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2015年(平成27年)12月
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2015年12月6(日 2582号
宮崎陽平氏(公認会計士)のセミナー開催
ボウリング大会は12月20日
愛鋲協 27年度第5回定例理事会

 愛知鋲螺商協同組合(理事長=馬場將嘉氏・メイナン会長)は、10月27日午後6時より名古屋駅前の安保ホールにおいて平成27年度第5回定例理事会を開いた。理事8名が出席し、事業部報告をはじめ、12月20日の親善ボウリング大会、1月22日の新年会などについて審議した。
 理事会は定刻に始まり、馬場理事長の挨拶に続いて、各議案の審議が行われた。
 ■第1号議案=事業部委員会に関する件は、事務局より9月度収支報告が行われ、承認された。
 また理事会後に開かれる、経営者を対象としたセミナーには7社・13名が出席すると報告された。テーマ「中小企業を取り巻く税制と鋲螺関連企業の研究」、講師は公認会計士の宮崎陽平氏。
 2016年版ねじ総合カタログは、10月29日が注文締切だったが、10月27日時点で7社から751冊の注文が入っていると報告。最終的には900冊超となった。
 ユニフォーム等の共同購買について、大口購入の組合員企業より、子会社から購入することになったため組合経由での購入が難しくなったとの発言があった。組合へ還元できるか今後検討する。
 ■第2号議案=親善ボウリング大会の件は、担当の鈴木憲一理事(エフシーテック社長)より説明があった。
 12月20日(日)午前10時より星が丘ボウル(名古屋市千種区)で開催。組合予算、会費は前年同様とし、11月初めに開催案内を発送することとした。
 ■第3号議案=平成28年新年会役割分担の件は、昨年の担当割を基に検討され、司会者に鈴木憲一理事、理事長挨拶を馬場理事長、閉会の辞を藤田守彦副理事長(藤田螺子工業常務)が行うことを決定。来賓挨拶は出席の確認ができた後決める、乾杯の発声は出席される相談役の中で決めることなどを確認した。
 平成28年新年会は来年1月22日(金)午後6時より名鉄ニューグランドホテル(名古屋市中村区)を会場に開催される。
 ■第4号議案=業界実態調査の件は、事務局より、組合員46社中21社から回答があり(回答率46%)、集計してねじ商連に提出したと報告された。
 ■第5号議案=その他の件は、主に次の内容が審議された。
 ・中央会・名市協年賀広告の依頼に対しては、例年通り掲載することが承認された。
 ・株式会社アイルより、ねじ商社向け販売管理ソフトウェアの組合を通じてのPR活動と、賛助会員制度があれば加入したいと申し出があったことに対しては、組合に賛助会員制度がないため加入はできないが、パンフレットなどを組合員に配布することについては了承された。
 ・11月17日に大阪で開催される、ねじ商連常任理事会に馬場理事長と藤田副理事長が出席すると報告された。
 最後に、次回理事会を11月30日午後6時30分より安保ホール(名古屋市中村区)で開催することを決めて、午後6時40分に理事会を終了した。

今後の事業について審議
レクは2月に北陸へ
愛機工青年部10月度役員会を開催

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機社長)の青年部(部長=森庸一氏・森哲社長)は、10月15日午後7時より組合事務局において定例役員会を開催した。司会進行は竹中広報担当幹事(ダイドー)が務めた。
 第1号議案=全国青年部交流会について、三木統括幹事長(三起工機)が説明した。10月23日に大阪で開催され、愛知からは森部長、滝澤副部長(松本商店)、服部中央会担当理事(服部商会)、三木統括幹事長、東爪総務幹事長(マルマン商事)、横山講演担当幹事(山下機械)、磯貝会合担当幹事補佐(ユアサ商事)の7名が参加。集合時間・場所の確認と、参加費は青年部で負担するが二次会と宿泊費は個人負担とすることなどを確認した。
 滝澤副部長からは、今後の交流会と全機工連との関りについて説明があった。
 第2号議案=青年部忘年会については、開催日程を審議し12月2日の開催を決めた。近藤会合担当幹事(長村商店)より、会場は栄近辺を予定していると話された。
 第3号議案=組合親善野球大会については、梅本野球担当幹事(杉本商事)より、進捗状況として前回役員会以降、4試合が行われ、残り4試合となったことが報告された。残る試合の日程は、この時点で未定とされた。
 第4号議案=レクリエーションについては、西川レクリエーション担当幹事(シミヅ産業)より、伊勢、京都、北陸の3案が提示され、その中から、北陸の「越前ガニ満喫と長浜黒壁スクエア」バスツアーが選ばれた。開催日は来年2月6日を予定。
 第5号議案=講演会について、横山講演担当幹事が11月18日の講演会「わが国および世界の経済情勢、景気の行方」(講師=竜沢俊彦氏・野村証券投資情報部長)の募集を開始したことを報告した。
 第6号議案=その他の件では、会計監査の森田氏(丸一切削工具)が転勤により不在となるため、後任人事について今後検討していくことが確認された。

青年部事業を本格始動
佐野貴信氏(プラトンホテル社長)が講演
三重県機械工具商組合 第1回青年部記念講演

 三重県機械工具商組合(理事長=水谷彰宏氏・東亜機工社長)の青年部は10月27日、発足後初の事業として「第1回青年部記念講演」をプラトンホテル四日市で行った。
 同組合は、次世代を担う業界人育成のため、4月に開催された通常総会で青年部設立を決定。初代部長の水谷理事長、担当理事の水野隆次氏(共栄商会社長)を含め当初の会員は18人で、この日は15人とオブザーバーとして芦川弘樹副理事長(タイセー社長)が出席した。
 記念講演に先立って、午後4時30分より「青年部設立セレモニー」が開かれ、水谷理事長が挨拶。役員が発表された(別掲)。
 記念講演は午後5時から約1時間半行われ、四日市市を中心に日本料理店をはじめ居酒屋・串焼屋など5つの業態で10店舗の飲食店を展開しプラトンホテルの経営もしている、佐野貴信氏(サノプランニング社長、プラトンホテル社長)が「マネジメント2・0経営を目指して」と題して講演。
 佐野氏は講演で「50歳〜60歳代の人たちはマンガ『巨人の星』に代表される師弟関係を中心とした縦社会に育ち、20歳〜30歳代の若い人たちはマンガ『ワンピース』のような友情でつながる横社会で育っています。このように年齢によっても組織の中での価値観の違いが表れています」と例を挙げ、縦型組織から横型組織へ既存のマネジメント概念からの脱却を唱えた。
 講演終了後は懇親会が催され、情報交換などしながら親睦を深めた。
 【青年部役員】敬称略
▽部長=水谷彰宏(東亜機工)
▽副部長・総務=水野隆次(共栄商会)
▽副部長=須藤清範(須藤鋼機)
▽書記=戸谷真基(常盤機工)
▽会計=能登谷忠尚(能登谷商店)
▽幹事=中村賢史(ナック)、平井宏幸(平井マシンツール)、若林久義(若津精密工機)
▽監事=大津裕史(大津屋)、山田浩(コジマ・フジ通商)

事業者・施主に向けサービス強化
JHS 得意分野をさらに充実へ
測量業者登録で地盤調査から測量まで提供可能に

 戸建住宅の地盤調査・建物検査を手掛けるジャパンホームシールド(社長=斉藤武司氏、所在地=東京都墨田区、以下JHS)が、7月22日に測量業者登録を完了した。これで測量調査から地盤調査、登記関連までをワンストップで提供可能となった。測量業務の受注は10月から関東エリアを皮切りにスタート。順次対応エリアを拡大していく。
 通常、戸建住宅やビルなどを建てる際、建築業者は現況測量や地盤調査の結果から、狭あい道路(細街路)申請や境界確定測量など、建築に必要な申請を明確にし、資金計画や建物のプランを作成していく。今回の測量業者登録の完了により、JHSは、測量から地盤調査、登記までが一括して対応可能となった。今後、建築業者はJHSに依頼することで、地盤調査や測量調査などの業務ごとに業者に発注をかける必要がなくなり、作業の時間と手間を省けるようになる。業務は同社提携の専門知識豊富な測量士・土地家屋調査士が行うので、安心して任せることができる。
■測量業者登録年月日▽2015年7月22日
■登録番号▽登録(1)―34626号
■登録の有効期限▽2020年7月21日
■受注開始日/対応エリア▽2015年10月1日/関東エリアより順次拡大
■測量業者登録により対応可能となる主な業務▽境界確定測量=敷地境界が無い場合、曖昧な場合に行う。測量を基に敷地面積を求めると共に、敷地境界を確定させる。▽狭あい道路(細街路)対応=4m未満の道路に接している場合に、建築確認申請前に手続きが必要になる場合がある。JHSが手続きのサポートを行う。

WEBサービス「地盤サポートマップ for U」提供開始
 また、JHSは地盤調査・解析実績100万棟突破記念第4弾として、一般の施主向けに提供されている地盤データ閲覧サイト「地盤サポートマップ」から、知りたいエリアの地盤情報などを1枚のレポートにまとめてダウンロードできる、新WEBサービス「地盤サポートマップ for U」を、10月から提供開始している。
 同サービスでは、自分たちの暮らす地域など、知りたい土地の地盤情報や生活に役立つ情報、防災情報が、分かりやすく1枚にまとめたレポートとしてダウンロードできる。知りたい土地の住所を入力し、地図上で直接その場所に遷移することも可能だ。地震時の揺れ易さや液状化・浸水の可能性などの地盤情報が、グラフや色分けにより一目で分かるようにされているほか、避難所や駅、バス停、公園からの距離など、生活に密着した情報が、子供にも分かりやすいように見やすく記載されている。同社は「本サービスをきっかけとして地盤に興味を持っていただき、住んでいるエリアの地盤を知っていただくことで、普段の暮らしや住まいづくりに役立てていただけるほか、ハザードマップとしても便利です」とコメントしている。
 同サービスは、パソコンやスマートフォンから同社のキャンペーンサイトにアクセスすることで誰でも無料で閲覧が可能だ。▽一般施主向け=https://supportmap.jp/▽事業者向け=https://www.j-shield.co.jp/1million/cp2.htm

機械工具商全国青年部交流会
6団体が参加し大阪で開催
グループディスカッションで意見交換

 「機械工具商全国青年部交流会」が10月23日、OMJC(大阪機械工具商青年会、会長=横山欽一氏・大徳機工社長)がホスト役を務めて大阪市浪速区のホテルモントレグラスミア大阪で開催され、全国6団体の若手経営者ら46名が一堂に会し、グループディスカッション、懇親会を通して交流した。交流会の前には「大阪企業家ミュージアム」(大阪市中央区)の見学も行われ、大阪が輩出した企業家たちの足跡に触れた。
 交流会に参加したのはOMJCをはじめ、東京都機械工具商業協同組合青年部会、愛知県機械工具商業協同組合青年部、三重県機械工具商組合青年部、岐阜機工会、遠州機工会青年部の6団体。
 当日は、午後1時に新大阪駅で横山OMJC会長らが遠方からの参加者を出迎え「大阪企業家ミュージアム」へと案内した。ミュージアムで大阪の参加者と合流し、松下電器産業の松下幸之助、阪急電鉄の小林一三、日清食品の安藤百福など明治以降、大阪を舞台に活躍した企業家105人の事績から企業家精神を学んだ。
 交流会会場までは、大阪城脇の乗船場から大阪水上バスに乗ってリバークルーズ。大阪市内にはりめぐらされた水路を通り道頓堀の戎橋をくぐるなど市内観光を楽しみながら移動した。
 交流会は午後5時前、大竹正晃OMJC副会長(大竹鋼機社長)の司会進行で始まり、冒頭、横山会長が「本日は大変お忙しい中、お集まりいただきありがとうございます。これから交流会の本番が始まるわけですが、それに先立ち、企業家ミュージアムと大阪水都のリバークルーズをしていただきました。いかがでしたでしょうか。私自身、大阪に長いこと住んでいますが、リバークルーズは初めて挑戦し、道頓堀に行ってきたら皆さん携帯のカメラで撮られていたので、少しは楽しんでいただけたのかと安心しています。今回大阪で開催することになり、メンバーで交流会について色々と議論を重ねました。講師の先生をお呼びしてパネルディスカッションを行うのが一般的ですが、交流会のグループディスカッションで色々な意見を聞き参加者同士で交流しないと意味がないとの意見をいただき、皆さんが交流の中で学習をしたり気づきを得たりしていただければと、今回このようなスタイルを取らせていただきました。この場で話をしていただきまして、その結果を懇親会の場で各グループ発表していただきます。この時間が皆さんにとりまして貴重な時間となりますように頑張ってまいります」と挨拶。
 来賓として招かれた前西孝夫全日本機械工具商連合会会長(大阪機械器具卸商協同組合理事長、エバオン会長)は「今年の6月より全日本機械工具商連合会の会長を仰せつかりました。青年部の交流会が長年続いていますが、全機工連の方でも人材育成の一環として支援をしていきたいと存じます。運営費、交通費等の支援をし、今後も続けていきたい。これからは北海道や東北、九州などにも声をかけていただき、全国に広がるようお祈りいたします。また、組合員の数も減ってきていますが、組合に入ったからには何かをしよう、ということを大阪組合でも言い続けています。観客席にいるのではなく、舞台に上がって何かをしよう。現在、大阪では活路研究会で色々と案を出していただいています。皆さんの若い力をいただき、業界の活性化に向け何かできないか。ぜひ皆さんにも参加していただきたいと考えています」と若い力に期待を込めて挨拶した。
 グループディスカッションは@仕事をやっていてジレンマ、不満は何ですか?A会社もしくは個人で取り組んでいることは?B日々の生活の中で熱くなれる事、喜びを感じる瞬間はどんな事ですか?C今日のディスカッションであなたの気づきを教えてください。『喜び、熱くなれることを何とかして仕事に繋げることはできないでしょうか?』―の4つのテーマで1時間あまり行われ、各グループで活発に意見が交わされた。
 この後開かれた懇親会は菊川遵OMJC副会長(宇野社長)の司会で進められ、森庸一愛知県機械工具商業協同組合青年部長(森哲社長)が「大阪の素晴らしい企画で、道頓堀のクルーズをするのは初めてですが、大阪の街も随分変わってきたと思いました。会の設営には大変ご苦労なさったことと存じます。グループディスカッションも非常に盛り上がっていましたが、懇親会ではさらに盛り上がり忌憚のない交流ができればと感じています。この全国交流会がますます発展していくよう、全機工連の方からも支援していただけることとなりました。これを活用してより多くの方々が参加し若手の交流ができれば、こんな嬉しいことはないと思います」と挨拶し、全国青年部交流会のさらなる今後の発展を祈念して乾杯した。
 参加者は和やかに情報交換などをして交流を深め、次回2年後の開催地となる東京の松下幸輝青年部会長(松下工機社長)による中締めで盛会のうちに終了した。
 なお、全機工連の若手経営者交流会は、来年岐阜での開催が予定されている。

出品メーカー45社が新製品を紹介
2015吉岡幸オータムフェア盛況
吉岡幸 売上・動員とも目標上回る

 建設・産業資材のトータルサプライヤー、吉岡幸(社長=吉岡正盛氏、本社=福井市宝永3‐22‐5)は10月28日、福井市二の宮の吉岡幸テクノセンターにおいて恒例の「2015オータムフェア」を開催した。
 15回目となる今回は「【溶・工・管】〜勝(価値)幸働 まちものこころ 響i(アイ)」をテーマに、メーカー45社が出展し、溶接関連・作業工具・配管資材を基本とした現場の効率化を提案。現場作業や職場の安全衛生などを実際に見て・触れて・体験できる展示会となった。
 8月21日のキックオフから展示会当日まで約2か月間にわたる出品メーカー・商社との同行販売が実を結び、期間中の売上金額は当初目標を大幅に突破。総動員数も676人と目標の600人を上回り盛況だった。
 開会式で吉岡社長は、VWや大手杭打ち会社による不祥事、中国の経済減速などで不透明感が増す経済環境に触れ、電子部品や自動車、工作機械関連などの牽引役にもややかげりが見られる中での開催となった15回目のオータムフェアについて「小さな展示会ではあるが継続することが大事。毎回出品メーカー様には新しい製品や工法を紹介いただいてお客様に喜んでいただいている。1日だけの開催ではあるが、しっかりと商談をして皆が笑顔になるよう頑張りましょう」と挨拶。
 次いで、メーカーを代表してパナソニック溶接システム国内営業グループ近畿ブロック長・松倉信之氏、商社を代表して山善常務取締役大阪営業本部長・福田廣氏がそれぞれ挨拶した。
 当日はあいにくの雨天スタートとなったが、徐々に天気も回復。会場では話題のドローンが繰り返し実演され、来場者の注目を集めた。また、来年の新卒採用者(男性3人、女性2人)の内定懇談会を兼ねオータムフェア見学会も行われた。
 閉会式では商社を代表してユアサ商事北陸支店長・熱田保彦氏より挨拶があり、吉岡幸専務・吉岡正修氏の御礼挨拶で終了した。
 キャンペーン期間中はオータムフェア企画として、9月4日には名古屋における新日鐵住金の高炉見学、展示会(グランドフェア)見学をバス4台・172人が参加して実施。9月9日にはSMC、日本電産シンポ、日本精工など全9社の協賛を得て『ものづくり“発想”の発見展』を吉岡幸テクノセンターで開催し、62人が参加した。

『浜松営業所開設記念展』
900名超が来場 大盛況の2日間
ミツトヨ 技術セミナーも好評

 精密測定機器メーカーのミツトヨ(社長=中川徹氏、本社=神奈川県川崎市高津区坂戸1‐20‐1)は10月1、2の2日間、浜松市中区のアクトシティ浜松において「ミツトヨ浜松営業所開設記念展」を開催した。
 同社は、創業100周年に向けて「お客様に今まで以上に身近な、そして価値ある存在」として今年1月より、新たな組織体制のもと「更なるお客様の課題解決」に取り組んでおり、その一環として浜松営業所を開設。これを記念し今回、展示会が開催され、2日間で当初の予想を大きく上回る900名超が来場し活況を呈した。
 展示会場には、新製品の高精度CNC三次元測定機「マイクロコードCRYSTA‐Apex EX 544T」、二次元カラー画像測定機「クイックイメージシリーズ」、ABSデジマチックキャリパ「CD‐AX/APX」などを含めた、同社の座標測定機、画像測定機・光学機器、形状測定機、精密センサ・スケールユニット、計測システム、校正機器、測定工具、試験・計測機器が多数展示された。
 併せて開催された技術セミナーには聴講希望者が殺到し、いずれも好評を博した。セミナーは初日に@「測定工具の正しい取扱い方法と保守管理」A「三次元測定機の正しい使い方と効果的な活用事例」B「形状測定機の規格動向と商品展開」、2日目は@「測定工具進化の歴史と次世代測定工具」A「三次元測定機最新の動向」B「測定工具の正しい取扱い方法と保守管理」をテーマに行われた。
 今後も同社は、最新鋭の精密測定機器の展示、技術セミナーの開催を通じて、『Mitutoyo Quality』の最新技術を世界へ向けて発信していく。
【ミツトヨ浜松営業所】
▽住所=〒435‐0054 静岡県浜松市早出町1209‐1
▽電話=053‐464‐1451
▽ファクス=053‐464‐1683

