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2019年(平成31年)2月
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2019年2月3日(日) ・2696号
過去最高421名参加
愛機工 新年賀詞交歓会開催
MECT2019への協力呼びかけ

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=水谷隆彦氏・ミズタニ機販社長)は1月17日、名古屋市中区のANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋で2019年新年賀詞交歓会を開催。組合員や賛助会員ら合わせて、過去最高となる421名が参加した。幹事は南支部が務めた。今年はメカトロテックジャパン2019(MECT2019)が、来年には新たにロボットテクノロジージャパン2020が開催されることから、水谷理事長以下組合役員は参加者に協力を要請していた。
 水谷理事長挨拶「新年明けましてお客さまを回ってみましても、米中関係の不安要素などがあるにせよ景気は底堅いと感じております。この業界の新年会などにお邪魔しましても、まだまだ内需・外需ともに好景気が続くと感じております。そんななかで当組合の課題としましては、ひとつは“働き方改革”です。AIに仕事を奪われるのではないかという話がありますが、我々流通に関する営業の仕事は残るように思います。AIが不得手な仕事に、そのAIを高度に管理する仕事があります。それからAIは、過去の出来事をすべて分析して未来を予測する力は優れていると思いますが、それを新しい仕事として企画すること、さらには最終的な決断を下す仕事というのは今のところ人間にしかできないだろうと思われます。人間らしい仕事というのも残ると言われております。人間は失敗をしますが、それを反省して対策を立てます。そうした“失敗から学ぶ”ことは、失敗しないAIにはできないことです。我々の営業という仕事は人間らしい失敗をしながらも、それを超えることでお客さまから信頼を得ることもあると思います。これはAIにはできない仕事ではないかと思っております。そういった意味でも営業マンを教育していくことに積極的に取り組んでいきたいと思います。ふたつ目は、モノづくりや製造業の“変化”への対応です。ロボット、IoTで製造業、工場もどんどん進化しています。それに対応できる流通業でなければならないと思っております。我々流通業としてはメーカーさまの心のこもった製品を、心を込めて販売していく、そんなコネクテッドインダストリーの一翼を担う流通業でありたいと思っております。AIが心を持つ時代がいつか来るかもしれません。そうなったとしても、我々は心を大切にした仕事をしていかなければならないのではないかと思います。最後に本年はMECT2019が、来年には新しくロボットテクノロジージャパンが開催されます。組合員の皆さま、賛助会員の皆さまが一致団結して成功に向けて邁進していきましょう」。
 来賓を代表し、大野伊知郎愛知県産業労働部商業流通課主幹が大村秀章愛知県知事の祝辞を代読「貴組合におかれましては産業活動を支える工作機械やその技術を展示する国内最大級の専門見本市であるMECTの開催や、将来を担う人材の育成セミナーの実施など、様々な事業に積極的に取り組まれております。こうした取り組みは将来に向けて貴業界の体質強化を推し進めるとともに本県の産業基盤の発展に大いに貢献しているところであり誠に心強いかぎりでございます。さて本県は、中小企業支援はもとより自動運転などの次世代自動車や航空宇宙、ロボット分野をはじめ、ICTやAIなどのデジタル分野まで幅広く産業集積を進めるとともに、スタートアップに戦略的に取り組むことで世界一の産業の革新と創造を目指すこととしております。皆さま方におかれましては今後とも水谷理事長はじめ役員の皆さまのリーダーシップのもと、より一層結束を強められ貴業界のさらなる発展、この地域の産業・経済の振興にご尽力いただきますようお願い申し上げます」。
 高田研至副理事長(井高社長)乾杯挨拶「年が明け、いろいろと工業会さまの新年会に参加させていただきましたが、昨年は過去最高の数字を記録したことから、当組合の新年会も421名と過去最高となる多くの方々にお集まりいただき、非常に良い年の幕開けだと思っております。お伺いしたどの工業会さまも今年はプラスになると予想するなか、日工会さまだけ若干マイナスになると予想されておりましたがこれについても非常に好調ななかで、ほんの少しのマイナスだということで心配するほどではないと思っております。いずれにしても、ここ数年の良い景気がこれからも続くのではないかと思っております。私たちとしては、今、踊り場状態ではありますが、この景気があと数年は続くものとして仕事をしていく必要があるのではないかと思っております。今年はMECT2019が開催されます。来年はロボットテクノロジージャパンが開催されます。皆さまの多大なるご協力をよろしくお願いいたします」。
 森田乾嗣副理事長(モリタ社長)中締め挨拶「この元気な愛知県の、我々愛知県機械工具商業協同組合がその景気をけん引していくという気持ちで今年1年突っ走っていきたいなぁと思っております。当組合員の皆さま方、そして賛助会員の皆さま方、まずはMECT2019を成功裏に終わらせることをお願い申し上げます。そしてもうひとつ、ニュースダイジェスト社主催、当組合が共催いたしますロボットテクノロジージャパン2020を開催する運びとなりました。これにつきましては組合員の皆さま方、賛助会員の皆さま方の絶大なるご理解とご協力を必要としております。どうか当組合と業界の発展のためにお力をお貸しいただきたいと思います」。

年 頭 所 感
景気回復をさらに力強い
ものとしていくために
(一社)日本産業機械工業会
会 長 斎藤 保

 2019年を迎えるに当たり、新年のご挨拶を申し上げます。
 皆様には、気分も新たに新年を迎えられたことと思います。
 昨年を振り返りますと、国内では西日本豪雨や台風21号、北海道胆振東部地震等の自然災害による被害が相次ぎました。そうした中、2025年の国際博覧会(万博)の大阪・関西開催が決定したことは、自然災害が続いたわが国に明るい話題をもたらしました。なお、経済面では、国内総生産(GDP)7〜9月期が2期ぶりに落ち込むなど、足元では減速傾向がみられました。
 一方、海外については、米中貿易摩擦や新興国・資源国経済の動向、英国のEU離脱交渉の展開などリスク要因が多岐に亘っており、世界経済の先行き不透明感が高まりました。
 他方、私ども日本産業機械工業会にとっては、創立70周年の記念すべき年でもありました。2018年度上半期の受注額は2兆4131億円、前年同期比102・2%と2年連続で前年を上回り、海外が中国向けの減少で横ばいとなったものの、国内の製造業・非製造業向けが増加するなど、内需が堅調に推移しました。
 2019年は、天皇陛下がご退位され、皇太子殿下がご即位される新しい時代が始まろうとしております。
 日本経済においては、「いざなぎ景気」を超えた現在の景気回復をさらに力強いものとしていくための非常に重要な一年であり、激動する国際経済の状況に左右されない成長力を獲得するため、グローバリゼーションの展開とイノベーションの加速により、あらゆる産業の生産性をさらに高めていく必要があると考えます。
 我々産業機械業界としては、TPP11や日・EU経済連携協定による自由貿易圏の拡大を追い風にグローバル展開を加速するとともに、第4次産業革命などの新たなデジタル化の波を取り込み、関連産業と連携しながら、他国をしのぐ高付加価値製品・サービスを追求するなど、さらなる技術革新で世界のニーズに応えていきたいと思います。
 また、社会インフラの老朽化対策に資する新技術・システムを創出し、国土強靱化、防災・減災に向けて積極的に貢献していきます。
 併せて、会員企業の持つエネルギー・環境分野の革新技術により、地球温暖化や廃棄物削減を始めとする地球規模での環境対策にも積極的に取り組んでいきます。
 政府におかれましては、生産性向上に向けた設備投資の促進や技術開発、IoT人材の育成等を下支えする各種支援の充実などに加え、経済連携の推進や日米の物品貿易協定(TAG)交渉などの通商戦略に、引き続き取り組んでいただきたいと思います。また、消費税率の引き上げへの対策については、着実な景気対策の実施をお願いいたします。
 さらに、外国人労働者の受入制度の整備については、深刻な人手不足で悩む産業にとって朗報であり、産業競争力を高めていく観点からも、わが国にとって良い制度となるよう環境整備を進めていただきたいと思います。
 また、昨年12月に開催されたCOP24(第24回国連枠組み条約締約国会議)が「パリ協定」の実施指針を採決したことで、地球温暖化対策の枠組みが2020年から動き出すことになりましたが、日本の削減目標を達成するために、原子力発電を含めた「安定供給、経済効率性、環境適合、安全性(3E+S)」を考慮した最適なエネルギーミックスの実現に向けた取り組みを加速していただきたいと思います。
 年頭にあたり考えるところを述べさせていただきましたが、関係各位におかれましては一層のご指導、ご協力をお願いしますとともに、皆様のご多幸を心からお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。

新年を迎えるにあたり
(一社)日本フルードパワー工業会
会 長 石川 孝

 新年明けましておめでとうございます。平成31年の年頭にあたり、一言ご挨拶を申し上げます。
 昨年は、地震、豪雨、台風などの自然災害により、経済にも大きな影響を与えました。一方、2025年大阪万博が決定し、2020年の東京オリンピックに続き経済効果が期待される明るい話題もありました。
 さて、昨年の経済情勢を振り返りますと、トランプ政権による追加関税が実施され、中国との貿易戦争が始まりました。この影響もあり、中国経済は、昨年8月以降に景気が停滞局面に入っております。日本経済は、2018年7〜9月期の実質GDPは、自然災害の影響もあり、2四半期ぶりのマイナスとなりました。
 本年の米国経済は、中国・欧州の景気減速や、通商摩擦によるリスクを抱えるも良好な雇用・所得環境が続き、ややペースも落としながらも本年も消費主導の成長が続くと見られています。
 中国経済は、景気が停滞局面に入っており、輸出は堅調を維持するも、本年は米国制裁強化で輸出の下振れが強まる可能性があり、輸出関連の設備投資や、消費マインドにも波及する恐れがあると見られています。
 当工業会においては、半導体関連ではやや弱含みのトレンドが見られる一方、内需及び米国を中心とした外需の旺盛な設備投資意欲と高い受注残に支えられ、高いレベルの生産が続いている業界もあり、日本全体としてはまだら模様の状況であるように思います。
 こうした中、当工業会は、需要対策事業、国際交流事業、標準化事業、技術調査事業、広報・PR事業及び中小関連企業事業などの活動を通し、フルードパワー産業界の発展に貢献してまいりました。特に重要課題の一つとして、今後さらに進むグローバル化、高齢化を考え、意欲にあふれた人材の育成に力を入れ、「油圧・空気圧若手技術者懇談会の開催」「技術講演会の開催」などに力を入れてまいりました。本年も、人材育成に力を入れ、日本の製造業の強さをしっかりと土台から支えるフルードパワー業界となるよう微力ではございますが、日本フルードパワー産業の発展に貢献してまいりたいと存じます。
 最後になりましたが、フルードパワー工業会と皆様方の益々の発展を祈念し、私の年頭の挨拶とさせていただきます。

年 頭 所 感
不安定要因の高まりの中で
自由貿易体制の堅持により
さらなる成長を目指す
日本機械輸出組合
理事長 槍田 松瑩

 あけましておめでとうございます。
 年頭にあたり、一言ご挨拶申し上げます。
 昨年を振り返りますと、米政権によって次々と打ち出される保護主義的通商政策等に対する懸念にも拘わらず、先進国は堅調な個人消費等に支えられ、緩やかに成長し、また新興国経済もインド、ベトナム、フィリピンの高成長やロシア、ブラジルの回復等がみられ、昨年の世界経済は、総じて緩やかな成長を示しました。これを受けて、我が国輸出の約64%を占める機械輸出も、2018年1-11月の輸出額は対前年同期比約4・3%増と緩やかな成長を保ちました。経済統計上の数字では、昨年の世界経済は比較的平穏に推移しましたが、現在の世界経済・貿易体制の骨格を形成している体制の今後のあり方に大きな影響を及ぼしかねない様々な動きがありました。
 米政権によって次々と打ち出される保護主義的通商政策、特に貿易戦争とも呼ばれている米中貿易摩擦や、英国のEU離脱交渉の行き詰まり、難民の流入による右翼政党の台頭などEUの将来に対する不安、中国経済の成長鈍化や米国FRBの利上げによる新興国からの資金流出等種々の問題が次々に生起してきました。
 本年を展望してみますと、上で述べましたような種々の問題がさらに拡がり大きな影響を世界経済にもたらすことになるのか大いに懸念されます。とりわけ、米中貿易摩擦は、単に米中間の貿易不均衡を巡るものに留まらず、次世代技術の覇権争いの様相を呈しており、両国の影響力の大きさを考えると、米中間の摩擦が激化すれば世界経済の成長を阻害する大きなリスク要因となります。
 また、米中貿易摩擦に加え、自国第一主義による保護主義の拡大は、同じく世界経済の成長阻害要因となるものであり、産業界としても、その動向を注視していく必要があります。本年は、日米物品貿易協定交渉(TAG)が開始されますが、交渉の行方が懸念されるところです。開かれた自由な貿易・投資の体制こそが、著しい技術革新(AI、IoT等)による新たな産業活動のフロンティアを拓き、世界経済の成長を実現する道と考えます。
 こうした中、日本のイニシアチブにより、昨年末にTPP11が発効し、日EU・EPAも本年2月に発効となるなど、自由貿易体制の維持・発展の観点から力強い動きがありました。これらの交渉に積極的に取り組んでいただいた日本政府のご努力に大いに敬意と感謝を表したいと思います。
 他方、国連では持続可能な開発目標としてSDGsが提唱され、地球環境の保護、基本的人権の尊重、貧困撲滅など様々な社会的課題に関心が高まっています。これらは、グローバルに活動する我が国産業界として鋭意取組み、解決に向けて貢献すべき課題です。
 こうした状況下、我が国機械輸出業界は、本年においても、以下のような対策を強力に実施し、機械輸出や海外販売の拡大を図り、我が国経済・産業の持続的発展に貢献して参りたいと存じます。
 第一は、我が国機械産業の国際競争力の更なる強化と持続的成長の実現です。
 我が国業界は、更なる選択と集中を推し進め、競争力を有する分野をさらに強化するとともに、IoTやAI(人工知能)等、最先端のイノベーション「Society5・0」によって新たな分野におけるイノベーションを実現し、競争優位な製品・サービス・ビジネスモデルのグローバル市場への投入によって我が国機械産業のさらなる成長を目指します。
 他方、政府に対しては、研究開発を促進する税制や規制改革の推進、産業競争力の強化や国際物流システムの効率化と強靭化を実現していただきたいと存じます。また、政府首脳によるトップ外交の積極的な展開や、JICA、JBIC、NEXI等による公的金融支援の強化等を通じて、我が国の質の高いインフラ輸出を積極的に推進することを強く働きかけて参ります。
 第二は、貿易・投資環境をさらに改善し、自由貿易体制を堅持することです。
 我が国業界は、日EU・EPA及びTPP11の早期発効を強く支持して参りました。同様にRCEPの早期妥結、環境物品自由化交渉等の早期交渉再開も積極的に支援するとともに、既に締結されたEPAの積極的な活用に努め、輸出の拡大を図って参ります。更に各国の通商・投資や国際課税、知的財産、情報保護、貿易手続等に関する制度・運用動向を注視し、保護主義的措置や円滑な貿易・投資を阻害する制度の導入・運用があれば、政府と連携してこれらの排除や公正なルールの策定に努めて参ります。また英国のEU離脱交渉に関しては、欧州事業の持続性確保を図ってまいります。
 政府に対しては、日米物品貿易協定交渉(TAG)において、自由貿易体制の礎を堅持するようお願いするとともに、TPP11加盟国の拡大やRCEP、環境物品自由化交渉の早期妥結を推進頂きたいと存じます。また、WTOにおける電子商取引に関する国際的なルール作りの各国への働きかけを含め、自由で開放された貿易制度の維持のため、イニシアチブをとって積極的に他国に働きかけていただきたいと存じます。
 当輸出組合は、昨年、定款・規程類の抜本的な見直しをいたしました。2019年は、透明性を高めた組織体制の下で、皆様と一体となって、これら対策を積極的に推進し、我が国機械輸出業界の更なる発展と我が国経済の本格的回復に向けて邁進してゆく所存です。
 組合員の皆様方のご健勝とご発展を祈念して、新年のご挨拶と致します。

創業350周年の記念すべき年
総合力を高め、新たな発展へ
岡谷鋼機
取締役社長 岡谷 篤一

 昨年は世界同時好況への期待の中でスタートしましたが、年央からの米中貿易摩擦などの影響で、今年は先行き不透明な年明けとなりました。
 日本では年央に豪雨、地震、猛暑、そして台風に見舞われながらも、人手不足や企業業績の好調を背景に設備投資が順調でした。
 当社グループにおいても課題はありますが、インド法人の充実、米国International MoldSteel,Inc.(金型材の加工・販売)の拡張計画や、航空機関連取引の拡大、また多数の若手社員のAI資格者検定合格など、明るい話題もありました。
 新年のIMFによる世界経済成長見通しは、従来予想を下回る3・7%成長(前年同様)ですが、中国と東南アジア経済が減速する一方で、インド、ブラジルとメキシコ経済の成長が加速するなどの変化も予想されています。
 日本では、今年10月の消費税増税に対しての経済対策は講じられますが、米国・欧州経済の減速予想などとあわせ警戒して臨む必要があります。
 このような環境下で、当社グループは以下の課題へ積極的に取り組んでまいります。
●混迷するグローバリゼーションの下での国内外サプライチェーンの変化や、新商品・新事業創出の高速化の中で勝機を得るために、日頃の内外とのコミュニケーションを一層密にし、各人が収集した情報を的確に分析して行動する。従来のように傍観してはいけない。
●日本では人口減少を背景とした人手不足の解消、世界では生産性と品質向上などを目的として、様々なロボット・AI・IoT技術などの活用が普及する中、当社グループにおいても国内外でハードとソフトの両面から創造的な取り組みを推進する。
 新年は、当社が1669年に創業して以来350周年の記念すべき年となります。より一層の地域貢献に取り組みながら歴史の中で培った信用に磨きをかけ、これまで以上にグループ一丸となり共働してその総合力を高め、新たな発展に繋げてまいります。
(1月7日の同社年賀式で岡谷社長が述べた「年頭の辞」の要旨)

30周年から
“次のステージ”へ
ケルヒャー ジャパン
代表取締役社長 佐藤 八郎

 2019年の年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
 昨年は当社創立30周年という節目の年を迎えることができました。日頃からの皆様のご支援に、改めまして厚く御礼申し上げます。これを記念して9月には東京国際フォーラムにて単独展示会「ケルヒャーフェア 30」を開催し、30年間の歩みや、これからの清掃課題を視野に入れた多種多様な製品、未来に向けた取り組みなどをご紹介いたしました。多くのお客様にご来場いただきましたこと重ねて感謝申し上げます。
 さて、昨年を振り返りますと、業務用製品に関しましては、清掃現場の高齢化をはじめとする日本市場の様々な課題を背景に、シニア層や女性でも扱いやすい小型で機能性の高い製品や、バッテリータイプの製品を多く投入した一年でした。
 家庭用製品においては、当社初の電源・水源いらずのマルチクリーナー「OC 3」や日本の住宅事情に合わせて開発した30周年記念モデル「K 2サイレント」の発売など、日本の清掃ニーズに焦点をあて、新たなカテゴリーの開拓にも取り組んでまいりました。
 また、日本全国でのカスタマーセントリック(顧客中心主義)実現に向けて、サポート体制を整備いたしました。特に西日本エリアでは、神戸に物流・修理拠点を新設し、鹿児島営業所も拡張移転したことで、お客様へのサポート体制の強化に努めました。
 本年は、お客様からさらなる信頼を得られる企業を目指し、製品・サービスの充実に加え、新製品の展開や新規市場の開拓をさらに積極的に推進するとともに、社内においても常に改善を重ね、無駄のないスリムな組織作りをより一層進めてまいります。また人手不足や少子高齢化、環境問題などの社会課題にも対応するべく、ロボット床洗浄機を始めとする様々なソリューションを提供することで、持続可能な社会実現の一助となれるよう尽力していく所存です。
 昨年「ケルヒャーフェア 30」で宣言した『Enter The Next Stage』を実現する第一歩として、清掃機器専業メーカーとしての責任を果たしていくとともに、お客様のご期待に応える製品やサービスを提供し、日本に新たな清掃価値をお届けできるよう取り組んでまいります。
 今後も、皆様の一層のご指導、ご鞭撻を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

