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2013年(平成25年)3月
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2013年3月3・10(日) 24832484
愛知大会の概要了承を報告
25年度通常総会は5月28日
愛機工 2月理事会を開催

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機社長)は、2月5日午後4時より東京第一ホテル錦において、理事・役員31名が出席して2月理事会を開催した。理事会では、社員戦力化事業や人材開発委員会の報告が行われたほか、全機工連愛知大会、メカトロテックジャパン2013(MECT2013)、平成25年度通常総会などについても審議された。
 冒頭、伊藤理事長より挨拶があり、続いて各議案の審議に入った。
 第1号議案=会員の増強活動の件は、三河支部の組合員1社より脱退届が提出されたのを受け、大久保支部長(大久保商事会長)が同社を訪問し慰留に努めたが会社都合とのことで断念した経緯が事務局より報告され、脱退が承認された。
 第2号議案=新年会報告は、長村北支部長(長村商店社長)より、1月10日にANAクラウンプラザホテル・グランコート名古屋で開催し、出席379名(来賓10名、組合員105社・197名、賛助会員71社・165名、報道5名、事務局2名)と報告された。また併せて収支報告があり、承認された。
 次回は、中南支部が幹事となり、2014年1月9日、ANAクラウンプラザホテル・グランコート名古屋での開催を予定。
 第3号議案=社員戦力化事業については、林経対部長(広島商事社長)より報告された。
 ▼経営者・管理者セミナーが12月4日に東京第一ホテル錦で行われ、36名が受講した。テーマ「業界のM&Aの現状」、講師は秋元厚輔氏(名南経営)。▼管理職社員研修が12月7日に名古屋市工業研究所で行われ、30名が受講した。テーマ「営業管理者のマネジメント力を強化する!」、講師は宇井克己氏。
 今後の予定として、▼幹部社員研修が2月26日に名古屋市工業研究所で「営業管理者・幹部社員のためのビジネス数字」をテーマに行われる。講師は林経対部長。受講申込み32名(1月31日現在)。▼工場見学会は、訪問先を森精機製作所(伊賀)とし、日程や実施要項などを先方と調整中。
 調査事業として、雇用環境に関わるアンケートおよびヒアリングを実施中。内容は高齢者の雇用、残業時間、育児休暇、教育の現状等。アンケートは全組合員を対象とし、ヒアリングは10社程度に絞って実施する。調査は報告書にまとめ組合員に配布する。
 第4号議案=人材開発委員会については、水谷委員長(組合副理事長・ミズタニ機販社長)より報告された。委員会の取り組みについて全機工連・常任理事会にて状況を報告した。また、全機工連三事業(IT・情報、調査・広報、人材育成)においては中部ブロック会議にて課題等を議論する。併せて経営者、管理者を対象にした人材育成に関わるセミナーを開催する。昨年10月から募集を開始した名南ビジネスカレッジ(各種セミナー)は、これまで12社・約50名の申し込みがあったと報告された。
 第5号議案=MECT2013については、高田実行委員長(組合副理事長・井高社長)より、出展の受付状況が報告された。組合関係の受付状況は、2月1日現在で54社・171小間となっており、順調に推移している。景況の雰囲気は明るい兆しがあるものの、実態は依然として厳しく予断を許さないとし、各理事に対し、取引先メーカー、卸商社への協力を引き続き要請するよう呼び掛けられた。実行委員会は3月初旬に開催を予定しており、今展の小間数が把握できる見込み。MECT出展者説明会を6月14日、ポートメッセなごやにて開催する。
 第6号議案=2013年全機工連愛知大会および全機工連常任理事会については、伊藤理事長より、愛知大会の概要を常任理事会で発表し了承されたと報告された。大会日程は2013年10月22日、テーマは「機械工具商業界の将来を考える」。要項は@大会式典A基調講演BパネルディスカッションC懇親会で構成し、配布資料として全機工連・委員会(IT・情報、調査・広報、人材開発)の報告書、海外進出企業の現状および課題と関係業界の海外展開における現状調査の報告書、組合員の雇用環境に関わる実態調査など。
 今後は、項目ごとに詳細を具体化し開会までのスケジュールをまとめる。当面は、海外進出企業の討論会を2月7日に開催する。また、2月19日、講師を依頼しているアスクル社の岩田社長を伊藤理事長と林経対部長が訪ね、講演内容を打ち合わせる。パネルディスカッションは、林経対部長がコーディネーターに就き、今後の機械工具業界について議論する。パネリストは、遠州機工会の前嶋孝之氏(前島商会)、三重組合の水野隆次氏(共栄商会)と岐阜組合(予定)、愛知組合から若手経営者若干名を予定している、と報告された。
 第7号議案=中部ブロック会議については、高田ブロック長(組合副理事長・井高社長)より説明された。遠州機工会が担当して、3月4日に名古屋逓信会館で開催される。午後3時開始(受付午後2時30分より)。第一部は、全機工連・三事業の報告と同事業への提言等、全機工連・田中会長を交え各組合代表が議論する。第2部では、中部ブロックが担当する人材育成について、名南経営の山田亮太氏を講師に迎へ経営者・管理者を対象にしたセミナーを開催する。テーマは“近頃の若手”社員を育成するためのポイント。第3部は、恒例の懇親会。
 第8号議案=第73回親善野球大会開催要項については、長村厚生部長(長村商店社長)より発表された。第73回親善野球大会を4月6日、一宮総合運動場野球場において開会する。会期は4月から9月を予定し、主会場は一宮総合運動場となるが、草井球場、江南市営グランドも併用してスムーズな進行を図る。キャプテン会議を3月19日に東別院会館で開催する。なお、開幕日は開会式を執り行う。
 第9号議案=平成25年度通常総会については、服部総務部長(伊吹産業社長)より、5月28日午後4時30分からホテル名古屋ガーデンパレスにて開催すると伝えられた。続いて、森田会計理事(モリタ社長)より24年度仮決算報告が行われた。
 総会の議長および司会者について、議長は総務部会で選任し、司会は総務部理事が務めることとした。事務局より各部会に対し25年度予算申請書の提出が、各支部へは24年度収支決算書の提出が依頼された。
 第10号議案=部会報告。【総務部】通常総会の滞りのない進行に万全を期す。【情報部】組合報冬号を2月に発送する。1月度景況調査を報告。【経対部】25年度事業で新入社員研修を継続して実施する。日程(予定)は、4月8日、9日の2日間、講師は名南経営に依頼する。TEスクール等、年間の事業計画は次回理事会にて発表する。【事業部】MECT展の出展者勧誘事業に注力する。自動車リース取次事業については、パンフレット(案内)を組合員に配布し勧誘活動を開始する。【青年部】2月2日に吉本新喜劇観劇会を滞りなく実施したが、今回は申し込みが多くキャンセル待ちの状態となった。参加120名。3月2日に他産業視察を行う。【厚生部】2月に部会を開き、野球大会の運営等、次年度事業について打ち合わせる。
 第11号議案=訃報。 第12号議案=25年度理事会日程については、事務局より案が示され、承認された。次回理事会は4月18日。

5月16日に第43回通常総会
連合会のアンケートを審議
静岡県管工機材商組合 2月度定例理事会

 静岡県管工機材商組合(理事長=村松孝一氏・村松商店社長)は、2月1日午後3時より静岡駅北のマイホテル竜宮において「2月度理事会」を開催した。
 理事会では、新年賀詞交歓会の報告や、総会日程、全国管工機材商業連合会のアンケートについて審議した。審議された議案は次の通り。
▽第1号議案=新年賀詞交歓会の報告。
・1月16日に、今回は会場を変更してグランディエールブケトーカイで開催した。正会員はじめ来賓、賛助会員ら200余名と過去最高の出席者で盛り上がり、新春を祝った。会場について、天井が高く雰囲気がいいなど、出席者からの評判がよかった。2014年は1月16日を予定。
▽第2号議案=第43回通常総会について。
 5月16日に静岡グランドホテル中島屋において開催する。翌日は恒例のゴルフ大会を富嶽カントリーで開催する。
▽第3号議案=連合会からのアンケートの件。
@法人化について
・全国管工機材商業連合会(以下、連合会)を法人化することについて、賛成か反対の審議が行われた。静岡組合として、連合会が法人化することには賛成。現在任意団体である静岡組合は、法人化するメリットがないので、法人化しないという意見で一致した。
 理由として「経費・事務負担が増加する」「今のままでいい」が多数を占めた。法人化すると国の助成金を得やすくなることから、過去にも審議されたがあるが、メリットよりデメリットが多いとして、現在も任意団体として運営している。
A連合会50周年式典での経済産業省関連表彰推薦について。
・経済産業大臣表彰基準に基づき、村松孝一理事長を推薦。
・経済産業省製造産業局長表彰基準に基づき、大河隆理事(大河機材会長)を推薦。
B青年部の全国組織化について。
・連合会では、東京・大阪・愛知・岐阜・埼玉の5組合で約120名位の青年部会員があることから、「青年部の全国化」の提案をしている。静岡組合では、青年部の必要性を感じていないため、青年部はない。今後も必要ではないと考えている。よって全国組織化についても必要ではないと考える。「人が揃わない」「部会で集まることも移動が大変」の意見が出された。
▽第4号議案=秋の研修旅行は11月20日〜23日を予定。
 その他情報交換会では、最近の株高により、値を戻しつつある業界銘柄が話題となった。また某メーカー製品値上げについても話された。

アイル 3/14 
基幹システムの無料個別相談会

 システムソリューションプロバイダのアイル(社長=岩本哲夫氏・本社=大阪市北区・東京都港区、証券コード3854)は、3月14日にアイル名古屋支店で、製造業・加工業に多くの導入実績を持つ基幹システム「アラジンオフィス」の個別相談会を開催する。   
 業務基幹パッケージシステム「アラジンオフィス」は、アイルが開発、販売、サポートする中堅・中小企業向けのシステム。機械金属・工具業界などに多くの導入実績がある。今回、基幹システムの個別相談会を開催する。デモンストレーションを交えてシステムを紹介するほか、各企業の業態に適した事例を紹介する。また「アラジンオフィス」と連携が可能な、業務効率や売上の向上を支援するweb受注システムも紹介が可能。
 参加は無料。申込みは、0120-356-932まで。
【開催概要】
・開催日=2013年3月14日
・開催時間=@午前10時30分〜12時A午後1時30分〜3時B午後3時30分〜5時
・開催場所=アイル名古屋支店(名古屋市中区錦3-5-31)
【会社概要】社員数347名(連結)2012年7月末時点、売上高46億20百万(連結)2012年7月期実績

組合結成から52年目を迎える
ポンプと蛇(年)にちなみよい年に
名古屋ポンプ工業組合 平成25年交歓会を開催

 名古屋ポンプ工業組合(代表理事=竹田隆一氏・中京製作所社長)の平成25年交歓会が、2月8日の午後6時30分より、中区新栄の木曽路瓦町店で開催された。
 正会員・賛助会員合わせて、31名が出席する中、司会を浅野洋吉交歓会幹事(浅野製作所社長)が務めた。
 冒頭挨拶に立ち、竹田代表理事は、「ポンプ工業組合が結成され52年目に入ります。私が中学生の頃から、父親が組合の主体事業でもある会員同士の親睦の場を楽しみにして出掛けていったのをよく覚えております」と話した。
 そして今年の干支である“蛇年と商売にまつわる話”として、「『旧約聖書』の中で蛇は大変ずるがしこいものとして描かれている」と述べ、その内容を紹介。「年明けから詐欺事件のニュースも度々あり、今年はずるがしこい商売が増えてくるのではないかと心配している」と話した。また、ポンプと蛇はつながりがあるとして、蛇口と言われる語源を紹介。「ポンプにつながれた配管は折れて曲がってその先に蛇口があり、今年は商いも『折れて曲がって』(儲ける意)儲けていただければと思います」と結んだ。
 続いて賛助会員を代表して荏原製作所の中川孝司中部支店長が祝辞を述べた。中川中部支店長は、「今年の各賀詞交歓会では景気回復に期待する明るい話が多く、まだ結果は出ておりませんが、マインドも大事であると思います。先日トヨタさんの単体黒字のニュースがありました。波及効果が出てくるのを期待し、情報交換しながら、会員同士切磋琢磨して頑張って参りたい」と話した。
 続いて、乾杯の音頭を川本製作所の吉田臣寛名古屋支店支店長が務めて開宴した。和やかな雰囲気で歓談が進む中、中締めをマルティーポンプコンサルタントの徳美文吾社長が務めて散会した。
 名古屋ポンプ工業組合は、昭和36年に、市内の手押しポンプを製造する会社が「名古屋ポンプ工業協同組合」を結成。部材の共同仕入れを行い、名古屋が地場産業となり、手押しポンプの全国普及に貢献した。平成17年に任意組合となり、現在老舗の正会員8社は、メーカー、セットアップメーカー、問屋と業態の変化により様々であるが、社名に「製作所」とつく企業が多いのも特徴。

“発見・発想の力こぶ”
第36回岐阜どてらい市
岐阜産業会館で9日・10日

 工作機械・産業機器・機械工具・特選品フェアの総合展示会「2013(第36回)岐阜どてらい市」が3月9日、10日の2日間、岐阜市六条南の岐阜産業会館で開催される。山善名古屋営業本部(営業本部長=森園慎一氏)では、2013年の弾みをつける意味でも、この地域で今年最初の開催となる岐阜どてらい市に期待を寄せている。
 業界を取り巻く環境は厳しい状況が続くが、昨年末の政権交代からアベノミクスへの期待感もあり明るい兆しが見え出してきており、主催店はこのチャンスを最大限に生かし、専門商社としての機能を十分に発揮できる場としてこのどてらい市に臨む。出品メーカーは今回も注目の新製品を数々ラインナップし、時代のニーズに応える環境から省力化・省人化機器に至るまで一堂に展示する。
 機械事業部の部門テーマは『JUST!その時の最適をその目でつくります』。岐阜地区は、自動車、航空機はじめ様々な産業、業種がそろい、ニーズも様々。納期対応、人材確保、省スペース、コストダウン、内製化、環境対応、増産対応に最適な製品技術を提案する。
 機工事業部の部門テーマは『価値あるツールがここに!〜環境・安全・品質〜』。製造業のあらゆる場面で求められる「環境」「省エネ」「エコ」に貢献する商品の充実、電力不足に対応した節電商品・省エネ設備の拡充、災害・緊急事態発生時に対応する「BCP(事業継続計画)」対策商品の提案などを行う。
 会期中はご来場景品、お買上げ特典、対象商品お買上げプレゼントセール、お子様企画、屋台村など盛りだくさんの催しも用意されている。
【主な出品メーカー】
 ◆機工関連
《メカトロ機器》THK、TAIYO、ダイアディックシステムズ、ファナック
《環境対策機器》赤松電機製作所、明治機械製作所、フルタ電機、有光工業、アマノ、DAITO、昭和電機、フクハラ
《産業機器》明治機械製作所、三井精機工業、北越工業、ダイヘン溶接メカトロシステム、マイト工業、デンヨー、大阪ジャッキ製作所、NIVAC、鶴見製作所、寺田ポンプ製作所、タケダ機械、ダイキ、エクセン、ケミカル山本、大東精機、コイデ、エスティジェイ、ラクソー、うき、フコク、太洋、宮川工業
《マテハン機器》オークラ輸送機、サンキテック、をくだ屋技研、象印チェンブロック、ダイフク、花岡車輌、二葉製作所、富士製作所、ワンウィル、三甲
《季節商品》ダイキン工業
《工具関連》
オーエスジー、三菱マテリアルツールズ、日立ツール、住友電気工業、聖和精機、日研工作所、サンドビック、カトウ工機、ミツトヨ、日本オートマチックマシン、津田駒工業、ナベヤ、イズミコーポレーション、nji、北川鉄工所、ユキワ精工、カネテック、やまびこ産業機械、ムラキ、育良精機、亀倉精機、MSTコーポレーション、日本ニューマチック工業、ベッセル、高速電機、ボッシュ、パナソニック電工、ロブテックス、MCCコーポレーション、日本精密機械工作、日本電産テクノモータホールディングス、オグラ、クレトイシ、レヂトン、モトユキ、フナソー、タクト、柳瀬、オーエッチ工業、イーグルクランプ、田村総業、前田金属工業、マサダ製作所、エンジニア、ピカコーポレイション、長谷川工業、スーパーツール、ハタヤリミテッド、淀川電機製作所、ケルヒャージャパン、静岡製機、マックス、タイホーコーザイ、前田シェルサービス、ミツワ東海、旭エンジニアリング、田中インポートグループ、日本製紙クレシア、鈴木油脂工業、日新被服、濱田プレス工藝、ビック・ツール、美濃工業、サカイマシンツール、ホーセイ、コスモキカイ、大同興業、日東工器
 ◆機械関連
《NC旋盤》オークマ、瀧澤鉄工所
《マシニングセンタ》森精機製作所、大阪機工、三井精機工業、ヤマザキマザック、ジェイテクト、オークマ
《レーザー加工機》渋谷工業
《放電加工機》ファナック
《NCフライス盤》山崎技研、静岡鐵工所
《CNC研削盤》ナガセインテグレックス
《CNCドリル・タッピングセンター》ファナック、ブラザー工業
《測定器》東京精密
《CAD/CAM》キャムタス、ジェービーエム、タクテックス
《その他》住谷製作所、マシンソル、フジ産業
 そのほか、ライフ関連の一流メーカーが出品する。
(出品メーカーはどてらい市共通資料から引用、会場により一部変更される場合がある。)