住まいをさらに快適に!
LIXIL キャンペーンなど
断熱リフォームの無料相談窓口「ココエコほっとライン」開設

 住まいと暮らしの総合住生活企業であるLIXIL(社長=藤森義明氏、本社=東京都千代田区)は「室内の寒さ」や「窓の結露」など、冬の困りごとを緩和する断熱リフォームについての無料相談窓口「ココエコほっとライン」を、12月29日(火)まで開設している。
 同社が住まいにまつわる困りごとを調査※したところ、戸建では「室内でも冬は寒く、夏は暑い(25・9%)」、マンションでは「結露やカビ・ダニが心配(25・5%)」といった、冬に起こりがちな困りごとが多く見受けられた。[※インターネット調査、3月14・15日実施、全国30〜79歳男女持ち家3万8423世帯対象、複数回答可]
 「ココエコほっとライン」は、相談者の抱える冬の寒さの困りごとを丁寧に聞き取り、それらを解決する同社の断熱リフォームを紹介する無料相談窓口だ。電話で窓口▼フリーコール=0120(778)895に困りごとを相談すると一部屋単位≠ナ窓・壁・床の断熱リフォームができるリフォーム工法「ココエコ」や、高い断熱性能で寒さや窓の結露を緩和する防音・断熱窓「インプラス」といった、冬の住まいを快適にする同社の断熱リフォームを紹介してくれる。また、各商品の特長を説明するだけでなく、費用の目安や居住エリアの工事店も併せて紹介し、その後の工事もスムーズに依頼できる仕組みとなっている。
 受付時間は平日▼9時〜18時、土日祝日▼9時〜17時。
「庭de暮らしアップキャンペーン」を開催中
 さらに同社では、応募者の中から抽選で総計200名に、ふとんクリーナーや高圧洗浄機などが当たる「庭de暮らしアップキャンペーン」を12月29日(火)まで開催中だ。
 対象となるのは、庭の解放感とリビングの快適性を兼ね備えた空間を演出するガーデンルーム≠竅Aテラスの周囲を多目的スペースとして活用するテラス囲い∞テラス∞ウッドデッキ≠フ購入者。
 ガーデンルームのスペシャルWEBサイト▼http://www.lixil.co.jp/lineup/gardenspace/s/garden_room/ではキャンペーンページを開設中。こちらでは、ガーデンルームを展示しているショールームや、商品取扱店も確認できる。応募方法やプレゼント商品など、詳しくは同キャンペーンページにアクセスを。

日伝 ロボットシステム&機械要素総合展
MEKASYS in NAGOYA 2015
12月9日(水)開催 名古屋国際会議場で

 日伝名古屋支店(支店長=細川幸明氏、住所=名古屋市昭和区白金2-10-7)は12月9日、名古屋国際会議場イベントホールにおいて、ロボットシステム&機械要素総合展「MEKASYS(メカシス) in NAGOYA 2015」を開催する。名古屋での開催は今年で7回目となる。
 今回は「現場の自動化に最適なソリューションを」をテーマに、今後普及が期待されるロボットを中心とした展示が特徴。約50社の出展メーカーが最新のロボット&システムアプリケーションや現場改善・省エネに関する製品などを展示紹介する。
 会場は「ロボットゾーン」「ロボット周辺機器ゾーン」「機械要素ゾーン」「環境・省エネ機器ゾーン」「MEKASYSゾーン」に分けられ、来場者が目当ての商品を見つけやすいよう配置される。
 展示会当日は、ロボットに関するセミナーと、日頃から現場が抱えている課題やトラブルの解決に役立つセミナーが同時開催される。
 また、特別企画として最新のロボット技術を紹介する「安川電機中部ロボットセンタ見学ツアー」(13時〜17時、定員40名)も実施される。
 セミナー、特別企画への参加申込など詳しくは日伝ホームページhttp://www.nichiden.com/で確認を。
 【展示会概要】
▼名称=ロボットシステム&機械要素総合展「MEKASYS in NAGOYA 2015」
▼開催日時=2015年12月9日(水)10時〜18時
▼会場=名古屋国際会議場イベントホール(名古屋市熱田区熱田西町1-1)
▼入場料=無料
▼出展社=約50社、「ロボットゾーン」6社、「ロボット周辺機器ゾーン」19社、「機械要素ゾーン」18社、「環境・省エネ機器ゾーン」7社、「MEKASYSゾーン」
 【同時開催セミナー】
▼会場=名古屋国際会議場イベントホール3階133会議室
▼定員=各100名
▼要事前申込
 《セミナー@》11時〜12時『産業用ロボットに関する安全規格動向と安全方策について』(パナソニック)◇産業用ロボット規制の概要、リスクアセスメントの重要性と安全カテゴリ、同社安全機器によるソリューションを紹介。
 《セミナーA》13時30分〜14時30分『はじめての人向けロボット制御セミナー』(山洋電気)◇省人化・自動化のためのロボット開発を始めたい人へ、パラレルリンクと多関節ロボットを紹介。
 《セミナーB》15時30分〜16時30分『油圧の保全とトラブルシューティング』(MEKASYS)◇現場で起こるトラブルを事例を交えて説明。

簡単施工のシール付きニップル
「シールコートニップル」発売
ナゴヤ ねじ込むだけ!!かじらない!!

 ねじ込み継手メーカー、ナゴヤ(社長=新美金之介氏、本社=愛知県半田市旭町4‐81‐1)は、シール付きのステンニップル「シールコートニップル」(SUS304)を10月新発売した。
 シールコートニップルは、予め、ねじ部にシール剤が塗布されているため、そのままねじ込むだけの簡単施工を実現。シール剤自体に適度な潤滑性があり抵抗なく施工することができ、かじりの防止にも役立つ。
 シール材塗布後に焼成処理されており通常の輸送などでシール材が剥がれる心配はなく、屋内の安定した環境下であれば、皮膜は長時間柔軟性と弾性を保持するという。RoHS指令対応製品。
 同社では特殊ニップルや他加工品へのシール剤の塗布も受け付けている。問い合わせは、同社=0569-22-7581へ。〈HPアドレス〉http://www.nagoya-pf.co.jp

新商品、新商材を紹介
情報の共有化で拡販めざす
岡谷管栄会 「商品研修会」開催

 岡谷管栄会(会長=大藪淳一氏・大清社長、岡谷鋼機と商社、メーカーの集い)は、10月16日午後1時30分より名古屋市中区の岡谷鋼機本社会議室にて恒例の「商品研修会」を開催した。会員企業の営業マンが参加し、メーカー各社の新商品や新商材の特徴などを学んだ。
 岡谷鋼機配管住設部配管住設室の土橋室長が司会進行を務め、冒頭、挨拶に立った大藪会長は「この岡谷管栄会は、岡谷鋼機さんを通じて有力メーカーの商品を販売する、販社の会です。岡谷鋼機さんは1669年創業ということで、今年346年目を迎えている。本当にすごい歴史のある会社です。しかも岡谷篤一社長は名古屋商工会議所の会頭を務めておられ、名実ともにこの地域を代表する会社です。我々、岡谷鋼機さんを通じて商品を扱わせていただけることを、嬉しいと言うか、なかなか簡単にはできない一つのステータスとなり、本当に有難く思っています。本日は、夕方までの時間に6社のメーカーの皆様の色々な新しい商品、商材をご紹介いただけるということです。ぜひ皆様には、その知識を会社に持ち帰っていただいて、今後の拡販につなげていただきたいと存じます」と述べた。
 今回研修テーマとなった商品は、@ケルヒャージャパンの『高圧洗浄機、業務用清掃機器』A日立金属の『ソフレックスAQ、工業用ゴムホース』B多久製作所の『TCR仮設配管資材レンタルシステム、TJ型タスカルジョイント』C日立コンシューマ・マーケティングの『高性能インバーターポンプ』D日新製鋼ステンレス鋼管の『ステンレス配管』E中央物産の『enenova蓄電池』。各社の説明に参加者は熱心に耳を傾けていた。
 研修会の後は、本社ビル地下1階の『サロンオカヤ』で、メーカーの賛助会員も加わり懇親会が催された。
 開宴に先立ち、岡谷鋼機配管住設部の岡本部長が日頃の愛顧と研修会参加の御礼を含めて挨拶。
 日立金属中部東海支店の秦営業部長の音頭で乾杯し、情報交換などをしながら親睦を深めた。

『中小企業を取り巻く税制と
鋲螺関連企業の研究』
愛鋲協 経営者向けセミナーを開催

 愛知鋲螺商協同組合(理事長=馬場將嘉氏・メイナン会長)は、10月27日午後7時より名古屋駅前の安保ホールにおいて、経営者対象セミナーを開催した。
 今回は、公認会計士・税理士の宮崎陽平氏を講師に招聘し「中小企業を取り巻く税制と鋲螺関連企業の研究」をテーマに行われ、7社・13名が聴講した。
 セミナーでは、中小企業優遇税制をはじめ、平成28年度税制改正要望、消費税改正(軽減税率)、今後予想される税制改正、役員報酬にかかる注目裁決事例、キャッシュ・フロー事例について、事例を交えながら分かりやすく解説された。
 【講師紹介】
 宮崎陽平氏(公認会計士・税理士)
 2002年慶應義塾大学商学部卒業後、大手監査法人(中央青山、トーマツ)で活躍。
 現在は、「宮崎信次公認会計士・税理士事務所」で法人税務、医療法人税務、資産税(相続税)対策、企業買収調査及び買収前後の組織再編スキーム構築並びに上場企業の税務顧問、監査対応等に従事。オーナー経営者の資産税(相続税)対策においては事業承継税制等を利用した次世代への株式移転、関連会社の組織再編に絡めた株価圧縮による財産圧縮を多く手掛けている。

ファイバー大形レーザー加工機
ML6030XL-F40新発売
三菱電機 省エネ・加工時間短縮を実現

 三菱電機産業メカトロニクス事業部(東京都千代田区丸の内2-7-3)は、大形ワーク(3m×6m材以上)を高速・高精度に加工できる大形レーザー加工機「XLシリーズ」の新製品として、4kW出力のファイバーレーザー発振器の搭載により、省エネおよび薄板から厚板までの加工時間の短縮を実現したレーザー加工機「ML6030XL-F40」を11月12日に発売した。
 板金加工におけるレーザー加工機市場では、高性能かつ消費電力の少ないファイバーレーザー加工機の需要が、運搬車両・建設機械・農業機械・鋼材業などの大形のワークを加工する分野で急拡大している。
 同社は、レーザー加工機市場における多様なニーズに対応するため、2015年度ファイバーレーザー加工機を出力・ワークサイズ別に10機種に拡充し、フルラインアップでの事業展開を進めている。
 今回、大形ワークを標準ワーク加工用のレーザー加工機と同等の高速・高精度で加工できる「XLシリーズ」の新製品として、4kWファイバーレーザー発振器などの搭載により、省エネ・加工時間の短縮を実現したファイバー大形レーザー加工機「ML6030XL-F40」をラインアップし、板金加工における生産現場の生産性向上に寄与していく。
 ■新製品の特長
 @大形レーザー加工機にファイバーレーザー発振器を搭載し、省エネを実現
・発振効率に優れたファイバーレーザー発振器、独自の高効率サーボモーター・サーボアンプ、インバーター制御冷却装置などの採用により、消費電力を約60%削減(同社比)
・加工完了後に発振器、冷却装置などを段階的に停止させる「ecoモード」により、待機時の消費電力を最大70%削減
・電力・ガス消費量モニターの搭載により、電力・ガスの使用量を見える化し、省エネ運用をサポート
 A 独自の制御・加工技術により、切断面品質と生産性の向上を実現
・板厚25mmまでの軟鋼切断に最適化した独自の制御・加工技術により、炭酸ガスレーザー加工機と同等(同社比)の切断面粗さとテーパーを実現
・板厚12mmから25mmまでの軟鋼切断において、ハイピークピアス技術の採用により、板厚25mmの軟鋼ピアシング時間を最大50%短縮
・板厚3mmまでのステンレス加工に独自の高速レーザー切断技術「F―CUT(R)」を適用し、加工時間を最大50%短縮
 B 安全カバーとオートパレットチェンジャーにより作業者の安全性と操作性を両立
・安全カバーを標準装備し、ファイバーレーザー光に対する作業者の安全性を確保
・加工前後の段取りに優れたオートパレットチェンジャーと安全カバー内部を確認できる4台のカメラを標準装備し、安全カバー外からの優れた操作性を実現
 ■主な仕様
 製品名=ファイバー大形レーザー加工機▽形名=ML6030XL‐F40▽移動方式=光走査方式(XY軸・光移動)▽ストローク(X×Y×Z)(mm)=6600×3200×150▽最大早送り速度(m/分)=X85/Y100/Z65▽位置決め精度(mm)=0・05/500(X、Y軸)▽繰り返し精度(mm)=±0・01(X、Y軸)▽定格レーザー出力=4kW

タンガロイ 先端交換式ドリル
『ドリルマイスター』
工具径φ20・0-25・9mmサイズ拡充

 タンガロイ(社長=木下聡氏、本社=福島県いわき市好間工業団地11‐1)は、先端交換式ドリル『ドリルマイスター(DrillMeister)』の工具径φ20・0-25・9mmサイズを全国で発売した。
 ドリルマイスターは、独自の自己拘束型クランプシステムの採用により、簡単で迅速なヘッド交換を可能にしている。工具交換は、ヘッドを付け替えるのみでツールホルダからのドリルボディの脱着や突出し量の調整が不要となり、工具交換時間を大幅に短縮できる。さらにヘッドは小さな力で取り付け・取り外しができ、必要に応じて機上での交換も可能。
 今回の拡充は、フランジ付きボディTIDに工具径φ20・0-25・9、加工深さL/D=1・5〜8をラインナップし、様々な被削材での大径の穴あけ加工に優れた性能を発揮する。フランジ付きボディは強ねじれ溝を採用し、さらに溝面に特殊な磨き処理を施すことで、安定した切りくず排出性を実現。これにより特に切りくず排出が難しくなるL/D=5以上の深穴加工時に、優れた切りくず排出性能を示す。
 【主な特長】
●工具径φ20・0〜φ25・9(0・1mm飛び)、加工深さL/D=1・5、3、5、8に対応
●強ねじれ溝と特殊な磨き処理の採用で、抜群の切りくず排出性能を実現
●独自の自己拘束型クランプシステムによって、簡単かつ高精度のヘッド交換が可能
●本体部分の変形が少ないクランプ機構により、ヘッドの交換可能回数を大幅に増加
●革新的な刃先処理と材種性能により驚異的な寿命性能を発揮
 【主な形番と標準価格(税抜)】
●ヘッド DMP200 AH725=1万4200円、DMP230 AH725=1万5300円、DMP259 AH725=1万6600円
●ボディ TID200F25-1・5=4万4800円、TID230F32-3=5万8600円、TID250F32-8=9万4400円
●全アイテム168形番
 【販売見込み】
 初年度4億円(シリーズ全体)

住友電工 超硬合金切削用ナノ多結晶
ダイヤモンド工具の
ラインナップを拡充

 住友電気工業ハードメタル事業部(事業部=兵庫県伊丹市昆陽北1‐1‐1)は、ナノ多結晶ダイヤモンドを刃先に用いた「モールドフィニッシュマスター スミダイヤ バインダレス ボールエンドミル」のサイズ拡充、新ラインナップを追加した。さらに刃先交換インサート37型番も新たに開発し、これらを10月より販売開始した。
 同社は、数十ナノサイズの微細なダイヤモンド粒子が強固に直接結合したナノ多結晶ダイヤモンド(Nano‐polycrystalline diamond、以下NPD)をボールエンドミルの刃先に用いた切削工具を業界で初めて開発し、2014年10月に超硬合金の精密仕上工具NPDB型R0・3、R0・5、R1・0の3型番を発売。今回、小径サイズR0・1、R0・2の拡充と新シリーズ標準仕上工具NPDBS型R0・1〜1・0の5型番を追加した。さらに刃先交換インサートの新製品となる37型番も併せて販売開始した。
 【特長】
 ナノ多結晶ダイヤモンドは、グラファイト状の炭素材料から特殊な製造装置を用いて、超々高圧、超高温環境下で生成される。粒径数十ナノメートルの微細なダイヤ粒子が、結合材なしに強固に直接結合した多結晶体で、単結晶ダイヤモンドよりも高い硬度を持ちながら、単結晶ダイヤモンドの弱点である劈開性がなく高い靭性を示す。これにより、従来の焼結ダイヤモンド(PCD)を超越した耐摩耗性を有し、エンドミル・刃先交換チップ共に超硬合金等の硬脆材加工で優れた加工面品位と高精度を得られ、かつ安定した品位・精度を長時間維持することができる。
 【ラインアップ】
◆ボールエンドミルNPDB型(精密仕上品) …5型番(拡充2型番)
◆ボールエンドミルNPDBS型(標準仕上品)…5型番(新発売)
◆刃先交換インサート…37型番(新発売)
 【販売計画】(アライドマテリアル含む)
 同社グループ会社であるアライドマテリアルより販売しているNPD素材を適用した超精密加工用切削工具とあわせ、両社で初年度に年間売上高2億円、2年後に12億円を目指す。
 【標準価格(税抜)】
 ◆モールドフィニッシュマスター スミダイヤ バインダレス ボールエンドミル
 NPDB1010‐004=21万2000円、NPDB1020‐008=20万7000円、NPDB1030‐010=20万7000円、NPDB1050‐020=17万3000円、NPDB1100‐030=22万円。
 NPDBS1010‐004=8万200円、NPDBS1020‐008=7万5200円、NPDBS1030‐010=7万5200円、NPDBS1050‐020=7万円、NPDBS1100‐030=12万5400円。
 ◆スミダイヤ バインダレス 刃先交換チップ
 刃先交換インサート(37型番)=3万6000円。

