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2014年(平成26年)12月
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2014年12月7日(日 2546
管機連・名古屋会合でおもてなし
第30回管工機材展は大成功
愛知県管工機材商協組 11月理事会開催

 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=小川信氏・山信社長)は、11月4日午後6時より、名古屋市中区の東別院会館にて、理事17名が参加し11月定例理事会を開催した。第30回管工機材・設備総合展関連の報告ならびに各部会で開催する事業内容などについて審議し承認された。
 冒頭、9月17日に逝去された故・大藪育三相談役を偲び、理事全員により黙祷が捧げられた。続き、小川理事長は挨拶で「大藪育三様という本当に惜しいお方を亡くし、非常に残念でなりません。心より哀悼の意を表したいと思います」と述べた後、「無事に第30回管工機材・設備総合展を終えることができました。皆さまにはいろいろとご協力いただき誠にありがとうございました。各部会の事業も今後予定されており大変忙しい時期ではありますが、お時間の許す限り組合員お誘いあわせのうえ、事業等ご参加くださいますようお願いいたします」と述べた。
▽第1号議案=一般社団法人全国管工機材商業連合会(管機連)名古屋会合について。伊藤理事(イトウ社長)より「展示会前日の理事会とハードスケジュールの中、皆さまにもご協力いただき大変ありがとうございました。当日は理事会、懇親会、2次会と続き、各地区理事の方々をおもてなしできたと思います。懇親会では峰澤実行委員長に挨拶と展示会のPRをしていただきましたが、皆さまから『しっかりした実行委員長さんですね』とお褒めの言葉をいただきました。翌日はバスで展示会へ移動し、大きなトラブルも無く、皆さまには、しっかりと見学していただきました」と報告があった。理事会については=名簿発行について▽管機連に所属するすべての管工機材組合員に配布予定である=災害協定締結について▽管機連として非常に重要視している。各自治体、組合同士などで積極的に協定を結んで欲しい。その際も実際に災害が発生した場合を想定し、細かく具体的に内容を詰めてほしい旨の要望あり=各地区理事長からの報告―などが話し合われたと小川理事長より補足説明があった。
▽第2号議案=第30回管工機材・設備総合展について。峰澤実行委員長(峰澤鋼機社長)より報告。出品企業数169社、出品小間数287、来場者数1万3785名。収支に関しては現在集計中であるが、小間料金・協賛広告費の未入金あり(10月21日現在)とのことで、関係者の方には引き続き入金までの管理をお願いしますと要望があった。また、第4回展示会実行委員会(反省会)を10月21日開催。各部からの報告を受け、峰澤実行委員長は「今回は組織化を図ることを大前提に考え、各部の部長に機能的に動いてもらうことを第一に考えた。また今回から青年部にも運営に参加してもらった。各部で役割にしっかり取り組んでもらい、安全に期間を終えることができた。小間の勧誘、当日の運営など、関わってくれたすべての方々にお礼申し上げます」との講評で報告を終えた。
▽第3号議案=平成27年新年賀詞交歓会について。「水ing2015」と銘打ち、平成27年1月20日(火)、名古屋マリオットアソシアホテルにて18時開会。収支予算(昨年見積りに倣っての仮案)、会場平面図案、アトラクションゲストのプロフィールについて審議され承認された。
▽第4号議案=部会報告
【事業部会】11月14日開催の鉄道事情見学会について。募集人数にまだ若干の空きがあり、随時参加受付していると報告。
【福利厚生部会】11月8日開催の第34回ボウリング大会について。星ヶ丘ボウルにて、組合員・賛助会員合わせて54チーム、162名の参加で行われると報告。
【経営研究部会】11月28日開催のセミナー「職場を元気にするコミュニケーション」講師・鎌田敏氏(こころ元気研究所所長)について。会場は名古屋国際センタービル、募集人数にまだ若干の空きがあるので奮ってご参加くださいと報告。
【広報部会】組合だよりについて。12月中旬と2015年2月の2回、年度内に発行すると報告。
【流通部会】12月に部会を開催。2015年2月にセミナー予定。現在、交通安全をテーマに講師を選定中であると報告。
【加入促進部会】賛助会員であるオオタケファンドリーの法定脱退が報告され、承認された。
▽第5号議案=第46回名管会ゴルフ大会。9月9日、藤岡カントリークラブにて開催。参加人数55名(組合員24名・賛助会員31名)。優勝=吉田臣寛氏(川本製作所)、準優勝=新美金之介氏(ナゴヤ)、ベスグロ=新美金之介氏(グロス70)と成績発表の後、当日の収支が報告された。
▽第6号議案=青年部「愛青会」報告。9月19日、会合を開催。第30回管工機材・設備総合展の抽選部として展示会を盛り上げていこうと青年部全員で意思統一。今年度中に再度会合を開き、来年度に向けての話をしたいと報告。
▽第7号議案=故・大藪育三相談役の組合関連略歴(役員歴40年)を改めて紹介。大藪淳一副理事長(大清社長)が、これまでお世話になったすべての方々に感謝申し上げますと述べた。
▽第8号議案=その他
 植田慎一郎副理事長(ウエダ社長)が発起人となり、カラオケ同好会を発足。
 10月17日、第63回中小企業団体愛知県大会開催。阪尾事務局長が中央会会長表彰・永年勤続職員として表彰された。
▽今後の予定=2015年1月20日、名古屋マリオットアソシアホテルにて新年賀詞交歓会開催。同3月3日に定例理事会、同4月下旬に決算承認理事会、同5月19日にクレストンホテルにて通常総会を、それぞれ開催予定。

レクは宝塚歌劇団観劇
12月16日に忘年会
愛機工青年部 10月役員会を開催

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機社長)の青年部(部長=森庸一氏・森哲社長)は、10月15日午後7時より組合事務局において10月役員会を開催し、今後の事業などについて審議した。
 組合親善野球大会について、9月21日に決勝戦が行われ、Aゾーンで新栄商會、Bゾーンで川島商事がそれぞれ優勝し、滞りなく閉幕したことが報告された。10月29日に開催される反省会への参加も呼びかけられた。
 忘年会については、12月16日に開催することを決めた。会場は未定。
 レクリエーションについては、開催日を平成27年2月7日とし、以前実施して好評だった宝塚歌劇団の観劇を行うことを決めた。80席限定。
 講演会は11月19日、東京第一ホテル錦の稲垣伸一副部長を講師に「ホテルセールスとプロトコルについて」と題して行われる。詳細について確認した。

第30回管工機材・設備総合展
1万3785名が来場し成功裡に閉幕
愛知県管工機材商協組 新技術と新工法を一挙公開!!

 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=小川信氏・山信社長)主催による「第30回管工機材・設備総合展」(実行委員長=峰澤彰宏氏・峰澤鋼機社長)が10月9日から11日まで、名古屋市中小企業振興会館(吹上ホール・第1ファッション展示場)で開催された。今回展のテーマは「暮らしと産業をつなぐ」。過去最多の169社(287小間)が参加し、防災、エコ、省エネなど今日的課題の解決に向けた設備関連機器を紹介した。期間中、1万3785名が訪れ、管工機材の最新傾向を探った。
 今日、災害への備えとエコ対策が求められる「暮らし」に対して「産業」ができることは何か―。管工機材業界にあっては、稀少な水をより安全でより効率的に配水するとともに、災害による“荒ぶる水”をいかに制御するかが課題であり、防災・エコ・省エネは半ば不変のテーマとなっている。
 はじめにエコ・省エネに関連して。KVK(社長=末松正幸氏、本社=岐阜市黒野308)はキッチン向けで浄水器内蔵のシングルレバー混合水栓を展示した。使用者が水を使いたい場合、通常品ではレバーが中央部にあると給湯器が着火していたが、レバーが中央部でも水しか出ない構造(「eレバー」)とし、エネルギーの無駄を無くした。「瞬時に清掃!安全・安心な保全の味方」をコンセプトに洗浄式Y形ストレーナを開発したのはワシノ機器(社長=加古眞氏、本社=名古屋市南区道全町3-36)。管内に溜ったスラッジをワイヤーブラシでかき落とすことができ、配管ラインの稼働率上昇と生産性向上に貢献する。川本製作所(社長=津悟氏、本社=名古屋市中区大須4-11-39)は「2014愛知環境賞・名古屋市長賞」を受賞したインバータ自動給水ユニット「ポンパーKFE」で驚異的な電力消費量の削減を実現した。なお、住宅設備はもちろん、工場設備にも純度の高い水が求められることから、銅管や継手などのメーカー各社では水への金属(有害物質)浸出を防ぐため管材等の見直しが進められている。
 次に防災関連。受水槽に貯えた大切な生活用水の流出を防ぐ緊急遮断弁が紹介された。ライフラインが復旧するまでの延命水であり、受水槽方式の有効性を支持する製品が出展された。東洋バルヴ(社長=大瀧光夫氏、本社=東京都中央区日本橋人形町3-8-1)はキャパシタ型の緊急遮断システムを展示。感震器が地震発生を感知作動して水槽元弁を閉め、水の流出を防ぐもので、停電時にもバックアップ電源により遮断弁の操作が可能である。ベン(社長=横沢好夫氏、本社=東京都大田区多摩川2-2-13)は電気を使わない機械式緊急遮断弁を開発した。一方、名古屋市上下水道局は受水槽方式に代わるシステム「中高層直結給水方式」を提案。これは、ブースターポンプを直列に配置し、より高層階まで新鮮な水の供給を可能とするもので、維持管理コストほか電力消費量の低減化が期待できる。このほか、グローベン(社長=服部吉剛氏、本社=名古屋市港区本星崎町字南3998-31)は雨水を地下埋設のタンクに溜め置き、庭への散水や屋上緑化などに積極利用するほか、災害時の備えとして、また水害予防にもなる雨水貯蓄タンク「アンダータンク」を紹介。鶴見製作所(社長=辻本治氏、本社=大阪市鶴見区鶴見4-16-40)は近年多発するゲリラ豪雨に対応可能なKRS型ポンプを展示した。
 大盛会となった第30回展を振り返って小川理事長は「新技術、新工法のあまたの登場に驚いている。モノとモノ、モノと人、人と人。これらをつなぐための今回展であったわけだが、いい関係が築けたのでは」とし、時代の要請に応えてきたこの業界の今後の発展を確信しつつ、エールの言葉とした。

 初日の9日午前9時30分からは、小川誉之実行副委員長(小川管商社長)が司会進行を務めてオープニングセレモニーが開かれた。
 小川理事長は「今回この記念すべき第30回管工機材・設備総合展を『つなぐ』というコンセプトで開催いたします。開催に当たっては、峰澤実行委員長、小川実行副委員長を中心に、組合一丸となって準備を進めてまいりました。つなぐには、出品されている各メーカー様と来場者の皆様、そして我々組合員をつなぐ、また社会と管工機材業界、設備工事業業界をつなぐ、これからの業界を背負う若い方々とベテランの業界経験者をつなぐ、いろいろな意味があると思います。新しい管工機材業界を考えて行ける展示会になればと思っています。さらに昨今、職人不足が叫ばれています。この展示会が、各メーカー様の新しい商品・工法を大いにPRし、解消の一助になればとも考えています」と挨拶。続いて来賓を代表して名古屋市の近藤真由美市民経済局産業労働課産業企画係長が河村たかし市長の祝辞を代読した。
 出品者を代表して挨拶に立った堀田康之キッツ社長は「今回の展示会は今までにない規模で169社と前回展より2割以上多い出品者を集めての開催となり、心よりお祝い申し上げます。天野浩名古屋大教授は、工学部は人と人をつなぐ場であると仰っておられた。正しくこの場は我々メーカー、工事会社さん、エンドユーザーさん、そのもとにある組合の皆さんをつなぐ場であると感じています。我々賛助会員は今日から3日間、全力を尽くして組合の皆さんをはじめ、人と人をつなげられるように努力してまいります」と意気込みを披露、そのあとテープカットが行われた。
 初日の午後6時からは記念パーティーが催され、30回連続出品者14社(KVK、キッツ、積水化学工業、帝国金属、TOTO、日立金属、藤井高圧工業、古林工業、ベン、山本計器製造、ヨシタケ、LIXIL、レッキス工業、ワシノ機器)を表彰、各社に感謝状が贈られた。

「7つのみらい」への対応が重要
平成26年度下期方針発表・上場感謝会
橋本総業「中部みらい会」

 中部みらい会(橋本総業と販売店・メーカーの集い、会長=伊藤辰之氏・イトウ社長)は、11月11日午後4時より、名古屋国際ホテルにおいて、静岡みらい会メンバーを含む総勢120名が参加する中、平成26年度下期方針発表会ならびに東証1部上場記念感謝会を開催した。
 冒頭、伊藤会長より挨拶があり、「今、この業界最大のトピックスは、橋本総業さまが東証1部上場されたことです。10月29日には終値2600円台後半をつけ、私どもとしても大変喜ばしい限りです。橋本総業さまの東証1部上場が、この業界を少しでもメジャーにするという意味でも、我々も一致団結して頑張っていこうと考えています。橋本総業さまにも強いリーダーシップを発揮していただき、我々も共に発展できるよう祈念いたしております」と述べた。
 また、賛助会員を代表し、本間健司TOTO上席執行役員中部支社長より挨拶があり、「新築分野・リフォーム分野共に、この中部圏では上期は前年比ダウンしており、非常に厳しい現状である。これを打破するためには、提案営業力・商品力・闘争心を持って挑んでいかなければならない。ターゲットの需要規模、人口動態変化、そして世代をエリア毎に確実に把握し、詳細な戦術を立てることが必要である。安心・安全に暮らしていただける住まいや住まい方をいかにターゲットに納得してもらえるよう提案できるか。そのために、どのような装備を自社で持ち、あるいは橋本総業さまの持つ機能を使わせていただくのか、そこが勝ち組となる勝負所だと思う。今後も、橋本総業さまの圧倒的な総合力を頼りに、勝ち組を目指して営業活動を展開していきます」と述べた。
 続いて、橋本政昭橋本総業社長が世界や日本の現在の経済状況ならびに建設業界の動向を踏まえ、業界の「7つのみらい」について説明。@エコエネルギー▽2016年・エネルギー自由化の世界へ、2020年・建築は省エネ化義務化、2030年・ゼロエネ化標準化Aリフォーム・中古住宅流通▽2020年・リフォームならびに中古住宅流通は倍増、リノベーション=新築から大型リフォームへの動きもB健康・快適▽高齢化社会への対応ならびに医療制度改革・介護制度改革への対応C安全・安心▽世界一の地震国として安全安心な国土へ、インフラの再構築(水インフラ他)、復興対策D地域活性化▽地域需要と振興策(特区他)、国内産業改革(農業・観光・医療他)Eグローバル化▽自由貿易体制の拡大(TPP・FTA)、企業の海外進出の拡大、海外インフラの受注FIT技術の活用▽IT=最新のハードを使いこなす、情報はクラウドから、ネット取引の拡大。この「7つのみらい」にどう対応していくかが今後の課題であると語った。最後は同社が取り組んでいるテニスの支援活動についての説明で話を結んだ。
 田所浩行常務取締役販売本部長から、同社上期の現況と業界の現況、「7つのみらい」に沿った商品説明を販売本部方針として説明。宇佐見徳秋上席執行役員中部エリア長から、「中部みらい会」平成26年度上期活動状況の振り返り、下期活動計画と「みらい会」活動方針について説明。その他、各支店長から支店毎の活動方針の発表、斎藤武宣静岡ブロック長から静岡ブロックの方針が「外勤」「内勤」「配送」の項目別に発表された。休憩を挟み、管材分野から@金属系(新日鉄住金)A樹脂系(積水化学)Bバルブ(キッツ)、住設分野から@衛生陶器(TOTO)Aキッチン他(クリナップ)B給湯器(リンナイ)、空調分野から@エアコン(ダイキン)A換気他(三菱電機)Bポンプ(荏原)の各メーカーにより分野別発表が行われ、方針発表会は終了した。
 続く第二部では、東証1部上場記念感謝会が開催された。植田慎一郎ウエダ社長による乾杯の挨拶の後、正会員、賛助会員らが情報交換など活発に交流する中、抽選会では更なる盛り上がりを見せ、最後は戸島洋ノーリツ中部支社長の中締めでお開きとなった。

安全弁の構造・用途など学ぶ
特約店社員向け技術研修会
中部桃友会 名古屋と静岡で開催

 べン(社長=横沢好夫氏、本社=東京都大田区)と特約店でつくる中部桃友会(会長=伊藤捷三氏・ヌマカン会長)は10月16、17日の2日間、名古屋、静岡地区において「社員技術研修会」を開催した。名古屋地区では16日午後2時より西区の名古屋逓信会館を会場に行われ、特約店の営業マン37名が参加した。
 研修会はベン名古屋営業所の青柳圭介所長が司会を務め進行。研修に先立って大藪淳一中部桃友会幹事(大清社長)から挨拶があり「中部桃友会は愛知、岐阜、三重、静岡の4県のベンさんの製品を販売している販売店の会です。いつも旺盛な活動をしています。ベンさんはいろいろな新製品を出され、さらに既存の製品を改良するということも得手な会社であり、我々も市場で非常に売りやすい。今回10月9日から3日間、管工機材・設備総合展が開催されていましたが、そのような折にも企画の斬新さなどチャレンジ精神も旺盛であり、頼もしい会社です。本日はこのあと長時間に渡りますが、安全弁の説明に続いて機械式の小型緊急遮断弁、減圧弁、電磁弁の桃太郎、KT型のストレーナ等の製品の説明があります。ぜひ皆さん、多くのことを頭に入れて販売の拡大につなげていただければと存じます。最後まで宜しくお願いいたします」と述べた。
 研修会では、今年のテーマを「安全弁」として、安全弁の種類、基本構造、作動原理・特性などが説明され、安全弁を選定する上でのポイントなどを学んだ。
 その後、安全弁の構造をより深く理解するために、各自で実際に分解と組み立て、圧力の調整(安全上設定変更はメーカーに依頼する必要がある)などを行ったり、ベンの新製品「小型機械式緊急遮断弁」や強化商品「電磁弁桃太郎」の作動を体験した。
 最後に鈴木執行役員西日本営業部長より「講習だけではなく、実際に見て触って、より近くにベンを感じていただければ幸いかと存じます。ベンは皆様方からの提案制度を設けております。お客様のちょっとした言葉からヒントを得て提案していただき、我々の製品開発課が製品化していく仕組みです。ユーザーの声を聞かせていただくためにも、ぜひ提案を出していただきたいと存じます。お陰様でベンは来年、創立65周年を迎えさせていただきます。80年、100年と続けて行くためにも、皆様のお力をお借りして参らなければなりません。今後ともベン製品をご愛顧賜りますよう宜しくお願いいたします」とお礼の言葉があり、研修会を終了した。
 研修後は懇親会が行われ、引き続き青柳所長が司会進行を務めて開宴。名古屋営業所の社員らによる寸劇や抽選会などの楽しい催しもあり、和やかな雰囲気の中で忌憚のない意見交換が行われ、さらなる製販一体と互いの繁栄を誓った。
 翌17日には静岡地区において同様の研修会がホテルプリヴェ静岡ステーションで開催され、特約店の営業マン23名が参加した。

