23日は19時までナイター開催、最終日24日は16時まで
●主催=株式会社ニュースダイジェスト社(社長=樋口八郎氏、本社=名古屋市千種区内山3-5-3)http://www.news-pub.co.jp/
●共催=愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏、所在地=名古屋市熱田区三本松町16-8)http://www.aikiko.or.jp/ 
●料金=1小間(3m×3m)26万円(税別)
●出展対象製品=工作機械/鍛圧・板金加工機械/射出成形機/工作機器/精密測定機器、光学測定機器、試験機器/機械工具/切削工具/研削砥石、研磨材/鋸刃物/油圧・空気圧・水圧機器/歯車、歯車装置/環境・安全対応機器装置/CAD、CAM、CAE/産業用ロボット/物流搬送機器/制御装置、関連ソフトウェア/洗浄機械装置/品質管理・安全・試験認証機関/新素材/マイクロマシン、ナノテクノロジー関連―など

変化に対応し正当な競争の中で
切磋琢磨して成長発展を
名古屋金物業界 賀詞交歓会を開催

 愛知県金物商工協同組合(理事長=印藤武司氏・印藤産業社長)、名古屋利器工匠具卸業組合(同)、名古屋建築金物卸商組合(理事長=服部晃氏・美和興業社長)の3組合による「名古屋金物業界賀詞交歓会」が1月9日正午より名古屋市中区の東京第一ホテル錦において開かれ、来賓をはじめ、各組合の組合員ならびに賛助会員ら約100名が出席して金物業界の発展を祈念した。
 賀詞交歓会は寺西功萬勇社長の司会進行、岸邦治郎愛知県金物商工協同組合副理事長(岸保産業)の開会の辞で始まり、国歌斉唱に続いて、印藤愛知県金物商工協同組合理事長より挨拶があった。
 印藤理事長は「皆様、明けましておめでとうございます。ご来賓をはじめ、メーカー様、会員の皆様、大変お忙しい中お集まりいただきましてありがとうございます。本日は70社、100名の方に出席していただいております。正月早々、株価が下がり、フランスでは新聞社でのテロ事件があり、今年も大変な年になるのかという気がしております。日本は2020年に東京オリンピックがあります。あと5年しかないです。ご当地名古屋では、2027年にリニア新幹線が開業。起工式も済み、本格的に動き始めております。東京・名古屋を40分でつなぐ。河村たかし名古屋市長はストロー現象で吸い取られるのではないかと懸念しておられます。愛知県は航空機産業においても三菱航空機のMRJの開発が進められるなど、活況のある地域であると感じますが、なかなか我々に回って来ないのも現実です。角材を張り合わせ大きなパネル状にして建築材とする工法も近々認可が下りる見通しで、豊田に大きな施設ができると聞いております。変化の時代に対応していかなければなりません。自動車では燃料電池車『MIRAI』が発売され、水素燃料電池車に関する特許を開放するということで、大変な意気込みが感じられます。燃料電池車、リニア新幹線と、やっと21世紀がやってきたと感じます。名古屋駅前も随分様変わりすると思います。そんな中で我々ものづくり、家づくりに関する業界としては、何か貢献できることはないかと思います。チャンスはあります。皆さん、積極的に取り組んでいただきたい。ピンチはチャンスとして乗り越えて行かなければなりません。今年の干支は未。未のイメージは、群れを成して平和という感じがします。小さい群れは家庭です。まず家庭を大切にする。会社のチームワークを良くし、組合も大切にしたい。塊になればなるほど、マナーというものが必要だと思います。ビジネスマナーを守り、正々堂々とした商売をしていくことが大切と考えております。正当な競争の中で、互いに切磋琢磨して、この業界、ひいては日本が発展していくことを願います」と述べた。
 来賓の紹介に続き、豊田英彰名古屋市市民経済局産業労働課長より河村たかし名古屋市長のメッセージが代読され、その中で「リニア中央新幹線の工事実施計画が認可され、総事業費5兆円といわれる巨大プロジェクトがいよいよ動き出しております。これにより名古屋に対する注目が今後さらに高まってくると考えられ、まさに空前のチャンスであると捉えております。名古屋人の心のよりどころである名古屋城をはじめ、日本一の巨大展示会場構想など、旧来の魅力、新たな魅力を併せて発信し、将来、東京都名古屋区などと揶揄されないよう、世界に冠たる名古屋を目指していく所存です。今後ともご理解とご協力をお願いします」と述べられた。
 柳澤徳仁マックス名古屋支店長の力強い発声で乾杯。
 懇親会では情報交換やお楽しみ抽選会の催しで新春のひと時を楽しく過ごし、服部名古屋建築金物卸商組合理事長の閉会の辞で散会した。

50年の歴史とともに
更なる発展を目指す
名機工同友会 新年宴会開催

 名機工同友会(会長=田中知之氏・ミユキ商會社長)は1月7日午後6時より、名古屋市中区の東京第一ホテル錦において新年宴会を開催した。会員21名、来賓25名(22社)が参加し新春を祝った。
 青木厚生部長(ビーティーティー社長)の司会進行で進められ、冒頭、田中会長が「お忙しい中、名機工同友会の新年会にご参加をいただきましてありがとうございます。今年は未年です。ひつじは、人間と非常に密接な関係にある動物です。群れを成して行動をする動物。群れという文字にはひつじ(羊)がついております。干支の中で未は8番目になります。漢字で八という数字を書きますと、末広がりです。これは非常におめでたい言葉です。8を横にすると∞となり、無限になります。ですから我々の商売も無限に頑張らないといけない年ではないかと思います。それからもう一つ、未来の未はひつじです。今年は非常に明るい状況になるのではと期待します。去年の成績は、皆様方も良かったと思います。今年は悪くても横ばい、あるいは上向き加減になればと思います。仕事始めからあいさつ回りに行ってまいりましたが、悪いとおっしゃった方は一件もありません。切削関係のところは明るい感触です。それから、皆さん海外進出をしている。これはユーザーさんが特にそうなのですが、人件費の関係でコスト削減のため海外で生産して、本来でしたら海外で販売をするということなのでしょうが、海外で生産して国内に持ち込んでくる。為替の問題で、数字上で言えばプラスの方向にはほど遠いと思います。円安が進み、1ドル130円、140円近くまで行くのではないかという話もあります。大企業は為替の恩恵にあずかることができるが、中小企業では難しいと感じております。しかし国内販売では、数年前から設備投資を行いどんどんとやられている会社も沢山あります。それに対して我々も恩恵にあずかるために頑張っていかなければならない。私ども名機工同友会は昨年、創立50周年を迎えることができました。これにあわせ記念誌を作成いたしました。諸先輩方が築き上げた同友会。会員の皆様がそれぞれ工夫して頑張っております。同友会のメンバーは、皆さん元気です。一生懸命販売に努力させていただき更なる発展へ邁進してまいりますので、ご来賓の皆様には応援をよろしくお願いいたします」と挨拶。
 和久田会計幹事(三和商事社長)の音頭で一同乾杯し、開宴した。
 祝宴では参加者による自己紹介が行われた。来賓の自己紹介では「外国語使用禁止」というルールが設けられ、来賓は四苦八苦しつつも笑いを誘うスピーチを披露。終始和やかな宴席となり、吉野新規事業部長(吉野機械工具社長)による中締めでお開きとなった。

創業60周年を迎え念願の
年商1千億円突破へ!!
東 陽 新春賀詞交歓会を開催

 東陽(社長=羽賀象二郎氏、本社=愛知県刈谷市)の「新春賀詞交歓会」が1月6日午後3時30分より刈谷市産業振興センターあいおいホールで開催され、仕入先の商社、メーカーらおよそ600名が参集した。
 会の冒頭、同社の羽賀昭雄会長と羽賀社長から年頭の挨拶が行われた。主な挨拶の内容は次の通り。
 羽賀昭雄会長挨拶
 2015年(平成27年)1月1日に、わが社は創業60周年を迎えることができました。大きな変動の中、皆様のご支援、社員の努力、お客様のご支持により、無事、まさに生き延びることができてまいりました。心から御礼を申し上げます。
 この間、経済のグローバル化により創業時代には夢にも考えていなかった、海外展開も積極的に行っております。国内は、三河地区を中心にシェアを固め、地域No.1の機械工具商社になるべく、売上高を追わずに、お客様の信頼を得ることを基に事業を展開してまいりました。半径20キロの中に10か所の営業拠点を持ち400名以上の人員を投入するビジネススタイルは、他の追随を許さない、絶対的な、私たちが築いてきた強みであります。これに更に磨きをかけて行きたいと思っております。
 お陰様で、2015年3月期の連結売上高は1100億円(国内700億円、海外400億円)となると予想しております。昨年は980億円でした。
 現在、円安、原油安と我々ものづくりの業界には、非常に優位なフォローの風が吹いております。この風の吹いている間に、事業の底固めをしていきたい。具体的には、昨年までに設備や海外拠点など大幅な投資をして来たものが、今年から刈り取りに入れるのではと感じております。
 私も今年で喜寿(77歳)を迎えます。気力はあっても、体力がついてまいりません。次世代の社長以下に任せて、一歩下がって皆様の活動を助言する立場に立って、わが東陽の発展を支えていきたい。
 皆様の一層のご支援により、次の70年、80年、更には100年へと会社が存続し、発展し、現在の1000名の社員共々、皆様の商品を国内だけではなく全世界に販売する時に最も頼りになるパートナーとして、東陽は活躍していきたいと思っております。今後も一層努力をしてまいる所存です。どうぞ本年もよろしくお願いいたします。
 羽賀象二郎社長挨拶
 皆様、新年明けましておめでとうございます。今年、私ども東陽は創業してから60年になります。60年前の1955年は、朝鮮特需、神武景気が始まり、高度成長がこれからという年です。まさに自動車産業も、そこからドンと伸びていった年。その頃の日本のGDP(同時GNP)は8兆3300億円。当時1ドル360円ですので、231億ドルでした。2014年7-9は484兆円、4兆4500億ドル。円建てで58倍、ドル建てで192倍になっている。日本は、ここまで成長してきた。この波に私ども東陽は乗ってきて、今ここにいる。その間にはオイルショックやバブル崩壊、リーマンショックなど色々なことがありましたが、それでも我々のお客様であります自動車産業、特にトヨタ系を中心とするこの西三河にいるお客様には非常に好調を維持していただいたお陰で、我々ここで商売を続けてくることができました。またその間、60年間にわたり我々に商品を提供していただきました、ここにおられますサプライヤーの皆様のご支援があってのことだと考えております。本当にありがとうございます。
 私ども
東陽も60年経ちまして、世界の各地に展開をしてきております。2014年はメキシコで開設、今年はインドでも営業が開始できる見込みです。この次はブラジルに出る話も出てきておりますし、その後には南アフリカという話もあります。お客様がその場で、その地で、何を必要としているか。どういったものを生産しようとしているのか。高級車ばかりではなく、より低価格で、より多くの人たちが自動車の利益を享受できるような製品を皆様作られている。我々のお客様でありますトヨタ系の部品メーカーは再編を行っております。その再編の過程で、この先何が起こってくるのか、正直分かりません。ですが、お客様の傍に常に身を置き、お客様のニーズ、その場その時に必要とされているもの、また一歩先、二歩先に必要とされていくであろうものを提供していく。それが我々東陽の役割であり、お客様に対してしっかりとサービスをしているという評価を得ていくことになります。ここにお集まりの皆様は一流メーカーの皆様、一流のサプライヤーの皆様ですので、我々のお客様がどんな要求を出してこようとも、どんな突拍子のない要望を出してこようとも、おそらく皆様のご協力を得れば応えることができると思います。世界どこであろうとも、その要望に対して応えていく。そのためにも是非、皆様方には良い商品を開発していただいて、我々に提供していただきたいと存じます。
 今年、1000億円を超えるという数字ですが、一つ一つの商品を大切にして、それで築き上げて来たものです。我々東陽が皆様の商品を一つ一つ積み上げていくことによって、1000億円を超えて1500億円、いつになるか分かりませんが2000億円、出来ないかもしれませんが到達したいと思っている5000億円という数字を目指していく。そのためにも、この60年、人間で言えば還暦を迎えたこの時から、改めて初心に戻って、お客様に対するサービスを向上させ、皆様の商品をもっともっと世界中で売っていきたいと思います。今年一年、さらにその先も、よろしくお願いいたします。
東陽 E-monoフェアー
3月12日、13日開催

 東陽は3月12日・13日の2日間、刈谷市産業振興センターあいおいホールにおいて展示会「東陽 E-monoフェアー」を開催する。
 メーカー約85社が出展し、ユーザーの生産効率向上、省人化、品質向上などに役立つ機械・工具を展示紹介する。期間中は、出展メーカーによる技術講習会も行う。
 展示会の開催時間は午前9時30分から午後8時まで。

明るい話題で盛り上がる名古屋
達成感の味わえる年に
オータケ 
新年会に250名が集う
 管工機材総合商社のオータケ(社長=吉川富雄氏、本社=名古屋市中村区)は1月5日午後5時30分より、名古屋市西区のレセプションハウス名古屋逓信会館において「平成27年新年会」を開催した。当日は仕入先メーカー21社とオータケの役員、社員合わせて250名余りが一堂に会し、新年にあたって業界並びに各企業のさらなる飛躍を祈念した。
 挨拶に臨んだ吉川オータケ社長は「新年明けましておめでとうございます。今年2015年は、非常に良い環境になってきたという話を聞いております。駅前には高層ビルが3本、まさに建設中です。お陰様で弊社も取引をさせていただいております。大半のところが私どもの決算期の5月末以降の納品となりますが、先につながって話があるということは大変ありがたい。また、リニア新幹線が2027年に開業し、ここ暫らくで名古屋駅前が一変する。このように明るい話があるということは良いことであります。ただ、ビジネスの世界はやってみないと分かりません。私どもの社員はじめ、仕入先の皆さんとともに、会社を盛り上げていくことが大切です。ここ数年来、社内で研修会を開催し人材教育に力を注いでおります。非常にありがたいことに昨年の暮れあたりから、社員がその気になってきております。あとはこの思いをいかにビジネスにつなげて、結果を残していくかです。今年は非常に楽しみな一年になると思っております。退路を立って前進するという思いを、社員及び本日ご参加の皆さんに伝えたい。やり切るという思いを持つことが大切。あの時にしておけば良かったという思いは、社会には往々にしてあります。もうひと頑張り、諦めない気持ちを持って向かっていくことが大切。自らも、そのような気持ちを強く持って前進したい。社員の皆さんに働きやすい環境を整えながら前進する。社員の成長が本当に楽しみです。今年一年、皆で頑張って達成感の味わえる年にしたい」と述べた。
 当日参加したメーカーの紹介が行われ、メーカーを代表して小原キッツ中部支社長が挨拶に立ち、「穏やかに新年を迎えられましたことを心からお慶び申し上げます。旧年中は、オータケ様におかれましては私たちメーカーの製品の拡販並びに伝播に多大なるご協力を賜りまして、感謝申し上げます。昨年はアベノミクスの旗印の下、4月からの消費税率引き上げもあり、需要が変化して数々のメーカーが潤った一年ではなかったかと感じております。さらに円安、株高で企業も一息つき、デフレから脱却した一年であったと感じられます。しかしながら、私どもが所属しますバルブ業界、管材業界というのは、国内の需要の低迷からまだまだ厳しい状況が続いていることは言うまでもありません。名古屋の圏内を見てみますと、駅前の再開発、リニア新幹線の導入、そして航空機産業がこれから活況を呈してくると思うと、もうしばらく頑張れば明るい未来が見えてくると思っております。凡事徹底、当たり前のことを当たり前に続けていくことが必要。一流と二流の差は、当たり前のことを徹底的にできるかどうかということにあります。そういう意味で私どもは、オータケさんとともに手に手を取り合い、当たり前のことをしっかり行い、これからの一年を進んでまいりたい」と述べて力強く乾杯の音頭をとった。
 祝宴では参加者が新年の挨拶を交わすなどして和やかに歓談。
 村井オータケ常務の中締めの挨拶で終了した。

お客さまの声にスピーディにお応え
新シンボルマークに込めた思い
三菱マテリアル豊削まつり2014開催

 三菱マテリアル加工事業カンパニー(カンパニープレジデント=増田照彦氏)は、2014年11月14日午後5時より、第一線において活躍する主力特約店の営業マンを対象に、同社の製品を「見て・触れて・もっと学んで」もらうことをテーマとした、第22回「豊削まつり2014」を、名古屋東急ホテルにて開催した。セールスコンテストを含めた優秀販売員の表彰や、次回以降のキャンペーン紹介、新製品の説明など盛りだくさんの内容が企画され「三菱切削工具」を身近に感じる催しとなった。
 鶴巻二三男執行役員加工事業カンパニーバイスプレジデント営業本部長が壇上に立ち「本年度の私たちは『お客さまの声にスピーディにお応えします』をテーマに、全社員がこのテーマを肝に銘じてここまで活動しております。まだまだ至らない点があるかと思いますが、皆さま方にはこれまで以上に、遠慮の無い叱咤激励をいただければと思います」と挨拶。加工事業カンパニーの新体制と超硬製品事業の概要・事業方針についての説明に入った。
最新の受注・販売状況について
 「まず超硬部門の最新の受注・販売状況について。2004年の数字を100として見た場合、リーマンショックや東日本大震災、タイの洪水などの様々な要因が重なりなかなか上向きに転じることができませんでしたが、2013年以降から今日まで、ようやく右肩上がりに推移することができました。これも本日お集まりの皆さまにご尽力いただいたお蔭です。そして今年はJIMTOFが開催されました。非常に盛況の内に終了し、私どものブースへの来場者数も約1万2000名と、かなりのお客さまにお越しいただきました。多くの方に私どもの商品、ならびにメンバーに触れていただいたことで、これからの伸長を期待しております」
加工事業カンパニー
の新体制
 「三菱マテリアルにはセメント事業、金属事業、加工事業、電子材料事業の4つのコア事業があります。私どもの加工事業カンパニーは以前、多種多様な事業を展開していましたが、近年では超硬工具や焼結部品などに絞って事業展開しており、現状、加工事業カンパニー=工具とお考えいただいて構いません。さらにカンパニーを機能別に分解し、営業本部、開発本部、製造本部、品質保証本部、ロジスティック本部の5つの本部制を敷いております。その狙いは、機能ごとにお客さまとの距離を縮め、部門間の枠を超え、お客さまへの対応をさらにスピードアップさせていくことにあります。営業部門は日々お客さまとコンタクトを取らせていただいておりますが、以前は製造、開発、品証といった部門はお客さまとの距離が離れてしまっていたことを自己反省し、今一度、営業はもちろん、製造、開発、品証含め我々全員がお客さまの近くに参りたいとの意気込みの表れが、この新組織なのです」
『三菱マテリアル』のあるべき姿とは
 「三菱というブランドも超硬工具事業も長い歴史と伝統があります。その歴史や伝統に胡坐をかかず、常に新しいものに挑戦する気持ちを持ち続ける。そして今が更なる飛躍を遂げる時であると我々自身へ、そしてお客さまへのメッセージとして、あるいは代理店さまや販売店さまと一緒になって進んで参りたいという気持ちをカタチに表したものが、新しいシンボルマークです。このマークは『基本は人! 人を大事にする三菱マテリアル』の象徴として、二人の『人』をイメージさせるデザインとなっています。新しく生まれ変わった三菱マテリアルの目指すものは『お客さま一人ひとりの異なる課題に全力で向き合い、ベストなソリューションとサービスを提供していく。あなたの、世界の、総合工具工房』です。この宣言を実行するためのあらゆることに、今後我々は取り組んで参ります。皆さま方にも、我々がこんなことを始めたんだとご理解いただいたうえで、逆に一層厳しい目で見守っていただけたらと思っております。『お客さまにワクワクをお届けする』三菱マテリアルに、今後もご期待ください」

