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2006年(平成18年)4月
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18年4月2日2234号
中部経産局管内
最近の地域総合経済動向

 中部経済産業局は3月8日、管内(愛知、岐阜、三重、富山、石川の5県)における最近の経済動向をまとめた。それによると、生産は電子部品・デバイスが増加傾向であることなどから増加傾向となっている。個人消費はデジタル家電の好調などで持ち直している。また、設備投資は自動車関連で積極的な姿勢が継続しており着実に回復している。さらに、雇用情勢は改善した状況が続いており、完全失業率、有効求人倍率ともに全国でも良好な水準にある。これらのことから、管内の経済活動は「改善している」と、咋年8月の発表から8カ月連続して基調判断を据え置いた。なお、先行きについては、生産は自動車、金属工作機械、電子部品・デバイスなどを中心に、当面、高水準で推移すると見込まれる。しかし、原油・原材料価格や為替の動向が内外経済に与える影響等については留意する必要があるとまとめている。(比較は断りのあるものを除き、平成18年1月の実績値による。)
鉱工業生産・出荷・在庫
 鉱工業生産の動向を指数(1月速報)でみると、電子部品・デバイスエ業、一般機械工業、情報通信機械工業が上昇したことから、前月比1.7%増と3カ月連続の上昇となった。また、前年同月比は12.2%増と15カ月連続の上昇となった。
 出荷は、一般機械工業、情報通信機械工業、鉄鋼業が上昇したことから、前月比1.7%増と3カ月連続の上昇となった。また、前年同月比は13.4%増と12カ月連続の上昇となった。
 在庫は、電子部品・デバイス工業、情報通信機械工業が上昇したことから、前月比3.0%増と3カ月連続の上昇となった。また、前年同月比は6.9%増と18カ月連続の上昇となった。
 なお、大口電力需要は、中部電力管内では29カ月連続で前年を上回り、北陸電力管内では26カ月連続で前年を上回った。

主要業種の動向
◆輸送機械

 輸送機械の生産は、緩やかな増加傾向となっている。
 乗用車は、国内向けは伸び悩んでいるものの、北米を中心に海外向けが好調なことから、緩やかな増加傾向となっている。
 自動車部品は、国内完成車向けが高水準で推移し、国内メーカーの海外現地工場や海外メーカー向けの輸出も好調なことから、増加傾向となっている。
 航空機体部品は、旅客航空業界向けが好調なことから、増加している。
◆一般機械
 一般機械の生産は、緩やかな増加傾向となっている。
 金属工作機械は、一般機械、自動車関連向けを中心に、国内向け、海外向け需要ともに堅調であり、緩やかな増加傾向となっている。
 繊維機械は、中国、パキスタン向けを中心に緩やかな増加傾向となっている。
◆電子部品・デバイス
 電子部品・デバイスの生産は、増加傾向となっている。
 半導体素子・集積回路は、記憶素子(メモリ等)が携帯音楽機器向けに好調なことなどから、増加傾向となっている。
 液晶素子は、テレビ、携帯電話など情報通信機器向けが順調なことなどから、増加傾向となっている。
◆電気機械
 電気機械の生産は、緩やかな増加傾向となっている。
 開閉制御装置・機器は、自動車関連、半導体関連けが好調であり、高水準で推移している。
 内燃機関電装品は、自車向けが好調なことから、増加傾向となっている。
 電動機は、好調な自動車向けを中心に、緩やかな増加傾向となっている。
◆情報通信機器
 情報通信機器の生産は、高水準で推移している。
 民生用電子機械は、テレビが国内向け海外向けともに順調であり、カーナビゲーションも堅調なことなどから、高水準で推移している。
 電子計算機は、持ち直しの動きが見られる。
◆金属製品
 金属製品の生産は、横ばいで推移している。
 アルミニウム建材は、戸建て住宅向けに動きがみられることなどから、下げ止まりの兆しが見られる。
 ばねは、自動車向けが好調なことから、増加傾向となっている。
 ガス機器は、高付加価値製品に動きがみられるものの、単体普及品を中心に弱い動きが続いていることから、緩やかな減少傾向となっている。
◆鉄鋼
 鉄鋼の生産は、高水準で推移している。
 鋼板は、自動車向け、造船・産業機械向けが好調であり、高水準で推移している。
 棒鋼は、民間建築向けが堅調なこともあり、横ばいで推移している。
 特殊鋼鋼材は、好調な自動車関連向けを中心に、高水準で推移している。
◆化学
 化学の生産は、高水準で推移している。
 自動車関連向けが好調なことなどから、高水準で推移している。
◆ファインセラミックス
 ファインセラミックスの生産は、高水準で推移している。
 触媒担体・ガスセンサ素子は、自動車向けが世界的に環境意識の高まりから、国内向け海外向けともに好調であり、高水準で推移している。
◆繊維・陶磁器
 繊維・陶磁器の生産は、低水準で推移している。
 繊維は、合繊長繊維織物、毛織物とも、中国等からの輸入品に押され、低水進で推移している。
 陶磁器は、タイルでは、動きがみられていたモザイクタイルにやや一服感がみられ、飲食器では、安価な輸入品に押され低迷していることから、ともに減少傾向となっている。
消費・投資などの需要動向
◆個人消費
 個人消費は、持ち直している。
 大型小売店販売額は、2カ月連続で前年を下回った。
 コンビニエンスストア販売額は、4カ月連続で前年を下回った。
 乗用車販売は、普通車の前年割れが続いており、7カ月連続で前年を下回った。
 家電販売は、薄型テレビ等デジタル家電が引き続き好調であり、11カ月連続で前年を上回った。
◆設備投資
 設備投資は、着実に回復している。
 半導体素子・液晶素子関連で引き続き能力増強投資が進捗していることに加え、自動車関連で積極的な姿勢が継続しているなど、幅広い業種で投資を増加する動きがみられる。
 また、1月の管内主要9社の金属工作機械受注(国内向け)をみると、一般機械工業向けが40カ月連続で前年を上回ったものの、自動車向けが2カ月ぶりに前年を下回ったことなどから、全体では3カ月ぶりに前年を下回った。
◆公共投資
 公共投資は、低調に推移している。
 1月の公共工事請負金額は、10カ月連続で前年を下回った。発注者別にみると、「公団・事業団」(前年同月比13.7%増)、「地方公社」(同447.3%増)、「その他」(同351.4%増)で前年を上回ったものの、「国」(同34.0%減)、「県」(同15.3%減)、「市町村」(同1.5%減)で前年を下回った。
◆住宅投資
 住宅投資は、増加している。
 1月の新設住宅着工戸数をみると、持ち家、分譲住宅が前年を下回ったものの、貸家が前年を上回り、全体では四カ月連続で前年を上回った。
◆輸出通関額
 輸出通関額(円べース)は、12カ月連続で前年を上回った。
 名古屋税関管内の輸出通関額(円べース)を品目別でみると、「自動車」「自動車の部分品」などが前年を上回った。主要地域(国)別でみると、アジア向けは46カ月連続で、米国向けは12カ月連続で、EU向けは7カ月連続で前年を上回った。
◆雇用情勢
 雇用情勢は、改善した状況が続いている。
 新規求人数は、医療・福祉、卸売・小売業、運輸業をはじめ幅広い業種で増加している。有効求人倍率は、引き続き高い水準にある。完全失業率は、着実に改善している。
◆企業倒産
 企業倒産は、2カ月連続で前年を下回った。
 企業倒産は、このところ横ばいであり、今後の動向については引き続き注視する必要がある。

新規賛助会員4社加入
5月23日に通常総会
愛知県管工機材商協組定例理事会を開催

 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=石原徳和氏・原芳商会会長)では、3月7日午後6時より、東別院会館において「定例理事会」を開催し、5月23日に通常総会を開催することを決める一方、新規賛助会員四社の加入を承認し、賛助会員数は百三十五社となった。
 当日審議された事項は次ぎの通り。
▽第1号議案=新年賀詞交歓会収支報告の件
 1月24日にウエスティンナゴヤキャッスルで、来賓はじめ正会員、賛助会員ら288名が出席して開催され、収支もほぼ予算枠内に収まった。
▽第2号議案=第26回管工機材・設備総合展の件
 来る10月5日〜7日の期間で名古屋市吹上ホールで開催するため、目下、実行委員会(委員長=在田忠之氏・在田商店社長)おいてその準備に取り掛っており、3月7日現在20社の33小間の申込があり、満小間獲得に向けて精力的に取り組むことを確認した。
▽第3号議案=通常総会の件
 5月23日=名古屋マリオットアソシアホテルで開催することを決め、司会者(懇親会同)について人選し、大清の大藪社長に決まった。
 また、午後3時より理事会を開き総会に万全を期す。
▽第4号議案=組合員名簿新刷版(2006年度版)がこのほど刊行された。部数は700部。協賛広告も予定を上回った。
▽第5号議案=平成18年度健康診断事業実施報告
 既に12社の申し込みがある。例年約1,000名以上の受診者があり、組合から1人当たり700円の補助金が支給される。
▽第6号議案=経営研究セミナー実施の件
 3月14日に、東別院会館にて開催する。演題は「改正高年齢者雇用安定法」について、社会保険労務士の内堀克俊氏に解説していただく。
▽第7号議案=賛助会員新規加入の件
 新規に4社の申込があり審議の結果、新年度からの入会が決まった。4社の加入により賛助会員数は135社となった。
【新規加入賛助会員
▽河口商店=代表者・河口康二氏・名古屋市中区千代田 ▽松下電工東海住設営業所=代表者・今津 強氏・名古屋市中村区名駅南 ▽多久製作所名古屋支店=代表者・清水正行氏・名古屋市中区上前津 ▽タカラスタンダード名古屋支店=代表者・高井正巳氏・名古屋市東区矢田
▽第8号議案=その他の件
 (イ)管機連地区代表者会議出席の件
 3月9日に鉄道会館で開催されるため、石原理事長が出席することになった。
(ロ)三役・常任理事会開催の件
 3月15日に開催することを決めた。

高年齢者雇用安定法セミナー
65歳雇用が義務化へ
愛知県管工機材商協組正・賛会員等出席

 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=石原徳和氏・原芳商会会長)の経営研究部(部長=倉地久雄氏・倉地社長)主管による「改正高年齢者雇用安定法セミナー」が、3月14日午後1時30分より、名古屋市中区橘の東別院会館で開催され、正会員はじめ賛助会員ら30余名が出席した。講師は、社会保険労務士の内堀克俊氏(セントラル社労士法人代表)。
 セミナーは、倉地部長、石原理事長の挨拶についで、講師の紹介がされた後、研修に移り、約2時間にわたって研修し、伊藤副理事長(イトウ社長)の閉会の辞で終了した。
 我が国は少子高齢化が急速に進展しており、そのスピードは世界的にも極めて速い。このような中で、日本の経済・社会の活力を維持していくためには、労働力の確保が課題となっている。一方、自分の意欲と能力を生かして、定年後も働きたい中高年齢者(45歳から65歳)も増えてきている。このように働く意欲のある中高年齢者が、少なくとも65歳まで働けるよう、「高年齢者雇用安定法」の一部改正が16年6月に行われ、65歳まで延長が義務化された。
 今年4月に、まずは62歳までの雇用が義務付けられ、段階的に年齢が引き上げられた後、2013年には65歳雇用の時代に突入する。各企業は法律改正に伴い、高齢者雇用のあり方を見直す時期を迎えており、雇用延長義務化を後ろ向きに捉えるのでなく、「高齢者のやる気を引き出す」制度策定を、各企業の体力にあった方法で考えることが求められている。
@改正高年齢者雇用安定法の概要とポイント
 定年(65歳未満)の定めがある事業主について、65歳までの(イ)定年の引上げ、(ロ)継続雇用制度の導入または、(ハ)定年制度の廃止のいずれかの措置(高年齢者雇用措置)を講じなければならなくなる。
 ただし、継続雇用制度の対象となる高年齢者に関する基準を労使協定により定めたときは、希望者全員を対象としなくてもよい制度もある。なお、施行より政令で定める日までの間(当面は3年間、中小企業5年間)は、労使協定ではなく就業規則等に基準を定めることも可能。
A高年齢雇用措置については年齢(65歳)については、平成25年度までに段階的に引き上げる
 平成18年4月〜平成19年3月=62歳、平成19年4月〜平成22年3月=63歳、平成22年4月〜平成25年3月=64歳、平成25年4月〜=65歳
B取組み方と方法
 60歳で一旦退職扱いとし、その後継続して再雇用する方法が企業にとって有効な手段と言える。退職金も支払い、役職を外し後進の育成を重点に行うことができる。パート並みの時給、定時上がり、で働いてもらうことで「今までと違う仕事」という本人の意識改革があり、好結果を生むことが期待できる。労働者の高齢化による業務効率の低下や、年功序列による高賃金の負担から逃れるためにも有効な方法と言える。
C企業別緊急度
 ▽大至急=58歳以上の従業員がいる企業。実施(60歳時点)まで時間がないので、直ぐに対策に着手する。
 ▽至急=55歳から57歳の従業員がいる企業。60歳以後の賃金原資を考えれば、一刻も早く対策に取り掛かること。
D65歳雇用義務付け対策のポイント
 就業規則で、継続雇用の対象者を決められることではない。あくまでも、労使で協議が整わなかった場合だけということに注意する。
 一部のところでは、「就業規則で決めればよい」と言う風潮があるが、労使協議が存在しなければ、意義がない。対応を間違えることによる、訴訟や労使トラブルが頻発することも今後予想される

大阪営業所移転
山本計器製造3月27日より

 山本計器製造(本社=長野県岡谷市堀ノ内2-17-17)大阪営業所は、業容の拡大とサービスの更なる向上を目指し、事務所を大阪府大阪市西区立売堀2-5-41合田ビル302号室に移転、3月27日より新事務所での業務を開始した。なお、電話番号(06-6534-5523)及びFAX番号(06-6534-5426)は従来どおり。

正会員2社・賛助会員2社加入
5月10日に通常総会
静岡県管工機材商組合3月度理事会開催

 静岡県管工機材商組合(理事長=丸尾氣窮雄氏・丸尾興商社長)では、3月8日午後3時より、静岡市内の“マイホテル竜宮”において「3月度理事会」を開催し、5月10日に第36回通常総会を開催することを決める一方、経営部会を開き、東海地震について研修した。
 当日審議された議案は次の通り。
@第1号議案=第36回通常総会開催の件
 5月10日に静岡駅前の“ブケ東海静岡”で開催することを確認し、第32回優良社員表彰者の募集を募ることにした。
 当日の役割分担については、開会の辞を金子理事(金子管材社長)、司会を伊藤副理事長(沼津管材社長)、閉会の辞を村松副理事(村松商店社長)にお願いすることを確認した。来賓祝辞、乾杯の音頭、中締めについては4月の理事会までに決めることを申し合わせた。
 開催時間は正会員による総会が午後3時より、賛助会員を交えた懇親会は同4時15分より行う。
 また、翌日は、正会員及び賛助会員を交えた、親睦ゴルフ会を新沼津カントリークラブで開催する。
A第2号議案“管機連地区代表者会議出席の件
 3月9日に東京鉄道会館ルビーホールで開催するため、丸尾理事長と大河副理事長(大河機材社長)の2人が出席する予定。
 当日は、各地区理事長より、各地区の状況が報告される。
B第3号議案=正会員・賛助会員新規加入の件
 新規にそれぞれ二社の申し込みがあり、新年度からの加入を承認した。
▽正会員=小泉東海(代表者=小宅弘氏・沼津市大岡駅前)、渡辺パイプ浜松営業所(代表者=高橋俊晴氏・浜松市東若林町)
▽賛助会員=旭有機材工業静岡営業所(代表者=源亮一氏・静岡市駿河区稲川)、東栄管機名古屋支店(代表者=下村康生氏・北名古屋市片場天王森)
 以上で議案審議を終え、経営部会に移り、先に開催された経営者の集いでの講演「東海地震は本当にくるのか?」を聴講した丸尾理事長、大河副理事長から講演内容の報告を受け、必ず起こりうる地震対策について研修した。
 東海地方の地下では明らかな異常現象が進行しており、「いつ発生してもおかしくない」と言う、客観的な観測事実がある。
 地震予知は、減災ひとつの手段として、科学的な予測は相当程度できるようになっているが、避難勧告を出せるほどの精度には至っていないのが現状。
 予知以外に何がもっとも必要なのかは、はっきりしている。阪神大震災の時の死者は80%が地震発生後10分以内に亡くなっており、どうすればそれを回避できるのかと言えば、答えは一つしかない。つまりは最低限の「耐震補強」につきる。
 直下型地震直後の犠牲者になるか、ならないかを決めるのは、建築物の耐震性能、落下物の有無と発生時間帯が大きく左右すると言っても過言ではない。
 巨大地震は、広域同時災害であり、助ける人と助けられる人が同一となり、非常時のみのシステムは使いずらく、いかに普段のシステムに防災対策を組み入れるかが課題。実際に大きな地震ほど職員は集まれないという事を認識すべき。
 身近にできる地震対策の要は、家具の転倒防止、ガラスの飛散防止、住まいの耐震補強という、三本柱が重要といえる。
 地震対策のあとは、毎日のように送られてくるダイレクトメール等の、郵便物の活用方法について意見交換を行い、内容もろくに見ずごみ箱に捨てている連中が多い中、こまめに内容を吟味して、それらを日常の業務の中で活用している、丸尾理事長の「整理術」について学んだ。

18年度総会開催
岡谷管栄会4月14日ヒルトン名古屋で

 岡谷管栄会(会長=鈴木章夫氏、米津物産社長、岡谷鋼機と販売店・メーカーの集い)では、来る4月14日午後4時より、名古屋市中区栄の“ヒルトン名古屋”を会場に「平成18年度管栄会総会」を開催する。
 翌15日は、有志によるゴルフ会を“ナガシマカントリークラブ”で実施する。

販売価格を改定
平均で10〜20%
KVK 4月1日出荷分よ

 KVK(岐阜市黒野・社長=北村和弘氏)では、生産販売の両面にわたる合理化で、原材料や諸経費の値上がりなど、昨今の厳しい情勢に対処してきたが、もはや企業努力だけでは吸収しえない段階に至り、やむをえず販売価格の改定を4月1日出荷分より、平均10〜20%改定することになり、理解と協力を呼び掛けている。
   記
▽実施日  4月1日出荷分より
▽対象製品 全製品平均 10〜20%

マンションリフォーム用
業界初の超節水トイレ
INAX3機種を新発売!!

 INAXは、今後増加が予想されるマンションリフォーム市場に対し、話題の超節水6リットル洗浄「eco6」を搭載したマンションリフォーム用大型便器を4月1日に3機種発売した。現在、マンションのトイレに対する不満で多いのは「トイレの後ろに配管が露出していて掃除しにくい」など清掃に関すること、掃除道具・予備ペーパーの「収納が少ない」こと。そこで、清掃性と収納性の不満を解消し、さらに排水の高さを床から155oとした互換性の高い施工性の優れた大型便器を開発した。
1、タップリ収納で排水管を隠蔽できる『Pita』
 「マンションのトイレの不満」の上位2点「便器の後ろに配管が露出していて掃除しにくい」と「収納が少ない」が解決できるトイレ。
・『Pita』は、業界で初めて、室内排水立管をキャビネットに隠せる「立管対応型」を用意した。汚れやすいタンクまわりがキャビネットで隠れてすっきり、配管やコードも隠れるので汚れにくく掃除ラクラク。
・『Pita』はトイレットペーパーなら最大16個収納できる「タップリ収納」。トイレットペーパーだけでなく、洗剤、掃除ブラシも取り出しやすく、キレイに収納できる。価格は、240,450〜(税込み・工事費別途)
 機種は、「直管型」と「立管対応型」共に手洗無タイプあり
 カラーは、便器は白とアイボリーの2色 キャビネットは8色対応
2、使い心地ゆったりで汚れにくい『アメージュV』『アメージュVシャワートイレ」
・便器開口サイズが従来型より一六%もワイドで、溜水面が広く、汚れにくく使いやすい。
・排水が横引管接続でも、便器を前に出さずに奥行き790oで大型便器の設置が可能。
・隅付ロータンクからのリフォームでも、止水栓や排水管の位置を変えずに設置できる。価格は、84,000円〜(税込み・工事費別途)
 機能は、『アメージュVシャワートイレ』はシャワートイレの他にフルオート便器洗浄、スーパー節電が標準装備。『アメージュV』は左ハンドル仕様も対応可
 機種は、『アメージュVシャワートイレ』『アメージュV』共に手洗無タイプあり
 カラーは、標準七色
3、『eco6』&『ぐるピカ便器』を標準搭載
■話題の六リットル洗浄『eco6』を搭載
 旧来型便器に比べ、洗浄水量は半分以下の約40%。たった2日でお風呂一杯分以上の節水効果を発揮。年間約12,000円の節約が可能。一台あたり年間約27sのCO2削減が可能で、地球温暖化防止にも貢献するトイレ。
■「ぐるピカ便器」で掃除らくらく
 上から100%流す強力な洗浄方式。便器底のゼット口(こう)からの洗浄水をなくし、上から100%流す強力な洗浄により、わずか6リットルで便器内の汚れをしっかり洗い流す。

