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2015年(平成27年)5月
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2015年5月3日・10日(日 2561 2562
5月19日開催の通常総会に
上程する議案を審議
愛知県管工機材商協組 4月定例理事会開く

 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=小川信氏・山信社長)は、4月23日午後6時より名古屋市中区の名古屋都市センターにおいて定例理事会を開催し、平成26年度決算の承認など総会に向けての準備を進めた。
 理事会で審議された議案は主に次の通り。
 【第1号議案】第30回管工機材・設備総合展最終収支報告
 峰澤彰宏実行委員長(峰澤鋼機社長)より行われ、承認された。
 【第2号議案】平成27年度(第53回)通常総会開催と議案項目について
 5月19日午後4時30分より、名古屋クレストンホテル(名古屋市中区)において開催する。
 議案は、第1号議案=平成26年度事業報告書、収支決算報告書(財産目録、貸借対照表、損益計算書)ならびに剰余金処分案承認の件▽第2号議案=平成27年度賦課金および賛助会費徴収方法決定の件▽第3号議案=平成27年度事業計画ならびに収支予算案承認の件▽第4号議案=役員改選の件。表彰は、組合功労者表彰(植田昇一相談役、今回退任)、組合功労物故者表彰(故・大藪育三相談役)を行う。以上が承認された。
 【第3号議案】総会懇親会の進行について
 竹内清人幹事長(丸金商会会長)より、3月理事会を踏まえて挨拶予定者等、より詳細な説明がなされ、承認された。
 【第4号議案】平成26年度事業報告について、【第5号議案】平成26年度決算報告について
 いずれも原案通りに承認可決された。
 【第6号議案】平成27年度事業計画について
 基本方針として、組合員および賛助会員を増強して相互の連携強化を図るとともに、コミュニケーション機会を増やし一層強靭な組織づくりを目指すことなどが示され、原案通りに承認可決された。
 【第7号議案】平成27年度収支予算について
 展示会のない年度となるために積立金を取り崩して繰り入れることが説明され、原案通りに承認可決された。
 【第8号議案】賛助会員入会について
 南国フレキ工業(社長=横枕政樹氏、本社=大阪府大東市)から賛助会員加入申し込みがあり、入会が承認された。
 【第9号議案】管機連第3回理事会報告
 3月19日にグランドアーク半蔵門(東京都千代田区)にて開催された。
 主な議事内容は、岩手県管工機材特約店会の入会を承認▽第3回定時社員総会を6月16日に開催する▽9月9日にホテル日航大阪(大阪市中央区)で理事会を開催する(翌日は大阪の管工機材・設備総合展を参観)▽夏季休暇申し合わせ…8月13日〜16日▽年末年始休暇申し合わせ…12月30日〜1月3日。
 【第10号議案】その他
 今後の日程が案内された。
5月22日の総会準備を進める
愛鋲協 26年度第8回定例理事会

 愛知鋲螺商協同組合(理事長=馬場將嘉氏・メイナン会長)は、3月22日午後6時30分より名古屋駅前のウインクあいちにおいて、平成26年度第8回定例理事会を開催した。
 馬場理事長の挨拶の後、理事長が議長を務めて議案の審議に入った。
 ▼第1号議案=平成27年度第42期通常総会に関する件
 5月22日に名鉄ニューグランドホテル(名古屋駅太閤通口)において開催する。役員会を午後4時30分〜5時30分、総会を午後6時〜7時、懇親会を午後7時15分〜8時30分に行う。来賓として、組合の馬場章嘉相談役・鈴木日出男相談役・藤田相談役・鈴木建吾相談役・土方成一相談役と、公的機関から愛知県・愛知県中小企業団体中央会に出席を依頼する。懇親会参加費は原則無料。
 総会・懇親会の役割担当は、総会司会=鈴木憲一理事(エフシーテック社長)▽議長=定款により馬場理事長▽事業報告=藤田守彦副理事長(藤田螺子工業常務)▽決算報告=阿部常徳副理事長(織田商店社長)▽監査報告=奥田一正監事(奥田商会社長)▽事業計画案=藤田副理事長▽収支予算案並びに組合規約=阿部副理事長▽懇親会司会=大野正博理事(中部製作所社長)とし、次回理事会で最終決定する。以上を全員了承した。
 ▼第2号議案=事業委員会に関する件
 事務局より2月度の売上が報告された。また決算予想について説明があり、全員了承した。
 ▼第3号議案=広報委員会に関する件
 広報誌「愛鋲協」43号の発行について、3月31日完成予定、組合員送付を4月上旬としているが若干遅れる場合もあると報告され、全員了承した。
 ▼第4号議案=ねじ商連第2回常任理事会に関する件
 馬場理事長より報告。3月12日正午より東京會舘(東京都港区浜松町)において開催され、馬場理事長、藤田副理事長が出席した。主な議事内容は次の通り。
 ねじの日の記念品は、4月下旬に組合に到着、組合員に配布する。
 総会は、7月24、25日に大阪組合が担当し有馬温泉にて開催される。愛知組合からは、15名程度の参加が希望される。
 ねじ商工連盟の総会が8月4日に開催される。当日、馬場理事長、阿部副理事長は既に予定があり出席できないため、次回理事会で参加者を選定する(藤田副理事長は工業会の常任理事として出席するため商連側としては出席できない)。
 第3回常任理事会が6月23日に名鉄ニューグランドホテルにおいて開催される。組合より馬場理事長、阿部副理事長、藤田副理事長と事務局が参加予定。
 ▼第5号議案~その他
 ねじ商連の役員人事について依頼があったことが報告された。また、組合員1社より退会届が提出されたが、慰留に努めることを確認した。
決算報告、監査報告を承認
愛鋲協 26年度第9回定例理事会

 愛知鋲螺商協同組合は、4月20日午後6時30分より名古屋駅前の安保ホール・会議室において、平成26年度第9回定例理事会を開催した。
 ▼第1号議案=平成26年度決算報告ならびに監査報告に関する件
 【決算報告】平成26年度決算報告書の内容が事務局より説明され、承認された。
 【監査報告】4月20日午後6時(理事会開始前)より同会議室において、馬場理事長ほか理事会出席理事立ち合いの下、奥田一正氏(奥田商会社長)、伊藤嘉倫氏(伊藤螺子社長)両監事による監査が実施された。伊藤監事より監査報告が行われ、承認された。
 ▼第2号議案=平成27年度会計予算(案)に関する件
 平成27年度予算案について事務局より説明があり、承認された。
 ▼第3号議案=平成27年度第42期通常総会準備に関する件
 総会役割担当者の確認及び、総会受付、懇親会役割担当の検討が行われ、原案通り全員了承した。
 ▼第4号議案=事業委員会に関する件
 3月度収支報告が事務局よりあり、全員了承した。
 ▼第5号議案=平成27年度組合員実態調査のまとめに関する件
 事務局より説明され、全員了承した。
 次回理事会は、5月22日午後4時30分より名鉄ニューグランドホテルにて開催される。

次回通常例会は7月22日
新理事長に服部氏が就任
名古屋伝動機商組合 平成27年度総会開催

 名古屋伝動機商組合(理事長=椿井基男氏・椿井精工社長)は、4月14日午後6時より、名古屋市中区の東京第一ホテル錦にて平成27年度定期総会を開催した。当番幹事(司会進行)は、佐々木氏(太田廣常務)と奥薗鉄也氏(ユアサ商事部長)が務めた。全会員21社中20社の参加により過半数を超え、本総会は成立した。
 総会に先立って、3月14日に急逝した野田英一氏(吉兼商店)を偲び、参加者全員による黙とうが捧げられた。
 総会の冒頭では、2期半に渡り理事長を務めた椿井理事長が「この5年間、昨年の全国大会も含めて、皆さんには大変助けてもらいました。昨年度の総会でご承認いただいた通り、変則的ではございますが今期途中の1年での退任となります。本当にこの5年間ありがとうございました」と開会のことばを兼ねて挨拶。その後、椿井理事長を本総会の議長へと選出、承認され、議事の審議へと移行した。

▼議事1=平成26年度事業報告承認の件
 村瀬広幸会計理事(ムラセ社長)より平成26年度事業報告として、総会(昨年4月)・通常例会(同7月と10月)・ビアパーティー(同8月)・全国大会(同11月)・新年会(本年1月)の報告がなされ、いずれも承認された。
▼議事2=平成26年度会計報告承認の件
▼議事3=平成26年度会計監査報告の件
 村瀬会計理事より平成26年度の会計報告が行われた。本田政臣会計監査役(本田商店社長)より監査の結果、適正であると確認。議事2.3はいずれも承認された。
▼議事4=平成27年度事業計画(案)および予算(案)承認の件
 村瀬会計理事より、今年度の事業計画(案)として、本総会・ゴルフ大会(本年6月頃)・通常例会(同7月と10月)・ボウリング大会(同11月頃)・新年会(翌1月)を計画していること、ならびに予算(案)の報告が行われ、いずれも原案通り承認された。
▼議事5=役員改選の件
 昨年度の総会で、特例措置として決定していた通り、椿井理事長と湖南(こみなみ)勇常任理事(大日産業社長)が本総会を以ってそれぞれ役員を退任。新理事長に服部将康常任理事(服部専務)が、新常任理事に岩田典之幹事(イワタ社長)が選任され、両人とも承認された。服部新理事長は「この組合に参加するようになって6年目。若輩者ですが、長村副理事長や村瀬会計理事らの力を借りて精進していきます。開放的な外での懇親をとゴルフ大会を計画したり、会員企業の社員の皆さんも参加できるようボウリング大会やビアパーティーを計画したり、もちろん仕事に活かせる行事も計画していきたいと考えています。いろいろとご意見、ご指導をお願いします」と抱負を述べた。
 椿井理事長が、本総会における議長を退任。湖南常任理事からの「右も左も分からない状態の中で始めた役員でしたが、皆さんにいろいろと教えていただき厚くお礼申し上げます。服部新理事長の作る新体制は、この業界の横の繋がりが広がり深まる新しいカタチになると確信しております。5年間ありがとうございました。そして、これからも引き続き宜しくお願いします」との挨拶を閉会のことばとし、総会は終了した。

 引き続き、懇親会へと移行。服部新理事長の乾杯の音頭の後、各々が食事と歓談を楽しむ中で宴もたけなわへ。最後は、今回が本組合事業へ初の参加となる奥薗氏による一本締めで、懇親会は盛況のうちにお開きとなった。
 次回、通常例会は7月22日午後6時より、ここ東京第一ホテル錦にて開催予定だ。

総会に向け組織等を最終審議
新旧役員が集い情報交換
愛機工青年部 4月役員会を開催

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機社長)の青年部(部長=森庸一氏・森哲社長)は、4月16日午後7時より居酒屋おかず(名古屋市中区錦3)において、役員会と新旧役員懇親会を開催した。平成26年度と27年度の役員19名が参加した。
 役員会では、土屋会合担当幹事(サカイ)が3月17日に開催された合同委員会について報告。青年部員33名が出席して、東北商店(名古屋市中区栄3)で行われた。収支報告もあり承認された。
 組合野球大会について梅本野球担当幹事(杉本商事)より、4月11日に愛知県一宮総合運動場(現・いちい信金スポーツセンター)にて予定されていた開幕は、雨天のため延期となり、同月18日に草井球場(江南市・木曽川河川敷)で開幕することが報告され、併せて運営の協力も呼びかけられた。
 青年部通常総会については、東爪総務幹事長(マルマン商事)が説明。6月5日に東京第一ホテル錦(名古屋市中区錦3)において開催する。総会が午後6時30分、懇親会が同7時に開会予定。3月の役員会で提示された組織図(案)から担当者の転勤等で一部変更になった箇所について説明されたほか、来賓として理事長、担当副理事長、福利厚生部長に出席を依頼することなどを決めた。 
 次回役員会は6月5日、総会前の午後6時より東京第一ホテル錦にて開催される。
 役員会終了後は新旧役員懇親会に移り、和やかに情報交換した。

27年度の理事会日程を決める
5月14日の総会の最終準備
静岡県管工機材商組合 4月定例理事会開催

 静岡県管工機材商組合(理事長=村松孝一氏・村松商店社長)は4月8日午後3時より静岡市内のマイホテル竜宮において定例理事会を開催し、通常総会の準備や情報交換などを行った。
 ▼第1号議案=第45回通常総会開催の件
 5月14日に静岡グランドホテル中島屋にて午後3時より開催する。総会後は午後4時より懇親会を予定。また当日は総会に先立って、午後2時から理事会を行う。翌15日には富嶽カントリークラブでゴルフ大会を催す。
 理事会では総会の式次第を確認。総会当日に実施する優良従業員表彰の被表彰者を4月中に確定することも確認した。
 ▼第2号議案=管機連行事の件
 定時社員総会が6月16日にグランドアーク半蔵門(東京)にて開催される。組合からは、5月の総会で選出される新理事長が出席の予定。理事会が大阪で9月9日(第17回管工機材・設備総合展 OSAKA2015の開幕前日)に開催される予定、以上が報告された。
▼第3号議案=理事会開催日内定の件
 総会以降の理事会開催日を6月5日、7月10日、8月7日、9月4日、10月2日、11月5日、平成28年1月14日(新年賀詞交歓会)、2月5日、3月4日とした。
 その他、ベースアップ、昇給、労働時間と有給休暇、求人、中小企業における従業員の不正行為の対応と対策・予防について意見交換した。