 潮田良一加工事業カンパニー営業本部流通営業部長は「我々流通営業部は『お客さまに一番に選んでいただけるメーカーになりたい』という方針のもと、日々活動しております。お客さまの課題にスピーディにお応えできなければ一番には選ばれません。営業マン一人一人がお客さまの声を聞き、時間をかけずにお応えしていくことを心掛けて邁進してまいります」と冒頭で挨拶し、続き流通営業部の方針説明へ。
@MSM(三菱拡販戦略会議)特約店資格の見直し

 「より多くのお客さまに、三菱製品を広く拡販していただきたいという思いから、これまでのメンバーさま資格であった『月あたり200万円以上ご購入・販売していただいている特約店さま』との条件を『月あたり100万円以上』とさせていただき、窓口を広げさせていただきます。さらに『月あたり300万円以上ご購入・販売していただける』『三菱製品を第一優先で推奨していただける』『幅広い製品を幅広いお客さまに拡販していただける』特約店さまを対象とした『ゴールドクラブ』を設立。2015年3月より発足いたします」
Aキャラバンセールに新車両
 「現在行っている『キャラバンセール』に三菱の専用車両を準備しております。新製品を満載して、お客さまに広めていきたいと思います」
B下期以降の最重点新商品
 「下期以降の最重点新製品『WSX445(低抵抗両面インサート式汎用正面フライス)』を中心に、JIMTOFで紹介させていただいた新製品が対象の『AFTER JIMTOFキャンペーン』を2015年2月28日まで開催しておりますのでご協力をお願いします」
     ◇
 優秀販売員表彰では、インサートセールスコンテスト(1〜3位)、MSplusセールスコンテスト(1〜3位)、特別賞、躍進賞、敢闘賞、最優秀賞をそれぞれ表彰。その後は、新製品「WSX445」「BC8110」「大径MVX形」「iMXエンドミルシリーズ」「VF‐FDRB」の紹介、AFTER JIMTOFキャンペーンの紹介、拡販事例の紹介へと続き、第一部は終了。

 会
場を移し、懇親会がスタート。時津達也新栄商會社長の乾杯の挨拶に始まり、抽選会を挟みつつ参加者同士で交流を深めた。最後は東野美彦加工事業カンパニー名古屋支店長の中締めで、お開きとなった。

組合員11社から145名が参加
坪内氏と犬飼さんが優勝
愛鋲協 親睦ボウリング大会開催

 愛知鋲螺商協同組合(理事長=馬場將嘉氏・メイナン会長)のボウリング大会が昨年12月14日、名古屋市千種区の星ケ丘ボウルで開催され、組合員の従業員や家族ら145名が参加して親睦を深めた。
 当日、参加者は午前9時30分より順次受付を済ませ、午前10時、馬場理事長の始球式でゲームスタート。およそ1時間30分にわたり3ゲームを行った結果、男子の部は坪内崚平氏(中部製作所)がトータル539ピン、女子の部では犬飼美加さん(金城螺子製作所)が同441ピンでそれぞれ優勝した。
 ゲーム終了後はパーティールームに移動して表彰式が行われ、司会の大野福利厚生部副部長(中部製作所社長)が「本日は、組合のボウリング大会にご参加いただきありがとうございます。前回より多い145名の方にご参加いただきました」とはじめに報告。
 馬場理事長が「あと、6レーンで全部貸切というところまでまいりました。是非とも来年は、さらに皆さん仲間を募り、全レーン貸切になるといいと思っております。愛鋲協は福利厚生の一環として、年に一度のボウリング大会、そのほか優良従業員表彰事業も行っております。それ以外にも皆様のためになるようなことを色々考えており、皆様方からのご要望をお聞かせいただければ幸いです」と挨拶した。
 続いて、成績発表に移り、男女別に上位入賞者と各賞受賞者が発表され、それぞれに賞品が贈られた。
 最後に鈴木大会委員長(エフシーテック社長)が「今年は、昨年より参加人数も増えて、145名となりました。来年は60レーン、180名の参加を目指してまいりたいと存じます。さらに皆様、腕を磨いて来年も是非ご参加のほどよろしくお願いいたします」と挨拶し終了した。
 上位入賞者は次の皆さん(敬称略)。    
 【男子の部】
▽優勝=坪内崚平(中部製作所)539ピン
▽準優勝=辻良治(八幡ねじ)524ピン
▽第3位=加藤千幹(藤田螺子工業)499ピン
 【女子の部】
▽優勝=犬飼美加(金城螺子製作所)441ピン
▽準優勝=堀彩香(藤田螺子工業)403ピン
▽第3位=吉田一代(藤田螺子工業)482ピン
※第3位の吉田さんと第4位の鬼頭喜津子さん(エフシーテック、481ピン)は、過去3年以内の優勝者は3位以降とする組合規定により、今回3位と4位になった。

省力・生産性・作業性改善などを提案
MEKASYS in NAGOYA盛況
日 伝 今後のビジネスにつながる手応え

 日伝名古屋支店(支店長=細川幸明氏、所在地=名古屋市昭和区)は昨年12月4日、名古屋市熱田区の名古屋国際会議場イベントホールにおいて「生産性の向上と省力化への貢献〜現場のイノベーションを応援します〜」をテーマに、メカニカルパーツ&システム総合展「MEKASYS in NAGOYA 2014」を開催した。好調な中部地区のものづくりが後押しし、会場は1000名を超す来場者で賑わった。
 10時の開場に先立って岡本賢一日伝取締役中部ブロック長より挨拶があり、その中で同氏は「私どもの展示会の趣旨は、展示会で売上を上げるということではありません。次のビジネスにつながる、きっかけ作りにしていただきたい。標準品を販売するのがメインですが、大手さんでは自分のところに合わせたカスタマイズ品が多く使われている。私どもも売上を更に伸ばすには、カスタマイズ品の受注に向けた活動をしていかなければなりません。ご出展のメーカー様も対応されていると思いますので、新たな需要につなげていただきたい。展示会では各小間の前を必ず通るようにレイアウトしてあります。積極的に声を掛けていただき、少しでも皆さまの商品がスペックインされますようにアテンドしていただきたいと存じます。この展示会を成功させ、今後の売上アップにつなげてまいりたい」と意気込みを語った。
 名古屋で6回目の開催となる今回は、70社を超すメーカーが出展。開場直後から大勢が来場し出足好調、手応えも充分だったが、この日は会場内の別ホールで大物歌手のコンサートがあり、駐車場は満車、最寄りの駅も大混雑となり、当初午後6時までの開催予定を切り上げて終了した。

独DMG MORI SEIKI AGに
DMG森精機 対する公開買付けを実施

 DMG森精機(社長=森雅彦氏、本社=名古屋市中村区)は1月22日、同社の資本・業務提携先で持分法適用関連会社であるドイツのDMG MORI SEIKI AKTIENGESELLSCHAFT(以下、AG社)に対してドイツ法に基づく公開買付け(TOB)を実施し、子会社化することを発表した。このTOBは、同社のAG社に対する議決権比率を現状の24・3%から連結企業として一体経営に必要な50%超に引き上げることを目的としており、買付け株数の下限を50%プラス1株に設定。買付け株数の上限は設けていない。
 TOBの実施予定期間は平成27年2月11日〜3月11日の4週間。公開買付け価格は1株につき27・5ユーロ(3713円、1ユーロ135円換算)で、買付けに要する資金は50%プラス1株の場合5億5600万ユーロ(751億円、1ユーロ135円換算)になる。決済予定は、各国競争法当局の承認を経て平成27年6月頃となる見込み。
 両社は、平成21年3月23日付で業務・資本提携契約を締結し、販売地域、製品ラインアップ、経営資源等で補完性が高い最良なパートナーとして、販売、開発、購買、生産等の各分野での連携を進めてきた。平成25年10月1日には「DMG MORI」の統一ブランドに合わせる形で両社の社名を現社名に変更し、提携を更に強化。当初の想定を上回る成果を上げてきた。売上高はDMG森精機が1607億2800万円(平成26年3月期)、AG社が2772億9000万円(平成25年12月期)。
 今回のTOBについて両社は、更に企業価値を創出するためには、資本面においても両社が一体となって運営されることが最善であるとの結論に至ったと説明している。

フロン排出抑制法に適合
回収速度と耐久性はトップレベル
アサダ エコセーバー-230SP発売

 配管機械・工具と環境機器の開発、製造、販売ならびに輸出入を行うアサダ(社長=浅田吉氏、本社=名古屋市北区)は冷凍空調機器類からフロンガスを回収する新型フロン回収装置「エコセーバー-230SP」を発売した。
 フロン排出抑制法が今年4月1日に施行されることを受け、今後、より高性能なフロン回収装置が望まれることは明らかである。同社は長年培ってきたノウハウを最大限に活用し、従来品「エコセーバー-200Eco」の回収速度、冷却効率、耐久性など、すべての性能をクラストップレベルにまで進化させ、最新のプロフェッショナルフロン回収装置を開発。回収率アップと回収コストの削減に成功している。
 日本では新冷媒R32やR410Aの導入が世界に比べ進んでいる。そのため、回収するフロンの高圧化による温度上昇に伴い、回収効率の低下や回収ボンベの高温化などが問題視されてきた。「エコセーバー-230SP」は新型φ180大型ファンを搭載し、内部装置やコンデンサ(凝縮器)を適切なエアフローバランスで配置し、改良することで、冷却効率を約10%アップ。回収作業を容易に、効率よく行うことができるようになった。また、新型高性能コンプレッサを搭載するとともに、フロンが抵抗なく装置内を流れるよう高効率システム構造を採用し、100Vの可搬式オイルレスフロン回収装置としては国内最速の240g/分(R410Aガス回収時)を実現。従来品と比べ約10%のスピードアップにも成功した。その他、冷媒経路の改良により耐久性も大幅に向上している。さらに複数のバルブ操作や高度な調整が不要となった新型バルブは、視認性の向上と簡単操作で、作業ミスを未然に防止。作業中はパネル上部の3個の動作確認ランプで運転状況を判断することができるので、異常停止時の改善作業も容易に行うことが可能である。
 本製品に関する問い合わせなど詳しくは、本店営業本部▽TEL=052(911)7165、ならびに各支店・営業所、URL=http://www.asada.co.jp/まで。

お悔み
青木小太郎氏
光研磨創業者

 切削工具の再研磨・改造などを行う光研磨(社長=青木二郎氏、本社=名古屋市中川区五女子2-4-17)の創業者青木小太郎氏は、予てより病気療養中のところ薬石効なく、昨年11月30日に逝去された。享年86歳。
 通夜並びに告別式は、通夜が12月2日午後7時、告別式が翌3日午前11時より太閤通愛昇殿(名古屋市中村区竹橋町36-19)においてしめやかに営まれ、業界関係者らが多数参列し別れを惜しんだ。喪主は長男でビーティーティー社長の青木渉氏が務めた。
松本政一氏
日研工作所社長

 工作機械用アタッチメント及び切削工具メーカー、日研工作所(社長=長濱明治氏、本社=大阪府大東市南新田1-5-1)の創業者で社長(当時)の松本政一氏は、予てより病気療養中のところ薬石効なく、昨年11月26日に逝去された。享年88歳。
 通夜並びに密葬は、近親者によって執り行われた。
 12月24日午前11時半よりシェラトン都ホテル大阪(大阪市天王寺区上本町6-1-55)にて行われた「お別れの会」には日本全国より大勢の人が訪れ、現場に出ることが好きだった元気のよい名物社長を偲んだ。
森嶋靖雄氏
大東会長

 空調設備や給排水・衛生設備の設計、施工、監理を行う大東(社長=渡部勝裕氏、本社=岐阜市六条南3-14-1)の会長森嶋靖雄氏は、予てより病気療養中のところ薬石効なく、1月2日に逝去された。満70歳。
 通夜並びに葬儀・告別式は同社と森嶋家の合同葬をもって執り行われ、通夜が1月4日午後6時、葬儀・告別式が翌5日正午よりアスピカホール六条(岐阜市六条大溝1-2-3)にてしめやかに営まれた。喪主は子息の森嶋将隆氏。
 故森嶋氏は、昨年5月まで岐阜県管工機材商組合理事長を務めるなど、社業の傍ら、長年業界の発展にも尽力した。
鈴木 孟氏
山田商工創業者

 管工機材の総合商社、山田商工(社長=鈴木隆佳氏、本社=静岡市葵区竜南3-17-15)の創業者で相談役の鈴木孟氏は、予てより病気療養中のところ薬石効なく、昨年12月14日に逝去された。享年87歳。
 通夜並びに葬儀・告別式は同社と鈴木家との合同葬をもって執り行われ、通夜が12月17日午後6時、葬儀・告別式が翌18日午前10時30分よりあいネットホール千代田(静岡市葵区竜南2-2-29)にてしめやかに営まれた。喪主はご令室の鈴木佳枝さんが務めた。
坪井政人氏
ツボイ会長

 管工機材・機械工具の総合商社、ツボイ(社長=坪井勇人氏、本社=名古屋市瑞穂区大喜新町4-9)の会長坪井政人氏は、予てより病気療養中のところ薬石効なく、昨年12月4日に逝去された。享年52歳。
 通夜が12月5日午後6時、葬儀・告別式が翌6日午前11時30分よりいちやなぎ中央斎場(名古屋市千種区千種2-19-1)においてしめやかに執り行われ、駆けつけた多くの参列者が若すぎる死を悼んだ。喪主は故人の弟で同社社長の坪井勇人氏。
 故坪井政人氏は、父親で創業者の坪井清氏の跡を継ぎツボイの二代目社長として、創業者が作った管工機材・機械工具商社の機能を維持拡大しつつ、エンジニアリング部門を充実させ、現在のツボイの基盤を確固たるものにした。社長就任直後に体調を崩し、一度は元気な姿を見せていたが、最近では弟の勇人氏に社長を譲り回復に努めていた。
※本紙中で創業者の坪井清氏が、故人と書かれておりましたが、ご本人は御健在で、政人氏の葬儀にも参列されておりました。関係各位にご迷惑をおかけいたしましたことを、お詫びし、訂正いたします。

節水・除菌・キレイが向上
トイレまわりを一挙に大発売
TOTO ウォシュレット一体形便器など

 TOTO(社長=喜多村円氏、本社=福岡県北九州市)は2015年2月2日、トイレまわりの商品を一挙新発売する。
 新『ネオレスト・ハイブリッドシリーズAH/RH』▽同社独自の「きれい除菌水」を使った新機能「においきれい」を搭載したウォシュレット一体形便器。「においきれい」は、ノズルや便器の見えない汚れを分解・除菌し、汚れの原因を抑制する「きれい除菌水」を活用することで、トイレ空間の気になる臭いの主な成分であるアンモニアを自動でフィルターに捕集し脱臭する新機能。汚れを付きにくく、また落としやすくするため、陶器には「セフィオンテクト」、樹脂には「クリーン樹脂」を採用し、さらにトイレの隅々まで手入れしやすい形状にするなど、日々の掃除の手間が軽減できる仕様である。ユーザーの好みで選べるよう『AH/RH』それぞれのデザインを刷新し、フォルムの異なる2種類として、この度新発売された。
 『ネオレスト・ハイブリッドシリーズDH』▽『ネオレスト』はタンクレストイレとして1993年に発売。同社独自の洗浄技術「ハイブリッドエコロジーシステム」を搭載し、節水面で効果を発揮。床排水では大洗浄水量3・8リットルを実現している。この洗浄技術を、新商品の『DHタイプ』にも展開。汚れを付きにくくするために、使用前に水を吹きかける「プレミスト」機能や、陶器には「セフィオンテクト」、樹脂には「クリーン樹脂」と最適な素材を採用。「きれい除菌水」でノズルを自動洗浄・除菌する「ノズルきれい」など、いつも清潔で掃除の手間を軽減できるよう工夫されている。
 新『レストルームドレッサー・システムシリーズ』▽対応最小間口が従来品の870mmから750mmとなり、コンパクトなトイレ空間にも対応。カウンターの長さを自由に指定できるなど、オーダーメード感覚で設置が可能となっている。カウンター奥行は90mm、150mm、280mmの3サイズ(従来品は170mm、280mmの2サイズのみ)が用意され、コンパクトな間口から広々間口まで多様な空間サイズに対応が可能。また、長さを自由に指定できる「フリーサイズタイプ」に加え、カウンター長さの決まっている「パッケージタイプ」が新たに追加された。カウンターや手洗器など全体が直線基調のすっきりとしたデザインに統一され、扉は全7色中5色が、カウンターは全7色中4色が新色。手洗器は深くて広いボウル形状を新たに採用し、洗いやすく水はねしにくいデザインとするなど、デザインも一新されている。排水口部は金具を無くしたスリット排水口とし、水はけが良く、掃除もしやすい。
 新『ウォシュレットS/SB』▽防汚性・清掃性を高める最新機能を追加し、デザインも新たにモデルチェンジしたスタンダードタイプの温水洗浄便座。便座に座ると水道水のミストを便器ボウル面に自動で吹き付けて汚れを付きにくく、また落としやすくする「プレミスト」を新搭載。従来品ではノズルのみに採用されていた、防汚性の高い「クリーン樹脂」を便座にも採用。樹脂が汚れを弾くので、汚れを簡単に拭き取れる。『ウォシュレットS』はリモコン操作タイプ、『ウォシュレットSB』は手元で操作するタイプ。
 いずれの商品も、詳しい問い合わせなどは、お客様相談室▽フリーコール=0120(03)1010まで。

グローバルで連携した品質改善を
「品質改善FUJIアワード」開催
LIXIL これが
初の世界大会
 住まいと暮らしの総合住生活企業LIXIL(社長=藤森義明氏、本社=東京都千代田区)は、真のグローバル企業となるため、M&Aでグループ入りした企業とも連携した品質改善を目指している。2014年11月25日には、世界中の社員が参加し、日頃の活動実績を発表し競い合う、初の世界大会である「品質改善FUJIアワード」が開催された。
 当日は世界8部門から選抜された代表19チームが同本社に集結し、日頃の活動実績を発表した。審査の結果、藤森社長賞はデバイスBUの「電気設計における電気特性検証のプロセス革新」が獲得。優秀賞は大谷工場、大和工場、Permasteelisa、有明工場の4チームが、準優秀賞は、LIXIL Greater China、関西支社フロントサービス部、American Standard Brands、LIXIL Asia Pacific、GROHEの5チームがそれぞれ受賞した。
 表彰式で藤森社長は「一番大事なのは、互いのやり方を学び合い、高め合っていくことだ。我が社が目指すグローバリゼーションは、世界中の人材の中から優秀な人を集めてきて、それをベースに新しい社会を築いていくことであり、今までより高いところに進むには、グローバルの仲間たちをリスペクトし、それぞれが持っているものを出し合って、新しいものをつくっていく力が必要だ」とコメントし、グローバルで連携して品質改善に努めていくことの重要性を強調した。
 また同日、全世界の社員を対象に作品を募り、約1万4000作品の応募が寄せられた「品質標語コンテスト」についても、最優秀作品の発表と表彰が行われた。
 同社は今後、それぞれの活動成果を世界中の社員で共有し、さらなる品質向上へとつなげ、同社だからこそ実現できる最高品質の製品とサービスで、安心・安全・快適な住生活を提供することを目指していく。