吉本満喫!! バスツアー開催
愛機工青年部 社員・家族ら120名が参加

 愛知県機械工具商業協同組合の青年部(部長=森庸一氏・森哲社長)は2月2日、レクリエーション企画(厚生幹事長=蒲貴雄氏・岡谷機販、レク担当幹事=荒木直哉氏・NaITO)として、「大阪幸せ満載の旅!!爆笑!吉本新喜劇 体験・満喫ツアー」を開催し、組合員の社員、家族、友人ら120名が参加して親睦を深めた。
 青年部では毎年この時期に社員や家族のコミュニケーションを図る場としてバスツアーを企画し、好評を得ている。今回は例年より定員を増やして大型貸切バス3台を予約したところ、当初申込みが少なく懸念されたが、最終的には定員いっぱいとなりキャンセル待ちも出たほどだった。
 当日、出発時の天候はあいにくの雨だったが、大阪に入ると快晴に。目的地の「なんばグランド花月(NGK)」到着後は、バス毎に記念撮影をした後、開演の12時45分まで一時間ほど活気あふれる大阪の街を自由散策した。
 開演15分前には全員が劇場に再集合し、弁当を食べながら観劇。中田カウス・ボタン、今いくよ・くるよ、ロザン、テンダラーなど若手から大御所の漫才と新喜劇を楽しんだ。
 九州フェア開催中で、新喜劇は福岡・筑後を舞台にしたストーリー。劇の終盤、サプライズとして福岡県の小川知事と博多華丸・大吉が登場すると、客席から大きな歓声が上がった。
 参加者は、大いに笑って日頃の疲れを癒し、明日からの活力とした。

環境に優しくコスト削減
鉛バッテリー再生サービス提案
大戸エコ事業部 リーディング産業展みえ2013出展
 配管資材・住宅設備機器、鋼材専門商社大戸(社長=大戸純夫氏・本社=三重県松阪市高須町)のエコ事業部では、2月13・14日に四日市ドームで開催された「リーディング産業展みえ2013」に出展し、「鉛バッテリー再生サービス」の提案を行った。
 出展ブースでは、「今、使えるバッテリーはまだまだ使えます」というテーマで、電動フォークリフトや電動カートなどの鉛バッテリーを再生し、長寿命化するサービスを紹介。
 来場者から「工場内の電動フォークリフトのバッテリーが弱ってきて稼働時間が短くなってきた」、「力が弱くなってきたので交換を検討している」という相談が数多く寄せられ、建設業、運送業、造船業、グレーチング製品製造業、精密機械製造業、化粧品製造業など広範囲の企業の担当者が相談に訪れた。
 期間中、エコ事業部では、「鉛バッテリーを再生することによって大幅なコスト削減が見込め、環境にも良い」という好反響を得て、10社近くの企業から鉛バッテリーの診断の依頼を受けた。
 同社によると、国内では、年間約四千万個のバッテリーが産業廃棄物として廃棄されている。廃棄バッテリーのうちリサイクルできるものは、電極板とわずかな部品だけで、解体処理も複雑でコストもかかるので、不法投棄も後を絶たない。性能が低下したバッテリーはお客様の費用負担により適正に処理されることが廃棄物処理法で定められている。
 バッテリーが壊れた?と思われているが、その90%は通常使用中にできるサルフェーション(電極板に結晶性硫酸鉛が蓄積)が原因。
 サルフェーションとは人間の体に置き換えると血管中に中性脂肪が溜って動脈硬化を引き起こして、血液がスムーズに流れない状態であるという。
 鉛バッテリー再生剤「バイオセル-G」は主なバッテリー劣化原因のサルフェーションを分解し、再付着防止に効果を発揮し、新品時のように再生させることができる。コスト的にも電動フォークリフトのバッテリーを購入する場合と比べ最大90%の削減に繋がる。
 大戸エコ事業部は、バッテリーを再生することによって、循環型社会の形成、ゼロエミションに貢献することを目指す。

11月の全国青年やまずみ会へ
参加と協力を呼び掛け
中部青年やまずみ会 賀詞交歓会

 ユアサ商事中部支社(支社長=長谷川勝照氏)の中部青年やまずみ会(会長=大竹裕氏・大竹建機産業社長)は1月24日午後6時より、名古屋市中区の東京第一ホテル錦で賀詞交歓会を開催した。
 大竹会長は挨拶で「昨年は、ロンドン五輪での日本選手の活躍や山中伸弥氏(京都大教授)のノーベル賞受賞など明るい話題もあったが、領土問題、原発問題や円高など暗い話題の方が多かった。しかし、昨年末の総選挙を経て、今年は景気も少しは良くなるのではと期待している」と話し、さらに「現在、11月に中部で開かれる全国青年やまずみ会に向けて、ユアサさんと準備を進めている。会員の皆さんには是非とも全員参加してもらって、全国の仲間を迎えて楽しく勉強できる会としたい。また、行事だけでなく、準備の機会などを通じて会員同士の絆を深め、中部青年やまずみ会の行事への参加を楽しみにしていってほしい」と新年の抱負を語った。
 次いで挨拶に立った長谷川支社長が「今日まで多くの賀詞交歓会に参加しているが、総じて明るい雰囲気だ。景気も4月以降には確実に良くなるのではないか。11月の全国青年やまずみ会は、皆さんがやって良かったと思える会にしたい」と今年の意気込みを話した。
 その後は新規会員の紹介、全国青年やまずみ会の準備状況の報告を経て、小川副会長(日本ベターリビング常務)の発声で開宴。和やかに歓談が行われ、倉地副会長(倉地常務)の中締めで幕を閉じた。

電設業者の必需品として好評
『三枚合せ電設プライヤ』
TOP 電気工事用の機能満載

 作業工具の総合メーカー、トップ工業(社長=渡辺一郎氏、本社=新潟県三条市)は一月、電設の配線・配管工事等でロックナット・六角ボルト・ナットの取り付け・取り外しに最適な「三枚合せ電設プライヤ」(製品番号EF3―250)を発売した。
 この製品は、電気工事士技能試験の必須工具で、アウトレットボックスへのねじなし電線管の接続に役立つ。
 電気工事用工具に特化するための機能として、腰袋への収納性がよく、かつ作業中の工具の落下を防止する機能がついた製品を求めるユーザーの声から開発され、腰袋への収納性は握持部がピッタリ閉じる構造にし、工具の落下防止はセーフティコードを接続するための穴を握持部の端部に設けた。
 「三枚合せ」構造は、挟み込む構造により、長期にわたり横ガタの発生が少ないのが特長。カシメピンの出っ張りがなくスリムな形状となっている。
 咥え部は大径パイプを確実に咥えられるよう大型化。歯形が大きく、薄鋼電線管(呼びC51)を確実に咥えることができる。管径φ6から51mmまで対応。また菱形咥え部なので、パイプ・ボルトなどの滑りを抑えスムーズな締め廻しができる。さらに歯部の強度をアップ(高周波焼入れ54±2HRC)したことで、耐摩耗性に優れ喰い付きが長続きする。
 そのほか、細かい調節が可能な九段階の口幅調整や、柔らかい材質で強く握った時の手の痛さを軽減するソフトグリップなど、機能満載の電気工事に欠かせない工具として、ラインナップの拡充を図った。
 標準価格は4,330円(税込み4,547円)。

軽い!携帯に便利!小さくたためる
防災用セーフティ帽子
TRUSCO キャメット 新発売

 機械工具卸商社のトラスコ中山(社長=中山哲也氏、大阪本社=大阪市西区)は、プライベート・ブランド商品「TRUSCO防災用セーフティ帽子 キャメット」を発売した。
 この商品は、スポーツキャップタイプの防災用セーフティ帽子で、軽量かつコンパクトに折りたたむことができるため、避難袋への備蓄や持ち歩き用に最適。折りたたみ時の寸法は横180mm×幅200mm×高さ85mm、重さ205g。色は、白と黒の2色を用意した。
 地震や台風の避難時など、いざという時に頭部を守る保護具としてPRして行く。価格は4,640円(税抜)。
【特長・用途】
・地震、台風などの防災用備蓄に最適。
・小さくたたんで携帯できる。
・軽量のため、長くかぶっても疲れにくい。
・防災頭巾の4倍以上の衝撃吸収性能がある。(製造元試験による)
※保護帽、オートバイ・自転車用のヘルメットではない。
※国家検定規格品を使用すべき環境(工場・建設現場など)では使用できない。

世界不況による需要低迷で
2012年生産額は10%減の見込み
マニピュレータロボット統計 2012年10〜12月期生産・出荷実績

 日本ロボット工業会は1月31日、マニピュレータ、ロボット統計生産・出荷実績2012年10〜12月期(会員ベース)を発表した。これによると、受注額は前年同期比20.3%減となり6四半期連続でマイナス、生産額は同21.0%減で5四半期連続のマイナス成長となった。また出荷額は、国内出荷額が同14.6%減とマイナスに転じ、輸出額も同一八・九%減となり、トータルでは同17.6%減と5四半期連続でマイナス成長となった。
 概要は次の通り。
【受 注】
 12年10〜12月期の受注額は、前年同期比で20.3%減の825億円となり、6四半期連続でマイナス成長となった。引き続き、世界経済の停滞や国内需要の減少などによる設備投資低迷がロボット産業にも大きく影響を及ぼしたと見られる。なお、年間(12年1〜12月、会員ベース)では、前年比15.0%減の4,023億円となった。
【生 産】
 12年10〜12月期の生産額は、前年同期比で21.0%減の832億円となり、5四半期連続でマイナス成長となった。年間では、前年比13.9%減の4,212億円となった。
 ユーザ業種別に見ると、自動車産業向けはほぼ前期並みであるのに対して、電気機械産業向けは引き続き低迷している。
 海外市場で見ると、中国を中心としたアジア向けの減速が、引き続きマイナス要因となったほか、欧州向けの落ち込みが顕著となった。期待の大きかった米国向けも前年同期には及ばなかった。
 なお、昨年12年の会員外も含めた生産額は、世界不況による需要低迷から、前年比で約10%減の5,400億円の見込みとなった。今年13年は、国内外での景気回復を見越して設備投資は拡大することが予想されることから、6,000億円台にまで回復することが期待される。
【出 荷】
 12年10〜12月期の総出荷額は、前年同期比で17.6%減の861億円となり、5四半期連続でマイナス成長となった。年間では、前年比10.9%減の4,290億円となった。
 国内出荷額は、前年同期比で14.6%減の264億円となり、11四半期ぶりにマイナスに転じた。年間では、前年比1.9%増の1,277億円となった。
 輸出額は、前年同期比で18.9%減の597億円となり、6四半期連続でマイナス成長となった。年間では、前年比15.4%減の3,013億円となった。
◎国内出荷内訳
 自動車産業向けは、前年同期比で4.1%増の89億円となり、10四半期連続でプラス成長となった。エコカー補助金の終了に伴ってロボット需要も縮小された。年間では、前年比33.1%増の435億円となった。
 電子・電気機械産業向けは、前年同期比で38.2%減の82億円となり、3四半期連続でマイナス成長となった。クリーンルーム内作業ロボット(FPD用、半導体用)を含めて、電機産業向けは全般に需要が弱かった。年間では、前年比21.2%減の445億円となった。
◎輸出内訳
 溶接用は、前年同期比で9.0%減の176億円となり、3四半期連続でマイナス成長となった。自動車産業向けの主要用途である溶接用は、中国を中心としたアジア向けが低調に推移する中で、欧米向けも伸び悩んだ。年間では、前年比8.4%減の690億円となった。
 電子部品実装用は、前年同期比で16.1%減の220億円となり、7四半期連続でマイナス成長となった。電子・電気機械向けの主要用途である電子部品実装用は、主要な需要先である中国向けに大きな動きが見られず、前年同期を大きく下回った。年間では、前年比22.7%減の1,292億円となった。

鋳鋼20.4%、鍛鋼23.0%の減少
生産の落ち込みが継続
日本鋳鍛鋼会 12月の鋳鋼・鍛鋼生産実績

 日本鋳鍛鋼会が1月28日に発表した、鋳鋼(全国75工場)、鍛鋼(同19工場)の平成24年12月分生産実績によると、12月の生産は、鋳鋼が前年同月比20.4%減の1万4,908トンとなり、9カ月連続のマイナスとなった。鍛鋼は同23.0%減の4万3,430トンとなり、6カ月連続で前年を下回った。
 前月比は、年末年始の休業等で前月に比べ稼働日数が減少したこともあり、鋳鋼0.7%減、鍛鋼8.%減とそれぞれマイナスとなった。
 同会によると、12月現在の生産基調は、鋳鋼は土木建設・鉱山機械向けの落ち込みが継続しており先が見えない状況。破砕機・摩砕機・選別機は震災復興で堅調なセメント業界の影響を受け微増となっているが、その他の機種は軒並み減少している。リーマン・ショック期の平成21年12月以来の1万4,000トン台と厳しい状況となっている。
 鍛鋼も同様に、平成21年12月実績を下回る結果となった。牽引してきた自動車が、エコカー補助金の終了や中国関連問題により前年実績割れとなった。発電用機器もここへきて落ち込んでおり、製鉄・製造業向けのロールや型用鋼も伸び悩んでいる。また、船舶向けは回復の兆しが見えないとしている。
平成24年暦年(1〜12月)の生産実績
 この結果、平成24年暦年の生産実績は、鋳鋼が前年比7.0%減の20万2,835トン、鍛鋼が同0.8%減の61万8,464トンとなった。鋳鋼は1万トン以上の大幅下落、鍛鋼は小幅ながらも減少と、それぞれ落ち込んだ。

