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2014年(平成26年)4月
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2014年4月6日(日)
2522号 各地の現状報告と意見交換 中部ブロック会議を開催 全機工連 人材開発セミナーも実施 全日本機械工具商連合会(会長=田中康造氏・喜一工具取締役相談役)の中部ブロック会議(ブロック長=高田研至愛知組合副理事長・井高社長)が3月3日午後3時より、三重組合が担当して東京第一ホテル錦で開催され、愛知、岐阜、三重、遠州の4組合の組合員と賛助会員ら92名が一堂に会して意見交換した。第1部のブロック会議では、全機工連3事業の報告と各地域の現状報告が行われた。第2部は、人材開発事業として経営コンサルタントの宇井克己氏を講師に招聘しセミナーが行われた。 開会にあたり、高田ブロック長が「昨年は、アベノミクス等もあり少しは景気が回復した環境の中で、全機工連の大会が10月に愛知で開催され420名の方にご参加いただきました。その翌日からは愛知組合が共催する『メカトロテックジャパン2013』が開催され、過去2番目の来場者を記録し大盛況のうちに終了しました。投資減税など国の施策もあり、国内の需要は以前と比べ、工作機械、測定機器は活発化しており、今年は良い数字が期待できるかと思っています。自動車業界は、2010年に7500万台だった販売台数が、2020年には1億台になり、2030年には1億5000万台と約倍になると言われ、まだまだ成長する産業であると思っています。当地域は自動車産業が盛んであり、大いに期待ができる。我々も全体的に見れば大変厳しい中で、どう乗り切っていくかが大きなテーマです。中部ブロック会議においても、全機工連が取り組んでいるIT・情報、人材開発について各地域からご提言いただき、皆様とともにどのようにしていったらよいかを考えていきたい」と挨拶。 続いて全国大会の報告を伊藤高潤愛知組合理事長(春日鋼機社長)が行った。 全国大会は、昨年10月22日に「機械工具商業界の将来を考える」をテーマに名古屋で開催され、Eコマースやユーザー海外移転等の問題について考えた。基調講演では文具業界でEコマースに最初に取り組んだ、アスクルの岩田彰一郎社長が「社会の変化と流通の進化」と題して講演。その後、中部ブロックの若手経営者によるパネルディスカッションが行われ、直面する課題について話し合った。 第1部ブロック会議は、高田ブロック長の進行により、全機工連3事業(IT・情報、広報、人材開発)の報告が行われ、その中で水谷隆彦委員長(愛知組合副理事長・ミズタニ機販社長)が人材開発委員会の1年間の実績と現況、今後の取り組みについて説明した。 続いて、各組合の代表が地域の現況などを報告した。代表は伊藤愛知組合理事長、中村信通三重組合理事長(ナック会長)、嶋ア晴久岐阜機工会会長(シマザキ商会社長)、杉野泰治遠州機工会会長(浜松機材社長)、司会は高田ブロック長。 ―各地域の現況について 愛知 アベノミクスで昨年の秋以降、恩恵が出始めている。工作機械の国内販売は9月からプラスに転じた。今後は4月の消費税率引き上げもあるが、あまり影響はないと考える。そんな中で、勝ち組、負け組が明確化してきていると感じている。最近の状況は、決して悪くはないが、驚くほど良くもない。 三重 三重は、北勢・南勢・中勢・伊賀に分かれており一口には説明がしづらいが、全体的にそれほど悪くはない。 岐阜 愛知とは違って業種が多い。昨年は概ね堅調に推移した。円安の影響を受けている。今まで絶不調だった関の刃物関係、ここは90%以上が輸出なので業績が回復してきた。自動車関係、工作機械関係のユーザーが多く、今年は、円安による価格競争力の向上に加えて、投資減税もあり、緩やかではあるが設備投資も回復している。また航空特区でもあり、認定企業は岐阜で20社と多い。今後も認定企業が増えていく。まだまだ我々機械工具商にとって魅力ある地域だ。 遠州 遠州地区は最悪。中央会の話によると、昨年10月の景況調査の結果が10年振りにプラスとなった。その中で、浜松と神戸はマイナス。我々も実感として、悪いと思っている。浜松信用金庫が出しているDI値を見ると、少しずつ改善の方向に向かっているようだが、まだまだ。厳しい最大の原因は、製造業の海外移転。比較的早い時点から移転が進められていたが、ここにきて影響が顕著に現れてきた。今までは地元の工具商が海外に展開することはなかったが、ユーザーに付いて海外に出ていくという事例も出ている。 ―教育に対する取り組み 水谷委員長 中部ブロックで人材開発委員会を担当している。社員教育は、各社がこうなって欲しいという社員を育てるものであって、組合として共通してできるところは限られており、難しい。ただ、人材教育は必要。特に人数の少ないところは時間面、費用面をどのようにしたらよいか。組合として、役に立てるよう考えている。 ―IT・インターネット取引に対しての取り組み 岐阜 今のところ、インターネット通販による影響は受けていない。インターネット通販に取られてしまうところは、致し方ないところもある。逆に上手く付き合って、互いにメリットが出せる形にしていかなければならない。 遠州 インターネットでの商売が、業界に既に入り込んでしまっているのは否めない。大手のユーザーについては、しっかりと守っていくようにしている。組合員でWeb上にショップを持っているところもある。 三重 三重、特に伊賀地方は大手が多く、東京一括購入。一方、入札関係もメールになってきている。対抗できる知識を持たないといけない。 愛知 Eコマースについて、愛知ではあまり目立っていない。自社では海外との取引でインターネットを活用していこうと考えている。インターネット通販にはテリトリーがなく、日本全国どこにでも販売ができる。海外へも販売できる。我々にとってあまり影響が出ていないと感じてはいるが、売上規模を見るとインターネット通販がどんどん伸びてきている。 ―どの様な人材を求めているか 愛知 教育については、月に2〜3回勉強会を実施。全社員、図面の制作・読み方、設計の仕方などについて、ある程度できるようになっている。今後も知識の積み上げ作業を続けていく。 三重 必要な各種資格を修得している。また営業に行く前の早朝に、メーカー等に依頼し商品の講習会を開催している。 遠州 メーカーによる技術講習会の開催や資格取得の勉強をしている。新人の基礎講習を中央会等を活用して実施。 岐阜 月に3回程度、メーカー等を招いて勉強会をしている。現在はコミュニケーション力の向上に力を入れている。 * * 第2部では、人材開発委員会の第2回セミナーが開催された。テーマは「逆境の中でも勝ち抜ける組織の創り方」〜勝てる組織と負ける組織の違いとは?〜。講師の宇井克己氏(ナレッジ・プラクティス・コンサルティング社長)がセミナーで、ともに一生懸命やっているのに、成果が出ているところと、なかなか成果の出ないところの違いはどこにあるのか、逆境の中でも、創造的に仕事をし、顧客を増やして勝ち残っていける組織の創り方と人材の育成について話した。 第3部は懇親会が催され、中村三重組合理事長の挨拶、次回幹事組合を務める岐阜機工会の嶋ア会長による乾杯の発声で開宴。 和やかに情報交換などをし、伊藤愛知組合理事長の中締めで終了した。 愛管連との災害時協定 いよいよ調印へ 愛知県管工機材商協組 3月理事会開催 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=小川信氏・山信社長)は3月4日午後6時より、東別院会館にて「3月理事会」を開催した。 愛知県管工事業協同組合連合会(以下愛管連)との災害時協定締結の進捗、第30回管工機材・設備総合展の準備進捗などの報告や各部会からの活動報告があった。 承認された各議案は次の通り。 ▽第1号議案=愛管連との災害時協定の件。 小川理事長から、愛管連との災害時協定について両団体間で条件が整い、4月15日午後4時半より名古屋市中区の水道会館にて調印式を執り行う事が決定したと報告。 ▽第2号議案=新年賀詞交歓会収支報告。 伊藤辰之新年会幹事(イトウ社長)から1月21日に名古屋マリオットアソシアホテルにて開催された新年賀詞交歓会の収支報告があり、限られた予算の中でやりくりし、なんとか予算内で収まった事、新たな試みとしてジャズの生演奏を入れ、ゲストに楽しんでいただける様、進行上の工夫をするなど充実した会になったと振り返った。 ▽第3号議案=第30回管工機材・設備総合展準備進捗状況報告。 峰澤彰宏実行委員長(峰澤鋼機社長)から、当日現在の出展申込社数(70社・127小間)と前回同期比プラス54小間で推移していると報告があり「各組合員の皆様から、一層の出展勧誘をお願いしたい」と述べた。この日、KVK(社長=末松正幸氏、本社=岐阜市黒野)を小川理事長と、峰澤実行委員長、小川実行副委員長らで訪問し、改めて第30回管工機材・設備総合展開催のご挨拶と共に、毎回恒例となっている総合展ポスターデザイン入りの「来場者向け手提げ袋」の提供を依頼し、了承を得られた旨を報告。また、来賓などへ渡す記念品のひとつとしてポスターデザイン入り「QUOカード」の制作を検討しているとの説明があった。 小川理事長から追加報告で、設備総合展前日(10月8日)に、管機連(全国管工機材商業連合会)の理事会が名古屋市内で開催される旨が伝えられ、手伝いなどの応対には展示会実行委員会メンバー以外の組合員にお願いすると伝えられた。 ▽第4号議案=平成26年通常総会運営(司会・議長)について。 倉地久雄担当副理事長(倉地社長)から、竹内清人懇親会幹事長(丸金商会会長)が小川誉之理事(小川管商社長)に司会を依頼し了承を得られた旨、報告された。 ▽第5号議案=年次「役員・従業員数報告」のカウント方法、賦課金計算方法の確認 小川理事長より報告があり、賦課金は消費税は非課税だが、活動費は課税対象であることを鑑み、賦課金の値上げを検討したが、過去消費税が導入された時、3%から5%に引き上げられた時いずれも賦課金値上げが実施されていない事から、今回も据え置きにし、従来通り、平等割(1社・月額4千円)にプラスして社員割(1名・月額130円、4月1日現在の社員数※で掛ける)で1社当たりの賦課金額を算出する旨伝えられた。 ※ここで言う社員とは、愛知県内の事業所(本社・支社・出張所など)で働く全ての常勤役員ならびに従業員(正規・非正規を問わずフルタイム勤務の者)。 ▽第6号議案=各部会報告。 ・流通部会=2月5日に開催された「消費税率アップ対応セミナー」について報告。 ・広報部会=「組合だより」130号を2月6日納品後に発送完了し、131号は3月25日に納品予定と報告。 ・加入促進部会=2月18日に部会を開催し、新規加入勧誘先をリストアップ。また、宇佐見徳秋理事(橋本総業中部エリア長)より推薦を受けた「アズビル金門」から賛助会員加入申し込みがあり、承認された。 ▽第7号議案=その他報告 ・今後の日程 理事会=4月22日、7月1日、9月2日、11月4日、平成27年1月20日に開催予定。 通常総会=5月14日メルパルクNAGOYAにて、午後4時30分受付、5時開会予定。 組合員と商社・メーカーが交流 管材卸のポテンシャルの向上を 福井県管材卸商組合 平成26年度新春懇談会 福井県管材卸商組合(理事長=吉岡正盛氏・吉岡幸社長)は3月5日午後5時30分より、福井市中央のユアーズホテルフクイにおいて「平成26年度新春懇談会」を開催した。組合員8社16名と賛助会員の商社12社13名・メーカー32社34名の合計63名が参加して親睦を深めた。 大久保監事(大久保管材機工社長)の司会進行の下、黒川昭栄商事会長が開会の辞を述べて開会。 吉岡理事長は挨拶で「会員である9社が福井の管材卸の中心であり、出席いただいた商社・メーカー様に損のないよう今後取引をしていく所存です。本日は、会員と商社・メーカー様との親睦の場として開催しました。情報交流をしていただければと存じます」と述べた。 また、吉岡理事長は組合の存在意義について、福井の管工事業界を商品流通の立場で支えていくことが第一と語り、「ソチオリンピック・スノーボード銀メダルの竹内智香さんは、突然現れたのではなく4度目の挑戦で銀メダルを取った。その間、自分のためだけではなく、ライバルであるスイスチームの練習にまで合流して、日本のスノーボード界の底上げに尽力した。我々の会員も変わっていく新しい環境に対応するためにそれぞれの会員の得意分野を強化することで、福井における管材卸のポテンシャルを上げなければならない」と話した。 組合員の紹介に続いて、志積水化学工業所長の祝辞、上坂中島管材鋼機社長による乾杯の発声で開宴。 参加者が和やかに歓談する中、芸妓さんによる日本舞踊も披露され会に華を添えた。 豊村山善北陸住建支店長の中締め、中島副理事長(タケフ管材社長)のお礼の言葉、山本カラヤ部長の閉会の辞で午後7時30分頃、盛況のうちに終了した。 ◇ 当日は懇談会開会前の午後4時より同所にて組合の3月例会が開催され、吉岡理事長の挨拶があった後、役割分担・進行を確認し懇談会に備えた。 得意先との協業をさらに強化 ノーリツ 中部ハウレッシュ会 4月9日〜12日開催 湯まわり設備メーカーノーリツ(社長=國井総一郎氏、本社=神戸市)は、2月27日午後3時より、レセプションハウス名古屋逓信会館において、2014年度中部ハウレッシュ会(ノーリツとリフォーム提携している小売店組織)活動方針発表会を開催し、会員43名が出席した。 水野誠執行役員営業本部中部支社支社長は、同社の13年度連結決算が四期連続増収増益の売上高2千3億円、営業利益96億円と報告。14年度目標は売上高2千2百億円、営業利益110億円と発表した。 次いで戸島洋中部支社東海支店長から東海支店14年度目標を、前年比売上高110%と発表。その上で東海支店では@省エネ・創エネ・節電商品での需要開発、A住設・システム分野の取組み強化、B販売力向上に向けた支援強化に取り組むと述べた。 中部ハウレッシュ会の14年度運営・営業方針については星野二朗東海支店岡崎・豊橋営業所所長から説明があった。 【運営方針】 @企業認知度向上努力 ▽会員のベターライフリフォーム協議会への加入を誘致し「高品質リフォーム業者」と認定を受け、営業地域での認知度と消費者からの信頼の向上を目指す。 ▽ショールーム来店者へ配布する『ハウレペーパー』に掲載する各会員情報を充実させる。 ▽ノーリツホームページで掲載する「Web企業情報掲載サービス」への会員登録促進。 A人財育成支援 会員企業の新入社員、中堅、プロ育成など、受講生の習熟度を細分化したノーリツスクール(商品知識研修)や、ハウレスクール(対人営業スキル研修)を、ノーリツ名古屋研修センターや東海支店を使って引き続き開催。 B情報交換支援 会員企業の取組事例などを発表、共有する情報交換会を7月30日に開催。また、会員企業の従業員や家族が一緒に参加できるボーリング大会を9月9日に開催。 C企業活動支援として、販売コンテスト(3月3日〜12月26日)や、特定保守製品所有者票登録コンテスト(3月3日〜12月26日)を実施。 【営業方針】 @リフォーム情報取得支援として、既存顧客へ向けた提案営業に注力。タイムリーな販促実施や反応率の高い商材を網羅したチラシの制作と配布。 A取替から部位リフォームに発展させる支援に、ノーリツショールームで『ハウレッシュフェア』などイベントを実施し、会員企業が顧客との打合せの場としてショールームを「自社施設」として活用してもらう。 B顧客満足度向上の為、会員企業が顧客向け「感謝祭」をショールームで開催する支援をする。 販売コンテストの表彰式も開催 ノーリツが昨年3月から12月末まで実施した「2013年中部ハウレッシュ販売コンテスト」の表彰式も行われ、「システム商品部門」第1位にフジ建装、「チャレンジ目標達成部門」と「新エネルギー商品部門」第1位には、カーザミカワがダブル受賞した。 2014年度方針発表会開催 2014中部パック 極める‐食と包装の最前線 包装・食品・物流機械・関連機器、包材、食材等の総合展「2014中部パック」が4月9日から12日の4日間、ポートメッセなごやで開催される。今展のテーマは『極める‐食と包装の最前線』。前回実績(2012年)を上回る224社658小間(3月13日現在)が出展し、各社の新製品や新技術を紹介する。 中部パックは、包装、食品、関連機器などに関わる情報を発信する総合展示会だ。昭和54年の第1回開催以来、隔年で開催され、今展は19回目。中部地区の産業見本市として恒例となっている。毎回、展示の他にも特別講演会やセミナー、各種イベントが開かれ充実した内容となっている。 時期に即した演題と魅力的な講師を迎える事で好評の特別講演会では、9日は演題「食品事業者に求められる食物アレルギー対策〜ひやりはっと事例からのメッセージ〜」を、藤田保健衛生大学坂文種報徳會病院 アレルギーセンター長の宇理須厚雄氏が講演する。同日には、演題「一日1200枚日本一ナポリピッツァを売るお店 繁盛の秘訣」を、日本ナポリピッツァ職人協会の牧島昭成氏が講演する。10日には演題「『食』の価値『美味しい!』を創る」を、ル・スティルの西川隆博氏が講演する。 また、昨年末「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録されたことを記念し、特別企画として碧南市の老舗日本料理店「小判天」総料理長 長田勇久氏を招き「世界無形文化遺産『和食』の再発見!愛知の伝統食の魅力」と題したセミナーと実演が開かれる他、出品社によるプレゼンテーションセミナーも開催。 食品のPR&販売コーナー「チューピープラザ 〜パックDEマルシェ〜」や、包装機械に関する相談などを受け付ける「包装相談コーナー」が開設される。また前回に引き続き学生を対象とした「就職フェア」も開かれる。 同展主催である中部包装食品機械工業会の梅森輝信会長兼実行委員長(ゼネラルパッカー社長)は「昨年、食に関する問題が多く発生しました。安心と安全、そして環境へ配慮し極めた$V技術を用いて開発された新製品を発表する場が中部パックです。日々進化を遂げる技術を体験する場として活用いただき、来場者、出展社共に満足いただける展示会にしたいと思っております」と抱負を語った。 部谷政義広報委員長(東陽機械製作所社長)からは、従来の新聞、ラジオ媒体を使った広報活動に加え、新たな試みとして、以前中部パックに来場した一般の方に向けメール配信を行い、来場促進を行うと説明があった。 開催概要 【名称】2014中部パック 【テーマ】極める‐食と包装の最前線 【目的】包装機械、製菓製パン機械、食品機械、物流機械、関連機器、環境機器および包装資材、食品材料等を資材から製造、包装、物流までを一貫して展示し、業界の発展とユーザーとの共存共栄の道を拓く 【主催】一般社団法人中部包装食品機械工業会 【後援】愛知県・名古屋市・名古屋商工会議所・日本貿易振興機構名古屋貿易情報センター 【会期】平成26年4月9日〜12日 【開催時間】午前10時〜午後5時 【会場】ポートメッセなごや(名古屋市港区金城ふ頭2‐2)2号館・3号館 【入場料】千円(ガイドブック、消費税込) 第101回定時株主総会開催 売上高1000億円を目指し オーエスジー 新中期経営計画スタート オーエスジー(社長=石川則男氏、本社=愛知県豊川市本野ヶ原3‐22)の第101回定時株主総会が2月22日、オーエスジーアカデミー内のグローバルテクノロジーセンター(豊川市一宮町)で開催され、事業報告をはじめ、世界No.1の穴加工用切削工具メーカーを目指して積極的に事業展開する同社の取り組みなどが説明された。 