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2014年(平成26年)9月
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2014年9月7日・14日(日) 25372538
中部ブロック・人材開発委員会で
全機工連全体に波及できる取組みを促進
愛知県機械工具商協組 8月定例理事会を開催

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機社長)は8月5日、東京第一ホテル錦において8月定例理事会を開催。主な議題の内容は、全機工連全体に波及させる取組みとして、中部ブロック・人材開発委員会で協議し計画中の報告をはじめ、教育事業が近日に実施する企画等、各委員長より活動報告の発表がされた。
 理事会のはじめに、山下機械の乾正樹社長(熱田支部・組合理事)が急逝されたことを報告し故人の冥福を祈り黙祷。
 伊藤理事長の挨拶から開始された。「最近の景気として、組合の6月までの景況調査が出ております。若干は伸びており、我々の業界は良い状況の様です。消費税増税で、一時的に一般消費は失速したが、我々の業界は堅調に推移してきているのではないかと思っております。組合は、益々活動が増えており、皆様にはご協力頂きたくお願い致します」
 会員の増強活動について、賛助会員として2社と折衝し、先方は承諾済みであると事務局が報告。また、理事名簿及び役員組織に関し、乾理事の後任として、熱田支部の小浦正喜氏(こうら社長)が理事に就き経営対策部に所属すると発表した。
 人材開発委員会について水谷委員長(ミズタニ機販社長)が報告。全機工連全体に波及できる取組みについて、中部ブロック・人材開発委員会で協議して行く事となり、7月2日の委員会で、@工具の使い方・機能等の初心者向け冊子の作成AMBC(名南ビジネスカレッジ)の活用BCUBIC(現行社員および採用時の適性診断システム)の事業化等について検討した。
 特に、初心者向けの冊子作成については、トラスコ中山が市販している「ココミテvol・2」を全機工連推薦図書として一部販売斡旋する。全機工連、トラスコ中山と協議し具体化して行くとした。
 林経営対策部長(広島商事社長)から教育事業について説明。社員技術研修は@9月18日(木)〜20日(日)「ツール・エンジニア・スクール」(3日間・座学及び加工実習)A10月3日(金)・4日(土)「精密測定技術研修」(2日間)を企画している。10月14日(火)に実施の経営者・管理者セミナーは『コーチング・ファシリテーション』ミニ体験講座を開催する案を発表。講師として清水智恵氏(Festoコンサルティング代表)を推薦し承認された。
 第74回親善野球大会について長村福利厚生部長(長村商店社長)が経過を報告。8月2日までにA・Bゾーンの23試合を実施し、Aゾーンではベスト4進出チーム(中央工機・新栄商会・井高・石原商事)が決定、Bゾーンもベスト4進出3チーム(日研工作所・川島商事・ミズタニ機販)が決まった。8月23日に残り1チーム(トラスコ中山VS三枝電機の勝者)が決定する。また、23日、9月初旬に準決勝戦を実施、優勝戦は9月下旬に開催を予定している。
 MECT2015展について高田実行委員長(井高社長)が説明。MECT展は2015年10月21日(木)〜24日(土)の4日間、ポートメッセなごや(1号館〜3号館予定)で開催。出展者募集事業を今年の年10月1日(水)より開始する。事業部及び卸商社を中心に実行委員会を設置し、第1回実行委員会を8月26日(火)に東京第一ホテル錦で開催する。
 海外業界調査準備委員会について林実行委員長(広島商事社長)より報告。企画としてベトナム又はインドネシアに候補地をしぼり、2015年に実施を予定している。訪問先は、日系及びローカル企業の他、展示会見学も計画している。準備委員に吉野栄一理事、伊藤正人理事、和久田修志理事、時津達也理事が就き、伊藤理事長はじめ関係役員で実行員会を設置して準備を進める。
 部会報告について【総務部】理事会の運営と定款・規約改正の準備に携わる。【情報部】8月前半に組合報夏号を発行する。【経対部】今年度事業として、社員研修を中心に各種セミナーを実施。【事業部】当面はMECT展への準備。収益事業として自動車リース事業、共済保険、ガソリンカード等に積極的に取組む。【青年部】7月26・27日に実施されたキャンプの集いでは過去最多となる約230名が参加し盛大に開催された。9月6日(土)・7日(日)に開催する「全国機工商若手交流会」浜松大会に参加する。今後は青年部員の増強を重点課題として取り組む。【厚生部】野球大会の9月優勝戦(予定)に向けスムーズな進行に務める。10月15日(水)に親善ゴルフ大会を実施する事が承諾された。
 組合事業部理事として新たに参加した有賀淳一郎氏(エス・エヌ・ジー社長)から自己紹介の挨拶があった。
 次回の理事会は、経営者・管理者セミナー併催予定、10月14日(火)午後4時30分より東京第一ホテル錦にて開催する。

JIMTOF2014(第27回日本国際工作機械見本市)
世界に誇る「超超ジュラルミン鍛造ホイール」等
ものづくりの真髄を紹介する企画展示が決定
企画展示、東日本大震災・復旧復興支援プログラム概要

 日本工作機械工業会と東京ビッグサイトが主催する、アジア最大級の工作機械見本市「JIMTOF2014(第27回日本国際工作機械見本市)」が10月30日(木)から11月4日(火)までの6日間、東京ビッグサイトにおいて開催される。開催期間を通じて行われる企画展示の内容がこのほど発表された。東展示棟1階のガレリアにおいて、日本が世界に誇る「超超ジュラルミン鍛造ホイール」と、超高精度な工作機械を支える手作業「キサゲ」の技を紹介。また、東日本大震災・復旧復興支援を目的としたプログラムとして、「遊休機械無償マッチング支援プロジェクト」の紹介に加え、日本の自動車メーカー14社が製作した希望の一本松≠展示する。
 JIMTOF2014では企画展示として、BBSジャパンの協力の下、2011年に世界で初めて商品化に成功した「超超ジュラルミン鍛造ホイール」を紹介する。「超超ジュラルミン鍛造ホイール」は、アルミ合金の中で非常に強度が高く、かつ優れた耐性をもつ最先端のホイール。常に他社には真似できない品質をもって、最先端のホイールを作り続けているBBSジャパンのものづくりへの取り組みを紹介する。
 また、世界最高峰の工作機械の精度を生み出す、技の真髄とも言える手作業「キサゲ」も企画展示として紹介。「キサゲ」とは、ノミ状の工具を使用して鋳物の表面を削り取り、超高精度に仕上げる手作業のことで、現在キサゲ職人が減少する一方で、「キサゲ」を積極的に取り入れているメーカーも多くあり、これらメーカーの協力を得て「キサゲ」を披露する。 
 その他JIMTOF2014では、東日本大震災・復旧復興支援を目的としたプログラムとして、西展示棟4階ロビーにて「遊休機械無償マッチング支援プロジェクト」を紹介する。このプロジェクトは、東日本大震災による津波で生産機械等を流出・損壊した被災地の事業者に、全国の商工会議所のネットワークを活用して、全国各地の事業者から遊休機械等を無償で提供するという取り組み。
 また、東日本大震災により流された約7万本の木々の中で、唯一生き残った岩手県陸前高田市の奇跡の一本松≠、日本の自動車メーカー14社がクルマの素材である鋼板を使って、オブジェとして再現。この再現オブジェが西展示棟4階ロビーに展示される。
 JIMTOF(日本国際工作機械見本市)は、1962年から2年に一度開催され、50年以上の歴史を有す、アジア最大級の工作機械専門見本市。今年で第27回目の開催となるJIMTOF2014では、工作機械、鍛圧機械、工作機器・工具・試験機器、特殊鋼工具、超硬工具、光学測定機器、精密測定機器、CAD/CAM等、広範囲の製品分野において、出展各者の様々な最新の製品、技術が紹介される。JIMTOFは、製造業で活用される各種製品分野の最新情報を入手できる展示会として定評がある。 
 【企画展示】
 東展示棟1階ガレリア
■「世界最高峰に挑み続けるこだわりのものづくり≠aBSホイール」
 1983年、「ホイールは鋳造」という常識を覆した量産型鍛造アルミホイール。1992年、不可能を可能にした世界初のF‐1用マグネシウム鍛造ホイール。そして、2011年、世界で初めて商品化に成功した超超ジュラルミン鍛造ホイール。どこにも真似できない技術と品質で挑み、オーダーメイドにも応えるほどの技術力で、最先端のホイールを作り続けているBBSジャパン。常にあきらめないその精神と、積み上げられたものづくりへのこだわりを紹介する。〈協力=BBSジャパン〉
■「世界に誇るニッポンのものづくり『キサゲ』〜世界最高峰の精度を生み出すワザの真髄〜」
 工作機械の精度を支える「キサゲ」とは、ノミ状の工具を使用して鋳物の表面を削り取り、超高精度に仕上げる手作業のこと。現在、キサゲ職人が減少する一方で、キサゲを積極的に取り入れているメーカーも少なくない。また、腰を曲げコツコツと行う気が遠くなるような「キサゲ」の仕事に興味を持ち、その職人技に憧れ、匠の元での修行に挑戦する若い職人もいる。企画展示では、「ローテク/ハイテク」という概念を超えた「ウルトラ・ハンドテクノロジー」とも言うべき「キサゲ」にスポットを当て、ものづくりの真髄や醍醐味、素晴らしさを披露する。〈協力=牧野フライス製作所、三井精機工業、オークマ、シギヤ精機製作所〉
 【東日本大震災・復旧復興支援プログラム】
 西展示棟4階ロビー
■「遊休機械無償マッチング支援プロジェクト」
 東日本大震災による津波で生産機械等を流出・損壊した被災地事業者の復興を支援するため、全国514ヵ所の商工会議所のネットワークを活用し、全国各地の事業者から遊休機械等の無償提供を募り、被災事業者の要望に合わせてマッチングを行うプロジェクトを紹介する。〈協力=日本商工会議所/東北六県商工会議所連合会/東京商工会議所〉
■「オブジェ『希望の一本松』展示」
 東日本大震災で、岩手県陸前高田市の高田松原で約7万本の中でたった一本だけ、津波に呑まれることなく、生き残った松。人々が「奇跡の一本松」と呼ぶこの松を、日本の自動車メーカー14社がクルマの素材である鋼板を使って、オブジェ「希望の一本松」として再現した。〈協力=岩手県〉

管内の経済活動 14か月連続で
「緩やかに改善している」
中部経済産業局 最近の管内総合経済動向

 中部経済産業局は8月8日、「最近の管内総合経済動向」を公表した。平成26年6月実績値によるもので、管内(愛知、岐阜、三重、富山、石川の5県)の経済活動は「緩やかに改善している」との総括判断を14か月連続で示した。
 個別の動向をみると、生産は「増加の動きに足踏みがみられる」から「横ばいとなっている」に2か月ぶりに下方修正。鉱工業生産・出荷・在庫の指数(6月速報)はいずれも前月を下回った。主要業種では電子部品・デバイスの生産がスマートフォン向けを中心に高水準で推移しているものの、輸送機械、はん用・生産用・業務用機械、電気機械、金属製品、鉄鋼の生産は横ばいとなっている。
 個人消費は「緩やかに持ち直しているなか、一部に消費税率引上げに伴う駆け込み需要の影響がみられる」の判断を据え置き。大型小売店販売、家電販売が3か月連続で前年を下回った。乗用車販売は、普通車が3か月連続で前年を下回ったが、小型車が2か月連続で、軽自動車が12か月連続で前年を上回り、全体でも3か月ぶりに前年を上回った。
 設備投資は、製造業では窯業・土石製品、電気機械などで増加する計画、非製造業では小売り、サービスなどで増加する計画となっていることから、引き続き「緩やかに増加している」とした。管内主要8社の金属工作機械受注(国内向け)は11か月連続で前年を上回った。
 公共投資の判断を「持ち直しの動きがみられる」から「緩やかに増加している」に2か月ぶりに上方修正した一方、住宅投資は、新設住宅着工戸数が持家で5か月連続、貸家で3か月ぶり、分譲で4か月ぶりに前年を下回り、「弱含みとなっている」から「弱い動きとなっている」に4か月ぶりに下方修正した。
 引き続き、輸出は「横ばいとなっている」、雇用は「着実に改善している」とした。
 先行きについては、各種政策の効果が生産や所得、投資の増加につながることが期待されるとした上で、世界経済の下振れ、原材料等価格の動向、海外現地調達の進展による国内生産の減少、中小企業の経営環境の悪化などに注視が必要としている。