総受注高3年ぶりに前年を下回る
内需11.2%減、外需15.6%増
日本産業機械工業会 平成24年産業機械受注状況

 日本産業機械工業会は平成24年(1月〜12月)の産業機械受注状況を2月に発表した。
 これによると、平成24年の総受注高は前年比0.5%減の五兆2,392億円となり3年ぶりに前年を下回った。
 このうち内需は同11.2%減の2兆8,092億円となり3年ぶりに前年を下回ったが、外需は同15.6%増の2兆4,299億円となり3年連続で前年を上回った。
 需要部門別の受注状況を見ると、内需のうち、製造業向けは、鉄鋼、非鉄金属、電気機械、情報通信機械、造船の減少により同6.2%減の9,731億円となり、3年ぶりに前年を下回った。非製造業向けは、電力、その他非製造業の減少により同26.9%減の9,413億円となり、2年ぶりに前年を下回った。これにより製造業向けと非製造業向けを合わせた民需の合計は、同17.6%減の1兆9,144億円となり、3年ぶりに前年を下回った。
 また、官公需は、国家公務の増加により同1.3%増の5,671億円となり、2年ぶりに前年を上回った。代理店向けは、同17.1%増の3,276億円となり、3年連続で前年を上回った。
 内需で増加した機種は、鉱山機械(前年比10.0%増)、ポンプ(同20.8%増)、送風機(同35.4%増)、金属加工機械(同40.5%増)の4機種。
 減少した機種は、ボイラ・原動機(同23.2%減)、化学機械〈冷凍含む〉(同10.4%減)、タンク(同72.2%減)、プラスチック加工機械(同0.2%減)、圧縮機(同0.5%減)、運搬機械(同10.0%減)、変速機(同16.8%減)、その他機械(同4.8%減)の8機種であった。
 一方の外需は、アフリカ、オセアニアが増加したことにより、前年比15.6%増の2兆4,299億円となった。
 外需で増加した機種は、鉱山機械(前年比280.9%増)、化学機械〈冷凍含む〉(同107.6%増)、運搬機械(同26.6%増)、その他機械(同3.1%増)の4機種。
 減少した機種は、ボイラ・原動機(同24.8%減)、タンク(同60.1%減)、プラスチック加工機械(同2.5%減)、ポンプ(同10.8%減)、圧縮機(同29.6%減)、送風機(同61.8%減)、変速機(同34.4%減)、金属加工機械(同47.9%減)の8機種であった。
 機種別の受注状況は次の通り。
 @ボイラ・原動機=電力・外需の減少により前年比23.8%減の0兆3,274億円。
 A鉱山機械=鉱業、外需の増加により同58.5%増の233億円。
 B化学機械(冷凍機械を含む)=外需の増加により同39.2%増の一兆9,616億円。
 Cタンク=電力、外需の減少により同68.0%減の269億円。
 Dプラスチック加工機械=化学、その他製造業、外需の減少により同1.6%減の1,742億円。
 Eポンプ=その他非製造業、官公需、代理店の増加により同11.1%増の3,253億円。
 F圧縮機=旧一般機械、造船、通信、その他非製造業、外需の減少により同17.3%減の2,555億円。
 G送風機=官公需、代理店の増加により同13.0%増の235億円。
 H運搬機械=自動車、卸売・小売、外需の増加により同1.4%増の3,489億円。
 I変速機=化学、鉄鋼、金属製品、その他製造業、官公需、外需の減少により同20.8%減の453億円。
 J金属加工機械=鉄鋼、外需の減少により同27.7%減の1,764億円。
 Kその他機械=その他非製造業の減少により同3.3%減の5,503億円。
   *   *
 また、併せて発表された平成24年12月の産業機械受注高は前年同月比22.9%減の4,206億2,800万円で、このうち内需は同10.0%減の2,638億2,600万円、外需は同37.9%減の1,568億200万円だった。

『市場にインパクトを与え続ける』
イノベーションの探求を
ジーネット 2013年新春情報交歓会開催

 ジーネット名古屋支社(支社長=大谷秀典氏)の主力仕入先でつくる「中部ジーネット会」及び各部門の得意先の会である「機工百社会」「名古屋黒潮会」「住設GRG会」の製販四団体合同による、2013年新春情報交歓会が1月29九日午後4時30分より名古屋市中区のANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋で開かれ、各会員とジーネットの幹部ら合わせて約200名が参加し新年にあたって更なる結束を固めた。
 新春情報交歓会は生水口ジーネット名古屋住設システム課長の司会で進められ、冒頭、挨拶に立った古里ジーネット社長は、景況について「機械工具業界を取り巻く環境は非常に厳しいものがあります。ただ、政権が代わり、今年に入ってからは行き過ぎた円高の是正が進み、また株価も上昇をしている。賀詞会に行っても皆さん明るく、明日から給料が上がるかのような話しぶりです。会社に戻って数字を見てみると、なかなか回復していない。そのギャップが現在一番ひどい状況ではないかと感じています」と話し、ジーネットを含むフルサトグループの2012年度上期(4〜9月)の業績を発表した。
 「上期は増収増益と前年同期を上回るものとなったが、リーマンショック前にまで戻ったとは言い難い。夏場ぐらいから機工分野の売上が減少し始めてきている。ただその中で、住宅設備分野は順調に伸びてきている。特に名古屋の住宅設備が堅調」と古里社長。
 下期(10〜3月)・通期の業績予想では、「足元はかなり厳しい。連結ベースで売上高が、通期は749億円と前年対比で1.7%の増収を確保できると見込んでいます。下期は4.5%の減収になると予想。利益についても、下期は営業利益、経常利益ともに前年対比で20%ぐらいの減益になると想定しています」と述べた。
 古里社長はジーネットの事業戦略として、今年も@潜在需要の顕在化A卸売り機能の充実・強化Bコアジャンルの強化C海外戦略を挙げ、「現状としては厳しい状況が続いているが、株価、為替を見ると回復傾向がはっきりしてきていると感じている。我々のところにも、多少のタイムラグはあるものの、必ずくると思っています。それまでに我々はしっかりと準備をしていくこと、これが今年前半の課題」と年頭にあたり抱負を述べた。
 続いて、大谷ジーネット名古屋支社長が名古屋支社の現況について報告した。
 名古屋支社管轄の上期の売上高は53億4,300万円となり、前年同期比22.9%増。全部門で前年同期を上回ったが、特に機械部門が87.2%増と伸長の要因となっている。営業利益は1億9,600万円で35.2%増となった。下期の売上高は51億9,500万円(前年同期比3.2%減)、通期では105億3,800万円(同8.5%増)を見込む。
 また大谷支社長は、全社方針の下に、名古屋支社として「『市場にインパクトを与え続ける』イノベーションの探求(発見)」を2013年度の支社方針として打ち出し、その戦術についても説明した。
 一つは、ソリューションフェア/機械加工システム展の開催。二つ目、機械部・住設システム課の戦術として、機械部は、メーカープライベートショーの積極活用、オリジナル企画・工場見学会の実施、販売組織の確立に取り組む。住設システム課は、環境配慮型商材エコワン、エコジョーズに注力して販売するなど、メーカー別に戦術を立てて取り組む。三つ目の戦術として、販売店のプライベートショー開催の手伝いを行っていくとした。
 最後に大谷支社長は「2013年、市場にインパクトを与え、皆様と一つでも多くの商売ができるように努力してまいります」と決意を語った。
 このあと会場を28階のスカイバンケットに移して懇親会が開催され、仕入先を代表して中部ジーネット会会長の片岡ヤマザキマザックシステムセールス中日本販売部長の力強い発声で乾杯。
 会場では、年男の人に記念品を進呈する催しが行われ、巳年生まれの参加者に記念品が手渡された。
 名古屋支社の幹部スタッフが紹介された後、寺田ジーネット営業本部長の御礼の挨拶、山形中部ジーネット会副会長(昭和電機中部ブロック長)中締めで終了した。

中部ライフガードTEC2013
プレイベントを開催
開催説明会とセミナーに251名

 名古屋国際見本市委員会は、5月に中部地区で初開催する「中部ライフガードTEC2013〜防災・減災・危機管理展〜」のプレイベントとして、「中部ライフガードセミナー」を1月30日、名古屋市熱田区の名古屋市工業研究所において開催した。国・自治体などの防災担当者や土木・建設・製造・サービスなど幅広い業種から251名が参加し聴講した。
 冒頭、西部名古屋国際見本市委員会理事(公益財団法人名古屋産業振興公社理事長)が「東日本大震災以降、国民の防災意識の高まりと共に、過去の災害の教訓を踏まえ官民が一体となって、何時かは必ず来ると思われる地震への備えが必要となっており、災害時の弱者保護と行政機関の課題の取り組みを推進するため、従来のウェルフェアの併催企画展を更に発展拡充した新しい展示会『中部ライフガードTEC2013〜防災・減災・危機管理展〜』を、今年5月に開催させていただきます。この展示会は、防災・減災・BCP(business continuity planning)をテーマに東海・東南海・南海地震対策中部圏戦略会議と協力して、中部地区で初めて開催されるものです。展示会では、最新の防災・減災及び危機管理に関わる製品、技術、サービスを一堂に展示紹介すると共に、防災・減災に関する企画展示及びセミナーやシンポジウムを開催します。国による緊急経済対策により、公共施設の耐震化をはじめとする、防災対策は今後加速するものと考えられます。関連企業様には、ぜひ展示会への出展のご検討を賜りたいと存じます。この展示会を通じて、地域住民の皆様の防災意識の更なる向上と、関連産業の発展、振興に充分寄与できるものと思っています。また、第十六回国際福祉健康産業展『ウェルフェア2013』と同時開催することで、来場動員など相乗効果が期待される所です。本日は、展示会のプレイベントとして、開催説明会及び中部ライフガードセミナーを開催させていただきます。最後まで聴講いただきますようお願いいたします」と挨拶。
 続いて名古屋国際見本市委員会事務局の加藤課長より展示会の開催概要などについての説明があり、セミナーに移った。タイトルと講師は次の通り。
 ・「東海・東南海・南海地震対策中部圏戦略会議の取り組み」、講師=堀与志郎氏(国土交通省中部地方整備局総括防災調整官)
 ・「地域の力を結集し南海トラフ巨大地震に克つ」、講師=福和伸夫氏(名古屋大学減災連携研究センター長・教授)
 ・「真の事業継続とは〜サプライチェーンからアダプティブサプライネットワークへ〜」、講師=ナターン・リーローデン氏(NPO法人危機管理対策機構理事)
 ・「東日本大震災における自衛隊の活動概要について」、講師=鈴木正大氏(陸上自衛隊第10後方支援連隊長・春日井駐屯地司令一等陸佐)
中部ライフガードTEC2013開催概要
【会期】2013年5月24日、25日
【開催時間】10時〜17時
【会場】ポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)
【主催】名古屋国際見本市委員会〔構成=名古屋市・愛知県・名古屋商工会議所・(独)日本貿易振興機構(JETRO)名古屋貿易情報センター・(公財)名古屋産業振興公社〕
【出展対象】@地震対策A津波対策B火災・救助対策CBCP立案・その推進に寄与する関連技術・サービスなどD風水害・雷対策E道路・上下水道・通信・エネルギー供給などインフラ整備関連F大学・研究機関などの研究・技術シーズGその他防災・減災に寄与する製品・機器・関連サービスなど
【来場対象者】@国・地方自治体関係者(防災・土木・建築・都市計画・港湾・消防・警察関係者など)A公共交通機関関係者(鉄道・バス事業者など)Bライフライン事業関係者(エネルギー事業・通信事業・上下水道事業者など)C建設・土木関連企業D防災関連企業Eビルメンテナンス・警備業関係者F病院・福祉施設関係者G一般企業における防災・減災・BCP担当者H学校・教育・研究機関関係者I一般など
【出展規模】200小間(目標)
【入場料金】無料(登録制)
【来場者数】25,000人(目標)
【同時開催】『第16回国際福祉健康産業展〜ウェルフェア2013〜』

春商戦に向け大きな弾み
「2013チャレンジフェアー」
丸政&外栄金物 第40回目を迎え盛況

 建築機器・DIY用品の総合卸商社丸政(社長=鬼頭孝典氏・本社=名古屋市南区)では、2月9日・10日の両日にわたって、名古屋市港区金城ふ頭のポートメッセなごやを会場に、「第40回丸政&外栄金物チャレンジフェアー」を開催した。
 今回はおよそ340社の有力メーカーが、出展・協賛し、金物業界屈指の規模の展示会となった。 
 来場者は中部地区を中心とした金物店、プロショップ、園芸店、JA、ホームセンター、木工機械・機械工具の販売業者が訪れ、新規の来場者も増えて活況を見せていた。  
 会場では、展示ブースをより見やすいようにレイアウトが変更された他、新製品コーナーも設けて、各出展メーカーの新製品が一覧できるように陳列された。
 各出展ブースでは、住宅・建築機器のアイディア溢れる新製品をはじめ、防災意識の高まりを受けた安全機器製品の展示も目立った。また、フェア当日限りのお値打ち品なども出品された。
 来場者は春先からの商材探しや、自社の展示会を開催するためのネタ探しをして、熱心にメーカーの担当者に話を聞いていた。
 出展メーカーは、今年のユーザー動向を知る上でも2月という早い時期に開催するチャレンジフェアーに期待を寄せており、来場者の反応を掴みながら、積極的に商談をすすめていた。
 鬼頭社長は展示会の応援でかけつけた450名以上の出展メーカーのスタッフの支えに感謝を表しながら、新規販売店の開拓活動が来場につながったと述べ、展示会開催後の来場者フォローにも万全を尽くすと意欲を見せていた。
 2014年は2月8日・9日に開催を予定している。
出展メーカー製品紹介
アイディア製品が満載
【外栄金物】
・「替刃式鉋(かんな)」今年の新製品。刃を取り替えるだけで使える替刃式は、研がないでもよく便利なことから、プロも手軽に使える。コインで止まるネジ止めで取替簡単。
【MAX】
・「充電式ブラシレスインパクトドライバPJ-ID144シリーズ」同社では現場の様々な使用状況や修理情報を調査し、その状況に耐える製品開発・評価を一貫して行っており、ハードな試験をクリアしたマックス耐環境統合防護システム「マックスイージス」の認証付き。インパクトドライバにシャワーを浴びせているチャレンジフェア会場での実演。
【スーパーツール】
・「電ドル用ソケットビット」着脱式だから、ビットが折れてもビットを交換するだけ。サイズによって色が違うから便利。
【ハタヤリミテッド】
・「LED作業灯」LED寿命は約四万時間。取り替えの手間が大幅に省ける。電源投入ですぐに明るく点灯。発熱が少ない。同等の白熱灯・水銀灯と比べて電気料金大幅削減。
【城東テクノ】
・「ハウスステップ」勝手口や、庭に出るときなどの段差解消に便利なステップ。収納庫付きで使いやすい。固定するだけの簡単施工。

