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2016年(平成28年)11月
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2016年11月6日・132615 ・2616
「ここから未来が動き出す。」
JIMTOF2016  17日(木)開幕
会場拡大により過去最大規模(969社5518小間)で開催

 アジア最大級の工作機械見本市JIMTOF2016(第28回日本国際工作機械見本市、主催=日本工作機械工業会/東京ビッグサイト)が11月17日(木)〜22日(火)の6日間、東京ビッグサイトで開催される。会場の東京ビッグサイトは今年10月に東新展示棟(東7・8ホール)が完成し展示場面積が約10万u(9万8540u)に拡張され、これにより約5万uに広がった展示スペースを使用して、日本をはじめ世界21か国・地域から969社(直接出展762社、共同・内部出展207社)が5518小間に出展、過去最大規模での開催となる。最先端・最新技術が集まる2年に一度のモノづくりの祭典に、世界各国から14万人の来場者が見込まれている。
海外からの出展者は65%増
 1962年に大阪で第1回が開催され今回で28回目となるJIMTOF2016は、展示スペースの増加により、東京ビッグサイトに会場を移してから過去最高だった前回展(2014年)を104社・435小間上回る規模で開催される。特に海外からの出展は、前回に比べ65%増の143社(内、初出展84社)に上り、日本工作機械輸入協会の出展を含めると954小間と全体の約2割を占める。海外出展者のブースは新設の東7ホールに配置される。
 JIMTOF2016のテーマは「ここから未来が動き出す。」製造業の未来を切り開く、出展各社の技術・製品が提案される。世界の製造現場では、IoT(Internet of Things、モノのインターネット)を活用した生産体制、インダストリー4・0に代表される新しい動きが始まっており、同展では生産性を高度に高める機械・機器(スマートマシン)とIoTとを融合させた様々なソリューションが出展されるなど、製造業の新たな潮流を感じられる展示会となる。
 出展製品は、工作機械、鍛圧機械、工作機器、特殊鋼工具、超硬工具、ダイヤモンド・CBN工具、研削砥石、歯車・歯車装置、油圧・空気圧・水圧機器、精密測定機器、光学測定機器、試験機器、制御装置および関連ソフトウエア(CAD/CAM)等。
 目標来場者数は前回展を上回る14万人、この内海外から1万1千人の来場を目指す。来場者へのサービス向上のため、新設した東8ホールに特設レストランや海外からの出展者・来場者に向けたインターナショナルラウンジも開設される。
AI、IoT、つながる工場など、モノづくりの最新情報を発信
 出展者による展示に加え、会期中には産業技術総合研究所人工知能研究センターの辻井潤一センター長による基調講演をはじめ、自動車やIoTなど、モノづくりの世界を様々な角度から紹介する多彩なイベントが実施される。
 開催初日の11月17日(木)は、日本の競争力の源泉であるATの発展のために設立された人工知能研究センターセンター長の辻井潤一氏が「人工知能(AT)の今後の展開と機械産業への応用」と題して基調講演を行う。さらに18日(金)にはトヨタ自動車常務理事の近藤禎人氏が「工作機械業界と歩む新しいクルマづくり」を、21日(月)には東京大学名誉教授で学習院大学教授の伊藤元重氏が「グローバル経済と、製造業における近未来の企業経営」をテーマに特別講演。また、22日(火)には、名古屋大学特任教授の石川隆司氏が「炭素繊維強化プラスチック(CFRP)と工作機械の関わり‥CFRP製造とCFRP適用」を、IVIエバンジェリストの高鹿初子氏が「日本初の“つながる工場”IVI(Industrial Value Chain Initiative)の取組み」をテーマにそれぞれ特別講演を行う。
 この他、20日(日)には特別セミナー「勝利を掴む!日本の技術〜世界で戦うアスリートを支えるモノづくり〜」を実施。ウェイトリフティング・パワーリフティング用のバーベルや競技用車いすを使用するアスリートらを招き、日本の高い技術を実感できる内容のトークセッションも予定されている。
 学生向け企画として、ものづくりの魅力をわかりやすく紹介する「工作機械トップセミナー」(19日(土))や「“学生のための”ものづくり業界紹介セミナー」(20日(日))などを実施。会期中には、会場内にて「第17回国際工作機械技術者会議(The 17th IMEC)」や工作機械関連のソフトウェア・ワークショップ、出展各社が最先端の技術・ソリューションを発表するワークショップも同時開催される。
モノづくりの魅力を紹介する企画展示

 企画展示では、新設の東7ホールにおいて、次世代に伝えたい「へら絞り」の日本の匠の技、福井県の世界最高レベルの技術力を結集した「福井産メガネ」を紹介する。
 @へら絞り〜腕一本で作り出す、高難度製品へのあくなき挑戦〜
 へら絞りは円盤状の金属を、横向きに回転する絞旋盤の回転軸に固定し、へらと呼ばれる専用工具で、局部的な塑性変形を徐々に加え(絞り)、全体の製品形状を創成していく加工方法。数oの小さなものから、大きなものでは4mを超えるものまで、へら絞りで加工することができる。その匠の技術は、あくなき挑戦から始まる。今回の企画展示では、「とにかくやってみる」という北嶋絞製作所のものづくりスピリットを紹介し、ものづくりへの熱い情熱が高難度製品を生み、未来の匠をも誕生させてしまう、その真摯なものづくりを紹介する。また、体感型プログラムとして、へら絞り実体験イベントも企画している。〈協力=北嶋絞製作所〉
 A福井産メガネ〜職人の技と工作機械技術を結集して作り上げた世界ブランド〜
 日本のメガネフレーム生産90%以上のシェアを誇り、世界で初めて軽くて丈夫なチタン製メガネを生みだした福井県の眼鏡産業。極めて品質の高い福井産メガネは世界中から注目され、2007年には産地統一ブランド「THE291」を創設。さらなる技術と独自性を世界へ発信している。近年では産地が培ったチタン加工の技術を医療や電子機器などに生かし、メガネづくりの熱い想いが幅広い分野にまで広がっている。今回の企画展示では、100年余の時間をかけ世界ブランドまで育て上げた福井の“ものづくりへの挑戦”を取り上げ、それを支えてきた職人の技術と良いメガネを作るために不可欠な工作機械との関わりを軸に紹介する。〈協力=福井県眼鏡協会〉
 その他JIMTOF2016では、ジェトロ、東京都中小企業振興公社の共催による「海外代理店/バイヤー商談会」なども開催される。
 入場料は当日3000円、前売1000円(いずれも税込・登録制)。学生は無料(要学生証)。入場事前登録、聴講申込みは公式ウェブサイトwww.jimtof.orgから。

主催・協賛団体別見どころ
日本工作機械工業会

 JIMTOF2016には、日工会会員から88社が出展し、その規模は全体展示スペースの約半分となる2569小間に達した。出展各社とも、今回のJIMTOFで掲げられた「ここから未来が動き出す。」をテーマとして、製造業の未来を切り拓く技術と製品を提案し、新たな産業革命を起こしていく。会場には、生産性を高度に高める機械・機器、すなわちスマートマシンとIoTとを融合させた様々なソリューションが出展される。これらの展示を通じて、製造業の新たな潮流を実感することができる。
 同会では最近の技術動向を踏まえ、JIMTOF2016の出展動向を次のように予想する。
 (1)loT時代のものづくり
 あらゆるものがインターネットとつながるIoT(Internet of Things)や人工知能(AT)の発展等により製造業は大きな変革を迎えている。この変革のキーワードとして「つながる工場」がある。
 工場の生産ラインに設置されている工作機械やロボットがインターネットで接続され、稼働状況や加工プロセスを機械同士が通信し、製造工程を最適化する。また、つながった設備からのデータを収集・分析する。最終的にはマスカスタマイゼーション(大量生産と同じ低コストによる、個々の顧客ニーズに合わせた多品種多量生産)に結びついていく。
 IoTの本格的な実現には、まだ時間を要するが、実現に向けた技術開発は着実に進んでいる。昨年開催されたEMOミラノ、本年9月に開催されたIMTSでも、IoTに関する出展が目を引いた。JIMTOF2016でもその動向が注目される。
 (2)付加加工(Additive Manufacturing)との融合
 生産プロセスに変革をもたらす新技術として3Dプリンタに代表される付加加工技術が注目されている。付加加工には、@工作機械のような除去加工では不可能な形状を成形できる、A粉末状の金属をレーザー照射して溶かしながら積層していくので、原材料のロスが少ない、等の優位性がある。反面、加工精度は切削加工に及ばない、という問題点もある。
 以前は、切削加工のような除去加工と積層造形加工の付加加工は、相反するものだと言われてきたが、最近ではこの2つを融合した新たな形態の工作機械が開発されている。切削加工と積層造形加工との複合化は、あらゆる形状を高精度に加工できる新技術として注目されており、前回のJIMTOFにおいてもこのハイブリッド工作機械が出展されて話題となった。今回も更に進化した製品が見られることと期待される。
 (3)自動化技術の発展
 生産コストの低減、品質の安定化や機械稼働率の向上等のための有効な手段として自動化技術がある。
 自動化技術は、これまで、高度なセンサーやロボットを駆使して大きく発展してきたが、特に最近では、ロボットを用いた自動化技術が注目されている。自動車業界を中心とした完全自動生産化の流れを受けて、生産工程にロボットを利用して各種作業を自動化する流れは、今後も広がっていくことが予想される。そのためにロボットを組み込むことを前提とした工作機械や人と協働するロボット等が注目されている。JIMTOF2016でも、新たな自動化技術が多数見られるだろう。
 (4)5軸マシニングセンタ、ターニングセンタの進化
 工作機械は、機械部品を早く、正確に作ることを目的としている。これを追求した機械が5軸マシニングセンタやターニングセンタである。
 5軸マシニングセンタは、直線3軸(]、Y、Z)に回転2軸(A、B、C軸の内の2軸)を追加して、旋回加工や自由局面など多くの種類の加工を1台の機械で行うことができる。
 ターニングセンタは、旋削加工の他に、刃物台に回転工具を装備してエンドミルやドリル加工等をワンチャックで行える複合加工NC旋盤である。
 これらの機械では、工程集約を行い、リードタイム短縮を図ることができ、航空機、自動車、金型などの分野で多く使用されている。これらの工作機械へ歯車加工機能等を複合化した、更に進化した5軸マシニングセンタやターニングセンタの出展が期待される。
 (5)最新工作機械技術の発信 〜第17回国際工作機械技術者会議(IMEC)の開催〜
 工作機械は、ものづくりの中核となる機械である。工作機械技術の高度化が世界の製造業の発展に影響を及ぼす。このように重要な役割を担う工作機械の技術向上を目的として、世界中から工作機械関連の研究者、技術者が集い、第17回国際工作機械技術者会議(IMEC)が開催される。
 11月20日(日)・21日(月)に「ものづくり革新の萌芽技術を探る」を総合テーマに、国内外の研究者・技術者から15の興味深いテーマについて講演が行われる。また、JIMTOF会期中、新しくできた東8展示ホールで開催されるポスターセッションには、国内外の研究機関から67にのぼる最先端の工作機械関連研究成果が発表される。11月19日(土)・20日(日)の2日間は各研究機関による研究内容プレゼンテーションも行われる。
日本機械工具工業