年 頭 所 感
2019年 年頭所感
鰍kIXIL
代表取締役社長兼COO 大坪 一彦

 新年を迎え、謹んでお慶び申し上げます。
 また昨年は、豪雨、台風、地震など多くの自然災害が発生した1年でした。被害を受けられた地域の皆さまに、あらためて心よりお見舞い申し上げると共に、一刻も早い復旧・復興を祈念いたします。
 さて2018年は、株式会社LIXILにとって、大きな変化の年となり、私自身にとっても大きな新しい挑戦がスタートした年でもありました。私は住宅業界で約40年間、代理店さま、販売店さま、そしてコントラクターさまなど、多くの業界の関係者の皆さまと協働し、様々なことを学ばせていただきました。2019年は、私のこれまでの経験を最大限に活かし、LIXILグループの企業理念である「優れた製品とサービスを通じて、世界中の人びとの豊かで快適な住生活の未来に貢献していく」の実現に向け、私が先頭に立ち、全社一丸となり、積極的に取り組んでいきたいと考えております。
 その実現のためには、これからも皆さまとの協働が不可欠です。本年も引き続きご支援の程よろしくお願いいたします。
 これからの社会の変化に対応し、皆さまと共に持続的な成長を目指す
 2018年の住宅マーケットを振り返りますと、新築、リフォーム市場ともに、わずかではありますが増加傾向にありました。しかし長期的なトレンドでは、空き家問題、急速な少子高齢化、さらには職人不足、建築資材の高騰など、住宅業界を取り巻く環境は、楽観視できない状況が続いています。また今年の10月には消費税増税も予定されており、少なからず影響は出てくると予想します。LIXILは、万全の体制でこの環境の変化に対応していく所存です。
 一方、ここ数年でのデジタル技術の日常生活への浸透により、エンドユーザーのライフスタイルや趣味嗜好は大きく変化し、購買行動も多様化するなど、私たちの業界にも影響が出てきています。私たちにとって、エンドユーザーに対する理解を深めていくことは、非常に大切であり、このような中で持続的な成長をしていくには、これからの社会の変化に正面から向き合い、対応していくことが重要です。
 そこでLIXILでは、これからの社会に必要とされるものづくりを目指し、昨年発売したTOSTEMブランドの窓「LW」をはじめ、INAXブランドのトイレ「SATIS」、Interioブランドのインテリア建材「Raffis」、浴室「SPAGE」、システムキッチン「リシェルST」、エクステリア「カーポートSC」、内装機能建材「エコカラット」「アレルピュア」、そしてIoT技術を活かした「スマート宅配ポスト」「Life Assist」など、イノベーション、デザイン、品質面をさらに強化させた商品、また短納期・省施工で簡単に取付けできるリフォーム商品の開発を全力で進めており、また今後さらに強化していきたいと考えています。LIXILグループは、他社に無い豊富な商品ラインアップと、お客さま一人ひとりにアカウントできる全国の営業部門を有する唯一の総合住生活企業です。私たちが住まいの価値を高められる商品を提案し続けていくことで、日本の住生活の未来に貢献できると確信しています。
 そしてもう一つ持続的な成長に必要なことは、私たちの事業戦略と、CR(コーポレート・レスポンシビリティ)戦略を一致させるということです。
 例えば、断熱性の高い窓や玄関ドアを普及させることで、住宅の断熱性を高めて暖冷房のエネルギーを減らすことができ、夏場の室内熱中症や冬のヒートショック対策にも繋がります。さらに毎日使うトイレやキッチン、バスルームの節水・節湯性能を高めることで、水と給湯エネルギーを減らせます。つまり、住まいの快適性と省エネを両立させることが、地球温暖化の防止や社会問題の解決に寄与するということです。さらに自然災害が発生した時に役立つ商品や、高齢者や身体障がい者の方々の生活をサポートできる商品など、社会インフラにも貢献していきたいと考えています。
 また昨年は、「グローバルな衛生課題の解決」に向けて、ユニセフ(国際連合児童基金)と、衛生問題に取り組むための新しいグローバルパートナーシップ「Make a Splash! みんなにトイレを」を締結し、スタートさせました。私たちはユニセフと共に、2021年までに、世界で2億5千万人の衛生環境の改善に向けて、貢献していくことを約束しています。この衛生問題の解決に向けた取り組みは、日本国内においてもこれまでも「みんなにトイレをプロジェクト」というキャンペーンを通じて、多くのお客さまにご賛同いただきました。
 このように、地球規模の環境問題や社会課題の解決に向けた活動を積極的に進めていくことで、持続的な成長の基盤を皆さまと共に築きあげていきます。ぜひ一緒に取り組んでいきましょう。
 最後になりますが、いよいよ来年の2020年には、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会が開催されます。私たちLIXILは「住宅設備部材&水回り備品」カテゴリーの東京2020ゴールドパートナーとして、東京2020公認プログラム(街づくり)に認証された「LIXIL観光地トイレ おもてなし清掃」や、東京2020公認教育プログラムの「ユニバーサル・ラン〈スポーツ義足体験授業〉」など、地域社会での活動を通じ、ユニバーサル社会の実現、そしておもいやり≠ニおもてなし≠フ心を、ソフトの面からも育んでいきたいと思います。
 LIXILは、これからさらに強いチームワークを持ち、業界の皆さまと共に、持続的な成長に向けた新たなチャレンジに邁進してまいります。本年も皆さまの一層のご指導を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

ROBOT 
TECHNOLOGY 
JAPAN2020

FAロボット・自動化システムの専門展
「ロボットテクノロジージャパン」
2020年7月、新たに愛知で開催

 国内最大級の工作機械見本市メカトロテックジャパン(MECT)2019を主催するニュースダイジェスト社(社長=樋口八郎氏、本社=名古屋市千種区)と愛知県機械工具商業協同組合(理事長=水谷隆彦氏、所在地=名古屋市熱田区)は、FA(ファクトリーオートメーション)ロボットと自動化システムの専門展「ROBOT TECHNOLOGY JAPAN(ロボットテクノロジージャパン)」を2020年7月、愛知県国際展示場(Aichi Sky Expo)で初開催する。
 少子高齢化時代を迎え、人手不足に直面する国内の生産現場でどのようにロボットを活用すべきか、匠の技に支えられている現場でどのように品質の安定を図るのか、人工知能(AI)やモノのインターネット(IoT)の技術をどのように活用するべきかなど、工場内の自動化、省人化に関する数々の課題を一緒に解決する。
 会場には産業用ロボット本体やその周辺機器の展示ゾーンに加え、ロボットの設置やシステム構築を担当する「ロボットシステムインテグレーター」(SIer)専用の展示ゾーンを設ける。「ロボットの使い方」を展示することで、より具体的な導入方法を検討できる場を提供する。
 樋口社長は「生産現場、物流、研究所など幅広い場所でロボットのニーズが高まっている。そこで、FAロボットと自動化システムに特化した展示会をものづくりの中心地である愛知県で開催し、普及促進の一助になりたいと考えた。メカトロテックジャパンで30年以上培った展示会の開催と運営のノウハウを生かし、新しいFAロボットの活用法を一緒になって考えたい」とコメントしている。 
 【ROBOT TECHNOLOGY JAPAN2020開催概要】
●会場=愛知県国際展示場(Aichi Sky Expo) 愛知県常滑市セントレア5丁目
●開催期間=2020年7月2日(木)〜4日(土)の3日間
●会場時間=10時〜17時(予定)
●主催=ニュースダイジェスト社
●共催=愛知県機械工具商業協同組合
●目標来場者数=3万人
●対象来場者=工場内でロボット導入を考えるユーザー(自動車などの製造業、物流、食品・医療品・化粧品産業など)、システムインテグレーター、商社など
●対象用途=溶接、研磨、ハンドリング、検査、塗装、バリ取り、搬送、特殊作業、成形品取り出し、組み立て、はんだ付け、パワーアシスト、包装、洗浄、ピッキング、生産効率向上、省人化関連システムなど
●目標開催規模=200社・800小間
●対象出展者=ロボットメーカー、周辺機器メーカー、システムインテグレーター、商社など
●対象出展製品=垂直多関節・水平多関節・パラレルリンク・直交・協働ロボット、ガントリーローダー、AGV、自動倉庫、その他搬送機器、各種ハンド、ロボット構成部品、周辺機器、各種センサー・制御機器、ソフトウエア、AI・IoT関連装置およびシステム、ロボット搭載機械・装置、自動化技術提案など(サービスロボットや介護ロボットなどは対象外)
 ※出展料金、出展募集の期間については4月ごろ決定予定。
 【愛知県国際展示場(Aichi Sky Expo)について】
 2019年に開業する愛知県最大規模の国際展示場。総展示面積は6万u。中部国際空港の隣接地に立地し、総合保税地域の機能を活用した国内で唯一の常設保税展示場となる。
 同件に関する問合せは、ニュースダイジェスト社ROBOT TECHNOLOGY JAPAN事務局(電話052=732=2455、ファクス052=732=2457)まで。
 公式Webサイトhttp://www.robot-technology.jp

組合員・賛助会員34名が参加
優勝は丸尾氣窮雄氏(丸尾興商)
静岡県管工機材商組合 第60回ゴルフ大会

 静岡県管工機材商組合(理事長=一色哲巳氏・一色機材社長)は11月27日、静岡カントリー島田ゴルフコース(静岡県島田市船木)にて第60回ゴルフ大会(大会幹事=金子光彦理事・金子管材社長)を開催した。
 組合員と賛助会員(メーカー)34名が参加して日頃の腕前を競った結果、丸尾氣窮雄氏(丸尾興商)がネット71・0で優勝した。
 上位入賞者は次のとおり(敬称略)。
▽優勝=丸尾氣窮雄N71・0、H33・0(丸尾興商)
▽準優勝=和久田利光N72・0、H22・0(浜松管材)
▽第3位=唐津悠補N72・0、H36・0(アカギ)
▽第4位=滝澤昇一N73・0、H19・0(オータケ)
▽第5位=中村徹郎N73・0、H28・0(TOTO)

愛機工組合 支部忘年会
 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=水谷隆彦氏・ミズタニ機販社長)では、昨年11月下旬から12月下旬にかけて各地で支部の忘年会が開かれた。
支部員ら集い情報交換
尾張支部 日本料理店「舞鶴館」にて

 尾張支部(支部長=大崎政雄氏・大崎機工社長〈当時、現会長〉)は、11月24日午後6時30分より名古屋市中村区の国際観光日本料理店「舞鶴館」にて平成30年度支部忘年会を開催した。
 忘年会は、近藤理事(油傳商店社長)が司会進行を務め、服部理事(服部商会社長)の開会の辞に続いて、大崎支部長が挨拶に立ち「今年度、本部の理事長が伊藤理事長から水谷理事長に代わり、新しく執行部が発足しました。昨年度は支部の編組に関して後半に色々と議論をしましたが、再編については継続審議ということになっています。組合は、私が支部長になってからは皆様のお陰で、うまく進行していると感じます。来年(2019年)は10月に消費税が引き上げられるので先行きに少し不安はありますが、昨日2025年大阪万博の開催が決定、2020年には東京オリンピックがあり、オリンピックまでは景気がいいだろうと言われています」などと話した。
 続いて、山崎組合事務局長が「組合としても今年(2018年)最初の忘年会です。皆さんも個々に忘年会が続くと思うのでお体に留意されながら、今年の悪いことは払拭して来年に向けて頑張ってください」と挨拶。
 坂倉コーワ精工販売会長の発声で乾杯し、懇親の場となった。
 近況報告や情報交換に花を咲かせて親睦を深め、佐々木理事(太田廣常務)の中締め、石川石川工具社長の閉会の辞で終了した。
 同支部の平成31年度支部総会は、2月23、24日にエクシブ琵琶湖(滋賀県米原市)での開催が予定されている。
親睦を深めながら情報交換
三河支部 四川料理「城北飯店」で

 三河支部(支部長=三井重信氏・三井機工社長)は、12月14日午後7時より中国四川料理「城北飯店」(愛知県岡崎市)にて支部忘年会を開いた。
 冒頭、三井支部長が、忘年会の参加と日頃の支部活動への協力に対して御礼を述べた後、「本日は平成最後の忘年会となりますので、景気よくやっていきたいと思います」と挨拶。
 初参加の2名の中から杉本NaITO安城支店ジュニアマネージャーが乾杯の発声を行い、開宴した。
 参加者は、蟹肉とフカヒレのスープをはじめ新鮮な魚介類を使った海鮮料理など、中華の老舗の味を堪能しながら情報交換し、10月に着任したばかりの枅川ジーネット三河営業所長の中締めで終了した。
新年賀詞交歓会幹事支部
南支部 名古屋国際
ホテル
 南支部(支部長=森庸一理事・森哲社長)は12月7日午後6時より、名古屋市中区の名古屋国際ホテル「ガーデンサイド」(R階)で忘年会を開催。和久田修志理事(三和商事社長)が司会進行を務め、支部員12名が参加した。
 冒頭、森支部長が「今年(2018年)は皆さん順調に業績が推移したものと思っております。この1年を議事録などで振り返りましたら、理事長が伊藤高潤前理事長(春日鋼機会長・現組合相談役)から水谷隆彦理事長(ミズタニ機販社長)に変わられ、私も青年部部長から青年部顧問になりました。11月1日から6日まで東京ビッグサイトでJIMTOF2018(第29回日本国際工作機械見本市)が開催され、大変な賑わいを見せていました。今日は皆さん思う存分情報交換などをしていただき、そして来年(2019年)も1年間頑張りましょう」と挨拶し、乾杯の音頭をとって忘年会がスタート。集まった支部員は会話を弾ませ、忘年会は大いに盛り上がりを見せていた。
 宴もたけなわとなったところで中川雅夫理事(ナカガワ社長)が「今日は非常に寒くなりまして、出発する前に自宅に戻ってコートを取ってきました。人間というのはいい加減なもので、寒くなればなったで今年(2018年)の記録的な猛暑も懐かしく思ってしまうものです。来年(2019年)の新年賀詞交歓会(2019年1月17日開催済み)はこの南支部が担当です。皆さんで力を合わせて、ぜひとも無事成功させましょう」と中締めの挨拶をし、最後は全員での1本締めで忘年会はお開きとなった。
 今年1月17日、名古屋市中区のANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋で開催された愛知県機械工具商業協同組合2019年新年賀詞交歓会の幹事支部を務めた南支部。森支部長以下、支部員はこの忘年会の席で綿密に打ち合わせを重ねていた。
39名が集まり大賑わい
東支部 東京第一ホテル錦

 東支部(支部長=野崎憲昭理事・常磐精機社長)は12月12日午後7時より、名古屋市中区の東京第一ホテル錦で忘年会を開催。時津達也理事(新栄商會社長)が司会進行を務め、総勢39名(賛助会員11社16名含む)が参加した。
 冒頭、野崎支部長が「実は、今日来る道中、何を話そうか考えていたのですが何も浮かびませんでした。この浮かばなかった≠ニころが実は良くて、いつもならネタやオチを考える私でも、今回何も考えつかなかったということは、それだけこの支部の居心地が良いってことだと思うんです。皆さま方のお会社も売り上げを伸ばすだとか人材教育だとかで忙しくされていると思いますが、働く環境、横のつながり、人間関係といったベースを今まで以上に底上げしていただき、これからも活気ある組合、そして支部にしていきましょう」と挨拶。続いて、林正人理事(広商NEXUS社長)が「2018年も終わりに近づき、2019年は何をしようかと考える時期がきました。今年を振り返って、来年をより良い年にしたいと思います」と挨拶。乾杯の音頭をとって忘年会は始まった。
 途中、参加した賛助会員の各会社PRタイムなども設けられ盛り上がりを見せたが宴もたけなわとなり、田中知之理事(ミユキ商會会長)が「今日も皆さん和気あいあいと情報交換などされており、大変楽しい時間を過ごせました。これからの東支部も幹事一同、一生懸命頑張ります。皆さま方のご理解とご協力をよろしくお願いします」と中締めの挨拶をし、最後は1本締めで散会となった。
より活発に支部事業を
熱田支部 割烹「安兵衛」

 熱田支部(支部長=滝澤有一理事・松本商店社長)は12月25日、名古屋市熱田区の割烹「安兵衛」で忘年会を開催。後藤聡氏(喜一工具中部営業ブロック副ブロック長)が司会進行を務め、支部員ら19名が参加した。
 開会に先立ち、滝澤支部長が「本日は12月25日のクリスマスですが、忘年会らしく年末ということで開催させていただきました。組合は今年(2018年)、水谷新理事長に体制が変わり、支部事業としてはMRJ製造現場の視察や、毎年恒例の大相撲観戦などを行いました。これからも支部の事業にご理解をいただき皆さま方には案内が届きましたら奮ってご参加いただきたいと思います」と挨拶。続いて川島健一氏(川島商事社長)が「今年の漢字は『災』と決まりましたが、2019年が皆さま方にとってより良い年となりますよう祈念して乾杯したいと思います」と挨拶し乾杯の音頭をとった。
 美味しい料理に舌鼓を打ち、会話も弾んで宴もたけなわとなったところで水谷理事長が「2019年はMECT2019(メカトロテックジャパン2019)開催の年です。今年、ロボットや工作機械業界は非常に活況でした。ぜひ皆さま方のご協力をいただきましてMECTを成功させたいと思います」と中締めの挨拶をし、最後は名古屋締めで終了した。
グローバルゲートで年忘れ
中南支部 うなぎ四代目菊川にて

 中南支部(支部長=鈴木俊雄氏・マルマン商事会長)の忘年会は、12月12日午後6時30分より、ささしまライブのグローバルゲート3階にある「うなぎ四代目菊川」(名古屋市中村区)で開催され、支部員とその社員、取引関係者など17名が参加して親睦を深めた。
 冒頭、司会進行を務める山本杉本商事名古屋営業所長が「今年も支部の忘年会の時期がやってまいりました。今年は鈴木支部長と話した結果、少し変わったところで行おうということになり、四代目菊川での開催となりました。楽しくできればと思っております」と挨拶。
 続いて、鈴木支部長が力強く音頭をとって乾杯した。
 初参加の人もいるため一人ずつ自己紹介をした後、和やかな雰囲気のなか歓談。うなぎの白焼きなど、うなぎ料理専門店ならではの同店自慢の料理を堪能した。
 コースの中の「うなぎ一本重」は満腹のため食べきれないと判断され、急遽「持ち帰り用」に設えてもらい参加者に配られた。
豊川稲荷初詣へ参加呼びかけ
北支部 梅の花・栄店にて

 北支部(支部長=長村康義氏・長村商店社長)は、12月5日午後6時30分より名古屋市中区の梅の花・栄店にて支部忘年会を開催した。
 服部理事(伊吹産業社長)の司会で進められ、冒頭、長村支部長が挨拶で2018年の支部活動を振り返り「9月に恵那峡の方に牛肉と松茸の食べ放題に行きましたが、その他はあまり活動ができず、なかなか集まる機会がありませんでした。今日は忘年会ということで、1年間の疲れを癒していただいて、色々あったことをお酒を酌み交わしながら楽しく語り合っていただければと思います。本当に1年間、ありがとうございました」と御礼を述べた。
 続けて長村支部長は、「新年早々には北支部の最大行事である豊川稲荷への参拝が待っておりますので、皆様ご参加のほど宜しくお願いいたします」と呼びかけた後、力強く乾杯の音頭をとった。
 参加した山崎組合事務局長が、組合からの連絡事項として事務局員(女性)が都合により3月末で退職することを伝え、「採用を準備しております。彼女は仕事も大変できたものですから、どのような方が来るか分かりませんが、その節は宜しくお願いいたします」と述べた。
 さらに山崎組合事務局長は2019年10月開催の展示会メカトロテックジャパン2019について「11月末に出展の申し込みを締め切りました。やはり前回同様、満小間の状態です。これから小間の調整をする次第です。もう1つ、2020年7月にロボット展がニュースダイジェスト社の主催で開催されますが、組合としてもメカトロテックジャパン同様に共催団体の形で協力してまいります」と報告した。
 参加者は和やかに1年を振り返りながら親睦を深め、支部員でもある野田組合相談役(ノダキ社長)の中締めで盛会のうちにお開きとした。

中部経産局1月公表 最近の管内総合経済動向
「改善している」、19か月連続
公共投資、住宅投資は下方修正

 中部経済産業局は、1月16日公表の「最近の管内総合経済動向」で、管内(愛知、岐阜、三重、富山、石川の5県)の経済活動についての総括判断を、19か月連続で「改善している」とした。
 個別の項目では、生産の判断を4か月連続で「高水準で推移している」とした。鉱工業指数(11月速報)は、電子部品・デバイス工業、化学工業、はん用・生産用・業務用機械工業などが上昇したことから、前月比1・2%増と2か月連続で上昇した。主要業種では、輸送機械が同1・7%減。乗用車は横ばいとなるも、海外向けで自動車部品の好調が継続しており、高水準で推移している。はん用・生産用・業務用機械は同1・0%増。金属工作機械を中心に高水準で推移している。電子部品・デバイスは同10・2%増。一部に弱い動きがみられるものの、データセンター向けなどで堅調となっている。
 個人消費については、20か月連続で「緩やかに持ち直している」と判断した。管内商業動態統計(販売額)は、前年同月比0・0%減と13か月ぶりに前年を下回った。百貨店は、高額品に動きがみられたものの衣料品等が振るわず、同2・8%減。スーパーは、飲食料品等が振るわず、同1・5%減。家電大型専門店販売は、通信家電等が振るわず、同3・3%減となった。一方、コンビニエンスストアは、カウンター商材、中食が引き続き好調で、同1・3%増となった。乗用車販売は、普通車が5か月連続で、小型車が2か月連続で、軽自動車が6か月連続で前年を上回り、全体でも2か月連続で前年を上回った(乗用車新車新規登録・届出台数…前年同月比6・5%増)。
 設備投資は、19か月連続で「増加している」と判断。管内主要8社の金属工作機械受注(国内向け)は、一般機械工業向けが15か月ぶりに前年を下回ったものの、自動車工業向けが3か月連続で前年を上回り、全体でも16か月連続で前年を上回った。
 公共投資については、判断を「おおむね横ばいとなっている」から「弱含みとなっている」に9か月ぶりに下方修正した。公共工事前払金保証請負金額は6か月ぶりに前年を下回った。年度累計では前年度比9・9%増と前年を上回っているものの、増加幅が縮小傾向となっている。
 住宅投資は、判断を「持ち直しの動きがみられる」から「おおむね横ばいとなっている」に下方修正した。判断変更は3か月ぶり、下方修正は9か月ぶり。新設住宅着工戸数は、持家が5か月連続で前年を上回ったものの、貸家が3か月連続で、分譲が2か月ぶりに前年を下回り、全体でも2か月ぶりに前年を下回った。
 その他、輸出は「増加の動きに足踏みがみられる」(3か月連続)、雇用は「労働需給が引き締まっている」(30か月連続)と判断した。
 企業倒産(件数)は、「サービス業他」と「建設業」は前年を上回ったものの、「卸売業」「不動産業」などが前年を下回り、全体でも2か月連続で前年を下回った。
 ※比較は、断りのあるものを除き、平成30年11月の実績値による。