得意先・仕入先ら97名が参加
山善 中京GC石野コースで開催
第40回どてらいゴルフコンペ

 山善名古屋支社(住所=名古屋市熱田区白鳥2―10―10)は10月19日、中京ゴルフ倶楽部石野コース(愛知県豊田市)において「第40回どてらいゴルフコンペ」を開催し、中部地区の山善得意先及び仕入先ら合わせて97名が参加して親睦を深めた。
 この「どてらいゴルフコンペ」は、日本全国に及ぶ山善の営業エリアのうち、名古屋支社(名古屋営業本部)だけが行っている歴史ある行事で、得意先の部、仕入先の部、満60歳以上の参加者によるシニアの部の3部門に分かれ、それぞれ優勝を目指した。
 当日は、午前8時に同倶楽部のOUT(1番・6番)、IN(10番・15番)の4ホールから同時スタート。日頃の腕前を競った結果、シニアの部では成松伸俊氏(ナガセインテグレックス)、得意先の部は谷口健二氏(サツキ精工)、仕入先の部は山下禮司氏(レヂトン)がそれぞれ優勝した。
 プレー後のパーティーでは冒頭、中田繞山善社長が「本日は、大変お忙しい中にも関わらず、第40回名古屋山善どてらいゴルフコンペにご参加いただき誠に有難うございます。名門の中京ゴルフ倶楽部をお借りして、約100名の方々と楽しくゴルフができましたこと、感謝いたします。私ども山善も70期の上期を終了しましたが、お陰様で上期は計画通りの状況で推移することができました。いよいよ、この10月から下期に入り、中期経営計画の最終となります。皆様方から日頃ご支援をいただいておりますが、より一層のご支援をいただきながら70期、目標を達成していきたいと思っております。皆様と共にしっかりとこの市場を守りながら、また市場に貢献してまいる所存です。どうぞ宜しくお願いいたします」と挨拶。
 今回のコンペに51社54口と多数の仕入先から協賛を得られたことが司会者より報告された後、順位の発表に移り、シニア、得意先、仕入先の順に表彰が行われた。
 参加者を代表して船戸章彦THK中部営業統括部長が「本日はこの素晴らしいゴルフ場で素晴らしい天気の下、プレーをさせていただき有難うございました。下期も山善さんの力を借りながら頑張っていきたいと存じます。また来年も、このように楽しくゴルフができればと思います」と挨拶した。
 閉会の挨拶で吉村泰典山善上席執行役員名古屋営業本部長は「平日のお忙しい中、100人もの皆様方にお集まりいただきました、第40回のどてらいコンペも無事終了することができました。今回は記念の40回目のどてらいコンペでして、名古屋営業本部、名古屋支社が続けております。来年、そして10年後も、おそらく皆様方と共にこの会が続いていくものと思います。本当に日頃はお世話になり有難うございます。名古屋支社もなんとか上期は皆様方のお陰をもちまして予算を達成することができました。あと半期、しっかりと頑張ってまいります。まだまだ名古屋支社の社員も皆様方のお役に立っているとは思いませんが、十分に努力しながらお役に立てるよう精進してまいります。本日はこのどてらいコンペの生みの親であります、緒方特別顧問が来ておりますので、突然ですが一言お願いいたします」と述べ、これを受け、緒方文由山善特別顧問が同コンペの当初の思い出などを語り、お開きとなった。
 上位入賞者は次の通り(敬称略)。
【シニアの部】
▽優勝=成松伸俊(ナガセインテグレックス)N69・8H13・2
▽準優勝=森美智明(フタキ機工)N70・8H13・2
▽第3位=亀山俊一(モトユキ)N72・8H13・2
▽第4位=粳田幸雄(メイセー機械)N73・8H13・2
▽第5位=住野友次郎(住野商会)N75・0H18・0
【得意先の部】
▽優勝=谷口健二(サツキ精工)N71・6H20・4
▽準優勝=安井郁雄(安井コーポレーション)N72・4H9・6
▽第3位=阿部幹久(阿部工具)N72・4H9・6
▽第4位=川眞田章雄(三葉利工具)N73・0H6・0
▽第5位=鈴木敏之(新東)N73・4H21・6
【仕入先の部】
▽優勝=山下禮司(レヂトン)N72・6H20・4
▽準優勝=赤松竜太郎(赤松電機製作所)N73・0H30・0
▽第3位=久留俊弘(オーエスジー)N73・2H16・8
▽第4位=松尾康弘(キャムタス)N73・2H16・8
▽第5位=木悦男(タカラスタンダード)N73・6H14・4

消費地に近い場所で養殖魚を安定生産
キッツ 2016年度市場参入
『キッツスマート養殖』

 グループ各社の水関連技術や製品・サービスを結集した総合的な活動「KITZ Water Solutions(キッツウォーターソリューションズ)」を展開している、バルブメーカー大手のキッツ(社長=堀田康之氏、本社=千葉市美浜区中瀬1‐10‐1)は10月21日、電気的に生成させたラジカル反応を用いて水を循環浄化しながら陸上で魚を養殖するプラントを独自に開発し、マダイの長期飼育および同プラントの自動制御・遠隔監視システムの運用試験に成功したと発表した。
 同社は、新しい水浄化技術の開発成功(2014年7月発表)に続き、同社茅野工場(長野県茅野市)に独自技術で建設したプラントにて、無投薬でマダイを長期飼育することに成功(2015年10月21日時点で141日経過、飼育継続中)。同プラント向けに独自開発した自動制御・遠隔監視システムの運用試験にも成功した。
 同社はそれらの成果を踏まえ、水産ビジネスの新しい形として、エンジニアリング(水浄化技術、養殖プラントの最適化設計・施工管理など)、マネジメント(養殖プラントの自動制御・遠隔監視、メンテナンス、飼育ノウハウなど)、コンサルティング(事前調査、事業計画策定、人材育成など)の3つのソリューションを提供する「キッツスマート養殖」で、2016年度より養殖プラント市場に参入する。
 国内外の事業家が新規事業として水産ビジネスを検討する場合に、構想段階からプラント建設、施設の運用管理までトータルでサポートする体制を構築。高度に自動化・省力化されたシステムを用いて、消費地に近い場所で品質の高い養殖魚を安定生産し、活魚や鮮魚として出荷することが可能になるほか、加工場を併設することで高効率かつ衛生管理面でも強い優位性を持った商品の開発が期待されるなど、これまでにはない新たなビジネスの展開を提案する。
 同社によると、国際的な水産市場においては需要の高まりと天然資源の不足から、2015年度には世界のマーケットに出回る魚の約半数を養殖魚が占めるとされており、この傾向はさらに加速すると予想されている。近年、いけすを用いた海面での養殖において課題とされる海洋汚染や台風・赤潮などの自然災害の回避と安定生産、さらには作業負荷の低減やトレーサビリティーの確保、ASC認証への対応などを念頭に、欧米を中心に、水を循環浄化しながら屋内で魚を養殖する、閉鎖循環型陸上養殖が広がりを見せているという。
 陸上養殖プラントの市場規模は現在約135億円で、2050年度には約5000億円まで拡大すると同社は予想、早期に年間20億円の売上を目指すとしている。

互いに知恵を出し共存共栄
三親会 第38回定時総会を開催
歴史ある会の継続発展を

 サンコー商事の販売店とメーカーでつくる「三親会」(会長=石田勝俊氏・石田商会会長)の第38回定時総会が10月25日、福岡市内の西鉄イン福岡で開催された。翌日は観光とゴルフが行われ、4年ぶりとなる泊りがけの総会に会員ら34名が出席した。
 総会当日は午前11時に中部国際空港セントレアに集合し、空路、福岡へ。福岡タワーからの眺望を楽しんだ後、会場のホテルへと向かった。
 総会は坂井一斉サンコー商事GLが司会を務めて進行され、冒頭の挨拶で石田会長は「本日は大変遠い福岡までお集まりいただき誠に有難うございます。私どもの岐阜地区は、名古屋から2社ほど営業所を出されるということですが、以前には西の方から3、4社出店されております。岐阜はそれほど景気が良くはありませんが、皆さん何故か岐阜が好きなようで、これ以上はご勘弁を、とお願いしたい。また、岐阜の販売店を外から来た所より大切にしていただけるようお願いしたいと思います。今日と明日の2日間、皆さん懇親を深めて、元気に帰ることをお願いして、私の挨拶に代えさせていただきます」と述べた。
 続いて小島徹サンコー商事社長が挨拶に立ち、総会出席と日頃の愛顧・支援に対して御礼を述べた後、最近の景況感について話した。
 「日銀の短観によると、輸出は少し伸び悩んで、在庫調整も遅れていますが、企業業績の好調さなどで緩やかな回復基調にあると言われています。しかし製造業にとってみると、昨今の中国の景気や、ドイツの大手自動車メーカーの排ガス不正など色々と不透明感があり、マインドはだいぶ悪くなってきているのかと感じています」
 業界の動向としては、関係の深い工作機械において、日本工作機械販売協会の発表による9月の工作機械受注高が1097億円と前年比19・1%減、内需が478億円で同2・6%減となったことを挙げ、「前年比減は27か月振りということで、若干、先行きはどうかとも感じられます。ただ9か月間の累計で見ると、全体では5%ほど増加していますし、そんなに落ち込むこともないと思っています。中部の経済状況はというと、昨日まで名古屋で開催されていた『メカトロテックジャパン2015』は大盛況でした。我々の関係のトップ企業であるトヨタ自動車の動向を見ても、9‐12月の生産は1日当たり1万2000台から1万3000台と、そんなには落ちていない。12月には新型プリウスも発売されるので、TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)が進められ、それに伴う設備投資が始まっています。これはまだ数年続くと思われ、我々もキッチリとそれに乗っていきたいと考えています」と小島社長は話した。
 サンコー商事の業績については「4〜9月の上半期は前年比若干マイナスの減収減益となりましたが、これは前期が非常に良かったためで、計画比はプラスとなっておりまずまずの業績と考えています。海外の比率も増えており、私どものユーザーさんが新しい工場をここ1、2年で建設されるということで、それに伴った設備もあり、しっかり取り込んでいきたいと思っています。国内は、工作機械に対する補助金や即時償却など優遇税制もあり、そこにも注力していく。また基盤の拡大ができるようなものには頑張って取り組んでいきたい」と述べた。
 小島社長は三親会の歴史にも触れ「この伝統ある三親会の継続発展をしていきたい、皆様と共存共栄をしていきたいと考えています。それにはサンコー商事も、努力も知恵も今まで以上に出さなければならないと思っています。いかに皆様に訴えるものがあるかを追求していきたい」と述べて挨拶を結んだ。
 野崎憲昭三親会副会長(常磐精機社長)を議長に選出。会員34社中26社の出席が報告された後、議事に入った。
 第1号議案の第37期事業報告、会計報告及び監査報告、第2号議案の第38期事業計画、予算計画案について審議し、原案通り承認可決された。
 このあと会場を移して懇親会が開かれ、はじめに野崎副会長が乾杯の挨拶。会員の販売店、メーカー、サンコー商事が情報交換しながら親睦を深め、中野章夫副会長(黒田精工名古屋支店長)の中締めでお開きとした。
 翌26日は観光組とゴルフ組に分かれ、観光組は、水郷の街「柳川」を舟で巡ったり、「太宰府天満宮」を参拝したりと、秋の福岡を満喫。ゴルフ組は県内の久山カントリー倶楽部でゴルフを楽しんだ。


2015年12月13(日 2583号
第31回管工機材・設備総合展のテーマは
「おっ!こんなとこにも管工機材」
愛知県管工機材商協組11月理事会を開催

 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=倉地久雄氏・倉地社長)は11月10日午後4時30分より「名古屋国際センター」(名古屋市中村区那古野)5階第一会議室において11月理事会を開き、倉地体制となり新組織の発表、来年開催の第31回管工機材・設備総合展進捗状況などが報告され承認した。
 開催にあたり倉地理事長は「就任後、体制も改まり、具体的に組合活動が動き出している。組合最大のイベントである第31回管工機材・設備総合展の準備も着々と進んでいる」とし、続けて「MECT2015」(主催=ニュースダイジェスト社、共催=愛知県機械工具商業協同組合)への表敬訪問と、中小企業団体愛知県大会で組合功労役員および永年勤続職員が表彰を受けたことを報告した。この後、次の議題10件について慎重審議が行われた。
 (1)組織更新について
 (2)第31回管工機材・設備総合展準備進捗状況について
・開催日程および会場/平成28年10月6日〜8日、名古屋市中小企業振興会館(名古屋市千種区吹上、1F吹上ホール)で。
・テーマ/「おっ!こんなとこにも管工機材」…日頃見えない所で我々の生活を支えてくれる管工機材について、再度見つめ直し、時流を敏感に反映した商品や技術を展示して来場者に新しい気づきを提案する。
・今後の活動予定/11月24日、名古屋市中小企業振興会館にて出品説明会を開催。
 (3)新年賀詞交歓会
 平成28年1月19日名古屋マリオットアソシアホテルにて開宴。320人出席予定。
 (4)第47回名管会ゴルフ大会開催報告
 11月6日オールドレイクゴルフ倶楽部にて開催(事業部会主催)。47名参加。
 (5)マイナンバー制度について意見交換
 各社での取組状況と善処方法について意見交換を行った。
 (6)組合加入促進委員会報告
 (7)各部会報告
 @事業部会と流通部会による共同企画「空と海に学ぶ見学会・講演会」(平成28年2月25日)。
《概要》
・航空自衛隊岐阜基地(各務原市)。
・テクノプラザ(各務原市)にて講演会「日本一のマグロ船船長に学ぶ!社員が喜んで働く仕掛けの秘密〜狭くて不便な環境だから培われた知恵〜」/齊藤正明氏(ネクストスタンダード代表取締役)。
・寿司たなか(各務原市)にて懇親会。
 A福利厚生部会
 第35回ボウリング大会開催(11月14日・星ヶ丘ボウル)。
 B経営研究部会
 名古屋市住宅都市局長、黒田昌義氏による講演(11月10日、理事会終了後)、演題「リニア時代の愛知・名古屋の都市政策」(別掲2面)。
 C広報部会   
 組合だより、組合員名簿発行については年内発行に向けて鋭意準備中。
 D青年部「愛青会」報告
 12月3日例会後、忘年会を開催する。
 E同好会事業の再検討
 「カラオケ同好会案」が再浮上している。盛り上がれば、来年度あたり予算化したい。
 F今後の理事会日程
 平成28年1月19日(新年賀詞交歓会)▽3月1日▽4月26日▽5月10日(通常総会)。

会の活動の充実・活性化を目指し
アンケート調査を実施
名古屋伝動機商組合10月例会を開催

 名古屋伝動機商組合(理事長=服部将康氏・服部社長)は、10月27日午後6時より名古屋市中区の東京第一ホテル錦において例会を開催した。ダイドーと高津伝動精機が当番幹事を務めた。
 冒頭、服部理事長が「本日もお忙しい中、お集まりいただき誠に有難うございます。2015年の地元名古屋の大きなイベントとして『メカトロテックジャパン2015』が開催され、大変多くの人が入っていました。会期の4日間で9万4000名が来場。前回の2013年より多く、最高の来場者数を更新しました。名古屋は非常に景気が良いというところを見せていただきました。しかし実際秋からどうかというところで、工作機械の受注は7月までは大変順調でしたが8月、9月と前年割れ、またメーカーさんの会である歯車工業会も4月から前年割れと、厳しいところもあります。ただそうは言っても、商売をしていかなければならない。そのようなマイナス要素は跳ねのけて、皆様に伝導機業界を賑わせていただきたいと存じます。また、組合ともども盛り上げていきたいと思います」と挨拶。続いて議事に入った。
 7月25日に開催された懇親ゴルフについて服部理事長が報告。藤原ゴルフクラブ(三重県いなべ市)において、12名が参加し第2回懇親ゴルフコンペを開催した。今後も年1回のペースで続けていきたいと話した。
 ボウリング大会については、長村康義副理事長(長村商店社長)より開催に関しての説明があった。第13回組合ボウリング大会を11月6日に開催。参加申込みは12社・80名。運営は例年通りとし、スポルト名古屋(名古屋市中区)を会場に、受付後午後7時10分ごろ開始する。ゲーム後のパーティー、表彰式は1階のサイゼリアにて行う。賞品はたくさんの参加者に当たるよう準備する。見学者も歓迎し、食事の手配を行うことなどが説明された。
 その他、@アンケートの件は、服部理事長より趣旨説明があった後、用紙が配布され、会終了時に回収すると協力が呼びかけられた。A組合員名簿の2015年度版が配布された。
 この後、情報交換が行われ、ふるさと納税の活用について話された。

