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2014年(平成26年)6月
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2014年6月1日(日)
2528号
50年、100年続く組合を目指す 第44回通常総会を開催 静岡県管工機材商組合 第40回優良社員表彰も行う 静岡県管工機材商組合(理事長=村松孝一氏・村松商店社長)は5月15日午後3時より、JR静岡駅前の静岡グランドホテル中島屋を会場に「第44回通常総会」を開催し、平成25年度事業報告、同収支決算報告、平成26年度事業計画、同収支予算案を原案通り承認可決した。また例年通り、優良社員表彰も併せて実施した。村松理事長は挨拶で、組合44年の歴史を振り返りながら、業界発展に尽くし組合が今後50年、100年と続くように努めたいと述べた。 総会は一色哲巳副理事長(一色機材社長)の司会で進行され、司会者から組合員総数33社中、25社の出席、委任状8社により総会が成立すると宣言された。 挨拶に臨んだ村松理事長は、出席者に対してお礼を述べた後、「第44回の総会を迎えました。本日ご参加の皆さんの中には、44歳より下の方が多くおられることと思います。過去には私どもも、一色さんも、丸尾さんも、地区地区においてライバル関係で商売をしていましたので、協調して業界で仲良くするということはありませんでした。そんな事ではいけないと、44年前に一色さんの先々代、三共鋼材さんはじめ、色々な方が集まり、東京の組合に倣って静岡県管工機材商組合ができました。ここまで来るには、時代とともに組合も変化しています。色々な活動を通して一番しやすい形態になってきています。理事会の下、各事業は支部を中心にして地域性を生かした活動をしています。この組合は、『工・製・販の強調』『適正利潤の確保』『取引改善の徹底』『連合会認識の高揚』『環境保全の推進』という、全国の連合会のスローガンをもとに活動しています。社会基盤の大切な分野で皆さんと一緒に商売をしています。組合員と本日表彰される皆様が一緒になって前を進み、より良い業界にしていくように、また今後ますます組合が発展し45年、50年、そして100年と続けられるように努めてまいりたい」と述べた。 引き続いて司会者一任の声により議長に小澤成章副理事長(小澤商会社長)を選任して、各議案の審議に入った。 ▽第1号議案=平成25年度事業報告並びに収支決算承認の件 ▽第2号議案=平成26年度事業計画並びに収支予算案承認の件 以上の各議案を慎重審議し、いずれも全会一致で承認可決した。 第2部の懇親会では、村松理事長の挨拶に続いて、第40回優良社員表彰が行われ、9社28名の優良社員に表彰状と記念品が授与された。 来賓を代表して、堀田康之キッツ社長が「皆さんがこれからの業界を支えていく。将来に向けて皆さんの会社が発展されますことを祈念いたします」、木下昌晴TOTO中部支社副支社長が「若い方が多く、組合の力強さを感じました。ご期待申し上げます」と祝辞を述べた。 吉川富雄オータケ社長の音頭で乾杯した後は終始和やかに歓談に興じ、亀井操前澤化成工業東京支店長の中締めで盛況のうちに終了、散会した。 【第40回優良社員表彰受賞者】 小笠原芳信、大山亮、飯塚晃一郎、高橋史也(以上、一色機材)、芹沢良二、天野善信、石川靖子、山本直美(以上、ヌマカン)、鈴木克将、斉藤浩朗、鈴木みな美、橋本晶子、望月慶久、長曾我部有里、萩原里奈、中村誠(以上、丸尾興商)、原田健太郎(小澤商会)、安森啓恵(大河機材)、坪井則子、高橋愛、春日佐織、市川治美、鈴木実穂、赤堀大輔(以上、村松商店)、倉林大輔(静岡伊奈製品販売)、久保太紀雄(林角本店)、中村俊介、岩田健志(以上、浜松山信) ※順不同・敬称略 鈴木亮一氏が優勝 第51回ゴルフ大会 また、翌16日には「第51回静岡県管工機材商組合ゴルフ大会」(大会幹事=金子光彦氏・金子管材社長)が、静岡県清水区の富嶽カントリークラブにおいて、正会員並びに賛助会員など43名が参加して開催され、鈴木亮一氏(三栄水栓製作所)がネット72・0で優勝した。 上位入賞者は次の皆さん(敬称略)。 ▽優勝=鈴木亮一(三栄水栓製作所)N72・0H18・0 ▽2位=舟橋洋夫(リンナイ)N73・4H21・6 ▽3位=西峯繁治(アロン化成)N73・8H19・2 ▽4位=山下勉(村松商店)N74・0H12・0 ▽5位=小林智(ヘルメチック)N74・8H13・2 ▽ベスグロ=山下勉(村松商店)86 鋳鋼、建機等マイナスが響く 鍛鋼、自動車、船舶回復でプラス 日本鋳鍛鋼会 3月鋳鋼・鍛鋼生産実績 日本鋳鍛鋼会が、4月28日に発表した鋳鋼(全国74工場)、鍛鋼(全国19工場)の平成26年3月分の生産実績によると、鋳鋼が前年同月比4・5%減の1万4千980トンで2カ月ぶりのマイナス、鍛鋼は同10・3%増の5万6千545トンで8カ月連続プラスだった。前月比では鋳鋼3・4%(496トン)増、鍛鋼7・4%(3千907トン)増とそれぞれプラスであった。 現在の生産基調は、鋳鋼においては船舶向けは回復基調だが、土木建設・鉱山機械向けは厳しい状況が継続。その他に発電用機器や破砕機・摩砕機・選別機向けが前年超となっているが、下支えをするには至らなかった。 鍛鋼は、自動車向けは堅調に推移しているが、その他主力機種である船舶やロール、型用鋼や発電用機器向けがプラスとなっており、全体的に回復傾向にある中、今後とも継続が期待される。 平成25年度を通じた生産実績は、鋳鋼が前期比6・1%マイナスの18万617トン、鍛鋼が6・4%増の63万4千625トンであった。鋳鋼は年間を通じ建機等の厳しい状況が続きマイナスで終えたが、鍛鋼は自動車や船舶、関連する機種も含めて回復しプラスで終え、対照的な結果となった。 自動車・電気機械産業向け 海外需要をメインに増加 ロボット統計 受注・生産・出荷実績2014年1〜3月期 日本ロボット工業会は4月24日、ロボット統計受注・生産・出荷実績2014年1〜3月期(会員ベース)を発表した。これによると、同会員対象企業36社の受注額は前年同期比19・3%増となり,3四半期連続でプラス成長となった。生産額は同28・0%増、総出荷額も同19・0%増とそれぞれ2四半期連続でプラス成長となった。 概要は次の通り。 【受注について】 受注台数は、前年同期比で25・3%増の2万9759台となり、4四半期連続でプラス成長となった。また、受注額では、同19・3%増の1163億円と、3四半期連続でプラス成長となり、引き続き需要は好調である。 【生産について】 生産台数は、前年同期比で43・5%増の3万627台となり、3四半期連続でプラス成長となった。生産額では、同28・0%増の1207億円となり、2四半期連続でプラス成長となった。 今年、2014年は、世界景気の回復と国内の設備投資促進税制の施行により、設備投資の活性化が見込まれることから、昨年を上回ることが期待される。 【出荷について】 自動車産業向けは、ここ数年と比べ高い水準にある。また、電気機械産業向けは昨年を上回る勢いにある。なお、両業種ともに海外需要がメインとなっている。 海外市場で見ると、米国向けは堅調に伸び、欧州向けはドイツを中心に回復に向かっている。中国向けは前年同期を上回っている。 総出荷台数は、前年同期比で34・0%増の3万216台となり、3四半期連続でプラス成長となった。総出荷額では、同19・0%増の1165億円となり、2四半期連続でプラス成長となった。 国内出荷台数は、同27・0%増の8016台となり、2四半期連続でプラス成長となった。国内出荷額は、同10・5%増の361億円となり、2四半期連続でプラス成長となった。 輸出台数は、同36・8%増の2万2200台となり、3四半期連続でプラス成長となった。輸出額は、同23・3%増の804億円となり、3四半期連続でプラス成長となった。 ◎国内出荷内訳 自動車産業向けは、前年同期比で16・1%増の2530台となり、4四半期ぶりにプラスに転じた。出荷額は同8・5%増の115億円となり、5四半期ぶりにプラスに転じた。 電子・電気機械産業向けは、前年同期比で26・2%増の2327台となり、3四半期連続でプラス成長となった。出荷額は同7・0%増の113億円となり、2四半期連続でプラス成長となった。電子・電気機械産業向けは、引き続き半導体向け(ウェハ搬送など)が好調であった。 ◎輸出内訳 溶接用は、前年同期比で33・6%増の8023台となり、3四半期連続でプラス成長となった。出荷額は、同33・3%増の207億円となり、3四半期連続でプラス成長となった。とりわけ、アジアや欧州向けで伸張した。 電子部品実装用は、前年同期比で19・5%増の1749台となり、3四半期連続でプラス成長となった。出荷額は、同26・5%増の266億円となり、2011(平成23)年1〜3月期以来の(12四半期ぶり)プラスに転じた。電機向けの主要用途である電子部品実装用は、主要輸出先である中国向けに伸び悩みが見られるものの、欧米での需要が増加しており、米国景気の好調と欧州経済の回復を背景に、先行きへの期待感が高い。 ※2014年1月からは国内出荷の「非製造業分野」は調査対象外としている。 「緩やかに改善」、11か月連続 中部経産局5月公表 最近の管内総合経済動向 中部経済産業局は5月15日、「最近の管内総合経済動向」を公表した。平成26年3月実績値によるもので、管内(愛知、岐阜、三重、富山、石川の五県)の経済活動は「緩やかに改善している」との総括判断を11か月連続で示した。 個別の動向をみると、生産は「増加の動きがみられる」。鉱工業生産・出荷・在庫の指数(3月速報)はいずれも前年同月を上回った。主要業種では輸送機械、はん用・生産用・業務用機械の生産に増加の動きがみられ、電子部品・デバイスの生産はスマートフォン向けを中心に高水準で推移した。 個人消費は「緩やかに持ち直しているなか、消費税率引上げに伴う駆け込み需要の影響がみられる」とした。 設備投資は、製造業では電気機械、窯業・土石製品などで増加する計画、非製造業ではサービスなどで増加する計画となっていることから、「緩やかに増加している」との判断を示した。管内主要8社の金属工作機械受注(国内向け)をみると、一般機械工業向けが7か月連続で、自動車工業向けが8か月連続で前年を上回り、全体でも8か月連続で前年を上回った。 このほか、公共投資は「おおむね横ばいとなっている」、住宅投資は「弱含みとなっている」とし、輸出は「持ち直している」から「伸びが鈍化している」に下方修正、雇用は「改善している」から「着実に改善している」に上方修正した。 先行きについては、世界経済の改善や各種政策の効果が生産や所得、投資の増加につながることが期待されるとした上で、世界経済の下振れ、原材料等価格の動向、海外現地調達の進展による国内生産の減少、中小企業の経営環境の悪化などに注視が必要とした。 消費税率引上げ後の動向 駆け込み需要の反動がみられる 中部経済産業局は今回、経済指標(3月実績)と主要企業へのヒアリングによって取りまとめた「消費税率引上げ後の動向」を併せて公表した。主な内容は次の通り。 【個人消費(大型小売店)】 3月に消費税率引上げに伴う駆け込み需要のあった高額商品等を中心に、4月以降、反動がみられる。 催事や販売促進の効果に加え、気温の上昇から季節商品等に動きがみられたことにより、当初想定した減少幅よりも小さくなっているとの声が聞かれる。 【個人消費(乗用車)】 消費税率引上げに伴う駆け込み需要の反動がみられる。 新型車効果や軽自動車、ハイブリッド車人気の継続に期待する声が聞かれるものの、先行きに注視が必要。 【個人消費(家電)】 消費税率引上げに伴う駆け込み需要の反動がみられ、先行きに注視が必要。 パソコンについては、WindowsXPサポート終了による買い替え需要が続いているとの声が聞かれる。 【住宅投資】 消費税率引上げに伴う駆け込み需要の反動がみられ、弱含みとなっている。 4月以降も住宅やマンションを建てる環境は悪くないとの声が聞かれる。 【生産】 国内向けは、消費税率引上げに伴う駆け込み需要の反動がみられる。 反動は想定していたほどの落ち込みになっていないとの声が聞かれるものの、先行きに注視が必要。 横浜営業所を新築移転 アカギ 5月12日より開設 配管用支持金具のトップメーカーであるアカギ(社長=渋谷宏明氏、本社=東京都中央区)は、横浜営業所(所長=浅尾雪彦氏)を新築移転し、5月12日より新住所にて開設した。 ▽住所=神奈川県横浜市 保土ヶ谷区蜂岡町1-3-1 ▽電話=045-342-0211 ▽FAX=045=339=6101 総会は6月26日、岐阜会館で 提出議案や役割分担を審議 岐阜機工会 松葉欧羅巴館で役員会開く 岐阜機工会(会長=嶋ア晴久氏・シマザキ商会社長)は、5月12日午後6時30分より岐阜市城東通の松葉欧羅巴館において役員会を開催し、6月に控えた第2回通常総会の準備をはじめ、今年度の主な事業計画を策定した。総会は6月26日に岐阜会館で開催、恒例のビアガーデン(納涼会)は従来の7月から8月開催に変更することなどを決めた。 役員会の冒頭、嶋ア会長より挨拶があり、続いて各議案の審議に入った。 第1号議案=第2回通常総会については、6月26日午後6時30分より岐阜会館(岐阜市司町)において開催することを決定。開催案内の原案が示され、内容の確認を行った。 当日はクールビズとし、総会30分、その後は懇親会に移行する。役員は原則午後6時集合。会費に関しては、会員1名を無料とし、2名以降は5000円を徴収することを承認した。 総会の役割分担と進行については、司会を徳永総務幹事(徳光社長)が務め、開会の辞・総会成立宣言も引き続き徳永総務幹事が行う。嶋ア会長が会長挨拶を行い、議長選任(候補者を選任した)。議案の発言者は、平成25年度事業報告を輿幹事(KSコシ商会社長)、同会計報告を市橋会計幹事(市橋商店社長)、会計監査報告を関谷会計監査(岐阜機械商事社長)、平成26年度事業計画案を輿幹事、同予算案を市橋会計幹事がそれぞれ担当することを確認した。 新入会員として精密測定機器メーカーのミツトヨと商社のテライツールの入会を本役員会で承認。総会では新入会員の紹介をその他の中で行う。現在入会を希望する企業が数社あり、総会前に正式な申し込みがあり次第、随時書面にて役員会を開き承認することを決めた。 懇親会の乾杯は、当日出席するメーカーまたは卸商社会員の中から選定。中締めは、旧組合の理事長経験者なども含めた出席者の中から決めることとした。 第2号議案=ビアガーデン(納涼会)については、例年7月に開催してきたが、今期より総会が6月以降になるため8月の開催とし、今年は8月22日を予定する。会場はホテルグランヴェール岐山(岐阜市柳ケ瀬通)。時間は午後7時から。参加者70名を予定している。会費は昨年同様、1社5名まで2000円、6名以降は実費(3600円)とする。少雨決行。参加締め切りは7月31日、以上を承認した。 第3号議案=岐阜機工会親善ゴルフ大会については、岐阜関カントリー倶楽部(関市山田芳洞)にて開催する。開催日は9月20日または10月18日のいずれかとすることとした。 第4号議案=講演会・講習会については、原則、岐阜機工会は親睦を中心としているが、開催の要望もあり引き続き継続審議としていくことを確認。総会時など皆が集まるときに開催してはという意見も出された。 第5号議案=平成25年度会計報告・会計監査報告については、市橋会計幹事より平成25年度の会計報告があり、関谷会計監査より決算内容に相違ないことが報告され、これらを承認した。 以上で役員会を終了した。 今後益々有意義な協会運営を目指す 第57回通常総会を開催 名古屋水栓販売協会 南知多・内海温泉を会場に 名古屋水栓販売協会(理事長=伊藤辰之氏・イトウ社長)は、5月9日午後5時30分より愛知県南知多・内海温泉の「ロテル・ド・マロニエ内海温泉」において「第57回総会」を開催。2013年度事業報告、同決算報告、ならびに14年度事業計画案、同予算案をそれぞれ審議し、原案通り承認可決した。 総会は、棚山俊夫理事(丸一商会社長)による司会と開会の辞で始まり、会員19社中、14社出席(他、委任状4社)により、総会が成立することが宣言された。 総会の冒頭、伊藤理事長が挨拶に立ち「理事長就任1年目で“初心者マーク付き運転”の年でしたが、協会員、そして役員の皆様方のご協力のもと、1年経ちました。振り返りますと、昨年6月に名古屋市指定水道工事店協同組合様との意見交換会の場を持つ事ができました。わずかながらでも当協会にとっては前進できた機会だったと考えております。今後、名水販が、より意義のある協会になる様、行事や内容を吟味しながら運営していきたいと思います」と述べた。 伊藤理事長を議長に選出し、以下の各議案にそって慎重審議が行われた。 ▽第1号議案=2013年度事業報告の件 ▽第2号議案=2013年度決算報告の件 ▽第3号議案=監査報告 ▽第4号議案=2014年度事業計画案の件 ▽第5号議案=2014年度予算案 各議案とも慎重審議を行い、何れも承認可決された。 ▽第6号議案=その他 賛助会員であるTOTO中部販売に、今年4月より着任した新社長の福井謙二氏が新任挨拶を述べ、役員らに拍手をもって迎えられた。 在田忠之副理事長(在田商店社長)による閉会の辞で、全議案恙なく終了した。 総会後は場を移し懇親会を開催。内藤善徳相談役(三和管材社長)の乾杯音頭により始まり、植田慎一郎副理事長(ウエダ社長)による中締めでおひらきとなり投宿した。 【2014年度事業計画】 役員会、例会の他、正会員と賛助会員参加による行事として、5月24日=同好会(ゴルフコンペ)、7月25日=納涼例会、15年1月9日=新年例会が開催される予定。 力を合わせ攻めることも大切 平成26年度総会開く 福井県機工商組合 記念講演ははやおき亭貞九郎氏 福井県機工商組合(理事長=吉岡正盛氏・吉岡幸社長)は5月8日、福井市中央のユアーズホテルフクイにおいて平成26年度総会を開催した。会員・賛助会員51名(40社)が出席。平成25年度事業報告、同決算報告、平成26年度事業計画(案)、同予算(案)、会費値上げについて審議し、全ての議案を原案通り承認可決した。 総会は土橋理事(ツチハシ社長)の司会進行で午後6時10分に開会。 