受注額19億6千万円を達成
第30回岐阜どてらい市
目標を大幅に上回り大成功

 工作機械・産業機器・機械工具・住宅設備機器の総合展示会「2006岐阜どてらい市」(第30回)が3月11日から13日の3日間、岐阜市六条南の岐阜産業会館で開催された。期間中は3,000名を超す来場者で賑わい、受注額も目標の17億5,000万円を12%上回る19億6,000万円という良い結果となった。
 開会に先立ち、11日の午前9時30分より開会式が行われ、はじめに主催店20社を代表して渡辺三信商会社長が「2006岐阜どてらい市には、147社にも上る出品メーカー様が、新製品や先端技術を誇る優秀な製品を多数展示いたしております。また、事務局やメーカー様には、事前打ち合わせや同行PRなど昼夜を問わず協力いただき、ご覧のとおり、本日商談の場となる展示会場を立派に仕上げていただきました。今年は全体の受注目標を17億5,000万円、動員目標3,300名と大きな数字を設定いたしております。主催店の1社として大きなプレッシャーが掛かりますが、非常に挑戦意欲を掻き立てる目標数字であると思います。30年前に戻り、『見て、触って、確かめて売る』という機会ができております。我々の商売にとっても、岐阜どてらい市にとっても、力強いフォローの風が吹いております。絶好のビジネスチャンスと言えます。今日からの3日間、このどてらい市会場を大いに有効活用し、確実に成果に結びつけ、関係者の皆様それぞれの目標を必ず達成するという強い意気込みで取り組んでまいりたい。そしてご来場のお客様に誠心誠意で接し、『来て良かった』と思っていただける様に、またメーカー様、事務局の山善さん、主催店各社様にも『やって良かった』とお互いに感謝し喜び合えるどてらい市にしたいと念願いたします」と挨拶。
 続いて、出品メーカー147社を代表して岡本ナベヤ社長が挨拶を行い、「お客様の要求というのは益々厳しくなってきている。特に『機能、品質、納期』に対して、昨年以上に厳しい目がお客様から注がれている。最近特に思うのは、物が不足してくるということ。原油を含めた、色々な資材の値上げの動向は、多分昨年より今年のほうが徐々に上がってくると思われますし、何よりも私共製造業にとって一番大切な人材の確保というのもドンドン厳しくなるという気がいたします。その様な不安要素はあるものの、今この時点を考えればビジネスチャンスが色々な所に沢山ある。原点に戻って、まじめに、愚直に、コツコツと、我々製造メーカーは技術開発、新製品開発、そしてもの造りに取り組んで行きたい。そうすれば必ずや、多少の不安があっても、徐々に成長できるような世界になって行くのではないかと思います。今回の岐阜どてらい市は30回目ということであります。聞くところによりますと、お客様向けの景品も従来にも増してご用意されているということです。この3月末を控えた良いタイミングの中で山善様も30回目ということで、成功させたいという意気込みを感じます。我々メーカーも高橋岐阜支店長を是非とも男にすべくこの3日間商談に徹して、主催店様と協力しつつ目標数字達成に向かって頑張ってまいりたいと思います」と述べた。
 また、事務局本部を代表して緒方山善副社長が「2006岐阜どてらい市は30回目の記念開催でございます。どんな些細なことでも、10年心を込めて続けるということは偉大なことです。それにもう10年加えて20年間それを続けたとしたら、それは恐るべき力になる。そして更にもう10年続けて30年になれば、歴史といえる力になる。どてらい市の第1回目を始めたときは、岐阜も5億程度ではなかったかと記憶いたしております。バブルの時ですと、40億近い実績も上げさせていただきました。しかし色々な産業構造の変化とともに、主催店様も20社と、やる気のある主催店さんだけが残っていただいて、今も力強くどてらい市に向かってご努力をいただいている。メーカー様もこのどてらい市をよくご理解いただいて30年に亘りましてご支援をいただいていることに対しまして、本当に事務局といたしまして頭の下がる思いでございます。いくら環境が良くても、やはり力がある所はそれなりの結果を出し、そうでない所は余りはかばかしくないという格差は、依然として両極端に結果として出て来ているのが昨今の状況ではないかと思います。特に機械業界におきましては、今最高潮でありますけれども、厳しい経営をしておられる所も、全国を見ますと数社あります。しかし良い所は、ものすごく良い業績を上げておられる。やはり、取れるときにそれなりのプロセスで確りと手を打って、そして地道に努力をして、良い結果を出すというのが基本ではないかと感じております。私共山善も、皆様方とともに、皆様方のためになる、幾らかでもお役に立てるようにと、このどてらい市も年々いろいろな面で改良をしているつもりでございます。また、今回の岐阜どてらい市の目標額は17億5,000万円という大きな数字でございます。皆様方に最後まで諦める事なく取り組んでいただけば、それぞれの目標を達成していただけるものと確信いたしておりますし、必ず達成していただきますように心よりお願い申し上げます」と挨拶した後、高橋山善岐阜支店長より「あらゆる努力を惜しまず、お客様第一主義に徹し、明るく元気に力強く、受注目標17億5,000万円達成に向け、主催店、メーカー、事務局山善が全員一丸となり挑戦することを決意します」と力強く述べられた。
 スローガン隊によるどて市必勝スローガンの唱和、どて市シスターズによる大手締め、テープカット、鏡開きで開幕、3日間の熱い商戦が始まった。
 期間中は大勢の来場者が訪れ、商談も活発に行われ3年連続して目標を大きく突破、動員目標もほぼ達成し成功を収めた。

快適に仕事ができる環境を追及
営業フロアー・倉庫も充実
新栄商會 4階建ての新本社ビル完成

 新栄商會(社長=吉野重高氏、本社=名古屋市天白区島田2丁目516番地)では、かねてより建設中であった新本社ビルが先ごろ完成し、既報の通り、3月6日より営業を開始している。
 新本社ビルは、約250坪の敷地に、延床面積320坪の4階建て。外観は、落ち着いた色でまとめられ、道路に面した東南側はガラス張りで、2階と3階部分のラウンドしたデザインが特徴。屋上にある「SHIN―EI」の大きな看板が目を引く。
 1階の玄関を入ると広いエントランスホールがあり、その奥が倉庫になっている。エントランスにある内線電話で、訪問先に連絡する。
 2階に上がると、大きなガラスの自動ドアの向こうが営業のフロアー。机周りは機能的になっており、移動可能なボックスを各営業マンが持ち、机間の移動が簡単にできる。デスクトップパソコンの画面も、机と平行の横棒によって左右の移動が可能。一人一人のスペースは旧本社事務所と比べるとかなり広がっており、将来社員が増えても対応できるようになっている。その他に応接室と商談スペース、集煙装置が完備された喫煙室も用意されている。
 3階は、会長室と、同社の全社会議ができる60名収容可能な大会議室と小会議室。
 4階には、資料を保管するスペースと食堂、従業員の福利厚生にも使える多目的ホールが設置されている。
 階段の幅が広く取られ、全体的にゆとりのある作りとなっている。
 また、商品の入・出庫にも配慮されており、入荷用のトラックがそのままプラットホームに着けるようになっている。出庫の際も、バンの荷台に商品を積み込みやすくするためプラットホームは若干低めに作られている。
 来客用駐車場も敷地内に完備されている。
 【新住所並びに電話・FAX番号】
▽住所=〒468-0056 名古屋市天白区島田2丁目516番地
▽電話番号=052-801-1222(代)
▽FAX番号=052-803-1321

取扱い主力製品を一堂に展示
第34回ワンマンショー開催
東陽売上320億円目指す

 東陽(社長=羽賀昭雄氏、本社=愛知県刈谷市中山町5丁目10番地)は3月9日から11日の3日間、JR刈谷駅北口隣の刈谷市産業振興センターにてメーカー83社の出展による「第34回東陽ワンマンショー」を開催した。
 開会に先立って羽賀社長が挨拶を行い、「売り上げ320億円、5,500名のお客様の来場を目標に準備を進めてまいりました。種も仕掛けもあります。絶対に私たちはこの目標を、皆様メーカーさんと力を合わせてクリアーしていきたいと思っております。『品質と信頼で未来を築く』のキャッチフレーズの下、大変お忙しい中、何回もお客様に同行販売をしていただきました。お客様の反応は上々であります。現在のところ、この2月までで昨年対比130%の売り上げです。このワンマンショーで320億円を達成いたしますと、今期840億円程の売り上げになるのではないか。皆様方のご協力と、私共の社員の努力と頑張り、更にお客様が東陽を評価していただいて、この数字を達成していきたいと思います。このワンマンショーを契機として、更に皆様方の商品をどこよりも旨く、どこよりも評価されるように、お客様に売り込みます。また、お客様も東陽を通して買われる事が、皆様方の商品を旨く使えるという評価をいただけるような、その様な会社になるべく頑張っております。この3日間、宜しくお願いいたします」と述べた。
 続いて、出品メーカーを代表して上石デンソーウェーブ社長が「東陽さんは今年50周年を迎えられた。そして第34回と長きに亘ってこの様なショーを開催されております。これは偏に、時代の要求に従って効率化、それから安全、環境に対して適切な最も正しいソリューションを提供し続けてきた地道な努力が、今日の東陽さんの基礎を作ったと認識しております。我々は、その様な東陽さんの地道に築き上げられた基盤の基に商売をさせていただいております。ここに深く感謝すると同時に、東陽さんの指揮の下、我々が一丸となって今後も東陽さんが素晴らしいソリューションを提供できるように、頑張りたいという決意をするものであります。そしてその決意が更に東陽さんの発展に繋がるという事を祈念いたします」と挨拶。
 この後、各コーナーの責任者の紹介に続いて、スローガンの唱和が行われ開会した。
 初日はオープンより、多くのユーザーが会場へ足を運び、熱気に満ちたイベントの様子を見せていた。

産業機械受注状況
日本産業機械工業会平成18年1月

 日本産業機械工業会が発表した平成18年1月の産業機械受注状況によると、1月の受注高は、3,220億4,100万円で、前月比49.0%、前年同月比105.0%となった。
 1月の内需は、2,123億4,700万円で、前月比82.4%、前年同月比109.8%となった。内需の前月比で増加した機種は、タンク(156.2%)、圧縮機(119.5%)、その他機械(139.3%)であり、前年同月比では、ボイラ・原動機(144.7%)、鉱山機械(120.8%)、冷凍機械(120.5%)、タンク(200.0%)、圧縮機(136.2%)、送風機(108.1%)、金属加工機械(129.4%)、その他機械(121.9%)が増加した。
 外需は、1,096億9,400万円で、前月比27.4%、前年同月比96.8%となった。1月のプラントは3件、134億8,600万円で、前月比4.7%、前年同月比67.3%となった。外需の前月比で増加した機種は、プラスチック加工機械(108.7%)、運搬機械(132.5%)、金属加工機械(118.4%)、その他機械(100.2%)であり、前年同月比では、鉱山機械(305.2%)、化学機械(193.8%)、プラスチック加工機械(194.4%)、圧縮機(193.2%)、送風機(137.0%)、運搬機械(194.8%)、変速機(127.0%)、その他機械(108.9%)が増加した。
各機種の動向
と需要部門

(平成17年4月より需要者分類を改訂したが、前年同月との比較は、旧分類を用いて行った。)
◆ボイラ・原動機
 前月比は、電力、外需の減少により60.4%、前年同月比は、外需の減少により97.5%となった。
◆化学機械(冷凍機械を含む)
 前月比は、官公需、外需の減少により23.6%、前年同月比は、運輸、外需、代理店の増加により121.6%となった。
◆タンク
 前月比、前年同月比ともに、外需の減少によりそれぞれ、50.4%、10.9%となった。
◆プラスチック加工機械
 前月比は、自動車の減少により96.8%、前年同月比は、外需の増加により133.2%となった。
◆ポンプ
 前月比は、官公需、外需の減少により64.7%、前年同月比は、電力、外需、代理店の減少により76.5%となった。
◆圧縮機
 前月比は、外需の減少により93.9%、前年同月比は、石油・石炭製品、外需の増加により151.6%となった。
◆送風機
 前月比は、鉄鋼、外需の減少により54.8%、前年同月比は、官公需の増加により108.7%となった。
◆運搬機械
 前月比は、外需の増加により101.3%、前年同月比は、運輸、官公需の減少により99.6%となった。
◆金属加工機械
 前月比は、鉄鋼の減少により73.9%、前年同月比は、外需の減少により60.1%となった。

栄工業が私募債を発行
財務体質の強化を図る

 鋲螺関係を全般に扱う栄工業(社長=小澤忠之氏、本社=名古屋市中川区乗越町2-36)は、次の目的で私募債を発行した。@資本構成の是正を行い、さらなる財務体質の強化を図る。A将来の金利上昇リスクを回避する為、長期固定金利の資金を導入する。
【私募債発行概要】
▽発行体名=栄工業株式会社
▽社債の名称=栄工業株式会社 第一回無担保社債
▽社債の総額=1億円
▽各社債の金額=1,000万円の一種
▽利率=年1.28%
▽発行日=平成18年3月27日
▽期間=5年間
▽総額引受人=株式会社名古屋銀行
▽登録機関=株式会社名古屋銀行
▽社債権者集会開催地=名古屋市

18年度総会開催
三重管材商組4月25日四日市都ホテルで

 三重県管工機材商業組合(理事長=田中邦洋氏・五光商会社長)では、来る4月25日午後5時より、四日市駅西の“四日市都ホテル”を会場に「平成18年度総会」を開催する。
 当日は午後四時より理事会を開いて、総会に万全を期す。また、当日は正会員による親睦ゴルフ会を、菰野町の“三重カンツリークラブ”において実施する。

新社長に乾正樹氏就任
山下機械 山下隆蔵氏は会長に

 山下機械(本社=名古屋市熱田区中田町8-20)では、3月21日開催の臨時株主総会及び取締役会において役員改選の結果、代表取締役社長に乾正樹氏が選任され就任した。
 また、前代表取締役社長の山下隆蔵氏は代表取締役会長に就任した。
 新役員は次の通り。
▽代表取締役会長=山下隆蔵氏(昇任)
▽代表取締役社長=乾正樹氏(昇任)
▽常務取締役=野田善之氏
▽常務取締役=俵慶藏氏(昇任)
▽取締役=酒井立男氏
▽取締役=乗松孝昌氏(昇任)

豊橋営業所を新築移転
東陽サービスの充実を図る

 東陽は、豊橋地区の業容拡大に伴い、この程豊橋営業所を新築移転した。
 今回新築された豊橋営業所は、問屋団地内にあり(愛知県豊橋市問屋町13番地)、約900坪の敷地に建坪250坪、延床面積423坪の鉄骨2階建て。49台分の駐車スペースも確保されている。
 倉庫にはエレベータなどが完備され、将来の取扱いの増加も見据えて、作業者の安全性と負担軽減が考慮されている。また、環境面にも色々と配慮された設計となっている。
 羽賀社長は営業所新築を機に「更に豊橋地域のお客様へのサービスを充実させていきたい」と述べ、更にそのほかの計画としては「先般建てたばかりの半田の営業所も手狭になってしまい、5月には増床したいと思います。また、福岡に営業所を出すために着々と準備を進めており、5月には開業したい。アメリカの本社も現在手狭で、今年中に新築したい。トヨタ関連の部品メーカーさんが世界各地に工場を増設しております。私共も今年はチェコとアメリカに新たに拠点を開きます。更には中国も、もう一度検討していきたいと思っております」と今後の展開についても語った。

金型加工用高精度立形マシニングセンタ
NVD6000DCG
森精機 インターモールド06に参考出品

 森精機製作所(社長=森雅彦氏、本社=名古屋市中村区名駅2-35-16)は、DCGTM(重心駆動)理論を採用した金型加工用高精度立形マシニングセンタ「NVD6000DCG」を4月12日よりインテックス大阪で開催されるインターモールド2006(第17回金型加工技術展)に参考出品する。
 近年急激に増加している液晶ディスプレイ関連の金型や自動車部品の金型加工において、刃先の振動が少なく高面品位加工が可能で、かつ高速加工を実現できる中型のマシニングセンタが要求されていた。
 NVD6000DCGは、すでにユーザーから大きな信頼を得ているDCGTM理論(第24回精密工学会技術賞受賞)を採用することで、面品位とコンタリング精度の向上、工具寿命を大幅に改善することができる。Y軸移動量600mmをもち、金型加工に最適な軸移動量に設定。主軸は40番テーパ、最高回転速度もオプションで30,000-1minを準備している。
 AIナノ高精度輪郭制御、ダイレクトスケールフィードバック、ボールねじ軸心冷却を標準装備し、あらゆる条件での高精度加工を実現。精密金型加工分野に、生産性を2倍にするDCGTMシリーズの新しい立形マシニングセンタがラインアップに追加される。
 受注は、今年6月から開始の予定。
【特 長】
 @DCGTM(重心駆動)を採用
 NVD6000DCGは、DCGTMを採用し、加工精度の向上、加工時間の短縮、工具寿命の延長、加工面品位の向上、コンタリング精度の向上を実現。Y、Z軸方向に各二本ずつボールねじを使用し、合成された軸で移動物の重心を押すことを可能とした。結果、加減速時の振動が少なく、精度よくかつ高速に軸移動することが可能となる。
 A真円度1.6μmを達成
 NVD6000DCGは、DCGTMを採用し振動を極限まで低減したことにより、コンタリング加工では従来機比約40%減となる1.6μmを実現。(同社、実績値。保証値とは異なる)
 B主軸最高回転速度は20,000−1min
 NVD6000DCGは、ツールシャンク形式BT40を採用。20,000−1minの主軸を標準装備とし、オプションでは30,000−1minも用意されている。
【主な仕様】
(NVD6000DCG/40の場合)
▽移動量=(X、Y、Z軸)900mm、600mm、450mm
▽テーブル作業面の大きさ=1,000×600mm
▽主軸最高回転速度=20,000〔30,000〕−1min
▽早送り速度=20,000mm/min
▽工具収納本数=20〔40〕〔60〕本
▽工具交換時間(ツール・ツー・ツール)=1.2秒
▽ツールシャンク形式=BT40
 [  ]はオプション
第2回生産革新セミナー
「中国の構造改革と自動車産業」
4月11日 名古屋の本社で開催

 森精機製作所は、工作機械ユーザーへの情報発信を目的とした第2回生産革新セミナーを4月11日午後3時30分より、名古屋本社2階ホールにて開催する。
 当日は、「中国の構造改革と自動車産業」というテーマで、野村総合研究所執行役員・此本臣吾氏が一時間半の講演を行う。此本氏は長年中国市場の分析を手がけ、過去には大手自動車メーカーが中国進出する際のコンサルティングも担当した。このような豊富な経験を元に、今後の中国市場での自動車産業の動向、また中国市場の動向について講演される。
 第二部は、森精機製作所エンジニアリング本部副本部長・白鳥秀文氏より、「市場別工作機械の動向」のテーマで講演が行われる。
 講演後は、懇親会も予定されており、参加費は全て無料。申込み期限は4月4日だが、定員(80名)になり次第、申込みを締め切る。
〈セミナー詳細〉
▽日時=2006年4月11日午後3時30分〜6時40分
▽場所=名古屋市中村区名駅2-35-16、森精機製作所名古屋本社2階ホール
▽参加費=無料
▽定員=80名
▽申込み締切=4月4日※定員になり次第申込みを締切。
▽問い合わせ先=マーケティング戦略室(TEL052-587-1827)
〈当日のプログラム〉
◆午後3時〜 受付カウンターにて受付開始
◆午後3時30分〜5時「中国の構造改革と自動車産業」此本臣吾氏(野村総合研究所執行役員)
◆午後5時〜5時30分「市場別工作機械の動向」白鳥秀文氏(森精機製作所エンジニアリング本部副本部長 日本・アジア担当)
◆午後5時40分〜6時40分 懇親会

愛機工 キャプテン会議開催
4月9日いよいよ開幕
第66回愛機工親善野球大会

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=山下隆蔵氏・山下機械会長)は、4月9日より開幕する第66回親善野球大会(福利厚生部担当、部長=服部利一郎氏・服部商会社長)のキャプテン会議を3月17日午後5時30分より、名古屋市中区橘の東別院会館で開催し、大会要項説明と組み合わせ抽選を行った。
 はじめに、大会委員長の服部部長が「昨年度は11月の後半までかかりご迷惑をおかけいたしましたが、本年度はその様なことのないように運営してまいり、何とか8月中に決勝戦を行いたいと思っております。各チームの方々にはスムーズな運営にご協力をお願いいたします。怪我のないように1年間、優勝目指して頑張っていただきたいと思います」と挨拶。
 山崎組合事務局長より、資料に基づいて試合規則や注意事項などが説明された。
 続いて水野審判長より「いよいよ野球シーズンの到来で、恒例の親善野球大会の幕が切って落とされる時期になってまいりました。親睦を図りながら、一生懸命頑張っていただきたいと存じます」と激励の言葉があり、引き続いてルール説明が行われた。
 この歴史ある野球大会に、今年は三十六チームが参加。Aゾーン(16チーム)、Bゾーン(20チーム)に分かれそれぞれ組み合わせ抽選が行われた(結果は別表)。
 第1日目(9日)は、江南市営グランドと木曽川河川敷の草井球場で行われる予定。
【試合時間】
(試合開始30分前集合)
 第1試合=9時〜10時30分▽第2試合=10時30分〜12時▽第3試合=12時〜13時30分▽第4試合=13時30分〜15時▽第5試合=15時〜16時30分。
【試合規則】
◎使用ボール=トップボールA。毎試合一チーム2個のニューボールを提出。※今年からボールの規格が変わったので要注意。
◎回戦=7回戦。1時間30分をこえた時は新しいイニングには入らない。優勝戦は7回とし、コールドゲームは適用しない。
◎延長戦=1時間30分をこえて新しいイニングに入らない。
◎コールドゲーム=3回以降10点差、5回以降7点差となった場合。
◎雨等による試合不能の時=4回までに続行不能となった場合は再試合。5回以上で続行不能の場合はコールドゲーム。
◎集合=開始時間30分前に球場に集合。
◎ベンチ=ベンチは組み合わせ若番が1塁側とする。
◎同点=時間切れ同点の場合は、9名の各選手の全員がジャンケンをして決める。
◎ホームラン=ホームランは審判が判定する。但し中継ミス等によるものはホームランとしない。