坂倉会長ほか副会長2人を再選
勤勉に努め社業に邁進
一宮機鋼組合 平成27年度通常総会開く

 一宮機鋼組合(会長=坂倉幹和氏・コーワ精工販売会長)は4月11日、囲炉裏会席と樹氷の宿「不動温泉 華菱」(長野県下伊那郡阿智村)において平成27年度通常総会を開いた。
 同会場での総会開催は3年連続となり、当日は全組合員が出席した。組合員の油伝商店駐車場(愛知県一宮市)に集合して午後2時前にバスで出発、3時半に会場のホテルに到着した。
 総会は4時からホテルの会議室にて行われ、大崎幹事(大崎機工社長)の司会進行の下、冒頭、坂倉会長が「本日は遠くまでお出でいただき誠にありがとうございます。一宮では桜はもう散りかけていますが、この信州の地ではもう一度花見ができるような感じです。このところ景気の方も少し良いような雰囲気です。我々の業界で大変影響のある工作機械も、政府の補助金や税制の優遇等により、かなりの受注があると聞いています。アベノミクスも2年4か月経ちますが、株価が4月10日に瞬間ではありますが2万円を突破、大手のベースアップも決まってきましたし、少し景気が良くなるのではという感じがしています。私たちは、このチャンスを上手く掴んで、景気の浮揚に後ろから付いていきたい。近江商人・中井源左衛門の『金持商人一枚起請文』の中に、このような話があります。金の溜まるのは運のいい人で、自分にはそうした運がないなどと口にするのは愚かな間違いである。金持ちになりたいと思うならば、勤勉に努めて、倹約せよ。商いは、薄利広商。健康には気をつけて、長寿を目指しなさい。また、近江商人の中村治兵衛が70歳の時に後継を亡くし15歳の養嗣子に宛てた書置きの中の一節が、『三方よし』(売り手よし、買い手よし、世間よし)を分かりやすく説いています。私たちも商売をしていく中で大切なのは、勤勉であれということではないかと思います。片山さん(片山機材専務)、石川さん(石川工具社長)の2人の副会長さん共々、一生懸命に会の運営に努めてまいりますので宜しくお願いいたします」と挨拶。
 大崎幹事が議長を務めて議事に入り、平成26年度会計報告を奥藤氏(奥商社長)が、監査報告を片山副会長がそれぞれ行い、満場一致で承認された。
 役員改選では、坂倉会長、片山副会長、石川副会長が再選された。
 また、平成27年度事業計画案も原案通り承認された。主な事業は次の通り。
▽献血…5月(油伝商店駐車場にて一宮金物組合と合同で実施)
▽勉強会…年2回程度
▽家族会…6月
▽忘年会…12月
 祝辞を弊紙岩田が述べ、総会を終了した。
 総会後は懇親の場となり、宿自慢の囲炉裏料理を囲んで和やかに歓談し親睦を深めた。
 翌日は観光を行い、天竜川の弁天港から時又港まで約6キロを手こぎ舟で下る「天竜舟下り」を楽しんだ。県立公園鵞流峡(がりゅうきょう)の渓谷美と、船頭のあざやかな艪さばきで急流を下るスリルを味わい、思い出深い一日となった。

岐阜県大垣市の配管資材商社
中部機材をグループ会社化
五光商会 幅広い営業基盤を築く

 五光商会(社長=清水智氏,本社=三重県四日市市昌栄町4-5)は、岐阜県大垣市の配管資材商社である中部機材を4月21日付でグループ会社とすることで基本合意に達した。
 中部機材の山本社長は会長として引き続き経営陣の一翼を担い、新社長には、イシグログループの大槻機材の社長である竹原健一氏が4月21日付で就任した。竹原新社長は、大槻機材の社長就任前はイシグロの中部ブロック長を務めており、このエリアの配管資材業界に精通している。五光商会の清水智社長と大石和哉管理部長が、中部機材の取締役に就任する。
 中部機材は、工業系配管工事業者や建築設備系水道工事業者向けの販売力に強みを持つ、半世紀近い業歴を誇る配管資材の老舗専門商社で、昨年度の年商は約4億円。五光商会は、今年2月に会社創設以来初となる営業所を津に開設したことに続き、今回の中部機材買収により四日市の真北に位置する大垣地区にも営業拠点を構えることで、三重県北勢・中南勢と岐阜県南濃・西濃地区を繋ぎ合わせた幅広い営業基盤を築く。
 イシグログループは、平成25年9月の島田営業所開設、10月の五光商会グループ化、平成26年10月の京滋営業所の開設に続く、大垣市での拠点展開で、五光商会とイシグロの拠点と物流網の活用により、東海から関西にかけてのエリア戦略強化を図る。

創業60周年を記念して
空間を彩る60種のデザイン
三栄水栓製作所 「SUTTO」デザインレバー

 三栄水栓製作所(社長=西岡利明氏、本社=大阪市東成区)は、昨年迎えた創業60周年を記念し「SUTTO(スット)デザインレバー‐60th with 60  Design」を発表。4月10日、東京都渋谷区にある同社ショールーム「WAILEA」にて、そのお披露目会が行われた。会場となった「WAILEA」は当日がリニューアルオープン初日ということもあり、多くの来場者、関係者で賑わっていた。
 「SUTTO」シリーズ混合栓は2012年4月より販売をスタート。同社の「TOH」シリーズ混合栓を手掛けたデザイナー森田恭通氏と再びコラボして誕生した。コンセプトは「使いやすさとシンプルさにこだわったデザイン混合栓」。無駄な動きも無駄なラインも削ぎ落とし、日常空間にさりげなく自然にすっと@nけ込むことを意識したデザインと機能で構成されている。この「SUTTO」シリーズ洗面用混合栓のレバーハンドルを、創業60周年にちなんで、60種のデザインで新発表したのが「SUTTOデザインレバー‐60th with 60Design」だ。インテリア・建築業界のみならずさまざまな業界で活躍するアーティスト、デザイナーから寄せられたデザインは実に個性的で、きっと気に入る1本が見つかるだろう。しかもこのデザインレバーは、その多彩なデザインから、プライベート空間、パブリック空間のどちらをも個性的に彩ってくれるが、ゆくゆくは名前やマークなどユーザーの好みのデザインに対応していきたいとの計画もあるようだ。今回発表された記念モデルを含む「SUTTO」の売り上げの一部は、大手企業などとコラボしたキャンペーンの展開や世界中に井戸を掘る活動を続ける米国NPO法人「チャリティーウォーター」に寄付されている。
 お披露目会の後は、建築家の鈴木エドワード氏とデザイナーの森田恭通氏をゲストに迎え、司会進行には空間プロデューサーの瀧勝巳氏という、実に豪華なメンバーを集めてのトークセッションが開催された。西岡社長の挨拶に始まり、これからの日本の住環境やライフスタイル全般の話題から、多くの外国人が訪れるであろう東京オリンピックに向けて、我々日本人と、それを取り巻く建築やインテリアを含めた空間づくりはどうあるべきかなど、三者三様の意見が飛び交っていた。途中、家具・インテリアデザイナーの岩倉榮利氏も飛び入りで参加。1時間超にわたっての、非常に密度の濃いセッションが約170名の来場者の前で繰り広げられた。
 同社にとって創業60年を迎えた昨年は原点回帰≠フ年だったという。61年目の今年から、同社は、また新たな歴史の一歩を歩み出していた。
 今回ピックアップしたデザインレバー、ショールームの情報は同社WEBサイト▽URL=http://www.san-ei-web.co.jp/まで。

挨拶・電話応対・身だしなみ
ビジネスマナーの基礎学ぶ
愛機工 新入社員研修に33名

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機社長)は4月7、8の両日、名古屋市工業研究所において「新入社員研修」を開催、組合員企業から33名(外国人も含む)が受講した。
 初日の冒頭、林正人経営対策部長(広島商事社長)が、研修にあたって「皆さんは、学生から社会人へと人生の大きな転機を迎え、これから長い社会人生活を送ります。今の気持ちを忘れないようにしていただきたい。能を大成した世阿弥(ぜあみ)は、能楽に関するさまざまな文書を執筆していたことでも知られ、50歳半ばに書いた花鏡(かきょう)という伝書には『初心忘るべからず』という言葉を書き残している。解釈はいろいろありますが、初めの心を忘れず続けていけば、良い人生が送れる。一日は24時間、一年は365日しかありません。これは誰もが一緒。勤務時間の8時間と通勤時間などを入れると、活動している大半を会社で使う。ただお金だけをもらうのではなく、その間、自分の人生を豊かにしていっていただければと思います。この2日間貴重な時間を使って行いますので、しっかり研修内容を身に付けていただきたい」と挨拶。続いて山崎事務局長より組合の概要の紹介が行われた。
 研修では、名南経営コンサルティングの渡邉圭蔵講師による「幸せについて」「私にとって仕事とは」「本番の人生・準備の人生」の講義を聴いた後、「正しい挨拶の仕方」「言葉遣いと身だしなみ」「正しい電話応対」「応接応対」「ビジネス文章」といったビジネスマナーについてVTRや講義、討議・発表、演習を通して学習した。
 その他、組織のルールとして企業組織の成り立ちや「報・連・相」についても学んだ。

セコ・ツールズ
新開発「X4 PCBNインサート」
優れた安定性と工具寿命を実現

 スウェーデンはファーガスタに本社を構え、世界50カ国に5000人を超える社員を有するセコ・ツールズは、4月、焼き入れ鋼の厳しい断続切削を伴うサークリップ溝加工において、高い安定性と工具の長寿命化を実現する「X4 PCBNインサート」(写真)を新開発したと、このたび発表した。
 本製品は、剛性のある超硬ソリッドボディ構造に4枚の刃先、そして、極めて安定したクランプ設計を採用しており、高い信頼性とコストパフォーマンスに優れた部品生産を約束してくれる。また、不安定な環境でのサークリップ溝加工とともに、高精度な6TPIねじ切り加工にも対応している。
 開発途上の実証試験において、本製品は、同種の競合製品よりも格段に優れた結果を残しており、不安定な加工環境の中にあって、最大で3倍もの寿命を達成することが証明されている。
 なお、右勝手/左勝手から選べる本製品は、2・15mmのISO標準サークリップ幅を採用している。
 本製品に関する詳しい情報、問い合わせは、同社各営業所、またはURL=http://www.secotools.com/x4/pcbnまで。

タイ王国
日本の自動車部品関連の投資を支援
アセアン最大級のトレードショー開催

 製造業と裾野産業に関するアセアンで最大の展示会『Manufacturing Expo 2015』が6月24日から27日までの4日間、タイのバンコク・インターナショナル・トレード&エキシビション・センター(BITEC)にて開催される。日本の中小企業がタイの部品製造業者と出会える場として、そして急成長を遂げるアセアン地域の部品製造業界との関係を構築するための足がかりとなる展示会である。開催期間中、アセアン諸国からの来場者数は5万2000名を超すものと予想される。
 製造業における完璧なバリューチェーン≠ニ銘打たれた本展示会は、製造業者が必要とする製造機械、広範な自動化技術、金型製造技術、電子製造技術、表面塗装技術、検査技術、アセアン経済共同体(AEC)によって定められた検査基準といった最新技術の数々を46カ国、1600の企業や団体が出展する。その約7割は日本からの出展で、オムロン、キーエンス、ソディック、日本パーカライジング、パナソニック、不二越、三菱など、著名な企業が名を連ねている。
 本展示会と同時開催の『第2回Mfairバンコク2015ものづくり商談会』は、アジアにおける製造業ネットワーク構築のためのビジネスマッチングを目指したプラットフォームで、日本企業がタイとアセアンでの適切なパートナーを探し出すためのものである。本展示会への日本からの参加者は、求めるビジネスやサプライヤー、そしてパートナーのカテゴリーを選定できる。Mfairでは相応しい相手を探して個別会合を設定できるので、日本企業にとって本展示会をさらに有効活用するための場となる。
 10名以上での本展示会参加は「海外ビジネス代表団向けパッケージ」の特典対象となる。本パッケージはタイ国政府コンベンション&エキシビション・ビューロー(TCEB)の支援によるもので、1人あたり2泊分の宿泊費が無料となる。加えて「ビジネスコネクトキャンペーン」により、最低でも30のビジネスマッチングの会合を行った団体は、メンバー1人あたり100米ドルが支給される。また、その団体には自動車業界向け「Automotive Summit 2015」年次シンポジウムのネットワーキングへ参加する権利ならびに自動車塗装技術の会議である「Surface & Coating 2015 Forum」への参加権利も得ることができる。さらにビジネス代表ラウンジをフルに利用することができ、無料のリフレッシュメント付きの場所でさまざまなミーティングを行うことができる。自動車部品製造業者工場訪問のフィールドトリップは1回あたり5名規模で随時開催される。興味のある参加者は展示会開催1カ月前までに申し込めば、本展示会のサプライヤー、展示者、海外代表とのビジネス会議を行うビジネスソーシングとマッチングが可能となる。
 詳細情報ならびに申込方法についてはこちらへ▽URL=http=//www.manufacturing-expo.com/

