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2007年(平成19年)6月
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19年6月3日2276号
社員教育事業、業界情報の積極的提供
MECT07を重点実施
愛機工 19年度通常総会開催

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=野田道典氏・ノダキ社長)は5月11日午後4時30分より、名古屋市東区葵のメルパルク名古屋で「平成19年度通常総会」を開催し、平成18年度事業報告及び収支決算報告、平成19年度事業計画及び収支予算案を原案通り承認可決した。本年度は、メカトロテックジャパン(MECT)2007の共催をはじめとする7項目を重点実施事業として取り組んでいく。
 総会は、矢田理事(ナゴヤカット社長)が司会進行役を務め、時津副理事長(新栄商會会長)の開会の辞で始まった。
 資格審査では、司会者が組合員総数284社中出席合計233社(委任状含む)で適法であると報告。
 野田理事長は挨拶で「大変お忙しいところ本日の総会にご出席いただきまして有り難うございます。また、ご来賓の方にもご出席いただき有り難うございます。私は昨年の総会で、理事長のご指名をいただきました。昨年は全国大会が愛知で開催され、いきなり大変大きな事業を担当することになりました。私自身、右往左往しておったわけでございますが、そういった中で皆様方に支えていただいて1年間、こうして過ごせました。皆様方のご支援、ご協力に改めて御礼申し上げます。昨年のことを振り返りますと、8年に1度の当組合にとっての大きな行事であります全国大会では、事業継承問題をメインテーマにしまして、また分科会では中国の海外業界調査報告を行い、全国から沢山の仲間に大変高い関心を持ってご参加いただけたと思っております。当組合の総力を挙げて運営に当たり、成功裡に終えたと喜んでおります。それから、3年間の特別事業ということで『採用と社員の戦力化事業』に取り組み、ちょうど去年が最終年度でございました。組合員企業の経営基盤強化と、それから採用環境も含めて業界の社会に対するイメージアップを狙いながら、採用環境・労務環境の改善、そしてまた人材育成の色々な事業に取り組んでまいりました。大変勉強できたと思っております。今年度はメカトロテックジャパンがございます。これも大変大きな当組合の事業でございます。有り難いことに、沢山のご出展の申し込みをいただいております。これも賛助会員のメーカーさんの温かいご協力の賜物と感謝しております。余りにも申し込みが多過ぎて、会場の広さが足らないということもあり、場合によっては縮小をお願いしなければならない状況です。大変心苦しいお願いですがご協力の程を宜しくお願いします。今年もまた沢山の事業がございます。このあと皆様にご審議をしていただいて、今年度の事業計画を決めていただきたい。最終的には、『組合員のために何が出来るか』ということが一番重要なことであると思いますので、どうか慎重に審議をしていただきますように宜しくお願いを申し上げます」と述べた。
 滝川理事(滝川物産社長)を議長に選出して議案審議に移り、第1号議案=平成18年度事業報告書、収支決算報告書、貸借対照表、損益決算書ならびに剰余金処分案承認に関する件、第2号議案=平成19年度事業計画書案ならびに収支予算書案承認に関する件、第3号議案=平成19年度加入金及び賦課金案ならびに徴収方法案承認に関する件を原案通り承認可決。本年度の重点実施事業として@MECT2007共催(10月17日から20日まで)、A社員教育事業(新入社員研修、技術研修、営業社員研修、管理者研修)、B個人適正(社員)・組織診断システム(CUBIC)の普及促進、C業界情報の積極的提供(組合報、理事会、企業情報、講演会、見学会等)、D組合ホームページの拡充、E各種制度の情報提供、F定款・規約の改正を実施する。
 続いて来賓の紹介があり、来賓を代表して名古屋市市民経済局産業部の大野氏が松原名古屋市長の祝辞を代読。
 伊藤副理事長(春日鋼機社長)の閉会の辞で総会を終了した。
 引き続いて懇親会が行われ、水谷会計理事(ミズタニ機販社長)の開会の辞、志知組合相談役(志知会長)の乾杯で開宴。参加者は和やかに歓談して交流を深め、山下組合相談役(山下機械会長)の中締めでお開きとした。

業界の人材育成を果たし
18年の歴史に一旦幕
愛鋲協青年部第18・19回総会を開催

 愛知鋲螺商協同組合(理事長=藤田K氏・藤田螺子工業社長)の青年部(部長=藤田守彦氏・藤田螺子工業)は4月27日午後7時30分より、名古屋市中区栄の札幌かに本家栄中央店において第18回(平成18年度)並びに第19回(平成19年4月1日より27日まで)の総会を行った。
 総会は鈴木総務(エフシーテック)の司会で進められ、冒頭、藤田部長が「大変お忙しいところご参集いただき有り難うございます。また、先日はベトナム研修旅行にご参加いただき誠に有り難うございました。第18回の愛知鋲螺商協同組合青年部の総会を始めます」と挨拶。
 続いて、山田青年部顧問(親組合監事、山田螺子工業所社長)は「18年続いてまいりました青年部も、部員の減少により休止ということで大変残念です。ベトナム研修旅行では大変有意義な六日間を過ごすことができました」と述べた。
 藤田部長を議長に議事が進められ、第1号議案・平成18年度事業報告並びに収支決算報告の件では、事業報告を鈴木総務、決算報告を関戸会計(関戸機鋼)がそれぞれ行った。また、片岡監事(片岡商店)より監査報告があり、これを承認した。
 第二号議案では、平成十九年度事業計画案並びに予算案を審議し、承認した。
 以上で第18回総会を終え、引き続いて第19回総会に移った。
 第1号議案・平成19年度事業報告並びに収支決算報告の件は、事業報告が鈴木総務より、決算報告が関戸会計より、また監査報告が片岡監事より行われ、これを承認。
 第2号議案・休部の件では、青年部活動を通して人材育成に努め、現親組合の理事はほとんどが青年部出身者となり当初の目的を達成、また部員の減少も顕著となったため、一時休部することを承認した。
 以上で議案審議を終え、土方副部長(金城螺子製作所)の閉会の辞で総会を終了した。
 総会後は懇親会が開かれ、青年部での思い出やベトナム研修旅行の話などで盛り上がり、午後9時前に終了。18年間に及ぶ青年部の歴史に一旦幕を下ろした。

第37回通常総会を開催
新理事長に伊藤捷三氏
静岡県管工機材商組合優良従業員表彰も実施

 静岡県管工機材商組合(理事長=丸尾氣窮雄氏・丸尾興商社長)では、5月17日午後2時より、静岡駅西の“静岡グランドホテル中島屋”を会場に「第37回通常総会」を開催し、平成18年度事業報告、同収支決算報告、平成19年度事業計画、同予算案を審議し、それぞれ承認する一方、任期満了による役員改選では新理事長に伊藤捷三氏(沼津管材社長)を選出した。また、恒例の第33回優良従業員表彰も併せて行った。
 総会は、伊藤副理事長(沼津管材社長)の司会進行、村松副理事長(村松商店社長)の開会の辞で開会。
 理事長挨拶に臨んだ丸尾理事長は、出席方のお礼を述べた後、「組合のメリットがよく問題に上がりますが、これは人生観の問題だと思います。同業者、ライバルの集合体の中で、お互いに話をすることで、バカバカしい競争は避けられますし、お互いに共通の悩み等も話し合える場が組合だと思います。連合会傘下の数ある組合の中でも、静岡組合は素晴らしい人材が沢山おられ、他組合のように後継者難で難儀することもなく、本当に静岡組合は恵まれていると感謝しています。何れにしましても、皆さん方のご支援によりまして、4年間を無事に終えられたことをお礼申し上げます。また、恒例の優良従業員で表彰されます皆さん、誠におめでとうございます。仕事は会社のためでもありますが、結局は自分のためでもあります。皆さんのご活躍を期待しております」と、挨拶。
 引き続いて司会者一任の声により、議長に大河副理事長(大河機材社長)を選任して直ちに各議案審議に入った。
▽第1号議案=平成19年度事業報告並びに収支決算報告承認の件
▽第2号議案=役員改選
▽第3号議案=平成19年度事業計画並びに収支予算案承認の件
▽第4号議案=その他の件
 役員改選では、各支部からの推薦指名方式により、各支部から提出された推薦名簿を議長より発表し、これを承認可決し、理事の互選の結果、伊藤捷三氏を新理事長に選出した。
 新理事長に就任した伊藤理事長は「昨年は、原材料の高騰によって各商品の値上が目白押しで、中には、値段がでない、価格はでるけど品物を納められない、下手に見積もりを行えば赤字覚悟で納めなければならないと言った、今までにない苦渋を味わいました。単価の戦争だけでは魅力のない業界となってしまいます。この様な中で、私共業界は生き残りを掛けて、魅力のある業界作りに本腰を入れなければなりません。商社、メーカー、我々が三位一体となって行動を起こさなければ、お互いに疑心暗鬼に陥り、互いに共倒れになりかねません。皆さん方のご理解とお力をお借りしまして、魅力ある業界に築き上げたいと思います」と、所信を述べた。
【新役員】
▽名誉顧問=鈴木厳氏(三共鋼材)、一色泰司氏(一色機材)
▽顧問=丸尾氣窮雄氏(丸尾興商)
▽理事長=伊藤捷三氏(沼津管材)
▽副理事長=村松孝一氏(村松商店)、小澤成章氏(小澤商会)、一色哲巳氏(一色機材)
▽理事=大河隆氏(大河機材)、金子光彦氏(金子管材)、鈴木隆佳氏(山田商工)、鈴木力氏(三共鋼材)、大村訓史氏(大村商会)
▽監事=夏目憲治氏(丸一夏目商店)、鈴木和夫氏(丸八)
 以上で議案審議を終え、閉会の辞を村松副理事長が行い、第一部総会を終了し、引き続いて、全国管工機材商業連合会の橋本会長、愛知県管工機材商業協同組合の石原理事長はじめ、賛助会員を交えた第2部懇親会に移り、一色副理事長の司会、丸尾前理事長のお礼挨拶、伊藤新理事長の挨拶に次いで、第33回優良従業員表彰式を行い、九社十七名に感謝状と記念品が授与され、来賓の橋本管機連会長、石原愛知組合理事長から祝辞を頂き、続いて、INAX静岡支社の遠藤支社長の乾杯音頭で終始和やかに歓談に興じ、橋本総業静岡支店の斉藤支店長の中締めで盛況の内に総会の全日程を終了した。
【優良従業員表彰者】
▽一色機材=鈴木久仁昭、門奈正佳、鈴木規彦、中山尚文
▽大河機材=塚原大輔
▽大村商会=山本達也
▽金子管材=神谷紳一郎
▽静岡伊奈製品販売=河合貴芳
▽沼津管材=志方裕一
▽浜松管材=和久田重光
▽丸尾興商=碓井裕子、田村秀行、相原裕樹、高田智、大関永美
▽丸八=天野由多可、平出昇
(敬称略)
 また、翌18日には「第37回親睦ゴルフ会」が、新沼津カントリークラブで、正会員並びに賛助会員等34名が出席して開催され、中西英之氏(富士機材)がネット71.8で優勝した。
 上位入賞者は次の皆さん。
▽優勝=中西英之(富士機材)N71.8H19.2
▽2位=金子光彦(金子管材)N73.0H24.0
▽3位=澁谷豊(岡谷マート)N73.2H28.8
◎ベスグロ=小山陽一(ヨシタケ)80
(敬称略)

青黄銅バルブなど
13〜5%値上げ
キッツ 6月1日より

 キッツ(社長=小林公雄氏)は原材料費等の高騰により、青黄銅製品を中心に13%から5%値上げすると発表した。実施時期は6月1日より。
 昨年6月に青黄銅バルブの価格改定を行ったが、その後も原材料価格の高値は継続、主原料である銅の価格は依然として上昇を続け、また、原油価格の高騰などによる副資材、輸送コストなどの間接費用の上昇もコストアップの要因となっていることから、生産性の向上や合理化などによる徹底したコストダウンと諸経費の削減を行い、製品原価の上昇を抑えてきたが、企業努力のみで吸収することが困難となり、今回の値上げに踏み切ったとしている。
 【対象製品と改定率】
▽青黄銅バルブ、ミニチュアバルブ、ガス用バルブ=13%
▽小型自動操作バルブ=5%

青黄銅バルブなど
13〜5%値上げ
東洋バルヴ6月1日出荷分より

 東洋バルヴ(社長=小澤秀樹氏)では、昨年6月に青黄銅バルブの価格改定を実施したが、その後も原材料価格の高値は継続し、製造コストの上昇、各種製品・部品の仕入れ価格も上昇している最中、生産性の向上や合理化などによる徹底したコストダウン・諸経費の削減を行い、製品原価の上昇を抑えてきたが、もはや企業努力のみでは吸収することが困難となり、誠に不本意ながら販売価格の改定を実施することになり、理解と協力を要請している。
1、改定対象製品
▽青黄銅バルブ 約13%
▽小型自動操作バルブ(本体材質・青黄銅製品) 約5%
2、実施時期
 6月1日出荷分より
3、新価格表
 5月下旬より順次配布

服部与一氏(服部商会)が新理事長に
より良い組合を目指す
岐阜県機械金属商協組第37回通常総会開催

 岐阜県機械金属商業協同組合(理事長=福生雅利氏・ギフベア社長)は5月16日午後5時より、岐阜市司町の岐阜会館で「第37回通常総会」を開催し、審議の結果、全議案を原案通り承認可決した。また、任期満了に伴う役員改選では、服部与一副理事長(服部商会社長)が理事長に就任した。
 総会は、嶋崎理事(シマザキ商会社長)が司会を務め、服部副理事長の開会の辞に続いて、組合員総数30社中出席30社(委任状含む)で総会が成立すると宣言が行われた。
 挨拶に立った福生理事長は「景気が良いという国の発表はありますが、中々実感できない会社もあるかと思っております。大企業を中心といたしまして、現状の景気は確かに良いようです。その様な中、第37回通常総会を催すことができまして、私も嬉しく思っております。本日は、伊藤岐阜県産業労働部中小企業課長様、池田岐阜県中小企業団体中央会事務局長様のお2人をご来賓にお迎えいたしております。無事に総会が終わることを願っております。よろしくお願いいたします」と述べた。
 議長に福生理事長を選出して議案審議に移り、第1号議案=平成18年度事業報告並び財産目録、貸借対照表、損益計算書及び剰余金処分承認の件、第2号議案=平成19年度事業計画案及び収支予算案承認の件、第3号議案=平成19年度賦課金徴収すべき経費の額並びにその納入方法承認の件、第4号議案=平成19年度賛助会員の負担すべき経費の額及びその納入方法承認の件、第5号議案=平成19年度組合取引金融機関承認の件、第6号議案=定款変更(第5章・24条役員の定数)の件についてそれぞれ審議し、全議案とも原案通り承認可決した。
 第7号議案の任期満了に伴う役員改選では、福生雅利理事長・木田雅子理事(木田商店社長)・武藤修理事(東洋工具専務)が退任、これに代わって新たに市橋定之氏(市橋商店社長)、高橋直正氏(澤商社長)が理事に選任された。また、服部与一副理事長、石田勝俊理事(石田商会社長)、関谷治頼理事(岐阜機械商事社長)、嶋崎晴久理事(シマザキ商会社長)、白木伸道理事(白木商会社長)、林修史理事(ダイヤトイシ社長)、下野信重監事(下野機械社長)、中村充監事(加子商店社長)は留任となった。
 続いて開かれた臨時役員会において理事八名の互選の結果、服部副理事長が新理事長に選出され就任した。
 服部新理事長が「はからずも理事長をというご推薦をいただきました。非常にびっくりしている次第でございます。なりました以上は、一生懸命務めさせていただく所存でございます。前理事長の福生さんがこれまで築いてこられた路線を継承いたしますのは勿論ですが、諸先輩方のご意見、組合員のご意見、若い方のご意見を聞き、理事役員の皆さんと理事会で相談して、組合に入って良かったと言われるような組合を目指してまいる所存でございます」と挨拶。
 このあと来賓より祝辞があり、石田理事の閉会の辞で総会を終えた。
 総会後は、賛助会員を交えて懇親会が行われ、はじめに服部新理事長が新任の挨拶。続いて、林杉本商事名古屋営業所長の音頭で乾杯し、より一層の親睦を深めて、午後8時過ぎに白木理事の一本締めでお開きとした。

売上高1,340億5,600万円、89億8,200万円
経常利益過去最高を更新も純益は減
トラスコ中山第44期決算説明会開催

 トラスコ中山(社長=中山哲也氏、本社=大阪市西区)は5月10日午後3時30分より、本社会議室において第44期(平成19年3月期)決算説明会を開催した。
 中山社長は冒頭、同社の業績について「19年3月期の決算は、私共にとって複雑なものになった。増収増益で、売上高、経常利益については過去最高を更新した。しかしながら思いもよらないシステム関連費用の増加等があり、増益幅が縮小。1月の段階で決算の下方修正をした。最終的には増収増益で、税引き後は減益となった。配当は3円減配の35円となり、若干不本意な結果となった」と概要を説明。詳細については主に次のように報告された。
 44期の売上高は、前期比3.8%増の1,340億5,600万円で過去最高を更新。内訳としては、ファクトリー事業部が同7.7%増の985億6,000万円、ワーカーズ事業部が同4.4%増の163億2,400万円、HC事業部(ホームセンター向け)は同12.8%減の191億7,100万円となった。これは、ホームセンターでの取扱商品をプロツールに絞ったことと、ホームセンターとの取引条件において正常化の提案をしていることによる。
 売上総利益は265億4,800万円。率でみると19.8%で、前期から0.9%改善している。主な理由に、プライベート(PB)商品が伸張し同時に粗利自体もやや改善したこと、また、ナショナルブランド商品に関しても利益率の改善が見られたことなどを挙げた。
 一般管理費は179億6,400万円と大幅に増加した。物流投資だけでなく、前期はシステム関連の投資が盛んになった。
 これらの結果、営業利益は前期比3.0%増の85億8,300万円。経常利益は同3.5%増の89億8,200万円で過去最高を更新した。
 しかしながら、税引き後の当期純利益においては、同8.4%減の46億1,800万円で減益となった。主な要因は、建物の除去損を中心に、システムの除去損なども含め総額7億1,900万円の特別損失を計上したことによる。
 PB商品の売上高は、284億2,900万円と前期より9.3%伸張している。粗利率も32.6%で、同社の収益を支えている。
 一株あたりの純利益は140円1銭で前期より11円55銭減となり、一株あたりの配当も35円と3円の減配となった。
 今期(第45期)は、売上高1,410億円と前期比5.2%の伸張を見込む。ファクトリールートが同7.5%増の1,060億円で初の1,000億円台乗せを予想。国内製造業は引き続き堅調と見て、やや強気の見方をしている。ワーカーズルートは、170億円と前年同様四%強の伸びを予想。HCルートは、まだ取引条件是正交渉の着地点が見えず、手探りの状態。背水の陣で臨んでいる。万が一の場合は売上がゼロになる可能性もあるが、収益に対するリスクは少ない見込み。金額的には180億円と前期比6.1%の減収を見込む。
 売上総利益は282億円(前期比6.2%増)、率にして20%を目指す。営業利益は95億円(同10.7%増)、経常利益97億円(同8.0%増)、最終的には税引き後56億円(同21.3%増)の純利益を上げたいと発表した。一株あたりの配当は42円50銭と7円50銭の増配を見込む。
 45期の取り組みの1つに、事業部制を廃止し事業所等の統合を行う。今進めているのが「興味の無い事、知らない事を無くす」ということ。事業部の垣根をはずし、ファクトリーからホームセンターまで全ての客を自分達の客とする。HC事業部の単独事業所が今期11減少して、従来の支店営業所に統合される。
 役員については、定年により現在、取締役は中山社長、小津常務、中井商品本部長の3名で、執行役員の藪野経営管理本部長と今川営業本部長の両名を株主総会で取締役に昇任する予定。これにより5名取締役と常勤監査2名の7名役員体制となる。
 物流拠点の展開としては、両毛地区の伊勢崎市に6月の開業を目指して同社最大の敷地面積10,000坪に4,400坪の倉庫を持つ物流センター「プラネット北関東」を建設中。また、来年の4月オープンを目指して岡崎市に「プラネット東海」を建設中で、延床面積は7,000坪、自動車産業のメッカを広域的にカバーする。更に、46期にかけ滋賀にも「プラネット滋賀」を建設する予定。このほか、福井、秋田でも土地を手当て済みとしている。
 最後に中山社長は、「現在の原油高は、日本にとっては大いなるチャンス。省エネの技術に優れた日本製品の要求が高まるのは必至。当分日本の繁栄は続くと考えている」と締めくくった。