 今回のJIMTOF2016は、統合後、日本機械工具工業会として初めての展示会となるが、西1ホールに65社(アトリウム2社含む)・437小間の出展となった。
 ものづくりの原点である機械加工によるニーズは、ますます多岐にわたり、より高度なものとなっている。このニーズを実現する一翼を担うべく会員企業は特殊鋼から超硬合金、CBN/ダイヤモンド等での最適材質の選定、最適形状設計、最適コーティング技術を駆使して、世界最高レベルの機械工具の技術開発に努めている。
 今回の出展製品は、その技術開発の成果であり、ユーザーの加工現場の改善・進化に役立つものである。各社のブースでは切削工具の実演、大型画面を通じて一段と高精度、高能率化した出品物を間近に見ることで、大幅なコストダウンと加工製品の更なる精密化を追求している機械工具メーカー各社のコンセプトを理解することができる。さらに、環境問題や安全対策、高齢化社会に対するソリューションを提案する。機械加工は省エネ、省資源化を推進するための優れた加工形態だが、さらにドライ、セミドライ加工や加工の高精度化により環境、安全対策の向上に大きな役割を担うことが可能な加工形態でもある。
 会員各社は国内外企業ともに刺激し合い技術開発を一段と活発化させている。自動車、工作機械、電子機器、鉄鋼、さらに医療機器、航空機、原子力などへと加工分野を広げている。同工業会が実施している『技術功績賞』への応募も大変多く、各社が新製品開発に注力していることを端的に示している。また、企業によっては新製品の売り上げ比率が50%近くに達するなど、製品開発競争が日本の機械工具産業の技術水準を著しく押し上げている。それらの新製品が今回も多数展示される。
 なお、同工業会は多忙な来場者の便宜に応えるため、出展社が特に注目してほしい機械工具製品や素材を網羅した冊子『機械工具の見どころ』を提供する。西1ホールのアトリウムに工業会事務局ブースを設け、無料配布する。また、『切削工具の手引書』(2015年5月発刊)、『全面改訂版超硬工具用語集』(2008年8月第2版発刊)をそれぞれ1500円で有償配布している。
日本鍛圧機械工業会
 同会からは9社55小間の規模で、エステーリンク、オーセンテック、大峰工業、オプトン、キャドマック、小森安全機研究所、大東スピニング、トルンプ、村田機械の会員企業が出展する。各社とも時代に合致した機械や技術力を提案し、来場する工作機械ユーザーにPRする。
 また、同会主催で来年7月開催の「MF−Tokyo2017 第5回プレス・板金・フォーミング展」は、「その先の未来へつなぐ、ものづくり」を副題とし、出展者を募集している。11月15日まで早期出展割引も設けている。【URL‥http‥//www.mf−tokyo.jp】
日本精密機械工業会
 同工業会は、東1ホールに23社175小間、西2ホールに2社(1社、東と重複)12小間、合計24社187小間を出展する。
 「超精密ソリューショングループ」を目指すことを共通のテーマに掲げ、会員各社がそれぞれユーザーの要求を満たすべく、精度、効率、スペースなどを具体的に追求した多くの機械、機器を展示、実演する。
 また、「日本人の匠技」をテーマに開催した「ものづくりコンテスト」の優秀作品も同工業会主催者事務室前の東−1で展示する。
 〈出展企業〉
 アルプスツール▽育良精機▽イマハシ製作所▽エグロ▽北井産業▽北村製作所▽キラ・コーポレーション▽近藤製作所▽三愛エコシステム▽サンシン▽進興製作所▽スギノマシン▽タカハシキカイ▽太陽工機▽高松機械工業▽ツガミ▽東京タッピングマシン▽東振テクニカル▽東洋精機工業▽ナカニシ▽ナガセインテグレックス▽日進製作所▽白山機工▽長谷川機械製作所▽富士ホーニング工業▽平和テクニカ▽牧野フライス精機▽松田精機▽メクトロン▽吉川鐡工
研削砥石工業会
 研削砥石の総合メーカー、専門メーカー10社が西ホールに57小間の出展。
■ノリタケカンパニーリミテド(16小間)
■ニューレジストン(2小間)
■テイケン(6小間)
■レヂトン(2小間)
■ミズホ(4小間)
■エフエスケー(4小間)
■ニートレックス(9小間)
■クレトイシ(4小間)
■富士製砥(6小間)
ダイヤモンド工業協会
 環境に優しく省エネと生産性向上に貢献するダイヤモンド/CBN工具。
 JIMTOF2016では、被削材の特性や加工物の要求精度が多様化する中、砥粒メーカー、工具メーカーなどの協会会員各社が最新の技術を駆使し被削材に対応したダイヤモンド/CBN砥粒及び工具を多数出品する。
 砥粒ではダイヤモンド/CBN工具の性能をより発揮させる製品等、また工具では、自動車・軸受け、機械工具関連、電子・半導体関連向けの研削・切削・切断工具である部材加工工具、微細加工用工具等で鋸刃寿命向上、薄肉化、ナノ多結晶ダイヤモンド採用等、様々な製品を見ることができる。
 ダイヤモンド/CBN工具は生産性の高い工具であることは勿論だが、環境に極めて優しくクリーンな工具という特徴がある。まさに時代の要求に応える工具として注目される。
日本工作機械輸入協会
 今回のJIMTOF2016では、会員39社が471小間のスペースに最新の技術を導入した輸入工作機械・周辺機器・切削工具等を展示する。
 多様な輸入工作機械の中でも、いずれも環境・省資源・省エネルギーに配慮し、アプリケーション・ソフトに優れた機械、高精度・高能率な多機能複合加工機械、微細加工に適した高精密機械等は、主に自動車、建設機械、一般産業機械、電機、エネルギー、航空機業界等において、世界をリードする日本の「ものづくり」の基盤となっている。
 また、高精密加工をサポートする、ソフトが充実した各種測定器、世界的に広く用いられているCAD/CAMシステム、複雑な形状の精密加工において、高速切削で長時間の使用を可能にする各種切削工具と工具研削盤、及び多種多様な加工に対応した治具等、欧米の先端技術水準の高さを披露する。
 さらに、欧米一辺倒ではなく、工作機械分野においても急成長しているアジア諸国の製品も出展して、ユーザーの多様な要請にも応えられるようにしている。
 アフターサービスの強化、ユーザーの要望に適したソフトの開発など、海外のメーカーと一体となって製造・販売・サービスの協業体制を確立することにより、輸入工作機械を日本市場により一層浸透させて、日本の「ものづくり」業界の発展に貢献する。
 同協会では、スイス大使館・スイス・ビジネス・ハブ及びスイス機械・電機工業会(SWISSMEM)との共催により、スイス工作機械メーカーと会員企業及びその顧客との懇親を深めるために、11月18日(金)12〜14時、東京ビッグサイト会議棟1階101会議室にて「スイス・デー」昼食会を開催する。一昨年は日本とスイスの国交樹立150年の節目を迎え、アルプホルンの演奏、鏡割り等もあり文化面での交流も深める年となった。
 その他、同協会の会員とその顧客及び海外メーカーからの出張者を対象とする懇親パーティーを、11月19日(土)18時より東6ホールの日本工作機械輸入協会の事務室にて開催する予定。

主催・協賛団体別見どころ
日本工作機器工業会

 JIMTOF2016では、会員53社が西2ホールに420小間と過去最大の規模で最新の技術・製品を展示する。
 ●部分品
 ボールねじ、直線運動用案内は、工作機械のみならず半導体製造装置やフラットパネルディスプレイ製造装置などの位置決めにも広く使用されており、近年の高速、高精度化の進展に伴い要求される機能も多様化している。これらの要求に対応した製品(メンテナンスフリー、省力化、高剛性化、高精度化、軽量化、コンパクト化、低騒音化、環境対応化など)が出品される。
 スピンドルは、小物加工に最適な小型高速回転のビルトインモータタイプのスピンドルなどが出品される。
 また、工作機械や各種産業機械向けの軸受、最新サーボモータ向けの軸継手(カップリング)、超薄型無励磁ブレーキ、高精度締結要素部品、ガイドを直接クランプし、ステージのブレーキ・位置保持を行う製品なども出品される。
 ●工作物保持具
 チャックは、多種類のワークの加工に対応し、治具交換を最大限に抑えた省段取り、あらゆる工作物を確実に把握する高把握性の製品、また、防塵対策により高耐久性を実現した製品、省メンテナンスに優れた製品、ユーザーの希望に沿って設計・開発される特殊仕様の製品などが出品される。その他にも、アルミ・ステンレスなど非磁性ワークの吸着作業において、容易なセッティングを可能にした真空チャック、歪み取り加工用電磁チャックが出品される。
 回転センタは、高精度高品質のローリングセンタ、各種用途に対応するカスタムメイドのセンタ類などが出品される。
 ●工具保持具
 工作機械の高速化、高精度化、高剛性化、高能率化などの性能向上に対応するために、高把握力、高バランス、小型化、スリム化等を実現したNCツーリング、専用機用ツーリング、複合加工機用ツーリングなどの各種ツーリング、焼きばめホルダ及び焼きばめ装置等が出品される。また、省エネルギー・環境対応をはじめ様々なユーザーニーズに応じるために開発された製品、マシニングセンタ、複合加工機の周辺機器技術などのトータルツーリングシステム化を図った製品、難削材加工用に開発された製品、高機能ツールプリセッタなどが出品される。
 ●附属機器
 割出アタッチメントは、高精度、高速回転、高剛性、高クランプ力、コンパクト化など高度化、多様化するユーザーからの要求に応じた各種CNC円テーブル、高精度、多機能化、高耐久性を実現した精密マシンバイス、ワーククランプ等が出品される。
 また、工作機械の温度管理に対する多様なニーズや、環境への配慮などに的確に応える液温自動調整機、機械が使用される環境と条件に適した給脂を実現するオイル潤滑装置、クーラントユニットを集約したユニット型クーラントポンプ、専用機からハンドツールまでマーキングに係る各種装置、専用治具から汎用治具まで対応できる治具パーツ、様々な要求に対応可能な各種カバー、特殊強化プラスチックを採用し軽量化したツールポット、工場内の各種工程で発生するミスト・粉塵等の対策に最適なミスト除去装置、集塵機等が出品される。
 ●講演会の開催
 JIMTOF2016工作機器最新技術講演会「知らないと損するツールホルダの回転バランス−新国際規格TS016084−」が11月18日(金)13〜17時、東京ビッグサイト会議棟6階608会議室にて開催される。ISO16084の考え方、背景、重要性等についての講演のほか、工作機械メーカー等からパネリストを招いてパネルディスカッションも行われる予定。
日本精密測定機器工業
 今回は、西3ホールに会員24社より163小間の規模で、三次元座標測定機、表面粗さ測定機、輪郭形状測定機、真円度測定機の他、ノギス、マイクロメータ、ダイヤルゲージ、ねじゲージなどのスモールツールなど最新の測定機器を多数展示する。
 主な新製品として、最新の高精度三次元座標測定機、アブソリュートトラッカー、表面粗さ・輪郭形状測定機、真円度・円筒形状測定機、光学測定機器、自動計測機器の他、搬送ロボットと測定機器とを接続した自動化設備やものづくりのIoT化に対応するシステム等の展示を行う。
 ◎三次元座標測定機…ナノレベルの高分解能を有し、非接触かつ短時間でワーク形状の面全体を三次元的に評価できる測定機▽世界最速三次元測定機▽測定力をコントロールし測定時の不確かさを排除するアクティブスキャニングプローブを搭載した高精度モデル
 ◎画像測定機…CNC画像測定機クイックビジョンアクティブ
 ◎リニアスケール…完全アブソリュートアッセンブリ型リニアスケール
 ◎アブソリュート角度エンコーダ…シングルフィールド走査方式による高い信号品質
 ◎粗さ測定・輪郭形状測定・粗さ輪郭統合測定機…3つの機能に対応しており、用途に応じて検出器を自由に選択できる拡張性に優れたマルチセンサタイプの表面粗さ・輪郭形状測定機
 ◎産業用CTデータ解析ソフトウェア…従来手法では困難であった内部空間も含めた三次元寸法計測▽三次元測定機用自動測定プログラム生成ソフトウェア
 ◎新型空気マイクロメータ…2・4インチ液晶表示及び固定倍率化によって、マスター合わせ工数の大幅な段取り時間の短縮を実現
 ◎その他…工作機械等のレベル等の変化を常時監視(インダストリー4・0対応、ネットワーク上のサーバー等へのリアルタイムな測定データの収集)
 同工業会では、三次元座標測定機、測定ツールが活用されていない領域に向けて、それらの有効性を示すことで更なる普及を図り、日本のものづくり産業の活性化に寄与するため、今回「三次元座標測定機・測定ツール活用セミナー」を企画している。開催は11月21日(月)10時〜16時45分、東京ビッグサイト会議棟1階101会議室にて。定員120名(定員となり次第、締切)、参加費無料。受講は同工業会ホームページ(http://www.jpmia.gr.jp/exhibition/)より案内書をダウンロードし申し込む。
日本光学測定機工業会
 ●非接触三次元測定機
 三次元測定機とは物体の形状を立体的に測定するもので接触方式と非接触に分けられる。同工業会会員が展示する製品は、光あるいは画像を利用して測定する非接触測定機である。
 測定方法には、測定物の大きさ、形状、要求精度により三角測量方式、同軸測定方式、レーザレンジファインダ方式、面計測方式があり、JIMTOFでは展示各社の展示品がどのような方式で測定しているかを比較することができる。
 ●表面粗さ測定機
 CD、DVD、ウエハなど身の回りの多くの機器の中に使われている部品は、高精密に加工された超精密な平面からできている。その超精密な平面を確保するために面精度を超精密に測定するのが表面粗さ測定機である。JIMTOFでは精度、測定方法を見ることができる。
 ●その他
 実際の測定物の形状を観察する各種の顕微鏡及び、その他いろいろな測定機器を展示する。
 【出展企業】
 中央精機▽オリンパス▽ニコンインステック▽小坂研究所▽日本ヴィジョン・エンジニアリング▽YKT▽アイゼン▽SPIエンジニアリング▽トライオプティックス・ジャパン▽エルゴジャパン▽コアーテック▽Any Design
日本フルードパワー工業会
 第28回JIMTOFには、新規出展社4社を含む会員企業12社が最新の技術や製品等を実演・展示する。出展各社は、「環境対応」「省エネルギー化」等をコンセプトに、ユーザーニーズに対応した各種の油空圧機器等及び同関連機製品並びに各種産業機械に使用される機械油・切削油・潤滑油等について需要業界へ広く広報・PR活動を行う。
 【出展企業名】(50音順)
 CKD(新)▽正和▽ダイキン工業▽大生工業▽千代田通商(新)▽TOHTO(新)▽トリプルアール▽日東工器▽日本エンギス(新)▽日本ピスコ▽ハイダック▽油研工業
 【同会取り扱い機器】
 ☆油圧機器…油圧ポンプ・モータ、油圧バルブ、油圧シリンダ、アキュームレータ、油圧ユニット等
 ☆油圧関連機器…油圧プレス、油圧継手、オイルチューナ、フイルタ、潤滑装置等
 ☆空気圧機器…空気圧バルブ、空気圧シリンダ、アクチュエータ、空気圧システム等
 ☆空気圧関連機器…コンプレッサー、空気冷却装置、空気圧継手、チューブ等
 ☆水圧機器…水圧バルブ、水圧ポンプ、水圧シリンダ、水圧継手、チューブ等
 ☆その他…作動油、切削油、擁動面油、潤滑油等
日本試験機工業会
 同工業会は試験機製造の専門家集団として試験機造りを通して社会の信頼に応えるべき活動を展開している。
 【今回の展示品について】
 ●山本科学工具研究社…高精度硬さ基準片、その他の標準工具(顕微鏡組織標準片、火花試験標準片、ハードネスター、シャルピー衝撃基準試験片)
 ●シグマ電子工業…釣合い試験機(立形釣合い試験機、横型釣合い試験機、一般回転体用フィールドバランサ、弾性ロータ用フィールドバランサ、バッテリ駆動型フィールドバランサ、ワイヤレスフィールドバランサ、振動計、状態監視計)
 ●長浜製作所…横型ハードタイプバランシングマシン、立形二面測定バランシングマシン、小型ターボ用軸付きタービン専用バランシングマシン
 ●ユニパルス/ロボテック…世界最高水準の回転トルクメータ「UTMU」、壊れない高応答ロードセル「SuperCell」、高速・精緻なやわらか制御≠ェ可能な出力軸トルク測定機能付ギヤードサーボモーター「UNISERVO」、力を感知して吊り上げをアシストする電動バランサー「Moon lifter」など、人と機械の共存を可能にするセンサやロボット
日本歯車工業会
 今回のJIMTOF2016には、会員企業から5社が出展する。それぞれ歯車単体、歯車装置、歯車計測機、歯車工具等様々な製品の最新技術を見ることができる。
 【出展企業(50音順)・出展製品】
 ●大阪精密機械…ダイレクトドライブ方式歯車測定機CLP−35DDS、全自動歯形・歯すじ・ピッチ測定機CLP−15S
 ●協育歯車工業…KG規格品歯車、SGE・S−H・BF・RKGシリーズ、青POMギヤシリーズ、従来規格品の小型高精度ギヤシステム
 ●小原歯車工業…KHK標準歯車、Jシリーズ、Fシリーズ、歯車工房、オーダー歯車
 ●DTR…ホブ、ブローチ、ピニオンカッター、マスターギヤ、超硬工具研削機械
 ●東京テクニカル…CNC歯車試験機、CNCギヤチェッカー、CNC2歯面噛合試験機、簡易型オーバーボール径測定器

