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2005年(平成17年)2月
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平成17年2月6日2192号
採用と社員戦力化」事業と
「MECT05」を重点事業に
愛機工 新年賀詞交歓会に330名

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=山下隆蔵氏、山下機械社長)は1月14日午後6時より、「2005年新年賀詞交歓会」を金山総合駅南のホテルグランコート名古屋(名古屋市中区金山町一丁目)において開催、組合員並びに賛助会員ら329名余りが出席して新年の幕開けを祝った。年頭挨拶で山下理事長は、企業体質強化のための「採用と社員戦力化」事業と、10月に開催される「メカトロテック・ジャパン2005」を重点事業に取り組んでいくと抱負を述べた。
 2005年新年賀詞交歓会は、北支部(支部長=坂田多喜男氏、金太郎商店社長)が設営を担当。
 長村康義理事(長村商店社長)の司会で進められ、坂田北支部長の開会の辞により定刻通り開会した。
 年頭にあたり山下理事長が「今日の愛機工組合新年賀詞会は大変大勢の方にご参加頂いております。組合員の方が172名、賛助会員の方が147名、ご来賓の方を入れて329名という先回を遙かに上回るご出席を頂きました。東京・大阪からもたくさんのメーカー様がおいで頂いておりありがとうございます。昨年2004年は90年のバブル崩壊以降、最高の業界の数値が記録されました。皆様方の会社もさぞ立派な実績を残されたことと存じます。一昨日、ニュースダイジェスト社の新年賀詞交歓会が名古屋でございました。そこへ日工会の大西会長がお見えになっており、日工会の昨年1月から12月までの数字が明らかになりました。工作機械の受注が1兆2,352億円、前年比45%増。2005年も日工会の公式の予想では1兆1,500億円。昨年に比べてマイナス7%ですが、大西会長の本音は昨年とほぼ同じで横ばいが続くのではないかとおっしゃっております。大変大きな伸びではございますが、実は生産がそんなに行っておりませんで、11月の時点で月産のなんと7.4倍の受注残を抱えてしまった状態でございます。従って、工作機械の納期が長くなっている。大手はともかく、中小の町工場が半年以上先の納期では機械の受注は出来ないというようなブレーキが掛かっている様に感じます。当中部地区は、ここ2、3年前からそんなに悪くはなく、特に関東に比べると伸び率はやや少ないのではないかと思っております。我々の機械工具につきましても、大体10%から20%は伸びているのではないでしょうか。特に切削工具においては、超硬工具の伸びが著しいと思います。今日は皆様方のお顔が明るくて、輝いております。今年一年、また昨年のような良い年でありたいと思います。私共愛知県機械工具商業協同組合は291社で社員数が4,600名位、賛助会員は100社加入されております。今日の新年賀詞会の設営は北支部でございますが、当組合では9つの支部がございまして、それぞれが地域の組合員の交流、研修を行っております。去年の5月に総会がございまして、新しい組合の役員組織が出来ました。そして特に今、当組合で力を入れております行事は、3年掛かりの事業ですが『採用と社員戦力化』事業と申しまして、色々な意味で企業体質を強化しようと、野田副理事長を中心として現在、様々な行事を行っております。組合としてはもう一つ大きな行事が今年ございまして、ご存知のように10月に開催されます『メカトロテック・ジャパン2005』であります。私共組合はこの展示会の機械工具関係の皆さんの小間の出品の担当でございまして、是非本日お見えになっております全国のメーカー様に金城埠頭で行われます中部地区最大の専門展でございますこの展示会へのご出品をお願いしたいと、この場をお借りしてお願い致します。その他には11月に、私共の組合で20年程取り組んできております海外の機械工具業界調査に今回は中国の上海・湖南それから広州へミッションを送ることになっております。そちらの方へご関心のある方は、参加を頂きたいと存じます。この新年賀詞会は東西からたくさんのメーカー様にお越し頂きまして組合員と賛助会員との交流の場ということで、一つ時間の許す限り懇親を深めて頂きたいと思います」と挨拶を行った。
 来賓の紹介があり、代表して愛知県中小企業団体中央会の田口専務理事より祝辞が述べられた。
 東海地方を中心に活躍する弦楽三重奏パーチェの華やかな演奏が行われ、引き続いて組合相談役の志知篤氏(志知会長)の発声で乾杯、晴れやかに新年の幕開けを祝った。
 互いに新年の挨拶を交わすなどし、組合相談役の水谷栄一氏(ミズタニ機販会長)の中締めで盛況のうちにお開きとなった。

昨年は不景気がサル年
今年はトリの様に飛躍を
GKC 平成17年新年賀詞交歓会

 岐阜県機械金属商業協同組合(理事長=石田勝俊氏、石田商会社長)は1月7日午後6時より、岐阜市司町の岐阜会館において「平成17年新年賀詞交歓会」を開催、組合員・賛助会員が参加して新春を祝った。
 賀詞交歓会は林理事(ダイヤトイシ社長)が司会を務め、服部副理事長(服部商会社長)の開会の辞により開会。
 冒頭、石田理事長より「明けましておめでとうございます。今期になりまして皆様の出席率が非常に悪いと言いますか、こちらの設営日が集金日などと重なっていた為色々とご迷惑をおかけ致しました。本日の出席状況を見ておりますと、景気もかなり良くなってきたと思われるような出席率で、席が足らなくなるかもしれません。現在組合では、労働力確保事業を実施しております。組合員の皆様には色々ご協力頂いております。この場をお借り致しまして御礼申し上げます。昨年も悪くはない年ではなかったかと存じますが、今年は更に皆様にとって良い年になりますように、去年は不景気がサル年、今年は儲けをトリ放題の年というように頑張って頂きたいと存じます」と年頭の挨拶が行われた。
 引き続いて、和田NaITO中部ブロック長の力強い発声で乾杯し、祝宴に移った。
 和やかに歓談する中、福生副理事長(ギフベア社長)より労働力確保事業の一環として同組合のホームページをリニューアルし、更に見易さと機能を充実したと報告された。会員が不回転在庫の販売を行う頁も新たに追加され、今後の利用が呼び掛けられた。

泥仕合いだけは避けたい
新年賀詞交歓会開催
三重県管工機材商組合120余名出席し盛況

 三重県管工機材商業組合(理事長=闇雲明男氏・旭工機会長)では、1月14日午後4時15分より、津新町駅西の“プラザ洞津”を会場に「平成17年新年賀詞交歓会」を開催し、正会員はじめ賛助会員ら120余名が出席して“乙酉年”の新春を祝った。
 賀詞交歓会は、杉山理事(杉山機工社長)の司会進行・開会の辞により開会。
 冒頭挨拶に臨んだ闇雲理事長は、出席方のお礼を述べたあと、「相場の世界兜町には干支にまつわる興味深い言い伝えがあります。“未辛抱、申酉騒ぐ、戌笑い、亥固まる”ということで、酉年には、上昇に向けたエネルギーが着実に貯えられる年と言われています。昨年11月はじめに上海周辺に出かけました。27年ぶりの中国は全くの別世界でした。ビルラッシュと道路工事は日本の高度成長期よりも凄まじいと感じました。これからの日本の産業資材の需給関係は国内だけでなく、海外の要因によって決まるようになってしまいました。鉄の生産量は既に日本の三倍、3億トンになり、不足分を日本、韓国などから輸入していますが、余りだしたら、その輸出圧力は凄まじいものになると思います。一方、日本の財政の逼迫は少しも改善されることなく、公共投資の先細りはもとより、年金の削減、増税やむなしの声も今年は段々大きくなりそうです。少子高齢化の影響はこれから大きな負担となってくるのは目に見えております。昨年は組合の設立にご尽力を頂いた中村徳太郎氏(中村機械工具)、大戸正男氏(大戸)、尾藤昇氏(旭工機)がご逝去され、先に他界された田中忠氏(五光商会)と四人の功労者が旅たたれました。こうした難しい時代に先人の趣意を汲み、泥仕合の消耗戦に入ることだけは避けられるものと考えております。これが組合の存在価値と認識しております」と結んだ。
 引き続いて来賓の愛知県管工機材商業協同組合の小川信副理事長(山信社長)、賛助会員代表のキッツ中部支社小出幸成支社長より祝辞を頂戴した。
 小川氏は、「昨年は素材の値上がり等々、私も過去に経験したことのないことが起こりました、これを皆さんの力で、プラスになるように持って行くことが管材業界に携わるものの使命だと思います」と述べる一方、小出氏は「三重県は一番元気のある県だと私共の会社ではとらえています。新しいITの企業がどんどん進出し設備投資をしており、今年も明るいと期待しております」と望みを託した。
 引き続いて、積水化学工業環境ライフラインカンパニー中部支店森支店長の乾杯音頭で交歓会に移り、それぞれに賀詞を交歓し一層の親睦を深め合い、大西副理事長(中部企業社長)の中締めで盛況の内に賀詞交歓会をお開きとした。
 賀詞交歓会のあとは、正会員による懇親会を行い、適正利潤による利益確保に向けて、取り組むことを確認しあった。

適正利潤の確保に努力を
第8回賀詞交歓会開催
静岡県管工機材商組合160余名出席し盛況

静岡県管工機材商組合(理事長=丸尾氣窮雄氏・丸尾興商社長)では、1月12日午後4時より、静岡駅前の“ブケ東海”を会場に「第8回新年賀詞交歓会」を開催し、正会員はじめ賛助会員ら160余名が出席するなどして“乙酉年”の新春を祝った。
 賀詞交歓会は、伊藤副理事長(沼津管材社長)の司会進行、大河副理事長(大河機材社長)の開会の辞により開会。
 冒頭挨拶に臨んだ、丸尾理事長は出席方のお礼を述べる一方、「昨年は過去最多の台風上陸、猛暑、中越地震はじめスマトラ沖での大津波と、自然災害に見舞われました。これも温暖化の現象かと心配しております。一方、財政においては、地方債、国債を合わせると939兆円以上の負債があります。われわれ民間は一生懸命仕事をやり、リストラや節約をして税金を納めているわけですが、一般官庁、特に特殊法人等の使う側はそれを横目に使いたい放題。余りにも乖離が著しいと憤りを感じています。景況に関しましては、自動車と電気、工作機械等は大変な好調で、会社によっては創業以来の利益を上げているようです。最近も中国に行き、上海、北京の好況ぶりを目の当たりにいたしました。この様な中国特需でいろんな素材が値上がりし、我々が取り扱っている製品価格も上昇しておりますが、販売先によってはなかなか値上げを認めていただけない先もあり苦労しております。幸い組合がありますので、組合活動を一層活発化して、お互いの足の引っ張り合いどころではないことを悟り、何とかして適正利潤の確保にお互い努力しようではありませんか」と更なる協力を要請した。
 引き続いて、全国管工機材商業連合会の橋本会長、賛助会員代表のキッツ小林社長より祝辞を頂戴し、橋本会長は、「昨年は転変地異のみならず、いろんな意味での災いがおきた。今年は酉年でもあり、災い転じて福となすということを祈念いたしたい」、と所信を述べ、小林社長は、幕末三舟(勝海舟・高橋泥舟・山岡鉄舟)の一人、「泥舟(槍の名人)の波乱の幕末に背筋を通した“忠と気”を持って今年一年を歩みたい」、と所信を述べた。
 引き続いて、日立金属中部東海支店の坂江支店長の発声で一同乾杯を行い終始に渡り和やかに賀詞を交歓し、一層の親睦を深め合い、橋本総業静岡支店佐野取締役ブロック長の中締めで盛況の内に賀詞交歓会をお開きとした。
 また、当日は午後3時より「理事会」を行い賀詞交歓会に万全を期した。

今年も攻めの姿勢をテーマに
高い目標と根気度を持つ
山善名古屋営業本部新春賀詞交歓会

 山善名古屋営業本部(名古屋市熱田区白鳥、執行役員本部長=寺坂充生氏)では、1月7日午後5時より、中村区名駅“ホテルキャッスルプラザ”にて、「2005新春賀詞交歓会」を行った。
 開宴挨拶として、名古屋営業本部長の寺坂氏が「名古屋営業本部の中間期比は70%であり、これは営業本部の中でも一番。各地のどて市で前年より評価された結果と見ている。45周年も迎え、キャンペーンにより皆さんとのパイプも深めている。私自身、昨年から本部長を務めて、あっという間に充実した9カ月間を過ごしてしまった。名古屋は素晴らしいマーケットであり、2月にはセントレア開港、3月25日からは愛地球博がスタートする。トヨタ自動車も業績発表を行い、一連のグループ企業が大活躍する中、仕事ができるのは光栄だと思う。また名古屋営業本部では環境展、3月からは岐阜どて市が始まる予定であり、年間成長率ナンバーワンを目指していく構え。さらに4月からは60期に入り、すぐに中部どて市が待っている。今回は記念すべき30回目であり、こぞって参加して頂きたい。今年もディーラーから信頼される、有言実行の山善を目指していきたい」と述べ、続いてメーカーを代表して大隈豊和機械社長の外山氏が挨拶に立ち次の様に述べた。
 「昨年は色々あった。悪い事として、度重なる災害により、メーカーの中にも被害があったことを心よりお見舞い申し上げる。良い事としては、アテネオリンピックで地元選手が数多く活躍した事や中日のリーグ優勝、IT・車・一般機械といった設備投資が空前の数字を出したことが挙げられる。我々としては生産が受注に追いつかない事もあり、大変迷惑をかけてしまった。今年は若干下がると見ており、昨年の様な右肩上がりにはならないが、一気に悪くもならないと思う。現在でもトヨタ自動車の元気さによる恩恵と、愛地球博の経済効果が出ていると考えている。またセントレアの開港により、世界が一段と近くなり、経済にも影響を与えて中部は元気になるだろう。今年は良いとこ取りをしていきたい」
 山善を代表し、吉居社長が年頭挨拶として「今年は悪いことを考えず、良いことを考えよう。当社は上半期16.9%アップし、当初より大幅に達成できた。下期は11、12月非常に頑張り、生産財は19%上がりトータル10%アップしたが、さらなるアップのために皆さんの暖かいご支援を頂きたい。今年のテーマは今まで通り、攻めの経営であり、高いプロセスで実行に全力を傾け、有言実行していく。やる気が大切であり、高い目標を持ち、根気度を持つ。結果が出ないということは、本気でやっていない。山善だけが儲かることはできない。お互いがハッピーになっていこう」と語ると、続けて役員紹介も行った。
 石橋氏(大隈豊和機械常務)、清水氏(オークラ輸送機営業副本部長)、影山氏(オーエスジー中部営業本部長)、辛島氏(ダイキン空調東海社長)、長部氏(コロナ名古屋支店支店長)による鏡開きが行われた後、オーエスジー常務の小林氏の乾杯により開宴した。

ワンマンショー240億円と強気売上目標
今年創立50周年記念の年
東陽 新春賀詞交歓会開

 東陽(本社=愛知県刈谷市中山町五丁目10番地、社長=羽賀昭雄氏)では1月6日午後4時より、“刈谷市産業振興センター”において「新春賀詞交歓会」を行った。
 会の始めに羽賀昭雄社長が壇上に立ち、「今年トヨタ自動車は、生産台数を850万台と発表した。これによりトヨタグループ各社は設備投資を増やし、拡充を図っている。おかげで当社の各支店は過去最高の利益を記録。05年もこの勢いが続くと思われる。当社の系列、PTSも念願の一億ドルを達成できるであろう。また今年で当社設立50周年であり、この様な好況に迎えられたのも何かの縁と考えている。この記念すべき年に開催を予定している東陽ワンマンショーでは、売上目標を240億円と強気で行くつもり。4,300人動員目標として、ゆっくりと見られる様な会場作りをしたい。以上から、当社3月期は630億円を見込んでいる。トヨタ自動車による好況がいつまで続くのかと思っているが、皆さんには、引き続き安定した供給をお願いしたい。円高の恐怖、中国バブルのクラッシュも噂されている。値上げは慎重に願い、また顧客には論理的な説明をして頂きたい。さらに当社は、流通業者として低コスト化を目指している。IT部門を強化し、2年かけたこのネットワークを完成させるつもりである。ここ数年売上は伸びているが、社員数は伸びておらず、人件費の固定費削減を行っている次第。これにより、同業他社に負けない競争力を維持している。最後にサプライヤーの皆さんと共に自動車業界を支え、世界のトップを見たいと願っている」と挨拶を行った。
 続いて乾杯に入り、羽賀象二郎副社長が「我々商社は何も生み出していない。では、なぜ商社の存在する意味があるのか。それは、我々がユーザーとメーカーとの間に入ることにより、ユーザーは有効な物を選択することができ、メーカーは特色あるものを製作することが出来る様になる。また現状として、原材料の不足から弾が無い。弾が無ければ、我々商社は動けない。サプライヤーの皆さんには、弾の供給をお願いしたい」と挨拶した後、一同揃って乾杯を行った。
19名が参加し賑わう
名古屋水栓販売協会新年会を開催
和を持って付き合いたい
 名古屋水栓販売協会(理事長=加藤文隆氏、加藤鋼機会長)では、1月14日午後6時より中区栄2-2-12“しゃぶしゃぶ・会席料理 太閤本店伏見店”にて「新年会」を行った。
 当日は19名が参加。
 会の冒頭、加藤理事長が挨拶に立ち「昨年は台風や中越地震、年末のスマトラ沖地震等、正に災害の年だった。その様なことから、今年も和を持って皆さんと付き合っていきたい」と述べた。
 続いて新加入した橋本総業中部支店、加納支店長の手により、乾杯して開宴。
 その後、心行くまで飲み明かし、賑やかなまま閉会した。

中部地区はイベント目白押し
製造業も元気な恵まれた地
ユアサ中部支社平成17年炭協会賀詞交歓会

 ユアサ商事中部支社(執行役員中部支社長=寺島修氏)では「中部ユアサ炭協会賀詞交歓会」を1月7日午後3時より、名古屋市中区錦の名古屋国際ホテルにおいて開催、仕入先メーカーが参加して新年の幕開けを祝った。
 冒頭、中部ユアサ炭協会を代表して副会長の石橋大隈豊和機械常務が年頭の挨拶に立ち、「明けましておめでとうございます。昨年は歴史的な一年になったと思います。災害、新潟県中越地震、インド洋の大津波、また我々が直接的に関係している原油の異様な高騰など、諸々の不幸なことが多かった年であったと思います。業界内において昨年は、昨年の年頭日工会の大西会長は9,500億の工作機械の受注見込みということで、明るいスタートを切った記憶がございます。これが月を追う毎にますます受注が拡大し、年後半には1兆1,500億円に上方修正されました。昨年一年の暦年の統計は未だ出ておりませんが、推定するならば1兆2,300億円。私は三段跳びのホップ、ステップ、ジャンプと推定します。しからば販売はと言いますと、9,500億円というのが最終的な数字になるのではないかと思います。これも皆様の頑張りによるもので、私は必ずしも景気がそう仕向けた数字と申し上げたくはございません。今年はどうでしょうか。マスコミでは不安材料を色々並び立てておりますが、斑模様の景況感で必ずしも景気は良いとは見ていなくて、景気は踊り場と言われております。しかし私たちを取り巻きます環境は、中部地区は元気です。2月になれば『中部国際空港』の開港。3月になれば『愛・地球博』が開始される。国際的なイベントが計画されております。身近なところでは、私たちにとって一番うれしいことは、トヨタ自動車が世界一を目指すことを社是にされております。我々にとっては大きな元気づけであり、有り難い今年になるのではないかと思います。我々工作機械業界は自動車、あるいはその関連ということで、好調に推移することでしょう。日工会の予想は1兆1,500億円。年初の予想ということを考えれば、昨年より予想としては上でとても良い年になるのではないか。ただ売り上げということになりますと、昨年の受注予測の9,500億円に終わると思います。我々メーカーはどのようなことに挑戦しなければいけないのか。日工会の予想1兆1,500億円という数字に挑戦しなければいけないような気がします。しかし正月早々、大風呂敷を広げるわけには行きません。何とか9,500億円を10%以上伸ばすということで1兆円突破にチャレンジし、これを達成すべく努力していかなければならないという強い決意を持っております」と述べた。
 続いて、中部ユアサやまずみ会を代表して大竹大竹建機産業会長が新年の挨拶を行い、恒例となった新年酉年にまつわる景気の良い話で会場を盛り上げた。
 ユアサ商事からは白石専務(営業部門統括)が「国内を見渡して参りますと、三が日を中心に大変天候にも恵まれ、穏やかなお正月ではなかったかと思います。一方、海外に目を転じますと、スマトラ島沖の巨大地震、それに伴います大津波によりまして未曾有の大惨事が起きております。この様な時こそ人類の叡知を結集して対処しなければならないと思っております。日本の経済は、昨年終盤に入りまして一部に弱い動きも見られましたが、全般的には製造関係の設備投資も顕著で、景況感はまだまだ力強いものがあると感じております。ユアサ商事の足元を見ましても、自動車、一部のIT産業を中心に好調に推移しております。本年も概ね去年並みの水準は維持できるのではなかろうかと考えております。建築、建機も民間着工の増加を背景に、営業力を集中していきます。メーカー様の一層のご助力、ご支援を賜りたいと思います。この様な環境下でございますが、炭協会のメンバーのメーカー様には市場ニーズにマッチした新商品を従来にも増してご提案を頂いております。誠に有り難いことだと思っております。マーケットイン志向でお客様のニーズの収集・分析を行い、メーカー様にお客様の情報を提供させて頂きたいと考えております」と挨拶した後、中間決算報告を行い、「中部地区は大変恵まれた、日が燦々と降り注いでいる地域。地形、地理的にも恵まれている。また、2月には『中部国際空港』の開港、3月には『愛・地球博』の開催、名古屋駅前の再開発といった目白押しのイベントがございます。製造業の出荷額も、愛知県は全国の20%を超えたということです。本当に力強い、いわば勝ち組の地域なのであります。中部支社の最近の業績を見ましても、10月から3カ月間で17%の伸びを記録させて頂いております。それもご参集頂いております皆様方各位のご支援の賜物であると感じ、御礼申し上げます」と述べ一層の支援を求めた。
 代表十社による鏡開きが行われ、尾上ダイフク中部支社長の力強い発声で乾杯し、祝宴に移った。
 参加者は互いに新年の挨拶を交わして新春を祝い、辛島ダイキン空調東海社長の中締めで午後五時過ぎにお開きとなった。

