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2014年(平成26年)2月
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2014年2月2(日) 2516
転換期にある機工流通業界
変化に対応し生き残りを
愛機工 2014年新年賀詞交歓会開催

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機社長)の2014年新年賀詞交歓会が1月9日午後6時より名古屋市中区のANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋で開催され、来賓をはじめ組合員、賛助会員ら370名余りが出席して新年の幕開けを祝った。伊藤理事長は挨拶で、昨年開催した全機工連全国大会(愛知大会)と展示会メカトロテックジャパン2013(MECT2013)への協力にお礼を述べた後、業界を取り巻く環境について触れ「業界も時代の変化とともに変わっていかなければならない」と話した。
 今年の新年賀詞交歓会は、中南支部(支部長=鈴木俊雄氏・マルマン商事社長)が幹事支部として設営を担当し、大矢支部幹事(山勝商会名古屋営業所長)の司会で進められた。
 冒頭、伊藤理事長が挨拶し、「昨年は全機工連全国大会、メカトロテックジャパン2013と大きなイベントがあり、組合員の皆様には大変なご尽力を賜りまして成功裡に終了することができました。誠にありがとうございました。全国大会は、皆様に一生懸命やっていただき、それなりにインパクトのある会になったのではないでしょうか。メカトロテックジャパン2013は、9万名超(9万3,000名)の方に来ていただき、盛会のうちに終了させていただきました」と報告方々お礼を述べた。
景況について
 伊藤理事長は、昨年12月に日銀が発表した全国企業短期経済観測調査(日銀短観)で中小企業全体のDI指数がプラスになったことを挙げ、「1991年12月以来、22年ぶりとのことでビックリしました。景気が良くなってきているという実感をお持ちなのだと感じました。メカトロテックジャパンの時も、日本工作機械工業会の花木会長が9月頃から国内の需要が増えてきたと話をされていましたし、今年の新年にお客様に聞きましても、3月末までは景気は良いのではないかとの話でありました。当然、4月から消費税率が上がりますのでそれを見越しての話ですが、その後しばらくダウンして、夏過ぎになったら復活するのではないかと、私は希望的観測をしています」
業界の動向
 機械工具流通業界自体は色々と問題を抱えている、と伊藤理事長。
 「昨年11月に行われた大阪組合の百周年の時に、大阪の若手の方が盛んにFifty(フィフティ)と言われていました。これは半分ということ。我々の業界の皆さんが、半分になる。今やっていることを変えないと生き残れないということを言われていました。かなり峻烈なことですが、現実にそのような時代になったのかという感じをもっています。確かに愛知大会の時も、お客様の海外移転とか、国内的にはインターネット通販が台頭してきて大変な時代になったと痛感しました。業界も時代の変化とともに変わっていかなければならない。ひとつの転換期ではないかと感じています。変化に対してどのように対応していけるのか、ということを考えていきたい」と話した。
 来賓の紹介に続いて、今井等愛知県産業労働部商業流通課長が来賓を代表して挨拶に立ち「本日は愛知県機械工具商業協同組合の新年賀詞交歓会にご招待いただきまして誠にありがとうございます。昨年は、全国大会など大変大きな成果を上げられたとうかがっております。これも伊藤理事長はじめ、役員の方、組合員の皆様方のご尽力の賜物ではなかったかと、改めて敬意を表させていただきたいと存じます。さて、昨年はかなり行き過ぎた円高が是正され、愛知県経済にとりまして非常に良い効果が現れたと思います。日本全体にとりましても、デフレ脱却に向けて本格的に始まったと、明るい兆しが見えてきた感覚があるのではないかと存じます。今年は、明るい兆しが更に明るさを増して、皆様のビジネスにも効果が出てくるように祈念申し上げております。私どもの知事の大村ですが、仕事始めの日に書き初めを披露しております。今年は午年で、『天馬行空』と書かれました。これは天馬が自在に天空を駆けめぐるという意味です。まさに、愛機工さんの今年2014年が天馬行空のような発展をされ、本日お集まりの皆様がますます健勝になられますように祈念申し上げます」と祝辞を述べた。
 この後、水谷副理事長(ミズタニ機販社長)の乾杯の発声により開宴し、会場では出席者が明るい表情で互いに年始の挨拶を交わす姿が見られた。
 和やかに歓談が進む中、最後に高田副理事長(井高社長)が「今年の日本工作機械販売協会の新年賀詞交歓会の席上、会長はじめ、皆さんが相当強気の数字を言われていました。今年1年は非常に良い年になるのではないか。皆様も期待していただければと存じます」と明るい話題を提供し、一本締めで会を終了した。

お客様目線で『淡々と』の心で
モノづくり、人づくりを
超硬工具協会 新年賀詞交歓会を開催

 超硬工具協会(理事長=増田照彦氏・三菱マテリアル常務執行役員)は1月9日午後零時15分より、東京都千代田区の銀行倶楽部において「平成26年新年賀詞交歓会」を開催した。当日は業界関係者ら200名余が出席。増田理事長は挨拶で、今年度の協会の需要見通し3,000億円に向け、あと3か月鋭意努力していきたいと述べた。
 新年賀詞交歓会は関口専務理事の司会進行、開会の辞で始まり、増田理事長が年頭の挨拶を行った。
 挨拶の中で増田理事長は「昨年5月、世界切削工具会議2013・京都を日本工具工業会共々、成功裡に開催することができましたのも、皆様方のご理解とご支援の賜物と改めて御礼申し上げます。勿論、田中前理事長(日立ツール社長)、藤井実行委員長(サンドビック社長)のリーダーシップのお陰で、アジア初の『匠とおもてなし』の会議を成功させたということです。2020年のオリンピック招致が成功したのも、伏線としてこれがあったに違いないと、確信に近いものを感じています。さて、今年度の協会の需要見通しですが、3,000億円と発表させていただいています。あと3か月、会員の皆様にはこの数字に向かって鋭意努力し邁進していただけると存じますが、3,000億円を超えたとしてもリーマンショック前の84%の水準です。この数字をどのように捉えるかは、会員様の思いが錯綜するところであるかと思っています。今年は『淡』という字が非常に気になっており、また気に入ってもいます。『淡々と』の淡です。この文字は、一文字の中で両極端な意味がバランスされている。色々ある中で、冷静に対応する。どんな時でも平常心である。我がない、落胆もなければ慢心もない、静かな心。茶道の世界ですと、甘味、苦味、そして渋みの先にあるのが、淡と言われています。有り得ないような至福の味。本当の美味しさは、その淡い味の中にあると言われる。このような心持ちになれればと考えている次第です。今年も色々な変化はあるに違いありませんが、それに一喜一憂することなしに、お客様目線で『淡々と』の心で、モノをつくって、人をつくって、正にモノには心ありて、まして人。人事を尽くした限りは、後は周りが動き出すまで動かないという覚悟でいる。個人も、会社も、協会もこのような気持ちで対応できればと願っています。本年も当協会をお引き立ていただきますよう、よろしくお願いいたします」と所感を述べた。
 来賓祝辞で須藤経済産業省製造産業局産業機械課長は政府の経済施策などについて触れ「これまでの物価は下がる、良い商品を作っても値段はなかなか取れない、利益も上がらない、給料も上がらないという悪循環を断ち切って、これからは物価は上がっていくんだ、良い商品はきちっとお金をいただける、働けば給料も上がっていくという、明日に希望を持てる年にしてまいりたい」と話した。
 平成25年度超硬工具協会賞の発表があり、受賞者を代表して業界功労賞を受賞した元協会副理事長の、生悦住望氏(ダイジェット工業会長)と吉田省三氏(日本タングステン会長)からそれぞれ謝辞が述べられた。
 生悦住氏は「第1回の業界功労賞を受けたのが私の父で、その折、父の代理で謝辞を述べた思い出があり、今回2回目となります。協会賞が脈々と受け継がれますことは、業界全体の力がみなぎっていることで大変嬉しく思います」
 吉田氏は「協会の役員として7年間務めさせていただきましたが、その中で三つ印象に残っております。一つ目は、売上で初年度2,300億円となり記録を更新。その後、毎年記録を更新し、平成19年度に3,500億円となりました。それからリーマンショックがあり、急激な下降となりました。二つ目は、タングステンの価格。長い間ほぼ横ばいであった価格が、平成16年頃から徐々に上がり出し、17年には4倍となり、原材料の高騰に頭を悩ませた。三つ目、在任中(平成20年)に協会の設立60周年を迎えました。今年協会は66年、ますます発展し70年、100年に向けて頑張っていただきたい」と述べた。
 木下副理事長(冨士ダイス社長)の力強い発声で乾杯した後、祝宴では参加者が和やかに年始の挨拶を交わして歓談。
 鈴木副理事長(日本特殊陶業取締役常務執行役員)の「本当の景気の回復を期待したい」との挨拶と三本締めで、午後1時30分前、賀詞交歓会をお開きとした。
超硬工具協会賞表彰式
 平成25年度超硬工具協会賞の表彰式が同日午前11時30分より銀行倶楽部4階中ホールであり、業界功労賞2名、技術功績賞19件、作業・事務・生産技術等の改善賞6件が表彰された。(受賞者は弊紙2509号に既載)

優れた機械工業技術を表彰
第11回新機械振興賞
機械振興協会 日野自動車など6社が受賞

 一般財団法人機械振興協会(会長=庄山悦彦氏、所在地=東京都港区)は、第11回新機械振興賞の受賞者を昨年12月10日に発表した。機械工業関係団体、地方公共団体、国公立試験研究機関及び学会等より20件の受賞候補者が推薦され、新機械振興賞審査委員会(委員長=吉川弘之氏・科学技術振興機構 研究開発戦略センター長)による厳正な審査の上、6件の受賞が決定。表彰対象は、独創性、革新性そして経済性に優れた機械工業技術の研究開発と、その成果によって新製品の製造や製品の品質・性能の改善、または生産の合理化に顕著な業績をあげた企業並びに研究開発担当者となる。表彰式は、2月19日に機械振興会館ホールにて午後3時より開催予定。受賞者と業績名は以下の通り。
【経済産業大臣賞】
▽日野自動車=尿素を必要としない中小型ディーゼル車用NOx、PM後処理システム
【中小企業庁長官賞】
▽テクマン工業、山形県工業技術センター=プラスチックペレット検査装置の開発
【一般財団法人機械振興協会会長賞】
▽敬産興業=高品質現場杭の作製管理システム
▽JFEスチール=高靱性電縫管の溶接品質オンライン検査システム
▽ナブテスコ=冬季凍結路面でも歩ける高安定性義足膝継手の開発
▽マツダ=低圧縮比クリーンディーゼルエンジンの開発

日本のモノづくりを世界へ広め
年商1千億円を目指す
東 陽 新春賀詞交歓会開催

 東陽(社長=羽賀象二郎氏、本社=愛知県刈谷市中山町3-36)の「新春賀詞交歓会」が1月6日午後3時30分より刈谷市産業振興センターあいおいホール(愛知県刈谷市相生町)で開催され、仕入先の商社、メーカーらおよそ1,000名が参集した。
 会の冒頭、同社の羽賀昭雄会長と羽賀社長から年頭の挨拶が行われた。主な挨拶の内容は次の通り。
【羽賀昭雄会長挨拶】
 アベノミクスと言われる異次元の金融緩和を中心とした政策で、円高地獄から解放され、円安・株高でようやく一息つけました。今年も引き続き緩やかな成長が続くのではないかというのが、大半のエコノミストの見通しです。
 自動車生産も2013年は世界で8,300万台を突破したと言われています。今年の伸び率はやや緩やかになりますが、主力市場である中国、米国も健在でしょうし、自動車という文明の利器を手に入れた新興国は、幾つかの不安要因がある中、全体としては伸びていくと思っています。日本は4月の消費税率のアップで国内販売は500万台を割るのではないかと言われていますが、円安の効果もあって、生産も昨年並みに行けると思っています。
 この中で東陽はどうしていくかですが、今年は昨年同様に、お客様に世界中でより良いサービスを提供し、日本のモノづくりにより貢献できる大きな存在になるということを、着実に実行していきたい。わが社と皆様方と一緒になって、お客様へのサービスを一層充実させていきたい。
 具体的にハード面では、昨年から国内3か所の拠点とアメリカ、タイにある海外拠点を新築し、設備投資で去年、今年と総計20億円ほど計画。来期に向けてもう少し増加するものと思います。
 ソフト面では、IT投資が去年と今年で約5億円。現在東陽が取り扱っている通貨は全部で16あります。今まで海外との取引のシステムは、どうしても円を中心に考えられてきましたが、これをマルチ通貨対応にしたい。最終的には連結決算で円に収れんされますが、時々の状況を見ることができるように、それぞれの通貨で受発注ができるシステムを構築していく。経理の面も、上場企業並みに連結経理を毎月出せるようにバージョンアップしていきたい。
 人材面では、語学力の向上のために今年も米国に半年にわたる語学留学を昨年同様に続けていきたい。また、日本経済新聞が行っている『グロービッシュ(Globish)』の英会話講座を50数名(昨年は36名)に受講させ、いつでも海外駐在に出せる社員を育成していきます。さらに皆様にご協力していただき、できる限りの勉強会、動向案内、ミニ展示会を行い、社員の実務、商品知識の向上を図ってまいりたい。
 現在、2014年3月期の売上高を、日本国内が単体で750億円ぐらい、連結で950億円と読んでおり、1,000億円は少し切れる見込みです。今年は是非、この1,000億円を達成したい。私どもは、皆様の商品ができるだけお客様のお役に立つように体制を整えております。日本のみならず世界中でご協力したいと思っています。
 最後に皆様へのお願いとして、世界中で戦える新しい商品をどんどん出していただきたい。もはや競争は日本という枠を飛び出し、世界で勝たなければ日本のマーケットを失う時代となりました。世界で通用する商品を生み出せる会社しか生き残れない時代となったことを、昨年九月のエモ・ハノーバーを見てより実感しました。独自性のある新製品を出したメーカーさんの小間には人が溢れ、模倣商品を主力としたメーカーの小間には全然人が集まっていませんでした。
 私ども東陽は、社長以下、日本600名、海外400名の社員で、是非1,000億円を達成したいと思います。東陽以下、日本の連結対象会社3社、海外9社の会社を宜しくお願いいたします。皆様方のご協力を仰ぎ、より世界中でお客様のお役に立てる会社になりたいと思います。
【羽賀象二郎社長挨拶】
 2014年は偶数の年なので、JIMTOF(日本国際工作機械見本市)があります。米国ではIMTS(シカゴショー・国際製造技術展)があります。ここにお集まりの各メーカーの皆様は、新製品をどんどん出していかれることと思います。今、私ども東陽としましては、海外に積極的に展開をしています。海外向けの人材の教育をし、すべての皆様の製品、日本の機械、日本の工具を海外の拠点で販売していきたい。
 太平洋戦争が終わって六十九年になります。戦後の歴史を支えてきたのは、日本の製造業。日本の製造業を支えてきたのは、皆様が作られている機械であり、工具です。それが今、世界で使われていかなければなりません。
 勿論、世界中に機械も工具もあります。非常に優秀なものもあります。ただ、日本の製造業がいきなりヨーロッパコンセプトの機械、工具で作れるかというと、必ずしもそうではありません。我々のお客様であります日本の製造業にとっては、今まで蓄積をした技術を生かすためには、日本の機械なり、工具を使っていかなければなりません。それを使って、世界中どこであっても生産をしていきます。
 スタッフの人たちが日本人であれ、米国人であれ、タイ人、中国人、欧州の人たちであっても、それは構いません。しかし、そのような人たちが受け入れることのできる、教育体制を含めて、体制を作っていけば、世界中の製造業に販売していくことができます。世界中の製造業を支えていくことができます。
 我々の社員が日本人以外の人と接することに臆することのない心を持つこと、それが私ども東陽が一生懸命、英語教育を通じてやろうとしていることです。どんなことに対してもきちっと取り組んでいける、積極的にチャレンジしていける精神を持っていれば、世界中どこへ行っても通用する。皆様が提供してくれる機械、工具の良さについて、どのようなところに使えて、どれだけメリットがあるのかを説明するために必要なことです。皆様にも、新しい製品、そして素晴らしい製品をどんどんと出していただきたい。
 今年の干支は甲午(きのえうま)です。甲という字は、殻に包まれている。その中に芽が入っている。これから芽が出る。午というのは、太陽が中天にある。ここから徐々に暮れていく。満開の花が徐々に萎(しお)れていく。株では辰巳天井、馬尻すぼみと株が下がると言われますが、株というのはあくまで花のようなもの。いつまでも花が咲いていたら、実ができません。花が咲き、萎れ、散った後に実ができる。その実を収穫してこそ、我々は果実を得ることができます。
 時代は、果実ができる方向に向かっています。今年は、良い果実を作っていく段階に入っていきます。大きくて美味しい果物が食べられますよう、良い年にしていきたいと思います。一年間、宜しくお願いいたします。
東陽 FINE EXPO
3月13日、14日開催

 同社の展示会『東陽 FINE EXPO』が来る3月13、14日の2日間、刈谷市産業振興センターあいおいホールにてここでしか味わえない感動がある Touch Your Heart≠テーマに開催される。
 メーカー約80社が出展し、生産効率向上、省人化、品質向上などに役立つ機械・工具を展示紹介する。期間中は、出展メーカーによる技術講習会も行う。
 展示会の開催時間は午前9時30分から午後8時まで。

