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2018年(平成30年)4月
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2018年4月1(日)2666号
経営研究部会主管セミナー同時開催
総会運営など話し合う
愛知県管工機材商協組 3月理事会を開催

 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=大藪淳一氏・大清社長)は3月6日、名古屋市中村区の名古屋国際センタービルで、3月理事会ならびに同組合経営研究部会主管セミナーを開催した。理事会では主に、10月4日から6日まで開催される『第32回管工機材・設備総合展』の準備進捗状況の報告や、5月23日開催予定の同組合総会に諮る議案などについての審議が行われた。セミナーでは、現在の中国政治について学んだ。
 大藪理事長の挨拶から始まった本理事会での審議・報告内容は、以下の通りだ。
 【経過報告】●1月24日▽岐阜市長良の岐阜グランドホテルで開催された、岐阜県管工機材商組合の新年賀詞交歓会に大藪理事長が出席。●同日▽名古屋市中区の東京第一ホテル錦で開催された中部配管工事業協同組合(中配協)の賀詞交歓会に小川誉之副理事長(小川管商社長)が出席。●3月5日▽大阪市北区のリーガロイヤルホテル大阪で開催された大阪管工機材商業協同組合の80周年記念式典ならびに祝賀会に、小川信相談役(山信社長)、大藪理事長、峰澤彰宏副理事長(MINEZAWA社長)、小川副理事長、村井善幸副理事長(オータケ社長)、阪尾知治事務局長が出席。
 【議事1/平成30年新年賀詞交歓会収支報告】名古屋市中村区の名古屋マリオットアソシアホテルで1月23日に開催された同組合の平成30年新年賀詞交歓会。北村憲正幹事長(龍玉精工社長)から、その収支報告が行われた。なお、当日の参加者は361名(うち来賓15名)だった。
 【議事2/第32回管工機材・設備総合展(以下、展示会)準備進捗状況について】成田幸隆展示会実行委員長(大成工機商会社長)より報告がなされた。2月26日、第2回展示会実行委員会を、名古屋市中区の大庄水産錦店で開催。今回から展示会事務局を務めるニホンディスプレイを含め、展示会実行委員ら23名が参加した。当日は、流通商社より勧誘の手応えなどが報告された。出品応募状況は、3月6日現在、91社190小間。出品申込受付期限は6月末日。なお、受付期限前であっても予定小間数が満了となり次第、締め切りとなる。出品予定者は早めの申し込みを。
 【議事3/組合事務所移転日程について】●3月19日▽デスクなどの既存什器の引っ越しと廃棄物の撤去。●同20日▽NTT工事、FAX複合機の移転。●同27日までに▽希望する組合員への不用品譲渡、山信ビル(旧事務所)の鍵の返還、新規什器の設置完了。●新事務所の所在地▽名古屋市中区伊勢山2-5-10 中埜金山ビル3階。郵便番号ならびに電話・FAX番号は従来通り。新事務所には駐車場が無いので、訪問する際には公共交通機関(地下鉄名城線「東別院」駅3番出口から徒歩約3分、または、金山総合駅北口から徒歩約7分)を利用するか、周辺のコインパーキングを利用すること。
 【議事4/来期予算立てと三役・常任理事会の開催について】来期(平成30年度)の予算立て(部会予算以外)については、理事会当日現在、小川会計担当副理事長を中心に立案中。三役・常任理事会を3月28日に開催し(本紙掲載時、終了済み)部会などの事業報告・予算折衝を行い、最終予算案が確定される。なお、三役・常任理事会は新事務所(中埜金山ビル3階)にて開催予定。該当理事には別途案内を発信。
 【議事5/4月24日(火)開催の理事会について】新事務所に会場を変更。出欠席案内は別途発信。
 【議事6/平成30年度5月理事会ならびに総会運営について】いずれも5月23日(水)に開催予定。当日のタイムスケジュールは、●15時30分▽理事会開始、●16時30分▽総会受付開始、●17時▽総会開会、●18時▽懇親会開会、●19時50分▽散会予定。会場は東京第一ホテル錦。総会の司会ならびに懇親会の司会は理事会当日現在、調整中(いずれも幹事会から選出)だ。日程案内は3月7日以降にFAXで発信。決算書を付けた正式招集は4月末〜5月初旬に。4月理事会までに承認された新賛助会員は無料で招待され、総会の場で正会員に紹介される。
 【議事6-1/総会の進行について】@議長選任▼A平成29年度事業報告、同決算報告、同剰余金処分案、同監査報告▼B賦課金算定方法、賛助会費承認(賦課金算定方法に係る、役員・従業員数報告書、および賦課金算定方法案の確認が本理事会で行われた)▼C平成30年度事業計画案、同予算案の発表。なお、本理事会では、その他の総会資料(慶弔規定など)の確認なども同時に行われた。
 【議事6-2/懇親会について】新賛助会員となった日本イトミック中部営業所(招待)の紹介あり。
 【議事7/各部会報告】●流通部会(部会長=大野直樹理事・大野管材社長)+事業部会(部会長=安井文康理事・錦興業社長)▽2月7日、合同部会を新萬丸亭で開催。当日は大藪理事長、峰澤副理事長、流通部会長、同部員4名、事業部会長、同部員4名が参加した。●経営研究部会(部会長=伊藤信哉理事・伊藤柳商店社長)▽本理事会終了後の18時からセミナーを開催。参加人数は42名。「ついに独裁へ動いた習近平氏-今後の中国政治の行方」と題したセミナーを本理事会終了後に開催。講師は中日新聞・東京新聞名古屋本社論説委員(現代中国、地方政治担当)の加藤直人氏。著作『激動中国-中国人記者には書けない14億人への提言』(日本僑報社)などがある。東海ラジオ「モーニングッド」のニュースコメンテーターも務めている。●広報部会(部会長=倉地克明理事・倉地社長)▽組合だより第141号を発行。組合(旧)事務所へ3月9日納品(本紙掲載時、納品済み)。
 【議事8/青年部「愛青会」報告】峰澤担当副理事長より報告。3月7日、第3回例会を開催。部員12名(全13名中)のほか、商社および賛助会員からも実務責任者ら11名が参加(本紙掲載時、開催済み)。
 【議事9/その他】本理事会で発言機会の無かった理事らからひと言発言があった。次回の理事会は4月24日(火)、前述の組合新事務所で開催予定。最後は、峰澤副理事長の挨拶で本理事会は終了した。

中部圏の景況感を実感
同業者が集い和気藹々
名古屋ポンプ工業協同組合 新春交歓会開催

 名古屋ポンプ工業協同組合(代表理事=竹田隆一氏・中京製作所社長)は2月2日、正会員、賛助会員ら28名を集め平成30年度新春交歓会を開催した。幹事は会員の浅野洋吉氏(浅野製作所社長)が務め、司会進行は、同じく会員の渡瀬康彦氏(共立製作所社長)が務めた。
 交歓会は竹田代表理事の挨拶、賛助会員を代表して鈴木日佐夫氏(川本製作所名古屋支店長)の挨拶、有馬正継氏(荏原製作所中部支社中日本営業部長)の乾杯の音頭でスタート。約2時間の歓談を経て、最後は徳美文吾氏(マルティーポンプコンサルタント社長)による中締めの挨拶と全員での1本締めで散会となった。
 竹田代表理事挨拶(抜粋)「アベノミクスの波及効果が少しずつ私たちのところへ降りてきている気がします。この感じは東京オリンピックの先まで続くそうです。先程、このポンプ組合はいつ頃誕生したのか聞かれましたが正直僕も知りません。始まりは20数社だったそうで部品を仕入れるには会社単独よりも共同で大量に仕入れた方が安く済むことから組合を設立し、組合で一括購入して組合員で分け合ったそうです。現在のポンプ組合は楽しい会です。同業者が集まっても和気藹々(わきあいあい)やれる会は他に知りません。上座も下座もありません。そういう集まりです。この楽しい会を次の世代にも残していきたいものです」。
 鈴木日佐夫氏挨拶(抜粋)「私どもの会社は2月末で上期が終わりますが、目標はまず達成できるでしょう。しかし、売上的には好調ですが、利益は最終的には減収となると予想しています。これには材料費の高騰が関係しています。そんななかでもこの中部圏は好調を維持しており、また、インバウンド効果からか北海道や九州、沖縄など海外からの観光客が多い地域でも景況感を実感しています。この好調の波を維持するためにも、皆さまに決してご迷惑をお掛けしないよう、約束された納期で商品を納めることを一番に心掛けております」。
 有馬正継氏の乾杯挨拶(抜粋)「私は去年、名古屋に来させていただきポンプを生業としている皆さんの集まりに初めて参加させていただきました。私の知る限り、こうしたポンプに関わる集まりは大阪の方にあるとは聞いておりますが、ある意味、非常にめずらしいと思います。同業者同士が非常に仲良く、今までやってこられたのかなと思いますが、とは言え、ここに居らっしゃる皆さまは時にはライバルとしてお互い切磋琢磨しながら、しのぎを削ってこられた部分も当然あると思います。そういったライバル心がお互いを高め、その結果が『ポンプ』というものを高めていくことに繋がるのではないかなと思っております。せっかく『ポンプ』というカテゴリーの会があるのですから、私も一緒になってもっともっと盛り上げていきたいと思っております」。
 徳美文吾氏の中締め挨拶(抜粋)「日本のポンプ業界を良くしていこうと思ったら、やっぱり、ここに居る皆さんが頑張って良くしていこうと思わなければダメだと思います。この地域は本当に恵まれた環境だと思います。こんなに製造業が集まっている地域は全国でもここだけですから。そんななかで皆さんが切磋琢磨していけば、日本のポンプ業界の未来はきっと明るいものと信じています」。

“即日完売”級の超人気企画!
今年は『吉本新喜劇満喫ツアー』開催
愛機工青年部 レクリエーションでNGKへ

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機会長)の青年部(部長=森庸一理事・森哲社長)がプロデュースするレクリエーション企画『吉本新喜劇満喫ツアー』が2月3日に開催された。同青年部厚生幹事長の荒木直哉氏(NaITO)を筆頭にレクリエーション担当幹事の安田智彦氏(ノダキ)、同幹事補佐の中川久雄氏(ミズタニ機販)ら厚生メンバーが昨年から綿密な打合せを繰り返し、ツアーを運営。当日は大いに盛り上がりを見せ、参加者からは「来年のレクリエーションも楽しみにしています」など、多くの喜びの声が寄せられたという。
 組合員やその社員、家族など80名が、チャーターされた大型バス2台に乗車し8時前に名古屋市内を出発。バスの中ではビンゴゲームやカラオケを楽しみ、11時頃、大阪難波に到着。「なんばグランド花月」前で記念撮影を終え、しばし自由時間を満喫した一行は再び「なんばグランド花月」に集合し、本場のお笑い≠存分に楽しんだ。16時、観劇を終えた一行は一路名古屋へ。19時過ぎ、名古屋市内に無事到着し、散会となった。

村井照弘氏
ムライ会長
 鋲螺・配管資材等の販売を行うムライ(名古屋市北区)の会長村井照弘氏が1月29日、満75歳で逝去された。
 通夜ならびに告別式は村井家との合同葬により平安会館名古屋斎場にてしめやかに執り行われ、葬儀委員長を長男で社長の村井啓益氏、喪主を妻の美子さんが務めた。1月31日の通夜ならびに2月1日の告別式には、故人の功績や人柄を偲び多数が参列した。

『タング・マイスター』に
ねじ切りヘッドを拡充
タンガロイ 多様なねじ加工に対応

 タンガロイ(社長=木下聡氏、本社=福島県いわき市好間工業団地11―1)は、高能率ヘッド交換式エンドミルシリーズ「タング・マイスター(TungMeister)」にねじ切りヘッドを拡充し、全国で販売を開始した。タング・マイスターシリーズの既存シャンクが使用可能で、多様なねじ加工に対応可能なラインナップとなっている。
 タング・マイスターねじ切りヘッドは、マシニングセンタや複合加工機で工具を回転させながらヘリカル加工によりねじを加工する工具。従来使用されてきたタップに対して、加工負荷が低いだけでなく、切りくずトラブルを防ぐことができる。さらい刃付ヘッドは、1種類の工具で呼び径違いのねじを加工でき、またさらい刃無しヘッドは異なる呼び径と複数ピッチの加工を共有できるため、工具集約が可能。また、ヘッド交換式とすることで工具交換時間の短縮に伴う、機械停止時間の大幅な削減が可能となった。
 【主な特長】
 ●多様なねじ
種に対応可能
 さらい刃付仕様…ISOメートルねじ加工用ヘッド(ピッチ=0・75〜3・0o)▽ユニファイねじ加工用ヘッド(山数=8〜24)▽ウィットねじ加工用ヘッド(山数=11〜19)
 さらい刃無し仕様…60度普通刃仕様ヘッド(ピッチ=0・5〜4・5o)▽55度普通刃仕様ヘッド(山数〓11〜14)
 ●工具交換時間の短縮により、機械停止時間の大幅な削減が可能
 ●既存のタング・マイスター用のシャンクから加工形態に応じた最適なシャンクを選択可能
・鋼シャンク
・超硬シャンク
・油穴付きタングステンシャンク
 【主な形番と標準価格(税抜)】
 ヘッド「VMT100L06IS07-4S05 AH725」3万2500円▽「VMT160L12IS30-3S08 AH725」5万1700円▽「VTR160L12IS05-3S06 GH130」6610円
 全アイテム…ヘッド25形番
タンガロイ 高精度直角肩削りカッタ
『タング・フォースレック』
工具径、難削材加工用インサート拡充

 タンガロイは、刃先交換式直角肩削りカッタ「タング・フォースレック」(TungForceRec)に工具径、アンダーカットタイプおよび難削材加工用インサート材種を拡充し、販売を開始した。
 タング・フォースレックは、V字形状をインサート底面に採用した高クランプ剛性直角肩削りカッタで、直角肩加工や溝加工だけでなく、彫り込み加工・三次元加工など様々な加工形態で高い評価を得ている。
 近年、冶具やワークとの干渉問題から、正面フライス加工においても肩削り工具を用いるケースが増えており、肩削り工具に仕上げ面粗さが要求されるようになっている。インサート取り付け精度やクランプ剛性が高く、常に安定した加工面が得られるタング・フォースレックは、これらのニーズに応えるべく、工具径φ18〜φ40を拡充した。
 また、材料の高機能化に伴い被削材が難削化傾向にあることから、難削材加工に適したインサート材種AH130を追加。耐溶着性・耐摩耗性の高いPVD被膜と高い靱性を持つ微粒系母材により、優れた加工安定性と長寿命を発揮する。
 【主な特長】
 @高精度…インサート底面V字形状があらゆるインサートの動きを抑制。壁面精度、加工面品位を向上
 A安定加工…大きなすくい角で低い切削抵抗を実現し、逆ポジ刃型で刃先強度も向上
 B難削材加工…難削材に対し高い耐欠損性・耐熱性を誇るAH130が加わり、寿命および加工安定性向上
 【主な形番と標準価格(税抜)】
 インサート「AVGT060302PBER-MJ AH130」1340円、「AVGT060304PBER-MJ AH130」1340円、「AVGT060308PBER-MJ AH130」1340円
 ボディ▽シャンクタイプ「EPAV06M018C16・0R04」3万4100円、「EPAV06M032C32・0R08」5万8400円▽ボアタイプ「TPAV06M040B16・0R10」7万4300円
 拡充アイテム23形番

ローラー内蔵のリンクパーツを備えた
エナジーチェーンE4.1Rを開発
イグス 作動時にかかる負荷を低減

 イグス(東京都墨田区)は1月10日、汎用的なエナジーチェーンE4.1シリーズに新型ローラー付きリンクパーツを加えたE4.1Rを開発したと発表した。E4.1Rを採用することで、例えば、工作機械のリニアロボット用のエナジーチェーンは、一層大きな駆動力によって作動エネルギーを最大で57%削減できるという。
 走行距離が10〜50メートルの場合、エナジーチェーンは通常スライド走行で使用するが、装置のサイクル速度が上がり、エナジーチェーンの走行速度も上げなければならない場合、スライド走行では対応に限界があるときがあり、作動時にかかる負荷低減に対するニーズが高まっていた。これを受け、同社は「走行性改良」と「駆動力アップ」が可能な新型ローラー付きリンクパーツを開発した。
 さらに、エナジーチェーンが相互に重なり合う際の振動やローラーの回転音を低減するために、形状と材質にこだわった中空ローラーを採用。品質試験の結果、同ローラー付きエナジーチェーンは、速度6m/sまでの用途において、安全かつ確実に走行できるとしている。
 また、エナジーチェーンE4.1Rは、従来のE4.1シリーズと互換性がある。E4.1シリーズはモジュール構造で豊富な寸法や形状を自由に構成することが可能だが、それらの内部仕切りや取付ブラケット、ガイドチャンネルシステムをそのまま使用することができる。
 堅牢で直行性に優れたE4.1シリーズは、工作機械工場から港湾クレーンに至る多様な用途に適しており、ローラー内蔵のE4.1Rが追加されることでさらなるニーズに応えていく。

組合事務所移転
愛知県管工機材商業協同組合

 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=大藪淳一氏・大清社長)は、組合事務所を名古屋市中区伊勢山2-5-10・中埜金山ビル3階に移転し、3月22日より業務を開始した。
 新事務所は、地下鉄東別院駅3番出口より徒歩3分、または金山総合駅北口から徒歩7分のところ。駐車場はないため、来所の際は公共交通機関か、近隣コインパーキングの利用を同組合では呼び掛けている。
 なお、電話番号(052-323-4115)、FAX番号(052-323-4117)は従来通り。

