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2011年(平成23年)8月
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2011年8月7日(日)
2426号
初開催から50年の節目を迎え より国際化した展示会に JIMTOF2012 開催概要を発表 日本工作機械工業会と東京ビッグサイトは、来年秋に開催するJIMTOF2012(第26回日本国際工作機械見本市)の記者発表会を7月26日午前11時より東京都港区芝公園のメルパルク東京で開き、開催概要や取り組み方針などを発表した。JIMTOFは1962年に大阪で第1回が開催されてから今回で26回目、発足50周年の節目を迎える。世界有数の工作機械見本市に成長したJIMTOFは、工業立国・日本の技術水準を映す鏡として、国内外から高い関心を集めてきた。主催者は、世界で最も早く最先端の技術を見せる展示会として、これまで以上に最先端・最新製品が出展されるよう働きかけるとともに、より国際化をテーマに海外からの出展や来場者の増加に向けた取り組みを進めていく。 主催者挨拶では、はじめに日本工作機械工業会の石丸専務理事が挨拶で「来年の11月1日より6日間、JIMTOF2012を開催させていただきます。お陰をもちまして、今年に入ってから毎月1,000億円を超える工作機械受注額を得ております。3月に東日本大震災があり、その影響も心配しましたが、影響は軽微で、私ども工作機械業界の回復は早いものでした。六月の受注を見ますと、総額で1,286億円と、前年同月比53.5%増となりました。この1,200億円を超える受注額は35ヶ月振り、2008年7月以来の事です。リーマンショック(2008年9月)直前の水準に回復してきており、業界関係者一同、意を強くしているところであります。このような中で開催されますJIMTOF2012は、受注の伸びを背景に出展意欲も高まるのではないかと、私どもも期待しております。来年はJIMTOFが発足してちょうど50年の節目の年となります。リーマンショック前は内需のほうが多いぐらいの割合で、リーマンショック直前ですと内需の割合が55%、外需が45%ぐらいでしたが、最近ではリーマンショックを経て、外需のほうが中国はじめ新興国需要を反映して非常に伸びが大きく、外需比率は約七割となっております。JIMTOFにとっても国際市場に目を向けた、グローバルな国際見本市であることが必要になると思っております。前回のJIMTOF2010を振り返りますと、台風の直撃を受け天候的には必ずしも恵まれませんでしたけれど、中身の非常に濃い、ビジネスに直結したJIMTOFであったと、出展者の方々から評価をいただいております。前回展に倣い、JIMTOF2012についてもビジネス直結型のJIMTOFにしたいと考えています。グローバル市場を見据えたJIMTOF、ビジネスと直結したJIMTOFを主眼において進め、海外からの出展もさらに増やしていきたい。海外からの参加者も増やしていきたい。海外需要を見据えて、さらに国際化の進んだJIMTOFにしていきたい」との考えを示した。また、企画展示などを通して、モノづくりの重要性をアピールするとともに、工作機械業界について広く一般に周知し、優秀な人材を誘引していきたいとも話した。 続いて、東京ビッグサイトの上條代表取締役常務が「前回展は、リーマンショックの影響で出展者の減少等が懸念されたが、結果を見ると大成功のうちに終了することができました。特に、出展者の皆様からは非常に中身の濃い商談の場となったとの評価をいただいております。今回のJIMTOFも、前回の成功を踏まえて、さらに充実した質の高いJIMTOFにしていかなければならないと思っております」と挨拶。主催者の取り組みについては、@従前以上に最先端・最新製品が出展されるよう、積極的に奨励A参加意義の高い、魅力あふれるコンベンション・セミナーを開催B世界市場を見据えた、ビジネスマッチングの創出C有為な人材を業界に誘うための取り組み強化D安全で安心感の高い会場づくり―の5つの視点から運営に取り組むことを説明した。 今回のポスターデザインは、フェラーリなどのデザインで有名な、工業デザイナーの奥山清行氏(KEN OKUYAMA DESIGN代表)が手掛けた。匠の象徴である「人の手」をメインイメージとして使用、日本が直面している困難を我々自身の手で復興させたいという想いも込められている。 開催概要 ▼名称=JIMTOF2012(第26回日本国際工作機械見本市) ▼開催趣旨=工作機械および関連機器等の内外商取引の促進ならびに国際間の技術交流をはかり、もって産業の発展と貿易の振興に寄与することを目的とする。 ▼会期=2012年11月1日〜11月6日の6日間 ▼開場時間=午前9時〜午後5時 ▼会場=東京ビッグサイト(東京国際展示場)全館 ▼主催=日本工作機械工業会、東京ビッグサイト ▼後援(予定)=外務省、経済産業省、NHK ▼協賛=日本工作機械輸入協会、日本鍛圧機械工業会、日本小型工作機械工業会、日本工具工業会、超硬工具協会、日本工作機器工業会、日本精密測定機器工業会、研削砥石工業会、ダイヤモンド工業協会、日本光学測定機工業会、日本フルードパワー工業会、日本試験機工業会、日本歯車工業会 ▼出展規模(予定)=約45,000u(約5,000小間) ▼展示面積=82,660u ▼出展物=次の新品製品。工作機械、鍛圧機械、工作機器、特殊鋼工具、超硬工具、ダイヤモンド・CBN工具、研削砥石、歯車・歯車装置、油圧・空気圧・水圧機器、精密測定機器、光学測定機器、試験機器、制御装置および関連ソフトウェア(CAD/CAM等)、その他工作機械に関する環境対応機器装置・機器・資材・製品・技術および情報 ▼出展資格者=前記出展物に関連する設計、製造または販売業を営む法人および団体ならびにこれに準ずる機関とする。商社や代理店は、出展予定製品の製造業者の書面による同意書または委任状が必要となる。出展者は、見本市開催期間中製品を展示し、人員を常駐させる義務がある。 ▼出展申込単位=1小間(3m×3m=9u)を基本単位とする。 メインブランドを一層推進 会長に伊藤捷三氏(沼津管材)再選 中部桃友会 第25回総会を開催 中部桃友会(会長=伊藤捷三氏・沼津管材会長、ベンと販売店の集い)では、7月5日午後4時より、名古屋市中村区の“レセプションハウス名古屋逓信会館”において「第25回総会」を開催し、平成22年度事業報告並びに決算報告、平成23年度事業計画並びに予算案を審議し、いずれも承認可決する一方、任期満了による役員改選では会長に伊藤捷三氏(沼津管材会長)が再選されたのをはじめ、役員全員重任となった。 総会は、ベン名古屋営業所の青柳所長が司会進行を務め、会員数21社の内、全社出席となり総会が成立すると報告され開会した。 会長挨拶に臨んだ伊藤会長は、出席者にお礼を述べ、「我々の業界は震災後、仕事が止まっております。静岡組合の6月理事会の席で4、5月の状況を聞いたところ、各社長さんは『近年にない厳しい売上げ数字』と口を揃えております。県内では貸し倒れも増えてきています。銀行に聞いても、中小企業の設備投資はゼロに近く、土木・建築は全く期待できないとの話しです」と静岡県内の景況感について述べた。そして「我々は横沢新社長の方針に則り、一致団結して中部桃友会は変わったなと言われる強力なリーダーに育て上げるのも我々の役目です。魅力あるベンさんの商品を売れば必ず儲かるという気持ちで頑張ります」結んだ。 引き続いて伊藤会長を議長に選出して各議案審議に移った。 役員は全員重任 ▽第1号議案=平成22年度事業報告・決算報告並びに監査報告承認の件 以上の議案を一括上程し事務局の青柳所長が報告、監査報告を会計監査の大藪淳一氏(大清社長)が行い原案通り承認可決された。 ▽第2号議案=役員改選の件 ベンの横沢社長より推薦された役員名簿が上程され、役員は全員重任し、満場異議無く承認可決した。任期は平成25年度まで。 新会長に再選された伊藤会長は「会の繁栄のために一生懸命に頑張りたいと思いますので、皆様の絶大なるお力添えをお願いいたします」と所信を述べた。 ▽第3号議案=平成23年度事業計画案・収支予算案承認の件 ▽第4号議案=その他の件 ・新入会員として、鈴萬工業(社長=松原博氏・静岡市葵区井宮町117)を承認する一方、退会会員として三共鋼材(静岡県駿東郡)と大垣管材(岐阜県大垣市)が報告された。 ・平成23年度収支予算案の中の予備費10万円を岩手工場が被災した東北に義援金として送る。 続いて、平成22年度に中部桃友会会員から提案があった製品開発・改良提案表彰を行った。中部桃友会では全社21一社から28件の提案が出され、採用提案6件には会長表彰と社長表彰、類似提案22件には社長表彰がそれぞれ行われた。 「メインブランドを一層推進したい」 以上で総会を終了し、ベンの横沢社長が挨拶に立ち、日頃の拡販に対してのお礼を述べ、「社長に就任して新方針を申しますと、わが社は社会に貢献することと、お客様、取引先様との相互信頼、社員の生きがいを感じる会社作りの3つの柱に経営の基本方針を持っています。昨年60周年を迎えました。苦労した時代を肝に銘じて、初心を忘れず、メインブランドの継承をより一層に進めて参ります。特に皆様との信頼関係を強固なものにしたい」と結んだ。 引き続いて、メーカー資料の説明会に入り、経営資料の概要がベン木下本部長より説明され、宮本静岡所長より新商品の案内がされた。 また、青柳所長より、今夏スタートの発売一周年を記念した「桃太郎U祭り2」キャンペーンが発表された。購入者プレゼントの桃太郎神社ご祈祷済み「桃綿のハンカチーフ」が特別に配られた。 第2部の懇親会では、大藪会計幹事(大清社長)の挨拶で岩手平泉世界遺産登録の話から始まり、「ベンさんの商品は暮らしになくてはならない」と拡販に意欲を示し、尾藤彰幹事(旭工機社長)の発生で乾杯を行った。終止に渡り和やかに懇談を行い、村松幹事(村松商店専務)の中締めで盛宴の内にお開きとした。 【新役員】 ▽会長=伊藤捷三氏(沼津管材) ▽幹事=尾藤彰氏(旭工機)村松尋代氏(村松商店) ▽会計幹事=大藪淳一氏(大清) 全木中部の総会は11月12日 荒子ビル大規模修繕へ 中日本木工組合全木商中部支部 7月合同理事役員会 中日本木工機械商工協同組合(理事長=木村秀夫氏・昭元産業社長)と全日本木工機械商業組合中部支部(支部長=島田昭三氏・シマダ機械社長)は、7月9日午前11時より札幌かに本家名古屋駅前店において、合同理事役員会を開催した。 まず中日本木工機械商工協同組合の議案が審議された。 @第49回通常総会収支報告が行われ、これを承認した。 A荒子ビル(中日本木工機械商工協同組合会館)雨漏り等補修工事の件は、雨漏りの原因が判明し、当初考えていたより大規模な補修工事が必要となることが報告された。しっかり直す必要があるとして大規模修繕を承認した。 B平成23年年末資金貸出については、例年通り行うことを承認した。 C創立50周年記念事業推進の件は、村瀬副理事長(ムラセ社長)を中心として6月初旬に立ち上げた準備委員会で、記念事業の実行委員の人選や大まかな計画を決定し、その内容が発表された。実行委員会は村瀬副理事長を実行委員長に8名で構成される。 D10月度合同理事役員会の件は、10月28日午後5時からの開催を決めた(全木商中部支部の監査は同日午後4時より)。 E平成24年新年合同賀詞交歓会については、開催日を来年1月13日に決定した。 Fその他の件は、愛知県建設産業協会より東日本大震災被災地向け中古木工機械の整備と一時保管の依頼があったことに対し、詳細を聞いて対応することを承認した。 全木商中部支部の主な審議内容は次の通り。 @42回通常総会の開催については、11月12日午後3時より「賀城園」(名古屋市熱田区夜寒町)において開催することを決めた。 Aその他の件は、本部役員より辞意が表明されたが、皆の慰留により任期満了まで務めることとなった。 坂入節子さん(代東)優勝 第11回親睦ボウリング大会 中日本木工機械商工協同組合と全日本木工機械商業組合中部支部は、7月9日午後3時より名古屋駅前のレジャックボウリングにて、第11回組合員親睦ボウリング大会を開催した。 当日は、組合員、従業員とその家族ら20名が参加。村瀬副理事長の司会進行で、冒頭、木村理事長が「暑い中、第11回親睦ボウリング大会にようこそお出でいただきました。本日は、スポーツで汗を流した後、かに料理で英気を養ってください」と挨拶した後、プレーを開始した。 二ゲームで日頃の腕前を競った結果、坂入節子さん(代東)がトータル339ピン(ハンデキャップ含む)で見事優勝した。 終了後は、近くの札幌かに本家名古屋駅前店に会場を移し、表彰式と懇親会が行われた。 ゲームが早めに終わったため、予定の午後5時より20分早めて開始し、はじめに木村理事長が、日頃の組合活動への理解と協力に対して礼を述べるとともに、組合活動の現況などについて話し、「今後も魅力ある組合活動を行っていく所存ですので、是非とも積極的なご参加を」と呼び掛けた。 表彰式では、各賞受賞者に賞品が授与され、午後7時に終了した。 【上位入賞者】(敬称略、ハンデキャップ含む) ▽優勝=坂入節子(代東)339ピン ▽準優勝=村瀬悠(ムラセ)332ピン ▽第三位=坂入義久(代東)330ピン 犬山桃太郎神社にて 「桃綿のハンカチーフ」を祈祷 ベン 桃太郎U祭り2始動 ベン名古屋営業所(所長=青柳圭介氏、住所=名古屋市中村区)では、「桃太郎U」発売一周年を記念して、昨年大好評だった桃太郎U祭りキャンペーンの第二弾として「桃太郎U祭り2」をスタートした。 6月30日に、所長と営業マンらが愛知県犬山市栗栖にある犬山桃太郎神社へ、「桃綿(もめん)のハンカチーフ」数百枚を引っ提げ、キャンペーン成功の祈祷を受けた。 犬山桃太郎神社は、古事記に桃の実を投げて災難を逃れた伊弉諾尊(いざなぎのみこと)が桃に“大神実命”の名を与え、その桃から生まれ、人々を苦しめる鬼を退治した桃太郎が御祭神となっており、子供の守り神として広く崇敬されている。 この日、桃マークのピンクの法被に身を包んだ5名は、川治桃光(ももみつ)神職から清めの儀式を受けた後、一人ずつ玉ぐしを捧げて電磁弁桃太郎UがTに続くミリオンヒットとなるのと、購入して頂いた全ての人の幸せを祈願した。 桃太郎神社のご祈祷済み「桃綿のハンカチーフ」は、桃太郎Uを販売した方に数量限定で進呈する。ベンの営業マンに「桃太郎Uを売った」と申告すれば、その場で抽選してもらえる。 これは前回キャンペーンの際、ご祈祷済みタオルをプレゼントした購入者から後日、タオルを持っていたら結婚できましたという嬉しい知らせを2組、更に宝くじが当った、ゴルフで2回連続で優勝した、事故から救われたとかなりご利益のある話を耳にした営業マンが、第2弾はもっと多くの人に普段使いしてもらえるよう、手軽で使いやすいサイズのタオルハンカチをと考案した。 青柳所長は「幸せ祈願でパワーアップしていざ出陣」と意気込む。 自動車関連の休日対応や 社名の由来などを紹介 名機工同友会 6月例会を開催 名機工同友会(会長=田中知之氏・ミユキ商会社長)は6月29日午後6時30分より、東京第一ホテル錦において「6月例会」を開催し、会員ら28名が参加した。 冒頭、田中会長が「大変暑くなりました。この暑さが景気に繋がってくるとありがたいのですが、3月の大震災以降泣かず飛ばずの景気状況ですので、皆様方も頑張っておられることと存じます。本日は、皆様の色々なお話を聞かせていただけることを楽しみにしております」と挨拶。 続いて、各部の報告に移った。 新規事業部の吉野部長(吉野機械工具社長)より、共同購入の実績が報告された。 経営対策部の小島部長(小島商店社長)からは、8月17日に開催する講演会について報告された。今回の講演会は、複数の団体とのコラボレーションにより開催する。会場はウインクあいちで、午後6時30分開始。詳細については6月29日に各団体の代表者・担当者が集まって運営等について打ち合わせをすることになっている。講演会後に食事会を開催する予定、会場は未定。 また、厚生部の青木部長(ビーティーティー社長)より、恒例の納涼ビアパーティーを7月に開催することが告げられ、開催日を7月19日とすることを決議した。さらに青木部長は「久し振りに旅行を企画したい」と話し、現在検討中の原案がまとまり次第、報告するとした。 意見交換の場では、A会社名の由来、B出張費用支払い・自動車関連の休日の変更についてをテーマに、各社の状況が発表された。会員からは、これまで疑問に思っていた他社の社名の謎がやっと解けたと、好評であった。主な発言内容は次の通り。 【A会社名の由来】 1.五十音順で一番先に呼ばれるから、屋号としての画数が良いからと諸説あり、結論的にはわからない。2.設立当時、事務所を探していたが、たまたま借りることとなったビル名を付けた。ビル名と社名が同じならば自社ビルに見えるから。3.当初三人で起業し、共に信じ合うということから付けられた。現在はユーザー、販売店、メーカーの三者が信用するという説明が行われている。4.創業者が商売を始めた場所の地名の一部と、自分の名字の一字を取った。5.創業した時に、名前の一字と商売ということで社名を決めた。6.創業者が母方の祖父で、その名字が社名となっている。7.主力取扱メーカーの名前をもらい、そこの名古屋販売所というのが社名の由来。その後、名古屋販売所を取り現在に至っている。8.名字を英語に変えてその頭文字を取った。9.創業者の出身校からいただき、それを冠に業容を表したものと合わせている。10.長い間社員として勤め、後継者の問題でこの会社を買い取った。11.創業者が若く独立しており、旧体制から脱却したいという思いで社名にしたと聞いている。12.創業当時の屋号は違っていたが、戦後になって取扱業種と創業者の一字を取って現在の社名に。13.前の11と修業先が同じ兄弟会社で、共に栄えるという意味から付けられた。14.東のアジアに大きく羽ばたきたいということから。15.お客様も良し、仕入先様も良し、社員も良しと、調和の取れた良い会社にしようという志で、三つの和から社名となった。16.創業者が勤めた会社ののれん分け。17.創業者が初めて店を持った地名が由来。18.創業者の実家が江戸時代から続く商売をしており、それを片仮名にして社名に。19.創業者の妻の実家の屋号から。 【B出張費用支払い・自動車関連の休日の変更について】 1.土曜・日曜を交代制でシフトを組んで対応する。休日手当を出すので、代休は取らない。2.土曜日は自動車関連に営業している三河グループを全員出勤にした。日曜日に関しては、問屋も休みが多く仕入れができないことから休日とする。3.出張はほとんどないが、行く場合は経費として会社から支給される。土曜日は交替で出勤。4.日曜日は原則休日だが、各担当で対応する。土曜日は営業する。5.車関係が少ないので、営業マン単位の対応とする。 森精機 Xクラス「NVX5000シリーズ」に 50番テーパ主軸が登場!! 森精機製作所(社長=森雅彦氏、本社=名古屋市中村区名駅2-35-16)は、高精度立形マシニングセンタNVX5000シリーズの50番テーパ主軸仕様の受注を7月19日から開始した。 NVX5000シリーズは、累計8,000台以上の販売実績を持つNV5000シリーズのオプション装備とアプリケーションを継承しつつ、機械剛性、熱変位対策、省エネへの対応などを高い次元で実現したプレミアムマシン。既に発売中でユーザーから好評を得ている40番テーパ主軸仕様に引き続き、新たに50番テーパ主軸仕様を投入してラインアップを拡充した。 NVX5000シリーズの50番テーパ主軸仕様の主な特徴は次の通り。 @高精度 NVX5000シリーズの主軸は熱変位を抑える熱対称設計となっている。加えてオプションで用意している、コラムとベッドの鋳物内部にクーラントを循環させる“機体クーラント循環機能”を搭載することで、8度の室温変化に対して、熱変位量を7μm以下に抑えることができる。