「ものづくり補助金」拡充による
活発な設備投資に今年は期待
遠州機工会 賀詞交歓会を開催

 遠州機工会(会長=杉野泰治氏・浜松機材社長)は、賀詞交歓会を1月6日、浜松市中区のオークラアクトシティホテル浜松にて午後6時より開催した。来賓はじめ組合員、賛助会員(商社・メーカー)ら82名が参加した。
 内山総務幹事(内山商店社長)による司会進行のもと、杉野会長から開宴に先立つ挨拶があり「あけましておめでとうございます。新しい組織となり1年9カ月が経ちました。かつての浜松機械工具商協同組合の活動を継承する事に先ず注力して参りましたが、各委員会、青年部が限られた予算の中で工夫をし、充実した企画の実施、皆様に役立つ情報の提供など、皆様に楽しんでいただけたものと思います。私の任期は残すところ3ヶ月となりましたが、新しい4役にバトンタッチしていく為、残された課題である会員増強活動、そして業界を取り巻く諸課題への対応を考える環境作りをして参りたいと考えております。と述べた。
 引き続いて来賓からの祝辞があり、静岡県中小企業団体中央会西部事務所副所長の鈴木充正氏は「安倍政権が発足して1年が経ち、多少なりとも景況感が明るさを取り戻しつつあります。中央会でも毎年景況調査を実施しており、昨年10月の調査では、10年ぶりにプラスに転じた数字を示しました。中央会は組合設立のお手伝いをしておりますが、平成25年度の組合設立は8組合ございました。前年度は4組合で、倍増した訳ですが、皆様の挑戦意欲が出てきた証ではないかと思われます。平成25年度の補正予算により「ものづくり補助金」事業を実施しており、静岡では500社が採択され、1社あたり最高1,000万円の補助金を受け、試作品開発や設備投資に取り組んでおります。その「ものづくり補助金」が、昨年暮れの平成25年度補正予算において、1,000億円から、1,400億円に拡充され、1社あたり最高1,000万円だった額が1,500万円に引き上げると閣議決定されました。通常国会で補正予算が成立すれば、補助金は引き続き実施されます。中小企業のみなさまの設備投資は国内需要を喚起していくものと思われます。是非皆様には、こういった事業のPRをしていただければ幸いです。」と述べた。
 賛助会員を代表し、高津電動精機取締役営業副本部長の坂入富夫氏は「昨年を振り返りますと、アベノミクスへの高い期待感はありましたが、第一、第二の矢は非製造業に対して貢献は大きかったのですが、我々製造業では、大企業様もなかなか慎重に構えておられ、大きな変化は今のところ見えておりません。そして中国問題が大きく影響し、輸出規制された事もあり低迷いたしました。そして今年。最大の山場は消費税増税です。これがどう動くのか?最大の関心事と思います。3月末までは駆け込み需要があると予想いたしますが、その反動で、4月―6月期にどれだけ落ち込むのか、見えない状況です。そして設備投資ですが、耐用年数が15年以上の製造機械が45五%あると言われ、昨年投資されると期待していましたが、どこも慎重な構えが続き、思ったほど投資はされませんでした。今年こそ期待したいと思います。今年はもしかしたら、激動の一年になるかもしれませんが、地道な活動を続けがんばっていきたいと思います」と述べた。
 乾杯に際し、来賓の浜松商工会議所副会頭の藤田正治氏が「南海トラフ地震をはじめとする自然災害から浜松を守る為、防潮堤を作っていくという課題がございます。浜松商工会議所では昨春から会員の皆様に募金をお願いしておりますが、思うように進んでおりません。そこで全ての浜松に住んでおられる方、事業を展開されている会社に、「1社1日100円」の寄付をお願いする運動を今年2月からスタートさせます。私は津波対策特別委員会の担当もしており、大須賀会頭と共に頑張って参りたいと思います。みなさまの会社にお願いに上がった際は、是非よろしくお願い申しあげます」と述べ、乾杯の音頭をとった。
 賛助会員の母店からの参加者や青年部員の紹介が行われ、会場では参加者同士にこやかに年始の挨拶を交わす姿が見られた。賛助会員の瓜生製作中部営業部ブロック長の北川英明氏の中締めでお開きとなった。

スペイン料理に舌鼓を打ち
今年の抱負を語り合う
名古屋水栓販売協会 新年例会

 名古屋水栓販売協会(理事長=伊藤辰之氏、イトウ社長)は、1月10日午後6時より、名古屋市熱田区のスペイン料理店『セビージャ』にて、新年例会を開催。会員・賛助会員合わせて34名が参加した。
 在田忠之副理事長(在田商店社長)による司会で会は進行。冒頭、伊藤理事長から挨拶があり「昨年暮れ、カクダイの多田副社長が、安倍首相の主催した中小企業経営者との懇談会に出席されたそうです。我々はマイナーな業界ですが、一国の首相と同席されることで、少しでも陽が当たるかな、と期待が持てます。多田副社長はこの席で、公共事業の価格見直しと、建築業界の人手不足を解消できる様な施策を訴えてくれたそうです。この業界の現状を首相に伝えられた事は、大変よかったと思います。我々もがんばっていきましょう」と述べた。
 そして新年例会恒例「年男」による乾杯の発声は、安井文康理事(2月3日で48才・錦興業社長)が行い「私は昭和41年の「丙午」に生まれました。男性にとっては良い年に生まれたと両親に言われて育ってきました。何が良いのか未だに分かりませんが、こうして健康で無事に生きている事に感謝しています」と挨拶した。
 ビンゴ大会が催され、参加者が一喜一憂する中、三栄水栓製作所の青山公一名古屋支店長が見事一等にビンゴ。景品の商品券を獲得した。次々とビンゴが出る中、最後15等は誰もが末等と思う中、「残り福」という事で1等を上回る商品券が進呈された。「残り福男」には前澤化成工業の安藤仁恒さんが当選。予想外の展開に会場が大盛り上がりの中、植田副理事長オリジナル「二本締め」でおひらきとなった。

発足40周年を迎え
今後益々の支援を呼びかける
三重県管工機材商業組合 平成26年新年賀詞交歓会

 三重県管工機材商業組合(理事長=田中邦洋氏・五光商會会長)は、1月14日午後4時より、近鉄四日市駅前の四日市都ホテルにて「平成26年新年賀詞交歓会」を開催し、正会員・賛助会員等約150名が参加した。
 双和靖裕氏(協成四日市営業所所長)による司会のもと会は進行。開宴に先立つ挨拶で田中理事長は、「昨年6月で当会は発足40周年を迎えました。これも発足当時から先人達が地元業者発展の為にたゆまぬ努力をいただいた事、また組合活動にご賛同くださるメーカー様のご支援、ご協力のおかげです。今後50年、60年と当会が発展を遂げられます様、皆様にはご指導、ご鞭撻の程、どうぞ宜しくお願い申し上げます。本日は40周年記念として、皆様にお喜びいただけます様ちょっとした趣向を設けました。是非楽しんでください」と述べた。
 続いてメーカーを代表し、キッツ中部支社支社長の小原克尋氏から挨拶があり「組合発足40周年、おめでとうございます。偏に正会員の皆様の一致団結があってこその歴史に深く敬意を表する次第です。私どもが所属する日本バルブ工業会は今年で60周年を迎えます。田淵会長がバルブは目立たない商品≠ニおっしゃる様に、一般の方に馴染みがない業界で、若い人が入ってこないという問題もあります。ここにいる皆様方のご協力なしにメジャーにはなれないと思います。昨年、日本経済はデフレ脱却に大きく舵を切り、息を吹き返した業界もあるかと思います。しかしバルブ業界は、生産工場が海外に移り、国内需要家が減っている状況です。今年は消費税増税を控えておりますが、東京オリンピックやリニア中央新幹線の着工が好転のきっかけになればと期待しております」と述べた。
 乾杯の発声は、積水化学工業 環境・ライフラインカンパニー中部支店民需バリューチェーン営業所の田野岡所長により行われ開宴した。
 交歓会では、手相人相観の山田夢心氏による「爆笑手相人相トークショー」が開かれた。田中理事長から指名されたゲストがステージに上がり、人相と手相から性格や生活パターン、金運、健康運や結婚運などが鑑定された。山田氏の漫談調の鑑定に、笑いと歓声で溢れた。
 また、昨年新しく正会員として加盟した林建材の林社長と野七の野村社長の両名が紹介され、それぞれ挨拶を述べた。
 情報交換などで大いに盛り上がる中、杉山副理事長(杉山機工社長)による三本締めでおひらきとなった。

時津 忠氏(組合相談役)の冥福祈る
忘年会に部員ら35名が参加
愛機工青年部 12月役員会も行う
 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機社長)の青年部(部長=森庸一氏・森哲社長)の忘年会が昨年12月6日、名古屋市中区の竹取御殿・錦店において午後7時より開催され、部員ら35名が参加して和気あいあいと1年の締めくくりをした。
 近藤広報担当幹事補佐(長村商店)の司会で進行され、冒頭、昨年12月1日に逝去された、組合相談役の時津忠氏(新栄商會会長)の冥福を祈り黙祷が捧げられた。同氏は長年、組合の理事、副理事長として業界の発展に尽力され、その間、青年部長も長らく務め若手経営者の育成に力を注いだ。
 続いて、森部長が「今年は全機工連の全国大会(愛知大会)、青年部の全国交流会などいろいろと大きな行事がありましたが、皆さんのお陰で滞りなく開催することができました。組合の親善野球大会も皆さんのご協力によりスムーズに進行して無事終了し、先日反省会も開催されました。年が明ければ、レクリエーションと他産業視察がありますので、また皆さんのご協力をお願いいたします」と挨拶し、同氏の発声で乾杯。部員同士で賑やかに談笑しながら親睦を深めた。
 忘年会に先立って午後6時より同会場で開かれた12月の役員会では、年度後半の行事の確認などが行われた。
 忘年会について、35名が参加と報告された。
 レクリエーションについては、「伊賀モクモクファーム 体験・満喫ツアー」と銘打って、2月1日に伊賀の里モクモク手づくりファームのツアーを企画している。これまでの参加申込人数が報告された後、再度青年部員に直接ファックスなどで案内することを確認した。
 他産業視察については、開催日を当初の3月1日から訪問先の都合で3月8日に変更。内容は豊川産業廃棄物工場と味噌工場の見学などを予定している。
 その他、講演会の収支報告が行われた。また、新入部員としてディパーチャーズ(賛助会員)のの入会が承認された。

賀詞交歓会の詳細詰める
ボウリングは4月を予定
岐阜機工会 12月役員会を開催

 岐阜機工会(会長=嶋崎晴久氏・シマザキ商会社長)は昨年12月9日午後6時30分より、岐阜市真砂町の味み亭において12月役員会を開催した。
 冒頭、嶋崎会長が「1年間ご苦労様でした。平成26年もこのメンバーで頑張って参りましょう」と挨拶。
 続いて会議に入り、新年賀詞交歓会については、1月21日午後6時30分より岐阜会館にて開催するとし、会費は1人無料、2人目から1人5,000円とすることを決めた。
 当日の役割についても協議し、司会を徳永総務幹事(徳光社長)、乾杯は出席者を考慮して決めることとし、中締めは服部氏(服部商会社長)を予定。
 ボウリング大会については、輿幹事(KSコシ商会社長)より、従来3月に開催していたのを4月中旬〜5月上旬の開催に変更する案が示され、4月18日を第一候補として会場等の手配をすることとした。
 中部ブロック会議については、現在未定と報告された。骨子が固まったら出席するよう、嶋崎会長より役員に呼びかけられた。
 勉強会については、開催に向けて準備を進めていくことを確認。開催時期は5月頃とした。
 新規会員については、メーカーを中心に募集活動をしている、と嶋崎会長。新年賀詞交歓会からダイジェット工業の参加を承認した。地場の機工商社への加入呼びかけにも注力していくことを確認した。
 会計の中間報告が市橋会計幹事(市橋商店社長)よりあり、内容を確認した。
 次回役員会は2月上旬を予定。

世界最大、名古屋市科学館の
プラネタリウム見学会   
愛機工西支部 家族も一緒に参加

 愛知県機械工具商業協同組合の西支部(支部長=内藤和美氏・内藤商事社長)は昨年11月30日、ドームの内径が世界一でギネスブックに登録されている、名古屋市科学館のプラネタリウム見学会を開催し、支部員とその家族ら26名が参加した。
 当日は、アイソン彗星が直前に消滅してしまい一部参加者から残念という声も聞かれたが、12月の冬の星座や、宇宙飛行士の若田光一さんが滞在している国際宇宙ステーション(ISS)が夕方暗くなった直後に数分間日本の上空を通過するのを確認できる話などを聞き、広大な宇宙に思いを馳せた。

主力機種が回復傾向にあり
プラス基調が継続
日本鋳鍛鋼会 11月の鋳鋼・鍛鋼生産実績

 日本鋳鍛鋼会が昨年12月27日に発表した、鋳鋼(全国75工場)、鍛鋼(同19工場)の平成25年11月分生産実績によると、11月の生産は、鋳鋼が前年同月比2.9%増の1万5,445トンとなり、2カ月連続してプラスとなった。鍛鋼は同17.2%増の5万5,386トンとなり、4カ月連続で前年を上回った。前月比は鋳鋼5.8%減、鍛鋼4.9%減となった。
 同会によると、鋳鋼の生産は、前月同様に主力の土木建設・鉱山機械・船舶向けが底打ちの様相を呈している。また、発電用機器も堅調に推移し、ロールなど製造業向けも好調となり下支えしている。
 鍛鋼については、自動車向けが好調に推移する中、国内自動車に関連してロールや型用鋼も上昇。また、発電用機器が大きく増加している。しかし前月回復した船舶向けは微減となっている。鍛鋼全体としては機種ごとにバラつきが大きいものの、前年同月が低水準だったこともあり、二桁の伸びとなっている。

金山の「花梨」で忘年会
あおい会の参加も得て交流
ジュニアー会 伝統ある会の継続発展を願う

 ジュニアー会(幹事長=成田幸隆氏・大成工機商会社長)は昨年12月7日午後6時より、ANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋29階の「花梨」において忘年会を開催した。
 当日は会員とその家族のほか、先代ジュニアー会のメンバーでつくる「あおい会」からも参加して、総勢20名で楽しく1年の締めくくりをした。
 司会の野崎幹事(常磐精機社長)がはじめに平成25年度の事業報告をおこない、続いて成田幹事長が「今年度(平成25年度)は、新生ジュニアー会も2年目に入り、新入会された方とオリジナルの会員が和気あいあいとやっていけるよう、親睦をメインに1年おこなってまいりました。その中で、あおい会の先輩諸氏とも親睦を深めていただこうとやっております。年の初め、アベノミクスの三本の矢ということでもてはやされたが、現在あの矢はいったいどこを飛んでいるのでしょうか。苦しい環境の中でも我々ジュニアー会は互いに切磋琢磨しながら、この環境を乗り越えて、伝統あるジュニアー会を継続発展していこうと頑張っております。これからも、ご支援ご協力の程を宜しくお願いいたします」と挨拶。
 あおい会を代表して倉地氏(倉地社長)が乾杯の音頭をとり開宴。参加者は名古屋の夜景を楽しみながら歓談し親睦を深めた。

中国・成都支所を開設
ダイジェット工業

 ダイジェット工業(社長=生悦住歩氏、本社=大阪市平野区)は昨年12月、中国西部地方の販売拠点として、成都市(四川省)に成都支所を開設した。自動車、重機、航空機等の大手ユーザーや金型メーカーが集積する成都市において、さらなる販売拡大を図る。
 【支所の概要】
▽名称=成都支所
▽住所=中華人民共和国四川省成都市高新区天府大道北段1480号高新孵化園1号楼A-B座2015室
▽支所長=謝 軍(シャ グン)

ヤマザキマザック 高生産性無人化ストッカシステム
グッドデザイン賞受賞

工作機械・レーザ加工機メーカーで初 ヤマザキマザック(社長=山崎智久氏、本社=愛知県大口町)の高生産性無人化ストックシステムである『マザック・モジュラテックシステム』が、グッドデザイン賞を受賞した。工作機械及び、レーザ加工機メーカーでは唯一の受賞となる。 
 審査委員からは、モジュール化されたセルの設計で、横形センター、平面パレットストッカ、多関節知能ロボットなどの自由な組み合わせにより、大型部品加工を行う工場で増設や変更等に柔軟に対応。長時間連続無人運転加工を実現し、速い時代の変化に合わせた製品開発を強くサポートしている点や、パレットの上下収納など、空間に限度のある日本の工場事情に配慮した省フロアスペースの実現など、環境やインフラの面からも、各工場の経営基盤をサポートしている点が評価された。加えて、洗練されたカラーリングと造形により、工場の風景を一新するなど、幅広いものづくりの業界に大きく貢献するデザインと評価され、今回の受賞となった。

感謝され、選ばれる会社とは?
欠損の対処などで意見交換
名機工同友会 11月例会を開催

 名機工同友会(会長=田中知之氏・ミユキ商会社長)は昨年11月26日、東京第一ホテル錦において午後6時30分より「11月例会」を開催した。
 今回初の試みとして全席抽選という形がとられ、総務担当席を引いた小浦氏(こうら社長)が司会を務め、会長席を引き当てた奥田氏(東邦精器社長)が冒頭の挨拶を行った。
 続いて各部報告に入り、新規事業部より共同購入品の売上実績が報告された。
 経営対策部は2月の講演会の講師について、会員からの要望や意見を求めた。
 厚生部からは親睦旅行会について、今期は開催せずに、来期の開催に向けアンケート調査を行い、その結果を考慮して内容を検討すると報告された。
 意見交換は5つのテーマで次のように行われた(主な意見を掲載)。
 テーマ@【「お客様に感謝される会社」「お客様に選ばれる会社」について…商いに大切なことのひとつに「お客様に感謝」という言葉があげられます。ただ言うことは誰にもできます。実際に「お客様に感謝される会社」「お客様に選ばれる会社」になる為に、どんなことをしていますか?】
・インターネット等のIT化が進むと納品に行っても、なかなか担当者に会うことができない。内線で担当者に電話することも、ある程度の効果があると聞いたことがある。
・お客様が何を望んでいるのかということを、的確に一件一件把握することではないかと思う。しっかりと把握していれば、意外といろいろなことが分かってくる。社員の報告だけではなく、自分が出向いて話を聞くことが大切と感じている。
・要望に誠心誠意応え、客が困っていることにいかに対応するかが、感謝され選ばれる会社につながると感じている。その前に、お客様への感謝の気持ちがなければ良い対応はできない。
・トラブルの際に、いかに迅速に対処できるかということを心掛けている。
・社員の人としての感性を磨く作業に入っている。
・お客様のイレギュラーな出来事への対応力が大切。また、他社との違いを出していくことも必要と感じている。
 テーマA【年末「賞与」について…株高・円安・アベノミクスと、景気回復期待が高まるなかで迎える賞与のシーズン。冬の賞与はどのように致しますか。確か昨年の今頃はまだ景気は悪化していました。夏の賞与・昨年冬の賞与と比べUPしますか?】
・年末の賞与は、半期での総粗利の金額に対して割り振りするため、後半の7、8、9、10月は厳しいので冬のほうが総額では少ない。社員間で、それぞれ違うようになっている。
・リーマンショックから考えると、当時は売上自体が半減し厳しい状況だったが、従業員にカットせずに支給した。ここ1年前ぐらいから売上も回復し、今期は少し上げるつもり。
・昨年同様。ただ新入社員や若い社員はモチベーションを上げるために査定プラス、社長の期待度を上乗せしている。
・昨年並を出す予定。
 テーマB【オーナーへの勧誘電話や迷惑電話などへの対処について…先日、「ウメモト・カズヤ」と名乗る男性から「トヨタ・日立、これらの大型案件について打合せをしたいので、折り返し電話をください」と電話がありました(もちろん電話はしていませんが)。今まで商いをしてきたなかで、しつこい勧誘電話や営業電話、迷惑電話や脅迫電話などにあった方はいませんか?できたらその時のエピソードとどう対処したのかを教えてください】
・基本的に出ないようにしている。(意見多数)
・迷惑電話は拒否サービスを利用している。
 テーマC【営業や業務で起こった「欠損」について…見積金額の出し間違い、発注間違い(返品不可品)、加工品不良、等々に対する欠損はどの会社にも起こりうることだと思いますが、どのように対処していますか?「仕方がないよね」で終わっていますか?それともペナルティ等マニュアルがありますか?報告書や始末書は書いてもらっていますか?その後、繰り返さないようにする為の防御策を何かたてていますか?】
・その時々に社員全員にメールし情報を共有する。ペナルティは個人にはないが、情報共有することで気を付けるように促す。
・特殊品が多いので、必ず注文書等の書面でのやり取りをしており、ミスを極力少なくするように努力している。
・見積りの間違いは過去に経験があるので、ある金額以上の見積りを出すときには最低二人が確認をするようにしている。
・ペナルティはないが、事例を検証して次に発生しないようにしている。
・欠損(問題)が発生したらすぐに報告するようにしている。
・再発防止の対策を書かせ、発表させている。
 テーマD【その他近況】
・無事にホームページがアップできた。

