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2014年(平成26年)7月
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2014年7月6・13日(日) 2531・2532
第30回管工機材展出品〆切目前に
各担当部の準備進捗確認
愛知県管工機材商協組 第2回展示会実行委員会開催

 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=小川信氏、山信社長)は、6月19日午後6時より、東別院会館にて第30回管工機材・設備総合展(実行委員長=峰澤彰宏氏、峰澤鋼機社長)開催に向け、第2回展示会実行委員会を実施。実行委員メンバーら19名が出席し、各担当部門の準備進捗状況を確認し合った。
 会議は小川誉之実行副委員長(小川管商社長)が司会進行を担当。冒頭、挨拶に立った小川理事長は、各委員を労いつつ「6月30日の申込締切日が目前に迫ってきました。次は展示会のPR活動について考える段階に入ります。出品者が望む来場者層である、設計事務所や工事関係者の動員を図らねばなりません。事前準備が肝心です。この委員会で十分な段取りをつけましょう」と締切後の展開について示唆した。続いて、峰澤実行委員長は「今日は2回目の実行委員会です。過去と比較し全体会議の回数は少ないですが、毎月の様に各部長に集まっていただき部長会≠開いております。今日は実行委員の皆様が、全ての部の状況を把握できる様、充実した会議にしたいと思っております」と述べ、状況報告に移った。
 出品申込数は当日現在136社・242小間。申込書が提出された出品者のみの数を挙げており、書類が出されていないメーカーへ委員から促す様に呼びかけた。また、小間代値引き、0・5小間刻みの出品要請には全て応じない事が再確認された。過去実績から大きく変わる2点について説明があり@食券は組合から出品者へ販売しない。会場1階「レストラン吹上」から、出品者が直接事前購入してもらい事後精算を行う。A1階吹上ホールに加え、2階「第1ファッション展示場」と3階「第2ファッション展示場」も使用。その他、展示会への来場勧誘については検討中だが、各地域の水道組合等を筆頭にアプローチする予定。展示会前日の8日は、一般社団法人全国管工機材商業連合会が名古屋で理事会を開催しており、全国各地の理事ら30名超が初日オープニングセレモニーに参列予定と伝えられた。
 峰澤実行委員長からの説明を受け、各部長から各部運営進捗の説明がされた。
▽総務部(部長=成田幸隆氏、大成工機商会社長)
・食券販売方法を変更
・統一ジャケットから使い切りタイプのスタッフジャンパーに変更
・3日間の組合員担当シフトについて
・来賓対応は簡素化する
・30回連続出品表彰を初日の開催記念パーティーで実施予定
・小間コンテストは行わない
・「組合の歴史」的な展示内容について検討中
▽会場部(部長=安井文康氏、錦興業社長)
・会場レイアウト
2階と1階を来場者が万遍なく回遊する様、2階に受付を設営。2階から1階へ進む様、導線は一方通行にする。
・1階ホールの壁際は消防法を鑑み「商談コーナー」にする。
・抽選コーナーは出口付近に設営
・小間割りは出品小間数確定後に最終決定する。
・出品者の備品置き場として有料のレンタルボックスを用意。
▽受付部(部長=大野直樹氏、大野管材社長)
・紙袋、会場案内パンフレット、業界紙などは受付渡しを止め、来場者に自由にお持ち帰りいただく
・来場者識別を従来は7分類していたが、今展は@メーカーA流通・販売B設計・施工Cその他、の4分類に簡略化し、識別用シールを用意する。
・「出品者証」は、原紙を配布。出品者がコピーし必要数を用意する。
▽抽選部(部長兼愛青会会長=竹内裕二氏、丸金商会社長)
・抽選方法について
・景品内容について
・抽選部はスタッフジャンパーではなく法被を着用する。
 各部長からの報告後、今後のスケジュールとして、8月6日午後2時から名古屋市中小企業振興会館7階メインホールにて「出品者説明会」を開催。9月〜10月で第3回実行委員会を必要に応じ随時開催予定を確認し閉会となった。

「緩やかに改善している」
中部経産局6月公表 最近の管内総合経済動向

 中部経済産業局は6月11日、「最近の管内総合経済動向」を公表した。平成26年4月実績値によるもので、管内の経済活動についての総括判断を「緩やかに改善している」とした。12か月連続。
 項目別では、生産の判断を「増加の動きがみられる」から「増加の動きに足踏みがみられる」に下方修正。鉱工業生産・出荷の指数(4月速報)が電子部品・デバイス工業、はん用・生産用・業務用機械工業、食料品工業などで低下し前月比で2か月ぶりの低下となった。また主要業種の輸送機械は乗用車と自動車部品で国内向けの増加の動きに足踏みがみられた。
 個人消費は、引き続き「緩やかに持ち直しているなか、消費税率引上げに伴う駆け込み需要の影響がみられる」。大型小売店販売、乗用車販売、家電販売で駆け込み需要の反動減がみられた。
 設備投資は「緩やかに増加している」。管内主要8社の金属工作機械受注(国内向け)は9か月連続で前年を上回った。
 このほか、公共投資の判断を「おおむね横ばいとなっている」から「持ち直しの動きがみられる」に上方修正。住宅投資は「弱含みとなっている」、輸出は「伸びが鈍化している」、雇用は「着実に改善している」との判断を据え置いた。
 先行きは、各種政策の効果が生産や所得、投資の増加につながることが期待されるとした上で、世界経済の下振れ、原材料等価格の動向、海外現地調達の進展による国内生産の減少、中小企業の経営環境の悪化などに注視が必要とした。

近藤理事長はじ め役員11名を再任
平成26年度通常総会開催
ナゴヤ西部機械協組 高齢者雇用のセミナーも

 ナゴヤ西部機械協同組合(理事長=近藤和夫氏・近藤金属工業社長)は5月28日午後6時より、名古屋市中区の東京第一ホテル錦において「平成26年度通常総会」を開催した。
 資格審査では会員総数23社、出席者総数19社(委任状含む)により総会が成立すると宣言され、上野平雅裕副理事長(名上鈑金工業所社長)の開会の辞で総会を開会した。
 挨拶に臨んだ近藤理事長は、総会への出席と日頃の組合活動への支援協力に対してお礼を述べた後、「第2次安倍政権になりアベノミクス効果で大企業の元気が出たとか、春闘でベースアップをするという話を聞いています。我々中小企業の現実問題としていかがでしょうか。各企業によって違うでしょうが、ベースアップをした所、できなかった所、色々あると思います。我々中小企業にとりましては、まだまだ景況の明るさを実感するところまでいっておらず、厳しい状況が続いているのではないかと感じています。本日ご来賓としてお出でいただいている、愛知県中小企業団体中央会様、愛知県鉄工連合会様のご協力を得て情報を発信していただき、当組合も発展できますようにご指導いただければと存じます。また会員の増強については、現在23社ですが、当面の目標として30社を目途として日夜活動しています。会員の皆様には、会員増強につきましてもご協力の程をお願いいたします」と述べた。
 会則により、近藤理事長が議長を務めて議案審議を行い、第1号議案=平成25年度事業報告書及び決算関係書類承認の件、第2号議案=平成26年度事業計画(案)及び収支予算(案)承認の件、第3号議案=会費賦課徴収方法承認の件、第4号議案=組合の借入最高限度額承認の件を原案通り可決した。
 平成26年度の事業として、経営者セミナー、ビアパーティー、ボウリング大会、海外視察(ベトナム)を計画している。
 第5号議案=任期満了に伴う役員改選は、指名推選方式がとられ、島内司氏(島内製作所社長)を委員長とする選考委員会によって推選された役員候補者全員を、全会一致で承認。直ちに第1回理事会を開催し、互選の結果、理事長に近藤和夫氏(近藤金属工業社長)、副理事長に上野平雅裕氏(名上鈑金工業所社長)、監事に加納勝年氏(加納製作所社長)と新ヶ江勇氏(林鉄工社長)を再任した。
 来賓挨拶で愛知県中小企業団体中央会の浦山隆史総務部長が祝辞を述べ、以上で総会を終了した。
 総会の後は経営者を対象にしたセミナーが行われ、岡本邦裕氏(あんしん社会保険労務士事務所所長)が高齢者雇用に関する助成金について説明。出席者の関心も高く、熱心に聴講する姿が見られた。
 セミナー終了後に開かれた懇親会では、来賓や講師の岡本氏も交えて和やかに情報交換が行われ、親睦を深めた。
 【新役員】
▽理事長=近藤和夫氏(近藤金属工業)
▽副理事長=上野平雅裕氏(名上鈑金工業所)
▽理事=加藤丈人氏(加藤製作所)、伊藤稔浩氏(伊藤精工)、宮木良郎氏(宮木製作所)、島内司氏(島内製作所)、水谷雅之氏(日鐵商会)、今枝晃司氏(コサカ精工)、生田涌希氏(フジキカイ)
▽監事=加納勝年氏(加納製作所)、新ヶ江勇氏(林鉄工)

公益社団法人日本馬術連盟と
LIXIL メジャーパートナー契約を締結

 住まいと暮らしの総合住生活企業LIXIL(社長=藤森義明氏、本社=東京都千代田区)は6月23日、公益社団法人日本馬術連盟とメジャーパートナー契約を締結したと発表した。
 日本におけるスポーツ馬術を統括する唯一の中央団体である日本馬術連盟は、馬術競技の普及・向上を図るとともに、世界選手権をはじめとする国際大会への人馬の派遣を通じ、日本の馬術文化の構築および国際親善に寄与している。
 今回、LIXILは日本馬術連盟の活動主旨に賛同し、スポンサーシップの中で最上位スポンサーであるメジャーパートナーとして、日本の馬術競技ならびに馬術文化の向上をサポートしていくことを決定した。
 メジャーパートナーの契約期間は2014年4月1日〜2015年3月31日の1年間。主な協賛内容は「第66回全日本障害馬術大会2014 PartT」(日程=12月4日〜7日、会場=大阪府・杉谷馬事公苑)のタイトルスポンサーなど。
 【公益社団法人日本馬術連盟について】
 1946年5月に日本馬術界の唯一の中央統括団体として発足。現会長は千玄室氏、副会長が竹田恆和氏・米山順氏・嘉納寛治氏。国際馬術連盟(FEI)に加盟(日本は創立8カ国のひとつ)、国内では(公財)日本オリンピック委員会、(公財)日本体育協会に加盟している。都道府県馬術連盟・全日本学生馬術連盟・全日本高等学校馬術連盟・日本乗馬少年団連盟・日本社会人団体馬術連盟を基盤団体として構成されている。
 主な活動として、障害馬術競技・馬場馬術競技・総合馬術競技・エンデュランス馬術競技の4種目の全日本馬術大会を主催、また、オリンピック競技大会・アジア競技大会・世界馬術選手権大会等の国際馬術競技会へ人馬を派遣している。

