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2009年(平成21年)7月
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2009年7月5日(日) 2351号 業界の発展と健全化に努力 新会長に齋藤成八郎氏 管機連 第47回通常総会開催 全国管工機材商業連合会(会長=橋本政雄氏)では、6月18日午後2時より、東京千代田区のグランドアーク半蔵門において「第47回通常総会」を開催し、連合会スローガンのもとに相互の親睦と協調により、共存共栄の実を図り、業界の健全化に意を尽くすことを確認する一方、任期満了による役員改選では新会長に齋藤成八郎氏(東京組合)を選出した。また、退任役員の寺田喜光常務理事(埼玉組合)、砂川宏常務理事(茨城組合)に感謝状が橋本会長より贈られた。 「内外経済の現状と展望」 柿本寿明氏招き記念講演 総会は、東京組合の倉地理事(倉地)の司会開会の辞で開会。 会長挨拶に立った橋本会長は遠路各地より出席して頂いた会員諸氏に出席方のお礼を述べる一方、「政府の見解では“底打ち感”との発表がありましたが、我々業界は半年先か、一年先になるのではないかと思っております。昨年度は、創立45周年式典並びに祝賀会を開催し、記念会員名簿を発行しました。また、環境問題に業界として真剣に対峙するため、これまでの四大スローガンに加え「環境保全の推進」を採択しました。業界の更なる発展と共存共栄の実を図り、業界の健全化に意を尽くしてまいります」と挨拶。 次いで議長団の選出では、司会者一任ということで、議長に大江常務理事(神奈川組合)、伊藤常務理事(静岡組合)、星野常務理事(千葉組合)を選出し議案審議に入った。 ▽第1号議案=平成20年度事業報告 ▽第2号議案=平成20年度決算報告 ▽第3号議案=平成21年度事業計画案 ▽第4号議案=平成21年度収支予算案 ▽第5号議案=役員改選報告 ▽第6号議案=退任役員表彰報告 各議案を慎重審議し何れも承認可決した。 次いで、各地区組合理事長による地区理事長報告を行い、地区による景況感の格差や、取り組みについて報告を受けた。 以上で総会審議を終え、引き続いて、記念講演会に移り、日本総合研究所シニアフェローの柿本寿明氏より「内外経済の現状と展望」についてを演題に解説してもらった。 講演会の後は、協賛会員を交えた懇親会に臨み、30年間の永きに渡って、連合会の発展のために尽力された橋本前会長へ出席者各位より感謝の言葉が寄せられるなど、終始に渡り和やかに親睦を深めた。 【新役員三役】 ▽名誉顧問=橋本政雄氏(東京・橋本総業) ▽会長=齋藤成八郎氏(東京組合・斎長物産) ▽副会長=小泉久則氏(東京組合・コーザイ)、安藤康雄氏(大阪組合・安藤)、伊藤辰之氏(愛知組合・イトウ) 【講演要旨】 米国経済の現状分析から日本経済危機克服のシナリオまでを解説してもらった。 米国経済の現状では、最悪期を脱し、経済危機対策が功を奏し一部に改善の兆しが見られるものの、金融システム安定化には、不良債権処理が不可欠であり、住宅市場の調整、家計の過剰債務の調整が今後の最大の課題とした。 欧州経済の現状では、輸出の減少、個人消費低迷、設備投資の縮小等から、当面景気後退局面が持続し、少なくとも年内はマイナス成長が長期化するとした。 中国経済の現状では、輸出の減少は続いているが、投資の伸びが加速し、小売売上高も堅調に推移、内需の持ち直しを背景に、先行き懸念は若干薄らいだとした。 日本経済の現状では、景気刺激策による押し上げ効果、在庫調整の一巡が反映され、4〜6月期はプラスに転じ、景気の落ち込みにいったん歯止めが掛かる見込みだが、7〜9月期以降を展望すると、景気牽引役の不在のもと、来年後半に掛けて、ほぼゼロ成長が持続、09年度は戦後最悪の記録を更新する見込み、10年度は若干のプラス成長になる見込みとした。 経済危機克服のシナリオでは、3月開催された経済財政諮問会議の内容を解説した。 最優先課題としては、「短期的な危機」と「構造的な危機」の二つの危機を克服するため、次の三つの基本方針として、政策展開を行う。@国民一体となった対応、A経済局面に応じた対応、B多年度を視野に入れた包括的な対応を施し、経済の下支えに必要なものや将来の成長力を高めるものなどを厳選し、優先順位を明らかにして実施を図る。 規模については、内需下支えによる「底割れ」の防止、財政出動に関する国際協調の実践、予想される失業率悪化への対処、民需主導経済への円滑な移行などを考慮し、多年度による対応を視野に入れ、補正予算により国費15兆4,000億円程度(事業費56兆8,000億円程度)の対応を行う。 知恵を集結して活性化目指す 理事長に鈴木建吾氏再選 愛鋲協 21年度通常総会を開催 愛知鋲螺商協同組合(理事長=鈴木建吾氏・八幡ねじ社長)は5月29日午後5時30分より、名古屋市中村区椿町の名鉄ニューグランドホテルにて「第36期通常総会」を開催した。平成20年度事業報告をはじめとする各提出議案はすべて異議なく原案通り承認可決され、役員改選では鈴木建吾理事長が再選、新理事に藤田守彦氏(藤田螺子工業常務)、新監事に小倉正嗣氏(小倉商店社長)が就任した。 総会は阿部理事(織田商店社長)の司会で進められ、資格審査に続いて、挨拶に臨んだ鈴木理事長は「世界的不況で、日々どうしたらよいかと苦慮いたしておりますが、皆様方におかれましては鋭意努力し立派にやっておられ、組合がこのように運営できますのも皆様のお陰と感謝いたしております。愛知の底力はすごいと感じております。今回の不況を見ておりますと、山高ければ谷深しといった感じです。登り始めれば高い山に戻っていくだろうと感じております。肝心なことは、地道にコツコツと行うことしかないと思います。さて、私共組合の昨年度の行事ですが、ISOの研修事業を行い大勢の方に参加をいただきました。また昨年のボウリング大会におきましては、150名を超える参加をいただきました。昨今のこの業界の問題として、JISの改定があります。もう既にJISは変わってしまっていますが、実際にそれが流通していないということに対し、今年、日本ねじ商連でどうしたらよいかを会議をしながら決めていきたいとする動きがございます。また、ねじ業界の認知度を向上させる『ねじ未来開発プロジェクト』も進められており、愛知組合としてどのように対応していくか、本年度はどのように協賛していくのかを、皆様で討議をしてやっていきたい。そして今年のビッグイベント、日本ねじ商連の第34期通常総会が7月24、25日に横浜でございます。メインの行事は開港150周年を迎えた横浜港のクルージング。当組合に対しても多数の出席要請がまいっておりますので、ぜひ多くのご参加を賜りたいと考えております。厳しい時代だからこそ、組合でできることは組合で行っていきたい。皆様の知恵を集結して、新たなるものを作り上げていくことができれば素晴らしいことだと思っております」と述べた。 鈴木理事長を議長に選出して議案審議に移り、第1号議案=平成20年度事業報告並びに収支決算報告承認の件では、事業報告、決算報告、監査報告が行われ、原案通り承認可決された。 第2号議案=平成21年度事業計画(案)並びに収支予算(案)承認の件では、事業計画案、収支予算案が提示され、原案通り承認可決された。 第3号議案=組合規約に関する件では、平成21年度加入金及び賦課金並びにその徴収方法(案)が示され、原案通り承認可決された。 第4号議案=任期満了に伴う役員改選に関する件では、指名推選方式で理事に鈴木建吾氏(八幡ねじ)、土方成一氏(金城螺子製作所)、馬場將嘉氏(メイナン)、奥田一正氏(奥田商会)、阿部常徳氏(織田商店)、花井康志氏(ハナイタイト)、大野正博氏(中部製作所)、関戸一正氏(関戸機鋼)、※藤田守彦氏(藤田螺子工業)、監事に佐野隆政氏(佐野螺子工業)、※小倉正嗣氏(小倉商店)が選任された(※印は新任)。引き続いて第1回理事会を開催し、互選の結果、鈴木理事長と土方、馬場両副理事長の留任を決めた。 新役員を代表して、鈴木理事長が「引き続き理事長職を務めることになりました。大変厳しい時代ですので組合運営も大変かと存じますが、皆様の厚いご支援のもとに組合活動を推進していきたいと存じます。組合は組合員のためにあるもので、組合が良くなるということは、組合員がより良くならなければならない。皆様の意見を賜わり、組合員が幸せになるにはどうしたらよいかを考えながら組合運営を行ってまいりたい。よろしくお願いいたします」と所信を表明。以上で総会を終了した。 このあと行われた懇親会では、司会を関戸理事が務め、馬場副理事長による開宴の辞に続いて、服部愛知県中小企業団体中央会情報調査部次長の祝辞、鈴木相談役(エフシーテック社長)の力強い発声で乾杯。参加者は和やかに歓談して交流を深め、奥田理事の中締めでお開きとした。 なお、当日は総会に先立ち午後3時30分から「第10回定例理事・役員会」を開き、役割分担の確認などを行い総会に臨んだ。次回理事・役員会は6月23日午後6時より組合事務所にて開催の予定。 ロシアの工業規格GOST 森精機製作所 認証を包括的に取得 森精機製作所(社長=森雅彦氏、本社=名古屋市中村区名駅2-35-16)は、工作機械の最新の安全規格に対応すべく機械の開発を進めており、6月16日、同社製品においてロシアの工業規格である「GOST規格」の認証を包括的に取得したと発表した。 同社は顧客により安全性の高い機械を提供するため、1990年代にヨーロッパの安全規格である「EN規格」に基づいた機械の設計に着手。1665年に代表機種のCEマーキングへの適合(関連する欧州指令ならびにEN規格に適合した製品であること)についての認証を取得して以来、順次新機種の認証を取得してきた。また、世界中の各地域で定められた安全規格への準拠に努め、1998年には北米で最も信頼される「UL規格」の認証を取得し、その後も最新版への更新を継続している。 今回認証を取得したGOST規格は、安全かつ優れた製品を供給するために定められたロシアの工業規格。同社製品にGOST規格の認証を包括的に取得することにより、今まで機械一台ごとに必要とされていた認証取得のための申請時間と申請費用が不要となるため、機械の安全性を保証しながらも、納入までにかかる時間、費用が大きく削減されることとなった。 GOST規格の認証を取得した機械は次の31シリーズ。 NL、NZ―S、NZL、NVL、DuraTurn、SL、Pick―up Turn、VL、CL、RL、ZL、NT、NZ、MT、ZT、NV、NVD、NMV、DuraVertical、VS、MV、ACCUMILL、SVL、ULTIMILL V、NH、NMH、MH、FM、ULTIMILL H、DIXI(JIG、DHP) ◆GOST規格について ロシアを含む独立国家共同体で使用されている標準規格であり、製品を輸入する場合には認証を取得する必要がある。認証を取得するためには認証機関へ対象製品のカタログやパーツリストを提出し、認証機関により生産国において実機及び生産状況の審査を受ける。審査合格後、認証状が発行され、そのコピーの提示により製品が輸入可能となる。 パートナーシップを強化へ 新会長に伊藤捷三氏 中部桃友会第23回総会を開催 中部桃友会(会長=山田康博氏・山彦社長、ベンと特約店の集い)では、6月10日午後4時より、名古屋駅上の“名古屋マリオットアソシアホテル”において「第23回総会」を開催し、平成20年度事業報告並びに決算報告、平成21年度事業計画並びに予算案を審議し、いずれも承認可決する一方、任期満了による役員改選では新会長に伊藤捷三氏(沼津管材社長)を選出した。総会終了後は懇親会を行い互いに親睦を深めた。 総会は、ベン名古屋営業所の青柳所長が司会進行を務め、開会の辞を述べて開会。 次いで出席者の紹介のあと、会長挨拶に臨んだ山田会長は、遠路のところを出席して頂いた会員にお礼を述べる一方、「6月2日の閣議後の会見で、与謝野金融経済財政担当相は1月から3月が底打ちの時期だったと思う。との発表がありましたが、我々のところにその効果が現れますには半年から一年先となります。それから予測しますと、今年の秋から来年の初夏辺りになるものと思われます。最近富に感じますことは、このところメーカーさんと我々とで構成しております会をめぐりまして、会の運営を解散したいとか、休会したいとかのお話をよく耳にいたしますが、我々はそんなに軽輩な存在なのかと思い悩んでおります。そのような中におきましても、ベンさんの桃友会は全国に10を数えます。それぞれに趣向を凝らした活動を行っており、非常に有意義な会と思います。ベンさんにおかれましては、大変堅実な会社であり、常に新しい商品を開発されて前向きに経営されています。そのようなメーカーさんとの絆を誇りと思い、拡販に務めたいと思います」と結んだ。 引き続いて山田会長を議長に選出して各議案審議に移った。 ▽第1号議案=平成20年度事業報告・決算報告並びに監査報告承認の件 以上の議案を一括上程し事務局の青柳所長が報告、監査報告を会計監査の柳瀬末廣氏(大成工機商会取締役)が行い原案通り承認可決された。 ▽第2号議案=役員改選の件 ベンの深澤社長より推薦された役員名簿が上程され、満場異議無く承認可決した。 新会長に推薦された伊藤会長より「会の繁栄のために一生懸命に頑張りたいと思いますので、皆さん方におかれましては絶大なるお力添えをお願いいたします」と所信を述べた。 ▽第3号議案=平成21年度事業計画案・収支予算案承認の件 ▽第4号議案=その他の件 新入会員として、伊藤辰之氏(イトウ社長・名古屋市北区紅雲町)を承認する一方、山田前会長の退任挨拶、大成工機商会の柳瀬取締役から成田社長へのバトンタッチが行われた。 続いて、提案者表彰に移り、23社から31件の提案が出され、採用提案八件には会長表彰と社長表彰、類似提案23件には社長表彰がそれぞれ行われた。 以上で総会を終了し、メーカーを代表してベンの深澤社長が挨拶を述べ日頃の拡販に対してのお礼を述べる一方、「昨年のリーマンショック以降、急激に景気が悪化し百年に一度の不況とまで言われるように、弊社の売上も上期は新幹線向けバルブの特需もあり前年を上回る売上を確保しましたが、下期に入ると月を追うごとに厳しさが増し、年末からは急激に悪化しました。結果としてトータルでは前年比で僅かな落ち込みで済みましたことは、桃友会の皆様のご協力の賜物と深く感謝いたします。新年度に向け市況はさらに冷え込み、かつて経験したことのない厳しさが予想されます。そのような中、市場のキーワードでありますエコと安全安心につながります商品の投入を推し進めます。また、世代交代により若い世代が増え、経験不足からお手間を取らせることもあるかと思いますが、温かく厳しくご指導して頂ければ幸いです。また、従来にも増して説明会・研修会等に力を入れ、新たな需要の発掘にもつなげたいと思います。お互いの知識を出し合つてコミュニケーションを図り、強いパートナーシップを築き、この厳しい状況を乗り越えたいと思います」と結んだ。 引き続いて、メーカー資料の説明会に入り、経営資料の概要がベン横沢本部長より説明され、席を移して懇親会に臨み、尾藤彰幹事(旭工機社長)の発生で乾杯を行い、終止に渡り和やかに懇談を行い大藪会計幹事(大清社長)の中締めで盛宴の内にお開きとした。 【新役員の皆さん】 ▽会長=伊藤捷三氏(沼津管材) ▽幹事=五島道久氏(大垣管材)、尾藤彰氏(旭工機)、村松壽代氏(村松商店) ▽会計幹事=大藪淳一氏(大清) 北村和弘氏会長就任 社長に末松正幸氏 KVK 6月25日付け KVK(岐阜市黒野308・TEL058-239-3111)では、6月25日開催の定時株主総会及び取締役会において、代表取締役社長北村和弘氏が代表取締役会長に就任し、後任の代表取締役社長には常務取締役末松正幸氏(写真)が選任された。 北村社長は、昭和60年に社長に就任して以来、24年間にわたってKVKグループの発展のために事業経営を推進してきた。本年2月には創業70周年を迎え、昨年の事業譲渡も軌道に乗り、更なる企業価値の向上に向け、経営体制の強化と経営トップの若返りを図るため、トップ人事の刷新を図った。 末松新社長は、長年、管理部門業務に携わり、新たなる成長への転換点ともなった事業譲受において責任者として邁進してきた、その経験を活かし、社長として、持続的な成長を目指した強固な事業基盤づくりに努める。 ■新経営体制■ ▽代表取締役会長=北村和弘 ▽取締役副会長=北村治広(大連北村閥門有限公司及び大連保税区北村国際工貿有限公司薫事長) ▽代表取締役社長=末松正幸 ▽常務取締役=後藤節夫(営業本部長) ▽取締役=長屋修道(研究開発本部長、品質保証室担当) ▽取締役=河合照雄(大連北村閥門有限公司経理課) ▽取締役=横山忠臣(経営管理本部長) ▽取締役=稲葉亥正(生産本部長兼富加工場長兼KPS推進室長) ▽常勤監査役=森本一比路 ▽監査役=木村静之(社外監査役) ▽監査役=大野健治(社外監査役) (敬称略) 【末松正幸社長】 昭和36年11月22日生まれ、南山大学経営学部卒業、昭和63年3月アイホン退職、同63年9月北村バルブ(KVKの前身)に入社、平成10年2月企画部企画課長、同14年6月経営管理本部企画経理部長、同16年6月取締役経営管理本部長、同18年6月常務取締役経営管理本部長、同21年6月25日代表取締役社長就任 限られた予算で有効な事業を 21年度通常総会を開催 愛機工青年部“愛eco青年部”も継続 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=野田道典氏・ノダキ社長)の青年部(部長=森庸一氏・森哲社長)は6月5日午後6時より、名古屋市中区錦の東京第一ホテル錦にて「平成21年度通常総会」を開催し、審議の結果、全議案を全会一致で承認した。 総会は滝沢副部長(松本商店社長)の「世界的な不況により、青年部も金銭的、精神的に負担のかかって来る年ではないかと思いますが、以前と変わらず皆さん前向きに青年部の行事に頑張っていただきたいと存じます。平成21年度愛知県機械工具商業協同組合青年部の総会を開会いたします」との言葉で始まり、資格審査で部員総数47名中47名出席(委任状含む)と報告され総会の成立が宣言された。 森部長が、日頃の青年部活動への協力に対し感謝の意を表した上で、「我々を取り巻く環境は、まだまだ厳しい状況が続いております。先の見えない状態ではありますが、この時期を乗り越えられた人は必ず、次の段階にはステップアップして、すばらしい営業マンに育つと思っています。百年に一度と言われ、どんなベテランでも初めての経験です。大変ではありますが、この経験は必ず今後の人生にとってためになると思います。さて、昨年度は研修会や福利厚生の事業など滞りなく開催することができました。特にキャンプの集いや吉本興業観劇ツアーは、多くの参加者を集め好評をいただいております。各会合の出席者も大変多く、部員相互の交流と親睦が十分に実践されたものと思います。また“愛eco青年部”をキャッチフレーズに取り組んだエコキャップ活動は大きな成果を挙げて、26kgペットボトルのキャップを集め発展途上国の子供たち13人分のポリオワクチンを贈ることができました。これも皆さんの地道な活動によるものと感謝申し上げます。今年度は、親組合の財政が大変厳しく、昨年度とは違い青年部の予算も削減されております。皆で知恵を出し合って有効な事業に取り組んで行きたいと思います。また個々の部員の皆さんにおかれましても、勉強会や情報交換など交流の機会を充実させ互いに切磋琢磨し、この難局を乗り切っていかれますことを期待しております。さらにエコ活動も続けてまいりたいと存じますので、ご協力のほどよろしくお願いいたします」と挨拶。 来賓を代表して野田理事長が「本日は大変楽しみにしてまいりました。愛機工の青年部は、全国的に見ても大変高い評価を受けております。組合の事業の根幹の部分を青年部の方々に担っていただいていると感じております。お金をかけないで、いかに楽しく有益な事業をするか。若い柔らかい頭で考えていただき、今年もすばらしい成果を挙げていただきたいと存じます。本日は皆様の元気をいただけると思ってお邪魔いたしました」と祝辞を述べた。 規約により森部長が議長を務めて各議案の審議が行われ、第1号議案=@平成20年度事業報告A平成20年度青年部費収支決算報告B平成20年度青年部会費収支決算報告並びに監査報告、第2号議案=@平成21年度事業計画案A平成21年度収支予算案、第3号議案=平成21年度青年部会費徴収方法案、第4号議案=任期満了に伴う役員改選、以上すべての議案について全会一致で承認された。 議案審議終了後、新入部員の紹介が行われ、佐治氏(信和機工)の閉会の辞で総会を終了した。 懇親会では、来賓の水谷副理事長(ミズタニ機販社長)が「日頃は組合活動の原動力として、会員の皆さんがご活躍されておりますことに対し感謝いたしております。