業界最小100mmの無目見付寸法
LIXIL 「セミオートドア スリム100S」新発売

 LIXILは、スリムですっきりとした意匠が特長のオートドアシリーズに、無目の見付寸法を業界最小の100mmとしたセミオートドア「セミオートドア スリム100S」を追加し、2014年12月より販売を開始した。
 店舗市場では、飲食店における分煙スペースの確保や、大型商業施設で空間をより有効活用できるレイアウトへの変更など、空間を仕切る改装の件数が増加している。それに伴い、仕切りに作る開口部として、ゼンマイばね式のクローザ機構により、自動的にドアを閉めることができるセミオートドアの需要も高まっている。
 そこで同社は、従来品よりも意匠性を向上させ、さらに、無目の見付寸法を業界最小の100mmとコンパクトにした、クローザ機構内蔵のセミオートドア「セミオートドア スリム100S」を開発。電気を使用していないため電源や日々の電気代、定期点検代、配線工事が必要なく、導入コストを低く抑えることができる。屋内での利用時は、床面のレールをなくした「ノンレール仕様」も選択可能。足元の凹凸がなくなり、つまずき事故を予防するだけでなく、大掛かりな床工事が不要で工期の短縮にもつながる。
 ドア引き込み部の安全性を高めるオプションとして「TSガードスクリーン」が用意されているが、これを設置することで、ドア引き込み部の安全性を確保することができ、これまでデッドスペースになっていた箇所に座席を設置できるなど、店内の自由なレイアウト構成が可能となった。
 この商品に関する詳しい問い合わせは、お客さま相談センター▽TEL=0120(126)001まで。

より高度で精密な測定が可能に
新デジマチックインジケータ
ミツトヨ IDシリーズ3機種発売

 ミツトヨ(社長=中川徹氏、本社=神奈川県川崎市)は、操作性と視認性を向上させ更なる使いやすさを追求した、特殊機能搭載のデジマチックインジケータを、新たな専用IDシリーズとして開発、商品化した。
 そのラインナップは、治具との組み合わせで手軽に専用測定器として使用できる「演算機能付/ID‐C112RX」、最大値・最小値・振れ幅をホールドする「ピークホールド機能付/ID‐C112AX」、市販の内径測定器であるシリンダゲージをデジタル化できる「シリンダゲージ専用/ID‐C112GX」の3機種。演算機能付は1月から、ピークホールド機能付、シリンダゲージ専用は2月から販売を開始。
 3機種ともに新しいアナログバー表示を備えた広視野の液晶画面を採用。ステータスやボタン機能をアシストするアイコン表示により、多彩な機能の設定も簡単な操作で行うことができ、視認性と操作性が高められた。また1998年発売の旧モデルから継承されるアブソリュートエンコーダを搭載し、オーバースピードエラーの発生を抑制。サンプリングは50回/秒でピーク値を確実に捕え、振れ幅と最大値・最小値が同時にホールドされる(シリンダゲージ専用は最小値ホールドのみ)。別売りのパラメータ・セットアップキットを使用してパソコンからの機能設定も可能。機能ロック設定を備えており、誤操作防止や管理者による設定管理も可能だ。
 詳しくは国内営業推進部▽TEL=044(813)5410▽FAX=044(813)5433まで。

3月20、21日にポートメッセで
2015中部機械加工システム展
ジーネット
名古屋支社 出品メーカー説明会開催
 ジーネット名古屋支社(支社長=大谷秀典氏)傘下の有力販売店が主催する「2015中部機械加工システム展」が3月20日・21日の2日間、ポートメッセなごや第3展示館において開催される。その出品メーカー説明会と決起大会が昨年12月2日午後4時より名古屋駅前のキャッスルプラザで行われた。
 「2015中部機械加工システム展」は昨年に続いて開催されるもので、今回は「生産性向上と省エネ・高効率へのご提案」をテーマに、JIMTOF2014出品の最新鋭の工作機械、切削工具、ツーリング、治具等の周辺機器ならびに環境改善機器をメインに展示する。
 説明会の冒頭、事務局を代表して寺田愼一郎常務取締役営業本部長より挨拶があり、その中でジーネットの決算説明も行われた。「国内は東京、大阪、名古屋の3支社制となっているが、ここ最近、名古屋支社が若返り、非常に元気が良い。大谷支社長以下、生水口副支社長と、非常に若いメンバーで運営し、社内のシェアが徐々に上がってきている。それもこれも皆様のお蔭と感謝しております」と寺田常務。
 また、同社のマーケティングツールについて「色々な形でお客様に提案をしている。その中で展示会は、比較的小規模なものとしてソリューションフェア、中規模以上の展示会として機械加工システム展を全国で展開している。機械加工システム展は名古屋支社管轄では中部と静岡で過去開催している。前回2月の中部は雪がたくさん降り心配されたが、それでもかなりのお客様にご来場いただいた。今回は開催日を雪の心配がない3月20、21日とし、また3月の開催となり機械受注が当然多いということで、この波が持続すると思っています。しっかりと頑張らせていただきたいと存じますので、ご支援の程よろしくお願いいたします」と述べた。
 続いて展示会概要・テーマ設定説明を横井良治名古屋営業所長が、出品要領説明を瀧愛一郎業務担当係長がそれぞれ行った。
 今回の展示会は、出品予定メーカー数が前回展より30社多い130社、展示小間数は約150小間を予定。前回展の第2展示館より広い第3展示館を使用する。集客目標は4000名。
 また、今回はユーザーの潜在ニーズを掴むため個別テーマを設定し、そのテーマごとに会場内の展示をエリア分けする。個別テーマは@省エネ提案A省力化・省人化提案B環境提案C高精度・高剛性・高効率・短納期提案Dコストダウン提案E品質向上・不良品発生防止提案F老朽機から最新鋭機への更新提案G労働安全衛生提案。
 そのほか、展示小間にパネルを設置、さらにユーザーから直接現場の問題点を聞き、マッチングした出品メーカーより解決案を返す「かんたんマッチング・サービス」も新企画として行う。

 決起大会では冒頭、大谷ジーネット取締役名古屋支社長が「今回の中部機械加工システム展は2回目となります。前回が大雪の中での開催となりました。なんとか皆様のお陰で開催することができ、しかも多くの集客と多くの案件獲得ができましたことに、心より感謝申し上げます。2回目となりますが、3月と気候の良い時期に変更しました。小間のレイアウトの変更、かんたんマッチング・サービスの実施、パネルを当社で作成し従来より一回り大きなサイズのものを掲げさせていただきます。なんとか皆様のお力をいただきながら、第2回も成功させたいと思っております。この展示会は機械加工に特化しており、来られますお客様はすべてが我々のお客様です。ビジネスに直結する場として取り組んでいただきたいと存じます。環境は悪くありません。中部は自動車産業、航空機、絶好調の工作機械の集積地です。展示会をきっかけに大きな売上を上げて業界を盛り上げていけたらとの思いを込めて、皆さん共々、展示会に向けて邁進したい」と挨拶した。
 出品メーカーを代表して深田宙司ヤマザキマザックシステムセールス統括部長が挨拶、展示会の成功を祈り同氏の音頭で乾杯した。
 ジーネットの各部署長より決意表明が行われ、事務局とメーカー相互の結束を固めた。B
2015中部機械加工システム展概要
●テーマ=生産性向上と省エネ・高効率へのご提案「Advance Productivity」
●会期=2015年3月20日午前10時〜午後7時(開会式は午前9時30分より)、21日=午前10時〜午後5時
●会場=ポートメッセなごや第3展示館
●主催=ジーネット名古屋支社管轄の有力販売店
●事務局=ジーネット名古屋営業所、三河営業所、一宮営業所、三重営業所、静岡営業所、浜松営業所、名古屋機械課、および名古屋支社
●展示規模=6750u
●展示小間数=約150小間(予定)
●出品予定メーカー数=130社(内訳=工作機械メーカー22社、CAD/CAMメーカー等3社、切削・ツーリング・治具他周辺機器メーカー105社)
●キャンペーン期間=2015年1月1日〜3月31日
●集客目標=4000名
●併催セミナー=【3月20日】ミツトヨ『測定工具の正しい使い方について』午前10時30分〜と午後4時〜の2回▼アンドール/EG PARTS『機械設計の生産性向上提案』午後1時〜▼ヤマザキマザック『拡大する市場・産業に対するヤマザキマザックの取組み』午後1時30分〜▼サンドビック『コロマントキャプトを用いた稼働率改善』午後2時30分〜【3月21日】ミツトヨ『三次元測定機の正しい使い方について』午前10時30分〜▼アマノ『コバルト・インジウム特化則改正セミナー』午前10時30分〜▼ソディック『金属3DプリンタOPM250Lのご紹介』午後1時30分〜▼アンドール/EG PARTS『機械設計の生産性向上提案』午後1時30分〜▼大昭和精機『ミーリングチャック・ハイドロチャックの基礎から応用まで』午後3時〜※会場は交流センター第3会議室・第4会議室


2015年2月8日(日 2553
MECT2015開催の年に期待
7年ぶりの海外業界調査と
愛機工 2015年新年賀詞交歓会開催

 愛
知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機社長)の2015年新年賀詞交歓会が1月13日午後6時より名古屋市中区のANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋で開催され、来賓をはじめ組合員、賛助会員ら380名余りが出席して新年の幕開けを祝った。伊藤理事長は挨拶で、今年の大きなイベントとして7月に組合の看板行事である海外業界調査でベトナムを視察することと、10月に展示会メカトロテックジャパン2015(MECT2015)を開催することを挙げ、参加協力を呼びかけた。
 今年の新年賀詞交歓会は、東支部(支部長=野崎憲昭氏・常磐精機社長)が幹事支部として設営を担当し、羽織袴で正装した野崎東支部長の先導で来賓が入場、同氏の開会の辞で幕を開けた。
 伊藤理事長は挨拶で「今年は7年ぶりに海外業界調査をおこなうよう準備を進めています。今回の視察地はベトナム。海外業界調査は1987年の韓国を皮切りに、これまで9回おこなってまいりました。今回10回目となりますが、また違った観点からやって行こうと思っています。ある意味で面白い地域だと思います」と述べ、さらにもう一つのイベントとして、2年に一度のMECT2015が10月に開催されることにも触れた。
 続けて伊藤理事長は「日本工作機械工業会の今年の受注予想は1兆5500億円だそうです。昨年の実績は1兆5000億円で、若干の上昇を予想している。ニュースダイジェスト社予測は、1兆4000億円と少し低めとされている。3分の2の約1兆円は海外、3分の1が国内。3分の1でも5000億円あり、昨年の工作機械の状況は活況を呈していたのだと思います。我々機工業界がその恩恵に預かったかどうかは解りませんが、この東海地区にはそれなりの恩恵があったかと感じています。今年も安倍首相がアベノミクスの第三の矢と言われていますので、それに期待して、今年一年良いことがあるだろうという思いをもって新年の挨拶といたします」と結んだ。
 来賓の紹介に続いて、来賓を代表し浅田英宣愛知県産業労働部商業流通課長が挨拶に立ち大村秀章知事の祝辞を代読する中で「愛知県は産業首都ということで、ものづくり日本一の県として産業振興に取り組んでいる。10万uの国内最大規模の展示会場を作ることを発表している」と述べた。
 この後、水谷隆彦副理事長(ミズタニ機販社長)の乾杯の発声により開宴し、和やかな歓談の場となった。
 最後に高田研至副理事長(井高社長)が挨拶で今年の明るい話題を提供し、一本締めで終了した。
愛機工海外業界調査
 同組合がこれまでに9回実施した、海外業界調査の視察先と目的・テーマは次の通り。
 【第1回】韓国(1987年)、【第2回】台湾(88年)、【第3回】タイ・シンガポール(89年)、【第4回】ドイツ・イギリス(92年)、【第5回】中国(94年)、【第6回】アメリカ(96年)。
 《目的(第3回)》
 @機械工具の流通のあり方を世界的な視野で比較調査し、将来の当業界のあるべき姿を求め、傘下の組合員の体質改善に資する。A各国の同業の有志の方々と交流を深める。B海外の優れた商品の販売を検討し、貿易摩擦の解消に寄与する。
 【第7回】タイ(2002年)。
 《テーマ(第7回)》
 製造業の国内空洞化と機械工具流通商社の対応を探る「グローバル時代の変わりゆく物作りの実態をとらえ、時代のニーズとビジネスチャンスを探る」
 【第8回】中国―上海・広州(05年)、【第9回】中国―天津・ハルピン・大連(08年)。
 《テーマ(第8回)》
 中国市場における機工流通と中国製機工製品の現状を調査し、機械工具商社にとっての選択肢とビジネスチャンスを探る。

景気回復に伴い人手不足を懸念
人材教育に力を入れ地位向上を
愛鋲協 平成27年新年会開催
 
愛知鋲螺商協同組合(理事長=馬場將嘉氏・メイナン会長)の「平成27年新年会」が1月16日午後6時より名古屋市中村区の名鉄ニューグランドホテルにおいて開催され、組合員ら24名が参加して新春を祝った。
 新年会は花井靖理事(ハナイタイト社長)の司会で進行され、冒頭、馬場理事長が「安倍首相は新年明けて早々の挨拶で、今年はひつじ(未)年。これから枝葉が木に茂り、おいしい果実がなって、今年の未年はその果実を食することができる、というような趣旨のことを仰られました。是非とも大企業だけではなく、私ども中小零細企業にもそのような甘い果実が食べられるように願いたいと思っております。平成27年が、私ども愛知鋲螺商協同組合にとりましても、会員の皆様方にとりましても良い年となり、稼業の方も発展を遂げられますように祈願いたします」と挨拶。
 また、馬場理事長は今後の組合行事(予定)について案内した。2月3日「『六角ボルト・ナット 付属書品から本体規格品への切り替えガイド』の説明会」於名鉄グランドホテル▽2月20日・21日「環境と品質のISO14000、9000の内部監査員養成講座」於東別院会館▽ねじの日(6月1日)記念品の販売▽5月22日「通常総会」於名鉄ニューグランドホテル▽7月24日・25日「日本ねじ商業協同組合連合会(日本ねじ商連)通常総会」於有馬グランドホテル▽12月20日「親睦ボウリング大会」於星ヶ丘ボウル。
 来賓祝辞では、浦山隆史愛知県中小企業団体中央会総務部長が「中央会として、消費税転嫁対策事業、中小企業の若手労働力の確保を目的とした支援事業、ものづくり補助金事業を行っております。愛知県にはFCV(燃料電池車)、MRJ、リニア中央新幹線と色々あります。裾野の広い大きな事業かと存じます。皆様にも何らかの形でご関係があれば良いと思います」と挨拶。
 来賓の鈴木建吾日本ねじ商連会長(八幡ねじ社長)は「アベノミクスが順調に推移しており、世間は若干なりとも閉塞感がなくなったという感じではないかと思っています。大企業は採用を増やし、中小企業は人手不足になってきました。そんな中で私どもがしなければならないことは、人の教育だと思います。日本ねじ工業協会では、そのために技術者の認定テストなどを行っており、素晴らしいテキストもできています。また大阪組合では、商業としてのねじの資料を作り、勉強会をしていると聞いています。愛鋲協としても、社員のレベルを上げて企業の地位向上をしていくことによって、愛鋲協全体の地位の向上を図ることができると感じています。ぜひ皆さんで、ねじの資料を作り、勉強会を開くということをやっていただければと思っています。工業協会、大阪組合と一体化して勉強会をすることも良いと思います。組合に来て良かったと思えることがあると良いと思います。国と連携をするというのも組合の大きな役割。愛知県などの自治体とも連携をとりながら意見交換ができれば、組合活動も価値のあるものになるのではないかと思っています」と挨拶で述べた。 
 引き続き鈴木建吾氏が愛鋲協の相談役へと立場を変えて乾杯の挨拶、「昨日、日本ねじ研究協会の新年会に参加してまいりました。東京の街を歩きましたが、あちらこちらに新しいビルができつつあります。東京一極集中で、東京だけがどんどん良くなるということを感じました。その流れが名古屋にも来て、今年、来年と景気が良くなることを祈念して、乾杯をいたします」
 乾杯の後は懇親の場となり、参加者は新たな年に期待を寄せつつ情報交換などをし、午後8時過ぎに阿部常徳副理事長(織田商店社長)の中締めでお開きとした。
 また、この日は新年会に先立って午後5時から定例の理事会が開かれ、新年会の最終打ち合わせを中心に審議が行われた。

36年続く恒例行事で商売繁盛を祈願
愛機工北支部 豊川稲荷初詣へ
 
愛知県機械工具商業協同組合北支部(支部長=長村康義氏・長村商店社長)は、新年の恒例行事となっており今年で36回目を数える豊川稲荷への初詣を1月17日に実施した。当日は生憎の雨模様だったが、支部員ら15名が参加した。
 豊川稲荷本殿で全員が御祈祷。北支部ならびに各会社の繁栄を祈願し、その後は精進料理での接待を受けた。
 食事の前に、長村支部長から「昔からひつじ年はあまり景気が良くないとの話しを耳にしますが、新年賀詞交歓会で当組合の水谷副理事長が『未(ひつじ)が来ると書いて未来≠ニ読みます』と言っていたように明るい未来が来る1年であることを祈念します。また北支部は昨年、行事が少なかったのですが、今年は新しい行事を行いたいと思います。是非とも皆さまのご協力をお願いします」と挨拶があった。
 味とボリュームに評判のある精進料理を楽しんだ後は現地解散となったが、生憎の雨模様であったため境内などの散策は程々に、皆、帰路へと就いた。

日本のものづくりにも明るさ
高い技術力を生かした製品次々と
愛鉄連 新春賀詞交歓会を開催

 一般社団法人愛知県鉄工連合会(会長=浅田一吉氏・アサダ会長、所在地=名古屋市中村区)の新春賀詞交歓会が1月15日午前11時30分より愛鉄連厚生年金基金会館大会議室で開かれ、役員並びに地域鉄工会事務局、業務委託関係者ら70名余りが一堂に会し懇談した。
 開会にあたり、浅田会長が「昨年まで愛鉄連に取りましては大変厳しい経済環境により色々困難な状況がありましたが、お陰様で皆様方のご支援、ご協力を得まして何とか乗り切ってまいりました。個人的には20年以上続いたデフレ経済が改善されてくるのではないかと思っております。出来ることならば政府の政策として規制緩和にももう少し力を入れていただければ、もっと良くなるのではないかと考えております。愛鉄連のものづくりは、従来とは変わって明るい状況が出てきた。最近では同時に、日本が得意な新技術で新しいものができてくる時代になってきました。昨年12月に発売されたFCV(水素燃料電池車)MIRAI、JR東海のリニア中央新幹線の着工、三菱のMRJ、ホンダのビジネス小型ジェット機と、新技術が目の前に現れてきました。当連合会も本年度は各地域の鉄工会の方々、あるいは愛鉄連関係の4団体と連携を密にして、引き続き安定した運営に心がけてまいりますので、ご支援、ご協力をお願いいたします」と挨拶。
 来賓紹介があり、来賓を代表して加納廣和愛知県産業労働部技監が大村秀章知事の祝辞を代読、日本一元気な愛知の実現に向けての取組みが語られた。また、菊地文泰名古屋市市民経済局産業部長は河村たかし市長の祝辞を代読し「地域社会全体で中小企業の振興を図ることにより、活力のある豊かな名古屋市の実現に向け取り組んでいく」と述べた。
 志治孝利あいち産業振興機構理事長の力強い発声で乾杯。出席者は新しい年に期待を寄せて和やかに歓談し、山内有恒愛知県鉄工連合会副会長(豊国工業社長)の中締めで終了した。
 会場では会員企業による製品展示も行われ、岡崎鉄工会(協組)会員の岡田鉄工所は3Dプリンターを用いての脳神経外科手術に役立つ脳動脈シミュレーター開発に関する展示、刈谷機械工業(協組)会員の和光技研工業はおしゃれに安心・安全をサポートする安全帽子の展示を行い、好評だった。