熱変位量を半分以下に抑え、かつ微少送りの応答性を高めたことで、従来機に比べ加工精度2倍を実現。これにより50番テーパの高剛性な機械でありながら、高精度を要求される微細加工の精度を100%アップしている。様々な被削材・加工シーンにおいて、理想の切削条件で加工可能な機械とした。 A高剛性 NVX5000シリーズの案内には全軸摺動面を採用し、機械剛性を高めている。今回受注を開始した50番テーパ主軸仕様は、出力30/22kW(25%ED/連続)の高出力モータを搭載。また、主軸の軸受内径をクラス最大のφ120mmに大径化することで、より高い主軸剛性を実現している。高い機械剛性と高出力・高剛性な主軸により、重切削能力を30%向上している。 B加工バリエーションの拡大 X軸ストロークは600mm、800mm、1050mmの3種類を用意し、ワークサイズに応じた最適な仕様を選べる。また、重切削能力の向上により、工具最大径φ240mmまでの大径工具が使用可能となった。 C省エネルギー 環境への負荷低減とランニングコストの削減を考慮して、機械停止時には主軸やサーボモータ、制御盤内のファンなど主要な動力をカットしている。また省電力機器の使用により総電気容量も抑えることで、電力消費量をトータルで30%削減している。 DMAPPSW+ESPRIT 操作パネルには、新型高性能オペレーティングシステム「MAPPSW」を搭載した。自動プログラミングソフトウェアに加え、オプションでCAMソフトウェア「ESPRIT」が選択可能。加工ワークにあわせて、難易度の高い加工プログラムにも対応できる。また機械の遠隔保守や稼働状況の確認が可能なMORI―NETを標準装備している。 E高い投資価値 従来機に比べ切削能力、精度、製品品質を大幅に高めながら、同等の価格を実現した。 定価は1,580万円(NVX5080/50)(M730BM)。 ヤマザキマザック新製品 世界標準レーザ加工機 「OPTIPLEX3015(オプティプレックス)」発売 ヤマザキマザック(社長=山崎智久氏・本社=愛知県大口町)は、全市場でニーズの高いトラベリングコラム方式(*補足説明参照)の二次元レーザ加工機「OPTIPLEX3015(オプティプレックス)」を新たに開発、7月14日の発表と同時に販売を開始した。 これは「先進性・生産性・ECO」の3つをコンセプトとして開発。独自のインテリジェント機能やタッチパネル式CNC装置を搭載し、高生産性を実現。エルゴノミクス(人間工学)デザインによる操作性向上や環境・省エネにも対応している。従来機比でレーザガス消費量5割減、エア消費4割減を達成した。 また本機は時代が注目する新世代地下工場で生産する。 【販売目標台数】15台/月 【販売価格】機種名「OPTIPLEX3015」(4.0kW)6,380万円 *トラベリングコラム方式=テーブル固定・コラム移動型 同方式は、駆動部であるコラムを軽量化でき、構造上、高速・高加速に対応する。されにテーブル固定構造は、加工素材が動かないため素材のクランプ装置が最少で済むメリットがある。 高出力6kWを搭載した 「SUPER TURBO-X510MkV (スーパーターボエックス)」発売 ヤマザキマザックは、鉄・ステンレス・アルミ等の厚板レーザ切断や中板厚の高速レーザ切断のニーズに対応するため、二次元レーザ加工機「SUPER TURBO-X510MkV(スーパーターボエックス)」6kW仕様を7月14日発売と同時に販売を開始した。 従来の二次元レーザ加工機SUPER TURBO-X510MkV(スーパーターボエックス)4kWをベースに、新しく開発した高出力6kWレーザ発振器を搭載、軟鋼の酸素切断32mm、ステンレスの窒素切断20mmを安定的に切断する。従来の豊富なラインナップをさらに強化させ、市場ニーズに対応した。 【特長】 @高生産性=高出力6kW発振器搭載により、従来不可能であった領域の安定的な厚板レーザ切断が可能であり、仕事の幅が広がる。 A高信頼性=同社が長年こだわり続け、かつ伝統ある「光路長一定機能」により、テーブル全域で安定した切れ味を実現する。 B抜群の操作性=多品種少量生産に最適な段取りの良さ、接近性の良さーテーブル駆動方式を採用 【販売目標台数】5台/月 販売価格=7,890万円 取引が楽しみな会社になりたい 設立60周年祝賀会開催 村松商店 全国から230名が参集 配管材料・住宅設備機器卸売り会社の村松商店(社長=村松孝一氏・本社=浜松市東区)は、昭和26年5月25日の設立以来、今年で60周年を迎え、7月8日午後5時より、浜松駅に隣接するオークラアクトシティ浜松において「設立60周年祝賀会・第17回元浜会」を開催した。 会は村松社長が軽快に奏でるグランドピアノの調べで始まり、来賓の浜松市長をはじめ同社の仕入先、金融関係者230名を迎えて盛大に行われた。 村松専務が司会を務め、挨拶に臨んだ村松社長は「弊社は昭和8年に創業し父が戦争から復員後、会社を設立しました。当初はボイラーを扱う他に、横浜の工場跡地にある廃材を貨車で浜松へ送り、プレスして再生し、販売していました。私は高度経済成長期の昭和48年に入社し、その後オイルショック、昭和から平成へ、リーマンショック、震災と変化が起こり、そのたびに会社の経営の在り方と方向を転換して来ました。今後チャンスをものにする意思決定を早くして、教育を徹底し、次の村松らしさを追及し、明るさと健康さに加え今後は逞しさと頼もしさを兼ね備えた会社を目指して参ります。私どもが現在に至るのも、皆様のおかげで非常に感謝をしております。皆様にとって取引が楽しみな会社になりたいと考えております」と述べ、引き続いての愛顧・支援を懇請した。 来賓祝辞では、鈴木浜松市長が駆けつけ、「村松専務には市政推進で大変お世話になっており、また浜松人の『やらまいか精神(前向きな姿勢)』を体現されている会社」と述べた。浜松商工会議所の御室会頭は、「浜松地域の発展のためにガス・電気・水道のライフライン整備に貢献している会社」と紹介し、また浜松商工会議所女性会の会長を歴任した村松専務に感謝の意を表した。静岡銀行の伊藤副頭取は、「私どもとは50年以上のお付き合いを頂き、これを期に今後一層のご発展をお祈りいたします」と、また栗本鐵工所の福井社長が「社長や専務の持ってみえる誠実さと明るさが、経営者のお顔がみえる企業として信頼されている所以だと思います」とそれぞれ祝いの言葉を述べて祝福した。 橋本総業の橋本社長は村松社長が還暦を迎えたことや静岡県管工機材商組合の理事長に就任したおめでたい話題を披露し乾杯した。 祝宴は、ヤマハの松井エレクトーンデモンストレーターによるコンサートやうなぎパイ詰め放題、高級酒が当たるジャンケン大会などで大いに盛り上がり、村松商店の山下営業部長の中締めでお開きとなった。 浴槽内側の出っ張りを小さく 「JS型無極性循環口」発売 オンダ製作所 品質を保ち低価格実現 配管資材の総合メーカーオンダ製作所(社長=恩田由紀氏、本社=岐阜県関市)は、風呂追い炊き用部材である循環口の新製品「JS型無極性循環口」を8月1日に発売した。 「コンパクト設計」 これは、浴槽内側への出っ張りを小さくして浴槽内を広く、見栄えをよくしたいというユーザーの声を反映させ、従来品JC型と比べ性能はそのままで、厚さ40%以上、直径13%以上コンパクトにした。 「無極性」 配管に往き・戻りの指定がない無極性循環口で、ツインホース用タケノコ式、樹脂管をワンタッチ接続できる樹脂管用ダブルロックジョイント式、ねじ接続用ねじ式とさまざまな配管に対応でき、全8型式のバリュエーションを取り揃えた。 「コストダウン」 従来製品であるJC型の特長である吸い込み・吐水・かくはんの高性能を確保しながら、「中の構造を大幅に見直して、低価格商品を実現しました(オンダ製作所営業企画管理課川島さん)」と話している。 ▽使用流体=冷温水 東日本大震災の被災者に 哀悼の意を捧げ(その2) 丸尾興商社長 丸尾氣窮雄 (その1の続き)浜岡原発を、夫婦で震災後すぐ見に行きました。 当然浜岡原発は安全である事を強調し、しかしあの大惨状を見て、秀吉の墨俣一夜城よろしくより完璧に防潮堤(城壁)を半年位に作ると中電の会長、社長が宣言すると思いきや、やれ取締役会だの対策に4年かかる等、あの大惨状に対するあの不感症、ヒト言の様な緊張感のなさ、その対策を一方的に宣言出来るその為の会長、社長ではなかったのか、がっかりした。それが政府の原発停止追い込まれる当然の帰結であった。 「歴史から原因を考察する」 私見ですが、今度の人災の発生原因は、2,500年前の孫子や、堺屋太一氏著書の「組織の盛衰」に例がありますが、日清・日露戦争は、組織としてその使命に燃え、かろうじて戦勝しましたが、その成功体験から大日本帝国陸海軍が、本来日本国、国民を守る使命であるにも関わらず、国内では無敵で、何かあれば天皇を担ぎ出し、内閣の生殺与奪権を握り、徴兵権で国民の自由を左右し、言論、産業界まで圧力をかけ、朝日をはじめ大手新聞は、軍を熱烈に支持して議会の軍拡反対派を牽制した。戦々不拡大の天皇の意思を無視、日本の中央政府、世界世論まで無視、軍部の思い上がりで、戦々拡大の既成事実化をして、日本を戦乱に引きずり込みました。本来日本国、又国民を守る目的が、組織の中で、軍人共同体化し、馴れ合いで、やたらに勇ましい事を云い、ガダルカナル・インパール作戦に代表される無謀な戦略をたて、赤紙で人・兵隊はいくらでも集められると豪語、多くの人命を失い、作戦が失敗しても、お互いに仲間内の事で、一切責任は問われず、むしろ栄転さえしている。(続く) 松池会長が顧問に就任 新会長に大竹氏(大竹建機産業) 中部青年やまずみ会 平成23年度総会を開催 ユアサ商事の中部青年やまずみ会(会長=松池博之氏、ジャックス・ワン統括部長)は6月24日午後3時より、名古屋市中区錦の東京第一ホテル錦において「平成23年度中部青年やまずみ会総会」を開催した。 総会は山川ユアサ商事中部支社管理部長の司会で進められ、冒頭、松池会長は挨拶で「昨年の総会の会場は中部支社の会議室、その後の懇親会は有志によるものと、非常にさみしい思いがいたしました。今年は通常に戻り、大変うれしく思っております。私が会長職を引き受けまして、今年で五年目となります。これからご審議をいただきますが、本日をもって会長職を退任させていただきます。皆様にはこの間、色々とご協力いただきありがとうございました。この会には顧問という形で残ることになり、何かの時にはお役に立てればと思っておりますので、よろしくお願いいたします。新年度の事業としましては、新しい会長のもとで行われますが、11月25日に第12回全国大会が『グランドハイアット福岡』で実施されます。中部青年やまずみ会の秋季例会を兼ねて、ご参加いただければと存じます。2013年の全国大会は当中部が受けることに決定しました。全国から会員皆様をお呼びすることとなりますので、その節はご協力の程よろしくお願いいたします。さて、日本経済はアメリカ発の金融危機を受け世界同時不況が発生して2年が経ちます。やっと明るい兆しが見えてきたかと思った所に、この東日本大震災で、製造業は大打撃を受けております。また、色々な催しの自粛によりまして、4月、5月の経済活動は停滞しております。私どももこの夏に備えて、停電、電力不足が予想されますので停電対策、節電の提案ができればと探しておりますが、製造業に至っては、この電力不足でどの様な影響が出るか先を見通せない状況と言われております。産業と暮らしの複合型専門商社のユアサ商事様とメーカーの会であります炭協会が一致協力していただいて、省エネでエコな商品を提供していただき、この難局を乗り越えられる『オンリーワン』の会社として生き残ってまいりましょう」と述べた。 続いて、長谷川ユアサ商事中部支社長が挨拶に立ち、日頃の愛顧と総会への参加に対して礼を述べた後、近況について「震災直後は納期など未定だという回答が多かったのですが、その後対策を取られ、ここに来て納期の見通しの立つものもありますし、中には震災以前と同様な生産状況になっている所もあります。日本のモノづくりに対する力は大変素晴らしく、他の国にはないものだと非常に感心しております」と語った。 また、同氏はユアサ商事の平成23年3月期連結決算の概要報告を行う中で、グループ全体の売上高が前年比15.1%アップし、中部支社においては前年比17%アップの315億円となり全国平均より少し良かったことを報告。9月2、3の両日に開催される、中部支社最大のイベントである「グランドフェア2011」については「環境を軸とし、省電力・省エネ商品や太陽光発電パネルを出展。来て良かった、と言われるような商品を出していく」と開催への意気込みを見せた。さらに、中部青年やまずみ会を活性化していくためにメンバーを増やしていきたいとも話した。 議事に入る前に司会者より出席状況の発表があり、会員28社中、出席17社、委任状9社で合計26社となり過半数を超え総会が成立すると報告された。 会則にのっとり、松池会長が議長を務めて各議案を審議し、第1号議案の平成22年度事業報告、第2号議案の平成22年度会計報告並びに監査報告、第3号議案の役員改選の件、第4号議案の平成23年度事業計画案、第5号議案の平成23年度予算案をそれぞれ原案通り承認可決した。 新役員は次の通り。 ▽会長=大竹裕氏(大竹建機産業社長)《新任》 ▽副会長=小川丈夫氏(日本ベターリビング営業本部長兼商品本部長) ▽副会長=倉地克明氏(倉地常務)《新任》 ▽常任幹事=志知亨氏(志知社長) ▽常任幹事=幡野裕幸氏(朝日社長)《新任》 ▽顧問=松池博之氏(ジャックス・ワン統括部長)《新任》 退任する松池会長に対して大きな拍手が贈られ、以上で総会を無事終了した。 続いて行われた講演会では、第3代日本酒党総裁の稲葉由美子氏(オフィス・ワイ社長)が「一生役立つ日本酒講座」と題して講演。 稲葉氏が自らの体験を通して、平凡で下戸のOLが日本酒党総裁になった経緯や、日本酒に魅入られて訪ねた全国百カ所以上の酒蔵、神代の酒から世界最高の知恵と技術が光る吟醸酒までの日本酒今昔物語について話した。 また、百薬の長と言われるように、さまざまな病気に適量の日本酒が良い影響を及ぼすことが紹介された一方で、間違った飲み方をすると害になってしまうとも。「楽しく酒と付き合って、健康と家内安全に役立ててください」と結んだ。 講演会終了後は会場を移して懇親会が開かれ、その冒頭、大竹新会長が「本年度から、中部青年やまずみ会の会長を仰せつかりました。よろしくお願いいたします。前会長の松池会長には5年間という長い間、精力的に活動されまして大変ご苦労様でした。その後任ということで、私のようなものでできるかと少々不安に思っております。若い副会長もお二方いらっしゃいますので、その若い力をお借りしながら頑張ってまいりたいと存じます。先般、東日本大震災の被災地であります大船渡、陸前高田と回ってまいりました。本当に被災された皆さんは困っておいでになりました。その中で、皆さん協力し助け合って生活をされている。その姿を見ますと、家族の絆、近隣の絆、また取引をしている業者さんとの絆など、『絆』というのは本当に大事だということが分かりました。ともすると、平和に生活をしていると忘れてしまっている。今回の震災は大変不幸なことではありますが、大事なことを改めて思い出させてくれたのではと感じております。この会も、ユアサ商事さんを中心として、ここにおられる皆様と深い絆ができれば幸いかと存じます。楽しく、忙しいけど楽しいから参加すると言っていただけるような会を目指しますので、皆様のご理解とご協力をお願いいたします」と新任の挨拶をした。 続いて小川副会長が、「積極的に会に参加していただき、この中部青年やまずみ会を盛り上げていきたい」と挨拶し、力強い発声で乾杯。東北の酒が出され、講演会講師の稲葉氏による生解説付きで「利き酒」を楽しんだり、歓談をするなどして和やかなひと時を過ごし、午後8時前に倉地新副会長の中締めでお開きとした。 中部経産局 最近の管内総合経済動向 中部経済産業局は、7月12日公表の「最近の管内総合経済動向」で、管内(愛知、岐阜、三重、富山、石川の5県)の経済活動についての総括判断を、前月の「東日本大震災の影響により悪化していたものの、足元、生産面に持ち直しの兆しがみられる」から「東日本大震災の影響により悪化していたものの、持ち直しの動きがみられる」に上方修正した。総括判断の上方修正は2カ月連続。個別の項目では、生産の判断を「東日本大震災の影響によるサプライチェーンの寸断などから減少しているものの、足元、持ち直しの兆しがみられる」から「東日本大震災の影響により減少していたものの、サプライチェーンの立て直しが進んでいることなどから、持ち直しの動きがみられる」に引き上げたほか、個人消費、輸出の判断もそれぞれ上方修正した。先行きについては、東日本大震災の影響(復興需要や消費者マインド改善への期待、中小企業の経営環境悪化の懸念)、北アフリカ・中東情勢およびそれを起因とする原油・原材料価格高、世界経済の下振れ、為替相場の動向、デフレの進行、地域の雇用情勢などについて一層の注視が必要としている。(比較は断りのあるものを除き、平成23年5月の実績値による) 鉱工業生産・出荷・在庫 ◆生産 生産は、東日本大震災の影響により減少していたものの、サプライチェーンの立て直しが進んでいることなどから、持ち直しの動きがみられる。 鉱工業生産の動向を指数(5月速報)でみると、輸送機械工業、一般機械工業、電気機械工業などが上昇したことから、前月比5.1%増と3カ月ぶりの上昇となった。また、前年同月比は15.9%減と3か月連続の低下となった。 出荷は、輸送機械工業、情報通信機械工業、一般機械工業などが上昇したことから、前月比5.5%増と3カ月ぶりの上昇となった。また、前年同月比は17.8%減と3カ月連続の低下となった。 在庫は、輸送機械工業、化学工業などが上昇したことから、前月比5.2%増と4カ月ぶりの上昇となった。また、前年同月比は3.1%増と10カ月連続の上昇となった。 主要業種の動向 ◆輸送機械 輸送機械の生産は、減少していたものの、持ち直しの動きがみられる。 乗用車は、東日本大震災により減少していたものの、サプライチェーンの立て直しが進み稼働率が上昇したことから、持ち直しの動きがみられる。 自動車部品は、東日本大震災により減少していたものの、サプライチェーンの立て直しが進み稼働率が上昇したことや、海外メーカーの現地工場向け需要が引き続き堅調であることから、持ち直しの動きがみられる。 航空機体部品は、航空機体メーカーの生産計画や、メンテナンス需要に動きがあり、全体としては持ち直しの兆しがみられる。 ◆一般機械 一般機械の生産は、持ち直しの動きがみられる。 金属工作機械は、海外向けが堅調なことに加え、引き続き国内向けの需要にも支えられていることから、全体としては増加している。 繊維機械は、織機、紡績・準備機械とも主力の中国向けを中心に高水準で推移している。 土木建設機械は、新興国向けで持ち直しの動きがみられることに加え、東日本大震災の復興需要の兆しもみられることから、全体としては横ばいとなっている。 ◆電子部品・デバイス 電子部品・デバイスの生産は、下げ止まりの兆しがみられる。 半導体素子・集積回路は、東日本大震災の影響により減少しているものの、情報通信機器向けなどに下げ止まりの兆しがみられる。 液晶素子は、東日本大震災の影響により減少していたものの、スマートフォン向けなどが好調なことから、全体としては持ち直しの兆しがみられる。 ◆電気機械 電気機械の生産は、持ち直しの動きがみられる。 開閉制御装置・機器は、工場ライン向けや一般家電向けが低調であることに加え、東日本大震災の影響により減少していたものの、自動車向けを中心に持ち直しの兆しがみられる。 内燃機関電装品は、東日本大震災の影響により減少していたものの、自動車向けを中心に持ち直しの動きがみられる。 