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2012年(平成24年)5月
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2012年5月6日・13日(日) 2453号 2454号
東静岡地区開発も話題に
5月17日の総会に万全を期す
静岡県管工機材商組合 4月度定例理事会

 静岡県管工機材商組合(理事長=村松孝一氏・村松商店社長)では、4月6日午後3時より静岡市内のマイホテル竜宮において「4月度定例理事会」を開催し、5月17日(木)の通常総会に万全を期す一方、管機連正副会長・常務理事報告のあとは情報交換を行った。
▽第1号議案=第42回通常総会開催の件
 5月17日(木)に静岡グランドホテル中島屋で開催する。翌18日は富嶽カントリークラブで第46回ゴルフ大会を行う。理事会では平成23年度事業報告並びに収支決算書を承認し、通常総会に上程されることになった。その他名簿、当日の式次第を確認した。
▽第2号議案=管機連地区代表者会議報告の件
 3月12日に東京駅八重洲の富士屋ホテルにおいて開催された。年末休暇が決定し、12月29日(土)〜1月3日(木)となった。
 審議事項の後は、静岡県の物件について情報交換した。東静岡地区開発が話題に上がり、業界に好影響を与えると、期待を寄せる声が聞かれた。
  *  *  *
 三菱地所は静岡市葵区柚木において、計画中の「(仮称)東静岡地区新都市拠点整備事業15街区商業施設計画」につき、2012年1月5日に着工、開業は2013年4月を予定している。
 同施設は「ヒト・モノ・コトが集まる静岡のランドマーク」をコンセプトに、食品や生活雑貨、ファッション、フードコートなどのテナントで構成される商業施設を建設する。述床面積は11万8000u、静岡市を中心に県内及び隣接する山梨県も含めた広域からの集客を目指す。
 計画地は、静岡市の幹線道路である国道1号線に面し、JR東海道本線「東静岡駅」より徒歩三分、静岡鉄道静岡清水線「柚木駅」より徒歩四分、「長沼駅」より徒歩五分という便利な立地にある。静岡市が進める「東静岡地区新都市拠点整備事業」区域にも指定され、新たな都市拠点の創出など将来的な発展が見込めるエリアに属しており、東静岡地区は注目を集めている。

第9回定例理事会開催
総会は5月25日名鉄ニューグランドHで
愛鋲協 ねじ商連総会は来年7月

 愛知鋲螺商協同組合(理事長=土方成一氏・金城螺子製作所社長)は3月26日午後6時30分より、名古屋市中村区名駅の安保ホールにて平成23年度第9回定例理事会を開催した。
 理事10名が出席し、土方理事長の挨拶の後、議案審議に入った。
 第1号議案=平成23年度決算報告に関する件は、会計監査を4月18日にウインクあいちで開催することが確認された。
 第2号議案=第39期通常総会に関する件は、開催スケジュールなどについて審議された。総会は5月25日、名鉄ニューグランドホテルで午後6時に開会。来賓は組合相談役と中央会。総会後の懇親会の参加費用は組合負担とする。
 第3号議案=事業委員会に関する件は、花井事業部長(ハナイタイト社長)より3月度の事業部売上高が報告された。
 第4号議案=広報部委員会に関する件は、藤田理事(藤田螺子工業常務)より広報誌「愛鋲協」37号の発行について、一部掲載内容で日本ねじ工業協会の許可をとるため若干遅れているが、4月上旬に完成次第、発送すると説明された。
 第5号議案=ねじ商連第2回常任理事会に関する件は、土方理事長より議事録をもとに報告された。次回のねじ商連総会は、愛知組合が担当して平成25年7月28、29日にホテル九重で開催される。下見を今年の7月29、30日に予定していることが了承された。
 第6号議案=その他、@平成24年度組合員実態調査の件A三河ねじ機工脱退の件B商工中金の預金口座変更の件が事務局より報告された。

山善 名古屋支社移転
5月1日から営業開始

 山善名古屋営業本部(営業本部長=森園慎一氏)は、名古屋支社の新社屋を従来の場所(名古屋市熱田区白鳥)に建築するため、次の住所に移転し5月1日から営業を開始している。
 【新住所】
 〒460-0008 名古屋市中区栄1-19-16 NF(福谷)ビルディング(2階・3階・4階)
 【電話・FAX番号(従来通り)】
 機械事業部/TEL052-682-1251・FAX052-682-4752
 機工事業部/TEL052-682-1231・FAX052-682-4733/TEL052-682-1241・FAX052-682-0867
 住建事業部/TEL052-682-1234・FAX052-682-5375
 なお、ヤマゼンクリエイトの名古屋支店も同様に、同ビル四階へ移転した。TEL052-682-1271・FAX052-682-4747(従来通り)。

総会の役割分担など決める
5月29日に通常総会
岐阜県管工機材商組合 4月定例理事会開催

 岐阜県管工機材商組合(理事長=森嶋靖雄氏・大東会長)では、4月5日午後5時より、岐阜市長良川河岬の岐阜グランドホテルを会場に「4月定例理事会」を開催し、来る5月29日に開催される「第35回通常総会」の役割分担を決めたほか、次の各議案にそって審議した。
 当日審議された議案は次の通り。
▽第1号議案=第35回通常総会開催の件
 来る5月29日の午後5時30分より「岐阜グランドホテル」で開催される運びとなった。
 【総会役割分担】
▽司会・開会の辞=廣瀬副理事長(瓶由社長)
▽議長=森嶋理事長
▽議案説明=廣瀬副理事長
▽閉会の辞=中村理事(安田本店営業次長)
【懇親会役割分担】
▽司会進行=木曜会
▽開会挨拶・乾杯=山田理事(山彦会長)
▽中締め・閉会挨拶=白木理事(白木商会社長)
▽第2号議案=全国管工機材商業連合会(管機連)正副会長・常務理事会議開催の件
 3月12日に東京の富士屋ホテルにおいて開催され、年末年始休暇を12月29日から1月3日までと決めた。
また、今年一月に開催した岐阜組合の新年賀詞交歓会に、古田岐阜県知事と細江岐阜市長が来賓として出席したことに関して、他では見られない自治体との良好な関係を表すものとして話題になった。
▽第3号議案=第61回製販親睦ゴルフ会報告の件
 4月5日に岐阜関カントリー倶楽部において、正会員、賛助会員ら24名が参加して開催され、オータケの服部透氏が優勝した。(主な順位等は後述)
▽第4号議案=その他の件
(1)岐阜県の景況感=岐阜市は、司町に中央図書館や市民文化ホールの複合施設「みんなの森ぎふメディアコスモス」を、平成26年度オープンを予定に建設する。今年度から工事が始まる予定。建設費は百億円。
2012年岐阜清流国体・岐阜清流大会本大会が9月29日から開催されることに伴って道路改良のために水道管布設があり、材料の注文もある。ただ宿舎の建設などはないので、業界にあまり好影響はないようだ。
(2)次回理事会開催の件
 7月5日午後5時より岐阜グランドホテルで開催することを決めた。
服部透氏(オータケ)が優勝
岐阜県管工機材商組合 第61回製販ゴルフ

 岐阜県管工機材商組合(理事長=森嶋靖雄氏・大東会長)では、4月5日に「第61回製販親睦ゴルフ会」を、関市山田芳洞の岐阜関カントリー倶楽部の西コースを会場に開催し、正会員はじめ賛助会員等24名が参加して開催され、賛助会員であるオータケの服部透氏がネット75.2で見事優勝を飾った。
 上位入賞者は次の皆さん。(敬称略)
▽優勝=服部透(オータケ)N75.2H28.8
▽2位=山本直樹(森松工業)N75.4H9.6
▽3位=川尻陽一朗(濃尾電機)N75.6H26.4
▽4位=山田謙一(山兼)N75.8H19.2
▽5位=千葉純一(東洋バルヴ)N76.0H18.0
▽ベスグロ=廣瀬功(瓶由)、山本直樹 85

逆止弁付ボールバルブに
HIVPが直接差込める
オンダ製作所 「CB27型」発売

 配管資材の総合メーカーであるオンダ製作所(社長=恩田由紀氏・本社=岐阜県関市)は、CB型逆止弁付ボールバルブにHIVP(耐衝撃性硬貨ポリ塩化ビニル管)が直接差し込める「CB27型」を、4月に新発売した。発売後、施工のし易さから更なるシリーズ化を求める反響があり、CB型新製品のシリーズ展開も決定した。
 CB型逆止弁付ボールバルブは、逆止弁内蔵の一体型の為、逆止弁とバルブを別に取り付けるのに比べて配管スペースが約三分の一以下で収まる他、長さ調整式の着脱可能なハンドルを外して配管、保温作業ができ配管作業も容易にできることが好評のバルブ。昨年からラインナップを強化している。
 昨年は架橋ポリエチレン管とポリブテン管にワンタッチ接続ができ、施工が簡単に行えるダブルロックジョイントを内蔵した「CBW7型」と「CBWL7型」逆止弁付ボールバルブを発売。従来の11型式に、樹脂管ワンタッチ接続タイプ2型式(13A〜20Aの全14点)を追加した。
 今回の「CB27型」の発売により、HIVPを直接差し込むタイプ一型式(13mm、20mmの2点)をそれぞれラインナップに追加。
 CB型逆止弁付ボールバルブは全14型式の52点となり、あらゆる配管に対応している。
 なお製品の詳細は、4月に発行した「2012年度版総合カタログVOL32」にも掲載している。

1,430名が来場し1億1,000万円を突破
創立55周年記念展示即売会
一色機材 目標を大きく達成

 配管資材・住宅設備機器卸売り商社の一色機材(社長=一色哲巳氏・本社=浜松市東区小池町)は、「創立55周年記念展示即売会」を、4月8日に浜松市東区の浜松市総合産業展示館・第一展示場を会場に開催した。
 展示会には、目標の10,000名を4割以上も上回る、1,430名が来場し、創立55周年事業としてふさわしい大盛況となった。さらに展示会での売り上げ目標金額は、次への進化に向けた挑戦として1億円を掲げた結果、社員と商社、出展メーカーが三位一体となり取り組んだことで1億1,000万円を達成でき、成功裏に終了した。
95社が出展・協賛
 本社を拠点にした展示会は30年ぶりの開催とあって注目を集め、県内の西部地域から、水道・設備工事店、工務店、自動車・食品工場の製造・生産ユーザー、一般客が訪れると、駐車場待ちで車の列ができるほど終日大盛況を見せた。
 主要メーカー95社が出展・協賛し、管材、住宅設備機器、工具、建機、健康器具の人気商材や、新製品、当日限りの特売品を展示即売した。
 オープン前には、社員と出展メーカーが集まり、開会式と鏡開きが行われた。一色正也氏が司会を務め、挨拶に立った一色社長は、休日を返上して早朝から準備にあたっている出展メーカーと社員に感謝の意を表し、「一年前から我々は企画・準備をして頑張って参りましたので、今日はその成果を発揮できると思います」と述べ、目標人数と金額を力強く発表した。そして「自分のコーナーにお客様を積極的に呼び込み、楽しく、笑いを絶やさず丁寧接客をしてもらいたい」と激励した。
成功を祈願し鏡開き
 出展者を代表してLIXIL浜松支店の高木支店長は祝辞を述べ、展示会を大成功に導くことを誓った。続いて一色社長とLIXIL高木支店長、岡谷鋼機の山田部長が前に出て成功を祈願し鏡開きを行った。最後に一色機材営業の中山リーダーが、宙に右腕を大きく突き上げ気合入れを行い、全員で士気を高めた。
 午前9時30分の開場とともに、家族連れで切れ間なく来場客が訪れると、出展メーカーは熱心に呼び込み、自慢の製品をPRして直接金額交渉も行っていた。
 新製品は「省エネルギー」や「環境に優しい」をテーマにしたものが多く、その中で昨年から業界でも「電気を使わない」製品の開発や見直しが進んでおり、会場でも来場者の関心を引いていた。
 会場内は無料のネイルアート、マジックショー、バルーンアート、富士宮やきそばや焼き鳥の屋台も出展され、お祭りのように賑わっていた。
 来場者は『色々なメーカーの商品がたくさん見られてよかった』『妻や子供もイベントに参加して喜んでいた』と笑顔で話していた。一色社長も「製造業が基幹産業の西部地域はタイ洪水の影響でここにきて一段と景気が悪くなっていたが、展示会が潜在ニーズを引き出すきっかけになれば」と話していた。
 電気を一切使用しない自動ドアが開発された。

電気の要らない自動ドア
「オートドアゼロ」
有紀 業界初新商品

 有紀(社長=橋本保氏・本社=福島県会津若松市)が製造した自動ドア「オートドアゼロ」は、電気エネルギーを利用しない全く新しい自動ドア。
 デモ機を使用したところ、ゆっくりと開閉する自動ドアが実感できた。ドアの途中に立っても挟まれることはなく、ゆっくり通っても開いた。
 「オートドアゼロ」の構造は、踏み板を床下に埋め込み、板を踏むことによって体重がかかり、シーソーのような構造でゆっくりドアが開く。
 電気を使用しないので、メンテナンスもフリーとなり、電気工事費、ランニング電気コストが一切かからない。電磁波を一切出さず、漏電、感電の可能性もない。
 この製品は、安心・安全を最優先に近年の環境・高齢化問題までを視野に入れたコンセプトで開発された。試作モデルでの汎用性の広さや、高耐久などのメリットも生まれて完成度を高めた。
 新しい提案素材として、環境・高齢化及び既存ドアの問題解消へ、施工場所の広がりを見せている。屋外施設、公園、老人・介護施設、学校のほかに、バリアフリーで静音設計なので自宅の自動ドアとしても活用され、電磁波を出さないことから医療現場や半導体工場でも採用された。昨年の地震による大規模停電の際には効力を発揮した。
 ドアバリエーションは自由に選べる。
 製品に関する問合せは、電話=0242-39-2308まで。

松下幸之助の夢
その提言 D
丸尾興商社長 丸尾氣窮雄

(続き)●1966年(昭和41年)71歳の時に国家に国是を提唱している。(国是を定めよう)の提言のコメントでは―国是とは、政府も国民もともに同意した国家経営の基本方針ということであり、その方針がはっきりしていれば、政治・経済・教育などすべての活動が積極的に行われることになる。
 いまこそ日本人の英知を集めて、時代にふさわしい日本人のための、正しい国是を定め、それにもとづいて人類共通の繁栄の実現を、はかっていかなければならないときである。  
 ●1984年(昭和59年)の89歳の時の(大番頭国家へ)の提言のコメントでは―これまでのリーダー国アメリカはさまざまな国内問題を抱え、国際的にも威信が低下しつつある。さらに、リーダー国を支えるサブ・リーダー国の存在も明らかではない。
 サブ・リーダー国なかでも、特に経済大国日本の役割は重要である。日本はもはや自国だけの利害で動くことは許されない。昔の大きな商店には、実力と徳望を兼ね備えた“大番頭”と呼ばれる人がいた。日本がこれからめざすべき方向は、いわば世界のなかの“大番頭国家”になることではないだろうか。 
 ●1971年(昭和46年)76歳の時に提唱している。(精神大国への道)を提言のコメントでは―戦後、日本は国民の努力によって経済大国のひとつといわれるまでに発展した。そのこと自体は喜ばしいことであるが、今後も経済大国の道をつき進んでいくのがよいのかとなると、そうもいいきれないように思う。
 では、これらの日本はどのような姿をめざすべきか。私は”精神大国”という姿を実現していくべきだと考えている。それはひと言でいえば、国民が心豊かに日々生き生きと動き、その結果として人類の幸福のために力強く貢献できるような姿である。(続く)