JIMTOF2016  出展製品紹介
世界最小のレーザーマーカーなど
各種刻印機を豊富に展示
東陽 小間番号E5040

 東陽(愛知県刈谷市中山町5―10)は、各種刻印機を出展する。世界最小オールインワンレーザーマーカーのNanoVIS(オートメーター社製)やドット式刻印機TMP1700、TMM4200(テレシス社製)等、幅広いラインナップを用意。ユーザーの刻印に関する悩みに応じて最適な機種を選定することができる。
 ブースにテストピースを持っていけば、その場でテスト刻印を行い返却してもらうことも可能。
 世界最小レーザーマーカーNanoVISは、オールインワンタイプながら全長30pを切るコンパクトさが特長。完全空冷式でランニングコストを削減。パワーサプライ、マーキングソフトも付属している。鉄、アルミ、ステンレス、金属、プラスチックにマーキング可能。

JIMTOF2016  出展製品紹介
ハイドロチャックシリーズに高剛性タイプがラインナップ
エヌティーツール 小間番号W2026

 エヌティーツール(愛知県高浜市芳川町1―7―10)は、ハイドロチャックシリーズの新製品「ハイドロチャックオメガ PHC・H型」を出展する。
 同製品は、重切削加工において、高能率刃具の性能を最大限に発揮すべく高剛性と高精度を追求。従来のミーリングチャック同等以上の高精度、高把握力を有する。独自のスリーブ形状により把握力と剛性を高めることで、加工時の刃具の傾きを抑え、切削面の隅の取り残しを減らせることが特長。加工後のゼロカットを低減し次工程の負荷低減に寄与することでサイクルタイムの低減につながる。
 また、他のハイドロチャックシリーズと同様に作業性を追求し、刃具のチャッキングはレンチによる締切。作業者への負担や作業時間を低減する。
 【主な仕様】把握径=φ16、20、25、32、42▽対応シャンク=BT、AHO、HSK・A、UTS、CAT、SK▽芯ズレ精度=4d先端3¥外字(8422)以下▽繰り返し精度=1μm以下。
IoT/インダストリー4.0&DMG
MORIスマートファクトリー
DMG森精機 小間番号E3031

 DMG森精機(名古屋市中村区名駅2―35―16)は、出展企業中最大となる2160uのブースに、新機種7台を含む計23台の工作機械を展示し、全ての機械でデモ加工を行う。
 「IoT/インダストリー4・0&DMG MORIスマートファクトリー」をテーマに、センサ搭載機やシェフラー社(ドイツ)と共同で取り組む実証プロジェクト「マシンツール4・0」を紹介。また、工作機械、ロボットやローダ,さらには治具、工具、測定まで一体となったシステムをワンストップで提供できるホリスティックソリューションを展示する。
 さらに工作機械の生産性を高める20種類以上のDMG MORIテクノロジーサイクルの実演も行う。テクノロジーサイクルとは、@機械本体A切削工具や周辺機器などのオープンイノベーションB組込ソフトウェアCCELOSなどのHMI(Human Machine Interface)を融合させた同社の新しいソリューションの形。テクノロジーサイクルを用いることで、これまで専用機や専用プログラム、特殊な工具で行っていた加工・段取り・計測を、汎用的な工作機械や標準的な工具・治具などで、誰もが簡単かつ短時間で素早い立ち上げと高い品質を実現することができる。
 新機種では、世界最高のベースマシン立形マシニングセンタCMX 1100 Vの展示を行う。同機は、これまでの立形マシニングセンタの標準オプションを網羅した全290種類の多彩なオプションから、ニーズに合わせてカスタマイズが可能。さまざまな業種の幅広いワークに対応する高い汎用性で、ユーザーの生産性向上に貢献する。
 会場では今回で12回目を迎える切削加工ドリームコンテストの全応募作品を展示する。11月17日(木)にはブース内で優秀作品の表彰式を行う。
 また、プレミアムパートナーシップを締結しているポルシェがFIA世界耐久選手権に出場している「ポルシェ919ハイブリッド」も展示。22日(火)にはポルシェチームのドライバー、マーク・ウェバー氏によるトークセッションとサイン会も開催の予定。
 19日(土)は出展者ワークショップとして、専務執行役員藤嶋誠氏による「DMG MORIテクノロジーサイクル」をテーマにした講演を行う。
 【主な見どころ】
 ●テクノロジーサイクル…新機能を含む20種類以上を発表し、デモで紹介。
 ●CELOS+インダストリー4・0…センサを搭載した工作機械をIoTとしてネットワークにつなげることで、稼働監視や予知保全、品質向上など、新たな付加価値を生み出す実例を紹介。
 ●システムソリューション…同社の工作機械とファナック社、不二越社のロボットを組み合わせたオープンイノベーションによる、自動化システムを紹介。
 ●革新的な新機種…新コンセプト機立形マシニングセンタCMX 1100 Vなど、世界初公開を含む計7台の新機種を発表。
 ●XXL大型機…門形加工機4台分の加工能力を備えたJIMTOF史上最大(同社の出展機に限る)となる大型5軸加工機「DMU 210 P 2nd Generation」を日本初公開。
コストダウンに貢献
する
「スーパーG1チャック」
ユキワ精工 小間番号 W2042

 ユキワ精工(新潟県小千谷市千谷2600―1)は、ブース内にプレゼンテーションステージを設け、ツーリングシステム・スーパーG1チャックの製品紹介、切削加工におけるツールホルダの違いによる品質の向上、生産性の向上の事例を紹介する。
 スーパーG1チャックは、加工用途に応じて、サイクルタイムの短縮、切削工具の長寿命化など、ユーザーのコストダウンに貢献する。
 【特徴】
 @1本の工具での加工個数が増える!振れ精度が良いツールホルダを使用することで、工具の振れも最小となる。このため切削中の工具の磨耗を抑え、1本の工具での加工個数は飛躍的にアップする。
 AスーパーG1チャックは、振れ精度、剛性、把握力が優れているため、ミーリング加工時にはワーク面粗度が向上する。
 BスーパーG1チャックは、従来のツールホルダに比べ、剛性が高く、把握力も高いため、主軸回転数・送り速度を上げるなどの切削条件を変えることで、サイクルタイムを短縮することも可能。
 【仕様】
 シャンク形状=BT30/BBT30/BT40/BBT40/BT50/BBT50
 コレットサイズ=φ1〜φ32(o)
第四次産業革命に備えた
「CoroPlus(コロプラス)」
サンドビック 小間番号W1021

 サンドビック(コロマントカンパニー本社=名古屋市名東区上社1―1801)は、「Together We Shape The Future Of Manufacturing ―未来の製造業をともに形作る―」をテーマに掲げ、来たる第四次産業革命に備えたサンドビックコロマントのコネクティッドソリューション・プラットフォーム「CoroPlus(コロプラス)」を紹介する。
 ボタンをクリックするだけで、ユーザーのツールアセンブリに必要な切削速度や送りの情報が入手できる「ツールガイド」、ファインボーリング工具の加工径を遠隔操作で調整し、素早く簡単なセットアップが可能な「コロボアプラス」、工具およびプロセスのリアルタイムモニタリングが可能な「プロモス3プラス」など、ネットワーク化された最先端の技術を展示する。
再研磨後の形状確認に最適な
簡易測定器「ジャストスコープ」
菱高精機 小間番号W1009

 菱高精機(高知県高岡郡中土佐町上ノ加江2085―2)は、JIMTОF2016出展において、前回展に続き5軸制御全自動研削機「イプシロン」の展示を行うと共に、イプシロン購入顧客から要望のあった再研磨後の形状確認・寸法測定の簡易測定器「ジャストスコープ」を新たに発表展示する。
 簡易測定器は、大きさが680o×515oと研磨機横の作業台に設置可能な寸法で、CMОSカメラを使用して手持ちのPCに接続し画像にて形状確認ができる優れモノ。
 また、切削工具関係ではインサート式工具「ハンガーミル」を発表する。ハンガーミルは、独自インサートと特殊溝形状により、切屑排出性を高め、バーチカル加工(縦突き切削)と穴あけ加工を行えるツール。先端の形状はフラット形状で段差も極小段差に押さえ、特に黒皮の材料の粗加工や曲面材料の加工にも効果がある。

JIMTOF2016  出展製品紹介
機械加工の変化に対応した新製品
ハイドロペングリップなど
日研工作所 小間番号
W2005
 日研工作所(大阪府大東市南新田1−5−1)は、ハイドロペングリップをはじめ、ツーリング各種、5軸ダイレクトドライブテーブルなどの新製品を出展する。
 ■ハイドロペングリップ…穴加工にターゲットを絞ったハイドロチャックが登場。ワーク干渉を徹底的に排除した、ペンシル型超スリムボディ。内部構造を超精密化させることによって、高精度を実現し、特に小径・深穴のドリルやリーマ加工に最適なホルダに仕上がった。4D先端で振れ精度3¥外字(8422)以内。
 ■バランサブル焼きバメホルダ…焼きバメホルダに、刃具焼きバメ後アンバランスを解消できるバランサブルモデルが登場。ホルダ単体でG1・5までのプリバランスが取れた、単に「バランスの良い」ホルダではなく、刃物を付けた後にスクリューをフランジ部に取り付けることによってバランスを調整できる焼きバメホルダ。アルミニウム加工などの超高速切削に、新たなソリューションを提供できる新型焼きバメホルダである。米国の航空機関連ユーザに対し、既に数多くの実績がある。
 ■eMACWデジタルボーリングヘッド…eMACデジタルボーリングヘッドシリーズに、W(ワイド)タイプを追加。φ200までの大径ボーリングが可能。見やすいデジタル表示はもちろん、スルークーラント対応(4MPa)で、防水・防塵設計(IP67)がなされている。Q42ベースホルダ対応。
 ■ツールテーパクリーナ…ツールホルダのテーパに付着したサビや汚れを簡単に除去するクリーナーを開発。専用の特殊ゴム砥石を使用し、一切の寸法変化なく、テーパ部分を傷めずに、約30秒でクリーニングが可能。汚れをそのままにしておくと、ホルダ最重要部分であるテーパ部が大きなダメージを受けるため、定期的なクリーニングが推奨される。
 ■5軸ダイレクトドライブテーブル5A]‐DD130BF2…インペラーなど小物部品の5軸加工に特化する5A]の最新モデル。アシンメトリーな形状設計により、テーブル・ワーク・ロボットの親和性を大幅に高めることに成功。さらに2ポートのロータリジョイントを標準装備し、ワークの着脱が容易に行える機構となっている。
 ■ツールプリセッタE4060L…高性能KHシリーズを更に進化させた最新モデル。光学カメラのハードウェアをバージョンアップし、測定機能を大幅に高めた。更に人間工学に基づいて、モニタを見やすい縦型に変更し、高さと軸方向の測定最終ポジショニングを手元で調整可能にするなど、構造を根本的に見直している。
 【ワークショップ】
 11月20日(日)11〜12時、会議棟606会議室にてワークショップを開催。『ツーリング・ボーリングシステム主力製品の紹介/ツーリング・CNCテーブル・リーマを活用したアプリケーション効率化』と題し、新製品紹介を中心として、どのようにツーリングやCNCテーブルを選定・レイアウトすると良いパフォーマンスを得られるか、と言った観点から、それぞれの特徴を最大限生かすことができるアプリケーションの事例の紹介と提案を行う。
『刃欠け』トラブルを解決
重工業大型部品加工用スパイラルタップHVSP
彌満和製作所 小間番号W1056