鍛圧機械受注総額前  年同月比0.7%の微減
国内設備投資がやや低調に
日鍛工 2018年11月度会員受注統計

 一般社団法人日本鍛圧機械工業会
(日鍛工、代表理事会長=宗田世一氏)が12月7日発表した月次会員受注統計によると、2018年11月度の鍛圧機械受注総額は前年同月比0・7%減の269億3600万円で今年度初の300億円割れとなった。1〜11月の累計は前年同期比8・5%増、4〜11月では同15・3%増で推移している。
 機種別に見ると、プレス系機械は前年同月比3・0%減の115億9900万円。大型プレスは同2・6倍増となったが、超大型プレスが同26・7%減、中型プレスが同30・7%減、小型プレスも同12・7%減だった。油圧プレスは同31・1%減、フォーミングは同56・7%減、自動化・安全装置も同30・2%減だった。
 板金系機械は前年同月比2・0%減の83億2900万円。パンチングは同12・9%増となったが、プレスブレーキが同9・3%減、レーザ・プラズマも同3・2%減だった。
 その他、サービス・部品金型は前年同月比5・0%増の70億800万円だった。
 内外別(機種計)では、国内が前年同月比22・0%減の110億2700万円。電機は同59・2%増となったが、自動車が同11・4%減、金属製品製造業が同32・8%減、一般機械が同33・8%減、鉄鋼・非鉄金属も同50・7%減と、今年度高水準で推移していた国内設備投資がやや低調になった。
 輸出は前年同月比40・9%増の89億100万円となり、中国向けが同3・1倍増、東南アジア向けが同2・9倍増と好調。その他、北米向けは同22・2%減、欧州向けは同6・3%減、インド向けは同69・0%減、韓国・台湾向けも同68・8%減と振るわなかった。輸出比率は44・7%となっている。

総受注高が20か月ぶりに前年割れ
国内は16か月連続で前年上回る
中部経産局 30年11月度金属工作機械受注状況

 中部経済産業局が12月27日に発表した平成30年11月度金属工作機械受注状況によると、管内金属工作機械メーカー主要8社(オークマ、アマダマシンツール、ジェイテクト、コマツNTC、FUJI、豊和工業、三菱電機名古屋製作所、ヤマザキマザック)の総受注高は、前年同月比5・2%減の431億5500万円となり、20か月ぶりに前年を下回った。前月比は9・6%減だった。
 国内受注は、前年同月比7・7%増の165億600万円となり、16か月連続で前年を上回った。前月比は4・2%減だった。主力の一般機械工業向けが前年同月比2・6%減の85億4500万円と15か月ぶりに前年を下回ったものの、自動車工業向けが同30・2%増の51億6700万円と3か月連続で前年を上回った。
 海外受注は、前年同月比11・8%減の266億4900万円となり、18か月ぶりに前年を下回った。前月比は12・6%減だった。海外受注比率は61・8%となっている。
 北米向けが前年同月比30・4%増と18か月連続で前年を上回ったものの、ヨーロッパ向けが同15・3%減と20か月ぶりに、アジア向けが同36・4%減と2か月ぶりに前年を下回った。シェアは、北米向け42・7%、アジア
(トルコを含む)向け29・4%、ヨーロッパ向け25・9%。
 国別にみると、1位のアメリカが107億6000万円(前年同月比39・9%増)、以下、中国32億6900万円(同51・8%減)、ドイツ23億4300万円(同7・0%増)、イタリア13億7800万円(同25・8%減)、インド13億3600万円(同31・2%増)の順となった。
 販売額は、前年同月比31・8%増の398億9600万円となり、12か月連続で前年を上回った。前月比は27・2%増だった。
 受注残高は、前年同月比21・4%増の2478億7300万円となり、20か月連続で前年を上回った。前月比は0・9%減だった。

中川運河沿いの物流倉庫建て替え
岡谷鋼機 12月竣工予定
1934年竣工時の外観を再現

 岡谷鋼機(社長=岡谷篤一氏、本社=名古屋市中区)は1月7日、名古屋市中川区の中川運河沿いに保有する物流倉庫「中川配送センター」を、竣工時を再現した外観デザインで建て替えると発表した。老朽化対策と耐震性強化のため。12月竣工予定。
 中川運河は、名古屋港と都心を結ぶ水運物流の軸として、名古屋の経済・産業の発展を支えてきた。名古屋市と名古屋港管理組合では運河の水運物流の減少を背景に、中川運河の歴史を尊重しつつ、新たに求められる価値や果たすべき役割を見据え、「中川運河再生計画」を策定。運河周辺を「モノづくり産業ゾーン」「レクリエーションゾーン」「にぎわいゾーン」の3ゾーンに再編し、うるおいや憩い、にぎわいをもたらす運河へと再生する。
 同社倉庫は、この計画で、運河の歴史や文化・芸術を楽しめるエリア、「港と文化を感じる都心のオアシス」の形成を目指した「にぎわいゾーン」内に位置しており、歴史的価値の高い倉庫等の景観を維持・保存したいという地域からの要望に応えるため、昭和初期の原風景を残すべく、1934年(昭和9年)竣工時の外観を再現した倉庫に建て替える。
 【岡谷鋼機中川配送センター概要】▽所在地…愛知県名古屋市中川区中川運河北幹線A地区第4号地▽土地…1387坪▽現建物…延床1131坪・平屋建て7棟(1934年竣工時は延床884坪・平屋建て6棟)▽新倉庫…延床865坪・平屋建て6棟(12月竣工予定)▽建設費用…約6億円

MEKASYSin名古屋 2018・秋
現場の課題解決を提案
日伝 IoT導入に関するセミナーも好評

 日伝名古屋支店(支店長=朝田春彦氏、所在地=名古屋市昭和区)は11月22日、名古屋国際会議場イベントホールにて「MEKASYS(メカシス)in名古屋 2018・秋」を開催した。MEKASYS展は地域のユーザーに合わせたテーマで行われており、名古屋での開催は10回目。
 今回は「現場の困ったを解決する」をテーマに同社の仕入先メーカー約50社が出展し、IoTの導入や最新のロボット&システムアプリケーション・現場改善・省エネに関する製品などを展示紹介した。
 MEKASYSのブースでは、半自動組み立てロボットシステムや6面外観検査ロボットシステムの実演が行われ、来場者の関心を集めた。
 午前10時の開場に先立って挨拶に立った酒井義之日伝常務取締役(中部・西部ブロック担当兼中部MEシステム部管掌)は、参加各社に対して出展への御礼を述べた後、「日伝は11月13日に上期(2018年4〜9月)の中間決算の発表を行いました。連結売上高は621億円、対前年比107%となり、これも皆様の日頃のご支援の賜物であると思っています。下期は、今日来られたメーカー様が一番感じておられると思いますが、貿易摩擦の問題、それに関連した中国経済の低下など、マイナス要素が多い。そのような中ですが、このMEKASYS展を機にユーザー様のニーズ、またユーザー様の課題を引き出していただいて、下期も皆様とともに業績の拡大に向けて努力していきたいと思います。本日は午後6時までの長丁場ではありますが宜しくお願いいたします」と述べた。
 会場には「ロボット・省人化ゾーン」「環境・省エネゾーン」「機械要素部品ゾーン」「IoTゾーン」が設けられ、出展各社が最新の製品・技術を展示して製造現場における課題の解決を提案。人手不足に対応するための自動化、省力化に関するブースなどに注目が集まった。
 また、前回新設された「IoTゾーン」には今回8社が出展。省コストで手間なく機械設備の「見える化」を実現する製品など、様々なIoTソリューションを展示し、スモールスタートを提案した。
 同時開催セミナーでは、「AI技術による製造業の未来〜IoT導入のポイントと実践事例〜」と題して名古屋工業大学大学院情報工学専攻NITech AI研究センター准教授の大塚孝信氏が講演し、多数が聴講。IoТの基礎・現場での進め方などを紹介する「製造業向けIoТセミナー」(MEKASYS)、「ベアリングのトラブルシューティング」(日本精工)のセミナーも好評だった。

『テクノ法要』を生み出した
朝倉行宣氏(照恩寺住  職)が講演
福井県機工商組合 平成30年度研修会行う

 福井県機工商組合(理事長=吉岡正盛氏・吉岡幸社長)は、11月27日午後5時より福井市内のユアーズホテルフクイにおいて、平成30年度研修会を実施した。福井市郊外にある照恩寺(浄土真宗本願寺派)の17代住職・朝倉行宣氏が『テクノ法要・新たな挑戦に込められた想い』と題して講演し、正会員21名、賛助会員17名、合計38名が聴講した。
 はじめに吉岡理事長が「本年度は5月に設立30回記念総会を開催、トークセッションでは30年前の仕事ぶりと働き方改革を求められる現在について賛助会員のトップの方からお話を伺うことができ皆様の協力の下、無事成功しました。また、9月の懇親ボウリング大会は100名を超える参加者を得て大変盛り上がりました。今回は住職の朝倉行宣様をお迎えして研修を行います。先日、JIMTOFを見学しました。過去最高の入場があったと聞いていますが、時代の流れが速く製造業の方も米中貿易問題など環境が変わりつつあり、我々機工商も時代の先を見据えて経営していかねばなりません。今日の研修では仏教の歴史の中で時代を超えてテクノ法要を始められた朝倉様の思いをお聞きして、明日からの経営に活かして頂きたい」と挨拶。
 司会の山本英治理事(福井機工社長)より講師紹介が行われた後、講演に入った。
 講師の朝倉氏は、先代住職の父親から住職を引き継ぐにあたって、自分なりの新しい感覚で仏教を見つめ直したいと考え、伝統的な声明(しょうみょう)を現代的な形にアレンジし、極楽浄土の荘厳(そうごん)をプロジェクターなどを使って音楽と光で表現した『テクノ法要』を考案。「お寺が身近なものであり、コミュニティの場であること、そして、自分がおかれるべき僧侶が気軽な存在でありたい、また、形式を超えた思いを伝えること、これが新住職に課せられた課題」として取り組んだと話し、テクノ法要を作り上げるまでの苦労話やアイデアなどを披露した。
 講演の後は会場を移して懇親会が催され、河嶋一副理事長(カワチュウ社長)の乾杯にて開宴。講師の朝倉氏も交えて和やかに親睦を深め、芝泰弘大喜産業金沢営業所長の中締め、山内和則理事(カネ長社長)の閉会の挨拶で盛会のうちに終了した。

ソリッドボールエンドミル
「ハード1ボール」新発売
ダイジェット工業 キャンペーン先行販売

 ダイジェット工業(社長=生悦住歩氏、本社=大阪市平野区)は、高硬度材(60HRC)、合金鋼、工具鋼等の荒〜仕上げ加工用ソリッドボールエンドミル「ハード1ボール」(SFSB形)を発売する。4月(予定)の一般発売に先駆け、1月より実施のキャンペーンで先行販売を行っている。
 同製品は、焼入れ鋼などの高硬度な鋼材の直彫り加工によるリードタイム短縮が求められる中、切削熱の発生を抑える低抵抗な刃形と強靭で耐熱性に優れた高硬度材用新材種を採用し、高能率加工を可能にした。
 主な特長は次の通り。
 @荒加工から仕上げ加工まで幅広く対応し、刃長1Dのスーパーショートタイプで高能率加工が可能な、2枚刃のソリッドボールエンドミル。
 Aボール切れ刃のR精度は±5μm、ボールR切れ刃と外周切れ刃はシームレス形状を採用し、良好な仕上げ面と加工時のチッピングを抑制できる。
 B高速回転における剛性と精度を有した焼きばめホルダ(シュリンク)やハイドロツーリングに適応可能なシャンク精度を有する。
 C超硬コーティング材種に高硬度材加工用新材種「DH110」を採用。超硬母材は、超微細なWCを用い、優れた刃立ち性が得られる。また、被膜「DH1」は、ナノ多層膜で構成され、耐高温酸化性、耐衝撃性、被膜靭性および密着性において優れる。
 今回発売されるのは、サイズφ1(R0・5)〜φ12(R6)の全13形番。標準価格は3500円〜1万3000円(税抜き)。初年度3000万円の販売を見込んでいる。
ダイジェットウィンター
キャンペーン2019
3月29日(金)まで

 ダイジェット工業では新製品発売を記念したキャンペーンを実施している。期間は3月29日まで。  
 主力製品の高能率加工用カッタ、刃先交換式ボールエンドミル、ソリッドドリル・エンドミルを対象としたキャンペーンで、1月発売の「ショルダーエクストリーム」「ヘプタミルフェースミルタイプ」に加え、4月発売予定の「ハード1ボール」が数量限定で先行発売され、キャンペーン対象となっている。
 【対象商品】
 @高能率肩削りカッタ「ショルダーエクストリームEXSAP/MS]形」
 Aインサート7角形仕様の高切込み高送りカッタ「ヘプタミルHEP/HEP-FM形」
 Bインサート4コーナ仕様の高能率高送りカッタ「SKS-GU SKG/MSG形」
 C刃先交換式ボールエンドミル「スウィングボールネオSWBX/MSWX形」
 D先端角180度フラットの座ぐり加工用ソリッドドリル「タイラードリルTLDM形」
 Eソリッドボールエンドミル「ハード1ボールSFSB形」
 【セール内容】
 《Aコース・他社乗換えお試しコース》インサート20個購入+他社ホルダ引き取りで適用本体1台サービス。対象商品▽ショルダーエクストリーム▽ヘプタミル▽SKS〓GU
 《Bコース・本体サービスコース》インサート主刃・副刃各10個購入で適用本体1台サービス。対象商品▽スウィングボールネオ
 《Cコース・プラスワンコース》3本購入で購入品の最安値品以下1本サービス。対象商品▽タイラードリル
 《Dコース・新商品お試しコース》1本購入で購入品の同サイズを1本サービス(500セット限定)。対象商品▽ハード1ボール
 販売目標は、合計1000セット。数量限定につき、なくなり次第終了となる。

魚津工場2020年度に再稼働
三菱日立ツール 現在の2工場に加えて

 三菱日立ツール(社長=増田照彦氏、本社=東京都墨田区)は12月25日、富山県魚津市に保有し休止中の魚津工場を2020年度に再稼働すると発表した。
 同社は1933年設立、2015年4月に三菱マテリアルグループの一員に加わり、MOLDINOブランドのもと金型加工分野向け超硬工具に軸足を置く事業戦略を掲げて世界に展開を進めている。
 中長期的な事業プランを検討する中で、現在の製造拠点である成田工場(千葉県成田市)、野洲工場(滋賀県野洲市)に加えて生産スペースを確保することが必要であり、休止している魚津工場を再稼働することが同社ならではのものづくりを究めるために最も有効であると判断したとしている。 
 魚津工場は1936年に魚津製作所として創業し、その後1997年に日立ツールに合併、ドリルの製造拠点として2009年まで操業していたが、事業再編により野洲工場に業務を移管して休止していた。
 【計画概要】
●事業所名=魚津工場
●所在地=富山県魚津市
●土地建物=敷地面積約2万3400u、延べ床面積約1万1000u
●改修工事着工予定=2019年度
●稼働開始予定=2020年度
●事業内容=超硬工具の加工


2019年2月10日(日) ・2697号
2018年度工具生産額、過去最高となる
初の5000億円超え達成へ
日本機械工具工業会 新年賀詞交歓会を開催

 日本機械工具工業会(会長=牛島望氏・住友電気工業専務)は、1月16日午前11時30分より東京都港区の第一ホテル東京において、平成31年新年賀詞交歓会を開催した。正・賛助会員はじめ来賓、OBなど合わせて255名が出席し盛会となった。牛島会長は挨拶で、2018年度工具生産額について「通年で初の5000億円超えを達成したい」と話した。併せて、今年6月下旬にドイツのミュンヘンで開催される、3年に一度のWCTC(世界切削工具会議)への参加も呼び掛けた。 
 冒頭、挨拶に立った牛島会長は同工業会の現況について、生産実績が2018年4〜11月の8か月の累計で3467億円(前年同期比8・9%増)、出荷額は3542億円(同9・7%増)、うち内需が同9・2%増、輸出が同10・8%増、輸出比率が約35%となったことなどを説明し、「内需、外需共に伸びており、一見好調です。しかし受注については、会員各社の間で若干の温度差があるかと思いますが、11月以降、中国、台湾、韓国等ではスマホ関連の減退もあって、ひと頃の勢いはなくなっているのではないかと思われます。半面、業界全体で9月以降は生産が出荷を上回るようになっており、在庫品の充足率が上がり、供給体制が強化されてきたものと推測されます。昨年10月に見直した2018年度生産額見通しは5210億円。12月を入れてあと4か月で、1743億円を生産する必要があり、前年同期比でプラス6・3%以上伸ばす必要がある。昨年の今頃はすでにかなり高い実績だったので、この数字は実感として少し高いハードルかも知れませんが、3月までの年度通年で初の5000億円超えを是非達成したい」と述べた。
 今後の見通しについては「これが非常に難しい。国内、米州、東欧は堅調が続いていますが、これから春先にかけて、米中貿易休戦の後にどうなるのか、また日米の貿易交渉はどうなるのか、英国ブレグジットがどうなるのか、この3つの要素だけでも大変大きな影響が出かねません。米国金利や株価の動向によっては円高に振れるリスクが大きいのに不安があります。また、日本工作機械工業会が発表されているように、工作機械の受注は中国向け輸出の急減で2019年は1兆6000億円程度としています。2017年が1兆6455億円で、2018年の見通しが1兆8000億円なので、2年連続で最高を更新してきたものの、ここで10%以上後戻りするだろうという見立てであります。しかし、工作機械は注残が8500億円あり、しかも生産能力は概ね1兆5000億円程度と言われているので、この2019年の1兆6000億円の受注でも生産能力を上回る数字ということになります。工作機械は依然繁忙が続くという見通しですし、ロボット関係も2018年の年間受注額が1兆円を超える見込みが発表され、1兆円産業になります。構造的な人手不足による省力投資のニーズは依然強い状況で、コネクテッドインダストリーズを実現するためにも、ロボットやセンサーの導入と機械加工が伴う投資の動きは、当業界が伸びる余地が大きい。主力の自動車は、今後もますます需要の拡大があると思います。電動化による電子部品等の部品点数と、それに伴う車体重量増を抑制するための部品の非鉄化、軽量化、それからエンジンの燃焼効率改善のための新部品等、加工する対象は増加しています。航空機や建機もあり、各社切磋琢磨して新用途を開拓してまいりましょう」と話した。
 また、昨年は地震、台風の発生により各地で多くの被害に見舞われたことを踏まえ「ビジネスを進めていくうえで、BCP(事業継続計画)について各社色々考えられていると思いますが、日本はこの100年間、関東大震災以降奇数の年に大災害や国難に見舞われる大戦争に巻き込まれたという実態があります。関東大震災、伊勢湾台風、阪神淡路大震災はいずれも亥年。用心するに越したことはないので、各社ともその辺は滞りなく準備をされていると思いますが、BCP対応に力を入れて取り組んでいただきたい」と促した。
 最後に牛島会長は、「本年6月下旬に3年に一度の世界切削工具会議WCTCがドイツ・ミュンヘンで開催されます。皆様も是非ご視察いただければと思います」と呼び掛け、挨拶を締めくくった。
 来賓を代表して、玉井優子経済産業省製造産業局産業機械課長より「本年も、皆様と一緒に頑張ってまいりたいと思いますので、宜しくお願いいたします。日本をはじめとするグローバルなビジネスの環境が大きく変化する一年になるのではないかと考えています。足元の経済動向を見ると、景気回復が戦後最長になろうかと言われている一方で、グローバルに目を転じてみると、保護主義の蔓延であったり、米中摩擦、それから中国経済の減速といった、幾つか懸念材料が出ています。日本が競争優位になるものづくりの技術力、これをベースにしながら強い技術、製品にとどまらずに、IоТ、AI、ロボットといったものを一体的に活用しながら、ニーズに応えるシステムなど、トータルなソリューションの提供でグローバルに競争していくことがますます重要になってきているのではないかと考えています。ますますスピード感が求められるようになってきていることが、従来と徹底的に異なる点であると考えています。こうした中では、従来手法に拘らずに、いかにオープンに協調すべき領域を広げた上でコアとなる部分でグローバルに培っていくかを戦略的に考えていくことが、ますます重要になると思います。工具あるいは工具を用いた加工という技術をベースに、機械工具にとどまらずに、ニーズに応じたあらゆる加工を可能にする新しいソリューション、新しい加工システムの提供といったことに是非取り組んでいただいて、コネクテッドインダストリーズ、これを一緒に引っ張っていただけることを期待しています。経済産業省としても、皆様との関係をより緊密にしながら、業界の発展、それから日本経済の成長のために、しっかり役立ちたいと考えています。最後に、今年一年が皆様にとって素晴らしい年になりますように、そして、ここにお集まりの皆様の業界各社がますます発展の年となりますことを祈念して、私からの挨拶とさせていただきます」と祝辞が述べられた。
 中村伸一副会長(三菱マテリアル常務執行役員加工事業カンパニープレジデント)の「2019年が工具業界にとって良い年となり、当機械工具工業会がますます発展すること、並びに本日ご参加の皆様のご健勝を祈念いたします」との発声により乾杯。祝宴では出席者が和やかに年始の挨拶を交わして歓談する姿が見られた。
 最後に、石川則男副会長(オーエスジー社長)の三本締めでお開きとした。