酉年は明るい希望の持てる年
4月には事務所も移転拡充へ
中日本木工全木商中部合同新年名刺交歓会を開催

 中日本木工機械商工協同組合(理事長=木村秀夫氏、昭元産業社長)及び全日本木工機械商業組合中部支部(支部長=木村秀夫氏)による「平成17年合同新年名刺交歓会」が1月19日午後5時より、名古屋市千種区のルブラ王山において開催され、組合員ら31名が参加して木工業会並びに組合員企業の更なる発展を祈念した。
 定刻より村瀬中日本木工副理事長(ムラセ社長)の司会で進められ、福本中日本木工副理事長(フクモト社長)が「今年、我々の中部は非常に元気の良い年になりそうでございます。中部国際空港が2月の17日に開港致しますし、3月になりますと『愛・地球博』が開幕されます。気分的に非常に良いところ、先日工業会の新年会に出まして宮川会長さんから、昨年も良かったが今年は更に10%位良いのではないかとの言葉があり、私は非常に意を強く致しました」と開会の挨拶。
 引き続いて、木村理事長(全木商中部支部長も兼務)より年頭の挨拶があり、その中で「組合も皆様方のお力添えがありましてビルを取得し、40数年振りに移転を致します。あおなみ線荒子駅から数分と非常に立地の良い所でございます。4月1日より移転し業務を開始致します」と報告された。
 来賓を代表して宮川全国木工機械工業会会長(宮川工機社長)より祝辞があり、業界の動向について触れ「木工機械は上向き傾向にあり、今年は更に伸びるのではないかと予想されている。その中メーカーと致しましては、皆様方に喜ばれる機械の開発、販売をしていきたい」と語った。
 続いて、伊藤中部木工機械工業会専務理事が今年11月ポートメッセなごやで開催の「名古屋国際木工機械展」をPR、この後力強い発声で乾杯し新年の幕開けを祝った。
 和やかに歓談する中、島田中日本木工理事(シマダ機械社長)の万歳三唱、若原中日本木工理事(若原工機社長)の閉会のことばで盛況のうちにお開きとした。

2年連続最高売上を記録
自助努力で更なる発展を
超硬工具協会 新年賀詞交歓会開催

 超硬工具協会(理事長=徳永昭大氏、タンガロイ社長)は1月11日正午より、東京駅丸の内の銀行倶楽部において「平成17年新年賀詞交歓会」を開催、平成16年度超硬工具協会賞の表彰式も併せて行われた。年頭挨拶で徳永理事長は「明るく元気に、鳥のように高く強く飛ぶような一年にしたい」と抱負を語った。
 新年賀詞交歓会は、同会の御園一郎専務理事の開会の辞により開会。
 冒頭、徳永理事長が「活気に満ちた賀詞交歓会に皆様と参加できましたことは大変喜ばしいことです。業界活動も各委員会、地区懇談会は活発に行われております。超硬工具協会が成長を続けておりますのは、会員皆様が全員参加の意識を持ちましてご協力頂いているお陰と思います。さて、昨年度の業界のビッグニュースは、2年連続売り上げが最高を記録したということです。2つ目の話題は、会員各社の構造改革等、それぞれの会社で合併とか独立がございました。設備投資については、それぞれの会社が工場の新設あるいは増設をし、生産能力を高めるため設備投資を積極的に行っておられたというところが昨年のニュースかと感じております。近代になく業界が活性化をした年であったと言ってよいと思います。05五年の日本経済につきましては既にマスコミに取り上げられておりますが、減速傾向に入っていると言われております。しかしながら会員64社のうち、上期売り上げダウンになると予測しているのは3分の1の20社。残りの70%の会社は現状維持ないしは更に増えるという予想を立てている。好景気が続くということではなく、各社が自助努力で自分の会社の業績を上げていこうという意気込みの現れであると理解しております。私は正月に、福島の会津の『玄宰』というおいしいお酒を頂きました。この玄宰というのは、会津の田中玄宰(会津藩の重臣)という方の名前から取ったそうです。玄宰さんは34才の時に会津藩の家老になった。天明の大飢饉で非常に藩の財政が苦しくなった時、藩政の改革を行い財政を立ち直らせた。どのように立て直したかというと、今で言うところの新事業の開拓。農民、町民に酒、漆器、蝋燭を作るよう奨励し、経済を活性化させ藩の財政を立ち直らせた。現在でもこれらは会津の名産品として経済を支えている。我々も玄宰さんほどの先見性を発揮して新事業を立ち上げるということは難しいが、今進めている新しい製品・新しい技術の開発や海外を含む新市場の開拓といったものについて我々の意気込みをもっと出して取り組みたいと思います。本年度も明るく元気に、鳥のように高く強く飛ぶような一年にしたいと思っております」と挨拶。
 続いて、平成16年度超硬工具協会賞の表彰式が執り行われた。業界功労賞1名、技術功績賞13件、改善賞3件が発表され、受賞者を代表して業界功労賞の古川信雄氏より謝辞が述べられた。
 この後、竹内丹副理事長(日立ツール社長)の力強い発声で乾杯。
 祝宴に移り、あちらこちらで年始の挨拶が交わされる中、公務多忙により到着が遅れていた来賓の小宮義則経済産業省製造産業局産業機械課長が到着。同氏より「今年の景気は大丈夫と考えております。心配している方の論点は3つあります。1つはIT産業がコケるのではないか。2番目は中国がコケるのではないか。3番目は油の価格が高止まりするのではないか、ということです。私の見ますところ全部心配はないと思います。IT産業も今年後半には生産調整も終わるのではないかと考えます。中国は加熱になっていたものが巡航速度に戻しているということです。原油高は投機筋の問題で、中国が原油をいっぱい買うから値段が上がるに違いないということから値上がりをしていた。原油が上がるという話と中国がコケるというのは相反することで、同時に起こることはない。唯一つだけの不安はドル安の問題です。これも100円を割らなければ問題はない。今年の後半はプラス成長になると考えております。グローバル化については、日本の自動車、中小企業の設備投資が影響して昨年の工作機械の受注額が1兆2,300億円、今年は1兆1,500億円と予想されている。安い物を追い求めて海外へ生産が流れたが、ここ1、2年は安いが精度が落ちると国内にまた戻って来ている。もう一つは標準化。標準化は世界マーケットを取っていくにも必要なもの。我々も出来る限りご支援していきたいと思っております」と来賓祝辞が述べられた。
 午後1時30分過ぎに森清副理事長(富士精工会長)の中締めで盛況のうちにお開きとした。
 【平成16年度超硬工具協会賞受賞一覧】
 業界功労賞(1名)
 古川信雄氏(元理事長、元住友電気工業専務取締役、前アライドマテリアル取締役社長・会長)
 技術功績賞(応募功績13件)
◎直接炭化法による均粒微細Cr3C2粉末の製造法の確立(アライドマテリアル)
◎ファイナルドリルの開発(ダイジェット工業)
◎超深彫り用『エポックペンシルディープボール』の開発(日立ツール)
◎新しい粉末加圧成形法による複雑形状品の作製(共立合金製作所)
◎超微粒サーメット『TN6020』、『PV7020』の開発(京セラ)
◎大径ボールエンドミル『ラッシュミル・モンスター』の開発(三菱マテリアル)
◎液晶第七世代用高精度薄膜塗布用工具の開発(三菱マテリアル)
◎曲面超硬合金の開発(日本タングステン)
◎ソリッドCBN焼結体工具『BNS800』の開発(住友電工ハードメタル)
◎刃先交換式ドリル『SECマルチドリル』の開発(住友電工ハードメタル)
◎転削加工用高靱性サーメット材種『NS740』の開発(タンガロイ)
◎突切り・溝入れ用工具『My-Tシリーズ』の開発(タンガロイ)
◎高精度ボールエンドミル『ミラクルノヴァ』の開発(三菱マテリアル神戸ツールズ)
 作業・事務・生産技術等の改善賞(応募功績三件)
◎ワーク脱着ホルダの活用による設備の信頼性向上(富士精工)
◎ワーク反転ホルダによる工程短縮と電力消費の低減(富士精工)
◎異径部円筒加工の時間短縮と安全性の向上(三洋工具)

知恵を出し合い元気に乗り切る
名古屋金物業界新年合同名刺交換会

 愛知県金物商工協同組合(理事長=印藤栄一氏、印藤商店会長)、名古屋建築金物卸商組合(理事長=岡本忠史氏、岡新社長)、名古屋利器工匠具卸業組合(理事長=鬼頭宏治氏、丸政社長)の3組合による「名古屋金物業界新年合同名刺交換会」が1月12日正午より、名古屋市千種区池下町の愛知厚生年金会館において開催され、各組合の組合員及び賛助会員(メーカー)、来賓を含め約130名が出席して新年を祝った。
 司会を石原丸石産業専務が務め、鬼頭名古屋利器工匠具卸業組合理事長より3組合を代表して「明けましておめでとうございます。只今より名古屋金物業界新年合同名刺交換会を始めます。皆様には大変ご多用の中、ご来賓、メーカー各位には多数ご臨席賜り誠にありがとうございます。昨年を振り返ってみますと、輸出メーカーを中心に大変業績の好調が伝えられております。そして、原材料の大幅な値上げがございました。一部我々の商品にも値上げが実施されました。しかし販売の面では、低調に推移しております。この構造的な厳しい状況の中でお互いに知恵を出し合い、元気に乗り切ることを念願しております。この平成17年が充実した年でありますよう祈念致します」と開会の挨拶。続いて国歌が斉唱された。
 各理事長並びに代表による年頭の挨拶。
 来賓を代表して松原名古屋市長の祝辞を安井名古屋市市民経済局産業部産業経済課長が代読、メーカーを代表して福島コニシ社長より祝辞が述べられた。
 祝電の披露に続いて、印藤愛知県金物商工協同組合理事長の力強い発声で乾杯。
 祝宴に移り、午後2時前盛況のうちにお開きとなった。

2005年工作機械受注額昨年と同水準
1兆1千800億円と予測
ND社 FA業界新年賀詞交歓会

 ニュースダイジェスト社(社長=樋口八郎氏)主催による2005年FA業界新年賀詞交歓会が1月12日午後2時30分より、名古屋駅前のホテルキャッスルプラザにおいて開催され、業界関係者らおよそ650名が参加して盛大に行われた。
 2005年の業界展望として同社樋口社長より、工作機械は昨年より若干数字的には下がるが、昨年が高水準(1兆2,352億円)であったためで引き続き1兆円を超える数字(1兆1,800億円を予想)が期待されるとの見通しが述べられ、「今の拡大基調の明るい状況の中で、緩む事なく強い経営体質づくりのため邁進して行って頂きたい。今からの1、2年の舵取り一つで雌雄を決する時に入っていると思う。このチャンスを着実に生かして頂きたい」と締めくくられた。
 続いて、「NDマーケティング大賞」贈呈式が行われ、2004年NDマーケティング大賞には世界的な測定機器メーカーであるMARPOSS S.p.A(マーポス)が選ばれた。同社社長のステファノ・ポッサティ氏は受賞講演で「わが社の経営戦略」を語った。また、今年から新設された同大賞部門賞は、ホームページ部門では21世紀金型会が、論文部門では片山和也氏(船井総合研究所・コンサルタント)と篠田信氏(NSK販売・経営本部グループ長)がそれぞれ佳作を受賞した。
 新春トップインタビューとして、日本工作機械工業会(大西会長)、日本ロボット工業会(稲葉会長)、日本精密測定機器工業会(高辻会長)の見通しなどが述べられ、今後も各工業界とも高い水準で推移する見通しとされた。海外での生産については、現地での生産や日本国内での生産などに対する各工業界三者三様の取り組みが語られた。
 この後、会場を移して懇親パーティーが催され、出席者は終始賑やかに新年を祝った。

プレス材等の切削加工に
低炭素FY・SVブレーカ
三菱マテリアルツールズ1月20日より発売

 三菱マテリアルツールズ(本社=東京都墨田区横網一丁目6番1号、社長=高田修氏)では、三菱マテリアルが開発・製造する『低炭素FY・SVブレーカ』を販売する。
 自動車のトランスミッション、モーターカバー等に用いられるプレス材には低炭素鋼が選ばれ最近では、プレス加工で出来るだけ最終形状に近づけた二アネットシェイプ化が進んでいる。このような部品における切削加工では、素材が非常に軟らかく、取りしろも小さいため、切屑処理が最も困難。また生産現場では、、切屑が被削材や切削工具に絡みつき自動運転の妨げ、或いは切屑の噛みこみにより、工具刃先に欠損を生じる等のトラブルが頻発している。
 同社では、これらのトラブルを解決するために、低炭素鋼専用ブレーカとして仕上げ用にFVブレーカ、中仕上げ用にSYブレーカを開発。切屑処理に起因する問題を解消して、高生産性及びコストダウン促進を図る。
【製品特長】
@急峻で高い壁を有するブレーカにより、確実に切屑をコントロール。従来品より広い送り範囲で使用可能。低炭素鋼に特化させた設計により、鉄板材の様な軟らかい材料でも、安定したカール切屑が得られ、切屑絡みが起因するトラブルを解消した。
Aすくい角は、切れ味と刃先強度のバランスを取り、最適な角度に設定。切削抵抗が低く抑えられているため、低剛性の切削においてびびりを防止して良好な仕上げ面を得る事ができる。
B材種はPVDサーメット「VP25N」とCVDコーティング「UE6020」の2種を規格。ニーズに合せ幅広い対応が可能。「VP25N」はミラクルコーティングにより、刃先の溶着を防止し、光沢のある仕上げ面が得られる。靱性に優れた「UE6020」は、高い欠損性を発揮し、軽断続加工でも安定した切削が可能になる。
C品名/型番=FVブレーカ/九型番二材種一八アイテム、SVブレーカ/9型番2材種18アイテム
D発売開始時期=2005年1月20日
E販売目標=15,000万円/初年度
F標準価格=CNMG120408-FY VP25N/税込800円

小さな不安材料も見逃さない
17年新年宴会を開催
名機工同友会会員等30余名集う

 名機工同友会(会長=時津忠氏・新栄商會会長)の「平成17年新年宴会」が1月7日午後6時より、名古屋市中区錦の“東京第一ホテル錦”において開催され、正会員はじめ、来賓(商社・メーカー)ら30余名が出席して新春の門出を祝った。
 司会進行は、酉年生まれということで、正会員の吉野機械工具吉野社長が務め、開会の辞を述べて開会、冒頭挨拶に臨んだ時津会長は出席方のお礼を述べたあと、「昨年は猛暑、地震・大津波と天変地異に見舞われ、沢山の方が犠牲になりました。これらの方々にはお見舞いとお悔やみを申し上げます。今年の景気予想を占いますと、この地域はまだまだ期待が持てると思いますが、ほろ酔い気分、ぬるま湯につかった気持ちでやっていてはいけないと思います。一つ心配することは、秋から実施されるであろう中小企業に対する融資問題です。今までは、名古屋市、愛知県の保証協会が全額保証していた制度が見直されると、保証協会が8割保証、銀行が2割保証と言う図式になります。そうすると、2割のリスクを負うのがいやな銀行は融資を渋ることにならないかと懸念しております。皆様方におかれては、小さな不安材料も見逃さず、心を大きく持って2005年を明るい年にして頂きたいと思います」と、挨拶。
 引き続いて、椿井精工椿井社長の音頭で乾杯し祝宴に移り、正会員の年頭挨拶、来賓の祝辞などで、今年一年を占うなどして、互いに情報交換を行い、広島商事林氏の中締めで盛宴のうちにお開きとした。

他産業視察は三重県伊賀へ
愛機工青年部役員会開催

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=山下隆蔵氏、山下機械社長)青年部(部長=水谷隆彦氏、ミズタニ機販社長)では、1月18日午後6時30分に「役員会」を行った。
 当日は9名出席。審議された議題は次の通り。
▼第1号議題=他産業視察について
 他産業視察については、三重県伊賀“モクモク手づくりファーム”見学を行う予定。
 先日交流を行った、浜松機工組合青年部にも案内を発送する。
 現在施設に詳細を問い合わせ中で、三月十九日を第一候補としている。
▼第2号議題=忘年会報告、合同委員会について
 忘年会は12月3日に行われ、35名が出席した。
 合同委員会は3月25日を予定している。
▼第3号議題=講演会について
 熱田支部と共催で講演会を行う予定。
 2月25日に午後6時より、名古屋国際会議場にて「家系を科学する」を開催。講師には、日本家系研究会会長を務める与那嶺正勝先生。
▼第4号議題=ボウリング大会
 今年は金物商工との合同は中止。3月中旬以降で行う予定。
▼第5号議題=その他について
 現在組合で行われている、「戦力化事業」において青年部でも企画を考える構え。
 次回役員会は2月7日。

役員人事
ミツトヨ1月5日付

 ミツトヨ(本社=川崎市高津区坂戸1-20-1、社長=手塚和作氏)では1月5日付で役員人事を発表した。
【昇任】()内は兼務
■取締役=生田忠士氏
(Mitutoyo Asia Pacific Pte.Ltd.社長)
■取締役=棚田哲憲氏
(広島事業所副所長兼機器商品統括部長)

OKAYA335
ツアーに参加して@
旭工機株式会社
取締役会長 闇雲 明男

 華麗なるサンクトペテルブルクとバルト海の珠玉の街を訪ねて
2004年6月5日(土)から2004年6月12日(土)に参加して
 岡谷鋼機創業335年を記念してセールと旅行が企画され参加しました。
 前回、330企画に参加した後、間もなく社内集団検診によって偶然胃がんが発見されて手術をうけました。
 その後、2年半後に残胃に再発して手術。
 前回に65%を摘出、2回目は殆ど全摘の状態ですから健康を取り戻してからも一度に食べられる量が限定されるので1日5〜6回の食事を必要とするため遠出は控えていましたが今回の旅行コースは初めての国々であり、興味をもって参加することにしました。
 どの国の料理でも美味しく食べられる体質ですが今回は以上の理由でインスタントラーメンとお粥を準備しました。
 七二歳の体力を考慮してスーツケースは事前に空港へ送り、関西空港近くで前泊することにしました。
6月4日(金)
 津駅14時21分の近鉄特急に乗り込むと四日市からの五光商会の橋本ご夫妻と一緒になる。
6月5日(土)
 名古屋からの参加者は新幹線ひかり331号午前6時56分発、新大阪から、はるか9号を乗り継いで到着。総員30名。
 特別待合室で自己紹介の後、岡谷管栄会の会長をしている関係で今回の旅行団長に指名される。
 国際テロを警戒して出国手続きは厳重かと思ったがそれほどでもない。
 11時00分、ほぼ定刻にフインランド航空AY078は飛び立つ。
 所用時間、約10時間。
 決団挨拶のなかで話したように白子浜を出帆して遭難し、カムチャッカからペテルブルグに向かった大黒屋光太夫は2年半をかけている。
 又、今年は日露戦争開戦100年に当ります。
100年前の10月25日バルト海のリバウ軍港を出発して日本海海戦に参加したバルチック艦隊は翌年5月27日、対馬沖に到着しているから7カ月余費やしている。
 このように手軽に短時間で到達出来るとは私たち恵まれた時代に生まれたことに感謝しなければならない。
 機内は満席に近い。
 日本海を北上し、眼下の景色はタイガ地帯を越えてまだ白一色のツンドラ地帯を飛んでいることが判る。
 大黒屋光太夫はシベリアの南を旅したが我々の航空機は北ハズレを飛んでいる。
 途中、2回の機内食。
 北欧に近づくにつれ眼下の風景は流氷が見られるようになった。
 黒い水面が氷の割れ目から顔を出している。
 到着予定一時間前頃から高度がぐんぐん下がる。
 ヘルシンキ空港に近づくとフインランドの陸地が目に入る。
 感じとして山岳はまったく無く、湖が多く、入り江が陸地深くになって平べったい感じの国土である。
 後ほどガイドの説明によると国土の10%が湖沼。188,000湖。国土の25%は北極圏にある。68%が森林。
 森も多いが大きなモザイク模様に耕されている畑や牧草地には家畜の姿が見受けられないのは今まで見た欧米やオーストラリアと違うようだ。
 厳寒期の低温が家畜を屋内で飼育しなければならない所為だろうかと想像する。
 時差は6時間、時計を遅らせる。
 郊外の空港から市内に入る道路の両側を観測すると“森と湖の国フインランド”と形容されるがそれに岩を加えたい。
 高低さの少ない土地に岩がむき出している。
 表土がうすいから樹木の成長は遅いだろう。
 土木工事はこの岩盤を崩さなければならないので高いところを削って道路にした部分はダイナマイトを仕掛けたドリル穴の跡が見かけられる。
 現地時間、17時頃にホテルに入るスケジュールは体力的に助かるが夏至に近いので午後10時を過ぎても明るい。
 ホテルは中心街に近いラデイソンSASプラザ。
 夕食後、近くの公園を散策するが白夜を楽しむ若者でいっぱい。
 街中のオープンテラスも賑わっている。
 老若男女がアルコール類やソフトドリンクを楽しんでいるがビールが多いようだ。
 子供はすくない。
 繁華街の中心部にある公園はよく整備されていて日光浴を楽しんでいる人々でいっぱい。
 道路側のベンチに腰掛けている人、よく刈り込まれた生垣内の芝生に寝そべって談笑している人たちは楽しそうだ。
 しかし、この時間になると紙コップが散乱しているところもある。
 この辺りの公衆道徳はどうなっているのだろう。ホテルに近い中央駅も塵っぽい。
 国内はもとよりロシア、スエーデンにも運行されているようだが緊張感はない。
 混雑もしていない。
 行き先案内の放送がなく静かだ。
 音もなく列車は出て行く。構内のキヨスクは品物も豊富でスーパーが併設されていて買い物袋を無造作にぶら下げた人たちが行き交う。
 広場や公園には噴水が多い。
(つづく)