都心型賃貸マンションを開発
「ささしまライブ24地区西街区」取得
大和ハウス工業 着工は2012年度

 大和ハウス工業(社長=大野直竹氏・本社=大阪市)は、独立行政法人都市再生機構が実施した「ささしまライブ24地区西街区(7,686u)に係る土地譲受人の募集」に応札し、2012年3月8日に落札、3月29日に土地を取得した。
 当地区において、同社は2012年度より着工を開始し、都心型賃貸マンション「(仮称)ロイヤルパークスささしま」を開発する。竣工と入居開始日は2015年末を予定。
 「(仮称)ロイヤルパークスささしま」は、JR名古屋駅南側の大型再開発エリア「ささしまライブ24地区」に建設される賃貸マンション。
 名古屋臨海高速鉄道あおなみ線「ささしまライブ駅」まで徒歩1分、JR東海道本線「名古屋駅」まで徒歩15分と通勤や生活に便利な好アクセスの場所にある。
 当物件は、三棟(東・西・南棟502戸の賃貸住宅)からなり、低層階には、物販店舗と飲食店舗、居室数約百室の有料老人ホーム、定員約百名の保育所が入居する予定。
 賃貸マンションの間取りは、単身からファミリー層、シニア層まで幅広く満足できるよう、ワンルームタイプ(約30u〜50u)からファミリータイプ(約60u〜約70u)、プレミアムフロア(約100u超)の多彩なタイプを用意する予定。
【建物の概要】
・所在地=名古屋市都市計画事業ささしまライブ24土地区画整理事業区域内
・構造・階数=鉄筋コンクリート造地上19階建(予定)
・敷地面積=約7,686u(仮換地地積)
・建築面積=約4,200u
・述床面積=約48,200u
・設計監理=大和ハウス工業
・施工監理=大和=2012年度
・竣工=2015年末
・入居開始日=2015年末
・総戸数=502戸(別途シニア施設(有料老人ホーム)、保育所、店舗)

電線の焼損事故を未然に防ぐ
32機種ラインナップ
ハタヤリミテッド 温度センサー付コードリール

 コードリールメーカーのハタヤリミテッド(社長=足立憲泰氏・本社=名古屋市中区)が昨年秋に発売した「温度センサー付コードリールシリーズ」は、電線を巻いたまま使用したり、定格電流を超えて使用すると起こる電線の異常な温度上昇を感知し、自動的に電源を遮断する温度センサーを内蔵している。これにより、危険な電線の溶解焼損事故を未然に防ぐことができる。
 「温度センサー付コードリール」はドラム部に内蔵した温度センサーが電線の異常な温度上昇を感知すると自動的に電源を遮断し、コンセントへの給電をストップする。このようにして危険な電線の溶解・焼損を未然に防ぐことができる。
 温度センサーの復帰方法は二種類あり、一つは電線温度が下がった後、復帰ボタンを押して電源を復帰させる手動復帰型と、電線温度が下がると自動的に復帰する自動復帰型の二種類がある。
 現在「温度センサー付コードリール」は32機種ラインナップしており、未だに後を絶たないコードリールの電線焼損事故を防止して、より安全に使用できるよう今後もラインナップを強化していく。
 製品に関する問い合わせは、ハタヤリミテッド顧客サービスデスク(フリーダイヤル0120-686-888、Eメールinfo1918@hataya.jp)へ。
会社訪問
 切削工具・作業工具・電動工具卸の木村屋(社長=木村節雄氏・本社=名古屋市熱田区)は、今年4月に男子3名、女子1名の新入社員4名が入社した。厳しい就職戦線を乗り越えてきた4名は、明るく元気に業務に励んでおり、会社も一層活気付いている。
 「私達は木村屋の新入社員です。社長の母校である愛知学院大学より3名と、名古屋商科大学出身の1名です。政年部長の特訓のもと『まず自分を磨く』、そして社長の『大きな人間になれ』をモットーに、営業に業務に頑張っています。業界の先輩の皆さんこれからもよろしくお願い致します」(新入社員一同)

24年度素形材産業技術表彰
素形材センター 受賞候補者募集18日まで

 素形材センター(会長=緒方謙二郎氏)では、11月の素形材月間事業の一環として「平成24年度素形材産業技術表彰」の受賞候補者を募集している。今年度はこれまでの「素形材産業技術賞」に加え「素形材連携経営賞」を新設した。
 「素形材産業技術賞」は、優秀な素形材産業技術の開発等により、わが国素形材産業の技術水準の進歩向上に著しく貢献した技術の開発者を表彰するもの。過去27年間に180件が受賞している。
 表彰対象は、鋳造、ダイカスト、鍛造、金属プレス、粉末冶金、金型、熱処理・表面処理、鋳造機械、工業炉及びその他素形材に関する技術。概ね過去5年以内に開発され、ある程度の実用化実績(見通し)がある、技術の開発に顕著な功績を収めた技術開発者を対象とする。
 新設の「素形材連携経営賞」は、素形材企業を含む同業・異分野の2つ以上の企業が連携体を構成し、製品等(部材・ソフトウェアを含む)の開発・製造・販売において新たなビジネスモデルを構築して、新規販路開拓するなどした経営者等を表彰するもの。異分野の既存技術を組み合わせた試作・製品化技術も対象としている。
 表彰の種類は、経済産業大臣賞(申請予定)、中小企業庁長官賞(申請予定)、経済産業省製造産業局長賞(申請予定)、素形材センター会長賞、奨励賞。
 表彰式は、平成24年11月2日に東京都港区の機械振興会館大ホールで開催予定。
 応募書類提出期限は、素形材産業技術賞、素形材連携経営賞ともに平成24年5月18日となっている。
 応募要領など詳細は同センターHPで。応募様式もダウンロードできる。http://sokeizai.or.jp/japanese/topics/sokeizai_award2012.html

この人訪問
名古屋機器 営業2課課長
粂内 洋氏

 住宅設備機器販売会社の名古屋機器課長粂内洋(ひろし)さんは、自ら進んで人前に立つタイプではないが、気づくと粂内さんが中心で組織が動いている。愛知県管工機材商業協同組合青年部の部長を務め、所属各組合の行事では、実は粂内さんが裏で段取りを引き受けていたこともある。でも決してそれを見せない。
 名古屋機器は、1974年、水廻りを中心とした住宅設備機器・配管資材の販売会社として、現粂内勝義社長が名古屋市内で創業した会社。
 長男である粂内課長の学生時代は、将来について「高校、大学時代と職人になりたいと思っていたが、それも漠然としていた」。大学卒業後、父親である社長のすすめにより、神戸に本社がある住宅設備機器卸販売のマニックスに入社。ルート営業職に就いた。
 マニックスでは居心地がよく、期限がなければ働き続けたかったと振り返る。仕事帰りによく自宅に招いてご馳走してくれたひと回り上の上司や、3日に一度の頻度で先輩の実家の小料理屋で食事を共にして自宅に宿泊させてくれた先輩など「素晴らしい人達ばかりに出会えて仕事をさせてもらえたことが財産となりました」と感謝の念を表す。3年あまりの在籍であったが、今でも自分のことを気にかけてくれ、大阪方面へ出張の際に連絡をすると、駆けつけてくれる当時の上司先輩がいるという。
 2000年に名古屋機器に入社。「いざ入社するとしっかりしないといけないというプレッシャーを感じた」。柔和な性格が営業先でも支持され、2008年に課長に昇格。現在は平均年齢30代の部下4人を見ながら自らも営業の一線で活躍している。
 自他ともに認める性格は「素直なところ」。上司や部下隔てなく回りの人の意見を素直に聞く。話しかけやすい雰囲気を作るので、粂内さんと話しをしていると本音で話をしてしまう。素直な性格ゆえに周りに良い人が集まってくる。そして良い方向へと導かれる。
 ある社長さんは粂内さんのことを「良い星の下に生まれた」と表現された。温厚な性格が周りの人を引きつけ、気づくと中心にいる。
 数年前から社長が70歳、粂内課長が40歳になる2013年頃を節目に事業継承を行う計画が着々と進められており、次のステージへ向かって階段を上がっている。奥様と7歳と3歳のご子息の4人家族で趣味は釣り。昭和48年5月10日生まれ。
 粂内さんは、いつも周りの人に動かされているとおっしゃってみえますが、おそらく周りの人が気づかぬ位、粂内さんの何かが周りの人を動かしているのだと思います。

好評のマルチソケットに
8mmサイズが新登場
TOP さらに用途を拡大

 作業工具の総合メーカー、トップ工業(社長=渡辺一郎氏、本社=新潟県三条市塚野目2190-5)は、建築・土木・設備・配管作業に最適な電動ドリル用マルチソケット(インパクト対応)に8mmサイズを追加し、発売した。
 好評発売中のマルチソケットは、13mmソケット対応で手動でも使える、電動(6.35mm)・手動(13mm)兼用タイプ。レンチ接続時用に脱落防止用ボールも付いている。
 今回新たなサイズを追加し、さらに広範囲の用途に使えるようラインナップの拡充を図った。
 8mmサイズ(製品番号ECS―8)の標準価格は1,480円(税込1,554円)。
コンパクトソケットに新サイズ
奥行き45mmの大径サイズ

 トップ工業は、設備・土木・建設作業に最適な電動ドリル用コンパクトソケット(電動・手動兼用タイプ)26mm・27mm・30mm・32mmの4サイズを発売した。
 今までにない大径サイズのソケットを、電動・手動兼用タイプにすることで実現し、ラインナップの拡充を図った。
 主な特長は次の通り。
●インパクトドライバー・電動ドリルで素早く仮締め、ラチェットレンチ・メガネレンチでしっかり本締め。
●24mm六角(脱落防止ボール付)機能付。
●耐久性抜群のシャンク部圧入式。
●奥行き45mm、この長さが新基準。
●六角サーフェイスタイプのため、ナットの角を傷めない。
 標準価格は、26mmサイズ(製品番号EDS―26C)3,030円(税込3,182円)〜32mmサイズ(同EDS―32C)3,570円(税込3,749円)。

住宅設備と生活意識に関する実態調査
TOTO データ集発行

 TOTO(社長=張本邦雄氏・本社=北九州市)は、一般家庭における住宅設備の使用実態や意識などを把握するため、2002年より「住宅設備と生活意識に関する実態調査」を実施している。 
 この度、2011年8月に3回目となる調査を実施し、その結果をまとめた。水まわり空間別に実際にどのような設備が使われているのか、使い方や不満などは変化しているのか、リフォームの意向についてはどうなのかなどを、データ集「REALVOICE2012」にまとめ、4月16日に発行した。
 継続して調査をすることで、一般家庭の水まわりの現状や変化を捉え、今後の商品開発や空間提案などに活用していく。また、データ集として、住まいやインテリアのプランニングなどにかかわる多くの方に活用してもらうことで生活文化の向上へ繋ぐことを目指す。

一から見直し検索性向上
カクダイ

 カクダイは水栓金具・水道用品の「総合カタログ2012-2013」を発刊した。
 「コンセプトは『うけ』です」(多田副社長)とユニークな新製品を数多く掲載している。今回の最大の特長は、全製品カテゴリーを一から見直し、より製品を見つけやすく分類し直した。大幅刷新の結果、検索性が向上した。カタログについての問合せはTEL052-504-1551迄。

混合栓一覧頁が一層充実
三栄水栓製作所

 三栄水栓製作所は水栓金具・水まわり製品の「総合カタログ2012年度版」を発刊した。
 4月発売のデザイン水栓をはじめ、混合栓一覧頁(71頁〜)に全て図面を盛り込み、一覧性を向上させて頁を刷新した。「ALWAYS WITH JOY(人生に歓びを)」の下、歓びや感動を味わえる製品が掲載。
 カタログ請求は同社HPから。www.san-ei-web.co.jp

工場のエアの省エネと節電に焦点
ニーズを捉えた展示が好評
ジーネット ソリューションフェア2012

 ジーネット名古屋支社の機工四営業所(名古屋・三河・一宮・三重営業所)の合同企画による「ソリューションフェア2012 in名古屋」―工場エア・電気の省エネ・環境展―が3月14、15の両日、名古屋市熱田区の名古屋国際会議場白鳥ホールで開催され、連日多くの来場者で賑わった。
 開催初日、午前10時の開場を前に事務局を代表して大谷ジーネット名古屋副支社長(当時、現支社長)が出品メーカーに対して挨拶し「ソリューションフェアの趣旨にご賛同いただき、ありがとうございます。今年は不透明感という言葉でスタートしましたが、3月半ばまで走ってまいりまして、意外と良い感触を持たれているメーカーさんが多いのではないかと思います。当社も下期は一六ポイント位のアップで推移しております。計画比でも六ポイントアップ。3月も以外と好調で、もう少し伸ばせるかといった状況です。外部要因も、株価が1万円に届きそうで、円高も少し安い方に振れたり、アメリカの景気が以外と底堅いということが良いニュースとなっている。ネガティブな要因としては電力不足。その様な中で展示会を開催しますが、5月に国内の原子力発電所の全てが止まります。原子力発電所の電力というのは、国内の電力の30%を占めている。これが全て無くなれば、電力がひっ迫するのは当然予想される。今年の夏が一昨年と同じような猛暑になれば、総容量で1割弱の電力不足になると予想されている。特に原発依存度の高い関西電力管内は25%の電力不足になるという試算がなされている。他の電力会社から融通するとなると、国内全てが節電、節電となる。その様な意味で今回の展示会は、我々にとっても大きな意味を持っていると存じます。従来の展示会ですと、当社が得意とする切削工具や組込みロボット商品をごっちゃに出して、とりあえず観に来てと言っておりましたが、今展は特長の一つとして、明確にコンセプトを絞り、エアの省エネと節電に特化した形としました。そうすることにより、販売店様もユーザー様へのご案内がストレートですし、来場されるユーザー様も明確な目的を持って来られる。お客様にしっかりと商品のPRをしていただき、潜在ニーズを掘り起こしていただきたい。もう一つのお願いとして、今回、販売店様の幹部の方や第一線の営業の方々が多数おいでになることになっております。その様な方々は、この夏の電力不足に向けて、何か商材を探しにいらっしゃいます。夏の商材のご提案という意味で、商社の方々にもしっかりとPRしていただきたいと思っております。2日間の集客目標を500名としておりますが、少しでも多くの方においでいただけるように頑張りますので、ご協力の程をお願いいたします」と述べた。
 ジーネットの機工4営業所の所長はじめスタッフが紹介され、展示会の開幕となった。
 会場では、ジーネットの得意とするコンプレッサをはじめとする工場エア分野での省エネ・省電力はもとより、工場の電気の省エネとして、電球型のLEDは勿論のこと、ビーム電球150W形と同程度の明るさを実現した岩崎電気の「LEDアイランプ(ビーム電球形18W)」や、LEDを既存の蛍光灯基部でそのまま使えるソディックLEDの直管型LED灯「SL―series」などが注目されていた。
 また、中西金属工業の小型風力発電機が会場中央に設置されており、来場者の目を引いていた。
 会期2日目に開催された、昭和電機の「送風機メーカーが提案する工場の省エネ(エアブローの省エネ・高効率電動送風機)」、岩崎電気による「工場照明の省エネ提案(工場照明を高効率ランプに換えてCO2を削減!)」のセミナーも人気を博していた。