シリコーンパッドに
耐摩耗性に優れた新材質!
シュマルツ 表面の粗いワークにも対応

 真空機器専門メーカーのシュマルツ(社長=ゲッテゲンス・アーネ氏、本社=横浜市都筑区大棚町3001-7)は、各種汎用パッドの耐摩耗性に優れた新材質として、新たに「ST-HD」をラインアップした。
 従来のシリコーン製パッドは、その柔軟性や耐熱性、耐アルコール性で多種多様なワークへの対応を可能にしていたが、表面の粗いワークや硬いワークでは違う材質が選択されることが多く、より強い耐久性が求められていた。
 「ST-HD」は、従来のシリコーン材の長所はそのままに、さらに耐摩耗性に優れた強化タイプの新素材。従来のシリコーン材の約3倍の長寿命を有し、ソリューションの可能性をさらに広げる。FDA(米国食品医薬品局)の規格に準拠しているので、食品に直接触れるアプリケーションでも使用することが可能。
 また、薬品などのアンプル、ガラス瓶といった表面のざらついたワークの搬送にも適している。マイナス30℃から180℃までの温度耐性があるため、さまざまな現場で使用することができる。
 表面が平らでないワークに適したベローズタイプや、袋・パウチ向けタイプなど、汎用的な5種のパッドをラインアップし、ワークに最適なパッドを選択することができる。
 【主な特長】
 @耐摩耗性に優れ、表面の粗いワークにも強い材質AFDA(米国食品医薬品局)規格に準拠しており、食品の搬送にも最適Bさまざまな汎用パッドをラインアップ
 【ラインアップ】
 ベル型パッドSPG▽1・5段ベローズパッドFGA▽2・5段ベローズパッドFG▽4・5段ベローズパッドSPB4/SPB4f FDA規格に準拠した。

「永続企業と私の体験」と題し
鈴木建吾八幡ねじ会長が講演
名機工同友会 2月例会を開催

 名機工同友会(会長=吉野栄一氏・吉野機械工具社長)は、2月22日午後6時15分より名古屋市中区の東京第一ホテル錦において例会を開催した。
 例会では、今後の行事予定を確認した後、講演会が開かれ、八幡ねじの鈴木建吾会長が「永続企業と私の体験」と題して講演した。
 【講演要旨】
 私は2代目の社長で、今年の1月に会長となりました。「八幡ねじ」としては2回目の世代交代。本社は愛知県北名古屋市。売上高は260億円。社員数はグループ企業を含め、国内564名、全体で1081名。本体の「八幡ねじ」のほかに、物流会社の「リード」、タイ、中国、台湾、インドネシアに現地法人があります。
 世代交代がスムーズにできました。私の時は企業も上り坂の時で問題なく継承できましたが、世代交代は結構難しい。特に税制の問題があるので、苦労をした経験があります。長期的に、安定的な会社にしなければならないと思っています。段階的な成長が大切で、無理な急成長をしようとすることは禁物です。
 1999年にタイに進出。その数年前にタイを訪問した時は大変景気が良く、人手不足で工場進出しても人が来ないと言われて一旦諦めていました。通貨危機が起きて、建てかけのビルがたくさんあり、ゴーストタウンのようになっていました。これはチャンスと思い、社員に聞いてみたら、やりたいということで進出しました。一番のポイントは、社員がその仕事をやりたいかどうかということ。嫌々仕事をしている人が多ければ、必ず失敗する。部下に成功体験を持たせていくための教育も大切。タイ工場に続いて、中国、インドネシア、台湾にも現地法人を作りました。
 私どもは「グッドデザイン賞」を受賞しています。商社には関係ないと思われますが、私どもはホームセンターに商品を納めており、品質を良くしなければならないため徹底的に品質管理をしています。他との違いが分かるようにパッケージの良いデザインを考えていただきました。
 また「中小企業IT経営力大賞」も受賞しています。機械とコンピュータを結合させて出荷する体制を作り、その結果として、効率が3倍ぐらいに上がり、コストが3分の1になりました。コストが下がれば、競争力が出る。これからは益々そのような合理化をしなければならないと思っています。
 今の時代は、尖った(天才的な)人材を奪い合う時代。中々いないので、そのような人を多く確保した会社が伸びていく。我々は、たまたま優秀な方に入社していただいて、IТの大賞受賞につながりましたが、何をするのか、どの様な方向へ会社を持っていくかをトップが考えなければならないと思っています。
 私は常に「三方善」と言っていますが、やはり企業が安定的に成長するにはこれが必要と感じています。自分によく、相手によく、世間にもよいという考え。私どもの社是(企業理念)は「三方善の心で新技術・新分野を拓く」です。三方善の精神は社員の中に根付いていますが、実際にできるかどうかは別問題で、それを振り返って常に勉強会をしています。
 会社にとって一番大事なのは長続きすることだと思っています。日本には世界一多くの永続企業があります。そして永続する会社は結局、社会が必要とすることをしている会社、社会貢献をしている会社であることが分かりました。その基本は、社会が求めている商品を提供することであって、さらに大事なのは企業理念だと思います。
 次の時代に企業が勝つためには、IТを上手く活用しなければならないと思っています。AIとIТをいかに仕事に結びつけるか、またロボットの活用も考える必要があります。
 私どもでは、すべてコンピュータでチェックしているので、出荷ミスがなくなった。商品の品質を上げて、出荷の品質が上がれば、お客様の安心安全をアップさせることができる。その様なことからこのシステムは高い評価をいただきました。現在ホームセンター向けに稼働していますが、この様なシステムを上手く利用しながら今後やっていきたいと思っています。
 社長が物事を考える時の考え方ですが、1つは、難しきは易きにはかれということです。難しいことは、色々な問題が重なり合って難しいわけです。それをバラバラにし、小さな単位にして1つずつ解決していけば、難しいものではなくなります。
 もう1つは、正しいものを正しくということです。道徳心を持って、それは正しいか、正しくないかを考えながら、行動することが必要だと思っています。
 社長の仕事は、解答のない問題に取り組んでいくこと。今の時代は、むしろ難しい方向にどんどん向かっています。物事に対して、どのように対応していくかを常に考えていかねばなりません。

三菱マテリアル 工具を値上げ
国内向けは4月1日受注分より

 三菱マテリアル(社長=竹内章氏、本社=東京都千代田区)は3月15日、超硬製品、合金素材などの価格を4月1日受注分より10%以上値上げすると発表した。海外向けもエリア毎に準備が整い次第順次実施する。
 製品の主な原材料であるタングステンをはじめ、コバルトなどの原材料価格が高騰しているため。またこれに加え、エネルギー、物流など様々な経費が上昇を続けていることから、安定した製品の供給とサービスの維持・向上を図っていくために値上げを実施すると同社は説明している。
 価格の改定内容は次の通り。
●切削工具
・超硬製品(インサート、ドリル、エンドミル等)…+10%
・ハイス製品(ドリル、エンドミル等)…+10〜25%
・その他(ホルダ、特殊工具等)…+10〜15%
●精密工具…+10%以上
●耐摩・建設工具…+15%
●合金素材…+20%
※CBN・PCDインサートについては対象外

総受注高10か月連続で前年超
中部経済産業局 1月度金属工作機械受注状況

 中部経済産業局が2月28日に発表した平成30年1月度金属工作機械受注状況によると、管内金属工作機械メーカー主要8社の総受注高は、前年同月比36・6%増の442億2000万円となり、10か月連続で前年を上回った。
 国内受注は、36・7%増の147億7800万円となり、6か月連続で前年を上回った。主力の一般機械工業向けが32・0%増の65億5300万円と5か月連続で、自動車工業向けも15・8%増の45億1000万円と2か月連続で前年を上回った。
 海外受注は、36・5%増の294億4200万円となり、8か月連続で前年を上回った。アジア向けが45・8%増、ヨーロッパ向けが31・8%増とともに10か月連続で前年を上回り、北米向けも38・2%増と8か月連続で前年を上回った。

ユーザーの生産性向上に貢献する
PIP/リーンを積極的に推進
中部日本コロマント会 平成30年度総会開く

 サンドビック・コロマントカンパニー(プレジデント=高屋政一氏、住所=名古屋市名東区上社1-1801)の中部地区における販売店・代理店でつくる、中部日本コロマント会(会長=白蜿G雄氏・大誠社長)の平成30年度総会が2月15日、名古屋マリオットアソシアホテルで午後3時30分より開催された。総会で高屋プレジデントは、2017年の業績が業界を上回る伸びとなったことに感謝を示し、更なる結束を呼びかけた。また、デジタル化のメリットを挙げ、できるところから推進していきたいと述べた。
 総会では冒頭、会役員とサンドビック社員の紹介が行われた後、白蜑長が「昨年この席で2017年は良くなるのではないかと言いましたが、数字的に見ると、ものすごい数字が出ています。日本工作機械工業会は、2017年初めに工作機械の年間受注額を1兆3500億円と予想。中盤〜終盤には1兆5500億円に修正し、最終的に発表されたのが1兆6455億円。これは今までにない最高の数字です。さらに今年の受注額を1兆7000億円と予想しています。工作機械が売れれば、必ず工具も売れます。工具が売れるということは、サンドビック製品も売れるということです。頑張って売っていきたいと思います」と挨拶。
 高屋プレジデントは挨拶で、2017年を振り返り「日本のコロマントは、2009年を100とすると、2017年は168となり対前年で1桁後半の伸び、リーマンショック以降では最高の結果となった。良い結果となった1番の理由は、市場自体が好調であったこと。乗り遅れることなく、しっかり機会を捉えることができたことは一定の評価ができると思っています。同時に、この成果は偏に皆様方の支援によるものが大きい。技術を通したビジネスの部分が、マーケットの動きを大きく超えることができました。改めて御礼申し上げます。2つ目に、ここ何年間か取り組んできたインサートの部分が、昨年は伸びてきた。合わせてソリッド工具の伸びが大きく、全体の動きに貢献しています。3つ目は、私どもの製品の中で競争力のある製品、使っていただいたら必ずメリットが大きいという製品を15品目特定し、注力製品として1年間活動した結果、全体の伸びを上回る結果を達成することができました」と報告。
 一方、反省点として、PIP/リーンの導入遅れ、新製品コロターンプライムの苦戦、業務プロセス/システム変更時の混乱を挙げた。
 2018年の取り組みについては「昨年に引き続き、お客様の抱える問題解決に当たりサンドビックが何をできるかということを1つの課題として取り組んでいきます。PIP/リーンを積極的に進めていきます。お客様の改善活動に貢献し、最終的な狙いとしては生産性の向上を果たすというプログラム。求められることに確実に実績を上げていきたいと思っています。営業のアプローチも、
お客様の価値という点に注目してアプローチする営業の能力が必要ではないかと、教育も含めて考えています」と説明。また、昨年までの取り組みを継続する形で、より付加価値の高い製品(新製品、注力製品〈18品目〉)を拡販していくと述べた。
 さらに「今年は是非、将来日本で成熟が期待できるセグメント(ロボット、半導体製造装置など)に浸透していかなければならない。優位性が発揮できる工具は何か、ユーザーのニーズと上手くマッチングさせていくことが課題」との考えを示した。
 高屋プレジデントは、今年発売予定の新製品として、新ブレーカと内径加工用ヘッドを追加した革新的旋削工具「コロターンプライム」、新しいコンセプトの端面溝入れ用旋削工具「コロカットQF」、浸炭層の一発除去加工に適したブレーカ付きCBNチップ「HGR」など6種類の製品を紹介した。
 サンドビック(日本法人)社長のマイケル・エネベリ氏は、サンドビックの世界における状況を説明し、2017年はほとんどの地域および顧客セグメントで成長を遂げたと報告。「私たちが特にエンドユーザーに心がけていることは、競合他社より優れたソリューションを考え出し、お客様の価値を作り出すこと。PIP/リーンは、数年前に発足した生産性向上プロジェクトに加えて、お客様の生産工程全体を考えることを目的としたもの。お客様の生産における実態のボトルネックを確定して、実際の価値を上げることの手伝いをする。また、パートナーとWIN・WINの関係を構築する」ことなどを進めていく。
 さらにIoTに対応するデジタル製品として、工具に対する切削抵抗を測定するセンサー機器、ツールパス生成用のソフトウェア、センサーを組み込んだスマートツールなどをマーケットに投入すると紹介。「サンドビックがこれまで以上に強くなったことを感じていただき、皆様にとって素晴らしいサービス、商品を日本のマーケットに届け、皆様と共に成長したいと願っています」と話した。
 続いて、2017年度サンドビック・コロマント製品の販売に大きく貢献した17社を優秀特約店として表彰。他に、特約店4社に躍進賞が贈られた。休憩をはさみ、受賞者を代表して松原機工の水谷智範氏による成功事例発表が行われた。
 この後、サンドビックスウェーデン本社旋削工具上席部長のミア・ポールセン氏が『Turning Reinvented―旋削加工再考―』と題して講演。今まで常識と考えられていたことを改めて見直していくことで従来よりも生産性向上につながるなどと話した。
 総会終了後は懇親会が催され、代理店を代表して大谷秀典ジーネット取締役名古屋支社長の挨拶、佐藤祐一中部日本コロマント会幹事(羽根田商会社長)の音頭で乾杯した。歓談や抽選会を通して親睦を深め、大霜登同会幹事(三登工販社長)の中締めでお開きとした。

平成30年度役員人事など審議
愛機工青年部 2月度役員会を開催

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機会長)の青年部(部長=森庸一氏・森哲社長)は、2月20日午後7時より組合事務所にて役員会を開催した。
 レクリエーションの報告を安田智彦レクリエーション担当幹事(ノダキ)が行った。2月3日に日帰りバスツアー「吉本新喜劇観劇会」を実施。参加人数は27社80名(男性45名、女性26名、子供9名)を予定していたが、2名の病欠等が出た。定刻通りに大阪の「なんばグランド花月(NGK)」に向けてバス2台で出発。車中、ビンゴ大会等を行い、子供には全員に景品が行き渡るようにした。行き帰りとも渋滞や事故もなくスムーズで、無事に終了できた。アンケート結果も概ね良好であったことが報告された。
 青年部合同委員会について、近藤健志会合担当幹事(長村商店)が、3月30日午後7時よりざぶん錦店にて開催すると告げ、会費を5000円とすることが確認された。
 平成30年度青年部役員人事について、三木喜昌統括幹事長(三起工機)より説明があった。現在の統括幹事長をはじめ、総務と教育の幹事長が卒業となる。統括幹事長は、地元の企業で長年青年部役員を務めている大矢伝動精機の横井尉人氏に依頼をし、承諾を得ている。総務幹事長は3月の総務委員会で決定することになっており、教育幹事長はほぼ決まっている。厚生幹事長には安田レクリエーション担当幹事が就任する予定。引き続き、会計幹事長を岡本隼氏(ブロードリーフ)、会計監査を井本保孝氏(サカイリフテク)が務める。3月の合同委員会で、各担当の幹事も含めて発表する予定と話された。
 第77回親善野球大会については、梅本陽史野球担当幹事(杉本商事)よりスケジュールが報告された。3月10日にBゾーン準決勝1試合、3月17日にA・B両ゾーンの決勝戦、場所はいずれも江南市の草井球場。3月27日に東別院会館で第78回大会のキャプテン会議。反省会は3月中に開催される予定と話された。
 最後に、次回の役員会を3月30日の合同委員会の前に行うことを確認し、終了した。

アルファラジアスプレシジョンARPF形
ねじれ刃形インサートのラインナップ追加
三菱日立ツール 隅R除去加工に適したSQタイプ

 三菱日立ツール(社長=増田照彦氏、本社=東京都墨田区両国4-31-11ヒューリック両国ビル8階)は、刃先交換式仕上げ用ラジアスエンドミル「アルファラジアスプレシジョンARPF形」に、隅R除去加工に適したSQタイプインサートを新たに発売した。
 アルファラジアスプレシジョンARPF形は、刃先強度と切れ味を合わせもつ独自のねじれ形状のインサート(SGタイプ、SWタイプ)を商品化し、金型構造部の仕上げ加工の用途などで好評を得ている。今回、ラジアス工具で加工した後に残る隅R部の除去加工に適したスクエアタイプインサート(SQタイプ)を追加し、ラインナップを拡充した。
 SQタイプインサートは、よりスクエア形状に加工することができるR0のインサート。金型構造部の隅R部の除去加工や平面・側面の加工に対応する。独自の刃形と新材種PN215の採用により、高精度で長寿命な加工が可能。対象被削材は炭素鋼、合金鋼、FC/FCD、高硬度鋼、アルミニウム合金としている。
 SQタイプインサートの仕様はφ8〜φ26(全10アイテム)、価格8330円〜1万2200円(消費税別)。
モジュラーミル専用超硬シャンク
「ASC形」アイテム拡大
三菱日立ツール 全サイズセンタースルー対応に

 三菱日立ツールは、モジュラーミル専用超硬シャンクシリーズ「ASC形」に、センタースルー対応の8サイズを追加し発売した。
 ASC形は、モジュラーヘッド専用に設計された、最新のマシニングセンターに対応した製品。鋼シャンクと比較して高剛性でより高精度な加工が行える。また、高能率な加工が容易になるため、自動加工など加工の合理化が可能。
 クーラントやエアーを内部供給にすることにより、切りくずの排出性が向上し切りくずの噛みこみなどのトラブルを低減。今回の追加で全サイズにわたりクーラントやエアーの内部供給が可能な仕様となり、より安心してモジュラーヘッドを使用できるようになった。
 ASC形の仕様はM6〜M16(全41アイテム)、価格2万2000円〜17万3000円(消費税別)。

三菱マテリアル ヘッド交換式エンドミル
「iMXエンドミルシリーズ」に
曲面刃付きアイテムを追加発売

 三菱マテリアル加工事業カンパニー(東京都千代田区大手町1-3-2)は、ヘッド交換式エンドミル「iMXエンドミルシリーズ」のスクエアヘッドとラジアスヘッドに曲面刃付きアイテムを追加し、販売を開始した。
 iMXエンドミルシリーズは、ヘッドとホルダの締結面をすべて超硬製とすることで、ソリッド工具に近い剛性を発揮する。多彩なヘッド交換が可能で経済性に優れ、高精度・高剛性・高能率加工の実現により、ユーザーから高い評価を得ている。
 今回、スクエアヘッドとラジアスヘッドに、刃長の後端側にRを設定した曲面刃により複数回の側面加工(肩削り加工)時のパス間に発生する段差を低減する、曲面刃付きアイテムを追加。エンドミル外径φ12・0o〜φ25・0oの39型番を新たに発売した。
 代表型番と標準価格(税抜き)は次の通り。「IMX12S3HV12009 EP7020」1万1800円、「IMX16S3A16012 ET2020」1万6200円、「IMX20C4HV200R05020 EP7020」2万4400円、「IMX25C12HV250R10025 EP7020」4万4000円。

