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2011年(平成23年)9月
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2011年9月4日(日) 2429号
東海3県の金融経済動向
東海3県の景気は、なお厳しい状況にあるが、持ち直している。
日銀・名古屋 8月12日公表

 日本銀行名古屋支店が8月12日に公表した「東海3県の金融経済動向」は次のとおり。
概 況    
 東海3県の景気は、なお厳しい状況にあるが、持ち直している。
 すなわち、生産や輸出は震災後に大幅に減少したものの、供給面での制約が和らいでいることから、持ち直している。設備投資は製造業を中心に持ち直しているほか、個人消費も持ち直しつつある。住宅投資も低水準ながら一部に持ち直しの動きがみられる。雇用・所得情勢も、生産の持ち直しを受けて、改善の動きがみられつつある。一方、公共投資は減少基調にある。この間、消費者物価(除く生鮮食品)の前年比伸び率はゼロ%台半ばで推移している。
 先行きについては、不透明感が強まっている海外経済の情勢やそれに伴う為替・金融資本市場の動向とその影響について注視する必要がある。また、部品等の供給制約の解消状況や夏場の電力供給制約が当地の生産活動に及ぼす影響などについても引き続き注意深くみていく必要がある。
 金融面をみると、東海3県の金融機関(国内銀行+信金)の貸出は、震災の影響を背景に、法人向け貸出に動意がみられていることもあり、前年比伸び率がゼロ%台後半に上昇している。また、預金は、企業が手元資金を厚めに確保する動きや個人向け国債の償還資金の歩留まりなどから、前年比伸び率がプラス2%程度で推移している。
実体経済・物価
 【生産】震災後に大幅に減少したものの、供給面での制約が和らいでいることから、持ち直している。
 鉱工業生産をみると、自動車・同部品、鉄鋼は震災後に大幅に減少したものの、自動車・同部品は供給面での制約が和らいでいることから、持ち直しているほか、こうした動きを受け、鉄鋼も持ち直している。一般機械(工作機械等)は海外向けを中心に緩やかに増加している。一方、電子部品・デバイス、化学は弱めの動きとなっている。
 【輸出】震災後に大幅に減少したものの、供給面での制約が和らいでいることから、持ち直している。
 実質輸出をみると、自動車・同部品は震災後に大幅に減少したものの、供給面での制約が和らいでいることから、持ち直している。一般機械(工作機械等)は緩やかな増加基調にある。一方、電子部品・デバイスは弱めの動きとなっている。この間、化学は横ばい圏内の動きとなっている。
 仕向地別には、すべての地域向けで震災後に大幅に減少したものの、供給面での制約が和らいでいることから、持ち直している。
 【設備投資】製造業を中心に持ち直している。
 短観をみると、製造業では、引き続き能力増強投資には慎重なスタンスを維持する先が多いものの、震災等による後ずれ案件に加え、新製品対応投資や維持・更新投資等を積み増す動きがみられることから前年を大幅に上回る計画となっている。非製造業でも、インフラ関連が高水準の投資を続けることから引き続き前年を上回る計画となっている。
 先行指標をみると、非居住用建築着工床面積は引き続き弱めに推移しているものの、工作機械国内受注額は低水準ながら持ち直しの動きがみられる。
 【雇用・所得】生産の持ち直しを受けて、改善の動きがみられつつある。
 雇用情勢をみると、失業率は徐々に低下している。有効求人倍率は、生産の持ち直しを受けて上昇している。一方、雇用者所得は、常用労働者数の減少と震災による賃金の落ち込みから、弱めの動きが続いている。
 【個人消費】持ち直しつつある。
 各種売上指標をみると、百貨店売上高は持ち直しつつある。家電量販店売上高は、アナログ放送終了前の薄型テレビなどへの駆け込み需要から、大幅に増加している。乗用車販売台数、旅行取扱高も、震災の影響から大幅に落ち込んだ後、持ち直しつつある。一方、スーパー売上高は弱めの動きとなっている。
 なお、消費者心理関連指標は、震災の影響から弱含んでいたものの、足もとでは改善している。
 【住宅投資】低水準ながら一部に持ち直しの動きがみられる。
 新設住宅着工戸数をみると、分譲は、振れを伴いながら持ち直している。一方、持家、貸家は前年を下回っている。
 【公共投資】減少基調にある。
 発注の動きを示す公共工事請負金額は、減少基調にある。
 【物価】前年比伸び率がゼロ%台半ばで推移している。
 消費者物価(除く生鮮食品)の前年比伸び率は、高校授業料無償化の影響が剥落したほか、ガソリンや光熱・水道等で国際商品市況高を受けた値上げの動きがみられることなどから、ゼロ%台半ばで推移している。
金 融    
 【貸出】前年比伸び率がゼロ%台後半に上昇している。
 東海三県の金融機関(国内銀行+信金)の六月の貸出は、東日本大震災の影響を背景に、法人向け貸出に動意がみられていることもあり、前年比伸び率がゼロ%台後半に上昇している(末残前年比4月プラス0.1%→5月プラス0.5%→6月プラス0.8%)。
 【貸出約定平均金利】引き続き低下傾向にある。
 東海三県の地元銀行(九行)の六月の貸出約定平均金利(ストックベース・総合)は、一部貸出に動意がみられるものの、なお預貸ギャップは大きく、積極的な貸出姿勢に変化がないことから、引き続き低下している(4月1.559%→5月1.552%→6月1.542%)。
 【預金】前年比伸び率がプラス二%程度で推移している。
 東海三県の金融機関(国内銀行+信金)の六月の預金は、企業が手元資金を厚めに確保する動きや個人向け国債の償還資金の歩留まりなどから、前年比伸び率がプラス2%台半ばとなっている(末残前年比4月プラス2.6%→5月プラス1.9%→6月プラス2.4%)。

価格を10〜30%値上げ
超硬工具の一部製品について
三菱マテリアル 工具は10月21日受注分より

 三菱マテリアル(社長=矢尾宏氏)の加工事業カンパニー(プレジデント=村井俊一氏)は8月9日、超硬原材料の中間材であるAPT(パラタングステン酸アンモニウム)の国際価格高騰により、超硬工具の一部製品の価格改定を実施すると発表した。
 超硬工具の主要原材料であるタングステンは、世界的な需要増に加え、世界生産量の約80%を産出する中国からの供給不安により、タングステンの中間原料であるAPTの国際価格が2010年秋以降、再び高騰し始め、10年前の5倍、2年前の2倍に迫る勢いでこれまでの最高値を更新し続けており、今後も更なる高騰が懸念されている。
 同社は、これまで生産性の向上や業務改善等のコストダウンにより、コスト増加を吸収すべく原材料価格の高騰に対応してきたが、昨今のAPT高騰は同社の企業努力をはるかに超えた大変厳しい状況となっており、かかる状況下、引き続き高品質な製品を安定的に提供するため、次のとおり一部超硬工具製品の価格改定を実施する。
【価格改定の概要】
 1、製品別価格改定内容
@ソリッドドリル、ソリッドエンドミル=+10〜15%
Aその他超硬切削工具(インサートは除く)=+10〜15%
B超硬工具素材=+20〜30%
C耐摩工具、建設工具=+10〜30%
 2、実施時期
 切削工具については2011年10月21日国内販社受注分より。
 外販用素材については2011年8月以降受注分より。
 耐摩工具、建設工具については2011年10月以降準備整い次第、実施予定。

生産、出荷共に6四半期連続増
ロボット需要の上向き続く
マニピュレータロボット統計2011年4〜6月期生産・出荷実績

 日本ロボット工業会は8月11日、2011年4〜6月期のマニピュレータ、ロボット統計生産・出荷実績(会員ベース)を発表した。同会の月別統計調査を基に、同会正会員及び賛助会員対象企業46社の実績をまとめたもの。これによると、4〜6月期の生産額は前年同期の17.4%増となり、6四半期連続でプラス成長。また出荷額も、国内出荷額が同10.6%増、輸出額が同10.3%増となり、トータルでは同10.4%増と6四半期連続でプラスとなった。発表された概要は次の通り。
【受 注】
 11年4〜6月期の受注額は、前年同期比で6.1%増の1,418億円となり、7四半期連続でプラス成長となった。
【生 産】
 11年4〜6月期の生産額は、前年同期比で17.4%増の1,255億円となり、6四半期連続でプラス成長となった。
 ユーザ業種別に見ると、自動車産業はハイブリッド車や電気自動車へのシフトが進んでいること、電気機械産業では、情報通信機器の販売好調を受け、半導体関連市場の動きが活発であったことから、引き続きロボット需要が上向いた。
 海外市場で見ると、中国向けが中心となっており、その中でも溶接用が伸長している。また、欧米向けも全般で上向いている。
 なお、昨年10年の会員外も含めた生産額は、前年比で92.8%増の5,570億円となった。また、今年11年は昨年をさらに上回る見通しが高い。
【出 荷】
 11年4〜6月期の総出荷額は、前年同期比で10.4%増の1,237億円となり、6四半期連続でプラス成長となった。
 国内出荷額は、同10.6%増の279億円となり、5四半期連続でプラス成長となった。
 輸出額は、同10.3%増の958億円となり、6四半期連続でプラス成長となった。
◎国内出荷内訳
 自動車産業向けは、前年同期比40.9%増の73億円となり、4四半期連続でプラス成長となった。アーク溶接用、スポット溶接用がともに堅調に推移した。
 電子・電気機械産業向けは、同4.8%増の131億円となり、6四半期連続でプラス成長となった。情報通信機器の販売好調を受け、半導体(ウェハ搬送)用が伸長した。
◎輸出内訳
 溶接用は、前年同期比で71.9%増の177億円となり、6四半期連続でプラス成長となった。電子部品実装用は、同6.8%減の516億円となり、7四半期ぶりにマイナスに転じた。
 自動車向けの主要用途である溶接用では、アジア向けが依然好調。また、欧米向けも大きく伸長した。
 電子・電気機械向けの主要用途である電子部品実装用は、主要な需要先である中国向けのほか、欧州向けで伸び悩んだ。他の用途では、樹脂成形用や一般組立用、FPD用、半導体用が伸長している。これらの好調要因は、情報通信機器(携帯電話、スマートフォン、パソコン、タブレット型情報端末機など)の販売好調によるものとされる。

総受注高前年比33.6%増
3カ月連続の前年超え
日本産業機械工業会 6月の産業機械受注状況

 日本産業機械工業会がまとめた平成23年6月の産業機械受注状況によると、6月の総受注高は前年同月比33.6%増の5,196億6,100万円で、このうち内需は同24.9%増の3,300億8,300万円、外需は同51.9%増の1,895億7,800万円となった。
 内需のうち、製造業向けは前年同月比25.4%増、非製造業向けは同81.6%増、官公需向けは同44.5%減、代理店向けは同12.3%増であった。
 内需で増加した機種は、ボイラ・原動機(前年同月比80.2%増)、化学機械(同21.2%増)、タンク(同303.8%増)、プラスチック加工機械(同18.2%増)、圧縮機(同3.1%増)、送風機(同37.8%増)、運搬機械(同41.5%増)、変速機(同13.4%増)の8機種。減少した機種は、鉱山機械(同13.5%減)、ポンプ(同3.9%減)、金属加工機械(同40.6%減)、その他機械(同28.3%減)の4機種であった。
 一方、外需のうちプラントは13件あり、受注高は前年同月比405.0%増の881億9,600万円となった。
 外需で増加した機種は、化学機械(前年同月比13.8%増)、タンク(同461.3%増)、ポンプ(同90.2%増)、運搬機械(同8.1%増)、金属加工機械(同1911.4%増、約20倍)、その他機械(前年同月の受注金額がマイナスのため比率を計上できず)の6機種。減少した機種は、ボイラ・原動機(同65.2%減)、鉱山機械(同55.8%減)、プラスチック加工機械(同19.9%減)、圧縮機(同24.6%減)、送風機(同68.3%減)、変速機(同5.7%減)の6機種であった。
 機種別の動向をみると@ボイラ・原動機=電力の増加により前年同月比16.1%増A鉱山機械=窯業土石、外需の減少により同27.4%減B化学機械(冷凍機械を含む)=化学、旧一般機械、電力、外需の増加により同19.1%増Cタンク=石油・石炭、外需の増加により同411.1%増Dプラスチック加工機械=外需の減少により同4.9%減Eポンプ=外需の増加により同22.7%増F圧縮機=外需の減少により同12.4%減G送風機=外需の減少により同13.7%減H運搬機械=非鉄金属、情報通信の増加により同32.8%増I変速機=鉄鋼、旧一般機械、その他製造業の増加により同8.3%増J金属加工機械=外需の増加により同709.7%増となった。
※「旧一般機械」は、平成23年3月までの旧分類での「一般機械」+「精密機械」であり、新分類の「はん用・生産用機械」+「業務用機械」に対応する。

ホームページから
製品図面のダウンロード
オンダ製作所 サービスを開始

 配管資材の総合メーカーオンダ製作所(社長=恩田由紀氏、本社=岐阜県関市)は、同社ホームページより製品図面のダウンロードを8月8日から開始した.
 ダウンロードできるのは、現在ダブルロックジョイント関連であり、随時他の製品図面もアップロードされる。掲載点数は4,800点を予定している。
 顧客から同社へ、役所などへの書類提出の為に図面の出図依頼がある際、少しでもレスポンス良く対応するする為に、CAD図面データダウンロードに続き、製品図面のダウンロードを開始した。
 ホームページトップ画面にある「CAD・図面データダウンロード」から行える。

全社員がチームとして結束を
4期ぶりに増収増益
オータケ 第37回従業員組合総会

 管工機材の総合商社オータケ(社長=吉川富雄氏、本社=名古屋市中村区名駅3-9-11)は、8月5日午後6時30分より名古屋市西区牛島町のレセプションハウス名古屋逓信会館において、第37回(平成23年度)従業員組合総会と納涼会を開催した。来賓として納涼会に出席した吉川社長は、同社の第59期決算概要を報告したうえで、今期は営業マンのスキルアップと業務改善に力を入れたいと語った。
 総会では@執行委員の改選並びに支店・営業所の執行委員の報告A第36期決算報告B組合活動報告等が原案通り承認された。
 納涼会は来賓を交えて別室で行われ、冒頭、加藤従業員組合委員長が「皆様、お疲れ様でございます。組合の委員長、3期目を務めさせていただくこととなりました。本日は昨年に続いて本社から遠い場所での開催となりましたが、暑い中、たくさんご出席いただきましてありがとうございます。先程、6階の菊の間において、第37回の従業員組合総会を無事終了することができました。皆様のお陰で無事に37期を迎えることができました。ここにご報告をさせていただきます。厳しい中に我々はいますが、組合として少し足りなかったと思うところがありました。この場所にいる皆さんの近くを見ると、喋りやすい方が近くにいると思いますが、2人、3人という小さなグループの和を強くして意見交換をしてもらって、悩み事、相談事を話していただきたいと存じます。その悩み事を、一歩踏み込んで、組合の執行委員に相談していただいたりして、組合として会社に色々と相談事をしていきたい。その様な力を貸してください、と先程の総会で述べさせていただきました。この点で組合としてなかなか力を出せなかったと反省をし、申し訳なかったと思っております。私は3期を目途に委員長をやらせていただくと申しておりました。今年が3期目となり、今回も少し改選をいただき、新しいメンバーで37期に臨むこととなりました。皆様のお力添えをいただきたいと存じます」と総会の報告を含めて挨拶。
 来賓を代表して吉川社長が「37回従業員組合総会を無事終えられまして、本当におめでとうございます。7月の初旬から大分暑くなってまいりました。今月もこれからますます暑くなると存じますので、くれぐれもお体に気を付けてやっていただきたいと思います。さて先月7月の13日に、私どもの第59期(平成22年6月1日〜23年5月31日)決算を発表させていただきました。売上高は217億7,600万円(前期比10.1%増)、経常利益が4億8,000万円(同47.2%増)、当期純利益が2億2,000万円(同33.7%増)という状況になっております。私が就任して4年になりますが、3期連続の減収減益で、やっと4期目に増収増益となりました。これも皆様の努力の賜物と感謝しております。今年ちょうど60期目に入っております。私どもの会社も、昭和21年7月に創業者の大嶽誠一が商売を始め、昭和27年5月に株式会社として設立。私で4代目の社長となります。企業は創業して5年間で5割が無くなり、10年過ぎると8割が無くなるというのが通説でございまして、それをこの四年間で身に沁みて味わいました。企業は生き物であると思っております。ただ、やればできるということも一方では感じました。これは私だけの問題ではなくて、社員の皆様が力を合わせて組織として、チームとして結束をしていくことが大事であろうと思っております。今年は二つのことを会社としてやっていきたい。一つは、研修を通じた営業マンのスキルアップ。企業は脱皮しながらマーケットに合わせていく。これが企業のあり方です。我々が若い頃には想像にも及ばなかったことが、現実に起きている。大企業が安閑としていられる状況ではない。マーケットはグローバル化しているわけですから、その中で、どの様に生き抜いていくのか、絶えず変化が求められる。またそうしていかなければいけない。脱皮しながらマーケットに合わせていくという、努力を怠らないようにしていくことが必要です。もう一つは、業務改善を行っていきたい。トータル的な効率化をベースにして、企業の集中力、団結力が大切ではないかと考えております。社員の総力が企業を支える。このことは、この四年間で非常に強く感じるところです。個人個人が社会に対して貢献できる、その様な人間に作り込むことも企業の責任であると強く思っております。どうかご理解いただき、さらに新しい会社の一年という思いで、互いが結束して企業の発展、また個人の幸せのために頑張りたいと思っております。よろしくお願いいたします」と挨拶した。
 澤藤副委員長が音頭をとって一同で乾杯、懇親の場に移った。
 途中、転勤者と新入社員の紹介や、村井営業本部長より「皆さんで助け合いながら一つの目標に向かっていく姿勢が大切です。これを示しながら活気のある明るい組織を作っていきたい」「厳しい環境の中で、我々まだまだやることはたくさんあります。皆で力を合わせてチームワークを持って、乗り切っていきたい」と決意を込めた挨拶があった。
 和やかに歓談する中、昨年よりパワーアップしたビンゴ大会で盛り上がり連日の猛暑に疲れ気味の気分をリフレッシュし、石田書記長の中締めでお開きとした。 