組合員11社から140名が参加
雪野氏と吉田さんが優勝
愛鋲協 親睦ボウリング大会開催

 愛知鋲螺商協同組合(理事長=馬場將嘉氏・メイナン会長)のボウリング大会が昨年12月8日、名古屋市千種区の星ケ丘ボウルで開催され、組合員の従業員や家族ら140名が参加して親睦を深めた。
 当日、参加者は午前9時30分より順次受付を済ませ、午前10時、馬場理事長の始球式でゲームスタート。およそ1時間30分にわたり3ゲームを行った結果、男子の部は雪野真樹氏(金城螺子製作所)がトータル577ピン、女子の部では吉田一代さん(藤田螺子工業)が同518ピンでそれぞれ優勝した。
 ゲーム終了後はパーティールームに移動して表彰式が行われ、司会の大野福利厚生部会副部長(中部製作所社長)が「本日は、ボウリング大会にご参加いただきありがとうございます。前回に引き続いて140名の方にご参加いただきました」とはじめに報告。
 馬場理事長が「一年間のご苦労を球に込めて、スカッとストレスを発散していただいたと思います。愛鋲協では従業員の福利厚生の一環として、年に一度のボウリング大会、そのほか優良従業員表彰事業も行っております。それ以外にも皆様のためになるようなことを色々考えており、皆様方からのご要望をお聞かせいただければ幸いです」と挨拶した。
 続いて、鈴木大会委員長(エフシーテック社長)が「今年度より福利厚生部会の部長を仰せつかっております。初めてのことで心配をしておりましたが、無事にプレーを終了できたと内心ホッとしております」と挨拶し、成績発表に移った。
 男女別に上位入賞者と各賞受賞者が発表され、それぞれに賞品が贈られた。
 上位入賞者は次の皆さん(敬称略)。    
 【男子の部】
▽優勝=雪野真樹(金城螺子製作所)577ピン
▽準優勝=鬼頭勲(エフシーテック)584ピン
▽第3位=本多元希(中部製作所)532ピン
 【女子の部】
▽優勝=吉田一代(藤田螺子工業)518ピン
▽準優勝=犬飼美加(金城螺子製作所)477ピン
▽第3位=田実渚(佐野螺子工業)411ピン

黒宮 昭昌氏
クロミヤ商店会長

 管工機材商社クロミヤ商店(社長=黒宮誠一氏、本社=名古屋市西区)の創業者で取締役会長の黒宮昭昌氏が昨年12月13日、かねてより病気療養中のところ、薬石効なく永眠した。享年78歳。
 通夜は12月14日午後6時より、葬儀・告別式は翌15日午後1時より、いずれも名古屋市西区の平安会館浄心斎場で、長男の誠一社長が喪主を務めてしめやかに執り行われ、業界関係者らが多数参列して故人の冥福を祈った。

民謡舞踊内田流三代目家元
内田有美さんの講演と舞踊
月曜会 12月例会を開

 異業種交流の月曜会(代表世話人=松田謙三氏・児玉興業会長)は昨年12月16日午後6時より、名古屋市西区のウェスティンナゴヤキャッスルにおいて「平成25年12月例会」を開催、会員ら70名余が参加した。
 今回は、民謡舞踊内田流三代目家元の内田有美さんが「二世宗家内田寿子師の厳しい試練に耐えての三代目家元継承卓話」と題して講演。家元継承に至る苦労話を中心に話した。話の前後に舞踊も披露され、年越しにふさわしい華やかな会となった。
 講演で有美さんは、子供の頃は母(寿子さん)が公演のため家を空けることが多く寂しい思いをしたことや、学生時代にスポーツに打ち込み筋力、体力には自身があったこと、舞踊は子供の頃から慣れ親しんでいたため簡単にできると過信していたこと、しかし、ある踊りに出会い舞踊の奥深さを知ることになったことなどを話した。
 「道を究めるということは本当に大変なことであり、まだまだ未熟なので精進し、また母として子育ても両立させ、自然体の自分で内田流を盛り上げて行きたい」と最後に抱負を語った。

平成25年 愛機工組合支部忘年会
賀詞交歓会に向け万全の体制
中南支部 グランコートで

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機社長)の中南支部(支部長=鈴木俊雄氏・マルマン商事社長)は、組合新年賀詞交歓会の幹事支部となっていることから、試食と打ち合わせを兼ね12月20日午後6時分より、賀詞交歓会の会場となるANAクラウンプラザホテル・グランコート名古屋にて忘年会を開催した。
 鈴木支部長から出席者への御礼と挨拶の後、山崎組合事務局長より賀詞交歓会の式次第について説明があり、参加申込人数は、この日時点で360名と報告された。賀詞交歓会当日、中南北支部員は午後四時に集合。参加者の入場開始は午後5時30分、同六時に開会、八時に閉会の予定。
 各セクションのリーダー▽統括=志知亨支部長代理(志知社長)▽司会者=大矢拓司支部幹事(山勝商会)▽受付=六浦康正理事(六浦本店社長)▽会場・来賓受付=小川誉之理事(小川管商社長)と確認された。
 打ち合わせ終了後は、印藤明延理事による(印藤商店社長)音頭で乾杯し開宴。当日の食事のメニューを試食しつつ、料理の材料、味つけ、見た目、食べやすいかどうか、様々な意見交換を行うなど、賀詞交歓会に向けて万全の体制を整えた。 

名古屋の夜景を満喫
尾張支部 ミッドランドスクエア

尾張支部(支部長=服部利一郎氏・服部商会会長)は、12月7日午後6時30分より名古屋市中村区のミッドランドスクエア42階にあるエノテーカピンキオーリー名古屋において、支部員ら16名が参加して忘年会を開催した。
 長田ナガタ機工社長の司会進行で、冒頭、服部支部長が忘年会の出席と日頃の組合・支部活動への協力に対しお礼を述べた後、「昨年は隣のJRセントラルタワーズ51階で忘年会を開催させていただきましたが、今回も引き続き大変眺望の良い会場でございます。落ち着いた会場で、名古屋の南東の夜景を楽しんでください」と挨拶。
 近藤油傳商店会長の乾杯の発声により開宴した。
 イタリア料理とワインを味わいながら歓談する中で、支部総会を3月1日に富士山の山麓付近で開催する事も決めた。
 坂倉理事(コーワ精工販売会長)の中締めで終了した。

情報交換し親睦深める
西支部 名駅宴処「花かるた」

 西支部(支部長=内藤和美氏・内藤商事社長)の忘年会は12月19日、名古屋市中村区の名駅宴処「花かるた」にて午後6時より開催された。
 矢野理事(滝川物産社長)の司会で進められ、冒頭、挨拶に立った内藤支部長は、日頃の組合活動並びに支部活動への支援・協力に対してお礼を述べた後、「本年度は10月22日に全機工連の愛知大会があり、続いてメカトロテックジャパン2013が開催されました。メカトロテックジャパンは、当初8万人の来場目標でしたが、9万3,000人を超える来場者がありました。これも、皆様のご協力の賜物と感謝申し上げます。2月7日には恒例となっております支部ボウリング大会、3月ごろには支部総会もございますので、引き続き皆様のご支援ご協力をお願いいたします」と述べ、高らかに乾杯の音頭をとった。
 乾杯の後は、支部員同士で情報交換したり、1年の思い出や新しい年に向けての希望を語り合うなどして親睦が図られた。

組合事業への協力に感謝
南支部 八百善「多志滿」で

 南支部(支部長=森庸一氏・森哲社長)は12月11日午後6時30分より、名古屋市瑞穂区の八百善「多志滿」において支部忘年会を開催、26名が参加した。
 忘年会は可児支部役員(近代精機社長)の司会で進められ、冒頭、森支部長は挨拶で、日頃の組合並びに支部活動への支援・協力と忘年会への参加に対してお礼の言葉を述べた。
 また、森支部長は「全機工連の愛知大会に415名の方がお見えになり盛大にできましたことを、皆様のお陰と感謝申し上げます。その翌日より行われましたメカトロテックジャパン2013にも多数のご動員をいただき、9万3,000名という大変たくさんの方においでいただきました。本当にありがとうございました」と重ねて感謝し、併せて組合事業部が行っている事業を紹介して協力を呼びかけた。
 引き続いて、森支部長の力強い発声により乾杯。
 参加者は情報交換しながら親睦を深め、中川理事(ナカガワ社長)の中締めで盛会のうちにお開きとなった。

伝統のかしわ料理を堪能
熱田支部 老舗「鳥久」で

 熱田支部(支部長=滝澤有一氏・松本商店社長)は12月17日午後6時より、名古屋市中村区にあるかしわ料理の老舗「鳥久」において忘年会を開催した。
 担当の周防幹事(喜一工具中部ブロック副部長)の司会で進行され、はじめに滝澤支部長が挨拶で、参加者に対してお礼の言葉を述べた後、「今年は珍しく、アベノミクス、東京オリンピックなどで日本が盛り上がっている状態です。本日の開催にあたり、幹事の皆様にはいろいろご設営いただきまして感謝申し上げます。3月には支部総会もございますので、支部員の皆様には一人でも多くのご参加をよろしくお願いいたします」と述べた。
 水谷副理事長(ミズタニ機販社長・熱田支部所属)の音頭で乾杯。
 落ち着いた雰囲気の中で料理を楽しみながら歓談して一年を振り返り、服部組合監事(大宝会長)の中締めでお開きとした。

組合活動へより協力を
東支部 芋蔵栄店で

 東支部(支部長=田中知之氏・ミユキ商會社長)の忘年会は12月11日午後7時より、名古屋市中区の「芋蔵 栄店」で開催され会員・賛助会員ら34名が参加した。 
 開宴前に、12月1日に亡くなった新栄商會 時津忠会長に向け、一同黙祷し哀悼の意を表した。また、同社社長時津達也氏から、生前の厚情に対する深謝の言葉が述べられた。
 野崎理事(常磐精機社長)による司会進行のもと、田中支部長が開宴の挨拶に立ち、時津会長との思い出話を語りつつ「先日、全機工連愛知大会が開催されましたが、遠隔地の方々の出席率が悪かった様に思います。皆様方には組合へのご協力をお願い申し上げます。また、メカトロテックジャパンも開催され、当初八万人の来場があれば幸いと予想していましたが、9万人を越えました。この数字は、先行きを見越した動きの表れではないかと思います。是非とも皆様にも頑張っていただき、商社間の競争もあるとは思いますが、適正マージンを考えながらやっていこうではありませんか」と挨拶し、乾杯となった。
 賛助会員であるメーカー各社のPRタイムが設けられ、場は和やかなムードに。参加者は一年を振り返りつつ、情報交換などで盛り上がる中倉地理事(倉地社長)の中締めでお開きとなった。

来年の景気回復を願う
北支部 百楽で忘年会

 北支部(支部長=長村康義氏・長村商店社長)は、12月18日午後6時30分より名古屋市中村区の「百楽」にて忘年会を開催した。
 開宴の前に、長村支部長から「景気が良くなったと世間では言われていますが、我々中小企業にはまだまだ厳しい時代です。支部員同士、こういった場を活用し少しでも発展に繋げていただければと思います。今年は愛機工が、全日本機械工具商連合会の全国大会を担当し、名古屋マリオットアソシアホテルで開催し、約400名お集まりいただきました。また、メカトロテックジャパンもあり、来場者数が約9万4,000人と史上二番目の数字と、成功裡に終えました。この成功で支部にも多少恩恵があるかと思われます。来年1月18日は恒例の豊川稲荷参拝がございます。ぜひ皆様ご参加ください」と挨拶があった。
 続いて野田道典氏(ノダキ社長)の音頭で乾杯。
 一年の出来事を振り返りつつ、情報交換でにぎやかに場が盛り上がる中、永田邦彦氏(永田商店社長)による一本締めでお開きとなった。

総合熱エネルギー機器メーカーとして
暮らしと環境への貢献を目指す
リンナイ 中部・北陸地区新春の会

 リンナイ(社長=内藤弘康氏・本社=名古屋市中川区)は、1月9日午後2時より、名古屋マリオットアソシアホテルにおいて、中部・北陸地区新春の会を開催した。
 会には、同社顧客であるガス事業者をはじめ、管材、建材、住設の商社ら170名が出席する中、平成26年度経営・重点方針説明、キャンペーン表彰式、特別講演、新春懇親会が催された。
 冒頭、中部リンナイ会会長の高田哲良氏(ヤマサ總業社長)は、東日本大震災以降、日本では震災に対する高い危機意識を持つ様になった事、大規模自然災害が頻発している事に触れ、都市部への人口・経済活動の集中化がいかに危険な状態であるかを述べ、「首都機能や生産活動の分散・多様化が必要。それはエネルギーについても同様。日本が災害などに備える為、分散エネルギーの代表としてLPガスを見直すべきであり、我々流通業界は、LPガスの新流通システムを構築すべき」と挨拶した。
 次いで内藤明人リンナイ会長が、年頭における挨拶を行った。
 内藤弘康リンナイ社長は、平成26年度の売上目標を2,800億円(23年度比13.5%増)と発表。重点戦略として@Siセンサーコンロの普及推進、A浴室暖房器の普及、Bハイブリッド給湯・暖房システム『ECOONE』販売の強化を述べた。また、営業拠点の環境整備、多様化する商品に対し物流機能の整流化、国内製造事業所の再編成として瀬戸市暁町に新工場が稼働しており、製造の効率化を図る事も説明した。
 表彰式では、昨年7月から11月に行われたキャンペーンで優秀な成績だった都市ガス会社と、昨年6月から11月に行われた「ガス機器販売キャンペーン2013」の成績優秀社が表彰された。受賞社は次の通り。
【都市ガス会社】
▽静岡ガス▽日本海ガス
▽諏訪瓦斯▽高岡ガス
【総金額部門】
《最優秀賞》
伊藤忠エネクスホームライフ中部・北陸支店
《優秀賞》
▽米津物産▽丸八▽ジーネット名古屋支社▽橋本総業中部エリア静岡ブロック
【厨房部門】
《最優秀賞》
東邦液化ガス三重支店
《優秀賞》
▽東邦液化ガス岐阜支店▽サンリン
【ハイブリッド部門】《最優秀賞》
ENEOSグローブエナジー中部支社
《優秀賞》
▽TOKAI▽新日本ガス▽ヤマサ總業愛知東支店
【エコジョーズ部門】
《最優秀賞》
シナネン中部支店中部営業所
《優秀賞》
▽東邦液化ガス▽長野プロパンガス▽愛知県経済農業協同組合連合会

350社以上の出展・協賛で盛大に開催
丸政&外栄金物「2014チャレンジフェアー」
2月8日9日ポートメッセなごや2号館

 建築機器専門商社の丸政(社長=鬼頭孝典氏、本社=名古屋市南区)は、2月8日・9日の2日間、名古屋市港区金城ふ頭のポートメッセなごやにて「丸政&外栄金物チャレンジフェアー2014」を開催する。
 新規出展メーカーが7社増え、約150社出展する。協賛メーカーを合わせると、350社を超えるメーカーの出展・協賛協力を得て盛大に開催する。
 同展示会は、昭和48年に第1回目が開催されて以来、今回で41回目を数え、中部地区において金物業界屈指の総合展示会として、関係者から高い評価と関心が寄せられている。
 鬼頭社長は「情報収集、春先に向けた仕入れなどにご活用頂ければ幸甚です」と述べている。
 毎年大好評の『来場者企画』の内容は当日会場で発表され、フェア2日間限定のお値打ち商品が出品される予定だ。
【出展製品】電動・エアー・充電機器、工具・大工・作業補助用品、土木・板金・仮設機材、切削・切断・木工刃物、測定・測量機器、環境・安全機器、園芸・刃物・資材・用品、塗料・補修・接着、OA機器・健康補助食品関連まで。
【新規出展メーカーと主要商品】
▽運動科学(パワーサポーター)▽和コーポレーション(園芸工具、運搬具、薪割機)▽中部物産貿易ホーケングローブ事業部(手袋)▽ナカヤ(建築用屋起し)▽マーベル(電設工具、用品)▽明和興産(ヘルメット、安全用品)▽柳瀬(研削砥石、軸付砥石)

2014年2月9(日) 2517
ジャズの生演奏を聴きつつ
第30回管工機材展へ向け語り合う
愛知県管工機材商協組 賀詞交歓会華やかに開催

 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=小川信氏、山信社長)は、1月21日午後6時より、名古屋市中村区の名古屋マリオットアソシアホテルにおいて賀詞交歓会を行った。来賓、賛助会員、組合員ら319名が出席し新年を寿いだ。
 この賀詞交歓会は、演出にジャズの生演奏が用意されており、スイングジャズ≠ノ管工機材と密接な水≠かけて『水ing(スイング)2014』と名付けられた。
 開場時には来場者の着席が落ち着いた頃、『聖者が街にやってくる』の演奏と共に、トランぺッターが誘導しながら来賓が入場する華々しいオープニングとなった。
 小川誉之理事(小川管商社長)による司会で進行。開宴前、竹内清人幹事長(丸金商会会長)、伊藤辰之幹事(イトウ社長)、川島健一幹事(川島商事社長)ら賀詞交歓会幹事チームが自己紹介。
 引き続き小川理事長からの年頭挨拶では「アベノミクスも2年目。4月から消費税増税を控え、吉凶相和す年となりそうですが、皆様方は繁栄される事と期待しております」と述べた。
 来賓挨拶では愛知県管工事業協同組合連合会の鏡味栄男会長が立ち「昨年は円安・株高、東京五輪招致決定、富士山の世界遺産登録など明るい話題の多い年でしたが、世間で言われている程、我々中小零細企業には、景気の実感は伴いませんでした。今年こそ好景気が我々にも及ぶ様、みんなで情報共有・連携し、成長して参りましょう」と述べた。
 賛助会員代表としてキッツの堀田康之社長が「昨年、我々バルブ・管材業界はどしゃ降り≠ナした。しかし今年、安倍政権は成長戦略に本腰を入れると明言し、先日の報道によると中部地区は自動車関連のみならず、民間の設備投資など非常に好調とありました。我々もその勢いを借りたいと思っております。明るい気配のある今年、10月に開催される第30回管工機材・設備総合展では、我々賛助会員は出展小間数を増やせる様に頑張りたいと思いますが、その為にも、組合様が我々の製品を売ってくださらないと小間数が増やせません。どうぞ販売をよろしくお願いいたします」と挨拶した。
 また、組合から、第30回管工機材・設備総合展の実行委員長、峰澤彰宏氏(峰澤鋼機社長)が実行委員メンバー18名と共に挨拶に立ち、同展のコンセプトや新しい取組内容について説明。メーカーへの出展を呼びかけた。
 乾杯の発声は、全国管工機材商業連合会の一瀬克彦会長が立ち「昨年9月に管機連は一般社団法人化しました。現在14組合、710社(特別会員含む)が加盟いただいております。今後も会員募集を継続し、いつか47都道府県全ての方に加わっていだきたいと思っております。先だって「災害時における資材供給協定」が千葉、岐阜に引き続き、東京、静岡の組合でも締結されましたが、この動きを全国に広げたい。また、昨年12月に成立した「産業競争力強化法」について周知するセミナーを開催し、各企業様にこの情報を持ち帰っていただく様にするのも我々の役割と考えております」と述べ乾杯した。
 歓談や名刺交換など大盛況の中、一旦みな着席。『LOVE』『A列車で行こう』など有名ナンバーを中心としたジャズ演奏が始まった。普段音楽にあまり接する機会が少ない人にも馴染みがありそうな選曲と、実力のあるバンドの演奏という事もあり、ゲストは自然にリズムに合わせ、体が動いたりするなど楽しんでいた様子。最後はアンコールの声に応え『You Are My SunShine』で演奏を締めくくり、倉地副理事長による三本締めでおひらきとなった。
賀詞交歓会に向け準備整う
第30回管工機材展進捗報告など
愛知県管工機材商協組 1月理事会開催