本年11月7日からポートメッセで
「メッセナゴヤ2018」開催
AI手法を取り入れたビジネスマッチングシステムを導入

 日本最大級の異業種交流展示会「メッセナゴヤ2018」が11月7〜10日の4日間、名古屋市港区のポートメッセなごやで開催される。メッセナゴヤは、愛知万博の理念継承事業として2006年にスタートし、今年で13回目。
 同展示会には製造業をはじめ、サービス、各種団体、情報通信など幅広い分野の中小企業が出展。「ビジネス効果」を実感できる展示会として評価が高く、昨年の「メッセナゴヤ2017」には愛知県内だけでなく、全国44都道府県と海外15ヵ国・地域から1432社・団体が出展し、期間中6万2831人が来場した。
 展示会を主催するメッセナゴヤ実行委員会(愛知県、名古屋市、名古屋商工会議所で構成)は先ごろ、展示会での商談効率の向上、出展企業の商談活性化を目的に、人工知能(AI)を活用したビジネスマッチングシステムを名古屋大学発のAIベンチャー企業キスモと共同開発すると発表。「メッセナゴヤ2018」での運用開始を目指し、出展予定企業1400社・団体の出展者情報および、期間中に来場する来場者情報を収集・分析し、メッセナゴヤでの過去のマッチングデータやノウハウを組み合わせ、出展者・来場者の興味関心を機械学習し、アプローチすべき商談候補先を抽出・提案するシステムの開発を目指す。主催者としては、日本初の試みとなるAIによるビジネスマッチングシステムの導入により、出展・来場する参加者に対して新たな付加価値を創出しビジネス交流の促進につなげたい考えだ。今回のシステムの設計・開発にあたっては、キスモの他にビートフリークス、アイビーネットの2社も協力する。
 「メッセナゴヤ2018」の出展募集は4月18日10時より開始。メッセナゴヤ公式HP(https://www.messenagoya.jp/)から申し込む。申し込みが募集予定小間数に達し次第、締め切りとなる。

西東京営業所移転
沖縄営業所開設
アカギ 更なるサービス向上図る

 配管支持金具のアカギ(社長=渋谷宏明氏、本社=東京都中央区)は3月18日、西東京営業所を東京都練馬区高野台へ移転した。また、4月1日には沖縄県那覇市曙に沖縄営業所を新たに開設した。
 リーマンショック以降順調に業績を伸ばしてきた同社。このところの受注増などを背景に、まずは手狭となった西東京営業所を移転させ建屋を拡充。続いて、インバウンドに沸く沖縄地方のユーザーの要望にいち早く対応するため沖縄営業所を開設させた。
 同社は「このたび無事に西東京営業所の移転、ならびに沖縄営業所の開設を終えることができました。これもひとえに皆さま方の日頃からのご厚情の賜物と深く感謝いたしております。今後は、これまで以上にサービスの向上を図り、皆さまのご期待に応えていきたいと思います。これからもより一層のご愛顧をお願いいたします」とコメントしている。
     ◇
【西東京営業所概要】
▽移転先=〒177-0033 東京都練馬区高野台2-4-6
▽電 話=03(5923)5021
▽FAX=03(5923)5020、または03(5923)5022
▽移転日=平成30年3月18日
▽所 長=早坂進也氏

【沖縄営業所概要】
▽名 称=株式会社アカギ沖縄営業所
▽所在地=〒900-0002 沖縄県那覇市曙3-11-3
▽電 話=098(860)1411(代表)
▽FAX=098(860)1421
▽営業開始=平成30年4月1日
▽所 長=岩本治人氏

TOTOノズル除菌機能を標準搭載した
ウォシュレット一体形便器「GG」シリーズ発売

 TOTO(社長=喜多村円氏、本社=福岡県北九州市)は、「きれい除菌水」によるノズル除菌機能「ノズルきれい」を新たに標準搭載した、新「GG」および新「GG〓800」を発売した。
 「きれい除菌水」は、水に含まれる塩化物イオンを電気分解して作られる除菌成分(次亜塩素酸)を含む水で、薬品や洗剤を使わず水から作られ、時間がたつと元の水に戻るため環境にやさしいのが特長。同社では、汚れや臭いを根本から抑えるための有効な技術として、「きれい除菌水」搭載商品ラインアップを拡大している。「ノズルきれい」は、「きれい除菌水」でノズルの外側・内側を自動で洗浄・除菌する機能。このクリーン技術を今回「GG」シリーズに標準搭載した。
 また、リモコンには、日本レストルーム工業会が策定した「標準化ピクトグラム」を採用。「流す」「おしり洗浄」など主要8機能の標準化ピクトグラムを日本のトイレメーカー各社が採用していくことで、誰でも安心して操作できるトイレ環境整備を進めていく。
 希望小売価格は、「ウォシュレット一体形便器GG」が23万〜31万4000円(税抜)、「ウォシュレット一体形便器GG〓800」が23万5000〜31万9000円(税抜)。両商品合わせて、発売3年目で7000台/月の販売を見込む。
TOTO システムキッチン『ザ・クラッソ』に
2プランがリーズナブルに新登場

 TOTOは、システムキッチン『ザ・クラッソ(THE CRASSO)』に『おすすめプラン』と『クリスタルプラン』の2プランを設定し、新発売した。
 『ザ・クラッソ』は、シンプルで凹凸のないノイズレスなデザインの美しさと機能の融合が好評だが、その中でも、満足度が高いTOTOのクリーン技術「きれい除菌水」生成器を、今回、標準搭載した。「きれい除菌水」生成器で「網かご」「まな板・包丁」「ふきん」などのキッチンまわりをきれいに保つことができる。
 今回、新たに設定する『おすすめプラン』は、「きれい除菌水」生成器の他、人工大理石カウンター・スクエアすべり台シンク(人工大理石)・水ほうき水栓LF・スーパークリーンフード・ガラストップ両面焼きコンロなど、新築・リモデルを問わず、ニーズが高いアイテムを搭載。I型・間口2550oサイズで希望小売価格83万1000円(税抜)〜と、従来の同等仕様から、約20万円リーズナブルに設定した。
 『クリスタルプラン』は、『おすすめプラン』に加え、意匠性・耐久性・耐熱性で評価の高いクリスタルカウンター・スクエアすべり台シンク(クリスタル)を標準搭載し、I型・間口2550oサイズで101万1000円(税抜)〜の設定とした。
 加えて、扉カラーに高級感ある光沢扉をリーズナブルな価格帯に新たに4色追加した。
 発売3年目で約2万台/年の販売を見込む

国内最高クラスの断熱性能を実現した
高断熱玄関ドアを発売
LIXIL 新製品「グランデル2」

 LIXIL(社長=瀬戸欣哉氏、本社=東京都千代田区)は、高性能樹脂枠の採用により、熱貫流率0・89W/(u・K)という国内最高クラスの断熱性能を実現した、ドア厚60oの高断熱玄関ドア「グランデル2」を4月2日から全国で発売する。
 「グランデル2」は、国内最高クラスの断熱性能を実現した「ハイグレード仕様」と、24デザイン・17カラーの豊富なラインアップを誇る「スタンダード仕様」の2つの仕様から、地域やプランに合わせて選べる高断熱玄関ドア。
 「ハイグレード仕様」は、上枠と縦枠に熱を伝えにくい樹脂を採用し、ホロー内に断熱材を入れることで熱の出入りを徹底的に抑える構造とした。また、下枠にもアルミ形材を室外側と室内側に分離させ、熱が伝わりにくい樹脂部材でつなぐことで熱の伝わりを遮断する「サーマルブレイク構造」を採用。さらにパネルには一般的な断熱ドアの厚さの1・5倍となるドア厚60oの高性能パネルを採用した。ガラスは室外側と室内側のガラス2枚をLow-Eガラスで構成したトリプルガラスを採用し、中空層には空気に比べ熱の伝わりを30%抑えるアルゴンガスを封入。加えてガラスエッジからの熱伝導率を抑える樹脂スペーサーにより断熱性を向上させた。フレーム、パネル、ガラスのすべてに先進の断熱テクノロジーを結集し、熱貫流率0・89W/(u・K)という国内最高クラスの断熱性能を実現した(801型・851型)。
 「スタンダード仕様」では、上枠と縦枠に「サーマルブレイク構造」を採用。パネルにはドア厚60oの高性能パネルを採用した。ガラスはLow-E複層ガラスで構成し、中空層にアルゴンガスを封入。さらに「ハイグレード仕様」同様、ガラスエッジからの熱伝導率を抑える樹脂スペーサーにより断熱性を向上させた。
 デザインには、職人が仕上げた家具のようなディテールの高品位デザインを追加するなど、幅広い住宅スタイルに対応できるよう従来のシリーズからバリエーションを刷新し、ラインアップを拡充。カラーは、天然木の質感を忠実に再現した「浮造り調」4色をはじめ、多彩な木目カラーを中心に全17カラーを揃えた。
 ■仕様
 【断熱性能】ハイグレード仕様=熱貫流率0・89〜1・23W/(u・K)、スタンダード仕様=熱貫流率1・28〜1・59W/(u・K)
 【新デザイン】13デザイン(全27デザイン=ハイグレード仕様3デザイン、スタンダード仕様24デザイン)
 【新扉カラー】8色(全17色=浮造り調4色、木目調9色、アルミ色4色)
 【サイズ】幅=939o(片開き)・1138o(親子入隅)・1240o(親子)・1692o(両開き)、高さ=2330o ※ハイグレード仕様は、片開きのみの設定
 【価格】片開きドアの場合、ハイグレード仕様=70万〜76万円、スタンダード仕様=35万4000〜58万4000円 ※消費税、組立代、取付費、運賃等は別途。

組織変更・人事異動
岡谷鋼機

 (1)組織変更(3月1日付)
 @東京本店新宿管理室を人事総務部の下部組織とし、「東京本店人事総務部新宿管理室」とする。
 A東京本店メカトロ部のメカ・サーモ室を分割し、「FA室」および「自動車室」とする。
 B名古屋本店配管建設本部名古屋配管建設部の配管資材室と配管住設室を統合し、「配管室」とする。
 C名古屋本店メカトロ本部名古屋メカトロ部メカ・マテリアル室を「マテリアル室」に名称変更する。
 D米国岡谷鋼機会社シカゴ支店の下部組織として、「ホプキンスビル事務所」を設置する。
 (2)役員の担当区分変更(3月1日付)、敬称略
 大舘道乃理=名古屋本店豊田本部安全・品質・環境推進部長委嘱《継続職担当区分/取締役 名古屋本店副本店長兼豊田本部長兼豊田支店長委嘱》
 (3)人事異動(3月1日付、部長クラス)、敬称略、〔 〕内は旧職
 櫻庭正樹=安全推進部長〔名古屋本店豊田本部安全・品質・環境推進部長〕
 中島孝次=企画本部企画部長〔企画本部関連事業部室長〕
 長井誠=東京本店副本店長〔東京本店人事総務部長〕
 竹本政雄=東京本店人事総務部長兼東京本店人事総務部新宿管理室長〔東京本店人事総務部室長兼東京本店新宿管理室長〕
 小淵洋生=東京本店鉄鋼本部担当部長〔東京本店鉄鋼本部鉄鋼第二部長〕
 佐竹秀喜=東京本店鉄鋼本部鉄鋼第二部長〔(出向)岡谷スチール社長〕
 井口宏一=東京本店鉄鋼本部鉄鋼第三部長〔東京本店鉄鋼本部鉄鋼第三部建材室長〕
 塚田祐史=名古屋本店エレクトロニクス部長《継続職/名古屋本店エレクトロニクス部電機システム室長》
 川村治=名古屋本店豊田本部担当部長兼刈谷支店副支店長兼エレクトロニクス室長〔名古屋本店エレクトロニクス部長〕
 犬井佳孝=大阪店鉄鋼部長兼福山出張所長《継続職/大阪店鉄鋼部広畑出張所長》〔大阪店鉄鋼部副部長〕
 菊谷崇紀=(出向)マレーシア岡谷鋼機会社社長〔大阪店中国支店員〕
 山田拓也=(出向)韓国岡谷鋼機会社社長兼釜山支店長〔名古屋本店浜松支店副支店長〕
 鶴見雅之=(出向)東北岡谷鋼機社長兼東京本店東北支店長〔東京本店鉄鋼本部鉄鋼第三部長〕
 村瀬司=(出向)岡谷スチール社長〔(出向)岡谷スチール取締役〕
 (4)人事異動(3月14日付、部長クラス)、敬称略、〔 〕内は旧職
 西口典和=(出向)上海岡谷鋼機有限公司総経理〔東京本店特殊鋼本部東京特殊鋼部長〕
 立松武=東京本店特殊鋼本部東京特殊鋼部長《継続職/東京本店特殊鋼本部長》
 (5)人事異動(5月28日付、部長クラス)、敬称略、〔 〕内は旧職
 原野孝司=(出向)東海岡谷機材社長〔名古屋本店メカトロ本部名古屋メカトロ部メカ・マテリアル室長〕
 小池守=(出向)岡谷サービス&ホームズ社長〔企画本部企画部長〕
 (6)人事異動(5月29日付、部長クラス)、敬称略、〔 〕内は旧職
 漆原隆=(出向)岡谷システム社長〔(出向)岡谷エレクトロニクス取締役〕
 (7)人事異動(9月1日付、部長クラス)、敬称略、〔 〕内は旧職
 横溝延敏=東京本店特殊鋼本部副本部長〔(出向)Siam MTK Co.,Ltd.副社長〕

インド岡谷鋼機会社アーメダバード支店
米国岡谷鋼機会社ホプキンスビル事務所 開設

 岡谷鋼機(取締役社長=岡谷篤一氏、本社=名古屋市中区栄2―4―18)の子会社であるインド岡谷鋼機会社は3月1日、同社の2つ目の支店となる「アーメダバード支店」(支店長=水戸部玄氏・インド岡谷鋼機会社社長兼務)をインドのグジャラート州に開設した。
 また、同じく子会社の米国岡谷鋼機会社は同日、シカゴ支店の下部組織として「ホプキンスビル事務所」(事務所長=荒川和成氏・米国岡谷鋼機会社シカゴ支店長兼務)を米ケンタッキー州に開設した。
 両支店・事務所は、自動車産業の集積地において地域に密着した営業活動を行い、今後の取引拡大を目指す。いずれも人員は3名。
 現在、インド岡谷鋼機会社の取扱高は約60億円(2018年2月期見込み)、米国岡谷鋼機会社の売上高は366億円(2016年12月期)。
台湾東部地震被害
に対し義援金
 岡谷鋼機は2月28日、台湾東部・花蓮県沖で2月6日深夜に発生し大きな被害をもたらした「台湾東部地震」の被災者に対して、子会社の台湾岡谷鋼機有限公司と共に総額約50万円を義援金として寄付したことを発表した。寄付先は花蓮県政府。

第77回愛機工親善野球大会
ユアサ商事が逆転で優勝
Bゾーン優勝はナカガワ

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機会長)の第77回親善野球大会(福利厚生部主管、部長~長村康義氏・長村商店社長)は異例の年明けにずれ込んだが、3月17日に江南市緑地公園内の草井球場で行われた決勝戦ではAゾーンでユアサ商事が、Bゾーンでナカガワがともに逆転で優勝を飾り閉幕した。準優勝は太田廣A(Aゾーン)とトラスコ中山(Bゾーン)。今大会には32社33チームが参加した。
 第1試合(午後1時開始)Bゾーン決勝、トラスコ中山対ナカガワの試合は、ナカガワが1回裏に1点を先制。トラスコ中山は2回表に1点を返して同点とし、続く3回に1点を取って逆転、さらに6回にも1点を追加しリードを広げた。ナカガワは6回裏に野田投手のホームランなどで一気に4点を取り逆転。7回のトラスコ中山の反撃を0点に抑えて、ナカガワが5対3で優勝した。
トラスコ中山 0110010=3
ナ カ ガ ワ   100004X=5
 第2試合(午後3時開始)Aゾーン決勝、ユアサ商事対太田廣Aの試合は、太田廣が1回裏に1点を先制。続く2回にも1点を加えてリードを広げるも、3回表にユアサ商事が2点を取り同点に追いつく。4回裏には太田廣が1点を取り再びリードしたが、ユアサ商事が5回表に3点を取り逆転、続く6回にも2点を加えリードを広げた。太田廣の7回裏の反撃を1点に抑え、7対4でユアサ商事が優勝した。
ユアサ商事 0020320=7
太田廣A   1101001=4
 試合終了後は表彰式が行われ、梅村龍盛福利厚生部副部長(梅村本店社長)が「選手の皆様には4月の開幕から本日の決勝戦まで大変お疲れさまでした。皆様のお蔭により、本日第77回愛機工親善野球大会の決勝戦を無事終了することが出来ました。本来ですと昨年秋に決勝戦が行われる予定でしたが、天候不良等もあり長引いてしまいました。福利厚生部としても、このように長くならないように何らかの策を検討してまいりたい。また来月(4月)には第78回親善野球大会が始まりますのでご参加のほど宜しくお願いいたします」と挨拶。
 優勝・準優勝チームに愛知県知事賞、名古屋市長賞はじめ各賞が授与され、大崎政雄理事(大崎機工社長)の閉会の辞で終了した。
 個人賞は次の皆さん。
 【Aゾーン】MVP=八木選手(ユアサ商事)▽打撃賞=滝川選手(同)▽敢闘賞=野田選手(太田廣A)
 【Bゾーン】MVP=野田投手(ナカガワ)▽打撃賞=山崎選手(同)▽敢闘賞=山田選手(トラスコ中山)


2018年4月8(日)2667号
間もなく満小間!
『第32回管工機材・設備総合展』
愛知県管工機材商協組 第2回展示会実行委員会

 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=大藪淳一氏・大清社長)が主催する『第32回管工機材・設備総合展』(以下、展示会)の第2回展示会実行委員会(実行委員長=成田幸隆理事・大成工機商会社長)が2月26日に開催され、実行委員ら23名が参加した。
 委員会当日に発表されたメーカーなどからの展示会への出品申し込み状況は81社168小間だったが、3月末日にはすでに200小間を超えているという。出品申し込みの締め切りは6月末日と発表されているが、250小間の満小間に達した時点で受け付けは終了となる。出品を考えているメーカーなどは早めの申し込みを。
 また、これまでの展示会では開催初日の閉幕後に行われていたレセプションパーティーだが、関係各所からの意見を踏まえて今回は中止を決定。代わりに決起集会(仮)を開催することで意見がまとまった。9月頃の開催が予定されている。委員会ではそのほか、総務部、会場部、受付部、抽選部の準備項目の確認や今後のスケジュールの確認が行われた。
 展示会は10月4日(木)から6日(土)までの3日間、名古屋市中小企業振興会館1階・吹上ホール(名古屋市千種区)で開催される。今回展のテーマは「いのちの水、流す技、未来につなげ。」だ。一般家庭からインフラ・産業活動にいたるまでの広い分野にわたって社会基盤を支える管工機材・設備機器の最新の製品・技術・情報を公開し、環境問題、資源の有効利用・リサイクル、少子高齢化などの時代の要請と関連付け、新たな需要の創造と販売促進を図り、もって業界の発展に寄与することを目的に隔年で開催されている。出品に関する申し込みや問い合わせは、展示会事務局のニホンディスプレイ▽電話=0562(46)7800、または、FAX=0562(46)8611まで。