給与改定や伝票処理、
 各種セールについて
名機工同友会 3月例会を開催

 名機工同友会(会長=田中知之氏・ミユキ商會社長)は3月27日午後6時30分より、名古屋市中区錦の東京第一ホテル錦において「3月例会」を開催した。
 野崎総務部長(常磐精機社長)の司会進行、田中会長の挨拶に続いて、こうらの小浦社長が創業者のお別れの会参列に対してお礼を述べた。
 各部報告として、新規事業部の吉野部長(吉野機械工具社長)より実績報告と年度末のため早めの処理が依頼された。
 意見交換は@給与改定についてA展示会セールや拡販セールについてB仕入伝票処理についてC占い・風水・神などについてDその他近況報告をテーマに行われた。主な発言は次の通り。
 @給与の安い若年層には手厚くし、一定の年齢、役職以上は働きによって昇給を考えている。
 A目標を持つ意味合いでは有効に使っている。従来ほど効果が出ないようになってきている。
 B仕入伝票は、3年ほど前にシステムを変えて、バーコード(現品票)を発行し管理している。
 C占いは信じないが、神棚はあり、日課として榊と水を供えている。また先祖の供養をしっかりしている。方位や日柄には気を付けている。
 D花粉症、若年者就職支援制度などが話題となった。
 最後に、4月17日に総会、5月30日に例会を行うことを確認した。

三菱電機中部支社移転
5月7日から

 三菱電機中部支社は、大名古屋ビルの建て替えに伴い、5月7日から、次の住所に移転する。
【移転先住所】
〒451-8522 愛知県名古屋市西区牛島町6番1号 名古屋ルーセントタワー
地下鉄名古屋駅から地下道で直結しており、駅から徒歩5分。
【電話番号とFAX番号】変更なし。

前澤化成工業中部支店名古屋営業所移転
5月7日から

 前澤化成工業中部支店名古屋営業所は、5月7日より、次の住所に移転する。
【移転先住所】
〒460-0003 愛知県名古屋市中区錦二丁目9番29号 ORE名古屋伏見ビル5F 
地下鉄伏見駅一番出口から、北へ徒歩2分
【電話番号】052-218-6921
【FAX番号】052-218-6920

愛機工支部総会
【北支部】
熊田支部長に代わって
長村氏が新支部長に

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=野田道典氏・ノダキ社長)の北支部(支部長=熊田達也氏・久満田商会社長)は3月8日午後6時より、名古屋市西区の料亭「大森」で支部総会を開催した。
 司会の長村理事(長村商店社長)より、総数二十九社中二十四社(委任状含む)の出席で総会が成立すると宣言された。
 熊田支部長の挨拶の後、議長に服部理事(伊吹産業社長)を選出して議事に移り、第1号議案=平成23年度事業報告、第2号議案=平成23年度会計報告、同監査報告、第3号議案=平成24年度事業計画案、同予算案を原案通り承認した。
 第4号議案=役員改選は、理事候補として野田道典氏、長村康義氏、熊田達也氏、服部健氏の四名と、次点に清水純司氏(清水商店社長)を選出。支部長に長村氏、副支部長(監事兼務)に服部氏がそれぞれ就任した。
 熊田支部長が「長い間皆様のご協力の下、支部長の職を大過なく過ごすことができました」と退任の挨拶。
 長村新支部長は「諸先輩の方々のご指導を得ながら、次の世代に引き継いでいけるように、できる限り頑張りたい」と所信を語った。
 また、野田理事長は「北支部から本部役員に出させていただき、理事長を6年務めさせていただきました。皆様に支えられて任期を全うすることができると、大変ありがたく思っております」と挨拶した。
 野田理事長と熊田支部長に長村新支部長から記念品が贈呈された。
【尾張支部】
新理事に大崎氏と木野氏
伊藤氏と小木曽氏は勇退

 尾張支部(支部長=服部利一郎氏・服部商会会長)の支部総会は3月24、25の両日、三重県志摩市のプレミアリゾート「夕雅 伊勢志摩」で開かれた。
 長田支部役員(ナガタ機工社長)の司会進行、坂倉理事(コーワ精工販売会長)の開会の辞に続いて、司会者より支部総員29社、出席28社(委任状含む)で総会が成立すると宣言された。
 服部支部長は挨拶で、出席者に対し礼を述べた後、「本年度は役員改選の年でもありますので審議の程宜しくお願いいたします。また今回から一宮特殊鋼販売さんにご参加いただいております」と紹介した。
 続いて、近藤支部役員(油伝商店会長)を議長に選出して各議案の審議を行い、全議案を原案通り承認した。
 任期満了に伴う役員改選では、服部利一郎氏、坂倉幹和氏、大崎政雄氏(大崎機工社長)、木野茂恒氏(豊田商会社長)と、次点に近藤尚文氏(油伝商店社長)を選出し、組合本部総会へ支部推薦の理事候補として上程する。伊藤由男氏(伊藤商事社長)、小木曽淳二氏(小木曽鋼機社長)は理事職を勇退、支部役員はそのまま継続する。
 志摩の海の幸を満喫してその日は一泊し、翌朝解散となった。
【南支部】
森支部長以下全員が留任
支部慶弔規定を見直し

 南支部(支部長=森庸一氏・森哲社長)は3月28日午後6時30分より、名古屋市中区の東京第一ホテル錦において支部総会を開催した。
 総会は、可児支部幹事(近代精機社長)の司会進行、中川理事(ナカガワ社長)の開会の辞で始まり、50社中、出席44社(委任状含む)で総会が成立すると司会者より宣言された。
 森支部長の挨拶の後、支部長を議長に議事が進行され、第1号議案=平成23年度事業報告書、収支決算報告書承認に関する件、第2号議案=平成24年度事業計画書(案)ならびに収支予算書(案)承認に関する件について審議し原案通り承認可決した。
 第3号議案=役員改選の件は、森庸一氏、中川雅夫氏、伊藤久輝氏(丸正社長)、伊藤正人氏(伊藤信産業社長)、和久田修志氏(三和商事社長)の5名と、次点に可児宜彦氏を選出し、本部に推薦することとした。
 第4号議案=その他の件では、慶弔見舞金について、本部組合と同額にするよう改めることを承認した。
 総会終了後は、懇親会が行われ午後8時過ぎに終了した。
【中南支部】
鈴木支部長以下留任
事業も例年どおりに

 中南支部(支部長=鈴木俊雄氏・マルマン商事社長)は3月30日午後6時より、名古屋市中区の東京第一ホテル錦にて支部総会を開いた。
 冒頭の挨拶で鈴木支部長は、日頃の組合活動並びに支部活動への支援と協力に対して礼を述べた。
 支部長を議長に選出して議案審議に移り、第1号議案=平成23年度事業報告、決算報告並び監査報告、第2号議案=平成24年度事業計画案並び予算案を原案通りに承認可決。
 第3号議案=役員改選では、鈴木俊雄氏、志知亨氏(志知社長)、六浦康正氏(六浦本店社長)の留任を決めた。
 当日出席した山崎組合事務局長からは、来年開催予定のメカトロテックジャパン2013の告知パンフレットが紹介された。
【熱田支部】
滝沢支部長以下全員留任
楽しく中身のある支部に

 熱田支部(支部長=滝沢有一氏・松本商店社長)は3月26日午後零時30分より、名古屋市熱田区のサイプレスガーデンホテルにおいて支部総会を開催した。
 司会者より、支部総数31社中25社出席(委任状含む)で本総会が成立すると宣言された。
 滝沢支部長の挨拶の後、支部長を議長に議事に入り、第1号議案の1=平成23年度事業報告承認の件、第1号議案の2=平成23年度収支決算報告承認の件、監査報告、第2号議案の1=平成24年度事業計画(案)承認の件、第二号議案の2=平成24年度収支予算(案)承認の件について審議し、いずれも原案通り承認可決した。主な事業計画は、7月に講演会、9月に見学会、11月に親睦ゴルフ、12月に忘年会。
 第3号議案=役員改選では、水谷隆彦氏(ミズタニ機販社長、組合副理事長)、滝沢有一氏、乾正樹氏(山下機械社長)、山本員彰氏(センサスヤマモト社長)と、次点に服部康志氏(大宝社長)を理事候補に選出。支部長は滝沢氏が引き続き務めることとした。
【中北支部】
幡野氏が新支部長に
会計には大矢氏

 中北支部(支部長=森田乾嗣氏・モリタ社長)の支部総会が3月26日午後6時30分より、名古屋市中区の「味の店石川」で開催され、支部総数26社中、16社が出席した。
 森田支部長の挨拶に続いて、支部長を議長に議案の審議を行い、第1号議案=平成23年度事業報告ならびに決算報告承認の件、第2号議案=平成24年度事業計画案ならびに収支予算案承認の件を原案通り承認可決した。
 第3号議案=理事候補者選出の件は、伊藤高潤氏(春日鋼機社長、組合副理事長)、高田研至氏(井高社長、組合会計理事)、森田乾嗣氏、幡野裕幸氏(朝日社長)の4名の留任を決め、支部選出の理事候補として推薦する。次点は小島敏裕氏(小島機鋼社長)。
 また支部長を幡野氏が、幡野氏に代わって支部会計を大矢顕氏(大矢伝動精機専務)が務めることも承認した。
 幡野新支部長の就任挨拶があり、続いて本部を代表して伊藤副理事長が挨拶で「2013年度は全機工連の全国大会が名古屋で開催されます。この同時期にメカトロテックジャパン2013もあり、今年5月ごろから準備にかからなくてはなりません」と述べ協力を求めた。
 支部総会の後は懇親会が開かれ、情報交換などが行われた。
【東支部】
田中支部長以下全員留任
新しい企画も検討

 東支部(支部長=田中知之氏・ミユキ商會社長)の支部総会は4月3日午後6時より、名古屋市中区の東京第一ホテル錦で開催された。
 冒頭、田中支部長が「皆様方のご意見を頂戴し、より良い支部活動に努めていきたい」と挨拶。司会者の坂井支部幹事(サンコー商事GM)より、支部員33社中、出席33社(委任状含む)で総会が成立すると報告された。
 倉地理事(倉地社長)を議長に選出して議案審議を行い、第1号議案=平成23年度事業報告、第2号議案=平成23年度決算報告、第3号議案=平成23年度監査報告を原案通り承認。
 第4号議案=役員改選では、理事候補に田中知之氏、林正人氏(広島商事社長)、野崎憲昭氏(常磐精機社長)、倉地久雄氏の4名と、次点に時津達也氏(新栄商會社長)を選出。引き続き田中氏が支部長、林氏が副支部長を務めることを承認した。
 第5号議案=交付金については、山崎組合事務局長より24年度分に関して説明があった。
 第6号議案=平成24年度事業計画(案)、第7号議案=平成24年度予算(案)について審議し、原案通り承認可決した。  
 総会終了後は、懇親会が開かれた。
【西支部】
滝川支部長が勇退
新支部長に内藤氏

 西支部(支部長=滝川和彦氏・滝川物産会長)は4月6日午後6時より、名古屋市中区の東京第一ホテル錦で支部総会を行った。
 梅村理事(梅村本店社長)が司会進行を務め、33社中26社(委任状含む)の出席で総会が成立すると宣言。
 滝川支部長の挨拶の後、議長に梅村理事を選出して議案審議に移り、第1号議案=平成23年度事業報告ならびにこれらの会計報告の承認の件、平成23年度会計監査報告、第2号議案=平成24年度事業計画ならびにこれらの予算案の承認の件について、それぞれ原案通り承認可決した。
 第3号議案=役員改選期にあたり理事推薦候補者及び次点を選出する件は、内藤和美氏(内藤商事社長)、梅村龍盛氏、吉野栄一氏(吉野機械工具社長)、矢野茂雄氏(滝川物産社長)の4名を理事候補に選出、次点の小島憲二氏(小島商店社長)と合わせて本部へ推薦することとなった。内藤氏は支部長に就任する。
 滝川支部長は退任にあたり、長年の協力に対して感謝の意を表し、内藤新支部長のもと西支部が更なる発展を遂げることに期待すると挨拶。花束の贈呈が行われた。
 総会終了後は懇親会が開かれ、和やかに歓談して親睦を深め、午後8時過ぎに終了した。

新入社員16名が晴れ舞台
ダイドー 平成24年度入社式

 メカトロニクスの専門商社ダイドー(社長=山田貞夫氏、本社=名古屋市中村区名駅南)の「平成24年度入社式」が3月31日、本社ビル6階大会議室で行われ、来賓をはじめ、同社各営業部の役員及び幹部が多数参列する中、2週間の研修を終えたばかりの新入社員は引き締まった表情で式に臨んだ。
 山田社長は挨拶で「ダイドーは産業用で使われる機器の在庫をしっかり持ち500のメーカーの商品でお客様の要望に迅速に応え業界トップクラスの地位を得ています。会社は絶対ではないが、会社の内容と業界の発展性が大切。世界に打ち勝てる産業、それはロボットとファクトリーオートメーション(FA)です。ロボットを作るには必ず周辺の、本日ご来賓としてお見えになっている、CKDやTHKのような機器が使われる。そして24時間工場を無人で稼働して正確な製品を作る。それを販売しているのが私どもです。これから一番発展する業界です。自動化、無人化、省力化の波は、現在豊富な人口で支えられている中国でさえ就労人口の減少が間近に迫っているので、海外にもさらに伸びていきます。ダイドーは日本が駄目になっても最後まで残る財務内容の良い会社。公務員になるより安全な会社ですので、皆さんの将来は心配いりません。ただし、会社のプラスになる人材になってください。努力は必ず報われる会社であることを、皆さんへのはなむけといたします」と激励。
 来賓挨拶では、高橋CKD営業本部長が「皆様、本日は入社おめでとうございます。ダイドー様は、我々メーカーに近い商品知識を持った、能力の高い商社であると感じています。今年、創立60周年を迎えられるということで、おめでとうございます。このように長い歴史のある会社ですが、山田総帥もずいぶんご苦労をされて、会社をここまで大きくしてこられました。社会に貢献され、会社の中に立派な人材を育て上げられている。80周年、100周年、それ以上に継続させていくためには、皆様の働きが重要になってまいります。皆様は本当に若く、やる気満々だと存じますので、どんどん前向きにチャレンジ精神を発揮して、仕事に取り組んでいただきたい。今後の皆様の成長とご活躍、そしてダイドー様の益々のご発展を祈念いたします」と祝辞を述べた。
 また、来賓の船戸THK中部営業統括部長は「皆様が社会人として第一歩を踏み出されましたことに対して、心よりお祝いを申し上げます。私どもは創業時よりお世話になり、今日のTHKがあるのはダイドー様のお陰と感謝いたしております。2つの言葉を皆様にメッセージとして贈ります。1つは、学ぶことを忘れないでほしい。『我以外皆師也』。2つ目は、失敗を恐れずにチャレンジしてください。一生懸命働いて物事にチャレンジしていくのが本当の日本人の姿であり、これが皆様にとって大切なこと。70年、80年、100年と頑張っていただきたい」と述べ祝いの言葉とした。
 この後、人事部長の東専務が「皆さんは必要とされて入社した方々。自信をもって仕事に取り組んでください」と訓示。新入社員の心構えとして、@先輩社員より早く出社し元気な挨拶で迎えるAハイという元気な返事で素早く行動するBどんなことでも役に立とう、の3点を挙げた。
 新入社員を代表して長谷川博史氏(南山大学卒)が「知っていることとできることは違うということをテーマに、二週間の研修に励んできました。本日より、その経験を生かし、会社に貢献できるよう体当たりで頑張りたい」と決意表明を行い、社会人としての新しい一歩を踏み出した。