スーッと伸びて、からまない
ハイフラット・ハイスリム
TOPゴム製セーフティコード発売

 作業工具の総合メーカー、トップ工業(社長=渡辺一郎氏、本社=新潟県三条市塚野目2190-5)は、工具の落下を防止するゴム製セーフティコード(1kg対応)「Hiflat(ハイフラット)・Hislim(ハイスリム)」を発売した。
 従来の布製コードは使用時に十分な長さを確保するために自然長が長く、収納時に突起物に引っ掛ったり、邪魔になったりして非常に危険だった。布製のからまない使いやすさと安全性を重視した、トップオリジナルの「ハイフラット・ハイスリム」は太いナスカンを用い、接続部は金属ワッシャーを使用して、十分な強度を実現している。
 主な特長は次の通り。
●スーッと伸びて、からまない。
 作業性がよく、収納時に邪魔にならない長さを追求した結果、理想の伸長率2.4倍にたどりついた(自然長約550mm、最大伸長約1,300mm)。
●安心の日本製
 高品質で安全性、安心感が違う。
●強靭なパーツ、摩耗・紫外線に強い被覆素材
 落下時の衝撃3分の1(同社ウレタンコード比)。伸縮性のよいゴムを、摩耗・紫外線に強いポリエステル繊維で覆った。特殊な織り方で織ってあり、ゴムの伸縮性を妨げない。
 ハイフラットはコード幅16mmのフラットタイプ、ハイスリムはコード径4mmのスリムタイプ。カラーはそれぞれ青と黒の2色を用意している。
 標準価格はいずれも一本2,220円(税込2,331円)。

MECT2011 展示企画
CFRPの加工実演や
「はやぶさ」カプセル模型展示など
見どころ盛りだくさん

 今月の29日から四日間、ポートメッセなごやで開催される「メカトロテックジャパン2011」は、365社・団体の出展を得て盛大に行われる。各社の製品展示のほかに、主催者による展示企画や同時開催イベントも充実。その内容が公表された。
展示企画
 展示企画は「未来へつなぐ、ものづくりNEXT」をコンセプトに、一号館コンセプトゾーンでCFRP(炭素繊維複合材料)の加工実演や「はやぶさ」搭載カプセル模型を展示するほか、1・2号館特設会場では被災地復興支援の一環として、特大写真パネル展「がんばろう!東北」を開催する。
中小でもできる!CFRP加工
 米ボーイング787をはじめとする航空機には多くのCFRPが使用される。自動車業界でも燃費向上、軽量化へ向け注目の素材だ。そのCFRPをより手軽に加工したい。切削、成形、切断、放電の4つの加工法でアプローチ。大掛かりな設備投資や難しい技術を使わない、「中小でもできる加工法」を展示する。
 また、会場ではセミナーステージを併設。技術解説セミナーを開催する。
@「切削」 最新ダイヤモンド工具を使った加工実演
 最新のダイヤモンド工具(オーエスジー提供)で約1.5cmの厚板を加工する。会場内に牧野フライス製作所の立形マシニングセンタ「V33i」を持ち込み、iPhone4のケースを削り出す。硬くて工具消耗の激しいCFRPをバリバリ削るところを来場者に披露する。削ったiPhoneケースは来場者に配布する予定。
A「成形」 熱成形プレスを使った加工実演
 今後、自動車の新素材として広がりが期待される熱可塑性CFRP(通称CFRTP)を使ったプレス成型を会場内で実演。最新鋭の加工で、門外不出の技術を披露する。三起精工(栃木県足利市)のCFRP専用プレスで、ヘルメット形状のワークを成形する。熱可塑性の材料を使い、他では類を見ない約10cmの深絞り成形に挑戦する。使用する金型は、自動車のドアやインパネの金型製作で知られるKTX(旧江南特殊産業、愛知県江南市)が製作する。
 現在のCFRP成形は、オートクレーブ(耐圧性の鋼鉄窯)内でCFRPを焼き固める方法が主流。その場合、オートクレーブに加え、プリプレグと呼ばれるCFRPを半凝固させた状態を保つための大型の冷凍庫が必要になるなど、設備投資費用が高額になる問題点を抱えていた。今回のプレス成形法ならば設備投資費を抑制でき、熱可塑性CFRPを使用するため、冷凍保存の必要もない。量産化が可能になり、コストダウンが認められれば自動車業界での採用が進む可能性がある。
B「切断」 ウォータージェット加工機を使った加工実演
 スギノマシンのウォータージェット加工機を使用し、加工する。スギノマシンのウォータージェットテクノロジーをコンパクトパッケージに凝縮。機械本体に制御装置、超高圧ポンプ、アブレシブ供給装置などを内蔵、コンパクトな機械で力強い加工ができる。
C「放電」 放電加工機を使った加工実演
 これまで放電では切れないと言われてきたCFRPを、条件の設定を工夫することで可能に。名古屋工業大学、中村隆副学長の研究。放電加工機は三菱電機製を使う。ワークサンプル、型彫りでの技術も展示する。
 「はやぶさ」カプセル&噴射ノズル展示
 2010年6月13日に無事地球に帰還した小惑星探査機「はやぶさ」。その搭載カプセルの実物大模型と、打ち上げに使われた固体ロケット「M-V」(ミューファイブ)のロケット噴射ノズルを展示する。噴射ノズルはC&C(カーボン&カーボン)製で、3,000℃の熱に耐える複合材。宇宙産業の複合材技術の最先端をMECT会場で紹介する。
「がんばろう!東北」被災地の今は…特大写真パネル展
 東日本大震災で被災した企業や、工作機械ユーザーらものづくり仲間を畳一畳ほどの特大写真パネルで展示、紹介する。津波被害が甚大だった岩手・宮城・福島の海岸べりは、がれき処理など復旧は急ピッチで進んでいる。産業は自動車関連が予想以上のスピードで動く。MECT開催の頃はV字回復を実感できるかもしれない。連動企画として特別セミナー「大震災とものづくり」(イベント館、9月30日)も開催する。
同時開催イベント
「工作機械トップセミナー

 10月1日学生向けセミナープログラム、〈会場〉交流センター3階会議ホール、〈主催〉日本工作機械工業会
 製造業の中核を担う工作機械の重要性や、工作機械に用いられる様々な先端技術、そして工作機械業界で働くことの面白さを、多彩な講師が学生に紹介する。また、工作機械の研究に携わる大学の研究者、第一線で活躍している工作機械メーカ技術者も交えての懇親パーティも開催。同会会員企業の人事担当者等がPRコーナーを設ける(予定)。
「学生金型グランプリ」
 9月29日〜10月2日、〈場所〉1号館、〈主催〉日本金型工業会
 日本、中国の大学において金型製作について学ぶ大学生や大学院生が同じテーマ(出題)にもとづいて金型製作を行い、その成果を展示会で発表することによって、金型産業の重要性、金型づくりのおもしろさの認識を国際的に高めるとともに、本グランプリ参加の大学生と大学院生の金型製作技術の向上を目指す。
▽参加大学=〔日本〕岩手大学、九州工業大学、岐阜大学、職業能力開発総合大学校東京校、大分県立工科短期大学、〔中国〕大連工業大学、大連大学、大連市軽工業学校
▽課題=プレス用金型部門「コーヒースプーン」、プラスチック用金型部門「SDカードケース」
※9月30日に発表会を開催。

節水で4割強が夫婦の絆を強め
約3割が節水を開始・強化
リクシル 東日本大震災と節水に関する意識と実態調査より

【調査概要】
・調査名=東日本大震災と節水に関する意識と実態調査
・調査方法=Webモニターによるアンケート調査
・調査対象者=配偶者と同居している全国の20〜60代の男女
・調査実施期間=2011年7月20日(水)〜21日(木)
・回収サンプル数=1,550サンプル(男性七775人、女性775人)
・調査機関=マクロミル
*   *   *
@東日本大震災後の節水状況と夫婦の絆
・約三割が、東日本大震災後に節水を開始・強化
・節水の理由〜「水道代を節約する」がトップ、60代は「水は大切な資源」
・節水派の約三割の配偶者が、震災後に節水を開始・強化
・節水を開始・強化した人たちの四割強が、「夫婦の絆が強まった」
・節水派のほとんどが、この夏以降も「節水を継続する!」
A節水場所と節水方法〜あれこれ
・節水する場所のトップは「風呂」、「トイレ」は最下位
・トイレでの節水は、「大小レバーの使い分け」と「2度流しをしない」
B暑さをしのぐための水の使い方の工夫
・暑さをしのぐために、4割強が水の使い方を工夫している
 「家庭で使用する水の多い場所」
 人は、朝起きてから夜寝るまで、家庭やオフィスなどのさまざまなシーンで水を使う。洗顔・手洗い・炊事・洗濯・風呂・掃除・トイレなど。これに飲み水を等を含めると、一日で非常に多い水の量を消費している。上のグラフのように、一般家庭における水の用途を見てみると、ほとんどが洗浄目的。なかでもトイレが一番多く、約28%を占めている。レバーを引けば一定量の水が流れるトイレは節水することが難しいとされている。

つぶやき草子@
「国益とは」
イトウ社長伊藤辰之氏

 この夏は、日本国民全体が節電モードとなった。「もったいない」の原産国日本にとっては本領発揮でとても良い。しかし一方で日本の産業界が騒がしい。
 脱原発で、自然エネルギーに電力を依存していくのは、こんな事が有った後では、至極当然。ただ、原発から自然エネルギーにシフトすれば、電気料金が大幅に高くなるそうだ。そこで産業界が騒がしくなった、曰く「電気料金がそんなに高くなったら日本ではやって行けない、工場を海外に移転するしかない」と主張。
 日本を代表する企業が電気代ごとくであっさりと国をお捨てになるとおっしゃる。
 そこには国益を担う気持ちは微塵もない。地震や津波の大きな被害に遭った人たちと比べたら、電気代の値上がりなんぞ、どれほどのものだろう?日本の代表企業なら自分の企業の利益だけでなく、日本の国益に則った行動を取れないものかと思う。被災者はもっと大きな犠牲を払っているではないのか。
 ついに円が75円台をつけた。外需に依存している国家にも企業にもこちらの方が電気料金よりもっと高くつくのでは。世界は米国・ユーロ圏・日本・新興国それに中国を交えた金融戦争の様相を呈している。日本以外の国が金融緩和でどんどんお札を刷り、インフレ誘導&通貨安に成功。日本は誰かに手足を縛られ、金融緩和もできずデフレと通貨高一直線。現日銀総裁の意志の弱そうな顔つきを見ていると、金融暴力国家米国の格好のカモとなっているように思う。
 いつまでもお人好しで自己主張もしないでいると、米国や中国に日本の国益はしゃぶり尽くされてしまう。政治も目先の景気回復だけではなく、世界に向けて国益を主張し、真の独立を勝ち取る事を争点に、新しいリーダーを決めるべきではないかと思う。
「つぶやき草子」コーナー開設!
 このコーナーでは、機械金属業界の方々に、自由につぶやいていただくことで形式にとらわれず本音を礫(つぶて)のように業界の皆様に投げかけていただく趣旨で始めました。ご投稿お待ちしております。
*草子=書き散らしたままの原稿

節電対策商品の展示・販売
「Eco Motion フェア」
トラスコ中山 西日本にも拡大して実施

 機械工具卸商社のトラスコ中山(社長=中山哲也氏、大阪本社=大阪市西区)は、東日本で実施していた、節電対策を応援する「Eco Motion フェア」の実施エリアを拡大した。西日本でも電力不足が懸念されている中、同フェアを通して節電対策を応援する。
 フェアでは、販売店・ユーザーを招いて、節電対策商品の商品説明会や、商品展示・提案を行う。参加者にとっては、節電対策の役に立つ情報交換の場、また商品を知る場となっている。
【フェアの概要】
▼内容=仕入先による節電対策商品説明、節電対策商品の展示・販売
▼日程=8月1日〜10月29日
▼各会場実施日=8月26日・プラネット神戸(兵庫県神戸市中央区港島中町1-3-5)、9月1、2日・プラネット滋賀(滋賀県蒲生郡竜王町小口1140-3)、その他でも期間中に順次開催される予定
▼仕入先=BYD、パワーコム、アイリスオーヤマ、シロキ、アネスト岩田、本田技研工業、スイデン、ナカトミ、いけうち、カスタム、ハタヤリミテッド、住友スリーエム(会場により異なる)
▼主な展示・販売商品=蓄電池(BYD・パワーコム)、LED照明(アイリスオーヤマ・ハタヤリミテッド)、工場扇(TRUSCO)、遮熱塗料(シロキ)、発電機(ナカトミ・ホンダ)、省エネコンプレッサー(アネスト岩田)、エコキーパー(カスタム)、霧扇風機(いけうち)

新中国工場建設
ヤマザキマザック国内で2ヶ所目

 ヤマザキマザック(社長=山崎智久氏・本社=愛知県大口町)は、中国大連市に中国国内で2ケ所目の生産工場となる「山崎馬札克机床(遼寧)有限公司」(以下「新工場」と記述)を建設することを決めた。詳細については今後順次決定していく予定。
 新工場は、同社10ケ所目の生産拠点となり、中国では2000年に稼動した中国寧夏回族自治区銀川市の生産工場「寧夏小巨人机床有限公司」(以下「小巨人工場」に続き二ケ所目となる。
 新工場建設の狙いは、@今後さらに拡大する中国での需要に対応するため、既存の小巨人工場に加えて新工場を建設し製品レンジを拡大する。 A製品の他に同社の全世界工場で使用する加工部品やユニットを集中生産や部品の集中調達を行い、コストダウンを図る。 B中国全土にスペアーパーツを供給する「統合パーツセンター」や中国既納人機の「主軸修理部門」も設け、顧客満足度をさらに向上させる。
なお、既存の小巨人工場は、来年に向けて工場増設により一層の増産体制を整え、中国市場の拡大需要に迅速に対応していく。
【新中国工場の機能と特徴】
 中国の新工場では、「工作機械の生産」、「部品およびユニットの生産一調達」、中国全土のスペアーパーツを統合管理する「統合パーツセンター」、さらには中国納人機の「主軸修理部門」を設ける。
●工作機械を生産し、国内で販売
●当社全世界工場向けの部品やユニットの集中生産および集中調達
●中国全土のスペアーパーツを統合管理する「統合パーツセンター
●マシンのダウンタイムを最小限にする「主軸修理部門

野田美智子さん
ノダキ社長義母

 ノダキ(社長=野田道典氏、本社=名古屋市西区名駅3-10-26)社長の義母野田美智子さんが、予てより病気療養中のところ、薬石効なく8月3日に逝去された。享年81歳。
 通夜が8月4日午後7時、葬儀・告別式が翌5日午後1時より、いちやなぎ中央斎場(名古屋市千種区)において、野田道典氏が喪主を務めしめやかに営まれた。
 故人の死を悼み、各方面から大勢の人が参列した。

大型立形マシニングセンタ
“NVX7000”登場!
森精機 難削材加工対応、高剛性

 森精機製作所(社長=森雅彦氏、本社=名古屋市中村区名駅2-35-16)は、「Xクラス」の立形マシニングセンタNVXシリーズの新たなラインアップ、高精度立形マシニングセンタNVX7000を8月23日より販売開始した。
 NVX7000はNVXシリーズ待望の大型立形マシニングセンタ。テーブルサイズ1,700mm×760mm、Y軸移動量760mmのNVX7000を市場へ投入し、ラインアップを拡充する。同機を@高精度A高剛性B高速C信頼性D豊富な仕様EMAPPSW+ESPRITF安全規格の観点から紹介する。
@高精度
 ボールねじの軸心冷却を標準採用し、さらにZ軸送り箱の冷却を行う事で、高精度加工を可能にしている。加工精度は従来機より70%アップした真円度1.9μmを実現。
 さらに高精度な加工を求めるユーザーには、「多系統高精度オイルコントローラ」をオプションで用意している。機械上の複数の熱源に対して、個別に最適な温度の冷却オイルを流すことで、理想的な熱変位抑制を行う。
A高剛性
 切削加重を常に受けるY軸中央の摺動面を従来機比2.4倍に拡げ、さらに剛性を高めている。加えて主軸軸受内径はクラス最大のφ120mm(高トルク仕様のとき)。その結果、重切削能力が20%向上している。重切削加工から高精度加工まで、あらゆる加工を行うのに十分な剛性を持っている。
B高速
 Z軸方向の微細な送りを繰り返す金型加工など、様々なシチュエーションで使われることを想定し、早送り速度と加減速のバランスを考慮している。その結果、Z軸加速度を従来機に比べ二倍にアップすることで、より高速な送りを実現、サイクルタイムを短縮する。
C信頼性
 NVX7000の主軸は、高圧クーラントの多用を考慮してラビリンス構造を高度化、主軸内にクーラントが浸入しない構造としている。チップコンベヤは万能機外チップコンベヤを標準オプションで準備した。短い切りくずから長い切りくずまで、種類を選ばず確実に機外へ搬出する。切りくずに起因する様々なトラブルを削減する信頼性の高いチップコンベヤである。
D豊富な仕様
 四〇番テーパ仕様には主軸回転速度20,000min−1の高速仕様の主軸を、50番テーパ仕様には高速仕様に加えて、高トルク仕様の主軸を用意しており、ユーザーのニーズに合わせた主軸を選べる。また森精機製のロータリテーブル、DDRT(ダイレクトドライブ方式ロータリテーブル)シリーズが搭載可能。付加一軸仕様のDDRT、または付加2軸仕様の5AX-DDRTを搭載することで、同時4軸、5軸制御を必要とする複雑形状ワークの加工も可能となる。
EMAPPSW+ESPRIT
 操作パネルには新型高性能オペレーティングシステム「MAPPSW」を搭載している。対話型自動プログラミング機能に加えて、CAMソフトウェア「ESPRIT」のライセンス付属の仕様も用意している。機械とネットワーク接続されたパソコンで難易度の高い加工プログラムの作成が可能。
 また機械の遠隔保守や稼働状況の確認が可能なMORI-NETを標準装備している。
F安全規格
 IEC規格、UL規格、JIS規格など全世界各地域の安全規格に対応している。
 真空機器専門メーカーのシュマルツ(横浜市都筑区)は、搬送対象ワークに最適なハンドを容易に構築できるモジュール式ロボットハンド「エンドエフェクタ VEEシリーズ」を開発した。

高速搬送に最適な超軽量
モジュール式ロボットハンド
シュマルツ エンドエフェクVEEシリーズ発売

 エンドエフェクタVEEは軽量型のモジュール式ロボットハンドで、吸着パッドの種類・個数・配置を自在に組み合わせることができるので、パウチやフォイル、段ボール等ワークの材質やサイズに合った様々なハンドの構築が可能。ハンドの組立には機械による追加工が不要で、迅速かつ容易に組み立てることができ、立上げ時間および製造コストを抑える。軽量・コンパクトでロボットの負担にならず、高速搬送のアプリケーションに最適な製品である。
 真空エアの接続は垂直方向および水平方向から選択可能。ロボットへの取付けに便利なロボットフランジも4タイプから選択し追加することができる。
 基幹となるパーツには耐熱性・耐薬品性に優れFDA(米国食品医薬品局)承認材質であるポリスルホン(polysulfone:PSU)を採用しており、食品の搬送にも最適。圧力0.3MPaかつ134℃以上の環境下で使用できるため、蒸気滅菌を伴うアプリケーションにも使用することが可能となっている。
【主な特長】
@パッドの種類・個数・配置を自在に組み合わせることができ、ワークに最適なロボットハンドを構築可能。
A機械による追加工が不要で迅速・容易に組み立てることができ、製造時間も短縮。
B軽量なため、高速での吸着搬送に最適。
CFDAおよび蒸気滅菌環境に対応しており、食品業界での使用も可能。