次年度理事会日程などを審議
5月18日の総会準備進める
静岡県管工機材商組合 3月度理事会を開催

 静岡県管工機材商組合(理事長=一色哲巳氏・一色機材社長)は、3月2日午後3時より静岡市内のマイホテル竜宮にて定例理事会を開催した。理事ら7名が出席し、一色理事長の挨拶の後、議事に入った。
 組合費に関して、現状に至る経緯が説明され、見直しが必要か検討したが結論としては従来通りとすることになったと理事長より報告された。
 第48回通常総会及びゴルフ大会については、総会を5月18日午後3時より静岡駅前のグランディエール・ブケトーカイで開催する。来賓挨拶を橋本政昭管機連副会長(橋本総業社長)、メーカー代表挨拶を堀田康之キッツ社長、乾杯は商社を代表して村井善幸オータケ社長、中締めを鈴川賢一TOTO執行役員中部支社長に依頼する。また、総会内で行う優良社員表彰の候補者が2月末時点で24名(9社)となったことが報告された。総会に先立って理事会を午後2時から、懇親会を同4時から行う予定。
 ゴルフ大会は、例年総会の翌日としていたが、今回総会会場の都合により前日の17日となり、注意が呼びかけられた。場所は富嶽カントリークラブ(静岡市清水区)、集合時間は午前8時。11組で予約済み。
 返品手数料のお願い文について、組合として出すのは独占禁止法に違反する可能性があるのではという組合員からの指摘を受け、弁護士に相談したところ、違反するとの回答だったため組合から出すことはしないことにした。返品の問題については、各社が独自で対応することを確認した。
 平成30年度の組合行事に関しては、理事会等の日程案が示され、一部修正して承認された。
 西部支部会が2月14日に開かれ、組合員9名、賛助会員14名が参加したと報告された。
 管機連の予定としては、3月23日に理事会があり一色理事長が出席、6月11日の総会には一色理事長、鈴木副理事長(山田商工社長)、大村副理事長(大村商会社長)が出席予定。
 組合視察旅行については、伊藤理事(ヌマカン会長)に一任することとした。

第41回通常総会役割等決まる
組合功労者表彰実施へ
岐阜県管工機材商組合 3月度理事会開く

 岐阜県管工機材商組合(理事長=廣瀬功氏・瓶由社長)は、3月6日午後5時より岐阜市長良の岐阜グランドホテルにて3月度理事会を開催した。
 全員例会の結果報告が山田理事(山兼会長)より行われた。2月5日に森多田史氏(産業カウンセラー)を講師に迎え「気の健康法」をテーマに開催。組合員10名と木曜会から14名、合計24名が参加した。講演後は懇親会も行われた。
 役員改選及び理事については、廣瀬理事長より「2期4年理事長職を務めてきたが、幅広く管材業界の商品を取り扱っている企業の代表の方に理事長をしていただいた方が良いのではないか」との発言があり、案が示された。これを承認し総会に上程することとした。
 第41回通常総会は、5月16日に岐阜グランドホテルにて開催することが決定している。役割分担として、司会者を白木理事(白木商会社長)、1号議案並びに2号議案の議長を廣瀬理事長、3号議案並びに4号議案の議長を当日選任される新理事長が務める。事業報告等の報告事項は関谷副理事長(安田本店長)、懇親会の乾杯は山田理事、閉会の辞を塚原理事(協栄商事社長)が行うことを確認した。
 継続審議となっていた表彰制度については、精査した内容が発表され、承認された。総会の中で、組合功労者表彰を行う予定。
 3月27日開催の第73回ゴルフ会は、7組28名で行われ、参加する組合員7名が各組に1名ずつ入ることが担当の山田理事より報告された。
 次回の理事会は、7月5日午後5時より岐阜グランドホテルで開催。

総会の準備事項などを確認
愛鋲協 29年度第7回定例理事会開催

 愛知鋲螺商協同組合(理事長=藤田守彦氏・藤田螺子工業常務)は、3月26日午後7時より名古屋市中区のいな葉で、理事ら12名が出席して定例理事会を開いた。藤田理事長の挨拶の後、理事長が議長を務めて各議案の審議が行われた。
 第1号議案=平成29年度会計中間報告に関する件は、事務局より平成29年度の月別実績と決算予想が報告された。
 第2号議案=「第45期通常総会」事前準備に関する件は、協議により組合員実態調査、会計監査、総会資料完成などの日程を確定した。総会は5月25日に名鉄ニューグランドホテルで開催する。
 第3号議案=事業部委員会に関する件は、事務局より2月、3月の売り上げが報告された。
 第4号議案=ねじの日記念品に関する件は、今年の記念品「クリアファイル」の申し込みが組合員10社からあり、注文数は合計1150セットになったことが報告された。発送は4月初旬を予定。
 第5号議案=広報委員会に関する件は、広報誌「愛鋲協49号」に理事・監事全員の顔写真とコメントを掲載することを決定した。
 第6号議案=その他の件は、3月12日に開催されたねじ商連常任理事会の報告が藤田理事長より行われた。その中でJIS問題について「工業会は変更すると言っているが、商との議論は止まっており、意見がまとまっていない状態。関東と関西で意見の相違があり結論が出るまでには時間がかかる」と話された。来年のねじ商連総会は東鋲協が担当して、2019年7月20〜21日に熱海「大観荘」で開催の予定。

『包みたいものがきっとある』
2018中部パック、18日(水)から
産業ロボットの展示コーナーを特設

 一般社団法人中部包装食品機械工業会(会長=梅森輝信氏・ゼネラルパッカー会長)主催の「2018中部パック」が4月18日(水)〜21日(土)の4日間、名古屋市港区のポートメッセなごや(2号館・3号館)で開催される。今回は『包みたいものがきっとある』をテーマに、初出展の55社を含む239社が700小間に出展し(2月26日現在)、新製品や新技術を紹介する。また新たな試みとして、来場者の目的に応える「解決ボード」を設置するほか、人とロボットが共存・協働する新しいものづくりを目指した活用事例を紹介する産業ロボットの展示コーナーを特設する。展示会の開催時間は10時〜17時。
 中部パックは、包装・食品・製パン製菓・物流機械、衛生・環境・検査機器、包装資材、食品材料などの総合展。昭和54年の第1回開催以来、隔年で開催され、21回目を迎える。今回は、各企業の収益の改善が続く中、前回の2016中部パックに比べ、出展小間数、新規の出展社数がともに増加した。
 2月26日に開かれた記者発表会で梅森会長は「食品関連企業のユーザーでは、人手不足が頂点に達しています。これは包装食品機械業界にとっては有難いことで、多くの引き合いをいただいている状況が続いています。ロボット化、サーボ化はもとより、AIやIoТへの取り組みも重要な課題です。2018中部パックの開催にあたって、製造業が多いものづくり発信の地という地域性を活かし、出品者と来場者の出会いが今後のビジネスにつながっていく展示会にしたいと思っています」と挨拶。
 部谷政義2018中部パック実行委員長(東陽機械製作所社長)は「食品業界は、常に人に優しい商品を作り出すため、安全かつ安心して使えるシステムを望まれています。これに対して中部パックでは、原料から生産、流通、廃棄までの一連の流れに関する製品を一堂に集め、食品業界に携わるあらゆる技術を多岐にわたってご覧いただける展示会を目指しています。会期中の企画としては、今回で2回目となる、6次産業化に関するセミナーや講演会を実施。また、6次産業化の実現に向け、食品加工や包装、商品パッケージ等の提案など直接対応していただけるよう、来場者向けに案内板(解決ボード)を設置して出展各社のブースへ誘導できるようにしたいと考えています。さらに今回、新しい試みとして、産業ロボットの展示コーナーを特設。食品業界の生産の現場では自動化や効率化を図るためにロボット技術をはじめとする先進の技術の導入が積極的に進められており、その活用事例を紹介します。独創的なロボット包装システムで世界的に有名なドイツのシューベルト社による講演会も実施する予定。ご来場のお客様にもご満足いただけるよう、会期中は色々なイベントを企画しています」と今展の特色について述べた。
 2018中部パックでは、毎回好評の特別講演会が5講演行われるほか、愛知伝統野菜・愛知伝統発酵調味料を使用した「和食」「スウィーツ」実演セミナー(試食付)や、出展社によるプレゼンテーションセミナー17セッションが予定されている。
 その他、会期中のイベントとしては、こだわりの食品や商品をPR・即売する「チューピープラザ〜パックDEマルシェ〜」「6次産業化成功例」や、学生を対象にしたリクルート企画を実施。また、「包装相談コーナー」を開設して包装機械等に関する相談にも応じる。
 【特別講演会】
 ●4月18日(水)13時30分〜15時「想像と改革のファミリービジネス シューベルト社」、講師=ヨハネス・シューベルト氏(シューベルト社プロダクトマネージャー)
 ●4月19日(木)13時30分〜15時「食の2020年問題〜食品業界、2020年を境に何が起きる〜/食品表示法猶予期間迫る!食品業界に与える影響とは?」、講師=垣田達哉氏(消費者問題研究所代表、食品問題評論家食アドバイザー)
 ●4月20日(金)11時〜12時30分「儲かる農業をめざして マーケティング環境のはじめの一歩」、講師=高木幹夫氏(農業総合経営コンサルタント、有限会社いちゆう代表取締役)
 ●4月20日(金)14時〜15時30分「心に響く美味しさへの情熱〜本物の豊かさを求めて〜」、講師=田中千尋氏(カフェタナカ)
 ●4月21日(土)13時〜14時「地域が元気になるヤンマーアグリイノベーション株式会社の取り組み」、講師=橋本康治氏(ヤンマーアグリイノベーション株式会社代表取締役)
 【セミナー&実演】
 ●4月18日(水)・19日(木)11時〜12時/14時〜15時「食材を活かす真空調理法のコツ〜愛知の伝統食材と発酵調味料を使って〜」、講師=長田勇久氏(日本料理店「小伴天」総料理長)
 ●4月20日(金)・21日(土)15時〜16時「碧南の白しょうゆ・三河のみりんを使用したデザート」、講師=山田実加氏(名古屋文化短期大学教授)

MEKASYS in  NAGOYA 2018
現場最適化へ自動化など提案
日 伝 IoTセミナーなども好評

 日伝の名古屋支店(支店長=細川幸明氏、住所=名古屋市昭和区白金2-10-7)は2月9日、名古屋国際会議場イベントホールにて「MEKASYS(メカシス)in NAGOYA 2018」を開催した。
 名古屋での開催が9回目となる今回は、「IoT&ロボット 現場最適化への貢献〜これからの製造業は変わる!?〜」をテーマに51社が出展し、IoTの導入や最新のロボット&システムアプリケーション・現場改善・省エネに関する商品などを展示紹介した。
 午前10時の開場に先立って挨拶した酒井義之日伝常務取締役中部ブロック長は、参加各社に対して出展への御礼を述べた後、「名古屋で開催するのは9回目となりますが、一番大事なのは、今日参加していただいたメーカーさんと、今日これから来られるユーザーさんとの接点をどれだけたくさん持っていただけるかということ。また、多く来られる販売店の営業の方との接点をどれだけ深く持っていただけるかということです。1日という短い時間ですが、ご協力のほど宜しくお願いいたします。先日、日伝は第3四半期の決算発表をしましたが、3月末に向けて、最終の売上高1180億円を目指します。ここに来て、各メーカーさんの商品の供給、納期が非常に話題に上っていますが、ぜひ商品の供給をお願いしたいと存じます」と話した。
 会場は4つの展示ゾーンに分けられ、今回新設された「IoTゾーン」には10社が出展。省コストで手間なく機械設備の「見える化」を実現する商品などを多数展示し、スモールスタートを提案した。
 また、「ロボット・省人化ゾーン」では単品からシステムまで提案、「環境改善・省エネゾーン」では人に優しい環境の提案、「機械要素部品ゾーン」では自動化への最適な提案などが行われ、人手不足に対応するための自動化、省力化に関するブースなどに注目が集まった。
 同時開催された、@IoTセミナー〜いまさら聞けないIoT〜(MEKASYS)Aロボット基本セミナー(安川電機)B工場エアの省エネ提案(SMC)のセミナーも好評だった。

山下隆蔵氏(山下機械会長)を招き講演会
「熱田の歴史はものづくりの歴史」
愛機工熱田支部 歴史探訪の一環として開催

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機会長)の熱田支部(支部長=滝澤有一氏・松本商店社長)は、2月28日午後5時30分より山善名古屋支社(名古屋市熱田区)の会議室にて講演会を開催した。講師に山下隆蔵氏(山下機械会長)を迎え「熱田の歴史はものづくりの歴史」と題して行われ、支部員ら約30名が聴講した。
 冒頭、滝澤支部長が「7年前、熱田の歴史をテーマに青年部と熱田支部との合同で講演会を開催したことがあります。その時は、山下会長に名古屋城や熱田台地の話をしていただきました。今回は少し視点を変えて、熱田のものづくりの歴史についてお話しいただきます」と紹介した。
 講演で山下氏は、熱田には街道が多く通っており、その主たるものが東海道で、熱田の宿は重要な場所として規模も大きかった▼木曽川の上流には木曽檜の産地があり、中津川付近で木材を集積し、木曽川を下り最終的に長島で海に出たものを、熱田の白鳥の貯木場まで持ってきた。これにより古くから木工製品のものづくりが盛んだった▼太平洋戦争中は、ほとんどの航空機用エンジンが名古屋で作られていた。その理由は、最初の飛行機は木製で、材木を加工する職人が堀川沿いに大勢いた。また、中部地区は水力発電所が木曽川を中心に多くあり電気の供給能力に余裕があったほか、この地区には広い平野があり、さらに飛行機の不時着場として使える穏やかな海もあったため▼航空機の他にも、陸軍の18万坪に及ぶ巨大な銃砲工場など多くの軍需工場が名古屋にはあり、熱田の回りには多かった―ことなどを貴重な資料の映像を見せながら説明。「歴史の中で、環境の変化とともに、産業も変わってきている」と話した。
 講演会終了後は、会場を移し、講師の山下氏を囲んで懇親会が催された。

本社住所を変更
名古屋バルブ工業錦興

 水道器具製造の名古屋バルブ工業(社長=安井文康氏、本社=名古屋市中村区)と水道機器全般および防災・冷暖房機器販売の錦興業(同)は、業務の効率化を図るため、本社の住所を現在営業所・生産工場がある、名古屋市中川区五月通3-17(〒454-0812)に変更する。4月18日より。
 電話番号、FAX番号は従来通り。

役員人事
アサダ

 配管機械・工具および環境機器を製造販売するアサダ(社長=浅田吉氏、本社=名古屋市北区上飯田西町3―60)では、3月30日開催の定時株主総会ならびに取締役会において役員が選任され就任した。
 今回、浅田一吉氏は代表取締役会長を退任し、取締役相談役に就任した。
 新役員は次の通り。
▽代表取締役社長=浅田吉氏
▽代表取締役副社長=浅田健吉氏(昇任)
▽取締役貿易本部長=杉本丈太郎氏
▽取締役相談役=浅田一吉氏
▽監査役=磯部誠一氏

業界初、カスタマイズ式汎用搬送システム
開発から設置までトータルサポート
シュマルツ ワークに最適なハンドを設計
専任のエンジニアが最適なハンドをカスタマイズ

 真空機器専門メーカーのシュマルツ(横浜市都筑区)は4月4日、真空搬送システムの設計・開発から設置までを一括して担う、新しいサービスを開始すると発表した。
 生産ラインの自動化、省人化ニーズが高まる一方、ロボットシステムインテグレーターの不足が叫ばれている。更に、現状では受注ごとにシステム設計を行うカスタマイズ型ビジネスモデルが主流であり、開発・設計コストの回収のしにくさも大きな課題となっている。
 このような状況を踏まえ、同社はカスタマイズ式かつ高性能な真空搬送システムを届けるアウトソーシングのベストパートナーを目指す。専任のエンジニアが現場を訪問し、ワークに最適なハンドの設計・開発を行う。また、シュマルツ独自の機能性の高いシステムは、省エネ・メンテナンスコストの削減にも寄与する。
 レイヤー搬送システムSPZは、モジュール式にパーツを組み合わせてハンドを構築するシステム。吸着面は凹凸や隙間のあるワークにも対応し、段ボールや包装製品、瓶など、さまざまな製品を搬送できる。一度に大量の製品を把持することも可能で、配送センターや倉庫内のパレタイジング・デパレタイジングに最適。アプリケーションに合わせ、さまざまなアクセサリもラインアップ、製品の間紙やパレットなども同一のハンドで搬送することが可能になる。製品が変わっても段替えの必要がなくなるため、生産速度や効率が上昇する。
 より複雑なワークのためにオリジナルのハンドを設計することも可能。モジュール式グリッパーシステムSSPは、3500種類以上の構成部品やモジュールシステムを組み合わせ、個別のワーク専用のハンドを構築することができる。布・繊維強化複合材などの真空搬送が難しい素材や、複雑な形状の木材・鉄板などに対応するハンドを作成することも可能。
 【主な特長】
 @世界規模で培った真空搬送システムのノウハウを凝縮したカスタマイズ式汎用搬送システム
 Aシステム設計・開発からアフターサポートまで一貫して提供
 Bタクトアップや段替え工数の削減を含めた生産効率の向上、運用効率や省エネ効果の高いシステムによるランニングコストの削減に寄与
 C多品種・多数量ワークのパレタイジング・デパレタイジングに最適な汎用搬送システム(SPZ)
 D3500種類以上の構成部品やモジュールシステムを組み合わせ、ワーク・要件に最適なハンドを作成(SSP)

機構改革・人事異動
ダイジェット工業
4月1日付
 【機構改革】

 「技術部」のもとに「合金技術室」を新設し、当社製品の根幹をなす合金の開発力・技術力・生産技術力の一層の向上および業務効率の改善を図る。
 【人事異動】
 大住克美=営業部大阪支店長〔営業部大阪支店長代理〕
 春日良一=技術部合金技術室長〔技術部技術室材料開発課長〕
 家野正勝=三重事業所長代行〔大阪事業所合金工場長〕
 ※敬称略、〔 〕内は旧職