戌年男
株式会社コハラ
取締役会長 小原 f氏
米寿コンペをめざして

―いつ拝見しましても颯爽となさっていますが、何か秘訣でもあるんでしょうか。
 「私はゴルフが大好きでして、昨年1年間を振り返ってみますと、118回を数えます。そのことが若さを保つ秘訣と申しますか、幸いしていると思いますね」。
―主にどのコースでプレイをなさるんですか。
 「118回の内、静岡の浜岡コースが50回くらい、藤枝ゴルフクラブが40回くらい、その他のゴルフコースが28回くらいです。この年でもゴルフが出来ますのは乗用力ートがあること、特に浜岡コースはフェアウェイまで車が入ることが出来るので大変助かります」。
―それだけ多くの回数をこなすには、スケジュールの管理も大変ですね。
 「大きな封筒に、表には1月のゴルフの予定表、裏には2月のゴルフ予定表を作って絶えず持ち歩いております。1カ月の予定は10回くらいで、浜岡コースが日曜日の11時台を月に2組づつ4回は予約しています。仮予約を終えてから、仲間の25人くらいの人たちに呼びかけては、出席出来る人の名前を記入して行きます」。
―管理表を作成するのが会長さんの大事なお仕事となっておりますね。
 「会社の仕事は社長に任せてありますから、私は好きなゴルフに没頭しておれます。ゴルフの予定表作りが一番の仕事と言えますかね。予定表には出席者の名前を記入します。封筒の予定表がなくなると、誰と誰が出席出来るか解かりませんので、先ほども申しましたが、大事にして普段いつも持ち歩き、誘っては名前を記入して行きます。友達は小原の重要書類と言っております」。
―健康もさる事ながら、周りの人たちの協力も感じられますね。
 「その通りですね。私が年118回ゴルフコースに出られますのは健康に恵まれていること、そして良い友人、会社がうまく行っていることに尽きます。勿論、家内が健康で理解があることは言うまでもありません」。
―内助の功も見逃せませんね。
 「朝、ゴルフ仲間が来て一緒に出掛ける時は、いつもニコニコして見送ってくれます。仲間の中には女性もいますが、機嫌よく出掛けることができます。家内には感謝しております」。
―最近のハードなスケジュールについて教えて下さい。
 「昨年11月27日の浜岡コースをスタートに、28日の藤枝友の会、29日の浜岡支配人杯、30日の浜岡コース、12月1日の藤枝ゴルフコースの藤遊会と、5日間連続してプレイが出来ました。今考えますと、休日が入っていたら連続5日間は出来なかったと思いますね」。
―大きな目標はなんでしょうか。
 「仲間の内の年長者は誕生日が来ると、88歳を迎える静岡市の丸源鉄工所の鈴木源七氏、87歳の市川鉄工所の市川恵作氏等の先輩がおります。私は今84歳ですから、まだまだゴルフが続けられ、とりあえず88歳の米寿のコンペが盛大に出来たらと思い、これを第一の目標にしております」。
 好きな言葉は「運命にも努力は譲る」。
 大正11年3月4日生まれの84歳。静岡県焼津市在住。

ニュータイププラグカッパーUや
サンデーレインボー
ハタヤリミテッド相次いで発売する

 ハタヤリミテッド(名古屋市中区大須4-10-90・電話052-261-3821)では、防雨型コードリール「ハタヤサンデーレインボー」、防雨型プラグカッパー「ハタヤプラグカッパーU」を相次いで発売した。
■「サンデーレインボー」は、実用性、堅牢性、安全性を兼ね備え、長年多くのユーザーより信頼を得ている「サンデーリール」の屋外用防雨型タイプとして開発されたリールで、雨天時での屋外使用も安心して使用できる。
【特長】
 @四ツロ一体モールド成形コンセントにより防水性に優れている。A軽くて移動が楽な20mタイプと30mタイプがある。Bコンセント防雨キャップ付。防雨・防塵に優れている。
 主な用途は、工事現場の仮設電源、屋外看板の電源、イルミネーションの電源、屋外イベントの照明用電源、屋外での使用時など。
 価格は、標準型で7,800円(20m)〜12,600円(30m)。
■「プラグカッパーU」は、従来品を改良したもので、専用器具を使わず、誰でも簡単に屋外型プラグに変換させることができるので、防雨型コードリール等に接続すれば防水効果が得られ、屋外でも安心して使用できる。
【特長】
 @プラグ挿入口は柔らかく口元が大きく拡がるので、簡単に装着できる。A各種電動機器の屋内用一般プラグに取り付けが可能。B外径7.4〜13丸形ケーブル・コードに適合する。
 価格は、560円。

新商品内覧会と工場見学会
延べ2千人以上が来場
INAX地の利生かした設営

 INAX(社長=杉野正博氏)は、3月15日から18日の4日問に渡つて本社のある常滑市を中心に、「内覧会と工場見学会」を開催した。
 同社は、毎年この時期にトステム、東洋エクステリアとの合同展示会を開催しているが、今年は独自での開催となり、地元に本社機能と工場群を有するという地の利を生かした内覧会と工場見学会を行ったもの。代理店、特約店の便宜を図り、希望日毎に見学日を設定して対応した。延べの見学者は2,000人以上に上った。
 第1会場となった大谷工場は、表面撥水・撥油コーティングで加工やタッチレス水栓を搭載したシステムキッチン「イスト」をはじめ、更に使いやすさを進化させた洗面化粧台「エルシイ」、手入れが楽なユニットバスルーム「ルキナ」、住宅用トイレなどを展示紹介。第2会場の榎戸工場は、洗浄水量わずか6?の超節水トイレ「eco6」をはじめ、キッチン用タッチレス水栓「ナビッシュ」、浄水器内蔵の「オールインワン浄水栓」等の各種水栓金具、パブリック向け商品を展示紹介。第3会場の東工場は、既存外壁の上に直接張る「リタイル」等のタイル建材商品等を展示紹介した。
 また、イベント会場となったINAXライブミュージアムでは、世界のタイル博物館をはじめ窯のある広場・資料館、陶楽工房などの、発想から製品までの、ものづくりをつなぐライブ感溢れる発見館をそれぞれに無料開放した。
 国の重文指定を受けている、窯の資料館では、窯をライブホールとした、レトロな落ち着いた雰囲気の中で、生のジャズ演奏を行うなど聴衆を魅了した。
 陶楽工房では、やきもの用の絵の具を使ったタイル絵付け体験も実施した。各会場ともおなじみの屋台料理で見学者をもてなした。

白木健治氏偲ぶ会
白木商会関係者多数参列

 去る1月17日に亡くなられた、白木商会(岐阜市宇佐南・白木伸道社長)創業者の「白木健治を偲ぶ会」が、3月11日に岐阜市長良の“岐阜都ホテル“で開かれ、交友関係者並びに会社関係者等二百余名が参列して最後のお別れをした。
 偲ぶ会は、学友や業界重鎮等がエピソードを交えた追悼の詞を述べる傍ら、在りし日の写真が上映される中、天の声に変えた健治氏の肉声が流され、その後、参列者は、それぞれに黙祷の後、遺影の健治氏にお別れした。
 また、会場には、生前健治氏が愛用した衣装やカメラ、釣り具、ハーモニカ、自作した土器などが展示され、参列者も興味深く見入っていた。
 故白木健治氏は、大正14年6月25日誕生。夜学高校時代に大隈鉄工の旋盤工として働いた経験を生かして、水道管のねじ切りを製作する菊水工業の名の下全国に卸販売するが、大手の進出で苦境に立たされ、残務を引き継ぎながら小売業の白木商会を昭和31年に設立。その後、新店舗の建設や土地の購入と大きく躍進させた。菊水工業の失敗を、反面教師として堅実に歩まれ、確かな企業家として知られ、業界仲間から信頼を得ていた。

多種多様な用途に対応できる
一体型ケーブル保護管

イグス 導入コスト低減を実現 イグス(本社=東京都墨田区錦糸1-2-1)は、多種多様な用途に対応できる一体型ケーブル保護管「エナジーチェーンシステムE1」を開発した。E1はモジュラー式で、一本25cm単位のストリップ(帯)に側面・蓋のすべてが連結された一体型のエナジーチェーン。E1の端のスナップ式留具により取り付けが簡単・迅速にできることから、従来、電力・データの供給システムの構築で高コストを余儀なくされているアプリケーションに対して、代替品としての利用が可能であり、優れたコストパフォーマンスを発揮できる製品である。
 傾斜角度が調整可能なモニターやキャビネットの旋回式扉、格納式引出し等のOA機器からキャッシュディスペンサーやコーヒーディスペンサー、エレベーターの自動制御マシンなど、その用途は多岐にわたる。
 E1の端にはストリップコネクターと呼ばれるスナップ式留具が付いており、リンク底面の穴を利用して各リンクが繋がっているため、どの部分からも簡単に長さの延長・短縮が可能。充填もまた容易で、スナップ開閉式のカバーにより、即座にケーブル充填ができる。リンク底面に空けられている穴によって、各リンクが固定されており、ねじやリベットで簡単に取り付け可能。追加で取付部品を用意する必要はなく、用途によっては2本のエナジーチェーンを平行に取り付けることもできる。
 なお、今後、E1の寸法・素材・色等を順次拡充していく予定。

FA&ロボットの未来が一堂に
「T・A・C・T2006」開催
ダイドー メカトロニクスの祭典

 ダイドー(社長=山田貞夫氏、本社=名古屋市中村区名駅南4-12-19)は、「T・A・C・T2006」(TECHNOLOGY ADVANCE CONDUCT for TOMORROW・響きあう未来)を4月6日(午前10時から午後7時まで)・7日(午前10時から午後7時まで)・8日(午前10時から午後4時まで)の3日間、名古屋市港区金城ふ頭のポートメッセ名古屋(名古屋市国際展示場)第2展示館において開催する。「FA&ロボットの未来が一堂に会するメカトロニクスの祭典」をテーマに、会場には2006年愛・地球博でおなじみのロボットをはじめ、これからの業界を支える、100社以上の最新技術が大集合。ロボットたちが人間のように動くさまは必見だ。
 また、特別講演の開催や各分野のセットメーカー、システムメーカーの技術をパネルにて紹介する「パネル展示コーナー」、出展各社によるテーマ別プレゼンテーションなども行われる。
【特別講演@】
▽日時=6日 開演午後2時より
▽演題=「宇宙開発から見た日本の技術力」〜ニッポンが独自の技術で有人宇宙飛行を行うための条件〜
▽講師=澤岡昭氏(大同工業大学学長)
〈講師プロフィール〉
 1937年北海道生まれ。大同工業大学学長、宇宙航空研究開発機構技術参与。北海道大学卒業後、大阪大学、東京工業大学、宇宙化学研究所(併任)を経て1999年より現職。日本最年長の宇宙飛行士になる夢をいまも持ち続けている。
【特別講演A】
▽日時=7日 開演午後2時より
▽演題=「未来のパーソナルモビリティ i―unit」
▽講師=加藤喜昭氏(トヨタ自動車 商品開発本部 第二トヨタセンター センター統括主査 エグゼクティブチーフエンジニア)
〈講師プロフィール〉
 1954年生まれ。名古屋工業大学卒業後、トヨタ自動車入社。第一電子技術部部長を経て2003年より現職。2005年愛・地球博では「未来パーソナルモビリティi―unit」のエグゼクティブチーフエンジニアとして開発を担当した。

昨年に引き続きBL大会開催
高楠昌樹氏(トラスコ中山)優勝
愛機工南支部 60名が参加し交流

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=山下隆蔵氏・山下機械会長)の南支部(支部長=伊藤照之氏・伊藤信産業会長)は3月11日午後3時より、昨年に引き続いて「親睦ボウリング大会」(実行委員長=川崎雄之氏・雄信興産社長)を名古屋市瑞穂区堀田通の名古屋エースレーンで開催し、支部員並びに従業員ら60名がゲームを楽しみながら親睦を深めた。
 定刻より、実行委員の高楠昌樹氏(トラスコ中山名古屋支店長)の司会進行で開会。伊藤支部長が「支部ボウリング大会にご参加いただきまして、本当に有り難うございます。日頃のストレスをボウルに託して、スコアは別として十分に楽しんでいただきたいと思います」と挨拶した後、同氏による始球式でゲームスタート。
 3ゲームで日頃の腕前を競った結果、高楠昌樹氏が556ピンで見事優勝した。
 ゲーム終了後は、会場を近くの「大香園」に移して懇親会と表彰式が行われ、はじめに矢田多蔵理事(ナゴヤカット社長)の発声で乾杯した。
 表彰式では各賞の表彰が行われ、上位入賞者や飛び賞受賞者に豪華賞品が贈呈された。また、他にも色々な賞を設け、参加者全員に賞品が行き届くよう配慮されていた。
 上位入賞者は次の通り。(敬称略、女性には一ゲーム20点のHDCP有り)
▽優 勝=高楠昌樹 556ピン(トラスコ中山)
▽準優勝=山之内亜矢 553ピン(ナカガワ)
▽第3位=北田昌孝 518ピン(ナカガワ)
▽第4位=森田洋一 498ピン(三和商事)
▽第5位=前田隆志 484ピン(ナゴヤカット)
▽ハイゲーム=高楠昌樹 225ピン

18年4月9日2235号
包装・食品・物流機械、関連機器、包材、食材等総合展
CHUBU PACK 2006
食と包装の先端技術最新情報発信の場
4/12(水)から15(土)会場/ポートメッセなごや

 包装・食品・物流機械とその関連機器及び包材、食材等の総合展「2006中部パック」(主催=中部包装食品機械工業会、会長=生田芳規氏・フジキカイ社長)が4月12日から15日までの4日間、名古屋市港区金城ふ頭のポートメッセなごやで開催される。
 2006中部パックは、元気な中部に全国から関心が集まる中、「中部に集う食と包装の先端技術」をテーマに、包装機械、食品機械並びに関連機器、包装資材、食品材料などを資材から製造、包装、物流まで一貫して展示する。また、15回目の開催となる今回は、初の試みとして日本粉体工業技術協会が主催する「粉体工業展名古屋2006」との併催で行われ、これまで以上に食と包装の総合化に取り組んでいる。出品社数191社(内粉体工業展関連31社)、総小間数733小間(同87小間)の展示規模となり、主催者側は前回展を上回る60,000名の来場を目標としている。
 会期中には、食の安全・安心に対応した「食品安全マネジメントシステムISO22000」「トレーサビリティ」や高年齢化社会に対応した「ユニバーサルデザイン」をテーマに特別講演会が行われるほか、出品社によるプレゼンテーションセミナーとして、2006中部パック出品社によるものが四セッション、粉体工業展名古屋2006六の出品社によるセミナーが六セッションの合計10セッション開催され、多くの新商品、新技術の情報が発信される。
 来場者へのサービス活動として、2006中部パックでは会期中包装相談コーナーを設置し、包装機械、包装資材の相談に対応。同様に、粉体工業展名古屋2006でも粉体技術相談コーナーを設置し、相談に応じる。(写真は前回展)
特別講演会
 会場はポートメッセなごや・交流センター3階(受講無料)。
◆「ISO22000の概要と動向」
・講演者=日本食品分析センターテクニカルサービス部部長 荒木恵美子氏
・日時=4月12日午後1時〜2時30分
◆「なぜISO22000取得が必要なのか」〜マネジメントシステム導入に成功する為の組織的要件とは〜
・講演者=船井総合研究所主任 経営コンサルタント片山和也氏
・日時=4月12日午後3時〜3時40分
◆「食品安全マネジメント対応の食品工場ライン事例」
・講演者=コスモ技研代表取締役 五十嵐宏一氏
・日時=4月12日午後3時50分〜5時

◆「加工食品工業におけるトレーサビリティシステム」
・講演者=キューピー生産本部技術企画部長主席技術員 高山勇氏
・日時=4月13日午後1時〜2時30分
◆「より多くの人が使いやすい包装・容器及びアクセシブルデザイン・ユニバーサルデザイン日本の現状と国際動向」
・講演者=共用品推進機構専務理事兼事務局長 星川安之氏
・日時=4月14日午後1時〜2時30分
 なお受講希望者は、事前に中部パック事務局までFAXにて申し込みが必要(FAX052-452-7752)。
【開催概要】
▽名称=2006中部パック
▽テーマ=「中部に集う食と包装の先端技術」
▽目的=包装機械、製菓製パン機械、食品機械、物流機械、関連機器、環境機器および包装資材、食品材料等を資材から製造、包装、物流までを一貫して展示し、業界の発展とユーザーとの共存共栄の道を拓く。
▽主催=有限責任中間法人中部包装食品機械工業会
▽併催=粉体工業展名古屋2006(日本粉体工業技術協会)
▽後援=愛知県・名古屋市・名古屋商工会議所・日本貿易振興会名古屋貿易情報センター
▽協賛=日本包装機械工業会/日本包装技術協会/日本食品機械工業会/日本製パン製菓機械工業会/日本粉体工業技術協会/東京糧食機工業協同組合/全国食肉水産加工機械工業協同組合/日本ロジスティクスシステム協会/日本製麺機材工業会/愛知県菓子工業組合/包装食品技術協会/愛知工研協会/全国豆腐機器工業会/日本厨房工業会/食品関連産業協会/全国醸造機器工業組合/日本冷凍空調工業会/日本自動販売機工業会/梱包機工業会/食品流通システム協会/日本包装リース/セロファン工業会/中部包装資材協議会/日本粘着テープ工業会/全日本包装資材連合会/日本印刷産業機械工業会/愛知県印刷工業組合/東海北陸シーリング印刷協同組合/中日新聞社/日本経済新聞社/日刊工業新聞社/中部経済新聞社/日本工業新聞社/中部日本放送/東海ラジオ放送/東海テレビ放送/中京テレビ放送/名古屋テレビ放送/テレビ愛知
▽会期=平成18年4月12日〜15日の4日間
▽開催時間=午前10時〜午後5時
▽会場=ポートメッセなごや(名古屋市港区金城ふ頭2-2)
▽展示規模=2号館6,576u、3号館9,450u
▽入場料=1,000円(ガイドブック、消費税込)
▽会期中行事=出品社によるプレゼンテーションセミナー、事務局主催による特別講演会
▽出品対象
@包装機械
A製菓製パン機械
B食品機械
C粉体工業展名古屋出品対象 粉体製造・プロセス機器/計測・測定、ラボ機器/材料・エンジニアリング・情報・その他
D物流機械
E包装関連機器
F包装資材
G食品材料
H環境関連機器
I情報・出版

塩ビ、継手、衛陶業界の動向を研修
5月12日に通常総会
名古屋水栓販売協会3月度定例会開催

 名古屋水栓販売協会(理事長=加藤文隆氏・加藤鋼機会長)では3月22日午後6時より、昭和区鶴舞の萩乃茶屋において「3月度定例会」を開催し、5月12日に通常総会を開催することを決めた他、例会を利用して、塩ビ業界、継手業界、衛陶業界の動向について、有力メーカー3社からそれぞれ解説してもらった。
 通常総会は、5月12日午後5時より、金山駅南の“全日空ホテルズグランコート名古屋”を会場に開催することを決めた。
 審議事項のあとは、業界の動向について有力メーカー3社より詳細に解説してもらった。
 ▽塩ビ業界は、全国べースでパイプは前年比(第3四半期)91.4%、継手は102.8%で推移、一方、中部地区では、パイプが97%、継手が100%で推移していると説明。
 ▽継手業界は、可鍛継手が樹脂・ステンレス製への移行により、10年前と比較すると約40%ダウン、一方の樹脂製は約6倍、ステンレス製は、約155%に増加していると説明。
 ▽衛陶業界は、新設住宅着工の減少やリフォーム需要の減少で、鈍化傾向にあると説明。
 業界動向のあとは、10月に開催される、愛知県管工機材商組合の「第26回管工機材設備総合展」の、展示会実行委員長を勤める在田委員長、同組合の石原理事長より、展示会に臨んでの趣旨説明と後援の要請を踏まえ、展示会成功に向けて全面的にバックアップすることを確認した。
 また、出席した業界三社からも、展示会を前向きに捉え、集客動員に繋がるような新製品の展示は基より、実際に体感できる展示を視野に入れて、製・販・工三位一体の実利が得られるように心掛けたいと、前向きな姿勢が示された。

第44回通常総会
名古屋水栓販売協会
5月12日グランコート名古屋で

 名古屋水栓販売協会(理事長=加藤文隆氏・加藤鋼機会長)では、来る5月12日午後5時より、金山駅南の“全日空ホテルズグランコート名古屋”を会場に「第44回通常総会」を開催する。

来期の行事予定を決める
通常総会は5月25日
GKC3月度理事会開催

 岐阜県機械金属商業協同組合(理事長=福生雅利氏・ギフベア社長)は3月27日午後7時より、3月度理事会を羽島郡岐南町のこうろ館で開催し、理事7名が出席して通常総会の開催日時と役割分担、平成18年度の行事予定(案)などを審議した。
 第1号議案=通常総会開催日時決定の件は、5月25日午後6時より「岐阜会館」(岐阜市司町)において開催することとした。
 第2号議案=通常総会の役割分担は、次のように決定された。
 司会者・嶋崎理事▽開会の辞・服部副理事長▽理事長挨拶・福生理事長▽議長・組合規約により選出▽事業報告・林理事(総務担当)▽決算報告・関谷副理事長(会計担当)▽監査報告・加古監事▽来賓挨拶・県並びに中央会(予定)▽閉会の辞・石田顧問理事。
 また、総会後の懇親会は司会・嶋崎理事▽挨拶・福生理事長▽乾杯・当日の参加者の中から選定▽中締め・福生相談役と決めた。
 第3号議案=平成18年度の行事予定(案)決定の件は、次のように決まり、総会に上程する。
▽4月 理事・役員会
▽5月25日 総会
▽6月 理事会
▽7月 ビアパーティー
▽8月 理事会と放談会
▽9月 製販懇談会
▽10月20日 愛知で行われる全機工連全国大会
▽11月 理事会
▽12月 理事会
▽1月 新年会
▽2月 理事会と岐阜組合が担当して行う中部ブロック会議(名古屋での開催を予定)
▽3月 ボウリング大会
 第4号議案=その他の件では、組合員の一社より退会届が出されたが、留意に努めることとなり理事長が近々に訪問する。
 次回理事会は、4月27日午後7時より「こうろ館」で開催することを決め、終了した。