次回展示会に向け意見交換
第30回管材展反省会開く
愛知県管工機材商協組 第4回実行委員会

 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=小川信氏・山信社長)では、主催する「第30回管工機材・設備総合展」(実行委員長=峰澤彰宏氏・峰澤鋼機社長)が3日間の会期を経て10月11日に成功裡に閉幕したことを受け、同月21日午後5時より名古屋市中区のホテル名古屋ガーデンパレスにおいて第4回実行委員会(反省会)を開催した。実行委員のほか、組合三役、青年部員らが出席した。
 小川誉之実行副委員長(小川管商社長)の司会進行のもと、はじめに小川理事長が挨拶し「展示会においては、皆さんには準備段階から協力していただきありがとうございます。また、峰澤実行委員長、小川副委員長、本当にご苦労様でした。今回、立派な展示会が開催できました。入場者数も1万3千名を超える方に来ていただきました。色々と意見を聞く中で、来場者の方々からは、非常に出展小間が多く、かつ新商品・新工法も多く紹介され、勉強になったとの声が多数聞かれました。出展メーカーからも、多様な来場者に商品を紹介でき、各企業の認知度も上がったという声がありました。我々は管工機材の流通を請け負っています。流通を活発にするには、最終ユーザーにPRをすることが大切。その商品が組合員各社を通じて多く流通し、各企業の成長、発展につながることが一番大きなことと思っております。今回の展示会は非常に効果のあったものと感じております。本日の反省会をもとに、次回第31回の展示会につなげて行きたい。皆さん、本当にご苦労様でした」とお礼を述べた。
 峰澤実行委員長は「昨年の10月4日に第1回実行委員会を開催し、1年間の準備期間を経て、無事に第30回管工機材・設備総合展を閉幕することができました。本当に皆様にはご協力いただきありがとうございます。“つなぐ”というのが今回のテーマでした。ファッション展示場とホールをつなぐ踊り場に50年の歴史を掲示しましたが、昭和56年(1981年)、第13回展示会を小川信夫理事長のもとで私の父が実行委員長をやっていたことを知り、これもひとつのつなぐなのかと感じておりました。特に今回は青年部の方々、初めて青年部というスポットライトの当て方で実行委員に加わっていただきました。会期中の3日間、本当に汗をかいて皆さんで盛り上げていただきました。その他にも色々、ありがとうございましたと言いたいところはたくさんありますが、いずれにしましても今回の展示会を無事に終えることができました。皆様のご意見をいただき、次回の展示会、さらにはその先の40回、50回につなげてまいりたい」と感謝の気持ちを込めて挨拶した。
 阪尾事務局長より今展示会の結果について、出品者数169社・287小間、来場者数は10月9日4334名、10日5191名、11日4260名の合計1万3785名となったことが報告された。
 続いて、成田総務部長(大成工機商会社長)、安井会場部長(錦興業社長)、大野受付部長(大野管材社長)、竹内抽選部長(青年部「愛青会」部長・丸金商会社長)より各部の報告が反省点なども含めて行われた。
 小川実行副委員長は「組合の50周年記念式典の折、実行副委員長を拝命し、1年半峰澤実行委員長に仕えてきました。実行委員会を招集する前からいかに準備が必要かを勉強させていただきました。二つ思ったことがあります。一つは、峰澤実行委員長の運営センス。強力なリーダーシップで、ワンマンではなく組織を使って人を動かす。もう一つは、前例踏襲ではなく、何事もやってみるというブレイクスルー。青年部の方に担当していただいた抽選部も非常に活気あるものとなったと感じています」と感想を述べた。
 最後に峰澤実行委員長と小川理事長が講評を述べ、会議を終えた。
 終了後は慰労も兼ねて懇親会が催され、ここでも展示会についてのさまざまな意見交換が行われた。

ドライブレコーダーによる危機管理や
助成金の活用等を情報交換
名機工同友会 10月例会を開催

 名機工同友会(会長=田中知之氏・ミユキ商會社長)は10月27日午後6時30分より名古屋市中区の東京第一ホテル錦において例会を開催した。
 野崎総務部長(常磐精機社長)の司会で進行され、田中会長の挨拶に続いて各部の報告が行われた。
 新規事業部より共同購入品の売上について報告された。
 厚生部からは親睦旅行会について、当初の計画では11月に開催する予定だったが、経営対策部の講演会と共同開催という形で実施することになり、内容については今後検討していくと報告。日程は来年の2月21・22日を第一候補とし、同月14・15日のいずれかを予定している。
 また、忘年会は12月17日午後7時より開催することを決めた。
 情報交換の場に移り、テーマ毎に各社の状況が報告された。
 @業務の賞与査定について。
 色々迷っている。ほとんどが女性だが、業務に携わっている男性も営業手当がないので、2か月ほどは出していきたいと考えている。
 業務は契約社員かパートの方にしてもらっているが、それなりに賞与を出している。査定というほどではないが、電話対応、接客など日頃の仕事ぶりや、できる方は与えられた仕事以上に自分から探してやるという姿勢を考慮している。
 明確には決まっていないが、事務職については各セクションリーダーからの意見を参考にしている。
 業務も営業職の平均と合わせている。女性に関しては世間一般並みを出すようにしている。
 営業マンは個人目標の達成など基準があるが、業務はグループの目標でこれを目安としている。
 しっかりした基準を設けていないので、今後作成していきたい。
 A客先に対する歳暮について。
 基本は「なし」としているが、主となる客先の中で出しているところもある。
 歳暮、中元はともに実施している。ただ、4年ほど前に贈り先を絞った。
 以前実施していたが、リーマンショックを契機に全廃した。
 機械関係の客先には出していたが、リーマンショック後に廃止した。最近、若手からの声もあり、一部復活している。
 リーマンショックまでは百数十万あったが、ショック後はゼロにした。それで影響があったかというと、なかったと感じている。一部、地域特性で贈っているところもある。
 Bドライブレコーダーについて。
 納入業務をしているので、お客様の大切な資産を預かっているということで、ドライブレコーダーを採用している。事故で商品を損失してしまった時に、迅速に対応できる対策として必要だと感じている。
 現在、ドライブレコーダーの採用について検討中。今は自分の車(マイカー)に搭載して検証している。機能的には費用対効果を考えて採用しても良いかと考えている。
 C中小企業に対する助成金受給&活用について。
 最低賃金引き上げに関して実施した。その他、使える物は積極的に取り入れていきたい。
 定年者の雇用延長時に利用した。その他は雇用調整時に申請した。
 Dその他、近況報告。
 TECH Biz EXPOがあり、小間に来ていただきありがとうございました。JIMTOFにも出展するので是非お立ち寄りください。
 外国人(ベトナム人)を面接して採用し、日本に連れてくることに踏み切った。早ければ、11月に正社員として採用する予定。海外の社員を雇うと安いのではないかと思われるかもしれないが、実際には日本人と変わらない。

ナノ多結晶ダイヤモンド使用
ボールエンドミルNPDB型
住友電工 標準在庫化し販売

 住友電気工業(社長=松本正義氏、本社=大阪市中央区)は、ナノ多結晶ダイヤモンド(Nano―polycrystalline diamond=以下NPD)を刃先に用いたモールドフィニッシュマスター・スミダイヤバインダレス・ボールエンドミルNPDB型を標準在庫化し、10月より発売を開始した。
 同社は2012年2月、数十ナノサイズの微細な粒子を強固に直接結合させたNPDを刃先に用いたボールエンドミルを業界で初めて開発し、2013年4月より受注生産をスタート。今回、工具半径R0・3、R0・5、R1・0の3種類を標準在庫化し、今年10月より発売を開始した。
 NPDは、原料であるグラファイトから、特殊な製造装置を用いて15GPa以上の超高圧、約2300度の高温環境下で生成される。粒径数十ナノメートルの微細なダイヤ粒子が結合材を用いず強固に直接結合したことにより、単結晶ダイヤモンドよりも高い硬度を持ちながら、その弱点である特定方向に割れやすいといった劈開性を克服している。また、従来の焼結ダイヤモンド(PCD)と比較してもシャープな切れ味を有し、優れた加工面品位を実現できる。さらに、エンドミル切れ刃の輪郭精度を向上させ、光学系金型や精密鍛造金型等で用いられる超硬合金等の硬脆材の加工で優れた加工寸法精度を長時間持続できるという特長も有している。
 同社グループのアライドマテリアル(社長=北川信行氏、本社=東京都港区)が2012年2月より販売しているNPD素材を適用した超精密加工用切削工具とあわせ、両社で初年度年間売上高2億円、3年後に12億円を目指す。
切れ刃形状を最適化
ウェーブミルに新製品
住友電工 WFX08000型発売

 住友電気工業は、刃先交換式隅削りカッタ「SEC‐ウェーブミル-WFX12000型」の低切込み用途として「WFX08000型」(最大切込み深さ6・0mm)を拡充し、12月から販売を開始した。
 近年、工作機械やエネルギー関連機械を中心とする産業機械市場は、新興国の経済発展に伴い堅調な伸びを示しており、いずれの分野でも機械加工コストの低減、工程の集約が要求されている。また、完成品の高性能化により、産業機械の構成部品に要求される寸法精度や加工品位は年々厳しさを増しており、加工する工具に対しても加工面粗さや壁面精度への改善要求がますます強まっている。
 同社はこうしたニーズに応えるため、2011年に発売した「SEC―ウェーブミル-WFX12000型」に加え「WFX08000型」を拡充した。本製品は▽壁面加工面が底面加工面に対して垂直となるよう切れ刃形状を最適化▽正面の刃振れ精度0・03mm以下を安定して確保▽刃先4コーナーを使用可能とし、優れた経済性と使い勝手の良さを実現▽超多層PVDコーティング膜を採用し、安定した使い心地と長寿命を獲得。といった特長を有する。
 小径から中径サイズと刃数のレパートリーも多く設定され、多刃による高能率加工も可能。また、チップサイズをダウンサイジングしたことにより、チップの工具費低減へも寄与している。
 同社は、本製品で初年度2億円、3年後には3億円の販売を見込んでいる。

Z軸モータドライブ測定顕微鏡
操作性を極めた新モデル
ミツトヨMFシリーズ/MF―Uシリーズ発売

 創業80周年を迎えたミツトヨ(社長=中川徹氏、本社=川崎市高津区)は、Z軸のみをモータドライブ化し手動と電動それぞれの良さを併せ持つ、Z軸モータドライブ測定顕微鏡MFシリーズ/MF―Uシリーズを開発。11月より受注を開始した。
 測定顕微鏡MFシリーズ/MF―Uシリーズは、これまで手動操作とX・Y・Z軸モータドライブ操作の2タイプが販売されている。今回発売された商品は、手元に置くリモートBOXのジョグシャトルでZ軸を操作できるモータドライブ化を行っている。任意の位置で下方ストロークを制限する「下限リミット」設定が可能なZ軸モータドライブにより、対物レンズとワークとの衝突を防止。大胆な上下動操作が可能だ。X軸とY軸の移動はハンドルから手を外さず簡単に位置合わせができるクイックリリース機構を継承し、手動による感覚的な操作性はそのまま活かされた。
 さらに画像ユニット(オプション)と組み合わせることで人の目によるピント合わせのズレが生じず、約1秒でピント合わせが完了。300万画素カメラにより高解像度画像観察が可能となった。また、手元にカウンタのゼロセットスイッチを内蔵し、ハンドルから手を離さずに接眼部に集中して測定を行える。
 その他に、視野数24mm(WF10×の場合)の接眼レンズで覗くクラス最大の広視野観察、最大400(X軸)×200(Y軸)×220mm(Z軸)のロングストローク測定、対物レンズの素早い倍率変換が行える新設計スライド式ノーズピース(工場オプション)を装着可能とするなど、現場の使い勝手を追求した仕様となっている。
 顕微鏡本体の同軸照明は、LED照明/ハロゲン照明から選択できる。スライド式ノーズピース(工場オプション)にはLEDリング照明を装着可能だ。
 この商品に関する問合せなど詳しくは、国内営業推進部▽電話番号=044(813)5410▽FAX番号=044(813)5433まで。

メッセナゴヤ2014  ここに注目!
【バリの出ないドリル】
【鉄筋代替ロッド】

 メッセナゴヤ2014を取材中、おもしろい製品を紹介していた企業ブースに足が止まった…
 まずひとつめは、吉岡幸(社長=吉岡正盛氏、本社=福井県福井市)が販売代理店として出品した、バリの出ない不思議なドリル「ハイブリッドドリル」だ。このドリルはギケン(社長=石川義一氏、本社=福井県坂井市)と福井県工業技術センター(所長=勝木一雄氏、所在地=福井県福井市)が共同開発し、すでに特許も取得済み(第5135614号)だという優れもの。バリが出ないのでバリ取り作業が軽減され、コスト削減と生産効率の向上につながる。また再研磨も可能なのでダイヤコート付きの使い捨て製品と比べても、より安価で、かつ環境にも優しい製品である。CFRP用、アルミ用、鉄用などが用意されている。
 次に着目したのが竹入製作所(社長=竹入強氏、本社=愛知県弥富市)の「TAFロッド」だ。次世代の建設材とも言われる鉄筋代替製品「TAFロッド(アラミド繊維ロッド)」。注目すべきはその特長で@引張強度は鉄の4倍A比重は軽く鉄の1/6B耐久性に優れ、錆びないC絶縁性に優れ磁化しないDマイナス80度の極低温環境下で使用可能、など、その性能の高さには驚かされた。現在は鉄筋の代わりにコンクリートの補強材として土木・建築分野で使用されている。標準ロッドRタイプ、ケーブルFタイプ、珪砂付ロッドRタイプ、曲げ加工Rタイプなどが用意されている。
 いずれの製品も、問い合わせなど詳しくは各社まで。
 【ハイブリッドドリル】吉岡幸・機工グループ▽電話番号=0776(22)6211▽FAX番号=0776(21)1956▽Eメール=yks076@yoshiokakoh.co.jp
 【TAFロッド】竹入製作所▽電話番号=0567(65)1441▽URL=http://www.takeiri-seisakusyo.jp

原 駒太郎氏
原工具商会会長

 機械工具・管工機材商社の原工具商会(社長=原尚哉氏、本社=名古屋市天白区野並2-311-1)の創業者で会長の原駒太郎氏が、予てより病気療養中のところ、薬石効なく10月18日に逝去された。享年77歳。
 通夜は10月20日午後7時より、葬儀・告別式は翌21日正午より、名古屋市千種区のいちやなぎ中央斎場において、長男で同社社長の尚哉氏が喪主を務めしめやかに営まれた。
 通夜、告別式には業界関係者らが多数参列して故人との別れを惜しんだ。

在りし日の大藪 育三様(株式会社大清取締役会長)を偲んで
ウエダ合資会社 会長 植田 昇一

 私は月日がたつにつれて、大藪会長様がまさに師であったと思えます。政治に、経済に、人生の大から小まで、そしてお心くばり、お考えの深さが身にしみて感じられる今日この頃でございます。
 そのひとつのエピソードを申し上げますと、管材組合の初代事務局長の店で、堀田に「かう楽」という店があります。当初は小川管商様の提案で6名でしたが、最近では3名になり、二ヶ月に一回、自由な会合をしていました。私は往きはタクシーでしたが、帰りは大藪様も神谷様も必ず敬老パスでのご指示で、あの広い堀田通りの交叉点を、毎回私の左腕をしっかりと握って頂き、一方、神谷様はあちらにはエレベーターがあるなどと、まさに二人三脚で渡り無事に金山に到着、本当に有難い極みでした。今ひとつ申し上げたいことは、中経倶楽部の会合の帰りには常に諸々のお話を拝聴するなどし、その上、エスカレーターを注意の上にも注意して、とりわけ栄の地下鉄のエレベーターです。ご自身の乗り場をどんどん過ぎて、植田さん、階段を使って万一、足でも折ったら折角の今が台無しになってしまうと仰有って頂きながら、実に栄の二段の一段目が東山線、二段目が名城線ですとご案内頂き、私が改札口からエレベーターに乗るまで確かめられて、ご自分の乗り場にお戻りになる。エレベーター内で胸が熱くなり、有難さで一杯でした。幾重にも感謝が身にしみます。
 神谷社長様にも商工会議所の会で平成25年5月の記憶ですが、名古屋城の本丸御殿の見学会で私が足を心配していましたら、「私が参ります。どうぞ私にお任せ下さい。ご心配なく」と心強く仰有って頂き、やはり左腕をしかとかかえて頂き無事に見学を終えました。今の私の健康、とりわけ両足は、このお二方あってのお蔭の足だと思っております。本当に果報者、幸せ者だと、常に家内共々感謝しております。大藪様は早稲田大学、神谷様は慶應義塾大学。お二人は世界史、日本史には格別明るく、私は何から何まで勉強になりました。
 話は変わり、あいしん財団という会があり、偶々50周年の記念品で丁度私の机上に都合の良い額が頂けましたので、偶然、大藪会長ご存命中そのままのお写真が出て参り、今もなお私のお近くにいらっしゃると思いたく置かさせて頂き、時々、大藪様にご心配かけないようやってますと胸中で口ずさんでいます。
 大藪会長様のご葬儀も終わり、本当にご多忙の中、早速に大藪社長様には、会葬の御礼に参られました。ご立派なご葬儀も、岡谷鋼機様の社長であり現在は名古屋商工会議所の会頭でもあられますお方の葬儀委員長様、そして機械工具商では名門中の名門、山下機械会長兼社長山下隆蔵様の弔辞、誠に大藪育三様にふさわしいご葬儀だと感銘を深くしました。また本当に有難いことに私と神谷様はお近くの席で、恐縮し有難く思いながらおまいりさせて頂きました。大藪社長始め、皆々様本当によくおやりになられました。ご苦労さまでした。会長も天国でご満足されていると思いますと申し上げて私の机上のお写真をお見せ申し上げましたら、さすが万感胸に迫られ、私も同様、目頭が熱くなり、感涙にむせばれました。私は胸中で「大藪さん、淳一さんとはいつの間にか、ちゃんとした親子になられたネ」と思いきり走って行ってお伝え申し上げたかったです。私にとりましてその日は生涯で忘れる事の出来ない、心温まる一日でした。
 大藪育三会長様、幾度申し上げても足りません。本当に有難うございました。三代目淳一社長様は、二代目育三会長様の教えを既に守り継がれています。四代目様も、今回のご葬儀でいろいろと勉強され、自覚されたと思います。どうぞご安心下さい。
 お名残り惜しいですが、さようなら。
 平成26年10月17日
あの日から、もう一ヶ月たちました。

 誠に恐縮ですが、会社にお伺いし応接間のお写真の前で、会長奥様、社長ご夫妻お揃いの前にて読ませていただきました。  合掌

日本の科学技術振興に寄与
研究19件・国際交流13件を助成
大澤科学技術振興財団 研究助成費贈呈式

 公益財団法人大澤科学技術振興財団(理事長=大澤輝秀氏・オーエスジー会長)は10月24日、オーエスジーアカデミー(愛知県豊川市)のゲストハウスにて平成26年度研究助成費贈呈式を行った。
 同財団は、日本のモノづくりを支える科学技術の振興に寄与したいという趣旨から平成3年7月18日に設立され、国内の大学・研究所など非営利研究機関の研究者を対象に、科学技術に関する研究開発・国際交流への助成を行っている。
 本年度は、54件の応募の中から19件の研究開発助成と、23件の応募の中から13件の国際交流助成を行い、助成金合計は2992万円となった。設立来24年間の助成累計額は5億3695万9000円に達する。
 贈呈式の後は、財団役員、受賞者との懇親会も開かれた。
 平成26年度研究助成費受賞一覧
【研究開発助成】