 彌満和製作所(東京都中央区京橋3−13−10)は、「『確かなねじ』で支える未来」をテーマに展示する。
 新商品コーナーでは、太径のスパイラルタップ加工で発生しやすかった『タップの刃欠け』トラブルを解決するために開発したHVSPを展示する。この商品は、ねじ部の完全山を数山残し、以後のねじ山を半分山払いした特殊形状と独自の溝形状により切りくずの排出性の向上と、完全山の刃欠け防止効果が図られている。また、ヒールカット性能を向上させ切りくず残りを無くし、逆転時に発生しやすい食付き部の刃欠けトラブルの大幅減少を実現している。
 さらに、幅広い被削材への加工を可能とし、めねじがテーパーになりにくく、高精度なめねじ加工が可能となったスレッドミルPRMLや鋳抜き穴へのダイレクトタッピングを可能としたACHSPを展示する。
 他の展示コーナーとしては、精密タッピングマシン「マイクロタップ」を用いてタッピング実演を行う。今回は、中硬度炭素鋼用ロールタップ「MHRZ」を使用し、下穴径別での加工トルク差や切削油剤の種類による加工性の違いが理解できる。
 また、タッピング相談コーナーを開設し、タッピングトラブルや日頃の疑問に専任スタッフが応える。図面を持参しての、タップ・ダイス・センタ工具関連の本格的な加工相談も可能となっている。
 【問合せ先】フリーダイヤル0120−800−418
HRC40〜72の焼入れ鋼に穴があく
「トグロンハードロングドリル」
イワタツール 小間番号
W1024
 イワタツール(名古屋市守山区花咲台2−901−1テクノヒル名古屋E−3)は、新しい発想の工具のコンセプトを発表する。
 ■HRC40〜72の焼入れ鋼に穴があく「トグロン¥外字(8244)ハードロングドリル」。焼入れ鋼に直接穴をあけることができ、金型のエジェクタピン穴加工をはじめ、ワイヤ放電加工のスタート穴、部品加工においても精度向上や工程短縮(実績/製作日数が4分の1に短縮)が可能。
 ■従来の「トグロン¥外字(8244)ハードドリル」にオイルホール付きも追加。焼入れ鋼に高速で加工が可能。
 ■「トグロン¥外字(8244)」の名を持つ製品がさらに追加。面取り加工に特化することにより、コスト低減と加工スピードアップを両立した、一般鋼加工用5枚刃面取り工具「トグロン¥外字(8244)マルチチャンファー」と、アルミ・樹脂・真鍮に最適な「トグロン¥外字(8244)シャープチャンファー」を展示。「トグロン¥外字(8244)」の特徴であるネガ刃形状は、焼入れ鋼から一般鋼、アルミ、アクリルなど、幅広い被削材に対し、高速、高精度、高難易度など、それぞれの製品が優れた性能を発揮する。加工形状も、穴あけ、面取り、V溝、位置決めなど、バリエーションが豊富。
 【ワークショップ】
 テーマ「高硬度材、穴あけによる金型製作工程短縮、PCD、CBN、小径工具について」
 〈日時〉11月19日(土)13〜14時、〈場所〉会議棟6階606会議室
 【加工実演】
 @HRC40〜72の焼入れ鋼深穴加工用ドリル60Dの加工実演…焼入れ鋼に60Dの加工実演を実施。今までにない焼入れ鋼深穴加工を、ブース内で体験できる。
 A超高速加工ドリル「GPドリル」加工実演…鉄系材料に直径1o、深さ4oで1穴約0・2秒の穴加工実演を実施。寿命とスピードを両立した、超高速穴あけ加工の限界を追及する。
世界をつなぐ
最先端ソリューション
住友電気工業 小間番号
W1043
 住友電気工業(大阪市中央区北浜4−5−33)は、『世界をつなぐ最先端ソリューション』をテーマに、「最先端の新製品、新技術」、「グローバル展開とリサイクル」を機軸として出展紹介する。
 @最先端の新製品、新技術の紹介=住友電工グループのアライドマテリアルと共同出展する。独自の素材開発力とユニークな設計を駆使した新製品、新技術として、革新コーティング、高精度の造形技術による超硬合金切削工具や独自のダイヤモンド素材と刃先加工技術、レーザ形彫り技術による精密加工用工具など、世界につながるソリューションを紹介する。
 Aグローバル展開とリサイクル=世界各地に日本国内も含めて10ヶ所以上を数えるツールエンジニアリングセンタを起点とした、研修、テストカット、加工診断や調査分析を幅広く展開。海外進出の際にもさまざまなサポートを提供する。
 また、同社グループで積極的に展開している超硬合金(タングステン)のリサイクルをはじめとした環境改善活動を紹介する。
 なお、見どころとなる「新製品」の概要、特長は次の通り。
 ▽鋼旋削用コーティング材種「AC8025P」=独自の「Absotech Platinum」技術を採用し、CVDコーティング膜特有の引張応力低減による耐チッピング性、および刃先表面平滑化による耐溶着性を向上。汎用性に優れ、様々な鋼の旋削加工において、加工コストの低減や生産性の向上に大きく貢献する。
 ▽高能率汎用フライスカッタ「SEC−スミデュアルミルDFC型」=両面使いインサートの特徴を活かして高能率加工での安定性を、また刃先設計の最適化で片面使いインサートに匹敵する切れ味を両立することで、加工面品位の向上を実現した。 
 ▽超硬コーティングドリル「フラットマルチドリルMDF型」=独自の高剛性刃型設計により、傾斜面や円筒面への高能率な穴あけ、ボルト座など平らな穴底が必要な加工、抜けバリの低減を可能にした。加工時間短縮、工程集約、部品加工のコスト低減に貢献する。
 【問合せ先】ハードメタル事業部 電話(8340)072(772)4531、名古屋052(589)3873

JIMTOF2016  出展製品紹介
回転センターメーカーが提案する
高剛性ビルトインセンター
二村機器 小間番号
W2039
 EAGLE STARS、ワシ印でおなじみの二村機器(名古屋市中村区岩塚町九反所55)は、JIMTOF2016に向けて新たな取り組みを進めてきた。前回のJIMTOF2014より工作物保持具メーカーである同社と同様の保持具メーカーであるチャックメーカーとのコラボ製品の開発から製作展示であり、これは、サプライヤーからの縦割発注に対してより効率的な製品の加工が可能になる様に工作物保持具メーカーとして横割の提案を提供するものである。
 更に続く取り組みは、機械メーカーとのタイアップである。特に旋盤メーカーに至っては、加工技術の刷新による剛性UPが急務となっている。そこで回転センターのリーディングカンパニーである同社としてもこれを急務と考え、新製品開発に至った。
 【Active built in center(アクティブ・ビルトイン・センター)】先に述べた、加工技術の刷新とは、スカイビング加工やシェービング加工といった焼入れ後のハードターニング加工だ。各々の加工には違いがあるが、高硬度の加工物を加工するに違いはない。高硬度の加工物を加工する際に、必要な条件は主に3点が挙げられる。
 第1に加工物を保持する為の耐高ラジアル荷重である事。次に耐高ラジアル荷重を逃さない様にする、耐高スラスト荷重。最後に加工物の面粗度を向上させる為の高高速回転である。更にこの3条件を満たしたとしても、ベアリングの消耗は避ける事が出来ない。それを解決させたのが、Smart Access System(スマート・アクセス・システム)である。短時間でベアリングユニットの交換を可能にした事である。
 これらの加工条件を満たす製品を同社は開発する事に成功。JIMTOF2016の会場において実物を見ることができる。同品については、高松機械工業の新型機、XTT―500への採用が決定している。
 その他、ドライビングセンターの新ラインナップや様々な問題を解決に導いた特殊品などの展示も行っている。
高精度工具測定装置「アテーナ」
φ0.05oが測れるタイプを参考出品
BTT 小間番号W1053

 ビーティーティー(名古屋市守山区花咲台2―801)は、工具研削盤、工具測定装置、工具観察台、オリジナルツールなどを出品する。
 ◆工具測定装置「アテーナ」…繰り返し計測精度3σ<1μm(同社測定規定に基づく)の高精度測定を測定時間10秒で行える工具測定器。工具径φ0・2o〜φ20oのスクエア、ボール、ラジアス、テーパー、テーパーボール、テーパーラジアスエンドミルの対応可能。今回は、工具径φ0・05oが測定可能なアテーナの製品も参考出品する。
 ◆工具研削盤「DP―640」…正確な角度をデジタル表示させる旋回台を持ち、R研削が簡単に出来る万能工具研削盤。
 ◆工具研削盤「Micron P200」…最小径φ0・2oまでのエンドミル底刃研削及びギャッシュ加工が可能な小径工具研削盤。
 ◆工具観察台「シャチカメ」…工具の回転と旋回を組み合わせてCCDカメラを介して任意の部位を最適に観察することができる。
 ◆アルミ加工用エンドミル「Prism」…特殊底刃形状「パラボラフェイス」を有することで一般的なエンドミルと比較して加工時間を大幅に短縮できる超硬3枚刃エンドミル。

礎的なことをコツコツと
相互の交流・情報交換
第31回中部支部総会・懇談会

 ダイヤモンド工業協会中部支部(支部長=北川正樹氏・北川ダイヤモンド工業社長)は、10月6日午後5時30分より名古屋市中区のアパホテル名古屋錦において、第31回総会・懇談会を開催した。会員のメーカー、商社ら31名が出席して情報交換などを行った。
 北川大輔北川ダイヤモンド工業製造管理部長の司会進行により、総会では滝沢茂監事(内外ダイヤモンド代表社員)が会計報告ならびに監査報告を行い、全会一致で承認された。
 北川支部長は挨拶で、出席への御礼を述べた後、「現在の我々を取り巻く経済状況はあまり良くありません。1つは、中国が落ち込んだ。日本でもアベノミクスが4年目になりますが、パッとしない。東京では豊洲新市場の問題、4年後のオリンピックの予算問題と問題が山積みされて大変だと思います。中部は良いかと言うとそうではなく、MRJ(三菱リージョナルジェット)の5度目の納入延期等もあり、名古屋もそれほどではない。そんな状況の中で、実際に我々はどうしたらよいか。地道にコツコツと、ノーベル医学・生理学賞を受賞された東京工業大学栄誉教授大隅良典先生のように基礎的なことを頑張ってやるしかないのかと感じています。今回も恒例となったミニライブを用意させていただきました。お楽しみいただけたらと思います」と述べた。
 続いて緒方誠也ノリタケカンパニーリミテド執行役員生産技術部長より業界動向などが報告され「大変厳しい状況ですが、今年は11月17日〜22日にJIMTOFが開催されます。新しい技術、装置、工具に触れる良い機会だと思います。当協会も小間を設けて参加していますので、皆さん奮ってご参加ください。これを好機に、来年に向けてジャンプアップしたいと考えています」と締めくくられた。
 武藤隆ダイヤモンド工業会事務局長が音頭を取り業界ならびに中部支部の更なる発展を願って乾杯、懇談の場となった。
 懇談会では恒例のミニライブが開かれたほか、初参加の人による自己紹介もあり親交を深め、田渕一雄豊田バンモップス専務の中締めで終了した。