最先端技術獲得の場
ハノーバー・メッセ06 4月24日より開催
世界中から5千社が出展

 国際産業技術見本市「ハノーバー・メッセ2006」が4月24日から28日までの5日間、ドイツ・ハノーバー国際見本市会場で開催される。
 展示面積約143,000uの会場に世界中から約5,000社以上の企業が出展する。日本からは産業技術総合研究所、特許庁、住友電気工業、東芝などが出展し、日系現地企業も含めると、合わせて約50社になる。
 「ハノーバー・メッセ」は、10の国際的専門見本市を一つに結集した、世界で唯一の見本市であり、時代の先端テクノロジーを紹介する見本市として60年の歴史を有する。製品を展示する従来の見本市から脱却し、完全なプロセスソリューションのプラットホームとして、世界でも最重要なテクノロジーのショープレイスとなっている。このイベントの長所として、異なる産業技術及び応用の相互関係と統合をライブで紹介できる点が挙げられる。
 展示内容は、▽プロセス、ファクトリー及びビル・オートメーション▽エネルギー・テクノロジー▽産業用部品及びアウトソーシング▽工業用ソフトウェア及びサービス▽マイクロテクノロジー及びナノテクノロジー▽研究開発。他にも多くのフォーラムや専門家会議、出展企業セミナーなどが同時開催される。
 また、最新の技術革新の紹介のみにとどまらず、既にある知識の創造的な応用にも取り組んでおり、ビジターが産業セクターの全領域の展望や専門家との情報交換を体験できる。
 さらに今回は、パートナーの国としてインドを紹介し、明日の繁栄市場と世界の関心を集める技術発展の様子を展示する。

第36回通常総会
静岡管材商組5月10日ブケ東海静岡で

 静岡県管工機材商組合(理事長=丸尾氣窮雄氏)では、来る5月10日午後3時より、静岡駅前の“ブケ東海静岡”を会場に「第36回通常総会」を開催する。
 当日は午後2時より理事会を開催して、総会に万全を期す。また、翌11日は、新沼津カントリークラブにおいて「製販親睦ゴルフ会」を実施する。

TES高能率加工など
最新の加工技術を学ぶ
東海イゲタ会ナチ共栄会と合同一線会

 東海イゲタロイ会(会長=田中知之氏・ミユキ商会社長)はナチ共栄会との合同による「一線会」を3月16日午後4時より、名古屋市東区のメルパルク名古屋にて開催した。当日は、両会員である住友電工ハードメタルおよび不二越の特約店より、営業の第一線で活躍中の営業マン百名余りが参加し、会場は大変な賑わいとなった。
 最初に、住友・不二越合同勉強会が行われ、共同開発新製品紹介、イゲタロイ・ダイヤ新製品紹介、ナチ新製品紹介の順で説明が行われた。
 「イゲタロイ最新加工技術速報」〈テーマ・TES高能率加工の提案とフルサポート〉と題した製品紹介では、次の製品が取り上げられた。
 ▽高精度加工用新材種エースコート「ACZ150」は、@刃立ち性良好で加工面粗さ、仕上げ面良好A強靭母材採用で耐チッピング性向上B研ぎ付けブレーカ付きポジティブチップは高精度E級仕様C各種小物部品加工に最適なチップを在庫化―といった特長を有する。新開発のコーティング膜で切れ味良く、刃先の異常損傷を抑制する。
 ▽チップブレーカ付きCBN焼結体工具スミボロン「ブレイクマスターSV型」は、@刃先のCBN部分にブレーカを形成AスミボロンBNC200の採用で浸炭層除去加工に最適B両面マルチコーナーワンユースチップで経済的―といった特長を持ち、焼入鋼加工の切りくずトラブルを解決。
 ▽焼入鋼断続加工用CBN焼結体工具コーティドスミボロン「BNC300」は、安定長寿命で優れた寸法精度を持ち、様々な被削材形状に対応できる。また、スミボロン「BN350」は、スミボロンシリーズで最高の耐欠損性を誇り、強断続加工の切削化を実現。エンドミル、フライス加工にも対応できる。
 ▽新SECホルダの革命「スミターンT―REXバイト」は、@DNMGチップと比べ1.5倍の切刃を持つ倣い加工可能な6コーナー使いチップで、工具コストを低減A波形嵌合と新型クランプオンロックでチップを強力にクランプB引き上げ加工での良好な切りくず処理により、菱形チップの利便性と三角チップの経済性を両立した製品。
 ▽TES高硬度材用高能率エンドミル「GS MILLハード」は、@新開発のGSハードコートにより1,100℃で従来の3倍以上の耐酸化性を達成A高硬度の超微粒子系低コバルト新超硬合金を採用B高剛性と切りくず排出性を両立した新設計刃型により、中〜高硬度材加工における長寿命化と超高速加工を実現。「GS MILLハードボール」は、GS MILLハードの@Aの特長に加え、外周刃とのシームレス加工でR精度3μmからマイナス7μmの高い形状精度を実現し、高硬度材の高能率、精密仕上加工に適している。「GS MILLロングネックシリーズ」は、@高い抗折力をもつ超微粒系超硬合金と高剛性設計の採用や耐摩耗性に優れた複合多層コーティング膜の相乗効果により、長寿命を確立A独自の切刃設計と表面性状に優れたGSコーティングにより、高精度加工が可能B外周刃とのシームレス加工でボール部精度±5μm、バックテーパ付きで切削抵抗の低減と仕上げ面の粗さが向上―といった特長を持ち、豊富な品揃えで金型のあらゆる微細加工に対応できる。
 この他、驚異の耐ビビリ性で低コスト・高能率・深穴加工を実現した防振ボーリングバイト「スミターンXバー」や、粗加工から仕上げ加工までこなす高性能アルミ用小径高速カッタ「SRF型」なども紹介された。
 「最新の切削工具」というテーマでのナチの説明では、コストダウンのための提案に重点が置かれ、なかでも『イニシャルコストの低減』(高性能HSS工具の提案)について述べられた。
 ▽「AGミルスクエアシリーズ」は、日本刀の「折れず」「曲がらず」「良く切れる」という特長を概念として取り入れた新製品で、@【超硬並の切削条件】母材に耐摩耗性と耐チッピング性をバランス良く兼ね備えた新開発の高合金ハイス、表面に耐熱・耐酸化性を飛躍的に高めた硬質でかつ靭性を伴った新開発のAGコーティングを採用し、汎用超硬エンドミルの切削条件領域をカバーA【高信頼性】従来粉末HSS品より高い耐摩耗性と耐チッピング性を両立。また、高心厚の高剛性タイプを採用し、重切削でも威力を発揮する。剛性の不足する機械でも安心して使用可能A【高いコストパフォーマンス】従来粉末HSS品より高いコストパフォーマンスを発揮B【豊富な寸法シリーズ】合計274寸法―の特長を持つ。
 ▽AGパワーロングドリルは、@【驚異の深穴性能】穴深さが直径の20倍もの深穴をノンステップで加工可能。溝形状の最適化とコーティングの平滑化技術により、切りくず排出と切削油剤の浸透性を向上A【長寿命】高合金ハイスと耐熱性、耐摩耗性、耐溶着性に優れたコーティングの組み合わせで、長寿命を実現。
 勉強会終了後は、会場を移して懇親会が行われた。住友電工ハードメタルと不二越それぞれ両方の特約店が参加し、格好の意見交換の場となった。また、懇親会の後半には、豪華商品が当たる抽選会が行われ、場を盛り上げた。

金属加工・処理溶接技術等の国際専門見本市
国際金属加工展「AMB06」
独メッセ・シュトゥットガルト9月19〜23日に開催

 メッセ・シュトゥットガルトが主催する国際金属加工展「AMB2006」が今年の9月19日から23日までの5日間、メッセ・シュトゥットガルト見本市会場(ドイツ連邦共和国)にて開催される。
 AMBは2年に一度開催される金属加工・処理、溶接技術等の国際専門見本市として、国内外から約九百社が出展し、50,000人以上のトレード・ビジター(企業の設備投資や購入に関して単独あるいは共同で決定権を持つ者)が訪れる。
 AMB2004では、851の企業と149の代理店が切削・研磨分野の工作機械ならびに精密機械を中心とする革新と開発の成果を展示すべく出展している。総来場者数は50,021人にのぼった。
 来場者の業種別内訳については、工作機械製造業44%、下請け業者25%、機械製造および鋳型製造21%、車輌製造・自動車産業18%、金属加工業および精密機械・光学関係9%、仕上げ加工技術8%。
 来場者の82%はトレード・ビジターで、77%がこの見本市でのビジネスコンタクトにより、商談成立の意思を示している。また、出展者の83%が見本市終了後も満足できる良い取引を期待できると回答している。
 〈問い合わせ先〉
 メッセ・シュトゥットガルト(Messe Stuttgart)
 電話+49711/2589-580
 FAX+49711/2589-640
 http://www.amb―messe.de

ペットのシャンプーに便利
ペット用水栓柱発売
INAXガーデニングにも

 INAXは、ガーデニングだけではなく、「お湯」や「シャワー」が使えてペットのシャンプーにも便利なハンドシャワー付シングルレバー混合水栓柱を発売した。
 「ペットの気になる臭い対策」として月に何回かのシャンプーがあげられるが、屋外の水栓でペットを洗いたくても、冬の日にお湯が使えなかったり水が飛び跳ねたりして洗いにくいなどの不満があった。そこで、シングルレバーで簡単に湯水調整と吐水/止水ができ、拡散しにくい専用シャワーヘッドで装備した『ペット用水栓柱』を開発した。また、散水ホースと接続できる自在吐水口も別に設けているので、庭への水撒きなど従来の水栓柱のように多目的に使用できる。
 さらに、オプションとしてヘアキャッチャー付き「専用防水パン」と「すのこ」を用意し、作業性とメンテナンス性を向上させた。
 価格は84,000円。オプションとして、専用防水パンA―5338価格18,900円、すのこA―5339価格7,350円がある。
 発売1年後の販売目標は10,000台/年。
【商品の主な特長】
1、お手軽に「お湯」が使える混合水栓仕様
・屋外で手軽に「お湯」と「水」が使い分けできるので、寒い冬でもストレスなく作業することができる。
2、使い勝手の良いハンドシャワーを採用
・拡散しにくい専用シャワーヘッドを採用しているので、ペットのシャンプー時などにも、使い勝手が良く、しっかり泡など洗い流すことができる。
3、簡単に操作できるシングルレバー方式採用
・ワンアクションで温度調節、流量調節、吐水・止水ができる使い勝手のよいシングルレバー方式を採用している。
4、庭への散水も手軽にできる二つ口仕様
・ハンドシャワー部とは別に散水用ホースを接続できる自在吐水口があり、用途によって使い分けができる。
5、小物を掛けるのに便利な「フック」付き
・水を使用する際、小物などを掛けることができる便利な「フック」を標準装備している。
6、水じまいを良くする「専用防水パン」
・オプションの「専用防水パン」を使用すると周囲への水の広がり、飛び散りを抑えることができる。
・抜け毛やゴミなどが配管に流れにくいようにヘアキャッチャーを標準装備。配管詰まりの心配が軽減される。

クリーンドライをモデルチェンジ
高速両面タイプ発売
TOTO200V仕様も品揃え

 TOTOは、昨年2月発売以来好評のパブリックのトイレ・洗面空間用ハンドドライヤー「クリーンドライ高速両面タイプ」をさらに進化させ、“業界トップクラスの乾燥時間”と“業界最小の運転音”を実現させたモデルチェンジ品を4月3日より発売した。
 また、さらにハイパワーの「クリーンドライ高速両面タイプ200Vハイパワー仕様」も同時に新発売した。
 「クリーンドライ高速両面タイプ」は、手のひら・甲の両面にジェット温風を吹きつけて水滴を吹き飛ばし、短時間で手を乾燥させる両面乾燥タイプのハンドドライヤー。パワフルな「ツインファンモーター」と「狙い撃ちノズル」により、100V仕様では3〜5秒、200Vハイパワー仕様では3〜4秒と、乾燥時間が短いのが特徴。
 さらに「低騒音ファンモーター搭載」と「独自の吸音構造」により、100V仕様で56dB、200Vハイパワー仕様で59dBと運転音も業界最小。
 また、これまでと同様、スリムでシンプルなデザインと使い勝手のよさ、周辺への水飛散の軽減や、清掃性にも配慮した構造。
 快適な短時間乾燥を求める使用者のニーズと、美しく衛生的で、さらに低ランニングコストを求める設置者のニーズとの、双方にマッチするハンドドライヤー。
 販売目標は、初年度10,000台/年を見込んでいる。
【商品の特長】
@業界最速!3〜5秒の高速乾燥を実現
 手のひら側と甲側それぞれに一台ずつ強力なファンモーターを配置し、手の両面にジェット温風を吹きつける「ツインファンモーター構造」を採用。凹凸が大きく乾きにくい掌側は100V仕様で最大風速115m/s、甲側は最大風速95m/sと、風速を変えて効率的に乾燥する。さらに、200Vハイパワー仕様では最大風速125m/s、甲側は最大風速105m/sと、業界最速。
 また「新・狙い撃ちノズル」により、乾きにくい箇所を狙い撃ちする。
 親指付け根の乾きにくい箇所に風を集め、さらに乾燥時間を短縮する。
 この風速と狙い撃ちノズルにより、3〜5秒(100V仕様)、3〜4秒(200Vハイパワー仕様)の高速乾燥を実現した。
A業界最少の運転音
 TOTO独自の低騒音ファンモーター搭載により、耳障りな高音をカットした。
 また吸音材を効果的に配置する「新吸音構造」で、約56dB(100V仕様)、約59dB(200Vハイパワー仕様)と、さらに運転音の低減化を実現した。ドアのないオープンスタイルの洗面空間でも、ハンドドライヤーの音漏れ低減が可能。
Bスリム構造
 奥行192oとスリムな構造なので、限られた空間にも設置できる。
 さらに手を挿入する開口部は85oと、両面タイプでは最大で、スリムでありながら広々と使いやすい構造。

ミニ&スリムな2種類の
ポリマーベアリング新登場
イグス 軽量、省スペース性を追及

 イグス(本社=東京都墨田区錦糸1-2-1)の「イグボール」シリーズに、非常に小さな寸法の新製品が登場した。球面ベアリングの「イグボールKGLMミニ」と台座型ベアリング「イグボールESTMスリム」の2種類。どちらもポリマー製で極めて軽量・コンパクトにできており、組込みが簡単なうえ、自動調心機能付であらゆる角度の変位にも対応できる。高機能ポリマーをベースにしているので、メンテナンスフリーの無潤滑運動が可能。極めて汚れやすい環境においてもシールを必要とせず、液体や薬品中での耐食性にも優れている。
 「イグボールKGLMミニ」は、柔軟性に優れたポリマー製ブッシュで、旧型に比べ厚みを半分に抑えた省スペース設計。従来の鋼製ベアリングとは異なり、本体はポリマー製のハウジングと球面ボールの2パーツ構造となっているため、軸の動き(回転・旋回・揺動)が球面ボール内部で直接行われ、振動を吸収することが可能。ハウジングは、長繊維強化ポリマーを含んだイグス独自のコンパウンドである「イグミッドG」で作られており、自動調心機能が備わっている。その内部にある球面ボールもまた、摩擦係数の低いポリマー素材「イグリデュールW300」で作られており、内部で自由に動くため、ここでも軸心のずれ補正に役立っている。
 「イグボールESTMスリム」は、高いラジアル荷重に対応する小型の台座型ベアリング(軸径8mm・ラジアル引張荷重1600N)。自動調心機能付で、旧型の30%ではあるが、力を吸収する。サイズは、5、6、8、10mmがあり、下部でねじ止め固定が可能。

愛機工組合各支部総会
 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=山下隆蔵氏・山下機械会長)の各支部は支部総会を開催した。
 なお、総会の名称並びに議案については、各支部が案内状または総会資料で使用したものをそのまま用いた。
全理事候補者留任
新たに眞野氏を選出
三河支部総会

 三河支部(支部長=大久保武氏・大久保商事会長)は3月5日、額田ゴルフ倶楽部において支部懇親ゴルフ会と総会を開催した。
 総会では審議の結果、各議案を原案通り可決承認した。また、任期満了に伴う理事の改選では、大久保武氏、犬飼芳雄氏(東陽会長)、中島忠幸氏(オーエヌ技研社長)の留任を決め、支部員の増加に伴う理事定数増加分として、眞野靖久氏(ツシマ社長)を新たに選出、以上4名を理事候補者として5月12日の本部総会へ上程する。
服部支部長以下
全理事候補者留任
尾張支部総会

 尾張支部(支部長=服部利一郎氏・服部商会社長)は3月4日・5日の両日、岐阜県関市板取の神明温泉「湯元すぎ嶋」において平成17年度支部総会を開催した。
 総会は、長田理事(ナガタ機工社長)の司会で進められ、橋本支部役員(ナショナル・マシナリー・アジア)の開会の辞で開会。資格審査発表では、司会者より「支部員27社中20社(委任状含む)が出席し、同総会が適法に成立する」と宣言が行われた。
 引き続いて、服部支部長が総会出席に謝意を表した後、今年度行われた支部活動について概要を述べた。また、18年度の組合行事として「10月20日に全機工連の全国大会がございます。後継者問題をメインテーマに取り上げて、フォーラムなども行われるので、是非ご参加いただきたい」と積極参加を呼び掛けたほか、平成20年の組合新年賀詞交歓会が尾張支部担当となるために、これに向けて今年から支部の強化を目標に、組合員増強活動を積極的に取り組みたいと語った。
 続いて、近藤理事(油伝商店社長)を議長に選出して各議案の審議を行い、全議案を原案通り承認した。また、任期満了に伴う役員改選では、服部支部長以下全員の理事・役員の留任を満場一致で承認。理事については、組合本部総会へ支部推薦の理事候補として上程する。
 総会後の懇親会では、囲炉裏を囲み岩魚などの山の幸を堪能しながら、胸襟を開いて語り合り、翌日はうだつの在る町並みで知られる美濃市内を散策して解散した。
伊藤支部長はじめ
全理事候補者留任
南支部総会

 南支部(支部長=伊藤照之氏・伊藤信産業会長)は3月20日午後6時より、名古屋市中区錦の東京第一ホテル錦において「平成18年度支部総会」を開催した。
 総会は、金原理事(カネキ商会社長)の司会で進められ、森理事(森哲社長)の開会の辞で開会。「53社中40社(委任状含む)の出席により、本総会が成立する」と司会者より成立宣言が行われた。
 続いて、伊藤支部長が総会出席と日頃の組合・支部活動への支援に対して謝意を表し、「今回は2年に一度の役員改選で、非常に大事な支部総会でございます。充実した有意義な総会にしていただきたいと存じます。また、支部事業へも積極的にご参加いただければと存じます。10月には全国大会もございますので、支部の皆様にも是非ご出席いただければ幸いです」と挨拶。
 伊藤支部長が議長を務め、議案審議に移った。
 第1号議案=平成17年度事業報告書、収支決算報告書承認に関する件、第2号議案=平成18年度事業計画書(案)ならびに収支予算書(案)承認に関する件、第3号議案=役員改選の件、第4号議案=その他の件についてそれぞれ審議し、第1号議案と第2号議案は原案通り可決承認された。
 第3号議案の役員改選については、全理事候補の留任が承認され、理事候補者は組合本部総会に上程される。
 平成18年度の主な事業計画は、ゴルフ大会(6月)、ビアパーティー(8月頃)、忘年会(12月頃)、幹事会(随時)、その他支部員に有効な諸事業として経営研修会の開催など。
新支部長に熊田氏
新理事候補に服部氏
北支部通常総会

 北支部(支部長=坂田多喜男氏・金太郎商店社長)は3月16日午後6時より、名古屋駅新幹線口の名鉄ニューグランドホテルにおいて「平成17年度通常総会」を開催した。
 はじめに坂田支部長が日頃の組合・支部活動への協力と総会出席に対し礼を述べ、「7年間北支部長の大役を仰せつかり、何とか無事に過ごさせていただきました。後進に道を譲るため、理事を退任いたしたいと存じます。新しい事業を決めますが、新しい支部長の下に画期的な事業をしていただき、益々活性化して同業者同士親睦を深め、それぞれの企業の発展につなげていただきたいと思います」と挨拶した。
 引き続いて、服部氏(伊吹産業社長)を議長に選出して議案審議に移り、平成17年度事業報告及び平成17年度収支決算報告、平成18年度事業計画を審議し、それぞれ原案通り可決承認された。
 役員改選については、野田道典氏(ノダキ社長)、熊田達也氏(久満田商会社長)、長村康義氏(長村商店社長)の留任と、坂田理事に代わり服部健氏(伊吹産業社長)が承認され、理事候補として組合本部総会に上程される。また、新支部長には熊田氏が就任した。
 平成18年度の主な事業計画は、ゴルフコンペ(5月14日・富士美濃カントリー)、研修会(7月)、忘年会(12月)、豊川稲荷初詣(1月28日)、幹事会、(2月)、総会(3月中旬)を行う予定。
 議事終了後、組合本部を代表して野田副理事長(ノダキ社長、北支部所属)が挨拶を行い、「坂田支部長の人柄で、参加率も高く活気のある総会となりました。色々な事業への参加も多く有難いことだと感じております。組合のほうでも、今年の秋に全機工連の全国大会が名古屋であります。500人規模の会合を名古屋駅のマリオットで開催いたします。愛知組合の組合の力をいただき成功させたい。テーマは事業継承ということで行いますので、ご出席の程よろしくお願いいたします」と述べた。
 また、熊田新支部長より「前支部長は色々と企画力があり、実行力のあった立派な支部長でした。まだまだ分からない事ばかりですので、皆様方のご協力を得て、何とか無事務めさせていただきたいと存じますのでご協力を賜りたいと存じます」と就任の挨拶が行われた。
 この後、懇親会が行われ、互いに親睦を深め午後8時過ぎにお開きとした。
志知支部長はじめ
全理事候補者留任
中南支部臨時総会

