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2013年(平成25年)6月
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2013年6月2(日) 2492
平成25年度通常総会を開催
小川 信(山信)理事長再選
愛知県管工機材商業協同組合 終了後に50周年記念祝賀会

 愛知県管工機材商業協同組合(理事長小川信氏・山信社長)は5月23日午後3時30分より名古屋市西区のウェスティンナゴヤキャッスルにおいて「平成25年度(第51回)通常総会」を開催した。総会では、平成24年度事業報告・決算報告、賦課金の算定および徴収方法、平成25年度事業計画案・収支予算案を審議したあと、任期満了による役員改選で、推薦方式により理事23名、監事2名を選出。理事互選の結果、理事長に小川信氏が再選された。
 総会は、宇佐見理事(橋本総業取締役)の司会進行、資格審査発表(93社中77社出席、委任状含む)、開会の辞で始まった。
 小川理事長が「私はこの2年間、理事長を務めてまいりました。これで無事、1期を務めさせていただきました。私のような浅学非才の人間が理事長職を全うできましたのも皆様のご理解、ご協力のお蔭と、改めて感謝申し上げます。経済はアベノミクス効果でこれから明るいと言われています。実体経済では、まだ我々の業界までその影響は来ていないと思いますが、これからは大いに期待できるのではないかと思っています。皆様の企業におかれましては、ますます発展されますことを期待しています。そしてまた組合も、それにより発展することを期待します」と挨拶。今年は昭和38年(1963年)2月27日の組合創立から50周年の節目を迎え、総会の後に記念祝賀会を開催することも併せて述べた。
 議長に倉橋氏(明興社長)を選出して直ちに議案審議に入り、次の各号を満場一致で承認可決した。
▽第1号議案 平成24年度事業報告書、収支決算報告書、財産目録、貸借対照表、損益計算書並びに剰余金処分案承認の件
▽第2号議案 平成25年度賦課金及び賛助会費徴収方法決定の件
▽第3号議案 平成25年度事業計画案並びに収支予算案承認の件
▽第4号議案 役員改選の件
 改選の方法については定款の定めるところの推薦方式で行われ、選考委員5名(小川誉之氏、川島健一氏、竹内清人氏、成田幸隆氏、安井文康氏)が指名され、別室にて協議の結果、理事23名、監事2名を選出し、川島選考委員長(川島商事社長)より総会に報告、満場異議なく新役員全員の推薦を承認可決した。
 引き続いて、新役員による第1回理事会を開き理事の互選により小川理事長が再選された。
 以上で全議案の審議を終え、倉橋議長が降壇のあと、小川理事長は再任の挨拶で「組合は会員皆様のためのものであり、より皆様に参加していただき、有意義なものにしていきたい。そのために同好会活動をしてはどうかとの声があり、これを実現していきたい」と所信を述べた。今期の事業計画には、コミュニケーション機会を増やすための同好会支援に向けて新たな下部組織を発足させることが盛り込まれている。
 副理事長を倉地久雄氏(倉地社長)、植田慎一郎氏(ウエダ社長)、大藪淳一氏(大清社長)に、会計理事を在田忠之氏(在田商店社長)に引き続き委嘱し、承諾された。
 【新役員】(敬称略、社名の50音順、※印は新任)
▽理事長 小川信(山信)
▽副理事長 植田慎一郎(ウエダ)、倉地久雄(倉地)、大藪淳一(大清)
▽会計理事 在田忠之(在田商店)
▽理事 ※荒木彌(荒木商事)、伊藤辰之(イトウ)、伊藤信哉(伊藤柳商店)、 吉川富雄(オータケ)、※大野直樹(大野管材)、加藤哲也(岡谷鋼機)、小川誉之(小川管商)、神谷凡夫(神谷鋼機)、川島健一(川島商事)、川本茂人(川本第一製作所)、成田幸隆(大成工機商会)、安井文康(錦興業)、宇佐見徳秋(橋本総業)、石原太郎(原芳商会)、竹内清人(丸金商会)、峰澤彰宏(峰澤鋼機)、※鈴木圭造(ユアサ商事)、鈴木章夫(米津物産)
▽監事 ※北村憲正(龍玉精工)、竹田隆一(中京製作所)
 【第30回展示会正副実行委員長】(敬称略)
▽委員長 峰澤彰宏(峰澤鋼機)
▽副委員長 小川誉之(小川管商)
 展示会正副実行委員長については、組合創立50周年記念祝賀会の中で発表された。

おかげ様で組合創立50周年
来賓、メーカーら311名が参集
ウェスティンナゴヤキャッスルで
愛知県管工機材商業協同組合創立50周年記念祝賀会 盛大に開催

 愛知県管工機材商業協同組合(理事長 小川信氏・山信社長)の創立50周年記念祝賀会が5月23日、名古屋市西区のウェスティンナゴヤキャッスルで盛大に開かれ、関係諸団体、メーカーなど全国から311名が出席して50周年の節目を祝うとともに更なる発展を祈念した。
 祝賀会の冒頭、挨拶に臨んだ小川理事長は、出席者に対して感謝の意を伝えた後、50年を振り返り「組合発展のための活動、組合員相互の親睦を図る活動を支える、諸先輩方の並々ならぬ努力がございました。これからも業界発展のために、工・製・販の協調、適正利潤の確保、取引改善の徹底、連合会認識の高揚、環境保全の推進を目指し邁進していきたい」と決意を新たにした。
 来賓祝辞が河村たかし名古屋市長(代読)、愛知県管工事業協同組合連合会会長で名古屋市指定水道工事店協同組合理事長の鏡味栄男氏より述べられ、続いて代表者24名が登壇し業界と同組合の更なる発展へ願いを込めて鏡開きをした。
 地元メーカーを代表して賛助会員の落合潔兼工業社長が音頭を取って乾杯。“武将のふるさと愛知”をPRするために結成された「あいち戦国姫隊」が演舞を披露し祝宴に華を添えた。
 祝いの席上、小川理事長より来年開催される「第30回管工機材・設備総合展」の実行委員長に峰澤彰宏峰澤鋼機社長が指名され、峰澤氏は展示会成功に向け全力で取り組む姿勢を示し協力を求めた。実行副委員長は小川誉之小川管商社長。
 名古屋城を眺めながら賑やかに祝いのひと時を過ごし、一瀬克彦全国管工機材商業連合会会長の中締めでお開きとした。
愛知組合
50年の歩み

 愛知組合が設立されたのは昭和37年秋。東京、大阪の両組合から連合会を結成したいので愛知も組合を作って参加してほしいとの要望を受け、有志が集まり同年12月17日に発起人総会を開いて設立趣意書、定款案を作り、翌38年1月18日に設立準備委員会を開催。同2月27日、業界関係者多数の賛同を得て、名古屋市中区の名古屋観光会館で組合員総数54名にて創立総会を開催し、初代理事長に大清商店(現・大清)社長の大藪清吾氏を選出し、発足したのに始まる。
 当時の名称は“愛知県バルブ水栓鉄管継手商業協同組合”とし、その後、“全国バルブ継手鉄管ポンプ商業連合会”が「全国管工機材商業連合会(管機連)」と改称されたのを受けて、翌39年5月18日の第2回通常総会において名称を「愛知県管工機材商業協同組合」と改称し、組合の地区を愛知県下一円とした。
 また、組合創立記念事業として展示会開催を決議し、直ちに展示会開催の準備に入り、昭和38年9月17日より3日間、愛知県中小企業センターを会場に、出品者63社、63・5小間と予想を大きく上回る出品者の協力を得て「第1回バルブ水栓配管資材展示会」を開催し、業界初の試みとして大好評を博すなど、入場者数7,000人という同センター開所以来の記録を作った。
 その後、昭和50年の第15回展示会より、名古屋市吹上ホールへ会場を移し、名称も「管工機材・設備総合展」と改称して2年毎の大イベントを重ねている。昨年10月に開催した第29回管工機材・設備総合展は期間中1万2,524名の参観者を数えた。
 本年4月1日現在の組合員数は93社、賛助会員数は128社を有する、連合会の中では東京、大阪に次ぐ規模を誇っている。
 設立以来、管機連並びに近隣組合との連携のもと、組合運営の中枢を担う理事会を中心に事業、流通、広報、福利厚生、経営研究、組合加入促進の各部会を設けて組合事業を実施。他に青年部「愛青会」などがあり、若い世代の交流を図っている。一方で、賛助会員との連携も密接で、工・製・販の協調は他の模範とされているものがある。
【主な出来事】
 昭和37年12月 愛知県バルブ水栓鉄管継手商業協同組合発起人総会開催▼昭和38年2月 愛知県バルブ水栓鉄管継手商業協同組合誕生▼同9月 第1回バルブ水栓配管資材展示会を愛知県中小企業センターで開催▼昭和39年5月愛知県管工機材商業協同組合に改称▼昭和44年10月中小企業団体愛知県大会で優良組合として表彰を受ける▼昭和48年5月創立10周年記念式典をホテルニューナゴヤで挙行▼同10月本山政雄名古屋市長より優良組合として表彰を受ける▼昭和49年1月名古屋市熱田区横田町に組合事務所が完成、25坪の2階建て▼昭和58年5月創立20周年記念式典を名古屋都ホテルで挙行▼昭和59年5月第15回管工機材・設備総合展を開催、名古屋市吹上ホールで初開催▼平成2年3月 組合事務所を名古屋市中区伊勢山の山信ビル5階に移転▼平成5年2月創立三十周年記念式典を名古屋都ホテルで挙行▼平成7年3月阪神淡路大震災義援金30万円拠出▼平成8年6月第21回管工機材・設備総合展を146社、276小間の最大規模で開催▼平成15年1月〓創立40周年記念式典と新年賀詞交歓会を名古屋マリオットアソシアホテルで挙行▼平成17年1月組合事務所を山信ビルの5階から3階へ移設、10名程度の会合が可能に▼平成21年9月青年部「愛青会」発足、初代部長に倉地克明氏(倉地常務)を選出▼平成23年2月組合ホームページを一新▼同6月東日本大震災義援金30万円拠出▼平成24年10月第29回管工機材・設備総合展を130社、230小間の規模で名古屋市吹上ホールにて開催

営業利益リーマン前の水準まで回復
3期連続増収、4期連続増益
TOTO 2013年3月期連結決算

 TOTOが4月26日に発表した、2013年3月期連結決算は3期連続の増収、4期連続の増益となった。国内は、住宅市場の持ち直しを背景に売上が伸長するとともにコストリダクションが進み、リモデル・新築ともに増収増益。海外は、中国での不動産市況減速、アジア・オセアニアの一部で市況停滞はあったが各市場で売上を伸ばし、為替の影響もあり、海外全体(円ベース)で増収増益となった。
 2013年3月期会計年度における国内の住宅市場は各種住宅取得促進策や低金利などの影響によって持ち直しの傾向が続き、このような事業環境で同社グループは、引き続き創立百周年を迎える2017年に向けた長期経営計画「TOTO Vプラン2017」及び、2012年度からスタートさせた3カ年の中期経営計画に基づき、〔国内住設事業〕〔海外住設事業〕〔新領域事業〕の各事業領域での活動を推進した。
 結果、連結売上高は4762億7500万円(前期比5.2%増)となり、利益面では、連結営業利益が233億7600万円(同24.5%増)、連結経常利益が260億7800万円(同33.5%増)となった。また、首都圏のビル売却などを特別損失として計上した結果、連結当期純利益が169億5600万円(同82.9%増)となった。
 〔国内住設事業〕は、売上高が3963億8700百万円(同2.7%増)、営業利益が216億7700万円(同25.5%増)となった。
 新築分野においては、新設住宅着工の持ち直しなどを背景として住宅物件が伸長するとともに、各種ビルや病院・高齢者施設などのパブリック物件も好調に推移した。
 リモデル分野においては、住宅リモデルの伸びとともに、各種のビルや学校のトイレ改修などのパブリック物件におけるリモデルも伸長した。
 〔海外住設事業〕は、売上高が971億6300万円(同19.1%増)、営業利益が81億1800万円(同15.5%増)となった。
 米州と中国で増収増益、アジア・オセアニアで増収減益となり、欧州は、販売チャネルの構築を進めており、増収となるも営業赤字となった。
 〔新領域事業〕は、売上高が150億4600万円(同3.0%減)、35億9900万円の営業赤字となった。
 セラミック事業は市場の調整局面が長引き、減収減益。環境建材事業は、ハウスメーカーにおける外装建材の商品構成変化により減収となるも、生産性の向上などで赤字幅が縮小した。
◇     ◇
 同社は2014年3月期の業績見通しとして、連結売上高5170億円(前期比8.6%増)、連結営業利益290億円(同24.1%増)、連結経常利益300億円(同15.0%増)、連結当期純利益200億円(同17.9%増)を見込んでいる。

新中期計画をスタート
SanQフェスタ2013
三機商事 QC発表と表彰行

三機商事(社長 木島好規氏、本社 名古屋市熱田区)は4月13日、名古屋国際会議場において、三機グループの社員らが参加するQC大会「SanQフェスタ2013」(第27回)を開催した。
 開会にあたり、木島社長は挨拶で会社の概況に触れ「2012年度の業績は売上、営業利益の全社目標はほぼ達成され、増収増益となりました。前期までの構造改革3カ年計画では皆さんの努力によって一定の成果に繋がりました。今年度からは次なるステップを目指して新たな中期計画をスタートさせます。この計画の実現を果たすべく一人ひとりが過去の成功体験に固執することなく旧態を革新して、新商材開発や新市場開拓など新たな課題・目標に向け、一歩前に踏み出し果敢に挑戦されんことを切望します」と方針を示した。
 特機部、メカトロ部、機器部、総務部、サンキマシンの各部からプロジェクト報告が行われ、昼食をはさんで午後から、新入社員5名と海外拠点のハンガリーから来日した社員の紹介があった後、QC発表が行われた。
 QC発表では、優秀提案2件、最優秀賞「三菱製品の拡販〜守りから攻めへ〜」(サークル名 サークルK)「委託先を増やそう!〜将来のメカトロ部のために〜」(同 メカザイル〜悩める集団の叫び〜)の活動が発表された。
 表彰に移り、永年勤続表彰として三機商事の8名(30年1名、20年1名、10年6名)と、QC関連でQC効果例発表最優秀賞、最多改善提案賞(個人・課別)のほか、売上総利益目標達成賞、営業利益最高賞の受賞者が表彰された。
 午後2時55分からは特別講演が行われ、東日本大震災の文部科学省派遣チームの一員で数多くの事件事故の心理的ケアに関わった豊富な経験を持つ、大学講師やNHK健康番組で活躍中の岡嵜順子さんが「心身ともに元気で働ける毎日をめざして〜メンタルヘルスの基礎理解と対策」と題して講演。ストレスにどう気づくか、ストレスへの対処法などを分かりやすく話した。
 今回、しばらく中断していた懇親会が復活。余興も交えて楽しいひと時を過ごし、心身ともにリフレッシュさせ週明けからの仕事の活力とした。