節電・創電のニーズに応える
建築設備システム技術フォーラム
三菱電機&三菱電機住環境システムズ 静岡・名古屋で開催

 三菱電機(社長=山西健一郎氏)では、三菱電機住環境システムズ(社長=三木幸治氏)と共同で、「第35回三菱電機建築設備システム技術フォーラム」を2月5日に静岡、7日に名古屋の2会場で開催した。
 参加者は施主、建築設備設計、空調設備業者が多数訪れ、静岡会場には約100名、名古屋会場には約230名が来場して熱心に聴講していた。
 フォーラムは中部地区独自の内容で企画運営しており、今回は節電・創電のニーズが高まる中、それに応える製品・システムを、空調・給湯・LED照明の各分野から紹介した。
 基調講演として元テレビ局アナウンサーで環境ジャーナリストの富永秀一氏を招いて、「環境&エネルギー激変時代に備える」をテーマに、実践派として知られる同氏が独自取材した企業のエコ活動や省エネ方法が紹介された。
 基調講演に先立ち、挨拶に立った三菱電機住環境システムズの上原幸雄常務取締役中部支社長は、
「国内外で新しいリーダーが誕生し、新しい流れが生まれてくると思うが、その中で、限りある資源をいかにして有効活用していくかは引き続きのキーワード」と述べた。同社としては「暮らしやすくする最先端な技術を開発・製造し、今後ますます高度化する創エネ・省エネ、これを統合する制御技術(HEMS・BEMS)に邁進する」と話した。
LED照明新製品の紹介
「Lファインecoシリーズ」

 基調講演後は、新型高効率モジュールチラー「e‐CHILLER」、「LED照明の動向とLED照明新製品」、制御技術を活用した「空調のさらなる省エネ手法・制御システムの最新動向とシステム」が紹介された。
 LED照明新製品の内、「Lファインecoシリーズ(直管形LEDランプ搭載器具)」は、ランプの明るさが四種類、光源色が5種類で、計10種類が揃った。また、ワイドレンジ電源搭載しており、一台で四出力ランプ全てと組み合わせが可能。また、連続調光(初期照度補正機能付)と固定出力の2種類の点灯方式タイプをラインアップして約千通りの組み合わせを実現した。さらに2,400?mランプは、消費電力12%省エネ・価格20%値下げした。

TOTOと積水化学が共同開発
ツイントルネード洗浄便器用排出管

 TOTOと積水化学工業株式会社(以下、積水化学)は、節水便器に最適な排水システムの実現を目指し「ツイントルネード洗浄便器用排出管」を共同開発、2013年2月12日に発売した。
 TOTOは2010年4月にTOTO独自の洗浄技術「ツイントルネード洗浄」を搭載し、タンク式4.8L洗浄便器、ウォシュレット一体形便器「GG」を発売した。現在では、その他のタンク式便器へもこの技術を展開し、幅広いラインナップで好評を得ている。
 このたび、TOTOと積水化学は、このツイントルネード洗浄タイプの便器性能をより発揮させるため、便器単体だけでなく、排水管まで含めた排水システムの検討を共同で行った。
 その結果、管の内部に「ラセンガイド」を設けることで、高い整流効果を有する排出管を開発した。また、排出管の直管部と曲り部を一体構造とすることで、従来に比べコンパクトな納まりを実現。これにより、床下空間に余裕が生まれ、勾配の確保や配管取り回しの自由度が向上した。
 希望小売価格は3,500円(税込3,675円)。

開催20回の節目を迎え
ダイドーニューイヤーコンサート
歓喜の歌声 高らかに

 FA&ロボットの専門商社、ダイドー(社長=山田貞夫氏、本社=名古屋市中村区)主催の「第20回ダイドーニューイヤーコンサート」が1月19日、名古屋市東区の愛知県芸術劇場大ホールで開催され、全国から招待された同社の取引先関係者らおよそ2,000名がセントラル愛知交響楽団によるクラシックの演奏を楽しんだ。
 チャリティー活動として平成六年から始まり、新春恒例となったこのコンサートも今回、20回の節目を迎えた。地元のオーケストラ、セントラル愛知交響楽団の演奏に加えて、毎回、ピアノ・バイオリン・フルート奏者やオペラ歌手をはじめ、バレエ団、舞踊家などといった幅広いジャンルの中から第一線で活躍している人たちをゲストとして招き、豪華な内容で観客を魅了している。
 今回は、セントラル愛知交響楽団常任指揮者の齊藤一郎氏監修・指揮のもと、第一部「ヨーロッパ名曲の旅」と題して、各国の名曲を美しい映像とともに楽しんだ。ニューイヤーコンサートの定番曲、J・シュトラウスの「美しく青きドナウ」(オーストリア)で始まり、スメタナの「モルダウ」(チェコ)、メンデルスゾーンの「結婚行進曲」(ドイツ)、エルガーの「愛の挨拶」(イギリス)など、馴染みのある六曲が演奏された。
 第2部は、ベートーベンの交響曲第9番ニ短調「合唱付」より第4楽章。第9はベートーベン最後の交響曲で、人類の平和と喜びを表現したものとされている。第4楽章は「歓喜の歌」として親しまれ、今回はこれをオーケストラとともに、ゲストの山本真由美さん(ソプラノ)、喜田美紀さん(メゾ・ソプラノ)、児玉和弘さん(テノール)、宮本益光さん(バリトン)と200名からなるセントラル愛知合唱団が歌い上げ、「歓喜」の旋律が高らかに響き渡った。
 20回目を記念して、約30分間に及ぶ大作に特別指揮として臨んだ山田社長は、演奏中に指揮台で飛び上がるなど、熱のこもった指揮ぶりを見せた。また、常任指揮者の齊藤氏もかつらと眼鏡で変装し合唱団にまぎれて熱唱。アンコールの場面で合唱団の中から現われて、山田社長はじめ観客を驚かせる一幕もあった。
 このコンサートでは毎年、児童福祉施設の児童を招待するとともに、会場内でチャリティー募金が行われており、集められた善意は名古屋市福祉基金に全額寄付されている。コンサートの途中、名古屋市と社会福祉協議会より山田社長に感謝状が贈呈された。

2013年3月17(日) 2485
今秋の全国大会の概要を報告
人材育成について意見交換
全機工連 中部ブロック会議開催

 全日本機械工具商連合会(会長=田中康造氏・喜一工具相談役)の中部ブロック会議(ブロック長=高田研至氏・井高社長)が3月4日午後3時より名古屋逓信会館で開かれ、愛知県機械工具商業協同組合、岐阜県機械金属商業協同組合、三重県機械工具商組合、遠州機工会の4組合の組合員と賛助会員ら82名が一堂に会して、全機工連が推進している3事業(IT・情報委員会、広報委員会、人材開発委員会)の報告と各事業に対する意見交換を行った。第2部では、“近頃の若手”社員を育成するためのポイントをテーマに、人材開発セミナーが開催された。
 中部ブロック会議は、幹事組合である遠州機工会(会長=杉野泰治氏・浜松機材社長)の内山総務(内山商店社長)が司会を務め、開会にあたり高田ブロック長(愛知組合副理事長)が「日頃は全機工連並びに中部ブロックの活動に対して多大なる協力、またご参加をいただき誠にありがとうございます。我々が一番関係している製造業ですが、超円高での製造移転、海外での製造推進と、海外へどんどん出て行くという状況は、円高が止まりある程度円安になっても、止まらないという状態が続いています。製造業の方々と商売させていただいている者にとっても厳しい状況が今後とも続くものと思っています。中部地区、特に愛知の製造業においては、大手自動車メーカーさんの状況が気になります。聞いている話の中では、2016年まではいろいろ動きがあるのではないかと思います。ここ2、3年が勝負どころであると思っています。皆さんとともに組合で勉強していく中で、しっかりやっていきたい。さて、全機工連としては今、3つの委員会を作っています。IT・情報委員会、広報委員会、人材開発委員会を立ち上げています。これは田中会長の肝いりで、各組合員のレベルの向上、そして将来の人材の活性化ということで実施しています。後ほど各委員会の方から報告があるかとは思いますが、今の段階としては計画、そして実行に移る最終的な段階ですから、各組合の方からご意見を賜りながら最終的な計画をし実行に移していきたいと思っています。最後に、2013年は全機工連の全国大会(愛知大会)を10月22日に名古屋駅前の名古屋マリオットアソシアホテルで開催させていただきます。テーマは『機械工具商業界の将来を考える』。我々、愛知組合の伊藤理事長(春日鋼機社長)を中心として、いろいろ検討しています。引き続き23日からニュースダイジェスト社主催の『メカトロテックジャパン2013』が4日間、金城埠頭のポートメッセなごやで開催されます。これも愛知組合としては非常に大きな行事です。皆さんのご協力をお願いいたします」と挨拶。
 続いて、田中全機工連会長が挨拶に立ち「我々の業界は中部でもっているような感じがします。各地の話を聞いていると、厳しさがひしひしと感じられるものが多い。全機工連としても、各地の状況だけの問題ではなく、何をしていかなければならないかを皆で考えていく。特にこのブロック会議で皆さんからいろいろなご意見をいただき、全機工連で取り組む課題を検討していきたいと思っています。一つに、我々の業界はあまりにも知られていません。もっと我々自身も認識しなければならない。広報委員会で調査をしていきます。もう一つは、IT・情報化の問題。全機工連自体、機工メイトを推進しています。単に機工メイトを支援するだけではなく、業界の電子商取引なり、ITを使った展開がどのように進んでいくかといったことを前回の大阪大会でも発表させていただきましたが、あれから前になかなか進んでいない。EDIを何とか進めていこうとしています。各問屋さんが行っているものを使いやすく改善できないか、共通化して分かりやすく使いやすいものにできないか、ということで進めています。そして、教育の問題。大阪でも進めていますが、愛知は積極的に取り組んでいただいている。これをブロック単位で横の展開ができないかと活動しています。我々全機工連でも何とか皆さんと時代に即した形で変わっていこうとしています。3つの委員会を作り進めていますが、なかなか進みません。皆さんから忌憚のないご意見を出していただければありがたい。また、10月に開かれる全国大会。我々の業界の将来を考えるということで開催されます。若い世代の方に提言をしていただかなければならない時代に入ったと感じています。幸いにも愛知の場合は自動車産業との関係があり、一番恵まれている。他の地域は、新年に入りアベノミクスで気分的には笑顔が出るようになりましたが、実際には分からない。このままで良いのか、どうなるのか、様子を見てみようという現象がまだまだあります。我々自身が直面している問題を素直に受け入れて、研究していかなければならないと考えています」と述べ、全機工連の事業に対する活発な議論を求めた。
 高田ブロック長が議長を務めて、第1部のブロック会議に移った。
 全機工連全国大会(愛知大会)の概要が愛知組合の伊藤理事長より発表された。「機械工具商業界の将来を考える」をテーマに、大きな転換期を迎えた今、業界のあり方を見つめ直す。基調講演にアスクルの岩田彰一郎社長を招聘。また、若手経営者によるパネルディスカッションも予定していると紹介された。
 また、岐阜組合の関谷理事長(岐阜機械商事社長)より、今年五月に協同組合から任意団体の「岐阜機工会」に改組することを、臨時総会で決議したと報告された。
 全機工連が進める三事業については、阿部全機工連事務局長よりIT・情報委員会と広報委員会の活動報告が行われた。
 続いて、愛知組合が中心となって中部ブロックで取り組んでいる人材開発委員会の活動報告が水谷委員長(愛知組合副理事長・ミズタニ機販社長)から行われた後、各組合の代表より各地の教育についての考え方や課題などが話された。
 第2部の人材開発セミナーでは、山田亮太氏(名南経営)が「“近頃の若手”社員を育成するためのポイント」と題して講演。ゆとり教育時代の若手社員をいかに育てていくかについて解説した。
 第3部は懇親会が開かれ、遠州機工会の児玉副会長(コダマキカイ社長)の挨拶に続いて、三重組合の中村理事長(ナック社長)の乾杯で開宴。交流を深め、岐阜組合の関谷理事長による中締めで終了した。

総会は5月24日に名鉄ニューグランドで
24年度決算予想を報告
愛鋲協 24年度第6回定例理事会

 愛知鋲螺商協同組合(理事長=土方成一氏・金城螺子製作所社長)は2月19日午後6時30分より名古屋市中村区のウインクあいちにおいて平成24年度第6回定例理事会を開催した。理事九名が出席し、冒頭、土方理事長より挨拶があった後、理事長を議長として議案審議に入った。
 第1号議案=平成24年度会計中間報告に関する件は、事務局より、今年度の月別実績の報告と決算予想が説明された。未収となっている賦課金の督促状を3社に対して出したことや、決算予想については黒字計上できる見込みであることが報告され、全員了承した。
 第2号議案=平成25年度総会事前準備に関する件は、5月24日に名鉄ニューグランドホテルで開催する総会の準備事項を確認した。組合員実態調査は、調査表を3月中旬に送付し、4月上旬にまとめる予定。会計監査は4月18日午後6時よりウインクあいちで行う。会計資料は、4月2日までに税理士に渡し、18日の監査までに受け取る。総会資料(案)の完成は4月12日頃とし、18日午後6時30分より4月の理事会(監査理事会)を開催する。以上を全員了承した。
 第3号議案=事業委員会に関する件は、事務局より1月の売上実績が報告され、全員了承した。
 第4号議案=広報委員会(広報誌「愛鋲協39号」)に関する件は、藤田理事より、3月31日付の発行を予定しているが、内容の一部についてねじ工業会の了承を得る必要があるため若干遅れる場合があると報告され、全員了承した。
 第5号議案=会員の異動に関する件は、退会届が伊正産業より提出されたことが報告され、同社の退会を全員了承した。
 第6号議案=その他の件は、役員改選について、大勢の人に役員の経験をしてほしい、新しい人を役員に入れるよう検討してほしいとの意見が出され、3月の理事会で検討することになった。
 次回理事会は、3月21日午後6時30分より安保ホールにて開催される。

ノーリツとリンナイが加入
5月28日に第36回通常総会
岐阜県管工機材商組合 2月定例理事会と全員例会

 岐阜県管工機材商組合(理事長=森嶋靖雄氏・大東会長)は、2月19日午後5時より、岐阜市長良川河岬の岐阜グランドホテルを会場に「2月定例理事会」を開催した。
 理事会では、5月28日に「第36回通常総会」を開催する事が決定された他、終了後に実務責任者(木曜会)を交えた全員例会を行った。
 全員例会ではNPO法人G-net(ジーネット)代表理事の秋元祥治氏を招き、「若者を活用した、中小企業の新規事業と経営革新の事例〜長期実践型インターン」を演題に、解説してもらった。
 当日審議された議案は次の通り。
▽第1号議案=新年賀詞交歓会収支報告の件。
 1月24日岐阜グランドホテルで開催され、来賓はじめ正会員、賛助会員ら132名が出席して癸巳年の新春を祝った。細江岐阜市長が来賓として出席し、古田岐阜県知事からも祝電が届いた。支出金額も昨年と同じ位で収まった。
▽第2号議案=第63回親善ゴルフ会開催の件。
 4月4日に、岐阜関カントリー倶楽部において8時30分スタート。担当幹事は廣瀬副理事長(瓶由社長)と山田理事(山兼社長)。
▽第3号議案=岐阜県管設備工業協同組合名簿広告の件。 
 名簿に岐阜機材商組合の広告を掲載する。
▽第4号議案=連合会からのアンケートの件。
 全国管工機材商業連合会(以下、連合会)を一般社団法人化することについて、審議が行われた。
 時期尚早ではないかという意見が出された一方で、連合会が法人化しても岐阜機材商組合は任意団体のままでこれまで通り運営でき、事務経費増加等の負担が生じなければ認めるとの見方もあった。
▽第5号議案=賛助会員入会と退会の件。
 ノーリツとリンナイから加入の申込みがあり、2社承認された。退会申込みについては、立売堀製作所と他一社が承認された。
▽第6号議案=第36回通常総会開催の件。
 5月28日に岐阜グランドホテルで開催することに決めた。
 次回の理事会は、4月4日に岐阜グランドホテルで行う。
 情報交換会では、景気がよくなっている実感はないという話や、一方で消費税増税前の駆け込み需要で大手設計事務所は大変忙しいようだとの話もあった。
「社長に弟子入り修行」の
インターンシップで若者を活かした会社変革

