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2014年(平成26年)8月
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2014年8月3日(日) 2534
第30回管材展の出品申し込み
過去最高の153社・265小間に
愛知県管工機材商協組 7月定例理事会を開催

 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=小川信氏・山信社長)は、7月1日午後6時より名古屋市中区の東別院会館において7月定例理事会を開催した。理事会では10月に開催する第30回管工機材・設備総合展の出品小間数が過去最高の265小間(7月1日現在)に達したことを報告。今回初めて、吹上ホールと併せてファッション展示場も使った展示となるため、動線に細かく配慮した会場レイアウトが提示された。
 当日審議され承認された主な事項は次の通り。
 ▼平成26年度(第52回)通常総会開催報告
 5月14日にメルパルクNAGOYAにて開催した。出席51名、委任状31通。収支については、ほぼ予算通りに実施できたことが担当の竹内幹事長(丸金商会会長)から報告された。
 ▼管機連(一般社団法人全国管工機材商業連合会)報告
 小川理事長が報告。6月18日に東京のグランドアーク半蔵門にて理事会、総会、講演会などを開催。仙台管工機材商業協会と栃木県管工機材卸商協会が「社員」として新規参加した。
東京・大阪・愛知には追加理事が認められ、愛知組合からは伊藤辰之理事(イトウ社長)が理事に就任。また、小川理事長、伊藤理事を除く愛知組合の理事・監事23名が代議員に就任した。
 ▼第30回管工機材・設備総合展の件
 峰澤実行委員長(峰澤鋼機社長)より小間の集まり状況が発表された。7月1日現在で153社・265小間の出品申し込みがあり、さらに10小間程度増える見込みと報告された。
 食券の取り扱いについては、組合での食券の販売を中止し、レストラン吹上による食券に切り換える(出品者が各自で申し込む)こととした。
 8月6日に名古屋市中小企業振興会館のメインホールで出品者説明会を開催し、出品者の小間割りを発表する。
 ※第30回管工機材・設備総合展は本年10月9日〜11日の3日間、名古屋市中小企業振興会館(吹上ホール、ファッション展示場)において開催される。テーマは「暮らしと産業をつなぐ」。
 ▼各部部会等報告
 【事業部会】7月9日に部会会合を開催する。年内中に見学会開催を検討。【流通部会】年内に部会を開催し、2月に講演会の開催を予定。【広報部会】広報誌は通常年2回の発行だが、今年度は展示会情報速報号を通常号とは別に1回発行する予定。【経営研究部会】近々部会の会合を開催し、本年度の事業内容を検討する。【福利厚生部会】第34回ボウリング大会を11月8日に星ヶ丘ボウルにおいて開催する。会場は予約済み。現在、健康診断を開催中。【組合加入促進部会】日常的な勧誘活動の他に、年度内に情報交換会を開催する。【名管会幹事会】第46回名管会ゴルフ大会を9月9日午前8時30分スタートで、藤岡カントリークラブにおいて開催する。【青年部「愛青会」】平成26年度第2回例会を8月6日、ミッドランドスクエアのスカイデッキ「スターダストラウンジ」において開催予定。【新年会幹事会】平成27年新年賀詞交歓会を1月20日に名古屋マリオットアソシアホテルにおいて開催予定。
 ▼同好会事業自体の周知案内およびモデルケース発信について
 小川理事長より、同好会は有志の集まりのため組合として当面補助金等は支給しない方針だが、組合事務局からの組合員・賛助会員に対しての一斉ファクス送信や出欠の回収は可能、また打ち合わせ等の会合に組合事務所を使用することも基本可能とするなどの要件が示された。潜在需要があると思われる「釣り」などについては、発起人の募集も試みる。
 ▼今後の理事会日程
 9月2日、11月4日、1月20日、3月3日。
第30回管工機材・設備総合展
■出品者一覧(7月1日現在)
 アイエス工業所▽愛知時計電機▽アカギ▽アキレス▽アサダ▽浅野金属工業▽旭有機材工業▽アスコット▽アズビル金門▽アロン化成▽いけうち▽伊勢屋金網工業▽因幡電機産業▽イノアック住環境▽イノック▽エーアンドエーマテリアル▽エア・ウォーター・マッハ▽SMC▽荏原製作所▽FMバルブ製作所▽MIEテクノ▽エンジニア▽オーエヌ工業▽オーケーエム▽オーベントロップ日本事務所▽尾川パイプ▽オンダ製作所▽カールストルツ・エンドスコピー・ジャパン▽カクダイ▽兼工業▽川西水道機器▽川本製作所▽カンキョウエンジニアリング▽カントー▽キッツグループ▽キトー▽クボタシーアイ▽倉敷化工▽クリナップ▽グローベン▽群協製作所▽KVK▽小島製作所/シーシーアイ▽コスモ・ソフト▽児玉工業▽コンチネンタルシルマー▽サカエ▽嵯峨電機工業▽三栄水栓製作所▽三協▽三興製作所▽三相電機▽山王工業▽三和ハイドロテック▽シーケー金属/サンエツ金属▽CKD▽JFE継手▽SIGNET(喜一工具)▽静岡製機▽下田エコテック▽昭和コーポレーション▽昭和電機▽昭和バルブ製作所▽ショーボンドカップリング▽スーパーツール▽スイデン▽水道機工▽スギヤス▽積水化学工業▽ゼンシン▽セントラルコンベヤー▽ソエダ▽ダイキン工業電子システム事業部▽大成機工▽ダイドレ▽タカラスタンダード▽タキロン▽タブチ▽中日技研工業▽中部コーポレーション▽ツツイ▽鶴見製作所▽TMEHジャパン▽帝国金属▽テクノフレックス▽テラモト▽テラル▽土井工業▽TOTO▽トーヨーコーケン▽東浜商事▽巴バルブ▽トヨックス▽長野計器▽ナゴヤ▽名古屋市上下水道局▽名古屋水栓バルブ工業協同組合▽名古屋バルブ工業▽南国フレキ工業▽西日本高速道路エンジニアリング関西▽日栄インテック▽ニッチ▽日東工器▽日邦バルブ▽日本アルシス▽日本ヴィクトリック▽日本バルブ工業会▽日本プラスチック工業▽日本ヘルメチックス▽ニューレジストン▽ノーリツ▽長谷川工業▽ハタヤリミテッド▽バルコム▽東尾メック▽日立金属/日立バルブ▽日立産機システム▽藤井高圧工業▽フジキン▽フジトク▽フネンアクロス▽ブリヂストン化工品西日本▽フルタ電機▽古林工業▽プレパイ工業▽ベン▽ベンカン・ジャパン▽ホーコス▽マイセック▽前澤化成工業▽前澤給装工業▽前田バルブ工業▽マルヤス機械▽水生活製作所▽ミツトヨ▽三菱樹脂インフラテック▽ミヤコ▽ミヤワキ▽未来工業▽森松工業▽大和バルブ▽山本計器製造▽UACJ銅管販売▽ユーシー産業▽ユニテック▽ヨシタケ▽吉年▽LIXIL▽リケン▽リビラック▽リンナイ▽レッキス工業▽ワシノ機器、以上153社.

中央会など関連団体と連携し
メリットのある会を目指す
岐阜機工会 第2回通常総会を開催

 岐阜機工会(会長=嶋ア晴久氏・シマザキ商会社長)は、6月26日午後6時30分より岐阜市司町の岐阜会館において、第2回通常総会を開催した。
 総会は総務の徳永幹事(徳光社長)の司会で進められ、司会者より会員総数61社中、出席48社、委任状13社で総会が成立すると宣言された。
 嶋ア会長は挨拶で「昨年組織を改組し、こうして第2回目の総会を開催できましたのも偏に会員の皆様のお蔭と感謝申し上げます。自動車、航空機、工作機械などの主要産業が集積する中部地区は、世界最強のものづくり先進地域を目指して、国の「地域活性化モデルケース(産業集積活用型)」に採択されております。私たち業界の全国組織であります、全機工連(全日本機械工具商連合会)でも現在の景況は中部地区が一番良いと言われており、先日の全機工連の総会では他地域の同業者もそのように見ております。特に大阪では経営者と大学教授で機械工具業界の現状を分析し、業界の今後について、今までの経営では50%が生き残れない、生き残るためには50%もの経営変革をしなければならない、と厳しい判定もなされました。全機工連は全国39の同業者団体が加盟し、会員企業数は1631社あります。岐阜県では当会だけですが、他の業界団体と比較しても非常に大きな団体です。しかし、知名度、認知度が低いため、全機工連の総会では、今後は全機工連をブランド化して経済産業省や他の団体にPRし、少しでも会員の皆様の商いの助けになる存在価値の高い組織を目指していこうということになりました。皆様は岐阜機工会会員と同時に、全機工連の会員でもあります。会員として胸を張って商売ができるように努めてまいりたいと総会で話されました。また、今後のテーマの1つとして、直需店さんとの付き合い方を考える時期が来たということも取り上げると、会長が述べておられました。皆様から色々なご意見を頂戴し、岐阜機工会の意見として全機工連に報告したいと考えております。諸問題もたくさん残っております。会の理念である、業界の親睦と協調・発展をこのメンバーで成し遂げ、岐阜機工会がモノの言える会として中央会はじめ、全機工連や中部の他の団体とも連携を密にして、皆様にメリットのある会となるようにしたいと強く思っておりますので、ご支援、ご協力をお願いいたします」と述べた。
 高橋副会長(澤商社長)を議長に選出して議事に入り、第1号議案=平成25年度事業報告、第2号議案=平成25年度収支決算報告、第3号議案=平成26年度事業計画案、第4号議案=平成26年度収支予算案を審議、いずれも原案通り承認された。
 第5号議案=その他の件では、会員の異動が報告され、新入会の4社(ダイジェット工業、日本工業、テライツール、ミツトヨ)が紹介された。
 続いて、来賓の池田岐阜県中小企業団体中央会事務局長より祝辞が述べられ、総会を終了した。
 総会の後は懇親会が開かれ、会員相互の親睦を深めた。
【平成26年度事業計画
・6月26日…第2回通常総会(岐阜会館)
・8月22日…ビアガーデンの集い(ホテルグランヴェール岐山)
・9月20日…第2回ゴルフコンペ(岐阜関カントリー倶楽部)
・11月…講演会もしくは勉強会
・平成27年1月…新年賀詞交歓会(会場未定)
・2月…全機工連・中部ブロック会議(岐阜機工会が担当、会場未定)
・4月…ボウリング大会(会場未定)
 他、幹事会が7月、12月、5月の3回。

中小企業診断士の岸田氏を迎えて
10月22日にセミナーを開催
愛鋲協 26年度第2回定例理事会

 愛知鋲螺商協同組合(理事長=馬場將嘉氏・メイナン会長)は、7月14日午後6時30分より名古屋駅前のウインクあいちにおいて、理事8名が出席して平成26年度第2回定例理事会を開催した。
 馬場理事長の挨拶の後、理事長を議長として各議案の審議に入った。
 第1号議案=事業部委員会に関する件は、事務局より6月度の収支報告が行われた。また、2015年版「ビジネスダイアリー」「ねじ手帳」「ファスナーカレンダー」については、大阪鋲螺卸商協同組合から発行の案内があり、愛知の組合員に申込書を送付することを全員了承した。
 第2号議案=セミナー・講習会実施の件は、関戸事業部長(関戸機鋼社長)より、講師として@中小企業診断士の岸田邦裕氏A特定社会保険労務士の岡本邦裕氏BISO内部監査員レベルアップセミナーの桜井止水城氏が候補に挙げられ、審議の結果、岸田氏に依頼することを決めた。開催日は10月20、21、22日のいずれかとし、関戸事業部長が岸田氏と調整する。時間は午後7時〜8時30分の1時間半。内容についても次回理事会で報告する。
 その後の講師との打ち合わせの結果、開催日は10月22日、ウインクあいちでの開催となった。
 第3号議案=その他の件。
 @馬場理事長が公正取引委員会からの電話連絡について報告。消費税8%導入に関して、値引きや協力要請等の問題が発生していないか問い合わせがあった。各理事に意見を聞いたところ、別段問題は発生していないようなので、組合員に調査はしないことで全員了承した。
 A8月6日に東京で開催される、ねじ商工連盟の総会において愛知の概況報告をするため、藤田副理事長(藤田螺子工業常務)が各理事の意見を求めた。理事からは、ステンレスの高騰、アルバイト人件費の値上がり等の状況が報告された。
 B次回の理事会で賦課金の入金状況を報告することとした。
 次回理事会は、9月6日午後6時からホテル名古屋ガーデンパレス地下1階の「いな葉」にて開催の予定。

50年の節目を新たなスタートに
羽田国雄新社長を発表
昭和企業 創立50周年記念式典開催

 管工機材の専門商社、昭和企業(社長=藤原一二氏(当時・現会長)、本社=長野県松本市)の「創立50周年記念式典」が6月10日、松本市本庄のホテルブエナビスタで盛大に開催され、同社の得意先、仕入先関係者ら約350名が出席して50年の節目を祝った。 
 昭和企業は昭和39年4月に設立され、今年4月に50周年を迎えた。「お客様第一主義の分社経営」が特長で、現在、長野県、新潟県、山梨県、岐阜県に12のグループ会社と営業拠点をもつ。
 記念式典当日は、午後零時30分より受付が始まり、式典に先立って福引抽選会と、藤原社長の明治大学の後輩でもある北野大淑徳大学教授(元・明治大学教授)の記念講演会が行われた。
 式典は午後3時から始まり、冒頭、6月4日に急逝した同社主要取引先クボタの益本康男会長兼社長をはじめ、得意先、仕入先、従業員などの物故者に対し哀悼の意を込めて黙祷が捧げられた。
 羽田国雄専務(当時・現社長)の開会の辞に続いて、藤原社長が挨拶に立ち「弊社は本年4月、創立満50年を迎えることができました。関係各位には極めてご多用にも関わらず多くのご参席を賜り、盛大に式典を開催できますことを厚く御礼申し上げます。本日の50周年がありますのは、ご参席いただいている各位の日頃のご高配の賜物であると、心から感謝申し上げます。また式典に先駆けまして、記念講演には元・明治大学の理工学部教授で現在、松本大学(理事長=藤原一二氏)の客員講師も務めていただいている北野大先生にご来席賜り、心から厚く御礼申し上げます。弊社は、わが国がようやく終戦から立ち直り高度成長を目指す昭和39年4月4日、志を同じくする同志が資本金300万円をもって創立しました。管工機材の販売会社の設立は、思えば、昭和29年より10年間の私のサラリーマン生活の活動でご高配を賜っておりました、水道設備業界の数々の権威ある皆様のご支援の賜物であると感謝申し上げます。特に福島県白河市の原氏には、昭和企業の設立にあたり格別のご高配を賜り、若干30歳の私を、当時の久保田鉄工の小田原社長にご案内いただき、あるいはまた、日本鋼管赤坂社長、前澤バルブ前澤社長にご案内をいただき、長野県内の代理店、指定特約店を当初よりご承認いただきました。本日の昭和企業を築いていただいた方々です。この他にもご支援をいただいた方々は、枚挙に暇はございません。昭和企業創立の、忘れることのできない50年前は、ちょうど新潟地震の年です。そして新幹線が開通し、なんといっても東京オリンピック開催の年です。現在の昭和企業は、上水道下水道については従来にも増してクボタ、そしてJFEスチール、前澤工業、日立金属、三井金属エンジニアリング製品等の代理店あるいは特約店として、設備空調機材についてはTOTO、ノーリツ、タカラスタンダート、ダイキン、荏原、三菱、東芝、京セラ等にご支援を賜り、全国の有力ゼネコン、サブコン、本日も大勢の方においでいただいている地元工事店様、その数、全社で2千社に及ぶ取引先のご支援を賜って今日に至っております。50年を顧みて、このほど本社第1ビルに記念展示室を設置しました。多くの皆さんに来ていただきたいと思います」と50年の歴史の一端に触れ、感謝の気持ちを表した。
 さらに藤原社長は「この50年は私の人生とともに成長させていただいてまいりましたが、本年6月の株主総会をもって、私は社長を退任し会長として引き続き管工機材において邁進をいたす所存です。また新社長を専務の羽田国雄氏、副社長を笠本賢治氏にお引き受けいただくことになっております。お得意様各位には更なるサービスの向上を図っていく所存です。昭和企業の元年と位置づけ、進取の精神を持って前進する覚悟も新たにしております。何卒宜しくお願い申し上げます。終わりに、ご参席賜りました関係各位には重ねて心から感謝を申し上げ、昭和企業に対しこれからもご支援とご指導を賜りますよう伏してお願いいたします」と述べた。
 来賓の内田睦雄クボタパイプシステム事業ユニット長、宮澤敏文長野県議会議員、梅川泰昭松本市水道事業組合理事長がそれぞれ祝辞を述べた後、来賓の紹介、祝電披露に続いて、松本市の社会福祉のための義援金が市秘書課の小原直樹課長に手渡された。
 また、同社の仕入先でつくる「企栄会」の池田安正会長(クボタパイプシステム営業部長)より藤原社長に記念品の贈呈、さらに藤原社長の孫たちから社長夫妻に花束が贈られ、式典を終了した。
 このあと、和泉家志ん治師匠の司会で祝宴となり、ダルマ入瞳式、三浦直登JFE商事鋼管管材社長の発声で乾杯。アトラクションとして浅間温泉火焔太鼓が披露され、藤原社長がOBでもある明治大学応援団によるエールで祝いの席を盛り上げた。
 最後に羽田専務が「社長と私は同窓で、大先輩というご縁で昭和企業にまいりました。大先輩から社長という大役を仰せつかり、身が引き締まる思いです。50周年ということで、皆様方には大変なご支援とご協力をいただき今日まで来れたと、感謝いたします。藤原社長が手塩にかけて育て上げてきた昭和企業ですので、基本的なところはそのまま継続して、今まで以上に活力ある会社にしていきたいと思っております。皆様方にはますますのご支援、ご協力をお願いいたします」と挨拶し終了した。
創業者の藤原社長は会長に
羽田氏が社長に就任

 昭和企業では今年6月、経営陣の若返りを図るため、代表取締役社長の藤原一二氏が代表権のない取締役会長に、専務取締役の羽田国雄氏が後任の代表取締役社長にそれぞれ就任した。
 新たな経営執行体制は次の通り(敬称略)。
《取締役》
▽取締役会長=藤原一二
▽代表取締役社長=羽田国雄
▽代表取締役副社長=笠本賢治
▽取締役=上田環
▽取締役=原信之介
▽取締役=鹿児島博文
▽監査役=宮崎貴公
《執行役》
▽社長=羽田国雄
▽副社長執行役員=笠本賢治
▽常務執行役員=上田環
▽常務執行役員=大輪長美
▽常務執行役員=藤原金治
▽常務執行役員=斉藤徹
▽常務執行役員=木村久基
 なお、同社(SCグループ)分社は、従来通りの営業体制で続行する。

オーエスジー創立75周年記念事業
豊川市民病院へ絵画・書画を寄贈

 昨年3月に創立75周年を迎えたオーエスジー(社長=石川則夫氏、本社=愛知県豊川市)は、記念事業のひとつとして、このほど地元、豊川市民病院に同社所有の絵画2点と書画1点の寄贈を行った。
 豊川市民病院は、昨年5月に移設され、新設の建物には入口やロビーをはじめ、広大な空間と壁面を擁しており、同社は「そこにオーエスジー所蔵の絵画2点と書画1点を飾っていただき、病院を訪れるみなさまのひと時の心の安らぎに役立てていただければという思いで今回の寄贈に至りました」とコメントしている。
 7月14日に、同社の大沢輝秀会長、油絵の作者・朝倉勝治氏、書画の作者・浜野龍峰氏が病院を訪問。病院より大沢会長に感謝状が贈呈され、今回の経緯、作品についてしばし歓談が行われた。

