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2018年(平成30年)6月
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2018年6月3日(日)2672号
平成30年度通常総会議案等検討
今年度は役員改選期
愛機工 4月理事会開催

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機会長)は4月24日、名古屋市中区の東京第一ホテル錦で4月理事会を開催。理事ら24名が出席した。平成30年度通常総会(本紙発行日終了済み)に諮る議案内容の審議を中心に、中部ブロック会議の報告や各部会の活動状況報告などを約2時間にわたって行った。
 伊藤理事長の挨拶に続き、以下の議事について審議・報告が行われた。
 【議事1/業務災害保障プランについて】賛助会員の匠ライフデザイン(社長=南泰行氏、所在地=愛知県春日井市)から、平成29年度業務災害保障プランの実績が報告された。理事会当日現在、組合員加入者数8社。
 【議事2/会員の増強活動について】新たに賛助会員としてオーエッチ工業(社長=清水義道氏、本社=大阪府東大阪市)が承認されたほか、2月理事会で加入が仮承認されたヤマモリ(社長=馬場均氏、本社=東京都墨田区)も正式に承認された。また、岐阜商事(中北支部)と日精(西支部)が脱退。
 【議事3/中部ブロック会議報告】2月19日、東京第一ホテル錦で中部ブロック会議が開催された。幹事は三重県機械工具商組合が務めた。第1部・第2部出席者98名、懇親会出席者66名。第1部では全機工連関連事業報告と各団体代表から業界の状況が報告された。第2部では坂井俊司全機工連(全日本機械工具商連合会)会長(NaITO社長)を講師に迎え「機械工具業界の動向および組合のあり方」をテーマに講演会が開催された。第3部として、坂井会長を交え、中部ブロック4団体の会員相互の交流を目的に懇親会が開催された。次回幹事は岐阜機工会が担当。
 【議事4/教育事業報告および計画】@研修会報告▽新入社員研修を4月10日・11日の2日間、名古屋市中区のオフィスパーク伏見で開催。受講者は32名。講師は名南経営の渡邉圭蔵氏が務めた。研修は、挨拶や行動など社会人としての基本的なビジネスマナーと、学生から社会人への意識の切り替えを主旨に実施された。A今後予定されている研修会日程▽9月27日(木)〜29日(土)の3日間、ツール・エンジニアスクール(セールス・エンジニアスクール)が小牧市のポリテクセンター中部で開催される。また、日程等は理事会当日現在未定だが●研削・切削等の基礎知識、●BCP(事業継続計画・緊急事態への対策/マニュアル策定)や、事業承継税制改正等をテーマとした経営者・管理者セミナーの開催も予定されている。
 【議事5/第77回親善野球大会報告】第77回野球大会(昨年度)のA・Bゾーン優勝戦が3月17日に江南市の草井球場で開催されAゾーンではユアサ商事と太田廣Aが、Bゾーンではナカガワとトラスコ中山がそれぞれ対戦し、ユアサ商事とナカガワが優勝を飾った。試合終了後は関係役員ならびに青年部、江南審判部が参加して表彰式が行われた。
 【議事6/第78回親善野球大会について】第78回野球大会(今年度)が4月14日、愛知県一宮総合運動場で開幕した。参加28社29チーム(Aゾーン16チーム・Bゾーン13チーム、前大会から4チーム減)。当日は関係役員および青年部役員が参加して開会式を行い、A・Bゾーンの1回戦3試合が行われた。開幕に先立ち、3月27日には名古屋市中区の東別院会館でキャプテン会議が開催され大会要項の説明ならびにトーナメント抽選会が行われた。
 【議事7/三役・常任理事会】本理事会開催前に三役会、三役・常任理事会が開催され、平成29年度決算および同30年度予算案について打ち合わせが行われた。また、今年度は役員改選期であり、役員人事についても検討された。新役員組織は総会後の6月理事会で発表される。
 【議事8/平成30年度通常総会について】●日程▽5月29日(火)16時30分開会(本紙発行時、終了済み)●会場▽名古屋市中区のホテル名古屋ガーデンパレス。本理事会で平成29年度決算報告ならびに事業報告、同30年度予算案ならびに事業計画案、賦課金徴収方法案の説明がなされた。今年度は役員改選期にあたり、各支部総会で理事推薦候補者が選出された。理事および選考委員は、理事会にて承認される。選考委員は、総会当日の出欠を確認した上で正式に決定され、書面にて各理事および選考委員に周知される。総会案内、議案書は発送済み(本紙発行時)。総会ならびに懇親会参加者の会費は、1人5千円(従来通り)を徴収。
 【議事9/部会報告】■総務部▽3月16日、部会を開催し、通常総会の進行、段取り等を打ち合わせた。■情報部▽3月16日、部会を開催し、組合報春号の掲載項目を確認。組合報について、当面は表紙を春号・秋号に限定してカラー印刷とする。3月1日、景況調査を実施。■経対部▽3月2日、部会を開催し、昨年度事業の検証と今年度事業の検討を行う。■事業部▽3月8日、部会を開催し、昨年度事業実績の検証を行う。また、現在取り組んでいる車両燃料取次事業が不振なため新たに「エネオス」「出光(シェル)」の給油カードを発行。当面は各カードを使い分けるが、年内か来年にはカードを統一する予定。オリックス給油カードは、イチネンと契約内容(手数料リッター/1円)は同じだが価格設定は全国ベースの平均価格を基準に算出している。一方、イチネンは仕切り価格を基準に設定していたため価格差が生じたと思われる。今後は価格設定を見直し柔軟に対応するとともに、案内状を配布して積極的に営業活動に取り組む方針のようだ。まずは各理事を訪問し、現状をヒアリングした上で給油カードをPRしていくという。■青年部▽3月30日、合同委員会を開催し、今年度の組織編成および事業方針をまとめた。平成30年度青年部総会は6月1日(金)、東京第一ホテル錦で開催される。■厚生部▽3月22日、第77回野球大会の反省会を、青年部、江南審判部を交え開催した。3月27日、野球キャプテン会議終了後に厚生部会を開催し、前大会を踏まえ、今大会進行等について検討した。ゴルフ大会は9月または10月に開催を予定。会場・日程等は、6月理事会で決定する。
 【訃報】■内藤商事(西支部)の内藤和徳会長、3月17日永眠。通夜は同18日、告別式は同19日に営まれた。享年83歳。■近藤商会(三河支部)の近藤鋼治郎前会長、3月25日永眠。通夜は同25日、告別式は同26日に営まれた。享年89歳。
 【その他】今年度理事会日程▽6月18日(月)、8月7日(火)、10月9日(火)、12月4日(火)、平成31年2月5日(火)。いずれも、開催時間は16時30分〜18時30分、会場は東京第一ホテル錦。なお、2月理事会は懇親会併催。また、理事会日時・会場は変更となる場合もある。

記念トークセッション、祝賀会を開催
「第30回記念総会」盛大に
福井県機工商組合 功労者に記念品を贈呈

 福井県機工商組合(理事長=吉岡正盛氏・吉岡幸社長)は、5月9日午後5時より福井市内のザ・グランユアーズフクイにおいて、第30回(平成30年度)記念総会を開いた。同組合の総会は平成元年に第1回を開催し今回第30回の節目を迎え、来賓を招いて記念トークセッションと祝賀会も行われた。総会・トークセッションに55名、祝賀会には62名が出席した。
 総会の司会進行を土橋慶一理事(ツチハシ社長)が務め、はじめに司会者より出席社数42社・委任状提出12社(合計54社)で会員・賛助会員(58社)の過半数を超えているため総会は成立すると報告された。
 吉岡理事長を議長に選出して議案審議が行われ、第1号議案=平成29年度事業報告承認の件、第2号議案=平成29年度収支決算承認の件、監査報告、第3号議案=平成30年度事業計画(案)承認の件、第4号議案=平成30年度収支予算(案)承認の件はいずれも原案通り承認された。
 記念トークセッションは、フリーアナウンサーの阿部真由美氏が進行役を務めて行われ、特定社会保険労務士の橋敏夫氏(働きがい研究所所長)、全日本機械工具商連合会会長の坂井俊司氏(NaITO社長)、山善取締役上級執行役員大阪支社長の佐々木公久氏、トラスコ中山常務取締役営業本部長の藪野忠久氏と、会員を代表して吉岡理事長が登壇し、「平成を振り返って、そしてこれから…」をテーマにトークを繰り広げた。
 トークセッションでは、設立当時、30年前の仕事のやり方や日々の過ごし方、社員との接し方など様々な話が出た。会場から「各社の働き方改革への取り組み」についての質問があり、社労士の橋氏より概略の説明を受けた後、各社の取り組みについて簡単に発表。まとめとして、これからの業界や若い人へのメッセージを語り合い、終了した。
 祝賀会は会場を移して午後7時から催され、引き続き阿部氏の司会進行のもと、冒頭、功労者として、組合設立の立役者である吉岡幸一初代理事長(吉岡幸社主)、3代目理事長の土橋信夫前理事長(ツチハシ会長)、設立当時から組合を牽引してきた岩佐実副理事長(みのる産業社長)、組合の現役最長老でご意見番の田中郁雄理事(東洋溶材会長)の4名に、感謝の意を表して記念品(メタリック地球儀)の贈呈が行われた。
 吉岡理事長の挨拶、坂井全機工連会長の祝辞と乾杯で懇親の場となり、和やかに歓談が進む中、浜町芸妓組合の祝舞、高木基子氏のピアノ演奏が祝いの席に華を添えた。
 井上英一郎石川県金属商業組合理事長(金沢機工社長)の中締め、岩佐副理事長の御礼の言葉で盛会のうちにお開きとなった。

総会は6月27日、リソル岐阜で
会計報告、役割分担などを確認
岐阜機工会 役員8名が出席し幹事会開く

 岐阜機工会(会長=嶋ア晴久氏・シマザキ商会社長)は、4月23日午後6時30分より味み亭(岐阜市真砂町)にて幹事会を開き、6月に開催を控えた第6回通常総会の準備をはじめ、今年度の主な事業計画の策定などを行った。
 冒頭、嶋ア会長より挨拶があり、続いて各項の協議に移った。
 平成29年度会計報告が市橋定之会計幹事(市橋商店社長)より詳細に行われ、これを承認した。
 ボウリング大会について、担当の輿宗太郎幹事(KSコシ商会社長)より、5月11日にACグランド(岐阜市茜部)にて午後7時から開催、集合は同6時30分とし、55名が参加予定(14レーン使用)と報告された。
 第6回通常総会は、6月27日午後6時30分よりホテルリソル岐阜(岐阜市長住町)にて開催される。総会の役割分担は、基本的に前年度を踏襲することを確認。懇親会での乾杯の発声と中締めについては、出席者確定後に決めることとした。会費は1人無料、2人目以降は1人5000円とし、当日はクールビズとすることも確認した。
 今年度の事業について検討し、ビアガーデンの集いを8月24日午後7時よりホテルグランヴェール岐山(岐阜市柳ケ瀬通)で開催することを決定。ゴルフコンペは、10月20日にやまがたゴルフ倶楽部美山コース(山県市谷合)にて開催予定とし、詳細は後日報告する。

平成29年度会計報告を承認
総会への提出議案を審議
愛鋲協 平成29年度第8回定例理事会

 愛知鋲螺商協同組合(理事長=藤田守彦氏・藤田螺子工業常務)は、4月17日午後6時30分より名古屋駅前の安保ホールで理事8名と監事2名が出席して定例理事役員会を開催し、通常総会に提出する各議案の内容や当日の役割分担などについて審議した。
 藤田理事長の挨拶に続き、理事長が議長を務めて議案審議が行われた。
 第1号議案=平成29年度会計報告及び監査報告に関する件は、事務局より決算内容の説明があった後、剰余金処分案が示され、いずれも承認された。
 また、理事会当日は午後6時より同会議室において、藤田理事長ほか理事会出席理事立ち合いのもと、監事の奥田一正氏(奥田商会社長)と奥田勝彦氏(東邦精器社長)による監査が実施された。奥田勝彦監事より監査報告が行われ、承認された。
 第2号議案=平成30年度会計予算(案)に関する件は、収入の部で前年度に比べ組合員数が3社減って40社となったことから賦課金収入が減少すると報告。支出の部では、平成30年度はねじ商連の総会費用負担がないため諸団体費を減額、また、組合員企業の従業員の資質向上、モチベーション向上のための活動費として研修会費と福利厚生費を増額した予算案となっていることが事務局より説明され、承認された。
 第3号議案=平成30年度(第45期)通常総会準備に関する件は、藤田理事長より役割分担などについて説明された。総会の司会進行=関戸一正理事(関戸機鋼社長)▽事業報告・事業計画案=大野正博副理事長(中部製作所社長)▽決算報告・収支予算案=小倉正嗣副理事長(小倉商店社長)▽監査報告=奥田一正監事▽懇親会の司会進行=松原徳幸理事(千代松螺子社長)▽乾杯の発声=前理事長の馬場將嘉理事(メイナン会長)。来賓については、愛知県と愛知県中小企業団体中央会からの出席を予定している。
 その他、総会出席者にねじの日記念品(クリアファイル)を1セットずつ配布することや、総会・懇親会には1社2名まで無料で出席できるようにすることを決めた。
 第4号議案=平成30年度組合員実態調査のまとめに関する件は、事務局より賦課金の差等割による金額分布などが報告された。
 第5号議案=その他(報告事項)は、総会資料の内容チェックについて、週末までに誤字脱字を確認し訂正があれば事務局に連絡することとした。

役員改選期ではないが
特例で新体制発足
名機工同友会 平成30年度定時総会開催

 名機工同友会(会長=吉野栄一氏・吉野機械工具社長)は4月25日、名古屋市中区の東京第一ホテル錦で平成30年度定時総会を開催。会員27社中22社が出席し、司会を務めた小浦正喜氏(こうら社長)は冒頭、本総会の成立を宣言した。吉野会長挨拶の後、同会幹事会の推薦により奥田勝彦氏(東邦精器社長)が議長に選出され、以下の議事について審議・報告がなされた。
 【第1号議案の1】平成29年度事業報告の件▽野崎憲昭総務幹事(常磐精機社長)より報告。これが満場一致で承認された。
 【第1号議案の2】平成29年度収支決算報告承認の件▽和久田修志会計幹事(三和商事社長)より収支決算に関する報告が、椿井基男会計監査(椿井精工社長)より同監査報告がそれぞれなされ、いずれも満場一致で承認された。
 【第2号議案の1】平成30年度事業計画案の件▽野崎総務幹事より平成30年度開催の例会等について報告。これが満場一致で承認された。
 【第2号議案の2】平成30年度予算案の件▽和久田会計幹事より報告。これが満場一致で承認された。
 【第3号議案】その他▽今年度は同会役員改選期ではないが、諸事情により、同会幹事会から若干名の役員異動案が提案され、これが満場一致で承認された。新役員等は以下の通りだ。▽相談役=マルマン商事、▽会長=吉野機械工具、▽副会長=三和商事、▽総務幹事=常磐精機、▽総務幹事補佐=こうら、▽会計幹事=新栄商會、▽監査=小島商店、▽経営対策部長=朝日、▽経営対策部長補佐=近代精機、▽新規事業部長=藤清商会、▽新規事業部長補佐=東邦精器、▽厚生部長=大東通商、▽厚生部長補佐=服部商会。以上、新役員は本総会終了後に就任となった。なお、椿井精工は本総会終了をもって退会し、平成30年度の同会の会員数は26社となった。
 すべての議案審議が滞りなく進行し、奥田議長が退任。司会の小浦総務幹事補佐から閉会の辞が述べられ、本総会は閉会した。
 同会は引き続き、会場を移して懇親会を開催した。司会進行は、こちらも総会に引き続き小浦総務幹事補佐が務めた。服部嘉高厚生部長補佐(服部商会社長)が乾杯の音頭を執り、約2時間、会員らは懇親を深めた。
 懇親会開催前に野崎総務幹事より同会の今後の予定が発表された。同会は5月28日(火)、通常例会を開催する(本紙発行日、開催済み)。

平成29年度会計報告を承認
総会への提出議案を審議
愛鋲協 平成29年度第8回定例理事会

 愛知鋲螺商協同組合(理事長=藤田守彦氏・藤田螺子工業常務)は、4月17日午後6時30分より名古屋駅前の安保ホールで理事8名と監事2名が出席して定例理事役員会を開催し、通常総会に提出する各議案の内容や当日の役割分担などについて審議した。
 岐阜機工会(会長=嶋ア晴久氏・シマザキ商会社長)は5月11日、岐阜市茜部のACグランドにて毎年恒例のボウリング大会を開催した。14社・55名が参加して親睦を深めた。
 参加者はそれぞれの投球に一喜一憂しながら和気あいあいとボウリングを楽しみ、2ゲームのトータルピン数で順位を競った結果、河合和宏氏(澤商)が388ピンで見事優勝した。
 上位入賞者は次の通り。
 ▽優勝=河合和宏氏(澤商)388ピン
 ▽準優勝=森裕雅氏(白木商会)376ピン
 ▽3位=齋藤威氏( )357ピン