黒田昌義氏(名古屋市住宅都市局長)が講演
リニア時代の愛知・名古屋の都市政策
愛知県管工機材商協組 経営研究部会の講演会

 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=倉地久雄氏・倉地社長)は、11月10日午後6時(理事会終了後)より名古屋国際センターにおいて、経営研究部会主催によるセミナーを開いた。名古屋市住宅都市局長・黒田昌義氏を招き、「リニア時代の愛知・名古屋の都市政策」をテーマに講演。十数年後、リニア開通で名古屋駅周辺はどのように発展していくか、また、名古屋圏域がどのような方向に進むかなど中部圏の近未来ビジョンについて“まちづくり”の観点から話を展開した。会員ら73人が傾聴した。
 【講演会要旨】
 12年後の2027(平成39)年、リニア中央新幹線が東京―名古屋間に開通する。相模原、甲府、飯田、中津川を通り、品川―名古屋間が40分で結ばれる。名古屋―大阪間については18年後の2045(平成57)年に開業が予定されている。車体の軽量化で高速化(時速270km)を図った従来の新幹線とは異なり、リニア中央新幹線は浮上走行となるため時速約500kmが可能。料金は700円程のアップにとどまり、時間の短縮効果に比べメリットは各段に大きい。
 このように、リニアの最大の特徴は速達性であるが、名古屋駅での他の交通機関への乗り換えを円滑にすることが課題でもある。都心部からわずかの時間で来名したものの、名古屋での乗り継ぎに時間を浪費していたのではリニアのメリットは半減する。名古屋駅の現状は「迷駅」と綽名されるほど他社線への乗り換えが複雑。東京駅は2020年開催のパラリンピックに向け、バリアフリーが徹底されると聞く。都市機能のスペックが相当進化するわけで、ハンディキャップを負われた方々らの来名に備え、名古屋駅のユニバーサルデザイン化を急ぐ必要がある。課題克服に向けた名古屋駅改造計画案は「誰にでもわかりやすく利用しやすい乗り換え空間の形成」を基本方針としており、移動時のストレスを感じにくい、たとえばJRと地下鉄と名鉄の乗車線が分散している金山駅や、階段を無くしたオランダ・アムステルダム駅などを参考例としている。
 名古屋駅周辺に高層ビルが林立している。将来、ビル間を歩いて移動することができる計画で、ここに“南北ネットワーク”が強化される。愛知大学、中京テレビ新社屋、グローバルゲートなどを集める「ささしまライブ24地区」の開発も進行中。栄方面に向けて集中する名古屋高速道路網も今後は名古屋駅とのアクセス性が重要になってくる。また、買収したリニア駅建設用地(地上部分)を緑地帯にし、避難地として機能させる案も浮上している。そして、名古屋駅ばかりが変わるのではなく、四間道・那古野、納屋橋、堀川、駅西口といった駅周辺の地区の特色を活かした一体的なまちづくりも必要となる。
 リニア時代には名古屋から関東方面への移動が飛躍的にスムーズになり、行動範囲も拡大する。時間感覚で言えば、東京圏内に暮らすのと変わらない。東京と大阪の中間拠点に過ぎなかった名古屋が、こうして移動時間の短縮化で今後日本列島の交流拠点の玄関口になる可能性も出てきた。東京五輪が終わると日本に残るビッグプロジェクトはリニア開通だけ。多くの財政資源を投入することも期待できよう。私見ながら、大阪までの延伸計画時期は早まるものと考える。それゆえ、大阪へ延びるまでに名古屋が変わらなければならない。リニアは大きなチャンスであると同時に、何もしなければ、名古屋の危機につながりかねない。先人たちが築いた資産をこのリニア時代、いかに生かすべきか。今まさに正念場にある。
 「ハブ&スポーク」という概念がある。一つの大拠点から自転車のスポークの如き連絡網が出て、それが他の小拠点へつながっているイメージ。高速道路ネットワークが整備された中部地方にあっては、名古屋を拠点に様々な地域にアクセスできる。まさに「ハブ&スポーク」となって国土全体が結ばれていく。リニアは今までの土地利用の制約を超えた新たな可能性に満ちている。
 リニアが開通する十数年後、社会はどのように変化しているだろうか。人口構造の変化、バーチャル社会の進展、自動運転や産業ロボットなどIT技術の進歩による産業構造の変化はリニアによってさらに加速される。そのメリットを享受できるか否かは、都市の魅力の有無により左右される。「リニア・キャピタル構想」は3つの基本方針を掲げる。@名古屋駅、名古屋と主要都市を結ぶ道路・鉄道ネットワークの充実、セントレア・名古屋港の強化などの「交流価値を最大化させるシームレス化」 A都市の記憶を感じさせる歴史空間を大切にした「憧れられる都市ブランド」の構築。名古屋は「文化・交流」が弱点とされ、まちに個性が無いと言われる。周辺地域あるいはリニア沿線都市と連携し、文化財を活用することも重要 B「成長を牽引するイノベーションセンター」としての機能を発揮。
 中部地区が最も苦手としているのが観光分野。観光とは行政主導では上首尾に行かないもので、地域に眠る文化財産を外の人に見てもらいたいという強い熱意があってはじめて根付くもの。観光人に立ち止まってもらうためには仕掛けが必要である。民間の知恵を借りつつ長いタームで進めたい。
 閉会にあたり、伊藤経営研究部会長は「リニア開通がいかに都市に影響を及ぼすか。暮らしと産業を下支えする管工機材産業にいかに直結するものであるか。あらためて、我々が根底の部分で愛知のまちづくりを担う立場にあることに目を見開かれる思いであった」とし、謝辞に代えた。

新たな気持ちでふいご祭り
新社務所が完成
金山神社 関係者らが参列し竣工式

 金山神社(名古屋市熱田区)の社務所は、6月8日に地鎮祭が行われ、11月8日のふいご祭りまでの完成を目指して建設が進められていたが、このほど完成し、10月27日午前9時より竣工式が執り行われた。奉賛会会長の岡谷篤一氏(岡谷鋼機社長)、氏子総代会会長の水谷武彦氏(水谷病院院長)をはじめとする奉賛会会員、氏子総代と工事関係者などが参列した。
 神事が行われた後、岡谷奉賛会会長は「皆様のご協力により、この日を迎えることができました。本当に有難うございます。前の社務所が建てられてから60年程経ち、建物が現在の建築基準に適合しなくなっており、非常に多くの皆様(450名余)から御浄財をいただき建設することができました。また、神社自体も皆様のご意見をいただきながら、すっきりとした爽やかなものにしていきたいと存じますので、ご協力のほど宜しくお願いします」と御礼の言葉を述べた。

目標上回る9万4千人超が来場
メカトロテックジャパン2015
熱気に満ちた4日間、成功裡に終了

 今年国内最大の工作機械見本市「メカトロテックジャパン2015」(主催=ニュースダイジェスト社、共催=愛知県機械工具商業協同組合)が10月21日から24日までの4日間、名古屋市港区のポートメッセなごやで開催され、期間中、目標の8万人を大きく上回る過去最高の9万4124人が来場した。この内、海外からの来場者は1135人。今回から会場横の平面駐車場が使用できなくなり駐車場および周辺道路の混雑が懸念されたが、前回並みの混雑はあったものの大きな問題もなく、成功裡に終了した。
史上2番目の展示規模で開催
444社・団体が1915小間に出展

 今展の展示規模はリーマンショック前の2007年展に次ぐ1915小間で、前回展を9・6%上回り、今年の国内での工作機械見本市としては最大規模となった。出展者数は444社・団体に上り、この内の15・5%にあたる69社が初出展。海外からの参加は25か国・地域に及んだ。
 展示会場には新たなビジネスチャンスを求めて初日から大勢の来場者が詰めかけ、最終日の土曜日には開場の一時間前から入口に長蛇の列ができる盛況ぶりだった。
 4日間の来場者数は、10月21日(水)1万9957人(内、海外来場者346人)▽22日(木)2万1395人(同115人)▽23日(金)2万5167人(同528人)▽24日(土)2万7605人(146人)。
 初日の午前9時30分から行われた開会式では、主催者、共催者、来賓、出展者の代表からそれぞれ挨拶が行われた。
 主催者を代表してニュースダイジェスト社の樋口八郎社長は「中国経済がやや減速気味で、またヨーロッパの経済に金融不安があり、ましてや排ガス不正と、次から次に問題が出て来ています。やや景気の先行きに不透明感が漂っていますが、今日からの4日間、この展示会を開催することによって、皆様の最新技術を中部の多くの製造業の皆様に見ていただく機会を作ることができました。この4日間が皆様方にとって、新たな需要喚起の場面となりますことを祈念しています」と挨拶し、展示会開催に対する諸官庁はじめ関係各位の支援・協力に御礼を述べた。
 共催者を代表して挨拶に立った、愛知県機械工具商業協同組合の伊藤高潤理事長(春日鋼機社長)は「メカトロテックジャパンは現場で働く方々のためのものであると思っています。今回の展示会のスローガンは『好機到来』。この製造業の活発な中部のために、素晴らしい技術、機械が見られる4日間となることを確信しています」と話した。
 来賓挨拶では、経済産業省製造産業局産業機械課の佐脇紀代志課長が「メカトロテックジャパン2015は、工作機械を取り巻く様々な機械器具、工具、精密測定機器などを一堂に集めて、日本の製造の基盤を支える一大チームが世界に発信する展示会です。このように盛大な日本のモノづくり力の集大成となる展示会が、15回を数え、中部の地で開催されてきたことに対し、心より敬意を表したいと思います。展示会のテーマであります『好機到来』、この好機が盤石で末永く続くことこそ私ども経済産業省に期待されていることと、心新たにしました。必ずや皆様方のビジネスチャンスの好機として活用されて、幅広い市場を獲得されると感じています。様々な将来に向けたメッセージが込められており、それがユーザーの方々の新しいイノベーションの刺激になると思っています。私ども経済産業省としましても、皆様方のこのような努力、将来に向けたチャレンジをしっかり受け止めて、何らかの形でしっかり支え、皆様のビジネスに貢献していきたい」。
 日本工作機械工業会の花木義麿会長は「最近、スマートメディアによる技術革新の波が押し寄せており、世界各国において新たなモノづくりの模索が進んでいます。工作機械の分野においても、IT技術、デジタル技術の研究開発に力が入っています。賢い機械、スマートマシンに向けての知能開発、これも進化を続けています。このように工作機械も進化を続けているところであります。この市場においても、各メーカーは最新の技術や製品、そして新たな加工技術を提案しています。ご来場いただくユーザーの皆様方のご要望に合う、ソリューションを見出していただければ幸いです。日本工作機械工業会では、この会期中に2つのイベントを行う予定です。1つ目が、工作機械トップセミナー。学生諸君に工作機械産業の魅力とその重要性をしっかりと伝えてまいります。2つ目は、工業会としては初めての取り組みとして、ユーザー向けにメンテナンス講習会を開催します。工作機械の精度と機能を維持しながら長期的に安定的にお使いいただくための知識やコツをお伝えしようという企画です。会期中に3回の開催予定です。是非とも多くの皆様にご参加いただきたいと存じます。この展示会がユーザーとメーカーとの懸け橋となり、日本の製造業全体の発展につながるよう、心より祈念いたします」と挨拶した。
 出展者を代表して挨拶に立った、THKの寺町彰博社長は「まさに製造業は大きな波に洗われていると、私は感じています。特にこの所、造形技術の進歩により3Dプリンターが発展する様相を見せています。それに伴い、製造技術が新たな革新を迎えるのではないかと思われます。また、急速にロボット社会が迫って来ています。さらにIoTに代表されるように、コンピューターとのネットワークが大きな発展を見せています。モノづくりの装置一つ一つが携帯端末と同じようになりつつあるという、大きな変化も出て来ています。これを統合するインダストリー4・0という話も、少しずつ進んで来ています。まさにモノづくりにとって激動の時代を迎えたと感じています。一方、日本では、20世紀後半は家電、半導体、そして自動車産業が成長のエンジンとなってきましたが、残念ながら自動車産業のみになりつつあります。その自動車産業にあっては、この中部地区がまさにその集積地であり、これを支える幅広い機械産業のメッカであります。私ども工作機械機器メーカーにとっては、この激動の時代にこの地で開催されるメカトロテックジャパンは、東京で開催されるJIMTOFに次ぐ情報の収集と発信の場と考えています。合わせて、大事な商談の場となっています。お客様や出展者にとって、よかったと思えるような素晴らしい場になるよう心より祈念申し上げるとともに、そのようにするとお約束して、私の挨拶とします」と述べた。
 来賓、主催者、共催者らによるテープカットで展示会が開幕。ポートメッセなごやの1号館から3号館に配置された工作機械や切削工具、関連機器の出展ブースはたちまち人で埋まった。
 1号館コンセプトゾーンの企画展示は、「軽量化革命!Mg〜燃えない∞割れない≠ェ世界を変える〜」をテーマに、実用化に向け技術革新が進む軽量化材料マグネシウム(Mg)合金にスポットを当て、燃えないMgKUMADAIマグネシウム合金≠ナ製作したオリジナルワークの実演や、割れやすく成形加工に不向きなAZ91≠フ深絞り加工に挑戦。常識を超えるMg新合金の特徴と最新加工技術を紹介し、注目を集めた。
 また、主催者企画のセミナーは、「自動車」「航空機」「軽量化」をテーマにトヨタ、ホンダ、ボーイングなどがそれぞれの分野からモノづくりの今後について講演し、いずれも盛況であった。

第43回全国ユキワ会
新工場棟を見学し高品質を再確認
ユキワ精工8年ぶりに新潟で開催

 ユキワ精工(社長=酒巻和男氏、本社=新潟県小千谷市千谷2600-1)の第43回全国ユキワ会(会長=山森哲朗氏・ヤマモリ会長)が11月4、5の両日、新潟で開催された。初日にユキワ精工本社で行われた総会では、メーカー概況報告、ユキワ会会計報告、新製品紹介などがあり、その後、同社の貝之沢工場(新潟県長岡市)と本社・新工場棟を中心に見学。終了後は新潟市内の料亭にて懇親会が開かれた。また、2日目は観光とゴルフが行われ、それぞれに親睦を深めながら秋の1日を満喫した。
 2年に一度行われる全国ユキワ会は、関東地区・関西地区・名古屋地区・北陸地区の4地区に国内営業拠点を構えるユキワ精工の有力代理店の集い。各地区持ち回りで開催され、今回は北陸地区が担当した。
 総会は、ユキワ精工本社営業課の山之内課長が司会を務め、定刻に開会。冒頭の挨拶で山森会長は「この会も43回と、伝統と歴史のある会です。私どものお客様は、政府のものづくりに対する支援策もあり、それを活用してユーザーさんが海外に出て行かれており、設備投資需要があります。メーカー様からも商品の説明をしていただければと存じます。メーカー、卸商社、販売店が三位一体となって、売り上げにつなげていくことが大切ではないかと感じています」と述べた。
 当日出席した会員、ユキワ精工幹部の紹介に続いて、酒巻ユキワ精工社長が挨拶し、日頃の愛顧に感謝するとともに、同社の販売状況や今後の見込みについて述べた(社長挨拶骨子は別掲)。
 酒巻弘和常務からは各部門の現況、同社の取り組みなどが報告された。
 【現況報告】
 @チャック部門
 2014年度の販売実績は前年度比101%となり、全社の販売比率は27%。
 工作機械用のドリルチャック、キーレスチャックは、これから成長が見込める製品ではないが、創業当時より生産している製品であり、地道に製造販売を行っている。ドリルチャックについては、毎年セール(小千谷の蕎麦付き)にて販売をお願いしている。
 電動工具・エア工具等のドリルチャックは、部品として直接メーカーに販売している製品で、輸出比率は90%、そのうち中国向けが80%となっている。電動工具の生産拠点が中国に集中していることが分かる。現在は円安だが、中国製との価格競争が厳しく、中々販売が伸びていない。
 Aツーリング部門
 2014年度の販売実績は前年度比108%、全社の販売比率は20%となっている。
 スーパーG1チャック、ニュードリルミルチャックと,高精度ツーリングを主体に展開している。主要他社メーカーに比べ販売シェアは低いが、精度や剛性では世界一のツールホルダーであると自負している。販売戦略としては、工場見学に訪れたお客様に対して、実際の切削を見てもらい、品質の優位性をPRしながら販売を進めている。現在は、わずかながら販売を伸ばしている。お客様からは使ってよかったとの評価を多くいただいており、設計、製造、営業ともに売りがいのある製品。
 専用機に使用されるオーダーメイドのコレットチャックは、主に自動車部品の加工に使用される消耗品で、50年以上製造販売をしている。以前はリピートの注文に対して特定の客先への販売に限られていたが、売れ筋商品を標準化し、専用カタログを作成するなどカタログやホームページでPRを開始した。これにより、引き合いは増加傾向にある。全社に占める販売比率は低いが、比較的堅調に推移している。
 B円テーブル部門
 2014年度の販売実績は前年度比140%、全社販売比率は53%となっている。
 BT30番、40番クラスの機械に搭載される小型の円テーブルやブラザー工業製の機械に搭載される円テーブルを得意としている。2014年度は、中国のスマートフォン向けの設備を受注し、販売が急上昇した。これは一時的な注文で、将来的に続くことは難しいと考えている。ユキワの製品群の中では販売比率が最も高くなっている。アップダウンが非常に激しく計画が組みにくい製品だが、今後もラインナップの充実などを図り、販売を進めていく。
 C全社
 2014年度の総販売金額は、前年度比で国内販売がプラス14%、輸出がプラス29%、トータルでプラス21%の56億8000万円となった。
 輸出比率は63%。リーマン・ショック前の2006、2007年度の輸出比率は46〜48%前後だったが、リーマン後は生産拠点の海外移転などが進み年々比率が高まっている。2014年度はスマートフォン用の設備が中国向けに出たので極端に高くなった。今後数年間は、アジアの経済は停滞気味との報道もあり、輸出比率は60%以下になると予想している。
 【現在の取り組みについて】
 現在の社員数は、グループ全体で228名。これで開発、製造、販売に当たっている。昨年末に本社工場に工場棟を一棟増築。本社工場が手狭になったことと、円テーブル、ツーリング製品の生産販売に力を入れるために生産能力を上げた。
 製造部門における技術力向上の取り組みとして、作業者の国家技能検定取得を推進している。5年ほど前から年度方針に盛り込み全社で取り組んでおり、現在、1級技能士が10名、2級技能士が31名いる。取得率は3割ほどだが、将来的には8割以上を目指す。
 最後に酒巻常務は、「この先、どの様な状況になるか分かりませんが、技術力の向上、新製品の開発、製品のコストダウンを進め、皆様に信頼され、お客様に満足していただける製品を提供していくことが私どもの使命と考え、それを推し進めていく所存です」と決意を語った。
 山森会長が議長を務めて議事に入り、会計報告と監査報告、予算案を審議し全員異議なくこれらを承認。役員改選では全役員の留任が決まった。
 議事終了後、酒巻孝次技術部部長より、φ4mm以下の小径把握用コレットホルダ『スマートチャック』、強力クランプが特長のCNC傾斜円テーブル『TNT250』などの新製品が紹介され、出石ユキワ会副会長(出石社長)の閉会の辞で総会を終了した。
 総会後は、貝之沢工場(ロータリーテーブル生産工場)と本社工場を見学。ユキワ製品が最新の技術、品質管理の下に生産されているところを見て確かめた。本社工場ではツーリングのデモ加工も行われ、商品の精度や剛性を再認識した。
 懇親会は、弘化3年(1846年、江戸末期)創業の老舗料亭「鍋茶屋」で開かれ、会員相互の交流を図った。
 翌日は、観光組とゴルフ組とに分かれ、観光組は水上バスでの信濃川クルーズなどを楽しんだ。
 一方、紫雲ゴルフ倶楽部(新潟県新発田市)で行われたゴルフ大会は、出石篤氏(出石社長)がN68H14で見事優勝した。準優勝は橋和光氏(落合常務)N71H20、3位は安藤仁志氏(安藤社長)N75H25。