イグス ポリマーベアリング
摩擦と摩耗に打ち勝つ
35種類の樹脂素材は無潤滑 

 ポリマーベアリングメーカーのイグス(本社=ドイツ・ケルン市、日本法人=東京都墨田区錦糸1-2-1、TEL03-5819-2030)は、摩擦論とプラスチックまたはポリマーとの融合に注目し続けて25年間、その素材の研究に取り組んできた。
 一般的な摩擦論というと、油を中心とした考えだが、イグスは、固形潤滑剤を樹脂の中に入れることで油を使わずに滑らせる独自の研究開発を進めている。同社の社内造語として「triboplastics(摩擦プラスチック)」という言葉も存在する。ギリシャ語で“摩擦”を意味するtribology(摩擦論)というセオリーと高性能プラスチックが出会うことで、無限ともいえる探求が可能だとしている。
 高性能なポリマーを作り出すために、イグスは、年間8,000種類以上の試験を行っており、耐久性および摩擦、摩耗具合を試している。このような試験を25年間続けることで、膨大なテストデータが蓄積された。
 それをもとに開発されたベアリング材質「イグリデュール」は年々増え、今では35種類がカタログに並ぶ。
 全種類に共通しているのは、無潤滑かつメンテナンスフリーであることと、基本構造は同じであることの2点だ。
 潤滑剤を含有
 「イグリデュール」ベアリングは、厳選された熱可塑プラスチック素材をベースに射出成形で作っている。強化繊維を混ぜ合わせることで圧縮強度を保ち、固形潤滑剤で耐摩耗性を備えたものとなっている。この固形潤滑剤がシャフトとベアリングが接する部分で機能するため、無潤滑でも摩耗することなく使用できる。
 客の声が研究開発の元に
 イグリデュール材質の種類が年々増えている背景には、客からの要望がある。もっと高温の環境でも使用できるものを…、耐摩耗性をもっと高めたものを…、そういった声が同社の研究開発を引っ張っている。
 オールラウンドで使える経済的なタイプからFDAの認定を受けているタイプや、高温対応、水中で使えるタイプなど、豊富な種類を取り揃えている「イグリデュール」。それは、直動ガイドの「ドライリン」や球面ベアリングの「イグボール」にも使用されており、いずれも無潤滑で耐塵、耐高温、耐薬品などの性質を備えたものがある。また、カスタマイズした素材で作ることも可能。
 金属ブッシュの代替として
 無潤滑・メンテナンスフリーで使用できる樹脂製スライドベアリング「イグリデュール」は、潤滑油やグリースを必要とする金属製ブッシュの置き換えとしても多く導入されている。
 油を使わないことでコストダウンおよび環境配慮につながり、かつ機械の安全性を保つことができるという点が評価につながっている。
 最適なものを案内
 豊富な「イグリデュール」の中からどうやって条件に見合ったものを探すことができるのか。
 ホームページやカタログで比較することもできるが、何より便利なのはオンラインツールだ。
www.igus.de/online-tools(画面右上のプルダウンから「日本語」を選択)では、製品検索や寿命予測、3D CAD設計の時間を短縮できる便利なツールを揃えている。例えば、「無潤滑で最も寿命が長いもの」「耐塵」「耐振性がよい」「耐薬品性が高い」などの条件を指定して検索をすると、条件にあったものが表示される仕組みとなっている。
 在庫があるものについては、一個から注文可能。気になったものをオンラインで検索、すぐに試すことができる。
 実際に使って試した客からさらなる改善案を得て新たな開発につなげる。無限の可能性を持った無潤滑樹脂製ベアリングを拡げていくためにも、イグスは今後も「triboplastics」の世界を探求していくとしている。

この人訪問@
キッツ 執行役員
 営業本部長 栗原 等氏

 1981年に入社、97年より中国支店長、2010年からの東京支社長を経て、国内営業本部長を歴任。本年四月、機構改革で、国内・海外営業本部、プロジェクト営業部を統合した営業本部が発足されると、営業本部長に就任、営業本部の全ての指揮を執る。
 支店長・支社長時代を通じ、様々な現場を訪問する事で、多くの事を学んできた。「気になることがあれば些細な事と思っても兎に角現場に伺い、直接当事者にお会いし、本音を聞いて決断をするようにしてきました。納得していただく事を最優先して来たつもりです」と話す。またその結果需要家に会いに行くことで、キーマンも増え、横の人脈も構築できた。
 ほぼ一貫して営業畑を歩み、『キッツファンづくり』に力を入れてきた。これには、今日一日、計画通りに進んだのかを反省する時間が必要で、「今日一日の中で、自分自身の行動や発言に気になることがあれば、直ぐ確認し修正する行動力がないと人は成長しない」「自分を高めてファンを作ることが重要」と強調する。
 そして、これまで培った経験から、キッツファンを増やすため、従来からのファンが今後もファンでいられる為に欠けている物は何か。新たなファンを獲得する為には何が必要なのかを理解する上でも行動の量と質に拘った営業展開をしている。
 今後、日本の製造業が海外での工場建設を進めることに伴い、キッツでは、成長が期待できるアセアンやインドなどへの事業展開を強化する。長期経営計画「キッツグローバルビジョン2020」の中では、20年までに海外売上高比率を50%にまで高める方針を打ち出している。
 同社はこれまでバルブの製作範囲を広げることで、国内シェア首位の地位をゆるぎないものにしてきた。素材からの一貫生産が創業者の精神で受け継がれており、安定した品質は海外からも評価が高い。そして「海外であっても同じこと。行動の量と質でキッツファンを増やしたい」と果敢に挑む。
 好きな言葉は宮本武蔵の五輪書の中にある「千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を練とす」。1957年12月14日生まれ。

正会員の女性社員32名が参加
本年度初のセミナーと交流会
愛知県管工機材商協組 青年部 「愛青会」主管

 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=小川信氏・山信社長)の青年部会(部長=粂内洋氏・名古屋機器課長、顧問=安井文康氏・錦興業社長)主管による、中小企業人材確保推進事業(以下 人確事業)「女性社員向け人材育成セミナー」が、8月9日午後5時30分より、名古屋市東区のトラットリア・パージナで開催され、正会員の女性社員ら32名が参加した。セミナーは名南経営人材開発支援チームマネージャーの水谷マミ氏を講師に迎え、「仕事の意義とやりがいのみつけ方」について講演してもらった。
 セミナーに先立ち、粂内青年部長の司会進行の元、小川理事長より「今回のセミナーは人確事業の一環として開催しております。同事業は管工機材業界にたくさんの人が入社してもらい、雇用を維持していくための事業推進が目的です。今日参加している全員が仲間だと思っていただき、先生のお話を聞いた後、食事会を開催しますので懇親を深めて、明日からのお仕事に励んでもらいたいです」と挨拶。
 続いて粂内青年部長より接遇マナー、コミュニケーション研修指導を約1万名に対して行い、現在は企業におけるCS(顧客満足)などのコンサルティングを実施している水谷マミ氏の紹介がなされた後、セミナーに臨んだ。
 水谷氏は女性が働く目的は、賃金報酬のみならず、自分らしく豊かに生きることに繋がっていることを、女性の有業率や結婚年齢のデータにより提示し、仕事は自分らしさを表現する一つのステージであり、充実した時間を過ごすには、やりがいや天職を自分で創っていくことが大切であると説明。それには一つの職場で長く働くことで、職場の人と相互理解を深めていくことで育むもの、と丁寧でわかりやすい言葉を使って講義し、会場の女性にエールを送った。
 セミナー終了後は交流会が開催された。前面ガラスからの木々の眺めが開放感溢れる店内で、倉地青年部担当副理事長(倉地社長)がワインで乾杯すると、参加者はイタリアンコース料理を堪能し、歓談に興じていた。
 その後、竹内青年部副部長(丸金商会社長)により、女性の丁寧な仕事ぶりにいつも助けられており感謝している内容の中締めの挨拶で終了した。

巻き癖が少なく施工性向上
ストレートコイルドポリブテンパイプ
ブリヂストン 直線に伸ばす力が半減

 ブリヂストンでは、昨年発売した「ストレートコイルドポリブテンパイプ保温材付(5mm厚)30m」が好評につき、拡販を強化している。
 「ストレートコイルドポリブテンパイプ保温材付(5mm厚)30m」は、従来のパイプよりも巻き癖を少なくし、施工性・直進性が向上した。どの方向への曲げ配管でも現場での取り回し性が改善した。その秘密は、製造工程の中でひと工程プラスする工夫を行った。
 元々ブリヂストンのポリブテンパイプは、施工性において定評がある。標準のパイプは、長さは60mもありパイプ形成後巻き取り安定させる。柔軟性はあるものの巻き癖がついてしまう。
 同製品を販売するブリヂストン化工品西日本中部支社、中部販売3部青木部長によると「工場で、ひと工程増やしたパイプの製造ラインを確保するのも大変だったと聞いております」。
 製造工程においてひと手間をかけた結果、直線に伸ばす力が半減し(同社比*パイプの一端を固定し、端部から600mmの箇所まで真っ直ぐに伸ばすのに必要な荷重の測定値比較)直進性が向上した。直管に近い状態で配管可能なため、リフォームや立上り配管に効果を発揮する。「一度ぜひ使ってみて下さい。よさが必ずわかりますよ」(中部販売五課の坪井さん)と話している。
 同製品に関するお問い合わせは、ブリヂストン化工品西日本中部支社(TEL052-930-8790)迄。
もれなくプレゼント!!
楽々キャンペーンを開催
 ブリヂストン化工品西日本は、工事店を対象にした謝恩セール『楽々キャンペーン』を開催した。
 キャンペーン期間中にブリヂストンのパイプまたは継手を12万円(設計価格)以上購入毎に、図書カード(500円分)をもれなくプレゼントする。Wチャンスとしてロボット掃除機やホームベーカリーなどの豪華景品(楽々グッズ)も抽選で当たる。
 そして、「ストレートコイルドポリブテンパイプ」を購入した場合は、もう一枚図書カード(500円分)をプレゼントする。さらに豪華商品が当たるWチャンス抽選口数が二倍になる。*先着2,000巻き限定。
 キャンペーン期間は9月1日から11月30日迄。

鋼旋削用CVDコーティング材種
T9105,T9135の9種類発売
タンガロイ“T9100シリーズ”完成

 タンガロイ(社長=上原好人氏、本社=福島県いわき市好間工業団地11-1)は、鋼旋削用CVDコーティング材種「T9105」「T9135」の販売を8月12日より全国で開始した。
 先行発売しているT9115(P15相当)&T9125(P25相当)に続く、T9105(P05相当)&T9135(P35相当)の発売により、鋼旋削用CVDコーティング材種“T9100シリーズ”が完成。これにより、鋼旋削加工でのあらゆる領域をカバーし,幅広い加工に適用可能となった。
 T9105は耐摩耗性が大幅に改善され、寿命安定性が極限まで高められたことにより高速切削などの耐摩耗性を要求される領域で優れた性能を発揮する。T9135は耐チッピング性と極めて高い耐欠損性を持ち、強断続切削において優れた性能を発揮する。
 今回T9100シリーズとして、T9105とT9135の九種類のブレーカ(ネガ用9種類=TSF、AFW、ASW、NM、TM、全周、DM、S、TH)を新たに発売した。
 新表面平滑化技術「PremiumTec」を採用した“T9100シリーズ”4材種と、充実した品揃えのブレーカとの組合せで、加工適応領域が大幅に広がり、ユーザーの生産性向上を劇的に改善する。
【主な特長】
・T9105は、耐摩耗性に優れ、高速切削などの耐摩耗性が要求される領域に最適。
・T9135は、耐欠損性に優れ、中〜重切削に最適。
・新表面平滑化技術「PremiumTec」を採用することにより、耐溶着性・耐摩耗性・耐チッピング性が更に向上。
・コーティング膜は柱状結晶の大きさや方向を統一させる柱状結晶安定化技術により、斜め・横方向のクラック進展を抑制。耐チッピング性を大幅向上。
・密着性強化技術を採用し、膜の密着性を驚異的に改善。
 アイテム数はT9105が60形番、T9135が74形番の合計134形番となっている。
 標準価格は、主な形番で、T9105 CNMG120408-TSFが850円(税込み893円)、T9105 DNMG150412-TMが1,180円(税込み1,239円)、T9135 CNMG120408―TMが850円(税込み893円)、T9135 DNMG150412―DMが1,180円(税込み1,239円)。同社ではシリーズ全体の初年度販売見込みを40億円としている。

IR&SR実務セミナーで講演
トラスコ中山 独自性のある活動を紹介

 機械工具卸商社のトラスコ中山(社長=中山哲也氏、大阪本社=大阪市西区)は、8月3日に東京国際フォーラムで開催された講演会「IR活動の心構えと使命」(主催=青雲堂印刷所)にて、IR活動実務や株主総会運営方法などについて講演を行った。
 講演では、同社のIR(インベスター・リレーションズ=投資家向け広報活動)・SR(シェアホルダー・リレーションズ=株主向け広報活動)の活動の中でも独自性のある、招集通知と株主通信の合本の制作実務や、2会場同時開催にて行う株主総会運営などの実例を挙げ、参加した大手企業の実務担当者から好評を得た。
 また、同社のIR・SRの活動はこのような独自性が評価され、各種表彰を受けている。
■講演会名=IR&SR実務セミナー「IR活動の心構えと使命」
■講演者=広報課・IR課・コーポレートデザイン課課長 土屋剛氏
■開催日=平成23年8月3日(水)
■会 場=東京国際フォーラム
■参加者数=42社70名
■主な講演内容
・招集通知と株主通信の合本による課題解決策
・IR活動の心構え、使命
・独自性のある定時株主総会の運営方法
【トラスコ中山の主な受賞暦】
・平成23年個人投資家が選ぶ優れたIR企業 第3位(e株主リサーチ調べ)
・平成23年全上場企業ホームページ充実度ランキング 最優秀サイト(日興アイ・アール調べ)

2011年9月11日(日) 2430号
総受注高20カ月連続前年超え
欧米向けの好調続く
中部経済産業局 7月の金属工作機械受注状況

 中部経済産業局が8月31日発表した管内金属工作機械メーカー主要8社(オークマ、アマダマシンツール、ジェイテクト、コマツNTC、富士機械製造、豊和工業、三菱電機名古屋製作所、ヤマザキマザック)の平成23年7月度金属工作機械受注状況によると、総受注高は前年同月比39.7%増の410億4,300万円となり、20カ月連続して前年を上回った。前月比は0.8%増となった。
 国内受注は、一般機械工業向けが前年同月比18.3%増と18カ月連続で、自動車工業向けが同9.0〇%増と2カ月連続して前年を上回り、全体でも同10.8%増の111億8,100万円となり、2カ月連続して前年を上回った。前月比は17.3%減となった。
 海外受注は、北米向けが前年同月比98.9%増と20カ月連続して前年を上回ったのをはじめ、ヨーロッパ向けが同73.3%増と19カ月連続で、アジア向けが同19.7%増と21カ月連続で前年を上回ったことから、全体でも同54.9%増の298億6,200万円となり、20カ月連続して前年を上回った。前月比は9.8%増となった。海外受注比率は前月より6.0ポイント上がって72.8%となっている。
 国別にみると、一位のアメリカが96億4,500万円(前年同月比96.9%増)、以下、中国83億200万円(同34.5%増)、ドイツ25億5,000万円(同74.3%増)、メキシコ9億6,800万円(同376.8%増)、イタリア6億8,700万円(同103.3%増)の順となった。
 地域別シェアは、アジア向け(トルコを含む)37.7%、北米向け37.3%、ヨーロッパ向け19.2%。
 販売額は、前年同月比58.4%増の313億8,400万円となり、16カ月連続して前年を上回った。前月比は8.0%増となった。
 受注残高は、前年同月比33.1%増の1,526億8,200万円となり、16カ月連続して前年を上回った。前月比は3.3%増となった。

生産・出荷 前年 比 5カ月連続減
2011年7月普通鋼鋼材需給速報
日本鉄鋼連盟 一致指数、先行指数ともに

 日本鉄鋼連盟が8月31日発表した2011年7月普通鋼鋼材需給速報によると、7月の普通鋼鋼材生産は、前年同月(613万4,000トン)比18万2,000トン、3.0%減の595万1,000トンと5カ月連続の減少となった。前月比では16万9,000トン、2.8%減少した。
 7月の出荷は、国内向けは388万7,000トンで、前年同月比では15万トン、3.7%減と5カ月連続の減少となった。前月比では5万5,000トン、1.4%減少した。輸出向けは221万7,000トンで、前年同月比で3,000トン、0.1%減となり、微減ながら2カ月振りの減少となった。前月比では23万5,000トン、9.6%減少8,000トン)比8万六千トン、6.1%減の132万2,000トンと5カ月振りの減少となった。
 国内・輸出別では、国内向在庫が前月末(559万5,000トン)比十6万5,000トン、3.0%減の543万トンと2カ月連続の減少となった。また、輸出船待在庫は前月末(116万4,000トン)比1万2,000トン、1.0%増の117万6,000トンと2カ月振りに増加した。
 在庫増減についてみると、在庫が前月末比1万トン以上減少した2.5ポイント上昇し108.2%となったが、4カ連続して100%を上回った。うち、国内在庫率は前月末の141,9%から2.2ポイント低下し139.7%となった。

一致指数。先行指数ともに
2か月連続で前月上回る
愛知県の景気動向(平成23年6月分)

 愛知県が8月31日に公表した「愛知県の景気動向(平成23年6月分速報)」によると、景気変動の大きさやテンポ(量感)を表す景気動向指数(CI)の6月分について、景気の現況を示す一致指数は2か月連続で前月を上回った。
 景気の先行きを示す先行指数は2か月連続で前月を上回り、景気の現況に遅れて動く遅行指数は5か月連続で前月を下回った。
 愛知県では、景気動向指数のこれまでの動きから「本県の景気は、東日本大震災の影響により、厳しい状況が続いているものの、持ち直している」との判断を示している。
〈CIの動き〉
 平成23年6月のCI(平成17年=100)は、先行指数101.3、一致指数88.8、遅行指数78.9となった。
 先行指数は、前月と比較して9.3ポイント上昇し、2か月連続で上昇した。3か月後方移動平均は0.80ポイント上昇し、3か月ぶりに上昇、7か月後方移動平均も0.68ポイント上昇し、10か月ぶりに上昇した。
 一致指数は、前月と比較して5.9ポイント上昇し、2か月連続で上昇した。3か月後方移動平均は1.67ポイント上昇し、4か月ぶりに上昇、7か月後方移動平均も0.36ポイント上昇し、4か月ぶりに上昇した。
 遅行指数は、前月と比較して0.4ポイント低下し、5か月連続で低下した。3か月後方移動平均は1.10ポイント低下し、3か月連続で低下、7か月後方移動平均も0.29ポイント低下し、2か月連続で低下した。
〈DIの動き〉(参考)
 平成23年6月のDIは、先行指数33.3%、一致指数87.5%、遅行指数66.7%となった。この結果、先行指数は3か月連続で50%未満になった。一致指数は4か月ぶりに、遅行指数は2か月連続で50%以上になった。