お客様の気持ちになって
満足を売る営業を
東海イゲタ会07年度総会を開催

 東海イゲタロイ会(会長=田中知之氏・ミユキ商會社長)の「2007年度総会」が4月17日午後4時30分より、名古屋マリオットアソシアホテルにおいて行われた。
 総会は事務局の松林住友電工ハードメタル部長の司会で進められ、はじめに田中会長は挨拶で、「大変お忙しい中、多数のご出席をいただきまして有り難うございます。東海イゲタロイ会も益々発展しております。これも皆様方のご支援、ご協力の賜物と重ねて御礼申し上げます。私は本日の総会にあたりまして、どのような話をすれば良いか、昼まで思案しておりました。昼食のときにある書物が隣にあり、少し見ましたら面白いことが書いてありました。それを紹介させていただきます。商売は、喜びを売るものではありません。満足を売るものです。喜びだけならば、ただ売ることを考えていれば良いけれど、満足をしていただくということになると、物や形よりも目に見えない心を重点的に考えねばなりません。値段だけのものだと思われたら、もう終わりです。値段の3倍、4倍も値打ちがあると思っていただけます様に、商品以外の所にも気を配って完璧を追求しなければなりません。最高の気分になっていただいた時に、満足を提供したことになるのではないでしょうか。“企業は人なり”といって、その人の人格の表意をするものです。また黙っていても人柄が隅々までにも滲み出ているものです。お客様の側からどれだけ見えているかということが、一番の大きな点です。お客様の気持ちにどれだけなり切れるか、それが人格そのものを問われていることなのです。人柄を感じられ、心が伝わってくるところまで行けば、どんな商売でも繁盛することは間違いないのではないでしょうか。これは、商売繁盛の秘訣ということで書かれておりました。私自身も今後の身の振り方を色々研究しまして頑張って行きたいと思います。本日は新入会員の方もお見えになるということで、更にこのイゲタロイ会も発展していくことと喜びを感じております。東海イゲタロイ会の益々の発展のため、皆様方のご協力、ご支援をいただきまして役員一同、今後とも更に頑張ってまいりたいと存じますので、皆様方の応援を宜しくお願い申し上げます」と述べた。
 続いて、メーカーを代表して鴻野住友電気工業常務が日頃のイゲタロイ製品並びにダイヤ製品の拡販への協力と、総会出席に対し礼を述べるとともに、住友電工グループ全体の概況と業界の動向について話した。
 住友電工グループでは、03年より5カ年で取り組んできた中期計画(07ビジョン)の売上高2兆円超を1年前倒しで達成する見込み。各部門堅調であったが、銅の値段が高騰し相当の影響を受けた。また、今年創業110周年を迎え07ビジョンの最終年度でもあり、幾つかの記念事業を計画している。大阪に研究棟を作り研究部門を集約。伊丹にテクニカルトレーニングセンターを作りものづくり力を強化する。
 超硬工具業界については、出荷ベースで3,300億円が予想され、01年度は2,000億円程度だったものが5年で1.5倍になったと述べ、「住友電工ハードメタルは、03年に分社、4年で1.5倍となった。これも偏に会員の皆様のお陰」と感謝を表した。また、タングステンリサイクルにも触れ、原材料の高騰と入手困難になる懸念からリサイクルの重要性を語り、リサイクル技術の研究にも積極的に取り組んで行き更にリサイクル比率を高める意向を示した。
 議長に服部伊吹産業社長を選出して議事に移り、2006年度事業報告、2006年度会計報告が行われ、滝沢松本商店社長より監査報告が行われた。また、事務局より新規会員7社の入会と4社の退会が報告された。
 引き続いて審議が行われ、2007年度事業案、2007年度予算案を原案通り承認可決し、議事を終了。
 伊藤副会長(伊藤信産業会長)の閉会の辞で第1部総会を終えた。
 第2部では優秀会員会社の表彰が行われ、最優秀賞の伊勢光洋販売をはじめとする22社に優秀賞、敢闘賞、躍進賞、特別賞が贈られた。
 第3部の住友電工ハードメタル概況報告では、まず倉阪社長が概況を述べた。
 住友電工ハードメタルは、03年の売上を100とすると、ここ4年間で1.5倍の150となり、今年は03年の1.6倍にする計画。昨年は国内の営業で、市販を強化することを目的に市販推進部を発足。製品については、フライスの新製品を開発した。また生産は、九州に新建屋を昨年11月に竣工。特にマルチドリルの標準品のコストダウンを含め量産工場としてスタートした。伊丹のツールエンジニアセンターには多くの人が来場。このほかロジステック(在庫)のシステムの構築を始めている。
 本年度は、産業別にトータル的に提案できる様にし、市場でのプレゼンスを強化していく。自動車関係以外の、建機、重電機、航空機の活況分野に重点を置いていく。さらに、自動車のグローバル化への対応として世界で競争力のある製品を作っていく。
 標準モジュール化の市販ビジネスへの展開を強化。市販ビジネスを強化し、市販と直需の比率50%を目標に、まずは市販40%を目指す。そのために新製品の開発、ツーリングエンジニアを活用してのソリューションビジネス、勉強会の開催、ライン診断チームによる最適なツーリング提供などの体制を整えていく。
 グローバル展開については、米国は日系自動車が好調でビジネスチャンスが広がっている。欧州は、旧東欧諸国に自動車産業がシフトしており、これに対応していく。アジア地区は、広大な中国に更なるネットワークの構築を行う。東南アジアもタイの工場を強化して、ここから商品を提供して行く。
 原材料が高止まっており、更に入手難になっている。現在、脱中国の原料と、もう一つはスクラップを回収しリサイクルの能力をアップしている。
 2012年までの中期計画をスタート。特に、イゲタロイチップ、スミボロン、マルチドリル、GSを中心としたエンドミルを重点製品として今年1年取り組んで行くと発表した。
 続いて、田中市販推進部長より市販営業の方針が示された。イゲタロイ会会員の売上を伸ばしていくことを念頭に、同行PRの強化と会員各社での個別研修会・講習会の実施、新規ユーザーの開拓を進める。伊丹のツールエンジニアセンターでの1泊2日のスクールの開催や販売キャンペーンの実施等が報告された。
 この後、深谷開発部ダイヤ開発グループ長より「SEC-ウェーブミルWEX型」などの新製品、新技術が紹介された。
 引き続き会場を移して懇親会が開かれ、野田ノダキ社長は挨拶で「従来にも増して市販強化のための施策を宜しくお願いしたい」と述べ乾杯の音頭をとった。恒例の豪華景品が当たる福引も行われ、参加者は和やかに歓談。小浦こうら社長の中締めで午後8時過ぎにお開きとした。

7月28日に中部みらい市
上期方針発表会開催
中部みらい会増分10%に挑戦へ

 中部みらい会(橋本総業と販売店、メーカーの集い)では、4月23日午後3時より名古屋市東区葵の“メルパルク名古屋”を会場に「平成19年度上期方針発表会・中部みらい市説明会」を開催した。
 発表会に際し、冒頭、衣斐専務が日頃の拡販と出席方のお礼を述べる一方、「本日の方針が皆様方のご商売のお役に立てば幸いです。私共と致しましては、流通機能の強化を図り、お得意様にとってベストパートナーとなりますよう、努力を重ねてまいります」と述べ、マーケットに対する考え方、日本の状況、建設業界の状況を踏まえて、「設備商品の流通とサービスを通じて、快適な暮らしを追求することを目指し、“ありがとう”と言ってもらえる企業を目指します」との基本理念が披露された。
 引き続いて、7月28日に開催する「中部みらい市」(名古屋市吹上ホール)の概要について、同社中部支店の宇佐見ブロック長より説明された。
 次いで、全社・販売本部方針(衣斐専務)、購買本部方針(井上部長)、中部ブロック方針(宇佐見ブロック長)、浜松支店方針(望月支店長)の順で、それぞれ詳細に方針が発表された。
 方針としては、「キチッとやります橋本総業」をキーワードに、「正直」「親切」「熱心」「感謝」をスローガンに、営業力、商材供給力、物流力の一層の充実を図り、増分10%に挑戦。そのためには、CSの向上を図り、得意先・仕入先との三位一体営業での共有化(販路拡大・商材拡大・受注拡大)の取り組みを強化したいとした。
 引き続いて、上期需要・市場動向・価格状況・新商品等について、メーカー8社より説明を受けた。最後に、今年3月10日から14日にドイツのフランクフルトで開催された、ヨーロッパ最大の暖房空調配管展示会「ISH」を見学した橋本社長より、同展の見所について解説してもらった。
 方針発表のあとは、懇親会に移り、植田氏(ウエダ社長)の乾杯で懇親会に臨み、終始に渡り互いに親睦を分かち合い、橋本総業佐野参与の謝辞、国分氏(TOTO名古屋支社副支社長)の中締めで懇親会を終了した。

ビジネスマンのストレス対策
―心身をタフにして疲れをとる方法―
三機商事SanQフェスタ07
阪口由美子氏講演内容B

 では、何を食べたらよいのか。動物は食べ物が決められています。人間も同様。人間の歯は3種類ある。奥歯が全部で20本、牙の様な歯は4本、前歯が8本。この比率で食べろと教えている。穀物5対肉や魚1対野菜2です。昔の人は、この比率で新鮮なものを食べていた。それに昔は米が白米ではなかった。今で言う雑穀が入っていた。昔の人はこの様なことを言った。お米が白くなったら粕になる。米編に健康の康と書いて糠になる。糠の部分に健康になる要素が詰まっている。
 玄米は暫くたったら芽を出し、100粒の実りになる。白米をまいたら3日で腐ってしまう。命あるものを食べる。命を食べないと、命には変わらない。草の命を食べて、牛や馬が生かされている。牛や馬の命を食べて、トラやライオンが生かされている。トラやライオンが弱ると、途端にハゲ鷹やハイエナが食べ、最後には土の中の目に見えない微生物たちが彼等の命を骨の髄までいただき、その微生物の命をいただいてまた草が生えてくる。命というものこそが気である。気という目には見えないものが命なのだ。この命のエネルギーをしっかりとつけると、強気になり、元気になり、気力が溢れ、気迫が出てくる。安定的に気力を高めるために、食事は欠かせないファクターの1つ。
 最後に体。心を司どっているのは体と言ってもいいぐらい、心と体は1つのもの。その人の体を見せていただくと、その人の心が見えてきます。
 背骨は脳の一部。脳から繋がった全ての神経が通っている。姿勢が大事。背骨の歪みを直すのは簡単です。背骨の歪みの9割近くは心が原因。怒りを感じると、頚椎8番を高く上げて怒っているためにその付近に怒り瘤ができる。腰は体の要と書く。肉体の要とならば、当然、精神的にも要となるところ。腰を見れば、その人の気力がどれだけ充実しているかはっきり分かります。自信に満ち溢れていると、お尻が上がっている。自信が無いとお尻が下がる。
 心はころころ変わりますが、怖いのはその時の思いは体に蓄積される。長い間そうしていると今度は体が固まってしまう。そうすると心が前向きに変われなくなる。前向きな人の歩き方は決まっている。少し早足で、少し大股のはずなんです。落ち込んだ時は、大股で歩けない。そんな時はなにくそと思って、10分間ほどでよいので大股、早足で歩く努力をしてください。
 気を使ったり遠慮したりすると肩を少し前に出します。手を肩の高さまで上げて、開いたり閉じたりする。こうすると気分が晴れやかになる。
 我慢ばかりしていると、首の前が凝って硬くなり大きな声が出せなくなる。マイナスの心で長年過ぎると、体が固まってしまう。体をほぐす事が大切。
 体を変えるテクニックは、歪みの震源地を探してそこの凝りをほぐす。背骨の凝っているところに手を当てるだけで楽になる。自分の手で、自分の背中に手を当てることは不可能です。手は誰かのために使ってあげなさい。その代わり、誰かにしてもらえる様な幸せで豊かな人間関係を築きなさい、と天がメッセージをくれているように思います。
 健康は大事なことですが、もっと大事なのは幸せな人生ということです。幸せな人生には、お金も大切です。でも、安心して集中してミスのない仕事を継続するためには、心の平安が大事なのです。家族が幸せで、ニコニコ笑顔でいることが大切なことです。そしてその家族に愛情を伝えるために、どうか寝る前に家族でお互いに背中に手を当ててみてください。毎晩一分でいいから、背中に触っている家族に、非行があるでしょうか。離婚があるでしょうか。今、最も活躍しているイチロー選手とゴジラ松井のお父さんは、自分の息子の背中をマッサージし続けました。そのことがどんなに自分が息子を大切にしているかを、誰よりも百の言葉よりも誠実に伝えている。だから彼等はお父さんのためにも、自分を大事に頑張ろうと思うのです。愛する人にほんの少し愛をあげる。それによって、また愛情をもらい、幸せな家庭を基盤として仕事に熱中する。
 そして幸せな人たちが集まる職場は、温かく幸せな職場になるでしょう。そういう温かくて幸せな職場には人がドンドン集まり、お客様もドンドン集まってきて、益々幸せの連鎖が広がっていき、この会社は更に増収増益になること間違いなしだと思います。皆様が益々、元気、健康で、お仕事が更に発展されますことをお祈りいたします。

「感動空間」をテーマに6月9日より3日間
07中部どてらい市
ポートメッセなごやで開催

 工作機械・産業機器・機械工具・住設建材・特選品フェアの総合展示会「2007中部どてらい市」が6月9日から11日までの3日間、名古屋市港区金城ふ頭のポートメッセなごや第一展示館にて開催される。
 「中部どてらい市」は、幅広い分野の実演展示会として注目されている中部地区最大のどてらい市で、32回目を迎える今回は、山善名古屋営業本部(本部長=寺坂充生氏、住所=名古屋市熱田区白鳥)傘下の愛知・岐阜・三重の販売店92社が主催し、「感動空間〜創造力・情報力・技術力の結集〜」のテーマのもと、出品メーカー276社の新製品・新機種などが多数展示される。
 特別企画として、「OSGオンステージ」ではバイクチーム・OSGフェニックスの鈴鹿八時間耐久レース実車バイクとレースクイーンの撮影会、スーパーリーグ強豪バスケットボールチーム・OSGフェニックスの有名選手トークショーや、象印チェンブロック主催による「クレーン運転特別教育」を開催。また、一等「シャープAQUOS32インチ液晶テレビ」(3本)、2等「任天堂Wii」(60本)をはじめラッキー賞(1,000本)が当たる「ご来場抽選会」や、金額に応じた「お買い上げ特典」、「対象商品お買い上げプレゼントセール」も行われる。
 山善及び主催店、出品メーカーらは中部地区の景気の一服感を解消するために、売上目標115億円、動員目標15,000名を掲げ例年以上に顧客へのアピールを行っており、今回の中部どてらい市に大きな期待を寄せている(写真は前回展の模様)。
 各部門のテーマは次の通り。
◇機械部=「行動・創造・そして感動」〜知恵と技のシナジー効果〜
◇産業システム部=「価値創造型のモノづくり提案」
◇工具部=「もっともっとお伝えしたい、ものづくりのツールがここにある」
◇住設建材部=「応援します!エコライフ、見つけてください!快適空間」
◇特選品=「健康で快適な暮らしのご提案」
【主な出品メーカー】
機 械
・NC旋盤
オークマ、北村製作所、シチズンマシナリー、瀧澤鐵工所、大日金属工業、森精機製作所
・マシニングセンタ
オークマ、大阪機工、大鳥機工、紀和マシナリー、ジェイテクト、静岡鐵工所、ツガミ、東芝機械マシナリー、ファナック、ブラザー工業、三井精機工業、三菱重工業、森精機製作所、安田工業、山崎技研
・CNCフライス盤
静岡鐵工所、武田機械、山崎技研
・研削盤
岡本工作機械製作所、黒田精工、シギヤ精機製作所、ナガセインテグレックス、日立ビアエンジニアリング、三井ハイテック
・EDM
ソディック、ファナック、ブラザー工業
・計測・CAD/CAM
アドバンストシステムズ、オプトン、キャムタス、グラフィックプロダクツ、ゼテック、太陽メカトロニクス、東京精密、日本ユニシス・エクセリューションズ、ハイテック
・ロボット
ファナック、松浦鉄工所
・汎用工作機械
甲山製作所、三和精機、先生精機、宝機械工業、瀧澤鐵工所、大日金属工業、楊鉄工
・鍛圧・板金
相澤鐵工所、アイセル、コマツ産機、渋谷工業、住谷製作所、ポリス、村田機械
・リース
セントラルリース
産業システム
・環境対策機器
赤松電機製作所、アマノ、有光工業、カイジョー、鎌倉製作所、協和製作所、昭和電機、三立機器、ダイキン空調東海、DAITO、東京理化器械、NIVAC、橋本クロス、フルタ電機
・産業機器
アンドソー、エスティジェイ、大阪ジャッキ製作所、カスタム、小池酸素工業、コイデ、小堀鉄工、昭和精工、新東工業、ダイキ、大東精機、ダイヘン溶接メカトロシステム、太洋、タケダ機械、中央製作所、鶴見製作所、寺田ポンプ製作所、デンヨー興産、ハタリー精密、ビグモント、北越工業、マイト工業、三井精機工業、明治機械製作所、ラクソー、ワイエス工機
・マテハン機器・梱包・包装機器
アカシン、エレクター、オークラ輸送機、大阪タイユー、岡村製作所、河原、岐阜プラスチック工業、サンキテック、ストラパック、象印チェンブロック、ダイフク、大日本インキ化学工業、日工、花岡車輌、扶桑金属工業、富士製作所、二葉製作所、明電ホイストシステム、ワタベ産業、ワンウィル、をくだ屋技研
・メカトロ機器
CKD、シグマー技研、太陽鉄工、ダイアディックシステムズ、ダイキンパワーテクノス中部、中央精機、THK、マキシンコー、三木プーリ、ヤマハ発動機
工 具
・切削・測定工具
工フ・ピー・ツール、オーエスジー、岡崎精工、サンドビック、住友電工ハードメタル、ソニー・マニュファクチャリング・システムズ、日立ツール、ミツトヨ、三菱マテリアルツールズ、ムラキ、モトユキ
・ツーリング補要工具
イズミコーポレーション、エヌジェイアイ、MSTコーポレーション、カトウ工機、カネテック、北川鉄工所、聖和精機、武田機械、田中インポートグループ、津田駒工業、ナベヤ、日本オートマチックマシン、日研工作所、豊和工業、ユキワ精工、レクサス
・電動・エアー工具
アサダ、育良精機製作所、エヌピーケイ、オーモリ、オグラ、亀倉精機、高速電機、サンワ、新ダイワ工業、日東工器、日本精密機械工作、日本電産シバウラ、ボッシュ、リョービ販売、松下電器産業
・研磨材
クレノートン、タクト、柳瀬、レヂトン
・作業工具
エンジニア、オーエッチ工業、スーパーツール、フジ矢、ベッセル、前田金属工業、MCCコーポレーション、マルティ、室本鉄工、ロブテックス
・環境関連機器
ケルヒャージャパン、静岡製機、田中技研、トーヨーコーケン、前田シェルサービス、マックス、ミヤツ工業、淀川電機製作所
・小型工作機械
飯田鉄工所、コスモキカイ、サカイマシンツール、シージーケー、大同興業、日本レボー、ビックツール、藤田製作所、平和テクニカ、ホーセイ、美濃工業
・その他関連商品
イーグルクランプ、大阪製罐、鈴木油脂工業、タイホーコーザイ、田村総業、トスマック、ナカオ、日新被服、日本製紙クレシア、長谷川工業、ハタヤリミテッド、浜田プレス工芸、フナソー、マサダ製作所、マルティ
住設建材
アイホン、イエノグ、喜多村合金製作所、京セラソーラーコーポレーション、キング工業、クボタシーアイ、クリナップ、コロナ、サンウェーブ工業、シャープエレクトロニクスマーケティング、ダイキン工業、ダイヤモンド工業、タカラスタンダード、中部電力、東建ナスステンレス、ナガワ、ノーリツ、日立コンシューママーケティング、日立ハウステック、日野興業、フリーパネル、マイゾックス、松下電工、ミカド、ミタケ電子工業、三菱住環境システムズ、山善住建統括部、淀川製鋼所
特選品
・レジャー
かとう、キャノントレーデイング
・健康機器
エルジン、シンコム、ファミリー、フジ医療器、ヤマト
・調理機器
サタケ、ピースタールーム、ラテール
(出品メーカーは、どてらい市パンフレットより抜粋したもので、変更される場合もあります。)

目標115億円、来場者1万5000名
成功に向け結束図る
07中部どて市決起と躍進の夕べ

 「2007中部どてらい市」(主催店92社、出品メーカー276社)の開催まで残り1カ月余りとなった5月8日、名古屋市熱田区の熱田神宮会館において午後6時より「決起と躍進の夕べ」が開催され、主催店、出品メーカーら608名が出席して中部どてらい市の成功を誓い合った。
 当日は川端山善名古屋営業本部工具部長が司会を務め、冒頭、どてらい市事務局を代表して挨拶に立った寺坂山善名古屋営業本部長は「本日、207社608名様がお集まりです。これは新記録です。山善は5月をもって満60年、この61期も皆様方のお陰で3,780億円という新記録の決算を発表いたしました。有り難うございます。61年目のスタートは、この中部どてらい市で始まります。皆様方と我々とお客様を交えた、三位一体となった大成功が、どてらい市、山善、メーカー様、主催店様の躍進のキーワードです。一つ欠けても躍進は出来ません。この3年間、右肩上がりの中で大きな数字を頂戴してまいりました。しかし昨年の後半から、少し中部地区においては一服感がある。本来このどてらい市は、一服感、もしくはもっと苦しい時に、これから立ち上がる勇気と結果を皆さんと分かち合って前進するための企画。皆様の持てる力を100%、いや120%発揮していただきたい。誠心誠意、皆様のベクトルを合わせて行きたい。是非お力をお貸し下さい。我々山善社員は精一杯の完全燃焼をお約束したい」と決意を表明。来場者には抽選で、第32回を記念して32インチの液晶テレビ「シャープAQUOS」3本、また60周年を記念し「任天堂Wii」が60本当たることも発表された。
 主催店を代表して大久保大久保商事社長が「私共はどてらい市に取り組むにあたり、昨年より若手を中心に事務局を設置、私共のお客様1,237名の方に来ていただきました。動員することにより、商売に繋がることを身をもって感じました。今年も1,200名の動員を目標に頑張っております。動員することにより結果は必ずついてくると確信いたしております。営業は本業の商品を売り、営業以外のアシスタントや業務等の人も一つ商品を決めて売るという目標を持って取り組んでいる。社内一丸となって売って行くということは非常に盛り上がるような気がする。1,200名以上を動員して、感動空間を盛り上げて行きたい」と挨拶。
 大谷2007中部どてらい市事務局長より、売上目標115億円、顧客動員目標15,000名と今回の目標が発表された。
 続いて主催店、メーカーの代表による鏡開きが行われ、メーカーを代表して影山OSG部長の力強い発声で乾杯。懇親会では抽選会も行われ、主催店、メーカー、山善が互いに懇親を深め、本番に向けて決意を新たにした。