仕入先など約700名が一堂に会す
年はコアを作る年に
東 陽 新春賀詞交歓会を開催今

 東陽(社長=羽賀象二郎氏、本社=愛知県刈谷市)の新春賀詞交歓会が1月7日午後3時30分より刈谷市産業振興センターあいおいホールで開催され、同社の仕入先である商社、メーカーらおよそ700名が参集した。冒頭、羽賀昭雄会長と羽賀象二郎社長から年頭の挨拶が行われた。
 羽賀昭雄会長は「今年の3月期は余程のことがない限り、非常に良い結果が残せるのではないかと思っています。1988年に、私にとって人生最大の決断と言える海外進出、アメリカにPTS(Precision Tools Service,Inc.)を設立しましたが、昨年30周年を迎えることができました」と報告し、映像でPTSの歴史と現況を紹介した。
 PTSは、同社初めての海外拠点としてアメリカに進出し、日系工具を扱う商社として、北米における日系自動車産業の活躍に貢献。現在、インディアナ州コロンバスに本社を構え、中西部や南部、カナダと、オートモーティブベルト地域を網羅するよう12か所の拠点を展開している。
 羽賀会長は「現在、海外、特にアメリカが活躍しています。是非、皆さんの商品を世界中で売る時には、東陽PTSを最初に挙げていただきたいと思います。期待に応えられる地盤を私たちは作ってきました。本年も宜しくお願いいたします」と述べた。
 羽賀象二郎社長は「2019年がいよいよ始まりましたが、自動車産業と工作機械産業に関しては色々なことが言われています。EVの時代が来る。自動運転の時代が来る。それらへの対応が、これから始まっていく。現実、自動運転に関しては相当レベルが上がってきています。日本は、無人運転については周回遅れだと言われていますが、まだまだキャッチアップできるレベルにあります。これからコアとなる技術を開発して、発展をしていく。そういった時に、自動車産業が相変わらず世界でもトップレベルにあるということを続けていく。今諦めずに良い車を作っていく。エンジンだってまだまだ小型化が図れる。小型化ができれば当然、軽量化が図れる。軽量化ができれば、EVと比べて、どちらがCO2を出すのかという話にもなります。ハイブリッドの技術は何と言っても、トヨタがトップを走っています。今年は亥年です。『亥』という字は木へんを付けると『核』になります。コアとなります。今年はコアを作る年です。ここで仕込んだコアが成長して、来年から先、芽を出して、大きな木になって行く。我々自身もお客様のコアとなって行けるように、しっかり取り組んでいきたいと思います」と抱負を語った。
 引き続き、羽賀社長が「平成最後の年、新しい元号となる2019年。新しい未来に向かって、皆様の会社がますます発展されていくこと、そしてここにお集まりの皆様のご健勝を祈念して、乾杯」と力強く乾杯の音頭をとった。
展示会を3月7日(木)、8日(金)に開催
 ユーザーの生産効率向上、省人化、品質向上等に役立つ機械・工具を紹介する、恒例となった東陽の展示会が3月7、8日の2日間、刈谷市産業振興センターあいおいホールで開催される。
 開催時間は午前9時30分から午後8時まで。
 期間中は、出展メーカーによる技術講習会も行われる。

『変わる』をキーポイントに
オータケ 平成31年新年会を開催
新たな分野の開拓に取り組む

 管工機材の総合商社オータケ(社長=村井善幸氏、本社=名古屋市中村区)は、1月7日午後5時30分より名古屋市中村区のザ・グランクレールにおいて「平成31年新年会」を開いた。仕入先メーカー25社とオータケの役員、社員合わせて約250名が出席し、新たな1年に向けて更なる結束を固めた。
 冒頭、村井社長が「多数の主力仕入先の皆様に、仕事始めの大変お忙しいなかご出席をいただき、誠にありがとうございます。昨年は、6月6日に吉川会長が急逝され、皆様方にご心配をおかけしましたが、何とか社員一丸となって頑張っているところです。振り返ると、平成はバブル景気の最終盤でスタートし、バブルがはじけて、その後はリーマンショックもあり、非常に激動の時でありました。その間に金融機関が再編され、私どもの業界のメーカーも再編されるなど、大きな変化がありました。一方で、自動車もガソリンからハイブリッド、その後は電気自動車かということで、こちらも大きな技術革新があり、大きな変化を実感しています。その中で、今月(1月)が景気回復すると、戦後最長の景気回復期間になるそうです。成長率は1・2%ということで、なかなか実感が伴わず、成長をあまり感じることができなかったのではないかと思っています。そのような中、私どもオータケも時代の変化に対応すべく、積極的な営業展開を図ってまいりたいと思っています。昨年10月に岩手事務所(岩手県北上市)を、11月に横浜事務所(神奈川県横浜市)を開設。今年の1月17日には沖縄(沖縄県浦添市)に事務所を出します。沖縄も脚光を浴びておりホテルの開発等々、かなりのニーズがあるようです。そういう意味でも、地域のお客様と積極的に手を組んで、市場を開拓してまいりたい。今年の1年は『変わる』ということをキーポイントに進めてまいりたいと思います。同じことの繰り返しでは成長はないということで、何を変えていくのか、どう変えていくのかを徹底的に追求して、この1年、皆様からご信頼をいただけるようにしてまいります。これだけの支援していただける皆様がいてくださいます。人と人とのつながり、また情報が大切であると思っていますので、今後とも一層の信頼を深めて、情報を交換しながら、新しい分野も開拓してまいりたいと思います。皆様方がオータケと組んで良かったと思えるような会社づくりを進めてまいりますので、昨年に増して、皆様方の絶大なるご支援ご協力を賜りますようお願いいたします」と挨拶。
 同日参加した主要メーカー25社(83名)が紹介され、メーカーを代表して木下昭彦キッツ中部支社長が「村井体制も3年で、蒔いた種の芽が吹き始めたということではないかと思います。今年は変化に対応するということです。オータケさんの新たな展開に私どもはついて行って一緒に良い年にしていきたい」と述べて乾杯の音頭をとった。
 祝宴では出席者が和やかに歓談する姿が見られ、午後7時過ぎ、服部透オータケ取締役営業本部長が「お集まりのメーカー様が一生懸命に作られた商品を、大事に売っていくことが我々の使命であります。今年気にしているのは、一部商品において品薄になっていくだろうと言われていることです。要る時に、要る分をユーザー様に提供することが私たちの使命だと思っていますので、これから更に情報をいただき、商品部もこれまで以上に皆様の手助けをさせていただきながら、在庫の見直しをさせていただきます。その節は宜しくお願いいたします。今年は亥年、十二支の最後の年ですが、まずはイノシシのように突進をしていきたい。何事にも恐れずに、色々なことにチャレンジをしながら、突き進んでいきたいと思います」と今年の決意を述べた後、三本締めで会を終了した。

世界の常識となる3枚刃油穴付き
超硬ドリルADO-TRS
OSG JIMTOFでニックネームを発表

 オーエスジー(社長=石川則男氏、本社=愛知県豊川市)は、11月2日午前10時30分よりJIMTOF2018会場内の同社ブースにおいて、一般公募していた新製品「3枚刃油穴付き超硬ドリルADO-TRS」のニックネームの発表会を行った。
 今回およそ750件の応募があり、その中から亀蔦璃沙さん(クラタ)の「Triple Revolution(トリプルレボリューション)」がネーミング大賞に選ばれた。
 「革命的な3枚の刃が切削業界に新しい時代をつくる」という亀蔦さんのコメントが、3枚刃では困難とされる問題を解決し、ドリル界に革命を起こすADO-TRSに相応しいとして採用が決まった。
 当日は亀蔦さんを含む上位3名が会場に招待され、大沢二朗常務より賞品が贈呈された。
 公募の対象となった新製品ADO-TRSは、Aブランドに加わる新たな3枚刃油穴付き超硬ドリル。発売は2019年春を予定している。
 3枚刃ドリルは、2枚刃に比べて切削抵抗が高く、切りくず排出性が悪いという印象を持たれ、加工環境や被削材によっては3枚刃ドリルの使用が難しい場合が多くあった。
 ADO-TRSは、力強い高速加工で多くのユーザーに使用されている既存の3枚刃油穴付き超硬ドリル「メガマッスルドリル(TRS)」に、最新技術を盛り込み大きく進化させた。2枚刃ドリルに匹敵するまでこだわり抜いた低抵抗加工を実現。細かい切りくずを生成する刃形状を採用することで通常の3枚刃ドリルでは不可能な切りくず排出レベルに達し、幅広い被削材で安定した高能率加工を可能とした。
 同社は「より多くの皆様にご愛顧いただきたい」という思いから、ニックネームを一般公募しJIMTOF会場で発表するという同社初の試みを実施した。
OSGのテクニカルワークショップ
「Aブランドソリューション」も盛況

 オーエスジーは、JIMTOF2018で「Aブランドソリューション」と題してテクニカルワークショップを開催した。11月2日の午前11時より会議棟6階606会議室で行い、200程の席は開場と同時に聴講者で一杯となった。
 デザインセンター開発グループのエンジニア3名が、@超硬防振型エンドミルAE-VMSシリーズに新規追加された「ロング刃長AE-VML」A3枚刃油穴付き超硬ドリルADO-TRSBワンレボリューションスレッドミルAT-1について特徴などを説明した。
 超硬防振型エンドミルAE-VMSシリーズの「ロング刃長AE-VML」は、剛性を高めた大きな芯厚により、高速側面切削を可能にした。マイクロレリーフによりびびりを抑制。高能率加工と作業時間短縮、コストダウンや優れた仕上げ面を実現する。
 3枚刃油穴付き超硬ドリルADO-TRSは、2枚刃に匹敵する低抵抗と細かく安定した切りくず生成を実現するRギャッシュ、切りくずをスムーズに排出する広いチップポケット、高い耐久性のEgiAsコーティングで、突出した低抵抗と抜群の切りくず分断性・形状安定性を実現。幅広い被削材で安定した高能率加工を可能にした。
 ワンレボリューションスレッドミルAT-1は、倒れを防止することで、従来の2パス加工を1パス(ワンレボ)で加工可能にし、加工時間を削減。高品位なめねじ加工も可能にした。

「Tung Force Feed」
刃先交換式小径高送りカッタ
タンガロイ コーナR2インサート拡充

 タンガロイ(社長=木下聡氏、本社=福島県いわき市)は、小径高送りカッタ「TungForceFeed(タング・フォース・フィード)」にR2インサートを拡充し、全国で発売を開始した。
 TungForceFeedは、工具径φ8からφ16に対応する刃先交換式小径高送り工具で、金型などの形状加工や一般加工において従来工具に比べ安定した高い生産性と経済性を有している。
 高送り工具を用いて金型などの複雑形状を加工する際、CAMでは一般に疑似Rを用いて工具形状を定義する。そのため、実加工時には被削材に削り残しが発生し、次工程の加工負荷が増加する。特に小径工具で荒加工を行う場合は、次工程が仕上げ加工となることが多く、仕上げ精度に影響がないように削り残しの少ない工具が必要とされる。このためそのような用途にはソリッドのラジアスエンドミルが多く使用されているという。
 今回拡充したR2インサートは、コーナR2・0であるため疑似Rの設定が不要であり、削り残しが発生しない。そのため、荒〜中仕上げ加工で使用することが可能となり、仕上げ工程の加工精度向上が可能となった。また、ソリッドエンドミルの置き換えにより、ユーザーの加工コスト削減に貢献する。
 主な形番と標準価格は、インサート「LSMT0202R2-MM AH3225」が720円、「LSMT0202R2-MM AH8015」が720円(いずれも税抜)。
 初年度2000万円の販売を見込んでいる。

ジーネット 2019年3月期第2四半期決算
売上高5.8%増の323億8300万円

 ジーネット(社長=古里龍平氏、本社=大阪市中央区)は、11月19日午前11時より本社ビル会議室にて、ジーネット及びフルサトグループの2019年3月期第2四半期決算について記者発表を行った。
 ジーネット単体では、設備投資の増加などにより売上高が323億8300万円(前年同期比5・8%増)となり、営業利益が5億4200万円(同10・2%増)、経常利益が6億3800万円(同9・8%増)、当期純利益が4億1200万円(同11・6%増)となった。
 部門別の売上高は、売上全体の57・5%を占める「機工部門」が前年同期比4・1%増。「機械部門」「FAシステム部門」がそれぞれ同12・0%増、35・9%増と2桁の伸びとなった。「住設システム部門」は同0・1%の微増。
 フルサトグループ全体では、売上高513億4300万円(前年同期比8・3%増)、営業利益16億7700万円(同37・7%増)、経常利益18億8200万円(同36・5%増)、当期純利益12億3600万円(同42・6%増)の増収増益。
 通期の連結業績予想を上方修正し、売上高1043億円(前年同期比5・5%増)、営業利益37億円(同18・4%増)、経常利益41億円(同18・3%増)、当期純利益27億円(同16・8%増)とした。

腰掛便器下専用汚垂(おだ)れ陶板
「マイクロ波センサー壁掛小便器セット」
TOTO 小便器の最上位モデル発売

 TOTO(社長=喜多村円氏、本社=福岡県北九州市)は、尿はねしにくいポイントを青色LEDのターゲットマークで照射する機能を加えた、小便器の最上位モデル「マイクロ波センサー壁掛小便器セット」を発売した。シンプルなデザインとアプローチしやすい形状はそのままに、節水・快適機能を進化させた。
 人が近づき小便器の前に立つと青色LEDのターゲットマークが照射され、尿はねしにくいポイントに誘導することで尿はねや飛び散りを低減、小便器まわりの衛生性向上をサポートする。
 また、トラップの小型化(節水トラップ)により、尿を含んだ汚水を少ない水量で効率よく置き換えることができる。夜間などの長時間使用されない時間帯を自動判断して、定期的に「きれい除菌水」をトラップ内に満たして除菌することで、汚れや菌の発生を抑制。さらに使用後の毎回洗浄に加えて、定期的に排水管洗浄を実施する「インターバル排水管洗浄」で排水管内に滞留する尿の混じった汚水を効率的に洗浄し、尿石の付着を抑制する。これらの機能により、平均洗浄水量は従来品の1・45L/回から0・8L/回と約45%の節水になるという。
 価格は、マイクロ波センサー壁掛小便器セット[ターゲットマーク(LED)あり](品番=XPU22A)が26万4800円、同[ターゲットマーク(LED)なし](品番=XPU21A)が24万9800円(いずれも税抜)。年間2000台の販売を目標としている。
「ハイドロセラ・フロアPC」発売
TOTO 小規模店舗の男女共用トイレにおすすめ

 TOTOは、防臭性・清掃性に優れたパブリックトイレの腰掛便器下専用汚垂れ陶板「ハイドロセラ・フロアPC」を発売した。
 同製品は、同社独自の光触媒技術「ハイドロテクト」
の抗菌効果により、菌の繁殖を抑制。菌と尿により生じるアンモニアの発生が大幅に減少し、臭いや汚れを抑制する。
 また、長さ1200o×幅600oと大判のため、腰掛便器手前の尿垂れが集中するエリアをカバー。飛散した尿の目地への染み込みが少なくなるため、臭いや汚れの発生を防ぐことができる。
 素材が陶器のため、傷や汚れに強く、清掃性にも優れており、コンビニエンスストアや飲食店など小規模店舗に多い、男女共用トイレのきれいを保つのに効果的な床材といえる。
 カラーバリエーションとして、さまざまなトイレ空間とコーディネートしやすい、「グレー」と「ホワイト」の2種類が用意されている。
 価格は、「排水穴加工なし」が3万2600円/枚、「排水穴加工あり(φ110oまたは130o)」が3万7800円/枚(いずれも税抜)。
 発売3年目に年間1万5000枚の販売を目指している。

INAXベーシック・ドレッサー
新「Piara(ピアラ)」発売
LIXIL 累計100万台超のピアラをリニューアル

 LIXIL(社長=大坪一彦氏、本社=東京都千代田区)は、2005年の発売以来、使いやすさとデザインを両立した洗面化粧台として累計販売台数が100万台を超えた、INAXベーシック・ドレッサー「Piara(ピアラ)」をリニューアルし、3月1日に発売する。価格は14万4500円から(税別・施工費別)。
 新「ピアラ」は、身支度や家事がラクになる工夫を取り入れ、普段の使いやすさを高めた。搭載された新開発の「くるくる水栓」は、使いたい位置に吐水口を左右180度回転できるため、朝の忙しい時間帯に2人並んでの身支度も可能。また、大容量の「ひろびろボウル」で、洗面ボウルへのバケツの出し入れなどの家事行為もスムーズに行える。洗面のハイバックガード(背面)と洗面ボウルが一体成形となっており、手入れも簡単。
 さらに、洗面室の収納力向上のため、置き場に困りがちなドライヤーなどを収納するのに便利な「扉裏ポケット」、鏡の裏に歯ブラシや化粧小物を立て掛けて仕舞える「仕切りトレイ」など、役に立つ収納アイテムを追加した。洗面化粧台横の空間を収納スペースとして活用できる「オープンランドリータイプ」も用意し、デッドスペースを収納に変える工夫も取り入れている。
 賃貸アパートや戸建て住宅の2階など、狭小スペースにも取り付けやすいコンパクトな間口500oサイズをラインアップに追加。その他、洗面室の広さに合わせてサイズを選ぶことができる。
 また、施工面においても施工業者からの声を受け、取り替えリフォーム工事の現場で役に立つリフォームキットを新たに用意した。既設配管にそのままフレキシブルに対応できる「排水リフォームキット」や壁工事をせずにミラーキャビネットを取り付けられる「壁補強リフォームキット」などで洗面取り替えリフォームを促進していく。

豊川稲荷初詣に12名が参加
愛機工北支部 40年続く伝統行事

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=水谷隆彦氏・ミズタニ機販社長)の北支部(支部長=長村康義氏・長村商店社長)は1月19日、今年で40回目となる新年恒例の豊川稲荷初詣を行った。支部員ら12名が参加。好天に恵まれ、豊川稲荷本殿にて全員で御祈祷、商売繁盛・家内安全などを祈願した。
 同日は、午前9時に名鉄名古屋駅改札口前に集合。定刻前に全員揃い、一同名鉄で豊川稲荷駅まで乗車、駅から豊川稲荷へは歩いて向かった。瑞祥殿(ずいしょうでん)にてしばし休憩の後、11時過ぎに本堂で御祈祷を受けた。
 昼食の前に長村支部長より「改めまして、新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。北支部の豊川稲荷への初詣も40回目となりました。いま時代の流れが大変早く感じられ、今年は元号も変わります。豊川稲荷さんも近代的な形になってきておりますが、北支部の伝統ある行事として、この豊川稲荷への初詣の企画は未来永劫続けてまいりたいと思いますので、北支部ともども皆さんのご協力をお願いして、本日ご参加のお礼といたします」と挨拶があった。
 精進料理をいただいて祈祷札を受け取った後、瑞祥殿前で集合写真の撮影。ここで解散となり、各々参拝客で賑わう境内や門前町などを散策し帰路に就いた。