株主総会は午前10時から始まり、開会にあたり挨拶に立った大沢輝秀会長は、参加した株主にお礼を述べた後、昨年の3月26日にオーエスジーが75周年の節目を迎えたことに触れ「当社オーエスジーは1938年からスタートし歴史は75年ありますが、日本の会社のほとんどが太平洋戦争後に再スタートしており、この地がオーエスジーの戦後の発祥の地です。得意とする製品から始めて、それを伸ばすことにより力を付け、新しい工具を一つ一つ開発しながら新工場にまとめていく方式で、ここからどんどん新製品が生まれました。私が現在のメンバーで一番年長者となりました。入社以来、50年が経ちます。創業者の父の夢だった、世界にオーエスジーで作った工具を売っていくこと、これを具現化するための組織を作ろうと、50年間いろいろなチャレンジをしてきました。特に昭和30年代、東京オリンピックの頃は、日本に外貨がなく、加工貿易で外貨を稼ごうと、通商産業省(現経済産業省)を筆頭に輸出に力を入れていました。オーエスジーはオーエスジーの考え方で、世界にオーエスジー製の刃物を売るという仕事を私が担ってきました。昭和30年代の後半から高度成長期と言われ、モータリゼーションが発展してきました。オーエスジーは地球会社構想で、工具を必要とする国は、ある程度その国に人口があって、そこで必要な発電機(エンジン)を作れるような会社があるということであり、オーエスジーにとって有望なマーケットであるとして、このような国を一つ一つ攻めて少しずつ成長してきました。とりあえずは、日本の25倍の国土で約3倍の4億人が一つの言語でコントロールされている、アメリカの市場を攻めることが第一歩でした」と海外展開のアプローチなどを含め同社の歴史を振り返った。 株主の出席状況が発表され、議長を務める大沢会長が、本総会は決議に必要な定足数を満たしていると報告した。 大沢吾平常勤監査役から監査報告があり、続いて事業報告、計算書類報告が行われた。 ■第101期連結業績(2012年12月1日〜2013年11月30日) 2013年度は、欧州、中国で景気が停滞した一方、米国は自動車産業をはじめとする製造業が堅調に推移した。為替相場は円高が是正され、前年度と比べドルは20%、ユーロは25%円安となった。 日本では、自動車産業が期初に生産調整を行ったが、その後増産体制に転じた。工作機械受注高は第1四半期を底に回復傾向となり、オーエスジーの受注高も期を通じて回復した。 2013年度は航空機産業向けに注力し、その結果、売上高は日本、米国、欧州の各地域で着実に拡大している。 また海外では、現地生産も拡大し、ユーザーニーズに応える製品を、短納期で提供できる体制を整えた。この他、米国ではオーエスジーの高性能な工具が評価され、タップのシェアーは34%と、この5年間で10%高まった。 これらの結果、連結売上高は前期比5・1%増の883億7800万円となった。連結営業利益は128億2700万円(前期比8・1%減)、同経常利益は139億1000万円(同1・6%増)、同当期純利益は86億1900万円(同20・8%増)という結果になった。 地域別に見ると、国内は、期初に大きく受注が減少した影響を受け、売上高、営業利益ともに減少した。 海外では円高是正の影響もあり、米州、欧州で売上高、営業利益ともに増加。アジアでは、売上高は増加したが、中華圏の業績低下により営業利益が減少した。 ■第102期の業績予想(2013年12月1日〜2014年11月30日) 2014年度は、日本の消費税率引き上げ後の反動や、中国の経済情勢など不透明な状況は続くが、全地域で概ね堅調な受注が確保できると想定し、連結売上高960億円(前期比8・6%増)、同営業利益150億円(同16・9%増)、同経常利益154億円(同10・7%増)、同当期純利益86億円(同0・2%減)を見込んでいる。 ■中期経営計画「The Next Stage 14」 オーエスジーグループは2014年度から2016年度を対象とした中期経営計画「The Next Stage 14」を策定。売上高1000億円規模のグローバルプレーヤーを目指し、大手ユーザー開拓とフラッグシップ製品戦略を推進していく。最終年度(2016年度)の目標連結売上高を1000億円、連結営業利益を170億円としている。 大手ユーザー開拓では、工具使用量の多いユーザーを新規に開拓するため、最先端技術を活用した製品を開発し、最適な加工方法を提案する。グローバルに対面型販売をさらに推し進め、受注力を強化していく。 フラッグシップ製品戦略では、付加価値の高い製品でありながら価格競争力のある製品をフラッグシップ製品と位置づけ、主力製品ごとに開発していく。グローバルに販売ネットワークを強化し、さらなるシェアアップに努める。 世界規模で営業、技術、製造部門が一体となり、ユーザーの課題やニーズに迅速に対応する。同時に最適地生産も推し進め、受注力を強化することで世界トップの穴加工用切削工具メーカーを目指す。 ◇ 報告の後、決議事項の審議に移り、第1号議案=剰余金の処分の件、第2号議案=定款一部変更の件、第3号議案=取締役11名選任の件、第4号議案=監査役2名選任の件、第5号議案=役員賞与の支給の件は、いずれも原案通り承認可決された。 この中で、売上増加に伴う経営体制強化のために取締役を1名増員するとともに、経営監督機能強化のために社外取締役を1名増員。また監査役機能強化のために監査役を1名増員した。選任された11名の取締役と同席した執行役員の紹介も行われた。 オーエスジーは開かれた株主総会を目指して、多くの株主の参加が得られるよう土曜日開催としている。さらに同社への理解を深めてもらうために、株主総会前後の時間帯に株主との懇談会を設けている。 この日は株主総会に先立って午前9時30分から約20分間、会社の概要説明と成長産業へ貢献する新製品の紹介が行われた。 また株主総会終了後は、石川社長はじめ子会社の社長らが出席して約1時間にわたりプレゼンテーションが行われ、石川社長が現在の同社の状況と2014年の成長戦略について話したほか、欧州・中国・インドの責任者からは各地区の現況が報告された。 三菱電機エンジニアリングメカトロセンター 5億円投資し姫路に竣工 分散体制を集中し事業強化 三菱電機エンジニアリング(社長=近藤誠氏、本社=東京都千代田区)は、生産設備と試験検査装置の開発・設計から組立・調整までを一貫して行うメカトロシステム事業の拠点として、約5億円を投資し兵庫県姫路市にメカトロセンターを建設、4月1日より運営を開始した。同社は三菱電機の各製造所に隣接した場所に拠点を置き、メカトロシステム事業として、主に各製造所の製品に対応した生産設備や試験検査装置を開発・設計、納入している。近年、製品の高度化、複雑化、短納期化など市場からの要求が高くなっている事から、各拠点に分散していた体制をメカトロセンター建設により、開発・設計、組立、調整までを一貫して効率よく行う。技術者は開発・設計する設備に応じ全国から柔軟に集める事で、様々な事業分野の設備に対応する。対応可能製品は、生産設備関連では、自動組立ライン、搬送・梱包ライン、セル生産対応組立・加工設備、超音波接合装置。試験検査装置では、インライン試験装置、出荷試験装置、電子機器性能試験装置、製品耐久試験装置、画像検査装置、生産設備・試験検査装置。 三菱電機グループ外からの受注にも対応し、12年度売上70億円に対し、17年度には、百億円規模まで拡大を目指す。【所在地】兵庫県姫路市千代田町727-1 リクシル "暮らしを育てる"テーマに 「LIXPO(リクシポ)2014」を開催 中部会場3,100社来場し盛況 住まいと暮らしの総合住生活企業リクシル(社長=藤森義明氏、本社=東京都千代田区)は、建築関連のプロユーザーとその顧客を対象とした新商品発表会暮らしを育てる。%W示会「LIXPO(リクシポ)2014」を開催。 1月21日・22日に東京からスタートし、3月には中部地区(名古屋)と関西地区(大阪)、5月には東北地区(宮城)と、全国4会場で開催し、全会場トータルで1万5千社の来場を見込んでいる。 中部地区では、3月5日・6日にポートメッセなごやで開催し、2日間で約3100社が来場した。会場内では、展示会コンセプトである“暮らしを育てる。”に沿い、9つのテーマ別に製品を展示。@たのしく=家事・子育てサポートAやさしく=ユニバーサルデザインリフォームBいつまでも=サービス付き高齢者向け住宅Cかしこく=パッシブファーストDおしゃれに=トレンドコーディネートEつよく=防火戸シリーズFかんたん=ショップリフォームGあたらしく=マンションリフォームHつながる=ビル環境複合化技術、と来場者に製品の特長が伝わりやすい内容に。今春順次発売予定のサッシ、ドア、エクステリアや、トイレ、バスルーム、キッチンなどの水回り製品など新商品や人気製品などが一堂に展示された。 尚、中部会場限定企画で、豊田市の「とよたエコフルタウン」にて4月26日から一般公開される「リクシル パッシブファーストパビリオン」の模型を展示。来場者の関心も高く、施設説明を熱心に聞き入っていた。同社は「自然の力を上手に使う」をテーマに、住まいの環境技術と商品の開発を目指しており、その技術の粋は、今後、とよたエコフルタウンで確かめられる。 また、プロユーザー向け展示会とあって、わずか数時間で窓のリフォーム工事が可能な「One Dayリフォーム」工事の実演など、リフォーム関連コーナーで人だかりができるなど、リフォーム市場が好調な事もあり活況を呈していた。 住宅テイストに合わせて選べる 表面仕上げと豊富な色展開 リクシル 車庫用シャッター新発売 リクシルは、戸建て住宅向けの車庫用シャッター「シングルシャッターS」、「ワイドシャッターS」(Cタイプ/Fタイプ)を、TOEXブランドから4月1日より発売。 1台用の「シングルシャッターS」・2台用の「ワイドシャッターS」共に、住宅の外壁に合わせ、表面仕上げが選べる(タイル仕上げ・塗り仕上げ)「Cタイプ」と、アルミ形材のデザインと豊富なカラーバリエーションが揃う「Fタイプ」の2タイプが揃う。Cタイプのタイル仕上げは、リクシルの外装壁タイルとトータルコーディネートができ、ユニット構造や弾性接着剤張り工法(はるかべ工法)の採用で工期を短縮。 Fタイプは、同社オリジナルの「クリエカラー」を含むカラー展開で、玄関ドア・門扉・エクステリアなど、クリエカラーを使った同社の他製品とのトータルコーディネートができる。また、シャッター本体は通風性のあるステンレスパイプとアルミパイプ、外からの視線を遮るアルミスラット、アルミパイプとアルミスラットを組み合わせたハイリンクの4種類展開。本体ユニットには、挟まれ事故防止に非接触型の光電センサー(2ビーム式)を採用。「ワイドシャッターS」では20〜30秒(50Hz)で開閉するスムーズな速度設定になっている。また、車から降りず、リモコン操作でシャッターを自動開閉できる様、リモコンが「ワイドシャッターS」には3個、「シングルシャッターS」には2個付属している。 【参考価格】 「ワイドシャッターSFタイプ」(2台用)178万3千円(税別、工事費、配送費別) ▽シャッター=ステンレスパイプ、色=シャイングレー、サイズ=幅51高さ23(幅5400mm×高さ2933mm×奥行714mm) 高齢者、要介護者が使いやすい洗面に TOTO『自立歩行者向け洗面』 モデルチェンジ新発売 TOTO(社長=喜多村円氏、本社=北九州市小倉北区)は、『自立歩行者向け洗面』をモデルチェンジし2月3日に新発売した。 高齢者施設や、在宅介護の現場からの要望を受け、杖や手すりが必要な人への配慮としてボウル手前部分を握りやすくし、体重をかけて身体が寄りかかりやすい洗面形状にしている。また、車いすの使用が必要になった時には、足元の収納棚を取り外し、車いすでのアプローチが可能だ。他にも拭きやすいボウル形状、食べかすやごみを取り除きやすい大型の排水口の目皿などで清掃性も向上。カウンター前面から水栓までの距離を近くし、手洗いをしやすくしており、止め忘れ防止として自動水栓も揃っている。同社は、ユニバーサルデザインの研究で培ったノウハウを活かし、高齢者施設や在宅介護に適した商品群を開発。それらを「スマイルパートナー」と総称し、水まわり全般での提案を強化している。 参考価格(エンドパネルタイプ、収納付一面鏡、シングルレバー混合栓、電気温水器付)32万5千円(税別) 防汚、清掃性を高めモデルチェンジ ウォシュレット一体型便器新GGシリーズ TOTO 5月1日発売 TOTOは、ウォシュレット一体形便器「GGシリーズ」に、防汚性・清掃性を高めた最新機能を追加し、デザインも新たに、新GG、GG-800を5月1日に発売する。 同製品は、便座に座ると自動で水のミストを便器ボウル面にふきつける「プレミスト」を新搭載。同社独自技術で親水性の高い「セフィオンテクト」が施された便器との相乗効果で、さらに汚れが付きにくく、落ちやすくなっている。また、ウォシュレットの前方を持ち上げる「お掃除リフト」機能をGGシリーズにも搭載し、便器とのすき間の清掃性が向上した。 新GGは、タンク式でありながらタンクの高さを抑えローシルエットデザインを継続しタンク部のデザインを改良。 手洗器付きタイプの新GG-800では、好評だった「深ひろボウル」と、子供からお年寄りまで使いやすい高さ設定の800mmは継続し、防汚性の高い樹脂を手洗器本体にも採用。樹脂が汚れをはじき、汚れを簡単に拭き取れる。元々節水性が高く、大洗浄で4・8?を実現しているGGシリーズだが、元からある大・小洗浄機能に加え、「eco洗浄」を搭載。男子小用時や清掃時などトイレットペーパーを流さない時、小洗浄(3・6?)よりも少ない、3・4?で洗浄が可能だ。 【販売価格】 ▽GG=23万円〜31万4千円(税別) ▽GG-800=23万5千円〜31万9千円(税別) 2017年の百周年に向け TOTO組織改正・職位任命 役員人事発表 TOTOは、創立百周年にあたる17年に向けた「TOTOVプラン2017」達成に向け、4月1日付で組織改正と執行役員の異動を行い、新経営体制と新執行体制をスタートさせる。また、14年6月27日開催予定の第148期定時株主総会に選任議案を上程する取締役・監査役候補者を決定。(正式には、第148期株主総会ならびに株主総会後開催の取締役会、監査役会で決定予定) 取締役・監査役の異動 【4月1日付】 ▽取締役専務執行役員=山田俊二氏 ▽取締役専務執行役員=清田徳明氏 ▽取締役=田端弘道氏 【6月27日付】 @新任取締役候補者 ▽取締役常務執行役員=安部壮一氏 ▽取締役常務執行役員=成清雄一氏 ▽社外取締役=桝田和彦氏 A退任取締役 ▽田端弘道氏※取締役退任後、顧問に就任予定。 ▽山本一元氏 B新任監査役候補者 ▽常勤監査役=宮崎敏氏 C退任監査役 ▽廣田陽三氏※監査役退任後、特別社友に就任予定。 オーエスジー 加工シミュレーションの現状を紹介 航空機産業向け 機械加工セミナー 切削解析ソフト会社と合同で 切削工具メーカーのオーエスジー(社長=石川則男氏、本社=愛知県豊川市)は、2月19日午後1時20分より同社のグローバルテクノロジーセンターにおいて、ユーザーを対象に「航空機産業向け機械加工セミナー」を開催した。 航空機産業で使われる炭素繊維強化プラスチック(CFRP)やチタン合金の効率加工による生産革新をテーマに、切削解析ソフトのThird Wave Systems社と伊藤忠テクノソリューションズ社の協賛を得て、航空機産業における加工シミュレーションの現状について事例を交えて紹介した。 冒頭、大沢二朗常務が挨拶でセミナーの趣旨について「本日は弊社の工具もさる事ながら、航空機向けの部品加工において、いかに解析できるようになったかということを中心に話をします。東京電機大学の松村先生からCFRPの解析についての話があります。オーエスジーは20年以上前からCFRPの加工に携わってきました。今でこそ、ボーイング787は日本の重工メーカーなどで加工が始められCFRPの加工は一般的になりつつありますが、20年前は皆無でした。最初は一穴もあかない状態でしたし、解析もできなかった。トライ&エラーの連続といったところからスタートしました。20年たった今、CFRPの加工において、まずは解析ができる。そこで予測ができる。予測したものを実際に削って、現象を確認する。それにより生産革新が加速度的に進むようになってきました。その一面を是非とも皆さんに体感していただき、皆さんの生産加工現場においても積極的に解析技術を取り入れながら、今後伸びていく航空機産業で、日本の経済をしっかりとしたものにしていかなければならない。我々も皆さんとともに航空機産業に羽ばたいていけますように、革新的な工具、加工技術を提案していきたい」と述べた。 基調講演では、東京電機大学の松村隆教授が「航空機材料のエンドミル・ドリル加工」と題して、CFRP、チタン合金の切削シミュレーションのデータをもとに切削材料と工具の特性などについて話した。 また、協賛企業の2社より、切削加工用解析ソフトの紹介と、ボーイングCFRPの加工シミュレーションの紹介がそれぞれあった。 後半は、オーエスジーデザインセンター開発グループの青山拓磨氏がオーエスジーの航空機市場への対応と工具ラインナップを紹介。同社のチタン合金加工用エンドミル開発におけるCAEの活用事例を発表した。 セミナー終了後は、グローバルテクノロジーセンター内の実験棟などを見学。質疑応答の後、午後5時過ぎに終了した。 DMG MORIグループ FIA世界耐久選手権出場の ポルシェチームと パートナーシップを締結 DMG森精機(社長=森雅彦氏、本社=名古屋市中村区)は3月4日、DMG MORIグループが同日にポルシェ(ドイツ)とプレミアムパートナーシップを締結したと発表した。 現地時間の3月4日にジュネーブ・モーターショー(スイス)にて、ポルシェが「Mission2014.Our Return」のもとに、16年ぶりにFIA世界耐久選手権(WEC=World Endurance Championship)のLMP1クラスに復帰することが発表された。WECは、ル・マン24時間レースを含む3大陸8つのレースから構成される。 DMG MORIグループは、高精度の機械と最高のエンジニアを提供することで、ポルシェのトップクラスへの復帰をプレミアムパートナーとしてサポートする。レースに出場する「ポルシェ919ハイブリッド」のボディ正面、フィン側面、フロントライト下部に「DMG MORI」のロゴが表示される。 今回のパートナーシップで、ポルシェLMP1チーム担当副社長のフリードリッヒ・エッツィンガー氏は「多大な準備が必要となるWECプロジェクトを支えるパートナーシップを誇りに思っています」とコメント。 DMG MORI SEIKI AKTIENGESELLSHAFT CEOのルーディガー・カピッツァ氏は「DMG MORIのブランドは伝統、高精度、技術革新、そしてグローバルな存在感を表しており、ポルシェのブランドと技術的な要求に理想的に一致します。これからも強力で信頼できるパートナー関係を築いていきます」、DMG森精機社長の森雅彦氏は「このパートナーシップと、WECに代表される、真摯なものづくりと高度な品質管理を通して、多くのことを学び、今後のビジネスの発展につなげたいと考えています」と、それぞれコメントしている。 