 全員例会で講師の秋元氏は、代表を務めるG-Netの事業である、3か月以上の長期インターンシップ「ホンキ系インターンシップ」を活用した、中小企業の新規事業や経営革新の事例を解説した。
 「ホンキ系インターンシップ」は、経営者の右腕となる人材を欲している中小企業に、意欲ある大学生をインターンシップ(就業体験)として結びつけることで、大学生には成長の機会を、中小企業には若者を活かした会社変革の機会を提供する。
 単なる就業体験ではなく、「社長に弟子入り修行」(秋元氏)であるという。経営者の下で働きたい、大きく成長したいという意欲ある大学生が戦力として働き、手数料として、企業はG-Netに半年で50万円程の料金と、大学生には月5万円位の報酬を支払う。
 企業のメリットは、人材育成の向上、新規事業の取り組みの加速、社内活性化等がある。事例としてインターンの受け入れを継続して五年になる、枡メーカー「大橋量器」(大垣市)では、製品開発提案と販路開拓を大学生が挑戦し、成果を上げている。醤油メーカー「山川醸造」(岐阜市)では、大学生と新企画の醤油の蔵解放のイベントを行い、顧客開拓につなげた。給水栓メーカー「水生活製作所」(山県市)ではBtoC(企業と一般消費者間の取引き)向けを拡大するために、顧客ニーズのヒアリングを大学生が行った。
 導入企業の多くが、新規事業を立ち上げる際の、仮説の検証に活用するほか、企業の経営者及び後継者が大学生を指導することで自らのトレーニングの場とする目的で利用するという傾向にあるようだ。これまで約300人の学生がインターンシップを行った。事業は他県にも拡大している。

メカトロテックジャパン2013
1000小間超、確実に
出展申し込み前回展上回るペース

 メカトロテックジャパン2013(MECT2013)を主催するニュースダイジェスト社(社長=岩波徹氏)は3月1日、MECT2013の出展募集状況を2月28日までに中間集計したところ、約250社・団体、千小間(申込手続き中の会社も含む)を超える規模となることがほぼ確実となったと発表した。また、会場での加工実演コーナーの概要も決定した。
 今年10月に名古屋市で開催されるMECT2013は、2年に1度東京で開催される日本国際工作機械見本市(JIMTOF)に次ぐ国内で2番目の規模の工作機械・技術の専門見本市。通算13回目となった前回のMECT2011では、365社・団体(1,490小間)が出展参加、約8万人が来場した。
 MECT2013は昨年10月1日に出展募集を開始して以来、1月末日の段階で前回展よりも約2割増のペースで出展申し込みが進んでいる。募集締め切り(4月26日)まで1カ月半を残し、最終的には前回並みの1,500小間規模の出展を主催者は見込んでいる。
 前回から新設した中小企業を支援するための低料金のパッケージ小間「中小企業支援ブース」も20社(2月20日時点)が出展手続きを終えており、定数の30社が近づいている。なお、通常小間、中小企業支援ブースは、締切日以前であっても満小間になり次第、いずれも受付を終了するとしている。
 また、主催者が企画する会場内での加工実演コーナー「コンセプトゾーン」では、「日本の技術を医療で生かせ!〜参入の秘訣を一挙公開〜」(仮題)をテーマに、人工関節などの医療機器製造大手のナカシマメディカル(岡山市東区・中島義雄社長)や東京大学・杉田直彦准教授などの協力を得て、最新の医療に関する加工技術を会場内で加工実演することが決まった。
開 催 概 要
●会場=ポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)1号館・2号館・3号館(名古屋市港区金城ふ頭2-2)
●開催期間=2013年10月23日水曜日〜26日土曜日の4日間
●開場時間=10時〜17時 ※25日金曜日は19時までナイター開催、最終日26日土曜日は16時まで
●主催=ニュースダイジェスト社
●共催=愛知県機械工具商業協同組合
●後援=経済産業省、外務省、文部科学省、日本貿易振興機構(ジェトロ)、愛知県、名古屋市、名古屋商工会議所(順不同)
●目標小間数=1,200小間
●目標来場者数=8万人
●入場料金=1人1,000円、団体10人以上1人500円(いずれも税込) ※ただし、事前登録者、海外来場者、学生は無料
●出展対象製品=工作機械/鍛圧・板金加工機械/射出成形機/工作機器/精密測定機器、光学測定機器、試験機器/機械工具/切削工具/研削砥石、研磨材/鋸刃物/油圧・空気圧・水圧機器/歯車、歯車装置/環境・安全対応機器装置/CAD、CAM、CAE/産業用ロボット/物流搬送機器/制御装置、関連ソフトウェア/洗浄機械装置/品質管理・安全・試験認証機関/新素材/マイクロマシン、ナノテクノロジー関連など
●公式Webサイト=http://www.mect-japan.com/2013
◇   ◇
出展について
●出展申込方法=所定の申込用紙(『出展のご案内』添付の申込用紙またはホームページmect-japan.comからダウンロード)に必要事項を記入し、捺印の上、MECT事務局(ニュースダイジェスト社 〒464-0075 愛知県名古屋市千種区内山3-5-3)まで郵送
●料金=基本単位一小間(3m×3m)27万3,000円(税込)
●中小企業支援ブース=中小企業を支援するために設けた低料金の専用パッケージ小間(限定30社、従業員30人以下で過去にMECTに出展経験がない企業に限る)。出展料金は1社1小間限定で8万4,000円(税込)、小間寸法は間口2m×奥行2m=4u
●出展申込受付締切=2013年4月26日金曜日 ※ただし満小間になり次第締切
●出展者説明会~2013年6月中旬
●問合せ先=ニュースダイジェスト社MECT事務局、TEL052-732-2455、ファックス052-732-2457、eメールnd@mect-japan.com

3月21日はバルブの日バルブ・水栓特集
 日本バルブ工業会が制定した3月21日の「バルブの日」にちなみ、今号では各バルブ・水栓メーカーの担当者から伺ったおススメ製品や新製品を紹介する。
始めませんか?着こなす省エネ
ヨシタケ ワイズジャケット

 工場内の蒸気配管には、放熱エネルギーロスを防ぐため保温施工がされている。しかし、複雑な形状の制御弁やバルブには、保温施工の手間や定期メンテナンスのために保温施工されていない箇所が意外と多く存在する。
 このような「配管機器の未保温箇所」は、ヨシタケ(社長=山田哲氏)のワイズジャケットを装置することにより、現状設備のCO2削減を実現することが可能。
 ワイズジャケットの特徴は@放熱によるエネルギーロスを防ぐだけでなく、室内温度の上昇を防ぐため省エネに効果的。Aやけど・衝突による事故を防ぎ、安全で快適な作業環境に貢献。B誰にでも簡単に取り付けが可能で、メンテナンス後も繰り返し使用できる。また、廃材が出ないため環境に優しい。
 ある工場現場で、減圧弁(GP-2000 50A)、ストレーナ(SY-40  50A)、ドレンセパレーター(DS-1 50A)にワイズジャケットを採用した結果、削減熱量約79,594MJ/年・CO2削減量約4,231kgCO2/年・効果金額約152,024円/年(使用条件=蒸気圧1・0MPa,24時間/日,365日/年稼働,使用燃料A重油,蒸気単価5円/kg)の導入効果があった。
 ワイズジャケットのラインアップとして、現在使用のヨシタケ製品はもちろん一般配管(単管やエルボ、チーズ用)や汎用バルブ、装置全体の保温用も製作できるという。「簡単な図面や寸法さえご連絡いただければ短納期で対応いたします。配管設備の省エネ・安全性をご検討されている方、ぜひ弊社営業店までご連絡ください」と話している。
「気密性」「メンテナンス性」に優れる
日本ダイヤバルブ 空気操作式ダイヤフラム弁

 日本ダイヤバルブ(社長=渡辺賢四郎氏・本社=東京都品川区)のダイヤフラム弁は、「気密性」「メンテナンス性」「耐食・耐薬品性」に優れた国内トップシェア占める当社の主力製品。
 標準基本形となる空気操作式ダイヤフラム弁のPO-1400N形(ばね閉、加圧開)の特長は次の通り。
@弁開閉表示の視認性向上=弁の全開時のみ鮮やかな赤色の弁棒先端が見える表示とし、視認性が大幅に向上した。
A正・複作動形の過大荷重防止機構=ダイヤフラムへの過大な荷重の負荷による寿命低下を防止するため、正・複作動形は操作圧力の調整が必要であったが、新たにストッパーナットの採用により、操作圧の調整が不要に。
B円滑な作動及び大幅な耐久性向上=ウェアリングの採用により、作動がより円滑になり耐久性が大幅に向上した。(百万回の耐久試験で確認済)
C電磁弁の直付けが可能
D経済的な駆動部選定=呼び径ごとに2〜3種類の駆動部を選定できる。
E付属機構が豊富で装着が容易。
F軽量コンパクトで高出力=従来製品との比較。
G適用範囲=DN15〜150
【主な用途】化学、環境・水処理、鉄鋼、船舶、半導体、原子力を含む発電事業など。
【お問い合わせ】
日本ダイヤバルブ名古屋営業所
・名古屋市中川区中島新町3-2-2108
・TEL052-354-3171
・FAX052-354-3174
震災対策用機械式緊急遮断弁
ベ ン EIM型シリーズ

 ベン(社長=横沢好夫氏・本社=東京都大田区)は、震災対策用・機械式緊急遮断弁(EIM型シリーズ)を好評のうちに拡販している。
 公共建築工事標準仕様書(平成22年度版)に緊急遮断弁が記載され、特に小中学校など避難場所に指定されている既存の受水槽への設置が急増している。
 EIM型シリーズは、地震災害時のライフラインの確保や二次災害の防止に用いられるもので、主な特徴は@バタフライ式は小型・軽量で既存水槽にも取り付け容易A外部動力不要で、作動時および待機時(地震監視時)の電気は一切不要な「ゼロエネルギー商品」Bバッテリ切れによる遮断弁システムの停止を心配する必要無し(停電時の地震にも確実に作動)C感震器と遮断弁を分離設置(配管振動による誤作動無し)D電気式の様に定期的なバッテリ交換の必要無しEJASO(NPO法人耐震総合安全機構)推奨品―など。
 機械式緊急遮断弁の詳細については、名古屋営業所(名古屋市中村区・052-411-5840)へ連絡すれば訪問および実機での説明をするとのこと。
抗菌仕様!無期限・無電源・無害
カクダイ 「アカガネシリーズ」発売

 カクダイ(社長=永島康博氏・本社=大阪市西区立売堀)は、2013年の新商品として、抗菌仕様の「アカガネシリーズ」を発売した。さらに新しく動画配信システム「六文芝居」を導入。写真・イラスト・文字情報だけでは分かりづらい製品の特長や外観などを動画で、パソコン、タブレット型コンピューター、スマートフォンから見ることができるようになった。同社ホームページから利用できる。
 「アカガネシリーズ」とは、水栓金具や手洗器に、殺菌効果が十分にある銅合金を使用。接触面に殺菌性をもつ銅を素地のまま使用している。水分のある環境では、オゾンに相当する殺菌効果を無期限、無電源、無害に維持する銅の力。それは科学でも自然でもなく、銅が人に与えてくれた光である。
 湿り気がある水廻りでは、強い効力を示し、付着した菌類を効率よく殺菌する。表面は酸化していても効果があり、接触面への殺菌効果は、無害で永久的に持続する。メッキコーティングをしていないので、数ヶ月で使い古した真鍮の色調に変化して安定する。
 製品として、183-116シングルレバー混合栓(31,000円)、493-134丸型洗面器(44,000円)、702-515-13万能ホーム水栓(どっか〜んハンドル)(6,300円)等多彩にラインナップしている。
 どっか〜んハンドルとは、レバーハンドルでは「押す・引く」の2操作を繰り返さなければならなかったところを、「押す」だけの一操作で吐水・止水を可能にしたハンドル。同じ箇所を押すだけで簡単に操作できる。
ムダなお湯を自然にカット
KVK キッチン用「eレバー水栓」

 KVK(社長=末松正幸氏・本社=岐阜市黒野)のキッチン用「eレバー水栓」は、ムダなお湯を自然にカットする省エネ構造を備えたシングルレバー式混合栓。
 通常水を出すとき、無意識にレバー中央部で操作してしまうことが多く、従来品では、中央で水と湯が混合されて出るため、知らないうちに給湯器が作動してしまい、ムダなエネルギーを使っていた。
 eレバー水栓は、中央では水が出る構造にし、さらに湯と水の区別を分かりやすくするために、水から湯へ切り替わる境でクリック感を設け、境界を感触で分かるようにした。
 また、水を出すときに適量の位置でクリック感を設けたことにより、適量までの操作を素早く簡単にできる。省エネ法の基準の見直しにより、eレバー水栓は節湯C1に対応している。
 【特長】
@無意識にレバー中央で操作しても、水しか出ないから省エネ。
A水と湯の境にクリック感があるため、湯の使い始めが分かり安心。
B適量吐水でクリック感があるため、ムダ水防止&カンタン操作。
 シリーズの1つ、シングルレバー式シャワー付混合栓「KM5021TEC」は、快適NSFシャワー搭載。きめの細かい2種類のシャワー穴径を採用し、中抜け感のないシャワーで、洗い物のよごれをより落としやすくした。手触りがよく水ハネも少ない。シャワー吐水・ストレート吐水の切り替えはプッシュするだけ。シャワーヘッドが引き出せるので広いシンクの掃除も楽にできる。
最新の国際規格に対応
キッツ ボールバルブ「TDZシリーズ」

 キッツ(社長=堀田康之氏・本社=千葉市美浜区)は最新の国際規格に対応したプラントプロセス用ボールバルブ「TDZシリーズ」を今年のおすすめ製品として更なる拡販を目指す。
 最新の国際規格ISO17292、API608に完全対応したプラントプロセス用ボールバルブ「TDZシリーズ」。プラントプロセスラインのシビアな環境に必要とされる高いパフォーマンスを有している。
 新グランド構造を採用し、エミッションテスト(ISO15848、EPA Method21)で要求される性能を満たし、また、最新のファイヤーセーフテスト(API607/5th―ISO10497/2004)に対応可能である。
 駆動部の取り付け寸法はISO5211及びCAPI を採用。世界中のあらゆる駆動装置に対応している。又、グランドを分解せずに駆動部を搭載する事ができる。ボールシートにはキッツオリジナルのハイパタイトを採用し高い封止性能を発揮する。
 オプションとして、PED97/23/ECに基づくCEマークへの対応も可能。
 本体材料は、鋳鋼、ステンレス鋼および各種高合金鋼をラインナップ。
【主な用途】化学、石油、エネルギー、鉄鋼などのプラント生産プロセスライン、および計装分野。
お問い合わせは、キッツ 中部支社まで。
TEL052-562-1541
FAX052-563-8684
URL=http://www.kitz.co.jp
高いデザイン性が注目
三栄水栓製作所 水栓「SUTTO(スット)」