 中南支部(支部長=志知亨氏・志知社長)は3月24日午後6時より、名古屋市中区錦の東京第一ホテル錦において「平成17年度臨時総会」を開催し、25社中20社(委任状含む)が出席した。
 総会は、六浦理事(六浦本店社長)の開会の辞で開会。
 挨拶に立った志知支部長は総会出席への礼を述べた後、「今年は組合の新年賀詞交歓会の担当ということで皆様に色々ご協力賜り、成功のうちに終えることができましたことを感謝いたします。業界も去年、一昨年とまあまあの状況で推移しておりますので、皆さんの明るい笑顔を見ることができ良かったと思います。今年は役員改選の年ですので、スムーズな総会運営をお願いいたします」と語った。
 引き続いて、組合本部より出席した山崎事務局長から祝辞と組合の近況報告が行われた。
 議事に移り、第1号議案=平成17年度事業報告、第2号議案=平成17年度収支決算報告並びに会計監査報告、第3号議案=支部役員改選の件、第4号議案=平成18年度事業計画案、第5号議案=平成18年度収支予算案についてそれぞれ慎重に審議し、第1号議案、第2号議案、第4号議案及び第5号議案は原案通り可決承認された。第3号議案の任期満了に伴う役員改選では、志知亨氏(志知社長)、六浦康正氏(六浦本店社長)、鈴木俊雄氏(マルマン商事社長)、木村彰志氏(木村北社長)の4名の理事の留任を決め、組合本部総会へ理事候補として推薦する。
 総会後は、懇親会が行われ、午後8時過ぎにお開きとした。

NTERMOLD2006(第17回金型加工技術展)
金型展2006(Die&Mold Asia2006)

 日本金型工業会並びにテレビ大阪主催の「インターモールド2006(第17回金型加工技術展)/金型展2006」が来る4月12日から15日までの4日間、大阪市住之江区のインテックス大阪で開催される。
 国内製造業界は一時期の低迷期を脱し、日本の景気回復の牽引役を担っており、特に自動車産業、情報通信機器産業など各社の積極的な設備投資の展開は、国際市場において優位性・競争力を有する日本の「ものづくり」を生み出す原動力となっている。
 インターモールド2006/金型展2006は、「ものづくり」においてマザーツールと言われる金型の加工技術を集めた展示会として業界関係者はもちろん、各製造業界から注目を集めている。
 日本の「ものづくり」は、世界市場において競争力を維持するために目まぐるしいスピードで進化・発展しており、その「ものづくり」の根幹として競争力強化を支え、同様に進化・発展を遂げているのは世界最高レベルの技術を有する日本の金型産業であり、この展示会ではその金型の最先端加工技術の情報発信を行う。
 日本の金型加工技術は、今あらたに注目を集める分野である微細精密加工、ナノテクノロジー、バイオテクノロジー、医療、航空・宇宙産業などにおいても、その活用、応用を求められており、あらゆる製造業界関係者の関心が高まっている。今回の展示会では精密部品加工技術や各種金属加工技術の情報発信を加え、それら多くの注目と期待に添える内容となっている。
 併催事業では製造業界注目の企業であるアーク代表取締役会長の荒木壽一氏による「株式会社アークにおけるものづくり戦略」と題した基調講演が開催される。
 また、出品者によるプレゼンテーション「テクニカル・ワークショップ」が開催され、金型加工に関する最新技術や情報を得る貴重な場として、ものづくり関係者には展示とあわせて見逃せない内容となる。
 事務局では「事前来場登録」の受付を行っている。事前来場登録をすると、入場料が無料となり、会場での登録作業が簡素化される。
〈事前来場登録サイト〉  www.itp.gr.jp/jizen/
 同展に関する詳しい情報は、次の公式サイトで随時更新しているのでアクセスすると良い。
〈インターモールド2006〉
http://www.itp.gr.jp/im
〈金型展2006〉
http://www.itp.gr.jp/kanagata/
開催概要
◆名称=インターモールド2006(第17回金型加工技術展)、金型展2006
◆主催=日本金型工業会、テレビ大阪
◆後援=経済産業省・外務省・大阪府・大阪市・日本貿易振興機構・大阪商工会議所(順不同、申請予定)
◆協賛=日本工作機械工業会・日本鍛圧機械工業会・日本工作機械輸入協会・日本金属プレス工業協会・日本小型工作機械工業会・日本工具工業会・超硬工具協会・日本鍛造協会・日本工作機器工業会・日本精密測定機器工業会・日本光学測定機工業会・ダイヤモンド工業協会・型技術協会・日本プラスチック機械工業会・日本ダイカスト協会・RP産業協会・日本金型部品工業会・日本塑性加工学会・日本機械学会・精密工学会(順不同、申請予定)
◆会期=2006年4月12日〜15日午前10時〜午後5時
◆会場=インテックス大阪(〒559-0034大阪市住之江区南港北1-5-102)
◆出品社数=292社・団体(前回大阪開催2004年度は279社)
◆出品規模=886小間(前回大阪開催2004年度は707.5五小間)
◆予想来場者数(登録者数)=85,000人以上
◆来場対象=金型メーカー、金型ユーザーなど金型産業関係事業社など。自動車・自動車部品、家電・情報通信機器など各種製造部門など
◆入場料=1,000円(招待券持参者および事前来場登録者は無料)
◆併催事業
 基調講演「株式会社アークにおけるものづくり戦略」
▽講師=アーク代表取締役会長 荒木壽一氏
▽日時=4月12日午後1時〜2時
▽会場=インテックス大阪国際会議ホール
▽定員=250名(事前登録制・聴講無料)
 インターモールドテクニカルワークショップ
出品者によるプレゼンテーションセミナー約30講座開講予定
TESツールエンジニアリングサービスによる
金型加工のフルサポートを提案
住友電工ハードメタル

 住友電工ハードメタルは、インターモールド2006に不二越と共同出展する。
 両社は、1999年12月に工具事業に関し包括的な業務提携を行い、商品開発から、生産、販売まで広範囲にわたる協力関係を深めてきた。
 その一環として、両社で連携してTES(ツールエンジニアリングサービス)を推進し、ハイスから超硬、CBN・ダイヤモンド工具までのフルレンジの品揃えとエンジニアリングにより、工具・設備を加工技術とともに提供している。今回、咋年開催のインターモールド2005に引き続いて共同で出展し、両社によるTESを具体的に表現する。
 インテックス大阪3号館小間番号304に出展。
【出展テーマ】
 「TES―金型加工のフルサポート」
 高硬度材直彫り加工や磨きレス高精度加工などによる生産性向上や、加工コスト低減の要求が強い金型加工に対応した最新の切削工具と加工技術による金型加工のトータルソリューションを紹介。
【主な出展製品】
 GS MILLシリーズ(スクエア/ボール/ロングネック/ラフィング)・GS MILLハード(スクエア/ボール/ラジアス)・銅加工用ロングネック・CBN小径エンドミル「モールドフィニッシュマスター」・モールドマイスターボール・SECーウェーブミルWEX型
金型加工に役立つ
新製品・新技術を紹介
OSG 高能率加工のセミナーも

 オーエスジーはインターモールド2006に出展し、同社の新製品・最新加工技術を中心に紹介する。
 主な出品物は、新次元金型加工を実現するPhoenixエンドミルシリーズ・WXスーパーコート超硬エンドミルシリーズWXS-EBD他・CBNエンドミルシリーズCBN-SXB他・電磁誘導加熱方式シュリンク装置OSG MARQUART(マーカート)・金型加工用超硬ロングドリルFTO-GDXL他・高剛性ショルダーミルF4041・ポジティブミルF4042・小径高送りラジアスカッタF2334MINI。
 インテックス大阪3号館小間番号409に出展。
【会場内セミナー】
▽日時=4月14日午後1時30分〜2時15分
▽セミナー名=進化するものづくりへの提案 最先端工具による高能率加工
▽講師=デザインセンター開発グループエンジニア 浜武恭生氏
▽会場=3号館内 オープンセミナー会場
▽参加費=無料
 また、このほかに鈴鹿八耐に参戦したOSGフェニックスのバイクも紹介する。

自動車関連の需要は底堅く
昨年上回る実績見通し
日本ダイカストマシン工業会平成18年短期需要見通し

 日本ダイカストマシン工業会がまとめた、平成18年ダイカストマシン短期需要見通しによると、輸出と海外生産の拡大傾向は続くと思われる。平成17年の日本経済は前半、中国・台湾など東アジア向け輸出が停滞し、IT関連の在庫調整も遅れ、年半ばまで踊り場の状態にあった。後半は好調な自動車関連を筆頭に各企業の収益改善がみられ、個人消費の伸びから生産が増加した。さらに積極的な設備投資に繋がる好循環を見せ、景気拡大局面に移り順調に推移した。また、海外については、原油高や米国のハリケーン、インドネシアの地震、中国の金融引き締めなどマイナス要因があったものの、米国の堅調な住宅投資や日系自動車メーカーの伸長、BRICs等の新興諸国の成長、東南アジアでの二輪車・四輪車の生産拡大、欧州地域での景気回復等で高い成長を遂げた。
 平成17年の機械工業生産額は、71兆3,950億円で前年比2.9%増と3年連続プラスになり、景気回復に乗って生産がより本格化した。一方、鋼材等原料高、原油価格の高止まり等が企業活動に影響を及ぼした。
 このような外部環境の中で、@ダイカストの国内生産量は106万5,000トン、前年比8.2%増と過去最高を記録した。Aダイカスト需要の81.5%を占める国内自動車生産台数は1,080万台で前年比2.8%増となった。Bダイカストマシンの生産台数は1,098台で前年比8.0%増となり、平成3年の1,031台を上回り過去最高となった。Cダイカストマシン(付帯装置を含む)の生産額は414億2,400万円で前年比31.2%増と過去最高となった。Dダイカストマシンの国内向け出荷台数は364台で前年比6.1%増、また、出荷額では138億9,100万円で前年比37.5%増となった。Eダイカストマシンの輸出向け台数は702台で前年比9.5%増、また金額では208億100万円で29.0%増となり、いずれも過去最高となった。F主な輸出国(金額べース)は、1位中国・2位インドネシア・3位韓国・4位アメリカ・5位タイ・6位インドの順となり、東アジア・東南アジアで79.7%を占めた。Gダイカストマシンの全出荷額(付帯装置を含む)は407億2,000万円で前年比29.7%増となり過去最高となった。
 以上のような成果が得られた主な要因としては、@前年に引き続き自動車メーカー、自動車部品メーカーの国内外向けアルミ部品の増産に伴い、中大型機のダイカスト設備投資が急拡大した。Aインドネシア、タイ、インド等のアジア地域で、二輪車用アルミ部品の生産拡大に伴う中小型機の設備需要が急増した。B韓国においては、自動車関連の高い設備需要に支えられ、前年並を維持した。C日系自動車メーカーの北米・中東欧への海外展開、生産増強を背景に設備の輸出が増加した。
 【コールドチャンバ機の市場】
 平成17年の全体の出荷実績は、910台で前年の784台に対して16.1%増加した。
 内訳は、輸出が585台で前年の530台に対して10.4%増、国内向けは325台で前年の254台に対して28.0%増と好調であった。輸出比率は、平成16年の67.6%から3.3ポイント低下して64.3%となった。出荷台数を機種別にみると、300トン以上の機種が前年を上回っており、特に500トン以上1,000トン未満が38.1%増、1,000トン以上が44.8%増と大幅に増加したものの、300トン未満は2.3%減少した。なお、前年に続き、ASEAN地域向けに25.9%増という大幅な台数増加をみており、二輪車・四輪車用として500トン以上1,000トン未満の需要が増加した。また、日系自動車メーカーのグローバル化と共に海外生産並びに輸出向けミッションケース、エンジンブロック用部品生産が着実に伸びており、国内での1,000トン以上の設備投資が特に増加した。
 ▽機種別に出荷台数をみると、@「150トン未満」110台(前年比2.7%減)A「150〜300トン未満」100台(前年比2.0%減)B「300〜500トン未満」337台(前年比9.1%増)C「500〜1,000トン未満」279台(前年比38.1%増)D「1000トン以上」84台(前年比44.8%増)。
 【ホットチャンバ機の市場】
 平成17年の全体の出荷実績は、156台で前年の200台に対して22%減と大幅に下回った。
 内訳は、国内向けが39台で前年の89台に対して56.2%減、輸出は117台で前年の111台に対して5.4%増となった。これはデジタル家電及び携帯電話等の需要が国内においては飽和状態になったことと、材料高騰の影響によりコストダウンを図るため、多数個取りに金型が移行し、30トン未満の需要が大幅に減少したためである。輸出については、100トン以上の中国向けマグネシウム部品(携帯電話、パソコン等)が依然好調であり、63台で前年の36台に対して75%増となった。
 ▽機種別に出荷台数をみると、@「30トン未満」71台(前年比46.2%減)A「30〜100トン未満」19台(前年比36.7%減)B「100トン以上」66台(前年比73.7%増)。
 【平成18年の市場見通し】
 日本経済は昨年半ばに踊り場局面を脱し、緩やかに拡大局面を継続しており、「いざなぎ景気」の57カ月を超える可能性が高まってきている。原油高や米国・中国等の海外経済の失速懸念、金利上昇などリスク要因を抱えているものの、18年度の実質GDP成長率政府見通しは、1.9%と予想されており内需は底堅く推移するものとみられる。
 海外は米国経常収支の赤字拡大や各国の金利引き上げなどの影響があるものの欧州地区の緩やかな拡大、中国・インドを中心とした高い成長などで安定した成長が見込まれる。
 企業部門においては、昨年まで4期連続して増益を果たしている。素材関連の高止まりがあるものの、円安の継続による輸出拡大、生産拡大で吸収し、5期連続して増益を確保することが予想されている。民間設備投資は堅調を維持し、設備更新、省力化投資の増加が見込まれている。
 ダイカスト業界にあっても、国内自動車販売・生産は横這いながらも米国、アジア、インドなどでの日本車需要が好調で輸出と海外生産が拡大する傾向は続くと思われ、そのため、日本の自動車関連メーカーの需要は底堅く、国内・輸出ともに昨年以上に増加するものと思われる。
 このことから、平成18年の全出荷台数を1,336台、前年比25.3%増とし、その内訳は国内向けが461台、前年比26.6%増、輸出は875台、前年比24.6%増と見込んでいる。
 【コールドチャンバ機の市場見通し】
 平成18年のコールドチャンバ機の国内需要は411台で前年比26.5%増、輸出は749台で前年比28.0%増としている。
 合計では、1,160台の出荷を予測し前年比27.5%増としている。
 増加の主な要因としては、@国内外ともに引き続き自動車メーカー、自動車部品メーカー、ダイカスト専業大手によるミッションケース、エンジンブロックといった大型コンポーネント用の設備投資が堅調で、1,000トン以上の機械の需要が底堅い。A国内自動車生産は横這いながらも海外生産は二輪車・四輪車とも高い伸びを見込んでおり、生産増加に伴い中小型アルミ部品関係の伸びも見込めることから、1,000トン未満の機械需要も拡大する見通し。B日本の自動車メーカー、自動車部品メーカーの中国をはじめとするアジア各国への積極的・継続的投資や欧米でのシェアアップによる増産対応で設備投資が増加する見通し。B韓国自動車メーカーやIT関連メーカーの中国・ASEAN各国での増産設備需要が増加する見通し。CIT・電子部品関連はパソコン、携帯電話、デジカメ、薄型テレビなどデジタル家電の新製品投入やHDD関連商品の高い伸び等で生産拡大が見込める。D小型精密部品の需要が堅調で設備投資環境が整ってきた。
 ▽機種別に出荷台数を見通すと、@「150トン未満」130台(前年比18.2%増)A「150〜300トン未満」140台(前年比40.0%増)B「300〜500トン未満」440台(前年比30.6%増)C「500〜1,000トン未満」340台(前年比21.9%増)D「1,000トン以上」110台(前年比31.0%増)。
 【ホットチャンバ機の市場見通し】
 平成18年のホットチャンバ機の国内需要は50台で前年比28.2%増、輸出は126台で前年比7.7%増としている。
 国内においては、前年から続く材料価格の高騰はあるものの、政府発表の景況感による後押しと自動車部品の需要が堅調であることから設備投資の回復が見込める。
 また輸出においては、自動車部品及び中国向けのマグネシウム部品(携帯電話、パソコン等)の需要が依然進むと予想され、100トン以上の増加が見込まれるものとした。
 ▽機種別に出荷台数を見通すと、@「30トン未満」68台(前年比4.3%減)A「30〜100トン未満」28台(前年比47.3%増)B「100トン以上」80台(前年比21.2%増)。

産業機械輸出契約状況
日本産業機械工業会平成18年1月

 日本産業機械工業会が発表した1月の産業機械輸出契約状況によると、1月の輸出契約高は、1,027億4,900万円で、前月比26.3%、前年同月比98.0%となった。
 1月のプラントは、3件、134億8,600万円で、前月比4.7%、前年同月比67.3%となった。
 単体は、892億6,300万円で、前月比85.2%、前年同月比105.2%となった。
 地域別構成比は、アジア州55.2%、中東州20.2%、北アメリカ州9.1%、ヨーロッパ州6.7%、南アメリカ州5.9%となっている。

22ヵ月連続1,000億円超え
バブル期に並ぶ3月も見込まれ記録更新確実視
日本工作機械工業会06年2月受注実績調査

 日本工作機械工業会がまとめた、2006年2月分の工作機械受注実績調査報告によると、2月の受注額は1,128億円で、前月比0.3%減となったが、22カ月連続での1,000億円超えはバブル期に並んだ。なお、3月も1,000億円超えが見込まれているので、記録更新が確実視されている。前年同月比では5.6%増と41カ月連続での前年比プラスになり、バブル期を越える史上2番目の長さ。今年に入っても、昨年並みの好調な水準を持続しているとみられ、2006年も引き続き順調な滑り出しをみせている。
 これを内外需別にみると、内需は600億円で、前月比0.1%増となったが、前年同月比では1.9%減と3カ月ぶりのマイナスになった。しかし、全体としては依然好調を維持している。一般機械は引き続き好調。自動車は2004年〜2005年(単月で200億円〜250億円)には及ばないが、それ以前との比較では依然高水準にある。現在は一時的な調整期間とみられ、再び増加基調になることが予想される。電気・精密向けは昨年10月より前年比がプラスで推移し、今後とも増加基調が期待される。
 また、外需は527億円で、前月比0.6%減となったが、前年同月比では15.7%増と6カ月連続のプラスとなった。業種別では、自動車を中心に、エネルギー関連・航空機等が好調な動きを示している。地域別では、北米が好調を維持しており、欧州も回復の動きがみられる。一方アジアは、中国が前月比4割以上の減少となったが、全体としては前年比1.2%減と昨年並みの水準を維持している。
 内需の内訳をみると、一般機械は247億円で、前年同月比0.5%増。6カ月ぶりに250億円を下回ったが、依然堅調な動きをみせている。自動車は168億円で、前年同月比23.9%減。急拡大した2004年後半〜2005年前半時に比べてやや調整気味ではあるが、それ以前との比較では高水準にある。電気・精密は83億円で前年同月比35.6%増。5カ月連続のプラスとなった。今次回復局面では2004年6月の92億円に次ぐ受注額。IT関連財の生産拡大に伴い、2005年半ばより徐々に増加傾向にある。
 外需の内訳では、アジアは179億円で、前年同月比1.2%減。中国は前年比の値が6カ月ぶりにマイナスとなり、前月比でも2カ月連続のマイナス。韓国は前年比で12カ月連続プラス、台湾は同2カ月連続のプラス。その他アジアではインド、シンガポール、マレーシアが前年比増となっている。欧州は143億円で、前年同月比19.6%増。EUは4カ月ぶりに前年比プラスとなった。ドイツは今次回復局面での最高額を更新。北米は192億円で、前年同月比35.9%増。米国は5カ月連続前年比プラスとなり、2005年12月を上回り今次回復局面での最高額を更新。
 なお、2006年4〜6月期受注額見通し(3月上旬会員アンケート調査結果)では、1〜3月期見通しに比べて「増加」、「保合」が増加し、「減少」が減少している。次年度のスタートである第2四半期についても、9割以上の会員は「引き続き現状の高水準が持続する」との見通し。
 2006年1〜3月期見通し(2005年12月調査)「増加」9.0%、「保合」74.6%、「減少」16.4%。2006年4〜6月期見通し(2006年3月調査)「増加」11.9%、「保合」80.6%、「減少」7.5%。
 また、2月分受注額の確報値は速報値に対して、2億9,100万円伸長した。