「革新のレガシー」を築く1年に
中部ユアサやまずみ会・炭協会合同賀詞交歓会

 ユアサ商事(社長=佐藤悦郎氏、本社=東京都千代田区)の中部ユアサやまずみ会・炭協会合同による平成27年賀詞交歓会が、1月6日午後3時より名古屋市東区のメルパルク名古屋にて開催された。
 はじめに、小川信行中部ユアサやまずみ会会長(日本ベターリビング社長)が挨拶に立ち「2014年を振り返れば、4月1日に消費税が8%へと増税され、皆さま方におかれましても駆け込み需要がかなりあったかと思いますが、やはり4月に入り住宅関連で落ち込みが厳しく、またGDPの第1・第2四半期がマイナス成長ということもあり、このまま予定通り今年10月に消費税が10%にアップされたらどうなるものかと思っておりました。その消費税増税は延期となり、また昨年12月には衆議院選挙もありましたが、政治家の皆さんには頑張ってほしいなぁと思いながら年末を過ごしておりました。政治の世界はよく分かりませんが、今、日本で大切なのは、どちらに方向を決めるにせよ決めた方向に向けてひたむきに、道をひとつにして頑張ろうという意気込みだと思います」と昨年を振り返り、続けて「中部地区ではMRJ(Mitsubishi Regional Jet)があり、昨年12月17日にリニア中央新幹線の着工がありました。また名古屋駅周辺で建設中のビル群もいよいよその姿を見せてきました。その後も笹島から名古屋駅にかけて大きなプロジェクトが動き始めます。少し長い目で見れば良い方向に向かっているのだと前向きに捉えています。東北の復興の本格化、2020年東京オリンピック開催、2027年リニア中央新幹線開業など、国内で今後お金はたくさん回ります。お金が回るということは、ビジネスのきっかけがきっとあると大きく期待するところですが、反面、原油価格の下落や円安など動きが読みにくく分かりづらい面もあります。そんな時だからこそ原点に立ち返り、物事を前向きに捉え、一所懸命頑張るだけだと思います。昨年活躍した羽生選手や錦織選手もそうであるようにスポーツの世界でも軸がブレては決して良い成績は得られません。今年は軸がブレないよう進んで行きます」と話した。
 次に、佐藤悦郎ユアサ商事社長が挨拶に立ち、「昨年はアベノミクスも2年目に入り、極端な円高の修正、デフレ脱却などの糸口が見えかかってきたところで消費増税の煽りを受け、一部には厳しい局面が出た1年だったと思います。GDPの指標を見ても好調と言われるのは唯一、製造業の設備投資部門で、個人消費、住宅投資、公共工事などはあまり振るわず、全体的に今一歩という状況でした。このようななか、当社では中期経営計画『YUASA LEGACY 350』がスタートし、アジア最大級の『産業とくらしの流通プラットフォーム』の構築を目的に、既存事業の更なる強化、また、成長分野と位置付けている海外事業・環境エネルギー事業・国土強靭化対応事業に力を入れつつ、財務体質の更なる強化に取り組み、成果を上げつつあるところです。昨年8月には本社機能の強化として288年ぶりに東京都中央区日本橋から現在の千代田区神田美土代町に本社を移し、部門横断的な取り組みとBCP(事業継続計画)対策を強化するなど、更なる競争力強化に向けた布石を着実に実行しました」と昨年を振り返り、続けて「今年は当面、円安・株高・原油安という状況が続くと思いますが、日本経済全体としては成長軌道に戻ると考えております。円レートについては行き過ぎた円安がマイナスになるという面もありますが、特に輸出産業においては大きな利益がもたらされ、その利益が各企業の成長投資に向けられると期待されますし、株高は個人・企業の資産増大となり、原油価格は現在異常な下げ状態でインフレには逆行するかもしれませんが、個人・企業にとっては大きなコスト安となり、それらが投資、消費に向けられる可能性が十分あります。海外では、中国経済の成長率は鈍化しており、ウクライナ問題を抱えるロシアの不況もある反面、アメリカは非常に好調で11年ぶりの大幅なGDPの伸び率、ダウ平均1万8000ドルをつけるなど、世界と日本の経済を引っ張り上げてくれると考えております。GDPの指標ですが、企業の設備投資はグローバルな競争力強化のため一定レベルの水準を維持すると考えられますし、住宅投資では新築の受注は昨年11月から前年同期を上回っている状況です。公共投資も予算実行が迫られております。このような成長環境が生まれつつあるなか、昨年末の衆議院選挙では与党が絶対多数を確保し、第3次安倍内閣ではデフレからの脱却、また、成長スピードを更に上げていくことを第一政策に掲げており、これからの成長戦略は大いに期待できます。しかし、ここで重要なのは各企業の実力ではないかと思います。当社はこの状況を注視しつつ、中期経営計画『YUASA LEGACY 350』の諸施策は時流を得たものと確信しており、自信を持って全力で取り組んでまいります」と今後の見通しを語った。最後は「当社は2016年に創業350周年を迎えます。江戸時代1666年から続く歴史は、まさに社会や経済の変動に対応した革新の連続でした。『革新のレガシー』これこそが当社の企業風土です。『老舗は常に新しい』という言葉を胸に、今年は、350周年を機に当社が将来にわたって企業価値を一段と高めていくための次なる革新のレガシーを築く1年にしたいと考えております」と抱負の言葉で結んだ。
 その後、峰澤彰宏中部ユアサやまずみ会副会長(峰澤鋼機社長)が乾杯の音頭をとり祝宴がスタート。皆が新年の挨拶や情報交換などに花を咲かせているうちに宴もたけなわへ。最後は本間健司TOTO中部支社長の中締めでお開きとなった。

6月「中部どてらい市」開催
『A.A.15』最終年度に向けスパート
山善名古屋 2015新春賀詞交歓会

 山善(社長=中田繞氏、本社=大阪市西区)名古屋地区の「2015年新春賀詞交歓会」が1月6日、名古屋市熱田区の熱田神宮会館で開催。同社の主力仕入先267社、468名が参加した。
 開宴にあたり、吉村泰典山善名古屋営業本部長が壇上に立ち「この中部地区は自動車、航空機、工作機械など、日本経済を支える基幹産業が多数ございます。一部には足踏み感もありますが、全体的には顕著に推移して回復基調にあると思っております。モノづくりに関して、昨年は年初1兆3000億円の見込みでスタートしましたが、受注額を途中上方修正し1兆5000億円前後で終わるものと思います。今年は、そんな明るく期待の持てる年明けになりました」と新年の挨拶のなかで語り、また「本年、名古屋支社は『現場主義に徹する』を経営スローガンとし、まずは皆さまと、成果と感動を共にしながらご期待に沿えるよう努力してまいります。次に、残る3月期、会社に約束した69期の数字を達成するために動き回ること。そして4月以降『A.A.15(ダブルエー・イチゴー)』最終年度の中にあって中部どてらい市が6月に開催されます。受注目標は100億円と有言しております。あとはこれを実行するだけです」と今年の抱負を語った。
 続いてメーカーを代表して高橋一嘉コロナ副社長が壇上へ立ち「ここ1年堅調なアメリカ景気や円安を追い風に、自動車業界を筆頭に、世界で稼ぐ企業が全体を牽引してきました。一方で経済がマイナス成長に陥った国内の不振は深刻で、私たちを取り巻く環境はますます予断を許さない状況になっています。アベノミクス効果もあり、現在、経済環境は好転の兆しを見せ、ようやく落ち着きを戻しつつあるかに思われますが、昨年4月以降の消費税増税に伴う需要の変動、さらには消費税10%へ増税の先延ばしによる影響など、まだまだ先の読めない難題が山積みの状況であります。このような現状だからこそ私ども企業はしっかりと環境の変化を睨んで俊敏に対応を図り、将来に向けて一歩一歩着実に前進し続けるという気概を持って挑戦していくことが何よりも大切であると考えております」とこの1年を振り返り、続き「年末の選挙を終え、成長戦略が動き出そうとしている今、私達企業はもう一度原点に戻って自社の強みを問い直す必要があると思います。どんなに優れた技術でも永続するものはありません。今評判の技術も、いずれは陳腐化します。進歩と変化が速やかな時代においては陳腐化するのも早くなります。しかし優れた技術を生み出す能力は、鍛錬を怠らない限り永続します。この技術改善を生み出す能力が日本の企業の大切な特色だと思っております。山善さんと我々メーカーの目指すところは、顧客価値と社会的価値の創造であり、そのために必要な技術の進歩は一貫しています。今年は未年です。『群羊を駆って猛虎を攻む』という言葉が示すとおり、それぞれの強みを生かし、これまで以上に連携を深め、一体となって挑めば必ずや充実した1年になるものと思っております」と今年への意気込みを述べた。
 その後、中田繞山善社長が壇上へ立ち「昨年はアベノミクス効果や日銀の施策の影響もあり、ようやく長く続いた円高から円安に転じました。輸出比率の高い企業においては追い風になり、各社さまの決算もその影響が大いに反映されていると思います。設備投資の代表的な指標である工作機械受注も、好調に、順調に推移しております。反面、輸入品の値上がり、とくに食品関係などの影響もあり、一般消費財の回復には逆風になったのではと思います。昨年も様々なニュース、話題が飛び交いました。経済環境での評価は様々な切り口での論議がありますが、経済以外での昨年の明るい話題は何といってもノーベル物理学賞の受賞が一番だったかなと思います。基礎研究から、その技術を用いた製品化まで、まさに日本のモノづくりの力が認められた結果だと思います。LEDは今や我々の生活に無くてはならないものになりました。環境負荷の軽減だけでなく、様々な商品化による経済効果も計り知れないものがあります」と昨年を振り返った。その後「今年4月から、第68期を初年度としてスタートした中期経営計画『A.A.15』の最終年度にあたる70期が始まります。3ヶ年計画のスタート時に掲げた大きなチャレンジ目標である、連結売上4500億円、連結経常利益150億円に向けて挑戦してまいります。今まで手の届かなかった4000億を超える売上数字は、この3月期に終了する第69期で達成できる見込みです。これも皆さまのご支援があればこそと受け止めております。当社は来年70周年を迎えます。ご当地名古屋での営業開始は昭和34年でした。手狭になったことや老朽化もあり、一昨年10月には新社屋での営業がスタートしました。中京地区は車や航空機産業の集積地であり、工作機械メーカーさまの工場が多い地域でもあります。まさにモノづくりのメッカとして捉え、当社のウエイトをますます高めていきたいと思っております。今年はあくまで正攻法で前向きに、積極的に攻めの経営に徹して、力強い山善、頼りになる山善、そして山善の勢い、社員の勢いを感じていただけるような会社を目指します。『私たちは大きな夢を実現し組織力と現場力をさらに充実させ明るい未来に翔こう』を今年のスローガンに、私を筆頭に社員一同全力を尽くしてまいります」と新年の意気込みを力強く語った。
 大阪から参加した同社役員紹介の後、星真ブラザー工業マシナリー&ソリューションカンパニーエグゼクティブバイスプレジデントの挨拶で乾杯。途中、抽選会を挟みながら、参加した皆が新年の挨拶などに盛り上がるなか、船戸章彦THK中部営業統括部長による挨拶と3本締めで中締め。最後に南村哲寛山善名古屋営業本部副本部長からのお礼と閉宴の挨拶でお開きとなった。

マンション・ビル・商業施設向け
自然な風合いの9商品を新発売
LIXIL 600角中心の大形タイル拡充

 住まいと暮らしの総合住生活企業LIXIL(社長=藤森義明氏、本社=東京都千代田区)は2月2日、マンション、商業施設などのファサードやエントランス空間を美しく装う大形タイルシリーズから、外装壁タイル4商品、床タイル5商品を、INAXブランドより全国発売した。
 焼き物のタイルは耐久性に優れるうえに、質感や表情、色などの面で多彩な展開ができることから、マンションや商業施設などで需要が伸びている。
 新発売の大形タイルは600角平(1枚サイズ=約600×600mm)を主体としたサイズ展開で、外装壁用、床用(外床・内床)をラインアップ。最新のデジタルプリント技術で石柄を忠実に再現したものや、焼き物ならではの自然な風合いを活かしたものなど、幅広いバリエーションが用意されている。
 外装壁タイルは、表情豊かな岩肌模様の「ジョルナ壁用」、モノクロームな色合いの「セラータ」、さりげない岩肌面状と色合いの「ストーンエッジU壁用」、焼き物の素材感が漂う湿式陶板の「クラマ」の4商品。これら大形の外装壁タイルの施工には、安心・安全面で定評のある金具併用部分弾性接着剤張り(FA‐S工法)をはじめとする実績のある工法を採用している。
 外装床タイルは、使い込んだライムストーンを再現した「ナチュライム」、ナチュラルな岩肌模様の「ジョルナ床用」の2商品。その他の内装・外装床タイルには、天然木を忠実に再現した「プリメーロ」を、また内装床タイルには、ゴージャスな空間を演出する大形タイル「チェルナ」、使いやすい色合いの磨き床タイル「ゼロスU」の2商品が用意されている。
 いずれの商品も、焼き物ならではの自然な風合いを巧みに表現した味わい深い表情が、ファサードやエントランスなどの大空間を美しく演出してくれる。
 これらの商品に関する詳しい問い合わせなどは、お客さま相談センター▽フリーコール=0120(1794)00まで。

2015年FA業界の展望を語る
工作機械産業の需給実績と見通しを検証
ニュースダイジェスト社 FA業界新年賀詞交歓会

 1月9日、ニュースダイジェスト社(以下、ND社)主催による2015年FA業界新年賀詞交歓会が、名古屋市中村区のキャッスルプラザで開催された。会は、樋口八郎ND社社長の挨拶でスタート。月刊生産財マーケティング編集長の八角秀氏による2015年のFA業界展望、NDマーケティング大賞の贈呈式ならびに後藤勇日進工具会長の受賞講演、花木義麿オークマ社長、森雅彦DMG森精機社長、上田良樹三菱商事テクノス社長を招いての新春トップインタビューを経て懇親パーティへ。増田照彦三菱マテリアル常務執行役員の乾杯の挨拶の後は、参加した約600名の業界関係者が各々に懇親を深め、最後は伊藤高潤愛知県機械工具商業協同組合理事長の中締めで盛況の内に幕を閉じた。
 昨年の工作機械産業における受注総額は、前年比約33%増の1兆4900億円(日本工作機械工業会統計)に達した。内外需比は、この数年間はおよそ1対2の割合で推移しており、昨年は内外需とも前年比で2桁増となった。今年も目立った好材料、悪材料は無く、比較的堅調な市況になると期待される反面、昨年の伸びが急激であったために、内外需とも少量の反動減が見込まれるとND社では予想している。
 内需では前年比で2割以上の伸びが見られたが、これは、ものづくり補助金や生産性向上設備投資促進税制などが各企業の設備更新マインドを後押しした結果であり、大手ユーザーだけでなく長年投資を控えてきた中小企業からの受注や引き合いが増えたことが大きく影響している。昨年4月の消費増税はGDPなどのマクロ指標には大きな影響を与えたものの、工作機械市場への影響は比較的軽微であった。
 外需では昨年、中国やASEANで需要の弱さが目立ったが、先進国を含む世界各国で「製造業重視」「実物資産重視」の流れが年々強まっていることをうけ、今年も世界全体の設備投資意欲は底堅いと予想される。ただ昨今の円安が外需の伸びを促してはいるものの長年のデフレの影響から日本円の実質実効為替レートは史上最安の水準に達しており、円の実質的な購買力は低下しているため、ユーザー産業、サプライヤー産業の動向に今後注意が必要だ。
 昨年の生産高は1兆2000億円(経済産業省機械統計)に達しているが、今年も1兆2000億円の横ばいだろうとND社では予測している。景気の先行指標とされる工作機械受注に対して、同生産はどうしてもタイムラグが発生するため遅行指標とされる。通常、納期は受注から3〜5ヶ月、大型機のような長いもので1年ほどだが、昨年11月時点での受注残は6467億円で、1‐11月平均受注額の5ヶ月分に相当する。
 昨年は生産台数が2013年比で急増しているが、これはEMS(電子機器製造受託サービス)向け小型マシニングセンタの生産台数増加によるもので、このことから中国向けなどEMS関連の需要が受注額全体の5〜6分の1ほどを占めたと推測される。こうした市場において新素材、部品の複雑化・多機能化などに対応するため日本のメーカーに求められる工作機械は高性能化・ターンキー化しており、必然的に納品までのリードタイムも長期化傾向にあるといえる。
 続いて輸出状況だが昨年の輸出額は前年比27・9%増の9800億円(財務省貿易統計)となった。南米、中国、ASEAN諸国、インドなどは必ずしも堅調といえる市況ではなかったが、輸出額は史上最高額を更新している。特にEMS向け機械需要の急増により東アジア向けが対前年比で5割も増している。今年の輸出予想額は昨年から5・1%減の9300億円(財務省貿易統計)。減少はするものの、今年は米ドルなど主要通貨の大幅な金融収縮も考えにくく、新興諸国での需要回復が期待できるだろう。これは中国をはじめとする新興国で労働賃金の上昇とともに自動化ニーズが高まっていることからも容易に想像できる。中期的には北米市場の強さが際立っており、自動車や航空宇宙産業などを中心に今年も堅調に推移するとみられる。ガートナー予測によると今年の米国の工作機械市場は88億2200万ドル(約1兆円)で、昨年比約37%増と相変わらずの堅調ぶりを見せている。米国内だけでなく、カナダやメキシコなど周辺国での需要も堅調だ。ただ、ウクライナ問題でロシア経済が低迷しており、今後はその影響が欧州や他地域に及ぶ可能性も懸念され、注意が必要である。
 対して輸入状況だが、昨年は前年比約3割増の820億円(財務省貿易統計)となったもよう。今年は前年比微減の800億円と見込んでいる。
 輸入先では、2006年までは米国がトップだったが、2007年以降はドイツがその座に。リーマンショック後はドイツと中国のトップ2が常態化し、現在その2国だけで輸入額全体の約半分を占めている。第3位は台湾、続いてスイス、米国の順。機種別ではNC旋盤、レーザ加工機、放電加工機、工具研削盤、歯車加工機などが多い。昨年は特にNC旋盤の輸入が伸びた。

 今年の工作機械市況のポイントは@反動微減Aリスクのグローバル化Bメーカー間の格差拡大と八角氏はまとめた。
@反動微減
 昨年、受注が急上昇し過ぎたため既存顧客に一服感が出ることが予想されるが●営業・サービスの兵站(へいたん)が伸びきっていないかチェック●毎月の受注高は1000億円プラスα。プラスαの最大要因はEMSだが、米アップルに追随し、中韓メーカーも高級化志向へとシフトしており、EMS市場はやや平準化しつつある。こうした点にどう対処するかで今年の展開も変わってくると思われる。
Aリスクのグローバル化
 グローバリズムが進展するほどリスク要因も大きくなる。●金融面=これまでの実例として、リーマンショック、ユーロ危機など。●地域問題=ウクライナ問題、イスラム国問題など。●ビッグユーザー=アップルは今年の設備投資を124億ドル(約1兆5000億円)と発表。したがって各企業ともグローバルな視点に立ったリスクマネジメントが要求される。
Bメーカー間の格差拡大
 今、元気な日本の工作機械メーカーは大手総合メーカー、EMS向け、自動車部品量産ライン向けのいずれか。これらは一昨年から昨年にかけて設備投資に踏み切ったところも多く、同時期の日本工作機械工業会(日工会)受注統計でも右肩上がりだが、「うちはそうでもない」というメーカーが多いのも事実だ。今後、メーカー間の格差がさらに拡大していくことが懸念される。
 こうした問題に対処するためには、なんとしても『値引きをガマン』して利益を出す企業体質へと移行する。そして、工作機械ではなく『工作機械システム』を構築し、それを売る。など、独自の防衛手段を講じる必要があるだろう。