中期経営計画最終年度
チャンスに挑む1年に!
中部ユアサやまずみ会・炭協会合同賀詞交歓会

 ユアサ商事(社長=田村博之氏、中部支社所在地=名古屋市名東区高社2-171)と中部ユアサやまずみ会、中部ユアサ炭協会は1月9日(水)午後5時より、名古屋東急ホテル(名古屋市中区)で2019年合同賀詞交歓会を開催した。
 峰澤彰宏中部ユアサやまずみ会会長(MINEZAWA社長)挨拶「さて『平成最後』といろんなところで言われております。今回が平成最後の合同新年賀詞交歓会となります。今年の5月には改元が予定されていますが、元号というのはいったいいつから、どうやってあるのかということを調べてみました。おそらく、645年大化の改新など授業で教わったと思いますが、その大化の時代から元号は使われていたのではないかと言われております。天皇陛下おひとりにひとつの元号かと思っていたのですが、おひとりで8つの元号を使われた天皇陛下もいらっしゃるようです。疾病の流行や不幸な出来事に見舞われたときに縁起を担いで元号を変えられたとの説もあります。昨年の漢字は災≠ナした。今年の改元によって新たな平和な時代を迎えられたらと思っております。先日テレビを見ておりましたら安倍総理が『猪突猛進といっても、イノシシはまっすぐ進むだけではなく障害物があればうまく避け、ときにはUターンして進んでいくのです』とおっしゃっておりました。猪突猛進の言葉通りしっかりと足を踏ん張って根を張って進んでいきたいと思いますが、何か障害があったときには一度立ち止まって考え直して取り組んでまいりたいと思っております。ユアサ商事さまにおかれましては、本年は会社設立100周年というおめでたい年、記念すべき年にあたります。田村社長のもと『Growing Together』で2019年も進んでいきたいと思います」。
 田村ユアサ商事社長挨拶「昨年は、想定外のことが国内外ともにたくさん発生した1年だったと思います。海外におきましては中東や北朝鮮の問題、あるいは米中貿易摩擦等々が発生いたしました。ヨーロッパでも各国で混乱が見られました。一方、国内におきましては災害レベルの酷暑やさまざまな自然災害も発生いたしました。コーポレートガバナンスに関するニュースも飛び交いました。こうしたネガティブな話ばかりでなく、関西での万博開催決定や日本人のノーベル賞受賞など嬉しい話もありました。2019年は残念ながら国際情勢などの不安要素が影響し株式市場、為替市場においては厳しい幕開けとなってしまいました。しかし、ここへきて少し安定もしてきております。当然、日本の景気にも影響があることは事実ですが私はその影響は最小限にとどまるものと思っております。その理由といたしましては日本の内需はなかなか足下が強いものがございます。例えば設備投資意欲に関しましても、まだまだ人手不足の解決というテーマを中心に高い水準で推移するだろうと思っております。また、今年はラグビーのワールドカップが開催されます。さらに来年のオリンピック・パラリンピック、2025には関西で万博が、そして2027年にはご当地と東京を結ぶリニア新幹線の開業も予定されております。この点から考えて、今現在の緩やかな回復基調に大きな影響は無いのではないか、海外の影響も最小限に留まるのではないかと私は思っております。残り4カ月で新元号が始まります。ここで30年を振り返りますと、インターネットをはじめとしたデジタル通信技術が急速に発展した30年であったと思います。加えまして本当の意味でのグローバル化が進んだ30年でもあったと思います。いわゆるソサエティ4・0の時代を迎えた30年で我々の生活、あるいはビジネスの環境は一変しました。さらに昨年からはソサエティ5・0の時代を迎えるという話も飛び交うようになりました。今年は、その一つひとつを具現化する年であると言われております。驚くべきスピードで進化し続けるロボット、あるいはIoT、AI。これらとどう向き合うかという時代が目前に迫っております。そして、キャッシュレスの生活、デジタルトランスフォーメーションの進化により車社会も所有からシェアへ、価値観が変化しようという時期にきております。こうした大きな変革の波が我々に待った無しに押し寄せる時代です。私は社員に向かって『このような変革の時代だからこそ飛躍する大きなチャンスだ!』と常々言っております。当社はグループ全体で一丸となって今年はチャンスに挑んでまいりたいと考えております。もちろん、チャンスを捕まえるにためにはいろんな要素を整える必要がございます。そこで当社はまず、チャレンジする企業風土を醸成してまいります。未来を切り開くカギは想像力・イマジネーションです。ただそのイメージを実現するためにはチャレンジし続ける実行力も必要です。当社社員が失敗を恐れず果敢にチャレンジし、それを正しく評価し報われる企業でありたいと思います。それが、やまずみ会、炭協会の皆さま方のお役に立てることでもあると確信しております。次に、組織を超えた連携で総合力を発揮したいと思っております。当社は事業本部のタテの組織に比べ地域の連携・戦略に課題があると捉えております。商品別のタテ割りの強みを保持しながら、今後は当社のグループの強みのひとつである事業領域の広さをフルに発揮し総合力・コーディネート力を備えワンストップ機能を発揮できる地域戦略を構築してまいりたいと思っております。当社グループが長年にわたり蓄積してまいりましたコアビジネスをさらに進化させ、新たな事業領域、新しい価値の創造をしてまいりたいと思っております。そして、今後のグランドフェアでそれらを具現化し、皆さま方にご披露しようと思い描いております。当社は今年、会社設立100周年でございます。今、遂行中の中期経営計画『Growing Together 2020』も最終年度となる非常に大事な年と位置付けております。そして次の50年、100年に向かって、やまずみ会、炭協会の皆さま方とともに挑み、成功させていただくことを心より願っております」。
 近藤純一中部ユアサやまずみ会副会長(本田商会社長)乾杯挨拶「今年5月には新天皇が即位され新元号がスタートいたします。このような歴史的な素晴らしい瞬間を皆さま方とともに迎えられることに非常に喜びを覚える次第でございます。『Growing Together』が表す通り、皆さま方と一緒に右肩上がりの一本道をまっすぐ突き進みたいと思っております」。
 有馬正継中部ユアサ炭協会・流体システム部会(荏原製作所中部支社標準ポンプ事業部中日本営業部長)中締め挨拶「今年の干支は己亥(つちのとい)と言いまして、組織に例えると、今までを振り返り足下を固め新たな準備をする年。また、人材の育成、設備投資をするなど確固たる基盤をつくるのに非常に良い年だそうです。これを踏まえますと、ガツガツ行くよりは堅実に行く方が良いように思いますが、やはり我々は数字を背負っている身分ですので、外に向けてガツガツ行動していかなければと思っております。今年1年、嗅覚をフルに使い、イノシシのごとく情報を集め、これをユアサ商事さまを軸として、やまずみ会、我々炭協会で共有し、一つひとつの情報を大きな成果につなげていければと思っております」。

研修会・懇親会戦略的販売方法を議論
キーワードは省エネ・省力化・省人化
岡谷管栄会 商品研修会開催

 岡谷管栄会(会長=大藪淳一氏・大清社長、岡谷鋼機と販売店・メーカーの集う会)は2018年11月29日(木)午後2時から約3時間にわたり、岡谷鋼機(社長=岡谷篤一氏、本社所在地=名古屋市中区栄2-4-18)9階会議室に会員各社の実務者らを集め「商品研修会」を開催。約40名が参加した。年々女性参加者が増えているのもこの会の特徴のひとつだ。
 大藪会長、山田雄一氏(岡谷鋼機配管建設本部長)
の挨拶で始まった今回の商品研修会では、賛助会員から日立金属(社長=平木明敏氏、中日本支社所在地=名古屋市中区錦2-13-19 瀧定ビル7階)、JFE継手(社長=寺内琢雅氏、中部営業所所在地=名古屋市中川区好本町3-22 丸進運輸内)、イノアック住環境(社長=鈴木伸明氏、名古屋本社所在地=名古屋市熱田区大宝4-9-27 イノアック日比野ビル2階)、日立コンシューマ・マーケティング(社長=須藤利昭氏、中部支社所在地=名古屋市東区代官町35-16 第一富士ビル)の4社が、「省エネ」「省力化」「省人化」をキーワードとした自社の新製品やイチ押し製品を持ち寄り、約30分ずつその製品特徴や用途、使用方法などを参加者へレクチャーした。
 日立金属からは集合住宅、ホテルおよび事務所ビルなどの給水・給湯・冷暖房配管用に開発されたフレキシブル管・継手「ソフレックスAQ」や「ベローズ、セグメントバルブ他」が、JFE継手からは消火配管製品「SPシステム、ハウジング継手」が、イノアック住環境からは被覆架橋ポリエチレン管「オユポリスマートチューブ」や「温泉パイプ」が、日立コンシューマ・マーケティングからはパワフルで快適・安心設計・簡単施工「日立インバーターポンプ」がそれぞれ紹介された。
 質疑応答の時間などを使い、参加者らは今回紹介されたこの4社の製品をいかにして戦略的に販売していくかなどをテーマに熱い議論を繰り広げていた。
 商品研修会終了後は会場をサロンオカヤ(岡谷鋼機本社地下1階)に移し懇親会を開催。参加者はお互い名刺交換などを済ませ、親交を深めていた。

例年と違い1月7日に開催
新たなチャレンジの1年に
遠州機工会 賀詞交歓会開催

 遠州機工会(会長=前嶋孝行氏・前島商会社長)は1月7日、静岡県浜松市中区にあるオークラアクトシティ浜松で賀詞交歓会を開催した。司会進行は、同会事務局総務担当の鈴木大造氏(丸尾興商取締役浜松支社長)が務めた。
 前嶋会長挨拶「年末から年始にかけての1週間は天気も良く、新しい元号を迎える平成31年は良い幕開けを迎えられたのではないでしょうか。ほとんどの方が本日仕事始めかと思いますが、この1年も皆さまと一緒に頑張っていきたいと思っております。そして、今年は亥年ですが、イノシシに関しては猪突猛進≠ニいう言葉がございます。今年は元号も変わりますし、ここにお集まりの皆さまには、年末に向かって突進してもらいたいと思っております。さて、例年ですと遠州機工会は曜日に関係なく新年賀詞交歓会は1月6日に開催しておりましたが、新しい試みとして、昨年の初夏になりますが皆さまにアンケートを取らせていただき、今年は1月6日が日曜日ということもあり、仕事始めの7日開催が好ましいとのお声を数多くいただいた結果、本日の開催となりました。私も昨年春から2期目に入り、各委員会のメンバーも若返りをさせていただきました。時代は新しくなっております。良いものは残しつつ、積極的に新しいことに取り組んでいきますので、ぜひ皆さまにはご協力いただきたいと願っております。そして、来年2020年には、ここにお集まりの皆さまが少しでも日の当たる舞台に立たれていることを願っております。浜松はモノづくりの街です。その根幹を支えているのが我々機械工具商だと私は常々思っております。この業界が、そしてこの街が益々盛り上がりを見せるよう私もこの1年頑張りますので、皆さまもご協力くださいますようお願いします」。
 来賓代表・酢山大貴氏(静岡県中小企業団体中央会西部事務所)挨拶「本年は亥年です。イノシシはどんな相手にも立ち向かっていくということで勇気≠竍挑戦≠フ象徴とも言われています。新元号を迎える本年は皆さまがチャレンジできる1年となるよう、私ども中小企業団体中央会としても皆さまを支援できるようチャレンジ≠意識して取り組んでまいりたいと思っております」。
 賛助会員代表・大山康英氏
(高津伝動精機執行役員名古屋支店長)挨拶「昨年12月、『今年の漢字』が発表されました。その漢字災≠ェ表す通り昨年は災害の多い年でしたが、今年は明るい話題、明るいニュースが多くなることを期待しております。一方、昨年の国内の景気はといいますと戦後最長に並ぶ73カ月連続の景気拡大となり、今月も続けば74カ月で戦後最長となります。ただ、私どもの業界としましては本当に景気が良い、忙しいと感じたのはここ2年くらいではないでしょうか。特に昨年はメーカーさまが海外からの大口受注を受けた関係で納期が大幅に延びたり、品物が入ってこない状況が続きました。現場の営業マンは毎日、納期の督促や品物の確保に奔走した1年であったと感じます。今年の景気につきまして先月くらいから各メーカーさまにいろいろ聞いてはおりますが、世界情勢が不安定ということもあり、不透明感があってまだよく分からないといった声が大半でした。ただ昨年後半に落ち込みました半導体・PC業界がまた活況になるという話もありますし、自動車業界も堅調という話も聞こえてきますので、不安と期待が入り混じった新年のスタートになったのではないでしょうか。今、業界の問題としまして、人の問題、働き方改革に伴う労働時間の短縮といった問題があります。特に今年から有給休暇5日取得の義務が始まります。当社もそうですが、求人募集をかけても人が入ってこないのが現状です。人が増えない状況のなかで、社員の働く時間が減り、どうやって仕事を回していくのか、どうやって売り上げを伸ばしていくのか、難しい問題に取り組んでいかなければなりません。生産性向上の秘策を考え、行動を起こすよう私自身も宿題をいただいております。社員をレベルアップさせるために研修会に参加させるだとか、今まで扱ってこなかった商品、付加価値の高い商品を販売するなどいろいろ考えてはおりますが簡単にできることではありません。そういった意味でも人の問題については業界全体で考えていかなければと新たな年を迎え、気を引き締めております」。
 石川晃三氏(浜松商工会議所副会頭)乾杯挨拶「EVの関係で自動車業界がいろいろ動いておりますけれども、12月末に中国を訪れた際に『日本には品質がある。中国には市場がある。このふたつをミックスしたらきっと今よりもさらに良くなるんじゃないか』と、ある方から言われました。こんなことを言われたのは初めてで、それだけ世界情勢が変わってきているということだと思います。そういったなかで遠州機工会さまの果たす役割、生かせる機能は非常に大きなものと、今年も期待しております」。
 会員同士、新年の挨拶や情報交換に始まり、賛助会員のPRタイムなどを経て宴もたけなわとなったところで、賛助会員の杉山達彦氏(三菱マテリアル加工事業カンパニー名古屋支店流通営業課長)が中締めの挨拶に立ち、最後は1本締めで散会となった。
 杉山氏挨拶「年が明け新聞やネットを見ておりますと変化≠ニいう言葉がたくさんでてきておりました。この変化というものは、5月に予定されております元号の改元がその発端ではないかと思っております。変化という言葉を調べてみましたら、実は世の中が変化するとき、環境が変化するときというのは我々人間にも、また企業にも大なり小なりストレスがかかるのだそうです。そのストレスやプレッシャーを乗り越えずそのままにしておくと、個人も企業も衰退していってしまうのだそうです。確かにその通りだと思いましたが今年は間違いなく大きな変化が私どもに寄り添ってきます。その一つひとつの変化を、ここにお集まりの皆さま、販売店や代理店、商社の皆さま、そしてメーカーが三位一体となって知恵を出し合い、いい汗をかきながら乗り越えて、また年末に『今年は良かったなぁ』と語り合えれば良いと思います。これだけのメンバーが居れば何も怖いものはないと思います。もし何かあれば、メーカーでも代理店でもご相談していただければと思います」。

組合員ら21名参加
4月25日総会開催を発表
名古屋伝動機商組合 新年会開催

 名古屋伝動機商組合(理事長=服部将康氏・服部社長)は1月23日(水)午後6時より、名古屋市中村区の名古屋国際センタービル内「東天紅(とうてんこう)」で新年会を開催。組合員ら21名が参加した。大喜産業とダイドーが当番幹事を務めた。
 服部理事長が冒頭「皆さん、今日までにいろんな賀詞交歓会に参加されて、2019年がどんな感じなのかというお話しを聞かれていると思います。実際、明るい話が非常に多く、まだまだ景気の良さは続くと私も聞いております。そんななかにあっても、とにかくその場その場でやるべきことをしっかりと見極め、イノシシのように目標に向かって猪突猛進で行けば、2019年も必ず明るい年になると思っております。今回は平成最後の新年会です。今日も和気あいあいと楽しみましょう」と挨拶。
 続いて、長村康義副理事長(長村商店社長)が「過去の大きな災害などは亥年に多く発生していると聞きました。今年も良い年になるだろうと言われておりますが、気持ちだけは引き締めていきたいと思っております。まずは昨年1年間、皆さま方のご協力によりいろんな事業が無事できました。ありがとうございます。次回総会では、役員改選期ですので新理事長以下新役員も誕生することになると思います。そして、2020年には全国大会が東京で開かれます。今年1年、楽しく過ごせますよう皆さま方のご協力をよろしくお願い申し上げます」と挨拶。乾杯の音頭をとって新年会は始まった。
 宴もたけなわとなったところで岩田典之氏(イワタ社長)が「今年は景気もまあまあ良いのではないかという話をよく耳にします。まずは5月からスタートする新元号をここに居る全員で明るく迎えられるよう、今年の干支であるイノシシのように突き進んでいきましょう」と中締めの挨拶をし、最後は1本締めで散会となった。
 またこの日、同組合の総会が4月25日(木)午後6時より名古屋市中区の東京第一ホテル錦で開催されることが発表された。当番幹事は高津伝動精機と日伝が務める。同組合は役員改選期を迎えることから、この総会の場で新役員が選出されることとなる。

2018年の会員外も含めた年間受注額は
過去最高の1兆100億円を見込む
ロボット統計 2018年10〜12月期及び年間

 一般社団法人日本ロボット工業会(会長=橋本康彦氏・川崎重工業取締役)は1月25日、ロボット統計受注・生産・出荷実績2018年10〜12月期及び年間(会員ベース)を発表した(サービスロボットは調査対象外)。
 これによると、2018年10〜12月期は、受注額が前年同期比17・7%減の1646億円、生産額が同0・1%減の1793億円、総出荷額が同1・0%増の1813億円となった。
 同会は「受注額が対前年同期比2桁の減少。前年同期が対前年比大幅増(受注額36・3%増)だった影響も考慮すると、鈍化傾向は鮮明ながらも底堅い状況」とみている。国内は自動車産業向けを中心に堅調、輸出は、米国・中国向けで減少傾向が続くものの、東南アジア・欧州向けが各用途向けで堅調となっている。
 年間では、受注額が前年比2・8%増の7808億円、生産額が同4・7%増の7331億円、総出荷額が同4・5%増の7444億円となり、いずれも過去最高を更新。輸出額も同3・5%増の5467億円で過去最高となった。
 「2018年は、前半は前年からの輸出を中心とした自動化需要による大幅な伸びが継続されたものの、米中貿易摩擦などを起点とする投資の先送り、一部業種向け需要の一服などにより後半は鈍化、10〜12月期にいたっては受注額が前年同期を大きく下回り、年間としては受注額・生産額ともに対前年比微増に着地した」としている。
 2018年の会員と非会員を含めた年間受注額は前年比約7・0%増の1兆100億円、生産額は同約6・0%増の9300億円とそれぞれ過去最高を見込んでいる。
 発表された2018年10〜12月期及び年間(会員ベース)の受注・生産・出荷の各状況は次の通り。
 1.受注について
 【10〜12月期】

・受注台数…4万5626台(前年同期比15・7%減)、2四半期連続のマイナス
・受注額…1646億円(同17・7%減)、10四半期ぶりのマイナス
 【年間】
・受注台数…22万934台(前年比4・3%増)、6年連続のプラス
・受注額…7808億円(同2・8%増)、6年連続のプラス
 2.生産について
 【10〜12月期】

・生産台数…4万9436台(前年同期比8・3%減)、2四半期連続のマイナス
・生産額…1793億円(同0・1%減)、2四半期連続のマイナス
 【年間】
・生産台数…21万5513台(前年比1・3%増)、5年連続のプラス
・生産額…7331億円(同4・7%増)、5年連続のプラス
 3.出荷について
 【10〜12月期】
・総出荷台数…4万9970台(前年同期比5・2%減)、2四半期連続のマイナス
・総出荷額…1813億円(同1・0%増)、2四半期ぶりのプラス
・国内出荷台数…1万2318台(同18・1%増)、7四半期連続のプラス
・国内出荷額…506億円(同8・5%増)、2四半期ぶりのプラス
・輸出台数…3万7652台(同10・9%減)、2四半期連続のマイナス
・輸出額…1308億円(同1・7%減)、2四半期連続のマイナス
 【年間】
・総出荷台数…21万5178台(前年比2・0%増)、5年連続のプラス
・総出荷額…7444億円(同4・5%増)、5年連続のプラス
・国内出荷台数…4万6836台(同17・6%増)、5年連続のプラス
・国内出荷額…1977億円(同7・3%増)、5年連続のプラス
・輸出台数…16万8342台(同1・7%減)、6年ぶりのマイナス
・輸出額…5467億円(同3・5%増)、5年連続のプラス
 @国内出荷内訳
 【10〜12月期】
 電気機械産業向け

・国内出荷台数…3229台(前年同期比3・1%増)、8四半期連続のプラス
・国内出荷額…155億円(同3・6%減)、2四半期連続のマイナス
 自動車産業向け
・国内出荷台数…4207台(前年同期比21・0%増)、6四半期連続のプラス
・国内出荷額…163億円(同20・8%増)、2四半期ぶりのプラス
 【年間】
 電気機械産業向け

・国内出荷台数…1万2677台(前年比8・3%増)、2年連続のプラス
・国内出荷額…604億円(同1・3%増)、2年連続のプラス
 自動車産業向け
・国内出荷台数…1万6269台(前年比18・7%増)、5年連続のプラス
・国内出荷額…655億円(同13・7%増)、5年連続のプラス
 A輸出内訳
 【10〜12月期】
 電子部品実装用

・輸出台数…3130台(前年同期比7・9%増)、2四半期ぶりのプラス
・輸出額…502億円(同12・6%増)、2四半期ぶりのプラス
 溶接用
・輸出台数…8332台(前年同期比24・1%減)、3四半期連続のマイナス
・輸出額…220億円(同19・9%減)、3四半期連続のマイナス
 【年間】
 電子部品実装用

・輸出台数…1万3501台(前年比9・1%増)、3年連続のプラス
・輸出額…2152億円(同13・4%増)、3年連続のプラス
 溶接用
・輸出台数…3万6422台(前年比11・6%減)、2年ぶりのマイナス
・輸出額…930億円(同9・1%減)、2年ぶりのマイナス