耐熱合金および焼き入れ鋼の
旋削ソリューションを拡張
セコ・ツールズ TH1000とTH1500を追加

 セコ・ツールズは、高性能の旋削用材種にTH1000とTH1500を加え、条件の厳しい被削材に対応する効率的なソリューションを拡張した。両材種とも、ネガチップタイプとセンタロックチップの両方に対応しており、生産性と加工安定性が大幅に向上した。
 TH1000は、TiSiN-TiAlNナノ層ラミネートPVDコーティングを採用。切削条件が低く、断続切削を伴う切削でも優れた性能を発揮する。高硬度表面加工物の旋削や焼き入れ鋼製部品(HRC50-62)の仕上げ旋削加工でも、最高の靭性とチップ耐久性を達成。弾性が高いので、刃先が破損しにくく、条件の厳しい用途でも優れた切り屑処理性を実現する。
 TH1000は、Inconel718、Waspaloy、Nimonic C263などの耐熱合金加工物の仕上げ及び中仕上げでも卓越した性能を発揮。他の超硬仕上げ材種と比べ性能が大幅にアップし、切削速度を50〜100%向上できる。超硬材種のTS2000とCP200やCBN材種のCBN170と組み合わせれば、耐熱合金仕上げに最適なパッケージとなる。
 TH1500は、高い切削条件に対処するために開発された材種で、セコ・ツールズ独自のDuratomicコーティングを採用して理想的な耐摩耗性と刃先の高靭性を実現しているので、焼き入れ鋼製部品(HRC40-55)などの連続切削に最適。低〜中速のねずみ鋳鉄やノジュラー鋳鉄の仕上げでも長寿命を達成するので、TK100材種とTK2001材種を補完できる。
 新しいチップ材種TH1000及びTH1500に使用できるチップブレーカ製品シリーズは、切り屑処理性を最大限に高めて、幅広い加工において工程の確実性の向上と工具寿命の長期化をもたらす。

新ラジアスカッタ 『FixRMill』拡充
TRP10、ERP10、HRP10形
タンガロイ 小型の部品加工にも対応

 タンガロイ(社長=木下聡氏、本社=福島県いわき市)は、新世代のラジアスカッタ『FixRMill』(フィックスアールミル)のTRP10、ERP10、HRP10形を発売した。
 FixRMillは、5軸加工機や複合加工機での複雑形状部品の荒加工に最適なラジアスカッタ。締付けねじの緩みを防止するために、インサート底面の星形の凹部と、カッタボディのインサート座面に設けた凸部とを組み合わせた独自の回転防止機構を採用し、安定加工を実現している。
 既に2種類のインサートサイズRPMT12形(コーナ半径6mm)、RPMT16形(同8mm)のシリーズを発売しているが、今回、コーナ半径5mmのRPMT10形インサートと、それに適合するカッタボディを拡充。これにより、小型の部品加工にも対応できるシリーズとなった。
 さらに一般的なボアタイプ、シャンクタイプカッタボディに加え、今回モジュラタイプのHRP形カッタヘッドも設定。HRP形カッタヘッドは、幅広いバリエーションを誇るTungFlex(タングフレックス)ホルダシリーズと組み合わせることで、最適な工具長や加工条件の設定が可能となる。
 追加アイテムはボディ9形番、インサート6形番。
 主な形番と標準価格は、ボディ「TRP10R040M16・0E05」4万1500円、「ERP10R032M32・0‐04」3万3000円、「HRP10R020MM10‐02」2万5000円、インサート「RPMT10T3EN‐MJ AH4035」880円(いずれも税抜)。初年度1600万円の販売を見込んでいる。

石田委員長の三期目がスタート
第40回従業員組合総会開催
オータケ 総会後は納涼会で交流

 管工機材の総合商社オータケ(社長=吉川富雄氏、本社=名古屋市中村区)の平成26年度(第40回)従業員組合総会が8月1日午後6時30分より、名古屋市西区のレセプションハウス名古屋逓信会館で開かれた。総会後に催された納涼会に来賓として出席した吉川社長は、今期も継続して社員の教育プログラムを実施していることに触れ、将来オータケを背負える人材の出現に期待する気持ちを表した。
 従業員組合総会の冒頭、石田委員長(名古屋支店)が挨拶し「皆様のお陰をもちまして、従業員組合は第40期を迎えることができました。会社も5月末に決算期を迎え、売上高、営業利益、経常利益等、前年アップを果たすことができました。しかしながら、まだまだ厳しい状況で、気の抜ける状況ではありません。私たち一人一人ができることを全力でやっていければと思います。組合は昨年、組合行事として京都旅行を10年振りに企画しました。執行委員が一丸となり当日の準備等、段取りをさせていただいておりましたが、季節外れの台風により中止ということになりました。皆様から残念だった、行きたかったとの声を多々いただきました。本当に残念であったと思います。今年の組合行事としましては、予算の関係上、本日の納涼会のみとなっております。短い時間ですがしっかりお楽しみいただければと存じます」と述べた。
 議事に入り、第1号議案=執行委員の改選では、5名が退任し、三役の書記長を含め新たに5名の執行委員を選出。各支店、営業所の改選については2拠点で変更があったと報告された。
 第2号議案=第39期決算報告については、川村共済部長より報告があり、承認された。
 以上で従業員組合総会を終了した。
 納涼会は来賓を交えて別室で開かれ、石田委員長が「従業員組合発足から今年でちょうど40年を迎えます。引き続き、精一杯務めさせていただきます。新しいメンバーで今期1年運営してまいりますので宜しくお願いいたします。今期の組合行事は本日の納涼会のみとなっております。非常に厳しい中、皆様が毎年楽しみにしておられるゲーム大会は実施しようと思い、なんとか実施できる運びとなりました。お楽しみいただければと存じます」と挨拶。
 来賓を代表して吉川オータケ社長が挨拶に立ち「今、委員長より無事に従業員組合の総会が終了したとの話を聞きました。大変おめでとうございます。40年ということで歴史を感じます。本当に暑い時期ですが、どうか皆様、この夏を乗り切るために体調管理をしっかりして、頑張っていただきたい。会社も増収増益という形で決算を終了しました。現在、人材育成プログラムとして皆様にいろいろとお願いをして苦労をかけているかとは存じますが、これを通して5年後、10年後にこの会社を立派に回していく人材となっていただけると、実施しているものです。どうか今は辛いかも分かりませんが、明日の自分、5年後、10年後の自分を楽しみにして取り組んでいただきたい。いろいろ経験を積み、部下の良き指導者になっていただきたい。体に気をつけて自分の力を発揮し、一歩一歩前進していただきたいと思います」と話した。
 磯部副委員長の音頭で乾杯し懇親の場となった。
 転勤者、新入社員の紹介や抽選会で楽しいひと時をともに過ごし、社員同士の親交を深めた。

ロックバンドの演奏にヒートアップ
アンティークノエルで
名古屋水栓販売協会

 名古屋水栓販売協会(理事長=伊藤辰之氏・イトウ社長)は7月25日午後6時より、名古屋市東区のライブバー・アンティークノエルにおいて納涼会を開催。会員・賛助会員とオブザーバー等合わせて61名が参加し親睦を深めた。
 安井文康理事(錦興業社長)が総合司会を務めて開会。
 伊藤理事長は挨拶で「本日は暑い中、ご参集いただきまして誠にありがとうございます。このように楽しい会を催しているということをご理解いただき、たくさんの方にご入会いただければと存じます。10月に愛知県管工機材商業協同組合主催の『管工機材・設備総合展』がございます。我々としても業界のイベントに協力できるようにしていきたい。本日は2時間という短い時間ですが、十分にお楽しみください」と述べた。
 新加入賛助会員の紹介の後、会員の宇佐見徳秋氏(橋本総業中部エリア長)の発声で乾杯。
 生バンドの演奏を聴きながら歓談する中、伊藤理事長がドラム、オブザーバーとして参加した川島健一氏(川島商事社長)がギターの演奏を披露すると会場は一段と盛り上がりをみせ、植田副理事長(ウエダ社長)の中締めで盛会のうちに終了した。

インターネット通販など
各社の現状を情報交換
名機工同友会 7月例会を開催

 名機工同友会(会長=田中知之氏・ミユキ商會社長)は7月29日午後6時30分より名古屋市中区の東京第一ホテル錦において「7月例会」を開催、19名が参加した。
 野崎総務部長(常磐精機社長)の司会で進められ、はじめに田中会長が「大変暑い日が続いております。皆様、熱中症には充分気を付けていただきたいと存じます」と挨拶。
 司会者より訃報として、7月20日に三信商会渡邊社長のご母堂が逝去されたことが伝えられた。
 各部報告では、厚生部よりビアパーティーを8月19日に開催することが確認された。後日、「ドライエイジング&シュラスコ ビアホール」での開催が決定した。
 旅行会については、近場での開催を検討し、現地集合・現地解散する方向で準備を進めている。開催時期は11月を予定。新年会は平成27年1月7日の開催を予定していると報告があった。
 50周年記念誌作成委員会では全員で記念写真を撮り掲載することが決まったと報告された。
 情報交換は、今回6つのテーマで行われた。主な内容は次の通り。
 ?インターネット通販について
・5月よりネット通販を始めた。ネット通販の場合は認知、信頼性等が必要要素。立ち上げてまだ数ヶ月なので、まずは認知されることが大切と思っている。
・問屋しかできないというのが私の結論。それもローカル問屋でないと、うまくいかない。基本的に在庫リスクが非常に高い。また、コード管理も大変。どこをターゲットにするかで勝機を見いだせるかも知れない。
・3年後の50期に向けて5ヵ年計画に取り組んでおり、その一つとしてインターネッ通販を掲げている。現在海外に力を入れており、ベトナムで業務提携しているところがインターネット通販をしているので、そこと組んで日本の商材、我々が中国で仕入れられる商材をベトナムで販売しようと計画している。
 A税務署との係争について
・相続について調べられた。基本的には何の問題もなかった。親子間の貸し借りで、印紙の貼り忘れ等が指摘された。
・メーカーのキャンペーンで成果によるクォカードが一部問題となった。会社に貰えれば問題なかったが(収入として適正に処理)、営業マン個人に直接渡されたものが申告漏れとなった。
・3〜4年に一度、税務署が来ているが、印紙を1年分(前年等を参考に)まとめて購入していたのを、買い過ぎと指摘されたことがある。
 B従業員の平均年齢について
・契約社員として再雇用しているため、現在50歳少しまで行っている。数年前から始めていることは、子会社の平均年齢が30歳少しなので、今までコミュニケーションがなかった親会社と子会社の関係を、できるだけビジネスで結びつけるようにしている。
・平均年齢は47・8歳と高くなってきているので、昨年から新卒を採用している。
・ここ1、2年でパートを多く雇ったので、40歳まで上がってしまった。
・若い社員が多く32歳だったが、7月に60歳のベテランを入れて一気に上がった。
 C機械・機器販売「年間実績」と「利益率」について
・工作機械に限って、ここ5年ほど機械の販売を積極的に行っている。利益率は5〜10%。
・年に数台。今後はこれを増やして行こうと会社の方針として取り組んでいる。利益率は5〜10%。
 D機械・機器・セール等に対する営業への「販売(達成)報奨金」について
・利益の3%を社員に還元している。
・ボーナスに加え、粗利に応じて上乗せをしている。
・粗利の1%を還元するということで取り組んでいる。
 Eその他、近況報告等
・工事関係の別会社を設立。勤務体系を別物にして、将来的には高齢社員の受け皿としていく方針。
・ものづくり補助金が通り、加工の請負をしていたものを内製化する方向で進めていく。