山下機械 名古屋市工業研究所にて
『2018プライベートショー』
6月21日(木)・22日(金)の2日間開催

 山下機械(社長=近藤敏之氏、本社=名古屋市熱田区中田町8-20)は「2018プライベートショー」を6月21、22の両日開催する。例年会場としていた本社工場が、注文を受けた機械設備の製作対応が重なり、使用できない状況となっているため、今年は会場を変えて、名古屋市工業研究所(名古屋市熱田区六番3-4-41)での開催となる。開催時間は午前9時30分から午後4時30分まで。
 今回の展示会では生産現場における生産変革・改善などに役に立つ、有力メーカー15社の工作機械、消耗工具、ツーリング、周辺機器などを展示する。また、一部機械の加工実演も行う。
 その他、会場では同社スタッフや出展メーカーの技術担当者による技術相談会も同時開催される。
 【出展メーカーと出展内容】
●高松機械工業=高速ガントリーローダー付2スピンドル2スライドCNC精密旋盤(4吋)
●ブラザー工業=コンパクトマシニングセンタSPEEDIO S1000X1、高精細YAGレーザーマーカーLM-2550
●シチズンマシナリー=主軸台移動形CNC自動旋盤L20 LFV(低周波振動切削)付
●育良精機=自動棒材供給機バートップOS20VCU
●不二越=ウィングスライサー型ロボットEZ03
●オーエスジー=Aブランド…Aタップ、AD/ADOドリル、AE-VMSエンドミル、フェニックスシリーズ
●三菱マテリアル=小型自動旋盤用工具SMALL TOOLシリーズ、多機能カッタVPX
●グーリングジャパン=超高速HPリーマ、超硬エンドミル、バリ取りツール
●BIG DAISHOWA=ハイドロチャック、メガUPEチャック、バリ取り・面取り工具各種
●ユキワ精工=CNC円テーブル、スーパーG1チャック、キーレスチャック
●北川鉄工所=標準チャック、アドバンスチャック、NC円テーブル、パワーバイス
●新潟精機=高精度水準器レベルニック各種、偏心検査機、デジタルノギス各種
●豊和工業=特殊チャック、各種標準チャック
●ユーテムプレシジョン=特殊ツーリングホルダー、検査・測定冶具
●ジェイ・アイ・イー=産業用地震警報遮断装置

「刃先交換式ThreadMilling・ETLN形」を新発売
マシニングセンタ用ねじ切り工具
タンガロイ 多刃仕様で高能率加工を実現

 タンガロイ(社長=木下聡氏、本社=福島県いわき市)は、インサートを交換することで複数のねじ種とピッチの組合せに使用可能な、マシニングセンタ用ねじ切り工具「刃先交換式ThreadMilling(スレッドミリング)・ETLN形」を全国で発売した。
 ホルダは、切れ刃長さ25oのインサートを複数装着する多刃仕様を採用したことで、刃先交換式としては最高レベルの高能率加工を実現した。
 設定ホルダは、工具径φ17(2枚刃)〜φ30(5枚刃)の全9形番。各工具径には、2種類の首下長さを設定(工具径φ30oは1種類のみ)している。
 インサートは、ピッチ1・5〜3oのISOメートルねじ、20〜8TPTのユニファイねじ、14〜11TPTのウィットウォース(管用平行)ねじ加工用の全8形番を用意。いずれも経済的な2コーナ仕様となっている。
 また、締め付けねじの紛失を防ぐため、ホルダから締め付けねじを外さずにインサート交換が可能な機構を採用。
 さらに、独自の切削油吐出方法により、貫通ねじ加工時でも刃先と加工面に十分な切削油を供給し、加工したねじ面を高精度に保ち、切れ刃の突発欠損を防ぐことができる。
 主な形番と標準価格(税抜)は次の通り。
 【ホルダ】
 ▽工具径φ17(2枚刃)「ETLN25M017W25・0F026R02」…3万7600円
 ▽工具径φ20・5(3枚刃)「ETLN25M021W25・0F037R03」…4万4300円
 ▽工具径φ30(5枚刃)「ETLN25M030W25・0F055R05」…5万7600円
 【インサート】
 ▽ISOメートルねじピッチ1・5o用「LN25DIR1・5ISO AH725」…1万1700円
 ▽ユニファイねじ8TPT用「LN25DIR8UN AH725」…1万1700円
 ▽ウィットウォース(管用平行)ねじ11TPT用「LN25DEIR11W AH725」…1万1700円
 初年度9500万円の販売を見込む。
新鋼旋削加工用CVDコーティング材種
「T9215」を発売
タンガロイ 高い耐摩耗性・耐欠損性を実現

 タンガロイは、新被膜処理技術を採用した、新鋼旋削加工用CVDコーティング材種「T9215」を全国で発売した。
 T9215は、厚膜化と均一組織化を実現した耐摩耗性強化Al2O3被膜と、従来よりも1・5倍硬い高硬度セラミクス層を採用することにより、高い耐摩耗性を発揮し、ユーザーの高生産性を実現する。
 さらに、同社が開発に成功した新技術の被膜強靭化処理「New Premium Tec」により、インサートの突発的な欠けの要因の1つである被膜中のクラックの発生・進展を大幅に抑制し、安定加工を実現する。
 設定アイテムは、同社の鋼旋削加工用第一推奨ブレーカシリーズである、TSFブレーカ、TMブレーカ及びTHブレーカを中心に、標準的なサイズだけでなく、発売以来好評のISO Eco Turnにも標準設定する。全追加アイテム349形番を発売し、さまざまな加工形態に使用できるラインナップとなっている。
 主な形番と標準価格(税抜)は、「CNMG120408-TSF T9215」850円、「WNMG080412〓TM T9215」850円、「VNMG120408E-TM T9215」1010円、「CCMT09T304-PS T9215」970円。
 シリーズ全体で初年度1億5000万円の販売を見込む。

新『オクターブ』と新『ドレーナ』シリーズ
2つの洗面化粧台
TOTO 8月1日発売

 TOTO(社長=喜多村円氏、本社=福岡県北九州市)は、中級タイプの洗面化粧台『オクターブ』をモデルチェンジ。さらに、自分好みの洗面空間を実現できる洗面化粧台新シリーズ『ドレーナ(drena)』を新たに商品展開。ともに8月1日(水)に発売を開始すると発表した。
 『オクターブ』は、発売以降も高い清掃性と収納力、洗練されたデザインを追求し続けてきた。今回、5年ぶりにモデルチェンジする『オクターブ』は、質感や柄にこだわった個性豊かな新色扉カラーが2色追加されている。さらに、洗面所でのさまざまな行為をスムーズに行えるように「自動水栓」や同社のクリーン技術「きれい除菌水」など、最新の水栓機能をひとつの棚「ラクラクスマート水栓」に収め使い勝手とデザイン性を向上させると同時に、さらに進化させている。
 洗面所に対しては汚れや清掃、収納や節水・節電などの機能性を求める声とともに「おしゃれな洗面にしたい」「周囲のインテリアに合わせたい」など、デザイン性を重視する声も上がっている。『オクターブ』はそんなエンドユーザーの声に応えるための、デザインと機能を融合させた商品だ。同社は、発売3年目で年間約7万台の販売を見込んでいる。
 一方、『ドレーナ』は洗面ボウル、水栓金具、カウンター、鏡、キャビネットなどのアイテムや色を自由に組み合わせて自分好みの洗面化粧台を作ることが可能だ。水栓金具や洗面ボウルは海外のデザイン賞を受賞したデザイン性の高いアイテムが品揃えされている。
 昨今、洗面空間のリフォームで商品を選定する際に「自分の好みの洗面空間にしたい」という要望からデザイン性を重視する需要が高まりつつある。新シリーズ『ドレーナ』は、海外のデザイン賞を受賞したベッセル洗面器や水栓金具を搭載。豊富なアイテムから選んで、エンドユーザーのスタイルに合わせた洗面空間を実現できる。同社は発売3年目で年間約6000台の販売を見込んでいる。
 両製品に関する詳しい情報などは、同社お客様相談室▽フリーダイヤル=0120(03)1010、または同社ホームページまで。 

新窓『TOSTEM“LW”』
窓本来の価値を追求
LIXIL 8月1日全国発売

 LIXIL(社長=瀬戸欣哉氏、本社=東京都千代田区)は、窓≠ェ持つ本来の価値や役割(心地良い窓辺を作る、外と内をつなぐ)を具現化し、同社が持つ最新の技術・機能を融合させ開発した新しい窓『LW(エルダブリュー)』をTOSTEM(トステム)ブランドから8月1日(水)に全国で発売開始すると発表した。
 TOSTEMブランドの『LW』は、上下左右のフレームが室内から見えないフレームインデザイン≠ナ、1枚のガラス戸を横にスライドさせ開閉する新発想の窓だ。一般的な窓と異なり、開けた状態でも閉めた状態でも、窓からの景色を遮るものが全く無いノイズレスの構造で、いつでも外と内が繋がる心地良いリビング空間を創り出すことが可能だ。また、アルミと樹脂のハイブリッド構造を採用することで圧倒的な眺望性と高い断熱性能(熱貫流率1・00w/u・K)の両立を実現している。『LW』には、フルオープンタイプとハーフオープンタイプがラインアップされた。
 昨今、リビングは家族団らんの場、ゲストを招く場だけでなく、勉強や仕事、趣味、運動など、まさに家族の多目的空間≠ヨと変化している。住まいの中で一番長い時間を過ごす空間だからこそ、今まで以上にリビングの居心地の良さが求められている。同社が行ったアンケート調査では、さらにそこに大きな窓が欲しい≠ニ思うエンドユーザーが約9割も居るという結果が出ているという。
 同社は、こうした住まいの変化を捉え、8月に発売するTOSTEMブランド『LW』で、心地良さ、快適さ、豊かさなど窓が持つ本来の価値を追求し、外と内をゆるやかに繋ぎ、窓から見える四季折々の景色を楽しむことができる暮らしを提供していく。
 本製品に関する詳しい問い合わせは、同社お客さま相談センター▽フリーダイヤル=0120(126)001、または同社ホームページまで。

HVAC&R JAPAN2018アワード
アサダ 審査員特別賞を受賞
「高速フロンガス回収システム」

 配管機械・工具と環境機器の開発・製造・販売及び輸出入を行うアサダ(社長=浅田吉氏、本社=名古屋市北区)は、国内最大級の冷凍空調暖房展「HVAC&R JAPAN2018」において、同社の「高速フロンガス回収システム」が審査員特別賞を受賞したと発表した。フロンガス回収時間を最大50%短縮、回収コストを大幅削減という市場ニーズに合致している点及びコストパフォーマンスが評価された。
 冷凍空調機器廃棄・修理現場ではフロン回収作業に最も時間を要するとされ、労働者不足に悩む現場も多く、コスト削減、時間短縮、人的負担の軽減が求められている。
 今回受賞した「高速フロンガス回収システム」は、回収装置に使用するアクセサリを変更することでフロンの回収速度を高め、作業効率を向上させ、回収時間を最大50%に短縮可能にした。
 回収方法は従来と同様のため、導入にあたりコスト面、作業面での負荷が少ない。
 同システムは5つのアクセサリで構成される。
 @「クイックチャージングバルブ」…室外機の取入口についているバルブコア(逆止弁)が、フロン流れの抵抗となる。同製品の使用で、機器内に封入されているフロンを漏らすことなく、バルブコアの取外しができるため、フロンの流れを速くできる。
 A「3/ チャージングホース」…一般的なチャージングホースは、内径が1/ 。より大口径のホースに変更することで、流量が大きくなる。特に同製品はホース内径が3/ であり、取付け継手のサイズは機器のフロン取入口と同じ1/ であるため、変換アダプタが不要。
 B「ブルートUマニホールド」…圧力測定を行うマニホールドを、大口径3/ のボア径を採用した同製品に変更することで、マニホールド内部の流量を上げることができる。
 C「クーリングユニットCL3」…回収スピードが上がると、夏場のR410A回収時に回収ボンベの温度が上昇しやすく、回収装置内が高圧となり異常停止するリスクがある。同機を回収装置と回収ボンベの中間に接続することで、フロンの液化が促され、回収ボンベの温度上昇を5〜10℃抑えることができる。
 D「大口径フロンガス回収ボンベ」…回収ボンベのバルブサイズを口径3/ に変更することで、口径が大きくなり、ボンベにフロンが流入しやすくなる。
 問い合わせは、アサダ本社営業本部=052-911-7165まで。

受注・生産・出荷額はすべて
7四半期連続のプラス成長
日本ロボット工業会 2018年1〜3月期

 一般社団法人日本ロボット工業会が4月26日に発表した「ロボット統計受注・生産・出荷実績2018年1〜3月期(会員ベース)」によると、受注額は、前年同期比24・2%増の2188億円で7四半期連続のプラス成長となり、四半期ベースで過去最高。生産額は16・3%増の1838億円、総出荷額は17・7%増の1890億円となり、いずれも7四半期連続のプラス成長となった。
 国内出荷額は、自動車産業向けが前年同期比26・8%増、電気機械産業向けが16・6%増となり、全体で15・2%増の558億円、18四半期連続のプラス成長。輸出額は、溶接用が5・3%増、電子部品実装用が28・8%増となり、全体で18・8%増の1332億円、6四半期連続のプラス成長となった。
 現在の業況は、2017年会員ベースの年間集計結果で、国内需要が堅調であったことに加え、輸出はそれ以上の大幅な伸びを示した。受注額は前年比34・1%増の7594億円、生産額は28・0%増の6999億円とどちらも過去最高となった。同会では、会員外も含めた年間受注額は9375億円程度、生産額は8700億円程度になると見込んでいる。

多機能形ショルダカッタ「AP]3000」に
深切り込み用カッタボディを追加
三菱マテリアル 切り込み量28〜55oを実現

 三菱マテリアル加工事業カンパニー(カンパニープレジデント=中村伸一氏、住所=東京都千代田区)は、多機能形ショルダカッタ「AP]3000」に深切り込み用カッタボディを追加し、販売を開始した。
 AP]3000は、切削シミュレーション技術を用いたインサート形状により、ランピング加工をはじめとした3次元加工に対応することで、さまざまな加工形態を可能にした多機能工具。
 今回、外周刃に複数のインサートを配列した深切り込み用カッタボディ「シャンクタイプ」φ20〜40o・9アイテム、「アーバタイプ」φ40、50o・2アイテムを発売し、使用用途を拡大した。
 深切り込み用カッタボディは、ボディのバックメタル量が大きく、高い剛性を実現。また、大きなすくい角により、切削加工時の熱発生を低減する。外周刃に複数のインサートを配列することにより、シャンクタイプは28〜55oの切り込み量を実現している。
 標準価格(税抜)は、代表型番「AP]3KR2004SN20S028A」が9万900円、「AP]3KR4018SA42M055A」が16万4000円、「APX3K-050A20A046RA」が19万6000円。

ダイジェット工業 5軸加工対応工具
「高精度版QMマックス」新発売
多刃仕様で高能率加工が可能

 ダイジェット工業(社長=生悦住歩氏、本社=大阪市平野区)は、好評の多刃高能率加工用工具「QMマックス」に、5軸加工にも対応した新製品「高精度版QMマックス MQT形」を新たに発売した。
 省段取り化による工程集約、複雑な形状加工や加工精度の向上ニーズの高まりにより5軸加工機の普及は今後ますます進むと考えられ、同社はこのほど、5軸加工だけでなく3軸加工にも対応し汎用性も考慮した、品質向上と生産性向上をもたらす5軸加工対応工具を開発した。
 新製品は、QMマックスの高精度タイプ。従来タイプよりボディバランスを向上させ、5軸加工機等の複合加工機にも対応する。インサートはH級をラインナップ。併せて多刃仕様により高能率加工が可能。マスターチップによる本体外径許容差マイナス0・02〜マイナス0・05を実現する(傾斜面仕上げ用のXPHW/T形インサート使用時)。
 本体は切込み角度(3度、5度)を付けたタイプもラインナップし、3軸加工機でも傾斜角度の付いた複雑な形状加工が可能。
 インサート材種は一般鋼からプリハードン鋼、ステンレス鋼、鋳鉄と幅広く対応可能な汎用PVDコーティング材種JC8015および、面粗度向上が可能なサーメットC]75をラインナップしている。
 主に、炭素鋼、工具鋼、プリハードン鋼、焼入れ鋼、鋳鉄、ステンレス鋼の側面仕上げ加工、傾斜面仕上げ加工、および肩削り中仕上げ〜仕上げ加工に適する。
 サイズは本体モジュラーヘッドタイプφ16(2枚刃)〜φ35(6枚刃)を取り揃え、本体標準価格(φ16)2万8800円〜(税抜)。
 インサートは、形番XPHW形とXPHT形、材種はJC8015とC]75(サーメット)をラインナップ。インサート標準価格1060円〜(税抜)。
 なお、インサートは、従来タイプQMマックスの仕上げ用インサート(側面仕上げ用YPHW形および肩削り用ZPMT-PL形の一部)も取り付け使用できるとしている。
 ダイジェット工業は、座ぐり加工用ソリッドドリル「タイラードリル」に、工具剛性に優れた「φ6シャンクタイプ TLDM-S6形」を新たにラインナップした。
 従来品のタイラードリル工具径φ3〜φ4サイズは、ワーク干渉に配慮しシャンク径をφ4と細くした「φ4シャンクタイプ」をラインナップしているが、部品加工ユーザーなどからの、より工具剛性に優れた太径シャンクの要望に応え、シャンク径φ6の「φ6シャンクタイプ」を追加し、用途に応じた選択を可能にした。
 タイラードリルは、傾斜面や円筒面への穴あけ・座ぐり加工や交差穴加工において、下穴なしでも安定した加工が可能で、バリの発生も少ないのが特長。
 また、エンドミルより広い溝形状のため切り粉処理性に優れ、先端角は180度完全フラットのためエンドミルでの座ぐり加工に比べ、安定かつ高精度な加工が行える。
 炭素鋼、プリハードン鋼、ステンレス鋼、鋳鉄、アルミ合金といった幅広い被削材に対応する。
 今回、工具径φ3〜φ4まで0・1ミリとびの11形番を追加し、全サイズで計126形番にラインナップを拡張した。有効加工深さは工具径×2倍まで。
 TLDM-S6形の標準価格は5350円〜5890円(税抜)。
タイラードリルφ6シャンクタイプ TLDM-S6形