挨拶に立った吉岡理事長は、出席者に対してお礼を述べた後、「福井県機工商組合は現在、正会員30社、賛助会員30社の合計60社にて構成されています。事業内容としては、本総会、ボウリング大会、研修会の3本がメインの事業となっています。会則の目的を見てみますと、『会員相互の親睦、情報・知識の交流を通じ業界の発展に寄与する』こととなっています。そういう意味では組合の運営3本柱をしっかりと強固なモノとして運営することで目的を達成することは可能であると思います。しかしながら、業界の置かれている状況を鑑みると、外部からの侵入が脅威であると思います。ネット通販であったり、大手ユーザと一緒に入り込んでくる販売店が目下のライバル。我々会員同士はもちろん日々の取った取られたはありますし、あって当たり前、逆にそれがなくなったら福井の業界はダメになる。大事なのは、会員が切磋琢磨しながら力を付けることで、外からの侵入者を跳ね付けることです。そういう意味でも、是非とも賛助会員の皆様にはどんどん会に参加いただいて新しい情報を吹き込んでいただきたい。安倍首相のいう積極的平和主義ではありませんが、我々が力を合わせて攻めることも大切です。今日の総会では、通常の議案の他に、来年度からの会費の値上げをお願いします。より良い内容の組合にするためにも皆様のご協力をお願いして、挨拶といたします」と述べた。 吉岡理事長を議長に選出して議事に入り、第1号議案=平成25年度事業報告承認の件、第2号議案=平成25年度収支決算承認並びに監査報告の件、第3号議案=平成26年度事業計画(案)承認の件、第4号議案=平成26年度収支予算(案)承認の件を審議し、いずれも全会一致にて承認可決した。 第5号議案=平成27年度より会費値上げの件は、@会員数の減少A事業参加者数の増加B消費税増税といった要因を鑑み、より一層の中身の充実と参加者数の増加を目指し組合の活性化を目的に、平成27年度より年会費を1社あたり3000円増額することを諮り、承認可決された。 総会終了後は懇親会が開かれ、岩佐副理事長(みのる産業社長)の乾杯の発声で懇親の場となり、賛助会員の日伝北陸営業所・朝田所長の中締めで盛会のうちにお開きとなった。 また、この日は総会に先立って午後5時から記念講演が行われ、郷土落語家はやおき亭貞九郎氏が「一笑健康」をテーマに話した。演目は健康落語「達者で死にたい!」など。前半は健康に関しての創作落語、後半は古典落語を現代向けにアレンジしての内容で、会場は終始笑いの渦に包まれていた。貞九郎氏ははやおきパン屋さんを経営しており、参加者へパンとラスクを土産に渡した。 6月6日の総会準備進める 新旧役員が揃い役員会 愛機工青年部 5月度役員会を開催 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機社長)の青年部(部長=森庸一氏・森哲社長)は、5月13日午後7時より名古屋市中区栄のthe eat飯扉(ジ イート)において、5月度役員会と新旧役員懇親会を開催した。 役員会では、次の議題に沿って話し合いが行われた。 @合同委員会の報告は、欠席の担当幹事に代わって、磯貝広報担当幹事(ユアサ商事)より行われ、3月7日に無事終了したことが報告された。 A組合親善野球大会の件は、近藤野球担当幹事(長村商店)より、4月12日に江南市の草井球場において第74回愛機工組合親善野球大会が開幕、現時点(5月13日時点)で大会3日目まで終了し青年部員の協力を得て順調に進行している、と報告された。また、近藤幹事は、運営手伝いの当番を決める際に現在は全部員にファックスしているが、総務、厚生、教育の3部でそれぞれ当番を決めてもらえると効率が良いと提案。これを承認した。 B青年部通常総会については、東爪総務幹事長(マルマン商事)より説明された。開催日は6月6日、東京第一ホテル錦(名古屋市中区錦3)を会場に行う。従来は開始時刻を役員会午後6時、総会6時30分、懇親会7時としていたが、これを30分遅くずらし、今回は役員会を午後6時30分、総会を7時、懇親会を7時30分から開始することを検討する。 平成26年度の新組織図案が示され、東爪総務幹事長が今回は45名体制となり一部卒業者の後任が未定となっている所があると説明。各幹事長が持ち帰り、精査することを決めた。 また、平成26年度事業計画案についても検討し、概ね従来通りの内容とした。 Cキャンプについては、村上キャンプ担当幹事(伊藤信産業)が説明。7月26日〜27日に、従来と同じ板取スイス村黒谷キャンプ場において「第35回愛機工青年部キャンプの集い」を開催する。第1回打ち合わせを5月29日に組合事務局で行う。キャンプ開催の案内を6月初旬に配布予定。参加申し込み締め切りは7月初旬とする。第2回打ち合わせを6月下旬に、部員の決起大会を7月中旬に開催し、キャンプ当日を迎える予定。 一昨年に初出店した屋台は、好評につき引き続き出店を予定している。その他にも恒例の鮎のつかみ取りをはじめ、新企画も検討する。 Dその他の件で、3月8日に開催された他産業視察について椎葉研修担当幹事(カツヤマキカイ)が報告。豊川市の加山興業のリサイクル工場を見学し、リサイクルの認識が変わったと感想を述べた。 役員会のあと懇親会に移り、新旧役員の交流が図られた。 【青年部卒業者】 敬称略 ◎時津達也(新栄商會) ◎可児宜彦(近代精機) ◎大川晋一(山善) ◎小関博資(山下機械) ◎楠勇樹(モリタ) 【平成26年度役員人事案】 敬称略 ▽統括幹事長=三木喜昌(三起工機) 《総務》 ▽総務幹事長=東爪英彦(マルマン商事) ▽会合担当幹事=土屋英之(サカイ) ▽野球担当幹事=近藤健志(長村商店) ▽広報担当幹事=磯貝康弘(ユアサ商事) 《教育》 ▽教育幹事長=椎葉照義(カツヤマキカイ) ▽講演担当幹事=森田潤一(丸一切削工具) ▽研修担当幹事=岡本隼(ブロードリーフ) 《厚生》 ▽厚生幹事長=野村克弘(ミズタニ機販) ▽キャンプ担当幹事=村上武(伊藤信産業) ▽レクリエーション担当幹事=林和憲(常磐精機) 《会計》 ▽会計幹事長=五味正彦(サカイリフテク) 《監査》 ▽会計監査=蒲貴雄(岡谷機販) 橋本総業「中部みらい会」 平成26年度総会・上期方針発表会開催 “増やす”活動で一層の発展を 中部みらい会(橋本総業と販売店、メーカーの集い)は、4月24日午後4時よりメルパルク名古屋において、平成26年度総会ならびに上期方針発表会を開催した。 中部みらい会総会は、宇佐見徳秋取締役中部エリア長が議事進行を務め、冒頭、今年度から三役制を採用する事が決定。会長に伊藤辰之氏(イトウ社長)、副会長に竹内裕二氏(丸金商会社長)、会計監査に浦瀬武夫氏(西部管商社長)が選出された。続いて25年度事業報告・会計報告ならびに26年度の事業計画案・予算案が審議され全て原案通り可決した。また26年度新入会員として、正会員1社(西濃)、賛助会員3社(アズビル金門、アトムズ、コロナ)が紹介された。 上期方針発表会では、中部みらい会会長に就任した伊藤辰之氏が挨拶に立ち「橋本総業さんの平成25年度業績が10%以上アップと伺い、大変すばらしいと思っておりますが、この好業績は消費税増税前の駆込み需要などの追い風参考記録≠ゥもしれません。真の力は今年試されると思います。私共は橋本総業さんを旗艦とした連合艦隊≠組み、一緒に進んで参りたいと思います。そしてみらい会の皆様と共に発展する様、祈念しております」と述べた。続いて賛助会員代表で挨拶に立ったTOTO上席執行役員中部支社の本間健司支社長は、今年度以降の業界需要動向を「新築」「リフォーム」「パブリック」の分野で解説し、注力すべき方向性を示唆した。 そして、特別会員である橋本総業の鈴木了専務取締役は、昨年の好業績を振り返り、管材業界では初となる東証2部上場を果たした報告と御礼を述べた。続いて平成26年度の営業方針である「増やす」をキーワードにした行動計画を説明。受注、販売の「トータル化」、販売、仕入先の「深耕化」、販売先、販売商材の「新規拡大」、「みらい活動」として会員数拡大と会員間のネットワーク強化による相互協力体制創出を挙げた。 商品セグメント別の取組に関しては、桜庭浩常務取締役商品グループ長から説明があり、全体取組として北海道から九州・沖縄まで接点の広域化、仕入先別に店作りをする為50万店増やし、サブユーザーの深堀化、受注までの追いかけ徹底化の3点を述べた。 そして中部エリアの方針は宇佐見エリア長から説明され、前年度に引き続き「3つのフル」(@フルラインAフルカバーBフル機能)の推進徹底が述べられた。その中で、在庫商材を中部支店は現在4100点を5000点に、岐阜支店は現在2700点を3000点まで増やし、配送体制を強化する事が説明された。 中部支店の方針については大倉明久支店長から、岐阜支店の取組みについては加藤浩太郎支店長から、そして静岡ブロックの方針について齋藤ブロック長より説明がされた。続いて賛助会員であるメーカー企業9社からも方針発表がなされ発表会は終了。閉会後は、場所を移し懇親会を開催した。中部みらい会副会長の竹内裕二氏が乾杯の発声を務め懇親会は開宴。正会員、賛助会員らが現状報告や情報交換など話題が尽きない中、抽選会などのアトラクションで更なる盛り上がりを見せ、リンナイ中部支社長古賀宣明氏の中締めでおひらきとなった。 売上高・純利益ともに過去最高 中期経営計画を前倒しで達成 TOTO 2013年度決算報告 TOTO(社長=喜多村円氏・本社=北九州市小倉北区)が4月30日に発表した2013年度決算は売上高、営業利益、経常利益、純利益ともに過去最高となった。売上高は、国内住設事業の好調に加え海外市況の回復により前年比16%増の5534億円、営業利益は前年比2倍の471億円となった。 同社では国内住設事業(リモデル・新築)において、消費税増税に伴う駆け込み需要のプラス影響を65億円程受けたと推計。海外住設事業でも、米州、中国、アジア、欧州全ての地域で好調で35%増収となった。経常利益は前年比1・9倍の504億円、純利益は前年比2・6倍の441億円。この好業績で、12年〜14年度中期経営計画において、14年度の目標値を13年度で達成した事を受け、既に発表されていた長期経営計画を見直すと共に、新たに「14年〜17年度中期経営計画」を策定すると発表した。 次年度は反動による減収減益を見込んでおり、売上高を5440億円(前年比2%減)、営業利益372億円(21%減)とした。海外、新領域事業は増益を見込むものの、国内住設事業では全商品減収を計画。古部清副社長は「13年度は予想以上の駆込み需要による増産で過去最高益を出せた。14年度は第1四半期まで前年度の納品が残っており数字は維持されるが、下半期から下降すると思われる。しかし4月以降も、リモデルに対する需要マインドは冷え込んでいない様だ。賃上げなどでマインドが維持されれば例年ペースで売上げは立つだろう」と、売上高を2%減程度で止められる見込みを述べた。 2日間の来場者数が過去最高に 2014吉岡幸スプリングフェア 吉岡幸 売上目標も大幅達成 建設・産業資材のトータルサプライヤー、吉岡幸(社長=吉岡正盛氏、本社=福井市宝永)の「2014吉岡幸スプリングフェア」が4月22日(ものづくりスプリングフェア)と24日(まちづくりスプリングフェア)の両日、福井市二の宮の吉岡幸テクノセンターで開催された。スプリングフェアは3月1日のキックオフから2か月間にわたるキャンペーンを中心に展開され、3月末に向けて年度末、消費税の切り替え時期などが集中して売上を大きく後押しし、展示会当日までに目標金額の3億7000万円を達成した。 当日の来場者数は「ものづくり」に236人、「まちづくり」に438人。「まちづくり」は過去最高の動員となり、2日間を合わせた674人はこれまでの最高570人を大幅に超える数字となった。アベノミクス効果の試される消費税増税開始後の展示会だったが、同社は総評の中で「年々財布のひもは堅くなっているが、必要なモノは確実に商談に結びついている」と景気回復への手応えを表している。 両日とも展示会のオープンに先立って午前8時30分から開会式が催され、吉岡社長は挨拶で、出品メーカー(「ものづくり」40社、「まちづくり」40社)と商社の協力に対してお礼を述べた後、「今回のスプリングフェアのテーマは『幸域躍笑、まち・もの元気応援!』。福井のまちづくり・ものづくりを応援するべく、新しい技術・商品・情報をお客様にお届けし商売を通して皆が元気に笑顔になればと思っています。3月1日のキックオフ以来、2か月間にわたる商戦、営業マンによる事前のキャンペーンを中心に展開してまいりました。お陰様で売上は年度末、消費税の切り替え時期などが重なり順調に推移してまいりました。この2日間は、どれだけ多くのお客様に来ていただけるか、非常に大切です。動員の目標は600人を目指しております。また、5月以降、例年景気が失速する時期がありますので、このキャンペーン期間にどれだけ多くの種をまくことができたかが後半戦への弾みとなります。しっかりと商談を進めていただければと思います」と述べた。 吉岡社長の挨拶に続いて、22日の「ものづくり」はメーカーを代表してオーエスジー西部営業部部長の近田幸典氏、商社を代表して山善執行役員機工事業部西日本統括長の廣利健三氏がそれぞれ挨拶。24日の「まちづくり」ではメーカーを代表してデンヨー執行役員西日本営業部部長の加藤智氏と商社を代表してオータケ常務取締役の村井善幸氏が挨拶した。 今回のスプリングフェアでは、事前のキャンペーンで3月8日に大阪鶴見緑地で行われた「部品加工機フェア」の見学会を開催し、80人近いユーザーが参加した。また、「ものづくり」当日に行われた住友重機械工業による「プレミアム効率モーター」のセミナーは、4月からの新規格への移行に伴うもので、50人が聴講した。 会場には切削メーカー「オーエスジー」が創業75周年を記念して購入した、ピンクのクラウン10台のうちの1台が展示され、展示会を華やかに盛り上げていた。 新形状チップで食い付き時の衝撃を低減 高能率・高送りカッタ「MFH型」発売 京セラ 幅広い加工条件に対応 京セラ(社長=山口悟郎氏、本社=京都市伏見区)は、金属加工に使用するフライス工具の新製品として、独自開発の新形状チップにより高能率加工を実現する、高送りカッタ「MFH型」を発売した。 「MFH型」は、新たに開発した3種類のチップと、チップを固定する専用ホルダからなる荒加工用のカッタ。チップは、独自設計の刃先形状により、チップが被削材に接触する時(食い付き時)の衝撃を低減し、スムーズな切り込みを実現することで、送り量を上げることが可能となった。また、ブレーカの形状も改良し、高い切りくず排出能力を実現している。これら送り量の向上と優れた切りくず排出により、安定かつ高能率加工を実現した。 またチップは、CVD/PVDコーティングチップをラインアップし、被削材の特性に応じてコーティングチップを使い分けることで、耐摩耗・耐欠損性を高め、ユーザーの生産性向上に貢献する。 推奨被削材は、炭素鋼、合金鋼、金型鋼、ねずみ鋳鉄、ダグタイル鋳鉄、Ni基耐熱合金、チタン合金、ステンレス鋼。 【特 長】 @新設計の刃先形状により、食い付き時の衝撃を低減し、高能率加工を実現 新チップは、被削材への食い付き時の衝撃を低減するために開発した独自形状の刃先により、スムーズな切り込みを可能にした。これにより、送り量の向上による高能率加工を実現する。 A新形状チップ3種で多様な加工に対応 加工用途に合わせて形状の異なる3種類のチップをラインアップ。汎用的な平面・肩加工から、ランピング加工、ヘリカル加工、プランジ加工まで多様な加工に対応する。特に、高切り込み用LD型は、高切り込みに対応しており、高送り・高切り込みによる高能率加工を可能にする。 B耐熱合金などの難削材にも対応するチップをラインアップ 採用したチップは、高靭性母材に独自のCVD/PVDコーティングを施すことで、耐摩耗・耐欠損性を高め、難削材の加工特有の突発欠損を抑制し、長寿命・安定加工による高能率加工に貢献する。 ホルダ41型番(価格3万2000〜12万1300円、税別)、チップ24型番(価格1150円/1400円、税別)で、初年度の販売目標を3億円としている。 ボーリングバー交換時間を約1/3に 小内径刃先交換式ボーリングバー「EZバーPLUS」発売 京セラ 繰り返し精度も大幅に向上 京セラは、独自の「EZ(イージー)アジャスト構造」を採用し、正確かつ簡単なボーリングバー交換が可能な内径加工用スモールツールの新製品として、刃先交換式ボーリングバー「EZバーPLUS(イージーバープラス)」を発売した。 「EZバーPLUS」は、正確かつ簡単なチップ交換が可能なEZアジャスト構造と、刃先交換式の利便性を組み合わせた小内径加工用スモールツール。 EZアジャスト構造は、スリーブ(チップを固定する工具)の側面に設けた貫通穴に専用の位置決めピンを差し込むことで、チップの位置決めと固定を同時に行う同社独自の構造で、位置決めピンによりチップ後端を固定できることから、正確かつ簡単なチップ交換を可能としている。これにより、既存ボーリングバーと比べ、交換に要する時間を約3分の1(同社比)に短縮。繰り返し精度も大幅に向上し、刃先高さの誤差を約4分の1(同社比)、突き出し量の誤差を約70分の1(同社比)に低減しており、正確なチップ交換を可能とした。 また、刃先交換式のため、既存のソリッドタイプ(チップ・ホルダ一体型)と比べて、チップ費用も低減。ボーリングバーは、超硬タイプと鋼タイプの2種類をラインアップしている。 「EZバーPLUS」は、EZアジャスト構造がもつ高い繰り返し精度と、刃先交換式ボーリングバーによるチップ費用の低減により、ユーザーの生産性向上に貢献する。 型番数はスリーブ12型番(価格1万8400〜2万6100円、税別)、ホルダ4型番(価格1万3000〜3万3900円、税別)、チップ(適合)212型番(価格1100〜1870円、税別)で、初年度の販売目標を1億円としている。 黒田精工から一部 ツールホルダ事業を承継 エヌティーツール エヌティーツール(社長=内藤祐治氏、本社=愛知県高浜市)は4月22日、黒田精工(社長=黒田浩史氏、本社=川崎市幸区)が運営する自動車メーカー専用ツールホルダ、汎用機用ホルダ及び専用機用ツールホルダ事業をエヌティーツールに譲渡することで3月26日黒田精工と合意した、と発表した。 