“発見・発想の力こぶ”
第38回 2013中部どてらい市
8日からポートメッセなごやで

 工作機械・産業機器・機械工具・住設建材・特選品フェアの総合展示会「2013中部どてらい市」が6月8日から10日までの3日間、名古屋市港区のポートメッセなごや第1展示館で開催される。38回目を迎える今回は、山善名古屋営業本部(本部長 森園慎一氏)傘下の愛知・岐阜・三重にある販売店80社が主催店となって行われ、メーカー286社が出展する。
 2013どてらい市のキャッチフレーズは「発見・発想の力こぶ」。工作機械・産業機器・機械工具などものづくりを支える生産財から、住設建材や家庭機器など暮らしを豊かにする消費財までを幅広く展示し、顧客の成長発展につながる提案を行う。
 今年の中部どてらい市では、中部のものづくりを応援する商品やエコ商品など、各メーカーの売れ筋商品、新商品を一堂に展示。受注目標、動員目標ともに前年実績を上回る、86億円、1万2000名を掲げている。
 展示のほかに特別企画として、どてらい市会場で象印チェンブロック主催による「クレーン運転特別教育」を実施。毎回好評の企画で、学科講習と実技講習をそれぞれ1日ずつ、計2日間行い、全科目修了した人に修了書を交付する。
 さらに、ヤマゼン高級扇風機などが当たる「ご来場抽選会」や、「対象商品お買い上げプレゼントセール」、買い上げ金額に応じてプレゼントがもらえる「お買い上げ特典」といった、恒例のお楽しみ企画も盛りだくさん。多彩な催しで来場者を迎える。
 安倍政権が推進する経済政策「アベノミクス」の効果で、為替相場は長く続いた超円高から適正水準に落ち着きつつあり、株価も上昇。大手輸出企業を中心に企業業績も回復し始め、ようやく景気に明るさを取り戻しつつある。これを追い風に、山善および主催店、出展メーカーは例年以上に顧客へのPRを強化しており、今回の中部どてらい市に大きな期待を寄せている。
各部門のテーマと見どころ
 機械事業部
【部門テーマ】
 『世界を見据えた最適生産設備のご提案』
【取り組み姿勢について】
◆ユーザーのニーズに応えた展示の実施
◆出展メーカー毎の特別キャンペーン
◆商品の確保…短納期・特販商品の提案
◆売れ筋/新商品の出展
◆設備投資促進施策情報の迅速な提供
◆加工実演および加工サンプルの展示の充実
 実働展示予定[オークマ]立型M/C GENOS M460VE、CNC旋盤GENOS GENOS L200H[大阪機工]立型M/C VC51  VM43R[滝澤鉄工所]CNC旋盤TC203J[東京精密]3次元形状測定機DURAMAX他[ファナック]CNCドリルROBODRILL α―D21iA[ブラザー工業]CNCタッピングセンタTC―R2B[DMG(森精機製作所)]5軸マシニングセンタDMU50[山崎技研]CNCフライス盤YZ―500SG/ATC、他(都合により変更される場合もあり)
◆特別提携ファイナンスの紹介
【出品傾向】
★工程集約による合理化・コスト削減提案、機械加工の周辺機器の充実
★ロボット対応による省力化・合理化提案
★低環境負荷型の環境優良製品の提案、環境対策および省資源
★品質保証に三次元測定機を始めとする各種形状測定システムの提案
【展示項目】
 工程集約高効率加工機、マシニングセンター、CNC旋盤、CNCフライス盤、研削盤、放電加工(EDM)システム、計測システム、CAD/CAMシステム、汎用機械・専用加工機、鍛圧板金機械 
 機工事業部
【部門テーマ】
 『売って 売って 売りまくろう』
【具体的な取り組み】
 ユーザー向けどてらい市チラシの作成
 「うまいもの便」「カレー券」付商材の多数の品揃え
【会場での展示企画】
 アウトレット品コーナーの設置 新古品、中古品、型落ち品を数多く集め、お値打ちに提供する。
 夏季季節商品クールゾーンの設置 節電対策、省エネ季節商品を多数展示。ユーザーの希望、予算に応じた各種提案が可能。
 省エネ、節電対策商品の提案 昨今の電力不足に対応できる商品を多数提案する。
 災害対策コーナー及びBCP対策コーナーの設置 災害時の緊急対策商品を多数提案する。
【特別企画】
◆どてらい市会場で「クレーン運転特別教育」開催(主催 象印チェンブロック)
 吊り上げ荷物0.5トン以上、5トン未満のクレーン(移動式クレーン除く)の運転業務ができる。労働安全衛生法第59条第三項に基づく特別教育。
【展示項目】
 マテハン機器、メカトロ機器、環境改善機器、切削・補要工具、測定・計測機器、流体機器、産業機器、空調設備機器 
 住建事業部 
【部門テーマ】
 『低炭素社会へ 〜どてらい市はエネルギーソリューションを提案します〜』
【取り組み姿勢について】
◆提案コンセプト
 消費増税に向けての新築物件のスペック活動及び受注活動を主催店と一緒に提案する。
 今後主流となる低炭素住宅の認定基準を学び、付随する商材(1次エネルギー削減商材)をいち早く提案する。
 快適な住まい作りを提案し、リフォーム需要を獲得のための、キッカケ作りからお手伝いする。
 キャンペーン商材を提案し、期間中の事前販売の取り組みを強化する。メーカー同行も強化する。
 主催店とターゲット先を明確化し、点でなく三位一体での仕掛けを実施する。
【出品傾向】
◆低炭素社会実現に向けて
 客にも分かりやすく環境貢献度を表示。
【展示項目】
 太陽光発電システム、給湯機器(エコキュート・エコジョーズ・エコワン・エコフィール)、空調暖房機器(ルームエアコン・業務用エアコン・床暖房・蓄熱暖房・浴室換気暖房)、キッチン廻り(システムキッチン・ミニキッチン・調理機器)、浴室・トイレ・サニタリー(戸建システムバス・集合用ユニットバス・人大バス・洗面化粧台・便器)、節電・蓄電池・HEMS、吹付断熱、管工機材(塩ビパイプ・継手・水栓金具・宅内配管システム・浄化槽・雨水タンク)、ハウス・エクステリア(仮設ハウス・物置・トイレハウス・ガレージ)、建設機材(鋼製型枠・測定機器・ハウジングツール・建築関連工具類)、その他商材(吹付断熱材・家電・セキュリティー・LED照明) 
 特選品
【部門テーマ】
 『健康で豊かな生活のご提案』
【取り組み姿勢について】
◆豊富な品揃えを実現
◆実演・体験コーナーの充実
◆明快なレイアウト
【注目商品】
 マジックライス(サタケ)、超高輝度蓄光テープ(エルティーアイ)、全自動掃除機ルンバ(セールスオンデマンド)、トリムイオンNEO(日本トリム)、涼感寝具そよそよ(アテックス)、電動アシスト三輪自転車(フランスベッド)

新世代・強力重切削立形CNC旋盤
MEGATURN NEXUSシリーズに
ヤマザキマザック1600、1600Mを追加 新発売

 ヤマザキマザック(社長山崎智久氏・愛知県大口町)は、立形CNC旋盤「MEGATURN NEXUS(メガターンネクサス)」シリーズに新たに「MEGATURN NEXUS1600、1600M」を追加し、発表と同時に販売を開始した。
 「MEGATURN NEXUS1600」は、2009年4月に発表した「MEGATURN NEXUS900」のシリーズ展開で、建設機械、航空機、エネルギー産業などの大物円筒部品を加工している顧客から更に大きな加工径が高能率に加工できる機械へのニーズが高まり、今回、最大旋削外径φ1630、高さ900、最大ワーク質量5000、最大出力45kW、最大トルク1万40N・mの高トルク重切削加工を実現した立形CNC旋盤。
 今回さらに、ワーク端面・外周のミル加工(ドリル、エンドミル、タップ)もできる工程集約を促進するミルセンタ仕様機1600Mも同時に開発した。
 これらの機械はKENOKUYAMADESIGNとの総合的なデザイン開発により、人間工学に基づき、オペレータの観点から見たデザインを実現し、操作性、保守性も向上している。
 また、オペレータの作業中の負荷を軽減する4つのインテリジェント機能を搭載している。
 高トルク重切削を可能にした高剛性とインテリジェント機能搭載による高生産性、高いメンテナンス性を追求した「MEGATURN NEXUS1600」の特長を以下に紹介する。
 高生産性
 主軸出力45kW・最大トルク1万40N・m(40%ED)、回転数3〜350−1
 はすば歯車を使ったベルトレス・ギア駆動により大径ワーク・難削材の高能率加工を長期にわたって実現する。
 回転工具主軸の加工能力はドリルφ40、エンドミルφ40、タップM30を可能とする。11kW(40%ED)、3000−1のマシニングセンタ並みの高出力を持つ。
 エルゴノミクス(人間工学)
 大きなドア開口部と良好なクレーンアクセス
 加工状況が見やすい大型の窓
 移動・旋回式の操作パネル
 4つのインテリジェント機能を搭載
 インテリジェントサーマルシールド(熱変位制御機能)
 インテリジェントセイフティシールド(干渉防止機能)
 マザックボイスアドバイザ(音声ナビゲーション機能)
 インテリジェントメンテナンスサポート(保守監視機能)
 環境対応
 案内面を従来のすべりから転がりローラガイド採用により、潤滑油消費量を大幅に削減する。
 消費電力削減のため、機内照明にLEDライトを採用するとともに自動遮断を実施している。
 チップコンベア(オプション)のサイクル運転終了後の運転自動停止採用している。
 オプション(特別付属品)
 自動ツールホルダ交換装置対応、最長450までのロングツール(旋削用)も工具干渉を気にせず使用できる。マガジンには12本のツールを収納できる。
 販売目標台数 50台/年
 販売価格 「MEGATURN NEXUS1600」4650万円(税別)、「MEGATURN NEXUS1600M」5,480万円(税別)

役員等の異動
ダイジェット工業

 ダイジェット工業(社長 生悦住歩氏、本社 大阪市平野区)は、本年5月10日開催の取締役会において、役員等の異動について内定した。
 6月27日開催予定の第87回定時株主総会および、その後の取締役会において、正式に決定される予定。
 役員等の異動(平成25年6月27日付予定)は次の通り(敬称略)。
1、新任取締役候補
 取締役製造担当兼生産企画部長 古林雄一(現・業務役員生産企画部長)
2、退任予定取締役
 常務取締役・取締役総務部長 中森茂(常勤監査役に就任予定)
3、新任監査役候補
 常勤監査役 中森茂(現・取締役総務部長)
4、退任予定監査役
 常勤監査役 久保隆
5、役員の担当職務の変更
 常務取締役・業務全般を統轄 亀岡敏治(現・常務取締役営業及び技術部門担当)
6、新任業務役員
 業務役員営業企画部長兼ダイジェット・インコーポレーテッド社長 堀滋(現・営業企画部長)
 業務役員総務部長 稲田伸一郎(現・総務部長代行)
 業務役員中国担当部長 高永明(現・中国担当部長)

2013年6月9(日) 2493
第43回通常総会開催
村松理事長(村松商店)を再選
静岡県管工機材商組合 優良社員表彰も行う

 静岡県管工機材商組合(理事長=村松孝一氏・村松商店社長)は5月16日午後3時より静岡市葵区の静岡グランドホテル中島屋において「第43回通常総会」を開催し、審議の結果、平成24年度事業報告、同収支決算報告、平成25年度事業計画、同予算案を承認可決した。任期満了による役員改選では村松理事長以下、全役員が留任。また、総会後の懇親会において第39回優良社員表彰も行われた。
 総会は一色哲巳副理事長(一色機材社長)の司会で進められ、資格審査発表では組合員総数33社中、出席28社、委任状2社の合計30社で総会が成立すると司会者より宣言された。
 村松理事長が挨拶に立ち、日頃の組合活動への支援・協力と総会への出席に対しお礼を述べた後、「先日、神奈川組合の50周年の会に参加させていただき、50周年とは非常に長いと感じましたが、我々の会も43回を数えています。ずいぶん前から先輩諸氏が組合を盛り立てて、ここまで来ました。本日もここへ来る道筋で静岡の町を見てまいりましたが、老舗と言われるところがずいぶん他の店に替わってきました。組合の名簿を見ていますと、今回まったく移動がありません。我々の業界は地味ですが、世の中の動きにも負けずに生き残れる業界です。昨年暮れに安倍自民党内閣が政権を奪回するまでは、どうしても後ろ向きになりがちでしたが、この頃、超円高からの脱却により株価が上がったりと、上昇基調にあります。我々の業界にも少しずつ光が見えてくるのではと感じています。せっかくのチャンスですので、よい機運の中で組合員皆様が潤うよう、安定して利益の上がるような商売を皆様とともに行っていきたい。若い人たちの時代に、もっともっと良い業界になりますように、頑張ってまいります」と述べた。
 引き続いて司会者一任の声により、議長に小澤成章氏(小澤商会社長)を選出して、直ちに各議案の審議に入った。
 第1号議案=平成24年度事業報告並びに収支決算承認の件、第2号議案=平成25年度事業計画並びに収支予算案承認の件について、審議の結果、いずれも承認可決。役員改選では、全役員を留任とした。
 通常総会終了後の午後4時から会場を移して懇親会が開かれ、賛助会員、優良社員表彰の受賞者を交えた130名以上が出席した。
 村松理事長が「先ほど、第43回通常総会が無事終了し、役員改選では引き続き同じメンバーで2年間行うこととなりました。今後ともよろしくお願いいたします。この会も43回となりました。スタート当時の話を聞きますと、静岡県というのは本当に田舎で、小さな業者が固まっており、お互いの共存共栄を目指す中でのスタートと聞いております。色々なことがありましたが、組合員の方々、賛助会員の方々のご協力のもとに続いてきたものと感謝いたします。連合会のスローガンにもありますように、商売ですので競争はありますが、無益な消耗戦はやめて皆さんがそれぞれの業界の中でしっかりと商売ができるよう、協力し合って今後とも頑張ってまいりたい」と挨拶。
 第39回優良社員表彰式に移り、組合員企業8社から19名が表彰を受けた。
 来賓挨拶で、メーカーを代表して堀田康之キッツ社長が「富士山が今年、世界遺産に登録されます。まさしく、今年の静岡は明るい。アベノミクスなどの影響で株価は戻ってまいりましたが、我々を取り巻く実体経済はまだ非常に悪いと思います。ただ、先行きは多分明るくなると信じて、進んで行くしかないと思っています。静岡組合様の素晴らしいところは、横の結束力。継続的に勝ち残れる企業の強さとは何か。これは縦割りの力ではなく、横の結束力です。横の結束力とは、まさしく組合の力。縦が個々の企業としますと、横の結束力が強くないと、縦も生き残れない。そのような意味では、この静岡組合様についていけば、我々メーカーも横の横断力の一つに使っていただけると思っています。今年も一年間、しっかりとついてまいりますので、お引き立てをお願いいたします」と挨拶。
 続いて、卸商社を代表して吉川富雄オータケ社長が「株価も上昇して、先行きに関してはあまり悲観をした状況ではないだろうと感じています。株価は半年先を見ている、という先輩の言葉を信じていきたい。ここ20年間は縮小均衡型の経済だったのが、ここにきて明るい兆しが見えてきた。これをどの様に実体経済に結び付けるか。それは政府も試行錯誤しながら行っており、首相の言う、金融、財政の政策、成長戦略の三本の矢が合わさって、会社だけではなく、いかに従業員の皆様の収入を増やすかを国もやっていただいている。我々も、それに応えられるような体制を作っていきたい。今後、我々商社は、いかに組合員の皆様によい材料を提供できる機能を作っていくかが大切。お互いにメリットのある状況を構築していくことが大きなテーマと考えていますので、よろしくお願いいたします」と祝辞を述べた。
 本間健司TOTO中部支社長の力強い発声で乾杯し、歓談の場となり、宇佐見徳秋橋本総業中部エリア長の中締めで閉会した。
【新役員】(敬称略)
▼顧問=伊藤捷三(ヌマカン)
▼理事長=村松孝一(村松商店)
▼副理事長=一色哲巳(一色機材)、小澤成章(小澤商会)、鈴木隆佳(山田商工)
▼理事=金子光彦(金子管材)、大河公也(大河機材)、丸尾氣窮雄(丸尾興商)、大村訓史(大村商会)、鈴木力(三共鋼材)
▼監事=夏目憲治(丸一夏目商店)、平野光二(丸八)
【優良社員表彰受賞者】(敬称略)
▼一色機材=加賀美潤、若松孝典
▼ヌマカン=杉山喜規、望月万佐成、鳥居孝彦
▼大村商会=加藤二美
▼丸尾興商=大石喜之、伊藤秋菜、中村匡孝
▼浜松管材=内垣まり子
▼浜松山信=青木祐介、須田稔
▼村松商店=近藤道代、仲道千晃、鈴木絢香、大橋良太郎、本多真一郎
▼丸八=米村直人、望月貢喜子
第49回組合ゴルフ大会
 翌17日には「第49回組合ゴルフ大会」が、静岡市清水区の富嶽カントリークラブにおいて、正会員並びに賛助会員ら46名が参加して開催され、原稔氏(昭和コーポレーション)がネット70.8で優勝した。
 上位入賞者は次の皆さん(敬称略)。
▼優勝=原稔(昭和コーポレーション)N70.8H25.2
▼2位=武田信義(旭有機材工業)N72.2H10.8
▼3位=山下勉(村松商店)N73.0H18.0
▼ベスグロ=武田信義(旭有機材工業)83