 ●超微細電極接合のための金属・有機無機ハイブリッド異種材料の精密切削[東北大学・未来科学技術共同研究センター准教授 福島誉史氏]
 ●無加熱原子層堆積法による切削ミルアルミナコートの自動修復法の研究[山形大学・理工学研究科教授 廣瀬文彦氏]
 ●非常に滑らかな切断加工を実現する中赤外ベクトルビームと縦電場生成への挑戦[宇都宮大学・工学研究科准教授 東口武史氏]
 ●切削加工が可能なポーラスアルミニウムの開発[群馬大学・理工学府准教授 半谷禎彦氏]
 ●無酸化雰囲気による超硬合金および鉄鋼材料の同時研削加工に関する研究[日本工業大学・工学部准教授 二ノ宮進一氏]
 ●超硬合金へのダイヤモンド被覆に及ぼすラジカル窒化前処理の影響[千葉工業大学・工学部教授 坂本幸弘氏]
 ●BN系錯体のプラズマ分解と大電力バイポーラバイアス重畳による超硬質窒化ホウ素膜合成[東京工業大学・理工学研究科准教授 赤坂大樹氏]
 ●非接触動力伝達機構を有する複合微細加工法に関する研究[工学院大学・機械創造工学科助教 平尾篤利氏]
 ●B2O3の生成溶融を利用したコーテッド工具の高性能化[東海大学・工学部教授 神崎昌郎氏]
 ●レアメタルフリー超硬質ナノ複相構造膜の創製[富山大学・芸術文化学部教授 野瀬正照氏]
 ●チップバニシング加工用コーテッド超硬工具の開発[金沢大学・理工研究域助教 岡田将人氏]
 ●世界最速の高速度カメラ型赤外線サーモグラフィを用いた難削材エンドミル加工現象における温度モニター技術の開発[同志社大学・理工学部教授 廣垣俊樹氏]
 ●骨切除時の熱侵襲抑制を目的とした術用研削工具の開発[大阪大学・工学研究科教授 榎本俊之氏]
 ●大気圧プラズマプロセスをベースとしたパワーデバイス用大口径単結晶ダイヤモンド基板の高効率ダメージフリー平坦化・平滑化プロセスの開発[大阪大学・超精密科学研究センター准教授 山村和也氏]
 ●つり下げ電極を用いた放電加工による小径曲がり穴の創成[岡山大学・自然科学研究科教授 岡田晃氏]
 ●穴内面への穴加工を実現する特殊工具電極の開発[徳島大学・工学部教授 石田徹氏]
 ●超微細粒オーステナイト鋼の機械加工による微視組織特性の変化と機械加工層が疲労強度に及ぼす影響の解明[九州大学・カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所教授 久保田祐信氏]
 ●石英板を用いたCBNホイールの新方式精密ツルーイング技術の開発[熊本大学・先進マグネシウム国際研究センター教授 峠睦氏]
 ●紫外光援用研磨によるダイヤモンド基板の高能率無歪平坦化[熊本大学・自然科学研究科准教授 久保田章亀氏]
【国際交流助成】 
 ●第13回ヨーロッパ真空学会及び第7回ヨーロッパハードコーティング学会(ポルトガル)[(独)物質・材料研究機構・表面物理グループグループリーダー 板倉明子氏]
 ●第64回国際生産加工アカデミー総会(フランス)[中部大学・工学部外国人特別研究員 ブカン・アントニー氏]
 ●第64回国際生産加工アカデミー総会(フランス)[京都大学・工学研究科准教授 茨木創一氏]
 ●第64回国際生産加工アカデミー総会(フランス)[大阪大学・工学研究科助教 道畑正岐氏]
 ●第64回国際生産加工アカデミー総会(フランス)[金沢大学・理工研究域教授 細川晃氏]
 ●国際先端砥粒加工シンポジウム2014(アメリカ)[兵庫県立大学・工学研究科助教 児玉紘幸氏]
 ●国際先端砥粒加工シンポジウム2014(アメリカ)[岐阜大学・複合材料研究センター特任教授 深川仁氏]
 ●国際先端砥粒加工シンポジウム2014(アメリカ)[京都工芸繊維大学・工芸科学研究科准教授 江頭快氏]
 ●国際先端砥粒加工シンポジウム2014(アメリカ)[金沢工業大学・工学部教授 畝田道雄氏]
 ●国際先端砥粒加工シンポジウム2014(アメリカ)[一関工業高等専門学校・機械工学科講師 原圭祐氏]
 ●国際先端砥粒加工シンポジウム2014(アメリカ)[静岡大学・工学研究科助教 静弘生氏]
 ●国際先端砥粒加工シンポジウム2014(アメリカ)[秋田県立大学・機械知能システム学科准教授 野村光由氏]
 ●国際先端砥粒加工シンポジウム2014(アメリカ)[芝浦工業大学・デザイン工学科准教授 澤武一氏]

見谷直起氏(中島管材鋼機)が優勝
福井県管材卸商組合 親睦ゴルフコンペ

 福井県管材卸商組合(理事長=吉岡正盛氏・吉岡幸社長)は11月7日、福井県坂井市のフクイカントリークラブにおいて親睦ゴルフコンペを開催した。
 当日は天候にも恵まれ、さわやかなゴルフ日和の下、32名の参加者は8組に分かれてダブルペリア方式で腕を競い、見谷直起氏(中島管材鋼機)がグロス81、ハンディ7・2、ネット73・8の好スコアでベスグロ優勝を果たした。
 ラウンド後の懇親会では成績発表に続いて、クラブから寄贈されたゴルフバックや理事長賞として差し入れられた獅子の里大吟醸などの獲得を目指してじゃんけん大会も行われ、楽しいひと時を過ごした。
 【上位入賞者】 
▽優勝=見谷直起氏(中島管材鋼機)N73・8H7・2
▽2位=池上史郎氏(東洋バルヴ)N75・4H27・6
▽3位=和田孝誠氏(タカラスタンダード)N75・4H27・6(年齢により)

ダクト部材一式がセット
エコエア90用かんたんパック
LIXIL 発注作業など簡略化

 住まいと暮らしの総合住生活企業、LIXIL(社長=藤森義明氏、本社=東京都千代田区)は、熱交換換気ユニット「エコエア90」の施工に必要なダクト部材一式をセットにした『エコエア90用かんたんパック』を、10月から発売している。
 『エコエア90用かんたんパック』は、熱交換換気ユニット「エコエア90」の設置に必要なダクト部材をセットした商品。基本の9部材からなる「部材パック」(Mパック=ユニット1台用、Lパック=ユニット2台用)に加え、「ダクトパックφ75(1セット=4m×25本)」「給排気レジスター(継手セット)」「給排気フードφ150(防火ダンパー付も選択可)」の必要数を決定することで、部材一式をまとめて手配できる。もちろん、部材が不足する場合は単品での追加発注も受け付けている。これまで工務店が電気工事店を通じ、各現場に応じて発注していた部材をパック化したことで、数量決定や見積もり作成、発注作業を簡略化することができる。また施工部材が一括して納品されるため、電気工事店と連携し、電気配線工事からダクト配管工事、給排気レジスターの設置までスムーズに工事を進めることが可能。さらに、施主にとっても施工部材一式を同社一社で揃えることができるので、品質面でも安心できるというメリットがある。
 「エコエア90」は、排気する室内空気の熱を利用し、外気を室内温度に近づけて取り込む熱交換換気ユニット。熱交換の効率を表す熱回収率は世界トップクラスの90%を誇り、1年を通して快適な住環境を実現できる。同時に湿度の交換も行うため、夏は湿った外気の湿度を抑えて取り込み、冬は乾燥した外気の湿度を上げて取り込める。コンパクトな設計で、天井懐や床下にも設置できるのが特長だ。
 問い合わせは、電話番号=03(6273)3665、営業商品統括部商品企画三部まで。
雨と生きる住まいがテーマ
INAXライブミュージアム 企画展開催中

 LIXILが運営する、土とやきものの魅力を伝える文化施設『INAXライブミュージアム』(愛知県常滑市)では、「土・どろんこ館」企画展示室において、2015年3月22日までの期間中、企画展「雨と生きる住まい‐環境を調節する日本の知恵」を開催中だ。
 10月31日には建築家の安藤邦廣氏、檜皮葺師・柿葺師の原田多加司氏を迎え、オープニングセミナーならびに内覧会が開催された。
 本展では、絵画や言葉の表現を通して日本人の雨への慈しみを見ていくとともに、一万年以上におよぶ住まいの歴史から、雨と上手に付き合ってきた日本家屋の知恵と工夫を考察する。メインとなる展示では、日本家屋の茅葺や瓦葺屋根の一部を実物大で再現し、実際に雨を降らせ、雨仕舞の知恵や工夫を間近に観ることができる。
 INAXライブミュージアム「土・どろんこ館」企画展示室▽住所=〒479‐8586愛知県常滑市奥栄町1‐130▽電話番号=0569(34)8282▽FAX番号=0569(34)8283▽開館時間=10時〜17時(入館は16時30分)▽休館=第3水曜日(祝日の場合は翌日)、12月26日〜1月4日▽入館料=一般600円、高・大学生400円、小・中学生200円(各税込)▽URL=http://www1.lixil.co.jp/ilm/▽企画=INAXライブミュージアム企画委員会▽協力=安藤邦廣氏、里山建築研究所、高浜市やきものの里かわら美術館、美山茅葺▽展示デザイン=西本剛己氏(ARTLAB+)
人事異動
LIXILグループ
11月1日付

 LIXILグループは、11月1日付で以下の人事異動を行った。(敬称略)
【入社】
 Jin Song Montesano(ジン ソン モンテサーノ)=執行役専務、広報・CSR・環境戦略担当兼LIXIL専務執行役員、Chief Public Affairs Officer(CPAO)
【執行役の異動】
( )内前職
 松村はるみ=執行役専務、住宅・サービス事業担当兼LIXIL専務執行役員(執行役専務、広報・CSR・環境戦略担当兼住宅・サービス事業担当兼LIXIL専務執行役員、Chief Communication Officer(CCO)、広報・CSR・環境戦略担当)

団体・個人ともにハイレベル
第34回ボウリング大会 愛知県管工機材商協組 54チーム・162名が参加

 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=小川信氏・山信社長)の福利厚生部会(部会長=成田幸隆氏・大成工機商会社長)主管による「第34回ボウリング大会」が11月8日、星ヶ丘ボウルを会場に組合員・賛助会員ら25社・54チーム、計162名と前回大会を上回る参加者を集めて開催された。
 開会式は小川理事長の挨拶に始まり、前回大会(第33回)団体優勝、個人優勝者のトロフィー返還とレプリカ贈呈の後、大藪副理事長(大清社長)と前回大会で個人女子1位だった芦川美紀さん(ヨシタケ)による始球式が行われ、競技開始を告げるホイッスルが鳴らされた。
 会場は、職場の仲間同士はもちろん、子供も交えて笑いあり、拍手ありでゲームを楽しむ微笑ましい場面も多々見られ、大いに盛り上がった。2ゲーム制で行われた競技の後は、同会場内にて立食パーティーと表彰式が行われた。
 団体戦はチーム・ゴーストバスター(粟井機鋼)が1049点で優勝。個人では林峰和さん(ベン)が421点を獲得、2位の大山裕介さん(龍玉精工)をわずか5ピン差で抑えて見事に優勝を飾った。
 団体・個人の各成績は以下の通り。
【団体の部】
▽優勝=チーム・ゴーストバスター(粟井機鋼)1049点
▽準優勝=チーム・HAT岐阜‘S(橋本総業)993点。
▽3位=チーム・どらごんぼーる(龍玉精工)972点
▽4位=チーム・フレアーマンズ(シーケー金属)938点
▽5位=チーム・キカイダー(ベン)920点
【個人の部】
▽優勝=林峰和氏(ベン)421点
▽準優勝=大山裕介氏(龍玉精工)416点
▽3位=山口武男氏(オータケ)386点
▽4位=小林繁氏(粟井機鋼)384点
▽5位=斉藤大輔氏(森松工業)378点
▽ハイゲーム=大山裕介氏(龍玉精工)233点
▽女子ハイゲーム=田中彩葵さん(大清)159点

今村俊弘氏(今村総合設備)が優勝
顧客、仕入先など180名が参加

 管工機材・住宅設備機器の専門商社イトウ(社長=伊藤辰之氏、本社=名古屋市北区)は10月4日午後6時30分より名古屋市千種区の星ヶ丘ボウルにおいて「第15回ボウリング大会」を開催した。このボウリング大会は同社が日頃の感謝を込めて毎年行っているもので、設備店や工事店の顧客と仕入先が参加。ボウリング場の全レーンを貸切りにして、同社の社員も含め総勢180名余りが熱戦を繰り広げた。
 今年のテーマは「共に発展・成長」。大会を通じて交流を深め、顧客・仕入先・イトウが三位一体となって共に発展成長して行けるよう願いを込めた。
 はじめに伊藤社長が大会参加へのお礼を述べた後「業界は人手不足で中々大変ですが、皆様にお役に立てるイトウを目指しております。本日は皆様に喜んでいただけるよう精一杯頑張りますので、充分にお楽しみください」と挨拶。続いて昨年度優勝者の伊藤豊子さん(イトウ)が始球式を行った。
 大会は男女混合個人戦による2ゲームトータルのピン数で順位が決められ、競技の結果、今村俊弘氏(今村総合設備)が347ピンで2年ぶりの優勝に輝いた。
 ゲーム後は立食パーティーと表彰式が行われ、各賞受賞者に伊藤社長から賞品が手渡された。
 上位入賞者は次の通り(敬称略)。
▽優勝=今村俊弘(今村総合設備)347ピン
▽2位=山口裕一(早坂設備)344ピン
▽3位=谷田清章(アカギ)341ピン

大阪支社新社屋が完成
記念講演会を盛大に開催
ダイドー 西日本の取引先700余名が参集

 メカトロニクスの専門商社ダイドー(社長=山田貞夫氏、本社=名古屋市中村区)は、兼ねてより建設していた大阪支社の新社屋が完成したのを記念して、10月2、3の両日、「ダイドー大阪支社新社屋完成記念講演会」を大阪市内のホテル日航大阪において開催した。2日間で西日本営業本部管轄の販売店、仕入先など延べ700名余りが参加した。
 2日は午後2時に開会し、冒頭、新社屋の概要がビデオで紹介された後、森政美ダイドー常務取締役大阪支社長(西日本営業本部長)が挨拶で「お客様が必要な商品をしっかり在庫し、しっかり納入していきたい」と決意を述べて一層の愛顧と支援をお願いした。
 講演会では山田ダイドー社長が「歴史が証明する ものづくり天才国民」と題して講演。日本人がものづくりにどのように関わり、いかに技術を力に世界の大国と伍して来たかについて語り、「自信を持って日本製の商品を販売し、世の中にお役に立てることは本当に嬉しいことだと感じている」と結んだ。
 講演会終了後は懇親会が催され、弦楽四重奏の生演奏でお祝いムードを盛り上げ、西村真琴三菱電機関西支社副支社長の音頭により乾杯。新社屋完成を祝うとともにダイドーはじめ参加各社のさらなる発展を祈念した。
 翌3日は、「産業用ロボットの最新動向と一般産業市場への応用」と題してファナックの稲葉善治社長(工学博士)が講演し、今後の産業用ロボットの進展について話した。
 会の途中には山田社長より、大阪支社新社屋隣地の200坪を購入し、今後さらに在庫センター機能の充実を図る計画も披露された。
【ダイドー大阪支社】
▽住所=〒550-0026大阪市西区安治川1-2-8
▽電話=06-6581-1161(代)
▽ファックス=06-6581-8008

つぶやき草子 
ときがくれば
児玉興業会長 松田 謙三 氏

 人はだれでも歳を取る。そして子供の頃から一緒に遊んだ友達、戦争で共に戦った戦友が一人、又一人と此の世を去り、遂に私一人が残り、周りには知った顔がもう誰もいない。それがどれ程淋しいか。子供の頃には年老いるなど夢の夢、想像の埒外だった。ごく身近にいた中学時代のお兄さん・お姉さんすら遥かな存在でしかなかったが、私は優れた先輩・友人に恵まれ、社会人として、大人としての心得・生き方を幾つも幾つも教えてもらった。
 一人前の大人となり(自負)、偉ぶって各所で受け売りながら、お話しながら「ふと」思うに、人は年を積ねて行くにつれて円熟味を増すものだと。私の青年時代の昭和61年10月政治の世界で大活躍の時の人、通産大臣田村元様より中小企業経営委員の委嘱を受け、私が学んだ経験、「ノウハウ」人が求める頓服には程遠いが、一生懸命伝えて参りました。平成26年11月5日朝刊で恩師田村様がご逝去との訃報を知り、若い頃先輩恩師の方々より、大人として、経営者としてのいろいろを教えていただいた御恩、若い時気づかなかった事々が、ときがくれば理解でき、つくづく有難く感じた次第です。田村様のご冥福を心よりお祈り致します。
 昨今では勉強会・親睦会・協力会等の出席者は偏り、高齢者ばかり。私の関連の多くの会も高齢者のご逝去で総て消滅。月曜会只一つ残って居りますが、日本の伝統芸術も高齢者が大半で、歌謡ショー等、賑々しい現代物は若い女性で賑って居りますし、又、肝心の働き盛りの男性職業人は、勉強会・親睦会どころか毎日毎日多忙な仕事に追いまくられ出席すら儘ならず、やっと週末を迎えても家庭サービスとなり、老人主体の日本の伝統芸術もいつの日か寂れるものと危惧いたして居ります。寂れるのを防ぐ手当は学校教育で、幼少の頃より舞台芸術に馴染ませていただければと願う次第です。