「学生が選ぶインターン シップアワード」入賞
トラスコ中山 効果的なプログラムで就労体験

 機械工具卸売商社のトラスコ中山(社長=中山哲也氏、本社=東京都港区)はこの程、「学生が選ぶインターンシップアワード」に入賞したと発表した。 
 「学生が選ぶインターンシップアワード」とは、学生の社会的・職業的自立に貢献したインターンシップを実施した企業を表彰するもの。インターンシッププログラムの質的向上および企業と学生のより精度の高いマッチングの実施を目的としている。
 初開催の今回は、応募総数247社(297プログラム)の中から、インターンシップ参加学生のアンケート回答による評価をはじめ、学生部会および有識者部会による審査を経て、優秀賞5社(内、大賞1社)、入賞9社が選ばれた。
 審査基準は、学生の職業的自立・キャリア形成につながるか、5つの項目(@効果性A独自性B指導性C社員の協力体制D情報の開示性)で評価される。
 主催は「学生が選ぶインターンシップアワード」実行委員会。後援は、経済産業省、厚生労働省、文部科学省、一般社団法人日本経済団体連合会、日本経済新聞社、マイナビ。 
 トラスコ中山の実施内容は、「実践=セールス&ソリューション(営業)」をテーマに、学生としてではなく“トラスコ中山の一社員”として営業について学び取り組むプログラム。参加人数は年間約50名(東京本社・大阪本社各25名)。期間は5日間で毎年8月末頃に行い、仕事とは何か、働くとはどういうことかを実践を通して学生に学んでもらうことを目的としている。
 特徴は、学生が実際に提案営業を行う“体験型”プログラム。名刺交換などビジネスマナーの習得、提案する商材の勉強会や営業のロールプレイングなどを経て、学生が実際に客先を訪問して提案営業を行う。
 また、最終日にインターンシップで得たことを発表するプレゼンテーションを実施。あらゆる部署から多くの社員がプレゼンテーションに参加し、学生へ質問やアドバイスを行う。
 同社では、インターンシップを採用活動とは切り離し、企業選びを始める前の学生に就労体験の場をつくるという社会貢献活動として位置付け、平成13年(2001年)より実施している。今後もより効果的なプログラムで、学生が企業や業界を理解できる場を提供し続けていきたい考えだ。

送りねじナット新材質
「イグリデュールE7」を開発
イグス 高速かつ低負荷の用途に対応

 イグス(東京都墨田区)は、台形ねじ・多条ねじ用のナットに新しい樹脂材質「イグリデュールE7」を開発し、シリーズを拡充した。
 イグリデュールE7は低負荷・高速時における滑らかな低振動動作が特徴で、同社独自の特許取得済み多条ねじ技術「ドライスピン」と新材質のナットを組み合わせることで理想のリニアドライブを実現する。
 送りねじを高速動作で使用すると、樹脂製や金属製送りねじナットの多くは限界に達し、振動や騒音が発生してしまうことから、同社は高速かつ低負荷の用途に適した送りねじ用イグリデュールE7製ナットを開発。同ナットを使用した台形ねじや多条ねじは、例えば全自動コーヒーメーカーや3Dプリンターの他、実験技術などに適している。
 イグリデュールE7製ナットは、従来のイグリデュール材質と同様、固体潤滑剤が埋め込まれた軟質高性能ポリマーでできているため、オイルやグリス等の潤滑剤を塗布する必要がない。
 また、ドライで使用しても長寿命という利点がある。同社内試験施設の品質試験で、イグリデュールE7製ナットと同社標準材質製ナットを135回転/分の速度で100Nの負荷をかけて作動させた結果、イグリデュールE7は多条ねじで4倍、台形ねじでは19倍の耐摩耗性を示したという。
 同社は高性能樹脂製送りねじナットの開発に加えて、自社製送りねじナットに適合する特許取得済みで改良化された「ドライスピン」多条ねじを導入。ドライスピン技術の特徴は小さなフランク角や非対称形状、面取加工歯面であり、これらの特性が高効率で静音・低振動の稼働を確保する。

『Eco』するLED照明のご提案
株式会社エコシフト 
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 照明のLED化を検討したいけど…
 メリットは?デメリットは?LEDにすると何が変わるの?製品選びはどうすればいいの?
 大手建設機器メーカー・食品メーカーをはじめ、多くの企業様にご採用いただきました『Eco』するLED照明を、是非ご検討ください!
 エコシフトは、LED照明のご提案から導入後のアフターフォローまでを総合的にプランニングする、総合コーディネートの会社です。
 エコシフトのご提案するLED照明は、
1,水銀灯に比べて消費電力が最大80%OFF 《例》水銀灯400W+安定器40W=計440W↓400W代替LED90W(電源
含)。
2,瞬時点灯・消灯後も即点灯可なので使用時間を削減 《例》水銀灯は点灯後、明るくなるまで10〜15分必要。消灯後も熱がなくなるまで5分程度は使用不可↓LED照明は即点灯、消灯後も即点灯できます。
3,消費電力の削減・長寿命・照度減衰が少ない 消費電力が約1/4になることで電気代の削減、5万時間以上の長寿命で交換作業の削減、明るさが変わらないので作業効率のアップ等、メリットが多い。
4,導入コストだけでなく製品仕様・保証内容も充実 LED照明を選ぶ際は、価格は重要ですが、重量や放熱性・定格寿命・配光角度・全光束・使用温度範囲・グレア対策や保証内容など注意点が多くあります。
5,費用対効果で導入コストを2〜3年で償却可能 LEDの低消費力・長寿命・5年間長期保証で保証期間内に導入コストの償却が可能です。

■LED照明導入のご提案
・現状の確認から現場のヒアリング
・商品選定のご提案
・必要照度のヒアリングと照度シミュレーションのご提案
・交換前後の電気代コストシミュレーションのご提案
・導入後のアフターフォローのご案内
■LED照明導入後のアフターフォロー
・LED導入後のユーザー様のご意見や感想の確認
・作業員様の作業性の確認や照度の確認
・今後の注意点やご提案のヒアリング
・コスト削減率のヒアリング
・5年保証のご案内
■導入頂いたユーザー様の声
《大手建設機器メーカー様》
・電気代が大幅に削減できた。
・工場全体が明るくなり安全に作業ができ作業の効率が上がった。
・環境ニーズ・要求にあった最適なランプの提案で導入コストも最低限に抑えられた。
・瞬時点灯により、災害時(停電時)の照明復旧が早く、安全で安心である。
・導入前後ともにレスポンスが早く安心。
・アフターフォローが万全。(5年間の長期保証)
《大手食品メーカー様》
・食品工場なので、紫外線に集まる虫が減り作業性がアップした。
・水銀灯や蛍光灯と違い、水銀やガラスを使用していないので安心。レンズ部分も割れない材料(ポリカーボネート)は安全・安心である。
・長寿命でランプの交換の手間、及びコストの削減ができた。
・ISOとしても重要なCO2の削減と電気代の削減ができた。
    ◇
 水銀灯からLED照明への交換はもちろん、数年前に設置したLEDをエコシフトの最新LEDへ交換するメリットも!
 LEDからLEDへの交換メリット例…消費電力約40%削減、照度約1・2倍
 【問い合わせ先】
 株式会社エコシフト(住所=東京都大田区西蒲田7-51-12、TEL03-6424-8672)
URL=http://www.ecoshift.co.jp

平成30年2月期連結決算
2期ぶりの増収増益
NaITO 今期も売上高2%増を計画

 NaITO(社長=坂井俊司氏、本社=東京都北区)は4月27日午前9時30分より同社名古屋支店において記者会見を開き、坂井社長はじめ幹部が出席して平成30年2月期(第67期)連結決算の概要と近況の報告を行った。
 平成30年2月期の連結決算は、売上高が465億8700万円
(前期比7・2%増)、営業利益が7億2800万円(同46・6%増)、経常利益が9億6000万円(同35・7%増)、当期純利益が6億5300万円(同97・4%増)と増収増益になった。
 取扱商品別の売上高は、「切削工具」が227億1700万円(前期比8・8%増)、「計測」が43億1200万円(同6・0%増)、「産業機器」が177億5900万円(同7・0%
増)、「工作機械」が16億3300万円(同5・6%減)、「その他」が1億6500万円(同10・5%減)。
 同社は4ヵ年の「中期経営計画Achieve2020」の初年度として、「地域密着」「専門力」「対面営業」を軸とした重点施策の取り組みの中で、主力の「切削工具」については、積極的にメーカー研修に参加し専門力強化に努めるとともに、各種キャンペーン等の拡販施策を着実に実行。「計測」「産業機器」は、展示会・セミナー開催の推進およびメーカー資格取得者の増加等による専門力強化に努めるとともに、新規仕入先の開拓を積極的に行った。「工作機械」は、上期減収分を下期に取り戻すまでには至らなかった。
 また、3月には名古屋第三支店を新設し、1月には北東北支店を移転することで地域密着も推進。海外展開においては、タイ・ベトナム・中国の各拠点において収益拡大に向け積極的な営業展開を図るとともに、北中米・アジア等における岡谷鋼機グループとの連携強化も推進した。
 同社は今後の見通しについて、海外経済動向の不透明感はあるものの、堅調な需要に支えられ国内においては緩やかな景気回復を続けていくものと予想。中期経営計画では最終年度となる2020年度に売上高500億円、経常利益15億円を目指しており、その達成を最大の経営課題と捉え、平成31年2月期の売上高475億円、営業利益8億円、経常利益10億5000万円、当期純利益7億1000万円を見込んでいる。

2017年度決算(連結)は増収増益
売上高、経常利益など過去最高
TOTO 今年度も増収増益を計画

 TOTO(社長=喜多村円氏、本社=福岡県北九州市)は4月27日、名古屋証券取引所で「2017年度決算及び2018年度計画説明会」を開いた。森村望副社長が出席し説明を行った。
 同社の2017年度(平成30年3月期)連結決算は、売上高5923億円(前年比4%増)、営業利益526億円(同11%増)、経常利益543億円(同13%増)、当期純利益367億円(同12%増)の増収増益で、売上高と営業利益は前年度に続き過去最高、経常利益も過去最高を更新した。
 グローバル住設事業(日本)は、売上高が前年比1%増の4256億円、営業利益が同2%減の286億円。原材料(銅・鋼板価格の変動など)の影響、人事制度改定・ベースアップによる労務費の増加、新工場稼働に伴う費用などが減益要因となった。「ネオレスト」などの新商品が牽引しリモデルは増収増益、新築は住宅向けが減少し減収減益だった。
 グローバル住設事業(海外)は、引き続き好調な中国が牽引し、海外全体の売上高は前年比13%増の1379億円、営業利益は同19%増の263億円となった。中国は大幅な増収増益、台湾は引き続き市況が厳しく減収減益、ベトナムは好調を継続し増収増益。米州はウォシュレットの伸長により増収、営業利益は横ばい。欧州は減収減益だった。
 新領域事業は、セラミック事業が好調で、売上高は前年比32%増の284億円、営業利益は同143%増の13億円と大幅な増収増益となった。
 2018年度は、売上高6200億円(前年比5%増)、営業利益540億円(同3%増)、経常利益560億円(同3%増)、当期純利益380億円(同3%増)の増収増益を計画。売上高、営業利益、経常利益は昨年度に続き過去最高をめざす。
 グローバル住設事業(日本)は、リモデル・新築ともに増収を見込むが、将来を見据えた積極投資を行うため減益を計画。グローバル住設事業(海外)はウォシュレットの販売拡大の継続などで増収増益(中国以外のエリアでは積極投資等により増収減益)、新領域事業はセラミック事業の成長で大幅な増収増益を計画している。設備投資額は、昨年度より約200億円多い585億円を計画。国内で約300億円、海外で約180億円、新領域で約100億円を予定している。
 今年度の年間配当は前年比18円増の90円を計画し、7年連続の増配となる見込み。

国内外の需要が好調で増収増益
日東工器 平成30年3月期連結決算

 日東工器(社長=小武尚之氏、本社=東京都大田区)が5月10日発表した平成30年3月期(第62期)連結決算は、国内外ともに需要が好調で、売上高は前期比6・3%増の282億1300万円となり、3期ぶりの増収。利益面では、営業利益が同20・9%増の54億5600万円、経常利益が同21・4%増の54億9300万円、当期純利益が同25・4%増の37億3100万円と、いずれも2期ぶりの増益となった。
 セグメント別に売上高をみると、「迅速流体継手事業」は、国内およびアジアでの需要が好調で、前期比11・3%増の123億4000万円。「機械工具事業」は、海外における電動ドライバの需要増加により、同3・3%増の93億8200万円。「建築機器事業」は、国内外の需要が好調で、同7・8%増の21億9600万円となった。「リニア駆動ポンプ事業」は、健康機器および国内向けの浄化槽用ブロワの売り上げが減少したことにより、同0・7%減の42億9400万円だった。
 また、海外売上高は、前期比5・4%増の86億4300万円で、海外売上高比率は30・6%となった。地域別ではアジア・オセアニアおよび欧州における売り上げが好調だった。
 平成31年3月期(第63期)連結業績予想は、売上高287億円(前期比1・7%増)、営業利益51億7000万円(同5・3%減)、経常利益52億8000万円(同3・9%減)、当期純利益36億5000万円(同2・2%減)。売り上げは、国内・海外市場ともに増収を見込む。利益面では、設備投資、IT投資、その他将来に向けた費用などを織り込み、減益の計画となっている。

第78回愛機工親善野球大会開幕
今年は総勢29チームが出場
愛機工 4月14日開会式を開催

 愛知県機械工具商業協同組合は4月14日、第78回愛機工親善野球大会の開幕を迎えた。今大会には29チームが出場し、Aゾーン(16チーム)・Bゾーン(13チーム)でそれぞれ優勝を目指す。
始球式
ミズタニ機販×太田廣A
太田廣B×三栄商事
山善×川島商事
 開会式は午前8時40分から一宮総合運動場で行われ、第1試合のミズタニ機販チームと太田廣Aチームのメンバー、江南市軟式野球連盟審判団、組合からは、森庸一青年部長〈当時〉(森哲社長)をはじめとする青年部員、福利厚生部の理事らが参加した。
 山崎公明組合事務局長の司会で進められ、冒頭、梅村龍盛福利厚生部副部長〈当時〉(梅村本店社長)が「今回も愛機工親善野球大会にご参加をいただきまして誠にありがとうございます。今年の3月に前回の決勝戦が終わったばかりで、すぐこうして開会式を迎えることとなりましたが、お陰様で天候にも恵まれ嬉しく思っています。ご尽力いただく江南市軟式野球連盟の審判部の皆様、組合青年部の皆様はじめ関係各位には、今大会も引き続きご協力を宜しくお願いいたします。選手の皆様も怪我のないように、優勝に向けて頑張っていただき、素晴らしいプレーで野球大会を盛り上げていただきますようお願いをいたします」と挨拶。
 始球式は、森青年部長がピッチャー、大崎政雄福利厚生部理事(大崎機工社長)がキャッチャーを務めて行われ、熱戦の火蓋が切られた。

 【大会1日目試合結果】4月14日、一宮総合運動場
 ■第1試合 Aゾーン
 ミズタニ機販×太田廣Aの試合は、ミズタニ機販が1回表に1点を先制するが、太田廣Aはその裏すぐに2点を取って逆点。続く2回にも太田廣Aが2点を取りリードを広げる。その後、3回、4回はお互いに無得点。太田廣Aが5回一挙に4点を取り8対1で勝利した。
ミズタニ機販
 10000=1
 22004X=8
太田廣A
 ■第2試合 Aゾーン
 山善×川島商事の試合は、2回表に山善が2点を先制。その裏、川島商事が5点を取り逆転した。その後は両チームともに堅い守備で零点が続き、川島商事がそのまま5対2で山善に勝利した。
山善
 0200000=2
 050000X=5
川島商事
 ■第3試合 Bゾーン
 山下機械×ゼノー商事の試合は、山下機械が1回表に2点を先制。山下機械はその後も2回、3回、4回に各1点、5回に2点を追加。ゼノー商事は3回に2点を返して一時2点差まで迫ったが、7回表に山下機械に一挙5点を取られて突き放された。試合は山下機械が12対2で勝利した。
山下機械
 2111205=12
 0020000=2
ゼノー商事
 【大会2日目試合結果】5月12日、一宮総合運動場
 ■第1試合 Bゾーン
 日研工作所×三菱マテリアルの試合は、三菱マテリアルが2回裏に3点を先制。続く3回にも3点を取ってリードを広げ、日研工作所の反撃を零点に抑えて6対0で勝利した。
日研工作所
 0000000=0
 033000X=6
三菱マテリアル
 ■第2試合 Bゾーン
 太田廣B×三栄商事の試合は、1回裏に三栄商事が1点を先制。その後も三栄商事が2回、3回、4回に各1点を加えて4点をリード。5回表に太田廣Bは3点を返して1点差に詰め寄るが、三栄商事はその裏すぐに4点を追加して再びリードを広げた。三栄商事は、太田廣Bの反撃を6回の1点に抑え、8対4で一昨年の初参加以来悲願の初勝利を手にした。
太田廣B
 000031=4
 11114X=8
三栄商事
 ■第3試合 Aゾーン
 落合×ダイドーの試合は、落合が1回表に1点を先制。その後は、両チーム投手の好投による投手戦となったが、4回裏にダイドーが一挙に5点を取り逆転。落合の反撃を6回の1点に抑えてダイドーが5対2で勝利した。
落合
 100001=2
 00050X=5
ダイドー