小規模事業者の支援を強化 第12回新機械振興賞 機械振興協会受賞候補者の募集開始 一般財団法人機械振興協会(会長=庄山悦彦氏)では、優秀な研究開発を行い、その成果を実用化することによって、わが国機械工業技術の進歩発展に著しく寄与した企業・大学・研究機関及び研究開発担当者を表彰しており、今年も平成26年度第12回新機械振興賞の受賞候補者の募集を開始した。 今回より、小規模事業者への支援を強化するため、小規模事業者を対象とした審査員長特別賞を設け、提出書類の数やヒアリングなどの負担を軽減した。受賞者には賞金として10万円が贈呈される。また、新機械振興賞全体としても今までの公設機関等からの推薦に加え、自薦による応募も可能となり、応募しやすくなった。 選考は、機械振興協会会長が委嘱する学識経験者より成る審査委員会により行われ、経済産業大臣賞(賞金80万円)、中小企業庁長官賞(同50万円)、機械振興協会会長賞(同30万円)、審査委員長特別賞(同10万円)が授与される(賞金は研究開発担当者が複数である場合も同額)。受賞者の発表は平成26年12月に行われる予定。 募集期間は平成26年5月31日まで(当日消印有効)。詳細については協会Webページ(http://www.jspmi.or.jp/tri/prize/)にて紹介。また「募集要領」及び「応募書類の様式」もここからダウンロードできる。 テノール歌手の大西由則氏が 「ナポリの歌」を熱唱 月曜会 2月例会を開く 異業種交流の月曜会(代表世話人=松田謙三氏・児玉興業会長)は、2月17日午後6時より名古屋市中村区のホテルキャッスルプラザにおいて、会員ら70名余が出席し「平成26年2月例会」を開催した。 今回の例会は、声楽家で名古屋音楽大学特任教授の大西由則氏(専門分野=イタリア・オペラ)を講師に招き、「ナポリの歌」と題して行われた。 同氏は男性最高音域のテノール歌手で、当日は泣かないお前▽帰れソレントへ▽サンタ・ルチーア▽マンマ▽かわいい唇▽カタリ・カタリなどの名曲を解説を交えて披露。都市国家イタリアの成り立ちや現在の風土、ヨーロッパの芸術についても語られ、出席者はイタリアの文化に触れながら楽しいひと時を過ごした。 また、この日は会の世話人、松田謙三氏の93歳の誕生日で、会員から祝いの歌と花束がプレゼントされるサプライズもあった。 工作機械の保証精度をさらに厳しく コンプレッサーのコンセプトモデルを披露 三井精機工業 三井テクニカルフェア盛況 三井精機工業(社長=岩倉幸一氏、本社=埼玉県比企郡)は2月12、13日の2日間、名古屋市熱田区の名古屋市工業研究所において、三井テクニカルフェア「MTF2014」を開催した。毎年恒例のプライベートショーで、今回はSCRUM&TRY 未来への布石≠テーマに、省エネ・高効率コンプレッサーZgaiardシリーズの展示をはじめ、新しいコンセプトモデルZ‐SCRUM(ジースクラム)などが初公開された。 フェア初日の開会式には、同社の代理店や販売店ら100名余りが出席した。 主催者挨拶で岩倉社長は「今回の展示会のタイトルはSCRUM&TRY 未来への布石≠ナす。コンプレッサーは、まだ試作品の段階ですが、オールステンレスというものが出来上がりました。今回展示して皆様の評価を待ちたいと存じます。もう一つは、同じものでも組み合わせによって大胆に変えようと、2個のコンプレッサーを平行に使って、2つで力を出して1台のコンプレッサーとして機能させる。通常のコンプレッサーとインバーター制御の2つを使うことで、スクラム。万一、1つが壊れても、もう1つがバックアップすることで信頼性を確保しています。将来的にこのようなコンプレッサーが商品化でき、販売を伸ばしていきたい。一方、三井精機が販売する工作機械の保証精度を概ね3割厳しくし、より高い精度のものを提供していくことを宣言します。三井精機の評価は、高精度で高い信頼性のものを作るということで、機械を買っていただいています。そこをより鮮明に打ち出していきたい。先行きに懸案がありますが、まずは欧米が回復して、それに伴い国内も回復していく。中国もスローダウンはするだろうが進んで行ってもらえればと思っています。少なくとも国内では引き合いが堅調ですし、欧米でも大きな引き合いが出てきており、今年は何とかなると感じていますので、皆さんも風を捉えて良い一年にしていただければと存じます」と述べた。 続いて、寺澤隆之専務取締役営業本部長が営業展開について、主に次のように話した。 日本の工作機械は、台数では中国に抜かれ、韓国、台湾、インド等々の工作機械メーカーも数や、品質面でも追随してきている。 その中で三井精機は、マザーマシンの三井精機と言われており、その理由を強調していくことが未来への布石であるとして、概ね3割の保証精度の向上、これは作り込みの時間をもっと掛けることを含めて、宣言した。5軸のVertex55-U、横形のマシニングセンタHUシリーズ等で着手した。 生産性は、航空機の難削材の加工がクローズアップされている。粗加工でどれだけ切り粉を出せるか、仕上げでどれだけ形状精度、面精度が出せるか。高生産性、高精度、高信頼性をいかに訴えていくかをコンセプトにしている。 コンプレッサーは、デュアルシステム。コンプレッサーの国内需要の大多数が代替え需要であり、基幹となるエアエンドが壊れることでラインが止まるのを最小限にするには、デュアルコンセプトがサービスフリーとして生かされるのではないか。 テーマのSCRUM&TRY≠ノついて寺澤専務は「以前、実業団チームとして全国大会でも活躍していた。昔の建設機械用のコンプレッサーのブランドには、ラグビーボールに三井の名前を入れて使用していた。古い先輩たちが残してくれた遺産も思いつつ、ものづくりを支援しているところと、しっかりとスクラムを組んで、未来への布石のスタートを切るということで、このテーマを用いた」と語った。 この後、古川直哉営業推進部長が今回の出品機について説明。 コンプレッサーの新しいコンセプトモデルとして発表する大型ベースロード機Z‐SCRUM(150kW)は、エアエンドが2つあるスクラムコンプレッサー(ベース機とインバーター制御機の組み合わせ)によって業界トップクラスの制御範囲を実現、さらに高効率かつ省スペースを実現した。万一、1つにトラブルが発生しても、完全にエアーが止まることはなく、故障時リスクを低減した。 また、2015年4月からのトップランナー規制に対応した、新しいIE3高効率モータ搭載のコンプレッサーを展示。 この他、スマートフォン等によりコンプレッサーの稼働状態をリアルタイムで監視できる、管理用モニターアプリの紹介。水潤滑オイルフリーテクノロジーでは、さらなるクリーンエア供給への挑戦として今回、オールステンレス製のエアエンドも参考出品すると話した。 工作機械は、会場の都合でパネル展示となる。 マイナーチェンジした5軸制御立形マシニングセンタVertex55-Uは、パラメーターの最適化で加工スピードを10%改善。ATC構造の再検討により従来のサイクルタイムを約40%短縮、省エネ回路で8%の節電を実現、さらに熱の発生も抑え、主軸の2面拘束を標準化した。また、金型及び高精度部品加工向け高精度パッケージや高速5軸パッケージなど、オプションのパッケージ化を図った。 そのほか新製品として、Vertex75XU、立形マシニングセンタVU50AのLパッケージや、2面拘束を標準化、ATCツールの体系化を図り、さらに30%以上精度を改善した横形マシニングセンタHU80EXを紹介した。 同社は、HU100、HU100‐5Xについては既に精度規格を30%以上改善しており、今年の3月末までにすべての工作機械に対して規格の改善をするとしている。 最後に、佐賀良宏治名古屋営業所長よりスタッフの紹介があり、併せて、4月中旬に名古屋営業所が移転(名古屋市名東区宝が丘270番地 名古屋セントラルインタービル6階)することも発表された。 展示会場には、Zgaiard Zシリーズ、i‐14000シリーズの主力のコンプレッサーはじめ、コンセプトモデルとして、Z‐SCRUM(大型ベースロード機)、ステンレス製エアエンド、タブレット通信機能等が展示。工作機械は、新製品がパネルで紹介され、熱心に係員の説明を聞く来場者の姿が見られた。 同時開催されたセミナー『難削材加工を容易にする主軸テーパKM4X』(ケナメタルジャパン)、『航空機部品産業の展望と取組み』(川崎重工)も好評だった。 CKD・パナソニック・THKがコラボ 製品展示会&技術セミナー盛況 CKD、パナソニック、THKの3社による「第10回コラボレーション2014 製品展示会&技術セミナー」が2月12、13の両日、愛知県小牧市の小牧勤労センターで開催され、会期中、多くの来場者で賑わった。 今回は「匠の技! Technology of JAPAN」と銘打って日本の技術の再発見をテーマに行われ、各社の誇る最新製品が会場いっぱいに展示された。 THKのコーナーで注目を集めていたのは、ヒト型ロボットNEXTAGE(川田工業)。人の上半身と同等のサイズで低出力モータ(80W以下)を採用、画像認識システムも標準で搭載しているので、ラインで人と混在して作業することができる。THKの工場でも実際に活躍しているという話だった。 技術セミナーは2日間で10本(CKD3本、パナソニック4本、THK3本)開催され、基礎的な内容から最新の技術情報まで幅広く発信された。 店舗移転 山田工具 機械工具商社の山田工具(社長=山田誠一氏)は、同社店舗を、3月24日より4軒東隣の、次の住所に移転し営業を開始した。 ▽新住所=〒457‐0001 愛知県名古屋市南区平子2丁目3番17号 ▽電話番号=052‐821‐8011(従来通り) ▽FAX番号=052‐821‐8015(従来通り) ソディック中日本支店 『ゼネラルテクニカルセミナー2014』 トヨタ博物館で開催し好評 今後は定期開催も検討 ソディック中日本支店(支店長=浅田一弘氏、所在地=名古屋市名東区)は、2月6日午前10時より愛知県長久手市のトヨタ博物館新館1階ホールにおいて、ユーザーを対象に「ゼネラルテクニカルセミナー2014(GTS2014)」を開催し、主要製品の紹介をはじめ、最新技術による更なる効率化の事例などを紹介した。 午前中は成形技術セミナー『アウトガス抑制による金型のメンテサイクル短縮』(V‐LINE-VENT仕様射出成形機LA60‐Vent)、午後からは、高速切削加工セミナー『高速・高精度加工の更なる進化への道』(リニアモータ駆動ハイスピードミーリングセンタHSシリーズ)、放電・ワイヤ加工応用セミナー『高精度加工のポイント紹介』(リニアモータ駆動高速・高性能ワイヤ放電加工機SL600G)が行われ、いずれも満席の盛況ぶりだった。 また、今回は大昭和精機、レニショー、日進工具、ユケン工業が協賛出品した。 セミナーの開会にあたって挨拶した島田幸徳ソディック上席執行役員営業本部副本部長は、参加者と協賛企業に対してお礼を述べた後、「中部地区でのテクニカルセミナーの開催は、数回を数えております。市場としては、4月からの消費税率引き上げにより3月末まで駆け込み需要等々、我々工作機械関係についてはありますが、本日お集まりの各会社様も三月まで忙しくされているのではないかと存じます。少しでも皆様の仕事のお役に立てますように、定期的な開催も考えています」と話し、セミナーに移った。 第74回愛機工親善野球大会 総勢32チームが出場 A、B各ゾーンの組み合わせ決まる 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機社長)は、4月12日に開幕する第74回愛機工親善野球大会(福利厚生部担当、部長=長村康義氏・長村商店社長)のキャプテン会議を、3月19日午後6時より名古屋市中区の東別院会館で開催し、大会要項の説明と組み合わせ抽選を行った。 はじめに大会委員長の長村福利厚生部長が、「年度末で、なおかつ4月より消費税率引き上げのお忙しい中、第74回愛機工親善野球大会のキャプテン会議にお集まりいただきましてありがとうございます。今回はAゾーン16チーム、Bゾーン16チーム、合計32チームの参加をいただきました。4月12日の開幕戦から、長丁場で9月頃に決勝戦を迎える予定です。皆さんには決勝戦まで残れますように頑張っていただきたい」と挨拶。 続いて、山崎組合事務局長より資料に基づいて試合規則や注意事項などが説明された後、各ゾーンに分かれてそれぞれ組み合わせ抽選が行われた。 開催予定日は、開幕日が4月12日(草井球場)、大会2日目が4月20日(同)、3日目が5月10日(一宮総合運動場)、4日目が5月31日(同)、5日目が6月7日(草井球場)となっている。 * * * 【試合時間】 第1試合=9時〜10時30分、第2試合=10時30分〜12時、第3試合=12時〜13時30分、第4試合=13時30分〜15時、第5試合=15時〜16時30分。 【試合規則】 ◇使用ボール=TOP―BOLL(ロゴ)A。毎試合1チーム2個のニューボールを提出する。 ◇回戦=7回戦 。試合時間は1時間30分とする。優勝戦は7回とし、コールドゲームは原則適用しない。 ◇延長戦=1時間30分をこえて新しいイニングに入らない。 ◇コールドゲーム=3回以降10点差、5回以降7点差となった場合。 ◇雨等による試合続行不能の際=4回までに続行不能となった場合は再試合。5回以降は試合成立とする。 ◇集合=開始時間30分前に球場に集合。 ◇ベンチ=ベンチは組み合わせ若番が一塁側とする。 ◇同点=時間切れ同点の場合は、勝敗を9名の選手全員がジャンケンをして決める。 ◇ホームラン=ホームランは審判が判定する。 Aゾーン 東陽vs中央工機 マルマン商事vsユアサ商事 三菱マテリアルvsサカエ 新栄商会vs太田廣A ナカガワvs協和工業 井高vsノダキ ダイドーvs杉本商事 日伝vs石原商事 Bゾーン 日研工作所vs落合 志知vsゼノー商事 サンコー商事vs山善 川島商事vs山下機械 トラスコ中山vs太田廣B モリタvs三枝電気 安藤vs住友電工 ミズタニ機販vsナスコム 2014年4月13日(日) 2523号 5月23日の総会準備を進める 40周年記念式典も併催 愛鋲協 25年度第9回定例理事会 愛知鋲螺商協同組合(理事長=馬場將嘉氏・メイナン会長)は、3月19日午後6時40分より名古屋駅前の安保ホールにおいて、平成25年度第9回定例理事会を開催した。 馬場理事長の挨拶に続いて、理事長が議長となり議案の審議に入った。 第1号議案=平成26年度第41期通常総会に関する件は、開催スケジュール、来賓、役割分担などを決めた。 総会は5月23日午後6時より名鉄ニューグランドホテル(名古屋市中村区)にて開催。組合創立40周年記念式典も併せて執り行う。その後、午後7時から懇親会を予定している。また総会に先立って、午後5時より役員会も行う。 来賓は愛知県、愛知県中小企業団体中央会、組合相談役5名を予定。報道は4社。前回の理事会で決定した、40周年記念品「ねじ・機械要素が一番分かる」冊子については50冊購入し組合員に送付する。 総会の司会は鈴木憲一理事(エフシーテック社長)、事業報告は藤田守彦副理事長(藤田螺子工業常務)、会計報告は阿部常徳副理事長(織田商店社長)、懇親会の司会は大野正博理事(中部製作所社長)、中締めは関戸一正理事(関戸機鋼社長)を予定。次回の理事会で最終決定することで全員了承した。 第2号議案=事業委員会に関する件は、事務局より、2月度売上が報告された。また、決算予想について説明があり、全員了承した。 第3号議案=広報委員会に関する件は、広報誌「愛鋲協」41号の発行について、3月31日完成予定、組合員送付を4月上旬としているが、若干遅れる場合もあると報告され、全員了承した。 第4号議案=ねじ商連第2回常任理事会に関する件は、馬場理事長より報告された。 3月18日、名鉄ニューグランドホテルにおいて正午から午後2時40分まで開催され、組合より馬場理事長、阿部副理事長、藤田副理事長、宮川事務局員が出席した。 ねじの日記念品のハンドタオルについて、愛知は283セットを販売、品物は4月20日頃組合に届く。六角ボルト・六角ナットのJIS改正に伴うリーフレット作成は9月頃になる予定。第37回ねじ流通商社経営実態調査については前年通り8月初旬に実施予定。 ねじ商工連盟通常総会は平成26年8月1日に開催する。ねじ商連第39期通常総会は同日、ねじ商工連盟の総会終了後に開催し、馬場理事長と副理事長1名が出席する予定。ねじ商連第40期通常総会は平成27年7月24・25日に有馬温泉「有馬グランドホテル」を会場に開催予定と報告され、全員了承した。 第5号議案=その他は、事務局より、組合のパソコンを新しくWindows8にし、併せて会計ソフトも更新したことが報告された。 次回理事会は4月18日、安保ホールで午後6時30分より開催される。同日は監査理事会が午後6時から開催予定。 「緩やかに改善」、9か月連続 駆け込み需要の動きみられる 中部経産局3月公表 最近の管内総合経済動向 中部経済産業局は、3月13日公表の「最近の管内総合経済動向」で、管内(愛知、岐阜、三重、富山、石川の五県)の経済活動は「緩やかに改善している」との総括判断を示した。これは昨年7月の発表以来、9か月連続。 個別の項目をみると、生産については、乗用車、自動車部品が北米向けの堅調な推移に加えて国内向けに増加の動きがみられ、航空機体部品は航空機体メーカーの生産レートが上昇していることから増加傾向となっている。金属工作機械は、海外向けは北米向け、アジア向けに動きがみられ、国内向けは増加していることなどから、生産全体としては「増加の動きがみられる」とした。 個人消費は、百貨店販売や乗用車販売などで消費税率引上げに伴う駆け込み需要の動きがみられ、全体では「緩やかに持ち直しているなか、一部に消費税率引上げに伴う駆け込み需要の動きがみられる」とした。 設備投資は、製造業では鉄鋼、窯業・土石製品などで増加する計画となっており、非製造業では小売などで増加する計画だが電気・ガスなどで減少する計画となっていることから、全体では「緩やかに増加している」とした。 このほか、公共投資は「おおむね横ばいとなっている」、住宅投資は「増加しているものの、伸びが鈍化している」、輸出は「持ち直している」、雇用は「改善している」との判断を示した。 先行きについては、世界経済の改善や各種政策の効果が生産や所得、投資の増加につながることが期待されるとした上で、世界経済の下振れ、原材料等価格の動向、海外現地調達の進展による国内生産の減少、消費税率引上げに伴う駆け込み需要の反動減の影響、中小企業の経営環境の悪化などに注視が必要としている。 総受注高6か月連続で前年超え 国内49・5%増、海外17・9%増 中部経産局 1月度金属工作機械受注状況 中部経済産業局が2月28日に発表した、管内金属工作機械メーカー主要8社(オークマ、アマダマシンツール、ジェイテクト、コマツNTC、富士機械製造、豊和工業、三菱電機名古屋製作所、ヤマザキマザック)の平成26年1月度金属工作機械受注状況によると、総受注高は前年同月比26・4%増の329億円となり、6か月連続で前年を上回った。前月比は9・4%減となった。 国内受注は、一般機械工業向けが前年同月比37・7%増と5か月連続で前年を上回り、自動車工業向けも同70・0%増と6か月連続で前年を上回ったことから、全体では同49・5%増の104億9300万円となり、6か月連続で前年を上回った。前月比は13・0%減となった。 海外受注は、北米向けが3か月連続で、ヨーロッパ向けが9か月連続で、アジア向けが2か月連続でそれぞれ前年を上回り、全体では前年同月比17・9%増の224億700万円となり、4か月連続で前年を上回った。