しっかりと成長戦略を持って進もう
吉岡理事長(吉岡幸)を再任
福井県機工商組合 平成25年度総会開催

 福井県機工商組合(理事長=吉岡正盛氏・吉岡幸社長)は5月9日午後5時より、福井市中央のユアーズホテルフクイにおいて「平成25年度総会」を開催した。平成24年度事業報告、同決算報告、平成25年度事業計画、同予算案について審議し原案通り承認可決した。また、任期満了に伴う役員改選で吉岡理事長を再任した。
 総会は河嶋理事(カワチュウ社長)の司会で始まり、冒頭、吉岡理事長が「アベノミクス、三本の矢、財政出動、金融緩和、円安・株高など言葉が飛び交い、景気回復基調が鮮明になってきました。株価は14,000円を軽く超えて、円も100円に近い(総会当時)。いろいろな経済指標もこれからどんどん上がっていくだろうと思われます。昨日、今日と自動車会社の決算が話題になっていますが、トヨタでは利益が1兆3,000億円、富士重工でも過去最高とか、その城下町の下請けさんも非常に忙しくなってきている。サービス業、飲食なども回復していますが、実際の足下の景気はどうかと言いますと、まだ、我々のところまで来ていない感じがします。工作機械など設備に対する国からのものづくり補助金なども結果待ちで静かな状態。具体的になってこれば、私たちの足下にもアベノミクス効果が現れてくるものと思われますが、三本の矢の三本目、すなわち成長戦略、これについては、それぞれの企業が持っていないといけません。今現在の景況感はあくまでも呼び水であり、この呼び水に各会社が呼応できるべき戦略を持っていないと、一時的な拡大に終わって、いつものように下降局面では業績悪化が免れない。当組合では会員相互の協力のもと、“ふくいのものづくり”のために私たち各社がしっかりと成長戦略を持って進まなければならないと思います。今日は新江州の森会長さんより『持続可能社会の企業経営』というテーマでお話をしていただきます」と挨拶。
 会員総数62社中、60社の出席(委任状含む)により総会の成立が宣言された後、会則にのっとり、吉岡理事長が議長となって議事に入った。
 第1号議案=平成24年度事業報告承認の件、第2号議案=平成24年度収支決算承認並びに監査報告の件、第3号議案=平成25年度事業計画(案)承認の件、第4号議案=平成25年度収支予算(案)承認の件を審議し、いずれの議案も全会一致にて承認可決した。
 第5号議案=任期満了に伴う役員改選の件は、理事8名と監事2名を承認。理事互選により、吉岡理事長を再選した。
 総会終了後は記念講演が行われ、新江州会長で循環型社会システム研究所代表の森建司氏が「中小企業にしかできない持続可能社会の企業経営〜共生経済社会への意識改革〜」と題して講演した。
 その後の懇親会では、賛助会員を代表して熱田ユアサ商事北陸支店長が祝辞を述べ、同氏の音頭で乾杯。和やかに歓談して親睦を深め、田中副理事長(東洋溶材社長)の中締めでお開きとした。
【新役員】(敬称略)
▽理事長=吉岡正盛(吉岡幸社長)
▽副理事長=田中郁雄(東洋溶材社長)
▽副理事長=岩佐実(みのる産業社長)
▽会計理事=野端一己(ハーモニ産業社長)
▽理事=山内和則(カネ長社長)
▽理事=河嶋一(カワチュウ社長)
▽理事=土橋慶一(ツチハシ社長)
▽理事=山本英治(福井機工社長)
▽監事=塚谷靭負(轟産業常務)
▽監事=細川式部(ホクシン会長)

『適正利潤の確保』の事業を
組合一丸となって推進
岐阜県管工機材商組合 第36回通常総会開催

 岐阜県管工機材商組合(理事長=森嶋靖雄氏・大東会長)は5月28日午後5時30分より岐阜市長良川河畔の岐阜グランドホテルで「第36回通常総会」を開催。平成24年度事業報告、同収支決算報告、平成25年度事業計画、同収支予算案をそれぞれ承認した。
 総会は、司会を務める廣瀬副理事長(瓶由社長)の開会の辞で始まり、組合員総数22社中、14社出席、8社欠席と出席状況の報告があり、総会の成立が宣言された。
 冒頭、挨拶に立った森嶋理事長は出席者にお礼を述べたあと、「安倍政権による成長戦略への期待は高く、市場に好影響をもたらしたように見えますが、株価が下落するなど先行きはまだ不透明です。依然として地方と都市の経済格差も大きく、岐阜県において厳しい状況は続いています。しかし、そうした中でこそ、我々22社全員が手を取り合ってビジネスを推進していかなくてはなりません。各方面には、価格競争に陥るのではなく、地元の企業を活用するという『地産地消』をお願いしています。また、他の組合とも協定を結び、情報を共有しながら相互に受発注していきたいと考えます。今年度は全国管工機材商業連合会が創立50周年を迎えるなど記念式典の多いときです。互いのつながりを深め、組合一丸となって『適正利潤の確保』の事業を進めていきたい」と話した。
 続いて、定款により森嶋理事長を議長に選出し、次の各議題に沿って審議した。
▽第1号議案=平成24年度事業報告並びに収支決算報告承認の件
▽第2号議案=平成25年度事業計画並びに収支予算(案)承認の件
▽第3号議案=実務責任者会議(木曜会)報告承認の件
・平成24年度事業報告並びに収支決算報告
・平成25年度事業計画並びに収支予算(案)
▽第4号議案=その他の件
 いずれも満場一致で承認可決され、第一部総会を終えた。
 引き続いて懇親会に移り、盛宴の内に総会を終了した。
 【平成25年度事業計画】
 基本方針=組合のスローガンである「適正利潤の確保による健全経営の確立」の実現のために、理事会・全員例会・研修会および実務責任者会議の一層の充実に努力するとともに、諸行事を通して親睦交流を密にし、組合参加意識の高揚を図る。
 事業=理事会、総会、全国管工機材商業連合会創立五十周年記念式典出席、ゴルフ会、新年賀詞交歓会、全員例会

平成25年度通常総会を開催
理事長に田中邦洋氏(五光商会)
三重県管工機材商業組合 ゴルフは杉山氏が優勝

 三重県管工機材商業組合(理事長=尾藤彰氏・旭工機社長)は5月10日午後5時30分より三重県松阪市の和田金を会場に「平成25年度通常総会」を開催し、平成24年度事業報告、同会計報告、平成25年度事業計画案、同収支予算案をそれぞれ審議し承認する一方、任期満了による役員改選では、輪番制により北勢地区の田中邦洋氏(五光商会社長)が新理事長に就任した。
 総会の冒頭、尾藤理事長は挨拶で、出席者に対してお礼を述べた後、「皆様ご存じのように、私どもを取り巻く環境は激変しています。一つには市場が縮小している。二つ目は、県外や全国展開している大手が、縮小している市場に進出してきている。それから、異業種とぶつかることも出てきている。また我々が扱っている商品も、材質や工法が変わってきたりと、変化している。それに加えて、メーカー、商社、問屋の考え方が微妙に変化してきているような気がします。非常に厳しい状況にあって、淘汰の時代に突入していると感じています。その中で我々経営者、幹部の方がどのように考えて経営しているかということが大切だと思います。世の中のためになる業界であると思いますので、自らそのプライドを捨てるような行動に走ってはいけないと常々思っています。ここに集まっている方々が自由に意見交換し切磋琢磨して、皆さんが生き延びるようになっていくことを希望いたします」と話した。
 恒例により理事長が議長を務めて直ちに議事に入り、次の各号議案の審議を行った。
▽第1号議案=平成24年度事業報告
▽第2号議案=平成24年度会計報告並びに会計監査報告
▽第3号議案=新理事長並びに新理事改選(案)
▽第4号議案=平成25年度事業計画(案)
▽第5号議案=平成25年度収支予算(案)
 慎重に審議し、満場一致で第5号議案までを承認可決。役員改選では、組合の伝統によるところの輪番制により、北勢地区から理事長を選出した。
 新理事長に就任した田中邦洋氏(五光商会社長)は「今回、2度目の理事長拝命となります。前回は平成17年の8年前で、2期4年間務めさせていただきました。この8年間で環境が大きく変化してきました。これからの時代は、人口が減少し、経済もシュリンクしていくでしょうし、地元業者として外からの色々な問題もあるとは存じますが、皆さんと情報交換をしながら1期2年間、この地区の仕事はこの地区の業者でということを訴えてまいりたいと存じますので、ご協力のほどをお願いいたします」と所信を述べた。
 また田中新理事長は、今年が組合創立40周年にあたることから組合の歴史についても触れ、次のように語った。
 昭和45年、管材の中でも塩ビ管を扱う業者が中心となって作られた「十八(トウハチ)会」という名称の会があった。当時、愛知組合の理事長だった大嶽誠一氏(現オータケの創業者)より、三重にも管工機材商社の会を作ったらどうかとの話があり、伊藤管材商店、旭工機、大戸、協成、安田、大野管材、五光商会の7社が発起人会を作り、その後、管材を扱う企業に声掛けをして、賛同を得られた18社で昭和48年6月9日に津の商工会議所で三重組合を結成し、発足総会が開かれた。初代の理事長に旭工機の尾藤昇社長(創業者)が就任。同年7月21日に指導にあたった県をはじめ、各県の同業者組合、メーカーが参集して披露会が開かれた。
 「この40年の間には色々な経済の変化があった。高度成長の時代、バブル景気、そしてバブル崩壊後、少し良くなったと思ったらリーマンショックと、特にここ4年間の経済の落ち込みはひどいものがある。そのような中、組合も40年の歴史を刻んできた」と田中新理事長は振り返った。
 第6号議案=その他の件では、新入会の林建材(社長=林健一郎氏、鈴鹿市)と野七(社長=野村剛弘氏、伊勢市)の2社が紹介された。
 総会終了後は懇親会が開かれ、出席者は松阪牛を堪能しながら情報交換などをした。
 【新役員】(敬称略)
▽理事長=田中邦洋(五光商会社長)
▽副理事長=杉山克雄(杉山機工社長)
▽理事=一色克己(一色商会社長)
▽理事(会計)=双和靖裕(協成四日市営業所長)
▽監事=吉田宣紀(安田三重支店)
 【正会員地区割り】
▽北勢地区(5社)=一色商会、伊藤管材商店、協成、五光商会、林建材
▽中勢地区(5社)=旭工機、中部企業、東晋商事、三重合成商事、安田
▽南勢地区(6社)=大戸、大野管材、三立商会、杉山機工、野七、森芳商店
 【平成25年度事業計画】
▽総会=5月10日(和田金)
▽正会員親睦ゴルフ会=5月10日(伊勢カントリークラブ)
▽製販親睦ゴルフ会=9月下旬
▽新年賀詞交歓会=平成26年1月
▽理事会=随時、年4回開催予定
*   *
 同日、伊勢カントリークラブで開催された正会員による「親睦ゴルフ会」には八名が参加し、杉山克雄氏(杉山機工社長)がネット71.4で優勝を飾った。
 上位入賞者は次の皆さん(敬称略)。
▽優勝=杉山克雄(杉山機工)N71.4H21.6
▽2位=金森繁人(三立商会)N74.2H16.8
▽3位=伊藤嘉恭(伊藤管材商店)N75.2H16.8

縦にも横にも組み立て自在!
全閉式工場扇新発売
トラスコ中山 「ゼフィール キューブタイプ」

 機械工具卸商社のトラスコ中山(社長=中山哲也氏、大阪本社=大阪市西区)は、プライベート・ブランド商品「TRUSCO全閉式工場扇ゼフィール キューブタイプ」を4月下旬に発売した。
 この商品は、脚部アングルと本体部分がセパレートできる工場扇「ゼフィール」の新タイプ。フレームがキューブ形状のため、縦にも横にも連結ができ、使用場所のレイアウトや設置面積に応じて組み立てることができる。
 メーカー希望小売価格は4万1,800円(税抜)
【特長・用途】
キューブ形状のため上下左右に連結可能。
1台しか置けない場所にも最大3台まで積み重ねて置くことができる。
安定感に優れたフレーム形状のため、作業台の上に置くなどの設置方法が可能。
フレームはアルミ素材のため軽量。また、硬質アルマイト塗装を施しているため、傷が付きにくい。
ゼフィールシリーズは強靭な全閉式モーターを採用しているため、従来品と比べ、さらなる長寿命を実現している。※品質保証5年(正常な使用状況で故障が発生した場合、無償対応)