ユアサと共に頑張っていく
中部青年やまずみ会賀詞交歓会開催

 中部青年やまずみ会(会長=岸信夫氏、岸保産業常務)では、1月19日午後六時より“メルパルク名古屋(東区葵)”にて「賀詞交歓会」を行った。当日は約30名が出席。
 会の始めに岸会長が「昨年は設備投資、個人消費等が回復したが、災害多々起こり、深刻な問題を抱えてしまった。今年は2月にセントレア開港、3月に愛地球博と中部地区に於いては順調に推移すると考えられるが、昨年のこともあり不安材料は拭えない。こうした事から、ユアサ商事と共に頑張っていきたいと願う」と挨拶。
 続いてユアサ商事より、白石常務が挨拶に立ち「過去2年に亘り、経済が回復を見せてきたが、天災や中国・アメリカの経済不安により、踊り場に差し掛かっているのではないかと言われている。日頃からの危機管理が非常に重要だと思っている。足元の経済を見ると、中部地区は空港や万博、トヨタビルの再建といった大きなプロジェクトにより力強い。これを見ても、この地区は勝ち組地区であり、企業の収益力は着実に成長している。無駄を省いた筋肉質な構造により、まだまだ捨てた物じゃないと思う。日本全体の経済は、前半やや足踏み、秋口には回復すると考えている」と述べ、明興の倉橋社長により乾杯。
 その後は余興も交え、久しぶりの交流を楽しんでいた。

平成16年11月分環境装置受注
受注高490億2千600万円
前年同月比128・1%

 日本産業機械工業会では、平成16年11月分の環境装置受注状況を発表した。それによると、11月の受注高は490億2,600万円で、前月比83.1%、前年同月比128.1%。
各装置別
◎大気汚染防止装置/前月比は、石油石炭向け集塵装置、排煙脱硝装置、その他製造業向け関連機器、電力向け排煙脱硫装置、排煙脱硝装置、官公需向け排ガス処理装置の増加により、124.8%。
 前年同月比は石油石炭向け重・軽油脱硫装置の減少により、85.4%。
◎水質汚濁防止装置/前月比は、官公需向けし尿処理装置、汚泥処理装置の減少により、81.5%。
 前年同月比は、鉱業向け汚泥処理装置、官公需向けし尿処理装置、汚泥処理装置の増加により、117.2%。
◎ごみ処理装置/前月比は、官公需向け都市ごみ処理装置の減少により、79.9%。
 前年同月比は、その他非製造業向け事業系廃棄物処理装置の増加により、189.8%。
◎騒音振動防止装置/前月比七5.0%。
 前年同月比150.0%。
需要部門別
◎製造業/前月比は、石油石炭向け集塵装置、排煙脱硝装置、機械向け産業廃水処理装置、その他製造業向け都市ごみ処理装置、事業系廃棄物処理装置の増加により、113.0%。
 前年同月比は、食品向け産業廃水処理装置、石油石炭向け重・軽油脱硫装置の減少により、78.8%。
◎非製造業/前月比は、鉱業向け汚泥処理装置、その他非製造業向け事業系廃棄物処理装置の増加により、553.8%。
 前年同月比は、電力向け排煙脱硫装置、鉱業向け汚泥処理装置、その他非製造業向け事業系廃棄物処理装置の増加により、673.7%。
◎官公需/前月比は、し尿処理装置、汚泥処理装置、都市ごみ処理装置の減少により、68.1%。
 前年同月比は、排ガス処理装置、し尿処理装置、汚泥処理装置、都市ごみ処理装置の増加により、117.9%。
◎外需/前月比は、排煙脱硫装置、下水汚水処理装置、事業系廃棄物処理装置の減少により、34.8%。
 前年同月比は、集塵装置、大気汚染防止装置関連機器、産業廃水処理装置、し尿処理装置、水質汚濁防止装置関連機器、都市ごみ処理装置の減少により、43.8%。
 なお、外需は月により変動が大きい。

平成16年11月度
金属工作機械受注状況
26ヵ月連続で前年上回る

 中部経済産業局では12月27日に、平成16年11月度管内金属工作機械メーカー主要9社の受注状況を発表した。
 総受注高は、43,971百万円で、前年同月比54.1%増と26カ月連続で前年を上回った。また前月比3.3%増となった。
 国内受注は、自動車工業向けが11,478百万円と7カ月連続で前年を上回った他、一般機械工業向けも7,653百万円と26カ月連続で、前年を上回ったことから、全体でも前年同月比42.4%増と9カ月連続で前年を上回った。また前月比は3.6%減。
 海外受注は、北米向けが8カ月連続で前年を上回った他、ヨーロッパ向けも12カ月連続で、アジア向けも10カ月連続でそれぞれ前年を上回ったことから、全体でも前年同月比68.5%増と27カ月連続で前年を上回った。また、前月比11.6%増となった。
 国別に見ると、1位のアメリカが8,144百万円(前年同月比85.2%増)、以下カナダ2,253百万円(同756.7%)、中国1,823百万円(同48.1%増)、ドイツ1,671百万円(同33.4%増)、イギリス860百万円(同71.0%)の順となった。
 販売額は29,233百万円、前年同月比30.7%増と20カ月連続で前年を上回った。また前月比は10.5%増となった。
 受注残高は185,058百万円、前年同月比56.7%増と11カ月連続で前年を上回った。また前月比は6.8%増となった。

機構改革・執行役員委嘱業務
キッツ 人事異動を発令

 キッツ(本社=千葉市美浜区中瀬1-10-1、社長=小林公雄氏)では2月1日付で、機構改革・執行役員委嘱業務変更・人事異動を発令した。
【機構改革】
@バルブ事業部に中国事業統括部を新設する。
Aバルブ事業部事業統括部に事業企画部を新設する。
Bバルブ事業部国内営業本部マーケティング部を同事業部事業統括部管轄とする。
Cバルブ事業部開発技術部を廃止し、業務を同事業部事業統括部マーケティング部に移管する。
Dバルブ事業部海外営業本部に国際プロジェクト営業部を新設する。
E役員直轄にてIT統括センターを新設する。情報システム部をITセンター統括管轄とする。IT統括センターにSCM推進部を新設する。バルブ事業部SCMプロジェクトチームを廃止し、業務をSCM推進部に移管する。
【執行役員委嘱業務】
()内は前職を示す
■常務執行役員 経営企画部、法務知的財産部、経理部及びIT統括センター担当=`島純一氏(常務執行役員 経営企画部、法務知的財産部、情報システム部及び経理部担当)
■常務執行役員 バルブ事業部長=松尾秀孝氏(常務執行役員 バルブ事業部長兼同事業部事業統括部長兼同事業部国内営業本部長兼同事業部材料研究部長)
■執行役員 海外営業担当=我妻孝文氏(執行役員 バルブ事業部 海外営業本部長)
■執行役員 バルブ事業部中国事業統括部長、台湾北澤分有限公司 薫事長兼総経理、北澤精密機械(昆山)有限公司 薫事長及び上海開滋国際貿易有限公司 薫事長兼総経理=内藤和広氏(執行役員 台湾北澤股分有限公司 薫事長兼総経理、北澤精密機械(昆山)有限公司 薫事長)
【人事異動】
( )内は前職を示す
■バルブ事業部 海外営業本部長 兼同事業部中国事業副統括部長=藤原博文氏(上海開滋国際貿易有限公司 出向)
■IT統括センター長=跡部芳博氏(バルブ事業部SCMプロジェクトチームリーダー)
■バルブ事業部 国内営業本部長=栗原等氏(バルブ事業部 国内営業本部東京支社長)
■バルブ事業部 海外営業本部 事業推進部長 兼国際プロジェクト営業部長=有松清高氏(バルブ事業部国内営業本部大阪支社長)
■バルブ事業部 同事業部事業統括部長=大滝光夫氏(バルブ事業部 国内営業本部営業企画部長)
■バルブ事業部 海外営業本部付〈主査〉=松原弘仁氏(バルブ事業部 海外営業本部 事業推進部長兼同部企画統括グループ長)
■バルブ事業部 事業統括部 マーケティング部付〈主席技師〉=永野務氏(バルブ事業部 開発技術部長)
■バルブ事業部 材料研究部長=西馗夫氏(バルブ事業部 材料研究部付)
■バルブ事業部 国内営業本部 営業企画部長=大前嘉夫氏(バルブ事業部 国内営業本部 営業企画部企画グループ長)
■バルブ事業部 国内営業本部 大阪支社長=黒岩隆一氏(バルブ事業部 国内営業本部 マーケティング部長)
■バルブ事業部 国内営業本部 東京支社長=笠原昇一氏(バルブ事業部 国内営業本部 北関東営業所長)
■バルブ事業部 事業統括部 事業企画部長=増尾宏之氏(バルブ事業部 国内営業本部 マーケティング部マーケティンググループ長)
■バルブ事業部 事業統括部 マーケティング部長=福光正憲氏(バルブ事業部 国内営業本部 マーケティング部 営業推進グループ長)
■IT統括センター SCM推進部長=山本巌氏(バルブ事業部 国内営業本部SFAグループ長)

佐藤賢太郎氏
佐藤工業会長

 佐藤工業(社長=佐藤之信氏、本社=愛知県海部郡甚目寺町上萱津)会長の佐藤賢太郎氏が1月18日永眠された。
 喪主を佐藤之信社長が務め、通夜式は十九日午後七時より、葬儀・告別式は20日午前11時より、同社の社葬をもって名古屋市中村区名駅南のセレモニーホール名古屋貴賓館でしめやかに執り行われた。各地より関係者が多数参列し、故人の冥福を祈った。

辻 和子さん
辻精機社長内儀

 辻精機(社長=辻桝男氏、本社=愛知県西春日井郡西春町沖村)の社長御内儀、和子さんが昨年12月28日に逝去された。
 通夜式は十二月二十八日午後七時より、告別式は二十九日正午より共に名古屋市中村区の太閤通愛昇殿にて執り行われた。
 告別式は、喪主を桝男社長が務めてしめやかに行われ、年末休暇に入っている中にも関わらず、業界関係者らが各地より多数駆けつけ故人の冥福を祈った。

清水美恵子さん
常盤産業社長母堂

 常盤産業(社長=清水英敦氏、本社=名古屋市中区富士見町)会長の清水高氏御内儀、美恵子さんは病気療養中のところ薬石効果なく1月8日に逝去された。享年72歳。
 通夜式は1月9日午後6時より、告別式は10日正午より共に高徳院斎場「六波羅蜜堂」(愛知県豊明市栄町南舘)において執り行われた。
 告別式は、喪主を長男の英敦社長が務めてしめやかに行われ、休日にも関わらず、業界関係者らが各地より多数駆けつけ故人の冥福を祈った。

平成16年11月分産業機械輸出契約
輸出契約高161・2%
前年同月比1,206億1,700万円

 日本産業機械工業会では、平成16年11月分の産業機械輸出契約状況を発表した。11月の輸出契約高は、1,206億1,700万円で、前月比215.5%、前年同月比161.2%となった。
 本月のプラントは6件、115億2,900万円で、前年同月比267.6%となった(前月比は、前月に案件が無かったため比率を計上できず)。
 単体は1,090億8,800万円で、前月比194.9%、前年同月比154.7%となった。
 地域別構成比は、アジア州51.5%、北アメリカ州23.4%、ヨーロッパ州15.3%、中東州4.8%、ロシア・東欧州2.0%となっている。

受注高3千523億3千100万円
前年同月比131・7%
産業機械受注 平成16年11月分

 日本産業機械工業会では、平成16年11月分の産業機械受注状況を発表した。11月の受注高は、3,523億3,100万円で、前月比122.8%、前年同月比131.7%となった。
 内需は2,271億1,200万円で、前月比101.2%、前年同月比120.8%となった。内需の前月比で増加した機種は、鉱山機械(131.9%)、化学機械(108.9%)、ポンプ(107.9%)、圧縮機(111.5%)、運搬機械(126.5%)、金属加工機械(102.4%)、その他機械(168.5%)が増加した。
 外需は、1,252億1,900万円で、前月比200.8%、前年同月比157.5%となった。本月のプラントは6件、115億2,900万円で、前年同月比267.6%となった。(前月比は、前月に案件が無かったため比率を計上できず)。外需の前月比で増加した機種は、ボイラ・原動機(459.6%)、鉱山機械(5,720.0%)、化学機械(162.4%)、冷凍機械(156.9%)、タンク(581.8%)、プラスチック加工機械(103.2%)、圧縮機(124.0%)、運搬機械(214.0%)、その他機械(134.9)であり、前年同月比では、ボイラ・原動機(224.9%)、鉱山機械(3,925.5%)、化学機械(353.6%)、冷凍機械(152.6%)、タンク(1,280.0%)、運搬機械(106.4%)、変速機(115.4%)、その他機械(226.7%)が増加した。
各機種の動向と需要部門
◆ボイラ・原動機/前月比は、外需の増加により132.9%。
 前年同月比は、造船、電力、外需の増加により167.1%となった。
◆化学機械(冷凍機械を含む)/前月比は化学、電気機械、鉱業、その他非製造業、外需の増加により124.2%。
 前年同月比は化学、鉱業、その他非製造業、官公需、外需の増加により126.9%となった。
◆タンク/前月比は、化学の増加により101.9%。
 前年同月比は、化学、石油・石炭製品、外需の増加により329.8%。
◆プラスチック加工機械/前月比は、化学、ゴム・皮革、外需の増加により102.5%。
 前年同月比は、外需の減少により80.5%となった。
◆ポンプ/前月比は、建設、卸・小売、その他非製造業、官公需、代理店の増加により105.0%。
 前年同月比は建設、官公需、代理店の増加により115.1%となった。
◆圧縮機/前月比は化学、一般機械、鉱業、建設、外需、代理店の増加により115.5%。
 前年同月比は化学、一般機械、代理店の増加により120.8%となった。
◆送風機/前月比は、化学、電力、官公需、外需の増加により166.8%。
 前年同月比は、官公需、外需の減少により68.9%となった。
◆運搬機械/前月比は、その他製造業、運輸、官公需、外需の増加により166.8%。
 前年同月比は、電気機械、自動車、その他製造業、運輸、外需の増加により117.0%となった。
◆金属加工機械/前月比は、鉄鋼の増加により137.8%。
 前年同月比は外需の減少により、67.0%。

40年以上のマジック経験を生かし
ギミックづくり加納勝年氏加納製作所社長

 加納勝年氏(加納製作所社長、本社工場=愛知県西春日井郡豊山町豊場字志水23)は、趣味としてマジックを始め40数年。現在ではアマチュアの域を超えてプロ級の腕前に。各地でボランティアとしてマジックを披露している。
 またモノづくりを本業とする加納氏は、そのノウハウと技術を生かした「ギミック(手品の仕掛け)」の設計・製作も行う。例えば傘が飛び出すマジックでは、通常傘は1本ずつ仕掛けられているが、それを更にコンパクトにまとめて一つの仕掛けに2本、3本を収め一度に開くようにし、華やかさをプラスした。
 最近はマジックブームでもあり、同氏は更に新しいアイデアを具現化する為に日夜研究に勤しんでいる。
 問い合わせは、同社TEL0568-28-2781まで。

鋳鋼・鍛鋼生産速報
日本鋳鍛鋼会 平成16年11月分

 日本鋳鍛鋼会では、1月12日に平成16年11月分の鋳鋼(全国78工場)、鍛鋼(同20工場)生産速報を発表した。
 それによると鋳鋼の生産量は22,691トン、前月比2.6%増(569トン増)、前年同月比では11.1%増(2,265トン増)。
 鍛鋼は生産量が56,132トン、前月比1.7%増(928トン増)、前年同月比では12.0%増(6,018トン増)となった。
 下期に入っての生産基調は、9月に15カ月ぶり前年同月比マイナスとなったが、船舶・建設機械・発電用機器等が上期からの好調を継続し、2カ月連続で2万トン台を記録するなど受注状況は衰えを見せていない。
 鍛鋼は自動車・船舶・発電用機器等を中心に主要需要機種のほとんどが生産量的には安定しており、ここしばらくは現在の生産レベルで推移するものと思われる。
 しかし、鋳鋼、鍛鋼とも増加機種に携わってフル操業下にあるメーカーでも、残業・休日出勤等の固定費の増加、原材料・副資材価格の高騰等コストアップに直面しているのが実情。このためメーカーでは、第二次・三次の値戻し、値上げ活動に努力しているところである。

スパイラックス・サーコ
名古屋営業所を移転

 スパイラックス・サーコ名古屋営業所(所長=大倉啓良氏)では、2月7日より新営業所にて業務を開始する。
 新営業所では簡易セミナーをはじめとする、顧客へのサービス充実を図る構え。
【移転先】
名古屋市中村区太閤通八丁目九番地
TEL052-481-1290、FAX052-481-1299

平成17年2月13日2193号
日本機械工業連合会 機械工業景気動向調査
 日本機械工業連合会では、平成16年11月に機械工業景気動向調査を行なった。同調査は業種別主要企業181社を対象にアンケート方式で四半期ごとに実施している。今回は平成16年7〜9月期実績、10〜12月期、平成17年1〜3月期見通しについて調査した。@平成16年度下期の売上額は、前年同期比2.7%増の見通し。この内、下期の輸出売上額は前年同期比6.4%増の見通し。A平成十六年度下期の受注額は前年同期比3.1%増の見通し。この内、下期の輸出受注額は前年同期比2.2%増の見直し。B平成16年度設備投資計画額は、前年度比18.5%増の見通し。C所定外労働時間は平成14年7月から27ヶ月連続前年水準を上回っている。D平成16年度下期の営業利益で「増加」を見通す企業の比率は63.7%。総括すると、懸念材料として円高やGDPの実質経済成長率等の動向を注視していく必要があるが、本調査時点で展望する限り、今後機械工業の景気は少なくとも今年度中に「景気の山」を迎えて減速するという事はなく、推移していく模様。
売上 平成16年度下期
前年同期比2.7%増加見通す
 平成16年7〜9月期の売上額実績は、17兆6,964億円。前期比2.7%減、前年同期比3.9%増(34半期連続プラス)。
 業種別では、一般機械1.2%減、電気機械5.0%減、輸送機械1.4%減、精密機械8.0%減。
 今後の見通しでは、10〜12月期は前期比1.3%増、前年同期比3.2%増、平成17年1〜3月期は前期比2.8%減、前年同期比2.3%増。この結果、平成16年度下期の売上額は、前期比1.5%減、前年同期比2.7%。
 平成十六年下期を業種別に見ると、前期比では一般機械6.2%減、電気機械0.4%増、輸送機械2.1%減、精密機械31.9%増の見通し。また前年同期比では一般機械2.4%増、電気機械1.3%増、精密機械39.1%増。
 輸出売上額についてみると、平成16年7〜9月期実績は7兆2,744億円、前期比で0.5%増、前年同期比では7.6%増(44半期連続プラス)。
 今後の見通しについては、10〜12月期は前期比1.1%増、前年同期比5.2%増、平成17年1〜3月期は前期比7.0%増、前年同期比7.5%増に。この結果、平成16年度下期の輸出売上額は前期比では4.9%増、前年同期比では6.4%増となる見通し。
受注 平成16年度下期
前年同期比3.1%増加見通す
 7〜9月期の受注額実績は6兆6,772億円。前期比で5.3%減少(24半期ぶりマイナス)、前年同期比で0.2%減少(54半期連続マイナス)した。
 業種別に見ると前期比では、一般機械5.9%減、電気機械5.9%減、輸送機械3.9%増、精密機械18.3%減。また前年同期比では一般機械3.3%増、電気機械3.4%減、輸送機械7.6%増、精密機械9.3%増。
 今後の見通しでは、10〜12月期の前期比7.8%増、前年同期比3.0%増。また平成17年1〜3月期は5.1%減、前年同期比3.2%増の見通し。この結果、平成16年度下期の受注額は前期比2.2%増、前年同期比3.1%増となる。下期を業種別にみると、前期比では一般機械1.6%増、電気機械5.7%増、輸送機械21.2%減、精密機械3.8%増の見通し。また前年同期比では一般機械6.6%増、電気機械2.2%増、輸送機械8.9%減、精密機械4.2%増の見通し。
 また輸出受注額について見ると、7〜9月期実績は1兆9,002億円、前期比9.9%増、前年同期比4.3%減。
 今後の見通しでは、10〜12月期は前期比4.9%減、前年同期比4.6%減。平成17年1〜3月期は前期比で22.5%増、前年同期比では8.6%増を見通している。この結果、平成16年度下期の輸出受注額は前期比で10.7%増、前年同期比で2.2%増の見通し。
設備投資能力増強依然高い
18・5%増加見通す
 平成16年度の設備投資計画額は2兆8,544億円で、前年度比18.5%増の見通し。
 業種別では一般機械27.2%増、電気機械21.2%増、輸送機械12.7%増、精密機械4.8%減となる見通し。
 投資動機別構成比を平成16年度について見ると「能力増強」が全体の48.4%と最も比率が高く、以下「合理化・省力化」が13.4%、「更新・維持・補修」が12.2%、福利厚生を中心とした「その他」が11.7%、「研究開発」が11.5%、「環境・安全対策」が1.6%、「省エネ」が1.2%の順となっている。
 これを前年度と比べると、「能力増強」、「省エネ」、「研究開発」の占める割合が上昇している一方、「更新・維持・補修」、「環境・安全対策」、「その他」の占める割合は下がっている。「合理化・省力化」の比率は横ばいである。
営業利益増加見通す企業
63・1%全体構成比
 平成16年度の営業利益は前年同期に比べて、「増加」を見通している企業の構成比が63.1%、「横ばい」が22.3%、「減少」が14.6%となっている。また平成16年度上期の営業利益見通しは前年同期に比べて、「増加」を見通している企業の構成比が57.3%、「横ばい」が13.6%、「減少」が29.1%。下期は前年同期に比べて「増加」を見通す企業構成比が63.7%、「横ばい」が19.6%、「減少」が16.7%となっている。
 この結果、上期と下期を比較すると、下期では「増加」を見通す企業比率が6.4ポイント上昇、「横ばい」を見通している企業比率が6.0ポイント上昇する一方、「減少」が12.4ポイント低下する見通しである。