杉本真美女子プロを招き講演目指す
ユアサと三位一体でオンリーワン
中部青年やまずみ会平成19年度総会を開催

 ユアサ商事(社長=谷慈義氏、本社=東京)の中部青年やまずみ会(会長=松池博之氏、ジャックス・ワン取締役統括部長)は5月9日午後3時より、名古屋市東区葵のメルパルク名古屋にて「平成19年度中部青年やまずみ会総会」を開催した。
 冒頭、松池会長が「今年は、六月の全国大会での東欧研修、中部企画の秋の工場見学会、そして9月のグランドフェアと催しが盛り沢山。景況は大手を中心に確かな回復を見せているが、依然格差もあり、建設や設備関連は回復が遅れている。このような時こそチャンスを捉えて、人と人の顔が見える、小さくても小回りのきく地域に根ざしたオンリーワン企業を目指したい。ユアサグループ全体で生き残っていきましょう」と挨拶。
 次いで、中村紘一ユアサ商事常務が「昨年創業340周年を迎え、記念セールも成功裡に終えることができた。今後も100年、200年先を見据え信頼をもっと太いものにしていきたい。今年は7年ぶりに復配が決まり、少し皆様に還元ができる。ここ数年の計画は財務体質の強化と営業力の向上の2本立てできたが、在庫の充実などやっと攻めの経営に入ってきた。中部でも今秋、弥富に建機の在庫基地を立ち上げる。ここは輸入の高所作業者の整備基地、レンタルハウスや中古建機のオークションの基地として活用する。6月に社長が交代、名古屋の支社長も松平義康に代わった。グループ力の機能強化を進め、攻めの営業展開で9月のグランドフェアも成功するよう頑張っていく」と同社の取り組みについて語った。
 事務局より会員数30社中出席20社、委任状出席5社の合計25社の出席により総会は成立と宣言された。
 議事は松池会長を議長に進行し、@平成18年度事業報告A平成18年度会計報告、会計監査報告B役員改選C平成19年度事業計画案D平成19年度会計予算案について事務局から説明があり、すべての議案について承認された。なお、役員改選では全員の再任が承認された。
 総会終了後は、「イキイキ生きる『ゴルフの旅』から学んだこと」の演題でプロゴルファーの杉本真美氏(ユーロマミ倶楽部主宰)による講演会が行われた。講演では、ゴルフを始めた切っ掛けや、ハイアマチュアからプロヘの転向、プロ時代の苦悩、そしてツアープロから子供たちを指導するレッスンプロになったいきさつなど、数々のエピソードが語られ、「ゴルフは道具が大事。現在グラファイトシャフトが主流だが、短いアイアンなどはスチールシャフトの方がクラブのヘッドの重さで振れる。重い分、小手先でコントロールができないので安定したスイングができる」とアドバイスも。「ゴルフの技術は日進月歩で、10年前と現代ではゴルフの理論も大きく変わってきている。新しい情報技術を知るのも大切」と話した。杉本プロによる技術指導もあり、質疑応答が活発に行われた。
 このあと懇親会に移り、冒頭、新任の松平名古屋支社長より挨拶があり、水谷副会長(ミズタニ機販社長)の乾杯で開宴。終始和やかな雰囲気の中、会員同士の交流が図られた。
【講師プロフィール】
 杉本真美(すぎもと まみ)
 レディースヨーロピアンツアー会員、日本女子プロゴルフ協会会員A級ティーチングプロフェッショナル、JALゴルフクリニック講師、奈良ジュニアゴルフクラブ講師、ユーロマミ倶楽部主宰。
 京都生まれ。15歳でゴルフを始め、1981年、初めての挑戦で日本のプロテストに合格。1988年、欧州女子ツアーメンバーとなりヨーロッパ各地を転戦。日本人女性として初めて「全英女子オープン」マンデーから出場。1995年、「JALゴルフクリニック」講師に抜擢され指導者としての道を歩み始める。2000年、「ユーロマミ倶楽部」発足。「世界の名ゴルフ場めぐり」をスタート。「ゴルフの旅」の中で、素敵なゴルファーたちと出会っていくことをライフワークとしている。
 テレビ朝日「全英女子オープン」解説ほかテレビ出演多数。

最大3刃物台搭載、量産対応
複合加工機「NZシリーズ」
森精機製作所加工時間を40%短縮

 森精機製作所(社長=森雅彦氏、本社=名古屋市中村区名駅2丁目35-16)は、独自の技術を多数搭載した複合加工機「NZシリーズ」全10機種の受注を5月1日より開始した。
 NZシリーズは、最大3刃物台を持ち、全刃物台にBMTTMとY軸機能を搭載した複合加工機。バー材、フランジ、シャフトの量産加工用として、自動車部品、電気・通信機器、油圧・空圧機器など様々な分野における量産精密部品の加工において高効率加工を実現する。
 NZシリーズは多様なニーズに対応するため、様々なバリエーションの10機種をラインナップ。チャックサイズは6インチ対応のNZ1500、八インチ対応のNZ2000の2種類があり、2つの刃物台・Y軸機能無しから、3つの刃物台・3つのY軸機能まで選択できる。
 一刃物台には16本の工具を取り付けることができ、最大48本の工具を取り付け可能で、少ない段取り替えで長時間無人運転を可能に。切りくず処理性を考慮した構造や三次元干渉チェック機能の搭載により、安心して連続運転や段取り作業を行うことができる。
 T3Y3タイプは3刃物台全てにY軸機能とBMTTMを搭載している。3刃物台での同時加工により圧倒的な工程集約を実現した上、回転工具による重切削、高速加工を実現し、従来の2刃物台2主軸の加工機比で加工時間を約40%短縮する(NZ1500T3Y3の場合)。
 定価は、NZ1500T3Y3が3,690万円、NZ2000T3Y3が3,840万円で、月産15台。
【NZシリーズの特長】
 @全刃物台にBMTTM搭載
 標準で全ての刃物台にBMTTMを搭載している。回転工具主軸ではクラス最大出力の7.5kw、最高回転速度6,000min‐1(オプションで12,000min‐1)となっており、重切削性、高速性を両立。また、T3タイプでは3刃物台で計48本(一刃物台当たり16本)の工具を取り付け可能で、生産性を大きく向上させる。
 A加工時間を飛躍的に短縮
 複数刃物台での同時加工を実現しただけでなく、第1主軸―第2主軸間のワークの受け渡し時間の短縮や、送り速度や回転工具の高速化、ワークアンローダ動作時間の短縮により加工時間を大きく短縮させる。
 B切りくず処理性向上
 下刃物台の配線・配管経路を機内カバー内部に配置し、切りくずの処理性を高めている。下刃物台は丸首のタートルネック構造により、刃物台上に切りくずが堆積するという問題を解決している。
 また、カバー構造の隙間を徹底的に排除することによりカバー内部への切りくず侵入を防ぎ、ガイド面やボールねじを切りくずから守る。
 C次世代オペレーティングシステムMAPPSVで三次元干渉チェック機能を搭載
 三次元干渉チェック機能により複数刃物台の複雑な動きを機械の動作と同期して確認でき、干渉を検知した際には機械を即座に停止させ、衝突を防ぐ。制御装置の操作性にもこだわり、作業者にストレスをかけず、高効率加工に大きく貢献する。
 Dシリーズ10機種
 NZシリーズでは顧客のニーズに応えるために多彩なバリエーションをそろえている。チャックサイズ(6インチまたは8インチ)、第3刃物台の有無、Y軸機能の有無を選択できるよう、10機種を用意した。

西日本最大規模の工作機械見本市
第47回西日本総合機械展
6月21日(木)から3日間開催

 「第47回西日本総合機械展」(西日本産業貿易コンベンション協会主催)が6月21日から23日までの3日間、北九州市小倉北区の西日本総合展示場新館で開催される。
 この機械展は、工作機械を中心に金属加工に関する製品・技術の見本市として、九州・山口地区で行われる唯一の展示会。昭和36年から毎年開催され今年で47回目を迎える恒例事業で、地域ユーザーに支持され続けている。
 また、国(経済産業局)・県・市との連携により、中小企業振興事業と新産業・新技術振興を図るとともに、国際技術交流推進を目的に開催される。
 同展には、JTEKT、牧野フライス製作所、ヤマザキマザック、住友重機械工業、三井ハイテック、スギノマシン、富士機械製造等の日本を代表する工機メーカーが多数出展。ものづくりにおける最新の製品と高い技術を一堂に展示し、自動車産業(北部九州自動車150万台生産拠点)を中心とした製造業の未来を支援する。
 今回は、今後の産業の共通基盤技術であるナノテクノロジーをテーマとした見本市と、中小企業振興事業、ロボット産業振興事業、アジア産業交流事業も併せて開催する。
 開催概要
▽名称=第47回西日本総合機械展
▽日時=平成19年6月21日(木)〜23日(土)の3日間、午前10時〜午後5時(最終日は午後4時まで)
▽場所=西日本総合展示場新館(北九州市小倉北区浅野三丁目8番1号)
▽主催=西日本産業貿易コンベンション協会
▽開催規模=8,000u、212社385小間(同時開催事業を含む)
▽展示内容=複合加工機、マシニングセンタ、ターニングセンタ、旋盤、平面研削盤、直動案内機器、リニアモーターテーブル、低圧ブラスト装置、射出成形機、計測器、切削工具、切削油剤、研磨剤、CAD/CAMシステム他
▽入場料=700円(登録制)
▽入場目標=18,000人
【同時開催】
◆「第33回ふくおか産業技術振興展」(ふくおか産業技術振興展実行協議会主催)
 地場中小企業の加工品・完成品等を展示実演することにより、優れた加工技術力や製品開発力等を紹介し受注機会の増大や新規取引先の開拓を図る展示会。(出品社数=35社・団体)
◆「福岡ナノテクNOW2007」(福岡ナノテク推進会議主催)
 福岡ナノテク推進会議の会員企業・機関のナノテク製品や研究開発の現状を紹介し、新たなるビジネスにつなげるナノテク製品・技術の見本市。(出品社数=44社・団体)
◆「アジア産業交流フェア二〇〇七」(アジア産業交流フェア実行委員会主催)
 自動車、機械、電気・電子分野を中心とした韓国、タイ、中国をはじめアジア地域の製品、部品、半製品、加工技術を一堂に展示し、ビジネスマッチングを推進する展示商談会。(出品社数ほ43社・団体)
◆「ロボット産業マッチングフェア北九州」(北九州ロボットフォーラム主催)
 北九州ロボットフォーラム会員による製品、要素技術及び研究成果公開のための見本市。(出品社数=20社・団体)
◆「北九州市受注拡大商談会」(北九州市主催)
 地元の中小製造業の受注確保や新規取引先の開拓を支援する目的で、機械・金属分野の発注企業がフェアに参加。発注側のニーズに、また発注案件に素早く対応でき、取引先の開拓を強力に支援する。
【問合せ先】
 西日本産業貿易コンベンション協会内「西日本総合機械展」主催事務局、TEL093-511-6800、FAX093-521-8845、Eメールkikai@convention-a.jp

本社名古屋地区の
194名が参加しBL大会
八幡ねじ 東京・松本・九州でも

 八幡ねじ(社長=鈴木建吾氏、本社=愛知県北名古屋市)は4月14日午前9時より、稲沢グランドボウルで本社名古屋地区の社員194名が参加してボウリング大会を開催した。
 1人3ゲームで日頃の腕前を競った結果、男子は野村政雄氏が529ピンで、女子は高桑慶子さんが393ピンで見事優勝した。
 ボウリング終了後は、会場をザ・グランドティアラ一宮(一宮市)に移して午後零時よりパーティーが開かれ、鈴木社長の挨拶に続いて、ボウリングの上位入賞者に豪華賞品が贈呈された。また、併せて特別表彰、永年勤続表彰等も行われた。
 上位入賞者は次の通り。
(敬称略)
【男 子】
▽優 勝=野村政雄529ピン
▽準優勝=鵜飼修500ピン
▽準優勝=美濃羽一成500ピン
▽3 位=丹羽徹男498ピン
【女 子】
▽優 勝=高桑慶子393ピン
▽準優勝=山田由理子377ピン
▽3 位=市成可奈375ピン
 なおこの日は、同社の東京、松本、九州の営業拠点でも多数参加のもとボウリング大会が行われた。

新任執行役員に
箭内吉夫氏
キトー 財務部門の強化図る
 
 キトー(社長=鬼頭芳雄氏、住所=山梨県中巨摩郡昭和町築地新居2000)は、4月17日に開催した取締役会において、箭内吉夫氏を執行役員総務本部副本部長に選任した。グループ全体の財務部門の強化を目的として今回、執行役員を新たに選任した。

清水会長が最高顧問に
キッツ 取締役人事内定

 キッツ(社長=小林公雄氏、住所=千葉市美浜区中瀬1-10-1)は、5月10日に開催した取締役会において、清水雄輔取締役会長を取締役最高顧問に、また堀田康之専務執行役員バルブ事業部長を新たな取締役に内定した。就任に関しては、6月28日開催の第93回定時株主総会で選任の予定。

19年6月10日2277号
更なる組合の活性化目指す
新理事長に鈴木建吾氏
愛鋲協19年度通常総会を開催

 愛知鋲螺商協同組合(理事長=藤田K氏・藤田螺子工業社長)は5月22日午後5時より、名古屋市中村区椿町の名鉄ニューグランドホテルにて「第34期通常総会」を開催した。平成18年度事業報告をはじめとする各提出議案は全て異議なく原案通り承認可決され、役員改選では鈴木建吾副理事長(八幡ねじ社長)が理事長に就任、藤田理事長は相談役に就任した。
 総会は阿部理事(織田商店社長)の司会で進められ、資格審査では司会者より「55社中44社(委任状含む)出席。組合員の過半数以上の出席を得たので本日の総会は成立する」と宣言された。
 挨拶に臨んだ藤田理事長は、「平成19九年度の通常総会にご出席いただき有り難うございます。あっと言う間の一年でございました。本日の第34期通常総会では役員の改選がございます。私は2期4年間理事長を仰せつかり、皆様方のご協力を賜りながら無事務めることができました。特に日本ねじ商連の総会を犬山で開催させていただきましたことは、私にとりまして大変思い出深いものがございます。それともう一つは、事務局を熱田神宮から今の名古屋機工新聞に引越し、事務所経費についてかなり削減をさせていただきました。ちょうど2年になりますが、皆様方のお陰をもちまして予算的に非常に逼迫していた中で心配をしておりましたが改善されました。また、ねじの日の記念品も販売させていただいております。当業界のPRに皆様方が大変力を貸していただいたお陰で、若干ではありましたが財政に余裕もできました。これも合わせてお礼を申さなければなりません。私、鈴木日出男相談役から理事長を引き継ぎまして、四年間色々な意味でご指導をいただきながらやって参りました。改めましてこの総会以降は、組合員として当組合、またねじ商連に対してもご協力できますように、全力投球を継続させて行きたいと思います。新内閣と共に一緒にやって行きたいと思います。それと本年、『ねじの日』の記念品の携帯ストラップに149セットのご注文をいただきました。これは愛鋲協、鈴木相談役(日本ねじ商連会長)にとっても胸を張れる結果ではないかと感じております。合わせまして継続事業のボルトボトルも51本のご注文をいただきました。ねじの記念品ということで、6月1日に拘らず、継続事業として日本ねじ商連の方で進めてまいりますので、是非とも本日以降もご注文をいただければと存じます。本日は新体制ができ上がりますので是非ともご承認を賜って、新しい船出ができるような形でご協力をいただきますようお願い申し上げますと共に、四年間のご協力、ご指導を賜りましたことを御礼申し上げます」と述べた。
 引き続いて、藤田理事長を議長に選出して議案審議に移り、第1号議案から第4号議案をそれぞれ審議した。
 第1号議案=平成18年度事業報告並びに収支決算報告承認の件では、事業報告、決算報告、監査報告が行われ、原案通り承認可決された。
 第2号議案=平成19年度事業計画(案)並びに収支予算(案)承認の件では、事業計画案、収支予算案が提示され、原案通り承認可決された。
 第3号議案=組合規約に関する件では、平成19年度加入金及び賦課金並びにその徴収方法の案が示され、原案通り承認可決された。
 第4号議案=任期満了に伴う役員改選に関する件では、指名推選方式で理事に鈴木建吾氏(八幡ねじ)、土方成一氏(金城螺子製作所)、馬場將嘉氏(メイナン)、奥田一正氏(奥田商会)、阿部常徳氏(織田商店)、花井康志氏(ハナイタイト)、大野正博氏(中部製作所)、関戸一正氏(関戸機鋼)、監事に山田賢治氏(山田螺子工業所)、佐野隆政氏(佐野螺子工業)が選任された。引き続いて第1回理事会を開催し、互選の結果、鈴木建吾氏が理事長に選出され就任、副理事長には土方氏、馬場氏がそれぞれ就任した。
 新任理事を代表して、鈴木新理事長が「皆様のご協力のもと、組合が更に活性化できますように全力を尽くして努力してまいります」と所信を表明。
 水野愛知県中小企業団体中央会情報調査部長の祝辞のあと、鈴木新理事長より藤田前理事長に記念品が贈呈され、総会を終了した。
 このあと行われた懇親会では、司会の馬場副理事長による開宴の辞に続いて、鈴木日本ねじ商連会長(組合相談役)の祝辞、船橋相談役(船橋商店社長)の力強い発声で乾杯。参加者は和やかに歓談して交流を深め、土方副理事長の中締めでお開きとした。
 なお、当日は総会に先立ち午後3時から「第10回定例理事・役員会」を開き、役割分担の確認などを行い総会に臨んだ。次回理事・役員会は6月25日午後6時より組合事務所にて開催の予定。

全会一致ですべての議案を承認
鬼頭理事長が再選
愛知県金物商工協同組合19年度通常総会開催

 愛知県金物商工協同組合(理事長=鬼頭宏治氏・丸政会長)は、5月25日午後4時より、名古屋市千種区の愛知厚生年金会館にて「平成19年度通常総会」を開催した。
 冒頭、昨年度亡くなられた組合員の先輩方に哀悼の意を捧げる黙祷が行われた。
 理事長挨拶で鬼頭理事長は、「景気は依然緩やかな拡大を続けているとの発表がなされておりますが、その実態は、輸出と海外生産による部分が大きく、われわれの業界にはちょっと縁のない話だと思っております。一方で、原材料価格の高騰、大都市圏に限られた地価上昇など、日本経済に今後どのような影響をもたらすか、懸念されております。当組合では、今日現在、組合員数が48社から46社へと2社減少しております。しかし、事業活動におきましては、組合員の皆様、賛助会員の皆様のご協力を得まして、概ね順調に推移していることをご報告申し上げます」と語った。
 議事に入る前に出席者数の報告が行われ、組合員総数46社中41社が出席(委任状含む)し、総会は有効に成立。
 鬼頭理事長による議事進行で、各議案の審議が行われた。
 第1号議案=平成18年度事業報告書、財産目録、貸借対照表、損益計算書及び損失金処理(案)承認の件、第2号議案=平成19年度事業計画書(案)及び収支予算(案)承認の件、第3号議案=平成19年度経費の賦課徴収方法(案)承認の件、第4号議案=定款一部変更の件、第5号議案=役員改選の件、以上すべての議案について全会一致で承認された。
 役員改選で、理事長に再選した鬼頭氏は、新役員代表挨拶に立ち「組合員が減少傾向にある厳しい環境下にありますが、心を新たに組合活動に貢献していきたいと思っております」と語った。
 最後に、名古屋市市民経済局産業部産業経済課の社本謙氏より来賓祝辞が述べられ、総会は終了した。
 総会後の懇親会では、和やかな雰囲気の中、組合員同士親睦を深めていた。