皆さんの若い力と元気をもとに、業界を盛り上げていっていただきたい」と挨拶し、同氏の発声で乾杯。 賑やかな雰囲気の中、参加者同士の交流が図られた。懇親会後半には新入部員の自己紹介があり、最後は卒業生に記念品の贈呈も行われ、三井氏(三井機工)の中締めで終了した。 逆流防止機能付伸縮甲止水栓の商品化へ 第44回通常総会を開催 名古屋水栓バルブ工業協組新しい組合事業を模索 名古屋水栓バルブ工業協同組合(理事長=落合潔氏・兼工業社長)では、5月29日午後4時より名古屋市中区の名古屋観光ホテルを会場に「第44回通常総会」を開催し、平成20年度事業報告、同収支決算報告、平成21年度事業計画、同収支予算案をそれぞれ承認した。 総会は、大矢理事(大矢製作所社長)の司会、開会の辞で開会。 冒頭挨拶に立った落合理事長は出席方のお礼を述べた後、「景気の現状認識につきましては、まだまだ楽観できる状況ではありませんが、明るい期待を持ちたいと思います。組合員の団結と協力により新しい組合事業を模索したいと思います。本年度は、名古屋市仕様による“逆流防止機能付伸縮甲止水栓”の商品化を進め事業化を図りたいと考えております」と挨拶。 次いで、恒例により落合理事長を議長に推挙して、次の各議題に沿って審議し、いずれも満場一致で承認可決した。 ▽第1号議案=平成20年度事業報告、財産目録、貸借対照表、収支予算実績表、損益計算書及び剰余金処分案承認の件 ▽第2号議案=平成21年度事業計画及び収支予算案承認の件 ▽第3号議案=平成21年度賦課金徴収方法決定の件 ▽第4号議案=その他の件 以上を慎重審議し何れも承認可決し、平子顧問の閉会の辞で総会を終了したあと、引き続いて懇親会に移り、落合相談役の乾杯音頭で一同乾杯を行い懇親会に臨み、互いに親睦を深め合い、安井理事(愛知水栓社長)の中締めで盛宴の内に終了した。 【21年度事業計画】 @名古屋市仕様による「逆流防止機能付伸縮式止水栓」の商品化と共同受注の事業化。 A伸縮甲止水栓の共同受注事業の継続実施。 B水道用ポリエチレン管金属継手(名古屋市仕様)の継続及び組合型の受注。 Cメータユニットの共同受注事業の継続実施。 D給水用品の受験の実施。 E各部門委員会の活性化。 F原材料価額の経済的変動への取り組み。 G他団体(大阪水道器具工業会)との交流会開催。 H広報活動、参考資料等組合員のためになる情報提供。 I福利厚生、慶弔事業の充実。 J役員会、例会及び委員会の開催。 K通常総会、臨時総会の開催。 主要約70社輸出契約高前年同月比72・6%減 すべての機種で前年割れ 日本産業機械工業会4月の産業機械輸出 日本産業機械工業会がまとめた平成21年4月の産業機械輸出契約状況によると、主要約70社の4月の輸出契約高は前年同月比72.6%減の479億1,700万円となった。プラント案件は無く、単体が同67.0%減となった。 機種別にみると、ボイラ・原動機はアジア、ヨーロッパの減少により同79.2%減、鉱山機械はアジアが増加したもののアフリカ、ロシアの減少により同33.9%減少した。化学機械、プラスチック加工機械、運搬機械、金属加工機械はいずれもアジアの減少により同67.9%、同69.4%、同78.1%、同81.4%それぞれ減少。風水力機械は南アメリカが増加したもののアジア、中東の減少により同14.0%減、変速機がアジア、ヨーロッパ、北アメリカの減少により同61.2%減、冷凍機械もアジア、ヨーロッパの減少により同52.6%減となり、すべての機種で前年に比べ減少した。 地域別構成比は、アジア53.0%、ヨーロッパ15.9%、南アメリカ13.4%、中東7.0%、北アメリカ6.8%、アフリカ1.8%となっている。 不況のなか 一万名超が来場 再生の新たな第一歩へ 山善名古屋営業本部09中部どてらい市 山善名古屋営業本部(本部長=森園慎一氏、住所=名古屋市熱田区白鳥2-10-10)の「2009中部どてらい市」が6月6日から8日までの3日間、参加主催店78社、メーカー285社が出展して名古屋市港区金城ふ頭のポートメッセなごやで行われ、期間中、一万名を上回る来場者で賑わった。 開催初日は開場に先立ち午前9時20分より開会式が行われ、冒頭、主催店78社を代表して羽賀昭雄東陽会長が「皆さんおはようございます。ついに待ちに待った第34回のどてらい市が本日盛大に開催されることになり、私は非常に喜んでおります。と申しますのも、第一回のどてらい市がこの場所ではなく鈴鹿で開催されましたのが、ちょうど経済状況が今のような時でございました。第一次オイルショックの時、我々生産財の業界は壊滅の危機に瀕しておりました。おそらくこの中で経験のある方はごく少数になったかと思いますが、正に34年前、どのように我社を立て直すか、どうしたら再び飛躍軌道に乗れるか、非常に悩んだ毎日でした。私も、商社から工具屋のおやじに転向いたしまして、我社の社員をどの方向に指導すべきか悩んでいた最中でした。その中で、“猛やん”こと山善の創業社長の故山本猛夫さんが、どてらい市を企画してくれました。私たちは、このどてらい市に向けて短期間の間に売上目標を作り、それを社員と共有し、動員目標を作り、お客様に動員をかけました。来ていただく、その努力、それを通じて社員の一体感、それから会社の再建への道筋をつけた訳です。その後、どてらい市と共に会社は成長してまいりました。またここで、昨年の9月以来の世界同時大不況。正に時至る。今年のどてらい市ほど、今までのどてらい市より意義あるどてらい市はありません。ぜひ山善さんが立てられた共有する目標70億、動員人数15,000名を皆さん各店で展開されて、お互いに目標を達することがこの不況を乗り切る新しい第一歩になるのではないかと、私も50年の商売の歴史の中で深く確信する次第であります。本日から3日間、ぜひお客様に来ていただいて、本来の商売の原点である『見て』、『触って』、動く姿をお客様に『体感』していただいて、メーカーさん共々、我々主催店は山善さんのお力を借りて全力で自分の商売をいたしましょう。これが我々の再生の新しい第一歩になりますことを確信しております。皆さん頑張りましょう」と力強く挨拶。 続いて、出品メーカー285社を代表して辛島秀豪ダイキン空調東海社長が「今年は変化する年であり、我々メーカーも時代に乗るか、取り残されるかという重要な位置づけと認識しております。このことは、本年のどてらい市のテーマでもあります『For The Future』(未来のカタチを創造します)の言葉にも、ものの見事に今の時代が表現されていると思います。主催店様、メーカー、事務局様の三者が一体となって、この2009中部どてらい市を大いなるきっかけの場として、第一歩を踏み出そうではありませんか。麻生総理は百年に一度の不況と言われておりますが、私が入社いたしました昭和48年以降の景気の変動を調べましたら、この35年の間で今回は数えて8回目の不況にあたっております。その間、昭和48年の第一次オイルショック、平成3年のバブル崩壊、平成9年の金融破綻など大規模な不況を含めまして、ほぼ平均すれば後退局面が2年、景気上昇が3年の繰り返しで来たことになります。今回も必ず景気は良くなります。ただし過去の教訓から、変化に対応できたものが生き延びるということは忘れてはならないと思います。今回も同じように、変化に対応することで進歩があり、先に進む技術が登場してくると思います。事実、私共空調の業界も市場環境が大きく変化しております。一説では、ITバブルに続く、環境バブルがやって来ると言われております。特に政府が、世界の共通課題であります地球温暖化防止のためのCO2削減を、国策として、また景気対策の一環として次々と法案を成立、整備することでより拍車が掛かってまいりました。主なもので改正省エネ法、高効率空調機導入支援事業補助金制度、身近なところではエコキュート導入補助金制度も百億円を超える規模で推進されております。また最近話題のエコポイント制度、住宅・建築物省エネ改修推進事業など、ますます省エネ空調需要の喚起が見込まれる方向にあり、業界全体にとっては明るい材料となっております。これらの制度によって空調市場は、需要増のみでなく、空調機そのものでより省エネ性の高いものが普及促進されていくことになり、各メーカーの技術革新もそちらの方へ向かっていくことになります。これらは空調業界のみの特色ではなく、あらゆる分野で、量から質への転換が進み、より付加価値の高いものが登場してくると予測されます。いみじくもトヨタの渡辺社長(当時)が『質の向上なくして、成長なし』と言われております。正に世界の動き、業界の方向性を表している言葉だと思います。こうした時代の流れを捉えて、2009中部どてらい市が新しい時代への第一歩となるよう、我々メーカーも精一杯頑張ります。そして山善さんの持ち味である『元気』『粘り』『とことんやりぬく精神』で、本日から3日間、三位一体で頑張りましょう」と挨拶した。 事務局本部を代表して、吉居亨山善社長は「本日より、いよいよ2009中部どてらい市の開幕でございます。振り返ってみますと、1975年に第1回目が開催されております。あの時は今以上に景気が悪かったという記憶があります。今も悪いです。悪いなら悪いなりにやり方があります。米沢藩の上杉鷹山が藩政の改革を行った時の言葉で『為せば成る 為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり』。皆さんもご存知のことと存じますが、これは私がもっとも好きな言葉です。やろうという気持ちがあれば、何とか前向きに取り組む方法はある。為せば成るのです。そういった気持ちを持たないと物事は成功しない。やろうとする気持ちがないからできないということです。この34回目のどてらい市も色々なやり方がございます。この不況は必ず良くなります。そのために今、しっかりやる。基礎を固める。足腰を強める。そして良くなった時にダッシュをかけるということだと思います。『広い視野』『鋭い感覚』『早い反応』の三つが大事。広い視野を持って、色々な情報を集めておく。その中身を見極める、鋭い感覚。そして早い反応。正にスピードです。スピードがないとチャンスにつながりません。世の中はものすごく変化をいたしております。変化にいかに対応できるか。変化に対応できた企業、人は生き残ることができる。このどてらい市を一つの起爆剤として、そして明日からの営業につなげていただき、会社の利益につなげていただく。この3日間、事務局社員も皆さんの期待に応えるべく、皆さんに感動を与える仕事をしてまいります。正に三位一体となって、そしてお見えになったお客様にしっかりと自分の商品を説明し、今買っていただけなくても必ず潜在需要になります。そのように前向きに取り組み、お客様に感動を与え、我々も感動する仕事を3日間やってまいりましょう」と述べた。 奥本弘文山善名古屋営業本部副本部長(どてらい市事務局長)より売上目標70億円、動員目標15,000名と発表があり、「この3日間、挑戦することを決意します」と表明された。 スローガン隊によるスローガンの唱和、各代表によるテープカットとくす玉割りで2009中部どてらい市が開幕した。 初日のこの日は、朝から多くの入場者が詰めかけ賑わいを見せた。3日間を通した最終結果は、不況の影響から売上目標を超えられなかったが、明日につながる種蒔きはしっかりできたとの手応えを得て終了した。 倉阪氏が新理事長に 超硬工具協会 超硬工具協会(住所=東京都千代田区岩本町2-5-11)は、去る6月3日開催の同会定時総会において役員改選を行い、新理事長に倉阪克秀氏(住友電気工業常務)が選任され就任した。また、副理事長には島順彦氏(日立ツール社長)〈新任〉と木下徳彦氏(冨士ダイス社長)〈新任〉が就任した。 【倉阪克秀氏 略歴】 昭和21年11月1日生まれ、三重県出身 昭和46年4月 住友電気工業入社 平成4年1月 粉末合金事業部生産部長 同6年1月 粉末合金事業部加工品部長 同12年6月 北海道住電精密社長(同17年6月退任) 同17年6月 執行役員住友電工ハードメタル社長(同20年6月退任) 同19年6月 常務執行役員 同20年6月 常務取締役(現職) 中部支社移転 キッツ 6月1日より バルブの総合メーカーキッツ(社長=堀田康之氏、本社=千葉市美浜区中瀬1-10-1)は、6月1日より中部支社(支社長=小田仁志氏)を移転し営業を開始した。 ▽新住所=〒451-0045 名古屋市西区名駅3-9-37 48KTビル6階 ▽電話=052-562-1541 ▽FAX=052-563-8684 (電話・FAX番号は従来通り) 雇用の確保が顧客に満足を与える 平成21年度総会を開催 中部ユアサやまずみ会記念講演は武士道の精神が日本を救う ユアサ商事(社長=佐藤悦郎氏、本社=東京)の中部ユアサやまずみ会(会長=竹内清人氏・丸金商会社長)は6月9日午後3時より、名古屋市中区栄の名古屋東急ホテルにて「平成21年度中部ユアサやまずみ会総会」を開催した。 冒頭、竹内会長は挨拶で「昨年秋、サブプライムローンに端を発しました金融不安で、アメリカの市場が一気に萎縮しました。その結果、物が売れなくなり、輸出企業は大幅な減収となりました。大手輸出企業は一斉に人員削減を発表、実施し、大きな社会問題になっております。したがって多くの協力会社などが影響を受け、最近少しは好転をしてきたとは聞いておりますが、四勤三休や三勤四休を実施、雇用調整助成金を申請している状況です。この状況下、所得が減り日本の景気は急激に悪化してまいりました。日本が原因で景気が悪くなったのなら仕方はありませんが、今回は、アメリカの信用度の低い所得者層へ返済不可能なローンを組ませ消費をあおった結果、日本がとばっちりを食ったことに、憤りを感じざるを得ません。しかし、起こった外部要因に腹を立ててみても仕方のないことです。私達企業人は、いかなる環境、時代にあっても、外部環境に振り回されない企業体質を作っていくことが大切だと思っております。一時的な好景気、ブーム、親会社の急速な発展に惑わされ、多大な設備投資、多大な人員採用をして損益分岐点の高い会社にしてしまったら、不景気になり売上が下がった途端に、今回と同じようなことを繰り返すと思います。売上の大きさ、利益の大きさ、社員の多さ、株価の高さという、経営における数字の追求は大事な要素ではありますが、それ以上にお客様に、社員の質が良くて役に立って、良い会社で長く付き合いたいと思っていただけることが大事だと思っております。欧米では、会社は誰のためにあるのかと聞かれると、株主のためにあると答えるそうです。したがって利益が出ないと、固定費の多くを占めている人のリストラをして利益を出すそうです。欧米の株式市場では、それを歓迎して株価が上がるという、おかしな現象が出ております。日本では、会社は誰のためにあるかと聞かれると、社員のためにあるとかつては答えていました。しかし最近は、欧米に近づきつつあります。日本においては社員が人財であり、社員がお客様の困っていることや要望に気付き問題を解決していきます。会社は社員を大切にして、社員は会社から大事にしてもらっていると実感して初めて、お客様を大切にしようとする気持ちが沸いて来るのではないでしょうか。いつリストラにあうか分からない精神状態で、お客様を大事にせよ、満足をさせよと言っても、そんな気持ちは出てこないのではないでしょうか。会社にとってもっとも大切なことは、社員との信頼関係です。社員との信頼関係を継続するためにはリストラ(人員整理)は絶対しないと肝に銘じて、社員に明るく楽しく元気よく働いてもらえば、数字は後からついてくると思っております」と述べた。 続いて、吉村中部支社長が「本当に厳しい日々が続いていると実感しております。中部支社もご多分に洩れず、厳しい状況下にあります。大きな要因は、今まで稼ぎ頭でありました工業機械の分野が大きく落ち込んでいることです。それとやはり、同じく工業系の機電部の落ち込みも大きい。厳しい情報が多い中でも、この秋口からは少しは良くなるのかという話もあり、大いに期待したい。4月から9月の前半、ここが正念場と思っております。来る9月4、5日に『中部グランドフェア』が開催されます。この正念場を乗り切るためにも、グランドフェアをやまずみ会の会員の皆様と一緒になりまして、大いに活用していただき、業績の回復につなげていきたいと思っております。今年のグランドフェアは“変革ECO・VALUE ビジネスは環境評価の時代へ”をテーマに開催されます。環境・省エネ機器によるCO2、エネルギー、コストの削減効果を数値で提案。環境・省エネ投資の知恵を提供し、CO2排出ゼロの展示会の開催に挑戦します。これらに沿った支社統一ゾーンを設けて皆様をお待ちしたいと思いますので、大いに期待していただきたい。また、グランドフェア開催日までの事前販売促進にも一層力を入れてまいります。6月から9月の4カ月を、特にグランドフェアキャンペーン期間として、メーカー様と一体となった受注作戦を展開します。今年度のグランドフェアの受注目標は110億円、来場者数1万名としております。今まさしく、やまずみ会、炭協会、そしてユアサ商事が一体となってこの厳しい景況を乗り切っていくかを色んな意味で試されている、試練の時と思っております。山があれば谷があり、谷があれば山があります。いつまでもこの谷が続くとは思っておりません。必ず右肩上がりの時が来ると信じまして、皆様と共にがっちりと手を組んで前に進んでいくことをお約束いたします」と挨拶した。 同総会の出席状況が189社中出席133社・委任状48社の合計181社と発表され、過半数を占め総会が成立することが報告された。 竹内会長の議事進行のもと議案審議を行い、第1号議案の平成20年度事業報告、第2号議案の平成20年度会計報告並びに監査報告、第3号議案の平成21年度事業計画案、第4号議案の平成21年度予算案が承認された。 峰澤中部ユアサやまずみ会副会長(峰澤鋼機社長)の閉会の辞で第一部総会を終了した。 第二部では、佐藤ユアサ商事社長より同社の決算報告と方針説明が行われた。佐藤社長は、「今年は設立90周年という記念すべき年。百年に一度と言われるような厳しい年となりましたが、社員一同、元気に90周年を乗り切ってまいりたい」と語り、平成21年3月期決算について「(売上高は)4月から12月までは前年並みか前年を若干下回るペースで来たが、第4四半期(1月〜3月)で前年比27%ダウンし、その結果、前年比9%のダウンとなった」とし、これにより減益となったことを報告。今期の方針は、@引き続き厳しい市況と認識しつつも対外発表の業績は達成するA皆様のお役に立つ投資、将来につながる投資は計画に沿い着実に実行する、を基本姿勢に、第二次「新・創生」中期経営計画【Neo Frontier 2011】(2008年4月〜2011年3月の3カ年計画)の2年目として、機能強化への取り組みを今しっかりやり、将来に向けて成長分野の開拓を行うことを挙げ、景況変化に立ち向かうとした。 また、会社設立90周年を記念して、「90thC・E・C(90周年謝恩クールアースチャレンジ)」を企画。@ユアサ商事自身の年間CO2排出量(約3,500トン)をカーボンオフセットA企画に賛同いただける取引先様の社数分のCO2(1社1トン)をオフセットB主催店様と共にグランドフェア開催に伴うCО2排出量をオフセットの3つのクールアースチャレンジを提案する。さらに佐藤社長は、グランドフェアへの参加も呼びかけ、「厳しい状況の中ですが、中部地区は吉村支社長以下全員が元気を出して皆様の会社の役に立てるように働いてまいります」と締めくくった。 第三部の記念講演は炭協会と合同で行われ、作曲家・フルーティストで潜在能力研究家のM&Uスクール学長、梅谷忠洋氏が「武士道の精神が日本を救う」―失われた大和心の復活こそ平成大不況を乗り越える鍵―と題して講演。ノーブレス・オブリージュ(フランス語noblesse oblige、高い身分に伴う義務の励行)の重要性が語られた。 この後、第四部の懇親会に移り、南中部ユアサやまずみ会副会長(岡田商事社長)の発声で乾杯。ユアサ商事を中心にやまずみ会、炭協会のメンバーが互いに交流を深め、小川中部ユアサやまずみ会副会長(日本ベターリビング社長)の中締めで終了した。 水処理装置ピュアキレイザーに 小型版新機種「ZPV1型」登場 東洋バルヴ小規模温浴施設向けに 東洋バルヴ(社長=長田行雄氏、本社=東京都中央区日本橋人形町3-8-1)は、浴場・プールなどのホテル・スパ施設の循環式浄化装置に利用され好評を得ている、促進酸化機能を持つ水処理装置「ピュアキレイザーZPV2型」の小型版新機種、「ZPV1型」の販売を開始した。 ZPV1型の主な用途は、比較的小型の浴槽(目安1一〜6トン)や子供向けの小規模プール(目安10〜60トン)などで、ペンション、介護施設、保養所などの小規模温浴施設を対象としている。 ZPV1型は、従来機ZPV2型と同様、オゾンと光触媒、紫外線を用いて循環水を促進酸化させる事で、迅速に除菌・浄化する機能を持つ。 