超硬材直彫り加工技術セミナー
オーエスジーなど5社がコラボ開催

 オーエスジー、ソディック、フジBC技研、ジェービーエム、ケイアイティーの5社が超硬材を直彫りする技術を紹介する、コラボレーションセミナーが6月5日、名古屋市西区にあるトヨタテクノミュージアム産業技術記念館で開催された。工作機械、切削工具、CAD/CAMなどのメーカーが、加工概念を変えて高効率を目指す各社の技術・製品について紹介、ユーザーなど多くが聴講した。
 セミナーではオーエスジーより超硬材の直彫りの現状とその問題点が提起され、それを受けてソディックがハイスピードミーリングによる超硬直彫り加工について説明。フジBC技研は難削性素材へのセミドライ加工技術の効果について解説した。また、オーエスジーが、新開発のダイヤモンド工具など、高効率を実現させた超硬材加工用工具を紹介した。
 ジェービーエムは、周辺システムとの連携により広がる、CAMの役割について紹介。続いてジェービーエムの代理店のケイアイティーが、超硬材加工におけるCAD/CAMの現状と将来の展望について話した。
 セミナー終了後は、トヨタテクノミュージアム産業技術記念館を見学。館内のレストランで懇親会も開かれ、参加者が交流を深めた。

より近くでユーザー対応を迅速に
ヤマザキマザック「高崎テクニカルセンタ」を新設

群馬県高崎市地区をサポー=山崎智久氏、本社=愛知県大口町)は、群馬県高崎市に、営業およびサービス活動を行うサポート拠点「高崎テクニカルセンタ」を新設し、7月18日から業務を開始した。
 群馬県は古くから自動車産業、金型産業、精密部品産業などが発達した地域で、これら産業からの工作機械の需要も高い。これまで同社製品の同地区での営業およびサービスは、太田テクニカルセンタ(太田市)が対応していたが、今後は今回新設の「高崎テクニカルセンタ」が担当し、ユーザーへの迅速な対応を促進する。
 現在同社では、全世界に38ケ所のテクノロジーセンタと41ケ所のテクニカルセンタを開設(2014年7月17日現在)。「テクノロジーセンタ」は、ショールームやオーディトリアムなどを備え、工作機械の営業・サービスだけでなく、ユーザーの工場の合理化など技術的なアドバイスも含めた経営全体もサポートする拠点であり、一方の「テクニカルセンタ」は、ユーザーにより近い場所で営業及び迅速なサービス活動を行うための拠点として、それぞれ国内、海外に設置されている。
【高崎テクニカルセンタの概要】
・名称=高崎テクニカルセンタ  
・所在地=群馬県高崎市東町187‐2
・TEL=027‐341‐7337
・FAX=027‐341‐7357

流通機能とサービスの向上を図る
中部支店の新事務所を開設
橋本総業 披露パーティーに97名

 橋本総業(社長=橋本政昭氏、本社=東京都中央区)は、中部支店を名古屋市中区内に移転し、6月30日から営業を開始した。営業初日の午後6時からは名鉄ニューグランドホテルにおいて「橋本総業中部支店新事務所開設披露パーティー」を開催。中部地区の販売店、メーカーなど97名が参加した。
 パーティーの冒頭、橋本社長が「本日は大変ご多用中のところ、当社の中部支店移転の披露会にご参席を賜りまして誠にありがとうございます。先週、株主総会がありまして、お陰様で決算の方も過去最高の売上と利益を上げさせていただきました。これも本日ご出席の皆様方のお陰と心から御礼申し上げます。昨年、若松物産さんと経営を統合し、お互い仕事をもっと共有できないかと話をしていたところ、若松物産の本社社屋に空きスペースがあるということから中部支店が移ることになり、今日の日を迎えました」と挨拶。
 グループ会社の若松物産は、中部地区において空調設備等の販売・施工を行っている企業で、同社の本社ビル内に事務所を移すことでスピーディーな連携を図り、さらなる事業展開につなげる。
 また、名古屋市南区の以前の支店は、事務所が倉庫の中にあったため移転後は倉庫を拡張し、1000アイテムほど在庫を増やす予定。配送センターと、道路側は研修などができるエコリフォームセンターとして2階部分を会議室、1階部分を実技の研修に使用する。
 橋本社長は「事務所が1か所になり、倉庫が増え、エコリフォームセンターをスタートさせるという体制で考えております。この3月までは非常に好調でしたが、4、5、6月となかなか厳しい状況が続いております。逆に言えば、この厳しさに耐えれば良い時代が来ると思っております。そういう意味でも、皆さんになるべくお役に立つようなことをしたいと考えており、頑張ってまいります。また、期中に東海地区で新営業所を開設するために準備も進めております。皆さんにご支援をいただきながら、当社の中部支店の運営をしていくということになりますので、どうか宜しくお願いいたします」と述べた。
 続いて、販売店を代表して伊藤辰之イトウ社長が挨拶し「新しい事務所への移転、誠におめでとうございます。事務所が新しくなって、まずは社員さんの仕事に対するモチベーションが、今まで以上に上がるのではないかと思います。それと都心に近づきましたので、行動範囲が広くなるのではないでしょうか。私どもも北区なので大分行きやすくなった。20年前に橋本総業さんが営業所を名古屋に開設されました。宇佐見さん以下7名のメンバーが、7人の侍と言われておりました。その頃の方がほとんど今の中部支店にいらっしゃる。当初の売上から約7倍になっており、素晴らしい20年間での成長だと思っております。ホップ、ステップと来ており、次のジャンプを期待しております。今回、宇佐見船長が新しく船を乗り換えて、中部の連合艦隊を率いていく。私ども艦隊の一員としてこれからも一生懸命働きますので、是非ともhatさんには正確な援護射撃をしていただけますことをお願いいたします」と祝辞を述べた。
 メーカーを代表して本間健司TOTO中部支社長は「今日から、橋本総業中部支店様が新しい事務所で仕事を始められました。それと合わせて、在庫スペースが広がりまして、物流機能強化にさらに投資をされる。困ったときの橋本さんではないですが、メーカーを代表して御礼を申し上げます。また、年内に中部圏にもう一店出されるということで、本当にありがとうございます。本日お越しの中部みらい会メンバーの皆様には、日頃から私ども各社の仕事や色々な場面でご協力いただきまして、ありがとうございます。地域に根差した皆様方と情報を密にして、最後は橋本さんの総合力に頼んで、今後顕在化していく物件を取り、乗り切ってまいりたい」と挨拶した。
 乾杯に際し、竹内裕二丸金商会社長が「先程見学させていただきましたが、素晴らしい環境で、社員さんのモチベーションも上がるのではないかと感じました。現在3月決算の会社の株主総会がピークを迎え、全国の会社様はフォローの風に充分に乗って良い決算を迎えられましたが、私たちこの地域で、また中小の規模でやっている企業は非常に厳しい状況ですので、橋本総業様並びに、今日ご列席のメーカー様の絶大なるご支援を、この場をお借りしてお願いいたします。今後アゲンストの風が吹くのか、フォローの風が吹くのか分かりませんが、ここにいる皆さんと共存共栄できる形が望ましいと思います」と挨拶し、高らかに乾杯の音頭をとった。
 祝宴では、宇佐見徳秋中部エリア長が上席執行役員になったことや、販売・管理・商品本部の各本部長が50代と若返ったことなど、株主総会で承認された橋本総業の役員人事が報告されたほか、当日出席した中部支店のメンバーから一言ずつ挨拶が述べられた。
 また、昨年10月に経営統合した平井通夫若松物産社長が同社の概要について紹介した。
 歌とピアノの生演奏が祝いの席に華を添え、辛島秀豪ダイキンHVACソリューション東海社長の中締めで終了した。

【橋本総業中部支店】
▽新住所=名古屋市中区千代田1丁目5番1号 若松物産本社ビル3階
▽新電話番号=052(269)3520(代表)
▽新FAX番号=052(261)2071

新しい「トルネード洗浄」を搭載
新「ピュアレストEX」
TOTO 8月1日発売

 TOTO(社長=喜多村円氏、本社=福岡県北九州市)は、超節水4・8L洗浄の組み合わせ便器、新「ピュアレストEX」をモデルチェンジして発売する。
 新「ピュアレストEX」は、節水性能や掃除しやすいスッキリデザインはそのままに、新しいトルネード洗浄方式を搭載。従来便器のボウル形状とトラップ経路を見直し、リムにある2箇所の吐水口からすべての水を吐水し、ボウル内をよりしっかり洗う。
 メーカー希望小売価格は10万1400円〜12万5400円(税抜)。発売3年目で3500台/月を販売目標とする。
【ピュアレストE=の主な特長】
1.清掃性=@〈新搭載〉「新トルネード洗浄」A「フチなし形状」便器で、汚れをひと拭きで落としやすい。B便器側面の凹凸を覆うサイドカバーで掃除がしやすい。
2.節水性=タンク式で大洗浄4・8Lの超節水、小洗浄3・6L。
3.タンク形状=デザイン性の高い丸みを帯びた形状。
4・8L洗浄便器国内累計出荷300万台突破!
 現在、TOTOは4・8Lをトイレの洗浄水量のグローバルスタンダードとして展開している。2009年8月に当時の国内最少洗浄水量4・8Lを実現した「ネオレスト ハイブリッドシリーズ AHタイプ/RHタイプ」を発売。その後、2010年4月に当時国内で初となるタンク式トイレの最少洗浄水量4・8Lを実現したウォシュレット一体形便器「GG」を発売して以降、「GG‐800」「レストパル」「ピュアレストEX」「ピュアレストQR」とラインナップを拡大し、客がどの便器を選んでも節水に貢献できるように品揃えを増やしている。これらの取り組みにより、節水に大きく貢献する4・8L洗浄便器の国内における累計出荷台数が2014年3月末で300万台を突破した。
 また、TOTOは2014年6月に「TOTOグローバル環境ビジョン」を策定し、国内における4・8L以下の節水便器の出荷率を2017年には70%とすることを目標に掲げている。
「ハイドロセラ・フロアJ
全面セラミック」発売
 TOTOは、防臭性・清掃性に優れた大判セラミックパネル「ハイドロセラ」を床全面に施工できる住宅用トイレ床材、「ハイドロセラ・フロアJ 全面セラミック」を8月1日に発売。
 大判セラミックパネルとフローリング材の組み合わせとなる従来品の「ハイドロセラ・フロアJ」に比べ、同商品は床全面を大判セラミックパネルでカバーできるので、さらに防臭性・清掃性が向上。パネルのエッジに丸みを持たせることでスムーズな拭き取りを可能とし、継ぎ目の清掃性も向上している。パネル表面に施された、TOTO独自の光触媒技術「ハイドロテクト」により、臭い・汚れの原因である菌の繁殖を抑える。
 さらに、「ハイドロセラ・ウォール」で壁面をカバーすることで、トイレ空間全体の防臭性・清掃性を高め、床・壁をハイドロセラで美しくカラーコーディネートすることもできる。
 「ハイドロセラ・フロアJ 全面セラミック」のメーカー希望小売価格は8万円(税抜)〜。発売3年目に1万セット/年の販売を見込む。

「YUASA LEGACY 350」スタート
中部グランドフェア目標180億円
中部ユアサやまずみ会平成26年度総会を開催

 ユアサ商事(社長=佐藤悦郎氏、本社=東京都中央区)の中部ユアサやまずみ会(会長=小川信行氏・日本ベターリビング社長)は、6月18日午後3時より名古屋東急ホテルにおいて平成26年度総会を開催した。総会終了後は、佐藤社長がユアサ商事の業績報告と今年度からスタートした新中期経営計画についての説明を行った。炭協会との合同講演会では、還暦でプロゴルファーになった古市忠夫氏が「頑張ったことへの感謝」と題して講演した。
 総会は植草ユアサ商事中部支社管理部長の司会で進められ、冒頭の挨拶で小川会長は「安倍政権のアベノミクスが始まって1年と7か月となり、この4月には消費税率が5%から8%になるという、大きな出来事がありました。駆け込みがあった一方、4月以降の反動を大変心配していましたが、想定よりは少ないのではないかと思います。しかし、まだまだ私どもの経済環境が完全に良くなるという状態ではないと思います。ユアサ商事様におかれましては、NEXTAGE2014の最終年度を大変な好成績で終えられたとお聞きしています。私どもやまずみ会にとりましては大変心強い限りであり、また感服する次第です。今後も、炭協会の皆様方と合わせ、いよいよ絆を強くして頑張っていかなければならないと思っています。本年も9月にグランドフェアが開かれます。新しいスローガンのもと、環境問題を中心のテーマとして取り上げて行うと聞き及んでいます。私どもやまずみ会のメンバーとしては、経済の難しいところはありますが、この絆を大切にしながら、より一層手を携えて頑張ってまいりたいと考えています」と話した。
 続いて挨拶に立った長谷川勝照ユアサ商事中部支社長は、中部支社の2014年3月期の決算状況と今年度の方針について「この1年間は、アベノミクスによる円安効果もあり、輸出企業を中心に多くの企業が増益となっています。また、個人的にも保有資産の増加(株高等)により、高価商品が好調に販売されています。消費税率引き上げ前の駆け込み需要とも重なり、一般消費財が非常に堅調な推移をしています。そのような中で2014年3月期は、弊社の連結売上高が4422億1300万円と前期比10・5%の増収、当期純利益は54億8100万円で前期比3・9%の増益となりました。中部支社の通期売上高は430億7900万円となり前期比8%の増収。全社平均と比べると残念ながら2・5%下回りました。後半に大きく伸び、これは年度末商談が大きく膨らんだことと、消費税率引き上げ前の駆け込み需要が想定以上にあったことが要因であると思っています。この様に業績を伸ばせたのも会員企業のご支援、ご協力の賜物として感謝申し上げます。中部支社の今期通期での売上目標は、前期比4%増の448億円としています。中部支社の方針としては、『お取引先様の営業活動にお役に立てるご提案・対応』をモットーに営業活動を行い、お取引先に喜んでいただける商品勉強会、工場見学会などを実行してまいりたい。環境、省エネ、省コスト、省力化をキーワードとし、そこにつながる商品の強化、それに加え、災害時に向けた防災用品等の販売も強化してまいります。お客様と目標を共有して、お互いにwin・winの結果を出していきたい。弊社の最大のイベントである、中部グランドフェアを9月5、6日にポートメッセなごやで開催いたします。テーマをChallenge! Smart power & Resilience!‐スマートで、強靭な『産業とくらし』を創造します!≠ニしています。目標を来場者数1万人、受注金額180億円とし全社員、全力で取り組んでまいります。展示内容も来場されたお客様に評価していただけるよう工夫をしていきたい。会員の皆さんと心をひとつにし、目標を共有して頑張っていく所存です」と述べ、さらなる協力をお願いした。
 司会者より会員167社中、出席94社、委任状61社、合計155社で総会が成立すると報告された後、会則に基づき小川会長を議長に選出して議事に移った。
 第1号議案=平成25年度事業報告、第2号議案=平成25年度会計報告並びに会計監査報告、第3号議案=役員改選の件、第4号議案=平成26年度事業計画(案)、第5号議案=平成26年度予算(案)について審議した結果、いずれの議案も原案通り承認可決された。
ユアサ商事の業績報告と新中期経営計画について
 総会終了後は、佐藤ユアサ商事社長より同社の2014年3月期業績報告と新中期経営計画についての説明が行われた。
 2014年3月期の連結売上高は前期比10・5%増の4422億1300万円。すべてのセグメントにおいて増収となった。
 利益面については、連結営業利益が95億1700万円(前期比30・2%増)、連結経常利益は97億8100万円(同25・0%増)となり、連結当期純利益は54億8100万円(同3・9%増)となった。経常利益、当期純利益については最高益を更新した。
 ユアサ商事は、創業350周年にあたる2016年を見据えた新3ヵ年の中期経営計画「YUASA LEGACY 350」を今年5月に策定し、2016年度の経営計画目標、連結売上高5100億円、連結経常利益125億円の達成に向けて取り組みを開始した。
 新中期経営計画では、「グローバル強化」「国内成長分野の開拓」「プラットフォーム機能強化」の3つの軸を推進し、「産業とくらし」分野でアジア最大規模のトレード・ロジスティック機能の構築とグループ経営基盤の強化を目指していく。
 同社は、新中期経営計画の達成により、創業以来築きあげてきた「産業とくらし」分野で国内最大規模の事業基盤をさらに進化させ、350年の歴史を「LEGACY(遺産)=成長基盤」として次の成長ステージへ引き継げる強固な経営基盤を構築していく。
 また、多岐にわたる事業を通じて、震災復興事業や国土強靭化計画、東京オリンピック・パラリンピック準備事業などに積極的に取り組み、社会貢献を図っていく。

 ユアサ商事の仕入先でつくる「中部ユアサ炭協会」との合同講演会では、還暦を迎えてプロゴルファーになった、古市忠夫氏が「頑張ったことへの感謝」と題して講演。同氏は、阪神淡路大震災で家族以外のすべてを失い、当時は地元の自治会長や消防団長として多忙な日々を送るなか、プロゴルフテストに合格。「心豊かに生きる人が、人生の勝利者だと思う」と話した。
 講演会後は懇親会が催され、製販の交流を深め午後8時前に終了した。

