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2009年(平成21年)8月
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2009年8月2日(日) 2354号
中部経産局管内 最近の地域総合経済動向
 中部経済産業局は7月8日公表の「最近の管内総合経済動向」で、管内(愛知、岐阜、三重、富山、石川の5県)の経済活動の総括判断を「低迷しているものの、生産面に持ち直しの動きがみられる」とし、前月からの判断を据え置いた。設備投資は、製造業の自動車関連をはじめとするほとんどの業種で大幅な減少となっていることから、前月の「製造業を中心に減少している」から「大幅に減少している」に2カ月ぶりに下方修正。一方、公共投資については「低調に推移しているものの、このところ下げ止まりの動きもみられる」から「持ち直している」に2カ月ぶりに上方修正し、輸出も「下げ止まりの動きがみられる」から「持ち直しの動きがみられる」に3カ月連続して上方修正した。(比較は断りのあるものを除き、平成21年5月の実績値による。)
鉱工業生産・出荷・在庫
 生産は、持ち直しの動きがみられる。
 鉱工業生産の動向を指数(5月速報)でみると、輸送機械工業、電子部品・デバイス工業、鉄鋼業などが上昇したことから、前月比12.8%増と2カ月連続の上昇となった。また、前年同月比は35.5%減と10カ月連続の低下となった。
 出荷は、輸送機械工業、電子部品・デバイス工業、鉄鋼業などが上昇したことから、前月比13.1%増と3カ月連続の上昇となった。また、前年同月比は35.9%減と10カ月連続の低下となった。
 在庫は、鉄鋼業、化学工業などが低下したことから、前月比0.6%減と4カ月連続の低下となった。また、前年同月比は5.5%減と4カ月連続の低下となった。
主要業種の動向
◆輸送機械

 輸送機械の生産は、持ち直しの動きがみられる。
 乗用車は、米国向け、EU向けおよび新興国向けで持ち直しの動きがみられることや、国内向け低燃費車が好調であるなど、持ち直しの動きがみられる。
 自動車部品は、国内完成車向け、国内メーカーの海外現地工場向けなどで、持ち直しの動きがみられる。
 航空機体部品は、航空機体メーカーに動きがみられることから、持ち直している。
◆一般機械
 一般機械の生産は、低水準で推移している。
 金属工作機械は、国内向け、海外向けともに低水準で推移している。
 繊維機械は、織機、紡績・準備機械とも主力の中国向けが低迷していることなどから、低水準で推移している。
 土木建設機械は、世界的な受注の落ち込みから、低水準で推移している。
◆電子部品・デバイス
 電子部品・デバイスの生産は、増加している。
 半導体素子・集積回路は、記憶素子(メモリ等)で需給が改善していることから、増加している。
 液晶素子は、テレビ向けが順調であることから、持ち直しの動きがみられる。
◆電気機械
 電気機械の生産は、低水準で推移している。
 開閉制御装置・機器は、自動車向けには持ち直しの動きがみられるものの、工場ライン向けが引き続き低調であることから、低水準で推移している。
 内燃機関電装品は、自動車向けを中心に持ち直しの動きがみられる。
 電動機は、自動車向けを中心に持ち直しの動きがみられる。
◆情報通信機械
 情報通信機械の生産は、下げ止まりの動きがみられる。
 民生用電子機械は、一部情報家電が不振となっているものの、液晶テレビの国内需要などが堅調であることから、全体としては下げ止まりの動きがみられる。
◆金属製品
 金属製品の生産は、低水準で推移している。
 アルミニウム建材は、ビル用、木造住宅用を中心に緩やかな減少傾向となっている。
 ばねは、自動車向けを中心に持ち直しの動きがみられる。
 ガス機器は、国内需要の低迷から低水準で推移している。
◆鉄鋼
 鉄鋼の生産は、低水準で推移しているものの、一部に持ち直しの動きがみられる。
 鋼板は、自動車向けで持ち直しの動きがみられる。
 棒鋼は、民間建築向けを中心に低水準で推移している。
 特殊鋼鋼材は、自動車向けで持ち直しの動きがみられる。
◆ファインセラミックス
 ファインセラミックスの生産は、持ち直しの動きがみられる。
 触媒担体・セラミックフィルタは、国内向け、国内メーカーの海外現地工場向けを中心に持ち直しの動きがみられる。
◆繊維・陶磁器
 繊維・陶磁器の生産は、緩やかに減少している。
消費・投資などの需要動向
◆個人消費

 個人消費は、弱まっている。
 百貨店では、母の日商戦が盛り上がりに欠けたほか、春物衣料や高額品が不振となっている。スーパーでは、新型インフルエンザの影響で、保存食品やマスクなどの日用品に特需がみられたものの、衣料品の不振や客単価の下落が続いている。なお、大型小売店販売(既存店ベース)を前年比でみると、百貨店が18カ月連続で、スーパーが10カ月連続で前年を下回り、全体でも14カ月連続で前年を下回った。
 コンビニエンスストア販売は、たばこ自動販売機に成人識別機能が導入されたことにより、たばこなどの売上増加が続いている。なお、販売額を前年比でみると、23カ月連続で前年を上回った。
 乗用車販売は、低燃費車の販売が好調となっており、エコカー減税などの効果がみられつつある。なお、新規登録届出台数を前年比でみると、普通車、小型車が10カ月連続で、軽自動車が7カ月連続で前年を下回ったことから、全体でも10カ月連続で前年を下回った。
 家電販売は、パソコン、デジタルカメラ、携帯電話などの情報家電が低調に推移しているものの、エコポイントの効果で、薄型テレビ、冷蔵庫などが好調となっている。なお、販売額を前年比でみると、6カ月ぶりに前年を上回った。
◆設備投資
 設備投資は、大幅に減少している。
 製造業では、自動車関連をはじめとするほとんどの業種で設備投資計画額が大幅な減少となっている。
 非製造業では、電力などで小幅の増加見込みとなっている。
 なお、管内主要8社の金属工作機械受注(国内向け)をみると、一般機械工業向けが9カ月連続で、自動車工業向けが10カ月連続で前年を下回り、全体でも11カ月連続で前年を下回った。
◆公共投資
 公共投資は、持ち直している。
◆住宅投資
 住宅投資は、減少している。
 新設住宅着工戸数を前年比でみると、持家が8カ月連続で、貸家が7カ月連続で、分譲が5カ月連続で前年を下回り、全体でも7カ月連続で前年を下回った。
◆輸出
 輸出は、持ち直しの動きがみられる。
 自動車や自動車部品で欧米向けや新興国向けに持ち直しの動きがみられる。なお、名古屋税関管内の輸出通関額(円ベース)を前年比でみると、10カ月連続で前年を下回った。主要地域(国)別でみると、米国向けが21カ月連続で、EU向けが16カ月連続で、アジア向けが10カ月連続で前年を下回った。
◆雇用
 雇用は、製造業を中心に悪化している。
 新規求人数は、人材派遣を含むサービス業、製造業などの業種を中心に22カ月連続で前年を下回った。
 有効求人倍率は、引き続き低下している。
 完全失業率は、上昇している。
◆企業倒産
 企業倒産(件数)は、9カ月ぶりに前年を下回った。
 企業倒産は、製造業で前年を上回ったものの、建設業、卸売業などで前年を下回った。

7月度定例理事会
情報交換も多岐にわたる
静岡県管工機材商組合鋼管・継手部会を開催

 静岡県管工機材商組合(理事長=伊藤捷三氏・沼津管材社長)では、7月10日午後3時より静岡市内の“マイホテル竜宮”において「7月度定例理事会」を開催し、各種報告事項を承認する一方、鋼管・継手部会を開き、日立金属静岡営業所の篠原所長より、商品市況動向について解説してもらった。
 理事会での、審議事項は次の通り。
 ▽第1号議案=管機連第47回通常総会報告の件
 6月18日にグランドアーク半蔵門で開催され、伊藤理事長、村松副理事長が出席した。
 決議事項としては、夏季一斉休暇を8月13日〜16日に、年末一斉休暇を12月30日〜1月3日と決めたほか、東京組合の展示会(7月29日〜31日)と大阪組合の展示会(9月10日〜12日)のPR発表があった。
 また、30年間の永きに渡り会長を務めた橋本政雄会長が勇退し、新会長に齋藤成八郎氏(斎長物産)が就任した。
 各地区理事長報告では、各地区それぞれの特色ある取り組みが報告された。
 伊藤理事長からは、静岡知事選で保守が敗北し革新知事が誕生、開港間もない静岡空港問題、最近盛んな工事店勉強会、青年部・実務担当者会運営等についての報告がされた。
 記念講演では、日本総研の柿本寿明講師による「内外経済の展望」について聴講した。
 ▽第2号議案=情報交換の件
 情報交換では、静岡空港問題から鳩山邦夫総務大臣更迭まで多岐にわたった。
 @静岡空港問題は、平均搭乗率が70%を割ると、県が支援金を支払う取り決めになっており、6月4日開港1カ月経過した7月2日までの搭乗者数(当初見込みは年間500万人だったが100万人に修正、その後民間会社の試算では60万人との結果も出ている)は国内・国際線合わせて4万3,000人と、平均搭乗率は67%に留まり、支援金を支払う(年間10数億円)可能性が高まっている。
 A金融機関のブラックリストの信憑性では、融資先の企業が債権を回収できないと判断した場合、そういった顧客を専門にする部署か別の回収専門の企業に債権が渡される。その時点で、個人の信用情報として情報を扱う企業に記録される。これが消滅する期間は五〜六年。これが一般的に言われているブラックリスト。
 警察と金融機関が連携してブラックリストの整備を進めていることから、上場会社でも反社会的勢力と関係のあるところは融資を受けられない可能性が高いと思われる。
 B郵政の西川社長を巡る鳩山邦夫前総務相の更迭問題では、毎年50億円も垂れ流すことに歯止めを掛ける上に、何千人の雇用を保証しての売却から判断すれば、決して叩き売りには当たらない、との鳩山前大臣の越権行為?と、売却金だけを取り上げる報道のあり方に疑問を呈した。
 議案審議の後は、「鋼管・継手部会」に移り、当日出席した日立金属の篠原所長より、中部地域の景況感の現状と見通しについて触れ、4〜6月期の景況判断はマイナス88.1と依然として厳しさながらも、前期に比べ僅か4.2ポイントであるが9期振りに改善に転じた。ただ、雇用や設備の過剰感は強まっており、全体として底ばいの状況にある。先行きについては、米国経済や個人消費の先行きに対する懸念は強く、持ち直しは10〜12月期以降になると見られている。
 管工機材関連市況の動向では、新興国の需要拡大やオリンピック等による建造ラッシュで鉄鉱石や製鉄、鉄スクラップなどの価格が急騰し、鉄くずがいくらでも高値で売れていたが、リーマンショックを境に、投機マネーの撤収で製鉄・スクラップ鉄などの資源バブルは一気に崩壊し、オリンピック特需や新興国にまで景気後退で、銅価格も1年前の高値水準に比べて6割程度にとどまり、鉄スクラップなどは4カ月で20分の1以下に下落する乱高下が続いている。
 4月の住宅着工件数は、6万6.198戸で前年同月比マイナス32.4%の5カ月連続の大幅ダウンとなり、年率換算値では77万9,000戸で、特に分譲マンションは66%減と危機的な状況になっている。
 概要説明の後は、日立金属の環境対応型鋳物継手「優めっき」、ステンレス配管用ワンタッチ式継手「SUS―DAKE」の商品研修を行った。

7月定例理事会
各種報告事項を審議
岐阜県管工機材商組合10月23日製販ゴルフ会

 岐阜県管工機材商組合(理事長=山田康博氏・山彦社長)では、7月6日午後5時より、岐阜市長良川川畔の“岐阜グランドホテル”を会場に「7月定例理事会」を開催し、10月23日に製販親睦ゴルフ会を開催することを決めた他、各種報告事項を審議した。
 当日審議された議案は次のとおり。
 ▽第1号議案=第32回通常総会収支報告の件
 5月27日午後5時30分より、岐阜グランドホテルで、正会員はじめ木曜会員ら20余名が出席し、各議案を審議し承認したあとは、懇親会を行い、中華料理を囲みながら互いに和やかに歓談に興じた。
 収支も予算枠内に収まった。
 ▽第2号議案=第57回製販親睦ゴルフ会の件
 10月23日に、岐阜関C・Cで開催と決めた。
 ▽第3号議案=管機連通常総会報告の件
 6月18日にグランドアーク半蔵門で開催され、組合からは山田理事長が出席。記念講演として日本総研の柿本寿明氏による「内外経済の展望」について聴講した。また、30年の永きに渡って会長職を勤めた橋本政雄氏が勇退し、齋藤成八郎氏(斎長物産)が4代目会長に就任した。
 第3号議案~研修会開催の件
 10月4日・5日の両日、神戸方面を訪れることになった。詳細については次回開催の理事会に発表する。
 ▽第4号議案=その他の件
 @賛助会員退会の件
 退会届が出されていた小島製作所、サンウェーブ工業、リス興業、神戸樹脂工業の3社の退会を受理した。
 A次回理事会開催日を9月8日に開催することを決めた。

サンコーフェア09盛況
“地球にやさしいモノづくり”
サンコー商事環境対応商品を多数展示

 サンコー商事(社長=野路周治氏、本社=名古屋市名東区高社21245)は7月9日午後1時より、愛知県刈谷市のジェイテクト・カスタマーセンターにおいて「サンコーフェア2009」を開催した。
 当日は開会に先立ち、野路社長が「本日ここに、第9回サンコーフェアの開催に当たり、ご協力をいただきましたジェイテクト様はじめ、本日ご出品いただいております44社のご協力の賜と深く感謝するものであります。今回のフェアは環境、“地球にやさしいモノづくり”をテーマに行っております。最近環境が大変クローズアップされております。環境にやさしい風が吹いているという感じがします。ともあれ、景気はまだまだ厳しい状況であります。本展示会を機に、一件でも多くの引き合いをいただき、この不況を乗り切っていきたいと考えておりますのでよろしくお願いいたします」と挨拶。
 続いてジェイテクトの植竹執行役員は、日頃の拡販に対する礼とあわせ、「厳しい状況の中で、弊社の製品に対して、引き合いと受注台数でも高い目標を設定していただいております。我々もご要望にお応えする最大限のサポートを、クイックレスポンスで対応したいと思っておりますので、さらなる受注拡大を共によろしくお願いいたします。私のモットーとして、和と心を大切にしたいと考えております。和の精神で、サンコー商事さん及び出展メーカーさんとチームワークを良くし、力を発揮する。心を一つにして、心からお客様と接していきたい。さらに我々の技という技術を加えて、お客様の心をつかむように、フェアの大成功を期待します」と述べた。
 サンコー商事新入社員の力強い「エイエイオー」の掛け声を唱和し、フェアが開幕した。
 今年の展示会は、環境のテーマに沿って、@加工ACAD/CAM・測定Bアセンブリ・搬送C環境関連の4つのゾーンに分け、メーカー各社の役立つ技術や製品が展示紹介された。
 同時開催された、日立ツールの「加工半減セミナー〜加工半減運動による環境負荷低減〜」と太陽の「環境セミナー〜廃油・廃液に新たな価値を与える太陽ECOシステム〜」のテクニカルセミナーも好評を博した。

7月定例役員会を開催
8月の「キャンプの集い」に
愛機工青年部昨年を超す171名が申込み

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=野田道典氏・ノダキ社長)の青年部(部長=森庸一氏・森哲社長)は7月14日午後7時より、組合事務局において7月の定例役員会を開催した。役員会では、通常総会や組合野球大会の報告のほか、キャンプ、ビアパーティー、講演会などについて話し合われた。
 森部長の挨拶に続いて議事に移り、はじめに、6月5日に東京第一ホテル錦で開催された通常総会について時津総務幹事長(新栄商會)が報告。出席53名で、現役青年部員の欠席は三名のみと非常に高い出席率であった。来賓として野田理事長はじめ四名の理事が出席した。全議案とも原案通り可決承認され、3名の卒業生を無事に送り出すことができた。新入部員は7名。また、次回の総会開催日に関しては、6月第1週の金曜日を変更する方向で検討されている。
 続いて、組合野球大会の経過報告を近藤野球担当幹事(長村商店)が行った。7月4日に愛知県一宮総合運動場野球場で準決勝戦が行われ、各ゾーンの決勝進出チームが決定した。Aゾーンは新栄商會とナカガワ、Bゾーンはモリタとサンコー商事。決勝戦は8月22日、愛知県一宮総合運動場野球場で午前9時開始予定。
 8月1、2二の両日にわたり岐阜県関市の黒谷キャンプ場にて行われる「キャンプの集い」は、7月10日に申し込みを締め切り、参加者171名(内訳は、男性117名、女性30名、子どもが男子15名、女子9名)となった。加藤キャンプ担当幹事(センサスヤマモト)が「皆様のお蔭で予想以上に集まりました。ご協力ありがとうございました」と感謝の言葉を述べた。当日は、厚生担当の青年部員13名が参加し運営にあたる。また、7月23日には厚生で直前の打ち合わせを行うこととした。森部長より「くれぐれも事故に気をつけていただくとともに、昨年に引き続いてエコ活動をよろしく」と声が掛けられた。
 ビアパーティーについては、遠藤会合担当幹事(理研測範)が、8月21日午後7時よりアスナル金山(名古屋市中区金山町1-17-1)の韓国料理「金山ソウル」にて行うことを伝えた。参加人数は40から45名を予定、参加費は3,000円。
 講演会については、渡辺講演担当幹事(井高)が説明。7月29日午後6時30分より名古屋都市センター(名古屋市中区金山町1-1-1)において、熱田支部との合同による講演会を開催する。青年部より18名、熱田支部より21名、合計39名が参加。前理事長で山下機械会長の山下隆蔵氏が講師となり「熱田の歴史と今日」と題して講演する。
 その他の件では、矢野会計(滝川物産)が会費の徴収状況について報告したほか、野崎厚生幹事長(常磐精機)より愛知県中小企業団体中央会による講演会等の補助制度について説明があり、申請中であることが報告された。
 次回役員会は8月21日、ビアパーティー開催前の午後6時から行われる予定。