前月比は7・6%減となった。 国別にみると、一位のアメリカが60億4700万円(前年同月比15・3%減)、以下、中国36億9800万円(同43・7%増)、メキシコ25億8200万円(同171・8%増)、ドイツ9億3000万円(同32・4%減)、インド9億2200万円(同398・4%増)の順となった。 販売額は、前年同月比11・0%増の284億7200万円となり、3か月ぶりに前年を上回った。前月比は2・4%減となった。 受注残高は、前年同月比15・5%増の1610億4400万円となり、3か月連続して前年を上回った。前月比は0・4%増となった。 廃棄物から資源をつくる 加山興業豊川プラントを見学 愛機工青年部 他産業視察を開催 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機社長)の青年部(部長=森庸一氏・森哲社長)は3月8日、他産業視察(研修担当幹事=椎葉照義氏・カツヤマキカイ)を行い、11名が参加して愛知県豊川市にある「加山興業 豊川プラント」と岡崎市の「まるや八丁味噌」を訪ねた。 加山興業は、昭和36年(1961年)の設立以来、とっても頑固なゴミ屋さん≠合言葉に産業廃棄物の徹底した適正処理に取り組み、リサイクル率の向上を目指している企業。加山順一郎社長が、一行を出迎え、「私どもはモノづくりとは全く逆の工程で、当社には色々なものが入ってきます。それを全てバラし単品ごとにして、徹底的にリサイクルにこだわった処理をしています。地球環境が悪化する一方の中で、当社のようなところでゴミを次世代のエネルギー源(資源)として取り扱っていく活動をしています。とっても頑固なゴミ屋さん≠キャッチフレーズに徹底的にリサイクルにこだわり、法律を守って、お客様のために、地球環境のために、次世代に美しい地球環境を残していくために仕事をさせていただいています。その精神を残しつつ、現在では『お客様の不(不満、不安、不快、面倒くさいなど)をなくす』、お客様が面倒と思っていることを徹底的に当社の廃棄物処理業を通じて、お客様に満足をしていただけるような取り組みをさせていただいています。本日は全現場稼働していますので、皆様に実際に現場を見ていただきたいと存じます」と挨拶した。 担当者より同社の概要とリサイクルの取り組みについて聞いた後、リサイクルプラント、RPFプラント、焼却プラント、ゴム再生プラントを見学した。 リサイクルプラント(選別・破砕)では、自動選別ではなく、徹底的に人海戦術で仕分け作業が行われていた。埋め立て用にしてしまった方がコストは掛からないが、ここでは手間暇かけて選別作業をし、可能な限りリサイクルに努める様子がうかがえた。 RPF(Refuse Paper & Plastic Fuel)とは、古紙や廃プラスチックなどを主原料とし、適切に分類・破砕し成形加工して製造された循環型環境保全エネルギーのことで、石炭に代わる固形燃料として注目されている。RPFプラントでは、選別されたプラスチック、可燃ごみを配合して石炭と同等のカロリーに調整、有害な化学物質等が含まれていないことを測定器で確かめ、販売している。月産約1000トン。 焼却プラントでは、可燃ごみや回収したフロン類などを焼却。バッチ炉でゴミを不完全燃焼させてガス化し燃やす。この熱を汚泥の乾燥などに利用している。また焼却時、炉内にフロンガスを噴霧してフロン類を破壊し無害化している。 ゴム再生プラントでは、ゴムを細かく破砕して、再利用可能なゴムチップに加工している。プラントの中には、蛍光管再生工場もあり、蛍光管を破砕して、ガラスと金属に分け、蛍光塗料に入っているわずかな水銀を除去しグラスウール原料や金属として再利用している。 その他、同社の収集運搬車両はGPSで管理され、不法投棄のないことをユーザーが確認できるシステムを構築していると説明され、実際に車の位置を確認できる画面も見ることができた。 見学後の質疑応答で、加山社長は「モノづくりは人間で言うならば動脈で、我々の廃棄物処理は静脈。動脈があり、静脈があって初めて、血液は循環します。どちらかが太くても、細くてもいけない。我々の業界は迷惑施設と言われがちですが、廃棄物処理業として世の中に必要とされるものでないといけないと意識しています」と話し、現在80%のリサイクル率を将来的には90%、さらにそれ以上にすることを目指すと意欲的に語った。 加山興業見学後は、豊川稲荷を参拝し、昼食をとった後、NHKの朝ドラの撮影が行われた、延元2年(1337年)創業の老舗「まるや八丁味噌」で、昔ながらの伝統製法を守り抜いている同社の味噌作りの工程を見学。 見学後は、試食と買い物を楽しみ、土産を手に帰路に就いた。 新年度の組織編成大筋固まる 25年度事業の締めくくり 愛機工青年部 合同委員会に33名が出席 愛知県機械工具商業協同組合の青年部は3月7日午後7時より名古屋市中区の楽宴の泉・錦店において合同委員会を開催し、部員ら33名が出席した。 竹中会合担当幹事補佐(ダイドー)の司会進行で、はじめに森部長が「一年間いろいろな活動をしてまいりました。最近では2月1日の伊賀モクモクファームのレクリエーションも素晴らしい会だったと報告を聞いています。これも皆さんのチームワークの賜物ではないかと感じています。三木さん(三起工機)が来期から新しい統括幹事長に就任し、新体制でスタートします。今後とも皆さんの活躍に期待いたします」と挨拶し、高らかに乾杯の音頭をとった。 平成25年度事業の反省や新年度への抱負などを語り合い、午後9時前に終了した。 また、合同委員会に先立って午後6時30分から同会場で開かれた、3月の定例役員会では次の議案について審議された。 第1号議案=他産業視察について。椎葉研修担当幹事(カツヤマキカイ)が、3月8日に、愛知県豊川市の“とっても頑固なゴミ屋さん”を合言葉に産業廃棄物の徹底した適正処理、リサイクル率の向上を目指している「加山興業 豊川プラント」と、延元2年(1337年)創業、岡崎市の「まるや八丁味噌」の見学を行うと述べ、11名が参加予定と報告した。 第2号議案=野球大会について。丹羽野球担当幹事(杉本商事)が、3月19日のキャプテン会議で組合せ抽選が行われたことを報告した。開幕は4月12日、草井球場。 第3号議案=平成26年度青年部役員人事について。東爪総務幹事長(マルマン商事)が組織図(案)を示し、承認された。統括幹事長=三木喜昌氏(三起工機)、総務幹事長=東爪英彦氏(マルマン商事)、教育幹事長=椎葉照義氏(カツヤマキカイ)、厚生幹事長=野村克弘氏(ミズタニ機販)、会計幹事長=五味正彦氏(サカイリフテク)。 第4号議案=青年部合同委員会について。土屋会合担当幹事(サカイ)より参加人数などが伝えられ、運営の協力が呼び掛けられた。 次回役員会は、5月13日に新旧役員が参加して行われる予定。 山下機械2014プライベートショー 「85周年感謝フェアー」 本社工場で18日・19日 山下機械(社長=乾正樹氏、本社=名古屋市熱田区中田町8-20)は4月18、19日の2日間、同社の本社工場において「2014プライベートショー」を開催する。 同社は昭和4年(1929年)に山下寅蔵氏が創立してから今年で85周年の節目を迎え、これを記念し今回は「85周年感謝フェアー」と銘打って行う。国内製造業の復活が期待される中、投資減税など政府の施策の後押しもあり、ユーザーの期待に即応できるよう例年よりもさらにパワーアップした内容で開催する。 展示会では、同社の主力販売機械・工具を紹介、実演するとともに、好評の「技術相談会」も開催する。また、その他ユーザーに役立つイベントも企画している。 開催時間は午前9時から午後5時まで。 【出展メーカー・内容】 ▼高松機械工業=2スピンドルNC旋盤、“6ローダー付NC旋盤、低価格“6NC旋盤 ▼ブラザー工業=旋削機能付き#30コンパクトマシニングセンター ▼大阪機工=高剛性立形マシニングセンター ▼オーエスジー=ECO-CutAタップ、サイレントラフィングエンドミル ▼三菱マテリアル=超硬ソリッドドリル、ヘッド交換式エンドミル ▼グーリングジャパン=ハイパフォーマンスリーマ、超硬エンドミルシリーズ ▼大昭和精機=NC旋盤用ツーリング、BBTツーリング ▼ユキワ精工=CNC円テーブル、G1チャック ▼北川鉄工所=標準チャック・特殊チャック、NC円テーブル ▼葵精工=ミストコレクタ『ミストキャプチャ』 ▼来光工業=各チャックメーカー用生爪、特殊子爪 ▼ホータス=卓上型ドリル研磨機 ▼ケイエステック=2液混合ミスト装置『エスリム』 ▼ユニバ=ダイヤ・CBN切削工具、耐磨工具 ▼高広工業=Roller Turu、NC円テーブル 公認会計士の嶋崎吉弘氏を招聘 税法の改正点を学ぶ 名機工同友会 2月例会を開催 名機工同友会(会長=田中知之氏・ミユキ商會社長)の2月例会が2月25日午後6時より名古屋市中区の東京第一ホテル錦で開催された。 今例会では経営対策部主催の講演会が行われ、公認会計士・税理士の嶋崎吉弘氏(嶋崎公認会計士事務所所長)を講師に招いて、4月から引き上げられる消費税率に関する税法の改正点などについて話を聞いた。 はじめに小島経営対策部長(小島商店社長)より挨拶と講師の紹介があり、続いて嶋崎氏が講演を行った。 講演内容は@今後の税務の動向と消費税の改正A法人税の節税対策B相続税対策C税理士の上手な利用の仕方について。 嶋崎氏は講演で、消費税率は引き上げとなるが、法人税率は国際的な比較で引き下げの方向にあり、復興特別税は1年前倒しで廃止になることや、この4月から領収書などに係る印紙税が5万円以上に改正されることなどを分かりやすく解説。タイムリーな話題に参加者は熱心に耳を傾けていた。 生産性向上と省エネ・高効率を提案 2014中部機械加工システム展 ジーネット名古屋支社悪天候の中2900名が来場 ジーネット(社長=古里龍平氏、本社=大阪市中央区)名古屋支社(支社長=大谷秀典氏)傘下の有力販売店100社が主催店となって2月14、15の両日、ポートメッセなごや第2展示館で「2014中部機械加工システム展」が開催された。 同展は「生産性向上と省エネ・高効率化のご提案」をテーマに金属加工ユーザーの問題解決の場として開催され、初日は、名古屋では珍しい大雪となり、各交通機関の乱れや高速道路閉鎖などの影響もあって来場者数は900名弱と少なめだったが、翌日には天候も回復し2000名を超える来場者でいずれのブースも賑わいを見せていた。 初日の午前9時30分より行われた開会式で、古里社長は「工作機械業界は、政府の設備投資減税などもあり、絶好調の感があります。そのような中でさらに新しい、良い提案をしていきたい。本日は100社の主催店様、23社の工作機械メーカー様、88社の関連商品のメーカー様にご協力をいただきました。ジーネットはテーマを絞った小規模な展示会を全国で展開してきました。名古屋地区では久々の大きな規模での展示会です。2日間のご支援、ご協力を切にお願いいたします」と挨拶。 続いて出展メーカーを代表して、ヤマザキマザックシステムセールスの中西常務が挨拶し「国内の景況は良くなってきています。特に中部地区は航空機産業が集積しており、まだまだこれから期待できる地域。各種施策により、さらに工作機械の受注も増えていくかと存じます。我々メーカーも、日本の製造業をさらに強いものにしていくために貢献したい」と述べた。 会期中はセミナーも開催され、いずれも盛況だったが、特に2日目は、初日から予定を変更して来場した人が当日参加したこともあって、どのセミナーも満杯で立ち見をする人の姿も見られた。 ミツトヨ創業80周年を迎え 一致団結して拡販に邁進 中部ミツトヨ特約店会 第13回総会を開催 中部ミツトヨ特約店会(会長=水谷隆彦氏・ミズタニ機販社長)の第13回定時総会が3月11日午後2時45分より名古屋市中村区のキャッスルプラザで開催され、会員をはじめ、代理店、ミツトヨの社員ら百数十名が出席した。 開会に先立ち、3年前のこの日、午後2時46分に発生した東北地方太平洋沖地震で犠牲となった方々に哀悼の意を表し黙祷を捧げた。 また、全国の特約店の中で優秀特約店として様々な分野でランクインした、中部の会員が表彰された。 総会の冒頭、水谷会長は挨拶で「本年はミツトヨさんの創業80周年、誠におめでとうございます。4月に80周年記念の展示会が東京で開催されますが、そこでミツトヨ特約店会の結束を図り、商品の勉強ということで足をお運びいただきたいと存じます。80周年をお祝いする意味でも、我々特約店が一致団結してミツトヨ製品を拡販し、中部地区の繁栄と3年前に起きた東北地方太平洋沖地震からの復興を願って、仕事に邁進していただければと存じます。中部地区から日本全国を盛り上げていくというつもりで、皆さんのご活躍を期待申し上げます」と述べた。 続いて、蕪山ミツトヨ代理店会副会長(ヤナギサワ社長)が「中部地区は、自動車産業を中心に盛り上がりも早く、業績も上向いているように聞いています。実際、中部ミツトヨさんも5期連続で目標を達成していると聞き、良いニュースと捉えています。ミツトヨさんは、今年創業80周年を迎えられ、年明けに始まったマイレージキャンペーン、4月に東京で行われる展示会、その他にも色々な企画をされています。これを販売促進の起爆剤として活用され、不安定要素を払拭し現状打破を目論みたいと思っています」と挨拶。 回復から、持続的 成長へ 中川ミツトヨ社長は、「創業者の沼田惠範が仏教伝道の資金を作ることを目的に1934年(昭和9年)に創業。その後、蒲田で国産のマイクロメータの製作に成功しました。1937年(昭和12年)から製造販売を開始し、この80年間、皆様に育てていただいたおかげで、世界のトップブランドの一つとして認めていただけるようになりました。この感謝の気持ちを表し、また我々の精密測定に懸ける思いを込めて、ミツトヨゆかりの地、東京都大田区蒲田の大田区産業プラザPiOで個展を4月に開催します。是非お越しいただければと存じます。また、80周年記念として、私ども初めての試みであるマイレージキャンペーンなど、一年を通して企画しています。何卒ご協力を賜りますようお願いいたします」と述べた後、同社の2013年12月期の決算概要と今期の見通しを発表した。 【2013年12月期の概要】 決算期の変更により比較は難しいが、単体では、売上高592億円、経常利益60億円、当期純利益44億円となり、減収減益という結果になった。国内製造業の空洞化の影響を受けて苦戦をし、国内は前年割れとなった。売上比率は国内44%、海外56%。わずかながら国内がさらに下げた。 連結では、売上高が959億円となり増収。過去のピークの1100億円には届いてないが、リーマンショック後で最高の売上高となった。経常利益は110億円。 アメリカ、ヨーロッパを中心に現地通貨ベースで前年比プラスとなり、総じて海外は堅調であった。加えて、為替が超円高の局面から円安の傾向になったことが大きく寄与している。結果、国内と海外の連結比率は、国内は3割を切り27・4%、海外が72・6%となった。 【2014年12月期の見通し】 今年の計画は、単体売上高で14%アップの673億円、連結売上高で8%アップの1034億円を目標にしている。今年は80周年の節目で、中期経営計画の初年度でもあり、力を入れている。 景況について、海外は、IMFが出している各国の成長率を見ても、昨年よりは高い。ヨーロッパ、アメリカが引き続き堅調。中国も昨年よりは増加する見通し。足元を見ても、年明けから昨年度比で良い数字が続いている。懸念材料もあるが、総じてビジネス環境としては比較的良好と見通している。 一方の日本については、軸足を日本に置いており、どうにかしなければならない。設備投資が大きく盛り上がるというムードではないにしろ、昨年あたりから、消費税率引き上げ前の駆け込み需要か、3月納期の需要が大きく膨らんでいる。4月以降の動きが気になるが、測定工具を中心にこれまでよりは活発化しているとの印象を持っており、現実にそのような数字も出てきている。加えて、投資減税効果も期待できることから、昨年度よりは良くしたい。 【中期経営計画2016】 今年から始まった、中期経営計画2016。連結ベースで損益が出るような目標管理システムを作り、初めて世界のミツトヨグループ全体として中期経営計画に参加するものとした。経営の軸足を成長に移し、キーワードは「回復から、持続的成長へ」。 3年後の連結売上高を過去最高水準の1200億円以上、営業利益率15%以上、営業利益を180億円以上に目標設定した。 高い目標を達成するためにも、また持続させていくためにも、引き続き新商品の開発には力を入れていく。その一端を80周年個展で紹介する。 中川社長は「非常に高い目標を現実のものにするためには、国内、海外でホワイトスペース(まだ取引をしていない所・部署)にしっかりアプローチしてシェアアップを目指し、回復しつつあるとはいえ苦戦している国内の受注、販売をもっと活性化していく。需要の積極的な掘り起こし、自らやるとの思いでやっていく。皆様の力を最大限お借りして、メーカー営業と商社様の営業のシナジーをしっかり出して受注・売上増につなげたく、切に皆様のご協力をお願い申し上げる次第です」と結んだ。 ◇ 水谷会長を議長に選出して議事に移り、次の各号議案について審議し、原案通り承認した。 第1号議案=2013年度中部ミツトヨ特約店会事業報告▽第2号議案=2013年度中部ミツトヨ特約店会事業会計報告/監査報告▽第3号議案=@特約店会会費変更について(消費税率引き上げに伴うもの)、A特約店向けミツトヨビジネススクール(MBS)受講料変更について(委託先変更に伴うもの)▽第4号議案=2014年度中部ミツトヨ特約店会事業計画案▽第5号議案=2014年度中部ミツトヨ特約店会事業予算案▽第6号議案=@特約店会会費変更に伴う会則変更について、A第7条役員に法人を追加することに伴う会則変更について(役員を個人から法人と明確化する)。 ◇ 続いて、沼田ミツトヨ常務取締役営業本部長が営業報告を行い、その中で、昨年と同様に基本方針は「お客様の生産性を高める」。モノづくり全体の中の測定に占める工程を含めて高効率化、生産性向上への需要が高まっている中で、生産性を高めるという切り口でソリューション提案を強化していく。測定工具のさらなる拡販に立脚した上で、機器商品のシェア拡大を目指す。自動車、航空機、医療、そして生産現場のラインサイドをターゲットとしていく、と述べた。 また、ホワイトスペースという方針を引き続き掲げ、特に最近は航空機、インライン市場への取り組みに力を入れていると話したほか、国内でもCSの取り組み、モノづくりへの支援を引き続き行っていく方針。 嶋ア副会長(シマザキ商会社長)の閉会の辞で総会を終了した。 宇宙飛行士の山崎直子さんが講演 総会後は講演会が開かれ、宇宙飛行士の山崎直子さんが「世界最高のチームワーク」と題して講演。宇宙飛行士としての実体験をもとに「ミッションを行うには、表に出てくる宇宙飛行士だけでなく、それをサポートする人々による最高のチームワークがあってこそ、成し遂げることができる」とチームワークの大切さを一時間半にわたって話した。 タンガロイヘッド交換式ドリル 『Drill Meister』 フランジタイプ拡充 タンガロイ(社長=木下聡氏、本社=福島県いわき市)は、ヘッド交換式ドリル『DrillMeister』(ドリルマイスター)に従来のストレートタイプに加えフランジ付きボディを拡充し、3月3日から全国での販売を開始した。 