震災対策用機械式緊急遮断弁など
オリジナル製品強化に取組む
ベン中部桃友会 第28回総会開催

 中部桃友会(会長=伊藤捷三氏・ヌマカン会長、ベンと販売商社の集い)は、6月17日午後4時より、名古屋市中村区のレセプションハウス名古屋逓信会館において「第28回定期総会」を開催した。
 総会はベンの青柳圭介名古屋営業所長の司会のもと、会員20社全員出席し、総会が成立する旨が宣言され開会した。
 冒頭、桃友会会長の伊藤捷三氏が挨拶に立ち「名古屋駅前は4か所で大工事が行われている注目の場所ですが、名古屋の工事価格は全国標準になるであろうと言われています。受注企業に話を聞くと、価格はサービス競争になってしまっているそうです。これが標準となると暗澹たる気持ちになりますが、ベンさんの製品ならば、我々は笑顔で受注し、笑顔で納品できると思っております。来年ベンさんは65周年を迎えられますが、その時を楽しみにしております」と、ベン製品への信頼の高さと、ビジネス上安心感を抱いていると述べた。
 伊藤会長を議長に選出した上、各議案の審議に入り、全議案承認可決された。
▽第1号議案=平成25年度事業報告・決算報告の承認の件
▽第2号議案=平成26年度事業計画案・収支予算案承認の件
 議案承認後、桃友会恒例の「製品開発・改良提案者表彰」が行われた。会員20社より23件の提案を受け、今回は実施1件、採用4件とベンの鈴木一実執行役員西日本営業部部長から結果発表があり、横沢社長、伊藤会長両名より提案者への表彰が行われ総会は終了した。
 引き続きメーカー挨拶に立ったベン横沢社長は「震災復興への取組みと安心・安全を基調とした製品、省エネ・エコロジー関連の製品提案に注力して参りました。その中でも、震災対策用機械式緊急遮断弁は1感震器2台制御のバリエーション充実に取り組み、特にバタフライ弁方式は市場認知度を確実に伸ばせたのでないかと思っております」と、同社の取組みを振り返り、今年度の展開として各製品の小型化、省エネに対応したドレン回収機などの開発に力を入れると発表した。
 同社鈴木部長からは業界動向などの説明、中野英二静岡出張所所長からはベンの商品と販売強化商品について説明が行われ閉会した。
 閉会後は懇親会が開かれ、会計幹事の大藪淳一氏(大清社長)による挨拶と、幹事の尾藤彰氏(旭工機社長)による乾杯の発声で開宴。桃友会会員であり第30回管工機材・設備総合展実行委員長でもある峰澤彰宏氏(峰澤鋼機社長)より、展示会開催に向けて協力要請が呼び掛けられた。歓談、情報交換で賑わう中、ベンオリジナルキャラクター「ツナグンジャー・ブルー」も登場。大いに盛り上がる中、村松尋代氏(村松商店専務)による中締めでおひらきとなった。

第13回サンコーフェア2014
「産業競争力強化展」開催
11日ジェイテクトカスタマーセンターで

 サンコー商事(社長=小島徹氏、本社=名古屋市名東区)のプライベートショー「第13回サンコーフェア2014」が7月11日、愛知県刈谷市のジェイテクトカスタマーセンターで開催される。
 この春の消費税増税の影響も想定内にとどまる見通しとなり、今後の景気上昇への期待が高まる中、今回は「産業競争力強化展」と銘打って、同社が自信を持って薦める生産性・品質の向上、コスト・環境負荷の低減を両立できる製品を一堂に展示する。
 また、ジェイテクトによる新製品セミナーも午後2時から開催され、工作機械開発部標準機開発室研削グループ主任の長屋久幸氏が「高精度≠ゥつ使いやすさ≠さらに進化させた新製品GE4i CNC円筒研削盤=vについて解説する。
 展示会の開催時間は午後1時から5時まで。当日は刈谷駅から無料のシャトルバスが運行される。
 【出展メーカー】
 ■切削工具
 サンドビック、日立ツール
 ■ツーリング
 Winwell Japan、エヌティーツール、MSTコーポレーション、エムーゲ・フランケン、カトウ工機、黒田精工(機工・計測システム事業部)、宮川工業
 ■チャック・保持具 他
 エスコ、北川鉄工所、ジェービーエム、ゼネテック、ダイナミックツール、ナノテック、パスカル、平和テクニカ
 ■アセンブリー搬送
 技研工業、黒田精工(駆動システム事業部)、クロダニューマティクス、TAIYO、デンソーウェーブ、日本オートマチックマシン、ヨコタ工業
 ■環境関連商品
 シービーテック、昭和電機、高橋金属、日伸精機
 ■検査・測定関連
 エフェクタ―、近藤製作所、東京精密、東日製作所、リコーエレメックス
 ■JTEKTグループ
 ジェイテクト、光洋機械工業、光洋サーモシステム、豊興工業、豊田バンモップス、三井精機工業
 ■サンコーグループ
サンエスサービス、三工ケミカル、三工機器

北海道住電精密の最新鋭工場を視察
新会長に前嶋氏(前島商会)が就任
東海イゲタロイ会20144年度(第21回)総会を開催

 東海イゲタロイ会の2014年度(第21回)総会が5月23・24日の両日、北海道住電精密の視察を兼ねて北海道で開催され、会員およそ100名が出席した。任期満了に伴う役員改選では、副会長の前嶋孝行氏(前島商会社長)が新会長に就任し、伊藤照之会長(伊藤信産業会長)は顧問に就任した。住友電気工業ハードメタル事業部の井戸正之営業統括部長は、2013年度のハードメタル事業部の売上高が過去最高となったことを報告し、今年度はさらに7%アップを目標に掲げ、より良い製品を出していくことは勿論のこと、強い販売網がなければ達成できないとして会員に対し一層の協力をお願いした。
 初日の23日は、中部国際空港に午前7時30分に集合し、8時30分過ぎの飛行機で新千歳空港へ。そこからバスにて砂川市にある総会会場の砂川パークホテルへ向かい、昼食後ただちに総会が開かれた。
 第1部総会は渡邉久恭流通販売部名古屋市販グループ長の司会で進められ、冒頭、伊藤会長が挨拶で「本年度の総会は、ここ北海道での開催となりました。東海イゲタロイ会主催の宿泊総会は、設立21年で初めてです。この2日間、実のある総会にしなければと痛切に感じています。総会終了後は住友電気工業の刃先交換チップの主力工場であります北海道住電精密の工場視察、札幌に戻っての懇親会とハードスケジュールが続きますが、お付き合いをいただきたいと存じます。今年は、JIMTOF2014(第27回日本国際工作機械見本市)が10月30日から11月4日までの6日間、東京ビッグサイトで開催されます。この期間は、各メーカーがこぞって新製品を発売されるように聞いています。住友電気工業の広報誌SEI WORLDで松本社長が『組織の力を高めるものは何か。気骨ある人材をどうやって増やし育てるのか、経営者の力が試されている』とコメントされています。我々のような小さな流通業は社員が宝でありまして、いかに社員の教育をしっかりして行くかということで、生き残れると考えています。会員企業のますますのご発展を祈念いたします」と述べた。
売上高が6年ぶりの過去最高に
 井戸営業統括部長が「この後、私どもの自慢の工場をご覧いただくということで、非常に喜んでいます。今日、明日の2日間ですが、有意義でかつ楽しい時間をお過ごしいただけますように社員一同精一杯努力をしてまいりますので、宜しくお願いいたします」と挨拶。
 2013年度の業績については「先般、住友電気工業の決算が発表となっています。売上高が2兆5688億円、営業利益が1201億円、当期純利益が667億円ということで増収増益となりました。売上に関しては過去最高で、前年度比19%増。その中でハードメタル事業部は、世界連結売上高が828億円と、これまで最高となったリーマンショック前の2007年度売上を上回ることができました。6年ぶりに過去最高が出ました。利益は、過去最高に届いていませんが、前年度比では増加しています。これも偏に会員店の皆様のご協力の賜物と考えており、誠にありがとうございます」と報告方々お礼を述べた。
 今年度の目標について井戸営業統括部長は「住友電工全社で前年度比売上高5%アップの増収増益を見込んでいます。工具の部門は、前年度比7%アップの売上高890億円を目標に掲げています。国内のマーケットは海外流出も止まっておらず、マーケットのサイズはおそらく横ばい。その中で5%から7%の成長を達成することが求められています。今まで以上に良い製品を出していくことがメーカーに求められています。成長を達成するためには、単に良いものを出すだけではなく、やはり強い販売網、流通の皆様のご協力なくしては達成できないと考えています。東海イゲタロイ会はじめ、各地のイゲタロイ会の発展に我々はますます力を尽くしてまいる所存ですので、引き続きご協力をお願いいたします」と述べた。
 会員109社中、出席84社と委任状5社で過半数を超えているので総会が成立すると司会者より宣言された後、議長を渡邉グループ長が務めて議事に入った。2013年度事業報告、同会計報告、会計監査報告、2014年度事業案、同事業予算案について審議し、いずれも原案通りに承認可決した。
 任期満了に伴う役員改選では、会長=前嶋孝行氏(前島商会)▽副会長=滝澤有一氏(松本商店)▽会計監査=石田勝俊氏(石田商会)▽幹事=こうら、大和商会▽顧問=伊藤照之氏(伊藤信産業)▽事業幹事=ノダキ▽会計幹事=名古屋電気が就任した。
 前嶋新会長が「新しく会長に就任いたしました、前島商会の前嶋でございます。今まで伊藤会長のもと副会長をやらせていただき、とても伊藤会長の足元にも及ばないと思っておりました。まだまだ諸先輩方が多くいらっしゃる中で大変僭越ですが、頑張って大役を務めてまいる所存ですので、ご協力の程をお願いいたします」と新任の挨拶。滝澤新副会長の閉会の辞で総会を終了した。
 第2部は、ハードメタル事業部の概況について近谷満流通販売部長より報告が行われた。主な内容は次の通り。
 ハードメタル事業部の売上高は、2007年度を100として、13年度は113と100を超えた。今年度は121を目標に頑張っていく。
 超硬工具の市場動向で、07年以降なかなか3000億円を超えられなかったが、13年度は3047億円と3000億円を超えた。住友のシェアは約20%。地域別では、07年度は国内の比率が高かったが、13年度は海外が伸びている。特に米州と中国が伸びた。
 アメリカとインドネシアにツールエンジニアセンターを開設。新製品も多数発表。流通関係では、13年度のキャンペーンとして、スプリングでサーメット、サマーでカッタ、オータムはシンガポール招待ということで実施した。
 14年度のキャンペーンは、5〜6月でスプリングキャンペーン(JIMTOF招待)を実施。サマーキャンペーンは、マルチドリルの発売30周年を記念してドリルで行う。JIMTOFで発表した商品を中心としたウインターキャンペーンも計画している。
 14年度の重点実施事項は、4年連続国内シェアNo.1を続けており、これをしっかり守りながら、ダントツシェアNo.1を目標にしていく。
 国内、海外ボーダレスでユーザーをサポートし、連携強化で案件を獲得してシェアの拡大を図る。昨年の夏より新営業管理システムが稼働し、ユーザーの案件をしっかり獲得していく体制を整えた。
 グローバルの在庫補充システムを活用して、即納体制を堅持していく。在庫率を高め、90%以上の即納率を維持している。
 開発関係では、JIMTOFイヤーということで現在、JIMTOFに間に合わせるべく新製品の開発を進めている。
 リサイクルにも力を入れ、住友電工グループ一体で進め、国内外でしっかりタングステンリサイクルを強化していく。
刃先交換チップの量産工場
北海道住電精密

 第3部では北海道住電精密の中堂益男社長が同社の概要を説明した。
 北海道住電精密は1980年に操業を開始し今年で34年目。スローアウェイチップ(刃先交換チップ)と超硬合金の原料を作っている。砂川はもともと炭鉱街で住友石炭が経営していたが、石炭産業の衰退に伴い炭鉱を閉山することとなった。その時、工場用地を探していた住友電工が、ここに進出した。
 この工場の特徴と強みは、粉末(原料)からチップまで一貫生産をしていること。正方形の土地13万平方メートルに、スローアウェイ工場と原料工場がある。一昨年5月に原料工場の向かいに最新鋭の工場を建設し、稼働を始めた。創業当時に比べ現在は20倍以上を生産、今年の4月は過去最高の生産を記録した。
 住友電工イゲタロイのスローアウェイチップの95%を同工場で生産している。東日本大震災でスローアウェイチップの即納率は60%台に下がったが、その後新工場の稼働等により92%位で推移。現在は目標95%以上、欠品ゼロを目指して努力している。
 創業当時は製造のみの会社であったが、スローアウェイに関しては生産管理、製造設計、金型、オーダー品の設計と在庫管理の機能を本社から移管されている。一昨年、材料開発と形状開発の部隊も北海道に来ている。これは新製品の開発スピードを上げるという狙いがある。
 最新鋭の工場は一般公開していないが、今回初めてイゲタロイ会会員の販売店に公開する。この工場は、プレスから出荷、包装まで一直線に行うラインとなっており、1ライン25万個、2ラインで月に50万個の生産能力を持っている。さらに同期生産をすることにより、従来のリードタイムが半分となった。
 また、自動化を極力進め、人生産性を上げている。目標は、完全流れ生産の実現で、従来の工場の生産性を2倍、生産のリードタイムを半分の6日で出荷をする。
 2014年度下期は、今よりも10%高い生産計画を組んでいる。生産能力は、まだまだある。
 実際に空知郡奈井江町にある北海道住電精密の工場を見学し、特に最新の工場では人も少なく効率よく生産している様子を見ることができた。
 視察後は、宿泊先のニューオータニイン札幌(札幌市中央区)に移動し、懇親会と優秀販売店の表彰が行われた。
工場視察の後は懇親会
優秀販売店の表彰も