指先ひとつで簡単操作
「スマートコンロ」を紹介
ノーリツ中部NOVANO会 第15回情報交換会開催

 湯まわり設備メーカーノーリツ(社長=國井総一郎氏)の代理店会「ノーリツ中部NOVANO会」(会長=尾崎行広氏・米津東部社長)は、7月23日午後3時より名古屋マリオットアソシアホテルにおいて、第15回情報交換会を開催した。NOVANO会の事業計画進捗報告、第25回販売コンテスト表彰式のほか、新商品「スマートコンロ」の説明があった。
 情報交換会の冒頭、尾崎会長が「暑い夏を乗り切って、秋の商戦に向け体力を残し突き進んで行っていただきたい。是非この会を利用して、ますます皆様の業績が上がりますことを祈念いたします」と挨拶。
 事務局より、会員について転勤等による代表者6名の変更が報告された。それに伴い、役員も一部変更となった。今年度事業の進捗については、上期(1〜6月)は計画通り順調に進められたと報告。下期(7〜12月)は、7月23日に役員会と第15回情報交換会、9月18日に日本ラインゴルフ倶楽部にて第14回ゴルフコンペ、12月3日に臨時役員会、7月1日〜12月26日の期間で第26回販売コンテストを実施する計画となっている。
 引き続いて第25回NOVANO会販売コンテストの表彰式に移り、総取引部門・重点商品部門・新エネルギー商品部門の3部門の最終結果(期間=平成26年1月6日〜6月30日)が報告され、各部門の上位3社が表彰された。
 受賞者を代表して、福井謙二TOTO中部販売社長が謝辞を述べ「わが社では期間中、新エネルギー部門の太陽光を中心に、ノーリツ製品の拡販に努めてまいりました。環境配慮商品ということで伸びていく商品なので、今後も販売に力を入れていきたい。消費税率引き上げ後の4月より、想定内のこととはいえ、少し寂しい数字となってきています。厳しい市況であることは間違いありません。今回、ノーリツ様が提案しておられるスマートコンロとハイブリッド給湯・暖房システムを中心に、わが社でも積極的に販売していきたい。既に第26回コンテストが始まっているので、連続入賞ができるように頑張っていきたい」と決意を表した。
上期は増収増益
次世代ガスコンロを9月16日発売

 ノーリツの仲村貴文取締役兼常務執行役員営業本部長は挨拶で、上期の業績について「何とか増収増益となる見込みです。海外が非常に好調。国内においても1〜6月の累計で売上高が前年対比107%と、売上を伸ばすことができた」と報告。国内は厳しい状況が続くとし、打開の方策として「ユーザーが望む新商品、欲しがる新商品を提供することに尽きます。ヒット商品となるべくものがビルトインコンロの分野でいよいよ商品化されました。9月の16日に画期的な世界初のビルトインコンロ『スマートコンロ』を発売します」と話した。
 東海支店の下期の取り組みについては、戸島洋ノーリツ中部支社東海支店長が主に次のように説明した。
 下期は売上高で前年比106%を目標に取り組む。引き続きエコジョーズ化、石油ではエコフィール化に力を注ぎ、厨房関係はスマートコンロが新商品として登場し力を入れていく。太陽光、住設システムはそれぞれ二桁アップを目指す。
 方針については、年初に説明した3つの方針を継続。@省エネ、創エネ、節電商品での需要開発A住設システム分野での取り組み強化B販売力向上に向けた支援強化、これらを引き続き実施していく。
 下期に変わることは2点。@7〜9月にエリアの研修会を強化し、全39会場で研修会を行う。A7月1日よりリフォームの専任チーム「リフォームデザインチーム」を新設する。
 強化するポイントは大きく3点。@販売できる人作り。アドバンス研修を実施する。Aプロモーションによる販売強化。東海支店独自のキャンペーンとして、7月から「今が買いどきサマーキャンペーン」を実施。最も需要期である10月からはエコ商品取替キャンペーンとして、客が買いたくなるキャンペーンを企画している。Bお客様対応強化は、お湯ネットとコンタクトセンターの活用を挙げた。
 新商品「スマートコンロ」について、実機を使って紹介。ノーリツのイメージキャラクターを務める女優・堀北真希さんのビデオメッセージが披露され、第1部を終了した。
 第2部は、ベルテンポ・トラベル・アンドコンサルタンツ社長の高萩徳宗氏が「売れるサービスのしくみ〜おまけや値引きはサービスじゃない〜」と題して講演。高萩氏は「旅を通じて笑顔と元気を創造する」を掲げて、従来なかなか旅行に行けなかった高齢者や身障者にも楽しい旅を提供している。講演では「サービスは、皆が幸せになるキーワード」と話した。
 講演終了後は第3部の懇親会が開かれ、加藤由喜久ノーリツ中部NOVANO会副会長(東邦液化ガス常務)が挨拶で「ノーリツさんの器具を1台でも多く拡販していくために、一人でも多くのお客様に最新の進んだ器具の機能などを実際に見て、触れてもらって、知ってもらうことが大切」と述べて乾杯の音頭をとった。参加者は和やかな雰囲気の中、親交を深めた。
 【スマートコンロ】
 新商品「スマートコンロ」は、点火スイッチが着脱可能、焼き網のないマルチグリル、スマートフォン連動機能など、従来のガスコンロのイメージを刷新するデザインと機能が特長。ガラス天板に載ったマグネット式のノブ(円盤状のスイッチ)を指先で軽くタッチ・スライド・回転させて点火・消火・火力調節・タイマー設定などを行う、「ツイストスイッチ」を採用している。
《主な特長》
・指先ひとつで点火から火力調節、タイマー設定などが行える直感的でスマートな操作。
・シンプルでフラットなデザインを追求し、高い清掃性も併せ持つ。
・温度センサー付きグリルで、多彩な自動調理も楽しめる。
・2種類のプレートで、焼き物はもちろんオーブン料理や蒸し料理も簡単に。
・スマートフォンと連動、設定温度の確認や調理モードをコンロに送信できる。

タンクレストイレ「SATIS」
累計出荷台数100万台突破記念
LIXIL 工場見学会とセミナーを開催

 住まいと暮らしの総合住生活企業LIXIL(社長=藤森義明氏、本社=東京都千代田区)では、常に進化し続ける最先端の機能とデザインで日本のトイレを牽引してきたタンクレストイレ「SATIS(サティス)」が、2001年発売開始から2014年5月末の時点で、累計出荷台数100万台を突破した。これを記念して7月25日、LIXIL榎戸工場に報道陣を招いて工場見学会とプレスセミナーを開催した。
 旧・伊奈製陶(後にINAXを経てLIXIL)創業の地である愛知県常滑市にある榎戸工場は、SATISをはじめとする衛生陶器を製造するLIXILの主力工場。敷地内には新製品や要素技術の開発拠点もあり、研究開発から生産まで一貫したものづくり体制が整っている。堀雅博中部統括工場榎戸工場長より工場の概要説明を聞いた後、工場内を見学。トイレに特化した、ロボットによる自動成形・釉薬の吹付ラインなど最新の生産ラインも公開された。
 「トイレ開発者が語る、日本のトイレを牽引した『SATIS』」と題したプレスセミナーでは、川越啓次執行役員トイレ・洗面GBU BU長、浅野靖司トイレ・洗面GBU トイレ・洗面商品部部長、堀榎戸工場長などSATIS開発者、関係者から、開発の背景や進化の歩みなどについて話を聞くことができた。
 SATISは2001年に「世界最小、満足最大」のコンセプトで発売を開始。当時、人にはあまり見せたくないと思われていたトイレを、リビングや寝室と同じ生活空間と捉え、居心地のよい、おもてなしのできる空間にすることを目指した。
 限られた空間をより広く使えるよう、タンクをなくし世界最小サイズの奥行き650mm(2014年5月現在)を実現したことで、トイレの空間設計・提案の自由度を広げ、従来のトイレでは存在しなかった空間価値を生み出した。
 その後も、世界最小サイズ650mmを維持しながら、時代に先駆けた新機能を搭載。シンプルで主張しすぎず、建築空間に溶け込むデザインとして進化し続けてきた。
 現在、住宅用のトイレ市場では、タンクレストイレを選ぶ客が増えている。タンクレストイレは、購入前に期待していた価値に加え、「トイレがすっきりして明るくなった」など、購入後にも高い満足につながっており、今後の住宅トイレはタンクレストイレが主流になりつつある。
 現行モデル(4代目SATIS)では、さまざまな客の要望に応えるためラインアップを拡充。トイレを選ぶ楽しさを提供している。

『エアインクリックシャワー』
めっきタイプを発売
TOTO シャワーヘッドの8割をエアイン化

 TOTO(社長=喜多村円氏、本社=福岡県北九州市)は、節水しながら浴び心地がいいと好評の「エアインシャワー」に、デザイン性の高いメタル調「エアインクリックシャワー(めっき)」を新たに発売した。
 同社独自の「エアイン」技術は、水に空気を含ませることで水の一粒一粒を大粒化し、従来型のシャワーと比べ約35%節水する。ヒトの感性を定量化し製品の設計に反映させる感性工学の手法を用いることで、水の勢いや量感は落とさずに「浴び心地」と「節水」を両立させた。
 新商品「エアインクリックシャワー(めっき)」は、シャワーヘッドのボタンで出し止めできるクリックシャワーの機能によって、さらに約20%の節水が可能となり、従来型のシャワーと比べ約48%節水できるという。
 同社は、2010年4月に発売したデザイン水栓「ベーシックプラス」に搭載して以降、シャワーのエアイン化を推進しており、現在では「エアインシャワー」化率が8割に達している。
体験研修施設エコリフォームセンター
即納体制を実現した中部配送センターと
橋本総業 70名を招き完成披露
 橋本総業中部支店(中部エリア長=宇佐見徳秋氏、住所=名古屋市中区千代田)が8月5日、中部配送センター増設及び体験研修施設「エコリフォームセンター」の完成披露を行った。
 関係各社70名を招き、午前11時に中部配送センターとエコリフォームセンターを見学。
 配送センターは増設により現在、在庫数5000アイテムを完備し、配送の充実を強化したことで即納できる体制が整った。
 中部エコリフォームセンターでは、1階を現調研修・施工研修(システムバス・システムキッチン・節水便器・コンロ・エアコン実機を使用の研修)が可能。2階では、改正省エネ基準など政策・法規制(主に座学の研修)の受講が可能になった。
 午後からは、完成報告昼食会を名鉄ニューグランドホテル(名古屋市中村区)にて実施。
 橋本政昭社長の挨拶からはじまり、日本、海外の経済や日本の住宅・建材業界のマーケットに関する情報など解説した。
 その他、中部支店の取組方針、建設設備業界の今後の展望等について説明があった。
 最後に、中部エリア長の宇佐見徳秋氏の御礼の挨拶で終了となった。