中部青年やまずみ会
平成26年度総会開く
佐藤ユアサ商事社長

 中部青年やまずみ会(会長=大竹裕氏・大竹建機産業社長)は6月26日、名古屋市中区の東京第一ホテル錦で平成26年度中部青年やまずみ会総会を開催した。
 冒頭、大竹会長が「昨年は青年やまずみ会全国大会に多大な尽力を賜りありがとうございます。5月の青年やまずみ会会長会議では、昨年の全国大会についての結果総評が報告されましたが、近年にないくらい良い評価をいただきました。われわれを取り巻く環境はアベノミクス効果で上向いてきています。3月の駆け込み受注に加え公共事業の需要も旺盛ですが、これはいつまで続くのかという懸念もあります。先日の中部やまずみ会総会で発表されたユアサ商事の昨年度の業績によると経常利益が97億8100万円で、これから経常利益100億の企業を目指すとのことで、大変心強く感じました。我々が商社であるユアサ商事に期待しているのは、我々では知りえない情報、出来ない商法、新しい商材をどこよりも早く提供していただく情報発信です。ユアサ商事からしか仕入れることができない、販売はやまずみ会でしか売れないという商材なら素晴らしい。年間経常利益100億に向けて我々もぜひ協力していきたい。つい先日までサッカーワールドカップ日本代表の結果に日本中が一つになって一喜一憂してきましたが、我々青年やまずみ会会員も仕事も遊びも皆で一つになって一喜一憂していきたい」と挨拶。
 続いて、ユアサ商事の長谷川勝照中部支社長が挨拶に立ち「今年度から3ヵ年計画YUASA LEGACY 350がスタートしました。LEGACYとは『遺産』という意味で、1666年創業の当社は2016に350周年を迎えます。これまでの350年で培ってきたものをこれからの10年、20年、100年に生かしていこうというコンセプトです。この3ヵ年計画では全社の方針として海外展開を重視していますが、中部支社としては、コアな商品、新商品、新技術を取り入れた商品を積極的にPRしていく考えです。その上で省エネ商品や環境商品など目玉商品をPRしていきます。太陽光発電関連の受注も引き続き旺盛で、昨年度は全社で200億円を売上げ、前年の100億円から倍増しています。また、昨年の国土強靭化法関連のビジネスも進めていきます。防災設備やインフラの整備など国土を強くする事業に国も予算をつけると聞きます。具体的には例えば防災倉庫の中に備蓄する発電機、簡易トイレ、浄水器、飲料水などをセットにした商品をPRしていきます。中部支社のモットーは販売店様の営業活動にお役に立てるような対応を心がけること。当会でも勉強会、見学会の企画を通じてこのモットーを実践していきます。そして、今年度最大のイベントは9月5、6日に開催する中部グランドフェアです。来場者数1万人、受注金額180億円を目標としました。愛知だけでなく浜松や北陸からもお客様を案内していかなければなりません。皆様の協力なくして達成しない目標です。ぜひ協力をお願いいたします」と話した。
 その後議事に入り、平成25年度事業決算報告、平成26年度事業計画、予算案などの議案が承認された。今年度は、中部グランドフェア2014の他、11月28、29日に秋季例会(中部電力浜岡原子力発電所見学)、来年1月28日に賀詞交歓会を開催する予定。
 第2部の講演会では、「洋食のマナーを楽しむ」をテーマに稲垣伸一氏(東京第一ホテル錦営業部副部長、HRS公認西洋料理テーブルマナー認定講師)が、洋食のテーブルで押さえておきたいマナーの基本や豆知識を豊富な経験に基づいて講義した。そして、講演終了後は懇親会が催され、小川丈夫副会長(日本ベターリビング常務)の発声で開宴。参加者は講演で学んだマナーを実地で確認しながら洋食コース料理を楽しみ、交流を深めた。

国内とアジアを中心にサポート
DMG森精機 スイスと東京で全世界をカバー

 DMG森精機(社長=森雅彦氏、本社=名古屋市中村区)は、東京・潮見に「東京グローバルヘッドクォータ」を開設した。
 7月18日に開かれた開所式では、森雅彦社長、独DMG MORI SEIKIのCEOルーディガー・カピッツァ氏ら関係者によるテープカットが行われた。
 東京グローバルヘッドクォータは、DMG MORIとして全世界のユーザーをサポートするため、提携する独DMG MORI SEIKIがスイス・ウィンタートゥールに開設予定のもう1つのグローバルヘッドクォータと共に、全世界の営業・サービスを統括する。
 東京グローバルヘッドクォータの1階には「東京ソリューションセンタ」を併設し、DMG MORIの最新鋭の工作機械を常時約30台展示。ショールームとしての機能に加えて、新しい加工技術をユーザーと共同開発する場を設けた。さらにユーザーに最先端の加工技術を習得してもらう5軸加工スクールも開講する。
 空港からのアクセスのよさなど地の利も活かし、国内のみならず、アジアを中心とした海外のユーザーをサポートしていく。
 【東京グローバルヘッドクォータ概要】
▽住所=東京都江東区潮見2丁目3‐23(JR京葉線・潮見駅徒歩2分)
*東京駅より電車で約7分、羽田空港より車で20分、成田空港より車で60分
▽敷地面積=3570u
▽建物=4階建て(合計建物面積7510u)
*1階…東京ソリューションセンタ、2階…セミナールーム、応接室、NCスクール、3・4階…事務室
▽従業員=約100名
▽総投資額=約56億円

新発想の次世代小径内径加工用工具
『Do Mini Turn/Bore Line』拡充
タンガロイ 追加アイテム新材種など72形番

 タンガロイ(社長=木下聡氏、本社=福島県いわき市)は、次世代の小径内径加工用工具『DoMiniTurn/Bore Line』(ドゥーミニターン・ボアライン)をアイテム拡充し、全国で発売を開始した。銅合金やアルミ等非鉄金属加工用材種のKS05F、鋼仕上げ加工用に新サーメットシリーズのNS9530/GT9530、さらに仕上げ面粗さの向上及び高送りによる高能率加工を実現するワイパーインサートTSW形をWXGUタイプに設定した。
 『DoMiniTurn/Bore Line』は、一般機械加工における小径内径加工において、新発想によるインサート形状にインクリネーション切れ刃を採用し、高剛性と切りくず排出性を両立した最適設計ホルダにより耐びびり性を落とさず切りくず排出性を向上した。また、従来は片面使用のポジタイプインサートしか適用できなかった小径加工領域でポジタイプインサートと同等の低抵抗化を実現した両面仕様のインサートにより使用可能なコーナ数が2倍以上と大幅な工具費の削減を可能にした。
 これらのインサートは、既に発売済みの外径小型旋盤向け『DoMiniTurn/External Line』にも適用可能。この『DoMiniTurn』シリーズに新たな材種KS05F、NS9530、GT9530とワイパーインサートTSW形を拡充することで、多種多様な被削材及び加工用途に適用可能となり、ユーザーの生産性向上と工具費低減に大きく貢献する。初年度の販売見込みは6億円。
 【主な特長】※拡充発売品
・KS05Fは、銅合金やアルミなど非鉄金属加工に最適な材種。
・NS9530は、優れた仕上げ面品位と安定した加工を実現。
・GT9530は、高速・高能率加工を実現するコーテッドサーメット。
・ワイパーインサートTSW形は、仕上げ面粗さの向上及び高送りによる高能率加工が可能。
【主な形番と標準価格】
 インサートWXGU040302R‐TS GT9530…1420円▽WXGU040302R‐TS NS9530…1100円▽DXGU070302R‐SS KS05F…1230円▽WXGU040308R‐TSW NS9530…1100円(いずれも税抜)。
 全追加アイテム72形番。

イグス 初の3Dプリンター用
フィラメントを発売

 イグス(本社=ドイツ)は、このほど初めての3Dプリンター用材質を開発した。材質そのものが特徴的で、従来の3Dプリンター用材質で作ったものよりも50倍の耐摩耗性を備えているという。例えば、特殊形状のブッシュを試作するときなどに利用すると非常に有効的だとしている。
 同社は、すべり軸受向けに45種類、さらに顧客の特注材質として100種類の樹脂材質の開発経験を持つ。その経験を生かして3Dプリンターの利便性向上に役立てることができないかと研究を重ね、今回、プリンター用フィラメント材質の開発に成功し、販売を開始した。実際の製品と同様の樹脂材質で作ったフィラメントを使用することで、3Dプリンターでプロトタイプや特殊パーツを作った際に、その形状だけでなく、耐久性をも同時に試すことができる。
 販売価格は250gあたり1万3500円(税別)〜。
 同社のホームページではSTL形式の3Dデータを無料で提供しており(http://www.igus-cad.com)、ダウンロードしてそのまま3D印刷に使用できる。

世界各国より工作機械の
研究者約80名が参集
MTTRF年次総会を開催

 DMG森精機が主たる運営母体となるMTTRF(Machine Tool Technologies Research Foundation=財団法人工作機械技術研究財団)の年次総会が6月26・27日の2日間、米国カリフォルニア州サンフランシスコのインターコンチネンタルマークホプキンスホテルにて開催された。 
 世界各国より工作機械の研究者約80名が集まり、DMG森精機社長森雅彦氏の「グローバルな工作機械市場へ向けた活動について」の講演に続き、今後の工作機械の開発や加工技術に大きな影響を与える最先端の研究成果が発表された。
 MTTRFは2002年10月にDMG森精機(当時=森精機製作所)が基本財源を拠出して設立された米国政府公認の非営利財団法人。理事長はカリフォルニア大学デービス校及びバークレー校教授の山崎和雄氏、理事をDMG森精機社長の森雅彦氏、および顧問の岡田夏生氏が務めている。
 DMG森精機は、今後も工作機械に関する革新的技術の研究開発を行う大学及び公的研究機関を対象に、工作機械の提供など研究助成活動を世界的な規模で進めて行くとしている。
 【MTTRF年次総会 発表内容】
@5軸加工機の熱的要因
(チューリッヒ大学 Wegener教授)
A工作機械の基本動作におけるエネルギー消費分析と検証
(豊橋技術科学大学 内山教授)
Bカリフォルニア大学デービス校での製造研究と教育プログラム
(カリフォルニア大学デービス校 曽雌教授)
Cボールエンドミルによる加工表面における5軸マシニングセンタの加工誤差の影響
(神戸大学 白瀬教授)
D低音加工における熱分析
(ウィスコンシン大学 Pfefferkorn教授)
EZrO2の振動補助旋削と高効率加工のための開発戦略
(ルーヴァン・カトリック大学 Lauwers教授)
F5軸マシニングセンタの円錐度テストの検証
(大阪工業大学 井原教授)
GPVDコーティング工具を使用した難削材加工
(金沢大学 細川教授)
Hギアと大型ギアセグメントのフライス加工手法
(ブレーメン工科大学 Goch教授)
I機械加工のためのデータマイニングと統計モデルをサポートするための工作機械プラットフォームの開発
(カリフォルニア大学バークレー校 Dornfeld教授)
JHSMのシミュレーション=チャッター検出のためのフォース係数とダイナミクス切削依存速度を正確に測定
(フローレンス大学 Campatelli教授)
K円錐台加工の運動学的誤差モデリング
(ダブリン大学 Byrne教授)
Lハンマーピーニングマシンによる金型生産の加工面改善
(ウィーン工科大学 Bleicher教授)
MCNCマシニングセンタへの自由曲面加工の加工時間推定
(ブリティッシュコロンビア大学 Altintas教授)
N精密位置決め用のフレキシブルな機械要素
(マサチューセッツ工科大学 Chun教授)

「緩やかに改善」、13か月連続
生産は「増加の動きに足踏み」
中部経済 産業局 最近の管内総合経済動向

 中部経済産業局は、7月10日公表の「最近の管内総合経済動向」で、管内(愛知、岐阜、三重、富山、石川の五県)の経済活動は「緩やかに改善している」との総括判断を示した。「緩やかに改善している」の判断は、昨年7月の発表以来、13か月連続。比較は断りのあるものを除き、平成26年5月の実績値による。
 個別の項目をみると、生産については、電子部品・デバイスがスマートフォン向けを中心に高水準で推移しているものの、乗用車、自動車部品で国内向けの増加の動きに足踏みがみられることなどから、生産全体としては前月に引き続き「増加の動きに足踏みがみられる」とした。
 個人消費は「緩やかに持ち直しているなか、消費税率引上げに伴う駆け込み需要の影響がみられる」。大型小売店販売や乗用車販売、家電販売が消費税率引上げに伴う駆け込み需要の反動から2か月連続で前年を下回った。
 設備投資は、製造業では窯業・土石製品、電気機械などで増加する計画、非製造業では小売、サービスなどで増加する計画となっており、全体として「緩やかに増加している」と判断。管内主要8社の金属工作機械受注(国内向け)は10か月連続で前年を上回った。
 公共投資は「持ち直しの動きがみられる」、住宅投資は「弱含みとなっている」とそれぞれ前月の判断を据え置き。
 輸出については、名古屋税関管内の輸出通関額(円ベース・速報)が17か月ぶりに前年を下回ったことから、判断を「伸びが鈍化している」から「横ばいとなっている」に2か月ぶりに下方修正。EU向けが14か月連続で前年を上回ったものの、米国向けが2か月ぶりに、アジア向けが17か月ぶりに前年を下回った。
 先行きについては、各種政策の効果が生産や所得、投資の増加につながることが期待されるとした上で、世界経済の下振れ、原材料等価格の動向、海外現地調達の進展による国内生産の減少、中小企業の経営環境の悪化などに注視が必要としている。
消費税率引上げ後の動向
 中部経済産業局は今回、経済指標と主要企業へのヒアリングによって取りまとめた「消費税率引上げ後の動向」を併せて公表した。主な内容は次の通り。
 【個人消費(大型小売店)】
 3月に消費税率引上げに伴う駆け込み需要のあった高額商品等を中心に、4月以降、反動がみられる。
 催事や販売促進、改装の効果もあり、回復しつつあるとの声が聞かれる。
 【個人消費(乗用車)】
 消費税率引上げに伴う駆け込み需要の反動がみられる。
 新型車効果や軽自動車、ハイブリッド車人気の継続に期待する声が聞かれるものの、先行きに注視が必要。
 【個人消費(家電)】
 消費税率引上げに伴う駆け込み需要の反動がみられ、先行きに注視が必要。
 パソコンについては、WindowsXPサポート終了による買い替え需要があり、4月以降も前年を上回ったとの声が聞かれる。
 【住宅投資】
 消費税率引上げに伴う駆け込み需要の反動がみられ、弱含みとなっている。
 4月以降も住宅やマンションを建てる環境は悪くないとの声が聞かれる。
 【生産】
 国内向けは、消費税率引上げに伴う駆け込み需要の反動がみられる。
 反動は想定していたほどの落ち込みになっていないとの声が聞かれるものの、先行きに注視が必要。

立松玄次氏(立松丸鋸加工)が優勝
26年度第2回WMゴルフ大会

 木工機械研究会WM会(会長=福本豊彦氏・フクモト会長)の26年度第2回ゴルフ大会は、涼を求めて7月13日、長野県木曽町の御岳ゴルフリゾートホテルの御岳コースで開催され、12名が参加した。
 当日は、あいにくの雨模様の不安定な中、18ホールストロークプレイで熱戦の結果、立松玄次氏がネット72のパープレイで優勝を飾った。
 上位入賞者は次の通り(敬称略)。
▽優勝=立松玄次(立松丸鋸加工)N72H26
▽1位=川瀬敏裕(中京)N73H22
▽2位=志村良次(サンディクス)N84H22
▽3位=若尾勝一(庄田鉄工)N67H18(OP参加)
▽4位=若尾洋一(庄田鉄工)N78H22(OP参加)
▽5位=渡邉将人(兼房)N84H12

2014年8月10日(日) 2535
第49回地域経済産業調査(平成26年4-6月期)
東海地域の経済は、緩やかに改善
昨年7月の発表から5四半期連続

 中部経済産業局では各地方経済産業局(電力・ガス事業北陸支局、沖縄経済産業部を含む)とともに、地域の経済動向と産業実態を把握するために四半期ごとに地域経済産業調査を行っている。管内主要企業への個別ヒアリング等によるもので、今回は愛知、岐阜、三重3県の87社を調査対象とした。
 今回、生産については判断を前回調査(平成26年1―3月期)の「増加の動きがみられる」から「増加の動きに足踏みがみられる」に下方修正、雇用情勢の判断を「改善している」から「着実に改善している」に上方修正し、全体の動向としては引き続き「緩やかに改善している」とした。
 発表された、ヒアリング概要の「個別の動向」は次の通り。
生産
 〜増加の動きに足踏みがみられる〜
 主力の自動車関連は、海外向けは横ばいとなっており、国内向けは増加の動きに足踏みがみられる。
 電子部品・デバイスは、スマートフォン向けを中心に高水準で推移している。
 また、消費税率引上げに伴う駆け込み需要の反動が、自動車関連、生産用機械、住宅関連にみられる。
 なお、中小企業では、原材料価格や燃料費、電気料金の上昇による収益悪化の声も聞かれる。
設備投資
 〜緩やかに増加している〜
 製造業では、海外は北米、アジアへの生産能力増強投資がみられ、国内は、合理化・効率化投資や維持・更新がみられる。
 非製造業では、百貨店やスーパーなどの小売業で改装や新規出店などがみられる。ただし、建設費用の高騰のため、新規出店を見直すとの声も聞かれる。 
雇用情勢
 〜着実に改善している〜
 製造業では、残業や現状の非正規社員数で生産量に対応できているものの、非正規社員の求人に対して集まりくにい状況が続いているとの声も聞かれる。
 また、中小企業では、海外展開や技術開発のために優秀な人材を採用したいが、他社に採用されてしまうとの声も聞かれる。
 非製造業では、スーパーなどの小売業で非正規社員の不足感が増し、募集しても人が集りにくい状況が続いている。
個人消費
 〜緩やかに持ち直しているなか、消費税率引上げに伴う駆け込み需要の影響がみられる〜 
 百貨店やスーパーでは、消費税率引上げに伴う駆け込み需要の反動がみられるものの、販売促進の効果もあり、回復しつつあるとの声が聞かれる。また、百貨店では、外国人観光客(中国、東南アジアなど)への売上が増加している。スーパーでは、低価格かつ高付加価値志向がみられ、同業種間及び業態間の競争が激化している。
 乗用車販売は、消費税率引上げに伴う駆け込み需要の反動がみられるものの、新型車効果もあり、反動の影響が小さくなってきている。
 大型小売店販売は、3月に消費税率引上げに伴う駆け込み需要のあった高額商品等を中心に、4月以降、反動がみられるものの、催事や販売促進、改装の効果もあり、回復しつつあるとの声が聞かれる。
 乗用車販売は、消費税率引上げに伴う駆け込み需要の反動がみられる。反動の影響は、想定の範囲内であり、それほど大きくならないのではないかとの声が聞かれる。
 家電販売は、消費税率引上げに伴う駆け込み需要の反動がみられる。パソコンについては、WindowsXPサポート終了による買い替え需要があり、4月以降も前年を上回ったとの声が聞かれる。
 住宅投資は、消費税率引上げに伴う駆け込み需要の反動がみられ、弱含みとなっているものの、4月以降も住宅やマンションを建てる環境は悪くないとの声が聞かれる。
 生産は、国内向けに消費税率引上げに伴う駆け込み需要の反動がみられるものの、反動は想定していたほどの落ち込みになっていないとの声が聞かれる。

消費税率引上げ後の動向
国内受注が11か月連続増
中部経済産業局 6月度金属工作機械受注状況

 中部経済産業局は7月29日、「第49回地域経済産業調査(平成26年4―6月期)」の結果を公表した。東海地域の経済については総括判断を前回調査から据え置き、「緩やかに改善している」(平成25年7月発表以来、5四半期連続)とした。
 中部経済産業局が7月31日に発表した、管内金属工作機械メーカー主要8社(オークマ、アマダマシンツール、ジェイテクト、コマツNTC、富士機械製造、豊和工業、三菱電機名古屋製作所、ヤマザキマザック)の平成26年6月度金属工作機械受注状況によると、総受注高は前年同月比2・4%増の369億3200万円となり、2か月ぶりに前年を上回った。前月比は9・6%増となった。
 国内受注は、自動車工業向けが34億400万円(前年同月比22・1%減)と2か月ぶりに前年を下回ったものの、一般機械工業向けが58億3400万円(同45・5%増)と10か月連続で前年を上回り、全体では同6・5%増の117億5900万円となり、11か月連続で前年を上回った。前月比は9・2%増となった。
 海外受注は、北米向けが2か月連続で前年を下回り、ヨーロッパ向けが14か月連続、アジア向けが2か月ぶりにそれぞれ前年を上回り、全体では前年同月比0・6%増の251億7300万円となり、2か月ぶりに前年を上回った。前月比は9・8%増となった。
 国別にみると、1位のアメリカが77億7400万円(前年同月比28・0%減)、以下、中国40億7300万円(同1・7%増)、ドイツ20億9600万円(同48・5%増)、ブラジル12億600万円(同190・6%増)、インド11億3900万円(同163・7%増)の順となった。
 販売額は6か月連続、受注残高も8か月連続でそれぞれ前年を上回った。