鋳型の砂を再利用できる
最新の鋳造システムを見学
加藤製作所 65周年を迎えOBと懇親会

 加藤製作所(社長=加藤丈人氏、本社=愛知県清須市清洲1668)は今年1月に創業65周年を迎え、これを記念して3月20日、ОBを招き工場見学会と懇親会を行った。
 同社は1947年、創業者加藤富三氏(現会長)が銅合金の鋳造会社として設立して以来、水道用素形材メーカーへの道を歩み、技術・ノウハウの蓄積に努めてきた。1991年には当時の中小企業としては珍しく、中国大連へ独自資本で進出。製造は海外で、商品開発と技術研究開発は国内で行い、環境と健康に配慮した製品の鉛フリー化にも取り組んできた。
 さらに近年は、鋳物の砂型を砂と水だけで冷凍して作る「減圧凍結鋳造システム」を開発、公害のない鋳造システムとして注目されている。
 工場見学でも本社工場に導入された減圧凍結鋳造システムが関心を集め、鋳型独特の臭いのしない冷凍された型に、真っ赤に溶けた金属を注いだ後、暫くすると型が自然に崩壊して製品が出てくる工程を見たOBは、「我々が作業してきた環境とは全く違う。これならば臭いも、型から外すための振動もなく、さらに砂は再利用されるために産業廃棄物も出ない」「周囲の生活環境を乱すことなく、工場の操業が可能」などと感心しきりだった。
 見学後は名古屋市西区の料亭「大森」で同社の幹部も交えて懇親会が開かれ、社長・会長の挨拶、乾杯と続き、その後は思い出話に花を咲かせたり、近況などを語り合いながら65周年を共に祝った。最高齢の95歳のОBが元気に参加していたことで、92歳の富三会長も「元気で次の10年も頑張る」と決意を新たにしていた。


2012年5月20日(日) 2455号
人確事業が完了し、成果を報告
5月15日に通常総会開催
愛知県管工機材商協組 4月定例理事会

 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=小川信氏・山信社長)は4月24日午後6時15分より、名古屋市中区の名古屋都市センターにおいて「4月度定例理事会」を開催し、5月15日開催の通常総会に万全を期す一方、人材確保推進事業が3月をもって完了し、3年間の取組み成果が報告された。
 理事会の冒頭、小川理事長が出席者に御礼を述べ、「本日は、総会に提出する『事業報告』及び『決算報告』の事前承認をするという意味で大切な理事会です。慎重審議をお願い致します」と挨拶。
 続いて議事に移った。当日審議され、承認された議案は次の通り。
▽第1号議案=中小企業人材確保推進事業の完了についての件
 平成21年度から取り組み23年度をもって完了した。3年間の取り組み成果をまとめ、事業報告書として報告した。
▽第2号議案=第29回管工機材・設備総合展準備進捗について
 現在の出品申し込み状況が報告された。(詳細は後述)
▽第3号議案=平成24年度通常総会開催と議案について
 5月15日午後5時よりメルパルクNAGOYAにおいて開催する。同総会で審議される議案を確認し承認した。
▽第4号議案=平成23年度事業報告
 原案通りに承認可決した。
▽第5号議案=平成23年度決算報告
 原案通りに承認可決した。
▽第6号議案=平成24年度賦課金徴収方法の記載内容について
 組合運営の土台となる賦課金の、算定と徴収方法について一部変更した。
▽第7号議案=賛助会員退会について
 杉山バルブ製作所(岐阜県山県市)の退会届けを承認した。
▽第8号議案=その他の件について
イ、管機連(全国管工機材商業連合会) 正副会長・常務理事会議(3月12日)報告
・年末年始休暇申し合わせは、平成24年12月29日〜1月3日
・「取引改善に関する指針」(案)について
 昨年10月の管機連地区代表者会議で合意している「取引改善に関する指針」をまとめる件について、管機連では六つの指針案を作成し、愛知組合にも案が示された。管機連としては、案について各組合意見を集約して6月13日開催の「管機連総会」で発表する意向。
ロ、愛知県環境設備団体連合会の解散について
 業界8団体が「環境設備産業の認知」を目的に平成19年2月に設立し、環境設備のアピールについて行ってきた。一定の成果を上げたことにより、解散することになった。
 次回理事会は5月15日午後3時よりメルパルクNAGOYAにおいて、総会前に行われる。今後の日程は7月3日、9月4日、11月6日を予定している。
5月9日現在68社
136小間
出品申込締切り(6月末日)迫る
第29回管材展申込状況

 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=小川信氏・山信社長)が今年10月4日〜6日の3日間、名古屋市吹上ホールを会場に開催する、「第29回管工機材・設備総合展」の出品申込締め切りまであと一ヶ月と迫ってきた。
 5月9日時点の最新出品者数は、68社、136小間まで達している。目標小間数は会場満小間である230小間。
 大藪実行委員長(大清社長)は「ご商売のお役に立てるよう参観動員にも力を入れますので、ぜひお申し込みを」と呼びかけており、峰澤実行副委員長(峰澤鋼機社長)と20名の実行委員会では展示会の出品勧誘リストを基に精力的に勧誘活動を進めている。
 五月九日時点の出品者は次の通り(順不同)
5月9日時点の出品者(順不同)
 愛知時計電機名古屋支店、アカギ、旭有機材工業名古屋営業所、アソー、アトムズ、アロン化成/ミクニプラスチックス、石崎製作所、イノック名古屋支店、エア・ウォーター・マッハ名古屋支店、SMC名古屋営業所、荏原製作所名古屋支店、MIEテクノ、オーケーエム、オンダ製作所、カクダイ、川本製作所名古屋営業所、川西水道機器、キッツ中部支社、KVK関西支社、児玉工業、三栄水栓製作所名古屋支店、三興製作所、山王工業、シーケー金属 /サンエツ金属、昭和コーポレーション、ショーボンドカップリング大阪営業所、スーパーツール名古屋支店、積水化学工業中部支店、ゼンシン名古屋営業所、大成機工名古屋支店、ダイドレ大阪営業所、大洋弁栓、中日技研工業、ツツイ、鶴見製作所中部支店、帝国金属名古屋営業所、鼎璽有限公司、テクノフレックス名古屋営業所、テラル名古屋営業所、東亜高級継手バルブ製造、TOTO名古屋支社、ナゴヤ、名古屋市上下水道局、名古屋バルブ工業、日栄インテック管材事業部名古屋営業所、日東工器名古屋支店、日邦バルブ、日本バルブ工業会、日本ヘルメチックス名古屋営業所、Haitima Corporation、パナソニックエコソリューションズ社、日立金属、日立バルブ中部支店、藤井高圧工業、フジトク、フネンアクロス、古林工業、ベン名古屋営業所、ベンカン・ジャパン名古屋営業所、前澤化成工業中部支店、前澤給装工業名古屋営業所、前田バルブ工業、ミヤワキ、大和バルブ彦根営業所、山本計器製造、ユニテック、LIXIL中部支社名古屋支店、ワシノ機器(68社)
以上

協同組合を発展的に解消
「遠州機工会」が発足
業界活性化を目指し船出

 浜松機械工具商協同組合(理事長=増田幸三氏、プロム・マスダ社長)は42年にわたる協同組合としての活動を終え、組織を変更して「遠州機工会」(任意団体)を新たに発足させた。4月16日、浜松市中区のオークラアクトシティホテル浜松において浜松機械工具商協同組合清算総会と遠州機工会設立総会が開催され、製・卸・販が三位一体となって機械工具業界活性化と日本のモノづくりを支える大きな使命実現に向けて船出した。初代の会長には、組合で副理事長を務めていた杉野泰治氏(浜松機材社長)が就任した。
 午後5時から始まった浜松機械工具商協同組合清算総会では、組合の内山総務(内山商店社長)の司会進行の下、冒頭、増田理事長が「42期にわたる浜松機械工具商協同組合が本日をもって解散ということになりました。歴代の理事長さんから受け継いだ理事長職を無事に終えることができましたのは、皆様のご協力のお蔭と感謝しております。今後は任意団体として活動していきますのでよろしくお願いいたします」と挨拶。
 理事長が議長を務め、事務局(杉野副理事長)より出席状況について25社中、出席19社、委任状による出席6社で全員出席と報告された後、議案審議を行った。
 第1号議案=第42期事業報告、第2号議案=第42期決算報告、第3号議案=第42期会計監査報告、第4号議案=清算収支報告、第5号議案=清算監査報告、第6号議案=財産の分配を何れも原案通り承認可決し、浜松機械工具商協同組合を清算、児玉副理事長(コダマキカイ社長)の閉会の辞で終了した。
 引き続き遠州機工会の設立総会に移り、設立準備委員会で中心となって活動した杉野浜松機材社長より挨拶があった後、杉野氏を議長に第1号議案=遠州機工会会則承認の件、第2号議案=役員承認の件、第3号議案=第1期(平成24四年度)事業計画案承認の件、第4号議案=第1期(平成24年度)収支予算案承認の件を審議し原案通り承認可決した。
 設立総会終了後は会場を移し賛助会員も参加して懇親会が催され、その冒頭、増田前理事長が「先程、組合の清算総会と遠州機工会の設立総会が無事に終わりました。組合は42年間皆様に愛され続けてまいりましたが、遠州機工会も今まで通り、愛される会であればよいと思っております。今回、正会員と賛助会員が同じような立場で会を運営し、盛り上げていけるようにいたしました」と挨拶。
 杉野会長は「設立総会がただいま無事に終了し、遠州機工会が発足いたしました。正会員21社、賛助会員43社でのスタートとなりました。基本的には浜松機械工具商協同組合の組織を解散して任意団体でいくということです。協同組合という形は、我々の規模でやっていくには事務局、会計の負担が非常に大きくなっていました。他の機械工具で任意団体として運営している組織を研究し、メリット、デメリットをいろいろ勉強してきた上で、昨年の総会で任意団体としてやっていくことを発表しました。事業内容については、従来と大きく変わらない。むしろ、賛助会員の方々にも参画していただき、新しい考え方などの知恵、あるいは力を注いでいただき、活発に活動していける体制ができております。皆で切磋琢磨し成長していける場として、この遠州機工会が役に立っていければと存じます」と所信を述べた。
 来賓の山本浜松商工会議所副会頭、小林静岡県中小企業団体中央会西部事務所長が紹介され、来賓祝辞で山本氏が「製版、地域一帯で経済活動に努めていただきたい」。賛助会員の大谷ジーネット名古屋支社長は「時代の変化に敏感に対応して変わっていく姿は、成長の大きなきっかけと感じており、遠州機工会の発展に期待しております」と祝いの言葉を述べた。
 乾杯の発声を来賓の小林氏が行い、懇親の場となった。
 【遠州機工会役員】
(敬称略)
▽会長=杉野泰治(浜松機材)
▽副会長=児玉宏(コダマキカイ)
▽総務=内山哲孝(内山商店)
▽会計=佐山日出夫(日研)
▽会計監査=西村邦夫(マルニシ)
▽幹事〔視察工場見学委員会委員長〕=前嶋孝行(前島商会)
▽幹事〔情報交換委員会委員長〕=吉田治郎七(吉田)
▽幹事〔福利厚生委員会委員長〕=杉浦一暢(三賀)
▽顧問=増田幸三(プロム・マスダ)
▽全機工連人材開発委員会委員=神谷竹彦(サカエ)
▽青年部代表=佐山初男(日研)

挨拶・電話応対・身だしなみ
ビジネスマナーの基本学ぶ
愛機工 新入社員研修に25名

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=野田道典氏・ノダキ社長)は4月9、10の両日、名古屋市工業研究所において「新入社員研修」を開催し、組合員企業から25名が受講した。
 初日の午前9時30分に山崎事務局長が挨拶で「挨拶、ビジネスマナーは勿論ですが、学生から社会人への切り替えを趣旨に行います」と話し、あわせて組合の概要なども紹介した。
 研修では、名南経営の筒井講師による「幸せについて」「私にとって仕事とは」「本番の人生・準備の人生」の講義を聴いた後、「正しい挨拶の仕方」「正しい電話応対」「言葉遣いと身だしなみ」「応接応対」「ビジネス文章」といったビジネスマナーについてVTRや講義、討議・発表、演習を通して学習した。
 その他、会社組織のルールとして企業組織の成り立ちや「報・連・相」についても学んだ。

全国大会に向け幹事2名を追加
椿井体制より強固なものに
名古屋伝動機商組合 24年度総会を開催

 名古屋伝動機商組合(理事長=椿井基男氏・椿井精工社長)は4月24日午後6時より、名古屋市中区錦の東京第一ホテル錦において「平成24年度総会」を開催した。
 総会は当番幹事の中筋氏(大喜産業名古屋支店長)と早川氏(ダイドー名古屋営業本部)が設営などを担当。司会の中筋氏より、出席状況として会員21社すべての出席が報告された。
 長村副理事長(長村商店社長)の「本日は初夏を思わせるような暖かい日でしたが、景気の方は浮上するかどうか難しい状況にあります。まずもって、本日は全員の方に参加していただきありがとうございます。只今より平成24年度総会を開催いたします」との開会の辞に続いて、椿井理事長が「桜も一週間遅れて寒い日が続いておりましたが、本日のように暑い日があったりと、景気もそのような感じで、リーマンショック以降、大分業績が戻ってきた会社も多いかと思いますが、なかなかまだ利益が出るというところまでは行っていないのが現実ではないかと存じます。最近の話は海外の設備投資がらみのものが多くて、海外比率も高いものになっている。海外に何らかの形で関与していないと今後は厳しいという話を多く聞きます。今、色々なことに挑戦している会社も多く、皆さんと情報交換を行いながら頑張ってまいりたい」と挨拶。
 議長に椿井理事長を選出し、次の各議案を審議した。
 第1号議案=平成23年度事業報告承認の件▽第2号議案=平成23年度会計報告承認の件▽第3号議案=平成23年度会計監査報告承認の件▽第4号議案=役員改選の件▽第5号議案=平成24年度事業計画案及び予算案承認の件▽第6号議案=その他の件。
 慎重に審議した結果、平成23年度事業報告、同会計報告、同会計監査報告、平成24年度事業計画案及び予算案について、いずれも原案通り承認可決した。
 役員改選では全役員の留任を決定。また椿井理事長より、2年後の伝動機商組合全国大会(開催地=名古屋)を見据えて、伊藤氏(伊藤伝動工業社長)と岩田氏(イワタ社長)を大会幹事にしたいと提案があり、了承された。
 湖南理事(大日産業社長)の閉会の辞で総会を終了。
 総会後の懇親会では、和やかに情報交換をして午後8時過ぎにお開きとした。
【役員】(敬称略)
▽理事長=椿井基男(椿井精工社長)
▽副理事長=長村康義(長村商店社長)
▽会計理事=村瀬広幸(ムラセ社長)
▽常任理事=服部将康(服部専務)
▽常任理事=湖南勇(大日産業社長)
▽総務=早川幸範(ダイドー名古屋営業本部)
▽監査役=本田政臣(本田商店社長)
▽幹事=伊藤勝利(伊藤伝動工業社長)
▽幹事=岩田典之(イワタ社長)