平成16年度経済産業大臣賞に
日立インダストリイズ
機械振興協会「新機械振興賞

 機械振興協会(会長=豊田章一郎氏)は、平成16年度の「新機械振興賞」の受賞者を決定した。今年度は60件の応募の中から、経済産業大臣賞1件、中小企業庁長官賞1件、機械振興協会会長賞8件が授与された。
 平成16年度進機械振興賞受賞者は次の通り。( )内は推薦団体を示す。
【経済産業大臣賞】
◎「液晶真空充填組立てシステムの開発」
 日立インダストリイズ(日本半導体製造装置協会)
 液晶パネル製造ラインの生産性を大幅に改善する同システムを他社に先駆けて開発。このシステムは、液晶をガラス基板上に滴下し、真空中で相手ガラス基板と位置合わせを行って張り合わせる画期的なもの。従来プロセスで長時間を要していた液晶注入作業を廃し、短時間での張り合わせを実現した。また同システムは第五世代のガラス基盤を対象とした液晶パネルの大型量産ラインに納入し、既に稼動中である。
【中小企業庁長官賞】1件
◎「油圧配管継手の製造方法における技術革新」
トキワ精機(大田区産業振興協会)
【機械振興協会会長賞】八件
◎「高速電動機直結型高効率、増風量スクリュ圧縮機の開発」
神戸製鋼所(日本機械工業連合会)
◎「限界冷却速度によるオンライン加速冷却設備」
JFEスチール(日本鉄鋼協会)
◎「粉粒体空気輸送配管中に設置する篩い装置」
ツカサ工業(日本粉体工業技術協会)
◎「可変気筒機構ロータリコンプレッサの開発」
東芝キャリア(日本電気工業会)
◎「ディーゼルPM、NOx同時低触媒システム」
トヨタ自動車(日本自動車工業会)
◎「大型トラック用アクスルハウジングのFCD化」日野自動車・福島製鋼(日本自動車工業会)
◎「転がり摩擦駆動車イス電動ユニットの開発」
ミクニ・マキノ工業(日本福祉用具・生活支援用具協会)
◎「半導体製造用低加速電子ビーム近接転写装置」
 リープル(日本半導体製造装置協会)

昨年は緩やかな回復基調
今年ポスト万博にも期待
愛知県管工機材商協組新年賀詞交歓会に281名

 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=石原コ和氏、原芳商会会長)は1月21日午後6時より、JR名古屋駅の名古屋マリオットアソシアホテルにおいて「平成17年新年賀詞交歓会」を開催、来賓並びに組合員・賛助会員ら281名が参加して新年の幕開けを祝った。
 新年賀詞交歓会は幹事長を務める植田慎一郎理事(ウエダ代表社員)の司会で進められ、幹事団の紹介に続き、開会の辞を川島健一副理事長(川島商事社長)が「皆様新年明けましておめでとうございます。只今より平成17年愛知県管工機材商業協同組合新年賀詞交歓会を開催致します。本日は大変お忙しい中、松原名古屋市長はじめご来賓の皆様、賛助会員の皆様、組合員の皆様、合わせまして総勢281名と大変にぎやかな会にして頂きました。昨年は260名と聞いております。昨年と同じ場所ですが、少し広めに会場を取って頂きました。これも皆様方のお陰と感謝申し上げます。本年も私共組合の活動にご理解頂き、ご指導ご支援を賜りますようお願い申し上げます」と述べて開会。
 石原理事長より「皆様明けましておめでとうございます。ご来賓の皆様、賛助会員のメーカーの皆様、そして組合員の皆様には大変ご多用中にも関わりませずお越しくださいまして本当に有り難うございます。特に松原名古屋市長には大変公務ご多忙の中をご出席くださいまして有り難うございます。松原市長には後程ご挨拶を頂くことになっております。大変楽しみにしております。さて、昨年の秋には第25回管工機材展を吹上ホールで催させて頂きましたけれども、名古屋市上下水道局様や今回お集まりの多数のメーカー様、そして全組合員の協力で大変ご好評を頂きましたことを嬉しく思いますと共に、心より感謝申し上げます。『地球にやさしく本モノづくり』と銘打ちまして伊藤実行委員長(イトウ社長)のもと、若い実行委員の方々の新しい発想で今までとはひと味もふた味も違う、楽しく有意義な展示会ができました。次回は更にパワーアップして賛助会員メーカー様たちに喜んで頂けるよう、特に集客の面でもっと来て頂けるように頑張っていきたいと思います。昨年は年の漢字が『災』というようにあまり良くない年で、天変地異と申しますか、国内では集中豪雨や台風、そして地震と相次ぎ、国外でもテロや戦争、そして最後は12月26日のインド洋の大津波がございました。20万人を超える犠牲者を出すという史上空前の大災害でした。その様な中にあって、私たちの愛知県はそれほど大きな災害も無く、モノづくりの県としてトヨタ自動車を筆頭に、順調に景気のほうも緩やかですが回復基調を推移してきました。特に松原市長も大変力を入れて来られました『愛・地球博』、また『セントレア(中部国際空港)』等の大型プロジェクトがあったことが、他県よりも恵まれていたと思います。その万博も今年3月25日に開幕、セントレアは後一カ月もありません、2月17日の開港となっております。国内外から多数のお客様がお見えになることと思います。今年は日本で、いや世界中で最も注目を集めるのがこの私たちの愛知県ではないかと思います。このように、今年の愛知県は明るく素晴らしい年になる事を願っておりますが、一方で万博開催中は名古屋市、瀬戸市、豊田市と多くの公共工事が中断されると聞いております。本日は名古屋市長がお見えになっておられますので、ポスト万博と申しますか、万博が終わる9月までは私たちも我慢致しますが、10月からはどんな公共工事が隠されておりますかお話をして頂ければと思います。最後になりましたが、本日ここにお集まりの皆様が今年一年素晴らしい年になりますように祈念申し上げまして、簡単ではございますがご挨拶に代えさせて頂きます」と年頭の挨拶。
 来賓を代表して松原名古屋市長より祝辞があり、日頃の市政への理解と協力に対する感謝と「ポスト万博」について語られた。
 成田幸隆幹事(大成工機商会)より来賓紹介が行われ、続いて司会者より新組合員6社と譲渡加入組合員1社、新賛助会員6社が紹介された。昨年12月末で退職された相羽さんに代わって事務局長に就任した阪尾知治氏の紹介も併せて行われた。
 橋本政雄全国管工機材商業連合会会長の力強い発声で乾杯。
 祝宴に移り和やかに歓談する中、愛知県管工事業協同組合連合会会長で名古屋市指定水道工事店協同組合理事長の森本俊一氏より中締めが行われ、伊藤辰之副理事長(イトウ社長)の閉会の言葉で盛況のうちにお開きとした。

明日に羽ばたく共存企業体へ
中部カツヤマのれん会合同新春懇談会

 中部カツヤマ会(会長=中川啓二朗氏、ナカガワ会長)、のれん会合同による「新春懇談会」が1月25日午後6時より、名古屋市中区金山“ホテルグランコート名古屋”にて行われた。
 会の初めに中川会長が「昨年は、天災続きで何もやれなかった。今年は、是非とも何か行動していきたい。カツヤマやメーカーを含めて三位一体となり頑張っていこうと思う」と挨拶。
 続いて木村カツヤマ社長が壇上に立ち、「04年度の売上は216億円で、経常利益が9億5,000万円とまずまずの数字が出せた。05年度ものれん会、カツヤマ会あってのカツヤマであり、4つのスローガンを掲げて頑張っていくつもりである。その4つのスローガンとは、お客様第一、人材育成、集中と選択、お客様と共に復活である。また、5%アップを目標として明日に羽ばたく、共存企業体を目指していく考えである」と述べた。
 乾杯の挨拶は新栄商會の時津会長が行い、「カツヤマさんの昨年と今年の違いはバッジ。そのデザインからしても、グローバルカンパニーになったカツヤマさんが一層の結束力を固め、ますます発展し躍進すると思われる」と述べて開宴。
 途中、カツヤマ中部エリア営業マンの自己紹介も交えて、賑やかなまま会を終了した。

納期遅れ解消へ設備増強
三位一体で発展目指す
東海イゲタロイ会新年会に100名参加し盛大に

 東海イゲタロイ会(会長=田中知之氏・ミユキ商會社長、イゲタロイ製品を販売する商社と住友電工ハードメタルの集い)は1月24日午後6時より、「2005年度新年会」をJR名古屋駅の名古屋マリオットアソシアホテルにおいて開催、会員らおよそ100名が参加して新春を祝った。
 新年会は大竹住友電工ハードメタル浜松営業所長の司会で進められ、冒頭、田中会長が「明けましておめでとうございます。大変お忙しい中、この東海イゲタロイ会の新年会にご出席を頂き誠に有り難うございます。皆様方もご存知のように、昨年はテロの問題、新潟の中越地震、スマトラの地震とそれに伴います大津波、そしてさらに悲惨なのが誘拐事件で誘拐したら直ぐに殺してしまうというような大変な出来事が、昨年は多かったと思います。是非とも今年は、明るい話題が満載になればいいと思っております。商売上の状況を考えてみても、昨年は鋼材の値上がりがありました。今年の1月にお客様の所へお伺いしましたら、やはり鋼材の値上がりが昨年は3回、4回と繰り返して、順番に上がってきた。特殊鋼関係は約36%位の値上げが要求された。ある程度は妥協せざるを得ない状況というお話を聞いて参りました。その様な状況の中、皆様方もハイスの材料関係、特に切削関係では各メーカーからの値上げの通知がそろそろ来ているところもございます。全般的にはもう少し後になると聞いております。値上げをされても、ユーザーサイドのコストというのは上がらない。我々の販売が一番苦しいということになります。皆様方と協力して東海イゲタロイ会を益々発展させていかなければならないと感じております。この東海イゲタロイ会も年々大きくなって参りました。これもやはり皆様のご協力とご理解の賜物だと深く感謝しております。是非とも皆様方のお力をお借りして、更に飛躍できるよう頑張って参りたいと存じます。よろしくお願い致します」と年頭の挨拶。
 続いて、鴻野住友電工ハードメタル社長より「皆様、明けましておめでとうございます。旧年中はイゲタロイ製品の拡販にご協力頂き誠に有り難うございました。本年も宜しくお願い申し上げたいと思います。1月も20日過ぎになった訳でございますが、皆様色々な賀詞交歓会などでお聞きになっているかと存じます、今年の景気の見通しはどうかということでございますが、円高の問題、鋼材の値上がり並びに調達難の問題、超硬の方のタングステンの値上がりという懸念材料がいくつかありますが、特にこの中部地区に関しましては、お客様にお聞きしましても、或いは工作機械メーカーさんにお聞きしましても、基調は強含みであるという声でございます。工作機械も昨年の受注が1兆2千数百億、今年05年が若干マイナスだが06年はまた少し増えるという予想だということですが、レベルが非常に高いところで推移するのではないかということです。お客様も、特にトヨタグループさんを中心に増産計画を組んでおられるということで、中部地区は今年も非常に元気で強含みということで行くと思っております。私共もお蔭さまで非常に顕著な業績を今年も挙げられるのではないかと思います。その一方、なかなか生産が追いつかずに皆様に納期の面でいくつかのご迷惑をおかけ致しております。最近では新聞にも発表致しましたが、主力のスローアウェイチップを北海道で生産しておりますが、増産投資をするということで増築致しまして、能力で月間400万個程度、年間5,000万個レベルまで持って行く計画です。建物はすでに12月に完成しておりまして、今設備を入れているところでございます。マルチドリル、或いはエンドミル、その他でも増産投資をしております。CBNにつきましても、一部中国で月間2万個程度作るということを昨年来行っており、品質を確認後国内に持って帰ってきている。CBNも間に合っていない状況ですが、徐々に追いついてくると思いますので是非宜しくお願い致します。日本を巡る状況は色々ございますが、ここ1年ないし2年の動きは、製造業全体が非常に元気になってきました。日本回帰と言いますか、一時的に海外で生産するということが相当ありましたが、やはり品質を維持して高品質な物を作るとなると海外では色々問題があるということ。或いは、単に設備を持ってきて動かせば作れるというような物はそうなのかも知れませんが、ひと工夫もふた工夫も加えて競争力の高い製品を作るということは、やはり日本でなければいけないという動きが色々なところで出てきております。その様な意味で、我々の工具の業界も日本のお客様の競争力を上げるという点で、メーカーと皆様方が一緒にお客様の競争力向上のために力を尽くすという点で、まだまだ我々が果たす役割が沢山あるのではないかと考えております。勿論我々メーカーも努力して参りますが、この東海イゲタロイ会を通じましてお客様の競争力向上、満足度を上げて頂くということで今度とも頑張っていきたいと思いますので、是非本年も宜しくお願いしたいと思います」と挨拶した。
 伊藤東海イゲタロイ会副会長(伊藤信産業社長)の力強い発声で乾杯し、祝宴に移った。
 あちらこちらで年始の挨拶が交わされる中、鴻野社長も精力的に会場を廻って歓談。途中、恒例となった豪華賞品が当たる福引きで大いに盛り上がり、午後8時前に小浦こうら社長の「忙しい中ではありますが、このような時こそ新しい発展を考えなければなりません。今がビジネスチャンス。イゲタロイさんのバックアップを頂いて、この業況を更に良いものにしていきたいと思います」との閉会の言葉に続いて三本締めで盛況のうちにお開きとなった。

「見利思義」を大切に
新年賀詞交歓会開催
岐阜県管工機材商組合会員等140余名集う

 岐阜県管工機材商組合(理事長=山田康博氏・山彦社長)では、1月27日午後6時より岐阜市長良川畔の“岐阜グランドホテル”において、「平成17年新年賀詞交歓会」を開催し、正会員はじめ賛助会員等140余名が出席して、乙酉年の新春を祝った。
 賀詞交歓会は、広瀬理事(瓶由社長)の司会進行、山田理事(関建材社長)の開会の辞で開会。
 冒頭挨拶に立った山田理事長は主席方のお礼を述べたあと、「昨年は、メーカー、商社さんの年だったと思います。ニコニコ顔で3月決算を待つだけだと思います。それに対して私共の機材商は、その数字を渋い顔をして見なければなりません。東海地方は大変景気がよいと言われていますが、岐阜だけは外してほしいと思います。見利思義(利を見ては義を思う)という言葉があります。利益を追求する時には義を踏み外してはいけないと言うことです。今年は何とか皆さん方の仲間入りが出来るように頑張ってまいりたいと思います」と挨拶。
 引き続いて、来賓の紹介のあと、岐阜県管設備工業協同組合戸島理事長、賛助会員代表前澤化成工業中部支店難波支店長の順で祝辞を頂戴した。
 戸島理事長は、「人間は生きている内が花です。生きている内はしっかり頑張って、健康で長生きしようと思っております」と述べる一方、難波支店長は、「お客さんの声に耳を傾けて、そして、それを形にしてお届けする以外に生き残る道はないと自覚しております。工・製・販の三位一体となって適正利潤の確保に努力していきたいと思います」と祝辞を述べた。
 引き続いて、木曜会の奥村幹事長(安田)の司会進行で第二部の懇親会に移り、愛知県管工機材商業協同組合の石原理事長(原芳商会会長)の乾杯音頭で一同乾杯を行い懇親会に移り、互いに賀詞を交歓しながら親睦を深め、豪華賞品が当たる福引抽選会も行って宴を盛り上げ、森嶋副理事長(大東社長)の中締めで盛宴の内にお開きとした。

“災を転じて福となす”
新年賀詞交歓会開催
三重県機械工具商協組会員等110余名集う

 三重県機械工具商協同組合(理事長=松山廣氏・松山機工社長)では、1月21日午後6時より四日市駅前の“四日市都ホテル”にて「平成17年新年賀詞交歓会」を開催し、正会員はじめ、来賓、賛助会員等110余名が出席して乙酉年の新春を祝った。
 交歓会は、芦川理事(タイセー常務)の司会、開会の辞で開会。
 冒頭挨拶に臨んだ松山理事長は、出席方のお礼を述べたあと、「昨年は大きな災害が立て続けに起こり、県内も大きな台風被害を残しました。昨年暮れのニュースで京都のお坊さんが1年を漢字で表す言葉として、災害の災を書いていたのを見て、今年は、災を転じて福となす、という言葉があるように、多くの福という字が、幸という字が書かれるような年になってほしいと願っています」と所信を述べた。
 次いで来賓の紹介のあと来賓を代表して、四日市機械器具工業協同組合の佐久間理事長より祝辞を頂戴した。
 佐久間理事長は、「私の信条は、人間は動物でありますから、健康でなければいけない、そして元気に人間らしく生きて行かなければいけない、この人間らしいということが大事と思います。どうか人間らしく生きて下さい」と結んだ。
 引き続いて、賛助会員を代表して三重日立の小河内社長の乾杯音頭で一同乾杯をして開宴、互いに今年一年を占ったりして賀詞を交歓して過ごし、水谷専務理事(東亜機工社長)の中締めで盛宴の内にお開きとした。

スウェージロック
超高純度フルオロポリマー逆止弁
CHPシリーズ高性能プラスチックバルブ

 スウェージロック(本社=米国オハイオ州ソロン、社長=アーサー・F・アントン氏)の戦略事業体である、スウェージロック・セミコンダクター・サービス・カンパニー(米国カリフォルニア州サンタクララ、代表=フィリップ・I・ロバーツ氏)では、高性能プラスチック・バルブ製品の新たなラインナップとして、「超高純度フルオロポリマー逆止弁、CHPシリーズ」を発表した。
 CHPシリーズ・バルブは、Oリングを使用しないエラストマー・フリー仕様により、クリーンなオペレーションを可能にした。
 歩ペットとそのサポート部の形状により、流体の乱流を低減させ、溜まり部分を排除、圧力損失を最小限に抑えている。
 さらにクラッキング圧力と再シール圧力が低く、独特な構造の外部シールにより、漏れの無いシール性能を実現した。
 同製品はボディを初め、接液・接ガス部の材質に次世代PTEF及びPFAを採用し、SEMI F57―0301に適合する。
 エンド・コネクションは、スーパー300タイプピラーフィッティング(日本ピラー工業)または、フレアー継手が供給可能。
 【問合せ先】
 日本スウェージロック マーケティング・コミュニケーションズ(海老根、阪田、村田まで)
〒663-8142
兵庫県西宮市鳴尾浜1-1-1、TEL0798-41-2043、FAX0798-41-7496(マーケティング・コミュニケーションズ直通)
E:mail:marketing.sji@swagelok.com
http://www.swagelok.co.jp

今は踊り場、年央には良くなる
17年新年互礼会開催
山信会 会員等130余名集う

 山信会(会長=水野明氏・水野工業社長、山信と販売店、メーカーの集い)の「平成17年新年互礼会」が、1月18日午後3時30分より、名古屋市熱田区神宮の“熱田神宮会館”を会場に正会員並びに賛助会員ら130余名が参集して開催され、乙酉年の新春を祝う一方、記念講演では、シェフソムリエの石黒正造氏を招聘して、“ワインの味わい方と楽しみ方”についてのイベントを行った。
シェフソムリエの石原正造氏招き
ワインの楽しみ方を学ぶ

 互礼会は、山信中営業部の宮崎次長の司会進行、開会の辞で開会。
 冒頭、挨拶に臨んだ水野会長は、出席方のお礼を述べた後「新年早々いろんなお話を聞いていますが、余りよい話はなく、悲観的な話が多いようです。昨年は中越地震、スマトラ沖大津波などの大きな災害も起こりました。総体的には依然としてくすぶったままだと思います。円高、中国金融引締めなどの懸念材料はありますが、竹中大臣の見方は、今は踊り場である、年央には良くなると言っておりますが私もそう思います。株も上昇のムードに入っており、4月頃には少し落ちつくと思います。昨年の目玉はDVD、家電、ハイブリッドカーでしたが、今年の目玉はロボット産業と燃料電池だと思います。その中でも技術革新とコスト革新が課題でしょう。今年一年がダイナミックな年になることを信じたいと思います」と、挨拶。
 引き続いて、山信の小川社長が平素のご愛顧と出席方のお礼を述べる一方、「昨年は自然災害の多い年でした。台風は過去最多の10個が上陸、三重県の宮川村は大きな被害を受けました。また、中越地震、スマトラ沖大津波など大きな犠牲を出しました。景気においては、素材の高騰があり、管材、鉄、ビニール関係が大幅に高騰し皆さん方にもご迷惑をおかけしました。今年も鉄の粗鋼不足、コークスの値上げが要因で、今年春にも価格改定があるといわれています。大いに利益を上げて頂くためにも、皆さん方におかれましては、良い価格での仕事に傾注して頂きたいと願っています。万博、中部国際空港の開港は、この地区において励みとなります。また、万博以降も景気に水を差すようなことはないと思っています。それは名古屋駅前開発等が控えているからです。一部上場企業は好決算を出すと思います。設備投資も期待できると思います」と、所信を述べた。
 引き続いて、記念講演会に臨み、シェフソムリエによる「ワインの味わい方と楽しみ方」について、実際に試飲しながら教わった。
 講演のあとは懇親会に移り、林副会長(大信設備社長)の乾杯の音頭で開宴し、終始にわたり和やかに賀詞を交歓し、INAX中部統括支社加藤支社長の中締めで新年互例会を終了した。
【ワインの楽しみ方】
 当日は、まず醸造酒の中のワインの分類から原料(品種など)について学び、一般的な非発泡性ワインである、赤ワイン(巨峰等)、白ワイン(マスカット等)、ロゼワイン(赤・白の途中の産物)について学び、実際に試飲しながらテイスティングシートに、色調、香り、味わい、対応、評価をそれぞれに記載した。
 ▽ロゼルヴァ ムートンカデ ブラン(白ワイン)、▽シャブリ(白)、▽モルゴン レ シャルム(赤)、▽シャトー ルデンヌ(赤)の各ワインを飲み進めながら、ソムリエに、それぞれのワインの特長(産地、作り方、色、香り、味覚)や食べ合わせなど、いろいろと話を聞いた。特に、食べ物(カマンベールチーズなど)が口に入ったままワインを口に含むとワインの味が変化する、という食べ合わせの妙には一同驚嘆した。これが本当のワインの味わい方なんだと、感心。ワインを鼻から味わうことや、栓を開けてから時間が経つにつれてワインの味が変化すること。食べ物との合わせ方など、非常に参考になった。
 特にワイン単品もしくは食事のみでは「まぁこんなものか」と感じたものでも、合わせてみると異なった味わいが出るのには新鮮な驚き。
 ワインは「香り」「年期」「熟成」…等と言われるが、「自分が美味しいと思うものを、素敵な時間と大好きな人と味わうのが一番」と教わった。

コンパクトメタルハライドライト
防滴型ハンドランプ
ハタヤリミテッド相次いで発売!