受賞候補 者の募集開始
第4回新機械振興賞
機械振興協会 5月19日まで

 機械振興協会(会長=豊田章一郎氏、東京都港区芝公園3-5-8)では、わが国機械工業の振興のため、「新機械振興賞」事業を実施し、優秀な研究開発を行い、その成果を実用化することによってわが国機械工業技術の進歩発展に著しく寄与した企業・大学・研究機関及び研究開発担当者を表彰している。この賞は、従来の表彰制度を整理統合して平成15年度に発足したもので、今回、第4回新機械振興賞の受賞候補者を募集する。
【募集要領】
1.表彰対象
 独創性、革新性及び経済性に優れた機械工業技術に係る研究開発及びその成果の実用化により、新製品の製造、製品の品質・性能の改善又は生産の合理化に顕著な業績をあげたと認められる企業等及び研究開発担当者(一業績につきおおむね5人程度を限度とし、事情により当該企業等に属さない者も含む)とする。
 但し、当該研究開発は、おおむね過去3年以内に成立したものに限る。
2.募集の方法
 機械工業に係る関係団体、地方公共団体、国公立試験研究機関、学会等に募集を依頼し、受賞候補者の推薦を求める。
 受賞候補者の推薦期間は、平成18年4月3日から5月19日までとする。
※「募集要領」及び「推薦書の様式」は、左記からダウンロードできる。
http://www.tri.jspmi.or.jp/prize/
3.表彰の方法
 @会長は、特に優秀と認められるものについて経済産業大臣賞及び中小企業庁長官賞の授与を申請するものとする。
 A会長は、その他の受賞者に対し、会長名の賞状を贈呈する。
 B会長は、受賞する企業等に対し、記念品を贈呈する。
 C会長は、経済産業大臣賞及び中小企業庁長官賞を受賞する研究開発担当者に対し、賞金を贈呈する。賞金の額は、経済産業大臣賞が80万円、中小企業庁長官賞は50万円(研究開発担当者が複数である場合も、これらと同額)とする。
4.選考
 機械振興協会会長が委嘱する学識経験者より成る審査委員会により行う。
5.受賞者発表
 平成18年12月に発表の予定。
6.後援
 経済産業省、中小企業庁、日本自転車振興会、中小企業基盤整備機構、日本機械工業連合会、日本経済新聞社
7.問い合わせ先
 機械振興協会 技術研究所 技術協力センター 賞担当
 〈住所〉〒203-0042 東京都東久留米市八幡町1-1-12
 〈TEL〉0424-75-1168
 〈FAX〉0424-76-4870
 〈Eメール〉okano@tri.jspmi.or.jp

金型分野市場をターゲットに
ダイヤモンドコートエンドミル発売
ユニオンツール旭ダイヤモンドと共同開発

 ユニオンツールは、旭ダイヤモンド工業と共同でグラファイト材切削用途のエンドミルを開発し、このほど市場投入することとなった。さまざまな業種で多用されている金型分野の市場を狙っている。
 金型の製造工程では、複雑な形状を金型に形成するため放電加工が多用されているが、今回被削対象となるグラファイト材料は、この加工技術の電極材の中心素材として用いられている。グラファイト材は、極めて硬く、その硬さゆえ従来のエンドミルでは刃先がすぐ磨耗してしまい、効率的な電極成形が困難である状況であった。
 今回開発されたエンドミルは超硬合金母材に切り刃を形成し、その上にダイヤモンド皮膜をコーティングしている。地球上で最も硬い物質であるダイヤモンドを被覆することで、同社の従来エンドミルに比べ、切れ刃の耐摩耗性が20倍程度向上し、グラファイト材の効率的加工に貢献できるようになっている。
 旭ダイヤモンド工業では、従来からダイヤモンドコーティングの受託業務を行っていたが、今回の開発にあたっては、超硬合金母材とダイヤモンド皮膜との密着性を大幅に向上させた。ユニオンツールが開発を担当した工具刃形状と組み合わせることで、既存の類似品にない長寿命の実現が可能となった。
 昨年後半から一部のユーザーに試験的に供給し、グラファイト材の切削に使用してもらったところ、ユーザーの評価が非常に高く、このほどユニオンツールのカタログ標準品として発売することになった。工具の先端を球形状にしたボールタイプのエンドミルで、直径1oから12oまでのサイズをラインアップし、年間2億円の売上目標を掲げ、今春の発売を予定している。

汎用性と経済性を追及した
フライス加工用フェイスミル

京セラ4タイプ30型番発売 京セラ(社長=川村誠氏、本社=京都市伏見区竹田鳥羽殿町6)は、機械工具事業分野において、金属部材の様々な加工に対応する「フライス加工用フェイスミル」4タイプ30型番を4月中旬から発売する。
 今回発売されるのは、「MOF45型」9型番・価格帯(税込)41,500円〜99,000円、「MSO90型」六型番・同42,700円〜68,700円、「MSE45―SF/MTE90―SF型」7型番・同69,000円〜121,000円、「MSE45型」8型番・同55,000円〜96,600円。
 この「フライス加工用フェイスミル」は、同社がユーザーの声をもとに、フライス工具の汎用性と効率性の向上を目指して開発したもので、『平面削り』、『溝削り』、『面取り』、『肩削り』など現場が必要とする加工方法に対応する。
 「MOF45型」のフェイスミルでは、新たにオクタゴナル(八角形)チップを使用する『8コーナ仕様』を初めて採用。八角形状のチップを用いることで、チップ当りの加工単価ダウンを実現した。
 「MSE45―SF/MTE90―SF型」のフェイスミルには、刃先高さが短時間で簡単に調整できる『簡単刃先調整機構』を採用。作業前の段取り時間の短縮と加工面精度の向上に貢献する。
 「MSE45型」のフェイスミルでは、標準刃数タイプに加えて、刃数を増やして加工能率を向上させる高能率多刃タイプが揃う。
 フェイスミル四タイプのボディすべてに、防錆と切りくずによる摩滅減少に効果的な表面硬化処理(シルバーコート仕様)を施すことで、ホルダの耐久性向上を図っている。
 この製品は、今年4月12〜15日までインテックス大阪にて開催される金型加工に関する総合展示会「インターモールド2006」に出展される。


18年4月16日2236号
日本機械工業連合会機械工業景気動向調査
 日本機械工業連合会では、平成18年2月に機械工業景気動向調査を行い、このたびその結果をまとめた。同調査は、機械工業の最近時の景気動向を判断するため、業種別主要企業181社(内104社から回答有り)を対象にアンケート方式により四半期ごとに実施しているもので、今回は、平成17年10〜12月期実績および、平成18年1〜3月期、平成18年4月〜6月期見通しについて調査した。それによると、平成18暦年上期における機械工業の景気は底堅く、売上額は前年同期比2.5%増、受注額も同2.5%増と堅調に推移する見通しである。また、企業の営業利益見通しは明るく、設備投資計画も4年連続の増加傾向となっている。
売上
18暦年上期は前年同期比
2.5%増加の見通し

 機械工業の平成17年10月〜12月期の売上額実績は19兆529億円であった。前年比(季節調整値、以下、「季調」と略す)5.7%増加、前年同期比8.2%増加(8四半期連続プラス)した。
 業種別にみると、前期比(季調)では、一般機械は7.6%増加、電気機械は4.7%増加、輸送機械は5.6%増加、精密機械は2.7%増加した。
 今後の見通しでは、平成18年1〜3月期は前期比(季調)では5.5%減少、前年同期比では3.0%増加、平成18年4〜6月期は前期比(季調)3.7%増加、前年同期比1.9%増加を見通している。この結果、平成18暦年上期の売上額は、前期比(季調)1.1%減少、前年同期比2.5%増加する見通しである。
 平成18暦年上期を業種別にみると、前期比(季調)では、一般機械は横ばい、電気機械は2.2%減少、輸送機械は0.8%減少、精密機械は0.1%減少する見通しである。
 また、輸出売上額についてみると、平成17年10〜12月期実績は8兆5,787億円で、前期比では7.2%増加、前年同期比では15.4%増加(9四半期連続プラス)した。
 今後の見通しについては、平成18年1〜3月期は前期比10.4%減少、前年同期比3.4%増加、平成18年4〜6月期は前期比2.9%減少、前年同期比1.6%増加を見通している。この結果、平成18暦年上期の輸出売上額は前期比では8.6%減少、前年同期比では2.5%増加する見通しである。
受注
18暦年上期は前年同期比
2.5%増加の見通し

 機械工業の平成17年10月〜12月期の受注額実績は7兆3,360億円であった。前期比(季調)で6.1%増加(3四半期連続プラス)、前年同期比で5.9%増加(5四半期連続プラス)した。
 業種別にみると、前期比(季調)では、一般機械は2.4%増加、電気機械は9.5%増加、輸送機械は0.1%減少、精密機械は15.9%増加した。
 今後の見通しでは、平成18年1〜3月期は前期比(季調)8.5%減少、前年同期比3.4%増加、また、平成18年4〜6月期は前期比(季調)3.8%増加、前年同期比1.2%増加する見通しである。この結果、平成18暦年上期の受注額は、前期比(季調)4.0%減少、前年同期比2.5%増加する見通しである。
 平成18暦年上期を業種別にみると、前期比(季調)では、一般機械は8.2%減少、電気機械は1.8%減少、輸送機械は4.0%増加、精密機械は1.1%減少する見通しである。また、前年同期比では、一般機械は4.4%増加、電気機械は1.0%増加、輸送機械は4.2%増加、精密機械は0.7%増加する見通しである。
 また、輸出受注額についてみると、平成17年10〜12月期実績は2兆2,719億円で、前期比で16.0%減少、前年同期比で3.2%増加した。
 今後の見通しでは、平成18年1〜3月期は前期比1.0%減少、前年同期比6.3%増加、また平成18年4〜6月期は前期比では19.8%減少、前年同期比では0.5%増加を見通している。この結果、平成18暦年上期の輸出受注額は前期比で18.6%減少、前年同期比で3.6%増加する見通しである。
製品在庫額
 機械工業の平成17年12月末における製品在庫額は2兆634億円で、前期の平成17年9月末に比べて7.8%増加、前年同期の平成16年12月末に比べ0.2%減少した。
 業種別では、平成17年9月末に比べると、一般機械は15.4%増加、電気機械は、7.2%減少、輸送機械は23.6%増加、精密機械は0.9%増加した。また、平成16年12月末に比べると、一般機械は14.6%増加、電気機械は14.3%減少、輸送機械は5.1%増加、精密機械は5.4%増加した。
設備投資
18年度計画額は
前年度比2.3%増加

 平成18年度の設備投資計画額は2兆8,811億円で、前年度比2.3%増加する見通しである。
 業種別では、一般機械は6.2%増加、電気機械は横ばい、輸送機械は2.2%増加、精密機械は8.9%増加となる見通しである。
 投資動機別構成比を平成18年度についてみると、「能力増強」が全体の43.5%と最も比率が高く、以下、「合理化・省力化」が18.6%、「更新・維持・補修」が15.8%、福利・厚生を中心とした「その他」が10.3%、「研究開発」が9.1%、「環境・安全対策」が2.4%、「省エネ」が0.4%の順となっている。
 これを前年度と比べると、「能力増強」、「合理化・省力化」の占める比率が上昇している一方、「更新・維持・補修」、「省エネ」、「環境・安全対策」、「研究開発」、「その他」の占める比率は低下している。
労働関係
 機械工業の平成17年12月末の期末在籍従業員数は、95万人で前期の平成17年9月末に比べ1.2%減少、前年同期の平成16年12月末に比べて0.3%減少した。
 従業員の過不足感をみると、「適正」と答えたのは全体の78.4%で前回調査(平成17年11月)と比べて5.4ポイント低下、「不足」と答えたのは全体の16.5%で前回調査と比べて6.4ポイント上昇、一方「過剰」と答えたのは全体の5.2%で前回調査と比べて0.9ポイント低下した。
営業利益
18年度「増加」を見通す
企業比率は47・3%

 平成18年度の営業利益は前年同期に比べて、「増加」を見通している企業の構成比が47.3%、「横ばい」が45.9%、「減少」が6.8%となっている。
 また平成18年度上期の営業見通しは前年同期に比べて、「増加」を見通している企業の構成比が51.0%、「横ばい」が16.7%、「減少」が32.3%、平成18年度下期は前年同期に比べて、「増加」を見通している企業の構成比が54.7%、「横ばい」が21.1%、「減少」が24.2%となっている。

第33期通常総会は5月24日
役割分担など詳細を審議
愛鋲協 第8回定例理事・役員会

 愛知鋲螺商協同組合(理事長=藤田K氏・藤田螺子工業社長)は3月27日午後6時より、組合事務所において平成17年度第8回定例理事・役員会を開催、藤田理事長はじめ理事ら8名が出席した。
 理事長の挨拶に続いて議案審議に移り、第1号議案=平成17年度決算中間報告に関する件では、会計監査を4月14日午後5時より組合事務所おいて、藤田理事長、鈴木副理事長、土方副理事長、馬場理事、大野監事、山田監事が出席して行うことを確認した。
 第2号議案=平成18年度第33期通常総会に関する件では、開催スケジュールなどを決めた。総会は5月24日午後5時より「名鉄ニューグランドホテル」(名古屋市中村区椿)にて行う。総会終了後には懇親会も開催する。総会の役割分担を行った。
 来賓予定者は、組合関係が馬場相談役、船橋相談役、鈴木相談役、公的機関より中央会(事務局長、情報調査部長)、報道5社。
 第3号議案=事業委員会に関する件では、馬場事業部長より3月度収支報告が行われた。新茶とねじの日記念品「ボルト・ボトル」の購入案内は、4月上旬に組合員に送付する。
 なお、来期中にISO14001等に関する研修会を、総務及び事業委員会で企画し実施することが決定された。
 第4号議案=広報部委員会に関する件では、広報誌「愛鋲協」25号が完成し発行、4月上旬に組合員に発送する。
 第5号議案=青年部活動報告に関する件では、総会を4月28日午後7時より「名鉄ニューグランドホテル」の“太閣”において開催する。また、4月4日に「気晴亭」にて役員会を行うと報告された。
 第6号議案=ねじ商連第2回常任理事会に関する件では、3月14日正午より「名鉄ニューグランドホテル」で開催され、愛知組合より鈴木相談役、鈴木副理事長、土方副理事長、岡本事務局長が出席したと報告された。
 第7号議案=各委員会業務内容の担当に関する件では、委員会ごとに打合せを持ち、担当役割を決定した。
 第8号議案=その他(報告事項)は、@平成18年度組合員実態調査依頼を3月13日に発送、4月10日にまとめる。A退会組合員の発生により法務局への出資金の変更届を4月3日に提出。B各公的機関の委員辞退については、中央会の情報、流通委員会は辞退可、名商工協の総務委員会は辞退可、動向調査は継続を要請され、継続する。C中央会の平成17年度特別功労者表彰を岡本事務局長が3月17日にキャッスルプラザで受賞。D中央会総会は4月28日、藤田理事長が出席の予定。
 次回の理事・役員会は4月14日午後6時より組合事務所において開催。なお、同日午後5時からは会計監査が行われる。

講演会は「労務のリスク管理」に決定
給与改定と昇給について情報交換
名機工同友会3月例会を開催

 名機工同友会(会長=時津忠氏・新栄商會会長)は3月30日午後6時30分より、名古屋市中区錦の東京第一ホテル錦において3月例会を開催、会員20数名が出席した。
 田中総務部長(ミユキ商會社長)の進行で進められ、冒頭、時津会長が「3月の期末という色々お忙しい時にも関わらず、ご出席いただき有難うございます。この同友会が更に更に発展いたしますことを祈念します」と挨拶。
 続いて、各部報告に移り、事業部より三木部長(三起工機社長)が先月の販売実績を報告した。
 経営対策部からは椿井部長(椿井精工社長)が、4月27日に実施される講演会についてアンケートの結果、豊島雄大氏(経営コンサルタント、中小企業診断士、ウィンコンサルタント代表)を講師に迎えることとなったと報告。「労務のリスク管理」をテーマに、午後六時より東京第一ホテル錦で開催する。
 また、前回の例会を病気により欠席した小浦氏(こうら社長)が元気な姿を見せ、見舞いに対する礼を述べた。
 情報交換では、給与改定と昇給について話し合われた。特に、中堅社員の昇給は重要ではないか、という意見が多く聞かれた。また、能力給を実施しているところからは、数年間行ってきた中で制度の運用面での矛盾が発生しているため、是正が必要になってきたことなどが話され、予定の時間を超えて活発に意見が交わされた。
 この後、懇親会が行われた。

経産省3月29日公表
主な景気指標

 経済産業省が3月29日公表した主な景気指標は次の通り。
●鉱工業指数(IIP)
 1月(確報値)の生産は前月比0.4%増と6カ月連続の上昇、出荷は同0.5%増と4カ月連続上昇、在庫は同0.1%増と3カ月連続の上昇、在庫率は同2.8%の低下。
 1月(確報値)の財別生産指数をみると、資本財は前月比5.8%減と4カ月ぶりの低下、建設財は同0.6%減と3カ月連続の低下、耐久消費財は同0.7%減と3カ月ぶりの低下、非耐久消費財は同1.3%増と2カ月連続の上昇、生産財は同0.5%増と3カ月連続の上昇。
●生産動態統計調査
 1月(確報値)の主な品目の動向をみると、情報化関連品目ではパーソナルコンピュータが前年同月比17.8%の減少、PHS・携帯電話が同14.3%増と4カ月連続の増加、半導体集積回路(モス型)が同19.8%増と3カ月連続の増加。また、乗用車が同3.0%増と3カ月連続の増加。
 このほか、液晶素子が前年同月比26.5%増と8カ月連続の増加、数値制御口ボットが同19.5%増と3カ月連続の増加、半導体製造装置が同0.7%減と2カ月連続の減少、粗鋼が同0.7七%減と7カ月連続の減少、エチレンが同0.6%の増加、印刷・情報用紙が同2.3%増と2カ月連続の増加。
●第三次産業活動指数
 1月の第三次産業活動指数は前月比2.2%の上昇。
 大分類業種をみると、卸売・小売業(前月比3.6%増)、サービス業(同2.8%増)、複合サービス事業(同19.7%増)、情報通信業(同1.6%増)、医療・福祉(同1.6%増)、金融・保険業(同1.1%増)、学習支援業(同2.8%増)が上昇。飲食店、宿泊業(同2.4%減)、電気・ガス・熱供給・水道業(同2.2%減)、不動産業(同0.5減%)、運輸業(同0.2減%)が低下。
 サービス業の内訳をみると、対事業所サービス業(同1.7%増)は、その他の事業サービス業、物品賃貸業などが増加したことから上昇。対個人サービス業(前月比3.4%増)は、娯楽業、洗濯・理容・美容・浴場業が増加したことから上昇。
●商業動態統計調査
 2月(速報)の商業販売額は44兆3,320億円、前年同月比5.5%の増加となった。これを、卸売業、小売業別にみると、卸売業は34兆4,700億円、同6.8%の増加となった。小売業は9兆8,620億円、同1.0%の増加となった。
 大型小売店販売額は1兆4,907億円、前年同月比でみると、1.6%の減少となった。百貨店は5,851億円、同0.5%の減少、スーパーは9,056億円、同2.4%の減少となった。
 コンビニエンスストアの商品販売額及びサービス売上高は、5,397億円、前年同月比1.2%の増加となった。
●全産業活動指数
 一月の全産業活動指数は前月比1.4%の上昇。
 産業別にみると、第三次産業活動指数(前月比2.2%増)、鉱工業生産指数(同0.4%増)、公務等活動指数(同0.2%増)が上昇し、建設業活動指数(同1.4%減)が低下した。

第20回最新科学機器展と
第8回計量計測総合展
4月19日から3日間吹上ホールで開催

 東海科学機器協会・愛知県計量連合会・フジサンケイビジネスアイが主催する「第20回最新科学機器展」と「第8回計量計測総合展」が4月19日から21日までの3日間、名古屋市中小企業振興会館吹上ホールにて開催される。共同出展企業を含む出展社は136社。
 最新科学機器展では、理化学ゾーン、分析ゾーン、試験・計測・検査ゾーンなど五つのゾーンを設け、それぞれ最新機器を展示。また、計量計測総合展では、取引・証明・生産管理・品質管理機器およびシステムを紹介する。
 期間中は、「開催記念講演会」「産学官連携セミナー」「産学官連携テーマゾーン成果発表会」「新製品・新技術説明会」も行われる。
 開催時間は、午前10時から午後5時まで(最終日は午後4時まで)、入場料は1,000円(税込)。ただし、招待券持参者は入場料無料。
 共催は、日本計量振興協会、日本計量機器工業連合会。
 後援は、文部科学省、中部経済産業局、愛知県、名古屋市、東海地域研究学園都市構想推進連絡会議、名古屋商工会議所、科学技術交流財団、名古屋市工業技術振興協会、東海ものづくり創生協議会、中部科学技術センター、日本化学会、日本分析化学会、日本科学機器団体連合会、日本理化学硝子機器工業会、東海テレビ、産経新聞社(順不同)。
 協賛は、日本セラミックス協会、ファインセラミックスセンター、日本ファインセラミックス協会、日本セラミックマシナリー協会、日本試験機工業会、日本電気計測器工業会、日本光学測定器工業会、日本分析機器工業会、日本真空工業会、日本薬科機器協会、日本顕微鏡工業会、日本精密測定機器工業会、日本試薬協会、日本粉体工業技術協会、日本環境技術協会、次世代センサ協議会、日本環境測定分析協会、愛知県環境測定分析協会、中部七県計量協議会、日本ガスメーター工業会、計測標準フォーラム(順不同)。
 【出展内容】
「最新科学機器展」