電動機は、東日本大震災の影響により減少していたものの、自動車向けを中心に持ち直しの動きがみられる。 ◆情報通信機械 情報通信機械の生産は、減少傾向となっている。 民生用電子機械は、薄型テレビなどが低調なことから、減少傾向となっている。 ◆金属製品 金属製品の生産は、持ち直しの兆しがみられる。 アルミニウム建材は、建築需要の動向から、弱含みとなっている。 ばねは、東日本大震災の影響により減少しているものの、自動車向けを中心に持ち直しの兆しがみられる。 ガス機器は、東日本大震災に係る仮設住宅向けを中心に需要が高まっていることから、増加している。 ◆鉄鋼 鉄鋼の生産は、持ち直しの兆しがみられる。 鋼板は、海外向けは堅調、国内向けが自動車向けを中心に動きがみられ、全体としては持ち直しの兆しがみられる。 棒鋼は、民間建築向けを中心に、低水準で推移している。 特殊鋼鋼材は、東日本大震災の影響により減少しているものの、自動車向けを中心に持ち直しの兆しがみられる。 ◆ファインセラミックス ファインセラミックスの生産は、横ばいとなっている。 触媒担体・セラミックフィルタは、国内向けが東日本大震災の影響により減少していたものの、持ち直しの動きがみられることや、海外向けが堅調であることから、横ばいとなっている。 ガスセンサ素子は、環境問題への対応による海外の自動車向けが順調なことなどから、高水準で推移している。 ◆繊維・陶磁器 繊維・陶磁器の生産は、低水準で推移している。 繊維は、東日本大震災の影響もあって、低水準で推移している。 陶磁器は、東日本大震災の復興需要もありタイルなどで持ち直しの動きがみられることから、全体としては低水準ながら緩やかに増加している。 消費・投資などの需要動向 ◆個人消費 個人消費は、弱まっているものの、一部に持ち直しの兆しがみられる。 大型小売店販売は、既存店ベース、全店ベースともに3カ月連続で前年を下回った。 百貨店は、節電意識の高まりからクール関連の夏物衣料などが堅調であるものの、他業態との競争や消費者の低価格志向が定着していることに加え、前年より早い梅雨入りや台風の影響により入店客数に影響がみられたことなどから、既存店ベースでは2カ月ぶりに前年を下回った。また、全店ベースでも、店舗数減少の影響などから9カ月連続で前年を下回った。 スーパーは、節電意識の高まりからクール関連の機能性肌着、身の回り品、寝装品などが好調であったものの、飲食料品を中心に東日本大震災後の特需の反動や買い控えがみられたほか、生鮮食品の価格が低く推移したことなどから、既存店ベース、全店ベース共に2カ月連続で前年を下回った。 コンビニエンスストア販売(全店ベース)は、デザートや米飯などが堅調に推移したことなどから、7カ月連続で前年を上回った。 乗用車販売は、東日本大震災の影響による自動車生産の減少などから、普通車が8カ月連続で、小型車および軽自動車が9カ月連続で前年を下回り、全体でも9カ月連続で前年を下回ったものの、生産活動の回復に伴い減少幅は縮小している。 家電販売は、節電意識の高まりから扇風機や省エネタイプのエアコンなどの季節家電が好調であったほか、薄型テレビにアナログ停波に向けた駆け込み需要がみられたことから、全体では6カ月ぶりに前年を上回った。 ◆設備投資 設備投資は、緩やかに持ち直している。 製造業では、自動車、一般機械、電気機械など多くの業種で増加する計画となっている。 非製造業では、電力などで増加する計画となっている。 なお、管内主要8社の金属工作機械受注(国内向け)をみると、一般機械工業向けが16カ月連続で前年を上回ったものの、自動車工業向けが3カ月ぶりに前年を下回り、全体でも18カ月ぶりに前年を下回った。 ◆公共投資 公共投資は、緩やかな減少傾向となっている。 公共工事前払金保証請負金額をみると、「県」などで前年を上回ったものの、「国」「独立行政法人等」「市町村」「地方公社」で前年を下回り、全体でも2カ月連続で前年を下回った。 ◆住宅投資 住宅投資は、弱含んでいる。 新設住宅着工戸数は、分譲が2カ月連続で前年を上回ったものの、持家が19カ月ぶりに、貸家が3カ月連続で前年を下回り、全体でも2カ月ぶりに前年を下回った。 ◆輸出 輸出は、自動車関連を中心に減少しているものの、持ち直しの兆しがみられる。 名古屋税関管内の輸出通関額(円ベース・速報)は、3カ月連続で前年を下回った。品目別でみると、「自動車」「自動車の部分品」などが前年を下回ったものの、「自動車」の減少幅は縮小している。主要地域(国)別でみると、米国向けが5カ月連続で、EU向けが2カ月連続で、アジア向けが19カ月ぶりに前年を下回った。 ◆雇用 雇用は、緩やかな持ち直しの動きがみられるものの、厳しい状況が続いている。 新規求人数は、「サービス業」「医療、福祉」「製造業」などの業種を中心に、15カ月連続で前年を上回った。 有効求人倍率は、2カ月連続で低下した。 ◆企業倒産 企業倒産(件数)は、3カ月連続で前年を上回った。 企業倒産(件数)は、「サービス業」「建設業」などで前年を上回った。 総受注高前年比33.4%増 内外需ともに前年上回る 日本産業機械工業会 5月の産業機械受注状況 日本産業機械工業会がまとめた平成23年5月の産業機械受注状況によると、5月の総受注高は前年同月比33.4%増の2,739億7,600万円で、このうち内需は同39.3%増の1,779億900万円、外需は同23.7%増の960億6,700万円となった。 内需のうち、製造業向けは前年同月比49.3%増、非製造業向けは同32.8%増、官公需向けは同51.3%増、代理店向けは同12.5%増であった。 内需で増加した機種は、ボイラ・原動機(前年同月比60.9%増)、鉱山機械(同3.8%増)、化学機械(同39.8%増)、タンク(同374.0%増)、ポンプ(同30.1%増)、圧縮機(同15.0%増)、送風機(同42.3%増)、運搬機械(同18.3%増)、変速機(同13.2%増)、金属加工機械(同323.1%増)、その他機械(同19.8%増)の11機種。減少した機種は、プラスチック加工機械(同3.0%減)の一機種であった。 一方、外需のうちプラント案件は4件あり、その受注高は104億900万円であった(前年同月の受注金額がマイナスのため比率を計上できず)。 外需で増加した機種は、ボイラ・原動機(前年同月比31.5%増)、プラスチック加工機械(同0.5%増)、ポンプ(同59.7%増)、圧縮機(同85.9%増)、送風機(同14.1%増)、金属加工機械(同718.5%増、約8倍)の6機種。減少した機種は、鉱山機械(本月の受注金額がマイナスのため比率を計上できず)、化学機械(同17.3%減)、タンク(同57.0%減)、運搬機械(同43.3%減)、変速機(同3.3%減)、その他機械(同33.9%減)の6機種であった。 機種別の動向をみると、@ボイラ・原動機=電力、外需の増加により前年同月比46.7%増A鉱山機械=外需の減少により同42.1%減B化学機械(冷凍機械を含む)=石油・石炭、旧一般機械、その他非製造業、官公需の増加により同23.6%増Cタンク=石油・石炭の増加により同266.0%増(約4倍)Dプラスチック加工機械=自動車、代理店の減少により同0.7%減Eポンプ=官公需、外需の増加により同36.7%増F圧縮機=外需の増加により同48.0%増G送風機=電力、官公需の増加により同37.3%増H運搬機械=農林漁業、外需の減少により同4.6%減I変速機=造船、その他製造業、官公需の増加により同9.0%増J金属加工機械=鉄鋼、外需の増加により同504.6%増(約6倍)となった。 総受注高前年比22.9%増 海外向けが好調持続 中部経産局 5月度金属工作機械受注 中部経済産業局が6月30日発表した管内金属工作機械メーカー主要8社(オークマ、アマダマシンツール、ジェイテクト、コマツNTC、富士機械製造、豊和工業、三菱電機名古屋製作所、ヤマザキマザック)の平成23年5月度金属工作機械受注状況によると、総受注高は前年同月比22.9%増の355億6,300万円となり、18カ月連続して前年を上回った。前月比は2.4%減となった。 国内受注は、一般機械工業向けが47億1,000万円と16カ月連続で前年を上回ったものの、自動車工業向けが24億6,900万円と3カ月ぶりに前年を下回り、全体でも前年同月比25.2%減の90億1,700万円と18カ月ぶりに前年を下回った。前月比は6.6%減となった。 海外受注は、北米向けが18カ月連続、ヨーロッパ向けが17カ月連続、アジア向けが19カ月連続して前年を上回ったことから、全体でも前年同月比57.4%増の265億4,600万円と18カ月連続して前年を上回った。前月比は0.9%減。海外受注比率は74.6%となっている。 国別にみると、一位のアメリカが73億3,200万円(前年同月比42.1%増)、以下、中国46億9,800万円(同4.9%増)、ドイツ24億1,200万円(同19.6%増)、タイ23億2,700万円(同305.4%増)、インド16億500万円(同539.4%増)の順となった。 地域別シェアは、アジア向け(トルコを含む)38.8%、北米向け34.0%、ヨーロッパ向け21.0%、その他6.2%となっている。 販売額は、前年同月比59.4%増の267億900万円となり、14カ月連続して前年を上回った。前月比は16.4%増となった。 受注残高は、前年同月比40.9%増の1,405億900万円となり、14カ月連続して前年を上回った。前月比は3.0%増となった。 新製品『エポックディープ エボリューションシリーズ』 日立ツール 小径深彫り加工用 日立ツール(社長=田中啓一氏、本社=東京都港区芝浦1-2-1シーバンスN館3階)はこの程、小径深彫り加工をターゲットとしたエンドミルシリーズ『エポックディープエボリューションシリーズ』を商品化した。刃形はボールタイプとスクエアタイプであり、それぞれPNコート・ATHコートの2種類を7月5日に発売。首下部分はストレートネック形状となっている。 小径加工分野では、高精度加工・安定加工・耐折損性などが求められる。そこで同社では、小径加工で問題となるビビリ振動を抑制できる形状とチッピングが起こりにくい刃形、また耐摩耗性を向上させたコーティングを採用。その効果で工具たわみによる加工誤差量が半分以下に抑えられ、従来、放電加工で行っていたような領域で安定した直彫りがさらに可能になった。従来からあったエポックディープボール、エポックディープスクエアよりもラインナップを拡充し、今までよりもより加工形状に最適な寸法で工具選定できる。2種類のコーティングによって、銅電極のような軟鋼材から60HRCを超える高硬度材の直彫りまで幅広く安定加工が可能になった。 【特 長】 @ビビリ振動を抑制できる形状を採用しているため形状誤差量が少なく高精度加工が可能になった。 A刃先強度重視の刃形により、高硬度材切削においても耐チッピング性が向上する。 Bコーティングは二種類から選定できるため、幅広い被削材に対応できる。 Cボール、スクエアでトータル608アイテムとアイテム数が多く、加工形状に最適な寸法が選択可能。 【用 途】 各種金型や電極にあるリブ溝や隅部分の仕上げ加工などの小径深彫り加工全般 【基本仕様】 @エポックディープボールエボリューションPN/ATHコート(EPDBE―PN/ATH)(R0.05〜R3、ボールタイプ ストレートネック) AエポックディープスクエアエボリューションPN/ATHコート(EPDSE―PN/ATH)(φ0.1〜φ6、スクエアタイプ ストレートネック) 【希望小売価格】 @エポックディープボールエボリューション(EPDBE―PN/ATH)4,158円〜18,480円(消費税込み) Aエポックディープスクエアエボリューション(EPDSE―PN/ATH)3,812円〜20,475円(消費税込み) 輸出契約高 前年比26.5%増 金属加工機械が7倍に 日本産業機械工業会 5月の産業機械輸出状況 日本産業機械工業会がまとめた平成23年5月の産業機械輸出契約状況によると、5月の主要約70社の契約高は前年同月比26.5%増の876億4,900万円となった。 内訳は、プラントが四件で104億900万円(前年同月比は前年同月に案件がなかったため比率を計上できず)、単体が同11.5%増の772億4,000万円となった。 単体機械を機種別にみると、@ボイラ・原動機=北アメリカの増加により前年同月比23.2%増A鉱山機械=アジアが減少した(前年同月比は本月の受注金額がマイナスのため比率を計上できず)B化学機械=アジアの減少により同30.3%減Cプラスチック加工機械=ヨーロッパの増加により同5.1%増D風水力機械=南アメリカを除くすべての地域が増加したことにより同62.7%増E運搬機械=アジアの減少により同45.8%減F変速機=アジア、北アメリカの減少により同3.9%減G金属加工機械=アジアの増加により同617.0%増(約7倍)H冷凍機械=ヨーロッパの増加により同8.7%増となった。 プラントは、アジア、オセアニアが増加した。 地域別構成比は、アジア68.1%、北アメリカ15.7%、ヨーロッパ8.8%、中東2.9%、オセアニア1.9%、アフリカ1.3%となっている。 ユーザーニーズに即応できる 複合加工機を中心に展示 山下機械 2011プライベートショー盛況 山下機械(社長=乾正樹氏、本社=名古屋市熱田区中田町8-20)は6月24、25の両日、同社の善進工場(名古屋市港区善進本町)において「2011プライベートショー」を開催した。 東日本大震災の影響から徐々に正常化の兆しが見えてきている中、同社では、自動車産業を含む「ものづくり産業の復活」において日本の底力を世界に向けて発信する時が来たとして、「世界がマネのできない日本のものづくり」をテーマに、ユーザーニーズに即応できる「複合加工機」に主眼を置いて開催。展示即売や技術相談もあり、期間中は多くの来場者で賑わった。 初日の午前8時半から行われた開会式では、乾社長が「一昨日から色々と準備していただきありがとうございます。皆様の努力と頑張りに期待したいと存じます。震災のへこみをこの一年間で取り返していきたい」と挨拶。また、熱い中での開催となるため、充分に水分の補給や休憩をとるよう熱中症など体調面に対する注意も促された。 「頑張ろう!」のシュプレキコールで雰囲気を盛り上げて、開幕した。 今回のプライベートショーには、同社が取り扱うメーカー13社が出展。複合加工機をはじめ、各社自慢の製品を実際に見ながら、熱心にメーカーや山下機械の社員の説明に耳を傾ける来場者の姿からは、購買意欲も感じられた。 また、同時開催の「技術相談会」も盛況で、今後増えてくることが予想される新素材の加工方法や、新しい加工法などに対しての相談が多く持ち込まれていた。 【出展内容】 ▼滝澤鉄工所=並行2スピンドルCNC複合旋盤「TT―2500CMG」(新製品)、Y軸付CNC複合旋盤「TCY―200YS L5」(新製品) ▼シチズンマシナリーミヤノ=CNC自動旋盤バーフィーダー付「Cincom L20X」 ▼ブラザー工業=CNCタッピングセンター「TC―S2DN」 ▼パナソニック電工SUNX=レーザーマーカー「LP―Zシリーズ」 ▼オーエスジー=フェニックスシリーズ、WDOドリル ▼三菱マテリアル=最新のカッター、エンドミル、ドリル ▼グーリングジャパン=ハイドロチャック、HPリーマ、SUS用ドリル ▼大昭和精機=BT30/40ツーリング、旋盤用溝入れバイト ▼ミツトヨ=最新の投影機、画像測定機など(キャラバンカー) ▼ユキワ精工=G1チャック、NC円テーブル、特殊コレット ▼信栄製作所=特殊刃具専門(超硬、CBN、ハイス、ダイヤモンド) ▼ビックツール=全自動ドリル研磨機RZ―13(実演展示) ▼三井精機=インバータスクリューコンプレッサ(実演展示) スリーエムヘルスケア新製品 暑熱作業対策にも効果的な 安全衛生製品 2種 スリーエムヘルスケア(社長=ジェシー・ジー・シン氏、本社=東京都世田谷区)は、溶接シールドとヘルメットタイプのヘッドギアの新製品を、7月1日より保護具商、工具商や建築資材商などを通じて販売開始した。溶接、研磨、塗装工程にわたり高い作業効率、快適な作業環境をサポートし、JIS T 8157:2009(電動ファン付き呼吸用保護具)に適合する上、暑熱作業対策にも効果的な製品である。 ■3Mスピードグラス溶接シールド9100FX/9100FX Air 3Mスピードグラス自動遮光溶接面は、溶接シールドと自動遮光フィルターで構成される保護具。溶接光を自動的に遮光することで目を保護し、溶接シールドが飛来物から顔面を守る。溶接面を手で持ち続ける必要がないため、両手を自由に利用でき、顔面および目の安全を確保しながら溶接、研磨作業ができる特長があり、作業効率の改善などの点で高い支持を得ている。 新製品、3Mスピードグラス溶接シールド9100FXは、遮光不要時には自動遮光フィルター部を跳ね上げられる「フレックスビュー」タイプを採用。跳ね上げ時には従来モデルに較べ60%大型化したクリアバイザー(17センチ×10センチ)が飛来物から顔面および目を保護する。装着したまま研磨作業等を実施できるので、溶接面を取り外す手間がかからない。 また、3Mスピードグラス溶接シールド9100FX Airでは、さらにヘッドギア内への送風機能と呼吸チューブへの接続口が付属する。3Mアドフロー電動ファンターボセットLとの組み合わせによりJIS T 8157:2009(電動ファン付き呼吸用保護具)に適合するほか、送気マスク用レギュレーターとも組み合わせが可能で、呼吸保護や暑熱作業対策のニーズにも対応する。 価格は溶接シールドと自動遮光フィルター、呼吸保護具の組み合わせにより異なるが、3Mスピードグラス溶接シールド9100FXに、3Mスピードグラス91XX用自動遮光フィルター500025を組み合わせた場合のメーカー希望小売価格は9万1,875円(税込)。 ■3MバーサフローヘッドギアMシリーズ 研磨、塗装工程で利用されている3Mバーサフロー呼吸用保護具のヘッドギアに、すでに広く利用されているソフトタイプのSシリーズに加え、ヘルメットタイプの新製品、Mシリーズ二点が加わった。頭部を保護するヘルメット(飛来落下物用国家検定申請中)に、顔面と目を保護する耐衝撃性に優れたバイザーを組み合わせた3MバーサフローヘッドギアMシリーズは、フェイスシールドタイプのM―307JとフードタイプのM―407Jの2種類がある。3Mアドフロー電動ファンターボセットLとの組み合わせにより、JIS T 8157:2009(電動ファン付き呼吸用保護具)に適合するほか、送気マスク用レギュレーターとも組み合わせが可能。顔面及び頭部の保護と同時に呼吸保護のニーズを実現し、広い視野と送り込まれる空気による快適な作業環境を提供する。 メーカー希望小売価格は、3MバーサフローヘッドギアM―307Jが4万8,300円、3MバーサフローヘッドギアM―407Jが6万1,950円(いずれも税込)。 3M、スピードグラス、アドフロー、バーサフローは、3M社の商標。 使い切り価格を実現した アスベスト除去 作業向け化学防護服 スリーエムヘルスケアは、アスベスト除去作業に対応しながら経済性を追求した「3M化学防護服4520」の販売を7月1日より開始した。 古い建造物では断熱材としてアスベストが吹き付けられている場合があり、解体時にはアスベストが飛散する恐れがある。解体作業者は、呼吸保護具や化学防護服を適切に着用、管理することで、アスベストによる労働災害や、化学防護服に付着したアスベストの飛散に伴う二次被害を未然に防ぐことが求められている。化学防護服は、作業の都度使い切りとすることが望ましいものの、従来品はコスト面に課題があった。 新発売の3M化学防護服4520は、アスベスト除去作業に対応しながら経済性を追求。化学防護服として求められる機能を確保する一方で、マチを省いたり、袖口やジッパー部のシール用テープを簡略化することによって従来品に比較して50%コストダウン、使い切り価格を実現した。 