 ハタヤリミテッド(名古屋市中区大須4-10-90、TEL052-261-3821)では、「コンパクトメタルハライドライト」と「防滴型ハンドランプ」を相次いで発売した。
 コンパクトメタルハライドライトは、建設現場の足場パイプや単管パイプに直接取付けができる単管パイプ用クランプ(φ48.6)が付いており、任意の場所へ簡単に取付け、固定できる。
 また、従来ランプ点灯のための安定器と照明器具本体は分離独立していたため設置が面倒だったが、本製品は照明器具と安定器を一体型にすることにより設置工事の手間が大幅に短縮でき、コンセントに差し込むだけですぐに使用が可能。照明器具本体は大型の反射板と内蔵の400Wメタルハライドランプにより広範囲への照射が可能。(周波数50Hz又は60Hzかを指定)
【特長】
●足場(単管パイプφ48.6用)に直接取付け
●ランプは9,000時間の長寿命
●不点灯時のパルス停止機能付ランプ
●全光束39,000lm(ルーメン)の高輝度ランプ
●大型球面の反射効率の良い灯体は、耐錆・耐候・耐衝撃性に優れた高級塗装仕上げ
●強化ガラスとシールパッキンによる完全防雨型
 防滴型ハンドランプは、水滴・粉塵などが飛びかう現場で使用できる屋内用ハンドランプ。従来の開放型(屋内用)ハンドランプは使用中に水滴が電球にかかるような条件下では使用できなかったが、この防滴型ハンドランプは、特殊コーティングの施された電球とグリップ内部への水・粉塵の侵入を防ぐ密閉構造により、ハンドランプ全体に少々の水滴がかかっても電球が割れることなく安全に使用できる。
【特長】
●屋内用防滴構造により水滴・粉塵のかかる場所で使用できる。
●ガードが表・裏両面についており、熱くなった反射板・電球の熱からガードする。
●特殊コーティング電球により、万一誤って電球を割った場合にもガラスの飛散を防ぐ。
【用途】
●自動車整備、食品工場、建物水回り補修作業、各種施設の水滴の飛びかう現場作業用照明に。

大阪デザインセンター
住・生活環境デザイン部門31点より
グッドデザイン商品選定優秀賞点、中小企業優秀賞1点

 大阪デザインセンターでは、国内外で販売されている商品を対象に、住・生活環境デザインと工業デザインの部門別にそれぞれ年2回、美しさ・使い良さ・独創性・適正価格などについて厳しく審査を行い、グッドデザイン商品を選定している。
 今回は下期“住・生活環境デザイン部門”のグッドデザイン商品として、10月27日に申請があった、日曜雑貨・生活用品・バッグ・照明器具・スポーツ/レジャー用品・玩具・住宅設備機器・工具・事務用品・包装・パッケージなどから31点を選定。このうち優秀賞には、松下電工の「温水洗浄便座一体型便器 シャレイン トレス」、オルファの「オルファカッター マガジンS型191B」が受賞。中小企業優秀賞には長谷川刃物の「カスタネットはさみ CA-110」が選ばれた。
優秀賞(2点)
「温水洗浄便座一体型便器 シャレイン トレス/松下電工」
デザイン=松下電工 住建事業分社 ドレッシング事業部 商品開発グループ 下畦聡司
【製品特長】
●便器の持つ形態的な記号を排除した、シンプルなラインの造形
●大きく座りやすい便座、男性の小用がし易い大きな開口、壁面との隙間が目立たないサイドビュー
●温水洗浄便座一体型のタンクレス便器
●ターントラップ戦場方式による清音と業界最高の節水性能(6リットル/大洗浄)
●立ち座りを補助するアームレスト便器直付け可能。
「オルファカッター マガジンS型191B/オルファ」
デザイン=オルファ 商品開発部
【製品特長】
●予備の替刃が五枚連続して使える、小型刃使用のカッターナイフ
●替刃を本体裏側から入れる新独自技術で楽にセット可能
●スライダはオートロック方式、ワンタッチでスライドし、しっかりとロック
中小企業優秀賞(一点)
「カスタネットはさみCA-110/長谷川刃物」
デザイン=トライポッド・デザイン 中川聰
【製品特長】
●子供から高齢者まで幅広いターゲットとして、全ての人に優しいハサミをテーマに考案
●切る度にハンドル部分からカスタネットの楽しい音色が響く
●球形ハンドルデザインは、従来のハサミには無い使い方ができ、自由度が高い持ち方が可能
●安心カバーにより怪我を心配せず切り進めるハサミ。初めて使う子供やリハビリテーション用途にも最適

オーエスジー
連結140億円利益
全国合同賀詞交歓会開催

 オーエスジー(本社=愛知県豊川市本野ヶ原3-22、社長=大沢輝秀氏)では、1月14日、同社CSセンターにおいて「全国合同賀詞交歓会」を行い、会社方針や今後の展開等を報告した。
 始めに最初に大沢社長が挨拶に立ち、「昨年度は業界も大幅に伸びたが、当社はそれを上回る伸びとなった。今年も連結で140億円の利益を見込んでいる。今年のキーワードは海外を伸ばす事、自動車を攻める事の2点。海外に進出して37年目。02年を除くと順調な伸びを見せており、将来的には海外子会社が本体と同じ位の利益を出す様になると思われる。また総合切削工具の強みを生かし、自動車分野への積極的なアプローチを進める他、他社にない競争に勝つ製品を開発してゆくつもり。この他、デザインセンターの設立により効率的な人ザ活用やHDD等での活用が急増している微細ネジ・LHSなど成長の種が伸びてきている」と述べ、世界企業への戦略と自負を披露した。
 次いで小林督史常務が「02年12月から24ヶ月連続して受注が拡大、利益も順調な伸びとなった。これらは皆様のおかげだが、ここに来て納期や欠品対策などの課題も出てきた。これらを早急に解消し、世界ブロック体制一層の強化を図りたい」と営業方針を語った。
 卸売代行店・特約代理店を代表して、山善の吉井亨社長が「OSGは変化対応が早く、良い製品を次々に開発される。我々も販売のプロとして、ユーザーの情報等をメーカーに発信しながら、元気印のメーカーと一緒に発展してゆきたい」とエールを送った。
 その後懇親会へ移り、大沢茂樹専務が同社のバスケットボールチーム「OSGフェニックス」の紹介や鏡開きが行われ、テヅカの三橋誠社長の乾杯により、親交を深めた。

アルミ合金旋削加工用ブレーカ
タンガロイAL形新発売

 タンガロイ(本社=川崎市幸区堀川町580番地、社長=徳永昭大氏)では、輸送機関係で需要が拡大している、アルミ合金及び非鉄金属の旋削加工用ブレーカ「AL形」を1月17日より発売した。
 このブレーカは、被削材の剛性が低い部品加工で発生しやすい、びびりを抑制するため、大きなすくい角とシャープな切れ刃を設けて、切削抵抗を従来品よりも約20%減少させた。また被削材溶着を抑制させるため、チップすくい面の表面にラップ処理を施して鏡面仕様にした。
 さらに安定した切屑処理を実現する為に、切れ刃に深いインクリネーションを(波形切れ刃)を設けて、排出性を向上。
 新材種の超微粒超硬合金材『K505F』を用いたことで、切れ刃の刃立ち性が向上。またアルミホイールの高速旋削加工においては、耐摩耗性が約20%改善され、寿命延長や高能率加工が期待できる。
◎アイテム数/14形番
◎標準価格/税込1,502円〜
◎販売目標/初年度12,000万円
【問合せ先】
タンガロイ営業本部営業企画部
TEL045-503-9051、FAX045-503-9052
E-mail:info@tungaloy.co.jp

浴室床の冷たさを解決
『サーモフロア』好評
INAX独自の断熱構造採用

 INAXは、浴室の床に対する不満第一位である「浴室の床が冷たい」を、ランニングコストゼロ(電気・ガスを使用しない)で解決する「サーモフロア」の商品化に、業界で初めて成功し、既にほぼ全てのシステムバスルームシリーズに一斉に導入し、好評を得ている。
 既存商品の場合、「サーモフロア」導入後も価格は据え置く。
 「サーモフロア」は、微小な中空バルーンを表面に分散した、INAX独自の断熱構造を採用。この断熱層の効果で、床に触れたときに足裏から逃げる熱を、従来床に比べ約25%低減し、浴室に入った時の“足に感じる冷たさ”を緩和。また床に足が触れたときの血圧の変動を、従来床に比べて約30%低減するという結果も得られている。
 システムバスルームの床材として業界で初めて“温度のバリアフリー”を実現した、身体にやさしい床材。
 昨年一月に首都圏在住の既婚女性1,015名を対象に行った「浴室の床まわりに関する不満調査」では、「床が冷たい」(45.3%)が一位にあげられた。以下、「狭い」「汚い」「掃除しにくい」「翌朝、濡れている」と続いている。
 同社では、「狭い」「掃除しにくい」「翌朝、濡れている」という三つの不満点を解決する「モザイクパターン」を2002年秋にすでに導入している。今回の「サーモフロア」導入によって、浴室の床まわりの最大の不満点である「冷たい」も解決されることになる。
 同社では、“「サーモフロア」のINAX”“INAXの「サーモフロア」”との評価獲得を目指して、昨年2月中旬より、全国各地のショールームやイベント会場にて「『サーモフロア』体感コーナー」を設け、その機能をユーザーに文字通り肌で感じていただいている。同時に、戸建てや集合住宅、リフォームへの営業活動を強化し、システムバスルーム市場での同社シェア拡大を図っていく。
 「サーモフロア」は、微小な中空バルーンを層状(厚さ約2o)に分散した、INAX独自の断熱構造を採用している。
 INAXが誇る業界ナンバーワンの「樹脂(FRP)技術」と「窯業技術」から生まれた画期的な新床材。タイルのトップメーカーとしての地位を揺るぎないものにしている「窯業技術」が“中空バルーンを使う発想”を生み、1980年に「人造大理石浴槽」を生み出した「樹脂技術」が、断熱層と基材層の複層構造を「同時形成」する技術を支えている。
◇原理〜中空バルーンの断熱層が熱の移動量を減少
 「サーモフロア」は、熱伝導率の小さい断熱層によって、足裏と床の接触部での熱の移動量(熱流束値※)が小さくなる。すなわち、足裏から奪われる熱が少なくなり、冷たさを感じにくくなる。
 基材層のみでできた従来床は、「サーモフロア」に比べ熱伝導率が大きく、足裏から奪われる熱が多いため、「サーモフロア」より冷たく感じる。
※熱流束値…単位時間・単位面積当たりの熱の移動量のこと。この値が大きいほど冷たく感じる。
◇市場背景〜「浴室の床への不満点」第一位は「冷たい」
 INAXでは昨年1月に、首都圏在住の既婚女性1,015名を対象に「浴室の床まわりに関する不満調査」を行った。その結果、「浴室の床への不満点」第1位は全体の45.3%があげた「冷たい」で、2位の「狭い」、3位の「汚い」を10ポイント前後、さらに5位の「翌朝、濡れている」よりも21.4ポイント上回った。
 主婦は、「汚い」「掃除しにくい」「翌朝、濡れている」といった“掃除・手入れ”に関連することよりも、「冷たい」「狭い」といった“健康”や“快適性”に悪影響をおよぼすことの方により多く不満を感じていることが浮き彫りになった。
◇応用展開
 「サーモフロア」の技術は、浴室だけでなく様々な床材、手すりや便座といった、直接人の肌が触れるものに応用展開できる可能性があり、現在実用化に向けた商品開発に取り組んでいる。

浴室床の冷たさを解決
『サーモフロア』好評
INAX独自の断熱構造採用

 INAXは、浴室の床に対する不満第一位である「浴室の床が冷たい」を、ランニングコストゼロ(電気・ガスを使用しない)で解決する「サーモフロア」の商品化に、業界で初めて成功し、既にほぼ全てのシステムバスルームシリーズに一斉に導入し、好評を得ている。
 既存商品の場合、「サーモフロア」導入後も価格は据え置く。
 「サーモフロア」は、微小な中空バルーンを表面に分散した、INAX独自の断熱構造を採用。この断熱層の効果で、床に触れたときに足裏から逃げる熱を、従来床に比べ約25%低減し、浴室に入った時の“足に感じる冷たさ”を緩和。また床に足が触れたときの血圧の変動を、従来床に比べて約30%低減するという結果も得られている。
 システムバスルームの床材として業界で初めて“温度のバリアフリー”を実現した、身体にやさしい床材。
 昨年一月に首都圏在住の既婚女性1,015名を対象に行った「浴室の床まわりに関する不満調査」では、「床が冷たい」(45.3%)が一位にあげられた。以下、「狭い」「汚い」「掃除しにくい」「翌朝、濡れている」と続いている。
 同社では、「狭い」「掃除しにくい」「翌朝、濡れている」という三つの不満点を解決する「モザイクパターン」を2002年秋にすでに導入している。今回の「サーモフロア」導入によって、浴室の床まわりの最大の不満点である「冷たい」も解決されることになる。
 同社では、“「サーモフロア」のINAX”“INAXの「サーモフロア」”との評価獲得を目指して、昨年2月中旬より、全国各地のショールームやイベント会場にて「『サーモフロア』体感コーナー」を設け、その機能をユーザーに文字通り肌で感じていただいている。同時に、戸建てや集合住宅、リフォームへの営業活動を強化し、システムバスルーム市場での同社シェア拡大を図っていく。
 「サーモフロア」は、微小な中空バルーンを層状(厚さ約2o)に分散した、INAX独自の断熱構造を採用している。
 INAXが誇る業界ナンバーワンの「樹脂(FRP)技術」と「窯業技術」から生まれた画期的な新床材。タイルのトップメーカーとしての地位を揺るぎないものにしている「窯業技術」が“中空バルーンを使う発想”を生み、1980年に「人造大理石浴槽」を生み出した「樹脂技術」が、断熱層と基材層の複層構造を「同時形成」する技術を支えている。
◇原理〜中空バルーンの断熱層が熱の移動量を減少
 「サーモフロア」は、熱伝導率の小さい断熱層によって、足裏と床の接触部での熱の移動量(熱流束値※)が小さくなる。すなわち、足裏から奪われる熱が少なくなり、冷たさを感じにくくなる。
 基材層のみでできた従来床は、「サーモフロア」に比べ熱伝導率が大きく、足裏から奪われる熱が多いため、「サーモフロア」より冷たく感じる。
※熱流束値…単位時間・単位面積当たりの熱の移動量のこと。この値が大きいほど冷たく感じる。
◇市場背景〜「浴室の床への不満点」第一位は「冷たい」
 INAXでは昨年1月に、首都圏在住の既婚女性1,015名を対象に「浴室の床まわりに関する不満調査」を行った。その結果、「浴室の床への不満点」第1位は全体の45.3%があげた「冷たい」で、2位の「狭い」、3位の「汚い」を10ポイント前後、さらに5位の「翌朝、濡れている」よりも21.4ポイント上回った。
 主婦は、「汚い」「掃除しにくい」「翌朝、濡れている」といった“掃除・手入れ”に関連することよりも、「冷たい」「狭い」といった“健康”や“快適性”に悪影響をおよぼすことの方により多く不満を感じていることが浮き彫りになった。
◇応用展開
 「サーモフロア」の技術は、浴室だけでなく様々な床材、手すりや便座といった、直接人の肌が触れるものに応用展開できる可能性があり、現在実用化に向けた商品開発に取り組んでいる。

AIDO The12th
NewYear Classic Concert
春の息吹と映像の音楽に酔いしれる

愛知県芸術劇場コンサートホールにて盛況に開催 。

名古屋市へチャリティを寄付。
  恒例の山田社長による特別指揮
 
ダイドー(社長=山田貞夫氏、本社=名古屋市中村区名駅南4-12-19)は1月22日、新春恒例となった「ダイドーニューイヤークラシックコンサート」を愛知県芸術劇場コンサートホールにおいて開催(午後2時開場、3時開演)。国内外からの招待客およそ1,800名を魅了した。
 第12回目となる今回は、セントラル愛知交響楽団音楽監督・小松長生氏による監修・指導のもと、ゲストにテレビ等でも活躍中のオペラ歌手・塩田美奈子さんとヨーロッパを舞台とするピアニスト・今川裕代さんを迎え、「春の息吹」・「映像の音楽」の2部仕立てで、新春らしく楽しい内容のものとなった。オーケストラはセントラル愛知交響楽団。
 毎回特別指揮としてタクトをとる山田社長は、ベートーヴェンの序曲「レオノーレ」第3番作品72bに挑み、躍動感あふれる指揮に場内より大きな拍手が沸き起った。
 プログラムは、【第1部・春の息吹】J・シュトラウスU/ポルカ「雷鳴と稲妻」作品324、J・シュトラウスU/ワルツ「美しく青きドナウ」作品314、J・シュトラウスU/喜歌劇「こうもり」より“公爵様あなたという方は”、レハール/喜歌劇「メリーウィドゥ」より“妖精ヴィリアの歌”、ベートーヴェン/序曲「レオノーレ」第3番 作品72b(特別指揮)。
【第2部・映像の音楽】千住明/ピアノ協奏曲「宿命」(TVドラマ“砂の器”より)、ロウ/ミュージカル「マイ・フェア・レディ」より“踊り明かそう”、ロイド-ウェバー/ミュージカル「キャッツ」より“メモリー”、ラヴェル/ボレロ。
 また、このコンサートでは毎年チャリティー募金が行われており、当日は山田社長より名古屋市に対してチャリティーの目録が贈られ、名古屋市からは感謝状が贈呈された。