2018年6月10日(日)2673号
10月4日に向け準備着々と
展示会出品締切間近
愛知県管工機材商協組 第56回通常総会開催

 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=大藪淳一氏・大清社長)は5月23日、名古屋市中区の東京第一ホテル錦で5月理事会ならびに第56回通常総会を開催した。午後5時から始まった総会は委任状含め組合員75名が参加し成立。平成29年度事業報告や平成30年度予算案等が審議されたほか、懇親会では、10月4日(木)に吹上ホールで開幕する『第32回管工機材・設備総合展』への動員呼び掛けも行われた。
 総会は、近藤尚文理事(幹事会幹事・油傳商店社長)の司会進行で開会した。大藪理事長の挨拶の後、宇佐見徳秋橋本総業執行役員中部ブロック長が議長に選任され、以下の議案について慎重審議が行われた。
 【第1号議案】平成29年度事業報告書、決算関係書類(財産目録、貸借対照表、損益計算書ならびに剰余金処分案)承認の件▽まず、平成29年度事業報告書について峰澤彰宏副理事長(MINEZAWA社長)から説明がなされた。続いて、同決算関係書類について小川誉之副理事長(会計理事・小川管商社長)から説明がなされ、竹田隆一監事(会計監査役・中京製作所社長)は、この件について、山本員彰監事(会計監査役・センサスヤマモト社長)と共に対照監査した結果、いずれも適正であると報告。これらはすべて満場一致で承認された。
 【第2号議案】平成30年度賦課金および賛助会費徴収方法決定の件▽大藪理事長から賦課金算定基準等の説明がなされ、これも満場一致で可決された。
 【第3号議案】平成30年度事業計画案ならびに収支予算案承認の件▽平成30年度事業計画案については村井善幸副理事長(オータケ社長)から、同収支予算案については小川副理事長からそれぞれ説明がなされ、これが満場一致で承認された。今年度の事業計画は以下の通り。@展示会実行委員会=10月4日(木)より3日間開催する『第32回管工機材・設備総合展』に向け準備と運営を行う。A流通部会=流通の諸問題を取り扱う工販懇談会や講演会、セミナー等を開催する。B事業部会=管工機材・設備のメーカーまたはユーザーの優良工場見学会を開催する。C広報部会=組合だよりを編集・発行する。D福利厚生部会=組合員および組合員企業社員対象の健康診断を実施する。11月10日(土)開催の第38回ボウリング大会を企画運営する。E経営研究部会=経営者を対象としたセミナー、講演会、勉強会等を開催する。F組合加入促進部会=未加入の販売店・製造業者加入を促進する。G青年部「愛青会」=独自企画を検討・実施する。H幹事会=●名管会幹事会=9月11日(火)開催の第50回名管会ゴルフ大会を企画運営する。●新年会幹事会=平成31年新年賀詞交歓会を企画運営する。●懇親会幹事会=平成31年通常総会懇親会等を企画運営する。以上、各部会等の事業計画のほか、関係官庁・諸機関との連携、庶務的事項として理事会・三役会等の開催についても説明がなされた。
 すべての議案審議も滞りなく終了し、宇佐見氏が議長を退任。この後、会場を移して懇親会が催された。
 懇親会では、黒宮誠一理事(幹事会幹事・クロミヤ商店社長)が司会進行を担当。改めて大藪理事長から挨拶があり、続いて、成田幸隆展示会実行委員長(大成工機商会社長)から『第32回管工機材・設備総合展』のPRと来場者動員の呼び掛けが行われた。伊藤辰之相談役(イトウ社長)の乾杯の音頭で懇親会がスタート。途中、昨年度に賛助会員として加入した日本イトミック中部営業所の渡邉純一所長が紹介され、挨拶した。宴もたけなわとなったところで小川信相談役(山信社長)の中締めの挨拶で、この日の全日程が終了した。

 総会を前に、
 5月理事会を開催

 総会開催前の午後3時、同じく東京第一ホテル錦で、同組合は5月理事会を開催。理事ら24名が参加した。ここでは、以下の議題について審議・報告等が行われた。
 【議題1】『第32回管工機材・設備総合展』準備進捗の件▽@経過報告=●5月15日/第2回商社会議(出品勧誘会議)を開催。●同23日/小間配置仮決め会議を開催。A現況=理事会当日現在、出品申し込み数は121社・244小間。出品申し込み締め切りは6月末日。B今後の予定=●6月19日(火)/第3回商社会議を開催予定。●7月27日(金)/名古屋市千種区の吹上ホール・メインホールで出品者会議を開催。●9月4日(火)/成功祈願パーティー(仮称)を開催。
 【議題2、3】平成30年度第56回通常総会運営の件等▽北村憲正幹事会幹事長(龍玉精工社長)を中心に、前述の総会・懇親会の運営について改めて幹事会メンバーらの役割分担等が確認され、シミュレーションが行われた。
 【議題4】全国管工機材商業連合会(管機連)定時社員総会の件▽6月11日(月)、東京都千代田区のホテルグランドアーク半蔵門で開催。本組合からは大藪理事長、峰澤副理事長、伊藤相談役、阪尾事務局長が出席予定。
 【議題5】部会関連報告▽広報部会=倉地克明広報部会長(倉地社長)より報告。●6月21日(木)/部会会合を組合事務所で開催予定。部員間で組合だよりの内容について意見を交換し合い、その後は会場を移し、懇親会で交流。
 【議題6】その他▽平成30年度の理事会開催予定=●7月3日(火)/組合事務所にて。●9月4日(火)/スーパードライ名古屋にて午後5時(成功祈願パーティー開催前)開会予定。●11月6日(火)/組合事務所にて。●平成31年1月22日(火)/名古屋マリオットアソシアホテルにて。平成31年新年賀詞交歓会開催前。●同3月5日(火)/組合事務所にて。

組合員の優良社員26名を表彰
適正利潤を確保し元気に
静岡県管工機材商組合 第48回通常総会開く

静岡県管工機材商組合(理事長=一色哲巳氏・一色機材社長)は5月18日午後3時より静岡駅前のグランディエール・ブケトーカイにおいて「第48回通常総会」を開催し、平成30年度事業計画案などすべての議案を原案通り承認可決した。総会終了後の懇親会は賛助会員らを交えて行われ、総勢187名が参加。併せて行われた第44回(平成29年度)優良社員表彰式では、組合員企業10社の26名が表彰された。
 総会は大村敏之副理事長(大村商会社長)の司会進行、開会の辞で始まり、司会者から組合員全員の出席(33社、委任状含む)により総会が成立すると宣言された。
 はじめに一色理事長が「私が理事長になって、早いもので4年目になります。組合員の皆様に理事会の議事録を毎回配布しておりますので、お読みいただければと存じます。今年度も、お互い安売りせず、商道徳に従っての商売にご協力をお願いいたします」と挨拶。
 司会者一任の声により議長に一色理事長を選任して、各議案の審議に入った。
▽第1号議案=平成29年度事業報告並びに収支決算承認の件
▽第2号議案=平成30年度事業計画並びに収支予算案承認の件
 以上の各議案を慎重審議し、いずれも全会一致で承認可決した。
 総会終了後は、組合員42名、賛助会員140名、来賓5名が参加して、懇親会が盛大に開かれた。
 一色理事長は挨拶で「本日は、遠いところ、またお忙しい中、ご参加いただき誠にありがとうございます。昨年の大河ドラマの“直虎”は終わってしまいましたが、静岡県は元気です。静岡県の中で初めて、工業生産高で静岡市が浜松市を抜いたというニュースがありました。静岡市は文化都市というイメージがあったのですが、大したものだと感じました。今期も我々静岡県管工機材商組合は、安売りを避け適正利潤の確保に心掛けて、組合員相互が仲良く仕事できればいいと感じております。賛助会員の皆様には、これまで以上の応援をお願いいたします」と述べた。
 第44回優良社員表彰式が執り行われ、26名(10社)の優良社員に表彰状と記念品が授与された(受賞者は別掲)。
 来賓紹介に続いて、来賓挨拶では橋本政昭全国管工機材商業連合会(管機連)副会長(橋本総業社長)が「総会が無事に終わりましたこと、おめでとうございます。また、他の組合では中々ないことですが、優良社員表彰を受けられました26名の方、おめでとうございます。心よりお祝い申し上げます」と祝辞を述べた後、管機連の活動などについて話した。
 管機連は、現在全国に18の加盟組合(正会員)があり、団体未組織地区においては特別会員という形で44社が加盟している。今後も、正会員・特別会員の加入促進をもって管機連組織の広域化を目指すとともに、官公庁並びに関連業界団体との関係強化に努めていく。また、災害時における関連団体との連携作業を進めており、昨年度は京都組合が京都府空調衛生工業協会と「災害時における資材提供に関する協定書」を締結したと報告した。
 管機連はスローガンに@工・製・販の協調A適正利潤の確保B取引改善の徹底C連合会認識の高揚D環境保全の推進を掲げており、橋本副会長は「5大スローガンを着実に実行し、管工機材業界の更なる発展と共存共栄の実現に向け活動していく所存です」と述べ組合員に対し今後の組合活動への一層の理解と協力をお願いした。
 続いてメーカーを代表して、堀田康之キッツ社長が「国会議員の数を将来的に男女同数にすると発表しておりました。果たして、そのようになるかは分かりませんが、本日、優良社員として表彰された皆さんは、女性の数が多かったのではと拝見しておりました。それだけ静岡は先行していると思いました。静岡県の今年の景気はそんなに暗くないという話ですし、先ほど一色理事長から静岡は元気ですという話がありました。私ども、元気のある静岡県の組合様についてまいりますので、益々ご発展されますことを祈念するとともに、今後もどうぞご支援、ご指導の程をよろしくお願いいたします」と挨拶。
 仕入れ商社を代表して村井善幸オータケ社長が乾杯の音頭をとった。
 歓談の場となり、参加者同士和やかに情報交換などをして、鈴川賢一TOTO執行役員中部支社長の中締めで終了した。
第44回優良社員表彰
受賞者(26名) 

 ※順不同、敬称略
 今野文博▽沼澤裕介▽手登根篤▽諏訪部友子▽佐々木知尋▽小川朋美(以上、一色機材)
 櫻田裕介▽長倉健▽渡邉幸尚(以上、ヌマカン)
 田中文也▽池谷光雄▽小林有希▽西澤亜衣(以上、丸尾興商)
 永田悠実(村松商店)
 兼田直樹▽齊藤視子(以上、丸八)
 八木真也(小澤商会)
 佐藤惠美▽大川桃子(以上、大村商会)
 安土奈々▽内山亜澄(以上、浜松山信)
 萩原真有美▽奥海祐子(以上、静岡伊奈製品販売)
 滝田幸二▽萩原理裕▽大榎章仁(以上、小泉東海)
 河合貴芳氏(静岡伊奈製品販売)が優勝
第59回ゴルフ大会

 総会前日の5月17日には、第59回静岡県管工機材商組合ゴルフ大会(大会幹事=金子光彦氏・金子管材社長)が静岡市清水区の富嶽カントリークラブで開催され、正会員・賛助会員など42名が参加し親睦を深めた。
 上位入賞者は次の皆さん(敬称略)。
▽優勝=河合貴芳(静岡伊奈製品販売)N65H23
▽準優勝=阿諏訪江生(カクダイ)N69H36
▽3位=上村高広(SANEI)N70H30
▽4位=原嘉輝(オンダ製作所)N71H14
▽5位=溝口広文(昭和コーポレーション)N71H20

「改善している」、11か月連続
中部経産局5月公表 最近の管内総合経済動向

 中部経済産業局は、5月14日公表の「最近の管内総合経済動向」で、管内(愛知、岐阜、三重、富山、石川の5県)の経済活動についての総括判断を、11か月連続で「改善している」とした。
 個別の項目では、生産の判断を4か月連続で「緩やかに増加している」とした。鉱工業指数(3月速報)は、電子部品・デバイス工業、電気機械工業、プラスチック製品工業などが上昇したことから、前月比1・5%増と2か月連続で上昇した。主要業種では、輸送機械が同0・1%増。海外向けで自動車部品が好調、乗用車は緩やかに増加している。はん用・生産用・業務用機械は同1・7%減。海外向け金属工作機械を中心に好調であるものの、部品不足の影響もあり、高水準で推移している。電子部品・デバイスは同2・7%増。スマートフォン向けを中心に緩やかに増加している。
 個人消費については、12か月連続で「緩やかに持ち直している」と判断した。管内商業動態統計(販売額)は、前年同月比1・7%増と5か月連続で前年を上回った。スーパーは飲食料品に動きがみられ同0・0%増、コンビニエンスストアはカウンター商材や中食が好調で同1・7%増、家電大型専門店は白物家電などが好調で同0・4%増となった。一方、百貨店は衣料品の不振の継続に加え高額品等も振るわず同1・8%減となった。乗用車販売は、普通車が3か月ぶりに前年を上回ったものの、小型車が9か月連続で、軽自動車が3か月ぶりに前年を下回り、全体でも3か月連続で前年を下回った(乗用車新車新規登録・届出台数…前年同月比1・6%減)。
 設備投資は、11か月連続で「増加している」と判断。管内主要8社の金属工作機械受注(国内向け)は、自動車工業向けが4か月連続で、一般機械工業向けが7か月連続で前年を上回り、全体では8か月連続で前年を上回った。
 そのほか、公共投資は「おおむね横ばいとなっている」(2か月連続)、住宅投資は「弱含みとなっている」(2か月連続)、輸出は「増加している」(4か月連続)、雇用は「労働需給が引き締まっている」(22か月連続)と判断した。
 企業倒産(件数)は、「製造業」「卸売業」が前年を下回ったものの、「サービス業他」「不動産業」「建設業」などが前年を上回り、全体でも2か月ぶりに前年を上回った。
 先行きについては、世界経済の下振れ、各国政策の不確実性の高まり、為替の動向、中小企業の経営環境の悪化などに注視が必要とし、各種政策の効果が生産や投資、所得の増加につながることが期待されるとしている。

第1回組合功労者表彰を行う
新理事長に渡部勝裕氏(大東社長)
岐阜県管工機材商組合 第41回通常総会開催

 岐阜県管工機材商組合は、5月16日午後5時30分より岐阜市長良川河畔の岐阜グランドホテルにて第41回通常総会を開いた。任期満了に伴う役員改選では、2期4年理事長を務めた廣瀬功氏(瓶由社長)が退任し、新理事長に渡部勝裕氏(大東社長)が就任した。また、新理事に3名が就任し理事会の若返りが図られた。
 総会は白木伸道理事(白木商会社長)の司会進行のもと、組合員23社中16社の出席を得て開催された。
 冒頭、廣瀬理事長が「本日は大変お忙しい中、岐阜県管工機材商組合の総会にお集まりいただき、誠にありがとうございます。私が理事長を仰せつかったのは、大東前社長の森嶋さんからですが、本日で丸4年になります。長い間でしたが、大過なく務めることができましたのも皆様のご協力のお陰と、この場をお借りして重ねて御礼申し上げます。我々を取り巻く環境は、この数年で本当に変わってきたと思います。新築住宅着工戸数も減少しておりますし、人手不足ということで、我々建設業界になかなか良い人材が入ってこないという中で、皆様日々の経営にご苦労されていることと思います。しかし、そのように厳しい時だからこそ、皆様方それぞれの立場で、それぞれ扱っておられる商品を更に磨いていただいて、新しいお客様にはお似合いの商品を、また新しい商品を開拓して、新規開拓をしていただく。攻めと守りの両方をやって行かなければなりません。皆様方はお客様とメーカー様との間のつなぎ役として絶対なくてはならない会社の方ばかりと存じますが、更にその地位を磨いていただき、高めていただいて、更に発展されますことを祈念いたします。本日は慎重審議をどうぞよろしくお願いいたします」と挨拶。
 慣例により議長に理事長を指名して議事に移った。
 第1号議案=平成29年度事業報告並びに収支決算報告承認の件は、審議の結果、全会一致で承認された。
 第2号議案=任期満了に伴う役員改選の件は、廣瀬理事長より新役員案が示され、原案通り全会一致で承認された。
 新理事長に就任した渡部氏が挨拶に立ち「理事長をご指名いただいた以上は、しっかり職を全うしたいと思います。組合の大きな柱である地産地消。地元の事は地元で、そして、組合の皆様方の適正な利潤の確保についても、しっかりと検証して行きたいと思っております。いま時代の変化は非常に早いスピードで進んでおります。変化に対しては、敏感に、迅速に対応をして行きたいと思っております。これからの課題である少子化に伴う人材不足、そして、人材の育成についても注力したいと思っております。これらの事はすべて皆様のお支えがあってこそできることですので、今後とも変わらぬご支援、ご協力の程をよろしくお願いいたします」と所信を述べた。
 また、新しく理事になった3名からも一言ずつ決意が表明された。
 続いて、渡部新理事長が議長となってその後の審議が行われ、第3号議案〓平成30年度事業計画並びに収支予算(案)承認の件、第4号議案〓実務責任者会議(木曜会)報告承認の件@平成29年度事業報告並びに収支決算報告A平成30年度事業計画並びに収支予算(案)は、いずれも原案通り全会一致で承認された。
 今回初めて行われた組合功労者表彰では、長年にわたり木曜会活動に尽力し組合運営に貢献してきた加藤美都留氏(大東顧問)に対し、その功績を称えて表彰状が贈呈された。
 総会終了後は懇親会に移行し、山田謙一山兼会長の音頭で乾杯。和やかに会食を楽しみながら親睦を深め、塚原正義新監事(協栄商事社長)の中締めでお開きとなった。
 【新役員】 敬称略
▽理事長=渡部勝裕(大東)※新任
▽副理事長=関谷啓司(安田)
▽理事=廣瀬功(瓶由)
▽理事=白木伸道(白木商会)
▽理事=竹原健一(五光山彦)
▽理事=古賀義浩(西武管商)※新任
▽理事=森浩(山兼)※新任
▽理事=木野村文彦(木野村)※新任
▽監事=塚原正義(協栄商事)※新任
▽監事=岩田充(イワタ)