世界切削工具会議(WCTC)2013
アジア地区で初開催
世界17カ国より233名が京都に参集

 JCTA日本切削工具協会(理事長=田中啓一氏・日立ツール社長)主催の「世界切削工具会議2013(WCTC2013)」が5月13日〜16日の4日間、京都市東山区のウェスティン都ホテル京都で開催された。この国際会議は、国内外の切削工具における現状・研究・成果を一堂に会して発表し、また参会者が互いに交流を深めることを企図して開かれ、世界17カ国から108社、233名が参加した。
 世界切削工具会議(WCTC)は、欧州切削工具協会(ECTA)の元理事長であるAnders Ilstam氏が発起人となり、米国切削工具協会(USCTI)への働きかけにより開催企画されたもので、わが国としては、第1回目(1998年4月、米国フロリダ)より日本工具工業会が参加し、第2回(2001年5月、英国エジンバラ)から超硬工具協会・日本工具工業会との合同団体「JCTA日本切削工具協会」として毎回参加している。
 今回の日本開催は、アジア圏では初開催となることから、日本を象徴する都市、京都での開催となった。
 5月14日午前9時より開会式が開かれ、田中JCTA理事長が開会の辞で「世界切削工具会議は、1998年にフロリダで開催された第1回から、今回で5回を迎えることとなりました。そしてアジアで行われる最初の会議を、日本で最も古い都のひとつであるこの京都に皆様をお招きして、開催できることを関係者の一人として心より御礼申し上げます。京都の三大祭りのひとつである葵祭が、今週から開催されます。是非、この1,400年以上続く祭りもお楽しみいただければ幸いです」と歓迎の挨拶。続いて各国の代表者が各地の現況と今後の展望について報告した(別掲)。
 記念講演は、日本のものづくり「匠」をテーマに、自ら砂鉄よりたたら製鉄で鉄を造りその鉄で日本刀を製作している、備前長船日本刀傳習所代表の上田祐定氏を講師に迎え、日本刀の特徴や製作方法などについての話を聞いた。海外からのゲストも興味深そうに聞き入っていた。
 昼食後は、森精機製作所の最新鋭の主力工場である伊賀事業所を見学。
 翌15日は、葵祭りを見学するなど日本の伝統文化に触れ、午後から日本を代表する企業によるセッションが行われた。最終日も引き続きセッションが行われた後、閉会式があり正午前に終了した。
 次回開催地には、ハワイが予定されている。
各地域の現況と今後の展望
●JCTA 田中啓一理事長
 アジア地区は急激な経済発展をしている。GDPで見ると、全体としては緩やかな右肩上がりであり、この牽引役は中国、インド、韓国、インドネシアになる。日本以外の他のアジア諸国の発展が、今後のアジア全体を成長させることになるだろうと予想される。
 長くアジアの牽引役であった日本市場の状況は、2007年まで緩やかな増加をしていた主な産業の出荷金額が2008年には減少に転じ、2009年のリーマンショックにより出荷は半減した。それ以降、徐々に回復に向かっているが、全体としてはリーマンショック前に到達していない。
 しかしながら、国別で見ていくと既にリーマンショック以前の状況に戻っている国もあり、最近は、以前のように特定の国や株式が機関車のごとく世界経済を引っ張っていく時代は終わった。
 日本には切削工具を扱う協会が2つあり、1つは特殊鋼を主材料とする工具メーカーが会員となっている日本工具工業会(会員数48社)、もう1つは超硬合金を主材料とする工具メーカーが会員となっている超硬工具協会(同68社)であり、両協会の連合体がJCTAになる。
 特殊鋼工具は、2007年を100%とした場合、2009年には生産額が約半分まで落ち込んだ。その後回復をし、2012年には約80%となった。
 一方、超硬工具は全体として2009年には60%程度の落ち込みだった。しかし、その後の回復は鈍く2012年の時点でも80%程度しかない。
 両方の数字を合算すると、2012年で3,658億円となり、今後の世界経済の変化とともに増加することを期待している。
 我々切削工具メーカーにとって重要な産業について見ると、自動車業界は、世界の自動車生産台数が2009年の大幅な落ち込み以降、回復をしている。その牽引役は中国を筆頭にアジア諸国であることは言うまでもない。
 その中で、日本の生産台数は2010年から2011年にかけては減少の傾向にあるが、2012年には増加に転じている。日本の2012年の生産台数は994万台で12社以上のメーカーが存在している。各自動車メーカーは日本以外の各国に生産拠点をもっている。また、その多くが日本で研究開発を行っている。そこには多くの工具が使用され、生産を開始するための工具も選定されている。したがって、我々、切削工具業界の技術も同時に進歩することとなる。
 また、自動車以外でも航空機産業と発電関連や自然エネルギーの分野もまだまだ期待できる産業である。
 特に、航空機産業で、今後20年間では倍以上の旅客があると予測している。近年では燃費のよい中型機を中心に新規の製造が行われ、2031年までには10,137機のジェット機が製造されるという予測も出ている。日本には航空機に関するメーカーも多く、工具の需要も見込まれる。
 日本は2011年の3月に大地震があったが、全世界からの支援のお蔭で東北地方を中心にゆっくりではあるが、復興に向けて立ち直りつつある。我々人類は、どんな場合でもNever Give Upの精神を忘れずに前進していくべきだと考えている。
●ECTA代表 Wolfgang Sengebusch氏
 ヨーロッパの経済は現在、小さい国々が発達。ルーマニア、ブルガリア、ポーランドなどの発展が著しい。
 切削工具の生産量は、来年、再来年は若干の上昇が見られるものの、現状はフラットであると言える。
●USCTI代表 David J・Povich氏
 切削工具業界のアメリカ全体の総売上は、基本的に下げ傾向。向こう1年間の売上予測も明らかに下げ傾向にある。
 加盟企業の売上は、2007年の数値を100として、現在約115%くらいなので、経済危機の時代を乗り越えて成長軌道に乗っていると思われるが、現時点(2月、3月)では昨年より若干減少している。
●韓国代表 Hokeun Song氏(KOTIC)
 韓国の国内切削工具市場は停滞しているものの、生産力と開発ノウハウで輸出主導の成長を実現している。
●インド代表 Rakesh Aghi氏(ICTMA)
 インドは九%のGDP成長があり、ジョイントベンチャーが日本とつくられている。
 切削工具業界は、防衛にも航空機産業にも自動車産業にも、大きなチャンスがある。

ハイグレードノンコート
サーメット「T1000A」
住友電気工業 抜群の耐摩耗性で長寿命

 住友電気工業の旋削加工用「T1000A」は、抜群の耐摩耗性により長寿命を実現するコストパフォーマンスに優れたノンコートサーメットで、現在好評発売中。
 チタン化合物を主成分とするサーメットは、鉄との親和性が低いため、鉄系金属の加工面に光沢が得られ、美しい仕上げ面を実現する。希少資源であるタングステンの使用量が少ない点からも、近年注目されている材質である。
 同社は、特にサーメットに要求される「光沢があり美しく、面粗度が安定した仕上げ面」を追求するため、鉄系金属との反応を抑制するサーメット材料開発を進め、硬質粒子の成分改良や硬質粒子同士の結合性改善により、鉄系金属との反応性を著しく低減させ、鋼だけでなく、鋳鉄、焼結合金など、被削材種を選ばず、長く安定した仕上げ加工を実現するノンコートサーメット材種「T1000A」を開発した。
【特徴】
(1)高耐欠損性で長寿命化を実現
 サーメットの主成分であるチタン化合物を中心とする硬質粒子の成分を改良するとともに、サーメット自体の焼結性を向上させることで、より鉄系金属と反応しにくく、高耐摩耗性を有しながら欠損しにくいという特質を実現した。
 特に、研磨級刃先交換チップによる極微小条件での倣い加工等で、安定した寸法精度を実現するとともに、仕上げ面の美しさと、工具の長寿命化を実現する。
(2)高耐摩耗性
 同社従来品比で約1.5倍の耐摩耗性を示し、倣い加工の他、連続仕上げ加工においても工具の長寿命化を発揮するため、加工コストの大幅な削減を実現する。
(3)豊富なラインアップ
 刃先交換チップの在庫ラインアップを従来品比約5倍となる501アイテムまで拡大。ネガティブタイプ155アイテム、ポジティブタイプ346アイテムの計501アイテム。

世界最小のφ4.5mm内径加工が可能に
『Mini T-CBN』拡充
タンガロイ 内径加工用CBNインサート

 タンガロイは、焼結金属内径加工用『Mini T-CBN』インサートを5月10日より全国で発売開始した。
 近年、自動車部品などで精密な形状を成形できる小型焼結金属部品が増加。新材種『BX470』の追加によって、これらの焼結金属部品加工にも対応可能となり、『Mini T-CBN』をより幅広い内径加工に適用できるようになった。
 この『Mini T-CBN』を内径加工用工具「Stream Jet Bar」に装着することで、刃先交換CBNインサートでは世界最小となるφ4.5mmの内径加工を可能にしている。
 焼結金属加工用CBN材種の『BX470』は、切削速度を高めることが困難な内径加工でも高い耐摩耗性を維持する高cBN含有率材種であり、切削速度100m/min以下でも安定長寿命加工が可能である。
【主な特長】
・焼結金属の内径加工で抜群の性能を示す、小型CBNインサート
・刃先交換CBNインサートでは世界最小φ4.5の内径加工を実現
・耐摩耗性に優れた『BX470』材種の採用で、切削速度の低い内径加工でも安定した長寿命を実現
・内部給油が可能な「Stream Jet Bar」ホルダとの組み合わせにより、内径加工で問題となる切りくず詰まりを防止し、安定高品位加工を実現
【主な形番、標準価格】
 1QP-EPGW03X102 BX470=4,080円(税込み4,284円)、1QP-EPGW040102 BX470=4,080円(税込み4,284円)、1QP-CCGW03X102 BX470=4,080円(税込み4,284円)、1QP-CCGW04T102 BX470=4,080円(税込み4,284円)
 全追加アイテムは8形番
【販売見込み】
 初年度3,000万円

低抵抗の高送りカッター
「コロミル419」を導入
サンドビック・コロマント 最大1.1mm/刃の高送りが可能

 サンドビック・コロマントが今春発売した低抵抗の高送りカッターコロミル419は、19度と小さな切込み角により、最大1.1mm/刃の高送りが可能なカッター。サンドビックのテーマである「お客さまの生産性向上」に大きく貢献する。
 またシャープな切れ刃とポジカッターにより、消費電力を削減するエコなカッターであり、他社高送りカッターに比べ、同条件下で20%程度の消費電力削減に成功している。
 節電、省エネ及びコスト削減が今まで以上に重要な今の時代に合ったカッターといえる。
 主な特長は次の通り。
 @小さな切込み角により、最大1.1mm/刃の高送りが可能。
 A内部給油対応で、良好な切りくず排出と長いチップ寿命を両立。
 Bシャープなチップとポジのカッターにより低抵抗、低電力。
 C5コーナ仕様のチップによりチップ単価を削減。
 D5種類のブレーカ、11種類の材種のチップによりあらゆる被削材に対応。
 導入品目はカッター28品目、チップ33品目となっている。

来期創業60周年を見据えて
環境対応商材の充実を図る
三栄水栓製作所 2013年度方針説明会

 三栄水栓製作所(社長=西岡利明氏)は4月24日、大阪市中央区のホテル日航大阪を会場に、「2013年度方針説明会」を開催した。西岡社長は方針説明の中で、今年は来年創業60周年を見据えたステップアップの年と位置付け多彩なデザインと機能を揃えた混合栓の新製品を発表した。
 説明会には同社の仕入先、協力先の関係者百四十名が出席する中、初めに西岡社長が日頃の厚誼に感謝の意を表し、次のように述べた。
 1954年9月の創業から、来年は60周年を迎えるのを機に、2014年度を最終とする3カ年の中期経営計画を実行している。2014年度は売上高200億円達成を目指し、ジャンプアップする。
 昨年末に都市の低炭素化の促進に関する法律が施行されたのを背景に、各産業でエネルギー消費量の少ない製品開発が進められており、私達も環境対応商材の開発・提案・サービスの向上を進める。
 現在、主力販売分野は集合住宅と戸建て住宅の新築・リフォーム案件であり、今後は非住宅分野である公共施設やアミューズメント施設案件にも販売強化を図る。
 混合栓の新製品については、『ROFFINE(ロフィネ)』シリーズから、パネルサーモシャワー混合栓を、『SUTTO(スット)』シリーズからは、キッチンワンホールスプレー混合栓を追加した。
 また環境に配慮した、水流を電気エネルギーに変換して自家発電するセンサー水栓『aquage(アクアージュ)』や、お湯が出ない位置をクリック感でお知らせする『+eco(プラスエコ)』、極細ストレート水流で浴び心地がよく、従来品より節水率約40%を実現した『RAINY(レイニー)』を発売した。その他手軽にホームエステができるシャワーヘッド『エステシャワープロ』を開発。今後ウエルネス(健康)分野の製品開発にも積極的に挑戦していく。
 「60年、100年と皆様に感動を与えられるメーカーとして頑張って参ります」(西岡社長)と強い決意を示した。
 次いで、来賓を代表して三菱東京UFJ銀行の藤井常務の挨拶の後、三栄水栓製作所の社員が紹介された。
 営業・製造・購買本部の本部長による方針説明が行われ、営業本部では、環境商材の開発・サービス・提案の向上により、他社との差別化を図ると説明された。製造、購買本部からは、生産現場でのオペレーション革新を行い、生産体制の強化を図るとともに、安定した品質で製品を供給できる購買を目指すと発表された。
 その後、今期品質改善の取り組みに貢献した協力会社に品質表彰が贈られ、今回は多喜プラスチック、田中工業、岡本製作所の3社に優秀賞が授与された。
 第2部の懇親会では、吉川副社長の挨拶と多喜プラスチックの高井会長の挨拶の後、岡本製作所の岡本会長の乾杯の音頭で開宴した。参加者は互いに親睦を深め、田中工業の田中社長の中締めでお開きとなった。