「金環日食」について学ぶ
ブラザーアース見学会
愛機工尾張支部と西支部ジョイントで

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=野田道典氏・ノダキ社長)の尾張支部(支部長=服部利一郎氏・服部商会会長)と西支部(支部長=滝川和彦氏・滝川物産会長)は4月8日、ジョイント企画として昨年3月に完成した、世界一のドーム内径(35メートル、ギネスブック登録)を持つ名古屋市科学館のプラネタリウム「Brother Earth(ブラザーアース)」の見学会を開催し、尾張支部から62名、西支部から28名の合計90名が参加した。
 当初は尾張支部のみの企画だったが、人気が高く募集人員も多いために途中から西支部が参画した。
 ブラザーアースは開業以来大人気で、一年以上たつ現在でも見学のために受付開始時間前から長蛇の列ができるほど。今回は午後1時10分に全員が現地で集合して入場券を受け取り、同1時50分からの部を観覧した。
 上映内容は、春の夜空の解説を中心に、今年5月21日朝に行われる壮大な天体ショー「金環日食」についても説明された。
 金環日食が日本国内で見られるのは25年振りのことで、指輪のような太陽を名古屋でも楽しめる。日食の観察には細心の注意が必要で、日食と言っても太陽の光は相等な力があるとして、安全な見方、楽しみ方が紹介された。
 参加者からは「個人ではなかなか見ることができないので、非常に楽しみにしてきた。ドームの大きさや、椅子もいろいろ動いてどの角度でも見られ、感動した」「他の社員や家族にも見せてあげたかった」との感想のほか、「次はいつやるのか」といった声も。プラネタリウム以外に科学館の中の展示なども見学し、有意義な会となった。

会員同士忌憚のない意見交換で
常に進化し続ける会に
名機工同友会 24年度定時総会開催

 名機工同友会(会長=田中知之氏・ミユキ商會社長)は4月17日午後6時より、名古屋市中区錦の東京第一ホテル錦において「平成24年度定時総会」を開催した。
 総会は小浦氏(こうら社長)の司会で進められ、冒頭、田中会長が「一年は早いもので、本日、総会でございます。皆様のご協力をいただきながら会の運営にあたっており、総務の野崎氏(常磐精機社長)を中心に色々勉強できる仕組みも作っております。他にも色々皆様方の良いご意見をいただければと思っています。同友会は常により良い会を目指して進化し続けて行けるように頑張っています。本日の総会では、議案も多くありますので、スムーズに進めてまいりたいと存じます。ご協力をお願いいたします」と挨拶。
 司会者より資格審査発表が行われ、会員総数29社、出席24社、委任状5社で総会が成立すると宣言された。
 丹野氏(丹野砥石興業社長)を議長に選出して議事に移り、第1号議案=平成23年度事業報告並びに収支決算報告承認に関する件、第2号議案=平成24年度事業計画案並びに収支予算案承認に関する件について審議した結果、いずれも原案通り満場一致で承認可決した。
 今期事業計画では久し振りに親睦旅行会の費用が計上され、実施に向けて準備が進められる。その他の講演会、納涼会などの行事は例年通り実施の予定。
 総会後は懇親会が開かれ、会員相互の親睦が図られた。

そのものづくりに、安心と可能性を
2012 三菱電機 産業メカトロニクス 
中日本プライベートショウ2012 PRIVATE SHOW5月24日(木)・25日(金)
中日本エリアのユーザー向け初公開や
名古屋独自のファクトリーツアーも

 三菱電機産業メカトロニクス事業部(事業部長=稲葉元和氏)は、5月24日と25日の2日間、三菱電機名古屋製作所において「2012三菱電機産業メカトロニクス中日本プライベートショウ」を開催する。今回の展示会では、「そのものづくりに安心と可能性を」をテーマに、三菱電機の先端技術・最新製品を紹介することで、生産現場のユーザーの要望に応える。世界市場に向けたワイヤ放電加工機の新製品「MVシリーズ」の中日本エリアのユーザー向け初公開や、製造現場を見学できる名古屋独自のツアー開催も注目され、全国から希望者が集まってきている。
「ホンダのインド戦略とインド自動車市場」
「CFRP材のワイヤ放電加工について」

 三菱電機では、今春にワイヤ放電加工機とレーザ加工機の新製品、10年保証付き新サポートサービス開始を相次いで発表した。毎年恒例となっている「中日本プライベートショウ」を、新製品とサービスを紹介する絶好の機会と捉えて、基調講演や工場見学などの新企画を盛り込み、一層充実させている。
 新企画の基調講演として、開催初日には元ヒーローホンダ社長で、現ネクストマーケットリサーチ顧問の藤崎氏を招き「ホンダのインド戦略とインド自動車市場」の講演や、翌日は名古屋工業大学中村副学長による「CFRP材のワイヤ放電加工について」の講演も同時開催する。
 また期間中、今年3月に発売した、世界市場に向け、名古屋と中国の大連の両拠点で生産しているワイヤ放電加工機の新シリーズ「MVシリーズ」の名古屋製作所製造現場を見学できるファクトリーツアーも開催する。
 動員目標数も通常の2割拡大して1,000人規模での開催を目指す。
 主な出展機種は放電加工機、レーザ加工機、CNC(数値制御装置)、ソフトウェアアプリケーション、表面改質ソリューション、ファイナンス・サービスなど。
 総合FAメーカーである同社の総力を挙げて開発され、国内外で定評があるCNCに関しては、高機能グローバルスタンダードモデルのM70Vに、パネル前面にUSBインタフェースを標準装備して出展するほか、自動車業界に多数の納入実績を誇る、機能アップしたiQPlatform対応CNC C70シリーズの出展も見どころ。 
次のビジネス展開に役立つ
最新情報が満載

 中部支社の進藤泰伸産業メカトロニクス部長は、中部地域の顧客動向について、「自動車の増産などで、堅調な生産を今後も見込んでいるお客様が多い。ただ、生産設備を新しくされるか、このままの機械で続けられるのか迷ってみえる状況。今回のプライベートショウでは、省エネ機能によりランニングコストを大幅に削減し、生産性の向上に寄与する新型加工機を展示している。次のビジネス展開に役立てていただくための最新情報を満載しており、ぜひこの機会に会場まで足をお運びいただきたい」と話し、経済活動が緩やかに改善している中部地域のユーザー並びにファクトリーツアーにて全国のユーザの来場に期待を寄せている。
 「2012中日本プライベートショウ」の見どころ、日程などついては次の通り。
・新型高性能放電加工機「MVシリーズ」(3月発売)
 断線点挿入や水中結線など様々な要求に対応した新ワイヤ自動結線装置を搭載するとともに、駆動制御装置(オプトドライブシステム)を駆使した加工精度の大幅な向上や、実用面粗さ領域での高速加工の実現、さらに省エネ・ランニングコストの低減を図るなど、従来の基本性能を大きく革新させた加工機。
 会場では自動結線率が大幅に向上した様子が確認できる。
・新型高生産性二次元レーザ加工機eXシリーズ(4月発売)
 バーコードを用いた簡単操作、ecoモード運転機能による低ランニングコスト、高速駆動制御装置による高い生産性を実現するeXシリーズの新製品として、従来の発振器で一サイズ小型の省スペース機「ML2512eX‐45CF‐R」が初披露される。
 グローバル戦略機であるeXシリーズを国内向けに省スペース化してほしいとのニーズを受け、設置面積を従来機「ML2512LVP‐45CF‐R」より10%削減して、置き換えもできるようになった。
・画期的な10年保証を装備
 「MVサポート10」ワイヤ放電加工機MVシリーズ専用の保守・メンテナンス契約。
 消耗品購入や保守契約を条件に十年間、メンテナンスと故障修理補償、静的精度測定を実施してベストな機械状態を維持、定期的に機械点検を実施して機械導入時の性能を保持する。「MVシリーズ」のハイグレード機である「MV-R」には「MVサポート10」が標準装備されている。 
 サポートには、純正消耗部品の購入量に応じてポイント加算もあり、ポイントに応じて翌年の故障修理が最大で全額無償になるスキームを採用している。
【開催概要】
【日程】2012年5月24日・25日
【時間】午前10時〜午後5時まで
【場所】三菱電機名古屋製作所FAコミュニケーションセンター(名古屋市東区矢田南五丁目1番14号)
【協賛企業】アイコクアルファ、キャドマック、丸紅情報システムズ、村田機械、三菱電機クレジット、三菱電機メカトロニクスソフトウェア、名菱テクニカ、菱電工機エンジニアリング。
【問い合わせ先】三菱電機中部支社産業メカトロニクス部TEL052‐565‐3112まで。
  *  *  *
 「2012プライベートショウ」は、中日本地区を皮切りにスタートして、東日本地区(開催場所はさいたま市大宮区)は6月1日・2日、静岡地区(沼津)は6月22日、西日本地区(尼崎)は7月13日14日を予定している。
《基調講演会》
【演題】「ホンダのインド戦略とインド自動車市場」
ネクストマーケット・リサーチ顧問 藤崎照夫氏(元ヒーローホンダ社長)
【日時】5月24日(木)【時間】14:00〜15:30(90分)
【演題】「CFRP材のワイヤ放電加工について」
名古屋工業大学副学長 中村隆氏
【日時】5月25日(金)
【時間】14:00〜15:30(90分)
《技術講演会》
両日『新型ワイヤ放電加工機「MVシリーズ」製品説明及び生産工場視察』や、レーザ加工機技術講演会・セミナーを開催。

松下幸之助の夢
その提言 E
丸尾興商社長 丸尾氣窮雄

(続き)
「松下氏の志しが生かされる時代が来ると確信」
 以上の様に80歳を越しても尚、日本国を憂い、膨大な私財を投入、84歳の、最晩年に松下政経塾を設立された。
 その間、日本の政治経済は、手の打ち様のない、逆方向には進んでおります。余りにも遅く、膨大な国の借金が増大、はたして日本は立ち直れるかどうか心配です。
 残念ながら、先日、静岡新聞で松下氏の元秘書の江口克彦氏より「松下政経塾出身議員は『看板』だけ、哲学なき首相に失望」松下氏と同じ政治哲学と国家ビジョンがない、質問をはぐらかし真正面からぶつかる勇気がないと痛烈に批判。しかし松下氏の基本構想がしっかりしており、百年、二百年のスパンで考えれば、いつしか、誰かがこの構想を受けつぎ、必ず日本国政治に好影響を与え、五十年後か百年後か、二百年後、松下氏の志しが、生かされる時代が来るものと私は確信しております。
(最終回)

INAXライブミュージアムに
「建築陶器のはじまり館」開設
LIXIL 4月28日より一般公開

 住宅設備機器・建材の総合メーカーであるLIXIL(社長=藤森義明氏本社=東京都千代田区)が運営する、土とやきものについて学べる“体験・体感型ミュージアム”『INAXライブミュージアム』(所在地=愛知県常滑市)は、大正末期から昭和初期にかけ日本の建築を彩ったテラコッタやタイルなど「建築陶器※」のコレクションを展示する「建築陶器のはじまり館」を開設、2012年4月28日から一般公開した。
 LIXILではこれまで、主に大正時代末期から昭和の初期(第二次世界大戦前)まで、鉄筋コンクリート造の建築に取り付けられた装飾のためのやきもの「テラコッタ」を譲り受け、保存してきた。
 「横浜松坂屋本館」(横浜市、設計=鈴木禎次氏)のテラコッタは、装飾性も高く、建築史的にも貴重なものであり、2010年に解体される際、INAXライブミュージアムは、その保管を申し出た。この美しいテラコッタを譲り受けたことを機に、これまでのコレクションについても改めて調査し、造形のおもしろさや迫力など、テラコッタのさまざまな魅力を体感できる展示施設「建築陶器のはじまり館」を開設した。
 この「建築陶器のはじまり館」は、屋内と屋外の展示エリアで構成されている。屋内展示では、関東大震災を契機に明治期の煉瓦造の洋風建築から鉄筋コンクリート造へと変わってゆく建築の近代化の流れと当時の建築を彩ったテラコッタについて、社会情勢をひもときながら解説し、近代建築の巨匠、フランク・ロイド・ライト設計の「帝国ホテル旧本館(ライト館)」の食堂の柱など、貴重な資料も展示している。建屋ファサードは、INAXライブミュージアム「ものづくり工房」で制作したテラコッタを使用。現代の建築におけるやきもの装飾材の可能性を感じることができる。
 屋外の「テラコッタパーク」では、長く建築物の壁を飾ってきたテラコッタを、本来の姿である壁面に取り付けた状態で展示している。ゆったりとした芝生広場で青空の下、時代を映す国際色豊かなデザインと迫力を見ることができる。ライトアップされたテラコッタの雰囲気も趣き深いことから、夜間のイベント開催も検討している。
 ※「建築陶器」=建築に用いるやきものを広く「建築陶器」と呼ぶ。ここでは主にタイルとテラコッタを指す言葉として用いる。

品田泰康氏が社長就任
祖父江工業

 住宅設備機器販売卸・施工の祖父江工業(本社=名古屋市中川区)では、本年4月代表取締役社長の伊奈正司氏がLIXILに復帰し、後任の社長に品田泰康氏が就任した。
 新社長の品田氏は昭和33年生まれ。札幌市出身。4年間のINAXマレーシア社長を経て、2012年4月1日付けで祖父江工業代表取締役社長に就任。
 祖父江工業は、大正元年に祖父江鍵次郎氏が創業以来、今年で百周年を迎える。建設資材総合商社として事業を展開している。
 大きな節目の年に就任した品田社長は、「この度第8代目の社長を拝命致しました。一世紀で培った、地域の皆様とのパートナーシップを重視し、社員一人ひとりがお客様や仕入先様に愛されるスキルを磨く環境づくりをすることで、さらなる飛躍が実現できるよう皆様と一緒に取り組んで参りたい」とコメントしている。

LIXILグループに社名変更
住生活グループ 2012年7月1日付

 住生活グループ(社長=藤森義明氏)は、2012年7月1日に、持ち株会社の商号を、株式会社住生活グループから、株式会社LIXILグループに変更する。商号変更は、2012年6月22日の定時株主総会で承認されることを条件とする。
 目的は、上場会社である持ち株会社として、傘下で事業を展開する自社グループ各社との関係を明確にするため、グループのコーポレートブランドであるLIXILを、社名にも使用することとし、自社及びグループの知名度を更に高める。
 【新商号】
株式会社LIXILグループ