原材料ならびに燃料価格の高騰により
建材の商品価格を一部改定
LIXIL 9月1日より

 LIXIL(社長=藤森義明氏、本社=東京都千代田区)は4月28日、一部の住宅用建材のメーカー希望小売価格を2015年9月1日から7〜10%程度アップすると発表した。
 原材料ならびに燃料価格の高騰が続く中、同社では全社をあげて生産性の向上、合理化によるコストダウン・諸経費の削減を行い製品原価の上昇を抑制してきたが、原材料・燃料価格は依然上昇を続け、今後も大幅な原材料コスト増が見込まれるため。
 【実施時期】
 2015年9月1日受注分より
 【主な対象商品とメーカー希望小売価格の改定内容(改定率)】
▽ガーデンエクステリア=7〜10%程度
▽ウォールエクステリア=7%程度
▽公共エクステリア=7〜10%程度
▽アルミサッシ(単板ガラス仕様)=10%程度
▽窓手すり、壁付け面格子、住宅用ひさし=10%程度
▽汎用ドア(勝手口・浴室)、取替用ドア=10%程度
▽集成カウンター(木製)=10%程度
 商品別の価格改定一覧は、同社ホームページhttp://www.lixil.co.jp/information/に掲載。

炭素繊維織物と樹脂の
一体成型で歯車を開発
岐阜大学 自動車の軽量化等に期待

 国立大学法人岐阜大学(学長=森脇久隆氏、所在地=岐阜県岐阜市)の金型創成技術研究センター(センター長=山下実氏)は、セントラルファインツール(社長=三宅和彦氏、本社=岐阜県恵那市)と共同で、炭素繊維織物によって強化した樹脂製の歯車を開発し、特許出願したことをこのほど発表した。これが実用化されれば、自動車などに使用される金属製の歯車を代替できるようになり、軽量化や生産コストの削減、強度の向上による製品寿命の延長など、多数のメリットを得られることになる。今回の出願は、炭素繊維織物と樹脂との一体成形を実現する金型と、成形品の歯車自体の特許での出願となる。
 この歯車の特長は、樹脂の中に炭素繊維を組み込み、歯の付け根にかかる応力を弱めることで製品寿命を延ばすことにある。通常、歯車には歯面にかかる面圧により、歯底部(図1‐A)に大きな負担(引張応力)がかかるのだが、炭素繊維を歯車に組み込むことで、引張応力を下げることが可能となった(図2)。この樹脂内に炭素繊維を組み込む工法を、今回特許出願した。
 岐阜大学副学長でもある王志剛氏(工学部機械工学科教授)は、2012年の暮れに、本研究に着手。2014年8月からはセントラルファインツールと連携し、本研究を進めてきた。「航空機などで利用されるCFRP(炭素繊維強化プラスチック)を他の分野でも有効活用できないか?」との考えが研究のきっかけだった。CFRPは高い強度と軽さを併せ持つが、加工が難しいため、機械部品の大量生産には向いていない。そこで、この特許を出願した工法を用いることで、自動車の部品など大量生産が必須なものにも利用できるよう技術開発を行ってきた。
 「現在、サンプルとしての歯車は完成しているものの、製造コストや製品強度についての具体的な検証がまだ完了していないことから、今後も検証を重ね、2017年3月までには実用化できるよう研究を進めていく」と王教授はコメントしている。

鋳鋼6か月連続減、厳しさ続く
鍛鋼年度実績リーマン後最高水準
日本鋳鍛鋼会 3月の鋳鋼・鍛鋼生産実績

 一般社団法人日本鋳鍛鋼会が4月27日に発表した、鋳鋼(全国74工場)、鍛鋼(同18工場)の平成27年3月分の生産実績は、鋳鋼が前年同月比12・3%減の1万3133トンとなり、6か月連続して前年を下回った。鍛鋼は同2・5%増の5万7980トンとなり、4か月連続で前年を上回った。前月比は鋳鋼が0・7%減、鍛鋼が5・5%増となった。
 同会によると、鋳鋼の生産は、土木建設・鉱山機械向けの低調が年度を通じて続いており、船舶向けの回復も限定的となっている。また、その他の機種が軒並みマイナスとなっていることから、落ち込みに歯止めがかかっていない状況にある。
 鍛鋼については、堅調な自動車向けに支えられて、ロールや型用鋼など製造業向けが好調に推移。船舶向けも鋳鋼とは対照的に高い水準となっている。一方で、発電用機器はエネルギー動向の不透明さから低水準が続き、機種ごとのまだら模様は変化しておらず、注視が必要としている。
平成26年度第4四半期・
下半期・通期の生産実績

 この結果、鋳鋼の生産実績は、平成26年度第4四半期(平成27年1〜3月)が前年同期比7・4%減の3万9759トン(前期比9・7%減)、平成26年度下半期が同6・3%減の8万3800トン(同1・8%減)、平成26年度通期が同6・4%減の16万9129トンとなった。第4四半期の落ち込みが大きく、特に3月は例年期末に向けて増加していくが、1、2月実績よりも低い水準となり、鋳鋼の状況の厳しさが表れた形となった。通期でも17万トンを割るなど、3年連続の減少となった。
 鍛鋼の生産実績は、第4四半期が前年同期比2・8%増の16万4328トン(前期比2・7%減)、下半期が同1・9%増の33万3225トン(同0・1%減)、通期が同5・0%増の66万6644トンとなった。第4四半期、下半期ともに昨年度から着実な増加傾向を見せ、通期でもリーマン・ショック後最高水準で、2年連続のプラスとなった。

優勝は永瀬貴文氏(ジーネット)
岐阜機工会 ボウリング大会開催

 岐阜機工会(会長=嶋ア晴久氏・シマザキ商会社長)は4月17日午後6時30分より、岐阜市茜部にあるACグランドにて、会員相互の親睦を深めるため、恒例となったボウリング大会を開催した。組合員、賛助会員企業16社から計39名が参加し、2ゲームマッチによる熱戦を繰り広げた。参加者は皆、それぞれの投球に一喜一憂しながら、和気あいあいとボウリングを楽しんでいた。
 上位入賞者は以下の通り。その他、ブービー賞など各賞が用意され、それぞれに賞品が授与された。
▽優勝=永瀬貴文氏(ジーネット)・360点
▽準優勝=服部与一氏(服部商会)・326点(HDCP40)
▽3位=吉田潤千氏(三菱マテリアル)・320点

過去最多の723名が来場し盛況
2015吉岡幸スプリングフェア
吉岡幸 売上金額も目標を大幅突破

 建設・産業資材のトータルサプライヤー、吉岡幸(社長=吉岡正盛氏、本社=福井市宝永3-22-5)の『2015スプリングフェア』が4月21日(ものづくりスプリングフェア)と23日(まちづくりスプリングフェア)の両日、福井市二の宮の吉岡幸テクノセンターで開催され、2日間で目標の600名を超える過去最多の723名(ものづくり=278名、まちづくり=445名)が来場し賑わいを見せた。アベノミクスや円安、ものづくり補助金などの効果もあって活発に商談が行われ、売上金額も目標を大幅に上回る結果となった。
 製造業ユーザー向けに開催された、ものづくりスプリングフェアには機械加工や製造ライン、組み立て現場などで用いる作業工具や切削工具、省力化機器などのメーカー41社が出展し、各社の新製品や主力製品を紹介。建設業ユーザー向けのまちづくりスプリングフェアでは、出品メーカー41社が建設現場におけるコストダウン、時間短縮、安全作業などを実現するためのさまざまな提案を行った。来場者抽選やお買い上げ記念品プレゼントなどの楽しい催しもあり、会場は熱気に満ちていた。
 吉岡社長は「150回近い事前のメーカーとの同行販売によりお客様の反応もよく、会場での新たな商談、数十万円クラスの当日受注もあり、出品メーカー様も大変喜ばれた。新しいメーカー様も10社程度出品いただいて、今後の有力商材として温めていきたい」と今展を振り返った。
 フェア当日は出品メーカーによるものづくりセミナー『ミツトヨ・スモールツールの正しい使い方』、まちづくりセミナー『ノーリツ給湯機ナンセンスコールの対処方法&省エネ住宅ポイント』がそれぞれ実施されたほか、4月8日には事前企画としてオーエスジー工場見学会(58名参加・バス2台)も行われ、いずれも好評を博した。
 ものづくりスプリングフェアの開会式では、吉岡社長はじめ、メーカーを代表して住友電気工業ハードメタル事業部の井戸正之営業統括部長、商社を代表して山善執行役員機工事業部の廣利健三大阪営業部長がそれぞれ挨拶。
 吉岡社長は、合計82社の出品メーカーとその橋渡しをした商社の協力に感謝を示した後、「今回のスプリングフェアのテーマは『まち・もの・こころ 響 i(アイ)』。福井のまちづくり・ものづくりを応援するべく、新しい技術・商品・情報と一緒にこころをお客様にお届けすることでお客様と響きあうことができれば、皆が元気に笑顔になればと思っています。世の中の景気もアベノミクス、円安などを背景に電子部品や自動車をはじめ、工作機械、繊維、化学業界など幅広いものづくりの分野で回復基調が続いています。このスプリングフェアは3月1日のキックオフ以来、2か月間にわたる商戦、営業マンによる事前のキャンペーン、同行については百数十日、日程をとり展開してまいりました。お陰様で売上の方も順調に積み上げることができています。動員につきましては、今日、そして23日の2日間にどれだけ多くのお客様に来ていただけるかが非常に大切です。また5月以降、例年景気が失速する時期があります。このキャンペーン期間にどれだけ多くの種をまくことができたかが後半戦への弾みとなりますので、しっかりと商談を進めていただければと思います。このスプリングフェアを通して、関連する全ての皆様と響きあい、元気な笑顔での商談になりますことを祈念申し上げ開会のご挨拶と致します」と述べた。
 また、まちづくりスプリングフェアの開会式では、吉岡幸の吉岡正修専務、メーカーを代表してイーグルクランプの津山信治社長、商社を代表してオータケの村井善幸常務取締役が挨拶した。

「快適」「安心」を提案する展示会
グリーンリモデルフェア2015始まる
TDY 全国4カ所で開催

 TOTO、DAIKEN、YKKAP(以下TDY)は、3社共同の「グリーンリモデルフェア2015」を4月29・30日の東京会場を皮切りに、名古屋、大阪、福岡の全国4会場にて開催する。
 6回目を数える今回はここを楽しく、こころが楽しく≠キャッチコピーとし、TDY3社が2008年より推進している、快適さと環境配慮を両立させるリフォーム「グリーンリモデル」のひとつとして、アクティブシニア層(55〜70歳程度)を想定した「いまの快適」「将来の安心」なリモデルを実物大の空間展示などで分かりやすく提案する。
 また前回に続き住宅関連メーカー7社(旭ファイバーグラス・コロナ・サンゲツ・ダイキン・タチカワブラインド・トーソー・ノーリツ、五十音順)とのコラボレーションが実現。空間での性能をアップさせるアイテムとして、TDYの商品に加え、7社の商品も合わせて紹介する。さらに各地域のガス会社も出展。商品と連携した展示で環境性能などを紹介する。リフォーム工事業者や販売店などとも連携し、来場者の約半数を占めるエンドユーザーへ楽しいセカンドライフを演出するリフォームを提案してくれる。
 TDYでは、全国4会場で約7万4000人の来場数を見込んでいる。詳しくはhttp://re-model.jp/へアクセスし「グリーンリモデルフェア2015」のバナーをクリック。

【グリーンリモデルフェア2015】
▽東京会場=4月29・30日、東京ビッグサイト、出展協賛/東京ガス
▽名古屋会場=5月15・16日、ポートメッセなごや、出展協賛/東邦ガス
▽大阪会場=6月5・6日、インテックス大阪、出展協賛/大阪ガス
▽福岡会場=7月3・4日、マリンメッセ福岡、出展協賛/西部ガス