【ピュアキレイザーの主な特長】 @強力な有機物分解で塩素臭の元となる結合塩素を抑え、塩素臭を抑える効果が高い。 A有機物分解により特にプールの透明度が改善される。 Bろ過器に有機物が残りにくいため、ろ過材の延命効果が得られる。 C塩素の五倍以上の酸化力で、強力な除菌効果がある。 D促進酸化によるオゾンの分解効果が高く、残留オゾンが少なくできる。 E難分解性の物質も分解できる。 また、ZPV1型は、従来よりもメンテナンス性を高め、部品の共通化及び高機能化することで、イニシャルコストとランニングコストの両方を削減し、より買いやすくなった。同時にコンパクト化を図り狭い設置スペースにも収納でき、簡単なリニューアルで後付け増設にも対応できる。 標準価格は装置単体で120万円、メンテナンス費用は年間7万円(消耗部品のみ)程度。販売目標は、今回の新商品単体で3年後に3億円、従来機種を含む同社の環境事業全体として10億円を目指している。 総受注高4ヵ月連続前年下回る 国内製造業向けは8割減 日本産業機械工業会4月の産業機械受注 日本産業機械工業会がまとめた平成21年4月の産業機械受注状況によると、4月の総受注高は前年同月比59.2%減の2,322億1,100万円で、このうち内需は同52.4%減の1,800億9,300万円、外需は同72.7%減の521億1,800万円となった。 内需のうち、製造業向けは前年同月比80.1%減、非製造業向けは同11.4%増、官公需向け51.3%減)、化学機械(同18.8%減)、タンク(同46.6%減)、プラスチック加工機械(同63.1%減)、ポンプ(同35.5%減)、圧縮機(同44.9%減)、送風機(同17.0%減)、運搬機械(同13.5%減)、変速機(同41.4%減)、金属加工機械(同98.2%減)、その他機械(同31.6%減)であった。 一方の外需は、4月のプラントは無し。 外需で増加した機種は、タンク(前年同月比33.3%増)、圧縮機(同15.1%増)、送風機(同52.5%増)の3機種。減少した機種は、ボイラ・原動機(同79.7%減)、鉱山機械(同35.4%減)、化学機械(同69.1%減)、プラスチック加工機械(同66.0%減)、ポンプ(同61.6%減)、運搬機械(同76.5%減)、変速機(同62.1%減)、金属加工機械(同97.6%減)、その他機械(同71.2%減)の9機種であった。 機種別の動向をみると、ボイラ・原動機は外需の減少により前年同月比44.9%減となり、鉱山機械は鉄鋼、金属製品、農林漁業、鉱業、外需の減少により同47.8%減、化学機械(冷凍機械を含む)も外需の減少により同35.3%減となった。タンクは石油・石炭の減少により同45.9%減、プラスチック加工機械は情報通信、自動車、外需の減少により同64.7%減となり、ポンプも官公需、外需の減少により同47.8%減少した。圧縮機は石油・石炭、一般機械、代理店の減少により同18.1%減、送風機も鉄鋼、自動車の減少により同10.5%減少した。運搬機械は鉄鋼、自動車、造船、運輸、外需、代理店の減少により同39.1%減、変速機がその他輸送機械、外需の減少により同46.4%減、金属加工機械も鉄鋼、外需の減少により同98.1%減少した。 日立金属桑名工場会場に 管材新人研修会開催 岡谷管栄会新人等44名が参加 岡谷管栄会(会長=田中邦洋氏・五光商会社長、岡谷鋼機と商社、メーカーの集い)では、6月17日午前9時40分より、桑名市東方の日立金属研修センターを会場に「平成21年度管材新人研修会」を開催し、会員企業の新人44名が参加して、桑名工場の見学と管工機材各メーカーの新製品等について研修した。 当日は、午前8時45分に名古屋駅前を貸切りバスで、研修センターを目指して東名阪道を南下、予定通り研修センターに到着し、工場見学会と商品研修会に臨んだ。 研修会は、岡谷鋼機配管住設部配管住設室の岡本室長の司会進行で進められ、冒頭挨拶に臨んだ田中会長は出席方のお礼を述べた後「今日ご出席の皆さん方は、それぞれのお会社の期待を背負っておられます。今日の研修を通じて、常日頃お仕事の中で取り扱っている、継手の製造工程をご覧になって頂き、明日からのお仕事に役立てて頂ければ幸いです。今日一日の研修を有意義に過ごして頂き、これからのご活躍をお願いいたします」と激励。 引き続いて、商品研修会に移り、東洋バルヴのバルブの定義、種類等、アロン化成のマスの定義等について研修を行ったあと、昼食を済ませ、最新の生産技術と情報システムを駆使して生産され、コンピュータ制御による自動入出庫システムを導入した“中央物流センター”を見学した。 物流センターのあとは、桑名工場に移動して、お客様センターの徳永センター長より、桑名工場の概要をはじめ、扱い品種の変遷等の説明を受けた後、二班に分かれて、外面腐蝕による漏れや内面腐蝕による赤水の発生を防止する“給水・給湯用管端防食継手”、電熱線を継手内部に埋め込み、通電することで融着を行う“エレクトロフュージョン継手”、従来のねじ接続配管と異なり、プレハブ工法に対応した狭い配管スペースに最適な“ガス配管用ステンレス製フレキシブル管ソフレックス”の製造ラインを具に見学した。 工場見学のあとは、日立金属の継手の定義、種類等について研修した。 総受注高10ヵ月連続前年割れ 国内自動車向けなどで前月を上回る 中部経済産業局4月の金属工作機械受注 中部経済産業局が6月1日に発表した管内金属工作機械メーカー主要8社(オークマ、アマダワシノ、ジェイテクト、コマツNTC、富士機械製造、豊和工業、三菱電機名古屋製作所、ヤマザキマザック)の平成21年4月度金属工作機械受注状況によると、総受注高は前年同月比78.1%減の108億3,800万円となり、10カ月連続して前年を下回った。前月比では9.4%増となった。 国内受注は、一般機械工業向けが14億5,700万円と8カ月連続、自動車工業向けが23億2,200万円と9カ月連続して前年を下回ったことから、全体でも前年同月比71.2%減の48億6,600万円となり10カ月連続して前年を下回った。また、前月比は自動車工業向けが289.6%増となり、全体では56.1%増となった。 海外受注は、北米向けが7カ月連続、ヨーロッパ向けが10カ月連続、アジア向けが8カ月連続して前年を3,100万円(同85.7%減)、イタリア5億200万円(同71.6%減)、大韓民国4億9,200万円(同0.2%減)、ドイツ3億4,500万円(同91.6%減)の順となった。 販売額は、前年同月比64.6%減の127億8,000万円となり、9カ月連続して前年を下回った。また前月比は57.5%減となった。 受注残高は、前年同月比六0.4%減の891億100万円となり、10カ月連続して前年を下回った。前月比でも4.4%減となった。 高硬度鋼加工用CBNインサートに 新ワイパー刃型「WS形」追加 三菱マテリアルツールズ幅広い加工に適用 三菱マテリアルツールズ(社長=高田修氏、本社=東京都墨田区横網1-6-1)は、三菱マテリアルが開発・製造する高硬度鋼加工用CBNインサートに新ワイパー刃型「WS形」を追加し、販売を開始した。 自動車部品などの焼入れ材の仕上げ切削においては高い面精度を要求される部品が近年増加し、このような工程の多くでワイパー刃付きCBNインサートが使用されている。従来のワイパーインサートは切削抵抗が大きく発生するため、小径ワークや薄肉ワークなど、一部の切削環境ではワイパーの特性を十分に発揮できなかった。 新ワイパー刃型「WS形」は、ワイパー刃の形状を改良し、切削抵抗の軽減を可能にした。これにより、従来ワイパーを使用できなかった切削条件下においても、面精度向上効果を得ることが可能となり、工具寿命の延長を実現した。 ワイパー刃型「WS形」の主な特長は次の通り。 @低切削抵抗化と仕上げ面精度の両立を目指しワイパー形状を最適化。これにより剛性の高いワークから剛性の低いワークまで、種々の切削環境下で優れた面精度を長時間維持する。 A三種類(MBC010、MBC020、MB8025)のCBN材種で全27型をラインナップすることにより、幅広い加工に適用できる。 標準価格は、代表型番NP―CNGA120408GAWS2(MBC020)が5,220円(税込み5,481円)、NP―CCGW09T308GAWS2(MBC020)が5,810円(税込み6,101円)。同社は初年度の販売目標を7,000万円としている。 「地球にやさしいモノづくり」をテーマに サンコーフェア09開催 7月9日 ジェイテクトカスタマーセンターで サンコー商事(社長=野路周治氏、本社=名古屋市名東区高社2-245)は、7月9日午後1時よりジェイテクト・カスタマーセンター(愛知県刈谷市朝日町1-1)において「サンコーフェア2009」を開催する。 今年の展示会は、「地球にやさしいモノづくり」をテーマに、同社の取引先各社の協力により@加工ACAD/CAM・測定Bアセンブリ・搬送C環境関連の4つのゾーンに分け、環境に関する役立つ技術および製品を展示する。 このほか、出展メーカー2社によるテクニカルセミナーも開催される。 【主な出展メーカー】 ◆加工ゾーン(刃具) サンドビック▽日立ツール ◆加工ゾーン(ツーリング) エヌティーツール▽MSTコーポレーション▽エムーゲ・フランケン▽カトウ工機▽黒田精工▽宮川工業 ◆加工ゾーン(保持具等) 北川鉄工所▽ダイナミックツール▽ナノテック▽パスカル▽平和テクニカ ◆CAD/CAM測定ゾーン(CAD/CAM) キャムタス▽ゼネテック▽タクテックス ◆CAD/CAM測定ゾーン(測定) 東京精密▽東日製作所 ◆アセンブリー(組立・圧入)/搬送ゾーン 技研工業▽共立工業▽黒田精工▽クロダニューマティクス▽近藤製作所▽TAIYO▽デンソーウェーブ▽日本オートマチックマシン▽ヨコタ工業▽リコーエレメックス▽ワイエムジー ◆環境関連ゾーン 昭和電機▽太陽▽高橋金属▽東海エムテック▽名古屋テック ◆JTEKTグループ 光洋サーモシステム▽CNK▽豊田バンモップス▽豊興工業▽三井精機工業 ◆サンコー自社ブランド 三工機器▽三工ケミカル▽サンコー商事産業機械第二部 【ジェイテクト展示機】 《研削盤》 ●CNC汎用円筒研削盤〈GE3P―25SU、GE4P―150、GL4P―32E、GL4P―100SV〉 ●生産形円筒研削盤〈GL20M―32〉 ●カム・クランクシャフト研削盤〈GC20M―63、GC20M―25S、GL32J―20A、GL32M―63、GF32M―63、GL32J―63〉 《マシニングセンタ》 ●立形マシニングセンタ〈PV640J、FV1365S〉 ●横形マシニングセンタ〈FH450S、FH630SX、FH1250SX〉 ●金型加工用横形マシニングセンタ〈UH55、FH80M―5Axis〉 ●超高速切削加工機〈LineaM FH450L〉 《切削機・超精密加工機 他》 ●インラインマシニングセンタ〈TOPセンタ TH555F4X、TH355F3、TH355F4〉 ●パラレルメカニズム加工機〈HexaM〉 ●フローフォーミングマシン〈F.form―3V〉 ※展示機は変更される場合もあり 【テクニカルセミナー】(事前登録制) @日立ツール「加工半減セミナー〜加工半減運動による環境負荷低減〜」午後1時50分から同2時30分まで A太陽「環境セミナー〜廃油・廃液に新たな価値を与える太陽ECOシステム〜」午後2時50分から同3時20分まで 3次元CAD/CAM用工具ライブラリ 「My Tool Box」リリース ゼネテックMastercamで利用可能に ゼネテック(社長=上野憲二氏、本社=東京都新宿区)は、三次元CAD/CAMシステム「Mastercam」専用の工具ライブラリ「My Tool Box」を6月19日リリースした。 Mastercamでは、工具径や刃長などの情報を工具種別ごとに一元管理した「工具ライブラリ」を搭載しており、ツールパス作成時に使用する工具をここから選択する。同ライブラリは製品インストール時に標準で搭載されるが、ユーザーが独自に工具ライブラリを作成するケースも多く、各工具メーカーのカタログ値に基づいた工具ライブラリの登場が強く望まれていた。 これを受け、ゼネテックでは工具メーカー各社の協力のもと、現在市販されている工具および加工条件の推奨値をライブラリ化し、同社オリジナルのMastercam用工具ライブラリとしてリリース。この製品は現在同社の提供するMastercam保守サービスに加入しているユーザーに提供するサービスであり、6月19日より同社ユーザー向けの専用ホームページより利用できる。 ゼネテックオリジナル工具ライブラリ「My Tool Box」の特長は次の通り。 ■工具選択、加工条件設定の簡略化による生産性の向上 「My Tool Box」は、工具メーカー各社より販売されている各種工具を種類別にファイル化し、Mastercam専用の工具ライブラリとして作成されたもの。工具径や刃長、さらに母材やコーティングの有無などの情報が工具種別ごとに登録されているため、ゼネテックの提供するMastercamのユーザーは自社で新たに工具の登録を行う必要がなくなり、ツールパスの作成作業に専念することができる。 また、ライブラリに登録されている情報はユーザー側での編集も行えるため、被削材や加工機別にユーザー独自の工具ライブラリを構築することも可能。 ■さまざまなメーカーの工具情報が利用可能 第一弾として、6月19日に日進工具の工具ライブラリを公開。以降、オーエスジー、三菱マテリアルの工具ライブラリを順次公開予定としており、将来的には国内で市販されている切削工具をすべてMastercam上で利用できるよう準備を進めていく。 http://www.mastercam.co.jp 【Mastercamについて】 Mastercamは、1984年に米国CNC Software社によって開発された三次元CAD/CAMシステム。柔軟性に富んだCAD機能と幅広い加工に対応する強力なCAM機能が多くのユーザーに支持され、全世界で13万シート以上のインストール実績を持つ世界シェアナンバーワンのCAD/CAMシステムと位置づけられている(米国の調査会社CIM data社の調べによる)。 2009年7月12日(日) 2352号 MECT09の集客に傾注 意義ある組合活動を目指す 愛機工6月定例理事会を開催 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=野田道典氏・ノダキ社長)は6月17日午後4時より、名古屋市中区錦の東京第一ホテル錦において6月の定例理事会を開催し、理事の欠員に伴う山本員彰氏(センサスヤマモト社長)、吉野栄一氏(吉野機械工具社長)の新理事就任を承認したほか、各事業について少ない費用で最大限の効果を生み出すための審議を行った。また、本年度最大の行事であるメカトロテック・ジャパン2009(MECT09)の集客に傾注することも確認した。 志知総務部長(志知社長)の司会で進められ、会議の冒頭、去る5月15日に逝去された小浦喜一理事(熱田支部選出、こうら前社長)に対する黙祷が捧げられた。 続いて、野田理事長が「本日は本当に暑くなりました。しかし景気の方はもう一つ熱くならない。冷え切っていると言った方がよいかもしれません。一部、自動車の関係で話(仕事)が出てきたと聞きます。昨年の今頃と比べて、六〜七割位まで戻したというところもあるようですが、私の実体感は非常に良くなく、半分程度ではないかと感じております。一時は2割5分とか3割でしたので、それよりは良くなったかという感じです。今年秋に開催されますMECTもなかなか厳しい状況です。経費をいかに節約するか。組合事業も少ない経費でいかに良いものを行っていくかという知恵の絞りどころと感じております。皆様と知恵を出し合って意義ある組合活動をしていきたい」と挨拶。 議事に移り、新理事の就任については、熱田支部の小浦理事の逝去に伴い山本氏(経営対策部)が、また西支部の谷理事の退職により吉野氏(事業部)がそれぞれ就任したと報告された。小浦理事が経営対策部の副部長に就いていたため、後任には乾正樹理事(山下機械社長)が就くことも承認した。 会員の異動は、組合員2社と賛助会員2社の脱退が報告され、これを承認した。 平成21年度通常総会については志知総務部長が報告。5月28日に名古屋ガーデンパレスにおいて開催し、組合員102名、賛助会員43名、来賓8名、報道4名、事務局2名の計159名が出席。総会は、服部理事(伊吹産業社長)が司会を務め、中島理事(オーエヌ技研社長)が議長に就き第1号議案から第3号議案を原案通り可決承認した。今後、総会の設営にあたっては、経費節減のため、第2部懇親会の実費の一部を参加者に負担してもらう見直し案を検討する。次年度総会日程は2010年5月27日に名古屋ガーデンパレスを会場に行う予定。 2009年度新入社員研修は4月6、7日の2日間、16名が参加して名南経営にて行われた。収支については、林経営対策部長(広島商事社長)より当初予算を少しオーバーしたと報告され、来年度は採用人数の減少が予測されるため、外部(商工会議所や振興公社など)への移行を検討するとした。 野球大会は大会4日目を終了し、ベスト8進出14チーム(Aゾーン8チーム、Bゾーン6チーム)とベスト4進出一チームが決まった。大会4日目は6月13日にBゾーン準々決勝一試合を行い、モリタがベスト4一番乗りを決めた。残りA・Bゾーンの準々決勝七試合(大会5日目)は6月20日に一宮総合運動場で行うと、六浦福利厚生部長(六浦本店社長)が経過報告を行った。以降の日程は、7月4日準決勝戦、8月22日に優勝戦を予定している。 MECT受付状況については、伊藤実行委員長(組合副理事長、春日鋼機社長)が報告。6月10日時点で申込総数1200小間以上が確定した。当初は、展示規模(展示面積)を縮小し1号館と3号館または2号館と3号館の使用を検討していたが、特別企画展やワークショップ、商談コーナーなどの設置を含め余裕のある配置を考慮し、1号館、2号館、3号館の全館を使用することとなった。組合実績は、当初260小間で公表していたが、5月後半から6月はじめにかけキャンセルが相次ぎ、最終実績は241小間となる見込み。これらのキャンセルは、5〜6月まで景気動向を見極めていた感があり、未だに先の見えない状況が要因と思われる。現在、小間割作業を進めており、6月23日の三者会議で配置の修正、確認をした後、7月7日の出品者説明会で発表される。 組合創立60周年事業については、水谷委員長(組合副理事長、ミズタニ機販社長)が準備状況を報告。4月に開催した座談会「語り部に聞く」に続き、現役経営者・役員(年齢層、規模別)を招集し業界及び組合の将来をテーマにした座談会を世代別(2回)に7月または8月に開催する。また、並行して記念誌の内容、広告の募集要綱などを具体化する。現在企画している内容は、業界・組合の歴史、座談会、過去に実施した事業の紹介(抜粋)など。なお、座談会の参加者は実行委員会にて選考する。 各部会報告は次の通り。 【総務部】理事会など組合運営及び組合員増強活動。 【情報部】60周年事業の企画準備及び組合報の発行。 【経営対策部】急激に落ち込んだ景況の中で「夏季賞与をどうするか」が経営者共通の悩みと推測し、「夏季賞与に関する緊急アンケート」を実施した。 【事業部】MECT展の出展者が揃い、今後は入場者動員に注力する。また、事業収入の強化を図り共済保険加入促進に努める。 【青年部】青年部総会を6月5日、東京第一ホテル錦において開催した。今年度事業については例年通り定例事業を実施する予定だが、予算の関係もあり企画、設営を工夫して有効な事業に取り組む。エコ活動「愛eco青年部」については、エコキャップの収集など、今年度も継続して取り組む。 【福利厚生部】現在進行中の野球大会のスムーズな運営に努める。ゴルフ大会は参加者の減少が予測されるが予定通り11月に実施する。 全機工連に関し伊藤ブロック長(組合副理事長)が報告。全機工連役員改選に伴い、中部ブロック常任理事として、先のブロック会議で承認された浜松組合理事長の吉田治郎七氏(吉田社長)を推薦した。今後は、浜松・岐阜・三重組合で輪番制とする。伊藤ブロック長は続投。機工メイト推進委員には、四月理事会にて承認された浜松組合の三賀の杉浦一暢専務を推薦。また、今年度より「かいほう」編集委員会のほか、各ブロックより編集連絡委員の選任が義務付けられ、中部ブロックより田中情報部長(ミユキ商會社長)を推薦した。各推薦者は、6月25日の全機工連総会にて承認される予定。 諸経費削減対策について事務局より報告され、会合費・交通費・関係先負担金・雑費を見直し、前年度実績320万円を今年度は140万円(目標120万円)とすることを承認した。 訃報は二件。こうら(熱田支部)小浦喜一社長が5月15日に永眠された。通夜式が5月17日、告別式が翌18日に営まれた。