LINXDays 名古屋16日・大阪17日・東京18日
IIoT、マシンビジョンをテーマに
業界動向・最新製品を一堂に集め紹介

 世界における最先端技術の技術商社であるリンクス(社長=村上慶氏、本社=横浜市青葉区)は11月16日(水)〜18日(金)の3日間にわたり、名古屋、大阪、東京の各会場でプライベートセミナー「LINXDays(リンクス・デイズ)」を開催する。現在参加者を募集中。
 同社では近年、毎年プライベートセミナーを開いているが、今年は「LINXDays」と銘打って、産業界における最新の動向や導入事例をはじめ、同社が取り扱う最新製品を一堂に集め紹介する。午前開催の「リンクス・IIoT・セミナー」と、午後開催の「リンクス・マシンビジョン・セミナー」の2部構成。
 「リンクス・IIoT・セミナー」では、Industrial IoT(インダストリアルIoT=IIoT)で日本のモノづくりが今後どのように変革していくのかを、国内企業の事例や海外企業の取り組みを交えて紹介、解説する。
 一方の「リンクス・マシンビジョン・セミナー」では、国内におけるニーズが高まりつつある画像処理技術に関する市場動向や、最新のマシンビジョンコンポーネントについて、活用事例と共に紹介。さらに、リンクスの主要取扱製品の1つである画像処理ソフトウェア「HALCON(ハルコン)」の最新バージョンも初めて披露する。
 「LINXDays」への参加は、同社ホームページ(URL=http://linx.jp/)から申し込むことができる。
参加無料。
開催概要
 ■開催日/場所
 【名古屋】11月16日(水)/ミッドランドホール(名古屋市中村区名駅4―7―1、ミッドランドスクエア・オフィスタワー5階)
 【大阪】11月17日(木)/阪急うめだホール(大阪市北区角田町8―7、阪急百貨店うめだ本店9階)
 【東京】11月18日(金)/品川グランドホール(東京都港区港南2―16―4、品川グランドセントラルタワー3階)
 ■プログラム
 各日9時30分〜11時30分「リンクス・IIoT・セミナー」、13時〜17時30分「リンクス・マシンビジョン・セミナー」

売上高12・4%減、7期ぶりの減収
通期業績予想を下方修正
岡谷鋼機 2017年2月期第2四半期連結決算

 岡谷鋼機(社長=岡谷篤一氏、本社=名古屋市中区栄2―4―18)は9月30日、名古屋証券取引所にて2017年2月期第2四半期連結決算(2016年3月1日〜8月31日)の発表を行った。
 売上高は前年同期比12・4%減の3574億7400万円となり、第2四半期の売上高としては7期ぶりの減収となった。鉄鋼が内需の伸び悩みに加え、中国の鉄鋼供給過剰による鋼材価格の下落と円高の影響などにより14・1%減。その他、情報・電機、産業資材、生活産業の全セグメントで売上高が減少した。
 利益面では営業利益が前年同期比32・3%減の60億300万円、経常利益が26・5%減の83億3000万円、四半期純利益は29・4%減の54億8600万円となった。営業利益、経常利益は5期ぶり、四半期純利益は4期ぶりの減益。売上の減少が主な要因で、年金給付のコスト増で人件費がアップしたことも若干影響した。
 配当は年初の計画通り中間期85円、期末に85円を予定。
 通期の連結業績予想については、売上高を8000億円から7500億円に、営業利益を160億円から140億円に、経常利益を200億円から180億円に、当期純利益を130億円から120億円にそれぞれ下方修正した。

A・B準決勝戦を開催
川島が新栄破り決勝へ
第76回 愛機工組合野球大会

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機会長)は第76回野球大会の第9日を10月15日、第10日を同22日に草井球場で開催し、決勝進出チームが決まった。Aゾーンは川島商事・井高、Bゾーンは落合・ユアサ商事。
 試合結果は次の通り。
 ■第9日
 【第1試合】Bゾーン準決勝
 落合×ナスコムは、落合が1回表に1点を先制。落合は、3回に1点、5回に4点、6回にも2点を追加し点差を広げ、ナスコムの反撃を0点に抑えて8対0で勝利、初の決勝進出を果たした。
落  合 101042=8
ナスコム 000000=0
 ■第10日
 【第1試合】Bゾーン準決勝
 三枝電機×ユアサ商事は、1回裏にユアサ商事が1点を先制。その後もユアサ商事は、3回、4回、6回に1点ずつを加えじりじりと得点差を広げ、三枝電機の反撃を0点に抑えて4対0で勝ち決勝へと駒を進めた。
三枝電機  0000000=0
ユアサ商事 101101x=4
 【第2試合】
Aゾーン準決勝
 井高×東陽は、互いに実力者同士の戦いで両チーム無難な立ち上がりを見せたが、2回表に井高が1点を先制、3回にも3点を加えリードを広げた。さらに井高は6回に3点を追加し7点差と一方的な試合となり、東陽の攻撃を井高の2人のピッチャーが抑え、7対0で強豪東陽を下して決勝進出を決めた。
井高 013003=7
東陽 000000=0
 【第3試合】Aゾーン準決勝
 川島商事×新栄商會は、新栄商會が1回裏に1点を先制。川島商事は3回表に1点を返して同点に追いついたが、その裏すぐに新栄商會が1点を取り再びリード。時間の規定で最終回となった6回、川島商事は執念で同点に追いつき、その裏の新栄商會の攻撃を0点に抑え試合終了。勝敗はくじ引きに託され、結果、川島商事が勝ちを決め悲願の決勝進出を果たした。
川島商事 001001=2
新栄商會 101000=2
※くじ引きにより川島商事の勝利(くじ6対3)

第18回東海イゲタロイ会ゴルフコンペ
鈴置一仁氏(大豊商会)が優勝

 東海イゲタロイ会(会長=前嶋孝行氏・前島商会社長)は10月5日、新南愛知カントリークラブ美浜コースにて第18回ゴルフコンペを開催した。
 当日は9組31名が参加。和気藹々とラウンドし、鈴置一仁氏(大豊商会)がネット71・2の好スコアーで優勝した。
 上位入賞者は次の通り(敬称略)。
▽優勝=鈴置一仁(大豊商会)N71・2H10・8
▽準優勝=渡邉靖治(東濃マシンツール)N73・8H7・2
▽第3位=杉原寛尚(栄機工)N76・0H18・0
▽第4位=大久保稔(大久保商事)N76・2H28・8
▽第5位=棚橋雄彦(タナハシ機工)N76・4H9・6

顧客、仕入先など180名が参加
長瀬大樹氏(サンコーエンヂニア)が優勝
イトウ 第17回ボウリング大会開催

 管工機材・住宅設備機器の専門商社イトウ(社長=伊藤辰之氏、本社=名古屋市北区彩紅橋通1−1−12)は、10月1日午後6時30分より名古屋市千種区の星ヶ丘ボウルにおいて「第17回ボウリング大会」を開催した。ボウリング場の全レーンを貸切りにして、同社の得意先・仕入先ほか社員も含め総勢約180名が参加し熱戦を繰り広げた。
 このボウリング大会は、同社が取引先への日頃の感謝を込めて毎年行っている恒例行事で、17回目となる今回は、大会を通じて交流を深め、得意先・仕入先・イトウが三位一体となり共に発展成長していくことを願い、テーマを『一緒にチャレンジ!一緒にゲッツ!』とした。
 はじめに伊藤社長が大会参加への感謝を示した後「日頃はご愛顧いただき御礼申し上げます。皆様のお役に立つように頑張ってまいりますので宜しくお願いいたします。本日はボウリングでリフレッシュしていただければ幸いです」と挨拶。続いて前回優勝者の高橋一成氏(平野設備工業所)による始球式でゲーム開始となった。
 大会は男女混合個人戦による2ゲームトータルのピン数で順位を競い、ゲームの結果、長瀬大樹氏(サンコーエンヂニア)が410ピンで優勝を果たした。
 ゲーム終了後は表彰式を兼ねた立食パーティーが行われ、各賞受賞者に伊藤社長から賞品が手渡された。
 上位入賞者は次の通り(敬称略)。
▽優勝=長瀬大樹(サンコーエンヂニア)410ピン
▽準優勝=林峰和(ベン)396ピン
▽3位=早坂敏彦(早坂設備)366ピン
▽4位=福山敦史(アカギ)358ピン
▽5位=浅井幸雄(サンエイテクニクス)345ピン
▽ハイゲーム=長瀬大樹(サンコーエンヂニア)245ピン

2016年11月202617
第42回全国大会〈東京大会〉
「挑戦する勇気」をテーマに
全機工連 全国より会員ら500名超が参集

 全日本機械工具商連合会(全機工連、会長=前西孝夫氏・エバオン会長)の第42回全国大会(東京大会)が10月26日、第一ホテル東京(東京都港区新橋1−2−6)で開かれた。今回は「挑戦する勇気〜New made in Japan〜」をテーマに、全国から加盟団体の会員ならびに関連メーカーを交え500名以上が出席し、機械工具業界の役割などについて話し合った。パネルディスカッションでは、大きく変わる市況に対して挑戦していく中小製造業とそれを支える機械工具商のあり方について、江戸っ子1号の浜野慶一氏、下町ボブスレーの細貝淳一氏、コマ大戦の緑川賢司氏がパネリストとして意見を述べた。次回の全国大会は3年後の2019年に大阪で開催される。
 今大会は、前回の愛知大会以来3年ぶりの開催となり、第1部大会(式典)、第2部パネルディスカッション、第3部懇親会と進められた。
 大会(式典)では、物故者黙祷、国歌斉唱に続いて、小川修一東京都機械工具商業協同組合理事長(オーマット社長)が「本日は、全機工連傘下の全国38組合より、500名を超える方にご参加いただきました。今回のテーマは『挑戦する勇気』。何かしら一歩でも、半歩でも、今までとは違った形で前向きに踏み出したい」と歓迎の挨拶。
 前西全機工連会長は「ここ10数年来、グローバル化とネット販売が我々の業界に影響を与えるようになりました。過去2回の全国大会では警鐘が鳴らされ対応策が発表されました。新市場の開拓、あるいは取扱商品の拡大が必要と分かっていても、一朝一夕にできるものではありません。この後、全機工連の常任理事であり東北機械工具商連合会会長の桑原茂氏より『東日本大震災からの復興』というテーマで特別講演があります。今年も熊本、最近は鳥取で大きな地震があり、また台風の被害も各地に起こり、昨今、BCP(事業継続計画)の導入が語られています。従来の地域性を超えたところに発生しており、業界の全国的な情報交換の必要性があると思われます。この様な共通課題こそ、若手の皆さんに取り上げていただく課題の1つになればと思っています。挑戦する勇気が攻めの姿勢であるならば、事業継続への取り組みは防御の姿と言えましょう」と述べ情報交換を呼びかけた。
 来賓の紹介があり、
蘆田和也経済産業省製造産業局素形材産業室長が来賓代表挨拶。世耕弘成経済産業大臣から届いたメッセージも披露された。
 功労者表彰では、田中康造元全機工連会長(Joyful喜一ホールディングス取締役相談役)と森野滋前全機工連常任理事(森野社長)が表彰された。
 特別講演「東日本大震災からの復興」では、桑原茂常任理事(キクニ社長)が5年経過した被災地の現状について報告。震災当時の状況やボランティア・支援の有り難みについて語り、被災の経験から危機管理委員会の設置や日頃から近隣組合との連携・情報交換が必要と訴えた。「復興とは大きな山であり、その山を乗り越えるとまた次の大きな山がある。それを一歩ずつ乗り越えていかなければならない。現在ソフト面は大分進んでいるが、ハード面がまだ。是非、皆様のご協力をお願いします」と結んだ。
「町工場の挑戦」
それを支える機械工具商

 ―機械工具業界の役割は、使い手と作り手をつなぎ、ユーザーやメーカー、卸商社と一緒になって価値を生み出すこと。そのためには、機械工具商社も変化し続けなければならない―その思いを込めたのが、今回のテーマ「挑戦する勇気〜New made in Japan〜」。
 第2部パネルディスカッションでは、町工場から果敢に挑戦し続ける、世界初の深海用小型無人探査機「江戸っ子1号」を開発した浜野慶一氏(浜野製作所社長)、オリンピック出場を目指す「下町ボブスレー」の細貝淳一氏(マテリアル社長)、「コマ大戦」を主宰する緑川賢司氏(ミナロ社長)がパネリストとして登壇。コーディネーターは世界3千社以上の中小企業を訪問し中小企業の活性化をテーマに研究に取り組む政策研究大学院大学名誉教授の橋本久義氏が務め、「町工場の挑戦」と題して意見を交わした。
 浜野氏は「江戸っ子1号開発の大きなテーマに“下請け体質からの脱却”があります。長年積み重ねてきた技術、経験、人脈、ノウハウが、社会の問題解決に役立ったり、笑顔のなかった子供たちに笑顔が戻ったりということに役立てば、会社の存在意義があると思っています。工具屋さんとは共に頑張ってまいりましょう」
 細貝氏は「人と人との出会いが自分を成長させたと思っています。人を呼ぶためには、人を呼ぶための努力をしていなければならない。例えば、毎日行き届く掃除ができるという習慣ができた人に、人が集まる。人材育成は、経営者はできませんから、それができるように人を乗せていくことが大切かと思います。通販で100円で売っているものでも工具屋さんから200円で買っている。付加価値として認めていれば、それは高いものではない。そこに付加価値を認めさせるという事が、我々の成功につながってくるのではと考えています」
 緑川氏は「私のようなリストラされた職人でも、ビジョンを持って夢を描いていると、わずか3年で世界まで達することができる。私ができるのだから、皆さんの方が上手にできるというのが、私の思いです」
 最後に橋本氏が「工具商は、町のヘモグロビン。町工場と町工場の間の情報をつないで栄養を循環させる。色々な新体系の販売に負けないように付加価値をつけながら、町工場を支援していただきたい」と締めくくった。
 第3部懇親会は会場を移して開かれ、冒頭、新藤義孝衆議院議員(元総務大臣)が祝辞を述べ、伊藤高潤全機工連副会長(愛知県機械工具商業協同組合理事長/春日鋼機会長)の音頭で乾杯した。
 アトラクションや歓談などで懇親を深めた後、東京組合から次回開催地となる大阪の大阪機械器具卸商協同組合へ開催地引継ぎ式が行われた。
 最後に山田雅英大会実行委員長(山田マシンツール社長)が閉会の挨拶で「明るい未来を開くために、挑戦する勇気を持ちましょう」と述べて終了した。