▽理化学ゾーン
 汎用科学機器・装置、器具・消耗品、関連機器、実験室設備。
▽分析ゾーン
 分析機器・装置、環境関連機器・装置、センサ・電気制御機器。
▽試験・計測・検査ゾーン
 物理量・物性測定器、試験機器・装置、非破壊検査機器・装置。
▽情報ネットワーク/アウトソーシング/コンサルティングゾーン
 LA(Laboratory Automation)機器・装置、情報処理・データベースシステム、研究・開発アウトソーシング/コンサルティング。
▽バイオテクノロジーゾーン
 バイオ研究開発支援機器および試薬、バイオインフォマティクス、アウトソーシング。
「計量計測総合展」
▽取引・証明・生産管理・品質管理・環境管理機器、システム
 質量計(はかり)および関連機器、温度・湿度測定機器、圧力測定機器、流量計測機器、体積計、レベル計、ガソリン量器、試験機、長さ計、精密測定機器、分析機器、環境測定機器、理化学機器、電気(電子)計測機器、振動・加速度・速度・回転計、変換器、検出器、増幅器(センサ)、健康管理関連計量器、計測制御機器、検査・非破壊・探傷機器、データ処理装置・ソフト、情報誌紙、その他。
 【ホームページアドレス】
 htpp://www.business‐i.jp/event/msis

普通鋼鋼材在庫速報
日本鉄鋼連盟平成18年2月

 日本鉄鋼連盟は、普通鋼鋼材在庫速報を次のように発表した。
 2月の普通鋼鋼材出荷は、国内向けは472万トンで、前年同月比59,000トン、1.3%増と2カ月連続の増加、前月比では121,000トン、2.5%減と2カ月振りの減少となった。輸出向けは1,454,000トンで、前年同月比290,000トン、16.6%減と15カ月連続の減少、前月比では100,000トン、7.4%増と二カ月振りの増加となった。この結果、出荷合計は前年同月(6,406,000トン)比231,000トン、3.6%減の6,174,000トンと9カ月連続の減少となった。
 他方、生産は、6,141,000トンで、前年同月(6,353,000トン)比212,000トン、3.3%減と8カ月連続の減少となった。
 2月末のメーカー・問屋在庫は、前月末(6,675,000トン)比33,000トン、0.5%減の6,642,000トンと2カ月振りの減少となった。内訳をみると、メーカー在庫は前月末(5,117,000トン)比3,000トン、0.1%増の5,120,000トンと2カ月連続の増加、問屋在庫は前月末(1,558,000トン)比36,000トン、2.3%減の1,522,000トンと2カ月振りの減少となった。
 国内・輸出別では、国内向在庫が前月末(5,695,000トン)比129,000千トン、2.3%減の5,566,000トンと2カ月振りに減少する一方、輸出船待在庫は前月末(980,000トン)比96,000トン、9.8%増の1,076,000トンと2カ月連続で増加し、2005年8月以来の1,000,000トン台となった。
 また、在庫増減を品種別にみると、前月末比10,000トン以上増加した品種は、鋼帯(幅600o以上)が41,000トン増の1,855,000トン、鋼管が16,000トン増の574,000トン、小形棒鋼が11,000トン増の517,000トン、軌条が11,000トン増の32,000トンの各品種であった。一方、前月比10,000トン以上減少した品種は、亜鉛めっき鋼板が47,000トン減の1,024,000トン、鋼板が12,000トン減の693,000トンであった。
 以上の結果、2月末の在庫率は、前月末の107.7%から0.1ポイント低下し107.6%となったものの、5カ月連続で100%を上回った(国内在庫率は前月末の117.6%から0.3ポイント上昇の117.9%)。

売上目標4.5億・動員目標千名見込む
『大管まつり』を開催
大垣管材29日・30日の両日

 大垣管材(大垣市長沢町3-16・社長=五島道久氏)では、毎年恒例の“大管まつり”を今年は、「笑顔の花を咲かせよう 元気いっぱい 大管まつり」と銘打って、来る4月29日・30日の両日に本社特設会場において開催する。
 今回は第22回ということで、明るく、元気に、全社員の力を結集して、日頃お世話になっている関係先への感謝の気持ちで、取り組む決意でいる。
 有力メーカー50余社の協賛を得て、ユーザーニーズにお応えできる豊富な商品群や、新機能満載の新商品等の展示とともに、社員手作りの多彩な企画で準備を整え、集客動員の準備に取り掛かっている。
 特に、環境、IT産業等のユーザーに対応した新機能・付加価値満載の新商品群や工具・器具をはじめ、情報関連機器、健康器具、衣類、生活雑貨等の展示と多彩な企画にて集客動員を図る。
 売上目標額は、4億5,000万円で動員目標は450社の1,000名を見込んでいる。
 中でも、ご来場の方に豪華賞品が当たる大抽選会は、特賞「なんばグランド花月とスイスホテル南海大阪のケーキバイキング」のペアでの招待をはじめ、各種企画では、イべント恒例のシエフ北さんの炎のステーキハウス、花のオークション、ビニール管早切り競争、ジュース早飲み競争など、魅力一杯の豪華な企画も組まれている。
 勿論、子供連れのフアミリーでも楽しめる金魚すくい、ポップコーン、アニメ映画等も用意されている。
 開催時間は、29日が午前9時30分より午後6時30分、30日は午前9時30分より午後5時となっている。

最近の管内金融経済事情
日銀名古屋支店3月17日公表

 日本銀行名古屋支店が3月17日公表した最近の管内金融経済事情によると、管内景気は、回復を続けている。
 最終需要の動向をみると、輸出は海外経済の成長を背景に増加している。国内需要は、設備投資が着実な増加を続けており、住宅投資も高水準で推移しているほか、個人消費も緩やかに回復している。一方、公共投資は基調として緩やかに減少している。
 こうした中、生産は増加している。この間、企業収益は着実な改善を続けており、雇用・所得も改善している。また、物価も前年比マイナス幅が縮小している。
 先行きについては、原材料価格の上昇が企業収益や企業活動に及ぼす影響や、海外景気の動向と為替相場が輸出、生産等にもたらす影響を注意深く見極めていく必要がある。また、雇用・所得面における改善傾向の個人消費への波及も引き続きみていく必要がある。
 金融面をみると、管内の金融機関(国内銀行+信金)の貸出、預金は緩やかに増加している。
需要項目別の動向
◆個人消費
 個人消費は緩やかに回復している。各種売上指標をみると、百貨店売上高は、新店効果もあって前年を上回る動きを続けている。また、スーパー売上高、乗用車販売台数、旅行取扱高は横這い圏内で推移している。
◆設備投資
 設備投資は着実な増加を続けている。業種別にみると、製造業では、自動車、一般機械、電機、鉄鋼等で増加している。製造業中堅・中小企業でも能増投資や更新投資を積み増している。また、非製造業では、電力、情報通信等で前向きな取り組みがみられている。非製造業中堅・中小企業でも一部に前向きな動きが窺われる。
 先行指標をみると、工作機械国内受注額は堅調に推移しており、非居住用建築着工床面積は増加基調で推移している。
◆住宅投資
 住宅投資は高水準で推移している。新設住宅着工戸数をみると、持家、分譲(戸建、マンション)が底固く推移しているほか、貸家が堅調に推移している。
◆公共投資
 公共投資は基調として緩やかに減少している。発注の動きを示す公共工事請負金額は、このところ下げ止まっている。
◆輸  出
 輸出は海外経済の成長を背景に増加している。品目別にみると、海外需要の好調を背景に、自動車・同部品が増加しているほか、ICパッケージも緩やかに増加している。また、工作機械も堅調に推移している。この間、デジタルカメラは小幅ながら減少している。
 仕向地別にみると、米国向けが基調として増加しているほか、EU、アジア向けも増加している。
生産、雇用・所得、物価の動向
◆生  産
 生産は増加している。品目別にみると、加工業種では、自動車・同部品が輸出の好調を主因に、工作機械、電子部品・デバイスが堅調な需要を背景に、それぞれ生産水準を引き上げている。民生用電子機械(ビデオカメラ等)は増加基調で推移している。素材業種では、鋼板、特殊鋼が自動車・造船向けの堅調から、化学製品が海外需要の好調から、それぞれ高水準の生産を続けている。棒鋼も民間建築工事の増加等から持ち直している。しかし、繊維製品が輸入品との競合激化等を背景に低水準の生産を続けているほか、窯業・土石製品も全体としては弱含んでいる。
 なお、管内運輸業者の貨物取扱量は増加している。
◆雇用・所得
 雇用・所得は改善しており、多くの業種で人手不足感が強まっている。高水準の生産等を背景に、所定外労働時間や新規求人数は高水準で推移している。こうした中、有効求人倍率も高水準で推移しており、常用労働者数も増加している。この間、雇用者所得は、高水準の生産や企業収益の改善を背景に、改善している。
◆物  価
 消費者物価(除く生鮮食品)の前年比マイナス幅は縮小している。内訳をみると、財は、石油製品の前年比プラスが続いているものの、耐久消費財の軟調等から、全体としては前年比幾分マイナスとなっている。一方、公共料金は電気・ガス料金等の引き下げ要因一巡や原油高等を映じた値上げから前年比プラスで推移している。この間、一般サービスは前年比マイナスとなっている。
 主要商品市況をみると、一部鋼材が高止まりしているほか、非鉄金属(銅・アルミ)は上昇している。一方、化学製品は上昇が一服している。
金融面の動向
◆貸出動向
 資金需要面をみると、企業サイドでは、設備投資の増加に伴い設備資金需要に広がりがみられるほか、売上の増加に伴い運転資金需要が回復していることから、借入需要は全体として増加している。この間、個人の住宅ローン借入需要は、前年を上回って推移している。
 資金供給面をみると、管内金融機関は、地元中堅・中小企業向けを中心に貸出の増加に注力している。
 こうした中、管内の金融機関(国内銀行+信金)の1月の貸出末残前年比は1.3%増と、緩やかに増加している(11月1.5%増→12月1.6%増→1月1.3%増)。
◆貸出約定平均金利
 新規貸出約定平均金利(地元銀行九行)は振れを均してみるとこのところ横這い圏内の動きとなっている。1月中は、短期が前月比0.048%ポイント、長期が0.119%ポイントとともに上昇し、総合でも0.110%ポイントと上昇した。
 こうした中、1月中の貸出約定平均金利(ストックベース・総合)をみると、このところの企業向けの付利スタンスの緩和、住宅ローン金利の低下を受けて低下している(11月1.784%→12月1.762%→1月1.758%)。
◆預金動向
 管内の金融機関(国内銀行+信金)の1月の預金末残前年比は1.5%増と、緩やかに増加している(11月1.7%増→12月1.6%増→1月1.5%増)。

商業販売統計
経産省2月分速報

 経済産業省が発表した商業販売統計2月分速報によると、平成18年2月の商業販売額は44兆3,320億円、前年同月比5.5%の増加となった。
 これを卸売業、小売業別にみると、卸売業は34兆4,700億円、同6.8%の増加となった。小売業は9兆8,620億円、同1.0%の増加となった。
 なお、商業販売額の季節調整済前月比は、2.8%の減少となった。卸売業は同2.0%の減少、小売業は同1.5%の減少となった。
卸売業販売額の動向
 卸売業を業種別にみると、鉱物・金属材料卸売業が前年同月比14.2%の増加、各種商品卸売業が同9.3%の増加、機械器具卸売業が同9.3%の増加、その他の卸売業が同7.9%の増加、化学製品卸売業が同6.9%の増加、家具・建具・じゅう器卸売業が同4.4%の増加、食料・飲料卸売業が同4.3%の増加、建築材料卸売業が同0.8%の増加、医薬品・化粧品卸売業が同0.6%の増加、衣服・身の回り品卸売業が同0.3%の増加となった。
 一方、農畜産物・水産物卸売業が同0.3%の減少、繊維品卸売業が同0.1%の減少となった。
 大規模卸売店販売額は9兆3,700億円、前年同月比9.4%の増加となった。
 これを商品別にみると、鉱物が同48.2%の増加、非鉄金属が同25.4%の増加、石油・石炭が同23.8%の増加、化学製品が同21.0%の増加、鉄鋼が同15.9%の増加などとなった。
 一方、その他の輸送用機械器具が同48.0%減少、医薬品・化粧品が同12.1%の減少などとなった。
小売業販売額の動向
 小売業を業種別にみると、燃料小売業が前年同月比10.9%の増加、その他小売業が同3.5%の増加、自動車小売業が同2.9%の増加となった。
 一方、織物・衣服・身の回り品小売業が同2.9%の減少、飲食料品小売業が同2.5%の減少、各種商品小売業(百貨店など)が同2.4%の減少、機械器具小売業が同1.4%の減少となった。
大型小売店販売額の動向
(1)大型小売店の動向

 平成18年2月の大型小売店販売額は1兆4,907億円、前年同月比でみると、1.6%の減少となった。百貨店は5,851億円、同0.5%の減少、スーパーは9,056億円、同2.4%の減少となった。
 大型小売店の季節調整済前月比は、一・一%の減少となった。百貨店は同4.3%の減少、スーパーは同1.9%の増加となった。
(2)大型小売店(既存店)の動向
 平成18年2月の大型小売店を、前年同月比(既存店)でみると、1.9%の減少となった。百貨店は同0.3%の増加、スーパーは同3.4%の減少となった。
 また、商品別にみると、衣料品は同0.5%の減少、飲食料品は同2.3%の減少、その他は同2.8%の減少となった。
@百貨店の動向
 百貨店の主力商品である衣料品は、婦人・子供服・洋品が同2.5%の増加、身の回り品が同1.0%の増加、紳士服・洋品が同2.4%の減少、その他の衣料品が同6.2%の減少となったため、衣料品全体では同0.8%の増加となった。
 飲食料品は、同1.2%の増加となった。
 その他は、家具が同16.6%の減少、家庭用電気機械器具が同16.5%の減少、食堂・喫茶が同0.7%の減少、家庭用品が同0.4%の増加、その他の商品が同0.5%の増加となったため、その他全体では同1.6%の減少となった。
Aスーパーの動向
 衣料品は、その他の衣料品が同12.6%の減少、身の回り品が同5.8%の減少、紳士服・洋品が同3.8%の減少、婦人・子供服・洋品が同0.3%の増加となったため、衣料品全体では同3.2%の減少となった。
 スーパーの主力商品である飲食料品は、同3.3%の減少となった。
 その他は、家庭用電気機械器具が同12.7%の減少、食堂・喫茶が同10.6%の減少、家具が同4.4%の減少、その他の商品が同3.6%の減少、家庭用品が同1.1%の増加となったため、その他全体では同3.8%の減少となった。
コンビニエンスストアの動向
 平成18年2月のコンビニエンスストアの商品販売額及びサービス売上高は、5,397億円、前年同月比1.2%の増加となった。
 これを商品別にみると、ファーストフード及び日配食品が1,964億円、同4.0%の増加、加工食品が1,745億円、同0.2%の減少、非食品が1,476億円、同1.4%の増加となったため、商品販売額は5,185億円、同1.8%の増加となった。
 また、サービス売上高は212億円、同12.1%の減少となった。

エンドミルやドリルにも使用できる
CBNの大型焼結体を開発
昭和電工 4月より販売開始

 昭和電工(社長=高橋恭平氏)はこの程、主に自動車部品切削工具の素材として使用されるCBN(立方晶窒化ホウ素)の大型焼結体の開発に成功し、4月より販売を開始する。
 CBN焼結体はこれまで5mm程度の厚さが一般的だったが、今回同社が開発に成功した焼結体は直径29mm品で厚さ最大12mm、直径60mm品で厚さ最大20mmと、それぞれ世界最大級のサイズとなった。また、厚みについては、直径29o品では0.5〜12o、直径60o品では0.8〜20oまでの対応が可能。
 従来CBNを使用した切削工具は、小さなチップ状のCBN焼結体を刃先として接合したものが主流だったが、焼結体の大型化によりこれまでCBNを使用できなかったエンドミルやドリル、リーマー等の回転工具での使用が見込まれる。
 同社は、焼結体の原料となるCBN砥粒からの一貫生産を行っており、原料砥粒の特性および超高圧・高温条件下での高度な製造技術により、今回の大型化を実現した。
 CBN切削加工工具は、中国や東南アジア諸国での自動車生産の拡大と研削加工からの切り替えにより、今後も年8%での成長が見込まれている。これにより、工具に使用されるCBN焼結体の世界市場規模は現状の55億円から2010年には80億円超に拡大するものと予想されている。同社は、今回開発した大型品を含むCBN焼結体事業の売上高を2010年に10億円とする計画。

愛知県の総合景気指数
愛知県 18年1月分速報

 愛知県が3月30日公表した、愛知県の総合景気指数(平成18年1月分速報)をみると、景気の局面判断を示すDIについて、1月は、先行指数は4カ月連続で50%を上回った。景気の足許を示す一致指数は3カ月連続で50%を上回った。
 景気変動の大きさやテンポ(量感)を表すCIについては、1月は、先行指数は4カ月連続で前月を上回り、一致指数は3カ月ぶりに前月を下回った。一方、いずれの指数も前年水準を上回った。
 こうしたことから、愛知県では、総合景気指数(DIとCI)の動きをみる限り、同県経済は改善の動きが続いていると考えられるとしている。
〈DI(景気動向指数)の動き〉
 平成18年1月のDIは、先行指数77.8%、一致指数75.0%、遅行指数50.0%となった。
 この結果、先行指数は、4カ月連続で50%を上回った。一致指数は、3カ月連続で50%を上回った。遅行指数は、50%となった。
〈CI(景気総合指数)の動き〉
 平成18年1月のCI(平成12年=100)は、先行指数116.4、一致指数118.6、遅行指数143.9となった。
 この結果、前月に比べると、先行指数は、2.3%上昇して4カ月連続で前月を上回った。一致指数は、0.3%低下して3カ月ぶりに前月を下回った。遅行指数は、1.0%上昇して2カ月連続で前月を上回った。
 また、前年同月と比べて、先行指数は、3.7%の上昇、一致指数は、3.2%の上昇、遅行指数は、1.8%の上昇となった。

来期の新体制を発表
愛機工青年部第2回合同委員会開催

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=山下隆蔵氏・山下機械会長)の青年部(部長=水谷隆彦氏・ミズタニ機販社長)は3月24日午後7時より、名古屋市中区栄の「こぶた家」にて平成17年度第2回合同委員会を開催した。当日は、予定人数を上回る40余名もの部員が出席し、大変な盛り上がりとなった。
 冒頭の挨拶で、水谷部長はレクサスの戦略を例に挙げ、「単に製造したモノを売ればいいということではなく、これからは、お客さんに提供するモノを通して、様々なライフスタイルやサービスを提案していくことが大切だと思います」と語った。
 続いて、青年部顧問理事である金原進一氏(カネキ商会社長)の発声による乾杯で場は一気に盛り上がり、賑やかな雰囲気のなか、情報交換など会員同士で親交を深めていた。また、役員改選についての説明が行われ、新体制の概要が発表された。

加工コスト削減に寄与する
「MECX型エンドミル」発売
京セラ フライス加工用工具

 京セラ(社長=川村誠氏)は、機械工具事業において、一昨年より展開しユーザーから高い評価を得ている「MECシリーズ」の新アイテムとして、フライス加工用工具「MECX型工ンドミル」25型番と専用チップ12型番を開発、4月中旬より発売する。
 自動車部品などの金属加工を行う製造現場では、加工部品の増産やコスト削減に大きく関わるタクトタイムの短縮を常にめざしており、マシニングセンターなどに用いる工具にも、より高い耐久性と高速化が求められている。
 同社は、好評展開中のMEC型工具シリーズで培ってきた高精度金型技術を応用したフライス加工用工具「MECX型工ンドミル」を新たに開発。小径・多刃の仕様でありながら、ホルダおよびチップの低抵抗化と耐久性を向上させたこの製品は、最近増加している小型マシニングセンターや複合加工機で行う金属加工の高能率化とコスト削減に貢献する。
【主な特長】
 @小径・多刃仕様、低抵抗化で高速安定加工を実現―小径・多刃仕様の高強度ホルダと低抵抗化チップを採用することで、例えばこれまでのエンドミル(φ25mm)では、チップ取付けは3個が限界であったが、同製品は7個の取付けを可能にした。剛性の低い小型マシニングセンターや複合加工機での更なる高速安定加工を実現し、加工時間短縮に貢献。ソリッドエンドミルのみ対応可能だった加工も行えるなど、高い汎用性も持たせた。
 A独自の高強度設計で工具耐久性を大幅に向上―独自の高強度設計と高精度金型技術により、耐久性に優れたホルダおよびチップを開発した。従来品と比較して、ホルダは約1.3〜2倍、チップは切削距離にして約2倍以上の強度を実現。剛性を向上させた新設計の“専用クランプネジ”で、切削性能以外での耐久性も大幅に向上した。
 Bチップは低抵抗「JSブレーカ」を採用―小径・多刃のホルダに合わせるチップのブレーカ(表面形状)には、汎用性に優れた「JTブレーカ」と、切削抵抗を約30%低下させた「JSブレーカ」を新たに開発し採用した。特に「JSブレーカ」は鋭利な刃と大きな“すくい角”で切削抵抗を低減。高速加工を得意とする小型マシニングセンターで、より強力かつスムーズな加工を実現する。
【新製品概要】
▽製品名=MECX型エンドミル
▽型番数=ホルダ25型番、チップ12型番
▽加工用途=金属部材の加工
▽生産拠点=〈ホルダ〉滋賀八日市工場、〈チップ〉鹿児島川内工場
▽発売日=2006年4月中旬
▽価格帯(税込)=〈ホルダ〉@19,000円〜55,000円、〈チップ〉@800円
▽販売目標=2億円(2006年4月〜2007年3月)