三立興産(熱田支部)創業者の猪熊正夫相談役が急逝され、5月26日に社葬が営まれた。 その他、今後の理事会日程は8月4日、10月6日、12月1日、2010年2月2日、4月22日、会場はいずれも東京第一ホテル錦にて。 また、2010年新年会は1月14日にホテルグランコート名古屋で開催予定とし、中北支部が幹事支部を務める。 理事会終了後は、現在の経営状況について各理事より報告があった。景気は一部報道で底打ちから上昇に転じているとされているが、なかなか肌で感じられず、なお厳しい状況が続いているとの現状認識が大半を占めた。 裁判員制度の勉強会や 伊那食品工場見学を予定 浜松機械工具商協組第39回通常総会開催 浜松機械工具商協同組合(理事長=吉田治郎七氏・吉田社長)は6月18日午後6時より、浜松市中区板屋町のホテルオークラにおいて「第39回通常総会」を開催した。今年度事業のうち、工場見学会は、寒天食品を中心に成長し続けている「伊那食品」を訪ね、組合員相互の親睦も兼ねて一泊で実施予定。組合員への迅速かつ的確な情報発信など組合の意義の向上に努めることが承認された。 総会は、内山専務理事(内山商店社長)が司会を務め、総会立会人(賛助会員、青年部役員等)の紹介、増田副理事長(プロム・マスダ社長)の開会の辞で始まった。 吉田理事長は挨拶で、日頃の組合に対する多大なる支援、協力に感謝の気持ちを表すとともに、「昨年理事長に就任いたしまして一年、無事にこれまで来れましたことは皆様のお蔭と厚く感謝申し上げます」と述べた。 吉田理事長を議長に選出して、各議案の審議に移った。 第1号議案・平成20年度事業報告承認の件、第2号議案・平成20年度決算諸表及び剰余金処分案承認の件は、いずれも原案通り承認可決された。 第3号議案・平成21年度事業計画決定の件では、各委員会毎に計画案の詳細が説明され、すべて承認された。第4号議案・平成21年度収支予算及び賦課金の額決定の件は、原案通り承認可決された。 第5号議案と第6号議案は組合員と賛助会員の退会の件で、組合員1社、賛助会員メーカー1社、商社1社の退会が承認された。 杉野副理事長(浜松機材社長)の閉会の辞で総会を終了。 このあと会場を移し、賛助会員も加わって懇親会が開かれ、冒頭の挨拶で吉田理事長は「先程、総会が無事に終了いたしました。その中で、この厳しい折に組合を最大限に生かして頑張ってください、とのお言葉もいただきました。昨年の10月くらいから景気が急激に悪くなっております。組合としてどのように組合員にお返し(メリット)できるかということを、理事の皆さんで考えております。組合としては情報をいかに発信し、なおかつ素早く安くやるかです。そして、組合員各社の従業員さんを元気にするということにポイントをおいて、検討している最中です。今年は、裁判員制度の問題につきましても周知徹底をし、従業員が裁判員に選ばれた場合の就業規則はじめ会社の対応についての勉強会も企画いたしております。また、40数年間右肩上がりで成長を続けている長野県の『伊那食品』を見学し、経営の話を聞くという企画もいたしておりますので、是非ご参加いただき経営の一助としてご活用いただければと存じます。青年部でも色々な行事を企画しており、7月のビアパーティーは普段とは違った形で、従業員の方々が多く出やすく楽しめるよう計画されているようです。我々の業界を取り巻く環境は厳しいですが、とにかく楽しんでいただこうということに対して、組合も援助していこうという考え方で進めております。さらに現在計画しておりますのは、今年の秋に名古屋で開催されますメカトロテック・ジャパン2009に浜松からバスを出せないかということを愛知組合と協議し検討しております。皆様からいただきました賦課金を有効に利用してお返しをしようという企画を考えておりますので、是非ご参加の方をよろしくお願いいたします。最後に、厳しい現状ではございますが、組合員・賛助会員一同協力して乗り切っていきたいと存じます」と語った。 来賓の紹介に続いて、鈴木静岡県中小企業団体中央会西部事務所長より祝辞が述べられ、山本浜松商工会議所副会頭の発声で乾杯。 参加者は歓談しながら交流を深め、午後八時半過ぎに神谷理事(サカエ会長)の中締めでお開きとした。 初夏プロダクティビティショー 大盛況のうちに閉会 森精機製作所予想を超える来場者で賑わう 森精機製作所(社長=森雅彦氏、本社=名古屋市中村区名駅2-35-16)は6月18日から20日までの3日間、同社千葉事業所(千葉県船橋市鈴身町188-19)にて「初夏プロダクティビティショー2009」を開催した。 当初予定の3,000名に対し4,748名が来場し、千葉事業所で開催したプロダクティビティショーでは過去最高の来場者数となった。 特に注目を集めたのは、新機種「NT1000」「NMV3000 DCG」「NV7000/50」「NVL1350T」、業務・資本提携をした独ギルデマイスター社の「DMC 635 V eco」「CTX 310 eco」、さらに新型高性能オペレーティングシステム「MAPPS W」体験コーナー、オンライン学習システム「Education On Demand」体験コーナー、各種セミナーで、終日多数の来場者で賑わった。 同社は会期中に寄せられたユーザーからの意見や感想を今後の商品開発に反映していきたいとしている。 次回は、今年11月に伊賀事業所にて初冬プロダクティビティショーを開催予定。 ねじ商連総会 参加者14名に 年度中にISO9000 講座開催を検討 愛鋲協第1回定例理事・役員会 愛知鋲螺商協同組合(理事長=鈴木建吾氏・八幡ねじ社長)は6月23日午後6時より、組合事務局において「平成21年度第1回定例理事・役員会」を開催、鈴木理事長はじめ理事8名と監事1名が出席した。 第1号議案=第36期通常総会まとめに関する件は、5月29日午後5時30分より名鉄ニューグランドホテルにおいて開催された、総会の収支について報告があり、当初予算より少なく済んだことが伝えられた。これを受け、鈴木理事長は「今後は組合員の出席率の向上と組合員の増強にも力を入れていきたい」と語った。 第2号議案=事業部委員会に関する件は、5月の実績が報告された。 第3号議案=ISO内部監査員養成講座の件は、6月19、20日の2日間、サンライフ名古屋にて桜井先生を講師に実施され、5社22名が参加したと報告された。今回はISO14000を対象に行われたが、ISO9000の講座開催の要望もあり、今年度中に実施する方向で検討を進める。また、内部監査員のレベルアップ研修の開催を求める声もあり、今後の検討課題とする。 第4号議案=平成21年度理事・役員就任年数に関する件では、一覧表を元に各理事、監事の就任年度と就任年数の確認を行った。 第5号議案=平成21年度表彰に関する件は、第4号議案の就任年数を元にすると、組合の表彰規定により奥田理事(奥田商会社長)が名古屋市市長賞に該当するため、同氏の推薦を決定した。 第6号議案=ねじ商連第3回常任理事会報告に関する件は、6月11日に新横浜国際ホテルにて行われた同理事会に出席した、土方副理事長(金城螺子製作所社長)より当日の主な審議内容が報告された。 第7号議案=日本ねじ商連第34期通常総会に関する件は、来る7月24日〜25日にヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル(横浜みなとみらい)において開催される、同総会への参加申込状況が報告された。愛知組合からは14名が参加。このうち当日の総会前に開かれる理事会には、鈴木理事長と土方、馬場両副理事長が出席する。 第8号議案~その他(報告事項)では、中央会、名市協並びに各業界紙より暑中広告の依頼があり、例年通り実施することを承認した。 また、現在組合の銀行口座は賦課金用と事業部用があるが、これを一本化したいとの要望が会計理事よりあり、承認した。一本化は本年度中に実施する。 次回理事会は、7月13日午後6時より組合事務局において開催する。 高硬度鋼のフライス加工用 PVDコーティング新材種 「GC1010」を発売 サンドビックコロマント工具寿命が2倍以上に サンドビック・コロマントは、高硬度鋼のフライス加工用途において、従来材種よりチップ寿命を二倍以上に安定可能とした新PVDコーティング超硬材種「GC1010」計六十九品目の販売を開始した。 金型産業や機械産業などの耐摩耗性、耐チッピング性が要求される高硬度鋼(HRc36〜63)のフライス加工では、加工コストの低減や効率向上に加え、突発的なトラブルを起こさない安定した長寿命の工具が求められている。 「GC1010」は、高硬度鋼における汎用および、三次元の荒加工から仕上げフライス加工において、優れた耐摩耗性・耐チッピング性・耐熱亀裂性を可能とし、安定・長寿命のため無人化加工ラインに最適な新材種。主な特徴は次の通り。 @新開発のPVDコーティングは耐摩耗性のみならず、耐剥離性を向上させているため、高硬度鋼、焼入れ鋼の加工における工具寿命の大幅な延長を実現可能としている。 A新開発超微粒子超硬母材が使われており、高硬度フライス加工における耐熱亀裂性・耐チッピング性を向上させ、安定した工具寿命を可能としている。 B新開発のコーティングと超硬母材の組み合わせにより、高硬度鋼の荒加工から仕上げ加工までの幅広い加工条件で、従来材種と比較し2倍以上の工具寿命が可能となった。 【適用工具】 コロミル200、コロミル210、コロミル216ボールエンドミル、コロミルR216F仕上げ用ボールエンドミル、コロミル245、コロミル390、コロミル365、コロミル390、コロミル490 3次元CAD/CAM用ドリル加工オプション 「2Dドリルエクスプレス」 ゼネテックドリル工程作成プロセス短縮 ゼネテック(社長=上野憲二氏、本社=東京都新宿区)は、三次元CAD/CAMシステム「Mastercam」専用のドリル加工オプション「2D Drill Express(2Dドリルエクスプレス)」を6月17日リリースした。 三次元CADによる設計が浸透し、製造側でも三次元データを活用した加工データの作成が一般的となりつつあるが、比較的単純な加工は現在も二次元データが主流となっている。同社のMastercamユーザーからは「二次元データからのドリル加工をもっと簡単に行いたい」という要望が多く寄せられており、2Dドリルエクスプレスはそのようなニーズに応えるツールとしてこのほど誕生した。 製品価格は10万円(税別)で、最新バージョンのMastercam Mill(マシニング用CAM)上で動作する。 【2Dドリルエクスプレスの特長】 @二次元図形やソリッドモデルから、わずか3ステップでドリル加工データを生成 「図形選択」「仕上り径・穴深さの入力」「工程選択」のわずか三ステップでドリル加工の工程が作成可能。多段の座ぐり穴やタップ、リーマなど複数の工程がある加工でも、登録されている工程パターンを自動的に読み込みツールパスを作成する。選択された加工工程は簡易パラメータ画面で表示されるため、必要に応じて設定を修正することもできる。なお、加工対象は点や円弧などの二次元図形のほか、三次元ソリッドモデル上の穴の中心点も認識することが可能。 A18パターンのドリル加工を標準搭載 インストール時に18パターンのドリル加工工程が登録されている。加工工程はユーザー側での追加登録やカスタマイズも可能なため、ユーザー独自の加工方法を反映することが容易にできる。 B点群データ(CSV)に対するツールパスの作成が可能 CSV形式の点群データを取り込み、中心点として認識することでドリル加工ツールパスの作成が行える。 C加工済み穴図形に対するマーキング 加工済みの形状に対してマーキングを行うことが可能なため、視認性の向上と効率のよいデータ作成が行える。 垣内参拝で発展と安寧祈願 第2回役員会を開催 愛知県管工機材商協組常任理事・部長発表 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=伊藤辰之氏・イトウ社長)では、6月23日午前11時45分より、熱田神宮会館において「第2回役員会」を開催し、本年度の組合運営に従事する担当役員の紹介と各部の部長、理事会開催日などを審議した。 当日は恒例により午前10時30分より熱田神宮垣内参拝、神楽殿でのお神楽の奉納で、組合の益々の発展と組合員のご健勝をお祈りした後、神宮会館において「第2回役員会」に臨んだ。 役員会開催に際し、伊藤理事長より挨拶があり、「先週の18日に管機連の総会が開かれ、30年間の永きに渡って会長を務められた橋本会長が今回勇退されることになりました。30年間全国の管工機材のために貢献されたということで余人に代え難い功績だと思います。フランス語にノブレス・オブリージュという言葉があります。位の高い人は義務が伴う。その意味からも橋本会長はその名に相応しいお方だと敬服いたしております。私などその足元にも及びませんが、この前の総会で2期目の理事長に選ばれましたので頑張ってやって行きたいと思います。仕上げの2期目と思っております。大した事は出来ませんがどの組合員さんよりも沢山の時問を割いて、組合にとって少しでもお役に立てるようにやってまいりたいと考えております。今日の垣内参拝が組合の安寧だけでなく、皆様のお会社並びに皆様の厭さかになることを祈念いたします」と挨拶。 引き続いて、各議題にそって慎重審議が行われた。 ■第1号議題=今期の方針発表(理事長)と各部長・幹事長の発表 方針発表では、@人材確保事業の実践、A青年部活動の実務、B第28回展示会の準備、C組合規約の整備、D組合として環境問題にどう関わっていくか、の5つの方針が発表され、それぞれについて鋭意取り組みたいとした。 ■第2号議題=人材確保事業について 小川副理事長(山信社長)より説明があり、雇用開発機構の指導のもと、3ヵ年を掛けて、より優秀な人材確保のための業界知名度アップ、職場環境改善並びに定着率向上に取り組みたいとした。メンバーについては、3役と常任理事が担当する。 ■第3号議題=青年部について 川島副理事長(川島商事社長)より説明があり、若手経営者(同属40歳位、非同属50歳位)を中心に、一層魅力ある業界づくりに取り組む。事業は親睦交流を前提とし、意見を集約しながら具現化する。人員の規模は当初10名位を予定している。 【三役・常任理事他】 ▽小川副理事長(山信社長・広報部会担当) ▽川島副理事長(川島商事社長・流通部会、福利厚生部会担当) ▽倉地副理事長(倉地社長・事業部会、経営研究部会、新年会幹事会担当) ▽植田副理事長(ウエダ社長・組合加入促進部会、名管会幹事会担当) ▽在田会計理事(在田商店社長) ■第4号議題=各部部長(幹事長)の所信と部員発表 ▽広報部会(小川常任理事・小川管商社長-組合だよりの発行と名簿の発行) ▽流通部会(峰澤常任理事・峰澤鋼機社長-流通の適正化と安定化に努める) ▽福利厚生部会(大藪常任理事・大清社長-健康診断とボウリング大会の実施) ▽事業部会(伊藤常任理事・伊藤柳商店社長-優良工場見学会の実施) ▽経営研究部会(成田常任理事・大成工機商会社長-継続して戦って行ける企業経営に役立つセミナーの実施) ▽組合加入促進部(川本常任理事・川本第一製作所社長-正・賛助会員の加入促進に努める) ▽新年会幹事会(祖父江理事・祖父江産業社長-22年賀詞交歓会の実施) ▽名管会幹事会(安井理事・錦興業社長=製販親睦ゴルフ会の実施) ■第5号議題=相談役委嘱の件 植田昇一氏(ウエダ会長)、大藪育三氏(大清会長)、坪井清氏(ツボイ会長)、石原徳和氏(原芳商会会長)に委嘱を依頼し承諾された。 ■第6号議題=連合会(管機連)での役員推薦について 該当者の発表を行い承認した。また、会長職が任期3年間の輪番制となり、東京、大阪、東京、愛知の順で会長職を担うことになった。 ■第7号議題=第28回管工機材設備総合展の件 植田展示会実行委員長(副理事長)より、小間集めについては、景気の動向を観ながら適時に進めて行きたいとした。 ■第8号議題=賛助会員脱退の件 脱退届が出ていたリス興業(岐阜市柳津町)の脱退を承認した。 ■第9号議題=その他 ▽定款変更=副理事長を3人から4人に変更した。 ▽ボウリング大会=24月24日星ヶ丘ボウルで開催。 ▽賀詞交歓会=22年1月19日名古屋マリオットアソシアホテルで開催。 ▽総会=22年5月18日名古屋マリオットアソシアホテルで開催。 ▽理事会日程=隔月(奇数月)の第1火曜日(原則)を開催日とした。 9月8日、11月10日、22年1月19日(新年会)、3月2日、4月27日、5月18日(通常総会)。 ミラクルコーティングVP15TFインサート 三菱マテリアルツールズミーリング加工用を追加 三菱マテリアルツールズ(社長=高田修氏、本社=東京都墨田区横網1-6-1)は、三菱マテリアルが開発・製造するPVDコーティング材種「VP15TF」にミーリング加工用インサート7型番を追加し、販売を開始した。 PVDコーティング材種「VP15TF」は、さまざまな被削材料、形状に対応できる切削工具が求められる中、ニーズに応える材種として各種切削工具へ展開されている。今回、多くの機械加工現場で使用されている刃先交換式正面フライス/スーパーダイヤミルシリーズへも拡大することとなった。 「VP15TF」ミーリング加工用インサートの主な特長は次の通り。 @コーナ角0度、15度、45度の正面フライス/スーパーダイヤミル6タイプに対応した、切れ味の良い20度ポジティブインサート七型番を標準化。鋼、ステンレス、鋳鉄、耐熱合金、高硬度鋼など、さまざまな被削材料への適応が可能。 AVP15TFは、耐摩耗性と対欠損性のバランスに優れた超微粒超硬母材に、耐摩耗性・耐熱性の優れた(Al、Ti)Nコーティングを被覆した材種。異常損傷、チッピングの発生しやすい低速切削や不安定切削において特に優れた性能を発揮する。 標準価格は、代表型番SEEN1203AFEN1(VP15TF)が1,070円(税込み1,124円)。初年度の販売目標は5,000万円。 業界初 2mm幅、3m長の 極細長尺FPCを開発 沖電線 ケーブルの2倍以上の配線密度 沖電線(社長=服部隆氏、本社=神奈川県川崎市中原区下小田中2-12-8)は、業界初の極細2mm幅、製品長3mの極細長尺フレキシブルプリント配線板(極細長尺FPC)を開発し、販売を開始した。 同製品は、軽薄、高屈曲かつ高密度での極細配線を可能にするFPCとして開発された。2mm幅のFPCは小サイズの製品でも製作は容易ではないが、今回同社の独自技術により長さ3mまでの極細長尺FPCが提供できるようになった。配線密度は細線ケーブル(電線)の2倍以上の180μmピッチ対応を実現。FPCの用途を大幅に広げ、医療機器、産業機器分野をはじめとするマイクロスコープ、ロボット、センサー向けアプリケーションや新たな用途が期待できる。 今回開発された製品は、ケーブルが細線になったことでのハーネス加工の複雑化や誤配線の問題を解決し、細線ケーブルでは実現できなかった「部品実装、軽薄化および高屈曲性」が可能となった。低背コネクタの表面実装やLED、CCD素子などの部品実装により、機能化やモジュール化が容易になる。また2mmサイズ10芯の配線が一枚のFPCで済ませられ、電線のように絡まりやキンク(結び目)などの発生も無くなる。しかもFPCの厚みは50μmレベルまでの軽薄化が可能。さらにFPCが他の配線部材よりも優位性を持つ高屈曲性についてはIPC屈曲で一億回以上(1.5R)の特性付与も可能となっている。 同製品は、片面及び両面構造での対応が可能であり、特に両面構造タイプではインピーダンス整合もできる。高速の画像伝送への適応など、細線同軸ケーブルの代替も可能。極薄・高柔軟化技術、長尺化技術、高速伝送技術など、同社のコア技術を融合することで実現した製品であり、ユーザーの製品設計の際、自由度の高さも特長のひとつ。 同社はユーザーのさまざまな要望に対して、ケーブルとFPC両方のソリューション提供ができる強みを生かし、同製品を医療機器、産業機器、電子機器などの市場に向けて広く積極的に販売していくとしている。販売目標は月に1万本(量産時)。 【主な製品特長】 @部品実装が可能な高密配線部材 A高屈曲特性を実現(IPC屈曲=1億回以上/1.5R) Bインピーダンス整合も可能(両面構造) C絡まりやキンクは発生しない 《製品仕様》 ▽製品長(最大)=3m ▽製品幅(最小)=2mm ▽製品厚み(最小)=50μm ▽配線密度180μmピッチ ▽構造=片面、両面 ▽表面処理=金めっき、半田めっき、他 ▽屈曲性=IPC屈曲、1億回以上(1.5R) ▽半田耐熱性=260℃(20秒) ▽使用環境=マイナス50℃〜125℃ JAXAが沖電線の長尺FPC採用 世界初の小型ソーラー電力 セイルの実証に向けた探査機に 沖電線は6月2日、全長14mFPC(長尺フレキシブルプリント配線板)をJAXA(宇宙航空研究開発機構)に納入したと発表した。