 近年、バスルーム・パウダールームに対するデザイン志向が高まり、
 洗面器類にも高いデザイン性が求められてきている。
 これに伴い三栄水栓製作所(社長=西岡利明氏・本社=大阪市東成区玉津)もLAUFEN社、Roca社の洗面器・手洗器を、2012年より総合カタログに掲載し、広く販売展開を図っている。
 写真の洗面器は、Roca社の洗面器「Urbi」。
 アート性の高い見事な曲線美で注目されている商品で、デザインはイタリアのカルロ・ウルビナティー氏。
 水栓は三栄水栓製作所の「SUTTO(スット)」。
 森田恭通氏デザインのシンプルで使いやすい水栓で、洗面用のほかバス用、キッチン用も展開する予定だ。
第2回バルブフォト五七五コンテスト
受賞作品発表 363作品の応募 日本バルブ工業会

 日本バルブ工業会では、3月21日を「バルブの日」と定め、業界の認知度向上を目指し「第2回バルブフォト575コンテスト」を実施した。
 このコンテストはバルブが普段生活の中で、どのように役立っているか、写真と川柳で表現してもらうもので、今回は昨年を大きく上回る172名から363作品の応募(昨年は89名、145作品)があり、厳正な審査の結果、最優秀作品賞等9点の受賞作品が発表された。
 審査は、日本バルブ工業会広報委員会、審査協力は経済産業省製造産業局素形材産業室が行った。
【最優秀作品賞】1作品
・作品名「てあらい」
・川柳「てあらいば みなでけんこう まもるんだ」荻野睦子(神奈川県相模原市)
【優秀作品賞】3作品
・作品名「夕暮れに浮かぶシルエット」
・川柳「湖畔にて そっと佇み 日を送る」渡瀬則彦(静岡県浜松市)
・作品名「好奇心」
・川柳「公園の 蛇口気になる 一歳児」
 増井典子(北海道苫小牧市)
・作品名「仲よしのバルブ達」
・川柳「三兄弟 バルブにコック 逃し弁」
 宮田憲雄(広島県府中市)
【入選】5作品 入選者名のみ
 鶴薗勝彦(愛知県知立市)、藤田実優(愛知県名古屋市)、伊藤由果子(愛知県長久手市)吉原寿一(岩手県花巻市)長谷川悟(滋賀県栗東市)※敬称略

“金型”“金属プレス”専門見本市が
東京ビッグサイトにて開催!
4月17日〜20日の4日間

 『INTERMOLD2013(第24回金型加工技術展)/金型展2013』[主催=日本金型工業会]ならびに『金属プレス加工技術展2013』[主催=日本金属プレス工業協会]が、4月17日から20日までの4日間にわたり東京ビッグサイトで開催される。開催規模は344社・団体、820小間(2月21日現在)となり、金型・金属プレス加工の最先端技術が集結する専門見本市として注目を集めている。
 同展は「最先端の金型加工と成形加工技術」の専門見本市として、金型の設計・製造から金属プレス・プラスチック成形に至る一連の工程を網羅し、日本のものづくりを支える素形材産業の最新情報を発信している。今年は24回目の開催となり、東京と大阪で交互に毎年開催されているが、前回の東京開催が東日本大震災の影響で中止されたため、東京での開催は4年ぶりとなる。今年は東日本地域の業界関係者はもちろん、全国の関連業界から、大きな期待を寄せられての開催となる。
 同展では金型や金属プレス関連事業者の出展をはじめ、工作機械やツーリング、切削工具、設計、測定、材料といった開発設計から製造現場まで専門的でありながらも関連する工程を一堂に集結させた、金型業界関係者はもちろん自動車・家電・航空機・情報機器関連メーカーなども注目する展示会となっており、多様なビジネスマッチングが期待されている。今回は特別企画として型技術協会の協力により『試作・デザイン・解析ゾーン』も設置し、新たな来場者層の強化も図る。
 また、日本の製造業界において重要な存在となっている中国、韓国などアジア各国からも多数の出展エントリーが行われており、事務局ではアジア各国からの来場動員にも取り組んでいる。
 併催イベントも多く企画しており、基調講演や特別講演会、各種セミナーの開催、自動車・航空機関連部品の企画展示、5回目となる学生金型グランプリなど、盛りだくさんの内容で日本のものづくりを支援するイベントとして多くの来場者を見込んでいる。
事前来場登録受付中
 現在、同展公式ホームページで、来場者のための事前来場登録の受付を行っている。登録すると入場料が無料になり、来場の際スムーズに入場することができる。
 ◎事前来場登録用サイトhttp://intermold.jp/jizen
 展示会に関する問い合わせは、インターモールド振興会(〒540-0008 大阪市中央区大手前1-2-15、TEL06-6944-9911、ファックス06-6944-9912)まで。
■開催概要■
 名称▼INTERMOLD2013(第24回金型加工技術展)/金型展2013
 主催▼日本金型工業会
 後援▼経済産業省、外務省、東京都、 日本貿易振興機構、東京商工会議所、日本経済新聞社(順不同、※INTERMOLDのみ)
 協賛▼日本工作機械工業会、日本鍛圧機械工業会、日本工作機械輸入協会、日本金属プレス工業協会、日本精密機械工業会、日本工具工業会、超硬工具協会、日本鍛造協会、日本工作機器工業会、日本精密測定機器工業会、日本光学測定機工業会、ダイヤモンド工業協会、型技術協会、日本プラスチック機械工業会、日本ダイカスト協会、RP産業協会、(日本塑性加工学会、日本機械学会、精密工学会、日本自動車部品工業会(順不同、※INTERMOLDのみ)
 名称▼金属プレス加工技術展2013
 主催▼日本金属プレス工業協会
 協賛▼日本自動車部品工業会、日本鍛圧機械工業会、日本金型工業会、型技術協会、素形材センター、日本産業機械工業会、日本ダイカスト協会、日本金属熱処理工業会、日本鋳造協会、日本鍛造協会、日本バルブ工業会、日本粉末冶金工業会、RP産業協会、日本塑性加工学会、日本機械学会、天田財団、金型技術振興財団(順不同)
 ≪両展共通≫
 会期▼2013年4月17日〜20日の4日間、10時〜17時
 会場▼東京ビッグサイト(東4・5ホール)
 入場料▼1,000円(税込)※招待券持参者、事前来場登録者は入場無料
 出展社数▼344社・団体
 出展規模▼819小間 ※2013年2月15日現在
 予想来場者数▼五万人
 来場対象▼金型メーカー、金型ユーザーなどの金型産業関係者および金属プレス産業関係者など。自動車・自動車部品、家電・情報通信機器、航空機部品、医療部品、エネルギー関連など
 URL▼http://intermold.jp
 運営▼インターモールド振興会
多彩な併催イベント
■併催事業紹介■
 1、基調講演(事前登録制)
 「トヨタ自動車における日本でのモノづくり革新」、講師=トヨタ自動車常務役員・川田康夫氏
 2、特別講演会(事前登録制)、主催=日本金属プレス工業協会
 「金属プレスの最新動向を探る」、コーディネータ=東京大学名誉教授工学博士・中川威雄氏、講師=東京大学大学院経済学研究科ものづくり経営研究センター特任研究員・伊藤洋氏、コマツ産機=開発本部技術部部長・河本基一郎氏、豊橋技術科学大学機械工学系教授・森謙一郎氏、東京大学名誉教授工学博士・中川威雄氏
 3、特別セミナー(事前登録制)、主催=日本金型工業会
 テーマ@「“3DCADデータ活用ものづくり”最前線」
 講演1『現地調査で知り得た最新の欧州事情』
 講演2『3D単独図 金型工程連携ガイドライン』説明会
 パネルディスカッション『―3D単独図を活用した日本発の首尾一貫したものづくり実現のために―』
 テーマA「ジャパンブランド・デザインコンペ〜キッズデザインを商品化する〜」コンペ結果発表
 4、出展者によるプレゼンテーション
 「テクニカル・ワークショップ」11セッション、「オープンセミナー」32セッション以上
 *併催事業については、会場、開講スケジュールなど詳細を公式サイトで公開中。

日立金属桑名オフィス
(膨張タンク関連製品)
移転 3月18日から

 日立金属(社長=藤井博行氏)の中部東海支店配管グループ(営業部長=小川広治氏)は、桑名オフィス(膨張タンク関連製品)を継手営業と同じ住所に移転し、3月18日から営業を開始する。
【新住所】〒460-0003 愛知県名古屋市中区錦2-13-19(瀧定ビル)
【電話】052-220-7463
【FAX】052-220-7483

新会長に白蜴=i大誠社長)を選出
サンドビックの営業戦略発表
中部日本コロマント会 平成25年度総会開催

 サンドビック・コロマントカンパニー(プレジデント=藤井裕幸氏・サンドビック社長)の中部地区における販売店・代理店でつくる、中部日本コロマント会(会長=吉野重高氏・新栄商會顧問)の平成25年度総会が2月7日午後2時50分より名古屋マリオットアソシアホテルで開催された。総会では役員改選が行われたほか、藤井社長よりサンドビックの業績報告と2013年の営業戦略が示された。また、優秀特約店表彰、STC(サンドビック・ツールクリニック)の事例発表、講演も行われた。
 冒頭、会役員とサンドビック役員の紹介があり、続いて挨拶に立った吉野会長は、総会出席に対してお礼を述べた後、「サンドビックさんからは非常に良い製品が続々と出てまいります。新製品を皆様の会社の隆盛に少しでもお役立ていただければと存じます。私は今総会を持ちまして会長職を退任させていただきます。2年間と短い期間ではありましたが、皆様のご協力で大過なく過ごさせていただきましたことに感謝申し上げます。この2年の間に、東日本大震災、タイの大洪水など悪い面もありましたが、サンドビックさんにおかれましては50周年の記念式典がありました」と振り返り、「会員の皆様には、サンドビックのコロマント製品を会社の中で一番売っていただきますよう切にお願いいたします」と述べて挨拶を結んだ。
 役員改選が行われ、会長に白蜻蜷ス社長、副会長に長屋三和精機社長、幹事に大霜三登工販社長、箕浦中央工機社長、折敷地共栄社長、佐藤羽根田商会社長を選出し承認された。
 白蜷V会長が「この壇に登り、非常に責任を強く感じています。果たして私でやって行けるのかという気持ちもありますが、会員の皆様、それから役員の皆様、サンドビックの皆様と協力し合って、この中部日本コロマント会をより良き会にしていきたいと存じますので、ご協力の程を宜しくお願いいたします。昨年の暮れに政権が交代して、明るい兆しが見えてきたと思われていますが、実体経済はまだまだこれからです。家電製品メーカーの赤字化、二輪、自動車の海外展開により国内空洞化の波が止まっていません。今年は巳年です。皆様方とともに細く長く、そしてしぶとく営業活動をし、サンドビック製品の拡販をしていきたいと思いますので、宜しくお願いいたします」と就任の挨拶をした。
 勇退する吉野会長に感謝の意を込めて藤井サンドビック社長より記念品が贈呈されると、吉野会長は「皆様のご協力で、無事に2年間過ごさせていただきました。一つお願いがあります。サンドビックさんは世界でもbPのメーカーです。しかし、まだ日本ではbPになっておられません。是非、皆様一心同体となって、一日も早くシェアbPにしていただきますことをお願いしまして、お礼の言葉といたします」と謝辞を述べた。
 続いて藤井社長が挨拶し、景況について「株価はウナギ昇りに上昇しているが、まだまだ実感が湧いてこない。直近の鉱工業指数を見てみると、在庫が少し減り、生産も昨年秋をボトムにして上がってきている。今年はもうすぐ在庫が減ってきて、夏から秋頃には生産が上がってくる気がしています」と見通し、サンドビックの2012年の業績を報告した(詳細は記者懇談会記事を参照)。
 また、活動報告で藤井社長は「サンドビック・コロマントはユーザーへの貢献度を重視している」ことを強調した上で、コロマント製品を買うことにより実現したユーザーのコスト削減額が、2012年は売上の24%になったと報告。2013年の営業戦略として次の3つを掲げ説明した。
 1、革新行動戦略=サンドビック・コロマントとして、新規参入製品(穴あけ製品、タップ、リーマ、ギアミリング)並びに加工アプリケーションの新たな提案(防振工具、高圧クーラント工具)を積極的に実施。
 2、拡大戦略@コンポーネントソリューション=エネルギー産業と航空機産業を中心に最適な部品加工を提案、A主力製品の拡販=フライス工具コロミルの拡販、Bグローバルサポート=アジア地域を中心にサポート、C工作機械メーカーとの協力による機械搭載工具=コロマントキャプト、回転工具ホルダの拡販、ツーリングカタログの作成。
 3、差別化戦略=サンドビック・コロマント独自の活動を通じて高付加価値を提供。@生産性向上プログラム(PIP)Aサンドビック・ツールクリニック(STC)活動BCustomer Monitoring and Action(CMA)活動C節電ツールプログラムDコロマント・ツーリングパートナー(CTP)。
 藤井社長は、これに加えて、工具リサイクルにも力を入れていく方針を示した。さらに今後の新製品の発売計画を発表する中で、特に穴あけ工具を中心に製品の拡大を行っていくことを明らかにした。
 コロマントカンパニー組織については、従来の5支店を3支店(東部支店・中部支店・西部支店)に集約。支店長に大幅な権限移譲が行われ、スピーディに対応できる体制となった。
 最後に藤井社長は「サンドビック社員は『究める・感動・感謝』の姿勢で頑張っていく」と述べ、会員に対し一層の協力を求めた。
 平成24年度優秀特約店表彰が行われ、優秀特約店15社と躍進賞5社に賞状が手渡された。
 STC事例発表では、中央工機浜松営業所の杉本氏が同社の活動内容を報告。ユーザーから「若い作業者に工具の知識を教えてもらう場としても非常に効果的」「本社工場だけでなく他の工場でも実施してほしい」と喜ばれ、自分自身も工具メンテナンスの重要性を再認識でき、ユーザーとの関係構築にもつながったとメリットを話した。
 このあとサンドビックが現在進めている『ライブデモの活用とサンドビック節電ツールプログラム』についての講演(講師=高宮コロマントカンパニー技術部長)があり第一部を終了した。
 会場を移して第2部の懇親会が開かれ、代理店を代表して大谷ジーネット名古屋支社長が「昨年は、後半から経済に急ブレーキがかかり、必ずしも良かった年とは言えませんでした。当社も上期に蓄えた貯金を下期に吐き出してしまうといった状況の中、日々絶え間ない努力を続けながら大きな成果を出されて表彰された会社の方々には、心から敬意を表します。我々も見習って、外部環境がどうあれ、やるべきことをしっかりやっていくことを心新たにしました。2013年が1カ月経ち、非常に皆さん明るい感じがしています。政権交代以降株価が上がり、円安に振れています。しかし何も我々の数字に反映されることもなく、この1カ月を過ごしてきました。ここ一週間ぐらいで、少し潮目が変わったと感じています。あるメーカーさんと話した折、この3月末納入の大きな案件がたくさん出てきているとの話がありました。円安に振れたことで少し利益が出るだろうと、今まで我慢して使っていたものの更新需要が活発になってきた。釣りの用語で、潮目はチャンスだそうです。我々もしっかりと潮目を見てチャンスを逃さないようにしなければならないと思っています。他社に比べて優位性の高い製品がたくさんあります。また、営業支援等もご提案いただきました。それも駆使しながら今年もサンドビック製品の拡販に邁進したいと思います」と挨拶。
 新幹事の佐藤羽根田商会社長の音頭で乾杯し、和やかに歓談して親睦を深めた。
穴あけ分野を強化
藤井社長との記者懇談会