展示会も盛況裡に閉幕し
新年賀詞交歓会など今後の活動日程を決議
愛知県管工機材商協組 11月理事会開催

 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=倉地久雄氏・倉地社長)は11月1日、名古屋市中村区にある愛知県産業労働センター(ウインクあいち)で11月理事会を開催した。理事総数23名中、委任状含め22名が参加。同会では以下の議事について審議、報告がなされ、いずれも承認可決された。
 1.『第31回管工機材・設備総合展』について、小川誉之展示会実行委員長(小川管商社長)より報告▽10月6日〜8日まで、名古屋市千種区の名古屋市中小企業振興会館(吹上ホール)で開催。134の企業・団体が出品し、小間総数は250小間におよんだ。来場者数は、初日が4722名、2日目が3827名、3日目が3978名で、総勢1万2527名。10月20日には展示会実行委員のメンバーら24名が集まり、実行委員会反省会を開催。また、11月中旬を目処に「開催報告書」が出品者、組合員、後援者、ほか関係者らに配布される予定だ。
 2.小川信夫元理事長・元相談役の逝去について、大藪淳一副理事長(大清社長)より報告▽10月27日、名古屋市千種区の覚王山日泰寺普門閣で山信と小川家の合同葬が執り行われた。組合からは大藪副理事長、峰澤彰宏副理事長(峰澤鋼機社長)、阪尾知治事務局長の3名が参列した。
 3.全国管工機材商業連合会(管機連)名古屋会合について、阪尾事務局長より報告▽10月5日、全国の関連諸団体から18名が集まり、名古屋市中区の東京第一ホテル錦で「管工機材の将来を考える」と題した研究会ならびに定例理事会、意見交換会が開かれた。研究会では中部経済産業局総務企画部企画課の中川浩之課長を講師に招き講演会を開催。その後の懇親会では峰澤副理事長が司会進行を務めた。翌日はチャーターしたバスで吹上ホールへ向かい、展示会オープニングセレモニーに参加後、展示会を参観した。
 4.平成29年新年賀詞交歓会について、阪尾事務局長より報告▽名古屋市中村区の名古屋マリオットアソシアホテルで、平成29年1月24日午後6時より開会が予定されている。司会進行は鈴木克利新年会幹事(米津物産社長)が務める。来場者の着席は指定席方式とするなど、詳細は在田忠之新年会幹事長(在田商店社長)らにより現在調整中だ。
 5.各部会報告▽【福利厚生部会】成田幸隆福利厚生部会長(大成工機商会社長)より報告。第36回ボウリング大会を11月12日、名古屋市千種区の星ヶ丘ボウルで開催。組合員13社、賛助会員9社から総勢120名・40チームが参加。【事業部会・流通部会合同】平成29年2月17日、豊橋方面で工場見学会ならびに講演会を開催予定。見学先や講師については、安井文康事業部会長(錦興業社長)、大野直樹流通部会長(大野管材社長)らで最終調整中だ。【事業部会(名管会担当)】安井部会長より報告。愛知県知多郡美浜町の新南愛知カントリークラブ美浜コースで9月27日、第48回名管会ゴルフ大会が開催された。組合員25名、賛助会員31名が15組に分かれWぺリア方式で熱戦を繰り広げた。優勝は北村憲正氏(龍玉精工社長、名管会幹事長)、準優勝は峰澤副理事長、3位は海下晃郎氏(シーケー金属)となった。【経営研究部会】伊藤信哉経営研究部会長(伊藤柳商店社長)より今年度開催予定のセミナーについて、現在、講師および日程を調整中と報告があった。【広報部会】坪井研二広報部会長(ツボイ常務)より「組合だより138号」を12月上旬までには配布できるよう制作中であると報告があった。
 6.組合加入促進委員会の服部透委員長(オータケ中部営業部長)より報告▽正会員の内外産業名古屋営業所から県内拠点の廃止を理由に組合からの脱退届が提出され、これが本理事会で承認可決された。
 7.青年部「愛青会」の活動状況について峰澤担当副理事長より報告▽愛青会は展示会で抽選部として活躍。その他、10月20日に例会を開催。10月22日に展示会抽選部反省慰労会を開催した。
 8.今後の理事会日程について▽1月理事会=平成29年1月24日(新年賀詞交歓会開会前)に名古屋マリオットアソシアホテルにて。3月理事会=同3月7日。4月理事会=同4月25日。5月理事会=同5月23日(通常総会開会前)に東京第一ホテル錦にて。以上の開催が予定されている。3月・4月理事会については、開催場所は未定だ。

「東京グローバルヘッドクォータ
 オープンハウス」を開催
DMG森精機 JIMTOF期間中

 DMG森精機(社長=森雅彦氏、本社=名古屋市中村区名駅2―35―16)は11月17日(木)〜22日(火)の6日間、同社東京グローバルヘッドクォータにて「東京グローバルヘッドクォータオープンハウス」を開催する。同社は、同期間に東京ビッグサイトで開催されるJIMTOF2016にも出展しているが、会場の都合上JIMTOFには出展しきれなかった製品やデモ加工、ソリューションをここで紹介する。
 オープンハウスでは計30台の工作機械を展示し、すべての機械でデモ加工を実施。「DMG MORIの加工ソリューション」をテーマに、最新の5軸加工機や、テクノロジーサイクルの1つで最適な工具配置をプログラミングする「ツールソートサイクル」を紹介する。
 また、5軸加工機を検討中の人に実際に体験してもらう「同時5軸加工機加工体験(参加費無料)」や、工具メーカーとのオープンイノベーションとして、加工に応じた最適な工具を紹介する工具ギャラリーの展示なども行う。
 期間中は、同社のエキスパートによるテクニカルセミナーを開催する。セミナーでは、最新の加工事例の紹介、システムソリューションの紹介、CELOSクラブおよびテクノロジーサイクルの紹介など、ユーザーの課題解決に役立つ情報を提供する。
 東京グローバルヘッドクォータは、JIMTOF会場から車で約15分という距離に位置しており、JIMTOF会場との間で往復無料シャトルバスを運行する。
 同社は「会場ではお飲み物と昼食、軽食のサービスをご用意し、15時30分からはハッピーアワーとしてアルコールもご用意いたします。混雑が予想されるJIMTOF会場を避け、19時までゆっくりとおくつろぎいただける空間をご用意していますので、JIMTOF会場からもお気軽にお立ち寄りください」と来場を呼び掛けている。
 【東京グローバルヘッドクォータオープンハウスの概要】
 ◎日時=11月17日(木)〜22日(火)11時〜19時
 ◎場所=DMG森精機 東京グローバルヘッドクォータ(東京都江東区潮見2―3―23、TEL03―6758―5900(代))※東京駅よりJR京葉線乗車(7分)↓「潮見駅」下車、西口から徒歩2分
 詳細に関しては、同社Webサイトで確認を。https://www.dmgmori.co.jp/sp/jimtof/

総来場者数1万2000名超
管工機材の新たな“気づき”を提供
愛知県管工機材商協組第31回管工機材・設備総合展

 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=倉地久雄氏・倉地社長)が主催し、2年に1度開催されている『第31回管工機材・設備総合展』(展示会実行委員長=小川誉之氏・小川管商社長)が、今年も10月6日から8日までの3日間、名古屋市千種区の吹上ホール(名古屋市中小企業振興会館)で盛大に開催された。出品者数は満小間となった250小間、134社・団体を数え、3日間で1万2527名の来場者を迎えた。
 この展示会の特色は、すべて手作りで組合員が運営している点にある。過去30回の開催から得たノウハウに、小川実行委員長をはじめとする実行委員メンバーらのアイデアで改善に改善を重ねた本展示会。今回のテーマはおっ! こんなとこにも管工機材≠セ。我々の日々の暮らしのなかで非常に重要な役割を果たしている管工機材が、インフラから一般家庭のなかまで、いかに身近なところにあるかということを広く浸透させるべく、各出品メーカー・団体は展示方法などに工夫を凝らし、実行委員会はさまざまな企画で展示会を盛り上げていた。
 展示会初日の開場前にはオープニングセレモニーが催され、倉地理事長から開会にあたっての挨拶が述べられたほか、愛知県管工事業協同組合連合会会長であり、名古屋市指定水道工事店協同組合理事長も兼務する穂刈泰男氏、ならびに全国管工機材商業連合会(管機連)会長の小泉久則氏がそれぞれ祝辞を述べた後、出品者を代表してキッツ社長の堀田康之氏が挨拶。来賓一同によるテープカットを経て、今や遅しと開場を待ちわびた来場者を迎え入れた。展示会は大盛況で、初日に4722名、2日目は3827名、3日目は3978名と、1万2000名を超える来場者が訪れた。
 2年後の開催に向け早くも組合員の士気高まる!
 10月20日には展示会実行委員会のメンバーらが再び集結し、本展示会の慰労を兼ねた反省会が開催された。小川実行委員長は「1万2000名を超える多くのお客さまにご来場いただいて大変感謝しております。この巨大なプロジェクトを皆さんと一緒に成功させることができました。今、やるべきことはやりきった満足感でいっぱいです」と展示会を振り返った。また、峰澤彰宏副理事長(峰澤鋼機社長)は「ご来場いただいた方々、ご出品いただいたメーカーさま方が口々に『楽しかったよ』とおっしゃっていました。小川実行委員長も常に『展示会を楽しみましょう』と言っていましたが、多くの方から楽しかったとの言葉をいただけて、今回の展示会も大成功だったと言えるでしょう。皆さま、本当にお疲れさまでした」と実行委員らを労った。

全員例会や表彰制度など審議
平成29年新年賀詞交歓会開催日決まる
岐阜県管工機材商組合 10月度理事会を開催

 岐阜県管工機材商組合(理事長=廣瀬功氏・瓶由社長)は10月27日、岐阜市長良の岐阜グランドホテルで10月度理事会を開催。理事8名が集まり、以下の議題について審議・報告が行われた。
 第一号議案=『第31回管工機材・設備総合展』(10月6日〜8日、愛知県管工機材商業協同組合主催)視察の件、白木伸道担当理事(白木商会社長)より報告▽10月6日、名古屋市千種区の吹上ホール(名古屋市中小企業振興会館)で開催された同展示会に組合から計12社・19名が参加した。「せっかくの機会なので次回の視察時には、例えば美術館見学などの予定を組み入れて参加メリットを高めるなどして、視察メンバーをさらに増やしたい」といった意見が出された。
 第二号議案=全国管工機材商業連合会(管機連)理事会(名古屋会合)の件▽前述の展示会前日、名古屋市中区の東京第一ホテル錦で開催された管機連名古屋会合について廣瀬理事長より報告があった。
 第三号議案=忘年会の件▽12月1日午後6時から、岐阜市真砂町の『味み亭』で開催。11名の参加が予定されている。
 第四号議案=第70回ゴルフ会の件、山田謙一担当理事(山兼社長)より報告▽販売店(組合員)とメーカー(賛助会員)の交流を深めるため定期的に開催されているゴルフ会が12月1日、岐阜県関市の岐阜関カントリー倶楽部で開催される。午前8時20分、第1組スタート予定。理事会当日現在、17社の参加が決まっている。
 第五号議案=新年賀詞交歓会の件▽平成29年1月25日、岐阜グランドホテルでの開催が決定。山田進路担当理事(山彦社長)が司会進行を担当する。
 第六号議案=その他▽@これまでにも議題に上がっている表彰制度に関して、理事会で審議を重ね、規約や目的、表彰対象者、表彰内容(記念品など)を決めていき、平成29年度総会で議題として諮り、組合員の承認を得た後、運用していくことが確認された。A岐阜県が創設した、事業継続計画(BCP)、事業継続マネジメント(BCM)の認定制度など防災に関する件ついて奥村威彦副理事長(安田本店社長)より報告があった。BCPとは、団体が自然災害や事故など緊急事態に遭遇した場合において、事業資産の損害を最小限にとどめつつ、中核となる事業の継続あるいは早期復旧を可能とするために平常時に行うべき活動や緊急時における事業継続のための方法、手段などを取り決めておく計画。また、BCMとは、BCP策定や維持・更新、事業継続を実現するための予算・資源の確保、対策の実施、取り組みを浸透させるための教育・訓練の実施、点検、継続的な改善などを行う平常時からのマネジメント活動のことを言う(岐阜県公式ホームページより)。B全員例会(講演会)の件、開催日時は平成29年2月2日午後6時(同日午後5時から理事会開催)から。場所は岐阜グランドホテル。講演テーマや講師については後日発表。
 次回理事会は、ゴルフ会・忘年会と同日の12月1日午後6時から、『味み亭』で開催される。