さらに、採用した特殊不織布構造は通気性が高いため、夏季の作業でも蒸れにくく、また軽量なので着用時の違和感が少ないことから、高い作業性が期待できる。 EN規格タイプ5(微粒子防護用密閉服)、タイプ6(ミスト防護用密閉服)に適合し、アスベスト除去作業のほか工場内での粉じん作業などにも適している。 3M化学防護服4520は、M、L、XL、XXLの4サイズあり、いずれもメーカー希望小売価格は525円(税込)。保護具商、工具商や建築資材商などを通じて販売する。 製品に関する問い合わせは、カスタマーコールセンターTEL0570-011-321へ。 世界初0.1μm領域での マイクロメータ登場 ミツトヨ 9月21日国内販売を開始 精密測定機器メーカーのミツトヨ(社長=中川徹氏、本社=川崎市高津区)は6月13日、世界で初めて0.1μm領域での測定を実現(2011年6月現在同社調査)した『高精度デジマチックマイクロメータMDH―25M』の国内販売を9月21日から開始すると発表した。さらに海外への販売を順次開始していく。 同製品は1μmの測定保証が求められる小さな円筒ワークや金型部品、比較測定用の基準ゲージの校正、最終の検査工程他での高精度測定の要望に応えるため最小表示量0.0001mm(0.1μm)を実現したデジタル式マイクロメータ。ミツトヨは、精密測定機器のトップメーカとしての商品開発力、生産技術力を結集し、長年の技術革新を背景にさらなる測定工具の測定領域の拡大が可能なデジタル式マイクロメータを開発、商品化した。 高精度ねじを加工する技術と、新たに構築したねじ評価技術、新開発の高分解能ABS(絶対)ロータリセンサにより器差±0.5μmを実現、いままでの使い慣れたマイクロメータと同じ操作感覚でサブミクロン測定を実現している。測定の安定性のため、FEM構造解析と自社の素形材工場で製造した「高剛性フレーム」と、確実・安心なラチェット音の「ベアリングを内蔵した高性能定圧機構」を採用した。 さらに、高精度測定を実現するための工夫として、手持ち測定時に手からマイクロメータのフレームに伝わる熱をおさえ、フレームの熱膨張による誤差を軽減するために、標準付属でフレームに取付け可能な「専用防熱カバー」を用意。また、従来のようにマイクロメータを測定時に固定するマイクロメータスタンド(オプション)での測定にも対応できる。 『高精度デジマチックマイクロメータMDH―25M』には、新たに位置検出方式として新開発の電磁誘導式ABS(絶対)ロータリセンサを採用。このセンサはデジタル式のノギス、ハイトゲージ、インジケータ他、各種測定機器に広く搭載しているアブソリュートリニアエンコーダをロータリ方式で実現した、ミツトヨテクノロジーのアブソリュートエンコーダ(ABSOLUTE)。ABSOLUTEは、電源ON毎の原点合わせが不要で、すぐに測定を開始できる。測定値の信頼性を高めた測長システムとして、また、シンブル部をどんなに早く回転させてもカウントエラーが起こらず、長い電池寿命を実現した信頼性と耐久性に優れた検出方式である。 標準価格は9万8,000円。初年度販売見込み(国内販売のみ)を3,000個としている。 【主な仕様】 ▽測定範囲=0〜25mm ▽最小表示量=0.0001mm(0.0005mmに切替可能) ▽器差(20℃)=±0.5μm ※量子化誤差±一カウントを含まず ▽測定力=7〜9N ▽機能=プリセット機能(ABS測長系)、ゼロセット機能(INC測長系)、ホールド機能、最小表示量切替機能、ファンクションロック機能、ON/OFF機能、測定データ出力機能、エラー警報機能 ▽質量=400g(防熱カバー付=440g) ▽電源-リチウム電池CR2032 1個 ▽電池寿命=通常の使用状態で約2年 ▽位置検出方式=電磁誘導式ABSロータリセンサ 問い合わせは、同社お客様相談課TEL044-822-5151へ。 自動車向け需要の減退により 鍛鋼2ヵ月連続で減少 日本鋳鍛鋼会 5月の鋳鋼・鍛鋼生産速報 日本鋳鍛鋼会が7月5日に発表した、鋳鋼(全国75工場)、鍛鋼(同20工場)の平成23年5月分生産実績(速報)によると、5月の生産は、鋳鋼が前年同月比5.4%増の1万7,691トンとなり13カ月連続のプラスに、鍛鋼は同2.8%減の4万5,218トンと2カ月連続のマイナスになった。 また、5月は前月に対し稼働日数が減少したこともあって、前月比では鋳鋼2.2%、鍛鋼8.8%のそれぞれ減少となった。 鋳鋼の生産基調は、5月の生産動向を見る限り建設機械、自動車、鋳鋼管等を主体として19機種中13機種が前年を上回り、前年度記録した月平均1万7,669トンレベルを維持しながら堅調に推移している。 一方の鍛鋼は、稼働日数の減少および震災後のサプライチェーンの混乱などによる自動車向け需要の減退が影響し、前年同月比マイナスが続いている。サプライチェーンの復旧には目途がついてきたものの、今後電力不足による生産への影響や、原材料価格の高騰が懸念材料とされている。 なお、5月の各地区の生産状況は次の通り(前年同月比)。 【鋳鋼】北海道74.0%、東北115.2%、関東信越114.3%、東海北陸122.4%、近畿75.8%、中国100.2%、四国105.1%、九州116.2%。 【鍛鋼】北海道42.8%、関東信越111.1%、東海北陸85.6%、近畿116.2%、中国131.3%、九州113.0%。 中村文昭氏を講師に迎えて コラボ講演会開催へ 団体の枠を超えた連携実現 愛知県機械工具商業協同組合の青年部並びに熱田支部、愛知県管工機材商業協同組合の愛青会と、業界関連の任意団体である名古屋伝動機商組合、名機工同友会、ジュニアー会は、8月17日午後6時30分より名古屋市中村区名駅のウインクあいちにおいて、年間300以上の講演依頼を受けるという人気講師、クロフネカンパニー代表の中村文昭氏を招いて合同で講演会を開催する。 各団体はそれぞれ独自に講演会を開催しているが、予算に制約があり、なかなか有名講師を呼べないのが実情。そこで、今回のコラボ講演会の仕掛け人である野崎憲昭氏(常磐精機社長)が、自分の所属する愛機工青年部をはじめとする3団体の人脈を使って、団体の枠を超え連携して開催できないかと各方面に呼びかけた結果、今回、六団体の連携による150名規模での講演会開催が実現した。 講師は、野崎氏が昨年、愛知県中小企業団体中央会の青年部会で講演を聴き「ある人に出会って、そこから人生観が大きく変わり今の自分がある。人と人との繋がりが大切」という話に感銘を受けた、中村文昭氏。是非講師に迎えて「人生にとって、人と人との繋がり、絆が大切」という、この話をもっとたくさんの業界の人に聴いてほしいと、約一年前から企画をしていたが、講師料が高くとても一つの団体では開けなかったという経緯がある。 6月29日午後7時より各団体の講演担当者が一堂に会して第1回目の実行委員会を開き、野崎氏から趣旨説明があった後、各団体での広報活動や当日の運営方法についてすり合わせを行った。また、実行委員長に野崎氏を選出した。 コラボ講演会実行委員は次の通り。 ▽委員長=野崎憲昭氏(常磐精機) ▽実行委員=成田幸隆氏(大成工機商会・ジュニアー会)、小島憲二氏(小島商店・名機工同友会)、長村康義氏(長村商店・名古屋伝動機商組合)、早川幸範氏(ダイドー・名古屋伝動機商組合)、三木喜昌氏(三起工機・愛機工青年部)、小関博資氏(山下機械・愛機工青年部)、滝澤有一氏(松本商店・愛機工熱田支部)、野田鐘次氏(三立興産・愛機工熱田支部)、安井文康氏(錦興業・愛管協愛青会) 【中村文昭氏プロフィール】 クロフネカンパニー代表取締役 1969年、三重県に生まれる。 18歳の時、家出同然で単身上京。やりたいことも目標もなく悶々と過ごす中、焼き鳥屋で人生の進路に影響を受ける大物リーダーに出会う。 出会った男性は、大きな事業構想を持ち、そのロマンに惹かれ、その場で弟子入りを決意、彼の商売(野菜の行商)を手伝い始める。 行商で得た資金を元に開店した六本木の飲食店を任され、お客様を喜ばせることだけを考え店を大繁盛させる。その後、五店舗まで拡張。 21歳の時、三重に戻り伊勢市で10席の飲食店「クロフネ」をオープン(1号店)し、26歳の時、リビングカフェ「クロフネ」をオープン(2号店)。若者が、本当に楽しく、皆から祝福されるような手作りウェディングの演出を始め、現在年間50組以上の手作り結婚式を行う伊勢でダントツの人気店となる。 現在は、自分の経験を活かした講演活動・人材育成にも力を入れている。 著書に「人生の『師匠』をつくれ!」「出会いを生かせば、ブワッと道は開ける!」「お金でなく、人のご縁ででっかく生きろ!」がある。 坂入氏(代東)優勝 23年度第1回WMゴルフ大会開く 木工機械研究会WM会(会長=若原裕氏・若原工機会長)の23年度第1回ゴルフ大会が7月17日、涼を求めて長野県木曽町の木曽御岳カントリークラブ御岳コースで開かれ、14名が参加した。 なお、第1回大会は4月13日に三好カントリー倶楽部での開催を予定したが、東日本大震災後のため自粛をして今回1回目を開催した。 日中は暑さはあったが快晴に恵まれ、高原の美味しい空気と心地よい風だけは満喫しながら18ホールストロークプレイで熱戦の結果、坂入義久氏(代東社長)がネット67の5アンダーという好スコアで優勝を飾った。上位入賞者は次の各氏。 ▽優勝=坂入義人氏(代東)N67、H17 ▽1位=若原裕氏(若原工機)N74、H26 ▽2位=永井稔氏(静岡機工製作所)N75、H14 ▽3位=志村良次氏(サンディクス)N76、H25 ▽4位=吉田光一氏(萬代機械)N76、H18 ▽5位=稲垣昌弘氏(稲垣)N78、H14 電動ドリル用全ネジソケットに 新サイズを追加拡充 TOP M12ネジ用発売 作業工具の総合メーカー、トップ工業(社長=渡辺一郎氏、本社=新潟県三条市塚野目219015)は6月23日、電動ドリル用全ネジソケット(インパクト対応)に適応ネジ径M12用(製品番号ZNS―M12)を追加発売した。 電動ドリル用全ネジソケットは吊ボルト、ピーコンの着脱、型枠の組立、解体に適し、全ネジソケットを回転させるとネジ部を自動的にガッチリとつかみ素早くねじ込みができる。止めると、ネジ部のつかみが自動的に外れる。正転・逆転どちらにも使用可能。 同社には従来より全ネジソケットの品揃えがあるが、今回、新サイズを追加することでラインナップの拡充を図った。 標準価格は、3,300円(税込み3,465円)。 2011年8月14日(日) 2427号 MECT2011目標小間数上回る 今後は集客に力を注ぐ 愛機工 8月定例理事会を開催 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=野田道典氏・ノダキ社長)は、8月2日午後4時より東京第一ホテル錦において、理事28名が出席して8月理事会を開催した。今期の組合最大行事であるメカトロテックジャパン(MECT)2011の出展状況については、組合目標を大きく上回る98社、355小間の出展が得られたことを報告。あと2カ月に迫った本番に向けて、来場者の動員に対する協力が求められた。また、全機工連の人材育成委員会(委員長=水谷隆彦副理事長・ミズタニ機販社長)の委員に、愛知から林理事(広島商事社長)、梅村理事(梅村本店社長)、幡野理事(朝日社長)の3名が就くことを承認した。 理事会の冒頭、野田理事長より挨拶があり、続いて各議案の審議に入った。 [第1号議案]会員の増強活動の件は、正会員、賛助会員それぞれ1社の退会を承認した。その結果、組合員272社、賛助会員104社となった。 [第2号議案]MECT展については、伊藤実行委員長(副理事長・春日鋼機社長)が出展規模、動員方法などについて説明した。出展規模は359社・団体、1,466小間となり、このうち組合関係は98社、355小間となった。会場の1号館から3号館全館を使用する。動員目標(予測)8万人。今後組合としては来場者の動員に注力する。動員については従来同様、招待券を組合員に配布してユーザーに手渡しで来場を呼び掛ける。関係先の配布は、中部ブロック(岐阜・三重・浜松)、金属連(管材・金物・鋲螺)、全機工連近隣組合(富山・石川・福井・滋賀・長野)および東京組合、大阪組合、中央会機械金属製造業30団体に配布を予定している。招待券は8月上旬に発送する予定。 開催要項は、特別企画展やセミナーなど従来と同様であるが、来場受付の際、混雑を回避するため来場者を業種で区別する入場証は配布しない。また今回から、会期中JR刈谷駅〜会場の間で無料シャトルバスを運行する(25分間隔、所要時間45分)。30日(金)のナイター開催は午後7時までとなる。受付は、正面ゲート、北ゲートの他、1号館北出入口と2号館北出入口にそれぞれ設置する。組合事務所は2号館西側に設置する。会期中の理事駐在当番(案)も発表された。 [第3号議案]第71回野球大会報告は、六浦厚生部長(六浦本店社長)より行われた。野球大会は休日のシフト変更により現在中断している状況であるが、調整できる範囲で対戦を進め、残り試合を10月以降に集中する。会場の確保が懸念されるが、名古屋市の球場を中心に都度申込の手続きを行っている。次回は8月20日(土)、一宮総合運動場での開催を予定。 [第4号議案]社員戦力化事業については、林実行委員長(経営対策部長・広島商事社長)が事業報告として、若手社員研修「機械工具の基礎知識」を6月17日〜7月22日までの五日間(午前9時30分〜午後5時)名古屋市工業研究所で開催したと報告。受講申込37名(平均受講者数34名)で、受講者は新入社員および入社1年未満の社員が3分の2以上を占めており、課目により専門的で難しいとの意見も寄せられ、今後の課題として検討するとした。 今後の事業予定は、@社員教育事業のツールエンジニアスクールを9月20日(火)〜22日(木)の3日間、ポリテクセンター中部で開催する。座学1日、実習2日間。講師はMTRおよびポリテクセンター指導員。A経営者・管理者セミナーを10月(理事会併催予定)に行う。内容は、豊田通商の海外戦略について講演し機工商社の海外進出および進出を伴わない戦略を模索する。B2012年度事業に関わるアンケートの実施。戦力化事業の最終年度も初年度、2年度と同様な事業が実施できるため、組合員の要望を調査するアンケートを実施し事業に反映する。Cその他、研修事業として▽営業社員、幹部社員研修▽社員研修「トラブル・クレーム処理&新規開拓のポイント」▽社員研修「営業マンのビジネス数字」を行う。 [第5号議案]全機工連の人材育成委員会については、水谷委員長が報告。全機工連の新規事業として、水谷副理事長が全機工連の委員長に就いたが、中部ブロックとして愛知を中心に委員会を設置する。組織としては、岐阜、浜松、三重の各組合から代表1名を選任し愛知組合は林理事、梅村理事、幡野理事の3名が就く。当面は、戦力化委員会と並行して人材育成の課題等を研究する。各組合の選任については、追って正式に依頼する。 [第6号議案]組合ビアパーティーについては、六浦厚生部長より、六月理事会にて開催が承認されたが、後日、複数のメーカーや卸商社が同様な企画をしており重複するのではとの意見が寄せられたため、事業を再検討し中止を決定、組合員各社に通知したことが報告された。 [第7号議案]組合親善ゴルフ大会については、引き続き六浦厚生部長より、第38回大会を10月19日(水)、貞宝カントリークラブにおいて開催すると発表された。大会は二年振りの開催となり16組をエントリーしている。諸般の事情により申込の減少が想定されるが、参加者が小数でも予定通り実施する。 [第8号議案]部会報告は次の通り。 【総務部】理事会および組合の運営に努める。【情報部】組合報夏号を8月上旬に発行予定。7月の景況調査集計結果を報告。【経対部】社員戦力化事業に並行して人材育成委員会に取り組む。人材育成について、当面は戦力化事業の事例を基に課題、方針等を研究する。【事業部】当面はMECT展の動員を重点課題として取り組む。リース事業については、先に実施した社用車使用状況調査のアンケートを集計分析しキリックスリースと協議の上で勧誘活動の方針を決める。【青年部】恒例のキャンプの集いを8月6日(土)、7日(日)の1泊2日で開催する。参加者約160名。講演会を関連団体およびグループと合同で8月17日(水)午後6時30分より開催する。テーマは「お金ではなく、人のご縁ででっかく生きろ‥出会いを生かせば道は開ける」【厚生部】福利厚生事業の一環として三重県志摩町和具の宿泊施設「ひろはま荘」と提携し組合員を対象に特別価格で施設の利用を案内する。 [第9号議案]業界情報は、海外視察の再開について各理事から意見が聴取された。 [第10号議案]その他、次回理事会を10月4日(火)に開催する。当日は経営者・管理者セミナーの開催も予定しているが、セミナーは講師の都合で別途開催の場合もある。事務局夏季休業は8月11日(木)〜15日(月)。 以上で理事会を終了した。 日本ねじ商連総会報告と 実態調査の進捗状況確認 愛鋲協 第3回定例理事会を開催 愛知鋲螺商協同組合(理事長=土方成一氏・金城螺子製作所社長)は7月20日午後6時30分より、名古屋市中村区名駅のウインクあいちにおいて「平成23年度第3回定例理事会」を開催した。 当日は理事ら9名が出席し、土方理事長の挨拶の後、議事に移った。 第1号議案の事業部委員会に関する件は、花井理事(ハナイタイト社長)より、6月の収支報告が行われた。研修会については9月頃の開催を検討していると報告され、これらを了承した。 第2号議案の平成23年度優秀従業員表彰(市長表彰)に関する件は、組合員へ7月21日に案内を送付し、推薦書の提出締切りを8月3日とすることを決めた。表彰式は10月26日、名古屋ガーデンパレスで執り行われる。 第3号議案の第34回ねじ流通商社経営実態調査に関する件は、日本ねじ商連の依頼を受け、調査票を7月上旬に組合員へ発送、7月20日現在で20社から回答が来ていると事務局より報告された。回答締切りは8月31日。 第4号議案の日本ねじ商連総会の件は、土方理事長より報告された。愛知組合から11名が参加。「追加の参加希望者があったが、三養荘宴会のキャパが一杯のためご遠慮いただいた」ことも加えて報告された。 第5号議案の訃報について、引き続き土方理事長が報告。日本ねじ商連の小泉勝彦会長が7月13日に逝去された。享年78歳。7月17日に行われた葬儀に愛知組合より土方理事長と馬場副理事長(メイナン社長)が参列した。 第6号議案のその他報告事項は、組合事務所を現在の3階から4階の名古屋機工新聞社内に移動するにあたり、ロッカー3本ほか備品を処分することを承認した。 次回理事会は9月6日午後6時30分より安保ホールで開催される。 アメリカンダイニングで ビアパーティーを開催 名機工同友会 20名が集い英気を養う 名機工同友会(会長=田中知之氏・ミユキ商會社長)は、7月19日午後7時より名古屋市中区錦のアメリカンダイニングバーB・Jにおいて、夏の恒例行事であるビアパーティー(7月例会)を開催し、会員ら20名が参加して暑気払いをした。 冒頭、田中会長が「本日は名機工同友会のビアパーティーということで全員出席と思っておりましたら、台風の影響で来られない方もあるとお聞きしました。7月に入りまして、自動車業界が木・金休みの土・日操業ということもあり、私どもも土曜日は交代制で出勤しておりますが、あまり電話はないようですので様子を見て通常の営業に戻すことも考えております。ユーザーさんが考えて、土・日の発注は遠慮されているようです。本日は大いに飲んでいただいて、そして食べるものも食べていただき、また明日から一生懸命頑張っていただければと存じます」と近況を含めて挨拶した。 台風の接近で天候が心配されたが影響も少なく、乾杯後、参加者はウエスタン調の店内で本格的なアメリカン&メキシカン料理に舌鼓を打ちながらビールを片手に談笑し、楽しいひと時を過ごした。 