黒田精工がツールホルダ事業からの一部撤退を2013年9月30日に表明したことを受け、両社は10月から事業譲渡交渉を進めてきた。今後は、黒田精工製品の既存ユーザーへの製品供給やサポートをエヌティーツールが引き継ぐことになる。 内藤社長は「多くの黒田製品は既にお客様の生産ラインで採用されているものであり、お客様のラインを止めないことはメーカーの使命である」とし、スムーズな承継が行われるよう最大限の取り組みをする方針。今後、黒田精工より譲渡対象製品の技術伝承を受けながら、エヌティーツールの規格品に置き換えが可能な部品や製品がないかを随時確認し、設計見直しを行うことで、生産の効率化を図る計画だ。 譲渡対象製品は多種あるが、ユーザーへの影響を最小限に留めるために、まずは自動車産業で多く採用されているフローティングホルダ、フローティングタップホルダ、特殊用途用のリセッシングツール、専用機用ツールホルダの製造・販売体制を優先的に確立する予定。黒田精工からの譲渡対象製品の販売額は、初年度2億円程度を見込んでいる。 木島達雄氏 三機商事創業者 三機商事(社長=木島好規氏、本社=名古屋市熱田区白鳥2-8-24)の創業者で代表取締役会長の木島達雄氏が、予てより病気療養中のところ、4月26日薬石効なく逝去された。満89歳。 通夜ならびに告別式は同社と木島家の合同葬にて行われ、名古屋市千種区のいちやなぎ中央斎場を会場に、通夜が4月30日午後6時、告別式が5月1日午後1時よりしめやかに営まれた。 告別式では、元社員の篭橋靖彦氏(同社監査役)が弔辞で生前の思い出を語り哀惜の念を表した。 出棺に際して、喪主の木島社長が「本日は大変お忙しい中、ご会葬賜りまして誠にありがとうございます。父が生前中に皆様方にお世話になりありがとうございました。喧嘩相手の父がいなくなり寂しいですが、家族、そして会社の従業員の皆さんと力を合わせ父の遺志を受け継いで今後とも努力をする所存です。皆様方におかれましては、変わりなきご厚誼、ご指導を宜しくお願いいたします」と挨拶した。 木島達雄氏は昭和23年、三菱重工を退職し、機械工具商「三機商会」を創立(名古屋市中村区南祢宮町24番地)。 その後、合資会社、株式会社へと改組し、昭和41年に現在の所在地に本社社屋を建て移転した。同社は治工具の設計製作、販売を軸に発展。従業員数も100名を超え、現在では海外を含め5社のグループ企業を持つまでになった。 西日本総合機械展改め 西日本製造技術イノベーション2014 北九州市で6月18日〜20日 公益財団法人西日本産業貿易コンベンション協会主催の展示会「西日本製造技術イノベーション2014」が6月18日〜20日の3日間、北九州市の西日本総合展示場新館を会場に開催される。 この展示会は、昭和36年(1961年)より半世紀にわたり、主に地域の金属加工ユーザーを対象に開催してきた「西日本総合機械展」を昨年リニューアルしたもので、北部九州に集積する自動車・加工組立産業をはじめ、幅広い製造業分野を対象に今年も開かれる。 今回は、地域中小企業に対する産業用ロボットの導入を促進するための紹介コーナーをはじめ、医歯工連携に代表される他業種との連携による新ビジネスの創出をテーマにしたセミナーを開催。また、熟練技術者からの技能継承を進めるため、「北九州マイスター」による高度な技の実演や、地元工業高等専門学校による工作機械を用いた金属加工の実演も予定されている。 さらに西日本地域への産業技術の集積と関係業界の活性化を目的として「第40回ふくおか産業技術振興展」、及び「ロボット産業マッチングフェア北九州2014」などを同時開催する。 詳細は、同展Webサイトhttp://www.innov-w.jpを参照。 【開催概要】 ▽名称=西日本製造技術イノベーション2014 ▽日時=平成26年6月18日〜20日の3日間、午前10時〜午後5時(最終日は午後4時まで) ▽会場=西日本総合展示場新館(北九州市小倉北区浅野3-8-1) ▽主催=公益財団法人西日本産業貿易コンベンション協会 ▽出展内容=産業用ロボット、工作機械、FA装置、コンプレッサ、生産管理システム、小型発電機、CAD/CAM/CAE、プリンタ等 ▽開催規模=5334u、101社・団体、138小間(同時開催事業含む) ▽同時開催=第40回ふくおか産業技術振興展、ロボット産業マッチングフェア北九州2014、製造技術マッチングフェア、大田・九州経済交流商談会 ▽入場料=無料(登録制) ▽入場目標=2万人 エクステリア構成シリーズ「プラスG」に カールーフ、フリーウォールを追加 リクシル 6月1日新発売 住まいと暮らしの総合住生活企業であるリクシル(社長=藤森義明氏、本社=東京都千代田区)は、エクステリア構成パーツ「プラスG」シリーズに、駐車場用平屋根である「Gルーフカールーフタイプ」と、同じくデザイン性のある壁材「Gスクリーンフリーウォール」を追加し、TOEXブランドから6月1日から新発売する。 「Gルーフ カールーフタイプ」は、柱、フレーム、雨樋に至るまで美しさを追求した駐車場用屋根だ。屋根材には強度に優れたポリカーボネート板を使用。屋根材を支える中骨がない「中骨レス」構造のため、下から見ても美しい、フラットでシンプルな屋根になっている。また、意匠性に優れ、大きな天井に相応しいサイズの木目調鋼板製パネル天井材も併用すると、ワンランク上の上質な空間に。中間柱は雨樋内蔵ですっきりとしており、フレーム端部から最大約2,100mmまで柱の位置が移動できるので、敷地形状に対応でき、車の出し入れをスムーズにする。照明には、光が拡散し屋根下空間を明るくする「LEDスクエアライト」と、足元をスポットで明るくする「LEDダウンライト」の2種類をラインアップ。1台用、2台用、駐輪場用とサイズ展開がある上、玄関アプローチまで屋根材を広げた「持出し仕様」もあり、敷地条件や用途に合わせた自由なプランニングが可能だ。 「Gスクリーンフリーウォール」は、早く美しく施工できる接着剤張りタイル工法を採用した乾式構造のデザイン壁材で、タイルは和風から洋風まで8種類23色展開し、INAXブランドの住宅用外装壁タイルも張り付けが可能。「Gフレーム」や「Gルーフ」と組み合わせることで、住まいに統一感を持たせながら、エクステリア空間全体を自由にデザインができる。 【参考価格/消費税・工事費・配送費含まず】 Gルーフカールーフタイプ ▽1台用(28-52型アルミ形材色H24柱)71万200円 ▽2台用(55-52型アルミ形材色H24柱)128万3200円 Gスクリーンフリーウォールタイプ ▽W10H24本体(アルミ形材色)13万7080円+タイル(細割ボーダー)17万1520円=セット価格=30万8600円。 製品に関する問合せ先は、リクシルお客さま相談センターまで。 【電話】0120‐126‐001 パンチングメタルで開放的な空間に おしゃれな耐震リフォーム建材 旭トステム外装 パンチくん新発売 リクシルグループ傘下で、外装建材総合メーカーの旭トステム外装(社長=条生秀人氏、本社=東京都江東区)は、パンチングメタルを使う事で採光や通風を可能にした、リフォーム用耐力壁「パンチくん」を、4月から新発売。同製品は、日本建築防災協会より住宅等防災技術評価を取得している耐震リフォーム用の耐力壁であり、改正耐震改修促進法の施行(平成18年)以後、国が耐震改修を積極的に進める中、国の「住宅・建築関連先導技術開発助成事業の採択・助成」を受け、従来の耐震リフォームにはなかった開放的な空間の実現をコンセプトに開発された。高い採光・通風性を確保した、インテリア感覚の建材でありつつ、合板張りの約1・5倍の壁基準耐力7・8kN/mという本格的な耐震リフォームを実現。これまで採光性の問題から、耐震リフォームが難しかった南面に開口部が集中している住宅や店舗などでも、圧迫感を感じさせることなく耐震補強することが可能だ。ボードや筋交いの取り付け、クロス張りなどの仕上げが不要で、せん断補強金物を柱頭・柱脚に設置し各部材を専用ビスで留めるだけの簡単施工のため、短い工期でリフォームすることが可能だ。製品に関する問合せ先は旭トステム外装サービスデスクまで。 【電話】0570‐001‐117(ナビダイヤル) メーカー保証が最長10年間に 有料で保証延長サービス リクシル 8月より提供開始 リクシルは、住宅内住設機器を、住設機器メーカー保証としては最長となる10年間保証もしくは5年間保証を選べる有料の住宅向け「延長保証サービス」を8月より開始する。 「延長保証サービス」は、今年4月1日以降に保証対象のシャワートイレ、システムバス、システムキッチン、洗面化粧台の水まわり商品を購入した顧客を対象に、通常2年間のメーカー保証を、3年間もしくは8年間の延長保証が受けられる有料サービスだ。保証内容は2年間のメーカー保証と変わらず、万が一の故障の際にも修理代などが無料となる。8年間の延長を選べば10年間の保証が受けられるので長期間でも安心して利用できる。対象商品3点以上の購入者の場合は、通常2年間のメーカー保証を5年間とする延長保証サービスを無料で受けられるキャンペーンも実施。 本サービスへの申し込みは、8月に公開する同社専用ホームページで必要事項を登録すれば手続きは完了する。 平成25年度の産業機械輸出契約状況 中東の減少で前年度比97・4% 日本産業機械工業会 5月16日発表 日本産業機械工業会が5月16日に発表した、平成25年度(平成25年4月〜平成26年3月)の産業機械輸出契約状況によると、主要約70社の産業機械輸出は、中東の減少により、前年度比97・4%の1兆6694億円となった。 単体機械は、アジア、北アメリカの増加により、前年度比105・8%の1兆3359億円となった。 プラントは、アジア、中東の減少により、前年度比73・7%の3334億円となった。 機種別の動向は次の通り。 (1)単体機械 @ボイラ・原動機=アジア向けが増加したものの、中東、南アメリカ向けの減少により、前年度比98・7%となった。 A鉱山機械=アジア向けの減少により、前年度比45・0%となった。 B化学機械=中東、北アメリカ、ロシア・東欧向けの増加により、前年度比118・1%となった。 Cプラスチック加工機械=アジア向けの増加により、前年度比118・1%となった。 D風水力機械=アジア、北アメリカ向けの増加により、前年度比120・8%となった。 E運搬機械=アフリカ向けを除く全ての地域の減少により、前年度比63・4%となった。 F変速機=北アメリカ、南アメリカ向けの減少により、前年度比95・4%となった。 G金属加工機械=アジア、ヨーロッパ、北アメリカ、ロシア・東欧向けの増加により、前年度比120・1%となった。 H冷凍機械=アジア、ヨーロッパ向けの減少により、前年度比86・5%となった。 (2)プラント 化学・石化、製鉄非鉄プラントの減少により、前年度比73・7%となった。 生産13ヵ月、出荷5ヵ月ぶりに減少 国内向け出荷は9ヵ月連続の増加 日本鉄鋼連盟 3月の普通鋼鋼材需給速報 日本鉄鋼連盟は5月7日、3月の普通鋼鋼材需給速報を発表した。 3月の普通鋼鋼材生産は、前年同月(676・4万トン)比0・6万トン(0・1%)減の675・8万トンと13ヵ月振りの減少となった。また、前月比では80・9万トン(13・6%)増加した。 3月の出荷は、国内向けは450万トンで、前年同月比では19・2万トン(4・4%)増と9ヵ月連続の増加となった。また、前月比では42・6万トン(10・5%)増加した。輸出向けは235・1万トンで、前年同月比で32万トン(12・0%)減と4ヵ月連続の減少となった。また、前月比では39・8万トン(20・4%)増加した。 この結果、出荷合計では、前年同月(698万トン)比12・9万トン(1・8%)減の685・1万トンと5ヵ月振りの減少となった。また、前月比では82・4万トン(13・7%)の増加となった。 3月末のメーカー・問屋在庫は、前月末(661・5万トン)比9・3万トン(1・4%)減の652・2万トンで、2ヵ月連続の減少となった。内訳をみると、メーカー在庫が前月末(527・9万トン)比17万トン(3・2%)減の510・9万トンと2ヵ月連続の減少となった。また、問屋在庫は前月末(133・6万トン)比7・7万トン(5・8%)増の141・3万トンと2ヵ月振りの増加となった。 国内・輸出別では、国内向在庫が前月末(573・3万トン)比6・8万トン(1・2%)減の566・5万トンと2ヵ月連続の減少となった。また、輸出船待在庫は前月末(88・2万トン)比2・5万トン(2・8%)減の85・7万トンと2ヵ月連続の減少となった。 在庫増減についてみると、在庫が前月末比1万トン以上減少した品種は、鋼板(6・6万トン減の59万トン)、小形棒鋼(6・2万トン減の62万トン)、H形鋼(2・6万トン減の32・1万トン)、軌条・外輪(1・4万トン減の3・2万トン)、鋼矢板(1・3万トン減の4・5万トン)であった。一方、在庫が前月末比1万トン以上増加した品種は、鋼帯(幅600mm以上)(4・9万トン増の167・5万トン)、鋼管(2・5万トン増の52・7万トン)、亜鉛めっき鋼板(2・3万トン増の101・3万トン)であった。 3月末の在庫率(在庫÷出荷)は、前月末の109・7%から14・5ポイント低下し95・2%となり、4ヵ月振りに100%を下回った。うち、国内在庫率は前月末の140・7%から14・8ポイント低下し125・9%となった。 「85周年感謝フェアー」盛況 生産&設備需要への期待に即応し 山下機械 2014プライベートショー 山下機械(社長=乾正樹氏、本社=名古屋市熱田区)は4月18、19日の2日間、同社の本社工場において2014プライベートショー「85周年感謝フェアー」を開催した。 同社は今年で創立85周年を迎え、今回の展示会では、これを記念して一層の感謝の気持ちを表すとともに、国内製造業の復活が期待されるなかユーザーの期待に即応できるよう、内容を充実。主力販売機械の紹介・実演のほか、展示即売会や技術相談会もあり、期間中は多くの来場者で賑わった。 初日の午前8時半から行われた開会式で乾社長は「仕入先の皆様、出展メーカーの皆様には今週初めから色々と御足労いただきまして、弊社創立85周年記念展示会を開催することができました。本当にありがとうございました。4月から消費税率が上がりましたが、あまり大きな影響はなかったようでホッとしています。昨年の10月頃から機械受注も順調に推移し、特にここ中部においては自動車製造業を中心に物つくり産業各社においては『国内製造と内需復活』の兆しも徐々に見え始め、本年度は生産&設備需要においても大いに期待される年になるかと思います。我々は、主に日本で販売をしていることもあり、内需を大切にしたいと思っています。そのためには皆様のご支援が欠かせませんので、よろしくお願いいたします。私ども山下機械は、昭和4年に山下寅蔵が設立して以来、85周年を迎えることができました。これも偏にお客様と仕入先様による厚い信頼とご支援の賜物と深く感謝いたします。85周年記念で大きく売上を飛躍させたいと思っています。私ども社員も精一杯頑張りますので、ご支援ご協力をよろしくお願いいたします」と挨拶。 下平機械部部長の掛け声により全員で「ガンバロウ!」を唱和して開会した。 会場の外にはオーエスジーが創業75周年を記念して10台まとめて購入した、「ピンクのクラウン」1台が展示され人目を引いていた。 同時開催の「技術相談会」も盛況で、多くの相談が持ち込まれていた。 2013年度連結決済 計画を上回り 2年ぶりの増収増益 DMG森精機 2014年度は売上高1700億円を計画 DMG森精機(社長=森雅彦氏、本社=名古屋市中村区)は5月12日、2013年度決算(連結)発表記者会見を本社会議室にて行った。 2013年度(2013年4月1日〜2014年3月31日)の売上高は前年度比8・2%増の1607億円となった。欧米や国内で受注が伸び、計画を27億円上回った。 営業利益は94億円(前年度比126・3%増)、経常利益112億円(同124・6%増)、当期純利益94億円(同82・6%増)となり、2年ぶりの増収増益となった。 主な取り組みとしては、今年3月にポルシェとプレミアムパートナーシップを締結。FIA世界耐久選手権(WEC)に代表される、真摯なものづくりと高度な品質管理を通して多くを吸収し、自動車産業への販売強化など今後の発展につなげていく。 今年は、最高のショールームと機械で全世界のユーザーに対しソリューションの提案・デモ加工を行う、グローバルヘッドクォーターを東京に7月、スイスに10月、それぞれグランドオープンする。統括拠点としての機能のほか、ユーザー向け実験センターを設置。最新の展示機30台程度を稼働させ、東京にはアプリケーションエンジニアが30名常駐する。 そのほか、販売力強化のための提案営業研修を充実。「アジアトレーニングデー2014」を3月20、21日に伊賀事業所で開催し、提案営業トレーニング、産業別ソリューション事例研究、新機種勉強会を実施した。 また、今年3月4日にエクイティーファイナンス(Equity Finance)による304億円の資金調達を行い、自己資本比率が62・6%に上昇した。資金は成長戦略に活用する。内訳は、生産設備投資に80億円、販売強化に50億円、東京グローバルヘッドクォーターに30億円、DMG MORI SEIKI AG社とのシステム統合に40億円、財務体質健全化等に100億円程度を予定している。 2014年度の連結業績予想は、売上高1700億円(前年度比5・8%増)、営業利益130億円(同38・9%増)、経常利益150億円(同33・4%増)、当期純利益105億円(同11・2%増)としている。 2014年6月8日(日) 2529号 平成26年度通常総会開催 組合員の為の組合運営を目指す 愛知県管工機材商協組 第30回管工機材展へ向け協力呼びかけ 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=小川信氏・山信社長)は、5月14日午後5時より名古屋市東区のメルパルクNAGOYAにおいて平成26年度第52回通常総会を開催した。 小川誉之理事(小川管商社長)による司会進行のもと、出席者51名、委任状31名、合計82名であり法定数以上の出席につき総会が成立する旨が宣言され開会した。 