 愛知県管工機材商業協同組合は1月21日午後3時半より、名古屋マリオットアソシアホテルにて「1月理事会」を開催した。
 同日午後6時より開催される賀詞交歓会の最終打合せ、10月開催の第30回管工機材・設備総合展の準備進捗状況、各部会からの報告などがあった。
 小川理事長より年始挨拶があった後、各承認された議案は次の通り。
▽第1号議案=第30回管工機材・設備総合展準備進捗報告。峰澤実行委員長(峰澤鋼機社長)から、当日現在の出展申込社数(45社・72小間)と今後の日程について報告。
▽第2号議案=賀詞交歓会進行の件。竹内新年会幹事長(丸金商会会長)から、出席者数報告と、タイムスケジュール、配席、各々の役割分担について説明。
▽第3号議案=各部会報告。
・事業部会=11月6日に開催された「うなぎパイファクトリー」見学会の報告。
・福利厚生部会=11月30日に開催されたボウリング大会の報告と平成26年度健康診断について、外税制への移行と金額変更の説明。
・経営研究部会=12月10日に開催されたセミナー「世界一になる人達の共通点、世界一になる為のメソッド」の報告。
・広報部会=「組合員名簿」を12月25日に発行完了した旨と、「組合だより」130号、131号の制作状況を報告。
・流通部会=2月5日開催予定の「消費税率アップ対応セミナー」について実施概要説明。
・加入促進部会=脱退申込みがあり、正会員の一晃管材が承認された。部会を2月18日に開催予定と報告。
▽第4号議案=青年部「愛青会」報告。
 安井愛青会顧問(錦興業社長)より、11月10日に開催されたゴルフコンペ、12月5日に開催された忘年会について報告。
▽第5号議案=その他報告
 今後、理事会を3月4日と4月22日に、通常総会を5月14日にメルパルクNAGOYAで実施予定と報告された。

岐阜市今後50年間の老朽化対応
1兆円規模の公共投資必要
岐阜県管工機材商組合 新年賀詞交歓会を開催

 岐阜県管工機材商組合(理事長=森嶋靖雄氏・大東会長)は、1月23日午後6時より岐阜市長良川河畔の岐阜グランドホテルにおいて、平成26年度新年賀詞交歓会を開催し、正会員はじめ賛助会員等約140名が出席した。
 賀詞交歓会は、白木伸道理事(白木商会最高責任者)の開会の辞で始まり、冒頭の挨拶立った森嶋理事長は「今年こそなんとかなるだろう、とあちらこちらで言われております。しかし岐阜県はどうでしょうか?今日の夕刊でも倒産が八%増えたと報道されていました。まだまだ岐阜県は厳しい、と感じます。先日、東北を訪れた友人と話し、東北では機械はあるが、オペレーター不足で動かせない、と申しておりました。今、人やモノが東北から東京へ流れつつある。東京五輪招致決定を受け、日本全体が盛り上りつつ、東北の震災の事は風化している。これでいいのでしょうか?世の中の真実をキチンと、雰囲気に流されることなくマスコミには報道してもらいたい」と述べた。
 続いて、賛助会員を代表し大成機工名古屋支店執行役員支店長の潮崎光洋氏が挨拶に立ち「昨年、全国管工機材商業連合会(管機連)様が50周年を迎え、今年は岐阜県管工機材商組合様が管機連の加盟30周年を迎えると伺っております。重ねてお祝い申し上げます。さて昨年、厚生労働省から「新水道ビジョン」が発表され、全国で水道の耐震事業が進められておりますが、平成23年度末において基幹管路の耐震化適合率はまだ33%という状況です。先日、今年度の水道関連予算が発表され、前年比118%アップの868億円との事。そんな中、我々メーカーは、ユーザーニーズに基づいた製品開発と、販売戦略、技術サービスを加味、複合価値を高めるご提案を行い、正会員様と連携を深め、双方がメリットを享受できる様、励んで参る所存です」と述べた。来賓紹介に続き、来賓を代表し、細江茂光岐阜市長が会場に駆けつけ「昨年公共施設の白書を作成し、研究いたしました。向こう50年に岐阜市の老朽化対策などでインフラ整備に必要な額は約一兆円と算出されました。岐阜市では行財政改革を進めてきました。まだまだ今後、行政需要は高まります。少子高齢化時代に伴い社会保障も増えて参ります。社会資本の再整備が必要です。それぞれが頑張れば頑張っただけのことがある街を作りたいと思っております。皆様からのご協力を心よりお願い申し上げます」と話した。
 愛知県管工機材商業協同組合の小川信理事長(山信社長)が乾杯の音頭を務め開宴。岐阜県の古田知事からの祝電が披露された。
 懇親会司会を木曜会の小笠原義道氏(瓶由)が行う中、豪華賞品が当たる抽選会で一層盛り上がり、廣瀬功副理事長(瓶由社長)の中締めでおひらきとなった。

アベノミクスの好影響下
商道徳を守り共存共栄
名古屋金物業界 賀詞交歓会を開催

 愛知県金物商工協同組合(理事長=印藤武司氏・印藤産業社長)、名古屋利器工匠具卸業組合(同)、名古屋建築金物卸商組合(理事長=服部晃氏・美和興業社長)の3組合による「名古屋金物業界賀詞交歓会」が1月10日正午より、名古屋市中区の東京第一ホテル錦において開かれ、来賓をはじめ、各組合の組合員及び賛助会員ら約100名が出席して金物業界の発展を祈念した。
 賀詞交歓会は、岡本達明岡新常務の司会進行で、開会の辞を服部名古屋建築金物卸商組合理事長が述べて開会した。
 国歌斉唱に続いて、印藤愛知県金物商工協同組合理事長が挨拶に立ち「日本経済は、アベノミクス効果で超円高から少し円安に是正され、株価も上昇しました。また2020年には東京オリンピックが開催されますので、そこまで株価は下がらないという話を聞きました。それを受けて、日本経済も色々変わって右肩上がりに上昇していくのではないかと思われます。当地、名古屋でも2027年にリニア新幹線が開通するため、駅前の再開発が始まっております。北陸でも新幹線が開業と、非常に良い追い風が吹いております。昨日の機械工具業界の賀詞交歓会の中で、設備投資も増えて明るい見通しになるので頑張りましょう、という話もありました。明るい材料が整ってきているとは思います。ただ我々の業界は、企業数も減少傾向にあります。組合を維持していくために何をすべきかを考えておりますが、必要以上の価格競争は避けたい。原価を割った取引も耳にします。それでは業界が疲弊してしまいますので、最低限のルールとして原価を割るような商売はしないようにしましょう。アベノミクスの骨子は、デフレ脱却で2%の成長です。適正利潤での商売に心がけていけば、明るい方向に向かっていくのではないかと感じております。組合の理念は共存共栄であると考えます。組合員全員が一社も欠けることなく、来年もこのような明るい会を開きたいと存じます」と述べた。
 来賓の紹介に続いて、豊田英彰名古屋市市民経済局産業部産業労働課長より河村たかし名古屋市長の祝辞が代読され、その中で「世界のナゴヤ、本物ナゴヤ、ぬくとい市民≠もとに、名古屋はどえらけにゃあ面白いまちを作る」との話があった。
 玉木和己カンペハピオ西部販売部部長の乾杯の発声で祝宴に移り、情報交換やお楽しみ抽選会の催しで新春のひと時を楽しく過ごした。
 印藤明延愛知県金物商工協同組合会計常務理事(印藤商店社長)の閉会の辞で散会した。

2014年は比較的安定した市況に
工作機械受注額1兆2千億円と予想
ニュースダイジェスト社 FA業界新年賀詞交歓会

 ニュースダイジェスト社(社長=岩波徹氏、本社=名古屋市千種区)の「2014年FA業界新年賀詞交歓会」が1月10日、名古屋市中村区のキャッスルプラザで開かれ、全国から工作機械ならびにFA関連機器業界の経営陣や関係者ら約560名が参加した。岩波社長は今年の業界を展望する中で、2014年の工作機械受注額を1兆2,000億円と予想。また同社が今年創業50周年を迎えることにも触れ感謝の意を表した。
 賀詞交歓会は午後2時から始まり、主催者挨拶で岩波社長は、同社の創業者小林茂氏が生産財マーケティングの切り口で月刊「ニュースダイジェスト」を1964(昭和39)年4月に創刊してから今年で50周年を迎えることを報告し、関係各位の支援・協力に対しお礼を述べた。また昨年10月に行われた同社主催の展示会「メカトロテックジャパン(MECT)2013」は、出展者数464社、1,747小間とかつてない規模での開催となり、過去最高に匹敵する9万3,000名が来場し成功裡に終了したことに対しても感謝の気持ちを伝えた。
 今年の工作機械受注見通しについて岩波社長は、1月9日に行われた日本工作機械工業会、日本工作機械販売協会の新年会で、経済産業省の課長の話に「この20年、作っても売れない、売っても利幅がない。一生懸命働いても賃金が上がらない。こんな20年はもうやめましょう。1月20日から設備投資減税が始まります。手続きも簡素化されます」とあり、非常に盛り上がる中で1兆5,000億円という話も出たと紹介した上で、ニュースダイジェスト社としては、月額1,000億円の年間1兆2,000億円(内需4,300億円、外需7,700億円)とする見通しを示した。
 続いて金属加工機械業界を中心とした生産財分野において傑出したマーケティング活動を展開し、成果を収めた経営者に贈呈される「第30回NDマーケティング大賞」に、昨年ツーリングメーカーである大昭和精機の北口良一会長が選ばれ、この場で贈呈式が行われた。一代で「BIG」ブランドを築き上げた経営手腕をはじめ、工具刃先とツーリングの一体化や、刃先の心高や振れなど現場の急所を現場担当者の立場で改善した点、さらに海外企業の画期的な製品を見つけ出し日本市場へ展開した実績などが高く評価された。
 受賞講演で北口会長は「ものづくりを通じて社会に貢献したいと考えて47年間過ごしてきた」と語り、28歳の時に独立し当時は専業の業者が多かったが、旋盤、フライス盤、研磨と全部の機械を揃えなんでも受注できるようにしたことや、当初は下請けの仕事をしながらメーカーを目指してアイデア商品(市場に合う商品)を開発してきたことなどを話した。
 「値段で勝負するな、商品で勝負せい」と創業当時から言ってきたことを守り、「正直な商品づくりで、安心して使っていただける商品をつくる」ために、高品位合衆国≠スローガンに掲げてものづくりに挑戦していく、と北口会長は抱負を語った。
 さらに趣味のゴルフ(シングルでエージシュート4回達成の腕前)とスキーの話にも触れた。
創業50周年特別企画
トップインタビュー

 トップインタビューでは「2020年のFA業界とわが社」をテーマに、日本工作機械工業会会長の花木義麿氏(オークマ社長)、同副会長の森雅彦氏(DMG森精機社長)、日本工作機械販売協会会長の上田良樹氏(三菱商事テクノス社長)が対談した。司会は樋口八郎ニュースダイジェスト社相談役。
 2014年の工作機械受注見通しについて
 花木氏「日本工作機械工業会は、前年比17%アップの1兆3,000億円とした。日本は政府の後押しもあり拡大が続く。米州も航空機、エネルギー関係が堅調に推移する。欧州はGDP成長率がプラスに転じ緩やかな回復が続く。アジアは、中国に政治、金融リスクがあるが、潜在需要は極めて大きいことから緩やかながら需要は拡大していくと予想される」
 森氏「企業の立場で言うと、内需は5,000億円プラスα、外需も8,000億円プラスαと、1兆3,000億円より少し上に行くのではないか。為替の影響が大きいと考える」
 上田氏「日本工作機械販売協会会員の景況感は改善されている。地域的には、中部は元々元気だが、東部、西部も上がってきている。中堅以上のユーザーも顕著に改善してきている。内需は月間380億円を超え、400億円も見えてくるのではないか。政府の投資減税効果もあり、昨年下期からの流れが続いて行くのではないかと感じている。外需は、中国が不透明だがポテンシャルは高い。東南アジアも回復してくるとみて、(内外需合わせて)1兆3,000億円と、工業会と同じ見通しとした。もう少し伸びる余地があるのでは、とも感じている」
 2020年の工作機械業界について
 花木氏「日本工作機械工業会が発表した『工作機械産業ビジョン2020』では、先進国の人口減少と地球環境、ネット時代による収益構造の変化などを挙げ、日本のものづくりの復権、新興国メーカーとの競争、技術力の引き上げを課題とした。工業会としては@産学官連携の強化、A標準化戦略の強化、BJIMTOFの求心力強化、C人材の確保・周知策の強化に取り組んでいく」
 上田氏「日本の工作機械は世界最先端に位置しさらに成長する産業分野であり、この部分を強めることが日本のものづくりを強めることとなり、日本工作機械販売協会(商社)は販売を通じて伝道師となって世界中に日本の工作機械文化を浸透させていくことが役割と考えている。日本に残していくものづくりと、海外に展開していくものづくりはしっかり分かれていく。日本という基軸の中で、グローバル連結視点でそれぞれに機能を発揮できるようにしていく」
 2020年のわが社
 森氏「DMG森精機は2020年に完全統合を目指すとしているが、グローバルヘッドクオーター、ナショナルヘッドクオーター、マニファクチャリングヘッドクオーターの考え方をし、地球を2つに分けて2人で俯瞰的に負担する体制を取っていく。ヨーロッパ、ロシア等はチューリッヒ(スイス)のグローバルヘッドクオーターが、米州、アジア、日本は東京のグローバルヘッドクオーターが担当する。今年は1万3,000台を生産予定。小さな機械は地産地消、高付加価値の機械は両主力工場で生産し、2020年には2万台の生産を目指す。セールス、サービスエリアは千箇所を目指す。これは商社と協力していくことが肝要。機種を整理統合して生産性、サービス性を向上していく。人づくりにも力を入れていく」
 花木氏「日本で作って、世界で勝つ≠標榜するオークマの2020年は、高精度で本当に良い工作機械は日本でしかできない、高い技術と熟練の技が必要として、最高のものづくりサービス企業を目指す。工作機械単体を届けるのが我々の仕事ではない。ユーザーに加工能力を設置した時から、将来にわたって機械、加工技術、生産技術とアフターサービスを提供するのが、ものづくり企業だと考えている」

生産性向上と省エネ・高効率を提案
2014中部機械加工システム展
ジーネット名古屋支社 2月14、15日にポートメッセで

 ジーネット(社長=古里龍平氏、本社=大阪市中央区)の名古屋支社(支社長=大谷秀典氏)傘下の有力販売店が主催店となって、「2014中部機械加工システム展」が2月14日、15日の2日間、ポートメッセなごや第二展示館において開催される。「生産性向上と省エネ・高効率へのご提案」をテーマにメーカー108社が出展し、最新鋭の工作機械、切削工具・ツーリング・治具など機械加工周辺機器を中心に、金属加工ユーザーに直結した製品を展示する。来場目標は3,000名。
 ジーネットは、ここ数年、分野・ターゲット・提案内容を絞ったソリューションフェアを展開し、成果を上げている。
 今回の中部機械加工システム展は、中部地区では13年ぶりとなる工作機械をメインにした大型展示会で、機械メーカー23社(パネル展示等を含む)、機械加工周辺機器メーカー85社が出展、最先端テクノロジーが一堂に集結する。ユーザーの効率化につながる、環境配慮型商品、省エネ対策商品なども展示し幅広い提案を行う。
 開催時間は、14日が10時〜19時、15日が10時〜17時。
 会期中はセミナーも予定され、大勢の来場が見込まれる。
出品メーカー一覧
機械メーカー