全員例会、新年賀詞交歓会など
行事担当と開催時期を審議
岐阜県管工機材商組合 7月度理事会を開催

 岐阜県管工機材商組合(理事長=廣瀬功氏・瓶由社長)は、7月10日午後4時30分より岐阜市長良川河岬の岐阜グランドホテルにおいて、7月度理事会を開催した。
 冒頭、廣瀬理事長が「本日は大変足元の悪い中、ご参集いただきましてありがとうございます。台風(8号)も接近中ですので、速やかに行いたいと思っています」と挨拶。理事長が議長を務めて、直ちに各議案の審議に入った。
 ▽第1号議案=第37回通常総会報告の件
 5月21日に岐阜グランドホテルにて行い、24名が出席。総会後の懇親会には23名が出席した。総会の収支について報告され、これを承認した。
 総会では橋本総業の加入を承認。その後、賛助会員2社の退会申請があり、組合員22社、賛助会員69社となることが報告された。
 ▽第2号議案=平成26年度行事担当理事選任の件
 ・新年賀詞交歓会(司会)…山田康理事(山彦会長)
 ・全員例会(10月)…塚原理事(協栄商事社長)、愛知県管工機材商業協同組合が主催する「第30回管工機材・設備総合展」(10月9日〜11日)を視察する。10月9日を予定。
 ・全員例会(2月)…山田芳理事(関建材社長)
 ・ゴルフ部会…山田謙理事(山兼社長)、第66回ゴルフ会を岐阜関カントリー倶楽部で開催する。10月29日を開催日の第1候補とする。
 以上を承認した。
 ▽第3号議案=全国管工機材商業連合会総会出席報告
 6月18日にグランドアーク半蔵門にて「理事会・定時総会・講演会」が開かれた。そこで各組合の理事に連合会の代議員になることが要請され、決議された。岐阜組合においても、連合会の理事を務める廣瀬理事長を除く、理事・監事が代議員となることが報告され、承認した。
 次回の理事会は、9月2日午後5時より岐阜グランドホテルにて開催される。

INAXライブミュージアム
「フォトコンテスト2014」開催

 LIXIL(社長=藤森義明氏)が運営する、土とやきものの魅力や、ものづくりの心を伝える文化施設「INAXライブミュージアム」(愛知県常滑市)では、ミュージアム内で撮影した写真を募集し、応募作品を展示する「フォトコンテスト2014」を開催する。
 今年で6回目の開催となる同コンテストは、応募テーマを「私の好きなライブミュージアム」とし、同施設で過ごした楽しい時間や、敷地内の四季折々の風景などを収めた写真を広く一般の人から募集している。昨年からは「プリント部門」に加え、作品データをインターネット上から応募する「デジタル部門」も開設された。
 募集期間は9月1日まで。応募作品はすべて、9月13日から10月13日(月・祝)までの間、INAXライブミュージアム内「土・どろんこ館」企画展示室に展示される。
 外部審査員に、写真家の小松義夫氏、建築家の日置拓人氏、大阪大学コミュニケーションデザイン・センター特任准教授の木ノ下智恵子氏を迎え、優秀な作品を表彰する。大賞受賞作品(プリント、デジタル部門各1点)は、写真をタイルに焼きつける「フォトタイル」を作成し、施設内で常設展示するとともに、賞品として受賞者にも贈呈される。
 【応募作品送付・問合せ先】INAXライブミュージアム「フォトコンテスト」宛、〒479-8586愛知県常滑市奥栄町1-130、電話0569-34-8282。
 INAXライブミュージアムURL http://www1.lixil.co.jp/ilm/、デジタル部門応募ページURL https://www.smartcontest.jp/system/lixil-ilm/pc/

8月にビアパーティーを企画
全国大会の準備を進める
名古屋伝動機商組合 7月定例会を開催

 名古屋伝動機商組合(理事長=椿井基男氏・椿井精工社長)は、7月24日午後6時より名古屋市中区の東京第一ホテル錦において、定例会を実施した。
 当番幹事の中田氏(大喜産業)、松野氏(ダイドー)が今回は担当。
 定例会は、椿井理事長の挨拶から始まった。
 「昨日からとても暑くなり、体にご自愛頂きたいと思います。本日は、皆様にお集まり頂きありがとうございます。11月に全国大会が実施されることで、今期1年理事長を務めさせて頂きたいと思っております。4月から消費税の絡みもあり、それぞれの企業で違うとは思いますが、円安になったことで、輸入資材を扱っている所は石油の高騰、原材料価格の高騰で良くない状況にあり、輸出が多い大手企業ほど良い状況の様です。自社の城(企業)に力を注いで頂き、また、会にも協力をして頂けるようよろしくお願いいたします」と述べた。
 長村副理事長が、恒例のボウリング大会に変わって、今回はビアパーティーを企画したことを報告。8月29日に東京第一ホテル錦にて開催すると案内し参加を募った。
 椿井理事長が、11月12〜13日にウェスティンナゴヤキャッスルで開催する「伝動機商組合全国大会」について説明した。プログラム内容は、1部【総会】2部【講演会・古市忠夫先生】3部【懇親会】の構成で、翌日の観光スケジュールの案内と、来期予算の繰り越しについて報告した。
 次回、定例会の実施は10月を予定。全国大会の下見を兼ねてウェスティンナゴヤキャッスルで実施する方向で日時の要望等を確認した。
 最後に椿井理事長から、「今回は名古屋伝動機商組合が主催となるので、是非、11月の全国大会には皆様のご参加とご協力をお願いいたします」と呼びかけられた。以上で議事を終え定例会は終了となった。
▼講演者プロフィール
 プロゴルファー
 古市忠夫氏
 1940年生まれ、神戸出身。
 阪神・淡路大震災で被災し経営する店舗が全焼。その時、趣味であったゴルフバックが被災からのがれ、これから生きる道として一大決心をする。還暦前に史上2番目の年齢でプロテストに見事合格。これまでの変遷が物語として書籍になり映画化もされている。

『中部グランドフェア2014』
機工部門の取組方針を説明
ユアサ商事 説明会と決起大会開く

 ユアサ商事中部支社(支社長=長谷川勝照氏)の工業機械部・機電部は7月9日午後5時よりメルパルク名古屋において「中部グランドフェア2014」の説明会と決起大会を開催し、主催社、出品メーカーなど約250人が参加した。今年のグランドフェアの全社テーマは『Challenge! Smart Power & Resilience!―スマートで、強靭な「産業とくらし」を創造します―』。7月4〜5日の関東グランドフェアを皮切りに、東北、中部、九州、関西の5か所で順次行われる。中部グランドフェアは来る9月5〜6日、ポートメッセなごやを会場に主催社96社、出品メーカー328社(7月29日現在)を予定し開催される。
 説明会の冒頭、長谷川中部支社長が挨拶し、今年の中部グランドフェアの概要を説明した。
受注目標180億円来場者目標1万人
 長谷川支社長は、全社テーマのもと、今年も省エネ、省コスト、省人化をキーワードとした展示と、昨年末に国土強靭化法が制定され、それに焦点を合わせ災害等の非常時に備えた、防災、減災、備蓄を目的にしたレジリエンス商品の展示をおこなう考えを示し、具体的には、備蓄のレジリエンスとして防災備蓄倉庫など、通信のレジリエンスとしてトランシーバー、衛星電話、設備のレジリエンスとしては地震、火災、水害対策商品を展示するとした。
 会場の中央にテーマゾーンを設定し、ここでは部門の垣根を外しテーマに沿った展示をおこなう。一方、部門別では各部門で拡販が見込める商品や最新の商品を展示する。見やすい展示に心掛け、来場者に見て、触って、感じて、評価してもらえる内容にする。
 セミナーの開催も予定し、今年の中部グランドフェア特別講演では、愛知県防災局防災危機管理課主任主査の齊藤裕計氏が「愛知県の防災・減災へ向けた取り組み」をテーマに、南海トラフ地震への備えと国土強靭化計画に伴う防災・減災、BCP(事業継続計画)への取り組みについて講演するほか、部門ごとに各種セミナーを計画している。
 長谷川支社長は、今年の中部グランドフェアで来場者数1万人、受注目標180億円という目標を打ち出し、「目標達成には事前の準備が重要と考え、メーカー様、主催社様と同行PRを実施、商品勉強会の開催などをしっかり計画し実行していく所存です。幸いアベノミクス効果も出て、環境は好転しつつあります。皆様と目標を共有して、目標達成に向け力を合わせて頑張ってまいりたい。皆様方のさらなるご支援、ご協力をお願いいたします」と述べた。
団結し、ひとつのチームとなって、グランドフェアを盛り上げたい
 主催社を代表して、野崎憲昭常磐精機社長が挨拶した。(以下、挨拶要旨)
 現状、国内においては「穏やかな景況感」となっており、皆様の商いでも安定した実績が保たれているのではないでしょうか。今後も政府のいろいろな対策が進み、そして7年後に東京オリンピックが開催されることにより、これからも「活気づいた日本」となることでしょう。
 ただその先行きは「確信」ではなく「推測」であり、もしかすると「勝ち組」と「負け組」の格差がグンと広がるだけなのかもしれません。その勝ち組に残っていけるように「メーカー様・ユアサ商事様・そして我々、直需商社」が今まで以上に団結し、顧客満足度を上げる努力をしていかなければなりません。
 話は変わり、現在サッカーワールドカップが開催されております。日本は予選で破れ、世界とのレベルの違いを皆様は感じたことでしょう。団体スポーツから私達の商いに直結することは「組織力・結束力」もそうですが、「ライバルの存在」。仕事をするにあたって「ライバル」はつきものです。そのライバルを「敵」と考える思考、もしくは「目標」や「刺激」と考える思考、さまざまな考え方やとらえ方があります。
 私は10年前に創業者の父を亡くし、それまで営業一本だったせいか、このような会に参加したことがなく、当時は周りを「敵」としか見ていませんでした。そんな「敵」に私はこの10年間、可愛がられ、教育され、時には叱られたり、励まされたりを繰り返しながら育ちました。いつの日か「敵」から「同じ業界の仲間」という意識に変わり、私は多くの仲間や先輩から「マネジメント・人材育成・経理」とさまざまなことを学びました。今ではそんな「業界の仲間」も良き「ライバル」。この後の懇親会、乾杯の発声をする「大東通商・近藤社長」もまさに私にとっては「良き先輩であり、良きライバル」。彼には公私共に大変、可愛がって頂いてはおりますが、いちオーナーとして私は彼に「絶対に負けたくない」つもりで今、仕事に取り組んでおります。
 ライバルがいるからこそライバルを意識し、どうしたら近づき、そして勝つこと・超えることができるかを考える。だからこそ自身のレベルが上がり、そしてライバルに負けたくないからこそ努力を惜しまない。「切磋琢磨」という言葉がありますが欲望や闘争心や向上心を持って強く生きていきたいものです。
 皆様方、そして各会社様におかれましても「社内でのライバル・同業他社のライバル・国境を越えたライバル」多くのライバルがいるとは思いますが、そんななかでも最大のライバルは「己」ということも忘れてはいけません。
 この中部グランドフェアはまさにライバルメーカー・ライバル商社が集まる展示会でもあります。ただそこには、お客様に喜んで頂くという「目的」と目標来場者数そして受注目標といった「ふたつの目標」があり、ここにいるライバル同士、力を出し合っていかないと達成はできません。この業界、そしてユアサ商事様を盛り上げ、活気づける為にもどうか皆様方、団結し、ひとつのチームとなって当日まで頑張っていきましょう。

 このあと中部グランドフェア2014の概要と注意事項について説明があり、梅本雅彦中部工業機械部長、鍵谷毅中部機電部長より各部の詳細な取り組み内容が報告された。以上
で説明会を終え、会場を移して決起大会が開かれた。
ものづくり補助金も本格化し
絶好のタイミングでの開催に期待

 決起大会では、ユアサ商事を代表して田村博之常務取締役工業マーケティング事業本部長が「今日一番ホットな情報としまして、本日(7月9日)午後3時に、日本工作機械工業会が6月の受注速報を発表しました。やはり非常に高い水準でして、国内は429億円、海外が848億円、トータルで1277億円と、3月から4か月連続で1200億円超をしているとの発表がなされています。国内、海外とも前月比、前年同月比で大幅増となったとの発表です。機械の関係で言いますと、これから、ものづくり補助金のいよいよ発注の段階の商談もあります。あるいは、これから具現化していく商談も出てくると期待をしています。また一方、仕事量の指数でよく使われる鉱工業生産指数においても、5月は4月に比べて0・5ポイント上乗せがあったとの報道がなされています。機械商品、あるいは機電商品ともに、まだまだ良い市況であるとの判断をしているところです。そのような中で、中部グランドフェアを9月の5日、6日に開催しますが、7月から事前の販促活動を始めており、ちょうど良いタイミングになったと考えております。先週、関東グランドフェアが開催され、お陰様で今の市況を反映して、受注高、来場者の人数ともに目標をクリアーさせていただきました。この中部におきましても、関東に負けじと、中部支社はもちろんのこと、全社一丸となって目標達成に向かってまいりたい。皆さんとともに、実りの多い展示会にしたいと思っております。ご支援をよろしくお願い申し上げます」と挨拶。
 主催社を代表して近藤幹浩大東通商社長が「今朝のワールドカップ、ドイツ対ブラジル戦は、チームリーダー不在のチームの脆さをまざまざと見せつける結果になったと言わざるを得ません。本日お集まりの皆様方も、グランドフェアにおいては中心になるべき方がお揃いのことと思います。グランドフェアに向けて、精一杯の努力、そしてご健闘を祈念申し上げます。説明会で野崎常磐精機社長より、ライバルとのお話がありました。ライバルは好敵手≠ニ書きますが、他にも畏友≠ニ尊敬する友として表されることもあります。ライバルは敵ではなく、切磋琢磨し盛り上げるものではないかと思います。今後将来にわたって日本の人口が縮小する中、日本の市場が先行き芳しくないというのは間違いがないと思います。そんな中、ライバルであり、仲間である皆様方と切磋琢磨し、時には同盟を組み、連合を組んで立ち向かわなければ、我々も企業としての存続を危ぶまれる時がいずれ来るのではないかと思っています。グランドフェアも同じだと思います。9月に向けて、炭協会の皆様方、ユアサ商事様、そして我々やまずみ会が三位一体となって、切磋琢磨し仲間意識を強めながら、グランドフェアを成功させていきたい」と挨拶、同氏の音頭で乾杯した。
 アトラクションのビンゴゲームで楽しく盛り上がった後、グランドフェア成功に向けてのユアサ商事若手社員によるシュプレヒコールで士気を高め、出品メーカーを代表して和田健二タンガロイ中部支店長が中締めをおこない終了した。

静岡支店新築を記念し静岡市で
第20回元浜会を開催
村松商店 仕入先240名余りが参集

 管材、設備機器等の総合商社、村松商店(社長=村松孝一氏、本社=浜松市東区)の「第20回元浜会」が7月4日、静岡市葵区のグランディエールブケトーカイで同社の仕入先81社・240名余りを迎えて盛大に開催された。今回は、新築の静岡支店の披露も兼ねて、初めて静岡市での開催となった。
 当日は、村松社長のピアノ演奏と共に、村松尋代専務を筆頭にスタッフ一同が会場入口で客を出迎え、午後5時に開演した。
 司会進行は静岡FM放送にレギュラー番組を持つ村松専務が務め、「弊社静岡支店の新築完成に伴いまして今回、第20回元浜会をこの静岡市で行うことといたしました。20年続いております会ですが、回を重ねるたびに多くの方においでいただき、本日は240名の方に参加していただきました。日頃の皆様のご協力によって、静岡支店も新しくすることができました。社員一同感謝しております。静岡市で初めて開催することになり、地元の美味し食事とお酒を用意いたしました」と司会の挨拶。
 村松社長は、出席者に対してお礼の言葉を述べた後、「私どもの静岡支店は、47〜48年前に中古の建物を買い、4期に分けて増築してまいりましたが、今回すべてを取り払い全く新しく作り変えました。当初は空調もないところから、一つ一つ増やして、今の静岡支店となりました。これも皆様の協力があって初めて、私どもは成長できました。本社のある静岡県の西部地域と静岡支店のある中部地域は、経済力などを考えても、同じような力のある地域。静岡支店のメンバーが、人に関しても、営業に関しても、積極的にいろいろなことを考えて、本社に勝るとも劣らないような支店にしていきたい。一生懸命取り組んでまいりますので、皆様方にはいろいろご教授を願い、静岡支店が大きくなれますようにバックアップをお願いいたします。今回は過去最高の大勢の方においでいただきました。これだけたくさんの方に期待されているということを感じました。期待に応えるべく、地味ではありますが一歩一歩成長して、お付き合いをしてお互いに良かったと言えるような間柄を、今後も続けていきたいと存じます」と挨拶した。
 仕
入先を代表して挨拶に立った、天谷光郎栗本鐵工所常務執行役員東京支社長は「第20回元浜会、誠におめでとうございます。240数名の方がいらっしゃるということで、20回の会にふさわしいのではないかと思います。また先程ご案内がありましたように、新静岡支店がグランドオープンしたということで、重ねてお祝いを申し上げます。我々を取り巻く業界の中で、キーワードはいろいろあります。国土強靭化、国家戦略特区、設備投資、あるいは再開発、最近ですと森ビル、虎ノ門というキーワード。ほかにオリンピックは勿論、リニアモーターカーもあります。たくさんあるキーワードに耳を澄まして、情報収集をして、村松商店さんの今後のご商売にお力添えができればと思っております。今後の村松商店さんのご隆盛、並びに社員の皆様のご健勝と、本日ご参加の皆様方のご多幸を祈念申し上げます」と祝辞を述べた。
 乾杯の発声は橋本政昭橋本総業社長。「本日、この第20回の元浜会にお招きいただきまして、村松社長、ありがとうございます。私も何度か出させていただいておりますが、社長、専務が本当におもてなしに気を遣っておられ、社長がピアノを弾いて出迎えるというところは他にはないと思いますし、奥様の専務が自ら司会をする。そして、席の上にはたくさんお酒があります。おもてなしの凄い会だと思います。今回はいつもと違って静岡での開催ということで、先程、静岡支店を見せていただきましたが、車のディーラーさんの建物のようにロードサイドにあり、倉庫も従来のほぼ倍に増やされたということで、売上も倍増ということでいらっしゃると存じます。私どもとしましても大変期待するところでございます」と述べ、「おめでとう」と高らかに乾杯した。
 テーブルには世界遺産となった富士山と三保の松原が描かれた皿がセットされ、静岡らしいもてなしに会話も弾んだ。村松社長が日本全国から収集した稀少な焼酎、日本酒なども振る舞われ盃を重ねた。
 会場では、マグロの水揚げ量日本一の沼津港から届いた、マグロの解体ショーも行われた。
 新しくなった静岡支店の概要とメンバーが紹介された後、アトラクションとして恒例のジャンケン大会が開かれ、「魔王」や「伊佐美」といった稀少銘柄の焼酎をほぼ全員が手にし、大いに盛り上がりを見せた。また、専務のボーカルで、村松商店社員によるコーラスとダンスも披露された。
 終始和やかに歓談に興じ、吉川富雄オータケ社長の中締め、山下勉村松商店営業統括部長によるお礼の挨拶で盛況のうちにお開きとなった。