第43回全国ユキワ会挨拶
ユキワ精工株式会社
代表取締役社長 酒巻 和男

 本日は、代理店の皆様方には、大変ご多用の中、第43回全国ユキワ会総会にご出席を賜りまして誠に有難うございます。又、日頃は、ユキワ製品の販売に対しまして、格別なお引立てとご支援を頂いておりまして、厚く御礼を申し上げます。
 それでは、当社の現況に付きましてご報告を申し上げます。国内販売でございますが、2014年度の上半期は、4月からの消費税UPの影響を受けまして、販売ダウンとなりましたが、2014年度の下半期に入りますと、丁度為替が円安に転換し始めた時期でもありましたし、上半期低迷の反動もあったと思いますが、上半期比で2桁のUPとなりまして、久し振りに国内販売が動いて来たと感じました。そして、2015年度上半期の国内販売は、2014年度の下半期から引き続き堅調に推移している状況だと思います。特定の業界の設備投資が活発だと言う事ではなく、全般的に回復基調にある様に感じております。
 輸出の動向でございますが、2014年度は、スマホ加工用の設備投資が非常に活発でございまして、当社の円テーブルもその一部を受注致しました。円テーブルは忙しい一年間を過ごしましたが、2015年度に入りましてから大幅なダウンとなりまして、現在は反動を受けて、耐えている処でございます。自動車産業向け輸出は、2014年度は停滞致しましてパッとしない一年でありましたが、2015年度に入りましてから少し動きが出てまいりまして、今後に期待をしたいと思っております。
 結果として、2014年度の販売は、前年度比で、国内販売はプラス14%、輸出はプラス29%、トータルでプラス21%と、久し振りに大きなプラスとなりました。2015年度の上半期の集計では、前年度比で、国内販売はプラス4%、輸出はマイナス15%、トータルでマイナス9%でございます。2015年度の年度合計では、前年度比で10%程のマイナスになるものと考えております。
 我々の業界は好・不況の波の激しい業界でありまして、品質の向上と、コストダウン、そして納期の短縮は、必要不可欠な改善項目でございます。
 円テーブルの販売も増加してまいりましたし、スーパーG1チャック等のツーリングも、良好な品質が認められ始めまして販売が増加して来ておりますので、今ほど申し上げました品質、コスト、納期の改善を目的に、新工場の建設を致しまして、昨年の12月に完成致しました。ユキワ精工は、今後共、新製品の開発、製品の改良に努め、全社一丸となって、改善に取組んでまいります。そして、日々の営業活動では、スピーディーな営業活動とサービス活動をモットーにお客様のご要望にお応えすべく頑張ってまいりますので、どうか、今までに増して、ご支援を頂きます様お願い申し上げます。
 結びに、全国ユキワ会の皆様方の今後益々のご発展をご祈念申し上げまして、ご挨拶とさせて頂きます。

給水装置に使用される自動弁を学ぶ
特約店社員向け技術研修会
北陸ならびに中部桃友会で

 北陸桃友会(会長=辻亮一氏・辻さく社長、ベンと販売店の集い)は10月14日、協同組合福井問屋センター(福井市問屋町)にて『北陸桃友会社員技術研修会』を開催。会員の営業担当者18名が出席し、給水装置廻りのバルブを中心とした研修が行われた。研修会前半は技術資料を使用した座学を、後半は@給水装置廻りで使用されるバルブの実演実習Aバルブ内部の構造を学ぶ分解組立実習Bベン新製品の紹介、の3班に別れて実技研修が行われるなど、実物を「見て・触って・体験する」内容であった。
 研修会は、開会に先立ち上坂泰啓副会長(中島管材鋼機社長)より挨拶があり、ベン金沢営業所の中野英二所長の司会進行で開会した。研修内容は次の通り。
▽給水装置廻りに使用される自動弁として、減圧弁・定水位弁・電磁弁・逆止弁などの用途・種類・構造・作動説明。
▽ユニットを使用して空気抜弁と吸排気弁の作動の違いやサイフォン現象の再現などを体験する実演実習。
▽定水位弁や空気抜弁、吸排気弁、逆止弁の構造を学ぶ分解組立実習。
▽ベン新製品の紹介
●AFP-1型ポンピングトラップ
●FD-11N型定流量弁
●AF-22N型空気抜弁
●EIM-11型機械式緊急遮断弁
 最後に、ベン西日本営業部の鈴木一実部長から「北陸桃友会は8年連続最多提案件数の記録を現在も更新中であります。引き続き、商品開発改良提案を多数いただけますようお願いいたします」と挨拶があり、この日の研修会は閉会した。
 同様に、富山地区においても翌15日、協同組合富山問屋センター(富山市問屋町)で研修会を開催し、22名の会員営業マンが参加した。
 北陸桃友会に続き、中部桃友会(会長=大藪淳一氏・大清社長、ベンと特約店の集い)も10月26日、名古屋逓信会館(名古屋市西区)にて、恒例となっている『中部桃友会社員技術研修会』を開催した。29回目を数える今回は、特約店の営業マンら33名が出席。営業マンのほか女性事務社員も参加するなど、今回は、女性参加者が多く見受けられた研修会となった。
 司会進行はベン名古屋営業所の後藤邦彦所長が担当し、鈴木部長の挨拶で研修会がスタート(研修内容は北陸桃友会と同様)。参加者たちは皆メモを取るなどして、自分たちの取り扱う商材の知識を深めていた。

100V業務用高圧洗浄機で最小サイズ
『HD 4/8 P』発売
ケルヒャージャパン使いやすさに配慮した新モデル

 清掃機器の最大手メーカー、ドイツ・ケルヒャー社の日本法人、ケルヒャージャパン(社長=佐藤八郎氏、本社=宮城県黒川郡大和町松坂平3-2)は、最小サイズのケルヒャー100V業務用冷水高圧洗浄機『HD 4/8 P』を11月30日に発売した。
 業務用冷水高圧洗浄機『HD 4/8 P』は、100V業務用高圧洗浄機ラインナップでは最小サイズ。初心者でも簡単に使用できるエントリー機種で、使いやすさに配慮した新モデルとなっている。ハンドルを本体に収納できるスリムなボディデザインは最小限の設置スペースで済み、乗用車にも積めるコンパクトサイズ。本体正面と上部にあるハンドルはマシンを持ちあげる際の負担を軽減し、作業場所への移動もスムーズに行える。
 手軽なモデルでも、ノズルやランス、高圧ホースなど各所に耐久性のある素材を使用し、業務用での長時間の作業に対応可能。また、作業を中断した際の保持圧を抑える新型ポンプの採用により従来製品に比べ耐久性がアップし故障リスクを低減した。電源ケーブルをまとめるラバーバンド、高圧ホース用のフック、ノズルなどの収納スペースを設け、付属品の落下や紛失を防ぐ。
 主な清掃シーンとして、ビル・マンションの共用部や外壁、飲食店厨房や食品スーパーのバックヤード、工場での設備・機械・パーツ洗浄、洗車など、幅広い業種での使用が想定されている。
 【主な商品特長】
 @コンパクトなボディ
 100V業務用高圧洗浄機ラインナップでは最小サイズで、設置スペースも最小限で済むスリムなデザイン。ハンドルを本体に収納でき、マシン本体を横にして使用、移動、保管も可能。本体正面と上部のハンドルで持ちやすさも向上。
 A新型ポンプ
 作業を中断した際の保持圧を低くする新型ポンプを搭載したことで、耐久性が従来製品よりも向上し、ガンを握った直後の反動が少なく作業負担も軽減する。
 Bプロ仕様の耐久性
 ノズルやランス、高圧ホースなどの各所に耐久性のある素材を使用し、業務用使用に耐えうるタフさを兼ね備えている。
 Cアクセサリー収納性
 電源ケーブルをまとめるラバーバンド、高圧ホース用のフック、ノズルホルダーなどの収納スペースにより、移動・保管時の落下や紛失を防ぐ。
 【製品概要】
▽カテゴリー=業務用冷水高圧洗浄機
▽機種名=HD 4/8 P
▽価格=11万円(税込11万8800円)
▽発売日=2015年11月30日
▽販売ルート=ケルヒャー正規代理店
 【製品仕様】
▽動力=単相100V 50/60Hz
▽モーター入力/出力=1・4kW/0・9kW
▽吐出水量=400L/h
▽吐出圧力=8MPa
▽質量=20・5kg ※アクセサリー無
▽寸法(長さ×幅×高さ)=351mm×312mm×904mm ※ハンドル最大引き上げ時
▽標準装備品=10m高圧ホース、トリガーガン(AVS〔360度回転式〕付/組み込みタイプ)、スプレーランス(840mmAVS〔360度回転式〕付)、パワーノズル25度、水道ホース(6m)
 【問い合わせ先】
 ケルヒャージャパンお客様専用ダイヤル0120-60-3140

超耐熱合金の高能率荒加工に
セラミックエンドミルコーナRタイプ
三菱日立ツール 4サイズをラインナップ

 三菱日立ツール(社長=増田照彦氏、本社=東京都墨田区両国4-31-11ヒューリック両国ビル8階)は、超耐熱合金の高能率荒加工をターゲットにした『セラミックエンドミルコーナRタイプ』を発売した。
 近年、発電分野や航空機分野では燃焼効率を向上する動きがあり、それに伴い操業(燃焼)温度が高温化してきており、耐熱温度の高い材料(超耐熱合金)の需要も増加傾向にある。また、削り出しで部品形状を作り上げるため多くの体積を切削で除去する必要がある。そのため、高能率荒加工の要求があるものの、超耐熱合金は切削性が悪く、高能率切削が困難であった。
 そのような加工状況を踏まえ同社が開発した商品が『セラミックエンドミルコーナRタイプ』。発電機や航空機向けで高能率加工が求められるユーザー向けに4サイズが用意された。
 【特長】
 ●漆黒のエンドミルで、超耐熱合金の超高能率加工を実現した。
 ●工具刃先温度1000℃以上にも耐えられる耐熱性に優れた専用窒化ケイ素系セラミックスを採用し、被削材の軟化温度領域での切削を実現した。
 ●従来の切削速度を大幅に上回る高速切削(400〜1000m/〓)が可能となった。
 ●工具表面を平滑にすることで溶着を防ぎ、長寿命を実現した。
 ●刃先強度を重視した刃形状を採用し、耐欠損性を向上した。
 【用途】
 インコネル718に代表される超耐熱合金の荒加工
 【ラインナップ】
 φ6、φ8、φ10、φ12の4サイズ(いずれも6枚刃)
 【販売形態】
 受注生産
 【発売日】
 2015年10月21日
 【年商】
 2500万円

金物業界の代表が参拝
業界の発展を祈願す
那古野神社 金山神社例祭厳粛に

 金物業界の祖神を祀る「金山神社例祭」(ふいご祭)が11月8日、名古屋市中区の那古野神社境内において那古野金山神社崇敬会世話人により執り行われ、金物業界団体(愛知県金物商工協同組合、名古屋建築金物卸商組合、名古屋利器工匠具卸業組合ほか)の代表らが出席して商売繁盛、家内安全を祈願した。
 この日は生憎の雨模様となり、午前11時からの例祭はここ数十年で初めて室内にて行われ、参拝者が玉串を奉奠した。
 ふいごとは昔、金属の精錬や加工に用いた、火をおこすための送風機のことで、那古野神社宮司は「刀剣鍛造には立冬の時期が条件的にはちょうど良く、立冬直後のこの日に神様にお祈りした」とふいご祭の由来について話し、「現在は、昔より金属とのかかわりが深くなってきています。私たちの生活の中すべてで使われ、欠かすことのできないものとなっている。これは人類が続く限り未来永劫変わることはないと思われます。信仰と神々のお力添えをいただきまして、皆様方のご繁栄をお祈りいたします」と業界の発展を祈った。
 御神酒を授かったあと、神社社務殿二階の広間へ移動して直会が行われ、御札をいただいて終了した。

鋳鋼生産のマイナス基調続く
鍛鋼も本格的な減少傾向へ
日本鋳鍛鋼会 9月の鋳鋼・鍛鋼生産実績

 一般社団法人日本鋳鍛鋼会が11月13日に発表した、鋳鋼(全国74工場)、鍛鋼(同18工場)の平成27年9月分の生産実績は、鋳鋼が前年同月比6・7%減の1万3661トンとなり12か月連続して前年を下回った。鍛鋼は同6・6%減の5万2524トンとなり3か月連続して前年を下回った。前月比は、大型連休のあった8月に対し、鋳鋼12・9%増、鍛鋼14・1%増といずれも大幅に増加した。
27年度第2四半期・
上半期の生産実績
 この結果、平成27年度第2四半期(7〜9月)の生産実績は、鋳鋼が前年同期比8・6%減の3万8727トン(前期比1・3%減)、鍛鋼が同5・7%減の15万2153トン(同9・4%減)となった。
 また、平成27年度上半期(4〜9月)の生産実績は、鋳鋼が前年同期比8・6%減の7万7974トン(前期比7・0%減)、鍛鋼が同4・0%減の32万143トン(同3・9%減)となった。
 同会によると、第2四半期・上半期において、鋳鋼は以前からのマイナス基調に変化はなく底割れが続いている。鍛鋼もマイナスの流れが固まりつつあり本格的な減少傾向に入ったとし、今後も需要産業の動向から当面はこの状況が続くとの見方を示した。
 鋳鋼の生産は、主力の土木建設・鉱山機械向けが低調であり、船舶の横ばい推移と、主力2機種の動きが弱い。その他の機種では、ほとんどの機種が横ばいまたは前年割れと全体的な地盤沈下が続き、上半期での単月平均が1万3000トンを割るなど、下落の加速が止まらない。
 鍛鋼については、主力の自動車向けが国内四輪車生産の低調から微減となっている一方、船舶向けは堅調で下支えしている。その他の機種では自動車に関連して型用鋼が減少、発電用機器は未だ力強さがなく、容器類の減少と合わせてエネルギー関連の不調は未だ続いている。鍛鋼も減少局面を迎え、苦しい状況が続くと予想されている。

基板穴あけ用UVレーザー加工機
「GTW4―UVF20シリーズ」発売
三菱電機 フレキシブル基板加工に対応

 三菱電機は、基板穴あけ用UVレーザー加工機の新製品として、高速UVレーザー発振器・自社開発ガルバノスキャナーの搭載と新開発の制御方式「Synchrom(シンクローム)テクノロジー」の採用により、スマートフォンやタブレットPCなどに使用されるフレキシブル基板の高速かつ安定した穴あけ加工を実現する「GTW4-UVF20シリーズ」2機種を発売した。
 スマートフォンやタブレットPCの高機能化やディスプレイの高解像度化の進展により、多層フレキシブル基板需要が拡大し、UVレーザー加工機による高品質かつ短時間での穴あけ加工が求められている。同社はこうしたユーザーのニーズに応えるため、高速かつ安定した穴あけ加工を実現する新製品を発売した。
 【新製品の特長】
 @高速UVレーザー発振器の搭載により、フレキシブル基板の安定した加工を実現。
 ・フレキシブル基板の主要材料であるポリイミド材の加工に適したレーザー波長355nmの「高速UVレーザー発振器」の搭載により、安定した加工品質を実現。
 ・フレキシブル基板の曲面を巻き上げ・巻き取りする「リールtoリール搬送装置」の搭載により、ロール材料の量産加工に対応〈ML706GTW4-UVF20〉。
 A2つの加工ヘッドと独自の制御技術により、高速加工を実現。
 ・2つの加工ヘッド搭載により、2つのワーク(加工対象)を同時に高速加工。
 ・高速UVレーザー発振器・ガルバノスキャナーの搭載と新開発の制御方式「Synchromテクノロジー」の採用により、高速トレパニング加工を実現。
 【問い合わせ先】
 三菱電機産業メカトロニクス事業部〒100-8310東京都千代田区丸の内2-7-3、電話03-3218-6540
形彫放電加工機
「EA8PS」発売
三菱電機 ハイグレードモデル

 三菱電機は、形彫放電加工機の新シリーズとして、電気電子部品の金型の加工に適した「EA8PS」を発売した。同製品は、世界市場向けハイグレードモデルとして同社名古屋製作所で、中国市場向けは中国の三菱電機大連機器有限公司で生産される。
 スマートフォンやタブレットPCなどの情報端末の生産増に伴い金型の生産量が増加し、放電加工時間・磨き時間の短縮による生産性向上が求められている。さらに、製品の小型化や高効率化に伴う金型の高精度化、面品質向上を求めるユーザーのニーズも高まっている。
 同社は今回、これらの要求に対応するため、独自技術「IDPM」、「SS JUMP」、「サーマルバスター」などの制御技術を更に進化させ、新開発「FP-PS電源」を搭載した形彫放電加工機「EA-PSシリーズ」を新たにラインアップし、電気電子部品の金型加工における高精度化と生産性向上、操作性向上を実現する。
 【新製品の特長】
 @進化した適応制御「IDPM」とジャンプ制御「SS JUMP」が加工速度を向上。
 ・独自の適応制御「IDPM」搭載により、グラファイト電極加工だけでなく、銅電極加工にも適用拡大。
 ・新たなステージに入ったジャンプ制御機能「SS JUMP」により、毎分25mの高速移動を1・6Gの高加速度で実現し、加工速度を最大40%向上。
 ・高剛性構造体と高精度仕様により高速・高精度な形彫放電加工を実現。
 A新開発「FP-PS電源」により微細仕上、光沢仕上から高速荒加工まで実現。
 ・新開発の微細仕上電源「FP-PS電源」搭載により、面あらさは業界最小のRa(算術平均あらさ)0・05μm(NP2回路使用時)を実現。
 ・光沢仕上機能「LLTX」により金型の磨き作業の削減と離型性を向上。
 ・最大で毎分4・5g(グラファイト電極-鋼材加工)の高速荒加工を実現。
 ・難削材加工回路を標準搭載、金型加工以外にも工具の部品加工など幅広い用途へ対応。
 B「サーマルバスター」と高精度技術により±3μmのピッチ加工精度を保証。
 ・独自技術「サーマルバスター」を標準で搭載、環境温度変化の「見える化モニター」により、環境温度を可視化するとともに、高精度加工への障壁となる熱変位を最小限に抑制。
 ・自社製NC制御機器を採用、独自のサーボ制御技術と高精度駆動部品を搭載することで±3μmのピッチ加工精度を保証。
 【問い合わせ先】
 三菱電機産業メカトロニクス事業部メカトロ事業推進部〒100-8310東京都千代田区丸の内2-7-3、電話03-3218-6560