ジョニーズブラッセリーを会場に
仕入先を招いて忘年会
服部商会 日頃の感謝を込めて

 機械・工具の総合商社服部商会(社長=服部嘉高氏、本社=愛知県津島市)は、11月16日午後6時30分より名古屋駅前のJRゲートタワー13階にある「ジョニーズブラッセリー」において恒例の忘年会を開催した。同社の仕入先約100名と社員が参加。これまでの忘年会とは趣の異なったスタイリッシュな店を会場に、和やかに親睦を深めた。
 はじめに服部社長が、仕入先各社の日頃の支援に対して感謝の意を示した後、「服部商会は、お陰さまで創業から43年経ちました。服部利一郎会長も今年(2018年)喜寿ということで、9月の弊社のゴルフコンペには、そのお祝いも兼ねて大勢の方にお越しいただきました。服部商会は2018年3月の決算を無事に終え、この景気ということもあり、前年度以上にプラスアルファーの良い成果を上げさせていただきました。服部商会がこれから未来、100年企業に向けて、どのようなスタイルが良いのかということを昨年(2017年)から色々と役員で話し合ってきて、決算を3月から10月の末とすることを決断しました。そして先月末に無事10月決算を終えることができました。年頭に話したように一丸となって頑張ってきて、10月の決算は良い数字が出来ました。やはり本日ご列席の仕入先様、メーカー様のお力添えが服部商会のパワーであり、そして私は恵まれた社員に囲まれて本当に幸せであります。時代の変化はあまりにも速く、第1次産業革命が100年ぐらい、第2次が50〜80年ぐらい、第3次が50年あるかないか。そして今、第4次に入っております。第4次産業革命は、今年のJIMTOF2018でもありましたように、自動化、AI、IoТ等がどんどん生産効率を上げる秘訣となっております。私が会長から社長を引き継いで、今年で丸10年が経ちました。最近さらに言っているのは、五感を大切にしなさいということです。人と人とが触れ合う世の中です。どれだけロボットやAIが素晴らしく進歩しようとも、やはり人は一人では生きていかれない。絶対に服部商会は無くならないと自負しております。本日は皆様、たくさん飲んで、たくさん美味しい料理を食べて、存分に楽しんでいただきたいと思います」と挨拶。
 続いて、メーカーを代表して布目令住友電気工業ハードメタル事業部流通販売部名古屋市販グループ長が挨拶に立ち「今年は、どのような年だったでしょうか。服部商会様におかれては、創業43年、服部利一郎会長が喜寿を迎えられるということで、大変めでたい年だと伺っております。また、利一郎会長から嘉高社長が会社の経営を譲られて10年となる、節目の年。リーダーシップを遺憾なく発揮されて、服部商会様の若い社員の方がどんどん成長され、大変勢いのある会社と伺っております。本日は忘年会です。私は渡辺から引き継いで、まだ皆様のお顔を知らない状況ですので、初めてお会いする方と情報交換をさせていただきながら懇親を深め、有意義な時間にさせていただきたいと思います。来年(2019年)の中部経済は、全国を含め景気動向が怪しいというお話も少し聞いております。ただそれ故に、大変勢いのある服部商会様、また日頃メーカーを支えていただく代理店様、それと我々新しい製品技術を開発するメーカーが三位一体となって、皆様の力を合わせて中部経済の発展に貢献していきたいと考えております」と話した。
 商社を代表して吉村泰典山善上級執行役員名古屋支社長が「業界では毎年、服部商会様の忘年会が業界ナンバーワンの早さということで、服部商会様のモットーである最速ということが忘年会でも現れていると思います。今年一年を振り返ると、服部商会様には驚かされることばかりで、これだけ色々会社が変わっていくかということを感じました。9月の利進会ゴルフは、服部会長の喜寿のお祝いで思わず涙が出ましたが、会長が43年前に創業された時の写真なども見せていただき、感動的な利進会になったと思いました。今回のこの忘年会も、いつもは百楽で中華料理を食べておりましたが、今回は大きく様変わりをしました。これも服部商会様の大きな変化でありまして、若い力の皆様方が企画された、忘年会がここにあると思います。本当に皆様方、今年一年大変お世話になりました」と述べて、力強く乾杯の音頭をとった。
 アメリカンスタイルの店で素材の良さを生かしたシンプルな料理を満喫し、ゲームや抽選会で楽しいひと時を過ごした。 服部会長の喜寿を祝う、社員やメーカー・商社の人たちからのメッセージビデオも上映された。
 歓談が進む中、服部峰久専務が御礼の挨拶で「来年が皆様にとって素晴らしい年になり、本日ご出席の皆様にとって幸せな年となりますことを祈念いたします」と述べ、一本締めでお開きとした。

吉見省吾氏(ジーエム)が優勝
挨拶する服部嘉高社長
30年度第3回WMゴルフ大会

 木工機械研究会WM会(会長=福本豊彦氏・フクモト会長)の30年度3回目のゴルフ大会が12月15日、愛知県岡崎市岩中町のザ・トラディションゴルフクラブで開かれた。10名が参加した。
 当日は快晴に恵まれたものの気温の低い中、ストロークプレイで行い熱戦の末、吉見省吾氏がネット80で優勝を飾った。
 上位入賞者は次の皆さん(敬称略)。
▽優勝=吉見省吾(ジーエム)G93、H13、N80
▽1位=立松玄次(立松丸鋸加工)G109、H21、N88
▽2位=庄田浩士(庄田鉄工)G122、H30、N92
▽3位=福本豊彦(フクモト)G106、H9、N97
(左から)立松氏、吉見氏、庄田氏

野崎会長(常磐精機社長)はじめ全役員留任
親密な関係を築き共存共栄
三親会 第41回定時総会を開催

 三親会(会長=野崎憲昭氏・常磐精機社長、サンコー商事を中心とする販売店とメーカーの会)の第41回定時総会が11月29日、名古屋市東区のホテルメルパルク名古屋で午後5時より開かれた。
 冒頭、野崎会長が挨拶で「本日は月末・年末のお忙しい中、三親会総会にお集まりくださり、誠にありがとうございます。景気や業績等についてはサンコー商事の小島社長様よりお話があると思いますので、それ以外のことで、私より2つ話をさせていただきます」と述べ、次のように話した。
 〈働き方改革? 働かせ改革?〉
 働き方改革関連法案が6月28日に成立した訳ですが、多くの業種で人手不足問題が浮き彫りとなる中、中小企業は厳しい環境となっています。特に工具商は、ネット販売以上のことをユーザーに求められ、それ以外にも突発的な注文や見積、納期回答等の「対応力や柔軟性」も求められるといった、他の業種以上に「時間が特に必要な業種」でもあります。
 先日、こんな記事を読みました。働き方改革の大半は「働かせ改革」なのではないか。周りの意見や会社の方針に従っているだけでは、真の働き方改革とは言えない。やらざるをえない「働き方改革」ではなく、「企業価値を高める」ことを経営者と従業員が目指すことにより「結果として」労働環境が良くなり、生産性や質の向上にも繋がる。
 皆様、ただ早く帰ってもらうだけ、ただ有休をとってもらうだけの働き方改革ではなく、企業価値を高めるために進んで行きましょう。
 〈ブレないということ、群れないということ〉
 弊社は近年20代前半の若者が多く入社しましたが、この言葉は私が口を酸っぱくして言っていることでもあります。入社した当時、素直で謙虚で一生懸命だった社員が「マンネリ化したり、悪いことを覚えたり、主張が多くなったり、態度が悪くなったり」と「ブレないようにするため」でもあります。最近も某自動車メーカーの会長が「ブレて」しまいましたよね。
 「群れないということ」とは「報・連・相はいいのですが、グチ・不満・ウワサ話などを集まってしないこと」、そして「何でもヒトに頼るのではなく、まずは自分で考えなさい」という教えでもあります。
 弊社の過去の体質はまさに「ブレたり、群れたり」の繰り返しで、体質改善に相当な苦労をしました。私の経験上「若手が多く入った時、景気がいい時」に「ブレる、群れる」が特に起こりやすいので、日頃の社員教育を大切にし、社員の「質」を高めて行きましょう。
     ◇
 続いて小島徹サンコー商事社長が挨拶に立ち、現況について「今月(2018年11月)最初のJIMTOF2018は、過去最高の出展社数と入場者数で大盛況のうちに終了しました。先週、タイのMETALEX2018も盛況。以前は少し景気が悪いのではと言われていた、タイを含めた東南アジアも景気が良くなっています。また、日工会(日本工作機械工業会)が発表した工作機械受注額も1〜10月までの累計が1兆5486億円と前年比で117・2%、内需が124・2%と好調。ただ、10月単月でみると、内需は良いが、外需がかなり落ち込み、受注額で23か月振りに前年割れと、少し警戒感が出てきたのかと思われます。自動化など合理化、効率化といった設備に関する需要は潜在的なものが非常に大きく、先行きは少し調整局面があるが大きく落ち込むことはないのでは」との考えを示した。
 同社の業績は「(2018年)4〜9月の半期は、増収増益。当地区の地元の車関係の調子が良いことが、大きな要因のひとつです。私どもでは、2018年5月が新会社(新三工商事)になって設立40周年の節目でした。社内だけで40周年運動を展開し、11月10日・11日に40周年記念として福岡の方へ行き、これで締めて、次の10年、設立50周年に向けた第一歩を踏み出しました」と報告。
 今後について小島社長は「この先10年を見てみると、まず、日本の社会はますます高齢化が進んで労働人口が激変する。また、AI、IоТなどが発展して、今よりさらに情報社会が進む。商売で関係の深い自動車で言えば、自動化、自動運転、電動化がどんどん進むのに伴って、工場の設備関係から我々の商売のやり方も大きく変わる。大きな波がこの10年に来るのではないかと思います。その中で一番の問題は、人の問題だと思っています。人手不足への対応と人材育成が大事になってきます。昔は経営資源と言えば『人、物、金』でしたが、最近では『人、人』。限られた人材の中で一人一人の役割、関係が重要になってきます。販売店様、メーカー様、ユーザー様のお一人、お一人とより親密な関係を作り、素早く情報を取りながら皆様のニーズに応えるのが非常に大事。この三親会は、旧三工商事の時代、1963年(昭和38年)から続く伝統ある会です。若くてバイタリティーのある野崎会長のもと、是非伝統ある三親会を有意義なものにしていただければと思っています。私どもも三親会の皆様とより親密な関係をもって、お互いに共存共栄できるよう頑張って努力していきたい」と話した。
 議長を山口朗黒田精工名古屋支店長が務めて議事入り、会員総数35社中28社の出席により同総会が成立すると報告された後、第40期事業報告・会計報告及び監査報告、第41期事業計画案・予算計画案を審議し満場一致で承認可決。役員改選では、野崎会長以下全役員の留任が承認され、以上で総会を終了した。
 総会終了後は懇親会が催され、森庸一副会長(森哲社長)の発声で乾杯。和やかに歓談して親睦を深め、福島省吾サンコー商事専務の中締めでお開きとした。


2019年2月17日(日) ・2698号
業界関連企業などから
過去最多363名参加
愛知県管工機材商協組 新年賀詞交歓会・理事会

 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=大藪淳一氏・大清社長)は1月22日、名古屋市中村区の名古屋マリオットアソシアホテルで1月理事会ならびに平成31年新年賀詞交歓会を開催。新年賀詞交歓会には、組合員、賛助会員ら合わせて363名が参加した。新年賀詞交歓会に先立って開かれた理事会では、当日の進行等の確認のほか、第57回通常総会の件や各部会の活動状況などが審議・報告された。
 新年賀詞交歓会冒頭、挨拶に立った大藪理事長は、まず昨年大盛況裡に閉幕した『第32回管工機材・設備総合展』に対する謝辞を述べた後、消費税10%への増税や平成から新元号への改元など経済や政治についての話を盛り込みながら「2019年は激動の1年になりそうな予感がしておりますが、組合員一同スクラムを組んで猪突猛進で賛助会員の皆さまをサポートし、各組合事業等を進めてまいります」と意気込みを語った。
 続いて、愛知県管工事業協同組合連合会会長で名古屋市指定水道工事店協同組合理事長の穂刈泰夫氏が来賓を代表して祝辞を述べ、イノアック住環境社長の鈴木伸明氏が賛助会員を代表して挨拶に立った。その後、愛知県空調衛生工事業協会会長の石原彰久氏が乾杯の音頭を取り、新年の幕開けを祝う会がスタートした。宴もたけなわとなったところで峰澤彰宏副理事長(MINEZAWA社長)が中締めの挨拶をし、新年賀詞交歓会はお開きとなった。

 これに先立って開かれた1月理事会では、以下の議事についての報告・審議が行われた。なお、本理事会には20名の理事が出席した。
 【経過報告】●昨年12月13日▽愛知県中央会団体役職員懇親会に阪尾事務局長参加。●同19日▽組合三役、相談役および事務局長が参加し拡大三役会開催。●1月9日▽施工三団体および中央会に大藪理事長、事務局長が新年の挨拶に。●同10日▽大阪組合新春賀詞交歓会に大藪理事長が来賓として出席。●同11日▽設備四団体新年互例会に大藪理事長が来賓として出席。●同16日▽愛知県中央会新年祝賀会に大藪理事長参加。●同17日▽静岡組合新年賀詞交歓会に大藪理事長が来賓として出席。●同21日▽岡部会計事務所新年賀詞交歓会に大藪理事長参加。
 【議事1/新年賀詞交歓会進行の件】昨年11月27日、下見を兼ね幹事会を名古屋マリオットアソシアホテルで開催。新年賀詞交歓会の参加者数は来賓19名、賛助会員243名、組合員96名、事務局1名、関連・報道4名の計363名に。以上の報告のほかスピーチ依頼者の確認等が行われた。
 【議事2/全国管工機材商業連合会(管機連)報告】昨年12月15日と16日の2日間、パシフィックホテル沖縄で正副会長会議が開催され、大藪理事長(管機連副会長)が参加。7月2日開催予定の東京組合主催ゴルフ大会に全国各団体から3名ずつの参加要請あり。
 【議事3/第57回通常総会について】同組合は5月22日(水)16時30分より名古屋市中区の東京第一ホテル錦で第57回通常総会開催を予定している。2019年度は役員改選期にあたることから、役員推薦に関する日程等が確認され、これらが承認された。
 【議事4/各部会報告】●福利厚生部会▽昨年11月10日に第38回ボウリング大会を名古屋市千種区の星ケ丘ボウルで開催。組合員15社、賛助会員8社の計156名が52チームに分かれ2ゲームを競った。団体優勝は5連覇を果たした粟井機鋼・チームゴーストバスター。個人優勝は大成工機商会の伊佐さん。また、2019年度集団健康診断事業の案内案についての確認が行われ了承された。●流通部会・事業部会▽2月19日(火)「危機回避・安全管理セミナー+大型工作機械工場見学会」を両部会合同で開催(本紙発行時、開催済み)。本理事会当日現在、20名が参加予定。●広報部会▽組合だより143号を年度内に発行予定。●経営研究部会▽3月5日(火)、名古屋市中村区の名古屋国際センタービル第一会議室で講演会を開催予定。
 【議事5/青年部「愛青会」報告】昨年11月16日・17日、東北イノアック小牛田(こごた)工場視察。

価格勝負だけではない
選ばれる企業を目指す
三重県管工機材商業組合 新年賀詞交歓会を開催

 三重県管工機材商業組合(理事長=尾藤彰氏・旭工機社長)は、1月10日午後4時より三重県津市のプラザ洞津において、平成31年新年賀詞交歓会を開催した。正会員・賛助会員合わせて約170名が一堂に会し、新春を寿いだ。
 岸江伸幸理事(三重合成商事社長)による司会進行のもと、はじめに尾藤理事長が挨拶に臨み「皆様、明けましておめでとうございます。本年も、このようにたくさんの方にお集まりいただきました。大変ありがとうございます。ここにお集まりのメーカーの皆様方と正会員が協力して、三重県の市場を盛り上げるようになれば良いなと思っています。私は社員にいつも言っていることがあります。商品の価格というのは、我々が決めているのではない。これは長い年月を経て、お客様が決めてくれているのだ。お客様が、メーカー様が作られた商品の品質を評価し、そして我々管材商が提供するサービスを評価してくれて、この商品だったらこういう値段だと納得して、長い時間をかけながら決まってきた相場である、ということです。ところが、今はそういう相場を無視して安値合戦をしている。これは非常にメーカー様に対して失礼だし、自分たちもプライドがないのかということになります。このような馬鹿なことをしていてはダメだと思います。ここにいる正会員の管材商各社が長いあいだ商売をさせてもらっているのは、やはりお客様から会社が選ばれているからです。どうしたらお客様から選んでもらえるのかということを、真剣になって考えなければならないと思います。値段が安いことが選ばれる唯一の要素であるようなことは、絶対にやってはいけないと思います。今年は固いことを申し上げましたが、冒頭の挨拶に代えさせていただきます」と述べた。
 続いて、メーカーを代表して中村徹郎TOTO中部支社副支社長が「三重県管工機材商業組合の皆様には、我々住設・管材メーカーの商品の拡販にご尽力をいただき、厚く御礼申し上げます。2019年は平成最後の年となりますが、振り返ると、この平成という時代はある意味で、次から次へと荒波が押し寄せてきた30年だったと思います。この30年をよく言われる企業寿命30年説と照らし合わせて考えてみると、ここにご列席の会社様がいかに平成の荒波を乗り越えて生き抜いてきた稀有な存在なのかと、私のような経営を知らない一介のサラリーマンとしては、ただただ敬意を表するばかりです。我々メーカーも皆様方が次の30年を乗り越えるための礎作り、このお手伝いを少しでもできたら幸いです。続けてもう一つ、今年の景気を左右するであろう話をさせていただきます。私どもTOTOがスポンサーを務めたので些か恐縮なのですが、それはラクビーのワールドカップです。私の予想では、開幕戦でロシアに勝った日本は、一週間後に静岡でアイルランド戦、さらに一週間後に愛知の豊田スタジアムでサモア戦を行い、最高潮に達するのではないでしょうか。その一方で、とんでもない数の観光客がご当地三重にやって来ますので、どうか皆様のご人脈で増税前に旅館、ホテル、レストラン、観光地の改修工事の需要創造を行っていただければと思います。特需につながっていきますので、是非一緒にやってまいりましょう。本日は、ご盛会おめでとうございます。また、本年も宜しくお願いいたします」と挨拶した。
 乾杯に際し、有馬正継荏原製作所中日本営業部長が「今年は亥年ですが、イノシシは犬と同じぐらいの嗅覚を持っているそうです。是非今年はイノシシになっていただいて、嗅覚を生かしアンテナを張って現場やお客様を駆けずり回り、一つでも多くの勝機を見つけていただきたいと思います。こちらは販売のプロ、製造のプロの集まりです。製販がっちりとスクラムを組んで、この三重県の管工機材を一緒に盛り上げていきましょう」と述べて力強く乾杯の音頭をとった。
 祝宴では和やかな雰囲気の中、出席者が年始の挨拶を交わして歓談する姿が見られた。
 最後に、一色活慶監事(一色商会社長)が「ダーウィンが言ったとされる、私自身が好きな言葉に『最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。唯一生き残ることができるのは、変化できる者である』があります。これから新時代に入っていく中で、業界にしても、企業経営にしても、変化に適応してやっていくことが大切かと感じています。本日ご列席の皆様全員で力を合わせて、この業界を成長発展させていくことが一番大事です。今年は亥年ですので、新しい時代を切り拓く、真っ直ぐに自分の信じた道、この業界があるべき姿をともに突き進む、そのような1年にしたい。本日ご列席の皆様の益々のご発展を祈念いたします」と挨拶し、三本締めで盛会のうちにお開きとなった。

中部地区今年最初のどて市
「2019岐阜どてらい市」
岐阜産業会館で3月9日(土)、10日(日)

 工作機械・産業機器・機械工具・ライフ特選品の総合展示会「2019岐阜どてらい市」が3月9、10日の2日間、岐阜市六条南の岐阜産業会館で開催される。主催店は山善(社長=長尾雄次氏)名古屋支社岐阜支店の有力販売店。
 第42回目となる今回は「共に、新たな時代を」をテーマに、主要メーカー各社の新製品や最新技術が展示紹介される。
 開催時間は、9日が10時〜17時、10日が9時30分〜16時。

好景気の風が吹くように
力を合わせ盛り上げたい
岐阜県管工機材商組合 新年賀詞交歓会を開催

 岐阜県管工機材商組合(理事長=渡部勝裕氏・大東社長)は、1月23日午後6時30分より岐阜市長良川河畔の岐阜グランドホテルにおいて、平成31年新年賀詞交歓会を開いた。組合員と賛助会員、来賓など約140名が出席し、新年の幕開けを祝った。
 新年賀詞交歓会は、木野村文彦理事(木野村社長)が司会を務めて、定刻通りに開会した。
 はじめに渡部理事長が「昨年12月に日本の景気は73か月連続の上昇となり、景気回復基調が続いています。今年1月も上昇すれば、戦後最長の景気継続ということになります。私は会社の社員にいつも、景気が良いとは楽して儲かること、景気が悪いとは苦労しなければ儲からないということ、景気が悪い状況が普通なのですよ、と言い聞かせています。わが業界も今年こそは皆さんに好景気の風が吹くように、皆さんと力を合わせて、苦労を厭わず、業界を盛り上げていければ良いと思っています。今年も1年、宜しくお願いいたします」と挨拶。
 来賓の荒川晶一岐阜県管設備工業協同組合理事長(戸島工業社長)は挨拶で「今年度は消費税率の引き上げ、それから米中の貿易摩擦が大きくなって、経済的には余りよくない状況になっていくのではないかという気がしています。私が一番気になっているのが、4月から施行される働き方改革です。これは抜本的な対策案が何も立たず、ただ法律だけが独り歩きしている状況で、多分大手さんは何とかなると思いますが、中小零細企業に関しては死活問題になってきます。各業界が一丸となって物申していかないと、全く会社が成り立たない状況になってしまうと危惧しています。今年も皆様方と一緒にやっていきたいと思いますので、ご協力のほど宜しくお願いいたします」と述べた。
 賛助会員を代表して挨拶に立った、田野岡篤積水化学工業環境・ライフラインカンパニー中部支店設備システム営業所長は「変化の時代に突入しているかと思います。変化の時に何が一番大事かと思った時に、一番してはならないのが安売りに走ることではないかと思います。価格競争のチキンレースということかなと思います。やはり提案営業を増やしていかないといけない。他のやらないことをやって行くことが、変化の時代と考えています。それからもう一点、我々の仕事は日常生活になくてはならない非常に重要な仕事であるという所を、アピールしていく必要があると思います。厳しい変化の時代ですが、変化はチャンスという言葉があります。皆様と力を合わせて、チャンスを共に作っていきたいと思っておりますので、宜しくお願いいたします」と話した。
 乾杯では、大藪淳一愛知県管工機材商業協同組合理事長(大清社長)が「1年前にもお招きいただき、昨年は大雪で非常に寒い日だったのですが、今年はとても良い天気に恵まれました。景気もまだ続いているということですが、今年は新天皇の即位や消費税増税など色々と節目になることがあり、先ほどのお話にありましたように変化の多い年になりそうです。そのような中、皆さんと共に業界を盛り上げていきたいと思いますので、今年も宜しくお願いいたします」と挨拶し、同氏の音頭で乾杯した。
 懇親の場となり、出席者は和やかに歓談。抽選会などの催しで盛り上がり、白木伸道副理事長(白木商会社長)の三本締めで盛会のうちにお開きとなった。