中国向け60.0%増、米国向け63.2%増 総受注高19カ月連続前年超え 中部経済産業局 6月の金属工作機械受注状況 中部経済産業局が7月27日発表した管内金属工作機械メーカー主要8社(オークマ、アマダマシンツール、ジェイテクト、コマツNTC、富士機械製造、豊和工業、三菱電機名古屋製作所、ヤマザキマザック)の平成23年6月度金属工作機械受注状況によると、総受注高は前年同月比44.6%増の407億1,600万円となり、19カ月連続して前年を上回った。前月比は14.5%増となった。 国内受注は、一般機械工業向けが前年同月比26.9%増と17カ月連続で、自動車工業向けが同57.3%増と2カ月ぶりに前年を上回り、全体でも同45.4%増の135億2,500万円と2カ月ぶりに前年を上回った。前月比は50.0%増となった。 海外受注は、北米向けが前年同月比55.0%増と19カ月連続して前年を上回ったのをはじめ、ヨーロッパ向けが同70.7%増と18カ月連続で、アジア向けが同21.9%増と20カ月連続で前年を上回ったことから、全体でも同44.2%増の271億9,100万円となり、19カ月連続して前年を上回った。前月比は2.4%増となった。 国別にみると、1位の中国が78億9,700万円(前年同月比60.0%増)、以下、アメリカ74億5,900万円(同63.2%増)、ドイツ20億4,100万円(同37.2%増)、ブラジル9億1,400万円(同105.9%増)、タイ9億5,000万円(同58.6%増)の順となった。 地域別シェアは、アジア向け(トルコを含む)42.9%、北米向け30.4%、ヨーロッパ向け20.0%。 販売額は、前年同月比59.0%増の290億5,300万円となり、15カ月連続して前年を上回った。前月比は8.8%増となった。 受注残高は、前年同月比38.1%増の1,478億200万円となり、15カ月連続して前年を上回った。前月比は5.2%増となった。 なお厳しい状況にあるが、持ち直している 企業収益 下期改善の見通し 日本銀行名古屋支店 東海3県の金融経済動向 日本銀行名古屋支店が7月15日に公表した、「東海三県の金融経済動向」の主な内容は次の通り。 概 況 東海三県の景気は、なお厳しい状況にあるが、持ち直している。 すなわち、生産は大幅に減少しているものの、供給面での制約が徐々に和らいでいることから、足もとでは持ち直している。輸出も同様に持ち直しつつあるとみられる。設備投資は製造業を中心に持ち直しているほか、個人消費も持ち直しつつある。住宅投資も低水準ながら一部に持ち直しの動きがみられる。一方、公共投資は減少基調にある。雇用・所得情勢は、東日本大震災以降の生産の減少等を受けて、弱めの動きとなっている。 こうした中、企業の業況感は、震災の影響により足もと悪化しているが、先行きについては改善する見通しとなっている。企業の収益も、上期に大幅な減益となった後、下期にかけて改善する見通しとなっている。この間、消費者物価(除く生鮮食品)の前年比伸び率はゼロ%台半ばで推移している。 先行きについては、部品・部材の供給制約の解消状況やそれに伴う生産や輸出の動向について注視する必要がある。また、夏場の電力供給制約が当地の生産活動に及ぼす影響や、企業・家計のマインドの変化が支出行動に及ぼす影響、企業の資金繰り動向についても注意深くみていく必要がある。さらに、為替相場の動向とその影響についても注視する必要がある。 金融面をみると、東海三県の金融機関(国内銀行+信金)の貸出は、震災の影響を背景に、法人向け貸出に動意がみられていることもあり、前年比伸び率がゼロ%台半ばに上昇している。また、預金は、企業が手元資金を厚めに確保する動きや個人向け国債の償還資金の歩留まりなどから、前年比伸び率がプラス二%程度で推移している。 実体経済・物価 【生産】大幅に減少しているものの、供給面での制約が徐々に和らいでいることから、足もとでは持ち直している。 鉱工業生産をみると、自動車・同部品、鉄鋼は大幅に減少している。もっとも、自動車・同部品は供給面での制約が徐々に和らいでいることから、足もとでは低水準ながら持ち直している。また、こうした動きを受け、鉄鋼も足もとでは持ち直しつつあるとみられる。一般機械(工作機械等)は海外向けを中心に緩やかに増加している。一方、電子部品・デバイス、化学は弱めの動きとなっている。 【輸出】大幅に減少しているものの、供給面での制約が徐々に和らいでいることから、足もとでは持ち直しつつあるとみられる。 実質輸出をみると、自動車・同部品は大幅に減少している。もっとも、供給面での制約が徐々に和らいでいることから、足もとでは低水準ながら持ち直しつつあるとみられる。一般機械(工作機械等)は緩やかな増加基調にある。一方、電子部品・デバイスは弱めの動きとなっている。この間、化学は横ばい圏内の動きとなっている。 仕向地別には、すべての地域向けで大幅に減少している。もっとも、供給面での制約が徐々に和らいでいることから、足もとでは低水準ながら持ち直しつつあるとみられる。 【設備投資】製造業を中心に持ち直している。 短観をみると、製造業では、引き続き能力増強投資には慎重なスタンスを維持する先が多いものの、震災等による後ずれ案件に加え、新製品対応投資や維持・更新投資等を積み増す動きがみられることから前年を大幅に上回る計画となっている。非製造業でも、インフラ関連が高水準の投資を続けることから引き続き前年を上回る計画となっている。 先行指標をみると、非居住用建築着工床面積は引き続き弱めに推移しているものの、工作機械国内受注額は低水準ながら持ち直しの動きがみられる。 【雇用・所得】生産の減少等を受けて、弱めの動きとなっている。 雇用情勢をみると、失業率は横ばいとなっている。有効求人倍率は、東日本大震災に伴う生産の減少等を受けて改善の動きに一服感がみられる。また、雇用者所得は、常用労働者数の減少や震災による所定外給与の落ち込みなどから、弱めの動きとなっている。 【個人消費】持ち直しつつある。 各種売上指標をみると、百貨店売上高、家電量販店売上高は持ち直しつつある。乗用車販売台数、旅行取扱高も、震災の影響から大幅に落ち込んだ後、足もとでは持ち直しつつある。一方、スーパー売上高は弱めの動きとなっている。 なお、消費者心理関連指標は、震災の影響から弱含んでいたものの、足もとでは幾分改善している。 【住宅投資】低水準ながら一部に持ち直しの動きがみられる。 新設住宅着工戸数をみると、分譲は、振れを伴いながら持ち直している。一方、持家、貸家は前年を下回っている。 【公共投資】減少基調にある。 発注の動きを示す公共工事請負金額は、減少基調にある。 【物価】前年比伸び率がゼロ%台半ばで推移している。 消費者物価(除く生鮮食品)の前年比伸び率は、高校授業料無償化の影響が剥落したほか、ガソリンや光熱・水道等で国際商品市況高を受けた値上げの動きがみられることなどから、ゼロ%台半ばで推移している。 節電に効果的な移動式ライト キャスター付スタンドライト ハタヤリミテッド 少ない台数で広範囲カバー ハタヤリミテッド(社長=足立憲泰氏、本社=名古屋市中区大須)は、節電・省エネ製品として、「キャスター付スタンドライト」の拡販を強化する。 同製品は、光が必要な場所にキャスターで移動でき、少ない台数で広範囲をカバーし、省エネに貢献する。「ワイドライトタイプ(屋外用)」と、「フローレンライトタイプ(屋外用)」の2種類あり、共通する特長は次の通り。 【特長】 ●必要に応じて移動できキャスター付なので、倉庫内や室内作業の邪魔にならない。 ●自在なφ100大型ゴムキャスターは、段差も楽に乗り越えることができる。 ●キャスターはブレーキ付なので固定が可能。 「ワイドライトタイプ」 ●一時的な停電や電源の誤遮断などで消灯してしまってもすぐに再点灯(約一秒)する。 ●50/60Hz兼用電子安定器内蔵。 ●物体認識が容易な、白色光の長寿命百五十Wメタルハライドランプ。 [全光束=1万4,500LM 定格寿命=1万4,000時間] ●撥水加工の照明カバー。着脱も簡単。※定期的な撥水処理が必要。 ●一次側ケーブルラック兼用スタンド。 ●補助電源として使用できる防雨型コンセント付。 「フローレンライトタイプ」 ●二重絶縁構造なので、アースを取らなくても安全。 ●蛍光灯なので省エネ・長寿命・低温度。 ●インバータ内蔵で瞬時に点灯。50/60Hz兼用。 ●それぞれの灯体にスイッチが付いているので、一灯ずつ点灯させることもできる。 「倉庫やレンタル会社に好評です」(同社企画室吉川さん)と話している。 製品に関する問い合わせは、ハタヤリミテッド顧客サービスデスク=0120-686-888、Eメールinfo1918@hataya.jpへ。 2年後は記念行事を検討 第18回総会を開催 北陸桃友会 今年も提案件数全国1位に ベン(社長=横沢好夫氏・本社=東京都大田区)の北陸桃友会(会長=宮重清氏・ミヤシゲ社長、べンと販売店の集い)では、7月1日午後5時より、金沢市の“ANAクラウンプラザホテル金沢¨において「第18回総会」を開催し、全議案をいずれも承認可決したあとは懇親会を行い、互いに親睦を深めた。 総会は、ベン金沢営業所の後藤所長が司会進行を務め、開会の辞を述べて開会された。 次いで出席者紹介のあと宮重会長より挨拶があり、出席して頂いた会員へのお礼、3月11日に発生した東日本大震災と福島原発の被災事故の件、2年後の第20回総会での記念行事への展望について述べた。 引き続いて宮重会長を議長に選出して各議案の慎重審議を行った。 ▽第1号議案=平成22年度事業報告・決算報告承認の件 監査報告を会計監査の中島奉啓氏(中島管材鋼機社長)が監査報告し、原案通り承認可決された。 ▽第2号議案=平成23年度事業計画案・収支予算案承認の件 原案通り承認可決された。 ▽第3号議案=その他の件 宮重会長より東日本大震災での義援金の提案があり、満場一致で可決された。 引き続いて製品開発・改良案表彰に移り、採用提案(9件)、類似その他提案(41件)が発表され、今回も提案件数が全国一であることが告げられ、それぞれ表彰された。 昨年に続き今年も全国1位の件数を提案できた背景について、後藤所長は「お客様が会社をあげて、製品開発・改良案に取り組んで頂いております。1社様で20件以上の提案を頂くこともあります」と、本紙の電話取材の中でこう話していた。 以上で総会を終了し、メーカーを代表してベンの横沢社長より、岩手工場の震災直後の状況、および現在は平常通り生産し、影響が無いことの報告があり、「創立60周年を迎え、節目の年として会員の皆様と共に繁栄を念願致します」と挨拶があった。 その後、木下部長よりメーカー資料の説明があり、次いで後藤所長より商品紹介(震災対策用自動弁、小口径KT型ストレーナ、KT型ストレーナのラインナップ、吸排気弁、水用減圧弁のステンレス製小目径)が行われた。 第2部の懇親会では辻副会長(辻さく社長)の乾杯音頭で開宴、東北地区復興支援の一環として、岩手県蔵元の日本酒で饗宴を興じ、中島会計幹事(中島管材鋼機社長)の中締めで閉宴した。 手土産には岩手県大船渡産の銘菓が用意されていた。 電力・エネルギー産業向けの需要減で 鍛鋼生産前年割れ続く 日本鋳鍛鋼会 6月の鋳鋼・鍛鋼生産速報 日本鋳鍛鋼会が7月29日に発表した、鋳鋼(全国75工場)、鍛鋼(同19工場)の平成23年6月分生産実績(速報)によると、6月の生産は、鋳鋼が前年同月比1.1%増の1万9,118トンとなり、伸び率は縮小してきたものの14カ月連続のプラスを維持した。鍛鋼は同2.2%減の5万3,347トンと3カ月連続の前年割れとなった。 また、6月は前月に対し稼働日数が増加したこともあって、前月比では鋳鋼8.1%、鍛鋼18.0%のそれぞれ増加となった。 この結果、平成23年度第1四半期(4〜6月)の生産実績(速報)は、鋳鋼が前年同期比4.8%増の五万4,901トン(前期比6.5%増)、鍛鋼が同4.3%減の14万8,122トン(同0.5%増)となった。 鋳鋼の生産基調は、依然として土木建設・鉱山機械向けに加えて、プレス・せん断機、バルブ・コック向けが下支えとなっている。 一方の鍛鋼は、4、5月に自動車産業向けが国内の部品供給網の停滞により低調であったこと、また5、6月には電力・エネルギー産業向けの需要(発電用機器、容器類等)が大幅に減少したことにより前年実績を下回った。なお、自動車向けは6月には元の生産水準に戻ったが、エネルギー関連向けは今後の状況も不透明であるとしている。 受注120億円、来場9500名目標 中部グランドフェア2011 ユアサ商事 9月2日から開催 ユアサ商事中部支社(支社長=長谷川勝照氏、住所=名古屋市名東区高社2-171)は、7月26日午前11時より中部支社において、「中部グランドフェア2011」の記者発表会を行った。 その席で4月に就任した長谷川中部支社長は、中部グランドフェアの目標を来場者9,500名、受注高目標120億円と掲げた。 中部地区の景況感として工業系は戻りつつある一方で、住宅・建設分野は住宅投資が弱含んでいることから、昨年のフェア売上げ実績である115億円の内、工業系の見込みを昨年よりアップさせた。 長谷川中部支社長は「メーカーさんの製品供給力も回復し、7月から9月はいいチャンス」と話し、「中部地区は自動車産業のメッカであり、急ピッチで仕事も増えている。また省エネに関する需要も旺盛なので、太陽光発電やLEDによって住宅・建設分野での落ち込みをカバーしたい。是非目標を達成したい」と決意を述べた。 グランドフェア皮切りとなる7月8日と9日に開催された「関東グランドフェア2011」では、来場者1万8,000名と目標人数を達成し、受注高目標340億円に対して、結果は26%増の428億円となり、予想を上回る順調なスタートに、関係者も手ごたえを感じているよう。 【中部グランドフェア2011】 ▽開催日=9月2日、3日 ▽時間=午前10時から午後5時まで。2日初日のオープニングセレモニーは午前9時20分から。3日は午前9時30分から午後4時30分まで ▽会場=ポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)3号館(名古屋市港区金城ふ頭2-2) ▽テーマ=Cool Earth Challenge!(クールアースチャレンジ) 体感・実践、Ecology&Economy! ▽受注目標=120億円 ▽動員目標=9,500名 ▽見所 @「エコテーマゾーンの実施」=会場中央のエコテーマゾーンにて「エコファクトリー」、「エコビルディング」、「エコハウス」の3つのゾーンを設け、効率的なプランニングを提案。 A「インカムツアーの実施」=より多くユーザーに幅広く環境商品を知ってもらうため、「エコテーマゾーン」において専門の説明員による「インカムツアー」を実施する。 B中部グランドフェアは東京など他地域に比べて建設機械の出展数が充実しており、今年も10社出展する。 火の弾キャンペーン連覇目指し 特約店・代理店・メーカーが一致協力 タンガロイビアパーティーに120余名 中部タンガロイ特約店会(会長=水谷彰宏氏・東亜機工社長)は7月22日午後6時30分より、名古屋市中区栄の名古屋クレストンホテルにおいて「第17回タンガロイビアパーティー」を開催し、特約店、代理店、メーカー合わせて120名余りが集い交流を深めた。 タンガロイ名古屋営業所の岡田望さんの司会進行の下、開会に先立って、名古屋営業所の宮本徳人氏より現在実施中の「火の弾キャンペーン in Summer 2011」(キャンペーン期間=7月1日〜9月末の3カ月間)について、対象の7アイテム(うち3つが新製品)の製品紹介とキャンペーンの詳細説明が行われ、拡販への協力が要請された。 ビアパーティーの冒頭、昨年10月に赴任し今回初めてのビアパーティーとなる、タンガロイ中部支店の和田健二支店長が挨拶に立ち「恒例となりました、このビアパーティーも今回で17回目となります。楽しく開催できますようにと、皆様方からアドバイスをいただきまして、誠にありがとうございます。さて3月11日の震災で、弊社もいわき市の本社工場が被災いたしました。その際に、皆様から温かいお見舞い等の言葉をいただきまして、ありがとうございます。私がこの中部の担当として一番うれしかったことは、商品の供給が滞ったり、納期対応ができないというご迷惑を皆様にお掛けいたしましたが、その時、エンドユーザー様からの非常に厳しいお言葉を皆様が一身に受け止めていただいていたということです。それを後で聞き、非常にうれしく思い、皆様のご高配に感謝いたします。本日の日本経済新聞にうれしい記事が載っておりました。それは、トヨタ自動車さんの生産台数が30万台ほどオンされ、世界生産台数が770万台になるというものでした。我々、中部圏内で商売をさせていただいている中で、トヨタさんの生産台数に非常にリンクしている所がございます。生産台数が上がるということは、これから期待できる。年末にかけまして景況の方も上向いてくるのではないかと思っております。我々は今、『火の弾キャンペーン in Summer 2011』を実施しております。皆様のご協力で、何とか今回も成功させていただきたいと存じますので、よろしくお願いいたします。実は冬のキャンペーンを行った際に、皆様のお陰で中部支店は社内でNo.1の実績を残すことができました。また営業所で〓1、さらに個人総合第一位、商品別第一位が三名の合計四名がトップの栄冠を得ることができました。是非この夏も、皆様のお力をお借りしながら、キャンペーンでもう一度、全国制覇をさせていただきたい。共にwin winの関係でいきたい」と述べた。 乾杯に際して、棚木基之NaITO中部営業部副部長が「本日は120名様がいらっしゃっておりまして、代理店を代表しお礼申し上げます。集まっている皆様方は、チーム『タンガロイ』。目標に向かって一つになっているのがチームです。目標はシェアNo.1。これを目指して特約店、メーカー、代理店が一つになって頑張ってまいりたい」と挨拶し、力強く乾杯の音頭をとった。 乾杯の後は、恒例となったビールの早飲み大会やビンゴ大会などのイベントで最後まで盛り上がり、特約店会幹事の野崎憲昭常磐精機社長の中締めでお開きとなった。 火の弾キャンペーンin Summer2011対象商品 @ 五角形の両面で10コーナー使える正面フライスカッタ「DoPent」 A ネガの4コーナーが使え、直角で分厚く切れ味の良いカッタ「DoRec」《新製品》 B 高効率荒加工に最適な「TurnTec」《新製品》 C 溝入れシリーズ「TungCut」 D 従来よりも高能率加工(高速切削)が可能な「TungdrillTwisted」 E 特殊サイズ径のドリル加工を標準ドリルでカバーする「TungBore」《新製品》 F 次世代コーテッドCBN材種「BXMシリーズ」 遠心鋳造鋳鉄加工用 CBN材種「BX910」発売 タンガロイ 高速加工で抜群の性能を発揮 タンガロイ(社長=上原好人氏、本社=福島県いわき市好間工業団地11-1)は、新製品の遠心鋳造鋳鉄加工用CBN材種「BX910」の販売を7月22日から全国で開始した。 多くの乗用車用エンジンでは、軽量化のためにアルミ合金製シリンダブロックに遠心鋳造鋳鉄製シリンダライナを組み込んでいるが、この遠心鋳造鋳鉄は高速加工時に著しく被削性(削り易さ)が低下し、工具の損傷が急速に進行する。BX910は、この遠心鋳造鋳鉄の高速加工において抜群の性能を示し、安定した長寿命を可能にする。 従来使用されていたCBN材種では、バインダー(結合材)の耐熱性が低く高速加工時の耐摩耗性が十分では無かった。また、cBN粒子も一部が凝集して脱落し易い状態であり、突発的な欠損の起源となっていた。 新しいBX910はこれらの欠点を克服し、遠心鋳造鋳鉄の高速加工に最適のCBN材種となっている。 【主な特長】 @耐熱性に優れる新開発バインダーを採用し、高速加工時の耐摩耗性を向上。 