5つの安全対応付き屋外用
サンタイガーレインボーリールBX-301K型
ハタヤリミテッド 建設業労働災害防止協会推薦品

 ハタヤリミテッド(社長=足立憲泰氏、本社=名古屋市中区大須4-10-90)の「屋外用サンタイガーレインボーリールBX―301K型」は、雨中でも安心の安全防雨構造設計のコードリールとして発売以来、好評を得ている。
 ドラム内で止水する保護等級IP55の性能を有する最新の防雨構造と、ドラム前面に配置された漏電遮断器はスケルトンカバー付きで動作状況を一目で確認できるのが特長だ。建設業労働災害防止協会から、十分な品質と性能を有するとして、安全装器具の推薦も受けている。
 建設現場における風雨、塵埃といった悪環境下でも安心して使用できるよう、万一の漏電時に漏電電流を感知して0.1秒以内に電源を遮断し危険な感電事故を未然に防ぐ「防雨カバー付漏電遮断器」をはじめ、巻いたまま長時間使用したり定格電流を超えて使用すると起こる電線の異常な温度上昇を感知しコンセントへの給電をストップする「温度センサー」など、同製品には5つの安全対応が備わっている。
【5つの安全対応】
@使いすぎも感知する、防雨カバー付漏電遮断器
A電線の溶解・火災事故を防ぐ、温度センサー(自動復帰型)
B防雨型2P接地付/2Pコンセントのどちらにもピッタリはまる、ニュートビプラグ
C水やホコリの侵入を防ぐ、コンセント防雨キャップ
D取扱注意事項等を本体に明示、「安全取扱い・点検マニュアル」同梱
【製品仕様】
▽型式=BX―301K(建設業労働災害防止協会推薦品)
▽電線長=30m
▽電線仕様=VCTソフトムケーブル2.0mu×3P
▽コンセント定格=2P・15A・125V接地付
▽漏電遮断器=過負荷短絡保護兼用型
▽質量=8.0kg
▽標準価格=34,900円
 製品に関する問い合わせは、ハタヤリミテッド顧客サービスデスク(フリーダイヤル0120-686-888)まで。

「高速ミーリング式歯切盤」など
新製品2機種を発表
安田工機 サンドビックと合同展

 工作機械製造の安田工機(社長=安田照幸氏・本社=愛知県北名古屋市熊之庄石原98)と切削工具の世界的メーカー、サンドビック(社長=藤井裕幸氏、本社=名古屋市名東区上社1-1801)は4月18日から20日までの3日間、安田工機の本社工場において「合同プライベートショー」を開催した。期間中、ユーザーや販売店など多数が来場した。
 安田工機は、粗削りから仕上げまで高精度に加工できる歯車加工用「高速ミーリング式歯切盤」と、刃物を旋回して高速高精度加工を実現する「4軸制御ヘール加工機」の二つの新機種を出品。これら新製品は2012年末に、岡山県の工作機械メーカー、梶田機械製作所(社長=梶田壮太郎氏)より安田工機が製造・販売権を取得したもので、自社製品として受注を開始した。
 今回のプライベートショーは「日本が勝ち抜く機械と工具のコラボレーション」をテーマに開かれ、機械と工具の最適化による生産性の向上に取り組むサンドビックとのコラボレーションにより、機械性能を高め、生産性向上による加工コストの削減を提案。
 安田工機の出品機械とサンドビックの歯車加工用超硬スローアウェイ工具「コロミル170シリーズ」の紹介の後、実削加工が披露され、来場者の注目を集めていた。
 安田工機の安田社長は「梶田機械の製品開発を引き継ぎ、国内外のユーザーの生産性の向上に貢献したい」と話した。
 サンドビックの藤井社長は、コロマントの責任者に就任した当初から「今までは工作機械メーカーと工具メーカーそれぞれが製品開発に注力してきたが、これからは相互連携を深めてよいものをつくる」ことが必要と語っており、その思いがひとつ実現したと話した。
【安田工機 新製品】
■高速ミーリング式歯切盤SMZ―500
 業界初のATC機能搭載により、荒削りから仕上げまでワンチャッキングで高速切削加工ができ、ホブ盤での加工に比べ生産性が約2倍以上と、飛躍的に向上した。また、クラウニング加工にも対応している。
 微小振動抑制機構の採用により、チッピングの発生は皆無となり、ランニングコストの大幅な削減を実現する。フレームも高い剛性を持ち、振動を抑制している。
 さらにヘッド交換により、内歯加工も可能で、従来のギアシェーパーにかわる加工方法も提案している。
 その他、高精度な割出を実現。
■4軸制御ヘール加工機MCT―500P(特許申請中)
 バイト旋回を付加することで新発想の加工モデル機が登場した。今までの加工機の概念を覆す、驚異の加工スピードを実現。
 同社の試験では、可変ピッチカム溝加工で、M/Cエンドミル加工に比べ加工時間が六分の一に短縮した。
【サンドビック ギアミリング用工具シリーズ】
■コロミル176 刃先交換式ホブカッター(特殊対応品)
・HSS工具から刃先交換式へ・再研磨いらずで工具在庫圧縮、超硬チップで切削速度大幅アップ
・独自技術により精度向上・i―Lockシステムによるチップクランプ、フルプロファイルチップ(ワークの歯形にあわせた形状)
・特殊設計により様々な歯形に対応
■コロミル170 高精度荒加工用ギアディスクカッター(特殊対応品)
・次工程の取り代を均一化する設計
・最適チップ材種で工具寿命の向上かつ工具交換時間短縮
・豊富なチップブレーカで様々な加工状況に対応
・チップは標準品対応
■コロミル170F 仕上げ加工用ギアディスクカッター(特殊対応品)
・歯形形状にあわせて最適化された設計
・特殊設計仕様
・チップ、カッター本体ともに特殊品対応
・仕上げ加工用に最適な材種を適用

複雑で薄肉形状の鋳物作りを
可能にする3Dプリンター
ExOne 日本での販売を開始

 ExOne(社長=横山謙次氏、本社=神奈川県小田原市、以下エクスワン)は、CADデータからダイレクトに砂型造形できる最新式3Dプリンター(三次元積層造形装置)S-Print(TM)HHS(High Heat Strength=耐熱強化仕様)の日本での販売を5月20日より開始した。また、同時に当該装置を使用した鋳造用砂型の製造・販売も併せて行う。
 S-Print(TM)HHSは、CADデータから形状が複雑な中子や主型を正確かつ高速で造形する3Dプリンター(三次元積層造形装置)。バインダー(結合剤)としてアルカリフェノールを使用しているため、鋳鋼品の砂型鋳造において鋳造時のガス発生を抑え、ベーニング(鋳バリ)を抑制する。
 また、フェノール使用による砂型は、その耐熱性や硬度が高いことから、より複雑で薄肉形状の鋳物作りに適している。さらに、フェノール樹脂は環境に優しく、これからのモノづくりに適している。価格は、1億2,000万円(税別、焼成炉別、輸送・設置料含む)。
 また、S1Print(TM)HHSの国内販売開始にあわせ、同装置を使用した鋳造用砂型の製造・販売を開始。ユーザーの砂型STLデータの修正やスライスデータの作成、造形ボックス内での効率的な配置などを設定したうえで、データをS-Print(TM)HHSへ取り込み、積層方式にて自動造形することにより砂型を短納期で納品することが可能となる。
 主な販売先は、鋳物を試作または少量産として製造する鋳物メーカーや、試作やサービスパーツの製造に伴い発生する鋳物製造が求められる多業種にわたるメーカー。
 なお、砂型製造・販売の価格については、砂型(主型、中子)のサイズと数量により個別見積となる。
【S-Print(TM)HHSの主な仕様】
・最大造形サイズ(mm)=L800×W500×H400
・造形ボックスサイズ(Cu)=160,000
・積層厚(mm)=0・24
・造型スピード(Cu/時間)=9,600
・造型スピード(時間/箱)=16・7時間
・二次工程(焼成)有無=必要(硬化前ハンドリング不要)
・砂型寸法精度(mm)=0・3以内
・バインダー名=専用アルカリフェノール
・装置寸法(mm)=L2,252×W2,584×H2,114
・装置重量(kg)=2,500
・電圧=400V/3相

 エクスワンは本年6月19日〜21日に東京ビッグサイトで開催される「第24設計・製造ソリューション展」に出展し、3Dプリンター(三次元積層造形装置)製品を展示する。

世界的な需要増大に対応
一貫生産ラインが完成
マグネスケール伊賀事業所

 マグネスケール(社長=藤森徹氏、本店=東京都港区港南2-15-1品川インターシティA棟18階)が2011年7月よりアブソリュートマグネスケールの生産拠点として伊賀事業所内に建設を進めていた、「マグネスケール伊賀事業所一貫生産ライン」が稼働となり、4月19日、伊賀事業所(森精機製作所伊賀事業所内)にて完成式が開催された。
 この生産ラインは磁性塗料作成からエンコーダへの磁気記録検査・出荷までの一貫生産ラインで、アクティブ除振技術の採用により上層階での製造を可能にし、精密な温度管理と最適なクリーン環境を実現している。少人数での製造オペレーションを可能にした自動化ラインである。
 完成式では、森精機製作所の森雅彦社長が「DMGと森精機製作所がさらに関係を親密にしていく中で、現在マグネスケールの株式を100%森精機製作所が保有しているが、今後は40%ほどDMGが持つことになります。これでマグネスケールも一気に国際化することになります。同社の売上の半分ぐらいが半導体関係のレーザースケールで、残りを工作機械用などのマグネスケールが占めています。この技術は、世界で2社作れないという、大変貴重なものです。世界中の半導体と位置決めの計測にマグネスケール製品が使われており、誇りに思っています。伊賀工場で作っているのは、工作機械用のマグネスケール。今後は、DMGの協力を得てシュツットガルト(ドイツ)にレーザースケール用の工場をつくりますが、この伊賀工場をマザー工場として良いものをつくっていきたい」と挨拶。
 マグネスケールの藤森社長が同社の概要と製品について紹介した後、藤森社長と森社長、ドイツ・ギルデマイスター社のカピッツァCEOによるテープカットが行われた。
【伊賀事業所概要】
◇所在地=三重県伊賀市御代201 森精機製作所伊賀事業所内
◇敷地面積=4,800u
◇生産品目=直線フィードバックエンコーダ、回転フィードバックエンコーダ
◇生産能力=2,000軸/月(直線フィードバックエンコーダ)、300軸/月(回転フィードバックエンコーダ)

2013年2月期は減収減益に
今期は売上高365億円を目指す
NaITO 決算概要と近況を報告

 NaITO(社長=南雲文彦氏、本社=東京都北区)は4月26日午前10時より名古屋市瑞穂区の名古屋支店において記者会見を開き、南雲社長が同社の2013年2月期(62期)決算概要と近況を報告した。
 2013年2月期(2012年3月1日〜2013年2月28日)の連結業績については、売上高が359億7,400万円となり、前年比2.3%減と若干のマイナスとなった。営業利益は1億4,400万円(前年比46.4%減)、経常利益が4億6,500万円(同17.6%減)、当期純利益が2億7,400万円(同4.8%減)と利益面でもすべて前年に対しマイナスとなり、減収減益となった。
 会計年度における経済環境は、夏場にかけて東日本大震災の復興需要及びエコカー補助金の効果などにより緩やかな回復基調が見られたものの、その後は世界経済の減速、長期化する歴史的な円高水準、エコカー補助金の終了及び中国との関係悪化などを背景として輸出や生産が減少するなど、景気は底割れが懸念される弱含みの状況で推移した。政権交代以降は、円高の是正、株価の高騰及び政府の緊急経済対策などにより景気回復への期待が高まるものの、関係する機械工具業界の実需の増加を反映するほどまでの景気回復には至っていない状況となっている。
 そのような中、同社は「中期経営計画Change2013」の2年目として情報力と技術力を駆使した提案営業を積極的に展開すべく、主力の切削工具に加え、計測機器及び工作機械などの販売促進に力を注いだ。11月にはJIMTOF2012(第26回日本国際工作機械見本市)に出展し「未来加工」をテーマに主に新しい加工方法の提案ができる海外製品を展示し注目を集めるなど、新しい市場の開拓や新しい商品の開発にも取り組んだ。
 また、4月に設立したベトナム現地法人NAITO VIETNAM CO.,LTD.が6月に事業を開始し、日系企業を中心に営業展開を図った。タイでは、関連会社であるSOMAT社への出向社員を増員し、営業体制の強化を図った。
 売上高の取扱商品別構成比は、切削工具48.9%、機械工具22.9%、産業機器22.5%、工作機械4.8%、その他0.9%となっている。
 2014年2月期の見通しについては、円高是正による輸出の増加及び政府の政策投資などの要因により、景気回復に向けた動きが期待されるが、一方で国内生産の海外移転の進展、長引く欧州の政府債務問題及び中国との関係等々の要因を考慮した場合、当面は不透明な状況で推移するものと予想。連結業績予想を、売上高365億円、営業利益1億3,500万円、経常利益3億9,000万円、当期純利益2億2,000万円としている。

 同社では、5月21日開催の定時株主総会並びに取締役会において役員が選任された。現在中部営業部長を務める和田光央執行役員が取締役に就任。NaITOの復活に功績のあった鈴木斉会長は退任した。

女性社員専用寮が完成
地上7階建、全96室
森精機製作所 女性社員の意見を反映

 森精機製作所(社長=森雅彦氏、本社=名古屋市中村区)は、三重県伊賀市の伊賀事業所に、女性社員専用寮を建設した。
 同社では、2004年本社機能の名古屋移転、2009年の東京支社開設やDMGとの協業開始以降、当初の本社所在地であった関西地区以外からも多くの人材が入社するようになった。また、生産能力の拡大や開発人員の増強などで、主力の伊賀事業所で働く社員数も1,500名を超えるようになり、それに伴い女性社員も増加している。
 伊賀事業所では、2009年に女性社員専用寮として第2伊賀寮を建設し、全56室を確保していたが、年々増加する女性社員により満室状態が続いており、新たに全96室を設けた女性専用寮として、第3伊賀寮を建設した。なお、これまで使用していた第2伊賀寮は、男性社員用に転用する。
 今回建設した第3伊賀寮では、第2伊賀寮で採用していた各部屋への洗面・浴室・キッチン・家具の設置、セキュリティの向上、レクリエーションルームの拡大などに加えて、IHコンロを一口から二口に増やし、姿見をクローゼット扉から室内設置に変更するなど、より住みやすい環境となるよう女性社員の意見を反映した。
 伊賀事業所周辺に合計617室の快適な生活環境を整備することで、今後も男性女性を問わず、多方面から優秀な人材を確保できるよう取り組んでいくとしている。
【第3伊賀寮概要】
▽延床面積=1,287.48坪
▽室数=96室(部屋面積=25.5u、7階建)
▽設備=レクリエーションルーム、フィットネスエリア、調理コーナー、駐車場(97台分)
▽費用=7億円