窯業系外装材AT-WALLガーディナルに
新柄発売『プラータVZ』
旭トステム外装 業界最長の塗膜15年保証

 LIXILグループ傘下、外装建材総合メーカー旭トステム外装(社長=条生秀人氏、本社=東京都江東区)は、会社のビジョンである『きれいな壁』を実現する窯業系外装材の最上位商品「AT-WALLガーディナル」に、切石をモチーフにしたシンプルな意匠が美しい新柄「プラータVZ」を追加、全国で発売した。
 「プラータVZ」は、切石を整然と並べたシンプルな意匠が特長の柄。色は、落ち着いた色合いで住まいの外観をスタイリッシュに演出する全3色(МSアイスホワイトF、МSクリアホワイトF、МSミルキーアイボリーF)をラインナップした。
 また、「AT-WALLガーディナル」は、本体の三辺を合じゃくり加工し、専用のジョイント部材「カンシキくん」と合わせて施工することで、耐久性に優れたシーリングレス工法を実現した窯業系外装材。 
 さらに、本体表面に汚れが落ちやすくなる防汚機能「セルフッ素コート」を搭載し、業界最長の塗膜15年保証を実現している。
 【参考価格】▽4千900円/枚、5千917円/u▽サイズ15mm(厚さ)×455mm(幅)×1,820mm(長さ)※消費税、役物、運搬費、施工費は別途
外壁装飾建材AT-WALLデザインパーツ
「組み合わせ飾りミニサイズ」新発売
旭トステム外装 小スペースにも飾りやすく

 旭トステム外装は、住宅外観を個性的に演出できる「AT-WALLデザインパーツデザイナーズシリーズ」に「組み合わせ飾りミニサイズ」を追加し発売した。
 デザイナーズシリーズ「組み合わせ飾りミニサイズ」は、住まいの外観にメリハリを効かせるワンポイントアクセントとして使用する外壁装飾建材。
 従来品の妻飾「組み合わせ飾り」の約2/3と、ひと回り小さなサイズで、ポーチ上や玄関脇など小さなスペースにも飾りやすい。
 設置するスペースにあわせて使い分け、数カ所に取り付けることで、統一感のある外観に仕上げることができる。
 さらに、新しいデザインは、玄関先に取り付けることで、傘や荷物の「ちょっと掛け」を可能にする“フック機能”付きの「ミニパーツC」をラインナップに追加し、全6デザイン(各2色)とした。
 様々なデザインのパーツを複数組み合わせ演出することで、オリジナル性の高い住宅外観に仕上げることができる。
 【参考価格】▽ミニパーツA・B・C・D・E=1万3千円▽ミニパーツF=1万6千円※消費税、役物、運搬費、施工費は別途

山下機械代表取締役社長
乾 正樹氏お別れの会
全国より600名以上が参列

 去る6月26日に63歳で逝去された山下機械社長・乾正樹氏のお別れの会が7月30日午前11時30分より名古屋市中区のANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋で営まれ、全国より関係者ら600名余が参列し故人を偲んだ。
 お別れの会委員長の山下隆蔵山下機械会長が開式にあたり挨拶。「5月19日の午後4時、乾さんから電話で病状が私に知らされました。腫瘍が胆嚢、肝臓、門脈、胸骨、そして一部肺にまで転移しています。残された治療方法は免疫細胞療法、これに賭けますとの思いがけない内容でした。そして38日後の6月26日夜8時40分、つらい治療の甲斐もなく63歳という若さで昇天いたしました。大トヨタから私どもに舞い降りてこられて12年。私たち社員は乾さんからたくさんのものをいただいたのですが、業を半ばにして去った乾さんの無念さを思いますと、運命の惨さを心に刻まざるを得ません。何事にも用意周到で病気の知識も十分あったはずの乾さんが、この様なことになるとは誰もが予想できなかったことです。乾正樹さん、今日ここにあなたの生き方に魅せられた600人余の方々が、暑い中をお別れの会に馳せ参じてくださいました。これからいただくご弔辞、そして献花を胸に抱いて、ご家族を大空から永遠に見守ってください。貴方が手塩にかけて育ててくれた社員たちも遺訓をもってお導きください。ご参列の皆様には、乾正樹が描いた夢、すなわち、ものづくりの世界で、小さくても世界で生き残る中堅、中小企業の心強いパートナーでありたい山下機械の企業理念を実現するために、変わらぬご理解とご支援をお願いいたします」と述べた。
 上田良樹日本工作機械販売協会会長(三菱商事テクノス社長)、橋治朗名古屋中小企業投資育成社長(前名古屋商工会議所会頭・名港海運会長)、トヨタ自動車昭和50年入社の同期を代表して井川正治ジェイテクト相談役が弔辞を述べ、乾氏のグローバルな感覚、人間味あふれた人柄などに触れた。
 近藤敏之山下機械取締役が社員を代表して参列者にお礼の挨拶を行い「乾社長のわが社での12年間は、トヨタ勤務時代に蓄積された能力、生まれながらの能力、経験を含めて、私たちに多くのことを教えていただきました。社員に対しては、意識改革、組織変革を行い、常に費用対効果を求められ、この12年間、1日も休まず病魔に倒れる5月まで私たちをご指導いただき、私たちもそれに応えて大きく成長することができました。また、お客様、取引先様の多くがグローバル対応を求めるこの時期に、山下機械にとって国内海外を含めて大きな功績と財産を残していただきました。山下機械社員一同、乾社長のご遺志と財産を受け継いで更なる努力をして、乾社長の目指した『小さな会社でも、皆様方のものづくりに必要で、お役に立てる技術集団商社』になることを誓い、お礼の言葉といたします」と述べた。
 参列者が長い列をつくって献花し、故人に最後の別れを告げた。
 故乾氏は大阪府出身。1975年3月に名古屋工業大学工学部を卒業後、同年4月トヨタ自動車工業に入社。海外共同開発事業の先駆けとなる駆動系ユニットの開発、トヨタ欧州生産工場立ち上げ、欧州・北米を除く海外のトヨタ事業体の技術育成などに携わった。
 2003年1月に山下機械取締役企画部長として転籍入社。04年10月専務取締役、06年3月代表取締役社長に就任した。

出口知宏氏
システム社長

 食品製造装置・一般産業機械設計・製作のシステム(本社=愛知県小牧市舟津1063-1)の社長出口知宏氏が、予てより病気療養中のところ、薬石効なく8月13日午前零時に逝去された。享年68歳。
 通夜は8月13日午後6時より、葬儀・告別式は翌14日午前11時30分より、名古屋市中村区の太閤通愛昇殿において、ご令室の富美子さんが喪主を務め、しめやかに営まれた。盆休みの期間にもかかわらず、多くの関係者が訃報を聞きつけて参列し故人の冥福を祈った。
 出口知宏氏は、温和な性格で従業員はじめ業界関係者からも慕われ、長年、ナゴヤ西部機械協同組合の理事として業界の発展に尽力した。
 中国はじめ海外への製造業の移転等に積極的に取り組んでいたほか、今後の人手不足を懸念して組合で取り組んだ人材確保推進事業にも推進委員として中心的な役割を果たした。中小企業が優秀な人材を確保できるよう、沖縄など遠隔地へも赴き現地の高校などと意見交換するなど、意欲的に事業を推進した。
 治療に専念するために1期だけ理事の職を辞退させて欲しいという出口氏の意向を受け、組合では今年5月の総会において一時的な退任が承認されたばかりであった。

渡邊美和子さん
三信商会社長ご母堂

 機械工具商社の三信商会(社長=渡邊宗晃氏、本社=岐阜県各務原市神置町3-154)社長のご母堂・美和子さんが、予てより病気療養中のところ、薬石効なく7月20日逝去された。満67歳。
 渡邊家、三信商会の合同により神式にて通夜祭が7月21日19時、葬場祭(神葬祭)は翌22日12時30分から、各務原市のメモワール花園において執り行われた。喪主は長男で社長の宗晃氏。
 美和子さんは、創業者である夫の定男氏(現会長)とともに二人三脚で三信商会の発展に努め、会場には取引先関係者らが全国から駆けつけて最後の別れをした。

海外研修生も含め全社員が参加
加工実演講習会を開催
ノダキ 東海住電精密のT-TECで

 機械工具の専門商社ノダキ(社長=野田道典氏、本社=名古屋市西区)は7月19日、東海住電精密の東海ツールエンジニアリングセンター(T-TEC)において加工実演講習会を開催した。
 三重県菰野町の松山工業団地内にある東海住電精密は、ノダキの取引先メーカー住友電気工業のドリルの主力生産拠点。講習は「マルチドリル」を中心に行われ、ノダキの全社員と関連会社、タイの現地法人から研修に来ている女性従業員ら合わせて60名余が受講し、製品や加工技術についての理解を深めた。
 はじめに野田社長より挨拶があり、続いて伊藤敏明東海住電精密社長が東海住電精密と同社に併設されているT-TECの概要・役割などについて説明。その後、ノダキの営業担当者と事務担当者に分かれてそれぞれ講習に入った。
 営業担当者は午前中、マルチドリル基礎講習を受け、その中で実際に工作機械でワークを削り材質による切屑の違いを確認した。
 午後からは、加工実演で使用される製品の説明を聞いた後、「マイクロロングドリルによる穴あけ加工」「ミニマルチドリルによる穴あけ加工」「SECマルチ+PDL+リーマ加工」「マルチドリルHX・HY型による高能率穴あけ」「ステンレス鋼のフライス加工WGX+ACM VS 他社同等品」の実演を見学した。
 一方の事務担当者は、切削工具入門の講習、午後からは旋削・フライス加工の実演を見学した後、工場見学を行い、最新のドリル製造工場で住友電工のマルチドリルができあがる工程を見て回った。
 T-TECは、マルチドリルを主とした穴あけ工具の開発に特化し、中京地区をはじめ全国のユーザーに設計や切削試験評価、技術講習会の開催、ツーリングサービスの提案を行い問題解決型の技術サービスを提供している。

日頃のご愛顧に感謝して
『CAPORI謝恩セールY』を実施中
オンダ製作所 応募締切り2015年1月31日(土)

 オンダ製作所(社長=恩田由紀氏、本社=岐阜県山県市)は、工事店限定の、応募券を集めて豪華景品がもれなくもらえる『CAPORI謝恩セールY』を実施している。
 応募コースは3コース(応募券10枚コース、30枚コース、50枚コース)、景品はグルメや雑貨など24点。
 対象商品についている「応募券(シール)」を希望コースの枚数分集め、応募用紙の貼付欄に貼り付け、応募記入欄に必要事項を記入の上、82円分の切手を貼って応募する。応募期間は、2014年9月1日(月)〜2015年1月31日(土)当日消印有効。
【景品に関する問合せ】
 フリーダイヤル(0120)505―880【受付時間】10時〜17時月曜日〜金曜日(※土、日、祝日年末年始12月27日〜1月4日を除く)
▼対象商品の樹脂管、継手については応募要項に記載。応募要項、応募用紙は同社ホームページhttp://www.onda.co.jp/からダウンロードできる。