新製品紹介も実施
提案表彰も50件に上る
北陸桃友会第16回定期総会開催

 北陸桃友会(会長=宮重清氏・ミヤシゲ社長、ベンと販売店の集い)では、6月24日午後5時より、金沢市内のANAクラウンプラザホテル金沢において「第16回定期総会」を開催し、全議案をいずれも承認可決したあとは、懇親会を行い、互いに親睦を深めた。
 総会は、ベン金沢営業所の後藤所長の司会・開会の辞で開会、次いで、宮重会長より、出席方のお礼並びに、新製品開発に対する期待と、それを拡販し厳しい状況を乗り越える熱意のほどを述べたあと、宮重会長が議長を務めて慎重審議をおこなった。
▽第1号議案=平成20年度事業報告・決算報告承認の件
▽第2号議案=平成21年度事業計画・収支予算承認の件
▽第3号議案=その他の件
 以上を慎重審議し、原案通り承認可決した。
 引き続いて製品開発・改良案表彰に移り、採用提案(9件)、類似提案(41件)併せて50件の提案表彰を行った。
 以上で総会を終了し、ベンの深澤社長が、日頃の拡販に対してのお礼を述べ、会社の認知度を上げるための活動を始めており、また、低シェア商品の拡販PRの要請が行われた。
 引き続いて、横澤本部長より、メーカー資料の説明、後藤所長より新製品紹介(カートリッジ式定流量弁(大規模受水槽への過流量制限に最適)、逆止弁(90℃対応・水道法性能基準適合品)、保温ジャケット(蒸気バルブ省エネ対策用保温ジャケット・着太郎)、環境保全・省エネ・安全・安心製品、通気弁(マイナス20℃の場所に設置可能)、蒸気用減圧弁(高圧用)、その他)が説明された。
 懇親会は辻副会長(辻さく社長)の乾杯音頭で開宴、終始和やかに懇談に興じ、中島会計幹事(中島管材鋼機社長)の中締めで閉宴した。

滝川会 ビアパーティー開催
景気の山登りに備えて英気を養う
会員・賛助会員145名参加

 滝川会(会長=須藤清勝氏・須藤鋼機会長)は7月11日午後6時より名古屋市中村区名駅南のビアレストラン「スーパードライ名古屋」で、会員、賛助会員ら145名が参加してビアパーティーを開催した。
 冒頭、須藤会長は「皆さん、今日は暑いのにご苦労様です。ビアパーティーは楽しいですね。仲良く大いに飲みましょう。よろしくお願いします」と挨拶。
 続いて滝川社長が「今日はかくも大勢の皆様にお集まりいただきましてありがとうございます。このビアパーティーも回を重ねまして今年で18回目となりました。昨年は最高の参加をいただきましたが、一年が経ちましてどうなるのかと思っておりましたところ、お陰さまで145名の方々にお集まりいただき嬉しい限りでございます。日頃の営業活動では、皆さんご苦労が多いかと存じます。谷が深ければ、その後の山を高くまで登れるという楽しみが期待される。本日から山登りを目指して、どこまでも登り続けられるように、ビールをエネルギーにして山登りに備えてください。当社の男性社員全員が参加しておりますので、なんなりとお申しつけいただき、本日は楽しんでいっていただきたいと存じます」と挨拶した。
 石原副会長(石原商事社長)による乾杯の発声で懇親の場となり、大勢の人たちが行き交う大変賑やかな雰囲気の中、参加者は互いに親睦を深めていた。取引先各社の協力を得て行われた抽選会では、中日・阪神戦のチケットをはじめ、ワイン、ウイスキー、高級梅干しなど数多くの賞品が用意され、会場は大いに盛り上がった。また、パーティーの後半はカラオケタイムとなり参加者は楽しいひと時を過ごした。
 最後は、長縄三枝電機常務による中締めでお開きとなった。

さいたま営業所開設
KVK 西関東営業所移転

 KVK(岐阜市黒野・社長=末松正幸氏)は、関東支社内おいて、営業業務の拡張と地域密着営業の推進を図るため、「さいたま営業所」(所長=森敏浩氏)をこのほど開設した。
 また、「西関東営業所」(所長=飯塚清貴氏)は、営業業務の拡張を図るため、このほど事務所を移転した。
 「これを機会に、より一層のサービス向上に努めていきたい」と、同社関係者は述べている。
 ■「さいたま営業所」
▽所在地=〒330-0852 埼玉県さいたま市大宮区大成町1-129渋谷ビル4F
▽TEL048-663-4740
▽FAX048-663-4741
▽業務開始日=7月21日
▽担当営業地区=埼玉県全域、群馬県全域、長野県一部(小諸、佐久)
 ■「西関東営業所」
▽新所在地=〒226-0025 神奈川県横浜市緑区十日市場町820-3第2サンワードビル2F
▽TEL045-983-5095
▽FAX045-983-5104(いずれも従来どおり)

三菱マテリアル新製品
深切込み加工用エンドミル
「SPX形」に『シェルタイプ』を追加

 三菱マテリアルツールズ(社長=高田修氏、本社=東京都墨田区横網1-6-1)は、三菱マテリアルが開発、製造する刃先交換式・深切込み加工用エンドミル「SPX形」に「シェルタイプ」を追加し、販売を開始した。
 2007年1月に発売された深切込み加工用エンドミル「SPX形」は、切りくずの分断に優れた独特の波形切れ刃インサートや高い壁面精度を実現した三次元曲面切れ刃インサートと、高い本体剛性により、100mmを超える深切込みに対応した側面加工のエキスパートとして、大形構造物の革新的な機械加工能率向上を実現している。
 今回、さらに本体剛性と有効刃列数をアップした「シェルタイプ」の追加により、高い送り速度による高能率加工を可能にする。
 「SPX形シェルタイプ」の主な特長は次の通り。
 @最大切込み量58mmで、極めて剛性の高い切れ刃径φ63mmとφ80mmの二種類を規格化し、重切削加工に対応。
 A新開発の先端刃インサートと、らせん状に最適に配置された側面刃インサートにより、従来のシャンクタイプの2倍の有効刃列を有し、高い送り速度による高能率加工が可能。
 B標準的なフェースミルアーバ(FMA形、FMH形)に合わせた、取付け規格を採用。
 追加規格は、深切込み加工用エンドミルSPX形シェルタイプ インサート4型番、ホルダ2型番。
 標準価格(代表型番)は、インサートJPMX140412―WH(VP15TF)が1,210円(税込み1,271円)、ホルダSPX4R06324CA058Aが17万4,000円(税込み18万2,700円)、SPX4R08024DA058Aが18万4,000円(税込み19万3,200円)。初年度の販売目標を1,500万円としている。
多機能形ショルダーカッタ
「APX4000形」にも

 三菱マテリアルツールズは、三菱マテリアルが開発、製造する刃先交換式・多機能形ショルダーカッタ「APX4000形」に「シェルタイプ」を追加し、販売を開始した。
 2006年7月に発売された多機能形ショルダーカッタ「APX4000形」は、低切削抵抗と高耐欠損性を高い次元で融合した新世代の切削工具として、高い評価を得ている。
 今回、さらに用途の拡大を図るべく、深切込み加工用として「シェルタイプ」を追加。同工具により、鋼や鋳鉄のみならず、航空機部品に多用されているチタン合金の機械加工においても、高い生産性を実現する。
 「APX4000形シェルタイプ」の主な特長は次の通り。
 @低切削抵抗インサートを配列した長い切れ刃長を有し、びびりの発生しやすい深い切込みでも高能率の加工が可能。
 A用途に合わせて、切れ刃径φ50oとφ63oの2種類を規格化。
 B標準的なフェースミルアーバ(FMA形、FMC形、FMH形)に合わせた、取付け規格を採用。
 追加規格は、多機能形ショルダーカッタAPX4000形シェルタイプ ホルダ2型番。
 標準価格は、APX4K―050A09A042RAが14万8,000円(税込み15万5,400円)、APX4KR06316CA056Aが17万3,000円(税込み18万1,650円)。初年度の販売目標を1,500万円としている。

5軸制御高精度立形マシニング
「NMV3000DCG」受注開始
森精機製作所小型ワーク向け機種登場

 森精機製作所(社長=森雅彦氏、本社=名古屋市中村区名駅2-35-16)は、五軸制御高精度立形マシニングセンタNMV3000DCGの受注を開始した。
 近年、自動車や航空機産業をはじめとした分野において、エネルギー効率を向上させる部品の生産量が増加している。この動向に伴い、小型・複雑形状ワークの高効率・高精度加工が求められており、そのような加工に対応し、かつ使いやすい工作機械のニーズが高まっている。そのニーズに応えるため同社は、五軸制御高精度立形マシニングセンタNMVシリーズの新機種としてNMV3000DCGを開発した。
 NMVシリーズは、高速・高精度加工と優れた作業性を兼ね備えた理想の五軸制御加工機を目指して開発がスタートした。既存機種であるNMV5000DCG(最大ワークサイズφ700mm×450mm、最大積載質量300kg)、NMV8000DCG(最大ワークサイズφ1,000mm×500mm、最大積載質量1,000kg)には森精機独自の技術であるDCG(重心駆動)、DDM(ダイレクト・ドライブ方式モータ)、ORC(オクタゴナルラム)、さらにTop Box in Box構造を採用することで高速・高精度加工を実現しており、多くのユーザーからその能力が評価されている。
 NMV3000DCGは最大ワークサイズφ350mm×300mm、最大積載質量100kg(オプションにより150kg)まで対応可能。既存機種と同様に独自技術を採用することで、高速・高精度加工を可能とした。作業性に関しては、機械前面からテーブル中心までの距離の短縮により、既存機種よりさらに優れた接近性、視認性を実現した。
 また、NMV3000DCGは長時間無人運転、多品種少量生産の高効率化を可能にするため、オプションとして大容量AWC(自動ワーク交換装置)や豊富な工具収納本数を用意しており、ユーザーの用途に応じた仕様を選べる。
 販売先は、自動車、航空機、医療機器、金型産業など。
 定価は、2,838万円(MSX―701W)、2,939万円(MSX―711W)。月産15台。
【NMV3000DCGの特長】
@高速・高精度加工
 Y、Z軸の直動軸駆動にはDCG構造を採用。移動体の重心を均等に配置された二本のボールねじで駆動することで振動を抑制し、加工精度の向上、加工時間の短縮、工具寿命の延長を実現する。さらにTop Box in Box構造を採用することでオーバハングが無く、高速でも安定した送りを実現。Z軸には正八角形のラム構造であるORCを採用し、高速移動により摺動面が発熱した場合でも可動物の中心を一定に保ち、高速移動での高精度加工を可能にしている。B、C軸の回転軸にはギヤを経由せず直接駆動力を伝達するDDMを採用することで、バックラッシゼロや伝達効率の向上による高速・高精度割出しを実現する。これらの独自技術によって高精度加工を可能にし、NAS規格979の同時五軸制御における真円度では3.00μmを実現する。
 またC軸回転速度は標準で150min−1、オプションとして2,000min−1(旋削仕様)を用意しており、旋削加工も可能。
A優れた作業性
 NMVシリーズの作業性の良さは従来機よりユーザから好評を得ている。NMV3000DCGでは、機械前面からテーブル中心までの距離を従来機と比べ100mm短縮し400mmとすることで、さらに接近性、視認性を向上し、段取り時間の短縮による生産性の向上が実現する。また、AWC(自動ワーク交換装置)は機械側面に取り付けられるため、機内への接近性、視認性を失うことなく作業できる。さらに機械上部のY軸プロテクタが開閉することでクレーンを利用することができ、ワークの着脱をスムーズに行うことができる。
B長時間無人運転、多品種少量生産の高効率化
 AWCはユーザーのワークサイズに応じてパレットを34面(最大ワークサイズφ350mm×300mm)、120面(同φ200mm×150mm)、114面フレキシブル(同φ200mm×150mm、φ350mm×300mm)と用意した。マガジン工具収納本数については標準で21本、オプションとして61、91、121、160、240、320本を用意しており、これらの豊富なバリエーションの中からユーザーに最適な仕様を選ぶことで、長時間無人運転、多品種少量生産の高効率化を可能とする。

新ねじ切り工具シリーズ
『TUNGTHREAD』
タンガロイ「ST形」をリニューアル

 タンガロイ(社長=上原好人氏、本社=川崎市幸区堀川町580ソリッドスクエア)は、新ねじ切り工具シリーズ「TUNGTHREADシリーズ」を全国で発売した。
 旋削用ねじ切り工具として好評を得ているST形ねじ切りシリーズに、新材種AH725およびNS730を設定し、品揃えを大幅に拡充。「TUNGTHREADシリーズ」としてリニューアルした。多彩な種類のねじにおいて、工具寿命の延長および仕上げ面品位の向上を実現する。
 新PVD材種AH725は、高硬度かつ密着性の良い新(Ti、Al)N膜と耐塑性変形性・靭性に優れた微粒子超硬母材を採用。幅広い被削材に対応可能で、特に鋼・ステンレスの加工で長寿命化を実現する。
 サーメット材種NS730は経済性が高く、表面平滑技術を採用しているため鋼加工においてコーティング超硬ではだせない光沢感のある仕上げ面を得ることができる。
 設定アイテムは300以上と大幅に拡充。メートルねじから航空宇宙機器用ねじまで各種規格を取り揃え、ピッチ違いも豊富に設定しているため、多彩な種類のねじに対応できる。
 切りくず処理に優れる三次元ブレーカ付インサートと、高精度な研削級インサートの2種類のインサート構成で、ユーザーの用途に応じて選択できるシリーズとなっている。
〈標準価格〉
・M級三次元ブレーカ付インサート
 PVDコーティング材種AH7251,200円(税込み1,260円)、16ER15ISO―B1,200円(税込み1,260円)など全65形番。
 サーメット材種NS7301,000円(税込み1,050円)、16ER15ISO―B1,000円(税込み1,050円)など全61形番。
・研削級インサート
 PVDコーティング材種AH7252,260〜7,210円(税込み2,373〜7,571円)、11IR10ISO2,260円(税込み2,373円)、16ER10UNJ2,900円(税込み3,045円)など全220形番。
〈販売見込み〉
 初年度6,000万円。

年前半は前年並みの高水準
世界同時不況で需要激減
マニピュレータロボット統計08年1―12月期

 日本ロボット工業会は6月29日、マニピュレータ、ロボットの2008年1―12月期の生産・出荷実績を発表した。これは同会の月別統計調査(正会員及び賛助会員)と会員外へのアンケート調査を基に、業界全体の実績としてまとめられたもの。実績社数は109社。これによると08年1―12月期の生産額は前年に比べ12.7%減少し2年連続のマイナス成長。出荷額は、国内出荷額が前年比13.4%減、輸出額が同8.1%減で、トータルでは同10.2%減少し2年連続のマイナス成長となった。概要は次の通り。
【受 注】
 08年1―12月期の受注額は、前年比15.7%減の6,210億円となり、2年連続のマイナス成長となった。
【生 産】
 08年1―12月期の生産額は、前年比12.7%減の6,220億円となり、2年連続のマイナス成長となった。
 年前半は前年並みの高水準で推移したものの、世界同時不況の影響で急激に悪化した。リセッションにより、すべてのユーザ産業で動きが止まり、ロボット需要も激減した。
 二大ユーザである自動車産業と電気機械産業では、設備投資の延期や縮小、凍結が世界規模で実施されることとなり、その影響には多大なものがあった。そのため現状では急回復は望めないことから、今年09年の年間見通しは非常に厳しいものと予測される。
【出 荷】
 08年1―12月期の総出荷額は、前年比10.2%減の6,498億円となり、2年連続でマイナス成長となった。国内出荷額は、同13.4%減の2,472億円となり、3年連続でマイナス成長。輸出額は、同8.1%減の4,027億円となり、七年ぶりにマイナスに転じた。これは01年のITバブル崩壊の年以来となる。
◎国内出荷内訳
 自動車産業向けは、前年比4.0%増の950億円となり、3年ぶりにプラスに転じた。電子・電気機械産業向けは、同26.9%減の945億円となり、2年連続でマイナス成長となった。
 自動車向けでは、溶接用で若干の落ち込みがあったものの、マテハン用や塗装用で堅調な需要があり、ほぼ前年並みの実績となった。
 一方で、電気機械向けは、主にFPD(液晶、プラズマなどの薄型ディスプレイ)、半導体向けやパソコン、携帯電話関連での需要低迷が全体を押し下げている。
◎輸出内訳
 溶接用は、前年比3.2%減の572億円となり、2年ぶりにマイナスに転じた。電子部品実装用は、同22.5%減の1,711億円となり、7年ぶりにマイナスに転じた。
 自動車向けの主要用途である溶接用では、欧州向けは堅調に推移し、中国向けは伸長著しい状況にある中、米国市場の低迷が全体を押し下げる要因となった。
 電子・電気機械向けの主要用途である電子部品実装用は、主要マーケットのアジア向け(特に中国)が年後半に失速しマイナスに転じた。FPD(ガラス基板搬送)用は、薄型TVなどの売れ行き好調を背景に、欧米、アジア向けなど全般に大きく伸長した。半導体(ウェハ搬送)用は、年間を通じて低迷し大きく前年を下回るとともに、今後の先行き見通しも厳しい状況にある。

都市水害の軽減、水循環に
雨水貯留浸透ユニット
前澤化成自由な組み合わせ可能

 前澤化成工業(東京都中央区八重洲)は、近年、都市化により地面の雨水貯留・浸透量が低下しており、加えて気候変動による大雨増加で浸水被害も発生しやすく、雨水コントロールの重要性が高まりつつある中、都市水害の軽減、水循環に向けて「雨水貯留浸透ユニット」を開発し脚光を浴びている。
 同ユニットは、本体を自由に組み合わせて、フレキシブルな設計を実現している。
 また、雨水貯留・浸透施設を設置する場合、設置費用の一部を助成する制度を採用している市町村がある。
 主な特長は次のとおり。
@砕石が不要=施工性・確実性アップを実現
 雨水浸透マスの施工を簡略化した。本体を組み立てたあと、透水シートを巻いて掘削した穴に埋めるだけなので、雨水浸透マス設置に必要な「砕石」が不要。工事にムラがなく、確実な設置が可能。
A狭小地にも対応=狭い敷地でも、形状を変えて設置可能
 敷地に合わせて、形状を「ボックス型」、「L字型」など自由に組み合わせて設置することができる。
B集中して設置=敷地の美観を損なわない
 必要な浸透量に合わせることもできるので、設置するユニットを減らすことができる。省施工が可能な上に、表面の蓋を少なくでき美観も損なわない。
C再生材を使用=環境に配慮した再生材を使用
 ユニット下部は再生PP材製。PVC製ユニット上部と組み合わせてリサイクル率60%以上。軽量で強度に優れ、T―2耐荷重対応。
D豊富な貯水量=高い空隙率を誇る
 本体ユニットの空隙率は約88%と高く、十分な貯水量を確保できる。
 その他詳細については、中部支店名古屋営業所(名古屋市中村区名駅3-17-34・TEL052-582-0946)へ問い合わすとよい。