 アマダマシンツール▽オークマ▽大阪機工▽岡本工作機械製作所▽キタムラ機械▽静岡鉄工所▽シチズンマシナリーミヤノ▽ソディック▽大日金属工業▽DMG森精機▽ブラザー工業▽豊和工業▽ヤマザキマザック▽ジェイテクト▽ナガセインテグレックス▽松浦機械製作所▽安田工業▽貸泉機械工業▽光畑製作所▽ケイエーシステム▽キャムタス▽エッジキャム 
 特別コーナー    
三菱UFJリース
機械加工周辺機器メーカー
 切削工具      
 ATRAX▽イワタツール▽サンドビック▽住友電気工業▽曽根田工業▽TPT▽富士元工業▽宮川工業▽ユーコーコーポレーション▽ライノス
 ツーリング     
 アルプスツール▽エヌティーツール▽MSTコーポレーション▽カトウ工機▽大昭和精機▽WSE▽BIAX▽B・Cテック▽マンヨーツール▽宮本製作所
 工作用測定機器   
東京精密▽ミツトヨ
 治工具       
 伊藤製作所▽エスアンドエフ▽NKワークス▽億川鉄工所▽カネテック▽カワタテック▽GIGA SELECTION▽清光▽Clamptek▽武田機械▽津田駒工業▽帝国チャック▽テック・ヤスダ▽ナベヤ▽日鋼商事▽日本オートマチックマシン▽ニューストロング▽VERTEX▽豊和工業
 工作機械周辺機器  
 アイセル▽アネスト岩田▽WEN▽SMC▽M4S▽オムロン▽コベルコ・コンプレッサ▽サイバーRC▽嵯峨電機工業▽サクラテック▽蛇の目ミシン工業▽ソマックス▽タイホーコーザイ▽タクト▽谷テック▽Dino‐Lite▽デンソーウェーブ▽東浜商事▽日東工器▽日本精密機械工作▽日本放電技術▽パトライト▽ピカコーポレーション▽Fenner Deives▽富士製砥▽フジBC技研▽ホータス▽堀内機械▽マーテック▽UHT▽ルッドリフティングジャパン
 環境改善機器    
 アマノ▽佐鳴▽シオン▽昭和電機▽JHONAN▽そうぎょう▽高橋金属▽ニコテック▽NIVAC▽日本濾過工業▽ハーテック・ミワ▽フクハラ▽三鷹工業所
同時開催セミナー
2月14日開催
〈会場〉交流センター3階会議ホール
【3Dプリンタ】
11時〜12時
『3Dプリンタの動向について』
〈講師〉ブレイン3Dエンジニアリング事業部部長・伊藤義典氏
◆今話題の3Dプリンタの使用例や機種について説明。
・3Dプリンタの使用動向。現在、製造業ではどのような使用・活用をしているか。
・3Dプリンタの機種説明。安価で簡易的なものから量産で使用できる高級機種まで。
◆機能・精度・造形方法について説明。
・3Dプリンタ本体だけでは機能しません。周辺機器(カメラ、CADシステム等)について説明。
【TOYOTA】
13時30分〜15時
『トヨタの海外展開とTPS』
〈講師〉元トヨタ自動車上級理事 アメリカTEMA技監・岡本精造氏
◆TPSの考え方に基づく海外生産の現状
・TPS(Toyota Production System/トヨタ生産方式)について
・TPSとToyota Wayのグローバル展開
◆今後のトヨタの海外展開と課題について
【住友電気工業】
15時30分〜17時
『イゲタロイのカンドコロ旋削加工』
〈講師〉住友電気工業ハードメタル事業部グローバルマーケティング部主席・小出茂博氏
◆三年連続!超硬工具シェアNo.1の住友電工による、「切削の基礎」をもとにした切削理論と実践をわかりやすく解説。
(宣伝は一切なし!)
2月15日開催 
〈会場〉交流センター3階第3会議室
【ミツトヨ】
 10時30分〜12時
『測定の基礎-測定工具の正しい使い方』
〈講師〉ミツトヨ営業本部営業技術1課主査・渡辺昌弘氏
◆測定工具(マイクロメーター/ノギス等)の誤差を最小限に抑える測定方法について
◆測定工具の日常管理方法 など
【ヤマザキマザック】
 13時30分〜14時30分『工作機械業界の展望とマザックの世界戦略』
〈講師〉ヤマザキマザック取締役副社長・山崎高嗣氏
◆日本の工作機械業界の動向(工作機械業界とマザックの市況)
◆新しいビジネススタイルの確立に向けて(欧州製造業の現状、ヤマザキマザックの取り組み)
◆世界の業種別製造業の動向(ヤマザキマザックの取り組み)
◆マザック新製品の紹介
【サンドビック】
 15時〜16時30分
『5Sと改善が工場を救う-“大震災と危機管理”』
〈講師〉サンドビックツーリングサプライジャパン代表取締役社長・鈴木幹治氏
◆中国工場の台頭に伴い、瀬峰工場が日本国内工場閉鎖の危機から如何にして世界三大工場へ躍進することが出来たのかを、5Sと改善を交えながら紹介。
 ※セミナーは事前申し込みが必要。問い合わせ事務局TEL052-350-7881(ジーネット名古屋支社)。
中部機械加工システム展出品紹介
サンドビック チップ寿命の延長と
高速加工が可能に
鋼旋削加工用超硬材種GC4325

 サンドビックは、最新のCVDコーティングを施した鋼旋削加工用超硬材種GC4325などを出品する。
 GC4325には新たに多くの新技術が盛り込まれているが、その最たるものは新しいコーティング技術Inveio(インヴェイオ)テクノロジー。近年の鋼旋削加工用CVDコーティング材種は、超硬母材の上に、TiCN、Al2O3(場合によってはその上にTiN)の層を重ねるのが一般的であり、GC4325もコーティング層の全体構造としては同様だが、InveioテクノロジーとしてAl2O3(アルミナ)層の結晶方位制御を新たに導入している。
 従来のコーティングではAl2O3結晶の方向がばらばらになっているのに対し、新コーティングでは、Al2O3結晶の方向が制御され、多くが縦方向に配列されて並んでいる。これにより、結晶の原子最密面をチップのすくい面に向けて配列することが可能になり、結果としてチップの耐摩耗性を大きく向上させることができた。また、結晶の熱伝導性もその方位によって異なるため、結晶方位を揃えたことにより、熱伝導効率が向上するという特長が得られる。これにより、チップ刃先の切削熱を従来よりも効率的に切削部外へ排熱することが可能になり結果的に大幅なチップ寿命の延長と高速加工が可能となった。
ライノス ステンレス製クーラント
ホース「ヒルトライン」
切削加工時の安定給油を実現

 ライノスは、スイス製のステンレス製クーラントホース「ヒルトライン」を紹介する。
 ヒルトラインは、金属切削加工時の工具刃先への安定した冷却性能の向上ならびに給油・給水用として開発された。
 耐久性に優れたステンレス素材SUS303を使用し長寿命化を実現。ホースの長さや形状を機上で自由自在に調整したり操作することができる。
 プラスチック製のクーラントホースに比べ保持強度が格段に向上し、高圧クーラント・機械振動・切屑の干渉等によるホース形状の変化も起こらない。
 加工する際の様々な局面を想定したパーツの形状や種類が豊富で、各パーツを専用レンチで簡単に組むことができる。
 同社はその他、ワークの表側と裏側の精密バリ取りや精密ラジアス加工に最適なイノヴァツール(ドイツ)の「FBバーレスカッター/FBラジアスカッター/FBバックカッター」、クロス穴のバリを効果的に除去するブリクレー(ドイツ)の「HSSバーレスリーマー・クロス穴用」なども出品する。
曽根田工業 超硬ホルダー最終進化
「maxVpoint」
ソリッドの使い心地

 曽根田工業は、より強く、より深く、より長くボーリング加工がおこなえる超硬ホルダー「maxVpoint(マックスブイポイント)」を出品する。
 超硬ホルダーは従来、超硬シャンクとスチールヘッドでできており、ヘッドの摩耗、たわみが解消できないため使っているうちに製品の品質にばらつきがでる問題があったが、maxVpointは、ヘッド部分にタングステン合金を採用し、高精度と強度、耐ビビリ性能を実現、完全ソリッドホルダーに迫る性能を発揮する。シャンクには耐ビビリ性能の高い高密度、高ヤング率の超硬合金を採用した。
 超硬を極限までチップに近付けることにより高精度加工を実現。従来の他社製品よりも突き出しをアップすることが可能となった。
 【主な特長】
・タングステン合金ヘッドを採用することで、超硬ソリッド同等の高精度を実現。(高精度加工の実現)
・タングステン合金ヘッドが従来のスチールヘッドに比べ5倍〜10倍耐摩耗性能アップ。(ホルダー寿命大幅アップ)
・焼結合金同士の結合により、接合時の歪みがなく密着強度がアップ。(高信頼性能)
・接合部の断面積を他社メーカーの1.5倍にすることにより、強度アップを実現。(高信頼性能)
・超硬部をチップに極限まで近付けるVpoint形状により、高精度加工と更なる突き出しを可能にし、切り屑排出性能も良好。(高精度、極限加工)
 また、同社は各種特注品にも素早く対応している
住友電気工業 低炭素鋼・一般鋼加工用
ポジティブM級仕上用FB型ブレーカ
低切込み・低送りの切りくず処理を改善

 住友電気工業は、低炭素鋼・一般鋼加工用ポジティブM級仕上用FB型ブレーカを出品する。
 FB型ブレーカは、切りくず処理を重視した特殊刃先形状とハイレーキブレーカ壁により、低切込み・低送りの切りくず処理を改善。パイプ材、プレス材、低炭素鋼の突発欠損・チョコ停・被削材の傷を低減する。
 また、ノンコートサーメットT1000A・T1500Aに加え、ブリリアントコートサーメットT1500Zを採用し、加工面品位の向上を実現する。
 2014年1月にM級チップ80アイテム発売、同年3月には105アイテムを拡充予定。

新社屋にふさわしい業績目指す
「仕入先あっての山善」を徹底
山善名古屋 2014年新春賀詞交歓会開催

 山善(社長=吉居亨氏、本社=大阪市西区)の名古屋地区「2014年新春賀詞交歓会」が1月7日午後5時10分より名古屋市熱田区の熱田神宮会館で開催され、同社の主力仕入先260社、460名が参加して新年の幕開けを祝った。
 開会にあたり、森園山善上席執行役員名古屋営業本部長が「新年明けましておめでとうございます。本日は新年早々の大変ご多用の中、2014年新春賀詞交歓会にご出席賜りまして誠にありがとうございます。昨年は予てより建設中の新社屋が完成をいたしました。10月の15日より新社屋で営業を開始しております。その節は皆様方に大変いろいろと心遣い賜り、誠にありがとうございました。今年は午年です。駿馬のごとく、何事にも立ち向かっていく年にしたいと思っております。当面は新社屋にふさわしい業績の確保を目指してまいります。業績を確保、売上を拡大することにより、メーカー様にもお返しができるのではないかと思っております。知恵を出し、汗を出し、目標を共有化し、共に行動し、売上の拡大に努めてまいりたいと思っております。仕入れ先様あっての山善、これを再度徹底してまいります。新3カ年計画『A.A.15』(ダブルエー・イチゴ―)の初年度、今年の3月が第1回目の決算です。まずはその決算に向けて計画を達成するよう全力投球でまいりますので、仕入先の皆様方には旧に倍するご支援ご協力、またご指導ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます」と挨拶。
 出席のメーカーを代表して挨拶に立った石川オーエスジー社長は「日本経済は円高の是正と株高によって輸出産業を中心に業績がかなり回復をしてまいりました。また消費者の購買意欲も高まり、大変明るい年頭を迎えられたことを喜ばしく思います。日本経済を長期的に蝕んできた、デフレ脱却の千載一遇のチャンスが訪れていることは間違いありません。私ども日本企業は、この2014年を世界市場でもう一段輝くために、飛躍の年にしなければなりません。日本の製品はこだわりの製品です。こだわりの製品は、ややもするとガラパゴスの製品になることもある。しかしながら、これが宝の山。特に新興国市場でのニーズが多様化してくると、こだわりの日本製品が大ヒットする可能性があると思います。ガラパゴス製品と宝の山は紙一重です。私たちは今こそ、堂々と日本流のこだわりの商品を世界の市場に発信し、宝の山を本当の宝にしようではありませんか。もし不十分な課題があれば、それは山善さんの力を借りてパートナーシップを強化することで、この難しい時代を乗り切ることができると思います。山善さんとのパートナーシップを今後とも強化して、この2014年を飛躍の年にしたいと思います」と力強く述べた。
 続いて吉居山善社長が日頃の支援に対しお礼を述べた後、「今年の当社の経営スローガンは『私たちは、革新と挑戦に情熱を持ち続け、夢に向かって邁進しよう。有言実行、夢ある限り実現に前進あるのみ。変化を恐れず、自らを大胆に変える、そして無限の可能性に挑戦をする』。昨年の4月から第68期ですが、初年度をスタートさせた中期経営計画A.A.15のコンセプトは『Amaze in Yamazen』(驚きは山善の中にある)。社名の中に隠されたAmaze(驚き)を発揮して、さすが山善と感じていただける施策を実施してまいりたい。今期(2014年3月期)は、連結売上高3,850億円、経常利益105億円、これをまずステップとして達成をする。そして最終の70期(2016年3月期)に連結売上高4,500億円、経常利益150億円の目標を掲げております。4,000億円という手の届かなかった未知の領域を目指して、これを我々の共通の夢として、実現に向けて社内一丸となって取り組んでまいります。これは我々だけでできるものではありません。偏に本日お集まりのメーカー様のご支援がなければできませんので、皆様方との連携、ご協力を賜りたいと存じます。まずは企業収益を改善して、さらに雇用を増やし賃金を上げれば、内需も大きく伸びる。企業人として社会的責任を果たすためにも、業績を上げて税金をしっかり払い、雇用を維持拡大していくことが必要と思っております。私は、このような時期こそ、前向きに積極的に皆様と一緒に攻めの経営に徹してまいりたい。2014年、力強い山善、頼りになる山善として、皆様のご期待にお応えするべく、私を先頭に社員一同、全力を尽くしてまいります。どうか本年もますますのご支援を心よりお願いいたします」と挨拶した。
 清木山善副社長より参加した同社役員の紹介が行われた後、辛島ダイキンHVACソリューション東海社長の音頭で乾杯し、祝宴に移った。
 出席者は歓談しながら余興の「お楽しみ抽選会」などで楽しく過ごし、星ブラザー工業マシナリー・アンド・ソリューションカンパニーエグゼクティブバイスプレジデントの中締め、吉村山善名古屋営業本部副本部長の閉会の挨拶で終了した。

何事も経験と挑戦を!
今年は利益獲得を目指す
名機工同友会 新年宴会開催

 名機工同友会(会長=田中知之氏・ミユキ商會社長)は1月7日午後6時より、名古屋市中区の東京第一ホテル錦において新年宴会を開催。来賓、会員合わせて約50名が参加した。
 奥田勝彦氏(東邦精器)の司会で進行され、開会に先立ち、田中会長から「今年の干支、馬にまつわる諺を調べてみたところ馬には乗ってみよ、人には沿うてみよ≠ニいう言葉がありました。何事も経験してみなければ本質は分からないという意味だそうです。我々の仕事で例えれば、我々はお客様に商品をお売りする側ですが、商品がユーザーニーズに合っているか、諸問題出てきます。我々はカタログを見るなど商品の勉強をしていますが、やはり実際に商品を見て、触って、経験を通した理解がなければ、プロであるお客様にキチンとお話しができない、そういう事だと思います。 
 そして、馬は干支で七番目であり、今年はラッキーセブン≠フ年。昨年から数字は上向きになっているはずですし、今年は更に前向きな姿勢で、数字を伸ばしていただきたいと思います。利益が少なかった状況でしたが、今年は利益が取れる様にがんばっていただきたい。昨年の全機工連全国大会・愛知大会で行われたパネルディスカッションでは、当会から工具業界の代表として五名、パネラーとして参加しておられます。この方々の手腕、経験が認められ選出された次第ですが、とても素晴らしいではありませんか。当会では、若手の社長様がどんどん増え、新しい風が吹いております。是非とも、この名機工同友会へ、今まで以上のご指導、ご鞭撻を賜ります様お願い申し上げます」と挨拶があった。引き続き、鈴木俊雄副会長(マルマン商事社長)による音頭で一同乾杯した。
 会員の自己紹介の後に行われた来賓自己紹介では、「外国語」使用禁止というルールが設けられ、来賓は四苦八苦しつつも笑いを誘うスピーチが繰り広げられるなど、趣向の凝らされた宴席となり、和気藹藹とする中、青木渉氏(ビーティーティー社長)による中締めでおひらきとなった。

NEXTAGE2014の最終年度
売上高4200億円達成へ全力
中部ユアサやまずみ会・炭協会合同賀詞交歓会

 ユアサ商事(社長=佐藤悦郎氏、本社=東京都中央区)の中部ユアサやまずみ会・炭協会合同による平成26年賀詞交歓会が1月7日、名古屋市中区の名古屋東急ホテルで午後3時より開催され、両会員である販売店・メーカーから420名余りが参集し盛大に新春を祝った。
 はじめに中部ユアサやまずみ会の小川信行会長(日本ベターリビング社長)が、参加のお礼を述べた後、「昨年は安倍政権のスタートの年でありました。経済の方向性としては、期待が持てそうな感じなのかと思っております。昨年の初めは期待感だけでしたが、一年間まあまあ良かったかと感じております。今年は安倍首相も仰っておりますが、景気の好循環ということで、お金をたくさん回そうとするのだそうです。この4月には消費税率が3%引き上げになります。一般庶民の懐には少なからずの影響があります。収入を増やしベアをアップということですが、我々中小企業には厳しいところがあり、大手輸出関連の企業はそれなりに潤っているかと存じますが、一方では海外からの輸入コストが高くなってきております。お金は回りますが、庶民の懐を潤すかどうか心配されます。安倍政権も2年目となり、消費税率引き上げを乗り切ることができれば、少しは私ども中小企業にも良い景気が及んでくるのではないかと期待しつつ、今年のスタートを迎えております。やまずみ会会員各位も、ユアサ商事様、炭協会の皆様とまさしく三位一体となって、この2014年を良い成績で終われますことを心から念じております」と年頭にあたり挨拶。
 続いて佐藤ユアサ商事社長が挨拶し、日頃の愛顧と支援に対して感謝の意を表した後、同社の今年の取り組みについて話した。
 その中で佐藤社長は「本年3月は当社に取りまして、現在遂行しております『NEXTAGE2014』の最終年度、仕上げの年です。連結の売上高4,200億円、経常利益95億円の達成に向けまして全力を尽くすつもりです。やまずみ会、また炭協会の皆様におかれましては、何卒絶大なるご支援を賜りますようにお願いを申し上げます。わが国の経済ですが、世界の中の日本ということでグローバルな視点に立った市場展開、また内需拡大の施策を同時に進めなければならないという状態になってきております。国内におきましては、近年で今ほど政府の経済政策が重要となっている時期もございません。当社はこれらを着実に取り込んでまいりたいと考えております。次の4点に焦点を合わせております。@海外展開拡大支援策A民間設備投資拡大策B環境・エネルギー政策C国土強靭化政策。これに加えまして、2020年に開催が決定している東京オリンピックの事前準備事業にも積極的に取り組んでまいりたい。この五つの分野は、まさに当社の目指すところの上にあります。当社グループの持てる力を存分に発揮できる領域です。やまずみ会、炭協会の皆様とともに全力であたっていく覚悟でありますので、何卒ご支援ご鞭撻の程をお願いいたします。懸念されますのは、4月の消費税率の引き上げに伴う景気の悪化です。政府の5兆円にも上る対策、また14年度の大型予算もあり、経済が大崩れすることはないとは思っておりますが、十分に注視していくことは必要かと考えております。国際市場は、何と言ってもアメリカ経済の影響が大きく関係をいたします。各国の状況は色々と異なっておりますが、全般的にはインフレの悪影響が弱まりつつあり、日系の進出業者の動きも活発になってきております。当社の海外現地法人では、インドネシアとメキシコが好調であり、他の東南アジアの現地法人も上向きつつある状況にあります。当社は海外11カ国26拠点をもって展開しております。今年は従来の工業機械系の拠点では、さらに拡充をするとともに、新分野にも挑戦してまいりたいと考えております。また住環境、建設機械等の建設系事業では、新しいスキームを構築して、東南アジアを中心に強化する方針です。本年3月は現中期経営計画『NEXTAGE2014』を完遂し、4月より新しい中期経営計画に移行をいたします。計画は現在、鋭意作成中ですが、ユアサ商事グループの今後にとりましても大変重要な三カ年であると認識し、この好機を生かしユアサ商事グループを持続的に発展させて、やまずみ会、炭協会の皆様にお役に立てる計画にしてまいる所存です。何卒よろしくお願いいたします」と述べた。
 中部ユアサ炭協会を代表して、旭泰博オークマ名古屋支店長が「ユアサ商事様におかれましては、26年度は新たな中期経営計画のスタートの年とお聞きしました。初年度ということで大変重要な年でありますが、ユアサ商事様は必ず大きく飛躍されると思っております。私ども炭協会のメンバーは、ユアサ商事様に協力をさせていただきまして、共に大きく飛躍できる一年にしたいと願っております」と挨拶し、同氏の音頭で乾杯した。
 祝宴では参加者同士で和やかに歓談する姿が見られ、森村匡秀三菱マテリアルツールズ中部支店長の中締めで盛況のうちにお開きとなった。