2013年6月16(日) 2494
全機工連・愛知大会
MECT2013を重点実施
愛機工 平成25年度通常総会開催

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機社長)は5月28日午後5時より、名古屋市中区のホテル名古屋ガーデンパレスで「平成25年度通常総会」を開催し、平成24年度事業報告及び収支決算報告、平成25年度事業計画案及び収支予算案を原案通り承認可決した。本年度は、全日本機械工具商連合会・愛知大会(10月22日(火))の開催、メカトロテックジャパン2013(10月23日(水)〜26日(土))の共催など、11項目を重点実施事業として推進していく。
 総会は倉地理事(倉地社長)の司会進行で、冒頭、水谷副理事長(ミズタニ機販社長)より開会の辞が述べられた。
 伊藤理事長は挨拶で「今年は、10月22日に全機工連の愛知大会、そして、その翌日23日から26日までメカトロテックジャパン2013と、連続して大きな行事を控えています。愛知大会は、今考えていますが、機械工具商の将来を考えるという形でいろいろ準備しています。私ども機械工具商は、いろいろな問題を抱えています。生産はどんどん海外に移転し、現在円安で若干戻って止まってはいますが、将来的には消費されるところで作るということで、どんどん日本を出ていくと思います。また日本国内においては、2、30年後に日本の人口は7、8千万人になっていると言われています。人口がそれだけ減りますと、どうしても経済は縮小していくことは間違いない。さらに、世の中の動きがどんどん、物の流れにしても情報の流れにしても、ITによって変わってきている。そんな中、私どもは何をしたら良いかを全国大会の中で、特に業界の若手の皆様を中心に、いろいろ議論し考えていきたいと思っています。メカトロテックジャパンは、出展小間数が1,748小間と、かなり大きな規模です。私ども愛機工組合だけでも418小間とたくさんのご協力をいただきまして、盛大なるメカトロテックが開催できると思っています。二つの行事をやって行かなくてはいけないので大変ですが、皆様のご協力を賜りたいと思っています」と述べた。
 資格審査では、組合員数266社、出席219社(委任状含む)で本総会が適法に成立すると司会者より宣言された。
 吉野理事(吉野機械工具社長)を議長に選出して議案審議に移り、第1号議案=平成24年度事業報告書、収支決算書、貸借対照表、損益計算書、財産目録並びに剰余金処分案承認に関する件、第2号議案=平成25年度事業計画書案並びに収支予算書案承認に関する件、第3号議案=平成25年度加入手数料及び賦課金案並びに徴収方法案承認に関する件を原案通り承認した。
 決議された平成25年度事業計画の重点目標、重点実施事業、実施事業は次の通り。
【重点目標】
(1)機工流通の変化に対応し、組合は会員に有効な情報を発信する。
(2)機工商品の流通形態等、業界及び製造業の動向を調査し、機工商社のありかたを模索する。
(3)組合員及び賛助会員を増強し、組合の基盤を強化する。
(4)教育事業に傾注し人間性の向上や技術・商品知識など社員の質的向上を図る。
(5)組合員、社員の福利厚生に関わる事業を行う。
(6)次世代の後継者及び幹部社員の育成を念頭に、青年部の活動を積極的に支援する。
(7)支部活動を充実し地域での会員の融和、協調を図る。
(8)機工商社向け販売管理システム「機エメイト」の普及を推進する。
(9)各種収益事業を積極的に取り組むと共に新たな事業を企画し組合の財務を充実させる。
【今年度重点実施事業】
(1)全日本機械工具商連合会・愛知大会(全国大会)の開催
(2)メカトロテックジャパン2013出展者募集事業
(3)人材開発事業(人材開発委員会設置/経営者・管理者セミナー、社員教育事業、他)
(4)中小企業共済保険の加入推進
(5)車両燃料油取次事業の推進
(6)社員・組織診断システム(CUBIC)の普及推進
(7)カーリース取次事業の推進
(8)戦略的営業システム、人事制度ソフトの斡旋
(9)業界情報の提供(組合報、ホームページ、理事会、企業情報等)
(10)組合ホームページの拡充
(11)各種制度の情報提供
【実施事業】
(1)流通形態の変化に対応するための研修会開催及び情報の提供
(2)業界の動向に対応したセミナーの開催
(3)組合報及びホームページを活用した情報の提供
(4)各種保険の加入推進及び労働保険の委託等、会員の利益サービスに努める
(5)組合員を対象にした景況調査(4回/年)及び各種アンケート調査(適時)の実施
(6)福利厚生事業の実施
@)第73回野球大会の開催A第40回親善ゴルフ大会の開催Bその他福利厚生事業の実施
(7)青年部事業
@組合員・賛助会員を対象にしたキャンプの集い開催A社員・家族を対象にしたレクリエーションの開催B若手経営者及び幹部の育成(講演会、研修会の実施)C機械工具商全国青年部交流会の開催(幹事組合)D青年部員の増強E他産業視察(異業種交流見学会)の実施F組合野球大会の運営協力
(8)定款に定める各号に付帯する事業
 続いて来賓の紹介があり、来賓を代表して愛知県産業労働部商業流通課の今井課長が大村秀章知事の祝辞を代読。
 高田副理事長(井高社長)の閉会の辞で総会を終了した。
 総会後に懇親会が行われた。

7月のねじ商連総会を担当
新理事長に馬場將嘉氏(メイナン)
愛鋲協 第40期通常総会を開催

 愛知鋲螺商協同組合(理事長=土方成一氏・金城螺子製作所社長)は5月24日午後6時より、名古屋市中村区の名鉄ニューグランドホテルにて「第40期通常総会」を開催した。平成24年度事業報告をはじめとする各提出議案はすべて異議なく原案通り承認可決され、役員改選では新理事長に馬場將嘉副理事長(メイナン社長)、新副理事長に藤田守彦理事(藤田螺子工業常務)が選任された。
 総会は鈴木憲一理事(エフシーテック社長)の司会進行で始まり、冒頭、来賓の紹介に続いて資格審査が行われ、組合員総数48社中34社出席(委任状含む)で総会が成立すると司会者より報告があった後、組合員関係の物故者の冥福を祈り全員で黙祷を捧げた。
 挨拶に臨んだ土方理事長は「昨日、愛知県管工機材商業協同組合の創立50周年の記念式典に組合を代表して参加しましたが、我々の組合も来年、40年の節目を迎えます。組合の存続に対してどこの組合さんも懸念しておられることが感じられました。若手の方に、組合活動にどんどん参加していただき、これから盛り上げていただきたい。今年の7月21日にはわが愛鋲協が担当して、日本ねじ商業連合会の総会を舘山寺温泉九重で開催しますが、役員だけでは手が足りませんので、組合員の方々にもご協力いただきますようにお願いいたします」と述べた。
 土方理事長を議長に選出して議案審議に入り、第1号議案=平成24年度事業報告並びに収支決算報告承認の件は、事業報告、決算報告、監査報告が行われ、原案通り承認可決された。
 第2号議案=平成25年度事業計画案並びに収支予算案承認の件は、事業計画案、収支予算案が提示され、原案通り承認可決された。
 第3号議案=組合規約に関する件は、平成25年度加入金及び賦課金並びにその徴収方法(案)が示され、原案通り承認可決された。
 第4号議案=任期満了に伴う役員改選に関する件は、指名推選方式で理事に鈴木建吾氏(八幡ねじ)、土方成一氏(金城螺子製作所)、馬場將嘉氏(メイナン)、阿部常徳氏(織田商店)、花井康志氏(ハナイタイト)、大野正博氏(中部製作所)、関戸一正氏(関戸機鋼)、藤田守彦氏(藤田螺子工業)、小倉正嗣氏(小倉商店)、山田賢治氏(山田螺子工業所)、鈴木憲一氏(エフシーテック)、監事に佐野隆政氏(佐野螺子工業)、奥田一正氏(奥田商会)、※伊藤嘉倫氏(伊藤螺子)が選出された(※印は新任)。
 引き続いて第1回理事会を開催し、理事互選の結果、新理事長に馬場氏を選出、副理事長に阿部氏(留任)と新たに藤田氏を選出した。
 土方理事長より「1期2年間という非常に短い期間で何もできないままでしたが、今後は新しい役員の下、愛鋲協を盛り上げていきたい」と退任の挨拶があり、議事を終了。
 新役員を代表して、馬場新理事長が「色々な先輩たちがしっかりやってこられ、40期を迎えております。そのような大役が務まるかと心配していますが、組合員の皆さんにご協力をいただきまして2年間やってまいりたい」と挨拶。新理事長から前理事長に記念品が贈呈された。記念品は、土方前理事長の意向により、福利厚生事業に活用するよう組合に寄付された。
 来賓を代表して愛知県中小企業団体中央会の古閑氏より祝辞が述べられ総会を終了した。
 このあと行われた懇親会では、司会を山田理事が務め、藤田相談役(藤田螺子工業社長)の力強い発声で乾杯。和やかに歓談して交流を深め、山田理事の中締めで終了した。
 なお、当日は総会に先立ち午後五時から「第9回定例理事・役員会」を開き、役割分担の確認などを行い総会に臨んだ。次回理事会は6月19日午後6時より安保ホールにて開催の予定。
 【新役員】敬称略
▽理事長=馬場將嘉(メイナン)
▽副理事長=阿部常徳(織田商店)、藤田守彦(藤田螺子工業)
▽理事=鈴木建吾(八幡ねじ)、土方成一(金城螺子製作所)、花井康志(ハナイタイト)、関戸一正(関戸機鋼)、大野正博(中部製作所)、小倉正嗣(小倉商店)、山田賢治(山田螺子工業所)、鈴木憲一(エフシーテック)
▽監事=佐野隆政(佐野螺子工業)、奥田一正(奥田商会)、伊藤嘉倫(伊藤螺子)

情報収集、会員増強に努め
価値ある組合活動を推進
ナゴヤ西部機械協組 平成25年度通常総会

 ナゴヤ西部機械協同組合(理事長=近藤和夫氏・近藤金属工業社長)は5月22日午後6時より、名古屋市中村区のウインクあいちにおいて「平成25年度通常総会」を開催した。
 司会進行を務める事務局より資格審査にて組合員総数23社中、出席18社(委任状3社を含む)で総会が適法に成立することが宣言され、上野平副理事長(名上鈑金工業所社長)の開会の辞で総会を開会した。
 近藤理事長は挨拶で、総会出席と日頃の組合活動への理解、協力に対してお礼を述べた後、「昨年末に政権が変わり、日本経済はアベノミクス効果により円安・株高に転じ、明るい見通しで新年を迎えることができました。加えて安倍首相が経済界首脳に賃上げを要請するという異例の動きや、黒田日銀総裁の就任とその政策が国内のみならず世界各国においても話題を呼んでいますが、円安・株高と安倍政権のアベノミクス政策に支えられて経済が好転し、我々中小企業に好況の波が少しでも早く波及して来るのを切に望むものであります。24年度の組合活動として保険事業、共済事業と共に組合員親睦ボウリング大会など例年通りの活動を行ってまいりましたが、多くの組合員のご協力をいただいて色々な経費削減に努め、数年来の念願でありました組合の黒字化を達成することができました。これからもこれまで以上に情報収集や会員増強に努め価値ある組合活動を積極的に進めてまいりますので、今後とも組合員各位のご支援、ご協力をお願い申し上げます」と挨拶。
 近藤理事長を議長に選出して議案審議を行い、第1号議案=平成24年度事業報告書及び決算関係書類承認の件、第2号議案=平成25年度事業計画(案)及び収支予算(案)承認の件、第3号議案=会費賦課徴収方法承認の件、第4号議案=組合の借入最高限度額承認の件を全員異議なく原案通り承認可決した。
 来賓の愛知県鉄工連合会・小山常務理事と愛知県中小企業団体中央会・水越総務部次長より祝辞が述べられ、以上で総会を終了した。
 総会の後は会場を近くの北京料理「百楽」に移して懇親会が開かれ、和やかに歓談。依然厳しい景況ではあるが希望をもって頑張ろうとさらなる結束を固め、午後9時30分過ぎにお開きとした。

会員に役立つ組合めざし活動
新理事長に印藤武司氏(印藤産業)
愛知県金物商工協組 平成25年度通常総会開催

 愛知県金物商工協同組合(理事長=岡本忠史氏・岡新社長)は5月27日午後4時より、名古屋市中区の東京第一ホテル錦において「平成25年度通常総会」を開催した。任期満了による役員改選が行われ、新理事長に印藤武司副理事長(印藤産業社長)が就任した。
 総会は、伊藤事務局長の司会進行で、出席状況が組合員総数38社中32社出席(委任状含む)と報告され総会の成立が宣言された後、印藤副理事長の開会の辞で開会。
 岡本理事長は挨拶で、総会への出席に対してお礼を述べるとともに、現在の経済情勢に触れ「昨年暮れの政権交代を契機とした、円安、株価の上昇などにより一部に景気回復の兆しが見られるものの、中小企業にとっては依然として予断を許さない厳しい状況が続いています。引き続き組合員各位のご協力をお願いいたします」と述べた。
 岡本理事長を議長に選出して各議案の審議を行い、第1号議案=平成24年度事業報告書、財産目録、貸借対照表、損益計算書及び剰余金処分(案)承認の件、第2号議案=平成25年度事業計画書(案)及び収支予算(案)承認の件、第3号議案=平成25年度経費の賦課徴収方法(案)承認の件を全会一致で承認可決。
 第4号議案=定款一部変更の件は、理事の定数を12人以上16人以内から9人以上12人以内に変更するとともに、副理事長を3人から2人に、常務理事を8人から6人に変更することと、役員の要件を一部緩和することを承認した。
 第5号議案=役員改選の件では、指名推選方式で、理事長はじめ、副理事長2名、会計常務理事1名、常務理事5名、理事3名、監事2名を選任した。
 新理事長に就任した印藤氏が「岡本理事長様におかれましては6年間、ご苦労様でした。組合の運営も大変厳しいかとは存じますが、皆様のご意見をお聞きしながら皆様のお役に立ちますように、微力ではありますが組合活動に貢献してまいりたいと思っておりますので、ご協力を賜りたいと存じます」と挨拶。
 続いて豊田名古屋市市民経済局産業部産業労働課長より来賓祝辞が述べられ、総会を終了した。
 総会後の懇親会では、和やかな雰囲気の中、組合員同士で情報交換しながら親睦を深めていた。
 【新役員】(5月27日時点、敬称略)
▽理事長=印藤武司(印藤産業)
▽副理事長=岸邦治郎(岸保産業)
▽副理事長=佐藤章(アキラ金物)
▽会計常務理事=印藤明延(印藤商店)
▽常務理事=石原忠正(いし満)
▽常務理事=大島和彦(ナスコム)
▽常務理事=鬼頭保雄(丸政)
▽常務理事=服部晃(美和興業)
▽常務理事=寺西功(萬勇)
▽理事=岡本忠史(岡新)
▽理事=大橋豊(大橋屋)
▽理事=大河内克己(岐阜正商店)
▽監事=景山清司(ケイ・ジー・ワイ工業)
▽監事=浅野哲由(浅野商事)
▽顧問=大橋宏男(大橋屋)