2014年12月14日(日 2547
最新の製品・技術に注目集まる
JIMTOF2014盛況
6日間で13万6千人が来場

 
日本工作機械工業会と東京ビッグサイトが主催する、アジア最大級の工作機械見本市「JIMTOF2014(第27回日本国際工作機械見本市)」が10月30日から11月4日までの6日間、東京ビッグサイトで開催され、好調な工作機械需要を反映し前回展を上回る13万6196人(重複なし・期間中の延べ来場者数は16万5482人)が来場した。またこの内、海外からの来場者は1万539人(同1万7309人)に上り、内外からの関心の高さをうかがわせた。
 JIMTOFは1962年(昭和37年)に大阪で第1回が開催されてから2年に一度のペースで開かれ、27回目を迎えた。今回は世界25カ国・地域から前回展を50社上回る865社(共同出展社・内部出展社を含む)が出展、1996年に会場を東京ビッグサイトに移してから過去最高の出展社数となった。
 出展各社の代表をはじめとする関係者を招いた「開催記念レセプション」が初日の正午から東京ビッグサイト会議棟1階のレセプションホールで開かれ、主催者である東京ビッグサイトの竹花豊社長は挨拶で「JIMTOF2014がいよいよスタートしました。先程まで会場を巡回していましたが、何れのホールも外国から来られた方も含め多くの来場者で溢れていました。会場では担当者と来場者があちらこちらで意見交換をしており、活気に溢れた展示会です。これも偏に、この展示会が世界の最先端の技術を集約したものであるからだと思います。私たちはこの展示会を契機に、この技術が世界の隅々にまで行き渡ることを願っていますし、そうなることと確信をしています。多くの方々にこの展示会に参加していただきましたことに、心からお礼を申し上げたい」と述べた。また展示会場に関して「私たちは、この会場が皆様方にとって充分な広さを持っていないということをずっと考えていましたが、一昨日(10月28日)、東京ビッグサイトを拡張し、2016年中には新たに1万6000平米の展示の広さを持つ会場を建設することを発表しました」と報告、この拡張が次回のJIMTOFに間に合うように努力すると話した。このほか会期中は会議棟の逆三角形の壁を利用したプロジェクションマッピングを午後5時より一日4回実施する予定であることも案内した。
 来賓祝辞では経済産業省の黒田篤郎製造産業局長が「本日、オープニングセレモニーに参加して驚いたことが3つあります。1つは、JIMTOFがこの巨大な東京ビッグサイトを全館使用するイベントであることです。全館使用のイベントは、東京モーターショーとこのJIMTOFの2つだけだそうです。自動車産業と工作機械産業は今、日本の貿易赤字が増えている中で、貿易黒字を稼いでいる2大産業であり、それが現れていると感じています。2つ目には、たくさんの人が来られている。今回は13万人以上の来場を予定していると、これまた桁違いの人気だと思っています。3つ目は、大変グローバルな催しで、今朝のオープニングセレモニーには中国、韓国、アメリカ、ヨーロッパの各国の団体代表がたくさんいらっしゃいました。工作機械は製造業の根幹を支えるマザーマシンです。今回のテーマ『モノづくりDNAを未来へ、世界へ』の通り、工作機械はものづくりの力を世界中に広める、言わば、遺伝子の働きをするものだと思っています。政府としても生産性向上設備投資促進税制など、色々なツールで応援していきたいと思います」と述べた。
 展示会場内は、初日の10月30日から2万5千人を超える来場者で賑わい、翌31日は3万8千人、最高の人出となった11月1日は4万6千人近くの来場者で溢れかえり、熱気に満ちていた。各展示ブースでは、説明員の話を熱心に聞き入る客の姿が多数見られた。
 工作機械、鍛圧機械などの金属加工機械を中心に、工作機器、切削工具、精密測定機器など、ものづくりに関する広範囲の製品・技術が一堂に展示される中、金属粉をレーザーで溶着させる3Dプリンターや、スマートフォンのような操作でコントロールパネルを操作できる制御装置などの新製品に注目が集まっていた。
 出展したある工具メーカーの担当者は、前回展に比べて初日から来場者が多く、ブースを訪れる客はしっかりと問題意識を持っており、解決につながる商品を提案するとすぐに受注に結び付くようなケースも多かったと話した。開催2日目、3日目はブース内も超満員で中々ゆっくりとした話ができない状況だったという。
 学生向け企画として、ものづくりの魅力をわかりやすく紹介する「工作機械トップセミナー」や「学生のためのものづくり業界紹介セミナー」なども実施され、求人活動にも力が入っていた。会場内には高校・大学の学生の姿も多く見られ、若年層の「ものづくり離れ」が懸念される中、JIMTOFの様な展示会
が「ものづくり」に対しての関心を高めるよい機会につながっているようだ。
 次回のJIMTOF2016は、再来年秋に東京ビッグサイトで開催される予定。

TECH Biz EXPO2014
当地域は、本物を育てる地域
来場者数が昨年を上回る

 第4回次世代ものづくり基盤技術産業展「TECH Biz EXPO2014」(主催=名古屋国際見本市委員会)が10月22日から24日までの3日間、ポートメッセなごやにおいて開催された。4回目となる今回展は216社・団体が283小間に出展。「次世代自動車・航空機などに活かすものづくり」をテーマに、レーザ加工・3Dプリンタ・CFRP(複合材)などの新素材と先進技術に焦点を当てた展示が行われ注目を集めた。期間中は前回展を上回る2万995人(昨年比プラス1110人)が来場した。
 開催初日の午前9時30分より開会式が行われ、冒頭、主催者を代表して河村たかし名古屋国際見本市委員会会長(名古屋市長)が挨拶を行い、その中で「名古屋港の貿易黒字が毎年6兆円あります。これは自動車、航空機、マザーマシンである工作機械が主な品目。戦後、焼け野原になってしまった名古屋の地で、我々の親の世代が大変な努力によって復興させた成果であります。現在は名古屋、愛知だけではなく、三重、岐阜といった中部圏を含めて大きな黒字を上げており、これを地域で活用できるようにしていかないといけない。今年、ノーベル物理学賞を名古屋大学の先生が受賞されました。日本のノーベル物理学賞は、22のうち12個も名古屋大学の先生が受けられております。当地域は、本物を育てる地域です」と述べ、また、「名古屋にも、素晴らしい『本物』を世界に発信していく、海外に負けない大きな展示会場を」とも語った。
 来賓を代表して井内摂男中部経済産業局長より「レーザ加工機、3Dプリンタ、炭素繊維の複合材など最新のものづくり技術が一堂に展示されております。中部経済産業局としてもサポインコーナーの設置に加えて、グローバル化や事業連携により、新たな企業展開に挑戦する講演会など併催事業も行います。時代のニーズや、潜在的なニーズの先取りや具現化のための情報収集、またビジネス交流の場となりますことを期待致します」と祝辞が述べられた。
 この後、来賓と主催者によるテープカットで開幕した。
 3日目最終日(10月24日)は、初日とは打って変り、終日天候にも恵まれ、一日の来場者数は8056人と開催期間中最も多かった。140名近い講師陣による各技術講演会・セミナーも連日、大いに賑わいを見せており、会場によっては事前申込だけですでに満席のセミナーも多数見受けられ、その関心の高さが伺えた。
 クリーンディーゼル・EV・PHV試乗会では、普段なかなか試乗する機会のない車両が勢揃いしたということもあってか、試乗受付には間断なく来場者が訪れ、会場では試乗車が休む間もなく往来を続けていた。
 各展示ブースを訪れる来場者も目的を持って訪れているためか、ブース内で熱心に質疑応答を繰り返すシーンが多く見受けられた。
 3日間を通して、来場者数2万人を超えた今回の「TECH Biz EXPO 2014」。産学連携をより推進し、次世代の日本のものづくりを改めて考える場としての期待度は非常に高まっており、来年、再来年と、年々その規模を拡大していくことだろう。
新年賀詞交歓会は1月23日
岐阜グランドホテルで開催
10月度理事会を開く 岐阜県管工機材商組合
 岐阜県管工機材商組合(理事長=廣瀬功氏・瓶由社長)は、10月29日午後5時より岐阜市長良川河岬の岐阜グランドホテルにおいて、10月度理事会を開催した。
 廣瀬理事長の挨拶に続いて、理事長の議事進行のもと各議案の審議が行われた。
 第1号議案=愛知県管工機材商業協同組合主催「第30回管工機材・設備総合展」視察報告。10月9日に12社20名の参加を得て実施した。
 第2号議案=「全国管工機材商業連合会」理事会報告。10月8日に名古屋の東京第一ホテル錦にて開催され、全国より30名が出席した。管機連名簿については、一部不備があり、来年6月に再度作成する予定となった。
 第3号議案=「第66回ゴルフ会」報告。理事会当日(10月29日)、岐阜関カントリー倶楽部にて開催した(結果は別掲)。
 第4号議案=「理事忘年会」の件。12月8日午後6時より昨年と同じ「う我仁」での開催を決めた。
 第5号議案=「新年賀詞交歓会」の件。平成27年1月23日に岐阜グランドホテルで開催する。午後5時30分受付開始、同6時開宴。会費は昨年同様。司会者、賛助会員挨拶、来賓などを決めた。
 このほか理事会では、「全員例会」の担当理事を白木理事(白木商会)に変更することが承認された。
 次回理事会(忘年会)は、12月8日午後6時から「う我仁」にて開催される。
第66回ゴルフ会開催
 岐阜関カントリー倶楽部において、組合員と賛助会員22名が参加して行われ、山本直樹氏(森松工業)がネット74・2で優勝した。
 上位入賞者は次の通り(敬称略)。
▽優勝=山本直樹(森松工業)N74・2H10・8
▽準優勝=加藤勇(東洋バルヴ)N74・4H15・6
▽第3位=廣瀬功(瓶由)N75・0H6・0
▽ベストグロス=廣瀬功81

“φ4以下の小径把握用コレットホルダ”
スマートチャックを発売
ユキワ精工 芯振れ精度5μ保証

 ユキワ精工(社長=酒巻和男氏、本社=新潟県小千谷市)は、ツーリングシステム“φ4以下の小径把握用コレットホルダ”スマートチャックを発売した。
 ツーリングシステムは、切削工具と機械主軸をつなぐアダプターの役割を果たし、機械加工における精度を引き出すために重要な役割を果たす。近年では、部品の小型化、集約化により部品加工する工作機械が年々小型化しており、5軸加工などではワークとの干渉を避けるため、ツーリングにはスリム設計が要求されている。ワークへの接近性を求めつつ、高精度加工に取り組むユーザーも多く、同社はこれに応える製品を開発した。
 【製品の特徴】
 @高接近性
 ロックナット外径がφ12と小さく、ワークや治具への接近性が良好。
 A工具の刃持ちが良くなる
 スーパーG1チャックと同様に総合芯振れ精度5μ保証をしており、加工時の工具への負担が大幅に軽減し、工具寿命が延びる。
 B工具が抜けない
 コレットは1/10テーパとダブルテーパ方式を採用することにより高把握力を実現している。一般的な16度テーパコレットに対し1・5倍〜2倍の把握力がある。
 C豊富なラインナップ
 シャンク形状は15T、S20T、BBT30、HSK-E25、HSK-E32、ストレートシャンクの計6種類。様々な機械で使用できる。
 【問い合わせ先】
 本社営業課=TEL0258-81-1111、東京営業所=TEL048-434-7101、名古屋営業所=TEL0561-64-0300、大阪営業所=TEL06-6748-2020、海外営業課=TEL06-6748-2021
 ホームページhttp://www.yukiwa.co.jp

三栄水栓製作所、新たなる船出
感動を呼ぶ商品開発めざす
創業60周年記念 方針説明会を開催

 三栄水栓製作所(社長=西岡利明氏、本社=大阪市東成区)は11月14日、岐阜都ホテルにおいて、創業60周年を記念し、2014年度方針説明会を開いた。
 同社は今年9月“還暦”を迎え、「原点回帰」をめざして再び新たな60年に向けて出発した。西岡社長は、生活の主なシーンである衣・食・住のうち、「住」に改善の余地の少なくないことを見て、「今後企業の命運を賭けて、お客様に感動を呼ぶ商品開発をめざす。顧客の感性に訴えてこそ商品の存在価値あり」と誓いを新たにし、「挑戦して行くべき大きなテーマ。日本の住環境を喜びに満ちたものにしたい」と意気込みを見せた。
 引き続き、会社組織の概略説明があり、牽引者たる各部門のリーダーの顔ぶれを紹介した後、方針説明へと移った。購買本部の藤井義規本部長は「競争力のある品質・コストの商品を、安定した納期でお客様に提供できる購買を行う」とし、ものづくり本部の早川潔本部長は「従来の3Cプロジェクトをさらに推し進め、“製造”から“ものづくり”への挑戦」をそれぞれ目標として掲げた。今後、同社は新生活創造、ものづくり技術の革新、顧客サービス向上のための品質追求に向けて挑戦していく。
 不適合件数の削減において、また、品質改善のスピードや新機種立上げへの貢献度において、効の大きかった協力会社を表彰する「品質表彰」については、今年度は田中工業、フクシマ化学、岡本製作所、ジョプラックスを表彰。合わせて、感謝の言葉を述べた。
 この日は、来賓の三菱東京UFJ銀行常務執行役員の堀直樹氏をはじめ、協力会社関係者らおよそ140人が出席。去る10月2日に岐阜県各務原市に竣工した同社「岐阜工場」を見学した後、方針説明会に臨んだ。第二部の懇親会でも創業60周年に合わせて完成した新工場の話で持ちきりとなり、あらためて同社の新しき船出を祝った。
 組立工場や部品倉庫が満杯で、生産工程において物流ロスが発生していたが、このたび新工場建設で生産キャパが拡大し、部品在庫の改善が図られ、物流の整流化が進むものと見ている。

INABA製ダクトに対応
返りバリの出ないダクトカッター
トップ工業 業界初の新製品

 トップ工業(社長=渡辺一郎氏、本社=新潟県三条市)は、11月21日、INABA製スリムダクトPDシリーズ・リフォームダクトJDシリーズに対応した「PD・JD用ダクトカッター(DC-120PJ)/PD・JD用ダクトカッター替刃(DC-120PJK)」を発売した。PDダクト・JDダクトを切断できる工具は業界初となる。
 同製品はINABA製ダクト(PD・JD)に対応しており、PD-90・PD120は、それぞれ2枚重ねて同時に切断することが可能。刃部は薄刃でダクトへの入りも良く、返りバリが出ないので切断後のバリ取りが不要となり、作業効率を大幅に向上させられる。また、安全フックや切断設置位置ガイドシールといった機能も付加されており、簡単かつ安全に使用することができる。
 「PD・JD用ダクトカッター(DC-120PJ)」は1万4500円、「PD・JD用ダクトカッター替刃(DC-120PJK)」は4480円(いずれも1丁の価格、税抜)。同製品に関して詳しくはトップ工業ホームページhttp://www.toptools.co.jpまたはEメールinfo@toptools.co.jpまで問い合せを。

JIMTOF見学会を実施
タンガロイ中部支店 最新の工具を研修

 タンガロイ中部支店(支店長=和田健二氏)は11月2〜3日、同社が実施したJIMTOFキャンペーンにおいて目標を達成した特約店を対象に、東京ビッグサイトで開催のJIMTOF2014の見学会を行った。
 2日は午前11時より会場内の会議棟101会議室で新製品説明会が行われ、冒頭、和泉剛司タンガロイ執行役員営業本部長が「日頃はタンガロイ製品の拡販にご尽力賜り御礼申し上げます。我々がIMCグループの一員となり3回目のJIMTOFになります。フルラインサプライヤーとして、旋削工具(Turn Line)、転削工具(Mill Line)、穴あけ工具(Drill Line)、ツーリングシステム(Tool Line)をつくっています。特にツーリングシステムのタングキャップには力を入れて行きます。ご存知の通り、サンドビックさんのキャプトの特許が切れ、日本の工具メーカーで唯一出すことができるものです。また、高圧クーラントも日本のメーカーで唯一つくっています。JIMTOFでもフルラインサプライヤーをアピールして展示しています。いわきの本社工場に11号棟を増設し、現在機械を搬入しており、今年中には生産能力がアップします。タンガロイのシェアがさらに広がりますように、この展示会をご活用いただきたい」と挨拶。
 出品された新製品の説明があり、その後タンガロイブースを見学した。
 この日は午後6時からホテル日航東京において懇親会が催され、「Mr.マリック ディナーショー」を楽しんだ。翌日は朝食後解散となった。

台湾工作機械産業の概要と動向
2015年「TIMTOS」開催

 「JIMTOF2014」にて、台湾貿易センター(TAITRA)主催による記者発表会「台湾工作機械産業の動向と有力5社の戦略・最新製品」が行われた。
 同発表会には、台北駐日経済文化代表処副代表の余吉政氏、台湾機械工業同業協会(TAMI)駐日代表の崔海川氏他が登壇し、台湾工作機械産業について統括したほか、台湾の金属加工業界をリードする5社が、各社の新製品や日本市場の動向、パートナーシップなどについて講演を行った。
 台湾の工作機械産業は、現在、ハイテク領域への働きかけを一層強めている。記者発表会でTAITRA東京事務所所長の陳英顕氏は、工作機械産業の現況と動向について「工作機械やその重要部品は台湾の主要産業であり、最先端の製品が日々生まれ続けていると同時に、サプライチェーン全体を包括し、世界有数の影響力をもつ工作機械グループも存在します。台湾の工作機械製品は、海外市場でも高い評価を受け、国内で生産される工作機械の約80%が輸出されています。2013年、台湾は世界第4位の工作機械製品輸出国でした。今後は、日本、ドイツに次ぐ世界第3位の工作機械輸出国になるものと期待しています」と述べた。
 また、記者発表会では、2015年3月3日から8日まで開催される台北國際工具機展覧會「TIMTOS」についての紹介も同時に行われた。
 1975年から2年毎に開催されてきた「TIMTOS」は次回で25回目を数える。主な出展内容は切削加工機、プレス加工機、パーツ・部品など。前回の出展企業数は1009社で、日本からもDMG森精機、ヤマザキマザックをはじめ、多くの企業が出展し、盛況を博している。
 台湾は今後、日本やアジアの国々の経済成長による力強い需要を最も近くのパートナーとして支える工作機械および部品サプライヤーとして、より大きな役割と責任を果たしていくだろう。

「ワルタージャパン」に社名変更
日本市場への更なる浸透図る
独ワルター本社社長来日会見

 ワルタージャパン(社長=ジャンポール・ディソー氏、本社=名古屋市中村区、旧社名=ワルター・ツーリング・ジャパン)は、11月1日午前10時30分より東京ビッグサイト近くのホテルサンルート有明で記者会見を開き、社名変更、新製品紹介、同社の新たな展開と戦略について発表した。
 11月1日付でワルター・ツーリング・ジャパン株式会社からワルタージャパン株式会社に社名を変更。前嶋伸暁取締役事業部長は社名変更について、ドイツのWalter AGの日本現地法人として2008年にワルター・ツーリング・ジャパンが名古屋に設立されてから6年となり、日本市場において更なる浸透と知名度向上を図り、エンジニアリング・コンピテンスをより多くのユーザーに届けるために決定したと説明した。
 藤井裕幸取締役名誉会長(親会社サンドビックの日本の責任者)は就任の挨拶で「日本を含めアジアはワルターにとっても非常に重要な位置づけであり、アジア、日本で成長するための戦略的な提案をしていきたい。優秀なワルターの製品を、いかに日本ユーザーに知っていただき定着させるかということに尽きる」と述べた。
 引き続き前嶋事業部長が日本における営業戦略と2015年の展開について説明。「エンジニアリング・コンピテンス」は、ドイツ生まれの企業として、そのDNAを製品、開発、営業、技術力に展開していくためのワルターのスローガン。これを日本国内でも広げていくための戦略が示された。
 第1に、日本全国の販売店会のネットワークを強化していく。
 第2に、ワルターディストリビューションクラブ(仮称)という販売店会、あるいは特約店会の組織を日本全国で作る。
 第3として、販売店の営業マンに対しワルター製品の販売力強化を目的としたサポートを実施していく。具体的には、ワルター製品の定期トレーニングの実施や、新製品の情報をいち早く知らせるための新製品ロードショー(発表会)の開催が考えられている。また、世界に3つの能力開発のためのコンピテンスセンターがある。アジアでは中国の無錫、ドイツ本社のコンピテンスセンターなど技術サポートができる施設を利用して、サポートをしていく。
 Walter AGのミルコ・メルロ社長兼CEOはワルターのグローバル戦略について紹介。「日本が世界の中でも競争の激しいマーケットであるということを認識している。今日はワルタージャパンにとって新しい時代の始まりの日となる。ワルタージャパンのみならず、全世界のワルターグループにとっても、今年2014年は新しい時代の始まりである。私たちの戦略は日本のマーケットにマッチしていると考えている。今年のイノベーションは、単なるイノベーションではなく、レボリューション。革新的、革命的なものだ。それは製品のパフォーマンスのみならず、例えばデザイン面など、私たちがどのようにマーケットに自社の製品を提案していくかも含め、革新的な製品だと確信している」と述べ、旋削、ミーリング、穴あけ、ねじ切りといった単体ではなく、ユーザーに合った切削ソリューションを提案していく考えを披露した。
 この後、JIMTOF2014に出品の新製品として超硬穴あけ工具「DC170」、共用可能チップにより広範囲なミーリング加工に対応する「M4000」などが紹介されたほか、ブースの見どころも併せて紹介された。