機構改革・人事異動
山善 4月1日付

多種多様な製品を一括で吸着搬送
 【機構改革】
 〈経営企画本部〉
 経営企画本部に営業企画部を新設する。
 〈管理本部〉
 海外管理部USA管理統括の名称を北米管理統括に改称する。
 〈生産財〉
 @生産財統轄部を新設し、配下に生産財企画室とFAE(factory automation and engineering)営業部を設置する。生産財統轄部は機械事業部と機工事業部を統轄する。
 A生産財戦略統括部を発展的解消し、機能を機械事業部・機工事業部・生産財企画室に移管する。
 B営業本部の名称を支社に改称する。
 C東日本支社を東京支社と北関東・東北支社に再編する。
 DUSA支社の名称を北米支社に改称する。
 〈機械事業部〉
 @首都圏営業部の名称を東京営業部に改称する。
 AUSA機械部の名称を北米機械部に改称する。
 〈機工事業部〉
 @業務推進部をマーケティング部に改称する。
 A首都圏第1営業部・首都圏第2営業部・首都圏業務部の名称を東京第1営業部・東京第2営業部・東京業務部に改称する。
 BUSA機工部の名称を北米機工部に改称する。
 【執行役員人事】敬称略・〔 〕内は旧職
 吉村泰典=上級執行役員名古屋支社長〔執行役員名古屋営業本部長〕▽山添正道=上級執行役員最高財務責任者(CFO)管理本部長〔執行役員管理本部長〕▽岸田貢司=上級執行役員生産財統轄部長〔執行役員機械事業部副事業部長(海外担当)兼本社直轄地域韓国現法長〕▽渡辺茂雄=執行役員機工事業部長〔執行役員機工事業部副事業部長(東日本担当)兼首都圏第1・第2営業部長〕▽鉛克彦=執行役員機械事業部長〔執行役員機械事業部副事業部長(国内担当)〕▽中山尚律=執行役員家庭機器事業部長〔執行役員家庭機器事業部副事業部長(東京駐在)営業担当兼第2営業統括部長兼営業3部長兼営業5部長〕▽辻晋二=執行役員生産財統轄部FAE営業部長〔執行役員機工事業部スマート・ファクトリー・ソリューション営業部長(東京駐在)兼生産財戦略統括部企画開発部長〕▽上大迫顕基=執行役員機械事業部副事業部長(東京駐在)兼東京支社副支社長〔執行役員機械事業部副事業部長(東日本担当)〕▽廣岡雅人=執行役員機工事業部副事業部長兼マーケティング部長〔執行役員機工事業部副事業部長(西日本担当)〕▽荻野禎一=執行役員北関東・東北支社長〔東日本営業本部副本部長〕
 ※他に、機構改革に伴う所属名称の変更あり
 【一般人事】敬称略・〔 〕内は旧職
 高津雅彦=経営企画本部営業企画部長〔住建事業部マーケティング部副部長(東京駐在)〕▽大石隆弘=大阪支社高松支店長〔大阪営業本部岡山支店副支店長〕▽山下弘之=大阪支社京都支店長〔機工事業部大阪第2営業部営業課長〕▽中畑光俊=大阪支社阪和支店長〔大阪営業本部京都支店長〕▽西畑英雄=東京支社諏訪支店長〔東日本営業本部上田支店長〕▽中本佳孝=北関東・東北支社副支社長兼機械事業部北関東・東北営業部長〔機械事業部北関東・東北営業部長〕▽長澤康之=北関東・東北支社上田支店長〔東日本営業本部上田支店副支店長〕▽森本眞佐雄=名古屋支社四日市支店長〔大阪営業本部阪和支店長〕▽小泉太毅=九州支社長崎支店長〔生産財戦略統括部企画開発部副部長(東京駐在)〕▽杉山茂樹=九州支社熊本支店長〔九州営業本部大分営業所長〕▽溝邊和秀=スマート・ファクトリー・ソリューション支社東京支店長〔スマート・ファクトリー・ソリューション営業本部名古屋支店長〕▽丸山洋彦=スマート・ファクトリー・ソリューション支社名古屋支店長〔スマート・ファクトリー・ソリューション営業本部東京支店1課長〕▽萩原正司=アセアン支社長兼タイ現法長兼インド現法長兼機械事業部アセアン機械部長〔アセアン営業本部長兼タイ現法長兼機械事業部アセアン機械部長〕▽青木雅彦=生産財統轄部生産財企画室長〔生産財戦略統括部統合企画室長〕▽大山隆司=機械事業部業務部長兼スマート・ファクトリー・ソリューション営業部長〔機械事業部業務部長〕▽松井琢朗=機械事業部海外機械部長兼本社直轄地域韓国現法長〔機械事業部海外機械部長〕▽南猛=機工事業部東京第1・第2営業部長〔機工事業部北関東・東北第1・第2営業部長兼業務部長〕▽上村伸行=機工事業部北関東・東北第1・第2営業部長兼業務部長〔機工事業部首都圏第1営業部副部長〕▽渕江浩志=機工事業部スマート・ファクトリー・ソリューション営業部長(東京駐在)〔スマート・ファクトリー・ソリューション営業本部東京支店長〕▽松田慎二=住建事業部副事業部長(東京駐在)兼東日本統括長〔住建事業部東日本統括長兼東京中央営業部長〕▽小川忠=住建事業部九州営業部長〔住建事業部関西営業部大阪住建支店長〕▽迫隆一=住建事業部中四国営業部長〔住建事業部北関東東北営業部長〕▽鳥海宏=住建事業部東京中央営業部長〔住建事業部九州営業部長〕▽石原弥録=住建事業部北関東東北営業部長〔住建事業部関西営業部京滋住建支店長〕▽八木宏昌=家庭機器事業部副事業部長兼西日本支店長〔家庭機器事業部西日本支店長〕▽入部康久=家庭機器事業部副事業部長(東京駐在)兼第1営業統括部長兼第2営業統括部長〔家庭機器事業部第1営業統括部長兼商品企画1部長兼営業4部長〕▽井原知宏=家庭機器事業部第1営業統括部商品企画1部長兼営業2部長〔家庭機器事業部第1営業統括部営業2部長兼東日本第2支店長〕▽巽吉朗=家庭機器事業部第1営業統括部営業4部長〔家庭機器事業部第1営業統括部営業4部副部長〕▽和田憲幸=家庭機器事業部第2営業統括部営業3部長〔家庭機器事業部西日本支店副支店長〕▽西浦秀樹=家庭機器事業部第2営業統括部営業5部長〔家庭機器事業部第2営業統括部営業5部副部長〕▽中井剛=家庭機器事業部インセールスグループリーダー兼東日本第1支店長兼第2支店長〔家庭機器事業部東日本第1支店長兼インセールスグループリーダー〕
 ※他に、機構改革に伴う所属名称の変更あり

30年振りのモデルチェンジ
パイプソー380 SP/400 SA新発売
アサダ 切断スピードがアップ

 配管機械・工具と環境機器の開発・製造・販売及び輸出入をおこなうアサダ(社長=浅田吉氏、本社=名古屋市北区)は、建築物改修・解体時の大口径天井配管撤去時や、地中に埋設されている水道、ガス管などの既設配管老朽による入替時に、安全に切断可能な「パイプソー380SP/400SA」を発売した。1986年から製造販売しているロングセラー製品のパイプソーを約30年振りに改良した。
 工場にはガスや蒸気などを通す多くの配管があり、改修時や解体時には既設配管を切断する必要がある地中に埋設されている水道管、ガス管などは、地震や振動などの割れや老朽化による入替時や、樹脂管への交換時に、切断が必要になる。いずれの場合も、工期や断水、ガスを止める時間が限られているため、短時間での切断が求められる。ガス管の場合は、配管内にガスが残っており、引火の危険性があるため火花が出るモーターは使用できない。
 今回、同社は3種類の大口径既設配管用パイプソーを発売した。「パイプソー380SP」(ハイス仕様・グリットソー仕様)は、鋼管350A(φ355・6o)、ステンレス管300A(φ318・5o)まで切断可能であり、工場改修・解体時の配管やダクタイル鋳鉄管粉体塗装の切断時に活躍する。グリットソー仕様は、埋設される水道用ダクタイル鋳鉄管モルタルライニングの切断に適している。両者ともハイパワーモーター搭載で従来機に比べ、切断スピードが35%アップした。スピードコントローラ搭載で、材料にあわせて切断速度を設定可能。さらにスロースターター機能付きなので、ノコ刃の振れが少なく安全に作業を始められ、ギアへの負担も少なく耐久性に優れている。
 「パイプソー400SA」は、エアコンプレッサからの空気圧で稼働するエアモータ駆動で、切断時に火花がでず、配管内の残ガスへの引火の心配がないため、コンビナートにおけるガスや燃料の既設配管を安全に切断できる。従来機より15%軽く、運搬の負荷が軽減。従来機に比べ切断能力はアップし、鋼管で最大400A(φ406・4o)に対応する。
 全機種、他社にはない送りハンドル操作で、機械本体の振動による影響が少なく、楽に既設配管切断ができる。既設管改修時、狭小な隙間にある既設配管も、わずか100oあれば機械の取付けができる。国内工場で製造しているため、修理を日本人技術者が対応する信頼がある。安全に既設配管を切断できる機械として今後国内外での普及が見込まれる。
 標準価格(税抜)は、「パイプソー380SP」が29万8000円、「パイプソー400SA」が48万円。
真空ポンプ性能を最大限引き出す
プレミアム
真空ポンプオイル新発売
 アサダは、冷凍空調機器施工、エアコン施工などのサービス現場で使用する真空ポンプに必須な「プレミアム真空ポンプオイル」を発売した。同社が販売する真空ポンプ用オリジナルオイルで、高度に精製されたため不純物が少ないという高品質、真空ポンプの性能を最大限に引き出し劣化しづらい高耐久性、そして低価格と三拍子揃った製品である。
 エアコンの施工・修理時、冷媒配管内に空気や水分などがあるとエアコン故障の一因となるため、真空ポンプを用いて空気を抜き、水分を蒸発させる必要がある。真空ポンプには、空気を吸入し吐出するためのポンプがあり、そこにオイルを入れることで、ポンプ内部ローター部に接触面のオイル膜が密着し、気密性が上がる。真空ポンプオイルの品質が悪く、劣化していると真空ポンプの性能が下がり、真空域に達するまで時間がかかるなど作業効率が悪くなる。
 真空ポンプオイルは、自動車のエンジンオイルと同じく、能力を最大限引き出し、性能を保持するために常にきれいな状態に保ち、定期的な交換が推奨されている。しかし、オイルに色がついている場合、汚染物質の沈殿がわかり難い。常時オイルを交換する事で、ポンプユニットの摩耗や腐食を防止し、真空ポンプの寿命が延びる。
 同社は、真空ポンプをこれまで販売してきたが、消耗品である真空ポンプ用オリジナルオイルは自社開発していなかった。
 同製品は不純物が少ない高度精製オイル(日本製)を採用しているため、高い気密性を保持できる上に、長期間保管しても劣化しづらい高耐久性を備えている。中粘度のため、冬場の低温(マイナス5℃)〜夏場の高温時の幅広い温度間で真空ポンプの性能を維持できる。また、汚染度が簡単にわかるように透明であるため、オイルの汚れに気づきやすい。従来品に比べ価格も、1Lのものは標準価格で約半額となっている。真空ポンプの性能を最大限に引き出すことで、故障リスクを低減し、作業効率も上がる。
 標準価格は、0・5L入り(VP3205)580円、1・0L入り(VP3210)1050円、4・0L入り(VP3240)4200円。

「パブリックコンパクト便器・
フラッシュタンク式 壁排水タイプ 」を発売
TOTO パブリックトイレの新定番

 TOTO(社長=喜多村円氏、本社=福岡県北九州市)は、パブリックトイレの新商品として「パブリックコンパクト便器・フラッシュタンク式(壁排水タイプ)」を発売した。床置大便器の壁排水タイプに初めて「フラッシュタンク式」を採用した。
 「フラッシュタンク式」は、連続洗浄ができコンパクトな「フラッシュバルブ式」と施工性や節水性に優れる「タンク式」の長所を兼ね備えたパブリックトイレの新定番として開発された、同社独自の洗浄システム。タンク式と同等の細くて(15A)曲げられる給水管で給水し、フラッシュバルブ式と同等の連続洗浄(約20秒で次の洗浄が可能)を電源レスで実現した。流体の巻き込み現象(ジェットポンプ)を活用することで、給水をシステム内で約4倍(19L/分↓75L/分、床置大便器の場合)に増幅し、大便器に供給する。
 同社は、2014年10月より床置大便器の床排水タイプ、2016年2月より壁掛大便器に対応してきたが、今回新たに、床置大便器の壁排水タイプがラインアップに加わることで、「フラッシュタンク式」がパブリックトイレのあらゆる現場に対応できるようになった。
 希望小売価格(税抜)は、掃除口なしタイプが12万円、掃除口付きタイプが14万円。

LIXIL 新発売、デザイン性の高い
INAX床タイル13商品
施工効率を向上させた新工法を開発

 LIXIL(社長=瀬戸欣哉氏、本社=東京都千代田区)は、住宅から非住宅まで美しく演出する高意匠なINAXブランドの内装床タイル・外装床タイルに13商品を追加し発売した。
 戸建住宅向け外装床タイルは、上質に再現したスレート調の「ライトスレート」や落ち着きのあるバサルト調の「セラバサルト」の2商品を有色素地で用意。集合・非住宅向け外装床タイルは、キラキラした質感のクォーツサイト調床タイルの「クォーツプレート」や、防汚・清掃性を高めメンテナンス性に優れた「スーパーグレイズ サンドグレイン」などを追加した。
 また、多くの人が集まるパブリック空間向けに、やさしい風合いで使いやすい色合いの舗装用タイル「メトロポリスE]」を発売。ロービジョン者でも視認性が高く景観とも調和しやすい新色「クールイエロー」を採用した障がい者用誘導ブロックもラインアップしている。
 さらに、内装床タイルには、コンクリート、石材の2つのデザインを持つ大型内床タイル「ネーベル」や、外装床タイルと共通デザインの「アヴァンティ 内床タイプ」などを揃えた。
 なお、施工効率を高めた新工法として、従来の「圧着張り工法」をベースに、下地作成工程の省略を可能とした「バックアンカーAF工法」と、「セメントペースト張り工法」をベースに、専用のクッションハンマーを使用し、10o程度の適応タイルを叩き割れしにくく、かつ密着させる「バックアンカーCP工法」を新たに開発した。

リクシルオーナーズクラブ」4月1日よりスタート
対象製品の保証期間を無料で3年間に延長

 LIXILは、同社の製品を購入した客に、長く安心して製品を使用してもらうための無料サービス「リクシルオーナーズクラブ」をスタートした。
 同社ホームページの専用ページ(https://owners.lixil.co.jp)または製品同梱のハガキから、購入した製品情報を登録するだけで、トイレ、浴室、キッチンなどの水まわり製品から、窓、玄関ドア、エクステリアなどの製品まで、対象製品の保証期間を通常の2年から3年間へ、無料で延長する(一部対象のシャワートイレは5年間保証)。
 さらに専用サイトでは、登録した客のマイページを用意し、手入れの方法や料理のレシピなど、暮らしに役立つ情報なども随時提供。また、24時間365日修理受付を行う安心のメンテナンスパックや、製品保証を最長10年まで延長できる長期保証サービス、さらには住まいのクリーニングサービスなど、登録者向けの便利で役立つさまざまなサービス(有料)も取り揃えている。

プログラミング不要の新ロボットシステム
「MATRIS」を販売開始
モジュール化により短期間で導入・変更可能

 DMG森精機(社長=森雅彦氏、本社=名古屋市中村区名駅2―35―16)は、ロボットのプログラミングや操作などの専門知識を必要としない新しいロボットシステムMATRIS(マトリス)の販売を開始した。
 MATRISとは「Module Automation Transfer Robot Intelligence System」の略称で、周辺機器をモジュール化することで、導入時の据付やシステム構築を短期間で実装できるだけでなく、導入後のレイアウト変更も短期間で完了できるロボットシステム。ロボットと周辺機器、機械本体をつなぐ制御装置MAPPSconnected(マップスコネクティッド)を搭載し、ロボットプログラムを標準化することで、専門的な技術や知識がなくても誰でも容易にロボットシステムを操作できるようになる。
 定価(税抜)は、1340万円(MATRIS標準パッケージ900万円+ロボット本体440万円)から。主に医療・自動車・産業機械市場向けに販売し、2018年は年間100台の販売を見込んでいる。
 MATRISの特長は次の通り。
 @モジュール化
 システムを構成する搬送装置、ワークストッカ、機外計測装置、洗浄装置などをモジュール化…サイズを規格化した設計により、パズルを組み合わせる感覚で自由自在にレイアウトやカスタマイズが可能。
 モジュール化することで、導入時のリードタイムを80%短縮、導入後のレイアウト変更も1日で完了(いずれも仕様条件により異なる場合がある)。
 A操作性
 ネットワークを活用してロボット、各種モジュール(周辺機器)、機械本体を接続し、システム全体の自動運転を制御する「MAPPSconnected」を搭載…稼働状況のモニタリングやスケジュール、生産工程などを一元管理▽ロボットティーチングの専門知識が無くても設定や保守が可能。
 タッチパネル式の操作盤「COMPACTline」から、簡単な操作でジョブ作成や動作設定が可能。
 計測、搬送、操作などの履歴や、ジョブ別の稼働履歴などをデータで蓄積…状態を見える化することで、効率的な生産を実現。
 Bパッケージ化
 要望の多い装備をパッケージ化し、高品質、短納期で提供。
 ハンドリングパッケージ(ワークストッカ)…10面/14面のパレットを搭載したロータリワークストッカ▽機内計測にて自動で不良ワークを判別し排出するため、システムを停止せずに連続稼働が可能。
 ハンドリングパッケージ(IN/OUTコンベヤ)…前工程と後工程のワーク自動受け渡しが可能なコンベヤ。
 ハンドリングパッケージ(トレイチェンジャ)…段積みトレイ方式を採用し、最大8枚のトレイが保管可能なトレイチェンジャ▽ワークを自動でトレイに並べるため、そのままで出荷可能。
 メジャリングパッケージ(機外計測装置)…高精度な測定だけでなく、ワークの良否判別を行う計測装置▽測定結果を機械本体にフィードバックし、安定した加工精度を実現。
 メジャリングパッケージ(3次元測定機)…多品種ワークにフレキシブルに対応する3次元測定機でワークの任意の箇所を測定可能。
 C対応機種バリエーション
 ターニングセンタ、マシニングセンタ、5軸加工機など、同社製工作機械に幅広く対応。
 D顧客サポート
 法令に基づく初期講習や、ロボット操作の資格(MATRISの導入に当たっては、同資格が必要)もDMG森精機アカデミーでバックアップ…ロボットを使用した「基礎安全講習」を開講▽工作機械本体と併せてロボットの操作も同時にサポート▽ロボットメーカーのスクールの受講が不要な「MATRISコース」も2019年以降開講予定。
 工作機械本体と同様のサービス、メンテナンス体制を提供…トラブル時もサービスセンタで24時間365日受付、早期復旧を実現。