3日間延べ312名が参加
第9回ゴルフ会盛況
丸尾興商葛城ゴルフ倶楽部で開催

 丸尾興商(袋井市川井・社長=丸尾氣窮雄氏)では、「第9回親睦ゴルフ大会」を、袋井市の“葛城ゴルフ倶楽部“において、3月14日・15日・16日の3日間にわたって総勢312名が参加して開催された。
 初日の午後は、春には珍しい雪に見舞われたが、15日・16日は5月晴れに恵まれ、思う存分にプレイが出来たと、参加者も大満足であった。
 競技終了のパーティで丸尾社長は「毎年恒例のゴルフ大会も今回で9回目を迎えます。今回は昨年よりも多い312名の方に参加して頂き感謝いたします。また、恒例の春の総合展も4月から始まります。これからも社員一同誠心誠意で努力をいたして、皆様方のお役に立ちますよう一生懸命頑張りますので、一層のご支援をお願いいたします」と、述べていた。
 上位入賞者の皆さん。
◎3月14日
▽優勝=望月直己(今高建築)
▽2位=金田勝雄(藤田鉄工所)
▽3位=鈴木亮一(三栄水栓製作所)
▽ベスグロ=斉藤彰良(三永)85
◎3月15日
▽優勝=平田繁雄(静岡冷工)
▽2位=若山幸信(古沢農機)
▽3位=馬場日登義(馬場設備)
▽ベスグロ=小林智之(ケイ・アイ・ディ)87
◎3月16日
▽優勝=鈴木斎(科研製薬)
▽2位=水野勝也(水野建設工業)
▽3位=堀内宏保(掛川水道設備)
▽ベスグロ=鈴木斎85
(敬称略)

低流量対応の発電機搭載
新アクアオート自動水栓
TOTO従来品より節水大

 TOTOは、パブリック向けの自動水栓『アクアオート』をモデルチェンジし、従来品より節水性が高く、低流量対応の発電機を搭載した、新「アクアオート」をこのほど新発売した。
 「アクアオート」は、手を差し出すとセンサーが反応して吐水し、手を遠ざけると水が止まる自動水栓。ハンドルがないので、洗面器まわりが汚れにくく、水の止め忘れも防げる衛生的でエコな水栓。パブリック空間はもちろんのこと、人数の多い家庭や、握力の低下したお年寄りのいる家庭にもお勧め。
 このたびの新商品では、吐水量2?/分でも快適な手洗い感を得る事ができる「ハイパー泡まつ」タイプと「新型泡まつ」タイプ(吐水量3?/分)を用意した。従来品(同4?/分)と比較すると、「ハイパー泡まつ」で50%、「新型泡まつ」で25%の節水を可能にした。
 さらに従来は必要吐水量が3?/分だった発電機を、同1.8?/分でも対応できる「低流量タイプ」を新開発した。「ハイパー泡まつ」タイプと組み合わせることにより、さらにエコな自動水栓となる。
 さらに新たな品揃えとして、高級感のある空間に最適な「アクアオート コンテンポラリタイプ角型」と「アクアオート トラディショナルタイプ」も新発売した。
【商品の特長】
1、新アクアオート ハイパー泡まつタイプ
 低流量で高い気泡混入率を実現し、吐水量2?/分で快適な手洗い感が得られる。従来品(同4?)に比べると50%の節水を実現したので使用頻度の高いパブリック空間に最適。
2、新アクアオート 新型泡まつタイプ
 吐水量3?/分と節水効果を高め、従来比25%の節水を可能にした。
◆低流量発電機「ハイパー泡まつタイプ」「新型泡まつタイプ」共通)
 吐水量が1.8?/分でも発電可能な発電機を新開発した。
 一定の使用頻度があれば電気代がかからないだけでなく、電源工事や電池交換が不要。
◆機能部デザインも一新(「ハイパー泡まつタイプ」「新型泡まつタイプ」共通)
 機能部もコンパクトになったので、足元のデザイン性もUPした。
3、コンテンポラリ角型タイプ・トラディショナルタイプ
 しっかりとした力強いコンテンポラリ角型タイプとモダンシックなイメージのトラディショナルタイプを品揃え。高級感のあるデザインでこだわりをもった空間におすすめ。超小型センサーの搭載により、すっきりしたデザインも可能になった。

新社長登場
『人とのお付き合いを大切に』
祖父江工業株式会社
代表取締役社長白石佳和氏

 創業90有余年の老舗の舵取りにINAXから赴いて半年が経過した。
 全国的に一番活気がある東海地区に拠点を構える「祖父江工業」は、各種住宅設備機器をはじめ住宅建材などを幅広く手掛けている。
 就任早々、リフォーム部門の強化と、顧客満足度を掲げる一方、業務内容にリンクした環境保全活動の推進にも力を注いでいる。
 故郷は、山口県下関。下関市立大学時代は軟式ソフトテニス部に籍を置き、ゼミはケインズ理論の経済原論を専攻。貯蓄と投資についての論文を纏めた。
 「47年当時は住宅産業の全盛時代でしてね、住宅産業に就職すれば将来的にも安泰との判断と、また、大学の推薦もありINAXに入社した訳です」。
 最初の赴任地は大阪営業所。約7年間を過ごし、名古屋、東京、大阪、四国を転々。
「大阪は延べ12年問おりましたから、第2の故郷と思っています。それから四国は欠かすことが出来ませんね。僅か5年の歳月でしたが、四国全県をカバーしておりましたから、異業種交流などを通じまして、人との和(輪)の大切さなど、色々と勉強させて頂きました。88カ所も巡りました。お大師さんの教えのお国柄でもあり、県人の温かさが伝わって来ましたね」。
―経営者しての役割についてお尋ねした。
「大きな会社より、内容の良い、また、信頼される会社を目指し、市場でたくさんのお客様から、祖父江へと指名を増やすことが大きな目標です。また、従業員たちが遣り甲斐を持てる結果を導くため、社長として仕事のネタになるものを探す。白い画用紙に輪郭を描き、その仕上がりが美しくなるような戦略や戦術を示す。狙いどおりの結果を得られているかを監督することが、経営者の役割だと考えております」。
 更に、「常に冷静に、従業員たちが安心して働ける環境や社内の雰囲気作りにも努めることが、経営者には要求されている」とも語る。
―スピード化の時代の流れを乗り切るよい方策はありますか。
「今はスピードが重視されていますが、遅くならない程度に、私はあえて熟考する姿勢を大切にしています。地域の方から“良い会社だ”と思われるような、従業員たちからは“勤めていてよかった”と感じてもらえるような企業に成長させたいと考えています」。
 勿論、企業として利潤の追求は大切。だが、それ以上に「人の輪」を生む、人々に親しまれる企業として認知されることを願っている、とも付け加える。
―本業以外にも力を入れているとお伺いしますが。
「私は、人の印象が残るようなことがしたいと、考えております。現在、高松市の観光大使を務めています。県外の方に高松の良い部分をご紹介しようとする、この取組みに参加することで得た、異業種間の交流や人の輪は、私の財産となっています」。
―最後に、今後の展望をお聞かせ下さい。
「まだ就任して間もない今は、従業員たちと共に汗を流し、皆の輪に入れるように頑張りたいと思います。そして、従業員が自主的に提案してくれるような社風づくりに努めたいと考えております」。
 モットーは、「人とのお付き合いを大切に」。
 昭和24年12月6日生まれの56歳。

内田邦博氏国際デザインセンター専務を招聘し
53名が参加し盛況
愛機工青年部熱田支部と合同で講演会

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=山下隆蔵氏・山下機械会長)の青年部(部長=水谷隆彦氏・ミズタニ機販社長)は3月8日午後6時30分より、名古屋市中区金山町の名古屋都市センター第1会議室にて熱田支部との共催で「トヨタにおけるデザイン開発」をテーマに講演会を開催した。講師は、元トヨタ自動車デザイン部部長で、国際デザインセンター専務の内田邦博氏。当日は青年部、熱田支部以外からの参加もあり、53名が聴講した。
 服部研修会担当幹事長補佐(服部商会)の司会で進められ、冒頭、水谷青年部長(熱田支部長も兼務)が「本日の講演は、青年部の企画として元々立ち上げられました。青年部と熱田支部の共催で講演会を行うのは2回目で、昨年の今頃に1回目を行いました。ただ私としては初めての参加となります。本日の講師の先生の講演は大変皆さんにとってご興味のある話題ではないかと思い、より多くの方に参加していただきたいということで共催という形をとり、更に全組合員、賛助会員の方を含めてご案内させていただきました。今、業界は調子が良く、皆さん大変お忙しいことかと思います。本日のお話も、車のデザインということで興味を持ってご参加していただいていると思います。今後も、青年部、熱田支部ともに新しい企画を進めてまいりたいと思いますので、これを機会に是非組合活動にご協力ご参加いただければと思います」と挨拶。
 講師紹介に続いて、約一時間半にわたり、トヨタのデザイン開発について実際にデザインを手掛けた内田氏の経験を基に講演が行われた。(講演内容については分割して掲載予定。)

「トヨタにおけるデザイン開発」@
国際デザインセンター専務
内田 邦博氏

 車は昔、デザインは二の次で、走れば良いという時代があった。昭和30年頃までは、ホンダの創始者の本田宗一郎さんが車を作りたいと国に申し出たら、当時の通産省は「日本で車などを作る必要は無い。アメリカから車を買えばいいのだ」という考えでした。
 その様な中トヨタ自動車は、三河の地で、経済発展ということだけではなく、大衆のために日常の足としてどうしても自動車を開発したい、海外のメーカーと提携しないで全くの独力で自動車を作る、という志を持った集団であった。
 その様なところに私は引かれて、昭和41年(1966年)、入社前にトヨタを見ようと豊田へ向かった。当時は、まだ東名高速道路ができておらず、東京から国道一号線を友人とドライブして、岡崎から矢作川沿いを北に上がっていった。岡崎を過ぎ、さらに北上したら、もう舗装路が無い。砂利道の泥んこ路で、これはすごいところだというのが感想でした。
 一緒に行った友人は、これを見てすぐに入社を諦め、帰っていった。
 当時は、日産とトヨタがシェアーを分け合っていた時代。私の中に、車をやるなら外国のメーカーと提携しないで独力で、ある程度面白い仕事をしそうだということがあり、トヨタ自動車に入社しました。
 入社した頃、デザイン部門は設計部門のひとつの課でした。技術部デザイン課ということで、技術部門の下に属しておりました。しかも、デザイナーというのは大体25名位しかいなかった。今でこそ、七百名位のデザインスタッフが世界中で働いています。
 当時、東京オリンピックの後で初代のカローラが発売された頃。幸い私は背が高かったから大きな車がいいだろうということで、大きな車「クラウン」を担当することになりました。
 自動車は、基本的には人間の大きさに合わせて車を作っていく。要するに中に人が何人乗って、どうかというところから始まっていく。いくら格好が良くても人が乗れなければ駄目。最近は、ワンボックスやSUV、三列シートの車に人気がありますが、基本的には人をたくさん乗せて、なるべくコンパクトに作るのが自動車の設計。
 今は、コンピュータを使いますから、開発は非常にスピーディですが、当時は全て手作り。イメージのスケッチを描いて、モデルにする。モデルも粘土(工業クレー)で実物大のものを作る。デザイナーとモデルをつくるモデラーと一緒にモデルを削っていく。
 その中に人も乗れば、エンジンも入れなければいけない。ボンネットは低ければ格好が良いが、エンジンが入らなければ意味がない。エンジンは馬力を出そうとすれば大きくなってしまう。設計者との葛藤を繰り返し、繰り返し行う。
 それから生産部門との協議。一車種あたり、一カ月で10,000台を作らなければペイしない。その様な条件を満たすためには、作りやすい車にしなければならない。生産コストを安くするには、部品を減らさなければならないなど、色々な条件がある。
 その様な中で、私がやっていた頃は、日産を抜き、ホンダを挫き、企業競争ですから絶対他社に負けないようにするには何をしたら良いのかを、何時も考えておりました。それと、仕事も面白い。新車を開発するのはエキサイティング。行け行けドンドンでやっているうちに、今のような形になってきた。
 そうは言っても、行け行けドンドンだけでは仕事がうまくいく訳でもなく、緻密な戦略と商品企画、そして販売施策、これを全てバランスさせていかなければならない。一つ作ってそれで良しという訳でもなくて、いつも工場がフル稼働するにはどうするかということも考えなければならない。

PC上で動作する対話型自動プログラミングソフト
MORI―AP発売
森精機 MAPPSU/Vと完全互換

 森精機製作所(本社=名古屋市中村区名駅2丁目35-16)は、PC上で動作する対話型自動プログラミングソフト「MORI―AP」を製品化した。
 MORI―APは、製品形状を入力するだけで加工内容を自動プログラミングできる次世代オペレーティングシステム「MAPPSU/V」の対話プログラミングソフトと、機能面、操作性、データ面で完全互換のソフトウェア。
 PC上で対話プログラミングを行い、その加工プログラムをCNC旋盤や複合加工機に搭載されているMAPPSU/Vへ転送でき、オフィスでのプログラミング後、すぐに機械で加工をスタートすることができる。
 さらに切削条件などの条件を、加工しながらMAPPSU/Vでデータ変更した場合、そのデータをPCへ移動し、PC上で再編集することもでき、対話プログラムデータの一元管理が可能となった。
 また、MORI―SERVERを使用することにより、機械とPC間のデータの入出力をLANケーブルを通じて行うこともでき、スピーディーなデータ編集、交換を実現する。
 MORI―APのラインナップとしてMORI―APL(CNC旋盤用)、MORI―APM(マシニングセンタ用)、MORI―APZT(対向2刃物台旋盤用)、MORI―APNT(複合加工機用)の四種類のパッケージをそろえている。
 4月1日より発売開始。
■製品の種類
 @「MORI―APL」CNC旋盤用(C軸、Y軸、サブ主軸仕様に対応)
 A「MORI―APM」マシニングセンタ用(立形、横形、付加四軸割り出しに対応)
 B「MORI―APZT」対向二刃物台旋盤用(バランスカット、刃物台間待合わせに対応)
 C「MORI―APNT」複合加工機用(斜面ミーリング、斜面穴加工に対応)
■主な製品の価格
 「MORI―APL」258,400円、「MORI―APM」312,800円。
■特長
 @豊富な加工メニュー―複雑な形状も簡単入力によりプログラミング時間を大幅に短縮できる。
 A高速固定サイクルに対応したプログラム作成―高速加工に最適なツールパスを自動生成する高速固定サイクルマクロを対話メニューから呼び出し可能となった。
 B島残し・オープンポケット―島の定義数が飛躍的にアップし(127個まで可能)、複雑なポケット加工も短時間でプログラミングが可能となった。また、素材と製品形状より最適化されたツールパスを生成するので、複雑な入り江、島形状でも無駄のない加工プログラムが生成される。加工時間短縮に効果があり、一般的な対話装置でツールパスを生成した場合に24分かかる加工が、MAPPSVでは16分44秒となり、30%の加工時間短縮を実現した。
 C溝幅補正・完全自動ノーズR補正に対応したプログラム作成―溝加工を行う際の工具幅や旋削加工を行う際のノーズRなどの工具補正を簡単プログラミングできる溝幅補正・完全自動ノーズR補正機能に対応したNCプログラム作成が可能。
 D強力な交点計算能力―図面通りに入力するだけで、不明な座標値が何点あっても交点を自動計算する。手計算が不要となることで、一般的な対話装置で30分程度要するプログラム作成を僅か三分でこなす。
 E機械とPCで同一操作プログラミング、データ互換―MORI―APは機械側操作盤MAPPSU/Vの対話プログラミングと機能面、操作性、対話プログラムデータで完全互換がある。PCで作成した対話プログラムデータをMAPPSU\Vへの転送を行い、そのまま加工が行える。また、加工中に変更した切削条件などのデータをPCへ転送してPC側で編集も可能。
 F各国語(13力国語)対応―英語、日本語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語、オランダ語、スウェーデン語、中国語(繁体字)、中国語(簡体字)、韓国語、トルコ語の13言語に対応。

紙・パルプ・プラス
チック・ゴム製品統計
経産省2月分速報

 経済産業省が3月30日発表した、紙・パルプ・プラスチック・ゴム製品統計の2月分速報は次の通り。
 パルプ・紙・紙加工品工業の動向を前月比(季節調整済指数)でみると、生産は4.4%の低下、出荷は1.2%の低下、在庫は3.3%の低下となった。
 プラスチック製品工業の動向を前月比(季節調整済指数)でみると、生産は2.3%の低下、出荷は2.8%の低下、在庫は0.5%の上昇となった。
 ゴム製品工業の動向を前月比(季節調整済指数)でみると、生産は0.4%の低下、出荷は0.5%の低下、在庫は2.6%の上昇となった。

明日のメカトロ産業の担い手
新入社員65名が入社
ダイドー 平成18年度入社式

 ダイドー(社長=山田貞夫氏、本社=名古屋市中村区名駅南4-12-19)は4月1日、本社ビル6階大会議室で「平成18年度入社式」を行った。
 来賓をはじめ、同社各営業部の役員及び幹部が多数参列する中、2週間の研修を終えたばかりの新入社員65名が緊張した面持ちで式に臨んだ。
 はじめに山田社長が挨拶を行い、「本日は、会社にとっても、皆さんにとっても、嬉しく輝かしい、記念すべき一ページとなる日だと思います。皆さんは、数ある業種の中で一番大事で伸びる産業界に入られました。私共は商社でありますが『産業界のコンダクター』というスローガンの下に、お客様に素早く最新の技術情報を提供し、必要な商品を納めております。工業製品の出荷額は愛知県が25年間、日本1位です。東海3県下は日本の人口の1割ですが、産業生産額は2割です。年商800億円の名古屋にある高島屋の申告は10億円の利益でしたが、ダイドーは630億円の売上で約23億円の申告利益を出しており、名古屋で11月決算では5年間連続してトップの納税をしております。日本人が得意とするモノづくりの産業でなければ、これからは輸出ができない。外貨があるから、我々日本人は海外の物を買える。私が若いころは外貨がなかった。外貨を稼ぐのはモノづくりで造られた産業機械です。私共は、一般大衆商品を扱っていないために知名度は低いが、産業機械業界を支えるトップクラスの流通業になっております。上場についても、皆さんの将来を考えていつでもできる体制は整えております。私共がお願いしている監査法人からは、売上、利益、財務内容ともに一部上場会社に匹敵するとのお墨付きをいただいており、安心して働いていただける。皆さんは、今の630億円から1,000億円へと企業を伸ばそうとしている時、一番良いタイミングで入社された。若い人の力、バイタリティーを発揮しないと会社が伸びない。皆さんへの期待は大変大きなものがあります。日本の製造業が海外に出て行っておりますが、日本には日本でしかできない商品があり、更に高度なものが要求されます。大企業のように一部のエリートコースの方しか出世できないということはありません。我が社は実力のある方、やる気のある方を登用します。入社3年で所長になり頑張っている方もおります。基礎をマスターし、お客様に信頼され、熱意を持って活躍していただければと思っております。本日はおめでとうございます」と語り、若い力に期待を寄せた。
 続いて、来賓の梶本CKD常務取締役営業本部長が「入社おめでとうございます。社会人1年生として非常に大きな夢と期待と希望を持って、今日はこの場にいらっしゃると思います。大変良い会社にお入りになったと心から思っております。自動化、省力化をするために欠く事のできない商社で、前途洋洋だと思います。1,000億という数字も容易に達成できると思っております。今日の新鮮な気持ちを持ち続けて頑張っていただきたいと思います。私の経験から3つお話しいたします。@お客さんと接したら、お客さんのことを好きになる。好きになると何でもできる。そうするとお客さんも好意を持ってくれる。Aお客さんのところをとに角たくさん訪問する。お客様との面談回数を増やす。営業はお客様のところへ行った回数が多い人が勝つ。B『人を動かす(デール カーネギー著)』の中に、お客様(人)を動かすには、お客様(人)の心を読みなさい、お客様(人)の立場に立って、考えて行動しなさい、と書いてありました。私も新人の頃これを読み、一生懸命お客様の心を考えるようになりました。色々なことがあるかと思います。皆さんが一人前になって一緒に仕事をすることがあるかもしれません。その時は、あの時の新入社員です、と言ってください。私も楽しみに待っております。頑張ってください」と会社人生の先輩としてのアドバイスを含め祝いの言葉とした。
 同じく来賓の小林THK中部営業統括部統括部長は、「私共はグローバル10・21を掲げ、世界の精密機械部品メーカーで10社のうちの1社に入りたいという夢を1989年抱きました。その当時は夢でした。しかし今は夢ではありません。手の届くところになってきました。2010年には売上3,000億円をターゲットにして頑張っております。今年このように多くの大変優秀な方々が入社された。これから幹部の方々のお話を聞いて成長されることと思います。その中で、やはり我慢というのが大事。環境はドンドン変わります。変化について来れないと振り落とされる。常に新しい変化について行けるようにしてください。これは理不尽であると思っても、まずは行動する。やってみて、そして更にやってみる。それでもおかしいと思ったら、聞いてみる。皆さんの糧となる試練を与えられているんだと考えて、成長して行ってください。聞いたら行動する。行動したら反省してみる。このP(プラン)、D(ドゥ)、A(アクション)、C(チェック)を皆様への餞にいたしたいと思います」と挨拶。
 人事部長の東常務からは「たった今からダイドーの社員です。皆さんは選ばれた人物であり、自信を持って取り組んで欲しい。また、2週間の研修により学んだ、5つのルールを刻み込んで入社式に臨んだと考えています。これから先、幾多の困難にぶつかっても研修を思い出せば、必ず切り抜けられるはずです。1日も早く我が社の社風に溶け込み、情熱を傾けられる仕事を見つけていただきたい。そして躍進に貢献して欲しい」と訓示が行われた。
 新入社員を代表して加藤勇吾氏より「知っている事とできる事は違うということをテーマに2週間の研修に励んできました。本日より、その経験を生かし、会社に貢献できる様、体当たりで頑張りたい」と決意表明が行われ、新社会人としての晴れやかなスタートを切った。