総受注高13か月ぶりに前年下回る
国内受注は26か月連続増
中部経済産業局 9月度金属工作機械受注状況

 中部経済産業局が10月29日に発表した、管内金属工作機械メーカー主要8社(オークマ、アマダマシンツール、ジェイテクト、コマツNTC、富士機械製造、豊和工業、三菱電機名古屋製作所、ヤマザキマザック)の平成27年9月度金属工作機械受注状況によると、総受注高は前年同月比3・7%減の386億5900万円となり13か月ぶりに前年を下回った。前月比は7・6%減となった。
 国内受注は、一般機械工業向けが前年同月比6・4%増の68億3500万円と12か月連続で前年を上回り、自動車工業向けも同40・4%増の55億2000万円と8か月連続で前年を上回ったことなどから、全体では同8・4%増の152億600万円となり26か月連続で前年を上回った。前月比は15・6%減となった。
 海外受注は、ヨーロッパ向けが3か月連続で前年を上回ったものの、北米向けが3か月連続、アジア向けも3か月連続でそれぞれ前年を下回り、全体では前年同月比10・2%減の234億5300万円となり3か月連続で前年を下回った。前月比も1・7%減となった。海外受注比率は前年同期に比べて4・4ポイント減の60・7%となっている。
 国別にみると、1位のアメリカが67億300万円(前年同月比19・7%減)、以下、中国55億1400万円(同3・6%増)、ドイツ20億9000万円(同54・5%増)、インド13億2100万円(同92・8%増)、イギリス8億6700万円(同13・2%増)の順となった。
 地域別シェアは、アジア(トルコを含む)向け37・3%、北米向け31・7%、ヨーロッパ向け27・0%。
 販売額は、前年同月比5・5%減の432億3700万円となり、7か月ぶりに前年を下回った。前月比は25・6%増となった。
 受注残高は、前年同月比19・3%増の1837億700万円となり、23か月連続で前年を上回った。前月比は3・0%減となった。

大矢拓司氏(山勝商会)が優勝
愛機工 第42回組合親善ゴルフ大会

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機社長)の「第42回組合親善ゴルフ大会」(主幹=福利厚生部、部長=長村康義氏・長村商店社長)が10月28日、レイクグリーンゴルフ倶楽部(岐阜県可児郡御嵩町)で開催され、組合員・賛助会員39名が参加して親睦を深めた。
 絶好のゴルフ日和のもと、日頃の腕前を競った結果、大矢拓司氏(山勝商会)がネット72・0の好成績で優勝した。
 プレー終了後はパーティールームで表彰式が行われ、福利厚生部の矢野茂雄理事(滝川物産社長)の司会進行のもと、はじめに伊藤理事長が「今年の組合の最大行事でありましたメカトロテックジャパン2015が先週閉幕し、今年の主だった事業は終わりました。メカトロテックジャパンは、来場者が9万4千名を超えて過去最高となりました。益々この展示会の地位が上がり、日本国内ではナンバー2の展示会になったと思っています。まだまだ認識のないメーカーさんもおられますが、実際に一日当たりの来場者数はJIMTOF(日本国際工作機械見本市)と同等の2万人強。そう考えますと、あの狭い会場に入るわけですから皆さん大変だったと思いますが、無事終えることができました。有難うございました。また再来年2017年にも開催されます。この事業を続けてまいりたいと存じますので、宜しくお願いいたします。本日は一日、楽しい時間を皆さんと過ごさせていただき、有難うございました」と挨拶。
 成績発表と賞品の贈呈が行われ、梅村龍盛理事(梅村本店社長)の閉会の辞で終了した。
 長村福利厚生部長はこの日、所用のため表彰式には出られないとスタート前の受付時に同ゴルフ場に赴き、参加者一人一人と挨拶を交わした。
 上位入賞者は次の通り(敬称略)。
▽優勝=大矢拓司(山勝商会)N72・0H18・0
▽準優勝=和泉敬一郎 (ダイジェット工業)N73・6H20・4
▽3位=服部嘉高(服部商会)N74・4H21・6
▽4位=内藤和美(内藤商事)N74・8H19・2
▽5位=佐々木伸之(太田廣)N74・8H13・2
▽ベストグロス=梅村龍盛(梅村本店)87

大須観音、商店街を散策し
大須演芸場で寄席の鑑賞
名古屋水栓販売協会 ユニークな11月例会

 名古屋水栓販売協会(理事長=伊藤辰之氏・イトウ社長)は11月7日、例会を行い、会員、賛助会員とその家族、社員ら合わせて30名ほどが参加して名古屋市中区の大須演芸場で寄席を鑑賞した。
 当日は12時30分に大須観音に集合し、参加者に対して伊藤理事長が「本日は11月例会にお集まりいただきまして有難うございます。今回は川本克己理事(共和商会社長)の企画で、名古屋のサブカルチャーに親しもうということで、大須観音、大須演芸場、そして大須商店街界隈の散策と3つセットで皆様に楽しんでいただこうと計画しました。お楽しみいただけるかと存じます」と挨拶。また来年の総会について、九州方面への遠征総会を企画していることも併せて発表した。
 大須観音を参拝した後、思い思いに名古屋で一番活気のある大須商店街を散策し、大須演芸場で14時30分からの寄席を堪能した。
 9月22日に1年7か月ぶりに再開した、東海地方唯一の常設寄席「大須演芸場」。この日は、人気漫才コンビ西川のりお・上方よしおらが出演。コンパクトな演芸場なので間近に見られ、終演後も入口に出てきた芸人に声をかけると気軽に応じてくれるなど、地方寄席ならではの良さが感じられた。

2015年12月20(日 2584号
MECT2015過去最高の来場者数
出展者にも好評 成功収める
愛機工 12月理事会を開催

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機社長)は、12月1日午後4時30分より名古屋市中区の東京第一ホテル錦において、理事・役員ら24名が出席し理事会を開催した。MECT展の報告、新年会、中部ブロック会議などについて審議した。
 冒頭、伊藤理事長より挨拶があり、続いて議事に入った。
 第1号議案=会員の増強活動の件は、1社(北支部)の破産による脱退が報告され、組合員数は255社になった。
 第2号議案=MECT展報告は、森田事業部長(モリタ社長)。MECT展が10月21日から4日間、ポートメッセなごやの全館を使用して、444社・団体、1915小間の開催規模で行われた。内、69社が初出展。海外出展は25ヵ国・地域、来場者は9万4134人。出展規模・動員ともに前回の実績を上回り、出展者からも好評を得て総合的に成功を収めたものと思われる。開会前は、駐車場の問題や周辺道路の渋滞など様々な課題が懸念されていたが、開催期間を通し来場者が分散されたため一部で混雑が生じたものの支障をきたすほどでは無かった。特に来場者アクセスにおいては事前に「あおなみ線」の利用を徹底して周知したため利用が大幅に増加した。また、空見駐車場とシャトルバスの使用についてはバスの降り口が1号館北ゲートに直結したため、これまで1号館の死角となっていた動線にも来場者が満遍なく往来し盛況を見せた。
 11月24日には、名古屋ガーデンパレスで関係出展者と実行委員を招き報告会と懇親会を開催した。出展者との意見交換では概ね好評を得たが、いくつかの課題や要望、新たな提案も寄せられた。次回展は2017年10月18日(水)〜21日(土)。
 第3号議案=組合親善ゴルフ大会については、梅村福利厚生部副部長(梅村本店社長)より、第42回組合親善ゴルフ大会を10月28日にレイクグリーンゴルフ倶楽部で開催、37名が参加したと報告された。上位入賞者は次の通り。優勝=大矢拓司氏(山勝商会)▽準優勝=和泉敬一郎氏(ダイジェット工業)▽3位=服部嘉高氏(服部商会)▽4位=内藤和美氏(内藤商事)▽5位=佐々木伸之氏(太田廣)。併せて収支報告も行われた。
 第4号議案=人材開発事業については、水谷委員長(組合副理事長、ミズタニ機販社長)より報告。教育関連では管理者養成学校が発売しているDVD教材「ビジネス最前線」を購入し、これに基づいたセミナーを来年2月に開催する。今後、教材は全機工連から支給された船井総研の教育セミナーDVDと合わせ会員への貸し出し等、有効な活用を検討する。
 第5号議案=全国青年部交流会については、森青年部長(森哲社長)より報告された。機械工具商全国青年部交流会が10月23日に大阪で開催された。大阪機械工具商青年会(OMJC)が幹事を務め、参加は6団体46名。交流会では、大阪企業家ミュージアム見学、リバークルーズで交流を深めた後、@仕事をやっていてジレンマ、不満はなんですかA会社もしくは個人で取り組んでいる事はなんですかB日々の生活の中で熱くなれる事、喜びを感じる瞬間はどんな事ですかC喜び、熱くなれる事を何とかして仕事に繋げる事は出来ないでしょうか―をテーマにグループに分かれ議論し、懇親会の中でそれぞれの代表が意見をまとめ発表した。
 第6号議案=第75回親善野球大会経過については、梅村福利厚生部副部長より報告。親善野球大会は11日目を終え、既に進出を決めている東陽・山善の他、Bゾーンで初参加の伸栄産業が優勝戦進出を決めた。残りAゾーンの準決勝戦は新栄商会と太田廣Aが12月5日に対戦。優勝戦については、当初、12月13日を予定していたが、関係者からこの時期は厳しい冷え込みが予想され試合で怪我のリスクが高くなる旨、指摘されたため関係役員で検討した結果、残り準決勝戦1試合は年内に行い、A・Bゾーンの優勝戦を来年3月(中旬)に開催する事にした。大会は、東日本大震災の影響を除き、これまで進行が遅れたのは初めての事で関係役員が次回大会の運営について何らかの対策、ルールづくりを検討する。なお、次回大会の日程は従来通り2月に参加募集開始、3月下旬キャプテン会議、4月初旬に開幕する予定。
 第7号議案=新年会予告は、担当支部の大崎尾張支部長(大崎機工社長)より行われた。2016年組合新年会を1月12日午後6時よりANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋にて開催する。参加者見込みは370名。12月5日に試食会を兼ね支部忘年会を開催。11月30日現在の申し込みは、組合員151名、賛助会員126名の計277名。他、来賓、報道。
 第8号議案=中部ブロック会議については、林経営対策部長(広島商事社長)より説明された。ブロック会議を来年2月に開催する予定だが、日程調整が難しい場合は3月開催も検討する。内容は、案として人材開発事業はじめ全機工連三事業の報告とベトナム調査の報告会を企画している。具体的には、〓田ブロック長(組合副理事長、井高社長)、水谷委員長、経営対策部で詳細を打ち合わせる。
 第9号議案=部会報告。【総務部】理事会のスムーズな運営と来年5月に開催する総会の準備に務める。【情報部】組合報を今週中に発送する。景況調査の結果報告。【経営対策部】中部ブロック会議の企画を検討する。【事業部】MECT展の検証を含め事業部会を12月17日に開催。また、12月2日、MECT展の新規出展者について、ニュースダイジェスト社と組合で今後勧誘する上でどちらが有効か仕分け作業を行う。新規出展者は約50社。【青年部】恒例の日帰りバスツアーを2016年2月6日に開催する。今回は、福井の「ずわい蟹・甘エビの食べ放題」と長浜黒壁散策及びショッピングを企画している。現在参加者を募集中。忘年会は12月2日に開催。【福利厚生部】当面は部会を開き次回野球大会の運営について検討する。青年部、審判部合同の野球大会反省会は、優勝戦が3月に延期されたため2月の開催を予定している。
 第10号議案=その他、支部忘年会日程は西支部11月27日、東支部・青年部12月2日、尾張支部・三河支部12月5日、中南支部12月8日、南支部12月11日、中北支部12月15日、北支部12月16日、熱田支部12月22日。
 事務局年末年始休業は12月29日〜2016年1月4日。

管機連理事会参加等を報告
新年賀詞交歓会2016・1・22開催
岐阜県管工機材商組合10月度理事会開催

 岐阜県管工機材商組合(理事長=廣瀬功氏・瓶由社長)は10月27日、岐阜グランドホテル(岐阜市長良)にて10月度理事会ならびに全員例会を開催した。理事会での協議内容は以下の通り。
 議題1▽第68回ゴルフ会報告
 この日、関カントリー倶楽部・東コース(岐阜県関市)で開催された、同組合の「第68回ゴルフ会」に24名の組合員・賛助会員が参加した。担当幹事は山兼。これまで当ゴルフ会は全員例会と同日開催されてきたが、移動などを含め、開催当日のスケジュールがタイトになることが多く、今後は全員例会と別日で開催することが決定した。次回開催は3月を予定。場所は同ゴルフ場・西コース。
 議題2-1▽管機連理事会・研究会ならびに大阪総合展報告
 9月9日に開催された全国管工機材商業連合会(管機連)の理事会・研究会、また、翌10日より開催された「第17回管工機材・設備総合展OSAKA2015」に廣瀬理事長が出席。理事会では各地区での災害協定締結状況等についての話し合いがメインであったとの報告がなされた。
 議題2-2▽岐阜県管工事協同組合:情報伝達訓練報告
 9月29日実施。今回は瓶由、安田、大東の3社で連絡網の確認などが行われた。
 議題3▽忘年会の件
 12月7日開催(本誌発刊時、開催済)。
 議題4▽新年賀詞交歓会の件
 平成28年1月22日(金)17時より岐阜グランドホテルにて開催決定。司会進行は渡部勝裕理事(大東社長)が務める予定。

 理事会に続き開催された全員例会には21名の組合員が参加。『反社会的勢力に対する対応要領』と題して、現在JAぎふ総合企画部リスク統括課に所属する元岐阜県警の小椋利藤参与を講師に招き講演会が開催された。開会の挨拶に立った廣瀬理事長は「地産地消を進めるためにも、当組合員の皆さまにはメーカーあるいは商社と、もっともっと強い連携体制を構築していただき、お客さまに最適な価格で商品をお届けすることを徹底していただきたいと思っております。そうすれば、当組合にも必ず明るい未来が来るものと信じています」と、参加した組合員らに訴えた。

健康心理士の八尾稔啓氏を招き
『ストレスに強くなるコツ』学ぶ
福井県機工商組合 平成27年度研修会開催

 福井県機工商組合(理事長=吉岡正盛氏・吉岡幸社長)の「平成27年度研修会」が11月24日午後5時より福井市内のユアーズホテルフクイで開催され、正・賛助会員40名が参加した。健康心理士の八尾稔啓氏(ALP代表)を講師に招へいし、『歴史の偉人に学ぶストレスに強くなるコツ』と題して講演が行われた。
 吉岡理事長は挨拶で、我々を取り巻く経済環境について中国の景気減速、ヨーロッパの難民問題、国際的なテロなど幅広い問題に触れ、足下においては建築の杭打ち不正問題、鋼材相場の下落(中国の鉄あまり)など、さらに最近の火山噴火や水害といった自然災害も挙げ、「こういう日々の仕事とは直接関係のない様々な事象が私たちにとってリスクであったりプレッシャーとなったり、ストレスの要因になりそうです。今朝の福井新聞にも労働者へのストレスチェックの義務化に関して1面に出ていました。このストレスチェックの仕組みそのものが私たちにストレスを与えないかが心配。今日はそのようなストレスの多い社会にどう生きていくのか、歴史上の人物を題材に八尾先生よりご講義賜ります」と趣旨の説明をした。
 司会の山本理事(福井機工社長)より講師紹介が行われた後、八尾氏が登壇。講演で八尾氏は、古くから大成した歴史上の人物に共通する点は「楽天的であり何とかなるだろう、物事に対して素直でポジティブな考え方ができる」といったことで、企業活動においてもこのような考え方が役に立つと話した。
 健康にはストレスを弛めるなどリラックスすることが薬などよりも大切として、実際のリラックス方法を姿勢、呼吸、力の抜き方、笑い、ボディートークなどを体験しながら楽しく習得した。
 講演の後は会場を移して懇親会が開かれ、土橋理事(ツチハシ社長)の司会進行、河嶋副理事長(カワチュウ社長)の乾杯で開宴。講師の八尾氏も交えて和やかに歓談し、岡谷機販・堀川所長の中締めに続いて、野端監事(ハーモニ産業社長)の閉会の挨拶で盛会のうちに終了した。

注目度増し、過去最高の来場者
次回2017年展に向け意見交換
愛機工 MECT報告・懇親会開催

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機社長)は、11月24日午後5時より名古屋市中区の名古屋ガーデンパレスにおいて、10月21〜24日に開催されたメカトロテックジャパン(MECT)2015の出展者・実行委員による報告会および懇親会を開催した。
 報告会は森田乾嗣MECT実行副委員長(モリタ社長)の司会で進められ、冒頭、展示会を主催したニュースダイジェスト社の平野清嗣情報企画部次長が実施報告を行った。
 報告では、4日間の来場者数が9万4124人となり、2007年展を超える過去最高の来場者数を記録したと発表。『軽量化革命!Mg〜“燃えない”“割れない”が世界を変える〜』をテーマにした主催者コンセプトゾーンも人気を集め、また、自動車・航空機・軽量化の3テーマで開催されたセミナーはいずれも事前予約の時点で満席と、活況を呈していたことが報告された。
 伊藤理事長は挨拶で「非常に良い展示会ができたと思っています。ただ残念ながら会場のスペースの関係で、これで満杯。計画では老朽化した(ポートメッセなごや)1号館をもう少し大きなものに建替えることになっていますが、次回の2017年に間に合うかは分かりません。MECTもJIMTOF(日本国際工作機械見本市)並みになったという感覚で、皆様から注目されていると思っています。中部地区は製造業の中心であり、この地域のお客様は大事に思っておられる。これからもしっかり頑張って益々充実した展示会にしたいと思いますし、今日は忌憚のない意見を頂戴し今後に反映させて行きたいと思っています」と話した。
 高田研至MECT実行委員長(井高社長)を中心に議事が進行され、出展者との意見交換では概ね好評が得られた。一方で課題として、休憩や食事をする場所が少ない▽商談スペースを設置してほしい▽遠方からの動員も図ってほしい▽会場内(1号館)の段差を改善してほしい▽来場者の業種等の識別を明確にしてほしい▽駐車場(空き状況)の案内をしてほしい―などの意見も出された。また、動員について今回は分散されたが、比較的来場者の少ない初日、2日目に目玉となるイベントを企画してはどうかとの提案もあった。
 報告会の後は懇親会が開かれ、そこでも忌憚のない意見が交わされた。

全国4会場で来場者5500名超
13回目となる商品技術展示会開催
大和ハウス工業設和会主催

 大和ハウス工業(社長=大野直竹氏、本社=大阪市北区)と設備メーカー、販売会社、エネルギー会社、通信会社らで構成される「大和ハウス工業設和会」主催の『第13回 設和会商品技術展示会』が、10月から11月にかけて全国4会場で開催された。テーマは、夢ある未来へ「設備の和」。
 東海エリアでは10月29日と30日の2日間、大和ハウス名古屋支社内に35社が出展して開催。名古屋での開催は今回で4回目となるが、朝10時の開場と同時に多くの来場者が訪れるなど、大変な賑わいを見せていた。2日間の来場者数は、目標を超える1203名(セミナー参加者142名を含む)を数えた。
 また展示会期間中、特設会場にて出展企業9社によるプレゼンテーションが開催され、各企業が新製品や主力商品を紹介。当プレゼンテーションには両日合わせて延べ142名が聴講に訪れていた。
 大友浩嗣名古屋支社長は「名古屋会場での開催はまだ4回目と少ないですが、回を重ねるごとに来場者、出展者ともに増えています。2年後あたりを目途に、より大きく広い会場で開催できるよう、今から計画を練っています」と、今後さらに展示会を充実させていくことをアピールした。
 他3会場の概況は以下の通り。●大阪会場▽大阪本社ビル内にて10月8日・9日の2日間開催。出展企業数は54社。来場者数はセミナー参加者236名を合わせ総計1876名。●東京会場▽東京本社ビル内にて10月22日・23日の2日間開催。出展企業数は40社。来場者数はセミナー参加者216名を合わせ総計1849名。〓福岡会場▽福岡支社内にて11月5日に開催。出展企業数は27社。来場者数はセミナー参加者124名を合わせ、総計643名。