アンテナを張り情報収集を
愛機工南支部ビアパーティーを開催

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機社長)の南支部(支部長=森庸一氏・森哲社長)は7月30日午後6時30分より名古屋市中区のクレストンホテル「キングスベンチ」において恒例のビアパーティーを開催、支部員ら27名が参加して親睦を深めた。
 伊藤久輝理事(丸正社長)が司会進行を務め、冒頭、森支部長が「本日はお忙しい中、また暑い中、南支部のビアパーティーにご参加いただきありがとうございます。景気は今一つという感じがしておりますが、いずれは良くなってくるだろうと思います。情報を早く着実に取った方が勝ちですので、常にアンテナを張り巡らせ情報収集していくことが大切です。本日は、情報交換を密にして、時間の許す限り楽しんでください」と挨拶して乾杯。
 和やかに歓談が進む中、今後の予定として、5月か6月に予定していたゴルフ大会を11月14日(金)に変更して開催することと、12月の忘年会を国の文化財指定を受けた老舗料亭「松楓閣」(名古屋市千種区)で12月12日(金)午後6時より開催することが伝えられた。
 参加者はジョッキ片手に情報交換しながら楽しい夏の夜のひと時を過ごし、中川雅夫理事(ナカガワ社長)の中締めで終了した。

2014年9月20日(日) 2539
第30回管工機材・設備総合展、169社出展
くらしと産業をつなぐ総合展が開幕間近
愛知県管工機材商協組 9月理事会を開催

 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=小川信氏・山信社長)は、9月2日午後6時より名古屋市中区の東別院会館において、理事20名が参加し、9月定例理事会を開催した。第30回管工機材・設備総合展の確定事項報告、各部会で開催する事業内容について審議し承認された。
 冒頭、小川理事長は挨拶で「本日は皆様、お忙しいところお集まり頂きましてありがとうございます。さて、第30回管工機材・設備総合展の開催まで約1ヵ月となりました。開催まで日が迫ってきておりますので様々な討議をしなければならないのと、これまでに各部会の決定事項として、これからの予定が決まっておりますので、皆様の承認を頂きたく、よろしくお願い致します」と述べた。
 次に第30回管工機材・設備総合展について峰澤実行委員長(峰澤鋼機社長)が報告し、「第30回管工機材・設備総合展の開催まで、あと37日となりました。最終出展は169社、287小間となり、会場レイアウトは、第1ファッション展示場と吹上ホールとなりました。大きな変更点として、受付が2階の第1ファッション展示場になり、本部事務局は3階の第2ファッション展示場に移りますので、よろしくお願いします。開催に向け、今後も皆様のご協力をお願い致します」と述べた。また、7月22日開催の第7回部長会で確定された事項及び補足説明を行った。
 伊藤理事(イトウ社長)が、一般社団法人全国管工機材商業連合会の名古屋会合実施について説明。10月8日、会場は東京第一ホテル錦にて開催する。各都道府県の理事長が35〜40名規模で参集。翌日は第30回管工機材・設備総合展オープニングセレモニーに参加する。会合に愛知組合からは、小川理事長、倉地副理事長、伊藤理事が出席する。
 植田相談役(ウエダ会長)と大藪相談役(大清会長)より相談役辞退届があったとして報告されたが、任期の来年5月まで引き続き相談役とする。
 続いて各部部会報告が行われた。
 【事業部会】安井事業部会長(綿興業社長)。11月14日レトロでんしゃ館(日進市)、リニア・鉄道館(金城埠頭)を見学し、終了後に懇親会を実施する。正式案内を追って送付するとした。
 【広報部会】倉地広報部会長代行(倉地社長)。組合だよりの132号は、「展示会速報号」として4ページ(A4)建てが完成した。9月上旬に送付する。展示会の集客に活用頂きたいとした。
 【福利厚生部会】成田福利厚生部会長(大成工機商会社長)。11月8日に「第34回ボウリング大会」を星ヶ丘ボウルで開催するとし、参加料について変更がある事を報告した。
 【経営研究部会】伊藤経営研究部会長(伊藤柳商店社長)。経営研究セミナーとして11月28日に鎌田敏氏(こころ元気研究所所長)を招きコミュニケーションを題材に講演を実施する。経営者、管理職の方々に是非参加頂きたいとした。
 【加入促進部会】大藪加入促進部会長代行(大清社長)。ミクニプラスチックスより脱退届が提出された事を報告した。
 部会報告に続いて、吉川理事(オータケ社長)が、名管会ゴルフ大会を9月9日藤岡カントリークラブにて開催する。参加人数は昨年同様の56名。当日は皆様に楽しんで頂ける大会にしたいと述べた。
 青年部「愛青会」の安井青年部顧問(綿興業社長)が、8月6日に開催した例会について報告。荒天により会場をバドワイザービアホール「ビアカーニバル名古屋伏見店」に変更して行い、青年部から8名と植田副理事長、安井顧問、峰澤実行委員長、阪尾事務局長が参加した。安井顧問が、管工機材展で青年部が抽選会の担当を受け持つため、3日間の進行を宜しくお願いしたいと述べると、青年部からも力強い返事があった事を報告した。
 同好会推進事業について、発起人の植田副理事長(ウエダ社長)が発表した。組合員・賛助会員同士の交流を図る場としての第1弾「カラオケ同好会」を発足し会員を募集することとなった。今後も新たな同好会発足の支援と協力をお願いしたいと述べた。
 その他、10月17日の「第63回中小企業団体愛知県大会」で行われる中央会会長表彰に、表彰対象(永年勤続優良職員)として、阪尾事務局長を申請することが了承された。
 今後の主な日程として、9月8日第9回展示会部長会議▼9月9日名管会ゴルフ大会▼9月10日愛管連・愛空衛・名水協懇談会▼9月16日中部経済新聞座談会▼9月24日第10回展示会部長会議▼10月8日一般社団法人全国管工機材商業連合会会合、第3回展示会実行委員会▼10月9日〜11日第30回管工機材・設備総合展▼11月4日11月理事会の開催を確認した。
 最後に小川理事長が「管工機材展に向け、関連の方々へPRと集客にご尽力を重ねてお願いしたい」と述べ理事会を終了した。

来秋ポートメッセなごやで開催の
メカトロテックジャパン2015
愛機工 第1回実行委員会開

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機社長)は、同組合が共催するメカトロテックジャパン2015(略称=MECT2015、会期=2015年10月21〜24日)の第1回実行委員会を、10月1日から始まる出展募集を前に、8月26日午後5時より東京第一ホテル錦で開催した。実行委員・担当理事のほか、主催者のニュースダイジェスト社から樋口八郎社長ら4名も出席。パートナーとして展示会の成功に向け協力していくことを確認した。
 実行委員会は森田乾嗣副実行委員長(組合会計理事兼事業部長/モリタ社長)の司会で進行され、冒頭、伊藤理事長が「MECTは、MECT2011の時にリニューアルして再出発し、今回3回目です。自由で融通の利く展示会になってきたと思ってもらえるものと感じています。募集する際にもそのように伝えていただければ幸いです。MECTはJIMTOF(日本国際工作機械見本市)のない年に開かれるものという感じがしていましたが、最近は時代の流れが速くなり、隔年開催のJIMTOFを待っていられないという感覚で、MECTの存在価値がどんどん高まってきていると感じます。東海三県の経済規模は全国の10%。ただ、製造業の製品出荷額は約20%、輸送用機器(自動車)は約40%と、製造に関してこの地区は圧倒的な規模を誇っています。ものづくりの中心であるこの地区で開催するということでも、存在価値が高まっていると思います。私どももしっかりと頑張っていきたい」と挨拶。
 続いて、主催者を代表してニュースダイジェスト社の樋口社長が挨拶に立ち「この展示会、思い起こせば1987年に第1回が開催されました。組織は時代の流れの中で主催が変わったり、共催が変わったりしていますが、私どもと組合の皆様は第1回より一緒にパートナーとしてこの展示会を作ってきた仲間です。信頼感の厚いパートナーとして柔軟性をもって対応し、立派な展示会を開催したい。皆様の力がなければ、この展示会は成立しません。募集期間は来年の4月までと長丁場になりますが、実行委員会の皆様の変わらぬご支援を宜しくお願いいたします」と述べた。
 ニュースダイジェスト社の平野清嗣情報企画部次長よりMECT2015の概要と出展についての説明があり、その中で、前々回から始まり好評の中小企業支援ブースを今回も30小間限定で設けることも発表された。このブースは、中小企業の出展を支援するための低料金のパッケージ小間で、新規出展の中小企業(従業員30人以下の製造業)が対象。小間のサイズは間口2m×奥行2m×高さ2・7mと、通常の1小間よりやや小さくなっている。
 このあと高田研至実行委員長(組合副理事長/井高社長)の議事進行の下、実行委員と担当理事らで過去の資料に基づいて出展者の勧誘担当を決めるなど、出展募集開始前の準備作業を行った。高田実行委員長の「2015年のMECT展は今から始まっていますので、是非ご協力をお願いしていただきたい」との言葉で締めくくられた。
 今後のスケジュールは、出展募集開始が10月1日、申込締切が2015年4月30日。実行委員会の開催は今回を含めて3回を予定。次の第2回は2015年2月下旬を予定している。
 委員会終了後は懇親会が開かれ、今期より事業部に加わった3名の理事と伊藤正人副部長(伊藤信産業社長)が紹介され、展示会成功に向けて結束を固めた。
■メカトロテックジャパン(MECT)について
 1987(昭和62)年にスタートした、工作機械を中心とするFA技術専門展。西暦奇数年の秋に名古屋市のポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)で開催される。奇数年のFA展としては、国内最大規模。通算14回目となった2013年展では、464社・団体(1747小間)が参加、約9万4千人が来場した。
■ニュースダイジェスト社について
 1964(昭和39)年3月創業、68(同43)年5月設立。創業以来、《月刊・生産財マーケティング》を中心に、FA業界向けの図書を多数出版。▽本社=〒464‐0075 名古屋市千種区内山3‐5‐3▽HP=http://www.news-pub.co.jp/
【名称】メカトロテックジャパン2015(MECHATRONICS TECHNOLOGY JAPAN2015、略称=MECT2015)
【会期】2015年10月21日〜24日の4日間
【開場時間】10時〜17時、23日はナイター開催19時まで、最終日24日は16時まで
【会場】ポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)1号館・2号館・3号館
【予定開催規模】1400小間
【予定来場者数】8万人
【入場料金】1人1000円、団体10人以上1人500円(いずれも消費税込)※ただし事前登録者・海外来場者・学生は無料
【主催】ニュースダイジェスト社
【共催】愛知県機械工具商業協同組合

MECT2015  開催概要
鍛鋼、本格的な回復期へ
日本鋳鍛鋼会 7月の鋳鋼・鍛鋼生産実績

 日本鋳鍛鋼会が8月28日に発表した、鋳鋼(全国76工場)、鍛鋼(同19工場)の平成26年7月分の生産実績は、鋳鋼が前年同月比4・8%減の1万4814トンとなり、5か月連続して前年を下回った。鍛鋼は同4・2%増の5万5505トンとなり、12か月連続で前年を上回った。前月比は鋳鋼が2・3%増、鍛鋼が2・0%減となった。
 同会によると、鋳鋼の生産は、船舶向けが安定している。土木建設・鉱山機械向けは前年同月比でプラスとなっているものの、前年同期が低水準だったこともあり、回復とまでは言えない状況。一方で、ロールや金型、発電用機器が減少しており、全体として厳しさが続いている。
 鍛鋼については、自動車向けが堅調な中、船舶向けが増加し、ロールや型用鋼、発電用機器もプラスとなっている。主力機種のほとんどで前年同月比プラスが続いていることから、本格的な回復期に入ったとの見方を示した。輸出向けも好調であり、今後も期待できるとしている。 