 中部日本コロマント会総会に先立って行われた記者懇談会で藤井サンドビック社長は、サンドビックグループの2012年の業績と、サンドビック・コロマントの2013年の戦略を発表した。
 サンドビックグループ全体の業績については、リーマン・ショック後の2009年に売上高が落ち込んだが、一昨年の2011年はピークの2008年の数字を上回った。昨年2012年はさらにそれを上回る、985億2,900万クローネ(日本円で1兆4,228億円)となった。
 切削工具部門(サンドビック・マシニングソリューションズ)は、2009年に大幅に落ち込んだが、その後回復し、2011年にはピークを越え、昨年はさらに売上を伸ばし284億8,200万クローネ(日本円で4,113億円)となった。「この数字は、日本の超硬工具メーカーをすべて足した金額よりも大きい。グローバル、130カ国で展開している結果が出たものと思われる」と藤井社長。
 地域別に見ると、「中国は一昨年と比べ10%以上のマイナス。その代わりに、東南アジア(インドネシア、タイ、ベトナム等)がかなり拡大してきた。今後は、中国はもちろんだが、東南アジアに焦点を当てて進めていく。ヨーロッパは、どちらかと言うと一昨年に比べて元気はなかったが、大幅な落ち込みは見られず、横ばい。アメリカは昨年、二桁台の伸びを示した。アメリカは、かなり元気が良い。自動車産業を含めて、堅調に推移している」と述べた。
 2013年の戦略としては、本格的に穴あけの分野を強化する。藤井社長は「その元年に今年がなる。象徴がコロタップ。昨年10月からJISのコロタップの発売を開始した。かなりの手応えがあり、日本の市場でも販売できるとみて、本格的に製品展開をしていく。最初はターゲットを絞り込んでの発売であったが、性能的にも、価格的にも、日本市場でも戦えるとの手応えを感じた。今後、JISでの製品のバリエーションを順次増やしていくことで、日本でも穴あけに関する工具がすべて揃うことになる」と意欲をみせた。
 また、グローバルサポートについては、東南アジアを中心に海外に進出している日本の企業から、現地対応はもちろんのこと、日本からも対応してほしいとの強い要望があり、昨年、グローバルサポート部を設立。今年はこれをさらに強化して、アジア地域を中心に、エンドユーザーだけではなく、代理店、販売店の現地での活動をサポートしていく。
 工具リサイクルにも力を入れており、「我々が回収した工具製品は、必ず工具の原材料として使い、工具製品として戻ってくる。すべての工具メーカーのものを回収し、次の工具に転化していく再生技術を持っている。インサートチップ販売量(重量ベース)の70%以上はリサイクル製品でできている」と藤井社長は話した。
 最後に、今年の5月に世界切削工具会議2013(WCTC2013)が日本で開催されることが紹介された。

JIMTOF出品の新製品を一堂に
駿河機械加工システム展
静岡県下中心の来場者で盛況

 駿河機械加工システム展(主催=ジーネット傘下の静岡地区の販売店でつくる実行委員会)が2月1日・2日の両日、沼津卸商社センター展示場大ホール(静岡県駿東郡清水町卸団地203)で開催され、静岡の中部、東部はもとより、西部の浜松地区からもバスで来場し、期間中は終日賑わいを見せた。
 今展示会は「生産性向上と省エネ・高効率化へのご提案」をテーマに、工作機械、機械加工周辺機器、組込み機器、環境対策メーカー48社が出展し、昨年11月に開催されたJIMTOF2012(第26回日本国際工作機械見本市)で発表された新製品を中心にした展示が行われ、来場者は熱心に商品の説明を聴いていた。
 また、同時開催されたセミナー@「測定誤差を小さくする測定工具の使い方」(ミツトヨ)A「5Sと改善が工場を救う!『大震災と危機管理』」(サンドビックツーリングサプライジャパン)B「工場の生産性向上・環境対策!!〜生産性50%向上への挑戦〜」(事務局)C「ヤマザキマザックのものづくり戦略」(ヤマザキマザック)はいずれもほぼ満席となり好評だった。

大径、長尺ワーク対応の
CNC円テーブル登場
ユキワ精工 「BNC320」発売

 ユキワ精工(社長=酒巻和男氏、本社=新潟県小千谷市)は、中心貫通穴径φ160のCNC円テーブル「BNC320」を発売した。
 CNC円テーブルは、専用コントローラや搭載機械のNC装置により、ワークの角度割出を行うための機器。新製品のBNC320は、大径の中心貫通穴を設け、大径ワーク、長尺ワーク等、今までの円テーブルでは対応できなかったようなワークに対応することができる。BNC320は多くの特徴を持ち合わせ、様々な加工において省力化が可能となっている。
 【製品の特徴】
 @ビッグボア
 中心貫通穴がφ160と大きく、大径ワークや長尺ワーク等、多彩なワークに対応が可能。
 A強力クランプ・高剛性
 クラス最大3000N・mのクランプ力を実現した(同社比4倍)。また、テーブル軸を大径軸受で支持しているため、高剛性。高クランプ力・高剛性のため、重切削に対応可能(円周方向荷重で、同社比四倍)。
 B精密割出
 耐久性に優れた特殊合金ウォームホイールを採用しているので、精密な割出が可能。累積割出精度は、20秒以内。
 C油圧ユニット不要
 円テーブル本体にエアハイドロ機構を内蔵しており、エアを供給するだけで、円テーブルのクランプが可能。ユーザーで円テーブルのために、油圧ユニットを用意する必要がない。
 Dかんたん接続
 制御は同社製CNC円テーブル専用コントローラAC3-90を用意。相手機械から一つのスタート信号(M信号)を受け、コントローラのプログラム一ブロックを実行する。また、マシニングセンタのNC装置で制御可能なサーボモータをユーザーより支給してもらい、搭載することも可能(付加軸仕様)。

サンドビック 高圧クーラント用工具
コロターンHPハイプレッシャーに
角シャンクタイプ追加

 サンドビック・コロマントは、高圧クーラント用旋削工具「コロターンHP」に角シャンクタイプを導入した。
 コロターンHPは、独自のノズルテクノロジーによりクーラントをチップと切りくずの間に正確に噴射する。クーラントジェットのくさび効果により、低合金鋼やステンレス鋼、チタン合金などでも切りくずを細かく分断できる。
 さらにクーラントが刃先の切削ポイントに正確に当たることにより、クーラントの冷却効果を最大化。切削速度やチップ寿命の向上に貢献する。
 【主な特長】
 @独自のノズルテクノロジーにより、くさび効果で切りくずを細かく分断。
 Aチップ刃先を効果的に冷却することにより、切削速度を30%向上可能。
 B切りくずをチップすくい面からすばやく切り離し、摩耗を抑制。チップ寿命を50%向上可能。
 優れた切りくず処理と生産性向上に定評のあるコロターンHPが、角シャンクタイプの登場により、さらに身近に利用できるようになった。また同時に高圧クーラント専用ブレーカも導入される。さらに今月には、内径ボーリングバイトタイプも導入され、よりいっそう品目が拡大される。
 角シャンクタイプの導入品目は142品目(うち、インチサイズ82品目)。

耐熱合金用ワンカットラジアス
「DV―OCSAR形」発売
ダイジェット工業 耐熱・チタン合金加工に最適

 ダイジェット工業(社長=生悦住歩氏、本社=大阪市平野区)は、耐熱合金用ワンカットラジアス「DV―OCSAR形」を2月1日より発売した。
 同製品は、耐熱・チタン合金加工において、びびりを低減し高速・高能率加工を実現するラジアスエンドミルで、主な特長は次のとおり。
 @すくい角がポジで切れ味が良く、溶着を低減。
 A不等分割・不等リードに加え、コーナR部にまで不等リードを採用(特許出願中)しびびりを低減。
 Bびびりの低減により、コーナR部や薄肉ワークでも加工面が良好。
 Cねじれ角42度〜45度で切削抵抗が低い。
 D熱伝導率が高い母材と耐熱性の高いコーティングの組合せで、耐熱合金加工に最適。
 サイズはφ3〜φ20(R0.5〜R3)。
 耐熱合金・チタン合金の、肩削り、曲面、ポケット、ヘリカル加工が主な用途となる。
 販売価格は13,500円(φ3)〜94,300円(φ20)で、初年度販売金額を3,000万円としている。

橋本政昭社長(橋本総業)が上梓
『なぜ、わたしたちは老舗管材商社となったのか―「縁をつなぐ」を合言葉に』
 管工機材・設備機器商社橋本総業社長の橋本政昭氏が、この程ダイヤモンド社から、『なぜ、わたしたちは老舗管材商社となったのか-「縁をつなぐ」を合言葉に』という著書を初めて上梓した。
 この本は、橋本総業の前身である橋本商店を1890(明治23)年に創業した橋本久次郎氏から、4代目社長の橋本政昭氏が、時流に合わせて卸売業としての業態を少しずつ変えてきた120年の進化の軌跡を追った実話。
 同社がずっと変えずに貫いてきた「正直、親切、熱心」という理念がどのように生まれ、培われたのか、時代背景とともに、丁寧に記述されている。
 政昭氏は、社長就任直後にバブル経済崩壊を目の当たりにした。そこで売上を伸ばすための『拡業』を見つけ、新たな成長柱に育成することに挑戦しながら、その中で販売店、メーカー、卸が一緒になって事業を立ち上げる『ベストパートナー』が出来上るまでの経営戦略を「流れを作る経営」として詳細に述べている。
 さらに今後業界のビジネスチャンスについても、図やキーワードを用いて、わかりやすい解説がされている。
 2013年1月18日発行 1,500円+税

創業55年 感謝の集い
『初心忘るべからず』
共立機巧 社員ら約100名が参加

 共立機巧(社長=西田憲司氏、本社=名古屋市中村区)は2月16日午前11時より、名古屋市中区の名古屋国際ホテルにおいて「共立機巧創業55年感謝の集い」を開催した。当日は、創業時からの協力会社、社員とその家族らおよそ100名を招いて祝宴が催され、55年の足跡を辿るとともに同社のさらなる発展を祈念した。
 同社は、創業者で現会長の西田篤生氏が昭和33年(1958年)に創業してから今年で55年、会社設立満50年を迎える。
 感謝の集いでは、国歌斉唱に続いて、西田社長が挨拶に臨み「本日はお忙しい中、この様にたくさんの方にお集まりいただき、誠に嬉しく、ありがたく存じます。今回、創業55年ということですが、私は創業30年の時に共立機巧に入社しました。40年の時に代表者にさせていただきました。それから15年経ち、この15年間、決して順風満帆ではありませんでしたが、非常に有意義な、幸せな15年を過ごさせていただきました」と参加者に対し感謝の気持ちを伝えた。
 また今回、創業55年感謝の集いを開催するにあたって、「両親(西田会長夫妻)からほんの3か月前に相談があり、会社では式典を10年毎の節目に行っているので、次は60年かと訊かれました。10年に1度ですから、次は60年ですと答えました。すると、あと5年あるのか。5年経ったら、私は86歳だし、家内も81歳か。参加できるか分からないな。何とか会社の業績が良ければ今年やってくれないか、と言われました。お陰様で、昨年はここ10年で一番良い業績でしたので、今年やりましょうということで、55年という中間の年とはなりますが、今回、開催を決めさせていただきました」と開催に至る経緯を明かした。
 さらに西田社長は「今回は、いつもと少し違う趣向で、新しい企画として『スライドショー』を織り込みました。共立機巧の55年の間に会社で撮られた写真を、私が倉庫から探し出して来まして、20分間にまとめてあります。何せ55年分を20分にまとめるという大変無謀なことですので苦労をしましたが、後ほどご覧いただきたいと存じます。通常のスライドショーですと、会社の商品とか、社屋とかが中心となります。しかし、敢えてそれを外して、社員1人1人の笑顔、お客様の笑顔に視点を定めて、人間に焦点を当てて撮った写真を集めさせていただきました。本当に幸せな55年を運良く、共立機巧は過ごしてきたわけでございます。ある意味、会長夫妻を中心とした西田ファミリーという形で、55年やってまいりました。西田ファミリーとしては、非常に幸せな人生を送って来て、ありがたいことだったと思います。ただこれからはその幅をもう少し広げて、社員の喜ぶ顔、お客様の喜ぶ顔、仕入先様の喜ぶ顔に視点を広げて、共立機巧ファミリーとして今日から頑張ってまいりたいと存じます。何分にも若輩者ですので、皆さんのご支援とご協力が必要となります。今後とも宜しくお願いいたします」とお礼とともに新たな決意を語った。
 続いて、西田会長が「本日は何かとご多用のところ、私どもの創業55年感謝の集いにおいでいただきましてありがとうございます。本日の催しは、共立機巧にとりまして『初心忘るべからず』の心を新たにするものです。感謝、感謝と口で言うのはたやすいですが、感謝を行為に表そうというのが会社のモットーです。社長の話にもありましたが、急遽、3か月前に思い立ち、今回の開催の運びとなりました」と挨拶し、創業時にお世話になった人たちや、これまで会社を支えてくれた協力会社の人たち、社員、友人、親戚、家族に思いを巡らせ55年を振り返った。
 西田会長が名古屋に来たのは昭和32年(1957年)。当時は父親の仕事(薬品製造)の手伝いをしていたが、豆腐の製造にかかわることで、水を消毒する方法はないだろうかと話を持ちかけられ、監督官庁の指導のもと滅菌機の開発に着手。試行錯誤を重ねてできた試作機のデータを保健所に出すため、豆芳商店という豆腐屋の協力を得て試験場所を提供してもらった。水を止めなければならないので商売に支障がでるが、本当に快く協力していただいた。
 この滅菌機(明星式自動塩素滅菌機)が豆腐組合で採用され、300台を受注。これを機に、昭和33年(1958年)春に創業、機械製造を自営で始めた。
 創業当時は家族や親戚の力を借りながら業績を徐々に伸ばし、5年後の昭和38年(1963年)に資本金50万円で共立機巧株式会社を設立した。
 長い歴史の中ではピンチに遭遇することも。一時は倒産の危機を迎えたが、資金を援助してくれた仕入先や友人、親戚、そして運命を共にと、会社に残った社員の助けによって奇跡的に危機を乗り越えた。
 この時の教訓から、手形ゼロ、借入れゼロの誓いを立て、6年後にはこれを実現。それから現在まで、支払いは現金、無借金経営を続けている。
 当初、50万円の資本金が、利益を積み立て、昭和50年(1975年)には2,400万円に。その後は、持ち株会も作り、業績の上下により多少配当率が変わるものの、平均で年20%の配当を今日まで継続している。現在は資本金も5,000万円となり、その内の35%を持ち株会が持っている。
 西田会長は「会社のモットーは『共立機巧の社員は、一家である』。家族であるとの理念を持って、これからも営業を継続していきたいと思っています。今まで、昭和49年のどさくさの時に一度だけ、赤字が出ました。55年間で、赤字はその時の1回きりです。企業は黒字にして、税金を国家に納める。中小企業の国に対する報恩は、納税することである。その様な気持ちが企業を繁栄させるのではないかと強く思っています。大変な時に、資金面や労力の面でご協力をいただいた方々、また、社員も皆が奮起してくれ、今も社員は選り抜きの精鋭ぞろいというのが、私の自慢です。御恩を決して忘れないようにとの気持ちで、今回の催しを開催させていただきました」と述べ挨拶を結んだ。
 矢野氏の発声で乾杯して祝宴に移り、スライドショーを見ながら出席者は55年間の思い出話などに花を咲かせた。西田会長、社長の心温まるもてなしで和やかに宴が進み、西田勲生取締役の閉会の辞と万歳三唱で終了した。
共立機巧プロフィール
 水道滅菌機専門メーカーとして、昭和33年4月に創業。昭和38年1月、共立機巧株式会社設立。
 特殊ポンプ・公害防止プラント・農業プラント・工場内省力化装置の製造を行う。
【本社】〒453-0861 名古屋市中村区岩塚本通3-3、TEL052-412-5111、ファックス052-412-9000
【支店】東京、名古屋、大阪
【工場】名古屋に2工場(機器製造工場、薬品工場)
【資本金】5,000万円