金物業界の代表が参拝
業界の発展を祈願す
那古野神社 金山神社例祭厳粛に

 金物業界の祖神を祀る「金山神社例祭」(ふいご祭)が11月8日、名古屋市中区の那古野神社境内において那古野金山神社崇敬会世話人により執り行われ、金物業界団体(愛知県金物商工協同組合、名古屋建築金物卸商組合、名古屋利器工匠具卸業組合ほか)の代表らが出席して商売繁盛、家内安全を祈願した。
 例祭は午前11時の定刻に始まり、参拝者が次々に玉串を奉奠した。
 ふいごとは昔、金属の精錬や加工に用いた、火をおこすための送風機のことで、那古野神社宮司は「刀剣鍛造には立冬の時期が条件的にはちょうど良く、立冬直後のこの日に神様にお祈りした」とふいご祭の由来について話し、「現在は、昔より金属とのかかわりが深くなってきている。私たちの生活の中すべてで使われ、欠かすことのできないものとなっている。これは人類が続く限り未来永劫変わることはないと思われます。信仰と神々のお力添えをいただきまして、皆様方のご繁栄をお祈りいたします」と業界の発展を祈った。
 御神酒を授かったあと、神社社務殿二階の広間へ移動して直会が行われ、御札をいただいて終了した。

TOTO 「スタッフ用手洗器」
「エアインシャワーバー」
地方発明表彰でW受賞

 TOTO(社長=喜多村円氏、本社=福岡県北九州市)は、公益社団法人発明協会が主催する「平成26年度九州地方発明表彰」において、医療福祉施設向け「スタッフ用手洗器」の意匠(意匠登録第1442550号)が「日本弁理士会会長奨励賞」を、浴び心地と節水を追求したシャワーバー「エアインシャワーバー」に使われている特許(特許第3747893号)が「福岡県知事賞」を、それぞれ受賞した。
 地方発明表彰は、地方における発明の奨励・育成を図り、科学技術向上と地域産業の振興に寄与することを目的とし、公益社団法人発明協会が大正10年に創設。全国を北海道・東北・関東・中部・近畿・中国・四国・九州の8つのエリアに分け、各地方において優秀な発明・考案・意匠を完成した者、発明等の実施化に尽力した者、発明等の指導・奨励・育成に貢献した者の功績を称え表彰するものである。
 医療福祉施設向け「スタッフ用手洗器」は、病院等で求められる衛生的手洗いを、しっかりと清潔に、しかもラクに行えることをコンセプトとした手洗器だ。医療スタッフの声を取り入れ、かつ美しさと使いやすさを融合させたデザインが今回の受賞につながった。
 また、浴び心地を高めながら節水効果も期待できる「エアイン技術」を応用した「エアインシャワーバー」は、人の感性を数値に置き換える感性工学を用いたシャワーバーだ。エアイン技術で全身を包み込むように降り注ぐオーバーヘッドシャワーなど、同社独自の「水」を操るその技術を搭載し、心地よい刺激を与えるボディシャワーへと進化したことで今回の受賞となった。
 これまで同社は地方発明表彰において、マーブライトカウンター「ルナクリスタル」の意匠が「特許庁長官奨励賞」を、腰掛便器のフチなし形状の特許が「文部科学大臣発明奨励賞」を受賞するなど、今回2つの受賞で累計26回目の受賞となった。また、全国発明表彰においては光触媒の特許が「恩賜発明賞」を、キッチン用水栓金具「水ほうき水栓」の意匠が「発明賞」をそれぞれ受賞している。

地球温暖化防止への取り組み
CPLI、CDLIに選定
TOTO CDPから高く評価

 TOTOは、地球温暖化防止への取り組みがCDP(旧名称=カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト、国際NPO)から高く評価され、2014年度の「気候変動パフォーマンス先進企業(Climate Performance Leadership Index、以下CPLI)」および「気候変動情報開示先進企業(Climate Disclosure Leadership Index以下CDLI)」に選定された。CPLIの選定は初めて。CDLIは3年連続の選定となる。
 CDPは機関投資家と連携し、全世界で約5000社、日本では大手企業500社に対して気候変動への戦略や温室効果ガス(CO2など)の排出量に関する情報開示の質問書を送付しており、その回答内容を基に気候変動レポートを作成している。気候変動の緩和や適応および透明性に対する取り組みに優れた企業をCPLI、情報開示に優れた企業をCDLIとして公表している。
 同社は、環境への取り組みをグローバルに推進し、水に関わる事業を展開する企業として水まわりから、より一層の環境貢献を強化すべく、6月に「TOTOグローバル環境ビジョン」を策定。同ビジョンにおいて「グローバル環境目標」を設定し、創立100周年を迎える2017年までに商品使用時のCO2排出量563万tの削減(1990年度比、性能向上分)を目指すなど、様々な面で地球温暖化防止に取り組んでいる。また、情報開示の透明性確保にも努めるなど、今後もESG(環境・社会・ガバナンス)視点で企業活動を推進し、さらなる進化を続けていく。

高密度・高耐候性ポリエチレン管等
新たな注目商品について学ぶ
岡谷管栄会 営業マン向け商品研修会

 岡谷管栄会(会長=小川信氏・山信社長)は、10月28日午後1時30分より岡谷鋼機名古屋本店9階会議室において、恒例行事となっている「商品研修会」を開催し、会員企業の第一線で活躍している営業マン30名が参加して、各メーカーの新商品や注目商品について学んだ。
 研修会では冒頭、小川会長が「この会は、岡谷鋼機様を通じての販売店と同社の仕入れ先であるメーカー様との三位一体の会です。ここで色々な情報交換をしています。本日はほとんどが新しい商品といっても良い内容です。取り扱い商品の幅を広げ、我々流通においてそれをお客様に知らしめていくことがこの研修会の目的かと思います。ここにお集まりの皆さんは日頃管工機材を取り扱われ、時には競合されるかもしれませんが、皆さんがこの愛知県の管材業界を背負っているということは同じです。本日は勉強会終了後、懇親会もあります。各企業の中堅の営業マン同士が懇親を深めていただく良い機会ですので、情報交換などしていただければ幸いです。昨今、アベノミクス効果で景気が良くなっていると言われますが、4月の消費税率の改正から、我々の業界は昨年度と比べると数字が下がっています。しかし、24年度と比べるとさほど変わりはない。まだまだ経済が落ちたわけではありません。これからも皆さんには、この業界で一段と飛躍していただきたい」と挨拶。
 続いて、メーカー5社による商品説明が行われ、参加者は熱心に耳を傾けていた。
 研修会後は、同ビル地下1階にある「サロンオカヤ」にて賛助会員も交えた懇親会が開かれ交流を深めた。
 今回の主な研修内容は次の通り。@イノアック住環境「高密度ポリエチレン管」A三菱樹脂インフラテック「高耐候性架橋ポリエチレン管」Bハウステック「バランス釜置き換え給湯機カベピタ」「合併式浄化槽の補助金のご案内」Cタブチ「ライトエアチューブ」D鎌倉製作所「取扱製品全般」。

第74回野球大会反省会を開く
愛機工 関係者の慰労を兼ねて

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機社長)は、福利厚生部(部長=長村康義氏・長村商店社長)が主管し4月から9月にかけて開催された第74回組合親善野球大会の反省会を、10月29日午後7時より名古屋市中区の「旬蔵」にて行い、大会運営に携わった審判団、青年部員、福利厚生部員が参加した。
 梅村副部長(梅村本店社長)の司会進行で進められ、冒頭、長村部長が「野球大会の反省会に大勢お集まりいただきまして、本当にありがとうございます。4月の開幕から9月21日の決勝戦まで足掛け6か月という長い間、審判さん、参加されるチームの皆さん、お手伝いいただく青年部の皆さん、さらには事務局長の山崎さんと、どのメンバーが欠けても乗り切ることはできません。今年は、天候に恵まれ、事故もなく順調に終えることができました。偏に皆様のご協力のお蔭と感謝申し上げます。伝統ある野球大会ですので、福利厚生部としては頑張って続けてまいる所存です。今後とも皆さんのご協力を賜りますようにお願いいたします」と挨拶。当日参加した福利厚生部全員からお礼の言葉が述べられた。また、開幕当初は福利厚生部の副部長として活躍し、現在、事業部に移籍した野崎理事(常磐精機社長)も駆け付けた。
 水谷副理事長(ミズタニ機販社長)の発声で乾杯した後、参加者は互いの労をねぎらいながら今大会を振り返り、運営方法などについて意見を交わしていた。

通期の連結業績予想を上方修正
高品位な機械の需要増
DMG森精機2014年度第2四半期決算

 DMG森精機(社長=森雅彦氏、本社=名古屋市中村区)は、10月27日午前11時45分より本社会議室にて、2014年度第2四半期決算(連結)発表記者会見を行った。
 同社の2014年4月1日〜9月30日の連結業績は、売上高が804億100万円で前年同期比4・7%の増収となった。海外を中心に売上が好調に推移した。
 営業利益は45億7400万円となり、前年同期比32・5%の増益。為替の影響、生産規模の増加などが増益の要因となっている。売上高に対する営業利益率は5・7%。7―9月(第2四半期)の営業利益率は8・3%と体質は改善している。
 経常利益は66億9000万円で前年同期比92・3%の増益となった。営業利益と経常利益の間には、約20億円の営業外利益が計上されている。
 四半期純利益は57億2100万円となり、前年同期比89・0%の増益という結果になった。
 連結の財政状態は、2014年9月末の総資産が2487億円となり、同年3月末に対して約70億円増加した。純資産は1589億円、自己資本比率は62・2%となった。
 好調な受注環境を背景に、同社は通期の連結業績予想を上方修正した。売上高を1700億円から1740億円に40億円上方修正。前期の1607億円に比べ133億円、8・3%の増収を見込む。営業利益も10億円引き上げて140億円とした。営業利益率は8%、下期だけをとってみると10%の利益率が確保できる見通し。経常利益は10億円上方修正し160億円に、当期純利益も5億円上げて110億円とした。
 出席した森社長は「工作機械は好調な受注が続いている」と述べ、9月に米国のシカゴで開催されたIMTS2014、同月ドイツのシュツットガルトで開催されたAMB2014の見本市出展による受注・引合の増加や、1985年から95年のバブル期前後に入った機械の本格的な更新需要が出てきたことに加えて、アジアで中国をはじめ、日本、ドイツ、アメリカと同様な先端的で高品位な機械の需要が増えてきたことを好調の要因として挙げた。
 需要の動向について地域別では、日本国内の状況は確実に昨年に比べると回復してきている。アジアも下げ止まり回復しつつある。アメリカは非常に強い右肩上がりとなっている。欧州はウクライナの問題などの影響があると思われると説明。昨年通期と比べ、上期の受注は米州、欧州、中国の割合が増えた。
 機種別の受注構成は、複合旋盤と複合加工機(ミルターン)の割合が増加。4軸、5軸の複合機も強い状況が続いている。森社長は、在庫も適切なものとなってきており、このまま下期も受注を増やして行きたいと話した。
 また、森社長は7月にグランドオープンした東京・潮見のグローバルヘッドクォータが好評で、オープンハウス開催時には日本、アジアから2000人を超える顧客が来場したことを報告。ここには売れ筋の工作機械31台が展示されている。
 JIMTOF2014では、4軸複合加工機NZX4000、並行2スピンドル旋盤NRX2000などの新製品を多数投入するとし、昨年社名を統合したDMG MORI SEIKI AGとその後製品情報の交換により設計の共同作業が進んだことで、本来の目的である商品の統合が進んできていることを示した。
 アマダの旋盤事業の譲受については、「DMG森精機ワシノ」を設立(2015年4月1日付)しワシノブランドを継承、名古屋本社5階に本社を置き、生産工場は奈良事業所とすると説明。6インチ以上の旋盤は森精機、2インチから6インチの小型旋盤をワシノとする。「客先は半分ほど重なっており、自動車関係の精密な部品を作っている大手が多い。普通旋盤は日本中の学校で使われているのでしっかり固めていきたい」と述べた。
 アジア攻略のひとつとして、インドネシアテクニカルセンタをジャカルタの中心街にグランドオープンした。今後伸びていく自動車関係、建機関係、農機関係に対応していく。また工作機械の消費量が多い韓国では、アクセスの良い場所に韓国テクニカルセンタを拡張移転する計画。その他、DMG MORI Systemsをドイツに設立する計画や物流費低減の取り組みなど、今後の展開についても話された。
アマダの旋盤事業を譲受
 DMG森精機は、アマダの100%子会社であるアマダマシンツールの旋盤事業を2015年4月1日付で譲受することを発表した。
 アマダの旋盤事業は、1937年に鷲野興業(1960年にワシノ機械に社名変更)が旋盤の製造販売事業を創業したことに始まり、1978年にアマダとの業務提携によりアマダグループの旋盤事業となった。現在は、アマダマシンツールの工作機械事業の旋盤部門として事業展開している。
 旧ワシノの旋盤事業は、超高精度小型旋盤を中心に自動車部品、光学業界向けに汎用製品だけでなく特殊機対応にも積極的に取り組み、ユーザーのニーズに対応するビジネスを推し進め、ワシノブランドを確立。現在は国内中心の事業となっているが、DMG森精機は、ワシノの技術・品質・ブランドは海外においても充分通用するとして、自社の強固なグローバル販売、エンジニアリング、サービス体制網などの経営資源を活用することで事業の価値を高めていく考え。これにより旋盤の品揃えの充実を図る。
 今後、DMG森精機ワシノを設立し、小型旋盤事業の専門会社としてワシノブランドを継承していく。DMG森精機の奈良事業所での生産を計画しているが、現有設備で対応可能であり資産効率の向上を図る。また、小型旋盤の開発、生産、販売、エンジニアリング、サービスでの優秀な人員を100人強採用し、ユーザーのより一層の満足向上に努めていくとしている。

新型オペレーティングシステムCELOSを搭載した
複合加工機などを紹介
DMG森精機 伊賀事業所で新製品発表会

 DMG森精機は10月20日、同社の伊賀事業所において新製品発表会を開催した。冒頭、高山直士専務取締役より挨拶があり、その後、実機を前に開発責任者が説明を行った。
 紹介されたのは、旋削とミーリングの完全融合により複雑形状ワークの高効率加工を実現するコンパクトな複合加工機NTX1000の第2世代モデル、石油・エネルギー産業には不可欠な大径長尺ワークの重切削に最適な大型4軸複合加工機NZX4000、新型オペレーティングシステムCELOS(セロス)と、関連会社マグネスケールの新製品2機種。
 【高精度ミルターン加工機NTX1000の第2世代モデル】
 NTX1000は旋削とミーリングの完全融合により複雑形状ワークの高効率加工を実現するコンパクトな複合加工機で、2010年の販売開始以来、累計約500台の受注実績がある。
 第2世代となるNTX1000は、従来機種に対するユーザーの意見を反映させ、提携するドイツDMG MORI SEIKI AGと共同で開発を行うことで、高い信頼性を実現。さらにタッチパネルでの操作を可能としたCELOSと、イメージを一新する丸みを取り入れた外観デザイン、そして自動化への対応、高精度、省エネルギーなどの最新技術を1台に集約した次世代の工作機械である。
 【大径長尺ワーク対応の4軸複合加工機NZX4000】
 NZX4000は、第1刃物台にミーリング機能を標準搭載し、最大加工径φ660mm、最大加工長さ3000mmを有する大型の4軸複合加工機。Y軸仕様では、工程集約によってキー溝加工などを含んだ複合加工が可能。航空機のジェットエンジン用シャフトや船舶用クランクシャフト、石油・エネルギー産業における油井管など大径長尺ワークの重切削加工に最適である。
 【新型オペレーティングシステムCELOS】
 斬新なデザインと工作機械業界初となるタッチパネルによる機械操作を実現したCELOSは、提携するドイツDMG MORI SEIKI AGと共同で開発した最新鋭のオペレーティングシステム。2013年のEMO Hannover2013で初めて発表し、同社のほぼ全ての機種に搭載を始めている。
 CELOSは、工作機械を操作する操作盤ERGOline Touch(ハードウェア)に搭載しており、製品のアイデアを完成品に仕上げるまでの工程を簡単な操作で実現し、段取り時間含めた加工時間を大幅に短縮する。また、各種システムとの連携や多種多様なアプリケーションの拡張など、同社独自の最新技術と業界初となる様々な機能により、現在使用されている工作機械の操作性を画期的に変える。
 【アブソリュートレーザスケール】
 マグネスケールは、スケールの絶対位置を検出し自己校正ができるレーザスケールを開発した。この技術は独自の露光技術により、ホログラフィックに作られた高精度スケールを高分解能で検出する光学ヘッドと、絶対位置情報を求めるアルゴリズムと補正機能を搭載させたインターポレータのシステムから構成される。これにより超高精度な計測が可能になり、0・2μm/500mmの精度と0・5μm/mmのリニアリティを実現した。半導体製造装置や半導体検査装置の高精度化および高速化への貢献が期待され、工作機械においては、高い分解能と精度を持つ、校正用二次元スケールを提案できる。
 【高精度オープン型アブソリュートおよびインクリメンタル直線マグネスケール】
 過酷な環境に更に強いマグネスケールの誕生。マグネスケールが商品化した同スケールは、最先端の磁気デバイス技術を採用し、同時に磁気媒体の高性能化と新アルゴリズムの処理回路の開発によって世界で初めてオープン型磁気スケールでナノメートル分解能を実現している(同社調べ)。カバー構造など、機構部品が少ないオープン型とすることで、コンパクトなサイズと高い信頼性を実現している。産業機械、工作機械などにおける直線位置制御の高精度化と信頼性向上への貢献が期待される。

次世代金属接合技術を融合した
世界初のハイブリッド複合加工機
ヤマザキマザック VTC-530/20FSW発表

 ヤマザキマザック(社長=山崎智久氏、本社=愛知県大口町)は、ハイブリッド複合加工機の第2弾として、次世代の金属接合技術である“摩擦攪拌接合”を世界で初めて切削加工と融合させたハイブリッド複合加工機「VTC-530/20  FSW(エフ・エス・ダブリュ)」を発表した。
 摩擦攪拌接合(Friction Stir Welding)とは摩擦熱で軟化させた材料を攪拌して接合する次世代の金属接合技術で、その技術を同社の立型マシニングセンタに融合させることで、切削加工から接合までを一台で行うことができる(DONE IN ONE)画期的なハイブリッド複合加工機を誕生させた。
 過日発表されたハイブリッド複合加工機「INTEGREXi-400AM」とともに、JIMTOF2014にも出展され注目を集めた。
 同社は、発表会で「今後も次世代加工技術を当社の豊富な製品ラインナップに融合させたハイブリッド複合加工機の開発を進め、工作機械の新たな可能性を開拓し、世界のモノづくりの発展に貢献していきます」と述べた。
 摩擦攪拌接合は、ツール先端のピンを回転し、その摩擦熱で軟化させた素材を攪拌して接合するもので、@材料以外の素材を用いず、材料も溶融しないことから変形や歪みの少なく、かつ疲労強度が高い接合ができるA異なる材質、例えばアルミと鉄、アルミと銅、アルミとマグネシウム、アルミとチタンなどといったアルミと他の材質や、アルミとアルミ、マグネシウムとマグネシウム、銅と銅などの融点の低い材質同士、さらにCFRPなどの複合素材と金属の接合が可能Bガス、煙、スパッタ、プラズマやX線などの放出がなく、エネルギー消費も抑制される、といった特徴がある。
 【VTC-530/20  FSWの特長】
 @世界初の摩擦攪拌接合と切削加工の融合により加工負荷を20〜30%低減する(一台の機械で金属接合と切削加工を完結〈DONE IN ONE〉)。
 A異質金属を接合し、接合面の仕上げ加工が不要。
 B自動交換可能な摩擦攪拌接合ツール(エアバス社が開発した接合ツールDeltaN FS〓welding toolを採用し、更にエアバス社とヤマザキマザックの共同開発によりミーリング工具と接合ツールの自動交換を実現した)。
 この摩擦攪拌接合と切削加工の融合技術は、航空機の機体補強部品、自動車のドア・ボンネットなどのボディパネル、半導体製造装置の冷却板、人工衛星部品、屋根・台枠・側面パネルなどの構造体などに利用される。