 冒頭、牛島望住友電気工業常務取締役が「本日は大変お忙しい中、遠路、北海道までお出でいただき誠にありがとうございました。住友電工グループ全体では、昨年度は2兆5700億円と、リーマンショック前の07年度の最高売上が2兆5400億円でしたので、6年にしてやっとリーマン超ができました。その中でハードメタルが連結で830億円の売上で、リーマン時に730億円強でしたから、皆様のご支援で100億円上積みができました。国内の売上も約10%伸びています。その中でも市販の関係は13%伸び、特に東海イゲタロイ会の会員の皆様にはご活躍いただいて15%伸ばしていただき国内販売の牽引役になっていただきました。オータムキャンペーンでシンガポールに行った88名のうち、東海イゲタロイ会の会員が29名と最大の勢力となりました。本年につきましても、JIMTOFに向けてキャンペーンに取り組んでいただいています。これで上期は良い数字を出していただき、下期にはJIMTOFで発表します新製品で良い数字を上げていただければと思います。4月以降、消費税率アップの影響は業界により全然違いますが、超硬工具の最大のユーザーである自動車を見ますと、ほとんど落ちていない。非常に繁忙が続いている。それと嬉しいことに、日本の造船が復活してきている。やはり円安の効果は大きいと思います。その他、鉄道、航空機といったモビリティの現場も忙しい。超硬関係は、まだまだ将来の題材がたくさんあるのではと思っています。私ども、スローアウェイの増産もさることながら、そのベースとなる原料関係のリサイクルにも力を入れ、皆様方が集めていただいたスクラップをもとに、毎月20〜30トンをリサイクルしています。アメリカでもスクラップからのリサイクルと、世界中から採れるタングステンの鉱石の精錬を行うためにバッファローにプラントが稼働し始めたところ。原料の調達を盤石なものにしていきます。今年も暗い材料はあまりないと楽観的に見ていますので、皆様の拡販のご支援をお願いいたします」と挨拶。
 2013年度優秀販売店の表彰に移り、最優秀賞1社、優秀賞8社、躍進賞1社に牛島常務より表彰状と記念品が、超硬製品のリサイクル回収に尽力した1社に感謝状が贈られた。
 乾杯の発声を富田邦洋住友電気工業執行役員ハードメタル事業部長が行い、懇親の場に。よさこいソーラン祭りで常に上位に入る「江別まっことえぇ&北海道情報大学」チームの演舞を楽しむなど和やかなひと時を過ごし、伊藤照之顧問(伊藤信産業会長)の閉会の挨拶で終了した。
2日目はゴルフと観光で交流図る
 翌日は、ゴルフ組と観光組に別れてそれぞれ親睦を深め、ゴルフ組は桂ゴルフ倶楽部(苫小牧市)で大自然の中のゴルフを楽しんだ。
 一方の観光組は、札幌中央卸売市場の場外市場で買い物し、小樽の街を散策。にしん御殿貴賓館(旧青山別邸)にて昼食をとった後、ゴルフ組と合流して帰路に就き、午後6時過ぎに中部国際空港に予定通り帰着し解散した。

シンプルで美しいガスビルトインコンロ
「Faceis(フェイシス)」発売
パロマ 家族で内食を楽しく

 パロマ(社長=小林弘明氏、本社=名古屋市瑞穂区)は、新型のガスビルトインコンロ「Faceis(フェイシス)」を8月25日に発売する。
 Faceisは、様々なキッチンに調和するシンプルでフラットな前面操作部とし、特にグリルの取手は正面の立ち位置から見るとすっきり見え、かつ持ちやすさにもこだわったデザイン。より多くの家庭で内食を楽しめるよう便利な調理機能も搭載している。
 東京ガス、大阪ガス、東邦ガスとパロマによる4社共同企画商品で、東京ガスは9月29日、大阪ガスは10月1日、東邦ガスは10月21日に発売する。
 価格は、天板幅75cmタイプ「PD-800WV-75GJ」が21万円、天板幅60cmタイプ「PD-800WV-60GJ」が20万5千円(いずれも税抜)。初年度の目標販売台数は2万台。
 Faceisに関する最新情報は、専用サイトhttp://www.faceis.
jp/で閲覧できる。
 【商品の特長】
 @プッシュ&ダイアル点火方式で美しさにこだわったデザイン
 プッシュ&ダイアル点火方式(単1形アルカリ乾電池2個使用)で、ボタンまわりの装飾を抑えすっきりシンプルな美しさ。天面は輝きが美しく手入れも簡単なガラストップを採用し、カラーは明るく清潔感のあるシルキーグレーとした。
 Aシンプルグリルダッチオーブン
 軽くて扱いやすいシンプルグリルダッチオーブンセット(別売、メーカー希望小売価格1万円税抜)をグリルで使って、肉・魚料理、グラタン、パン、ピザ、スイーツなど多彩なメニューを手軽に楽しむことができるうえ、切身の魚なども焼けてグリルの手入れも低減できる。
 B煮もの機能
 火力を自動調節して焦げつきを抑えながら、1〜200分のタイマー設定もできしっかりおいしく煮込むことができる。
 C炊込みモード付自動炊飯機能
 ごはん、おかゆに加えて、炊込みごはんもボタンを押すだけでふっくらとおいしく素早く炊ける自動炊飯機能。ガスコンロ炊飯は、節電にも役立つ。
 D両コンロ強火力
 左右のバーナーはどちらも強火力。強火が必要な炒めものと湯沸しも同時にでき、スピーディーな調理をサポート。弱火から強火まで対応し、毎日の調理が効率よくできる。
 E7段階の温度キープ機能
 140〜200℃まで10℃刻みで設定できる。温度調節がむずかしい揚げ物も、薄焼きたまごやクレープなどの焼きものも、簡単においしくできる。
 F水なし両面焼ワイドグリル
 遠赤外線直火焼の両面焼グリルなら焼き魚はもちろん、グラタンやローストビーフなどもおまかせ。揚げもののあたため直しも短時間で仕上がる。
 Gトーストも対応のオートメニュー機能搭載
 トーストも自動調理できる「オートメニューモード」では、食材の種類(魚の干物・切身・姿焼き・トースト)を選択し、焼き加減を選択すれば自動で調理して消火する。毎朝のトーストが節電にも役立つ。
 H湯沸し機能
 お湯が沸いたら電子音で知らせ、自動で消火。調理しながらの湯沸し、麦茶を煮だすときなどにも便利。
 Iレンジフード連動機能
 コンロやグリルの点火や消火に連動してレンジフードを自動で運転または、停止する機能。※指定外のレンジフードでは連動しない。

新型ファイバー二次元加工機など
話題の最新機種お披露目
三菱電機 メカトロニクスフェア2014開催

 三菱電機(社長=山西健一郎氏、本社=東京都千代田区)は6月12日・13日の2日間、名古屋市東区の名古屋製作所FAコミュニケーションセンターにおいて「三菱電機メカトロニクスフェア2014in中日本」を開催した。
 今回注目の製品は、12日に発売開始となった新型ファイバー二次元加工機「ML3015NX-F40」だ。ファイバーレーザ加工機は従来、軟鋼、ステンレス、アルミ合金などを素材とした薄板加工に適していたが、同製品は従来の2・5キロワットから4キロワットと高出力のレーザ発振器を搭載し、中板厚加工への対応ができる様になった。同社従来機(2・5キロワット)と比較し、ステンレス加工では1・6倍、アルミ合金加工では1・5倍、黄銅加工は2・4倍まで加工性能が上がり、炭酸ガスレーザと同等レベルまで加工が可能となった。また、加工中の軸停止時間をゼロにする同社独自技術の「F-CUT」を採用し、薄板加工時間を56%短縮。そして同社製NC、駆動機器を併せて使用する事で、待機時電力消費量を最大70%削減できる。国内の電力事情から省電力化を望む顧客ニーズを受け「ML3015NX-F40」を開発したと、レーザ製造部ファイバーレーザ開発プロジェクトグループの西田聡マネジャーは説明。フェア来場者は同機の加工実演と、加工された金属の仕上がり具合を見ながら説明を受けていた。フェア会場では他にも、長尺化、高精密化した金型加工に適したワイヤ放電加工機「MPシリーズ」、同じくワイヤ放電加工機で大型部品・金型加工に適した「MVシリーズ」、炭酸ガス二次元レーザ加工機などを多数展示しており、2日間での来場目標800名に対し約900名が来場し、受注目標4億円のところ約5億円と目標額を大幅に上回る程の盛況で終えた。

ニューバランス、さらなる高みをめざして
寺岡精工 「2014ニューバランスフェア」

 寺岡精工(社長=寺岡和治氏、本社=東京都大田区)と中部テラオカ(社長=中澤雅男氏、本社=名古屋市北区)は6月24日と25日の2日間、ウインクあいち(名古屋市中村区)にて「2014ニューバランスフェア」を開催した。セルフレジをはじめ、トレイを使わない包装機、台紙不要のプリンター、各店舗データを一元管理するクラウドサービスなど、スーパーマーケットにおける人手不足解消と省力化のための最新ソリューションを一堂に展示紹介した。
 環境志向の現代社会にあって企業が目指すべきは“レス化”、すなわち省エネ・省資源・省ロス、そして省時間である。各社が環境主義を掲げこれらの課題に向けてしのぎを削るなか、同社は「スピードこそサービス」と考え、食品流通業界に向けた数々の画期的なシステムを打ち出している。今回展では4つの事業領域(「流通小売」「フードインダストリー」「ロジスティクス」「サービス・飲食」)において研究成果を発表した。
 その核となったのが、「流通小売」部門の「スピードセルフレジ&キャッシュ・マネージメント・システム」。同システムではチェッカーが商品をスキャニングした後、客がセルフで精算する。チェッカーが金額計算し精算処理も行っていた従来の一人制レジに比べ、客のレジ待ちストレスの大幅解消が期待できる。作業が軽減されるチェッカーもストレスが解消され、レジ運用コスト削減にもつながる。金額計算と精算を分離した点が大きな特色で、全国124店舗に導入済(6月17日現在)。客とチェッカー、運営管理いずれにとってもメリットの大きい革命的なシステムと言えそうだ。「フードインダストリー」部門ではノントレーパック、真空包装、帯掛け包装などのパッケージングシステムと、食品情報の掲載量に応じて商品ラベルのダウンサイジングが可能なラベリングシステムほか環境時代にふさわしい数々の機器が注目された。2日間で食品機器製造メーカーや流通業界人ら多くが来場し、「セルフレジのパイオニア」としての同社が誇る最新ソリューションを体感した。
 吹上ホールを含め名古屋では22回目の開催となった本フェア。「今後もユーザーの求めに応えるべく、さらなる高みに向けて新しい価値を探っていく」としている。
体験者であふれる「スピードセルフレジ&キャッシュ・マネージメント・システム」紹介コーナー