竹本秀明氏(竹本設備)が見事優勝
21年度ゴルフ会開催
山信会 正・賛会員50名参加

 山信会(会長=石川敏明氏・石川管工社長、山信と販売店・メーカーの集い)の「平成21年度ゴルフ会」が、7月1日豊田市芳友町深田の中京ゴルフ倶楽部において、正会員並びに賛助会員等50名が参加して盛大に開催され、竹本設備の竹本秀明氏(写真)がネット71.8で見事優勝を飾った。
 当日は午前8時30分の集合時間にはほぼ全員が集まり、山信小川社長の開会挨拶に続いて、山信百合嶋部長のルール説明の後、一組より順にスタートを切った。
 梅雨の合間と言うこともあり雨はスタート前には上がったが、蒸し暑い一日となり、参加者全員汗だくでプレイにいそしんでいた。
 プレイ終了後は表彰式を行い、石川会長の挨拶の後、入賞者にそれぞれ賞品が贈られた。
 上位入賞者は次の皆さん。
▽優勝=竹本秀明(竹本設備)N71.8H13.2
▽2位=東隆将(浜島防災システム)N72.8H7.2
▽3位=樽谷統夫(牧野管工)N73.0H12.0
▽4位=中根鎌治(中根管工)N73.0H24.0
▽5位=渡辺達也(カネカツ)N73.4H15.6
(敬称略)

設置スペース50%に縮小
エコキュートPシリーズ
ダイキン好調な売れ行き示す

 ダイキン工業は、ヒートポンプユニットの能力アップなど三つの新技術により貯湯ユニットを半分にコンパクト化して設置スペースを50%に縮小し、今まで設置が困難だった住宅でも設置可能な「ダイキンエコキュートPシリーズ」を発売し好調な売れ行きを示している。
 新たに搭載した3つの新技術は、@圧縮機の高速回転技術を搭載した新開発の「ハイパワーヒートポンプユニット」、A高密度構造設計による「コンパクト貯湯ユニット」、Bクイック&タイムリーな給湯を実現する「ハーフリー制御」。
 エコキュートは主に夜間に沸き上げた湯を貯湯ユニットに貯め、給湯能力を確保している。
 新開発のPシリーズは、三つの新技術で貯湯容量が半分(180?)でも370?タイプと同等の給湯能力を発揮する、地球環境に優しい「エコキュート」。
 この商品は独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の共同研究を行った「小容量タンクにより給湯する実用技術」の成果を活用し商品化したもの。
 【特長】
@業界トップの省スペース
 貯湯ユニットは新聞紙1頁大(幅430mm×縦560mm)で、住宅隅の隣地境界(通常500mm)にも容易に設置できる。
A軽量でスリムな貯湯ユニットなので、狭い通路や角でも二人で搬入が可能
 業界トップの最軽量(49kg)とコンパクト化で、搬入が難しい狭い通路や曲がり角でも容易に搬入することができる。
Bコンパクトな貯湯ユニットでも2〜5人家族に幅広く対応できる給湯パワー
 沸き上げ能力は瞬間最大10kWのハイパワーで、シャワー1人分の湯を最短20分で沸き上げる。コンパクトな貯湯ユニットでも、最大5人家族まで対応できる。また、来客や帰省などで一時的に人数が増える場合にも柔軟かつ最適な給湯制御を行う。
C省エネ性に優れた高効率ヒートポンプ方式なので、給湯にかかる光熱費はメーカー試算によるとガス給湯機(都市ガス)に比べ約3分の1(年間25,000円)に低減。家計と環境に優しい給湯機。
 その他の特長としては、▽キッチンやシャワーで湯を使っていても浴槽の湯張りや加熱ができる「ツイン給湯機能」、▽ホワイトバック液晶やダイレクト操作で使い勝手に配慮した「らクリア リモコン」、▽貯湯ユニットの前板を外さず配線の接続ができる「簡単配線施工」、▽高温たし湯方式で最大4mの階下浴槽への対応も可能、▽特定有害物質の使用を規制したEUの「RoHS指令」への対応や省資源梱包で環境に配慮している。価格は、63万円(税抜き)。
 その他詳細については、ダイキン空調東海(名古屋市東区白壁1-17・TEL052-955-0712)へ問い合わすとよい。

内需の非製造業向けが増加
外需は全機種で減少
日本産業機械工業会5月の産業機械受注

 日本産業機械工業会がまとめた平成21年5月の産業機械受注状況によると、5月の総受注高は前年同月比28.4%減の3,809億7,500万円で、このうち内需は同32.2%増の3,311億2,300万円、外需は同82.3%減の498億5,200百万円となった。
 内需のうち、製造業向けは前年同月比48.1%減、非製造業向けは同283.6%増、官公需向けは同5.6%減、代理店向けは同27.9%減であった。
 内需で増加した機種は、ボイラ・原動機(前年同月比208.9%増)の一機種。減少した機種は、鉱山機械(同50.2%減)、化学機械(同15.0%減)、タンク(同36.2%減)、プラスチック加工機械(同69.0%減)、ポンプ(同8.0%減)、圧縮機(同44.3%減)、送風機(同56.6%減)、運搬機械(同43.7%減)、変速機(同53.9%減)、金属加工機械(同88.4%減)、その他機械(同3.0%減)の11機種であった。
 一方の外需は、5月のプラント案件はゼロ。
 すべての機種が減少し、ボイラ・原動機(前年同月比80.2%減)、鉱山機械(同11.6%減)、化学機械(同90.7%減)、タンク(受注金額がマイナスのため前年同月比を計上できず)、プラスチック加工機械(同73.8%減)、ポンプ(同87.3%減)、圧縮機(同29.3%減)、送風機(同95.3%減)、運搬機械(同84.7%減)、変速機(同59.2%減)、金属加工機械(同97.4%減)、その他機械(同24.8%減)であった。
 機種別の動向をみると、ボイラ・原動機は鉄鋼、外需が減少したものの電力の増加により前年同月比52.0%増となり、鉱山機械は窯業土石、鉱業の減少により同37.0%減、化学機械(冷凍機械を含む)も外需の減少により同62.5%減となった。タンクは電力の減少により48.7%減、プラスチック加工機械は化学、自動車、その他製造業、外需の減少により同71.6%減となり、ポンプも外需の減少により同46.8%減少した。圧縮機は一般機械、外需、代理店の減少により同35.8%減、送風機も鉄鋼、電力、運輸、外需の減少により同65.9%減少した。運搬機械は鉄鋼、電気機械、自動車、外需、代理店の減少により同62.2%減、変速機が一般機械、その他輸送機械、その他製造業、外需の減少により同55.0%減、金属加工機械も鉄鋼、外需の減少により同94.7%減少した。

中が見える&色分けできる
スケルトンカラーコンテナ
トラスコ中山「スケルコン」新発売

 機械工具卸商社のトラスコ中山(社長=中山哲也氏、大阪本社=大阪市西区新町1-34-15トラスコグレンチェックビル)は、プライベート・ブランド商品の「TFD(トータルファクトリーデザイン)シリーズ」として、スケルトンカラーコンテナ「スケルコン」を発売した。
 デザイン性と機能性を追及した商品ラインナップで作業空間のイメージを一新させることをコンセプトとした、TFDシリーズの「カスタムワゴン」「カルティオ」に続く、第三弾。
 同製品は、中が透けて見えるため、コンテナの中身が判別しやすく、管理の効率アップが図れる。また、積み重ねて使用できるのも特長。
 用途に合わせて使い分けできるよう、オレンジ、レッド、ブルー、ブラック、透明の五色のバリエーションを用意。種類の多い部品の整理、区分けに最適で、探す手間を減らすことができる。
 外形寸法は間口361mm×奥行272mm×高さ126mm、有効内寸が間口308mm×奥行233mm×高さ115mm。ポリプロピレン製で、容量9?、質量500kg。
 メーカー希望小売価格は1,260円(税別)。

輸出契約高前年同月比82・7%減
アジア向けが7割強に
日本産業機械工業会5月の産業機械輸出

 日本産業機械工業会がまとめた平成21年5月の産業機械輸出契約状況によると、主要約70社の5月の輸出契約高は前年同月比82.7%減の468億6,400百万円となった。
 プラント案件はなく、単体で前年同月比79.9%減となった。
 機種別にみると、ボイラ・原動機がアジア、北米の減少により前年同月比80.3%減、鉱山機械はアジアが増加したもののアフリカの減少により同10.3%減となり、化学機械も中東、南アメリカの減少により同94.4%減少した。プラスチック加工機械と運搬機械、金属加工機械はアジアの減少によりそれぞれ同75.3%、同86.3%、同71.0%減少。風水力機械はアジア、中東の減少により同42.1%減、変速機がアジア、ヨーロッパ、北アメリカの減少により同59.2%減、冷凍機械もすべての地域が減少し同66.4%減となった。
 地域別構成比は、アジア72.6%、ヨーロッパ10.4%、中東6.9%、北アメリカ5.6%、アフリカ2.7%、オセアニア1.1%となっている。

2009年8月9日(日) 2355号
ねじEDI/SaaS協議会
経産省中小企業IT経営革新支援事業
物流改革プラン成果発表会
自動受発注・販売・調達在庫管理システム

 ねじEDI/SaaS協議会(事業管理責任者=鈴木建吾八幡ねじ社長)は7月21日午後2時より、「物流改革プラン」成果発表会を名古屋市中村区椿町の名鉄ニューグランドホテルで開催した。発表会では、IT経営に対する経済産業省の取り組みの紹介や、システムの概要説明、2件の事例紹介などが行われ、来賓をはじめ、ねじ業界関係者らおよそ150名が参加した。
 「物流改革プラン」は、八幡ねじが自社開発し運用する、受注から出荷に至るまでのシステム「YaCS基幹システム」をSaaS化し広く提供することで、ねじ業界の経営力・生産性向上に貢献することを目標としたシステム。SaaS(Software as a Serviceの略)とはソフトウェアをネットワーク経由のサービスとして提供・販売する形態で、利用者は使用した分だけの料金で済む、新たなコンピュータの導入が不要など、中小・小規模企業でも安価かつ容易に使用できる。

 同システムは、自動受発注(販売EDI機能、調達EDI機能)と基幹業務システム(販売管理、調達管理、在庫管理など)からなり、利用者は使いたい機能を自由に選べる。また、既存システムとの連携も可能。操作も容易で、受発注におけるコストダウンにつながる。「平成20年度経済産業省中小企業IT経営革新支援事業」の受託事業として推進され、このほど完成した。
 冒頭の挨拶で鈴木八幡ねじ社長は、「物流改革プラン(ねじEDI/SaaS協議会)は一年かけてできたものでございます。平素は、私共への商品供給にさまざまな形でご協力を賜っており、そのお蔭をもって私共が商売できるということで、心より感謝申し上げます。このプランは、私共とのつながり方をより良いものにするための手法ではなかろうかと考えております。私共の会社をめぐる昨今の環境は非常に厳しく、経済が低成長で推移している中、皆様もさまざまなご努力をされているここと存じます。私共がこの物流改革プランを作成いたしました目的は、八幡ねじの社是でもあります『三方善』の精神からでございます。三方善とは、仕入先様、お客様、そして私共の三者が共に発展していくという、共存共栄を目指した考え方です。三方善の精神でなければ、いくらある会社だけが発展しても、いずれその企業体は社会から無くなる。皆が共に発展できるような形を作ることが、真に永続する道であると考えております。物流改革プランは三方善の実現のために作ったもので、社会貢献につながれば大きな喜びです。弊社は、2008年の2月に中小企業IT経営力大賞を受賞いたしました。この受賞を機に、IT分野での社会貢献をしていきたいと考えました。具体的には私共のシステムを公開し、広く皆様に使っていただくということです。これが物流改革プランです。このプランは、プログラムを作らなくても、システムが無くても、ただコンピュータがあれば、いつでもどこでもEDIができるというもの。ローコストで、受発注の効率化ができるものです。また、私共のこのシステムは、あらゆる分野で共通に利用できるものと思っております。趣旨にご賛同いただきました、大阪ハンマーキャスター、加藤螺子製作所さんと共に、ねじEDI/SaaS協議会を発足させていただきました。この協議会活動は、ねじ業界の経済力、経営力、生産性向上に貢献するものであるということで、経済産業省様からも認めていただくことができまして、昨年度の経済産業省の中小企業IT経営革新支援事業の受託事業として、国の代わりにシステム開発をすることとなりました。このたびシステムが完成しまして、実際に運用を開始いたしました。そこで皆様に、この成果をご報告する運びとなりました。このシステムをお使いいただければ、必ずや皆様の企業の効率化に貢献できるのではなかろうかと思っております。しかしまだまだ、これは発展途上でございます。今後益々進化をさせていく所存です」と同プランについて紹介。

 また同氏は、ねじ産業の今後について「昨今の大きな問題として、値下げ競争がございます。それも今までは日本国内だけでしたが、台湾、中国、マレーシアというように東南アジア全域が舞台となってまいりました。特にこれからは輸入品が大きな問題となります。一言に輸入品と云っても、アジアの国々からの輸入品には品質の悪いものも混じっております。お客様の中には、輸入品はダメというところと、輸入品であっても採用するという会社がございます。しかし不良品は論外です。日本国内に不良品を入れないことが、我々ねじ商社に課せられた最低の責務であると思っております。しかし現実には、そうしたチェック機能を持っていない輸入商社が大部分です。不良品が安いのは当たり前です。反対に良品であれば、国産品と同じ値段でも良いわけです。我々商社は、品質管理の下に、不良品を入れない努力をいたします。不良品を販売しますと、ねじ業界全体の体質が疑われます。そしてねじ業界の社会的地位も低下することになります。日本の製造業は輸入品に負けないコスト(価格)を実現することが課題となります。国際的な価格競争は避けられませんが、それはあくまでも、同一品質での戦いとなります。過去において日本は、品質の悪い時代がありました。しかし品質向上の努力をした結果、日本の品質は上がり、皆様ご存知の通り、中国からの旅行者は日本の電化製品を買って帰ります。仮にメイド イン チャイナであっても、日本で電化製品を買っていきます。誰でも品質の良い物を買いたい。これは当たり前でございます。最終的には同一品質、同一価格という時代が来ると考えられます。ここで私共八幡ねじグループは、低価格を実現するために、皆様とより良い関係をさらに構築して合理化に邁進していきたいと考えております。私共は今、取り引きをしておりますが、それをやめて取り組みをしてまいりたいと存じます。取り組みというのは、本当に一体となって合理化努力をしていくことです。そして低価格時代に、低価格高品質を実現できるように努力したいと考えます。社内で構築しました新しい合理化の手法に関しまして、ご要望があれば公開いたします。そうすることにより、お互いに成長していきたいと考えております。私共は皆様と共に、国際化の流れに流されるのではなく、自らコントロールできるような企業体になっていきたいと考えております。そして、日本の産業界を支えて、世界に誇れるグループとしてやっていきたいと考えております。厳しい時代だからこそ、真に皆様と知恵を出し合ってさまざまな合理化をし、お互いの力を結集しより良いものを作っていきたい。本日の会を第一歩として、皆様と共に業界、さらには業界を越えての発展、社会貢献に寄与していきたいと考えております」と述べた。
 続いて、三橋一美中部経済産業局地域経済部情報政策課長が「IT経営と経済産業省の取り組み」について説明した。
 成果発表では、ITコーディネーターの高間正俊氏(名古屋コンサル21)が同プランの概要を紹介した後、参加企業(加藤螺子製作所、大阪ハンマーキャスター)のケーススタディが発表され、零細企業でも費用をかけずに効率よく取り組めることや、大手において製造、在庫の無駄を省き効率化が図られた事例などが報告された。
 最後に、臺上正美八幡ねじ常務が今後の展開計画を発表。その中で「業界毎に異なるEDIフォーマットを、今後はどの業界でも使えるよう共通化に努める。また、機能拡張も行っていく」と述べた。

“心の休息” 窪田貞三 
その2 「ゼロになる」

 心にシコリや拘りが残っている以上、真の“心の休息”は取れません。真の心の休息を取るためには、心を一度リセットすることが必要です。つまり、ゼロになるということです。全てを忘れ、ゼロになることが真の心の休息なのです。しかし、人は忘れようとすればするほど、忘れることが出来ず、逆に拘ってしまい、なかなかゼロにはなれないものです。ではどうすれば良いのか?その方法とは、「忘れることさえ忘れること」なのです。
 理念経営における休息の定義
 休息とは、自らの意思で、今後の生きていく活力を生み出すための時間を取ることである。基本的に休息と休みは違う。休みは祝日や病欠なども含まれるが、休息は自らの前向きな意思で行うこと。
*息=自分の心 で 休む=休息

ねじ商連第32回ねじ実態調査の
回収率アップに努める
愛鋲協 第2回理事会を開催

 愛知鋲螺商協同組合(理事長=鈴木建吾氏・八幡ねじ社長)の平成21年度第2回理事会が7月13日午後6時より、組合事務所で開催され、鈴木理事長はじめ理事7名が出席した。
 鈴木理事長の挨拶に続いて議事に移り、各議案を慎重に審議した。
 第1号議案=事業部委員会に関する件では、六月の共同購入の実績が報告された。
 第2号議案=日本ねじ商連第34期通常総会については、参加者が出来るだけ一緒に移動できるよう大野理事が中心となって切符の手配など取りまとめを行うこととした。当日は、9時15分に名古屋駅太閤口付近に集合し、9時30分発の新幹線で会場へ向う。また、宿泊ホテルをシングルで使用したいとの要望があり、関係組合と協議する。
 第3号議案=平成21年度理事表彰(名古屋商工協同組合協会関係)に関する件では、組合功労者(市長表彰)候補者として一名を推薦することとした。
 第4号議案=平成21年度優秀従業員表彰(名古屋商工協同組合協会関係)に関する件は、組合員へ7月15日に推薦書を送付、締め切りを7月30日とする。表彰式は10月20日に名古屋ガーデンパレスで行う。
 第5号議案=第32回ねじ流通商社経営実態調査に関する件は、ねじ商連より依頼があり、調査票を7月15日に発送するよう準備を進める。回答の締め切りは8月20日。この調査結果は経産省へ提出され業界の基礎資料となるために、回収率アップについても検討された。
 第6号議案=その他は、7月6日の愛知県中小企業共済協同組合代理所会議に事務局が出席したことを報告。この共済保険は、少ない掛金で保障が大きく、組合にも手数料が入るなどメリットが多いため、加入促進に向け申込書類を組合員に送付することとした。
 次回理事会は9月16日、午後6時より組合事務所にて行われる予定。