総会冒頭、小川理事長は「組合員の為の組合つくりに今年も邁進する所存です。組合員の皆様にも組合行事に積極的にご参加いただきたいと思います」と今年度の抱負を述べた。そしてこれからの組合活動について「4月15日に、愛知県管工事業協同組合連合会様と災害時における資材提供協定を締結しました。万が一この地域で発災した時、インフラ復旧の為に、当組合は早急に活動し地域に貢献いたします。そして10月に第30回管工機材・設備総合展を開催いたします。多くのメーカー様からのご出品と、工事店様をはじめとする多くのご来場をいただく為のPR活動、そして組合員一丸となっての運営協力が、展示会成功には不可欠です。どうぞ皆様からの一層のご協力をお願い申し上げます」と、組合員へ協力を呼びかけた。 議長には近藤尚文氏(油傳商店社長)を選出し、議案審議に入り、以下の各号を満場一致で承認可決した。 ▽第1号議案=平成25年度事業報告書、決算関係書類(財産目録、貸借対照表、損益計算書並びに剰余金処分案)承認の件 ▽第2号議案=平成26年度賦課金及び賛助会費徴収方法決定の件 ▽第3号議案=平成26年度事業計画案並びに収支予算案承認の件 総会終了後は、会場を移し懇親会を開催。小川誉之理事による司会のもと進行した。 改めて小川信理事長からの挨拶の後、峰澤彰宏実行委員長(峰澤鋼機社長)から第30回管工機材・設備総合展の準備進捗報告と、メーカーに対する出品要請へ一層の協力を呼びかけた。また、賛助会員として新入会したアズビル金門(社長=下田貫一郎氏、本社=東京都豊島区)の原名古屋営業所所長が挨拶し、会員から歓迎を受ける中、倉地久雄副理事長(倉地社長)による乾杯の発声で開宴。情報交換などで大いに盛り上がり、植田慎一郎副理事長(ウエダ社長)によるユニークな中締めで拍手喝采の中おひらきとなった。 第30回管工機材展に向け進捗報告 メーカーへの出品要請を強化 愛知県管工機材商協組 5月定例理事会 愛知県管工機材商業協同組合は、5月14日午後3時よりメルパルクNAGOYAにて5月理事会を開催した。同日に開かれる通常総会の進行と役割分担の確認をすると共に、第30回管工機材・設備総合展の準備進捗報告、その他組合行事の日程調整などが行われた。審議された議案は以下の通り。 ▽第1号議案=第30回管工機材・設備総合展 準備進捗の件 峰澤彰宏実行委員長(峰澤鋼機社長)より、現在の出品申込社数が104社・192小間と報告。また、メーカー別に申込確度が把握できる資料を用意。三役、理事からも関係の深い取引先に向け出品要請に動く様呼びかけた。 ▽第2号議案=平成26年度通常総会運営の件 ▽第3号議案=同右の進行確認 竹内清人幹事長(丸金商会会長)より、同日開催される通常総会と懇親会の進行・役割分担の確認が行われた。 ▽第4号議案=青年部「愛青会」例会報告 安井文康青年部顧問(錦興業社長)より、愛青会(部長=竹内裕二氏、丸金商会社長)の第1回例会を5月21日に開催する旨が報告された。 ▽第5号議案=名管会ゴルフ会日程調整の件 大藪淳一担当副理事長より、会場を藤岡カントリークラブとし、9月9日で調整したい旨が報告された。 ▽第6号議案=一般社団法人全国管工機材商業連合会(以下、管機連)に関する報告 ○イ当組合から新たに理事を1名送り出す事になり、伊藤辰之理事(イトウ社長)が選出された。この理事職については明確な任期が定まっていない為、検討を要するとした。 ○ロ代議員について 管機連定款に基づき、当組合から選出の管機連副会長1名、管機連理事1名以外の組合理事および組合監事は、管機連の代議員となる旨が報告された。 ○ハ管機連理事会・第2回定時社員総会の件 ・開催日=6月18日 ・理事会=午後2時〜午後2時50分 ・総会=午後3時〜午後3時50分 ・講演会=午後4時〜午後5時 ・懇親会=午後5時10分〜午後6時30分 ・会場=グランドアーク半蔵門 ○ニ10月理事会・懇親会 ・開催日10月8日 ・会場=東京第一ホテル錦 ▽第12号議案=その他 次回理事会は7月1日開催と確認された。 廣瀬功氏(瓶由社長)新理事長に就任 “地産地消”をモットーに 第37回通常総会で一致団結を誓う 岐阜県管工機材商組合 岐阜県管工機材商組合(理事長=森嶋靖雄氏、大東会長)は、5月21日午後5時半より、長良川河畔の岐阜グランドホテルにて、第37回通常総会を開催した。また、任期満了に伴う役員改選により、新理事長に廣瀬功氏(瓶由社長)、副理事長に奥村威彦氏(安田本店長)が就任した。 塚原正義理事(協栄商事社長)より、出席15社、委任状6社、合計21社であり法定数以上の出席につき総会が成立する旨が宣言され開会した。 総会に先立ち森嶋理事長は「我々の商売では、お互いが心を通じて、価格だけで勝負するのではなく“本当のビジネス”をやっていきたい。今後、我々岐阜県内業者が地産地消≠ニいう形で一致団結し、この厳しい状況を乗り切っていきましょう」と述べた。 理事長が議長を務める慣例に従い、森嶋理事長による議事進行のもと、議案審議に入り、以下の各号を満場一致で承認可決した。 ▽第1号議案=平成25年度事業報告並びに収支決算報告承認の件 森嶋理事長より事業報告がされた中、橋本総業(岐阜支店長=加藤浩太郎氏)の正会員入会を理事長一任によって決定した旨が伝えられた。 ▽第2号議案=任期満了に伴う役員改選の件 新役員の構成は以下の通り ・理事長=廣瀬功氏(瓶由社長) ・副理事長=奥村威彦氏(安田本店長) ・理事=白木伸道氏(白木商会社長)、山田芳弘氏(関建材社長)、森嶋靖雄氏(大東会長)、山田謙一氏(山兼社長)、山田康博氏(山彦会長)、塚原正義氏(協栄商事社長) ・監事=木野村文彦氏(木野村社長)、岩田充氏(イワタ社長) 廣瀬新理事長は「弊社はセメント、生コンなどが主要商品の窯業系の会社であり、私は当組合理事長の立場はふさわしくないと思っておりました。この大任をお引受けしたのは、長年TOTO製品を含む住設商品に対してお力添えを頂いてきた皆様への恩返しになればという思いからです。私の不得意である管材分野を補って頂くために、安田本店の奥村様に副理事長をお願いしました。分からない事は多々ございますが、皆様からのご協力を頂きながら任期を務めたいと思います」と就任挨拶を述べた。 ▽第3号議案=平成26年度事業計画案並びに収支予算案承認の件 @平成25年度事業報告並びに収支決算報告承認の件 A平成26年度事業計画案並びに収支予算案承認の件 ▽第5号議案=その他 総会閉会後は、懇親会が開催され、山田康博氏(山彦社長)による乾杯の発声で開宴。新体制始動のもと、組合員同士がより一層の団結をするべく、各々から活発な意見が交わされる中、白木伸道理事による中締めでお開きとなった。 連結業績前年比9.6%増収 第4四半期の駆け込み需要等が好影響 ジーネット 2014年3月期決算報告 ジーネット(社長=古里龍平氏、本社=大阪市中央区)は、5月19日に、同社およびフルサトグループの2014年3月期決算報告を行った。 ジーネット単独の売上高は517億8600万円(前年比6・3%増)、本業の儲けを示す営業利益は、11億2400万円(同5・7%増)、経常利益12億6800万円(同4%増)、当期純利益6億8800万円(同1・3%減)となった。 フルサトグループ連結業績では、売上高823億2500万円(前年比9・6%増)、営業利益31億700万円(同40・4%増)、経常利益33億8400万円(同36・0%増)、だったが、当期純利益は14億1600万円(同9・9%増)にとどまった。これは、好業績の内に減損損失5億3500万円を計上した事が原因だが、この特損計上により同グループでは含み損を抱える物件は解消された。 好業績について、13年3月期後半から震災復興事業の本格化を受け、建築・配管資材事業の売上の回復が継続した事、14年3月期後半からは消費税増税前の駆け込み需要や「ものづくり補助金」などの影響で機器・工具事業が上昇、この事に伴い機械・設備事業も受注増加した事が要因と古里社長は説明。しかし、前年度営業利益は、リーマンショック直前期(08年3月期)と比較し72%程度であり、この結果に対し「(回復は)まだ、道半ば」と、古里社長は評した。 15年度3月期のジーネット単独の見通しに関しては、売上高517億円、営業利益10億2000万円と予測。同社常務取締役営業本部長の寺田慎一郎氏は、同社の営業スタイルを「提案型営業」に特化。顧客の潜在的課題を掘り起こし、問題解決に貢献できる営業スタイルを目指すと説明。また今後、同社はオリジナルソフト「EG PARTS(イージーパーツ)」の利用を顧客に勧めていく方針を述べた。同ソフトは、大手通販サイト「アマゾン」が扱う商品点数を超える6500万点のCADデータを網羅しており、設計から部品発注、製造までのリードタイムが大幅に短縮される。また、この「EG PARTS」は顧客に無償提供し、今年度上半期で100件の受注を目指すとした。 創立60周年記念祝賀会を開催 田淵会長 経済産業大臣表彰受ける 一般社団法人日本バルブ工業会 一般社団法人日本バルブ工業会(会長=田淵宏政氏、所在地=東京都港区)は、5月20日午後、パレスホテル東京にて、創立60周年記念祝賀会を開催。来賓、正会員、賛助会員ら260名超が参集した。 田淵会長は式辞で、60周年を迎えられた事に対する感謝を述べると共に、これまでの歩みを振り返り、今後一層同会を活性化し「ワンランク上の組織を目指す」と抱負を述べた。 経済産業省大臣官房審議官(製造産業局担当)の高田修三氏は来賓祝辞の中で、近年、安全設備としてのバルブの重要性が高まっていると述べ「経済産業省としては、バルブ産業を含め我が国の製造業の競争力を向上に資する予算、税制を引き続き行っていきたい」と述べた。 創立60周年表彰式では、田淵会長が特別功労者表彰として「経済産業大臣表彰」を受けた。その他、役員表彰(会長2名・副会長7名、理事・監事・諮問委員41名)、功労者表彰(部会長・委員長10名、副部会長・分科会長7名、監事・主査・副主査・リーダー32名、部会長・委員144名)、優良従業員表彰(31名)、事務局職員表彰(1名)が行われた中、「創立60周年記念学生懸賞論文コンテスト」の最優秀賞を受賞した立命館大学2回生の中野亮氏も表彰された。 記念式典後は出席者全員で集合写真を撮影し、祝賀パーティーが賑やかに開催された。 式典に先立ち開かれた記念講演会では海洋政策が専門の、東海大学 海洋学部海洋文明学科教授山田吉彦氏を講師に招き『海に守られた日本から海を守る日本へ』という演題のもと、日本が今後取るべき海洋政策について語られ、その中で、日本の領海内に埋蔵されている「海底資源」(メタンハイドレート、レアアースなど)の開発は、日本のエネルギー政策を考える上で重要であり、これらの採掘にはパイプ、バルブ、ベアリングは大変重要なツールであると述べられた。 松井忠彦氏(アミテック)優勝 26年度第1回WMゴルフ大会 昭和43年から46年間途切れることなく続いている木工機械研究会WM会(会長=福本豊彦氏・フクモト会長)の平成26年度第1回ゴルフ大会が5月10日、東名古屋カントリークラブ(愛知県豊田市)西コースで開催された。参加者は中部圏を中心とした木工機械関係の商社、メーカー13名。 当日は快晴に恵まれ、18ホールストロークプレイで熱戦の結果、松井忠彦氏がネット83で優勝を飾った。 上位入賞者は次の各氏。 ▽優勝=松井忠彦(アミテック)N83、H20 ▽1位=福本豊彦(フクモト)N84、H10 ▽2位=渡邉将人(兼房)N86、H13 ▽3位=榊原希昭(朝日工業)N86、H18 ▽4位=稲垣昌弘(稲垣)N89、H12 ▽5位=平野兼通(平野工業)N90、H3 防災・減災・BCPの最新情報がズラリ ベン、アロン化成が初出展 第2回中部ライフガードTEC2014開催 南海トラフ巨大地震やゲリラ豪雨などの災害に備え、国土強靭化計画に伴う防災力の向上と広域連携を促す事を目的に『第2回中部ライフガードTEC2014防災・減災・危機管理展』(主催=名古屋国際見本市委員会)が、5月22日、23日の2日間、名古屋市港区金城ふ頭のポートメッセなごや2号館にて開催された。 この展示会は「防災」「減災」「BCP(事業継続計画)」をテーマに、自治体、企業、団体など、官民一体となって広域連携と地域防災力の向上を図るべく、地震・津波対策、避難対策、火災・救助対策、インフラ整備・長寿命化対策、風水害対策、BCP・BCM関連などの製品、技術、サービス等を一堂に展示紹介しており、今展は、134社・団体から244小間出展された。当業界からは、ベン(社長=横沢好夫氏、本社=東京都大田区)が「震災対策用機械式緊急遮断弁」を、アロン化成(社長=矢田昭氏、本社=東京都港区)が「非常時の排水機能を確保」をテーマに初出展した。 震度7の揺れでも、設置物の倒壊を防ぐシート状の免震製品や、津波が押し寄せる事が想定され、高台まで逃げるには難しい地域に設置できる救命艇、プロパンガスを使用した移動用電源車など、あらゆる非常時を想定した災害用製品やサービスが揃う中、この展示会で初披露された物も多く、来場者が熱心に説明を聴く姿が多く見受けられた。商品展示だけでなく、多くの講師を招き実践的なセミナー、ワークショップも開催され、今展ではBCP(事業継続計画)関連のセミナーが充実。立ち見が出るなど、来場者の災害対策への問題意識の高さが伺えた。 「Draw a dream!」 描け、夢を! 第39回 2014中部どてらい市 ポートメッセで14日〜16日 工作機械・産業機器・機械工具・住設建材・特選品の総合展示会「2014中部どてらい市」が6月14日から16日までの3日間、名古屋市港区のポートメッセなごや第1展示館で開催される。39回目を迎える今回は、山善名古屋営業本部(本部長=吉村泰典氏)傘下の愛知・岐阜・三重にある販売店82社が主催店となって行われ、メーカー285社が出展する。 2014どてらい市のキャッチフレーズは「Draw a dream!描け、夢を!」。工作機械・産業機器・機械工具などものづくりを支える生産財から、住設建材や家庭機器など暮らしを豊かにする消費財までを幅広く展示し、顧客の成長発展につながる提案を行う。 今年の中部どてらい市では、中部のものづくりを応援する商品やエコ商品など、各メーカーの売れ筋商品、新商品を一堂に展示。受注目標、動員目標はともに前年実績を上回る、受注金額90億円、来場者数1万2000名を掲げている。 展示のほかに特別企画として、どてらい市会場で象印チェンブロック主催による「クレーン運転特別教育」を実施。毎回好評の企画で、学科講習と実技講習をそれぞれ1日ずつ、計2日間行い、全科目修了した人に修了書を交付する。 さらに、ヤマゼンエアーサーキュレーターなどが当たる「ご来場抽選会」や、「対象商品お買い上げプレゼントセール」、買い上げ金額に応じてプレゼントがもらえる「お買い上げ特典」といった、恒例のお楽しみ企画も盛りだくさん。多彩な催しで来場者を迎える。 各部門のテーマと見どころ 機械事業部 部門テーマ『生産回復(内需の底力)』 機械事業部は、ユーザーのものづくり現場の視点に立った展示を目指し、テーマ別展示方法の検討や加工実演を行う。 ◇実働展示予定 [オークマ]立型M/C MV=46VB、CNC旋盤LB3000U [ファナック]ロボドリルα=D21iA5+DDR [ブラザー工業]複合加工機SPEEDIO M140X1 ユーザーの設備需要に素早く対応できる短納期・特販商品の提案や、売れ筋/新商品の出展のほか、メーカー営業担当者の同行PRを強化する。また、製造業向け各種補助金など、設備投資促進施策情報の迅速な提供を行う。 【出品予定メーカー】 ●工程集約高効率加工機 アマダマシンツール、滝澤鉄工所、三井精機工業、松浦機械製作所、ファナック、ブラザー工業、ヤマザキマザック、富士機械製造 ●マシニングセンター オークマ、大阪機工、東芝機械マシナリ ●CNC旋盤 オークマ、アマダマシンツール、北村製作所、ツガミ、大日金属工業、滝澤鉄工所、DMG森精機 ●CNCフライス盤 山崎技研、静岡鐵工所 ●研削盤 岡本工作機械製作所、黒田精工、ジェイテクト、シギヤ精機製作所、ナガセインテグレックス ●放電加工(EDM)システム ソディック、ファナック、三菱電機 ●計測システム 東京精密、ブルームLMT ●CAD/CAM・3Dプリンターシステム 東朋テクノロジー、キャムタス、C&Gシステムズ、ゼネテック、ジェービーエム、タクテックス、日本ユニシスエクセリューションズ、ウィリー ●汎用機械・専用加工機 大鳥機工、宝機械工業、フジ産業 ●鍛圧板金機械 相澤鉄工所、アイセル、コマツ産機、澁谷工業、住谷製作所 機工事業部 部門テーマ『39プロジェクト』〜あなたの未来を明るくします!モノと技術のコーディネート 来て!見て!触って!ありがとう〜 機工事業部の取扱い8分野は次の通り。 [マテハン]物流機器 [メカトロ]メカトロ(FA)機器 [環境改善機器]環境改善機器、照明、安全・衛生・セキュリティ、クリーンルーム/クリーンエア機器 [切削・補要工具]切削工具、工作補要機器 [測定・計測機器]測定/分析機器 [流体機器]コンプレッサー/塗装機、ポンプ・送風機・流体継手、加熱/冷却機器/ボイラー、攪拌機/混合機 [産業機器]作業用品(作業工具)、切断/研削/研磨用品、鍛圧/板金/鋼材加工機、溶接/発電機、小型加工機械、ケミカル用品、建設機械、部品/容器洗浄機 [空調設備機器]空調/冷暖房機器 具体的な取り組みとしては、「うまいもの便」「カレー券」付商材を多数揃える。『39』に因んだセール企画を用意。どてらい市会場で「クレーン運転特別教育」を開催する(主催=象印チェンブロック)。 リニューアル・更新需要の掘り起こしとして、東京オリンピック招致やリニア新幹線建設の追い風に乗り、建築や現場仕事に関わる商材を出品・提案する。高速・高精度・高剛性を求められる機械加工に対応する機械周辺機器、測定機器を出品・提案する。 その他、会場での展示企画としてアウトレット品コーナー、夏季季節商品展示即売コーナー、LED照明コーナーを設置する。 住建事業部 部門テーマ『ゼロエネルギー社会へ』〜どてらい市はエネルギーソリューションと住宅リノベーションを提案いたします〜 住建事業部は、新築・既築需要に応える出品・提案を行う。