中村文昭氏を講師に迎えて
コラボ講演会を開催
団体の枠を超え131名が参加

 愛知県機械工具商業協同組合の青年部並びに6団体(熱田支部、愛知県管工機材商業協同組合の愛青会と、業界関連の任意団体である名古屋伝動機商組合、名機工同友会、ジュニアー会)は、8月17日午後6時30分より名古屋市中村区名駅のウインクあいちにおいて、合同の講演会「コラボ講演会」を開催した。
 会場はほぼ満席で各団体の会員会社から131名が出席する中、クロフネカンパニー代表の中村文昭氏を招いて「お金ではなく、人のご縁ででっかく生きろ!!出会いを活かせば道は開ける」テーマに講演してもらった。
 はじめに今回の合同講演会のために結成したコラボ講演会実行委員の野崎実行委員長(常磐精機社長)が司会進行と挨拶を務めた。
 野崎委員長は「今回はコラボ講演会ということで私が発案を致しました。六団体の枠を超えて実現したいと思い、各方面にお声をかけて実行委員会を立ち上げ、皆様から快くお受けいただきました」と謝意を表した。そして開催のきっかけとなったのは、半年前に同氏が所属する愛知県中小企業団体中央会の青年部会で講演を聴き心打たれ、ぜひ業界の方に聴いていただきたいという思いから発案したという経緯を語った。
 講師の中村文昭氏は年間300本以上の講演依頼があるという人気講師。本業は三重県伊勢市でウエディングを中心としたレストランを二店舗経営している。(8月29日以降は活動拠点を全国に拡大し、出張ウエディングプロデュース業に特化)
 中村氏は「ある人に出会って、そこから人生観が大きく変わり今の自分がある。人と人との繋がりが大切」と話し、同氏の生い立ちから、さまざまな出会いを通して学んだことを中村流「四つの鉄板ルール」として紹介。高校卒業後、三重県の実家から家出同然で単身上京し、偶然焼き鳥屋で隣あわせた人物に弟子入りして、師匠の商売である野菜の行商を手伝う中、ひたすら目の前の人を喜ばすことを徹底した。人間力を磨くことで周りを応援団にしていき、ついには自分のお店を構えることができた話と、一方で経営者になってからも社員の心を掴んでいくためには、自分達がどこに向かって仕事をしているのかを座標軸としてはっきり見せ、本人のやる気スイッチを押してしまうという、経験に基づいた教育論を、噛んで含めるような説明と笑いを交えて講演し、会場内は聴き入る雰囲気に満ち溢れていた。
中村流『四つの鉄板ルール』とは
●一つ、返事は0.2秒!=あなたに対してNOはない!素直な心0.2秒の返事で相手の心を掴め!
●一つ、頼まれ事は試され事!=人から頼まれ事をされたら試されていると思って、相手の予測を上回れ!
●一つ、できない理由は言わない!=大抵の事はできなかったのではなく、やらなかった結果!
●一つ、そのうちと言わず今できることをやる!=「そのうちやる」は永遠にやらない。まず動くこと!

年長者にもハンディ点を付与
10月8日ボウリング大会
愛知県管工機材商協組 利厚生部会開催

 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=小川信氏・山信社長)の福利厚生部(部長=安井文康氏・錦興業社長)では、8月29日午後6時30分より名古屋熱田区の眺座金山店において福利厚生部会を開催し、恒例の「ボウリング大会」を実施することを申し合わせ、「健康診断」の進捗状況を報告した。
 部会開催に際し、安井部長が司会を務め、小川理事長が挨拶。理事長就任から、はや四ヶ月が経ち、副理事長や各部会長の多大なる支援があり感謝していると述べた後、「今年も恒例のボウリング大会を実施いたしたいと思いますのでお力添えをお願い致したいと思います」と、ボウリング大会運営に際しての協力方の要請がされた。
 競技参加について、荒木監事(荒木商事社長)よりハンディをつけている対象を女性だけではなく、年長者にも広げてはどうかという提案があり、男性満70歳以上の方は一律10ポイント×3ゲーム、女性満70歳以上の方は一律30ポイント×3ゲーム分のハンディ点を星ヶ丘側が付与して集計することが決定された。
【第31回ボウリング大会実施要領】
▽日時10月8日(土)
・受付時間 午前9時15分から45五分
・競技開始 午前10時スタート
▽場所 星ヶ丘ボウル
▽競技方法
・個人戦=男女混合3ゲームのトータル(女子は一律ハンディ20ポイント×3ゲーム、男性満70歳以上の方は一律10ポイント×3ゲーム、女性満70歳以上の方は一律30ポイント×3ゲーム)、1人、もしくは2人での個人戦エントリーも可能。
・団体戦=1チーム3名トータル
・個人戦=男女混合
▽参加料3,500円(ゲーム代・パーティ費用含む)
 一方の健康診断の進捗状況については、例年通り4月から11月頃まで実施し、今年度は42社・47事業所からに申し込みがあり進行中であると報告があった。
 部会終了後の懇親会では、組合で他にもスポーツをできないだろうかと話題になっていた。

MECT2011 セミナー 航空機・自動車セミナー始め
最終日に橋本久義氏が講演
特別セミナー「大震災とものづくり」も

 国内最大級の設備機械・技術の専門展「メカトロテックジャパン2011」が今月の29日から4日間、ポートメッセなごやで368社・団体の出展を得て盛大に行われる。会期中は航空機、自動車、中小企業、大震災をテーマにしたセミナーを開催(聴講無料)。完全予約制で満席が予想されるため、主催者は早期の申し込みを呼び掛けている。
航空機セミナー『日本航空機産業の飛翔』
【会場】交流センター3階会議ホール
【開催日】9月29日
【定員】300人
@午後1時〜午後1時45分
「航空エンジンの環境対策と展望」
【講師】宇宙航空研究開発機構(JAXA)航空プログラムグループ環境適応エンジンチーム計画管理チーフマネージャー 二村尚夫氏
A午後1時50分〜午後2時20分
「航空エンジン用の材料と加工技術の進歩」
【講師】IHI生産企画部技術グループ担当部長 辻純二氏
B午後2時25分〜午後2時55分
「航空機製造現場における自動化への取り組み」
【講師】富士重工業航空宇宙カンパニー生産技術部主査兼製造部主査(要素技術開発チーム) 小島裕登氏
自動車セミナー『クルマづくりNEXT』
【会場】交流センター3階会議ホール
【開催日】9月30日
【定員】300人
@午後1時〜午後1時30分
「航空機技術の自動車への展開」
【講師】VRテクノセンター航空宇宙生産技術中核人材育成プロジェクトコーディネーター 川合勝義氏
A午後1時35分〜午後2時5分
「先進環境対応車〜これで良いのか自動車づくり」
【講師】日本自動車部品工業会副会長兼専務理事 高橋武秀氏
B午後2時10分〜午後2時55分
「グローバル競争下におけるモノづくりヒトづくり〜エンジン生産における取り組み」
【講師】トヨタ自動車常務役員 杉原功一氏
中小企業セミナー『町工場の真髄を知ろう』
【会場】交流センター3階会議ホール
【開催日】10月2日
【定員】300人
@午後1時〜午後2時
「いまこそ町工場は結束を!」
【講師】政策研究大学院大学特任教授 橋本久義氏
特別セミナー『大震災とものづくり』
【会場】イベント館2階ホール
【開催日】9月30日
【定員】各150人
@午前11時〜午前11時50分
「5Sと改善が工場を救う〜大震災と危機管理」
【講師】サンドビックツーリングサプライジャパン社長 鈴木幹治氏
・宮城県栗原市のサンドビック瀬峰工場は震度7に襲われた。震災直後の様子や、工場を危機から救った10年来の「5Sと改善」、実際に役立ったアイデアたっぷりの地震対策を。
A午後1時〜午後1時50分
「大震災に学ぶ〜設計者が考える復興構想」
【講師】東京大学大学院工学系研究科特任教授 濱口哲也氏
・1986年東京大学大学院工学系研究科卒業後、日立製作所で約10年間。07年から東大特任教授。失敗学の畑村洋太郎氏に学び、著書に「失敗学と創造学〜守りから攻めの品質保証へ」など。大震災後の復興を、設計者の視点で。
B午後2時〜午後2時50分
「負けるもんか!東北のものづくり」
【講師】植松商会社長 植松誠一郎氏
・植松商会は宮城県仙台市の機械工具商社。震災後「負けるもんか!東北、負けるもんか!日本」を掲げ、被災地企業と共に復興へ向け頑張っている。披災地の今は…。
C午後三時〜午後三時五十分
「危機を乗り越える〜技術戦略の見直しが再生のカギ」
【講師】職業能力開発総合大学校校長 古川勇二氏
・リーマンショック、大震災…、日本全体が沈没しそうな〈ピンチ〉の時に、ものづくり全体の方向性をどのように考えるのか。日本学術会議会員、首都圏産業活性化協会長など要職を務めエネルギッシュに活動、提言する古川氏は…。
 ※申し込み・問い合わせは、ニュースダイジェスト社MECT2011事務局TEL052-732-2455、ファクス052-732-2457、EメールSeminar@mect-japan.comまで。

8月定例役員会も開催
夏恒例のビアパーティー
愛機工青年部 役員会ではキャンプの報告

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=野田道典氏・ノダキ社長)の青年部(部長=森庸一氏・森哲社長)は、8月26日午後7時より名古屋市中区錦の第八飯場丸で、部員37名が参加してビアパーティーを開催した。
 竹中氏(ダイドー)による司会進行の下、はじめに森部長が出席者にお礼を述べ、キャンプが事故もなく大成功に終わることができよかったことと、コラボ講演会では非常に面白い話で、団体間で共催することにより、普段聞けない講師の話しも聞けたことに対し、協力方へ感謝の意を表し、同氏の音頭で乾杯した。
 竹中氏司会によるゲームで盛り上がり、滝沢青年部副部長(松本商店社長)と野崎前統括幹事長(常磐精機)の挨拶、服部青年部統括幹事長の一本締めでお開きとした。
 【8月定例役員会】
 ビアパーティーに先立ち同日午後6時30分から開かれた役員会では、各担当役員より報告が行われた。
 はじめに、キャンプについて枅川キャンプ担当幹事(ジーネット)が報告。「第32回キャンプの集い」を8月6日と7日の2日間、関市の黒谷キャンプ場で行い、過去最高人数の22社から192名が参加した。自工会の関係で出勤日の会社も多く、集客を心配していたが、過去最大規模で開催することができた。また今回新たに服部青年部統括幹事長(服部商会)発案によりカキ氷を企画し好評だった他、会社紹介の時間を短縮し、コーラの早飲みに切り替えることで、子供達も退屈しないで楽しめたようだった。
 講演会については、小関講演担当幹事(山下機械)から、愛機工青年部並びに6団体とのコラボ講演会開催を報告した。参加人数は131名で、青年部からは25名が出席した。「寸劇みたいな話の展開に引き込まれた」「また聞きたい」等と大好評だった。
 組合野球大会については、丹羽野球担当幹事(杉本商事)より、8月20日と9月3日開催の予定が中止となったことが報告された。36試合開催予定が節電等の関係で10数試合しか消化できておらず、今後グランドのキャンセル待ちで空きが出来次第、突然の案内になることへの協力を、チームにお願いすることが報告された。
 その他、機械工具商全国青年部交流会が11月2日に東京都で開催され、服部青年部統括幹事長が担当幹事になることが決定した。

40周年を機に若返り
新社長に杉浦一暢氏
三賀 脩三郎氏は会長に

 工作機械・機械工具販売商社の三賀(本社=静岡県浜松市中区佐藤1-38-20)は、杉浦脩三郎氏が昭和46年8月に浜松市新津町で有限会社三賀機工を創業して以来、今年で40周年を迎えた。
 これを機に、杉浦脩三郎社長が代表権のある会長に就任、後任の社長に長男で専務の杉浦一暢氏が就任した。
 新社長の一暢氏は「創業者の父から聞いた『与えよ 然らば与えられん』(聖書)という創業の想いと四十年間の皆様への感謝の念を引き継ぎ、社員と力を合わせ頑張ってまいります。未熟な面も多い私ですが、皆様の叱咤激励をいただきながら、社業発展に邁進する所存ですので、今後ともよろしくお願いいたします」と所信を述べている。
【杉浦一暢新社長 略歴】
 神奈川大学経営学部貿易学科を卒業後、平成元年4月に東京の老舗機械工具商社テヅカに入社し、機械工具商のイロハを学ぶ。
 平成4年11月、有限会社三賀機工に入社。平成13年8月、三賀株式会社に組織変更すると同時に専務取締役就任。平成23年8月、代表取締役社長。
 昭和40年3月26日生まれの46歳。

北陸地域における次世代自動車
地域産学官フォーラム
中部経済産業局 講座・セミナー開催案内

 中部経済産業局では、クルマの電動化・IT化の進展に対応し、地域一丸となって次世代自動車クラスター形成を推進する場として、「次世代自動車地域産学官フォーラム」を昨年十月に発足、各種活動に取り組んでいる。
 今回、北陸地域における同フォーラムの活動として、次世代自動車産業に対応する経営戦略を構築できる中堅・中小企業経営者層への人材育成を目的に「平成23年度経営者のための次世代自動車最新技術・動向講座」(主催=社団法人中部産業連盟)を開催する。
 また、同講座にあわせて、技術力強化に取り組む企業による事例発表や国・自治体等の支援施策を紹介する「北陸地域中小企業ものづくりイブニングセミナー」(主催=独立行政法人中小企業基盤整備機構北陸支部)を開催する。
1、平成23年度経営者のための次世代自動車最新技術・動向講座
≪北陸地区開催≫
【日時】平成23年10月14日〜11月22日(全5回5日間、各日午前10時〜午後5時)
【場所】石川県地場産業振興センター(石川県金沢市鞍月2丁目1番地)
【内容】自動車・部品メーカー及び大学研究者による講義▽第1回概論(10月14日)▽第2回エンジンとモータ(10月21日)▽第3回蓄電池(11月4日)▽第4回車体(11月11日)▽第5回今後の動向,課題解決のための取り組み方(11月22日)※電気自動車の実車と分解部品の展示(第1回のみ)
(協力=三菱自動車工業、北陸電力)
【対象】中堅・中小企業の経営者層、技術・生産部門長
【定員】40名(参加無料)、第1回は100名
【申込方法】「受講申込書」及び「課題解決シート」により、FAX又は中部産業連盟ホームページから。詳細は中部産業連盟ホームページ(http://www.chusanren.or.jp/sc/sdata/2539.html)を参照。
2、北陸地域中小企業ものづくりイブニングセミナー
【日時】平成23年11月4日、11月11日(全2回2日間、各日午後5時10分〜6時45分)
【場所】石川県地場産業振興センター(石川県金沢市鞍月2丁目1番地)
【内容】▽戦略的基盤技術高度化支援事業(サポイン)を活用し、次世代自動車分野に取り組む企業による事例発表▽支援施策説明(中部経済産業局ほか)※支援施策説明終了後に交流会(会費制)を行う。
【対象】北陸地域の中堅・中小企業
【定員】各回六十名(参加無料)
【申込方法】中小企業基盤整備機構北陸支部連携支援課(TEL076-223-6100)へ連絡。なお、9月下旬頃、中小機構北陸ホームページ(http://www.smrj.go.jp/hokuriku/index.html)に、セミナーの詳細、募集案内を掲載する。
3、次世代自動車地域産学官フォーラム
 昨年10月に発足した「次世代自動車地域産学官フォーラム」では、広域的な産学官の連携の下、クルマ単体のみならず、サービスと一体となった社会システムの開発・生産・利用の拠点形成に向けて、「開発・生産力の強化(ものづくり・ひとづくり)」「サービス創出(ことづくり)」「社会実証」の3つのアプローチで様々な取り組みを展開している。詳細は中部経済産業局ホームページ(http://www.chubu.meti.go.jp/jisedai_jidoushiya/forum.html)を参照。

ミーリング加工自動化オプション
「GC Mill Express」発売
ゼネテック Mastercam専用

 ゼネテック(社長=上野憲二氏、本社=東京都新宿区)は、三次元CAD/CAMシステム「Mastercam」専用のミーリング加工自動化オプション「GC Mill Express」を9月1日リリースした。
 「GC Mill Express」は、Mastercamの汎用性の高いツールパス作成機能の使い勝手をさらに強化するツールとして、同社が独自に開発をすすめてきたユーザー待望の「ツールパス作成自動化ツール」。加工対象となるCADデータに対し、あらかじめ登録してある加工工程を割り当てることによって自動でミーリング加工のツールパス作成を実行することができる。同社ではCAMに依存した自動化ではなく、「GC Mill Express」を活用したノウハウ蓄積型の自動化を提案していく。
 製品価格は20万円(税別)で、最新バージョンのMastercam Mill(マシニング用CAM)上で動作する。
【「GC Mill Express」の特長】
・サーフェスモデルやワイヤフレームからミーリング加工のツールパスを自動生成
 「GC Mill Express」は、サーフェスモデルやワイヤーフレームに対し、あらかじめ登録されている加工工程を割り当てることによって、ミーリング加工のツールパスを自動生成する。加工を行う箇所は手動での選択のほか、CADデータの色、もしくはレイヤー別に配置された図形を自動で選択することができる。このため、設計段階で色やレイヤーの情報をモデリング形状に反映させることによって、CAM側での作業負荷を大きく軽減することが可能となる。
 さらに、加工精度を決定する上で重要となるトレランスや残し代の数値も色やレイヤーごとにそれぞれ割り当てることができるため、加工工程を変更した場合でも、設定した加工精度を維持したままツールパスの作成が行える。
・加工パターンの追加・編集によりノウハウの蓄積が可能
 「GC Mill Express」にはインストール時に数種類の加工工程が登録されているが、ユーザー側での追加登録や編集・削除も自由に行うことができる。登録できる加工工程の数は無制限のため、例えば加工形状や材質ごとのノウハウを蓄積し、複数のオペレータが共有するといった利用も可能。また、将来的には新しい加工工程をユーザーサイトからダウンロードできる仕組みを構築し、「GC Mill Express」を利用した同社からの加工提案をユーザーに向けて行っていく予定。