2009年技能五輪国際大会に
Duraシリーズを提供
森精機 オフィシャルサプライヤーとして参加

 森精機製作所(社長=森雅彦氏、本社=名古屋市中村区名駅2-35-16)は、今年9月1日から7日までカルガリー(カナダ、アルバータ州)で開催される、第40回技能五輪国際大会(WorldSkills Calgary 2009)のオフィシャルサプライヤーに認定された。これは2007年静岡県沼津市で開催された第39回技能五輪国際大会に続き、2大会連続の認定となる。
 技能五輪国際大会は、参加国の技能水準の向上を図ることを目的に2年に一度開催されており、これまでに延べ一万人以上の若手技能者がその技を競い合ってきた。今回の大会は、世界51カ国から厳しい予選を勝ち抜いてきた千名を超す技能者が参加し、世界一を目指して技能を競う。
 技能五輪国際大会では、選手の技術を発揮させることが出来る機械としてDuraシリーズの立形マシニングセンタ『DuraVertical 5100』と2軸CNC旋盤『DuraTurn 2050』が選ばれ、フライス盤や旋盤などの競技種目において、20台以上が使用される予定。Duraシリーズは「シンプルかつ頑丈」な構造を追求した機械であり、その信頼性は多くのユーザーより評価を得ている。今回選ばれたのもその実績が認められた結果だと言える。
 今回の大会で、「CNCフライス盤」「CNC旋盤」「製造チームチャレンジ」の3種目に参加する選手には、事前に同社開発の先進オンライン学習システム「Education On Demand」を受講し、使用機械に関する基本知識を学んでもらう。

庭園バーベキューを開催
岐阜商工同好会 ビールで暑気払い

 岐阜商工同好会(会長=竹中孝之輔氏・西濃機工会長)は7月17日午後6時より、岐阜市柳ヶ瀬通のホテル・グランヴェール岐山で「庭園バーベキュー」を開催した。
 冒頭、竹中会長が日頃の会運営への協力に対し礼を述べた後、「庭園バーベキューを今年も開催させていただきました。これから暑くなりますので、ビールで暑気払いをして暑い夏を乗り切っていただきたい」と挨拶。
 生ビールで乾杯し、ホテルの庭園で思い思いに肉や海鮮、野菜を焼きながら歓談。秋の旅行会についても会場や行き方を話し合うなど、楽しいひと時を過ごした。

21年度機械工業生産額見通し
13%減の65兆8千725億円
日本機械工業連合会2年連続減少の見通し

 日本機械工業連合会はこの程、平成21年度機械工業生産額見通し調査の結果を発表した。同調査は、平成20年度の生産額および輸出額の実績と平成21年度の生産額の見通しに関し、機械関係の各機種別工業会50団体に対しアンケートにより本年5月時点での回答を求め、とりまとめたもの。これによると、日本の機械工業は前年度からの世界同時不況の影響を受け極めて厳しい状況にあり、企業収益の悪化や設備投資の減少、個人消費の伸び悩みなどで水面下の景況がまだ続くとし、平成21年度の機械工業生産額は前年度比13.0%減の65兆8,725億円と2年連続の減少となる見通しを示した。
 同会が発表した概況は次の通り。
平成20年度 の生産動向
 日本の機械工業は、アジア、北米を始め、新興国や資源国向けを中心とした輸出の伸びやエネルギー、環境分野などの堅調な設備投資に支えられ、一部の業種を除き堅調に推移していたが、秋口の米国発の国際金融危機とそれに伴う急激な世界経済の減速や、世界的な株安、円高等の影響を受け、年度後半は輸出の急減に加え、設備投資の減少や個人消費の落ち込みなど、内外需とも極めて厳しい状況となった。
 こうした中で平成20年度の機械工業生産額は前年度比12.7%減の75五兆6,904億円となった。
 業種別では、一般機械の生産額が同15.1%減の13兆9,218億円、電気機械が同8.7%減の7兆3,685五億円、情報通信機械が同5.8%減の7兆6,039億円、電子部品・デバイスが同7.1%減の9兆7,057億円、輸送機械が同16.7%減の29兆7,146億円、精密機械が同5.1%減の1兆3,346億円、金属製品が同7.4%減の2兆9,279億円、鋳鍛造品が同13.6%減の2兆6,917億円となった。
平成21年度 の生産動向
 日本の機械工業は前年度からの世界同時不況の影響を受け極めて厳しい状況にあり、とりわけ自動車産業、電気・電子産業など輸出ウェイトが高く産業の裾野の広い業種を中心に不況の影響はほぼ全業種に及んでいる。このため機械工業では大幅な減産による在庫調整を行っており、政府による経済対策の効果とも相俟って、一部の業種では生産に底入れが感じられ始めている。また、輸出にも下げ止まりの兆しが見られるなど一部に持ち直しの動きも見られる。
 ただ、企業収益の悪化や依然ストック調整圧力が強く設備投資は大幅に減少、雇用情勢も一段と厳しさを増し個人消費も伸び悩んでおり、機械工業の環境は依然厳しく水面下の景況がまだ続くと見られる。輸出も中国など一部で底入れの兆しが見られるものの、米国の本格的な回復が遅れており輸出環境も依然厳しいものと見られる。
 こうした中で平成21年度の機械工業生産額は前年度比13.0%減の65兆8,725億円となる見通しである。
 機械工業の主な動向は次のとおり。
@一般機械
 一般機械の生産額は前年度比(以下同様)18.1%減の11兆4,069億円となる見通しである。
 機種別にみると、ボイラー・原動機は内需が設備投資の抑制、外需は資源国や途上国での大型投資の見直しや延期等が見込まれ11.4%減、土木建設機械は引き続き内需の冷え込み、外需も中国以外では回復の時期が遅れるものと見込まれ23.1%減、ポンプ・送風機・圧縮機は内需、外需ともに減少し15.0%減、油空圧機器は建設機械向けの需要減とそれに伴う輸出の減少で16.6%減、ロボットは二大ユーザーである自動車産業と電機・電子機械産業向けが引き続き先行き不透明で厳しい状況にあることから20.0%減の見通し。
 金属工作機械は後半にやや持ち直すと見られるものの不況の長いトンネルを抜け出せずにおり63.0%減、第二次金属加工機械は輸出の減少幅は小さくなってくるものの前年度下期からの受注激減が影響し42.8%減、繊維機械は、編組機械の増加が期待できるものの、紡績機械、準備機械の大幅な減少が見込まれ、全体では18.2%減、食料品加工機械は底打ちが期待されているものの前年の減少の影響もあり3.0%減、木材加工機械は輸出割合の高い合板機械も厳しく景気回復には時間がかかることから23.7%減、事務用機械は世界的な経済環境の悪化と海外での現地生産が進み国内生産の減少傾向が続くことから36.1%減、冷凍機・同応用装置は猛暑の期待や家庭用エアコンにはエコポイント等の付与もあり伸びが期待されることから0.1%増、軸受は景気対策の効果や在庫調整の進展が期待されるものの国内や欧米での景気の先行きが不透明なこともあり5.4%減、半導体製造装置及びFPD製造装置は、半導体デバイスの需要回復も既存設備の稼働率の向上で対応されるため、製造装置の投資にまでは回らず、低迷が続くことから15.8%減少する見通しである。
A電気機械
 電気機械の生産額は前年度比(以下同様)8.8%減の6兆7,200億円となる見通しである。
 機種別にみると、回転電気機械・静止電気機械器具・開閉制御装置は設備投資の冷え込みや輸出環境の悪化などの影響を受け15.2%減、民生用電気機械は、生活に密着している製品で堅実な市場とはいえ、景気減退の波を受け上期はその影響も大きいと予想されることから4.8%減、電球は景気後退から前年度並みに回復すると予測され0.1%増、電気計測器は、電気計器が減少するものの、電気測定器、工業用計測制御機器、放射線計測器、環境計測器が増加し、全体では2.1%増加する見通しである。
B情報通信機械
 情報通信機械の生産額は前年度比(以下同様)9.6%減の6兆8,728億円となる見通しである。
 機種別にみると、民生用電子機器は、薄型テレビへのエコポイント付与による需要の高まりが大きく期待されプラスを見込むが、全体では景気後退からの買控え等の影響による上期の大幅な落ち込みをカバーできず4.2%減、通信機器は、有線通信機器のうち有線ネットワーク関連機器は、FTTHの増加に伴い、デジタル伝送装置は増加するが、交換機の減少傾向が続き、ネットワーク接続機器はIP化・ブロードバンド化があらゆる分野に更に浸透し伸び、有線端末機器は市場自体の縮小が続いており、有線通信機器では2.6%減、無線通信機器は携帯電話のマーケットの好転は考えにくく13.4%減、通信機器全体では11.2%減、電子計算機及び関連装置は14.8%減少する見通しである。
C電子部品・デバイス
 電子部品・デバイスの生産額は前年度比(以下同様)6.9%減の9兆397億円となる見通しである。
 各国での経済対策の効果によりデジタル最終製品需要が拡大することが期待され、電子部品などへの波及効果は大きいものの、上期の大幅な落ち込みの影響は大きく、電子部品は8.6%減少、電子デバイスは6.0%減少する見通しである。
D輸送機械
 輸送機械の生産額は前年度比(以下同様)15.4%減の25兆1,291億円となる見通しである。
 機種別にみると、自動車は、一部の乗用車に環境対応車の普及促進税制による需要喚起が期待できるものの、雇用・所得環境の悪化により乗用車全体では減少、商用車のうちトラックは景気後退による輸出・生産・設備投資の大幅減から物流量の落ち込みが続くことや、バスについても景気後退による減少が見込まれ、自動車全体では15.8%減の見通し。自動車部品は、国内外の自動車市場の回復が当面見込めないことから、部品生産も引き続き厳しい状況が見込まれ20.0%減、産業車両は、フォークリフトトラック、ショベルトラックともに上期は国内向け、輸出向けとも、前年度下期並みの落ち込みが続くものの、下期は在庫調整の進展や前年度の反動が期待され、輸出を中心に回復が見込まれるが、年度計では厳しく17.9%減、鋼船は、引き続き安定した竣工が続き、船価回復後の受注船も順次竣工するため1.2%増、航空機は、発動機、機体部品、装備品が増加するものの、機体、発動機部品が減少し、全体で4.1%減少する見通しである。
E精密機械
 精密機械の生産額は前年度比(以下同様)5.8%減の1兆2,578億円となる見通しである。
 機種別にみると、計測機器は測定機器、試験機、測量機器ともに減少し6.8%減、光学機械は写真機が3.5%増、望遠鏡・顕微鏡が22.2%減、カメラの交換レンズ・付属品が1.5%増、光学機械全体では1.9%減少する見通しである。
F金属製品
 金属製品の生産額は前年度比(以下同様)9.9%減の2兆6,384億円となる見通しである。
 機種別にみると、鉄構物・架線金物は3.9%増、ばねは22.7%減、機械工具は、特殊鋼工具、超硬工具、ダイヤモンド工具がともに減少し、全体では31.0%減少する見通しである。
G鋳鍛造品
 鋳鍛造品の生産額は前年度比(以下同様)11.6%減の2兆3,805億円となる見通しである。
 機種別にみると、粉末冶金製品は17.0%減、鍛工品は輸出依存傾向の強いユーザー産業の回復の足取りが鈍く大幅な需要回復は難しい状況にあり7.8%減、銑鉄鋳物は5.4%減、可鍛鋳鉄・精密鋳造品は1.4%減、非鉄金属鋳物は8.6%減、ダイカストは24.1%減少する見通しである。

総受注額前年同月比72.8%減の350億円
前月比プラス基調が持続
日本工作機械工業会6月の工作機械受注

 日本工作機械工業会がまとめた2009年6月の工作機械受注実績調査報告(確報)によると、6月の受注額は、前年同月比72.8%減の350億円で13カ月連続のマイナスとなったが、前月までマイナス80%前後だった減少幅がマイナス70%前半へと改善を示している。前月比では26.9%増と5カ月連続のプラスとなり、今後もこの増加傾向が続くかが注目される。
 内外需別にみると、内需は、前年同月比74.5%減の145億円となり、17カ月連続のマイナス。前月比では17.3%増と3カ月連続のプラスとなったが、伸び率は外需に比べて鈍い。
 内需の業種別受注額は一般機械が70億円(前年同月比73.1%減・15カ月連続マイナス、前月比35.2%増・4カ月連続プラス)、自動車は30億円(同83.8%減・12カ月連続マイナス、同7.5%減・3カ月ぶりマイナス)、電気・精密が17億円(同64.8%減・9カ月連続マイナス、同5.2%増・3カ月連続プラス)。主要業種は自動車のみ前月比マイナスとなったものの、多くの業種でプラスとなった。前年同月比では、電気・精密がマイナス60%台と改善を示し、その他の業種で官公需・学校のみがプラス(13.4%増)となった。
 一方の外需は、前年同月比71.4%減の205億円となり、08年12月以来の200億円台を回復。13カ月連続のマイナスとなったが、前月に引き続きマイナス70%台となり持ち直しの動きが継続している。前月比は34.6%増と2カ月連続のプラスとなった。
 国・地域別の受注額の推移をみると、主要三極ではアジア、北米で伸びをみせるも、欧州が低迷。受注額は、アジアが96億円(前年同月比63.6%減・11カ月連続マイナス、前月比36.8%増・2カ月ぶりプラス)となり、自動車を中心に中国、韓国、また精密機械でタイなどに受注増がみられた。欧州は33億円(同87.1%減・12カ月連続マイナス、同11.5%減・2カ月ぶりマイナス)。前月比ではドイツ、イタリア、うち中欧を除いた国・地域でマイナスとなった。前年同月比でもフランスを除きマイナス80%台となり、依然低水準で底ばいの状況が続いている。北米は73億円(同57.5%減・13カ月連続マイナス、同91.5%増・2カ月連続プラス)で、アメリカが66億円となり、自動車におけるスポット受注がプラスの要因の一つとなった。
 1―6月の受注累計額は、前年同期比81.1%減の1,481億円で、1―5月に比べ減少幅が改善を示した。
 内需の受注累計額は、前年同期比81.5%減の642億円。このうち、一般機械が297億円(前年同期比80.5%減)、自動車が120億円(同88.5%減)、電気・精密が79億円(同76.9%減)となり、いずれも1―5月に比べ減少幅が改善を示した。
 また、外需の受注累計額は、前年同期比80.7%減の839億円となり、主要三極ではアジアが353億円(前年同期比77.2%減)、欧州は186億円(同87.7%減)、北米が279億円(同75.6%減)といずれも1―5月に比べ減少幅が改善を示した。

「金型・試作加工機」を中心に
プライベートショー開催
山下機械 昨年オープンの善進工場で

 工作機械・工具の販売及び専用工作機械の設計製作を行う、山下機械(社長=乾正樹氏、本社=名古屋市熱田区中田町8-20)は7月17、18の両日、同社善進工場(名古屋市港区善進本町354)にてプライベートショーを開催した。
 今回は、景気回復の引き金となる新製品開発に必須な「金型・試作加工機」の実演に重点を置き、その周辺機器など選りすぐりの商品を展示。
 また、昨年九月に小型専用機の生産能力拡大、JIGMACの拡販、専用機の稼働率アップ&長寿命化によるユーザーの設備費低減を図るオーバーホール能力の拡充などを目的に、第二工場としてオープンした「善進工場」のお披露目も兼ねて行われた。
 会期中は180社から272名が会場に訪れ、当初予定(150社・300名)を会社数で上回った。来場者は、各メーカーの担当者から商品の説明を聞きながら、展示品を熱心に見たり、直接触れて確かめたりしていた。
 主な出品メーカーと出品機は次の通り。
▽大阪機工(五軸マシニングセンタ・VC―X350)
▽滝澤鉄工所(CNC普通旋盤・TAC―510×1000、複合CNC旋盤・TCN―2000Y)
▽モアソンジャパン(三次元CAD/CAM・ハイパーミル)
▽スリーエー産業(アルファレーザー溶接機・AL)
▽永晃(仕上げ洗浄機・EK―10J―A)
▽日本スピードショア(鏡面仕上げ装置・YT―100)
▽オーエスジー(切削工具)
▽大昭和精機(補用工具)

耐熱合金加工用チップブレーカ
『HMM形』を発売
タンガロイ 新材種「AH905」採用

 タンガロイ(社長=上原好人氏、本社=川崎市幸区堀川町580ソリッドスクエア)は、耐熱合金加工用チップブレーカ「HMM形」の販売を全国で開始した。
 高温特性に優れる耐熱合金の加工においては、切込み境界部に異常損傷が生じやすく、切削抵抗の動的成分が大きいなどの理由により工具寿命の低下が大きな問題となっていた。
 「HMM形」は大きなすくい角やシャープな切れ刃を有しているすくい面上に特徴的なドットを配置し、切りくずとの擦過面積を低減しているなどの特長から、加工中の切削温度の上昇や凝着を抑制し、耐熱合金加工に適した形状となっている。
 新材種「AH905」では、硬さと靭性のバランスに優れた微粒超硬合金を採用し高温特性に優れ、高硬度・高密着性・超平滑性を兼ね備えた(Al、Ti)N被膜をコーティングすることで、従来材種に比べ、耐摩耗性を大きく向上させた。また、耐熱合金の安定加工、寿命延長、もしくは更なる高能率加工が期待できる。
 全二十形番をラインナップ。
 標準価格は、CNMG120404/08/12―HMMが850円(税込み893円)、DNMG1504/08/12―HMMが1,180円(税込み1,239円)、VNMG160404/08/12―HMMが1,300円(税込み1,365円)など。
 初年度の販売目標は2億円。