鉱工業指数(IIP)生産・出荷・在庫減少
経産省作成の主な景気指標3月速報値
経産省経産政策局調査統計部4月27日発表

 経済産業省経済産業政策局調査統計部が4月27日に発表した、「経済産業省作成の主な景気指標」によると、3月(速報値)の鉱工業指数(IIP)では、生産、出荷とも2カ月ぶりに、在庫は3カ月連続で前月比マイナスとなった。在庫率は2カ月連続で同プラス。3月(速報値)の生産動態統計調査では、乗用車が17カ月ぶりに前年同月比マイナスに。また、液晶素子も20カ月ぶりの同マイナスとなった。一方、半導体製造装置は14カ月連続で同プラスとなっている。2月の全産業活動指数は前月比0.9%増。建設業活動指数、鉱工業生産指数、第三次産業活動指数、公務等活動指数のすべての産業で同プラスとなった。
 ◆鉱工業指数(IIP)
 3月(速報値)の生産は前月比0.6%減、出荷は同1.5%減と、ともに2カ月ぶりに低下。在庫は同0.5%減で3カ月連続の低下となった。在庫率は同1.8%増と2カ月連続で上昇。
 3月(速報値)の財別生産指数をみると、資本財は前月比4.6%減と2カ月ぶりの低下、建設財は同1.8%減と2カ月連続の低下、耐久消費財は同2.4%減、非耐久消費財は同1.9%減と、ともに2カ月ぶりの低下、生産財は同0.8%増と2カ月連続の上昇となった。
 ◆生産動態統計調査
 3月(速報値)の主な品目の動向をみると、情報化関連品目ではパーソナルコンピュータが前年同月比10.1%減と3カ月ぶりの減少、PHS・携帯電話が同18.5%減と9カ月連続の減少、半導体集積回路(モス型)は同1.5%減と2カ月連続の減少となった。また、乗用車も同2.6%減と17カ月ぶりに減少に転じた。※半導体集積回路(モス型)はその他のモス型を除く。
 このほか、液晶素子が前年同月比4.1%減と20カ月ぶりの減少、数値制御ロボットが同18.4%減と5カ月連続の減少、半導体製造装置が同5.3%増と14カ月連続の増加、粗鋼が同5.5%増と10カ月連続の増加、エチレンが同20.2%増と5カ月連続の増加、印刷・情報用紙が同0.0%と横ばいになった。
 ◆第三次産業活動指数
 2月の第三次産業活動指数は前月比1.0%増と上昇。大分類業種をみると、卸売・小売業(前月比2.4%増)、金融・保険業(同4.1%増)、医療・福祉(同1.7%増)、運輸業(同1.3%増)、電気・ガス・熱供給・水道業(同1.2%増)、情報通信業(同0.5%増)、学習支援業(同0.5%増)が上昇し、サービス業(同0.3%減)、不動産業(同0.8%減)、飲食店・宿泊業(同0.6%減)、複合サービス事業(同0.3%減)が低下した。
 サービス業の内訳をみると、対個人サービス業(前月比1.1%減)は、自動車整備業などが減少したことから低下した。対事業所サービス業(同0.6%増)は、専門サービス業などが増加したことから上昇した。
 ◆特定サービス産業動態統計調査
 2月(確報)の対事業所サービスは、物品賃貸(リース)業が前年同月比1.0%増と2カ月連続の増加、情報サービス業が同5.1%増と5カ月連続の増加、広告業が同0.6%減と3カ月ぶりの減少。対個人サービスは、ゴルフ場が同22.9%増と3カ月連続の増加、遊園地・テーマパークが同24.3%増と12カ月連続の増加。
 ◆商業動態統計調査
 平成19年3月の商業販売額は58兆3,620億円、前年同月比1.3%増となった。
 これを卸売業、小売業別にみると、卸売業は46兆2,910億円で同1.8%増となった。小売業は12兆710億円で同0.7%減となった。
 なお、商業販売額の季節調整済前月比は、5.8%減。卸売業は同7.4%減、小売業は同1.3%減となった。
 ◆全産業活動指数
 2月の全産業活動指数は前月比0.9%増と上昇。
 産業別にみると、建設業活動指数(前月比2.3%増)、鉱工業生産指数(同0.7%増)、第三次産業活動指数(同1.0%増)、公務等活動指数(同0.6%増)のすべての産業で上昇した。

輸出契約高5,025億5,800万円前年比15.3%増
プラント6件で560億6,900万円前年比47.4%減
日本産業機械工業会3月産業機械輸出契約状況

 日本産業機械工業会がまとめた平成19年3月の産業機械輸出契約状況によると、主要約70社の3月の輸出契約高は前年同月比15.3%増の5,025億5,800万円となった。
 プラントは6件で、中東の減少により前年同月比47.4%減の560億6,900万円となった。単体は、前年同月比35.6%増の4,464億8,900万円。
 機種別にみると、ボイラ・原動機はアジア、中東、オセアニア、ロシア・東欧の増加により前年同月比66.2%増、鉱山機械はアジア、アフリカ、オセアニアの減少により同35.2%減、化学機械はアジア、中東の増加により同54.2%増、プラスチック加工機械はアジアの増加により同1.6%増、風水力機械はアジア、中東、ヨーロッパの減少により同18.8%減、運搬機械は北アメリカの増加により同13.9%増、変速機はアジアの増加により同21.6%増、金属加工機械はアジアの減少により同22.8%減、冷凍機械はアジア、ヨーロッパの増加により同19.2%増となった。
 地域別構成比は、中東36.3%、アジア29.5%、北アメリカ15.9%、オセアニア9.1%、ヨーロッパ4.2%となっている。

総会の役割分担・進め方を確認
10月に全国交流会開催
愛機工青年部5月度役員会開催

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=野田道典氏・ノダキ社長)青年部(部長=森庸一氏・森哲社長)は、5月10日午後6時30分より名古屋市熱田区の愛機工組合事務局にて5月度青年部役員会を開催した。
 今回は、次の5項目について話し合いが行われた。
@総会・懇親会
 6月1日に開催される、平成19年度通常総会・懇親会の役割分担および進め方等の詳細について確認がなされた。
A組合野球大会
 大会第3日目を5月12日に一宮で四試合行い、同第4日目を5月19日に稲永で四試合行うことが伝えられた。
B全国交流会
 全国青年部交流会を今年は愛知県主催で行う。全機工連加盟の全国各組合に事前アンケートを実施したところ、現時点で参加の可能性があるのは、6団体(愛知県を含めると7団体)となっている。参加人数は、前回(東京)並みの40名ほどになると見込んでいる。今回は、良い機会なので、メカトロテックジャパンを他県参加者に見てもらうことを考慮し、10月20日の開催を予定。
C講演会
 青年部・熱田支部合同セミナーを6月7日午後6時より名古屋都市センターにて開催する。当日は、日本リガメントの田中社長を講師に招き、「企業経営における人間づくりとビジネスデザイン」をテーマとして講演が行われることが伝えられた。
Dその他
 他産業視察として、韓国研修(10月12〜14日)の実施について森部長から提案がなされ、検討していくことになった。

4月の受注額1,277億円前年比7.5%増
外需は20.9%増と拡大基調
日本工作機械工業会4月工作機械受注

 日本工作機械工業会がまとめた、2007年4月分の工作機械受注実績調査報告によると、4月の受注額は1,277億円で、前月比では3月の反動減を反映して7.0%減と3カ月ぶりにマイナスとなるも、前年比は7.5%増と4カ月連続のプラスになった。4月単月での受注額としては過去最高額であり、36カ月連続での1,000億円超えはバブル期を14カ月抜き最長記録を更新中。また、1〜4月の累計は5,163億円と、外需の拡大により前年比9.9%増の二桁近い伸びを示し、昨年を上回る力強い勢いをみせている。
 内外需別にみると、内需は592億円で前月比は11.8%減と3カ月ぶりにマイナスとなり、前年同月比も4.8%減と前月に続いてのマイナスになった。主要業種の前月比では、一般機械3.9%増、自動車23.3%減、電気・精密38.6%減と一般機械のみプラスになった。
 外需は685億円で前月比は2.3%減と3カ月ぶりのマイナス、前年同月比は20.9%増と20カ月連続のプラスになった。地域ごとでは、アジアが史上最高額を16カ月ぶりに更新するなど、主要三極とも概して好調に推移している。業種別では、世界各地域で自動車向けが好調なほか、欧米を中心に航空機、エネルギー関連、建機、IT関連、医療など多くの分野で好調に推移している。
 内需の内訳をみると、一般機械は293億円で前年比5.0%増と2カ月ぶりのプラス。このうち、金型は55億円で同11.3%減。2006年8月以降前年比マイナスで推移している。自動車は155億円で同6.0%減と3カ月ぶりにマイナスに転じた。このうち、部品は59億円で同12.5%減と2カ月ぶりにマイナスとなった。電気・精密は49億円で同24.7%減。IT関連財の在庫増を反映してか、2006年12月以降マイナスで推移している。このうち、電気は30億円で同18.0%減と2カ月ぶりのマイナス。精密は20億円で同33.0%減と2006年12月以降マイナスで推移している。
 外需の内訳では、アジアが263億円で前年比24.5%増。東アジアでは中国が昨年末より前年比プラスで推移しており、韓国も2カ月連続で同プラスとなった。その他アジアではインドが好調。欧州は215億円で同34.6%増。前年比は主要三極で最も高い伸びとなった。EU主要国では英国を除き同プラスとなっている。北米は191億円で同4.0%増と、2005年12月より前年比プラスを維持しており好調を持続している。
【1〜4月の受注累計額】
 受注総額5,163億円(前年比9.9%増)は、4月時点での累計額としては史上最高額を記録した昨年の4,698億円を上回るペース。
 @内需2,455億円(前年比1.8%減、内需比率47.5%)
 全11業種中、四業種で前年比プラスとなった。主な業種では、一般機械が好調持続、自動車は微減、電気・精密は2割弱のマイナス。▽一般機械1,091億円(前年比1.8%増)▽自動車711億円(同0.2%減)▽電気・精密251億円(同17.0%減)。
 A外需2,708億円(前年比23.1%増、外需比率52.5%)
 1〜4月累計額では、三年連続で最高額を更新した昨年を上回るペースである。主要三極ともに前年比プラス。▽アジア982億円(同16.6%増)▽欧州857億円(同53.2%増)▽北米811億円(同7.7%増)。

ECO―EXを新発売
ハイドロテクトカラーコート
TOTO耐久性20年を実現

 TOTOのグループ会社であるジャパンハイドロテクトコーティングス(社長=河野秀平氏、本社=東京新宿区)では、光触媒を利用した独自のハイドロテクト技術(※)で、大気浄化力と防汚性に優れた水性カラーコートの製造販売を行っている。このたび、従来品に比べ6倍の大気浄化力を実現し、防汚性、耐久性に優れ、約360色の標準色をもつハイドロテクトカラーコートECO―EXを5月15日に発売した。多くの標準色を持つ中塗りのカラー層と、高い光触媒特性を生み出す上塗りの光触媒層を開発したことで、高い大気浄化力、防汚性、耐久性を同時に実現することができた。建物外装の壁面はもとより、特に汚れやすい陸屋根の端面や塀の垂直面、窓開口部周辺などに最適。
※ハイドロテクト
 TOTO独自の光触媒技術を用いた商品に付記される技術ブランド。太陽の光を利用し、大気浄化、防汚などの機能を発現するエコ技術。
【商品の特長】
◆環境浄化性
 車の排気ガスに含まれるNOxなど人体に影響を及ぼす大気中の汚染物質も、光触媒が太陽の光を受けて生み出す活性酸素で無害化する。TOTOのハイドロテクト技術を用いた塗料とタイルは発売以来すでに約10,000,000u以上の建物に採用されている。これはポプラの木約57万本の空気浄化能力に相当する(1,000uでポプラの木95本)。ハイドロテクトカラーコートECO―EXは従来の約六倍の大気浄化能力を保有する環境を改善するコーティング材。
◆防汚性、抗菌・抗カビ性
 太陽の光が当たると、光触媒の作用で塗装表面に活性酸素が発生する。塗装表面に付着した汚れやカビや藻を活性酸素が分解し、付着力を弱める。塗装表面は水がなじみやすい「超親水性」なので、雨が降ることによって付着力の弱まった汚れやカビや藻が洗い流される。
◆塗装構造
 一般的な下塗りの上に、多彩な標準色を持つ中塗り(カラー層)を塗装する。その上に、上塗りとして光触媒層を塗装する。上塗りの光触媒層はクリア(透明)なため中塗りの色を損なうことなく光触媒の性能を発揮する。下塗りと中塗り(カラー層)、中塗り(カラー層)と上塗り(光触媒層)は、独自成分の働きでそれぞれ強固に結合すること、また、上塗り(光触媒層)が塗膜に悪影響を与える紫外線を吸収することによって、一般的に高耐久性塗料として知られるフッ素塗料同等の約20年という長期の耐久性を実現した。

中東向けの減少により前年度比4.1%減
単体機械は過去最高額
日本産業機械工業会18年度産業機械輸出契約状況

 日本産業機械工業会がまとめた平成18年度(平成18年4月〜平成19年3月)の産業機械輸出契約状況によると、主要約70社の平成18年度の輸出契約高は、アジアやヨーロッパ、北アメリカ向けなどほとんどの地域が増加したものの、中東向けの大幅な減少により、前年度比4.1%減の2兆5,021億円となり、過去最高だった前年度実績に次ぐ歴代2位の金額となった。
 プラントは、アジアやヨーロッパ、ロシア・東欧向けが増加したものの、中東向けが前年度に天然ガス関連の大口契約を複数受注した反動により大幅な減少となったことから、前年度比22.9%減の7,407億円。
 単体機械は、中東向けを除くすべての地域が増加し、前年度比6.9%増の1兆7,614億円となり、過去最高の金額となった。
 機種別にみると、ボイラ・原動機は中東、ヨーロッパ、北アメリカ、オセアニア、ロシア・東欧向けの増加により前年度比42.7%増、鉱山機械はアジア、北アメリカ、アフリカ向けの減少により同50.2%減、化学機械はアジア、北アメリカ、南アメリカ向けに増加がみられたものの、中東向けの大幅な減少により同33.0%減、プラスチック加工機械はヨーロッパ、北アメリカ、ロシア・東欧向けに増加がみられたものの、アジア、中東向けの減少により同1.9%減、風水力機械はアジア、アフリカ向けの増加により同19.5%増、運搬機械は中東、南アメリカ、ロシア・東欧向けに増加がみられたものの、アジア、北アメリカ向けの減少により同1.3%減、変速機はアジア、ヨーロッパ、南アメリカ向けの増加により同6.9%増、金属加工機械はオセアニア向けを除くすべての地域が増加し、特にアジア、中東、ヨーロッパ、南アメリカ、ロシア・東欧向けが前年度を大きく上回り同107.7%増、冷凍機械はアジア、中東、ヨーロッパ向けの増加により同9.5%増となった。
 地域別構成比は、アジア38.9%、中東26.9%、北アメリカ13.0%、ヨーロッパ11.4%、南アメリカ2.9%、オセアニア2.8%、ロシア・東欧2.8%、アフリカ1.3%となっている。

受注総額6兆2,094億円前年度比2.1%増
前年度比内需プラス・外需マイナス
日本産業機械工業会平成18年度産業機械受注状況

 日本産業機械工業会がまとめた平成18年度(平成18年4月〜平成19年3月)の産業機械受注状況によると、産業機械受注総額は、前年度比2.1%増の6兆2,094億円と4年連続で前年度を上回った。このうち内需は、同6.3%増の3兆5,742億円となり、3年連続で前年度を上回った。外需は同3.2%減の2兆6,351億円となり、5年ぶりに前年度を下回った。
 内需のうち、製造業では、食品、石油・石炭、造船向けが減少したものの、繊維、紙・パルプ、化学、窯業土石、電気機械、情報通信機械、その他製造業向けの増加により、前年度比3.2%増の1兆4,529億円となり、四年連続で前年度を上回った。非製造業では、建設、卸・小売向けが減少したものの、電力、運輸、その他非製造業向けの増加により、前年度比12.8%増の1兆425億円となり、3年連続で前年度を上回った。製造業と非製造業を加算した民需の合計は、前年度比7.0%増の2兆4,955億円となり、3年連続で前年度を上回った。官公需は、運輸、その他官公需向けが減少したものの、地方公務向けの増加により、前年度比8.7%増の7,446億円となり、六年ぶりに前年度を上回った。代理店は、前年度比3.5%減の3,340億円となり、2年ぶりに前年度を下回った。
 なお、内需で増加した機種は、ボイラ・原動機(前年度比7.3%増)、化学機械(冷凍含む)(同8.1%増)、タンク(同47.6%増)、圧縮機(同19.3%増)、送風機(同0.4%増)、運搬機械(同2.0%増)、変速機(同7.7%増)、その他機械(同17.2%増)の8機種であり、減少した機種は、鉱山機械(前年度比24.1%減)、プラスチック加工機械(同4.3%減)、ポンプ(同17.3%減)、金属加工機械(同17.5%減)の4機種であった。
 一方の外需では、アジアやヨーロッパ、北アメリカ向けなどほとんどの地域が増加したものの、中東向けの大幅な減少により、前年度比3.2%減の2兆6,351億円(歴代第2位の受注金額)となった。
 なお、外需で増加した機種は、ボイラ・原動機(前年度比38.1%増)、圧縮機(同49.3%増)、送風機(同24.2%増)、変速機(同6.1%増)、金属加工機械(同68.5%増)、その他機械(同38.0%増)の六機種であり、減少した機種は、鉱山機械(前年度比51.3%減)、化学機械(冷凍含む)(同28.5%減)、タンク(同61.8%減)、プラスチック加工機械(同2.1%減)、ポンプ(同11.7%減)、運搬機械(同3.5%減)の6機種であった。
 機種別の動向をみると、ボイラ・原動機は紙・パルプ、鉄鋼、運輸、官公需、外需の増加により前年度比19.4%増の1兆5,739億円となり、2年連続で前年度を上回った。鉱山機械は窯業土石、鉱業、建設、外需の減少により同32.7%減の313億円となり、5年ぶりに前年度を下回った。化学機械(冷凍機械含む)は内需が製造業、非製造業向けとも増加し前年度を上回ったものの、外需が前年度に天然ガス関連の大口契約を複数受注した反動もあって大幅に減少したことから同13.5%減の2兆489億円となり、5年ぶりに前年度を下回った。タンクは内需が化学、石油・石炭向けの増加により前年度を上回ったものの、外需が前年度に大口契約を複数受注した反動もあって大幅に減少したことから同40.2%減の430億円となり、5年ぶりに前年度を下回った。プラスチック加工機械は金属製品、その他製造業向けに増加がみられたものの、化学、一般機械、外需が減少したことから同3.1%減の2,012億円となり、2年ぶりに前年度を下回った。ポンプは化学、石油・石炭、卸・小売、官公需、外需が減少し、特に官公需と外需が大幅に減少したことから同15.8%減の2,910億円となり、2年ぶりに前年度を下回った。圧縮機は化学、一般機械、電力、その他非製造業、外需の増加により同33.5%増の3,286億円となり、4年連続で前年度を上回った。送風機は官公需が大幅に減少したものの、鉄鋼、電力、運輸、外需の増加により同3.7%増の275億円となり、2年ぶりに前年度を上回った。運搬機械は鉄鋼、卸・小売、外需が減少したものの、一般機械、電気機械、情報通信機械、電力、運輸、代理店の増加により同0.1%増の4,001億円となり、5年連続で前年度を上回った。変速機は窯業土石、その他輸送機械、外需の増加により同7.3%増の739億円となり、5年連続で前年度を上回った。金属加工機械は鉄鋼向けが前年度に大口契約を複数受注した反動もあって減少したものの、外需が大幅に増加したことから同18.4%増の2,291億円となり、2年連続で前年度を上回った。その他機械は自動車、その他製造業、その他非製造業、官公需、外需の増加により同21.6%増の9,603億円となり、4年連続で前年度を上回った。

18年度鋳鋼、鍛鋼前年度上回る
鋳鋼、鍛鋼とも生産量前年比増
日本鋳鍛鋼会鋳鋼・鍛鋼生産速報19年3月分

 日本鋳鍛鋼会は鋳鋼(全国77工場)、鍛鋼(同20工場)の3月分の生産実績(速報)を集計し、4月26日に発表した。それによると、3月の鋳鋼の生産量は24,978トンで、前月比4.9%増、前年同月比2.3%増となった。一方、鍛鋼の生産量は65,037トンで、前月比3.6%増、前年同月比1.3%増となった。
 平成18年度第4四半期ならびに平成18年度実績(速報)は次のとおり。
【平成18年度第4四半期生産実績】
 鋳鋼の生産量は71,895トンで、前期比1.6%減、前年同期比3.2%増となり、鍛鋼の生産量は182,237トンで、前期比3.6%減、前年同期比1.0%減となった。
【平成18年度(4〜3月)生産実績】
 鋳鋼の生産量は283,434トンで前年度比1.5%増、鍛鋼の生産量は741,463トンで前年度比2.9%増と、ともに前年度を上回った。
 鋳鋼は平成10年に20万トン台に落ち込んで以来9年間での最高値を記録。鍛鋼は昭和48年に記録した787,000トンに次ぐ高水準となった。
 なお、今後の見通しについては、現在の生産環境からみて平成19年度も鋳鋼、鍛鋼とも概ね現在の生産レベルで推移すると予測している。
また、3月の各地区の生産状況については次のとおり(※数字は前年同月比)。
【鋳鋼】
 北海道48.5、東北100.6、関東信越97.8、東海北陸108.0、近畿103.2、中国114.6、四国93.5、九州92.0、以上。
【鍛鋼】
 北海道106.4、関東信越106.5、東海北陸101.2、近畿99.4、中国112.3、九州93.1、以上。