JAXAは実用化に向けた小型ソーラー電力セイル実証機「IKAROS」に沖電線の全長14mFPCを採用し、太陽光エネルギーによる動力確保などの実証実験を宇宙で行い、世界初の実用化を目指している。 同社の長尺FPCは、「IKAROS」のセイル(帆)部分に搭載され、展開する一辺が14m、面積が200uの正方形で膜面上に貼り付けられた薄膜太陽電池や各種センサ等の配線として使用される。FPCで配線されたセイルは、X字型に折り畳まれた後に円筒形の小さな機体に巻き付けた状態で打ち上げられ、宇宙空間で再び開いて正方形のセイルになる。それにより「IKAROS」は光の粒子のみで小型ソーラー電力セイルを使い航行できるようになる。 小型ソーラー電力セイルの実現には、軽量・省スペースに加え、宇宙での過酷な環境に耐えうる配線素材の登場が求められてきた。従来、ケーブルが配線材料として採用されていたが、「一グラムでも軽く、一ミリでも薄く」する必要があり、軽薄の特長を持つFPCが着目されていた。同社は長年に亘る長尺FPCの実績から採用検討に入り、数ヶ月に及ぶ過酷な信頼性試験(放射線など)を繰り返し、継ぎ目のない長い一条物の要求をFPCで実現するとともに、従来のケーブルに比べて100分の一以下の軽薄化に成功した。 また、同社の長尺FPCは、同社生産方式の特長であるシートラインとロールラインの二ラインの独自に開発した特殊穴あけ装置、大型露光装置、連続加工式熱プレス装置、NC制御大型外形加工装置等の設備群から、製品仕様に最適な装置を各ラインからセレクトするオリジナル生産方式(パートリーロール生産方式)から造りだされる。そのため、信頼性が高く高品質な長尺FPCが可能となり、かつ短納期対応とユーザーの多用なニーズに迅速に応えられることが実証され今回のJAXAの採用につながった。 【沖電線の長尺FPCの主な特長】 @希望の長さが可能 ・最大100mまで製造可能 A用途に応じた仕様が可能 ・各種シールド材の付加 ・部品実装 B環境特性(防湿、低アウトガス)などの要求には、新素材での対応が可能 ・LCP(液晶ポリマー)、PEN(ポリエチレンナフタレート)他 《主な製品仕様》 ▽製品幅(最大)=250mm ▽導体幅(最小)=100m ▽層数=1〜2層 ▽曲げR=0.5R(高柔軟型) 真夏のホットな作業現場に スポットエアコン・工場扇 トラスコ中山PB夏季商品の紹介 機械工具卸商社トラスコ中山(社長=中山哲也氏、大阪本社=大阪市西区新町1-34-15トラスコグレンチェックビル)の製造現場向け夏季プライベート・ブランド商品「スポットエアコン」と「工場扇」を紹介する。 スポットエアコン トラスコのスポットエアコンは、幅390mm×奥行430mmのサイズで設置場所を選ばないコンパクト設計。オゾン層を破壊するフロン類を大気中に放出しない新冷媒(R407C)を採用している。 排気ダクトの着脱も簡単。ウレタンキャスター製(φ75mm)で油の多い作業現場にも適している。 三相200Vや自動首ふり機能付など、バリエーションも揃っている。 ・品番=TS―25EN―1 ・メーカー希望小売価格=83,800円(税別) ・電源=単相100V ・冷房能力=2.2/2.5kw ・質量=37kg ・色=シルバー×ブラック 工場扇 トラスコの工場扇は、安全性を重視した全閉式モーターを採用、ホコリの進入も防ぐ。また、モーター内部は騒音や振動を抑えた静音設計。モーター部にはサーモスタット(温度感知機)を内蔵し、焼付けを防ぐ。 風力は3段切替、高さも調節可能。首振りは左右上下で風向きを調節できるなど、使いやすさも考慮している。 首振り稼動部と三脚部に樹脂を採用し軽量化を実現した樹脂製もラインナップ。 ・品番=TFZ―45SA ・メーカー希望小売価格=2,100千円(税別) ・電源=単相100V ・ハネ直径=45mm ・質量=11kg ・アルミダイキャスト製 小型旋盤用高精度インサートと 新3次元ブレーカJS形発売 タンガロイ抜群の切りくず処理 タンガロイ(社長=上原好人氏、本社=川崎市幸区堀川町580ソリッドスクエア)は、小型旋盤用「高精度インサート&新三次元ブレーカJS形」の販売を開始した。 小型旋盤用Jシリーズに、精密加工に適したE級精度の高精度インサートと、切りくず処理性に優れる新三次元ブレーカJS形を新たにラインナップ。高精度インサートは、刃先高さ公差の向上はもちろんのこと、マイナス公差のコーナRを採用し、高品位な精密仕上げ加工に対応する。また、リード形JRPブレーカ(切りくず処理性重視)、平行形JPPブレーカ(横送り時の切りくず排出性に優れる)、勝手なしJSPブレーカ(左右送り対応)の高品位な研磨ブレーカを設定。豊富なバリエーションを取り揃え、さまざまな加工用途に対応する。 新三次元ブレーカJS形は、G級精度の型押しブレーカであり、独自のブレーカジオメトリは幅広い切り込み領域に対応し、自動盤加工における切込変動や一発仕上げ加工に適する。また、強いインクリネーション切れ刃を採用し、医療用部品や航空機部品をはじめとする難削材加工や、自動車部品などの一般鋼・合金鋼加工においても良好な切りくず処理性を実現した。 設定材種は、高精度インサートに薄膜コーティングによる刃立ち性に優れた新PVD材種「SH730」、JS形はSH730と共に鋼・ステンレス加工の汎用PVD材種「AH725」を設定し、さまざまな被削材で長寿命化を可能とする。 今回発売するのは、高精度E級JRPブレーカDCET0702008MFL―JRP(SH730)〈税込標準価格1,817円〉など計32形番、JPPブレーカDCET0702008MFR/L―JPP(SH730)〈同1,817円〉など計32形番、JSPブレーカDCET0702008MFN―JSP(SH730)〈同1,817円〉など計16形番と、新三次元JSブレーカCCGT060200FN―JS(SH730)〈同1,344円〉など計40形番。同社では、初年度の販売見込みを35,000個(4,800万円)としている。 鋳鋼、鍛鋼の生産量 上期見通しを下回る水準 日本鋳鍛鋼会4月の生産速報 日本鋳鍛鋼会は鋳鋼(全国75工場)、鍛鋼(同18工場)の4月分の生産実績を集計し、5月28日発表した。 それによると四月の生産は、鋳鋼が前年同月比29.6%減の18,079トンで、前月比では1.8%増加した。また、鍛鋼の生産量は前年同月比44.2%減の37,021トンで、前月比は5.1%の減少となった。 鋳鋼、鍛鋼の生産基調は、4月の生産速報を見る限り、平成21年度上期見通し(鋳鋼19,500トン/月、鍛鋼42,500トン/月)をともに下回っての新年度スタートとなった。 鋳鋼は現在の生産基調からみて急速に改善される要因が見当たらないことからここしばらくは現在の生産水準で推移するとの見方を示した一方、鍛鋼については自動車向け型鍛造品が減少傾向にあるためしばらく前年同月割れが続くものとした。 平成20年度(4月―3月)の主な需要機種をみると、前年度を上回っているものは鋳鋼では19機種中、船舶(3.0%増)、発電用機器(17.8%増)のみであり、鍛鋼ではロール(0.3%増)、容器類(20.3%増)、船舶(3.3%増)、産業機械・産業設備(6.7%増)、発電用機器(4.0%増)であった。 “心の休息” 窪田貞三 その1 「休息の定義 休息とは一体どういうことでしょうか?「休む」こととは違うのでしょうか?このシリーズをスタートするに当たって、まずは言葉の定義をしっかりとしておきたいと思います。それは、正しいか?正しくないか?ではなく、あくまでもこのシリーズ“心の休息”をお読みいただく時に、少しでも前向きな氣づきを得ていただくための定義付けです。 『理念経営における休息の定義』 休息とは、自らの意思で、今後の生きていく活力を生み出すための時間を取ることである。基本的に休息と休みは違う。休みは祝日や病欠なども含まれるが、休息は自らの前向きな意思で行うこと。*息=自分の心 で 休む=休息 ◇ ◇ 以上の定義に基づいて今後の「その2」以降をお読み下さい。 税務署からのお知らせ 国税庁では、税に関する情報を動画と図解でわかりやすく説明することを目的として、国税庁ホームページでインターネット番組「Web―TAX―TV〜ジャンルで選べる税金ガイド〜」を配信(現在約40番組)しています。 特に、4月20日から配信を開始した「国税査察官の仕事」(約十七分)では、国税査察制度の概要や悪質な脱税者の刑事責任を追及する国税査察官の具体的な仕事の流れを、ドラマ仕立てで紹介していますので是非ご覧ください。 http://www.nta.go.jp/webtaxtv/ 【現在配信中の主な番組】 「所得税のしくみ」「使っていますかe―Tax!」「国税庁ホームページの上手な使い方」「電話での税務相談が便利になりました!」「e―Taxで住宅ローン控除の還付申告!」「e―Taxで年金の確定申告!」「医療費控除の還付申告」「年の中途で退職された方の確定申告」「国税庁の海外協力」「国税査察官の仕事」「個人事業者の消費税(初めて課税事業者となる方へ)」 【今後配信予定の番組】(配信月・番組名) 平成21年7月「国税徴収官の仕事(徴収特捜班)」▽同8月「新しい電子納税(ダイレクト納付)」▽同11月「国際的租税回避スキームへの対応」 総受注額79・2%減の276億円 減少幅は2ヵ月連続で改善 日本工作機械工業会5月の工作機械受注 日本工作機械工業会がまとめた2009年5月の工作機械受注実績調査報告(確報)によると、5月の受注額は、前年同月比79.2%減の276億円で12カ月連続のマイナスとなったが、5カ月ぶりに減少幅が70%台となり2カ月連続して改善を示した。前月比では9.5%増と4カ月連続のプラスとなり、依然200億円台の受注額ではあるものの、これまでの底ばい状態から、今後は持ち直しの動きが継続するかが注目される。 内外需別にみると、内需は、前年同月比77.6%減の123億円となり、16カ月連続のマイナス。前月比では1.1%増(2カ月連続のプラス)とほぼ横ばい状態となった。 内需の業種別受注額は、一般機械が52億円(前年同月比79.5%減・14カ月連続マイナス、前月比13.9%増・3カ月連続プラス)、自動車は32億円(同78.6%減・11カ月連続マイナス、同10.1%増・2カ月連続プラス)、電気・精密が16億円(同71.9%減・8カ月連続マイナス、同54.9%増・2カ月連続プラス)と主要業種の前月比はすべてがプラス。前年同月比でも、減少幅が70%台に回復した。その他の業種をみても、前月比は「金属製品」「航空機・造船・輸送用機械」「その他製造業」「官公需・学校」以外はプラスに。前年同月比では「金属製品」を除きマイナス70%台に持ち直した。 一方の外需は、前年同月比80.4%減の152億円で12カ月連続のマイナスとなったが、前月比では17.3%増と2カ月ぶりにプラスとなった。前月の減少から再び増加へ転じ百五十億円台まで回復。前年同月比でも四月に比べ二ポイント改善しており、やや持ち直しの動きがみられる。 国・地域別の受注額の推移をみると、主要三極では前月に比べアジアが若干のマイナスを示した一方、欧州と北米はともにプラスとなった。受注額は、アジアが70億円(前年同月比72.6%減・10カ月連続マイナス、前月比7.7%減・2カ月ぶりマイナス)。このうち東アジアは58億円で、前月より減少したものの欧州、北米に比べ依然高い水準となっている。その他アジアは前月比2カ月連続で増加した。欧州は37億円(同85.6%減・11カ月連続マイナス、同47.1%増・2カ月ぶりプラス)となり、前年同月比でマイナス70%台の国・地域もみられるが依然低水準が続いており、受注額としては09年2月とほぼ同水準。前月比では「うち中欧」を除きすべての国・地域でプラスとなった。北米は38億円(同84.3%減・12カ月連続マイナス、同40.0%増・2カ月ぶりプラス)となり、アメリカが36億円と前月から大幅増となったものの、受注額は09年1―3月よりも依然低い水準となっている。 1―5月の受注累計額は、前年同期比82.7%減の1,131億円で、1―4月に比べ減少幅が0.9ポイント改善した。 内需の受注累計額は、前年同期比82.8%減の497億円(内需比率44.0%)。このうち、一般機械が227億円(前年同期比82.0%減)、自動車が90億円(同89.5%減)、電気・精密が62億円(同79.0%減)となり、いずれも1―4月に比べ減少幅が改善を示した。 また、外需の受注累計額は、前年同期比82.6%減の634億円(外需比率56.0%)となり、主要三極では1―4月に比べ北米が悪化した他は、アジア、欧州で若干の改善を示した。主要三極の受注累計額はアジアが256億円(前年同期比80.0%減)、欧州は153億円(同87.8%減)、北米が206億円(同78.8%減)となった。 役員人事と営業体制を発表 森精機 執行役員制導入 森精機製作所(社長=森雅彦氏、本社=名古屋市中村区名駅2-35-16)では、去る6月17日開催の同社定時株主総会ならびに取締役会において、次の取締役および執行役員が選任され、就任した。 今回、執行役員制度を導入し、取締役の意思決定機能および監督機能の強化を図るとともに、業務執行の一層の充実と効率化を目指す。 ▽取締役社長(代表取締役)=森雅彦氏 ▽取締役副社長(代表取締役、開発・製造本部長〔製造担当〕兼伊賀事業所長)=水口博氏 ▽取締役副社長(森精機欧州CEO)=斎藤豪氏 ▽取締役副社長(開発・製造本部長〔開発担当〕)=平元一之氏 ▽専務取締役(経理財務本部長)=近藤達生氏(新任) ▽専務取締役(管理本部長)=玉井宏明氏 ▽常務取締役(品質本部長兼購買担当)=高山直士氏 ▽常勤監査役=影山康二氏 ▽監査役=前堀克彦氏 ▽監査役=野一色靖夫氏 ▽専務執行役員(森精機欧州COO)=大倉浩二氏 ▽常務執行役員(奈良事業所長)=中田拓氏 ▽常務執行役員(内部監査室ゼネラルマネージャー)=内ヶ崎守邦氏 ▽常務執行役員(管理本部副本部長兼人事部ゼネラルマネージャー)=佐藤壽雄氏 ▽常務執行役員(生産技術本部長、C開発室、BUG、DTL、制御ソフト・ハード開発部担当)=藤森徹氏 ▽執行役員(米国デジタルテクノロジーラボラトリーコーポレーション〔DTL〕CEO、学術担当)=藤嶋誠氏 ▽執行役員(伊賀機械部ゼネラルマネージャー)=西塔正氏 ▽執行役員(S&P部ゼネラルマネージャー)=濱邊康教氏 ▽執行役員(生産技術本部副本部長兼製造技術部・生産技術部ゼネラルマネージャー)=前田憲秀氏 ▽執行役員(森精機中国社長)=西尾豊文氏 ▽執行役員(森精機ドイツ社長)=小尾孝宏氏 ▽執行役員(NH部ゼネラルマネージャー)=杉本好昭氏 ▽執行役員(エンジニアリング本部長)=白鳥秀文氏 ▽執行役員(森精機米州社長)=岡田夏生氏 ▽執行役員(投資企画部ゼネラルマネージャー)=中澤文彦氏 ▽執行役員(千葉事業所長)=石垣光氏(新任) また、今年度の同社営業、サービス、エンジニアリング体制は次の通り。 〈営業本部〉取締役社長・本部長=森雅彦氏 〈欧州営業統括〉取締役副社長・森精機欧州社長=斎藤豪氏 〈米州営業統括〉執行役員・森精機米州社長=岡田夏生氏 〈中国営業統括〉執行役員・森精機中国社長=西尾豊文氏 〈アジア・オセアニア営業統括〉ゼネラルマネージャー=椎野俊一氏 〈東日本営業部〉ゼネラルマネージャー=東成憲氏 〈中日本営業部〉ゼネラルマネージャー=宮崎公孝氏 〈西日本営業部〉ゼネラルマネージャー=花岡敬氏 〈重要顧客部〉ゼネラルマネージャー=窪田健一氏 〈エンジニアリング本部〉執行役員・本部長=自鳥秀文氏 〈S&P(サービス&パーツ)部〉執行役員・ゼネラルマネージャー=濱邊康教氏 〈生産・出荷計画部〉ゼネラルマネージャー=北川眞佐嘉氏 〈営業企画部〉ゼネラルマネージャー=末高崇氏 新理事長に石川氏選任 日本工具工業会 日本工具工業会(住所=東京都港区芝公園3-5-8)は、去る5月28日開催の同会通常総会において役員改選を行い、新理事長に石川則男氏(オーエスジー社長)が選任され、就任した。副理事長には、島順彦氏(日立ツール社長)と滝沢俊夫氏(三菱マテリアル執行役員明石製作所長)〈新任〉が就いた。 【石川則男氏 略歴】 昭和30年12月23日生まれ、愛知県出身 金沢大学工学部機械工学科卒 昭和53年3月オーエスジー入社 同58年5月OSG Tap and Die,Inc.出向 平成7年10月OSG Tap and Die,Inc.副社長 同10年4月OSG A.I.M.O. S.A.取締役社長 同11年8月OSG Europe S.A.取締役社長 同13年2月取締役 同15年2月執行役員 同16年12月取締役デザインセンター長 同19年2月代表取締役社長兼最高執行責任者(COO)〈現職〉 役員人事 日立ツール 日立ツール(社長=島順彦氏、本社=東京都江東区東陽4-1-13東陽セントラルビル4階)では、6月19日開催の同社株主総会ならびに取締役会において、次の役員が選任され、就任した。 ▽代表取締役社長=島順彦氏 ▽代表取締役専務(技術・製造)=小杉明氏〈昇任〉 ▽常務取締役(財務・経営企画・輸出管理センター長)=古田章司氏〈昇任〉 ▽取締役(非常勤)=吉岡博美氏 ▽取締役(人事総務・CSR)=中村正明氏 ▽取締役(国際営業)=清水一由氏 ▽取締役(販売)=相本和貞氏 ▽監査役=石毛秀氏 ▽監査役(非常勤)=内田憲正氏 ▽監査役(非常勤)=正久哲也氏 事務所移転 同社は、本社事務所を東京都港区芝浦1-2-1(シーバンスN館3階)に移転し、7月21日より業務を開始する。 新事務所は、ゆりかもめ「日の出」駅より徒歩四分、JR「浜松町」駅より徒歩11分、都営浅草線/大江戸線「大門」駅より徒歩11分のところ。 新電話・FAX番号は電話03-6858-2201、FAX03-6858-2231。 マイクロメータヘッドに ねじクランプ式が登場 ミツトヨ締め付け力は約3倍に ミツトヨ(社長=坂本仁氏、本社=神奈川県川崎市高津区坂戸1-20-1)は、マイクロメータヘッドのスピンドルクランプ機構に「ねじクランプ式」を採用した“しっかりクランプ”ねじクランプ式マイクロメータヘッドを商品化し、国内での販売を開始した。 マイクロメータヘッドは測定機器や精密機械に取り付けられ、測定・送り・位置決め等に広く使用されている。近年ではマイクロメータヘッドの応用範囲も広がり、測定冶具等への組込みはもちろん、精密送り装置、レーザ機器用クロステーブル等に幅広く利用されている。応用範囲の拡大に伴い、ユーザーのニーズも多様化し、ストローク、測定面形状、取り付け方法、目量、全長などの異なる多くの機種を取り揃えている。 スピンドルをロックする機構としては、現行機種にはリングクランプ式(写真上)があり、余計な突起部分がないため装置への取り付けに制約がなく、これまで標準的に使用されていたが、クランプ操作はリングの回転でスピンドルを押さえる機構のため締め付け力が弱いという難点があり、常に振動が加わる装置などへの搭載にはスピンドルの位置に変化が生じ易いという課題を残していた。 今回、国内販売を開始したねじクランプ式(写真下)は、標準的な外側マイクロメータと同じように、スピンドルをねじで直接的に固定するシンプルな機構になっているので、締め付け力はリングクランプ式の約3倍(同社調査による)となっており、常時振動が加わる装置でも安心して使用できる。クランプねじの位置は、標準仕様ではスリーブ基線の位置になっているが、受注製作により指定位置での製作も可能。また、投入機種は先端形状や取り付け方法などバリエーションが豊富で売れ筋商品のMHS、MHT、MHCの3タイプ。測定範囲、取り付け方法、スピンドル先端形状、シンブル直径により全12機種を市場へ投入する。 標準価格は、MHSタイプではリングクランプ式と同価格で、クランプ機構付を発売していなかったMHT、MHCタイプでは標準価格で700円のアップになっており、これはMHSタイプのクランプ有無の差と同じ価格。 ・MHSタイプ6,390円(MHS1―13LC 13mmストローク) ・MHTタイプ6,390円(MHT1―6・5LC 6.5mmストローク) ・MHCタイプ5,530円(MHC1―6・5CLC 6.5mmストローク) (消費税は別途) 国内での初年度販売見込みは3万個。 「V2010プロジェクト」で 来年度に黒字化を目指す オーエスジー変化に素早く対応するために オーエスジー(社長=石川則男氏、本社=愛知県豊川市本野ヶ原3-22)は、5月29日午後3時30分よりオーエスジーアカデミー(豊川市一宮町宮前149)内のグローバルテクノロジーセンタにおいて、2010年度に単体で営業黒字化を目指す「V2010プロジェクト」に関する記者発表を行った。 同社が期首に策定した中期経営計画(2009年〜2011年)の想定を超える落ち込みとなり、「V2010プロジェクト」はこの変化に対応するために発足した。