住友電工製品紹介
高精度・高能率穴あけ用
「スーパーマルチドリルGS型」
汎用超硬ソリッドドリル

 住友電気工業の汎用超硬ソリッドドリル「スーパーマルチドリルGS型」は、優れた切りくず排出性と安定長寿命で昨年10月の発売以来、好評を博している。
 穴あけ加工は、自動車産業をはじめ、鉄鋼、建機、造船、重電、金型といったさまざまな分野で幅広く行われている。
 近年、地球温暖化に代表される環境問題に対応するため、穴あけ加工の分野においても、省エネ・CO 
2排出量の削減、省スペースを目的とした加工機の小型化、加工時間短縮と加工機台数低減のための高能率加工が求められ、小型機械でもブレない安定した穴あけ加工が可能で、かつ高能率で長寿命化を実現する工具の要求が高まっている。
 これらのニーズに応えるため、独自の新刃型と新コーティング膜を採用した、スーパーマルチドリルGS型が開発された。
 同製品は、不二越との共同研究をベースに、基本的な設計思想を共有して開発された製品で、超硬ドリル分野では初の共同開発品。
【特長】
1.切りくず処理、排出性を大幅に向上
 独自のJ字形の断面形状を持つフルート設計を採用することにより、切りくずが細かく分断され、切りくずの排出性が大幅に向上した。高能率加工時に発生しやすい切りくず詰まりによる折損や切りくず巻きつきによる停止の心配がなく、安心して使用することができる。
2.最適設計により、安定加工を実現
 シンニングや芯厚設計の最適化により、ドリルの喰いつき時や貫通時に発生する振動を大幅に抑制した。これにより、ドリルの挙動及び切削抵抗が安定し、小型機械でも安定した加工を実現する。
3.長寿命を可能にする、ドリル専用新コーティング「DEXコート」を採用
 同社独自のナノコーティング技術を駆使した複合超多層コーティング「DEXコート」を開発。シリコンとクロムを添加することにより、耐摩耗性、耐欠損性、耐溶着性が大幅に向上し、従来コーティング比2倍の長寿命を実現した。
【ラインナップ】
 外部給油用コーティッド超硬ソリッドドリル
 工具径φ2.0〜16.0mmまで0.1mm飛び、適用加工深さ2D、4Dを標準在庫化(D=ドリル径)。ランナップ数は2D141アイテム、4D141アイテムの計282アイテム。
【標準価格】
 MDW0800GS2 1,0300円、MDW0800GS4 1,2200円。

刃先交換式ドリル
「Sumi Drill WDX型」

 刃先交換式ドリル「SumiDrill WDX型」は、優れた切削バランスにより一般鋼からステンレス鋼まで、被削材を問わず安定した穴あけ加工が可能。また、独創的な3種類のチップブレーカを採用し、切りくず処理の向上、切削抵抗の低減を実現することにより、剛性の低い加工状況でも安心して使用できる。
【特長】
1.外周刃と中心刃のバランス設計により安定加工を実現
 中心刃と外周刃の配置及び位置関係を最適化することで、ドリルの喰い付き時や貫通時に発生しやすい振動を大幅に抑制する。これにより良好な加工穴径精度が得られ、後工程である仕上げ加工時の取り代を低減し、生産性及び経済性を向上する。
2.独自のチップブレーカを採用し、幅広い被削材や用途に適用可能
 チップは、汎用、切りくず処理性重視タイプ及び刃先強化タイプの3種類のブレーカを揃え、切りくず処理でトラブルの多い難削材から一般鋼の高能率加工まで幅広く対応できる。
 また、中心刃と外周刃が共用で合計四コーナー使用できることから、チップ管理を簡略化すると共にコスト削減にも貢献する。
3.長寿命を可能にする新材種エースコート「ACP300」「ACK300」を採用
 同社独自のコーティング技術「スーパーZXコート」を採用した鋼一般加工用の「ACP300」と、鋳鉄及び鋼高速加工用の「ACK300」をチップ材質としてラインナップし、長寿命化を実現した。
4.穴あけ加工から、穴拡げ、座繰り加工など幅広い加工が可能
 ボディに特殊硬化表面処理を採用し耐久性を高めたことにより、通常の穴あけ加工から、穴拡げや座繰り加工など多様な加工用途まで、長時間安定して使用できる。
【ラインナップ】
〈ボディ〉ドリル径φ13.0〜36.0、2D、3D、4D用計123アイテム。
〈チップ〉ブレーカ▽汎用G型、切りくず処理性重視タイプL型、刃先強化タイプH型、材質▽ACP300、ACK300、計30アイテム。
【標準価格】
〈ボディ〉WDX200D3S25 45,000円、〈チップ〉WDXT063006―G(ACP300) 810円。

高能率・安定長寿命加工を実現
GE型/SE型ブレーカ

 新ブレーカ設計で工具寿命に革命を起こす「GE型(汎用)/SE型(仕上げ用)ブレーカ」は、中央リッジとサイドリッジの組み合わせで、高速化と工具すくい面の損傷抑制を実現し、加工コストを低減する。また、低切込みから大切込み・高送り領域まで安定した切りくず処理を実現する。
【特長】
1.切りくずを安定制御する中央リッジ。
2.応力集中を緩和し、すくい面損傷を抑制するサイドリッジ。
3.スムーズな切りくず流れで応力集中を緩和するすくい面形状。
4.引き上げ加工で優れた切りくず処理を可能にしたウェーブ切刃(SE型)。
【ラインナップ】
 材質はAC700G、AC820P、AC830Pの3種類。
 GE型は、CNMG5タイプ15アイテム・DNMG6タイプ18アイテム・SNMG3タイプ9アイテム・TNMG3タイプ9アイテム・VNMG1タイプ3アイテム・WNMG4タイプ12アイテム。
 SE型は、CNMG3タイプ9アイテム・DNMG6タイプ18アイテム(内、厚さ6.35mmは受注生産)・TNMG3タイプ9アイテム・WNMG3タイプ9アイテム。

滑性難燃エラストマー絶縁心線採用
ロボットケーブルを発売
沖電線 細径、高屈曲、低価格実現

 沖電線(社長=服部隆氏、本社=神奈川県川崎市中原区下小田中2-12-8)は、市場実績の高いフッ素絶縁ケーブルよりも屈曲性能を50%向上させつつ、市場価格より30%低減させた、ロボットケーブル「ORPケーブル」の販売・出荷を開始した。
 同社は、従来のフッ素絶縁ロボットケーブルより大幅に高性能化を実現した「ORスーパーシリーズ」を提供してきたが、今回、同社独自の滑性難燃エラストマー絶縁心線(高難燃性で柔軟性、耐摩耗性を持つ合成樹脂)を採用し、さらに内部構造を見直すことにより、細径で高屈曲性能と低価格の新製品を実現した。
 特に、屈曲性能は摺動・捻回とも従来の一般的なフッ素絶縁ロボットケーブルよりも50%向上させた耐久性を有し、1億回の摺動屈曲、2千万回の捻回にも耐えるように開発した。さらに従来のケーブルでみられる、可動部使用中の断線や破損の原因になる蛇行現象の発生を防止し、同社独自の特殊撚りあわせ技術により5%程度の細径化も実現した。
 従来のロボットケーブルでは100mの把売りが一般的だったのに対し、同製品については切り売りでの販売体制を整え、工作機械などで求められている小口対応(10m単位での販売)、さらには短納期への要求に応える。従来の商社経由での販売に加え、ユーザーが必要な時に、必要な量だけ購入しやすいように、即納とメーカ直販でも対応する。当日12時までの注文での当日出荷、それ以降の翌日出荷体制も確立した。
 適用対象は、定格 温度80℃、電圧300V(UL STYLE 2464)。同製品は欧州の「RoHS指令」対象物質である六物質を全廃している。
 今年度の売上目標は1億円、2010年度には5億円を目指す。
 同社のロボットケーブルについてはホームページhttp://www.okidensen.co.jp/prod/cable/robot/index.htmlを見るとよい。

ビアガーデンの集い
GKC 組合員ら51名参加

 岐阜県機械金属商業協同組合(理事長=服部与一氏・服部商会社長)は7月24日午後6時30分より、毎年恒例となっている「ビアガーデンの集い」を岐阜市柳ヶ瀬通のホテル・グランヴェール岐山で開催した。
 今年は梅雨明けが遅れ、じめじめとまとわりつく蒸し暑さの中での開催となったが、組合員30名、賛助会員等21名の合計51名が参加し盛会となった。
 何とか雨に降られることもなく、ホテルの庭園で参加者は冷えたビールとバイキング方式によるバーベキューを堪能しながら賑やかに談笑し、日頃の疲れをリフレッシュしていた。
 服部理事長の「今後も、組合員の皆様の役に立てる組合になるべく、理事一同努力してまいりますので、引き続きご支援、ご協力を賜りたいと存じます」との中締めで、午後8時半過ぎにお開きとなった。

企業訪問
名古屋を拠点に事業展開
ボディコート・ジャパン社長
ジュリアン・ベイショア氏

 熱処理加工世界最大手の英ボディコートが昨年3月、名古屋に日本法人ボディコート・ジャパン(社長=ジュリアン・ベイショア氏、本社=名古屋市西区牛島町6-1名古屋ルーセントタワー40階)を設立し、1年半が経とうとしている。
 ジュリアン社長にお話を伺った。
 ―なぜ、名古屋を選ばれたのか。
 最初から東京を避けて、需要が大きく期待できる名古屋に本社を持ってきた。
 ボディコートは昨年日本に参入したが、日系企業との付き合いは長く、25年の歴史がある。日系企業の海外工場にサービスを提供しており、せっかく海外での口座があるので、それを日本国内でも活用したい。海外で付き合いのある会社のほとんどが愛知県にある。
 ―日本への進出について。
 欧米企業が製造を中止し、特に航空宇宙業界は日系企業に製造を委託している。日系企業は、自動車のような量産品だけではなく、生産量の少ない航空宇宙関連部品や、得意分野の鉄道車両などの工業品において、どこよりも安く良いものをつくる。今後も海外メーカーの日本企業への製造委託が増えてくると考えている。
 素材はほとんど金属系なので、そういう意味ではボディコートの提供している、熱処理加工のニーズはこれから増えてくるだろう。
 ―ボディコートについて。
 創業は86年前(1923年)、繊維関係の会社として設立。その後、欧州の繊維産業がアジアにシフトしていった。当時のボディコートはアジアでの存在感がなかったため、約30年前に事業転換して今の熱処理加工にシフトした。
 現在、熱処理専用工場は、全世界28カ国で191カ所、8,000台の熱処理炉が稼働している。
 全世界の熱処理の2割が熱処理業者への委託で、八割が内製(自社処理)。この2割のうち、ボディコートのシェアは12%と、世界最大の熱処理加工会社である。
 アジアへは約4年前に進出し、中国2カ所、インド3カ所、タイとシンガポールに1カ所ずつ熱処理専用工場が稼働している。
 グローバル企業に対応できるボディコートのみが、全世界で高品質で安定した熱処理加工を提供している。全世界では、4万社と取引をしている。
 ―日本でのターゲットは。
 自動車産業、航空機産業だけではなく、建設機械や金型、工作機械もターゲットとしている。そのほか、インフラ関係の発電用のギヤやタービンなど。
 ―今後の展開は。
 昨年の創業時にボディコート本社のジョン・D・ハバード最高経営責任者(CEO)が、2018年までに日本国内に10カ所の工場を稼働させ、また、2010年4月までに日本国内の第一工場を稼働させる、という2つの約束をした。
 今はまだ日本国内に工場は無いが、既に受託事業を実施しており、日本で受けた注文に中国をはじめとするアジアの工場が中心となって対応している。日本国内に熱処理業者は約400社あり、提携先を現在探している。10カ所のうち2カ所は中部地区での稼働を希望している。
   ◇  ◇
 ボディコートは、日本に進出して日はまだ浅いが海外での日系企業との取引の実績もあり、日本の製造業のグローバル化とあいまって、今後の成長が期待される。

インドに販売会社新設
京セラ 販売強化図る

 京セラ(社長=久芳徹夫氏、本社=京都市伏見区竹田鳥羽殿町6)は、今後さらに拡大が期待されるインド市場において、現地に密着した営業活動を実施するため、部品等の販売会社 KYOCERA Asia Pacific India Private Limited(社長=後藤雄次氏、本社=インド共和国グルガオン市)を設立し、8月1日より営業を開始した。
 新会社は、京セラの100%子会社でアジア太平洋地域の販売会社であるKYOCERA Asia Pacific Private Limited(社長=後藤雄次氏、本社=シンガポール、以下KAP)の100%子会社。
 近年、インドはBRICs諸国の中でも中国に次ぐ高いGDP成長率で著しい経済成長を遂げ、IT産業の発展に加え、自動車やデジタル家電市場の急速な拡大に伴い、日系および外資系メーカーの進出や生産移管が数多く進んでいる。
 これまで、インド市場への部品等の営業活動はシンガポールに本社を置くKAPが主に行っており、現地では、2005年にKAPが開設した駐在員事務所(インド南部のバンガロール市)を拠点として、機械工具部品を販売する現地代理店の支援や、電子部品・半導体部品・ファインセラミック部品・薄膜部品をはじめとする各製品のマーケティング活動等に取り組んできた。しかし、今後さらに伸びゆくインド市場において、顧客ニーズや部品需要に即応できる体制を確立することが重要であるとの認識から、今回、現地に販売会社を設立し、営業活動を開始することとなった。
 同社は、アジアの戦略市場のひとつと位置づけるインドにおいて、今後も積極的な営業活動を展開し、同国での販売強化を図っていくとしている。
 新会社では機械工具部品の営業活動から開始し、順次各種部品等の販売を進めていく。

「センサー大便器」リニューアル
超節水6リットル洗浄採用
INAX パブリック向けトイレ

 INAXは、パブリック向けシャワートイレ一体型『センサー大便器』を超節水6?洗浄ECO6タイプにリニューアルして、好評裏に拡販している。
 地球温暖化対策のため、省エネに関する法律が相次いで改正される中、CO2排出抑制に貢献する節水機器は、今後オフィスを中心にますます需要が高まっていくと考えられる。こうした背景を受け、2002年発売以来、好評を博している『センサー大便器』の節水性能をさらに進化させた。
 『センサー大便器』は、便座後方に取り付けられた人感センサーが利用者の動きを察知して、使用時間に応じて大便・小便を自動判定し洗浄するシャワートイレ一体型の大便器。今回、便器・排水ソケットの構造を最適化することで大6?・小5?での洗浄を実現。従来に比べ約60%の節水、さらに擬音装置付なら約81%の節水を可能にした。また、リフォーム用は、排水芯対応範囲を200mm〜450mmと大幅に拡大した「ワイドアジャスター」を搭載し、ほとんどのパブリック向け便器からの交換を可能とした。住宅向け大便器で好評の、便器のフチで汚れやすい部分をまるごとカットした「汚れカット形状」を新たに採用し、清掃性を向上した。価格は、28万875円から取り揃えている。
【センサー大便器の主な特長】
1、大6?・小5?の超節水ECO6トイレで節水・節約
 便器の構造の最適化と、排水ソケットを今まで以上に汚物が詰まりにくい滑らかな形状にして、ダイレクトバルブ洗浄での大6?・小5?を実現。従来と比べ約60%の節水、千人あたりで年間約800万円の水道料金の節約を可能にした。さらに、擬音装置付タイプでは、ダイレクトバルブ洗浄と合わせて、約81%の節水、千人あたりで年間約1,090万円の節約を可能にした。
2、リフォーム用では、対応範囲を広げた「ワイドアジャスター」を採用
 便器の取替えで重要なのが、便器の排水口と床の既存の排水口との接続。既設の排水管をそのまま利用するためのアジャスターは、パブリック向けでは、従来、排水芯対応範囲は295mm〜450mmだった。新開発の「ワイドアジャスター」は、対応範囲を200mm〜450mmまで大幅に拡大し、パブリック向け大便器のほとんどを床工事なしでリフォームすることを可能にした。
3、すっきりデザインの大便器に「汚れカット形状」を新たに採用し清掃性を向上
 シャワートイレ内蔵で、掃除のジャマになる電源接続部や便座コード、給水ホースをすっきり隠蔽している。便器部も汚れが溜まりやすい前ビスを便器の取り付け方法を改良することで無くし、凹凸が少ないシャープなシルエット。便器のフチは、汚れが付着しても洗浄水がスッキリ洗い流す「汚れカット形状」を新たに採用した。陶器の強度と超表面平滑を両立させ「キズ汚れ」を軽減、ISO規格に準拠した銀イオンの抗菌効果で「細菌汚れ」を軽減する「ハイパーキラミック」を採用している。
4、センサー内蔵のフルオート便器洗浄
 フルオート便器洗浄機能で、利用者が便器から離れると、自動で便器を洗浄する。センサーが6秒以上連続感知すると着座と判断し、カウントを開始。着座時間が50秒未満の場合は「小」、50秒以上の場合は「大」と判断する。便器から離れると数秒後に便器を自動洗浄する。

蒸気と水さえあれば瞬時に温水
ホットウォーターシステム
ヨシタケ 温水製造装置好評

 ヨシタケ(名古屋市瑞穂区二野町7-3・TEL052-881-7193)では、「蒸気」と「水」さえあれば瞬時にどこでも温水が作れる温水製造装置フローライトテンプのハイスペックモデルとして「高温」「高流量」「ステンレス製」をコンセプトとしてバリエーションアップを図った「ホットウォーターシステム」を発売し好評裏に拡販している。
 「ホットウォーターシステム」は、電気不要の完全メカニカルタイプで、蒸気と水さえあれば温水が簡単に作れる。
 主な特長は次の通り。
@90℃の高温水に瞬時に対応
 食中毒対策等、食品業界を中心に高温殺菌洗浄の必要性が高まっており、「ホットウォーターシステム」なら90℃の高温水を瞬時に供給できる。
A届出・検査不要
 低圧とコンパクト設計のため、第一種圧力容器としての届出、毎年の定期検査は不要。
B宏全性・衛生信頼度向上
 タンクを使用しないシステムのため、レジオネラ菌などのバクテリアリスクを最小限に防ぐ。
C作業の効率化・時間短縮
 必要な時に必要な量だけ瞬時に温水が利用できるため、温水作りでの待ち時間が大幅に短縮できる。
D簡単・短工期
 蒸気と水を接続するだけの簡単工事のため、設置工期も短く、すぐに使用できる。
E省スペース
 タンクに湯を貯めておく必要がないため、ストレージタンクシステムに比較して大きな三次元省スペースが実現できる。
 その他仕様等については、直接同社へ問い合わすとよい。