受注高1兆756億4,900万円前年比13.1%増
内外需ともに前年比増
日本産業機械工業会3月産業機械受注状況

 日本産業機械工業会がまとめた平成19年3月の産業機械受注状況によると、当月の総受注高は前年同月比13.1%増の1兆756億4,900万円で、このうち内需は同12.9%増の5,526億9,000万円、外需は同13.2%増の5,229億5,900万円となった。
 内需のうち、製造業向けは前年同月比1.7%減、非製造業向けは同1.0%増、官公需向けは同93.2%増、代理店向けは同7.6%減であった。
 内需で増加した機種は、化学機械(冷凍含む)(前年同月比25.4%増)、プラスチック加工機械(同31.4%増)、圧縮機(同7.6%増)、変速機(同7.2%増)、金属加工機械(同95.9%増)、その他機械(同75.8%増)の6機種であり、減少した機種は、ボイラ・原動機(前年同月比11.2%減)、鉱山機械(同27.5%減)、タンク(同65.5%減)、ポンプ(同7.6%減)、送風機(同46.9%減)、運搬機械(同1.3%減)の6機種であった。
 一方の外需では、3月のプラントは6件で560億6,900万円となった。前年同月比は47.4%減であった。
 外需で増加した機種は、ボイラ・原動機(前年同月比60.9%増)、圧縮機(同30.4%増)、送風機(同1,128.4%増)、変速機(同21.7%増)、金属加工機械(同7.1%増)の5機種であり、減少した機種は、鉱山機械(前年同月比24.2%減)、化学機械(冷凍含む) (同12.8%減)、タンク(同80.5%減)、プラスチック加工機械(同0.4%減)、ポンプ(同70.4%減)、運搬機械(同20.8%減)、その他機械(同38.6%減)の7機種であった。
 機種別の動向をみると、ボイラ・原動機は鉄鋼、運輸、外需の増加により前年同月比22.9%増、鉱山機械は窯業土石、鉱業、外需の減少により同26.6%減、化学機械(冷凍機械含む)は石油・石炭、その他製造業、電力、官公需の増加により同2.8%増、タンクは石油・石炭、電力、外需の減少により同75.3%減、プラスチック加工機械は自動車、その他製造業の増加により同11.1%増、ポンプは電力、外需の減少により同30.4%減、圧縮機は化学、外需の増加により同20.6%増、送風機は官公需の減少により同25.7%減、運搬機械は一般機械、新聞・出版、外需の減少により同8.3%減、変速機はその他製造業、外需の増加により同10.5%増、金属加工機械は鉄鋼の増加により同56.7%増となった。

名古屋営業本部念願の売上高500億円突破
三宅久之氏「岐路に立つ日本」講演
2007名古屋山善 エース会総会開催

 山善(社長=吉居亨氏、本社=大阪市西区立売堀2-3-16)の名古屋山善エース会(会長=羽賀昭雄氏・東陽会長)は、5月22日午後2時より、名古屋市中村区の名古屋マリオットアソシアホテルにて「2007名古屋山善エース会総会」を開催した。
 開会のあいさつ並びに名古屋営業本部現況報告で寺坂本部長は、「本日ご出席のエース会会員様は、販売店様115社、メーカー顧問会の幹事会社様29社、合わせて144社のご出席を頂いております。本当にありがとうございます。日頃は、営業本部、各支店営業所を通じまして、大変お世話になっております。一年間を通じ、『どてらい市』、『環境展』、そして『部品加工展』、各種勉強会、工場研修会など数多くの行事をこなし、皆様方にご出席賜ったことに感謝いたしております。また昨年は、今年の5月30日で満60周年ということで、60周年目の行事をたくさんさせて頂き、皆様方といっしょに多くの思い出をつくることができました。これからも皆様方のご期待に添えるよう努力してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。第61期の決算が確定いたしましたので、私からは、名古屋営業本部の業績についてご報告させていただきます。昨年の名古屋営業本部の売上高は、504億円で前年比104.8%でした。エース会会員様のお買い上げ占有率は64%で、目標としている70%にはなかなかとどきませんが、本年も70%を目指し努力してまいりたいと思っております。今回、念願であった500億円という壁をはじめて突破することができました。本当に大きな喜びであり、心から感謝申し上げます」と語った。
 また、エース会会長あいさつで羽賀会長は、「昨年度、わが中部地区は、やや業績が伸び悩みました。特に私共の自動車関連はそうでございましたが、これは当初から予定されたことでございまして、今年はこれを回復し史上最高の年になるのではないか、と私は思っております。根拠といたしましては、トヨタ自動車さんがここ2〜3年は1兆5,000億円の高水準なレベルで投資を継続されていることが挙げられます。また、自動車メーカー八社の今年の設備投資は史上最高額になると見込まれています。それから、主要トヨタ部品メーカーの設備投資も最高水準になりまして、デンソーさんでは3,530億円、アイシンさんが2,000億円など8社合計で8,695億円の計画となっております。さらに、新興国を中心に高水準の自動車需要は持続すると思われますし、日本がリードする省エネ・環境配慮型のエコカーの需要は一段と高まると予想されます。こういう中で、この6月に第32回『どてらい市』が開催されます。受注115億円、顧客動員数15,000名という非常に高い目標の達成に向けて、私共エース会会員一同、そして山善様、メーカー様とともに全力を挙げて取り組んでまいりたいと思っております」と述べた。
 続いて、吉居社長は、「この5月30日に、おかげさまで60周年の創立記念を迎えます。60年間、エース会会員の皆様、メーカーの皆様にお世話になりました。皆様の支えによって無事に六十年が過ぎたと思っております。今後ともさらに力強いご支援をまずお願い申し上げましてご挨拶に代えます。さて、今月九日に決算発表を行いましたので、そのポイントをご報告申し上げます。第61期(2007年3月期)の連結業績は、売上高=3,773億1,000万円(前期比10.5%増)、経常利益=129億1,300万円(前期比31.3%増)、当期純利益=75億600万円(前期比6.4%増)となり、昨年の10月26日に上方修正した数字をさらに上回ることができました。この業績は、売上高・利益面ともに史上最高の数字となりました。また、単体業績では、売上高=3,633億5,800万円(前期比10.0%増)、経常利益=111億8,700万円(前期比35.7%増)、当期純利益=61億5,700万円(前期比10.7%増)と、こちらも上方修正を上回る実績となり、売上高・利益面ともに史上最高の新記録を達成することができました。次に第62期(2008年3月期)の業績予想では、連結の売上高=3,870億円(前期比2.5%増)、経常利益=130億円(前期比0.7%増)、当期純利益=75億5,000万円(前期比0.6%増)。また、単体では売上高=3.720億円(前期比2.4%増)、経常利益=113億円(前期比1.0%増)、当期純利益=62億5,000万円(前期比1.5%増)と、いずれも増収増益を見込んでおります。ここで、これまでの中期計画『Change Value 100』の総括をさせていただきますと、『Change Value 100』の目的は、まず100億円の経常利益を生み出せる会社にすること、2つ目に純資産を百億円積み増しすることです。この目標を達成することによって、弊社を真に強い会社にし、環境変化や様々な事業リスクに耐えられるようにします。3つ目に社員にとって働きがいのある会社にすること、4つ目にお取引先や株主にとって魅力ある企業にすることです。そして、一年前倒しでこの『Change Value 100』を第61期で達成することができました。そのため、今期(第62期)から新三カ年計画『Growth Value Plan re 15』に取り組んでおり、第64期までに@経常利益150億円の達成=純資産150億円の積み増しの達成を目指します」と、決算概要と経営方針の説明を兼ねたあいさつを行った。
 講演会は三宅久之氏を講師として招き、「岐路に立つ日本―安倍政権の課題と参院選」という演題で約1時間半にわたって行われ、出席者は熱心に聞きいっていた。

形材産業技術賞・
ものづくりコラボレーション表彰
素形材センター候補の募集開始

 素形材センター(会長=濃野滋氏、住所=東京都港区芝公園3-5-8)では、今年度の「素形材産業技術賞」及び「ものづくりコラボレーション表彰」の候補の募集を開始した。これらの表彰は、毎年11月の素形材月間事業の一環として実施しているもので、「技術賞」は第23回目、「ものづくりコラボレーション表彰」は第6回目になる。
 「技術賞」の表彰は、@経済産業大臣賞A中小企業庁長官賞B経済産業省製造産業局長賞C素形材センター会長賞の4種類。「ものづくりコラボレーション表彰」には、@大賞A素形材センター会長賞B奨励賞の3種類がある。
 募集締め切りは、「技術賞」が6月22日、「ものづくりコラボレーション表彰」が7月31日。なお、表彰式は11月16日に機械振興会館大ホール(東京都港区)で開催される。
【素形材産業技術賞】
▽表彰対象
 鋳造、鍛造、プレス成形、粉末冶金等の素形材技術及び鋳造機械、鍛圧機械、金型、木型、工業炉、熱処理等の素形材関連技術
▽応募技術の条件
 過去五年以内に開発された素形材技術で実用化の実績のあるものが対象。品質性能の向上、効率化、環境改善・安全の向上、環境保全に関する技術、資源及びエネルギー使用の効率化、その他素形材産業の発展に貢献した素形材技術の開発。
【ものづくりコラボレーション表彰】
▽表彰対象
 ・素形材技術を使ったものづくりを、地域で連携して行っている活動。
 ・連携とは、@地域企業間(業界団体を含む)、又はA地域企業と学校、大学、国公立研究所、地域社会との間、の協同を言う。地域企業の支援を受けた学校等の活動も含む。
 ・継続的な活動であること。
 ・商品の開発・販売等を目的とした活動は除く。
※詳細についての問合わせ、募集要項の請求は、東京都港区芝公園3-5-8・機械振興会館内財団法人素形材センターまで。
・e-mail:mail@sokeizai.jp
・電 話03(3434)3907
・FAX03(3434)3698

三菱マテリアル神戸ツールズを吸収合併
ソリッドツール等成長分野を強化
三菱マテリアル今年10月1日に合併

 三菱マテリアル(社長=井手明彦氏、本社=東京都千代田区)は、5月10日に開催した臨時取締役会において、今年10月1日を効力発生日として、連結子会社である三菱マテリアル神戸ツールズ(社長=太田拓夫氏、本社=兵庫県明石市)を吸収合併することを決議した。
 平成12年1月に神戸製鋼所から三菱マテリアル神戸ツールズ(当時は神鋼コベルコツール)の発行済株式のすべてを三菱マテリアルが取得したことにより、三菱マテリアル神戸ツールズは三菱マテリアルの子会社となり、現在は同社の超硬製品事業における中核企業として、自動車・電機・鉄鋼産業をはじめとする製造業全般において使用されるソリッドツール及び歯切工具等の製造・開発を担っている。
 今後、世界の超硬製品市場においては、自動車及び航空機産業の急速な成長に伴う切削工具(ソリッドツール及び歯切工具等を含む)の市場規模拡大が見込まれ、このような状況のもと、更なる競争激化や急激な環境変化に対応すべく、三菱マテリアル神戸ツールズの事業を三菱マテリアルが直接運営することにより、意思決定の迅速化、人材活用の効率化及びソリッドツール等の成長分野における更なる強化を図る。
【合併の日程】
●合併契約承認取締役会
 平成19年5月10日
●合併契約の締結
 平成19年5月10日
●合併期日(効力発生日)
 平成19年10月1日
●合併登記
 平成19年10月2日(予定)
【合併方式】
 三菱マテリアルを吸収合併存続会社とする吸収合併方式で、吸収合併消滅会社である三菱マテリアル神戸ツールズは解散する。
【合併当事会社の概要】
 三菱マテリアル
▽主要事業内容
セメント及びセメント二次製品の製造・販売、銅・金・銀等の製錬・加工・販売、超硬工具・焼結部品・高性能材料等の製造・販売、電子材料・電子デバイス製品、多結晶シリコン等の製造・販売
▽設立年月日=昭和25年4月1日
▽本社=東京都千代田区大手町1丁目5番1号
▽資本金=1,194億5,700万円
▽総資産=1兆1,240億5,900万円
▽従業員=3,848名
▽主要取引先=セメント、アルミ、銅、金属加工品、電子部品、電子材料、エネルギー・システム等を広く国内外の需要家に販売
 三菱マテリアル神戸ツールズ
▽主要事業内容=金属切削用の工具(エンドミル、ドリル、歯切工具)の製造・販売
▽設立年月日=平成8年1月19日
▽本社=兵庫県明石市魚住町金ヶ崎西大池179-1番地
▽資本金=38億円
▽総資産=176億1,200万円
▽従業員=466名
▽主要取引先=三菱マテリアル、三菱マテリアルツールズ
(3月31日現在)

三菱マテリアルツールズ製品紹介
バイオレット高精度ドリルステンレス用
太径最大φ20mmサイズ拡大!
一層の高精度加工に対応

 三菱マテリアルツールズ(社長=高田修氏、住所=東京都墨田区横網1-6-1)は、三菱マテリアル神戸ツールズが開発・製造するバイオレット高精度ドリルシリーズ「バイオレット高精度ドリルステンレス用(S)VA―PDS―SUS」のサイズ範囲を拡大し、販売を開始した。
 このドリルは、耐熱性、耐摩耗性に優れたバイオレットコーティングを適用し、新開発の先端形状(PAT・P)を採用した、ステンレス用高精度ドリルの決定版。最大径をφ20mmまで拡大し、100分の1mmとびを加えて一層の高精度加工に対応するシリーズとなった。
 このサイズ追加によって発売済みの491サイズとあわせて513サイズとなっている。
 主な特長は次のとおり。
 @耐熱性、耐摩耗性に優れたバイオレットコーティング、新開発の先端形状(PAT・P)を採用。
 ASUS304などのステンレス鋼の穴あけ加工において、安定した寿命を発揮する。
 B穴加工数にかかわらず、高精度の穴径が安定して得られる。
 C高速、高送りが可能で、切りくず分断性も良く、高能率穴あけ加工が可能。
 D最小径0.5mmから最大径20.0mmまで。0.5から4.0mmまでは100分の1mmとび、4.05から9.0mmまでは100分の5mmとびサイズが揃う。
 EM溝長タイプとあわせて2シリーズの総サイズ数は1,004サイズ。
 標準価格(税込み)はφ0.5@1,103円〜φ20.0@16,065円。
超硬ソリッドガンドリル「MGS形」
安定した穴加工を実現

 三菱マテリアルツールズは、三菱マテリアルが製造する鋼旋削用CVDコーティング新材種スーパーダイヤコート「UE6110」のシリーズ展開として計73アイテムを新規追加し、販売を開始した。
 鋼旋削用CVDコーティング材種「UE6110」は、新開発された二種類のコーティング技術を融合させた「2in1テクノロジー」を採用し、切削工具に求められる特性を充分に満たす性能を発揮する。
 今までに発売済みのネガインサート249アイテム、ポジインサート72アイテムに加えて、ネガインサート61アイテム、ポジインサート12アイテムを新たに追加した。
 主な特長は次のとおり。
 @新開発のコーティング結晶成長制御技術により、ナノオーダーレベルにまで微細化・均一化されたTiCN層と結晶レベルで成長制御を行ったAl2O3層から構成される「ナノテクスチャーコーティング」は、高い耐摩耗性と耐欠損性を有し工具寿命の大幅な延長が可能。
 A極めて平滑で、黒色を呈するインサート逃げ面の「ブラック・スーパーイーブンコーティング」は、安定した摩耗進行を実現するとともに、高い加工寸法精度を実現する。また、溶着チッピング等の異常損傷が起きにくく、長期にわたって安定した切削が可能。
 B内部の組成や硬さ分布を最適に設計された表面硬度傾斜構造を有する超硬合金母材は高い耐チッピング性と耐熱塑性変形性を有し、最先端の技術を搭載したコーティング層との組み合わせにより、断続や黒皮の荒加工から高速高能率加工や仕上げ加工までの幅広い加工条件での使用が可能。
 標準価格(税込み)は(代表型番)WNMG060408―MV UE6110@798円で、初年度3億円を販売目標としている。
鋼旋削用CVDコーティング
新材種「UE6110」に
ネガ・ポジインサート追加発売

 三菱マテリアルツールズは、三菱マテリアルが開発・製造する超硬ソリッドガンドリル「MGS形」の販売を開始した。
 超硬ソリッドガンドリル「MGS形」は、高品位なオールソリッドタイプで、真円度、真直度等の穴精度に優れ、L/D=30〜50(L=加工深さ、D=切刃径)の加工深さを、ノンステップで高能率に加工できる。
 主な特長は次のとおり。
 @オールソリッドタイプを採用したことで、剛性が向上し、真円度、真直度等の穴精度に優れる。
 A小径、深穴加工をノンステップで行うことが可能であり、従来と比較し格段の高能率加工を実現(L/D=30〜50D)。
 Bガンドリルマシン(専用機)用のドライバー、焼きばめホルダーにも装着可能。
 切刃径0.7mm以上0.3mm以下の0.1mm毎に、溝長40mm(切刃径0.7mm以上1.2mm以下)、溝長60mm(切刃径0.7mm以上2.0mm以下)、溝長80mm(切刃径1.0mm以上3.0mm以下)、溝長100mm(切刃径1.3mm以上3.0mm以下)の全59アイテムを揃えている。
 標準価格(税込み)は、(代表型番)MGS0070L040B@23,825円、MGS0160L080B@25,620円、MGS0300L100B@26,460円で、年2億4,000万円の販売を目標としている。

◆ 窪田経営塾メルマガより D
【人生経営】
〜人生の氣づき〜その16「楽しさ」 窪田貞三
 楽しくないって?楽しんでないだけだよ
 (著書「顔で笑って心で冷めて」より)
〈メッセージ〉
 楽しくないのか?楽しんでないのか?楽しいかどうかを決めるのは自分の心です。ということは心の持ち方で楽しさは変化するということです。つまり、「楽しい人生を過ごすか?」「楽しくない人生を過ごすか?」は心次第だということになります。例えみんなが楽しいと思うことでも、それを楽しいと思わない人がいます。それはその人の心の持ち方の問題だということでしょう。物事に楽しい?楽しくない?の基準はありません。楽しめる心や楽しもうとする心が「あるか?」「ないか?」の違いだけです。もちろん、全ての人が同じように楽しさを感じることはないでしょうし、人それぞれに価値観が違うことは当然でしょう。ただ、短い人生、楽しめる量が「多いか?」「少ないか?」どちらが良いかを考えれば「楽しめる量が多い」ほうが良いのではないでしょうか?
【企業経営】
〜組織の氣づき〜その16「やりがい」 窪田貞三
 仕事に取り組む前から、その仕事に対して「やりがいがない仕事」と決めつけてしまっている社員はいませんか? そういう社員の特徴は、勝手なイメージや固定観念を持っていることが多いようです。やってもいない仕事をなぜ「やりがいがない仕事」と言えるのでしょうか?「やりがい」とは、やってみなければ分からないことです。もちろん、やってみても、やりがいを感じないことはあるでしょう。ただ、やってもやらなくても、やりがいを求めようとする心や、楽しもうとする心がない人は、「やりがい」を見出すことが出来ないと思います。全ての仕事には必ずやりがいはあります。そういう氣持ちを持った人が、真剣に仕事に取り組めば「より、やりがいのある仕事」に出会うものです。そういう人こそ、真の配転をされるでしょうし、そういう人事でなければなりません。

進化を遂げた電動弁!
ボール式小型電動弁
ベン 豊富なラインナップ

 ベン(東京都大田区多摩川2-2-13・TEL03-3759-0170)では、優れた操作性の「ボール式電動弁BM型シリーズ」を発売し好評を得ている。種類は、本体部と駆動部の組み合わせにより、9種類からなる。
 主な特長は次のとおり。
 @豊富なラインナップ
 駆動部は汎用のオンオフ切換タイプ、スプリングリターンタイプ、キャパシタリターンタイプ、本体部も標準ネック形、ロングネック形、ステンレス製を取り揃えており、用途に応じて使い分けができる。
 Aボール材質・ステンレス鋼
 ボールはステンレス鋼(SUS316)を使用しているので、耐久性は抜群。
 B確実な作動
 高性能モータ採用により高い信頼性と長寿命を確保。
 C小型・軽量
 小型・軽量なので取り扱いが容易。
 DAC100/200V共用電圧
 オンオフ切換タイプとキャパシタリターンタイプはAC100/200V共用電圧。
 E手動開閉機構標準装備
 停電など万一の場合には、手動開閉ができる。
 F過負荷保護装置内蔵
 オンオフ切換タイプとスプリングリターンタイプは保護装置を内蔵し、モータコイル部の過負荷焼損を未然に防止する。
 G流れ方向自由
 流れ方向を選ばないので取扱いが容易。
 H防雨構造
 防雨構造のため、屋外でも安心して使用できる。
 Iウォーターハンマ防止
 スプリングリターンタイプを含む全ての製品がウォーターハンマを起こさない設計になっている。

快適な暮らしを実現する
いい設備みせます中部みらい市
橋本総業中部支店7月28日吹上ホールで開催

 その他詳細については、同社最寄の各営業所か、名古屋営業所(名古屋市中村区本陣通5-55・TEL052-411-5840)へ問い合わすとよい。
 橋本総業中部支店(名古屋市南区戸部下2-3-49・ TEL052-694-2020、支店長=宇佐見徳秋氏)では、来る7月28日に名古屋市昭和区の“名古屋市吹上ホール”を会場に、「いい設備みせます!中部みらい市」を開催する。
 テーマは、「設備商品の流通とサービスを通じて快適な暮らしを実現する」と題して、製販工と橋本総業の四位一体で「みらい市 四位一体で増分を!」をスローガンに、安心・安全、快適、健康、環境、省エネ、省作業、省力等をキーワードとした、最先端の住まいの設備を展示紹介し、住まう人の立場に立った住宅設備とはどういうものか?を同社が考えるベスト商材、サービスを通じて提案する。
【みらい市概要】
▽開催日=7月28日
▽オープニングセレモニー=午前9時30分
▽会場オープン=同10時
▽閉会=午後7時
▽小間サイズ=一小間300×300×270cm
▽目標小間数=150小間
▽動員目標=1,500名
▽売上目標=15億円
▽対象先=中部圏の販売店・設備業者・水工店・工務店・RF店
▽展示場
・みらいゾーン・管材ゾーン・住設ゾーン・空調ゾーンなどの商材展示ゾーン
・工具・即売コーナー・比較コーナー、提案コーナーなど
■みらいゾーン
◇工事店向け=@カタログ図書館(メーカーカタログ満載サイト)Ae設備ネット(設備商品比較サイト)Bみらいスタジオ(リフォーム取り組み支援)C3Dビフォアアフター(究極のリフォーム提案)D配管・申請CAD(本格CAD・申請CAD)Eネットde積算(水工店向け積算)F段取り名人(携帯で現場出入り状況把握)
◇販売店向け=@カタログ図書館(メーカーカタログ満載)Ae設備ネット(設備商品比較サイト)Bみらいスタジオ(リフォーム取り組み支援)Cオンラインパートナー(オンライン見積・在庫・発注)DHOPE21(販売・仕入・在庫)E動画研修(ネットでセミナー・商品)Fみらいチャンネル(情報を動画でわかりやすく)
■みらい市の見どころとポイント
 @設備系商材は全て提案、A商材展示に加えて、空間提案、機能比較周辺部材、工夫の提案、B「グッド!にタッチ!」に胸章(みらいカード入り)をタッチすると、製品への関心度が集計され、人気ランキングとして提示、C女性にも良く解る設備の提案。ミニセミナー、イベント、意見交換会の実施、D常に進化するみらい市の提案
 その他、ポイントに応じて景品が貰える景品コーナー、工具、家電、スポーツ、健康、アウトレットに至るまで、リフォーム現場で役立つ商品の特価・即売コーナー、出展全メーカーのカタログも用意している。