高齢者雇用・定年引き上げや
景況について情報交換
名機工同友会 5月例会を開催

 名機工同友会(会長=田中知之氏・ミユキ商會社長)は5月20日午後6時30分より、名古屋市中区の東京第一ホテル錦で5月例会を開催した。
 冒頭、田中会長が挨拶で「先月総会があり、本日は今期初めての例会です。また1年間、皆様のご理解とご協力の程をよろしくお願いいたします。今年は旅行会も開催するということで、皆様と久しぶりに懇親をより深める機会と、楽しみにしています。消費税率引き上げに伴う駆け込み需要もあったように聞いていますが、大きな混乱もなく推移したのではないでしょうか。中国、韓国、ベトナムなどで色々な諸問題があります。海外に進出しておられるところ、ユーザーさんにも出られているところがあり、部品等の供給面で影響があり生産にも影響が出ていると聞いています。日本国内の生産はこれから増えると感じています。8月頃から日本の生産現場の温度が上がってくるだろうという予想も出ています。また、来年度(2015年度)の法人税が20%台になるとも言われています。我々同友会としては、会が発展するように、また継続できるように頑張ってまいりたい」と最近の景況なども交えて話した。
 各部の報告に移り、吉野新規事業部長(吉野機械工具社長)が共同購入事業の4月の実績を報告。福利厚生部からは、昨年度開催を見送った旅行会を、今期は開催する予定と発表された。
 続いて情報交換の場となり、今回は@4月以降の景況についてA定年を迎える(近づく)社員の処遇についてB決算賞与についてC営業担当者の顧客数と訪問数についてD経理担当について―をテーマに情報交換した。
 主な内容は次の通り。
 @4月以降の景況について
 駆け込み需要はあまりなかったが、逆に4月、5月は3月末に出なかったものが出てきたように感じられる。▼駆け込み需要は若干あったが、反動減もなく4月は想定外によい数字が出た。5月も順調に来ている。ものづくり補助金に期待している。▼4月は若干の落ち込みがあったように感じられる。5月の大型連休も仕事をしている企業があり、今後にかけて仕事はあるという感じ。実際に5月の後半から忙しい状態となってきており、6月、7月が楽しみだ。▼創業以来単月で過去最高を記録するほど2月、3月が良かった。それを除けば4月、5月もそこそこの数字で、反動はあったのだろうが、かなり良い方の想定内という実感。
 A定年を迎える(近づく)社員の処遇について
 定年まで無事に勤めあげていただいた社員に、感謝の気持ちと手厚くしないといけないという気持ちもある。現在定年は65歳に引き上げていないが、準備を進めている。▼団塊の世代が多くいたので60歳定年としていたが、現在は定年延長で65歳の方向に向かっている。再雇用という形で継続雇用をしているが、営業担当者が内勤というのはなかなか難しいところがあり、長続きしていないのが現状。今後の課題であると感じている。▼定年制度を65歳としている。その後は1年ごとに更新。現在、最高73歳の方にも働いていただいている。▼定年制度は60歳で、その後は1年更新での契約。最終的には中小企業も大企業並みに65歳にしなければならない。私どもは55歳で役職定年。昨年は55歳になった3名を1年契約で引き続き役職としたが、今年は更新せずに専門職とし、若い人材を登用した。また別会社を作り高齢者の受け入れ先としていく。
 B決算賞与について
 ここ数年、決算賞与を出している。会社に大きく貢献した社員に対しては、それなりの比率となっている。▼2009年だけ、リーマンショックの影響で出していないが、それ以外は出している。期のスタートに、利益を出したらそのうちこれだけ決算賞与を出す、と金額もかなり明確に従業員に伝える。総額は株の配当と合わせながら見ている。▼最低基準の利益を決めて、その額から上回った利益総額の20%を決算賞与として出している。
 C営業担当者の顧客数と訪問数について
 顧客数は1人当たり20社〜25社。コアのお客を中心に毎日10社程度の訪問を目安としている。▼12社〜13社程度を1日に訪問。営業マンごとにルートを決めている。▼じっくり、しっかり営業してもらおうとすると、1日6、7社というところが限界と思っている。営業マン1人に30社前後の担当を持ってもらっている。▼毎日何もなくても行くところは数社ある。週に2回ないし3回行くところも同様。担当の数自体は30〜35社位だが、中には年に数回しか訪問しないところもある。
 D経理担当について
 経理は身内で行っているが、今後は自分も携わるようにしていく。▼母親が経理をしており、自分自身がなるべく会社のお金を使わないようにしている。▼身内でない経理担当であったが、最近、身内(子息)に代わった。経営者は営業ばかりではなく、ある程度会社の経理を分かっていなければならないと感じている。▼身内ではないが、交際費を出しづらいと思うこともある。社員の目もあるので節度をもってという人もあり、自分でもまだ決めかねている。▼身内でない者が経理を担当しているが、経費を出しづらいということはない。もともと交際費をあまり使わないこともある。▼身内でやっており、自分で管理しながら行っている。▼最近、身内から社員に代わった。社員が見ても問題のないような経費の使い方をしている。
 その他、6月25日から東京ビッグサイトで開催される機械要素技術展に出展(海外製品)する▼スイスの小径刃物専門の展示会に出展し、時計職人と時計工場が多いところで色々勉強になった、といった話もあった。

新中期経営計画がスタート
今期は売上高375億円を予想
NaITO 決算概要と近況を報告

 NaITO(社長=坂井俊司氏、本社=東京都北区)は5月27日午前10時より名古屋市瑞穂区の名古屋支店において記者会見を開き、同月20日に社長に就任した坂井社長ほか役員2名が出席して2014年2月期(第63期)の決算概要と近況を報告した。
 冒頭、坂井社長が「私自身は4年前に2年間、社外取締役という形でNaITOに来ていました。また、前任の南雲とは岡谷鋼機時代に上司、部下の關係で10年ほど仕事をしていましたので、どのような考えで経営者として取り組んでいるかを、ある程度は理解できているつもりです。2016年度に向けて『中期経営計画 信・鮮・力2016』がスタートしていますし、2014年度も始まっているので、今までの方針を継承していきたいと思っています。NaITOらしさを全面に打ち立てて頑張っていきたい。できるだけ取引先様、お客様、仕入先様を含めて、皆さんとコミュニケーションをしっかり取れるような形で仕事を進めていきたいと思っています。昨年、計測事業部を立ち上げ、今までの切削工具中心から一歩踏み出し、幅を広げる形で計測、測定の分野に力を入れています。これをもう少し踏み込んで、今年は数字にしていきたい。年齢が前社長より12歳若くなりましたので、できるだけスピーディーに物事を進めたいと思っています。スピーディーに確実に、今年の計画も、中期計画も達成できるよう頑張ってまいります」と挨拶。
 報告によると、2014年2月期(2013年3月1日〜2014年2月28日)の連結業績は、売上高が366億100万円となり前期比で1・7%増加した。前年度の359億7400万円には大口案件があり、それを除くと3%強の実質的な伸びとなる。
 営業利益は前期比61・7%増の2億3400万円。増益率が高いのは、売上が6億円ほど増加したことと、昨年度はNaITOの設立60周年ということで営業的に60周年に絡んでのキャンペーン、販促活動を実施したことによる。経常利益は同9・4%増の5億900万円となった。
 売上高、営業利益、経常利益で増収増益となったが、海外事業(タイ)の再編に伴って出た配当金に係る税金を計上したため、当期純利益は2億6300万円となり同4・1%の減益となった。
 財政状態は、総資産が152億8200万円で1億600万円減少したが、総資産的にはほぼ同じ状況といえる。純資産は91億8800万円と約5億円減少。これは昨年度残っていた優先株式を7億1700万円で取得し、利益剰余金を取り崩して消却したことが主な要因となっている。自己資本比率は60・1%となり、60%台を維持した。
 2015年2月期の業績予想は、売上高が375億円(前期比2・5%増)、営業利益2億円(同14・7%減)、経常利益4億円(同21・5%減)、当期純利益2億5000万円(同5・2%減)。「中期経営計画 信・鮮・力2016」がスタートし売上高で若干の増収を見込むが、利益面では、システムの更新や賞与の増額による経費の増加などを考慮し、減益となると予想している。
 「中期経営計画 信・鮮・力2016」(2014年3月1日〜2017年2月28日)では、激しく変動する経営環境下にあって地域密着を指向する中で、「価値を提供し」「進化を実現し」「お客様からFirstCallして頂く」企業を目指すとしている。
 重点施策に収益力の強化と人財の育成・活用を挙げ、最終年度(2016年度)の売上高410億円、経常利益6億5000万円を目標とする。
 収益力の強化では、@切削工具=引き続きコア事業として拡大A計測=将来の柱に成長させるための取組み強化、B産業機器=様々な産業分野での積極的な展開、C工作機械=メーカーとの関係強化、D海外展開=海外拠点の収益拡大の方針に沿って、成長産業への展開、セミナーの実施、営業支援体制の整備、商品開発体制の強化に取り組む。
 人財の育成・活用では、E専門力の強化=人財の活用のために、研修制度の充実、外部人材等の活用、人事制度の見直しを行う。
 【新社長 坂井俊司氏プロフィール】
 1963年12月23日生まれ、大阪府出身。
 1987年3月同志社大学商学部卒業、同年4月岡谷鋼機入社、2010年3月同社東京本店メカトロ部長、2014年4月NaITO顧問、同年5月同社取締役社長(現任)。

ダイジェット工業 新製品紹介
鋳鉄旋削用KGブレーカーチップ
及び新材種JC108W発売

 ダイジェット工業(社長=生悦住歩氏、本社=大阪市平野区)は、鋳物の旋削加工において機械剛性が無い、もしくはワーククランプ状態が悪い場合においても荒・中荒加工で使用可能かつ仕上げ加工も可能な低抵抗全周ブレーカーを開発した。
 これに併せてBeeコートシリーズに新材種を追加し、鋳鉄高速加工用のJC050Wに加え、耐欠損性に優れ断続加工においても長寿命化が可能なJC108Wを開発した。
 KGブレーカーの特長は、ランド部をポジとし、従来より約20%切削抵抗を低減。仕上げ加工時の加工面粗さも向上した。
 JC108Wは、耐塑性変形性と耐欠損性のバランスの取れた専用母材を使用。厚目のα型アルミナ層とTi化合物層を採用したCVDコーティングを採用し、高速での耐熱性と耐摩耗性を向上した。平滑化したすくい面は突発的な溶着剥離を抑制する。
 JC050W、JC108WともにCNMG12タイプ、DNMG15タイプ、VNMG16タイプ、WNMG08タイプ計9型番をそれぞれ揃え、合計18型番をラインナップ。
 6月4日から発売し、初年度販売目標を5000万円としている。
QMシリーズ用チップ
バリエーション追加

 ダイジェット工業は、高能率刃先交換式エンドミルQMミル/マックスに新たなチップ2種類、QMミル用チップEOMT060220ZER形とQMマックス用チップZPMT100320ZER形を追加発売した。
 従来チップではコーナR設定がR1のため、プログラムの設定がR2の場合はプログラムの変更が必要だった。肩削り加工においてもR2の要望が多く、これに対応するとともに、高送りミラーラジアスのような低切込み高送りも可能な製品として開発された。
 主な特長は次の通り。
 〓高送り加工においてユーザーでのコーナR設定は工具径によりマチマチであるが、今回R2のラインナップにより幅広いユーザーに対応が可能。
 〓ミラーラジアスよりも多刃での加工でより高能率加工が可能に。
 〓工具材種もJC5118とJC8050の2種類用意することにより、あらゆる被削材に対応した。
 主用途は、QMミル用チップEOMT060220ZER形が鋳鉄、炭素鋼〜プリハードン鋼、ステンレス鋼やチタン合金などの高送り荒加工、QMマックス用チップZPMT100320ZER形が鋳鉄、炭素鋼〜プリハードン鋼、ステンレス鋼の肩削り加工。
 価格は、EOMT060220ZER(材種JC5118/JC8050)が740円、ZPMT100320ZER(材種JC5118/JC8050)が910円。
 6月4日から発売し、初年度販売目標を4000万円(2型番合計)としている。
耐熱合金用EZドリル
バリエーション追加