「TOTOミュージアム」8月OPEN
創立100周年記念事業の一環として

 TOTO(社長=喜多村円氏、本社=福岡県北九州市)は、新たな施設として本社・小倉第一工場敷地内に建設中の新複合施設棟「TOTOミュージアム」を、8月28日にオープンすると発表した。
 同施設は、2017年に創立100周年を迎える同社の記念事業の一環として設立。快適な生活文化を創造してきたその足跡や、今へと受け継がれるモノづくりへの想いなど、貴重な資料を交えて展示・紹介する。来場者や地域住民との接点として、また、創業の地・小倉から世界へ同社ブランドを発信するランドマークとして、魅力ある施設を目指す。
 同施設には、これまでのTOTO歴史資料館、北九州ショールーム、研修センター、ホールなどを集約。ショールームスペースは現在の約1・4倍へ、また、展示スペース(旧歴史資料館)は現在の約4倍へと拡張される。さらに、1964年に「ホテルニューオータニ」へ納入した日本初となるユニットバスルーム≠フ展示も、今回新たに予定されている。
 水まわりの「歴史」と「文化」の発展において同社が果たしてきた役割とともに、「創立から現在、そしてこれからのTOTO」を伝える場として、同施設は今から期待と注目を集めている。
▽所在地=北九州市小倉北区中島2-1-1
▽階数=地上4階

『鉢内除菌』トイレを大幅拡充
LIXIL プラズマクラスターイオンで

 住まいと暮らしの総合住生活企業LIXIL(社長=藤森義明氏、本社=東京都千代田区)は、プラズマクラスターイオンにより便器鉢内のすみずみまで除菌する『鉢内除菌』機能を、同社の主要な住宅用トイレやシャワートイレシートタイプへと搭載し、2月より順次発売をスタートした。
 トイレに求められる機能として、とくに重要視されているのが清掃性だ。これまで同社はお掃除リフトアップ∞キレイ便座≠ネど、さまざまな「汚れにくく掃除しやすい」機能で応えてきた。しかし近年のユーザーのニーズには、清掃性に「除菌」への関心がプラスされてきたという。そこで今回、タンクレストイレ「SATIS Gタイプ・Sタイプ」などに搭載してきた『鉢内除菌』機能を、同社の主要な住宅用トイレやシャワートイレシートタイプにも展開していくこととなった。
 『鉢内除菌』機能にはトイレ業界では唯一、シャープのプラズマクラスターイオン機構を採用している。便器鉢内にプラズマクラスターイオンを放出して、便鉢の表面だけでなく、シャワートイレのノズルまわりや便フタ裏、便座裏など、便器鉢内のすみずみにまでプラズマクラスターイオンが行き渡り、除菌する。その効果で、鉢内の浮遊カビ菌や付着菌を99%以上も除菌し、においの発生を抑制。さらに、トイレを使っていない間に除菌を行い、いつでもトイレをキレイな状態に保つことができるという。
 同社では、今後も『鉢内除菌』をはじめとするさまざまな機能を開発・商品化し、トイレ空間における、より豊かで快適な暮らしの実現に貢献していく。
 本件に関する問い合わせなど詳しくは、LIXILお客さま相談センター▽フリーコール=0120(179)400まで。

鋼板窓シャッター「イタリヤ」に
LIXIL “リモコン電動”仕様を追加

 住まいと暮らしの総合住生活企業であるLIXIL(社長=藤森義明氏、本社=東京都千代田区)は、スタンダードクラスの鋼板窓シャッター「イタリヤ」に、スイッチの配線工事が不要でリフォームにも最適な、無線タイプの「リモコン電動」仕様を新たに追加し、3月から全国で販売を開始した。
 同社が実施したアンケート調査によると、電動シャッターを採用しているユーザーから「毎日の開け閉めが非常にラク」「窓を開けずにスイッチひとつで開閉できて良い」など、利便性を高く評価する声が多く寄せられているという。こうした声を受け、スタンダードクラスの電動シャッターの利便性をさらに高めるため、新たに鋼板窓シャッター「イタリヤ」に「リモコン電動」仕様が追加された。
 同商品には無線リモコンスイッチを採用しており、部屋のどこからでも操作が可能なうえ、施工時にスイッチの配線工事も不要で取り付けも簡単。また、障害物に当たり一定の力が加わると停止・反転する「障害物感知機能」を搭載し、安全面にも配慮している。リフォームの場合は、今ある窓の上から本体を取り付けるだけという簡単さで、ほぼ1日で工事が完了するため、施主の負担を軽減できる。
 その他、あらかじめ設定した時間にシャッターを自動開閉できる「タイマー付きリモコン」や、スリムなデザインで持ち運びに便利な「カード型リモコン」など、さらに便利で快適に使えるリモコンもオプションで用意されている。
 この商品に関する問い合わせなど、詳しくは、同社お客さま相談センター▽フリーコール=0120(126)001まで。

平成26年度「なでしこ銘柄」に選定
TOTO 積極的な女性人材活用が認められ

 TOTO(社長=喜多村円氏、本社=福岡県北九州市)が、経済産業省による平成26年度の「なでしこ銘柄」に選定された。これは女性が働き続けるための環境整備を含め、女性人材の活用を積極的に進めている企業を選定し発表するもので、今回は40社が選定されている。
 同社では2005年、社長直轄の「きらめき推進室」を設置し、女性社員の能力発揮や意識改革等の推進を本格的にスタートさせた。2010年度からは人財開発本部に移管し、「ダイバーシティ推進グループ」へと改称。「女性の活躍推進」「障がい者の雇用促進」ほか、広範囲な活動を推進してきた。また、同社グループで働くすべての人々にとって働きやすい職場環境づくりに努め、2012年、日本生産性本部主催の第6回「ワーク・ライフ・バランス大賞」優秀賞を受賞。2013年2月には子育てサポート企業として、次世代認定マーク「くるみん」を取得。同3月には「ダイバーシティ経営企業100選」に選定されている。
 女性のキャリア促進については、ライフイベントとのバランスを取りながらキャリアを継続できるよう、女性社員のスキルアップだけでなく、上司のマネジメントスキル強化や意識啓発も図っている。さらに、女性従業員に限らず、労働時間の見直し、有給休暇や育児休業の取得推進などにより、仕事と家庭の両立を支援。2014年には「配偶者の海外転勤に伴う休職制度」も導入した。今回の選出は、こうした取り組みが評価されたものである。

「なでしこ銘柄」とは?
 経済産業省が東京証券取引所と共同で「女性活躍推進」に優れた企業を選定・発表する事業で、2012年に開始。「女性活躍推進」に優れた企業を「中長期の企業価値向上」を重視する投資家にとって魅力ある銘柄として紹介することを通じて、そうした企業への投資を促進し、各社の取り組みを加速化していくことを狙いとしている。女性活躍を推進する企業のすそ野を広げるという点で、経済産業省が昨年度より進めている「ダイバーシティ経営企業100選」との相乗効果が期待されている。

生産性向上と省エネ・高効率を提案
2015中部機械加工システム展
ジーネット名古屋支社 好評をもって終了

 ジーネット名古屋支社(取締役支社長=大谷秀典氏)傘下の有力販売店136社が主催店となって3月20、21日にポートメッセなごや第3展示館で開催された「2015中部機械加工システム展」は、2日間で4000名弱のユーザーが会場を訪れ、盛況のうちに幕を閉じた。
 同展は、機械加工に特化した展示会で「生産性向上と省エネ・高効率へのご提案」をテーマに、ものづくり現場の問題解決の場として昨年に引き続いて開かれたもので、前回展を上回る126社のメーカーが出展し、JIMTOF2014出品の最新鋭の工作機械、切削工具・ツーリング・治具などの周辺機器ならびに環境改善機器を中心に展示紹介した。
 前回展を上回る展示規模となった今回は、会場内の展示を省エネ対策、省力化・省人化対策などの個別テーマごとにエリア分けしたレイアウトとしたほか、展示小間に「かんたん解決」パネルを設置するなど、ユーザーに見やすい工夫が施された。各小間では問題解決のための提案が行われ、商談も盛んだった。
 ユーザーから直接現場の問題点を聞き、マッチングした出品メーカーより解決案を返す「かんたんマッチング・サービス」も新企画として行われた。
 また会期中、ポートメッセなごや・交流センター3階会議室で開かれた各種セミナーも好評を博した。
 初日の20日はオープン前の9時30分から開会式が行われ、事務局を代表して古里龍平ジーネット社長が「総花的な展示会ではなく、ターゲットをしっかり絞り、ご来場されるエンドユーザー様に何らかのソリューションを持って帰っていただける、手ぶらでは絶対に帰っていただかないという展示会を目指して、企画してまいりました。我々は、機械工具の卸商社がどのような付加価値を皆様に提供できるかということを考えており、色々な施策を展開しています。テーマを絞ったソリューション型の展示会を進化させることが、一つの付加価値だろうと感じています。4月以降、新年度のビジネスの大きなカードとなるよう有効にご利用いただければ、我々としてはこの上ない幸せと思っています」と挨拶。
 出品メーカーを代表して挨拶した中西正純ヤマザキマザックシステムセールス常務は、ものづくり補助金等の各種補助金が中小企業にも大きな刺激となって設備の刷新がさらに進むことや、特に中部地域では航空機の仕事が忙しくなってくる状況に触れ、「まさに、この展示会は的を射たものだと思います。展示会の成功と出展企業の皆様の益々の発展を祈念致します」と述べた。
中部機械加工システム展
クローズアップ!
【ソディック/金属3Dプリンタ】

 同展の取材をスタートし、まず足が止まったところは、加工実演中だった話題の金属3Dプリンタ『OPM250L』が鎮座するソディックのブースだ。同機の誕生で、同社が新たに提案する全自動加工方法「ワンプロセスミーリング加工」が可能となった。金属粉末にレーザー光をスキャンすることで溶融させ、その後のミーリング仕上げ加工までを連続して行うのだが、特に、プラスチック成形品の金型製造において、3次元冷却配管や深リブなどの複雑な形状もこの一台で製造できるとあって、同機を一目見ようと多くの人が集まっていた。
【住友電気工業/FB型・LB型ブレーカ】
 続いて目に留まったのが、住友電気工業のブースだ。低炭素鋼の各種機械部品の旋削加工では、特に仕上げから軽切削加工領域での切りくず処理が難しく、被削材や工具に切りくずが絡まることで設備の停止や空転を余儀なくされ、また、切りくずが被削材を傷つけて加工面の不良が発生しやすいなどの問題点がこれまで同社に数多く寄せられていたという。『FB型/LB型ブレーカ』は、こうした問題を解決し、安定した加工を実現するとして、来場者から注目を集めていた。特に、低炭素鋼である鉄板材の切りくず処理性が従来品と比べて格段に向上し、仕上げ加工から軽切削加工においての能率向上だけでなく、コスト低減にも貢献できると、同社は語っていた。