ユーザーにも分かりやすく環境貢献度を表示する。 ゼロエネルギー政策に対し、省エネ・創エネ・蓄エネを、またHEMSを積極的に推進。高齢化社会に向けて、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)案件・在宅介護用商品の提案を推進する。 【出品予定メーカー】 ●太陽光発電システム・蓄電池 京セラ、三菱電機、パナソニック、シャープ、ソーラーフロンティア、東芝、ノーリツ ●給湯機器(エコキュート・エコジョーズ・ハイブリッド・エコフィール) ダイキン工業、三菱電機、パナソニック、ハウステック、日立、コロナ、ノーリツ、パーパス、リンナイ ●空調暖房機器(ルームエアコン・業務用エアコン・床暖房・蓄熱暖房・浴室換気暖房) ダイキン工業、三菱電機、パナソニック、マックス、日立、シャープ、AEG、ユニデール、ノーリツ ●キッチン(システムキッチン・ミニキッチン・キッチン関連機器) クリナップ、タカラスタンダード、ノーリツ、ハウステック、リンナイ、パナソニック、LIXIL、トクラス、TOYOキッチン&リビング ●浴室・トイレ・サニタリー(システムバス・介護用システムバス・洗面化粧台・便器) クリナップ、タカラスタンダード、パナソニック、ノーリツ、ハウステック、積水ホームテクノ、トクラス、LIXIL ●節電・HEMS 三菱電機、京セラ、シャープ、パナソニック ●吹付断熱 日本アクア ●管工機材(塩ビパイプ・継手・水栓金具・宅内配管システム・浄化槽・雨水タンク) ハウステック、タカギ、KVK ●ハウス・エクステリア(仮設ハウス・物置・トイレハウス・ガレージ) 淀川製鋼所、日野興業、ハマネツ、LIXIL、田窪製作所 ●家電商品 シャープ、三菱電機 ●その他(通気断熱WB工法・セキュリティー・LED照明) 内田洋行、三菱照明、パナソニック、キング工業、ケンコートキナー、ウッドビルド 特選品 部門テーマ『女性の為のライフコーナー』 ライフコーナーでは快適生活の応援をするために、ニーズに応じた商品の実演・体験コーナー、試飲・試食コーナーを数多く配置して、魅力ある会場作りを行う。特に今年は女性をターゲットにした新商品・話題商品を数多く取り揃える予定。 『基本に忠実に、真摯に仕事を』 名古屋営業本部で売上高327億目指す 2014名古屋山善エース会を開催 山善名古屋営業本部(本部長=吉村泰典氏、住所=名古屋市熱田区白鳥2-10-10)は5月16日午後2時より、名古屋市中村区の名古屋マリオットアソシアホテルにおいて「2014名古屋山善エース会」を開催した。同社の主力販売店である会員109社と、第2部の講演会からはメーカーでつくる顧問会の幹事会社28社も出席した。 第1部総会の開会にあたり、挨拶に臨んだ吉村山善執行役員名古屋営業本部長は、エース会出席に対してお礼を述べた後、名古屋営業本部の現況について「今年の4月より、森園に代わり名古屋営業本部を担当しています。まだまだ若輩ではございますが宜しくお願いいたします。名古屋営業本部の第68期(2014年3月期)の業績は、売上高308億7000万円、前年比109%、社内計画比100%でありました。上期は前年比100%、計画比96%。下期に入り、前年比115%と、アベノミクス効果、増税前の駆け込み需要等々、大きく需要を伸ばしました。特に3月度は前年比およそ43%増と予想を上回る業績となりました。お陰様で、森園前本部長の最後の花道を飾れたかと存じます。今期から、消費税増税分の生産財への影響予想は通年では大きくなく、営業施策が業績に反映される年だと確信をしています。今期(第69期)の名古屋営業本部の売上計画は327億円です。基本方針を『基本に忠実に、真摯に仕事をしよう』といたしました。営業の基本を忠実に実行し、真面目で愚直に仕事をしようということで決めました。また、昨年10月に名古屋支社(営業本部)が新しく完成。皆様とメーカー様、そして山善の三者の情報交流の場として、是非ご活用していただきたいと存じます。6月14日から始まる、第39回中部どてらい市は、受注目標90億円に挑戦してまいります。会員の皆様のより一層のご支援、ご協力を賜りますよう宜しくお願い申し上げます」と述べた。 森園慎一前本部長(現参与)が「山善に入社して47年、うち27年間この中部でお世話になりました。これも本日ご出席の皆様方の温かいご支援、ご鞭撻の賜物と御礼申し上げます。後任の吉村に対しましても、私同様、それ以上にご指導、ご鞭撻を賜りますよう宜しくお願い申し上げます」とお礼の挨拶をした。 次いで会員を代表して、佐野浩司佐野社長が挨拶し「直近の私たち業界の動向は、消費税率引き上げの駆け込み受注が3月にあり、4月もそれほど落ち込まずに推移し、比較的安定している中で今日を迎えられたことと存じます。ただ、機械工具商の零細・小企業が倒産したり、廃業したりしているということも聞いており、必ずしも楽観視できないと思っています。私が経営者となって40年が経ちますが、経営のことよりも人間性の向上の方が大切だと思っています。京セラの稲盛名誉会長の盛和塾に、平成21年まで在籍していました。その中で稲盛会長は、私たちが人間として生きている意味について『人生の目的は心を高めること』『魂を向上させること』と具体的な例を示して話してくれましたので、よく分かりました。経営者の皆さんは、魂を向上させることが大切。人間性を高めること。そして自分の本業を一生懸命し、努力することに尽きると思います。これから必ずしも安定した時代がくるとは限りません。エース会の皆さんだけは健全な経営を行っていただけますように、ご健闘をお祈りいたします」と述べた。 続いて吉居亨山善社長が挨拶に立ち、平素の山善への愛顧に対し感謝の気持ちを伝えた後、同社の第68期(2014年3月期)の決算概要と第69期(2015年3月期)の取り組みなどについて話した。 【第68期連結業績】 第68期は、円高からの是正効果もあり、自動車関連など輸出比率の高い大手企業が牽引するかたちで収益の回復が進んだ。また、株価の上昇やベースアップなど賃金改定の動きも出るなかで、消費増税に向けた駆け込み需要もあり、個人消費が上向くなど、景況にも改善の動きが見られた。 山善を取り巻く事業環境においては、国内生産財分野では各種の補助金や設備更新を促進する施策の効果もあり、工作機械を中心として需要が回復基調となった。一方、海外生産財分野では米国での設備需要は好調ながら、いわゆるEMS関連企業の新規設備投資の一服感や、ASEAN地域での伸び悩みなど、地域差の出る厳しい状況での推移となった。消費財分野では、住建事業は、堅調に推移した太陽光発電システムのほか、消費増税前の駆け込み需要もあって住設機器全般で大きく伸長した。一般消費財分野は、季節家電が伸び悩んだほか、物流経費の増加などの影響もあり、厳しい推移となった。 このような情勢下、第68期を初年度とする3ヵ年中期経営計画『Amazing Act 2015(A.A.15)』の方針に基づき、コア事業である「生産財・消費財」の各事業に経営資源を集中させ、新たな成長戦略を描き企業価値の一層の向上に取り組んできた。 以上の結果、売上高は3952億4900万円(前期比6・7%増)となった。利益面については、営業利益が95億6200万円(同2・0%減)、経常利益が98億3800万円(同5・0%減)、当期純利益が55億1500万円(同11・7%減)となった。売上高が過去最高となるも、物流などの変動費の増加や不動産減損処理で減益となった。 【第69期の見通し】 海外生産財分野では、米国の景況改善や自動車生産拠点として注目されているメキシコ向けなどが需要を牽引するかたちで推移するとともに、一時期低迷していたEMS関連でも、スマートフォンやタブレット端末でメーカー各社からの新機種投入も増えると予想されることから、生産の分散化も進むなかで、新規設備も動き始めるものと思われる。国内生産財分野では、自動車部品や航空機関連部品の輸出の増加が見込まれるなかで、工作機械を中心とした設備更新需要が増加してくるものと予想されるが、輸入原料価格の上昇やエネルギー関連費用の増加などのマイナス要因もあるため、年度を通じては一進一退での推移となるものと思われる。消費財分野では、期初においては消費増税の駆け込み需要の反動も予想されるが、第3四半期以降では持ち直してくるものと思われる。 こうした情勢下、山善は、中期経営計画『A.A.15』の最終年度に向けての重要な期と位置づけ、攻めの姿勢によるイノベーションの完成を目指していく。このため、目標達成に向けた必要な機構改革や各種拡販企画の実施、販管費の低減に取り組み、国内外におけるエンジニアリング機能の強化・充実を図ることにより、国際競争力をより一層強化するとともに消費財事業の更なる拡充を図っていく。 第69期の連結業績予想(通期)については、売上高4100億円(前期比3・7%増)、営業利益110億円(同15・0%増)、経常利益113億円(同14・9%増)、当期純利益70億円(同26・9%増)を見込んでいる。 ◇ 第2部の講演会では、内田俊宏氏(三菱UFJリサーチ&コンサルティングシニアエコノミスト)が「日本経済および中部経済の現状と展望」と題して講演した。 第3部は懇親会が開かれ、中田繞山善副社長の開宴挨拶に続いて、伊藤照之伊藤信産業会長の乾杯の発声で懇談の場となった。 和やかに情報交換などをし、川眞田章雄三葉利工具社長の中締め、南村哲寛山善名古屋営業本部副本部長の閉宴の挨拶で終了した。 改革、成長戦略をスピードアップし 国内シェアbPを目指す 中部タンガロイ特約店会平成26年度定時総会開催 中部タンガロイ特約店会(会長=水谷彰宏氏・東亜機工社長)の「平成26年度(第22回)定時総会」が4月22日午後3時より名古屋マリオットアソシアホテルで開催され、特約店、代理店、メーカーなど80名が出席した。 総会は三宅タンガロイ中部支店東海中央エリア名古屋営業所長の司会で進行され、開会の挨拶に臨んだ水谷会長は「一昨年の年末に安倍自民党が再度政権を握ってアベノミクスということでスタートし、株価高、円安となり、私どもの業界にとっては追い風で進んで来たと思います。現在は折角良い方向に来ていたところで、消費税増税による駆け込み需要で3月までは良かったかと思いますが、4月、5月は厳しい状況が続くのではないかと予想しています。しかしながら長い目で見れば、回復して行くのではないかと思っています。タンガロイさんにおかれては、いわき工場11号棟の建設、国内シェアNo.1を目指すということで、私ども販売店としては大変心強く思っています。『TungCap』(タングキャップ)で、保持具からインサートまで任せられるメーカーになってきています。また、単なる工具箱ではなく工具管理マシーン『MATRIX』(マトリックス)は、お客様のところは勿論ですが、私ども販売店でも管理という部分でコストダウンになるかと思っています。この後、総会の議案審議がありますので皆様のご協力の程を宜しくお願いいたします」と述べた。 会則により、水谷会長を議長に選任して議事に入った。 事務局から出席状況について68社中、53社出席と報告があり、定数を満たすとして議長が総会の成立を宣言した。 第1号議案=平成25年度事業報告、第2号議案=収支決算報告並びに会計監査報告を一括審議し原案通り承認した。 引き続き第3号議案=平成26年度事業計画(案)、第4号議案=平成26年度収支予算(案)を一括審議し原案通り承認、以上で議案審議を終了した。 賛助会員を代表して、高田研至井高社長が挨拶に立ち「日本シェアNo.1を目指しておられ、我々の中では少し手応えを感じてきていると思っています。皆様方も是非、タンガロイ製品をもう一度見直し、拡販に努力していただきたいと存じます。工具管理マシーン『MATRIX』はアイデア次第で売れるのではないかと感じています。この商品は、世界的にはかなり売れていると聞いています。再度PRをしていただければと存じます。皆様とともに、この地区で頑張ってまいりたい。タンガロイ製品のますますの拡販と各企業様のご繁栄を祈念いたします」と述べた。 石原清延副会長(石原商事社長)の閉会の辞で総会を終了した。 第2部タンガロイ行事では、平成25年度成績優良特約店表彰が行われ、新製品の販売実績が優秀な特約店上位5社に拡販賞が、前年度実績に比べ増加額が最も大きかった1社に最優秀賞、増加額が2〜5位の4社に優秀賞が贈られた。 受賞者を代表して、嶋ア晴久シマザキ商会社長が「今後も、タンガロイさん、代理店さんとスクラムを組んで、国内での生き残りをかけて頑張っていきたい」と謝辞の中で述べた。 続いてタンガロイの会社方針を、今年3月に社長に就任した木下聡タンガロイ新社長が説明。その中で木下社長は「世の中の変化は非常に速い。このような中で生き残るために、技術を生かしたスピーディーな対応がポリシー」と話した(会社方針説明の要旨は別掲)。 和泉剛司タンガロイ執行役員営業本部長は、営業方針について説明し、2013年8月15日付の日経産業新聞でタンガロイの2012年度の国内シェアが住友、三菱に続いて、3位だったことに触れ、国内シェアNo.1を目指すと決意を述べた。 第3部の懇親会は冒頭、上原好人タンガロイ副会長(前社長)が「2014年は、タンガロイ創業80周年という記念すべき年。タンガロイに40年、歴史のうちの約半分は私も一緒に歩んできた。流通の皆さんを含めて、タンガロイに育てていただいた。まだ頭も体もしっかりとしていますので、副会長という立場でお客様や皆様の所へ訪問させていただき、恩返しができるのではないかと思っています。いわきを離れた理由は、若い人達に仕事を任せるということです。お声掛けをいただきましたら、喜んでお伺いさせていただきます」と挨拶。 杉木泰博中部タンガロイ特約店会幹事(伸栄商会社長)が「名古屋は、工作機械、自動車、航空機と、これからもますます伸びていくと思っています。私ども富山のお客様にも航空機用の工具の需要が出てきています。タンガロイさんがどんどん新製品を開発してキャンペーンの企画等をされていますので、特約店がご期待に添える様に頑張りたい。皆様方と一緒にタンガロイ製品を拡販して行きましょう」と述べて乾杯の音頭をとった。 出席した販売店、代理店、メーカーが互いに親睦を深め、野崎憲昭中部タンガロイ特約店会幹事(常磐精機社長)の中締めでお開きとなった。 木下タンガロイ社長 の会社方針説明要旨 3月17日にタンガロイは新体制となりました。上原が副会長となり、私、木下が社長、営業本部長は継続して和泉が担当します。タンガロイは今年、創業80周年を迎えます。非常に歴史のある会社であり、そのトップということで重責を感じていますが、タンガロイの改革、成長戦略をスピードアップすることが私の使命と思っています。 タンガロイが掲げる戦略は、価格戦略ではなく、技術戦略。ハイエンジニアリングカンパニーとして、高いテクノロジー、テクニック、知識、ノウハウを基軸とした、お客様の要求に応える新製品をリーズナブルな価格で届け、結果的に利益が付いてくるというものです。 フルラインサプライヤーとしてTurn Line、Mill Line、Drill Line、Tool Lineが揃っています。また、工具を管理する『MATRIX』、CAD/CAMメーカーとの提携、UNITAC製品の販売といった、トータルのソリューションを持っています。このような会社は日本にはないと自負しています。 お客様の要求があれば、我々は全てのノウハウを使って、フルラインでサポートできます。また、お客様が高生産性、コストダウンを求めており、その様な要求に応えた新製品を日本で開発し、日本で製造し、世界中に販売をしていく。日本は開発の拠点です。ドイツ、アメリカ、日本で採用される、付加価値の高い製品を開発していく、それがタンガロイの強みです。 2013年超硬工具協会賞を4件受賞しました。協会始まって以来、初めての4件同時受賞となりました。2009年から5年間の累積で、他社に比べて2倍以上の新製品を出しています。これが10年続くと4倍以上となる。経営資源を開発に投資しています。 このようなタンガロイの方針で、売上の35%が3年以内に開発された製品、55%が5年以内の製品です。それだけお客様が新たな製品、高能率加工、コストダウンできる工具を求めています。 今、タンガロイでは自動化を推進しています。一方で検査機も自動化を進めており、ヒューマンエラーを無くすようにしています。これは世界トップレベルです。 また、本社いわき工場に11号棟を建設中です。昨年、皆様にご覧いただいた9号棟、10号棟の最新鋭の自動化ラインは1万6000u。これにプラス6000uとなります。投資計画は約50億円。この秋には建物ができ、設備が入り始めます。タンガロイの売上増のため、当然デリバリーで皆様にご迷惑をかけないためにも、新たな設備投資をしていきます。 タンガロイは、今年の第1四半期が締まり、アベレージはプラス16%。2013年の1〜3月に比べると約30%の売上増となっています。皆様のご協力により、1月から4月は目標を達成し新製品の拡販にご尽力をしていただいた結果だと思います。御礼申し上げます。 2014年の目標は、プラス12%以上を狙っています。ぜひ皆様にご協力をお願いいたします。海外の販売でも、日本で開発、製造したものは24%のアップ、トータルで19%のアップが目標です。タンガロイは、新技術、ニーズを基軸としてお客様に提案していく会社です。お客様の満足を得て、利益を出して再投資をしていきます。 今年はJIMTOFの年です。前回はハイプロダクティビティーをキーワードにし、さらに今年はスピーディーを加えました。 従来、タンガロイは旋削が多かったが、近年はミリングに力を入れ増加してきました。今後は、穴あけに力を入れていきます。溝入れも現在いろいろありますが、今年大きなラインナップを加えさらに強化していきます。2011年に15アイテム、12年には26アイテム、昨年も26アイテムの新製品を公開しました。今年は26アイテムを発表します。 タンガロイにはスローガンがあります。「タンガロイ ポリシー アタック」、これは変化についていくということです。世の中の変化は非常に速い。このような中で生き残るために、技術を生かしたスピーディーな対応がポリシーです。ぜひ今後とも、タンガロイ製品の拡販にご協力をお願いいたします。 