 ダイジェット工業は、昨年2月に発売した耐熱合金用EZドリルに、従来受注生産だったφ3〜φ12までの0・1ミリとびサイズを流通在庫品として追加した。
 EZドリルEZSM形は、熱伝導率が低いため高切削温度となり、かつ工具材料との親和性が高いため溶着を生じやすい耐熱・チタン合金の穴あけ加工において、高能率・長寿命加工を実現する耐熱合金専用ソリッドドリルで、その主な特長は次の通り。
 〓酸化開始温度が高く耐熱性に優れるDVコートの採用により、高い切削温度となる耐熱・チタン合金加工において長寿命を実現。
 〓溝部に特殊な表面平滑処理を施すことにより、溶着の発生を抑制。
 〓刃先形状の最適化により切れ味が向上し、溶着を低減。
 〓切削抵抗が低いEZ刃形を採用。
 〓溝断面形状を大きくし、切りくず排出がスムーズ。
 今回、メーカー在庫φ3〜φ12間の26アイテムに、流通在庫品φ3〜φ12の0・1とび65アイテムを追加。全91アイテム、加工深さ3Dc、全サイズクーラント穴付となっている。
 販売価格は8920円(φ3)〜2万1300円(φ12)。
 6月4日から発売し、初年度販売目標を3000万円(全アイテムにて)としている。

2014年7月20日(日) 2533
第2期伊藤新体制が決まる
海外業界調査準備委設置
愛機工 6月定例理事会を開催

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機社長)は6月19日午後4時30分より東京第一ホテル錦において総会後初の理事会を開き、伊藤理事長が役員組織を発表した。新常任理事に中川雅夫理事(情報部、ナカガワ社長)が就き、事業部、福利厚生部、総務部、経営対策部、青年部の各部長は留任とした。経営対策部は海外業界調査の復活に向け準備委員会を立ち上げる。また、来年開催のMECT2015に向けて今期より活動を開始することを確認した。
 伊藤理事長の挨拶に続いて議事に入り、はじめに服部総務部長(伊吹産業社長)が新理事の佐々木伸之氏(尾張支部、太田廣常務)、時津達也氏(東支部、新栄商會社長)、服部嘉高氏(尾張支部、服部商会社長)とこの日欠席した有賀淳一郎氏(三河支部、エス・エヌ・ジー社長)の4名を紹介した。
 会員の増強活動について、現在賛助会員の加入に向け2社と折衝中であると事務局が報告。また組合員の大橋物産(西支部)が業容変更のため脱会することを承認した。
 平成26年度総会報告を服部総務部長が行った。5月27日に名古屋ガーデンパレスにおいて開催、組合員261社中、本人出席86名、委任状131名、合計217名。来賓、賛助会員、事務局、報道を含め、当日の出席者は総勢157名となった。
 総会は、近藤理事(油傅商店社長)が司会を務め、倉地理事(倉地社長)を議長に議案審議を行い、第1号議案から4号議案まで原案通り承認可決した。任期満了に伴う役員改選では、理事候補者35名(内、新任4名)と監事2名が全員承認された後、第1回目の理事会を開き三役を選出、互選の結果、伊藤理事長、水谷副理事長(ミズタニ機販社長)、高田副理事長(井高社長)、森田会計理事(事業部長兼務、モリタ社長)の留任が決まった。
 理事会組織(2014〜15年度)について伊藤理事長が発表した。田中前情報部長(ミユキ商會社長)が勇退し、新部長(常任理事)に中川理事が就任。田中理事はそのまま情報部に所属する。事業部長は、森田会計理事が前期同様に兼務する。福利厚生部、総務部、経営対策部、青年部の各部長は留任。
 その他、野田特任理事(ノダキ社長)は前期同様に各部会・特別委員会の事業に携わる。特別委員会はMECT2015実行委員長に高田副理事長、副実行委員長に森田会計理事兼事業部長。2015年に実施を予定している海外業界調査では準備委員会を設置、委員長に林経営対策部長(広島商事社長)が就く。また、定款・規約改正の検討を行う改正委員会を設置し委員長に水谷副理事長が就く。全機工連関係では副会長に伊藤理事長、人材開発委員会委員長に水谷副理事長、中部ブロック長に高田副理事長が就いている。
 人材開発委員会について水谷委員長が報告。委員会ではこれまで中部ブロックの各団体を対象にしたセミナーやブロック会議に併催したセミナーを実施してきたが、当初計画していた全国の会員に配布できる教育に関わるマニュアル作りは難航している。どの様なものを作るか検討したが方向性は定まっていない。7月2日に中部ブロックの人材開発委員を招集し改めて具体策を検討する。
 平成26年度教育事業計画について林経営対策部長が説明した。
 (1)技術研修(会場=ポリテクセンター中部、講師=ポリテクセンター教師)@ツール・エンジニア・スクール(3日間/座学および加工実習)9月18日(木)〜20日(土)A精密測定技術研修(2日間)10月3日(金)・4日(土)B切削加工における課題と対処(2日間/新企画)平成27年3月12日(金)・13日(土)。(2)社員研修…MBC(名南経営)の講座で申し込みの多いテーマを組合として企画する。(3)経営者・管理者セミナー…中部ブロック会議の中で企画する。(4)その他、時節に対応したセミナーを企画する。
 機工メイト推進委員会報告は伊藤委員(伊藤信産業社長)が行った。推進委員会を5月14日に大阪で開催し、@販売実績の推移A全機工連策定EDIフォーマット対応についてB機工メイトの提示価格についての3項目を中心に意見を交わした。2013年度の販売実績は前年に比べて大幅な増加となったが、非会員の増加が目立っている。会員の販売促進においては導入率の低い地域団体に協力を要請するとともに東京・大阪・愛知の主要団体の販促活動を強化するとした意見をまとめた。EDIフォーマットは、全機工連IT情報委員会が業界標準フォーマットを策定し機工メイトに標準搭載する予定。機工メイトのソフト価格については、安価な競合他社に対し一定の対応をすることを決定した。
 第74回親善野球大会経過報告を長村福利厚生部長(長村商店社長)が行った。大会は5日目(6月7日)を終え、Aゾーン1回戦7試合と2回戦1試合、Bゾーン1回戦7試合を実施した。A・Bゾーンで1回戦の2試合が滞っているが雨天による延期もなく想定内で進行している。今大会は、例年課題となっている球場の確保が江南審判部の協力で特に問題はないが、対戦カードの調整が難航している。
 MECT2015について森田副実行委員長が今後の予定を説明した。MECT2015を来年10月21日(水)〜24日(土)の4日間、ポートメッセなごやにて開催する。出展者募集を今年の10月1日に開始するにあたり、事業部および卸商社を中心にMECT実行委員会を設置し、第1回実行委員会を9月2日(火)に東京第一ホテル錦で開催する。
 海外業界調査準備委員会について林経営対策部長が説明。4月理事会で承認された業界調査は、まず林経営対策部長を委員長に準備委員会を設置し訪問先および概要をまとめる。企画としてはベトナムまたはインドネシアを候補地に実施時期は2015年の予定で両国ともに日系およびローカル企業訪問の他、展示会見学なども計画している。近々委員を選任し第1回の委員会を招集する。
 定款・規約改正について水谷副理事長が説明した。近年、組合員の脱退に伴い理事定数(支部)の減少が想定される。理事数をある程度保つのか、少なくても良いのか(少数精鋭)、支部区割りや他の項目も合わせ検討する。水谷副理事長を委員長に総務部および野田特任理事他、理事数名で定款・規約改正委員会を設置し議論する。
 今後の理事会日程は、8月5日(火)、10月14日(火)、12月2日(火)、平成27年2月3日(火)懇親会併催。開始時刻を従来より30分繰り下げ午後4時30分とする。
 最後に今期より新しく支部長になった、東支部の野崎支部長(常磐精機社長)、三河支部の三井支部長(三井機工社長)、尾張支部の大崎支部長(大崎機工社長)より抱負が述べられた。

三木喜昌氏(三起工機)が
統括幹事長に就任
愛機工青年部 平成26年度通常総会を開催

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機社長)の青年部(部長=森庸一氏・森哲社長)は6月6日午後7時より名古屋市中区の東京第一ホテル錦にて「平成26年度通常総会」を開催し、審議の結果、すべての議案を全会一致で承認可決した。役員改選では青年部を卒業する時津統括幹事長(新栄商會)の後任として、三木教育幹事長(三起工機)が統括幹事長に就任した。
 総会は礒貝広報担当幹事(ユアサ商事)の司会進行、滝澤副部長(松本商店)の開会の辞で始まり、司会者より青年部員総数45名、出席43名、委任状2名で本総会が成立すると宣言された。
 森部長が「昨年は、全機工連の全国大会(平成25年10月22日に愛知で開催)を青年部の皆様のご協力によりスムーズに開催することができました。色々な方面の方々から非常に良くやってくれたと青年部に対してのお褒めの言葉をたくさんいただいております。皆様方が親組合やその上部組織に対しても本当に一生懸命協力しているということを、地方の組合の方々にも分かっていただけたものと嬉しく思っております。その3日後に開催された全国青年部交流会では、全国大会で討議されたテーマに沿って林組合経営対策部長(広島商事社長)に講演をしていただき、その後、林氏をコーディネーターとして討論会を行いました。ここでは若い方々の率直な意見を聞くことができ大変実のあるものとなったと思っております。また、組合員、賛助会員とその家族を対象とした恒例のキャンプの集い、レクリエーションも大変良くやっていただき、常に良い評価をいただいております。キャンプは今年も7月
26、27日に開催すべく準備を進めております。事故、怪我のなきようにお願いしたいと思います。親組合の方では、人材育成を積極的に取り組んでおります。青年部の皆さんは、各会社でそれぞれ重要なポジションにつかれ、青年部活動を通して自身の成長と部下の育成に努め、会社に貢献できる人材になってくれることを期待しておりますし、また皆様ならば絶対にそうなるであろうと確信しております」と挨拶。
 来賓紹介に続いて、伊藤愛知県機械工具商業協同組合理事長が来賓を代表して祝辞を述べる中で、青年部の活動について「青年部は組合の一組織ではありますが、昔からほとんど独自に活動していたというのが青年部の伝統です。その中で自分たちの糧になることをされているのではないかと感じております。皆さんで工夫したことをやっていかれれば良いと思っております」と話した。
 規約により森部長が議長を務めて各議案の審議が行われ、第1号議案-@平成25年度事業報告=平成25年度青年部費収支決算報告A平成25年度青年部会費収支決算報告並びに監査報告、第2号議案-@平成26年度事業計画案A平成26年度収支予算案、第3号議案=平成26年度青年部会費徴収方法案、第4号議案=任期満了に伴う役員改選、以上すべての議案について全会一致で原案通り承認された。
 議案審議終了後、新入部員6名の紹介があり、小関氏(山下機械)の閉会の辞で総会を終了した。
 総会後に行われた懇親会は、来賓の長村常任理事(福利厚生部長・長村商店社長)の乾杯挨拶で開宴。和やかな雰囲気の中、新入部員の自己紹介に続いて、今期の統括幹事長はじめ総務、教育、厚生、会計の各幹事長からそれぞれ一言ずつ抱負などが述べられた。
 また、今回卒業となる4名のうち出席の3名からも青年部での思い出を振り返りながらの挨拶があり、和気あいあいと楽しいひと時を過ごした。なお、卒業生には卒業記念品が贈られた。