トップシェア維持に向けて
イゲタ製品の一層の拡販を
東海イゲタロイ会 2012年度総会を開催

 東海イゲタロイ会(会長=伊藤照之氏・伊藤信産業会長)の2012年度(第19回)総会が4月20日午後4時30分より名古屋マリオットアソシアホテルにおいて開催され、会員らおよそ百名が出席した。役員改選では、伊藤会長はじめ全役員の留任を承認。住友電気工業の倉阪克秀専務取締役と牛島望ハードメタル事業部長が同社の概況や方針などを語った。
 総会は井戸正之住友電気工業ハードメタル事業部営業統括部長の司会で進められ、会員数101社中、出席97社(委任状含む)で総会が成立すると宣言された。
 伊藤会長は挨拶で「本日は、住友電気工業の本社のほうから牛島執行役員事業部長をお迎えし、また倉阪専務も役員会終了後、駆けつけていただけるそうです。SEIワールド(住友電工グループニュースレター)の3月号で、ナノ多結晶ダイヤモンド『スミダイヤバインダレス』という新製品の紹介がありました。これは多結晶というのが重要で、今まで単結晶のダイヤは沢山ありましたが、その弱点を克服した究極のダイヤモンドを発売するとの記事を拝見しました。住友電気工業様はダイヤとCBNに関しては世界一の占有率を持っておられ、この高圧結晶の技術は素晴らしいものがある。JIMTOF2012で発表されると期待しています。景況については、東日本大震災の復興に関して、その需要というものは我々の業界にもそれなりに影響があるのかと考えています。我々この東海地方の機械工具業者としましては、やはりトヨタさんに頑張っていただかなければ、景気回復はなかなかできません。まさに昨年から大合唱されています、イノベーションの年だと私は感じています。不安材料はソニー、シャープ、パナソニックという家電メーカーの問題。韓国のサムスン、LG、現代の追撃、中国のハイアールの進出。日本はこれから、世界を席巻していた大メーカーがどの様なスタンスで世界に発信して行くかということだと思います。私たちもバックアップをして行かないといけないと思っています。もう一つ、4月16日号のプレジデントという経済雑誌で、年収2千万円VS500万円という記事がありました。その中で、本日の様な会合は情報交換の場とありました。2千万円以上収入がある方の51・1%が日本経済新聞を購読している。今何を企業家が求めているか、情報を非常に大事にしている。充分に世界の情報、グローバルな情報を集めて、個々の会社の戦略を立てて行くことが必要ではないかと感じています。今現在の住友電工の工具の占有率は、トップを維持している。本日お集まりの方々には、どうか今後も住友イゲタロイのチップをこよなく愛していただき、住友電気工業様には新しい製品をどんどん作っていただき、私たちの指導、特に流通、市販を大事にしていただいて、私たちを育てていただきたいと思っています」と述べた。
 石田勝俊氏(石田商会社長)を議長に選出して議案の審議に入り、2011年度事業報告、2011年度会計報告、監査報告を原案通り承認可決。また会員の異動として、新規入会6社と退会6社が報告され、これを承認した。新規加入の六社より自己紹介が行われた。
 役員改選では、会長の伊藤照之氏以下全員の留任を承認。役員を代表して、伊藤会長が「イゲタロイ製品の拡販に少しでも役立ちたい。トップシェアを維持できるように皆様のお力をお借りしたい」と挨拶した。
 続いて2012年度事業案、2012年度予算案について審議し、原案通りに承認可決した。
 前嶋孝行副会長(前島商会社長)の閉会の辞で第一部総会を終了した。
 第二部の表彰式では優秀会員会社の表彰が行われ、最優秀店(1社)、優秀店(5社)、躍進賞(1社)の合計7社が表彰された。
 休憩を挟んで第三部の住友電気工業概況報告に移り、はじめに牛島ハードメタル事業部長より、同事業部の報告が行われた。
 昨年はイゲタロイ発売80周年でキャンペーンを実施、379社が参加し177社が目標を達成した。収益の一部を宮城県と岩手県に寄付した。
 ハードメタル単体では、2007年を100とすると、今年3月の売上は104とピーク時を上回った。1年間では九割程度の回復。スローアウェイチップはピーク時をかなり上回っている。
 連結ベースで3月は102とピーク時を上回ったが、通年では9割程度の回復。国内も2007年レベルに戻りつつある。
 シェアは、昨年7月の日本経済新聞社でイゲタロイが国内シェア1位になったと発表されたが、現在も高いレベルを保っている。
 今年はJIMTOFに向けて、サマーキャンペーン(6月1日〜8月31日)を実施。後半にSECカッタ発売50周年記念キャンペーン(11月1日〜来年1月31日)を実施する。
 2017七年にはイゲタロイ製品で1,000億円を目指す。
 リサイクル活動にも力を入れ、今年は国内のビジネスは全量リサイクルで補えるようにしたい、と牛島事業部長は話した。
 続いて、近谷満流通販売部長が国内の市販について報告。今年度の主な計画として▽拡販企画の強化キャンペーン、ジャンプアップセールを引き続き行う▽ツールエンジニアリングセンターの活用▽標準品のマーケティング部門を設立▽リサイクルの強化が発表された。
 製品紹介では、緒方康伸グローバルマーケティング部プロダクトマーケティンググループ長より溝入れ・突切りバイト「SEC―溝入れバイトGND型」、鋳鉄旋削用コーティング材種新トリオ「エースコートAC405K/AC415K/AC420K」、新世代世界標準超硬エンドミル「GSX MILLシリーズ」など、JIMTOFに発表される新製品の紹介が行われた。また新製品に先立ち、4月1日に新設されたプロダクトマーケティンググループの概要も説明された。
 その後、会場を移して第四部の懇親会が開かれ、冒頭、倉阪住友電気工業専務取締役が「住友電工12Visionの最終年度で、ラストスパートをかけてやっています。さらに次の中期経営計画2017年に向けて17Visionもかなり詰めており、これに連続させて行こうと進めています。2012年度、中部地区におきましては自動車メーカーも活発になっています。体質強化・構造改革、国内の充実、市場のある新興国を中心としたグローバル展開を三つの柱としています。ハードメタル関係では具体的に昨年、直需と流通販売を分けた。世界トップのコア技術を持って国内を充実させる。グローバル化は、マーケットのある所に積極果敢に展開して行く。インドネシアにも工場を新設する。いずれにしても国内のお客様が基本で、ここで育てていただいてマーケットに入って行く。本年度もよろしくお願いいたします」と挨拶。
 野田道典ノダキ社長の音頭で乾杯し、豪華賞品のあたる抽選会などで親睦を深め、服部健伊吹産業社長の中締めで終了した。

640名動員と4.5億円の売上実績
2012スプリングフェア開催
吉岡幸 目標を達成し成功裏に閉幕

 建設・産業資材のトータルサプライヤー吉岡幸(社長=吉岡正盛氏・本社=福井市宝永)は、「2011吉岡幸スプリングフェア」を福井市二ノ宮の同社テクノセンターにて開催した。
 ものづくり編とまちづくり編に分けて2日間の開催となり、「ものづくりスプリングフェア」を4月24日に、「まちづくりスプリングフェア」を同26日にそれぞれ行った。2日間で目標を超える640名を動員し、4億5,000万円を超える売り上げを計上して大盛況の内に終了した。
 フェアのテーマは「ものづくり、まちづくりを応援します!」。同社では「みんなが幸せになる!」という理念で営業活動をしており、その具現化の一環として、80社以上のメーカーの協力を得て、進化していくフェアをユーザーに発信、平成24年度の経営指針である『結う幸、新昇龍を拓く!』のもと、信頼され愛される企業を目指している。
新しい昇竜(商流)を切り拓くきっかけを
 24日の午前8時30分より行われた「ものづくりスプリングフェア」の開会式で吉岡社長は、81社のメーカー・商社の出展に感謝し、「来年はゴールデンフェア(産業機械見本市ふくい)ということで、少し大きな展示会を計画している。それに向けオータムフェア含め2回の展示会をチャレンジしGFを迎える。その位置づけでありこのスプリングフェアは非常に大切な展示会となる」と挨拶。8年ぶりとなる来年のゴールデンフェア開催も発表した。そして「私たちは、お付き合い頂いているお客様がその先に見ているもの、それが何かを考えながら営業をし、新しい提案をしている。今年の経営方針に『結う幸』という言葉があるが、メーカー様とユーザ様を結び新しい昇竜(商流)を切り拓くためのきっかけをこの展示会で作ることができれば幸いである。たくさんのお客様に来て頂いて活気ある会場になるよう、私たち吉岡幸社員も頑張るので、是非とも多くの商談を皆様と共に展開しましょう」と呼びかけた。
 メーカーを代表して武田機械の山口代表取締役副社長、商社を代表してユアサ商事日比野北陸支店長からそれぞれ挨拶があり、開会した。
 同社の報告によると、内外の経済環境が沈滞している中での展示会で、来場数を非常に心配していたが、実会場動員数のうえで、昨年の496名を大幅に超える570名が来場した。会場での商談は製造業においても建設業においても、環境改善やエネルギーに関する商材に注目が集まっており、特に発電機の成約が目立った。来場者の反応は各社ごとに繁忙の差はあるものの。必要なものへの購買意欲は決して落ちておらず、受注実績並びに新しい商談なども発生し、スプリングフェアの意義があったと総括した。
 キャンペーン期間中(平成24年3月1日〜4月28日)の見学会として、インテックス大阪で開催の「国際ウェルディングショー見学会」には70名参加があり好評だった。

ワンタッチ接続で施工が楽に
WF1型洗濯機用コンセント
オンダ製作所 ダブルロックジョイント内蔵

 配管資材の総合メーカーであるオンダ製作所(社長=恩田由紀氏・営業本部=岐阜県関市)は、施工が簡単なダブルロックジョイント内蔵の「WF1型洗濯機用コンセント」を開発し、発売した。一般地用・寒冷地用・天井配管用・ウォーターハンマー緩衝機能付など全6点を新製品としてラインナップしている。
 特長は、ダブルロックジョイントを内蔵しているので樹脂管との接続がワンタッチ接続できること。また、洗濯機用給水ホースとの接続も差し込むだけで、施工が楽々。
 緊急止水機能が付いているので、通水中に給水ホースが外れても水が直ちに止まり水浸しにならない。また漏水検知機構により、万が一壁裏側で漏水してもカバー下側の小穴から水が流れ、異常を知らせてくれる。
 その他ウォーターハンマー(W・H)緩衝機能が付いていることから、洗濯時のバルブの閉止により発生する「ドン」という不快な音を低減する。(WF1‐13W、WF1‐13TWのみ)
 接続部の点検はカバープレートを外すことで行えるので安心して使用できる。日本水道協会認証登録品。

つぶやき草子
父視の権威にすがり
体制固めに専心する手後継者に望む
児玉興業会長 松田謙三

 今月より人事異動で上司が代わり、上司と合わなかった人はさぞかし楽しみにしていただろう。プロ野球選手なら監督、オーケストラ団員なら指揮者、子供なら学級担任、日本国民は不満あれば政権交代で後任に期待して当然であります。
 北朝鮮人は父王に苦しみ、三代目交代で一検の望みを抱いて不思議ではないが、ほんの少しでも前任者より国民思いなら良いが残念!三代目正恩氏は国民の飢餓など我関せずと知らん顔で、それ衛星だ、ミサイル発射だと突き進む。だが、泥沼トラブルは日本の芸能界でも後を絶たず、小林幸子・結婚でお世話になっただろう前社長を追放。政界では橋下維新の会を創り、天下取りを図る。不満議員は総選挙を迎え、再選を目指して熱烈ラブコール。
 続いて後継者について話をします。近年、創業社長の急速な老齢化により、後継者への引継ぎが盛んに行われて居ります。企業におけるモチべーション活性化のポイントは人事の在り方と人材の適切な登用です。後継者に周囲の評価の高い人が登用されるとその企業は良い企業であり、周囲の評価が芳しくない人が登用されるとその会社は悪い会社となります。その意味からテレビのCMにある様な「お父さんぐらいならなれる」では困ります。後継者は先代を凌ぐ素質と新しい時代への感性を備え、自分の意思と責任で物事を決める知性豊かな人物でなければなりません。良き後継者になるには、創業者の努力に少しでも近付く様に、謙虚さと勤勉さを失ってはいけないと思います。何れにしてもターゲット経営方針一つ変えるだけでも自分の力強い友になります。
 私は経営哲学を「手をきれいにせよ」「取引関係は対等の精神」と決め、一見此細な項目に見えますが心のけじめとして実現して行く事を願っております。人づくりの原点は「人間性の向上」にある事が私の原点であります。後継者を育てるには朕ではなく親の正しく生きる姿を子供に見せ、子供が生きる為の力にならなければ効果はありません。道徳心はいくら本を読んで勉強しても良くなりません。社長、お父さん、指導者が率先してクリアしない限り効果はあがりません。とくに環境浄化については社長が率先して掃除をする事。社長がやらないでどうして専務がやりますか。
 私はどなたに対しても「お父さん、掃除はあなたがやりなさい。あなたがやらないでどうしてお母さんがやりますか」お父さんが汚い服装で子供に汚いなりをするなといくら口説いても無理です。お父さんが率先して身装を良くする事が大切であります。
 (東北地方参謀総軍司令官副官従七位陸軍中尉在りし日の老人の繰言)

INTERMOLD2012
会期中4万5千名が来場
来年は東京ビッグサイトで開催予定

 「INTERMOLD2012/金型展2012」(主催=日本金型工業会・テレビ大阪)ならびに「金属プレス加工技術展2012」(主催=日本金属プレス工業協会)が4月18日から21日までの4日間、インテックス大阪で開催された。
 同展は東京と大阪で毎年交互に開催されるが、昨年の東京開催は震災の影響で中止となったため、今回の開催は2年ぶり。金型・金属プレスの最先端技術が集結する専門展示会として高い注目を集め、期間中4万5,075名が来場した。
 初日は午前10時の開場を前に開会式が行われ、上田勝弘日本金型工業会会長が「大阪でINTERMOLDを開催できますことを本当に嬉しく思います。昨年東京で開催する予定でしたが、3月11日の東日本大震災のために急遽中止といたしました。学生の金型グランプリは名古屋で秋に行われたメカトロテックジャパン2011で開催し学生の夢をかなえました。金型産業を中心とした業界は、非常に混迷の時期を迎えております。一昨日、昨日の二日間、FADMA(アジア金型工業会連合会)の総会が大阪で行われました。9カ国の代表が集まり、金型に共通する問題をいろいろディスカッションいたしました。その中で共通の問題として、若い人材を育成しなければならないということが重点項目でございました。これからは人材、知の勝負の時代であると私は考えております。若く有力な人を金型業界に引き入れて、新しいイノベーションを創造できる産業に育てていきたいと考えております」と挨拶。
 続いて晝田眞三日本金属プレス工業協会会長が挨拶し「新興国の追い上げは構造的な問題で、逃げられないものだと思っております。我々の会員の中にも厳しい局面を迎えられている会社もあろうかと思いますが、本日の機会を通して、新しいものを切り開いていただければと考えております」と述べた。
 立岩文夫テレビ大阪社長は「1年間のブランクがありましたが、この展示会、合わせて300余の企業並びに団体の方にご出展をいただき、無事開催する運びとなりました。御礼申し上げます。日本の経済を更に発展させていくためには、ものづくりというものがどうしても必要だろうと考えております。情報を発信し、ここに参集される皆様の勇気を奮い起こすことが、我々の使命の一つだと思っております。この展示会を成功させることによって、日本の製造業の再生、再発展、それから更なる日本経済の発展を願い、それがうまく実現することを願います」と挨拶した。
 各代表より祝辞が述べられた後、FADMAの代表も参加してテープカットが行われ開幕した。
 同展は金型やプレス関連事業者の出展をはじめ、工作機械やツーリング、切削工具、設計、測定、材料といった開発設計から製造現場まで専門的でありながらも関連する工程を一堂に集結させた展示会となっており、金型業界関係者はもちろん、自動車・家電・航空機・情報機器関連メーカーなどからの来場者も多かった。
 また、日本の製造業界において重要な存在となっている中国、韓国などアジア各国からも多数出展しており、会場には海外からのユーザーの姿も見られた。
 次回は2013年4月17日から20日まで東京ビッグサイトで開催の予定。