DrillMeisterは、独自の自己拘束型クランプシステムの採用により、簡単で迅速なヘッド交換が可能。また、工具交換はヘッドを付け替えるのみで、ツールホルダからのドリルボディの脱着や突出し量の調整が不要となることから、工具交換時間を大幅に短縮できる。さらにヘッドは小さな力で取付け・取り外しができ、必要に応じて機上での交換も可能となっている。 今回拡充されたフランジ付きボディは、工具径φ10・0‐φ19・9mm、加工深さL/D=1・5‐8に対応し、様々な被削材での小〜中径の穴あけ加工で驚異的な性能を発揮する。フランジ付きボディは強ねじれ溝を採用し、さらに溝面に特殊な磨き処理を施すことで、安定した切りくず排出性を実現。これによって、特に切りくず排出が難しくなるL/D=5以上の深穴加工時に、抜群の切りくず排出性能を示す。 DrillMeisterは、加工能率の向上だけでなく、工具交換時間の大幅短縮、再研削にかかわる費用をゼロにできるなど、トータルの加工コスト削減に大きく貢献する。 【主な特長】 ・工具径φ10・0〜φ19・9mm(工具径間隔0・1mm)、加工深さL/D=1・5、3、5、8に対応。 ・強ねじれ溝と特殊な磨き処理の採用で、抜群の切りくず排出性能を実現。 ・独自の自己拘束型クランプシステムによって、簡単かつ高精度のヘッド交換が可能。 ・本体部分の変形が少ないクランプ機構により、ヘッドの交換可能回数を大幅に増加。 ・マージン部を持つ加工ヘッドによって、ソリッドドリルと同等の加工穴精度を実現。 ・再研削が不要であることから、再研削コストや予備工具費用の削減に大きく貢献。 【主な形番と標準価格】 ボディTID100F16-1・5=2万8500円、TID150F20-3=3万4000円、TID190F25-8=6万4900円(いずれも税別)、全アイテム55形番。 【販売見込み】 初年度1億5000万円。 タンガロイ 刃先交換式大径穴あけ工具 『TDSカートリッジ』発売 Tung DrillBig 用 タンガロイは、大径穴あけ加工用刃先交換式ドリルTungDrillBigに、新しく『TDSカートリッジ』を追加し3月10日より全国での販売を開始した。 発売以来高い評価を得ているTungDrillBigは、カートリッジ式の大径穴あけ工具で、ドリルボディ(本体)とカートリッジの間のセッティングプレートを交換するだけで工具径を変更できる。一本のドリルボディで複数の加工穴径に対応できるので、非常に経済的である。 従来は、TungDrillTwisted(TDX形)用のXPMT形インサートを使用するカートリッジのみの設定であったが、今回TungSix‐Drill用の両面仕様6コーナインサートWWMU形を使用できるカートリッジを拡充。これによりTungDrillBigはインサートの選択肢が大幅に増加し、より幅広い加工領域への適用が可能となった。 WWMU形インサートは刃先強度が高いことから、特にインコネルや2相ステンレス鋼などの難削材の穴あけ加工に対して安定した切削性能を示す。これらの難削材は重電・重工業で使用されることが多いことから、新しいTDSカートリッジをTungDrillBigに組み合わせることで、大型部品の大径穴あけで驚異的な高能率加工が可能となる。 【主な特長】 ・TungDrillBigのボディ本体に装着するカートリッジ。 ・インサートは、TungSix-Drill用WWMU形インサートを使用。 ・従来と同じ工具径φ55〜φ80mmに対応し、区分も同一。 ・セッティングプレートを交換することで工具径を調整可能。 【形番と標準価格】 追加アイテムはTDSCA55-56、TDSCA57-62、TDSCA63-66、TDSCA67-73、TDSCA74-80の5形番。標準価格はいずれも4万9000円(税別)。 【販売見込み】 初年度500万円。 平成26年度素形材産業貢献表彰 受賞候補者を募集中 素形材センター 5月9日まで 一般財団法人素形材センター(会長=新欣樹氏)では、11月の素形材月間事業の一環として、「平成26年度素形材産業貢献表彰」の受賞候補者を募集している。今年度は「第30回素形材産業技術賞」と「第3回素形材連携経営賞」の募集を行う。 「素形材産業技術賞」は、優秀な素形材産業技術の開発等により、わが国素形材産業の技術水準の進歩向上に著しく貢献した技術の開発者を表彰するもの。過去29年間に192件が受賞している。 表彰対象は、鋳造、ダイカスト、鍛造、金属プレス、粉末冶金、金型、熱処理・表面処理、鋳造機械、鍛圧機械、工業炉及びその他素形材に関する技術。概ね過去5年以内に開発され、ある程度の実用化実績(見通し)がある、技術の開発に顕著な功績を収めた技術開発者を対象とする。 一方の「素形材連携経営賞」は平成24年度に新設されたもので、素形材企業を含む同業・異分野の2つ以上の企業が製品等の開発・製造・販売において新たなビジネスモデルを構築して、新規販路開拓するなどした経営者等を表彰する。異分野の既存技術を組み合わせた試作・製品化技術も対象としている。 表彰の種類は、経済産業大臣賞(申請予定)、中小企業庁長官賞(申請予定)、経済産業省製造産業局長賞(申請予定)、素形材センター会長賞、奨励賞。 表彰式は、平成26年11月7日に東京都港区の機械振興会館大ホールで開催予定。 応募書類提出期限は、素形材産業技術賞、素形材連携経営賞ともに平成26年5月9日となっている。 応募要領など詳細は同センターホームページで確認を。応募様式もダウンロードできる。 http://sokeizai.or.jp/japanese/topics/sokeizai_award2014.html 名古屋営業所を移転 三井精機工業 4月21日より 工作機械・コンプレッサ製造の三井精機工業(社長=岩倉幸一氏、本社=埼玉県比企郡)は、4月21日より名古屋営業所(所長=佐賀良宏治氏)を次の住所に移転して営業を開始する。 ▽移転先=〒465-0043 愛知県名古屋市名東区宝が丘270番地 名古屋セントラルインタービル6階 ▽新電話番号=052‐773-1030 ▽新ファックス番号=052-773-1031 ▽移転日=平成26年4月19・20日 ▽開所日=平成26年4月21日 3芯線をスパッ! 偏芯VFニッパ(フラット)新発売 TOP 偏芯テコ原理で楽々切断 作業工具の総合メーカー、トップ工業(社長=渡辺一郎氏、本社=新潟県三条市)は、空調機器、IHクッキングヒーターの配線の切断に最適な「偏芯VFニッパ(フラット) NT=220VF」を3月1日発売した。 同製品は、細かい作業にも便利で、切断面も綺麗な薄刃フラットタイプ。頭部の支点を偏芯(へんしん)させてあり、テコの原理により軽い力で切断できるのが特長だ。 VVF線等の各種被覆線・銅線などの金属線の切断が主な用途で、刃部を長く設計してあるので、VVF線(φ2・6mm3芯線まで)を一度に切断できる。刃部は高周波焼入を施し、シャープな切れ味が持続する。切断能力は、3芯線φ2・6mm、銅線φ3・5mm。 昨今のIHやエコキュート等の普及に伴い、その配線作業に便利な刃物(ニッパ)をとの現場の要望に応え開発された。特殊工具鋼を使用し、耐久性も抜群。握りやすい硬質グリップ付き。 標準価格は4970円(税別)。 伊勢原テクニカルセンタ DMG森精機 マグネスケール内に新設 DMG森精機(社長=森雅彦氏、本社=名古屋市中村区)は、神奈川県に伊勢原テクニカルセンタ(TC)を新設し、4月1日より業務を開始した。 これまで横浜TCにてユーザー対応をしてきたが、伊勢原TCの新設により営業及びサービス担当者の移動時間を削減し対応をさらに迅速化する。 【伊勢原テクニカルセンタ概要】 ▽所在地=神奈川県伊勢原市鈴川45番地 マグネスケール内 ▽目的=販売ならびにサービス業務の品質向上 ▽担当地域=神奈川県西側(横浜市、川崎市、横須賀市、鎌倉市、伊豆市、三浦市、葉山町を除く神奈川県) 近隣住民・社員の家族と交流 5会場で開催 300名が見学 第3回オーエスジー オープンハウス オーエスジー(社長=石川則男氏、本社=愛知県豊川市)は3月21日、地域住民や社員の家族などを対象に、同社への理解を深めてもらうために「第3回オーエスジー オープンハウス」と題して工場見学会を開催した。 今年も昨年同様に八名工場、新城工場、豊橋工場、大池工場、オーエスジーアカデミーの5会場で同時開催され、約300名が見学に訪れた。 超硬エンドミル、超硬ドリルを製造している大池工場(愛知県豊川市一宮町上新切450)には、近隣住民など報道陣も含めておよそ70名が訪問。冒頭、大野博巳工場長(執行役員第4製造部部長)より歓迎の挨拶があり、その中で会社と大池工場の概要説明が行われた。 大池工場は、オーエスジー国内5工場の中で一番古い工場だが、常に刷新されて高精度な製品を作るための最先端設備と工場環境が整っており、日々最新の工具が製造されている。 説明を聞いた後は、3班に分かれて工場内を見学。オーエスジーが何をつくっていて、どこで使われているのか、子供にも分かりやすくオーエスジー社員が説明し、それを聞きながら超硬ドリルの生産ラインを見て回った。 また、工場内をキビキビ歩くために時速6kmのスピードを体感できる装置にチャレンジしたり、0・5mmのシャープペンシルの芯よりも細いドリルを電子顕微鏡で見たりと、大人から子供まで楽しめる内容豊富な見学会となった。 INAXライブミュージアムにて 『タイルが伝える物語-図像の謎解き』 4月12日より開催 暮らしと住まいの総合企業リクシル(社長=藤森義明氏、本社=東京都千代田区)が運営する、『INAXライブミュージアム』(所在地=愛知県常滑市)では、世界25カ国の装飾タイルコレクションを展示する「世界のタイル博物館」において、4月12日から8月26日まで、LIXILギャラリーとの共同企画による展覧会『タイルが伝える物語-図像の謎解き』を開催する。 本展では、「世界のタイル博物館」が収蔵する、紀元前から近代までの装飾タイルコレクションの中から「物語や教訓、信仰、文化を発信するメディア」という観点から、西洋、中国、イスラームのタイル約70点を選び出し、タイルに描かれた物語やメッセージと共に紹介。国や地域によって異なる様々な生活文化も同時に読み取ることができる。美しさや装飾性だけにとどまらない、タイルの奥深い魅力に触れるまたとない機会。ぜひ足を運んでみては。 【開催概要】 ▽会期=4月12日〜8月26日 ▽会場=INAXライブミュージアム内「世界のタイル博物館」企画展示室 ▽所在地=愛知県常滑市奥栄町1-130 ▽電話=0569-34-8282 ▽休館日=第3水曜日(祝日の場合、翌日) ▽観覧料=共通入館料にて観覧可(一般600円、高・大学生400円、小・中学生200円) 三菱電機 世界戦略モデル 形彫放電加工機EA8S 海外から先行発売開始 三菱電機(社長=山西健一郎氏、本社=東京都千代田区)は3月4日、形彫放電加工機の新製品「EA8S」を、3月10日に日本に先がけ海外から発売開始すると発表した。基本設計、基盤製造は名古屋製作所で行うが、組立製造は同社の大連工場で行う。 同製品は、世界戦略向けベーシックモデル「EA-S」シリーズであり、高生産性・高性能を重視した製品だ。ベーシックモデルだが、上位機種に搭載されている制御装置を搭載し、同クラスの従来品より加工スピードが20〜30%向上。操作箇所やメンテナンス作業部を極力削減。シンプルな仕様で、直感的な操作を可能にし、初心者から中級者まで扱える。 販売エリアは主に中国。次いでヨーロッパ、アメリカと、シンプルな機能で高生産性を重視する地域での販売に強化する。 加工用途はプラスチック樹脂製品の金型加工や、鍛造圧造品の加工で、スマートフォンなどの情報通信機器分野、ウェアラブル機器分野、自動車関連分野がターゲット市場となる。 同社の放電加工機地域別販売比率は日本17%、アメリカ25%、中華圏25%、欧州17%、ASEAN15%と、アメリカ、中華圏での伸長が目覚ましい。同社は放電加工機分野において世界トップクラスの販売シェアを誇り、2012年現在では放電加工機における世界マーケットシェアで25%(2千台)だが、2015年には30%(3千台)までシェア拡大を狙う。 「EA8S」は、標準価格を55万元(約950万円)とし、14年度販売目標を150台(海外110台、日本40台)と設定している。 研磨作業の時短で競争力強化支援 『研援隊』結成 住友スリーエム 製造現場を訪問し研磨材の実演営業 住友スリーエム(社長=三村浩一氏、本社=東京都品川区)は、研磨材製品事業部の製品営業戦略の一環として、エンドユーザーの製造現場を地元販売店と訪問し、製品のデモンストレーションを行う専門スタッフを組織し、12年5月から東京、大阪、名古屋などで販促活動を展開してきたが、今年3月25日より組織を『研援隊(けんえんたい)』と命名。スタッフを増員し、新たに福岡での展開も含め全国9名体制で対13年度比売り上げの3倍を目指すと発表した。 これまで、特に研磨材を使用する製缶、板金メーカーを中心とする中小企業約6000社を訪問。同社製品の『3MTMキュービトロンTMU』を研磨担当者に試用してもらい、研磨速度が従来使われてきた砥石の2倍以上のスピードである事や、美しい仕上がりをその目で確かめてもらう対面式セールスを実施したところ、実施前と比べ販売実績が全国で1・8倍、特に中部地区では約1000件訪問し、2・7倍まで伸長した。 この好調の理由を、同社研磨材製品事業部マーケティング部山根宏太マネジャーは、現在中小製造業経営が抱えている問題として、合理的生産体制にしたくても、原材料費のコストダウンは限界に近く、自動化されていない現場では、製造担当者が持っている技術力が生命線であり、人員削減も致命的になるという背景があり、それらを踏まえつつ「3MTMキュービトロンTMUを試用いただくと、研磨作業が従来の2〜3倍短縮できる事が納得いただけます。時短化で空いた時間は別の作業に振り当てたり、外注していた作業を内製化できたり、利益向上に直接繋がる事をご説明すると、お客様は購買してくださいます」と説明。 『研援隊』結成のこの日、約1か月前に『3MTMキュービトロンTMU』を購入した西田製作所名古屋支店(社長=辻村健二氏、所在地=名古屋市中川区)を訪問。辻村社長は「この工場は住宅も隣接しており、大きな音が出る作業は時間制約がある中、研磨時間が短縮できるのはありがたいですね」と話す。製造担当者にも話を聞いたところ「確かに研磨が早く、表面の仕上がりもきれい。きれいであれば商品価値も上がるので大切な事ですね」と実際の使用感に満足な様子。 今後、各地域の研援隊(中部地区は2名体制)と地元販売店が連携し、自動車部品などの金属加工や航空機部品分野でのビジネス拡大を目指し、地域密着型の訪問プロモーションを積極的に行う。 業界初塗膜保証15年を実現 金属外装材『Danサイディング』 旭トステム外装 6柄16品種を追加発売 外装建材総合メーカーでリクシルグループ傘下の旭トステム外装(社長=条生秀人氏、本社=東京都江東区)は、金属サイディングとして業界初となる塗膜保証15年を実現した最上位製品「Danサイディングセルフッ素コート品」に、6柄16品種を追加し4月1日から発売した。 同製品は、紫外線への耐久性に優れ、雨などの水滴が壁と汚れの間に入り、汚れを浮かすことでセルフクリーニング効果を発揮する「セルフッ素コート」を搭載しており、業界最長の塗膜15年保証を実現した。追加された柄のラインナップは、リアルなデザインと塗装を融合させ、本物志向の石柄である超深絞り「シャトーロッシュUSF」、深絞りシリーズで幅広いスタイルに合う「ラ・ドゥーナスSF」、1枚1枚が微妙に異なる焼き物レンガの質感を再現した「煉瓦SF」、柔らかいラインのプレーンな柄「エトルタラインSF」、櫛引き調の風合いを表現し、和風・洋風住宅のどちらにも調和する「ティーレSF」、職人による手作りの風合いを感じさせるコテ塗り調デザイン「ミュールSF」と、6柄16品種が展開する。価格例「シャトーロッシュUSF」=約21,400円/坪、「ラ・ドゥーナスSF」=約20,500円/坪(消費税・役物、運搬費、施工費別)製品に関するお問い合わせは旭トステム外装営業部【電話】03-5638-5111まで。 海外向け水栓金具4点が 『レッドドット・デザイン賞』受賞 TOTO 審美性・革新性が評価される TOTO(社長=喜多村円氏、本社=北九州市小倉北区)は、同社の海外向け水栓金具4点が、 『レッドドット・デザイン賞』を受賞した。このデザイン賞は、1954年に設立された世界で最も権威あるデザイン賞のひとつとされ、毎年開催されており、プロダクトデザイン全般を審査対象としている。 ▽受賞製品@『Overhead Shower』 同社独自技術により、3種類の浴び心地が体感できるシャワー。シャワー中央から水流の勢いを保ちつつ空気の混入を防ぎ、湯が跳ねることなく、身体を包み込むように流れる「超整流(WaterPillar)」と、吐水口の2種類の回転により、心地よい刺激を広範囲に作用させる「ジャイロストリーム(Gyrostream)と、空気を含ませ大粒化させた水滴が少ない水量でも身体全体に快適な浴び心地をもたらす「エアイン(AerialShower)」。 ▽受賞製品A『HandShowers』 3種類の浴び心地が体感できるハンドシャワー。先述の「ジャイロストリーム」「エアイン」に加え、同社独自のアーチ型の吐水口から流れる幅広い「滝状吐水(Cascadeflow)」は、空気が混入せず、透明感のある均一な水膜が身体に沿って流れる。シャワーヘッドは、直径150mmと120mmの2サイズから選べる。 ▽受賞製品B『CI CONTEMPORARYFaucets』 直線を基調とした幾何学形状のシンプルな水栓。蛇口とハンドルが分かれており、好みの位置にカスタマイズできる。サイズが3種類あり、様々な洗面器に合わせられ汎用性が高い。なお、この製品は『iFプロダクトデザイン賞』も受賞した(1953年設立。世界で最も歴史が長く、デザイン業界では広く認知されている)。 ▽受賞作品C『CU CLASSIC Faucet』 余計な装飾を排したモダンな機能美と、優雅な曲線とゴールドカラーのクラシカルな美しさを融合させた水栓。大理石調のトラディショナルなバスルームや、ダークカラーでコーディネートされたシックでモダンなバスルーム、シャンデリアが似合うデコラティブなバスルームにも調和する。 ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー2013 リクシル 『優秀賞』『優秀企業賞』 「SW工法」でダブル受賞 住まいと暮らしの総合住生活企業であるリクシル(社長=藤森義明氏、本社=東京都千代田区)は、建物の「躯体と設備を一体として捉えた省エネルギー性」の評価を行い、優れた住宅を表彰する「ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー2013」(主催=日本地域開発センター)において、同社が手掛ける「スーパーウォール工法(以下SW工法)」の「ZERO-ENERGYHOUSEパッケージ」が「優秀賞」を受賞した。また、同表彰制度の前身である「ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エレクトリック」の第1回から数えて6年連続受賞が評価され、3年以上連続受賞の企業に授与される特別表彰の「優秀企業賞」も受賞した。 