総受注高が3か月ぶりに前年を下回る
北米・アジア向けが減少
中部経済産業局 5月度金属工作機械受注状況 

 中部経済産業局が6月30日に発表した、管内金属工作機械メーカー主要8社(オークマ、アマダマシンツール、ジェイテクト、コマツNTC、富士機械製造、豊和工業、三菱電機名古屋製作所、ヤマザキマザック)の平成26年5月度金属工作機械受注状況によると、総受注高は前年同月比0・4%減の337億300万円となり、3か月ぶりに前年をやや下回る結果となった。
 国内受注は、一般機械工業向けが前年同月比19・8%増、自動車工業向けが同104・5%増と大きく伸び、全体で同26・7%増の107億7300万円となり、10か月連続で前年を上回った。
 海外受注は、北米向けが前年同月比30・2%減、アジア向けも同14・5%減少したため、全体では同9・5%減の229億3000万円となり、3か月ぶりに前年を下回った。
 国別にみると、1位のアメリカが67億3000万円(前年同月比10・4%減)、以下、中国39億8300万円(同21・5%減)、ドイツ14億4100万円(同16・5%減)、ブラジル12億5400万円(同261・4%増)、韓国10億7800万円(同39・3%増)の順となった。
 地域別シェアは、アジア(トルコを含む)向け34・2%、北米向け32・1%、ヨーロッパ向け25・0%。
 販売額は、前年同月比12・4%増の264億600万円となり、5か月連続で前年を上回った。
 受注残高は、前年同月比16・0%増の1604億1600万円となり、7か月連続して前年を上回った。

超硬工具協会と日本工具工業会
来年6月をめどに統合を検討
都内で共同記者会見を開催

 超硬工具協会(理事長=増田照彦氏・三菱マテリアル)と日本工具工業会(理事長=堀功氏・不二越)は6月17日、記者会見を開き、来年6月の統合に向けて検討を開始したと発表した。
 両団体は今年6月に開催された、それぞれの総会において統合検討開始を承認。来年1月には合同賀詞交歓会の開催を予定している。
 当日発表された「超硬工具協会・日本工具工業会両団体の統合を検討する背景」は次の通り。
 戦後GHQ指令で軍や戦争と深い関係があったとされる団体は解散させられていたが、1948(昭和23)年、商工省(現経済産業省)の主導のもと機械産業関連の多くの事業者団体が新たに発足した。超硬工具協会、日本工具工業会はともにこういった時代背景のもとに、機械工具関連の他団体と同様に事業者団体としてそれぞれ同年に設立された。
 ともに、前身の団体であるそれぞれの協議会の流れを受けて、超硬工具協会は超硬を素材とする工具製造業者19社、日本工具工業会は高速度工具鋼(ハイス)を素材とする切削工具製造業者を中心とする95社でのスタートであった。
 以来66年間、途中行政からの要請他の事情によって何度か統合を検討したこともあったが、それぞれ独自の協会運営を行いつつ現在に至っている。今では超硬工具協会は業界規模3000億円、正会員37社、準・賛助会員35社で総勢72社。一方、日本工具工業会は業界規模1000億円、正会員35社、賛助会員17社で総勢52社の団体となっている。
 同時期に設立されて関連団体として交流のある機械工具関連5団体(他にダイヤモンド工業会、機械鋸・刃物工業会、研削砥石工業会)の中でも、超硬工具協会、日本工具工業会の2団体は一部製品の規格、需要化、用途、流通等が同じであることもあり従来から交流が深い。
 近年では工作機械の進歩により超硬素材の適用範囲が拡大し、日本工具工業会の会員企業においても大半のメーカーが超硬工具の製造を行っており、両協会の垣根が低くなってきている。また、第2回目から欧米日の3工具団体の共催となったWCTC世界切削工具会議には、素材で別れずに一本化されている欧米の団体にならってJCTA(日本切削工具協会)の統一名称で臨むなどしており、そもそも個別の団体として運営されていることに対する違和感を唱える声もあった。
 これらの事情を背景として前述の通り、過去何度か統合を前向きに検討した経緯があるが、当時の協会幹部によれば統合のニーズを充分認識しつつも、一方で課題もあり、踏み切ることが出来なかったというのが実情である。
 しかしながら、特に、一昨年来のコバルトリスク問題への対応、WCTC2013京都大会のホスト国としての対応等、両協会が共同で活動する事案がクローズアップされ、一層連携のニーズが高まってきている。
 会員が事業者団体に加盟しているメリットとして、業界統計のフィードバックを得て個々の企業が自社のポジションを確認出来ること、関係省庁からの情報入手、折衝、さらには他団体等との折衝など個々の企業で対応しづらい案件への対応、製品の統一規格等を世界に向けて示す発信力の向上等が先ず挙げられるが、業界統計に関しては両団体の会員に共通する製造品目(ソリッドドリル、ソリッドエンドミル)においては一本化することによってより精度の高い統計データが得られることとなる。また、工具工業会の統計品目に入っていない超硬製品(インサート)を製造する会員もあり、この点でも統合による統計精度向上効果がある。情報収集・各種折衝に関しては、業界規模の拡大によるプレゼンス向上が期待出来る。
 さらに、統合によって下記のようなシナジー効果が期待出来る。
@事業活動の活性化
 委員会活動、表彰、親睦活動等において会員数が倍増することによって、活性化が図れる。
A共通テーマを持つ委員会活動の連携強化
 コバルト問題への取組み等既に両団体の環境委員会が連携して対応を進めている案件があるが、委員会の一本化によって連携が強化される。
B事業規模拡大による発進力向上
 両団体が最近特に注力している環境活動への取組みなどについて、事業規模拡大によって成果発表等、内外への発信力が高まる。
C共通製品の規格・用語の統一化促進
 共通製品(ソリッドドリル、ソリッドエンドミル等)に規格・用語統一の推進が図れ、世界への発信力が向上する。
D事務局の統合による効率的運営
 事務所の統合他の効率化が図れる。
Eマンネリ化からの脱皮
 永年の事業運営の中でそれぞれにマンネリ化している部分もあろうと思われるが、お互いの第三者的な視点によって改善を図っていくことが出来る。
 60数年独自の事業運営をしてきた歴史があり、統合に向けては多くの解決すべき課題はあるが、業界の更なる発展を目的として統合を目指す。

南アフリカ共和国第8代大統領
映画『マンデラ〜』を鑑賞
ジュニアー会 研修の一環として開催

 愛知県の金属業界の若手経営者が集うジュニアー会(幹事長=安井文康氏・錦興業社長)は研修の一環として、『マンデラ―自由への長い道―』の映画鑑賞会を6月27日午後5時より名古屋市中区の伏見ミリオン座で開催した。この映画は元南アフリカ共和国大統領ネルソン・マンデラの自伝を実写化したもので、鑑賞会には会員9名が参加した。
 人種隔離政策アパルトヘイトによって白人たちが優位に立ち黒人たちが迫害されていた南アフリカ共和国で、弁護士として働いていたネルソン・マンデラが、差別や偏見が当然のように存在している状況に疑問と怒りを感じ、反アパルトヘイトを訴えた政治活動に身を投じていく。元来非暴力の活動であったが、ひどい弾圧により武力闘争にまで踏み込み、ついには国家反逆罪で逮捕される。
 27年間の獄中生活という想像を超えた困難にも関わらず、復讐を否定し赦しを説くことで、アパルトヘイトの廃止、有色人種にも平等の法律に基づいた正当な権利を勝ち取り、その後の選挙で有色人種初の南アフリカ共和国大統領に就任、世界に奇跡を起こしたストーリー。
 映画を観た後は、場所を移して食事をしながら映画の感想を語り合い、リーダー論についても意見交換した。

山田本部長体制のもと
5年先を見据えた販売姿勢打ち出す
岡谷管栄会 平成26年度総会開催

 岡谷管栄会(会長=小川信氏・山信社長、岡谷鋼機と販売店・メーカーの集い)は6月25日午後5時より名古屋マリオットアソシアホテルにて平成26年度総会を開催。5年先を捉え、業界の変化に対応する販売姿勢を打ち出した。
 総会は岡谷鋼機の土橋治彦配管住設室長が司会進行を務め、正会員23社、賛助会員20社が出席し総会が成立する旨が宣言され開会。
 挨拶に立った小川会長は「岡谷管栄会は、研修機会を設ける目的で発足したと聞いています。会長就任以来、商品勉強会や新人研修会に同席しておりますが、参加者は熱心に聴講しており、商社間の交流の場としても良い機会が設けられていると思います」と同会の意義について語った。
 次いで、馬場紀彰専務取締役名古屋本店長は、創業345周年を迎え、前年度開催された“345セール”を成功裡に終えた事へ礼を述べつつ「創業350周年に当たる5年後を見据え、配管住設本部を、今一度強固なものにするべく、4月1日付で山田部長を本部長に昇格しました。46歳の若さで異例の大抜擢となります。彼の若い力で、販売店の皆様に本当にお役に立てる様にやっていく、弊社の決意の表れとご理解ください」と山田本部長の新体制のもと、決意新たに取り組む姿勢を強調。「弊社は様々な商品を扱っております。管材商品のフォローは当然ですが、新分野の商品をご紹介し、販売店様の拡販のお手伝いができればと考えております」と今後新商品の紹介にも力を入れていくと述べた。
 出席者紹介の後、議事に入り、以下議案がすべて承認可決された。
▽第1号議案=平成25年度開催事業報告
▽第2号議案=平成25年度会計報告
▽第3号議案=平成25年度会計監査報告
▽第4号議案=正会員退会の件(五光商会他1社が退会した旨が報告された。)
▽第5号議案=平成26年度事業計画(案)
▽第6号議案=平成26年度予算(案)
 議案審議の後は、日立金属の小川広治配管グループ長、日新製鋼の養父敏之ステンレス販売部長、アロン化成の小野敦名古屋支店長の3名より、業界動向について説明。
 総会の最後に、岡谷鋼機の山田雄一配管住設本部長は「5年後を見据えあるべき姿≠模索しながらスタートいたしました。中部地区の管材業界は比較的閉鎖的な市場でしたが、今は変化への対応、変化の先取りが重要と感じております。新製品をご紹介するなど、皆様と一緒に、共に力を合わせてやっていきたいと存じます。今後益々のご指導、ご鞭撻の程どうぞ宜しくお願い申し上げます」と述べ総会を終了した。
 総会後は懇親会が開かれ、峰澤彰宏氏(峰澤鋼機社長)による乾杯の発声で開宴。情報交換などで和気藹藹とする中、大藪淳一副会長(大清社長)による中締めでおひらきとなった。
懇親ゴルフ会を
翌日開催
金森繁人氏が優勝

 翌日は懇親ゴルフ会を三重県いなべ市のナガシマカントリークラブにて開催。正・賛助会員合わせ25名が参加し、日頃の腕を競いあった。結果は金森繁人氏(三立商会)がネット72・4で見事優勝。上位入賞者とスコアは以下の通り。
▽優勝=金森繁人氏(三立商会)N72・4、H27・6
▽2位=田野岡篤氏(積水化学工業)N74・8、H13・2
▽3位=杉山克雄氏(杉山機工)N75・4、H21・6
▽ベストグロス=峰澤彰宏氏(峰澤鋼機)81

会発足50周年 足跡を振り返る
第50回定時総会を開催
愛知県経営研究会 優良従業員、役員功労者表彰も

 愛知県経営研究会(会長=西田篤生氏・共立機巧会長)は、6月4日午後3時より名古屋市千種区のホテルルブラ王山において、第50回定時総会を開催した。1964年(昭和39年)の会発足から今年で50周年を迎え、節目となる総会に来賓、会員ら48名が出席した。
 西田会長は挨拶で、これまでの会の歴史を振り返り、50周年を迎えることができたことへの感謝の気持ちを示した。
 総会では平成25年度事業報告・決算報告、平成26年度事業計画(案)・収支予算(案)を満場一致で承認。今年度は、講演会・研修会(年3回)をはじめ、優良企業見学会、新春交流会、俳句会(ハナノキ句会、月1回)の開催などを計画している。
 表彰式も併せて行い、永年勤続優良従業員(知事表彰2名、会長表彰7名)と役員功労者(知事表彰2名)をそれぞれ表彰。受賞者を代表して、永年勤続優良従業員知事表彰の大利充氏(三光製作所)が謝辞を述べた。
 総会終了後は記念講演が行われ、公益財団法人あいち産業振興機構の志治孝利理事長が「セントレアと県営名古屋空港―現状、そして開港までの歩み―」と題して講演。その後、懇親会も催され交流を深めた。