賛助会員と組合員が共に
成長できる組合を目指す
静岡県管工機材商組合 第22回賀詞交歓会開催

 静岡県管工機材商組合(理事長=一色哲巳氏・一色機材社長)は、1月17日午後4時より静岡駅前のグランディエールブケトーカイにおいて、第22回賀詞交歓会を開催した。正・賛助会員ら合わせて250名余が出席し盛会となった。
 賀詞交歓会は司会の大村敏之副理事長(大村商会社長)による開会の辞で始まり、冒頭、一色理事長が「静岡県管工機材商組合は賛助会員の方々の協力がなければ、やっていけません。今まで通り、組合員が不当な安値受注はしない。それから競争、喧嘩になったときは、可能な限り話し合いで済ます。そのようなことを念頭に置いて今年はやってまいります。まず賛助会員様、それから我々の得意先である水道業者様―これは我々の得意先のほとんどを占めています、そして最後に我々と、皆さんが商売をして良かったと思われるような組合を目指してまいりますので、ご協力をお願いいたします」と挨拶した。
 来賓挨拶では、橋本政昭一般社団法人全国管工機材商業連合会(管機連)会長(橋本総業社長)が水道法の改正、消費税率引き上げに伴う住宅エコポイントの概要などに触れ「ご当地、静岡県での水道法の改正では、民間委託ということで浜松市がコンセッション方式(運営委託方式)をとると、今の市長さんはおっしゃっている。地元、浜松市には大きな影響がでてくると思います。また、ほとんどの人が総理大臣は消費税率を引き上げるだろうと言っており、そうなった場合、その影響により住宅の需要が落ちないように、住宅エコポイントの再開、あるいは住宅ローン減税の延長などを行うと言われています」と動向を説明。
 また、同氏は管機連の取り組みについて「私自身、色々なことのある時代だと思っていますが、我々管機連としては、日本で一番危惧されている地震のときでも、きちんとライフラインを守って復旧させるということが、我々の一番の役目だと思っています。静岡組合さんは既にやられているのですが、防災協定を結んで地震があっても素早く復旧するということを一生懸命、各地域でやろうと思っています。静岡組合様の益々の発展と本日ご列席の皆様方のご健勝を祈念いたします」と述べた。
 賛助会員を代表して挨拶に立った鈴木一実ベン社長は「昨年を振り返ると、世界経済は不透明ですが、国内において災害が非常に多い年でもありました。今朝も鹿児島で噴火があり、今年もまだ気を抜くことができない。いつ何が起きるか分からないというのが続きそうなので、是非まずは命、自分の身だけは守っていこうと思っています。今年は亥年ということで、亥は種の中にエネルギーを溜め込んでいくことだそうです。国内外から人が多く流入されると思います。静岡県により多くの人が興味を持ち、これらが充分なエネルギーとなり様々な業種がより活気づけられ、引いてはこの静岡県管工機材商組合の皆様が益々発展されると確信しています。我々メーカーも供給体制をきっちり整えてまいりますので、宜しくお願いいたします。また、めでたいことが続きます。今年は5月1日から新しい元号になります。今年が皆様にとって、この静岡に燦々と降り注ぐ太陽のように輝かしい1年、輝かしい未来であることを祈念し、お祝いの言葉といたします」。
 続いて、杉浦伸一アロン化成社長が「静岡県管工機材商組合の皆様方には、賛助会員の商材の取り扱いに関して、平素より特段のご配慮を賜っています。この場を借りてお礼を申し上げます」と述べ、力強く乾杯の音頭をとった。
 和やかに祝宴が進み、鈴川賢一TOTO中部支社長の中締めで終了した。

革新と創造に挑戦し
次のステージを切拓こう
山善名古屋 2019年新春賀詞交歓会

 山善(社長=長尾雄次氏、本社=大阪市西区)の名古屋地区における『2019年新春賀詞交歓会』が1月8日、名古屋市熱田区の熱田神宮会館で午後5時40分より開催され、同社の主力仕入先など261社484名が参加した。
 開会にあたり挨拶に立った吉村泰典山善上級執行役員名古屋支社長は「モノづくり中部の基幹産業である工作機械、自動車関連等の製造業の世界同時成長を追い風に好調を維持してきましたが、米中貿易摩擦の影響に伴い、昨年末から先行きの不透明感が色濃くなる中で新年を迎えました。平成最後となる本年は、弊社にとっても新年度より次のステージに向けた新中期経営計画がスタートする重要な年となりました。100年に一度の大変革期を迎えた自動車業界では、CASE(ケース)と呼ばれる市場変化に対応した攻めの姿勢を積極的に展開しています。山善は変化対応業として、こうした時代の変換に取り組むために、主力仕入先メーカーの皆様方と一体となってスピーディーに対応してまいります。まずは私自身をはじめ、名古屋支社全員が進化しなければならないと決意しています。特に名古屋支社では、若い社員が各部門で増えています。本年は現場力の強化と情報共有化を推進して、対応力、提案力のスピードアップを図ってまいります。皆様のご期待に応え、より信頼される名古屋支社を構築し、共々に飛躍する1年にしたいと思います。本年も何卒宜しくお願いいたします」と今年の抱負を述べた。
 続いて、長尾山善社長が挨拶で、同社の業績が順調に推移していることを報告。今後の事業環境に触れたうえで、「第73期(2019年3月期)の通期見通しは売上高5200億円、経常利益170億円です。この公表計画を最下限に、積極的な攻めの営業に邁進してまいりたい。今年の4月からスタートする新中期3カ年経営計画にステップアップするために重要な3か月間と認識しています。今年は平成から新しい元号に変わり、全国各地でラグビーのワールドカップが開催されるのに続いて、来年は東京オリンピックが開催されます。このオリンピックイヤーには車の自動運転の実用化に向けて本格スタートをするということです。我々もモノづくり中部を支える底力を発揮して、100年に一度の大変革期に活用し、大きなビジネスチャンスにしていきたいと考えます。弊社の今年の経営スローガンは『私たちは 進取の気概を持って 革新と創造に挑戦し 次のステージを切拓こう』としました。弊社の業績も、これまでは日本を含めたグローバルな製造業の活発な設備投資に支えられてきました。真価が問われるのは、今年4月スタートの次期3カ年だと真摯に受け止めている次第です。現状維持を受け入れない企業文化にもう一度回帰して、次のステージに向け新しい道を切拓いて行かなければならないという思いを込めたものです。私は常々、企業の利益は人間力<vラスお役立ち料≠セと言っています。昨今のように変化が常態化した経営環境にあり、変化に対応し迅速な活動を実践して、お取引先様はもとより、世の中のお役に立つことが大事です。そこには人間力が欠かせません。私たち販売の現場では人と人との触れ合いや苦楽を共にするという、まさに血の通ったビジネスが行われています。IoТ等の先進テクノロジーのような便利な道具も、使いこなすのは人。人の能力は無限です。従って、我々の重要な仕事は人を作ること。一人一人の無限の可能性を信じて、人を育てることだと思っています。本年は山善にとって、次のステージに向かってのチャレンジの年です。主力仕入先メーカー様との信頼関係、皆様との連帯と共存の絆をさらに強くし、相互発展を目指してまいる所存です。皆様方にはどうか倍旧のご支援ご厚情を賜りますよう宜しくお願いいたします」と述べ一層の支援を求めた。
 乾杯に際し、出席メーカーを代表して家城淳オークマ副社長が「山善様といえば、やはり切拓くという精神。我々は今、スマートファクトリーという取り組みに注力していこうと思っています。昨年は激変の始まりで、これからが本番だと思っています。山善様は、スマート・ファクトリー・ソリューション支社を構え、ビジネスをサポートしていこうとされています。日本だからこそ、働く人たちのやる気を出すシステムが作れると思います。現場を熟知した立場でこそ、役に立つIoTやATが作れる。そのような所を、私どもも山善様と共に切拓いていければ幸いかと思っています」と挨拶し力強く乾杯の音頭をとった。
 懇親の場となり、
歓談が進む中、お楽しみ抽選会などで盛り上がり楽しいひと時を過ごした。
 最後に、連健悟クリナップ執行役員中部支社長が「新しい変革を持って、山善様と今まで以上に商売のコミュニケーションを密にし、力強い山善様の販売施策、バックアップをいただきまして、我々メーカーも共にますます飛躍できるよう邁進していきたいと思っています。本年も山善様には格別のご愛顧を賜りますよう宜しくお願いを申し上げます」と挨拶。
 藤井裕明山善名古屋支社機工事業部長の閉会の挨拶と三本締めでお開きとした。

鍛圧機械受注総額前年同月比1.7%減
日鍛工 2019年1月度会員受注統計
プレス系機械の国内向けが減少

 一般社団法人日本鍛圧機械工業会(日鍛工、代表理事会長=宗田世一氏)が2月8日発表した鍛圧機械月次会員受注統計によると、2019年1月度の受注総額は前年同月比1・7%減の254億4500万円となり、高水準で推移してきた国内の設備投資に減速感がみられる結果となった。年度累計(2018年4月〜2019年1月)では前年同期比12・2%増を維持している。
 機種別に見ると、プレス系機械は前年同月比18・1%減の94億2200万円。大型プレスは同3・7倍増となったが、超大型プレスが同32・6%減、中型プレスが同5・8%減、小型プレスも同31・7%減だった。油圧プレスは同75・4%減、フォーミングも同38・4%減。一方、自動化・安全装置は同3・4%増だった。
 板金系機械は前年同月比2・1%増の98億9800万円で、レーザ・プラズマが同0・4%減となったが、パンチングは同1・1%増、プレスブレーキが同7・5%増と全体的に好調だった。
 その他、サービス・部品金型は前年同月比30・5%増の61億2600万円だった。
 内外別(機種計)では、国内が前年同月比25・8%減の89億2700万円。一般機械が同17・4%増、電機が同24・5%増となったが、自動車が同74・1%減、金属製品製造業が同14・7%減、鉄鋼・非鉄金属も同9・7%減だった。
 輸出は前年同月比13・5%増の103億9300万円となり、東南アジア向けが同4倍増、北米向けが同30・9%増、欧州向けが同15・2%増、韓国・台湾向けも同4・5%増。一方、中国向けは同5・3%減、インド向けも同63・9%減と振るわなかった。
 輸出比率は前年同月に比べ10・6ポイント増加し53・8%となっている。

経営理念をもう一度見直し
新しい時代に向かって前進
名古屋金物業界 平成31年賀詞交歓会開く

 愛知県金物商工協同組合(理事長=印藤武司氏・印藤産業社長)と名古屋利器工匠具卸業組合(同)、名古屋建築金物卸商組合(理事長=岡本達明氏・岡新社長)の3組合による『名古屋金物業界賀詞交歓会』が1月11日、名古屋市中区の東京第一ホテル錦で正午より開催された。来賓をはじめ、各組合員と賛助会員ら約100名が出席した。
 賀詞交歓会は鬼頭孝典丸政社長の司会で進められ、印藤明延愛知県金物商工協同組合会計常務理事(印藤商店社長)の開会の辞、国歌斉唱に続いて、発起人を代表し印藤武司愛知県金物商工協同組合理事長が挨拶を行った。
 印藤理事長は挨拶で「昨年の年末に天皇陛下が会見で『平成が戦争のない時代として終わろうとしていることに、心から安堵しています』とお言葉を述べられました。それに象徴されると思います。これから日本も、自国の平和だけではなく、世界の平和に貢献できるようにやっていかなければならないと思います。景気については、だいたい横ばいだろうと思っています。景気回復は、期間で言えば、いざなみ景気を超えて最長になりますが、成長率は1%台です。そんな中で、米中関係も心配ですし、イギリスのEU離脱問題も非常に深刻さを増してきています。先日、トヨタ自動車の豊田章男社長が、トヨタは車を作って売る会社ではなくて、人の移動のシステムを売る会社としてやっていきたい、というようなことをおっしゃっていました。日本のトップ企業でも意識を変えてやっていかないと駄目だということです。我々中小企業も、ここにお集まりの皆様はリーマンショックを乗り越えて残られた方ですから、足腰はしっかりしていると思いますが、今一度まったく新しい年が始まる、新しい社会が始まるということで、経営理念をもう一度しっかり見直してやって行くことがとても大事ではないかと思っています。平成は4月末までで、5月から新しい年号が始まります。2019年は大変忙しい年です。消費税の2%アップは10月からスタートするものだと思います。9月からはラグビーのワールドカップが始まり、豊田スタジアムでも何試合か組まれています。また、来年2020年には東京オリンピック・パラリンピック、2025年には大阪万博と目白押しです。皆様には年頭に、これからの計画、10年後、20年後に会社はどうあるべきか、どのような会社にしたらよいか、しっかり案を練られて新しい時代に向かって行ってほしいと思います。今年は亥年ですので、猪突猛進と言う方もいますが、前向きに、時は戻りませんから、前進していきたいと思います。この会も同じような顔ぶれで、100名前後で推移しています。来年も皆様、元気良くご参加してください。本日お集まりのメーカーの皆様、組合の皆様の今後益々の商売の発展とご健勝を祈念いたします」と述べた。
 来賓の紹介に続いて、杉山拓也名古屋市市民経済局産業部産業労働課長が来賓挨拶で河村たかし名古屋市長の祝辞を代読した。
 「あけましておめでとうございます。皆様方におかれましては、健やかに新しい年をお迎えのことと心からお喜び申し上げます。また日頃より、名古屋市政に対して格別なご理解とご協力を賜り、この場をお借りして厚く御礼を申し上げます。さて、この地域の経済状況を見ますと、景気が回復を続けていると言われておりますが、一方で海外経済の不確実性や、人手不足の課題もあり、このような景気回復の実感はまだまだ中小企業の皆様へ浸透しているとは言えない状況と認識いたしております。このような中、金物業界の皆様方におかれましては、日頃から業界の振興、発展に多大な貢献をいただいており、役員をはじめ、会員の皆様のご尽力に改めて深く敬意を表する次第です。今後は東京オリンピック、アジア競技大会、リニア開業等、ビッグプロジェクトが目白押しです。これらを名古屋の発展に確実につなげるために、皆様方と共により一層の産業競争力の強化を図り、名古屋の魅力を強力に発信し続け、世界中から人や企業が集まる、世界に認められる大都会に向けて取り組んでまいる所存でございますので、引き続きご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。結びになりましたが、金物業界の皆様方の益々のご繁栄と、本年が皆様方にとって素晴らしい1年となりますことを心から祈念いたしまして、私の新年の挨拶とさせていただきます」(河村たかし名古屋市長の祝辞)。
 メーカーを代表して、宮永淳ミヤナガ社長が「2027年には名古屋にリニアも入ってくるということで、ビッグプロジェクトが継続します。これをチャンスととらえ、飛躍していきたいと思っています。メーカーと各問屋さんがタッグを組んでこの大きなうねりを乗り越えていきたいと思っています」と述べて高らかに乾杯の音頭をとった。
 祝宴では出席者が互いに和やかに新年の挨拶を交わし、お楽しみ抽選会などでひとしきり盛り上がりをみせたところで宴もたけなわとなり、岡本達明名古屋建築金物卸商組合理事長が閉会の辞で「今年の亥年を皮切りに、皆さんにとって良い年に変わっていくように祈念したいと思います」と述べ、万歳三唱で締められた。

組織変更・人事異動
岡谷鋼機 3月1日付

 岡谷鋼機(社長=岡谷篤一氏、本社=名古屋市中区)は、3月1日付で行う組織変更と人事異動を発表した。内容は次の通り。
 1.組織変更
 〈3月1日付〉
 (1)人事総務本部の下部組織として、「健康管理室」を設置する。 
 (2)東京本店メカトロ部のメカトロ室と自動車室を統合し、「メカトロ室」とする。
 (3)安城支店のメカトロ室と自動車機材室を再編し、「メカトロ室」「FA室」「自動車部品室」とする。
 (4)出張所を事務所に名称変更する。これに伴い君津、東海、広畑、福山、大分の出張所を「君津事務所」「東海事務所」「広畑事務所」「福山事務所」「大分事務所」とする。
 (5)大阪店の産業資材部神戸出張所を大阪店「神戸営業所」とする。
 (6)九州支店の八幡営業所を「八幡事務所」、中国支店の東広島営業所を「東広島事務所」とする。
 (7)米国岡谷鋼機会社のサンディエゴ支店を「サンディエゴ事務所」とする。
 2.人事異動
 〈3月1日付、部長クラス〉( )内は旧職、[ ]内は継続職、敬称略
 山下洋=審査法務本部法務部長(企画本部経営企画部長)
 長崎良視=企画本部経営企画部長(名古屋本店化成品部長)
 加藤雅也=東京本店鉄鋼本部担当部長(東京本店鉄鋼本部鉄鋼第一部長兼君津出張所長)
 杉戸修一=東京本店鉄鋼本部鉄鋼第一部長兼君津事務所長(《出向》新池田社長)
 安田昌範=東京本店特殊鋼本部担当部長(大阪店特殊鋼部長)
 井野口弘之=東京本店貿易本部長(東京本店貿易本部第一部長)
 入江陽平=東京本店貿易本部第一部長[東京本店貿易本部第一部鋼板室長]
 武田五郎=東京本店エレクトロニクス本部担当部長(《出向》米国岡谷鋼機会社副社長兼レキシントン支店長兼ウエスト・バージニア事務所長兼ハンツビル事務所長兼ローリー・ダーラム事務所長兼ノックスビル事務所長兼アトランタ事務所長兼インディアナポリス事務所長兼カナダ岡谷鋼機会社社長兼ケンブリッジ支店長)
 伊藤裕康=名古屋本店副本店長(名古屋本店メカトロ本部名古屋メカトロ部長)
 吉村紀久生=名古屋本店化成品部長(東京本店化成品本部担当部長)
 蟹江哲生=名古屋本店メカトロ本部名古屋メカトロ部長(《出向》広州岡谷鋼機有限公司総経理兼深●(土へんに川)事務所長)
 横溝延敏=大阪店特殊鋼部長(東京本店特殊鋼本部副本部長)
 椿良平=大阪店情報・電機部長(大阪店情報・電機部非鉄金属室長)
 本多良隆=《出向》カナダ岡谷鋼機会社社長兼ケンブリッジ支店長[《出向》米国岡谷鋼機会社社長]
 荒川和成=《出向》米国岡谷鋼機会社副社長[《出向》米国岡谷鋼機会社シカゴ支店長兼ホプキンスビル事務所長兼ロスアンゼルス事務所長兼サンディエゴ事務所長]
 齋藤享司=《出向》広州岡谷鋼機有限公司総経理兼深●(土へんに川)事務所長[《出向》広州岡谷鋼機有限公司武漢支店長]
 山田謙=《出向》PT.Artokaya Indonesia社長(《出向》PT.Artokaya Indonesia副社長)
 倉谷賢司=《出向》岡谷エコ・アソート社長(東京本店鉄鋼本部鉄鋼第三部原料室員)
 河田彰一=《出向》新池田社長(東京本店鉄鋼本部鉄鋼第三部原料室長)
 3.人事異動
 〈3月1日付、室長クラス〉( )内は旧職、[ ]内は継続職、敬称略
 中根啓司=人事総務本部健康管理室長[人事総務本部名古屋人事総務部長]
 岩澤浩平=東京本店本店長代理(東京本店北関東支店日立営業所長)
 野田誠=東京本店人事総務部室長(東京本店人事総務部員)
 川上昌幸=東京本店鉄鋼本部鉄鋼第三部原料室長(《出向》岡谷エコ・アソート社長)
 高山敦臣=東京本店メカトロ部FA室長(《出向》上海岡谷鋼機有限公司蘇州支店長)
 馬場章=東京本店北関東支店副支店長(名古屋本店北陸支店長)
 吉田桂介=東京本店北関東支店日立営業所長(東京本店北関東支店日立営業所員)
 小林幹史=名古屋本店非鉄金属部室長(名古屋本店非鉄金属部員)
 小島英資=名古屋本店豊田本部豊田支店工具機械室長(名古屋本店豊田本部豊田支店メカトロ室員)
 中島康博=名古屋本店豊田本部安城支店FA室長[名古屋本店豊田本部安城支店副支店長]
 森谷貴紀=名古屋本店豊田本部安城支店自動車部品室長(名古屋本店豊田本部安城支店自動車機材室長)
 木村浩二=名古屋本店北陸支店長(東京本店メカトロ部FA室長)
 石原雅也=大阪店管理部室長(大阪店管理部員)
 関谷康彦=大阪店情報・電機部非鉄金属室長(大阪店情報・電機部非鉄金属室員)
 井口智晴=《出向》米国岡谷鋼機会社レキシントン支店長兼ウエスト・バージニア事務所長兼ハンツビル事務所長兼ローリー・ダーラム事務所長兼ノックスビル事務所長兼アトランタ事務所長兼インディアナポリス事務所長(名古屋本店豊田本部豊田支店工具機械室員)
 荘田誠=《出向》北京岡谷鋼機有限公司天津支店長(《出向》北京岡谷鋼機有限公司大連支店長)
 鈴木津由=《出向》北京岡谷鋼機有限公司大連支店長(東京本店特殊鋼本部員)
 齊藤実=《出向》上海岡谷鋼機有限公司蘇州支店長(名古屋本店豊田本部豊田支店工具機械室長)
 太田昌尚=中東事務所長(中東事務所員)