「SW工法」は、1995年の発売以来守りつづけてきた省エネ性能(SWパネル、換気システム、断熱サッシ等の特性・工夫)と、安心を提供するソフト面の充実(各種認定取得によるトータル性能の向上、CO2ダイエット診断書発行等の独自の工夫)、省エネ住宅普及活動(全国一斉SW住宅見学会における全国の光熱費データ事例の公開等)が高く評価された。また今回、SW加盟店や、SW加盟店で組織する「SW会」会員の4社6団体も、「SW工法」を採用した住宅で特別優秀賞、優秀賞、地域賞を受賞した。 デザインと高機能を両立 最上位グレード洗面化粧台 リクシル LUMISIS」4月28日新発売 リクシルは、INAXブランドから、最上位グレード洗面化粧台『LUMISIS(ルミシス)』を4月28日に新発売する。 同製品はリクシルの洗面化粧台シリーズでは最上位グレードに位置し、拡大するリフォーム市場を狙い、洗練されたカウンターデザインと、業界初の技術を採用した高機能を併せ持つ洗面化粧台だ。カウンターには新製法の人造大理石「ラピシア」を用い、本物の大理石の様な高い質感があり、洗面器との一体成形により清掃性も向上させている。また水栓金具は、自動・手動の切替操作なしで吐水する新技術「ナビッシュ」を搭載。洗面化粧台を利用する約8割が、水の出し止めが頻繁となる歯磨きや手洗いだが、その時は自動吐水で、水汲み、掃除など連続吐水が必要な際はハンドル操作による手動吐水と、用途に応じた吐水が可能。ミラーキャビネットはLED照明を縦に配置。顔全体を照らす事で顔に影ができにくく、化粧や髭剃りなどがしやすい。また業界初の調光機能を備え、利用シーンや人それぞれで感じるまぶしさの違いに配慮されている。そして、ミラーキャビネットやベースキャビネットが壁から壁に隙間なく納まる新開発の「間口調整材」や、洗濯機スペースの目隠し等に使用できる「扉ユニット」など、リフォームならではのアイデア製品が揃う。加えて、デザイン性の高い水栓金具が9種類から選べたり、陶器製のボウルとまるで家具のような木製カウンターを組み合わせた洗面化粧台「ベッセルタイプ」もある。選べる周辺収納などと組み合わせ、好みに合わせた最適な1台をカスタマイズできる。 鋳鋼、鍛鋼共に前年同月比プラス 船舶向け不振脱する 日本鋳鍛鋼会 2月鋳鋼・鍛鋼生産実績 日本鋳鍛鋼会が、3月28日に発表した鋳鋼(全国73工場)、鍛鋼(全国19工場)の平成26年2月分生産実績によると、鋳鋼が前年同月比1・9%増(274トン増)の1万4千484トンで3カ月ぶりのプラス、鍛鋼は同8・7%増(4217トン増)の5万2千638トンで7カ月連続プラスだった。前月比は鋳鋼7・5%増(1016トン増)、鍛鋼3・9%増(1982トン増)とそれぞれプラスであった。 同会によると、鋳鋼では主力の船舶向けが一時期の不振から脱し回復基調にあるが、建機関連は厳しい状態が継続している。また、好調な国内粗鋼生産の影響を受けロールや圧延機も全体に占める割合は小さいものの増加している。破砕機関連も堅調に推移し、発電用機器もここ数カ月は増加傾向が続いている。全体としては微増となった。 鍛鋼は自動車向けが好調に推移する中、船舶やロール、発電用機器向けなど主力機種が堅調に下支えしている。加えて、発電用機器は下期以降増加傾向が続いている。鍛鋼全体としては、回復傾向が継続しており、輸出向けの増加と併せて今後も期待したい、としている。 セコ・ツールズ 新製品 これまで難しかった被削材のための 旋削チップ材種 TH1000/TH1500 セコ・ツールズの新しいTH1000およびTH1500旋削チップ材種は、加工しにくい被削材を切削するための耐摩耗性に非常に優れたソリューションの幅をさらに広げる。同社は材種を加工して、高性能を実現すると同時に、航空ならびに自動車などの分野でよく見られる超合金や高剛性加工物といった、さまざまな難しいケースにも対応できるように生産性を向上させた。 TH1000は、TiSiN-TiAlNナノラミネートPVDコーティング材種で、硬度の非常に高い、超合金や「表面硬化」被削材の加工に優れた力を発揮する。さまざまな硬度と断続切削が多く存在する、このような要求の厳しい被削材にかかわる用途に信頼できる耐久性と耐摩耗性を提供する。さらに、材種は耐久性に優れているため刃先が破損しにくく、相性の良いチップブレーカとともに、この種の用途で効率的な切り屑処理を実現する。 高い切り屑排出性を目指したTH1500は、硬質Duratomicコーティング材種で、優れた耐久性を提供するとともに、均質な焼き入れ鋼製加工物(HRC40-55)を生かした連続切削加工での生産性を最適なものにする。セコ・ツールズ独自のDuratomicコーティング技術が比類なき強度を持つチップコーティングを生み出す。さらにTH1500は、鋳鉄の仕上げに優れた耐摩耗性をもたらし、TK1001、TK2001といったセコ・ツールズの専用鋳鉄材種を補うのに適している。 新しいTHチップ材種に使用できるチップブレーカ製品シリーズは、切り屑処理性を高め、幅広い加工において工程の確実性の向上と工具寿命の長期化をもたらす。 製品の詳細については、www.secotools.com/th1000およびwww.secotools.com/th1500を参照。 旋削用途で最高の パフォーマンスを発揮 M6チップブレーカ セコ・ツールズの新しいネガタイプM6チップブレーカは、旋削用途における鋼および鋳鉄の粗加工と中仕上げ加工用に設計されており、生産性、汎用性ともに優れている。 さまざまな両面形状が揃っているM6には、広いポジ形状保護面、ポジブレーキ、広い溝が備わっており、高い刃先強度、低エネルギー消費量、効率的な切り屑排出を実現する。また、そのチップブレーカ形状は、切り屑、クレーター摩耗、フランク摩耗に対する耐性が高く、工具の寿命を延ばすことができる。 生産性をさらに向上させるため、このシリーズには両面の高送りチップがある。M6に採用されているワイパー設計は、送り速度を向上させると同時に、確実なチップコントロール、低切削力、安定した摩耗挙動を実現する。このようなメリットから、優れたパーツ品質とスムーズな仕上げ面が得られ、一部の用途では仕上げ加工が不要になる。 M6には、鋼加工用のTP0500、TP1500、TP2500、TP3500や、主にノジュラー鋳鉄に使われるTK2001など、いくつかのDuratomic〓材種のものを用意。材種TP2500とTP3500のM6は、フェライト系やマルテンサイト系のステンレス鋼の加工時にすばらしい性能を発揮して、切削作業が容易になる。M6が多大なメリットをもたらす産業分野には、一般加工、自動車、ベアリング、ポンプなどがある。 製品の詳細については、www.secotools.com/M6を参照。 新しいJetstream ToolingDuoで 旋削パフォーマンスを向上 セコ・ツールズの新しいJetstream Tooling Duo技術は、チタンや耐熱合金などの加工の難しい被削材における旋削用途に最適。第2の方向からクーラントを噴射するクーラントジェットが追加され、切削領域をすばやく効果的に冷却できるので、切削速度の高速化、工具寿命の延長、切り屑処理の改善、全体的な生産性の向上を実現できる。 Jetstream Tooling Duo技術は、上部のクーラントジェットを正確に制御してすくい面の最適な部分にクーラントを噴射すると同時に、追加されたジェットが逃げ面にも噴射される。このため、刃先には上下の2方向から高圧クーラントが供給され、切り屑排出が非常に効率的に処理されるとともに、切削領域の冷却効果ももたらされる。実際、Jetstream Tooling製品に第2のクーラントジェットを追加したことで、セコ・ツールズのユーザーは工具寿命をさらに10%延長できたうえ、仕上げ面の品質向上も実現している。 Jetstream Tooling Duoにはオプションのインデューサも用意されており、切り屑側に追加の動力が必要となる粗加工や、切り屑がインデューサに当たる傾向がある場合に、パフォーマンスを向上する。このオプションは、仕上げおよび中挽き加工用の標準取り付けインデューサに追加するものとなっている。 Jetstream Tooling Duoには、非常に信頼性が高いPホルダレバー設計を採用しているので、チップがしっかり固定され、チップのコーナーチェンジを繰り返し正確に実施できる。また、剛性も高まり、より深い切込みが可能になり、送り速度と品質も向上する。 Jetstream Tooling Duoは、ネガチップタイプのCNxx、WNxx、SNxx、DNxx、TNxxなどで利用できる。 Pホルダレバー設計を採用した標準のJetstream Toolingには、シャンクオプションとSeco-CaptoTM オプションも用意されている 2014年4月20日(日) 2524号 消費税率引き上げ前後の動向を意見交換 5月15日の総会に万全を期す 静岡県管工機材商組合 4月度定例理事会開催 静岡県管工機材商組合(理事長=村松孝一氏・村松商店社長)は4月4日午後3時より静岡市内のマイホテル竜宮において4月度定例理事会を開催し、5月15日の通常総会の準備を進めたほか、管機連の理事会報告、情報交換を行った。 理事会で審議された議案は次の通り。 ▼第1号議案=第44回通常総会の件 5月15日に静岡グランドホテル中島屋(静岡市葵区)にて午後3時より開催する。 理事会では平成25年度事業報告並びに収支決算書を承認し、通常総会に上程することとした。その他、当日の式次第や名簿などを点検した。 また、通常総会当日に実施する優良社員表彰の募集について確認。懇親会の参加費は賛助会員2名まで無料、3名以上から実費徴収とした。 当日は午後2時から、総会に先立って理事会を開催する。また、翌16日には富嶽カントリークラブでゴルフ大会を行う。 ▼第2号議案=管機連理事会報告 3月12日に東京の八重洲富士屋ホテルで今年度第3回理事会が開催され、会員の長野組合と仙台組合の代表変更などが報告された。定時社員総会および懇親会は、6月18日午後2時よりグランドアーク半蔵門(東京都千代田区)にて開催予定。 また、取引契約書に関するアンケート用紙が各組合に配布された。これは契約書の中に反社会的勢力の排除条項を加えることに関するもので、静岡組合としては管機連が作成した変更に同意することを確認した。 ▼第3号議案=その他の件 平成27年新年賀詞交歓会については、来年の1月14日にグランディエールブケトーカイで開催することとした。 審議の後は、今年に入ってからの景気動向や4月1日の消費税率引き上げ後の動向、輸入原材料の価格高騰に伴う新価格の浸透具合などについて意見交換された。 総会を5月21日開催決定 第65回ゴルフコンペも開催 岐阜県管工機材商組合 4月定例理事会 岐阜県管工機材商組合(理事長=森嶋靖雄氏・大東会長)は、4月4日午後5時より、岐阜市長良川河畔の岐阜グランドホテルにて「4月定例理事会」を開催した。理事会では「第37回通常総会」の開催日時、会場が決定された他、当日の朝開催された第65回製販親睦ゴルフ会の実施報告が行われた。 当日審議された議案は次の通り。 ▽第1号議案=第37回通常総会の件 5月21日=午後5時に総会、午後6時に懇親会を岐阜グランドホテルにて開催する。 ▽第2号議案=第65回製販親睦ゴルフ会報告の件 岐阜関カントリー倶楽部東コースにおいて、4月定例会理事会当日の午前8時20分スタート。正会員、賛助会員ら25名が参加する中、賛助会員の森松工業の山本直樹氏が優勝。次回は10月に開催予定。懸案事項として、正会員の参加者数が少なく、正会員から多くの参加が望まれると話し合いになった。 次回理事会は7月8日に岐阜グランドホテルにて開催予定。 第65回製販親睦ゴルフ会 第65回製販親睦ゴルフ会上位入賞者は次の通り。(敬称略) ▽優勝=山本直樹(森松工業)N76・0 H12・0 ▽準優勝=廣瀬功(瓶由)N77・0 H6・0 ▽3位=溝口大介(オータケ)N77・2 H22・8 総受注高7か月ぶりに前年下回る 2月の金属工作機械受注状況 中部経済産業局 北米・アジア向けが減少 中部経済産業局が3月31日に発表した、管内金属工作機械メーカー主要8社(オークマ、アマダマシンツール、ジェイテクト、コマツNTC、富士機械製造、豊和工業、三菱電機名古屋製作所、ヤマザキマザック)の平成26年2月度金属工作機械受注状況によると、総受注高は前年同月比0・5%減の315億円9700万円となり、7か月ぶりに前年を下回った。前月比は4・0%減となった。 国内受注は、一般機械工業向けが前年同月比13・3%増と6か月連続で前年を上回り、自動車工業向けも同32・1%増と7か月連続で前年を上回ったことから、全体では同24・7%増の105億6700万円となり、7か月連続で前年を上回った。前月比は0・7%増となった。 海外受注は、ヨーロッパ向けが10か月連続で前年を上回ったが、北米向けが4か月ぶりに前年を下回り、アジア向けも3か月ぶりに前年を下回ったことから、全体では前年同月比9・6%減の210億3000万円となり、5か月ぶりに前年を下回った。前月比は6・1%減となった。 国別にみると、1位のアメリカが70億8200万円(前年同月比34・9%減)、以下、中国28億6100万円(同16・5%減)、ドイツ14億5800万円(同25・4%増)、タイ13億8600万円(同1・0%減)、イギリス9億3800万円(同81・4%増)の順となった。 販売額は、前年同月比20・5%増の308億8900万円となり、2か月連続で前年を上回った。前月比は8・5%増となった。 受注残高は、前年同月比12・1%増の1581億1400万円となり、4か月連続して前年を上回った。前月比は1・8%減となった。 今春の給与改定、消費税増税など 4月以降の動向を意見交換 名機工同友会 3月例会を開催 名機工同友会(会長=田中知之氏・ミユキ商會社長)は3月25日午後6時30分より、名古屋市中区の東京第一ホテル錦において3月例会を開催した。 冒頭、田中会長が「4月からは消費税率が上がります。その後の営業見通しはどうかと先行きに不安もありますが、それぞれが頑張っていくしかありません。皆様とともに情報交換をしていきたいと存じます」と挨拶。続いて、会員の小浦正喜こうら社長から今年11月に結婚するとの報告があり、祝福の拍手が送られた。 各部報告では、小島経営対策部長(小島商店社長)が2月の研修会の報告を行い、参加のお礼を述べた。吉野新規事業部長(吉野機械工具社長)は共同購入の売上状況と4月からの値上げについて報告し、承認された。 続いて、各テーマに沿って情報交換を行った。 @今春の給与改定について 今期は業績も良く、ベースアップを考えている▼若手社員は毎年上げており、業績はほぼ横ばいだが今回は全社員のベースアップを考えている▼ベースアップは考えていない。あくまでも定期昇給を実施し、ベテランは通常範囲で、若手にはそれ以上のアップを考えている▼本来は賞与で対応したほうが良いと感じているが、世の中の情勢でベースアップも仕方がない▼世間の動向よりも、自分の会社のキャッシュフローを見ながら考えるようにしている。 A営業職の残業手当について 労働基準監督署の話で、みなし残業、36協定をしっかり従業員と締結しないといけない。 B4月以降の景気動向と対応策について 自動車関係、特に輸出は、消費税引き上げの影響はあまりないと考えている。自動車関係はしばらく忙しい状態が続く見通し▼例年の決算絡みと消費税率アップが重なり、3月はどうなるかと思っていたが、拍子抜けの状況。4月以降について、ユーザー筋の話では悲観的な話をするところはないという。あまり変わらないと見ている。 C社員のモチベーションアップについて コミュニケーションをとって、モチベーションのアップにつながればと考えている▼人を動かすには、「やってみせて、言って聞かせて、やらせてみて、ほめてやらねば人は動かじ」との山本五十六の言葉にもあるように、褒めないといけない。存在を褒めればモチベーションが上がるとも聞いた▼決算賞与と毎月の報奨金を出して、達成感や目標を共有しモチベーションを高めている。 Dオーナーと従業員の関係(距離)について 色々なルールを作る場合、経営者の自分に一番厳しくなるようにしている▼口で言うよりも姿勢を見せるのが肝要と思っている▼自分の仕事ばかりに頭が行ってしまいがちだが、社員のことを考えないといけない▼コミュニケーション不足もあると感じているので、会議など話す機会を増やして距離を縮めていきたい▼各営業所を独立採算制にして所長にかなりの権限を移譲し、また社長の考えをできるだけ明確に各所長に伝えるようにしている。所長には、所員に対しても同じようにしてほしいと伝えている。こうして会社の思いが若い社員までつながるシステムの構築を行っている。 その他、近々インターネット上に通販ショップ(専門性を重視したもの)を開設する予定といった近況も話された。 新虎通りに東京本社ビル竣工 トラスコフィオリートビル トラスコ中山 本店を大阪から東京へ 機械工具卸商社のトラスコ中山(社長=中山哲也氏)は3月19日、東京都港区新橋の新虎通り(環状2号線)沿いにかねてより建設していた、東京本社ビルの竣工式を執り行った。同ビルは、平成24年7月に着工し、1年7か月の工期を経て、平成26年2月28日に竣工、「トラスコフィオリートビル」と名付けられた。 また竣工に伴い、同社は3月19日付けで本店を大阪本社(大阪市西区)から東京本社に移転した。今後も大阪本社の本社機能は存続する。 当日は、神事の後、建設関係者、報道関係者を招いて東京本社ビルの内覧会が行われ、各フロアはじめ、地下の免震システム、屋上の機械室などを見学した。 竣工祝賀会で、中山社長は「新しい立派な本社ビルができた時がピークとよく言われますが、このビルを土台に新しいことに色々チャレンジをしていこうと覚悟をしています。本日付けで、大阪からこの地に本店の登記を変更しました。違った景色を見て、違った絵を描いて行けるようになってまいりたい。我々の、工具を通じて日本のものづくりを支える、というミッションは全く変わりません。今まで以上に幅広くやって行ける会社になればと思っています。それが皆様への恩返しになると考えています」と挨拶した。 【東京本社ビル概要】 ▽名称=トラスコフィオリートビル ▽住所=東京都港区新橋4丁目28番1号 ▽階数=地下1階、地上12階建て ▽敷地面積=713・87u、延床面積=5819・25u ▽竣工=平成26年2月28日 ▽総投資額=73億3600万円(2014年3月期末までの計上予定金額) ▽設備=免震構造、非常用発電機、浸水対策、太陽光発電、自然換気、全館LED照明、ドライミスト、電気自動車充電器、雨水利用 ※ビルの名称にあるフィオリート(fiorito)とは、イタリア語で「花盛りの」「花咲く」という意味があり、今後のますますの発展と幸せの花を咲かせたいという思いが込められている。 ダイフク「日に新た館」見学 24名が最新の機器を体験 三重県機械工具商組合 工場見学会を開催 三重県機械工具商組合(理事長=中村信通氏・ナック会長)は3月18日、組合員研修の一環として工場見学会を2年ぶりに開催、16社24名が参加して、物流システムの総合メーカーダイフクの滋賀事業所にある「日に新た館」を見学した。 当日は、午前10時に近鉄四日市駅前に集合し、バスで目的地へ向かう途中、関サービスエリアで中勢、南勢方面の参加者と合流。予定通り正午ごろ「日に新た館」に到着すると、伊賀方面の直行組とも合流し、全参加者がそろった中で、はじめに担当の藤本理事(山善四日市支店長)が挨拶し参加のお礼を述べた。 