身近な水源を飲用水に
緊急浄化装置レスキューエースEPU形
川本製作所2千人分の給水可能

 川本製作所(名古屋市中区大須4-11・TEL052-251-7171)では、災害時に、身近な水源を利用して安全な飲用水に生成する、緊急浄化装置の「EPU形レスキューエース」を好評裡に拡販している。
 コンパクト設計なので、保管場所も畳半畳分もあればよく、緊急時の移動にも大人2人で移動できてとても便利。
 水源は、貯水槽、プール、井戸水、渓流水等を利用し、緊急時に必要な飲用水を確保する。万一、電源がない場合は、手押しポンプで給水できる。また、特別付属の発電機での給水も可能。
 能力は、500世帯約2,000人分の給水能力がある。
 地方公共団体の防災対策備蓄品や集合住宅等に最適。
【特 長】
 @ステンレス製の手押しポンプを採用しており、衛生面がアップ。
 A手押しポンプ使用時は、吸込マイナス8m以内。
 B水中ポンプ使用により、ポンプの呼び水が不要で高低差のある水源からも取水ができる。
【標準付属品】
 水中ポンプ(ケーブル10m)、手押しポンプ、耐圧ホース(5m)、MF膜カートリッジ×2(予備品)、浄水器用活性炭フィルタ×4(予備品)、水質検査キット(残留塩素、PH測定)、次亜塩素酸ナトリウム(1.8八リットル×2本)、点滴液ピュア(手動運転時の薬液)
 その他仕様等については、同社名古屋支店(TEL052-249-9810)へ直接問い合わすとよい。

「やきものスウィング」
=くごうあい展=
INAXライブミュージアム7月5日まで開催

 「やきもの新感覚シリーズ」6月の作家は、富山県在住のくごうあいさん。軽やかでカラフルな流線形が床や壁でスウィングし、くねる塔のかたちが空間に韻律を奏でる。作品を吹き抜ける初夏の風と、絶え間なく変化する光の中で、土のやわらかな質感と鮮やかな色彩のかたちは、いきもののように動き出すように見えてきて、忘れがたい愉悦の感覚をもたらしてくれる。
 やきもの新感覚シリーズ・第65回「くごうあい展」―やきものスウィング―は6月10日から7月5日まで。
 植物の蔓のように自在に伸びる線に囲まれた、楕円のなだらかなふくらみの、バロック風なブローチのようなかたちの壁のオブジェ。くごうあいさんの作品は、今展でいっそう伸びやかに進化してきた。床には、流水のリズムをもった王冠型を重ねた塔が屹立する。
 2005年、東京のINAXガレリアセラミカでのくごうさんの個展は「やきものthinking」と名づけられたように、作品にあらわれた線や色彩、陰影までを思考し試行する作家の、清新で緊張感にあふれた展覧会だった。
 今展では前回の「スィンキング」から「スイング」へと、タイトルも韻を踏みながら、おおらかさもスケールアップした。くごうさんの土のかたちと色彩のリズムは、見ることの愉悦に誘う。
 くごうさんは、1971年富山県生まれ。女子美術大学で陶芸を学び卒業後、金沢美術工芸大学大学院美術工芸研究科を修了。関東・東海圏を中心に作品を発表し、現在はふるさと富山で制作活動を行っている。
 浮遊する感覚を表した壁の作品は、パーツに分けて型おこしで作成し、下絵具を吹き付け、透明釉をかけて焼成する。さらにシルクスクリーン転写技法を用いて上絵具による色彩を施し、展示の際は重ねながら組み立てていく。一方、髪の毛が伸びていくような身体感覚がモチーフという、流水紋が刻まれた立体作品は、手捻りで成形し、下絵具を吹き付け釉薬はかけずに焼成する。
 これら、技法も形態も異なる作品づくりで空間を構成しているくごうさんが、鮮やかで強い色合いを好んで用いるのは、自身の根底にある暗さの反動からだと話す。
 人の意識の在りようがテーマとなっているくごうさんは、まだ見ぬものへの希求が強く、意識と無意識の境界で現れる幻視の世界を形にしたいと、作品づくりを試行している。
 「作品を空間全体で考えていくと、空間も作品も変容するのが不思議」と、くごうさんは今展を、自身のかたちのライブセッションのようにとらえている。ライブミュージアムにふさわしいのびやかで緩急のリズムを刻んだ作品は、展示会場で絶え間なく変容する。
【開催概要】
▽会期=6月10日〜7月5日、ただし6月20日は休館
▽開館時間=午前10時〜午後6時(入館は午後5時30分まで)
▽会場=常滑市奥栄町1-130、TEL0569-34-8282、〈第1会場〉世界のタイル博物館1階企画展示室、〈第2会場〉陶楽工房陶楽ギャラリー
▽入館料=「やきもの新感覚シリーズ」は入場無料(ただし、その他の展示施設見学には、共通入館料が必要)

総受注高が過去最高額を更新
海外受注25.4%増で11ヵ月前年比連続プラス
中部経産局3月度金属工作機械受注状況

 中部経済産業局が4月26日発表した管内金属工作機械メーカー主要8社(オークマ、テクノワシノ、ジェイテクト、日平トヤマ、富士機械製造、豊和工業、三菱電機名古屋製作所、ヤマザキマザック)の3月度金属工作機械受注状況によると、総受注高は過去最高額となる524億1,000万円で、前年同月比15.3%増と3カ月連続で前年を上回った。また、前月比は10.3%増と2カ月連続して前月を上回った。
 国内受注は、一般機械工業向けが百億4,800万円、自動車工業向けが90億6,900万円と、ともに2カ月連続して前年を上回り、全体でも236億6,800万円で前年同月比5.1%増と2カ月連続で前年を上回った。また、前月比は8.4%増と4カ月連続して前月を上回った。
 一方、海外受注は、北米向けが3カ月連続して前年を下回ったものの、ヨーロッパ向けが19カ月連続、アジア向けが3カ月連続で前年を上回ったことから、全体でも287億4,200万円で前年同月比25.4%増と11カ月連続で前年を上回った。また、前月比は11.8%増と3カ月ぶりに前月を上回った。
 国別にみると、1位のアメリカが94億8,000万円(前年同月比12.4%増)、以下、中国39億1,400万円(同44.9%増)、ドイツ27億4,500万円(同66.1%増)、大韓民国16億4,500万円(同82.4%増)、イタリア13億8,300万円(同21.6%増)の順となった。
 販売額は、570億700万円となり、前年同月比は15.7%増と4カ月連続して前年を上回った。また、前月比は32.7%増となった。
 受注残高は、2,135億8,000万円となり、前年同月比4.3%減と4カ月連続して前年を下回った。また、前月比は4.1%減となった。
 なお、総受注高524億1,000万円は、平成17年12月度の514億8,400万円を抜いて最高額を更新した。
 また、国内受注高236億6,800万円は、平成16年10月度の232億5,700万円を抜き、販売額570億700万円は、平成18年9月度の533億200万円を抜き、それぞれ最高額を更新した。

第67回親善野球大会
大会3・4日目開催
愛機工 A・Bゾーン各4試合

 愛知県機械工具商業協同組合第67回親善野球大会(主管=福利厚生部、部長=六浦康正氏・六浦本店社長)の3日目が5月12日に愛知県一宮総合運動場の野球場で、また4日目が5月19日に稲永公園野球場において開催され、2日間で計8試合が行われた。
 大会3日目
◇第1試合【Aゾーン】
 マルマン商事対BTTの試合は、1回裏にBTTがマルマン商事の立ち上がりを攻めて2点を先制。マルマン商事も4回表に同点に追いつき、その後も押し気味に試合を進めた。しかし、最終回にBTTが1点を取りサヨナラ勝ち。連続準優勝のチームが初戦で姿を消す大波乱となった。
◇第2試合【Bゾーン】
 ノダキ対トラスコ中山は、1回表にノダキが2点を先制。トラスコ中山もその裏すぐに1点を返して詰め寄るが、ノダキが2回表に六点、3回には2点、4回にも4点を取り、トラスコ中山の反撃を1点に抑え、14対2で勝ちを収めた。
◇第3試合【Bゾーン】
 尾張支部対ゼノー商事の試合は、1回表に尾張支部が1点を先制。その後も、2回に4点、3回に4点、4回にも2点を取り、ゼノー商事を完封し、11対0で勝利した。
◇第4試合【Bゾーン】
 志知対ミツトヨは、1回表に志知が8点を取りこのまま行くかと思われたが、ミツトヨもその裏すぐに六点を返して2点差。その後、志知が4点、ミツトヨが3点を取り、3点差で迎えた4回表に志知が8点を追加して11点差に。その裏のミツトヨの反撃を1点に抑えて20対10で志知が乱戦を制した。
 大会4日目
◇第1試合【Bゾーン】
 太田廣対日本コーティングセンターは、太田廣が1回表に2点を先制。日本コーティングも2回裏に1点を返して1点差に詰め寄るが、太田廣は3回に5点、4回にも1点を追加して、8対1で勝利した。
◇第二試合【Aゾーン】
 川島商事対BTTは、川島商事が2回表に1点を先制。3回にも2点を追加。BTTも4回裏に1点を返し、5回には2点を返して同点に追いつくものの、川島商事が6回に5点を取って突き放し、前回のマルマン商事戦で大金星を上げたBTTを8対3で下した。
◇第3試合【Aゾーン】
 三菱マテリアルツールズ対東陽は、お互い何度も優勝経験を持つ強豪同士の戦いで、三菱マテリアルツールズが1回表に1点、2回にも1点を追加、更に5回にも1点を取った。東陽も3回に1点、5回に2点を取り同点に追いつき、続く6回裏には1点を勝ち越し、最終回へ。
 三菱マテリアルツールズが最終回に3点を取り再び2点リード。東陽も粘りを見せて2点を取り6対6の同点に。規定によりジャンケンで三菱マテリアルツールズが勝利を収めた。
◇第4試合【Aゾーン】
 杉本商事対井高は、井高が3回裏に3点を先制。杉本商事もすぐの4回表に1点を返したものの、反撃はそこまで。井高が4回に2点、5回に2点を上げて、7対1で杉本商事を下し準決勝にこまを進めた。

19年6月17日2278号
19年度通常総会を開催
新理事長に伊藤辰之氏
愛知県管工機材商協組地位の向上を目指す

 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=石原徳和氏・原芳商会会長)では、5月22日午後4時30分より、“名古屋マリオットアソシアホテル”を会場に「平成19年度通常総会」を開催し、事業報告、収支決算、財産目録、貸借対照表、損益計算書並びに剰余金処分案、賦課金の算定、新年度事業計画、収支予算案などを審議したあと、任期満了による役員改選の結果、推薦方式により理事23名、監事2名を選出した。また、理事長には理事の互選の結果、伊藤辰之氏(イトウ社長)が選任された。
 総会は、伊藤理事(伊藤柳商店社長)の司会進行、資格審査発表(101社中90名出席、委任状含む)、開会の辞で開会。
 引き続いて挨拶に立った石原理事長は出席方のお礼を述べた後、「皆様方の暖かいご支援により無事任期を満了することが出来ましたことを感謝致します。4年間の任期の間には第25回展示会、第26回展示会を皆さん方の絶大なるご協力のもとで行うことができましたことを重ねてお礼申し上げます。また、各部会、委員会による組合事業も無事に終了し、所期の目的を達成することができましたこと、あらためて皆様方のご理解とご協力の賜物と厚くお礼申し上げます」と挨拶。
 次いで議長にミズタニ機販の水谷隆彦社長を選出して直ちに議案審議に入り、次の各号を満場一致で承認可決した。
▽第1号議案=平成18年度事業報告、収支決算報告、財産目録、貸借対照表、損益計算書並びに余剰金処分案承認の件
▽第2号議案=平成19年度賦課金及び賛助会費徴収方法決定の件
▽第3号議案=平成19年度事業計画案並びに収支予算案承認の件
▽第4号議案=任期満了に伴う役員(理事・監事)改選に関する件
 改選の方法については、定款の定めるところの推薦方式で行われ、選考委員五名(神谷凡夫氏、在田忠之氏、植田慎一郎氏、川島健一氏、祖父江秀雄氏)が議長より指名され、別室にて協議の結果、理事23名、監事2名を選出し、神谷選考委員長より総会に報告、満場異議無く新役員全員の推薦を承認可決した。
 引き続いて、新役員による第一回理事会を開催し、理事の互選により新理事長に伊藤辰之氏を選出した。
 以上で全議案の審議を終え、水谷議長が降壇の後、伊藤新理事長の挨拶があり、「第1回理事会におきましてはからずも理事長をご指名頂きましたが、何分にも浅学非才の身でありますので、歴代の理事長の名を汚すことにならないかと危惧しておりますが、ご指名ですのでお引き受けいたします。今後どのような組合運営を目指すのか具体的な構想は持ち合わせておりませんが、業界の地位の向上、組合員の皆様の何か利益に繋がることを考えております。皆様のご指導、ご鞭撻、ご協力を頂きながらやってまいりたいと思います」と、所信を述べた。
 引き続いて席を移して、伊藤理事の司会、伊藤新理事長の挨拶と、新しい副理事長、第27回展示会実行委員長の発表のあと、石原前理事長への感謝状・花束贈呈と石原前理事長のお礼挨拶、第27回小川展示会実行委員長(山信社長)の「ご指名を頂いた以上は誠心誠意でやって行きたいと思います。皆様方に役に立つ展示会を目指したいと考えておりますが、私一人では心許ないと思いますので、副委員長にウエダの植田社長を発表させて頂きます」との、力強い挨拶、管機連橋本会長の祝辞と乾杯音頭で懇親会を行い、お互いに親睦を分かち合い、坪井元理事長(ツボイ会長)の中締めで盛宴の内に、平成19年度総会の全日程を終了した。
【新役員】
▽理事長=伊藤辰之(イトウ)
▽副理事長=小川信(山信)、川島健一(川島商事)、竹内清人(丸金商会)
▽理事=在田忠之(在田商店)、伊藤信哉(伊藤柳商店)、植田慎一郎(ウエダ)、鈴木照(オータケ)、北野孝雄(岡谷鋼機)、小川誉之(小川管商)、神谷凡夫(神谷鋼機)、倉地久雄(倉地)、近藤吉一(近藤機材工業)、浅井政則(指兼)、祖父江秀雄(祖父江産業)、大藪淳一(大清)、蜷」末廣(大成工機商会)、○竹田隆一(中京製作所)、○宇佐見徳秋(橋本総業)、○石原太郎(原芳商会)、峰澤彰宏(峰澤鋼機)、○高岡幸夫(ユアサ商事)、鈴木章夫(米津物産)
▽監事=渡邊修二(ワタナベ鋼管)、○安井文康(錦興業)
【第27回展示会正副委員長】
▽委員長=小川信(山信)
▽副委員長=植田慎一郎(ウエダ)
 ※○印新 (敬称略)

中部経産局管内最近の管内総合経済動向
 中部経済産業局は5月10日、管内(愛知、岐阜、三重、富山、石川の5県)における最近の経済動向をまとめた。それによると、生産は高水準で推移している。個人消費は持ち直している。住宅投資はおおむね横ばいで推移している。公共投資は低調に推移している。また、設備投資は増加している。さらに、雇用情勢は人手不足が続き、労働需給が引き締まっている。これらのことから、管内の経済活動は「緩やかに改善している」と、前月の発表から2カ月連続で総括判断を据え置いている。なお、先行きについては、生産は自動車、金属工作機械、電子部品・デバイスなどを中心に、当面、高水準で推移すると見込まれるが、米国経済、原油・原材料価格や為替・金利の動向等については留意する必要があるとまとめている。(比較は断りのあるものを除き、平成19年3月の実績値による)
鉱工業生産・出荷・在庫
 鉱工業生産の動向を指数(3月速報)でみると、電子部品・デバイス工業、輸送機械工業、化学工業等が上昇したことから、前月比1.1%増と2カ月連続の上昇となった。また、前年同月比は1.7%増と29カ月連続の上昇となった。
 出荷は、電子部品・デバイス工業、輸送機械工業、石油・石炭製品工業等が上昇したことから、前月比2.4%増と3カ月ぶりの上昇となった。また、前年同月比は2.9%増と26カ月連続の上昇となった。
 在庫は、輸送機械工業、情報通信機械工業等が低下したことから、前月比4.3%減と2カ月ぶりの低下となった。また、前年同月比は5.5%増と6カ月連続の上昇となった。
 なお、大口電力需要は、中部電力管内では43カ月連続で前年を上回り、北陸電力管内では40カ月連続で前年を上回った。
主要業種の動向
◆輸送機械

 輸送機械の生産は、高水準で推移している。
 乗用車は、国内向けが引き続き減少しているものの、海外向けが順調であることから、高水準で推移している。
 自動車部品は、国内完成車向けが順調であり、国内メーカーの海外現地工場や海外メーカー向けの輸出も順調であることから、高水準で推移している。
 航空機体部品は、航空業界の機体調達が好調であることから、増加傾向となっている。
◆一般機械
 一般機械の生産は、高水準で推移している。
 金属工作機械は、国内需要が一般機械向けを中心に、海外需要が欧米向けを中心に、ともに堅調なことから、高水準で推移している。
 繊維機械については、織機は主力の中国向けが堅調であり、紡績・準備機械は中国向けが堅調、インド向けが順調なことから、緩やかな増加傾向となっている。
 その他の一般機械では、土木建設機械が世界的な需要の拡大から海外向けが順調で、金属加工機械が自動車関連向けに順調であることなどから、高水準で推移している。
◆電子部品・デバイス
 電子部品・デバイスの生産は、高水準で推移している。
 半導体素子・集積回路は、記憶素子(メモリ等)が携帯電話向けなどで堅調なことから、高水準で推移している。
 液晶素子は、情報通信機器向けが堅調なことから、高水準で推移している。
◆電気機械
 電気機械の生産は、高水準で推移している。
 開閉制御装置・機器は、半導体関連向け、自動車関連向けがともに順調なことから、高水準で推移している。
 内燃機関電装品は、自動車向けが順調なことから、高水準で推移している。
 電動機は、順調な自動車向けを中心に、高水準で推移している。
◆情報通信機械
 情報通信機械の生産は、緩やかな増加傾向となっている。
 民生用電子機械は、デジタルカメラが順調であり、テレビ、ビデオカメラが堅調であることなどから、緩やかな増加傾向となっている。
 電子計算機は、振れを伴いつつも緩やかな増加傾向となっている。
◆金属製品
 金属製品の生産は、緩やかに減少している。
 アルミニウム建材は、木造住宅用が振るわないことに加え、ビル用の動きも一段落したことから、緩やかに減少している。
ばねは、自動車向けが順調なことから、高水準で推移している。
 ガス機器は、単体普及品を中心に弱い動きが続いていることから、低水準で推移している。
◆鉄鋼
 鉄鋼の生産は、高水準で推移している。
 鋼板は、造船・産業機械向けが好調であり、自動車向けも順調なことから、高水準で推移している。
 棒鋼は、民間建築向けが堅調なことから、緩やかな増加傾向となっている。
 特殊鋼鋼材は、順調な自動車関連向けを中心に、高水準で推移している。
◆化学
 化学の生産は、高水準で推移している。
 自動車関連向けが順調なことなどから、高水準で推移している。
◆ファインセラミックス
 ファインセラミックスの生産は、高水準で推移している。
 触媒担体・ガスセンサ素子は、自動車向けが世界的な環境意識の高まりから順調であり、高水準で推移している。
◆繊維・陶磁器
 繊維・陶磁器の生産は、低水準で推移している。
 繊維は、染色整理などに持ち直しの動きがみられるものの、中国等からの輸入品に押され、低水準で推移している。
 陶磁器は、内装タイルに動きがみられるものの、飲食器が、安価な輸入品に押されて低迷していることから、低水準で推移している。
消費・投資などの需要動向
◆個人消費