メーカー285社が最新製品を出品
第39回中部どてらい市盛況
目標突破の受注額94億7134万円

 山善名古屋営業本部(本部長=吉村泰典氏)傘下の愛知・岐阜・三重にある販売店82社の主催による『第39回中部どてらい市』が6月14日〜16日の3日間、ポートメッセなごや第1展示館において開催された。受注目標90億円に対し大幅アップの94億7134万円を達成し、成功裡に終了した。
 好天に恵まれた初日は開会セレモニーが行われ、主催店82社の中から代表として羽賀東陽社長が挨拶に立ち「今回のどてらい市には285社の出展メーカー様が最先端の技術を込めた最新鋭の製品を展示されます。本日この場所に我々のお客様をお招きし素晴らしい商品を紹介させていただくとともに、このような場所を設けていただきました事務局の山善様に深く感謝の意を表します。今年の受注目標は90億円ということで本日から3日間、このどてらい市を大いに活用して、是非とも目標達成、目標突破となる成果に結びつけていきたいと存じます。中部のメインである自動車産業の環境は、まだまだ海外、特に米国市場向けの生産が旺盛であるのに加え、国内も消費税率引き上げの反動も少なく、更に新車の投入、FCV(燃料電池自動車)のような最先端技術も姿を現しつつあります。市場としてのポテンシャルは高いと考えております。そのお客様にどてらい市でどんどん各メーカー様の素晴らしい商品を紹介し、お客様の期待に応え、生産をもっともっと盛んにしていただく一助としていきたいと思います。出展メーカー様、事務局関係者の皆様のより一層のお引き立てを賜りますとともに、主催店各社の3日間のご健闘をお祈り申し上げます」と述べた。
 次いで、出展メーカー285社を代表して岩倉三井精機工業社長(当時)が「第39回中部どてらい市が盛大に開催されますことを心よりお慶び申し上げます。今年のテーマは『Draw a Dream! 描け、夢を!』ということです。主催店様、山善様、出展メーカーが三位一体となって、明るい未来を描けるようにしていきたい。中部地区は日本の製造業の出荷額の2割強を占める産業の一大集積地です。ここには我々のような機械メーカーに対するビジネスチャンスがそれだけあると言えるかと存じます。景気の動向は、消費税率の引き上げに伴って落ち込むのではないかと思っておりましたが、落ち込みもなく、かえって増加の傾向を示していると考えられます。この景気の波にいかに乗っていけるか、また、いかに牽引するかが、我々の使命と考えております。どてらい市を契機として、より一層このような動きを力強くしていただければと存じます。日本の製造業は単に安く物を生産すれば売れるという時代ではなくなっているのは明白です。より付加価値を上げることをサポートするような、製造業の助けとなるような製品を、我々メーカーとしては提供し続けることが使命であると思っております。皆様の知恵を貸していただいて、より大きなビジネスにしたいと存じますので、是非ご協力をお願いいたします。今回の中部どてらい市が成功裡に終了して、日本のものづくりの底力をより一層発揮できますようにと期待しております」と挨拶。
 事務局本部を代表して吉居山善社長が続いて挨拶し「早いもので、第39回のどてらい市でございます。本当に、主催店様、出展メーカー様、そして関係各位のご理解とご支援があって続けられたと思っており、感謝いたします。どてらい市は、出展メーカーの皆様が自信を持っている商品、情報を一堂に会して発信する場と考えております。我々事務局と主催店様、出展メーカー様がまさに三位一体となり、そしてユーザー様を含めて、四位一体で底力を発揮していきたい。中部経済は決して悪くない。日本経済をとっても悪くない。一部消費税率の駆け込みがあり、若干腰折れは見られたものの、ここに来て、さほど影響がないといった状況ではないかと思っております。やればやっただけの成果が出るということだと思います。このどてらい市を控えて、事前PRを積極的におやりになったことと存じます。プロセス、準備力、これはしっかりやっていただきました。プロセス、準備は非常に大切。しかしそれよりも大事なのは、やはり結果ではないかと思います。今日から3日間、しっかりと結果を出していただきたい。結果にこだわっていただきたい。目標90億円。各会社、各メーカー、個人においても、それぞれに目標はしっかりとお持ちだと思います。その目標を達成されますよう、前向きに取り組んでいただきたい。我々事務局社員も皆様に負けないように、前向きに明るく元気に力強く取り組んでまいります」と力を込めて語った。
 続くセレモニーとして、決意表明が中部どてらい市事務局長の南村山善名古屋営業本部副本部長より行われ、目標額90億円必達に向けての力強い宣言が響いた。これを受け赤いハッピを身にまとったスローガン隊による「どて市必勝スローガン」の唱和で参加者の士気を高め、更にチアガール「どて市シスターズ」による目標必達祈念の手締めが華やかに場を盛り上げた。
 開場に先立ち、代表者によるテープカットとくす玉割が行われ、西郷輝彦の歌う『どてらい男』が高らかに流れ、3日間のどてらい市が開幕した。
 昨今話題の3Dプリンターをはじめ、最新の工作機械、工具など各出展ブースでは工夫を凝らした商品展示がされる中、商談に沸いていた。商談成立の際、購入者に捧げられる「どて市シスターズ」の喝采が、場内を一層盛り上げた。

鋳鋼、建機の減少が大きく最低水準に
鍛鋼は自動車向けが牽引し堅調
日本鋳鍛鋼会 5月の鋳鋼・鍛鋼生産実績

 日本鋳鍛鋼会が6月27日に発表した、鋳鋼(全国74工場)、鍛鋼(同19工場)の平成26年5月分の生産実績は、鋳鋼が前年同月比15・7%減の1万2973トンとなり、3か月連続して前年を下回った。鍛鋼は同14・6%増の5万5165トンとなり、10か月連続で前年を上回った。それぞれ2桁の増減と対照的な結果となった。
 前月比は、5月は大型連休があったことから、鋳鋼16・3%減、鍛鋼8・4%減といずれも減少した。
 同会によると、鋳鋼の生産は、船舶向けが回復基調にあるが、土木建設・鉱山機械向けが前年同月比6割以上の減少と大きくマイナスとなり全体を押し下げた。また、ロールや金型は微増となっている一方、破砕機・摩砕機・選別機が横ばいで推移しており、震災復興による消耗品需要の増加には未だ至っていない。全体として、建機のマイナスが大きく響いた格好で、ここ数年では最低の水準で初の1万3千トン割れとなった。
 鍛鋼については、自動車向けが牽引しており、加えて船舶向けが大きく回復し、ロールや型用鋼、発電用機器も安定している。輸出向けが伸びている中、今後も堅調に推移していくとの見方を示した。

自動車産業が拡大するトルコに
超硬工具販売の支店を設立
三菱マテリアル 直販体制を構築

 三菱マテリアルの加工事業カンパニー(プレジデント=増田照彦氏)は7月8日、ドイツ連邦共和国所在の同社販売会社MMCハルトメタル社の支店をトルコ共和国イズミル市に設立すると発表した。7月末をめどに営業を開始する予定。2014年度の売上目標は2億円。
 トルコ支店開設により、三菱マテリアルの超硬工具事業が欧州地域に展開する販売拠点は、従来のドイツ、フランス、イギリス、スペイン、イタリア、ポーランド、ロシアに加えて8拠点となる。
 三菱マテリアル製超硬工具の主な需要家である自動車や自動車部品メーカーは、ここ数年、中欧・東欧地域での生産能力増強や生産拠点拡大に積極的に取り組んでいる。中欧・東欧地域におけるトルコの自動車生産台数はロシアに次ぐ2位グループに位置しており、これら需要家による拠点拡充の取り組みに合わせてエンジンなど自動車の基幹部品加工に必要な超硬工具の需要も拡大傾向にある。
 三菱マテリアルの加工事業カンパニーは、自動車や航空機の部品加工に必要不可欠なドリルやインサートをはじめとした超硬工具を世界規模で提供しているが、トルコにおいては従来、トルコ国内の代理店経由で商品やサービスを提供していた。
 今後も引き続きトルコ国内において自動車産業が益々拡大していくと見込まれる中、拡大する超硬工具需要を確実に取り込むためには、トルコにおいてより高度できめ細やかなサービスの提供が必要になっていくとの判断から、このほどトルコ共和国にMMCハルトメタル社の支店を設立し、直販体制を構築することになった。
 三菱マテリアルは新中期経営計画「Materials Premium2016」において、「成長基盤の強化」「グローバル競争力の強化」「循環型ビジネスモデルの追求」を軸に、成長戦略を推進している。今後加工事業カンパニーは、自動車向け需要の伸長が見込まれる中欧・東欧地域での事業展開の足掛かりとして、MMCハルトメタル社トルコ支店を軸に超硬工具の拡販を推進し、グローバル競争力の強化に努め、国際競争を勝ち抜いていくとしている。
 【支店概要】
 支店名=Turkey Bra nch Offic,MMC Hartmetall GmbH▽所在地=トルコ共和国イズミル(Izmir)市▽従業員=13名▽事業内容=超硬工具の販売▽営業開始予定=2014年7月末(目途)▽売上目標=2億円(2014年度)

高精度な工具観察を手頃に
工具観察台「シャチカメ」
BTT CCDカメラをPCにつないで観察

 切削工具の再研削メーカー、ビーティーティー(社長=青木渉氏、本社=名古屋市守山区)は、従来の工具測定器と比べてリーズナブルな価格で精度の高い工具の観察ができる、工具観察台「シャチカメ」を開発し販売を開始した。
 切削工具ユーザーは、工具やワークに不具合が発生すると、工具を10倍程度のルーペで確認するか、もしくは高価な工具測定器を用いて調べていた。同社が開発したシャチカメは、CCDカメラをパソコンにつなぎ、任意の視点で工具を観察。高精度CCDカメラの採用により250倍まで拡大でき、小径工具の観察や工具の損傷をチェックできる。シャンク径φ3〜φ20の工具に対応し、旋回・回転の組み合わせで希望の観察部位を画像データとして保存することも可能。
 また、簡易測定機能を利用して、段付きドリルの長さ測定、奇数枚刃の工具径測定、角度の測定などもできる。
 価格は、標準仕様のSC-1が40万円、スケール付のSC-1Sが45万円。
 シャチカメの名称は、回転台座と向かい合うカメラ台が、天守閣の一対の鯱を想像させることから付けられた。名古屋城の鯱をイメージして金色の外観となっている。
 【主な仕様】
▽サイズ=全長310mm×幅170mm
▽ワーク回転台座回転角度=180度
▽ワーク左右移動距離=±10mm
▽ワーク前後ステージ微調距離=±15mm
▽ワーク測定可能距離=24・5mm〜226・5mm
▽シャンク対応径=φ3mm〜φ20mm
▽カメラ左右調整距離=±10mm
▽カメラ前後調整距離=80mm
▽カメラ前後微調移動距離=30mm
▽カメラ上下調整距離=22mm