2015年5月17日(日 2563
MECT2015  過去最大1900小間規模
27年度総会に向け予算等審議
愛機工 平成27年度4月理事会

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機社長、愛機工)は4月27日、名古屋市中区にある東京第一ホテル錦において、平成27年度4月理事会を開催した。参加メンバーは理事・監事合わせて29名。同理事会では、中部ブロック会議の様子やメカトロテックジャパン2015(MECT2015)の進捗状況の報告、7月に行われるベトナムでの業界調査などについての審議が行われた。
 ▼議事@=会員の増強活動(組合員257社、賛助会員105社、4月1日現在)について。丹羽商店(西支部)が後継者不在および代表者が高齢のため退会。
 ▼議事A=中部ブロック会議について高田ブロック長(組合副理事長・井高社長)より報告。2月17日、同ホテルにて中部ブロック会議を開催。幹事は岐阜機工会。出席者95名(岐阜24名、浜松4名、三重5名、愛知42名、本部1名、賛助会員13名、事務局2名、報道4名)。第1部は全機工連・三事業の報告と各団体代表の意見交換、海外調査の実施要項を紹介し参加を募った。第2部は講師に渡邉圭蔵氏(名南経営コンサルティング)を迎え「部下の力を引き出す『営業管理』の具体的方法」と題し、経営者・管理者研修を開催。第3部は懇親会を開き、各地区会員と親交を深めた。次回ブロック会議の幹事は愛機工。
 ▼議事B=MECT2015について高田実行委員長より報告。キャンセル待ちの出展希望者も多く、現在、出展小間を約1920小間(内、同組合関係約460小間)まで増やせないか調整中(理事会当日現在)。今後は5月中旬に小間配置をまとめ、出展者説明会を6月19日にポートメッセなごやで開催。展示会終了後の11月に組合関係出展者や実行委員を交えた報告会・懇親会を開催。
 ▼議事C=第75回親善野球大会について長村厚生部長(長村商店社長)より報告。4月18日、草井球場で開幕。Aゾーン、Bゾーン各16チーム計32チームのトーナメント方式で開催。当日は1回戦3試合が行われた。Aゾーン1戦目=杉本商事●(3‐3/ジャンケン)○日伝、同2戦目=ダイドー○(8‐1)●協和工業、Bゾーン1戦目=ナスコム○(10‐3)●トラスコ中山。3月19日に青少年会館にてキャプテン会議を開催。大会要項の説明ならびにトーナメント抽選会が行われた。今大会の会期は4月〜9月を予定。主に一宮総合運動場、草井球場、江南市民球場を使用。当初予定した開幕日の対戦がグラウンド不良により中止となったため、日程は現在、再調整中である。
 ▼議事D=研修会について林経営対策部長(広島商事社長)より報告。
【社員研修(26年度事業)】「旋削加工における課題と対処」を3月13・14日、ポリテクセンター中部で開催。受講者19名。研修では旋盤加工における切屑処理や要求精度を理解したうえで、さまざまな条件で旋盤加工のデータをとり、加工工程の検討や工具の選定方法を検証した。
【新入社員研修(27年度事業)】4月7・8日、名古屋市工業研究所で開催。受講者33名。講師は前出の渡邉氏。研修では学生から社会人への意識の切り替えと基本的なマナーを学んだ。
【ツール・エンジニア(TE)スクール(27年度事業)】4月16〜18日、ポリテクセンター中部で開催。受講者20名。今回は昨年9月のTEスクールを受講できなかった社員優先で実施したが受講申込が殺到し、既に本年第2回開催分(9月)も定員に。年度内に第3回目の開催を検討中。
 ▼議事E=海外業界調査(7月5〜10日)について林実行委員長より報告。調査地域はベトナム南部ホーチミン地区と同北部ハノイ地区。ユーザーを中心とした日系企業およびローカルメーカーを訪問。訪問先および行程は2月理事会で報告の通り。期間中は日系企業の機工商品の調達や流通の問題点など、流通形態をはじめ機械工具メーカーの現状と将来を探るとともに、ベトナム市場の今後の動向を調査。事前にベトナムに関するセミナーを一般組合員も対象に開催。1回目は5月8日に「ベトナムの国民性や習慣など社会一般について」と題して実施。2回目は6月26日「ベトナム経済の動向について」と題して実施。2回目セミナー終了後、ベトナム調査説明会と結団式を開催。参加確定が21名で人員にまだ空きがあり、引き続き募集中だ(理事会当日現在)。
 ▼議事F=平成27年度通常総会について。5月26日にホテル名古屋ガーデンパレス(名古屋市中区)にて開催。総会に先立ち以下の項目が本理事会で審議、承認された。
○26年度決算報告
○27年度予算案=支部補助金1社あたり1万円(補助金=今年度は展示会収入が見込まれるので別途補正予算で検討)。
○26年度事業報告および27年度事業計画案
○賦課金の徴収方法について=今まで上期(4〜9月)と下期(10〜翌3月)の2期に分割して徴収したが、発送業務や組合員の支払い手続きの手間を省くため、年額を一括で徴収する。
○総会ならびに懇親会参加者の会費徴収(1人5000円)については従来通り。
○総会の司会は総務部の近藤理事(油傳商店)、議長は滝澤理事(松本商店社長)が務める。
○監事の矢田多藏氏(ナゴヤカット)の退任に伴い、同総会で後任の監事を選出(定款第5章24条▽役員の定数=監事2人または3人)。
 ▼議事G=部会報告
【総務部】27年度総会のスムーズな運営に務める。
【情報部】組合報を5月に発送予定。3月実施の景況調査を報告。
【経対部】当面は海外業界調査に注力。教育事業には、従来通り若手・中堅・幹部社員を対象にした研修を企画する。
【事業部】MECT展は出展者が概ね確定。今後は小間割り(配置)や出展者説明会、来場者の動員など展示会運営に協力。事業収入は従来の事業を強化するとともに、時節に対応した新たな企画を都度、検討する。
【青年部】2月7日に宝塚観劇と神戸三田プレミアムアウトレットへの日帰りバスツアーを開催。80名が参加。4月16日に新旧役員会を開き27年度役員組織の引き継ぎを行った。総会は6月5日、東京第一ホテル錦で。
【厚生部】当面は野球大会運営に務める。ゴルフ大会は従来通り今秋を予定。新たな事業として組合員の社員、家族が対象の厚生事業を企画する。
 ▼議事H=訃報
○野田英一氏(吉兼商店、中南支部)3月14日永眠。77歳。葬儀は同17日、近親者にて執り行われた。なお、同社代表は長男の裕一朗氏が継承。
○六浦秀子氏(六浦本店・康正社長母、中南支部)4月18日永眠。葬儀は同20日、近親者により密葬にて執り行われた。
 次回理事会は6月23日午後4時30分より、東京第一ホテル錦にて。

平成27年度通常総会を開催
新理事長に大戸純夫氏(大戸社長)
三重県管工機材商業組合 理事の若返りを図る

 三重県管工機材商業組合(理事長=田中邦洋氏・五光商会会長〈当時〉)は、4月17日午後5時より三重県松阪市のフレックスホテルにおいて平成27年度通常総会を開催し、平成26年度事業報告、同会計報告、平成27年度事業計画案、同収支予算案を承認可決した。また、任期満了による役員改選では、輪番制により南勢地区の大戸純夫氏(大戸社長)が新理事長に就任した。
 総会は杉山克雄副理事長(杉山機工社長)の開会の辞で始まり、田中理事長が「本日はお忙しい中、平成27年度総会にご出席いただきありがとうございます。役員の改選期ですので、ご審議のほど宜しくお願いします」と挨拶。
 慣例により理事長を議長に選出して議案審議を行い、第1号議案=平成26年度事業報告、第2号議案=平成26年度会計報告並びに会計監査報告、第3号議案=平成27・28年度新理事長並びに新理事改選(案)を原案通り承認可決した。
 承認された平成27・28年度の新理事長並びに新理事は次の通り。
▽理事長=大戸純夫氏(大戸社長)
▽副理事長=杉山克雄氏(杉山機工社長)
▽理事=野村剛弘氏(野七社長)
▽理事(会計)=金森繁人氏(三立商会社長)
▽監事=岸江伸幸氏(三重合成商事社長)
 大戸新理事長が挨拶に立ち「只今、ご承認いただき、理事長に就任しました。新しい理事の方々は若手が多いので、ご支援ご協力のほど宜しくお願いいたします」と述べた後、議長を新理事長の大戸氏に引き継ぎ、審議を継続。
 第4号議案=平成27年度事業計画(案)、第5号議案=平成27年度収支予算(案)を審議し、原案通り承認可決した。
 承認された平成27年度の事業計画は次の通り。
▽総会=4月17日(フレックスホテル)
▽正会員親睦ゴルフ会=5月13日(西日本セブンスリーゴルフクラブ)
▽製販親睦ゴルフ会=10月
▽新年賀詞交歓会=平成28年1月8日(フレックスホテル)
▽理事会=随時、年3回開催予定
 総会終了後は懇親会に移り、大戸新理事長が「今年6月頃から業界が良くなって来るとの話もあります。消費税率の再引き上げまでに、チャンスをしっかり取り込み備えたいと存じます。組合の皆で仲良くしていきたいと思いますので、ご協力のほど宜しくお願いいたします」と就任の挨拶。杉山副理事長の乾杯の音頭で懇親の場となり、和やかに歓談した。
 最後に田中前理事長より「私自身、五光商会の田中という呼び方も本日が最後となります。明日からは、ただの田中となります。この業界の中で、皆さんに大変お世話になりましたことを厚く御礼申し上げます。三重の組合がこれからも末永く発展していきますことを祈念申し上げます」と挨拶があり、同氏の中締めで盛会のうちにお開きとなった。

新社長に山田久人氏が就任
豊田商会 木野社長は相談役に

 伝動用品・配管資材・機械工具・金属材料・工場用品販売の豊田商会(本社=愛知県一宮市音羽3-6-17)では、先ごろ開催された臨時株主総会ならびに取締役会において、山田久人氏が代表取締役社長に選任され就任した。代表取締役社長だった木野茂恒氏は取締役相談役に退く。
 新社長の山田氏は、昭和33年7月26日生まれの57歳。平成4年3月に豊田商会に入社後、営業を担当した。

5月19日の通常総会に向けて
役割担当、議案を審議
岐阜県管工機材商組合 3月度理事会開催

 岐阜県管工機材商組合(理事長=廣瀬功氏・瓶由社長)は、3月26日午後5時より岐阜市長良川河畔の岐阜グランドホテルにおいて理事会を開催した。
 はじめに廣瀬理事長が挨拶し「本日は午前中に、第67回ゴルフ会を山田理事(山兼社長)の設営で天気の良い中、開催しました」と報告。続いて議事に移った。
 第1号議案=「全員例会」報告は、担当の白木理事(白木商会社長)より行われた。
 2月3日に岐阜グランドホテルで組合員10名、木曜会会員8名の計18名が参加して開催された。弁護士の幅隆彦氏を講師に迎え『企業経営と労働問題』をテーマに話を聞いた。白木理事は「幅弁護士には2度目の講演ということで前回とは違った演題でお話しいただきましたが、労働問題は、我々雇用する側にとっては大切で、難しい問題と感じました。少しでも皆様のお役に立てればと考えています」と感想を述べた。
 第2号議案=「第67回ゴルフ会」報告は、担当の山田理事より行われた。
 3月度理事会当日、関カントリークラブ・西コースにおいて正会員・賛助会員、計21名が参加して開催され、西澤輝哉氏(清水合金製作所)が優勝した。
 第3号議案=「第38回通常総会」については、5月19日に岐阜グランドホテルでの開催が決まっており、時刻や役割担当などを審議した。
 当日は、午後5時受付開始、同5時30分より総会、総会後は懇親会を行う。
 総会の役割担当は、司会/開会の辞/閉会の辞を山田理事(山兼社長)、議長を理事長が務め、事業報告/計画案、収支報告/予算案を奥村副理事長(安田本店長)、監査報告を監事、実務責任者会議報告/承認を木曜会の小笠原氏(瓶由)が行う。
 懇親会は、司会を木曜会、乾杯を山田理事(山彦会長)、閉会挨拶を白木理事が担当することを決めた。
 その他、総会の式次第、議案、会費について確認した。
 次回理事会は、7月9日午後5時より岐阜グランドホテルにて開催予定。
 【第67回ゴルフ会上位入賞者】
▽優勝=西澤輝哉氏(清水合金製作所)N75・6H26・4
▽準優勝=辻洋志氏(キッツ)N76・8H19・2
▽第3位=石原太郎氏(原芳商会)N78・2H22・8
▽ベストグロス=廣瀬功氏(瓶由)83

ステンレス鋼の摩擦攪拌接合可能に
新タングステン系接合ツール開発

 アライドマテリアル(社長=北川信行氏、本社=東京都港区)は、日本アイ・ティ・エフ(社長=芝原和人氏、本社=京都市南区)と、国立大学法人東北大学大学院工学研究科材料システム工学専攻(大学院工学研究科長=滝澤博胤氏、所在地=仙台市青葉区)の佐藤裕准教授、粉川博之教授らと共同研究を行い、オーステナイト系ステンレス鋼の摩擦攪拌接合(Friction Stir Welding、以下FSW)を可能にする長寿命なタングステン系接合ツールの開発に成功。4月22日から24日まで学術総合センター(所在地=東京都千代田区)で開催された溶接学会の春季全国大会にて本成果を発表した。
 アライドマテリアルはタングステン、モリブデン、ダイヤモンド、cBNなどの材料、部品、工具の総合メーカーで、住友電気工業の100%子会社。日本アイ・ティ・エフはセラミックコーティングの受託加工および各種薄膜の成膜装置製造販売メーカーで、日新電機51%、住友電気工業49%の子会社。今回の共同研究では、アライドマテリアルがタングステン合金の開発、日本アイ・ティ・エフがセラミック被膜の開発、東北大学がツール性能評価とツール損傷機構の解析を、それぞれ担当した。
 FSW(摩擦攪拌接合)とは、回転するツールを接合する材料の間に押し込み、接合線に沿ってツールを走行させることで接合する方法。接合材料と、回転するツールとの間で発生する摩擦熱で接合材料を軟化させ、ツールの回転により材料を混ぜ合わせることで接合する。この接合方法は、従来のアーク溶接などとは異なり、材料を溶かすことなく接合できるため接合後の変形が小さく、また、接合欠陥の発生も抑えることができるので、製品の高品質化と低コスト化を両立。さらに、従来の接合方法と比較して省エネルギーで接合できるという特徴がある。現在は、融点の低いアルミニウム合金などの接合技術として広く普及しており、鉄道車両や自動車などの製造において実用化されている。
 一般的に、金属材料は高温になると軟化する性質がある。FSWはこの性質を利用することでアルミニウムの接合では実用化されているが、融点がより高い鉄鋼のFSWでは、ツールの先端が摩擦熱でさらに高温になり従来の接合ツールでは激しく損傷してしまうため難しいとされてきた。特に高温でも変形抵抗の高いオーステナイト系ステンレス鋼のFSWに対しては、耐久性に乏しいことや価格が高いという課題があり、耐久性が高くて、かつ安価なツールの出現が望まれていた。
 今回開発されたツールは、高価な元素を使用しない低コストのタングステン合金に耐摩耗性に優れるセラミック被膜をコーティングすることで、価格では現在最有力とされるツールにも負けない程の低価格を目指しながらも、従来の低価格ツール材料と比べて高耐久・長寿命化を実現した。その特徴は以下の通り。
 @タングステンにセラミック粒子を分散させ、その種類や添加量を最適化し、優れた高温強度、高い靱性、高い耐熱衝撃性を確保。
 Aセラミック被膜の膜質と密着力を制御して、優れた耐摩耗性を実現。
 鉄鋼の中でも最もFSWが困難であったオーステナイト系ステンレス鋼において、接合深さ4mmで10m以上の線接合をできることが、今回の共同研究において確認されている。開発されたタングステン系ツールはステンレス鋼のほか、炭素鋼、高張力鋼、低合金鋼、銅合金などのFSWにも有効であり、今後、電力および化学プラント、鉄道車両、真空容器を使用する半導体製造装置などの産業分野への展開が大いに期待されるところである。