日本の自動車産業においては世界全体での生産台数がピーク時の七割程度になると予想されていることから、国内自動車メーカーをメインユーザーとする同社は、売り上げがピーク時より3割落ちたとしても、今の経営資源で勝ち残ることを目的に、スリム化と競争力の構築を図る。 生産の本拠地である日本国内のコスト削減を行い、今年上期の5カ月間で約25億円を削減してきたが、さらに労務費、変動費、製造固定費、販売管理費を見直すとしている。 一方、景気が回復した時に備えてスタートダッシュできるように、タップ、エンドミル、ドリル、転造工具に重点を置きコスト、高性能、短納期を切り口に競争力を強化する。 また、ユーザーとの対話を通じ、市場の変化の本質を探ると共に、総合提案力も一層強化していく。 これらを実行するために、早坂哲郎執行役員第一製造部長兼製造企画室長をリーダーにプロジェクトチームを発足。新設された社長直轄の経営企画室の尾嶋滋樹室長をサブリーダーとして、2010年11月をゴールとする1年半の取り組みを開始した。 プロジェクトは、営業、開発、設計、技術、製造、管理を縦軸に、削減費用項目や重点製品を横軸とするテーマ単位の横断型組織として、計10チーム程度を編成。直接プロジェクトに携わる200名余の人員だけではなく、全社的に取り組む。石川社長は「重点製品で競争力をつけるには、コスト削減が不可欠」とし、製品プロジェクトとコスト削減プロジェクトを連携して活動を進めていく。 中期経営計画では事業領域を自動車、航空機、金型を中心に進めていたが、自動車の大幅な落ち込みを受けて、成長が期待されるエネルギー、医療、造船、建機、塑性加工の分野まで拡大するとしている。 今年は順調に試合を消化 各ゾーンベスト4が出揃う 愛機工 親善野球大会4・5日目 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=野田道典氏・ノダキ社長)の第69回親善野球大会(実行委員長=六浦康正氏・六浦本店社長)は、大会4日目(1試合)を6月13日に江南市民球場で、大会五日目(七試合)を同20日に愛知県一宮総合運動場の野球場2面でそれぞれ行い、A・B両ゾーンともにベスト4が決まった。 準決勝進出を決めたのは、Aゾーンが新栄商會、ナカガワ、太田廣、東陽、Bゾーンはモリタ、三枝電機、愛機工青年部、サンコー商事。 試合結果は次の通り。 大会4日目 【江南市民球場】 〈第1試合〉Bゾーン モリタ対ナスコム戦は、1回裏にナスコムが2点を先制したが、3回表にモリタが一挙に8点を取り逆転。さらにモリタは、5回にも4点を追加し、ナスコムの反撃を零点に抑えて、12対2でベスト4一番乗りを果たした。 大会5日目 【一宮総合運動場・A面】 〈第1試合〉Aゾーン 新栄商會対ミズタニ機販戦は、優勝常連の新栄商會が初回、ミスダニ機販の投手の立ち上がりを攻めて一挙に5点を先制。その裏ミズタニ機販も1点を返して反撃。しかし地力に勝る新栄商會が、続く2回にも6点を取りリードを広げ、さらに5回にも1点を追加。ミズタニ機販の反撃を3回の1点に抑えて、12対2でミズタニ機販を下し順当にベスト4に進出した。 〈第2試合〉Bゾーン 三枝電機対住友電気工業戦は、序盤は両チーム好守備などで無得点。3回表に三枝電機が1点を先制。続く4回にも4点を追加。住友電気工業も4回裏に一点を返し反撃。5回にも1点、6回にも1点を返して2点差まで詰め寄ったが一歩及ばず、三枝電機が5対3で準決勝進出を決めた。 〈第3試合〉Aゾーン 井高対ナカガワ戦は、1回裏にナカガワが1点を先制。3回にも2点、続く4回にも1点を追加し、リードを4点に広げた。4回まで無得点に抑えられていた井高も5回表に反撃し2点を返したが、ナカガワはすぐその裏に3点を取り突き放した。そのままナカガワが7対2で井高を破りベスト4に進出。ホームラン4本と、ナカガワの猛打が目立つ試合となった。 〈第4試合〉Bゾーン 山下機械対愛機工青年部戦は、1回裏に青年部が1点を先制。3回、4回、5回と1点ずつ小刻みに得点を重ねてリードを広げ、山下機械の反撃を7回の1点に抑えて、初のベスト4進出を果たした。 【一宮総合運動場・B面】 〈第1試合〉Bゾーン 安藤対サンコー商事戦は、安藤が1回表に3点を取り幸先の良いスタートに見えたが、サンコー商事がその裏に4点を取り逆転。3回裏にも1点、続く4回にも3点を加えてリードを広げた。安藤も5回表に1点を返して反撃したが、サンコー商事がその裏に3点を取って突き放し、11対4で安藤を下しベスト4に進出した。 〈第2試合〉Aゾーン 三菱マテリアルツールズ対太田廣戦は、1回表に三菱マテリアルツールズが1点を先制したが、太田廣もその裏に1点を返して同点に。続く2回裏に太田廣が1点を追加しリード。三菱マテリアルツールズもすぐさま、3回表に1点を取り再び同点に。太田廣が5回裏に2点を勝ち越し、三菱マテリアルツールズも最終回(時間制限により6回)にホームへのヘッドスライディングなど闘志溢れるプレーで同点としたが、太田廣がその裏一点を取り5対4で接戦をものにし準決勝に進出、新栄商會への挑戦権を手にした。 〈第3試合〉Aゾーン マルマン商事対東陽戦は、東陽が1回裏に1点を先制。両チームとも上位進出の常連だけあって、ランナーは出すものの得点を与えない白熱した試合展開。東陽がマルマン商事を完封、1対0の僅差で下しベスト4に進出した。 2009年7月19日(日) 2353号 出展1200小間、ポートメッセ全館使用へ メカトロテック・ジャパン09 出展者説明会で小間割を発表 今秋開催される国内最大級のFA技術専門展「メカトロテック・ジャパン2009」(略称=MECT2009、主催=名古屋国際見本市委員会)の出展者説明会が7月7日午後2時より、会場となる「ポートメッセなごや」の交流センター3階会議ホールで開催され、出展者並びに関係者ら約500名が一堂に会した。説明会では、小間割図が発表されたほか、搬入から搬出までの詳細に渡る説明が行われた。同展示会は、昨年秋から激変した経済状況により出展を見送ったり小間を縮小するメーカーが相次ぎ、同会場の全館使用も危ぶまれていたが、最終的に1,200小間(企画展含む)となり1号館、2号館、3号館の全館を使用して開催されることとなった。 説明会は加納名古屋国際見本市委員会事業部長の司会で進められ、冒頭、社本同委員会事務局長は挨拶で「昨年秋から急激に景気が後退し、大変ご苦労されているかと存じます。私ども主催者事務局といたしましても大変心配いたしておりました。厳しい時期だからこそ、商機を得るために出展をしていただきました。それと、出展募集を行いました共催者であります、ニュースダイジェスト社、愛知県機械工具商業協同組合の粘り強い活動により、1,200小間でポートメッセなごやの全館を使用する規模での展示会をすることができました。この展示会にかけます皆様の強いお気持ち、努力の賜物と心から御礼を申し上げます。本日は小間割など具体的なことにつきましてご説明をさせていただきます。今回の展示会は、景気回復に弾みをつける展示会にしてまいりたい。私共も全力で取り組んでいく決意ですので、今後とも皆様方の一層のご理解とご支援をお願いいたします」と述べた。 続いて、共催者のニュースダイジェスト社、黒田社長が「産業界は非常に厳しい状況に直面いたしております。世界同時不況ということで、今年に入ってからも機械工具業界は受注が大幅に落ち込むという厳しい状況ですが、その中でMECT2009へのご出展を賜りましたことに改めて御礼申し上げます。お蔭様で今展示会は、申し込み数で348社・1,115小間、プラス主催者企画などを含め1,200小間と、この時期非常に良い展示会ができそうな予感がしております。私共では、1987年に第1回目のMECTを開催してから、目的とするのは3つ、まずは出展者のため、2つ目は来場者のため、最後に地元産業界のため、を常に頭の中において色々な企画を含め知恵を絞ってやってまいりました。今回も非常に厳しい業況の中ではありますが、皆様の元気が出るような企画を皆様と一緒に作り上げて行きたいと存じます。開幕の10月14日まであと3カ月と少し、非常に短い時間となっております。皆様のご協力とご支援をお願いいたしまして、私共も一生懸命前向きに行ってまいりますのでよろしくお願いいたします」と挨拶。 同じく展示会を共催する愛知県機械工具商業協同組合の野田理事長は「一時の大変などん底からみますと、大変心強い話題があちらこちらで出て来ているかと感じております。しかし我々の商売はまだまだ厳しい状況です。我々商社が厳しいということは、メーカー様にとっても厳しいものかと存じます。世の中は動いて行くことが望まれておりますし、多分10月頃には世の中の様相も元気さが出て来るのではないかと期待をしております。このMECT2009が元気の出る大きなきっかけになってほしいと大いに期待しております。また、是非そうしたいと願っております。皆様方と一緒になって展示会を成功させ、この名古屋の地から日本製造業の復活ののろしを上げたいと思っております。私共組合も参加者の動員に全力を挙げて取り組んでまいる所存です。引き続きご指導ご鞭撻をお願いいたします」と挨拶した。 この後、出展者マニュアルなどをもとに出展に際しての注意点や小間の仕様などの説明が行われた。 【MECT2009開催概要】 ▽名称=「メカトロテック・ジャパン2009」(MECHATRONICS TECHNOLOGY JAPAN2009、略称「MECT2009」) ▽開催趣旨=モノづくりをリードする中部地区で、工作機械およびその関連製品などを展示紹介し、国内外における商取引の拡大と製造技術の更なる高度化を目的に開催する。 ▽開催期間=2009年10月14日水〜17日土の4日間 ▽開場時間=午前10時〜午後5時、16日は午後8時までのナイター開催を予定 ▽会場=ポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)名古屋市港区金城ふ頭212、TEL052-398-1771 ▽主催=名古屋国際見本市委員会〔構成=名古屋市、愛知県、名古屋商工会議所、日本貿易振興機構(ジェトロ)名古屋貿易情報センター、名古屋都市産業振興公社〕 ▽共催=ニュースダイジェスト社、愛知県機械工具商業協同組合 ▽後援=経済産業省/外務省/文部科学省(順不同、申請中) ▽協賛=日本工作機械工業会/日本鍛圧機械工業会/日本小型工作機械工業会/日本ロボット工業会/日本工作機器工業会/日本精密測定機器工業会/日本光学測定機工業会/超硬工具協会/日本工具工業会/ダイヤモンド工業協会/日本工作機械販売協会/日本工作機械輸入協会/製造科学技術センター/マイクロマシンセンター/日本金型工業会/日本ロジスティクスシステム協会/日本電機工業会/日本電気制御機器工業会/日本フルードパワー工業会/日本産業洗浄協議会(順不同) ▽開催規模=1,200小間(企画展を含む) ▽来場者数=9万人(予定) ▽入場料金=1人1,000円、団体30名以上1人500円(いずれも消費税込み)、海外来場者・学生は無料 ▽出展対象分野=工作機械、塑性加工機械、工作機器、切削工具、研削砥石・研磨剤、測定機器、CAD/CAM/CAE、FA関連機器装置・ソフト、その他FA関連サービスなど サーモテック2009 第5回国際工業炉・関連機器展 東京ビッグサイトにて7月22日開幕 1993年の初開催以来、4年に一度開催されている国内唯一の工業炉・熱技術、関連機器の展示会「サーモテック2009 第5回国際工業炉・関連機器展」が、7月22日から24日までの3日間、東京ビッグサイト(東京国際展示場)東ホール1にて開催される。 昨年7月に行われた北海道洞爺湖サミットでも温暖化防止対策が主要議題として掲げられるなど、CO2削減と省エネルギーヘの取り組みがこれまで以上に強く求められる中、今開催では「環境・熱・未来〜モノづくりとCO2削減に工業炉ができること」というテーマが掲げられている。 世界同時不況の影響から出展規模が危ぶまれたが、海外7力国(アメリカ、ドイツ、中国、イギリス、オーストリア、カナダ、韓国)を含め143社308小間の出展が決定しており、さまざまな業界関係者からの来場希望の問い合わせも多数寄せられている。 出展対象は、各種工業炉、遠赤外線関連機器、電熱関連機器、ボイラー・暖房機器、各種冷熱・関連機器・応用機器・冷熱技術・サービス、環境関連機器、省エネルギー関連設備・技術、廃棄物関連機器・技術、燃焼機器・発熱体、耐火物・耐熱鋼、計測・制御機器・搬送装置、IT関連、エネルギー供給機器など、工業炉・熱技術に関するあらゆる機器や装置、システム、サービスなどが該当する。出展する工業炉と熱技術、関連機器のサプライヤー、また来場するユーザーや研究者、地方自治体関係者等が活発に情報交換するビジネスプラットフォーム交流の場となりそうだ。 多彩な講演やプレゼンテーションが 連日開催され、最新情報を発信 会期初日の7月22日と2日目の23日には、東京ベイ有明ワシントンホテルにて、次の4つの特別講演が併催イベントとして開催される。 「サーモテック2009特別講演」(講演者=日本工業炉協会会長 谷川正氏)7月22日水午後4時30分〜同5時30分 「セラミックと熱処理」 (講演者=TDK 野村武史氏)7月23日木午前10時〜同50分 「サブプライムに負けるな」(講演者=政策研究大学院大学教授 橋本久義氏)7月23日木午前10時50分〜同11時40分 「工業炉の変遷と今後求められる工業炉」(講演者=金属技研 本庄勇樹氏)7月23日木午前11時40分〜午後零時10分 さらに、13の出展者プレゼンテーションが会場内プレゼンテーションルームで三日間にわたって開催される。すべての特別講演や出展者プレゼンテーションが参加無料。業界のキーパーソンによる最新トピックについての情報や各企業の最新情報について聞くことができるこれらの講演やプレゼンテーションには、多数の参加希望者が想定される。事務局では、参加希望者に早めの申し込みを推奨している。 また、主催者コーナー(小間番号F―02)にて、日本工業炉協会会員が扱う最新熱処理および関連熱処理団体の紹介が行われる。日本熱処理技術協会の協力の下で、前回好評だった「熱処理技術無料相談コーナー」も続行され、会期中は連日、午前11時〜正午また午後2時〜同4時の間、相談員が駐在し、来場者から熱処理に関する相談を受けつける。 来場および特別講演/出展者プレゼンテーションヘの参加申込および問合せは、メサゴ・メッセフランクフルト サーモテック事務局(TEL03-3262-8456)まで。 見本市情報掲載の公式ホームページ(www.mesago-messefrankfurt.com/thermotec/)で、随時最新情報の確認ができる。 新社長に 小浦正喜氏 こうら 機械工具総合商社のこうら(本社=名古屋市熱田区河田町115)では、去る5月15日の代表取締役社長小浦喜一氏の逝去に伴い、長男の正喜氏が後任の社長に就任した。 新社長の正喜氏は、昭和58年8月20日生まれの25歳。平成17年名城大学経営学部卒業後、山善に入社し東日本営業本部産業システム部で営業の経験を積んだあと、同20年こうらに入社。翌21年5月29日に代表取締役社長に就任した。 正喜社長は「現在の景気はとても厳しい状況ですが、先代から引継いだ『まずお客様ありき』を目標に頑張ってまいります。これからもこうらをよろしくお願いいたします」と所信を述べている。 管内主要8社の総受注高 11ヵ月連続前年を下回る 中部経産局5月の金属工作機械受注 中部経済産業局が6月29日に発表した管内金属工作機械メーカー主要8社(オークマ、アマダワシノ、ジェイテクト、コマツNTC、富士機械製造、豊和工業、三菱電機名古屋製作所、ヤマザキマザック)の平成21年5月度金属工作機械受注状況によると、総受注高は前年同月比79.1%減の106億400万円となり、11カ月連続して前年を下回った。前月比は2.2%減となった。 国内受注は、一般機械工業向けが15五億5,200万円と9カ月連続、自動車工業向けが13億8,700万円と10カ月連続して前年を下回ったことから、全体でも前年同月比76.7%減の39億1,800万円となり11カ月連続して前年を下回った。また、前月比は19.5%減となった。 海外受注は、北米向けが8カ月連続、ヨーロッパ向けが11カ月連続、アジア向けが九カ月連続して前年を下回ったことから、全体でも前年同月比80.3%減の66億8,600万円と12カ月連続して前年を下回った。前月比では12.0%増となった。 国別にみると、一位の中国が19億3,900万円(前年同月比54.0%減)、以下、アメリカ15億9,700万円(同83.1%減)、フランス6億700万円(同49.3%減)、ドイツ5億8,300万円(同86.2%減)、イギリス4億200万円(同71.6%減)の順となった。 販売額は前年同月比62.0%減の164億6,500万円となり、10カ月連続して前年を下回った。また前月比は28.8%増となった。 受注残高は前年同月比64.8%減の808億3,600万円となり、11カ月連続して前年を下回った。前月でも9.3%減となった。 受注環境一層厳しく 上期見通しを下回って推移 日本鋳鍛鋼会5月の鋳鋼・鍛鋼生産速報 日本鋳鍛鋼会は鋳鋼(全国76工場)、鍛鋼(同18工場)の5月分の生産実績を集計し、7月2日発表した。 それによると五月の生産は、鋳鋼が前年同月比33.2%減の一15,945トンで、前月比では11.8%減少した。また、鍛鋼は前年同月比40.0%減の35,536トンで、前月比は4.0%の減少となった。 平成21年度に入っての鋳鋼、鍛鋼の生産基調は、4月と5月の生産実績を見る限り、21年度上期見通し(鋳鋼19,500トン/月、鍛鋼42,500トン/月)をともに下回って推移している。 鋳鋼は5カ月連続で月産1万トン台で推移しており、例年5月は稼働日数の減少により生産量は減少傾向にあるものの、15,000トン台は最も悪かった平成14年度(22万9,000トン/年、1万9,083トン/月)をさらに下回った。 同会は現在の状況について、鋳鋼、鍛鋼とも受注環境が月を追うごとに一段と厳しさを増してきており、現在の需要業界の動向から見て先行きの環境好転が期待できず、同業界は今後さらに厳しい局面を迎えざるを得ないとの考えを示し、各メーカーは今後の推移を見つめつつ、各工場独自の諸対策を講じるだろうとした。 5月の主な需要機種別動向は次の通り。 【鋳鋼】ロール(前年同月比7.5%増)、鋳鋼管(同20.4%減)、バルブ・コック(同40.8%減)、自動車(同59.4%減)、船舶(同14.0%減)、土木建設・鉱山機械(同63.4%減)、破砕機・摩砕機・選別機(同28.6%減)、プレス・せん断機(同20.4%減)、発電用機器(同29.9%減) 【鍛鋼】ロール(前年同月比11.5%減)、型用鋼(同57.8%減)、自動車(同53.1%減)、船舶(同13.2%減)、土木建設・鉱山機械(同70.8%減)、産業機械・産業設備(同27.6%減)、発電用機器(同11.8%減) 第47回素形材産業優良従業員表彰 素形材センター受賞候補者募集 素形材センター(会長=緒方謙二郎氏)では、「第47回素形材産業優良従業員表彰」の受賞候補者を募集している。 この表彰制度は、素形材関係企業の従業員で、技術、技能、または事務処理が優秀であって、素形材産業の発展・向上に寄与した人、省エネルギー、環境改善、品質・生産性向上などにより社業の発展に貢献した人、あるいは勤続年数20年以上で業務に精励し一般従業員の模範となっている人を対象に、表彰するもの。過去46六年の歴史(素形材センターの前身時代を含む)を持つ表彰で、最近では毎年30名前後が受賞している。 毎年十一月の素形材月間記念式典の一環として、別途実施する素形材産業技術賞、素形材産業環境優良工場表彰、ものづくりコラボレーション表彰と併せて表彰式が行われ、式には経済産業省や業界の幹部が参列する。 ◆応募方法・提出書類 企業または事業所代表が推薦。受賞者の推薦人数に制限はなし。提出書類、記載要領、規程は同センターのホームページhttp://sokeizai.jp(TOPICS&NEWS)からダウンロードできる。また郵送での対応も可能。 ◆応募書類の提出期限 平成21年8月31日 ◆表彰式 平成21年11月13日午後、機械振興会館大ホール(東京都港区芝公園3-5-8)にて行われる。 ◆表彰に係る企業負担 受賞者を推薦する企業には、受賞者一名につき同センター賛助会員50,000万円、非会員100,000円、関連団体特別割引75,000円が必要。 応募書類の提出先・問合せ先は、同センター総務部(東京都港区芝公園3-5-8機械振興会館201―3号室、TEL03-3434-3907)まで。 