7年連続提案件数全国一を報告
新会長に辻亮一氏(辻さく社長)を選任
北陸桃友会 平成26年度(第21回)総会開催

 北陸桃友会(会長=宮重清氏・ミヤシゲ社長、ベンと販売店の集い)は、7月8日午後5時より、金沢市のANAクラウンプラザホテル金沢において「第21回総会」を開催し、全議案をいずれも承認可決した。その後懇親会を行い、互いに親睦を深めた。
 総会は、ベン金沢営業所の後藤所長が司会進行を務め、開会の辞を述べて開会された。
 出席者紹介に続いて、挨拶に臨んだ宮重会長は、出席した会員へのお礼を述べたあと、12年間務めた会長職を今回の総会をもって辞任することを告げ、感謝の意を述べた。
 引き続いて宮重会長を議長に選出して各議案の審議をおこなった。
 ▽第1号議案=平成25年度事業報告・決算報告承認の件 監査報告を会計監事の上坂泰啓氏(中島管材鋼機社長)がおこない、原案通り承認可決された。
 ▽第2号議案=役員改選の件 ベンの横沢社長が役員改選の内容を説明し、ベンの推薦により新役員(会長=辻亮一氏・辻さく社長、副会長=上坂泰啓氏・中島管材鋼機社長、会計監事=宮重清氏・ミヤシゲ社長)が承認可決され、新しく会長に選任された辻氏が今後の意気込みを述べた。
 ▽第3号議案=平成26年度事業計画案・収支予算案承認の件 原案通り承認可決された。
 ▽第4号議案=その他報告事項
 引き続いて製品開発・改良提案表彰に移り、実施表彰(1件)、採用提案(9件)、類似その他提案(70件)が発表され、7年連続提案件数全国一の偉業を達成したことが報告された。
 以上で総会を終了し、メーカーを代表してベンの横沢社長が「東日本大震災以降は震災関連商品が注目され、安心・安全を基調とした商品開発に取り組んで参りました。中でも機械式緊急遮断弁は弊社独自の構造であり、急成長している商品です。今年度は小型の機械式緊急遮断弁も発売しましたので、より一層認知されるものと期待します」と述べた。
 引き続いて鈴木部長がメーカー資料の説明をし、次いで後藤所長より商品紹介(機械式緊急遮断弁、ドレン回収機、バイパス付水用減圧弁、桃太郎Uシリーズ、ストレート形ストレーナ)がおこなわれた。
 懇親会は辻新会長の乾杯音頭で開宴、終始和やかに懇談に興じ、上坂新副会長の中締めで閉宴した。

新開発『入浴サポート浴槽』を搭載した
『介護ユニットバスシリーズ』
TOTO 8月18日新発売

 TOTO(社長=喜多村円氏、本社=福岡県北九州市小倉北区)は、サービス付き高齢者向け住宅の共用部や高齢者施設向けに、浴室でのさまざまな介助をサポートする新開発の「入浴サポート浴槽」を搭載した『介護ユニットバスシリーズ』を8月18日に新発売する。
 近年、プライバシー保護や感染症予防のため、個室で一人ずつ入浴する「個別入浴」が望まれるようになり、同社はこれまで個別に提案してきた浴室まわりの介護サポート関連商品の開発ノウハウを生かし、浴室全体で介助負荷を低減できるシリーズを開発した。
 新開発の「入浴サポート浴槽」は、3方向握れるリムで浴槽の出入りや立ち上がりをサポートし、浴槽床面と床の段差がない設計。
 入浴動作に適切な位置に手すりを設置して安全に配慮したほか、床(カラリ床)は水滴を表面の溝に引き込み、すべりの原因となる水膜ができにくい構造のため乾きやすく、滑りにくくなっている。
 トランスファーボード、スピード排水トラップも搭載し、排水は同社従来品と比べて排水時間を約30%短縮できるようになった。
 【参考価格】▽「2020サイズ」=209万5千200円▽「1620サイズ」=190万800円(いずれも税込・組立費別途)。
『ユニットバスルーム』誕生50周年
 TOTOが開発した、『ユニットバスルーム』が今年9月1日に誕生50周年を迎える。
 1964年の東京オリンピック開催にあたり、日本初の超高層ホテル「ホテルニューオータニ」で短期間に大量の浴室を納入するため、1963年に業界初の『ユニットバスルーム工法』を開発。1966年、マンションやアパートなどの集合住宅用ユニットバスルームを発売し、1977年、戸建用のユニットバスルームを発売した。
 その後、マンションの取換え需要を見据えたマンションリモデルバスルームを発売。業界初の「カラリ床」や「魔法びん浴槽」など、客の要望に応えた商品を発売し続けている。
 また、最新のユニットバスルームでは、「カラリ床」は「ほっカラリ床」に進化させ、「エアインシャワー」を標準搭載。常に客の使い勝手と心地よさの追求を行い、短納期、防水性、軽量化の開発により、ユニットバスルーム累計出荷台数は約860万台となった(2014年3月時点)。
 同社では、今後も水まわりの総合メーカーとして、さらなる快適性を追求し進化していくとしている。

平成26年度機械工業生産額見通し調査
1.3%増の69兆1722億円
日本機械工業連合会 2年連続の増加見込み

 日本機械工業連合会は7月24日、平成26年度機械工業生産額見通し調査の結果を発表した。この調査は、平成25年度の生産額および輸出額の実績と平成26年度の生産額の見通しに関し、機械関係の各機種別工業会48団体に対しアンケートにより本年6月時点での回答を求めとりまとめたもの。これによると、日本の機械工業は緩やかな回復基調にあり、平成26年度の機械工業生産額は前年度比1・3%増の69兆1722億円と2年連続の増加になる見通し。
 同会が発表した概況は次のとおり(一部抜粋)。
平成25年度の
生産動

 日本の機械工業は、緩やかな回復基調を辿った。国内では電力料金の高値安定、生産の海外シフト、原油高等の悪材料、海外では米国の景気は底堅かったものの、欧州の景気回復は緩慢で、中国の景気失速への不安も抱え続けた。しかしながら、平成24年度下期に落ち込んだ生産活動は、円安による価格競争力の回復、企業収益の改善による設備投資需要、大胆な金融緩和政策による効果や消費税増税前の駆け込み需要等により持ち直しの動きを見せた。
 こうした中で平成25年度の機械工業生産額は前年度比3・9%増の68兆3067億円となった。
平成26年度の
生産動向

 日本の機械工業は、緩やかな回復基調にある。平成25年度下期にあった消費税率引き上げ前の駆け込み需要の反動減により、上期は弱含むと見られるが、下期にかけては企業収益の改善や為替の安定、大胆な金融緩和政策や設備投資減税による効果により、持ち直しの動きが期待できる。しかしながら、引き続き国内では電力料金の高値安定、生産の海外シフト、原油高等の悪材料を抱えている。また、海外でも米国の景気は底堅いと見られるが、欧州の景気回復は緩やかで、中国をはじめとする新興国の景気減速への不安は依然としてある。
 こうした中で平成26年度の機械工業生産額は前年度比1・3%増の69兆1722億円となる見通しである。
 機械工業の主な動向は次のとおりである。
一般機械
 一般機械の生産額は、前年度比(以下同様)3・7%増の13兆6766億円となる見通しである。
 機種別にみると、ボイラー・原動機は、ボイラー・タービンが外需の伸びを期待、はん用内燃機関も生産拠点の海外シフトは継続するものの、ディーゼル機関の伸びが期待され、全体で3・9%増。土木建設機械は、国内が一部の機種に反動減はあるものの、輸出は引き続き堅調に推移すると見込まれ、1・9%増。
 油空圧機器は、油圧機器が米国や欧州への輸出が期待でき、空気圧機器は内需が引き続き復旧・復興需要の期待ができることから、3・1%増。
 ロボットは、輸出の回復と国内の生産性向上設備投資促進税制の施行により、設備投資の活性化が見込まれ、13・2%増。動力伝導装置は、スチールチェーンが下期の伸びに兆しが表われ、変速機も増加が見込まれ、全体で3・5%増。
 金属工作機械は、国内が政策効果による需要の回復、海外は欧米が引き続き堅調に推移し、中国やタイ等のアジア地域でも回復が見込まれ、23・3%増。第二次金属加工機械は、液圧プレスや機械プレス等の増加が見込まれ、8・5%増。食料品加工機械は、長く手控え状態にあった設備投資が期待され、1・2%増。
 冷凍機・同応用装置は、引き続き冷凍機、冷凍機応用製品等で高い水準の需要が見込まれるものの、前年度の反動減もあり、全体で2・2%減。半導体製造装置及びFPD製造装置は、FPD製造装置が中国での新規ライン立ち上げが計画・実施され、高精細・中小型パネル用の投資も継続されるが高水準だった前年度の反動減があるものの、半導体製造装置はファウンドリや大手ロジックメーカーの底堅い微細化投資に期待でき、3・7%増加する見通しである。
●電気機械
 電気機械の生産額は、前年度比(以下同様)1・7%増の6兆8874億円となる見通しである。
 機種別にみると、回転電気機械・静止電気機械器具・開閉制御装置は、省エネルギーを進める機運の継続とともに、生産性向上設備投資促進税制の後押しも期待され、3・6%増。民生用電気機械は、消費税率引き上げ前の駆け込み需要の反動減が予想されるが、消費者の省エネルギー・節電意識の高まりによる省エネルギー製品への関心は継続し、下期は消費マインドの回復がみられるものの、引き続き、グローバル展開に伴い海外生産シフトが進むとみられ、6・7%減。電球は、引き続き生産拠点の海外化や電球形LEDランプの普及の影響を受け、一般照明用電球、電球形蛍光ランプが減少すると見込まれ、4・9%減。電気計測器は、工業用計測制御機器、環境計測器が増加するものの、電気計器、電気測定器、放射線計測器は減少し、全体では0・2%減少する見通しである。
●情報通信機械
 情報通信機械の生産額は、前年度比(以下同様)3・5%増の3兆7642億円となる見通しである。
 機種別にみると、民生用電子機器は、薄型テレビに買い換え需要が見込め増加、デジタルカメラは引き続きコンパクトタイプで多機能携帯電話の影響を受け減少、カーナビゲーションシステムは上期に消費税増税前の自動車需要増による増加もあり、全体では1・9%増。通信機器は、有線通信機器が引き続き通信トラフィック増加に対応した需要は見込めるが、海外メーカーとの価格競争や海外生産シフトが進み、ネットワークのデジタル化による需要減も見込まれ、無線通信機器は多機能携帯電話の需要が一巡し減少が見込まれるものの、基地局の増加もあり、通信機器全体では0・6%増。電子計算機及び関連装置は、パソコンが旧OSサポート終了によるリプレース需要が残っていることに加え、IT投資の拡大によるリプレース需要の増加も期待でき、全体で8・6%増加する見通しである。
●電子部品・デバイス
 電
子部品・デバイスの生産額は、前年度比(以下同様)9・5%増の7兆4242億円となる見通しである。
 電子部品は抵抗器やセラミックコンデンサが為替の改善を背景に海外の多機能携帯電話や自動車向けの増加、半導体は太陽電池セルやLEDの需要拡大が見込める半導体素子やメモリが好調な集積回路で増加、電子デバイスは液晶デバイスが多機能携帯電話やタブレット型パソコン向けが高精細を中心に伸びが見込め、薄型テレビ用の大型ディスプレイデバイスも需要増が見込まれることから、電子部品は5・9%増加、電子デバイスは11・4%増加する見通しである。
●輸送機械
 輸送機械の生産額は、前年度比(以下同様)2・2%減の30兆2737億円となる見通しである。
 機種別にみると、自動車は、市場が堅調な米国向けや回復基調の欧州向け輸出の増加が期待されるものの、国内販売においては、前年度に発生した駆け込み需要の反動減と、消費税率引き上げによる消費マインドの低下が懸念され、自動車全体では2・0%減。自動車部品は、自動車市場で消費税率引き上げによる悪影響と前年度の駆け込み需要の反動減が懸念され、その影響は部品の生産にもあると見込み、5・0%減。産業車両は、輸出の海外生産へのシフトの動きも一段落し、国内向けも設備投資の回復から堅調に推移すると見込まれ、全体では3・1%増。鋼船は、手持ち工事の増加により、操業の緩やかな回復が見込まれ、2・3%増。航空機は、機体、装備品が減少するものの、発動機、機体部品、発動機部品が増加し、全体で1・4%増加する見通しである。
●精密機械
 精密機械の生産額は、前年度比(以下同様)3・9%増の1兆3685億円となる見通しである。
 機種別にみると、計測機器は、計量機器が生産性向上設備投資促進税制による設備投資の増加を見込み、分析機器は国内が堅調、輸出も為替の影響によりさらなる伸びを見込み、光学測定機は米国、欧州向けで増加を見込み、測量機器は国内が復興需要や景気拡大、輸出は為替の影響や米国の堅調、欧州の景気回復を見込むことから、全体で5・5%増。光学機械は、写真機が2・7%増、望遠鏡・顕微鏡が附属品の増加と東南アジアでの伸びを見込み5・1%増、カメラの交換レンズ・付属品が1・6%減、光学機械全体では0・4%増加する見通しである。
●金属製品
 金属製品の生産額は、前年度比(以下同様)3・8%増の2兆8384億円となる見通しである。
 機種別にみると、鉄構物・架線金物は、2・9%増。ばねは、自動車の生産減を見込み、2・7%減。機械工具は、超硬工具が引き続き輸出が北米向けで好調が見込まれ21・0%増、ダイヤモンド工具が情報通信機械向け等が堅調に推移すると見込まれ3・1%増、機械工具全体では14・8%増。バルブ・コック・鉄管継手は、為替の影響や米国向けの堅調が見込まれ、4・7%増加する見通しである。
●鋳鍛造品
 鋳鍛造品の生産額は、前年度比(以下同様)0・9%増の2兆6087億円となる見通しである。
 機種別にみると、粉末冶金製品は、3・0%減。鍛工品は、自動車、産業機械、建設機械向けがいずれも増加し、2・0%増。銑鉄鋳物は、横ばい。可鍛鋳鉄・精密鋳造品は、5・0%増。非鉄金属鋳物は、0・7%増。ダイカストは、2・5%増加する見通しである。

ヤマザキマザック
高速・高精度 立形タレット旋盤
『MEGATURN SMART シリーズ』誕生

 ヤマザキマザック(社長=山崎智久氏、本社=愛知県大口町)は、高速・高精度な立形タレット旋盤MEGATURN SMARTシリーズを発表し販売を開始した。ラインアップは、旋削機のMEGATURN SMART500、600と回転工具主軸(ミル主軸)付きの500M、600Mの4機種に、各々機種の左右対称機MEGATURN SMART500S、600S、500MS、600MS計4機種を加え、計8機種。
 同シリーズは、高生産性、高精度を追求し、同型クラスで最速の主軸回転数と早送り速度を誇る。高剛性ビルトイン主軸搭載により、ベルト駆動タイプの主軸と比較し、高速・高精度に加工できるという。さらには、インテリジェント機能やローラガイド採用により、安定した加工精度を実現。また、コラムがベッド上を移動する(クロスレールが無い)機械構造を採用しているため、コンパクトで大きな加工エリアを確保している。
 マザック独自の自動ツール交換装置(オプション)により、工具収納本数の悩みを解決するだけでなく、タレット旋盤で問題となる工具と加工物の干渉を回避するなど、タレット旋盤の高速性と自動ツール交換装置による柔軟性・汎用性を両立させた革新的な立形タレット旋盤であるとしている。
 標準機と左右対称機との組み合わせにより、横並び配置、L字配置、対向配置など多彩な機械配置が可能で、作業効率の向上と省スペースをもたらす。また、人間工学(エルゴノミクス)を重視した操作性・保守性に優れたデザインと、使う立場を重視した使い易さ抜群のCNC装置MAZATROL SMARTを搭載。自動車や建設機械などの部品加工に適した製品である。
【MEGATURN SMARTシリーズの特徴】
 1、高生産性
 (1)高速・高出力・高剛性のビルトインモータ主軸を搭載…主軸は高加減速、低振動に定評のあるビルトインモータ主軸を搭載し、重量ワークの加工にも対応。
 (2)クラス最速の早送り速度…クラス最速のX、Z軸30m/minの早送り速度を実現。
 (3)工程集約を可能とする回転工具主軸(500M、500MS、600M、600MS)…高出力7・5kw(10HP)の回転工具主軸(ミル軸)により工程集約が可能。
 (4)大きな加工エリア…コラムがベッド上を移動する(クロスレールが無い)機械構造により、工具と加工物との干渉が少なく大きな加工エリアを確保。
 (5)マザック独自の「自動ツール交換装置」(オプション)…ボーリングツールなどは、専用のATCマガジンから必要時にタレットの専用ホルダーへ自動交換するため、工具干渉を無くし、工具本数をフルに取り付けることができることから段取り工数を大幅に削減。
 2、高精度
 (1)高精度C軸割り出し(500M、500MS、600M、600MS)…高精度なC軸割り出しが可能。さらにはC軸によるコンタリング加工が可能。
 (2)熱変位制御機能「インテリジェントサーマルシールド」を標準装備…機械から発生する熱や環境温度変化の影響による加工寸法誤差の補正を機械自身が適正かつ自動的に行うインテリジェント機能により、安定して継続的に高精度を維持。
 3、作業効率と省フロアスペース
 (1)左右対称機との組み合わせなど多彩な機械配置により作業効率向上と省スペース…左右対称機と組み合わせて、横並び配置、L字配置、対向配置など多彩な機械配置バリエーションにより、作業効率の向上と省スペース。
 4、操作性と保守性
 (1)人間工学(エルゴノミクス)に基いた操作性と保守性を重視したデザイン…視認性の良い大型窓、日常点検を容易にするバルブや潤滑装置などの集中配置、チャックやタレットへの良好な接近性、切屑の排出に優れたカバー形状とカバークーラント、旋回式CNC操作パネル、インテリジェントメンテナンスサポートなど。
 (2)使う立場を重視した使い易さ抜群のCNC装置MAZATROL SMART…@他社機に比べ1/4の時間でプログラム作成(対EIA NC装置搭載機)Aすぐ画面移動ができ、データ入力時間を短縮できる「SMARTモード」を標準装備。
【主な仕様】
 《500、500S、500M、500MS》
 チャックサイズ=12、15、18インチ▽最大加工径=φ500mm▽早送り速度=X、Z軸30m/min▽ビルトイン主軸(40%ED)=3000rpm、26kw(35HP)▽回転工具主軸(10%ED)※500M、500MS=4000rpm、7・5kw(10HP)▽取付工具本数=12▽所要床面の大きさ=1850×2370mm
 《600、600S、600M、600MS》
 チャックサイズ=18、21、24インチ▽最大加工径=φ600mm▽早送り速度=X、Z軸30m/min▽ビルトイン主軸(40%ED)=2200rpm、30kw(40HP)▽回転工具主軸(10%ED)※600M、600MS=4000rpm、7・5kw(10HP)▽取付工具本数=12▽所要床面の大きさ=1850×2370mm
【販売目標台数】
 12台/月
【販売価格】
 MEGATURN SMART500、500S…2050万円(税別)▽MEGATURN SMART500M、500MS…2440万円(税別)▽MEGATURN SMART600、600S…2180万円(税別)▽MEGATURN SMART600M、600MS…2600万円(税別)
【販売開始時期】
 発表と同時に販売開始
最新の世界統一基準で充実図る
「西日本テクノロジーセンタ」