シナジー効果の最大化を図る
新事業モデル構想
LIXIL グローバル化を加速

 住まいと暮らしの総合住生活企業、LIXIL(社長=藤森義明氏、本社=東京都千代田区)は、安定した収益力のある成長を目指し、2015年4月1日より、イノベーションとテクノロジーリーダーシップを重視した新しい事業モデルをスタートさせる予定だ。各事業を世界的な視点で一体運営していくことで、相乗効果の最大化を図る。
 同社の基本構造を「LIXIL Water Technology(以下LWT)」「LIXIL Housing Technology(以下LHT)」「LIXIL Building Technology(以下LBT)」「LIXIL Kitchen Technology(以下LKT)」の各テクノロジーカンパニーと、日本の販売・サービスを担う「LIXIL Japan Company(以下LJC)」の5つのカンパニーに移行。新たな事業モデルを効果的に実現するため、日本政策投資銀行(DBJ)との共同出資による持分法適用会社であるGROHE Groupを、当初計画より早めて2015年4月1日に連結子会社化することを目指す。関連する社外の承認と社内手続きの完了を待ち、新しい事業モデルが始動する。
 新しい事業モデルに移行する目的は、@グローバル化の加速、A世界レベルでの人材活用、Bカンパニー間のシナジーによる、同社の強みの最大化、の3点。
 特徴的なのは、近年のM&Aでグループ入りした北米と欧州の企業とLWTを立ち上げることだ。現在それぞれ独立性をもって事業展開する日本、中国、その他アジア地域における水まわり事業およびGROHE GroupとAmerican Standard Brandsの指揮系統を世界統合し、より速い意思決定、経営の効率化およびシナジーの加速を目指す。LWTは売上高約6200億円、営業利益率10%以上を見込み、水まわり事業のグローバルリーダーとして更なる成長を目指す。この事業は世界で約2万7000人の従業員と、約150ヶ国の販売拠点および約50ヶ所の生産拠点を有する。また4つの主要ブランドであるGROHE、American Standard、JOYOU、LIXIL/INAXは世界的な成長ブランドとして存続する。CEOはDavid J.Haines氏(GROHE Group S.ar.l./Chairman&CEO)が務める。
 LHTはCEOに井植敏雅氏(LIXIL取締役副社長執行役員兼CMO)、売上高約6000億円、営業利益率8%の見込み。LBTはCEOにNicola Greco氏(Permasteelisa Group/President&CEO)、売上高約3400億円、営業利益率3%の見込み。LKTは暫定的に藤森義明氏(LIXILグループ取締役代表執行役社長兼CEO)が指揮を執り、売上高は日本と中国を合わせ約1200億円の見込み。LJCは引き続き白井春雄氏(LIXIL取締役副社長執行役員)がCEOを務め、売上高約1兆円(4つのテクノロジーカンパニー合計の内、日本での売上)を見込んでいる。
 5つのカンパニーのCEOは損益、バランスシート、資金管理の全責任を担う。またGlobal Management Committee(GMC)はLIXILの長期的な戦略や短期業績を管理する最高意思決定機関として存続し、2015年4月1日から5つのカンパニーのCEOに加え人事、財務、法務、広報、IT、R&DおよびCorporate Initiative Group(CIG)の責任者で構成する。
 LIXILは企業ステートメントであるLink to Good Living≠フもとに新たな事業モデルで住生活産業におけるグローバルリーダーを目指す。この新事業モデルはLIXILがグローバル化するための大きな変革であり、今後はグローバルな相乗効果の活用、テクノロジーリーダーシップとイノベーションへの投資、そして世界レベルでの人材活用に力を入れていく。
事故防止・啓発活動が評価
製品安全対策優良企業表彰
LIXIL「優良賞」受賞

 住まいと暮らしの総合住生活企業、LIXILは、経済産業省が主催する、平成26年度「第8回製品安全対策優良企業表彰制度」の大企業製造・輸入事業者部門において「優良賞」を受賞。11月20日、「第9回製品安全総点検セミナー」(会場=渋谷区文化総合センター大和田)にて表彰式が執り行われた。
 「製品安全対策優良企業表彰制度」は、経済産業省が製品安全に積極的に取り組んでいる企業を公募・審査し、表彰する制度。企業における意識の向上と、事業活動や消費生活における「製品安全文化」の定着を図り、安全・安心な社会を作ることを目的とし、2007年から毎年実施されている。
 今回の受賞は、@啓発パンフレットの制作・配布や、住設機器のメーカー保証としては最長の10年間の長期保証サービス(有料)の展開といった、経年事故防止への取り組み、A過去のトラブルの原因を究明して製品安全のための知識基盤を構築・運用し、製品・機能改善に反映してきた取り組み、B「Safe Lifestyle Gallery(安全なくらしのギャラリー)」(所在地=東京都江東区)の開設をはじめとした、住宅内での製品事故の原因・様子を社内外へ公開する啓発活動の推進などへの取り組み、が評価されたものだ。
 同社は今回の表彰を受け「今後も総合住生活企業の責務として、継続的な安全対策に努めていきます」と、今後の抱負を語っていた。
LIXIL システムバス「SOLEO」
上質な空間へモデルチェンジ
「SOLEO(ソレオ)」施工例

 住まいと暮らしの総合住生活企業、LIXILは、集合住宅用システムバスルーム「SOLEO(ソレオ)」をモデルチェンジし、マンション居住者の多様なニーズにマッチングするデザイン・機能をさらに付加して、11月4日、INAXブランドより販売を開始した。
 集合住宅用システムバスルーム「ソレオ」は2004年の発売以来、快適性、清掃性、デザイン性の高いシステムバスルームとして好評を博してきた。今回、同社ならではのさらなる上質な浴室空間を追求すべくタイルパネルを刷新。天然石をリアルに表現した大型タイルの新柄6色や、モザイクタイル3色を新たにラインアップした。高級感のある大型タイルを400角から400×600mmにリサイズした壁パネルとすることで、これまでになかった重厚なグレード感を生み出している。
 あわせて鋼板パネルにも9色を追加。凹凸を持たせた面状に、ラメやパールを織り交ぜることで見る角度によって光や色が変化するデザインや、重厚感のある大理石柄、やわらかな印象を感じさせる木目柄など、高級感を醸し出す質感にこだわったデザインを採用している。これにより好みに合わせて全47色の多彩なカラーバリエーションから選べるようになった。
 また、パールのような光沢と清掃性の高さが人気の人造大理石浴槽「キレイ浴槽」にも、浴槽表面の艶やかなきらめきをさらに高めた3色「ゴールドグレー」「ゴールドオレンジ」「ゴールドブラウン」を追加し、全8色の浴槽カラーバリエーションとなった。
 アクセサリー類には、金属の輝きが洗練された印象を与えるメタル調アイテムが拡充され、角度調節式シャワーフックやシェルフ、ランドリーパイプなども新たに用意されている。
 機能面では、洗練されたデザインが人気のグローエブランドの壁付水栓金具2種や、8月に発売したシステムバスルーム「SPAGE(スパージュ)」で好評のくつろぎ機能「アクアタワー」が新たに追加されている。「アクアタワー」にはボリューム感のあるお湯が全身を包み込むオーバーヘッドシャワーと、肩など凝った部分に、落下するお湯を当てて心地よい刺激を楽しめる「打たせ湯」の機能を搭載している。
 本製品に関する問合せなど詳しくは、お客さま相談センター▽電話番号=0120(179)400、または▽LIXILホームページ=http://www.lixil.co.jp/まで。

第22回 ダイドーニューイヤーコンサート
清塚信也さん(ピアニスト)を迎えて
愛知県芸術劇場コンサートホールで
2015年1月17日開催

 「第22回ダイドーニューイヤーコンサート」が来年1月17日土曜日、名古屋市東区の愛知県芸術劇場コンサートホールで開催される。名古屋に本拠地を置くセントラル愛知交響楽団と多彩なゲストを迎えて開かれる新春恒例のコンサートで、22回目を数える。今回は、同交響楽団特別客演指揮者の松尾葉子さんが指揮をとる。
 ゲストは、ピアニストの清塚信也さん。年間約120本の演奏活動の他、テレビやラジオの出演、エッセイの執筆なども手がけ、幅広い分野で活躍している。昨年1月に全国で公開された映画「さよならドビュッシー」で俳優デビューも飾るなど、いま注目の人気若手ピアニストだ。コンサートではグリーグの「ピアノ協奏曲より第1楽章」はじめ、ドビュッシーの「月の光」、ガーシュウィンの「ラプソディ・イン・ブルー」などを演奏する予定。
 コンサートを主催するダイドー(社長=山田貞夫氏、本社=名古屋市中村区名駅南4-12-19)は、メカトロニクス専門商社として、メカトロ機器の総合開発・システム提案を通して各企業の発展に貢献する、産業界のコンダクター役を果たしている。コンサートは同社のメセナ活動の一環。山田社長も一曲指揮を披露するのが恒例で、同社の取引先など招待客にとってはこちらも楽しみのひとつになっている。
 会場ではチャリティー募金が行われ、集められた善意は名古屋市福祉基金に全額寄付される。
 当日は、午後3時開場、同4時開演。
ピアノ   
清塚 信也さん

 5歳よりクラシックピアノの英才教育を受ける。中村紘子氏、加藤伸佳氏、セルゲイ・ドレンスキー氏に師事。桐朋女子高等学校音楽科(共学)を首席で卒業。1996年、第50回全日本学生音楽コンクール全国大会中学校の部第1位。2000年、第1回ショパン国際ピアノコンクールinASIA第1位、2004年、第1回イタリアピアノコンコルソ金賞、2005年、日本ショパン協会主催ショパンピアノコンクール第1位など、国内外のコンクールで数々の賞を受賞。
 人気ドラマ「のだめカンタービレ」にて玉木宏氏演じる「千秋真一」、映画「神童」では松山ケンイチ氏演じる「ワオ」の吹き替え演奏を担当し、脚光を浴びる。知識とユーモアを交えた話術と繊細かつダイナミックな演奏で全国の聴衆を魅了し続け、年間約120本の演奏活動を展開。
 「ぐっすり眠れるピアノ」など8枚のCD、書籍、教則本、楽譜集などを発表するほか、「プレバト!!」「踊る!さんま御殿」「中居正広のミになる図書館」などのバラエティ番組出演、エッセイ連載、レギュラーラジオ番組「清塚信也ピアノラウンジ(全国5局ネット)」のパーソナリティなど、マルチピアニストとして縦横無尽に活躍。2013年1月全国公開の映画『さよならドビュッシー』で岬洋介役として俳優デビュー。2014年2月に初のライブDVD『清塚信也☆THE LIVE』を、9月にはアルバム『KIYOZUKA☆LAND』を発売。
//プログラム//
◆ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガ―」より第1幕への前奏曲
◆グリーグ:ピアノ協奏曲より第1楽章(ピアノ/清塚信也)
◆ドビュッシー:月の光 ◆ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー 他
 (ピアノ/清塚信也)
◆ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」第3,4楽章(特別指揮/山田貞夫)
名曲世界の旅Vol.3
◆スーザ:星条旗よ永遠なれ(アメリカ)
◆バーンスタイン:ウエストサイド・ストーリー・セレクション(アメリカ)
◆アンデス民謡:コンドルは飛んでいく(ペルー)
◆ピアソラ:リベルタンゴ(アルゼンチン)
◆チャイコフスキー:イタリア奇想曲(ロシア・イタリア)
※都合により曲目等は変更になる場合があります。
【読者プレゼント】
 主催のダイドー株式会社より、コンサートチケットを読者の皆様の中から先着5組10名様にプレゼントいたします。
 申込受付日時2014年12月19日の午前10時より。応募方法は電話(3組)またはEメール(2組)で申し込み。氏名・住所・郵便番号・電話番号をお知らせください。▼電話052-565-1231、Eメールnagoya@kikou.co.jp(受付開始以降送信分のみ受付)、コンサート係まで。


2014年12月21日(日 2548
2015年、海外業界調査を実施
MECT展出展受付状況も大好評
愛機工 12月理事会を開催

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機社長)は、12月2日、名古屋市中区の東京第一ホテル錦において、理事・役員ら28名が出席し、12月理事会を開催した。
 冒頭、伊藤理事長より挨拶があり、その後、議事へと進行。
 第1号議案=会員の増強活動について報告。丸政(南支部)が今年度末で脱退。鈴木商店(南支部)、木村北(東支部)が休業により脱退。アイビック(尾張支部)から都合により一時休会2号議案=MECT2015について報告。会期▽2015年10月21日〜24日。会場▽ポートメッセなごや。12月1日現在、組合関係者による申し込みは58社・200小間、全体では178社635小間。MECT展は10月1日より出展受付を開始しているが、受付状況は組合・ニュースダイジェスト社(以下ND社)とも好調に推移しており、組合関係では前回展(2013年)の同時期に比べ2倍のペースとなっている。前回展は受付締め切り前に満小間となり申し込みを断る事態となったが、今回展においても同様な状況が懸念される。組合関係では主要な出展者の申し込みはこれからとなり、実行委員会で早めの提出を周知するが、年度替わりに提出する企業も多く、状況を見て仮予約などND社と対応を調整する(2007年展で行った減小間の要請は行わない意向)。ついては各理事にも取引先メーカーへの協力を要請していただきたい。次回2015年2月2日に開催する実行委員会で、今回展の出展者と小間数の概要が判明。
 第3号議案=海外業界調査について報告。日程▽2015年7月5日〜10日。調査地域はホーチミン地区とハノイ地区のユーザーを中心とした日系企業を訪問。当初考えていたローカルメーカーおよび商社については、産業基盤が確立されていないためかイメージする企業が見当たらず、訪問を断念。日系メーカーにおいても業界に関係する生産工場(企業)が少ないため、少数の訪問となっている。企業訪問の他、ホーチミンでは国際精密技術・工作機械展(MTA VIETNAM)を見学。また同市では、日本企業向けに人材派遣する専門学校を訪問し、学生と交流を深める。ハノイでは、恒例となっている現地日系企業の駐在員を招いたパネルディスカッションと懇親会を開催。特に同国に早くから進出し4ヶ所の営業拠点と工場を持ち、精力的な営業を展開しているカモガワ(京都組合理事)にディスカッションの参加と訪問を要請。ついては、伊藤理事長と林実行委員長が12月15日に三上カモガワ社長を訪ね、調査の趣旨を説明した上で協力を要請する。今後の予定▽12月16日に準備委員会を開催し訪問先の所在地を確認した上で現地のタイムスケジュールをまとめ、旅行社に見積もりを依頼。募集案内は2015年2月初めに中部ブロックに所属する団体に発送。
 第4号議案=組合ゴルフ大会について報告。第41回組合親善ゴルフ大会を10月22日、新南愛知カントリークラブにて開催。参加者39名。上位入賞者は次の通り。優勝▽山本浩史氏(ミツトヨ)、準優勝▽久留俊弘氏(オーエスジー)、3位▽幡野裕幸氏(朝日)、4位▽青木二郎氏(光研磨)、5位▽石黒章氏(イシグロ商会)
 第5号議案=中部ブロック会議(幹事=岐阜機工会)について報告。開催要項▽第1部=ブロック会議(全機工連報告、各団体代表の意見交換)、第2部=人材育成に関するセミナー、第3部=懇親会、を予定。詳細は岐阜機工会と打ち合わせる。日程▽2015年2月17日を予定。
 第6号議案=社員研修について報告。社員研修「旋削加工における課題と対処(仮題)」を2015年3月12日・13日の2日間、ポリテクセンター中部で実施。旋盤加工における要求を理解し、加工工程の検討や工具・切削条件の選定、各種加工法を学ぶ予定。詳細は、組合の要望に沿ってポリテクセンター講師と打ち合わせを行う。
 第7号議案=新年会予告について報告。2015年組合新年会を1月13日午後6時より、ANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋にて開催。参加見込数▽370名。12月11日に支部忘年会を兼ね試食会を開催。12月1日現在、組合員78社154名、賛助会員57社124名、計278名。他、来賓、報道。
 第8号議案=部会報告
【総務部】理事会の運営と定款・規約改正の準備に携わる。
【情報部】組合報を12月1日に発送済。組合ホームページをリニューアル。一部未完成であるが、今後充実させる。
【経対部】今年度事業として、社員研修を中心に各種セミナーを企画。
【事業部】当面はMECT展準備の他、自動車リース事業、共済保険、ガソリンカードなど、収益事業に積極的に取り組む。特にMECT展については締め切り前に満小間が想定されるため主要出展者が漏れないよう小間割り確保に尽くす。
【青年部】11月19日、東京第一ホテル錦において稲垣伸一氏を講師に迎え、ホテルマンと機工商社マンの共通する営業の考え方や基本的な礼儀、マナーを学んだ。忘年会を12月16日に開催する他、2015年2月7日に宝塚観劇と神戸三田プレミアムアウトレットを巡る日帰りバスツアーを開催。参加80名。
【厚生部】野球大会反省会を10月29日、青年部、江南審判部を交え開催。今大会においては特に問題も無く、審判部の協力により会場が容易に確保できたため、スムーズに大会が終了できた。審判部には次回も会場の確保を要請し、了解を得た。第75回大会については2015年2月に案内を発送。同3月中旬にキャプテン会議を開き、同4月初めに開幕を予定。
 第9号議案=支部忘年会・新年会日程。尾張支部▽11月28日、東支部および中北支部▽12月11日、南支部▽同12日、北支部▽同17日、西支部▽同18日、熱田支部▽同22日、中南支部(新年会)▽2015年1月19日。
 第10号議案=訃報報告。原駒太郎氏(原工具商会会長、東支部、元組合理事)10月18日永眠。通夜が同20日、告別式が同21日に営まれた。青木小太郎氏(光研磨創業者、西支部)11月30日永眠。通夜が12月2日(理事会当日)、告別式が同3日に営まれた。
 その他報告。事務局年末年始休業▽12月27日〜2015年1月4日。次回理事会日程▽2015年2月3日午後4時30分より。終了後、26年度懇親会を開催予定。会場は東京第一ホテル錦。