今後3〜4年はチャンスに恵まれる
今年は先行き明るい見通し
三重県管工機材商業組合 平成27年新年賀詞交歓会

 1月13日、三重県管工機材商業組合(理事長=田中邦洋氏・五光商會会長)の正会員、賛助会員合わせて約150名が一堂に会して、三重県四日市市にある四日市都ホテルにおいて、平成27年新年賀詞交歓会が開催された。同会は、双和靖裕氏(協成四日市営業所長)の司会進行でスタート。
 田中理事長は挨拶で「昨年は、スポーツ選手が非常に活躍した年でした。テニス界では錦織選手が、ゴルフ界では松山選手が海外で活躍し、私たち日本人にとって大変元気の出る話でした。また青色発光ダイオード(LED)を開発した功績から、この地方から赤崎教授と天野教授、そして中村教授の3名がノーベル物理学賞を受賞されました。こちらも大変明るい話題でした。景気面では昨年4月に消費税増税があり、その後、景気回復が思うように進まずといったところですが、同11月には日経平均株価が1万7000円を久しぶりに超え、また円安も進んできた今になって、ようやく明るい兆しが見えてきたかと思います。昨年末に衆議院選挙が行われ、改めてアベノミクスに期待せざるを得ないといったところでしょうか。今年は戦後70年の節目の年です。この4月には統一地方選挙もございます。選挙の年は景気がなかなか盛り上がらないと言われておりますが、まだ年は明けたばかりです。これから1年、皆さんと一緒に頑張っていきたいと思います」と述べた。
 メーカーを代表して、千葉東洋バルブ中部営業部長が挨拶に立ち「今年2015年・平成27年は昭和90年でもあります。管工機材に関わるこの業界は、いろいろな話を聞きますと、今年以降は非常に良い傾向にあるようです。向こう3〜4年の間は、この業界の需要が飛躍的に伸びるとの予測もございます。その理由の一つめは、現政権の行っている国土強靭化計画でインフラ整備を中心に、3年間集中期間として約15兆円の追加投資が行われ、経済を活性化させること。二つめは、首都圏を中心に、東北地域も同様ですが、今年あたりから大量に着工済みの物件が納入時期を迎えます。東京オリンピックの開催される2020年の手前くらいまでこの状態は続くと言われています。三つめは、各国内メーカーが生産を国内に戻そうという動きが出ています。例えばキヤノンさんやシャープさん、日産さんなどが国内生産拠点を充実させていくなど、今まで少なかった事例が出てきています。この三重県でもそうした動きが出てくると思います。四つめは、外国の富裕層の方々が大勢日本に訪れ、たくさん買い物をし、高級ホテルに泊まるなか、観光地の整備が今年あたりから増えていくとの予測がございます。こうした状況から管工機材関連の商材がこれから3〜4年は出ていくでしょう。これは非常にチャンスです。この業界に関わる企業が儲かり、それが社員に分配され、若い新卒の人たちがこの業界で働いてみたいと思えるよう私もこのチャンスに乗り、この業界を少しでも良くしていきたいと思っております」と語った。
 堀俊也前澤給装工業取締役西日本営業部長の乾杯の挨拶の後は、皆が料理に舌鼓を打ちながら、新年の挨拶を交わし、思い思いに談笑にふけ、最後は杉山克雄副理事長(杉山機工社長)の中締めの挨拶により会は盛況裡のうちにお開きとなった。

節度を守って日々努力
明るく
元気な業界へ
静岡県管工機材商組合第18回新年賀詞交歓会

 静岡県管工機材商組合(理事長=村松孝一氏・村松商店社長)は1月14日午後4時より、静岡駅前のグランディエールブケトーカイにおいて「第18回新年賀詞交歓会」を開催した。出席者数が過去最多だった昨年をさらに上回る、正・賛助会員合わせて237名が出席し盛会となった。
 一色哲已副理事長(一色機材社長)の司会進行、開会の辞で始まり、冒頭、挨拶に臨んだ村松理事長は「アベノミクスや円安、株高と、我々にとって良いことも悪いこともありますが、今後、明るい方向へ行っていただければと思います。まだまだ我々の所までは来ておりませんが、次は我々の番だと思っています。管機連のスローガンである、適正利潤の確保。やっとこれができる時代が来るのではないかと思います。我々の同業者、卸商社さん、メーカーさんのそれぞれの団体で協力し合わないと利益は出ません。流通の中ではメーカーさんからの直売、問屋(卸業者)さんからの直売など色々な形がありますが、そんな中でも節操をもってそれぞれの利益を考えた商売をして行けば、我々もだんだん潤ってくると思われます。苦しい、辛いとそんな話ばかり過去はしてまいりましたが、もうそろそろ本当に皆さんが明るい表情で日々仕事ができる環境をこれから作り上げて、管工機材の業界を少しでも明るく元気のあるものにしていきたい。これには皆さんの協力と我々の努力しかありません。今年はひつじ(未)年、暖かくぬくぬくした年にするべく、賛助会員の皆さん、組合員の皆さんとともに頑張っていきたい」と新年にあたって抱負を述べた。
 来賓紹介があり、メーカーを代表して堀田康之キッツ社長が「今年は、去年よりは明るい年になるのではと感じております。いろいろ問題はあるにしても必ず先行きが良くなるという、経済研究所の方の話がありました。今年の干支のひつじ(未)は無垢、幸福、純粋を示すシンボルの動物のようです。いつも静岡組合にまいりますと思うのが、非常に明るい、そして皆さん本当に純粋な方だということです。なんか幸福になれると感じます。私も未年で、無垢なんです。そういう意味では静岡の組合の皆さんと通じるところがあると感じております。『群羊(ぐんよう)を駆って猛虎(もうこ)を攻む』という言葉があります。これも静岡組合に言えることかと思えます。力を結束すれば、猛獣を倒すこともできる。結束を固めて成長を目指そうとする皆さんには我々賛助会員、今年もとことんついて行きますので、ご支援をいただきたいと存じます」と挨拶。
 続いて、卸商社を代表して吉川富雄オータケ社長が力強く乾杯の音頭をとった。
 会場では出席者が新年の挨拶を交わしながら歓談。和やかに祝宴が進み、本間健司TOTO中部支社長の三本締めで終了した。

総合熱エネルギー機器メーカーとして
エネルギーの競争時代に挑む
リンナイ 中部・北陸地区新春の会

 リンナイ(社長=内藤弘康氏、本社=名古屋市中川区)は、1月13日午後1時30分より名古屋マリオットアソシアホテルにおいて、中部・北陸地区新春の会を開催した。同社顧客であるガス事業者をはじめ、管材、建材、住設の商社ら180名が出席する中、平成27年度経営方針・重点方針説明、特別講演、新春懇親会が行われた。
 冒頭、若林均中部リンナイ会会長(北日本物産社長)が挨拶し「東日本大震災以降の日本のエネルギー政策を決定する、エネルギー基本計画が昨年策定されました。LPガスは、平時にも、災害時にも国民の生活のエネルギーであり、そして分散型エネルギーであることが認知されました。消費者から選ばれるエネルギーとして、ガス機器の販売を通じてガスを提案し販売促進をしていく。特に年々進化しているコンロ、エコジョーズ、更にECO ONE(エコワン)給湯器、これを販売することでLPガスの需要を更に拡大していくことになると思います。エネルギーの競争時代を迎え、一層の需要確保に向けて邁進していくことが一番ではないか。リンナイさんには業界のトップリーダーとして、時代のニーズを的確に捉えた販売政策、商品開発をより一層お願いいたします」と述べた。
 内藤リンナイ社長が平成27年度経営方針について説明。その中で内藤社長は「2020年に創業100周年を迎えるに当たり、技術的な革新を続けてきましたが、システム商品を拡大して総合熱エネルギー機器メーカーとしていきたい。今年5月に新3か年計画を発表します。ビジネスの範疇として、熱と暮らしに関する総合熱エネルギー機器の領域で頑張っていきたい。エコワンというハイブリッド給湯器をもっと訴えかけて、量を増やしていきたい。また、海外の体制強化にも取り組んでいく。上海に新工場の用地も確保した。2016年に電力の自由化、続いてガスの自由化が目前に迫っています。ビジネス環境は大変厳しくなるかとは思いますが、この難局を皆さんと共に乗り切っていきたい」と述べた。
 続いて、古賀宣明リンナイ中部支社長より重点方針が発表された。今年は『熱と暮らしの未来を創造する』をテーマに、新築採用の拡大とリフォームでの販売拡大に販売店と共に取り組んでいくと説明され、中部支社の販売支援策として下取りキャンペーンやエコフェスタの実施などが打ち出された。
 古賀支社長は、エネルギーのベストミックスを実現したハイブリッド給湯・暖房システム『エコワン』の第三世代モデルがこの4月から発売されることを紹介。その特長として@省エネ性能は第二世代の129%を超える、給湯一次エネルギー効率138%を達成(同社調べ)A新型ヒートポンプは地球温暖化係数が従来品の約3分の1になる新冷媒R32(ダイキン工業製)を採用B柔軟なレイアウトで施工性も大幅に向上-を挙げ、「エネルギー業界は刻々と変化し、ガスと電気が両立する安心な暮らしがますます求められます。そんな中で、人々の暮らしの快適と安心を目指して、ハイブリッド給湯・暖房機を提案していきます」と述べた。
 このあと特別講演が行われ、前真之東京大学大学院准教授が「日本の住宅とエネルギーをもう一度考える。ハイブリッドが切り拓く、給湯・暖房のフロンティア」と題して講演した。

被災住宅の応急修理に関する協定
愛管連、愛知県と締結
被災者救済を円滑に実施するため

 愛知県管工事業協同組合連合会(会長=穂刈泰男氏、所在地=名古屋市中区、以下、愛管連)と愛知県(代表=大村秀章知事)は、大規模地震などの災害時における被災者の応急住宅対策のひとつとして、災害救助法第4条に定める『被災住宅の応急修理』を円滑に実施するため、「災害時における被災住宅の応急修理に関する協定」を締結。1月22日、愛知県自治センターにて締結式が執り行われた。
 『被災住宅の応急修理』とは、災害救助法が適用された地域において、災害のために住宅が半壊・半焼し、被災者自らの資力では応急修理ができない場合に、居室、台所、トイレなど日常生活に欠くことのできない部分について必要最低限度の補修を行うものである。
 協定内容は、@被災時に備え、毎年度、愛管連から応急修理業者の名簿を県へ提供する。A被災後、住宅の応急修理が必要となった場合に、県から愛管連に対し協力を要請。市町村は愛管連と協調し、被災者に応急修理業者の斡旋などを行う(応急修理は災害救助法に基づき、市町村から応急修理業者に直接依頼する)。
 協定締結後、祖父江隆弘愛知県建設部建築局長は「昨年は広島での土砂災害がありました。また昨今、この地域でも南海トラフ地震などが懸念されています。地震以外でも応急修理が必要な場合は災害救助法に基づき、愛管連さんやその他の団体とも密接に連携し、被災者救済に全力を尽くします」と語った。また穂刈愛管連会長は「県内全市町村にわたり、合わせて987社の組合員が加盟しております。今年は阪神淡路大震災の発生から20年と節目の年でもあります。この節目の年だからこそ私たちは本協定を県と結び、全組合員に周知徹底し、皆で助け合いたいと思います」と語った。
 本協定は翌23日から既に適用されている。これまで愛知県は同様の協定を12の団体と締結している。愛管連は13番目となる。

意匠性や機能をさらに高めて
モデルチェンジし続々と新発売
LIXIL 床材やリビング建材など

 住まいと暮らしの総合住生活企業LIXIL(社長=藤森義明氏、本社=東京都千代田区)は、これまで販売中だった床材やリビング建材を、意匠性、機能などの見直しを図りモデルチェンジ。1月5日、全国で販売を開始した。
●天然木化粧床材「銘木床」モデルチェンジ
 印刷技術の進化に伴いシート床が伸長する一方で、天然木を使用した床は本物ならではの質感や、同じ色・柄を持たないという個性的な面から、今なお根強い人気がある。
 今回発売された「銘木床」は、天然木単板にクリア塗装を施しただけの、無着色仕上げの天然木床材。それぞれの樹種特有の自然なままの色合い、木目、手触りを大切にしており、同じ木であっても、それぞれ個別の表情を持った仕上がりとなっている。さらに、時間の経過や角度によって色味や光沢が変化することで天然木ならではの質感や表情の変化が楽しめる。
 また、木の美しさを引き出して意匠性を高めるために、同社ならではの処理技術を採用。「木味醸成化処理」技術により煮沸や蒸煮を行い、美しい杢理(もくり)が際立つ突き板へと仕上げているほか、施工後の色のバラつきを抑えるため、製造過程で16ピースをバランスよく組み合わせ、自然の調和を表現している。
 ラインアップは、家具や建具とも相性が良いメープル、チェリー、ウォルナットの3種類。さらに同社のリビング建材「グランドライン ラフィス」と合わせることで一段と室内のグレード感を高めることができる。
 落下物の衝撃に強く、キャスター付きの家具などで凹んだ場合でも、目立ちにくい耐キャスター性能を備え、さらに床暖房にも対応できる仕様とするなど、機能性も大幅に向上している。
●リビング建材「グランドライン ラフィス」フルモデルチェンジ
 近年の海外展示会やデザイナーズ住宅に見られるシンプル志向の高まりから、今、リビング建材にも、シンプルで上質な空間に合うデザインが求められている。
 今回発売された「グランドライン ラフィス」は、上質感を追求したリビング建材。「NOISELESS-ノイズレス」をデザインコンセプトとし、室内ドア、室内引き戸、クローゼットドア、玄関収納を一新。壁と建具との境界となる枠を可能な限り排除し、壁になじむデザインとなっている。
 室内ドアには、同社ならではの革新的な技術により開発された、線のように見える極細のアルミ製「ライン枠」を採用。見付寸法を従来の24mmから5mmへと極限まで薄くし、デザイナーズ住宅に見られるようなすっきりとした納まりを可能にした。
 室内引き戸とクローゼットドアは、専用部材である「クロス下地材」を使うことで枠の見付寸法をわずか6mmにまで薄くしている。共通の特長として天井高で納められるH2400mmを標準設定とし空間を広くすっきりと演出している。
 また、空間に調和する面材カラーとして、床や扉素材と相性のよい「プレシャスホワイト」、木目の陰影と素材感が楽しめる「木目」3色、洗練された上質感を与える「鏡面」3色(鏡面3色は3月発売予定)の計7色が用意されている。
 なお「グランドラインラフィス」は、そのデザイン性の高さと従来の品質・施工性を両立した点が評価され「2014年度グッドデザイン賞」を受賞している。
●樹脂シート床材「D.フロア」5タイプ追加
 「D.フロア」は、経年変化による木の風合いを再現するなど、意匠性を追求したシート床材。今回新たに、インテリア建材「ファミリーライン パレット」とのコーディネートが可能な5タイプを、ラインアップに追加した。
 「素朴な優しさ&リアルナチュラル」をデザインコンセプトに誕生した「D.フロア」新タイプは、丁寧に手入れをして使い込んだような優しい風合いと、木材の節まで緻密に再現した今までにないリアルなデザインが特長。特に新デザイン「フレンチヘリンボーン調」は、左右2タイプの床を貼り合わせることで、伝統技法「ヘリンボーン」のようなクラシカルなデザインを、業界で初めてシート床で作り出している。
 機能面では従来タイプ同様、傷やひび割れ、日焼けを軽減する「樹脂シート」と、物の落下やキャスター付き家具による凹みに強い「硬質バッカー」を表面材に採用しているほか、特殊処理により、ワックスがけも不要だ。
 あわせて、階段(ベーシックタイプ)にも「D.フロア」対応の水平面部材3タイプを追加。これにより、建具から床、階段まで、1棟コーディネートによるナチュラルな空間づくりが可能となった。
 いずれの商品も、詳しい問合せは、お客さま相談センター▽フリーコール=0120(126)001まで。

市場初!モップ拭きに比べ5倍の速さ
業務用手押し式床洗浄機
ケルヒャージャパン オートモップB60/10C発売

 清掃機器の最大手メーカー、ドイツ・ケルヒャー社の日本法人、ケルヒャージャパン(社長=佐藤八郎氏,本社=宮城県黒川郡大和町)は、業務用手押し式床洗浄機「オートモップB60/10C」を3月2日より発売する。
 業務用手押し式床洗浄機「オートモップB60/10C」は、ユーザーの要望をもとに開発された、モップと床洗浄機のギャップを埋める新しい分野の製品。前を向いて押すだけの簡単な操作でモップ拭きより5倍も速く清掃できるので、作業の効率化が図れる。洗浄液が塗布されたパッドで床を清掃し、汚水は電気の使用なしでもポンプで吸引することが可能。そのため残水が少なく、スリップ転倒のリスクが低減され、前を向いて作業できるので安全性に優れ、モーター・バッテリーがないので取り扱いやメンテナンスは簡単。給排水すれば長時間の使用もできる。清水タンクと汚水タンクが分かれており、常に清潔な水で清掃でき衛生面にも優れている。 
 なお、同製品は2014年にアムステルダムで開催された清掃・メンテナンス業の国際見本市「ISSA/インタークリーン」において、ベスト・イノベーション・アワード(最高革新賞)を受賞した。 
 主な清掃シーンとして、スーパー、家電量販店、カー用品店、ホームセンター、ドラッグストア、病院、オフィス、スタジアム、学校、工場、その他施設などのフラットなフロアの、現在モップを使用している場所の日常清掃を想定している。価格は29万8000円(税抜)。
■主な商品特長 
 @操作性=ユーザーの要望をもとに、モップと床洗浄機のギャップを埋めるために開発された全く新しい分野の製品。押すだけの簡単操作で床清掃を行うことが可能。
 A生産性=モップ拭きの約5倍のスピードで床清掃ができるので、清掃時間短縮を実現。
 B安全性=楽な姿勢で床清掃でき、残水が少ないためスリップ転倒のリスクを低減。モップ拭きと異なり、前を見ながら作業できるので安全性を確保。
 C衛生面=モップ拭きと異なり、きれいな水での床清掃を実現。
 D簡易性=モーター、バッテリーがないので、取扱いやメンテナンスが簡単。給排水すれば長時間作業が可能。
お詫びと訂正
 弊紙2552号6面、坪井政人氏の葬儀の模様の文中で、創業者の坪井清氏が故人と書かれておりましたが、ご本人はご健在で葬儀にも参列されておりました。関係各位にご迷惑をおかけいたしました。ここにお詫びし、訂正いたします。

東京本社データセンター
「Solemare(ソルマーレ)」稼働
トラスコ中山“見せる”データセンター

 機械工具卸商社のトラスコ中山(社長=中山哲也氏、本社=東京都港区)は、これまで大阪本社に設置されていたデータセンターを、より強固な免震構造や災害対策の施された東京本社に移転した。災害などの非常時にもシステムを停止させることなく、顧客への商品供給をはじめとする企業活動を継続できる体制を強化した。
 東京本社データセンター「Solemare(ソルマーレ)」は見せる<fータセンターとして、強さとデザインにもこだわった。レッドのカラーリングは、情報システムを支え進化させるという情熱を表しているという。
【概 要】
▽設置場所=東京本社5階(東京都港区新橋)
▽総サーバー台数=約100台
▽関連機器台数=約170台
▽設備=2台同時稼働の空調管理、非常用発電機(発電350Kva)、無停電電源装置
▽稼働日=平成27年1月5日
〈東京本社災害対策〉
●免震構造(耐震Sグレード)
●浸水対策(防潮版、植栽帯)
●停電対策(2か所の変電所からの引込、屋上設置の非常用発電機など)
   *   *
 名称「Solemare」について
 スペイン語でSoleは太陽、Mareは水・海という意味があり、東京本社ビルは、今後ますますの発展と幸せの花を咲かせたいという想いから、イタリア語で「花盛りの・花咲く」という意味を持つフィオリートビルと名付けられたが、今回のSolemareには、それを実現するために不可欠な、太陽や水のような役割を担いたいという想いが込められているという。