ヤマザキマザック 高機能機器の導入など施設強化
 ヤマザキマザックは、国内外にテクノロジーセンタ38ケ所とテクニカルセンタ41ケ所の計79ケ所のサポート拠点を設け、ユーザーに身近な場所で最適な生産ソリューションと迅速なアフターサービスを提供している。
 同社は、西日本地区の中核サポート拠点として1988年にオープンした「西日本テクノロジーセンタ」を、最新のマザックテクノロジーセンタ世界統一基準に従って、より高度・高品位な加工アプリケーション提案のためのショールームフロア基礎の強化、プレゼンルームへの高機能機器導入などを行った。これにより、ユーザーへの最適なテクノロジーソリューションと迅速なアフターサービスの提供などサポート体制をさらに充実させた。
 テクノロジーセンタは、単に機械を展示する従来の展示場とは異なり、ユーザーの身近な場所で最適なテクノロジーソリューションや迅速なアフターサービスを提供する施設。マザックでは、全世界のテクノロジーセンタにおいて、施設内容、教育体制など統一した基準を採用している。
 たとえば、ショールームの装飾、機械の展示方法、加工アプリケーションなどから、技術支援、各種トレーニング、アフターサービスなどに至るまで、全世界で統一した設備とサポート内容を展開することで、ユーザーに満足してもらえるサポートの提供を目指している。
 西日本テクノロジーセンタは、1988年のオープンから26年を経過しており、今回、より高度・高品位な加工アプリケーションを提案するためのショールームフロア基礎の強化やプレゼンルームの高機能機器の導入など、最新のマザックテクノロジーセンタ世界統一基準に従って充実を図った。
【西日本テクノロジーセンタの概要】
▽所在地=大阪府東大阪市新庄西3-24 
▽TEL=06-6745-1251
▽FAX=06-6754-1252
▽敷地面積=1140u(345坪)
▽延床面積=1396u(423坪)
▽展示機種=計9台
 @省スペース・高生産CNC旋盤 QUICK TURN PRIMOS 100S
 AハイパフォーマンスCNC旋盤 QUICK TURN SMART 200ML
 Bバー材加工に特化したコンパクト複合加工機 INTEGREXi-100 BARTAC-S
 C1チャッキング全加工 マルチタスキングマシン INTEGREX i-200
 Dより身近な複合加工機 INTEGREX j-200
 E新世代世界標準機 立形マシニングセンタ VERTICAL CENTER SMART 430A LH
 F薄物・長物ワークの高精度・高能率加工を実現 FJV 5 Face-35/60U
 G同時5軸加工・高精度多面加工マシニングセンタ VARIAXIS i-600
 H高速・高精度CO2レーザ加工機 SUPER TURBO-X 3015

『手軽に使えて、高精度』な
手動コレットチャック
ユキワ精工 3シリーズ発売

 ユキワ精工(社長=酒巻和男氏、本社=新潟県小千谷市)は、『手軽に使えて、高精度』の手動コレットチャックとして、外径把握用のAシリーズ、内径把握用シングルテーパ型のBSシリーズ、内径把握用ダブルテーパ型のBDシリーズの3シリーズを発売した。
 コレットチャックは、工作機械や搬送機に組み込まれ、ワークを固定するために使用される。コレットとユニットで構成され、ユニットに組み込まれたコレットが開閉することで、ワークの着脱と固定を行う。
 今回発売された手動コレットチャックの特長は、簡単に使える手締め式。手締めでコレットのチャック・アンチャックを行うので、コレットを駆動させるためのシリンダ等の複雑な機構が不要。フランジタイプなので取り付けが簡単で、購入後、すぐに使用できる。
 また、コレットの振れ精度が5μmと高精度なため、切削だけでなく、研削でも安定した加工が可能。さらに標準在庫品なので、短納期対応が可能となっている。
 同社は、コレットチャックメーカーとして50年以上にわたり、コレットチャックの製造を行っており、安定した精度、スプリング性、耐久性など、他社の追従を許さない高い品質で、多くのユーザーから高い信頼を得ている。
 問合せは、最寄の営業所または本社営業課TEL0258-81-1111.

最先端技術を搭載した新機種が登場!
業務用バッテリー型搭乗式床洗浄機
ケルヒャージャパン「BR 90/150  R Bp DOSE」発売

 清掃機器の最大手メーカー、ドイツ・ケルヒャー社の日本法人、ケルヒャージャパン(社長=佐藤八郎氏、本社=宮城県黒川郡大)は、同社独自のエコモードや、搭乗式床洗浄機で初となる鍵管理システム(KIK)など最先端技術を搭載した業務用バッテリー型搭乗式床洗浄機「BR 90/150 R Bp DOSE」を8月18日より発売する。 
 「BR 90/150 R Bp DOSE」は、日常洗浄時は電力消費を抑えて稼働時間を約20%延ばす同社独自のエコモードや、搭乗式床洗浄機では初めて2種類の鍵で管理者と作業者の権限を明確に分けて事故を防ぐ、鍵管理システム(KIK)を搭載した搭乗式床洗浄機。
 ワンタッチ給水機能で給水が簡単にでき、ワンダイヤルによるシンプルな操作で作業者を選ばない。また、前輪駆動で小回りが利くため、狭い場所での移動や作業がスムーズに行える。人間工学に基づいたシートにより、長時間の作業も疲れにくく、大容量150Lのタンクにより、広範囲の洗浄作業も効率的に行うことが可能。 
 小石や小さな木片などの多少のゴミをそのまま回収できる、プレスイープ機能を搭載し、床洗浄前には必須だった掃き掃除による事前の下処理が不要になり、作業をより簡素化できる。 
 主な清掃シーンとしては工場や倉庫、ショッピングモール、スタジアム・イベントホールなどの主要通路や保管場所など、広範囲な床洗浄を想定している。
 バッテリーの充電器の電源は100Vもしくは200Vより選ぶことができる。また同機種のほかに、作業環境に合わせ、ブラシヘッド(清掃幅やブラシのタイプ)の異なる機種も用意している。
 【主な商品特長】
 @ケルヒャー独自のエコモードを搭載…同社独自のエコモードで、日常洗浄時には電力消費を抑え、必要なエネルギーのみを使用する事によって稼働時間を約2割延長することが可能。同時に騒音値を低減。
 A鍵管理システム(KIK)を搭載…同社独自の鍵管理システム(KIK)を搭乗式床洗浄機に初搭載。2種類の鍵で、管理者と作業者の権限を明確に分けることが可能。誤作動やスピード超過による事故防止に加え、洗剤使用量などのコスト削減にも貢献。  
 Bユーザーフレンドリー…同社独自のワンタッチ給水機能で、水道ホースを清水タンクにワンタッチのカップリングで接続できるので、作業者がそばにいなくても水があふれることがない。ワンダイヤルによるシンプル操作、洗浄剤の自動希釈システムなど無駄を省く機能も搭載。前輪駆動により小回りが利き、作業現場での移動や洗浄をスムーズに行える。
 Cメンテナンス性…工具を使わずにブラシやスクイジーの脱着・交換ができるので作業後のブラシ・スクイジー洗浄が簡単にできる。
 Dプレスイープ機能搭載…小石や小さな木片など、多少のゴミをそのまま回収できるので、事前の掃き掃除をする手間が省ける。

過去最高の328社が出展
「中部グランドフェア2014」記者発表

 ユアサ商事中部支社(支社長=長谷川勝照氏、所在地=名古屋市名東区)は、7月29日午前11時より同支社3階の会議室において、9月5〜6日の2日間にわたって開催される、中部『産業とくらしのグランドフェア2014』の記者発表をおこなった。
 長谷川支社長は、今回の展示会の概要を説明する中で、中部地域を取り巻く環境は総じて改善傾向にあり、これを背景に7月29日現在,出品メーカーの数が過去最高の328社、展示小間数も過去最高だった前回を上回る見込み(会場のキャパシティの問題があり現在調整中)であり、主催社は96社(バス主催社も含む)となったことを報告した。
 今年のグランドフェアはキャンペーンテーマ“Challenge! Smart Power & Resilience! ―スマートで、強靭な「産業とくらし」を創造します―”と題して、「スマート(賢い)分野」と「レジリエンス(国土強靭化)分野」への対応に注力し、これらの提案を具現化したテーマゾーンを中心に出展各社の最新鋭機器を揃え、展示する。
 会場中央部にテーマゾーンを設置し、「レジリエンスゾーン」「スマートゾーン」「ソリューションゾーン」を設け、各シーンに合わせた展示をおこなう。従来のインカムツアーに代わり、テーマゾーン内に設置されたチェックポイントを巡り、選択式のクイズに回答するクイズラリーを開催するとしている。
 また、5日の午前11時からは「愛知県の防災・減災へ向けた取り組み」の特別講演が実施される。
 【中部『産業とくらしのグランドフェア2014』概要】
▼会期=2014年9月5日(金)〜6日(土)、5日は10時〜17時、6日は9時30分〜16時30分
▼会場=ポートメッセなごや第3展示館
▼キャンペーンテーマ=Challenge! Smart Power & Resilience! ―スマートで、強靭な「産業とくらし」を創造します―
▼主催=中部ユアサやまずみ会
▼協賛=ユアサ炭協会
▼後援=ユアサ商事
▼受注金額目標=180億円
▼来場者数目標=1万人
▼主催社(バス主催社含む)数=96社(7月29日現在)、バス主催社31社含む
▼出品メーカー数=328社(7月29日現在)


2014年8月17日(日) 2536
第30回管工機材・設備総合展
過去最大の169社・287小間で開催
愛知県管工機材商協組 出品者説明会を開く

 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=小川信氏・山信社長)は10月9〜11日の3日間、名古屋市中小企業振興会館(吹上ホール・第1ファッション展示場)で「第30回管工機材・設備総合展」を開催する。開催を約2か月後に控え、今月6日の午後2時より会館7階のメインホールにおいて「出品者説明会」が開かれた。説明会では、展示会場として従来の吹上ホールに加え、隣接する第1ファッション展示場(会館2階)も使用し過去最大となる169社・287小間の出展が確定したと報告され、展示会に万全を期すことを申し合わせた。
 出品者説明会には出品メーカーと組合の三役、展示会実行委員らが出席。
 小川誉之実行副委員長(小川管商社長)の司会で進行され、冒頭、小川理事長が挨拶で「来場に関してはプロの方(配管・施工業者など)に来ていただけるようにPRをしております。その結果、引き合い、受注につながっていくことが出品していただいた皆様への最大の御礼になると思っております」と述べ、出品各社とともに素晴らしい展示会にしたいと話した。
 三役、実行委員の紹介に続いて、峰澤彰宏実行委員長(峰澤鋼機社長)が「第30回の節目の開催となり、過去最大の169社・287小間のお申し込みをいただきまして感謝いたします。展示会開催まで64日です。展示会の成功に向けて、実行委員はじめ組合をあげて鋭意努力してまいりますので、どうぞ引き続きご支援、ご協力を賜りたいと存じます」と挨拶し、小間割発表と会場内広告協賛についての案内をした後、出品者マニュアルに沿って諸説明を行った。
 今回の展示会で大きく変わった点は、会場のレイアウト。展示会場が吹上ホールと第1ファッション展示場の2か所となり、受付を2階の第1ファッション展示場に設置することで、第1ファッション展示場から連絡階段を使って吹上ホールへと来場者の流れをつくるワンウェイ方式とした。
 また、食券については、従来組合事務局で取り扱っていたが、今展示会では組合は関与せず、「レストラン吹上」に直接申し込んでもらうよう変更した。後日、各社にレストランから請求される。
 その他、小間割表を展示会専用サイトhttp://www.kanzaiten-aichi.net/2014/からダウンロードできるようにした。また、出品者証については、この日配布されたものを各社で必要枚数だけコピーして使用してもらうこととした。
 この後、出品に関しての展示物搬入・搬出、警備などについて各担当業者より詳細にわたって説明がなされた。
出品者一覧
会場別 50音順
吹上ホール

 アカギ、アサダ、旭有機材工業、アズビル金門、アソー、アロン化成、いけうち、伊勢屋金網工業、因幡電機産業、イノック、エーアンドエーマテリアル、SFA Japan、SMC、荏原製作所、オーエヌ工業、オーケーエム、オンダ製作所、ガードロック、カクダイ、兼工業、川西水道機器、川本製作所、カントー、キッツグループ、キトー、クボタシーアイ、倉敷化工、グローベン、群協製作所、KVK、コンチネンタルシルマー、サカエ、三栄水栓製作所、三協、三相電機、三立機器、シーケー金属/サンエツ金属、CKD、システムズナカシマ、昭和コーポレーション、昭和電機、昭和電工建材、昭和バルブ製作所、スイデン、水道機工、スーパーツール、スギヤス、積水化学工業、ソエダ、大成技研、大成機工、DAITO販売、ダイドレ、タカラスタンダード、タキロン、タブチ、中日技研工業、中部コーポレーション、鶴見製作所、THK、TMEHジャパン、テクノフレックス、テラモト、テラル、土井工業、東亜高級バルブ継手製造、TOZEN、TOTO、東浜商事、トーヨーコーケン、巴バルブ、トヨックス、名古屋市上下水道局、名古屋水栓バルブ工業協同組合、名古屋バルブ工業、南国フレキ工業、日栄インテック、ニッコー、ニッチ、日本アルシス、日本バルブ工業会、日本プラスチック工業、ノーリツ、長谷川工業、パナソニックエコソリューションズ社、日立金属/日立バルブ、日立産機システム、フジキン、フネンアクロス、ブリヂストン加工品西日本、フルタ電機、プレパイ工業、ベン、ホーコス、マイセック、前澤化成工業、前澤給装工業、前田バルブ工業、マルヤス機械、水生活製作所、未来工業、森松工業、大和バルブ、UACJ銅管販売、ヨシタケ、LIXIL、リケン、リビラック、リンナイ、レッキス工業、ワシノ機器
第1ファッション展示場
 アイエス工業所、愛知時計電機、アキレス、浅野金属工業、アスコット、イノアック住環境、エア・ウォーター・マッハ、FMバルブ製作所、MIEテクノ、MCCコーポレーション、エンジニア、エンヨー/エコプラン/リンテック/フマキラー、尾川パイプ、カールストルツ・エンドスコピー・ジャパン、カンキョウエンジニアリング、クリナップ、小島製作所/シーシーアイ、コスモ・ソフト、児玉工業、嵯峨電機工業、三興製作所、山王工業、三和ハイドロテック、JFE継手、SIGNET、静岡製機、下田エコテック、ショーボンドカップリング、ゼンシン、セントラルコンベヤー、ダイキン工業電子システム事業部、ツツイ、帝国金属、長野計器、ナゴヤ、ナンシン、西日本高速道路エンジニアリング関西、日東工器、日邦バルブ、日本ヴィクトリック、日本ヘルメチックス、ニューレジストン、ハタヤリミテッド、バルコム、東尾メック、菱小、藤井高圧工業、フジトク、古林工業、ベンカン・ジャパン、ミツトヨ、三菱樹脂インフラテック、ミヤコ、ミヤワキ、山本計器製造、ユーシー産業、ユニテック、吉年

鋳鋼、主力の落ち込み続き4か月連続減
鍛鋼は本格的な回復基調へ
日本鋳鍛鋼会 6月の鋳鋼・鍛鋼生産実績

 日本鋳鍛鋼会が8月1日に発表した、鋳鋼(全国76工場)、鍛鋼(同19工場)の平成26年6月分の生産実績は、鋳鋼が前年同月比8・4%減の1万4481トンとなり、4か月連続して前年を下回った。鍛鋼は同7・7%増の5万6656トンとなり、11か月連続で前年を上回った。鋳鋼・鍛鋼で回復に大きく差がついている。
 前月比は鋳鋼11・6%、鍛鋼2・7%それぞれ増加した。
 また、26年度第1四半期の生産実績は、前年同期比で鋳鋼8・9%減、鍛鋼10・7%増となった。
 同会によると、鋳鋼の生産は、主力の土木建設・鉱山機械向けの落ち込みが回復しておらず、建機関連は前年同期比で2〜3割減が続いており、本格的な回復が待たれるとしている。船舶向けについては底打ちを見せ安定しており、破砕機・摩砕機・選別機向けも堅調に推移。ロール向けも粗鋼生産好調で増加しているが下支えには至らなかった。
 鍛鋼については、自動車向けが依然として好調な中、船舶向けの安定、ロールや型用鋼、発電用機器も堅調に推移している。主力機種のすべてが前年同期を上回っており、鍛鋼全体として、本格的な回復基調に入ったとの見方を示した。

賞与や会議について情報交換
名機工同友会 6月例会を開催

 名機工同友会(会長=田中知之氏・ミユキ商會社長)は6月23日午後6時30分より、名古屋市中区の東京第一ホテル錦において6月例会を開催した。
 冒頭、田中会長が「私どものユーザーさんは設備投資など色々なことをやっておられますが、やはり国内生産が始まってきたと感じています。ある方が8月過ぎになると多少動きが出てくるのではないかと仰っていました。昔はある程度、先を見ることができましたが、今の株などを見てもマネーゲームで、どのような動きになるかは分かりません。皆様方の会社も色々とお忙しいことと思いますが、暑くなりますので健康に気を付けて頑張っていただければと存じます」と挨拶した。
 各部報告では新規事業部の吉野部長(吉野機械工具社長)が、共同購入品のルピナスの販売状況について、4〜5月の販売が2〜3月の消費税増税前の駆け込み需要の反動で低迷していたが、6月も引き続き低調であると報告、以前販売していた商品の情報を今後発信していきたいと述べた。
 50周年記念誌については、徳永実行委員長(徳光社長)より今後の編集委員会の予定が説明され、編集に際しての協力が呼びかけられた。
 情報交換は、夏の賞与、営業会議などをテーマに行われた。
 @夏の賞与について
 ここ数年いろいろな意味で安定しており、予定通りの額を支給しているところが多い。個人の差については、決算賞与で調整しているとの声が多数聞かれた。
 A営業会議について
 営業会議は、月に1回、または週に1回程度開くところが多く、中には、行わないというところもあった。営業だけでなく全社で行う会議を重視しているとの声も数社から出ていた。
 B営業マンの出発時刻について
 その日によりまちまちという声もあったが、概ね朝は9〜10時に出発して昼ごろに一旦帰社し、その後、午後1〜2時に再度出掛け、1日14〜15件の訪問が平均的。
 C営業日報について
 日報は、ペーパーレス化し営業マンが共有ファイルとして見られるようにしているところや、今後その方向にしていくというところが多数あった。中には、あえて手書きにしているところや、基本的にはないとの回答もあった。
 D配送について
 配送は、基本的に配送のみを行い、客先に時間通りに正確に届けることが仕事であると考えているとの話が多かった。営業マンが配送を兼ねているので営業もしてくるというところもあった。
 Eその他
 ―紙ごみが非常に多く、その対応策を教えていただきたい―
 紙ごみは、裏紙として使った後、一般の燃えるごみとして出している。重要なものはシュレッダー処理をして廃棄をしている。