東海イゲタロイ会 第17回ゴルフコンペ
内藤義徳氏(内藤商事)が優勝

 東海イゲタロイ会(会長=前嶋孝行氏・前島商会社長)は11月10日、愛知県知多郡美浜町の新南愛知カントリークラブ美浜コースにおいて「第17回ゴルフコンペ」を開催した。
 当日は8組29名が参加。日頃の腕前を競った結果、内藤義徳氏(内藤商事)がネット69・8の好スコアーで優勝を果たした。
 上位入賞者は次の通り(敬称略)。
▽優勝=内藤義徳(内藤商事)N69・8H25・2
▽準優勝=成田和仁(三豊)N70・8H13・2
▽第3位=大久保稔(大久保商事)N72・4H27・6
▽第4位=池田隆之(イケダ)N75・2H16・8
▽第5位=藤原昌信(山一工具)N75・4H21・6

オータケ、キッツが現況報告
今後の営業戦略など語る
第31回大嶽北沢會開催

 今回で第31回目を数える大嶽北沢會(管工機材商社オータケとその主要販売店、ならびにバルブメーカーキッツの集い)による総会が10月26日、名古屋観光ホテル(名古屋市中区)にて開催された。参加販売店数は35社。総会ではオータケ、キッツ両社の現況や今後の取り組みなどについての報告がなされ、総会終了後は、健康社会学者として、また気象予報士としても現在活躍中の河合薫氏を講師に招いて講演会が開かれた。
 オータケの村井善幸社長によると、同社は今後の営業戦略として、エリア戦略の明確化による営業展開の強化、特色ある会社づくりによる市場シェアの拡大、人材育成と教育、の3点に注力していくという。
エリア戦略の明確化による営業展開の強化
 地域密着営業の強化をテーマに、各エリアで独自の戦略を展開。
 ●東日本営業部▽@首都圏の配送網を再構築し配送・在庫・サービス面の見直しを図る。A物件受注率を高めるため、設備業者へのポイントを絞った営業を強化する。
 ●西日本営業部▽@エリア内での集中と選択を図り、営業の効率化を進める。A特定地域での設備営業と直需営業の強化。B取扱い商材の拡大と得意商材の確立を図る。
 ●中部営業部▽@物件情報の共有化ならびに設備関連商材を拡大し、顧客と設備関連部門との展開強化、物件フォロー強化を図る(共同ワークの実施)ことでエリア拡大を目指す。A物流センターをこれまで以上に活用していく。
特色ある会社づくりによる市場シェアの拡大
 在庫アイテムを随時見直すとともに配送便を増便し、サービス面の強化を図っていく。今後在庫化していくアイテムは、ACドレン、耐火VP、冷媒関連商品、シールコートニップル、継手、樹脂継手、グロージョイント等がある。キッツの小型電動弁アイテムの増加も計画に含まれている。また、配送便数も本社で4便増便するほか、各支店でも増便を図る。
人材育成と教育
 市場のニーズや顧客の困りごとに気付き、対応できること、さらに同社が目標としている営業スタイルの確立を目指して社員のスキルアップを図る。
 続いてキッツの堀田康之社長から、同社がここ1年半ほどで行ってきた取り組みについて報告がなされた。同社はこの期間、工場棟の新設や再編等を行い製造工程の効率化を図るとともに新商品の開発に注力してきた。また海外メーカーと業務提携を結ぶなど、国際競争力の強化にも努めてきた。同社の取り組みは以下の通り。
 ●茅野工場に第2工場棟を増築。長坂工場はステンレス鋼バルブの専門工場へ。
 ●キッツマイクロフィルター、第2工場の稼働を開始。
 ●茅野工場、キッツタイの黄銅棒、鍛造品製造工程を、キッツメタルワークスへと再編。
 ●顧客密着営業実現に向け東京支社移転。都内のグループ各社の拠点は集約へ。
 ●バンコクに新たな販売現地法人を設立。イタリアのGIVAグループ、韓国のCephas Pipelinesと、それぞれ業務提携を結ぶ。
 ●バタフライバルブのラインアップを拡充。トラニオンボールバルブのグローバルスタンダード仕様を開発。

 総会終了後は「有能な部下を辞めさせない組織づくり」をテーマに、コメンテーターとしてテレビなどでも活躍中の河合薫氏による講演会が開かれ、その後は場所を移し懇親会が催された。翌27日は、有志による懇親ゴルフ会が藤岡カントリークラブ(愛知県豊田市)で行われ15名が参加。上位入賞者は以下の通り。
▽優勝=大藪淳一氏(大清)NET71・0
▽準優勝=佐々本宏氏(カトウ)NET71・8
▽3位=吉沢俊章氏(ヨシザワ)NET74・0
▽4位=北村憲正氏(龍玉精工)NET74・4
▽5位=丹羽一幸氏(丹羽機材)NET74・6

ボウリング大会に157名参加
新年会は1月22日
愛鋲協 第6回定例理事会開催

 愛知鋲螺商協同組合(理事長=馬場將嘉氏・メイナン会長)は、11月30日午後6時30分より名古屋駅前の安保ホールにおいて、理事6名と事務局が出席して「平成27年度第6回定例理事会」を開催した。
 理事会では、12月20日開催の親善ボウリング大会の参加申込み人数が過去最高になったことが報告されたほか、1月22日の新年会の確認、日本ねじ商連の報告などが行われた。
 冒頭、馬場理事長より挨拶があり、続いて理事長が議長となって各議案の審議に入った。
 第1号議案=事業部委員会に関する件は、事務局より10、11月の事業部売上が報告され、承認された。
 第2号議案=新年会の件は、受付、新年会、懇親会における各役割分担と、参加は組合員(相談役を含む)と来賓(愛知県中小企業団体中央会)とすることなどを確認した。新年会は、平成28年1月22日午後6時より、今年と同じ名鉄ニューグランドホテル(名古屋駅太閤通口前)を会場に開催される。
 第3号議案=親善ボウリング大会の件は、鈴木理事(エフシーテック社長)より、12月20日午前10時より星ヶ丘ボウル(名古屋市千種区)にて開催、参加申込みは11社・157名(11月30日現在)になったと報告された。当日の受付等の係は、馬場理事長はじめ、藤田副理事長、小倉理事、鈴木理事、伊藤監事、事務局のほか、大会出場理事らで務めることを確認し、集合を午前9時30分とした。
 第4号議案=日本ねじ商連第1回常任理事会報告は、同常任理事会に出席した馬場理事長より行われた。この中で、ねじの日記念品について、平成28年度はリキッドボールペンに決定し、愛知の割り当ては70セット(30本/1セット)と報告された。
 第5号議案=その他の件は、業界紙3社からの新年号広告と理事長年頭所感の依頼に対し、例年通り掲載することが承認された。
 次回理事会は、平成28年1月22日午後5時より、新年会会場の名鉄ニューグランドホテルにて開催予定。

操作性に優れる旋削用丸駒シリーズ
『FixRTurn』発売
タンガロイ インデックス機能付き

 タンガロイ(社長=木下聡氏、本社=福島県いわき市好間工業団地11-1)は、操作性に優れるインデックス機能付き旋削用丸駒シリーズとして、『FixRTurn』(フィックスアールターン)の販売を全国で開始した。
 従来の旋削加工に用いられる丸駒工具は、インサート底面とホルダのインサート座面がフラットなのが一般的だが、これはコーナチェンジを行う際、使用できるコーナ数が作業者によりばらつく、また、使用済みのコーナを再び使用してしまうなど、コーナの位置決めが困難だった。
 『FixRTurn』は、これを防止するためにインデックス機能を採用。この機能は、インサート底面に星形の凹部とホルダのインサート座面に設けた独自形状の凸部とを組み合わせることで、インサートのコーナチェンジを誰でも簡単・確実に行うことができるというもの。インサートを保持するスクリューを外すことなくコーナチェンジができるため、インサートやスクリューを落とす心配もなくなる。
 新チップブレーカは、汎用ブレーカの『6RM』、低抵抗ブレーカの『6RS』の2ブレーカを設定。インサート上面にコーナ番号を記載することで使用済みのコーナが明確となり、使用済みコーナを再び使用してしまう恐れもなくなる。
 インサート材種は、CVD材種の『T9115&T9125』、サーメット材種の『NS9530』の2種類を設定し、荒加工〜仕上げ加工まで幅広く対応する。
 【主な特長】
 ●『FixRTurn』はインサート底面の凹み形状とホルダの凸形状により操作性に優れるインデックス機能付き旋削用丸駒シリーズ
 ●汎用ブレーカの『6RM』、低抵抗ブレーカの『6RS』の2ブレーカにより様々な加工に対応可能
 ●CVD材種の『T9115&T9125』、サーメット材種の『NS9530』の2材種により荒加工〜仕上げ加工まで対応可能
 【主な形番と標準価格(税抜)】
 ●インサート RCMT1204M0-6RM T9115=1070円▽RCMT1204M0-6RS NS9530=820円 ※全アイテム6形番
 ●ホルダ SRDCN2525M12-6F=1万2800円 ※全アイテム3形番
タンガロイ
『GNGAタイプ
T-CBN』発売

 タンガロイは、新形状CBNインサート『GNGAタイプT-CBN』を全国で発売した。
 『GNGAタイプT-CBN』は、切りくず詰まりによる加工面の傷つき、および切りくず咬み込みによるCBNインサートの突発欠損を解決するために、独自形状により加工ワークと刃先間のクリアランスを広げたCBNインサートで、ISO準拠のホルダに装着できる。
 材種は焼き入れ鋼加工用のBXM20・BX360、鋳鉄・焼結金属加工用のBX470、ダクタイル鋳鉄加工用のBX930を在庫設定している。
 【主な特長】
 ●ワークとのクリアランスを大きく取れる刃先形状の2コーナ仕様CBNインサート
 ●切りくずの咬みこみが少ないので良好な加工面が得られ、工具の突発欠損を防ぐ
 ●背分力が低減されるので加工ワークの変形が少なく、高精度加工ができる
 ●これらの特長を持つ『GNGAタイプT-CBN』は一般的なCNGA用ホルダで使用可能
 【主な形番と標準価格(税抜)】
 2QP-GNGA120408 BXM20=5900円▽2QP-GNGA120408 BX360=4830円▽2QP-GNGA120408 BX470=4830円▽2QP―GNGA120408 BX930=4830円 ※全アイテム10形番

「TY静岡コラボレーションショールーム」
グランドオープン 中部エリア初!
2016年3月開館「TDY名古屋コラボレーションショールーム」と
共に中部エリアを強化

 TOTO(社長=喜多村円氏、本社=福岡県北九州市)とYKK AP(社長=堀秀充氏、本社=東京都千代田区)は、中部エリアで初となる「TY静岡コラボレーションショールーム」を11月28日グランドオープンした。
 コラボレーションショールームは全国主要都市に展開され、8ヶ所目となる「TY静岡コラボレーションショールーム」は、ワンストップでTOTOの水まわり商品とYKK APの窓やドアを見ることが可能。2社の商品を同時に検討できることで、健康配慮、長もち住宅、CO2削減といった「グリーンリモデル」による空間提案を実現し、暮らしの価値を高めるリモデルを届ける。
 YKK APとしては静岡市内に初のショールームとなり、TOTOショールームは静岡市内にあったショールームを移転し約1・8倍に拡充。生活シーンをイメージしやすい空間展示を充実させ、あわせて、イベントルームは屋外のウッドデッキに直接つながる大開口で、屋内外の催しが連動できるようにした。地域のリモデルクラブ店(リモデルプランの提案や施工からアフターサービスまで総合的に行う、日本最大級の増改築工事会社ネットワーク)とも連携して、イベントを企画していく。年間約1万2千組の来館を見込む。
 また、同じ中部エリアでは、現在再開発が進む名古屋駅前に来年3月「TDY名古屋コラボレーションショールーム」(大名古屋ビルヂング内)の開設が予定されており、静岡と合わせて、中部エリアでの「グリーンリモデル」提案の強化が図られる。
【TY静岡コラボレーションショールーム概要】
▽所在地=〒422-8006 静岡県静岡市駿河区曲金7丁目1番6号
▽電話番号=〈TOTO〉0120-43-1010、〈YKK AP〉0120-75-0202
▽営業時間=10時〜17時
▽休館日=毎週水曜日(但し、祝日の水曜日は開館)、夏期休暇、年末年始
▽交通案内=JR東海道本線東静岡駅南口より徒歩7分
▽建物・展示面積=2階建(1Fショールーム、2F事務所)、約196坪(TOTO…約135坪、YKK AP…約61坪)

専門スタッフが技術ノウハウ等を説明
「5軸テクノロジーデイズ」
DMG森精機 毎月2回の予定で開催

 DMG森精機(社長=森雅彦氏、本社=名古屋市中村区名駅2-35-16)は11月30日、同社の東京ソリューションセンタ(東京都江東区潮見)と伊賀グローバルソリューションセンタ(三重県伊賀市)にて、毎月2回の予定で5軸テクノロジーデイズを開催すると発表した。
 生産現場では、今まで以上に高精度化や段取り・加工時間の短縮が求められており、複雑な部品を効率良く加工できる5軸加工機を使用するユーザーが増えている。同社ではこのようなユーザーを全面サポートする5軸加工専門の組織として、5軸コンペテンスセンタを設置している。5軸テクノロジーデイズは、5軸コンペテンスセンタを主体として、毎月第1木曜日に東京ソリューションセンタ、第2木曜日に伊賀グローバルソリューションセンタにて開催する(日程は都合により変更になる場合もある)。
 5軸テクノロジーデイズでは、既に5軸加工機を使用のユーザーや5軸加工機の導入を検討しているユーザーに、5軸加工の経験豊富な専門スタッフが業種ごとの市場動向や豊富な加工事例、デモ加工を交えた実践的な技術ノウハウを分かりやすく説明する。個別ディスカッションや個別のプログラミング体験の時間も設け、ユーザーの課題に即したソリューションを提案する。参加費は無料。
 5軸テクノロジーデイズ概要
 【日程】毎月第1木曜日・第2木曜日、午前・午後各1回、@9時〜12時A13時〜16時
 【開催場所】毎月第1木曜日…東京ソリューションセンタ(DMG森精機 東京グローバルヘッドクォータ内)、毎月第2木曜日…伊賀グローバルソリューションセンタ(同社 伊賀事業所内)
 【内容】5軸加工の紹介(市場動向、5軸加工機や5軸加工用オプションの説明など)▼同社5軸加工機によるデモ加工の実演▼実機でのプログラミング操作体験▼ユーザーとの個別ディスカッション
 【参加方法・内容に関する問合せ】DMG森精機5軸コンペテンスセンタ(東京グローバルヘッドクォータ内)TEL03-6758-5900(代)

人事異動・機構改革
DMG森精機 12月1日付

 DMG森精機は、12月1日付で次の人事異動と機構改革を行った。
 【人事異動】敬称略、( )内は旧職
 大倉浩二=専務執行役員・森精机〈天津〉机床有限公司総経理兼天津事業所統括商品部長(専務執行役員・千葉事業所長)
 松本光司=執行役員・国内外注品購買部長(執行役員・森精机〈天津〉机床有限公司総経理兼天津事業所統括商品部長)
 小尾孝宏=千葉事業所長兼千葉製造部長(千葉製造部長)
 村田一郎=DMG商品部長
 村瀬富次=国内鋳物購買部長(国内外注品購買部長)
 湯浅卓=エコライン商品部長
 【機構改革】
 ◆購買・物流・IT本部
 ・IT部門を管理本部に移管
 ・国内鋳物購買部を新設