『難加工技術展2013』開催
ポートメッセなごやで7月3日から

 「難加工技術展2013」(主催=日刊工業新聞社)が7月3日から5日までの3日間、ポートメッセなごやの3号館において開催される。
 同展は“難削材加工”“難加工材成形”“難形状加工”に関する技術・機械・機器を集めた専門展で、高度な技術力やより高い機械性能を求める来場者などが訪れる展示会として定着。従来の「試作加工受託ゾーン」「表面改質ゾーン」に加え、今回、「素材市場ゾーン」を新設した。
 また、「ながのモノづくり技術展2013」も同時開催される。
 併催事業も充実しており、3日は『CFRP特別セッション〜身近な素材へと変貌を遂げるCFRP』を開催。4日には、三菱重工業航空宇宙事業本部の吉田氏による「航空・宇宙エンジン分野における生産技術動向」と題した講演をはじめ、3本の講演会を実施する。
 5日は「コマ大戦パネルディスカッション」を開催。あわせて、過去のコマ大戦の出場コマを一堂に集めた“コマ大戦ミュージアム”を会場内に設ける。
 併催事業は、いずれも聴講無料。ホームページで聴講申し込みを受け付けている。また、会場内では出展者によるワークショップが連日開催され、最新の機械・機器・技術に関する情報が入手できる。
 展示会ホームページでは来場事前登録を受付中。入場無料。
【展示会ホームページ】http://www.nikkan-event.ip/ds
難加工技術展2013
開催概要
▼開催目的=製造業各分野で需要の高まりを見せている“難加工”に関わる技術、機械・機器/周辺要素、材料を一堂に展示紹介し、その振興と発展を目指す。
▼会期=2013年7月3日〜5日、10時〜17時
▼会場=ポートメッセなごや(名古屋市港区金城ふ頭2-2)3号館
▼来場目標=20,000万人
▼入場料=無料
▼併催事業=講演会・パネルディスカッション、ワークショップを開催
(1)7月3日13時〜16時30分
 《CFRP特別セッション〜身近な素材へと変貌を遂げるCFRP》
 テーマ@『炭素繊維とCFRPについて』
 テーマA『CFRP等複合材料の最新レーザ加工技術』
 テーマB『CFRPが造り出す新たな市場とアウトプット』
(2)7月4日13時〜16時30分
 講演@『航空・宇宙エンジン分野における生産技術動向』
 講演A『航空機材料に有効な表面改質技術』
 講演B『砥石内研削液供給による難削材の形状研削加工』
(3)7月5日13時30分〜15時30分
 コマ大戦パネルディスカッション
 〜町工場を席巻するコマ旋風!直径2センチに秘められた真の意味とは!?〜
 【パネラー】由紀精密・大坪正人常務、シオン・山田健社長、クリタテクノ・黒田正和部長、コマ大戦協会・緑川賢司会長
 【コーディネーター】エコックス・椙田祐司氏
(4)出展者によるワークショップ…3日間で合計13本実施

行って 見て 買って良かった 中部みらい市 吹上ホールで6月28日、29日
 管工機材・住設機器・空調設備・機械工具・IT関連・特選品の総合展示会「中部みらい市2013」が6月28日と29日の2日間、名古屋市千種区の吹上ホールで開催される。5回目を迎える今回は、橋本総業中部エリア(中部エリア長=宇佐見徳秋氏)傘下の愛知・岐阜・三重・静岡西部にある販売店の主催で、「縁をつなぐ」のスローガンの下、メーカー170社、180小間(6月17日現在)が出展する。初日午後6時より、会場内特設ステージで名古屋のビジュアル系女性バンドの「Antiqu 
’eドール」によるミニライブも予定されている。オープニングセレモニーは午後2時から。
縁をつなぐ設備の総合展示商談会
吹上ホールでいよいよ開催

主催 中部みらい会(橋本総業と販売店・メーカーの集い)
 橋本総業のみらい市は、「行って、見て、買って、良かったみらい市」を基本方針に、幅広い分野の新商品や人気商品を実際に手にとって見ることのできる展示会として、全国各地で開催される。
 中部みらい市2013では、「環境・エネルギー」、「健康・快適」、「安全・安心」、「中古・リフォーム」、「地域活性化」、「IT活用」がテーマ。スローガンとして「商品とサービスで絆をつなぐ(ビジネスマッチング)」に対応する各メーカーの新商品や主要商品・技術を一堂に展示。女性客向けにイベントコーナーも設け、美容・健康に関する展示も充実させる。
 特別企画として、「創エネコーナー」、「蓄エネコーナー」では、省エネから一歩進んで、創エネ(太陽光発電)、蓄エネ(リチウムイオン乾電池)を紹介。「エコカーコーナー」では話題のピンクのクラウンハイブリッドが登場。「エコリフォーム提案コーナー」では、同社が注力するリフォームにあわせ直ぐにできる環境商材、エコリフォーム提案と、ツールが盛りだくさん見る事ができる。
 また、展示も「ITゾーン」、「管材ゾーン」、「住設ゾーン」、「空調ゾーン」、「給湯ゾーン」と来場者が目的の商品を見つけやすいように工夫されている。受注目標は12億円、動員目標数は2,500名を掲げている。
 元来みらい市は、仕入先、販売店、工事店が橋本総業と協力して、四位一体の増分活動に取り組み、そのための中核となる組織をみらい会としてさらなる発展を目指すために開催されたのが始まり。現在のような先が見通せない厳しい環境のときこそ真価を発揮するとして、橋本総業および主催店、出展メーカーは例年以上に顧客へのPRを強化しており、今回の中部みらい市に大きな期待を寄せている。
6つのテーマ
【環境・エネルギー】
エネルギー改革の再構築
省エネ(設備)・(断熱)
創エネ・蓄エネ・調エネ
【健康・快適】
高齢者社会への対応
・バリアフリー化
・高齢者住宅
・医療設備
・介護設備
【安心・安全】
災害リスクへの対応
・耐震補強、建替え、防災設備
・水インフラ
・復興需要
【中古・リフォーム】
中古住宅の流通とリフォーム
・中古住宅流通
・水回りリフォーム
・省エネリフォーム
【地域活性化】
地域活性化と自立&バックアップ
・地域活性化(国から地方へ)
・エリア別体制とサポート
【IT活用】
 ネット社会への対応情報は誰でもリアルタイムで入手可能。今やビジネスの三種の神器の活用を紹介。
☆レディースコーナー
 POLAレディーによるハンドマッサージ体験などもできる企画も用意されている(29日土曜日のみ)
 会期中は、女性と子供限定で菓子と飲み物が用意されている。
ライブコンサート開催決定
Antiqu'eドール
初日午後6時より会場内特設ステージ

 今回特別イベントとして、名古屋でモータウンからダンスナンバーまで、50年代,60年代,70年代,80年代の懐かしい曲をはじめ幅広いジャンルの音楽がライブで楽しめる店として有名なAntiqu’eNoel’専属の女性バンド「Antiqu’eドール」によるライブステージが、会場内の商談コーナー内特設ステージで開催される。
 80年代〜90年代の洋楽、邦楽、アニソンと幅広いジャンルをこなす彼女等の迫力の演奏をライブで堪能できる。

TOTO・DAIKEN・YKK AP共同
グリーンリモデルフェア2013で
提案リフォームの良さを実感

 TOTO、DAIKEN、YKK APの3社(以下、TDY)共同による「グリーンリモデルフェア2013」がスタートした。5回目となる今回のテーマは「家がワカると、家がカワる。暮らし快適・新発見」。3社が推進している、快適さと環境配慮を両立するリフォーム「グリーンリモデル」の紹介のなかで、今回新たな取り組みとして、住宅関連メーカー7社とのコラボ展示を行い、省エネ性能や環境性能などがさらにアップした空間を提案している。
TDYと住宅関連メーカー
7社がコラボレーション

 「グリーンリモデルフェア2013」は、4月19、20日の東京会場を皮切りに、名古屋、大阪、福岡の全国四会場で開催。リモデルを検討中のユーザーを中心に、4会場合計で約6万人の来場が見込まれている。
 名古屋は5月17、18日の2日間、ポートメッセなごやで行われ、広い会場を埋め尽くすほどの来場者で賑わった。
 17日のオープニングセレモニーにはTOTOの張本邦雄社長、大建工業の億田正則専務、YKK APの堀秀充社長が出席。
 YKK APの堀社長が挨拶に立ち、グリーンリモデルのコンセプトに賛同した出展協賛企業に感謝の意を表した後、フェアの開催にあたり次のように語った。
 「3社のアライアンスも12年目を迎えます。毎年進化していますが、特にここ数年、本当に進化してきたと実感しています。このグリーンリモデルフェアは4月に東京、本日名古屋、今後大阪、福岡で開催してまいりますが、東京では目標としていた来場者数を大幅に上回り、経済が動いている、新築を含めて関心を持っていただいている、という実感を得ました。当地名古屋は自動車業界が非常に元気で、この名古屋がいよいよ大きく動くであろうとの期待感を持っています。名古屋は日本の製造業の中心地でもありますので、名古屋発で大きな発展を遂げていきたい。名古屋の目標人員は1万人と考えていますが、これを相当上回るのではないかと期待をしています。それと今回、住宅関連メーカー7社、エネルギー関係2社に入っていただきました。我々3社だけでは100%の商材を揃えられませんけれど、7社のメーカーさん、2社のエネルギー企業の方に賛同していただきましたので、これでほぼ95%のリフォーム商材が揃う。非常に頼もしいメンバーが揃いました。それとグリーンリモデルの重要なところとして、施主に納得してリフォームしていただくために診断にも力を入れており、プログラムも充実しています。これも会場で確認していただきたい。ゾーンは、住まいを水回り、リビングといったような部位毎に提案し、安心・安全、若々しさを保つ、住まいをきれいに保つ、などをコンセプトに入れています。これからの高齢化社会に向けて今から備え、今も将来も豊かな暮らし、快適な暮らしをするように備えるというテーマもあります。本日は、リモデルクラブ店の皆様、パートナー店の皆様のお力をいただいて、一人でも多くのお客様にお越しいただくことにより、各社様の業績にぜひ反映させていただきたい。我々も皆様とともに、このフェアを大成功に終えられるように頑張りますので、よろしくお願いいたします」
 リモデルクラブ店を代表して、リビング春日井の小坂隆史社長が「消費税の増税問題は、新築だけではなく、リフォーム業界にも後押しの風が吹いていると感じています。この風を受け止めて、今後につなげていきたい。TDYの3社、協賛メーカー、そして皆様方が力を結集して、動員目標1万人ですが、1万5千人を目指して頑張ってまいりましょう」と挨拶。
 パートナー店を代表して、サンコーの加藤秀司社長が「住まい手、消費者の目線でしっかり提案することが大切と考えています。今日展示していただいている商材を、見ていただいて、触れていただいて、夢を感じていただくことであり、買っていただくことであります。今日、明日の2日間が大成功裏に終わりますことを心より祈念します」と挨拶した。
 協賛会社として、住宅関連メーカーの旭ファイバーグラス、コロナ、サンゲツ、ダイキンHVACソリューション東海、立川ブラインド工業、トーソー、ノーリツの七社と、エネルギー会社の東邦ガス、中部電力の二社が紹介され、代表によるテープカットで開幕した。
 会場の「リモデル提案コーナー」には、TDYと住宅関連メーカー七社の商品を使った提案が実物大で展示され、リフォーム後の空間と効果をイメージできるようになっていた。また、東邦ガス、中部電力も、商品と連携した展示で環境性能などをPRした。
 二日間の来場者数は動員目標の一万人を大きく超え、この地域のリフォームへの関心の高さがうかがえた。
TDY各社の展示
【TOTO】
 環境ビジョン「TOTOグリーンチャレンジ」に基づいた最新の環境配慮商品の他、将来高齢になった時に備えるリフォームの提案、病院や施設等公共施設への提案などを展示。
 節水と快適さを両立させる「水」の技術をはじめとした、独自技術を展示と実演で紹介。
 環境ビジョンの宣伝カー「トイレバイクネオ」も展示。
【DAIKEN】
 DAIKENブースでは、「理想を超えた家づくり」をテーマに、空間展示や体感展示を通して商品の機能や魅力を紹介。
 高齢者が安心して暮らせる住まいのための「おもいやりシリーズ」や、国産木材を活用し、高級感のある空間を演出する「日本の樹シリーズ」など、『くらし』により一層の『価値』を与える商品を紹介。ワンランク上の機能性を備えた商品でのリモデルを提案。
 また、今春発売の室内ドア、収納の新シリーズも展示。
【YKK AP】
 「窓・ドア・エクステリア」のおすすめ商品を詳しく紹介するほか、窓と窓まわり商品のさまざまな組み合わせにより、なるべく電力エネルギーを使わない“エコで快適な暮らし”を、一戸建て住宅のモデル空間を通じて、わかりやすく提案。
 また、窓に関する悩み事の解決方法をイベントを交えながら楽しく提案。