日本非鉄金属鋳物協会を統合 日本鋳造協会 日本鋳造協会(住所=東京都港区芝公園3-5-8)は、7月1日付にて日本非鉄金属鋳物協会(会長=明石巖氏)と統合し新生「日本鋳造協会」として出発した。 新たな陣容は次の通り。 ▽会長=中谷兼武氏(コマツキャステックス特別顧問) ▽副会長=木村博彦氏(木村鋳造所社長) ▽副会長=仁科捷哉氏(真岡製作所社長) ▽副会長=田中保昭氏(大和重工社長) ▽副会長=酒井英行氏(東京鋳物工業協同組合理事長) ▽副会長=藤原愼二氏(岡山県鋳造工業協同組合理事長) ▽副会長=松原潔氏(大阪鋳鉄工業組合理事長) ▽副会長=斉藤勝広氏(アイシン高丘顧問) ▽副会長=明石巖氏(明石合銅会長)〈新任〉 ▽専務理事=角田悦啓氏(協会) ▽事務局長=田口弘氏(協会) 環境ISO内部監査要員養成講座 組合員5社22名が受講 愛知鋲螺商協同組合5月19・20日に実施 愛知鋲螺商協同組合(理事長=鈴木建吾氏・八幡ねじ社長)は6月19、20の両日、事業部(部長=花井康志氏・ハナイタイト社長)が担当する「ISO14001―2004内部監査要員養成講座」を名古屋市西区天神山のサンライフ名古屋で開催した。 同組合では毎年ISOの内部監査要員養成に関する講座を開設しており、昨年がレベルアップ講座、一昨年はISO9001―2000の講座を実施。今回のISO14000関連は3年振りの実施で、組合員企業の従業員22名が受講した。 初日は午前九時より、開講に先立ち花井事業部長が「私共を取り巻く経済環境は非常に厳しいですが、組合としては会員企業の皆様に少しでも役に立つ企画の実施に心掛けており、本日の講座もその一環として開講いたしております。しっかりと今日と明日に学ぶことを各企業に持ち帰り、役立たせていただければと思っております」と挨拶。 ティーイーエフの櫻井氏が講師となり、2004年版規格要求のポイント説明、ISO14000シリーズ概要の講義のほか、環境マネジメントシステムの理解問題やいくつかの事例を基にした不適合摘出演習が盛り込まれ、ケーススタディーをグループ毎に検討・発表することでさらに理解を深めるといった内容で進められた。 2日目の午後4時30分に全日程を終了し、受講者には修了証書が授与された。 「大変わかりやすく充実した内容」と受講者からも好評で、組合員の要望を受け、組合では今年度中にISO9000関連またはレベルアップ講座の開催も検討されている。 これからが一番重要な時!! 会員で協力し乗り切ろう 名機工同友会6月例会を開催 名機工同友会(会長=金原進一氏・カネキ商会社長)は6月24日午後7時より、名古屋市中区錦の東京第一ホテル錦において6月の定例会を開催した。 野崎総務(常磐精機社長)の司会進行で、冒頭、金原会長が「今月に入り、景気の状況も底打ち感が出ており、少し持ち直してきたのではないかと感じております。本日皆様のお顔を拝見いたしましても、その様な状況にあるかと思っております。これからが本当に大事な時期となります。同友会のメンバー皆で仲良く頑張っていきたいと存じます」と挨拶。 今回、小浦正喜氏(こうら社長)が、先代の故小浦喜一氏に代わって初参加し、「未熟ではありますが、今後とも頑張ってまいります」と挨拶した。 各部報告に移り、厚生部より昨年長良川の増水のためにできなかった「鵜飼」を9月4日に実施する予定で準備を進めていることが伝えられた。 事業部からは、共同購入品の支払いについて今後は振込みとすることが説明された。 その他の件では、夏季休暇について各社の意見が聞かれた。 この後、人員削減や夏季賞与、大手卸商社の自動受発注システムなどについて約一時間に渡って情報交換が行われた。 高速回転で軽快な切れ味 充電式丸のこPJ―CS51―BC発売 マックスコンパクトで取り回し快適 マックス(本社=東京都中央区日本橋箱崎町6-6)は、コンパクト設計で取り回しやすく、高出力モータ搭載により高速回転で軽快な切れ味を実現した「マックス 充電式丸のこPJ―CS51―BC」を発売した。 同機は、47mmの切り込み深さの実現で、“45mm角材の切断で皮一枚残ってしまう”といった、同クラスの既存充電式丸のこユーザーが持つ不満を解消させるとともに、取り回しやすさと一充電あたりの大作業量を実現した。 同機は14.4V充電式丸のことして、4つのクラスナンバーワンを実現している。 @クラス最短の全長で取り回しやすい最適バランス設計。 A330W高出力モータにより、高速4,500回転で軽快な切れ味。 B一充電あたりの作業量ナンバーワンを実現。 C45mm角材も余裕のカット、深切り47mm(PAT.P)。 また、その他の特長として、剛性のあるリンク構造、ソフトスタート機構の搭載、マックス純正チップソー「Sスリット」が挙げられる。 希望小売価格は、PJ―CS51―BC(本体+ソフトケース+電池パック+充電器)57,200円(税込み60,060円)、PJ―CS51(本体+ソフトケース)35,400円(税込み37,170円)、CS―125W24S(専用チップソー)4,200円(税込み4,410円)。 【商品仕様】 ▽電圧・電池=14.4Vリチウムイオン ▽容量=3.0Ah ▽寸法=L267mm×H248mm×W188mm ▽質量=2.3kg(本体のみ) ▽のこ刃径=φ125mm ▽モータ回転数(無負荷時)=4,500rpm ▽最大出力=330W ▽最大切り込み深さ=47mm ▽標準付属品=電池パック、充電器、六角棒スパナ、ソフトケース Aゾーン新栄商會とナカガワ Bゾーンモリタとサンコー商事 愛機工野球大会 決勝進出チーム決まる 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=野田道典氏・ノダキ社長)の第69回親善野球大会(実行委員長=六浦康正氏・六浦本店社長)6日目は7月4日、愛知県一宮総合運動場の野球場においてA・B両ゾーンの準決勝戦を行い、Aゾーンは新栄商會とナカガワが、Bゾーンではモリタとサンコー商事がそれぞれ決勝に進出した。 試合結果は次の通り。 大会6日目 〈第1試合〉Aゾーン 太田廣対新栄商會戦は、優勝常連の新栄商會が初回裏に太田廣の投手の立ち上がりを攻めて一挙に5点を先制。その後両者譲らず中盤まで進んだが、新栄商會が5回にも1点を追加し6対0で勝利。太田廣も初回の失点を除けば善戦したものの、昨年に続きまたも新栄商會に敗れた。 〈第2試合〉Bゾーン 三枝電機対モリタ戦は、1回裏にモリタが猛攻をみせ六点を先取。その後もホームラン2本などで追加点を重ね、10対0で三枝電機を破り、決勝に進出した。 〈第3試合〉Aゾーン 東陽対ナカガワ戦は、1回裏にナカガワが1点を先制。その後は両チームともに譲らず2回、3回、4回と無得点のまま試合が進んだが、ナカガワが5回裏に一挙に4点を取ってリードを広げ、さらに6回にも2点を追加。守っては何度も決勝戦にも進出したことのある東陽を完封し、決勝戦に駒を進め、新栄商會と戦うこととなった。 〈第4試合〉Bゾーン サンコー商事対愛機工青年部戦は、1回表にサンコー商事が4点を先制。さらに3回に4点、4回にも3点と着実に点を重ねリードを広げた。青年部は4回に1点を返して完封を逃れるのがやっとであった。サンコー商事は決勝戦でモリタと対戦する。 決勝戦は、8月22日午後9時より愛知県一宮総合運動場で開催の予定。 生産は低水準ながらも 改善の動きがみられる 愛知県 21年4月経済の動き 愛知県県民生活部統計課が6月30日に公表した、同県の経済の動き(平成21年4月)の概要は次の通り。 輸出は、自動車、自動車の部分品の減少で、大幅に減少している。内需については、個人消費は低下し、投資は、公共事業は持ち直したものの、住宅建設、設備投資は減少傾向にある。こうした需要動向のもとで、生産は低水準ながらも改善の動きがみられる。雇用は悪化している。倒産は増加傾向にある。 このような経済の状況から、本県の景気は後退局面にあり、一部改善の動きはあるものの、厳しい状況が続いているものと考えられる。 生 産 前月比は2カ月連続で上回ったが、前年比は9カ月連続で下回った。 設備投資 製造業は前年度に比べ減少見込みだが、非製造業は横ばいとなった。 住宅建設 新設住宅の着工戸数は、6カ月連続で前年を下回った。 公共事業 年度累計の請負件数は17カ月ぶり、請負金額は12カ月ぶりで前年を上回った。 個人消費 大型小売店販売額は13カ月連続、新車販売は9カ月連続で前年を下回った。 雇 用 有効求人倍率は、4カ月連続で1倍を割り込み0.52倍となった。給与(「きまって支給される給与」〈調査産業計〉)は14カ月(実質)連続で前年を下回った。 企業経営 平成21年度上期の経常利益計画は、製造業、非製造業とも大幅な減益となった。 企業倒産 倒産件数は3カ月連続、負債総額は4カ月連続で前年を上回った。 輸 出 自動車、自動車の部分品などが減少し、9カ月(実質)連続で前年を下回った。 輸 入 原油及び粗油などが減少し、4カ月(実質)連続で前年を下回った。 消費者物価 被服及び履物などが上昇した。前月比は2カ月連続、前年比は19カ月連続で上昇した。 依然厳しい状況が続く 愛知県 21年4月景気動向 愛知県県民生活部統計課が6月30日に公表した、同県の景気動向(平成21年4月分速報)は次の通り。 景気変動の大きさやテンポ(量感)を表す景気動向指数(CI)について、4月は、景気の現況を示す一致指数は11カ月連続で前月を下回り、景気の先行きを示す先行指数は2カ月連続で前月を上回った。 景気動向指数のこれまでの動きから判断すると、本県の景気は後退局面にあり、一部改善の動きはあるものの、厳しい状況が続いているものと考えられる。 CIの動き 平成21年4月のCI(平成17年=100)は、先行指数61.9、一致指数67.2、遅行指数65.3となった。 先行指数は、前月と比較して0.5ポイント上昇し、2カ月連続で上昇した。3カ月後方移動平均は1.03ポイント下降し、12カ月連続の下降、7カ月後方移動平均は4.08ポイント下降し、9カ月連続で下降した。 一致指数は、前月と比較して0.5ポイント下降し、11カ月連続で下降した。3カ月後方移動平均は3.70ポイント下降し、17カ月連続の下降、7カ月後方移動平均は5.01ポイント下降し、14カ月連続で下降した。 遅行指数は、前月と比較して2.4ポイント下降し、9カ月連続で下降した。3カ月後方移動平均は6.80ポイント下降し、7カ月連続の下降、7カ月後方移動平均は5.50ポイント下降し、8カ月連続で下降した。 一致指数の前月差に対する個別系列の寄与度 寄与度がプラスの系列(〈 〉は寄与度)は、大口電力消費量〈0.86〉、労働時間投入度〈0.70〉、鉱工業生産指数〈0.27〉、輸入通関実績〈0.21〉。 寄与度がマイナスの系列は、投資財生産指数〈マイナス1.08〉、有効求人数(学卒除、パート含)〈マイナス0.91〉、実質百貨店販売額〈マイナス0.43〉、企業収益率(製造業)〈マイナス0.08〉。 先行指数は前月比2.2ポイント上昇 一致指数も7ヵ月振りにプラスに 岐阜県 21年4月景気動向指数 岐阜県統計課が7月1日に公表した、岐阜県景気動向指数(平成21年4月分)は次の通り。 景気動向指数(CI)の動き 四月のCI(平成17年=100)は、先行指数61.3、一致指数69.6、遅行指数103.6となった。 先行指数は、前月と比較して2.2ポイント上昇した。3カ月後方移動平均は1.60ポイント下降し、10カ月連続の下降、7カ月後方移動平均は3.63ポイント下降し、13カ月連続の下降となった。 一致指数は、前月と比較して0.5ポイント上昇した。3カ月後方移動平均は2.43ポイント下降し、9カ月連続の下降、7カ月後方移動平均は3.71ポイント下降し、23カ月連続の下降となった。 遅行指数は、前月と比較して2.1ポイント下降した。3カ月後方移動平均は1.87ポイント下降し、6カ月連続の下降、7カ月後方移動平均は1.84ポイント下降し、5カ月連続の下降となった。 一致指数の基調判断 景気動向指数(CI一致指数)は、悪化を示している。ただし、CI一致指数の前月差が7カ月振りにプラスに転じた。 一致指数の前月差に対する個別系列の寄与度 寄与度がプラスの系列(〈 〉は寄与度)は、人件費比率(製造業)〈0.80〉、大口電力使用量〈0.79〉、鉱工業生産指数〈0.52〉、大型小売店販売額(全店)(前年同月比)〈0.23〉。 寄与度がマイナスの系列は、雇用保険受給者実人員〈マイナス0.80〉、手形交換金額〈マイナス0.39〉、有効求人倍率(除学卒)〈マイナス0.35〉、機械工業生産指数〈マイナス0.20〉、鉱工業出荷指数〈マイナス0.08〉。 生産指数前月比4.9%の上昇 岐阜県 21年4月鉱工業指数 岐阜県統計課が7月1日に公表した、岐阜県鉱工業指数(平成21年4月分)は次の通り。 平成21年4月の県内鉱工業の動向を季節調整済指数でみると、一般機械工業、情報通信機械工業等が低下したものの、化学工業、電子部品・デバイス工業等が上昇したため、前月に比べ生産指数は4.9%増と6カ月ぶりに上昇した。また、出荷指数は0.8%減と低下に転じ、在庫指数は0.5%増と5カ月ぶりに上昇した。 なお、原指数で前年同月比をみると、生産指数は31.6%減となり、9カ月連続で前年を下回った。 主要業種の動向 主要業種別に季節調整済指数を前月と比べると、金属製品工業の生産は、超硬チップ、軽金属板製品(産業用品)等が減少したものの、ボルト・ナット、アルミサッシ等が増加したため、12.7%増と前月に引き続き上昇した。また、出荷は14.2%増、在庫は3.5%増と、ともに前月に引き続き上昇した。 機械工業の生産は、電子回路基板、単相誘導電動機等が増加したものの、旋盤、乗用車ボデー等が減少したため、2.6%減と低下に転じた。また、出荷は10.8%減、在庫は10.4%減と、ともに低下に転じた。 窯業・土石製品工業の生産は、触媒担体・セラミックフィルタ、気泡コンクリート製品等が増加したものの、耐火れんが(不定形耐火物を除く)、セメント等が減少したため、1.6%減と7カ月連続で低下した。また、出荷は3.3%減と低下に転じ、在庫は1.8%減と前月に引き続き低下した。 化学工業の生産は、無水酢酸、炭酸ガスが減少したものの、医薬品、活性炭等が増加したため、19.2%増と上昇に転じた。また、出荷は18.0%増、在庫は3.4%増と、ともに上昇に転じた。 プラスチック製品工業の生産は、プラスチック製継手、日用品・雑貨プラスチック製品等が減少したものの、プラスチック製フィルム、プラスチック製機械器具部品等が増加したため、17.9%増と8カ月ぶりに上昇した。また、出荷は10.7%増と7カ月ぶりに上昇し、在庫は1.6%増と4カ月ぶりに上昇した。 複合加工機NTシリーズに コンパクトな新機種ラインアップ 森精機製作所“NT1000”発売 森精機製作所(社長=森雅彦氏、本社=名古屋市中村区名駅2-35-16)は、複合加工機NT1000の受注を7月1日より開始した。 近年、工作機械業界では航空機産業やエネルギー産業向けの大型機が注目されている。一方で、医療や時計、計測器をはじめとした小型精密部品加工の分野においては複雑形状の高精度加工が求められ、そのような加工に対応した工作機械のニーズが高まっている。そのニーズに応えるため、同社は高精度・高効率複合加工機NTシリーズの新機種としてNT1000を開発した。 NT1000は最大加工径φ370mm、最大加工長さ400mm。構造には同社の独自技術である「DDM(ダイレクト・ドライブ方式モータ)」「ORC(オクタゴナルラム)」を採用し、熱変位対策として第一主軸にゼロ芯主軸を、そして第一主軸と工具主軸に高精度な冷却システムを採用しており、小型精密部品における高精度加工を実現。また、第一主軸に対向して標準装備されたワーク払い出し装置がワーク搬送機能を果たし、バー材からの完品加工を実現する。 設置面積は同社従来機比で約40%削減されており、単位面積あたりの生産性が飛躍的に向上。 バリエーションは、ワーク払い出し装置が搭載されたNT1000/Wの他に、NT1000/WZ(ワーク払い出し装置+第二刃物台)、NT1000/WZM(ワーク払い出し装置+第二刃物台(ミーリング機能付))を用意しており、第二刃物台を搭載することで工具主軸との同時加工を実現し、生産性がさらに向上する。その他にもローダを用いた自動化対応も可能であり、豊富なオプションからニーズに合わせた仕様を選択できる。 【NT1000の特長】 @小型精密部品における高精度加工を実現 NT1000は最大加工径φ370mm、最大加工長さ400mmであり、独自技術の採用により高精度加工を実現している。 工具主軸のB軸駆動にはギヤを経由しない駆動方式DDMを標準搭載し、伝達効率向上、バックラッシゼロを実現し、高速・高精度割出しを実現した(最大割出し速度100min−1、最小割出し角度0.0001度)。Y軸構造には正八角形のラム構造により熱変位を相殺させるORCを採用し、高速移動により摺動面が発熱した場合でも可動物の中心を一定に保ち、高速移動での高精度加工を可能にする。 第一主軸には熱が生じても主軸の中心高さを一定に保つゼロ芯主軸を採用し、さらに精密な制御を行う冷却システムを採用している。 Aバー材からの完品加工を実現 第一主軸の向かいにはワーク払い出し装置が標準装備され、ワーク搬送機能を果たす。 バー材加工においては、まず第一主軸側からバー材をローディングし加工した後、ワーク払い出し装置が加工部分を掴み、突っ切り加工を行う。続けて背面加工を行い、最終的にはシュータへ排出し、完品加工を実現する。 B生産性が飛躍的に向上 設置面積は同社従来機比で約40%削減されており、単位面積あたりの生産性が飛躍的に向上する。 Cユーザーのニーズに合わせた機械を選択 バリエーションは、ワーク払い出し装置が搭載されたNT1000/Wの他に、NT1000/WZ(ワーク払い出し装置+第二刃物台)、NT1000/WZM(ワーク払い出し装置+第二刃物台(ミーリング機能付))を用意。第二刃物台を搭載することで工具主軸との同時加工を実現し、生産性がさらに向上する。 オプションでローダを用いた自動化対応も可能。ガントリタイプのローダの他に、コンベヤ使用時の設置面積を全く変えずに搭載可能なスマートローダ(LS―05)を用意しており、省スペース化と段取り簡略化の両方を重視するユーザーも満足できる。 その他の主なオプションとしては主軸回転数20,000min−1、30,000min−1(標準12,000min−1)や工具本数76本(標準38本)も選択できる。 輸出と生産の持ち直し等で 下げ止まりつつある 日本銀行名古屋支店最近の管内金融経済事情 日本銀行名古屋支店が六月に発表した最近の管内金融経済事情によると、概況は次の通り。 管内景気は、輸出と生産の持ち直し等から、下げ止まりつつある。 最終需要の動向をみると、雇用・所得環境が厳しさを増す中で、個人消費が弱まっているほか、住宅投資も減少している。また、設備投資も減少している。一方、輸出は低水準ながら持ち直しており、公共投資も足もとは幾分増加している。 こうした中、生産も低水準ながら持ち直している。なお、消費者物価(除く生鮮)は前年比ゼロ%台半ばまで一時的に上昇している。 先行きについては、在庫調整が進捗したもとで、最終需要の動向次第であるが、とくに海外経済の情勢、雇用・所得環境やそれを受けた家計支出の動向、各種政策の効果を注視する必要がある。また、企業金融の情勢に関しても、引き続き注意深くみていく必要がある。 金融面をみると、管内の金融機関(国内銀行と信金)の貸出は、年度末にかけて、企業で手許流動性を厚めにする動きがみられたことなどから、実勢としては、前年比6%台の増加となっている。一方、預金は前年比三%程度の増加となっている。 需要項目別の動向 ・個人消費 個人消費は弱まっている。各種売上指標をみると、百貨店売上高は大幅に減少しているほか、スーパー売上高や旅行取扱高も、弱めの動きとなっている。この間、乗用車販売台数および家電量販店売上高は、経済対策の効果もみられ始めている。 消費者心理関連指標は、足もとは経済対策への期待感などから持ち直している。 ・設備投資 設備投資は減少している。業種別にみると、製造業では、主力の自動車、一般機械、電気機械等で能増投資を見送る動きが広がっていることから減少している。これに対し、非製造業では、電気・ガス等が高水準の投資を続けることから、全体では横ばい圏内の動きとなっている。 先行指標をみると、工作機械国内受注額は大幅に減少している。非居住用建築着工床面積は足もとは横ばい圏内の動きとなっている。 ・住宅投資 住宅投資は減少している。新設住宅着工戸数をみると、持家と貸家が弱めの動きとなっているほか、分譲が大幅に減少している。 ・公共投資 公共投資は足もとは幾分増加している。発注の動きを示す公共工事請負金額は、このところ増加している。 ・輸出 輸出は低水準ながら持ち直している。