中村理事長は「昨年は見学会の開催ができなかったので、今回は是非とも開催しようと計画をしてきました。本日、ダイフクさんに世話になり、折角の機会なので色々と勉強をして行っていただければと存じます。組合も来期から若手を中心とした新たな体制でスタートする準備を進めていますので、引き続き、ご支援ご協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします」と挨拶。 伊藤ダイフク名古屋支店長より「日に新た館」の概要紹介や設備投資減税の説明などを聞いた後、野々村「日に新た館」グループリーダーより歓迎の挨拶と見学行程の説明があり、昼食後、見学に入った。 日に新た館は、マテハン総合メーカーのダイフクとロジスティクスに関連のある約40社の150種類、400点に及ぶ機種を展示する、マテハン・ロジスティクスの総合展示場。ソリューション、物流システムからマテリアルハンドリング・コンポーネントまでがそろって実稼働しており、ロジスティクスについて学習、体験ができる。 一行はまず、ダイフクが誇る自動車組立ラインを見学。FDS(フレキシブル・ドライブ・システム)やHIDシステム(無接触給電搬送システム)が稼働する様子を間近で見ながら、現在国内の自動車メーカーのすべてでダイフクのシステムが採用されていると説明を受けた。 また、保管・管理システムとしては、工場や卸・小売業の配送センターなどで幅広く使われている自動倉庫を見学。簡単な操作で欲しいものが直ぐに取り出せるシステムを体験した。 他には、世界最速の自動倉庫、一度に数台のラックからの搬送機が動くことで効率を上げた装置などを見学し、その動きの速さに参加者は驚いていた。 二階では、情報システムと連動したトータルピッキングシステムの実演が行われ、デジタルピッキングシステムをはじめ、人間がカートを利用してロスや間違いなくピッキングを行えるピッキングカートシステム、大量の商品を高速で仕分けるジェットサーフィンソーターを見ることができた。 その他、省スペース化と作業効率の大幅アップを支援する保管システムやクリーン搬送システムなどを見学した。 また、昨年11月に完成した滋賀事業所のメガソーラーシステム(発電容量約4・4メガワット)についても、システムが一望できる展望台から見学した。 感動に出会える2日間 FINE EXPO 東 陽 目標上回る来場者で賑わう 東陽(社長=羽賀象二郎氏、本社=愛知県刈谷市)のプライベートショー『東陽 FINE EXPO』が3月13、14日の2日間、刈谷市産業振興センターあいおいホールで開催された。 今展のテーマは「ここでしか味わえない感動がある。Touch Your Heart」。メーカー79社が出展し、ユーザーの生産効率向上、省人化、品質向上等に役立つ機械・工具を一堂に展示紹介した。 初日は開場前に出展メーカーと東陽の社員が参加して開会式が開かれ、冒頭、羽賀社長が「皆様、おはようございます。ついに『東陽 FINE EXPO』当日となりました。今日明日と、この地域のお客様をはじめ、西は九州、北は苫小牧から、日本中の我々のお客様が来られます。もしかすると、世界のお客様も来られるかもしれません。是非、この雨模様の天気を、皆様の熱意と我々の熱意をあわせて、ここだけは高気圧を呼び込むのだとの思いで、熱い提案をしていただきたいと思います。今回のキャッチフレーズにあります、ここでしか味わえない感動。この場でしか知ることのできないメーカーの皆様の商品の良さ・知識・実際の姿などを是非、我々のお客様と我々にも見せていただき、益々の売り上げにつなげてまいりたい。2日間、よろしくお願いいたします」と挨拶。 続いて出展メーカーを代表して挨拶に立った、牛島住友電気工業常務が「本日は羽賀社長様をはじめ、東陽の皆様には『東陽 FINE EXPO』のスタート、本当におめでとうございます。従来は鋼、鋳物、アルミといったものが中心でしたが、この愛知県は航空機産業も盛んということで、炭素繊維のCFRPやアルミシリコン系のセラミック、それからサファイヤ等、非常に耐熱性が高く加工の難しい材料が出てきていることもあり、私ども工具メーカーはこのような物にも対応できるような画期的な新材料、新デザインを開発していかなければならないと思っています。この2日間、皆さん大変ですが、羽賀社長が仰ったように、高気圧をこの会場に呼んでくるという気持ちで頑張って行きたいと存じます。今後の拡販についても、東陽さんと手を携えて頑張ってまいりたい」と述べた。 受注目標305億円、動員目標2700名の達成に向け、若手社員をリーダーにスローガンを唱和し、開幕した。 賑わう会場には作業服姿のユーザーが目立ち、各出展メーカーの最新技術・製品を中心に東陽一丸となって提案営業に努めた。商談も活発に行われ、全体的に好感触だったようだ。 また、会期中に開催された出展メーカーによるセミナー『高効率、高精度加工を実現する最新の切削加工技術』(住友電気工業)、『既存工作機械改善で付加価値の改革アプローチ』(トクピ製作所)、『低圧案件(10Kw以上、全量買取)及び野点案件の状況説明』(京セラソーラーコーポレーション)、『エアーと電動の使い分け』(SMC)、『2つの異なる3Dプリンティング技術の融合により活動範囲の広がった活用事例紹介』(アルテック)はいずれも盛況で、来場者の関心の高さをうかがわせた。 金属外装材『Danサイディング』 フッ素鋼板単色塗装品新発売 旭トステム外装 10年間の塗膜保証 外装建材総合メーカーでリクシルグループ傘下の旭トステム外装(社長=条生秀人氏、本社=東京都江東区)は、金属外装材「Danサイディング」の新スタンダードシリーズとして「スパンサイディングS」を4月1日から発売を開始した。 同製品は、下塗りと仕上げ塗装にフッ素系の塗料を用い、10年間の塗膜保証を実現したフッ素鋼板単色塗装品≠含む金属外装材のシリーズだ。金属の美しさを演出するエッジの効いたスタイリッシュなボーダーラインと、多彩なカラーバリエーションを用意(フッ素鋼板単色塗装品全4色、単色塗装品全8色)。 同時に、細かい溝形状でメタリックな質感が特長のボーダー柄「Vスパン」(全4色)、スクエア基調の石を積み上げた様な柄でモノトーンの「ラ・ドゥーナス」(全3色)といった従来の「Danサイディング」のスタンダードシリーズも、今回カラーバリエーションを刷新して販売する。 【価格】スパンサイディングS ▽フッ素鋼板単色塗装品=約1万6600円/坪 ▽単色塗装品=約1万5000円/坪(消費税、役物、運搬費、施工費は含まず)。 製品に関するお問い合わせは旭トステム外装サービスデスクまで。 【電話】0570-001-117(ナビダイヤル) アルミ形材門扉・フェンス 「ライシス」「プレスタ」 リクシル 4月21日より発売 住まいと暮らしの総合住生活企業リクシル(社長=藤森義明氏、本社=東京都千代田区)は、丸みや凹凸を極限まで抑えたアルミ形材門扉・フェンス「ライシス」「プレスタ」をTOEXブランドから4月21日より全国発売する。「ライシス」と「プレスタ」は同社製品と新日軽の製品を融合させた新しいスタンダードクラスのアルミ形材門扉・フェンスだ。スタンダードクラスでありながらデザイン性の高い住宅に対応するため、凹凸部を無くし意匠性を高め、丸みを抑えたスクエアなフォルムを実現。モダン住宅にも合わせやすくなっている。また上桟を「通し笠木形状」にすることで樹脂キャップを小型化し、より洗練された印象になっている。 「ライシス」は豊富なラインアップ(門扉12デザイン、フェンス14デザインの各6色)を継承しつつ先進的な機能をプラスさせた。プライバシーを確保しながら通風できるルーバータイプのフェンスや、外からの視線をカットしセキュリティ効果を高める高さ1,600mmの門扉、高さ1,400mmのフェンスがある。また、スタンダードクラスの商品として初めてエントリーシステムに対応。カード式の「CAZAS+(カザスプラス)」、キーを携帯したままタッチするだけで解錠する「タッチキー」、キーを携帯したまま近づくだけで解錠する「システムキー」が揃う。 「プレスタ」は、繊細で緻密な日本の様式美をより進化させ、現代風にアレンジしたデザインが特長。伝統的な日本家屋に用いられている「連子(れんじ)格子」や「下見板張り」などをモチーフとし、日本の景観に調和し、街並みにも馴染む。また、錠機構部を框内に納めたすっきりとしたデザインと、わずか20度傾けるだけで開閉できる優れた操作性を両立した、「鎌錠」と「ラッチ錠」の2タイプの新型錠を採用している。 【参考価格】 ▽ライシス門扉2型=21万6800円(両開き、柱使用、プッシュプルRB空錠CAZAS+、シャイングレー)、扉1枚サイズ(W800mm×H1,400mm) ▽ライシスフェンス13型=3万2100円(本体1枚+柱1本+部品セット1セット、フリーポールタイプ、ナチュラルシルバーF)、本体サイズ(W1,979・5mm×H720mm) ▽プレスタ門扉1型=9万8400円(両開き、柱使用、シリンダーPA錠(鎌錠)、ナチュラルシルバーF)、扉1枚サイズ(W700mm×H1,200mm) ▽プレスタフェンス8型=2万7900円(本体1枚+柱1本+部品セット1セット、フリーポールタイプ、ナチュラルシルバーF)、本体サイズ(W1,979・5mm×H720mm)価格は全て工事費・消費税別。 低層マンション窓リフォーム向け ビルサッシサーモスSRFHRF リクシル 専用カバーサッシ新発売 リクシルは、低層マンションの窓リフォーム市場向けに開発した専用カバーサッシ「ビルサッシサーモス-SRF/HRF」を4月1日より発売した。これから窓改修の時期を迎える築25〜35年のマンションの内、50%以上は5階建て以下の低層タイプが占めている。同社では、従来品より最大30%フレームを細くしガラス面積を拡大。高い断熱性とスッキリとした意匠を実現させた同製品を開発した。 障子は、アルミ障子の「Sタイプ」(引違い窓・3色)のほか、カバー工法では業界初のアルミ樹脂複合障子の「Hタイプ」(引違い窓、FIX窓・外観3色、内観3色)も選べる。これにより、マンションリフォームサッシでは、業界初の高い断熱性である「H-4」と合わせ、高い採光性も得られ、快適なマンションの窓リフォームが叶う。また、室内側の枠を樹脂構造とすることで、額縁やクロスを濡らす結露の発生も抑える。施工は、既存のサッシ枠をそのまま利用して専用の新設枠、新障子、額縁を取り付ける“カバー工法”で、大がかりな工事は不要。1窓あたり1時間程度でリフォームができる。防犯性能に、カギの空かけを防止する「空かけ防止機構付きロッククレセント」や、窓を2重にロックする「サブロック」を標準設定したほか、同社従来品「PRO-SE・RF」の売れ筋オプションに加え、後付けで段差を解消する「フラットアタッチメント」など戸建住宅用窓で人気のオプションも設定し、ユーザーの要望に幅広く対応する。 権謀術数にたけていても 至誠天に通ぜず (栄史三代の聖王の戒め) 児玉興業会長 松田 謙三 氏 ―敗戦、焼野ヶ原、ゼロ経済から栄耀の餅の皮の日本(餅菓子の皮を捨てて、中の餡だけ食べるぜいたく三昧おごり誇る)の一部始終を知る只一人生き残りの93歳老人の繰り言― ◇ 昭和20年8月15日終戦当日、東北地方総軍司令官藤江大将の乙副官(陸軍中尉)(甲副官前沢少将)の職にあり、占領軍ロバート・アイケルバーガー中将を仙台駅頭に迎え、東北地方の引渡しと東北六ヶ師団の「武装解除」の業務を終え、全市焼野原の名古屋に復員、日本の基礎産業鉄工業を創設、現在に至る。(ロバート・アイケルバーガー中将=小太り「真っ白なお顔」「目が大変美しい」「温厚」そうでにこやかに丸腰で前列の方々に握手) 葉巻を「くゆらせ」ながら平然たる態度で厚木飛行場に降り立つ日本占領軍司令官マッカーサー元帥は、占領方針として日本人の躾教育(修身)・歴史・地理三科目について日本の総ゆる教育機関での教育を即廃止せよ、軍司令官が許可する迄再開を許さず「解除する事なく逝去」、又軍司令官の云うべき事でないが日本人が安い製品を大量に生産して、アジア市場を占拠する事を懸念して、労働組合の組織を通じて、日本の労働者の賃金を世界一の水準にせよと「指示」。 ゼロ経済の苦難を乗り越え日本の繁栄につくした先輩の方々はメーカーと下請を結ぶ関係強化のため、それぞれ協力会を作り、販売価格の3分の1を下請への発注の目安として親、子共々応分の利益を得、「新鋭機導入」と励んだ成果でメーカーは大企業と大発展したものの「後継者」が「戦争体験」「起業創設」の経験もない恵まれた学卒と世代交代となるや、いづれの大企業も協力会を解散、1円でも安い下請を模索、「大利益を独占」「高額納税」で残った利益は「内部留保」又は、もっと儲けるため「低賃金国」への設備投資に流用、国内の下請の「設備は平均25年」と老朽化、政府は「高額納税者を称賛」「納税の出来ない」中小製造業者は低賃金国へ出て行け(国内に残った中小業者には、銀行の借入金と個人の家のみ残して)「転廃業を促す法案」を年内に始めると! 又、日本国内は正社員60%、非正社員40%、正社員は恵まれた高福祉に支えられ「年金のない年寄り」の万引きは激増、ストーカーは2万件を超し、生活保護家庭は毎年100万人を超え、中小企業の廃業3万件、金にまつわる犯罪133万件、殺人938件等々悪事枚挙に暇がない現在です。 日本の将来のため今やる事は、昭和20年占領軍の方針だった修身・歴史・地理の復活と労働者の賃金体制をアジア並みとして先の如き不利な立場にあって犯罪に走る日本人をなくする事であります。 「アメリカの憲法第9条」不戦の誓の改正について盛んに論議されて居りますが、日本として緊急を要せず必要はないと思います。 大企業の大収益に歓喜した日本の首相は、通常は賃金交渉に距離をおくべきにもめげず、大企業が社員の賃金を上げる事により日本国民のためになると禁じ手である賃上げに「奔走」、「殿」を諌める忠臣なく、正に第2マッカーサーの再来かと驚愕して居りますが、同志社大学の浜矩子教授は官製春闘に反論して次の様に言って居られます。賃上げをやったとしても「トリクルダウン春闘」で大企業が納税後の利益を放出したり「大企業の社員」が調子に乗って「モノ」を買うとは考えられず、トリクル(チョロチョロ)(ポタポタ)ダウン(落ちる様子)その程度で「中小企業」「零細企業」「販売業者」が売り上げ増につながらないと警告しておられます。 挨拶・電話応対・身だしなみ ビジネスマナーの基礎学ぶ 愛機工 新入社員研修に25名 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機社長)は4月7、8の両日、名古屋市工業研究所において「新入社員研修」を開催、12社の組合員企業から25名が受講した。 初日の冒頭、林正人経営対策部長(広島商事社長)が、研修にあたって「大事なことは、学校ではないので、皆さん方に自分から1日も早く一人前の社会人になろうという気持ちがないと、いくら時間とエネルギーと費用をかけても効果がないということです。会社も、組合も、皆さんに期待して教育をしています。気持ちをしっかり持ってやっていただきたい。論語に『朽木不可彫』との言葉があります。腐った木に彫刻をすることはできないという意味で、ダメな人間にいくら教育してもダメ、教育される方にその気がないと出来ません。皆さん方に一生懸命やろうという気持ちがないとダメなのです。この2日間、貴重な時間を使って行いますので、しっかり研修内容を身に付けていただきたい」と挨拶。続いて山崎事務局長より組合の概要の紹介が行われた。 研修では、名南経営の渡邉圭蔵講師による「幸せについて」「私にとって仕事とは」「本番の人生・準備の人生」の講義を聴いた後、「正しい挨拶の仕方」「言葉遣いと身だしなみ」「正しい電話応対」「応接応対」「ビジネス文章」といったビジネスマナーについてVTRや講義、討議・発表、演習を通して学習した。 その他、組織のルールとして企業組織の成り立ちや「報・連・相」についても学んだ。 測定器の正しい取り扱いを習得 精密測定技術研修会開催 愛機工 ポリテクセンター中部で 愛知県機械工具商業協同組合の経営対策部(部長=林正人氏・広島商事社長)は3月28、29の両日、愛知県小牧市のポリテクセンター中部において「精密測定技術研修会〜精度管理編〜」を実施し、19名が参加した。組合の社員教育事業の一環として開催されたもので、精密測定技術研修は初の試み。 研修では、高精度、信頼性の高い測定をするために必要な理論を活用し、測定器の定期検査方法を含めた正しい取り扱いと測定方法などを学び、実際にノギス、マイクロメータ、ダイヤルゲージなどの測定器を使った実習で理解を深めた。また、測定データの活用法についても学び、精度管理に関する知識、技術を習得する良い機会となった。 愛機工組合 支部総会 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機社長)の各支部は、3月から4月上旬にかけて各地で支部総会を開催し、支部推薦の理事候補者を選出して5月27日の組合総会に備えた。 【中北支部】 伊藤理事長はじめ 全理事4名を留任 中北支部(支部長=幡野裕幸氏・朝日社長)は3月10日午後6時より、名古屋市中区のローズコートホテル地下1階「比翼」において支部総会を開催した。支部員総数25社中、15社が出席した。 支部幹事の稲葉氏(宇野東日本営業部中部ブロック次長)が司会進行を務め、はじめに幡野支部長が挨拶で日頃の組合活動ならびに支部活動に対しての協力と総会への出席に対してお礼の言葉を述べた。 支部長を議長に議案の審議を行い、第1号議案=平成25年度事業報告ならびに決算報告承認の件、第2号議案=平成26年度事業計画案ならびに収支予算案承認の件を原案通り承認可決した。 第3号議案=理事候補者選出の件は、伊藤高潤氏(春日鋼機社長、組合理事長)、高田研至氏(井高社長、組合副理事長)、森田乾嗣氏(モリタ社長、組合会計理事)、幡野裕幸氏(朝日社長)の4名の留任を決め、支部選出の理事候補として推薦する。次点は小島敏裕氏(小島機鋼社長)。 また、幡野支部長はじめ、支部役員も全員留任とした。 総会の後は懇親会が開かれ、冒頭、伊藤理事長が「昨年は、皆様に色々とご協力いただき、全機工連の全国大会とメカトロテックジャパン2013を無事に終えることができました。ありがとうございます。今年の景気は分かりませんが、二極化が顕著になるのではないかと感じています。良いところについて頑張っていきたいと思います」と挨拶し、力強く乾杯の音頭をとった。 和やかな雰囲気の中で情報交換などが行われ、高田副理事長の中締めで終了した。 【尾張支部】 新理事に佐々木氏と服部氏 服部支部長と坂倉氏は勇退 尾張支部(支部長=服部利一郎氏・服部商会会長)の支部総会は3月1、2の両日、山梨県河口湖畔の「若草の宿 丸栄」で開かれた。 大崎理事(大崎機工社長)の司会で進められ、坂倉理事(コーワ精工販売会長)の開会の辞で開会。司会者より出席状況が報告され、総会が成立することが宣言された。 服部支部長は挨拶で「富士山麓の河口湖畔まで支部総会のためにお出でいただき、誠にありがとうございます。昨年は全機工連の全国大会などがあり、ご参加ご協力を賜りましてありがとうございました。今総会では役員改選もありますので慎重審議を賜りますようお願いいたします。私は今回の改選で退任させていただく予定です。前支部長の故伊藤由太郎氏(伊藤商事社長、当時)から支部長を引き継ぎ、22年という長きに渡り支部長職を続けることができましたのも、皆様のお陰と感謝申し上げます。