LIXIL 日本のお風呂を変える。
システムバスルーム「SPAGE」新発売
肩湯などのくつろぎ機能を搭載

 住まいと暮らしの総合住生活企業LIXIL(社長=藤森義明氏、本社=東京都千代田区)は、“湯を、愉しむ。時を、味わう。”をコンセプトに、高級ホテルのバスルームやスパリゾート施設のような心地よさを自宅で味わえる、[肩湯]や[打たせ湯]などの機能を搭載した新システムバスルーム「SPAGE(スパージュ)」を、8月1日より全国で発売する。
 「SPAGE」は、“お風呂を愛する国のバスルーム”として、“湯を、愉しむ。時を、味わう。”くつろぎの空間と体験を提案する新発想のシステムバスルーム。厚さ約4mmのお湯が首から肩を優しくなでるアクアフィールの[肩湯]は、お湯のベールをまとうような新しい感覚を生み出す。薄膜吐水技術を採用し、滑らかに均一に流れ続ける[肩湯]は、直接頸を温めることで、少ない湯量でも身体の血流量を増やして、全身を温めることができるので、「美容」や「健康」を意識する人におすすめの入浴法だという。
 また、ボリューム感のあるお湯が全身を包み込む[オーバーヘッドシャワー]と、肩など凝った部分に落下するお湯を当てて心地よいお湯の刺激を楽しめる[打たせ湯]の機能を「アクアタワー」に搭載。「アクアタワー」は意匠性にこだわり、極限まで薄くしたオーバーヘッドシャワーやスリムなボディデザインを実現している。
 さらに、バスルームでのくつろぎの時間を存分に味わえるよう、“寝湯”に近い姿勢で浮遊感を楽しめる「リクライニング浴槽」、曲面に包み込まれるような安心感のある「ハイバック浴槽」など、客の好みや浴室サイズに合わせて選べる6つの浴槽フォルムを用意した。
 各ディティールの素材感やデザインにもこだわり、ドイツのクラフトマンシップを受け継ぐGROHEブランドの水栓金具も採用している。
 その他、バスタイムをさらに充実させる、迫力ある大画面が特長の32型浴室テレビ「アクアシアター」や、高音質を実現した「フルデザインサウンドシステム」などを新たに用意している。
楽しく涼しさをシェア
LIXILショールーム75カ所を開放

 LIXILは、クールシェア事務局(代表=堀内正弘氏)と環境省が連携して推進している「クールシェア」の取り組みに賛同し、今年も全国にあるLIXILショールームのうち75カ所を7月1日から「クールシェアスポット」として開放している。8月31日まで。
 「クールシェア」は、2011年に多摩美術大学デザイン学科のゼミで生み出されたプロジェクトで、ひとり1台のエアコン使用をやめて、家庭や地域の涼しい場所をみんなでシェア(共有)することで、家庭でのエアコンによる消費電力を減らそうという取り組み。
 LIXILは、楽しみながら節電ができ、家族や地域との絆も深まる「クールシェア」の考えに賛同し、2012年から全国のショールームに「クールシェアスポット」の登録を呼びかけている。
 ショールームの開館時間は午前10時から午後5時まで。実施期間の休館日は、水曜日(祝日の場合は開館)と夏期休業日(2014年8月13日〜17日)。ショールームによって開放期間・開放時間等が異なるため、クールシェア事務局のシェアマップ(http://cool.sharemap.jp/)にて確認するとよい。

工場現場や災害時用ノーパンク自転車
「ハザードランナー」新発売
トラスコ中山 ノーパンクと乗り心地の良さを両立

 機械工具卸商社のトラスコ中山(社長=中山哲也氏、東京本社=東京都港区)は、プライベート・ブランド商品「TRUSCOハザードランナー」を7月上旬に新発売。ノーパンクフレックスタイヤを採用し、チューブの中に液体ポリウレタン・ストマーを注入する特殊技術により、弾力性のある快適な乗り心地のノーパンク自転車を実現した。工場の構内や港湾、工事現場での移動、災害用備蓄品としてPRしていく。
 【特徴・用途】
 @チューブの中に液体ポリウレタン・ストマーを注入する特殊技術により、ノーパンクタイヤでありながら弾力性のある快適な乗り心地を実現。
 A災害現場や工場現場といった、金属片やガラス片が散らばった荒れた路面での走行に適する。
 B26インチタイプには、18段変速、フロントサスペンションを採用しており、長距離移動も快適。
 C収納に便利な折りたたみタイプ。
 D遠くからの被視認性に優れた発色の良いオレンジカラーを採用。
 【ラインナップ】
 「ハザードランナー20inch」品番THR-5520、質量19・2kg、サイズ20インチ、折りたたみ可、メーカー希望小売価格3万9600円(税抜)。
 「ハザードランナー26inch」品番THR-5526、質量22・6kg、サイズ26インチ、折りたたみ可、メーカー希望小売価格5万5000円(税抜)。
※オプションで三灯LEDライトが取り付け可能(別売)。
※20インチタイプには、オプションで折りたたみカゴも取り付け可能(別売)。

業務用高圧洗浄機の買い替えが断然お得な
下取りキャンペーン実施中
ケルヒャージャパン 9月30日まで

 清掃機器の世界最大手メーカー、ドイツ・ケルヒャー社の日本法人、ケルヒャージャパン(社長=佐藤八郎氏、本社=宮城県黒川郡)は、業務用高圧洗浄機の買い替え、買い増しを応援する「ケルヒャー業務用高圧洗浄機下取りキャンペーン」を実施している。
 同キャンペーンは、対象製品を購入の顧客を対象に、好きなアクセサリーや消耗品5万円又は10万円分の贈呈と、併せて下取り相当分3万円又は5万円の値引きをするもので、現在保有の高圧洗浄機は同社製・他社製、業務用・家庭用問わず対象となる。キャンペーン期間は9月30日まで。
 同社では業務用高圧洗浄機を使用する、各種工場、食品工業、輸送、建設土木、農業、ビルメンテナンス、自動車など幅広い業界をメインターゲットに想定。特別な特典を設けたキャンペーンを展開することで、買い替え、買い増しを促進し、さらなる業務用製品の市場シェア拡大を目指す。
 キャンペーン対象機種と特典は次の通り。
▼業務用温水高圧洗浄機HDS8/9C(※)、HDS8/15C(※)、HDS8/17M・MX、HDS10/19M、HDS13/15S、HDS801B、HDS1000BE
 【特典】アクセサリー・消耗品10万円分プレゼントと下取り相当分5万円値引き。※HDS8/9CとHDS8/15Cは、アクセサリー・消耗品プレゼントが5万円分となる。
▼業務用冷水高圧洗浄機HD7/15C・CX、HD7/10C Food、HD9/17M・MX、HD10/22S・SX、HD13/15S、HD1050B、HD1050Bフレーム
 【特典】アクセサリー・消耗品5万円分プレゼントと下取り相当分3万円値引き。

TOTO 節水便器がブラジルのサッカースタジアム
「アレーナ・デ・サンパウロ」に採用

 TOTOは、ブラジル・サンパウロ市内に建設された大規模なサッカースタジアム「アレーナ・デ・サンパウロ」(別名=アレーナ・コリンチャンス)内のレストルームに節水便器をはじめとするパブリック機器を納入した。「アレーナ・デ・サンパウロ」はブラジル最大の都市サンパウロ州サンパウロ市に建設されたスタジアムで、同市を本拠地とするサッカークラブチーム「スポーツ・クラブ・コリンチャンス・パウリスタ」のホームスタジアムとなる予定。
 採用された壁掛け大便器は6?洗浄の節水型。少ない水量でしっかり流すだけでなく、公共施設で使用される耐久性も備える。継続して使用するために省エネルギーであることも大切なポイントであり、小便器はセンサーによって排水の無駄を制御する「自動洗浄機能」を有している。
 また、水の流れを利用して発電する自己発電機能内蔵の水栓金具「アクアオート」。吐水は泡沫でやわらか、手をかざすことで自動吐水、使用後に自動で止水しムダ水を減らす。この他、シャワーや洗面器も採用され、VIPルーム、観客用など全てのレストルームに導入された。
 今回の採用決定はTOTOの高い節水技術や省エネルギー機能が評価されたもので、TOTOブラジル社長のデービット・クラコフ氏は「多くのスポーツ競技場と同様、このアレーナ・デ・サンパウロのプロジェクトの競合は厳しいものでした。TOTOは地元で知名度の高いブランドと肩を並べて審査されました。ブラジルで比較的新しいブランドにも関わらず、TOTOが世界でもっとも素晴らしいスタジアムに選ばれたことは大変誇りです」とコメントしている。

第74回愛機工野球大会
3日目〜6日目試合結果

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機社長)の第74回野球大会(実行委員長=長村康義福利厚生部長・長村商店社長)3日目から6日目までの試合結果は次の通り。
 【大会3日目】5月10日・一宮総合運動場
 ●第1試合(Aゾーン)
 東陽×中央工機は、東陽が2回表に1点を先制。3回裏に中央工機が1点を返して追いつき、その後一進一退で点が入らず。試合が動いたのは最終回の7回裏、中央工機が1点を挙げてサヨナラで実力者の東陽を2対1で下した。
 ●第2試合(Bゾーン)
 山善×サンコー商事は、サンコー商事が1回裏に4点を挙げて試合の主導権を握り、3回裏にも2点を加えてリードを広げた。山善は5回表に4点を返し2点差に詰め寄るが、その後両チーム各1点を取り、サンコー商事が7対5で逃げ切った。
 【大会4日目】5月31日・一宮総合運動場
 ●第1試合(Bゾーン)
 川島商事×山下機械は、序盤ともに零点の立ち上がりだったが、3回表に川島商事が一挙に7点を挙げ、続く4回にも2点を加えてリードを広げた。山下機械も4回に2点、5回に3点を返して意地を見せたが反撃もそこまで。川島商事が山下機械を振り切り9対5で勝利した。
 ●第2試合(Bゾーン)
 住友電工×安藤は、安藤が1回裏に3点を先制、続く2回にも5点を挙げてリードを8点とした。住友電工も3回表に1点、続く4回にも2点を返したが、安藤が3回、4回と各1点を追加し10対3で住友電工を下した。
 ●第3試合(Bゾーン)
 ミズタニ機販×ナスコムは、ミズタニ機販が1回表に1点を先制、3回にも3点を挙げた。ナスコムも3回裏に2点を返したが、ミズタニ機販が5回に一挙5点を挙げて突き放した。ナスコムの反撃をその裏の2点に抑えて、ミズタニ機販が9対4で勝利した。
 ●第4試合(Aゾーン)
 ナカガワ×協和工業は、ナカガワが1回表に2点を先制。協和工業も2回裏に1点を返し1点差に。4回に両チームとも1点を取り、迎えた7回表、ナカガワが2点を加えてリードを3点に広げたが、その裏、協和工業が最後の粘りを見せて4点を取り6対5でサヨナラ勝ち。
 ●第5試合(Aゾーン)
 井高×ノダキは、井高が1回表に1点を先制。続く2回に4点、3回にも4点を取り、さらに4回に2点を加えてリードを広げ、ノダキの反撃を零点に抑え、井高が11対0で勝利。昨年Bゾーン準優勝のノダキにとって、強豪井高の壁は厚かった。
 【大会5日目】6月7日・草井球場
 ●第1試合(Aゾーン)
 石原商事×ダイドーは、共に実力チームで4回まで両チーム零点。石原商事が5回表に1点を取り先制。ダイドーの反撃を零点に抑え、石原商事が1点を守りきって勝利した。
 【大会6日目】6月28日・江南市民球場
 ●第1試合(Aゾーン)
 ユアサ商事×マルマン商事は、マルマン商事が2回裏に2点を先制、続く3回にも2点、5回も2点を加えてリードを6点に広げ、ユアサ商事の反撃を6回の1点に抑えて、6対1でマルマン商事が勝利した。
 ●第2試合(Aゾーン)
 井高×協和工業は、序盤はともに零点、3回表に井高が1点を先制した。協和工業は4回裏に1点を返して同点に。5回表に井高が3点を取り再びリード。協和工業の反撃を5回の1点に抑えて、4対2で井高が勝利した。
 ●第3試合(Bゾーン)
 日研工作所×ゼノー商事は、日研工作所が1回表に1点を先制、続く2回に一挙に9点を挙げて10点差に広げた。ゼノー商事はその裏に3点を返して追いすがる。3回には両チームが1点を加え、4回表に日研工作所が2点を取って再びリードを広げ、ゼノー商事の反撃を5回の1点に抑え13対5で勝利した。
 ●第4試合(Aゾーン)
 サカエ×新栄商會は、1回裏に新栄商會が3点を先制、さらに2回に2点、3回に1点を加えてリードを6点とした。サカエも、第1回戦4点差を跳ね返しサヨナラで勝利した粘りをここでも見せ、5点を挙げて1点差まで詰め寄るが、優勝常連の新栄商會に一歩及ばず、新栄商會が6対5でサカエを下した。