品質とサービス向上を目的に
「静岡営業所」開設
アカギ 5・25より営業開始

 配管支持金具のアカギ(社長=渋谷宏明氏、本社=東京都中央区)は、このたび、静岡市駿河区に静岡営業所を開設すると発表した(所在は左図参照)。5月25日から営業を開始する。
 静岡営業所の開設により、当該エリアにおける品質の向上と万全なサービス体制を構築させることが狙いである。

【静岡営業所概要】
▽名称=株式会社アカギ静岡営業所
▽所在地=〒422-8036静岡県静岡市駿河区敷地1-26‐22
▽電話=054(266)5521(代表)
▽FAX=054(238)1991
▽開設日=平成27年5月25日
▽所長=唐津悠輔氏
▽営業品目=アカギ式配管支持金具、インサート類、支持架台一式

26日から東京ビッグサイトで開催の
『2015NEW環境展』に出展
ケルヒャージャパン“清潔感のある企業づくり”テーマ

 清掃機器の最大手メーカー、ドイツ・ケルヒャー社の日本法人、ケルヒャージャパン(社長=佐藤八郎氏,本社=宮城県黒川郡大和町松坂平3-2)は、東京ビッグサイトで行われる「2015NEW環境展」(5月26日〜29日)にブース出展する。 
 ブースでは粉塵に対応した独自のフィルター技術と、頑丈なボディ、ノンパンクタイヤの組み合わせでハードな場所でも使用できるインダストリアルスイーパー「KM130/300RD」を目玉に、手押し式から搭乗式まで用途に合わせた各種スイーパーを注力して紹介。
 また油圧ショベルやトラックの足回りに固着した土砂の洗浄に最適な高圧洗浄機、紛体の清掃に最適なフィルター詰まりの少ない乾湿両用掃除機など、様々な業種で使用できる製品を展示する。
 ブーステーマは“清潔感のある企業づくり”。作業環境や作業効率の向上だけでなく、企業のイメージアップにつながる自社清掃をトータルに提案する。 
 ◆出展ブース=東6ホールK6017
 ◆展示予定製品=【スイーパー】KM70/20C、KM90/60RBpAdv、KM105/110RG、KM130/300RD【高圧洗浄機】HD4/8C、HD10/22S、HDS10/19M【産業用清掃機器】IVC60/30Tact2、HD9/50Ge【乾湿両用掃除機】NT35/1Tact帯電防止

6月6日(土)〜8日(月)ポートメッセで
2015中部どてらい市開催
開催40周年テーマは“未来を射る。”

 工作機械・産業機器・機械工具・住設建材・特選品の総合展示会「2015中部どてらい市」が6月6日から8日までの3日間、名古屋市港区のポートメッセなごや第1展示館で開催される。山善名古屋営業本部(本部長=吉村泰典氏)傘下の愛知・岐阜・三重にある有力販売店93社が主催店となり、メーカー298社が出展して盛大に行われる。
 2015どてらい市のメインテーマは未来を射る。″。年どてらい市は開催40周年を迎え、核心をつくということわざ「的を射る」が如く未来への核心を捉え、剛毅果断に突き進んでいく姿を表現した。
 今年の中部どてらい市では、中部のものづくりを応援する工作機械・産業機器・機械工具などの生産財から、住設建材や家庭機器など暮らしを豊かにする消費財までを幅広く展示し、顧客の成長発展につながる提案を行う。受注目標100億円、動員目標1万2000人はともに、前年実績を上回る。
 展示のほかに、どてらい市会場で象印チェンブロック主催による「クレーン運転特別教育」を実施。毎回好評の企画で、学科講習と実技講習をそれぞれ1日ずつ、計2日間行い、全科目修了した人に修了書を交付する。
 また、「ご来場抽選会」や「対象商品お買い上げプレゼントセール」、買い上げ金額に応じてプレゼントがもらえる「お買い上げ特典」といった恒例のお楽しみ企画も、第40回開催を記念してパワーアップ。多彩な催しで来場者を迎える。
各部門のテーマと取組み
機械事業部
 部門テーマ『MIRAIを拓くものづくりエコリューション』〜ECO+SOLUTION〜
 機械事業部は、「ECO」をキーワードとした最先端設備の提案(SOLUTION)を目指す。環境優良商品、工程集約複合加工機、次世代知能化技術、自動化ターンキー設備など。
【出品予定メーカー】
●工程集約高効率加工機
 滝澤鉄工所、DMG森精機、ファナック、ブラザー工業、松浦機械製作所、三井精機工業、ヤマザキマザック
●マシニングセンター
 オークマ、大阪機工、東芝機械マシナリー
●CNC旋盤
 オークマ、北村製作所、ツガミ、大日金属工業、滝澤鉄工所、DMG森精機
●CNCフライス盤
 山崎技研、静岡鐵工所
●研削盤
 岡本工作機械製作所、黒田精工、ジェイテクト、シギヤ精機製作所、長島精工、ナガセインテグレックス
●放電加工(EDM)システム
 ソディック、ファナック、三菱電機
●計測システム
 東京精密、ブルームLMT
●CAD/CAM・3Dプリンターシステム
 ソディック、東朋テクノロジー、キャムタス、C&Gシステムズ、ゼネテック、ジェービーエム、タクテックス、日本ユニシスエクセリューションズ、ウィリー
●汎用機械・専用加工機
 大鳥機工、宝機械工業、フジ産業
●鍛圧板金機械
 相澤鉄工所、アイセル、コマツ産機、澁谷工業、住谷製作所
機工事業部
 部門テーマ『動くカタログ!来て・見て・さわって』
 機工事業部の取扱い分野は次の8つ。出品メーカー約170社。
[マテハン]物流機器
[メカトロ]メカトロ(FA)機器
[環境改善機器]環境改善機器、照明、安全・衛生・セキュリティ、クリーンルーム/クリーンエア機器
[切削・補要工具]切削工具、工作補要機器
[測定・計測機器]測定/分析機器
[流体機器]コンプレッサー/塗装機、ポンプ・送風機・流体継手、加熱/冷却機器/ボイラー、攪拌機/混合機
[産業機器]作業用品(作業工具)、切断/研削/研磨用品、鍛圧/板金/鋼材加工機、溶接/発電機、小型加工機械、ケミカル用品、建設機械、部品/容器洗浄機
[空調設備機器]空調/冷暖房機器
 各種補助事業や優遇税制の有効活用、2020年東京オリンピック開催に向けたインフラ整備関連需要、2027年開業予定リニア中央新幹線9兆円のプロジェクト着工開始、拡大する航空機産業などへの対応に取り組む。
 今回は第40回記念開催特別企画として、「シャープ製40インチ液晶テレビ」をお買い上げ抽選にて進呈。また、「うまいもの便」「カレー券」付き商材を多数揃えるほか、特別企画として対象商品お買い上げプレゼントに「飛騨の美酒一献セット720リットル×2本」を加え内容をさらに充実。スクラッチくじ付き商材も新たに追加している。
住建事業部
 部門テーマ『どてらい市は…快適リフォーム生活を応援します』
 住建事業部の提案コンセプト(主催店と共に)は次の通り。
@エコで快適な住まい造りを提案する。
Aゼロエネルギー政策に対し、太陽光発電はもちろんのこと、HEMS、蓄電池及び省エネ給湯器の推進を強化。また電力・ガスの自由化も控え、エコキュート、エコジョーズ、ハイブリッド給湯器の提案も強化する。
B国策(補助金)を利用した提案を強化する。特に省エネ住宅ポイント、省エネルギー設備導入補助金事業。
C今後増加する水廻りの取替えに対し、施工付パック受注を行い、案件の受注を促進する。
Dどて市の原点に戻りメーカー、主催店と三位一体となり事前動向、特価商材、キャンペーンを積極的に展開する。
【出品予定メーカー】
●太陽光発電システム・蓄電池
 京セラ、三菱電機、パナソニック、シャープ、ソーラーフロンティア、東芝、ノーリツ
●給湯機器(エコキュート・エコジョーズ・ハイブリッド・エコフィール)
 ダイキン工業、三菱電機、パナソニック、ハウステック、日立、コロナ、ノーリツ、パーパス、リンナイ
●空調暖房機器(ルームエアコン・業務用エアコン・床暖房・蓄熱暖房・浴室換気暖房)
 ダイキン工業、三菱電機、パナソニック、マックス、日立、シャープ、AEG、ユニデール、ノーリツ
●キッチン(システムキッチン・ミニキッチン・キッチン関連機器)
 クリナップ、タカラスタンダード、ノーリツ、ハウステック、リンナイ、パナソニック、LIXIL、トクラス、トーヨーキッチンスタイル
●浴室・トイレ・サニタリー(システムバス・介護用システムバス・洗面化粧台・便器)
 クリナップ、タカラスタンダード、パナソニック、ノーリツ、ハウステック、積水ホームテクノ、トクラス、LIXIL
●節電・HEMS
 三菱電機、京セラ、シャープ、パナソニック
●吹付断熱
 日本アクア
●管工機材(塩ビパイプ・継手・水栓金具・宅内配管システム・浄化槽・雨水タンク)
 ハウステック、タカギ、KVK
●ハウス・エクステリア(仮設ハウス・物置・トイレハウス・ガレージ)
 淀川製鋼所、日野興業、ハマネツ、LIXIL、田窪製作所
●家電商品
 シャープ、三菱電機
●その他(通気断熱WB工法・セキュリティー・LED照明)
 内田洋行、三菱照明、パナソニック、キング工業、ウッドビルド
特選品
 部門テーマ『健康で豊かな生活の提案』
 ライフコーナーでは快適生活の応援をするために、ニーズに応じた商品の実演・体験コーナー、試飲・試食コーナーを数多く配置して、魅力ある会場作りを実現する。
 今年も昨年好評だった女性をターゲットとした新商品・話題商品を数多く取り揃える。

東京・大田区で『試作市場2015』
『微細・精密加工技術展2015』
5月28日(木)・29日(金)に開催

 『試作市場2015』、『微細・精密加工技術展2015』(主催=日刊工業新聞社)が5月28日・29日の2日間、大田区産業プラザPiOにおいて開催される。
 少量・特殊加工などの試作&ェ野に強みを持つ企業が集まる『試作市場』と、微細加工・精密加工に強みを持つ企業が集まる『微細・精密加工技術展』は、スピーディーな対応力と高い技術力を求める来場者が多く訪れる展示会で、会場では常に図面を手に商談する風景が見受けられる。
 今回の開催規模は、両展あわせて出展者74社・団体(2015年4月末時点)。今年も「3Dプリンタゾーン」が設置され、最新機種などが展示紹介される。また、プレゼンテーションステージでは、3Dプリンタ関連テーマをはじめ2日間で10本のプレゼンテーションが実施される。
 特設ステージでは28日午後1時から、独自の技術力や創造力でBtoCのオリジナル製品を生み出した若手企業経営者らをパネラーに迎え、『元気な企業は挑戦¢蜊Dき!Part4 〜ものづくり業界の異端児たちが考えるものづくりの未来とは!?〜』と題したパネルディスカッションが行われる。
 開催時間は午前10時〜午後5時(29日は午後4時まで)。後援は経済産業省、協賛は公益財団法人大田区産業振興協会。
 同展ホームページ(http://www.nikkan-event.jp/sb)では、来場事前登録・聴講申込みを受付中。入場は無料。

売上高9.7%増の8168億2800万円
純利益は2年連続で過去最高
岡谷鋼機 平成27年2月期連結決算

 岡谷鋼機(社長=岡谷篤一氏、本社=名古屋市中区栄2-4-18)は3月31日、名古屋証券取引所において平成27年2月期の決算発表を行った。
 連結業績は、売上高が8168億2800万円で前期比9・7%の増収となった。建設分野や自動車、工作機械関連が順調で、売上全体の40%以上を占める鉄鋼部門は13・9%の増収となった。
 営業利益は161億9500万円で15・5%の増益、経常利益は195億2500万円で16・6%の増益となった。営業利益と経常利益は8期ぶり、平成19年2月期に記録した以来の最高益を更新した。当期純利益は124億7100万円で21・8%の増益。純利益は2年連続して最高益を更新した。
 連結の財政状態は、平成27年2月期末で総資産が前期末に比べ782億円増加。自己資本比率は34・0%となった。期末配当は、予定では75円のところを、80円とした。
 平成28年2月期の連結業績予想は、売上高8500億円(前期比4・1%増)、営業利益170億円(5・0%増)、経常利益200億円(2・4%増)、当期純利益130億円(4・2%増)を見込む。配当については、中間配当80円、期末配当80円の年間160円を予定している。