『INTERMOLD名古屋/金型展名古屋/金属プレス加工技術展名古屋』
6月13日(水)からポートメッセなごやにて
金型の専門見本市、名古屋で初開催

 『INTERMOLD名古屋/金型展名古屋』(主催=一般社団法人日本金型工業会)ならびに『金属プレス加工技術展名古屋』(主催=一般社団法人日本金属プレス工業協会)が6月13日(水)〜16日(土)の4日間、名古屋市港区のポートメッセなごやで開催される。
 同展は「金型」の専門見本市として、金型設計・製造から金属プレス・プラスチック成形に至る一連の工程が集まり、最新のソリューション提案が行われる。
 これまで過去29回にわたり毎年4月に東京と大阪で交互に開催されてきたが、今年は4月の大阪に続いて、名古屋でも初めて開催。日本のモノづくりを支える素形材産業の最新情報を発信する。自動車産業の集積地でもある名古屋地域は、岐阜や三重、長野、静岡などの周辺地域も含め、金型はじめプレス加工事業者など素形材産業の中小企業が多く存在する市場であり、同展の開催が望まれていた。
 開催規模は、工作機械などの設備機器メーカー、国内外の金型メーカーやプレス加工メーカーが一堂に会し、出展者数409社・団体(2018年4月現在)となる。期間中、5万人の来場者を見込む。
 基調講演は、ジェイテクト工作機械・メカトロ事業本部執行役員の岡安高雄氏を講師に迎え、『環境変化を勝ち抜くモノづくりのこれから』と題して行われる。また、自動車部品や航空機部品に関する特別セミナー、工作機械、切削工具、CAD/CAM、CAE、測定機器など出展企業によるテクニカル・ワークショップなども開催し、金型や金属プレス業界関係者へ最新技術の提案を行う。
開 催 概 要
 【名称】INTERMOLD名古屋【主催】一般社団法人日本金型工業会
 【名称】金型展名古屋【主催】一般社団法人日本金型工業会
 【名称】金属プレス加工技術展名古屋【主催】一般社団法人日本金属プレス工業協会
 【会期】2018年6月13日(水)〜16日(土)の4日間
 【開場時間】10時〜17時(最終日16日は16時まで)
 【会場】ポートメッセなごや 第2・3展示館(名古屋市港区金城ふ頭2‐2)
 【入場料】1000円(登録入場制・税込)※招待券持参者・事前来場登録者は無料
 【運営】インターモールド振興会(大阪市中央区大手前1‐2‐15、TEL06‐6944‐9911)
 【予想来場者数】5万人
 【来場対象】金型メーカー、金型ユーザーなどの金型産業関係者および金属プレス産業関係者。自動車・自動車部品、家電・情報通信機器、航空機部品、医療部品、エネルギー関連
 【公式ホームページ】http://www.intermold.jp/nagoya/
 ■基調講演・特別講演など
 (1)基調講演『環境変化を勝ち抜くモノづくりのこれから』
 講師=ジェイテクト工作機械・メカトロ事業本部執行役員岡安高雄氏▽日時=6月13日(水)11時〜12時30分▽会場=交流センター3階会議ホール▽定員=約300名(聴講無料、事前登録制)
 (2)一般社団法人日本金属プレス工業協会特別講演『品質保証体制強化におけるIoT活用』
 講師=アムイ代表取締役山田浩貢氏▽日時=6月15日(金)13時〜15時▽会場=交流センター3階会議ホール▽定員=約300名(聴講無料、事前登録制)
 (3)試作・デザイン・解析&3Dプリンティングフェア特別講演『自動車、航空機部品の開発・製造プロセスに変革をもたらすAIおよび最新技術動向と活用事例』
 特別協力=オートデスク▽講師=オートデスクデジタルマニュファクチャリンググループアジアパシフィック担当ディレクター=野浩司氏▽日時=6月13日(水)13時30分〜15時▽会場=交流センター3階会議ホール▽定員=約300名(聴講無料、事前登録制)※事前登録者のみの聴講。当日キャンセルがある場合、当日受付を行う場合がある
 (4)自動車部品製造技術フェア特別講演会『革新技術による自動車産業の変化』
 特別協力=一般社団法人日本自動車部品工業会▽日時=6月15日(金)11時〜12時30分▽会場=交流センター第3会議室▽定員=約100名(聴講無料、事前登録制)
 (5)第12回金型サロンin名古屋〜金型関係者交流会〜『日本の自動車産業の将来と取組』
 主催=一般社団法人型技術協会/一般社団法人日本金型工業会/一般社団法人日本金属プレス工業協会▽講師=ルノー・日産アライアンス車両生産技術アライアンス・グローバル・ダイレクター清水圭氏▽日時=6月15日(金)16時〜18時30分▽会場=交流センター〈講演会〉3階第3会議室〈懇親会〉1階レストラン東山ガーデン▽定員=約80名(有料、事前登録制)
 ■出展者によるプレゼンテーション
 「テクニカル・ワークショップ」13セッション以上、「オープンセミナー」30セッション以上実施
 ※講演、セミナー、併催事業についての詳細情報(会場、開講スケジュール等)は公式サイトで公開中。 開催にあたって
一般社団法人日本金型工業会
会長 小出 悟

 この度は、『INTERMOLD名古屋/金型展名古屋/金属プレス加工技術展名古屋』へご来場を賜り厚く御礼申し上げます。
 本展開催に際し多大なるご支援・ご協力を賜りました関係諸官庁ならびに各出展企業、関連諸団体の皆様には、盛況に開催を迎えることができましたことを厚く御礼申し上げます。
 本展は素形材産業の専門見本市として、これまで30年にわたり東京・大阪にて交互に開催して参りましたが、自動車・航空機産業などものづくりの集積地である名古屋にて初めて開催することができますことを重ねて御礼申し上げます。
 さて、日本の金型業界を経済産業省生産動態統計(機械統計編)の生産金額から見てみると、2017年は前年比5・6%増とリーマンショック前の水準へ向けて着実に回復の道を歩んでおります。
 世界へ目を向けてみると製造業のグローバル化、現地調達、現地生産という事業環境の変化に対応し、日本の製造業が、優れたブランドを築き、進化させ、市場における競争力を維持するためには、あらためて存在価値が注目される金型産業の更なる技術の高度化は欠くことができません。
 日本の金型は、品質、納期、価格において世界トップレベルの技術と技能を有しているものと自負しておりますが、それは決して金型メーカーのみによるものではなく、金型材料や工作機械、熱処理、表面処理等の日本が世界に誇る周辺産業との強固な連携こそが、日本の金型産業の競争力の源泉であると考えます。
 そのため、本展が、最先端技術や情報を提供し、企業の競争力強化、安定した経営体質づくりの一助となることを願うと共に金型産業をはじめ日本の製造業界の連携強化にお役に立てることを願っております。
 最後に、関係各位のご協力のもと、本展が盛大に開催できますことを御礼申し上げますとともに、今後の金型業界および関連業界の益々の発展を祈念しご挨拶とさせて頂きます。

故伊藤政男氏(伊藤伝動工業会長)偲ぶ
ANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋にて
「お別れの会」で250名が献花

 3月29日に享年83歳で逝去した伊藤伝動工業(社長=伊藤勝利氏、本社=名古屋市熱田区五本松町6-4)の会長伊藤政男氏の「お別れの会」が5月9日、名古屋市中区のANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋の5階ローズルームでしめやかに執り行われた。葬儀・告別式は3月31日に近親者のみで行われた。
 「お別れの会」は午後1時からの開始を30分前倒しして行われ、取引先や業界関係者など250名を超える人が参列。会場には伊藤会長の写真が数多く飾られ、参列者は人と人とのつながりを大切にした故人の人柄と功績を偲んだ。
 伊藤会長は、「名古屋伝動機商組合」の中心的人物として副理事長などの要職を歴任し、業界の発展に尽力。世代間を上手に結びつけるコーディネート役を務めた。
 また、企業家としては、昭和38年(1963年)9月1日に伊藤政男商店を名古屋市中村区にて個人創業。同41年に法人化、同43年に現在地に本社を移転した。同47年には4階建ての本社ビルを建設すると同時に、現在の社名に改称。創業以来50余年にわたり、自動化・省力化機器の専門企業として発展に努めてきた。
 先進的な取り組みとして、本社近くに立体倉庫を建設し自動倉庫へと進化させたほか、今から30年以上も前に、国内だけでなく海外にも目を向け、台湾にて現地パートナーと共に取引を開始。平成元年には台湾台北市に営業所を開設し、中国との取引の拠点とした。現在は勝利社長を中心に、中国、東南アジアをはじめグローバルに海外展開している。
 記者も、勝利社長と話す機会が多くなり、会長には同社が創業当時から取引のあるダイドーさんのニューイヤーコンサートの会場でお会いし「元気かー」と声を掛けてもらっていたが、今年のコンサートではお姿を拝見できず心配していた折、勝利社長から電話で体調を崩しているとお聞きした。回復を願っていたが、訃報に接し、叶わないものとなった。同社の社員旅行に度々同行させていただいたり、海外での仕事の話を聞かせていただいたりと、私の狭い見識を広げていただきありがとうございます。ご冥福をお祈りいたします。

5年ぶりフルモデルチェンジ
新「SYNLA(シンラ)」
TOTO 8月1日発売

 TOTO(社長=喜多村円氏、本社=福岡県北九州市)は、2013年にフラッグシップモデルとして発売したバスルーム『シンラ』を5年ぶりにフルモデルチェンジし8月1日に発売すると発表した。
 新しい『シンラ』は、人間工学の研究を重ねて生まれた、人を包み込んで支える浴槽形状「ファーストクラス浴槽」を搭載。身体への負担が少なく、リラックスした入浴を実現。また、大流量の幅広吐水で肩から温める肩楽湯と、ランダムな曲線で円を描くように噴出する水流で変化のある刺激が楽しめる腰楽湯を同時に使用できる「楽湯」や、気分に合わせ明るさと色を変えることができる「調光調色システム」も新たに搭載した。
 そして今回特筆すべきは、浴室として初めて、同社のクリーン技術きれい除菌水≠散布する「床ワイパー洗浄(きいれい除菌水)」を搭載した点だ。スイッチを押すだけで床まわりのキレイが長もちする。
 同社は発売3年目には、戸建向けシステムバスルーム、マンションリモデルバスルーム合わせて年間約2万1000台の販売を見込んでいる。この商品に関する詳しい問い合せは同社お客様相談室▽0120(03)1010、または同社ホームページまで。

さらに規模拡大し
6・23三重みらい市開催
中部みらい会総会・合同方針発表会

 橋本総業と販売店、メーカーでつくる中部みらい会(会長=伊藤辰之氏・イトウ社長)は5月9日、名古屋市中村区の名鉄グランドホテルで第13回中部みらい会総会を開催した。続き、静岡みらい会との合同方針発表会を開催した。
 中部みらい会総会は、宇佐見徳秋橋本総業執行役員中部ブロック長が議事進行を務め、以下の議案審議ならびに報告が行われた。いずれの議案も満場一致で承認・可決されている。
 【第1号議案】第12期(平成29年4月1日〜同30年3月31日)事業報告ならびに会計報告、会計監査報告。
 【第2号議案】第13期(平成30年4月1日〜同31年3月31日)事業計画案ならびに同予算案▽第13期事業計画は以下の通り。●平成30年5月9日(当日)=中部みらい会総会ならびに中部・静岡合同方針発表会(名鉄グランドホテル)。●同11日=第5回橋本学校研修会(名南経営/JPタワービル)。●6月9日(土)=ジャパン建材フェア(ポートメッセなごや第2展示館にて/9時〜16時)。●同23日(土)=三重みらい市(メッセウイングみえ)。●7月19日(木)=みらい会全国合同総会(ホテルニューオータニ)。●同20日(金)・21日(土)=東京みらい市(東京ビッグサイト)。●8月23日(木)=第6回橋本学校研修会(名南経営/JPタワービル)。●10月18日(木)=中部みらい会実務責任者会(名鉄ニューグランドホテル)。●11月21日(水)=第7回橋本学校研修会(名南経営/JPタワービル)。●11月中=みらい会親睦ゴルフ会(名古屋GC和合コース予定)。●平成31年2月22日(金)=第8回橋本学校研修会(名南経営/JPタワービル)。●平成31年3月中=みらい会幹事会(名鉄ニューグランドホテル)。●その他=平成30年度中にSR(ショールーム)商談会、現調研修会、工場研修会、商品研修会を適時開催予定。
 【第3号議案】役員改選▽第13期は役員改選期にあたり、事務局から以下の新役員人事案が提案され、これが満場一致で承認可決された。●中部みらい会会長=伊藤辰之氏(イトウ社長)。●同副会長=中川正巳氏(東晋商事社長)。●同会計監査=浦瀬武夫氏(西武管商社長)。●同幹事(5名)=大野直樹氏(大野管材社長)、北川光裕氏(キタガワマルカネ社長)、大藪淳一氏(大清社長)、北村憲正氏(龍玉精工社長)、竹内裕二氏(丸金商会社長)。(50音順)
 【第4号議案】平成30年度新入会員・退会会員報告▽●新入会員=正会員として荒木商事(社長=荒木彌一郎氏、本社=愛知県豊田市)が、賛助会員として日本イトミック中部営業所(所長=渡邉純一氏、所在地=名古屋市中区)と、パーパス中部エリア名古屋営業所(エリア長=長田啓昭氏、所在地=名古屋市中川区)が新たに会員となった。●退会会員=ウエダ、倉地の2社が退会した。
 中部みらい会総会が滞りなく終了し、休憩を挟み、静岡みらい会との合同方針発表会が開催された。まず、中部みらい会正会員を代表して伊藤会長が、同賛助会員を代表して吹田登志雄積水化学工業中部支店長がそれぞれ挨拶に登壇した。続いて、特別会員の橋本政昭橋本総業社長が挨拶に登壇。今後のマーケット予測や橋本総業の今期取り組みなどを語った。
 方針発表に移り、まず宇佐見中部ブロック長から中部みらい会の今期取り組みや橋本総業中部ブロックの平成29年度下期CSアンケートまとめ等が発表された。その後は橋本総業中部支店・岐阜支店・三重営業所に続いて静岡ブロック、静岡支店・浜松支店のそれぞれが今期方針を発表した。その中で注目は『2018三重みらい市』の開催である。開催日時は6月23日(土)10時〜17時。会場は三重県津市のメッセウイングみえ(ホールA・B)。出展社数は前回展を上回り140社120小間。800名の動員と、3億の売上を見込んでいるという。また、今発表会から、中部エリア物流ならびに中部・静岡合同による内勤の方針発表も行われることとなった。
 ここで今一度休憩を挟み、各分野別発表会がスタート。●管材分野▽積水化学、キッツ、●住設分野▽TOTO、ノーリツ、●空調分野▽ダイキン、パナソニック、●新分野▽アイカ工業、ジャパン建材、YKKAP、橋本総業空調・電材商品部が、各分野を代表し、各社の新商品等を発表した。
 会場を移し、中川中部みらい会副会長の乾杯の音頭で懇親会がスタートした。途中、恒例となっている大抽選会などで大いに盛り上がりを見せ、宴もたけなわとなったところで、佐藤政洋TOTO中部支社販売推進部長の中締めで、この日の全日程が終了した。

6月13日(水)〜15日(金)の3日間開催
北九州市の西日本総合展示場新館で
西日本製造技術イノベーション2018

 公益財団法人北九州観光コンベンション協会は6月13日(水)〜15日(金)の3日間、北九州市・西日本総合展示場新館において、製造業向け展示会「西日本製造技術イノベーション2018」を開催する。
 同展示会は、北九州を中心とした九州・山口地域の幅広い製造業を対象として開催するもので、会場では、機械、ロボット、システム、関連装置、部品等による、生産現場の更なる省力化・高効率化・新規開発を目指す最新技術の展示およびセミナーを行う。
 今回は、燃料電池自動車の試乗会や次世代素材CFRP(炭素繊維強化プラスチック)・CNF(セルロースナノファイバー)関連技術の特別企画展を開催するほか、展示会を介した企業交流が生まれることを促進する情報掲示板「企業交流ボード」を設置し、例年同時開催となる「ふくおか産業技術振興展」や「ロボット産業マッチングフェア北九州」と一体的に開催し、相乗効果を高める。
 【開催概要】
▽名称=西日本製造技術イノベーション2018
▽主催=公益財団法人北九州観光コンベンション協会
▽日時=2018年6月13日(水)〜15日(金)10時〜17時(最終日は16時まで)※13日(水)〜14日(木)13時まではビジネスデー
▽場所=西日本総合展示場新館(北九州市小倉北区浅野3-8-1)
▽開催規模=5334u、115社・団体/150小間(同時開催展、特別企画などを含む)
※2018年5月9日現在
▽入場料=無料
▽同時開催=第44回ふくおか産業技術振興展、ロボット産業マッチングフェア北九州2018
▽特別企画=CFRPの世界展2018・CNFの可能性展
▽商談会=製造技術マッチングフェア
▽入場目標=1万5000人
▽公式ウェブサイト=https://www.innov-w.jp

6月1日総会に向け
新旧合同役員会開催
愛機工青年部 平成30年度新組織案検討

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=水谷隆彦氏・ミズタニ機販社長)の青年部(部長=森庸一理事・森哲社長)は5月11日、当時、既に内定していた平成30年度新役員を交え、新旧合同役員会を開催。合わせて22名が参加した。
 この場で話し合われた議題は、@平成30年度青年部新組織案について、A同組合主催の『第78回親善野球大会』について、以上の2点。新組織案については引き続き検討を重ねていき、6月1日(金)に開催される『平成30年度愛機工青年部通常総会』のなかで最終案を提案。その場で承認可決されるものと思われる(※本紙発行時、総会終了済み。青年部新役員案は総会で承認可決された)。また『第78回親善野球大会』については4月14日に開幕した大会初日の様子の報告以外に、これまでと同様、同大会運営への青年部員の協力要請なども盛り込まれていた。
 以上の協議・報告の終了と同時に懇親会がスタート。まず、乾杯の音頭をとった森部長が「これまで幹事を務めてきた方々、長い間ご苦労さまでした。そして新しく幹事になられる方々、忙しいなか時間を割いてしまって誠に申し訳ないと思っておりますが、各会社とも、上に立つべき人材をこの青年部に推薦しているはずです。実際、青年部を卒業したほとんどの人たちは、自身の会社で上に立っています。ですから、この場で自分のやるべき仕事、役割を率先してやっていただければ、必ずやご自身のためになります。それを踏まえて、幹事だけでなく、他の部員の皆さんも何年か頑張ってください」と挨拶した。
 中締め挨拶に立った滝澤有一青年部副部長(松本商店社長)は「会社での仕事が終わってから集まる青年部の活動には、みなさん嫌々来ているものと思います。だけど、参加してみたら案外『良いぞ!』と思ってくれるような場所であってほしいと願っています。青年部を卒業するメンバーは正直寂しいと思いますが、ここで生まれた繋がりはずっと続いていきます」と、青年部を今年度(平成29年度)限りで卒業するメンバーへの労いの言葉で挨拶を締め、最後は全員の1本締めでこの日は散会となった。