全員例会や表彰制度など審議
平成29年新年賀詞交歓会開催日決まる
岐阜県管工機材商組合 10月度理事会を開催

 岐阜県管工機材商組合(理事長=廣瀬功氏・瓶由社長)は10月27日、岐阜市長良の岐阜グランドホテルで10月度理事会を開催。理事8名が集まり、以下の議題について審議・報告が行われた。
 第一号議案=『第31回管工機材・設備総合展』(10月6日〜8日、愛知県管工機材商業協同組合主催)視察の件、白木伸道担当理事(白木商会社長)より報告▽10月6日、名古屋市千種区の吹上ホール(名古屋市中小企業振興会館)で開催された同展示会に組合から計12社・19名が参加した。「せっかくの機会なので次回の視察時には、例えば美術館見学などの予定を組み入れて参加メリットを高めるなどして、視察メンバーをさらに増やしたい」といった意見が出された。
 第二号議案=全国管工機材商業連合会(管機連)理事会(名古屋会合)の件▽前述の展示会前日、名古屋市中区の東京第一ホテル錦で開催された管機連名古屋会合について廣瀬理事長より報告があった。
 第三号議案=忘年会の件▽12月1日午後6時から、岐阜市真砂町の『味み亭』で開催。11名の参加が予定されている。
 第四号議案=第70回ゴルフ会の件、山田謙一担当理事(山兼社長)より報告▽販売店(組合員)とメーカー(賛助会員)の交流を深めるため定期的に開催されているゴルフ会が12月1日、岐阜県関市の岐阜関カントリー倶楽部で開催される。午前8時20分、第1組スタート予定。理事会当日現在、17社の参加が決まっている。
 第五号議案=新年賀詞交歓会の件▽平成29年1月25日、岐阜グランドホテルでの開催が決定。山田進路担当理事(山彦社長)が司会進行を担当する。
 第六号議案=その他▽@これまでにも議題に上がっている表彰制度に関して、理事会で審議を重ね、規約や目的、表彰対象者、表彰内容(記念品など)を決めていき、平成29年度総会で議題として諮り、組合員の承認を得た後、運用していくことが確認された。A岐阜県が創設した、事業継続計画(BCP)、事業継続マネジメント(BCM)の認定制度など防災に関する件ついて奥村威彦副理事長(安田本店社長)より報告があった。BCPとは、団体が自然災害や事故など緊急事態に遭遇した場合において、事業資産の損害を最小限にとどめつつ、中核となる事業の継続あるいは早期復旧を可能とするために平常時に行うべき活動や緊急時における事業継続のための方法、手段などを取り決めておく計画。また、BCMとは、BCP策定や維持・更新、事業継続を実現するための予算・資源の確保、対策の実施、取り組みを浸透させるための教育・訓練の実施、点検、継続的な改善などを行う平常時からのマネジメント活動のことを言う(岐阜県公式ホームページより)。B全員例会(講演会)の件、開催日時は平成29年2月2日午後6時(同日午後5時から理事会開催)から。場所は岐阜グランドホテル。講演テーマや講師については後日発表。
 次回理事会は、ゴルフ会・忘年会と同日の12月1日午後6時から、『味み亭』で開催される。

レクは久しぶりに東へ
 浜松方面を予定
愛機工青年部 10月役員会開く

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機会長)の青年部(部長=森庸一氏・森哲社長)は、10月11日午後7時より組合事務局にて役員会を開催した。
 忘年会について、近藤会合担当幹事(長村商店)が12月14日に開催すると告知した。会場は未定。
 組合野球大会については、梅本野球担当幹事(杉本商事)が残り6試合(10月15日、22日に準決勝戦、10月30日に決勝戦)となったことを報告。また、9月24日に予定されていた3試合がグランドコンディション不良のために中止となったが、連絡不備で迷惑を掛けたことに対してお詫びの言葉があった。
 レクリエーションについては、安田レクリエーション担当幹事(ノダキ)が来年2月11日に開催を予定していると述べ、行き先として浜松と京都の2案を提示。審議の結果、浜松で行うことが決定した。
 講演会については、横山講演担当幹事(山下機械)が、11月9日ウインクあいちで「最新3Dプリンター金属造形≠フ市場・技術動向」(講師=岩井正義氏・SOLIZE Products)をテーマに午後7時開催、30名程度の出席を予定していると報告した。
 各事業に関して滝澤副部長(松本商店社長)が「各委員会をオーバーラップした参加を」と呼び掛けた。また、青年部のメンバーが減少傾向にあるため、服部理事(服部商会社長)は「魅力ある青年部になるよう考えていきたい」と話した。その他、他産業視察と青年部50周年行事についても話し合われた。

会員各社の実務者集い
環境・防災関連商品を学ぶ
岡谷管栄会 商品研修会開催

 岡谷管栄会(会長=大藪淳一氏・大清社長、岡谷鋼機と販売店・メーカーの集い)は10月24日、会員各社の実務者を対象とした商品研修会を、岡谷鋼機本社9階会議室で開催した。
 岡谷管栄会では、会員を対象とした研修会を年に2度開催している。今年6月に開かれた研修会では、新人を対象に、管材製品の基礎勉強や製造現場の見学が行われた。
 今回の研修会では、日頃から第一線で活躍している営業マンなどを対象に、岡谷管栄会に参加するメーカー6社から、環境や防災に関連するトピックな商品のセールスポイントや設置実例などがレクチャーされ、参加者らは自社の拡販に繋げるべく熱心に耳を傾けていた。
 岡谷鋼機名古屋本店名古屋配管住設部配管住設室・土橋治彦室長が司会進行を務め、大藪会長の挨拶で始まった本研修会への参加者は25名。商品説明にあたったメーカーと、その商品は以下の通り。@イノアック住環境▽高性能ポリエチレンパイプ「ブロードパイプ」と地中熱交換用パイプ「U―ポリパイ」について。A日立アプライアンス、日立コンシューマ・マーケティング▽新型ポンプ「浅深両用・スマート強(つよし)くん」と施設用「LED」について。B東洋バルヴ▽除菌・浄化$処理装置「ピュアキレイザー」の新用途について。C古川電気工業、古川テクノマテリアル▽防災関連商品「配管貫通部防火措置製品」について。D日新製鋼ステンレス鋼管▽「ステンレス鋼管」の特徴などについて。Eマックス▽24時間換気機能付き「浴室暖房・換気・乾燥機」について。
 商品研修会終了後は、会場を移して懇親会が催された。参加者らは名刺交換などをし、お互いに交流を深めていた。
 岡谷鋼機の創業は1669年(寛文9年)。今年で347年目を迎えた、名古屋地域でも有数の老舗企業である。岡谷篤一社長は現在、名古屋商工会議所の会頭も務めている。

「第5回コロマントツーリング
パートナー技術セミナー」
サンドビックコロマント 全国より60名が参加

 サンドビック・コロマントカンパニー(カンパニープレジデント=高屋政一氏、本社=名古屋市名東区上社1―1801)は、10月11日午後2時より本社にて「第5回コロマントツーリングパートナー技術セミナー」を開催した。全国の販売店より定員いっぱいの60名が参加した。
 高屋カンパニープレジデントは挨拶で「第5回イベントにご参加いただき本当にありがとうございます。このセミナーはここ最近、東京、名古屋、大阪の3か所の会議室で行っていましたが、今年は実際にデモもできる環境でという事で、今回の企画をしました。狭い所で恐縮ですが、その分中身で皆様に応えられるようなものにしていきたい。今年はIMTS、JIMTOFがあり、私どもは色々な所で色々なチャレンジをしていますが、今回その一部をご紹介し、皆様に来た価値があったと感じていただければと思っています」と話した。
 セミナーでははじめに、9月にアメリカシカゴで開催されたIMTSの報告と、11月17日から東京で開催されるJIMTOFの出展ブースの見所が紹介された。JIMTOFではインダストリー4・0に対応するサンドビックコロマントのコネクティッドソリューション・プラットフォーム「CoroPlus(コロプラス)」を出展する。
 後半は、キャプトクランピングユニットの採用例が紹介され、ビジネスチャンスや使用方法などの説明を聴いた。
 また、ボーリング工具を用いて実際の切削加工が行われ、安定加工、高生産性、仕上げ面の綺麗さなど、それぞれの工具の特長を確認した。
 セミナー終了後は懇親会が開かれ、親睦が図られた。

計測・加工・制御に関する
研究20件に助成金
三豊科学技術振興協会ミツトヨ本社で交付式

 公益財団法人三豊科学技術振興協会(理事長=水谷隆氏、所在地=川崎市高津区坂戸1―20―1)は計測・加工・制御に関する研究を対象とした2016年度の研究助成、国際交流助成(第1期・2期)の2事業で助成する20人の研究者を決め、10月22日に研究助成の10人について川崎市のミツトヨ本社にて交付式を行った。
 今回の助成総額は2272万円。内訳は、研究助成が10件で1975万円、国際交流助成が10件で297万円となった。
 同財団は精密測定機メーカーのミツトヨと代表理事沼田智秀氏(ミツトヨ相談役)をはじめとする5人の出捐により1999年に設立。これまでの18年間に計391件4億6910万円を助成してきた。
 本年の研究助成対象者とテーマは次の通り(敬称略)。
 浦久保孝光(神戸大)「VTOL型ドローンの高精度自律飛行制御系の構築」▽奥山栄樹(秋田大)「分長の考え方に基づく複合型の長尺真直形状測定法」▽川村和也(千葉大)「水中手術の術空間創成・制御を支援する硬さと柔らかさを持つロボティックリトラクタの開発」▽小谷野智広(金沢大)「超短パルス電源を用いた電解加工による大面積微細テクスチャリング」▽近藤余範(産総研)「角度測定に基づく大口径3Dトポグラフィ測定システムの開発」▽土肥俊郎(九州大)「『高能率化と高品位化を同時成立させるスマート加工法の理論的実践』―キーとなるダイラタンシー・パッドの物性の評価法―」▽原正之(埼玉大)「矩形容器の水平加振による液中微小粒子群のマニピュレーションに関する研究」▽三村秀和(東京大)「高次高調波を利用した光学素子表面形状評価法の開発」▽山口明啓(兵庫県立大)「PTFEの高精密加工と精密金型への展開」▽山村和也(大阪大)「能動制御型電気化学機械研磨による難加工材料のスラリーレス高能率加工」。
 国際交流助成は、「渡航」助成(第1期4件、第2期4件)及び、「会議」助成(2件)。