コロカットQD品目拡大 深突切り用工具 サンドビック チップ寿命を劇的に改善 サンドビック・コロマントは、深突切り用工具コロカットQDの品目を拡大した。 小型旋盤などでの突切り加工において、従来品よりはるかに長寿命な工具になる。 コロカットQDの特長は次の通り。 @ チップ寿命を劇的に改善=業界初、逃げ面とすくい面双方への内部給油 A 高いチップ取付け剛性=コロカット1・2で定評のあるレールロックを採用 B ホルダ本体も長持ち=新素材採用で、ホルダ本体の疲労強度を12%向上 C 被削材ごとに最適化=豊富な材種とブレーカで、あらゆる加工や被削材に対応 今回は従来製品に加え、幅6・35mmまでチップと、それに対応したブレード、角シャンクが品目拡大された。 コロカットQDの品目拡大はホルダ約120品目、チップ約20品目になる。 新デザインコンセプト機などを展示 イノベーションデー2014盛況 DMG森精機 4日間で6600名が来場 DMG森精機(社長=森雅彦氏,本社=名古屋市中村区)は、5月21日〜24日の4日間、同社伊賀事業所にてイノベーションデー2014を開催し、6600名が来場した。今回は、新開発のオペレーティングシステムCELOSを搭載した新デザインコンセプト機や、プレミアムパートナーシップを締結したポルシェ(ドイツ)がFIA世界耐久選手権に出場する「ポルシェ919ハイブリッド」も展示し、会場は連日活気に満ちあふれた。 会場では、アジア初出展となり、新デザインコンセプト機のCNC旋盤NLX4000とNLX3000を含む計42台の最新鋭の工作機械を展示し、自動車、航空機、建設機械、医療機器、金型、エネルギー産業などあらゆる業種の最新の加工事例を紹介した。 CELOSを搭載した新デザインコンセプト機の展示コーナーでは、同社の基幹機種であるX ClassからNLX、NVX、NHX、NZXを12台展示し、特にCNC旋盤NLXシリーズは、チャックサイズ6インチから18インチまでのサイズ別にユーザーの用途に沿った7機種を展示した。NLXシリーズは、最高回転速度が10000min−1と進化したBMT(ビルトインモータ・タレット)搭載の刃物台を装備しており、マシニングセンタに匹敵するパワフルなミーリング能力を活かしたアルミの小径部品加工から油井管など大径ワークの高速切削のデモ加工を通じて、ユーザーの生産性向上に貢献するソリューションを提案した。 また、新開発のCELOSは、モニタサイズ108インチの「BIG CELOS」を展示し、迫力ある画面とタッチパネルによる操作を実際にユーザーが体験した。 新たに開設したエクセレンスセンタでは、自動車産業、航空機産業、医療分野の3分野に特化した機械の展示を行い、ユーザーの加工に直接関係する機種を加工事例や、治具の搭載事例、搬送システムの導入事例などとともに紹介。さらに生産効率を大幅にアップするさまざまなアプリケーションも提案し、連日多数のユーザーが訪れた。 期間中は、各分野で活躍する大学の先生方を招き、毎日「最先端技術セミナー」を開催。ユーザーの業務改善やスキルアップに役立つよう、加工課題から最先端技術にいたるまで、未来志向の技術情報を紹介した。 名古屋吹上ホールを会場に 『オリオンフェア2014』 オリオン機械17日いよいよ開幕 オリオン機械(社長=太田哲郎氏、本社=長野県須坂市)は、既報のとおり、6月17日・18日に名古屋吹上ホール(第1ファッション展示場)にて個展を開催する。開催時間は、17日が10時〜18時、18日が10時〜15時。 同社は、コンプレッサ圧縮エアー除湿機(エアードライヤー)や冷水供給装置の産業用チラーを中心とした生産現場には欠かせない機器を製造するメーカーであるが、新たに大幅な省エネを実現した精密空調機や真空ポンプを発売し、注目を集めている。今回の個展で、東海北陸地区のユーザーに、これらの省エネ製品を幅広くPRする。 会場では産業用省エネインバータチラーや超省エネ型の精密空調機、インバータ真空ポンプを持込み、実機の運転も予定している。 会期中は精密空調機、オイルフリーベーンレス真空ポンプ、新型DCインバータチラーのセミナーも同時開催する。17日@10時30分〜A13時〜B16時〜、18日@10時30分〜A13時〜の5回。 詳細は、中部オリオン(愛知県一宮市三ツ井5-19-14、TEL0586-76-1217)まで。 ステンレス鋼加工の高度化を実現する W‐MF4チップ形状を発表 セコ・ツールズ 高送りワイパー形状 セコ・ツールズ(本社=スウェーデン)は、メーカーがステンレス鋼加工品の品質向上を達成できるよう、W〓MF4チップ形状を新たに開発し発売した。高送り(ワイパー)に対応する形状のW-MF4は、従来ほかの金属では達成できても、ステンレス鋼ではなかなか達成できなかったレベルの高い性能を実現する。 特定用途の優先度や要件によっては、高送りワイパー形状により、仕上げ面品質または加工時間、あるいはそのいずれも大幅に向上できる.W-MF4はDuratomic〓材種のTM2000およびTM4000、ならびにPVDコーティング材種のCP500に対応する。 TM2000およびTM4000では、Duratomicコーティング技術により、ステンレス鋼加工で優れた旋削性能を発揮する。CP500は、独自のPVDコーティングにより幅広い被削材種で有効に機能する汎用材種である。 W-MF4チップ形状の詳細については、http://www.secotools.com/en/Global/Products/Turning/General-Turning/W-MF4/を参照。 超硬ソリッドエンドミル 製品ラインをさらに拡充 セコ・ツールズ セコ・ツールズは、すでにラインナップが充実している超硬ソリッドエンドミルのJabro-Solid2(ジャブロ・ソリッド・スクエア)シリーズをさらに拡充し、新たなサイズ(インチ単位)、形状、フルートバージョンを加えた。その結果、このコスト面と性能面でバランスのとれた汎用性の非常に高いカッタシリーズの適応領域がさらに拡がった。 JS522ロングフルート仕上げ用工具は、垂直、微細な表面仕上げ、高い切り屑除去率、より効果的な加工に関して航空宇宙産業における厳しい要求水準を満たす性能を備えている。今回、このJS522に標準サイズ(インチ単位)が加わったことにより、より多くのメーカーがサイクル時間を減らして効果的な機械加工をワンパス仕上げで行えるだけでなく、さまざまな種類の被削材で高品質の水準を容易に維持できるようになる。 2013年には、JS400シリーズという新しい4種類の形状がJabro-Solid2ファミリに加わった。これらのカッタを使用すると、切り屑の形成を最適化して、一般加工やアルミニウム合金を扱う航空宇宙産業用途で高い切削条件を達成することができる。このシリーズを航空宇宙部品製造により適合させるため、JS453では半径(1・0、2・0、2・5、3・0、4・0、6・0mm)と突き出し部の長さの種類が増え、より幅広い用途に対応できるようになった。 Jabro-Solid2エンドミルの詳細については、http://www.secotools.com/jabrosolid2を参照。 ◇ Jabro-HSS‐Coファミリについては、ソリッドHSS‐EエンドミルのJCO710シリーズを拡充して、すでに充実している径範囲にzn〓4フルートバージョンを加えた。これによりフル溝加工において、特に理想的とは言えない切削条件下で、加工安全性が向上している。さらに、zn〓6フルート設計に新たな長さが加わり、最大4×Dの高いショルダの加工を1回の操作で行う効率的かつ効果的なソリューションを提供している。 Jabro-HSS-Coの詳細については、http://www.secotools.com/JCO710を参照。 雨水浸透施設に必須アイテム 販売キャンペーン中 アロン化成 新川、境川流域での開発工事に アロン化成(社長=矢田昭氏、本社=東京都港区)では、雨水貯留浸透施設に必要なアイテムをトータルに揃え新発売。現在、販売キャンペーンを開催中だ。 新川、境川は特定都市河川浸水被害対策法に基づき、特定都市河川流域の指定を受けており、両河川流域で500mm以上の開発(雨水浸透阻害行為)を行う際は、技術的基準に従った雨水を貯留、浸透させる施設の設置が義務化されている。同社が販売する「雨水管口フィルター」は、雨水管の入口にはめ込むだけの簡単取付で、雨水浸透トレンチ等へのゴミの流入を防ぎ、管内の詰まりを防止するイチオシ商品だ。他にも塩ビ製雨水マス、塩ビ格子ふた、鋳鉄製格子ふた、雨水フィルターマス、雨水オリフィスマスなどが揃う。製品、キャンペーンに関するお問合せ先はアロン化成名古屋支店管材事業部まで。 【電話】052-203-0378 2014年6月15日(日) 2530号 MECT2015出展募集など重点実施 伊藤理事長(春日鋼機)を再任 愛機工 平成26年度通常総会開催 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機社長)は5月27日午後4時30分より、名古屋市中区のホテル名古屋ガーデンパレスにおいて「平成26年度通常総会」を開催し、平成25年度事業報告及び収支決算報告、平成26年度事業計画案及び収支予算案を原案通り承認可決した。任期満了に伴う役員改選では、伊藤高潤理事長(春日鋼機社長)はじめ、水谷隆彦副理事長(ミズタニ機販社長)、高田研至副理事長(井高社長)、森田乾嗣会計理事(モリタ社長)をそれぞれ再任した。 「人材開発」活動に注力 総会は近藤尚文理事(油傅商店社長)の司会進行、水谷副理事長の開会の辞で始まり、資格審査で司会者より組合員総数261社中出席合計217社(委任状含む)と出席状況の報告があり総会の成立が宣言された。 挨拶に立った伊藤理事長は、日頃の組合活動への協力と総会への出席に対してお礼を述べた後、「昨年は、全機工連の全国大会(愛知大会)と、その翌日からメカトロテックジャパン2013(MECT2013)が開催され、無事に終了することができました。これも皆様のご協力の賜物と思っています。全国大会では、アスクルの岩田社長に講演していただき、パネルディスカッションでユーザーの生産拠点の海外移転に伴う国内市場の縮小、取引先の購入先の選別、流通の簡素化などの課題について若手の方に討論していただきました。MECT2013もニュースダイジェスト社の主催で過去2番目の9万3741名の来場者があり盛大に開催されました。ほとんどが東海地区の方かと思いましたが、3分の1はそれ以外の地区の方でした。MECTもメジャーな展示会になってきたという感じがしています。経済は今年4月から始まった消費税率の引き上げで大変な状況になっていますが、人によって夏が過ぎれば元に戻るという方もありますし、まだまだ先は分からないという方もおられます。経済的には少し停滞気味の時期かと思っています。本日は組合の総会です。今年度は、昨年度に比べれば、時間的に余裕があります。全機工連の関係で水谷副理事長が中心となって行っている人材開発、それと今年はそろそろ海外調査の準備を始めようかと思っています。皆様のご協力をますますお願いすることになると思いますので宜しくお願いいたします。役員改選もありますので慎重審議をお願いいたします」と述べた。 倉地久雄理事(倉地社長)を議長に選出して、議案審議に移り、第1号議案=平成25年度事業報告書、収支決算書、貸借対照表、損益計算書、財産目録ならびに剰余金処分(案)承認に関する件、第2号議案=平成26年度事業計画書(案)ならびに収支予算書(案)承認に関する件、第3号議案=平成26年度加入手数料および賦課金(案)ならびに徴収方法(案)承認に関する件を原案通り承認可決した。 第4号議案=役員改選の件では、各支部より推薦された理事候補者35名全員の理事就任を承認。また監事2名を再任した。 このあと直ちに理事会が開かれ、理事互選により理事長はじめ三役を選出。理事長に伊藤高潤氏(再任)、副理事長に水谷隆彦氏(再任)と高田研至氏(再任)、会計理事に森田乾嗣氏(再任)が就任した。 伊藤理事長が「これから2年間、当組合の理事長を拝命いたしました。宜しくお願いいたします」と再任の挨拶。 来賓祝辞に続き、高田副理事長の閉会の辞で総会を終了した。 引き続いて懇親会が開かれ、水谷榮一組合相談役(ミズタニ機販会長)の発声で乾杯。参加者は和やかに歓談して交流を深め、伊藤照之組合相談役(伊藤信産業会長)の中締めでお開きとなった。 総会で承認された平成26年度事業計画の重点目標及び重点実施事業は次の通り。 【重点目標】 @機工流通の変化に対応し、組合は会員に有効な情報を発信する。A機工商品の流通形態等、業界及び製造業の動向を調査し、機工商社のありかたを模索する。B組合員及び賛助会員を増強し、組合の基盤を強化する。C教育事業に傾注し人間性の向上や技術・商品知識など社員の質的向上を図る。D組合員、社員の福利厚生に関わる事業を行う。E次世代の後継者および幹部社員の育成を念頭に、青年部の活動を積極的に支援する。F支部活動を充実し地域での会員の融和、協調を図る。G機工商社向け販売管理システム「機工メイト」の普及を推進する。H各種収益事業を積極的に取り組むと共に新たな事業を企画し組合の財務を充実させる。 【今年度重点実施事業】 @メカトロテックジャパン2015出展者募集事業(会期2015年10月21日〜24日)A人材育成事業(人材開発委員会設置/経営者・管理者セミナー、社員教育事業、他)B中小企業共済保険の加入推進C車両燃料油取次事業の推進D社員・組織診断システム(CUBIC)の普及推進Eカーリース取次事業の推進F戦略的営業システム、人事制度ソフトの斡旋G業界情報の提供(組合報、ホームページ、理事会、企業情報等)H組合ホームページの拡充I各種制度の情報提供。 愛機工 理事・監事 敬称略 ※新任 《理事》支部別50音順 【東支部】田中知之(ミユキ商會)、※時津達也(新栄商會)、野崎憲昭(常磐精機)、林正人(広島商事) 【西支部】梅村龍盛(梅村本店)、内藤和美(内藤商事)、矢野茂雄(滝川物産)、吉野栄一(吉野機械工具) 【南支部】伊藤正人(伊藤信産業)、伊藤久輝(丸正)、中川雅夫(ナカガワ)、森庸一(森哲)、和久田修志(三和商事) 【北支部】長村康義(長村商店)、熊田達也(久満田商会)、野田道典(ノダキ)、服部健(伊吹産業) 【中南支部】志知亨(志知)、鈴木俊雄(マルマン商事)、六浦康正(六浦本店) 【中北支部】伊藤高潤(春日鋼機、理事長)、高田研至(井高、副理事長)、幡野裕幸(朝日)、森田乾嗣(モリタ、会計理事) 【熱田支部】乾正樹(山下機械)、滝沢有一(松本商店)、水谷隆彦(ミズタニ機販、副理事長)、山本員彰(センサスヤマモト) 【尾張支部】大崎政雄(大崎機工)、近藤尚文(油傅商店)、※佐々木伸之(太田廣)、※服部嘉高(服部商会) 【三河支部】※有賀淳一郎(エス・エヌ・ジー)、中島忠幸(オーエヌ技研)、三井重信(三井機工) 《監事》 矢田多蔵(ナゴヤカット)、服部繁一(大宝) 愛鋲協 組合創立40周年記念式典を挙行 役員功労表彰は花井氏と大野氏 第41期通常総会も開催 愛知鋲螺商協同組合(理事長=馬場將嘉氏・メイナン社長)は5月27日午後6時より、名古屋市中村区の名鉄ニューグランドホテルにて、組合創立40周年記念式典ならびに、第41期通常総会を開催した。 鈴木憲一理事(エフシーテック社長)による司会で進行。式典の前に組合員関係の物故者へ全員で黙祷を捧げた。式典冒頭、挨拶に立った馬場理事長は「当会は昭和49年に発足し、当時の会員数は47社だったそうです。理事長はじめ理事、役員方が一致団結し、日々努力して40周年に至る今日に至っている次第ですが、改めて理事長の重責を感じております。現在会員数は46社と1社減っております。日本経済は昨年より好転していると言われておりますが、まだまだ鋲螺業界には良い状態が回ってきておりません。厳しい環境下ではありますが、会員皆様方の会社が末永く発展する事を祈念し、組合へご指導ご鞭撻を賜りたいと存じます」と述べた。来賓挨拶には、日本ねじ商業協同組合連合会会長の鈴木建吾氏と、愛知県中小企業団体中央会総務部次長水越昭雄氏が立ち共に祝意を表した。 次いで役員功労表彰が行われ、愛知県知事表彰を花井康志氏(ハナイタイト社長)が、愛知県中小企業団体中央会会長表彰を大野正博氏(中部製作所社長)が受けた。受賞者を代表し大野氏は「私は平成元年の青年部発足の時に入会し、そして平成15年より親会の幹事を務め、福利厚生委員を担当しております。年末にボウリング大会を開催しており、会場の星ヶ丘ボウルを組合参加者で貸切にすると張り切っているのですが、平成20年に16社から155名に参加いただき、あともう少しで会場貸切を達成でした。我々経営者だけでなく、一緒に働いてくれている社員の方々が一層健康に、活気ある楽しい職場つくりに役立てる様組合としてバックアップして参りたいと思います」と謝辞をのべた。式典の後は総会に移り、出席20名、委任状18名合計38名と法定数以上により総会が成立する旨が、式典に引き続き司会を務める鈴木理事より宣言され開会した。 馬場理事長を議長に選出して議案審議に入り、以下の各号を満場一致で承認可決した。 ▽第1号議案=平成25年度事業報告並びに収支決算報告承認の件 ▽第2号議案=平成26年度事業計画案並びに収支予算案承認の件 ▽第3号議案=組合規約に関する件 平成26年度加入金及び賦課金並びにその徴収方法案 ▽第4号議案=その他 総会終了後は懇親会を開催。大野正博理事(中部製作所社長)が司会を務め、鈴木日出男相談役(エフシーテック会長)の力強い発声で乾杯。和やかに歓談し交流を深める中、藤田守彦副理事長(藤田螺子工業常務)の中締めで終了した。 なお、当日は総会に先立ち午後五時から第11回定例理事会を開き、役割分担の確認などを行い総会に臨んだ。次回理事会は6月27日午後6時30分より開催の予定。 岡谷管栄会 恒例新人研修会開催 商品の基本知識を習得 アロン化成ものづくりセンターを会場に 岡谷管栄会(会長=小川信氏・山信社長、岡谷鋼機と商社、仕入先メーカーの集い)は、5月27日、東海市のアロン化成ものづくりセンターを会場に「新人研修会」を開催した。 研修会は、岡谷鋼機の取引先商社で、入社1〜3年目の社員を対象に毎年開催され、今年は13社から40名が参加した。