第32回新春ボウリング大会
140名が参加し賑やかに
クマザワ 渋谷不二美さんが優勝

 機械工具商社のクマザワ(社長=浅野明好氏、本社=愛知県一宮市)は1月18日、同社の得意先並びに仕入先メーカー・商社の社員とその家族らを招き、愛知県稲沢市の稲沢グランドボウルにおいて「第32回新春ボウリング大会」を開催した。
 当日は、140名がゲームに参加。浅野社長の始球式で始まり、3ゲームのトータルスコアで順位を競った。
 豪華賞品を目指して楽しみながら熱戦を繰り広げた結果、渋谷不二美さんが546ピン(ハンデキャップ含む)で見事優勝に輝いた。2位は平野友輝さん545ピン、3位は佐藤啓介さん529ピン。
 ゲーム終了後はボウリング場内のパーティールームで懇親の場がもたれ、参加者同士で親睦を深めた。パーティー後半にはボウリングの成績発表と表彰式が行われ、大型液晶テレビやノーパンク仕様の防災用自転車、折りたたみ式高級自転車、洋ランなどの豪華賞品が上位入賞者らに贈呈された。その他にも多数の賞品が用意されており、全員が賞品を受け取る形になった。
 最後に浅野社長が「昨年一年間、お世話になりっぱなしで本当にありがとうございました。こうして32回目のボウリング大会を行えますのも、皆さんが私どもをご支援していただいているお陰だと感謝申し上げます。昨年4月に消費税率が8%に引き上げられました。金型業界はどうかと不安を感じておりましたが、昨年一年間、良い数字で推移させていただきました。2015年、年が明けまして、やや雲行きが怪しくなってきたという見方もされますが、昨年、一昨年が良過ぎたということで少し伸び悩むかもしれませんが、大方の予想は例年並みと聞いております。一方、部品加工におきましては、リーマンショック前以上の水準で仕事が出ていると聞いております。部品加工分野は、この先数年間はこの状態が続くのではないかとの、ありがたいお話もいただいております。中国経済の不安、円安などもあり、大手メーカーが生産を日本に移すという話もあります。金型業界も少しずつ明るくなってくるのではと期待しております。私どもクマザワといたしましては、日本のものづくりを支えている皆様に誠心誠意尽くしていくという精神を忘れずに、今年も一生懸命頑張らせていただきたい。引き続き、ご支援、ご愛顧の程を宜しくお願いいたします」と挨拶し、終了した。

スペイン料理を楽しむ
「クルスカ(kuluska)」で
愛機工中南支部 新年会を開催

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機社長)の中南支部(支部長=鈴木俊雄氏・マルマン商事社長)は1月19日午後6時30分より、名古屋市中区のスペインバル「クルスカ(kuluska)」において支部新年会を開催した。当日は支部員ら15名が参加し、親睦を深めた。
 はじめに幹事の山本杉本商事名古屋営業所長より「年末の忘年会が恒例でしたが、なかなか都合が合わず皆さんが揃う機会をつくれませんので、今回、新年会という形で開催いたしました」と新年会開催に至った経緯が説明された。
 鈴木支部長が「新年明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願いいたします。新年会という形で開催させていただきました。楽しく賑やかに行いたいと思います」と挨拶。併せて支部総会を3月27日に東京第一ホテル錦で午後6時30分より行うことも伝え(設営担当はサカイリフテクの赤地部長)、参加協力をお願いした。
 鈴木支部長の「今年も頑張って行きましょう」の音頭で乾杯。
 懇親の場となり、参加者はスペイン料理とワインなどを楽しみながら談笑し、新春のひと時を和やかに過ごした。

昨年に続きキャンペーンを実施
多彩なデザインで好評の文様シリーズ
グローベン 2月16日〜5月30日の期間

 造園・景観資材メーカーのグローベン(社長=服部吉剛氏、本社=名古屋市港区)は、昨年好評だった「文様(もんよう)シリーズキャンペーン」を今年も実施する。対象となる文様シリーズは、同社が得意とする人工竹を格子材に使用したスクリーンタイプのフェンス。現代建築にも一体感を持たせるデザインになっており、同社の竹垣シリーズの中でも人気が高く好評の商品で、毎年多彩な新デザインを発売しバリエ―ションも充実させている。
 また、文様シリーズの本体パネルは全てユニットタイプになっており、現場での施工時間も大幅に短縮できるシリーズとなっている。
 文様スクリーンフェンスの特長
●現代建築にも一体感を持たせるデザイン
●豊富なデザインとカラーバリエーション
●本体パネルは組立不要のユニットタイプ
●特注サイズ対応も可能
〈キャンペーン内容〉
【期間】2015年2月16日〜5月30日の注文分
【対象商品】文様シリーズ全種(フェンス、柱、門扉) 
【キャンペーン内容】設計価格見積り金額(税抜き)より5%OFF

2015年2月15日(日 2554
愛知県管工機材商協組 未来へ向け更なる発展のために
より有意義な活動めざす
新年賀詞交歓会〜水wing2015 〜

 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=小川信氏・山信社長)は、1月20日午後6時より名古屋市中村区の名古屋マリオットアソシアホテルにおいて、新年賀詞交歓会〜水wing2015(すいんぐ2015)〜を開催した。新年を寿ぎ、来賓、賛助会員、組合員ら324名が出席した。
 来場者が各テーブルに着席した頃、ジャズバンドによる『リパブリック讃歌』の演奏に合わせ、トランペット奏者に誘導されて来賓が入場。小川誉之理事(小川管商社長)の司会進行で賀詞交歓会が幕を開けた。
 小川理事長が挨拶に臨み「昨年10月に第30回管工機材・設備総合展を開催し、成功裡に幕を閉じることができました。しかしながら昨年は、組合に多大なる貢献を頂戴した、大藪育三様、近藤吉一様の突然のご逝去に接し、今後ともご指導を仰ぎたく存じ上げておりましたのに、残念でなりません。ご冥福をお祈りするとともに、永劫その功績、お人柄は記憶にとどまることと存じます。未年を迎え、未が来ると書いて『未来』と読むと、新年の挨拶で耳にしました。当組合も未来に向けて、より皆様に役立てる活動を行い、親睦を深めて、ますます有意義なものに発展させていく所存です。組合活動に一層のご理解とご協力を賜り、多数の組合員の方々に各行事に参加をしていただきたいと切望いたします。組合に関わっていただくことにより組合の価値が見いだせるものと確信する次第です」と抱負を述べた。
 来賓を代表して挨拶に立った、穂刈泰男愛知県管工事業協同組合連合会会長並びに名古屋市指定水道工事店協同組合理事長は「私ども愛管連では昨年、貴組合と災害時における資材提供に関する協定を締結させていただきましたが、この度、愛知県と当連合会が災害時における被災住宅の応急修理に関する協定を1月22日に締結する予定です。近年は災害の規模も大きくなり、水道は最も重要なライフラインとして、水を供給し続ける使命を感じています。いざという時に一刻も早く、安全・安心な水の供給をしていかなければなりません。そのためには貴組合と更に連携を保ちながら、情報を共有し、地域社会に応えていきたいと思っております」と述べた。
 賛助会員代表挨拶では堀田康之キッツ社長が、今年の箱根駅伝で往路、復路を共に制して総合優勝した青山学院大学の原晋監督の目標管理について触れ、「私どもも日々の経営、仕事の中で目標をきちんと決めて、それに到達する道筋を引き、それを熟知することが大切と感じました。我々賛助会員は組合の皆さんの目標が達成できますように精一杯努めてまいりますので、本年もご鞭撻のほど宜しくお願いいたします」と挨拶。
 第30回管工機材・設備総合展で実行委員長を務めた峰澤彰宏理事(峰澤鋼機社長)は「昨年の展示会の際には、多くのメーカー様にご出展をいただき、また大勢の方にご来場をいただきました。実行委員会のスタッフの方々、小川理事長のもと組合員の皆さん、ご協力いただいたメーカーの皆さん、そして関係諸団体の皆々様のご協力の賜と思っております。これからも引き続き、ご支援ご協力をいただきますことをお願い申し上げます」と述べ、お礼の言葉とした。
 来賓紹介の後、乾杯の挨拶で一瀬克彦一般社団法人全国管工機材商業連合会会長は、連合会の現況について「昨年末現在、全国で16組合、771社となりました。中央官庁からの情報や横のつながりができてまいりました。昨年10月には16組合中、6組合が災害時における資材提供協定を締結されています。会員も、特別会員を含めて47都道府県中、40都道府県に会員がいるという状況になっています」と報告し、乾杯の音頭をとった。
 懇親の場となり、歓談や名刺交換などで盛況の中、後半にはジャズの生演奏も行われた。昨年に続いての余興で、賀詞交歓会の名称『水wing2015』はスイングジャズ≠ノ管工機材と密接な水≠かけて付けられた。
 『星に願いを』『You are my sunshine』など有名ナンバーを中心に演奏され、楽しい新年のひとときを過ごした。
 倉地久雄副理事長(倉地社長)が「今年は未年、乙未(きのとひつじ)です。この年は変革の年であると言われています。ただ変革はずっと起こっており、今年も変革があろうかと思います。管材業界も同じです。好況、不況というよりも、この変化にどのように対応できるかが大切です。一致団結して、情報交換をして、賛助会員の皆様方のお力添えをいただき、今年も参加各社が繁栄して行くことを祈念いたします」と述べ、三本締めでお開きとなった。
賀詞交歓会に向け準備整う
愛知県管工機材商協組1月理事会開催

 愛知県管工機材商業協同組合は1月20日午後3時30分より、名古屋マリオットアソシアホテルにて1月理事会を開催した。同日午後6時より開催される新年賀詞交歓会の最終打合せ、各部会からの報告などがあった。
 小川理事長の挨拶に続いて、各承認された議案は次の通り。
 ▽第1号議案=新年賀詞交歓会進行の件。竹内新年会幹事長(丸金商会会長)から、出席者数報告と、タイムスケジュール、配席、各々の役割分担について説明。
 ▽第2号議案=各部会報告。[流通部会]2月17日開催予定のセミナー「今後の資源価格動向と日本の経済について」の実施概要説明。[事業部会]11月14日に開催された「JR東海リニア・鉄道館」見学会の報告。[広報部会]「組合だより」133号発行および134号発行予定について報告。[福利厚生部会]11月8日に開催されたボウリング大会の報告と平成27年度健康診断について説明。[経営研究部会]11月28日に開催されたセミナー「職場を元気にするコミュニケーション」の報告。[加入促進部会]組合員としての加入1社(内外産業)と、廃業による賛助会員退会1社が承認された。加入は平成27年度より。
 ▽第3号議案=その他報告。元理事・近藤吉一氏(近藤機材工業取締役)が11月6日、享年97歳にて逝去されたことが報告された。
 今後、理事会を3月3日と4月下旬に、通常総会を5月19日に予定。

組合員と賛助会員が協力し
問題解決のための創意工夫を
岐阜県管工機材商組合 新年賀詞交歓会を開催

 岐阜県管工機材商組合(理事長=廣瀬功氏・瓶由社長)は1月23日午後6時より岐阜市長良川河畔の岐阜グランドホテルにおいて平成27年度新年賀詞交歓会を開催し、来賓をはじめ、正会員、賛助会員ら約140名が出席した。
 新年賀詞交歓会は司会を務める山田康博理事(山彦会長)の開会の辞により始まり、冒頭の挨拶で廣瀬理事長は「本年は、トリプル安と言われている円安・金利安・原油安ということで、大企業を中心に大幅な収益の改善が見られるのではと見ております。中小にも上から下に流れる効果が現れる年になると思っております。流通業が繁栄していくためにも、本日お越しのメーカー様、流通業の皆様の更なるお力添えをいただき、皆様と我々ディーラーが更に関係を広く持ち、我々の先のお客様の問題を解決するために創意工夫をしていく必要があると感じております」と述べた。
 来賓の紹介に続いて、佐藤哲也岐阜市副市長が「岐阜市では公共施設の老朽化の問題があります。学校、道路、公園、上下水道等で、この50年間に1兆円ほど掛かるとの試算があります。水道管は市内に2350km位あり、これも順次更新していかないといけない。また水道管の耐震化も整備していく必要があります。岐阜県管工機材商組合の皆様方が携われている水道管、空調等の管設備は、市民の生活になくてはならないものですが、派手な活躍をしにくいということで、市民の方が気付くことはなかなかありません。しかし市民生活に密着したものですので、平時の安全・安心な生活の維持は当然のこと、災害時におきましても色々とお世話になる分野だと思っております」と挨拶。
 来賓の荒川晶一岐阜県管設備工業協同組合理事長は、1月2日に岐阜県管工機材商組合前理事長の森嶋靖雄氏(大東会長)が逝去されたことに触れ、「年初から貴組合の主柱を失われ、皆さんショックを受けておられることと存じます。一番ショックで不安を感じているのが廣瀬理事長ではないかと思っております。皆さんで理事長を支えて盛り上げ、今まで以上に元気良くやっていただきたいと思っております。当組合も陰ながらバックアップしていきたいと存じます。経済状況は皆様が感じておられる通りです。一致団結して乗り切っていくしかないと思います。今年一年、頑張ってまいりたい」と話した。
 賛助会員からは代表して増田真也タカラスタンダード小牧支店長が挨拶、賛助会員各社の製品拡販に対してお礼を述べた後、「昨年一年で二極化が進んでいる。分譲、建売とも苦戦されている中、岐阜市の地元のある分譲業者さんは、逆に注文が多過ぎて大工さんが足らないと言っているところもあります。好調の所は、ユーザーさんの意向にあった、質の高い住宅を作られている。これからは、ユーザーさんも量から質の時代になってくると思います。我々メーカーも数を売るのではなく、ユーザーニーズに合った商品を出すことによって、皆さんの商売につながっていくのではないかと存じます。今年一年は緩やかな回復傾向に向かうと思いますが、皆さんと共に、ぜひ商売につなげていきたいと存じますので、今後とも宜しくお願いいたします」と述べた。
 倉地久雄愛知県管工機材商業協同組合副理事長(倉地社長)の乾杯の発声により開宴。古田肇岐阜県知事からの祝電が披露された。
 懇親会では和やかに歓談が進む中、豪華賞品が当たる抽選会で一層盛り上がりを見せ、奥村威彦副理事長(安田本店長)の中締めで終了した。

水素燃料電池車と未来が現実に
国産ジェット旅客機、リニア、
岐阜機工会 新年賀詞交歓会開催

 岐阜機工会(会長=嶋ア晴久氏・シマザキ商会社長)の新年賀詞交歓会が1月21日午後6時30分より岐阜市司町の岐阜会館で開催され、来賓、会員など80名余が出席して賑やかに新年の幕開けを祝った。
 徳永和也総務幹事(徳光社長)の司会で進められ、冒頭、嶋ア会長が「明けましておめでとうございます。昨年は、当地岐阜においても輸出企業を中心に収益が改善し、名古屋ほどではないが、多少は回復傾向にあったのではないかと思っています。ただ、依然として輸入産業の方は大変厳しい状況が続いています。航空機、リニア中央新幹線でも新しい動きが出てきました。先日トヨタ自動車さんから発売された、水素燃料電池車MIRAIはこれからの自動車業界を引っ張っていくのではないかと思っています。電気にならなかっただけ、ありがたいと思っています。大胆にもトヨタさんは特許の実施権(燃料電池関連、約5680件)を無償で提供するとの発表があり、いよいよ市場が本格化して岐阜の方にも少しは潤いが回ってくるのではと期待しています。ここのところの原油安も、色々ご意見があろうかとは思いますが、長い目で見れば我々の産業に限っては景気を少し押し上げてくれるのではないかと感じています。しかしながら産油国は収入減になりますので、ロシア、イランあたりは少し経済が落ち込んでおりますし、何か外国であると、日本にも少なからず影響がある。その辺も我々は注視していかなければならないと感じています。明るい話題としては、超硬工具協会の2014年出荷額が3300億円を超え、日本工作機械工業会は受注金額が1兆5000億円を超えるとの発表もあります。そうした中で、岐阜機工会も3年目となりました。2月17日に全機工連の中部ブロック会議を私どもで担当することになりましたので、皆様にも奮ってご参加の程をお願いいたします。また、本日は80名を超える方々にご参加いただき、感謝申し上げます。本年が皆様にとって実り多き一年となりますことを祈念申し上げます」と年頭の挨拶をした。
 乾杯にあたり、衣斐正道丸一切削工具取締役中部ブロック長が「年初から色々なところにお伺いさせていただき、今年一年、ボチボチ行けるのではないかという声を、あちらこちらで聞きました。株価も5がつく年は絶対に下がらないということですので、一年間頑張っていけると思います」と述べて、乾杯。
 祝宴では出席者が新年の挨拶を交わしながら和やかに歓談し、午後8時過ぎ、関谷治頼岐阜機械商事社長(元岐阜県機械金属商業協同組合理事長)の中締めで盛会のうちにお開きとした。

フルラインサプライヤーとして
シェアNo1を勝ち取るベースはある
中部タンガ特約店会 新年賀詞交歓会

 1月14日、中部タンガロイ特約店会(会長=水谷彰宏氏・東亜機工社長)の新年賀詞交歓会が、名古屋市中村区の名古屋マリオットアソシアホテルにて開催された。この日タンガロイと特約店各社が一致団結を図り、シェアNo.1を目指そうと、新年に誓い合った。
 会の冒頭、水谷会長が挨拶に立ち「昨年末の衆議院選挙では自民党が勝ち、このままアベノミクスが良い方向に向かうことを祈るばかりです。今年10月『MECT2015』が開催されますが、すでに出展申込数が満小間に達しました。このことからも、景気はそこそこ良いのだと判断できます。私どもも、お客さまの動向に注意を払いつつタンガロイ製品をより多く販売できるよう努力したいと思います。桑名商工会議所の賀詞交歓会にて、三重県知事のお話で印象に残った言葉をご紹介します。『夢なき者に理想なし、理想なき者に計画なし、計画なき者に実行なし、実行なき者に成功なし、故に夢なき者に成功なし』これは吉田松陰の言葉です。私にも理想と夢はあります。これからは何事にも計画をしっかりと立てて実行に移し、そして成功を収めるのだと決意を新たにしました」と意気込みを語った。
 続いて挨拶に立った木下聡タンガロイ社長は「昨年の超硬工具業界の出荷高が上方修正され、結果的には今年3月の締めの段階で3390億円と非常に大きな数字となります。これはリーマンショック前に次ぐ数字であり、2013年度と比較すると11%強アップとなります。工作機械の業界においても同様で、日本工作機械工業会(日工会)の発表では受注額を1兆5000億円へと上方修正しております。こうした背景には、この中部地区を中心とした自動車産業や航空機産業の好調、政府のモノづくり補助金政策などがあり、これらが後押しとなって、日本企業全体の投資マインドが回復してきた表れであります。このような市場環境の中で、弊社は昨年、大きな2つの成果を成したと思っております。ひとつはフルラインサプライヤーとして、切削に関わるすべてをお客さまにご提供していくという考えのもと旋削、転削、穴あけだけでなく『ツールライン』『タングキャップ』といったものを標準化してきました。もうひとつはIT技術を扱うことです。社内的にはデータベース化が既に進んでおり、売上や在庫などを即座に把握できるようになっております。社外的には『マトリックス』『ドクター・カーバイド』など、お客さまに貢献できるIT技術製品をラインナップしてきました。これらを踏まえ2014年、弊社では全体として2ケタの伸びを見せました。頭打ちだった国内の売上も、同様に2ケタの成長を上げることができました。今年もこの好調な環境が続くであろうと予想しております。だからこそ、弊社としては過去の悪い経験を反省しお客さまが欲しい時に欲しいモノを納める≠アとができるように、床面積600uの建物を完成させ、今年から設備がどんどん入る予定で発注も済んでおります。この投資に見合う受注を取るためにも、皆さまに今以上のご協力をお願いしたいと思います。弊社社員には、今年の目標を2つ与えています。ひとつはイノベーションに向けて決して妥協しないで取り組むこと≠ナす。製品開発だけでなく営業活動や製造活動にも常に革新的な改善をしていくことを課題としました。弊社営業に対して、何か問題があるようでしたら遠慮なく申し出てください。もうひとつは“お客さまの抱える問題は弊社の課題である”ということです。要求に沿って新商品を開発するだけでなく、デリバリー、コスト、クオリティのすべてに対してお客さまに満足していただくことが、弊社がシェアNo1になれるひとつのベースだと思っております。その点についても、最もお客さまと近い特約店の皆さまのお声を、もっと聞かせていただきたいと思っております」と語った。
 その後、
賛助会員を代表して高田研至井高社長は「景況感としては、今年はぼちぼち良いだろうと考えております。日工会が工作機械販売実績を発表しましたが、1兆5000億円超、前年に対して135・8%、また内需は、4163億円、123・8%と、非常に高い数字が出ております。2015年は、いろいろな方が1兆4000億〜6000億円とおっしゃっておりますが、トヨタグループさんのお話しなどを聞いておりますと、2020年まではこのくらいの数字でだいたい推移するのかなと思います。今、TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)というカタチでトヨタさんが生産方式の改革を進めていらっしゃいますが、そうした投資環境を聞いておりますと、今年は現場的には少し減らすかもしれないけれども、まだまだ投資はある、高水準には変わりはないと耳に入ってまいります。皆さんもおおいに期待していただきたいと思います」と今後の業界展望を語った。