中部支社創立70周年
グローバル環境先進企業を目指して
三菱電機中部支社 事業概況説明会開催

 三菱電機中部支社(支社長=井口明夫氏、所在地=名古屋市中村区)は2月7日と8日の2日間にわたり名古屋市東区の同社名古屋製作所で「グループ展示会2018in中部」を開催。7日には報道陣に向けた同社の事業概況説明会が行われた。2016年度、中部支社単独での受注高実績は2550億円。2017年度は、同製作所の主力商品であるレーザー加工機や放電加工機などメカトロニクス製品の好調を受け、前年度を上回るものと同社では見込んでいるという。
 6年ぶりの開催となったグループ展示会には、同社や関係会社など15社が出展。「まん中から変えていくスマートな社会」をテーマに、@IoTを活用した製造業向けトータルソリューション(e‐F@ctory)の訴求、A低炭素社会実現に向けたZEB・ZEH関連の取り組み紹介、B自動運転・社会インフラ維持管理など準天頂衛星利活用による新たな価値提案、の3つのコンセプトのもと、取引先全般に向けて新商品などを訴求した。同時に「準天頂衛星利活用事業への取り組み」「進化するモノづくりのデジタル技術活用とIoT」など、2日間で計6回のセミナーや、同製作所FA機器新生産棟の見学会を開催。会期中の来場者数は、目標の2500名を超えた。
 井口支社長は「2019年度前半くらいまでは今の景況感は続くだろうと見ています。2018年は中部支社創立70周年の記念すべき年であり、2020年には三菱電機は創立100周年を迎えます。2020年、連結売上5兆円を目標とし、『グローバル環境先進企業』へと成長すべく、まん中に位置するこの中部支社から日本の暮らしを変えていきます」とコメントした。

北米向け大型案件の低迷などで
鍛圧機械受注3か月ぶりに減少
日鍛工 2018年2月度会員受注統計

 一般社団法人日本鍛圧機械工業会(日鍛工、代表理事会長=宗田世一氏)が3月8日発表した月次会員受注統計によると、2018年2月度の鍛圧機械受注額は、前年同月比13・4%減の238億1800万円となり、3か月ぶりに前年を下回った。板金系機械は好調を維持しており、7か月連続で前年を上回った。プレス系機械は、大型・超大型の輸出向けの低調が響き2か月連続で前年を下回ったが、小型機は堅調に推移している。2017年度の累計(2017年4月〜2018年2月)は3151億5300万円となり、前年度比約10%増のペースで推移している。
 機種別に見ると、プレス系機械は、前年同月比32・3%減の92億2900万円。中型プレスは43・0%増、小型プレスは53・1%増となったが、超大型が75・9%減、大型も78・1%減。油圧プレスは28・1%減、フォーミング52・5%減、自動化・安全装置も7・1%減となった。
 板金系機械は、前年同月比9・7%増の79億8800万円。プレスブレーキが30・0%増となったが、レーザ・プラズマ3・2%減、パンチングも0・6%減となった。
 その他、サービス・部品金型は、66億200万円で横ばいだった。
 内外別(機種計)では、国内が前年同月比1・1%減の109億6600万円。一般機械は7・2%増、電機も2・3倍増となったが、自動車6・5%減、金属製品製造業21・2%減、鉄鋼・非鉄金属も59・2%減となった。
 一方の輸出は、前年同月比36・3%減の62億5100万円となった。中国向けが71・1%増、東南アジア向け76・6%増、韓国・台湾向け31・8%増、ロシア向け9・8倍増となったが、北米向けが89・6%減、欧州向けも23・3%減となった。
 輸出比率は36・3%だが、特に北米向け大型案件の低迷が全体的に低調となった主要因と見られている。

今大会は29チームが参加
第78回愛機工組合親善野球大会
新ルール適用し4月14日開幕

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機会長、愛機工)は3月27日、「第78回愛機工組合親善野球大会」参加チームの代表者を集めて、名古屋市中区の東別院会館でキャプテン会議を開催。大会要項の説明、組み合わせ抽選を行った。大会要項、組み合わせ等は以下の通りだ。
【主催】
 愛知県機械工具商業協同組合
【後援】
 商工経済新聞社・中部機工新聞・名古屋機工新聞社・ニュースダイジェスト社(50音順)
【協力】
 江南市軟式野球連盟
【参加】
 28社・29チーム(Aゾーン16チーム・Bゾーン13チーム)
【会期】
 2018年4月〜10月を予定。開幕試合は4月14日(土)。会場は一宮総合運動場C面。
【会場】
 一宮総合運動場、草井球場、他。
【試含時間】
 ●第1試合▽9時00分〜10時30分●第2試合▽10時40分〜12時10分●第3試合▽12時20分〜13時50分●第4試合▽14時00分〜15時30分●第5試合▽15時40分〜17時10分。
【試含規則】
 @使用ボール▽TOP=BOLL『トップボールM号』。毎試含1チーム2個の新品を提出すること(※新ルール)。
 A回戦▽7イニング制。試合時間は1時間30分。優勝戦は7回まで行い、コールドゲームは原則適用しない。
 B延長戦▽1時間30分を越えて新しいイニングに入らない。
 Cコールドゲーム▽3回以降10点差、5回以降7点差となった場合。
 D雨等で試合続行不能の場合▽4回までに続行不能となった際は再試合。5回以降は試合成立。
 E集合▽開始時間30分前に各試合球場へ集合。
 Fベンチ▽組み合せの若番が1塁側。
 G同点▽時間切れ同点の場合、勝敗は9名の選手でジャンケンまたは抽選で決定。
 Hホームラン▽ホームランは審判が判定する。
【大会規約】
 @プレーヤー、審判に対する個人攻撃は厳禁。犯した時は注意を与える。再三注意を与えても続いた際は退場とする。
 A同一チームの各プレーヤーは原則、統一ユニフォーム着用。帽子等ユニフォームの揃わないチームは大会委員に届け出、相手チームの承諾を得る。
 B監督、主将の背番号は原則として統一する。監督30番、主将10番。
 C抗議権は当該プレーヤーと監督または主将の中の1名のみとする。
 D2イニング以降の投手の投球練習は4球までとする。なお初回および投手交代時は8球(1分)以内とする。
 E次打者は必ず低い姿勢でネクストバッターズサークルへ入ること。
 F攻守交代は駆け足で。
 G投手が捕手のサインを見るときは必ずピッチャープレートについて見ること。
 Hファウルボールは打球方向のベンチ側チームが処理すること。
 I攻撃側は必ずベースコーチを出すこと。
 J試合中の腕時計は禁止。サングラスは投手以外使用可能。
 K野球場内での喫煙は所定の場所に限る。
 L野球場内での飲酒は厳禁。
 M大会委員側での飲料水・ジュース等の準備はしないので、各チームで持参すること。
 N前大会の優勝・準優勝旗およびカップは今大会の優勝戦前日までに組合事務局に返還する。
 Oその他、試合進行上の不都合が生じた場合は大会委員が判断し決定する。
 P敬遠(故意四球)する際は“申告すれば投球しなくてもいい”という規定を採用(※新ルール)。
第78回親善野球組合
Aゾーン(1回戦)

ユアサ商事 対 新栄商會
落合 対 ダイドー
ナカガワ 対 サカエ
トラスコ中山 対 井
マルマン商事 対 東陽
石原商事 対 ノダキ
川島商事 対 山善
ミズタニ機販 対 太田廣A
Bゾーン(1回戦)
日伝 対 中部オリオン
山下機械 対 ぜノー商事
安藤 対 モリタ
日研工作所 対 三菱マテリアルツールズ
三栄商事 対 太田廣B
    (2回戦)
三枝電機 対 日伝、中部オリオンの勝者
志知 対 中央工機


2018年4月15(日)2668号
中部経産局4月公表 最近の管内総合経済動向
「改善している」、10か月連続
公共投資、住宅投資の判断を下方修正

 中部経済産業局は、4月11日公表の「最近の管内総合経済動向」で、管内(愛知、岐阜、三重、富山、石川の5県)の経済活動についての総括判断を、10か月連続で「改善している」とした。※比較は、断りのあるものを除き、平成30年2月の実績値による。
 個別の項目では、生産の判断を3か月連続で「緩やかに増加している」とした。鉱工業指数(2月速報)は、輸送機械工業、はん用・生産用・業務用機械工業、電子部品・デバイス工業などが上昇したことから、前月比3・7%増と2か月ぶりに上昇した。輸送機械は同6・4%増。海外向けで自動車部品が増加、乗用車が緩やかに増加している。はん用・生産用・業務用機械は同8・8%増。金属工作機械は海外向けが高水準で推移、土木建設機械も海外向けが堅調となっている。電子部品・デバイスは同3・5%増。スマートフォン向けを中心に、一部に弱い動きがみられるものの、緩やかに増加している。
 個人消費については、11か月連続で「緩やかに持ち直している」と判断した。管内商業動態統計(販売額)は、前年同月比1・6%増と4か月連続で前年を上回った。スーパーは、飲食料品に動きがみられ、同0・5%増。コンビニエンスストアは、カウンター商材や中食が好調で、同0・3%増。家電大型専門店は、季節空調などが好調で、同2・3%増となった。一方、百貨店は、高額品や飲食料品に動きがみられたものの、北陸での降雪による影響や春物衣料の不調で、同1・2%減となった。乗用車販売は、軽自動車が2か月連続で前年を上回ったものの、小型車が8か月連続で、普通車が2か月連続で前年を下回り、全体でも2か月連続で前年を下回った(乗用車新車新規登録・届出台数…前年同月比3・1%減)。
 設備投資は、10か月連続で「増加している」と判断。管内主要8社の金属工作機械受注(国内向け)は、自動車工業向けが3か月連続で、一般機械工業向けが6か月連続で前年を上回り、全体では7か月連続で前年を上回った。
 公共投資については、判断を「持ち直しの動きがみられる」から「おおむね横ばいとなっている」に6か月ぶりに下方修正した。公共工事前払金保証請負金額は2か月連続で前年を下回り、年度累計は前年度比0・4%増とほぼ横ばいになっている。
 住宅投資は、判断を「おおむね横ばいとなっている」から「弱含みとなっている」に6か月ぶりに下方修正。持家、貸家、分譲を合わせた新設住宅着工戸数は、3か月連続で前年を下回った。これまで牽引してきた貸家に、資産運用や相続税対策による需要の一巡や、市場に供給過剰感がみられる。
 そのほか、輸出は「増加している」(3か月連続)、雇用は「労働需給が引き締まっている」(21か月連続)と判断した。
 先行きについては、世界経済の下振れ、各国政策の不確実性の高まり、為替の動向、中小企業の経営環境の悪化などに注視が必要とし、各種政策の効果が生産や投資、所得の増加につながることが期待されるとした。

総受注高が前年同月比50・4%増
11か月連続で前年を上回る
中部経産局 2月度金属工作機械受注状況

 中部経済産業局が3月30日に発表した平成30年2月度金属工作機械受注状況によると、管内金属工作機械メーカー主要8社(オークマ、アマダマシンツール、ジェイテクト、コマツNTC、富士機械製造、豊和工業、三菱電機名古屋製作所、ヤマザキマザック)の総受注高は、前年同月比50・4%増の483億500万円となり、11か月連続で前年を上回った。前月比は9・2%増だった。
 国内受注は、前年同月比36・0%増の158億7100万円となり、7か月連続で前年を上回った。前月比は7・4%増だった。主力の一般機械工業向けが前年同月比24・4%増の82億1700万円と6か月連続で前年を上回り、自動車工業向けも同27・1%増の40億6500万円と3か月連続で前年を上回った。
 海外受注は、前年同月比58・7%増の324億3400万円となり、9か月連続で前年を上回った。前月比は10・2%増だった。海外受注比率は前年同月を3・4ポイント上回る67・1%となった。
 アジア向けが前年同月比146・6%増、ヨーロッパ向けが同31・2%増とともに11か月連続で前年を上回り、北米向けも同30・9%増と9か月連続で前年を上回った。
 国別にみると、1位のアメリカが90億8900万円(前年同月比20・7%増)、以下、中国71億8500万円(同125・6%増)、インド37億4100万円(同676・1%増)、ドイツ17億1500万円(同31・5%増)、メキシコ16億400万円(同128・8%増)の順となった。
 販売額は、前年同月比12・4%増の332億9600万円となり、3か月連続で前年を上回った。前月比は17・0%増だった。
 受注残高は、前年同月比39・1%増の2247億7700万円となり、11か月連続で前年を上回った。前月比は3・8%増だった。

浜松で「うなぎ」「温泉」を堪能
『MRJ』製造現場を間近で見学
名機工同友会 研修会を開催

 名機工同友会(会長=吉野栄一氏・吉野機械工具社長)は3月17日(土)と18日(日)の2日間にわたり研修会を開催。会員ら14名が参加した。
 17日、名古屋駅をチャーターバスで出発した一行がまず初めに向かったのは、三菱重工業が運営するMRJミュージアム(愛知県西春日井郡豊山町)。こちらでは、国産初のジェット旅客機『MRJ』の胴体内部やエンジンの実物大模型などを体感したほか、実機の製造現場を間近で見学。会員らの業務とも関連の深い『MRJ』の最先端技術をここで学んだ。
 MRJミュージアムを後にした一行は、その日の宿となる浜名湖かんざんじ温泉ホテル九重(浜松市西区舘山寺町)へと移動。旬の食材を生かした料理や効能豊かな天然温泉を堪能しながら、会員らは懇親を深めた。
 18日はご当地物産店を経由して、うなぎパイファクトリー(浜松市西区大久保町)と航空自衛隊浜松広報館・エアーパーク(浜松市西区西山町)の2施設を見学。思い思いにお土産物などを購入した一行は、浜松の「うな重」を堪能した後、帰路へと就いた。

アクシスマテリアを訪れ
超硬合金の製造プロセスなど学ぶ
三重県機械工具商組合 工場見学会開催

 三重県機械工具商組合(理事長=門脇匡伸氏・門脇商店社長)は3月22日、組合員の知識向上などを目的とした工場見学会(事業担当=枅川修理事・ジーネット)を開催し、18名が参加した。今回は、ドリル・エンドミルなど丸物切削工具用超硬合金素材の製造・販売を手掛けるアクシスマテリア(社長=川本高彰氏、所在地=兵庫県小野市匠台1番地・小野工業団地)を訪れた。
 チャーターバスに乗車し四日市市を9時に出発した一行は、途中、ネスタリゾート神戸(兵庫県三木市)での昼食休憩などを挟み、13時にアクシスマテリアに到着した。川本社長から同社の会社概要や事業内容、超硬合金の製造プロセスに関する説明などを受けた後、2班に分かれて工場内部を見学。熱心にメモをとったり、質問を投げかける参加者も多く、誰もが非常に充実した一日だったと口を揃えて語っていた。
 今回一行が訪れたアクシスマテリアは、住友電工ハードメタル(60%)とアライドマテリアル(40%)の共同出資会社で、2000年8月に兵庫県小野市匠台の小野工業団地内に設立された。敷地面積5万5000u、建物面積1万8100uを有し、ドリル、エンドミルなどの丸物切削工具用超硬合金素材の製造・販売や、各種用途の超硬合金素材の製造・販売を手掛けている。モバイル機器の心臓部とも言えるプリント基板の微小な穴開けドリル用素材の分野では、世界をリードするメーカーだ。

超高精度ワイヤ放電加工機
販売台数40%増目指す
三菱電機名古屋製作所 超精密門型平面研削盤導入

 三菱電機(社長=杉山武史氏、本社=東京都千代田区)は、同社名古屋製作所(名古屋市東区)で製造している放電加工機の安定した納期を維持するため、約10億円を投資し超精密門型平面研削盤(テーブルサイズ▽4000o×2500o)を導入。昨年12月から稼働している。
 欧州や中国圏を中心に、電気自動車(EV)やスマートフォンなど電子精密機器用金型向けの高精度放電加工機の需要が急速に拡大していることから、この度の生産能力強化に踏み切ったという。
 同社の超高精度ワイヤ放電加工機「MPシリーズ」「MXシリーズ」などの主要構造部品(ベッド、コラムなど)製造において機械加工精度の高精度化、さらには生産性も約30%向上した。組み立てにかかる時間短縮にもつながり、同社では2018年度の超高精度機販売台数は前年度比40%増、売上では約10億円増を見込んでいる。