LIXIL 常滑市開催の
「アイアンマン70.3」特別協賛

 住宅設備機器・建材総合メーカーのLIXIL(社長=藤森義明氏・本社=東京都千代田区)は、愛知県常滑市で9月18日(日)に開催される「アイアンマン70.3セントレア常滑ジャパン」に特別協賛する。
 「アイアンマン70.3」とは、総合距離70.3マイル(約113km)で行われるトライアスロンの国際大会で、昨年は世界中で40戦開催された。愛知県常滑市では、昨年に続き2度目の開催となり、常滑市と周辺地域をレースの舞台とし、スイム(1.9km)、バイク(90km)、ラン(20km)の3種目が繰り広げられる。大会には同社社員もエントリーしている他、ボランティアへの参加、沿道でのアスリートの応援等で盛り上げる。

出展コンセプトなどを説明
成功に向け若手が集結
中部ミツトヨ特約店会 メカトロテック決起会開催

 中部ミツトヨ特約店会(会長=水谷彰宏氏・東亜機工社長)は、8月26日午後6時より名古屋市中区栄のヒルトン名古屋で、会員の若手営業マンを中心に130名が参加して「メカトロテック決起会 in 名古屋」を開いた。9月29日から開催されるメカトロテックジャパン(MECT)2011へはミツトヨが大規模な出展を予定しており、同会は展示会の集客アップを目指す。
 決起会は鈴木ミツトヨ東海営業一課課長の司会で進められ、冒頭、挨拶に立った水谷会長は「政治が良くなく、3・11(東日本大震災)で日本全体が少し暗くなっている。しかし本日お集まりの皆さんは、元気一杯でミツトヨ製品を売ろうという心意気のある方だと思っております。MECTを機会に、我々工具屋が生き残りを賭けるという気持ちを持って、ユーザーさんを是非、MECTに、そしてミツトヨのブースへお招きをいただきたい。円高等もありまして、ユーザーさんはどうしても海外、海外へと動いておりますが、基本的には日本国内で私ども商売をしないと食べていけません。是非、業界を挙げて頑張っていきたいと思います。本日は出来る限りの情報交換をして、MECTと本日の会を盛り上げていきたい」と述べ、展示会への積極的な集客を呼びかけた。
 坂田ミツトヨ営業本部副本部長は、日頃のミツトヨ製品の拡販に対し謝意を示した後、「MECTが9月29日より4日間にわたって開催されます。私どもミツトヨも、この中部地区の活況を目指して、全力を傾けていく所存でございます。業界が活況を呈していた2007年のMECTは入場者数が9万3,430名。その内の2%の方が私どものブースにお立ち寄りいただきカタログを希望されました。その2年後の2009年は約9万名ですが、この時期リーマンショックの真っ只中でした。入場者はありましたが、私どものブースでのカタログの受け付けは半減しておりました。この時は、状況の見学には来られるが、設備については考えていない状況であったと思います。この2011年のMECTはどうなるか、私どもでは非常に力を入れておりますが、反面、不安な所もあります。目標を持っておりまして、2007年と同じようなカタログの受け付けをいただきたいということで、展示にも工夫を凝らしていきたいと思っております。最近の景況は皆様方もご周知だとは存じますが、一昨日の日経(8月24日付)の記事で、工作機械の7月の実績が出ておりました。7月の受注額は前年同月比34.8%増の1,134億円。その中で、海外が776億円で41%増。国内は358億円で、僅か22%の増。国内の新規設備には陰りがある。メッセージとしても、下期の受注に関しては踊り場、あるいは円高による為替差損により不透明要素が多いとあり、踊り場の所にあるのかと思います。私どもの展示会のコンセプトは『測定でものづくりの効率化を実現する』。これは、新規設備の案件を当然取らなければなりませんが、今ある測定に対して、効率化の提案、支援等色々なことで役に立つのではなかろうかと、非接触、高速性、複合機化を提案する。今使っている測定機をもっと効率化できる提案をする。一方では、昨日日経(25日付)トップで、自動車の産業ピラミッド激変との記事がありました。これまでのサプライヤー構造が変わってくる。電気自動車、ハイブリッド車が増えることで、今まで測っていること以外で、測定の課題があるかもしれない。この様なニーズをたくさん拾う場。測定機の更新、あるいはレトロフィット、それと新しいニーズを拾っていく。これが私どものMECTの狙いであります。中部地区の下期の明暗を左右する、占うような展示会であると認識しております。これを成功裡に終わらせて、皆様方、私どもを含めまして下期の活況になりますことを祈念いたします」と今展示会への取り組み姿勢を示した。
 続いて中野ミツトヨ東海営業二課課長が、MECT2011キャンペーンとして特約店を対象にした「表面粗さ測定機SJ―210 ご制約キャンペーン」(期間9月29日〜12月二十日)の実施と、MECTに出品する新商品勉強会の開催を案内した。新商品勉強会は各地区で予定され、9月7日に一宮市、同13日に浜松市、同14日に安城市、同15日に名古屋市、同16日に四日市市で開催される。
 決起会には来賓としてMECT2011を主催するニュースダイジェスト社の黒田社長も出席し、展示会の概要を説明。その中で「今回は365社の出展、小間数でいうと1,499小間と前回(千二百小間)を上回る規模で開催することができました。これもミツトヨさんはじめ、ご出展いただいた皆様のご支援の賜物と御礼申し上げます。このMECT2011は、ちょうど今年3月に東日本大震災があり、その時は開催が少し危ぶまれましたが、半年経ち復興の時期にかかっております。またこの中部地区は、ものづくりが集まっている地区。日本が立ち行くためには、ものづくりがしっかりしなければいけないということで、皆さんにこれだけご支援をいただいたものと思っております。私どもも非常に責任は重いと受け止めております」と成功に向けての決意を述べた後、同氏の力強い発声で乾杯した。
 特約店、代理店、ミツトヨの若手スタッフが和やかに情報交換する姿が見られ、途中、ミツトヨ東海地区のセールススタッフの紹介などもあり、MECTの成功を願って気持ちを一つにした。伊藤伊藤信産業社長の「日本のものづくりが疲弊している中で、震災の影響も少なくなり、自動車関係もこれからという時ですから、私たちの役目としては、お客様を一人でも多くお連れすることだと存じます」との挨拶と一本締めで終了した。
 なお、このメカトロテック決起会は9月2日に浜松でも行われ、会員50名が参加した。

フェア限定の商品や情報満載
「まちなかトイレフェア」
TOTO名古屋支社 9月7・8日開催

 TOTO名古屋支社(支社長=森村望氏・住所=名古屋市中区)では、9月7日と8日の2日間、TOTO名古屋マルチスペースにおいて、設備店を対象とした「まちなかトイレフェア」を開催する。
 まちなかのトイレをよくしようというコンセプトで会場内を九つのテーマゾーンに分け、ウオッシュレット製品の変遷から、世界に誇る最新技術の紹介と実験、リモデルに最適な商品の提案など、この2日間しか見ることができない製品や聞けない話、体験できない内容が満載の企画となっている。
 中でも名古屋初上陸の「発売30周年記念ウオッシュレット30年の歴史ゾーン」では、今年累計出荷台数が3,000万台を突破し、日本人にウオッシュレットを通して「おしりを洗う」文化を根付かせた、歴代のウオッシュレットモデルが一堂に展示される。
「私も始めて展示を見るので楽しみです」(TOTO名古屋支社販売推進第一課の筒井俊行課長)とコメントしており、社内でも話題になっているよう。
 また初公開の「だれにでもやさしいまちなかのトイレゾーン」では、最新のバリアフリーラボにて車イスでの動きを体験できる。
 2日間ともセミナーを同時開催しており施主の満足度が上がる提案ポイント等を解説する。
【会場】TOTO名古屋マルチスペース(名古屋市中区栄二丁目3番1号)
【交通】地下鉄伏見駅4番出口東へ徒歩2分
【時間】午前10時〜午後6時迄。

アカギが金賞を受賞!
東京管工機材商協組
ベストインプレッション賞結果

 東京管工機材商業協同組合(理事長=小泉久則氏・コーザイ社長)は、7月に開催した同組合主催の「第43回管工機材・設備総合展」(組合展実行委員長=中久木英俊氏)において、来場者が最も印象・感動・感銘を受けたブースに投票し、結果を表彰する「ベストインプレッション賞」の受賞者を、9月2日に発表し、金賞にアカギ、銀賞にTOTO、銅賞にカクダイがそれぞれ受賞した。
 集計は、スタンプラリーの応募者数4,573のうち、ベストインプレッション賞の有効投票数4,186を集計した。(対象は138ブース)
 上位3位に対しては、来年1月6日に開催する東京管工機材商業協同組合の新年賀詞交歓会において表彰する。
【1位〜10位までの投票結果】
・金賞(1位)=アカギ(得票数=357)
・銀賞(2位)=TOTO(得票数=325)
・銅賞(3位)=カクダイ(得票数=274)
・4位=クボタ・クボタシーアイ(得票数=158)
・5位=荏原テクノサーブ(得票数=148)
・6位=マテックス(得票数=131)
・7位=キッツ(得票数=124)
・8位=積水化学工業(得票数=97)
・9位=グルンドフォスポンプ(得票数=91)
・10位=未来工業(得票数=88)

主催者企画展示などの概要発表
元気な日本を取り戻すイベントに
TECH BizEXPO 2011出展者説明会開催

 名古屋国際見本市委員会が主催して本年10月19日から4日間の日程で開催される「次世代ものづくり基盤技術産業展 TECH Biz EXPO 2011」の出展者説明会が8月22日午後2時より、会場となる「ポートメッセなごや」の交流センター三階会議ホールで開かれた。説明会には出展メーカーおよそ130社から223名が出席。小間割りの発表をはじめ、搬入・搬出や会場運営に関する詳細な説明、併催行事や主催者企画展示、同時開催催事の紹介なども行われた。同展は“『素材』から『製品』まで次世代リーディング産業に活かす”をテーマに、革新かつ先進的な加工技術を発信する場として、今回初開催される。
 説明会の冒頭、主催者挨拶として千田名古屋国際見本市委員会事務局長が「次世代ものづくり基盤技術産業展 TECH Biz EXPO 2011にご出展いただき誠にありがとうございます。また本日はご多用のところ、出展者説明会にご出席をいただきまして、合わせて厚く御礼を申し上げます。さてこの3月に発生した東日本大震災は、想定外の規模であったことや、その後原発事故の要因となったことから、国内では現在に至っても数多くの対策・対応が必要となっております。そうした中、単に復旧・復興のみならず、将来を見据えた新しい街づくりや社会基盤の再構築という課題に国民一丸となって取り組み、この4月以降、最大に落ち込んだ日本経済が速いペースで立ち直りを見せておりましたが、ここに来て海外経済の減速とか、歴史的な円高から、市場や産業界から先行き懸念が再び高まっております。企業の皆様にとりましても新規事業の掘り起こしや既存事業の高付加価値化への取り組みが急務となっていることと推察するところです。こうした中、今回のTECH Biz EXPO 2011は“『素材』から『製品』まで次世代リーディング産業に活かす”をテーマに、元気な日本を取り戻すため、国内製造業屈指の集積地でありますこの名古屋において開催をさせていただくものです。当地域がリードする自動車産業や航空機産業等の市場への新たな事業動向を踏まえていただきながら、顧客ターゲットの拡大、顧客層への深い掘り下げ、更には技術を極めた最新の製品等を披露いただく、最適な場となると考えております。私ども名古屋国際見本市委員会としましても、皆様方の更なる発展の一助となりますよう、展示会を通じて支援をしてまいりたいと存じます。今回の展示会で大きな成果を上げられますよう、事務局一同心より祈念をしております。今後、皆様に充分ご満足いただける展示会となりますよう、運営の準備と広報宣伝を積極的に展開してまいります。出展者の皆様におかれましては、引き続きご支援、ご協力を賜りますようにお願い申し上げます」と述べた。
 主催関係者の紹介に続いて、加藤名古屋国際見本市委員会課長が配付された出展の手引に沿って展示施設の概要や搬入・搬出に関する説明などを詳細に行った。
 TECH Biz EXPO 2011では併催行事として、次世代航空機・自動車産業への展開が進む新しい素材・材料とそれらを加工する最新技術をテーマに「高度技術講演会」「研究シーズ発表」「最新知財セミナー」などを開催し、幅広く情報発信を行う。
 主催者企画展示では、電気自動車やクリーンディーゼル車などの「次世代自動車」関連の車両や部材を展示するとともに、「ロボット」の実演を行う。連携協力イベントとしてアイティメディアが主催する「ITmedia Virtual EXPO 2011」内に「TECH Biz EXPO 2011 バーチャルブース」を開設、出展者の紹介をする。
 また、同時開催の「航空宇宙シンポジウム」「名工大・名市大合同テクノフェア2011」「第七回全国学生室内飛行ロボットコンテスト」「次世代自動車地域産学官フォーラム〜次世代モビリティビジネス創出セミナー〜」(仮称)の紹介などもあった。
 説明会終了後は、希望者が参加して、展示会場となる「ポートメッセなごや三号館」の見学が行われた。

会員メーカー126名が集い
ビアパーティー盛大に
中部ジーネット会 情報交換と親睦図る

 中部ジーネット会(会長=渡辺勝氏・ヤマザキマザックシステムセールス中日本販売部長)は、8月23日午後6時30分より名古屋市中村区名駅南のスーパードライ名古屋において、恒例のビアパーティーを開催した。当日は会員メーカーから126名が参加して、互いに情報交換をしながら交流を深めた。
 ジーネット名古屋支社管轄に配属された新入社員四名(男女二名ずつ)が司会進行を担当。
 冒頭、渡辺会長が「本日は週の中にも関わらず、たくさんの方にご参加いただいたことを心より感謝いたします。待ちに待ったジーネット会ビアパーティーでございます。皆さんでたくさん飲んで、日頃のうっぷんを晴らして、楽しく過ごしましょう。情報交換の場としてご活用していただければ幸いです。そして明日から、ジーネットさんのために皆さん一生懸命取り組んで、ジーネットさんの利益が少しでも上がりますように頑張りましょう」と挨拶した。15基。本日1基止まり、今月中にもう1基と9月に2基止まり、11基しか動かなくなる。このまま行くと、来年の春には全ての原子炉が止まる。その様なことにはならないと思いますが、全て止まってしまうと日本の製造業は大変なことになる。そこで製造業にとってのキーワードは省エネ、それと効率化、生産性のアップ。ジーネットもその辺の訴求ポイントをしっかりわきまえて、お客様に皆様の素晴らしい商品を提案し売上アップにつなげていきたい。皆様方の絶大なるご支援、ご協力をお願いいたします」と述べた。
 飯野中部ジーネット会副会長(SMC名古屋営業所長)の力強い発声で乾杯。
 懇親の場となり、参加者は、メーカー同士やジーネット社員との歓談、恒例の大抽選会などで楽しく過ごし英気を養った。
 最後に、安田ジーネット名古屋支社長がお礼の挨拶で「本日、126名の方々にご参加いただきました。今回も恒例となりました、新入社員が本会を進行させていただきましたが、旨くできるかと内心ドキドキしておりました。皆様方のご支援により、無事にできましたことに感謝申し上げます。さて、市況の方も大分回復の兆しが見えてきております。この回復の大波に、いかにして乗るかということで、我々頑張っております。是非、皆様と一緒になって、市況回復に乗りたいと存じます。そのためには、ジーネット自身が魅力のある会社でなければならないと考えております。魅力ある会社とは、やはり恒常的に営業利益が計上でき、またジーネットが持っている独自の販売ネットワークに皆様の商品を旨く乗せる、これが最大の魅力ある会社ではないかと判断しております。ジーネットは、小さいことからコツコツと、お客様の望む商品をお届けする。これがジーネットの姿と、私は常日頃から思っております。我々もしっかり頑張ります。ジーネット会に加入されております皆様方には、是非ジーネットのために精一杯のご支援、ご協力をお願いいたしまして、お礼の言葉に代えさせていただきます。本日は誠にありがとうございます」と述べ、続いて一味中部ジーネット会幹事(ミツトヨ中部営業部長)の中締めでお開きとなった。

DMG/MORI SEIKIとして
EMO Hannover2011出展
森精機製作所 最大ブースに約100台を展示

 森精機製作所(社長=森雅彦氏)は、9月19日〜24日にドイツ・ハノーバー国際見本市会場で開催される欧州国際工作機械展示会「EMO Hannover 2011」に出展する。
 同展示会では、本年9月1日より、独国ギルデマイスター社とドイツにおける販売・サービス活動を統合することを受けて、ハノーバー国際見本市会場2号館をほぼすべて借り切り、両社合同の展示ブースを設ける。両社合わせて26台の新機種を含む、約百台の工作機械を、2,000社を超える出展メーカーの中でも最大となる7,300uのブースに一度に展示する。
 森精機は、「Pure Technology-Complete Solutions」(先進技術と完璧なソリューション)をテーマに、先進の技術を搭載した全31台の機械を展示する。プレミアムマシンの「Xクラス」では、新たに高精度・高効率四軸複合加工機「NZXシリーズ」など九台の新機種を発表、合計17台の機械を実演展示する。さらに5軸制御高精度横形マシニングセンタNMH5000/50、超精密五軸制御ナノマシンNN1000 DCG HSCなど合計12台の新機種を発表する。
 ギルデマイスターは、レーザ加工機能を搭載した革新的な5軸マシニングセンタLASERTEC 65 Shapeをはじめ、DMU 105 monoBLOCK NEXT GENERATIONや、DMU eVoシリーズなど、高効率5軸マシニングセンタを中心に、合計13台の新機種を発表する。
 また、DMG/MORI SEIKIとして、次世代コンパクトマシニングセンタを世界初公開する。
【出展する主な新機種】
 NLX3000 長尺ワークに対応するチャックサイズ12インチの大型精密CNC旋盤。
 NVX7000 難削材加工対応の高剛性大型立形マシニングセンタ。
 NHX5500、NHX6300 50番テーパの高速・高精度横形マシニングセンタ。
 NHX10000 最大ワークサイズφ2,000×高さ1,600mm、最大積載質量5,000kgの高速・高精度大型横形マシニングセンタ。
 NMH5000 高剛性・高精度な五軸横形マシニングセンタ。
 NMV5000 DCG(SIEMENS搭載) 独創的な構造と三つの独自技術により、高い評価を得ている高速・高精度5軸マシニングセンタNMV5000 DCGに、欧州で強く支持されるSIEMENS製の制御装置を搭載。
 NZX2000、NZX2000U チャック サイズ8インチ、最大三つの刃物台が搭載可能な量産加工対応の高効率5軸複合加工機。
 NZX2500 チャックサイズ10インチクラス、二刃物台搭載の高剛性・高効率4軸複合加工機。
 NZX4000 二つの刃物台と、最大加工径φ660mm、最大加工長さ3,000mmを有する、高効率大型4軸複合加工機。
 NN1000 DCG HSC 直線軸で1nm、回転軸では百万分の一度の最小設定単位を実現する超精密5軸制御ナノマシン。
 ECOLINE 旋盤、マシニングセンタの定番、ECOLINEの機能を一新。
 CTX gamma 3000 TC 最大加工長さ3,000mm、一台で旋削からミーリングまで可能な高精度・高効率複合加工機。
 SPRINT 42/8 linear ダイレクトドライブ方式の高出力な主軸と、X1軸に搭載したリニアドライブにより、高速・高精度加工を実現する短尺ワーク加工用自動旋盤。
 DMU 105 monoBLOCK NEXT GENERATION テーブルサイズφ1,050mmで最大2,500mmまでのワークを加工可能な大型五軸マシニングセンタ。
 DMU 40 eVo linear、DMU 60 eVo linear、DMU 100 eVo linear オーバハングをなくした門形構造や、加工エリアの斜め奥から突き出した回転傾斜テーブル、前部が円弧状に設計されたベッドなど、独創的な構造により剛性とワークへの接近性を高めた5軸マシニングセンタ。
 LASERTEC 65 Shape 5軸マシニングセンタにレーザ加工機能を搭載したモデル。