3月に第2回中部機械加工システム展
飯野氏(SMC)を会長に再選
中部ジーネット会 平成26年度総会を開催

 中部ジーネット会(会長=飯野敏彦氏・SMC中部ブロックリーダー、ジーネット名古屋支社の主力メーカーで構成)は、7月11日午後4時より愛知県犬山市の名鉄犬山ホテルで会員71社が出席して、平成26年度総会を開いた。
 最初に飯野会長より、総会出席のお礼と、中部の主力産業である自動車業界の現状や今後の動向を含めた挨拶があった。
 次いで古里龍平ジーネット社長が挨拶し、2014年3月期決算について報告。今年度の方針を語る中で「ユーザーが求める本質的な価値を提供することが、我々機械工具卸の役割と考えています。エンドユーザーのニーズを考え、色々な局面、ジャンルでの機能強化をし、付加価値を提供していく。通信販売のように一つの機能でこれからも成長し続けることは、我々卸売商社では考えられない。そのために我々は、基礎の基礎である人の教育を含めて、すべての分野で基礎体力を高め筋肉質な体質に変えていく。提案をして、色々な機能を開発し続けていきたい。その過程で、日本のものづくりが繁栄していくように、皆様の製品を提供していきたい」と述べ、卸売商社としての機能を強化し成長を目指すと強調した。
 総会議案の審議を行い、平25年度事業報告、同26年度事業計画などすべての議案を原案通り承認。役員改選では飯野氏が会長に再選された。
 ジーネット名古屋支社の現況報告では、大谷秀典支社長が2013年度の業績と今年度の支社方針について説明。大谷支社長は「今年度は確実な売上増の取り組みを進める」と述べ、その一つとして中部機械加工システム展(第2回)とテーマを絞ったソリューションフェアの開催を挙げた。
 「2015中部機械加工システム展」は来年3月20、21日にポートメッセなごや第3展示館にて目標出品メーカー数130社、目標主催店数130社、目標動員4000名の規模で開催する。「2014物流ソリューションフェアin三重」は9月11日に四日市市文化会館で製造現場の労働環境改善・物流コストの削減”をテーマに開催する。
 このほか設計・生産技術部門、購買部門の利便性・生産性向上に寄与する「EG PARTS」の拡大などに取り組み、顧客満足度の高い卸売商社を目指していく、と大谷支社長は話した。

トイレ空間を一新する
キャビネット付トイレ「リフォレ」
LIXIL INAXブランドから新発売

 住まいと暮らしの総合住生活企業LIXIL(社長=藤森義明氏、本社=東京都千代田区)は、便器を取り替えるだけで、トイレ空間を一新するキャビネット付トイレ「リフォレ」を、INAXブランドから発売した。
 「リフォレ」は、トイレのタンク部分を、高さを抑えたキャビネット内に隠すことで、トイレ空間がすっきりと広く感じられるよう配慮。便器を取り替えるだけで、トイレ空間が一新される。
 ホコリや汚れが溜まりやすく手が届きにくい便器の後方は、キャビネットで隠されているため、普段の拭き掃除は、トイレまわりの床、キャビネットを拭くだけとなり、手入れの手間が軽減された。
 さらに、手洗器は高さを低く抑えたカウンターのコーナー部分に配置。小さな子どもや年配の人まで近づきやすく、使いやすさが向上した。また、キャビネット部分にはトイレ用品などを収納できる。
 LIXIL独自の節水技術で、少ない量でも水が勢いよく便器鉢内をすみずみまで回り(大洗浄5L実現)、20年前のトイレ(大13L)に比べて約69%の節水効果を実現。
 リフォーム現場を考慮した施工時間の短縮を図り、搬入はコンパクトな梱包で、施工手順に沿って開梱していく分かりやすい形態。業界最大の排水芯対応とすることで、ほとんどのトイレから交換が可能。施工業者、エンドユーザーともに負担が少なくなるよう、省施工化を実現している。
蜂の巣構造で冷房効果を高める
高断熱スクリーン「ハニカムスクリーン」
LIXIL 夏場の日射熱を約62%カット
 LIXILは、ウィンドートリートメント(窓ま
わり装飾品)の「ブランシェDX」に、内部に空気層を持つハニカム(蜂の巣)構造の採用により高い断熱効果を発揮する、高断熱スクリーン「ハニカムスクリーン」を発売した。
 断熱性の高い窓まわりのニーズの高まりから、より高い断熱性能を確保するために小窓化が進み、小間口で縦長な窓に、よりすっきりと納まり、操作しやすい「スクリーン」の採用が増えている。
 これを受け、LIXILグループのファブリックスメーカー川島織物セルコンプロデュースの「ブランシェDX」のラインアップに、新たに同製品が追加された。
 ハニカム構造のスクリーンが持つ空気層により、夏場は日射熱の流入を約62%カット、冬場は窓から侵入する冷気の侵入を遮り、暖房熱の流出を約43%カット。冷暖房の効率を高め、季節を問わずに室温を快適に保てる。
 また、コードの絡まりがなく安全性の高いコードレス式開閉機構(把手昇降)を採用したほか、用途に合わせて選べる3つのスクリーンタイプ(スタンダードタイプ、ツーウェイタイプ、ツインタイプ)を設定。パーツカラーは、ベーシックな木目色4色と、自然で個性を主張しない白色であるプレシャスホワイトの計5色を揃え、多様なインテリアのコーディネートを可能にしている。

革新的な水浄化技術を開発
「キッツスマート養殖」の提案
キッツ 2016年度中をめどに陸上養殖へ参入

 バルブメーカー大手のキッツ(社長=堀田康之氏、本社=千葉市美浜区)は7月24日、魚が排泄するアンモニアなどの有害物質の分解と脱臭・殺菌を同時に行う革新的な水浄化技術「KITZ RECIRQUA(キッツリサクア)」を開発し国内外での実証試験に成功したと発表した。2016年度中をめどに、この技術とクラウドICTを融合させた「キッツスマート養殖(KITZ Smart Aquaculture)」を事業化し、成長分野である陸上養殖市場に参入するとしている。年間売上目標20億円、将来的には世界市場の10%を目指す。
 養殖魚市場は2006年の15・5兆円から2011年に24・5兆円、2050年には33・5兆円に成長するとされており、増え続ける魚需要に対応するため、海面養殖から、場所の制約を受けない陸上養殖に注目が集まっている。
 陸上養殖では養殖水の環境維持のため魚から排泄されるアンモニアを無害化する必要があり、通常、バクテリアによる分解でアンモニアを段階的に無害な窒素ガスにする方式が用いられている。しかし、この方式は複雑で、また相応の時間とスペースが必要となる他、低水温時にはバクテリアのアンモニア分解能力が低下するなどバクテリアの管理が困難なこともあり、陸上養殖を事業化する上での課題になっているとされる。
 KITZ RECIRQUAは、ラジカル反応を用いて電気的にアンモニアを分解し瞬時に窒素ガス化するとともに、殺菌、脱色及び脱臭を同時に行う水浄化技術。これにより、今まで課題となっていた養殖魚への薬剤投与の最小化やトレーサビリティーの確保が実現するとともに、安定的かつ高効率・高密度での養殖の実現が可能になるという。
 また、バクテリアによる生物濾過プロセスが不要なため、養殖水の管理に必要な各種水質データをはじめ、生物濾過では不可能だったアンモニアの分解状況や装置の運転状態をすべてデジタルデータとして管理することができる。同社は、これにクラウドICTを融合することで、収集されたデータの遠隔監視、分析及びデータフィードバックを可能とする「キッツスマート養殖」を提案していく。

中部産業とくらしのグランドフェア2014
9月5日〜6日 ポートメッセなごやで開催
Challenge! Smart Power & Resilience!
-スマートで、強靭な「産業とくらし」を創造します-

 ユアサ商事中部支社(支社長=長谷川勝照氏)傘下の販売店でつくる、中部ユアサやまずみ会主催の中部『産業とくらしのグランドフェア2014』が9月5日(金)、ポートメッセなごや第3展示館で開幕する。会期は2日間で、主催社96社(バス主催社含む)、出品メーカー328社(いずれも7月29日現在)を予定して盛大に行われる。協賛は仕入先メーカーで組織する中部ユアサ炭協会、後援ユアサ商事。開催時間は、5日(金)が午前10時から午後5時まで、6日(土)が午前9時30分から午後4時30分まで。
 今年のグランドフェアは関東、東北、中部、九州、関西の5カ所で開催され、7月に開催された関東グランドフェアは市況を反映して受注金額、来場者数ともに目標を上回る好調なスタートを切った。中部地域の経済は、中部経済産業局の景況判断が14か月連続して「緩やかに改善している」とされるなど、総じて改善傾向にあるとみられ、今回、35回目の開催となる中部グランドフェアでは昨年の目標より高い、受注目標180億円、来場者目標1万人を掲げている。
 今年はChallenge! Smart Power & Resilience!―スマートで、強靭な「産業とくらし」を創造します―≠テーマに、「スマート(賢い)分野」と「レジリエンス(国土強靭化)分野」への対応に力を入れ、これらの提案を具現化したテーマゾーンを中心に出展各社の最新鋭機器を揃え、展示する。
 展示方法は、今年もテーマゾーンを会場中央部に設置し、その周りに工業マーケット、住環境マーケット、建設マーケットの各市場別に出展商品を展示。最新鋭商品の展示やレジリエンス商品、環境商品を展示するとともに、展示商品にはアイキャッチマークを張り付けるなど、ビジュアル面でも工夫を凝らし、来場者に分かりやすい展示をおこなう。
 テーマゾーンには「レジリエンスゾーン」「スマートゾーン」「ソリューションゾーン」の3つのゾーンを設置。「レジリエンスゾーン」では、災害前、災害直後、災害後から復興の3つのシーンごとにユアサ商事が取り組む光、水、トイレ、通信、備蓄、建物・設備、屋外の7つのカテゴリーに分けて見やすく展示する。
 「スマートゾーン」はスマートファクトリー、スマートハウス、スマートビルの3つのシーン別に最新の情報を発信。「ソリューションゾーン」では、オープンクリーンルームや3Dプリンターなど新たな価値を創造する最新製品情報を提案する。
 また、テーマゾーンでは従来のインカムツアーに代わり、テーマゾーン内に設置されたチェックポイントを巡り、選択式のクイズに回答するクイズラリーを開催。すべてのチェックポイントを回ってゴールした人全員に景品が進呈される。
初日に特別講演
 5日(金)は、ポートメッセなごや交流センター4階第6会議室にて午前11時より特別講演を実施する。第1部は、愛知県防災局防災危機管理課主任主査の齊藤裕計氏が「愛知県の防災・減災へ向けた取り組み」と題して講演。第2部は、ユアサ商事執行役員中部支社長の長谷川勝照氏が「ユアサ商事の国土強靭化対応への取組みについて〜防災備蓄倉庫や井戸システムを通じたレジリエンス提案〜」をテーマに講演する。
出品メーカー一覧
テーマゾーン 
スマートゾーン

 【ファクトリー】◆エアーの省エネ=アネスト岩田/オーエスジー/クロダニューマティクス/コベルコ・コンプレッサ/東京メータ/フクハラ/北越工業◆空調の省エネ=エコプラン/リンテック◆省エネ=愛知時計電機/アンレット/荏原製作所/サムソン/新明和工業/タクミナ/TOZEN/ワシノ機器/関西電機工業/GSユアサ/新エネチーム/ダイヘン/FUJITAビジネス・パートナーズ/ヤガミ/ユアサM&B◆照明の省エネ=IDEC/ヴューズ/東芝ライテック/ニッシントーア◆生産工場の省エネ=アイエイアイ/赤松電機製作所/ENJO/オークマ/オリオン機械/川田鉄工/コガネイ/スイデン/セイロアジアネット/豊興工業/富士工業◆太陽光=山洋電気◆見える化=近計システム/大陽工業
 【ハウス】◆省エネ=イノアック住環境/オーデリック/河村電器産業/京セラ/サンポット/東京ガス/東芝/TOTO/ノーリツ/パロマ/矢崎エナジーシステム/リンナイ
 【ビル】◆空調の省エネ=キングジム◆省エネ=ソディックLED/ダイキン工業/ドウシシャ/三井化学産資/三菱電機住環境システムズ/有紀
レジリエンスゾーン
 【災害前】◆避難生活の準備=イーエスエス/ミツトヨ/井上金庫販売◆火災・避難=日本ファイアープロテクト/キョーワナスタ・中部コーポレーション◆水害対策=三基工業/ユアサ商事/アクアボーイ/鶴見製作所/ビー・ビー・ダブリュ/和新工業/とめ太郎/LIXIL鈴木シャッター/キッツ・東洋バルヴ◆救援施設=四国化成工業◆景観=カシイ/積水樹脂/第一機材/ミヅシマ工業◆建物=ナカ工業/日鉄住金建材◆建物損害=中部コーポレーション◆避難確保=積水樹脂
 【
災害直後】◆人命救助=フクダ電子/無限電光(冨田商事)/ルイ高/スギヤス/花岡車輛◆避難生活の準備=デンヨー/吾妻商会/ミヅシマ工業/矢崎エナジーシステム/クリーンテックスジャパン◆光・電気の確保=エム・シー・エム・ジャパン/マイト工業/エム・クリエイト/オプテックス/積水樹脂/加地貿易/東京電機/本田技研工業/パナソニック/ブラザーエンタープライズ◆水の確保=グローベン/水道機工/東邦工業◆食料の確保=高進商事◆帰宅困難者対策=DICプラスチック/ユアサマクロス/稲葉製作所◆トイレの確保=ハマネツ/パナソニック◆救援施設=パトライト◆景観=サンポール、帝金◆その他=大阪ジャッキ製作所/レイ・ホープ/ヴォークス・トレーディング
 【災害後復興】◆人命救助=名九建設機械
ソリューションゾーン
 ◆生産工場の省エネ=富士フイルム/フマ
キラー◆ソリューションゾーン=サンコーシャ/山洋電気/興研/THK/松浦機械製作所/丸紅情報システムズ/ミツトヨ/武藤工業
工業機械
 アマダマシンツール▽オークマ▽大阪機工▽岡本工作機械製作所▽キタムラ機械▽キャムタス▽黒田精工▽コマツ産機▽三共製作所▽C&Gシステムズ▽ジェイテクト▽ジェービーエム▽静岡鐵工所▽澁谷工業▽昭和リース▽ゼネテック▽ソディック▽大日金属工業▽太陽メカトロニクス▽高松機械工業▽滝澤鉄工所▽タクテックス▽ツガミ▽DMG森精機▽東芝機械▽ナガセインテグレックス▽ニコテック▽日本ユニシスエクセリューションズ▽ファナック▽富士機械製造▽ブラザー工業▽ブルームLMT▽牧野フライス製作所▽三鷹工業所▽三井住友ファイナンス&リース▽三井精機工業▽三菱UFJリース▽美濃工業▽村田機械▽安田工業▽ヤマザキマザック▽ユアサテクノ▽ユキ技研▽リコーリース
機  電
 アイエイアイ▽赤松電機製作所▽アネスト岩田▽アピコ▽アルファ機械産業▽イマオコーポレーション▽瓜生製作▽エイエスケイ▽エイテック▽エービーシー商会▽エフ・イー・シー▽MRO▽オーエスジー▽オークラ輸送機▽片山チェン▽河原▽カントー▽北川鉄工所▽キトー▽共和▽クリーンテックス・ジャパン▽クロダ▽ケルヒャージャパン▽興研▽コガネイ▽小林鉄工▽コベルコ・コンプレッサ▽小堀鉄工▽三甲▽サンコーミタチ▽静岡製機▽蛇の目ミシン工業▽信州工業▽シンフォニアテクノロジー▽スイデン▽スーパーツール▽スギヤス▽住友重機械精機販売▽洲本整備機製作所▽大昭和精機▽DAITO販売▽TAG▽ダイヘン溶接メカトロシステム▽タンガロイ▽津田駒工業▽トスマック▽東洋アソシエイツ▽東和精機▽トーヨーコーケン▽豊興工業▽トライネット▽ナカニシ▽名古屋ダイヤモンド工業▽ナベヤ▽日機▽ニッケーコー▽日研工作所▽日東工器▽日東造機▽日本オートマチックマシン▽日本プラパレット▽ハタヤリミテッド▽花岡車輌▽パナソニック▽花園工具▽ピカコーポレイション▽菱小▽ビック・ツール▽ファーステック▽富士フイルム▽扶桑金属工業▽ブラザー工業▽フルタ電機▽フルテック▽フレックラム▽ブロードリーフ▽ホータス▽北越工業▽マツモト機械▽マルヤス機械▽ミツトヨ▽三菱マテリアル▽山金工業▽ヤマダコーポレーション▽ユアサプロマテック▽ユキワ精工▽油研工業▽理研コランダム▽リョウセイ▽ロブテックス▽ワタベ産業
住環境マーケット

 愛知時計電機▽アクアシステム▽アサダ▽アサヒ衛陶▽アズビル金門▽アンレット▽イノアック住環境▽QRECO▽内田メガネ▽エスエスショップ▽荏原製作所▽MCCコーポレーション▽オーデリック▽キッツ▽ギリオン▽倉敷化工▽クリナップ▽グローベン▽サムソン▽サンポット▽C‐CORE▽シャープ▽新明和工業▽セールスオンデマンド▽ソディックLED▽ダイキン工業▽ダイキン工業電子システム▽ダイニチ工業▽タクミナ▽タブチ▽ツツミ▽寺西商事▽東芝▽東邦ガス▽東洋バルヴ▽TOZEN▽TOTO▽土牛産業▽トクラス▽ナイキ▽日本イトミック▽日本デコラックス▽日本電興▽日本トリム▽ノーリツ▽ハウステック▽パナソニック▽パロマ▽東尾メック▽フジ医療器▽ブリヂストン化工品西日本▽北越工業▽マイセック▽前澤化成工業▽マックス▽三井化学産資▽三菱電機▽名東化工機▽森永エンジニアリング▽ユアサプライムス▽ユーイング▽ヨシタケ▽LIXIL▽リンナイ▽ワタナベ
建  材
 アルミック▽泉▽稲葉製作所▽キョーラク▽キョーワナスタ▽久米工業▽グローベン▽サンポール▽JFE機材フォーミング▽JFE建材フェンス▽JFEシビル▽四国化成工業▽城東テクノ▽セイキ販売▽積水樹脂▽ソーラー工業▽第一機材販売▽ダイケン▽タカショー▽田窪工業所▽立川ブラインド工業▽中国大連グループ▽中部コーポレーション▽帝金▽東京測機製作所▽ナカ工業▽長尾木鋼▽ニイガタ製販▽日本ベターリビング▽パシフィックワークス協同組合▽長谷川工業▽美装▽本田商会▽ミヅシマ工業▽ヤマト▽ユニソン▽淀川製鋼所▽LIXIL▽YKKAPエクステリア
建  機
 アイチコーポレーション▽アイデック▽アイデアサポート▽旭ダイヤモンド工業▽朝日建機▽熱田資材▽イーエスエス▽イーグルクランプ▽育良精機▽エクセン▽荏原製作所▽大阪ジャッキ製作所▽大竹建機産業▽オグラ▽キタムラ産業▽君岡鉄工▽クボタ建機ジャパン▽ゲート工業▽コンセック▽今野製作所▽コンラックス松本▽酒井重工業▽サンキョウトレーディング▽サンドビック▽サンワ・リノテツク▽シイップ▽シーエーシーナレッジ▽静岡製機▽Genie▽篠田ゴム▽シブヤ▽住友建機販売▽ソネ▽大和機工▽瀧冨工業▽田村総業▽筑水キャニコム▽土江重機▽鶴見製作所▽デンヨー▽東空販売▽トーヨーコーケン▽鳥居金属興業▽ナカオ▽中村リース▽名古屋製作所▽日動工業▽日工▽日成ビルド工業▽日本クランプ▽日本ダイヤモンド▽萩原商会▽ハスクバーナ・ゼノア▽長谷川工業▽長谷川製作所▽ハマネツ▽範多機械▽ピーシー販売▽ピカコーポレイション▽福井コンピュータ▽富士重工ハウス▽ホーシン▽北越工業▽マイト工業▽マツオカ建機▽マックス▽丸善工業▽マルアイ商事▽丸建商事▽マルサ▽丸山製作所▽三笠産業▽三河機工▽ミツワ東海▽三乗工業▽明和製作所▽モトユキ▽八重洲無線▽やまびこ産業機械▽ヤンマー建機▽ユナイテッ
ドオイル▽ヨコカワコーポレーション▽リョービ販売
燃 料
 吾妻商会▽三重油送▽ラエン▽JX日鉱日石エネルギー
その他
 大丸松坂屋百貨店▽東京コーシン産業▽ハム工房ジロー▽マルフク商事▽ダルマ▽サーティーワン▽オリーブ▽ふるさと▽松本のれん堂
中部『産業とくらしのグランドフェア2014』ご挨拶
ユアサ商事株式会社
執行役員 中部支社長 長谷川 勝照