昇給、業務・事務社員の動機付け、
採用等について意見交換
名機工同友会 3月例会を開催

 名機工同友会(会長=田中知之氏・ミユキ商會社長)は3月25日午後6時30分より東京第一ホテル錦において例会を開催、14名が出席した。
 野崎総務幹事(常磐精機社長)の司会進行で、冒頭、田中会長より挨拶があり、続いて各部の報告、情報交換が行われた。
 新規事業部は、共同購入品の洗剤について、仕入先が廃業したため現在新たなところを検討中と報告。経営対策部と厚生部は、2月21、22日に合同で開催した研修会で、マテハン・ロジスティクスの総合展示場ダイフクの「日に新た館」(滋賀県蒲生郡)を見学したことなどを報告し、参加者に対し御礼を述べた。
 情報交換は、各テーマに沿って行われた。
 @昇給について
 入社4年目までは業績に関係なく、一律に決めている。それ以降は、各自の業績によって決めていくというスタンス。
 昇給は景気、会社の利益とは関係なく実施。実績が上がった分は、ボーナスで反映している。昇給額は、役職が付くまでは定額だが、役職が付いたら役員会で判断し金額を決める。
 小さな企業なので、年功序列が良いのではと考えている。
 先代の時代は昇給額が大きかったが、現在は抑えている。モチベーションの関係で、50歳以上は少し、40代、30代は大目に上げ、後は能力に合わせて上げている。
 A業務・事務社員の動機付けについて
 期の初めに各月の目標を立て、それをクリアーすると、会社の業績に関わっていることを認識してもらうために、非営業職には2年ほど前から毎月奨励金を出している。また、3年前から女性(パートも含む)にも全員に名刺を持たせている。
 営業と業務はチーム制をとっており、チームの業績をボーナス、昇給に反映させている。
 パートの女性社員を多く使っているが、全員が優秀でモチベーションは充分に上がって、よくやってくれている。人間関係を重視している。
 金銭的な報酬を、社員の動機付けに持ってくるのか。仕事をしていて、お金を稼ぐだけではなく、楽しいとか、何かしら満たされるものがあるか。それは一人一人違っているが、そこを分かった上で、できるだけ与えていくことが大切。
 モチベーションは社員各々が作るという方式で、それができるように社員を教育している。
 B社員の採用について
 今年も新入社員を採ったが、2016年の新卒採用から3月1日解禁と3か月遅くなり、採用する方は大変だと感じている。大手が採用を増やしており、中小企業の採用は難しい状況。
 人手が足りず、今年は2名採用した。さらにもう1名を考えている。
 他業界を見ても、採用は厳しくなっている。
 今年は採用をしていない。補充型で採用しているので、人手が足らなくなれば補充をしていく。
 C経営コンサルタントについて
 我々の業界にはあまり馴染みがない。機械工具の業界に特化したコンサルタントならば、メリットがあるのかとも思う。
 以前お願いしていたが、会社に合ったコンサルタントであれば、メリットはあると思う。全てをコンサルタントの指導通りにすると、デメリットの部分もある。参考になる面もある。
 コンサルタントに来てもらっている。工具業界に近い方ではないが、先代から引き継いだ時、経営者の勉強に役立った。
 アドバイザーは必要と考えているが、全てコンサルタントの言う通りというわけではない。経営者の決断が大切。
 Dその他
 春節で中国人の家電製品や化粧品、医薬品の爆買が話題になったが、工具業界でも海外からの爆買があり、一部メーカーから海外販路への規制が出ているところもある。

ノーリツ新商品を最大限活用
2015年度ハウレッシュ活動方針発表会
得意先と協業で価値提案

 湯まわり設備メーカーのノーリツ(社長=國井総一郎氏、本社=神戸市中央区)は、3月27日午後2時より名古屋市昭和区の中部支社東海支店において、2015年度中部ハウレッシュ会(ノーリツとリフォーム提携している小売店組織)活動方針発表会を開催した。
 戸島洋中部支社長兼東海支店長が、昨年度(2014年12月期)の同社の連結業績について、売上高が2189億円で前年比9・3%増、営業利益が74億円で同23・4%減の増収減益となったことを報告。海外事業は増収増益で非常に順調に推移、国内事業は減収減益と大変厳しい1年だったと振り返った。
 戸島支社長は、2015年度の方針について説明。全社的に今年度は「Change2015(変革の年)」をキーワードに、昨年までノーリツが取り組んできた4分野(温水、厨房、住設システム、新エネ)を再構築する。温水は「No.1ブランドへ復活」、厨房は「新たな成長ドライバー(No.1ブランドへ挑戦)」、住設システムは「待望の新製品でチャレンジ」に取り組む。新エネ・太陽光については、苦渋の決断で縮小。家庭用からは事実上の撤退となり、経営資源をコア事業である温水、厨房、そして今年最も力を入れて取り組む住設システムに集中させると話した。2015年12月期は、売上高2350億円(前年比7・3%増)、営業利益80億円(同8・0%増)を目指す。
 東海支店では、2015年度の売上高目標を前年比101%とし、温水、厨房、住設システムすべての分野において売上をアップさせ、新エネ・太陽光の分野が縮小した分をカバーする計画。基本方針として、@温水・厨房分野で需要開発A住設システム分野の取り組み強化Bお客様満足向上の取り組み強化が挙げられた。
 戸島支社長は「お湯と炎から始まるリフォーム提案ということで、今年もハウレッシュ会の皆様方とは、住設システムを一緒に取り組んでいきたい。今年は4月にシステムキッチン、7月にシステムバスと10億円の投資をして新商品を出していきます。ノーリツの本気度を感じていただきたい」と述べ、さらなる支援をお願いした。
中部ハウレッシュ会
活動報告と方針発表

 続いて青木茂樹東海支店営業一課長より、中部ハウレッシュ会の2014年度活動報告と2015年度活動方針が発表された。
 昨年度は、@企業認知度向上支援A人財育成支援B情報交換支援C会員企業活動の支援・協業を活動方針としてスタート。@企業認知度向上支援は、ショールーム来店者へ配布する「ハウレペーパー」に会員情報を掲載した▽ノーリツホームページに掲載する「Web企業情報掲載サービス」に昨年1年間でリフォーム店318社が登録。エンドユーザーからのクリック数も増えている▽チラシの原型をノーリツが作成した。A人財育成支援は、会員限定の研修会を6回開催し、45社が参加した。B情報交換支援は、異業種との情報交換会を開催し、事例発表を行った。C会員企業活動の支援・協業は、ショールームを活用し、イベントを開催した。
 2015年度の活動方針は、@販売促進支援A人財育成支援B会員企業活動の支援・協業。
 @販売促進支援は、Tポイントカードの活用(住宅設備業界での活用提案。顧客接点機会の拡大、販売量の拡大、他社との差別化を図り、選ばれる店作り)▽無金利ローンの活用▽ハウレッシュ限定省エネ住宅ポイントのキャンペーン実施▽ハウレペーパーの活用▽Web企業情報掲載サービスの登録促進。
 A人財育成支援は、ハウレスクールの開講(新入社員研修、なじみ客研修、提案力強化研修をノーリツスクール[商品知識研修]とは別に用意。さらにアドバンスプロ研修で販売技能を高める)。
 B会員企業活動の支援・協業は、情報交換会の開催▽システムバス新商品の発売に先駆けた会員店限定の内見会実施▽販売コンテストの実施(温水商品部門、厨房商品部門、住設機器商品部門、特別賞)。
 【会員と協業で価値提案するための3つのポイント】
 @新商品を最大限活用しての価値提案。4月発売のシステムキッチン『レシピア』▽7月発売のシステムバスNEW『ユパティオ』▽マルチグリル搭載のコンロ『プログレ』。
 Aプレゼンの刷新(見せるプレゼン)。ノーリツ社員と会員企業の提案ツールを統一化。
 B見せる機会としてのイベント活用。ノーリツのショールームを会員各社の施設として活用。イベント開催の支援▽ハウレッシュフェアの開催(9月12・13日)▽CSR活動。地域の住民にノーリツショールームを年一回開放。
 最後に青木課長は、修理・点検・商品の問合せを一括受付しているコンタクトセンターの活用による迅速な対応を呼びかけるとともに、お湯ネット、ノーリツ独自のWeb検索サイトを活用して受注活動に結び付けるよう紹介した。

 2014年中部ハウレッシュ販売コンテストの表彰が行われ、システム、新エネルギー、温水厨房の各商品部門の上位3社に賞状と副賞が贈呈された。
 新商品紹介では、システムキッチン『レシピア』、ビルトインコンロ『プログレ』、システムバスNEW『ユパティオ』シリーズが紹介された。

日本ねじ商業協同組合連合会
会 長 鈴木 建吾(八幡ねじ社長)
ねじの日雑感

 6月1日のねじの日にあたって、ねじの業界を考え、私どもの会社ではどうあるべきかを考えてみました。
 私どもの会社では、地元の少年少女発明クラブに対しての協力を始めました。発明クラブは明治37年に創設された発明協会を母体にしています。その一環として、1974年から少年少女発明クラブ事業が始まり、今では全国に215のクラブ、約8500人の児童生徒が学習に取り組んでいます。発明クラブはモノづくりのクラブです。ねじとも関係が深いことから、私どもはこの発明クラブの応援を始めました。熱心な少年少女の姿を見ていると、学童の教育として役に立っていることを感じます。クラブの規模で言うと、愛知県には全国の一番、二番、三番の規模のクラブがあります。私どもが協力している北名古屋の発明クラブは全国第三位です。少子化で少なくなっている学童に対してのこうした教育は、単に技術を教えるのではなく、モノづくりの場を通して社会性を養うことに役立つと考えています。
 さて、ベルリンの壁崩壊以来、世界は資本主義の考え一色になってきました。すべての国の国民が利益追求をするようになりました。中でも顕著な国が中国です。勿論、利益追求は活力を生み出し、結果として経済成長となってきました。貧しかった国民が豊かになりました。今年の春節で多くの中国人が日本にやってきて爆買したのは、こうした背景があるのです。先行して成長してきた日本は、利益追求の段階を過ぎ、人の心が問題になってきています。先の震災以降それを余計感じるようになりました。日本は世界一安全な国になってきたと思います。信号さえ守っていれば、車を見ていなくても事故に巻き込まれることはほとんどありません。素晴らしいことです。日本人はあらゆるところで行儀よく並びます。先日伊勢へ行ったのですが、その一つの小さな神社で、神様を参拝するのでも、一組ずつ並んでいました。片側は空いています。必要以上のことをするのです。守衛は並ぶ必要がないのに渋滞して困ったことだと言っていました。世界はよりアグレッシブになっているのに、日本では優しいけれど、覇気がない人が増えてきたように思います。企業はこういう人を再教育する必要があると思っています。真実を理解して、堂々と仕事をすることが必要です。若手社員にも、正しい道徳性を持ち、気概を持って自信を持って仕事ができるような教育をしていこうと思っています。私どもの使命、より良いねじを安心して使っていただけるようにするために、品質管理水準の向上、製造技術の向上、設計技術の向上、物流技術の向上がますます必要とされるようになりました。そのためには、知識ある人、能力ある人との交流を進めることが必要です。その際に大切なことは、まさに知徳一体です。三方善の精神、自分と、仕入れ先と販売先、社会がともによくなるような対応を考えていきたいと思っています。まさに皆さんの力を合わせること、集中させることが必要です。
 最後に、これはずっと続いていることですが、ISOへの移行です。長い期間が掛かっていますが、少しずつ移行の方向へ向かっています。時間が掛かっても移行していかなければなりません。これは工業組合さんと商業組合さんが製販一体となって推進して行きましょう。
 皆さんのご協力をお願いいたします。