 個人消費は、持ち直している。
 大型小売店販売は、百貨店が2カ月ぶりに前年を下回り、スーパーも2カ月ぶりに前年を下回ったことから、全体では2カ月ぶりに前年を下回った。
 コンビニエンスストア販売額は、六カ月連続で前年を上回った。
 乗用車販売は、軽自動車が15カ月連続で前年を上回ったものの、普通車が6カ月ぶりに、小型車も14カ月連続で前年を下回ったことから、全体では3カ月連続で前年を下回った。
 家電販売は、パソコンが振るわないものの、薄型テレビや携帯電話が順調であることから、3カ月連続で前年を上回った。
◆設備投資
 設備投資は、増加している。
 製造業において、半導体素子・液晶素子関連で引き続き能力増強投資が進捗していることや、自動車関連で積極的な姿勢が継続していることに加え、非製造業でも投資を増加する動きがみられる。
 なお、管内主要八社の金属工作機械受注(国内向け)をみると、一般機械工業向けおよび自動車工業向けがともに2カ月連続で前年を上回り、全体でも2カ月連続で前年を上回った。
◆公共投資
 公共投資は、低調に推移している。
 公共工事請負金額をみると、「地方公社」、「市区町村」が前年を上回ったものの、「国」、「独立行政法人等」、「県」、「その他」が前年を下回り、全体では2カ月連続で前年を下回った。
◆住宅投資
 住宅投資は、おおむね横ばいで推移している。
 新設住宅着工戸数をみると、持家、分譲が2カ月ぶり、貸家が3カ月ぶりに、いずれも前年を上回り、全体でも3カ月ぶりに前年を上回った。
◆輸出通関額
 輸出通関額(円ベース)は、26カ月連続で前年を上回った。
 名古屋税関管内の輸出通関額(円ベース)を品目別でみると、「自動車」、「音響・映像機器の部分品」などが前年を上回った。主要地域(国)別でみると、米国向けは26カ月連続で、アジア向けは60カ月連続で、EU向けは21カ月連続で前年を上回った。
◆雇用情勢
 雇用は、人手不足が続き、労働需給が引き締まっている。
 新規求人数は、サービス業、製造業、飲食店・宿泊業など幅広い業種で増加している。有効求人倍率は、引き続き高い水準にある。完全失業率は、着実に改善している。
◆企業倒産
 企業倒産(件数)は、2カ月連続で前年を下回った。
 企業倒産は、落ち着いているが、今後の動向については引き続き注視する必要がある。

新社長に小杉賢司氏
岡谷機販 谷氏は会長に

 岡谷機販(本社=名古屋市中川区富船町4-1)では5月25日開催の定時株主総会並びに取締役会において、代表取締役社長の谷英夫氏が取締役会長に就き、後任の社長に小杉賢司氏が就任した。
 新体制は次の通り。
▽取締役会長=谷 英夫氏(新任)
▽代表取締役社長=小杉賢司氏(新任)
▽取締役(名古屋本店長兼大阪営業所長)=中尾穣治氏
▽取締役(非常勤)=鈴木 斉氏
▽取締役(非常勤)=馬場紀彰氏
▽取締役(非常勤)=南雲文彦氏
▽監査役(非常勤)=伊東英二氏(新任)

若手経営者の育成に配慮
第14回通常総会開催
三重県機械工具商協組賛助会員交え親睦

 三重県機械工具商協同組合(理事長=松山廣氏・松山機工社長)では、5月25日午後4時より、名張市赤目町の対泉閣を会場に「第14回通常総会」を開催し、平成18年度事業報告、同決算報告、平成19年度事業計画、同予算案を審議し承認する一方、懇親会では賛助会員も交えて、和やかに親睦を分かち会い投宿した。
 総会は、水谷専務理事(東亜機工)の司会、開会の辞で開会。
 挨拶に臨んだ松山理事長は、出席方のお礼を述べたあと、「経済は昨年に引き続き景気回復に向けて力強く前進を続けており、機械工具商の業界においても明るさを取り戻しつつありますが、急速に変貌を遂げつつある東アジア経済がわが国へもたらす影響を受けて、今後の業界の新たな発展への道を模索すべき時機が到来しております。国内においては、団塊世代の大量退職という社会にとっても大変大きな問題に直面しております。昨年の事業方針に掲げました若手経営者の育成につきましては本年も引き続いて配慮していきたいと思います。さらに、企業を支える幹部社員の後継者問題にも注力していきたいと思います。また、地球環境問題についても、私ども業界が如何にして貢献できるかを考慮していかなければならないと思います」と、挨拶。
 続いて議案審議に移り、司会者一任の声により、議長にイシバシ機工の石橋弘彰氏を指名し、次の各議案にそって審議した。
▽第1号議案=平成18年度事業報告、財産目録、貸借対照表、損益計算書及び余剰金処分について
▽第2号議案=平成19年度事業計画及び収支予算案承認について
▽第3号議案=手数料、賦課金の額及び徴収方法の決定について
▽第4号議案=組合借入金の最高限度額について
▽第5号議案=取引金融機関の決定について
▽第6号議案=組合関連事業参加費用について
▽第7号議案=役員報酬について
▽第8号議案=定款改定について
 中小企業等協同組合法が、今年四月から改正されたに伴い、定款の一部を改正した。
 以上を満場一致で承認可決した。
【各委員会の事業計画】
▽総務委員会=総会の開催・賀詞交歓会の開催と事務局の運営
▽企画委員会=全機工連ブロック会議召集、情報交換会の開催
▽広報委員会=年2回組合ニュースの発刊、業界紙への記事及び広告の掲載、新規会員の拡充
▽福利厚生委員会=従業員対象親睦会の開催
▽流通研究委員会=工場見学会の開催・製販懇談会の開催
▽経営対策委員会=経営セミナーの開催
 以上で総会を終え、引き続いて賛助会員を交えた懇親会に移り、終始和やかに歓談に興じ投宿した。

平成19年度通常総会開催
新理事長に内藤善徳氏
名古屋水栓販売協会ゴルフは宇佐見氏優勝

 名古屋水栓販売協会(理事長代行=内藤善徳氏・三和管材社長)では、5月19日午後4時より、知多町内海の“オテルドマロニエ内海”を会場に、会員23名中17名が出席して「平成19年度通常総会」を開催し、平成18年度事業報告、決算報告、平成19年度事業計画、予算案をそれぞれ審議し、承認する一方、任期満了に伴う役員改選では、内藤理事長代行を新理事長に選んだ。
 総会は、伊藤理事(イトウ社長)の司会開会の辞で開会。
 引き続いて内藤理事長代行が挨拶に立ち、出席方のお礼を述べた後、「皆さん方のご協力で大過なく理事長代行を務めさせて頂けたことを感謝いたします。今年は役員改選の年です。新しい役員さんのもとで魅力のある協会運営をお願いいたします」と挨拶。
 引き続いて恒例により内藤理事長代行が議長を務めて各議案にそって審議した。
▽第1号議案=平成18年度事業報告並びに収支決算報告承認の件
▽第2号議案=任期満了に伴う役員改選の件
 会則第12条に基づき選考委員3名(共和商会、かめや商店、愛知水栓)により会員から提出された投票(9名連記)を集計し、選考委員長の川本氏(共和商会社長)より発表。(別掲)
 直ちに新役員にて第一回の役員会が別室にて開かれ、理事の互選の結果、新理事長に内藤善徳氏を選出した。
 引き続いて内藤新理事長の就任挨拶があり「任期2年間、皆さん方のご支援を頂きながら一生懸命に務めさせて頂きますので、絶大なるご協力をお願いいたします。今後の会の運営につきましては、親睦を主体に、お互いに世間話が出きるような場を設けて、有意義な会として行きたいと考えております」と所信を述べた。
【新役員】
▽顧問=石原徳和氏(原芳商会)
▽理事長=内藤善徳氏(三和管材)
▽副理事長=祖父江秀雄氏(祖父江産業)、土方隆(東洋物産)
▽理事=在田忠之氏(庶務担当・在田商店)、伊藤辰之氏(同好会担当・イトウ)、植田慎一郎氏(会計担当・ウエダ)、棚山俊夫氏(企画担当・丸一商会)、安井文康氏(監事・錦興業)
▽第3号議案=平成19年度事業計画並びに収支予算案承認の件
▽第4号議案=新刷版会員名簿について
 5年毎に新刷版を発行していることから、今年も10月完成を目標に、名簿編集委員(委員長=植田慎一郎氏・ウエダ社長)を設けて編纂に向けて取り組むことになった。
 以上で全議案を終了し、懇親会に移り、土方副理事長の乾杯音頭で終始和やかに懇談に興じ、棚山理事の中締めで盛宴の内に懇親会を終了した。
 翌20日は、有志ら16名による懇親ゴルフ会が南愛知カントリークラブで開催され、宇佐見徳秋氏(橋本総業中部支店長)がネット76.0で優勝を飾った。
 上位入賞者は次の皆さん。
▽優勝=宇佐見徳秋(橋本総業)N76.0H30.0
▽2位=菅野善幸(荏原テクノサーブ)N76.8H14.4
▽3位=後藤幸正(スミケイ鋼管販売)N76.8H13.2
▽4位=内藤善徳(三和管材)N77.6H20.4
▽5位=安井文康(錦興業)N79.4H21.6
▽ベスグロ=後藤幸正90

10月に東西(全国)交流会と
海外視察を予定
愛機工青年部平成19年度通常総会を開催

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=野田道典氏・ノダキ社長)青年部(部長=森庸一氏・森哲社長)は、6月1日午後6時より名古屋市中区の東京第一ホテル錦にて平成19年度青年部通常総会を開催した。
 滝沢副部長(松本商店社長)による開会の辞で総会は始まり、資格審査では、部員総数54名のうち、出席者51名、委任状提出者三名と伝えられ、正式に総会として成立したことが宣言された。
 青年部長挨拶に立った、森部長は、「部長を仰せつかってのこの1年は、あっという間に過ぎてしまいました。野球大会、キャンプ、レクリエーションで行った昼神温泉バスツアー、講演会などいろいろなことがありました。特に、昨年開催されました、全機工連の愛知大会での皆さんのご協力には大変感謝いたしております。ありがとうございました。今年も多くの行事があります。野球大会やキャンプはもちろんですが、今回は10月に全国交流会があります。愛知の青年部は素晴らしかったといわれるような全国交流会にしたいと思っています。もうひとつは、青年部の40周年記念行事といたしまして、他産業視察旅行を考えています。具体的には、10月に2泊3日で韓国企業の訪問を予定しています。そんなことで、今年も青年部活動を頑張っていきますので、よろしくお願いいたします」と語った。
 来賓祝辞で野田理事長は、「本日は、皆さんの元気を少しでも分けてもらおうと思い、楽しみにして出てまいりました。全国的にもいろいろなところで青年部のような組織がありますが、愛知の青年部さんは、非常に先進的な取り組みを積極的にやっておられてすごいですね、と高い評価をいただいております。さきほど、森部長がおっしゃったように、昨年の全国大会では大変なお力をお貸しいただきまして、とてもありがたかったわけでございますが、毎年、野球大会とか、あるいは、福利厚生に対していろいろな事業を組んでいただいて、大変献身的な努力をしていただいていることにあらためて御礼を申し上げたいと思います。ありがとうございます。年代的に多分、会社の中でいちばんお忙しい人たちがここにいらっしゃると思うのですが、そういう方が仕事と青年部の活動を両立させることは、大変なことだと思います。しかし、その大変さを乗り越えることで、成長できることはとても意義のあることだと思っていますので、これを良い機会だと思って頑張ってください」と挨拶。
 続いて、森部長による議事進行で、各議案の審議が行われた。
第1号議案=@平成18年度事業報告A平成18年度青年部費収支決算報告B平成18年度青年部会費収支決算報告並びに監査報告
第2号議案=@平成19年度事業計画案A平成19年度収支予算案
第3号議案=平成19年度青年部会費徴収方法案
第4号議案=任期満了に伴う役員改選
 以上すべての議案について全会一致で承認された。
 議案審議終了後、新入部員の紹介が行われ、総会は終了した。
 懇親会では、来賓祝辞と乾杯の発声を愛知県機械工具商業協同組合の水谷会計理事(ミズタニ機販社長)が行い、「全国の業界を引っ張っていけるような愛機工組合として、青年部のお力をこれからもお借りしたいと思います。また、せっかくこの業界でお仕事をされているわけですから、多くの仲間をつくって、業界のために、そして、自分のために、この活動を皆さんの人生の勉強の場として活用していただけたらと思うしだいです」と述べた。
 乾杯後、大変賑やかな雰囲気の中、参加者同士の交流が図られ、会場は大いに盛り上がっていた。懇親会後半には、新入部員の自己紹介が行われ、最後は、卒業生に記念品の授与も行われた。

国際産業技術見本市
「ハノーバー・メッセ07」盛況
エネルギー効率などを焦点に

 世界最大の産業見本市「ハノーバー・メッセ2007」はドイツ・ハノーバー国際見本市会場で、去る4月16日より20日までドイツ産業見本市(社長=ゼップ・D・ヘックマン氏)の主催により開催され、盛況の内に閉幕した。今回の「ハノーバー・メッセ」には、世界62カ国より6,400社(前回5,175社)が総小間展示面積225,000u(前回155,000u)で、25五館を使用して出展した。世界各国からのビジターは23万人(前回15万5,500人)に上った。
 外国からのビジターでは、特にアメリカと東ヨーロッパからが参加。外国人ビジターの割合は約30%に上った。この内、ビジターが最も多かったのは、インド、オランダ、トルコ、スエーデン、デンマーク、イタリアの6カ国。分野別に見ると、特に機械製造、電気工学およびエレクトロニクス、食品および嗜好品産業からのビジターが増加している。
 ビジター側以上に、出展社の国際性は高い。合計6,400社の出展社のうち3,222社が61カ国からの企業であった。外国出展社の割合が50%以上に達したことにより、今展は60年にわたる歴史のなかでも最も国際性が高い見本市となった。出展社が最も多かったのはヨーロッパ、続いてアジア、アメリカ。ドイツ以外からの最多出展社国は、イタリア、中国、そして今年のパートナーの国「トルコ」であった。日本からの直接出展社は74社(現地法人・代理店申し込み含まず)。
 効率的な「エネルギー」のテーマは、産業全体を貫く重要テーマとして、多くの商談や特別展でも取り上げられ、解決法も多数紹介された。エネルギーの責任ある効率的な利用は、出展社とビジター双方にとって急務の問題である。エネルギー専門見本市を展示の重点としているハノーバーでは、新しい代替エネルギーと従来のエネルギーの全容が展示された。会場ではこれを好機として、業界の代表者たちにより、ブースでの展示あるいは併催フォーラムや会議で、共通の対話として取り上げられた。エネルギー部門でのハイライトは特別展「世界エネルギー対話」であり、よりよいエネルギー効率の方法について、エネルギー分野における政治・経済界および研究部門の世界的エリートによる話し合いが行われた。専門家たちによる結論としては、グローバルなソリューションのみがエネルギー問題の解決と挑戦に対応できるということであった。エネルギー節約の潜在性を明らかにし、有効利用をし、成長と繁栄に加えて地球の気候を維持するには、各国の共通の努力および技術進歩によってのみ可能となる。
 「駆動技術」においても、エネルギー効率は核心的なテーマとして定着している。「モーション、ドライブおよびオートメーション」専門見本市では、電気、空圧および油圧駆動による最適なエネルギー利用のための進展とイノベーションが展示された。効率的な駆動は費用を節約するということが、投資決定の基準としてますます考慮されるようになっている。
 「自動化技術」においても、高い効率は同様に焦点となっていた。ここでのトレンドテーマは、コミュニケーションおよびセキュリティであった。この他に、「プロセス自動化」のライブのプレゼンテーションが大いに注目を集めた。イノベーション市場「研究開発およびテクノロジー」では、素材と表面の特性を有する新しい複合素材や、アダプトロニクスおよびバイオニクス分野からのテクノロジーが注目を集めた。
 「ハノーバー・メッセ」では、2008八年もエネルギー効率のテーマが焦点となる。
 次回「ハノーバー・メッセ2008」のパートナーの国は「日本」で、来年4月21日から25日まで開催される。

セミオーダー商品最短納期で供給
ツーリングエクスプレス今秋開始
三菱マテリアルツールズTOOLsフェスタ07開催

 三菱マテリアルツールズ(社長=高田修氏、住所=東京都墨田区横網1-6-1)は5月18日午後4時30分より、名古屋市中区栄の名古屋東急ホテルで「TOOLsフェスタ2007」(三菱マテリアルツールズ特約店会)を開催、特約店、代理店ら160名が出席した。
 冒頭、高田社長は挨拶で、同社の2006年度の概況報告と本年度の取り組みについて話した。「2006年度の目標は達成。ただ若干の懸念材料は、内需が横ばいから若干の前年割れの状況が続いており、それを輸出でカバーしている状況であること。需要は非常に旺盛で、高いレベルで推移している。超硬の原材料が依然として高いレベルにあることが問題です。さて、我々は2003年4月に旧ダイヤチタニットと旧コベルコが統合し創業しました。その後、両方の強みを生かしながら融合することに取り組んできました。特約店さんの調達ルートの統括とか、価格体系の統一、あるいは新しい特約店制度を設けるなど、進めてまいりました。残された重要課題は組織の改正で、現在三菱マテリアル製品と神戸ツールズ製品を仕入れて販売をしておりますが、つい先日、神戸ツールズを三菱マテリアルに吸収合併することを決定いたしました。10月1日を持ちまして神戸ツールズを吸収合併します。神戸ツールズが三菱マテリアルの明石製作所となり、いよいよメーカーサイドは完全に一本化されることとなりました。我々の仕入れルートも簡単になった。私共三菱マテリアルツールズにとってこの合併はどの様な効果があるかというと、私共で働いている社員が完全に同じ土俵に立つことになる。働いている者が力を合わせていく体制が整った」。また今年の目玉の一つである“ツーリングエクスプレス”について、「カタログに記載されている標準品をベースに、少し特殊に変更してほしいという要望に最短納期で応えていくという新しいビジネスモデルを構築した。サービスの開始は10月から。対象商品も9型番を限定的にスタートして、来年中には順次拡大していく」方針。今期は「2009年までの販売計画を策定して、年間500億を目標に引き続き成長政策を展開していきたい。本日のフェスタを皮切りに、6月21日から『アクティブ2007』というセールスキャンペーンを展開していく。高い目標にチャレンジして達成していただきますと、今秋11月15日にはキャンペーンツアーを実施させていただきます。引き続いて、この1年間もよろしくご支援賜りますことをお願い申し上げます」と述べ挨拶とした。
 メーカー代表挨拶では、嶋田三菱マテリアル常務執行役員・加工事業カンパニープレジデントより日頃の支援と拡販に対し感謝の言葉があり、続いて三菱マテリアルの概況が報告された。2006年度の決算は3期連続で新記録を更新し、今期については「三菱マテリアル全体で07年から3年間の中期計画をスタート。キャッチフレーズは『Break1through1000』。Break-throughというのは前にある壁をぶち破っていこうということ。経常利益が昨年1,000億円を超えているが、これは大きな追い風の中での1,000億円超えであり、安定して1,000億円を達成できる企業にしていこうという思いであります。もう一つは、株価をなんとか1,000円にしたい思いがあります。また、超硬事業はここ数年、非常に好調に推移させていただきました。2年前には『グローバル10』ということで売上700億円を目標にしておりましたが、それを達成することができました。その次の目標として1,000億円を目指したいとしておりました。ちょうど今年の予算が1,000億円を超えるものとなっており、それに向けて頑張っております。我々のBreak-throughは今年売上1,000億の壁を突破して、世界第2位になる1,500億円を目指すことです」と述べた。
 続いて、時津中部三菱マテリアルツールズ特約店会会長(新栄商會会長)が「三菱マテリアルツールズ様には、今年のTOOLsフェスタ2007がこの様に盛大に開催されましたことを心からお慶び申し上げますと共に、お招きいただきましたことを特約店会を代表いたしまして心より感謝申し上げます。さて、今年の三菱マテリアルさんは『Break-through1000』、連結ベースで経常利益が1,000億円を継続できる企業体を目指すことを会社方針とされております。高田社長が率います三菱マテリアルツールズさんは『We can do 500』、年間500億円の売上達成を会社方針にされております。皆さんが日夜真剣に取り組んでいるところでございます。私共特約店はそれに向かって一生懸命拡販に努力しなければならないと、いま心を新たにしているところでございます。自分の足元の地を固めながら一歩一歩堅実な経営をすることが、我々の本分ではなかろうかと思っております。最後になりますが、中部三菱マテリアルツールズ特約店会の益々の発展と、本日ご臨席賜りました皆様の企業の更なるご繁栄と皆様のご健勝を心より祈念申し上げます」と挨拶。
 表彰に移り、優秀な成績を収めた特約店にチャレンジング・スピリット賞(38社)、ツールズ・オブ・ザ・イヤー賞(5社)、フロンティア・スピリット賞(3社)が贈られた。
 新製品紹介では、@安定感抜群の重切削用スクエアエンドミル「SPX」、A高能率アルミ加工用エンドミル「ALIMASTER」、Bサイクルタイム短縮の切り札、倣い加工用「プロファイルバイト」の紹介が行われた。
 また、新たなビジネスモデルとして「ツーリングエクスプレス」を紹介。ツーリングエクスプレスは、スピードと利便性を優先したオーダーシステム。セミオーダー商品を最短納期で届ける。最初はエンドミル3種、フェースミル3種、ドリル3種でスタート。その後順次拡大し、トータル22種類に対応する。受注開始は10月1日から。
 最後に本年度の目玉商品となる、ナノオーダーレベルまで組織コントロールを実現し切削速度300m/minまで容易にした、鋼旋削用CVDコーティング材種「UE6110」が紹介された。
 増田三菱マテリアルツールズ副社長より、本年度の表彰目標と「アクティブ2007」のキャンペーン説明が行われ、第一部を終了。このあと会場を移し懇親会が開かれた。
 懇親会では、伊藤三菱マテリアルツールズ中部支店長より新会員になった2社の紹介(新東機工、大和商会)があり、続いて吉村三菱マテリアル常務が「今年度の目標は売上1,000億円。これが実現できると、平成20年に1,000億円を超えるという目標を1年前倒しで達成できることになります。益々の三菱製品の拡販にご尽力をお願いいたします」と更なる協力を呼びかけた。
 代理店を代表して乾山下機械社長の力強い発声で乾杯。会場では参加者が歓談して交流を深め、杉浦中部三菱マテリアルツールズ特約店会副会長(三賀社長)の中締めでお開きとした。