品目別にみると、自動車・同部品は現地在庫の調整進捗等を背景に持ち直しているほか、ICパッケージもアジア向けを中心に持ち直している。また、一般機械(工作機械等)は下げ止まりつつある。 仕向地別にみると、アジア向けで持ち直しており、米国、EU、その他地域(中東、中南米、ロシアなど)向けでは下げ止まりつつある。 生産、雇用・所得、物価の動向 ・生産 生産は低水準ながら持ち直している。品目別にみると、加工業種では、自動車・同部品が在庫調整の進捗を背景に増加しているほか、電子部品・デバイスも同様に増加に転じている。これに対し、工作機械は、内外需の大幅な減少を背景に減少している。素材業種では、鉄鋼、窯業・土石製品が低調に推移する中、化学製品は持ち直している。この間、繊維製品が輸入品との競合激化等を背景に低水準の生産を続けている。 なお、管内運輸業者の貨物取扱量は大きく減少している。 ・雇用・所得 雇用・所得環境は、厳しさを増している。雇用情勢をみると、労働需給は、所定外労働時間が減少しているほか、有効求人倍率も低下が続いているなど、大幅に緩和している。また、雇用者所得は、常用労働者数が減少しているほか、賃金も所定外給与を中心に減少していることから、全体として減少している。 ・物価 消費者物価(除く生鮮)は、ガソリン価格の前年比マイナス幅が前年の暫定税率失効の影響により縮小したことなどから、前年比ゼロ%台半ばまで一時的に上昇している。主要商品市況は、大幅に低下したのち、足もとは緩やかに上昇している。 金融面の動向 ・貸出動向 貸出動向は、実勢としては前年比6%台の増加となっている。 管内の金融機関(国内銀行と信金)の4月の貸出末残前年比は、特殊要因を除いた実勢としては、前年比6%台の増加となっている。個人の住宅ローンが堅調に推移しているほか、年度末にかけて、企業で手許流動性を厚めにする動きがみられた。 ・貸出約定平均金利 貸出約定平均金利は、緩やかな低下傾向がみられる。 四月中の新規貸出約定平均金利(地元銀行九行)をみると、例年みられる期末の低利貸出の剥落もあって、短期が前月比プラス0.064%ポイント、長期がプラス0.137%ポイントと上昇した。この結果、総合はプラス0.148%ポイントと上昇したものの、基調としては緩やかな低下傾向がみられる。 こうした中、貸出約定平均金利(ストックベース・総合)は緩やかな低下傾向がみられる(2月1.813%→3月1.788%→4月1.774%)。 ・預金動向 預金動向は、前年比3%程度の増加となっている。管内の金融機関(国内銀行と信金)の4月の預金末残前年比は2.9%の増加となっている(2月プラス3.0%→3月プラス3.6%→4月プラス2.9%)。 谷シール方式のフレキ管継手 「ネオジョイント」 JFE継手 大阪ガスと共同開発 JFE継手(社長=名取信一氏、岸和田市田治米町)は、大阪ガスと共同で新しいガス用のフレキ管用継手「ネオジョイント」(特許20件、意匠311 件出願中)を開発した。 大阪ガスは7月から本継手に切替を開始する予定となっており、また他の都市ガス、LPガス販売事業所への販売は11月を予定している。 「ネオジョイント」の特長としては、次の通り。 (一)シール性能の安定化 パッキンのシール部がフレキ管の谷に押し込まれる構造を新規開発したことにより、挿入前のフレキ管原管の状況(へこみや傷等)に対する影響を低減できる。 (二)施工品質の安定化 フレキ管の挿入不足や被覆剥離長さ不足でシールパッキンが所定の位置まで移動しないと押輪が押し込めない機構により、施工者自身が施工中に気づくことができる。 また、押輪押し込み忘れのために押輪への着色を行い、ヒューマンエラー抑制を図っている。 (三)良好な施工性の確保 @フレキ管挿入力=パッキンのシール部がフレキ管の谷に押し込まれる構造を新規開発したことにより、低温環境でも軽い挿入力を実現した。 A挿入確認感覚 管を継手に挿入する際の確認は、パッキンがフレキ管谷部に入り込む際の感触で確認ができる。 B締め込み工具不要 ナットを締め付けるなどの作業が不要のため、工具を用いずにフレキ管を接続でき、高所及び狭所での作業が容易になる。 Cフレキ管が自由に回転 接続後にフレキ管のねじれを簡単に調節可能となる。先にフレキ管を継手に接続しておくことで、後からガス栓・機器等の接続ができるようになり施工手順が簡単になる。 (四)販売品種 片ねじソケット、ソケット、内ねじソケット、分岐チーズ、分岐チーズ(枝ねじ)、ヘッダーチー、L型等27アイテム 規格サイズは8A〜25五A (五)販売目標 09年度120万個、14年度300万個 TOP新製品紹介 ネジ修正アダプター つぶれたネジ山の修正に トップ工業(社長=渡辺一郎氏、本社=新潟県三条市塚野目2190-5)は、施工現場でのネジ山修正用として、手持ちのラチェットレンチやメガネレンチなどに接続できそのまま手廻しが可能な、ネジ貫通タイプの「ネジ修正アダプター」本体(製品番号NA―25)と用途の多いW3/8ダイス付(同NA―25―3)を同時発売した。 同製品の主な用途と特長は次の通り。 @全ネジボルト等、つぶれたネジ山の修正に。 A電気・空調設備、機械設備、建設作業等保全全般に。 B工具接続タイプ(17ミリソケットの12角に対応、落下防止用リングバネ付)。 Cダイス外径二五ミリ用貫通タイプ(いろいろなサイズのネジに対応可能)。 標準価格(一箱六丁入り、一丁あたり)は、ネジ修正アダプター本体が1,900円(税込み1,995円)、ネジ修正アダプターW3/8ダイス付は3,840円(税込み4,032円)。 電動ドリル用(インパクト対応) 小判型フォームタイ用 トップ工業は、電動ドリル用ソケット「小判型フォームタイ用」(製品番号EKS―20)を発売した。 同製品は、小判型(クサビタイプ)フォームタイ用として外観から用途が特定できる軽量タイプのラッパ形が望まれる中、それに対応するため開発された。型枠工事、小判型(クサビタイプ)の組立・解体に最適。 標準価格(一箱六丁入り、一丁あたり)は1,530円(税込み1,607円)。 高感度フロンガス用リークディテクタ 「アキュプローブU」新発売 アサダ 誤検知少なく長寿命 配管機械・工具、環境機器の総合メーカー、アサダ(社長=浅田一吉氏、本社=名古屋市北区上飯田西町3-60)は、オゾン層破壊・地球温暖化の一因であるフロンガスの漏れを検知する高感度フロンガス用リークディテクタ「アキュプローブU」を新発売した。 「アキュプローブU」の搭載するヒート半導体センサーは、フロンガスの極微量の漏れを高感度で検知し(年間1.7g)、誤検知が少ないことが特長。さらにセンサーは300時間以上検知可能な高寿命設計で、そのうえワンタッチで交換も可能。 従来品や安価商品に使用されているコロナ放電式センサーは感度が低く、水分やごみ等による誤検知が多いというデメリットがあった。 同社は、大型冷凍空調機器、業務用冷凍空調機器、パッケージエアコンやルームエアコン等のCFC、HCFC冷媒はもとより、特に高感度検知が難しいHFC冷媒のリークチェックに最適な、リークディテクタのベーシックモデルとして「アキュプローブU」を標準価格49,000円で販売する。初年度の販売台数は400台を予定。 同社では、すでに30年以上も前から「環境」に注目。生活回りの環境・都市環境等、環境の美化に役立つ製品を提供するとともに、1993年以降に蓄積したフロン回収・再生に関わる技術を展開させ、新基盤技術の構築とさらに幅広い冷媒・地球温暖化ガスの回収・再生・破壊装置等の開発に取り組んでいる。 また、「オゾン層保護」をスローガンとし、フロンガス回収の必要性、回収技術研修会・説明会を全国的に展開する中で、フロン回収装置及び周辺装置の積極的な開発姿勢が評価され2001年に「第4回オゾン層保護大賞優秀賞」を受賞している。 新ネオレストハイブリッドシリーズを発売 国内最小の4.8?洗浄 TOTO 環境配慮に大きく貢献 TOTOは、世界初の洗浄技術「ハイブリッドエコロジーシステム」をさらに進化させ、より環境配慮や空間デザイン力にこだわったウォシュレット一体形のタンクレストイレ「ネオレストハイブリッドシリーズAHタイプ」「ネオレストハイブリッドシリーズRHタイプ」を8月3日に新発売する。 新「ネオレストハイブリッドシリーズ」は、国内最小の4.8?洗浄を実現し、環境配慮に大きく貢献する。 また、男性が小用を足した際や掃除の際などに使える「eco小」ボタン(3.8?洗浄)を設置し、用途にあった最適な水量での洗浄を可能にした。 ネオレストハイブリッドシリーズRHタイプには「ダブル保温便座」機能を搭載し、従来便座と比較して約30%の節電を実現した。 従来の大便器からネオレストハイブリッドシリーズRHタイプにすることで、年間142kgのCO2排出量が66%減少し、年間94kgのCO2削減になる。 希望小売価格は27万1,000円〜36万1,000円(税込28万4,550円〜37万9,050円)まで各種。 【商品の主な特長】 1、節水 @4.8?洗浄の実現 新「ネオレストハイブリッドシリーズ」は、便器のボウルに流体解析を用いて洗浄の様子を確認し、より少ない水量で洗浄可能な形状に改良した。また、排水トラップの角度をなだらかにすることでスムーズな汚物排出を可能にし、サイホンの効率を向上させた。 さらに、TOTO独自の洗浄技術である「ハイブリッドエコロジーシステム」の進化として、内蔵タンクに給水される時間をセンサーで測定し、現場・使用状況ごとに異なる給水圧を自動で学習する機能を搭載している。 給水圧を自動学習し、水圧に合わせて吐水する「時間」を変えることで、一回に流す水量を一定に保ち、より最適な洗浄水量で洗浄することが可能になった。 この結果、国内最小の大洗浄4.8?小洗浄4.0?を実現することができた。 Aeco小洗浄(3.8?洗浄)機能 男性の小用時や掃除の時など「小」よりさらに少ない水量で流せる「eco小」ボタンを搭載している。 2、快適性 「新ワンダーウェーブ洗浄」 従来の「ワンダーウェーブ洗浄」は、一秒間に70回の小さな水玉を作り出すことで洗濯物のたたき洗いのように汚れ落ちを良くし、同時に使用水量はそれまでの約半分という節水を実現していた。これをさらに進化させ、「新ワンダーウェーブ洗浄」では、洗浄水量は従来のまま、大きい水玉と小さい水玉を一秒間にそれぞれ50回、計100回の水玉を作り出す事により、力強さとたっぷり感をあわせもった洗浄を実現した。 3、清掃性 「お掃除リフト」 従来のネオレストハイブリッドシリーズAHタイプでは、便器と便座の間のパッキンにより内部への汚れの進入を防ぎ、手入れの手間を省く提案をしていたが、「継ぎ目が気になる」との声が寄せられていた。そこで今回は、本体側面のハンドルを回す事によりウォシュレットの前方をリフトアップし、手入れしたいユーザーのニーズに対応できるようになった。 4、節電 ダブル保温便座 便座からの放熱をできるだけ抑えるため、便座・便ふたに断熱材を内蔵した「ダブル保温便座」を採用した。 これにより、従来の一般的な便ふたは閉じると約13%節電できていたが、ダブル保温便座(RHタイプのみ)では約30%の節電(省エネ達成率150%実現)を実現した。 5、空間コーディネート レストルームドレッサーセレクトシリーズ 新「ネオレストハイブリッドシリーズ」のAHタイプとRHタイプの品揃えと同時に、各タイプの世界観にあわせた手洗い器や水栓、周辺部材のセット「レストルームドレッサーセレクトシリーズ」も同時に発売することで、好みに合わせた空間づくりが可能となる。 カラーもシンプルな白のほか、ナチュラルな木目カラー、鏡面仕上げでシャープな印象のグレイスダークグレーなど、様々なコンセプトで揃えている。 新社長に黒田浩史氏 黒田精工 前田氏は相談役に 黒田精工(本社=川崎市幸区下平間239)では、6月26日開催の同社定時株主総会および取締役会において、代表取締役社長の前田哲也氏が相談役に退き、後任の社長に代表取締役専務の黒田浩史氏が就任した。 新役員は次の通り。 ▽代表取締役社長=黒田浩史氏(昇任) ▽常務取締役(駆動システム事業部長、全社調達責任者)=御守哲士氏(昇任) ▽取締役(技術本部長)=坂西伸一氏 ▽取締役(管理本部長)=佐古斉文氏(新任) ▽取締役(経理部長)=山本尚彦氏(新任) ▽取締役(非常勤)=近藤義法氏 ▽監査役(常勤)=阿部隆夫氏(新任) ▽監査役(非常勤)=石川孝氏(新任) ▽監査役(非常勤)=和田篤氏(新任) また、各事業部長は次のように発表された。 ▽機器事業部長=牧元一幸氏 ▽金型事業部長=田中和孝氏(新任) ▽工作機械事業部長=櫻井寛氏 ▽精機システム事業部長=直居薫氏 素材を傷めず研磨できる セラポスティックエコ タクト 狭い場所にも重宝! タクト(桑名市相川町38-3・TEL0594-22-1114)では、素材を傷めず、汚れ、サビを落とし、研磨仕上げ、溶接部分のヤケ取り、磨きに最適なセラミックラバーポリッシャー「セラポスティックエコ」を発売し好評を得ている。 「セラポ」とは、弾性ラバーにセラミック砥粒を配合したゴム砥石で、ゴムの持つ弾力性を活かし、砥石の表面が被削材の表面に変形しながら作用することで、表面の凸凹を簡単に平滑にできる砥石。一般の砥石と比べると表面が軟らかいため、研削性は劣るが、表面に傷を付けることもなく、滑らかな面を作ることができる。 【特長】 @スティックタイプで握りやすい。 A先端工具が入らない場所や隅・溝にも使用できる。 B素材に傷を付けずに滑らかな面を作れる。 C目詰まりがなく水洗いで復活する。 粒度は、46、80、120、220、320があり、用途に応じて使用できる。 【用途】 研磨仕上げ、鏡面前の面出し、微バリ取り、微細キズ取り、溶接部のヤケ取り、ヘヤーラインの修正、その他工夫次第で用途が広がる。 姉妹品に、カッターナイフで最適な大きさに簡単に切ることができ、先端工具が入らない場所にも使用できる「セラポブロック」がある。 金属・ステン・アルミなどワークを問わないゴム砥石として、また、形が無くなるまで使用できる経済砥石として脚光を浴びている。 粒度は、46、80、120、220、320、500がある。 その他詳細については直接同社へ問い合わすとよい。 溶接部分のヤケ取り、汚れ・サビ取り・磨きに最適 環境教育プログラムスタート 「緑と水の子ども会議」 INAX岐阜 社員による出前講座 INAX(社長=川本隆一氏)は、今年度から岐阜県が推進している「企業との協働による森林環境教育」の協定第一号に、INAXと岐阜県、県教育委員会の間で、2月20日に、「緑と水の子ども会議」の推進に関する協定を結んだ。 本協定に基づいて同社オリジナルのプログラムがこの程完成し、6月26日の関市立瀬尻小学校を皮切りに、同社岐阜営業所の社員による「出前講座」がスタートした。 出前講座の概要としては、「緑と水の子ども会議」実施校のうち、特に「水」に関する学習を希望する小・中学校に対し、INAXオリジナル教材を用いた社員による出前講座を実施するもの。 「水」が貴重な資源であることや「水」の循環について学びながら、生活に関わる水の大切さを伝えていく。 実施期間は4月1日から再来年3月31日までの2年間。 21年度の計画では、「緑と水の子ども会議」実施校(21年度47校実施)のうち、INAXの出前講座を希望する小・中学校の11校(小学校10校、中学校1校)で実施する。 プログラムの概要としては、@年齢による理解度を考慮し、対象別にコースを設定、A手や頭を動かして考え、理解を促すアクティビティを盛り込む、Bプログラム時問は45分単位(中学生向けは50分)としている。コース別は次のとおり。 @コース=小学低学年向け 塗り絵など手を動かすアクティビティを活用し、2つのテーマヘの能動的な興味の萌芽を促し理解を深める。 Aコース=小学高学年向け 一時限目は、すごろくをメインに使い、自身が水の一滴となる疑似体験を通して地球規模の「水循環」について考え理解を深める。 二時限目は、クイズや手を動かすアクティビティで主体的に「考える」ことを積極的に盛り込み、「水は貴重な資源」であることを理解する。 Bコース=中学生向け 自分で「考える」体験を大切にしながら、能動的な関心を醸成し、2つのテーマヘの理解を深める。 INAXは、「水を守り、土を活かす。INAXのエコロジー」をステートメントとし、国内や海外での環境活動を展開している。特にトイレ、バスなど水回りのメーカーという立場から、「水」をテーマにした環境問題を身近なものとして楽しく学んでもらうため、子どもたちを対象とした「水のワークショップ」を実施してきた。本協定に基づいたINAXオリジナル環境プログラムを作成し、これを用いた社員による出前講座を実施し、子どもたちに「水」の大切さを伝えていきたいとしている。 ネオレストハイブリッドシリーズRHタイプ 次世代ものづくり基盤技術研究会 接合・接着をテーマに講演 名古屋国際見本市委員会 技術者など50名参加 名古屋国際見本市委員会は7月2日午後1時15分より、「次世代ものづくり基盤技術研究会」の講演会を名古屋市中区栄のナディアパーク内国際デザインセンター6階会議室で開催した。 今回は接合・接着をテーマに四つの講演が行われ、企業などの技術者50名ほどが参加した。当日は吉田隆一名古屋市会議長も訪れ、暫しの間熱心に聴講していた。 講演の概要は次の通り。 ・「接合加工、表面改質関連研究の最新のトピックスと課題」(講師=豊橋技術科学大学 未来ビークルリサーチセンター長 生産システム工学系教授 福本昌宏氏) 非溶融での接合法として脚光を浴びている摩擦攪拌接合FSW法による輸送機器軽量化のための異種材料間接合技術、ならびに厚膜創製の代表プロセスである微粒子積層による膜創製プロセス‥溶射、コールドスプレー、エアロゾルデポジション法に関する研究の現状、最新のトピックスならびにそこでの課題を紹介。 ・「ものづくりに生きる自己組織化原理を利用した接合・接着」(講師=名古屋大学大学院工学研究科 マテリアル理工学専攻 材料工学分野 生体機能材料工学講座 ナノ集積工学グループ講師 安田清和氏) 多くのIT機器やハイテク家電製品の組立製造においては、はんだ接合や樹脂接着が広く採用されている。高度部材や微小部品の実装にはプロセス低温化による環境負荷低減や新工法による劇的な低コスト化が要望される。講演では、接着樹脂の硬化に先立ち、低融点を有する添加合金微粒子を溶融させ、選択的に金属接合を形成する「自己組織化接合・接着」を紹介。この手法は電極の金属接合による電気的接続と樹脂接着を一括同時に行えるため、組立プロセスの簡易化・省コスト化に貢献できると考えられる。 ・「摩擦撹拌スポット接合継手強度に及ぼす接合条件の影響について」(講師=岐阜県機械材料研究所 電子応用研究部長 戸崎康成氏) 地球温暖化問題を考慮すると機械・構造物の軽量化は不可欠であり、軽金属材料、とりわけアルミニウム合金の使用が増加している。そのような中でアルミニウム合金の画期的な接合方法として摩擦撹拌接合(FSW)が開発され、次いで重ね合わせ点接合にFSWを応用した摩擦撹拌スポット接合(FSSW)が開発された。FSWは開発後比較的短期間のうちに船舶や鉄道車両などの接合に適用されている。一方、FSWから派生したFSSWは開発されてから間のない新しい技術である。抵抗スポット溶接に比べて利点が多いことから、自動車部品、電気関連機器への適用が検討され、一部ではすでに使用されている。しかし、ツール形状や接合条件の強度特性に及ぼす影響、撹拌中の材料流動、破壊機構など技術的に未解決な点が多い。 こうした背景から、今回の講演ではアルミニウム合金のFSSWについて、接合に使用するツール形状や接合条件が接合組織や静的強度に及ぼす影響および破壊機構について検討し、さらに新たな形状のツールを考案し、このツールによる撹拌効果と継手の接合組織および強度特性について紹介した。 ・「ポリペプチドの吸着と自己組織化」(講師=名古屋工業大学 副学長 大学院工学研究科物質工学専攻教授 木下隆利氏) β構造を安定に形成するポリペプチドを分子設計的に合成し、個体基板上に吸着させたところ、吸着にともない基板上で自己組織化し、ナノサイズのラインパターン構造を形成することを見出した。同ペプチドの合成法や特異なゲル化挙動などについても平易に解説した。 同研究会の多賀康訓アドバイザー委員長(中部大学教授)より、今回の総括があり、午後5時半前に終了した。 講演会の後は、参加者と講師、アドバイザー委員らが参加し懇談会が開かれ、意見や情報を交換しながら交流を広げた。 本社新築移転 ミユキ商會 機械工具商社のミユキ商會(社長=田中知之氏)は、本社社屋を新築移転し、7月13日より営業を開始した。 ▽新住所=〒466-0054 名古屋市昭和区円上町17-21 ▽電話=052-882-0471 ▽FAX=052-872-1563 (電話・FAX番号は従来通り) |