設投機運上昇もあり16億円を突破
「2018岐阜どてらい市」盛況
山 善 来場者数も昨年を上回る

 工作機械・産業機器・機械工具・特選品フェアの総合展示会「2018(第41回)岐阜どてらい市」が3月10、11日の2日間、山善名古屋支社(支社長=吉村泰典上級執行役員)岐阜支店傘下の販売店主催により、岐阜市六条南の岐阜産業会館で開催された。会期中は昨年を上回る2717名の来場者で賑わい、活気ある商談・情報交換の場となった。
 2018岐阜どてらい市には主催店15社、出品メーカー136社が参加し、メーカー各社の新製品・新技術が展示紹介された。生産現場の人手不足を背景に、自動化・省人化や工程集約などの提案が行われ、生産性・作業効率の向上につながる製品やシステムに注目が集まった。
 昨年12月の主催店会議から約3か月にわたる、主催店、事務局(山善)の熱心な準備と集客活動が実を結び、2日間の来場者数は2717名を数え、会場は熱気にあふれた。商談も活発に行われ、受注額は目標の15億円を大きく上回る16億1005万円に達し、成功裡に終了した。
 開催初日は午前9時30分より開会式が行われ、主催店を代表して渡辺宗晃三信商会社長が「東海地区では色々な展示会が開催されていますが、ご当地岐阜で行われる展示会は、このどてらい市しかありません。岐阜の販売店の代表として、主催店の皆さんは出ています。この場をうまく利用しない手はありません。お客様に良い商品をPRし、お客様のために何をすべきかを考えながら取り組んでいただきたいと思います。この2日間、たくさんの販売店が、たくさんのお客様を連れてまいります。メーカー様には、熱い思いで商品の説明をしていただくことで受注につながる可能性が多くあると思いますので、どうか2日間、お客様に恩返しができるようにしていただきたいと思います。皆様のご協力をよろしくお願いいたします」と挨拶した。
 続いて、出品メーカーを代表して岡本知彦ナベヤ社長が挨拶で「日本においては人手不足がかなり強く感じられます。ロボットが出れば、当然ロボットにまつわる色々な周辺機器も売れることになります。また、電気自動車に向けた開発投資が今から始まってくるという機運です。絶好の設備投資環境の中で、我々メーカーとしては、愚直に、まじめに、品質をきっちり確保する。品質を確保しつつ、改善活動を徹底的に行い、リードタイムの短縮、コストダウンと、愚直なモノづくりを行うことが大事だと思っています。省人化、自動化や工程集約といった新製品をどんどんとユーザー様に売り込む絶好の機会。このどてらい市は主催店様、山善様と我々メーカーとが三位一体となって商売をする場所です。三者の連携をより深めて、力を合わせ目標の売り上げを達成しましょう」と話した。
 事務局の山善・野海敏安取締役専務執行役員(当時、現代表取締役専務執行役員)は「いよいよ、2018岐阜どてらい市の開幕です。今年のどてらい市のテーマは『進め、限界のその先へ』.景況はまさに追い風となる上昇気流が吹いており、それに乗ってどこまでも進むべき時であります。お互いに協力して限界のその先へとの強い思いをテーマに込めました。現在、業界は大きな変革の中にあります。生産現場での自動化、省人化ニーズの高まりに加え、IоТ、AI、ロボットによる生産性向上や、EV(電気自動車)シフトへの動きは急速に広まっています。このような変革のキーワードが目白押しの環境下ですが、フェイス・トゥー・フェイス、ハート&ハートは我々の流通業では最も大事なものです。そういった意味では、特にどてらい市に通じるものがあると思います。どてらい市の目的は、会場に来られる大事なお客様の相談、要望に、主催店様と出品メーカー様と私ども山善がしっかりお応えすることであり、その場がまさにこの会場、岐阜どてらい市だと思います。三位一体にもう1つ、お客様を加えた四位一体となり、誠意、責任を持ってお客様に応対することが真のおもてなしであり、私たちの役割ではないでしょうか。事務局社員は精一杯、役割を果たします。主催店様、出品メーカー様におかれては、各社それぞれの計画を大きく達成されますことを心より祈念いたします」と挨拶した。
 伊藤徳行山善岐阜支店長が決意表明で目標に向かって挑戦することを誓い「我々社員、全力疾走で頑張りますので、ご支援をよろしくお願いいたします」と述べた。
 スローガン隊によるどて市必勝スローガンの唱和、どて市シスターズの大手締め、主催店・メーカー・事務局の代表によるテープカットで華々しく開幕した。

「中部みらい会」会員若手経営者ら
経営戦略の考え方学ぶ
橋本学校・名古屋校第4回講座開催

 大手管工機材問屋の橋本総業(社長=橋本政昭氏、本社=東京都中央区)が開校した『橋本学校・名古屋校』の2017年度第4回講座が3月23日、名古屋市中村区の名南経営コンサルティング内の会議室で開催された。22名が受講した。
 2017年度最後の講座となった今回のテーマは「経営戦略の考え方」。受講生らは、講師を務めた名南経営コンサルティングの村野文洋マネージャーから、経営戦略における重要な考え方や経営計画書作成のポイントに関するレクチャーを受けながら熱い議論を交わしていた。
 これまでに企業論、経営者論、リーダー・管理者育成、財務分析などを学んできた受講生らは過去の講座を振り返り「何となく感じていたこと、ぼんやりと知っていたことが4回の受講を通じて改めてクリアになった」「参加者同士で議論を重ねていくうちに、いろんなものの見方ができるようになった」「取引先に(発表者の)自社の強みはどんなところか聞いてみようと思った」など、非常に充実した会であったと口々に感想を述べていた。
 橋本総業はこれまで、取引先の経営者の子弟に対して3〜5年の研修を行っており、これが通称「橋本学校」と呼ばれていた。その一環として、2007年には若手経営後継者からの要望に応じるカタチで、後に経営を引き継ぐにあたって必要となる理念や手法、技術や考え方を習得するための「継栄(けいえい)セミナー」がスタート。こうした一連の教育プログラムを総称して2012年、正式に『橋本学校』が開校した。そして2017年、橋本総業と中部地区販売店、メーカーでつくる『中部みらい会』(会長=伊藤辰之氏・イトウ社長)会員の若手経営者、次期経営者、経営幹部らを対象とした名古屋校が25名の受講生を集め、全国で2番目の『橋本学校』として開校し、今回、初年度の全カリキュラムが終了した。『橋本学校・名古屋校』は2018年度、さらに充実したカリキュラムを用意しているという。

未来につながる技術・改善を提案
2日間で3954名が来場し盛況
東 陽 Premium Fair 2018

 東陽(社長=羽賀象二郎氏、本社=愛知県刈谷市中山町3―38)のプライベートショー『TOYO Premium Fair 2018』が3月8、9日の2日間、刈谷市産業振興センターあいおいホールで開催され、2日間で目標の3800名を大幅に上回る、3954名が来場し賑わいを見せた。商談も活発に行われ、成功裡に終了した。
 今回の展示会はInnovation Starts here≠ニ題して行われ、出展したメーカー約80社がユーザーの生産効率向上、省人化、品質向上などに役立つ最新の製品・技術を、実演を交えて展示した。
 会場には加工コーナー・Assyコーナー・測定コーナー・省エネコーナー・工作機械コーナーが設けられ、各ブースでは高能率加工、工程集約、省エネ、不具合・メンテナンス低減などを実現する各メーカーの機械・工具などを紹介。熱心に説明を聞くユーザーの姿が見られた。
 2日間にわたって開催された、出展メーカーによるセミナー▽オーエスジー「ネジ加工の常識が変わる」▽ファナック「ファナックロボットの最新技術」▽グローイング「サイクロンフィルター・ダスキャッチ取付け効果と改善事例」▽デンソーウェーブ「新製品小型ロボットCOBOTTAの開発背景と機能紹介/デンソーロボットの50年史と、自社工場自動化の中で開発されたパッケージ商品紹介」はいずれも好評を博した。
 初日の午前9時10分から行われた開会式では、羽賀社長が「あいにくの空模様ですが、我々のお客様である自動車業界の方々にすれば驚天動地の疾風怒濤の時代の中にいて、このような雨や風ぐらいではお客様の意欲は衰えません。ここにおられるメーカー様の素晴らしい最新・最適な商品―この大変革の中を見事に乗り切って、未来へ、新しい車へとつなげていくための技術、改善、色々なお客様にとってのニーズを満たす商品―を、是非とも熱意を持って紹介していただきたいと思います。我々東陽の社員一同は、多くのお客様をこの場にお連れします。この2日間、午後8時までと長くなりますが宜しくお願いいたします」と挨拶。
 続いて出展メーカーを代表して、長濱明治日研工作所社長が「世の中は、どうも物不足、人不足の感が強くなってきたと感じています。昨年は工作機械の受注金額が1兆6455億円と過去最高を記録する一方で、出荷金額は1兆1000億円強に留まっています。そのギャップを私は物不足金額と呼んでいますが、約5500億円に達しています。また、ご当地愛知県の直近の有効求人倍率は、なんと1・91倍(2018年1月)まで上がってきました。ただ物不足、人不足と嘆いている暇はありません。私どもメーカーも今こそ、知恵と工夫のモノづくりの出番であると心得るべきだと思います。何か物不足を少しでも補える便利な機器はないものか、あるいは、人手不足をしっかりと支えていく自動化はどう在るべきか、という答えを東陽様とともに探りながらユーザー様に提案をしていきたい。イノベーションはここにあり。まさに我々メーカーは、努力をして、ここでこそユーザー様に改善・改革を見つけていただく、そのようなPremium Fairに是非ともさせていただきたいと存じます」と述べ、展示会の成功を祈念した。
 この後、スローガンを唱和し士気を高めて開場した。

新開発のCVDコーティング・母材を採用
鋼加工用新材種 [CA025P}
京セラ 工具の長寿命化を実現

 京セラ(社長=谷本秀夫氏、本社=京都市伏見区竹田鳥羽殿町6)は、鋼加工用の切削工具(チップ)の新材種「CA025P」を開発し、4月2日より販売を開始した。
 生産現場においては、耐摩耗性、耐欠損性、耐チッピング性に優れた、長寿命で安定的に加工できるチップが求められている。
 新材種「CA025P」は、超硬合金の母材にCVD(化学蒸着)の多層コーティングを施したもので、コーティング膜の1つに熱に強い新開発の厚膜酸化アルミニウム(Al2O3)を採用し、摩耗による変形を低減することで長寿命化を実現。さらに、特殊表面構造により切削時の溶着を抑制し、耐チッピング性を向上させた。
 また、組成を最適化し高温時に優れた特性を持つ、独自開発の超硬合金母材を新たに採用することにより、耐欠損性を向上させた。
 これにより、チップ交換頻度の低減や歩留まり改善などの生産性向上を図るとともに、既存の4種類(PG、GS、PQ、PP)のブレーカと組み合わせることで、荒加工から仕上げ加工まで幅広いニーズに対応する。
 価格は770円〜1320円(税抜)。年間3億円の販売を目指す。

加工事業カンパニープレジデントに中村伸一氏
三菱マテリアル

 三菱マテリアル(社長=竹内章氏、本社=東京都千代田区)は役員の異動を発表し、加工事業カンパニーでは、2月15日付で中村伸一執行役員・加工事業カンパニーバイスプレジデントが常務執行役員・加工事業カンパニープレジデントに就任した。
 鶴巻二三男常務執行役員・加工事業カンパニープレジデントは退任し、子会社である自動車部品製造、ダイヤメット(本社=新潟市東区)の取締役社長に同日付で就任した。
 【中村伸一(なかむら・しんいち)氏 略歴】
 1983年3月慶應義塾大学工学部機械工学科卒業、同年4月三菱金属(現、三菱マテリアル)入社、2014年10月筑波製作所長、15年4月執行役員就任、17年4月加工事業カンパニーバイスプレジデント兼加工事業カンパニー営業本部長、18年2月常務執行役員就任(現)、経営会議メンバー(現)、加工事業カンパニープレジデント(現)。

日本の製造業の競争力アップに寄与
2018中部機械加工システム展盛況
ジーネット名古屋支社 過去最大規模で開催

 ジーネット名古屋支社(取締役支社長=大谷秀典氏)傘下の有力販売店が主催する「2018中部機械加工システム展」が3月16日・17日の2日間、ポートメッセなごや第3展示館にて開催され、期間中3920名(セミナーのみの受講者はカウントせず)が来場し活況を呈した。
 中部機械加工システム展は、ものづくり産業の集積地である中部地域で開催される機械加工に的を絞った展示会で、5年連続の開催となった。
 機械加工に関する最新機械・機器の展示を通してものづくり現場の問題解決を提案する展示会として定着。今回は展示スペースを昨年の1・5倍に拡大し、主催店164社、出品メーカーは過去最高の185社が参加した。
 「生産性向上と省エネ・高精度加工のご提案」をテーマに、会場には各メーカーの最新鋭の工作機械をはじめ、切削工具、ツーリング、治具、産業ロボット、測定機器、環境機器等の機械加工周辺機器などが展示され、ユーザーの生産性向上によるコストダウン、高精度加工につながる幅広い提案が行われた。
 特設コーナーは今回新設の2つを含む、5コーナー@「システムインテグレーター(SIer)・ロボットシステムコーナー」A「インライン測定・ラインサイド測定コーナー」B「バリ取りコーナー」C「機械保全特集コーナー」D「物流搬送・ポカヨケコーナー」が設けられ、それぞれの課題への対策が紹介された。
 特に、システムインテグレーター・ロボットシステムコーナーでは、省人化や人手不足解消のための自動化・ロボット化に高い関心が寄せられ、システムインテグレーターの5社をはじめとする、出品各社の説明にも熱が入っていた。
 また、前回初の試みとしてバーコードによる来場者の管理システムが導入されたが、今回はさらに機能を向上させ、ユーザーの来場情報や各メーカー小間に設置のタブレットを使ったアンケートデータが主催店とメーカーにタイムリーにフィードバックされ商談などに生かされる仕組みとなっていた。
 その他、会期中に開催された機械加工に関する多数のセミナーも好評を博した。
 初日は午前9時30分から主催店ならびに出品メーカー、ジーネットの社員など関係者らが参加して開会式が行われ、古里龍平ジーネット社長が「この数か月間、皆様とともに事前準備、マーケティング活動に従事してきました。我々としては、手応えをそれ相応に感じ取っているのが現状です。ただ、ユーザー様が大変お忙しい中、この会場に足を運んでいただけるかどうか、それが我々の心配事であります。展示会というのは、毎回同じようなことをするのではなく、ユーザー様のニーズに沿った形で変わるべきであると思っています。今回も色々新しい取り組みをこの展示会場の中で試みています。昨今、この機械工具業界の中で色々な流通形態が出てきています。特にネットで販売するところが非常に大きな勢力になってきているわけですが、ネットでの販売に大きく依存すると、機械工具の商品がほとんどコモディティになっていく。性能は変わらず、値段だけの勝負になってしまう。コモディティになると、進化が止まってしまう。ここにおいでのメーカー様の素晴らしい新商品が、マーケットの中で吸収されなくなっていく。すると日本のものづくりは進化が止まっていく。そうすると、海外のものづくりと比べて競争力がどんどん低下していく、というのが我々の危惧であります。我々はこのような展示会を通じて、もしくは色々なマーケティングツールを通じて、ここにおいでの数多くのメーカー様の商品がもっと日本のものづくりに寄与できるように、日本のものづくりがどんどん競争力を高めていけるようなマーケティングを主催店の皆様とともに推し進めていきたい。是非この展示会を通じて、皆様とともに具現化していきたいと思っています」と挨拶。
 続いて出品メーカーを代表して、志村雅人ヤマザキマザックシステムセールス常務執行役員が「今回の2018中部機械加工システム展は、テーマに『生産性向上と省エネ・高精度加工のご提案』を掲げられています。そのテーマに沿った小間の配置、問題解決型の提案を多数用意されており、5年連続の大型展示会となっています。この中部地区は昨年より景気沸騰の先導者的存在です。自動車関連、半導体関連のお客様が集積されている市場でもあります。このことからも、この地域での展示会開催は市場を先読みした有意義な展示会になると信じており、この2日間は大変楽しみであります。私ども工作機械業界は、業種にかかわらず幅広い産業向けで好調です。ただ納期の長期化が大変大きな悩みとなっています。各メーカーは知恵を出し合って、生産性向上に現在取り組んでいます。今年は11月にJIMTOFがあり、私どもとしても、生産性を向上させた最新鋭機の出品と、IoТを活用し生産性の向上に関与するシステムを提案する計画です。日本の製造業は景気に関係なく、生産性向上なくしては国際競争を勝ち抜き、発展、そして存続することはできないと思います。この展示会にご来場いただく企業様に、是非とも生産性の高い最新鋭機を導入いただきますことを切に願っています。ジーネット様はじめ主催店の皆様には、この展示会の好機を十二分にご利用いただき、目標にされている引き合い、成約を獲得し、来場するお客様とさらに良い関係を構築できることを祈念いたします」と述べた。

顧客の利便性を高め、
売上高が過去最高に
トラスコ中山 2017年12月期決算

 機械工具卸商社のトラスコ中山(社長=中山哲也氏、本社=東京都港区新橋4-28-1、トラスコフィオリートビル)は2月8日、2017年12月期(第55期)の決算発表を行った。
 発表によると、売上高1950億9600万円(前年比10・2%増)、営業利益142億7600万円(同0・8%増)、経常利益145億8100万円(同1・0%増)、当期純利益101億7300万円(同2・1%増)となった。
 売上高は、好調な景況のもと堅調な伸びを示し、過去最高を記録。取り扱い商品や在庫の拡大を引き続き図り、トラスコ オレンジブック新規取り扱い商品の売上高は約62億円(全売上高の約3%)となった。
 販売ルート別では、「ファクトリールート」が前年比8・1%増。取り扱いアイテム数・在庫アイテム数の増加、物流機能強化などの基本戦略のもと順調に需要を獲得し、売上高を伸ばした。「eビジネスルート」は同29・1%増。ネット通販企業向けとオレンジコマース連携企業向け(電子購買)の2つで構成され、いずれも順調に拡大を続けた。特にネット通販向けの売上高は同32・6%増と大きく伸長し、同社の在庫商品への期待のほか、システムを含む物流機能の利便性が高く評価された形。「ホームセンタールート」は、プロショップ向けの売り場の提案などで需要の喚起に努め、同3・2%増となった。
 売上総利益は、堅調な売上高の伸びにより前年比7・9%増の413億9000万円となったが、ナショナルブランド(NB)商品の売上構成比率が前年の79・1%から79・4%に上昇したことなどから、売上総利益率は前年比0・5ポイント減の21・2%となった。
 販売管理費については、正社員及びパートタイマーの人員増加に加え給与のベースアップを行ったことによる給料及び賞与の増加(前年比13・2億円増)、売上高の増加に伴う運賃及び荷造費の増加(同6・4億円増)、設備投資の拡大などに伴う減価償却費の増加(同3・3億円増)などにより、前年比12・0%増の271億1400万円となった。
 設備投資については、前期(第54期)より加速させており、設備投資実績は144億2300万円と約62億円増加した。今年4月竣工、10月稼働予定の物流センター「プラネット埼玉」や、「プラネット大阪」に導入した自動梱包ライン等のマテハン設備への投資などが主な内容。
 2018年12月期(第56期)の業績予想は、売上高2100億円(前年比7・6%増)、営業利益133億円(同6・8%減)、経常利益135億5000万円(同7・1%減)、当期純利益90億5000万円(同11・0%減)の増収減益を予想。好調な市場環境の影響などから、工場の生産活動や企業の積極的な設備投資の増加により、継続したファクトリールートの堅調な売上高の伸びと、EC市場の急速な成長に伴い、eビジネスルートのさらなる売上高の拡大も見込む。一方減益の主な要因は、販売管理費の増加。前年より約39億円の増加を予定している。この内、従業員のベースアップと人員増加などにより人件費が約10・6億円増加。また、建物、設備、システムへの投資で約11億円の減価償却費の増加を計画している。主なものでは、物流センター「プラネット北関東」に導入を進めている自動倉庫型ピッキングシステム「オートストア」が今年3月に稼働、「プラネット埼玉」も今年4月に竣工する。この2つで約7・6億円の増加を予定。一時的な減益となる見込みだが、将来に向けた設備投資は今後も積極的に実施していく考え。
 中山社長は、第56期の取り組みについて述べる中で「20年前から業界のインフラ企業を目指してきた。水道、ガス、電気、トラスコ中山と言っていただけるような企業づくりをしていきたい。我々がいま抱えている課題の中で、ユーザー様へ直送する物流体制を早く作らなければならないという事に気が付いた。卸売業なので販売店様の物流センターに納品すれば良かったが、先方の物流センターの稼働もタイトになってきており、さらに既存の販売店様からも『配達する手がないので直接ユーザー様に送ってくれないか』といった声が一部出ており、今まで我々が関心を持たなかったし、梱包等を含む出荷効率の向上等の課題もあり、不得意であったユーザー様への直送を得意技に変える仕掛けをしなければと思っている」と話し、客先(販売店など)からの依頼があれば対応できるようユーザー直送サービスの早期構築に意欲を見せた。その他、在庫確認メールへの迅速な対応として「出荷準備完了メール」の送信や、常備品の在庫を工場の一角に置かせてもらい使った分だけ販売店を通じて売上伝票を起こす「MROストッカー事業」の構想についても語った。
入社式・歓迎パーティーへ
新入社員の家族を招待
トラスコ中山 118名が入社