3月15、16日にポートメッセなごやで
出品メーカー向け説明会を開催
ジーネット名古屋支社 2019中部機械加工システム展

 ジーネット名古屋支社(取締役支社長=大谷秀典氏、所在地=名古屋市中区)管轄の有力販売店が主催する「2019中部機械加工システム展」が3月15日(金)・16日(土)の2日間、ポートメッセなごや第3展示館において開催される。これに先立ち、出品メーカー向け説明会と決起大会が昨年11月28日午後4時30分より名古屋市熱田区のサイプレスガーデンホテルで開かれ、出席した出品メーカーと事務局のジーネットが展示会の成功を誓い合った。
 中部機械加工システム展は、機械加工に的を絞った展示会で、6年連続の開催となる。今回は「製造業の未来に向けて」をテーマに、最新鋭の工作機械をはじめ、切削工具、ツーリング、治具等の周辺機器などを展示する。また会場では、生産性の向上、コストダウンにつながる各種問題解決型の提案も多数用意する。
 説明会では事務局を代表して大谷支社長が挨拶に立ち、同社の近況について「名古屋支社は築45年の建物から新支社ビルに建て替えをしました(2018年9月25日より稼働)。地上4階建てで、1階から3階は倉庫、4階が実務フロアーということで営業部隊がすべてそこに揃っています。倉庫は天井高5mとなっており、建物サイズで言うと7〜8階建てマンションほどの高さになると思います。建物のコンセプトは肩の凝らない空間≠ナ、皆で話し合いができて、そこでいろいろな発想、アイデアが生まれればと考えています。外観はグレーを基調にシックなのですが、中は非常にポップに仕上がっていて、本当にジーネットかなと思う設えです。執務スペースの真ん中にナレッジコモンズというカフェのようなスペースを設けて、輸入家具を配置しました。部門を越えて雑談ができる、あるいはメーカーさんが立ち寄って話をするスペースとなり、そこで新しいアイデアや企画が出ればと考えています。上期が終了して、弊社の営業成績は前年対比で売上高が106・2%でした。名古屋支社だけを見ると、皆様のご支援によりプラス9・1%となり、全支社をやや引っ張る形で終了しました」と報告。
 2019中部機械加工システム展については「第6回目となります。さらに知恵を絞って、少しずつ進化して行こうとしています。今回、3つの新しい取り組みをします。1つは、ユーザー様の部門ごとのニーズを想定した会場レイアウトにして行きたい。2つめは、セミナーをさらに充実させていく。3つめは、バーチャル展示会。今回初めてチャレンジします。展示会は3月15、16日ですが、その前後1か月間(2月15日〜4月16日)web上で展示会に出品していただいたメーカー様がお奨めする商品の動画や画像を閲覧できるようにします。金属加工など樹脂を含めて機械加工の仕事をしているユーザー様以外は呼ばないということをはっきりさせて、機械加工ユーザー様のみを集客し、質の高い提案の場にしたいと思っています。出品メーカー様の素晴らしい商品を色々提案していただいて、キャンペーンなど企画、取り組み、同行も含めてご支援いただきますようお願いいたします」と今展の特徴などを紹介して協力を求めた。
 続いて、今回の展示会の概要・テーマ、新たな取り組みであるバーチャル展示会などについて更に詳しい説明があった。
 今回の出品メーカーは、工作機械メーカー、CAD/CAMメーカー、切削・ツーリング・治具・産業ロボット・測定・環境等機械加工周辺機器メーカーなど、200社を予定。集客目標は4000名としている。
 展示会場では、人手不足への対応として現場の自動化に対する関心が高まる中、「ロボットシステム導入のトータル技術」「最適な機器の提案」「ロボットテクニカルセンター」という3つの強みをもつ、ジーネットのロボットシステム事業についても紹介する。
 説明会は、このあと出品要領などについて説明し終了。引き続き会場を移して決起大会が開かれ、展示会に向け、事務局のジーネットと出品メーカー相互の結束を固めた。
 【2019中部機械加工システム展開催概要】
●テーマ=「製造業の未来に向けて」
●会期=2019年3月15日(金)(午前10時〜午後5時)、16日(土)(午前9時30分〜午後4時)
●会場=ポートメッセなごや第3展示館
●主催=ジーネット名古屋支社管轄の有力販売店
●事務局=ジーネット 名古屋機械課、名古屋営業所、三河営業所、一宮営業所、三重営業所、静岡営業所、浜松営業所、および名古屋支社
●展示規模=会場床面積1万125u
●展示小間数=約200小間(予定)
●出品予定メーカー数=200社(1月25日現在187社、[内訳]工作機械メーカー、CAD/CAMメーカー他…25社、切削・ツーリング・治具・産業ロボット・測定・環境等機械加工周辺機器メーカー…162社)
●キャンペーン期間=2019年1月1日〜3月31日

新役員体制を内定
DМG森精機 3月22日付(予定)
(注)対象企業管内主要8社

 DМG森精機(社長=森雅彦氏、本社=名古屋市中村区)は、3月22日に開催予定の定時株主総会で承認を受けて正式決定する役員人事を内定した。株主総会において、森雅彦氏、玉井宏明氏、小林弘武氏の取締役3名および社外取締役4名を再任し、新たに取締役4名と監査役2名を選任する予定。
 発表された新役員体制(3月22日付・予定)は次の通り。
▽代表取締役社長=森雅彦氏
▽取締役副社長《新任》=クリスチャン・トーネス氏(現職=DMG MORI AKTIENGESELLSCHAFT Chairman of the Executive Board)
▽代表取締役副社長=玉井宏明氏
▽代表取締役副社長=小林弘武氏
▽専務取締役《新任》=藤嶋誠氏(現職=専務執行役員R&Dカンパニープレジデント)
▽専務取締役《新任》=ジェームス・ヌド氏(現職=専務執行役員DMG MORI USA CEO兼Americas担当)
▽常務取締役《新任》=古田稔氏(現職=常務執 行役員グローバル本社経理財務本部副本部長兼製造カンパニープレジデント)
▽社外取締役=青山藤詞郎氏
▽社外取締役=野村剛氏
▽社外取締役=中嶋誠氏
▽社外取締役=御立尚資氏
▽常勤監査役《新任》=川山登志雄氏(現職=常務執行役員グローバル本社経理財務本部副本部長)
▽社外監査役=土屋総二郎氏
▽社外監査役《新任》=川村嘉則氏
 なお、常勤監査役の近藤達生氏は、3月22日の株主総会をもって監査役を辞任する予定。

総受注高が2か月連続で前年下回る
国内26・1%減、海外13・3%減
中部経済産業局 平成30年12月度金属工作機械受注

 中部経済産業局が1月30日に発表した平成30年12月度金属工作機械受注状況によると、管内金属工作機械メーカー主要8社(オークマ、アマダマシンツール、ジェイテクト、コマツNTC、FUJI、豊和工業、三菱電機名古屋製作所、ヤマザキマザック)の総受注高は、前年同月比18・1%減の402億4900万円となり、2か月連続で前年を下回った。前月比は6・7%減だった。
 国内受注は、前年同月比26・1%減の138億3800万円となり、17か月ぶりに前年を下回った。前月比は16・2%減だった。
 主力の一般機械工業向けが前年同月比22・5%減の72億200万円と2か月連続で前年を下回り、自動車工業向けも同24・5%減の38億1800万円と4か月ぶりに前年を下回った。
 海外受注は、前年同月比13・3%減の264億1100万円となり、2か月連続で前年を下回った。前月比は0・9%減だった。海外受注比率は前年同月比3・7ポイント増の65・6%となっている。
 北米向けが前年同月比2・6%減と19か月ぶりに前年を下回り、ヨーロッパ向けが同11・1%減、アジア向けが同21・2%減とともに2か月連続で前年を下回った。シェアは、北米向け35・1%、アジア(トルコを含む)向け33・1%、ヨーロッパ向け28・2%。
 国別にみると、1位のアメリカが85億3500万円(前年同月比5・5%増)、以下、中国47億9500万円(同13・8%減)、ドイツ22億2700万円(同16・8%増)、イタリア13億9200万円(同18・7%減)、インド12億9600万円(同10・4%減)の順となった。
 販売額は、前年同月比1・8%増の369億8500万円となり、13か月連続で前年を上回った。前月比は7・3%減だった。
 受注残高は、前年同月比16・2%増の2464億4100万円となり、21か月連続で前年を上回った。前月比は0・6%減だった。
平成30年暦年の総受注高は
2年連続で前年を上回る
 併せて発表された、平成30年(1〜12月)の管内金属工作機械メーカー主要8社の総受注高は、前年比14・0%増の5622億5000万円となり、2年連続で前年を上回った。
 国内受注は、前年比15・6%増の2068億8100万円となり、2年連続で前年を上回った。主な業種では一般機械工業向けが同13・6%増、自動車工業向けが同16・7%増とともに2年連続で前年を上回った。電気機械工業向けは、同15・6%増となり、2年連続で過去最高を更新した。
 海外受注は、前年比13・1%増の3553億6900万円となり、2年連続で前年を上回った。北米向けが同24・4%増、ヨーロッパ向けが同15・6%増、アジア向けが同5・5%増といずれも2年連続で前年を上回った。
 販売額は前年比16・7%増の4459億6000万円、年末時点での受注残高は同16・2%増の2464億4000万円となった。

泉大津商工会議所1階に
ロボットセンターを開設  
HCI 開設記念式典に120名が参集

 ケーブル製造装置メーカーでロボットシステムインテグレータ(SIer)のHCT(社長=奥山剛旭氏、本社=大阪府泉大津市)は、12月3日午後2時より、昨年9月に泉大津商工会議所の1階に開設した「HCI ROBOT CENTER」の開設記念式典を行った。式典には約120名が出席した。
 「HCI ROBOT CENTER」は、ロボットシステムやAIを実機で体感できる、南大阪初のロボットセンター。ロボット活用事例を展示し動作デモを披露する見学会や、講演会・セミナーを開催して、ロボットシステム導入を検討する企業などの支援を行う。
 奥山社長は挨拶で、当初9月5日に予定していた開設披露式典が近畿地方を直撃した台風21号の影響で延期になったことを詫びた上で「HCI ROBOT CENTERは大変な船出でしたが、現在のところ220名の方がご来場、本日は120名の方にご来場いただきました。HCIはケーブル製造装置メーカーとして創業し17年、ロボットSIerとして10年になります。ケーブルを製造する装置メーカーだから独特の固有技術をもち、ケーブルのような柔軟物を扱うロボットシステムを構築する技術が強みであり、またAIを自社開発しているSIerとして広く認知されるようになりました。私どもはこのロボット、AI技術をもって、南大阪を、その利活用により活性化したいと考えています。皆様にはご理解とご助力をいただければ幸いです」と所信を述べた。
 近畿経済産業局地域経済部長の奥山剛氏は、委託事業について説明する中で「2025年の万博が大阪での開催と決まり、大阪、関西から未来の姿を発信するチャンスがまいりました。このロボットセンターは、ちょうど良いタイミングに恵まれたと思っています。社会の大きな変化としてよく言われているのが、少子高齢化です。人手不足と言われ、できるだけロボットやコンピュータの力も借りて、今までよりも良い物を少ない人で作れるように、ものづくりも変わっていく必要がある。ロボットは、SIerさんが細かいことを一つ一つ教えないと、何もやってくれないただの飾り。会社によって全部違うので、SIerは大変です。中小企業の方がロボットを入れやすい環境を作りたいと思います。まだまだ始まったところですので、皆様方からのご指導を賜りながら進めてまいりたい。これからも宜しくお願いいたします」と述べ、ロボットセンターの意義とSIerの重要性を強調した。
 続いて、奥山社長よりロボットセンター開設の経緯と事業計画について説明があった。
 この後、来賓の南出賢一泉大津市長、高寺壽泉大津商工会議所副会頭、遠藤たかし衆議院議員・日本維新の会国会対策委員長、杉ひさたけ参議院議員・公明党国際局次長(代理=川久保一司秘書)、久保田和雄日本ロボット工業会FA・ロボットシステムインテグレータ協会会長、高橋大弐近畿職業能力開発大学校校長より、それぞれ祝辞が述べられた。
 式典後の午後3時からは記念講演が行われ、日本ロボット工業会システムエンジニアリング部会長でFA・ロボットシステムインテグレータ協会参与の小平紀生氏(三菱電機FAシステム事業本部主席技監)が「地域のロボット&AIシステム導入促進とSIerの重要性」と題して講演。参加者は熱心に聞き入った。
 懇親会では、川野憲志倉敷紡績取締役執行役員、平井出浩志三菱電機関西支社副支社長から挨拶が行われた。

愛機工青年部
管理者向けコーチング研修開催

 愛知県機械工具商業協同組合(愛機工、理事長=水谷隆彦氏・ミズタニ機販社長)の青年部(部長=滝澤有一理事・松本商店社長)は2018年11月19日、名古屋市中村区のウインク愛知で管理者を対象としたコーチング研修会(教育幹事長=横山博隆氏・山下機械、講演担当幹事=速水健吾氏・宇野)を開催。参加者は30名を超えた。
 三井住友海上火災保険経営サポートセンター・経営リスクアドバイザーの早川一郎氏を講師に招き約1時間半、『部下の能力を最大限に引き出すためのコーチング』をテーマに、部下や後輩をどのように成長させていくのか、その手法や話術などが時折ロープレを交えながら参加者へレクチャーされた。
 研修会終了後、参加者から「自分の伝えたいことを部下にどのように伝えたらよいか分かった」「上司や先輩に対してもお客さまに対しても、自分の意見・意思をしっかりと伝えられる部下に育ってほしい」「自分の仕事に集中しすぎて周りが見えてなかった。もっと部下や後輩に対して気を配ることを心掛けたい」などの感想が聞こえてきた。
愛機工青年部
総勢40名で忘年会開催

 愛機工青年部は2018年12月5日、名古屋市中区のざぶん錦店で忘年会(総務幹事長=梅本陽史氏・杉本商事、会合担当幹事=井本保孝氏・サカイリフテク)を開催。青年部員ら40名が参加した。
 滝澤部長挨拶「昨年と今年では青年部員も大幅に変わり、これまで青年部を引っ張ってきたメンバーも抜け、正直『今年の青年部はどうなるのかな?』と思っていたのですが、びっくりすることに昨年までより盛り上がってしまいました(笑)。出席率も非常に良く、先日の講演会も、2月に開催予定のレクリエーション(掲載時、開催済み)もすぐ定員が埋まってしまいました。3月には他産業視察を予定していますので、ぜひご参加ください」。
 森庸一青年部顧問(森哲社長)乾杯挨拶「久しぶりに皆さんの顔が見たくなり、また、新メンバーも多く入られたと聞いていましたので、今日は何を差し置いても参加させていただきました。昨年まで青年部部長をさせていただいておりましたので、その後どうなっているのかなとも思っておりましたが、滝澤部長も何十年と青年部に携わり隅から隅まで知っておりますので、彼に安心して部長を任せられました。滝澤部長がいつも『出なきゃ損だよ青年部!』と言っておりますが、本当にこの一言に尽きます。青年部の活動はほとんどボランティアですが、皆と協力し合いながらチームとしてやっていただければ、もっと楽しい青年部になると思います」。
 服部嘉高青年部副部長(服部商会社長)中締め挨拶「今回40名の方にご参加いただき大変ありがたいと思っております。何よりも嬉しかったのは青年部員どうしがいろんな話題で盛り上がり楽しんでいるところを見られたことです。滝澤部長を筆頭に、これからもよろしくお願いします」。
 愛機工青年部役員は忘年会開始前に役員会を開催。@組合野球大会の件、A青年部忘年会の件、Bレクリエーションの件、C講演会の件、以上について報告、話し合いを行った。

名機工同友会
会員の意見参考に自社の悩み解決

 名機工同友会(会長=吉野栄一氏・吉野機械工具社長)は2018年11月26日、名古屋市中区の東京第一ホテル錦で例会を開催。会員ら17名が参加した。
 この日の例会は、参加者が自社の悩みや問題などを事前に持ち寄り、その議題に対し会員各社ならどう対応・対策するかを発表しあうディスカッション方式で行われた。
 【監視カメラ】●車上荒らしが多発。駐車場にカメラを付けようか思案中。●小型カメラを社内に設置しているという会社を知っている。意外と安いようだ。
 【業務社員のモチベーションアップ】●残業を減らす。業務の社員にも担当を持たせ、手当てを与えるカタチで還元している。●外部講師を招き社内研修を開くなどしてモチベーションアップを図っている。
 【カタログ・チラシ】●配布し、残った分は一定期間保管した後、ミスコピー用紙と一緒にリサイクル業者に引き取ってもらい、トイレットペーパーと交換している。●PDFにデータ化して管理している。●カタログはかさばるので、欲しい時に1冊もらうようにしている。
 全員から出されたすべての課題に対するディスカッションが終了し、懇親会を経て、この日は散会となった。
名機工同友会
好調の持続願い忘年会開催
 名機工同友会は2018年12月13日、名古屋市中区の貴楽家・悠で忘年会を開催。会員ら19名が参加した。
 吉野会長乾杯挨拶「皆さま、1年間、同友会へのご参加、また、同友会の各事業にご協力いただき誠にありがとうございました。この1年間は、まずまずな年だったのではないかなと思います。業績も良かった会社さまも多いのではないでしょうか。まだまだこの好調さは続くのかなという思いと、ちょっと落ちるのではという不安な思いが交錯しておりますが、来年も良い年になることを願っております」。
 和久田修志副会長(三和商事社長)中締め挨拶「今年(2018年)の漢字が災≠ニ発表されました。ただ、私たちの業界には今年、災いは無く非常に良い状況です。来年どうなるか分かりませんが『禍を転じて福と為す』ということわざもあるように、来年は元号も変わりますし、福が舞い込んでくるのかなと思っております。そうなるためには、皆さんお一人お一人が健全な会社経営を心掛けていただければ福は自然とやって来ると思います。皆さんのもとに福がやってくることを願っております」。

人工知能(AI)を活用した新しい商品検索サービス
「トラスコ AIオレンジレスキュー」利用開始
商品名、型番が分からなくても
チャット形式で商品を絞り込み

 プロツール(工場用副資材)専門商社のトラスコ中山(社長=中山哲也氏、本社=東京都港区)は、工具・作業現場のプロツール総合サイト「トラスコ オレンジブック.Com」において、2月1日より新しい商品検索サービス「トラスコ AIオレンジレスキュー」を開始した。
 「トラスコ AIオレンジレスキュー」は、日本IBMのIBM Watson Explorerを基盤に構築することにより、自然言語(口語)の問合せに対して、関連のあるデータを超高速で抽出できるようにした新しい商品検索サービス。
 検索したい言葉をキーワード入力するほか、音声でも入力可能な「音声入力機能」や、チャット形式で選定ポイントに答えていくと商品が絞り込める「チャットボット機能」があり、これらの機能から商品を絞り込み選択すると、「トラスコ オレンジブック.Com」サイトの商品詳細情報に移る。チャットボット機能の対応カテゴリーは順次拡大していく予定。
 自然言語(口語)、同義語(別の呼称)、業界特有の専門用語や言い回しで問いかけても商品を絞り込むことができるため、メーカー名や商品名、型番が分からない場合でも欲しい商品を見つけることができる。
 ユーザーは、希望の商品をすぐに探せるため、商品検索の時間を短縮し、業務の効率化を図ることが可能。また、トラスコの取扱商品情報を最大限に活用することができる。 
 同社では、2018年春に社内リリースした後、検索精度を高め音声入力機能やガイドチャット機能を追加導入。このほど「トラスコ オレンジブック.Com」のWebサイト内において利用可能となった。
 6月からはスマートフォンでの利用も開始する予定。
 「トラスコ AIオレンジレスキュー」の稼働時間は、平日が7時から24時まで、土曜日が7時から21時まで。日曜日はメンテナンスのため休止する。
 【サイトURL】トラスコ オレンジブック.Com(https://www.ai-orange-rescue.com/aiorangerescue/#/top

タービンハウジング旋削加工用
CVDコーテッド 超硬材種「MH515」を発売
三菱マテリアル コーティング層の剥離を防止

 三菱マテリアル加工事業カンパニー(カンパニープレジデント=中村伸一氏、住所=東京都千代田区大手町)は、タービンハウジング旋削加工用CVDコーテッド超硬材種「MH515」の販売を開始した。
 「MH515」は、ターボチャージャーのタービンハウジングに使用されている耐熱鋳鋼、ダクタイル鋳鉄の内径および外径加工に適したインサートシリーズ。
 耐熱鋳鋼の加工は切削熱が高いため、切れ刃が塑性変形を起こしやすく、その時に発生するコーティング層の剥離から寿命が短くなるケースがあったが、「MH515」は、コーティング層の最適化、超硬母材との密着性の向上によって、コーティング層の剥離を防止し、寿命延長を実現させた。
 今回、ネガティブインサート(ISOネガインサート23型番)とポジティブインサート(ISOポジインサート2型番)の25アイテムを発売した。
 「MH515」の主な特長は次の通り。
 @コーティング層の最適化により、超硬母材との密着性を向上。耐熱鋳鋼の旋削加工で発生しやすいコーティング層の剥離を防止し、安定した耐摩耗性を実現。
 Aコーティング層の結晶成長を制御し、微細組織を維持したことにより、優れた耐摩耗性と耐チッピング性を実現。
 Bコーティング物質であるAl2O3層とTiCN層間の密着度を極限まで上げ、剥がれにくい被膜強靭化を実現。
 標準価格(代表型番)は、「CNMG120408-LK MH515」が940円、「DNMG150404-GK MH515」が1300円、「VCMT160404-MK MH515」が2540円(いずれも税抜き)。