準備力と提案力で信頼を勝ち取る
名古屋営業本部で売上高313億目指す
2013名古屋山善エース会を開催

 山善名古屋営業本部(本部長=森園慎一氏、住所=名古屋市中区栄1-9-16NFビルディング)は5月17日午後2時より、名古屋市中村区の名古屋マリオットアソシアホテルにおいて「2013名古屋山善エース会」を開催した。同社の主力販売店である会員百四社と、第二部の講演会からはメーカーでつくる顧問会の幹事会社22社も出席した。
 第1部総会の開会にあたり、森園山善上席執行役員名古屋営業本部長は挨拶で、エース会出席に対してお礼を述べた後、名古屋営業本部の現況について「第67期(2013年3月期)の名古屋営業本部の実績は、285億円の計画に対して、283億円と残念ながら2億円の未達成に終わりました。前年対比で106%の実績となり、機械事業部が109%、機工事業部が106%という結果になりました。このエース会会員の皆様方のウエイトは69.4%となり、前年に比べて1ポイントアップしました。今期(第68期)の名古屋営業本部の計画は、前年比約10%アップの313億円に挑戦をしていきます。今期から新3か年計画『Amazing Act 2015(A.A.15)』をスタート。名古屋営業本部の基本方針は、『準備力と提案力でお取引先の信頼を勝ち取ろう!』としました。より一層の選択と集中を図り、存在感のある営業本部として構築を図ってまいります。会員の皆様のより一層のご支援とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます」と述べた。
 また森園本部長は、現在建築中の新社屋が今年の10月初め頃には完成予定であることも併せて報告した。
 次いで名古屋山善エース会会員を代表して、時津氏(新栄商會会長)が「アベノミクスで進んだ円安の影響で製造業の六一%が『経営が改善』したということです。名古屋証券取引所に上場している企業148社の中で概ね七割強の企業が、今期(2014年3月期)大幅に改善、もしくは改善する予想と、今日載っていました。また5月8日でしょうか、トヨタ自動車の豊田社長が会見されて、前期(2013年3月期)の営業利益が1兆3,208億円、そして今期には1兆8,000億円の営業利益を出すという予想を発表しておられました。我々を取り巻く実体経済とは大変かけ離れていますが、先行き明るさと希望が持てるということで、大変心強く私は思っています。山善さんにおかれましては、新中期3か年計画として、生産財部門、消費財部門、海外拠点を担う国際事業部門の3つの事業部門で2016年3月期には売上高4,500億円、経常利益150億円を目指すと新聞に載っていました。特にこの中で私が注目したのが、機工事業部のある生産財部門です。皆さんとも顔見知りでいろいろお世話になりました、中田副社長が舵取りをなさるということです。私も大変心強く思っています。そして先ほど本部長さんからご案内がありました、名古屋営業本部の今期の目標313億円です。今年度の名古屋山善エース会の会員117社で売上に対するシェアが概ね7割あります。ざっと220億円です。名古屋山善エース会で220億円をやれば、目標の売上313億円の達成ができるということです。これをエース会で全うできるように、私も一生懸命頑張っていきたいと思っています」と挨拶した。
さらなるイノベーションに挑む新中期経営計画「A.A.15」
 続いて吉居山善社長が挨拶に立ち、平素の山善への愛顧に対し感謝の気持ちを伝えた後、同社の第67期(2013年3月期)の決算概要と新中期経営計画、第68期(2014年3月期)の取り組みなどについて話した。
 【第67期連結業績】
 第67期は、欧州の経済情勢や反日デモなどの影響もあり、一進一退の厳しい状況であった。中期経営計画「VISTA―3S」の最終年度であったが、残念ながら下方修正を余儀なくされ、それでもハイレベルな目標、売上高3680億円、経常利益100億円に挑戦した。
 その結果、連結売上高は3,703億3,800万円(前年比0.7%減)となり減収となった。
 利益面においても、連結営業利益が97億5,600万円(同7.3%減)、連結経常利益が103億5,100万円(同7.2減)で減益となったが、連結当期純利益は特別要因が減少したため62億4,900万円(同26.7%増)となり増益となった。
 【新中期経営計画につて】
 新中期経営計画「A.A.15(ダブルエーイチゴー)」は、イノベーションの完結編として、次世代に向けた付加価値や体制を担保する取り組みを完遂し、ステークホルダーに“驚きや感動”を与えながら、持続的な成長力をもつ企業への飛躍を図ることを目指す。
 「15」のアクションとして、次の重点投資項目を掲げている。
 [付加価値力 V]@OtoO〜長期的な取引基盤となる商品データベースの拡充Aグリーンボールプロジェクト=環境ビジネスの発展Bターンキー&ブリッジ=国内外ビジネスの連携充実
 [感動力 I]C人材教育=次世代&海外マネージャーの育成Dワークスタイル改革E株主還元方針=連結配当性向30%目処に取り組み
 [専門力 S]F中華圏統合システムの構築G海外デジタル化構想=機工商品販売&eビジネス展開Hシェアアップ=市場におけるポジショニング向上
 [技術力 T]Iスキルの高い海外エンジニアの育成Jシステム・インテグレーターの拡充K有資格者の充実、途中入社人材の活用
 [変化適応力 A]L物流イノベーション=資産圧縮と関連費用の変動費化Mチェンジ・オブ・ジェネレーション=次世代への取り組みN販売ルートの多様性確保(新規開拓)
 最終年度(2016年3月期)に売上高4,500億円、営業利益145億円、経常利益150億円を目指す。
 【今期の見通し】
 事業環境の改善を背景に、年間で増収増益を目指す。
 具体的には、連結売上高3,850億円、連結営業利益100億円、連結経常利益105億円、連結当期純利益63億円を計画している。
 最後に吉居社長は「エース会のメンバーと相互発展を目指してまいりたい」と述べ、挨拶を締めくくった。
 このあと部門長の紹介があり、以上で総会を終了した。
 第2部の講演会では、経営コンサルタントの小宮一慶氏(小宮コンサルタンツ代表)が「〜今こそ経営の基本を徹底せよ!!〜どんな時代もサバイバルする会社の『社長力』」と題して講演した。
 第3部は懇親会が開かれ、中田山善副社長の開宴挨拶に続いて、佐野氏(佐野社長)の乾杯の発声で懇談の場となった。
 和やかに情報交換などをし、大津氏(大津屋社長)の中締め、川端山善名古屋営業本部副本部長の閉宴の挨拶で終了した。

横送り高剛性溝入れ工具
『Easy Cut』(イージーカット)
タンガロイ 段取り時間を短縮

 タンガロイ(社長=上原好人氏、本社=福島県いわき市好間工業団地11-1)は、1コーナ溝入れシリーズ『EasyCut』(イージーカット)を6月3日より全国で発売を開始した。『EasyCut』は、インサートの着脱に時間を要さない新セルフクランプを採用。段取り時間を短縮し、大幅な生産性向上を実現した。押え金がなく、切りくず排出性に優れ、深溝入れ加工にも最適だ。
 ETXチップブレーカは、外径・内径溝入れ、端面溝入れ、突切り加工を一つのインサートで適用できるため、工具集約に大きな効果を発揮する。独自の差し込み式セルフクランプ方式により、従来よりもインサートのクランプ剛性が高く、横送り加工を可能にした。
 高剛性クランプの効果により、振動などの不安定要素を抑制し、長寿命を提供する。標準価格はインサート二形、1,554円と1,680円。ホルダ48形、1万6,590円〜2万7,510円(価格はすべて税込)。販売は初年度に1億円を見込んでいる。

小中型部品に強さを発揮
「X4」を新発表
セコ・ツールズ・ジャパン 突っ切り・溝加工用工具

 総合切削工具メーカーSeco Tools AB(本社=スウェーデン)の日本法人セコ・ツールズ・ジャパン(社長=松田剛一氏、日本本社=東京都大田区南蒲田2-16-1)は、5月、小型部品の突っ切り加工および溝加工の為の複数刃接線工具「X4」を新発表した。チップは切削幅が0.5mm〜3.0mmを用意。突っ切り加工での被削材の消耗を最小限に抑え、複雑な小型・中型部品を正確に、溝加工や倣い加工できる。また接線方向のチップ本体により性能も更に向上。高い耐久性、安定性、生産性を実現した。柔軟性を高めるため、どのX4チップシートでも全種類のX4チップに対応。工具在庫の削減を可能にした。切れ刃の幅によって異なるが工具の最大切込み深さは2.6〜6.5mm。最大直径5.2〜13mmのバーの突っ切り加工ができる。X4チップはオプションとして勝手なし、右勝手、左勝手がある。一般に使用されるさまざまな被削材種に適したX4には、チップ材種としてCP500とCP600が使用されているが、CP600が最も一般的な用途に適した靱性と耐摩耗性を兼ね備えているのに対し、CP500は更に高い耐摩耗性を備え、過酷な用途に適している。
 X4の性能をさらに高める為に、MCチップブレーカ形状のチップを使用。この汎用形状により、さまざまな被削材でコンマ形状や時計ばね形状の切り屑が形成される。また、まっすぐな刃先を使用するため、溝の底面は常に平面になる。すべての工具ホルダに独自のJetstream Tooling Duo技術を採用し、生産性の向上、長い工具寿命、切り屑処理の改善を実現。Jetstream Tooling Duoは、2つの吐出口から切削領域および熱領域の適切な場所にクーラントを供給することで、効率的な冷却、切り屑処理の改善、部品の品質向上に貢献する。シャンクサイズがメートル寸法で2020と2525(インチ寸法で0.63、0.75、1.00)、Seco-CaptoはC4、C5、C6になる予定。

三菱マテリアル新製品
高送り加工用ラジアスカッタAJXシリーズに
PVDコーテッド超硬材種
「MP6120」を追加

 三菱マテリアルツールズ(社長=滝沢俊夫氏、本社=東京都墨田区横網1-6-1)は、三菱マテリアルが開発、製造する“高送り加工用ラジアスカッタ”AJXシリーズ用インサート「FTブレーカ」と「JMブレーカ」にPVDコーテッド超硬材種「MP6120」を追加、販売を開始した。
 “高送り加工用ラジアスカッタ”AJXシリーズは、金型加工において高送りによる高能率加工ができるカッタとして、好評を得ている。今回、AJXシリーズ用インサート「FTブレーカ」と「JMブレーカ」に鋼転削加工用に最適化したPVDコーテッド超硬材種「MP6120」を追加。被削材特化型の材種追加により、鋼加工においてより長寿命を実現する。
 【PVDコーテッド超硬材種「MP6120」の主な特長】
 @耐摩耗性・耐熱性・耐溶着性に優れるAl-Ti-Cr-N系積層コーティングを採用。鋼転削加工において従来品と比較して1.5倍の長寿命を実現。
 A新PVDコーティング技術TOUGH-Σ Technologyの適用により、転削加工時に起こりがちな熱亀裂の進展を抑制し、かつ耐欠損性を大幅に向上。
 追加されたインサートは10型番で、標準価格は690円〜2,310円。代表的な型番として、JDMW120420ZDSR-FT(MP6120)が1,160円(税込み1,218円)、JDMT140520ZDSR-JM(MP6120)が1,330円(税込み1,397円)となっている。
汎用正面削りカッタASX445シリーズに
PVDコーテッド超硬材種
「MP6120」「MP9120」を追加

 三菱マテリアルツールズは、三菱マテリアルが開発、製造する刃先交換式の“汎用正面削りカッタ”ASX445シリーズ用インサート「JMブレーカ」にPVDコーテッド超硬材種「MP6120」と「MP9120」を追加、販売を開始した。
 “汎用正面削りカッタ”ASX445シリーズは、使い勝手の良い一般切削用カッタとして、好評を得ている。今回、ASX445シリーズ用インサート「JMブレーカ」に鋼転削加工用に最適化したPVDコーテッド超硬材種「MP6120」と耐熱合金・チタン合金などの難削材転削加工用に最適化したPVDコーテッド超硬材種「MP9120」を追加。被削材最適化型の材種追加によりそれぞれの被削材において安定した加工を実現する。
 【PVDコーテッド超硬材種「MP6120」の主な特長】
 @耐摩耗性・耐熱性・耐溶着性に優れるAl-Ti-Cr-N系積層コーティングを採用。鋼転削加工において従来品と比較して1.5倍の長寿命を実現。
 A新PVDコーティング技術TOUGH-Σ Technologyの適用により、転削加工時に起こりがちな熱亀裂の進展を抑制し、かつ耐欠損性を大幅に向上。
 【PVDコーテッド超硬材種「MP9120」の主な特長】
 @耐摩耗性・耐熱性・耐溶着性に優れるAl-Ti―Cr-N系積層コーティングを採用。耐熱合金・チタン合金などの難削材転削加工において従来品と比較して1.5倍の長寿命を実現。
 A新PVDコーティング技術TOUGH-Σ Technologyの適用により、転削加工時に起こりがちな熱亀裂の進展を抑制し、かつ耐欠損性を大幅に向上。
 追加されたのは、インサートSEMT13T3AGSN-JM(MP6120)とSEMT13T3AGSN-JM(MP9120)の2型番。標準価格はいずれも970円(税込み1,019円)となっている。
汎用肩削りカッタASX400シリーズに
PVDコーテッド超硬材種
「MP6120」「MP9120」を追加

 三菱マテリアルツールズは、三菱マテリアルが開発、製造する“汎用肩削りカッタ”ASX400シリーズ用インサート「JMブレーカ」にPVDコーテッド超硬材種「MP6120」と「MP9120」を追加、販売を開始した。
 “汎用肩削りカッタ”ASX400シリーズは、使い勝手の良い一般切削用カッタとして、好評を得ている。今回、ASX400シリーズ用インサート「JMブレーカ」に鋼転削加工用に最適化したPVDコーテッド超硬材種「MP6120」と耐熱合金・チタン合金などの難削材転削加工用に最適化したPVDコーテッド超硬材種「MP9120」を追加。被削材最適化型の材種追加によりそれぞれの被削材において安定した加工を実現する。
 【PVDコーテッド超硬材種「MP6120」の主な特長】
 @耐摩耗性・耐熱性・耐溶着性に優れるAl-Ti-Cr-N系積層コーティングを採用。鋼転削加工において従来品と比較して1.5倍の長寿命を実現。
 A新PVDコーティング技術TOUGH-Σ Technologyの適用により、転削加工時に起こりがちな熱亀裂の進展を抑制し、かつ耐欠損性を大幅に向上。
 【PVDコーテッド超硬材種「MP9120」の主な特長】
 @耐摩耗性・耐熱性・耐溶着性に優れるAl-Ti-Cr-N系積層コーティングを採用。耐熱合金・チタン合金などの難削材転削加工において従来品と比較して1.5倍の長寿命を実現。
 A新PVDコーティング技術TOUGH-Σ Technologyの適用により、転削加工時に起こりがちな熱亀裂の進展を抑制し、かつ耐欠損性を大幅に向上。
 追加されたのはインサートSOMT12T308PEER-JM(MP6120)とSOMT12T308PEER-JM(MP9120)の2型番で、標準価格はいずれも970円(税込み1,019円)となっている。

世界初出展 最新鋭機械など展示
イノベーションデー2013
森精機 盛況のうちに閉会

 森精機製作所(社長=森雅彦氏、本社=名古屋市中村区名駅2-35-16)は、5月23日〜25日の3日間、森精機伊賀事業所にてイノベーションデー2013を開催。5,000名を上回る来場者があった。
 会場では世界初出展となるMAX3000とNZX-S2500を含む64台の最新鋭の工作機械を展示。自動車、航空機、建設機械、医療機器、金型、エネルギー産業などあらゆる業種の最新加工事例を紹介した。中でも、量産加工用マシニングセンタMAX3000は、クラス最高の早送り速度と剛性の高さで注目を集め、多くの来場者が足を止めていた。また、30番テーパマシニングセンタコーナーでは、MILLTAP 700を20台並べて展示。治具の搭載事例やロボットシステムの導入事例など生産効率を大幅にアップするさまざまなアプリケーションを紹介し、来場者から多くの受注があった。
 DMGの5軸マシニングセンタ10台を含む計16台の5軸、複合加工機では、工程集約に加えて、多面治具や先端加工技術を用いた高効率五軸、複合加工など、デモ加工を通じて生産性向上に貢献するソリューションを展示。
 また、期間中毎日開催した自動化、自動車、医療、航空機、金型の産業別に特化したセミナーや、1年を通して室温変化を±0.5℃以内に保つ徹底した温度管理を実践している最新鋭の伊賀ベッド・コラム精密加工工場、新たにDMGの5軸複合加工機DMU50の生産を開始する第2組立工場の見学会も実施。来場者から高い関心を集めた。

次世代を支えるプレミアムマシン
「X class」
受注累計5000台突破

 森精機製作所は、2013年4月で次世代マシン「X class」の累計受注台数が5,000台に達成したと発表した。X classは、高い販売実績を誇るベストセラー、Nシリーズをさらに進化させ誕生。このシリーズに対する数千件の顧客からの要望を機械に反映させ、高精度・高品質・高信頼性を実現した。2010年9月にシリーズ第一弾として高剛性・高精度CNC旋盤NLX2500を市場に投入して以来、高速・高精度へのニーズは高く、機種バリエーションを拡大。全軸摺動面案内を採用した高剛性の立形マシニングセンタNVXシリーズ、ダイレクトスケールフィードバックを標準装備し高精度な横形マシニングセンタNHXシリーズ、高精度な完品加工を実現するコンパクト複合加工機NTXシリーズ、最大三刃物台を搭載し、高効率加工を実現する4軸複合加工機NZXシリーズを揃え、あらゆるニーズに対応している。今年から、加工に最適な仕様をオプションパッケージとして用意。主軸、切りくず処理、クーラント、高精度、計測、ロボットシステムなど豊富なパッケージが揃い、スピーディーかつ効率的に必要なオプションを選ぶことが可能だ。シリーズ発売以来、受注台数は年々増加。2012年度は自動車、航空機、宇宙産業向けを中心に、年間2,361台を受注。X classの信頼性の高さの表れと森精機はみている。