第75回愛機工野球大会開幕
総勢32チームが出場
愛機工 4月18日開会式を開催

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機社長)は4月18日、第75回愛機工親善野球大会の開幕を迎えた。今大会には32チームが出場し、A・Bゾーン(各16チーム)でそれぞれ優勝を目指す。
 開会式は午前8時30分から草井球場(江南緑地公園内)で行われ、福利厚生部の矢野理事(滝川物産社長)が「当初11日に開幕の予定が雨のため順延となり、本日所用により出席できない長村福利厚生部長(長村商店社長)に代わって、ご挨拶いたします。昨年度は皆様のご協力の下、スムーズな大会運営ができましたことを御礼申し上げます。本日の開幕が非常に天候にも恵まれ、今年も素晴らしい年になるのではないかと期待しています。この野球大会をしっかり盛り上げて行くために、私ども福利厚生部もできる限りの協力をし、大会を滞りなく開催できるようにしていきます。秋の決勝戦まで長丁場となりますが、選手の皆さん、審判団の皆さん、ご協力頂く、組合の山崎事務局長、青年部の方々も宜しくお願いいたします」と挨拶。
 始球式は、ピッチャーを森青年部部長(森哲社長)が、受けるキャッチャーを滝澤同副部長(松本商店社長)が務めて行われ、熱戦の火蓋が切られた。
 大会1日目は3試合が行われ、結果は次の通り。
 ■第1試合 Bゾーン
 トラスコ中山×ナスコムの試合は、トラスコ中山が1回表に1点を先制するが、その裏すぐにナスコムが2点を取り逆転。トラスコ中山は3回に同点に追いつくものの、ナスコムがその裏に一挙7点をあげて再びリードし、その後5回に両チームともに1点を加えて、ナスコムが10対3で初戦を制した。
 ■第2試合 Aゾーン
 杉本商事×日伝の試合は、日伝が2回裏に2点を先制。杉本商事も反撃し、3回表に3点を取り逆転。その裏すぐに日伝も1点を返し同点に。その後は膠着状態が続き同点のまま時間切れとなり、ジャンケンの結果、日伝が勝利した。
 ■第3試合 Aゾーン
 協和工業×ダイドーの試合は、ダイドーが1回裏に相手投手の立ち上がりを攻めて1点を先制。その後も3回に2点、4回に3点、5回に2点と山越選手のホームランなどで着実に点差を広げ、協和工業の反撃を4回表の1点に抑えて、8対1でダイドーが2回戦へとコマを進めた。

 大会2日目は5月9日、いちい信金スポーツセンター(愛知県一宮市)で4試合が行われた。結果は次の通り。
 ■第1試合 Aゾーン
 中央工機×太田廣Aの試合は、中央工機が1回表に2点を先制、続く2回にも1点を追加しリードを広げるものの、その裏太田廣が反撃して2点を返し、1点差に。3回はともに1点ずつを加えて、迎えた5回裏。太田廣が黒田選手のホームランなどで一挙に7点を取り逆転。中央工機の反撃を0点に抑えて、10対4で太田廣が勝利した。
 ■第2試合 Bゾーン
 伸栄産業×山下機械の試合は、互いにランナーを出すものの、相手守備陣がそつなく抑え、5回まで0対0の好ゲーム。伸栄産業が6回に虎の子の1点をあげて、そのまま逃げ切り、初参加の伸栄産業が1対0で1回戦を突破した。
 ■第3試合 Aゾーン
 石原商事×東陽の試合。ここ数年、共に決勝戦までコマを進める強豪同士の戦いで、接戦が予想されたが、東陽が1回裏に1点を先制し、2回に5点、4回にも4点と一方的な試合展開となり、守っても石原商事を0点に抑え、東陽が石原商事を10対0で下した。
 ■第4試合 Bゾーン
 ナカガワ×サンコー商事の試合は、ナカガワが初回表に4点を先制、4回に1点、7回に2点を追加し、サンコー商事の攻撃を0点に抑えて、7対0でナカガワが初戦を勝利で飾った。

Safe‐Lock
搭載切削工具を世界で
HAIMER×オーエスジー

 超精密ツールホルダーならびに特殊機械メーカーで欧州シェアNo.1を誇るハイマー(社長=アンドレアス・ハイマー氏、本社=ドイツ)と、世界29カ国に製造・販売・技術サポート体制を築く総合工具メーカーのオーエスジー(社長=石川則男氏、本社=愛知県豊川市)は4月、ライセンス契約を締結。今後オーエスジーは、同社のエンドミル工具にハイマーのSafe‐Lockシステム(特許取得済)を搭載し、世界市場に向けて販売を開始する。
 難削材加工や重切削加工で工具に高付加がかかる場合、工具がホルダーから抜けるなどの現象が稀に発生する。同システムは、その独自の機構により工具の抜けを防ぐことができ、さらに加工中のびびりを抑制することができる。その結果、従来のミーリングチャックやウェルドンサイドロックホルダーと比べ切りくず排出量(M.R.R.)を大幅に増やすことができる。
 オーエスジーは、過去数カ月にわたってさまざまな抜け防止システムを検証し、同システムが最も有効であると結論付けた。同社のデザインセンター(製品開発部門)担当常務で北米最高責任者でもある大沢二朗氏は「フィールドテストを行った結果、難削材の高能率加工には、ハイマー社のSafe‐Lock 
TMシステムがベストだと考えている。加工中に工具が抜ける心配がなく、かつ、M.R.R.を上げることができる。その上、工具の耐久性が良くなるので、お客さまのコスト削減を実現できる」と語っている。また同氏は「私たちは世界の29カ国に展開しており、グローバル規模での事業戦略を進めている。ハイマー社のSafe‐Lock 
TMシステムは、その性能の高さに加えて、世界で最も認知されている抜け防止機構であることが今回のライセンス契約の決め手となった」とも語っている。一方、ハイマー社長は「私どもは荒加工や重切削用としてSafe‐Lock 
TMシステムを開発しました。今回、世界有数の工具メーカーであるオーエスジー社とライセンス契約することができ、大変嬉しく思う」と語っている。
 同システムは、2007年の発売開始から現在まで、世界中の利用者から絶大なる支持を受けている。2014年度の売り上げは、対前年比4倍の伸びを見せ、航空機産業以外にも幅広い産業で活用されおり、コスト削減や加工時間短縮に貢献している。

初の単独展示会
ケルヒャーフェア2015開催

 ケルヒャージャパン(社長=佐藤八郎氏、本社=宮城県黒川郡)は5月22日・23日の2日間、東京都立産業貿易センター(東京都港区)にて、同社初となる単独展示会「ケルヒャーフェア2015」を開催する。この展示会では、業界最多ラインアップを誇る同社の清掃機器と豊富なアクセサリー類が一堂に会し、普段の展示会では見ることのできない圧倒的なスケールとボリュームで、あらゆる業種の清掃ニーズに応えてくれる。清掃機器のみの企業単独展示会としては、国内最大規模となる。
 特に床洗浄機は、コンパクトタイプから自走式、大型搭乗式までフルラインアップ。ケルヒャー独自の先端技術を、すべて実機で確かめることができる。会場内では、トイレ清掃、駅の清掃、太陽光パネル洗浄、床のワックス剥離、と4つの具体的な清掃シーンを再現し、実際に来場者が製品を体験できるコーナーも設けられる。
 また同会場では、同社社員による清掃セミナー(要事前予約)も開催される。セミナーのテーマは@ホテル(スポーツクラブ)向けトータル衛生管理∞A食品工場向け生産から物流までの衛生管理について∞B昨今ニーズの高い太陽光パネルの新しいビジネスの創造≠フ3点。なお、日本では発売前となる新製品の参考展示も予定されている。
 同社は展示会に向けて「当フェアを通じて、各業界の潜在ニーズを掘り起こし、さまざまなシーンに合わせた最適な清掃ノウハウをご提供することで、業務用清掃機器市場におけるケルヒャーブランドの存在感を高め、シェア拡大を狙います」とコメントしている。
【開催概要】
▽会期=5月22日=10時〜17時、同23日10時〜16時
▽会場=東京都立産業貿易センター浜松町館5F第一展示室(東京都港区海岸1‐7‐8)
▽セミナー予約申込FAX=048(710)8773
 展示会に関する問い合わせは▽フリーコール=0120(60)3140、または▽Eメール=contact@karcher.co.jpまで。

新入社員59名が新たな門出
ダイドー 平成27年度入社式を開催

 FA&ロボットの専門商社ダイドー(社長=山田貞夫氏、本社=名古屋市中村区名駅南4-12-19)は4月1日、本社ビル6階大会議室で平成27年度入社式を開いた。今年の新入社員は男性32名、女性27名の計59名。来賓をはじめ、同社各営業部の役員及び幹部が多数参列する中、2週間の研修を終えたばかりの新入社員は引き締まった表情で式に臨んだ。
 山田社長は挨拶で「皆さん、新しくダイドーの社員として入社をされ、本当におめでとうございます。今日からは立派な社会人です。今までの学生気分は一切払拭して、新しく社会人としてやっていただきたい。常に緊張感を持って仕事をしなければなりません。第35代アメリカ合衆国大統領ジョン・F・ケネディの国民に対しての第一声は、皆さんが国家に何をしてもらいたいかではなく、皆さんが国家にどんな貢献ができるかを考えてほしいというものでした。何もせず、国家に、あるいは親に、会社に頼るという考え方は今日から捨てていただきたい。今まで育ててもらった皆さんは、親に随分と世話になった。お返しをする時。自分自身のために、まず働く。強い国家、強い会社にならないと、競争に負けてしまう。米ソ冷戦時代が終わって、第三勢力の結集が始まっている。その旗振りが中国である。台頭してきた新しい勢力とも、共存共栄だけではなく、競争をして行かなければならない。ものづくりの世界では、日本は資源がないので輸入に頼っている。輸入をするにはドル(外貨)が必要。1000億ドル貯めていたのだが、ここ3年間で国際収支が赤字となった。これは燃料代が原因。原油、石炭、天然ガスで27兆円の支払いをしている。それで電気を起こし、車を走らせている。日本は、過去の蓄積があるから赤字でも、どうにかなっている。皆さんには社会人としての自覚を求めます。日本の労働人口は7500万人。そのうち正社員は2750万人しかいない。3人に1人。大企業は、日本全国にある360万の企業のうち、6000社程しかない。それ以外の労働力を基に、大企業は成り立っている。中小の部品を作る技術力の上に成り立っている。それが日本を支えている。昔の国際競争力は戦争(武力)だった。欧州列強による植民地支配。国力がないと国が滅んでしまう。今は経済力が大切。日本の食料の大部分は海外からの輸入に頼っている。1000億ドルあった蓄えが、どんどん減っている。社会への貢献は、税金をしっかり払うこと。皆さんが立つ舞台は整っています。皆さんの力を発揮してください。今年、本社の隣接地にロボットの実験場を建設することになりました。自信と大きな希望、夢を持ってダイドーで実力を発揮してください」と期待を込めて話した。
 来賓挨拶では、船戸章彦THK中部営業統括部長が「本日、社会人として第一歩を歩まれました皆さんに、お祝いを申し上げます。吉田松陰が『親思ふ心にまさる親心けふの音づれ何ときくらん』と読んでいます。子は親のことを思っている。それ以上に、親は子のことを思っている。まさに山田社長は、皆さんにとってお父さん、お母さんのように、皆さんのことをしっかりと見ておられる。社長だけではなく、幹部の皆様もそのようなところがあります。厳しい面もありますが、素晴らしい方ばかりですので、是非いろいろな面で指導していただき、皆さんが成長されることを祈念いたします。志を持って、是非チャレンジをしてください。一つ一つの目標に向かって少しずつ目標を達成することにより、大きな成果を得ることができ、我々は成長していく。成功を積み重ねることで自信となってくる。自信が付いてくると、次にチャレンジという気持ちにもなってくる。皆さんも一つ一つの成功が、次への糧となる。一気に成果を求めることなく、一つ一つの成功を積み重ねながら、どうか大きな成果に向かって行っていただきたい。営業は断られた時から始まる。このことは私が入社した頃に上司から言われた言葉です。一つ一つの目標をクリアーするように努力していただき、是非皆さんなりの成果を出していただきたい。全社で1000億円を目指して頑張ってください」と祝辞。
 来賓の湯原真司CKD執行役員営業本部長兼海外営業統括部長は「本日は、3つのことをお話ししたい。1つ目が『挨拶』。爽やかで明るい挨拶をすると、お客様の印象がいい。上司や周りを明るくする。2つ目が『約束を守る』。皆さんもたくさん約束をされると思いますが、一番する約束は時間です。これを守ることが基本。約束した相手の方の時間もいただくということです。時間の約束を守ると、信頼されるビジネスマンになる。3つ目は『4S』。整理、整頓、清潔、清掃。整理は、必要なものと、必要でないものを分ける。必要でないものを捨てていくことが整頓、それを保つために周りの掃除をする。できる営業マンは必ず、身の回りの整理整頓、身だしなみができている。挨拶、約束を守る、4Sがビジネスマンの基本。もう一つ、考え方について。人生は長い、仕事も続きます。仕事をしていれば、山や谷、壁が次々に出てきます。どんどんチャレンジして、思い切って社会人生活をスタートしてください」と述べ祝いの言葉とした。
 この後、人事部を代表して田中慎悟ダイドー常務が「皆さんは、今を持って社会人一年生。学生さんとは違い、仕事をする対価として給料をもらう、仕事のプロとなる。そのプロの一年生。私ども先輩も皆さんと一緒に頑張っていこうと思っている。私どもの社是は、社会奉仕。社会奉仕は、ゴミを拾うだけではありません。私たち商社は、いっぱい売って、いっぱい利益を上げて、いっぱい国に納税することが務めです。ダイドーを良くするために、一緒に頑張っていきましょう」とエールを送った。
 新入社員を代表して、田中悠人氏(華東師範大学・中国上海市)が「我々平成27年度新入社員一同は、知っている事とできる事は違うということをテーマに、研修に励んできました。本日より、その経験を生かし、会社に貢献できるよう体当たりで頑張ります」と決意表明を行い、社会人としての新しい一歩を踏み出した。