リニア着工など明るい話題が豊富
やり甲斐のある一年に
オータケ 新年会に230名が集う

 管工機材総合商社のオータケ(社長=吉川富雄氏、本社=名古屋市中村区)は1月6日午後5時30分より、名古屋市西区のレセプションハウス名古屋逓信会館において「平成26年新年会」を開催した。当日は仕入先メーカー20社とオータケの役員、社員合わせて230名余りが一堂に会し、新年にあたって業界並びに各企業のさらなる飛躍を祈念した。
 年頭の挨拶で吉川オータケ社長は「皆様、新年明けましておめでとうございます。昨年から今年にかけて色々と良いこと、悪いことがありましたが、総じて昨年は変化に富んだ一年だったのではないでしょうか。世の中を見るのに、日本だけ見ていれば良いというものではなくなってきた。世界を見ながらやっていくという時代になってきました。今年の日本の景気はだいぶ持ち上がってくると言われておりますが、不安材料、懸念材料も数多くあります。いま一度、互いにしっかりと足元を固めて商売を行っていかなければならないと思っております。今年はリニア新幹線の着工などもあり、最近になくターゲットが絞られた感じがしており、閉塞した20年に比べると雰囲気的にはだいぶ良くなったとの感じを持っております。現在、オータケでは社員教育に力を入れており、少しずつではありますが、仕入先の皆様にお応えできる状況に近づいたとの思いです。社員自身がそれぞれの役割を十分に考えた中で、仕入先様のご協力を得ながら前進していく。景況感から見ると、今年あたりは非常にやり甲斐のある年になると思っております。是非一つ、ご指導のほどをよろしくお願いいたします。鈴木前会長(現最高顧問)より、自分に与えられた職責を全うしなさい、とよく言われました。その持ち場にあったことをしっかりやりきることが、会社に貢献し、また結果として自分の成長につながるのではないかと思っております。今年一年、何があるか分かりませんが、昨年後半から徐々に良くなってきており、この流れを先につなげていく。その結果が出た時には、自信につながると思います。どうか一日一日をしっかり過ごし、より自分自身のスキルをアップさせていただきたいと存じます。仕入先の皆様には、皆様にお応えできますような形態に近づけてまいりますので、より一層のご支援ご協力をお願いいたします」と述べた。
 当日参加したメーカーの紹介が行われ、メーカーを代表して小原キッツ中部支社長が挨拶に立ち、「オータケの皆様方におかれましては昨年、私どもメーカーの製品の拡販に多大なるご協力を賜り、メーカーを代表して厚く御礼を申し上げます。昨年、アベノミクスという言葉が出た途端に、世の中の景気が一気に変わったのは皆様ご承知の通りです。株価は上昇、円高から円安になり、輸出を中心とした業界や企業は一気にデフレ脱却の下、好転してまいりました。ただ、この波にバルブ業界は一人取り残された感がありまして、非常に苦しんだ一年ではなかったかと思っております。名古屋駅前の再開発、2020年のオリンピック、そしてリニアが入ってまいります。そのようなことから今年は中部圏の経済がより一層良くなって、私どもが一生懸命オータケさんのお手伝いをできれば良いと思っております。今年は午年ですが、三馬の鞭の格言があります。馬には上中下の三段階があり、上の馬は鞭を見ただけで走り出し、中の馬は一回鞭を入れれば走り出し、下の馬は何度も鞭を入れなければ走らないことをいう。私たちは上の馬になって、オータケさんとともにこの名古屋の市場を一生懸命走りたいと存じます」と述べて力強く乾杯の音頭をとった。
 祝宴では、参加者が新年の挨拶を交わすなどして和やかに歓談。
 村井オータケ常務が「全社一丸となって意識改革に取り組んでおります。これを今年は必ず結果に結び付けたいと思います。今年は、必ずや実行して一人一人が責任を果たす、自分の持ち場を守る一年にしていきたい。本日もたくさんのメーカー様においでいただいております。我々のバックには、これだけの大きな力が付いております。まだまだ皆様の力を活用することができるのではないかと思います。攻めの体制を作れるように土台を固め、未来を開ける一年にしてまいりたい」と中締めの挨拶で抱負を語り、終了した。

元会長の時津氏を偲ぶ
名機工同友会
「ざぶん」で忘年会

 名機工同友会(会長=田中知之氏・ミユキ商會社長)は、昨年12月18日午後7時より東京第一ホテル錦の地下一階「ざぶん」において、12月例会(忘年例会)を開催した。
 野崎総務幹事(常磐精機社長)より、1月7日の新年会と2月25日の講演会の日程等について確認が行われた後、忘年会に移行した。
 忘年会は福利厚生の三木氏(三起工機常務)が司会を務め、はじめに昨年12月1日に逝去された、元会長の時津忠氏(新栄商會会長)に対して全員で黙祷を捧げた。長男の時津達也社長よりお礼の言葉があった。
 田中会長が「2013年もあと数日となりました。締めくくりに向け、さらに頑張っていただきたい。本日は同友会の色を出しながら楽しみたいと思います」と挨拶。
 鈴木副会長(マルマン商事社長)の乾杯の発声により開宴した。
 和やかに歓談が進み、午後9時半過ぎ、林広島商事社長の中締めでお開きとなった。

お詫びと訂正
 弊紙2516号4面、遠州機工会賀詞交歓会の記事中に掲載されている写真キャプションにて「杉山会長」と記載しておりましたが、正しくは「杉野会長」です。ここに訂正し、心よりお詫び申し上げます。

トラスコ中山「技能五輪・アビリンピック
あいち大会2014」協賛
モノづくりの未来を担う若者たちを応援

 機械工具卸商社のトラスコ中山(社長=中山哲也氏、大阪本社=大阪市西区)は、本年11月に開催される「技能五輪・アビリンピックあいち大会2014」に協賛する。
 技能五輪は、モノづくりの未来を担う若年技能者(満23歳以下)のレベル向上と技能の重要性をアピールすることを目的に開催されており、アビリンピックは、障害者の職業能力に対する社会的理解を深め、雇用を促すことを主な目的として開催される。
 同社は、モノづくりを応援する企業として「モノづくりの大切さ・素晴らしさ」を広く伝える同大会へ協賛し、参加選手を応援。開催の地となる愛知県内には、六か所の支店と二か所の物流センターを設けており、地域に密着して大会を応援して行く。 
 第52回技能五輪全国大会【開催期間】平成26年11月28日〜12月1日【競技職種】40種目(機械組立・旋盤・左官・配管・自動車板金・建築大工・車体塗装など)【会場】愛知県内各会場
 第35回全国障害者技能競技大会(通称=アビリンピック)【開催期間】平成26年11月21日〜23日【競技種目】22種目(電子機器組立・木工・製品パッキングなど)【会場】愛知県内各会場

今年こそ業界繁栄・商売繁盛を祈願
愛機工北支部 恒例・豊川稲荷参拝

 愛知県機械工具商業協同組合北支部(支部長=長村康義氏・長村商店社長)では、毎年恒例となっている豊川稲荷参拝を1月18日実施。支部員ら16名が参加した。豊川稲荷本殿で全員御祈祷を受け、業界、北支部そしてそれぞれの会社繁栄を祈願。御祈祷後は書院に移り、点心(精進料理)での接待を受けた。
 食事の前に長村支部長が「今年こそ我々の業界が繁盛する様に願いながら食事をいただきましょう」と挨拶。ふっくら上品に炊かれた油揚げの煮物など、評判の料理に舌鼓を打ちつつ、今年の動向についてなど、一同会話がはずむ中、野田道典氏(ノダキ社長)の中締めでおひらき。現地解散後は銘々、参道前の商店街を巡るなど、豊川訪問の機会を楽しんだ。

マジックショーで楽しく
仕入先各社との親睦図る
ミユキ商會 盛大に忘年会を開催

 ミユキ商會(社長=田中知之氏、本社=名古屋市昭和区)は昨年12月20日午後7時より東京第一ホテル錦で、同社仕入れ先のメーカー・商社ら約80名が参加して恒例の忘年会を開催した。
 冒頭、田中社長が「この1年、皆様に本当にお世話になりました。私どもの従業員も一生懸命頑張りまして、リーマンショック後は大変厳しい状況が続きましたが、ようやくここへ来て売上がリーマンショック前を超え、利益も当時に匹敵するまでになってまいりました。これも皆様方のご協力のお陰と感謝いたします。4月の消費税引き上げを前に、駆け込み需要もあるかもしれません。ですがそれは設備関係が中心となり、工具は日常のものなので少ないと思います。私どものユーザー様は、まだまだ元気印です。今後も皆様方のご支援ご協力を賜りますようお願いいたします」と挨拶し、力強く乾杯の音頭をとった。
 アトラクションとして前回の忘年会でも好評だった名古屋を中心に活躍する若手マジシャン、水谷昇氏(スタートランプ代表)のマジックショーが開かれ、各テーブルを回ってのカードマジックなど、参加者は目の前で繰り広げられる鮮やかなマジックに釘付けになっていた。
 また当日は、サプライズで社長夫人の誕生日を祝う花束贈呈があり、会場からも温かい拍手が贈られた。
 宴もたけなわのうちに、田中ミユキ商會専務の中締めでお開きとした。

2014年2月16(日) 2518
中部ブロック会議は3月3日
精密測定技術研修を企画
愛機工 25年度最終理事会を開催

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機社長)は、2月4日午後4時より名古屋市中区の東京第一ホテル錦において、理事・役員ら31名が出席して2月理事会を開催した。新年会報告をはじめ、3月3日に三重組合が担当して開催する全機工連中部ブロック会議の概要や、今年度の決算見込みなどが報告された。また、社員研修では初の試みとして、精密測定技術研修を3月28、29日の2日間開催することも決めた。
 冒頭、伊藤理事長より挨拶があり、続いて各議案の審議に入った。
 第1号議案=会員の増強活動については、@組合員のビーティーティー(名古屋市守山区)を東支部から北支部に異動する=組合員の三幸(中北支部)はオノマシン(本社=大阪市、名古屋支店=名古屋市瑞穂区・南支部)と統合したため退会する(会社はなくなるが、オノマシン名古屋三幸支店として営業する)A賛助会員の斎藤ツヰストドリル製作所より退会の申し出あり、の3件が事務局より報告され、いずれも承認された。
 第2号議案=新年会報告は、幹事支部の鈴木中南支部長(マルマン商事社長)より行われた。1月9日にANAクラウンプラザホテル・グランコート名古屋において組合新年会を開催し、371名(来賓8名、組合員104社・194名、賛助会員71社・162名、報道5名、事務局2名)が出席した。収支についても予定通りと報告され、承認された。
 来年の新年会の幹事は東支部で、2015年1月13日にANAクラウンプラザホテル・グランコート名古屋を会場に開催する予定。
 第3号議案=全機工連常任理事会報告は、伊藤理事長より、1月16日に開催され、愛知大会の報告をはじめ、3事業(情報・広報・人材育成)の状況等、全機工連事業について議論したと報告された。
 第4号議案=中部ブロック会議については、高田ブロック長(組合副理事長・井高社長)より概要が説明された。全機工連の中部ブロック会議を3月3日午後3時より東京第一ホテル錦において開催する。幹事は三重組合。第1部(午後3時〜)は、全機工連・三事業の報告と各団体代表の意見交換。第2部(午後4時20分〜)では、これまでも営業社員研修や幹部社員研修の講師を依頼している宇井克己氏を招聘し経営者・管理者を対象にしたセミナーを開催する。テーマは「逆境の中で勝ち抜ける組織の創りかた」“勝てる組織と負ける組織の違いとは”。第3部(午後6時〜)は、恒例の懇親会(着席形式)を開き各地区会員との交流を図る。
 第5号議案=人材開発委員会については、水谷委員長(組合副理事長・ミズタニ機販社長)より、委員会の取り組みについて全機工連常任理事会にて状況を報告した、と報告された。今後の活動については、当初から課題とした商品知識に関わるマニュアルづくりに順次取り組む。これはニュースダイジェスト社に協力を要請し承諾を得ている。社員研修、経営者・管理者研修は中部ブロックとして定期的な開催を企画する、としている。
 第6号議案=各種セミナーについては、林経対部長(広島商事社長)より今年度と次年度事業の予定が示された。
 今年度事業として、社員研修と経営者・管理者セミナーを企画する。社員研修は、初の試みとして2日間の精密測定技術研修(3月28日・29日、ポリテクセンター中部)を企画した。経営者セミナーは、消費税について、その対応と影響を模索する。3月下旬の開催で、講師に豊島氏を予定している。
 次年度事業としては、新入社員研修を4月7日、8日に計画している。講師は名南経営に依頼する。会場は名古屋市工業研究所。新入社員研修においては、半年後、1年後のフォローアップセミナーも企画検討する。ただし新入社員研修受講者に拘らない。また、今年度に精密測定技術研修を実施した際は、その申込状況、内容などを考慮して次年度の継続を検討する。
 第7号議案=第74回愛機工親善野球大会・開催要項については、長村厚生部長(長村商店社長)より説明された。第74回親善野球大会を4月に開会する。会期は4月から9月を予定し、開幕日の会場は江南市民球場もしくは草井球場を予定している。日程は連盟審判部と調整し後日決定する。一宮総合運動場は5月から使用し以降、草井球場と併用して進行する。なお、開幕日には開会式を執り行う。募集案内は2月5日に発送予定。キャプテン会議を3月19日に東別院会館で開催する。
 第8号議案=平成26年度通常総会については、事務局より説明された。開催は5月27日午後4時より、ホテル名古屋ガーデンパレスを会場に行う。
 今年度の収支見込みなどが森田会計理事(モリタ社長)より報告され、承認された。また総会までのスケジュールや総会・懇親会参加者の会費なども承認された。
 第9号議案=部会報告。【総務部】通常総会の司会および議長を選任し滞りのない進行に万全を期す。【情報部】組合報冬号を2月7日までに発送する。1月に実施した景況調査の集計結果を報告。【経対部】当面の研修事業に傾注する。次年度事業については部会にて各種セミナーを企画検討する。【事業部】中小企業共済、カーリース、CUBIC等、既存事業の拡大に取り組む。取り組みにあたっては事業の周知を徹底するため定期的な案内の配信と支部事業での協力を要請する。また、新規事業の企画についても継続して検討する。【青年部】2月1日に「伊賀モクモクファーム体験ツアー」を実施した。参加75名。今回はモクモクファームを訪ねウィンナー作りやバーベキュー、手作り工房など自然と農村の文化を体験した。今後の予定は、他産業視察と合同委員会を三月に実施する。【厚生部】当面は野球大会の運営準備等、次年度事業について打ち合わせる。
 第10号議案=訃報。▽今枝機工(北支部)の今枝三郎会長が11月1日に永眠された。通夜式が2日、告別式が3日、親族にて営まれた。91歳。▽新栄商會会長故時津忠氏(組合相談役)の「お別れの会」が2月17日午後1時〜2時、ウェスティンナゴヤキャッスルにて営まれる。(定期便シャトルバス名古屋駅発、正午及び午後1時)
 第11号議案=その他は、事務局員の勤務時間変更を承認。支部総会日程は、尾張支部3月1日、中北支部10日、三河支部16日、南支部26日。
 理事会終了後は、今回が平成25年度の最終理事会となるため、慰労の意を込めた懇親会が催された。

時代の大転換期に立ち向かい
組合も新しい世代に
三重県機械工具商組合 臨時総会・賀詞交歓会開催

 三重県機械工具商組合(理事長=中村信通氏・ナック会長)では1月24日午後6時より、近鉄四日市駅北のプラトンホテル四日市にて、臨時総会ならびに新年賀詞交歓会を開催。会員67社・97名が出席した。
 山田浩総務理事(コジマ・フジ通商社長)による司会のもと、臨時総会で承認された議案は次の通り。
▽第1号議案=次期理事候補者について。
任期は平成26年4月1日より平成28年3月31日までの2期2年間とし、理事長等各役職は臨時総会承認後、理事会(5月開催予定)で協議の上決定する。
【次期理事候補者】
・大津裕史氏(大津屋)
・門脇匡伸氏(門脇商店)
・水野隆次氏(共栄商会)
・山田浩氏(コジマ・フジ通商)
・芦川弘樹氏(タイセー)
・棚橋雄彦氏(タナハシ機工)
・水谷彰宏氏(東亜機工)
・中村信通氏(ナック)
・小倉貴志氏(日伝)
・能登谷忠興氏(能登谷商店)
・平井宏幸氏(平井マシンツール)
・藤本忠信氏(山善)
総会後は引き続き山田総務理事による開会の辞で賀詞交歓会が始まった。
 冒頭、中村理事長は挨拶に立ち「新年における私の想いは転換≠ナす。時代の大転換期に立ち向かっていく為に、従来型の発想や行動に捉われず、創造的、革新的、積極的に変わることを強く決意いたしました。組合も3月には任期満了という転換期を迎えます。少しずつ新しい世代の方に入っていただき、転換していきたい。皆様からのご尽力を賜り、組合が益々発展する様祈念しております」と述べた。
 続いてメーカー・商社を代表し、杉本商事名古屋営業所の山本定雄所長が乾杯の音頭を務めた。
 今年の動向についてなど、話題が絶える事なく賑やかに会が進行する中、共栄商会の水野隆次社長が中締めを務め、盛況の内に散会した。

自助努力と共に
回復基調に乗り堅い連携を
日本バルブ工業会東海支部 賀詞交歓会開催

 日本バルブ工業会東海支部(支部長=末松正幸氏・KVK社長)は1月23日、岐阜グランドホテルで新春賀詞交歓会を開催。13名が参加した。自助努力は欠かせないが回復基調にのって盛り上げてゆこうと新年を祝った。最初に末松支部長が「今年5月にバルブ工業会60周年行事がある。我々も盛り上げてゆきたい。景況は住設関係を中心にアップしており、4月の消費税アップ後も工事の持越しなどが多くこの景況は続きそうだが、下期と、10%に消費税が上がる来年以降が若干心配だ。東海支部は堅いスクラムで前進しよう」と挨拶。乾杯でさらなる躍進と団結を誓った。

全国大会成功裏に終え感謝
今年は本業で顧客の期待に応える
中部青年やまずみ会 賀詞交歓会開催

 ユアサ商事中部支社(支社長=長谷川勝照氏)の中部青年やまずみ会(会長=大竹裕氏・大竹建機産業社長)は、1月28日午後6時より、名古屋市中区の東京第一ホテル錦で賀詞交歓会を開催した。
 大竹会長は挨拶で「昨年開催された全国青年やまずみ会は、すこぶる好評を頂戴する事が出来ました。これも皆様のご協力のおかげです。」と全国大会が成功裡で終わった事へのお礼を述べた。
 次いで挨拶に立った長谷川支社長は「今年は中期経営計画NEXTAGE(ネクステージ)2014≠フ最終年。先ずは本業でお客様の期待に応えたい。海外事業拡大、設備投資事業、環境エネルギー、「国土強靭化法」への対応に注力いたします。弊社は、防災倉庫などの防災グッズの提案を進めて参ります」と今年の方針を語り、恒例の『グランドフェア』を9月5日・6日にポートメッセなごやで開催する旨をPRした。
 その後、事務局から第13回青年やまずみ会全国大会の実施報告を経て、倉地克明副会長(倉地常務)による乾杯発声で開宴。その際、全国大会に寄せられたアンケートが発表された。和やかに歓談が行われ、小川丈夫副会長(日本ベターリビング常務)の中締めで幕を閉じた。