切削ソリューションフェア2011in名古屋
高精度加工・生産性向上を提案
ジーネット 14日名古屋市工業研究所で

 ジーネット名古屋営業所(所長=横井良治氏)は来る9月14日、名古屋市工業研究所展示場(名古屋市熱田区六番3-4-4-41)において「切削ソリューションフェア2011in名古屋」を開催する。
 今回の展示会では、切削工具・ツーリングを中心とした機械加工周辺機器の展示を通じて、最新の高精度加工・生産性向上を提案する。
 開催時間は午前11時から午後5時まで。
 また、併催セミナー「サンドビック節電ツールプログラム(ツール編)について」を同日午後2時より、会場の4階第2会議室にて開催。サンドビックが、設備購入時の加工物にあった適切な工具選定で、15%以上の電力削減を提案する。
【出品メーカー】
▽ATRAX(超硬ロータリーバー)
▽アルプスツール(旋盤用ツール各種、マシニング用ツール各種)
▽エヌティーツール(“R”ゼロホルダ、パワーハイドロチャック)
▽GiGASELECTION(油圧・エアチャック用各種生爪、周辺機器)
▽サクラテック(インターセプト・テクノロジー《防錆フィルム》)
▽サンドビック(フライス工具、ドリル、チップ)
▽住友電気工業(ドリルWDX、ウェーブミルWEX、旋盤チップ他)
▽大昭和精機(メガチャックシリーズツーリング、周辺機器)
▽TSコミュニケーションズ(魔法の口金)
▽ナベヤ(マグネットチャック、防振パッド、マシンバイス)
▽ニューストロング(マグネシウム磁力付ジャッキ、ストロングリーマー)
▽VERTEX(工作機械周辺機器)
▽BIAX(バリ取りロボット用エア・スピンドル)
▽富士元工業(面取り工具、卓上型面取り機)
 ※出品メーカー及び商品は変更になる場合もあり。

提案営業を実践することで、
学生に『真の就業体験』を
トラスコ中山 実践型インターンシップを実施

 機械工具卸商社のトラスコ中山(社長=中山哲也氏、大阪本社=大阪市西区)は、大学生を対象としたインターンシップを実施している。同社のインターンシップは、採用活動とは切り離し、社会貢献活動の一環として行われ、平成13年の開催から今年で第11回目となる。
 「仕事とは何か?何のために働くのか?」ということを学生に感じてもらうことを目的として「真の就業体験」にこだわり、期間中は、一社員として実際に提案営業を行い、モノを売る・客の問題を解決するということを実践する。
 同社は「自らの将来の『仕事』を考えるきっかけとなるインターンシップになるよう努めている」としている。
【実施期間】8日間
・東京会場=8月17日〜26日
・大阪会場=9月1日〜12日
【参加人数】
・東京会場=23名(男性16名、女性7名)
・大阪会場=18名(男性4名、女性14名)
【実施内容】
  〈1日目〉業界・会社概要(業界説明、会社説明、日経新聞読み方)
 〈2日目〉セールス&ソリューション・本社機能について(ビジネスマナー、営業、本社スタッフの業務、PB商品)
 〈3日目〉提案営業T(支店概要説明、セールス&ソリューションの同行による提案営業)
 〈4日目〉物流センター業務体験(物流戦略、物流センター業務実践)
 〈5日目〉商品勉強会(セールストーク、PB商品説明、見積書作成、提案営業ロールプレイング)
 〈6日目〉提案営業U(セールス&ソリューションの同行による提案営業)
 〈7日目〉提案営業報告・最終プレゼン準備(営業結果ディスカッション、プレゼン準備)
 〈8日目〉最終プレゼンテーション(発表、審査発表、終了式)
【特長】
・実際に同社社員と共に客先を訪問し、プライベート・ブランド商品の提案営業を行う。
・物流センター業務体験では実際にピッキング、格納、出荷などの作業を体験。
・最終プレゼンテーションでは、各大学のキャリアセンターの人たちを招き、審査をしてもらう。

情報交換しながら暑気払い
愛機工東支部 ビアパーティーを開催

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=野田道典氏・ノダキ社長)の東支部(支部長=田中知之氏・ミユキ商會社長)は8月24日午後7時より、名古屋市中区金山のアスナル金山にある韓国料理「金山ソウル」で支部ビアパーティーを開催し、支部員ら22名が参加して親睦を深めた。
 時津支部幹事(新栄商會社長)の司会で進められ、冒頭、田中支部長が「皆さん、大変お忙しい中をお集まりいただきまして、ありがとうございます。暑い、暑いと言いながらも、ここ数日は若干涼しい日が続いております。本来ならば、もっと早い時期にビアパーティーを行う予定でしたが、親組合がビアパーティーを行うという話があり、そこに便乗しようと思っておりました。しかし、諸事情により急きょ開催中止となり、そのために我々支部単独での開催となりご連絡が遅くなりましたことをお詫び申し上げます。本日は、短い時間ですが情報交換をしていただき、また明日から仕事の英気を養っていただければと存じます」と挨拶。引き続き、支部長の力強い発声で乾杯。
 参加者は杯を片手に韓国料理でスタミナをつけ歓談しながら楽しい夏の夜のひと時を過ごし、青木支部幹事(ビーティーティー社長)の中締めでお開きとなった。

世界最高レベルのcBN含有率
『スミボロンBN7000』
住友電気工業 cBN新材種を発売

 住友電気工業ハードメタル事業部は、鋳鉄や焼結合金の汎用的な切削加工に対応したcBN新材種「スミボロンBN7000」を7月20日より発売した。
 ダイヤモンドに次ぐ硬度を有するcBN(立方晶窒化ホウ素)粉末を、結合材とともに高温・高圧下で焼き固めたcBN焼結体は、自動車部品などに用いられる焼入鋼や鋳鉄など、難削鉄系金属を高速で加工できる切削工具として、適用領域や用途がますます広がっている。近年の自動車産業においては、部品の加工コスト削減が大きな課題となっているが、中でも鋳鉄製エンジンブロックの加工や、低燃費化の追求により利用頻度が高まっている焼結合金製部品の加工では、工具刃先にかかる負荷が大きくなるため、より強靭で長寿命を発揮できる工具材質が求められている。こうしたニーズをとらえ、同社では、鋳鉄や焼結合金を、より高速で高精度に加工できるcBN焼結体「スミボロンBN7000」を開発した。
【主な特長】
 @ 鋳鉄の超高速加工で安定長寿命
 スミボロンBN7000は、熱伝導率が高いcBN粒子が高密度に焼結されているため、焼結体自体の熱伝導率が高く、鋳鉄を切削速度1,500m/min以上の超高速で切削した場合でも、優れた放熱作用により刃先温度の上昇を抑え、鋳鉄の高速切削で問題となる熱亀裂を大幅に抑制することが可能。これにより、鋳鉄高速仕上げ用カッタ『FMU型』『FMU-E型』との組み合わせで、鋳鉄フライス加工において、従来品比1.5倍の工具寿命を実現する。
 A 焼結合金の高能率・高精度加工に対応
 量産品では世界最高レベルのcBN含有率を誇るcBN焼結体の製造技術を確立し、結合材の使用量を削減。さらに、cBN粒子をより強力に結びつける新結合材を開発したことにより、従来品に対し刃先の耐欠損性が大幅に向上した。このため焼結合金加工においても、従来品比1.5倍の工具寿命を達成する。
 また、汎用性の高い標準刃先処理に加え、焼結合金加工用に設計された切れ味重視のLF型刃先、刃先強化タイプのHS型刃先をラインアップ。LF型刃先は、バリの発生を大幅に抑制し、かつ加工精度を向上。HS型刃先は、焼入れ焼結合金の断続仕上げ加工でも安定した耐欠損性を示す。
【標準価格】
 刃先交換チップの標準品2NU―CNGA120408が5,570円(税込5.849円)。同社従来品「スミボロン」シリーズと同設定。
 ※「スミボロン」は住友電気工業の登録商標。

マルチクランプシステム
VC―Mシリーズ発売
シュマルツ 手軽でシンプルな真空チャック

 真空機器専門メーカーのシュマルツ(横浜市都筑区)は、木材加工時の固定に最適な真空チャック「マルチクランプシステムVC―Mシリーズ」を開発した。
 マルチクランプシステムVC―Mは、木板のカット、研磨、ネジの取付け等、様々な木板加工時に材料を真空エアによって固定する吸着機器で、吸着部となるプレート単体、もしくは吸着プレートとベースを組み合わせて使用する。
 吸着プレートは真空発生器を内蔵しており、圧縮エアを接続するだけで両面を吸着固定し、容易に使用することができる。吸着範囲はプレートの溝にシーリングコードを入れることによって様々な形状、サイズに調整可能。吸着プレートを複数配置することによって長さのあるワークにも対応する。吸着プレートは真空発生器を内蔵していないタイプもラインアップしており、近くにエア源がない場合にはAC100Vで使用可能な小型真空ポンプも用意している。
 また、吸着プレートをオプションのベースに取付けることによって、角度を変更できるようになる。ワークの表面以外を加工する場合に最適である。
【主な特長】
 @吸着プレートには真空発生器を統合しており、圧縮エアを接続するだけで容易に使用可能。
 Aシーリングコードによって吸着範囲を調節でき、様々な形状・サイズのワークに対応。
 Bベースに取付けることによって、表面以外の加工も可能。

業務拡張に伴い
滋賀営業所移転
伊藤信産業 9月5日より営業

 伊藤信産業(社長=伊藤正人氏、本社=名古屋市瑞穂区田光町1-10-2)は、同社の滋賀営業所が業務拡大に伴い手狭となったため移転拡張し、9月5日より新事務所での営業を開始している。
▽新住所=滋賀県東近江市五個荘伊野部町256番地1(〒529-1435)
▽新電話番号=0748-48-5802
▽新FAX番号=0748-48-5803

2011年9月18日(日) 2431号

9/29(木) 〜10/2(日)、ポートメッセなごやで開催
365社・団体が1490小間に出展
今年最大級の工作機械展、名古屋で開催

工作機械を中心とするFA技術専門展「メカトロテックジャパン2011」が9月29日〜10月2日の4日間、名古屋市港区のポートメッセなごやで開催される。今回からニュースダイジェスト社(社長=黒田嘉幸氏)が主催、愛知県機械工具商業協同組合(理事長=野田道典氏)が共催という新たな組織で開催されるもので、「日本中のものづくりを元気にしたい」をメーンテーマに、前回展(2009年)を上回る365社・団体が出展。展示面積は1万3,245u(1,490小間)となり、国内のFA技術専門展としては今年最大規模での開催となる。
 今展は、出展者365(363社・2団体)のうち189社が、合計417点(8月29日現在)の新製品を展示する。
 主催者コンセプトゾーンではボーイング787などで注目される新素材、CFRP(炭素繊維強化プラスチック)の加工を実演、「切削」「成形」「切断」「放電」の四工法を披露する。
 また、「がんばろう!東北」と銘打ち、東日本大震災で被災した製造業の現状を畳一畳大のパネル40枚で伝える写真展を開催。募金活動なども実施し、被災者を支援する。
 そのほか「航空機」「自動車」「大震災」「中小企業」をテーマに4セミナーを実施。日本工作機械工業会主催の「工作機械トップセミナー」、日本金型工業会主催の「学生金型グランプリ」も併催する。
 会期中は、JR刈谷駅北口ロータリー⇔ポートメッセなごや間を、無料シャトルバスが25分間隔で運行(所要時間約45分)。
開催概要
【名称】メカトロテックジャパン2011(略称=MECT2011)
【会期】2011年9月29日〜10月2日、午前10時〜午後5時(30日は午後7時までのナイター開催、最終日は午後4時まで)
【会場】ポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)
【主催】ニュースダイジェスト社
【共催】愛知県機械工具商業協同組合
【後援】経済産業省、外務省、文部科学省、日本貿易振興機構(ジェトロ)、愛知県、名古屋市、名古屋商工会議所(順不同)
【特別協賛】日本工作機械工業会、全日本機械工具商連合会(順不同)
【協賛】日本鍛圧機械工業会/日本小型工作機械工業会/日本ロボット工業会/日本工作機器工業会/日本精密測定機器工業会/日本光学測定機工業会/超硬工具協会/日本工具工業会/ダイヤモンド工業協会/日本工作機械販売協会/日本工作機械輸入協会/製造科学技術センター/日本機械鋸・刃物工業会/マイクロマシンセンター/日本金型工業会/日本ロジスティクスシステム協会/日本電機工業会/日本電気制御機器工業会/日本フルードパワー工業会/日本産業洗浄協議会/研削砥石工業会(順不同)
【入場料】大人1人=1,000円、団体(10人以上)1人=500円、学生・海外来場者無料、公式HPから事前登録すると入場無料
【出展者数】365社・団体
【展示面積】1万3,245u(1,490小間)
【来場目標】80,000人
【出展製品】工作機械、鍛圧・板金加工機械、射出成形機、機械工具、切削工具、工作機器、精密測定機器/試験機器、研削砥石/研磨材、油圧・空気圧・水圧機器、歯車/歯車装置、環境・安全対応機器装置、CAD/CAM/CAE、制御装置/関連ソフトウェア、産業用ロボット/物流搬送機器、洗浄機械装置、品質管理・安全・試験認証機関、新素材、マイクロマシン/ナノテクノロジー関連など
展示企画
 「未来へつなぐ、ものづくりNEXT」をコンセプトに、CFRP(炭素繊維複合材料)の加工実演や「はやぶさ」搭載カプセル模型を展示するほか、被災地復興支援の一環で、特大写真パネル展「がんばろう!東北」を開催する。
1号館コンセプトゾーンA 中小でもできる!CFRP加工(加工実演)
 米ボーイング787をはじめとする航空機には多くのCFRPが使用される。自動車業界でも燃費向上、軽量化へ向け注目の素材だ。そのCFRPをより手軽に加工したい。切削、成形、切断、放電の四つの加工法でアプローチ。大掛かりな設備投資や難しい技術を使わない、「中小でも出来る加工法」を展示する。また、会場ではセミナーステージを併設。技術解説セミナーを開催する。
@「切削」 最新ダイヤモンド工具を使った加工実演
◇硬くて工具消耗の激しいCFRPをバリバリ削るところを来場者に披露する。削ったiPhoneケースは来場者に配布する予定。
◇実演時間:10時30分〜/12時〜/13時30分〜/15時〜/17時〜(30日のみ)
A「成形」 熱成形プレスを使った加工実演
◇今後、自動車の新素材として広がりが期待される熱可塑性CFRPを使ったプレス成型を会場内で実演する。
◇実演時間:10時〜/12時30分〜/14時〜/15五時30分〜/17時30分〜(30日のみ)
B「切断」 ウォータージェット加工機を使った加工実演
◇機械本体に制御装置、超高圧ポンプ、アブレシブ供給装置などを内蔵、コンパクトな機械で力強い加工ができる。
◇実演時間:随時
C「放電」 放電加工機を使った加工実演
◇これまで放電では切れないと言われてきたCFRPを、条件の設定を工夫することで可能に。名古屋工業大学、中村隆副学長の研究。
◇実演時間:随時
【技術セミナー スケジュール】(コンセプトゾーン内セミナーコーナー)
9月29日
●11時〜11時30分「V33iの強み」牧野フライス製作所
●13時〜13時30分「CFRP用工具の選び方」オーエスジー
●14時〜14時30分「CFRTPとは」三菱レイヨン/六興商事
9月30日
●11時〜11時30分「広がるプレス成形」三起精工
●13時〜13時30分「解説!CFRTP成形金型」KTX
●14時〜14時30分「市場目線からのCFRPものづくり」マジックボックスJP
10月1日
●11時〜11時30分「ウォータージェット加工の利点」スギノマシン
●13時30分〜14時「材料選びの注意点」フドー
10月2日
●11時〜11時30分「なぜ?放電でも切れる」名古屋工業大学
●13時30分〜14時「放電加工時の注意点」三菱電機
1号館コンセプトゾーンB 「はやぶさ」カプセル&噴射ノズル展示
 2010年6月13日に無事地球に帰還した小惑星探査機「はやぶさ」。その搭載カプセルの実物大模型と、打ち上げに使われた固体ロケット「M―V」(ミューファイブ)のロケット噴射ノズルを展示する。噴射ノズルはC&C(カーボン&カーボン)製で、3,000℃の熱に耐える複合材。宇宙産業の複合材技術の最先端をMECT会場で紹介する。協力IHI。
「がんばろう!東北」 写真パネル展
(1・2号館特設会場)
 東日本大震災で被災した企業や、工作機械ユーザーらものづくり仲間を畳一畳ほどの特大写真パネル約40枚で展示、紹介する。会場では募金活動を行い、集まった義援金は日本赤十字社に預託する。連動企画として特別セミナー「大震災とものづくり」(イベント館、9月30日)も開催する。

MECT2011開催に寄せて
日本工作機械工業会
会長 横山 元彦氏

 我が国工作機械産業は、年初来好調を維持し、上期(1―6月)の工作機械受注総額が前年比53%増の6,743億円に達しました。7月次受注も1,100億円を超える水準に達しており、当初懸念された東日本大震災の影響も総じて軽微なものに留まりました。長らく低調であった内需もリーマンショック前の水準に近づき、今後の本格的な回復が大いに期待されます。
 このようなタイミングで開幕を迎えた「メカトロテックジャパン2011」は、国内工作機械業界にとって本年最大のビジネスチャンスとなるものであり、心より成功を期待申し上げる次第です。
 我が国製造業は、現在、電力供給不足や大幅な円高等多くの課題に直面しておりますが、工作機械メーカー各社は苦境に挫けることなく、高性能でユーザーニーズに適した製品を供給すべく、日々努力を傾けております。
 「メカトロテックジャパン2011」にご来場の皆様が、会場にて当業界の活力と創意工夫を実感されますよう心より祈念して、私のご挨拶とさせて頂きます。