理事は退任しますが、支部発展に向けて少しでもお役に立てるよう、微力ながら協力できたらと思っています」との意向を表明した。 議長に近藤文彦油伝商店会長を選出して、審議に移った。 第1号議案=役員改選の件は、大崎政雄理事(大崎機工社長)、近藤尚文理事(油伝商店社長)の2名を留任。服部支部長と坂倉理事が退任し、新たに理事として、佐々木伸之氏(太田廣常務取締役)、服部嘉高氏(服部商会社長)の2名を選出した。次点は坂倉慶信氏(コーワ精工販売社長)。5月に開催の組合総会に理事候補者として推薦する。 新支部長には大崎理事が就任し、新たに近藤文彦氏と服部利一郎氏を支部相談役とすることも承認した。また、小木曽支部会計(小木曽鋼機社長)も退任し、近藤理事が会計を兼務することを確認した。 第2号議案=平成25年度事業報告並びに収支決算報告、同監査報告、第3号議案=平成26年度事業計画並びに収支予算案を審議し原案通り承認可決した。 総会終了後は懇親の場となり、宿自慢の料理を堪能してその日は一泊し、翌日は富士山の湧水が出る忍野八海、御殿場高原ビールなどを見学した。 【 熱田支部】 滝沢支部長以下 理事4名全員留任 熱田支部(支部長=滝沢有一氏・松本商店社長)は3月18日午後6時30分より、名古屋市中区のふぐ料理「可ん寅」において支部総会を開催した。 周防喜一工具中部ブロック副部長の司会で進められ、冒頭、滝沢支部長が挨拶で「熱田支部の行事としては珍しく、豪華な会場での開催となりました。昨年1年はイチロー記念館の見学、ゴルフ、忘年会と事業をしてきました。講演会は講師が決まらず開催できませんでした。ここ数年、親組合の青年部との合同開催など色々な団体と講演会を開催していますが、支部単独の開催で少人数ですと、折角来ていただいた講師の方にも失礼にあたるのではないかと思いますので、今後は講演会から研修会に名称を変更し範囲も広くして新たな企画をしていきたいと存じます。その節には是非、ご参加の程よろしくお願いいたします。皆様のバックアップをいただき、今後とも支部活動を頑張ってまいります」と述べた。 司会者より資格審査発表があり、支部総数31社中、31社出席(委任状含む)で本総会が成立すると宣言された。 支部長を議長に選出して議事に入り、第1号議案の1=平成25年度事業報告承認の件、同2=平成25年度収支決算報告承認の件、監査報告、第2号議案の1=平成26年度事業計画(案)承認の件、同2=平成26年度収支予算(案)承認の件を審議し、いずれも原案通り承認可決した。 今年度の主な事業は、研修会(9月)、親睦ゴルフ(11月)、忘年会(12月)。 第3号議案=役員改選では、理事候補として水谷隆彦氏(ミズタニ機販社長、組合副理事長)、滝沢有一氏(松本商店社長)、乾正樹氏(山下機械社長)、山本員彰氏(センサスヤマモト社長)と、次点に小浦正喜氏(こうら社長)を選出。支部長は滝沢氏が引き続き務めることとした。 総会終了後の懇親会では、創業80周年の老舗である同店で天然のとらふぐを堪能しながら親睦を深めた。水谷栄一組合相談役(ミズタニ機販会長)も元気な姿を見せ、楽しい話で場を和ませていた。 【南支部】 森支部長以下5名の 理事全員を留任 南支部(支部長=森庸一氏・森哲社長)は3月26日午後6時30分より、名古屋市中区の東京第一ホテル錦において支部総会を開催した。 総会は、可児支部幹事(近代精機社長)の司会進行、中川理事(ナカガワ社長)の開会の辞で始まり、50社中、出席44社(委任状含む)で総会が成立すると司会者より宣言された。 森支部長が、日頃の組合活動並びに支部活動への支援・協力と総会への出席に対してお礼を述べた後、「昨年は、アベノミクスの影響を見ていましたら、大手にはそれなりに恩恵があったようですが、我々中小企業にはその恩恵はあまり感じられませんでした。しかし最近になって、機械も設備も更新の時期に来ているのか、少しずつですが話が出てきているように感じられます。そのような中で、本日は総会を行いますので、慎重審議をお願いいたします」と挨拶。 支部長を議長に議事が進行され、第1号議案=平成25年度事業報告書、収支決算報告書承認に関する件、第2号議案=平成26年度事業計画書(案)ならびに収支予算書(案)承認に関する件について審議し原案通り承認可決した。 第3号議案=役員改選に関する件は、理事候補者として森庸一氏(森哲社長)、中川雅夫氏(ナカガワ社長)、伊藤久輝氏(丸正社長)、伊藤正人氏(伊藤信産業社長)、和久田修志氏(三和商事社長)の5名と、次点に可児宜彦氏(近代精機社長)を選出し、本部に推薦することとした。 支部幹事については、金原進一氏が退任、新たに近藤幹浩氏(大東通商社長)が就任し、その他10名の幹事は留任とした。 和久田理事の閉会の辞で総会を終了。 総会終了後は懇親会が開かれ、和やかに歓談し午後8時過ぎに終了した。 今年度の主な行事は、6月にゴルフ大会、7月にビアパーティー、12月に忘年会。この他、幹事会を随時開催する。 【三河支部】 三井理事が支部長に 新理事に有賀氏 三河支部(支部長=大久保武氏・大久保商事相談役)は3月16日、愛知県額田郡幸田町の葵カントリークラブで懇親ゴルフ会を開催した後、同パーティールームにて支部総会を開いた。 総会では、大久保支部長より挨拶に続いて平成25年度の事業報告があり、承認された。 役員改選では、長年理事と支部長を務めた大久保氏が退任し、新理事に有賀淳一郎氏(エス・エヌ・ジー社長)を選出。中島忠幸理事(オーエヌ技研社長)、三井重信理事(三井機工社長)は留任とし、次点の高畑皓一氏(サカエ機工社長)を含めて理事候補者として推薦する。また、新支部長には、三井理事が就任した。 当日行われた懇親ゴルフ会は午前8時24分スタートで、支部会員をはじめ、卸商社、メーカーなど25名が参加して和気あいあいとプレーを進め、大久保支部長がN70・8で優勝。準優勝は石黒章氏(イシグロ商会)、三位は小久保篤氏(富国機械工具)という結果になった。 【東支部】 野崎氏が支部長に 新理事に時津氏 東支部(支部長=田中知之氏・ミユキ商會社長)の支部総会は4月3日午後6時より、名古屋市中区の東京第一ホテル錦で開催された。 冒頭、田中支部長が「一年は本当に早いもので、皆様方にはご理解とご支援をいただき今日まで一年間、無事に過ごしてまいりました。このところ春爛漫で、桜も満開。今年は、風も吹かず、しっかりと花が木についています。我々の商売も、長生きをしなければいけない。継続することが第一です。桜のように色々なアクシデントもありますが、何とか木にしがみついて進んでいかなければならない。本日は色々と議案審議もあります。皆様に参加していただけるよう色々工夫し、また若い従業員の方々にも参加していただけるようにも考えていますので、今まで以上にご支援ご協力を賜りたいと存じます」と挨拶。 司会者の坂井支部幹事(サンコー商事GM)より、支部員31社中、出席31社(委任状含む)で総会が成立すると、資格審査発表が行われた。 倉地理事(倉地社長)を議長に選出して議案審議を行い、第1号議案=平成25年度事業報告、第2号議案=平成25年度決算報告、第3号議案=平成25年度監査報告を原案通り承認。 第4号議案=役員改選では、理事候補に田中知之氏(ミユキ商會社長)、林正人氏(広島商事社長)、野崎憲昭氏(常磐精機社長)、時津達也氏(新栄商會社長)の4名と、次点に藤原昌伸氏(山一工具社長)を選出し、本部へ推薦する。また、支部長を田中氏から野崎氏へ交代、新任の時津氏が副支部長を務めることを承認した。 第5号議案=交付金については、山崎組合事務局長より26年度分に関して説明があった。 第6号議案=平成26年度事業計画(案)、第7号議案=平成26年度予算(案)について審議し、原案通り承認可決した。 倉地議長が議長退任の挨拶の中で「理事を4年間務めさせていただき、ありがとうございます。大変勉強になりました。私どもの本業は管工機材です。そちらの理事もしていますので、そちらの組合とも連携をとりながら、より良いパートナーとしてご指導をよろしくお願いします」と理事退任についても述べた。 総会終了後は懇親会が開かれ、時津新副支部長の司会進行、林理事の乾杯の発声で開宴。参加者全員からの一言スピーチもあり和やかに会が進む中、野崎新支部長より田中支部長に対し、感謝と労いの意を込めて花束が贈呈された。 田中支部長が「長い間支部長を務めさせていただき、その間、皆様にはついてきていただきまして誠にありがとうございました。今回から、若い方に支部長と副支部長を引き受けていただきました。これから新風を吹き込むように頑張っていただきたい。私どもも若い方についていけるように頑張ってまいります。皆様にはこれからも楽しく、朗らかに、明るくの3つの要素をもって、是非とも東支部にご協力を賜りますようお願い申し上げます」と支部長退任の挨拶。 続いて野崎新支部長が「田中支部長には、私はまだ若く未熟なので、支部長という大役をご辞退申し上げました。時代の動きが早く、若い方に早く引き継いでいかなければならないと田中支部長より説得され、私と時津社長(副支部長)とで引き継ぐこととなりました。私一人の力では何もできませんので、皆様の倍旧のご支援ご協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします」と就任にあたり挨拶し、長縄支部幹事(三枝電機社長)の中締めで終了した。 また、長年支部幹事として支部活動に尽力してきた、青木ビーティーティー社長が北支部へ転籍となるために別れの挨拶をすると、参加者から惜しみない拍手が送られた。 【西支部】 内藤支部長以下 理事4名全員留任 西支部(支部長=内藤和美氏・内藤商事社長)は4月4日午後6時30分より、名古屋市中区の東京第一ホテル錦で支部総会を行った。 矢野理事(滝川物産社長)が司会進行を務め、33社中、32社の出席(委任状含む)で総会が成立すると宣言。 内藤支部長が「本日はお忙しい中、愛機工西支部の総会にお集まりいただきまして、ありがとうございます。また日頃は、支部員の皆様におかれましては組合活動にご協力をいただき、併せて御礼申し上げます。本日は、平成25年度の事業報告、収支決算報告、平成26年度の事業計画並びに予算案、また今期は理事の改選等の議案を多数提出させていただいておりますので、慎重審議をお願いしたいと存じます」と挨拶した。 議長に矢野理事を選出して議案審議に入り、第1号議案=平成25年度事業報告ならびにこれらの会計報告の承認の件、平成25年度会計監査報告、第2号議案=平成26年度事業計画ならびにこれらの予算案の承認の件について、それぞれ原案通り承認可決した。 今期事業では、親睦ゴルフ会を復活。また新規事業として、ビアパーティーを予定している。総会、忘年会、ボウリング大会は例年通り実施する。 第3号議案=理事改選の件は、内藤和美氏(内藤商事社長)、梅村龍盛氏(梅村本店社長)、吉野栄一氏(吉野機械工具社長)、矢野茂雄氏(滝川物産社長)の4名を理事候補に選出、次点の小島憲二氏(小島商店社長)と合わせて本部へ推薦することとなった。支部長は内藤氏が引き続き務める。 総会終了後は懇親会が開かれ、内藤支部長の音頭で乾杯。和やかに歓談して、午後8時過ぎに終了した。 【中南支部】 鈴木支部長はじめ 理事3名全員を留任 中南支部(支部長=鈴木俊雄氏・マルマン商事社長)は3月28日午後6時30分より、名古屋市中区の東京第一ホテル錦において支部総会を開いた。 冒頭の挨拶で鈴木支部長は「3月年度末で、非常に忙しくなってきたかと存じます。また、本日は26年のプロ野球の開幕日で楽しみにされている方も多いかと思います。そのような中、中南支部の総会にご出席を賜りまして、ありがとうございます。本日は、役員改選もありますので、慎重審議をよろしくお願いいたします」と述べた。 支部長を議長に選出して議案審議に移り、第1号議案=平成25年度事業報告、会計報告並び監査報告、第2号議案=平成26年度事業計画案並び予算案を原案通りに承認可決。 第3号議案=役員改選では、鈴木俊雄氏(マルマン商事社長)、志知亨氏(志知社長)、六浦康正氏(六浦本店社長)の留任を決め、理事候補として推薦する。 当日出席した、山崎組合事務局長からは「今年の組合新年会におきましては、担当支部として運営を担っていただきまして、ありがとうございました。371名という多くの方にご参加していただき、成功裡に終了しました。また昨年10月に開催されました、全機工連の愛知大会とメカトロテックジャパン2013も成功を収めることができ、皆様のご協力の賜物と感謝いたします」とお礼の言葉が述べられ、以上で総会を終了。 総会後は懇親会が開催され、支部員相互の親睦が図られた。 【北支部】 長村支部長はじめ 4名の全理事を留任 北支部(支部長=長村康義氏・長村商店社長)は3月27日午後6時30分より、名古屋駅前のミッドランドスクエア4階の「南翔饅頭店」において支部総会を開催した。 司会の清水支部幹事(清水商店社長)より、総数25社中、出席25社(委任状含む)で総会が成立すると宣言された。 冒頭、新加入した青木ビーティーティー社長が「守山区に本社が所在するために、東支部から転入となりました。よろしくお願いいたします」と挨拶。 続いて長村支部長が「青木社長を東支部より転入という形でお迎えすることになりました。北支部も組合員数が減ってきて、なかなか増えないという状況ですが、組合員の増強をしなければいけないと思いつつ、2年経ってしまいました。この2年間は例年通り、1月の豊川稲荷初詣、12月の忘年会、昨年ビアパーティーを中南支部と合同で開催しましたが、それくらいしかできませんでした。今後とも、北支部の活動にご協力いただき頑張ってまいりますので、よろしくお願いいたします」と挨拶した。 議長に服部理事(伊吹産業社長)を選出して議事に移り、第1号議案=平成25年度事業報告、第2号議案=平成25年度会計報告、同監査報告、第3号議案=平成26年度事業計画(案)について審議し可決承認した。 第4号議案=役員改選は、理事候補として野田道典氏(ノダキ社長)、長村康義氏(長村商店社長)、熊田達也氏(久満田商会会長)、服部健氏(伊吹産業社長)の4名と、次点に清水純司氏(清水商店社長)を選出。支部長、副支部長(監事兼務)についても、長村氏、服部氏それぞれの留任を決めた。 山崎組合事務局長より来賓挨拶があり、その中で「昨年10月に全機工連愛知大会が名古屋で開かれ、その翌日からはメカトロテックジャパン2013が開催され、皆様のご協力により、共に成功裡に終了することができました」と感謝の意が伝えられた。 総会終了後は懇親会が催され、和やかに情報交換などして親睦を深めた。 今年度の主な事業は、日帰り懇親会(ビアパーティーの場合もあり)、忘年会(12月17日)、豊川稲荷初詣(平成27年1月17日)、総会(3月中旬)。ゴルフ会は昨年に引き続き中止(ただし、他の支部と合同で行う場合もあり)とした。 立形マシニングセンタ VTC-530/20新発売 ヤマザキマザック 日本と中国で生産 ヤマザキマザック(社長=山崎智久氏、本社=愛知県大口町)は、立形マシニングセンタ「VTC-530/20」の発売を4月1日から開始した。「VTC-200C」をベースに開発され、X軸、Y軸、Z軸方向に動くトラベリングコラムであり、主軸は毎分1万2千回転、すべての軸の送り速度が毎分42mと高速。テーブル固定タイプで、テーブルからはみ出す加工物や長尺の加工物にも対応でき、小型部品や長尺加工物の多数個取りや2パレットチェンジャの代用など使用方法が多様だ。移動式コラムでテーブルへの接近性がよく操作性が向上。ドア開口幅が大きく、長尺加工物の搬出入がしやすい。ドア上部に梁がなく、クレーン作業も容易だ。1950mmの大きなX軸ストロークでありながら、省スペース化を実現。設置面積が3980mm×2990mmと同クラスのX軸ストロークを持つマシニングセンタに比べ半分以下に。ツールマガジンは最大30本の工具を収納可能。ローラギアカムとダブルアームATC装置を採用。チップ・ツー・チップ4・5秒、ツール・ツー・ツール1・3秒と素早い工具交換が可能。 幅広い用途に使用でき、あらゆる業種をターゲットとした多目的汎用量産機であり、今後、日本と中国の両工場で生産。日本国内とアジア地区向けにはヤマザキマザック精工(桑名市)で生産し、中国国内向けには中国小巨人工場で生産する。販売目標台数は月間10台。販売価格2千190万円(税別) 会員を増強し会の発展めざす 新幹事長に安井文康氏(錦興業社長) ジュニアー会 平成26年度総会を開催 若手経営者でつくるジュニアー会(幹事長=成田幸隆氏・大成工機商会社長)は3月7日午後7時より、名古屋市中区のホウ・エヴァーにおいて平成26年度総会を開催した。 総会には会員11名中9名が出席。野崎憲昭幹事(常磐精機社長)の司会進行のもと、成田幹事長の挨拶に続いて、議案審議を行った。 平成25年度事業報告、同決算報告は、原案通り承認可決された。 平成26年度幹事団については、成田幹事長の退任に伴い、後任の幹事長に安井文康副幹事長(錦興業社長)が就任し、新副幹事長に野崎憲昭幹事が就任した。小川誉之幹事(小川管商社長)も退任し、新たに熊田誠司氏(久満田商会社長)と堀晃徳氏(金馬商工社長)を幹事に選出。幹事長、副幹事長、幹事2名の幹事団を中心に会を運営していく。 平成26年度事業として総会(3月)、研修会(5月)、納涼会(7月)、懇親ゴルフ(11月)、忘年会(12月6日)を実施する計画案が承認され、併せて予算案も原案通り承認された。 安井新幹事長が「26年度の幹事長を仰せつかりました。機械工具と管材組合のコラボで、現代、次世代の若手トップの情報交換と交流を目的に今まで運営しています。本年度も『皆さんがしたい事をする』というのをモットーに、皆さんのご意見を聞きながら運営をし、交流を一層深めて1年を過ごせればと思います。野崎さんという副幹事長がおりますので安心して、できるだけ多くのご意見をいただきながら、それを基本に運営をしてまいりたいと存じます。また、会員も今年度中に少しでも増やしてジュニアー会を盛り上げていきたいと存じますので、ご協力の程をよろしくお願いいたします」と挨拶。同氏の音頭で乾杯し、懇親の場となった。 ツボイ 新社長に坪井勇人氏就任 社業発展に尽力を誓う 機械、工具、バルブ、コック、配管材料等の販売商社ツボイ(本社=名古屋市瑞穂区大喜新町4-9)は3月開催の同社取締役会において、坪井政人代表取締役社長の退任に伴う後任の社長に、坪井勇人取締役調達部長を選任。今年4月より新社長に就任した。坪井勇人社長は「代表取締役社長就任につきまして身に余る重責を感じております。今後は社業発展とお取引先様の一層お役立ちできるよう力の限り努力する所存でございますのでご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます」と抱負を述べた。 同時に選任された役員は次の通り(敬称略)。 ▽代表取締役会長=坪井政人(新任) ▽常務取締役=坪井研二 同社は、昭和39年に個人商店「坪井商店」として創業。昭和42年株式会社化。昭和48年、現在の「ツボイ」に社名変更し現在に至る。 役員異動 キッツ キッツ(社長=堀田康之氏、本社=千葉市美浜区中瀬1-10-1)は4月1日、役員の異動について、取締役の栗原等氏が3月31日付で退任したと発表した。 なお、同氏は、4月1日付でキッツの100%子会社であるKITZ corporation of Asia Pacific Pte.Ltd.(シンガポール)のChairmanに就任し、アセアン・南アジア・中近東事業を担当する。 |