鋳鋼17・6%減、鍛鋼18・6%減
生産量の落ち込み続く
日本鋳鍛鋼会 1月の鋳鋼・鍛鋼生産実績

 日本鋳鍛鋼会が2月28日に発表した、鋳鋼(全国74工場)、鍛鋼(同19工場)の平成25年1月分生産実績によると、1月の生産は、鋳鋼が前年同月比17.6%減の1万4,100トン、鍛鋼が同18.6%減の4万53トンとなり、どちらも大きなマイナス幅となった。鋳鋼は10カ月連続のマイナス、鍛鋼は7カ月連続のマイナスで、前年割れが続いている。
 前月比も、年末年始をはさみ稼働日数が減少したことに伴い、鋳鋼4.6%減、鍛鋼7.8%減とそれぞれ減少した。
 同会によると、現在の生産基調は、鋳鋼全体でほとんどの機種が前年割れとなっており、減少に歯止めがかかっていない状況。昨年4月より土木建設・鉱山機械向けのマイナスが止まっておらず、船舶向けも一昨年来からの厳しい状況に変化はない。また、破砕機・摩砕機・選別機向けが5カ月ぶりに1,000トン台を割るなど、震災復興進度の遅れによる影響もあったとしている。
 鍛鋼については、牽引してきた自動車向けが、エコカー補助金の終了や海外向けの減少などといった需要産業の影響を受け、2カ月連続で2万トン台を割っている。船舶向けは鋳鋼同様に減少傾向が継続していることから、先が見えない状況にある。また、堅調だった発電用機器向けが前年実績比で半減している。鍛鋼全体で約4万トンと、半年前と比較しても1万3,000トン近く減少し、鋳鋼同様大変厳しい状況となったとしている。

新たなステージに向う節目の年
2013年度方針発表会を開催
ノーリツ 2012年12月期は過去最高益

 湯まわり設備メーカーノーリツ(社長=國井総一郎氏・本社=神戸市)では、2月21日午後2時30分より、JR名古屋駅隣接の名古屋マリオットアソシアホテルにおいて「2013年度ノーリツ経営方針発表会」を開催した。國井社長は24年度12月期における連結決算が過去最高益を更新したと報告し、今期の重点課題として、売上高2,000億、営業利益100億円達成を掲げ、『強い会社』にしていきたいと表明した。
 当日は東海支店の同社得意先である75社、112名が参集する中、國井社長は、冒頭に1月1日付で中部支社に着任した水野誠新支社長を紹介した後、2012年12月期決算と今期経営方針の説明を行った。
【2012年12月期決算】
・新製品を積極的に投入し過去最高益を更新した。国内事業は増収・増益、海外事業は黒字化した。
・平成24年12月期の連結業績は1,870億6,100万円(前年同期比1.5%増)、営業利益は88億3,900万円(8.0%増)、当期純利益は59億7,900万円(24.6%増)の増収増益決算となった。
【今期経営方針】
・今期は新たなステージに向かう“節目の年”にしたい。売上高2,000億円、営業利益100億円を目指す。
・持続的な成長戦略として、新エネルギー分野と、海外事業に注力していく。海外事業の成長として、1月に中国全土で展開する住宅設備機器メーカーのSakuraCo.'Ltdの株式を取得した。それにより、16年12月期目標の海外事業売上高400億達成に向けスピードアップを図る。
 國井社長は、「『強い会社』の条件は、成長性と収益性があること」と話す。成長性については、毎年5%の売上拡大、収益性については営業利益率5%確保を目指す。現在の円安基調が続けばコスト増につながるが、経営で掲げた目標を達成していくことで、「『強い会社』にしていく」と述べた。
 次いで水野誠中部支社支社長より、今期の中部支社基本方針が発表された。はじめに、中部支社の組織変更について報告された。12年迄中部支社の管轄範囲であった3支店に信越支店を加え拡大し、再編。東海支店と北信越支店の2支店に再編し、地域特性を加味したエリアマーケティングの強化を図る。
 基本方針は、@省エネ・創エネ・節電商品の拡販Aお得意先への販売支援強化B市場品質の向上。水野支社長は、「社内の組織を強化した上で、皆様と目標と課題を共有し、戦略的に実行することで皆様の業績アップに貢献したい」と語った。
 続いて東海支店の戸島洋支店長から東海支店方針が発表された。
 昨年の東海地区の業績を主要品群別で見ると、故障前買い替え促進策が奏功し、エコジョーズGTの販売台数が前年の124%を達成した。また新製品のGT‐C52が非常に販売好調であった。また太陽光発電も「エコ生活提案会」の実施が成約につながり、前年比約2倍の実績を上げた。
 今期の市場見通しについて、ガス・石油温水機器の全国需要販売台数統計によると、過去3年間、毎年前年の出荷台数を上回っている。東海地区においては、12年は全国の伸びを上回る推移を見せており、引き続き市場には、ガス化のフォローの風が吹いている。
 東海支店では、エコジョーズのスタンダート化、節電提案による厨房機器の拡販、省エネ・創エネ商品のベストミックス提案を強化する。
 また会場内では、1月21日発売の新製品で業界最薄となる、エコジョーズ給湯単機能タイプ「GQ-C2434WSシリーズ」が展示され、出席者からの注目を集めた。
 新製品は、普及価格帯では業界最高となる熱効率93%を達成し、省エネ性をさらに高めた。また集合住宅でのパイプシャフト設置に対応できるよう排気バリエーションを拡充した。
販売コンテストの表彰式
中部・静岡NOVANO会

 当日は方針発表会に先立ち、中部NOVANO会(ノーリツ代理店会・会長=尾崎行広氏・米津東部社長)の「第14回総会」と、静岡NOVANO会(会長=一瀬学氏・小泉東海社長)の「第3回総会」が開催された。  
 総会では、事業報告と会計報告、任期満了に伴う役員改選の他、25年度事業計画を審議し、承認可決された。
 その後、ノーリツが昨年7月から12月末まで実施した「NOVANO会販売コンテスト」の表彰式が行われた。中部地区では取引部門の第1位にTOTO中部販売、静岡地区では、ガステックサービスが受賞した。
 贈呈式でTOTO中部販売の春日井剛司社長は、「中部地区の新エネルギー分野は全国を牽引する勢いが続いており、しっかり地に足をつけて拡販したい」と挨拶した。
 第2部の懇親会では、東邦ガスの鈴木達哉リビング企画部長の音頭で乾杯を行った。和やかに歓談が進む中、ノーリツの仲村貴文営業本部長による御礼の挨拶があり、ザ・トーカイの小栗勝男ライフソリューション本部長の中締めで盛宴の内にお開きとした。

支部員ら35名が参加
志水正之輔氏(服部)が連覇
愛機工西支部 第5回ボウリング大会

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機社長)の西支部(支部長=内藤和美氏・内藤商事社長)は2月8日午後6時30分より、中川コロナワールド・コロナキャットボウル中川店において「第5回西支部ボウリング大会」を開催、支部員とその従業員ら35名が参加して親睦を深めた。
 ルール説明の後、前回優勝した志水正之輔氏(服部)の始球式でゲームスタート。
 和気あいあいと日頃の腕前を競いながら楽しくゲームを進め、2ゲームの結果、志水氏がトータル382ピンと強さを見せ連覇、3度目の優勝を果たした。
 ゲーム終了後は別室のカラオケルームに移動し、梅村理事(梅村本店社長)の司会進行で表彰式が行われた。はじめに内藤支部長が参加のお礼を述べた後、結果発表に移り、各賞の受賞者に賞品が贈呈された。
 最後に大会実行委員長の吉野理事(吉野機械工具社長)より「これからも楽しい会を続けてまいりたいと存じます。来年はさらに多くの方に参加していただけるようにしたいと思いますので、ご協力をお願いいたします」とお礼を含めた挨拶があり、終了した。
 上位入賞者は次の通り(敬称略)。
▽優勝=志水正之輔 382ピン(服部)
▽準優勝=服部将康 380ピン(服部)
▽第三位=宮崎哲次 357ピン(服部)
▽ハイスコアー=宮崎哲次 206ピン

ボケず嫌われず長生きしなはれ
児玉興業会長 松田謙三

 ボケず嫌われず長生きしなはれ(作者不詳・エッセー拝借)
 年を取ったら出しゃばらず憎まれ口に泣き言に 人の陰口愚痴言わず他人のことはほめなはれ 聞かれりゃ教えてあげてでも知ってることも知らんふり いつも阿呆でいるこっちゃ。
 勝ったらあかん負けなはれ いずれお世話になる身なら 若いもんには花をもたせ一歩さがってゆずるのが円満にいくコツですわ いつでも感謝忘れずにどんなときでも「へえおおきに」
 お金の欲をすてなはれ なんぼゼニカネあってでも死んだら持っては行けまへん「あの人はええ人やった」そないに人から言われるよう生きてるうちにバラまいて山ほど徳を積みなはれ
 というのはそれは表向き ほんまはゼニを離さずに死ぬまでしっかり持ってなはれ 人にけちと言われてもお金があるから大事にされ みんなベンチャラ言うてくる 内緒やけれどほんまだっせ
 昔のことはみな忘れ自慢ばなしは しなさんな わしらの時代はもう過ぎた なんぼ頑張り力んでも体が言うことききまへん あんたはえらい わしゃあかんそんな気持ちでおりなはれ
 わが子に孫に世間さま どなたからも慕われる ええ年寄りになれなはれ ボケたらあかん そのために頭の洗濯 生きがいに 何か一つの趣味を持ち せいぜい長生きしなはれや
* * *
 現在、百歳を超える長寿の日本人は4万人余と言われて居りますが、今は食糧事情も好く、年齢七掛時代とも言われて居ります。 
 ベッドの上で長寿を保っても長寿とは言わない。老人長寿の条件は何事も自分でやり、他人に迷惑をかけない。「オイ、お茶」「オイ、めし」「オイ、風呂」と自分で行動出来ない人は老人。
 家庭の雑務、掃除、洗濯、近隣の掃除の実践はボケ防止、細胞再生の源です。早起き、新聞読書、エッセー書の実践を!ゴミ屋敷、居酒屋で飲みすぎ意識朦朧、痴漢老人激増は愚の骨頂。
 イギリスの諺「錆付くより擦り切れたほうがまし」
 長寿とはアビリティ オブ デイリーライフ(能力技量 毎日毎日生き生きとした生活)で初めて意義があり。

航空宇宙産業の工作機械と加工事例を紹介
第23回生産革新セミナー
森精機製作所 幅広い業種から81名が聴講

 森精機製作所(社長=森雅彦氏)は2月26日午後2時より名古屋本社(名古屋市中村区)2階ホールにおいて「生産革新セミナー」を開催した。
 同セミナーは2005年に初開催され、今回で23回目。当日は航空機関連、機械工具製造・自動車二輪部品、電気、建設、鉄鋼、産業用機械、医療機器など多岐に渡る業種から81名が参加した。
 セミナーの第1部(午後2時〜3時15分)は、三菱重工業株式会社航空宇宙事業本部誘導・エンジン事業部の柴田亮太氏が「航空宇宙エンジン事業への取り組み」と題して講演した。
 第二部(午後3時30分〜4時50分)では、航空宇宙産業エクセレンスセンタ所長のミヒャエル キルバッハ氏が「航空宇宙産業の工作機械と加工事例の紹介」をテーマに講演。
 同氏は、成長を続ける航空宇宙産業では軽量、高耐熱性など高機能な材料が多く使用され、部品の製造においてはこれらの材料を高効率、高精度に加工することが求められているとして、DMG/MORI SEIKIは、幅広い機械のラインアップや多彩なオプションを揃えて世界中のユーザーに最適な加工方法を提案していることや、航空機部品の加工を専門で扱う航空宇宙産業エクセレンスセンタを設置し加工技術の開発にも取り組んでいると話し、機械の性能と合わせて、世界中のユーザーの加工事例を紹介した。

経営者としてのスキル向上をめざす
新幹事長に成田氏(大成工機商会社長)
ジュニアー会 平成25年度総会を開催

 ジュニアー会(幹事長=小川誉之氏・小川管商社長)は2月22日午後7時より、名古屋市中区の鳥開総本家錦店において「平成25年度総会」を開催した。
 総会には会員11名中8名が出席。野崎幹事(常磐精機社長)の司会進行のもと、小川幹事長の挨拶に続いて、議案審議に移った。
 平成24年度事業報告を野崎幹事が、同決算報告を小川幹事長がそれぞれ行い、原案通り承認可決された。
 平成25年度幹事団は引き続き、小川誉之氏、成田幸隆氏(大成工機商会社長)、安井文康氏(錦興業社長)、野崎憲昭氏の4名が務めるが、幹事長については、先代のジュニアー会からの引き継ぎも含め、昨年の新ジュニアー会創設に尽力しこの2年間リーダーシップを発揮してきた小川幹事長の功労を称えるとともに、負担軽減のために、同氏が幹事長を退任し、新たな幹事長に成田氏、副幹事長に安井氏がそれぞれ就任した。
 平成25年度事業計画として、総会、研修会、納涼会、ゴルフ会、忘年会を実施することが承認され、併せて予算案も原案通り承認された。
 その他の件では、ゴルフ会について、原則平日開催を避けてはとの意見が出され、承認された。
 成田新幹事長が「前幹事長の小川さんの跡を継ぎ、新幹事長を仰せつかりました。できるだけ会に参加していただき、参加率を上げていただければと思います。単に勉強だけではなく、営業に関わることや経営者として必要なスキルを身に付けられるように頑張ってまいる所存ですので、よろしくお願いいたします」と挨拶。同氏の音頭で乾杯し、懇親の場となった。

塩化ビニル管および関連製品
15〜20%以上の値上げ
積水化学工業 3月21日出荷分より

 積水化学工業(社長=根岸修史氏)は2月25日、塩化ビニル管および関連製品について、3月21日出荷分から価格を15〜20%以上引き上げると発表した。
 同社が製造・販売する管材および継手などの主原料である塩化ビニル樹脂やポリエチレン樹脂などについては、国際的な原油・ナフサ価格の上昇を受けて、昨年から価格上昇が続いている。
 今年に入っても、円安の進行などによる原油・ナフサ価格の上昇が続いており、原料安定確保の必要性からも、原料樹脂の値上げを受け入れざるを得ない状況となった。
 自助努力の限界に達したとして、同社では理解と協力を呼び掛けている。
▽値上げ実施日=3月21日出荷分より
▽対象製品と値上げ幅
《塩化ビニル関連製品》
・塩化ビニル管全般=20%以上。
・排水継手・下水継手=20%以上。
・電力・通信ケーブル保護管・継手=20%以上。
・給水継手・マス・塩化ビニル管用接着剤・保温材=15%以上。
・プラント管材全般=15%以上。。
《ポリエチレン関連製品》
・ポリエチレン管および継手=15%以上。