2018年6月17日(日)2674号
会計理事に梅村氏、若返り図る
水谷隆彦氏(ミズタニ機販社長)が新理事長に就任
愛機工 平成30年度総会を開催

 愛知県機械工具商業協同組合は5月29日午後4時30分より名古屋市中区のホテル名古屋ガーデンパレスにて平成30年度通常総会を開き、すべての議案を原案通り承認可決した。任期満了に伴う役員改選では、伊藤高潤理事長(春日鋼機会長)が理事長職を退任し、新理事長に水谷隆彦副理事長(ミズタニ機販社長)が就任した。高田研至副理事長(井高社長)は再任、新副理事長に森田乾嗣会計理事(モリタ社長)、新会計理事に梅村龍盛理事(梅村本店社長)がそれぞれ就任した。
 総会は近藤尚文理事(油傳商店社長)の司会進行、水谷副理事長の開会の辞で始まり、資格審査発表で司会者より組合員総数242社中出席77社・委任状124社(合計201社)と報告され総会成立が宣言された。
 伊藤理事長が挨拶に立ち総会出席の御礼などを述べた後「組合の活動では、昨年はMECT2017を盛況に終えることができ、ありがとうございました。本日おいでの皆様のご活躍とご尽力によるものと思っています。また今年からMECT2019に向けた活動が始まりますので宜しくお願いいたします。本日の総会は、役員の改選期となっています。私も理事長を3期6年務めさせていただきました。今回新しい体制が始まり、若い方にご活躍していただけるものと思っています」と述べた。
 幡野裕幸理事(朝日社長)を議長に選出して議案審議に移り、第1号議案=平成29年度事業報告書、収支決算書、貸借対照表、損益計算書、財産目録並びに剰余金処分(案)承認に関する件、第2号議案=平成30年度事業計画書(案)並びに収支予算書(案)承認に関する件、第3号議案=平成30年度加入手数料及び賦課金(案)並びに徴収方法(案)承認に関する件を原案通り承認可決した。
 第4号議案=役員改選の件では、各支部より推薦された理事候補34名全員の理事就任を承認。また監事2名を再任した。
 このあと直ちに開かれた理事会で、理事互選により三役が選出され、理事長に水谷隆彦氏(新任)、副理事長に高田研至氏(再任)と森田乾嗣氏(新任)、会計理事に梅村龍盛氏(新任)が就任した。前理事長の伊藤高潤氏は、規約に基づき相談役に就任した。
 水谷新理事長が「力不足とは存じますが、皆様方のご協力を得て楽しい組合にしていきたいと思います。組合の皆が一致団結して業界を盛り上げていく力になれればと思っていますので宜しくお願いいたします」と新任の挨拶。
 議案審議が滞りなく終了し、大野伊知郎愛知県産業労働部商業流通課主幹の来賓祝辞に続いて、高田副理事長の閉会の辞で総会を終了した。
 会場を移して懇親会が催され、山下隆蔵組合相談役(山下機械会長)の音頭で乾杯。伊藤前理事長への花束贈呈や、新たに三役に加わった梅村会計理事が促されて挨拶する一幕もあり、伊藤照之組合相談役(伊藤信産業会長)の中締めで盛会のうちにお開きとなった。
 平成30年度事業計画の重点目標及び今年度重点実施事業は次の通り。
 【重点目標】@機工流通の変化に対応し、組合は会員に有効な情報を発信する。A機工商品の流通形態等、経営環境が大きく変化する中で機工商社のありかたを模索する。B教育事業に注力し人間性の向上や技術・商品知識など社員の質的向上を図る。C組合員、社員の福利厚生に関わる事業を行う。D次世代の後継者及び幹部社員の育成を念頭に、青年部の活動を積極的に支援する。E機工商社向け販売管理システム「機工メイト」の普及を推進する。F各種収益事業を積極的に取り組むと共に新たな事業を企画し組合の財務を充実させる。G組合員の減少に伴い支部員数に格差が生じ支部規約と併せ支部編成見直しを継続審議する。H支部活動を充実し地域での会員の融和、協調を図る。
 【今年度重点実施事業】@メカトロテックジャパン2019出展者募集事業(会期2019年10月23日(水)〜26日(土))A人材育成事業(経営者・管理者セミナー、社員教育事業ほか)B中小企業共済保険の加入推進C車両燃料油取次事業の推進D社員・組織診断システム(CUBIC)の普及推進Eカーリース取次事業の推進F業界情報の提供(組合報、ホームページ、理事会、企業情報等)G各種制度の情報提供
 新役員
敬称略、※は新任
 ■理事(34名)
 【三役】理事長=※水谷隆彦(ミズタニ機械)熱田支部▽副理事長=高田研至(井高)中北支部▽副理事長=※森田乾嗣(モリタ)中北支部▽会計理事=※梅村龍盛(梅村本店)西支部
 以降、支部別50音順
 【東支部】田中知之(ミユキ商會)▽時津達也(新栄商會)▽野崎憲昭(常磐精機)▽林正人(広商NEXUS)【西支部】内藤和美(内藤商事)▽矢野茂雄(滝川物産)▽吉野栄一(吉野機械工具)【南支部】伊藤久輝(丸正)▽伊藤正人(伊藤信産業)▽中川雅夫(ナカガワ)▽森庸一(森哲)▽和久田修志(三和商事)【北支部】長村康義(長村商店)▽熊田誠司(久満田商会)▽服部健(伊吹産業)【中南支部】志知亨(志知)▽鈴木俊雄(マルマン商事)▽六浦康正(六浦本店)【中北支部】※大矢顕(大矢伝動精機)▽幡野裕幸(朝日)【熱田支部】小浦正喜(こうら)▽滝澤有一(松本商店)▽山本員彰(センサスヤマモト)【尾張支部】大崎政雄(大崎機工)▽近藤尚文(油傳商店)▽佐々木伸之(太田廣)▽服部嘉高(服部商会)【三河支部】斎藤健治(三豊)▽中島忠幸(オーエヌ技研)▽三井重信(三井機工)
 ■監事(2名)
 服部繁一(大宝)▽佐藤光録(佐悦)

平成30年度通常総会開催
滝澤理事が新部長に就任
愛機工青年部 新メンバー9名加入

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=水谷隆彦氏・ミズタニ機販社長)青年部(部長=森庸一氏〈当時〉・森哲社長)は6月1日、名古屋市中区の東京第一ホテル錦で6月度青年部役員会ならびに平成30年度青年部通常総会を開催した。総会には、部員定数47名に対し42名が出席。組合から水谷理事長、高田研至副理事長(井高社長)、長村康義福利厚生部長(長村商店社長)、山崎公明事務局長が来賓として招待された。森部長が議長へと選出され、以下の議案について審議が行われ、いずれも承認された。
 【第1号議案-1】平成29年度(平成29年4月1日から平成30年3月31日)青年部事業報告。
 【第1号議案-2】平成29年度青年部費収支決算報告、同青年部会費収支決算報告ならびに同青年部監査意見書。
 【第2号議案-1】平成30年度(平成30年4月1日から平成31年3月31日)青年部事業計画案▽今年度の青年部事業は以下の通りだ。●6月1日(当日)=平成30年度通常総会●年各1回=講演会ならびに研修会●7月14日(土)・15日(日)=キャンプの集い●年1回=従業員・家族対象レクリエーション●8月=ビアパーティー●12月=忘年会●平成31年3月=合同委員会●随時=各事業担当委員会●月1回=役員会●その他、関係先団体行事への参加●組合親善野球大会への参加(野球部)●ゴルフ部活動随時。※各事業については詳しい日程・会場等が決まり次第、各青年部員へ随時情報発信される。
 【第2号議案-2】平成30年度収支予算案。
 【第3号議案】平成30年度青年部会費徴収方法案。
 【第4号議案】任期満了に伴う役員改選▽以下の新役員が満場一致で承認された。●部長=滝澤有一氏(松本商店社長)●副部長=服部嘉高氏(服部商会社長)●中央会担当=三木喜昌氏(三起工機専務)●顧問=森庸一氏●統括幹事長=横井尉人氏(大矢伝動精機)●総務幹事長=梅本陽史氏(杉本商事)●教育幹事長=横山博隆氏(山下機械)●厚生幹事長=安田智彦氏(ノダキ)●会計幹事長=岡本隼氏(ブロードリーフ)●会計監査=井本保孝氏(サカイリフテク)。
 すべての議案審議終了後、新入部員の紹介が行われ、総会は閉会した。その後の懇親会では、長年にわたって部長を務めた森氏や青年部を卒業するメンバーに花束が贈呈され、また、新たに青年部員となったメンバーが挨拶するなど大いに盛り上がりを見せた。

 総会前に役員会を開催し、以下の議題について報告があった。@組合野球大会についてAキャンプについてB総会について。次回役員会は7月4日(水)19時開催予定。

会員同士が有益な情報を共有
意見交換会に手応え
名機工同友会 5月例会開催

 名機工同友会(会長=吉野栄一氏・吉野機械工具社長)は5月28日、東京第一ホテル錦で5月例会を開催。16名が参加した。冒頭、司会進行を務める野崎憲昭総務幹事(常磐精機社長)から今後の予定が発表された。同会の今後の予定は以下の通り。●6月19日(火)▽東京第一ホテル錦で6月例会(講演会)を開催。●7月5日(木)▽名古屋市中区の東急REIホテルで7月例会(講演会)を開催。●8月7日(火)▽8月例会(ビアパーティー)を開催。
 同会会員らが今、興味や関心を抱いているテーマに沿って会員各社の現状や取り組みなどを発表しあう意見交換会が開催された。今回は『名機工同友会で自社の問題点を解決しましょう!』をテーマに、以下のような話題に沿って各社の取り組み等が発表された。
 【セクハラ・パワハラについて】▽他社事例だが、新入社員らを昼食に誘うこともNGらしい。▽歓迎会等の酒席では、開始前に従業員に「節度ある飲み方を!」と注意を呼び掛けている。▽社会保険労務士に『社外アドバイザー』になってもらい、従業員は相談事等をそちらへ連絡するようにしている。
 【人材の流出・確保対策について】▽利益が上がったら社員に還元。資格を取ったら手当てを支給等。▽過去、転職フェアに見学に行ったら従業員が来ていた。その場で会社に対する問題点等を聞く事ができ、改善できた。その従業員は今でも働いている。
 【朝礼や会議について】▽会議に女性社員も参加させ、営業と業務の連携がスムーズにいくようにしている。▽朝礼の時間を使って近隣を掃除し、地域貢献した方が良いと社員から声があがり、現在実践している。
 【営業中の交通違反や事故について】▽抑止力効果を期待し、全営業車にドライブレコーダーを取り付けた。▽過去の事故歴は調査できる。これにより、事故や違反の多い人間に的確に指導が可能。▽テレマティクスサービスを活用(月額約3000円/台)。※『テレマティクスサービス』とは、カーナビやGPS等の車載器と通信システムを利用して車両の運行状況を的確に逐次把握できるサービスのこと。▽事故を起こしたら第三者機関に依頼して適性検査を実施。本人に足りないものは何かを把握し、指導する。それでも事故が続くようなら営業から配置換えする。▽簡単なことだが、運転に集中できるよう助手席に物を置かないよう徹底している。
 その他、【夏の賞与について】【高齢者の雇用形式と意欲アップについて】等も話題に上った。
 その後の懇親会の場でも積極的に意見が交わされ、会員らは手応えを感じ取っていたようだ。

新副理事長に伊藤邦昭氏(メイキ社長)
福本豊彦理事長(フクモト会長)留任
中日本木工機械商工協組 第56回通常総会開く

 中日本木工機械商工協同組合(理事長=福本豊彦氏・フクモト会長)は、5月29日午後3時より名古屋市千種区のホテルルブラ王山において、第56回通常総会を開催した。任期満了に伴う役員改選では、福本理事長、榊原希昭副理事長(朝日工業社長)が留任、新副理事長に伊藤邦昭理事(メイキ社長)が就任した。
 総会の冒頭、司会の若原透理事(若原工機社長)より組合員総数17社中、出席12社、委任状5社で総会が適法に成立することが宣言された。続いて業界物故者に対して全員で黙祷を捧げた。
 福本理事長が「組合では、年1回の企業訪問(視察会)をメインにして事業を組み立てています。今年は25名の定員に対して、おかげ様で25名全員が埋まりました。今回は、富士の裾野にあるファナックさんと静岡県三島市の小林機械工業さんの見学(6月22〜23日)を考えています。夜には若い方々にご参加いただいて、我々との交流や若い方同士の交流を通じて、業界の若返りと組合の活性化を狙った『次世代組合員の集い』を開催する予定です。また、今年は役員改選の年ですので、皆様に新しい役員を推薦していただいて、今年度と来年度の2年間頑張っていきたいと思います。宜しくお願いいたします」と挨拶。
 平成30年度永年勤続優良従業員表彰の授与式が行われ、勤続20年以上の3名と勤続10年以上の5名、合計8名(いずれも理事長表彰)に表彰状が授与された。
 受賞者を代表して太田豊氏(宮川工機)が謝辞を述べ、その中で「会社並びに業界の発展に微力ながら尽力したい」と語った。
 来賓祝辞では、石川泰三愛知県中小企業団体中央会専務理事が「中日本木工機械商工協同組合様におかれては、理事長様のもと色々な企画を打ち出して、連携の力でもって頑張っておられるということで、我々も敬意を表しているところです。私ども中央会としても、苦しい環境の中で果敢にチャレンジし頑張っている組合、企業様にはしっかりと応援をしていきたいと思っています。経営力の向上を図るための支援、また円滑な事業承継への支援、ものづくり補助金の地域事務局として中央会はお手伝いさせていただいていますので、お話がありましたらしっかりお手伝いして参ります。どうぞ宜しくお願いいたします」と挨拶した。
 議長に伊藤邦昭理事を選出して、議案審議を行い、第1号議案=平成29年度事業報告承認の件、第2号議案=平成29年度決算報告承認の件・損失金処理(案)について・監査報告承認の件、第3号議案~平成30年度事業計画(案)承認の件、第4号議案=平成30年度収支予算(案)承認の件、第5号議案=組合借入金最高限度額決定並びに組合員への貸付金最高限度額決定の件を原案通り承認可決した。
 第6号議案=役員改選に関する件は、選考委員3名により理事8名、監事2名が選出され、理事互選の結果、福本理事長と榊原副理事長は留任、新たに伊藤邦昭理事が副理事長に就任した。また今回は次世代役員の引き継ぎも兼ね、新理事に太田幸成氏(太田実商店社長)が就任した。
 役員構成は次の通り。(敬称略)
▽代表理事(理事長)=福本豊彦(フクモト会長)
▽副理事長(財務担当)=榊原希昭(朝日工業社長)
▽副理事長=伊藤邦昭(メイキ社長)※新任
▽理事=杉田重勝(スギタキカイ社長)
▽理事=若原透(若原工機社長)
▽理事=小林正直(小林機械社長)
▽理事=島田昭三(シマダ機械社長)
▽理事=太田幸成(太田実商店社長)※新任
▽監事=宮川嘉朗(宮川工機会長)
▽監事=小林俊二(小林機械工業社長)
▽相談役=木村秀夫(昭元産業社長)

来年には平成から新しい時代へ
組合員各社の発展を祈念
愛知県金物商工協組 平成30年度通常総会開催

 愛知県金物商工協同組合(理事長=印藤武司氏・印藤産業社長)は、5月24日午後5時より名古屋市中区の東京第一ホテル錦において平成30年度通常総会を開催した。
 司会の伊藤事務局長から資格審査発表(組合員総数32社中30社出席、委任状含む)があった後、服部晃副理事長(美和興業社長)が総会の開会を告げた。冒頭、業界の物故者に対して黙祷が捧げられた。
 挨拶に臨んだ印藤理事長は「政治も経済もまだまだ予断を許さないと言われる中、厳しい状況が続くかとは存じますが、我々は力を合わせて頑張って行きたいと思います。平成もいよいよ来年で幕を閉じるということで、我々は昭和、平成と生き抜いて、新しい時代へと突入してまいります。私が若いころは『明治は遠くなりにけり』と言われましたが、実感としては、だんだん昭和も遠くなりにけりという時代を生きて行くわけで、自動車は自動運転になり、そのうち空にはドローンが飛び交う時代が来るのかもしれません。とにかく目まぐるしい発展をして行くのですから、我々も企業に身を置いているうちは現役ですので、どうか皆さん、後進のご指導と社員教育など、会社の発展のためにこれからもご尽力いただきまして、組合の方も発展するようにご協力をお願いいたします」と述べた。
 印藤理事長を議長に選出して議案審議を行い、第1号議案=平成29年度事業報告書、財産目録、貸借対照表、損益計算書及び損失処理(案)承認の件、第2号議案=平成30年度事業計画書(案)及び収支予算(案)承認の件、第3号議案=平成30年度経費の賦課徴収方法(案)承認の件を原案通り承認可決した。
 来賓挨拶では、鷲見敏雄名古屋市市民経済局産業部産業労働課産業企画係長が「中小企業の皆様にとっては、依然として厳しい状況であると認識しているところです。本市としては、中小企業の皆様の新商品開発や新事業進出などのイノベーション活動を促進する事業、働き方改革の推進や女性の活躍促進、さらには産業人材の育成に取り組んでいるところです。引き続き当地域の経済が、これまでの蓄積を糧に、絶え間なく発展し続けていけるよう、中小企業の皆様の新たな取り組みへの支援をしてまいります」と河村たかし名古屋市長の祝辞を代読した。服部副理事長の閉会の辞で総会を終了。
 総会後は会場を移して懇親会が開かれ、参加者は和やかに情報交換などをして親睦を深めた。