排水、騒音を大幅に低減
ショウワサイレントシステム
昭和電工建材 新・排水管防音工法

 昭和電工建材(東京都港区浜松町)は、マンションや集合住宅等の排水騒音を低減する「ショウワサイレントシステム」を発売し、好評を得ている。
 同システムは、従来行われてきた配水管や集合継手の廻りに遮音材や防音材を巻く施工方法を工場加工にて省施工し、防音性能を維持することをコンセプトとしている。
 同システムの構成は、@防音型耐火二層管「ショウワサイレントケイプラ、ショウワサイレントエース」と、A防音型単管式排水システム「防音型エクセルジョイントHGシリーズ、ショウワサイレントエース」から構成されている。
 「ショウワサイレントケイプラ」の特長。
@スリム=100Aの外径140mm(同社従来品156mmから18mmダウン)継手もケイプラ継手とほぼ同じ。省スペースを実現。
Aライト=100Aの重量21kg(同社従来品28kgから7kgダウン・ケイプラ18kg)。
Bエコノミー=現場にてグラスウール巻、遮音シート巻をする従来施工と比較。
C防音性能=従来施工(鋳鉄管+GW+遮音シート)とほぼ同等。従来品サイレントケイプラの防音性能を保持。
 「防音型エクセルジョイントHGシリーズ」
 単管式排水システムエクセルジョイントHGシリーズに、防音性能を高めるためサイレントカバー、サイレントキットを工場にて装着し、省施工化を図った。
 詳細については、同社の名古屋営業所(名古屋市中区栄2-9-26・TEL052-218-8085)へ問い合わすとよい。

安全性に優れたコードリール
2PNCTケーブル仕様
ハタヤリミテッド プラント工事などに

 ハタヤリミテッド(名古屋市中区大須4-10-90)は、このほど「2PNCTケーブル仕様コードリール」を発売した。
 「2PNCTケーブル仕様コードリール」は、ドライバー一本で簡単に取り外しができ内部のメンテナンスが楽に行える構造の「業務用戦力リール」の電線をVCTケーブルから難燃性により優れた2PNCTケーブルに変更し、安全性をさらに高めた仕様のコードリール。
 2PNCTケーブルはVCTケーブルに比べ難燃性・耐熱性・耐老化性・耐摩耗性に優れており、コードリールの発熱や発火が重大な事故につながりかねない原子力発電所、火力発電所、プラント工事などでの使用に適している。
【特長】
・難燃性・耐熱性に優れた2PNCTケーブルを採用。
・漏電・使い過ぎ・ショートによる事故を防止する漏電遮断器付。
・巻いたままの使用や過電流による電線の発熱を感知する電線溶解防止機能(サーモカット)付。危険温度(80℃)に達するとコンセントの給電をストップし、電線の溶解や発火事故を防止。
・屋外型(GN、BN型)にはコンセント防雨キャップ付で水やホコリをシャットダウン。屋内型(BM、SGBM型)にはコンセント防塵キャップ付でホコリをシャットダウン。
・大型放熱孔と円盤の内部空間が放熱効果をアップさせ、電線の過熱を抑制。
・コンセント引き出し型(SGBM型)は、電線先端にも3個口の防雨型コンセント付。
・GN、BN、BM型はネジを外すだけで取り外しでき、内部のメンテナンスが簡単。
 詳細については、直接同社(TEL052-261-3821)へ問い合わすとよい。

イグス 改良型樹脂直動スライド
ベアリング“RJMP”
隙間を小さくしてガタツキを改善

 長年に渡って樹脂のベアリングを製造・販売しているイグス(本社=ドイツ,日本法人=東京都墨田区錦糸1-2-1)は、ボールブッシュに替わる同社直動スライドベアリング「ドライリンR RJM」の新モデル「RJMP」を発表した。
 新型式は、末尾にPをつけた「RJMP」。高性能トライボプラスチックを使用して、無潤滑、メンテナンスフリーを実現するだけでなく、デザイン面では、隙間を小さくしてガタツキを改善している。今後随時新型式への移行を行っていく予定だ。
 「RJMP」は、ブッシュとしての性能はそのままに、コストダウンすることを目標として開発されており、従来のボールベアリングに相当するサイズになっている。
 直動スライドベアリングは、ボールベアリング同様、圧入取付けが可能。H7のハウジングに、DIN471またはDIN472のスナップリングで固定する。給油が必要な金属ベアリングと比較して、樹脂製RJMPは軽量で耐食性に優れ、粉塵や薬品にも強く、ドライランが可能。蒸気洗浄を行うこともできる。製品内で動くパーツがないため、静音性・制振性にも優れている。
 内径の精度も向上させ(従来品RJM比)、スライドベアリングとしては非常に小さい隙間(0.01〜0.05mm)を実現している。
 直動スライドベアリングは、多くの検証を重ねて開発された「イグリデュールJ」材でできており、様々な軸との組み合わせで、低摩擦係数・長寿命を実現している。
 サイズ展開は、直径10、12、16、20、25、30mmとなっている。

試作に焦点を絞った展示会
『試作市場(しさくいちば)2010』出展募集開始

 「試作市場2010」(日刊工業新聞社主催)が来年3月11、12日の2日間、大田区産業プラザPiOで初開催される。テーマは“技と人が出合い挑戦(試作)が始まる…”。
 近年、大手・中堅企業では生産効率アップやコスト削減等の理由から研究開発機能の一部を外部委託する傾向が見られる。このような状況下で“試作”という役割が重要性を増してきており、一部の中小企業は“試作”を切り口に大手・中堅企業へ自社の技術力を売り込み、新たな市場開拓へとつなげている。
 「試作市場」では“試作”に強みを持つ企業・団体、また、これから“試作”市場へ参入を目指す企業・団体の@大手・中堅企業とのマッチングの場A自社技術力を広くPRする場とする。
 出展に関しての問い合わせは、同展事務局(TEL06-6946-3384)まで。また、ホームページhttp://www.nikkan-event.jp/shisakuでも出展に関する情報を公開している。
【出展概要】=2010年3月11日・12日の2日間、午前10時〜午後5時(12日は午後4時まで)
▽会場=大田区産業プラザPiO(東京都大田区南蒲田1-20-20)
▽出展対象=「デザイン分野」「機械加工分野」「RP造形分野」「関連機器分野」
▽出展料=普通小間【4u】15万7,500円(税込)など

本社隣に新館完成
伊藤伝動工業 営業フロアーは2階に

 伊藤伝動工業(社長=伊藤勝利氏、本社=名古屋市熱田区五本松町6-4)は、かねてより建設中であった、本社西隣の四階建ての新館が完成し、本社機能の一部を移転し営業を開始している。
 新館は今春の完成予定だったが、着工当初に遺構が発見されその調査のため数カ月間工期が延びる結果となり、このほど完成した。
 新館の2階に、本社1階にあった営業フロアーを移動。本社1階は来客用駐車スペースとした。また、営業フロアーへは新館のエントランスから受付に連絡して入館するシステムで、セキュリティーにも配慮されている。
 本社の2階以上のすべての機能はそのまま継続されている。
 TEL052-681-7811、FAX052-681-7820は従来通り。

新理事長に福本氏
全日本木工機械商業組合

 全日本木工機械商業組合(住所=東京都台東区浅草橋1-23-11)では、去る5月29日開催の通常総会並びに理事会において、上阪太一理事長(上阪機械)の任期満了による退任に伴い、新理事長に福本豊彦氏(フクモト)が選任され就任した。
 副理事長には、山村進氏(山村)、木村秀夫氏(昭元産業)、大橋眞一氏(大井工業)が就任した。


2009年8月16日(日) 2356号
MECT09の成功に向け注力
環境商品セミナー実施へ
愛機工 8月定例理事会を開催

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=野田道典氏・ノダキ社長)は8月4日午後4時より、名古屋市中区錦の東京第一ホテル錦において8月の定例理事会を開催した。理事会では、今年度の最大事業であるメカトロテック・ジャパン2009(MECT09)の成功に向けて来場者動員に注力することが確認されたほか、組合員各企業の営業マンのスキルアップのために、賛助会員企業の商品を中心に学ぶ「環境商品セミナー」を実施することなどが承認された。
 理事会は志知総務部長(志知社長)の司会で進められ、冒頭、過日急逝した犬飼理事(東陽創業者)に対して全員で黙祷を捧げた。
 野田理事長が「うっとうしい梅雨もやっと明けて、茹だるような暑さとなりました。暑い夏に仕事にも熱く燃えて、と思っておりますが、なかなか仕事の方は煮え切りません。難しい状況が続いております。当初の予想では、そろそろ先行きが見えて夏休みを迎える予定でありましたが、どうもまだ先が見えません。少し案件が出てきたような気もいたしますが、残念ながら、それがまだ私共の数字に結びつきません。雇用調整助成金を受けておられるところも多くあるということなので、ただ休みというのではなく、それを利用して勉強をしようということで、組合で勉強会の準備を進めております。暑い夏を乗り越えて次回の理事会には、何とか一息つけそうだという話ができればよいかと思っております」と挨拶。続いて議案審議に移った。

 犬飼理事(三河支部)急逝に伴う理事異動の件は、大久保三河支部長(大久保商事会長)より理事の補填について、通常は次点が理事に就くが、次年度が改選のため残り任期が短いことと、次回の改選で同支部の理事の定員が1名減少することもあり、改選まで現存の3人体制で務めることが説明され、承認された。
 MECT09については、伊藤実行委員長(組合副理事長、春日鋼機社長)が受付状況などを報告。7月7日にポートメッセなごやで開催されたMECT09(会期=10月14日から17日まで)の出展者説明会で、出展者の小間配置が発表された。開催規模は328社・団体、1,200小間(ポートメッセなごや1、2、3号館の全館使用)。組合は、当初四百小間強の申し込みを受けていたが厳しい景況を背景にキャンセルが相次ぎ、最終実績は69社、236小間となった。当初予定していた組合小間の出展は中止。組合事務所(控室)は従来通り準備するとし、会期中の理事担当日を10月理事会にて決める。今後の活動としては来場者動員に注力し、9月に招待券4、5万枚を組合員・賛助会員及び関係機関に配布し来場を呼び掛ける。出展者懇談会(報告会)は11月13日、東京第一ホテル錦において開催される予定。
 野球大会の経過報告が六浦福利厚生部長(六浦本店社長)より行われた。前回の理事会以降、大会6日目(7月4日)にA・B両ゾーンの準決勝戦四試合が行われ決勝戦進出チームが決定した。Aゾーンは新栄商會とナカガワ、Bゾーンはサンコー商事とモリタがそれぞれ進出。決勝戦は8月22日に一宮総合運動場A面で開催され、試合終了後、表彰式を開き全日程が終了する予定。なお、Aゾーンの太田廣と東陽、Bゾーンの愛機工青年部と三枝電機はベスト4に止まった。大会反省会は、青年部を含め九月に開催される予定。
 第38回組合親善ゴルフ大会については、引き続き六浦福利厚生部長より、11月12日に貞宝カントリークラブにおいて開催することが伝えられた。大会は、厳しい景況を背景に参加者の大幅な減少が予測されるが、現状では規模を縮小しても実施する予定としている。
 環境商品セミナーの開催について、林経営対策部長(広島商事社長)が説明した。同セミナー(第一期)を9月に4日間(8日、11日、15日、29日)開催する。セミナーは、早期実施が賢明なため今理事会では事後報告となるが、三役及び経営対策部で企画を打ち合わせ決定された。社員のスキルアップを目的とする(雇用調整助成金の教育事業に該当する場合がある)。予算は、講師料が無償で会場費は参加費用(500円)でまかなう。また、講師の申し込みが多数あるため、第二期セミナーを10月に4日間(2日、9日、28日、29日)開催する。定員は1日70名を予定。
 教育事業(ツール・エンジニア・スクール)は今年度も継続して実施される。キャリア五年未満の営業社員を対象にした初級コースを予定。会期は11月20日から22日までの3日間で、座学1日と加工実習2日間の日程で行われる。会場は岐阜ポリテクセンター、募集定員20名、と林経営対策部長より伝えられた。
 60周年事業については、水谷委員長(組合副理事長、ミズタニ機販社長)が進捗状況を報告。7月3日に実行委員会が開かれ、業界及び組合の将来をテーマにした座談会に招集するメンバーを選考した。座談会はOBを含めた青年部員で構成し、座長は滝沢青年部副部長(松本商店社長)が務める。8月27日午後3時より組合事務局で開催。なお、60周年事業の財源は記念誌の広告収入でまかなうとし、今後、広告の募集要綱などを具体化する。

【座談会招集メンバー】滝沢有一氏(松本商店社長、理事)、野崎憲昭氏(常磐精機社長、理事)、和久田修志氏(三和商事社長、理事)、服部嘉高氏(服部商会社長)、幡野裕幸氏(朝日社長)、伊藤正人氏(伊藤信産業社長、理事)、加藤茂氏(藤清商会社長)、時津達也氏(新栄商會常務)、服部康志氏(大宝社長)、可児宣彦氏(近代精機常務)。
 部会報告は次の通り。
【総務部】
 理事会等組合運営及び組合員増強活動。
【情報部】
 60周年事業の企画準備及び組合報の発行(8月3日に送付)。
【経営対策部】
 環境商品セミナーの運営及びツール・エンジニア・スクールの企画準備。
【事業部】
 MECT展の入場者動員に注力する。また、共済保険については、山崎事務局長が共済担当者に同行して各理事を訪問する。日程は改めて調整する。
【青年部】
@講演会を熱田支部と合同で7月29日に名古屋都市センターで開催した。講師に山下隆蔵氏(山下機械会長)を招聘。Aキャンプの集いを8月1、2の両日、板取キャンプ場にて開催した。175名が参加。当日は生憎の雨で、時折強く降るなど開催自体危ぶまれたが、一件のキャンセルも無しに全員が定刻通りに集合し、無事に予定の行事を行うことができた。B8月21日にビアパーティーを開催する。
【福利厚生部】
 野球大会の決勝戦(8月22日)の準備及び反省会の設営。11月12日にゴルフ大会を実施する。
 訃報として、東陽(三河支部)の創業者、犬飼芳雄相談役(組合理事)が7月16日に永眠されたことが伝えられた。親族で密葬が営まれ、「お別れの会」が8月25日に刈谷市産業振興センターにおいて執り行われる。
 その他、事務局の夏季休暇は8月12日から16日まで。次回理事会は10月6日午後4時より東京第一ホテル錦で行われる。
 議事の後は業界の情報交換が行われ、各企業の現況などが報告された。その中で、業況の一部回復や景気後退の一服感はあるが、依然として厳しい状況下にあるという認識が示された。


製造業に関する最大・最先端の
見本市として質・規模の維持へ
JIMTOF2010開催概要発表

 日本工作機械工業会と東京ビッグサイトは、来年秋に開催するJIMTOF2010(第25回日本国際工作機械見本市)の記者発表を7月31日午前11時より東京都港区芝公園のメルパルク東京で行い、開催概要や取り組み方針などを発表した。その中で、開場時間の短縮をはじめ、海外からの来場者の増加に向けた取り組みなどが示された。
 主催者挨拶では、はじめに日本工作機械工業会の庄野専務理事が「皆様お忙しい中、お集まりいただきましてありがとうございます。時あたかも、百年に一度の不況と云われておりますが、ようやく現況では底を打ちつつあると思っております。即ち、最悪の時期は去った。従って、ユーザーさんを含めて気持ち的に落ち着いてきていると思います。来年の10月末の開催ですので、その時期には経済状況は通常時に回復しているだろうと思っております。どの様な時でも、工作機械関係はその時の最先端の製品、技術を展示し、将来への期待ということでユーザーさんもお集まりいただけると確信いたしております。過去の例を見ても、そうであった。一年後のJIMTOFについては、通常のペースでお客様もお入りいただけるものと考えております。色々な新機軸を打ち出しながら、引き続き来場者の皆様にご満足をいただけるような展示会にしていきたい。必ずやそう出来るものと確信いたしております」と挨拶。
 続いて、東京ビッグサイトの森澤常務は「25回目ということで、節目の開催となります。これまでの歴史と伝統を引き継ぎ、また、それをさらに発展させる内容となるよう、主催者として今後も色々検討してより良い展示会にしてまいりたい。また、日本のモノづくりの基となる工作機械の専門見本市として、より価値の高いものを目指していきたい」と抱負を語った。
 この後、JIMTOF2010の開催概要、出展申込要領が発表された。
 前回と変わった点は、開場時間を午前9時から午後5時までとし、閉場時間を1時間早めたこと。出展規模については、過去2回の展示会は好況を背景に会場の収容能力を大きく上回る規模の出展申し込みがあったが、今回は経済状況が非常に不透明で出展への影響予測が難しい状況にあるとした上で、これまで工作機械の受注額が大きく落ち込んだ年でもほぼ五千小間で推移しており、今回も出展申し込みが大きく減少する可能性は少ないとの見方を示している。海外、特に前回初めて大手企業が出展した中国や、為替の影響で価格競争力のついた国からの出展も期待され、会場の収容能力を上回る場合もあると予想し、出展規模(予定)を会場の能力いっぱいの約45,000u(約5,000小間)とした。
 前回の来場者数は、重複来場込みで16万9,400人、重複来場なしで14万2,400人。近年、海外からの来場者が回を追うごとに増加しており、特に今後も経済発展が見込まれるアジアの新興国からは、高機能、高精度の機械や国内メーカーで開発が相次いでいるアジア向けのコストパフォーマンスマシーンへの需要が増えてさらに多くの来場者が見込まれ、JIMTOF2010では、目標来場者数を重複なしで15万人、重複を含んだ場合17万人以上とし、このうち海外からの来場者は前回の20%増の1万人(重複なし)としている。