商売につなげる取組企画に注力
平成27年度下期方針発表会開催
橋本総業  「中部みらい会」

 中部みらい会(橋本総業と販売店・メーカーの集い。会長=伊藤辰之氏・イトウ社長)は10月15日、名鉄ニューグランドホテル(名古屋市中村区)において、静岡みらい会メンバーを含む総勢127名が参加する中、平成27年度下期方針発表会を開催した。
 冒頭、伊藤会長は「橋本総業、メーカー、そして我々販売店で強力なスクラムを組んで、ライバルに勝ち、皆で共に栄えましょう」と挨拶。また賛助会員を代表して挨拶に立った本間健司氏(TOTO上席執行役員中部支社長)は「2017年以降、新築物件は激減していくものと考えております。新築需要が期待できなければ、今後勝負のカギはリフォーム需要です。昨今、訪日外国人の急増は、あらゆるところで需要に刺激をもたらしています。我々の業界も公共施設のリフォーム需要が加速しております。このチャンスに、我々メーカーや橋本総業、販売店の皆さまが三位一体となり、公共施設の工事・メンテナンスなどを行っている業者さんに提案していくことが、さらなる需要の喚起につながります。時代の変化に伴い企業体質を変革させ、どんな些細なことでも商売のキッカケにし、ここにいる全員で共に栄えていきましょう」と語った。
 続いて挨拶に立った鈴木了氏(橋本総業専務取締役)は、世界や日本経済の現況を踏まえつつ、管材設備業界の現状や、同社の2015年度下期営業活動などについて語った。鈴木氏によると同社は@取引先の要望に「親身に」「熱心に」対応A取引先と共に売り上げを増す活動をするBみらい会会員でのシェアを上げる活動C新規開拓に集中取り組みし、さらに実績化D受注処理の生産性を上げて他の業務(見積り等)スピードを上げる(即納・即答・スピードアップ)E全員がITに習熟しツールを活用。を2015年度下期営業活動として掲げている。
 みらい会の2015年度下期方針については、宇佐見徳秋氏(橋本総業上席執行役員中部エリア長)より発表された。まず上期の実績だが、中部エリア(愛知・岐阜・三重・静岡)全体では、前年比104%を確保。分野別では管材99%、TOTO100%、住設104%、空調は120%を記録。この実績の要因には、上期に開催され、売上や動員数など全ての目標値をクリアした「中部みらい市」が大きく貢献している。次に下期活動計画だが、中部みらい会では、同会として初の資格研修会「ガス可とう管接続工事監督者」研修会をノーリツ研修センターにて開催(10月22日)。そのほか、2015年度中にショールーム(SR)商談会を9回(愛知・岐阜・三重各地区SRで3回ずつ)開催。現調・工場・商品の研修会を計8回(各メーカー工場等にて)開催が予定されている。静岡みらい会でも、工場見学会(2016年2月予定)やSR商談会(静岡・浜松各地区3回計6回)などが予定されている。みらい会としての方針と取り組みについては@「会員を増やす」A「行事の企画」B「ネットワークをつくる」以上3点を掲げている。A「行事の企画」について下期は商売につなげる取り組み≠ノ重点を置き工事店参加型の行事を多数企画。前述のみらい市やSR商談会、工場研修等をうまく活用し、商売を拡大していくという。また、B「ネットワークをつくる」に関しては、地域ネットワークはもちろんのこと、全国どこでも商品を調達できるよう遠隔地工事等に対応できる全国ネットワークを構築していくという。さらに、重点テーマ別に4つの分科会活動も進められている。RF(リフォーム)関連商材の拡販やBetter Life Reform(ベターライフリフォーム協会)参加への手伝いをする「RFみらい会」、物件受注、システム商品の拡販、リモデル活動の推進を図る「TOTOみらい会」、土木関連(上水・下水・農水)商材の拡販を目的とした「土木みらい会」、そしてエネルギー関連商材(太陽光、蓄電池、HEMS)拡販を目指す「エネルギーみらい会」だ。
 以上、中部・静岡みらい会の方針発表の後、橋本総業各支店から下期活動について報告がなされた。各支店とも下期営業活動における基本方針は前述の鈴木氏の述べた通りだ。そうした中で、各支店独自の取り組みは以下の通り。
 ●中部支店▽今後の行事予定=2016年2月9日/トクラスSR商談会。同2月中旬/TOTOSR商談会。同3月初旬/TOTOミュージアム見学&TOTO小倉工場研修会。下期間中/商品研修会・現調研修会・施工研修会を計5回。同1〜3月/受注施策「物件受注キャンペーン」開催。
 ●岐阜支店▽今後の行事予定=2016年1月21日/パナソニック春日井工場見学&研修会。同2月3日/TOTOシステムキッチン現調研修会。同2月9日/クリナップSR商談会。同3月/製販懇談会(予定)。
 ●三重営業所▽今後の行事予定=2016年1月28日/三重エコRFC(リフォームセンター・三重営業所併設)にてSK施工研修会。同1月29日/TOTO四日市SR商談会。同2月12日/TOTO津SR商談会。同2月26日/パナソニック津SR商談会。同2月/製販懇談会(予定)。
 ●静岡支店▽伊豆半島観光需要掘り起こしや、倉庫レイアウト・アイテム見直しを図り、トータルメリットの出せる支店を目指す。下期重点取り組み=@物件共同ワーク/得意先やメーカーと現場情報を共有し、受注活動につなげる。A増分への取り組み/工場見学を実施するなどし、住設と空調分野を増分する。BCS向上/支店全員のレベル向上を図り、スピード対応を推進する。
 ●浜松支店▽住設商材の拡大とトータル受注、工場関連商材拡大への取り組みで、エリア全体の配送網の確立と在庫アイテム拡大を図る。下期重点取り組み=@物件受注/現追活動の精度向上と四位一体での受注活動。A増分活動/住設分野増分(SR活用、工場見学会実施)。BCS向上/営業マンから配送センターまで共にレベルアップし即納・即答体制(品揃えの充実、スピード対応)。
 引き続き、鎌田廣講師(橋本総業教育研修担当部長)により「リフォームとエネルギーの最新動向〜BLR(ベターライフリフォーム)加入の薦めと電力・ガス自由化について〜」と題して講演会が開催された。昨今のリフォームトラブル増加への対策として、国土交通省が設けた「住宅リフォーム事業者団体登録制度」を活用した際の事業者側のメリットや、2016年電力小売り完全自由化、および2017年ガス小売り自由化を間近に控え、ビジネスチャンスが広がりを見せていることなど、鎌田氏から分かりやすく解説された。
 休憩を挟んだ後、参加したメーカー側から各社イチ押し商品や新製品を紹介する「商品発表会」が開催された。発表したメーカーは37社。いずれも、下期に向けて自社製品をアピールするとともに、各販売店の商売のネタになればと、短い時間内でコンパクトでありながらも内容の濃いプレゼンテーションを行なっていた。
 その後は、会場を移して情報交換会へ。植田慎一郎氏(ウエダ社長)のユーモアに富んだ乾杯の挨拶に始まり、各メーカー賞が用意された大抽選会を楽しみつつ、会員らはお互いに近況報告や情報交換に華を咲かせていた。最後は、舟橋洋夫氏(リンナイ東海支店長)の中締めの挨拶で、この日はお開きとなった。

第47回名管会ゴルフ大会
愛知県管工機材商協組 優勝は吉田茂氏

 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=倉地久雄氏・倉地社長)は11月6日、第47回名管会ゴルフ大会(名管会幹事長=北村憲正氏・龍玉精工社長)をオールドレイクゴルフ倶楽部(愛知県春日井市)にて開催。組合員、賛助会員合わせて47名が参加した。上位入賞者とスコアは以下の通り。
▽優勝=吉田茂氏(在田商店)NET72・6、HDCP20・4
▽準優勝=荒木彌一郎氏(荒木商事)NET73・2、HDCP10・8
▽3位=大藪淳一氏(大清)NET73・4、HDCP21・6
▽4位=原田憲二氏(前澤化成工業)NET73・8、HDCP19・2
▽ベストグロス賞=北村憲正氏(龍玉精工)GROSS73、HDCPマイナス1・2

工場環境に関する最新技術が集結
2015工場環境展in名古屋盛況
人にやさしい作業環境改善も提案

 山善名古屋営業本部(本部長=吉村泰典氏)傘下の有力販売店が主催する「2015工場環境展in名古屋」が11月11、12の両日、名古屋市熱田区の名古屋国際会議場イベントホールで開催された。
 工場の省エネ、環境負荷低減から作業環境改善、労働安全衛生、BCP(事業継続計画)までを含めた、環境に関する最新の技術・商品が一堂に展示され、多くの来場者で賑わった。関連する同時開催セミナーも好評だった。
 特に今回は腰痛対策ツールが注目を集め、エアーを利用した装着型動作補助装置「マッスルスーツ」(イノフィス)や、前屈した時だけ作用する腰部サポートウェア「ラクニエ」(モリタ宮田工業)を会場で試着する姿が多く見られた。
 初日のオープンに先立って緒方文由山善特別顧問が挨拶し「今回、第11回目となる工場環境展in名古屋が主催店様、出展メーカー様の大変なご支援をいただき開催されますことを心より厚く御礼申し上げます。振り返りますと、2001年に第1回目を愛知県産業貿易会館で開催したのが始まりで、1997年にCOP3京都議定書が作成され、後に山善も何とか主催店様、メーカー様のご支援をいただきながら環境に関するイベントを行わなければならないのではとの考えのもとに開催しました。今回の展示会では、56社のメーカー様から最新鋭の環境に関する商品の展示紹介をしていただきます。特別セミナー『南海トラフ大地震から我が社を守ろう!企業に求められるBCP』などは非常に的を射たセミナーではないかと思っています。何が起こるか分からない時代、しっかりと準備をしていかなければならないと感じています。さらに人にやさしい作業環境改善(腰痛対策、粉じん防止対策など)をテーマとした、中身のあるセミナーも用意しています」と展示会の特徴について述べた。

皆様に貢献できる会社に
服部商会 仕入先を招いて忘年会

 機械・工具の総合商社服部商会(社長=服部嘉高氏、本社=愛知県津島市百島町三正六歩23)は、11月13日午後6時30分より名古屋駅前の北京料理「百楽」で、同社の仕入先89名と社員が参加して恒例の忘年会を開催した。
 服部商会・嵐氏の司会進行で、はじめに服部社長が「今年は服部商会創業40年を迎え、色々なイベントをさせていただきました。弊社は総勢19名の陣容で日頃活動しています。これからはセールスエンジニアでなくてはならないということで、古参の社員は全員が空圧検定を持っており若手社員にも必要とチャレンジし、1級に3名、2級に3名が合格しました。このようにチャレンジをして結果を出すことは本当に大切なことと感じました。今後も色々な勉強をして、皆様の商品を、私たちはより良い提案をして、拡販していきたいと思います。皆様に貢献できるような服部商会であり続けたいと思っています」と挨拶。
 続いてメーカーを代表して、長島英明日東工器中部ブロック長が「本日は、日本一早い忘年会ということです。12月になりますと皆様お忙しい方ばかりなので中々集まれないだろうという、服部さんの心配りと受け止めています。来る2016年が皆様にとって良い年でありますように祈念申し上げます」と挨拶した。
 商社を代表して挨拶に立った吉村泰典山善上席執行役員名古屋営業本部長は、「今年一年、服部商会さんにおかれましては積極的に色々な企画、提案会をされまして、大変勢いを感じています。それと同時に社内の組織強化をし、働きやすい会社作りをされてきました。ますます働き甲斐のある会社になっていくように感じています。勢いのある服部商会さんに、来年もベストパートナーと呼ばれるようにしていきたい」と述べ、力強く乾杯の音頭をとった。
 歓談が進む中、服部利一郎会長より「縁が大事」と御礼の言葉があり、続いて服部峰久専務が「来年も皆さんとこのようにお会いできることを心より願い、我々も日々一生懸命取り組んでまいります」と述べて一本締めでお開きとした。

組織改正・人事異動
オーエスジー 12月1日付

 オーエスジー(社長=石川則男氏、本社=愛知県豊川市本野ケ原3-22)は12月1日付で次の組織改正と人事異動を行った。
 【組織改正】
 国内営業本部を新設し、東部営業部、中部営業部、西部営業部、企画部で構成する。
 〈目的〉国内営業本部…東部営業部、中部営業部、西部営業部および企画部の統括。
 【人事異動】敬称略、[ ]内は旧職
 《執行役員》
 執行役員第2製造部長=大野博巳[執行役員第4製造部長]▽執行役員インド担当=小池和正[執行役員南アジア、中近東担当]▽執行役員南アジア、中近東担当=米田能崇[執行役員インド担当]
 《部長級》
 第1製造部長=松尾直彦[第3製造部長]▽第3製造部長=今泉英明[第2製造部長]▽第4製造部長=石田修[第1製造部長]▽IT戦略部長=神谷伸顕[グローバルマーケティング部長]▽グローバルマーケティング部長=増岡仁史[欧士机(上海)精密工具有限公司出向]▽国内営業本部副本部長(企画部長兼務)=久留俊弘[中部営業部長]▽中部営業部長=久野将稔[企画部長]
 《次長級》
 IT戦略部次長=竹下恵介[IT推進センター長]
 《課長級》
 第1製造部生産管理課長=加瀬川憲司[第1製造部生産管理課1係長]▽第3製造部生産管理課長=小松忠司[第1製造部生産管理課長]▽第4製造部生産管理課長=大久保純一[第3製造部生産管理課長]▽技術センターR&D室長=福井康雄[技術センターR&D室研究グループリーダー]▽技術センターR&D室研究グループリーダー=小椋章彦[技術センターR&D室研究グループ研究チームリーダー]▽デザインセンター開発グループリーダー=辻村桂司[デザインセンター開発グループAerospaceチームリーダー]▽中部営業部2課長=亀谷仁志[中部営業部GSTグループAW室2課担当課長]

大藪・峰澤両氏が知事表彰
第64回中小企業団体愛知県大会

 愛知県中小企業団体中央会は10月22日午後2時より、名古屋市中村区のキャッスルプラザにて「第64回中小企業団体愛知県大会」を開催した。
 本大会では、愛知県の中小企業団体の代表者約350名が一堂に会し、国、県に対して中小企業振興策の強化充実を訴え、要望事項を決議した。
 また、優良組合と組合の発展に功績のある組合員が、愛知県知事表彰と愛知県中小企業団体中央会会長表彰を受けた。
 当業界では、愛知県管工機材商業協同組合の大藪淳一副理事長(大清社長)と峰澤彰宏副理事長(峰澤鋼機社長)が組合功労者として愛知県知事表彰を、同組合の安井文康理事(錦興業社長)、石原太郎理事(原芳商会社長)が愛知県中小企業団体中央会会長表彰を受けた。

総受注高2か月連続で前年下回る
国内受注も27か月ぶりに減少
中部経済産業局 10月度金属工作機械受注状況

 中部経済産業局が11月30日に発表した、管内金属工作機械メーカー主要8社(オークマ、アマダマシンツール、ジェイテクト、コマツNTC、富士機械製造、豊和工業、三菱電機名古屋製作所、ヤマザキマザック)の平成27年10月度金属工作機械受注状況によると、総受注高は前年同月比21・2%減の333億4200万円となり2か月連続で前年を下回った。前月比は13・8%減となった。
 国内受注は、自動車工業向けが前年同月比31・8%増の43億9100万円と9か月連続で前年を上回ったが、一般機械工業向けが同34・2%減の52億円と13か月ぶりに前年を下回り、全体では同8・6%減の128億9800万円となり27か月ぶりに前年を下回った。前月比は15・2%減となった。
 海外受注は、北米向け、アジア向けがともに4か月連続で前年を下回り、ヨーロッパ向けも4か月ぶりに前年を下回ったことなどから、全体では前年同月比27・6%減の204億4400万円となり4か月連続で前年を下回った。前月比は12・8%減となった。
 海外受注比率は前年同期に比べて5・4ポイント減の61・3%となっている。
 国別にみると、1位のアメリカが75億1000万円(前年同月比14・9%減)、以下、中国34億8100万円(同9・0%減)、ドイツ20億2300万円(同18・8%増)、韓国9億1600万円(同54・7%減)、イタリア8億2100万円(同45・2%減)の順となった。
 地域別シェアは、北米向け39・5%、アジア(トルコを含む)向け29・5%、ヨーロッパ向け28・4%。
 販売額は、前年同月比25・3%増の321億2700万円となり、2か月ぶりに前年を上回った。前月比は25・7%減となった。
 受注残高は、前年同月比6・8%増の1774億7700万円となり、24か月連続で前年を上回った。前月比は3・4%減となった。

第23回 ダイドーニューイヤーコンサート
小松亮太さん(バンドネオン奏者)を迎え
愛知県芸術劇場コンサートホールで
2016年1月30日(土)開催
 新春恒例のダイドーニューイヤーコンサートが来年1月30日、名古屋市東区の愛知県芸術劇場コンサートホールで開催される。メカトロニクスの専門商社ダイドー(社長=山田貞夫氏、本社=名古屋市中村区名駅南4‐12‐19)が主催するチャリティーコンサートで、毎年、同社の得意先や仕入先などのほか、各施設の人たちも招待される。今回で23回目。
 名古屋に本拠地を置くセントラル愛知交響楽団と多彩なゲストを迎えて開かれ、今回は、同交響楽団名誉指揮者の小松長生さんが指揮をとる。
 ゲストは、タンゴを若い世代にブレイクさせた小松亮太さん。主にタンゴで用いられるバンドネオンの奏者で、自身のユニットを率いての公演のほか、ジャンルを越えた様々なアーティストとの共演、映画やテレビ番組の音楽なども手掛け、日本のタンゴ界の若手リーダーとして活躍の場を広げている。今年6月にリリースしたアルバム、大貫妙子と小松亮太「tint」は、第57回日本レコード大賞・優秀アルバム賞を受賞。コンサートではピアソラの「オブリビオン」「リベルタンゴ」ほかの演奏を予定している。
 プログラム後半は「名曲世界の旅」。4回目の今回は、ロシアの作曲家による名曲を届ける。
 恒例となっている、山田ダイドー社長の特別指揮も見所のひとつ。
 会場ではチャリティー募金が行われ、集められた善意は名古屋市福祉基金に全額寄付される。
 当日は、午後2時開場、同3時開演。
バンドネオン
小松 亮太さん
 東京生まれ。98年、ソニーより衝撃的なCDデビューを果たす。共演は、ピアソラと共に活動したタンゴ界のトップアーティストたち。タンゴを若い世代にブレイクさせる引き金となった。以後、自身のユニットを率いて多数の公演をこなしながら、自らのプロデュースによる意欲的な企画公演も行っている。
 CDはこれまでに21枚リリース。大貫妙子、小曽根真、ミッシェル・ルグラン、NHK交響楽団など、ジャンルを越えて様々なアーティストと共演している。ソニーのコンピレーション・アルバム「image」、同ライブツアー「live image」にも、初回から参加。
 03年にはブエノスアイレスでライブを行い、アルゼンチン演奏家組合などから表彰された。また、05年には南米4カ国ツアーを行い、各地でソールド・アウトが続くなど、海外での活動も積極的に行う。
 08年には、ピアソラの幻のオラトリオ「若き民衆」の日本初演コンサートを企画し、東京オペラシティコンサートホールにて満員の観衆の中で公演を成功させた。09年には、初の書き下ろし本「小松亮太とタンゴヘ行こう」(旬報社)を出版、日本経済新聞誌上にて絶賛された。2010年よりTBS「THE 世界遺産」のオープニングテーマ曲を作曲、演奏している。また、映画「グスコーブドリの伝記」(ワーナーブラザース配給・手塚プロダクション制作)、映画「体脂肪計タニタの社員食堂」(角川映画配給)、NHKドラマ「ご縁ハンター」の音楽も手掛けている。2015年6月には大貫妙子とのニューアルバム「tint」を発売。
 小松亮太オフィシャルサイトhttp://www.ryotakomatsu.com/
プログラム
◆ヴェルディ:歌劇「運命の力」序曲
ゲスト演奏(バンドネオン/小松亮太)
◆ピアソラ:オブリビオン(忘却)
◆ピアソラ:リベルタンゴ 他
◆ベートーヴェン:交響曲第4番第4楽章、
         交響曲第7番第4楽章(特別指揮/山田貞夫)
名曲世界の旅Vol.4
◆ロシア民謡:黒い瞳
◆チャイコフスキー:バレエ音楽「白鳥の湖」より情景
◆リムスキー=コルサコフ:「シェヘラザード」第4楽章
※プログラムは変更になる場合があります。◇
 【読者プレゼント】
 主催のダイドー株式会社より、コンサートチケットを読者の皆様の中から先着5組10名様にプレゼントいたします。
 応募方法は電話(3組)またはEメール(2組)で申し込み。氏名・住所・郵便番号・電話番号をお知らせください。申込受付日時2015年12月22日(火)午前10時より。電話052-565-1231、Eメールnagoya@kikou.co.jp(受付開始以降送信分のみ受付)、コンサート係まで。