 杉木泰博特約店会幹事(伸榮商會社長)が乾杯の音頭をとり、和やかなムードで懇親会はスタートした。参加したメンバーは皆、思い思いに新年の挨拶や情報交換などに花を咲かせ、会の途中、抽選会でひとしきり盛り上りをみせた後は、和泉剛司タンガロイ執行役員営業本部長のお礼の挨拶、伊藤紀昌大信工機社長の中締めの挨拶と続き、三本締めでお開きとなった。
小型旋盤外径加工用工具
Do Mini Turn/External Line
タンガロイ 丸シャンクホルダ拡充

 タンガロイ(社長=木下聡氏、本社=福島県いわき市)は、小型旋盤加工に対応し経済性に優れる外径加工用工具『DoMiniTurn/External Line(ドゥーミニターン・エクスターナルライン)』に、自動盤のスリーブ刃物台に取り付けて使用できる外径加工用丸シャンクホルダを拡充し、全国で販売を開始した。
 DoMiniTurnは、片面仕様インサートの使用が主流だった自動盤や小型CNC旋盤による小物部品加工において、ポジタイプインサートと同等の低抵抗化を実現した新発想の両面仕様インサート形状の採用により大幅な工具費の削減を可能にした次世代工具。すでに発売されている角シャンクシリーズに、自動盤のスリーブ刃物台に取り付け可能な外径加工用丸シャンクホルダを追加し、自動盤加工の多種多様な加工用途において高信頼性加工と工具費低減を提案する。
【主な特長】
●低抵抗両面仕様インサートDXGUタイプ(4コーナ仕様)が装着可能な外径用丸シャンクホルダ。
●各種機械メーカ仕様に対応可能なシャンク径とシャンク長さが異なる10アイテムを設定。
【主な形番と標準価格】
●〈ホルダ〉JS14H-SDUXL07=1万6500円(税抜き)、JS254x‐SDUXL07=1万8300円(税抜き)。
【販売見込み】
 初年度2400万円。

売上高1000億円を突破
「お客様の夢を形に」
オーエスジー 全国合同賀詞交歓会開催

 オーエスジー(社長=石川則男氏、本社=愛知県豊川市本野ヶ原3-22)は1月19日午前11時30分より、オーエスジーアカデミー内のゲストハウス(豊川市一宮町宮前149)において「2015年OSG全国合同賀詞交歓会」を開催、全国より卸売代行店・特約代理店ら約100名が一堂に会した。
中期経営計画を2年前倒しで達成

 冒頭、石川社長が挨拶に立ち「平素はOSG製品の拡販に多大なるご尽力を賜りまして厚く御礼申し上げます。世の中は随分慌しく、新年早々、株式市場、為替がやや動いておりますが、やはりこのような時こそ、そのようなことには余り心を惑わされることなく、しっかりとした本業に力を注いで行こうというのが、凡そ私どもの業界の皆様のご意見であろうと思います。弊社は2014年11月期決算を1月9日に発表いたしました。2014年度の連結売上高は1010億3100万円で14・3%増、営業利益は174億1500万円で35・8%増、営業利益率17・2%、経常利益は175億6800万円で26・3%増、当期純利益は99億8900万円で15・9%増となりました。日本の切削工具メーカーでは初の1000億円を達成することができました。これは本当に皆様のお力添えの賜物と感謝申し上げます。また、昨年1月に発表しました2016年度の中期経営目標も、2年前倒しで達成することができました。自己資本比率は4・8%上がり64・3%、ROE(株主資本利益率)は11・7%で、実質無借金になることができました。今期(2015年11月期)は売上高1090億円、営業利益195億円を計画しています。また節目である2020年、東京オリンピックの年には売上高1500億円、営業利益300億円を目指して社員一同、頑張っていく所存です。1500億円を達成するための政策ですが、世界中に対面型販売組織を拡充し、大手ユーザーの開拓に努めます。大手ユーザーの開拓を通じて、オーエスジーは将来も柔軟に、そして迅速にお客様のニーズに対応できる、変化できる企業を目指してまいります。また本日お集まりの流通のお客様には、フラッグシップ製品戦略『Aブランド』を通じて、皆様の期待と信頼に応え続けられるオーエスジーを目指します。Aブランド製品は、タップのみならず、ドリル、エンドミル、刃先交換工具へ拡充したいと思います。現在、オーエスジーの総合カタログには4万点以上のアイテムが掲載されていますが、このカタログの中のどれだけにAというマークを付けることができるか。今年はAの頁が増えたと言っていただけるような製品戦略に邁進していきたい。昨年、OSGブランドをグローバルに高めたいという思いから、お客様との約束であるタグラインを“shaping your dreams”としました。これには、お客様の期待に応えられる企業になりたいという思いが込めてある。夢を形に、お客様の夢を実現できるように、皆様の力を借りながら邁進していきたい」と今後の積極的な取り組みについて話した。
飛躍の年に
 卸売代行店・特約代理店の代表挨拶では中田繞山善社長が「2015年もいよいよ幕開けし、皆様方には新たな気持ちで新年を迎えられたことと存じます。私も清々しい気持ちで新しい年を迎えました。1月5日から全国5か所で仕入先の皆様方にお集まりいただき賀詞交歓会を開催いたしました。そこでも非常にムードは明るく、皆様元気良く新年を迎えられた雰囲気を感じることができました。また本日のオーエスジーさんの全国合同賀詞交歓会を見ましても、皆様方の明るいお顔が非常に印象的だと思います。今年はさらに良くなるのではとの気持ちでいっぱいです。飛躍の年としていきたいと感じています。先ほど、石川社長様から売上高が1000億円を超えたとのお話がありました。本当に素晴らしいことで、さらにオーエスジーさんとのパイプを太くし今年も一生懸命やっていくことによって、大きな業績を確保することができるのではないかと思っております。今年の干支はひつじ(未)ということで、未来の未と書きます。皆様とともに、未来に向かって大きく羽ばたいてまいりたいと思っております。オーエスジー様の今後益々のご発展と、本日お集まりの皆様方のご健勝、各会社のご発展を心から祈念いたします」と述べた。
 新春の祝いとオーエスジーの2014年度売上高1000億円達成への感謝の意を込め、中田繞山善社長、山口輝夫東京山勝社長、矢野茂雄滝川物産社長、山出谷武俊山勝商会社長、石川社長によるシャンパンオープンが行われた。
 乾杯の発声を三橋誠テヅカ社長が務め「オーエスジー各社並びにご参集いただきました皆様の益々のご繁栄を、神頼みではなくて、皆様方それぞれがしっかり鍛錬していただきまして、来年の初夢が見られますように祈願いたします。2015年がより良い年になりますように」と述べて乾杯した。
 和やかに歓談が進み、山下隆蔵山下機械会長兼社長より「本日は石川社長からオーエスジー様の中期ビジョンが発表され、それを胸に叩き込んで我々オーエスジー販売グループは実務にあたります。本日ここに来てびっくりしましたのが、夢に見た2台の車、トヨタ自動車の水素燃料電池車MIRAIとテスラモーターズの電気自動車Model S。この2台を一度に見られるのは、あり得ないこと。グローバルに物事を見て、いつも前向きに積極的に我々を導いていただける、大沢輝秀会長はじめオーエスジーの皆様方を先頭について行けば、まず生き残れることは間違いないと思っております。お集まりの皆様方もオーエスジーさんと一緒になって、この難しい時代を乗り越えて行っていただきたい」と挨拶があり、一本で締められた。
Aブランド戦略に
さらに磨きをかける

 最後に大沢伸朗オーエスジー常務より「過去最高の結果を出せましたのも、皆様のお蔭と感謝しております。我々は、個々の力には限りがあるものの、結束すればものすごく大きな力となって競争社会の中でも勝ち残れると思っております。本年度は、皆様のお力添えをいただいて、Aブランド戦略にさらに磨きをかけていく年になると思います。OSGと言えばAブランド、どんな時でもOSG!というように、ブランド力を皆様とともに高めていければと思っております。長い目でお付き合いをお願いできればと存じますので、宜しくお願いいたします」と挨拶があり、賀詞交歓会を終了した。

世界No.1に向け次のステージへ
穴加工用切削工具メーカー
2020年度に売上高1500億円を目指す

 オーエスジー(社長=石川則男氏、本社=愛知県豊川市)では、1月19日午前10時30分よりオーエスジーアカデミー内のゲストハウスにおいて、「AFTER 1000億円、NEXT STAGEへ」と題した石川社長による記者発表が行われた。2014年度(2014年11月期)決算報告、2016年度を最終年度とする中期経営計画について説明。さらに2020年度に向けて、連結売上高1500億円、連結営業利益300億円を目指すことも発表された。
 【発表要旨】
 2014年11月期決算概要

 2014年11月決算で、切削工具メーカーでは日本初と思われるが、連結売上高1000億円を超える企業になれた。今後もこれに浮かれることなく、「AFTER 1000億円」の取り組みを進めていく。
 2014年11月期の連結業績は、売上高1010億3100万円(前期比14・3%増)、営業利益174億1500万円(同35・8%増)、経常利益175億6800万円(同26・3%増)、当期純利益99億8900万円(同15・9%増)となり、増収増益となった。
 通期の売上高、営業利益、経常利益、純利益のすべてで、久しぶりに史上最高金額を更新することができた。売上高1000億円、営業利益170億円を数値目標とした中期経営計画を2年前倒しで達成した。
 財務状況を見ると、自己資本比率は、前期末比で4・8ポイント増加し、64・3%となった。ROEは11・7%、EBITDA(%)は242億円(24・0%)。
 バランスシートは、純資産が133億2200万円増加。手持ちの現金預金が225億4700万円、有利子負債が200億900万円となり、上場以来初のネットキャッシュがプラスに転じた。これで実質無借金会社となった。
 2014年度は、設備投資金額が減価償却費をやや上回った。会社としては、非常に潤沢なキャッシュを作り出すことができている。
 配当見込みは、当初通期で28円の配当を予想していたが、業績が良いことと、売上高が1000億円を超えたということで記念配当もつけて、通期で34円を2月の株主総会で提案する。
 設備投資は73億円。当初予想は63億円だったが、マザー工場の超硬工具、ダイヤコーティング等の航空機産業向けの能力が不足したことを受けて、設備投資を前倒しで実施した。これは現在も進行中。減価償却も予想より若干増えて、68億円の実績となった。
 地域別セグメントを見ると、日本の売上高は632億4600万円(前期比13・5%増)。営業利益が93億1200万円(同37・2%増)となり、大きな増益を主に製造部門があげた。米州、欧州、アジアでも、かなりの増収増益となった。
 売上高の比率は、日本が45・4%、アジア26・8%、米州18・0%、欧州9・9%。海外比率は54・6%となり、2013年度に比べて1・1%増えた。
 2015年11月期の連結業績予想は、売上高1090億円(前期比7・9%増)、営業利益195億円(同12・0%増)、経常利益192億円(同9・3%増)、当期純利益113億円(
同13・1%増)とした。※予想に使った為替レートは1ドル113円、1ユーロ140円。
 配当は、配当性向30%以上を約束しており、年間36円の予想とした。
 長期ビジョンとしては、世界トップの穴加工用切削工具メーカーを目指している。特に主力4製品、タップ、エンドミル、転造工具、ドリルで世界シェアトップを目指す。現在、タップ、エンドミル、転造工具は世界トップ、ドリルは世界3位以下であると分析。穴加工で世界一としている以上、今後もドリルのシェアアップに力を入れていく。
 切削工具の市場規模は、2兆5000億円と考えている。工具業界は、客のニーズの変化に対応して、どれだけ変化できるかが今後のキーである。2兆5000億円の1000億円。ツーリング、ダイヤ、砥石を除いた場合2兆円規模となるが、この場合でもオーエスジーの世界シェアはまだわずか5%だ。
中期ビジョン「売上1500億円のグローバルプレーヤー」
 中期ビジョンとして、売上1500億円のグローバルプレーヤーを目指す。できれば東京オリンピックが開かれる2020年頃にはこれを達成し売上高1500億円、営業利益率を20%と考えており、営業利益300億円の数字としたい。
 これを達成するための戦略は、大手ユーザー開拓とフラッグシップ製品戦略の2本立て。大手ユーザー開拓は、顧客があってこその成長であり、客先の成長をいかに取り込んでいけるかということがオーエスジーの将来を決めると考えている。対面型営業を通じて、顧客の未来のニーズを取り込むこと。未来のニーズを取り込めば、BtoBビジネスであるオーエスジーが将来にわたって変化できる企業になれると考えている。一方のフラッグシップ製品戦略は、主力製品ごとにボリュームゾーンでのシェアアップを図る新製品を投入する。2014年は、Aブランド戦略を機軸に展開していくと発表した。
 大手ユーザー開拓は、航空機産業にどれだけ入り込んで仕事をいただけるかが大きな課題。現在、CFRP(炭素繊維強化プラスチック)やCFRPとチタン合金を重ね合わせたスタックマテリアルの加工で、オーエスジーのダイヤコーティング技術が世界中で高い評価を得ている。航空機産業の増産に対応するため、新城工場の裏手にオーエスジーコーティングサービスの本社工場を建設し、コーティング炉を増設。2月には披露できる。同時に、米国イリノイ州の超硬工具工場のコーティングセンターも大幅に増強し、2月からフル稼働に入る。航空機産業向けの売上は、2014年度は22%ほど伸びたが、今期は更に大きな数字の伸びを予定している。
 新興国では、自動車産業に注力していく。また受注力の強化という中に、世界中で再研磨、再コーティングのアフタービジネスを強化する。オーエスジーは世界中で再研磨事業を展開してきたが、ここにコーティング事業を追加することで、受注力(サービス力)を更に強化していく。
 フラッグシップ製品戦略は、Aブランド製品の拡販により、ボリュームゾーンでのシェアアップを目指す。好評を得ている「Aタップ」に続いて、「Aドリル」を昨年のJIMTOF2014で発表。また、刃先交換式のインデキサブル工具についてもAブランド化して発表した。今期は超硬エンドミルもAブランドとして発表し、ラインナップを拡充する。このAブランド商品がオーエスジーの総合カタログ4万点のアイテムの中で、どのぐらい増えていくか。これを一つの目標として、Aブランド戦略を進めていきたい。海外では、Aブランドを専門に販売する販売代理店網「Aクラブ」を現在整備している。
 中期経営計画は目標を上方修正し、2016年度の新経営目標を連結売上高1160億円、連結営業利益210億円としている。
オーエスジー重点政策として3つのマトリクス
 連結売上高1500億円を目指すための重点政策については、自動車、航空機、エネルギー、医療といった顧客業種別の切り口と、北米、中華圏、南アジア、欧州などの地域別の切り口で取り組む。それに初めて製品別という切り口が加わる。
 現在1000億円の売上を1500億円にするためには相当な努力が必要となるが、やはり基軸となるのは、超硬ドリル、超硬エンドミル、そしてインデキサブルツールの売上アップをいかに達成するかがキーであると考えている。
 業種別、地域別、製品別の3つのマトリクスを強化するために重点投資を行う。1.対面型販売組織を拡充するための投資を積極的に行う。対面型販売を通じて、大手ユーザーのニーズを取り込む。2.Aブランド製品を販売する「Aクラブ」の拡充に取り組む。
 3.ブラックボックス技術への投資。オーエスジーのブラックボックス技術は3つあり、そのひとつ、工具の素材そのものを開発し製造する。2つ目が表面処理。ダイヤコーティングのような表面処理の開発を続ける。そして3つ目、工具そのものを作る研削盤、工作機械を自らが開発して製造する。この3つのブラックボックス技術への投資を進める。
 ・製品開発力への投資、・最適生産システム構築のための製造部門への投資を行う。
 これからも大きな目標に向けて邁進していく。

『壁のパブリックアート』関連イベント
INAXライブミュージアム 講演会開催

 LIXILが運営する土とやきものの魅力を伝える文化施設、INAXライブミュージアム(所在地=愛知県常滑市)では、3月15日まで開催中の『壁のパブリックアート』展のクロージングイベントとして、講演会「パブリックアートとしてのモザイク壁画」を、3月14日14時から同敷地内の「世界のタイル博物館」セミナールームにて開催する。
 「パブリックアートとしての壁画」は、20世紀前半にメキシコやアメリカで隆盛した「壁画運動」をきっかけに発展してきた。日本では、東京オリンピックから高度経済成長期にかけ、数多くのアーティストがモザイク壁画の制作に挑戦した。
 本講演では、この頃の日本のモザイクタイル壁画に焦点をあてて紹介する『壁のパブリックアート展』にちなみ、国際的に活躍しているモザイク作家、喜井豊治(きいとよはる)氏を講師に招きモザイク壁画の歴史にまつわる話や、展覧会では触れることのできなかったタイル、石、ガラスなど多様な素材を用いた海外のモザイク壁画作品事例を紹介。その魅力を掘り下げる。
 参加費無料。ただし共通入館券(一般=600円)の提示が必要。定員40名。申込方法など詳しい問合せは▽電話=0569(34)1669まで。