JIS改正を客先へアピール
天高く飛躍する年に
愛鋲協 平成26年新年会を開催

 愛知鋲螺商協同組合(理事長=馬場將嘉氏・メイナン会長)の「平成26年新年会」が1月24日午後6時より名古屋市中村区の北京料理・百楽で開かれ、組合員ら26名が参加して新たな年の幕開けを祝した。
 新年会は関戸理事(関戸機鋼社長)の司会で進められ、冒頭、馬場理事長が「新年明けましておめでとうございます。組合員の皆様におかれましては、健やかで穏やかな新年を迎えられたことと、お慶び申し上げます。本年は馬のように皆様の商いが天高く飛躍するように心より祈念いたします。6月1日のねじの日PR商品として、毎年グッズを日本ねじ商連(日本ねじ商業協同組合連合会)で作成しています。今回はハンドタオルを作りましたので、ご協力をお願いいたします」と挨拶。
 また馬場理事長は、六角ボルト・六角ナットのJIS改正について、改正案では日本国内の各産業分野で使用されている六角ボルト・六角ナットが規定されている、附属書の規定を存続することになり、これまでと同様に国際規格(ISO)に対応した本体規定と、ISOによらない附属書規定とが併存し、両規格品が混在して流通する問題に触れ、「工業会と協力して、お客様に正しくアピールできるよう、ねじの日に合わせてリーフレットを作成しています。内容をより良いものにするために、アンケート調査を行っています。JISで新規格商品か旧規格商品かの識別がなかなか難しい。これを理事会でまとめて1月末までに日本ねじ商連に愛鋲協として報告をさせていただきますので、ご協力をお願いしたいと思います。今年一年、皆様方のご支援ご鞭撻を賜りしっかりと組合の運営を行ってまいりますので、今後とも宜しくお願いいたします」と述べた。
 続いて、来賓を代表して挨拶に立った鈴木建吾日本ねじ商連会長(八幡ねじ社長)は「アベノミクスで今までの閉塞感がなくなり、斑模様ではありますが、明るくなりました。我々のレベルアップを図っていくために、教育が非常に大切です。ねじ業界においては、商業の方で大阪組合の社員教育が始まっています。テキストを作って教育をしている。販売士の資格を認定してもらうために頑張りたいと言っています。また工業の方でも、膨大なねじの資料に基づき勉強会を開き、試験を行っている。ねじ製造技能士として認定されます。このことでプライドも持てますし、良いことだと思います。愛鋲協がますます盛んになり、社員の皆様が本当に生き生きと働けるような組合としてやっていけるように、教育レベルを上げ、世界にも対応できる組織体になりますようにと願っています。ますますのご発展を祈念申し上げます」と祝辞を述べた。
 乾杯に際し、鈴木日出男組合相談役(エフシーテック会長)が「安倍政権が発足し、昨年は円安・株高と非常に明るい年であったと思います。本日、安倍首相の施政方針が述べられていましたが、今年もさらにアベノミクスの三本の矢、プラス、オリンピック・パラリンピックと、いろいろな事業が行われていく。4月には消費税率が上がり若干の落ち込みはあるかと思いますが、その間の落ち込みをカバーするための各種施策も準備されており、心配することなく上向いていくのではないかと思っております」と挨拶し、組合員企業のますますの発展と出席者の健勝を祈念し声高らかに乾杯の音頭をとった。
 参加者はにこやかに情報交換などをして親睦を深め、午後8時過ぎに藤田守彦副理事長(藤田螺子工業常務)の中締めで終了した。
 また、この日は新年会に先立って午後4時30分から定例の理事会が開かれ、新年会の最終打ち合わせを中心に審議が行われた。

岐阜地区は機械工具商にとって
まだまだ魅力のある地域
岐阜機工会 新年賀詞交歓会開催

 岐阜機工会(会長=嶋崎晴久氏・シマザキ商会社長)は1月21日午後6時30分より、岐阜市司町の岐阜会館において新年賀詞交歓会を開催した。任意団体移行後初の賀詞交歓会に来賓、会員など77名が出席して賑やかに新年の幕開けを祝った。
 賀詞交歓会は徳永和也総務幹事(徳光社長)の司会で進められ、冒頭、来賓の紹介に続いて、新入会員として今回から参加した、ダイジェット工業と日本工業の2社が紹介された。
 年頭にあたり、嶋崎会長が「明けましておめでとうございます。業種を問わず、昨年は概ね堅調に推移したのではないかと思っています。岐阜を含めた東海地域は、自動車、一般機械が多くありますので、他の地域よりは円安の恩恵をいち早く受けたのではないかと思います。当地の岐阜は、円安の影響で海外からの観光客が増えたとも聞いています。ただ我々中小企業になにか恩恵があったかというと、あまり実感はありません。しかし概ね堅調であったかと思っています。今年はというと、消費税率引き上げの影響が若干はあるかと思いますが、政府も経済政策を発表していますし、4月以降少しは落ち込みますが、個人的にはそんなに長引かずに早く回復するのではないかと思っています。また、円安による輸出価格競争力の増加と投資減税も行われ、設備投資について岐阜は緩やかではあるが増加基調にあると感じています。航空機に関しては、国際戦略総合特区を設けており、それを今年は拡大すると発表されていますし、2027年には中央リニア新幹線もまいります。それに付随した整備工場も開設されます。岐阜地区は我々機械工具商にとって、まだまだ魅力のある地域ですので、本日お集まりの商社様、メーカー様には、我々を支援していただけるようにお願い申し上げます。今年一年が皆様にとりまして実りある年になることを祈念いたします」と挨拶。
 鍵谷毅ユアサ商事中部支社機電部部長が「いよいよ2014年がスタートしました。今年はいろいろ変化が多い年となると言われています。変化にいち早く気づいて、いろんな形で即行動に移す。このようなことで皆さんがチャンスを掴んでいただければ、皆が幸せになれると存じます。今年一年、頑張っていきたいと思います」と述べて、乾杯の音頭をとった。
 祝宴では出席者が新年の挨拶を交わしながら和やかに歓談し、午後8時過ぎ、服部与一服部商会社長(元岐阜県機械金属商業協同組合理事長)の中締めで終了した。

協業の質とスピードを高め
国内シェアbPを目指す
中部タンガ特約店会 新年賀詞交歓会開催

 中部タンガロイ特約店会(会長=水谷彰宏氏・東亜機工社長)の新年賀詞交歓会が1月14日、名古屋市中村区の名古屋マリオットアソシアホテルで午後6時より開催され、タンガロイの上原社長をはじめ、会員ら約90名が参加して、流通とメーカーの更なる関係強化を図り、国内シェアNo.1の高い目標に向け果敢にチャレンジする決意を新たにした。
 賀詞交歓会は和田タンガロイ中部支店長の司会で進められ、開会にあたり挨拶に臨んだ水谷会長は「新年明けましておめでとうございます。アベノミクスの影響で、比較的良い雰囲気で昨年は進んだと思っております。経済三団体の社長さんの話を聞いていて少し気になったことは、4月の消費税率の引き上げでやや景気が落ちるという見方です。しかし、新成長戦略が出ると聞いておりますし、経済天気予報でいうと、曇から晴れと言われる方が多かった。そのような中、民間企業の成長というところで、自助努力とお話をされている方がみえました。今までは政府と日銀の政策で上がってきたが、今後は民間がしっかりとしていかなければならない。正念場ということと、変化の年ということを言われていました。これが非常に頭に残っておりまして、私どもは基本を大切にやって行かなければなりませんが、変化も必要であり、変化をどのようにしていくかを考えなければなりません。新聞で上原社長の新年の記事を読ませていただきました。その内容は『2014年、海外の販売体制はほぼ完成し、国内流通の皆さんとの関係強化策を更に進め、国内シェアNo.1を達成したい。そして、大きな飛躍の年にしたい』というものでした。ここに来ていただいている皆様は、タンガロイのファンであり、仲間であると思います。タンガロイさん、販売店、代理店の皆さんが一丸となって良い年にしていきたいと思います」と述べた。
 続いて、上原タンガロイ社長が挨拶。その中で上原社長は、今年からは流通の特約店、代理店との更なる関係強化を第一優先に取り組む考えを示し、国内シェアNo.1の目標に向けて一層の協力を求めた。(上原社長の挨拶要旨は別掲)
 賛助会員(代理店)を代表して挨拶に立った高田井高社長は「日頃は、タンガロイ製品の拡販にご尽力賜りまして、誠にありがとうございます。地元の大手自動車メーカーグループの話ですが、年末前には2015年ぐらいまではボチボチいいよと聞いておりました。もしかすると、2017年までいけるかもしれないと言っておりましたが、正月明け早々にグループの新年会に出させていただいて話を聞いておりますと、2020年までいいよ、つい先日は、2022年までは良さそうだという話まで聞こえてまいりました。今、大手自動車メーカーがやっていこうとしていることは、いろいろなところを変革させていくことだそうです。その中で一つだけ、TNGA(Toyota New Global Architecture)を覚えていただければと存じます。プラットホーム、ユニットをある程度統一し部品点数を減らしてコストダウンを図る、と聞いております。これだけでも、いろいろな面でビジネスチャンスが出てくるかと思っております。各企業様のご発展と皆様のご健勝を祈念いたします」と話した。
 石原特約店会副会長(石原商事社長)の乾杯の発声により、懇親の場となった。
 和やかに歓談が行われる中、大抽選会で楽しく盛り上がり、午後8時前、和泉タンガロイ営業本部長のお礼の言葉、杉木特約店会幹事(伸栄商会社長)の中締めで終了した。
上原タンガロイ社長挨拶要旨
 中部特約店並びに賛助会員の皆様、新年明けましておめでとうございます。日頃より、タンガロイ製品の拡販にご尽力を賜り、また諸施策へのご理解とご協力を賜りまして、誠にありがとうございます。
 超硬工具を取り巻く市場は、円安による輸出拡大、消費税率アップ前の駆け込み需要、あるいはアベノミクスによる心理的な好環境に後押しされて、昨年度は比較的好調に推移してきたのではないかと思います。このような中、超硬工具協会の2013年度(2013年4月〜2014年3月)の出荷額は、前年度比8.8%増の3,000億円を予想しています。
 タンガロイの成績は、海外市場では販売現地法人の整備、市場の比較的堅調な伸びとの相乗効果により、輸出は前年比35%の増加と非常に大きな成果を収めることができました。一方、残念ながら国内販売は、前年比2%減の成績で終わりました。国内流通の皆様方のより一層のご拡販をお願いしなければならないと考えております。トータル販売では前年を17%上回る好成績を収めることができましたので、昨年、タンガロイは確実にシェアアップができたのではないかと推定しております。
 さて、2014年の国内市場動向を見ますと、自動車産業においては、従来からのトランスファーマシンによる生産ラインを、小型汎用マシニングセンタに置き換える方向性が非常に鮮明に出て来たのではないかと思っております。また航空機産業においても、環境保護を目的とした新型機、あるいは高効率の新型エンジンの投入が急がれております。このような背景から、新規プロジェクト案件が今年及び来年にピークを迎えるのではないかと予測しております。従いまして、今年度はタンガロイにとって、新製品による販売拡大に加えて、新規プロジェクト案件の受注によって、更なるシェアアップが達成できる絶好のチャンスだと考えております。
 従来からタンガロイの方針として、新製品の市場投入、流通の皆様との協業、最新鋭の製造設備導入と製造能力確保を挙げてまいりましたが、昨年は超硬工具協会で4件の技術功績賞を受賞することができました。3件までは今まで例がありましたが、同時に四件というのは協会始まって以来の偉業だと思います。技術開発に対するタンガロイの方針の成果が出たと考えております。
 また、新規プロジェクト案件の受注獲得のために、新規設備導入と、いわき工場の新しい10号棟の隣に新工場を建設する工事に入っております。今年の夏過ぎには、更に最新鋭の新しい工場のご紹介ができるのではないかと考えております。
 加えて、昨年の4月からインガソル製品の国内販売、また今年の1月1日付けでユニタック社を吸収合併することによる深穴加工工具への製品レンジの拡大など、国内流通の皆様との協業の環境整備が着々と進んでおります。
 海外の整備はほぼ終わりましたので、今年からは流通の皆様方との更なる関係強化を第一優先として取り組んでまいります。新製品の市場投入、新規プロジェクト案件の獲得。営業マン教育からより質の高いサービスの提供と、お客様の囲い込みも含めた共同作戦など、協業の質とスピードを高めてまいりたいと考えております。本年も国内シェアNo.1という高い目標に向けて果敢にチャレンジしていく所存です。皆様方の一層のご指導ご鞭撻をいただきますようお願いいたします。

工具ナビゲーションシステム
『Tung-Navi』に
タンガロイ 外径・内径旋削加工編を追加

 タンガロイ(社長=上原好人氏、本社=福島県いわき市)は、工具ナビゲーションシステム『Tung-Navi』(タング・ナビ)の新しい機能として「外径旋削加工編」(2013年12月リリース)と「内径旋削加工編」(2014年1月リリース)を追加した。
 Tung- Naviは、加工状況に応じた最適な工具と切削条件を簡単に検索・表示できる最新の工具選択システムで、これまでの転削加工用、穴あけ加工用に続いて、旋削加工用工具の検索機能を加えた。
 加工径や総切込み量など、簡単な加工情報の入力だけで最適な工具と切削条件を推奨順に選定。具体的な工具形番と条件の数値が表示されるので、ユーザは確実に工具と加工条件を決定できる。
 同社ウェブサイトの専用アイコンから起動でき、日本語にも対応しているので誰でも簡単に使いこなせる。
 同社はさらに溝入れ加工用の準備も進めており、あらゆる機械加工現場において有効な検索ツールへと発展させていく。
・加工径や取りしろの全量(総切込み量)を入力するだけで、最適な推奨工具を表示。
・加工状況や機械特性を入力することで、高度な検索と絞り込みが可能。
・推奨条件値や加工能率などで結果を並べ替えることで、推奨工具の比較が可能。
・E-カタログ(ウェブ版電子カタログ)に直接リンクしているので、工具の写真や詳細寸法も瞬時に表示。
【URLアドレス】http://www.imc-companies.com/tungnavi/

新社長に木下 聡氏
タンガロイ 上原社長は副会長に

 タンガロイは2月3日、木下聡執行役員技術本部長が代表取締役社長に昇格するトップ人事を内定した。上原好人代表取締役社長は取締役副会長に就任する。3月17日の定時株主総会および取締役会で正式決定する。
 上原社長は社長に就任した2008年6月以来、同社の成長戦略の陣頭指揮を執り、世界的な超硬工具グループであるIMC(IMC Internat
ional Metalworking Companies B.V.)グループ入りをはじめ、川崎市からいわき市への本店移転、新工場の建設などを推し進めてきた。世界的経済危機、東日本大震災などの経営環境の急激な変化を受けながらも、同社の安定的な経営基盤の確立とグローバルな事業の拡大に努めた。
 同社は、それらの活動にも一定の目処がついたものと判断し、さらなる事業構造改革とグローバル経営を推し進め、同社が次世代にも成長発展し続けるためにも新たな経営体制とすることとした。
 【新代表者名および略歴】  
 木下 聡(きのした・さとし)氏
〈新役職名〉代表取締役取締役社長
 長野県出身、50歳。明治大学大学院工学研究科(工業化学専攻)卒。
 1988年4月東芝タンガロイ(現タンガロイ)入社、2005年5月技術本部材料開発部長、2011年5月執行役員技術本部長兼技術本部切削工具開発部長。

キッツ インドのバルブメーカー
マイクロ・ニューマティックスを買収

 キッツ(社長=堀田康之氏、本社=千葉市美浜区)は昨年12月11日、グループ会社であるKITZ Corporation of Asia Pacific Pte.Ltd.が、インドのバルブメーカー、マイクロ・ニューマティックスの99%株式について、既存株主である創業者一族と、2013年11月15日に株式の譲受契約を締結したことを発表した。なお、残りの1%については、キッツが直接譲り受けることで合意している。株式等の譲り受けは、2014年2月末を目途として実施する予定。
 マイクロ社は、工業用バルブ、ボールバルブ等の開発・生産・販売拠点をインド国内に有し、高品質な製品を生産する技術力と、インド主要市場における販売力を強みとする企業。キッツグループは海外における事業拡大に取り組んでおり、マイクロ社を子会社化することにより、戦略市場であるインドにおいて生産拠点と販売網を同時に獲得することができる。
 これにより、マイクロ社の生産技術と融合させたインド市場向けの製品開発を加速することが可能となる。また、マイクロ社が有している既存の販売網にキッツ製品をパッケージで提案することにより、多様なニーズに応えることが可能となる。
 さらに、インドに設備投資を予定している邦人企業の生産設備に対しても、日本国内同様の品質及びサービス体制を充実させることにより、安心して使える製品を提供していく。
【マイクロ・ニューマティックスの概要】
▽名称=Micro Pneuma
tics Private Limi
ted(マイクロ ニューマティックス プライベート リミテッド)
▽所在地=Plot no.133-134,Vasai Munici
 pal Industrial Area,Dhovali Villa ge,Umela Phata,Papdy,Vasai East_401 207,Dist.Tha ne,Maharashtra,India
▽代表者の氏名・役職=Robert Menezes,Managing Director
▽事業内容=工業用バルブ、ボールバルブ、バタフライバルブ等の製造・販売
▽資本金=51万9,200インドルピー(約100万円)
▽設立=1986年
▽従業員数=88名
▽売上高=2013年3月期2億1,752万3,475インドルピー(約3億5,700万円)
キッツ 執行役員の選任
並びに業務委嘱

 キッツは1月31日、執行役員及び役付執行役員の選任並びに業務委嘱(4月1日付)について発表した。
 同社の執行役員は1年任期で、毎年4月1日付で改めて選任及び業務委嘱される。記載は2013年度と比較して変更のある執行役員のみ。( )内は前委嘱業務、敬称略。
 【執行役員及び役付執行役員】
▽名取敏照=取締役 専務執行役員 バルブ事業統括本部長及びNEW KICSセンター長、グループ会社生産部門及び営業部門管掌(取締役 常務執行役員 バルブ事業統括本部長及びNEW KICSセンター長、グループ会社生産部門管掌)
▽近藤雅彦=取締役 常務執行役員 管理本部長、内部監査室及びグループリスクマネージメント担当、グループ会社管理部門管掌(取締役 執行役員 管理本部長、内部監査室及びグループリスクマネージメント担当、グループ会社管理部門管掌)
▽村澤俊之=執行役員 経営企画本部長、関連事業〈伸銅品事業、サービス事業〉担当(執行役員 関連事業〈伸銅品事業、サービス事業〉及び広報・IR室担当)
▽坂根哲夫[新任]=執行役員 バルブ事業統括本部国内営業本部長(バルブ事業統括本部営業本部大阪支社長)
 【退任執行役員】
 3月31日をもって執行役員を退任し、4月1日よりそれぞれ次の職務を担当する。
▽栗原 等=KITZ Corpo ration of Asia Paci
 fic Pte.Ltd.Chair man、アセアン・南アジア・中近東事業担当(取締役 執行役員 バルブ事業統括本部営業本部長、同統括本部プロジェクト統括部担当)
▽藤原 示=北澤閥門〈昆山〉有限公司董事長兼総経理及び連雲港北澤精密閥門有限公司董事長(執行役員 北澤閥門〈昆山〉有限公司董事長兼総経理及び連雲港北澤精密閥門有限公司童事長、鋳鋼弁事業担当)
▽原 俊幸=KITZ Euro pe GmbH Chairman、Perrin GmbH Chairman及びKITZ Corporat ion of Europe S.A.Chairman、欧州事業担当(執行役員 KITZ Europe GmbH Chairman、Perrin
 GmbH Chairman及びKITZ Corporation of Europe S.A.Cha
 irman、欧米担当)
▽長田行雄=同社顧問、青黄銅弁・バタフライ弁事業担当(執行役員 青黄銅弁事業担当)
▽内藤和広=北澤精密機械〈昆山〉有限公司董事長、中国事業担当(執行役員 台湾北澤股?有限公司董事長、北澤精密機械〈昆山〉有限公司董事長、ステンレス弁事業担当)
▽中嶋孝興=キッツメタルワークス代表取締役社長(執行役員 経営企画本部長)