荏原製作所を招きポンプ部会
トップランナーモータについて
静岡県管工機材商組合 8月理事会を開催

 静岡県管工機材商組合(理事長=村松孝一氏・村松商店社長)は、8月8日午後3時より静岡市内のマイホテル竜宮において,8月度定例理事会を開催した。併せて行われたポンプ部会では、荏原製作所を招いてモータ効率規制の概要について聴いた。
 理事会では、県内の業界動向をはじめ、税務署・金融機関等との付き合い方、与信管理や相手企業の倒産後の対応、現在と将来にわたっての電力事情などに関して意見交換した。
 今年の秋(10月9〜11日)に愛知県管工機材商業協同組合の主催で開催される「第30回管工機材・設備総合展」への参観については、10日を予定しているが、秋の行楽や学校の遠足シーズンと重なるために、3日間のうちバスの都合も考慮して計画することを確認した。
ポンプ部会の主な内容
 昨年(2013年)10月25日に、エネルギーの使用の合理化に関する法律(省エネ法)施行令が改正され、「三相誘導モータ」がトップランナー方式≠フ対象に追加された。
 トップランナー方式とは、省エネルギー基準を定める方式の一つで、エネルギー多消費機器のうち省エネ法で指定する特定機器の省エネルギー基準を、各々の機器において、基準設定時に商品化されている製品のうち「最も省エネ性能が優れている機器(トップランナー)」の性能以上に設定する制度。特定機器として自動車、家電等26機器が対象となっている。
 今回、トップランナー方式の対象となる特定機器に三相誘導モータが追加されたことにより、モータ製造事業者または輸入業者には、目標年度(2015年度)に、対象の三相誘導モータについて、加重平均で目標基準値(IE3効率)の達成が義務付けられる。この基準に適合するモータを「トップランナーモータ」という。
 規制の対象範囲は、定格周波数または基底周波数が50Hz±5%、60Hz±5%(供用も含む)▼単一速度▼定格電圧1000V以下▼定格出力0・75キロワット以上、375キロワット以下▼極数2P、4P、6P▼使用はS1(連続)及びS3(反復)で負荷時間率80%以上▼商用電源で駆動―の条件を満たすもの。
 該当しないものは、特殊絶縁、デルタスター始動方式、舶用モータ、液中モータ、防爆形モータ、ハイスリップモータ、ゲートモータ、キャンドモータ、極低温環境下用モータ、インバータ専用駆動で他力通風形。陸上で使われているほとんどのモータが、トップランナーモータに替わっていく。
ポンプ・送風機の
モータも対象に

 今後の影響として、モータユーザであるポンプ・送風機メーカやエンドユーザに使用義務はないが、来年の4月1日以降、モータメーカではトップランナーモータのみの製造・出荷となる。ポンプ・送風機メーカや流通(代理店)は現行の効率モータを来年度以降も販売・使用して良いが、在庫がなければ使えないということになる。
 モータの種類は、現在半数弱で使用されている防滴形モータが廃止され、全閉形に絞られる(トップランナーモータは全閉形のみ)。
 ポンプ・送風機メーカ(荏原製作所)では陸上ポンプのほとんどと、給水ユニット、消火ポンプユニット、送風機などが対象となってくる。単相モータ、水中モータ、防爆形モータ、キャンドモータ等は対象外。
 トップランナーモータ採用による問題点として、効率が良くなる一方、その特性がポンプ、送風機に影響を与えるため対応が必要になることが挙げられた。
モータ交換時には
注意が必要

 @定格回転速度の増加…既存のポンプでモータが壊れるなどしてトップランナーモータを付ける場合、モータのキロワットオーバが起きることがあり対策が必要となる。
 A体格の増大…同一規格比で寸法、重量が増加する。
 B防滴形の廃止…一部出力で枠番(軸の高さ)の違うものがあり、配管の手直し、アンカー、基礎の問題が起きてくる。
 C始動電流の増加…モータ保護のため、サーマルリレーの設定変更、ブレーカ容量の見直しが必要となる。自家発電機もこれまでの容量では対応できない場合がある。
 荏原製作所としては、10月以降の受注に関して、従来の効率モータは受け付けないこととしている。
 概要説明の後は、荏原製作所のトップランナーモータを搭載した省エネルギー形ポンプ「SEシリーズ」を中心に製品紹介が行われた。
 モータで消費される電力は、国内の全消費電力量の約55%、産業用モータによる消費電力量は、産業部門の消費電力量の75%を占めるといわれている。今回の規制により、国内消費電力量の1・5%相当の削減が見込まれるという経済産業省の試算もあり、大きな省エネ効果が期待できる。

新社長に中田 繞副社長
山 善 吉居 亨社長は会長に

 山善(本社=大阪市西区)は9月9日、経営体制の一層の充実と強化を図るため、10月1日付で吉居亨代表取締役社長が代表取締役会長に就き、新たな代表取締役社長に中田繞代表取締役副社長が就任するトップ人事を発表した。
 その後、平成27年4月1日付で吉居氏は取締役会長に就任する。
 【代表取締役の役職変更・異動】
 平成26年10月1日付
 ▽吉居亨氏=代表取締役会長兼最高経営責任者(CEO)[旧役職・代表取締役社長兼最高経営責任者(CEO)]
 ▽中田繞氏=代表取締役社長兼最高執行責任者(COO)[旧役職・代表取締役副社長兼最高執行責任者(COO)]
 平成27年4月1日付
 ▽吉居亨氏=取締役会長[旧役職・代表取締役会長兼最高経営責任者(CEO)]
 ▽中田繞氏=代表取締役社長兼最高経営責任者(CEO)[旧役職・代表取締役社長兼最高執行責任者(COO)]
 【新任代表取締役社長略歴】
 中田 繞(なかた・めぐる)氏
 昭和21年6月17日生まれ、広島県出身。
 昭和44年3月九州産業大学商学部卒業後、同年同月山善に入社。平成15年4月執行役員九州支社長、平成19年4月上席執行役員、平成21年4月上席執行役員工具統括部長、平成21年6月取締役上席執行役員、平成23年4月常務取締役上席執行役員機工事業部長、平成24年6月専務取締役上席執行役員、平成25年4月取締役副社長生産財事業担当、平成26年4月代表取締役副社長。
 平成4年から平成15年3月までの期間は、岡崎支店支店長(平成4年7月〜)、名古屋営業本部副本部長(平成12年4月〜)として、名古屋地区にも着任した。

インタビュー
愛知県管工機材商業協同組合主催
「第30回管工機材・設備総合展」
峰澤彰宏実行委員長(峰澤鋼機社長)に聞く

 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=小川信氏・山信社長、組合員90社)は10月9日〜11日の3日間、名古屋市千種区の名古屋市中小企業振興会館(吹上ホール・第1ファッション展示場)で「管工機材・設備総合展」を開催する。昨年、同組合が創立50周年を迎え、今年は同展が第30回を迎える記念すべき節目の年。秋以降の増税導入議論で揺れる中、管工機材を取り巻くあらゆる産業界の先行きを見つめる意味でも重要な機会となりそうだ。
 上水道をはじめ、エネルギーの供給や物流を支える管工機材。あらゆる産業の、そして、私たちの暮らしの基幹を成すものであることは周知の事実。一昨年の展示会「暮らしと産業を支える管工機材〜来て、見て、知って〜」ではその点が強調された。今回展「暮らしと産業をつなぐ」では、暮らしと産業を結びつけるブリッジとしての役割を探る。常任理事で展示会実行委員長の峰澤彰宏氏は「つなぐ」に込めた意味を次のように話す。「今回展は過去29回の集大成であり、今後の方向性を探るための指標。つまり、これまでとこれからをつなぐもの。そして、出展するメーカー間で情報の共有化を進め、ビジネスチャンスに結び付けてほしいと思う。すなわち、顧客創造である。さらに、若い世代を出展準備に関わらせることで組合内部の結束力を高め、次の世代につなげたい。このとおり3つの意味を込めた」。
 今回は業界の有力メーカー169社が287ブースを出展する。これに備え、ホールに加えて、第1ファッション展示場を使用するなど会場スペースを拡大。メーカー各社が一堂に会して、業界の潮流とそれに対応する最新機器を紹介する。
 さらに、第30回の記念展ならではの趣向も凝らす。初日9日夕刻のパーティで30回連続出展者14社を表彰するほか、組合50年の歩みを展望する歴史年表を掲示。おなじみ抽選会は今回も登場する。
 ようやく明るさを取り戻した日本経済が秋以降の増税論議で再び翳りを帯びるのか。展示会実行委員会はそうした懸念を振り払いながら集客増強に力を入れる。目標動員数は1万3千人。「商談を通じて何かのきっかけづくりになれば。今回初めて出展した企業の方々には、この業界での手応えと面白さを実感していただきたい。出展者には真にビジネスに結び付くものであってほしいと願っている」。言葉に万感の想いを込める。

一般機械工業向けなどが伸び
国内受注12か月連続で前年超
中部経済産業局 7月度金属工作機械受注状況

 中部経済産業局が8月29日に発表した、管内金属工作機械メーカー主要8社(オークマ、アマダマシンツール、ジェイテクト、コマツNTC、富士機械製造、豊和工業、三菱電機名古屋製作所、ヤマザキマザック)の平成26年7月度金属工作機械受注状況によると、総受注高は前年同月比15・7%増の379億円となり、2か月連続で前年を上回った。前月比でも2・6%増加した。
 国内受注は、自動車工業向けが前年同月比1・5%減の30億6300万円と2か月連続で前年を下回ったが、一般機械工業向けが同66・2%増の69億8700万円と11か月連続で前年を上回った。国内受注全体では同25・3%増の125億6200万円となり、12か月連続で前年を上回った。前月比も6・8%増となった。
 海外受注は、北米向けが3か月ぶりに、ヨーロッパ向けが15か月連続でそれぞれ前年を上回り(各前年同月比22・5%増、41・9%増)、アジア向けが2か月ぶりに前年を下回った(同10・5%減)ものの、全体では前年同月比11・5%増の253億3800万円となり、2か月連続で前年を上回った。前月比は0・7%増となった。
 国別にみると、1位のアメリカが74億9800万円(前年同月比15・2%増)、以下、中国31億900万円(同17・8%減)、ドイツ17億9800万円(同38・3%増)、インド12億7400万円(同73・3%増)、メキシコ11億800万円(同100・4%増)の順となった。
 地域別シェアは、北米向け35・6%、アジア(トルコを含む)向け35・0%、ヨーロッパ向け25・6%。
 販売額は、前年同月比12・0%増の302億2500万円となり、7か月連続で前年を上回った。前月比は0・3%増となった。
 受注残高は、前年同月比13・7%増の1649億5800万円となり、9か月連続して前年を上回った。前月比は2・2%増となった。

マンションリフォーム用システムバスルーム
「リノビオV」ラインアップ拡充
LIXIL 浴槽・壁パネルに新色を追加

 住まいと暮らしの総合住生活企業LIXIL(社長=藤森義明氏、本社=東京都千代田区)は、マンションリフォーム用システムバスルーム「リノビオV」のラインアップに、新色の浴槽・壁パネルや、快適性を高める各種アイテムを追加し、INAXブランドから全国に発売した。
 「リノビオV」は、標準搭載しているパールのような光沢と清掃性の高さが人気の人造大理石浴槽「キレイ浴槽」に、浴槽表面の艶やかなきらめきをさらに高めた3色のゴールドカラー「ゴールドグレー」「ゴールドオレンジ」「ゴールドブラウン」を追加。これにより、全8色の浴槽カラーバリエーションが揃った。
 壁パネルにも上質感を演出する「ストーンモザイクダーク」「プルシャンブルー」「オレンジパール」「MEグリーン」「MEローズ」の5色を追加、全24色の多彩なカラーバリエーションから選ぶ事ができる。
 さらに、天井に埋め込まれたすっきりとしたデザインが特長の「天井付パネルライト」と、長さ115mmと135mmの2種類から選べる縦にすっと伸びたフォルムの「タテ長ミラー」を新たにラインアップ。組み合わせて使用することで、縦のラインを生かし、バスルームを広く演出して楽しめる。
 また、シャワーヘッドを10度ごとの6段階で、好みの高さに調節できる「角度調節式シャワーフック」も新しく追加された。
 取り付けは、LIXIL独自の「フレーム分割構造」による搬入・取り付けのしやすさはそのままに、リフォーム現場での想定外の事態に備え、現場対応力を強化する「フィラー付折り戸」などの新アイテムも追加した。
 客の多様なニーズに応えるバスルームの商品が開発された。