 平素は私どもユアサ商事に対し、ひとかたならぬご愛顧を賜りまして、誠に有り難うございます。紙面をお借りいたしまして衷心より御礼を申し上げます。
 さて、中部経済産業局の発表による中部管内の経済動向は、「緩やかに改善している」とされておりますが、先行きにつきましては、「各種政策の効果が生産や所得、投資の増加につながることが期待されるものの、世界経済の下振れや原材料等価格の動向、海外現地調達の進展による国内生産の減少などに注視が必要」とされております。
 個別の動向をみますと、「生産は増加の動きに足踏みがみられ、住宅投資は弱含みとなっておりますものの、個人消費は消費税率引上げに伴う駆け込み需要の影響がみられましたが、緩やかに持ち直しており、設備投資は緩やかに増加、公共投資は持ち直しの動きがみられ、雇用は着実に改善している」など、中部地域を取り巻く環境は、総じて改善傾向にあると考えます。
 また、我々を取り巻くビジネスフィールドは様々な構造改革が進んでおり、個々の製品性能の追及はもちろんのこと、それらの機能を複合的に組み合わせ、必要な時に賢くエネルギーを使うエネルギーのスマート化の流れは顕著になっております。
 また、昨年末には国土強靭化法が成立し、我が国の産業とくらしの社会構造を抜本的に強靭化するレジリエンスビジネスが本格的に稼働を始めております。
 このような経済情勢のもと、中部『産業とくらしのグランドフェア2014』を、9月5日、6日の両日、〈ポートメッセなごや第3展示館〉においてご来場者目標を1万人、売上目標を180億円と定め開催いたします。
 今年のグランドフェアのキャンペーンテーマは、Challenge!Smart Power & Resilience!―スマートで、強靭な「産業とくらし」を創造します―と題して「スマート(賢い)分野」と「レジリエンス(国土強靭化)分野」への対応に注力し、これらの提案を具現化したテーマゾーンを中心に出展各社の最新鋭機器を揃え、展示いたします。
 ユアサグループ独自の提案力で新たなビジネスマッチングを加速させ、やまずみ会・炭協会・ユアサ商事による三位一体の機能であるハード・パワー(最新鋭機器、業界No.1の機械、設備、資材の品揃え)とソフト・パワー(エンジニアリング、システムインテグレーション、コンサルティング)の融合を訴求いたします。
 そして、社会全体やご来場者の変革ニーズに的確に応えるとともに、活発な提案・受注活動を通じてご来場者数のさらなる増加と受注確保を目指し「主催社・出展社・ご来場者」とともに社会構造変革に順応した「賢く強い新しいビジネスバリュー」を構築することを目指します。
 グランドフェア開催日当日(9月5日、6日)は、「販促活動集大成の場であり、最大のビジネスチャンスの場」であるとの認識のもと、営業各部署は出品メーカー様と共同で主催社様を中心に提案、同行PR、勉強会開催等を行うと共に、来場者の期待に応えられる新商品・環境商品・レジリエンス商品の品揃え、開催当日の集客・売上に寄与する「アウトレット品・目玉商品」の選定・確保による受注拡大活動を推進し、主催社数・来場者数・受注額の増加に向けベストを尽くす事により顧客戦略・商品戦略を強化し、それぞれの受注目標、ご来場者数目標の達成に向け、主催社様、出品メーカー様と弊社が相互に連携強化を図り、幅広くユーザー様にアピール推進しておるところでございます。
 一方で、主催社様にとりましては、グランドフェアは展示即売会として絶好の売上獲得機会の場であると同時に新たな商談掘り起こしの場でございます。事前キャンペーン期間中に入手した商談を一気に受注に結びつけて頂くため、設備投資提案や法規制に準拠した省エネ提案、防災・減災提案など、投資のための「智恵」と「ノウハウ」を提供します。さらに主催社様のご商談にご活用いただけるよう、当日の特別価格商品や目玉商品も豊富に準備しております。
 グランドフェアは、これからの新しいビジネスバリュー提案をアピール出来る展示会として考えています。時代のニーズに応えると共に、新しい情報・サービスを発信し続ける展示会を目指して参ります。中部『産業とくらしのグランドフェア2014』に是非ご期待いただきたいと思います。

つぶやき草子
諸行無常 
 因縁和合によって生まれた、この世の一切の物事は常に生滅変化します。
児玉興業会長松田 謙三 氏

 私も健康に恵まれ93歳を迎え、“正直を一生の宝”と考え、毎日毎日夫婦相和し、楽しく有意義に過ごすべく努めて居りますが、老人が口を出すと老害あって益なしと悟り、専ら近隣のゴミ拾いで気分転換を図って居ります。お蔭でコツコツと努力奮励の私の行為を皆様認めて下さり、御協力いただき、名古屋一美しい町となり、皆様方のお心づかいに感謝いたして居ります。
 日本人の“宿命”“得意”とするスタイルは頑張って頑張って働き過ぎる事であります。
 私も過去、あの恐ろしい戦争中軍職にあり、頑張って頑張って戦争した結果、敗戦となりました。加えて戦勝国により軍隊は解体され、日本が二度と立ち上れない様1ドル2円の為替は1ドル360円に、日本人の躾教育修身は禁止され、日本人が良い製品を大量に生産してアジア地区を独占出来ない様、労働組合を通じ、日本の賃金を世界一高額に設定されましたが、日本人は多くの苦難に耐え頑張って頑張って奇跡的に復興を遂げ豊かな生活を得ました。
 しかし、一方では頑張り過ぎて豊かな自然を壊し、又、世界に誇れる良い躾・習慣・教育・家族の絆・商取引に於ける良い慣例等々を失う事になりました。頑張る人、頑張らない人、頑張れない人が入り混じった社会や組織は壊れにくく柔らかな強さがある様に思われます。と云っても日本人はまだまだ色々の立場で頑張り続けて行く事と思われます。
 頭の片隅に頑張らないと云う言葉もある事をインプットしておく事も大切な要素の一つと考え、老人の繰り言としてエッセイいたしました。御笑読の程を。

「MF-Tokyo 2015
プレス・板金・フォーミング展」
日本鍛圧機械工業会 出展募集開始

 日本鍛圧機械工業会(代表理事会長=八木隆氏・アイダエンジニアリング取締役常務執行役員)では、来年7月に東京ビッグサイトで開催する「MF-Tokyo 2015 プレス・板金・フォーミング展」への出展を募集している。
 同展は、環境にやさしく無駄のない鍛圧機械産業の技術進歩を紹介することを目的に2009年に創設、以降隔年で開催され今回で4回目。ドイツと並び価値ある最新の情報を発信する世界二大開発生産国の展示会として各方面から注目を集め、ますます進化している。前回展(2013年)には201社・団体が出展し、4日間で2万9631人が来場した。
 出展対象は、機械プレス、油圧プレス、フォーミングマシン、自動化装置、安全装置、金型、板金機械、表面処理、溶接機器、設計・製造システム、金型成形加工品。
 「MF-Tokyo 2015」では、前回に引き続き日本塑性加工学会や各特別協賛団体からの強力なサポートに加え、新たに日本ばね工業会、日本ねじ工業協会の2団体からも特別協賛を得て、さらに充実した展示会を目指す。出展案内、出展申込書は、同展専用サイトhttp://www.mf-tokyo.jpからダウンロードできる。
 【開催概要】
▽名称=MF-Tokyo 2015 プレス・板金・フォーミング展
▽主催=日本鍛圧機械工業会/日刊工業新聞社
▽後援=経済産業省/厚生労働省/環境省(申請予定)
▽特別協賛=日本塑性加工学会/日本鍛造協会/日本金属プレス工業協会/日本金型工業会/日本ばね工業会/日本ねじ工業協会
▽協賛=日本自動車工業会/日本電機工業会/日本建設機械工業会/レーザ加工学会/日本溶接協会
▽海外協賛=中国机床工具工業協会/中国鍛圧協会/中国国際工業博覧会/インド工作機械工業会/アメリカ製造技術工業会/台湾区機器工業同業公会/韓国工作機械産業協会(以上、順不同・法人格略)
▽会期=2015年7月15日〜18日10時〜17時30分(土曜日は16時まで)
▽会場=東京ビッグサイト 東1・2・3ホール
▽小間数=目標1150小間(前回1062小間)
▽来場者数=目標3万2000人(前回2万9631人)
▽入場料金=1000円※招待券持参者および事前登録者は無料
▽併催事業=シンポジウム、セミナーなど

レーザ加工機のベストセラー
SUPER TURBO‐X最新シリーズ
ヤマザキマザック 生産性をさらに向上し発売

 ヤマザキマザック(社長=山崎智久氏、本社=愛知県大口町)は、レーザ加工機のベストセラー機SUPER TURBO-X マークVシリーズに代わり、生産性をさらに向上させた新シリーズSUPER TURBO-X 2412、3015、4020の3機種を発売した。 
 SUPER TURBO-Xシリーズは、1994年の発表以降、マークUシリーズ、マークVシリーズへと製品強化され、全世界のユーザーから高精度、高生産性、接近性や作業性の良さなどで好評を得ている。
 新シリーズは、新開発のNC装置MAZATROL PREVIEW3の搭載により、高速・高精度制御、最適加減速制御やレーザ発振指令の応答性を向上させることで、従来機に比べて薄板高速加工において生産性を約10%向上。早送り速度も従来機の約2倍にアップした。[X、Y軸の早送り速度]SUPER TURBO-X 2412、3015が50m、同4020が36m。
 接近性が良く多品種少量生産に最適なテーブル駆動方式を採用。光路長一定設計によりテーブル全域で最適・均一で高精度な切断が可能なうえ、異なる材質・異なる板厚の素材も段取り替えなしで一気に加工できる。
 ノズルチェンジャ、レンズ焦点距離自動測定及び補正システム、ノズルの自動清掃、オートキャリブレーション機能(倣いの自動設定)、サーボフォーカス機能といった、段取り作業を自動化する機能を標準装備。加工時間の短縮や加工不良の発生を監視する、ピアシング検知、バーニング検知、プラズマ検知の機能も搭載し、非熟練作業者でも簡単に段取りが可能となっている。
 最大加工寸法は、SUPER TURBO-X 2412が1250mm×2500mm、同3015が1525mm×3050mm、同4020が2000mm×4000mm。
 販売価格は、SUPER TURBO-X 2412(2・5kW)5180万円〜同4020(4kW)6730万円(税別)。3機種合計で年間60台を販売目標としている。

新会長に浅野政司氏(東海設備工業社長)
第40回山信会通常総会を開催
山 信 会員に役立つ情報を発信

 山信会(会長=石川敏明氏・石川管工社長、山信と販売店・メーカーの集い)は7月17日午後3時より名鉄ニューグランドホテル7階扇の間において「平成26年度(第40回)山信会通常総会」を開催し、会員、賛助会員ら123名が出席した。
 総会は山信名東営業所黒田氏の司会進行で始まり、挨拶に臨んだ石川会長は「日本はいま建築ブームが起こっていますが、中古住宅、住人が住んでいない住宅が15%程あると言われております。それを今後どうするかという問題もあるでしょう。まだまだ私ども思った以上に楽観をしてはいけないし、悲観もしてはいけないという気がしています。私は4期8年間、会長職を務めさせていただきましたが、今回会長を変わることになりました。新しい会長に期待をし、山信会の隆盛を祈念して、ご挨拶といたします」と述べた。
 続いて、山信の小川社長が「いま日本は安倍総理大臣の下、景気が良くなっていくという話もあります。山信としましても、皆様のお役に立てるような会社になりたいと思い、色々と努力をしています。その一つとして昨年から始めた、エアコンパッケージ等空調関係の工事込みの受注は、皆様のお陰をもちまして順調に進んでいます。その他に電気工事や、鋼管の漏水の際に凍結して補修をする方法なども行っています。本管工事に関しても工事込みの受注を手がけていきたい。また、システムキッチン等にも力を入れていく。鋼管、ステンレス管のフランジ加工、フレア工法も機械を導入して行っていますので、お気軽に私どもの営業にお声がけいただければと存じます。各賛助会員さんの新商品のカタログ、チラシを皆様の所に配布させていただいています。そのような活動を通して山信会の充実を図り、会としてもためになる情報の発信をしていきたい」と挨拶した。
 黒田氏の議事進行により各議案を審議し、第1号議案の平成25年度事業報告並びに会計報告、第2号議案の平成26年度事業計画案及び予算案、第3号議案の任期満了による役員改選では事務局案が示され、いずれも全会一致で承認可決した。
 新会長に就任した、浅野政司東海設備工業社長は「この度、長きにわたって会長を務められた石川会長の後を引き受けて、非常な重責を感じております。皆様のご協力をいただき、色々な情報を含めて山信会に入っていて良かったと言えるような、また時には楽しい会として、石川会長が築き上げられたものをベースにやっていきたい。少子高齢化が進み日本の人口が減りますと、国力自体が落ちるということです。住宅着工件数も、170万戸という時代もありましたが、いまは落ち込んでおります。住宅のリフォームに重心をシフトされている工務店さんなどは大きく伸びているところもあります。エンドユーザーさんに営業活動をしないと厳しくなると感じております。皆様と知恵を絞って、この厳しい競争社会を乗り切っていきたい。絶大なるご支援、ご協力をいただき、山信会をより一層盛り上げていきたいと存じます」と決意を述べた。
 新会員として4社の紹介があり、温かな拍手で迎え入れられた。
 総会終了後は講演会が開かれ、服部正雄氏(アイユート社長)が「儲かる中小建設業経営の秘訣伝授します」と題して講演、黒字経営のための5つの重要ポイントについて話した。
 会場を移して行われた懇親会は、辻村和敏副会長(辻村工業社長)の乾杯音頭で開宴し、終始和やかに懇親を深めた。

火の弾キャンペーンを活用し
国内シェアbPを目指す
第20回タンガロイビアパーティー

 中部タンガロイ特約店会(会長=水谷彰宏氏・東亜機工社長)は7月18日午後6時30分より名古屋市中区の名古屋クレストンホテルにおいて「第20回タンガロイビアパーティー」を開催、特約店・代理店など約150名が集い交流した。
 冒頭、和田タンガロイ中部支店長が「今回は20回目の開催となり、20周年を迎えることができました。そういう意味では歴史のあるビアパーティーです。中部タンガロイ特約店各社のおかげで、ここまでできましたことを御礼申し上げます。現在火の弾キャンペーン in summer 2014≠実施しています(9月30日まで)。今年はJIMTOF開催の年であり、11月にミスターマリックショーを含めた会をご用意しています。成果を上げていただき、11月の会を楽しいものにしてまいりたい」と挨拶。
 20周年ということで、第1回から毎回参加している伊藤丸正社長に、特約店会から記念品が贈られた。
 乾杯の発声は黒木井高卸営業部部長が行い、「国内シェアNo.1を目指し、火の弾キャンペーンで頑張っていきましょう」と力強く乾杯した。
 恒例となった早飲み大会やビンゴ大会などのイベントで楽しく盛り上がり、参加者同士の交流が図られた。
 最後に、野崎特約店会幹事(常磐精機社長)が、火の弾キャンペーンでタンガロイの社員が着ている真っ赤なポロシャツ姿で「情熱大陸」のオープニング曲に合わせ、葉加瀬太郎に扮して登場。会員の若手社員と一緒になったパフォーマンスで会場を大いに沸かせ、三本締めでお開きとした。

「平成26年度山田貞夫音楽賞」
入賞の6名が決まる
山田貞夫音楽財団 コンクールを開催

 愛知県におけるクラシック音楽の振興並びに担い手である音楽家の支援を行う、公益財団法人山田貞夫音楽財団(代表理事=山田貞夫氏・ダイドー社長)は7月24日、名古屋市中区の広小路ヤマハホールにて「平成26年度(第2回)山田貞夫音楽賞」のコンクール(第2次選考)を行った。
 この賞は、愛知県内で活躍している将来有望な新人クラシック音楽家に対し、その活動を支援するために賞金が贈呈されるもので、今回は平成25年3月に音楽大学または音楽大学院を卒業した人を対象に募集を行い、第1次選考の書類審査及び音源審査を通過した、ピアノ部門6名とバイオリン部門1名の若手演奏家が演奏選考に臨んだ。
 選考委員は、大口光子氏(名古屋音楽大学前学長)、小松長生氏(金城学院大学教授)、竹本義明氏(名古屋芸術大学学長)、松尾葉子氏(すみだトリフォニージュニアオーケストラ音楽監督)、瀬戸和夫氏(名古屋芸術大学非常勤講師、金城学院大学非常勤講師)、寺田史人氏(寺田弦楽四重奏団・プシャーテルアンサンブル主宰)。
 今年の参加者はレベルが高く全員が高得点で、選考委員による慎重な協議の結果、入賞6名(ピアノ5名・バイオリン1名)、そのうち特選3名(ピアノ2名・バイオリン1名)が選ばれた。
 特選の3名は、9月18日(木)に三井住友海上しらかわホールにて開催される「山田貞夫音楽財団新進演奏家コンサート」で、オーケストラ・セントラル愛知交響楽団と協演することになっている。
クラシックを専攻する
学生に奨学

 同財団は、クラシック音楽を専攻する学生に対する奨学金の給付も行っている。対象は、愛知県所在の音楽大学またはその大学院の在学生か、愛知県出身者でクラシック音楽を専攻する音楽大学またはその大学院の在学生で、年間40名に月額2万円(年額24万円)の奨学金を給付する。
 8月8日午前11時より名古屋駅前の名鉄グランドホテル内「涵梅舫」で開催された奨学金の贈呈式では、名古屋在住の学生を中心とした37名(海外留学生も含む)に奨学金の目録が手渡された。
 山田貞夫音楽財団は、メカトロニクス専門商社ダイドー(本社=名古屋市中村区)の山田貞夫社長が、愛知県におけるクラシック音楽の振興並びに担い手である音楽家の支援を行い、音楽文化水準の向上に寄与することを目的に、私財を投じて平成24年11月に設立。翌年の10月には個人が行う財団としては愛知県で初めて、公益財団法人として認可された。
 ダイドーは、チャリティーコンサートとして「ダイドーニューイヤークラシックコンサート」を21年間開催し、地域社会に奉仕するメセナ活動に力を入れている。また、山田社長はセントラル愛知交響楽団の副代表として音楽活動の普及にも努めている。