AcBN粒子を均一に分散させ、粒子の保持力を高めることで、欠損の起源となる脱落を防止。 B耐摩耗性と耐チッピング性を両立させ、高速加工で抜群の性能を発揮。 C粒子の脱落による突発的な欠損が極めて少なく、高い信頼性を実現。 標準価格は、ネガタイプの2QP=SNGN090308 BX910が4,830円(税込み5,072円)、2QP=SNGN090312 BX910が4,830円(税込み5,072円)、ポジタイプの2QP=SPGW09T308 BX910が5,100円(税込み5,355円)、3QP=TPGN110312 BX910が6,500円(税込み6,825円)など。 12アイテムを標準在庫し、特殊形状インサートも対応可能。 初年度の販売見込みは1億円。 震災受け注目商品に 『タイシンチンカ』 日本テクノ フレキシブル排水管 日本テクノ(社長=楠原富男氏、本社=津島市常盤町1-6)は、平成4年の創業以来、配管業界で“あったらいいな“と思われる多種多様なフレキシブル管を開発、商品化している。 その中で今年三月の東日本大震災以来注目を集めているのが、「タイシンチンカ」。 震災以前でも建物の耐震・耐沈下排水管、土木の理設・地盤沈下対策に最適なフレキシブル排水管として、すでに200カ所を超える施設建物や工事現場で採用され高い評価を得ていたが、震災以降大幅な受注増となっている。 排水管のフレキ管としてはゴム、ステンレスなど、いろいろな素材が利用されているが、この製品はそれらと同等以上の性能を発揮し、かつ工事が簡単なのが特徴。同製品は阪神大震災を機に、塩ビ配水管の破断を防ぎ、かつ内面が平滑で外層が強固なフレキ管を開発したいとの同社楠原社長の思いから開発され、平成9年に塩化ビニル製の排水用フレキシブルジョイント「タイシンチンカ」として商品化された。 最近よく導入されているのが、マンションなどの建物回りの地盤沈下と、それによる排水管の破断対策。マンション、ビルなどの建物本体は基礎工事の上に建てられ、地盤沈下の影響は少ないが、外溝部などは理め戻しのため地盤沈下が起こりやすく、そのため従来の塩ビ管などの排水管の場合、破断するケースがよく見られる。またマスから塩ビ管などが外れるケースも多い。 同製品は約10%の伸縮が効き、曲げも標準サイズで90度の曲げに対応し、現場に合わせた特注長も製作できる。また、硬い外層は外溝部の転圧機による土圧や砕石に強く、曲がる機能としては地震や地盤沈下などによる配管破損にも対応する。そのためこれまでに一度利用した施工業者からのリピートが非常に多いという。 サイズはφ50〜150までの5サイズを標準化、最大4メートルの製品も短納期で供給する。また、地盤沈下排水管としてだけでなく、φ150、200ミリの大口径は国土交通省および旧日本道路公団(現=東・西・中日本高速道路)の多くの高速道路現場で橋梁排水用として採用され、その作業性の高さは他に例を見ないほどで、同製品への置き換えが急速に進んでいる。耐候性も証明されている。 さらに、同社はフレキ管・ジョイント以外にも洗濯機パン用パンフレキではトップクラスのシェアを維持、天井扇用排気フレキでも塩ビ製とポリ製を大手商社にOEM供給している。また従来の塩ビに代わるポリエチレン製の曲がるフレキシブル排水管も市販。 これら製品の詳細は、ホームページ(http://www.poridoren.co.jp/)で。 家具転倒防止装置「つっぱり天棚」 面で捕えて安定性アップ 伊藤信産業 地震への備え万全に 伊藤信産業(社長=伊藤正人氏、本社=名古屋市瑞穂区田光町1-10-2)は、これまでにない安定性と収納を備えた新しい形の家具転倒防止装置「つっぱり天棚」(実用新案登録済 第3143809号)を、ユニット組立をして設置も行う方法で本格的に販売を開始し、好評を得ている。 3月11日の東日本大震災以降、地震対策用品が注目を集めているが、「つっぱり天棚」は今までの家具転倒防止装置とは異なり、家具と天井を面で捕えてしっかりと突っ張るため、その力は数倍強くなっており、安定性が大幅にアップした。これによって、大きな揺れにもびくともしないほど強力な突っ張り力が持続するので、家具の転倒を防ぐことができる。耐荷重は、現在1.2トンまで実証済み。また、この装置は事務所のロッカー、書庫、倉庫内の備品の転倒防止にも最適である。 装置は、上下2枚の板にネジで取り付けるので、壁・家具・柱等に傷を付けることなく、また、段差のある家具や、片づけにくい所、耐震がしにくい所でも、補助箱や棚を利用してスッキリと耐震と収納ができる。 さらに、収納も家具の上の空間がすべて利用できるので、多くの収納ができ、しかも落下防止桟(棚)を付ければより安心して置ける。もちろん、設置場所の変更や撤去も簡単にできる。 同装置のユニット組立と設置費用については、スタンダードタイプの場合、材料コンパネ、落下防止用柵、耐震装置の1セットで2万9,600円(定価)、組立設置費用込みと非常に安価である。 なお、販売に当たっては設置場所に合わせて、顧客の要望を取り入れた打ち合わせを行ってから設置予想図を作成、同時に見積書が作成される。 商品に関する問い合わせは、伊藤信産業本社TEL052-871-4641まで。 一致指数、先行指数 3か月ぶりに上昇 愛知県 23年5月分速報 愛知県が7月29日に公表した「あいちの景気動向」(平成23年5月分速報)によると、景気変動の大きさやテンポ(量感)を表す景気動向指数(CI)の5月分について、景気の現況を示す一致指数は、3か月ぶりに前月を上回った。 景気の先行きを示す先行指数は三か月ぶりに前月を上回り、景気の現況に遅れて動く遅行指数は前月と比べ横ばいとなった。 景気動向指数のこれまでの動きから、愛知県の景気は「持ち直しの動きがみられるものの、東日本大震災の影響により、厳しい状況が続いている」との判断が示された。 〈CIの動き〉 平成23年5月のCI(平成17年=100)は、先行指数92.0、一致指数82.9、遅行指数80.8となった。 先行指数は、前月と比較して0.7ポイント上昇し、3か月ぶりに上昇した。3か月後方移動平均は3.33ポイント低下し、2か月連続で低下、7か月後方移動平均も0.57ポイント低下し、9か月連続で低下した。 一致指数は、前月と比較して0.6ポイント上昇し、3か月ぶりに上昇した。3か月後方移動平均は2.93ポイント低下し、3か月連続で低下、7か月後方移動平均も0.37ポイント低下し、3か月連続で低下した。 遅行指数は、前月と比較して横ばいとなった。3か月後方移動平均は0.66ポイント低下し、2か月連続で低下、7か月後方移動平均も0.03ポイント低下し、17か月ぶりに低下した。 東日本大震災の被災者に 哀悼の意を捧げ(その3) 丸尾興商社長 丸尾氣窮雄 「歴史から原因を考察する」(続きの文)当時日米開戦は、今とは違い日米の経済格差は20分の1、軍幹部は、みんな勝つ事は不可能と分かっていても、誰も口に出さない。2年間は何とか戦いを維持出来ると云う言い方、その場をしのぎ、結果アメリカから、ハルノートをつきつけられる、元々中央政府の支持なく、勝手に一部過激な軍人がやり出した、中国から撤退要求のハルノートをのんでも、日米開戦をすべきではなかった。またアメリカ、世界の人々に日本人のきたない騙し討ちの印象を与えた「リメンバーパールハーバー」これも、当時は一分前の宣戦布告でも認められたのに、それが考えられない様な、送別パーティー、宿直が一人もいなかった日本大使館の大失態、戦後政府も外務省も責任を明らかにせず、仲間内として、彼等を栄転させている。 もし戦後、責任追及して彼等を処罰していれば、日本人の永遠の汚点である「リメンバーパールハーバー」はなかった。 「逆らえない組織の馴れ合いが原因ではないか」 今度の原発は、外部から有識者・専門家を招き勿論十分検討されたと思いますが、現に厳しい警鐘をならしていた研究者もいたと云うことで、相当厳格な意見をされた方もいた事と思います。明らかに予想された事で、想定外ではなく、原発であるがゆえに一番厳しい見解を採用すべきだったのが、上層部のひと言で、まあこの程度でよかろうという官僚化、逆らえない組織の馴れ合いが原因ではないかと推測します。私も偉そうな事を云っておりますが、自分はどうなんだと云われると思います。私共の会社も組織であり、会社の目的は何か、何をやるべきか、いかに会社を存続させるか、企業として目的目標からはずれない様に努力するべきで、全役員、幹部、社員が健全経営を目指し、企業としての目的、達成の共通の意識、その行動ははずれていなか、ハッキリものを云うべき責任があると私は改めて認識しました。 今年で発売30周年を迎え 進化するシステムキッチン TOTO 「CRASSO」は集大成 TOTOのシステムキッチンは2011年で発売30周年を迎えた。西ドイツが発祥とされ、欧米の台所の主流となったシステムキッチンだが、1970年代後半から日本でも目にするようになり、今では身近な設備となっている。一般家庭での普及率も約60%となった。(一般世帯への普及率60.7%、内閣府消費動向調査2011年3月現在より) TOTOでは1981年、TOTO初のシステムキッチン「デラックスシリーズ」発売当初より、欧米とは違う日本の台所事情に着目し、「日本のシステムキッチン」を念頭に開発してきた。近年ではそれに加え、誰もが使いやすいユニバーサルデザインの思想も取り入れ、より使い勝手にこだわった開発を進めている。 また、キッチンがリビングと同一空間に配置され、デザイン性への配慮が求められるようになる中、見た目に美しく、機能性を損なわない商品を提供してきた。 機能性においても、中華鍋が入り、なおかつ排水の邪魔にならない「スペースアップシンク」、キッチンのカウンターとコンロの段差がない「フラットコンロ」、フィルターがなく、掃除も楽でデザイン性も高い「ノンフィルターダブルキャッチフード」、ガラスのような透明感と優れた機能性を兼ね備えた「クリスタルカウンター」など、業界に先駆け、独自の技術開発による機能やデザインを提供してきた。換気扇(フード)にウォシュレットの技術を活かすなど、水まわりの総合メーカーならではの開発も行っている。 最新商品2010年8月発売の「CRASSO」は、30年の開発の集大成ともいえるシステムキッチン。ユニバーサルデザインの観点からキッチンまわりの人の動きを改めて研究し、短時間にストレスなく作業が行えることをコンセプトに開発を進めてきた。 また、ものづくりを1から見直す過程で、従来の3シリーズから一シリーズヘ統合し、キッチンの機能・デザインをユーザーのライフスタイルに合わせて、自由に選択できるようにした。使い勝手はもちろん、デザイン性ともにユーザーから好評を得ている。 TOTOは2010年に環境ビジョン「GREEN CHALLENGE」をスタート。キッチンにおいても、節水効果が見込まれる水栓金具を搭載するなど、環境配慮にもつとめている。 TOTOは、今後も水まわりの総合メーカーとして、さらなる快適性を目指し進化させていく。 捷三会長の発案で製品化が実現 「貯めてるゾー」拡販強化 沼津管材 18?版を追加発売 沼津管材(社長=伊藤柳一氏・本社=静岡県沼寿市花園町)は、クボタシーアイ製貯水機能つき防災ヘッダー「貯めてるゾー」(36?貯水)の引き合いが、震災後から伸びており、8月に貯水18?コンパクト版が発売されるのを機に、拡販を強化する。 「貯めてるゾー」は、災害断水に備えて常時36?の水を備蓄しながら、台所、洗面、バス、トイレなどに水を供給する給水ヘッダーのこと。日常生活で水を使用するたびに、備蓄水は新鮮な水道水と入れ替わるため、面倒な水の入れ替えや備蓄水の買い替えなどは必要ない。断水時は、限定された水栓【台所推奨】以外からは備蓄水が出ない構造を採用。不用意な流水を自動的にストップする。特別なメンテナンスも必要ない。また薄型設計の為、マンションにも居住・収納スペースに影響を及ぼすこと無く設置することが出来る。 同製品は同社伊藤捷三会長の発案から塩ビ管メーカーのクボタシーアイが製品化を実現。捷三(しょうぞう)会長の名前にちなみ「貯めてるゾー」とネーミングされた。 地震対策として、各自治体では、家庭での地震発生時の断水対策として、応急給水が行き渡るまでの3日分の水(1人=9?を目安)と食糧を共に備蓄するように呼びかけている。4人家族で36?となり、2?のペットボトルで換算すると18本に相当し、保管スペースの確保と、定期的に新しい水に交換する必要がある。こうした備えに置き換わるものとして「貯めてるゾー」は、新築、リフォーム、集合住宅に設置できるので、注目されている。「介護老人施設や社員寮の現場で増えています」(同社伊藤社長)。 問い合わせは沼津管材TEL(055)922-5517まで。 CoolStar(クールスター)に φ10,12サイズを追加 三菱マテリアルツールズ 細かな形状加工にも対応 三菱マテリアルツールズ(社長=滝沢俊夫氏、本社=東京都墨田区横網1-6-1)は、三菱マテリアルが開発、製造する「CoolStar(クールスター)」シリーズの6枚刃制振エンドミルとラジアスエンドミルに、切れ刃径φ10およびφ12の6型番を追加し、販売を開始した。 航空機部品に多用されるチタン合金や超耐熱合金といった難削材の加工において、ワーク形状が複雑な場合や、取り付け長さの異なる複数の工具を使用する場合に、切削油剤が切れ刃へ十分に供給されず、寿命が短くなる問題があった。同社のCoolStarシリーズは、切れ刃側面に複数のクーラント穴を最適に配置することで、難削材に対する加工性能の向上を実現し、航空機産業を中心に高い評価を得ている。今回、細かな形状加工などにも対応するべく、小径のφ10およびφ12サイズを追加した。 六枚刃制振エンドミル「VF-6MHV-CH」、同ラジアスエンドミル「VF-6MHVRB-CH」の主な特長は次の通り。 @マルチクーラントホールにより優れた冷却効果と切りくず排出性を実現。切削油剤の供給が難しい深掘り加工においても、安定した高能率加工が可能。 A耐熱性に優れた“インパクトミラクルコーティング”により、難削材加工における長寿命化を実現。 B制振効果に優れた不等リード形状によりびびりを抑制し、六枚刃により高能率加工が可能。 〔品名/型番〕 6枚刃インパクトミラクルマルチクーラントホール付制振エンドミル/VF-6MHV-CH(2型番)、6枚刃インパクトミラクルマルチクーラントホール付制振ラジアスエンドミル/VF-6MHVRB-CH(4型番) 〔販売目標〕 2,000万円/初年度 〔標準価格〕 代表型番VF6MHVCHD1000 2万8,100円(税込み2万9,505円) 夕風涼しく70名で乾杯 GKC ビアガーデンの集い 岐阜県機械金属商業協同組合(理事長=関谷治頼氏・岐阜機械商事社長)は7月29日午後6時30分より、毎年恒例となっている「ビアガーデンの集い」を岐阜市柳ヶ瀬通のホテル・グランヴェール岐山で開催し、組合員と賛助会員ら70名余が参加して暑気払いをした。 冒頭、関谷理事長が「日頃は組合活動にご理解、ご協力を賜わりまして誠にありがとうございます。新体制で今年5月から運営しており、今後も組合員の皆様の役に立てる組合になるべく、理事一同努力してまいりますので、引き続きご支援、ご協力を賜りたい」と挨拶し、乾杯の音頭をとった。 参加者は冷えたビールとバイキング方式によるバーベキューを堪能しながら楽しく談笑し、日頃の疲れをリフレッシュ。午後8時半過ぎにお開きとなった。 また、冒頭の理事長挨拶で、10月22日に予定している組合ゴルフ大会への参加も呼び掛けられた。 大型インパクトレンチ 下取りセールを実施 空研 45周年記念ブルゾン進呈 空気動工具(エアツール)の設計・製造・販売を行う空研(社長=上田俊次氏、本社=大阪府羽曳野市)は、今年も「大型インパクトレンチ下取りセール」を8月1日から12月末日の五ケ月間に渡って実施する。 対象となる機種は@N型大型レンチのKW―3800proGL、KW―4500GL、KW―3800P、KW―4500PAその他大型レンチのKW―385GL、KW―420GL、KW―380P、KW―40P。 セールでは、@の対象機種を購入すると、下取り機回収につき、1台当り2万円の下取り値引き、Aの対象機種を購入すると1万円の下取り値引きが受けられる。下取り機は1 “SQ(25.4mm角)以上のインパクトレンチで、メーカーは問わない。 さらに、今回は創業45周年を記念して、セール期間中に製品を購入した人全員に「空研オリジナルブルゾン」をもれなく一着進呈する追加特典もある。(なお、ブルゾンの引き渡しは10月上旬頃からとなり、それまでに購入された大型インパクトレンチは、ブルゾン入荷後、順次発送される)。 暑気払いと情報交換 愛機工南支部 ビアパーティーを開催 愛知県機械工具商業協同組合の南支部(支部長=森庸一氏・森哲社長)は7月15日午後6時30分より、名古屋市中区栄のクレストンホテルで恒例のビアパーティーを開催し、支部員ら22名が参加して親睦を深めた。 伊藤久輝理事(丸正社長)の司会進行のもと、森支部長は挨拶で、設営を担当した伊藤理事と矢田支部顧問(ナゴヤカット社長)に礼を述べた後、「最近は電力不足による節電ということで、自動車業界が木・金休み、土・日操業となっており、対応が難しく、我々も戸惑っております。しかし、お客様が稼働している以上、我々も対応をしなければならない。仕入先は、土曜日は対応しているが、日曜日は休みというところがほとんどで、在庫品にある場合は対応して日曜日でも納入をしていますが、発注品ですと当日に持っていけないという状態」であると近況を報告。組合関係については「9月末から10月にかけてメカトロテックジャパン2011が開催されます。今回は色々と企画展示が用意されており、航空機で使われているCFRP厚板材の加工実演とか、はやぶさ(小惑星探査機)の実物大模型や3,000度の高温にも耐えられるロケットエンジン噴射ノズルなどの最新の宇宙関連技術も展示されます。講演会は『日本の民間航空機産業の飛翔』『クルマづくりNEXT』と題して行われる予定。また、東北の応援イベントなども企画されておりますので、是非たくさんのお客様を会場にお連れし、展示会が盛り上がりますようにご協力をお願いいたします」と来場動員に対する協力を求めた。引き続き、支部長の力強い発声で乾杯。 東日本大震災の影響で厳しい経営環境が続き、さらに節電のための休日シフトへの難しい対応を迫られる中、参加者はビールのジョッキを傾けながら歓談して英気を養い、伊藤正人理事(伊藤信産業社長)の中締めで終了した。 2011年8月21日(日) 2428号 中部経産局 最近の管内総合経済動向 中部経済産業局は、8月10日公表の「最近の管内総合経済動向」で、管内(愛知、岐阜、三重、富山、石川の5県)の経済活動についての総括判断を、前月の「東日本大震災の影響により悪化していたものの、持ち直しの動きがみられる」から「厳しさが残るなか、持ち直しの動きが広まりつつある」に上方修正した。総括判断の上方修正は3か月連続。個別の項目では、生産の判断を3か月連続して引き上げたほか、個人消費、輸出の判断もそれぞれ2か月連続して上方修正した。先行きについては、円高の動向、世界経済の下振れ、東日本大震災の影響(復興需要や消費者マインド改善への期待、中小企業の経営環境悪化の懸念)、デフレの進行、地域の雇用情勢などについて一層の注視が必要としている。(比較は断りのあるものを除き、平成23年6月の実績値による) 鉱工業生産・出荷・在庫 ◆生産 生産は、供給制約が順調に解消されつつあることから、輸送機械を中心に急上昇しており、力強い持ち直しの動きがみられる。 鉱工業生産の動向を指数(6月速報)で見ると、輸送機械工業、鉄鋼業、一般機械工業などが上昇したことから、前月比10.8%増と2か月連続の上昇となった。また、前年同月比は7.5%減と4か月連続の低下となった。 出荷は、輸送機械工業、情報通信機械工業、鉄鋼業などが上昇したことから、前月比15.0%増と2か月連続の上昇となった。