乾電池、壁裏配線が不要なエコリモコン
パブリック向け「ウォシュレットPS」
TOTO 10月1日新発売

 TOTO(社長=喜多村円氏、本社=福岡県北九州市)は、「ウォシュレットPS」を10月1日に発売する。
 「ウォシュレットPS」は、エコリモコンを採用。ボタンを押すと発電し、その電力でリモコンが作動する。初めて利用する人にも分かりやすい仕様で、パブリック向け機能を搭載している。
 「エコリモコン」は、利用者の押しやすい位置に設置が可能(公共トイレ操作性系JISに対応)で、乾電池や壁裏配線工事が不要なため、施工者や管理者に配慮した仕様となっている。
 パブリック向けウォシュレットに、今回初めて搭載された「ノズルきれい」は、利用者が快適に使用するために、除菌成分を含む“きれい除菌水”が使用後、自動でノズルを除菌・洗浄する機能。その他に防汚効果の高い樹脂を採用した「クリーンノズル」、擬音装置「音姫」も搭載している。
 清掃担当者の手間を軽減する「プレミスト」は使用前に便器ボウルにミストを自動で吹きかけ汚れが付きにくくし、「クリーン便座」は、防汚性の高い樹脂で汚れをはじき簡単に汚れが拭き取れる。 
 複数台利用する場合は、一台目のリモコンを外し「連続設定」機能で、各ウォシュレットの温度(便座・温水)を連続して設定が可能。「暖房便座オフモード」も装備され、管理者の手間を削減する仕様となっている。
 パブリックトイレならではの状況に対応した機能と快適性が向上された。
「パブリックコンパクト便器・
フラッシュタンク式」発売
TOTO 新洗浄システムを搭載

 TOTOは、タンク式と同じ口径の給水管での連続洗浄を電源不要で実現した「パブリックコンパクト便器・フラッシュタンク式」を10月1日に発売する。
 「フラッシュタンク式」は、タンク式と同じ呼び径15A(外径約22mm)の給水管から給水した水流(毎分19リットル以上)を、タンク内の太い管の中で噴出させて周囲の水を巻き込み、約4倍の毎分約75リットルに増幅させた水流で便器洗浄をする。タンク内の水の水量が約3リットルですむ上に、タンク式の倍以上の給水量で貯水するので、約20秒という洗浄間隔を実現し、電源不要で作動するシステム。
 また、タンクを便器にセットするだけで設置が完了し、曲げ自由度のある呼び径15Aのフレキホースで簡単に接続が可能で、施工時間はフラッシュバルブ式の約半分となった。
 コンパクトですっきりとしたデザインは、介助スペースを広くとりたい高齢者施設にも適しており、高さを590mmに抑えたローシルエットで、トイレ空間をすっきりとできる。
 その他にも、1000人規模のオフィスの場合、13L洗浄のフラッシュバルブ式と比較して、水道料金に換算すると年間で約918万円の節水効果を実現。
 掃除口付きタイプなので、便器詰まりが発生した場合、便器を設置したまま、詰まり除去作業ができ、復旧までにかかる時間を大幅に短縮できる。
 タンク式とフラッシュバルブ式の長所を兼ね備えた、新しい洗浄システムが登場した。

PPなどの難接着樹脂や粗面も強力に接着
適用範囲が最も広い構造用接合テープ
住友スリーエム 厚み別に3種類発売

 住友スリーエム(社長=三村浩一氏、本社=東京都品川区)は、産業分野向けに「3MTMVHBTMアクリルフォーム構造用接合テープY‐4180」を発売した。金属などに加え、ポリプロピレン(PP)をはじめとした難接着樹脂やコンクリート等の多少の粗面でも使用できるなど、構造用接合テープの中で最も適用範囲が広い製品で、かつ低温環境下での接着にも優れ、これ1本にて幅広い用途で強力な接合が可能となる。
 1976年に3Mが開発したアクリルフォームテープは、容易に接合できるうえ強力な接着力を発揮することが高く評価され、スポット溶接やビス留めを置き換えながら用途が拡大。さらに被着体の材質や貼付け時の環境などにあわせて製品開発を続け、現在「3MTMVHBTMアクリルフォーム構造用接合テープ」には100種類を超えるバリエーションがあるという。
 新製品は、国内で新たに開発したアクリル系粘着剤を採用。これにより金属やガラス、ABS等の比較的つきやすい樹脂に加え、自動車の内外装や家電製品などに採用され国内でもさまざまな用途で使われているPPをはじめとした難接着樹脂にも前処理なしに高い接着力を発揮する。コンクリートのような多少の粗面にも追従し、低温環境での作業でも十分な接着力を発揮することに加え、軟質塩ビ樹脂に含まれる可塑剤への耐性も優れている。バリエーションの中で適用範囲が最も広い製品で、被着体の材質や貼付け時の環境などによるテープの使い分けが不要となる。
 また容易に接合できる両面テープなので、スポット溶接やビス留めの場合には欠かせない専門的技術も不要で、技能労働者不足の対策にもなる。
 厚み別に3種類あり、0・8mm厚10mm×33mの場合、メーカー希望小売価格は3419円(税別)となっている。

東京グローバルヘッドクォータ
オープンハウス盛況
DMG森精機 5日間で1900名超が来場

 DMG森精機(社長=森雅彦氏、本社=名古屋市中村区)は9月1〜5日の5日間、同社の東京グローバルヘッドクォータ(東京都江東区潮見2-3-23)にてオープンハウスを開催し、1900名を上回るユーザーが来場した。世界初出展となる2機種を含む,計31台の先進の工作機械を展示。都心からのアクセスが良い東京グローバルヘッドクォータの会場は連日活気に満ちあふれた。
 会場では、世界初出展となり、新デザインコンセプト機で第2世代となる複合加工機NTX1000や、アジア初出展となる超音波加工機ULTRASONIC30linearなど最新鋭の工作機械を展示し、自動車、航空機、建設機械、医療機器、金型、エネルギー産業などあらゆる業種の最新のデモ加工を実演した。
 自動車部品加工の提案として、世界初出展となるi50を始め、高生産性立形マシニングセンタMAX3000や4軸複合加工機NZX‐S2500、次世代コンパクトマシニングセンタMILLTAP700といった自動車の量産部品加工に最適な4機種を展示。特に新機種で、自動車のシリンダブロックとシリンダヘッドの加工に最適な量産部品加工用高速横形マシニングセンタi50は、2台並べて展示され、来場者の注目を集めた。i50は、ターゲットワークに特化した設計をすることで省スペースと高速加工を可能にしており、今回はシリンダブロックのデモ加工を通じて、ユーザーの生産性向上に貢献するソリューションを提案した。
 期間中は毎日、最先端技術セミナーを開催。セミナーは「最新の業種別加工事例の紹介」をテーマに航空機、5軸加工、自動車、金型の4分野について、加工課題から最先端技術にいたるまで、未来志向の技術情報を紹介し、多くの人が聴講した。
 また、今回のオープンハウスでは、イブニングアワーとしてユーザーが仕事帰りにも立ち寄れるように連日20時まで開催し、好評だった。同社では今後も20時まで開催するオープンハウスを定期的に行っていく予定。

キャンプの集いの成功を報告
青年部の力を結集
愛機工青年部 ビアパーティー開催

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機社長)の青年部(部長=森庸一氏・森哲社長)は、8月8日午後7時より名古屋市中区の第八飯場丸において、部員31名が参加しビアパーティーを開催した。
 司会進行を竹中広報担当幹事補佐(ダイドー)が務め、冒頭、森部長が「本日は大変暑い中、集まっていただきありがとうございます。急遽欠席があり、参加者は31名となりました。非常に広い会場でビックリしています。先日終わりましたキャンプの集いは、過去最高の人数となる224名が参加し、中身も非常に濃いものになり、今回はパーフェクトのキャンプだったと聞いております。厚生の担当者、手伝ってくれたその他の部員、一緒に参加してくれた皆さんのお蔭で素晴らしい会になったということは、本当に喜ばしいことです。感謝申し上げます。これから野球大会の決勝戦が9月21日にあります。野球もスムーズに運営されており、これも担当の近藤幹事(長村商店)はじめ、青年部員の皆さんが一生懸命に手伝ってくれたお蔭であると思います。今後も諸行事がありますので宜しくお願いいたします」と挨拶し、力強く乾杯の音頭をとった。
 参加者はジョッキ片手に楽しく語り合い親睦を深めた。
8月定例役員会を開催
 ビアパーティーに先立って同日午後6時30分から開かれた役員会では、7月26、27日に開催されたキャンプの集いの報告をはじめ、講演会、野球大会、ビアパーティーなどについて審議した。
 講演会は、東京第一ホテル錦の稲垣営業部次長を講師に招いて講演してもらう予定としており、演題については後日決定する。11月19日の開催を予定。
 野球大会は、順調に進行していると経過報告された。決勝戦は9月21日に予定されている。
 青年部ビアパーティーについては、当初35名の参加予定だったが、急遽4名の欠席があり、参加者は31名となった。竹中氏の司会で、このあと開かれる。
 その他、9月6、7日に開催される「全国機工商若手交流会 浜松大会」について、愛知からは滝澤副部長(松本商店)、服部青年部担当理事(服部商会)、三木統括幹事長(三起工機)、野村厚生幹事長(ミズタニ機販)と、青年部OBの加藤新栄商會専務が参加する。通常の交流会では参加しない、岐阜機工会、三重県機械工具商組合からも参加の予定。
 次回役員会を9月10日午後7時より組合事務局にて開催することを決め終了した。

「宇宙と地球を結ぶ」
鎖のモニュメントを披露
オーエスジー 創立75周年を記念して

 切削工具メーカー大手のオーエスジー(社長=石川則男氏、本社=愛知県豊川市)は、創立75周年を記念してオーエスジーアカデミーに建てられた「鎖のモニュメント」を披露した。報道陣への披露は、台風のために当初の日程を延期して8月5日、大沢輝秀会長、彫刻家の三澤憲司氏(静岡県熱海市在住)立ち会いのもと、行われた。
 同社は昨年3月に創立75周年を迎えた。豊川市一宮町にあるオーエスジーアカデミーは、1938年に東京で創業した大沢螺子研削所(現オーエスジー)が戦時中に製造業疎開のため移転した先で、戦後復興の第一歩を踏み出した場所でもある。現在はグローバルテクノロジーセンター、デザインセンター、ゲストハウスを擁し、同社の頭脳というべき、製品の設計・開発・切削試験部門が集結している。
 ゲストハウスの前にある「鎖のモニュメント」は、75周年にちなみ、鎖が地上7・5メートルまで垂直に立つ。途中に直径2メートルほどの円盤があり、地上から見ると円盤に地面が映り、ゲストハウスの上階から見ると空中に鎖があるようにも見える。タイトルは「宇宙と地球を結ぶ」(英語名=Nothing is impossible、不可能なことはない)。鎖の最上部の接合は、オーエスジーの工具による穴あけとめねじ加工が施されているという。
 大沢会長は「社員にチャレンジ精神を大切にしてもらい、新しい発想やオリジナリティを発揮してほしい」とモニュメントに込めた思いを語った。
 同時に披露された、回転する石のオブジェ「誕生」も三澤氏の作品。上部の白い石はイタリアの石で、風の力で回転する。