第27回伝動機商組合全国大会
9年ぶりに名古屋で開催
全国から77名が参加し交流

 第27回伝動機商組合全国大会が11月12、13の両日、名古屋市西区のウェスティンナゴヤキャッスルで開催され、東京伝動機商組合、大阪伝動機商組合、名古屋伝動機商組合から参加の計77名が一堂に会した。この大会は3年に一度、3組合の持ち回りで行われるもので、2011年の東京大会に続き、今回は名古屋組合がホスト役を務めて開かれた。
 初日の12日は、午後2時30分より第1部総会、同3時30分より第2部講演会、同5時30分より第3部懇親会が行われた。
 総会は服部将康名古屋組合常任理事(服部専務)の司会によって進行され、前回大会から3年間の物故者に対して黙祷を捧げた後、長村康義名古屋組合副理事長(長村商店社長)の開会の辞で幕を開けた。
 大会委員長の椿井基男名古屋組合理事長(椿井精工社長)が「本日は大変遠いところ、ご参集いただき誠にありがとうございます。9年前に名古屋大会がありました。この時は、連合会ができてちょうど50周年の大会でした。この50周年を機に一区切りを付けてはどうかという大阪組合の提案があり、大会を見直すことになりました。しかしその後1年もたたないうちに大阪の若手の方から是非続けたいとの話をいただき、大変感激いたしました。今から6年前に大阪大会が開催され、継続することができました。3年前の東京大会は、少し前に震災があり心配されましたが、立派に行われました。そして今回の名古屋大会、大変重い思いをもって開催いたします。9年前のことを知っているメンバーは名古屋でも3分の1になってしまいましたが、新しい方々が色々なアイデアをもって作り上げてまいりました。この全国大会で何か持ち帰っていただければ幸いです」と挨拶。続いて大阪組合の辰田愼司理事長(タツタ会長)、東京組合の藤川文男理事長(藤川伝導機社長)がそれぞれ挨拶した。
 各地区の報告では名古屋、大阪、東京の景況や各組合の活動についての報告があり、最後に次回開催地となる大阪組合(2017年開催予定)に大会旗が引き渡され、総会を終えた。
 続いて開かれた講演会では、プロゴルファーの古市忠夫氏が「頑張れることへの感謝」と題して講演。阪神淡路大震災で家財一切を失くした後、「感謝の気持ち」を原動力に、還暦を目前にしてプロテストに合格、その後の活動などについて話した。
 懇親会は椿井大会委員長の挨拶、藤川東京組合理事長の乾杯で開宴。フリートークやアトラクションのベリーダンスを楽しみながら歓談して親睦を深め、辰田大阪組合理事長の閉会の言葉で終了した。
 翌13日は名古屋観光として名古屋城、徳川園、ノリタケの森を巡り、昼過ぎに3年後大阪での再会を誓いお開きとなった。

1月16日の新年会の詳細決める
愛鋲協 12月理事会を開催

 愛知鋲螺商協同組合(理事長=馬場將嘉氏・メイナン会長)は、12月3日午後6時30分より名古屋市中村区のウインクあいちにおいて、平成26年度第5回定例理事会を開催した。
 理事8名が出席し、馬場理事長の挨拶の後、理事長の議事進行のもと議案の審議を行った。
 第1号議案=事業部委員会に関する件は、事務局より11月度の収支報告が行われ、承認された。
 第2号議案=セミナーの件は、事務局よりISOの研修会開催について説明された。内部監査員養成の研修会を来年2月または3月に開催予定とし、日程については講師の都合を聞いた上で決定する。会費は一人2万円程度(修了書の発行費用含む)とする。会場は未定。
 第3号議案=新年会の件。来年1月16日、名鉄ニューグランドホテルにて開催する。午後6時開会。司会者を花井康志理事(ハナイタイト社長)、サポート役を鈴木憲一理事(エフシーテック社長)が務め、来賓に中央会、日本ねじ商連会長の鈴木建吾氏(八幡ねじ社長)、組合顧問の鈴木日出男氏(エフシーテック会長)を招く。乾杯の発声を鈴木日出男氏、閉会の辞を阿部常徳副理事長(織田商店社長)とすることなどを決めた。
 第4号議案=親善ボウリング大会の件は、鈴木憲一理事より説明された。12月14日午前10時より星が丘ボウルで開催。参加申込は11社・145名。大会当日、役員は9時に現地集合することとした。
 第5号議案=日本ねじ商連常任理事会については、11月11日に神奈川で開催され、出席した馬場理事長より報告された。この中で「六角ボルト・ナット附属書品から本体規格品への切り替えガイド」配布について説明があり、愛鋲協では700部を購入して組合員に配布することを決めた。
 第6号議案=その他。
 @切り替えガイド説明会について。平成27年2月3日午後6時30〜8時に開催、会費は無料。講師は平戸氏。切り替えガイドと一緒に開催案内を送付する。
 A日本ねじ商連常任理事会について。平成27年3月12日に東京で開催される。馬場理事長、藤田守彦副理事長(藤田螺子工業常務)が出席予定。また、日本ねじ商連の総会は平成27年7月24・25日に有馬グランドホテルにて開催予定とされ、愛鋲協からは10名ほどの出席を予定する。
 Bねじの日記念品について。修正テープと消しゴムがひとつになった「トンボMONO2way」、1セット2500円(10個入り、税込)。12月に注文書を送付、申込締切りを平成27年2月末とし、4月に発送予定。
 C業界紙新年号の掲載について。例年通り掲載することが承認された。
 次回理事会は来年1月16日午後4時30分(新年会開始前)に名鉄ニューグランドホテルにて開催される。

100年に向けさらなる飛躍を誓う
創業90周年感謝の夕べ
井 高 仕入先など350名が祝福

 1924年(大正13年)の創業以来、機械・工具の総合商社として日本のものづくりの発展に貢献してきた井高(社長=高田研至氏、本社=名古屋市中区)は、今年の2月に創業90周年を迎え、これを記念して11月11日午後4時より名古屋マリオットアソシアホテルにおいて「創業90周年感謝の夕べ」を開催、仕入先メーカーなど350名が出席して盛大に同社の90周年を祝った。
 第一部は記念講演が行われ、中西考樹氏(ナカニシ自動車産業リサーチ代表)が『世界自動車産業の展望』と題して講演。代表著書に「トヨタ対VW 2020年の覇者をめざす最強企業」(日本経済新聞出版社)をもつ同氏が、トヨタ自動車とフォルクスワーゲン(VW)の世界戦略の違いなどについて話した。
 第二部は懇親会が催され、挨拶に臨んだ高田社長は「90周年を迎えられましたのも、メーカー様、仕入先様の支えがあってこそとの思いがあり、本日の運びとなりました。この様に大勢の方にご出席賜りましたことを心より感謝いたします。弊社は、大正13年2月11日に初代高田勝彦が若干23歳で現在の本社近くに創業。景気の波に揉まれながらもそれを乗り越え、2004年に売上高300億円を超えました。09年のリーマンショックで何十年か振りの赤字決算となりましたが、それまでの先輩諸氏が頑張ってくれていた蓄積によりリストラをすることもなく乗り切ることができ、昨年には社員251名、売上高350億円を超えることができました。さらに今期は過去最高を目指して行きたいと思っております。21世紀に入り顧客の海外進出が進む中、井高も2000年にアメリカ、その後、タイ、中国、チェコ、インドネシア、メキシコに進出。現在では7か国13拠点になっています。井高はここ数年のテーマとして、グローバルコミュニケーションを掲げています」と同社の歴史を振り返るとともに現況について紹介。「井高は必要とされる商社になろうと頑張っております。今後も皆様方のご支援ご協力をお願いいたします」と述べ、さらなる飛躍へ向け決意を新たにした。
 出席したメーカーを代表して森雅彦DMG森精機社長が「井高様、創業90周年誠におめでとうございます。井高様にはお客様の大変厳しい要求をしっかりと咀嚼して伝えていただいており、それが新商品にもつながっていく。あと10年で100年、今後とも井高様とともに頑張ってまいりたい」と祝辞を述べた。
 中川徹ミツトヨ社長が乾杯の発声を行い、懇親の場となった。
 最後に間瀬井高専務より「皆様方のお陰があってこその井高だと心より感謝申し上げます。色々なことがありましたが、社員一同皆様方のご協力があって、ここまで頑張って来られました。10年先の100周年に向けてさらに頑張ってまいりますので、従来にも増して絶大なるバックアップをよろしくお願いいたします」とお礼の言葉が述べられ、終了した。

研修旅行会、管機連理事会報告
新年賀詞交歓会について審議
静岡県管工機材商組合 11月理事会を開催

 静岡県管工機材商組合(理事長=村松孝一氏・村松商店社長)は11月4日午後3時より静岡市内のマイホテル竜宮において定例理事会を開催した。
 理事会では12月の研修旅行会について、賛助会員も参加して例年並みの参加人数での開催となることが報告された。
 新年賀詞交歓会(2015年1月14日開催)については、来賓挨拶を全国管工機材商業連合会の橋本政昭副会長(橋本総業社長)とキッツの堀田康之社長、乾杯をオータケの吉川富雄社長、中締めをTOTO中部支社の本間健司支社長に依頼することを確認した。
 新規賛助会員については、新しく静岡に出店したメーカーがあり、加入の勧誘を行う方向で進めていくことが確認された。
 全国管工機材商業連合会の理事会報告が村松理事長より行われた。10月8日に愛知で開催され、全国より27名が参加した。理事会では災害協定についての状況が報告された(静岡は締結済み)。また作成した会員名簿が組合員に配布された。他に共同契約書などの件が議題に上がったと報告された。
 その他、市況、消費税率の8%から10%への再引上げ、政治家の倫理観、会議費と交際費との境目などについて意見交換された。
第52回静岡県管工機材商組合ゴルフ大会
 11月27日、静岡カントリー島田ゴルフコース(静岡県島田市)において、組合員と賛助会員39名が参加して開催され、鈴木誠氏(山田商工)がグロス84、ネット73・0でベスグロ優勝を果たした。
 上位入賞者は次の皆さん(敬称略)。
▽優勝=鈴木誠(山田商工)N73・0H11・0
▽2位=峰松英利(LIXIL)N74・0H24・0
▽3位=山下勉(村松商店)N74・8H13・2
▽4位=土橋治彦(岡谷鋼機)N74・8H25・2
▽5位=中浴純(タブチ)N75・2H22・8

自動車関連等で積極的設備投資
日工会会長も受注見込額を上方修正
三親会 第37回定時総会開催

 三親会(会長=石田勝俊氏・石田商会社長、サンコー商事を中心とする販売店とメーカーの会)は、11月7日午後5時より、第37回定時総会ならびに懇親会を、名古屋市東区のメルパルク名古屋にて開催した。
 冒頭、石田会長からは「三親会メンバーが今後さらに増え、より充実できるよう皆さまもご協力をお願いします。景気についても、これまでと比べ最高の利益を出したメンバーがいる反面、良くない状況が続いているメンバーもいて、かなり温度差はありますが、サンコーさまならびに三親会メンバーの皆で協力し合い、コツコツと努力を続けていきましょう」と挨拶があった。
 続いて小島徹サンコー商事社長が挨拶に立ち、「工作機械業界における受注環境は大変良くなってきております。円安、企業業績の回復、国のものづくり補助金などの効果もあり、昨年の9月以降、13カ月連続で1000億円を超える売上という状況です。日本工作機械工業会会長もJIMTOF2014の挨拶の中で、今年の工作機械の受注見込額を年初予想の1兆3000億円から1兆4500億円へと上方修正いたしました。工作機械業界における上場企業では上半期決算の数字は良い反面、自動車関連では、売り上げは良くても減益の企業もありますが、これは開発費や海外での先行投資など、設備投資に積極的だったためであり、非常に前向きな減益だといえます。とはいえ、急激な円安、国内で自動車があまり売れないなど不安要素があること、企業によって景況感に格差があることも忘れてはなりません」と現況を分析し、解説した。続けて「我が社では上期は、昨年同期比で増収増益でしたが、これは自動車関連が良かったことが要因です。海外ではインド、タイ、インドネシアなどの各拠点で、自動車関連を含めた設備投資案件が多くあり、それらをしっかりとフォローしていきます。国内では、ものづくり補助金申請先や土地減税などに絡んだビジネス、また、営業基盤拡大につながる施策を皆さんと共に展開したい」と述べた後、「三親会は、前身の会と併せて半世紀以上続いている伝統のある会です。この会の発展のために、我が社は一層尽くしていきます。引き続き皆さまからのご支援、ご協力をお願いいたします」と挨拶を結んだ。
 両名による挨拶の後、議長に野崎憲昭常磐精機社長を選出して議事に移り、まず、会員34社とサンコー商事合わせて35社中31社の出席により本総会が成立していることが事務局より発表された。続き、第1号議案の第36期事業報告、会計報告および監査報告、第2号議案の第37期事業計画案、予算計画案について審議され、いずれも原案通り承認可決された。第3号議案の役員改選については、6月20日にサンコー商事にて審議が行われ、全役員が留任することで一致。こちらも承認可決され、これで本総会は終了となった。
 総会終了後は懇親会を開催。野崎憲昭常磐精機社長による挨拶で乾杯し、終始和やかなムードの中でメーカー、販売店、サンコー商事の全員が交流を深めつつ、最後は中野章夫黒田精工名古屋支店長による中締めで懇親会はお開きとなった。

駆け込み反動減を脱し増収増益に
工作機械の受注が順調に推移
ジーネット 2015年3月期第2四半期決算報告

 ジーネット(社長=古里龍平氏、本社=大阪市中央区)は11月5日、本社ビル会議室において同社およびフルサトグループの2015年3月期第2四半期(2014年4月1日〜9月30日)の決算報告を行った。
 ジーネット単独の上期の業績は、売上高252億6000万円(前年同期比7・1%増)▽営業利益3億8900万円(同17・3%増)▽経常利益4億6900万円(同16・6%増)▽当期純利益2億6800万円(同21・3%増)となった。
 また、フルサトグループの上期の連結業績は、売上高408億400万円(前年同期比8・4%増)▽営業利益12億8200万円(同19・4%増)▽経常利益14億3600万円(同19・1%増)▽当期純利益8億9600万円(同28・2%増)となった。
 古里社長は連結業績について、増収増益を確保したが、部門毎に大きなばらつきがあり、さらに第1四半期と第2四半期でも大きな差があったと報告。第1四半期は前年同期比で4・6%の増収だが、昨年の第1四半期は極めて悪い時期であり、惨敗。消費税率引上げ前の駆け込み需要の反動の影響が想定していた以上に現れた。一方、第2四半期は11・9%の増収を確保。第2四半期の後半で、消費税率引上げの反動を乗り越えることができたと話した。
 上期の連結売上高を事業セグメント毎に見ると、全体の増収を牽引したのはフルサト工業の建築・配管資材事業で、前年同期比11・5%の増加。ボリュームの大きい機器・工具事業は同6・6%の増加にとどまった。機械・設備事業も同8・1%増加したが満足する数字とは言えないと評価した。
 機器・工具事業では、工業機器(ジーネット機工部)が同7・5%の増加となり、日本の製造業の機械稼働率が少しずつ上がってきていることを実感。自動車向け機械工具(岐阜商事)は予想外に苦戦し、同2・5%の増加にとどまった。住宅設備機器(ジーネット住設部)は同4・3%の増加で、消費税率引上げ後から悪くなり、下期も厳しいと予想した。
 機械・設備事業(ジーネット機械部・FAシステム部)は、工作機械に消費税率引上げの影響が見られ、前年度の3月にデリバリーが集中。国内需要の回復傾向に変化はないが、3月末の注残が急激に減少し、今年度第1四半期に売上を計上できる物件が少なかった。受注については毎月コンスタントに前年増で推移している。工作機械が前年同期比5・2%増、FAシステムが同21・7%増となった。
 建築・配管資材事業(フルサト工業)は、順調に推移し、鉄骨建築資材で同9・5%増、配管資材で同20・4%増となった。マーケットは過熱気味で、建築の需要は非常に堅調だが、供給力が限界に来ている。職人、資材の不足から実際の需要を賄うだけの供給力が現在なく、工期がずれてきている状況。中期的には需要があるが、フルサト工業の売上はある一定額以上上がらないことになってくるとの見方を示した。
 連結の販売管理費については、前年同期比で5・1%増加した。売上の増加により変動費である運賃、荷造費が増加。また今回は特別要因として人件費の見直しがあり、通常より高い水準で上昇した。さらに不良債権が多かったことも理由とした。
 2015年3月期の通期見通しに関しては、今年5月に発表した、連結売上高823億円などの業績予想を維持するものとした。
 その他、ジーネットの「カンタン解決カタログ」について、これまで工具中心だったものに、新たに工作機械編が発行されたことを紹介。エンドユーザー目線で問題解決に役立つ具体的で判りやすい内容となっている。

今後の事業について審議
新年賀詞交歓会は1月21日
岐阜機工会 幹事会をオーパスで開催

 岐阜機工会(会長=嶋ア晴久氏・シマザキ商会社長)は11月20日午後7時より岐阜市内のオーパスにおいて幹事会を開催、10名が出席して今後の事業などについて審議した。
 第1号議案=収支の中間報告について。市橋会計幹事(市橋商店社長)より会計の現状と今後の収支予定について報告があり、承認された。
 第2号議案=平成27年新年賀詞交歓会について。来年1月21日に岐阜会館(岐阜市司町)にて行うことを決めた。開始時刻は午後6時30分。会費は前年と同様で会員1社一人は無料とし、二人目以降5000円を徴収することを確認した。案内文を12月中に各組合員に発送する。
 役割分担についても審議され、司会を徳永総務幹事(徳光社長)が担当、乾杯は卸商社の中から選出することを確認。中締めは旧協同組合の理事長経験者から選出するとし、岐阜機械商事の関谷社長を予定。来賓には岐阜県中小企業団体中央会の池田事務局長を招待することを確認した。そのほか当日の会費徴収に関しては、市橋会計幹事が担当。幹事の集合は午後6時とすることなどが承認された。
 第3号議案=全機工連中部ブロック会議について。今年度は岐阜機工会が設営を担当する。会場は東京第一ホテル錦(名古屋市中区)を予定。開催日は平成27年2月17日または20日のいずれかで、第一候補を17日とする。当日は基本的に幹事全員の出席と、歴代理事長にも参加の依頼をすることを確認した。ブロック会議の詳細については今後検討していく。
 第4号議案=ボウリング大会について。来年4月の開催を予定し、年明けから本格的に準備を開始すると輿幹事(KSコシ商会社長)から報告された。具体的な日程については、次回の幹事会で決めることとした。
 第5号議案=全国機械工具商若手交流会について。今年9月に第2回が浜松で開かれ、その席上、2年に一度の交流会開催が提案された。次回、平成28年9月頃に岐阜での開催が打診され、開催に向けて準備していくことを確認した。
 そのほか幹事会会場について、従来使用していた松葉ヨーロッパ館が閉店したため、今後の会場について意見交換した。
 次回役員会は来年の1月29日午後7時より開催される。会場は未定。

40周年を迎え更なる発展へ
百楽で恒例の忘年会を開催
服部商会 仕入先82名が参加

 機械・工具の総合商社服部商会(社長=服部嘉高氏、本社=愛知県津島市)は、11月14日午後7時より名古屋駅前の北京料理「百楽」において、同社の仕入先82名と社員が参加して忘年会を開催した。
 冒頭、服部社長が「今年、服部商会は創業40周年を迎えることができました。創業以来、お付き合いをしていただいている500社弱のお客様に、会長と二人で感謝の気持ちを込めて一社一社ご挨拶に回らせていただきました。創業当時のお話も色々とうかがうことができました。今期も順調に推移させていただいておりますが、これも偏に本日お集まりの仕入先各社のご支援、ご協力の賜物と感謝いたしております。社員一同、更なる発展を目指して邁進していく所存です。今後とも宜しくお願いいたします」と挨拶。
 一味司ミツトヨ中部営業部部長の祝辞に続き、吉村泰典山善執行役員名古屋営業本部長の乾杯の発声で開宴した。
 出席者は和やかに歓談して親睦を深め、服部峰久専務のお礼の言葉に続いて、一本締めでお開きとした。