精密機械の高精度安定加工を向上
プレシジョンバー発売
京セラ 独自の新機軸を採用

 京セラ(本社=京都市伏見区竹田鳥羽殿町6番地、社長=西口泰夫氏)では、精密機械部品などの小内径加工向けに、独自の新機構を採用することで高精度且つ安定した加工パフォーマンスを実現した「プレシジョンバー」を新たに開発し、12月15日より発売する。
 パソコン、DVD,カーナビなどに搭載されるハードディスク等の精密機械部品の加工には、高精度で安定した加工パフォーマンスを維持できる工具が要求される。特に刃先交歓式工具の場合は、チップ刃を交換して使用するため、交換する度に刃先位置に生じる誤差を少なくする必要がある。つまり、「インデックス(繰り返し)精度」の向上が加工能率を大きく左右することになる。
 同社は、98年より精密機械部品の小内径加工用工具「システムバー」を展開してきた。今回、チップとホルダの固定方法において強力な締め付けが可能になる独自の新機構を採用。これにより、さらにインデックス精度を高め、高精度かつ安定加工を実現できる小内径加工用工具「プレシジョンバー」を新たに市場投入する。現場が求める精密機械の高精度・安定加工と生産性の向上に貢献できる新アイテム。
【製品の特長】
◎新機構「プレシジョンクランプ」を採用し、高精度・安定加工を実現
 京セラが小内径加工用具のチップとホルダの固定方法において新たに採用した機構「プレシジョンクランプ」は、ホルダ内に差し込んだチップが三方向から協力に押さえつけられることで、インデックス精度の向上を実現した新しい固定方式。
 高精度に研削仕上げしたチップは、ホルダのチップ取付け部に差し込まれた段階でホルダ内の「位置決めピン」に押し当たる。さらにホルダに設置する「押さえ金具」が、位置決めピンに移動圧力を掛けながらチップを押さえ込むことで、強力な固定が得られる。位置決め精度は安定することで、従来より強力な締め付けが可能となる。この独自の新機構採用によってインデックス精度が高まり、「プレジションバー」は、精密機械部品の小内径加工において必須である“精巧さ、正確さ”を実現。
◎「クーラント供給式」ホルダ、「幅狭ブレーカ」チップで高精度・安定加工を実現
 加工時の加工物及び工具の過熱は、高精度安定加工の妨げとなる。これを防ぐため、ホルダにはホルダ内から冷却液を流す(クーラント供給する)ための「クーラントジョイント」を、またチップには加工時に発生する切屑を適切にコントロールして外に送り出す「幅狭ブレーカ」を採用。安定した加工パフォーマンスを維持することで、トータルの加工能率向上に貢献。

平成17年2月20日2194号
中部経産局管内
最近の地域総合経済動向

 中部経済産業局では、管内(愛知、岐阜、三重、富山、石川の五県)における1月の総合経済動向を1月14日に発表した。それによると生産は、横ばい傾向となっている。個人消費は底固く推移する中、一部に明るさが見える。設備投資は着実に回復している。雇用情勢は引き続き改善傾向にある。総括判断として、管内の経済活動は「改善している」と判断している。
ポイント
@総括判断の「改善している」は平成16年8月から6ヶ月連続(5ヶ月連続で判断を据え置き)。
A生産は自動車が高水準で推移、一般機械が緩やかな上昇傾向にあるなど、高水準を維持しているが、電子部品・デバイスなど一部に弱い動きも見られる。
B個人消費は底固く推移する中、乗用車、デジタル家電等、一部に明るさが見られる。
C設備投資は、自動車関連で積極的な姿勢が継続している。雇用情勢は、完全失業率、有効求人倍率ともに全国でも良好な水準にある。
D先行きについては、生産は自動車、金属工作機械などを中心に、当面高水準で推移すると見込まれる。また、原材料・為替の動向、国際情勢などは引き続き懸念事項であり、今後の動向を十分注視していく必要がある。
【自動車】
 生産は、高水準で推移している。
 完成車は、国内向けは新車効果により堅調に推移しており、海外向けも旺盛な需要により、引き続き好調なことから高水準で推移している。
 自動車部品は、国内完成車向けが高水準に推移しており、また国内メーカー海外現地工場や海外メーカー向けの輸出が好調に推移している。
【金属工作機械】
 生産は、緩やかな上昇傾向となっている。
 国内向けは、海外向けともに一般機械、自動車関連を中心に高水準となっている。
【電子部品・デバイス】
 生産は高水準で推移しているが、一部に弱い動きも見られる。
 半導体素子・集積回路(メモリ・マイコン等)は、高水準で推移しているが、一部デジタル家電の需要動向を受け、弱い動きも見られる。
 液晶素子は、テレビなど情報通信機器向けを中心に高水準となっている。
【民間設備投資】
 設備投資は着実に回復している。
 日本銀行短観や日本政策投資銀行設備投資動向調査等を見ると、半導体素子・液晶素子関連で大型の能力増強投資が進捗していることに加え、自動車関連で積極的な姿勢が継続しているなど、幅広い業種で投資を増加する動きが見られる。
 また、11月の管内主要9社の金属工作機械受注を見ると、自動車向け、一般機械向けを中心に、9ヶ月連続で前年を上回った。
【ファインセラミックス】
 生産は堅調となっている
 ICパッケージは、演算処理装置向けが持ち直しているが、携帯電話向けが弱い動きとなっている。
 触媒担体、ガスセンサ素子は、自動車向けが国内向け、海外向けともに高水準で推移している。
【輸 出】
 12ヶ月連続で前年を上回った。
 名古屋税関管内の輸出通関額(円ベース)は、12ヶ月連続で前年を上回った。品目別で見ると、「自動車」などが前年を上回った。主要地域別で見ると、「米国向けが2ヶ月ぶり、アジア向けは32ヶ月連続、EU向けは7ヶ月連続で前年を上回った。
【個人消費】
 底固く推移する中、一部に明るさが見られる。
 個人消費は、底固く推移する中、一部に明るさが見られる。
 大型小売店販売は、衣料品などが振るわず、百貨店が9ヶ月連続、スーパーが24ヶ月連続で前年を下回り、全体では13ヶ月連続で前年を下回った。
 乗用車販売は、新型車効果が見られ、2ヶ月ぶりに前年を上回った。
 家電販売は、デジタル家電が好調を維持しているが、4ヶ月連続で前年を下回った。
【情報通信機器】
 テレビは、薄型テレビが国内外の需要動向を受け、高水準で推移している。
 デジタルカメラは、国内向けは堅調となっていることに加え、海外向けは北米需要が好調なことから、高水準で推移している。
【電気機械】
 生産は高水準なものの、弱い動きも見られる。
 電動機は、自動車向けを中心に堅調に推移している。
 制御機器は海外向け半導体関連が弱い動きが見られるが、自動車向けを中心とした設備投資関連向けが高水準となっている。
【普通鋼鋼材】
 鋼板は、自動車向けが高水準で推移し、造船・産業機械向けが好調に推移している。
 棒鋼は、公共事業・民間建築向けともに低調に推移している。
 特殊鋼鋼材は、自動車関連向けを中心に好調に推移している。
【金属製品】
 生産は、低調に推移している。
 アルミニウム建材は、低調に推移。
 アルミニウム建材は、低調に推移しているが、住宅用サッシ及びエクステリアで動きが見られる。
 ガス機器は、高付加価値製品に動きが見られるが、単体普及品を中心に弱い動きが続いていることから、低調に推移している。
【企業倒産】
 企業倒産は、減少傾向にあるものの、今後の動向については引き続き注視する必要がある。
【公共投資】
 公共投資は、地方公共団体で抑制基調が続くなど、低調に推移している。
 11月の公共工事請負金額を見ると、国、県、市町村などで前年を下回り、全体では2ヶ月連続で前年を下回った。
【住宅投資】
 住宅建設は、引き続き低調に推移している中、戸建てを中心に明るい動きが見られる。
 11月の新設住宅着工戸数を見ると、持家、貸家、分譲ともに前年を下回り、全体では5ヶ月ぶりに前年を下回った。
【化 学】
 生産は、横ばいとなっている。
 自動車向け樹脂等が高水準となっているなど、全体としては高水準で横ばいとなっている。
【雇用情勢】
 雇用情勢は引き続き改善傾向にある。
 新規求人数は、製造業、卸売・小売業、サービス業、医療・福祉、運輸業、建設業をはじめ幅広い業種で増加している。有効求人倍率は、引き続き高い水準にある。完全失業率は、着実に改善している。

MECT05・中国業界調査等
来期は行事が目白押し
愛機工平成16年度最終理事会開催

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=山下隆蔵氏、山下機械社長)では2月3日午後4時より、名古屋市中区錦の東京第一ホテル錦において16年度最終理事会を開催し、今秋に行われるMECT05の出品募集状況や業界情報などが報告された。また、「採用・社員戦力化」事業の一環として製作中の業界PRビデオの試写も行われた。
 冒頭、山下理事長より挨拶があり、引き続いて議事が行われた。主な内容は次の通り。
 第1号議案=会員の異動では、新規加入賛助会員に東日製作所(本社=東京、名古屋営業所=東区社が丘)が承認された。
 第2号議案=05年組合新年会報告では、組合新年会を1月14日(金)午後6時よりホテルグランコート名古屋において開催し、出席322名(来賓6名、組合員108社169名、賛助会員66社141名、報道4社、事務局2名)と報告された。次回予定は06年1月13日(金)、ホテルグランコート名古屋で(仮予約済)、担当は中南支部。
 第3号議案=中部ブロック会議は、2月17日(木)にホテルキャッスルプラザで浜松組合が担当して行われる。当日のスケジュールは@ブロック会議(各地区情報交換)午後3時から3時50分までA記念講演会(講師=ヤマハ発動機元社長・長谷川相談役)午後4時から5時30分までB懇親会午後5時40分から七時まで。1月28日現在で同組合申込みは37名、理事会当日さらに10名ほどの参加申込みがあった。
 第4号議案=全機工連・愛知大会(06年秋)準備については、準備委員会の発足(05年4月予定)に先立ち、日程・会場を2月18日の全機工連常任理事会(大阪)の承認を得て決める。候補日程は、16年10月20日(金)又は27日(金)。会場候補は、@ウェスティンキャッスルホテルAホテルグランコート名古屋B名古屋マリオットアソシアホテルと報告された。
 第5号議案=「採用・社員戦力化」事業関係報告では、@経営者セミナーとして昨年12月2日「CUBIC人材適性(性格)診断」を開催、参加47名。セミナーでは、参加者の診断結果を基に、社員の気質・資質を正確に分析し、適正な配置や採用など人材の有効な活用について学んだ。CUBICとは各種項目の設問に回答し、個人の性格や適性を診断するシステム。Aツールエンジニアスクールの第3回(12月18日)と第4回(1月15日)を名古屋都市センターにおいて開催した。スクールも後半に入り専門的な内容に移っているが、参加者の経験(職歴)の格差もあり、内容・進行において検討の余地がある。スクールは4月より、初級・第2期、中級・第1期を予定している。B採用改善事業では、広報ビデオの収録を終了し、現在編集中。完成は3月。C調査事業は、訪問調査を昨年12月に終了。従業員数別に4ブロックに分け計19社(各ブロック4〜5社)を訪問、報告書を2月にまとめる。報告会を総会当日(5月20日)開会の前に開催する、と報告された。今後の行事予定は、〈営業管理者一泊研修〉2月18日(金)・19日(土)営業管理者対象、講師に船井総研片山和也氏、邦和セミナープラザで、参加29名。〈TEスクール〉第5回・2月19日(土)、第6回・3月19日(土)。〈女性社員研修〉「女性社員キャリアステップアップセミナー」第1回・3月8日(火)申込み19名、第2回・3月12日(土)申込み10名(1月28日現在)、名南経営・研修室で。〈新入社員研修〉3月25(金)・26日(土)、名南経営・研修室で、申込み30名。〈経営者セミナー〉「賃金体系について」4月21日(木)(4月理事会終了後)、講師に北見昌郎氏、東京第一ホテル錦で。
 第6号議案=中国業界調査については、05年11月20日(日)〜26日(土)の日程で上海・湖南・広州を視察。実行委員会を2月17日に開き、訪問地、訪問先、行程等をまとめる。訪問先について、現地企業の依頼が懸念されるが、ND社への協力要請と4月に北京で開催するCIMT2005展を見学し(委員が個別で訪問予定)訪問の折衝を行う、と報告された。CIMT展(中国国際工作機械展)は世界四大展の一つで中国最大規模の専門展。会期は05年4月11日(月)〜17日(金)、北京で。
 第7号議案=MECT05展準備状況は、2月2日現在の出品者受付状況は、23社・61小間(目標270小間)。受付の推移は従来と同様、年度末前後に申込みが集中すると思われると報告、各理事に対して取引先メーカーへの出品の呼びかけが要請された。第二回実行委員会は2月22日(火)午後5時から、東京第一ホテル錦で。
 第8号議案=平成十六年度中間決算報告及び総会(17年度)については、▽各部長は今年度予算の決済状況を報告、▽各部長は17年度予算申請書(事業計画)を3月末日までに事務局に提出する、▽各支部は3月〜4月上旬までに支部総会を開催するよう伝えられた。17年度総会は5月20日(金)、メルパルク名古屋で(戦力化事業・報告会併催予定)。
 第9号議案=親善野球大会については、第65回親善野球大会を4月17日(日)に開幕する。会場は江南市民球場。野球キャプテン会議は3月18日午後5時30分より東別院会館において開催すると報告された。
 第10号議案=1017基金現況報告では、昨年11月22日の代議員会での「40%給付削減決議」に基づき、事業主説明会(12月18・21・22日)が開かれ、加入員(社員)の同意書が期限の1月末までに156社3,820名分(88.7%)が回収され(未回収は30社)、事実上今回の制度改正は承認されたと報告された。
 第11号議案=新世紀・名古屋城博(名古屋市主催)入場券購入については、名古屋市より、「愛・地球博」と並行して開催する「名古屋城博」(会期3月19日〜6月19日)の入場券購入の要請を受けた。
 第12号議案=部会報告は、〈総務部〉定款変更について、素案を2月にまとめ中央会に確認要請し、17年度総会にて議案を提出する。〈情報部〉組合報新年号を1月末日発送、業界景況調査集計掲載。〈経営対策部〉社員戦力化事業の遂行及び海外調査の企画準備。〈事業部〉展示会事業に注力する。次年度より高遠道路別納事業の収入(400万)が無くなるため、既存事業の共済保険、労働保険の推進を図ると共に新たな収入源となる事業を検討する。〈青年部〉3月19日(土)他産業視察実施、訪問先は農業法人「伊賀の里モクモク手作りファーム」。〈福利厚生部〉親善野球大会関連では3月18日野球キャプテン会議開催、4月17日開幕。ゴルフは9月。優良従業員表彰は11月。
 第13号議案=業界情報では、トヨタ動向と地域情報が報告された。
 第14号議案=訃報
 @常盤産業(中北支部)清水社長のご母堂美恵子さん(清水組合相談役夫人)が1月8日永眠。71歳。通夜式が1月9日、告別式が翌十日に営まれた。
 A新地一雄全機工連元会長(新地商店・代表取締役)が昨年12月25日に永眠。79歳。2月7日のお別れの会に組合より山下理事長が出席する。
 第15号議案=その他では、各支部総会の日程が報告された。三河3月6日(日)、中南3月25日(金)、南3月31日(木)。次回理事会は4月21日(木)午後4時から東京第一ホテル錦で。(経営者セミナー併催、午後6時から7時30分まで。)
 理事会終了後は、年に一度の各理事の慰労を兼ねた懇親会が行われた。

犬山での全国大会(7月24・25日)を
成功させ実りある一年に
愛知鋲螺商協同組合17年新年会を開催

 愛知鋲螺商協同組合(理事長=藤田K氏、藤田螺子工業社長)では1月27日午後6時より、名古屋駅西の名鉄ニューグランドホテルにおいて「平成17年新年会」を開催し、組合員ら30名が新春を祝った。
 新年会は馬場理事(メイナン社長)の司会で進められ、橋本理事(橋本屋商店社長)の開会の辞により定刻どおり開会。
 来賓の紹介に続いて、藤田理事長が「新年あけましておめでとうございます。組合員の皆様方には新しい2005年を迎えられ、企業が益々発展されまして、また我々共々に一年健勝であるということを祈念致しお祝いのことばとさせて頂きます。昨年は30周年をここ(名鉄ニューグランドホテル)で迎えさせて頂き、皆様のご協力ご支援の下、お蔭さまで何とか無事に済ます事ができました。御礼を申し上げます。1年経ちまして、我が組合も色々行事をさせて頂きました。ISO14000の取得につきましても一生懸命行いました。特に年末に福利厚生で開催致しましたボウリング大会には(例年10月開催)、かつて無いような大勢のご参加を頂きました。今後も大勢の方々がご参加頂けるような福利厚生事業を行っていきたいと思っておりますし、今年もその方向で事業を行って参りたいと存じます。いずれに致しましても、我々は業界の色々な部分で問題・課題を抱えながら本年を迎えた訳です。取り分けお集まりの皆様にとっては、材料の問題があると思います。仕入れのものが大変高騰しており、反面お客様はその高騰した部分を反映してくださらないというような状況に一部なっております。我々が置かれております事業環境は非常に厳しいものがございまして、皆様方それぞれが抱えております課題というものは、恐らく殆ど同じではないかと思います。その課題を皆様と共に忌憚無くお話をさせて頂きながら、非常にグローバルで大変な時期ではありますが、何とか勝ち残って参りたいと考えておりますので、今後ともご遠慮なく事務局にご質問・ご要望を頂ければお手伝いできるのではないかと考えている次第です。また、本年は7月24日(日)、25日(月)に日本ねじ商業連合会の総会が犬山でございます。お蔭さまで、中部の空港が立ち上がりまして、また万博もございますので、東京、神奈川、大阪、愛知の四組合より皆様おいでになり、我々が幹事組合として何とか無事に挙行したいと存じますので、その節はご理解を賜り、ご協力をお願い致したいと存じます。もう一つ、昨年の新潟中越地震に対しましてほんの僅かですが、中小企業団体中央会経由で義献金を出させて頂きましたことをご報告致します。最後になりましたが、何とか組合もねじ商連の総会を無事済ませ、一年頑張って参りたいと存じますので、皆様の絶大なるご協力ご支援を賜りたいと存じます」と新年の挨拶。
 続いて、来賓を代表して水野愛知県中小企業団体中央会情報調査部長、鈴木組合相談役(エフシーテック社長)から祝辞が述べられた。
 司会を土方副理事長(金城螺子製作所社長)に交代して祝宴に移り、船橋組合相談役(船橋商店社長)の力強い発声で乾杯。
 参加者が和やかに歓談する中、午後8時前に鈴木副理事長(八幡ねじ社長)の中締めでお開きとなった。
1月度理事役員会開催
 新年会に先立ち午後4時からは定例の理事役員会が開かれ、新年会に関することを中心に審議された。

ナゴヤ西部機械協同組合
「新しい退職金の積立制度」
新年会と講演会開催

 ナゴヤ西部機械協同組合(理事長=加藤丈人氏、加藤製作所社長)は1月26日午後6時より、名古屋市中区錦の東京第一ホテル錦において平成17年新年会と講演会を開催、組合員ら15名が参加した。
 冒頭、加藤理事長が多忙な中での出席と日頃の組合活動に対する協力に感謝を述べ、更なる協力と支援を呼びかけた後、「昨年1年間を振り返りますと、色々な災害が世界中で沢山ございました。台風が来たり、水害、地震、津波があったりと、非常に災害が多い1年でございました。また日本の場合は、デフレという風潮がしばらく続いておりまして物の値段が下がるということに慣れていた矢先に、原材料の鉄鋼、石油、石炭、銅製品などが高騰しまして、予想もしない事態に見舞われました。このように原材料が非常に値上がりしたという背景には、アメリカの消費の堅調さと、中国、東南アジア方面の経済成長があるかと思います。これに伴い生産の方もかなり活発化して参りましたが、鉄鋼の不足等により自動車の生産が一時ストップするという事態も起こりました。このように何が起こるか分からない世の中というのが去年1年間の正直な感想で、この流れは今年も続いています。名古屋地区においては、来月(2月)中部国際空港が開港、3月には『愛・地球博』が開催されます。『愛・地球博』の方は、入場者1,500万人を見込んで関係者は努力されております。名古屋地区の景気は日本のどこよりも恵まれた環境にあると、世間では言われております。日銀の中山名古屋支店長は講演会のたびに、名古屋は良い良いと話されている。『アンビシャス ナゴヤ』という言葉を使って、名古屋の現状を表現している。この『アンビシャス ナゴヤ』という明るい展望に我々もひとつあやかりまして、今年1年間このような名古屋の追い風に乗って、皆様方の事業が発展されますことを心から祈念しております」と述べ年頭の挨拶とした。
 講演会は、「新しい退職金の積立制度」と題して愛鉄連厚生年金基金の櫻井マネージャーを講師に約1時間行われ、同基金が開発し現在各方面からも注目されている退職金に関する新システムについての説明を参加者は熱心に聴講した。
 講演会終了後は新年会に移り、近藤和夫副理事長(近藤金属工業社長)の力強い発声で乾杯。
 愛鉄連厚生年金基金の櫻井マネージャーと高場氏も交えて和やかに歓談し、午後9時前に、上野平雅裕理事(名上鈑金工業所社長)の中締めで盛況のうちにお開きとなった。