中山社長が社会人の心得を訓示
トラスコ中山 新入社員40名活躍誓う

 トラスコ中山(社長=中山哲也氏)は、4月6日午前11時30分より東京都港区の東京本社において「平成24年度新入社員入社式」を開催し、新人40名(男性15名・女性25名)の門出を祝った。
 新入社員は、前日までトラスコの社員としての研修を受け、この日の式に臨んだ。同社はこれまで約30年間、新入社員研修を奈良県生駒郡の信貴山で行ってきたが、今年から神奈川県箱根町に取得した研修施設「トラスコ・リゾート&スパ箱根」に会場を移して実施。これに伴い、入社式会場も大阪本社から東京本社へと変更された。
 式典では、新入社員が中山社長はじめ同社幹部、人事部員、来賓としての父兄が待つ会場に拍手で迎えられて入場。
 中山社長は祝辞で社会人の心得を披露した後、「本日、社会人としてスタートを切られました。時代の流れにおいて行かれないように、毎日社会人を楽しく生きていただき、一日も早く戦力になっていただければと思っております」と期待を込めた。
 新入社員一人ひとりから自分の名前の一文字を使った自己紹介があり、続いて先輩社員より歓迎の言葉が贈られた。
 新入社員を代表して名古屋市出身の中川理景氏(名古屋工業大学卒)が「本日は私たち新入社員のために厳粛なる入社式を催していただき誠にありがとうございます。今の気持ちをしっかりと胸に刻み一歩一歩、歩んでいきたいと思います。本日からは日本のモノづくりに貢献するプロツールカンパニー、トラスコ中山の社員として『備えなければ、憂いあり』、知力と実力を身に付け、どんな想定外の出来事にも立ち向かっていける社会人となれるよう、精進していきます。同期の絆を大切に、何があっても挫けない私たちを見ていてください。そして厳しく、時には温かく、ご指導の程よろしくお願いいたします。最後に平成二十四年度新入社員全員の誓いの言葉を申し上げます。『我々は企業活動を通じて社会に貢献することを使命とし、縁ある人々の幸せを実現する』」と謝辞を述べた。
 以上で入社式を終え、新入社員らは社会人としての一歩を踏み出した。
 中山社長祝辞【社会人の心得】
@社会人は楽しい♪
A仕事はスポーツと同じ、鍛えておかないと活躍できない
Bアテにされ、頼りにされると仕事は楽しい
Cホメられて、ヤル気になっている間はホンモノにはなれない
D考えるチカラを高めるには、「聞く前に考える」ことである
E発想の転換、常識的な発想では、平凡な結果しか生まれない
F環境や上司にモチベーションを左右されてはならない
G知識は有限、知恵は無限、知識と知恵の掛算で独創力を鍛えよ
H苦労ごと やがて血となり 肉となる
I世の中すべて自分次第、ふてくされていたら運も縁もチャンスも逃げてゆく
J思っているより主役となる日は早くやって来る

リモデル堅調・新築12%伸張
2期連続増収・3期連続増益
TOTO 2012年3月期連結決算

 TOTO(社長=張本邦雄氏・本社=北九州市小倉北区)が4月27日に発表した2012年3月期連結決算は、売上高では二期連続、営業利益・経常利益・純利益では三期連続での、増収・増益決算となった。売上高は、国内住設・海外住設事業ともに伸長し、前期比4.4%増の4,526億8,600万円となった。純利益は減損損失、事業再編費用及び震災損失等を特別損失として計上したものの、前期比81.2%増の92億7,000万円となった。
 国内住設事業では、年度初頭に、東日本大震災によって生産・供給の滞りや消費マインドの低下が生じたものの、第2四半期において早期に改善がなされた。新築売上げでは、集合住宅を中心に好調を維持し、前期比12%増と大幅に伸長した。一方、国内住設事業における売上高のおよそ七割を占めるリモデル売上げは、建設技能者不足に見舞われたものの、需要を堅調に取込み、前期水準を維持した。
 販売面においては、一昨年8月から発売されている商品に加えて、今年2月に発売されたウォッシュレット一体型便器や、システムバスルーム、洗面化粧台などの新商品の販売が好調に推移し、全商品別で増収となった。
 利益面では、営業利益が、前期比34.0%増の187億7,900万円となった。増益要因の一つは、新商品について、プラットフォーム化(基幹部品・設計の統一化)による原価低減を実現していることにある。加えて平成21年にスタートした長期経営計画「Vプラン2017」に基づいた、全社横断型のコスト削減への取組みが、利益押し上げに結びついた。
 海外住設事業は、前期比11.7%増の816億300万円の売上高を計上した。米州では、景気低迷の影響で中古住宅市場が回復せず、前期比6.1%の減収となったものの、中国、アジア・オセアニア、欧州では、二桁増と大きく伸長した。特に、中国市場では、前期比22%増と全体の業績を牽引した。営業利益は、米州での減収と、アジアの新規市場への継続投資により、前期比3.6%減の70億2,800万円となっている。
 中国では、金融引き締め政策による景気減速傾向はあるものの、同社が構築してきた高級ブランドとしての地位と事業基盤を積極的に活用し、内陸部の市場拡大や、大都市から周辺都市への成長市場の移行など、市場環境の変化に対応する販売戦略が奏功している。
 2013年3月期の連結業績見通しでは、国内住設事業では、市場拡大する中古流通住宅のリモデル戦略を強化することにより3%増、海外住設事業では、14%の増収計画を見込んでいる。売上高は前期比4.9%増の4,750億円、営業利益は、コスト削減を継続し、11.8%増の210億円、純利益は40.2%増の130億円と、リーマンショック以前の業績回復を見込んでいる。
* * *
 同日発表した中期経営計画では、2014年度に、売上高5,200億円、営業利益300億円を目指すという数値目標を掲げた。同社は、長期経営計画「Vプラン2017」の発表時から今期までに、Vプランの取組みが成功し、国内事業基盤の整備が完了したことを報告し、その上で、中期経営計画では、成長市場での事業確立、(海外、事業再編への)積極投資を掲げ、2012年〜2014年度を「改革の継続と加速」の時期と位置付けている。なお、海外投資については、同紙の取材に対し、インドやブラジルの販売網の整備、ロシアへの投資の構想があることを話した。

洗面化粧台の新シリーズ
『Vシリーズ』目標の195%達成
TOTO 発売4ヶ月の販売台数

 TOTOでは、洗面化粧台 新シリーズ『Vシリーズ』が、発売4ヶ月で目標販売台数の195%を達成した。
 昨年12月より販売している『Vシリーズ』は、使い勝手を向上させるために排水口を奥隅に寄せた「すべり台ボウル」を搭載した、購入しやすい価格帯の洗面化粧台である。
 購入した顧客の声からは、求めやすい価格はもちろん、「洗面ボウルが広い」「排水口の位置が良い」など、Vシリーズの特長である『すべり台ボウル』への評価が多く寄せられた。
 このほか、「シンプルで上品」「清潔感がある」「明るい感じがする」などのデザイン性への評価や「収納スペースが広い」といった、収納性の評価も寄せられている。
 商品の特長は次の通り。
・「すべり台ボウル」
 排水口を右奥隅に設けたので、ボウル内が広く使える。また、ボウル全体に水がいきわたり、排水口へ流れやすいデザインなので使い勝手もよくお掃除もラクにできる。シャワーヘッドは昇降式なのでホースを引き出してハンドシャワーとしても楽な姿勢でシャワー出来る。
・「奥ひろ収納 奥ひろし」
 排水管のカタチをシンプルにし、位置も奥にすることで、収納スペースが約一・五倍アップ(同社従来品比)
・「エコシングルシャンプー水栓」*オプション
 レバー中央部まで水が出る。水と湯の境に「カチッ」というクリック感を設けることで、従来品のように水だけ使うつもでも気づかずに給湯機が作動する、といったお湯のムダ使いを防ぐことができる。従来の水栓と比べ、CO2は年間24?削減、年間約1万6,000円得に(ガス代)。設定条件は4人家族で年間365日使用。
・「エコミラー(ヒーターレスくもり止めミラー)*オプション
 鏡にくもり止めコートをほどこしている。ヒーターを使わないので経済的で、消し忘れの心配もない。従来のヒーター付きと比べ、CO2は年間約6?削減、年間約300円得に(電気代)。設定条件は四人家族で年間三百六十五日使用。
・「扉カラー」
 扉カラーは、ホワイト、ペールピンク、グロスホワイト、ダークウッドの人気の四色を品揃えしている。
 【価格】
 12万8,000千円(税込み/組立費別途

切削液を伴う金属加工向け
マトリックスプレートMPLシリーズ
シュマルツ フリクションパッドで保持力増加

 真空機器専門メーカーのシュマルツ(横浜市都筑区)は、優れた精度の真空チャック「マトリックスプレートMPLシリーズ」を開発した。
 マトリックスプレートは、金属を加工する際の固定に最適な、高い保持力と優れた精度(高さ公差±0.02o)をもつ真空チャック。シーリングゴムで吸着範囲を設定することにより、自動車業界や航空業界等で使用される複雑な形状の金属部品加工にも対応する。
 同製品ではプレート上にフリクションパッドの付いたタイプを選択することが可能。フリクションパッドが付いたマトリックスプレートの場合、ワークとの間に生じる摩擦によって保持力が30%増加する。フリクションパッドは真空のオン/オフによって自動的に作動・停止が切り替わるため、事前の調整や設定も不要となっている。
 また、マトリックスプレートに最適な真空ユニットも併せて開発。真空ユニットVAGGは給油型真空ポンプと液体トラップが一体化しており、切削液の吸込みに対応している。特定の真空圧到達時に自動で吸込みの停止・再開が行われるエアセービング機能を搭載し、エア消費量を抑えることができる。CNCマシンのコントローラーと同期することによって、クランプ力が所定のレベルを下回った際に加工作業停止の信号を出す機能も付いており、安全に加工が行える。
【主な特長】
@摩擦・緩衝材の役割をし、より強い水平方向の力に対応したフリクションパッド搭載型をラインアップ。
Aフリクションパッドには油分やオゾンに耐性のある材質を使用し、切削液に対応。
B切削液の吸込みに対応し、エアセービング機能等を備えた真空ユニットも併せて発売。
C掴む・挟む等メカクランプ的な固定が難しいアプリケーションに最適。

切削ソリューションフェア2012
高精度加工・生産性向上を提案
ジーネット 来場者も多く連日盛況

 ジーネット名古屋支社の「切削ソリューションフェア2012 in名古屋」が3月22、23日の2日間、名古屋市熱田区の名古屋市工業研究所で開催され、会期中は多くの来場者で賑わい、商談も活発に行われた。
 テーマを“切削”に絞り込み、約30社のメーカーが出展。切削工具・ツーリングを中心とした機械加工周辺機器の展示を通じて、ユーザーに最新の高精度加工・生産性向上を提案した。
 初日は展示会のオープンを前に、大谷名古屋支社副支社長(当時・現支社長)が挨拶。展示会の趣旨に賛同した出展メーカーに対して礼を述べた後、「ようやく、この中部圏の浮上の兆しに、実感、手応えを感じています。先週、全く違うコンセプトで節電、環境の展示会を開催しました。こちらにも非常に多くのお客様に来ていただき、当日のコンプレッサーの受注も多くいただきました。当社は前年比16ポイントアップで来ていますが、この3月も出だしが良く、もう少し上振れをするのかと感じています。特に、当社のトピックスとしましては、今回、名古屋、三河、一宮、三重の4部署での合同開催ですが、本丸であります名古屋営業所が1月、2月と全国の部署で一番を連続して取りました。この3月も、3カ月連続を目指している状況です。3月単月でも、リーマンショック以降、大阪、東京の各支社を抑えて、今のところ名古屋支社が達成率ナンバーワンです。私は名古屋にまいりまして2年になりますが、ようやく来たという感じで期待をしています。先週の展示会は『見せる展示会』という意味合いが強かったのですが、今回の展示会は『売る展示会』としております。集客目標は300名。セミナーも今日と明日、予定しておりまして、ユーザー様、販売店様が多数おいでになる予定です。このような上昇機運の中、メーカー様におかれましてもしっかり製品のPRをしていただきたいと存じます。事務局も2日間、一生懸命頑張ります」と述べた。
 事務局の四営業所(名古屋・三河・一宮・三重)の所長が紹介され、展示会を開会した。
 会場には、切削での困り事や、より効率を上げたい、といった問題意識を持つユーザーが多く訪れ、最新のテクノロジーで開発された製品、職人が持つ長年のノウハウの蓄積から作られた製品などが問題解決に役立っていた。
 また、当時開催されたセミナー=22日「表面粗さの評価(その規格と実例)および微細形状評価について」(ミツトヨ)・23日「なるほどザ旋削加工」(住友電気工業)も好評であった。

森精機 長尺ワーク対応の
高剛性・高精度CNC旋盤
“NLX2500/1250”登場

 森精機製作所(社長=森雅彦氏、本社=名古屋市中村区名駅)は、大好評の高剛性・高精度CNC旋盤NLX2500シリーズの新たなラインアップとして長尺ワーク対応のNLX2500/1250の販売を開始した。
 NLX2500/1250は、最大加工長さ1,255mmの長尺ワークに対応するチャックサイズ10インチのCNC旋盤で、先にラインアップしているNLX2500/700より加工長さを550mm延長している。
 振動減衰性の高い全軸摺動面案内とベッド内にクーラントを循環させ熱変位を能動的にコントロールする技術、「機体クーラント循環」により高精度加工を実現。主軸や刃物台は、従来機に寄せられた要望をもとに改良を重ねることで、信頼性の高い設計とした。さらにローダや振れ止めなど豊富なオプションにより、シャフトワークの生産性向上に貢献する。

100%植物繊維のろ過フィルター
伊ロズマ社『green(グリーン)』
キャプテンインダストリーズ 工作機械用で初!