主催者ご挨拶
ニュースダイジェスト社
代表取締役社長 黒田 嘉幸氏

 はじめに東日本大震災は、想像を絶する甚大な被害をもたらし、依然として大勢の方々が行方不明になっておられます。お亡くなりになられた方々に深く哀悼の意を表し、被害にあわれた皆さまの救済と被災地の復興を心からお祈り申し上げます。
 メカトロテックジャパン(MECT)2011は、出展者数365社・団体、1,490小間の規模で開催の運びとなりました。今年の国内FA技術専門展では最大規模の展示会です。厳しい市場環境は続きますが、ひとえにご出展者をはじめ、多くの関係各位のご支援の賜物であり、心より厚く御礼申し上げます。
 日本のものづくりは、設備投資動向はどうなるのか。製造業が集積する中部はどうか――。MECTは今後の方向性を占う重要なベンチマークです。メーンテーマは「日本中のものづくりを元気にしたい」。この展示会が日本の製造業活性化への起爆剤となり、工作機械並びに関連機器業界の発展に寄与することを願ってやみません。

共催者ご挨拶
愛知県機械工具商業協同組合
理事長 野田 道典氏

 メカトロ分野の一大展示会が今年も開催の運びとなりました。前回の2009年展を上回る規模で開催できますのも、ご関係各位のご支援ご協力の賜物と厚くお礼申し上げます。3月の東日本大震災で東北地方は大きな被害を被りました。災害の傷跡はあまりにも大きく、被災者の皆様に心からお見舞い申し上げますとともに、1日も早い復旧・復興を願っております。
 さて、生産財の流通を業としている私たち機械工具商社は、ユーザーであるお客様に機械や設備などものづくりに必要な「道具」をお届けする中、製造工程や生産技術向上のための様々な提案をしております。ユーザー様とメーカー様の情報の橋渡しを具体化する格好の場として、本展示会は私たち機械工具商社にとっても重要な事業であります。当組合会員各社は総力を挙げて開催準備に取り組んでまいりました。本展示会がご参観の皆様にとって有益な情報収集の場になりますことを、心から祈念申し上げます。

メカトロテック ジャパン 出展製品紹介
複数のエアーと電気回路を
一ヵ所でワンタッチ接続
ナスコフィッティング
「マルチチューブコネクター」

 流体継手のナスコフィッティング(名古屋市港区)は、複数の空気回路や電気回路を1ヶ所に集約し、同時に接続する「マルチチューブコネクター(自動開閉バルブ付)」と、ワンタッチカップラーで回路を同時に集約する「ナスマルチ丸型MRコネクター(マルチチューブ接続用カップリング)」を出展する。
 「マルチチューブコネクター(自動開閉バルブ付)」は、空圧制御機器などの複雑な空気回路を1回の操作で複数のチューブを同時にワンタッチ接続し、また電極を取り付けることにより電気信号・リレーなどの電気回路と空気回路を同時に着脱することができ、作業工程の段取り替えが容易に行える多連式空圧用チューブコネクターのこと。
 同社は複数のチューブを一回で着脱するロック構造技術に定評があり、その技術力を活かしながら「独自の技術で電極とエアーを同時にセッティングできる商品が生まれました」(水口社長)と話しており、斬新な商品が生み出された。小型・軽量で自動車工場の設備配管に多く使用されている。
 【特長】
・複数の空圧回路を同時にワンタッチで接続できる。
・ソケット部に自動開閉バルブを内蔵しており、離脱時に液体が外に漏れない
・プレート板に電気及び、電気信号を取り出すための電極接点を設けることもできる。
・誤った接続を防止するための、接続ガイドピンを接続しており、回路接続の正確性が確保できる。
・ソケット側とプラグ側が自動接続及び自動離脱する方式も製作している(特別注文品)。
 「ナスマルチ丸型MRコネクター(マルチチューブ接続用カップリング)」は、空圧機器などの空圧回路の接続やパネル側と機器側などの接続に用いられ、複数のチューブをカップラーのソケット側、プラグ側の取り付けネジ部に接続し、ソケット側をプラグ側に接続することにより、複数のチューブが同時に着脱できる。
 機器の分離・移動・故障によるユニットの交換が簡単にできる。
小間番号1C16

メカトロテック ジャパン 出展製品紹介
高精度と省エネを進化させた
放電加工機3機種の実演
三菱電機 放電加工機によるCFRPの加工(ND社主催による)

 三菱電機(社長=山西健一郎氏・本社=東京都千代田区)は、放電加工機・レーザ加工機をはじめCNC、ソフトウエア、周辺機器に至るまで幅広い産業メカトロニクス製品を出展する。
 見どころは、「国内放電加工機市場で四割以上とトップシェアを占める弊社の放電加工機を三機種展示・実演を行うことです」(亀井孝中部支社産業メカトロニクス部長)と話している。
 既に精度・高速性・安定性といった総合点で好評の同社ワイヤ放電加工機「NAシリーズ」は、より高精度の加工と省エネにこだわり抜いた機能を追加している。
 高速性と高精度を合わせ持つデジタルV電源を開発し、放電のタイミングとワイヤの送り位置をより最適にする制御を構築したことで、荒・中仕上げ加工において高い真直精度を容易に実現した。加工回数が削減したことで、トータルの加工時間が従来機(FAシリーズ)と比較し最大30%短縮した。
 その結果、ワイヤ消費量が四四%低減でき、消費電力も55%低減されたことで省エネ性が大きく改善。さらに新省力モードとの相乗効果により、消費電力量(CO2排出量換算値)を最大69%低減させることに成功した。
 形彫放電加工機「EAシリーズ」は、電極消耗抑制回路搭載により、電極の消耗が従来機(EA8PV・12V・28V)と比0.1mmから3mm)の高速加工が可能。
 一号館コンセプトゾーンで開催されるニュースダイジェスト(ND)社主催の「放電加工機を使ったCFRPの加工実演」では、三菱電機の放電加工機が使用され注目を集める。
小間番号3D16

メカトロテック ジャパン 出展製品紹介
超硬ホルダーの最終進化
曽根田工業 タングステンヘッドが決め手
「マックスVポイント」発表

 曽根田工業(社長=曽根田直樹氏・本社=静岡県磐田市)では、9月発売の新製品であるタングステンヘッドの超硬ホルダー「マックスVポイント」を出展する。
 「マックスVポイント」はホルダーヘッドにタングステン合金を使用し完全ソリッドに迫る性能を有する。開発者である曽根田社長は「超硬ホルダーの最終進化です」と、アピールする。
 従来の超硬ヘッドは一般スチールを使用しており、ヘッド部の貧弱性は解決ができなかった。しかし、ヘッド材にタングステン合金を使用し、接合面を特殊な形状にして、高精度な接合で完全超硬ソリッドと同等の性能を発揮することができた。
 同社は元々超硬ホルダーの修理を手がけており、その中で製品開発となるヒントを得たという。曽根田社長は「どのメーカーの超硬ホルダーも切り屑の排出性能を上げるとヘッドが弱くなりトラブルが起きる。ヘッドを短くすると切り屑が排出しにくくなり、高精度に加工し続けることが難しいという問題点に気づきました。切り屑の排出性能を上げながら、ヘッドを強くするには、材質を変えるしかないと色々試した結果、タングステンに辿り着きました」。価格を従来と同等程度にするため、2年かけて特殊な加工方法を生み出し量産できる体制を整えた。
 特長は次の通り。
@高精度加工の実現=タングステン合金ヘッドを採用し、超硬ソリッド同等の高精度を実現。
Aホルダー寿命が大幅アップ=タングステン合金ヘッドが従来スチールヘッドの5〜10倍の耐磨耗性アップ
B高信頼性能=焼結合金同士の結合により接合時の歪みが無く密着強度がアップ。
C高信頼性能2=接合部の断面積を従来メーカーの一・五倍にする事により強度アップを実現。
D高精度、極限加工=超硬部をチップに極限まで近づけるVポイント形状により、高精度加工と更なる突き出しを可能にし、切り屑排出性能も向上。
 当日は加工製品を多数展示する。
小間番号2A08

メカトロテック ジャパン 出展製品紹介
航空機産業の部品加工に
画期的なソリューション
NaITO 生産効率の向上を提案

 NaITO(東京都北区)は、航空機産業の部品加工における生産効率向上のため、様々な種類・形状のワークに対応できるクランピングユニットと切削工具において画期的なソリューションを取り揃えた。
 注目はドイツのゼロクランプ社の五軸加工機に適したクランプユニットで、複雑な部品のセットアップ時間を90%も短縮できる革新的な商品となっている。またアメリカ製のテクニグリップバイスは、ワークの歩留まりを最小限に抑え、クランプ剛性を最大限に高めることができる。
【主な出展製品】
・テーブルクランプ治具(ドイツ製)
・耐熱鋼・難削材用切削工具(ドイツ製)
・耐熱鋼・難削材用エンドミル(米国製)
・CFRP・ハニカム材加工用ツール(米国製)
・ゲージ・エアマイクロ(オヂヤセイキ)
小間番号2C17

メカトロテック ジャパン 出展製品紹介
リニア駆動の超高速マシニングセンタ
「TT1―400A」を出品
ソディック 世界初XYテーブルに自社製CFRP

 ソディック(神奈川県横浜市)は、世界で初めてXYテーブルに自社製CFRP(カーボン繊維強化プラスチック)を採用し、超軽量・極薄化することで「高加速度・高応答性」を可能にしたリニア駆動の超高速マシニングセンタ「TT1―400A」を開発、今年9月ドイツで開催のEMOショウや、今回のMECT2011に出展し、販売を始める。
 軽くて強いCFRPをテーブルに使うことで、XY軸駆動テーブル部は従来の100分の1に軽くなり、かつテーブルの厚みも5〜15分の1に薄くなる。これによりイナーシャを従来比50分の1まで極小化。同社のリニアモータと独自のモーションコントロール技術を組み合わせることで「変形を伴わずに高い加速度で、高速に動かせる高応答性のXY軸駆動テーブルが完成した」(同社)。
 さらにリニアスケールと加工物との距離を従来の二分の一まで近づけることができ、誤差の少ない、精度の良い位置決めを可能にした。また駆動部の軽量化は消費エネルギーの最小化をもたらし、加工時間短縮との相乗効果で大きな省エネがはかれる。
 CNCには自社開発の装置(LN3X=仮称)を塔載。新たなプラットフォームを組み込んでおり、加工工程に応じた専用機的な段取りシステムの構築にも、迅速かつ高い自由度で対応できる。
 標準価格で1,400万円から。年間400台以上の生産を計画。CFRPの自社製造も強化し、マシン性能の追求、製造原価の最適化をはかる。
小間番号3B11

メカトロテック ジャパン 出展製品紹介
「ウェーブミルWFX型」はじめ
新製品を中心に展示
住友電工不二越と合同で講習会も

 住友電気工業(兵庫県伊丹市)ハードメタル事業部は、隅削りカッタ「ウェーブミルWFX型」はじめとする、新製品を中心に展示する。
 「ウェーブミルWFX型」は、低コストで扱いやすいビス止め式チップを採用しながら、良好な壁面加工精度を実現し、優れた直角度を示す高精度・高品位の隅削りカッタ。新開発の刃先交換チップは、4コーナーが使用可能な低コスト設計。またビス止めタイプのため、チップの組み込み・交換がきわめて簡単という特長をもつ。
 さらに最適設計のチップと、カッタボディの精度の高さが優れた加工面品位を生み出すため、良好な壁面精度での隅削り加工を誰でも簡単に行うことができる。
 カッタボディはシェルタイプがφ五〇からφ250までの合計19アイテム、柄付きタイプがφ40からφ80までの7アイテム、刃先交換チップは、従来比150%の長寿命化を実現する「NewスーパーZXコート」を採用した、合計11アイテムを在庫化している。
 会期中の10月1日には「MECT2011 不二越・住友電工加工技術セミナー」と題して、新製品と最新加工技術の紹介を中心に、二社合同による講習会を実施する。両社は1999年の業務提携以降、切削工具の用途別開発を進め、超硬工具を中心に新製品を提供している。
▽日時=10月1日午後1時〜3時(受付開始は午後零時より、軽食を準備)
▽場所=ポートメッセなごや交流センター3階会議室
▽内容
@「航空機産業用難削材の加工技術」住友電気工業新市場開拓室室長 若林俊嘉氏
A「穴加工をスルーで見た加工提案」不二越工具事業部ラウンドツール技術部部長 関口徹氏
★共同開発品「GSXミル防振タイプ」
小間番号2A16

メカトロテック ジャパン 出展製品紹介
メカトロテック ジャパン 出展製品紹介
ミラーボールCBNチップなど
ダイジェット工業 最新製品を一堂に

 ダイジェット工業(大阪市平野区)は、新製品「ミラーボールチップ 材種JBN245」を出品する。
 ミラーボールは従来、JC8003等のコーティング材種をラインナップしていたが、超高速加工による加工時間の大幅短縮や大型プレス金型加工の長寿命化による無人稼働の要望に応えるべく、CBN材種をラインナップに追加した。
 【特長】@CBNチップにより鋳物・ダクタイル鋳鉄の超高速加工、長寿命化が可能A加工面粗度にも優れ、みがき工程の時間短縮も可能Bチップ正常摩耗時、φ16・φ20は1回、φ25・φ30は最大2回まで再研磨が可能。
 【サイズ】φ16(8R)、φ20(10R)、φ25(12.5R)、φ30(15R)の4サイズ。
 その他、QMミル、Sヘッド、ネガへプタの新製品なども展示する。
 小径多刃モジュラーヘッド「QMミルMPM形」
 【特長】@小型チップ使用で、刃先交換式ながら最小径φ10で2二枚刃、φ32で8枚刃の多刃仕様で、ソリッド工具並みの高速・高能率加工を実現A独自の三次元形状を有した低抵抗形チップ(高送り用および肩削り用)。肩削り用は壁面のタオレ0.02mm以下を実現。
 オール超硬・ラジアスタイプモジュラーヘッド「SヘッドSMSA形」
 【特長】@オール超硬シャンクアーバ『頑固一徹』に取付け可能なオール超硬・ラジアスタイプモジュラーヘッドAφ16で八枚刃の超多刃仕様B『頑固一徹』組合せ時の外周振れ精度は15μm以下と、ソリッドに匹敵する高精度C一般鋼からステンレス鋼、耐熱合金・チタン合金の高速・高能率加工まで対応。
 鋳鉄高能率加工用正面多刃フライス「ネガヘプタNHP形」
 【特長】@チップは七角形・ネガで両面の14コーナとも使用可能で経済的A外周部が逃げる7角形状を採用しており、14コーナ使用時で4.5ミリ、最大で6ミリの高切込み加工が可能B三次元ブレーカのポジ刃形採用で切削抵抗を他社同等品比約30%削減Cチップ材種は、耐摩耗性と耐欠損性のバランスの良い専用母材に、従来品より厚膜かつ高温で安定したアルミナ層(α型)を有し耐摩耗性を向上させた新コーティング「JC605X」を採用D本体は低消費動力のレギュラタイプと、より高能率な加工が可能な超々多刃タイプをラインナップ。
小間番号2C07

メカトロテック ジャパン 出展製品紹介
フェニックスシリーズと
最新CFRP加工用工具
オーエスジー 最新ソリューションを紹介

 オーエスジー(愛知県豊川市)は、「OSGの最新ソリューションはこれだ!」をメインテーマに、OSGフェニックスシリーズと最新CFRP加工用工具を大きく取り上げて展示する。
 そのほか、ドリル、タップ、エンドミルなど、高硬度鋼や耐熱合金等の難削材加工、極小径、超深穴、超高能率加工といった最新穴ねじ・ミリング加工を充実の新シリーズとトータルソリューションで提案する。
 接客コーナーの壁面には、書道家・浜野龍峰氏による、縦5メートル、横5メートルのメッセージを飾る予定。同社ではオーエスジーブースへの来場を呼び掛けている。
 ■OSGフェニックスシリーズ第4弾、「正面フライスカッタ PAO・PAS」いよいよ登場!
 2010年世界同時発売を開始した、刃先交換式工具のプレミアムブランドOSGフェニックスシリーズに、第4弾正面フライスカッタが加わった(9月12日発売の予定)。
 第1弾汎用粗取り工具、第2弾仕上げ用ボールエンドミル、そして第3弾の刃先交換式エンドミル。ソリッド工具で培ったオーエスジーの技術を活かし、オーエスジーの特色を盛り込んだOSGフェニックスシリーズに期待したい。
 ■最新CFRP加工用工具を一挙公開!
 CFRP(炭素繊維複合材料)の穴あけや、ミリング加工において、最先端を走り続けるオーエスジー。独自の超微結晶ダイヤモンドコーティング(PAT)とユニークな発想で設計された最新のCFRP加工用工具を展示。
 ■CFRPの切削加工実演(主催者企画展示コーナー)
 一号館コンセプトゾーンの主催者企画展示コーナーにて、OSGの工具を使用してCFRPの加工実演を行う。
 iPhone4のケースを削り出しで加工し、できあがった作品は、抽選で来場者にプレゼントする。
 ■テクニカルワークショップ
 オーエスジーでは今回、最新ソリューションをテーマに一講座を開催する。新製品・最新加工技術を中心に、オーエスジーのトップエンジニアが紹介する。
▽日時=9月30日午後1時〜1時40分
▽会場=2号館内セミナー会場
▽講師=デザインセンター開発グループ設計チームチームリーダー 乗松顕太朗氏
▽セミナー内容=インデキサブル工具の自社開発も始めたOSGが、穴、ねじ、フライスの最新ソリューションを紹介。高能率、高品位、コスト削減など、経営課題に直結する内容を提案する。
小間番号2A27

メカトロテック ジャパン 出展製品紹介
鋼/鋳鉄加工用超硬ソリッドドリル
WSTARドリルシリーズ「MQS」
三菱マテリアルツールズ MQL加工で威力を発揮
 三菱マテリアルツールズ(東京都墨田区)は、鋼/鋳鉄加工用超硬ソリッドドリルWSTARドリルシリーズ「MQS」等の最新の製品を中心に展示する。
 「MQS」は、幅広い被削材の穴加工に適応できる汎用タイプのWSTARドリルを、鋼/鋳鉄用に特化した新シリーズ。WSTARドリルで実績のあるウェーブ刃形に加え、最新のコーティングとクーラント穴形状の技術を採用することにより、特に環境負荷低減に有効なMQLによる鋼/鋳鉄の穴加工において、工具寿命の飛躍的な向上と、優れた加工穴精度を長時間にわたり維持することが可能。
【特 長】
@高い酸化開始温度と低い摩擦係数を有する、独自の結晶制御技術を用いた超多層PVDコーティング新材種「DP3020」により、鋼/鋳鉄加工において従来の2倍以上の工具寿命を実現。
Aユニークなクーラント穴形状“TRI Coolingテクノロジー”により、刃先の冷却/潤滑効率がアップし、鋼/鋳鉄の加工における工具寿命が飛躍的に向上。特にMQL加工において優れた効果を発揮。
Bトリプルマージンによるガイド性の向上と、工具側面のクーラント整流化によるマージン部の損傷抑制で、優れた加工穴精度の維持が可能。
※MQLとは、Minimum Quantity Lubricationの略。微量な潤滑油を圧縮空気に含有させたミストを供給して、切削工具の刃先を潤滑/冷却する方法。MQLを用いた加工方法をセミドライ加工と呼ぶ。
小間番号2C04