組合員に喜ばれる新しい企画と
次代を担う人材作りを一歩ずつ
愛鋲協 第45期通常総会を開催

 愛知鋲螺商協同組合(理事長=藤田守彦氏・藤田螺子工業常務)は、5月25日午後6時より名古屋市中村区の名鉄ニューグランドホテルにおいて平成30年度第45期通常総会を開催した。
 司会の関戸一正理事(関戸機鋼社長)より、組合員総数40社中、当日の出席者は29社(委任状を含む)で本総会は成立していることが報告された。
 冒頭、昨年度逝去された組合関係者(村井照弘氏・ムライ創業者)に対して出席者全員で黙祷を捧げた。
 藤田理事長が「理事長を拝命して1年が早く過ぎ去ってしまいました。振り返ると、1年間大したこともできず、皆様に対してアウトプットも出せず、申し訳なく思っています。本日の総会で新しい年度を迎えますが、従来の事業はもとより、新しい企画を考えながら、そして次代を担う方々を作りながら、地味ではありますが一歩一歩活動をして行きたいと思っています。皆様には引き続きご理解とご協力をお願いいたします」と挨拶。
 議長に藤田理事長を選出して議事に入り、第1号議案=平成29年度事業報告ならびに収支決算報告承認の件、第2号議案=平成30年度事業計画案ならびに収支予算案承認の件、第3号議案=組合規約に関する件を審議した結果、すべての議案が原案通り承認可決された。
 来賓挨拶では、大野伊知郎愛知県産業労働部商業流通課主幹が「愛知県の製造品出荷額等は、40年連続全国第一の記録を更新しています。また、最近公表された平成27年度の都道府県別GDPでは、初めて愛知県が大阪府を抜き、全国第2位となっています。愛知県には自動車をはじめとした輸送機器や電気機械、生産用機械など幅広い業種の企業が集積し、日本の産業経済を力強くリードしています。この愛知のものづくりの産業を支えているのは、産業の塩と呼ばれるねじ製品です。あらゆる機械、あらゆる建築物に使用され、安心で安全な経済や社会インフラにおける基礎部品として大変重要な機能を担っています。そんな中、貴組合では組合員への情報発信や人材育成のセミナー開催等、組合員の経営基盤の強化と業界の振興に努めておられることは、誠に心強く感じています。県としては、今後も基幹産業である自動車産業の高度化や、航空宇宙、ロボット産業など次世代産業の振興、企業立地の促進、中小企業支援など、愛知の産業力強化にしっかりと取り組んでまいります。一層のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます」と大村秀章愛知県知事の祝辞を代読。
 来賓の水越昭雄愛知県中小企業団体中央会総務部長は「中小企業においては、原材料価格の高止まり、人件費の高騰などによりコストの上昇が続くとともに、価格への転嫁が難しいことから、未だ景気回復の実感が得られない経営環境が続いています。また、人材不足、事業承継、障害者雇用、働き方改革、女性活躍促進など対応を迫られている近々の課題が山積しているところであります。このような厳しい経済環境下において中小企業の皆様が持続して発展していくためには、中小企業連携組織の多様化ネットワークを最大限利用していただき、組合員相互の経営資源を保管しながら課題解決を図っていくことが、極めて重要となってきます。組合員皆様の発展に組合が果たす役割は、今後ますます重要となってきます。私ども中央会としても、大変微力ではありますが、組合の支援に全力で取り組んでまいる所存です」と挨拶した。
 以上で総会を無事終了した。
 総会終了後の懇親会は、松原徳幸理事(千代松螺子社長)の司会進行、大野正博副理事長(中部製作所社長)の開宴の辞、馬場將嘉理事(前理事長、メイナン会長)の乾杯で歓談の場となった。参加した次世代を担う後継者や各企業の営業責任者らを交えて今後の業界や組合活動などについて和やかに意見交換が行われ、小倉正嗣副理事長(小倉商店社長)の閉会の辞でお開きとなった。
 また、この日は総会前に役員会が開かれ、総会運営に関する最終確認が行われたほか、次回役員会の日程などが決定された。

「アトラエースA-5500」を発売
大口径・深穴に対応した穴あけ機
日東工器 携帯式磁気応用穴あけ機

 日東工器(社長=小武尚之氏、本社=東京都大田区仲池上2-9-4)は、携帯式磁気応用穴あけ機「アトラエースA-5500」を6月より本格発売する。
 鋼材にマグネットで固定し電気ドリルで穴あけをする携帯式の機械工具「アトラエース」に、最大穴径φ55o、最大板厚75oの穴あけが可能な製品が新たに開発された。
 近年、工場での大口径かつ深穴あけの要望や、橋梁・高速道路等の補強・補修工事での穴あけ作業が増えており、ストローク長が最大105oで深穴対応の同製品は、ボルト用の深穴や、刃先が届きにくい段差部分の穴あけに最適である。
 また、従来のアトラエースシリーズでは本体の外側に付属していた切削油タンクを、破損防止のため本体に収納。全幅も200o以下とスリムになった。
 さらに、重さ17・5sの軽量設計で、「アトラエースA-5000」に比べ4・5s(20%)の軽量化を実現。電源をAC100V仕様にして汎用性も向上させるなど、工場や現場作業での使いやすさを追求した。
 標準価格は49万8000円(税別)。
 【仕様】
 型式=A-5500▼電源=AC100V50/60Hz▼定格消費電力=1010W▼電気ドリル定格消費電力=970W▼電気ドリル定格電流=10A▼電気ドリル無負荷回転速度=520−1min
▼穴あけ能力=◎ジェットブローチワンタッチタイプ〔35L〕穴径φ17・5〜40/板厚9〜35o〔50L〕穴径φ17・5〜55/板厚9〜50o〔75L〕穴径φ17・5〜55/板厚9〜75o◎ハイブローチワンタッチタイプ〔25L〕穴径φ17・5〜35/板厚9〜25o▼最長ストローク長=105o▼マグネット最大磁力=10000N(1020kgf)▼マグネット寸法=86×170o▼全体寸法(長さ×幅×高さ)=432×197×399(492※)o▼キャブタイヤコード=5m▼本体質量=17・5s▼標準付属品=パイロットピンA2・A3各1本◎六角棒スパナ3o・4o・5o各1本◎スパナ8×10o1本◎切削油0・5リットル1缶◎チェーン1本◎工具箱1箱◎ハンドル棒3本◎サブハンドル1本◎チップブレーカ1個
 ※「アトラエースA-5500」に75Lのジェットブローチワンタッチタイプとパイロットピンを取付けた場合

1万3千人超が来場し盛況
『2018ゴールデンフェア』
吉岡幸 動員・売上ともに目標上回る
 吉岡幸(社長=吉岡正盛氏、本社=福井市宝永3-22-5)主催の「2018ゴールデンフェア 産業・機械工業見本市ふくい」(後援=福井県機械工業協同組合、福井県管工事業協同組合連合会)が6月2日(土)〜4日(月)の3日間、福井県産業会館の全館を使用して開催され、目標を上回る1万3880人の来場者で賑わった。
 ゴールデンフェアは1982年の初開催から数年に一度行われ、今回が9回目。機械・工具関係、産業機器関係、住宅設備・配管関係、ライフ商品関係などのメーカー216社が300小間に出展し、県内最大規模の見本市となった。仕入商社など関係協力会社50社も参加した。
 3月5日のキックオフから3か月間にわたるメーカー同行販売を含めたキャンペーン期間中の売上金額も目標を上回り、成功裡に終了した。
 今回は、「好機到来!ここが未来への突破幸!」をスローガンに、世界のものづくりをリードする日本の工作機械業界(鍛圧・板金加工機も含む)から24社が出展したのをはじめ、最先端ロボットメーカー14社による新しい働き方の提案や、管材・住宅設備の一流メーカーを最新の商材とともに展示するなど見どころも多く、初日は開会式直後から行列ができる盛況ぶりだった。
 また、新しい取り組みとして、人手不足や働き方改革に呼応し、ハタを楽にするという意味での「ハタ楽、突破幸!マーク」を用意して、顧客に「AI/ロボット化」「効率化」「高品質」「環境・安全」「暮らし快適」の5つのカテゴリーで商品を紹介した。
 開催3日目には、坂井高校、武生工業高校、科学技術高校の生徒あわせて113人が展示会を見学。そのほか会期中に開かれた、ベン、小池酸素工業、ヤマザキマザックシステムセールスによる技術講習会も好評だった。
 展示会を終えて、吉岡社長は「準備段階より天気にも恵まれ、3日間を通して雲一つ無いさわやかな快晴のもとでの開催となりました。今回は、スローガン『好機到来!ここが未来への突破幸!』と、ロボットと未来への突破幸が、みごとにマッチしました。『ハタ楽 TOP@KOH 突破幸』シールを用いることで、5つのカテゴリーで商品をアピール。新しい働き方への提案を前面に押し出して、話題づくりをしやすくしました。3日間を通じて常々のお客様だけではなく、メディアをご覧になられた方や、社員の個別のコネクションによる来場者が目立ちました」と感想を述べた。
 初日の開会式では、吉岡社長の主催者挨拶に続いて、来賓祝辞を福井県副知事・山田賢一氏と福井市長・東村新一氏、出品メーカー代表祝辞をイワシタ会長・岩下春幸氏、商社代表祝辞を山善社長・長尾雄次氏がそれぞれ行った

インテリジェント機能搭載で
スマートファクトリー化
イグスの改良版スマート・プラスチック

 イグス(東京都墨田区錦糸1-2-1、アルカセントラル15階)は、2016年から様々なセンサーや監視モジュールによって要素部品にインテリジェント機能を付加したisense$サ品群を開発してきた。ケーブル保護管「エナジーチェーン」やケーブル、リニアガイド、ロータリーテーブルベアリング等に装備し、設備運転中に摩耗具合を監視して修理や交換の必要性を早期に喚起する。
 イグスの通信モジュールicom≠ニのネットワーク接続により、パソコンやタブレット端末、スマートフォンにオンラインでステータス表示や警告を出す他、ユーザーのインフラへの直接統合も可能。「スマート・プラスチック」は既に自動車産業を例とする多くのユーザーで使用されている。
 今年4月にドイツのハノーバー・メッセで発表された改良型isenseモジュールは、「エナジーチェーン」やケーブル、リニアガイド、ロータリーテーブルベアリング等からデータをセンサーで収集する。このモジュールにはシリアルインターフェースが装備され、制御キャビネットに容易に統合可能。データロガーがSDカードに数値を蓄積する。
 種々のisenseシステムで計測されたデータは、無線で“icom”モジュールに送信され、解析および処理される。その際、ユーザーは自身のインフラに統合する様々なコンセプトが実現可能。このようにicom≠ノは、センサーデータをパソコンに送信したり、コンピュータを介して既存ソフトウェア環境やイントラネット・ソリューションにデータを統合したりする選択肢がある。
 更に、イグスデータセンターへの接続も可能。その場合、広さ2750uのイグス試験施設で得られた多くの用途別事例の試験データを基に、機械学習やAIアルゴリズムを基に推奨されるメンテナンス時期を決定する。
 イグスに新設された「スマート・プラスチック」部門責任者のリチャード・ハーベリング氏は「オンライン寿命計算ツールに用いられる数多くの試験データは実際の使用環境における要件を考慮しており、isense製品群はその寿命データを常時更新し、正確な寿命予測を行います。そのため、メンテナンスや交換作業は必要最小限になるため、保守費用を節約することができます」と解説している。

シュマルツ ターミナル式コンパクトエジェクタ「SCTMi」
最大16台のコンパクトエジェクタを
1本のケーブル接続で一括管理

 真空機器専門メーカーのシュマルツ(横浜市都筑区)は5月15日、複数台のエジェクタ(真空発生器)を一括で管理可能なターミナル式コンパクトエジェクタ「SCTMi」を開発し、日本でのリリースを開始すると発表した。
 同製品は、SCPSiと同等のエジェクタを最大16台、1つのユニットとして構成することが可能なコンパクトエジェクタ。1台のターミナル式ユニットに対し、必要な圧縮エア配管は1本のみ、かつフィールドバス上のIO-Linkマスタとの接続ケーブルも1本のみとなるため、リード・プラグ・周辺機器などの接続部品の数を最少化し、ケーブル接続や取り回しの作業工数・コストを抑えることができる。
 また、同製品は複数台のエジェクタを1つのIO-Linkバスを通して一括で管理することが可能なため、結果としてパラメータデータ取得のためのプログラムを簡素化し、作業時間や手間を削減することができる。各エジェクタは個別に制御することができ、使用する工程に応じた最適な設定が可能。
 さらに、自動エアセービング機能を有しており、消費エアを最大80%削減することが可能。リアルタイムでのエネルギー消費量のモニタリングと、その結果の分析を行うことで、システムの不具合の早期発見という予知保全を実現する。
 同製品は、自動車業界におけるボディショップ、アセンブリでのワークのハンドリングや、レーザー加工機などのさまざまな工作機械での鋼板ローディングのほか、金属製品・医療用器具など一般的な消費材のハンドリング工程でも使用されている。
 同製品を使用することで多様なワークの搬送など個別の真空制御が必要になる工程に対応することが可能になり、また生産工程のタクトアップに貢献、さらに“見える化”のニーズにも応える。
 〈テクニカルデータ〉ノズル径0・7o〜1・4o▽最大真空度85%▽最大吸込量16?/min〜71・5?/min

国内外とも引き続き前年を上回り
総受注高13か月連続で前年超え
中部経済産業局 4月度金属工作機械受注状況

 中部経済産業局が5月31日に発表した平成30年4月度金属工作機械受注状況によると、管内金属工作機械メーカー主要8社(オークマ、アマダマシンツール、ジェイテクト、コマツNTC、FUJI、豊和工業、三菱電機名古屋製作所、ヤマザキマザック)の総受注高は、前年同月比16・7%増の492億6800万円となり、13か月連続で前年を上回った。前月比は4・8%減だった。
 国内受注は、前年同月比15・6%増の173億1600万円となり、9か月連続で前年を上回った。前月比は6・4%減だった。
 主力の一般機械工業向けが前年同月比22・9%増の82億9100万円と8か月連続で前年を上回り、自動車工業向けも同24・9%増の62億3500万円と5か月連続で前年を上回った。
 海外受注は、前年同月比17・3%増の319億5200万円となり、11か月連続で前年を上回った。前月比は3・9%減だった。海外受注比率は前月を0・7ポイント上回る64・9%。
 北米向けが前年同月比50・8%増と11か月連続で、ヨーロッパ向けが同33・3%増と13か月連続で前年を上回ったが、アジア向けは同8・3%減と13か月ぶりに前年を下回った。
 国別にみると、1位のアメリカが102億6400万円(前年同月比65・7%増)、以下、中国75億4900万円(同3・7%増)、ドイツ22億1700万円(同52・4%増)、イタリア16億4400万円(同46・0%増)、大韓民国12億7400万円(同128・3%増)の順となった。
 販売額は、前年同月比4・4%増の269億5200万円となり、5か月連続で前年を上回った。前月比は52・0%減だった。
 受注残高は、前年同月比46・4%増の2306億6300万円となり、13か月連続で前年を上回った。前月比は8・0%増だった。

2017年の年間受注額・生産額
ともに過去最高を更新
日本ロボット工業会 ロボット統計2017年

 日本ロボット工業会は5月24日、「ロボット統計受注・生産・出荷実績2017年【会員+非会員】」を発表した。この統計は、会員および非会員の調査対象企業56社による実績をまとめたもの(サービスロボットは調査対象外)。
 発表によると、2017年の年間集計結果は、国内需要が堅調であったことに加え、輸出はそれ以上の大幅な伸びを示し、年間受注額は前年比27・8%増の9447億円、生産額は同24・8%増の8777億円と、それぞれ過去最高となった。受注・生産・出荷の各状況は次の通り。
 【受注】
 受注台数、受注額ともに前年比でプラス成長、過去最高となった。
●受注台数…23万5268台(前年比29・2%増)、5年連続のプラス
●受注額…9447億円(同27・8%増)、5年連続のプラス
 【生産】
 生産台数、生産額ともに前年比でプラス成長となった。
●生産台数…23万3981台(同34・0%増)、4年連続のプラス
●生産額…8777億円(同24・8%増)、4年連続のプラス
 【出荷】
 各項目ともに前年比でプラス成長。国内出荷台数、総出荷台数は四半期ベースで過去最高。
●総出荷台数…23万3386台(同32・9%増)、4年連続のプラス
●総出荷額…8956億円(同25・1%増)、4年連続のプラス
●国内出荷台数…4万9171台(同15・4%増)、4年連続のプラス
●国内出荷額…2462億円(同11・6%増)、4年連続のプラス
●輸出台数…18万4215台(同38・5%増)、5年連続のプラス
●輸出額…6494億円(同31・1%増)、4年連続のプラス
 《国内出荷内訳》
 自動車産業向け
●国内出荷台数…1万4650台(同1・0%増)、4連続のプラス
●国内出荷額…654億円(同0・5%増)、4年連続のプラス
 電気機械産業向け
●国内出荷台数…1万8707台(同34・5%増)、3年連続のプラス
●国内出荷額…977億円(同27・1%増)
 《輸出内訳》
 溶接用
●輸出台数…4万1321台(同29・3%増)
●輸出額…1031億円(同24・1%増)
 電子部品実装用
●輸出台数…1万2418台(同47・9%増)、2年連続のプラス
●輸出額…1904億円(同43・3%増)、2年連続のプラス

組織改正と人事異動
オーエスジー 6月1日付

 オーエスジー(社長=石川則男氏、本社=愛知県豊川市)は6月1日付で、組織改正ならびに人事異動を行った。
 組織改正では、技能及び技術の継承、職場で活躍できる基礎教育、オーエスジー単体のみでなくグループ会社への人財育成、顧客に対するオーエスジーの技術力をアピールする活動などを行う、執行役員(経理部、総務部、IT戦略部)付人財開発室(HD)を新設した。
 人事異動は次の通り。敬称略、( )内は旧職
 【課長級】
 第1製造部製造1課長=中津川昌也(第1製造部製造1課2係長)▽第1製造部製造2課長=齋藤貢一(第1製造部製造1課長)▽人財開発室長=山岡浩二(総務部人財開発グループリーダー)▽中部営業部1課長=片桐賢一(中部営業部名古屋営業所長)▽中部営業部2課長=村松久義(中部営業部1課長)▽中部営業部3課長〈中部営業部安城営業所長兼務〉=永坂卓也(中部営業部トヨタ営業所長)▽西部営業部2課長=浅沼広和(中部営業部3課長〈中部営業部安城営業所長兼務〉)▽OSG THAI CO.,LTD.出向=神野幸一(西部営業部2課長)
 【営業所長】
 東部営業部東京営業所長=藤城隆(東部営業部両毛営業所長)▽東部営業部両毛営業所長=池本茂亮(東部営業部静岡営業所勤務)▽東部営業部郡山事務所長=大木康裕(東部営業部厚木営業所勤務)▽中部営業部名古屋営業所長=築山守(中部営業部岐阜営業所長)▽中部営業部トヨタ営業所長=小久保雄司(中部営業部浜松営業所長)▽中部営業部岐阜営業所長=三原剛(中部営業部名古屋営業所勤務)▽中部営業部浜松営業所長=滝川直秀(中部営業部浜松営業所勤務)