三菱マテリアル
切削加工技術の伝承を目的とした
『切削アカデミー』好評開催中

 三菱マテリアル加工事業カンパニー(カンパニープレジデント=鶴巻二三男氏、住所=東京都千代田区大手町1―3―2経団連会館11階)は、技術者育成を目的とした切削工具メーカーならではの体系的な研修『切削アカデミー』を切削工具ユーザー向けに開催している。
 この研修は、今年6月開催以来、切削加工がはじめての人から熟練の人まで幅広い切削加工に携わる人たちから好評を得ており、切削加工に関する全般的な知識を深め、さらなる切削加工マスターを目指す人に注目してほしい研修である。
 現場では工具や切削条件、被削材や切りくずなどを理論的・体系的に学ぶ機会は少ないのが現状で、切削加工実務経験者からも入門コース≠竍基礎コース≠受講した後に、切削の全体像が見え工具選定や条件設定の幅が広がり、課題解決のヒントを得られ有意義な時間になったとの声が多数あるという。
 〈受講者の声〉
 切削を始めたばかりだが切削の基礎的な知識の説明を一から聞けて、初心者にもとても分かりやすかった。▼被削材に合わせた工具選定のポイントや、切削条件の考え方について学べて良かった。▼職場では特定の被削材の切削しか見たことがなかったので、他金属の切削条件、切りくず、仕上がりが見られて勉強になった。▼ネットなどで自分で調べても分からない情報が得られ、遠方から参加した甲斐があった。▼座学だけではなく、加工実演や動画を交えながらの説明がとても分かりやすくイメージしやすかった。▼トラブルシューティングで、原因や対策について詳しく教えてもらえて大変参考になった。
 好評の、はじめて切削工具に触れる技術者向けに工具の種類を理解する入門コース=A切削加工の経験者向けに切削工具の基礎知識を学ぶ基礎コース≠ヘ2017年1月、2月にも開催される。また、ユーザーから要望の多い工具損傷対策は今年12月まで開催がある。
 『切削アカデミー』の今後の開催日程は次の通り(2016年11月14日現在)。
 ●入門コース【2017年1月20日】…切削加工の種類を理解し、各種加工の最適な工具選定や、切削条件の計算方法を学ぶ。
 ●基礎コース【2017年2月16・17日】…切削加工の種類や被削材を理解し、切削工具の基礎知識を体系的に学ぶ(2日間コース)。
 ●ターニング 切りくず処理、工具損傷対策【2016年11月25日】…ターニングのトラブルシューティングを集中して学ぶ。
 ●ミーリング 工具損傷対策【2016年12月19日】…ミーリングのトラブルシューティングを集中して学ぶ。
 ●難削材加工コース【2017年1月13日】…難削材加工の基本的考え方と、実用的な加工を学ぶ。
 ●切削抵抗解析コース【2017年1月27日/受付終了】…切削抵抗から、切削中の挙動を解析し、異常の対策を学ぶ。
 ●高速度カメラ解析コース【2017年2月10日】…異常の原因を高速度カメラで特定し、その対策を学ぶ。
 受講対象は切削工具ユーザー(対象切削加工はターニング・ミーリング・ドリリングとなる)。2016年度(2017年3月まで)受講料は無料(交通費宿泊費は別途必要)。
 受講申し込みは次のWEBサイトから。
http://carbide.mmc.co.jp/solution/purpose/education/training/academy

名機工同友会9月例会
「生産財マーケットの特異性と業界の変革」
田中康造氏(Joyful喜一ホールディングス)が講演

 名機工同友会(会長¥外字(935a)鈴木俊雄氏・マルマン商事社長)は9月29日、名古屋市中区の東京第一ホテル錦で例会ならびに講演会を開催した。冒頭の例会では今後の予定が確認された。
 引き続き午後6時30分より、Joyful喜一ホールディングス取締役相談役田中康造氏(元全機工連会長)による「生産財マーケットの特異性と業界の変革」と題した講演会が行われた。
 田中氏は講演の冒頭、「大阪で組合創立100周年の全国大会がありました。その時に若い経営者たちがいろいろ研究した結果として、フィフティー・フィフティーという言葉が出てきた。場合によっては、50%切り捨てていかなければならない、50%変えていかなければならない、50%生き残れないかもしれない。それだけ厳しいということが研究結果として出され、非常に危機感を持って、変革をしなければならないと提言された。 私自身、昔からこの業界はなんだろうということに興味があり、生産財マーケットは消費財マーケットとどのくらい違うのかを調べてみた」と話し、 生産財マーケットの特徴、マーケットに内在する課題などを指摘した。
 【生産財マーケットの特徴】
 @購買は企業組織が合理的判断で行う。
 A機能・品質・価格等多面的な判断が左右する。
 B供給環境・サポート体制・信頼関係等も重要事項。
 C信頼関係・人間関係等重視し継続的な関係が求められる。
 D生産に適合し経済的で機能的な財しか購入しない。
 E購入者の専門知識は高くベストが求められる。
 F需要の変動幅が非常に大きい。
 【マーケットに内在する課題】
 @安定した品質を売り物としたい。
 A安定した生産体制の確保と生産性の向上。
 Bコスト競争力にも最善を尽くしたい。
 C生産現場の安全・安心・環境問題の追及。
 D需要の変動にも柔軟に対応できる生産体制。
 E最新の生産技術でライバルに差をつけたい。
 F時代に即した商品・製品への探究心。
 G人と設備の融合による特異性ある生産の追及。
 【業界手持ちの引き出しは】
 @世界で活躍する生産財メーカーと取引あり。
 A卸商では、網羅した商品データーベースも整備されている。
 B物流体制も同様に卸商では整備が進んでいる。
 C専門的な商品知識や技術支援が出来る環境でもある。
 D単品情報から、多面的な情報提供が出来るのは我々では?
 E専門分野に特化すれば、現場との関係も密に成るのでは?
 Fメーカー・卸商・直需販売商が役割分担すれば鬼に金棒では。
 Gデジタルとアナログを有効に使える立場では。
 【急速に改革が進まない要因は?】
 @保守的で何とかしてきたし、辛抱すれば、需要は無くならない。
 A儲からないが毎日忙しく、目先の要求に追われている。
 B長年現場の担当がしている事も変わらず、相手の要求も変わらない。
 C商材の幅も広く、品そろえから商品知識、対応は無理な話。
 D電子商取引と言うが、仕組みも無いし、アナログ対応しか。
 E付加価値営業と言われるが、最後には値切られ努力も無になる。
 【改革への一歩¥外字(abc5)】
 @受発注はITやEDIを活用し、アナログをデジタルに移行させる。
 A得意とする市場やニーズを明確にし、専門知識を充実させる。
 B集中した市場・ニーズを満足させる付加価値営業の研究。
 C段階的に便利屋・何でも屋の手間・時間を、専門プロ集団へ。
 Dデジタル活用による仕組み・物流を強みとしたモデルの研究。
 Eデジタルとアナログによる最適ビジネスモデルの研究。
 最後に田中氏は「経済環境も大きく変化し、業界もIT活用のビジネスモデルも大きく拡大し、生産現場から求められる内容も変わって来ている。現場満足の業界ビジネスモデルを考えると、三位一体で役割分担し、アナログとデジタルを併用し、時代が求めるビジネスモデルを構築する使命があるのではないか。そのためには日常的なビジネス論議だけでなく、生産財マーケットの特性を研究し、皆さんとビジネスモデル論を進める必要があるのではと考えている」と締めくくった。

金物業界の代表が参拝
那古野神社 金山神社例祭厳粛に

 金物業界の祖神を祀る「金山神社例祭」(ふいご祭)が11月8日、名古屋市中区の那古野神社境内において那古野金山神社崇敬会世話人により執り行われ、金物業界団体(愛知県金物商工協同組合、名古屋建築金物卸商組合、名古屋利器工匠具卸業組合ほか)の代表らが出席して商売繁盛、家内安全を祈願した。
 例祭は午前11時の定刻に始まり、参拝者が次々に玉串を奉奠した。
 ふいごとは昔、金属の精錬や加工に用いた、火をおこすための送風機のことで、那古野神社宮司は「刀剣鍛造には立冬の時期が条件的にはちょうど良く、立冬直後のこの日に神様にお祈りした」とふいご祭の由来について話し、「現在は、昔より金属とのかかわりが深くなってきている。私たちの生活の中すべてで使われ、欠かすことのできないものとなっている。これは人類が続く限り未来永劫変わることはないと思われます。信仰と神々のお力添えをいただきまして、皆様方のご繁栄をお祈りいたします」と業界の発展を祈った。
 御神酒を授かったあと、神社社務殿2階の広間へ移動して直会が行われた。氏子総代挨拶に続いて、金物業界を代表して印藤武司愛知県金物商工協同組合理事長(印藤産業社長)が挨拶し、大橋宏男氏(大橋屋顧問)の音頭で乾杯。岸邦治郎氏(岸保産業相談役)の締めの言葉でお開きとした。

エナジーチェーン用サポートトレイに
新アルミ製バージョン新発売
イグス 軽量・アルマイト処理

 イグス(本社¥外字(935a)ドイツ・ケルン市)はケーブル保護管「エナジーチェーン」用サポートトレイに、従来の亜鉛メッキ鋼とステンレスバージョンに加えて、新たにアルミ製バージョン(写真)を開発した。
 通常、エナジーチェーンをフリースパン走行(※)で作動させる場合は、とくにサポートトレイ等の支持具を使わないことが多い。しかし、走行面が平たんでない場合や加速による負荷がかかる場合、あるいは騒音が問題になる環境においてはサポートトレイを使用することでエナジーチェーンの動きがより安定する。
 今回同社では、既存の亜鉛メッキ鋼とステンレス製バージョンに加え、アルマイト処理アルミ製の軽量バージョンを開発した。アルマイト処理により、金属は非常に高い耐食性を備えただけでなく、最新機械の外観ともマッチする。幅を柔軟に調節できるため、同社の各エナジーチェーンに簡単に適合させることができる。
 アルミ製サポートトレイは、2枚の側面ガイドプレートで構成されており、それぞれ遮音レールとスライドパッドを備えている。これによりエナジーチェーンの稼働音は非常に静かで摩耗は少なくなる。オプション品の樹脂製の固定端モジュールを使用することで、アルミトレイに穴をあけることなくエナジーチェーンをすぐに手軽に取り付けることが可能だ。
 標準長さは2b単位で組み合わせて長さ調整する。モジュール式で幅を簡単に調節できるため、多種のエナジーチェーンと組み合わせて使用することができる。また、エナジーチェーン専用の稼働ケーブル「チェーンフレックス」を、ハーネス済みの「レディーチェーン」として依頼すれば、すぐに取り付け可能な電力供給システムを世界中ワンストップで提供してくれるという。
 本製品に関する詳しい問い合わせは、同社-電話▽03(5819)2500、FAX▽03(5819)2055、E-mail▽info@igus.co.jpへ。
 (※)フリースパン走行▽エナジーチェーンはチェーン下部を固定端として機械の架台や床に固定し、上部を移動端として水平に動かすのが一般的な使い方だ。移動端と固定端が接触することなく水平に動く走行方法を「フリースパン走行」と呼んでいる。

76回愛機工組合野球大会
井高が川島商事を破り優勝
Bゾーン優勝はユアサ商事

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機会長)の第76回野球大会・決勝戦が10月30日、草井球場(愛知県江南市)で行われ、Aゾーンは井高、Bゾーンはユアサ商事がそれぞれ優勝した。準優勝は川島商事(Aゾーン)と落合(Bゾーン)。
 試合結果は次の通り。
 【第1試合】
 Bゾーン決勝、ユアサ商事×落合は、1回、2回は共に零点と静かな立ち上がり。3回表にユアサ商事が1点を先制したが、力が拮抗しているのか続く4回、5回も共に無得点。しかし6回表にユアサ商事が、疲れが見えてきた落合の投手を捉えて3点を取り、さらに最終回(7回)にも2点を加えてリードを6点に広げた。落合も最終回に1点を返したが及ばず、ユアサ商事が6対1で勝利した。
ユアサ商事 0010032=6
落 合 0000001=1
 【第2試合】
 Aゾーン決勝、川島商事×井高は、井高が1回裏に1点を先制、続く2回にも3点を加えてリードを広げた。3連覇を目指していた新栄商會を破り勢いのある川島商事が、今大会1点も取られていない井高投手陣から3回表に1点を返し、反撃態勢に。しかし井高は、4回に1点、5回に3点を加えて点差を広げ、川島商事の反撃を零点に抑えて8対1で勝利した。
川島商事 0010000=1
井 高 130130x=8

 試合終了後は表彰式が行われ、高田研至副理事長(井高社長)が「本当に素晴らしい試合を拝見させていただき有難うございます。また、組合の福利厚生部、青年部、事務局の方々は本当にご苦労さまでした。審判をしていただいた江南軟式野球連盟の審判の方々、有難うございました。今回の野球大会は、大きな怪我もなく、ほぼ予定通りにできたことは非常に喜ばしい事だと思っています。Bゾーンの優勝がユアサ商事さん、準優勝が落合さん。Aゾーンの優勝は井高さん、準優勝が川島商事さん。おめでとうございます。見ていても緊張する試合でしたが、その中で皆がはつらつとプレーしている姿を楽しく拝見いたしました。組合では毎年、野球大会を開催しています。是非、来年も楽しくやれればと思っています」と挨拶。
 梅村龍盛副実行委員長(福利厚生部副部長/梅村本店社長)は「本当に素晴らしい試合を行っていただきました4チームの皆様、大変お疲れさまでした。昨日までプロ野球では日本一をかけて広島東洋カープと日本ハムファイターズが熱い戦いを繰り広げていましたが、今日決勝を戦われたAゾーン、Bゾーンの4チームの方々にも非常に興奮と感動を与えていただきました。来年の第77回大会でも皆様方の素晴らしいプレー、そして熱いプレーを心待ちにしておりますので、これからも愛知県機械工具商業協同組合の野球大会へのご参加をよろしくお願いいたします」と挨拶した。
 優勝・準優勝チームに愛知県知事賞、名古屋市長賞はじめ各賞が授与された。
 個人賞は次の皆さん。
 【Aゾーン】MVP=中岡投手(井高)▽打撃賞=川村選手(井高)▽敢闘賞=浅野投手(川島商事)
 【Bゾーン】MVP=八木投手(ユアサ商事)▽打撃賞=灰本選手(ユアサ商事)▽敢闘賞=早川投手(落合)