親会社フルサト工業上回る業績
大田昌和氏講演会「開運よもやま話」
平成19年度中部ジーネット会総会開催

 ジーネット(社長=古里龍平氏、本社=大阪市中央区南新町1-2-10)の中部ジーネット会(会長=谷岡寛司氏・SMC営業本部常務取締役副本部長)は、5月28日午後2時より名古屋市中区のホテルグランコート名古屋にて「平成19年度中部ジーネット会総会」を開催した。
 会長挨拶で谷岡会長は、「19年3月期のフルサト工業様の連結決算は、売上高904億円、経常利益55億円と過去最高の業績であります。また、ジーネットさんにおかれましても、売上高641億円、経常利益は過去最高の28億円となりました。おめでとうございます。この中部ジーネット会も前年度に会員が四社増えまして、85社になりました。今後もますます拡大し、成長を続けてまいりたいと思っております。今年もジーネットさんとともに拡販計画のさらなる推進に取り組んでいただきますようお願いいたします」と語った。
 続いて、古里社長は、「19年3月期の決算につきましては、フルサト工業の連結決算で売上高903億7,800万円、前年比7.4%の増加となりました。フルサト工業、ジーネットともに売上高が伸びております。また、営業利益が連結ベースで50億9,700万円、経常利益55億1,800万円という業績を収めることができました。これもひとえに皆様方のおかげと感謝いたしております。そして、直接皆様方に関係のあります、ジーネットの数字につきましては、売上高641億1,200万円、前年比6.9%の増加となりました。同業他社さんと比べますと、機械関連の伸びは他社さんより少し悪く、工具関連につきましては他社さんより若干良かったというのが、私の感想です。ジーネット単体で一年間に400名弱が働いて、営業利益が25億4,400万円、経常利益が28億2,800万円。これが、ジーネットの収支であります。昨年に続きまして、親会社であるフルサト工業の営業利益・経常利益・最終利益をジーネットが上回る結果となりました。このことは、ここ数年間にわたる皆様方の大きなご協力によるものであり、筋肉質への転換が少しずつではありますが、進んできていると感じております」と挨拶。
 総会は、谷岡会長による議事進行で、各議案の審議が行われた。
@平成18年度事業報告
A平成18年度会計報告
B平成18年度会計監査報告
C平成19年度事業計画及び予算(案)
D役員改選
 以上すべての議案が全会一致で承認された。
 引き続いて、幹事会社及び新入会員の紹介が事務局より行われた。
 会長に再選した谷岡氏は、新会長挨拶に立ち「今後も皆様方のご指導、ご鞭撻をよろしくお願いいたします」と語った。
 総会の最後は、安田支社長による名古屋支社の現況報告が行われた。
 今回の講演は、講師にサンセンの大田昌和氏を迎え、「開運よもやま話」という演題で、笑いの絶えない大変ユニークなトークが展開され、会場は大いに盛り上がっていた。
 講演会後の懇親会では、和やかな雰囲気の中、参加者同士で情報交換を行うなど交流が図られていた。

ステンノホースリール
ハタヤリミテッド
手を汚さず巻取り可能

 ハタヤリミテッド(名古屋市中区大須4-10-90・TEL052-261-3821)は、ハンドルを回すだけで、手を汚すことなく巻き取りができる「SSD型ステンノホースリール」をこのほど新発売した。
 ハンドルを回すだけで、ホースに手を添えずに巻取りができる、新機構の半自動「コロコロガイド」が傾斜したガイドに沿って左右に転がり、手を添えずに巻き取ることが可能になった。
 また、取り扱いがしやすい内径12φ×外径17φの細径ホースを採用。
 防藻仕様で、ホース内の藻の発生を抑える(SSD―20型)。
 本体のみのSSD―0型も用意している。
 更に、巻き取りを下方向巻き方式に変更したことにより、ホースとノズルの動きを確認しながらの巻き取りが、可能になり、大切な植木などを引っ掛けて倒したりする心配もない。
 価格は、12,800円。リール本体は8,800円。
 詳細については、直接同社に問い合わせるとよい。

増収増益で
経常利益は過去最高
ジーネット19年3月期決算

 ジーネット(社長=古里龍平氏)は5月23日午前11時より、同社の本社ビル会議室において今年3月期の決算に関する記者発表を行った。
 平成19年3月期決算は、フルサト工業とジーネットの連結ベースで売上高が前期比7.4%増の903億7,800万円となり、当初計画を数%上回った。営業利益は同8.9%増の50億9,700万円、経常利益が同7.2%増の55億1,800万円、当期純利益が同9.5%増の31億5,400万円。連結ベースでは売上、利益ともに過去最高額を更新し続けている。
 フルサト工業の鉄骨業界は、バブル期にピークを迎えたあと下がり続け、昨今、東京、名古屋、一部大阪で比較的大きな規模のオフィスビルが建築されており全般的な需要としては下げ止まっているが、ここ3年ぐらいは横ばいの状態。その中で、フルサト工業は3年前ぐらいから業界の推移より若干上回っている。
 一方の工作機械業界は、外需に支えられて高水準を維持。アメリカの航空機産業が絶好調で、日本でもボーイング787の主翼などの加工は入ってきているが、機械加工を多く必要とする主要な部分はアメリカで行われている。日本の航空機産業は裾野としてはまだまだ余り大きくない。今のところ国内の機械加工といえば、自動車産業に頼るところが大きい。
 ジーネットで一番大きな機工部門は、一部設備投資連動だが、全般的には工場の稼働率と連動している。鉱工業生産の数値は高止まっている。設備投資は若干翳りが見られるものの、生産活動そのものはそれほど悪くはない。
 19年3月期のフルサト工業単体での売上高は、前期比9.1%増の271億300万円。売上総利益率は同1.2%の減少。昨年は鉄の需給バランスが崩れ、競争が少し激化した。営業利益は同3.1%増の24億6,100万円で、売上の伸び率に届かなかった。経常利益は同2.6%増の26億8,700万円、当期純利益は同5.4%増の15億3,000万円となった。
 ジーネットについては、売上高が前期比6.9%増の641億1,200万円。昨年までは設備投資が非常に旺盛であった。特に工作機械では、納期のリードタイムが3カ月から5カ月かかるため、受注と直接連動せずに少し後れた形で売上が計上される。環境としては昨年が当面のピークであったと思われる。
 ジーネットでは、利益率の悪化は見られず、且つ経費の増加も余りなかった。その結果、営業利益が同15.7%増の25億4,400万円、経常利益が同11.6%増の28億2,800万円、当期純利益が同12.7%増の16億2,900万円となり、親会社のフルサト工業を全ての面で上回った。利益面でフルサト工業を上回ったのは2年連続。
 古里社長は「2000年にフルサト工業とジーネットが一緒になったが、その時のジーネットの収益力は自慢できるものではなかった。しかし当初から、ジーネットの方が収益力は高いのではないかという想定があった。それがここ数年、具現化されている。ジーネットも景況に極端な連動型ではなく安定した業績を残せるような体質変化が必要と考えるが、フルサト工業と同じぐらいの収益力がついてきているのではないかと感じている」と述べた。
 ジーネットは、バブル期に過去最高の売上高1,050億円があったが、利益の面ではいずれも今回過去最高の数字を残した。
 今期の見通しは、連結ベースでほぼ横ばいの売上高916億3,600万円、営業利益51億300万円。経常利益は54億6,900万円と微減を予測している。
 フルサト工業単体では、増収増益を予想。ジーネットにおいては、売上高641億円と横ばい。営業利益は前期比4.8%減の24億2,200万円、経常利益は同7.0%減の26億3,200万円を予測している。工作機械を中心とした国内の設備投資に今年度はマイナス要素があることから、他社より若干慎重な見通しを示した。しかし中期的に見ると、自動車産業を中心に設備投資の計画があるため上乗せも期待されている。

組合員にとって価値ある組合に
優良従業員22名を表彰
中日本木工機械商協組第45回通常総会開催

 中日本木工機械商工協同組合(理事長=木村秀夫氏・昭元産業社長)は5月24日午後3時より、名古屋市千種区覚王山通のルブラ王山において「第45回通常総会」を開催した。
 総会に先立ち物故者に黙祷を捧げた後、司会の村瀬副理事長(ムラセ社長)より開会の辞が述べられた。
 木村理事長は挨拶で、「お忙しいところ、多数のご出席を賜りまして有り難うございます。私共の組合も45回目の総会となり歴史ある組合でございます。組合員の皆様の力強いご協力によりまして、何とかこの総会を迎えることができました。中部地区は非常に景気が良いと言われておりますが、まだまだ我々の業界は景気の波に乗れてないのではないかと感じております。皆様の知恵とご協力によりまして、価値ある組合にしていきたい」と述べた。
 続いて組合員優良従業員表彰が行われ、勤続30年から5年の優良従業員22名が表彰され、代表として勤続30年の寺西重樹氏(フクモト)が謝辞を述べた。
 来賓の石川愛知県中小企業団体中央会専務理事より祝辞があり、続いて河合理事(カメックス社長)を議長に選出して議案審議に移り、第1号議案・平成18年度事業報告承認の件、第2号議案・平成18年度収支決算報告並びに監査報告承認の件、第3号議案・平成19年度事業計画(案)承認の件、第4号議案・平成19年度収支予算(案)承認の件、第5号議案・組合借入金最高限度額決定並びに組合員に対する貸付金最高限度額決定に関する件、第6号議案・組合新加入者加入金に関する件、第7号議案・その他の件について審議。
 このうち、組合借入金に関しては最高限度額を1,000万円、貸付金を1社につき100万円以内と決め、また組合新加入者加入金については45万円と定めた。全議案を承認可決し、万歳三唱で総会を終了した。
 このあと懇親会が開かれ、出席者は和やかに歓談。今秋には展示会もあり、各企業と業界の更なる発展を誓いお開きとした。

各メーカーの製品が一堂に
第38回社内展示見本市開催
ナスコム 顧客との交流の場に

 ナスコム(社長=大島和彦氏)の「第38回社内展示見本市」が5月19、20日の2日間に亘り、メーカー協賛の下、名古屋市中川区乗越町のナスコム本社で開催され、来場した販売店との交流を深めた。
 今回は“Do(創造する)・Do(対応する)・Do(貢献する)”をテーマに、メーカー約九十社が人気商品、定番商品から新商品までを一堂に展示して好評を博した。
 また、企画展示では昨年に引き続いて「アスベスト対策」を取り上げ、多くの来場者の注目を集めていた。
 恒例となっている同展示会は、本社一階から四階までの各フロアーを展示場とし、各メーカーの主力商品や新商品を実演展示したもの。出展者であるメーカーとしては、顧客の生の声が聞ける交流の場として活用でき、ナスコムは情報のパイプ役としてこの場を提供している。
 開催初日は定刻通り開場し、同社スタッフが来場者を迎えて案内役を務めた。会場には、利器、刃物、工具をはじめとする関連商品が所狭しと並べられ、各メーカーの担当者による実演と説明が行われた。
 また、ナスコム相談役、社長をはじめ各営業担当者が顧客と親しく歓談する姿も見られた。
 さらに五階には、来場者用に休憩室を設けて食事や飲物が用意され、ナスコム社員の心の込もった接待が行われていた。

一層のサービス向上を図る
尾張北部営業所開設
祖父江工業6月1日から営業開始

 祖父江工業(名古屋市中川区澄池町2-5・社長=白石佳和氏)では、尾張北部地区での一層のサービス向上を図るべく、このほど「尾張北部営業所」(所長=前川博布氏)を6月1日に開設した。
 開設した尾張北部営業所は、名神高速道一宮インターから西に約1.5キロの地に在り車で数分、名古屋都心にも2、30分の距離。
 建物は、事務所と倉庫からなり、事務所は平屋建てが二棟あり、建坪は約200u、敷地は約300u。駐車台数も八台分確保されている。
 「尾張地区は、名古屋駅から十五分と地の利を生かした、名古屋市のベッドタウンとしてこれからますます期待出来る地域です。住宅着工件数からみましても、尾張10市で名古屋市に匹敵する4,500件の実績があり、人口割合や伸び率からすると、名古屋市を上回っています。また、名古屋駅にトヨタ営業本部が移転したことに伴い、一宮、岐阜、桑名駅付近の住宅需要が伸びており、非常に魅力ある地域だと思います。全社に占める売上の20%を目指して、全所員一丸(6人)となって取り組みます」と、前川所長は抱負を述べている。
 尾張営業所の所在地は次のとおり。
▽所在地=〒491-0837 一宮市多加木5丁目15-11
▽TEL0586-25-9211
▽FAX0586-25-9233

◆ 窪田経営塾メルマガより E
【人生経営】
〜人生の氣づき〜その17「正しさ」 窪田貞三
 正しいことってなに?最初に正しいって言った人の考え方かな?
(著書「顔で笑って心で冷めて」より)
〈メッセージ〉
 なにが正しいことで、なにが正しくないことなのか? それを判断することは難しいことです。もちろん一般的に誰が見ても正しいことや正しくないと思えることはあるかもしれません。しかし、正しいか正しくないかの基準は、「最初に誰かが言った言葉」が基準になっているということはないでしょうか? そして、これがいつの間にか「常識という固定観念になっている」ということはないでしょうか? 世の中は理不尽なことが多く、弱い立場? の人の意見よりも、強い立場? の人の意見が通りがちなものです。「出る杭は打たれる」という言葉がありますが、この言葉は強い立場の人や頭の固い人のエゴのように思えてなりません。皆さんはどう思いますか?
【企業経営】
〜組織の氣づき〜その17「業界常識」 窪田貞三
 業界という括りに疑問を持つことがあります。業界には、業界常識というものがありますが、それはいったい誰が決めた常識なのでしょう? また、企業を全て業界別に分けることが出来るのでしょうか? 例えば、○○機械工業鰍ニいった社名の会社が、○○鰍ニいう社名に変更することがあります。つまり、機械工業という名称を取り、業界色を消すという社名変更です。その理由は、業務範囲が元々の業界内の業務に留まらなかったり、違う業界に移動するなどの理由でしょう。企業経営を「業界戦略型企業経営」と「理念型企業経営」に分けると、理念型企業経営においては、「業界常識から考える」のではなく、「本質的、あるべき姿」から考えるため、理念の結果が業界という範囲に入るだけのことなのです。つまり、業界常識という正しさではなく、本質から、あるべき姿から、真の正しさを考えて行動するのが「理念経営」なのです。

諸先輩の情熱を引き継ぎ
60、70回を目指して飛躍を
中部菱梅会第45回を迎え更に結束

 梅村本店(社長=梅村勇夫氏、本社=名古屋市中川区四女子町1-27)傘下の販売店による「第45回中部菱梅会」(会長=山口安三氏・不二工具会長)が5月27、28日の両日、三重県鳥羽湾池の浦の「海の蝶」で開催され、会員ら約五十名が参加して更なる結束と発展を誓い合った。
 当日は、JR名古屋駅西口に集合し、定刻の午前九時にバスで出発。伊勢神宮内宮を参拝しておかげ横丁で昼食を取った後、夫婦岩の二見ヶ浦を見学した。午後4時前に総会会場に到着。しばし休憩の後、総会に移った。
 総会は、梅村本店の伊藤取締役岐阜営業所長の司会進行により開会。
 はじめに、梅村本店を代表して梅村龍盛専務が「本日は大変お忙しい中、第45回中部菱梅会にご参加いただきまして誠に有り難うございます。また平素は私共梅村本店を通じまして、三菱マテリアル切削工具の拡販に多大なるご尽力を賜り厚く御礼申し上げます。さて、この中部菱梅会も今年で45回目、45周年を迎えることができました。これも偏に、本日ご列席の皆様方企業様が三菱マテリアル切削工具と三菱マテリアルツールズ様の代理店としての梅村本店を愛してくださっているからこそと、私なりに解釈させていただいております。日頃のご愛顧と重ねまして、有り難く思っている次第でございます。この中部菱梅会45回という節目を迎えさせていただきまして、日頃の感謝の気持ちとして置き時計をお贈りしたいと存じます。皆様方と同じ時を共に栄えていきたいと思っております。是非飾っていただき、これを見るたびに梅村本店を、そして中部菱梅会を思い浮かべていただきましたら非常に幸いと思っております。これからもこの中部菱梅会を60回、70回と続けていくためには、やはり本日ご列席の皆様方のお力添えなくしては成り立たないものと思っております。皆様方から認めていただける三菱マテリアルツールズ様の代理店としてこれからも頑張って行くために、梅村本店社員一同一生懸命に取り組んでまいりますので、これまで以上のご指導ご鞭撻を賜りますようお願いを申し上げます」と挨拶。
 続いて、伊藤三菱マテリアルツールズ常務執行役員中部支店長が日頃の梅村本店を通じた、三菱マテリアル商品の拡販に対して謝意を表した後、「5月18日にツールズフェスタを開催いたしました。販売店、代理店合わせて約百社、総勢160名が参加いたしました。その中で、伸び率の高かった販売店様にチャレンジング・スピリット賞が贈られ、菱梅会より7社が受賞されました。販売店約140社の中のベスト5に贈られるツールズ・オブ・ザ・イヤーに2社の菱梅会の会員の方がおられます。全表彰のうちの半分近くを菱梅会さんのメンバーで占めていただいております。この場を借りまして厚く御礼を申し上げます。先ほど、専務から45周年とお聞きしました。45年前を振り返ってみました。45年前、私は中学生でございました。ちょうどJIMTOF(日本国際工作機械見本市)の第1回目が大阪で開催されました。正しく日本の機械工業会がこれから世界に飛び出していく、そのためにはこのJIMTOFを通じて世界中にアピールをする、という意気込みがあった昭和37年。それから、日本の発展が続いてまいりました。もう一つは、国産初の旅客機YS11が初飛行し、私事ではございますが非常に嬉しく思いました。国産の飛行機が世界の空を飛ぶ。私はその飛行機を見て、機械屋になろうと思った印象深いものでした。ただ45年経った今、その飛行機は日本の空にはもう飛んでおりません。この45年の歴史の長さを感じます。さらには、皆様に販売をしていただいておりますインサートチップ(スローアウェイチップ)の規格ができたのも25年前の昭和37年。当時はロウ付けの時代で、インサートチップなどは誰が使うのかと言われておりました。しかし今ではロウ付けバイトがなくなっております。これだけ45年という長い歴史の重みを感じます。この菱梅会は、諸先輩が脈々として、ここまで続いてまいりました。本当に重みがあり、諸先輩の情熱がこもった会でございます。ここにいらっしゃいます皆様方、私共を含めまして、この菱梅会を益々大きくしていかなければなりません。そのためには、情熱を持って皆様方のより一層のご尽力を賜りたい。宜しくお願いいたします」と祝辞を述べた。
 木村三菱マテリアルツールズ中部支店販売二部部長は最近の超硬の動向について、「中部地区は、昨年の夏過ぎより自動車メーカーのリコール問題から発して景況感が悪化。今現在も回復には至っておりません。三菱マテリアルツールズ内のシェアーは東日本が大体40%、西日本が32%、中部が28%の構成比率でありましたが、残念ながら昨年、中部が27%と1%落としました。その分、西日本が増加いたしました。全社で一%落とすということは非常に大きなマイナスです。しかしながら昨年の06年度は、一昨年と比べてほぼ横ばいで推移いたしました。中部の販売二部(卸売り)は予算も達成いたしまして、5%の増加でした。これも梅村本店さんの参加販売店の皆様のご協力により、ツールズフェスタでの表彰が数社あり、それだけの実績を上げていただき、販売二部は順調に推移させていただきました。航空機、工作機械も順調ですので、中部地区は07年度から10年度まで十分に活況を呈して、皆様方に販売の機会も益々増えるのではないかと思います。そういった意味で、中部地区はまだまだ明るいと思います。皆様方のご協力のもとに、菱梅会が更なる発展をされますことを祈念申し上げます」と語った。
 懇親会では、乾杯に際し服部服部商会社長が「新製品開発力に優れた三菱マテリアルさんと在庫豊富な梅村本店さんがあれば、我々販売店にとって非常に心強いものです」と挨拶し、「45周年の中部菱梅会の益々の発展を」願って乾杯。互いに親睦を深め、午後八時半過ぎ、鳥居葵ツール社長の中締めでお開きとした。
 翌日は、ゴルフ組と観光組に分かれてそれぞれ交流を図り、ゴルフ組は「富士OGM工クセレントクラブ」(三重県津市稲葉町)でゴルフを楽しんだ。優勝は西田博氏(豊和機工)、2位が伊藤久須男氏(三菱マテリアルツールズ)、3位が波羅密文彦氏(ハラミツ商店)。
 一方の観光組は、「信楽陶芸村」を訪ねた後、信楽の宿「小川亭」で昼食。午後からは叶匠寿庵「寿長生の郷」で和菓子を堪能し、思い出深い1日を過ごした。