 世界各地から主に工業・産業用機械部品や各種ツールを輸入販売するキャプテンインダストリーズ(社長=渡辺敏氏、東京本社=東京都江戸川区)では、イタリア・ロズマ社の独自技術によって、工作機械用では初の100%天然植物繊維で作られたろ過フィルター「green(グリーン)」を、INTERMOLD2012(第23回金型加工技術展)で発表した。
 この製品は日本市場では初登場となり、工場から飛散・拡散する有害ガス等発生による社員の健康被害や周辺環境への被害防止が急務な企業へ販売を行っていく。
 特許取得済であるイタリア・ロズマ社「グリーン」フィルターは、100%自然界の植物繊維で作られたフィルター。その形状は、一定形状ではなく非対称の植物繊維からなる特殊構造のため、3Dフィルタリング効果によりろ過性能が向上し、工場内に飛散する有害なエアロゾル・蒸気・オイルミスト等による汚染された空気を高効率に捕集する。
 また、環境性能のひとつとして、そのまま廃棄が可能(ろ過される材質に依存)。さらに、従来品よりも長期間の使用に耐えるロングライフ性能を持ち、組込むろ過装置(イタリア・ロズマ社イカロス・ニュートンシリーズ)やその他コンポーネントの寿命も延ばす。
 キャプテンインダストリーズURL=http://www.capind.co.jp/

QC活動発表と表彰行う
SanQ フェスタ 2012
三機商事 次のステージへ躍進を目指す

 三機商事(社長=木島好規氏、本社=名古屋市熱田区白島2-8-24)は4月7日、名古屋市熱田区の名古屋国際会議場において、三機グループの社員らが参加するQC大会「SanQフェスタ2012」(第26回)を開催した。
 開催にあたり、木島社長は挨拶で「2011年を振り返ると、自動車業界は3月に発生した東日本大震災とそれによる電力供給不足や急激な円高の進行、更にはタイで大洪水が発生し次々と新たな困難に直面した一年でした。こうした状況を踏まえて今年のわが国の経済を展望すると、自動車産業の挽回生産や震災復興関連の需要の顕著化、アジア新興諸国の成長に伴う海外経済の高まりで、緩やかな改善の動きが続くと期待されています」と経済情勢に触れた上で、同社の概況について述べ、2011年度の業績が前年に比べ大幅増収となり、営業利益が3年ぶりの黒字になったと報告。2007年度比売上回復率では、震災の影響を直接受けて大きく落ち込んだ機器部以外は、目標を達成できたと話した。
 また、今年度について「構造改革三ヶ年計画最終年であります。その構造改革の柱【業務の更なる効率化、時代にあった商材の開発、既存客の深堀と新たな販路の開拓そしてアジア戦略強化】に対して、最終年も各数値目標達成に向け一人ひとりが残された課題に対して気を緩める事なくしっかりと実行に移してやりきって頂く事を切望するところです。そして全社員一丸となり次なるステージへ躍進できるよう頑張りましょう」と方針を示した。
 続いて、特機部、メカトロ部、機器部、総務部、サンキマシンの各部からプロジェクト報告が行われ、昼食をはさんで午後からは、メカトロ部、韓国支社の社員紹介、モノ蔵支援室の紹介があった後、QC発表が行われた。
 QC発表では、優秀提案2件の活動が発表された。・最優秀賞「ネット販売業務の作業効率UP!」(モノ蔵支援室・総務部)・「ルート巡回の効率化」(機器部B)。
 表彰に移り、永年勤続表彰では三機商事(30年5名、20年9名、10年4名)並びにグループ会社のサンキマシン(20年2名)の合計20名と、QC関連でQC効果例発表最優秀賞、改善提案優秀賞、最多改善提案賞のほか、売上総利益目標達成賞、営業利益最高賞の受賞者が表彰された。
 午後3時からはディべート討論会が開かれ、各部門で構成した四グループが2つのテーマ〈@円高は日本にとってプラスかマイナスかA消費税を上げるか否か〉で議論を闘わせた。三機商事では教育の一環として、相手を説得するための考え方・話し方をしっかりと覚え、交渉術として活用していくことを目指してここ数年、SanQフェスタで討論会が企画され、社員に積極的な参加を呼び掛けている。
 以上で全日程を終え、木島専務取締役の閉会の辞で午後4時半ごろ解散した。

エンドミル「MEW型」
フェースミル「MFWN型」
京セラ フライス工具の新製品

 京セラ(社長=久芳徹夫氏、本社=京都市伏見区竹田鳥羽殿町6)は、フライス工具の新製品として、低抵抗で鋭い切れ味と高い経済性を両立させたエンドミル「MEW型」、フェースミル「MFWN型」の2製品を開発し、発売した。
 フライス工具は、金属などの肩削りや表面削りなどの広範な切削加工に使用され、優れた高能率性と交換式チップ(刃)の高い耐久性、経済性が求められている。フライス工具のチップは、チップ両面に刃先を形成するネガティブ形チップ(以下、ネガチップ)と、チップ片面にのみ刃先を形成するポジティブ形チップ(以下、ポジチップ)に大別される。
 ネガチップは、刃先が両面仕様であることからチップ一個あたりの経済性が高い反面、刃先の角度を鋭角にしづらく切削抵抗が高くなりやすいため切れ味が劣る傾向にある。
 一方、ポジチップは、切削抵抗を低減するために刃先の角度を鋭角にしており、鋭い切れ味を実現するが、片面仕様のためチップの交換頻度が高く経済性に課題があった。
 ■新製品の特長
 「MEW型」、「MFWN型」は、経済性の高いネガチップでありながら、チップの形状を改良することで、切削抵抗が高くなりやすいというネガチップの課題を解決し、高能率加工と経済性向上の両立を可能とした。また、チップには同社独自の特殊ナノ積層コーティング「MEGACOAT NANO(メガコートナノ)」を採用しており、チップの長寿命化に貢献している。
@低抵抗で鋭い切れ味を実現した両面仕様のネガチップ
 エンドミル「MEW型」 新形状の四角形のチップは、独自のモールド設計により、刃先が鋭角にあたることで切削抵抗を低減し、ポジチップ並みの低抵抗を実現。鋭い切れ味による高能率加工と両面4コーナ仕様による高い経済性を両立する。また、新形状の刃先は、逆ポジ仕様(刃先の強度アップのために、厚みを増す特殊設計)にし、耐欠損性の向上を図っている。
 フェースミル「MFWN型」 新形状の六角形のチップは、刃先先端とチップ中心部の厚みに差を設けることでチップ自体に傾斜をつけており、加工物への接触時の衝撃を緩和する。また、刃先が鋭角にあたることで切削抵抗を低減し、鋭い切れ味を実現。高能率加工と両面6コーナ仕様による高い経済性を実現する。さらに、刃先先端の厚みを8.5mmの厚肉にすることで刃先強度を増し、耐欠損性の向上を図っている。
A特殊コーティング「MEGACOAT NANO」の採用で、チップの長寿命化に貢献
B低抵抗の実現により、ビビリを抑制し、良好な加工面を実現
C豊富なブレーカのラインアップで多様な加工に対応
 価格は、エンドミル「MEW型」ホルダ(46型番)2万6,300円〜7万2,500円(税込)・チップ(12型番)1,470円〜1,700円(税込)、フェースミル「MFWN型」ホルダ(42型番)3万8,200円〜23万3,500円(税込)・チップ(8型番)1,580円〜1,900円(税込)。

小型工作機械に最適な
フェースミルカッタ
Seco Double Octomill05

 セコ・ツールズ・ジャパン(社長=松田剛一氏、本社=東京都大田区南蒲田2-16-1)は、小型工作機械での使用で、強力なコスト削減とパフォーマンスをもたらすフェースミルカッタDouble Octomill05(ダブルオクトミル05)を紹介している。この高能率で経済的なフェースミルカッタの工具径は25〜125mm、最大切り込み3mmまでの加工で最適な能力を発揮する。
 Double Octomill05のチップ装着部には、強力な中心固定用ねじと、軸方向および径方向の支持面が設けられている。これにより、チップの固定が簡単に行えるとともに加工中の安定性が確保される。チップ装着部は、チップ両面を使用するため八度のネガとしているが、チップ切れ刃は、消費動力を最少とするよう、ポジのすくい角としている。
 Double Octomill05では、広範囲な材料にうまく対応するために、4つのチップ形状が用意されており、高い仕上げ面が要求される加工では、3.2mmの平坦部を持つワイパーチップにより、粗加工から仕上げ加工までを一回で行うことができる。
 すべてのDouble Octomill工具は、切れ刃当たりのコストを最少にする16もの切れ刃を使用することができる。また工具は、工具寿命と能力を最大限に引き出すようプリハードン鋼を特徴としている。

お別れの会に多数参列
内藤史朗氏
エヌティーツール前社長

 去る3月2日に満60歳で逝去したエヌティーツール(本社=愛知県高浜市)前社長、内藤史朗氏のお別れの会が4月7日午後2時より愛知県安城市の安城愛昇殿で開かれ、全国より関係者らが多数参列し故人との別れを惜しんだ。
 内藤祐治お別れの会実行委員長(エヌティーツール社長)が「故人は太く短い人生でありました。弊社の発展に多大な貢献をし、その一生を社業の発展に捧げてまいりました。今後、私どもは故人の遺志を受け継ぎ、全力を挙げて社業に尽力いたします。遺族並びに私どもに対しまして、故人と同様のご指導をいただきますようよろしくお願いいたします」と式辞を述べた。
 全員で黙祷した後、メモリアル映像の上映と献奏あり、故人の在りし日を偲んだ。
 来賓の井川正治ジェイテクト社長、友人の加藤昌之加藤歯科医院長より弔辞が述べられ、親族を代表して子息の内藤大介氏が「父、内藤史朗のお別れの会にお越しいただき、誠にありがとうございました。父の生前中は皆様に良くしていただきましたこと、本当に感謝いたしております。また本日はこれだけ大勢の皆様にお送りいただきまして、父もさぞかし感謝していることと思います。残る私たち遺族一同、亡くなってしまいました父の分まで、精一杯生きていく所存です。今後とも変わらぬお付き合いの程、よろしくお願い申し上げます」とお礼の言葉を述べた。
 その後、故人と最後の別れとなる献花の列が長く続いた。
 史朗氏は1951年、内藤家の長男として誕生。
 76年に日本大学理工学部を卒業後、父の後を継ぐために直ちにエヌティ―ツールに入社。社団法人中部産業連盟や米ALL AMERICAN社に出向後、79年にエヌティーツール商品化チームに配属、翌年からは製造部技術チームリーダーに。
 83年に取締役飯田工場長、88年に専務取締役、翌89年に37歳で代表取締役社長に就任。
 その後は、グローバル化を見据えて海外展開に尽力。昨年9月、独シュタインバイス財団より優れた技術移転プロジェクトに贈られるレーン賞を受賞した。
 昨年のタイの大洪水に際しては、現地法人が被災し、現地の雇用と技術力の低化を避けるために現地従業員を日本に呼び寄せ日本で就業させるなど、「常に社員と共に」の精神を実践していた。

包装・食品関連機械の総合展
「2012中部パック」盛況
4日間で6万3661名が来場

 包装・食品・物流機械・関連機器、包材、食材等の総合展「2012中部パック」(主催=中部包装食品機械工業会)が4月11日から14日までの4日間、『中部が奏でる食と包装のハーモニー♪』をテーマにポートメッセなごやで開催された。中部パックは昭和54年の初開催から、今回で18回目。会期中は6万3,661名が来場し賑わいをみせた。
 初日は開場前の午前9時45分よりポートメッセなごやの交流センターにてオープニングセレモニーが開かれ、国歌斉唱に続いて、梅森輝信2012中部パック実行委員長(ゼネラルパッカー社長)が開会を宣言。主催者代表によるテープカットで開幕した。
 また、同日午後6時からは名古屋市中村区の名鉄ニューグランドホテルを会場に主催者、出品メーカーらが参加してオープニングレセプションが行われ、主催者を代表して挨拶に臨んだ生田芳規中部包装食品機械工業会会長(フジキカイ社長)は「順調に開幕を迎えることができて感謝している。前回に比較し出品者は28社増え、商売の場としての士気も高まっている。最も大切な『お客様に来ていただく』ために、特別講演会はじめ興味をひく内容を企画した。経済情勢も明るい傾向にあるので、それをフォローに『出展して良かった、来場して良かった』、そんな展示会を皆でつくっていきたい。明日からの3日間も頑張っていきたい」と述べた。
 次いで梅森実行委員長より「第18回を数え、回を重ねるごとに充実度が増している。今回においても多くの来場、活発な商談を願いたい」との言葉と乾杯の発声で乾杯し、展示会の成功を祈念した。
 会期中、展示会場内には商社やユーザーの他、就職フェアに訪れる学生の姿も多く見られた。
 企業ブースでは食品機械の食品製造実演も行われ、パンやお菓子の甘い香りが会場を包み来場者は試食を楽しんだ。特別企画の「チューピープラザ 〜パックDEマルシェ〜」では手羽先やどら焼きなど有名なお菓子や特産品が販売され人気を博した。
 最終日の14日は一般の若い人にも業界をPRするためにSKE48のメンバーによるトークショーが行われ、従来にない企画で展示会を盛り上げた。

大崎会長はじめ役員留任
恒例の行事は継続予定
一宮機鋼組合 24年度通常総会を開催

 一宮機鋼組合(会長=大崎政雄氏・大崎機工社長)は4月14、15の両日、奥矢作峡・笹戸温泉「紫翠閣とうふや」(愛知県豊田市)において「平成24年度通常総会」を開催した。
 14日の午後1時前に組合員の油伝商店駐車場を出発。途中、名古屋市東区の徳川美術館で開催中の岡谷鋼機の特別展を見学して、午後3時半ごろ会場のとうふやに到着した。
 総会は木野幹事(豊田商会社長)の司会で進行され、冒頭、大崎会長が「本日はお忙しいところ、総会に全組合員のご出席をいただきましてありがとうございます。昨年度、色々な事業を幹事さんにやっていただきましたことに感謝いたします。今年度は、豊田商会様と一大鋼機様を幹事として、組合の活性化にご尽力いただきたいと存じます。私も平成16年から会長職を務めさせていただき、そろそろ交代時期かと思いますので、新しい指導者を迎えていただければと存じます。さて昨今の事情ですが、色々懸念材料はありますが、昨年よりは景気も少しは良くなるという感じがしております。皆様方の会社の益々のご発展を祈念申し上げます」と挨拶。
 議事に移り、平成23年度収支決算報告を石川平成23年度幹事(石川工具社長)が、同監査報告を坂倉副会長(コーワ精工販売会長)がそれぞれ行い、満場一致で承認された。
 役員改選では、大崎会長、坂倉副会長、片山副会長(片山機材専務)の留任を決定。次回改選期(平成26年度)には会長を交代する予定とした。
 続いて、共同購入年間ベスト3の油伝商店(1位)、豊田商会(2位)、大崎機工(3位)を表彰。
 引き続き平成24年度事業計画案について審議し、原案通り承認された。今年度の主な事業は次の通り。
▽献血 5月に油伝商店駐車場にて行う(一宮金物組合と合同)。
▽勉強会 5月18日にLED照明をテーマに開催する。
▽家族会 6月の日曜日に名鉄犬山ホテルで開催する。
▽忘年会 12月18日に開催する。
 来賓より祝辞が述べられ、総会を終了した。
 翌日は、愛知県豊田市の「愛知県緑化センター」で満開の桜と雪柳を観賞し、昼食後解散した。

5月25日の総会に向け最終準備
議案内容と担当を確認
愛鋲協 第10回定例理事役員会

 愛知鋲螺商協同組合(理事長=土方成一氏・金城螺子製作所社長)は4月18日午後6時よりウインクあいちの会議室において「平成23年度第10回定例理事役員会」を開催し、理事七名、監事二名が出席した。
 土方理事長の挨拶の後、理事長が議長となり直ちに議案の審議に入った。  
 ▼第1号議案=平成23年度会計決算報告及び監査報告に関する件
 会計の阿部副理事長(織田商店社長)が平成23年度決算報告書に基づき内容を説明。続いて佐野監事(佐野螺子工業社長)より監査報告が行われ、全員異議なく承認した。
 監査は、理事役員会前に同会議室で土方理事長はじめ当日出席理事立ち会いの下、監事の佐野氏、奥田氏(奥田商会社長)により実施された。
 ▼第2号議案=平成24年度会計予算(案)に関する件
 阿部副理事長が平成24年度予算案について説明。平成25年度に開催される、ねじ商連総会の当番組合に当たるために緊縮予算が組まれた。新年会について・会場をホテル以外にする・参加費を徴収することを検討、総会に諮る。福利厚生費では、ボウリング大会の参加賞追加を検討する。以上、予算案を承認した。
 ▼第3号議案=平成24年度第39期通常総会準備に関する件
 土方理事長より通常総会資料について説明があり、前年度を参考にしながら役割担当が指名された。全員異議なくこれを承認した。
 ▼第4号議案=平成24四年度組合員実態調査のまとめに関する件
 事務局より調査結果が報告され、全員了承した。
 ▼第5号議案=その他報告事項
 広報誌「愛鋲協」37号と新茶の共同購入の案内を4月11日に送付した。
 阿部副理事長より会計補佐を小倉理事(小倉商店社長)に依頼したいと申し出があり、全員了承した。
 次回理事会は、5月25日午後5時から名鉄ニューグランドホテルで、総会前に開催される。