 JIMTOFは、モノづくりの基盤となる工作機械の専門見本市として、ユーザー企業に最先端の技術・情報を提供することにより、日本のモノづくりを支える最大イベントとして各方面から認知されている。2010開催に際し主催者は、「世界で最も早く最先端の工作機械が見られる展示会」として世界を牽引していく立場から、内容・運営の充実に努める方針。
 国際化への取り組みとして、工作機械のさらなる市場拡大に向け、これまで実施していた主要工作機械見本市(EMO、IMTS、CIMT等)における誘致活動に加え、今後、工作機械の最大需要地域となりうる、中国を中心としたアジア地域にも照準を合わせ広報活動の充実を図る。また、海外来場者向け活字媒体を英語・簡体字・繁体字・韓国語表記とするとともにWebサイト、各種案内冊子、会場内告知看板等の充実を図る。
 人づくりへの取り組みとしては、工作機械産業に有為な人材を確保する観点から、今回は従来の理工系大学生の他、工業高等専門学校の学生を加え、工作機械トップセミナーの開催や会期中の諸事業についてさらなる充実を図る。この他、併催企画の充実や来場者サービスの向上にも取り組んでいくとしている。
【開催概要】
▽名称=JIMTOF2010(第25回日本国際工作機械見本市)
 25th JAPAN INTERNATIONAL MACHINE TOOL FAIR
▽開催趣旨=工作機械及び関連機器等の内外商取引の促進ならびに国際間の技術交流をはかり、もって産業の発展と貿易の振興に寄与することを目的とする。
▽会期=2010年10月28日〜11月2日の6日間
▽開場時間=午前9時〜午後5時
▽会場=東京ビッグサイト(東京国際展示場)
▽主催=日本工作機械工業会、東京ビッグサイト
▽後援(予定)=外務省、経済産業省、NHK
▽協賛=日本工作機械輸入協会、日本鍛圧機械工業会、日本小型工作機械工業会、日本工具工業会、超硬工具協会、日本工作機器工業会、日本精密測定機器工業会、研削砥石工業会、ダイヤモンド工業協会、日本光学測定機工業会、日本フルードパワー工業会、日本試験機工業会、日本歯車工業会
▽出展規模(予定)=約45,000u(約5,000小間)
▽展示場面積=8,266u
▽出展物=工作機械、鍛圧機械、工作機器、特殊鋼工具、超硬工具、ダイヤモンド・CBN工具、研削砥石、歯車・歯車装置、油圧・空圧・水圧機器、精密測定機器、光学測定機器、試験機器、制御装置および関連ソフトウェア(CAD/CAM等)、その他工作機械に関連する環境対応機器装置・機器・資材・製品・技術および情報
▽出展資格者=前記出展物に関連する設計、製造または販売業を営む法人及び団体ならびにこれに準ずる機関とする。商社や代理店は、出展予定製品の製造業者の書面による同意書または委任状が必要となる。出展者は、見本市開催期間中製品を展示し、人員を常駐させる義務がある。
▽出展申込単位=1小間(3m×3m=9u)を基本単位とする。
▽入場方法=出展者を含む完全登録を実施する。

工作機械のトップメーカー
ヤマザキマザック美濃加茂製作所を見学
三重県機械工具商協組正会員等30名参加

 三重県機械工具商協同組合(理事長=伊藤紀昌氏・大信工機社長)の流通研究委員会(委員長=阿保末男氏・マルキンキカイ社長)主管による「ヤマザキマザック美濃加茂製作所見学会」が、7月29日に行われ、正会員ら30名が参加した。
 当日は貸切バスを利用して津、四日市でそれぞれ参加者を乗せ、途中昼食をとりヤマザキマザック美濃加茂製作所に向かった。工場には午後1時過ぎに到着。
 同社はマルチタスキング(複合加工機)、CNC旋盤、マシニングセンター、レーザー加工機など工作機械のトップメーカーで、無人化生産システム(FMS)、対話型CNC装置マザトロール(音声ナビ)、多様な複合加工機など独創的な製品を生み出し、最新マシンでは「製造リードタイムの革命的短縮」、「工場機能の全てを一台の機械に集約」をコンセプトに、一台で全加工を完結する生産思想“DONE IN ONE”を追求している。
 見学会では、同社の進めるサイバーファクトリーや複合工作機械の製造工程及び展示施設“ワールドテクノロジーセンター”を見学した。
 主な見学箇所は、大型部品加工サイバーファクトリー(多面5軸加工門形マシニングセンターを配備)、レーザー加工機工場、ボールネジ生産工場(精密研磨室・切削精度の要)、複合機組立工場(マルチタスクマシンのアセンブリ)、eファクトリー(知能ロボットによる、無人による720時間連続加工システム)、ワールドテクノロジーセンター(2,000坪の敷地に最新鋭の工作機械20十数台を展示し、省人化・無人化の生産システムをデモ稼動、そのワークサンプルも展示)、また、同センターのトラス部、柱部等は3D―CAM技術と高精度な三次元レーザー加工機を用いて、パイプの切断加工技術を応用して建設したもの。
【会社概要】
 1919年3月創業、今年で90年を迎えた。資本金はグループ全体で136億2,000万円(マザック単体で20億円)、売上は2,500億円(2007年6月)、従業員数は約6,600人で、そのうち海外勤務者は45%の約3,000人、生産拠点は5力国9カ所(国内5カ所、海外4カ所)、生産台数は国内海外共に約950台(2007年)。

目標の200%超えの営業所も
5営業所で展示即売会
山信 営業所間の連携活かす

 山信(名古屋市熱田区中田町・社長=小川信氏)の西三河営業所(5月9日・奥所長)、豊橋営業所(5月16日・杉本所長)、名東営業所(6月27日〜28日・黒田所長)、可児営業所(7月18日・岩井所長)、海部営業所(8月1日・石黒所長)では、恒例の「展示会」をこのほど開催し、目標を上回る来場者と売上を計上するなど、初期の目標を達成できたと喜んでいる。営業所の中には、目標の200%を超えたところもあった。
 各営業所とも午前10時オープン前には、沢山の来場者が訪れるなど、各営業所から応援に駆けつけた社員もそれに応えようと、新製品を中心とした展示品の説明に汗だくで対応していた。
 会場には、協賛メーカー10数社が最新の話題商品から新製品まで、魅力あふれる商品を展示実演する一方、この日ばかりの特別価格でのセールも実施し、来場者からも大好評であった。
 特に来場者の注目を集めたのは、超節水5リットル洗浄のシャワートイレ、お掃除ロボット搭載のエアコン、2年後のデジタル放送移行へ対応する最新の地デジテレビ、配管作業に欠かすことのできない各種電動工具に人気が集まっていた。
 一方、焼きそば、お好み焼き等の模擬店も好評で、オープンと同時に商談コーナーはどこも満席となり、昼時には順番待ちの行列ができた。
 各営業所の所長は、皆一様に展示会開催を契機に、下降気味の景気を何とか浮上させたいとの思いを込めて、各営業所独自の企画で来場者に応えていた。
 「不天候が続いている中にもかかわらず、オープン前から沢山のお客様にご来場頂きまして感謝しております。日頃お世話になっておりますお客様への感謝の気持ちを込めて、山信と出品して頂いたメーカーさんとで、精一杯ご奉仕させて頂きます。これからも、更にきめの細かい営業所間の連携を活かし、皆様に愛される、役に立つ山信を目指してまいります」と、同社関係者は述べていた。

21年度第2回WM会
ゴルフ大会開く

 木工機械研究会WM会(会長=若原裕氏・若原工機会長)は7月12日涼を求めて長野県木曽町の木曽御岳カントリークラブで21年度第2回ゴルフ大会を開き、12名が参加して行われた。
 当日は、梅雨の晴れ間という好運に恵まれ、高原の美味しい空気と涼しさを満喫しながら絶好のコンディションのもと、18ホールストロークプレイで熱戦の末、窪田森男氏がネット77で前回のスプリングフィールドに続いて優勝を飾った。上位入賞者は次の各氏。
▽優勝=窪田森男(クボタ機販)N77、H6
▽1位=安友久雄(ROBOTEX)N78、H13
▽2位=渡邉将人(兼房)N78、H14
▽3位=新村満治(庄田鉄工OP参加)N78、H15
▽4位=志村良次(サンディクス)N79、H25
▽5位=若原裕(若原工機)N80、H26
(敬称略)

「変革―ECO・VALUE」テーマに
中部産業とくらしのグランドフェア2009
9月4、5日 ポートメッセなごやで

 中部ユアサやまずみ会主催の中部「産業とくらしのグランドフェア2009」(第31回)が9月4日、名古屋市港区金城埠頭のポートメッセなごや3号館でいよいよ開幕する。会期は4、5日の2日間で、58の主催社とバス主催社で盛大に開催される。(協賛・中部ユアサ炭協会、後援・ユアサ商事)。
 今回は、キャンペーンテーマ「変革-ECO・VALUE」-ビジネスは環境評価の時代へ―のもと、281社のメーカーが出展。地球温暖化防止に貢献する「環境商品」の展示に注力し、新商品、新技術、新素材を提案する。
 今年度の特色は三つあり、一つ目が環境・省エネ機器による「CO2」「エネルギー」「コスト」の削減効果を数値で提案。不況時の最大のユーザーニーズである「コストダウン」や環境に配慮した「CO2削減」「省エネ」ニーズに対し、数値による提案を行う。
 二つ目は、環境・省エネ投資の智恵を提供。補助金を活用した設備投資提案や法規制に準拠した省エネ提案など、環境・省エネ投資のための「智恵」を提供する。
 そして三つ目が、CO2排出ゼロの展示会に挑戦。カーボンオフセット(排出量の相殺)を活用し、グランドフェア開催中のエネルギー使用に伴うCO2排出量を事実上ゼロにする。
 会場中央に大々的にエコテーマゾーンを設け、工場、ビル・オフィス/工場、住宅、建築土木の四つの省エネコーナーを配置し、@空調機器の省エネAエアー機器の省エネB照明の省エネC熱源の省エネD環境エネルギー機器による省エネE駆動制御による省エネF廃熱利用による省エネG屋上緑化・屋根塗装による省エネH省エネ法対策を切り口に、来場者に分かりやすく、なおかつインパクトのある展示を行う。また、セキュリティコーナーも設け、防犯・防災に関する展示を行う。
「変革―ECO・VALUE」テーマに
中部産業とくらしのグランドフェア2009
9月4、5日 ポートメッセなごやで

 中部ユアサやまずみ会主催の中部「産業とくらしのグランドフェア2009」(第31回)が9月4日、名古屋市港区金城埠頭のポートメッセなごや3号館でいよいよ開幕する。会期は4、5日の2日間で、58の主催社とバス主催社で盛大に開催される。(協賛・中部ユアサ炭協会、後援・ユアサ商事)。
 今回は、キャンペーンテーマ「変革-ECO・VALUE」-ビジネスは環境評価の時代へ―のもと、281社のメーカーが出展。地球温暖化防止に貢献する「環境商品」の展示に注力し、新商品、新技術、新素材を提案する。
 今年度の特色は三つあり、一つ目が環境・省エネ機器による「CO2」「エネルギー」「コスト」の削減効果を数値で提案。不況時の最大のユーザーニーズである「コストダウン」や環境に配慮した「CO2削減」「省エネ」ニーズに対し、数値による提案を行う。
 二つ目は、環境・省エネ投資の智恵を提供。補助金を活用した設備投資提案や法規制に準拠した省エネ提案など、環境・省エネ投資のための「智恵」を提供する。
 そして三つ目が、CO2排出ゼロの展示会に挑戦。カーボンオフセット(排出量の相殺)を活用し、グランドフェア開催中のエネルギー使用に伴うCO2排出量を事実上ゼロにする。
 会場中央に大々的にエコテーマゾーンを設け、工場、ビル・オフィス/工場、住宅、建築土木の四つの省エネコーナーを配置し、@空調機器の省エネAエアー機器の省エネB照明の省エネC熱源の省エネD環境エネルギー機器による省エネE駆動制御による省エネF廃熱利用による省エネG屋上緑化・屋根塗装による省エネH省エネ法対策を切り口に、来場者に分かりやすく、なおかつインパクトのある展示を行う。また、セキュリティコーナーも設け、防犯・防災に関する展示を行う。
《セキュリティゾーン出品一覧》
 アイホン=カラーテレビドアホン、アマノ=入退室システム、イーエスエス=重機用GPS盗難防止装置/重機用バックカメラ/カメラ/デジタルレコーダー、オプテックス=センサーシステム/ドライブレコーダー、三共=足場セキュリティ(カメラ)、総合警備保障=ホームセキュリティ、日立製作所=入退室システム秘堰(ひせき)Life/ネットワークカメラ/ネットワークレコーダー、美和ロック=集合住宅向け非接触キーノンタッチユニット、ドリームウェア=地震速報機、ニッタン=火災報知器「けむタンちゃん」「ねつタンちゃん」/災害時用トイレセット、フクダ電子=AED機器、無限電光=エアバック式担架「エクストレッチャー」、モトローラ=緊急用防災無線機、モリタ=消火器/消火薬剤
出品社一覧
【工業機械】 49社

 アマダワシノ、イワシタ、エヌケーエヌ、Aiソリューションズ、オークマ、岡本工作機械製作所、大阪機工、大鳥機工、大阪ジャッキ製作所、甲山製作所、キタムラ機械、キャムタス、黒田精工、グラフィックプロダクツ、グローイング、三恵ハイプレシジョン、ジェービーエム、澁谷工業、ジェイテクト、ゼネテック、ソディック、タイナテック、タカハシテクニア、タクテックス、太陽メカトロニクス、大日金属工業、滝澤鉄工所、データ・デザイン、東芝機械マシナリー、富浜精工、ナガセインテグレックス、ニコテック、日本ユニシスエクセリューションズ、ファナック、ファナック、フロージャパン、ブルームLMT、ブラザー工業、牧野フライス製作所、三井住友ファイナンス&リース、三井精機工業、三鷹工業所、三菱UFJリース、美濃工業、森精機製作所、モアテック、ヤマザキマザックシステムセールス、ユアサテクノ、ロフィン・バーゼルジャパン
【機電】   79社
 〔機電〕アイエイアイ、アネスト岩田、アンドソー、赤松電機製作所、旭化成商事、イノアック車輪、イマオコーポレーション、インターナショナルシステム販売、瓜生製作、MRO、オークラ輸送機、カントー、河原、キトー、共和、北川鉄工所、京都機械工具、クリーンテックス・ジャパン、ケルヒャージャパン、コベルコ・コンプレッサ、小堀鐵工、小林鉄工、三立機器、三恵ハイプレシジョン、静岡製機、シンフォニアテクノロジー、スイデン、スーパーツール、スギヤス、洲本整備機製作所、タイムケミカル、タンガロイ、DAITO、ダイフク、大昭和精機、津田駒工業、DIC、豊田化学工業、名古屋ダイヤモンド工業、ナベヤ、日機、日研工作所、日東工器、日本エアーテック、日本オートマチックマシン、ハタヤリミテッド、花園工具、花岡車輌、菱小、ピカコーポレイション、富士フイルムビジネスサプライ、フレックラム、ブラザー工業、マサダ製作所、マルヤス機械、ミツトヨ、三菱マテリアルツールズ、ヤマダコーポレーション、山金工業、ユアサプロマテック、ユキワ精工、ロジカル、ロブテックス、ワタベ産業、〔機電・金型〕アルゴファイルジャパン、クロダ、TAG、テクノマグネット、東洋アソシエイツ、東和精機、平和テクニカ、〔制御機器〕エイエスケイ、片山チエン、黒田精工、コガネイ、住友重機械工業、豊興工業、三菱電機、油研工業
【流体設備】 32社
 〔流体設備〕アサダ、イノアック住環境、MCCコーポレーション、荏原テクノサーブ、シャープエレクトロニクスマーケティング、静岡製機、タブチ、タクミナ、TOTO、トーゼン産業、東洋バルヴ、ハマネツ、東尾メック、ブリヂストンIPG、マックス、前澤化成工業、三井化学産資、森永エンジニアリング、ヤガミ、ヨシタケ、リンナイ、〔建築設備〕鎌倉製作所、サムソン、ダイキン空調東海、中部イトミック、北越工業、三菱電機冷熱機器販売、〔プラント〕愛知時計電機、アンレット、キッツ、フルタ電機、三菱樹脂
【外構ENG】 15社
 稲葉製作所、エヌビーシー、グローベン、サンポール、四国化成工業、JFE建材フェンス、積水樹脂、タカショー、田窪工業所、帝金、東洋エクステリア、ナガワ、日動工業、ピカコーポレイション、淀川製鋼所
【建築ENG】12社
 エービーシー商会、JFE機材フォーミング、セイキ販売、立川ブラインド工業、ダイケン、中部コーポレーション、東京測機製作所、ナカ工業、長谷川工業、ミヅシマ工業、森田アルミ工業、理研軽金属工業
【住宅設備】 23社
 ITS R&D、オーデリック、協立エアテック、クリナップ、サンウエーブ工業、サンポット、セコム、ダイニチ工業、ツツミ、東邦ガス、ナイキ、ナスラック、ニッタン、日本電興、日本デコラックス、ノーリツ、ハウステック、パナソニックコンシューマーマーケティング、パナソニック電工、日立コンシューマ・マーケティング、フジ医療器、フォーム断熱、ヤマハリビングテック
【R・S】  71社
 〔R・S〕アイチコーポレーション、旭ダイヤモンド工業、イーエスエス、イーグル・クランプ、エクセン、エコーレンテックス、エヌピーケイ、荏原製作所、オグラ、大阪ジャッキ製作所、大西電機工業、クボタ建機西日本、ゲート工業、河和、今野製作所、サンキョウ・トレーディング、酒井重工業、シーエーシーナレッジ、シブヤ、信和、新ダイワ工業、静岡製機、スタンダード、スチール、住友建機販売、田村総業、チルコーポレーション、鶴見製作所、テナントカンパニー、デンヨー、トーヨーコーケン、鳥居金属興業、東海ニチユ、東空販売、ナカオ、日工・日工セック・トンボ工業、日成ビルド工業、日動工業、日本クランプ、日本セイフティ、日本ダイヤモンド、日本車輌製造、ハスクバーナ・ゼノア、ハマネツ、長谷川製作所、範多機械、日立建機、ピカコーポレイション、富士ハウレン、フクダ電子、北越工業、マイゾックス、マイト工業、丸善工業、ミヤツ販売、三笠建設機械、明和製作所、ヤンマー建機販売、ユアサR&S、リョービ販売、レックスコーポレーション、〔コーナー〕R&Sオリジナルコーナー、目玉商品コーナー、〔屋外〕アピコ、エクセン、エコーレンテックス、スチール、中古コーナー、鶴見製作所、〔主催社出展〕瀧冨工業、萩原商会