メカトロテック ジャパン 出展製品紹介
いコストで高水準のマーキング
レーザーマーカー「OPERA10」
東陽 クラス1の安全基準

 東陽(愛知県刈谷市)は、オールインワンレーザーマーカーをコンセプトとした「OPERA10」(オートメーター社製)を出品する。
 OPERA10は、ワークステーション一体型のためインターロック機能が標準でついており、作業者の安全基準(クラス1)を満たしている。また、Z軸テーブルも標準装備されており、ワークステーション横のハンドルで上下調整が可能なため焦点合わせが容易にできる。別途必要となるのはパソコンのみで簡単に刻印が可能。
【特 徴】
@安いコストで高い水準のマーキングを求められる少量多品種向け装置
AZ軸テーブルを標準装備
Bワークステーション横のハンドルで焦点合わせが容易にできる
Cマーキングエリア 60×60(mm)オプション、100×110(mm)標準
D外形寸法 W520×H630×D570(mm)
E質量 約40kg
小間番号2C09

メカトロテック ジャパン 出展製品紹介
『高能率加工を実現する
最新穴加工工具シリーズ』
菱高精機 ハイパフォーマンスツール

 菱高精機(高知県高岡郡)は、「高能率加工を実現する最新穴加工工具シリーズ」をコンセプトにハイパフォーマンスツールを提案する。
【主な出展製品】
◆DEEP HOLE DRILL
 パイロットドリルとの併用により、15D〜40Dの深孔加工にも対応。切屑処理を確実に行いスムーズに排出する優れた溝形状をもち、Wマージンによる安定した加工精度と特殊な刃先ホーニングにより高寿命を実現。
◆BTA・エジェクター方式 深孔加工工具シリーズ
 孔あけツールの世界標準をめざして、同社では中径・大径の深孔加工用工具としてBTA・エジェクター方式による工具シリーズの充実化を図り、より多くのユーザーのニーズに対応している。
◆リーマックス、リーマックスTS
 好評を博しているラピッドリーマーの次世代タイプとして、リーマックス、リーマックスTSを開発した。リーマックスはヘッド材質がサーメットのムクになっており、切削速度200m/min以上の超高速加工が可能で、なおかつ高精度・高能率を目指した工具である。
小間番号2C18

メカトロテック ジャパン 出展製品紹介
鋼旋削加工に幅広く適応
「T9100シリーズ」
タンガロイ 生産性向上に大きく貢献

 タンガロイ(福島県いわき市)は、鋼旋削用CVDコーティング材種「T9100シリーズ」、新ステンレス旋削加工用PVD材種「AH600シリーズ」等の新製品を中心に展示する。
 鋼旋削用CVDコーティング材種「T9100シリーズ」は、先行発売のT9115(P15相当)&T9125(P25相当)に続いて、T9105(P05相当)&T9135(P35相当)が発売され、シリーズが完成した。これにより、鋼旋削加工でのあらゆる領域をカバーし、幅広い加工に適用可能となった。
 新発売のT9105は耐摩耗性が大幅に改善され、寿命安定性が極限まで高められたことにより高速切削などの耐摩耗性を要求される領域で優れた性能を発揮。T9135は耐チッピング性と極めて高い耐欠損性を持ち、強断続切削において優れた性能を発揮する。
 T9100シリーズとして、T9105とT9135の九種類のブレーカが新たに発売された。
 新表面平滑化技術“PremiumTec”を採用した「T9100シリーズ」四材種と、充実した品揃えのブレーカとの組み合わせで、加工適応領域が大幅に広がり、ユーザーの生産性向上を劇的に改善する。
 新ステンレス旋削加工用PVD材種「AH600シリーズ」は、AH630とAH645の二材種を設定。ステンレス加工で問題となる凝着摩耗、境界摩耗や塑性変形に強く、低〜中速加工で抜群の信頼性を発揮する。
 AH630は耐摩耗性と耐欠損性のバランスに優れた汎用材種で、AH645は耐欠損性が高く断続加工に最適な材種である。いずれの材種にも新表面平滑化技術“PremiumTec”を採用し、より安定した長寿命を実現している。
 また、ステンレス加工用ブレーカに、仕上げ切削用SF形と、中〜重切削用SH形を追加。これにより、従来から好評の中切削用SM形と合わせて、仕上げ〜重切削加工までカバーする。AH600シリーズと新しく強化されたブレーカとの組み合わせにより、ステンレス旋削加工の信頼性が飛躍的に改善され、生産性向上に大きく貢献する。
小間番号2A22

メカトロテック ジャパン 出展製品紹介
テーマは『 環境・省エネ・ロボット』
10メーカーとコラボして出展
ダイドー 工場の自動化・省力化を提案

 ダイドー(名古屋市中村区)は、『環境・省エネ・ロボット』をテーマに、ニッセイ、富士変速機、ファナック、CKD、シュマルツ、パナソニック電工SUNX、エヌアイシ・オートテック、日本フェンス、IRONCAD、三菱電機のメーカー10社とのコラボレーションで出展する。
 その中から、真空機器専門メーカー・シュマルツの新商品、搬送対象ワークに最適なハンドを容易に構築できるモジュール式ロボットハンド「エンドエフェクタVEEシリーズ」を紹介する。
 エンドエフェクタVEEは軽量型のモジュール式ロボットハンドで、吸着パッドの種類・個数・配置を自在に組み合わせることができるので、パウチやフォイル、段ボール等ワークの材質やサイズに合った様々なハンドの構築が可能。ハンドの組立には機械による追加工が不要で、迅速かつ容易に組み立てることができ、立上げ時間および製造コストを抑える。軽量・コンパクトでロボットの負担にならず、高速搬送のアプリケーションに最適な製品である。
 真空エアの接続は垂直方向および水平方向から選択可能。ロボットへの取付けに便利なロボットフランジも四タイプから選択し追加することができる。
 基幹となるパーツには耐熱性・耐薬品性に優れFDA(米国食品医薬品局)承認材質であるポリスルホン(polysulfone:PSU)を採用しており、食品の搬送にも最適。圧力0.3MPaかつ134℃以上の環境下で使用できるため、蒸気滅菌を伴うアプリケーションにも使用することが可能となっている。
【主な特長】
@パッドの種類・個数・配置を自在に組み合わせることができ、ワークに最適なロボットハンドを構築可能。
A機械による追加工が不要で迅速・容易に組み立てることができ、製造時間も短縮。
B軽量なため、高速での吸着搬送に最適。
CFDAおよび蒸気滅菌環境に対応しており、食品業界での使用も可能。
 ダイドーは「弊社のキャッチフレーズである『FA&ロボット』という言葉の通り、工場の自動化・省力化を行うことによって、環境に良いモノ作りに役に立つ商品を提案させていただいていますので、是非お立ち寄りください」とブースへの来場を心待ちにしている。
小間番号1D13

メカトロテック ジャパン 出展製品紹介
世界初、0.1μm領域での
デジタル式マイクロメータほか
ミツトヨ 最新機種を多数展示
 ミツトヨ(神奈川県川崎市)は、CNC三次元測定機CRYSTA―Apex Sシリーズ、非接触ラインレーザプローブSuraface Measure,高精度デジマチックマイクロメータMDH―25M、各種形状測定機、ロックウェル硬さ試験機などの新製品を出品する。
 その中から、世界で初めて0.1μm領域での測定を実現(2011年6月現在同社調査)した『高精度デジマチックマイクロメータMDH―25M』を紹介する。
 同製品は1μmの測定保証が求められる小さな円筒ワークや金型部品、比較測定用の基準ゲージの校正、最終の検査工程他での高精度測定の要望に応えるため最小表示量0.0001mm(0.1μm)を実現したデジタル式マイクロメータ。
 高精度ねじを加工する技術と、新たに構築したねじ評価技術、新開発の高分解能ABS(絶対)ロータリセンサにより器差±0.5μmを実現、いままでの使い慣れたマイクロメータと同じ操作感覚でサブミクロン測定を実現している。測定の安定性のため、FEM構造解析と自社の素形材工場で製造した「高剛性フレーム」と、確実・安心なラチェット音の「ベアリングを内蔵した高性能定圧機構」を採用した。
 さらに、高精度測定を実現するための工夫として、手持ち測定時に手からマイクロメータのフレームに伝わる熱をおさえ、フレームの熱膨張による誤差を軽減するために、標準付属でフレームに取付け可能な「専用防熱カバー」を用意。また、従来のようにマイクロメータを測定時に固定するマイクロメータスタンド(オプション)での測定にも対応できる。
 『高精度デジマチックマイクロメータMDH―25M』には、新たに位置検出方式として新開発の電磁誘導式ABS(絶対)ロータリセンサを採用。電源ON毎の原点合わせが不要で、すぐに測定を開始できる。測定値の信頼性を高めた測長システムとして、また、シンブル部をどんなに早く回転させてもカウントエラーが起こらず、長い電池寿命を実現した信頼性と耐久性に優れた検出方式である。
【主な仕様】
▽測定範囲=0〜25mm
▽最小表示量=0.0001mm(0.0005mmに切替可能)
▽器差(20〇℃)=±0.5μm ※量子化誤差±一カウントを含まず
▽測定力=7〜9N
▽機能=プリセット機能(ABS測長系)、ゼロセット機能(INC測長系)、ホールド機能、最小表示量切替機能、ファンクションロック機能、ON/OFF機能、測定データ出力機能、エラー警報機能
▽質量=400g(防熱カバー付=440g)
▽電源=リチウム電池CR2032 1個
▽電池寿命=通常の使用状態で約2年
▽位置検出方式=電磁誘導式ABSロータリセンサ
小間番号2D07

メカトロテック ジャパン 出展製品紹介
「独自切削技術による節電の極意」
産業別に分かりやすく展示
サンドビックコロマント 加工効率向上等を提案

 サンドビックコロマントカンパニー(名古屋市名東区)は、「独自切削技術による節電の極意」をテーマとし、産業別の加工ソリューションの提案を分かりやすく展示する。さまざまな産業や加工領域において加工時間の短縮と安全な加工を実現する多種の新製品などを用いて、現在日本で問題になっているエネルギー問題の解決に貢献する加工効率の向上やダウンタイムの削減を提案する。
 主な見どころは次の通り。
@航空機エンジン・機体産業
 エンジンや機体関連の難削材加工におけるソリューションにおいて、世界中で加工コスト低減と生産性アップに展開している複合材のCFRP材、チタン材やアルミ合金などの最新ソリューションを紹介する。特に複合材の穴あけ加工における繊維の抜けや層間剥離を低減する最適な刃先形状を持ったドリル「コロドリル452」や、チタン合金での加工における最適なチップ材種「S30T」「S40T」などを展示する。
A自動車産業
 生産性向上と加工コスト低減が可能な工具を展示し、通常のものから高硬度材まで加工できるチップ材種の新世代コーティングチップとCBNチップなどを展示する。
Bサンドビック節電ツールプログラム
 切削抵抗の低い製品を取り揃え、消費電力の低減を提案する。また、高圧クーラント使用による切りくず処理対策が可能な「コロターンHP(ハイプレッシャー)」なども展示する。
 これらの展示工具以外にも、工具の使用状況を判断し、保守点検を行うSTC(サンドビック・ツール・クリニック)のコーナーを設け、見落としやすい工具メンテナンスが重要で、いかに最先端の工具を正しく効率良く使用できるかを説明する。
小間番号2C01

東洋バルヴ 緊急時に生活用水を守る
「緊急遮断システム」好調
前年実績4倍の販売数(名古屋地区管轄)

 東洋バルヴ(社長=長田行雄氏・本社=東京都中央区)では、地震が起きた際に飲料水用水槽(高架水槽・受水槽)に貯えた生活用水が管路の破壊により流出してしまうのを防ぐことができる緊急遮断弁と制御盤をセットにした「緊急遮断システム」の販売数が好調であり、名古屋地区管轄においては2011年4月から8月期で、前年販売実績の4倍の売れ行きとなっている。東日本大震災以降、防災意識の高まりを背景に販売が伸びている。
 「緊急遮断システム」は地震発生を感震器が感知・作動して水槽元弁が自動的に閉まり、水の流出と汚水の流入を防ぐ他、万一の停電にも無停電電源装置(UPS)により、遮断弁の作動が可能で水の確保ができる仕組み。
 阪神・淡路大震災の教訓があり、飲料水用水槽に貯えた生活用水を守る為、出水口緊急遮断弁の設置が国土交通省の基準や指針に盛り込まれた。
 建築設備と防災の分野でバルブを供給してきた東洋バルヴの実績から、中部地区においても病院や学校の現場で引き合いが増えており、「売り上げ目標に対しての進捗率は順調に推移しています」(名古屋営業所の大場意広所長)と話している。
 主な特長は次の通り。
@瞬時停電等による誤作動を極限まで防止
A使い勝手を考慮した、賢く・人にやさしい設計
B遮断弁のバリエーションが豊富
C遮断と同時にポンプ停止や警報出力ができる。
D節電対策を施した省エネ・省スペース設計
 また、給水用水槽以外に雨水貯留/排水系配管、工場設備配管への応用も可能。
 問い合わせは、東洋バルヴ名古屋営業所 大場所長
 TEL(052)582-5111まで。

応募者全員にプレゼント!
「2011カポリ謝恩セールW」開始
オンダ製作所 工事店を対象に

 配管資材の総合メーカーオンダ製作所(社長=恩田由紀氏・本社=岐阜県関市)は、工事店を対象にした謝恩セール『カポリ謝恩セールW』の応募を10月1日からスタートする。
 毎年大好評につき今回で四回目を迎える同企画の内容は、オンダ製作所の主力商品である樹脂管ワンタッチ継手『ダブルロックジョイント』又は架橋ポリエチレン管『カポリパイプW』を購入した際の、取り扱い説明書に付いている「応募券(シール)合計八点分」を一口として、応募した方全員に、東北応援グルメなど豪華商品をもれなくプレゼントする。応募口数に制限はないので、一人で何口でも応募できる。
 応募期間は2011年10月1日から来年1月31日までの4カ月間。日頃から弊社の商品を使っていただいている工事店の方々に感謝し、少しでも還元することで、皆様に喜んでもらいたい。また、景品に東北グルメを入れて少しでも復興にお手伝いになればと企画した。『カポリ謝恩セールW』の対象商品や、景品、応募要項などの詳細については、同社ホームページのトピックスより確認できる。
http://www.onda.co.jp/

『試作市場(しさくいちば)2012』と
『微細・精密加工技術展2012』
来年4月、東京で2展同時開催

 「試作市場(しさくいちば)2012」と「微細・精密加工技術展2012」が来年の4月26日、27日の2日間、大田区産業プラザPiOで同時開催される。両展を主催する日刊工業新聞社では現在、出展者を募集している。
 海外へのモノづくりシフトが進む現在においても、日本が誇る“高度なモノづくり力”は世界トップクラスを走っている。特に、「微細加工」「超精密加工」といった技術分野と、高度な技術力を駆使した「試作加工」分野への国内外からのニーズは依然として高い。
 今回は、これらの要素を兼ね備えた2つの展示会を同時開催することで、より多くの来場者を呼び込み、出展者の商談の機会を創出していく。
 出展対象は、【試作市場】機械加工分野(切削、プレス、板金など)、関連機器分野(CAD、RP造形機など)、RP造形分野(光造形、粉末造形、インクジェット造形など)、工業デザイン分野、【微細・精密加工技術展】微細加工技術分野、精密加工技術分野、加工機械・関連機器分野。
 主な来場者は製造業における研究・開発・設計、生産・製造、資材・購買担当者、経営幹部、その他関連研究機関・団体などで、来場目標を三千五百人としている。入場無料。
 併催事業として、講演会や出展者によるワークショップなども予定。
 出展に関する問い合わせは同展事務局(TEL06-6946-3384)まで。また、公式ホームページでも出展に関する情報を公開している。
・試作市場ホームページhttp://www.nikkan-event.jp/shisaku
・微細・精密加工技術展ホームページhttp://www.mmts.jp
【募集概要】
▽会期=2012年4月26日・27日の2日間、午前10時〜午後5時〔27日は午後4時まで〕
▽会場=大田区産業プラザPiO(東京都大田区南蒲田1-20-20)
▽出展料=普通小間[4u]15万7,500円(税込)
▽募集小間=150小間
▽出展申込期限=2012年4月2日

輸出契約高前年比3.8%増
プラントがアジアで増加
日本産業機械工業会 7月の産業機械輸出状況

 日本産業機械工業会がまとめた平成23年7月の産業機械輸出契約状況によると、7月の主要約70社の契約高は前年同月比3.8%増の1,147億3,900万円となった。
 内訳は、プラントが四件で157億7,400万円(前年同月比は前年同月に案件がなかったため比率を計上できず)、単体が同10.4%減の989億6,500万円となった。
 単体機械を機種別にみると、@ボイラ・原動機=北アメリカ、オセアニアの増加により前年同月比36.6%増A鉱山機械=北アメリカ、ロシア・東欧の減少により同86.0%減B化学機械=アジアの増加により同148.5%増Cプラスチック加工機械=ヨーロッパ、北アメリカ、南アメリカの増加により同16.2%増D風水力機械=アジアの増加により同86.9%増E運搬機械=ヨーロッパ、北アメリカの増加により同0.6%増F変速機=アジア、南アメリカ、オセアニアの増加により同4.8%増G金属加工機械=アジア、中東の減少により同94.7%減H冷凍機械=アジア、ヨーロッパ、オセアニアの増加により同14.4%増となった。
 プラントは、アジアが増加した。
 地域別構成比は、アジア63.4%、北アメリカ12.0%、オセアニア9.6%、ヨーロッパ7.1%、南アメリカ2.6%、中東2.4%となっている。

9月30日から3日間大抽選会
キッチンまつり’30開催
TOTO東海地区11のショールーム

 TOTOの東海地区を中心とした11のショールーム(岐阜・静岡・沼津・浜松・名古屋・岡崎・豊橋・春日井・半田・津・四日市)では、7月1日〜9月30日の期間、システムキッチン発売30周年を記念して
 まつりだ!わっしょい!「キッチンまつり30」を開催している。
 期間中、チラシを印刷してショールームに持参し、キッチンの見積りをしたお客様に、様々な特典を用意している。
@記念品の進呈
A「スーパークリーンフード」購入希望のお客様に、「ゼロフィルターフード」を無償グレードアップにて提供
B9月30日〜10月2日に開催する『大抽選会』の抽選券プレゼント。
 抽選券をお持ちの方対象に、9月30日から10月2日には、空クジなしの大抽選会が行われ、10万円旅行券等が当たる。そのほか、システムキッチンクラッソのスイスイ体験や、お子様も楽しめるイベントも盛りだくさん用意している。