ラチェットシンブルマイクロメータ
MACH―Vインライン対応三次元測定機
ミツトヨ 新機種販売開始

 ミツトヨ(本社=川崎市高津区、社長=手塚和作氏)では、片手操作の容易なマイクロメータ「ラチェットシンブルマイクロメータ」、インライン対応三次元測定機「MACH―V」を販売開始した。
ラチェットシンブル
マイクロメータ
 マイクロメータを利用した測定において、マイクロメータ本体をスタンド等に固定した状態でワークの測定を行う事が一番理想的ではあるが、実際の加工現場では片手でワークを保持し、片手でマイクロメータを操作しながら測定するという方法が一般的。ラチェットストップを使用した測定に比べて熟練を要し、最大誤差やバラつきが大きくなる傾向にある。この問題を解決するため、新機構の定圧装置「ラチェットシンブルマイクロメータ」を開発。片手での操作に不慣れな人でもシンブル部のラチェット機構と、本体に内蔵したラチェット機構の測定軸方向への加振作用により、測定結果にバラつきの無い安定した測定が可能となっている。スピーダ部もラチェット操作が可能であり、従来のマイクロメータのラチェットストップと同様な感覚で操作することもできる。
 今回発売した「ラチェットシンブルマイクロメータ」は片手での操作が最も多いと考えられる0〜25oの測定範囲が対象。防熱カバーやクランプ形状も新しくなり、さらに操作性が向上。
 【製品特長】
@片手での操作でも安定した測定ができる新定圧装置を搭載
A防熱カバーは指掛け部までフルカバー/片手での操作でも熱がフレームに伝わりにくい、フルカバータイプの防熱カバーを採用
B全シリーズに“検査成績書付”/専用の測定機を使用した検査により、測定の不確かさを限りなく縮小
MACH―V
 今日、インライン計測で自動車メーカーの生産台数は15,000〜30,000台/月と言われており、近年その効率化を図るべく“ラインの汎用化”を行うことで生産コストを下げ、最終目的として利益を上げる方向へ動いている。また一方で、多くの製造業において多品種希少生産から売れるものを短期に集中生産できるフレキシブル生産へと移行しつつある。「MACH―V」シリーズは、これらのニーズに応えるべく、本社の持つ三次元測定技術をベースに開発された現場計測向け高スループットCNC三次元測定機。
 本体は、FEM解析を用いた構造設計により高剛性化と最適重量配分を達成し、現場環境を考慮したリニヤガイド方式の採用/本体防塵カバー装着/一部メンテナンスフリー化等を実現し、高機能なシステムを提供。また専用操作盤は、囲う現場の作業者が安全且つ簡単に操作でき、コンパクトな設計。オプションのタッチパネルとの組み合わせにより、視覚的に測定したい部分を指定することが可能となっている。
【製品特長】
@コンパクトボディと独特な開放的デザイン/ミツトヨオリジナルデザインの原点Aタイプ、Fタイプを継承し、FEM解析により最適構造設計に裏付けされたオープン構造を採用。加工物の搬入・搬出が容易で、さらには加工ラインの短縮化に寄与すべく、測定機の幅を当社比で15%削減を実現。
A高スループット且つ高いフレキシビリティ。
B完全防塵対策/三次元測定機の駆動部・案内部・スケール関係を全てカバーすることにより、従来に無い耐環境性を実現。また高性能リニヤガイドを採用することで、より現場指向の三次元測定機の構築が可能に。
C高精度三次元測定機/駆動方式は同社独自のローラー摩擦方式を採用し、駆動軸の配置を可動部重心に近づける工夫をすることで、リニヤガイドの負荷抵抗のバランスを保つ。特にY軸おいては、X軸ビームを駆動する新たな“センター駆動方式”を採用(特許申請中)。
Dメンテナンス性の向上/メンテナンスフリーを実現すべく、案内部・駆動部には自動給油装置を装着。またメンテナンス性を考慮した各部レイアウト(コントローラ・カバー・配線等)に配慮。
E高機能システムを低価格で提供/最新の設計・加工技術の導入により、部品の一体化など徹底したコスト削減で従来に無い定価価格を実現。

中部経産局
史上最高額を記録
平成16年度 金属工作機械受注

 中部経済産業局では、1月27日に管内金属工作機械メーカ「主要9社(オークマ、大隈豊和機械、テクノワシノ、豊田工機、日平トヤマ、富士機械製造、豊和工業、三菱電機名古屋製作所、ヤマザキマザック)の平成16年12月度受注状況を発表した。
 総受注高は、43,963百万円、前年同月比55.4%増と27ヶ月連続で前年を上回った。また前月比は0%減。
 国内受注は、自動車向けが9,378百万円と8ヶ月連続で前年を上回った他、一般機械工業向けも6,970百万円と27ヶ月連続で前年を上回ったことから、全体でも前年同月比42.1%増と10ヶ月連続で前年を上回った。また、前月比は11.2%減となった。
 海外受注は、北米向けが9ヶ月連続で前年を上回った他、アジア向けも11ヶ月連続で、ヨーロッパ向けも13ヶ月連続でそれぞれ前年を上回ったことから、全体でも前年同月比68.4%増と28ヶ月連続で前年を上回った。また、前月比は11.6%増となった。
 国別に見ると、1位のアメリカが6,576百万円(前年同月比39.5%増)、以下中国3,128百万円(同44.4%増)、カナダ1,726百万円(同341.4%増)、インドネシア1,610百万円(同四635.3%増)、ドイツ1,580百万円(同6.2%減)となった。
 販売額は、35,097百万円、前年同月比33.5%増と21ヶ月連続で前年を上回った。また、前月比は20.1%となった。
 受注残高は、191,154百万円、前年同月比79.8%増と12ヶ月連続で前年を上回った。また前月比は3.3%増となった。

中部経産局 前年同月比55・4%増
平成16年12月度金属工作機械受注
27ヵ月連続上回る

 中部経済産業局では、1月27日に管内金属工作機械メーカー主要9社(オークマ、大隈豊和機械、テクノワシノ、豊田工機、日平トヤマ、富士機械製造、豊和工業、三菱電機名古屋製作所、ヤマザキマザック)の平成16年度受注状況を発表した。
 1〜12月の総受注高は、461,114百万円、前年比42.8%と二年連続で前年を上回り、平成9年以来の4,000億円超え、史上最高額となった。月次の受注状況では、国内受注は平成16年3月から、海外受注は平成14年9月から、それぞれ平成16年12月まで連続して前年を上回り、受注全体でも平成14年10月から平成16年12月まで連続して前年を上回っている。
 国内受注は、224,765百万円、前年比48.4%と2年連続で前年を上回り、最高額となった。業種別に見ると、八業種全てが前年を上回った。主な業種では、一般機械前年比58.0%増、自動車35.0%増となった。
 海外受注は236,349百万円、前年比37.9%増と2年連続で前年を上回った。地域別ではヨーロッパ向けが前年比38.7%増と2年連続で前年を上回った他、アジア向けが同37.1%増と3年連続で、北米向けが同37.0%増と2年連続でいずれも前年を上回った。
 国別に見ると、1位のアメリカが、73,460百万円(前年比31.4%増)、以下、中国32,347百万円(同106.8%増)、ドイツ19,801百万円(同48.0%増)、カナダ9,907百万円(同141.2%増)、イタリア9,811百万円(同25.2%増)の順となった。
 販売額は347,183百万円、前年比21.3%増、年末時点での受注残高は191,154百万円、前年比79.8%増となった。

GB形チップ・TGTS形・TGTT形・SGT形ホルダ
3コーナータイプ溝入れ工具
タンガロイ 抜群の安定性を発揮

 タンガロイ(社長=徳永昭大氏、本社=神奈川県川崎市幸区堀川町)では、経済性に優れ一般機械部品の溝加工で抜群の安定性を発揮する、3コーナータイプ溝入れ工具『GB形チップ、TGTS形、TGTT形、SGT形ホルダ』の販売を開始した。
 機械加工の現場で多様化するニーズに対応するため、64形番のGB形チップと、36形番のホルダをラインアップ。
 チップはチップ外郭を新設計。溝幅0.33〜2.50mmの「GBR/L32」形と、溝幅1.25〜4.50mmの「GBR/L43」形を用意した。また、「GBR/L43」形には、切れ刃が円弧形状のフルRタイプ(R0.5〜2)も設定した。チップ精度は溝幅公差±0.025oのG級仕様。
 ホルダは、シャンクサイズ、加工溝仕様によって最適工具が選択できるようにした。TGTS形およびTGTT形は外径溝加工用、SGT形は内径溝加工用。
 チップ材種には、鋼、ステンレス鋼、鋳鉄の加工に対応した「AH710」と、非金属加工に対応した「KS05F」を設定した。「AH710」は、新開発した高硬度・高靭性微粒超硬合金に耐磨耗性と密着性に優れた(Ti、Al)N系PVDコーティング“フラッシュコート”を施した材種で、一般機械部品の溝加工では耐磨耗性・耐欠損性に優れた性能を示し、抜群の安定加工が期待できる。また「KS05F」は、均一微粒組織であるため、アルミ合金等の溶着しやすい非鉄金属加工に対し、良好な耐溶着性・耐チッピング性を示す。
【標準価格】
◎チップ/(代表形番)GBR43200 AH710=2,610円(税込2,740円)
◎ホルダ/(代表形番)TGTSR2525M16=13,200円(税込13,860円)

焼入鋼加工に適したCBN工具
KBN510・KBN525発売
京セラ 現場の加工能率向上に

 京セラ(社長=西口泰夫氏、本社=京都市伏見区竹田鳥羽殿町六番)では、自動車部品等で多く用いられる焼入れ鋼加工に適したCBN工具「KBN510」、「KBN525」を新たに開発し販売を開始した。
 通常の鋼より高い硬度を持つ焼入れ鋼は、特にトランスミッションや各種ギヤといった自動車部品に使われている金属部材。これを加工する工具には、ダイヤモンドに次ぐ硬さを持つCBN(立方晶型窒化ほう素)を刃先に焼結したチップが広く用いられる。同社では、従来品に比べ強度と熱伝導性に優れた新CBN素材を採用したチップを開発。高硬度焼入れ鋼材の加工は高需要が続き、より高い耐摩耗性と耐欠損性を持ったチップが求められている。同社では「KBN510」、「KBN525」を市場に投入する事で、現場の加工能率向上、コスト削減、環境負荷の低減を図る。
【製品特徴】
◎組織分散改良系CBNをチップに採用/CBN工具は、微細なCBN粒子の粒子間に存在するバインダ相(セラミックス焼結補助材)で構成されている。この微細なCBN粒子とバインダ相の分散状態を改良、さらに微細化した両者を均一に分散して粒子構成が細密化することにより、従来に比べてより高い強度と熱伝導性を実現。従来工具より1.5倍以上の長寿命化を実現した。
◎連続加工・断続加工に対応できるチップを幅広くラインナップ/切削面と工具が常に接する連続加工には、耐摩耗性に優れた「KBN510」(171番)を、切削面と非切削面を併せ持つ断続加工には、耐欠損性に優れた「KBN525」(260番)をラインナップ。共に切削作業速度を従来工具より1.5倍以上に向上させることにより、加工時間の短縮に貢献。本チップは併せて計431型番の豊富なラインナップで、様々な部品加工用途に対応する。
【問い合わせ先】
京セラ 機械工具統括事業部 TEL075-604-3471(直通)
http://www.kyocera.co.jp

ハイブリッドミルAQX形に
VP30RTインサート追加
三菱マテリアルツールズ耐欠損性を重視

 三菱マテリアルツールズ(社長=高田修氏、本社=東京都墨田区横網)では、三菱マテリアルが開発・製造する「ハイブリッドミルAQX形」用に、『強靭ミラクルコーティング材種VP30RTインサート』を追加販売した。
 「ハイブリッドミルAQX形」は、肩削り・溝削り・ドリル加工・ヘリカル加工・ポケット加工・ランピング加工等、様々な加工を一本の工具と一種類のインサートで実現できる、刃先交換式多機能形エンドミル。使い勝手も良く好評を博している。
 今回ユーザーの強いニーズに応えて追加販売された「ミラクルコーティング材種VP30RT」は、耐欠損性を重視して開発されたPVDコーティング材種。特にインサートに異常損傷が発生しやすいステンレス鋼の加工や、欠損が発生しやすい各種被削材の強断続加工において安定加工が可能となり、従来以上の工具寿命を実現する。
 今回追加販売された「VP30RT」と従来から発売している「VP15TF」により、安定加工領域のさらなる拡大が可能となり、多機能形エンドミルの世界標準として、その総合性能を確固たるものにしている。
◎発売開始時期=2005年2月1日
◎販売目標=3,000万円/初年度
◎標準価格=既に販売しているVP15TFと同価格

10・12・14・17サイズ新発売
トップ ヘクスビット電動ドリル用

 トップ工業(本社=新潟県三条市塚野目)では、各種六角穴付ボルトの着脱に優れ、好評を得ている電動ドリル用「ヘクスビット」に、10・12・14・17oの新サイズを2月1日より、追加販売した。
【製品特徴】
◎機械、治工具、金型、組立等の六角穴付ボルトの締め・緩めに。
◎特殊鋼を使用し、完全な熱処理により、優れた耐久性を持つ。
【標準価格(税込)】
EHB―100(呼び寸10mm)/830円〜EHB―170(呼び寸17mm)/882円

5月の全国大会に向け
詳細を検討し万全を期す
名古屋伝動機商組合例会と新年会を開催

 名古屋伝動機商組合(理事長=山田貞夫氏、ダイドー社長)は1月25日午後6時より、名古屋駅の名古屋マリオットアソシアホテルにおいて全会員参加のもと、平成17年新年例会を開催した。当番幹事はイワタと伊藤伝動工業。
 冒頭、山田理事長が新年の挨拶と日頃の組合活動に対する支援・協力に感謝を述べ、「愛・地球博は自然の叡智という人と自然との共存・共生ということがテーマですが、万博の根本は産業を振興するということです。決して我々名古屋が良いとは思っておりませんが、色々な本などでトヨタ自動車が元気で自動車関係が良いということで名古屋地区が脚光を浴びておるわけですが、真に世界で一番元気の良い場所の一つとして名古屋が万博の開催地にふさわしいのではないかと感じております。日本の経済、中部地区の発展に寄与するものと思っております。一方、その様な万国博覧会を全国の伝動機商の組合員の皆さんにご覧頂くわけでございますが、色々と何しろ大変な人手でございます。パビリオンの見学、食事の問題等々ございますので、皆様のお知恵をお借りしまして、参加して良かったと思って頂けます全国大会にして参りたいと存じますので宜しくお願い申し上げます」と今年5月に同組合が設営を担当して行われる全国大会への協力を呼びかけた。
 引き続いて議事審議に移り、全国大会に向けて詳細を検討した。
 議事終了後は、全国大会での食事の試食を兼ねて新年会が行われ、午後9時前に終了した。

CNCタッピングセンター
累計3万台生産
ブラザー グローバルベースで対応

 ブラザー工業(社長=平田誠一氏、本社=名古屋市瑞穂区苗代町)では1月28日、産業機器事業における主力製品「CNCタッピングセンター」シリーズにおいて、累計生産30,000台を達成した。
 同社は一九八五年に自社開発のCNC装置搭載、独自の完全シンクロ送り機構による高速かつ高精度な部品加工を実現した「CNCタッピングセンター」を開発。以後年々ラインナップを拡大し、10年間で累計生産10,000台を、6年後の2001年2月には20,000台に到達。それからわずか4年後の今年、30,000台へと至った。
 「CNCタッピングセンター」の主なターゲットである自動車や二輪、IT関連機器などの部品加工現場では、需要の急激な増減や多様化に対応して、生産ラインをフレキシブルに組み替えられる汎用性の高い工作機械の必要性が高まっている。この様なニーズに「CNCタッピングセンター」はコンパクトサイズで設置スペースを抑えたことにより、生産ラインの変更に迅速かつ柔軟に対応することができる。また高い生産性や加工精度を実現し、幅広い部品加工にも対応するなど充実したラインナップを展開している。
 さらに同社は、蓄積してきた豊富なノウハウをもとに、加工方法や製造工程の提案といった充実した技術サポートを行うなどソリューションの提供にも努める他、最近では世界各国で事業を展開する顧客に対応するため、販売や技術サポートを地域別に行うのではなく、個々の事業展開に合わせたグローバルベースで担当する体制を構築している。

安田工業とCGTechが
パートナー契約に合意
NCシミュレーションソフト「VERICUT」

 安田工業(代表取締役=安田之彦氏、本社=岡山県浅口郡里庄町)とNC工作機械シミュレーションソフトウェア「VERICUT」の開発・販売元CGTech社(日本支社代表=高橋和彦氏、東京都豊島区)は、テクノロジー・パートナー契約を締結した。この二月よりパートナーとしての本格的な活動をスタートさせる。
 CGTech社製「VERICUT」は、NCプログラムをコンピュータ上で事前に検証する事により、NCデータの誤りを発見し、ワーク・取り付け治具・工具などの干渉チェックをする事で実機のトラブルを未然に防ぐことが出来るNCシミュレーションソフトウェア。CGTechは1988年の設立から18年目を迎え、現在ではNCシミュレーションの世界標準として全世界のあらゆる業界で使用されている。
 安田工業は、加工精度・耐久性に高い評価のあるYASDAブランドの工作機械メーカー。他の工作機械メーカーもユーザーとして工作機械の部品加工に使用するなど、マザーマシンとしての役割を果たしており、製造業界では同社の工作機械を持つことは高いステータスでもある。昨年11月に開催された日本国際工作機械見本市(JIMTOF2004)では、最新機種の5軸マシニングセンタ「H40i」を発表した。
 「五軸元年」とも言われるほど、高度な工作機械や複雑な加工が増える傾向にある中、最新の工作機械の導入を計画し、より高度な仕事にチャレンジしようとする顧客にとっても、両社のパートナー契約は期待に溢れるものであろう。工作機械を破損させないことは、機械ユーザー、機械メーカー、CGTechに共通する最大の目的である。このパートナー契約によって、今後YASDAブランドの最新機種に対していち早く、VERICUTの正確なバーチャルマシンを構築し、世界市場で提供することが可能となることから、双方の顧客満足度を世界規模で向上させることが狙いである。また両社が、技術情報の交換やマーケティング活動などで相互に協力し合うことによって、両社の顧客はもちろん、両社にとっても大きなメリットが得られるであろう。
 尚、CGTechはこれまでに、MAZAK、Matsuura、MAKINO、MORISEIKI、MitsuiSeiki、OKUMAなどの工作機械のトップブランドと同様にパートナー契約を交わしている。
【GGTechについて】
 CGTechは、ヨーロッパからアジアにまたがる支社や代理店のグローバルネットワークによって販売・技術サービス体制を提供する。米国の各地域、日本支社のほか、イギリス、ドイツ、フランス、カナダ、イタリア、シンガポールなどに直接のオフィスを置き、このほか中国、ロシア、スイス、韓国などを含む30ヶ国以上へVERICUTを販売している。
【NCシミュレーションの背景】
 一般的に工作機械ユーザーの現場では、NCプログラムや段取りのわずかなミスによって、加工品や工作機械を破壊させることがしばしば発生し、常にこれを恐れながら作業を行っている。たった一度の失敗でも、修繕には巨額な費用が必要となるほか、工程計画が狂い納期に間に合わなければ、取引上の致命傷となる可能性もあり、企業として計り知れない損失を被ることになる。昨今は特にITを駆使した生産管理を行い、コストダウンによって利益を捻出し、品質や納期を保証することが必要とされ、これまで以上にシミュレーションの重要性が認識されつつある。
【VERICUTについて】
 NCプログラムで実機を運転する前に、コンピュータ上で三次元ソリッドモデルを使用して、加工の状況や機械の動作を忠実に表現し、プログラムのエラーから、工具や機械の干渉、加工中に発生する潜在的な不具合をシミュレーションによって事前に発見することができるソフトウェア。
 VERICUTは、五軸制御をはじめとする多軸・多系統機械、NC旋盤、NC研削盤、複合機のほか、ワイヤー放電、形彫り放電までも含む様々なNC工作機械を包括的にサポートし、高精度でありながら高速に実行することができることが特徴。
 また、このシミュレーション技術を活用し、加工時間を約40%以上も短縮できるNCプログラムの最適化機能、プローブなどによる機上計測の検証、加工品の検査を行うための指示書を発行するなど、NC作業全般に向けて更に発展したソリューションを提供する。
【YASDA H40iについて】
 YASDA五軸マシニングセンタの最新機種。ワンチャッキングによる高精度な五軸加工を実現したコ型のマシニングセンタ。ガイド面に高剛性リニアガイドの採用と移動体の小型軽量化によって、俊敏なレスポンスと信頼性の高い安定した高精度加工を実現。YASDAのユニークな開発理念で、アルミ、鋳物、スチールなど多様な素材への対応と多品種少量ワークの高速・高精度加工を可能にした。

BT30小形クラスでも使用可能な
超軽量カッタシリーズ
タンガロイ 2種をラインナップ

 タンガロイ(本社=川崎市幸区堀川町580、社長=徳永昭大氏)では、BT30クラス小型マシニングセンタでも使用可能な、「超軽量カッタシリーズ」を12月20日より全国発売した。
 同シリーズは、耐久性の高い鋼ボディを採用。構造解析を駆使し、極限まで軽量化することにより、鋼ボディでありながら小型マシニングセンタの工具交換時の制限重量3sをクリアし、低馬力な機械でも高能率フライス加工が可能。また同シリーズでは、汎用カッタ(T/EFE12形、φ50〜125)とダイヤ仕様カッタ(DP09・EDPD09形、φ63〜125)の2種類を用意。アーバーは市販品を使用できる仕様とし、センタースルークーラントにも対応させた。
 汎用カッタは、アルミ合金部品の粗加工から仕上げ加工を主用途とし、鋳鉄・鋼・ステンレス材の軽切削にも対応する。切れ刃すくい角はダブルポジとし、小型マシニングセンタに対応するため低抵抗化を図った。チップは、経済的な4コーナー仕様で、ブレーカ・材種のバリエーションも豊富に設定。アルミ合金用材種では、従来材種に比べて耐摩耗性・耐欠損性が向上した超微粒子超硬材種(KS05)を採用。低抵抗型(AJ)と刃先強度の高い、汎用型を設定した。
 ダイヤ使用カッタは、アルミ合金部品の超高速加工(粗加工から仕上げ加工)に対応し、G16等級バランス取り・耐遠心力構造により、Vc4000m/minまでの高速加工が可能である。全刃調整機構を持ち、正面振れを極小にでき、普通刃・さらい刃・バリ取りさらい刃を設定したことで、高い面精度を得る事が可能である。チップは再研削可能で経済的。再研削してもカッタ径が変わらない径不変型。
【製品特長】
◎鋼ボディでありながら、小型マシニングセンタ(BT30相当機)の制限重量3kgをクリアする軽量化を実現。
◎アルミ合金部品の高精度。高能率加工に加え、鋼部品加工にも対応する汎用カッタ(T/EFE12形)とアルミ合金部品の超高速(Vc4000m/min)・高精度加工を実現するダイヤ仕様カッタ(DP09・EDPD09形)をラインナップ。