今年度も多彩な事業を計画
今後は活動状況を随時発信
三重機工青年部 幹事会・第3回通常総会開催

 三重県機械工具商組合(理事長=山田浩氏、コジマ・フジ通商社長)の青年部(部長=水野隆次組合副理事長、共栄商会社長)は5月29日、三重県四日市市のレンタルオフィスMG四日市で、幹事会ならびに平成30年度第3回通常総会を開催した。幹事会には水野部長以下7名が参加し、以下の議題について審議・報告が行われた。
 【議題1】平成30年度第3回通常総会について▽本幹事会後に開催される総会について、幹事会メンバー間で事前の打ち合わせが行われた。戸谷真基幹事(組合理事、常盤機工社長)が司会を担当。
 【議題2】納涼祭について▽大津裕史幹事(組合副理事長、大津屋社長)、枅川修幹事(組合理事、ジーネット三重営業所長)より報告。7月26日(木)18時30分より開催決定。会費3000円。各理事に稟議書を配信し、承認後、青年部会員に案内状を配信。昨年同様、じゃんけんゲームを行うことも決まった。
 【議題3】全国若手交流会について▽11月に開催を予定。正式な日程は水野部長が確認後、幹事らにメール配信することとなった。
 【議題4】忘年会について▽若林久義幹事(若津精密工機)、平井宏幸幹事(組合理事、平井マシンツール社長)より報告。12月20日(木)18時30分より開催を予定。会費は2500円。
 【議題5】幹事会について▽2019年2月5日(火)16時より開催予定。
 【議題6】勉強会について▽須藤清範副部長(須藤鋼機社長)より報告。幹事会当日現在、12月20日(木)16時〜18時(忘年会前)ならびに2019年2月5日(火)17時〜19時(幹事会後)の2回の開催を予定。なお、全国若手交流会が万が一開催されなかった場合、勉強会を計4回実施することが確認された。
 【議題6】その他▽@広報活動について=水野部長が「これまで業界新聞等に青年部の活動状況等の情報が発信されていなかった。今後、積極的に発信していきたいがどうか?」と提案。これを受け、戸谷幹事が広報担当に任命された。A青年部員増強活動について=現在、青年部員は19社。勉強会の開催、青年部活動状況の積極的発信等で増員を目指すことが確認された。
     ◇
 続いて17時より、戸谷幹事が司会進行を務め青年部第3回通常総会が開催された。水野部長の挨拶の後、以下の議案について審議・報告が行われ、いずれも満場一致で承認可決された。
 【第1号議案】平成29年度事業報告。
 【第2号議案】平成29年度会計報告および監査報告。
 【第3号議案】平成30年度事業計画案報告▽今年度の青年部事業計画は以下の通りだ。●4月2日=幹事会を開催。●5月29日(当日)=MG四日市にて総会ならびに懇親会を開催。●7月26日(木)=18時30分からアサヒビアケラー四日市にて納涼祭を開催予定。●11月=全国機工流通若手交流会を開催予定。●12月20日(木)=18時30分から忘年会を開催予定。●2019年2月5日(火)=幹事会を開催予定。●年3〜4回=勉強会を開催予定(内容等未定)。
 【第4号議案】平成30年度予算案報告。
 【第5号議案】その他。
 すべての議案審議が終了し、総会は閉幕。その後、青年部会員らは懇親会で親睦を深めた。

世界初披露の「ALXシリーズ」など50台展示
伊賀イノベーションデー2018盛況
DMG森精機 5日間で9200名超が来場

 DMG森精機(社長=森雅彦氏、本社=名古屋市中村区)は5月22〜26日、同社伊賀事業所にて「伊賀イノベーションデー2018」を開催した。世界最大のショールームである「伊賀グローバルソリューションセンタ」をメイン会場として、最新鋭の工作機械約50機の展示や自動化の提案に加え、約90社のパートナー企業の出展、コラボレーション企画や工場見学など様々なイベントを開催し、5日間で9200名を超えるユーザーが来場した。
 今回は、自動車・航空機・医療に加え、新たにオープンした金型エクセレンスセンタより、同社エキスパートによる最新加工ソリューションを多数提案した。
 会場では、コンパクトかつ自動化に対応するターニングセンタALXシリーズを参考出品(世界初披露)、横形マシニングセンタNHXシリーズの第3世代モデルとなるNHX4000/5000 3rd Generationと複合加工機NTXシリーズの第2世代モデルとなるNTX2000/2500/3000 2nd Generationを日本初披露した。
 また、加工に関する提案として、汎用機に特殊工具を搭載することで専用機を使用しない複雑加工を多数披露し、ユーザーへ幅広いソリューションを紹介。自動化のコーナーでは、ロボットの専門知識を必要としない画期的なロボットシステム「MATRIS」や、不二越とのオープンイノベーションで誕生した、ロボット1台に機能を集約しスペースを最小化したロボットシステム「MATRISmini」、デンソーと共同開発した、部品搬送を安全でコンパクトに実現する工作機械用搬送ロボット「D-Carry」を披露した。
 さらに、EV化の波によりもたらされる新たな自動車部品加工についても展示を行い、ガソリン車と電気自動車が並存することにより深化する部品加工の2極化と多様化に対応する、同社のソリューションを提案した。
 アフターサービスのコーナーでは、自社開発の高性能主軸「マスターシリーズ」の3年保証や、6月より提供を開始する新会社「テクニウム」のサービス内容について紹介した。
-テクニカル記者会見-
 伊賀イノベーションデー初日の22日には、午前11時より森雅彦社長によるテクニカル記者会見が開かれた。森社長の発言要旨は次の通り。
―全世界の工作機械需要見通しについて
 昨年に比べて5・9%伸びるとやや強めに見ている。国別にみると、日本+4・4%、台湾+5・9%、中国+5・7%、インド+7・3%。ヨーロッパ各国も大変良く全体で+8・0%の伸び。当社の受注も昨年に比べ10%以上の伸びが現在も続いている。
―自動車産業について
 2018年時点から2050年に向けて必要な車は1億4000万台と見られている。重要なことは、ガソリン車そのものは徐々に減っていくが、ハイブリット車、プラグインハイブリッド車を含め、何らかの形でエンジンが付いたり、複雑な制御が必要な車は、現在よりも数千万台増えていく。モーターはさらに必要となり、大ロット生産になるが、その他の部品は小ロットになっていく。今の自動化、専用機から、さらに自動化、多軸化の大量加工と、5軸複合化の多品種少量生産に大きく変わってくる。設備に対する要求はさらに多様化してくる。
 さらに、リチウムイオンの工程は多岐にわたっており、それぞれの工程で設備が必要。EV(電気自動車)化の動きは、技術の要求を考えていけば、追い風にしかならない。半導体も、IТ化が進む中、製造には長い工程が必要なので、我々工作機械メーカーにとってはビジネスチャンスが増えると考えている。
―工作機械の展望
 今まで専用機で行ってきた仕事が、複合加工と5軸の進化によって随分置き換えられるようになってきた。ターニングとミーリングだけで戦っているのではなく、複合加工、5軸によって専用機というブルーオーシャン(大きく豊かな市場)が広がったと考えられる。
 さらに高齢化に伴い、自動化が進み、我々の守備範囲が広がっていく。
 今年の工作機械の年間受注額は1兆7000億円の予想(日本工作機械工業会による)だが、2020年〜2025年の間に2兆円まで伸びると思われる。さらに自動化が進むと、デジタルファクトリー化して、それを見える化していく。それまで入れると、今の1兆7000億円に対して、自動化で2兆〜2兆5000億円、デジタルファクトリー化でさらに3兆〜4兆円となる。全世界の工作機械の生産高は6兆円とも7兆円とも言われているが、これを自動化、デジタルファクトリー化することによって10兆円、15兆円にすることもできると思っている。DMG MORIにとってもこの分野は成長できるブルーオーシャンと考えている。
 高齢化社会ではクオリティーライフを長くする。80、90歳まで健康で、100歳まで生きる。直接的に工作機械が貢献できるのはインプラントを作ること。生産現場での省力化、省人化、自動化を考えている。素材の投入と完成品の搬出、それから検査工程は、AI(人工知能)と画像認識でカバーされていく。
―DMG MORIの取り組み
 標準化の自動の仕組みとして現在157機種あるが40種類の自動化システムを商品化しており、それを見直してお客様の自動化に対応できる体制を整えていきたい。
 現在は、自動化案件が多いが、建設機械や航空機、産業機械でもフルターンキーと言われる案件が増えてきている。それをコネクテッドインダストリーにつなぎ、それぞれの分野で見える化につなげる。情報系のデーターのハンドリングも含めて受注している。
 また、70周年の記念プログラムとして、
5軸加工機DMU50 3rd Generationを合計70台、1年間貸出し、5軸を体験してもらう。ユーザーと一緒に、日本中に5軸の文化を盛り上げようと行っている。
 さらに、野村総合研究所と協業し、デジタル技術を用いて、工場等における生産設備の高度な活用を支援するシステム・サービスを専門に提供する新会社「テクニウム」を設立した。野村総研の頑丈なセキュリティーの中で、自分の機械の状況や過去のサービス記録、ライフサイクルコストが見え、部品の発注もできる。私どもの納入後のユーザーのデジタルプラントにしていきたい。
 そのためには、ユーザーの所に行って十分に活躍できる社員を営々と作って行く必要があり、70周年の一環として伊賀工場のDMG森精機アカデミーに最新の工作機械42台を導入、社内を徹底的に鍛えて、30歳までには全員1級技能加工士になるべく受講している。

新たに1社の入会承認
趣きある温泉ホテルで遠征総会
名古屋水栓販売協会 正会員同士懇親深める

 名古屋水栓販売協会(理事長=伊藤辰之氏・イトウ社長)は、5月12日と13日の2日間にわたり愛知県蒲郡市の「ホテル明山荘」で遠征総会を開催。総会には正会員21社中、委任状を含め20社が出席した。
 12日午後4時、安井文康副理事長(庶務理事、錦興業社長)が司会進行を務め、ホテル内会議室で総会は開会した。伊藤理事長が挨拶を終え、そのまま議長へと選任。以下の議事について報告・審議が行われた。
 【議事1】2017年度(2017年4月1日〜2018年3月31日)事業報告、同決算報告ならびに監査報告▽安井副理事長から2017年度の事業報告が、粂内洋会計理事(名古屋機器社長)から決算報告が行われた。また、川本克己会計監査(共和商会社長)から決算報告の各項目について相違ないことを確認したとの報告があり、これらはいずれも満場一致で承認された。
 【議事2】2018年度(2018年4月1日〜2019年3月31日)事業計画案ならびに同予算案▽安井副理事長、粂内会計理事の両氏から事業計画案、予算案が発表され、これらは満場一致で承認可決された。今年度の同協会の事業計画は以下の通りだ。●4月18日(水)=役員会、●5月12日(土)〜13日(日)(当日)=遠征総会、●6月6日(水)=ゴルフコンペ(賛助会員参加)、●同27日(水)=役員会、●7月25日(水)=納涼例会(賛助会員参加)、●8月22日(水)~役員会、●9月26日(水)=例会、●10月24日(水)=役員会、●11月28日(水)=例会、●12月5日(水)=役員会ならびに忘年会、●2019年1月16日(水)=新年例会(賛助会員参加)、●同2月27日(水)=役員会。
 【議事3】その他▽正会員として入会希望が出されていた、住宅設備機器販売の「いし満」(社長=石原和典氏、本社=名古屋市中区)が在田忠之副理事長(在田商店社長)から紹介され、満場一致で同社の入会が承認された。これにより同協会の正会員数は22社となった。また、3月にはアズビル金門(名古屋支店所在地=名古屋市中区)が賛助会員に入会している。なお、正会員のうちTOTO中部販売は前田信社長に、日東パイプは犬塚博貴社長にそれぞれ代表者が変わっている。
 すべての議事が滞りなく終了し、伊藤理事長は議長を退任。総会は終了した。その後、温泉等を満喫した一行は会場を移し、伊藤理事長が改めて挨拶した後、内藤善徳相談役(三和管材社長)の乾杯の音頭で懇親会へ。宴もたけなわとなったところで在田副理事長が中締めの挨拶に立ち、最後は1本締めでこの日はお開きとなった。一行はホテルに一泊し、翌13日、解散した。

基礎コースを9月に追加開催
三菱マテ 「切削アカデミー2018」

 三菱マテリアル加工事業カンパニー(カンパニープレジデント=中村伸一氏、住所=東京都千代田区大手町)は、2016年度6月より切削工具ユーザーに向けて、技術者育成を目的とした、切削工具メーカーならではの体系的な研修を行っている。
 同社の埼玉県にある東日本テクニカルセンター(東日本TC)と岐阜県にある中部テクニカルセンター(中部TC)の2施設で実施。切削加工に関する全般的な知識を深め、さらなる切削加工マスターを目指す人に適した研修内容となっている。
 先月開催された「基礎コース」は、募集定員に達する多くのユーザーが参加し、「実際に工具を手に取り特徴がよく分かった」「切削加工を実際に見ることで理解が深まった」など、参加者から高い評価を得ているという。
 このほど、「基礎コース」を9月に追加開催することが発表された(日程=9月3・4日、場所=東日本TC)。
 「切削アカデミー2018」の追加開催と10月以降開催予定のコース、開催日程(場所)、内容および受講対象者は次の通り。
 【基礎コース(2日)】9月3・4日(東日本TC)、12月3・4日(東日本TC)…《内容》切削加工の種類、被削材と切削工具の基礎知識を学び、切削条件の計算式を習得する。《対象者》切削加工作業経験2年以上の人向け。
 【ターニングトラブルシューティングコース(1日)】10月19日(東日本TC)…《内容》旋削加工で課題となる切りくず処理の考え方、工具損傷の原因と対策などトラブルシューティングに特化して学ぶ。《対象者》基礎コース・応用ターニングコースを修了した人※で、切削加工作業に従事しており、工具損傷の基礎知識を有し、工具選定、切削条件設定ができる人向け。
 【ミーリングトラブルシューティングコース(1日)】12月14日(中部TC)…《内容》工具寿命予測からミーリング工具のさまざまなトラブル事例を基に最適な解決方法を学ぶ。《対象者》基礎コース・応用ミーリング・ドリリングコースを修了した人※で、切削加工作業に従事しており、工具損傷の基礎知識を有し、工具選定、切削条件設定ができる人向け。
 【ドリリングトラブルシューティングコース(1日)】1月25日(東日本TC)、2月8日(中部TC)…《内容》穴あけ加工の工具損傷の原因と対策について学ぶ。《対象者》基礎コースと応用ターニングコース・応用ミーリング・ドリリングコースいずれかを修了した人※で、切削加工作業に従事しており、工具損傷の基礎知識を有し、工具選定、切削条件設定ができる人向け。
 【高速度カメラ解析コース(1日)】2月22日(東日本TC)…《内容》切削状態の観察、切りくず処理の不具合、不安定な切削状態の発生について学ぶ。《対象者》基礎コース・応用コースを修了した人※で、切削加工作業に従事しており、工具損傷の基礎知識を有し、工具選定、切削条件設定ができる人向け。
 【CBN高能率加工コース(1日)】3月15日(東日本TC)…《内容》CBN工具の選定基準やソリッドCBNフェイスミルカッタによるFC250の超高能率加工等を学ぶ。《対象者》基礎コース・応用コースを修了した人※で、切削加工作業に従事しており、工具損傷の基礎知識を有し、工具選定、切削条件設定ができる人向け。
 【切削抵抗解析コース(1日)】1月18日(東日本TC)…《内容》切削抵抗測定装置を用いて、切削中に生じる現象を学ぶ。《対象者》基礎コース・応用コースを修了した人※で、切削加工作業に従事しており、工具損傷の基礎知識を有し、工具選定、切削条件設定ができる人向け。
 ※2018年度開催分について基礎コース・応用コースの修了は必須としない。
 受講料はコースごとに設定。受講申し込みは、同社WEBサイトから。
http://carbide.mmc.co.jp/solution/purpose/education/training/academy

鋼旋削加工用ブレーカシリーズ
「FPブレーカ」 アイテム追加
三菱マテ 低切り込み高送り加工用

 三菱マテリアル加工事業カンパニーは、低炭素鋼から合金鋼までの幅広い領域に対応する仕上げ切削加工用ブレーカである「FPブレーカ」に、低切り込み高送り加工用としてコーナR1・2のアイテムを追加し、販売を開始した。
 FPブレーカは、最適化されたコーナ部の2段突起とぬすみ形状によって低切り込み量での切りくず分断性を向上させ、高送り加工での切りくず詰まりを抑制する。
 また、高い突起形状と大きなすくい角により、軟らかい被削材の切りくず乗り上げを抑制。さらに、20度の大きなポジティブすくい角は、剛性の低い被削材の加工においてびびり振動や変形を抑制する。
 今回、コーナR1・2のアイテムとして鋼旋削加工用CVDコーテッド超硬材種「MC6015」「MC6025」の各7型番と鋼・鋳鉄旋削加工用サーメット材種「MP3025」「NX2525」の各7型番を追加した。
 標準価格(税抜)は、型番「CNMG120412-FP NX2525」840円、「CNMG120412-FP MP3025」940円、「DNMG150412-FP MC6015」1300円、「VNMG160412-FP MC6025」1430円など。