また、前年同月比は7.4%減と4か月連続の低下となった。 在庫は、輸送機械工業、金属製品工業などが上昇したことから、前月比1.1%増と2か月連続の上昇となった。また、前年同月比は4.1%増と11か月連続の上昇となった。 主要業種の動向 ◆輸送機械 輸送機械の生産は、稼働率が急上昇していることから、力強い持ち直しの動きがみられる。 乗用車は、供給制約が順調に解消されつつあり、稼働率が急上昇していることから、増加している。 自動車部品は、供給制約が順調に解消されつつあり、稼働率が急上昇していることや、海外需要が引き続き堅調であることから、増加している。 航空機体部品は、航空機体メーカーの生産計画や、メンテナンス需要に動きがあり、全体としては持ち直しの兆しがみられる。 ◆一般機械 一般機械の生産は、持ち直しの動きがみられる。 金属工作機械は、海外向けが堅調なことに加え、引き続き国内向けの需要にも支えられていることから、全体としては増加している。 繊維機械は、織機、紡績・準備機械ともに主力の中国向けを中心に高水準ながら弱含んでいる。 土木建設機械は、新興国向けで持ち直しの動きがみられることに加え、東日本大震災の復興需要に動きがみられることから、全体としては横ばいとなっている。 ◆電子部品・デバイス 電子部品・デバイスの生産は、下げ止まりの兆しがみられる。 半導体素子・集積回路は、スマートフォン向けに動きがみられるものの、市況の影響などから、全体としては弱含みとなっている。 液晶素子は、スマートフォン向けなどが好調なことに加え、アナログ停波による薄型テレビの駆け込み需要などから、全体としては持ち直しの動きがみられる。 ◆電気機械 電気機械の生産は、持ち直している。 開閉制御装置・機器は、工場ライン向けや一般家電向けが低調であるものの、自動車向けを中心に持ち直しの動きがみられる。 内燃機関電装品は、自動車向けを中心に稼働率が急上昇していることから、増加している。 電動機は、自動車向けを中心に稼働率が急上昇していることや一般機械向けが堅調であることなどから、全体としては増加している。 ◆情報通信機械 情報通信機械の生産は、減少傾向となっている。 民生用電子機械は、薄型テレビなどが低調なことから、減少傾向となっている。 ◆金属製品 金属製品の生産は、持ち直しの動きがみられる。 アルミニウム建材は、建築需要の動向から、弱含みとなっている。 ばねは、自動車向けを中心に持ち直しの動きがみられる。 ガス機器は、東日本大震災に係る仮設住宅向けを中心に増加している。 ◆鉄鋼 鉄鋼の生産は、持ち直しの動きがみられる。 鋼板は、海外向けは堅調、国内向けが自動車向けを中心に持ち直しの動きがみられ、全体としても持ち直しの動きがみられる。 棒鋼は、民間建築向けを中心に、低水準で推移している。 特殊鋼鋼材は、自動車向けを中心に持ち直しの動きがみられる。 ◆繊維・陶磁器 繊維・陶磁器の生産は、低水準で推移している。 繊維は、低水準で推移している。 陶磁器は、東日本大震災の復興需要もありタイルなどで持ち直しの動きがみられることから、全体としては低水準ながら緩やかに増加している。 消費・投資などの需要動向 ◆個人消費 個人消費は、弱いながらも、一部に持ち直しの動きがみられる。 大型小売店販売は、既存店ベース、全店ベース共に四か月連続で前年を下回った。 乗用車販売は、東日本大震災の影響による自動車生産の減少などから、普通車が九か月連続で、小型車および軽自動車が十か月連続で前年を下回り、全体でも10か月連続で前年を下回ったものの、生産活動の持ち直しに伴い減少幅は縮小している。 家電販売は、節電意識の高まりや六月下旬の記録的猛暑から扇風機やエアコンなどの季節家電が好調であったほか、薄型テレビやブルーレイレコーダーにアナログ停波に向けた駆け込み需要がみられたことから、全体では2か月連続で前年を上回った。 ◆設備投資 設備投資は、緩やかに持ち直している。 製造業では、自動車、一般機械、電気機械など多くの業種で増加する計画となっている。 非製造業では、電力などで増加する計画となっている。 なお、管内主要8社の金属工作機械受注(国内向け)をみると、一般機械工業向けが17か月連続で、自動車工業向けが2か月ぶりに前年を上回り、全体でも2か月ぶりに前年を上回った。 ◆住宅投資 住宅投資は、弱含んでいる。 新設住宅着工戸数は、持家が2か月連続、貸家が4か月連続、分譲が3か月ぶりに前年を下回り、全体でも2か月連続で前年を下回った。 ◆輸出 輸出は、自動車関連を中心に持ち直しの動きがみられる。 名古屋税関管内の輸出通関額(円ベース・速報)は、4か月連続で前年を下回った。品目別でみると、「自動車」「自動車の部分品」などが前年を下回ったものの、自動車関連の減少幅は縮小している。 主要地域(国)別でみると、米国向けが6か月連続で、EU向けが3か月連続で、アジア向けが2か月連続で前年を下回った。 ◆雇用 雇用は、厳しい状況が続いているものの、緩やかな持ち直しの動きがみられる。 新規求人数は、「卸売・小売業」「サービス業」「建設業」などの業種を中心に、16か月連続で前年を上回った。 有効求人倍率は、3か月ぶりに増加した。 完全失業率は、東海では3四半期ぶりに、北陸では2四半期連続で改善した。 ◆企業倒産 企業倒産(件数)は、4か月連続で前年を上回った。 雇用奨励金の活用企業も 市況や雇用について情報交換 静岡県管工機材商組合 8月度理事会開催 静岡県管工機材商組合(理事長=村松孝一氏・村松商店社長)では、8月5日午後3時より静岡市内のマイホテル竜宮において「8月度定例理事会」を開催し、市況についての情報交換を行った。 ・今年は不良債権が多く発生している。西部は悪い。中部は順調。東部は中部と西部との間位。自動車関係がよくなっているといっても全てには波及していない、浜松地域はまだ回復がこの先になるのではないか。立地面での災害予防として海沿いに立地予定していた住宅の工事停止が起きている。東日本大震災を教訓に、東海地区で想定されている東海大震災発生時のリスク分散としてスズキが国内の二輪車事業を再編して浜松市内に集約することから、下請工場も浜松にくることが予測され、浜松にとっては明るい話題。 ・5月〜7月だと沼津(東部)が一番悪い。その次は浜松(西部)で昨年の90〜95%程度。富士(東部)は110%程。 ・4月〜7月まで毎月赤字。沼津(東部)が一番悪い。神奈川県は、学校や公民館などの耐震工事の仕事がきているのでよくなっている。 また支払いが滞っている会社に対して、出荷停止をした話や、強制執行で差し押さえできるが、かかる費用のわりに毎月数万円ずつ返済してもらうと何年かかるかとこぼしていた。 その他、静岡県富士市にも工場がある大手製紙メーカーが、洋紙事業の生産設備を一部停機し、人員削減を行うことから雇用の話題につながった。一色副理事(一色機材社長)は卒業後も就職活動を継続中の新規学卒者を有期雇用で雇用し、正規雇用に移行させる事業主に奨励金を支給する「3年以内既卒者トライアル雇用奨励金」制度を利用しており、鈴木副理事(山田商工社長)も利用していると話した。 「3年以内既卒者トライアル雇用奨励金」は、平成23年度までの時限措置であり、有期雇用期間(原則3ヶ月)で対象者1人につき月額10万円、有期雇用終了後の正規雇用での雇入れで、対象者一人につき50万円奨励金が支給される。 前回を上回る売上げ約20億円達成 「提案 中部みらい市2011」を開催 橋本総業中部支店 2000名強が来場し活況 橋本総業中部支店(支店長=望月誠氏・住所=名古屋市南区)では、7月22日・23日に名古屋市千種区の名古屋市吹上ホールを会場に、「提案 中部みらい市2011」を開催し、2,000名強が来場する中、対前回比売上げで(09年7月)18%増の約20億円を計上し、震災後の足元の悪さをものともせず、成功裏に終了した。 第4回目となった今回は過去最多の161社、167小間が出展し、製・販・工と橋本総業の四位一体で「みんなで復興!再生へ向けて知の結集」をスローガンに、@提案・再生A安全・安心B環境・省エネC健康・快適をキーワードとした住まいの設備を展示紹介した。 初日の22日は、午後2時20分より関係者を集めてのオープニングセレモニーを行い、望月支店長が司会を務めた。橋本社長は「震災を機に世の中が変わった。快適な暮らしのまま節電するなど提案をしていきたい。みらい市を通じてたくさん提案をして商売につなげて頂ければ」と活発な商談を促し、伊藤イトウ社長(ホスト店代表)は「過去最大規模なのでホスト店も精一杯努力します」と表明し、森村TOTO名古屋支社長(出展者代表)は「エコとリフォームを提案して目標を達成したい」と宣言し、宇佐見取締役中部エリア長(実行委員長)は「目標達成に向け全力投球でいきましょう」と檄を飛ばした。鈴木専務取締役によるスタッフ紹介の後、若手社員による気合入れを行い結束すると、同3時のオープンに併せて来場者が詰め掛け、各ブースは来場者で埋まった。 展示会場内を入ると震災で何が起きたのかを示すパネル展示と、震災後に人々の暮らし方が変わったことに合わせた快適に節電できる商材の提案セミナーが開催され、来場者は省エネ機器の取替え提案等の説明を熱心に聞いていた。 今回の出展では省エネ・節電製品が各メーカーから新製品として続々と発表されていた他、安心・安全を確保する防災製品を全面に打ち出す展示も目立ち、来場者は最新の情報を掴んで購入意欲を示していた。 来場者による商品別人気投票では、1位ダイキンHVACソリューション東海(ルーム/パッケージエアコン、エコキュート・CAD)、2位TOTO(エコ水栓・ネオレスト)、3位クリナップ(新クリンレディ)が選ばれた。他にはマテックスの補修テープ実演や、排水ヘッダー、緊急浄化装置、太陽光発電が上位を占めた。 また太陽光発電モジュールを瓦屋根に据え付ける施工実演も好評を博した。 特別企画として「マナーキッズテニス」が初開催され、園児から小学生までの子供達が、プロテニスプレーヤーの杉山記一選手(HAT所属)と小笠原流礼法 鈴木万亀子総師範の指導の下、テニスとマナーを習得した。最初は恥ずかしそうに挨拶をしていた子供達が、次第に姿勢を正しくしてラケットを握り、元気な声で挨拶をしてプロとボレーを楽しむ姿に、付き添った親達は感心していた。 全国大会への参加呼び掛けと コラボ講演会参画を承認 名古屋伝動機商組合 7月例会を第一Hで開催 名古屋伝動機商組合(理事長=椿井基男氏・椿井精工社長)は7月21日午後6時より、名古屋市中区錦の東京第一ホテル錦において「7月例会」を開催した。 例会は当番幹事の高津伝動精機と日伝が設営、司会進行を務めて行われ、冒頭、椿井理事長が「本日は暑い中、また、お忙しい中、ご出席いただきましてありがとうございます。1年間の行事や11月の全国大会の件と議題が多いですが、ご審議の程よろしくお願いいたします」と挨拶。 続いて新会員の藤川伝導機が紹介され、挨拶に立った同社の池谷名古屋営業所長は「2月に名古屋に営業所を開所いたしまして約半年経ちましたが、順調にお客様を作っている最中です。この秋に向けて自動車関連が動き出すということで期待の声も聞かれますので、是非その波に乗っていきたいと思っております。今後ともよろしくお願いいたします」と述べた。 11月に開催される伝動機商組合全国大会(東京)については、椿井理事長が「東京組合の担当で11月16、17日に開催されます。現在、7名が参加予定。検討中の方は、東京・大阪の組合の方々との懇親を深めるためにも、是非ご参加いただけるようにお願いいたします」と参加を呼び掛けた。 コラボ講演会については、長村副理事長(長村商店社長)が「四月の総会以降に急遽決まりましたので、本来ですと例会に諮ってからご案内を出すのが筋ですが、後先になりましたことをお詫びいたします」と謝罪した上で、開催に至った経緯について「総会後に業界の方々とお会いする機会があり、その中で、各団体は講演会や勉強会を行っているが、どの会も予算が少なく立派な先生を呼ぶことができないと大変皆さん困っている状況にあり、とある方が非常に良い先生の講演を聞いたということから、その先生を呼ぶために各団体が予算を出し合えばできるのではという話になり、私どもも参画させていただきました」と説明した。 コラボ講演会には20名程の団体が6〜7団体参画し、講師に中村文昭氏(クロフネカンパニー代表)を招いて、150名規模の会場での開催を予定。長村副理事長は、第1回実行委員会を開催し準備を進めていることや、同組合からの参加予定者が21名から25名に増えたことなどを報告した。 また例会では、組合員の新名簿の確認も行われた。 その他、ボウリング大会について、長村副理事長が10月の次回例会前までには骨子を固めると報告した。 輸出契約高 前年比58.9%増 プラントが5倍に増加 日本産業機械工業会 6月の産業機械輸出状況 日本産業機械工業会がまとめた平成23年6月の産業機械輸出契約状況によると、6月の主要約70社の契約高は前年同月比58.9%増の1,799億3,400万円となった。内訳は、プラントが13件で同405.0%増の881億9,600万円、単体が同4.2%減の917億3,800万円となった。 単体機械を機種別にみると、@ボイラ・原動機=アジアの減少により前年同月比58.1%減A鉱山機械=アジアの減少により同54.9%減B化学機械=アフリカの増加により同12.9%増Cプラスチック加工機械=アジアの減少により同21.7%減D風水力機械=中東が増加したものの、アジアが減少したことから同1.2%減E運搬機械=アジア、北アメリカの増加により同13.0%増F変速機=アジア、北アメリカの減少により同7.2%減G金属加工機械=アジア、中東の増加により同112.9%増H冷凍機械=アジアの増加により同3.6%増となった。 プラントは、アジアが増加した。 地域別構成比は、アジア65.8%、中東8.2%、北アメリカ6.2%、ヨーロッパ5.9%、南アメリカ4.8%となっている。 ダイドーベスト4に 愛機工野球大会4日目 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=野田道典氏・ノダキ社長)の第71回親善野球大会4日目は7月9日、愛知県一宮総合運動場野球場でBゾーンのダイドー対ナスコムの試合を行った。 試合は、1回表にダイドーが相手投手の立ち上がりを攻めて2点を先制し優位に試合を進める。ダイドーは2回、3回にも1点ずつを加えてその差を広げ、さらに5回には3点を追加。ナスコムの反撃を零点に抑え、7対0で勝利しベスト4に進出した。 ダイドー21103=7 ナスコム00000=0 防振型超硬エンドミル 「GSX MILL防振タイプ」 住友電気工業 高能率加工を実現 住友電気工業ハードメタル事業部は、防振型超硬エンドミルとして、鋼加工用「GSX MILL 防振タイプ」を昨年11月に発売し好評を得ている。 従来型の超硬エンドミルによる加工では、送り速度や切り込みを大きくするなどして加工能率を上げようとすると、ビビリ振動が発生し、加工面の悪化や切れ刃の欠損などの問題が生じていたが、今回開発した「GSX MILL 防振タイプ」では、加工時のビビリを抑制し、高切り込み・高送り性能を飛躍的に向上させ、これまでにない高能率加工を実現する。不二越との共同開発による製品。 主な特長は次の通り。 @安定した加工能率を実現 不等分割・不等リード仕様を採用し、外周刃の分割比を連続的に変化させることにより、切削応力の周期性を効果的に変化させることでビビリ振動を抑制。 A最適な溝形状による、スムーズな切りくず排出 不等リードに最適な溝断面形状の採用により、切りくずの排出性を大幅にアップ。 B鋼加工に最適な刃先設計 外周刃に微小丸ランドを設け、切り取り厚さの変動を抑制することによって防振効果を一層高め、加工面の品位を向上。 刃径2mm〜20mmの計16アイテムをラインアップ。標準価格はGSXVL4030―2・5Dが6,240円(税込6,552円)となっている。 “ Cool Earth Challenge! ”をテーマに 中部 産業とくらしのグランドフェア2011 9月2日、3日にポートメッセなごやで開催 有力メーカー301社が出展 受注目標120億円、来場者目標9500名 ユアサ商事中部支社傘下の販売店でつくる、中部ユアサやまずみ会主催の中部「産業とくらしのグランドフェア2011」が9月2日、ポートメッセなごや3号館で開幕を迎える。会期は2日間で、主催社81社(バス主催社含む)、来場バス34台を予定して盛大に行われる。協賛は仕入先メーカーで組織する中部ユアサ炭協会、後援ユアサ商事。今年のグランドフェアは関東、中部、関西、九州の4カ所で開催され、7月に開催された関東グランドフェアは目標受注額の26%増を達成し幸先の良いスタートを切った。続く中部も、震災以降低迷していた自動車産業の本格稼働などを背景に、受注目標120億円、来場者目標9,500名を掲げており、シェア拡大を図る最大のイベントとして関係者らの期待が高まっている。 32回目の開催となる今年の中部グランドフェアは、キャンペーンテーマ「Cool Earth Challenge!(クールアースチャレンジ!)体感・実践、Ecology&Economy!」のもと、301社のメーカーが出展。各社の新製品、新技術、新材料を一堂に展示し、幅広い「環境対応商品」と「省エネコンサルティング」のトータルパッケージによる環境問題の解決を提案する。 会場中央に設けられた「エコテーマゾーン」では、時代とともに変化し続ける環境ビジネスニーズに対し、『エコファクトリー』(出展41社)、『エコビルディング』(出展32社)、『エコハウス』(出展29社)の3つのゾーンを設定して最新機器、機材を紹介。省エネルギーや環境改善について調査・診断から省エネ計画提案、設計・施工マネジメント、サポートマネジメントまでをトータルにサポートする『YES省エネ相談コーナー』と合わせて、ユーザーに最も合った効率的なプランニングを提案する。 また、会期中はエコテーマゾーンにおいて、ゾーン案内とともに工場設備、太陽光・LED、空調設備、屋上壁面緑化に関するオープンセミナーを開催するほか、今回初の試みとして、より多くのユーザーに幅広く環境商品を知ってもらうために専門の説明員による「インカムツアー」を実施する。 会場には特別価格商品や目玉商品なども豊富に取り揃えて来場者を迎える。 