ERA全世界でブランドロゴを刷新
日本では9月1日より新ロゴへ
 不動産フランチャイズチェーンを展開するLIXILイーアールエージャパン(社長=安藤進氏、本社=東京都中央区)では、ERAブランドのグローバルでのロゴ変更に伴い、9月1日より新ロゴへの移行を開始。今回のロゴ変更では、ERAアメリカをはじめとした全34カ国のERAが一斉に新ロゴに変更し、ブランドイメージの刷新を図った。
 新ロゴは、従来のロゴ同様に、屋根のアイコンをあしらい、また赤とブルーを使用。デザインの変更によって、よりモダンでポジティブなイメージの訴求と視認性の向上を図った。日本では「JAPAN」の文字が入ったロゴを展開する。
 また、同時にキャッチフレーズの変更も行い、従来の「ERAは世界の不動産ネットワーク イーアールエーは、LIXILグループのメンバーです」から、「LIXILグループ不動産チェーン」というフレーズを使用する。

冷えたビールで熱く語らう
シェア拡大増の成長
中部ジーネット会 ビアパーティー開催

 中部ジーネット会(会長=飯野敏彦氏・SМC中部ブロックリーダー)は、8月26日午後6時30分より名古屋市中区のバドワイザー・ビアカーニバル名古屋伏見店で恒例のビアパーティーを開催し160名程が参加した。
 ジーネット名古屋支社の新入社員が司会を務め、冒頭、寺田常務取締役営業本部長が挨拶に立ち「月末の忙しい中、沢山の方々にお集まり頂きありがとうございます。名古屋支社の近況の報告をさせて頂きたいと思います。上期決算の時期ではありますが、かなり厳しい状況が続いておりました。その後、7月には予算達成する事と成りました。また、苦戦していた時期もありましたが、2年前に大谷に変わり、徐々にシェアが上がっております。若い支社長を筆頭にスタッフと力を合わせてまいりますので、皆様のご支援の程宜しくお願いします」と述べた。
 続いて、会長の飯野氏が「中部経済産業局の景気動向の情報によりますと、このエリアは緩やかに回復しており、14ヵ月続いているようです。この経済状況は年末まで続くと思います。ここにおられる皆様の会社のご発展、ご家族のご多幸をお祈りします」と挨拶と乾杯をした。
 中盤、社員によるバンド演奏、お楽しみ抽選会も行われ、今回の1等はホテルペアディナー券がプレゼントされた。
 ひと時、参加者は和気藹々と楽しい時間を過ごした。
 宴もたけなわの中、中締めの挨拶を大谷秀典取締役名古屋支社長が行い「冒頭、厳しい状況との話がありましたが、現在は2桁成長を継続しており、このまま、しっかり流れに乗って商売をして行かなくてはと思っております。9月11日に三重の四日市で開催する『物流ソリューションフェア』には20社以上のメーカー様にご参加頂いております。また、3月20・21日には中部機械加工システム展もございます。ユーザー様により良い提供をして行くためにも、皆様のご支援があってこそのわが社でありますので、より一層成長して行けるよう、宜しくお願い致します」と述べお礼の言葉とした。
 最後に片岡中部ジーネット会副会長(ヤマザキマザックシステムセールス中日本販売部長)が挨拶を述べ一本締めで終了した。

暑さを吹き飛ばし英気養う
ビンゴ大会や室内花火も
名古屋伝動機商組合 ビアパーティー初開催

 名古屋伝動機商組合(理事長=椿井基男氏・椿井精工社長)は8月29日午後6時より名古屋市中区の東京第一ホテル錦において初のビアパーティーを開催し、組合員とその従業員ら65名が参加した。
 はじめに長村副理事長(長村商店社長)が「例年、組合のボウリング大会を11月に開催していますが、今年は全国大会の時期と重なりますので延期をし、今回初めての試みとしてビアパーティーという形をとりました。65名の方に参加いただき賑やかに開催できると存じますので、時間の許す限りお楽しみください」と開催の経緯を説明。
 椿井理事長は挨拶で「時代の変化とともに流通をはじめ、世の中が変わってまいりました。しかしながら、お客様により近いところでの営業というのは不変です。ぜひ皆様の若い力を発揮して頑張っていただきたい」と述べて乾杯の音頭をとった。
 途中、豪華賞品の当たるビンゴゲーム大会や、岡谷機販・元社長の谷氏(現在、ノダキに勤務)から長村副理事長に伝授されたという室内花火が披露され、盛会のうちに終了した。

暑さをしのぐビールで乾杯
愛機工西支部 初のビアパーティーを開催

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機社長)の西支部(支部長=内藤和美氏・内藤商事社長)は、初のビアパーティーを8月22日午後6時30分から名古屋市中村区のスーパードライ名古屋で開催した。
 矢野理事(滝川物産社長)の進行で始まり、冒頭、内藤支部長から「本日は、暑い中、お集まり頂きありがとうございます。また、日頃から、会の活動にご協力頂きまして誠にありがとうございます。本日、西支部として第1回目のビアパーティーです。ぜひ、楽しんで頂き、これらも続けて行きたいと思っておりますので、宜しくお願い致します」と挨拶を述べ乾杯した。
 参加者は和やかな雰囲気で歓談し、ビールと食事を味わい、ひと時、暑さと疲れを忘れ楽しい時間を過ごした。
 最後に梅村理事(梅村本店社長)の「今回、西支部、初めてのビアパーティーを開催しまして、皆様と楽しいひと時を過ごせました。また、これからも皆様と引き続き活動して行きたいと思っておりますので、ご協力をお願い致します。会員のご健勝とご多幸、西支部の発展をお祈りいたします」の挨拶と三本締めで終了した。

活気ある支部を目指して
愛機工東支部 ビアパーティーを開催

 愛知県機械工具商業協同組合の東支部(支部長=野崎憲昭氏・常磐精機社長)は、8月21日午後6時30分より名古屋市中区の東京第一ホテル錦において、支部恒例のビアパーティーを開催した。
 始めに、野崎支部長が「4月に東支部の支部長に就任し、初めてのビアパーティーを開く事が出来ました。今日は、お忙しい日々の疲れを癒し、楽しい時間を過ごして頂きたいと思います。これから、皆様と活気ある支部にして行きたいと思っておりますので、ご協力をお願い致します」と挨拶し乾杯した。
 賑やかに歓談する中、マジシャンがマジックショーを各テーブルで披露すると、会場は一体となり、笑いで、さらに盛り上がった。
 最後に、前支部長の田中理事(ミユキ商會社長)から「新しい体制として若い世代に交代し、今後は理事として支えて行きたいと思っております。ぜひ、今後の行事へ参加して頂けますようお願い致します」と挨拶があり、一本締めで終了した。

情報交換しながら暑気払い
愛管材青年部「愛青会」第2回例会

 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=小川信氏・山信社長)の青年部「愛青会」(部長=竹内裕二氏・丸金商会社長)は、8月6日午後6時30分より名古屋市中区のバドワイザービアホール「ビアカーニバル名古屋伏見店」において、今年度第2回例会を開催した。青年部員8名と、組合から植田副理事長(ウエダ社長)、安井青年部顧問(錦興業社長)、峰澤展示会実行委員長(峰澤鋼機社長)、阪尾事務局長が参加し親睦を深めた。
 当初会場は名古屋駅前のミッドランドスクエア・スカイデッキ「スターダストラウンジ」を予定していたが、午後3時過ぎに局地的な豪雨と強風に見舞われ、名古屋一高い場所(地上220メートル)にある会場が閉鎖となったため、急遽会場を移しての開催となった。
 参加者は連日の猛暑と業務で溜まった疲れを冷たい飲み物で癒しつつ歓談。10月の管工機材展に向けても結束を固めた。

児玉興業会長の松田謙三氏が
国土交通大臣表彰を受章
長年の道路の美化清掃活動に対して

 国土交通省中部地方整備局名古屋国道事務所では、8月の「道路ふれあい月間」にあわせ、道路愛護の1個人と6団体の表彰を行った。その中で今回、弊紙のつぶやき草子にもたびたびご寄稿いただく松田謙三氏(児玉興業会長)が、多年道路の美化清掃、道路景観の維持向上等に努め、その功績が特に顕著な民間の団体又は個人を表彰する「国土交通大臣表彰」を受章した。
 松田氏は、昭和32年から57年間にわたり、自宅兼会社(名古屋市西区)の周辺の歩道清掃を日課として行い、近所の人たちにも清掃活動の輪が広がっている。
 同氏は掃除は生活の基本≠ニ題したエッセイにこう記している。「私は何十年、国道、バス停の吸殻の掃除に参りますが、1日100本は2日200本、3日300本、誰一人捨てるのを止めませんし、誰一人掃除する人もありません。損得ではなく掃除一つについても進んで行えばその行為が必ず日常生活、仕事に役立つ事を私は身を持って体験して居ります。ゴルフはあくまで趣味ですから6時間かかろうが、数万円のプレー代がかかろうがそれはそれで良い事と思います。但しゴルフを健康管理と考える方は毎日1時間掃除で汗を流して下さい。90歳の私を見て下されば納得いただける事と思います」。
 その他の表彰は、中部地方整備局長表彰2団体、名古屋国道事務所長表彰3団体と、日本道路協会の道路功労者表彰1団体。

ビアパーティーで暑気払い
名機工同友会 8月例会を開催

 名機工同友会(会長=田中知之氏・ミユキ商會社長)は8月19日午後7時より、名古屋市中区のドライエイジング&シュラスコビアホールにてビアパーティー(8月例会)を開き、会員ら20名が参加した。
 三木厚生部員(三起工機常務)の司会進行のもと、青木厚生部長(ビィーティーティー社長)の音頭で乾杯。参加者は冷たいビールで名古屋の蒸し暑さを払いつつ、歓談に興じた。
 また、新事業形態に取り組んでいる会員から概要を聞くなど情報交換も活発にし、盛会のうちに終了した。

飲んで語らいリフレッシュ
愛機工中南支部 ビアパーティーを開催

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機社長)の中南支部(支部長=鈴木俊雄氏・マルマン商事社長)は8月21日午後6時30分より、名古屋市中区のアスナル金山屋上にある金山ソウル・ビアガーデンにおいてビアパーティーを開催、支部員ら16名が参加した。
 椎葉支部幹事(カツヤマキカイ名古屋営業シニアマネージャー)が司会進行を務める中、鈴木支部長の「恒例になりました、夏のビアパーティーを只今より開催いたします。暑さを吹き飛ばして、楽しんでいただければと思います」との挨拶と乾杯音頭で開宴した。
 参加者は、冷たい飲み物と焼肉などの韓国料理、楽しい会話で連日の厳しい暑さに疲れた心身を癒し、明日からの英気を養った。

組合員71名が参加
岐阜機工会 ビアガーデンの集い

 岐阜機工会(会長=嶋ア晴久氏・シマザキ商会社長)は8月22日午後7時より、協同組合時代から毎年恒例となっている「ビアガーデンの集い」を岐阜市柳ヶ瀬通のホテル・グランヴェール岐山において開催し、組合員ら71名が参加して暑気払いをした。
 当初は屋外でのバーベキューの予定だったが、当日岐阜市でも雹(ひょう)が降るという悪天候となったために、同ホテル2階へ会場を移しての開催となった。
 参加者は冷えたビールとバイキング方式の料理を堪能しながら楽しく情報交換し、溜まった疲れをリフレッシュ。午後8時半過ぎ、盛会のうちにお開きとなった。