研修に先立ち、小川管栄会会長は「研修会で商品知識を得る事はもちろんですが、他社の新人同士が顔を合わせる機会はとても貴重です。ぜひ交流を深めてください。そしてあなた方が中部の管工機材業界を盛り上げ、支えてくれる人材に成長してくださる事を祈念しております」と述べ、新人への期待の高さを表した。 日立金属、東洋バルヴ、パーパス、アロン化成の各社から講師が立ち、継手、バルブ、給湯器、塩ビ製排水マスの基本知識や製品の特長、納品先で起きやすいトラブル事例など、具体的なレクチャーが行われた。講師は、顧客のニーズ、用途を正確に聞き出し、適切な商品を選び出すことが重要と強調した。 座学研修の後は、ものづくりセンター内を見学。透明配管に水を流し「排水の流れ」を見ることができる「排水実験コート」や、住宅での配管施工の基礎構造展示などを見て回った。 研修の参加者に話を聞くと、入社以来自社で受けてきた講習に加えて、入社から約2カ月経って外部で研修を受ける事で、新たな気づき、発見があったと感想を述べた。今後、営業で外回りになる者、電話口で注文を受ける事務になる者など、担当する役割はそれぞれだが、新人という立場同士で机を並べる機会はいい刺激になっていたようだ。 “脂の乗り切った”時を迎え一層の発展を 平成26年度通常総会 三重県管工機材商業組合 正会員ゴルフ会も同日開催 三重県管工機材商業組合(理事長=田中邦洋氏・五光商會会長)は5月27日午後5時より四日市都ホテルにて平成26年度通常総会を開催。会員16社全員出席の中、平成25年度事業報告、同会計報告、平成26年度事業計画案、同収支予算案をそれぞれ審議し承認可決した。 双和靖裕理事(協成四日市営業所長)による開会の辞に続き、挨拶に立った田中理事長は「当組合は昨年40周年を迎え、林建材さん、野七さんが加入してくださいました。組合は、人間の年齢で例えたら40代という脂の乗りきった時です。皆さんと一緒に盛り上がっていければと思います」と述べた。総会は、理事長が議長を務める慣例に従い、田中理事長による議事進行のもと、議案審議に入り、以下の各号を満場一致で承認可決した。 ▽第1号議案=平成25年度事業報告 ▽第2号議案=平成25年度会計報告並びに会計監査報告 ▽第3号議案=平成26年度事業計画案 ▽第4号議案=平成26年度収支予算案 ▽第5号議案=その他 賛助会員であるスリーボンド四日市支店が、組織変更に伴う支店廃止により退会した旨が報告された。 総会終了後は懇親会が開かれ、杉山克雄副理事長(杉山機工社長)による開会の辞に続き、相宮崇監事(安田三重支店長)による乾杯の発声で開宴。会員同士、情報交換などで大いに盛り上がる中、一色克己理事(一色商会社長)による中締めでおひらきとなった。 【平成26年度事業計画】 ▽製販親睦ゴルフ会=10月2日・会場=三重カンツリークラブ ▽新年賀詞交歓会=1月13日・開場=四日市都ホテル ▽理事会=随時、年3回開催予定 正会員親睦ゴルフコンペは伊藤氏が優勝 同日午前、名四カントリークラブにて正会員親睦ゴルフ会が開催され9名が参加。伊藤嘉恭氏(伊藤管材社長)がネット73・20で優勝を飾った。 上位入賞者は以下の通り。 ▽優勝=伊藤嘉恭氏(伊藤管材)N73・20H16・80 ▽2位=野村剛弘氏(野七)N76・20H22・80 ▽3位=一色克己氏(一色商会)N78・20H28・80 更なる高みを目指し“心機一転”を 平成26年度社員総会開催 イトウ 9月頃に本社屋新築着工を発表 住設機器・配管資材卸のイトウ(社長=伊藤辰之氏・本社=名古屋市北区紅雲町)は、6月4日午後5時30分より、名古屋市中区の東京第一ホテル錦において平成26年度社員総会を開催。社員、取引先84名が出席した。 総会は、同社の高橋潔課長代理が司会を務め進行。冒頭、挨拶に立った伊藤社長は「リーマンショック以降の5年間、とても苦しんで参りました。前年度では第一目標を黒字≠ニ掲げ、結果黒字化を果たす事ができました」と、目標達成を発表。関係各位への御礼と社員への労いの言葉を述べつつ「本日の総会テーマは心機一転=B前年度の好業績は消費税増税の追い風もありました。真の実力が問われる今年、気を引き締めなくてなりません。その為にも、社の半数規模で人事異動を行い、若手3名をリーダーに抜擢しました。皆に、新たな心構えで臨んでもらいたい」と、次の目標に向かい新たな姿勢を示した。 来賓の税理士法人コスモス栗木博史社長は挨拶の中で生き残れる♀驪ニについて触れ「従業員一人一人が経営者意識を持つ事。それは中長期的視点で「危機感」を抱く事です。具体的には@見えない部分へのコスト意識、Aコストを改善する問題意識、B執念を持って売上目標を達成する業績意識。この3つの意識を持つ従業員がどれだけ集まっているかが大切です」と従業員の意識のままでいるのではなく、主体的に考え行動する経営者感覚を意識する様にアドバイスがあった。 今期の事業方針は、前年度比10%の売上増を目指し、新規開拓、新分野(リフォーム・介護・東京営業・サブコン)の売上強化を掲げた。また、今年9月頃に、北区彩紅橋通りに新本社の建築着工に入ると述べた。営業部、資材部それぞれを代表し、営業部から都築真一課長が、資材部から川島日瑞課長が行動指針を発表した。 総会では社員表彰も行われ、昇進辞令発表と昇進者からの挨拶、永年勤続表彰(20年・10年)、新人社員の挨拶などの他、常日頃から元気よく挨拶をし、他の社員の模範となる社員を表彰する「挨拶大賞」、仕入先からヒアリングし、日頃の業務姿勢が評価されたイトウ内勤社員を表彰する「ナイスな業務は誰だ!」、現場での納品作法を評価された配送部員を表彰する「配送のエースは誰だ!」と、バラエティに富んだ表彰がある中、前年度最も会社に貢献した社員に贈られる「イトウMVP」には、前年度の売上目標達成率と新規獲得に対する姿勢を評価され、藤原昌宏課長が受賞した。 また、社内広報誌『ITOHタイムズ』で掲載された川柳を対象に、社員投票で優秀作品を決定する「川柳大賞及び最優秀賞」表彰も行われ、長野眞二さんの作品『我妻の絶叫マシン 体重計』が最優秀賞に選ばれた。 総会の最後には、受注業務に必要な商品コードの暗記テストをグループ別対抗戦で行う「コードナンバーコンテスト」が開催された。1グループ3人構成で、速さと正確性を競うもので、会場では社員総立ちで応援し、ゲストの仕入先も歓声を送るなど最高の盛り上りを見せた。結果は第1位=天白(法山)グループ、第2位=西尾グループ、第3位=佃グループとなった。数字だけでなく、社員の個性も大切にするイトウの社風が表れた総会の内容となっていた。総会に続く懇親会は、労務管理センター代表社員の國井祥行氏による乾杯の発声で開宴。仕入先とイトウ社員の親睦を深め、今後の展望を語るなど和気藹藹となる中、総会幹事長の藤原昌宏課長がお礼の挨拶を述べ、橋本総業の宇佐見徳秋取締役中部エリア長による中締めで総会の全ての次第を終了した。 継ぎ目のない製販一体体制で 三菱のシェア奪回を目指す 三菱マテリアル 三菱拡販戦略会議(MSM) 三菱マテリアル加工事業カンパニー(プレジデント=増田照彦氏)は5月8日午後4時30分より名古屋市中区のヒルトン名古屋において「三菱拡販戦略会議(MSM)」を開いた。MSMは東京・名古屋・大阪・福岡の4か所で順次開催。今回は三菱超硬製品の国内販売会社(三菱マテリアルツールズ)を吸収して初めての会議となり、主力特約店、代理店に対し超硬製品事業部の方針や製販一体となった新体制について説明した。 冒頭、増田常務執行役員加工事業カンパニープレジデントが挨拶で、新体制について「三菱マテリアルの切削工具は、大きく組織を変えさせていただきました。4月1日からは皆様方の前面に三菱マテリアルが立たせていただく体制にしています。その大きな目的のひとつは、皆様方ともっと身近に、もっと手の届くところにシームレス(継ぎ目なし)で繋がりたい、近づきたいということです。その結果として、新製品の開発の一助になるとか、もっとお客様に生産技術的なことが提案できるとか、皆様方、販売をしていただいている方々に多くの情報を提供できるのではないかと考えた次第です。自信をもって安心して売っていただける体制になったかと存じます。引き続き『ものにも心ありて、まして人』という考え方で運営してまいりたい。皆様方とエンドユーザー様との深い、強い信頼関係を使わせていただきまして、一段と見晴らしの良い所に一緒に駆け上がりたいと考えています」と述べた。 鶴巻執行役員加工事業カンパニーバイスプレジデント兼超硬製品事業部長が、超硬製品事業部の方針について説明した。主な内容は次の通り。 ▽メーカーとしてしっかりとした供給力を確保することを基本中の基本として、もののある三菱、納期を守る三菱を徹底。在庫率100%に向けてさらなる努力をしていく。 ▽日本の3つの主力工場は、製造だけでなく、開発、新技術といった新しい取り組みをする主力工場でもある。 ▽2013年は、超硬製品事業部として過去最大の、設備増強などあらゆる面で投資をした。さらに今年、来年と、新中期経営計画の中で過去最大級の計画がある。 ▽ユーザーに三菱マテリアルの良さをさらに追求してもらうためのテクニカルセンター、ソリューション、エンジニアリング、技術面の強化、開発投資等、販売をサポートする様々な投資をこの2年間で計画している。 ▽今年の超硬製品事業部の活動指針は、昨年に引き続き『三菱の総合力でお客様の声にスピーディにお応えします』。製販一体の体制となり営業部門だけではなく、製造・開発も含めて身近にコンタクトしていく。その環境づくりに皆様の力を賜りたい。 ▽製造・開発を一体化し、顧客へのサービスをレベルアップしていく。また、国内外のシームレス化を図る。 ▽2020年代初めに向けた長期経営方針で高い目標を掲げている。我々のビジネスの基本は国内。超硬工具国内シェア1位を奪回する。 ▽自動車をはじめ、航空機、鉄道、電力、医療など産業別に、商品開発を含め、しっかりとした製品、技術を提供していく。 ▽ユーザーのグローバル化、海外展開に備えて、国内の営業部門のほかにグローバルキーアカウント部を新設し、対応を強化している。 ▽世界5か所目となるテクニカルセンターを今年の秋、タイに開設する予定。 ▽今年もJIMTOFを中心に数多くの新製品を提供していく。 ▽世界全体での切削工具の需要は現時点で1兆2000億円から1兆3000億円で、2020年までに新興国を中心にさらに5%ほど成長すると見通して事業計画を立てている。2013年度の売上高は前年度比約15%の増加。今年度はさらに17%増を目標としている。さらにその先、15年、16年は階段を上るように非常に野心的な計画を立てている。市場の伸び以上に、他社からの切り替えでシェアを拡大していく。 ◇ 販売店表彰の発表が行われ、ツールズオブザイヤー賞(年間売上高上位5社)、フロンティアスピリット賞(インサート、エンドミル新製品の売上トップ)、チャレンジングスピリット賞(全商品の年間売上進捗率のトップ)、リサイクル賞(超硬工具リサイクルの年間回収高トップ)の4部門で8社が表彰された。 筑波製作所、岐阜製作所、明石製作所の所長が各製作所の概況報告と、いち押し商品を紹介。大宮の加工技術センターからライブ中継で加工実演が行われ、商品への理解を深めた。 今年度のキャンペーンと表彰について潮田超硬製品事業部流通営業部長より説明があり、第1部を終了した。 第2部は懇親会が開かれ、堀江名古屋支店流通営業課長の司会進行で、冒頭、特約店を代表して時津新栄商會社長が「製販が一体となって、まさに三菱さんの総合力が存分に発揮されることを大いに期待しています。また、お客様の声にスピーディにお応えする方針に、私ども特約店は大変心強い気持ちでいっぱいです。新体制のスタートにあたり、私ども特約店も今まで以上に三菱製品の拡販に努め、国内シェアNo.1奪回を目指してまいりたい」と挨拶。同氏の音頭で乾杯した。 和やかに情報交換などをして三菱超硬工具のシェア奪回に向けて結束を固め、午後8時前に中村超硬事業部副事業部長の御礼の挨拶、代理店を代表して梅村梅村本店社長が「製販一体になったということは、失われたシェア奪回を目指しての、さらなる本気の証と感じています。国内No.1であって欲しいと強く願っておりますので、皆様と心を一つにして三菱マテリアルの切削工具の拡販に努めてまいりたい」と中締めの挨拶をし、終了した。 60年以上の歴史ある組合を 維持・存続するため結束 愛知県金物商工協組 平成26年度通常総会開催 愛知県金物商工協同組合(理事長=印藤武司氏・印藤産業社長)は5月26日午後5時より、名古屋市中区の東京第一ホテル錦において「平成26年度通常総会」を開催した。 開会に先立ち、司会の伊藤事務局長から資格審査発表(組合員総数37社中32社出席、委任状含む)があった。 岸副理事長(岸保産業)の開会の辞に続いて、挨拶に臨んだ印藤理事長は、出席者に対してお礼を述べた後、「一昨年の暮れから始まったアベノミクスの効果による円安・株高が、大企業を中心に企業業績に貢献しているというニュースが流れています。安倍首相自らが賃上げを何回も要請し、大企業を中心にベースアップも行われています。我々中小企業は逆に円安によって資材が高騰し、さらに消費税率のアップで、3月までは駆け込み需要の恩恵があった所もあるかと思いますが、私どもにはあまりありませんでした。買い物をすると今まではお釣りをもらえたのが、足りなかったケースもありました。これが10%になったらと思うと、大変です。辰巳天井、馬尻下がりという兜町の言葉もあります。午年の今年は株価も下がってしまうのかと懸念しています。そのような中で、我々中小企業は頑張っていかなければならないわけです。当組合は発足以来60有余年が経っており、その維持、活動のために皆様の絶大なるご理解、ご協力を得て頑張ってまいります。今後とも宜しくお願いいたします」と述べた。 印藤理事長の議事進行で議案審議が行われ、第1号議案=平成25年度事業報告書、財産目録、貸借対照表、損益計算書及び剰余金処分(案)承認の件、第2号議案=平成26年度事業計画書(案)及び収支予算(案)承認の件、第3号議案=平成26年度経費の賦課徴収方法(案)承認の件について全会一致で承認された。 第4号議案=その他の件では、10年ぶりに組合員名簿を作成することが承認された。 来賓の近藤真由美名古屋市市民経済局産業部産業労働課産業企画係長が河村たかし名古屋市長の祝辞を代読し「名古屋市は、地域全体で中小企業の皆様の振興を図ることにより、活力ある豊かな名古屋の実現に向けた取り組みをしております。また、小規模企業者に対して設備投資促進補助金を引き続き実施するなど、経済全般の活性化を図るため今年度も様々な施策に取り組む予定でございます。先人から受け継ぎました、当地域のものづくりに対する素晴らしい財産を絶やすことなく、世界を惹きつける魅力と活気にあふれる『世界の名古屋』を実現するようにしてまいりますので、今後ともご理解の程を宜しくお願いします」と述べた。 総会終了後は会場を移して懇親会が開かれ、参加者は和やかに歓談し親睦を深めた。 橋本総業中部支店 2社間連携で工事受注強化を狙う 若松物産本社ビルへ移転 橋本総業中部支店(支店長=大倉明久氏、住所=名古屋市南区)は、若松物産との営業一体化を受け、営業部門の事務所を若松物産本社ビル(名古屋市中区千代田)の3階に、6月30日から移動すると発表した。同社の今年度上期方針のひとつに、若松物産と連携し、空調・衛生工事のトータル受注を目指すと掲げており、同ビル内に営業事務所を構える事で2社間のスピーディーな対応を実現する狙いだ。 旧事務所(名古屋市南区戸部下2丁目3番49号)は、改造してキャパシティを広げ在庫商材を増加する。中部支店では現在4,500点の在庫商材を持っているが、6,000点まで増やす事を目標としており、配送センター機能を向上させ、即納体制を強化する。 【新住所】 名古屋市中区千代田1丁目5番1号 若松物産本社ビル3階 【新電話番号・代表】 052(269)3520 【FAX】 052(261)2071 一般機械工業向けなどが伸び 国内受注9か月連続で前年増 中部経済産業局 4月度金属工作機械受注状況 中部経済産業局が5月30日に発表した、管内金属工作機械メーカー主要8社(オークマ、アマダマシンツール、ジェイテクト、コマツNTC、富士機械製造、豊和工業、三菱電機名古屋製作所、ヤマザキマザック)の平成26年4月度金属工作機械受注状況によると、総受注高は前年同月比32・8%増の356億7200万円となり、2か月連続で前年を上回った。前月比は4・9%減となった。 国内受注は、自動車工業向けが前年同月比9・5%減と9か月ぶりに前年を下回ったものの、一般機械工業向けが同80・3%増と8か月連続で前年を上回り、全体では同25・3%増の107億5800万円となり、9か月連続で前年を上回った。前月比は15・3%減となった。 海外受注は、北米向けが2か月連続、ヨーロッパ向けが12か月連続、アジア向けも2か月連続でそれぞれ前年を上回ったことから、全体では前年同月比36・3%増の249億1400万円となり、2か月連続で前年を上回った。前月比は0・4%増となった。 国別にみると、1位のアメリカが69億8800万円(前年同月比11・7%増)、以下、中国55億8500万円(同97・1%増)、ドイツ13億3900万円(同13・7%減)、韓国12億6500万円(同67・3%増)、イタリア8億5600万円(同88・5%増)の順となった。 地域別シェアは、アジア(トルコを含む)向け40・8%、北米向け32・0%、ヨーロッパ向け22・2%。 販売額は、前年同月比6・0%増の222億8900万円となり、4か月連続で前年を上回った。前月比は47・2%減となった。 受注残高は、前年同月比19・7%増の1578億6100万円となり、6か月連続して前年を上回った。前月比は5・3%減増となった。 3M、研削砥石分野へ参入 「3M キュービトロン U」初の オフセット砥石製品を発売 住友スリーエム(社長=三村浩一氏、本社=東京都品川区)は、従来の研削砥石に比べて約1・5〜2倍の研削スピードと、製品1枚当たりの仕事量が2・5〜6倍という長寿命の新製品、「3MTMキュービトロンUオフセット砥石PN85938」を発売した。