中部 「産業とくらしの
グランドフェア2009」 ご挨拶
ユアサ商事中部支社長 吉村 恭一

 平素は私どもユアサ商事に対し、ひとかたならぬご愛顧を賜りまして、誠に有り難うございます。紙面をお借りいたしまして衷心より御礼を申し上げます。
 弊社はおかげさまで、今年6月25日をもって会社設立90周年を迎えることができました。これを機にステークホルダー様に対する感謝の気持ちを込めたCSR活動として「クールアースチャレンジ」を推進いたします。具体的な取組みといたしましては、環境・省エネ事業の推進を行なう弊社自身がカーボンフリー企業となるため、弊社自身が排出しておりますCO2(年間約3,500トン)の排出権を日本政府に移転いたしますほか、永年お取引いただいておりますお得意様に対し、1社当り1トンのCO2を日本政府に移転してカーボンオフセットをお手伝いさせていただきます。これに加え、展示会「グランドフェア2009」の主催社様に当社の基準で所定の排出権を提供するとともに、「グランドフェア2009」で排出されるCO2もカーボンオフセットいたします。これらの取組みを通じ、CO2削減や地球温暖化対策の一助を担ってまいりたいと考えております。引き続き当社ならびにグループ会社に対しまして、ご支援とご理解を賜わりますようお願い申し上げます。
 さて、昨今の景気の見通しは、昨年のリーマンショック以降、世界的な実体経済が持ち直しておらず、景気の後退局面が長期化し、引続き厳しい経営環境が続くものと思われます。管内の経済動向は、中部経済産業局によりますと、「低迷しているものの、生産面に持ち直しの動きがみられる」とされておりますが、主要業種の生産をみますと、国内外共に前年度から大幅な減速傾向となっております。設備投資についても大幅に減少している状況であり、回復には時間を要する見込みです。また、公共投資は持ち直しているものの、住宅投資は減少しており、個人消費も弱まっているなど、中部地域を取り巻く環境はかなり厳しい状況にあると言えます。
 このような経済情勢のもと、中部「産業とくらしの『グランドフェア』2009」を、9月4日、5日の両日、〈ポートメッセなごや〉においてご来場者目標を一万人、売上目標を百十億円と定め開催いたします。そして本年の「グランドフェア」のキャンペーンテーマを「変革-ECO・VALUE」-ビジネスは環境評価の時代へとして、出展メーカー様の多大なるご支援・ご協力のおかげさまを持ちまして、地球温暖化防止に貢献する豊富な商品群、新技術、新材料など「環境商品」の展示に一層注力し、ユーザー様のご期待に応える環境問題解決提案や新商品そしてテーマゾーンの展示を通じ、一歩先んじる情報提供の場として行ってまいります。
 また「グランドフェア開催日当日(9月4日、5日)は、それまでの販促活動集大成の場」であるとの認識のもと、営業各部署は出展メーカー様、主催社様と一致協力して事前販促活動の徹底を図り、それぞれの受注目標、ご来場者数目標の達成に向けベストを尽くす事により、最大のイベントとして、幅広くユーザー様にアピールして、商流の拡大を推し進めておるところでございます。
 展示方法につきましても今年は共通の「エコテーマゾーン」を会場中心に展示し、「環境・省エネ・省コスト」に焦点を当て、環境・省エネ機器によるCO2、エネルギー、コストの削減効果を数値で提案、環境・省エネ投資の智恵の提供、カーボンオフセットによるCO2排出ゼロの展示会を行います。
 ご来場の皆様にひと目でお分かりいただけるよう、「環境対応商品出展中」のプレートを環境対応商品出展メーカー様に掲げていただき、出展商品にもアイキャッチマークを貼り付けるなど、ビジュアル面でも工夫を凝らした展示を行います。
 これらは、時代のトレンドや市場の変化を迅速にキャッチし、新商品、新市場を開拓すべく、今後の業界の近未来を睨んだビジネスチャンスを示すものであり、グランドフェアは「商談」「情報発信」の場として、お客様の今後の事業展開のヒントをご提供できるものと考えています。常に創造へ挑戦し続ける中部「産業とくらしの『グランドフェア』2009」にご期待いただきたいと思います。

"熱田の歴史と今日"
山下隆蔵氏(山下機械会長)が講演
愛機工熱田支部青年部 合同講演会を開催

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=野田道典氏・ノダキ社長)の熱田支部(支部長=滝沢有一氏・松本商店社長)は7月29日午後6時30分より、同組合青年部(部長=森庸一氏・森哲社長)と合同で講演会を開催し、山下隆蔵氏(山下機械会長、組合前理事長)が「熱田の歴史と今日」と題して講演した。当日は、熱田支部より21社27名、青年部より19社19名の合計46名が参加した。
 冒頭、滝沢支部長は挨拶で、小浦喜一前支部長(こうら社長)の急逝に伴い支部長に就任した経緯に触れ、「残りの任期を精一杯努めます」と抱負を語った。続いて、小浦氏の長男で社長に就任した小浦正喜氏が紹介された。
 講演では、山下氏がスライドなどを用いながら、4百年前に清洲から名古屋の地に城が移った背景や、その後城を中心に栄えてきた名古屋のこと、そして名古屋城から東海道の「宮の渡し」につながる幹線道路が通る熱田地区の重要性について話した。
 また、名古屋のモノづくりの原点は、木曾の豊富な木材資源を利用した木工業であるとし、「宮大工のほとんどが名古屋におり、その技術力を背景に、明治から大正、昭和にかけては軍需産業と密接な関係となった。特に航空機の黎明期には、軽くて丈夫な材料として木で骨格が形成されており、微細な加工を得意とする宮大工の技術が重宝され発展、日本の航空機の一大生産地となっていった。それは、金属製の機体となる終戦まで続いた。戦後、航空機産業にいた人材が平和産業である自動車産業に流出し、現在の自動車産業の基礎を作った。航空機産業で用いられた手法には現在でも連綿と続けられているものもある」と語った。
 このほか、機械工具商のルーツなども披露された。
 予定を少しオーバーし、午後9時過ぎに森青年部長の閉会の辞で終了した。

ボイド管を叩き切る!
TOP「ボイド管カッター」

 トップ工業(社長=渡辺一郎氏、本社=新潟県三条市塚野目2190-5)のボイド管切断工具「ボイド管カッター」は、電気配線後のボイド管を簡単に除去できる工具として発売され、好評を得ている。
 この工具は、マンションなど短納期の中で複数の業者が施工に関わる場合にボイド管を除去する前に電気配線が行われることがあり、その際、従来手間がかかっていたボイド管除去を簡単に行うことができるもの。
 対象管長さ200ミリまでのVC―200と同300ミリまでのVC―300の2種類があり、標準価格(一箱六丁入り、一丁あたり)はそれぞれ5,960円(税込み6,258円)、6,520円(税込み6,846円)。
 また、VC―200・VC―300兼用の替刃も10枚1組1,730円(税込み1,817円)で販売されている。

新社長に
渡辺宗晃氏
三信商会

 機械工具商社の三信商会(本社=岐阜県各務原市神置町3-154)では今年7月、代表取締役社長の渡辺定男氏が代表取締役会長に就き、後任の社長に子息の宗晃氏が就任した。
 宗晃新社長は「若輩の身で微力ではありますが社業の発展に専心努力いたす所存ですので、今後とも一層のご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます」と所信を表明している。

社員のモチベーションUPや
中国の近況について情報交換
名機工同友会7月定例会を開催

 名機工同友会(会長=金原進一氏・カネキ商会社長)は7月30日午後7時より、名古屋市中区錦の東京第一ホテル錦において7月の定例会を開催した。
 冒頭の挨拶で金原会長は、自宅近くに狸の親子が住み着いており名古屋の真ん中でも生きていけるのだと感心したというエピソードなどを含め、近況について語った。
 各部報告では、事業部の吉野部長(吉野機械工具社長)が、共同購入品の代金支払方法を振込に切り換えたことへの対応の協力に感謝を示すとともに、コンベックスルールの購入希望者は事業部まで連絡するよう伝えた。
 厚生部からは、鈴木部長(マルマン商事社長)が9月4日の鵜飼の案内をし、詳細については担当の嶋崎氏(シマザキ商会社長)より、当日の集合時間・場所や段取り、注意事項などが説明された。
 報告の後は、@ストレス発散、解消法についてA社員のモチベーションアップについてB年上社員への接し方についてC近況報告をテーマに情報交換した。
 その中で、ストレス発散には趣味に打ち込むなどして一時でも緊張状態をゆるめるとよい▽社員のモチベーションアップのためには、積極的に社員とコミュニケーションをとり話を聞く、また社員から信頼されるようにすることが大切▽年上社員との接し方については、互いに尊重し合い、叱る場合は皆の前ではなく個別に話し合うことが必要などの意見が出された。また、世界に先駆けて回復している中国の近況が報告された。
 次回例会は9月4日。

信頼できる「弁」が認められ
「定流量弁、逆止弁」好評
ベン メンテナンスが容易

 ベン(東京都大田区多摩川2-2-13)では、大規模受水槽への過流量制限に最適な「定流量弁」、流体温度90℃に対応した「逆止弁CS―7N型」(写真)を相次いで発売し好評裏に拡販している。
 「定流量弁」は、ねじ込形(FD―9N型)とウェハー形(FD―10N型)の2機種があり、給水過流量制御、定水位弁過流量制御などの目的で使用され、一次側圧力変動に対しても流量が一定となるよう、自動的に通過流量を制御し、一定流量を確保する。
【特長】
 @大規模受水槽への過流量制御に最適。
 A豊富な設定流量をラインナップ。
 Bシンプル構造でメンテナンス容易。
 呼び径はFD―9N型が25、32、40、50、FD―10N型が65、80、100の各種。
 「逆止弁CS―7N型」は、各種給水システムにおいて、断水等で給水源の圧力が低下した際の逆圧や、逆サイホン現象発生時に、逆流を防止し、信頼できる安全な水道を守る。
【特長】
 @温水90℃以下まで対応可能。
 A水道法性能基準適合品を標準化。
 B製品を配管に設置した状態でメンテナンスが可能。
 C点検孔付で分解せずに逆止機能を確認可能。
 DJRG型ミキシングバルブ用の逆止弁として最適。
 呼び径は15〜50
 その他詳細については、同社名古屋営業所(名古屋市中村区本陣通・TEL052-411-5840)へ問い合わすとよい。

目標上回る来場者で賑わう
「中部みらい市」盛況
橋本総業115社・136小間で開催

 橋本総業中部支店(支店長=望月誠氏、住所=名古屋市南区戸部下2-3-49)では、7月24日・25日に名古屋市昭和区の“名古屋市吹上ホール”を会場に、「行って 見て 買って良かった2009中部みらい市」を開催し、目標を上回る来場者で終日賑わった。
 第3回目となった今回のテーマは、「進化し続けるみらい市!管工機材から環境設備機材へ」と題して、製販工と橋本総業の四位一体で「みらい市四位一体で増分を!」をスローガンに、@商品の拡大(ベストブランドをフルラインで)、A販路の拡大(新築からリフォームを、分野別をフルカバー)、B機能の強化(引き合いから施工、アフターメンテ、研修、回収までフルサービスで)を全面に打ち出し、安全・安心・低コスト・CO2削減、エコを理解し、エコで売る。エコの「商売提案」をキーワードとした、最先端の住まいの設備を展示紹介し、住まう人の立場に立った住宅設備とはどういうものか?を考えるベスト商材、サービスを通じて提案していた。
 初日の24日は、午後2時30分より関係者を集めての朝礼に引き続いてオープニングセレモニーを行い、橋本社長(写真)、愛知県環境設備団体連合会足立会長(来賓代表)、近藤TOTO名古屋支社長(出展者代表)、宇佐見取締役中部グループ長(実行委員長)の挨拶のあと、同三時のオープンに併せて来場者が詰め掛け、各出品展示小問(115五社・136小間)は来場者で埋まった。
 展示会場内は、ITゾーン、管・継手・バルブ・機材ゾーン、ガスブース、住設ブース、電化ブース、防災・安全・施工体験コーナー、エコカー(プリウス)などの商材展示ゾーンのほか、工具即売ブース、レディースコーナー、似顔絵コーナーなどを設けて来場者への便宜を図った。
 2回目となったレディースコーナーでは、縁日をテーマに浴衣姿でお迎えし、足つぼマッサージや輪投げなどで女性客の人気を集める一方、プロの似顔絵士による“似顔絵コーナー”も人気を得ていた。
 また、エコポイントでお馴染みのエコポイント対象の地デジ対応テレビ、エアコン、冷蔵庫などの家電品のほか、工具からマッサージ器具やゴルフ用品などの、みらい市特別パック商品をお買い得価格で提供した。
 その他、ポイントに応じて景品が貰える景品コーナーも終日賑わい、市価の三分の一以下の廉価でのアウトレットコーナー(便器セット、ウォシュレット、水栓類など)も来場者の注目を集めていた。

9月例会はオール電化研修会
生演奏で“暑気払い”
名古屋水栓販協会7月例会を開催

 名古屋水栓販売協会(理事長=祖父江秀雄氏・祖父江産業社長)では、7月22日午後6時より、中区錦の“ヴォイス・カリフォルニアキュージーヌ”で「7月例会」を開催し、猛暑の続く名古屋の夏を乗り切ろうと、美人ヴォーカリストの歌とジャズの生演奏を楽しみながらの暑気払いをおこなった。
 例会は、土方副理事長(東洋物産社長)の司会開会の辞に次いで、挨拶に臨んだ祖父江理事長は、出席方のお礼を述べた後、「景気は非常に悪く、先の見通しはたっておりませんが、本日は食べて、飲んで、美人のヴォーカリストの生の歌とジャズを聞きながら、日頃の欝憤を晴らして頂きたいと思います」と、挨拶を述べ、前理事長の内藤理事(三和管材社長)の乾杯音頭で宴会に移り、落ち着いた雰囲気のダイニングバーで、ジャズの生演奏を聞きながら、終始に渡り和やかに歓談に興じ、棚山副理事長(丸一商会社長)の中締めで盛宴の内にお開きとした。
 次回例会は、9月4日に名古屋市東区矢田にある三菱電機住環境システムズにおいて、“オール電化”について研修する。

生憎の天候ながらも
全行事を無事に行う
愛機工青年部 第30回キャンプの集い

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=野田道典氏・ノダキ社長)の青年部(部長=森庸一氏・森哲社長)が主催する「第30回キャンプの集い」が8月1、2の両日、岐阜県関市の板取スイス村黒谷キャンプ場で開催され、組合員の社員とその家族ら175名が参加した。
 当日は、午後1時から受付を開始。雨天にもかかわらず,一件のキャンセルもなく用意された40棟のバンガローはすべてうめつくされた。
 降り続いた強い雨も小降りとなり、午後4時からは入村式が行われ、実行委員長の加藤氏(センサスヤマモト)の司会進行のもと、青年部を代表して多々良統括幹事長(ダイドー)が「本日は総勢175名の方に青年部キャンプの集いにお集まりいただきありがとうございます。このキャンプも今年で30回目を迎えます。今年は天候が不順で川も増水しており危険ですので、事故のないように気を付けてください。また、大勢の方の参加ですので、周りの方に迷惑をかけることなく、2日間楽しんでいただきたいと存じます」と挨拶。元気の良い「エイエイオー」の掛け声でスタートした。
 毎年恒例となっている川原での魚のつかみ取りは、増水のため同キャンプ場に設けられた池に場所を移して、子供だけで行うことに。子供らは、歓声を上げながら元気に泳ぎ回るアユを追いかけて捕まえ、喜んでいた。
 その後、各々夕食の準備に取りかかり、取ったアユをバーベキューにしたり定番のカレーを作ったりと、野外での食事を楽しんだ。
 午後7時30分よりキャンプファイヤーの点火式を合図に、火の灯りのもと、先ごろ発売された人気ゲームソフトなどが当たるビンゴ大会やすいか割り、菓子すくいなど、部員らが趣向を凝らしたイベントが催され、参加者らは思い思いにキャンプの夜を満喫していた。時折強く降る雨の中、青年部員の熱意が天に通じたのか、予定されていた一連のイベントはすべて行うことができた。
 翌日は午前八時より、昨年から取り組んでいる「愛eco青年部」活動の一環として、キャンプ場を清掃し資源ゴミの分別作業を行う予定であったが、夜半から未明にかけて再び豪雨に見舞われたため一斉のエコ活動を中止し、各自でバンガローの周りを片付け、三々五々家路に就いた。

野田典嗣氏 華燭の典
ノダキ社長長男

 産業機械、各種工具・部品の専門商社ノダキ(本社=名古屋市西区)の野田道典社長の長男、典嗣氏は7月19日、名古屋市中区丸の内のTHE KAWABUN NAGOYA(ザ・カワブン・ナゴヤ)において永江古都さんと挙式、披露宴を行った。
 結婚式は、同会場のチャペルで午後二時より、親族、友人らに見守られながら厳かに執り行われた。
 新郎の典嗣氏は1981年4月22日生まれ。愛知学院大学を卒業後、住友電気工業の北海道住電精密で修業し、現在はノダキで活躍中。1983年2月7日生まれの新婦、古都さんと大学時代から育んできた愛を実らせた。
 午後2時45分から開かれた披露宴では、新郎新婦が2人で選曲した軽快な曲に合わせて入場。
 主賓の倉阪住友電気工業常務は祝辞で、ノダキと住友電工との長い付き合いについて紹介した上で、同氏が北海道住電精密の社長を務めていた時に典嗣氏がちょうどそこに在籍していた関係から、典嗣氏がノダキの後を継ぐという大きな決断をした際のエピソードを披露した。
 新婦の叔父からは、祝いの言葉に続いて、今年4月に新婦の父親である順氏が病に倒れ、古都さんはじめ家族の献身的な看病と本人の努力により、本日出席することができたと話された。
 松林住友電気工業営業部長の発声で乾杯。
 祝宴は、新郎の音楽仲間の歌とギター演奏などで大いに盛り上がり、両親への感謝の手紙、花束贈呈で感動の最高潮へ。
 野田社長より両家を代表して礼が述べられ、最後に典嗣氏の「まだまだ皆様にご迷惑をおかけすることがあろうかと存じますが、2人協力し合い、楽しい家庭を築いていきたいと思っております」との決意を込めた挨拶でお開きとなった。