グッドデザイン
平成16年11月期最優秀賞
デジタルオーディオプレーヤー
SV―MP500V/510V

 大阪デザインセンター(大阪市住之江区南港北2-1-10)では、国内外で販売されている商品を対象とした、グッドデザイン商品の「平成16年11月期工業デザイン部門」部門別受賞作品を発表した。
 最優秀賞は『デジタルオーディオプレイヤー SV―MP500V/510V』(松下電器産業株式会社)が受賞。優秀賞は「ウォーターオーブン ヘルシオ AX―HC1―S/R」(シャープ株式会社)、「空気清浄機 F―P26SZ」(松下電器産業株式会社)が各々受賞した。
【最優秀賞】
デジタルオーディオプイヤー SV―MP500V/510V
◎出品者=松下電器産業株式会社、パナソニックデザイン社企画チーム
◎デザイン=パナソニックデザイン社AVCネットワークデザイングループ パーソナルネットワークチーム矢木良一氏
◎小売価格=オープン価格
◎発売時期=2004年12月
◎商品特長=@MP3とWMAフォーマットの音楽再生機能、FMラジオ、ICレコーダー機能を搭載A小型軽量ながら、約六〇曲の音楽を携帯可能、約十時間の連続再生B大型四桁表示のELバックライト付LCDを搭載Cディスプレイブロックとボタンブロックが結合した、斬新なフォルムD継ぎ目の無い個性的なレリーフ大型ボタン採用、小型化と操作性向上を両立E成型は高難度ビス・レス設計により、シンプルで美しいデザインを実現。
【優秀賞】
ウォーターオーブン ヘルシオ AX―HC1―S/R
◎出品者=シャープ株式会社 オンリーワン商品企画推進本部総合デザインセンター開発室 副参事松田謙一氏
◎デザイン=シャープ株式会社 電化システム事業本部デザインセンター
◎小売価格=126,000円(税込)
◎発売時期=2004年9月
◎商品特長=@約300度の過熱水蒸気を食品に噴射する新しい調理方法A肉や揚げ物の余分な脂分や塩分も落とす「減油・減塩調理」とビタミンCの酸化劣化を抑える「低酸素調理」を実現A126種類ものメニューを内蔵した自動調理機能B調理中の庫内が見やすいクリアファインダードアCメニュー表示や時間表示が確認しやすい大型液晶表示を採用。
空気清浄機 F―P26SZ
◎出品者=松下電器産業株式会社、パナソニックデザイン社 アプライアンスデザイングループ ハウジングシステムチーム渡邉辰弥氏
◎小売価格=オープン価格
◎発売時期=2004年10月
◎商品特長=@メガアクティブイオン放出&スーパーアレルバスターユニットにより、アレルゲンやウィルスを空気中とバイオ除菌フィルターのダブルで不活性化A空気の状態と生活パターンを学習し、汚れを予知するAICパトロール機能搭載B低圧損フィルターとクロスフローファンの採用で設置面積を35%カット、設置性の改善と室内空間での圧迫感を軽減C空質状態がカラー表示により一目で分かるクリーンサインを採用、LEDはバックライトによる柔らかな光で表現D全面クリアパネル&ピンスポット加工で、今までの空気洗浄器に無いクリーン&高級感を表現。

OKAYA335ツアーに参加してB
旭工機株式会社
取締役会長 闇雲 明男

 人口500万のフィンランドが努力して独立を勝ち得たことに国民は大変な誇りをもっていると正木ガイドの説明の中には日露戦争当時、駐在武官の明石元二郎大佐がロシア本国の後方霍乱活動としてヘルシンキを舞台としてフィンランドの独立の志士たちを精神的にも資金的にも支援したことが偲ばれる。
 今年は日露戦争開戦100年の年になるがロシアからの独立運動が盛んであったフィンランドでは日本の勝利が我がことのように歓迎されたそうである。
 独立を果たしたのはさらに13年後、ロシア革命でロマノフ王朝が終焉した1917年12月6日のことである。
 翌々年現行の憲法を採択して共和国として発足、同年日本と外交関係を樹立した。今でも日本には友好的である。
 その後は長い国境で接するロシア外交が国の最重要課題であった。
 第二次世界大戦ではドイツについてロシアと戦った。
 戦後、2億ドルの賠償金は人口500万のフィンランドにとっては過酷なものであった。
 さらに領土の12%が割譲された。
 そこからの本国への移住人口25万をすべて受け入れることから再出発したのである。
 1952年(昭和27年)のヘルシンキオリンピック開催が戦後の区切りをつけたのであろう。
 この年、私は20歳の大学生であったが記憶に残るのは敗戦のショックから立ち直ろうとしていた日本人に水泳の古橋広之進選手が数々の新記録を樹立して国際戦で活躍し、日本人を鼓舞してくれたがこの頃は既に競技寿命の最盛期を過ぎ、彼にとっては屈辱的な8番コースをスタートして8位。
 この競泳を最期に現役を引退したが大方の日本人は心からご苦労さんと賛辞を贈った。
 このオリンピックスタジアムを外部から見学したときはかるい雨空であった。
 長距離ランナー銅像前で記念撮影をするが同じような当時の感傷を持ち合わせる同行者も何人かおいでになったと思う。
 女性ガイドの正木さんは声が小さくて離れていると良く聞こえないことがあるがよく勉強している。知識も豊富だ。
 フィンランドの外交政策は基本的には不戦ながら独自の防衛力を保持している。1955年国連加盟以来、多くの平和維持活動に参加しているがいかなる軍事同盟にも属していない。
 歴史の教訓を忠実に意識している。
 NATO(北大西洋条約機構)とは平和のためのパートナーシップ協定を締結、西欧同盟および北大西洋協力会議にはオブザーバーとして参加している。
 1995年にEU加盟となり、2002年より通貨をユーロとしている。
 520万人口のうち76%は都市に住み、残りは農村部に住む。
 農林業国から先進工業国に急成長した。
 2002年の統計によると雇用の3.4%が第一次産業、32.6%が工業、64%がサービス業に従事している。
 携帯電話のノキアが有名である。
 世界経済フォーラムの国際競争力報告で2001年度は1位、2002年度はアメリカに次いで2位とは出発前に調べてきたがフィンランド人がそれほど頑張って働いているような印象は受けない。
 ホテルから近いエスプラナデイ通りを散策するとテキスタイルメーカーのマリメッコ、ガラスブランドのイッタラなど高級ブランドの直営店が軒を連ねていることから彼らはデザインなど大きな付加価値製品に強いことがわかるような気がする。
 環境問題に対する取り組みも参考になる。
 全ての国民は公私有地を問わず森の中に入って自然に親しむ権利があり、同時に自然を守る義務がある。
 2002年度の世界経済フォーラムの環境維持可能指数で142ヶ国中トップにランク。
 2003年度国連世界水開発レポートでは世界一水がきれいと評価された。
 また世界で最も政治家の汚職の少ない国としても評価されている。
 公用語はフィンランド語とスエーデン語。
 気をつけて見ると交通標識も2段に表示されている。
 地名もフィンランド語とスエーデン語の2種類あるところが多いそうだ。
 スエーデンの支配からロシアに移行したのは200年前だがその前の650年の影響はいまだに消えない。
 消費税は22%だから物価は高い。
 所得税も高いから金持ちにはなれないと正木ガイドは嘆いていた。
 交通違反の罰金は所得に応じて決められるので高所得者は大変だ。
 このため俳優やスポーツ選手が所得をゴマかしたとスキャンダルになっている。
 その代わり教育費は高校まで無料である。
 大学は社会人になって学費を自分で稼いでから入学することが多い。
 学生の年令が大きく違うのは当然であり、社会人学生には手厚い助成措置が施されている。
 人口の違いはあるが日本の参考になることが多いのではないか。
(つづく)

クマザワ第21回新春BL大会
林さんTGウェルフェアが見事優勝

 クマザワ(社長=熊澤清信氏、本社=愛知県一宮市大字柚木颪字池ノ内26)は1月23日午前10時30分より、愛知県稲沢市の稲沢グランドボウルで「第21回新春ボウリング大会」を開催。得意先並びに仕入先のメーカー・商社より九十六名が参加した。
 ゲームは三ゲームを行い、そのトータルピンで順位を決める。女性、中学生以下には各ゲーム30ピンがハンディキャップとして加算された。
 熊澤社長の始球式でプレー開始。参加者は盛りだくさんの賞品を目指して熱戦を繰り広げ、TGウェルフェアの林さんが504ピンで見事優勝した。
 ゲーム終了後は、会場をミーティングルームに移してパーティーが開かれ、そこで成績発表と表彰式が行われた。折りたたみ式高級自転車、大型フラット画面のカラーテレビ(特別賞2本)、洋蘭などの豪華賞品が熊澤社長からプレーヤー全員に贈呈された。参加者の家族、会社の同僚などが大勢応援に駆けつけ150名以上に膨れあがったパーティー会場からは、各受賞者に盛大な拍手が沸き起こった。
 最後に熊澤社長より「本日は本当に有り難うございます。このボウリング大会も21回目となります。これも皆様のバックアップがあり、今日のクマザワがあるものと感謝申し上げます。ボウリング大会をこれからも続けて参る所存です。そのためには皆様のご支援、ご協力が必要でございますので宜しくお願い致します。さて、今年の仕事の流れは如何でしょうか。今年の新年会で多く聞かれましたのは、今年も悪くない、昨年並みということでした。その中でも飛び抜けているのが中部地区ということです。皆様方に喜ばれる商品をより早く安くお届けし、皆様方にとって利益が出せればと考えております。私共クマザワは皆様方に『頼りになる工具屋』を目指して邁進していく所存ですので宜しくお願い申し上げます」と挨拶。和やかなうちに終了した。
 上位入賞者は次の通り。(敬称略)
▽優 勝=ハヤシトモミ 504(TGウェルフェア)
▽準優勝=トヨダタケシ 487(黒田製作所)
▽第3位=タジマチカ  482(トラスコ中山)
▽第4位=イトウナルヒト481(カネマル精巧)
▽第5位=ナガイナオキ 480(黒田製作所)

9001-2000の認証取得
ステンレス製フレキ管
中日技研工業職場の活性化に拍車

 中日技研工業(名古屋市北区大我麻町254-1・社長=上岡洋造氏・電話052-902-0505)では、このほどISO9001-2000の認証を取得した。
 登録範囲は本社工場における、配管用金属螺旋管(ステンレス製フレキシブルチューブ)の製造業務。審査認証機関はSAC機構。登録番号=B04Q10135ROS。
 同社は、1980年創業の「あらゆるニーズにお応えできる手作りのフレキ・メーカー」をモットーに、ステンレス製フレキシブルチューブの製造、販売を通じて、広く社会に貢献することを使命に、フレキシブルチューブをはじめ、フリーカットチューブ、ファインチューブ、ベローズ・伸縮管継手、テフロンホース、各種クイックカップリング・ジョイント、電線保護用フレキシブルチューブなどを製造、本社工場のほかに岩村工場もある。
 1992年にはNASDA種子島宇宙センターのH―Uロケット発射設備に、同社製のステンレス製フレキシブルチューブが採用されている。
 ISO認証取得までの経緯について上岡社長にお伺いした。
 「昨年4月に導入を開始し、11月に仮審査、12月初旬に本審査を行い、12月28日の認証取得となりました。短期間での取得にはほっとしております。今まで培ってきました実績が認められたのではと、喜んでおります。取得によりまして、業務の効率化は勿論、社内の整備、品質管理が更によくなると思います。特に従業員の意識改革、自分の役割、今まで見えなかったものが、現場の隅々まで見渡せるようになりました。まだ、取得して1ヶ月足らずですが、お客様の信頼や社会的評価が高くなったことを実感しています」と、職場の活性化などの効果も出始めていると、ことのほか喜んでいる。

レシプロ式電動鋸盤
タイガーソー9747
アサダ 豊富なバリエーション

 アサダ(社長=浅田一吉氏、本社=名古屋市北区上飯田西町3-60)では、作業性に優れたハンディタイプのレシプロ式電動鋸盤「タイガーソー9747」の販売を開始した。
 豊富なバリエーションの鋸刃で、パイプ、アングル、木材などの切断が可能なため、工事現場での建築配管や大型設備の切断・解体作業や被災地の復旧作業現場などでの切断作業に最適。
 同社では、初年度の販売目標を一千台としている。
【製品特徴】
◎ハンドルが左右90度に回転できるため、障害物のある狭い場所や高所での切断作業でも、ラクな姿勢でより安全に行うことが可能。
◎切断材に応じて鋸刃の動きを切り替えできるオービタル機能付。
◎小型ながらパワフル(1000W)で抜群のスピード。
◎ワンタッチクランプで、工具を使わず僅か4秒で鋸刃交換可能。
◎トリガースイッチで回転数が0〜2,100回転に無段変速。
◎空調工事業者、配管工事業者、電気工事業者、大工、解体業者、産業廃棄物処理業者などのユーザーが対象。


平成17年3月6日2195号
業況は概ね良好に推移
課題は組合員減少と活性化
全機工連中部ブロック会議
4組合より82名参加

 全日本機械工具商連合会の中部ブロック会議(ブロック長=野田道典氏・ノダキ社長、愛知県機械工具商業協同組合副理事長)が2月17日午後3時より、愛知県機械工具商業協同組合(理事長=山下隆蔵氏・山下機械社長)、浜松機械工具商協同組合(理事長=神谷竹彦氏・サカエ社長)、三重県機械工具商協同組合(理事長=松山廣氏・松山機工社長)、岐阜県機械金属商業協同組合(理事長=石田勝俊氏・石田商会社長)の組合員・賛助会員ら82名が参加して、名古屋駅前のホテルキャッスルプラザを会場に開催された。今回のホスト組合は浜松組合。会議では各組合の現況がそれぞれの理事長より報告された。またその後には、記念講演として長谷川武彦ヤマハ発動機顧問(元社長)を講師に招聘し、「どうなる、どうする日本のモノづくり」をテーマに講演会が行われた。
 中部ブロック会議は、杉浦浜松組合副理事長(三賀社長)の開会の辞により定刻通りにスタート。
 冒頭、野田中部ブロック長が「今回は浜松組合さんのご担当で色々ご準備をして頂いております。今年度も3月まで後少しですが、メーカーさん、ユーザーさんが大変忙しく幾らでも仕事があって絶好調との話を聞きます。我々流通は本当にそうなのかと思っておりますが、本日は今年がどうなるかとの先行きも含めながら、ブロックの各理事長さんよりお話をお聞かせ頂けると思います」と挨拶、引き続いて各組合の現況報告が行われた。
 【愛知組合】愛知の組合は、組合員数291社、賛助会員が百社。アンケート調査を3ヵ月に1度実施しており、昨年10月から12月のアンケートによれば、前年同期に比べて売上が伸びたというところが72%、その中で一割以上上昇が48%。一方、売上の前年同期比減が8%、横ばいが20%。愛知組合は、国の補助を得て昨年から3ヵ年計画で「採用と社員戦力化」プロジェクトを推進。その他に重要行事として、今秋に「メカトロテック・ジャパン2005」がある。また11月には中国の機械工具の流通調査を行うことにしており、日程は11月の20日から25日の6日間。来年の全国大会は愛知が担当することになったため、是非この中部ブロックの4組合でサポートして頂いて、内容の濃い全国大会を行いたいと思っている。
 【三重組合】三重県の現況は、昨年の状況と大きくは変わらず推移。その様な中、三重県の主力産業の中で新たな動きがあり、石油化学関連では産業再生特区、燃料電池の研究開発拠点化を推進。また、電子部品・デバイス関連では、デジタル情報家電でシャープ三重工場、亀山工場をはじめとする液晶関連企業の集積。シリコンバレー構想では、半導体関連産業の富士通三重工場、東芝四日市工場など最先端の半導体工場をはじめ、半導体製造装置メーカーや部材メーカーなどが立地している。医療・福祉関連産業、化粧品製造業の立地が増え、天然資源を活用しバイオ産業の開発を目指している。四日市のコンビナートでは新事業が展開されている。また、アジア最大規模のゲノム解析企業「ドラゴン・ジェノミクスセンター」も立地。中勢・北勢地区では、輸送機関連の自動車産業が好調で、製品出荷は県内産業第1位。自動車関連の下請け産業も仕事量は多いが、価格的には非常に厳しい状況。組合員も全体には好況だが、ユーザーや地域によってはかなり格差がついている。他府県からの売り込みも激しく、厳しい現状。そうした中、商圏の確保、業界の地位の向上と発展のため、さらに次世代を担う若手経営者の育成にも力を入れて、組合活動を通じ情報交換を密にして頑張っている。
 【岐阜組合】岐阜の組合員は34社。景気は全体的に良いという程ではないが、まあまあ皆さんやっているという感じ。勿論、個々の差はある。工作機械関係はかなり良い。一般加工品は温度差がある。問題点は、他府県より大手工具商社が複数進出していること。価格も勿論低下している。今後の見通しは、このまま推移して若干良くなると感じている。
 【浜松組合】浜松の景況感は、全体的には愛知と大体同じ感じ。組合員のほとんどが2輪・4輪の自動車関係のお客様が多い。業種は輸送機のほかに、木工機械メーカーがあったが、現在は大手2社のみ。自動車関連の部品加工、そしてまたその部品を加工する専用工作機械、一般汎用機械が、当地方の産業形態。浜松組合は35社の会で、なかなか会らしい活動が出来ていない。工場見学、ボウリング、クリスマス会などの福利厚生事業が主な行事。その他、昨年から委員会を作り、1社1社に参画感を持ってもらいたいと感じている。
 各組合の現況報告後は、組合員増強問題、組合財政問題についても討議された。
 次回の中部ブロック会議は、三重組合が担当する。
 第2部の記念講演会は、長谷川武彦ヤマハ発動機顧問を講師に、「どうなる、どうする日本のモノづくり」-感動創造のモノづくり-をテーマに講演が行われ、ヤマハのグローカル、エンジンを軸とした陸・海・空への展開などモノづくりへの取り組みについて語られ、参加者は熱心に聴講した。

中越地震とインド洋津波災害に義援金を拠出
国家財政にスポット
静岡県管工機材商組合定例理事会を開催

 静岡県管工機材商組合(理事長=丸尾氣窮雄氏・丸尾興商社長)では、2月4日午後3時より静岡市内の“マイホテル竜宮”において「2月度理事会」を開催し、中越地震とインド洋津波災害について、1万円ずつを義援金として拠出することを決める一方、経営部会を行い、国民の抱えている諸問題について研修した。
 当日審議された議案は次の通り。
◎第1号議案=17年度新年賀詞交歓会収支報告の件
 新春の門出を祝う新年賀詞交歓会は1月12日(水)午後四時より、静岡駅前の“ブケ東海”で開催され、正会員はじめ来賓、賛助会員ら170余名が出席するなど、過去最高の出席者を記録して盛大に開催された。収支も予算通りに収まった。
◎第2号議案=新会員加入促進の件
 組合の更なる発展のため、正会員、賛助会員の増強に本腰を入れるため、各支部会においての親睦を一層深め、同業者やメーカーの掘り起こしを行うことを確認したほか、組合スローガンである、「適正利潤の確保」を真摯に受け止めた、話し合いの場としての支部会開催を積極的に開催する事を申し合わせた。
◎第3号議案=地区代表者会議出席の件
 3月9日(水)に東京鉄道会館で開催され、丸尾理事長と大河、村松副理事長が出席することを決めた。
 以上で審議事項を終え、引き続いて、経営部会に移り、破綻している国家財政にスポットを当てて、国と民との確執について研修した。
 国家財政は、史上空前の低金利を維持し、破産を先送りしているが、国と地方を合せた債務の総額は約1,000兆円に上り、絶望的と言わざるをえない。また、40兆円の税収に対して予算は80兆円を超えている。しかも郵貯や簡保を財源とする特別会計は260兆円と言われ、この債務は郵貯、簡保へ預けた国民のリスクと言える。この途方もない借金返済・財政回復の手段は2つしかないと思われる、Tつは、借金の棒引き・借金の価値を大きく減価させること。具体的には、預金封鎖や徳政令、ハイパーインフレの喚起。Uつ目は、取れるところから取る。いわゆる増税。政府や財務省は、政治的リスクの小さいUの手段を用いようとしている。
 また、4月からのペイオフ解禁で、金融機関の預金は1,000万円しか保護されないとなると、経営体力に不安のある金融機関の預金が流動化する。更に、郵政民営化で市場に開放された300兆円もの貯金が、ニューマネーとして株や債権に誘導されることも考えられる。
 10億円の宣伝広告費をつぎ込んだ個人向け国債は、昨年度の販売額が5兆円を超えた。購入した6割は60歳以上の人で、個人資産の半数を占める高齢者から預貯金のあぶり出しに成功したよい例だと言える。また、ニューマネーが株式市場に流れ込めば、株価も上がり経済が活性化して税収が増え、希望者に納税番号を与える「選択制番号制度」を導入すれば、金融番号を使い個人査察が強化され、個人から加算税などが徴収できる。さらには、相続税の最高税率と最低税率を引き下げ、一部の富裕層対象から裾野を拡大しようと目論んでいる。
 この様に、幾重にも張り巡らされた周到な収奪作戦を実施しても、国家財政の窮状が改善しない場合は、更なる強