同製品は3Mの研磨材製品群で初となるオフセット砥石製品で、既存の「キュービトロンU」製品とあわせ、より幅広い研削作業での採用拡大を目指す。 3Mの最新技術、「精密成型砥粒」を採用した「3MキュービトロンUオフセット砥石PN85938」は、従来のオフセット砥石との比較で研削時間を大幅に短縮する高い研削性能に加え、高い耐久性を備えている。そのため、研削(グラインダー)作業の生産性、経済性を飛躍的に高め、製造現場の課題である、生産コスト、作業者負担、廃棄物の低減に寄与する。 主な用途として、開先加工、C面とり、ガス溶断後のならし研磨、ビード除去、切断作業、黒皮除去の作業に適している。主な仕様は、粒度(相当番手)#36、サイズ100mm(外径)×4・2mm(厚)×15mm(内径)、最高使用回転数13、750r.p.m。 なお、「3MキュービトロンUオフセット砥石PN85938」は、主に溶接材料商社や機械工具商社を通じて販売され、オープン価格となっている。 住友スリーエムでは、研磨アドバイザーによる「3M研援隊(けんえんたい)」を編成し、中小製造業を含めあらゆる製造現場を販売会社とともに訪問、顧客にその性能を実感してもらいながら研磨工程の改善による企業の競争力強化に関する提案を行っている。 【精密成型砥粒(PSG=Precision Shaped Grain)について】 PSGは、ナノレベルの微細砥粒を成型、焼成した砥粒で、3M独自の技術によって実現している。従来の一般的な研磨砥粒は、使用中に全体的に丸みを帯びて消耗することで研削力が落ちていくが、PSGでは表面で消耗したナノレベルの微細砥粒が剥離して、次のナノレベルの微細砥粒が表面にあらわれ、シャープなエッジを維持する。このように鋭利な切っ先が持続するので、高い研削力が長続きする。 PSGを利用した研磨材は「キュービトロン U」というブランド名で展開しており、これまでは紙や布を基調とした塗布研磨材製品として販売してきた。今回は国内で初めて、PSGをオフセット型研削砥石に応用、開発した。 切削加工支援統合アプリ 「Dr.Carbide」ドクター・カーバイド タンガロイ 6月12日リリース タンガロイ(社長=木下聡氏、本社=福島県いわき市)は、スマートフォン、およびタブレット向け切削加工支援統合アプリ「Dr.Carbide」(ドクター・カーバイド)を発表した。 ドクター・カーバイドは、切削工具、加工条件の選定など、切削加工に必要なさまざまな情報を、簡単な操作で素早く提供する4つの機能を統合。複数のアプリをダウンロードする必要は無く、このドクター・カーバイド一つで最適工具の検索、加工条件の算出、カタログチェックから、他社相当品照会機能までカバーできるので、エンジニアはもちろん、営業活動、購買業務など、切削工具や機械加工に携わるすべての人に役立つアプリとなっている。 ドクター・カーバイドは、iPhone用、ANDROID用の同時リリースで、通常のアプリと同じくApple store、またはGoogle playからダウンロードできる。 【ドクター・カーバイドの4つの機能】 @E-カタログ」(電子カタログ) 標準アイテムのカタログ情報を形番、用途などから検索・閲覧できる。 A工具ナビゲーションシステム「Tung・Navi」(タング・ナビ) 被削材、加工状況から、推奨工具と加工条件を検索、表示する。PC版で好評のシステムをアプリに展開! B他社材種、チップブレーカの相当品照会ソフト「Insert Converter」(インサート・コンバータ) 競合他社製品の同社相当品を検索、照会できる。 C切削条件、動力計算機「Machining Calculator」(マシニング・カルキュレータ) 加工能率、所要動力等を算出できる切削加工用に特化した計算機。 受注高2919億円、前 年同月比127・7% 内需133・6%、外需115% 日本産業機械工業会 4月の産業機械受注状況 日本産業機械工業会が6月12日発表した、平成26年4月の産業機械受注状況によると、4月の受注高は2919億400万円、前年同月比127・7%となった。 内需は、2082億2100万円、前年同月比133・6%となった。 内需のうち、製造業向けは前年同月比146・2%、非製造業向けは同141・7%、官公需向けは同117・4%、代理店向けは同101・3%であった。 増加した機種は、ボイラ・原動機(前年同月比180・7%)、鉱山機械(同119・1%)、化学機械(同120・1%)、ポンプ(同102・3%)、圧縮機(同122・6%)、運搬機械(同164・1%)、変速機(同101・8%)、金属加工機械(同191・0%)、その他機械(同101・7%)の9機種であり、減少した機種は、タンク(同88・6%)、プラスチック加工機械(同93・4%)、送風機(同96・5%)の3機種であった。 外需は、836億8300万円、前年同月比115・0%となった。 4月のプラント案件はなかった。 増加した機種は、ボイラ・原動機(前年同月比551・2%)、ポンプ(同204・4%)、圧縮機(同121・4%)、送風機(同342・6%)、その他機械(同137・9%)の5機種であり、減少した機種は、鉱山機械(同10・5%)、化学機械(同60・6%)、タンク(今月の受注額がマイナスのため、比率を計上できず)、プラスチック加工機械(同89・1%)、運搬機械(同37・6%)、変速機(同92・6%)、金属加工機械(同99・1%)の7機種であった。 【機種別の動向】 〔1〕ボイラ・原動機 電力、外需の増加により前年同月比216・7%となった。 〔2〕鉱山機械 外需の減少により同89・9%となった。 〔3〕化学機械(冷凍機械を含む) 外需の減少により同94・4%となった。 〔4〕タンク 化学、石油・石炭の減少により同87・0%となった。 〔5〕プラスチック加工機械 外需の減少により同90・6%となった。 〔6〕ポンプ 官公需、外需の増加により同119・3%となった。 〔7〕圧縮機 はん用・生産用機械、外需の増加により同121・9%となった。 〔8〕送風機 鉄鋼、外需の増加により同129・0%となった。 〔9〕運搬機械 造船、電力の増加により同109・0%となった。 〔10〕変速機 その他輸送機械、代理店の増加により同100・4%となった。 〔11〕金属加工機械 鉄鋼の増加により同145・6%となった。 鍛鋼、リーマン・ショック前の 6万トン台を回復5年2か月ぶり 日本鋳鍛鋼会 4月の鋳鋼・鍛鋼生産実績 日本鋳鍛鋼会が5月29日に発表した、鋳鋼(全国74工場)、鍛鋼(同19工場)の平成26年4月分の生産実績は、鋳鋼が前年同月比2・8%減の1万5497トンとなり、2か月連続して前年を下回った。鍛鋼は同10・1%増の6万207トンとなり、9か月連続で前年を上回った。 前月比は鋳鋼3・5%増、鍛鋼6・5%増といずれも増加した。 同会によると、鋳鋼の生産は、船舶向けの回復が堅調に続いているが、土木建設・鉱山機械向けが低位横ばいとなっている。また、発電用機器やロールはプラスである一方、破砕機・摩砕機・選別機が微減となっており、震災復興の遅れや駆け込み需要の反動が出た格好。全体として、まだら模様となっている。 鍛鋼については、自動車向けが牽引しており微減となっているものの、安定的に推移している。加えて、鋳鋼同様、船舶向けが大きく回復。ロールや型用鋼、発電用機器も好調で、全体的に上向き基調が継続している。単月ではリーマン・ショック以前の平成20年10月以来5年2か月ぶりの6万トン台となった。今後も好調が期待される、としている。 明るさジャンボ360度照明! 150W・300Wの照度切替式 ハタヤリミテッド ジャンボールライト新発売 ハタヤリミテッド(社長=足立憲泰氏・本社=名古屋市中区)は、現場の広さに合わせ明るさを変更できる効率的な照明「300Wジャンボールライト」を新発売した。同製品は、150Wのメタルハライドランプを2灯使用しており、大型バルーン照明に匹敵する照度がありながら、2灯独立タイプなので照度を150W・300Wと現場の広さや状況によって使い分ける事ができる。万一どちらか1灯が故障した場合でも、もう片方が点灯しており現場が真っ暗になる事がなく安全を保てる。使用している乳白樹脂製カバーは、衝撃性にも優れ、耐薬品性があり、現場での塗料や鉄粉などが付着した汚れでも溶剤で拭き取る事ができる。再始動時間が約1秒で点灯待ちによる作業中断がなく、ファンレス構造で故障の心配が少ない。50Hz・60Hz兼用。別売りの三脚スタンドを組み合わせる事で、高所照明にも使用できる。本体価格22万円(税別)、専用三脚4万9000円(税別)。製品に関する問い合わせ先はハタヤリミテッド顧客サービスデスクまで。 【電話】0120-686-888 【Eメール】info1918@hataya.jp 災害時もストレスのないトイレ環境を 前澤化成工業 マンホールトイレシステム 快適で衛生的なトイレの提案 上・下水道関連製品及び環境機器製品の製造・販売の前澤化成工業(社長=池嶋勝治氏、本社=東京都中央区)は、地震など自然災害への備えに対する意識の高まりを受け「災害用マンホールトイレシステム」の販売に力を入れている。 同社は災害時でも、快適、清潔、衛生的なトイレとトイレ環境の整備を目指しており、「洋式便器の水洗トイレ」が災害時でも使用できるシステムを提案している。 直接下水道へ放流ができる「下水道式マンホールトイレ」は、マンホール上に直接便器と個室用テントを設置。用を足した後、手動ポンプで水洗し下水道へ流すというシステムだ。水洗用の水は「雨水貯留槽」に貯めておいた雨水を利用する。排水時のみ開閉する「防臭逆止弁」を配管に付けておけば、気になる臭いも防ぐ。 「タンク式マンホールトイレ」は、排泄物の貯留タンクを地中に埋設しておき、タンクへ排水する。その点以外は「下水道式」と同じ仕組みでトイレ環境を維持できる。 連結型マンホールトイレ、個別型マンホールトイレなどが揃っており、設置条件に合うシステム構築が可能だ。 製品に関するお問合せは同社中部支店名古屋営業所まで。 【電話】052-218-6921。 『ベリカット・ユーザー会』 名古屋国際会議場で7月4日 シージーテック社の「ベリカット・ユーザー会(VUE2014)」が7月、名古屋を皮切りに神戸、東京の3会場で開催される。 名古屋は7月4日午後1時より名古屋市熱田区の名古屋国際会議場において、「ユーザー事例発表」「最新バージョンV7・3および次期バージョンの紹介」「VERICUTをもっと使える便利なTips集」の内容で開催。シージーテックエンジニアによる個別の技術サポートも午前中に行う(要事前予約)。 事例発表は、第一システムエンジニアリング第3技術部の三谷長定氏、日本ユニシス製造工業事業部の阪元康二氏、山形カシオ部品事業部の能登大輔氏の3名を予定している。 参加費は無料。インターネット(http://vericut.jp/event/vue.html)から参加の申し込みができる。申し込み締切6月30日。 これまでの工場扇のデザインを刷新 「ルフトハーフェン」新発売 トラスコ中山 プライベート・ブランド商品 機械工具卸商社のトラスコ中山(社長=中山哲也氏、東京本社=東京都港区)は、プライベート・ブランド商品「TRUSCO Luft hafen(ルフトハーフェン)」を6月上旬に発売した。「工場をスタイリッシュに」をコンセプトに誕生した、これまでの工場扇のイメージを覆すデザインの業務用扇風機で、工場、オフィス、展示イベント会場など幅広い現場で使用できる。 【特徴・用途】 ●パワー、性能はそのままに、従来の画一的なデザインを刷新した工場扇の新スタンダードモデル。 ●埃や粉塵が入りにくい全閉式モーターを採用。さらに3段階の風量調整や首振り機能付き。 ●スタンドタイプと据え置きタイプがあり、設置する環境に合わせて、ハネの材質(アルミハネ/樹脂ハネ)が選べる。 ●黒、白、OD(オリーブドラブ)の3色のカラーバリエーション。 ●金属部、樹脂部ともにすべての外観部分をつや消し仕上げとし、デザイン性が高い。 【メーカー希望小売価格】 スタンドタイプ/据え置きタイプ、アルミハネ/樹脂ハネのどの組み合わせを選んでも、1台1万5000円(税抜)。 サービス対応を本社で一括管理 「セントラルディスパッチ」 ケルヒャージャパン システムの全国展開完了 清掃機器の最大手メーカー、ドイツ・ケルヒャー社の日本法人、ケルヒャージャパン(社長=佐藤八郎氏、本社=宮城県黒川郡)は、業務用製品のサービス対応を本社で一括管理する「セントラルディスパッチ」システムを順次展開しており、6月に全国全ての地域で対応可能となる。 セントラルディスパッチとは、業務用製品の修理や技術的な問合せを全国各支店・営業所のサービスエンジニアではなく本社の専用コールセンターで一括して受け、修理日時調整、見積書作成などを担当する等、一元管理する効率的なシステム。 これまで東日本および近畿・中部・中国エリアまで展開済みだったが、6月16日からは九州エリアで展開、全国全ての地域で対応可能となる。 これにより修理作業の進捗、修理技術の把握、品質の管理および部品手配が容易になり、各支店や営業所のサービスエンジニアは実際の修理作業に集中できるため、対応スピードの改善につながる。また定期的にデータを見直し、製品およびアフターサービスの品質を把握、向上させることで、同社の2020年に向けた中期戦略キーワードである“カスタマーセントリック(お客様中心)”に基づく、より良いサービス提供を目指す。 三菱の総合力でスピーディに対応 国内シェアNo.1奪回を目指す 第52回中部菱梅会を開催 梅村本店(社長=梅村龍盛氏、本社=名古屋市中川区四女子町1-27)を中心に、傘下の販売店とメーカーの三菱マテリアルが集う「第52回中部菱梅会」(会長=服部利一郎氏・服部商会会長)が5月18、19の両日、滋賀県大津市の琵琶湖畔に建つ大津プリンスホテルで開催され、会員ら40名が参加して国内シェアNo.1を目指す三菱切削工具の拡販に一層努めることを確認した。 初日に開かれた総会は伊藤梅村本店相談役(前岐阜営業所長)の司会で進行され、冒頭、梅村社長が挨拶で、中部菱梅会への出席と日頃の三菱マテリアル切削工具の拡販に対してお礼を述べた後、「4月より、三菱マテリアルツールズ様は三菱マテリアル様に再編をされました。これで製造と販売が一体となり、さらなる拡販に向けての体制が整われた。本日は三菱マテリアルより、流通営業部の潮田部長様、向野下副部長様、そして東野名古屋支店長様に、この中部菱梅会に初めてご参加をいただいています。失われたシェアを取り戻すためには、弊社も代理店としての役割を全うしなければならないと思っています。弊社の基本理念の中に、良い商品をより早く正確に、といった言葉があります。中部菱梅会の会員の皆様方に対しましては、三菱様の素晴らしい商品を、より早く、より正確にお届けできるように努力する所存です。是非とも会員の皆様のお力添えを賜りたいと存じます」と述べた。 服部会長は「景気もアベノミクスの影響で多少良くなってきたと思っています。私どもの会社でも、工作機械の補助金の話をいち早くユーザー様にしましたら、良い実績をいただき、社員にも感謝をしています。やはりスピードが大切だと感じています。今年はJIMTOF2014(第27回日本国際工作機械見本市)の年です。三菱様には新製品の開発に力を入れていただき、展示会前に新製品の情報をいただければ会員を通じて、より良い加工ができ更に効率が良くなるという、ユーザー様にとって最も欲しい情報が少しでも早く提供できるのではないかと存じます。三菱様が素晴らしい製品を開発して、梅村本店様がそれをしっかり在庫し、我々販売店がお客様に提供していくことで、自ずと国内シェアNo.1に返り咲くのではないかと思っています」と挨拶。 メーカーからは潮田三菱マテリアル加工事業カンパニー超硬製品事業部流通営業部長が挨拶に立ち、4月からの新体制について「2003年に発足した三菱マテリアルツールズが、この3月末をもって、まる11年の歴史を閉じました。皆様の支えがあって11年無事にできましたことを改めて感謝申し上げます。この11年の間にリーマンショック、東日本大震災、タイの大洪水があり、三菱マテリアルにとっては大変マイナスの時期でした。危機管理を重視した製造体制に見直しをして、世界中の工場で補完できる生産体制を構築してまいりました。失ったシェアを本格的に取り戻す体制を作ろうと今まで製販分離としてまいりましたが、開発・製造、営業を一体化して皆様のご商売に役立つ体制を目指し、販売会社の吸収合併ということになりました。4月からの新体制では流通営業部、直需営業部、精密工具営業部の3つの営業部体制となりました。エリア別ではなく、日本全体を各営業部長が統括する体制です。今までの事業部長の権限の大部分が営業部長に移譲されました。中部の営業体制は、東野名古屋支店長の下に、堀江が流通営業課の課長、それを補佐するところの堺課長補佐、この体制で皆様のご要望を現場で即決済できるような体制を構築しました。今まで以上にスピーディな対応ができるようになりました。まずは事業部長方針となっています『三菱の総合力でお客様の声にスピーディにお応えします』を活動の指針に、しっかりお客様の声を聞きながら全力でお応えをしていくという覚悟を持って、再スタートしました」と話した。 総会の後は懇親会が開かれ、山田副会長(コジマフジ通商社長)が「中部菱梅会も52回ということで既にレジェンドの領域に入ってきているのではないかと感じています。皆様の結束力をより強める会にしてまいりたい」と挨拶し力強く乾杯の音頭をとった。 和やかな雰囲気の中、メーカーも交えて親睦を深め、東野三菱マテリアル加工事業カンパニー名古屋支店長が「販社からメーカーとなり、これまでの販社の営業からメーカーの営業にということで、数字を伸ばすのはもちろんですが、三菱の営業マンとしての立ち位置を考えてまいります」と述べて中締めの挨拶とし、この日はお開きとなった。 翌日は、観光組とゴルフ組とに分かれてそれぞれ交流を図り、観光組は高台寺、伏見稲荷の見学と京都めぐりを満喫した。 一方のゴルフ組は、滋賀ゴルフクラブ(滋賀県甲賀市)でのゴルフを楽しんだ。優勝は杉原寛尚氏(栄機工)N72・8H25・2、2位が堀江武夫氏(三菱マテリアル)N74・4H21・6、3位が波羅蜜文彦氏(ハラミツ商店)N75・4H15・6。 |