女性の役員登用等の成果を評価され
「内閣府特命担当大臣表彰」受賞
LIXILグループ 女性が輝く先進企業表彰において

 LIXILグループ(社長=藤森義明氏、本社=東京都千代田区)は1月、内閣府が行う女性が輝く先進企業表彰の第1回表彰において「内閣府特命担当大臣表彰」を受賞した。
 女性が輝く先進企業表彰は、内閣府が、役員・管理職への女性の登用に関する方針、取り組み、実績、またそれらの情報開示において顕著な功績があった企業を選定し表彰するもので、今回が第1回目となる。同グループはトップの強力なリーダーシップのもと、女性の役員や管理職の登用に急速に成果をあげていることが評価された。
 「住生活産業におけるグローバルリーダーとなる」という目標達成のため、同グループはダイバーシティを重要な経営戦略のひとつと位置付け、全社を挙げて女性の活躍を推進している。2013年1月には「Diversity(多様性)」「Equal Opportunity(公平な機会)」「Meritocracy(実力主義)」の3点をベースとする「LIXIL Diversity宣言」を社内外に発信し、企業風土、企業文化づくりに取り組んできた。昨年8月には女性の活躍に特化した施策「WeDoアクション」を制定し、管理職登用や定期採用の女性比率を高め、リーダーシップ研修参加者の20%以上を女性とするなどの目標数値を設定し、また取り組んでいる。
 LIXILの女性管理職比率は2012年3月時点の22名(0・9%)から昨年11月には119名(5・1%)に、同社含む女性役員比率は2012年3月時点の1名(1・0%)から昨年11月には5名(4・5%)に、それぞれ増加。リーダーシップ研修への女性参加比率は21・7%となるなど、2012年4月の活動開始から2年半で大きな成果を創出している。
 同グループは「住まいと暮らしの総合住生活企業であるLIXILグループにおいて、女性の能力を生かす場は幅広く、また、その能力は強いチーム作りに欠かせません。今後も女性の活躍をさらに推進し、その重要性を社内外に広く発信していくなど、ダイバーシティへの取り組みを加速していきます」と力強く語った。

CSR格付けで選定
LIXILグループ SRI評価会社から

 LIXILグループはスイスに拠点を置く世界的なSRI(社会的責任投資)評価会社であるRobecoSAM社(1995年設立・投資運用アドバイス会社)によるCSR格付けにおいて初めて「Bronze Class」に選定された。また同社は「Building Products Industry(建設製品部門)」において、前年からの評価の伸びが大きかった企業として「Industry Mover」にも選出。なお今回の調査において同グループの環境分野での取り組みは、「Building Products Industry」内で最も高く評価されている。
 RobecoSAM社は、毎年、世界3000以上の企業を対象に持続可能性について評価を行い、同社が発行する「The SustainabilityYearbook」内において特に優れた企業を「Gold Class」「Silver Class」「Bronze Class」の3つに選定している。このたび発表された「The Sustainability Yearbook 2015」には457社が掲載されており、「Gold Class」69社(うち日本企業5社)、「Silver Class」54社(同3社)、「Bronze Class」112社(同11社)が選ばれている。
 同グループは「世界中の人々の豊かで快適な住生活の未来に貢献する」という企業理念のもと、CSR活動に取り組んできた。これからも、製品とサービスのイノベーションを追求し、サスティナブルな社会の発展に貢献すべく、ステークホルダーとの対話を重ね、インテグリティに基づく事業活動を続けていく。

旭トステム外装
金属外装材窯業系 外装材新柄同時発売

 LIXILグループ傘下で外装建材総合メーカーの旭トステム外装(社長=条生秀人氏、本社=東京都江東区)は、金属外装材、窯業系外装材の従来品に新柄を追加し、2月1日、全国で同時発売した。

金属外装材に新柄『スレンダライン』新発売
 金属外装材「Danサイディング」スチール深絞りシリーズに、新たに表情豊かな細石積柄の『スレンダライン』(ガルバリウム鋼板)が追加された。
 『スレンダライン』はピースの高低差や表面の石肌が陰影に深みを与える高い意匠性が特長の金属外装材で、天然素材の風合いをリアルに表現する「iD塗装品」2商品と、単色塗装のクリア層にビーズを混入させ、砂まき風の風合いを得られる「単色ビーズ塗装品」2商品の、合わせて4商品がラインアップ。
 iD塗装品は、特に優れた耐候性と本体表面の汚れが落ちやすくなるセルフクリーニング機能を持つ塗料「セルフッ素コート」(塗膜15年保証)を採用した『スレンダラインSF』(全6色)と、優れた耐候性とセルフクリーニング機能を持つ塗料「セルクリンコート」(塗膜10年保証)を採用した『スレンダラインSX』(全6色)の2商品。単色ビーズ塗装品には、セルフクリーニング機能を有した塗料「セルクリンコート・ライト」を採用した『スレンダラインSN』(全3色)と、一般品の『スレンダライン』(全4色)の2商品が用意された。

窯業系外装材に新柄『リエスタVZ』新発売
 同社のビジョンであるきれいな壁≠実現する最上位商品「AT‐WALLガーディナル」(三辺合じゃくり工法)の18VZシリーズに、新たに、職人が積み上げた石積みの外壁をイメージした『リエスタVZ』が追加された。
 「AT‐WALLガーディナル」は、本体の三辺を合じゃくり加工し、専用のジョイント部材「カンシキくん」と合わせて施工することで、シーリングレス工法を実現したサイディング。さらに本体表面に、汚れが落ちやすくなるセルフクリーニング機能付きの塗料「セルフッ素コート」を採用し、業界最長の塗膜15年保証を可能とした。
 『リエスタVZ』は、凹凸のある大理石とフラットな大理石を組み合わせた石積柄が特長の商品で、18ミリ品ならではの厚みを活かした表面意匠により、石材本来の重厚感を表現。陰影豊かな石積柄は、高級感ある住宅外観を演出してくれる。『リエスタVZ』の発売により「AT‐WALLガーディナル」シリーズは22柄69品種にまで拡充された。

 いずれも問い合わせは、サービスデスク▽ナビダイヤル=0570(001)117まで。

大賞「最近は検査も妻も非接触」
オプテックス・エフエー 『第1回現場川柳』

 産業用センサメーカーのオプテックス・エフエー(社長=小國勇氏、本社=京都市下京区)が昨年10月3日から11月末にかけて募集した「第1回現場川柳」の受賞作品が決定した。「現場川柳」とは、同社が定めた『センサ(10月3日)の日』(日本記念日協会認定)を記念し、モノづくりに関わる製造・開発設計・物流・営業など、あらゆる現場≠ノまつわる川柳を募集した企画だ。
 第1回目となる今回の応募作品の傾向として、現場≠ノ居ない上司を揶揄する「上司ネタ」が幅を利かせた一方、常に現場≠フパートナーである検査装置やロボットを、親しみを込めて擬人化する作品が多く見受けられ、自動化が進むモノづくり現場を象徴する結果となった。
 特別選考委員としてコミックエッセイ「シブすぎ技術に男泣き!」(中経出版)などで知られる元エンジニアで漫画家の見ル野栄司(みるのえいじ)氏を迎え、同社内選考委員とともに総数2485作品の中から厳選なる選考の結果、大賞1作、優秀賞2作、センサの日賞1作、入賞11作が選出され、それぞれに記念品などが進呈された。
 同社は今年も、センサの日に「第2回現場川柳」の作品を募集する予定だ。「第1回現場川柳」選考結果はこちら▽http://www.optex-fa.jp/1003/results/

省エネ住宅ポイント対応リモデル提案強化
TDY 広島コラボレーション
ショールームリニューアル

 TOTO、DAIKEN、YKK AP(以下TDY)の3社は、2004年2月にオープンした、全国初の3社共同運営となる住宅設備・建材の展示場「TDY広島コラボレーションショールーム」(所在地=広島市南区、営業時間=10時〜17時)を大規模改修。1月24日、リニューアルオープンを迎えた。
 同展示場では、ワンストップでTOTOの水まわり商品、DAIKENの内装建材、YKK APの窓やドアを見ることができる。今回のリニューアルではTDY3社の最新商品を追加するとともに、住環境をバリアフリー化するなどの高齢化社会に向けた備えるリモデル≠紹介するコーナーを新設。また、平成26年度補正予算において実施することが決まった「省エネ住宅ポイント」に対応したリモデル提案も強化する方針で、省エネ効果を実際に体感できる展示方法を新たに取り入れるなど、見て感じて納得できる商品選びができるよう十分な工夫がなされている。
 また、同展示場は中国地方における健康配慮、長もち住宅、CO2削減といった3社共同コンセプト「グリーンモデル」の情報発信拠点として新たなリモデル需要を喚起するとともに、リニューアルによる集客力の向上を図り、2014年度来館目標を約3万組(前年度比114%)と想定している。
 なお、同展示場では2月28日までリニューアル記念フェアを開催中。先着1000組にプレゼントなどが用意されている。

第3四半期の業績発表
海外市場で着実な事業拡大
LIXILグループ 国内市場は厳しい状況

 LIXILグループ(社長=藤森義明氏、本社=東京都千代田区)は2月2日、2015年3月期第3四半期連結累計期間の業績を発表した。連結ベースの売上高は前年同期比5・1%増の1兆2208億円、営業利益は32・9%減の342億円となった。昨年4月に消費税が8%に引き上げられた影響で、国内の住宅関連事業が想定以上に低迷したことが減益の主な要因だ。これに伴い税引前利益は25・3%減の416億円となり、のれん償却前EPSは31・6%減の94円となった。
 消費税増税の影響を大きく受けた住宅関連業界だが、政府は省エネ住宅の新築やエコリフォームの普及を図るとともに、消費者の需要を喚起し、住宅投資の拡大を目的とした省エネ住宅ポイント制度の導入などを決定。これらの政策により市場環境の好転は見込まれるが、直近の第4四半期の市場環境は引き続き厳しいことが予想されるため、同社は年間業績予想を下方修正し、営業利益は800〜670億円から600〜530億円のレンジへ修正した。
 国内の市場環境が第3四半期も引き続き低調であった一方、海外の既存事業は8%の堅調な成長となり、特にアジア・パシフィックと中国が好調だ。Permasteelisa Groupも好調で、利益率の高い米国市場でのカーテンウォール事業のシェアは倍増した。また、持分法適用関連会社のGROHE Groupは6%の売上成長、かつ、子会社のJOYOU含めて高い利益率を維持している。
 同グループのフリー・キャッシュ・フローは前年同期に比べ1087億円の大幅な改善となった。このうち602億円は運転資本の改善によるものである。同社はキャッシュ・フロー管理の強化と業務プロセスの効率化により、2016年までに1000億円のキャッシュを創出し、2017年までにキャッシュコンバージョンサイクルを90・3日から55日に短縮することを目指す。また新規施策として、売上債権の流動化、資産の売却と証券化、および投資有価証券の売却などにより2015年3月期に追加で1000億円のキャッシュ創出を目指す。
 藤森社長は「2014年は業績的には厳しい状況となっていますが、当社にとって、真のグローバル企業となるための準備を進めた重要な1年でした。2015年は法令上必要となる各種手続きを経て、新しい事業モデルであるテクノロジーカンパニー体制を導入する計画で、現在そのための準備を着実に進めています。2015年の国内の市場環境は政府の景気刺激策により改善すると期待しています。今期9か月間、厳しい市場環境にあっても、私たちリフォーム事業は市場を上回る業績を達成したことを考えると、来期は新しい事業モデルが始動することにより、国内の業績も改善していくと予想しています」とコメントしている。

4月21日(火)総会開催
今年こそ当組合に青年部を
三重県機械工具商組合 平成27年度賀詞交歓会

 三重県機械工具商組合(理事長=水谷彰宏氏・東亜機工)は1月23日、三重県四日市市にある四日市シティーホテルにおいて、平成27年度賀詞交歓会を開催した。
 冒頭、水谷理事長が挨拶に立ち「今年に入って、メーカーさんや仕入先さんなどの賀詞交歓会に招いていただく機会が何度かあったのですが、皆さんのお話を聞いていると、そこそことは言いながらも皆さんお忙しいようで、名古屋や三河ではもちろん、この三重県も自動車関係が忙しいようです。トヨタさんは、来年度は販売台数などが若干減少するようで世界第1位が難しそうですが、とは言え、2020年あたりまでは高い水準で推移するものと聞いております。1月7日の新聞に、家電メーカーの国内回帰が進み、パナソニックさんやシャープさんが円安で戻ってくると書いてありました。ある新聞の社説では、経済学者の方が「国が補助金を出してでも国内の生産に移したらどうか?」というようなことをおっしゃっていました。私もそのように感じております。今年は、賛助会員さん、メーカーさん、問屋さんの力をお借りして、三重県内のお客さまをしっかりと掴んでいければと思います」と語った。続けて、この会の直前に行われた理事会での決定事項を受けて「全国の機工組合にはそれぞれ青年部がありますが、当組合にだけ青年部がありません。この積年の課題を何とかしたいと考えていたのですが、水野理事に音頭をとっていただき、今年4月から青年部を立ち上げたいと思っております。対象となるのは50歳以下の経営者またはそれに準ずる方です。まずは正会員さまにお願いをいたします。また、当組合の総会を4月21日に開催することが決定しました。皆さまも予定に入れていただいて、そして、その時に青年部の設立会も同時にできたらと考えております」と青年部発足ならびに総会開催を発表した。
 乾杯の音頭は、芦川弘樹副理事長(タイセー)が務めた。参加したメンバーはテーブルに並ぶ料理に舌鼓を打ちながら、各々が挨拶を交わし、また、情報交換など話題は尽きることなく賑やかに会は進行。最後は門脇匡伸副理事長(門脇商店)による一本締めで、会はお開きとなった。

2014年受注額1兆5000億円と過去2番目
今年は1兆5500億円を予想
日本工作機械工業会 新年賀詞交歓会を開催

 日本工作機械工業会(会長=花木義麿氏・オークマ社長)は1月8日、東京都内のホテルニューオータニで新年賀詞交歓会を開催、昨年の受注が1兆5000億円と過去2番目の高水準に達したとともに2015年の受注予想を1兆5500億円に設定したと発表した。
 開会に先立ち花木会長が挨拶し「活発な日工会活動を通じ受注も大幅に回復、2007年の1兆5900億円に次ぐ好結果となり、世界市場でのプレゼンスはさらに高まった。今年は欧州問題、新興国の成長鈍化、原油低価格化による資源国の投資縮小などの不安材料はあるものの、米国を中心とした底堅い景気動向、日本も堅調を維持しそうで、昨年以上を期待する。世界メーカーとの競争もあるが、得意とする知能化、複合化、5軸マシンなどの分野をさらに強化、またアディティブ・マニュファクチャリングなど新たな技術・工法との融合マシンなどで世界をリードしたい。このほか販売・サービスではソリューション提案、迅速・丁寧なネットワーク強化を図っていく」と抱負を述べた。今年の受注予想発表時には、高水準の目標設定に会場から期待のどよめきと大きな拍手が起こった。
 続いて経済産業省の黒田篤郎製造産業局長が来賓挨拶で「IT企業の生産現場への参加が増え、IoT(モノのインターネット)やドイツのインダストリー4・0といった新しい動きが欧米から出ている。我々もどう切り替えしていくか。コア技術としてあるロボット産業とIT、工作機械などを連携させ、製造業の強化を進めていければ。さらなる発展を目指してほしい」とエールを送った。

生涯現役50年以上働ける会社に
75歳まで活躍できる場を!!
トラスコ中山 3年間で年収10%以上アップへ

 機械工具卸商社のトラスコ中山(社長=中山哲也氏、本社=東京都港区)は2月5日、年金支給開始年齢の引き上げ後も雇用の場を提供することを目的として、4月1日より定年年齢を65歳に、雇用延長を70歳に変更すると発表した。社員のモチベーション向上を目的に給与及び役職手当も引き上げる。
 同社はより働きやすい会社を目指し、定年延長や給与の改善、残業時間の短縮(※)など労働環境の整備を行っている。※同社の平均残業時間は約20時間/月。2月より営業時間を1時間短縮し、更なる時短に取り組んでいる。
 今回の変更内容は次の通り。
 1、定年及び役職定年の引き上げ
 【目的・効果】
 @安定的な雇用を保証し、社員の安心感とモチベーションを向上させる。
 A年金支給開始年齢の引き上げを見越し、雇用の場を提供し社会貢献につなげる。
 【実施時期】
 平成27年4月1日
 【制度詳細】
 ◎役職定年=現在の60歳から、62歳に引き上げ(平均給与936万円)
 ◎定年=現在の63歳から、65歳に引き上げ(同641万円)
 ◎雇用延長=現在の65歳から、70歳に引き上げ(同425万円)
 ◎パート=現在の70歳から、75歳に引き上げ
 2、給与及び役職手当の引き上げ
 【目的・効果】
 業績に見合った社員の所得向上を行う。
 【実施時期】
 平成27年4月1日
 【詳細】
 3年計画で評価給・役職手当を改定し、毎年約3〜5%程度(3年間で約11%)平均年収を向上させる。

サンキマシンと経営統合し
三機商事 社名を株式会社三機」に改称

 自動車・航空機関連の治具工具等の販売、電子電気部品・専用機・検査機等の販売および自販機事業全般を行う三機商事(社長=木島好規氏、本社=名古屋市熱田区)は、専用機・検査機はじめ生産設備等を設計製作するサンキマシン(本社=岐阜県各務原市)と2月1日に経営統合した。
 同社は、これまでもサンキマシンと一体となった事業を展開してきたが、今後、専用機・検査機等の生産設備分野における更なる競争力強化に向けては、設計と製造、営業機能が一体となり事業展開していくことが必要との判断に至ったとしている。
 経営統合後は、三機商事を存続会社とし、社名を「株式会社三機」(英文名=SANKI CO.,LTD)に変更。事業内容も広範囲になったため今回の経営統合を新たなスタートと位置づけ更なる発展をめざす。
URL:www.sanki1948.co.jp

中南勢地区のサービス向上図る
五光商會 津営業所を新設

 配管用資材の専門商社五光商會(社長=清水智氏、本社=三重県四日市市)は、三重県中南勢地区における営業活動の迅速化とサービスの向上を図るため新たに津営業所を開設し、2月9日より営業を開始した。
 同社は四日市を中心に産業用および一般ビル・住宅用の資材を安定的に供給する、三重県を代表する専門商社。津営業所では、中南勢地区の顧客へのきめ細やかなサービス提供と、デリバリー体制の強化により、主力商材である住宅機器・配管資材・公共(上下水道、農水)向け資材・機械工具の取引先と販売量の拡大を目指す。
【津営業所概要】
▽住所=〒514‐0816 三重県津市高茶屋小森上野町1068‐1
▽電話=059‐238‐2081
▽ファクス=059‐238‐2088
▽敷地面積=970u
▽倉庫建屋面積=480u
▽所長=鈴木昭広氏
▽営業時間=午前8時から午後5時まで(土曜日は午後2時30分まで)

エントリークラスの家庭用高圧洗浄機
「K2 クラシック プラス」他
ケルヒャージャパン3月9日より2種発売

 清掃機器の世界最大手メーカー、ドイツ・ケルヒャー社の日本法人、ケルヒャージャパン(社長=佐藤八郎氏、本社=宮城県黒川郡)は、軽量・コンパクトなエントリークラスの家庭用高圧洗浄機「K2 クラシック プラス」「K2 クラシック」を3月9日より発売する。
 同製品は、新形状のトリガーガン(持ち手部分)と高圧ホースを採用し、初心者でも工具無しで接続しやすいクイックタイプをエントリークラスで実現。軽量・コンパクトながら水圧が均一なノズル性能により、誰でも無駄なく短時間でキレイに汚れを落とせる。
 同等クラスではケルヒャーだけの自吸機能も搭載し、水道が無い場所でもバケツやタンクなどのため水、風呂の残り湯などから使用可能(オプションのサクションホースセットおよびフィルターが必要)。本体背面にノズルが収納できる。「K2 クラシック プラス」は市場でも同等クラスにはない洗浄剤タンクを標準装備し、容器を別に準備する必要がない。
 主な清掃シーンとして、普通車、二輪車の洗浄や、窓ガラス、網戸、ウッドデッキ、屋外家具などの家周りの幅広い洗浄を想定している。
 参考価格は「K2 クラシック プラス」が1万3800円(税別)、「K2 クラシック」が1万1980円(税別)。