穴加工用切削工具で
世界bPを目指し邁進
オーエスジー 全国合同賀詞交歓会開催

 オーエスジー(社長=石川則男氏、本社=愛知県豊川市本野ヶ原3-22)は1月20日午前11時20分より、オーエスジーアカデミー内のゲストハウス(豊川市一宮町宮前149)において「2014年OSG全国合同賀詞交歓会」を開催、全国より卸売代行店・特約代理店ら約100名が一堂に会した。
 冒頭、大沢輝秀会長は挨拶で「昨年3月に私どもは75周年を迎えました。私が70歳を迎えた7年前に、石川に社長を譲り会長になりました。ここがまず会社の変革のスタート。新旧交代の時期に差しかかっており、今回、国内の営業責任者だった小林常務が退任します。現在オーエスジーでは世界を五極に分けて、それぞれ若手の営業責任者を置いています。日本を見る人間はアジアと連携していく。皆様の中でも、アジアに自分の一番大事なユーザーが出て行ったりしている場合があるかと存じます。この大事なユーザーを守れない会社は、オーエスジーとしても応援できない。オーエスジーと心中する覚悟で、アジアへ攻めに行ってもらう。オーエスジーと一緒に汗をかく、これをやっていただける方と組んで仕事をしていきたい。2014年、さらなる成長のために、追い風の吹いている今こそ、風に乗っていきたい」と述べた。
 続いて石川社長が挨拶に立ち「2013年11月期は、売上高が883億7,800万円(前期比5.1%増)、営業利益が128億2,700万円(同8.1%減)、経常利益が139億1,000万円(同1.6%増)、当期純利益が86億1,900万円(同20.8%増)と、営業利益は減益となりましたが、経常利益、純利益では四期連続の増益となりました。2014年度は売上高960億円、営業利益150億円、経常利益154億円を目標に社員一同頑張ってまいります。また、2016年度に向けての中期経営計画では、売上高1,000億円、営業利益170億円を目指します。長期ビジョンとして『世界トップの穴加工用切削工具メーカー』を掲げているので、規模だけを追うのではなく、営業利益率20%も目指してまいりたい」と目標を語った。
 また、石川社長は世界市場での拡大に向けた方策として、@営業、技術、製造が一体となった活動で、顧客の視点で決断し、スピーディに実行するA組織横断型の、顧客単位またはアプリケーション単位での横串活動を行っていく、の二つを挙げた。
 さらにフラッグシップ製品戦略については「主力製品毎にフラッグシップになる製品を送り出すことで、世界のものづくりに貢献したい」と話した。
 卸売代行店・特約代理店の代表挨拶では、吉居亨山善社長が準備力≠フ大切さに触れ「オーエスジーさんと一緒になりやって行けば、必ず良い結果が出る。4月以降、色々な負の要素がありますが、プロセス(準備力)をしっかりして、オーエスジーさんが期待する以上の結果を出していきたい」と挨拶。
 山口輝夫東京山勝社長、乾正樹山下機械社長、小畑秋夫信和機工社長、大沢会長、石川社長による鏡開きが威勢よく行われた後、三橋誠テヅカ社長がオーエスジーグループ各社と参加企業のさらなる発展を祈念して高らかに乾杯の音頭をとった。
 会場では和やかに歓談が進み、山出谷武俊山勝商会社長が中締めの挨拶。
 2月22日付で退任予定の小林督史常務(国内営業本部担当)が「本日ご列席の皆様のような素晴らしいお客様との出会いもありました。今後、私はオーエスジーの子会社に行きますが、私の後は大沢会長の長男の大沢伸朗常務が日本を担当します。新しいオーエスジーの夜明けがいよいよ始まるというような、大きな区切りとなります。今後とも私同様よろしくお願いいたします。本当に長い間ありがとうございました」とお礼の言葉を述べたのに続いて、後任の大沢常務が「長年国内営業を牽引してきた、小林より国内営業を引き継ぐことになりました。イギリスに8年、ベルギーに8年、都合16年海外におりました関係で、国内に関しては新人同様です。皆様のお力添えなしには国内は立ち行かないと、身の引き締まる思いです。本日はいろいろ趣向を凝らして、ピンクのクラウン10台の納車式を賀詞交歓会の前に執り行いました。オーエスジーは皆様ご存知のように、営業に関しては個性が豊かだと思います。これから前線で活躍している九名の部長並びに子会社の社長が、ピンクのクラウンに乗ります。この車の個性に負けず、さらに皆様に良い驚きをこれからひたすらオーエスジーとして提供していけるように、若輩ものですが皆様と一緒に歩んでいきたいと思っております」と抱負を語り、賀詞交歓会を終了した。
ピンクのクラウン10台を
社用車として導入
賀詞交歓会前に納車式行う

 オーエスジーは、社用車としてトヨタ自動車が昨年9月から1か月間限定で受注した、ピンクのクラウン10台を購入した。
 同社の創業75周年記念の一環で、この日の午前10時から行われた納車式には、大沢会長、石川社長をはじめとする同社幹部と、トヨタ自動車からクラウンのデザインを統括した福市得雄専務役員、販売会社の愛知トヨタからは山口真史社長らが出席。山口愛知トヨタ社長より大沢会長にゴールドのキーが手渡された。
 創業75周年にちなみ、ナンバープレートの数字は「75」に揃えた。営業関係の部長や国内グループ会社の社長らが乗るほか、顧客に工場を案内する時などに使用するという。

生活支援ロボットの国際安全規格
ISO13482発行

 日本ロボット工業会は2月5日、生活支援ロボットの国際安全規格ISO13482が発行されたと発表した(経済産業省、新エネルギー・産業技術総合開発機構、産業技術総合研究所、日本自動車研究所、日本品質保証機構、同時発表)。
 日本では、高齢化の進行により、高齢者の介護などの生活支援分野でのロボット技術の活用に強い期待が寄せられているが、その一方で、生活支援ロボットは人との接触度が高くなるため、本格的な導入に向けては、対人安全の技術や基準・ルール整備と、安全対策を証明する制度の必要性が指摘されていた。
 そのため、経済産業省と新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、平成21年度から「生活支援ロボット実用化プロジェクト」を実施し、生活支援ロボットの安全に関するデータの収集・分析、対人安全性基準、安全検証試験方法および安全認証手法の確立に向けた取り組みを行ってきた。
 発表によると、「生活支援ロボット実用化プロジェクト」では、日本国内で実際に開発されている生活支援ロボットを三つの代表的なタイプ(「移動型」「搭乗型」「装着型」)に分類。国際安全規格の検討にあたっては同プロジェクトのメンバーが主導的に三分類を念頭においた規格を国際標準化機構(ISO)に提案し、各国と活発な議論を行ってきた。
 その結果、日本の提案が採用される形で、生活支援ロボットの国際安全規格ISO13482が2月3日に発行された。
 これにより、生活支援ロボットは国際安全規格に基づいた安全認証を取得することができるようになる。今後、生活支援ロボットの販売や導入の際、安全認証を取得していることが適切な安全対策の証明となることが期待される、としている。

業界初!受口にスッポリ納まる
受口用低位吸気弁
前澤化成工業 アンダー吸nano新発売

 上・下水道関連製品及び環境機器製品の製造・販売の前澤化成工業(社長=池嶋勝治氏、本社=東京都中央区)は、受口用低位吸気弁『アンダー吸(キュウ)nano(ナノ)』(製品名・HBVLN50)を新発売した。同製品は、新カプラー機構を採用し、専用工具や接着剤を使用せず取付けが可能。一般的な排水継手(DV継手・VU継手)の受口部へ直接設置が可能であり、床下など狭いスペースでの施工が簡単になる。また、脱着も容易なので吸気弁の維持・管理も向上。低位吸気弁には必需品の逆流防止機能も装備。スプリングにより弁体は通常閉まっており、水漏れの心配はない。「排水ガード」付きで、管路内の水から弁を守る。適用配管規模は、雑排水系統の器具のみの場合は3台まで。便器を含む場合は2台(但し、内一台は雑排水系統の器具)まで。設計価格8,900円(税別・梱包数8個)。製品に関するお問合せは同社中部支店名古屋営業所まで。電話=052-218-6921。

チャレンジ精神を持って変化に対応を
平成26年新年互礼会開催
山信会 児玉光雄氏を招聘し講演会

 山信会(会長=石川敏明氏・石川管工社長、山信と販売店、メーカーの集い)では平成26年新年互礼会を1月24日午後2時30分より、名古屋市熱田区の熱田神宮会館で開催。正会員、賛助会員ら120名が出席し新年を祝った。
 新年互礼会の冒頭、挨拶に臨んだ石川会長は、景気が良くなったと言われているが、期待外れな事も起きるかも。気を引き締めていこう、と呼びかけ「山口県に獺祭(だっさい)という純米大吟醸酒があります。大変売行きのいい銘柄で、海外にも進出しているそう。その酒蔵の経営者は、何度も倒産危機はあった。朝言った事が夜に変わっても良い。常に変化には対応しなければならない、とおっしゃいました。会社経営者には二つタイプがあります。コストはいくらかかるかを問うタイプ。そして、いくら利益が上がるかを問うタイプです。安全とリスクを判断するのは難しいですが、常にチャレンジ精神を持ち続けたいものです」と語った。
 引き続き、山信の小川社長が平素の愛顧と出席者への礼を述べ、愛知県の新設住宅総戸数、新築持家住宅数、新築分譲マンション数を資料を基に、平成24年と25年とを比較。新築住宅総戸数は前年対比で約3,000戸増、新築持家住宅も約1,000戸増、新築分譲マンションも約300戸程増と、平成25年は前年よりも伸びていると解説。加えて、4月からの消費税増税について注意点を説明した。
 続いては、追手門学院大学客員教授の児玉光雄氏を講師に招き「ゴルフの急速上達を実現するメンタルスキルの高め方」と題された講演会が開かれ、児玉氏のベストセラー著書『イチロー思考』からや、メンタルカウンセラーとして手掛けたプロスポーツ選手の体験を基に、一流アスリートはなぜ「一流」になり得たのか、@持続力A没頭力B執着力C直観力D創造力と、5つのポイント挙げエピソードを交え解説。またその理論を基に、急速にゴルフを上達させる為の精神面でのコントロール法を紹介。受講者らは、面白いエピソードとゴルフの話題で熱心に聞き入っていた。
 2部の懇親会では、賛助会員代表として、カクダイ副社長の多田修三氏による乾杯で開宴。情報交換などで盛況の中、山信会副会長の浅野政司氏(東海設備工業社長)の手締めで散会した。

突然のゲリラ豪雨でも一分で対策!
防水板『アピアガード』2タイプ新発売
リクシル鈴木シャッター 店舗出入口やガレージシャッターに

 シャッター・スチールドアの専門メーカーであるリクシル鈴木シャッター(社長=牛尾清明氏、本社=東京都豊島区)は、店舗出入口前やガレージシャッター向けの防水板として、新止水構造(特許出願中)の採用と、設置・保管が容易な『アピアガード/簡易脱着タイプ』と、業界で初めて防水板を上部に収納させた『アピアガード/上部収納タイプ』を1月2日より全国で発売を開始した。近年、異常気象での台風や集中豪雨が頻発。特に都市部では、ゲリラ豪雨による短時間での浸水被害も多発している中、一般的に用いられている水害対策は「土のう」だが、「土のう」は重く、設置に時間がかかる他、使用しない時の収納場所に困るケースもある。
 『簡易脱着タイプ』は、防水板のパネルが三分割構造になっており、アルミ形材製のガイドレールに3枚のアルミ製パネル(下段・中段・上段、一枚重量=約3kg/m)を重ね、簡単に設置できる。分割構造なので保管時でのスペースを取らない。
 『上部収納タイプ』は、常時、防水板をガイドレールの上部に収納するタイプで、使用時は昇降ボタンを押し、防水板がドアの下部にセットされる。防水板のパネル部は丈夫で軽い樹脂パネル(厚さ=8mm)を採用。
【販売価格】
▽簡単脱着タイプ=19万8,000円(税別・取付費別)(サイズ=W2,00mm×H500mm)
▽上部収納タイプ=39万1,000円(税別・取付費別)(サイズ=W2,00mm×H500mm)

TOTO 新社長に喜多村円氏就任
張本邦雄氏、会長兼取締役会議長に
2014年度新役員体制発表

 住宅設備機器メーカーのTOTO(社長=張本邦雄氏、本社=北九州市小倉北区)は1月31日、会長、社長および代表取締役の異動を発表。2014年度の開始にあたり新経営体制に移行するものと説明した。なお異動は4月1日付の予定。
【新役職】
▽代表取締役会長兼取締役会議長=張本邦雄氏
▽代表取締役社長執行役員=喜多村円(まどか)氏
▽代表取締役副社長執行役員=猿渡辰彦氏(重任)
▽代表取締役副社長執行役員=古部清氏
TOTO 洗面化粧台新『オクターブ』
発売3ヶ月で販売台数目標125%達成
機能とデザインの両立で人気
 TOTOは、洗面化粧台の新『オクターブ』が、昨年8月19日の発売以来、3ヶ月間で目標販売台数の125%を達成したと発表した。同商品は、ボウル内に四度の傾斜をつけ排水口へ水が流れやすくし、広い開口スペースが、腕を伝って床に水がこぼれる事を防ぐなどの清掃性と、排水管を洗面台の奥側に配置し、排水トラップの構造を見直す事で生まれた高い収納性と機能が充実しているが、実際購買した顧客の動機を調査すると、直線基調のデザイン性への評価が特に高いという結果が得られた。

尾ノ上氏を招聘し利き酒で
『WAを楽しむ』
ナゴヤ西部機械協組 平成26年新年会を開催

 ナゴヤ西部機械協同組合(理事長=近藤和夫氏・近藤金属工業社長)は1月23日午後6時より、名古屋市中村区の北京料理・百楽において「平成26六年新年会」を開催、組合員ら16名が参加して新たな年の幕開けを祝った。
 はじめに近藤理事長が挨拶で、来賓と組合員に参加のお礼を述べた後、「アベノミクスから約1年、2014年も3週間が過ぎ、4月には消費税率引き上げ、円安による原材料の高騰と、まだまだ不安材料はあるかと存じます。しかし昨年の秋以降、少しずつではありますが回復の傾向が見られます。最近の報道では、大企業はベースアップとの記事もありますが、中小企業、零細企業にとっては不確定なところが多々あります。皆様方がお互いに情報交換をし、愛知県鉄工連合会や愛知県中小企業団体中央会のご支援ご指導をいただきながら、頑張っていきたいと思います。今回は楽しくお酒を飲むための講演をしていただきます。日ごろ何かとストレスの多い中ですが、上手く発散できればと思います。最後に、皆様企業のご発展と皆様のご健勝を祈念いたします」と述べた。
 続いて、『WAを楽しむ』をコンセプトに利き酒会や日本酒セミナーを企画している、CHERRY STONE代表取締役の尾ノ上智美氏による「WAを楽しむ日本酒講座」が開かれた。
 醸造酒、蒸留酒、混成酒といった酒の分類から、日本酒の特徴、日本のアルコール事情などについて話された後、日本酒のテイスティングの説明に入り、香りの高い「薫酒」、軽快でなめらかな「爽酒」、コクのある「醇酒」、熟成した「熟酒」の4タイプがあり、さらに精米方法や原材料の違いにより純米酒、本醸造酒、吟醸酒などの特定名称酒と普通酒に分けられることを学んだ。
 このあと尾ノ上氏が用意した、蔵や生産地の異なる5種類の日本酒で利き酒に挑戦。参加者は、味や香り、色が微秒に違うのは感じられても中々正解を見つけられず、悪戦苦闘しながらも楽しそうに取り組んでいた。正解者には、尾ノ上氏特製の「ぐい呑」がプレゼントされた。
 講演のあと、来賓の小山愛知県鉄工連合会常務理事の発声で乾杯して祝宴に移り、和やかに歓談。講師の尾ノ上氏も交えて酒の話で大いに盛り上がり、午後九時過ぎに終了した。

11月に名古屋で全国大会
自助努力で良い年に
名古屋伝動機商組合 平成26年新年会開催

 名古屋伝動機商組合(理事長=椿井基男氏・椿井精工社長)は1月22日午後6時より、名古屋市西区の大森において「平成26年新年会」を開催した。当番幹事のユアサ商事と藤川伝導機が設営を担当し、当日は20社が出席して新春を祝った。
 平原ユアサ商事部長の司会進行で、冒頭、椿井理事長が「アベノミクスの効果で昨年から円安・株高となり、地元の大手自動車メーカーが空前の利益を予想するなど輸出企業を中心に景気が回復しているという感じですが、残念ながら斑模様で、お客様によっては大変良い企業もあるでしょうし、まだあまり変わっていないというところもあります。一概には言えませんが、全体的に少し明るさが見えてきたかなと感じています。ただ、納期と値段が厳しい。さらに年末から年始にかけて値上げの情報があります。特に素材関係の上昇率が大きい。我々にとって売り易いのか、売りにくいのか分かりません。足元は明るいように感じられますが、利益の確保とか、四月からの消費税率引き上げと、その後の動きが読めません。各社、自助努力により良い年にしていきたいと思います」と挨拶。
 また椿井理事長は、今年の11月12、13日に全国伝動機商組合連合会の全国大会が名古屋のウェスティンナゴヤキャッスルを会場に開催されることに触れ、「やって良かったと言える大会にしたい」と参加、協力を呼び掛けた。詳細については今後検討していく予定。
 椿井理事長の乾杯の発声で開宴し、和やかな雰囲気の中、参加者は情報交換などをして親睦を深めた。
 次回(平成26年度総会)は4月22日午後6時より東京第一ホテル錦での開催を予定。当番幹事の太田廣と落合が紹介された。
 長村副理事長(長村商店社長)が「午年はウマくいく、ということを信じて頑張ってまいりたい」と中締めの挨拶をして、お開きとなった。