出展メーカー 工業機械 (46社) アマダマシンツール▽NHKビルダー▽オークマ▽大阪機工▽岡本工作機械製作所▽カナエ技研▽甲山製作所▽キタムラ機械▽キャムタス▽黒田精工▽グローイング▽C&Gシステムズ▽澁谷工業▽ジェイテクト▽ジェービーエム▽ゼネテック▽ソディック▽ソマックス▽太陽メカトロニクス▽滝澤鉄工所▽タクテックス▽タケダ機械▽大日金属工業▽TEKNIA▽東芝機械マシナリー▽ナガセインテグレックス▽ニコテック▽日本ユニシス・エクセリューションズ▽ファナック▽フロージャパン▽ブラザー工業▽ブルームLMT▽プロキャスト▽牧野フライス製作所▽松澤精工▽三鷹工業所▽三井住友ファイナンス&リース▽三井精機工業▽三菱UFJリース▽三菱重工工作機械販売▽美濃工業▽森精機製作所▽ヤマザキマザックシステムセールス▽ユアサテクノ▽リコーリース▽ローランドデージー 機電 (78社) アイエイアイ▽赤松電機製作所▽アネスト岩田▽イノアック車輪▽イマオコーポレーション▽瓜生製作▽エイエスケイ▽MRO▽オークラ輸送機▽大阪タイユー▽片山チェン▽河原▽カントー▽北川鉄工所▽キトー▽キャプテン▽京都機械工具▽共和▽クボタ計装▽クリーンテックス・ジャパン▽クロダ▽黒田精工▽ケルヒャージャパン▽コガネイ▽小林鉄工▽コベルコ・コンプレッサ▽小堀鉄工▽サンキテック▽三立機器▽静岡製機▽シンフォニアテクノロジー▽スイデン▽スーパーツール▽スギヤス▽住友重機械精機販売▽洲本整備機製作所▽タイムケミカル▽タンガロイ▽大昭和精機▽DAITO▽ダイフク▽津田駒工業▽TAG▽テクノマグネット▽天竜産業▽東邦機械工業▽東和精機▽トーヨーコーケン▽豊興工業▽ナベヤ▽日研工作所▽日東工器▽日本オートマチックマシン▽日機▽ハタヤリミテッド▽花岡車輌▽花園工具▽菱小▽ピカコーポレイション▽ファーステック▽富士フイルムビジネスサプライ▽フルタ電機▽フレックラム▽平和テクニカ▽ヘルツ電子▽北越工業▽マサダ製作所▽マルヤス機械▽ミツトヨ▽三菱マテリアルツールズ▽山金工業▽ヤマダコーポレーション▽ユアサプロマテック▽ユキワ精工▽油研工業▽理研コランダム▽ロブテックス▽ワタベ産業 住環境マーケット (68社) 愛知時計電機▽ITSR&D▽アサダ▽アサヒ衛陶▽アンレット▽イノアック住環境▽内田時計店▽エッフェシャル▽荏原テクノサーブ▽MCCコーポレーション▽オーデリック▽カクダイ▽キッツ▽協立エアテック▽キンボシ▽金門製作所▽クマクラ工業▽クリナップ▽ケーアイドリル▽サムソン▽山王化学▽サンポット▽三洋ソーラー▽シャープエレクトロニクスマーケティング▽新技研▽セールス・オンデマンド▽積水ホームテクノ▽タクミナ▽タブチ▽ダイキン空調東海▽ダイキン工業電子システム▽ダイキン福祉サービス▽ダイニチ工業▽中部イトミック▽中部電力▽ツツミ▽寺西商事▽東海ゴム工業▽TOZEN▽TOTO▽東邦ガス▽東洋バルヴ▽トーヨーキッチン&リビング▽特許機器▽土牛産業▽ナイキ▽ニクニ▽日本デコラックス▽日本電興▽ノーリツ▽ハウステック▽パナソニックコンシューマーマーケティング▽パナソニック電工▽東尾メック▽フジ医療器▽ブリヂストン加工品西日本▽北越工業▽前澤化成工業▽マックス▽三井化学産資▽三菱電機冷熱機器販売▽森永エンジニアリング▽ヤガミ▽ヤマハリビングテック▽ヨシタケ▽LIXIL▽リンナイ▽リプラス 建材 (29社) アルミック▽稲葉製作所▽エヌビーシ―▽エムクリエイト▽キョーワナスタ▽グローベン▽サイクルレスター▽サンポール▽四国化成工業▽JFE機材フォーミング▽JFE建材フェンス▽セイキ販売▽積水樹脂▽タカショー▽田窪工業所▽立川ブラインド工業▽ダイケン▽中部コーポレーション▽帝金▽東京測機製作所▽東洋エクステリアLIXIL▽とめ太郎▽ナカ工業▽ナガワ▽日本ベターリビング▽長谷川工業▽ミヅシマ工業▽淀川製鋼所▽理研軽金属工業 建機 (73社) アイチコーポレーション▽アイル▽アピコ▽イーエスエス▽育良精機▽エクセン▽エヌピーケー▽荏原製作所▽大阪ジャッキ製作所▽大竹建機産業▽オグラ▽キナン▽クボタ建機ジャパン▽ゲート工業▽コンセック▽今野製作所▽コンラックス松本▽酒井重工業▽サンキョウ・トレーディング▽サンドビックトーヨー▽シーエーシーナレッジ▽静岡製機▽シブヤ▽Genie▽住友建機販売▽瀧冨工業▽田村総業▽DAITO▽大和機工▽筑水キャニコム▽チルコーポレーション▽鶴見製作所▽伝栄▽デンヨー▽東空販売▽トーヨーコーケン▽トプコン▽冨田商事▽鳥居金属興業▽トンボ工業▽ナカオ▽中村リース▽日鋼住金鋼材▽日動工業▽日工▽日工セック▽日成ビルド工業▽日本クランプ/竹内製作所▽日本車輌製造/篠田ゴム▽日本ダイヤモンド▽ハウレン▽萩原商会▽ハスクバーナ・ゼノア▽長谷川工業▽ハマネツ▽原商▽範多機械▽バーテックススタンダード▽日立建機▽フクダ電子▽北越工業▽マイト工業▽前田金属工業▽マツオカ建機▽丸善工業▽マルタカパレス▽三笠産業▽ミツワ東海▽明和製作所▽やまびこ産業機械▽ヤンマー建機販売▽Rammer▽リョービ販売 その他 (7社) 寿屋丸越▽生活介護事業所オリーブ▽大丸松坂屋百貨店▽東京コーシン産業▽燃料▽ハム工房ジロー▽マルフク商事 ご挨拶 ユアサ商事株式会社 執行役員中部支社長 長谷川 勝照 平素は私どもユアサ商事に対し、ひとかたならぬご愛顧を賜りまして、誠に有り難うございます。紙面をお借りいたしまして衷心より御礼を申し上げます。 3月11日に発生しました東日本大震災により被災されました皆様には、心よりお見舞い申し上げます。被災地が1日も早く復興することを心よりお祈り申し上げます。 今年のグランドフェアは弊社グループの持つ「省エネ・省コストノウハウ」「設備提案」「トータル施工力」の3本柱を前面に出した受注活動を強力に展開するとともに、展示会ではエコ・テーマゾーンを中心に、これら独自の『エコ・エンジニアリング事業』連携による「総合環境提案力」を一層充実させ、近未来ビジネスに繋がる展示会を目指し、グループ全体で推進して参ります。引き続き弊社ならびにグループ会社に対しまして、ご期待を頂きますようお願い申し上げます。 さて、中部経済産業局の発表による中部管内の経済動向は、「東日本大震災の影響により悪化していたものの、持ち直しの動きがみられる。先行き、東日本大震災の影響(復興需要や消費者マインド改善への期待、中小企業の経営環境悪化の懸念)、北アフリカ・中東情勢およびそれを起因とする原油・原材料価格高、世界経済の下振れ、為替相場の動向、デフレの進行、地域の雇用情勢などについて一層の注視が必要である」とされております。 個別の動向をみますと、「生産は、東日本大震災の影響により減少していたものの、サプライチェーンの立て直しが進んでいることなどから、持ち直しの動きがみられる、個人消費は弱まっているものの、一部に持ち直しの兆しがみられる、公共投資は緩やかに減少傾向、住宅投資は弱含んでいる、雇用は緩やかな持ち直しの動きが見られるものの、厳しい状況が続いている」など、中部地域を取り巻く環境は持ち直しの動きが見られますものの、先行き不透明な景況にあると考えます。 このような経済情勢のもと、中部『産業とくらしのグランドフェア2011』を、9月2日、3日の両日、∨ポートメッセなごや3号館∧においてご来場者目標を9,500人、売上目標を120億円と定め開催いたします。 本年の「グランドフェア」のキャンペーンテーマをCool Earth Challenge! 体感・実践、Ecology&Economy! といたしました。出展メーカー様の多大なるご支援・ご協力のおかげさまを持ちまして、「環境」と「省エネ」をキーワードに新製品、新技術、新材料など「環境商品」の展示、かつユーザー様の環境に関する問題解決のお手伝いが出来る商品等を豊富に取り揃えると共に、ユーザー様が抱える課題を省エネ設備などのハード面から、省エネコンサルティングなどのソフト面を含めた「環境パッケージ提案」のエコ・テーマゾーンの展示を通じ、新しいビジネスチャンスのご提案を推進してまいります。 また「グランドフェア開催日当日(9月2日、3日)は、それまでの販促活動集大成の場であり、最大のビジネスチャンスの場」であるとの認識のもと、営業各部署は出品メーカー様と共同で主催社様を中心に提案、同行PR、勉強会開催等を行うと共に、来場者の期待に応えられる新商品の品揃え、ECOテーマゾーンの展示と開催当日の集客・売上に寄与する「アウトレット品・在庫品(YS及びメーカー)・目玉商品」の選定・確保による受注拡大活動を推進し、主催社数・来場者数・受注額の増加に向けベストを尽くす事により顧客戦略・商品戦略を強化し、それぞれの受注目標、ご来場者数目標の達成に向け、主催社様、出品メーカー様と弊社が相互に連携強化を図り、幅広くユーザー様にアピール推進しておるところでございます。 展示方法につきましても今年は会場内に『エコファクトリー』、『エコビルディング』、『エコハウス』の3つのゾーンで環境機器の提案を行う「エコ・テーマゾーン」を設置します。テーマゾーンではYES室による相談コーナーを併設して『トータル施工提案』を行うとともに、さまざまなテーマでのオープンセミナーも行います。 また、「エコ・テーマゾーン」の展示物をより解りやすく説明する為に、ご来場者様にインカム(無線機)を装着していただき、テーマゾーンの説明を聞いて戴くインカムツアーを企画しております。最大8組100名まで同時にご案内出来るようインカムを用意いたしましたので、団体バスのご来場者様を中心にPRを進めてまいります。 ご来場の皆様には目的の商品がひと目でお分かりいただけるよう、エコ・テーマゾーンを中心に関連する部門毎の環境商品展示や太陽光ゾーンを隣接展示するほか、NETIS(新技術情報提供システム)案内コーナーの設置、展示商品にアイキャッチマークを貼り付けるなど、ビジュアル面でも工夫を凝らした展示を行います。 一方で、主催社様にとりましては、グランドフェアは展示即売会として絶好の売上獲得機会の場でございます。事前キャンペーン期間中に入手した商談を一気に受注に結びつけて頂くため、設備投資提案や法規制に準拠した省エネ提案など、環境・省エネ投資のための「智恵」と「ノウハウ」を提供します。実商談においては補助金申請も代行いたします。皆様のご商談にご活用下さい。当日の特別価格商品や目玉商品も豊富に準備しております。 グランドフェアは、これからの環境に配慮した社会を実現していくための提案をアピール出来る展示会として考えています。時代のニーズに応えると共に、新しい情報を発信し続ける展示会を目指して参ります。中部『産業とくらしのグランドフェア2011』に是非ご期待いただきたいと思います。 1万7000名の来場で連日盛況 第43回管工機材・設備総合展 東京都管工機材商協組 愛知組合から表敬訪問 東京都管工機材商業協同組合(理事長=小泉久則氏・コーザイ社長)主催の「第43回管工機材・設備総合展」が、7月27日から29日の3日間、東京ビッグサイト東4ホールにおいて開催され、期間中1万7,428名の販売店、工事店の来場客などで活況を見せていた。 今回は141社が、272小間に出展し、「澄んだ水 きれいな空気 エコ未来」をメインテーマに、一般家庭用から、産業活動に至るまでの幅広い分野に渡って社会基盤を支える、管工機材・設備機器の最新の製品・技術・情報を一堂に展示紹介し、商品、開発の促進や販路拡大のための新たな情報交換の場としての役割を担った。 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=小川信氏・山信社長)からも、小川理事長や来年開催予定の第29回管工機材・設備総合展の大藪実行委員長(大清社長)らが表敬訪問し、小泉理事長に開催の祝辞を伝えるとともに、会場内を視察し、順路が敷設されていることや、スタンプラリーの設置などの工夫を参考にしていた。 展示会場は、震災を機に企業や一般家庭での節電対策が取り組まれているのを反映した節電・省エネ製品や、防災設備をPRしている展示が目立った。また主催者によると「ブースの装飾がしっかりしたものが多く、出展者の意欲を感じた」と話していた。 初の試みでは来場者に一番よかったブース名をアンケートで記入してもらい、票が一番多かったメーカーに表彰する「ベストインプレッション賞」を設けた。結果発表は9月上旬に出品者に通知される他、発表も予定されている。 東日本大震災の被災者に 哀悼の意を捧げ(最終回) 丸尾興商社長 丸尾氣窮雄 「人災そのもの」 追記 先に東京電力の福島原発は、福島の住民の20km・30km立退き云々と比較すると震源地に近く、より地震津波の影響をまともに受けた東北電力の女川原発は、被災住民の避難所となった段違いのこの事実を述べましたが、聞く話によると、東北電力女川原発の担当責任者は過去の地震津波を調べ、やはり大変危険であると、勝手に設計図面より高地に設置し、(その為大災害を免れた)この事で当時の担当者が左遷されたと聞く。又福島原発はより冷却海水に近くと云う事でワザワザ台地を低く削ったと聞く。まさしく人災そのものである。 あの大震災の中、被災を受けた人々がどこかの外国人みたいにギャーギャー騒がず、日本人達が冷静にお互いに助け合い、略奪、騒乱もなく整然と並び、コンビニ、スーパーで買い物をしている姿に世界の人々が驚き、交通大渋滞で交通機関が麻痺、都内で地下鉄の階段で一夜を過ごす人々が両サイドに寄り、人が通る為の真ん中の道を空けている姿、我々から見れば、何でもない写真に、中国では驚きの目、世界中の人々が日本人の高潔さ、礼儀の正しさに驚嘆、この意味では日本人の評価は非常に上がった。 今度の大震災で分かったことですが、これだけの震災だから、本来円レートの大暴落になっても不思議ではない、しかしこの震災でも超円高、それにも関わらず日本は世界的な大貿易黒字、世界にどんなに高くても、高品質の日本製品を買わなければならない人、メーカーが大勢いると云うことを認識しました。それ程大したものを作っていないと私は思っておりましたが、いかに世界的にも、東日本に重要な産業がたくさんあったと云うことは驚きです。 環境経営を支援する民間資格 「エコステージ」1を取得 大成工機商会 企業の信頼性向上へ 配管資材・バルブの大成工機商会(社長=成田幸隆氏・本社=名古屋市港区)は、環境経営への取り組みを支援する民間資格「エコステージ」のレベル一の認証を取得した。企業活動を行う上で環境に関係する無駄をなくし、利益を生み出す仕組みを経営に導入することで、社内組織の強化と、配管資材や設備機器の商品納入先への信頼を高めることが目的。 昨年七月に取得準備を開始し、今年4月に審査機関であるエコステージ協会(会長=中谷巌氏・三菱UFJリサーチコンサルティング理事長)から、訪問調査・研修、第三者評価を受け認証された。 成田社長は取得の理由について「@お客様へのグリーン調達への対応A企業信用力の向上Bエネルギー資源の削減Cコストを削減し、収益力を向上させる」と話す。取得にあたってキックオフするきっかけとなった言葉が大清(社長=大藪淳一氏・本社=名古屋市東区)の「地球は、祖先から譲り受けたものではなく、子孫から借り受けているもの」。(同社ホームページから)であり、「商売のためだけではなく、私も含めて社員一人ひとりが自分のこととして取り組んでもらうために、環境を守っていくことは非常に大切だと納得した上で社員に話しました」。社員全員で倉庫の整理、休憩時間は消灯、FAXからメールへの切り替え等の活動をすることで電力等の省エネルギーにつなげ経費削減につなげている。 エコステージは「環境に易しい、効率的な経営」をバックアップする民間資格のこと。従来の経営に環境を融合させることで、無理・無駄を排除する取り組みを社員全員で継続的に実施し、初級から上級までの五段階へのレベルアップを推奨している。導入後、ISOへの移項もできるよう、ISO14001の意図を踏まえており、将来的にはISOを取得したいが、コスト負担が大きくなかなか手がでない、専任で推進できる人材がいないといった企業のニーズに応えるものであり、2011年8月現在、全国で834件(エコステージ協会による)が取得している。東海地区の管工機材業界ではセンサスヤマモト(09年取得)が取得している。 7月定例会はビアパーティ 夏夜のジャズライブに酔う 名古屋水栓販売協会 正・賛会員42名が参加 名古屋水栓販売協会(理事長=土方隆氏・東洋物産社長)では、7月29日午後6時より、名古屋市中区の名古屋で屈指のジャズライブハウス”ジャズスポットスウィング”において「7月定例会」を開催し、ジャズの生演奏を楽しみながらの暑気払いをおこなった。会員・賛助会員合わせて42名が出席した。 例会は、伊藤理事(イトウ社長)の司会開会の辞に次いで、挨拶に臨んだ土方理事長は、出席者にお礼を述べた後、「今日は伊藤社長(イトウ)がお店を選んでくれ、このお店のオーナーである和田さんが演奏される一番いい日を貸し切りで予約して頂くことができました。景気の話になると気が滅入りますが、本日は音楽と料理を楽しんでいただきたいと思います」と、挨拶を述べた。 在田理事(在田商店社長)の業界の発展と健勝を願っての乾杯音頭で宴会に移ると、ギタリスト和田オーナーによる、憂愁の雰囲気をまといながらも強い感情のこもった音が、女性サックス奏者の女性らしい芯の強さを感じる音とドラムやピアノを引っぱり、奥行きのあるスイングでジャズの世界へ導いた。参加者は音楽と酒に酔いしれながら、歓談した。 その後棚山副理事長(丸一商会社長)による参加者と参加者の伴侶の健勝を願ってとの一本締めで、盛宴の内にお開きとした。 過去最大規模の22社192名が参加 楽しい夏の思い出づくり 愛機工青年部 第32回キャンプの集い 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=野田道典氏・ノダキ社長)の青年部(部長=森庸一氏・森哲社長)が主催する「第32回キャンプの集い」が8月6、7日の2日間にわたり、岐阜県関市の板取スイス村黒谷キャンプ場で開催され、組合員の社員とその家族ら192名が参加した。 初日は、午後1時から受付を開始。午前中は激しい雨に見舞われたものの午後からは好天に恵まれ、受付開始時間より早く訪れる参加者もあって定刻には全員が到着した。 午後四時からは入村式が行われ、枅川実行委員長(ジーネット)の開村宣言に続いて、水谷副理事長(ミズタニ機販社長)が「皆さん、こんにちは。晴れ渡った大変よい天気のもとで、第32回キャンプの集いがこうして、震災の影響で土日が仕事の方もある中、これほど多くの方に都合をつけて集まっていただき盛大に行われます事を本当に嬉しく思います。愛機工青年部は、全国の業界の青年部の中でもとりわけ若く力があって、皆で引っ張ってくれており組合としても大変助かっております。私もこのキャンプに数年振りに参加させていただいて、今日の192名という人数を聞き大変驚いております。近年に無い集まりではないかと思います。これも偏に、現在の青年部の皆様の活躍があればこそと思います。夏の一日を安全に、お怪我の無いように楽しんでいただいて、無事に皆様がご自宅に帰っていただけますように願います。また、今後の組合活動にお力をお貸しいただきますようによろしくお願いいたします」と挨拶。 当日参加の青年部厚生担当メンバー14名の紹介があり、加藤厚生幹事長(センサスヤマモト)の元気のよい「エイエイオー」の掛け声でスタートした。 毎年恒例となっている川原での魚のつかみ取りは、炎天下の中、スタッフが正午頃から場所を設営。冷んやりとした水が心地よく、子供だけでなく大人も歓声を上げながら元気に泳ぎ回るアユなどを追いかけて捕まえ喜んでいた。 その後、各々夕食の準備に取りかかり、取った魚を塩焼きにしたり、持ち寄った材料でバーベキューや定番のカレーを作ったりと、野外での食事を楽しんだ。また、今年は初の試みとして、かき氷が振る舞われた。 途中にわか雨に見舞われたものの、イベント開始時間には回復し、午後7時30分より、子供たちによるスイカの早食い競争、参加各社紹介を兼ねたコーラの早飲み大会で夜の部のイベントの始まり。服部青年部統括幹事長(服部商会)の挨拶、キャンプファイヤーの点火式を合図に、火の灯りのもと、人気ゲーム機などが当たるビンゴ大会やスイカ割り、菓子すくいなど部員らが趣向を凝らしたイベントが催され、参加者は思い思いにキャンプの夜を満喫していた。 翌日は朝八時より、キャンプ場の清掃と資源ゴミの分別作業をし、その後は各自でバンガローの周りを片付け、三々五々家路に就いた。 情報交換しながら暑気払い 愛機工中南支部 ビアパーティーを開催 愛知県機械工具商業協同組合の中南支部(支部長=鈴木俊雄氏・マルマン商事社長)は8月4日午後6時より、名古屋市中区金山のアスナル金山にある韓国料理「金山ソウル」で支部ビアパーティーを開催し、支部員ら17名が参加して親睦を深めた。 角田支部幹事(サカイ名古屋営業所長)の司会進行のもと、鈴木支部長が「皆さん、大変お忙しい中をお集まりいただき誠にありがとうございます。中南支部は、夏のビアパーティーと忘年会を恒例の行事としております。今後ともよろしくお願いいたします」と挨拶。引き続き支部長の力強い発声で乾杯した。 初めての参加者もあり一人一人から自己紹介が行われたあと、鈴木支部長より提供された名古屋ドームペアチケット3組の争奪ジャンケン大会では大いに盛り上がりをみせ、参加者は楽しい夏の夜のひと時を過ごした。
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