世界一の大きさと映像クオリティ
科学館のプラネタリウムを観覧
名古屋水栓販売協会ユニークな11月例会

 名古屋水栓販売協会(理事長=伊藤辰之氏・イトウ社長)は11月29日、11月例会としてプラネタリウム見学会を開催し、会員・賛助会員とその家族、社員ら合わせて23名が参加した。
 当日は正午に昼食会場の太閤本店・伏見店(名古屋市中区)に集合。在田忠之理事(在田商店社長)より「悠久の星空を眺めていただきたい、また清く正しく美しい科学の世界を堪能していただきたいと企画しました」と開会の辞が述べられた。
 伊藤理事長は「本日は普段のメンバープラス、ご家族、社員の方々にも参加いただいています。11月の例会は通常と違う企画を行うことにしており、昨年は会員が監督を務めている少年野球見学と応援、今年は在田さんの企画でプラネタリウム観覧ということで、世界一のプラネタリウムを堪能してください。家族、社員との交流を図り、ますます当会が楽しいものになることを願っています」と挨拶。昼食の後、名古屋市科学館に移動した。
 2011年3月にリニューアルオープンした科学館のプラネタリウムは、ドーム内径35mという世界一の大きさと映像クオリティを誇り、今なお行列ができる人気のスポット。この日は秋の星空の映像を見ながら、星座にまつわる物語を聞いた。

経済アナリストの森永卓郎氏が講演
第30回大嶽北沢會開催
オータケ、キッツが概況を報告

 第30回大嶽北沢會(管工機材商社オータケとその主要販売店、並びにバルブメーカーキッツの集い)の総会が11月5日午後3時30分より名古屋市中区の名古屋観光ホテルで開催され、販売店36社が出席した。オータケ、キッツ両社の現況や今後の見通しについて報告が行われ、総会終了後は経済アナリスト森永卓郎氏(獨協大学経済学部教授)の講演会が開かれた。
 総会はオータケ営業本部須田課長の司会で進められ、はじめに吉川富雄オータケ社長が、同社の第62期(平成25年6月1日〜26年5月31日)と第63期第1四半期(平成26年6月1日〜8月31日)の決算概要を報告した。また、営業戦略として地域密着型の営業活動を推進するため、人・物・サービスの強化を重点項目に掲げ、人材育成、在庫アイテムの見直し、管材のワンストップ化への推進に取り組むことを説明。営業・管理・物流と全社一丸となってさらなる成長を目指すと話した。
 続いて堀田康之キッツ社長が、同社の上期(平成26年4月1日〜9月30日)決算について報告。その中で、連結の売上高は計画をやや下回る結果となったが、前年同期比では0・3%上回った。営業利益は45・6%増加。消費税率アップ前の駆け込み需要の反動があった一方、製品価格の値上げの効果もありバルブ事業が比較的順調に推移した。経常利益は前年同期比51・6%増、当期(四半期)純利益は同69・0%増となったと報告し、今後について下期、特に第4四半期は良くなるとの見通しを語った。
 総会後は、森永卓郎氏が『日本経済に何が起こっているのか?』と題して講演。さまざまな資料をもとに日本の経済、財政について自身の見方を示し、企業に対しては「商品に差別がつかないものは、無制限の価格競争に巻き込まれる。価格競争に巻き込まれないのは、高付加価値のアートな商品。芸術作品は値段が下がらない。これから企業が努力すべきことは、いかにアートを作るか。消費者をびっくりさせるようなものを作って行くことが、高付加価値の原点になって行く」との考えを披露した。
 講演会の後は会場を移して懇親会が催され、小原キッツ中部支社長の司会進行、坂根キッツ執行役員国内営業本部長による乾杯の発声で開宴。出席者は情報交換をしながら交流を深め、村井オータケ常務取締役営業本部長による中締めでお開きとした。
 翌日は、有志による懇親ゴルフコンペが藤岡カントリークラブ(愛知県豊田市)で行われ、12名が参加。北村憲正氏(龍玉精工)がネット70・4の好スコアで優勝した。
 上位入賞者は次の皆さん(敬称略)。
▽優勝=北村憲正(龍玉精工)N70・4H3・6
▽準優勝=伊澤修(米津物産)N72・0H30・0
▽3位=畔柳富二男(武田機工)N74・2H16・8
▽4位=伊藤準(ヨシザワ)N74・6H20・4
▽5位=峰澤彰宏(峰澤鋼機)N76・6H8・4
▽ベストグロス=北村憲正74

阪尾事務局長
愛知県管工機材商協組事務局長が表彰

 愛知県内の協同組合などで作る愛知県中小企業団体中央会(会長=鶴田欣也氏、本所=名古屋市中村区)は、10月17日、キャッスルプラザ(名古屋市中村区)にて「つながろう愛知! 広げよう連携の輪!」をキャッチフレーズとして、第63回中小企業団体愛知県大会を開催。大会宣言や表彰式が執り行われた。
 その中で、愛知県管工機材商業協同組合(理事長=小川信氏・山信社長)の阪尾知治事務局長が勤続10年11カ月を迎え、中央会会長表彰(永年勤続優良職員)を受け、表彰状と記念品が授与された。
賀詞交歓会の役割分担決める
2月上旬に全員例会
岐阜県管工機材商組合 12月度理事会・忘年会
 岐阜県管工機材商組合(理事長=廣瀬功氏・瓶由社長)は12月8日午後6時より岐阜市梅河町のう我仁において12月度理事会を開催した。理事会終了後は忘年会も行った。
 冒頭、廣瀬理事長より挨拶があり、続いて議事に移った。審議、承認された議案は次の通り。
 ▽第1号議案=新年賀詞交歓会について
 平成27年1月23日午後6時より岐阜グランドホテルにて開催する。当日の役割分担は次の通り。
◎司会進行・開会の辞=山田理事(山彦)
◎理事長挨拶=廣瀬理事長
◎来賓挨拶=細江岐阜市長並びに荒川岐阜県管設備工業協同組合理事長(いずれも予定)
◎賛助会員代表挨拶=増田タカラスタンダード小牧支店長(予定)
◎懇親会司会=小笠原氏(瓶由)
◎乾杯=倉地愛知県管工機材商業協同組合副理事長
◎閉会の辞=奥村副理事長(安田)
 恒例の抽選会を実施する他、前年通り参加者全員に手土産を配る。
 ▽第2号議案=全員例会について
 白木理事(白木商会)が担当し、来年2月上旬の開催を予定。岐阜グランドホテルを会場とし、時間は午後6時から。内容については今後検討していく。
 ▽第3号議案=その他
 第67回ゴルフ会を来年3月に開催することを確認した。

大崎支部長の新体制で初の忘年会
2016年新年会の担当で体制強化
愛機工尾張支部「舞鶴館」にて15名が参加

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機社長)の尾張支部(支部長=大崎政雄氏・大崎機工社長)は11月28日午後7時より名古屋市中村区の舞鶴館において忘年会を開催、支部員ら15名が参加して親睦を深めた。
 近藤理事(油傳商店社長)の司会進行、佐々木理事(太田廣常務)の開会の辞により開会。
 大崎支部長が挨拶に立ち「今年度より支部長を拝命いたしました。まだ組合活動に参加し始めてから4年程しかありませんし、理事歴も2年と短い。服部前支部長は26年の長きにわたり務められた大ベテランでした。現在、4名の理事を当支部で拝命しておりますが、ここ4年間ですべて入れ替わり、まだまだ経験不足ではありますが、今までの通例にとらわれず新しい感覚で今回、忘年会を企画してみました。2016年の組合新年会は、尾張支部が担当して行うことが決まっております。皆様の協力を得てぜひ成功させていきたいと思っておりますので、ご協力の程よろしくお願いいたします」と述べた。
 来賓の山崎組合事務局長より祝辞が述べられ、その中で組合の活動報告も行われた。
 服部支部顧問(前支部長・服部商会会長)の音頭で乾杯。支部員同士で情報交換などをしながら和やかなひと時を過ごし、一年の締めくくりとした。
 近藤支部顧問(油傅商店会長)の中締め、服部理事(服部商会社長)の閉会の言葉で終了した。

質問飛び交い、充実の2時間
世界標準マナーやセールスを学ぶ
愛機工青年部 勉強会開催

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機社長)青年部(部長=森庸一氏・森哲社長)は11月19日、東京第一ホテル錦において、講師に稲垣伸一氏(同ホテル営業部副部長)を招き、「プロトコールとホテルセールス(効率よいセールスの展開!)」と題して勉強会を開催した。
 プロトコールとは、日本語では国際儀礼や世界標準マナーと訳され、世界中の人々が文化や宗教の違いなどに関係無くスムーズに交流できるよう定められた世界共通のマナー(ルール)である。その基本となるのは、「異文化の尊重」「序列の重要性」「返礼」「右上位」「女性優先」の5つのポイントである。このポイントと、働くことの意義「生活を維持するための収入を得る」「社会貢献」「生きがい」を再認識した上で、勉強会では、@挨拶とお辞儀(お辞儀の種類と使い方)、Aノックの回数、B名刺交換のポイント、C上座と下座(応接室、会議室)、D握手のポイント、Eエレベーターの乗り方など、例を交えて受講。
 続いて、「ホテルセールス」を稲垣講師の実体験をもとに学び、最後に5つのプロ意識「顧客意識」「協力意識」「改善意識」「原価意識」「コスト意識」を持ちましょうとの話で講義は終了となった。
 その後、森部長からは「先輩や後輩への接し方、公の場でのマナーなど、知っているつもりでも間違っていたことに気付かされたりして、非常に為になりました。ホテルセールスに関しても、そのまま機械工具の世界に当てはめてもまったく同じことが言えると思いました。提案型営業をするのであれば、商品や業界のことを可能な限り勉強しておくことが、お客さまの信頼につながるのだと実感しました。今日ここで得た貴重なお話、知識を会社に戻ってから早速社員全員に広め、役立てていこうと思います。今日はありがとうございました」と挨拶があり、勉強会は終了した。
 途中、多くのメンバーから幾度となく質問が飛び交い、全員が積極的に参加している様子が伺え、非常に充実した勉強会であった。

高送りカッタ“Do Feed”に
『ワイパーインサート』拡充
タンガロイ 加工面粗度を向上

 タンガロイ(社長=木下聡氏、本社=福島県いわき市)は、高送りカッタ“DoFeed(ドゥーフィード)”にさらい刃付きワイパーインサートを拡充し、12月15日より全国での販売を開始した。
 高送りカッタDoFeedは低抵抗なインサートと多刃ボディという特長を持ち、金型ユーザなどから高い評価を得ている。一般に高送り加工は速い送り速度で優れた加工能率を発揮するが、加工面が荒く、後工程として中仕上げ・仕上げ工程が必要であり、この点においてDoFeedも例外ではなかった。
 今回、同社はさらなる高能率加工を実現するためDoFeedに高送り加工の常識を覆す新たなアプリケーションとしてワイパーインサートをラインナップに加えた。 
 ワイパーインサートは従来のインサートと同様の主切れ刃形状に加え、正面切れ刃に幅の広いさらい刃を有する。従来のインサートと組み合わせて使用することで、送り速度はそのままに優れた加工面粗度を得ることが可能になるという。高送り加工と優れた加工面粗度を両立させるワイパーインサートは、従来必要としていた後工程を短縮することを可能とし、さらなる高能率加工を提供する。
 また、要求される加工面品位によっては、後工程が必要となる場合にもワイパーインサートは効果を発揮。加工面が粗いことで、後工程で使用する工具の取り代変動が大きくなり、寿命のばらつきが発生するケースがあったが、ワイパーインサートは加工面粗度向上による取り代変動を減らすことが可能なため仕上げ工具の寿命安定化に貢献し、それに伴う工具交換回数の削減および機械ダウンタイムの削減が可能となるという。新発想のワイパーインサートは高能率加工に加え優れた経済性も提供する。 
【主な特長】
●送り速度を下げることなく優れた加工面粗度を得ることが可能
●工程短縮により、さらに高能率な加工が可能
●両面仕様2コーナワイパーインサート 
【形番と標準価格】
●インサートLNGU06-5ZER-W AH725=2440円(税抜)、全アイテム1形番【販売見込み】
 初年度2900万円 
タンガロイ
転削加工用PVD材種
『AH3135』拡充

 タンガロイは、転削加工用PVD材種『AH3135』を拡充し、12月10日より全国での販売を開始した。 
 転削加工用PVD材種『AH3135』は鋼・ステンレス鋼・チタン合金など様々な被削材に対応可能な材種で、すでに発売されているTungTri・DoPentに加え、新たにDoOcto・DoQuadおよびTungMillで拡充した。 
 『AH3135』は、工具の異常損傷が発生しやすい状況において、安定した長寿命加工を実現。新被膜には特殊積層構造を採用し、加工中の衝撃による刃先チッピング損傷および欠損を抑制する。また、耐熱衝撃性に優れる高靱性母材の採用により、湿式加工などで発生するサーマルクラック損傷を抑制し、安定加工が可能。 
 『AH3135』と高能率・高経済性のカッタを組み合わせることにより、あらゆる加工における信頼性が飛躍的に改善し、生産性向上に大きく貢献する。 
【主な特長】
●あらゆる被削材(鋼・ステンレス鋼・チタン合金)に対応可能
●特殊積層構造により、優れた耐チッピング性と耐欠損性を実現
●高靱性母材を採用し、優れた耐サーマルクラック性を実現
●異常損傷を抑制し、安定した長寿命加工を実現 
【主な形番と標準価格】
●インサート
 ONMU0705ANPN-MJ AH3135=1700円(税抜)
 SNMU1706ANPR-MJ AH3135=2000円(税抜)
 SWMT13T3AFPR-MJ AH3135=960円(税抜)
 全アイテム6形番 
【販売見込み】
 初年度4400万円 

「ありがとう」は魔法の言葉
職場を元気にするために
愛知県管工機材商協組 経営研究部会セミナー

 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=小川信氏・山信社長)の経営研究部会(部会長=伊藤信哉氏・伊藤柳商店社長)主管によるセミナー「職場を元気にするコミュニケーション」が、11月28日午後2時より、講師にこころ元気配達人・鎌田敏(びん)氏(こころ元気研究所所長)を迎え、名古屋国際センタービル3階(名古屋市中村区)にて開催された。33名が参加。
 冒頭、小川理事長より「個々の会社がどれだけお客さまから信頼されるか。社員同士がどれだけ団結できるか。こうしたことが、中小企業にとっては経済状況の動向よりも大事であると思います。今回のセミナー『職場を元気にするコミュニケーション』をひとつの材料として、個々の会社がより明るく活発に成長できるよう、今日は十分に話を聞いていただき、明日からのお仕事に少しでもプラスにしていただけたら幸いです」と挨拶があり、セミナーが開始された。
 鎌田講師による講演内容はそのタイトル通り、職場を元気にするためにはリーダーの立場にある人間が、何を、どう実践すればよいのか、その方法論などが中心に語られた。また、コミュニケーションがテーマということもあって、会場内で隣り合った参加者同士が、語り合い、手をつなぎ、会場全体がひとつになって、終始明るい笑い声の中、会は進んでいった。その中でリーダーとはこうあるべきとの意味合いで、山本五十六の「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、褒めてやらねば人は動かじ。話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず」という言葉が紹介された。これはつまり、人間とはコミュニケーションによって基本的欲求(褒められたい、認められたい、話を聞いてもらいたい=『つながり』と『承認』)を満たしていくことにより、自尊感情が高まる。その結果、相手のモチベーションの向上へとつながったり、仲間との信頼関係(ラポーラ)が築かれるのだと山本五十六は言っているのである。仕事は「コミュニケーションに始まり、コミュニケーションに終わる」。そう実感できたセミナーは、最後に伊藤理事(イトウ社長)からの感想の言葉と、大藪副理事長(大清社長)からの挨拶の言葉で終了となった。


応募総数は昨年の倍以上
フィンランドからサンタがやってきた
LIXIL クリスマスイベント開催
 LIXILが運営する文化施設、INAXライブミュージアム(館長=住宮和夫氏、所在地=愛知県常滑市)で12月6日、フィンエアー(フィンランド航空)の協賛により、フィンランド・サンタクロース・ファウンデーション公認のサンタクロースを招き、来館者と触れ合うクリスマスイベント「フィンランドからサンタさんがやってくる!」が開催された。
 第1部のクリスマスオーナメント作りには、昨年の倍以上となる213名の応募者の中から抽選で選ばれた33名が参加。モザイクタイルを使い、お父さん、お母さんからのアドバイスを受けながら、みんな思い思いのデザインで和気あいあいとオーナメント作りを楽しんでいた。そこへ登場したのが、お腹まである長くて白いヒゲを蓄えたサンタクロース。参加した子供たちもこれには大喜びで、とても興味深々。一緒に記念撮影をしたり、サンタクロースからプレゼントをもらったりと、終始和やかで笑顔の絶えないイベント第1部だった。
 続いて場所を窯のある広場へと移し、第2部のサンタクロースを囲んでのクリスマスソング大合唱がスタート。こちらは誰もが参加できるとあって、当日の急な冷え込みと生憎の雨模様という悪天候にも関わらず、多くの家族連れが参加。プロのジャズシンガーと一緒に、「ジングルベル」や「赤鼻のトナカイ」など計4曲を熱唱。合唱の後は、サンタクロースとの記念撮影を経て、参加者全員にあったかいサーモンスープが振る舞われ、イベントは終了となった。
 このイベント開催を記念して、INAXライブミュージアム公式ホームページ上では、アンケートに回答するとフィンランド往復航空券などが当たる豪華なキャンペーンを開催中。応募期間は2015年2月28日まで。詳しくはURL=http://www1.lixil.co.jp/ilm/のトップページにあるバナーをクリック。

『JIMTOF2014フォロー展』
最新情報をいち早く発信
三井機工 大勢の来場者で賑わう

 機械工具の総合商社、三井機工(社長=三井重信氏、本社=愛知県岡崎市)は11月28、29の両日、岡崎市美合町の岡崎市勤労文化センターにおいて「JIMTOF2014フォロー展」を開催した。
 10月30日から6日間、東京ビッグサイトで開催された「JIMTOF2014」は、好調な工作機械需要を反映して過去最高の来場者数を記録。フォロー展では、JIMTOFに出品された代表的メーカー30社の最新製品が展示紹介され、熱心に担当者から説明を聞く来場者の姿が数多く見られた。
 開催初日の28日は12時30分より開会式が行われ、海外出張中の同社社長に代わって三井直樹常務が「ご出展いただきますメーカー様、ご協力をいただきます商社の皆様、平素より格別なご高配を賜りますことを心より感謝いたします。ご多用中にもかかわらず、弊社のJIMTOF2014フォロー展にご出展いただきますことを重ねて厚く御礼申し上げます。早いもので、弊社展示会も回を重ねること、25回となりました。隔年に開催されておりますJIMTOF、MECTの大規模な展示会での新商品、新技術の最新情報をお客様にいち早く発信していただき、お蔭様で弊社のお客様は、皆さん勝ち組となられ、ますます発展しておられます。本年もメーカー様、商社様のお力をお借りし、より一層の協調体制を敷かせていただきますよう、社員一同、細やかに、かつ大胆な提案をしてまいりますので、2日間の長丁場となりますが宜しくお願いいたします」と社長のメッセージを代読、同社の熱い思いを出展者に伝えた。
 会期中は出展メーカーによる技術セミナーも併催され、28日のSMCによる「アクチュエータの適切な選択の為に『エアアクチュエータ・電動アクチュエータの比較』」、住友電気工業による「JIMTOF発表新製品&提案工具」、29日の京セラによる「生産性向上に貢献する京セラの最新切削工具による改善事例のご紹介」をテーマにしたセミナーは、いずれも満員の盛況ぶりだった。