 トラスコ中山は4月6日、平成30年度新入社員118名の入社式・歓迎パーティーを東京都千代田区のホテルグランドアーク半蔵門にて行った。
 同社では、会社をより理解し安心して送り出してもらえるよう、新入社員の家族を招待しており、11時から開かれた入社式に62名、その後の歓迎パーティーに59名の家族が参加。さらに希望した家族には歓迎パーティー後、同社東京本社の見学ツアーも実施し、38名が参加した。
 今年の新入社員は、昨年より35名多く、118名の内訳は大卒が83名(昨年は51名)・高卒が35名(同32名)、男女別では男性が60名(同37名)・女性が58名(同46名)。2018年採用計画は大卒80名、高卒35名の計115名と前年並みを予定している。
 同社は現在、国内拠点99か所(本社2か所、支店75か所、物流センター17か所、ストックセンター5か所)、海外拠点2か所(タイ、インドネシア)を展開している。

チタン合金高能率加工用ラジアスエンドミル
「VQT5MVRB」を発売
三菱マテ 高切込み溝加工で高能率化を実現

 三菱マテリアル加工事業カンパニー(カンパニープレジデント=中村伸一氏、住所=東京都千代田区)は、チタン合金高能率加工用ラジアスエンドミル「VQT5MVRB」の販売を開始した。
 同製品は、コーナRと外周刃のシームレス化により、つなぎ部の異常摩耗を抑制し、安定した工具寿命を実現。5枚刃仕様とした形状の最適化とセンタースルークーラントホールにより、溝加工時の切れ刃冷却と切りくず排出性を向上させ、高切り込み溝加工に適している。さらに不等リード形状により、高切り込み側面加工でもびびり振動を抑制する。
 今回、エンドミル外径16o、20o、25oの3サイズを発売。コーナ半径違いについても対応する。〈特殊対応範囲〉エンドミル外径16o…コーナ半径1-5o、エンドミル外径20、25o…コーナ半径1-6o。
 標準価格(税抜)は、「VQT5MVRB160R300N048C」が6万9000円、「VQT5MVRB200R400N060C」が10万4000円、「VQT5MVRB250R400N075C」が14万6000円。
高能率仕上げ正面削りカッタ
「FMAX」用汎用インサート材種追加
三菱マテ 耐摩耗性重視の「MD220」

 三菱マテリアル加工事業カンパニーは、高能率アルミニウム合金仕上げ正面削りカッタ「FMAX」にインサートを追加し、販売を開始した。
 「FMAX」は軽量化と高剛性を両立した高速回転対応カッタ。従来品以上の多刃設計により、アルミニウム合金などの非鉄金属を、工具径125o24枚刃にて、テーブル送り速度毎分20m以上で加工可能となり、自動車部品などの加工の高能率化を実現できる正面削りカッタである。
 今回、汎用インサートに耐摩耗性重視のダイヤモンド焼結体材種「MD220」を追加し、使用用途を拡大した。
 「FMAX」用インサート材種「MD220」は、中粒のダイヤモンド粒子を採用することで、耐摩耗性と耐欠損性のバランスに優れ、アルミニウム合金の一般仕上げ加工をはじめ、様々な加工に対応。刃先エッジの微小損傷が原因のバリ発生を抑制し、長寿命を実現する。
 標準価格(税抜)は、「GOER1404PXFR2 MD220」「GOER1408PXFR2 MD220」ともに7500円。

売上高が過去最高を更新
第105回定時株主総会
オーエスジー 2018年度は1300億円を目指す

 オーエスジー(社長=石川則男氏、本社=愛知県豊川市本野ヶ原3―22)は2月17日、オーエスジーアカデミー内のグローバルテクノロジーセンター(豊川市一宮町)にて第105回定時株主総会を開催した。2017年度は販路拡大を多角的に推進した結果、2017年11月期の売上高が1201億9800万円(前期比13・9%増)となり過去最高を更新した。今年度は、Aブランドの新製品発売による受注拡大や工場のスマートライン化などに注力し、売上高1300億円を目指す。
 株主総会は午前10時に始まり、開会にあたって石川社長が挨拶し、株主総会への出席に対して御礼を述べた後、定款等により議長を石川社長が務めること、株主の質問に充分に応えるために執行役員も同席していることなどを説明した。
 また、石川社長は、2017年10月に同社元社員が不正競争防止法違反で逮捕され、同年11月に起訴されたことについて「お客様や地域の皆様はもとより、株主の皆様に多大なご迷惑やご心配をお掛けしたことを改めて深くお詫び申し上げます」と陳謝した上で、「事件発生後、セキュリティー委員会を立ち上げて、実施できるものから対応、対策を既に行っています。役員一同、本事件を厳粛に受け止め、再発防止に向けて内部管理体制をより一層強化し、コンプライアンスの徹底を図ってまいります」と述べ、株主に対し引き続き支援を求めた。
 株主総会では、出席株主数とその議決件数が決議に必要な定足数を満たしていることが議長より報告された後、事業報告などが行われた。
 2017年度は、主要ユーザーである自動車関連産業向け及び航空機関連産業向け需要がともに堅調に推移し、販売網や物流拠点の拡充を継続的に図るとともに、超硬製品の生産能力の増強及び主力のタップ製造の自動化に努めた。製品別では、タップ、超硬ドリル、超硬エンドミル、ハイスドリル等製品全般にわたって売上が増加した。
 これにより、2017年11月期の売上高は1201億9800万円(前期比13・9%増)、営業利益は191億3700万円(同4・9%増)、経常利益は191億4400万円(同7・5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は139億9300万円(同38・1%増)で、2年ぶりの増収増益となった。
 海外売上高比率は、欧米、中国、アジアの子会社の外部売上高増加率が日本の増加率を上回って好調に推移したことに加え、M&Aによる欧州・アフリカセグメントでの外部売上高増加により、57・6%(前期55・3%)と増加した。
 地域別では、国内が主要ユーザーである自動車関連産業向けを中心に需要が拡大した。輸出も中国の回復を中心に総じて堅調。主力のタップ、超硬ドリル、超硬エンドミル及び転造工具の売上が増加し、増収増益となった。
 米州は、主要市場の北米で航空機関連産業向けが底堅く推移し、メキシコ、ブラジルでは自動車関連産業向けが好調。主力のタップ、超硬ドリル及び超硬エンドミルの売上が増加し、増収増益となった。
 欧州・アフリカは、自動車・航空機関連産業向けが好調。主力のタップに加えて、超硬ドリル及び超硬エンドミル、M&Aによるハイスドリルの売上が増加し、増収増益となった。
 アジアでは、中国が自動車関連産業向けを中心に好調に推移。韓国はIT関連産業向けが振るわず総じて横ばい。その他の地域は大手ユーザー開拓が進み好調に推移した。主力のタップを中心に売上が増加し増収となったが、韓国での労務費一時金計上等により営業利益は減少した。
 2020年度を最終年度とする中期経営計画「The Next Stage 17」では基本戦略として、自動車・航空機産業をはじめ、医療など今後成長が期待できる分野も含めた、ユーザーの加工ニーズを汲み取り最適な工具と加工方法を提案する「大手ユーザー戦略」と、主力製品ごとにフラッグシップであるAブランド製品のラインナップを拡充しユーザーの生産性向上に貢献する「カタログ品戦略」を掲げ、2020年11月期に売上高1500億円、営業利益300億円を目指している。海外市場でのシェアアップを最重要課題として、グローバルに経営資源を投入し生産・販売組織の増強を図る。海外においてテクニカルセンターを拡充し、ユーザー対応力を強化。またM&Aを継続的・効果的に行うことで、そのスピードを高めていく方針。
 2年目となる2018年度は、Aブランドの新製品発売を予定し、さらなる受注拡大を目指す。また、昨年設備投資した工場の最新機械とITの最新技術を融合させ、72時間連続加工が可能なスマートラインの構築に努める。さらに再研磨事業、コーティング事業をはじめとするサービス事業にも注力し、世界中のユーザーのさまざまな需要に対応する。これらの取り組みにより2018年11月期は売上高1300億円、営業利益220億円を計画している。
 報告の後、剰余金処分の件、取締役(監査等委員である取締役を除く)1名選任の件、監査等委員である取締役6名選任の件、役員賞与支給の件が上程され、それぞれ満場一致をもって承認可決された。
 取締役人事案に関する株主からの質問に対して石川社長は、「昨今、日本でも名だたる大企業で品質の偽装やM&A案件の失敗などにより企業の存続が危うくなるような事例が何件も発生している。オーエスジーは、強いリーダーシップを発揮された大沢輝秀会長が亡くなって、新しいガバナンス体制を考える時期が来たのではないか」と述べ、監査等委員会設置会社に移行し2年が経過したことを機に、取締役会の役割を明確化し、取締役7名のうち5名(3分の2以上)を社外取締役とすることで株主目線で業務執行を監督できる体制とする考えを示した。
 なお、当日は同社への理解を深めてもらうために、株主総会開始前の午前9時30分から新製品などの紹介が行われたほか、株主総会終了後のプレゼンテーションでは、2018年の成長戦略について石川社長が説明、また海外動向として韓国、ブラジル、ドイツ及びスイスの市況報告も行われた。

第31回販売コンテスト結果発表
役員は全員留任決定
ノーリツ中部NOVANO会 第19回総会開催

 ノーリツ中部NOVANO会(愛知・岐阜・三重のノーリツ代理店会、会長=後藤栄一郎氏・後藤木材社長)は2月20日、名古屋市中村区の名古屋マリオットアソシアホテルで第19回総会を開催した。会員45社中44社が出席し、本総会は成立している。後藤会長の挨拶に始まり、以下の議案について審議・報告がなされた。
 【会員の変更・退会】@変更▽米津物産=細井透氏(当時、米津西部社長、現在は米津物産顧問)から古田時彦氏(米津西部東濃支店長)へ。A退会▽東愛知ガス供給ネット梶A泣}ルヒロ、以上2社。
 【第1号議案】ノーリツ中部NOVANO会平成29年度行事報告と会計報告▽事務局より、それぞれの報告が行われ、これらはいずれも満場一致で承認された。
 【第2号議案】任期満了に伴う役員選任の件▽事務局から役員全員の留任案が提案され、これが満場一致で承認された。
 【第3号議案】ノーリツ中部NOVANO会平成30年度行事計画(案)と予算(案)▽事務局より、それぞれの案が発表され、これらはいずれも満場一致で承認された。行事計画は以下の通り。●2月20日(当日)=役員会ならびに第19回総会開催。●7月24日=ANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋で役員会ならびに第19回情報交換会開催。●4月〜9月=ノーリツ東海支店会議室でNOVANO会研修会開催(計3回)。●12月初旬頃=役員会開催。●1月5日〜6月29日=第32回販売コンテスト開催。●7月2日〜12月28日=第33回販売コンテスト開催。●9月頃=会員親睦会(第18回ゴルフコンペ)開催。
 すべての議案審議終了後、第31回中部NOVANO会販売コンテスト(平成29年7月1日〜同12月28日)の表彰式が執り行われた。最終結果は以下の通り。●総お取引部門▽第1位=新日本ガス、第2位=橋本総業、第3位=メイゴー。●重点商品部門▽第1位=東邦液化ガス、第2位=米津物産、第3位=新日本ガス。●システム商品部門▽第1位=メイゴー、第2位=山善、第3位=橋本総業。●新商品発売記念特別部門▽第1位=東邦液化ガス、第2位=新日本ガス、第3位=米津物産。
     ◇
 総会終了後は会場を移し、静岡NOVANO会会員も合流して、2018年度ノーリツ方針発表会が開催された。57社92名が参加した。
 仲村貴文氏(ノーリツ取締役兼専務執行役員国内事業本部長)によると、同社は2018年、売上高2200億円(前年プラス54億円)、営業利益80億円(前年プラス13億円)を計画。そのためにも、品質を再重視し、一歩先ゆく製品・サービスを提供していくという。@ハイブリッド給湯器のスペックイン活動を加速、A「見まもり」「キレイ」のさらなる浸透、B点検お知らせ機能を活用したビジネスモデルの協業、などが具体的な取り組みとして挙げられた。
 白波瀬(しらはせ)幸雄氏(ノーリツ国内事業本部営業本部東海支店長)からは、同社東海支店の2017年業績ならびに2018年方針が発表された。同支店の2018年販売計画は前年比104%。東海3県では厨房機器が微増と白波瀬氏は見込んでいる。そこで同支店は2018年、ガスふろ給湯器『GT-C62シリーズ』や、ビルトインコンロ『プログレ』『ピアット』などを販売コンテスト「重点商品部門」にラインアップし、販売に注力していくという。

建材販売など事業を強化
祖父江工業

 住宅資材機器の販売・施工からリフォーム工事全般を行う、祖父江工業(社長=泉谷清彦氏、本社=名古屋市中川区澄池町2―5)は4月1日付で、河合商店(会長〈代表取締役〉=河合恵美子氏、本社=名古屋市南区要町5―113)より建材販売事業及び工事請負事業を譲受け事業をスタートした。
 河合商店の本社と小牧営業所(愛知県小牧市西島町50)は、祖父江工業の名古屋南営業所、小牧営業所としてそれぞれ同日より営業する。

ヴァイオリニストの奥村愛さんと
セントラル愛知交響楽団が協演
第25回ダイドーニューイヤークラシックコンサート

 新春恒例の「ダイドーニューイヤークラシックコンサート」が1月27日、名古屋市東区のウィルあいちで開かれた。これまで会場としていた愛知県芸術劇場が改修工事のため今年は会場を移しての開催となったが、コンサートを主催するダイドー(社長=山田貞夫氏、本社=名古屋市中村区名駅南4―12―19)の取引先をはじめ、福祉施設の子供たちなど多くの招待客で満席となった。
 第25回を迎えた今回は、セントラル愛知交響楽団(指揮=レオシュ・スワロフスキー同交響楽団音学監督)と、ゲストにテレビ・ラジオ等への出演も多く多彩な活躍で注目されているヴァイオリニストの奥村愛さんを迎えて行われ、ベートーヴェンの「ロマンスヘ長調 作品50」、サラ=サーテの「チゴイネルワイゼン 作品20」など3曲を協演、聴衆を魅了した。
 コンサート後半は、山田ダイドー社長がタクトをとり、ベートーヴェンの「交響曲第九番 ニ短調作品125 第二楽章」を披露。演奏後、会場から大きな拍手が送られると、山田社長はお礼を述べ、さらに次回の特別指揮の構想についても語った。
 6回目となる「世界名曲の旅」では、マーシー山本教授こと山本雅士さん(セントラル愛知交響楽団音楽主幹)と司会の佐井祐里奈さん(@FMパーソナリティー)の掛け合いによる解説を交えて、東欧の舞曲≠テーマに選曲されたハンガリー、ルーマニア、スラブの舞曲をオーケストラの演奏で楽しんだ。
 このコンサートでは毎回、会場内でチャリティー募金が行われており、集められた善意は名古屋市福祉基金に全額寄付されている。コンサートの中で目録の贈呈が行われ、名古屋市と社会福祉協議会より山田社長に感謝状が授与されるとともに、名古屋市の伊東恵美子副市長からお礼の言葉があった。

トラスコ中山 物流ロボット「バトラー」73台を
今年稼働予定の物流センターに導入

 機械工具卸売商社のトラスコ中山(社長=中山哲也氏、本社=東京都港区)は4月2日、物流ロボット「Butler(バトラー)」の国内総代理店であるGROUNDと、バトラー73台の納入契約を正式に締結したと発表した。
 今年10月に稼働予定の同社物流センター「プラネット埼玉」(埼玉県幸手市神明内赤木988―7、敷地面積1万654坪/延床面積1万2904坪)におけるピッキング業務の効率化と省人化のため導入する。
 バトラーは、物流センターの床面を移動するロボットが可搬式の棚の下に潜り込み、作業者の元に棚ごと商品を届けることで、センター内の省人化を実現する物流ロボットシステム。GREYORANGE社(インド)が開発し、GROUNDが日本国内総代理店として提供している。ロボット本体に加え、専用の可搬式棚、ピッキングおよび棚入れを行うワークステーション、ロボットが自律的に充電を行うオートチャージャー、システム全体を制御するソフトウェアの5点で構成され、商品の棚入れ・ピッキング作業工程において、従来型の作業に比較して大幅な省力化を実現する。
 国内でのバトラー導入は、トラスコ中山のプラネット埼玉で4拠点目となる。
 プラネット埼玉では、約1340坪のバトラーエリアに73台のロボットと1380台の棚を設置し、約7万アイテムを収納する予定。バトラー導入により、通常のピッキング業務に比べて4・5倍の作業効率を見込んでいる。導入時期は2019年夏頃を予定。